[0014]添付の図面を参照しながら、新規のシステム、装置、コンピュータプログラム製品、および方法の様々な態様について以下でより詳細に説明する。ただし、本開示は、多くの異なる形態で実施され得、本開示全体にわたって提示する任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本発明の他の態様と組み合わせられるにせよ、本明細書で開示する新規のシステム、装置、コンピュータプログラム製品、および方法のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載される態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本発明の範囲は、本明細書に記載される本発明の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーするものとする。本明細書で開示する任意の態様が請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
[0015]本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内に入る。好適な態様のいくつかの利益および利点が説明されるが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、それらのうちのいくつかを例として、図において、および好適な態様についての以下の説明において示す。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。
[0016]普及しているワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのWLANを含み得る。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを採用して、近隣のデバイスを互いに相互接続するために使用され得る。本明細書で説明する様々な態様は、ワイヤレスプロトコルなど、任意の通信規格に適用され得る。
[0017]いくつかの態様では、ワイヤレス信号は、直交周波数分割多重(OFDM)、直接シーケンススペクトラム拡散(DSSS:direct-sequence spread spectrum)通信、OFDMとDSSS通信との組合せ、または他の方式を使用して、802.11プロトコルに従って送信され得る。802.11プロトコルの実装形態は、センサー、メータリング、およびスマートグリッドネットワークのために使用され得る。有利には、802.11プロトコルを実装するいくつかのデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスよりも少ない電力を消費し得、および/または比較的長い距離、たとえば約1キロメートル以上にわたってワイヤレス信号を送信するために使用され得る。
[0018]いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント(AP)および(局または「STA」とも呼ばれる)クライアントがあり得る。概して、APがWLANのためのハブまたは基地局として働き得、STAがWLANのユーザとして働く。たとえば、STAはラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイルフォンなどであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的接続性を取得するためにWi−Fi(登録商標)(たとえば、IEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはまたAPとしても使用され得る。
[0019]アクセスポイントはまた、ノードB、無線ネットワークコントローラ(RNC)、eノードB、基地局コントローラ(BSC)、基地トランシーバ局(BTS)、基地局(BS)、トランシーバ機能(TF)、無線ルータ、無線トランシーバ、接続ポイント、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。
[0020]局はまた、アクセス端末(AT)、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、局は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラーフォンまたはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、ゲームデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
[0021]一態様では、ワイドエリアWLAN(たとえば、Wi−Fi)接続性のために、MIMO方式が使用され得る。MIMOは、マルチパスと呼ばれる電波特性を活用する。マルチパスでは、送信されたデータは、物体(たとえば、壁、ドア、家具)に当たって跳ね返り、異なるルートを通って、および異なる時間に、複数回受信アンテナに到達し得る。MIMOを採用するWLANデバイスが、データストリームを、空間ストリーム(またはマルチストリーム)と呼ばれる複数の部分に分割し、各空間ストリームを、別個のアンテナを通して受信WLANデバイス上の対応するアンテナに送信する。
[0022]「関連付ける」または「関連付け」という用語、あるいはそれらの任意の変形態は、本開示のコンテキスト内で可能な最も広い意味を与えられるべきである。例として、第1の装置が第2の装置との関連付けを行う(a first apparatus associates with a second apparatus)ときには、2つの装置が直接関連付けられ得るか、または中間装置が存在し得ることを理解されたい。簡潔のために、2つの装置間の関連付けを確立するためのプロセスについて、装置のうちの1つによる「関連付け要求」と、後続の、他の装置による「関連付け応答」とを必要とする、ハンドシェイクプロトコルを使用して説明する。ハンドシェイクプロトコルが、一例として、認証を行うためのシグナリングなど、他のシグナリングを必要とし得ることが、当業者には理解されよう。
[0023]本明細書における「第1」、「第2」などの名称を使用した要素への言及は、それらの要素の数量または順序を概括的に限定するものでない。むしろ、これらの名称は、本明細書において2つ以上の要素間またはある要素のインスタンス関を区別する便利な方法として使用される。したがって、第1の要素および第2の要素への言及は、2つの要素のみが採用され得ること、または第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。さらに、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指すフレーズは、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」は、A、またはB、またはC、あるいはそれらの任意の組合せ(たとえば、A−B、A−C、B−C、およびA−B−C)を包含するものとする。
[0024]上記で説明したように、本明細書で説明するいくつかのデバイスは、たとえば、802.11規格を実装し得る。そのようなデバイスは、STAとして使用されるのか、APとして使用されるのか、他のデバイスとして使用されるのかにかかわらず、スマートメータリングのためにまたはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサー適用例を与えるか、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりにまたは追加として、ヘルスケアコンテキストにおいて、たとえばパーソナルヘルスケアのために使用され得る。それらのデバイスはまた、(たとえば、ホットスポットとともに使用する)拡張された範囲のインターネット接続性を可能にするために、またはマシンツーマシン通信を実装するために、監視のために使用され得る。
[0025]図1に、本開示の態様が採用され得る、例示的なワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格、たとえば802.11規格に従って動作し得る。ワイヤレス通信システム100は、STA(たとえば、STA112、114、116、および118)と通信するAP104を含み得る。
[0026]様々なプロセスおよび方法は、AP104とSTAとの間の、ワイヤレス通信システム100における送信のために使用され得る。たとえば、信号は、OFDM/OFDMA技法に従って、AP104とSTAとの間で送信および受信され得る。そうである場合、ワイヤレス通信システム100はOFDM/OFDMAシステムと呼ばれることがある。代替的に、信号は、CDMA技法に従って、AP104とSTAとの間で送信および受信され得る。そうである場合、ワイヤレス通信システム100はCDMAシステムと呼ばれることがある。
[0027]AP104からSTAのうちの1つまたは複数への送信を可能にする通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、STAのうちの1つまたは複数からAP104への送信を可能にする通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれることがある。代替的に、ダウンリンク108は順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれることがあり、アップリンク110は逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれることがある。いくつかの態様では、DL通信は、ユニキャストまたはマルチキャストトラフィック指示を含み得る。
[0028]AP104は、いくつかの態様では、AP104が、著しいアナログデジタル変換(ADC)クリッピング雑音を引き起こすことなしに、同時に2つ以上のチャネル上でUL通信を受信し得るように、隣接チャネル干渉(ACI:adjacent channel interference)を抑制し得る。AP104は、たとえば、各チャネルについて別々の有限インパルス応答(FIR:finite impulse response)フィルタを有することによって、または増大されたビット幅をもつより長いADCバックオフ期間を有することによって、ACIの抑制を改善し得る。
[0029]AP104は、基地局として働き、基本サービスエリア(BSA)102においてワイヤレス通信カバレージを与え得る。BSA(たとえば、BSA102)は、AP(たとえば、AP104)のカバレージエリアである。AP104は、AP104に関連付けられた、通信のためにAP104を使用するSTAとともに、基本サービスセット(BSS)と呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、中央AP(たとえば、AP104)を有しないことがあり、むしろ、STA間のピアツーピアネットワークとして機能し得ることに留意されたい。したがって、本明細書で説明するAP104の機能は、STAのうちの1つまたは複数によって代替的に実行され得る。
[0030]AP104は、ダウンリンク108などの通信リンクを介して、ワイヤレス通信システム100の他のノード(STA)にビーコン信号(または単に「ビーコン」)を、1つまたは複数のチャネル(たとえば、各チャネルが周波数帯域幅を含む、複数の狭帯域チャネル)上で送信し得、それは、他のノード(STA)がそれらのタイミングをAP104と同期させるのを助け得るか、あるいは他の情報または機能を与え得る。そのようなビーコンは周期的に送信され得る。一態様では、連続送信間の期間はスーパーフレームと呼ばれることがある。ビーコンの送信は、いくつかのグループまたは間隔に分割され得る。一態様では、ビーコンは、限定はしないが、共通クロックを設定するためのタイムスタンプ情報、ピアツーピアネットワーク識別子、デバイス識別子、能力情報、スーパーフレーム持続時間、送信方向情報、受信方向情報、ネイバーリスト、および/または拡張ネイバーリストなどの情報を含み得、それらのうちのいくつかについて以下でさらに詳細に説明する。したがって、ビーコンは、いくつかのデバイスの間で共通である(たとえば、共有される)とともに所与のデバイスに固有である、情報を含み得る。
[0031]いくつかの態様では、STA(たとえば、STA114)は、AP104に通信を送るために、および/またはAP104から通信を受信するために、AP104と関連付けることを必要とされ得る。一態様では、関連付けるための情報が、AP104によってブロードキャストされるビーコン中に含まれる。そのようなビーコンを受信するために、STA114は、たとえば、カバレージ領域にわたって広カバレージ探索を実行し得る。また、探索は、STA114によって、たとえば、灯台方式でカバレージ領域を掃引することによって実行され得る。関連付けるための情報を受信した後に、STA114は、関連付けプローブまたは要求などの基準信号をAP104に送信し得る。いくつかの態様では、AP104は、たとえば、インターネットまたは公衆交換電話網(PSTN:public switched telephone network)などのより大きいネットワークと通信するために、バックホールサービスを使用し得る。
[0032]一態様では、AP104は、様々な機能を実行するための1つまたは複数の構成要素を含み得る。たとえば、AP104は、第1のシンボルタイプの第1のシンボル中で1つまたは複数のSTA(たとえば、STA114)にユーザデータを送信するように構成されたトーンプラン構成要素124を含み得る。第1のシンボルタイプは、第1のシンボル持続時間と、第1の周波数帯域幅と、第1のトーンプランとを有し得、第1のトーンプランは、第1の有効な開始トーンインデックスと、第1の有効な終了トーンインデックスと、DCトーンの第1のセットとを含み得る。トーンプラン構成要素124は、第2のシンボルタイプの第2のシンボル中でLTFを送信するように構成され得る。第2のシンボルタイプは、第2のシンボル持続時間と、第2の周波数帯域幅と、第2のトーンプランとを有し得、第2のトーンプランは、第2の有効な開始トーンインデックスと、第2の有効な終了トーンインデックスと、DCトーンの第2のセットとを有し得る。
[0033]別の態様では、STA114は、様々な機能を実行するための1つまたは複数の構成要素を含み得る。たとえば、STA114は、第1のシンボルタイプの第1のシンボル中で1つまたは複数のAP(たとえば、AP104)にユーザデータを送信するように構成されたトーンプラン構成要素126を含み得る。第1のシンボルタイプは、第1のシンボル持続時間と、第1の周波数帯域幅と、第1のトーンプランとを有し得る。第1のトーンプランは、第1の有効な開始トーンインデックスと、第1の有効な終了トーンインデックスと、DCトーンの第1のセットとを有し得る。トーンプラン構成要素126は、第2のシンボルタイプの第2のシンボル中でLTFを送信するように構成され得る。第2のシンボルタイプは、第2のシンボル持続時間と、第2の周波数帯域幅と、第2のトーンプランとを有し、第2のトーンプランは、第2の有効な開始トーンインデックスと、第2の有効な終了トーンインデックスと、DCトーンの第2のセットとを有し得る。
[0034]Wi−Fiネットワークでは、情報の中でも、ユーザデータ、およびチャネル推定のために使用されるデータ/情報が、複数のシンボル(たとえば、OFDMシンボル)を含むフレーム中で送信され得る。ユーザデータはデータシンボル中で送信され得、チャネル推定のために使用される情報はロングトレーニングフィールド(LTF:long training field)シンボル中で送信され得る。各シンボルは、情報がその上で送信され得るいくつかのトーン(または周波数)を含み得る。シンボルはまた、シンボル持続時間(たとえば1x、2x、4xシンボル持続時間または1xシンボル持続時間の別の倍数)を有する。より長いシンボル持続時間(たとえば、12.8μsの4xシンボル持続時間)をもつシンボルが、より多くのトーンとより長い持続時間とを有し得、より短いシンボル持続時間(たとえば3.2μsの1xシンボル持続時間)をもつシンボルが、より少ないトーンとより短い持続時間とを有し得る。たとえば、4xシンボル持続時間をもつ第1のシンボルでは、第1のシンボルは、1xシンボル持続時間をもつ第2のシンボルよりも時間的に4倍長くなり得る。第1のシンボルは、1xシンボル持続時間をもつ第2のシンボルの4倍のトーンを有し得る。第1のシンボルは、1xシンボル持続時間をもつ第2のシンボルと比較して、トーン間隔の1/4を有し得る。ネットワークが、LTFシンボルとデータシンボルとの中で、4xシンボル持続時間をもつシンボルを利用するフレームを送信する場合、LTFシンボルに関するオーバーヘッドは非常に大きくなり得る。これは、特に、マルチストリームと、短〜中間の物理レイヤコンバージェンスプロトコル(PLCP:Physical Layer Convergence Protocol)プロトコルデータユニット(PPDU:PLCP Protocol Data Unit)サイズとについて当てはまり得る。また、より長いシンボル持続時間は、所与の残差キャリア周波数オフセット(CFO:carrier frequency offset)をもつアップリンクマルチユーザMIMOにおいてより大きい位相ドリフトを生じ得る。したがって、より長いシンボル持続時間(たとえば、4xシンボル持続時間)をもつLTFシンボルを利用するワイヤレスネットワークにおいてLTFシンボルオーバーヘッドを低減する必要がある。
[0035]図2は、ワイヤレスネットワーク(たとえば、Wi−Fiネットワーク)とトーンプランとの図200である。図200は、サービスエリア214内でブロードキャスト/送信するAP202を示している。STA206、208、210、212が、AP202のサービスエリア214内にある(4つのSTAのみが図2に示されているが、より多いまたはより少ないSTAがサービスエリア214内にあり得る)。
[0036]AP202は、1つまたは複数のフレーム中で1つまたは複数のSTA(たとえば、STA206、208、210、212)にシンボル(たとえば、データシンボルまたはLTFシンボル)204を送信し得、その逆も同様である。フレーム250はプリアンブル260とデータシンボル268とを含み得る。プリアンブル260は、フレーム250を送信するための変調方式と、送信レートと、時間の長さとを識別する情報をもつフレーム250のヘッダと見なされ得る。プリアンブル260は、信号(SIG)フィールド262と、ショートトレーニングフィールド(STF:short training field)264と、1つまたは複数のロングトレーニングフィールド(LTF)シンボル266(たとえば、LTF1、LTF2、...、LTFN)とを含み得る。LTFシンボル266中の各シンボルはLTFの少なくとも一部を含み得る。SIGフィールド262は、レートおよび長さ情報を転送するために使用され得る。STF264は、マルチ送信およびマルチ受信システムにおける自動利得制御(AGC:automatic gain control)を改善するために使用され得る。たとえば、受信信号が弱いとき、受信デバイスにおけるAGCアルゴリズムは、受信信号を許容できる信号対雑音比にさせるために、受信デバイスにおける利得段をブーストし得る。LTFシンボル266は、チャネル推定を実行するために受信機(たとえば、STA206)のために必要とされる情報を与えるために使用され得る。LTFシンボルの数は、異なるSTAからの時空間ストリームの数に等しいかまたはそれよりも大きくなり得る。たとえば、4つのSTAがある場合、4つのLTFシンボル(すなわちLTF1、LTF2、LTF3、LTF4)があり得る。データシンボル268は、たとえば、STA206とAP202との間で通信されるべきユーザデータを含んでいることがある。
[0037]一態様では、LTFシンボル266(およびデータシンボル268)は、どのトーンがガードトーン、データトーン、パイロットトーン、およびDCトーンであるかを示すトーンプランを有し得る。たとえば、トーンプラン270は、1xシンボル持続時間をもつ20メガヘルツ(MHz)シンボルのためのトーンプランの一例であり、20MHzはシンボルの周波数帯域幅を指す。トーンプラン270は、−32〜31または[−32:31]のトーンインデックス範囲内に位置する64個のトーンを有する。しかしながら、図2に示されているように、すべてのトーンインデックスが図示されているとは限らない。図示されていないトーンインデックス[−32:29]および[29:31]はガードトーンであり、ガードトーンは、ゼロ振幅を有し得るトーンであり、異なるシンボルからのトーンが互いに妨害する(bleeding together)可能性を低減するために、隣接送信/シンボルからのアイソレーション(isolation)またはシステム分離を行うために使用される。この例においてトーンインデックス0に位置するDCトーンが、ゼロ振幅を有するか、または電力を有しないことがあり、AGCセットアップのために使用され得る。一態様では、DCトーンは情報を搬送しないことがある。別の態様では、DCトーンは、送信デバイスの無線周波数(RF)中心周波数の位置を特定するために使用され得る。この例は、トーンインデックス0において1つのDCトーンを示しているが、追加のDCトーンが使用され得る(たとえば、3つのDCトーンがトーンインデックス−1、0、および1に位置し得る)。この例では、残りのトーンインデックス[−28:−1]および[1:28]が、(たとえば、チャネル推定のための)データと(たとえば、位相ドリフト補正のための)パイロット信号とを送信するために使用され得る使用可能な(または有用な)トーンを含んでいる。トーンプラン270では、データ272が、たとえば、トーンインデックス−28、−27、−26、−10、−5、5、10、26、27、および28上で送信され得る。位相ドリフト補正のためのパイロット信号274が、たとえば、トーンインデックス−21上で送信され得る。(図2中の垂直矢印によって示される)追加のパイロット信号が、トーンインデックス−7、7、および21上で送信され得る。データまたはパイロット信号がその上で送信され得る、ガードトーンの後の、第1の有効なトーンが、トーンインデックス−28上に位置するので、このトーンインデックスは、有効な開始トーンインデックスとして知られ得る。同様に、トーンインデックス28は、ガードトーンのために予約される、トーンインデックス[29:31]に達する前に、データまたはパイロット信号がその上で送信され得る最後の有効なトーンであるので、トーンインデックス28は、有効な終了トーンインデックスとして知られ得る。要するに、トーンプラン270は、[−28:−1]および[1:28]のトーンインデックス範囲内の使用可能なトーンを有する。DCトーンはトーンインデックス0に位置し得、非DCトーンは、ガードトーンと、(データを送信するためのデータトーンとパイロット信号を送信するためのパイロットトーンとを含み得る)使用可能なトーンとを含み得る。
[0038]再び図2を参照すると、LTFシンボル266(たとえば、LTF1)は、トーンプラン270から明らかなように1xシンボル持続時間を有するが、いくつかのワイヤレスネットワークは、4xシンボル持続時間をもつシンボルを使用し得る。4xシンボル持続時間をもつシンボルは合計256個のトーンを有し得、それらのうちの242個のトーンは、使用可能なまたは有効なトーンであり得る(ガードトーンとDCトーンとを除く)。たとえば、4xシンボル持続時間をもつシンボルは、[−122:−2]および[2:122]のトーンインデックス範囲内の使用可能なトーンを有し得る。一構成では、3つのDCトーンがトーンインデックス[−1:1]上に位置し得、ガードトーンがトーンインデックス[−128:−123]および[123:127]上に位置し得る。しかしながら、ワイヤレスネットワークが、LTFシンボル(たとえば、LTFシンボル266)とデータシンボル(たとえば、データシンボル268))の両方について4xシンボル持続時間をもつシンボルを使用するとき、オーバーヘッドは、前に説明したように大きくなり得る。また、より長いシンボル長が位相ドリフトを増加させる。
[0039]4xシンボル持続時間をもつシンボルを使用するネットワークにおけるLTFシンボルオーバーヘッドを低減するために、2つの手法が以下で別々に説明され得る。第1の手法では、ワイヤレスネットワークにおけるデバイスは、4xシンボル持続時間をもつLTFシンボルを使用することを続け得るが、LTFシンボル内のトーンは、グループ数(Ng)に従ってグループ化され、STAの間で共有され得る。たとえば、グループ数が2であり(Ng=2)、2つのSTA206、208がある場合、各STAは1つおきのトーン(every other tone)を使用し得る。この例では、STA206は偶数トーン上で送信し得、STA208は奇数トーン上で送信し得る。AP202が、受信されたLTFシンボル266(たとえば、LTF1)上でSTA206、208のためのチャネル推定を実行するとき、AP202は、STA206のために奇数トーンのための補間を実行し、STA208のために偶数トーンのための補間を実行し得る。同様に、グループ数が4であり(Ng=4)、4つのSTA206、208、210、212がある場合、各STAは、LTFシンボル266中で第4のトーンごと(on every fourth tone)に送信し得る。Ng=2の場合と同様に、Ng=4であるとき、補間は、サンプリングされていないトーンのチャネル推定値を再構成するために受信機(たとえば、AP202)によって使用され得る。別の態様では、トーングループ化(Ng)がSTA(またはユーザまたはストリーム)の数よりも大きく、たとえば、Ng=4であり、STAの数が3であるとき、使用されているトーン上のトーンごとの電力は、LTFシンボル上の総送信電力が、すべての使用可能なトーンがポピュレートされているLTFシンボル上と同じままであるように、スケールアップされる。送信電力に関するスケーリング係数はストリームまたはSTAの数の関数である。また別の態様では、Ng=4であるが、1つのストリームのみがあるか、または1人のユーザのみがいる場合、これは、(ポピュレートされていないトーンがない)Ng=1の場合の1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルを送信することと等価である。同様に、2人のユーザ(またはSTA)がいる場合、これは、2xシンボル持続時間をもつLTFシンボルを送信することと等価であり、浪費されたトーンがないNg=2である。
[0040]第2の手法では、LTFシンボル内でのトーングループ化を使用する代わりに、LTFシンボル持続時間が短縮され得る。たとえば、LTFシンボル266のために4xシンボル持続時間を使用する代わりに、1xまたは2xシンボル持続時間が、4xシンボル持続時間をもつシンボルを表すために使用され得る。一態様では、4xシンボル持続時間をもつLTFシンボル中の情報は、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルに圧縮され得る。しかしながら、短縮されたLTFシンボル持続時間を使用するとき、2つの問題が生じ得る。第1の問題は、エッジトーン上でのチャネル推定のための外挿課題に関する。たとえば、1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルが、64個の合計トーンのうちの56個の使用可能なトーンを有する。4xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルが、256個の合計トーンのうちの242個の使用可能なトーンを有する。242個の使用可能なトーンは、事実上、4×60.5個のトーンである。実際に、1xシンボル持続時間をもつシンボルのためのトーンプランを変更することなしに、シンボルは、4の圧縮係数またはグループ化数)を仮定すると、4xシンボル持続時間をもつシンボルを表すために60.5個の使用可能なトーンを必要とすることになる。しかしながら、1xシンボル持続時間をもつ20MHzシンボルが56個の使用可能なトーンのみを有するので、エッジトーン中の平均4.5個のトーンが失われることになる。失われたトーンの数を仮定すれば、チャネル補間が使用されないことがある。チャネル外挿が使用され得るが、チャネル外挿は、より多くの誤差をもたらし、性能を劣化させることになる。
[0041]短縮されたシンボル持続時間をもつLTFシンボルを使用するときの第2の問題が、4xシンボル持続時間をもつシンボル中のDCトーンの周りのチャネル推定に関する。たとえば、4xシンボル持続時間をもつ80MHzシンボルが3〜7つのDCトーンを有し得る。4xシンボル持続時間をもつシンボル中のトーンインデックス−4および+4上のチャネル推定値を、1xシンボル持続時間をもつシンボル上にマッピングするために、1つの方法は、トーンインデックス−4および+4におけるそれらのトーンを、1xシンボル持続時間をもつシンボル(たとえば、LTFシンボル)上のトーンインデックス−1および+1上にポピュレートすることである。しかしながら、これは、インデックス0において1つのDCトーンのみを残すことになる。いくつかの事例では、1xシンボル持続時間をもつ80MHzシンボルが、約3つのDCトーンの対応する幅を有するノッチフィルタをもつ3つのDCトーンを必要とするトーンプランを有する。したがって、ノッチフィルタがサンプリングレートのみに依存すると仮定すると、同じノッチフィルタ(たとえば、3トーン幅をもつ同じノッチフィルタ)が使用される場合、1xシンボル持続時間における受信されたLTFシンボルは、ノッチフィルタ処理によってカットオフされたインデックス−1および+1に位置するトーンを有し、それにより、それらのトーンがチャネル推定のために使用されるのを防ぎ得る。以下の図は、LTFシンボルオーバーヘッドを低減し、上述の問題を克服する、変更されたトーンプランについて説明する。
[0042]図3A〜図3Cは、LTF圧縮のためのトーンプラン/インデックスの例示的な図300、330、360である。エッジトーンチャネル推定問題を解決するために、図3Aは、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルのための変更されたトーンプラン(行2〜行3)、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルのための対称的な変更されたトーンプラン(行4〜行5)、または2xシンボル持続時間をもつLTFシンボルのための変更されたトーンプラン(行6〜行7)を導出するために使用される4xシンボル持続時間をもつ既存のLTFシンボル(行1)を示している。DCトーンの周りのチャネル推定に関する第2の問題を解決するために、図3Aは2つのオプションを提供する。(たとえば、行2中の)DCオプション1は、(たとえば、現在のIEEE802.11ac製品において使用される)既存のノッチフィルタが、1xシンボル持続時間をもつ変更されたLTFシンボルのために使用されると仮定する。その場合、各対応する周波数帯域幅における1xシンボル持続時間をもつ既存のLTFシンボルのためのトーンプランの場合のように、行2中のLTFシンボルのための変更されたトーンプラン中で、同数のDCトーンが予約され得る。対照的に、DCオプション2(たとえば、行3)は、1つのDCトーンのみが、1xシンボル持続時間をもつ変更されたLTFシンボルのトーンプラン中で必要とされるように、(802.11ac製品において使用されるノッチフィルタと比較して)よりシャープであり、より狭いノッチをもつ、新しいノッチフィルタが使用され得ると仮定する。これは、行4〜7について同様に当てはまる。
[0043]図3Aを参照すると、ワイヤレスネットワーク(たとえば、図1、図2中のワイヤレスネットワーク)が4xシンボル持続時間をもつシンボルを使用すると仮定すると、図の行1は、20MHzシンボル、40MHzシンボル、および80MHzシンボルのための使用可能なトーンインデックスを示している。たとえば、4xシンボル持続時間をもつ20MHzシンボルが、[−122:−2]および[2:122]のトーンインデックス範囲にわたる使用可能なトーンを有する。この例では、有効な開始トーンインデックスは−122であり、有効な終了トーンインデックスは122である。ガードトーンはトーンインデックス[−128:−123]および[123:127]に位置する。DCトーンはトーンインデックス[−1:1]に位置する。別の例では、4xシンボル持続時間をもつ40MHzシンボルが、[−250:−130]、[−126:−6]、[6:126]、および[130:250]のトーンインデックス範囲にわたる使用可能なトーンを有する。この例では、有効な開始トーンインデックスは−250であり、有効な終了トーンインデックスは250である。別の例では、4xシンボル持続時間をもつ80MHzシンボルが、[−506:−4]および[4:506]のトーンインデックス範囲にわたる使用可能なトーンを有する。この例では、有効な開始トーンインデックスは−506であり、有効な終了トーンインデックスは506である。行1中の4xシンボル持続時間をもつシンボルを、1xシンボル持続時間をもつシンボルに圧縮するために、1xシンボル持続時間と変更されたトーンプランとをもつ、20MHzシンボルのための有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスは、4で除算された行1中のシンボルのための有効な開始および終了トーンインデックスの床(および/または天井)の関数であり得る。一例では、行1に示されているように、4xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルの場合、使用可能なトーンは[−122:−2]と[2:122]とである。LTF圧縮の場合、1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボル中の有効な開始トーンインデックスは、floor(−122/4)の結果であり得、それは−31に等しい。同様に、1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボル中の有効な終了トーンインデックスは、floor(122/4)の結果であり得、それは、30に等しい。したがって、行2および行3中の1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルは両方とも、それぞれ、−31および30の有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスをもつトーンプランを有する。トーンプランのための残りの決定はDCトーンの数である。DCオプション1、行2では、仮定は、(たとえば、802.11ac製品において使用される)既存のノッチフィルタが使用され、したがって、DCトーンの数が、トーンカットオフを防ぐために、様々な周波数帯域幅における1xシンボル持続時間を有するシンボルのためのトーンプランに対応するというものである。DCオプション1では、1xシンボル持続時間をもつ20MHzシンボルのための(たとえば、IEEE802.11acにおける)既存のトーンプランは、1つのDCトーンを必要とする。したがって、DCトーンのためにトーンインデックス0が予約され得る。DCオプション2、行3では、より狭いノッチフィルタ、したがって、1つのDCトーンのみが必要とされると仮定する。したがって、1つのDCトーンのためにトーンインデックス0が予約され得る。要するに、1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランのための使用可能なトーンインデックスは、DCオプション1(行2)とDCオプション2(行3)の両方のための[−31:−1]および[1:30]の使用可能なトーンインデックスを有し得る。
[0044]別の例では、行1に示されているように、4xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルの場合、使用可能なトーンは、[−250:−130]と、[−126:−6]と、[6:126]と、[130:250]とである。LTF圧縮の場合、1xシンボル持続時間と変更されたトーンプランとをもつ、40MHz LTFシンボル中の有効な開始トーンインデックスは、floor(−250/4)の結果であり得、それは−63に等しい。同様に、1xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボル中の有効な終了トーンインデックスは、floor(250/4)の結果であり得、それは62に等しい。図3Aを参照すると、行2および行3中の1xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルは両方とも、それぞれ、−63および62の有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスを有する。残りの決定はDCトーンの数である。DCオプション1、行2では、仮定は、既存のノッチフィルタが使用され、したがって、DCトーンの数が、様々な周波数帯域幅における1xシンボル持続時間をもつシンボルのための既存のトーンプランに対応するというものである。DCオプション1、行2では、1xシンボル持続時間をもつ40MHzシンボルのための既存のトーンプランは、3つのDCトーンを必要とする。したがって、DCトーンのために、トーンインデックス−1、0、および1が予約され得る。DCオプション2、行3では、より狭いノッチフィルタが使用され得、したがって、1つのDCトーンのみが必要とされると仮定する。したがって、DCトーンのためにトーンインデックス0が予約され得る。要するに、1xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランのための使用可能なトーンインデックスは、DCオプション1(行2)のための[−63:−2]および[2:62]の使用可能なトーンインデックスと、DCオプション2(行3)のための[−63:−1]および[1:62]の使用可能なトーンインデックスとを有し得る。
[0045]また別の例では、行1に示されているように、4xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルの場合、使用可能なトーンは[−506:−4]と[4:506]とである。LTF圧縮の場合、1xシンボル持続時間と変更されたトーンプランとをもつ、80MHz LTFシンボル中の有効な開始トーンインデックスは、floor(−506/4)の結果であり得、それは−127に等しい。同様に、1xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボル中の有効な終了トーンインデックスは、floor(506/4)の結果であり得、それは126に等しい。図3Aを参照すると、行2および行3中の1xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランは両方とも、それぞれ、−127および126の有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスを有する。残りの決定はDCトーンの数である。DCオプション1、行2では、仮定は、既存のノッチフィルタが使用され、したがって、DCトーンの数が、様々な周波数帯域幅における1xシンボル持続時間を有するシンボルのためのトーンプランに対応するというものである。DCオプション1では、1xシンボル持続時間をもつ80MHzシンボルは、(たとえば、IEEE802.11acにおいて)3つのDCトーンを必要とする。したがって、DCトーンのために、トーンインデックス−1、0、および1が予約され得る。DCオプション2、行3では、より狭いノッチフィルタが使用され得、したがって、1つのDCトーンのみが必要とされると仮定する。したがって、DCトーンのためにトーンインデックス0が予約され得る。要するに、1xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランのための使用可能なトーンインデックスは、DCオプション1(行2)のための[−127:−2]および[2:126]の使用可能なトーンインデックスと、DCオプション2(行3)のための[−127:−1]および[1:126]の使用可能なトーンインデックスとを有し得る。
[0046]図3Aの行2および行3において説明した例では、有効な開始トーンインデックスと有効な終了トーンインデックスとは非対称であった。すなわち、たとえば、DCオプション1中の1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルの場合、有効な開始トーンインデックスは−31であり、有効な終了トーンインデックスは30である。別の態様では、1xシンボル持続時間をもつシンボルのための変更されたトーンプランの有効な開始トーンインデックスと有効な終了トーンインデックスとは対称であり得る。たとえば、再び行1を参照すると、4xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルの場合、使用可能なトーンは[−122:−2]と[2:122]とである。LTF圧縮の場合、1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボル中の有効な開始トーンインデックスは、ceiling(−122/4)の結果であり得、それは−30に等しい。1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボル中の有効な終了トーンインデックスは、floor(122/4)の結果であり得、それは30に等しい。したがって、行4および行5中の1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルは両方とも、それぞれ、−30および30の有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスをもつトーンプランを有する。トーンプランのための残りの決定はDCトーンの数である。DCオプション1、行4では、仮定は、(たとえば、802.11ac製品において使用される)既存のノッチフィルタが使用され、したがって、DCトーンの数が、トーンカットオフを防ぐために、様々な周波数帯域幅における1xシンボル持続時間を有するシンボルのためのトーンプランに対応するというものである。DCオプション1では、1xシンボル持続時間をもつ20MHzシンボルのための(たとえば、IEEE802.11acにおける)既存のトーンプランは、1つのDCトーンを必要とする。したがって、DCトーンのためにトーンインデックス0が予約され得る。DCオプション2、行5では、より狭いノッチフィルタ、したがって、1つのDCトーンのみが必要とされると仮定する。したがって、1つのDCトーンのためにトーンインデックス0が予約され得る。要するに、1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランのための使用可能なトーンインデックスは、DCオプション1(行4)とDCオプション2(行5)の両方のための[−30:−1]および[1:30]の使用可能なトーンインデックスを有し得る。
[0047]別の例では、行1に示されているように、4xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルの場合、使用可能なトーンは、[−250:−130]と、[−126:−6]と、[6:126]と、[130:250]とである。LTF圧縮の場合、1xシンボル持続時間と変更されたトーンプランとをもつ、40MHz LTFシンボル中の有効な開始トーンインデックスは、ceiling(−250/4)の結果であり得、それは−62に等しい。1xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボル中の有効な終了トーンインデックスは、floor(250/4)の結果であり得、それは62に等しい。図3Aを参照すると、行4および行5中の1xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルは両方とも、それぞれ、−62および62の有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスを有する。残りの決定はDCトーンの数である。DCオプション1、行4では、仮定は、既存のノッチフィルタが使用され、したがって、DCトーンの数が、様々な周波数帯域幅における1xシンボル持続時間をもつシンボルのための既存のトーンプランに対応するというものである。DCオプション1、行4では、1xシンボル持続時間をもつ40MHzシンボルのための既存のトーンプランは、3つのDCトーンを必要とする。したがって、DCトーンのために、トーンインデックス−1、0、および1が予約され得る。DCオプション2、行5では、より狭いノッチフィルタが使用され得、したがって、1つのDCトーンのみが必要とされると仮定する。したがって、DCトーンのためにトーンインデックス0が予約され得る。要するに、1xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランのための使用可能なトーンインデックスは、DCオプション1(行4)のための[−62:−2]および[2:62]の使用可能なトーンインデックスと、DCオプション2(行5)のための[−62:−1]および[1:62]の使用可能なトーンインデックスとを有し得る。
[0048]また別の例では、行1に示されているように、4xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルの場合、使用可能なトーンは[−506:−4]と[4:506]とである。LTF圧縮の場合、1xシンボル持続時間と変更されたトーンプランとをもつ、80MHz LTFシンボル中の有効な開始トーンインデックスは、ceiling(−506/4)の結果であり得、それは−126に等しい。1xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボル中の有効な終了トーンインデックスは、floor(506/4)の結果であり得、それは126に等しい。図3Aを参照すると、行4および行5中の1xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランは両方とも、それぞれ、−126および126の有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスを有する。残りの決定はDCトーンの数である。DCオプション1、行4では、仮定は、既存のノッチフィルタが使用され、したがって、DCトーンの数が、様々な周波数帯域幅における1xシンボル持続時間を有するシンボルのためのトーンプランに対応するというものである。DCオプション1では、1xシンボル持続時間をもつ80MHzシンボルは、(たとえば、IEEE802.11acにおいて)3つのDCトーンを必要とする。したがって、DCトーンのために、トーンインデックス−1、0、および1が予約され得る。DCオプション2、行5では、より狭いノッチフィルタが使用され得、したがって、1つのDCトーンのみが必要とされると仮定する。したがって、DCトーンのためにトーンインデックス0が予約され得る。要するに、1xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランのための使用可能なトーンインデックスは、DCオプション1(行4)のための[−126:−2]および[2:126]の使用可能なトーンインデックスと、DCオプション2(行5)のための[−126:−1]および[1:126]の使用可能なトーンインデックスとを有し得る。
[0049]図3Aの行2〜行5に関する上述の例は、4xシンボル持続時間をもつLTFシンボルの既存のトーンプランからの、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボル中の変更されたトーンプランのために、使用可能なトーンのための有効な開始および終了トーンインデックスが、DCトーンインデックスとともに、どのように計算され得るかを示している。図3Aの行6および行7は、2xシンボル持続時間をもつLTFシンボル中の変更されたトーンプランのための、使用可能なトーンのための有効な開始および終了トーンインデックスを、DCトーンインデックスとともに、示している。行6および行7を参照すると、4xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルの場合、使用可能なトーンは[−122:−2]と[2:122]とである。LTF圧縮の場合、2xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボル中の有効な開始トーンインデックスは、floor(−122/2)の結果であり得、それは−61に等しい。1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボル中の有効な終了トーンインデックスは、floor(122/2)の結果であり得、それは61に等しい。したがって、行6および行7中の2xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルは両方とも、それぞれ、−61および61の有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスをもつトーンプランを有する。トーンプランのための残りの決定はDCトーンの数である。DCオプション1、行6では、仮定は、(たとえば、802.11ac製品において使用される)既存のノッチフィルタが使用され、したがって、DCトーンの数が、トーンカットオフを防ぐために、様々な周波数帯域幅における2xシンボル持続時間を有するシンボルのためのトーンプランに対応するというものである。DCオプション1では、2xシンボル持続時間をもつ20MHzシンボルのための(たとえば、IEEE802.11acにおける)既存のトーンプランは、1つのDCトーンを必要とする。したがって、DCトーンのためにトーンインデックス0が予約され得る。DCオプション2、行7では、より狭いノッチフィルタ、したがって、1つのDCトーンのみが必要とされると仮定する。したがって、1つのDCトーンのためにトーンインデックス0が予約され得る。要するに、2xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランのための使用可能なトーンインデックスは、DCオプション1(行6)とDCオプション2(行7)の両方のための[−61:−1]および[1:61]の使用可能なトーンインデックスを有し得る。
[0050]別の例では、行1に示されているように、4xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルの場合、使用可能なトーンは、[−250:−130]と、[−126:−6]と、[6:126]と、[130:250]とである。LTF圧縮の場合、2xシンボル持続時間と変更されたトーンプランとをもつ、40MHz LTFシンボル中の有効な開始トーンインデックスは、floor(−250/2)の結果であり得、それは−125に等しい。2xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボル中の有効な終了トーンインデックスは、floor(250/2)の結果であり得、それは125に等しい。図3Aを参照すると、行6および行7中の2xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルは両方とも、それぞれ、−125および125の有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスを有する。残りの決定はDCトーンの数である。DCオプション1、行6では、仮定は、既存のノッチフィルタが使用され、したがって、DCトーンの数が、様々な周波数帯域幅における2xシンボル持続時間をもつシンボルのための既存のトーンプランに対応するというものである。DCオプション1、行6では、2xシンボル持続時間をもつ40MHzシンボルのための既存のトーンプランは、3つのDCトーンを必要とする。したがって、DCトーンのために、トーンインデックス−1、0、および1が予約され得る。DCオプション2、行7では、より狭いノッチフィルタが使用され得、したがって、1つのDCトーンのみが必要とされると仮定する。したがって、DCトーンのためにトーンインデックス0が予約され得る。要するに、2xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランのための使用可能なトーンインデックスは、DCオプション1(行6)のための[−125:−2]および[2:125]の使用可能なトーンインデックスと、DCオプション2(行7)のための[−125:−1]および[1:125]の使用可能なトーンインデックスとを有し得る。
[0051]また別の例では、行1に示されているように、4xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルの場合、使用可能なトーンは[−506:−4]と[4:506]とである。LTF圧縮の場合、2xシンボル持続時間と変更されたトーンプランとをもつ、80MHz LTFシンボル中の有効な開始トーンインデックスは、floor(−506/2)の結果であり得、それは−253に等しい。2xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボル中の有効な終了トーンインデックスは、floor(506/2)の結果であり得、それは253に等しい。図3Aを参照すると、行6および行7中の1xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランは両方とも、それぞれ、−253および253の有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスを有する。残りの決定はDCトーンの数である。DCオプション1、行6では、仮定は、既存のノッチフィルタが使用され、したがって、DCトーンの数が、様々な周波数帯域幅における2xシンボル持続時間を有するシンボルのためのトーンプランに対応するというものである。DCオプション1では、2xシンボル持続時間をもつ80MHzシンボルは、(たとえば、IEEE802.11acにおいて)3つのDCトーンを必要とする。したがって、DCトーンのために、トーンインデックス−1、0、および1が予約され得る。DCオプション2、行6では、より狭いノッチフィルタが使用され得、したがって、1つのDCトーンのみが必要とされると仮定する。したがって、DCトーンのためにトーンインデックス0が予約され得る。要するに、2xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランのための使用可能なトーンインデックスは、DCオプション1(行6)のための[−253:−2]および[2:253]の使用可能なトーンインデックスと、DCオプション2(行7)のための[−253:−1]および[1:253]の使用可能なトーンインデックスとを有し得る。
[0052]両方のタイプのLTFシンボル(たとえば、1xシンボル持続時間および2xシンボル持続時間)では、LTF圧縮オプションは、4xシンボル持続時間をもつLTFシンボルと比較して、低減されたLTFシンボルオーバーヘッドを可能にする。一態様では、図3Aの行2〜行7中の変更されたトーンプランは、事前構成され(たとえば、STAまたはAP中でハードコーディングされ)得る。
[0053]要するに、APまたはSTAは、データのための4xシンボル持続時間をもつシンボルを使用しながら、変更されたトーンプランをもつLTFシンボルを含んでいるフレームを送信し得る。たとえば、AP(たとえば、AP202)は、20MHzデータシンボル(たとえば、データシンボル268)中でSTA(たとえば、STA206)にユーザデータを送信し得、20MHzデータシンボルは、4xシンボル持続時間と、[−122:2]および[2:122]の使用可能なトーンインデックス範囲とを有する。さらに、チャネル推定の目的で、APは、20MHz LTFシンボル(たとえば、LTFシンボル266)中でSTAにLTF(またはLTFの少なくとも一部)を送信し得、20MHz LTFシンボルは、1xシンボル持続時間と、[−30:−1]および[1:30]の使用可能なトーンインデックス範囲とを有する。
[0054]別の実施形態では、図3Bは、2xシンボル持続時間をもつLTFシンボルのための変更されたトーンプラン(行2)を導出するために使用される4xシンボル持続時間をもつ既存のLTFシンボル(行1)を示している。DCトーンの周りのチャネル推定に関する第2の問題を解決するために、図3Bは2つのオプションを提供する。(たとえば、行2中の)DCオプション1は、IEEE802.11acにおいて1x LTFシンボルのために使用される、同じ対応するノッチフィルタが、2x LTFシンボルのために使用されると仮定する。したがって、802.11acが1xシンボル持続時間のために1つのDCトーンを有する場合、2xシンボル持続時間のために3つのDCトーンが予約され(図示され)得、802.11acが1xシンボル持続時間のために3つのDCトーンを有する場合、2xシンボルのために5つのDCトーンが予約され得る。対照的に、DCオプション2(たとえば、行3)は、3つのDCトーンのみが、2xシンボル持続時間をもつ変更されたLTFシンボルのトーンプラン中で必要とされるように、(802.11acにおいて使用されるノッチフィルタと比較して)よりシャープであり、より狭いノッチをもつ、新しいノッチフィルタが使用され得ると仮定する。図3A中のDCオプション2とは異なり、図3B中のDCオプション2は、わずかに広いノッチフィルタを仮定する。
[0055]図3Bを参照すると、ワイヤレスネットワーク(たとえば、図1、図2中のワイヤレスネットワーク)が2xシンボル持続時間をもつシンボルを使用すると仮定すると、図の行1は、20MHzシンボル、40MHzシンボル、および80MHzシンボルのための使用可能なトーンインデックスを示している。たとえば、4xシンボル持続時間をもつ20MHzシンボルが、[−122:−2]および[2:122]のトーンインデックス範囲にわたる使用可能なトーンを有する。この例では、有効な開始トーンインデックスは−122であり、有効な終了トーンインデックスは122である。ガードトーンはトーンインデックス[−128:−123]および[123:127]に位置する。DCトーンはトーンインデックス[−1:1]に位置する。別の例では、4xシンボル持続時間をもつ40MHzシンボルが、[−250:−130]、[−126:−6]、[6:126]、および[130:250]のトーンインデックス範囲にわたる使用可能なトーンを有する。この例では、有効な開始トーンインデックスは−250であり、有効な終了トーンインデックスは250である。別の例では、4xシンボル持続時間をもつ80MHzシンボルが、[−506:−4]および[4:506]のトーンインデックス範囲にわたる使用可能なトーンを有する。この例では、有効な開始トーンインデックスは−506であり、有効な終了トーンインデックスは506である。行1中の4xシンボル持続時間をもつシンボルを、2xシンボル持続時間をもつシンボルに圧縮するために、2xシンボル持続時間と変更されたトーンプランとをもつ、20MHzシンボルのための有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスは、2で除算された行1中のシンボルのための有効な開始および終了トーンインデックスの関数であり得る。一例では、行1に示されているように、4xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルの場合、使用可能なトーンは[−122:−2]と[2:122]とである。LTF圧縮の場合、2xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボル中の有効な開始トーンインデックスは−61に等しくなり得る。同様に、2xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボル中の有効な終了トーンインデックスは61に等しくなり得る。したがって、行2および行3中の2xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルは両方とも、それぞれ、−61および61の有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスをもつトーンプランを有する。トーンプランのための残りの決定はDCトーンの数である。DCオプション1、行2では、仮定は、(たとえば、802.11ac製品において使用される)既存のノッチフィルタが使用され、したがって、DCトーンの数が、トーンカットオフを防ぐために、様々な周波数帯域幅における1xシンボル持続時間を有するシンボルのためのトーンプランに基づき得るというものである。DCオプション1では、1xシンボル持続時間をもつ20MHzシンボルのための(たとえば、IEEE802.11acにおける)既存のトーンプランは、1つのDCトーンを必要とする。したがって、2xシンボル持続時間のために、3つのDCトーンインデックス−1、0、および1が予約され得る。DCオプション2では、より狭いノッチフィルタ、したがって、1xシンボル持続時間におけるDCトーンの数にかかわらず、3つのDCトーンのみが必要とされ得ると仮定する。したがって、2xシンボル持続時間のために、トーンインデックス−1、0、および1が予約され得る。要するに、2xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランのための使用可能なトーンインデックスは、DCオプション1とDCオプション2とのための[−61:−2]および[2:61]の使用可能なトーンインデックスを有し得る。
[0056]別の例では、行1に示されているように、4xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルの場合、使用可能なトーンは、[−250:−130]と、[−126:−6]と、[6:126]と、[130:250]とである。LTF圧縮の場合、2xシンボル持続時間と変更されたトーンプランとをもつ、40MHz LTFシンボル中の有効な開始トーンインデックスは−125に等しくなり得る。同様に、2xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボル中の有効な終了トーンインデックスは125に等しくなり得る。図3Bを参照すると、行2および行3中の2xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルは両方とも、それぞれ、−125および125の有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスを有する。残りの決定はDCトーンの数である。DCオプション1中の、20MHzシンボルに関して説明したのと同じノッチフィルタ仮定が適用されると仮定すると、1xシンボル持続時間をもつ40MHzシンボルのための既存のトーンプランは、3つのDCトーンを必要とする。したがって、DCトーンのために、トーンインデックス−2、−1、0、1、および2が予約され得る。DCオプション2では、より狭いノッチフィルタが使用され得、したがって、3つのDCトーンのみが使用され得ると仮定する。したがって、DCトーンのために、トーンインデックス−1、0、および1が予約され得る。要するに、2xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランのための使用可能なトーンインデックスは、DCオプション1のための[−125:−3]および[3:125]の使用可能なトーンインデックスと、DCオプション2のための[−125:−2]および[2:125]の使用可能なトーンインデックスとを有し得る。
[0057]また別の例では、行1に示されているように、4xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルの場合、使用可能なトーンは[−506:−4]と[4:506]とである。LTF圧縮の場合、2xシンボル持続時間と変更されたトーンプランとをもつ、80MHz LTFシンボル中の有効な開始トーンインデックスは−253に等しくなり得る。同様に、2xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボル中の有効な終了トーンインデックスは253に等しくなり得る。図3Bを参照すると、行2および行3中の2xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランは両方とも、それぞれ、−253および253の有効な開始トーンインデックスおよび有効な終了トーンインデックスを有する。残りの決定はDCトーンの数である。DCオプション1中の、20MHzシンボルに関して説明したのと同じノッチフィルタ仮定が適用されると仮定すると、2xシンボル持続時間をもつ80MHzシンボルのための既存のトーンプランは、3つのDCトーンを有し得る。したがって、DCトーンのために、トーンインデックス−2、−1、0、1、および2が予約され得る。DCオプション2では、より狭いノッチフィルタが使用され得、したがって、3つのDCトーンのみが使用され得ると仮定する。したがって、DCトーンのために、トーンインデックス−1、0、および1が予約され得る。要するに、2xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルのための変更されたトーンプランのための使用可能なトーンインデックスは、DCオプション1のための[−253:−3]および[3:253]の使用可能なトーンインデックスと、DCオプション2のための[−253:−2]および[2:253]の使用可能なトーンインデックスとを有し得る。
[0058]図3Bの行2および行3に関する上述の例は、4xシンボル持続時間をもつLTFシンボルの既存のトーンプランからの、2xシンボル持続時間をもつLTFシンボル中の変更されたトーンプランのために、使用可能なトーンのための有効な開始および終了トーンインデックスが、DCトーンインデックスとともに、どのように計算され得るかを示している。変更されたLTFシンボルが、4xシンボル持続時間をもつLTFシンボルと比較して、低減されたLTFシンボルオーバーヘッドを可能にする。一態様では、図3Bの行2および行3中の変更されたトーンプランは、事前構成され(たとえば、STAまたはAP中でハードコーディングされ)得る。
[0059]要するに、APまたはSTAは、データのための4xシンボル持続時間をもつシンボルを使用しながら、変更されたトーンプランをもつLTFシンボルを含んでいるフレームを送信し得る。たとえば、AP(たとえば、AP202)は、20MHzデータシンボル(たとえば、データシンボル268)中でSTA(たとえば、STA206)にユーザデータを送信し得、20MHzデータシンボルは、4xシンボル持続時間と、[−122:2]および[2:122]の使用可能なトーンインデックス範囲とを有する。さらに、チャネル推定の目的で、APは、20MHz LTFシンボル(たとえば、LTFシンボル266)中でSTAにLTF(またはLTFの少なくとも一部)を送信し得、20MHz LTFシンボルは、2xシンボル持続時間と、[−61:2]および[2:61]の使用可能なトーンインデックス範囲とを有する。
[0060]別の実施形態では、図3Cは、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルのための変更されたトーンプラン(行2、行3)を導出するために使用される4xシンボル持続時間をもつ既存のLTFシンボル(行1)を示している。一態様では、行2、行3中のトーンプランは、行1中の使用可能なトーンの4xダウンスケーリングを実行することによって、行1中のトーンプランから導出され得る。すなわち、行1中のトーンプランの第4のトーンごとのトーンが行2、行3中のトーンプラン上にポピュレートされ得る。
[0061]20MHz−オプション1
[0062]一例では、行1は、使用可能なトーン[−122:−2]および[2:122]を有する、4xシンボル持続時間をもつ20MHzシンボルを示している。4xシンボル持続時間をもつLTFシンボル中のトーンは、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルが以下の式に基づいて決定された有効な開始および終了トーンインデックスを有することになるように、4xシンボル持続時間をもつシンボルの第4のトーンごとのトーンが1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルにマッピングされるように、ダウンスケールされ得る。
[0063]上記の式は、1xシンボル持続時間のシンボルのためのトーンインデックスの範囲を導出するために使用される入力を表す。4xValidStartIndexは、4xシンボル持続時間をもつシンボルのための有効な開始トーンインデックスであり、DCLeftIndexはシンボルの最左DCトーンインデックスであり、DCRightIndexはシンボルの最右DCトーンインデックスであり、4xValidEndIndexはシンボルのための有効な終了トーンインデックスである。4xValidStartIndexとDCLeftIndexとの間と、DCRightIndexと4xValidEndIndexとの間との値「4」は、4xシンボル持続時間をもつシンボルの第4のトーンごとのトーンが、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルにマッピングされることを示す。DCLeftIndex−1は、DCLeftIndexの左側の第1のトーンインデックスを表し、DCRightIndex+1は、DCRightIndexの右側の第1のトーンインデックスを表す。値−0.5は、整数番号のトーンインデックス上でLTF信号をマッピングするために使用される。
[0064]この手法は4xトーンのための外挿を低減する。この例を続けると、1xシンボル持続時間をもつシンボルのためのトーンインデックスは、{[−122:4:−2]U[2:4:122]}/4に基づいて決定された、トーンインデックス[−30.5:30.5]においてポピュレートされ得る。この場合、1のトーンインデックス間隔だけ分離されたあらゆる小数トーンインデックスがポピュレートされる(たとえば、−30.5、−29.5、−28.5、...、30.5)。LTFシンボルをパックする目的で小数トーンインデックスを整数トーンインデックスにマッピングするために、トーンインデックスは、図3Cの行2中のトーンインデックスを導出するために−0.5だけ(ハーフトーン下方に)シフトされ得る。したがって、パックされるべきトーンインデックスは範囲[−31:30]を含み、{[−122:4:−2]U[2:4:122]}/4−0.5=[−31:30]である。この例では、整数トーンインデックスはDCトーンを含み、したがって、DCトーンもパックされる。DCトーン(トーンインデックス0)上で送信することを回避するために、LTFシンボルをパックした(たとえば、様々なトーンインデックスにおいてLTFシンボルに情報を挿入した)後、[−31:30]トーンインデックスは、[−31:30]+0.5=[−30.5:30.5]のトーン上で送信信号を生成するために、+0.5だけシフトされ得る(時間領域位相ランプに対応する、ハーフトーン上方シフト)。さらに、ハーフトーンシフトは、送信が、[4xValidStartIndex:4:DCLeftIndex−1 DCRightIndex+1:4:4xValidEndToneIndex]/4の正確な周波数時点に行われることを可能にする。このシフトの後、信号は、トーンインデックス−30.5、−29.5、−28.5、...、29.5、30.5において送信され、各トーンインデックスは1の値だけ分離している。トーンインデックス0(DCトーン)上での送信は回避される。
[0065]40MHz−オプション1
[0066]別の例では、行1は、使用可能なトーン[−250:−130]、[−126:−6]、[6:126]、および[130:250]を有する、4xシンボル持続時間をもつ40MHzシンボルを示している。4xシンボル持続時間をもつLTFシンボル中のトーンは、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルが以下の式に基づいて決定された有効な開始および終了トーンインデックスを有することになるように、4xシンボル持続時間をもつシンボルの第4のトーンごとのトーンが1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルにマッピングされるように、ダウンスケールされ得る。
[0067]4xValidStartIndexは、4xシンボル持続時間をもつシンボルのための有効な開始トーンインデックスであり、DCLeftIndexはシンボルの最左DCトーンインデックスであり、DCRightIndexはシンボルの最右DCトーンインデックスであり、4xValidEndIndexはシンボルのための有効な終了トーンインデックスである。4xValidStartIndexとDCLeftIndexとの間と、DCRightIndexと4xValidEndIndexとの間との値「4」は、4xシンボル持続時間をもつシンボルの第4のトーンごとのトーンが、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルにマッピングされることを示す。DCLeftIndex−1は、DCLeftIndexの左側の第1のトーンインデックスを表し、DCRightIndex+1は、DCRightIndexの右側の第1のトーンインデックスを表す。値−0.5は、整数番号のトーンインデックス上でLTF信号をマッピングするために使用される。
[0068]この手法は4xトーンのための外挿を低減する。この例を続けると、1xシンボル持続時間をもつシンボルのためのトーンインデックスは、{[−250:4:−130]U[−126:4:−6]U[6:4:126]U[130:4:250]}/4に基づいて決定された、トーンインデックス[−62.5:−1.5]U[1.5:62.5]においてポピュレートされ得る。この場合、1のトーンインデックス間隔だけ分離されたほとんどすべての小数トーンインデックスがポピュレートされる(たとえば、−62.5、−61.5、−60.5、...、−1.5、1.5、2.5、...、62.5)。LTFシンボルをパックする目的で小数トーンインデックスを整数トーンインデックスにマッピングするために、トーンインデックスは、行2中のトーンインデックスを導出するために−0.5だけ(ハーフトーン下方に)シフトされ得る。したがって、{[−250:4:−130]U[−126:4:−6]U[6:4:126]U[130:4:250]}/4−0.5=[−63:−2]U[1:62]である。その後、[−63:−2]U[1:62]トーンインデックスは、[−62:−2]U[1:62]+0.5=[−61.5:−1.5]U[1.5:62.5]のトーン上で送信信号を生成するために、+0.5だけシフトされ得る(時間領域位相ランプに対応する、ハーフトーン上方シフト)。ハーフトーンシフトは、送信が、[4xValidStartIndex:4:DCLeftIndex−1 DCRightIndex+1:4:4xValidEndToneIndex]/4の正確な周波数時点に行われることを可能にする。このシフトの後、信号は、トーンインデックス−61.5、−60.5、−59.5、...、−1.5、1.5、2.5、...、62.5において送信され、各トーンインデックスは1の値だけ分離している。トーンインデックス0(DCトーン)上での送信は回避される。
[0069]80MHz−オプション1
[0070]別の例では、行1は、使用可能なトーン[−506:−2]、[2:506]を有する、4xシンボル持続時間をもつ80MHzシンボルを示している。4xシンボル持続時間をもつLTFシンボル中のトーンは、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルが以下の式に基づいて決定された有効な開始および終了トーンインデックスを有することになるように、4xシンボル持続時間をもつシンボルの第4のトーンごとのトーンが1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルにマッピングされるように、ダウンスケールされ得る。
[0071]4xValidStartIndexは、4xシンボル持続時間をもつシンボルのための有効な開始トーンインデックスであり、DCLeftIndexはシンボルの最左DCトーンインデックスであり、DCRightIndexはシンボルの最右DCトーンインデックスであり、4xValidEndIndexはシンボルのための有効な終了トーンインデックスである。4xValidStartIndexとDCLeftIndexとの間と、DCRightIndexと4xValidEndIndexとの間との値「4」は、4xシンボル持続時間をもつシンボルの第4のトーンごとのトーンが、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルにマッピングされることを示す。DCLeftIndex−1は、DCLeftIndexの左側の第1のトーンインデックスを表し、DCRightIndex+1は、DCRightIndexの右側の第1のトーンインデックスを表す。値−0.5は、整数番号のトーンインデックス上でLTF信号をマッピングするために使用される。
[0072]この手法は4xトーンのための外挿を低減する。この例を続けると、1xシンボル持続時間をもつシンボルのためのトーンインデックスは、{[−506:4:−2]U[2:4:506]}/4に基づいて決定された、トーンインデックス[−126.5:126.5]においてポピュレートされ得る。この場合、1のトーンインデックス間隔だけ分離されたあらゆる小数トーンインデックスがポピュレートされる(たとえば、−126.5、−125.5、−124.5、...、126.5)。LTFシンボルをパックする目的で小数トーンインデックスを整数トーンインデックスにマッピングするために、トーンインデックスは、行2中のトーンインデックスを導出するために−0.5だけ(ハーフトーン下方に)シフトされ得る。したがって、パックされるべきトーンインデックスは範囲[−127:126]を含み、{[−504:4:−2]U[2:4:506]}/4−0.5=[−127:126]である。この例では、整数トーンインデックスは少なくとも1つのDCトーンを含み、したがって、少なくとも1つのDCトーンもパックされる。DCトーン上で実際に送信することを回避するために、[−127:126]トーンインデックスは、[−127:126]+0.5=[−126.5:126.5]のトーン上で送信信号を生成するために、+0.5だけシフトされ得る(時間領域位相ランプに対応する、ハーフトーン上方シフト)。ハーフトーンシフトは、送信が、[4xValidStartIndex:4:DCLeftIndex−1 DCRightIndex+1:4:4xValidEndToneIndex]/4の正確な周波数時点に行われることを可能にする。このシフトの後、信号は、トーンインデックス−126.5、−125.5、−124.5、...、126.5において送信され、各トーンインデックスは1の値だけ分離している。トーンインデックス0(DCトーン)上での送信も回避される。
[0073]20MHz−オプション2
[0074]一例では、行1は、使用可能なトーン[−122:−2]および[2:122]を有する、4xシンボル持続時間をもつ20MHzシンボルを示している。4xシンボル持続時間をもつLTFシンボル中のトーンは、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルが以下の式に基づいて決定された有効な開始および終了トーンインデックスを有することになるように、4xシンボル持続時間をもつシンボルの第4のトーンごとのトーンが1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルにマッピングされるように、ダウンスケールされ得る。
[0075]4xValidStartIndexは、4xシンボル持続時間をもつシンボルのための有効な開始トーンインデックスであり、DCLeftIndexはシンボルの最左DCトーンインデックスであり、DCRightIndexはシンボルの最右DCトーンインデックスであり、4xValidEndIndexはシンボルのための有効な終了トーンインデックスである。4xValidStartIndexとDCLeftIndexとの間と、DCRightIndexと4xValidEndIndexとの間との値「4」は、4xシンボル持続時間をもつシンボルの第4のトーンごとのトーンが、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルにマッピングされることを示す。DCLeftIndex−1は、DCLeftIndexの左側の第1のトーンインデックスを表し、DCRightIndex+1は、DCRightIndexの右側の第1のトーンインデックスを表す。値+0.5は、整数番号のトーンインデックス上でLTF信号をマッピングするために使用される。
[0076]この手法は4xトーンのための外挿を低減する。この例を続けると、1xシンボル持続時間をもつシンボルのためのトーンインデックスは、{[−122:4:−2]U[2:4:122]}/4に基づいて決定された、トーンインデックス[−30.5:30.5]においてポピュレートされ得る。この場合、1のトーンインデックス間隔だけ分離されたあらゆる小数トーンインデックスがポピュレートされる(たとえば、−30.5、−29.5、−28.5、...、30.5)。LTFシンボルをパックする目的で小数トーンインデックスを整数トーンインデックスにマッピングするために、トーンインデックスは、図3Cの行3中のトーンインデックスを導出するために+0.5だけ(ハーフトーン上方に)シフトされ得る。したがって、{[−122:4:−2]U[2:4:122]}/4+0.5=[−30:31]である。この例では、整数トーンインデックスはDCトーンを含む。DCトーン(トーンインデックス0)上で送信することを回避するために、LTFシンボルをパックした(たとえば、様々なトーンインデックスにおいてLTFシンボルに情報を挿入した)後、[−30:31]トーンインデックスは、[−30:31]−0.5=[−30.5:30.5]のトーン上で送信信号を生成するために、−0.5だけシフトされ得る(時間領域位相ランプに対応する、ハーフトーン下方シフト)。さらに、ハーフトーンシフトは、送信が、[4xValidStartIndex:4:DCLeftIndex−1 DCRightIndex+1:4:4xValidEndToneIndex]/4の正確な周波数時点に行われることを可能にする。このシフトの後、信号は、トーンインデックス−30.5、−29.5、−28.5、...、29.5、30.5において送信され、各トーンインデックスは1の値だけ分離している。トーンインデックス0(DCトーン)上での送信は回避される。
[0077]40MHz−オプション2
[0078]別の例では、行1は、使用可能なトーン[−250:−130]、[−126:−6]、[6:126]、および[130:250]を有する、4xシンボル持続時間をもつ40MHzシンボルを示している。4xシンボル持続時間をもつLTFシンボル中のトーンは、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルが以下の式に基づいて決定された有効な開始および終了トーンインデックスを有することになるように、4xシンボル持続時間をもつシンボルの第4のトーンごとのトーンが1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルにマッピングされるように、ダウンスケールされ得る。
[0079]4xValidStartIndexは、4xシンボル持続時間をもつシンボルのための有効な開始トーンインデックスであり、DCLeftIndexはシンボルの最左DCトーンインデックスであり、DCRightIndexはシンボルの最右DCトーンインデックスであり、4xValidEndIndexはシンボルのための有効な終了トーンインデックスである。4xValidStartIndexとDCLeftIndexとの間と、DCRightIndexと4xValidEndIndexとの間との値「4」は、4xシンボル持続時間をもつシンボルの第4のトーンごとのトーンが、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルにマッピングされることを示す。DCLeftIndex−1は、DCLeftIndexの左側の第1のトーンインデックスを表し、DCRightIndex+1は、DCRightIndexの右側の第1のトーンインデックスを表す。値+0.5は、整数番号のトーンインデックス上でLTF信号をマッピングするために使用される。
[0080]この手法は4xトーンのための外挿を低減する。この例を続けると、1xシンボル持続時間をもつシンボルのためのトーンインデックスは、{[−250:4:−130]U[−126:4:−6]U[6:4:126]U[130:4:250]}/4に基づいて決定された、トーンインデックス[−62.5:−1.5]U[1.5:62.5]においてポピュレートされ得る。この場合、1のトーンインデックス間隔だけ分離されたほとんどすべての小数トーンインデックスがポピュレートされる(たとえば、−62.5、−61.5、−60.5、...、−1.5、1.5、2.5、...、62.5)。LTFシンボルをパックする目的で小数トーンインデックスを整数トーンインデックスにマッピングするために、トーンインデックスは、図3Cの行3中のトーンインデックスを導出するために+0.5だけ(ハーフトーン上方に)シフトされ得る。したがって、{[−250:−4:130]U[−126:4:−6]U[6:4:126]U[130:4:250]}/4+0.5=[−62:−1]U[2:63]である。その後、[−62:−1]U[2:63]トーンインデックスは、[−62:−1]U[2:63]−0.5=[−62.5:−1.5]U[1.5:62.5]のトーン上で送信信号を生成するために、−0.5だけシフトされ得る(時間領域位相ランプに対応する、ハーフトーン下方シフト)。ハーフトーンシフトは、送信が、[4xValidStartIndex:4:DCLeftIndex−1 DCRightIndex+1:4:4xValidEndToneIndex]/4の正確な周波数時点に行われることを可能にする。このシフトの後、信号は、トーンインデックス−62.5、−61.5、−60.5、...、−1.5、1.5、2.5、...、62.5において送信され、各トーンインデックスは1の値だけ分離している。トーンインデックス0(DCトーン)上での送信は回避される。
[0081]80MHz−オプション2
[0082]別の例では、行1は、使用可能なトーン[−506:−2]、[2:506]を有する、4xシンボル持続時間をもつ80MHzシンボルを示している。4xシンボル持続時間をもつLTFシンボル中のトーンは、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルが以下の式に基づいて決定された有効な開始および終了トーンインデックスを有することになるように、4xシンボル持続時間をもつシンボルの第4のトーンごとのトーンが1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルにマッピングされるように、ダウンスケールされ得る。
[0083]4xValidStartIndexは、4xシンボル持続時間をもつシンボルのための有効な開始トーンインデックスであり、DCLeftIndexはシンボルの最左DCトーンインデックスであり、DCRightIndexはシンボルの最右DCトーンインデックスであり、4xValidEndIndexはシンボルのための有効な終了トーンインデックスである。4xValidStartIndexとDCLeftIndexとの間と、DCRightIndexと4xValidEndIndexとの間との値「4」は、4xシンボル持続時間をもつシンボルの第4のトーンごとのトーンが、1xシンボル持続時間をもつLTFシンボルにマッピングされることを示す。DCLeftIndex−1は、DCLeftIndexの左側の第1のトーンインデックスを表し、DCRightIndex+1は、DCRightIndexの右側の第1のトーンインデックスを表す。値+0.5は、整数番号のトーンインデックス上でLTF信号をマッピングするために使用される。
[0084]この手法は4xトーンのための外挿を低減する。この例を続けると、1xシンボル持続時間をもつシンボルのためのトーンインデックスは、{[−506:4:−2]U[2:4:506]}/4に基づいて決定された、トーンインデックス[−126.5:126.5]においてポピュレートされ得る。この場合、1のトーンインデックス間隔だけ分離されたあらゆる小数トーンインデックスがポピュレートされる(たとえば、−126.5、−125.5、−124.5、...、126.5)。LTFシンボルをパックする目的で小数トーンインデックスを整数トーンインデックスにマッピングするために、トーンインデックスは、行3中のトーンインデックスを導出するために+0.5だけ(ハーフトーン上方に)シフトされ得る。したがって、{[−504:4:−2]U[2:4:506]}/4+0.5=[−126:127]である。その後、[−126:127]トーンインデックスは、[−126:127]−0.5=[−126.5:126.5]のトーン上で送信信号を生成するために、−0.5だけシフトされ得る(時間領域位相ランプに対応する、ハーフトーン下方シフト)。ハーフトーンシフトは、送信が、[4xValidStartIndex:4:DCLeftIndex−1 DCRightIndex+1:4:4xValidEndToneIndex]/4の正確な周波数時点に行われることを可能にする。このシフトの後、信号は、トーンインデックス−126.5、−125.5、−124.5、...、126.5において送信され、各トーンインデックスは1の値だけ分離している。トーンインデックス0(DCトーン)上での送信も回避される。
[0085]たとえば、行2中のトーンプランに基づいて、STA206は、LTFを送信するために、トーンインデックス[−31:30]を有する1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルを使用し得る。LTFシンボルは、20MHz 4x LTFシンボルに関連付けられたダウンサンプリングされた信号に基づいて、トーンインデックス[−31:30]においてパックされ得る。20MHz 1x LTFシンボルをパックした後、STAは、ハーフトーン上方シフトをもつ20MHz 1x LTFシンボル(たとえば、[−30.5:30.5])中で情報(たとえば、LTF情報)を送信し得る。20MHz LTF 1xシンボルは、たとえば、AP202によって受信され得る。一構成では、AP202は、LTFシンボル中の受信信号を整数トーンインデックスに関連付けるために逆位相ランプを実行し(たとえば、[−30.5:30.5]から[−31:30]に移動するために−0.5だけ逆位相ランプを実行し)得る。その後、AP202は、1xトーン上の整数トーンインデックス上でLTF信号を取り出すために1x FFTを実行し得る。別の構成では、AP202は、受信信号を2xまたは4xシンボルトーン中の適切なトーンインデックスにマッピングするために、(たとえば、2x/4x FFTを使用して)直接オーバーサンプリングすることによって、逆位相ランプを回避し得る。この例は、送信機としてSTAを使用し、受信機としてAPを使用するが、APは送信機であり得、STAは受信機であり得る。また、この動作/プロシージャは行3中のトーンプランに適用される。
[0086]図4A〜図4Bは、LTF圧縮のためのトーンプラン/インデックスの例示的な図400、450である。ただし、図3A〜図3Bに示されているように様々な周波数帯域幅(たとえば、20MHz、40MHz、80MHz)における1xまたは2xシンボル持続時間をもつLTFシンボルのためのトーンプランを変更するのではなく、別のオプションは、(たとえば、IEEE802.11acにより)1xまたは2xシンボル持続時間をもつLTFシンボルのための既存のトーンプランを使用し、4xシンボル持続時間をもつデータシンボルのためのトーンプランを変更することである。たとえば、図4Aの行1に示されているように、1xシンボル持続時間をもつ20MHzシンボルが、[−28:−1]および[1:28]のトーンインデックス範囲にわたる使用可能なトーンを有する。1xシンボル持続時間をもつ40MHzシンボルが、[−58:−2]および[2:58]のトーンインデックス範囲にわたる使用可能なトーンを有する。また、1xシンボル持続時間をもつ80MHzシンボルが、[−122:−2]および[2:122]のトーンインデックス範囲にわたる使用可能なトーンを有する。行1中の既存のトーンプランに基づいて、4xシンボル持続時間をもつデータシンボルのための対応するトーンプランは、1xシンボル持続時間におけるLTFシンボルのためのトーンプランの有効な開始および終了インデックスに4を乗算することによって決定され得る。一例では、1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルの場合、トーンプランは、(たとえば、IEEE802.11nおよび802.11acにより)トーンインデックス[−28:−1]および[1:28]における使用可能なトーンを有する。4xシンボル持続時間をもつデータシンボル中のチャネル推定値の再構成を容易にするために、データシンボル(たとえば、データシンボル268)中の有効な開始トーンインデックスは−28*4=−112によって決定され得、有効な終了トーンインデックスは28*4=112によって決定され得る。4xシンボル持続時間をもつデータシンボル中のDCトーンに関して、DCトーンは、1xシンボル持続時間のシンボルのためのトーンプランの場合のようなDCトーンの数の4倍である必要がないことがある。代わりに、1xシンボル持続時間のシンボルが1つのDCトーンを有する場合、4xシンボル持続時間の対応するデータシンボルは、ノッチフィルタ処理のための同じ周波数幅を与えるために3〜4つのDCトーンを有し得る。また、1xシンボル持続時間のシンボルが3つのDCトーンを有する場合、4xシンボル持続時間の対応するデータシンボルは7〜8つのDCトーンを有し得る。行1に示されているように、1xシンボル持続時間の20MHzデータシンボルは1つのDCトーンを有する。したがって、行2に示されているように、4xシンボル持続時間の20MHzデータシンボルは3つのDCトーンを有し得、したがって、変更されたトーンプランは、[−112:−2]および[2:112]からの範囲にわたる使用可能なトーンインデックスを有し得る。使用可能なトーンの総数は、有効な終了トーンインデックス、マイナス有効な開始トーンインデックス、プラス1、マイナスDCトーンの数、に等しい。使用可能なトーンの総数はデータトーンとパイロットトーンとに分割される。一態様では、このトーンプランは、合計222個の使用可能なトーンの場合、210個のデータトーンと12個のパイロットトーンとを有し得る。
[0087]別の例では、1xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルの場合、トーンプランは、(たとえば、ワイヤレス規格IEEE802.11nおよび802.11acにより)トーンインデックス[−58:−2]および[2:58]における使用可能なトーンを有する。4xシンボル持続時間をもつデータシンボル中のチャネル推定値の再構成を容易にするために、データシンボル中の有効な開始トーンインデックスは−58*4=−232によって決定され得、有効な終了トーンインデックスは58*4=232によって決定され得る。1xシンボル持続時間をもつ40MHzデータシンボル中のDCトーンに関して、3つのDCトーンがある。したがって、行2に示されているように、4xシンボル持続時間の40MHzデータシンボルは7つのDCトーンを有し得、したがって、変更されたトーンプランは、[−232:−4]および[4:232]からの範囲にわたる使用可能なトーンインデックスを有し得る。一態様では、このトーンプランは、合計458個の使用可能なトーンの場合、444個のデータトーンと14個のパイロットトーンとを有し得る。
[0088]また別の例では、1xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルの場合、トーンプランは、(たとえば、IEEE802.11nおよび802.11acにより)トーンインデックス[−122:−2]および[2:122]における使用可能なトーンを有する。4xシンボル持続時間をもつデータシンボル中のチャネル推定値の再構成を容易にするために、データシンボル中の有効な開始トーンインデックスは−122*4=−488によって決定され得、有効な終了トーンインデックスは122*4=488によって決定され得る。1xシンボル持続時間をもつ80MHzデータシンボル中のDCトーンに関して、3つのDCトーンがある。したがって、行2に示されているように、4xシンボル持続時間の80MHzデータシンボルは7つのDCトーンを有し得、したがって、変更されたトーンプランは、[−488:−4]および[4:488]からの範囲にわたる使用可能なトーンインデックスを有し得る。一態様では、このトーンプランは、合計970個の使用可能なトーンの場合、954個のデータトーンと16個のパイロットトーンとを有し得る。
[0089]別の実施形態では、図4Bの行1に示されているように、2xシンボル持続時間をもつ20MHzシンボルが、[−58:−2]および[2:58]のトーンインデックス範囲にわたる使用可能なトーンを有する。2xシンボル持続時間をもつ40MHzシンボルが、[−122:−2]および[2:122]のトーンインデックス範囲にわたる使用可能なトーンを有する。また、2xシンボル持続時間をもつ80MHzシンボルが、[−250:−3]および[3:250]のトーンインデックス範囲にわたる使用可能なトーンを有する。図4Bの行1中の既存のトーンプランに基づいて、4xシンボル持続時間をもつデータシンボルのための対応するトーンプランは、2xシンボル持続時間におけるLTFシンボルのためのトーンプランの有効な開始および終了インデックスに2を乗算することによって決定され得る。一例では、2xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボルの場合、トーンプランは、(たとえば、IEEE802.11nおよび802.11acにより)トーンインデックス[−58:−2]および[2:58]における使用可能なトーンを有する。4xシンボル持続時間をもつデータシンボル中のチャネル推定値の再構成を容易にするために、データシンボル(たとえば、データシンボル268)中の有効な開始トーンインデックスは−58*2=−116によって決定され得、有効な終了トーンインデックスは58*2=116によって決定され得る。4xシンボル持続時間をもつデータシンボル中のDCトーンに関して、DCトーンは、2xシンボル持続時間のシンボルのためのトーンプランの場合のようなDCトーンの数の2倍である必要がないことがある。代わりに、2xシンボル持続時間のシンボルが3つのDCトーンを有する場合、4xシンボル持続時間の対応するデータシンボルは、ノッチフィルタ処理ための同じ周波数幅を与えるために5つのDCトーンを有し得る。また、2xシンボル持続時間のシンボルが5つのDCトーンを有する場合、4xシンボル持続時間の対応するデータシンボルは7つのDCトーンを有し得る。図4Bの行1に示されているように、1xシンボル持続時間の20MHzデータシンボルは3つのDCトーンを有する。したがって、図4Bの行2に示されているように、4xシンボル持続時間の20MHzデータシンボルは5つのDCトーンを有し得、したがって、変更されたトーンプランは、[−116:−3]および[3:116]からの範囲にわたる使用可能なトーンインデックスを有し得る。使用可能なトーンの総数は、有効な終了トーンインデックス、マイナス有効な開始トーンインデックス、プラス1、マイナスDCトーンの数、に等しい。使用可能なトーンの総数はデータトーンとパイロットトーンとに分割される。一態様では、このトーンプランは、合計228個の使用可能なトーンの場合、216個のデータトーンと12個のパイロットトーンとを有し得る。
[0090]別の例では、2xシンボル持続時間をもつ40MHz LTFシンボルの場合、トーンプランは、(たとえば、ワイヤレス規格IEEE802.11nおよび802.11acにより)トーンインデックス[−122:−2]および[2:122]における使用可能なトーンを有する。4xシンボル持続時間をもつデータシンボル中のチャネル推定値の再構成を容易にするために、データシンボル中の有効な開始トーンインデックスは−122*2=−244によって決定され得、有効な終了トーンインデックスは122*2=244によって決定され得る。2xシンボル持続時間をもつ40MHzデータシンボル中のDCトーンに関して、3つのDCトーンがある。したがって、図4Bの行2に示されているように、4xシンボル持続時間の40MHzデータシンボルは5つのDCトーンを有し得、したがって、変更されたトーンプランは、[−244:−3]および[3:244]からの範囲にわたる使用可能なトーンインデックスを有し得る。一態様では、このトーンプランは、合計484個の使用可能なトーンの場合、468個のデータトーンと16個のパイロットトーンとを有し得る。
[0091]また別の例では、2xシンボル持続時間をもつ80MHz LTFシンボルの場合、トーンプランは、(たとえば、IEEE802.11nおよび802.11acにより)トーンインデックス[−250:−3]および[3:250]における使用可能なトーンを有する。4xシンボル持続時間をもつデータシンボル中のチャネル推定値の再構成を容易にするために、データシンボル中の有効な開始トーンインデックスは−250*2=−500によって決定され得、有効な終了トーンインデックスは250*2=250によって決定され得る。2xシンボル持続時間をもつ80MHzデータシンボル中のDCトーンに関して、5つのDCトーンがある。したがって、図4Bの行2に示されているように、4xシンボル持続時間の80MHzデータシンボルは7つのDCトーンを有し得、したがって、変更されたトーンプランは、[−500:−4]および[4:500]からの範囲にわたる使用可能なトーンインデックスを有し得る。一態様では、このトーンプランは、合計994個の使用可能なトーンの場合、978個のデータトーンと16個のパイロットトーンとを有し得る。
[0092]要するに、APまたはSTAは、LTFシンボル中のLTF情報とデータシンボル中のユーザデータとを含んでいるフレームを送信し得る。一実施形態では、LTFシンボルは、1xシンボル持続時間を有し、1xシンボル持続時間のシンボルのための既存のトーンプランを利用し得る。データシンボルは、1xシンボル持続時間のシンボルのための既存のトーンプランに基づいて、変更されたトーンプランを利用し得る。一例では、AP(たとえば、AP202)は、20MHzデータシンボル(たとえば、データシンボル268)中でSTA(たとえば、STA206)にユーザデータを送信し得、20MHzデータシンボルは、4xシンボル持続時間と、[−112:2]および[2:112]の使用可能なトーンインデックス範囲とを有する。さらに、チャネル推定の目的で、APは、20MHz LTFシンボル(たとえば、LTFシンボル266)中でSTAにLTFを送信し得、20MHz LTFシンボルは、1xシンボル持続時間と、[−28:−1]および[1:28]の使用可能なトーンインデックス範囲とを有する。
[0093]別の例では、LTFシンボルは、2xシンボル持続時間を有し、2xシンボル持続時間のシンボルのための既存のトーンプランを利用し得る。データシンボルは、2xシンボル持続時間のシンボルのための既存のトーンプランに基づいて、変更されたトーンプランを利用し得る。たとえば、AP(たとえば、AP202)は、20MHzデータシンボル(たとえば、データシンボル268)中でSTA(たとえば、STA206)にユーザデータを送信し得、20MHzデータシンボルは、4xシンボル持続時間と、[−116:−3]および[3:116]の使用可能なトーンインデックス範囲とを有する。さらに、チャネル推定の目的で、APは、20MHz LTFシンボル(たとえば、LTFシンボル266)中でSTAにLTFを送信し得、20MHz LTFシンボルは、2xシンボル持続時間と、[−58:−2]および[2:58]の使用可能なトーンインデックス範囲とを有する。
[0094]また別の例では、LTFシンボルは、(たとえば、図3A〜図3B中の)変更された2xシンボル持続時間を有し得る。データシンボルは、4xシンボル持続時間のシンボルのための既存のトーンプランを利用し得る。たとえば、AP(たとえば、AP202)は、20MHzデータシンボル(たとえば、データシンボル268)中でSTA(たとえば、STA206)にユーザデータを送信し得、20MHzデータシンボルは、4xシンボル持続時間と、[−122:−2]および[2:122]の使用可能なトーンインデックス範囲とを有する。また、特に、チャネル推定の目的で、APは、20MHz LTFシンボル(たとえば、LTFシンボル266)中でSTAにLTFを送信し得、20MHz LTFシンボルは、2xシンボル持続時間と、[−61:−2]および[2:61]の使用可能なトーンインデックス範囲とを有する。
[0095]図5は、図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得、変更されたトーンプランを使用し得るワイヤレスデバイス502の機能ブロック図である。ワイヤレスデバイス502は、本明細書で説明する様々な方法を実装するように構成され得るデバイスの一例である。たとえば、ワイヤレスデバイス502は、AP104、AP202、STA112、114、116、118、またはSTA206、208、210、212であり得る。
[0096]ワイヤレスデバイス502は、ワイヤレスデバイス502の動作を制御するプロセッサ504を含み得る。プロセッサ504は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ506は、命令とデータとをプロセッサ504に与え得る。メモリ506の一部は不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含み得る。プロセッサ504は、一般に、メモリ506内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算と算術演算とを実行する。メモリ506中の命令は、本明細書で説明する方法を実装するために(たとえば、プロセッサ504によって)実行可能であり得る。
[0097]プロセッサ504は、1つまたは複数のプロセッサとともに実装された処理システムを備えるか、またはそれの構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限ステートマシン、あるいは情報の計算または他の操作を実行することができる任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。
[0098]処理システムは、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体をも含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、任意のタイプの命令を意味すると広く解釈されたい。命令は、(たとえば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、または任意の他の好適なコード形式の)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能を処理システムに実行させる。
[0099]ワイヤレスデバイス502はハウジング508をも含み得、ワイヤレスデバイス502は、ワイヤレスデバイス502とリモートデバイスとの間のデータの送信および受信を可能にするために、送信機510および/または受信機512を含み得る。送信機510と受信機512とは組み合わせられてトランシーバ514になり得る。アンテナ516は、ハウジング508に取り付けられ、トランシーバ514に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス502は、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナをも含み得る。
[00100]ワイヤレスデバイス502は、トランシーバ514または受信機512によって受信された信号のレベルを検出および定量化するために使用され得る信号検出器518をも含み得る。信号検出器518は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス502は、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)520をも含み得る。DSP520は、送信のためにパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットはPPDUを備え得る。
[00101]ワイヤレスデバイス502は、いくつかの態様ではユーザインターフェース522をさらに備え得る。ユーザインターフェース522は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカー、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース522は、ワイヤレスデバイス502のユーザに情報を搬送し、および/またはそのユーザから入力を受信する、任意の要素または構成要素を含み得る。
[00102]ワイヤレスデバイス502が、AP(たとえば、AP104、AP202)としてまたはSTA(たとえば、STA114、STA206)として実装されるとき、ワイヤレスデバイス502はトーンプラン構成要素524をも含み得る。トーンプラン構成要素524は、送信機510またはトランシーバ514を介して、第1のシンボルタイプの第1のシンボル中でユーザデータを送信するように構成され得る。第1のシンボルタイプは、第1のシンボル持続時間と、第1の周波数帯域幅と、第1のトーンプランとを有し得る。第1のトーンプランは、第1の有効な開始トーンインデックスと、第1の有効な終了トーンインデックスと、DCトーンの第1のセットとを有し得る。トーンプラン構成要素524は、送信機510またはトランシーバ514を介して、第2のシンボルタイプの第2のシンボル中でLTFを送信するように構成され得る。第2のシンボルタイプは、第2のシンボル持続時間と、第2の周波数帯域幅と、第2のトーンプランとを有し得る。第2のトーンプランは、第2の有効な開始トーンインデックスと、第2の有効な終了トーンインデックスと、DCトーンの第2のセットとを有し得る。一構成では、トーンプラン構成要素524は、構成情報に基づいて、第1のシンボルタイプに関連付けられた第1のトーンプランを決定するように構成され得る。この構成では、トーンプラン構成要素524は、構成情報に基づいて、第2のシンボルタイプに関連付けられた第2のトーンプランを決定するように構成され得る。別の構成では、第2のシンボル持続時間は第1のシンボル持続時間よりも短くなり得る。別の構成では、第2の有効な開始トーンインデックスは第1の有効な開始トーンインデックスの関数であり、第2の有効な終了トーンインデックスは第1の有効な終了トーンインデックスの関数である。別の構成では、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーンを含み得、DCトーンの第2のセットは、トーンインデックス0に位置する1つのDCトーンを含み得る。別の構成では、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−5、−4、−3、−2、−1、0、1、2、3、4、および5に位置する11個のDCトーンを含み得、DCトーンの第2のセットは、トーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーン、またはトーンインデックス0に位置する1つのDCトーンを含み得る。別の構成では、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−3、−2、−1、0、1、2、および3に位置する7つのDCトーンを含み得、DCトーンの第2のセットは、トーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーン、またはトーンインデックス0における1つのDCトーンを含み得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は20メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−122であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは122であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−31であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは30であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は40メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−250であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは250であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−63であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは62であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は80メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−506であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは506であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−127であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは126であり得る。別の構成では、第2のシンボル中でLTFを送信することは、第2のシンボルに関連付けられ、アップシフト値に基づいてアップシフトされた、トーンインデックスのアップシフトされたサブセット中でLTFを送信することを含み得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は20メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−122であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは122であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−30であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは31であり得る。この構成では、第2のシンボル中でLTFを送信することは、第2のシンボルに関連付けられ、ダウンシフト値に基づいてダウンシフトされた、トーンインデックスのダウンシフトされたサブセット中でLTFを送信することを含み得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は40メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−250であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは250であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−62であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは63であり得る。この構成では、第2のシンボル中でLTFを送信することは、第2のシンボルに関連付けられ、ダウンシフト値に基づいてダウンシフトされた、トーンインデックスのダウンシフトされたサブセット中でLTFを送信することを含み得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は80メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−506であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは506であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−126であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは127であり得る。この構成では、第2のシンボル中でLTFを送信することは、第2のシンボルに関連付けられ、ダウンシフト値に基づいてダウンシフトされた、トーンインデックスのダウンシフトされたサブセット中でLTFを送信することを含み得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は20メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−122であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは122であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−30であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは30であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は40メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−250であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは250であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−62であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは62であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は80メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−506であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは506であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−126であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは126であり得る。別の構成では、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーンを含み得、DCトーンの第2のセットは、トーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーンを含み得る。別の構成では、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−5、−4、−3、−2、−1、0、1、2、3、4、および5に位置する11個のDCトーンを含み得、DCトーンの第2のセットは、トーンインデックス−2、−1、0、1、および2に位置する5つのDCトーン、またはトーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーンを含み得る。別の構成では、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−3、−2、−1、0、1、2、および3に位置する7つのDCトーンを含み得、DCトーンの第2のセットは、トーンインデックス−2、−1、0、1、および2に位置する5つのDCトーン、またはトーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーンを含み得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも2倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は20メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−122であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは122であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−61であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは61であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも2倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は40メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−250であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは250であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−125であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは125であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも2倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は80メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−506であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは506であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−253であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは253であり得る。別の構成では、第1のトーンプランは第2のトーンプランに基づき得る。一態様では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の有効な開始トーンインデックスは、4を乗算された第2の有効な開始トーンインデックスに等しくなり得、第1の有効な終了トーンインデックスは、4を乗算された第2の有効な終了トーンインデックスに等しくなり得る。別の態様では、DCトーンの第2のセットは1つのDCトーンを含み得、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーンを含み得る。また別の態様では、DCトーンの第2のセットは3つのDCトーンを含み得、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−3、−2、−1、0、1、2、および3に位置する7つのDCトーンを含み得る。別の構成では、第1の周波数帯域幅は20メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−112であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは112であり得る。別の構成では、第1の周波数帯域幅は40メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−232であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは232であり得る。別の構成では、第1の周波数帯域幅は80メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−488であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは488であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも2倍長くなり得、第1の有効な開始トーンインデックスは、2を乗算された第2の有効な開始トーンインデックスに等しくなり得、第1の有効な終了トーンインデックスは、2を乗算された第2の有効な終了トーンインデックスに等しくなり得る。別の構成では、DCトーンの第2のセットは3つのDCトーンを含み得、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−2、−1、0、1、および2に位置する5つのDCトーンを含み得る。別の構成では、DCトーンの第2のセットは3つのDCトーンを含み得、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−2、−1、0、1
、および2に位置する5つのDCトーンを含み得る。別の構成では、DCトーンの第2のセットは5つのDCトーンを含み得、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−3、−2、−1、0、1、2、および3に位置する7つのDCトーンを含み得る。別の構成では、第1の周波数帯域幅は20メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−116であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは116であり得る。別の構成では、第1の周波数帯域幅は40メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−244であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは244であり得る。別の構成では、第1の周波数帯域幅は80メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−500であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは500であり得る。
[00103]ワイヤレスデバイス502の様々な構成要素はバスシステム526によって互いに結合され得る。バスシステム526は、たとえば、データバス、ならびに、データバスに加えて、電力バスと、制御信号バスと、ステータス信号バスとを含み得る。ワイヤレスデバイス502の構成要素は、何らかの他の機構を使用して、互いに結合されるか、あるいは互いに入力を受け付けるかまたは与え得る。
[00104]いくつかの別個の構成要素が図5に示されているが、それらの構成要素のうちの1つまたは複数は、組み合わせられるかまたは共通に実装され得る。たとえば、プロセッサ504は、プロセッサ504に関して上記で説明した機能を実装するためだけでなく、信号検出器518、DSP520、ユーザインターフェース522、および/またはトーンプラン構成要素524に関して上記で説明した機能を実装するためにも使用され得る。さらに、図5に示されている構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
[00105]図6は、変更されたトーンプランを使用したワイヤレス通信の例示的な方法600のフローチャートである。方法600は、装置(たとえば、AP104、AP202、STA114、STA206、または、たとえば、ワイヤレスデバイス502)を使用して実行され得る。方法600について図5のワイヤレスデバイス502の要素に関して以下で説明するが、本明細書で説明するステップのうちの1つまたは複数を実装するために他の構成要素が使用され得る。図6において、点線で示されたブロックはオプションのステップを表す。
[00106]ブロック605において、本装置は、構成情報と、第1のシンボル持続時間と、第1の周波数帯域幅とに基づいて、第1のシンボルタイプに関連付けられた第1のトーンプランを決定する。第1のトーンプランは、第1の有効な開始トーンインデックスと、第1の有効な終了トーンインデックスと、DCトーンの第1のセットとを含み得る。たとえば、図2を参照すると、AP202は、構成情報と、第1のシンボル持続時間と、第1の周波数帯域幅とに基づいて、データシンボルのための第1のトーンプランを決定し得る。この例では、AP202は、データシンボルのための4xシンボル持続時間(第1のシンボル持続時間)をもつ20MHzシンボル(第1の周波数)を選定するか、またはそれを使用するように構成され得る。20MHz周波数と4xシンボル持続時間とに基づいて、AP202は、どのトーンプランを使用すべきかを、構成情報によって示されるように、決定し得る。たとえば、構成情報は、[−122:−2]U[2:122]における使用可能なトーンインデックスを示し得る。
[00107]ブロック610において、本装置は、第1のシンボルタイプの第1のシンボル中でユーザデータを送信する。第1のシンボルタイプは、第1のシンボル持続時間と、第1の周波数帯域幅と、第1のトーンプランとを有し得る。たとえば、図2を参照すると、AP202は、4xシンボル持続時間と、20MHz帯域幅と、[−122:−2]U[2:122]における使用可能なトーンインデックスをもつ第1のトーンプランとを有する第1のシンボルタイプの第1のシンボル中でユーザデータを送信し得る。一態様では、データシンボル268のシンボル内のユーザデータはフレーム250中で送信され得る。
[00108]ブロック615において、本装置は、構成情報に基づいて、第2のシンボルタイプに関連付けられた第2のトーンプランを決定する。第2のトーンプランは、第2の有効な開始トーンインデックスと、第2の有効な終了トーンインデックスと、DCトーンの第2のセットとを含み得る。たとえば、図2を参照すると、AP202は、構成情報と、第2のシンボル持続時間と、第2の周波数帯域幅とに基づいて、LTFシンボルのための第2のトーンプランを決定し得る。この例では、AP202は、LTFシンボルのための2xシンボル持続時間(第2のシンボル持続時間)をもつ20MHzシンボル(第2の周波数)を選定するか、またはそれを使用するように構成され得る。20MHz周波数と2xシンボル持続時間とに基づいて、AP202は、どのトーンプランを使用すべきかを、構成情報によって示されるように、決定し得る。たとえば、構成情報は、使用可能なトーンインデックス[−61:−1]U[1:61]を示し得る。
[00109]ブロック620において、本装置は、第2のシンボルタイプの第2のシンボル中でLTFを送信する。第2のシンボルタイプは、第2のシンボル持続時間と、第2の周波数帯域幅と、第2のトーンプランとを有し得る。たとえば、図2を参照すると、AP202は、2xシンボル持続時間と、20MHz帯域幅と、[−61:−1]U[1:61]における使用可能なトーンインデックスをもつ第2のトーンプランとを有する第2のシンボルタイプのLTFシンボル中でLTF(またはLTFの一部)を送信し得る。
[00110]上述の例はAPに関して説明したが、STAが同様のプロシージャを実行し得る。たとえば、STA206は、STA206内の事前構成された情報に基づいて、第1のトーンプランを決定し得る。一例では、事前構成された情報は、ユーザデータが、[−122:−2]および[2:122]の範囲内の使用可能なトーンを有するトーンプランに基づいて、4xシンボル持続時間をもつ20MHzデータシンボル(たとえば、データシンボル268)上で送信されるべきであることを示し得る。事前構成された情報は、LTFデータが、[−30:−1]および[1:30]の範囲内の使用可能なトーンを有する変更されたトーンプランに基づいて、1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボル(たとえば、LTFシンボル266)上で送信されるべきであることを示し得る。STA206は、事前構成された情報に従って、それぞれ、データシンボルおよびLTFシンボル中でユーザデータおよびLTFデータを送信し得る。
[00111]別の例では、事前構成された情報は、ユーザデータが、[−112:−2]および[2:112]の範囲内の使用可能なトーンを有する変更されたトーンプランに基づいて、4xシンボル持続時間をもつ20MHzデータシンボル(たとえば、データシンボル268)上で送信されるべきであることを示し得る。事前構成された情報は、LTFデータが、[−28:−1]および[1:28]の範囲内の使用可能なトーンを有する既存のトーンプランに基づいて、1xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボル(たとえば、LTFシンボル266)上で送信されるべきであることを示し得る。STA206は、事前構成された情報に従って、それぞれ、データシンボルおよびLTFシンボル中でユーザデータおよびLTFデータを送信し得る。
[00112]一例では、事前構成された情報は、ユーザデータが、[−122:−2]および[2:122]の範囲内の使用可能なトーンを有する既存のトーンプランに基づいて、4xシンボル持続時間をもつ20MHzデータシンボル(たとえば、データシンボル268)上で送信されるべきであることを示し得る。事前構成された情報は、LTFデータが、[−61:−2]および[2:61]の範囲内の使用可能なトーンを有する変更されたトーンプランに基づいて、2xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボル(たとえば、LTFシンボル266)上で送信されるべきであることを示し得る。STA206は、事前構成された情報に従って、それぞれ、データシンボルおよびLTFシンボル中でユーザデータおよびLTFデータを送信し得る。
[00113]別の例では、事前構成された情報は、ユーザデータが、[−116:−3]および[3:116]の範囲内の使用可能なトーンを有する変更されたトーンプランに基づいて、4xシンボル持続時間をもつ20MHzデータシンボル(たとえば、データシンボル268)上で送信されるべきであることを示し得る。事前構成された情報は、LTFデータが、[−58:−2]および[2:58]の範囲内の使用可能なトーンを有する既存のトーンプランに基づいて、2xシンボル持続時間をもつ20MHz LTFシンボル(たとえば、LTFシンボル266)上で送信されるべきであることを示し得る。STA206は、事前構成された情報に従って、それぞれ、データシンボルおよびLTFシンボル中でユーザデータおよびLTFデータを送信し得る。
[00114]図7は、変更されたトーンプランを使用した例示的なワイヤレス通信デバイス700の機能ブロック図である。ワイヤレス通信デバイス700は、受信機705と、処理システム710と、送信機715とを含み得る。処理システム710はトーンプラン構成要素724を含み得る。処理システム710、トーンプラン構成要素724、および/または送信機715は、第1のシンボルタイプの第1のシンボル中でユーザデータを送信するように構成され得る。第1のシンボルタイプは、第1のシンボル持続時間と、第1の周波数帯域幅と、第1のトーンプランとを有し得、第1のトーンプランは、第1の有効な開始トーンインデックスと、第1の有効な終了トーンインデックスと、DCトーンの第1のセットとを含み得る。処理システム710、トーンプラン構成要素724、および/または送信機715は、第2のシンボルタイプの第2のシンボル中でLTFを送信するように構成され得る。第2のシンボルタイプは、第2のシンボル持続時間と、第2の周波数帯域幅と、第2のトーンプランとを有し得、第2のトーンプランは、第2の有効な開始トーンインデックスと、第2の有効な終了トーンインデックスと、DCトーンの第2のセットとを含み得る。一構成では、処理システム710および/またはトーンプラン構成要素724は、構成情報に基づいて、第1のシンボルタイプに関連付けられた第1のトーンプランを決定するように構成され得る。この構成では、処理システム710および/またはトーンプラン構成要素724は、構成情報に基づいて、第2のシンボルタイプに関連付けられた第2のトーンプランを決定するように構成され得る。別の構成では、第2のシンボル持続時間は第1のシンボル持続時間よりも短くなり得る。別の構成では、第2の有効な開始トーンインデックスは第1の有効な開始トーンインデックスの関数であり、第2の有効な終了トーンインデックスは第1の有効な終了トーンインデックスの関数である。別の構成では、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーンを含み得、DCトーンの第2のセットは、トーンインデックス0に位置する1つのDCトーンを含み得る。別の構成では、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−5、−4、−3、−2、−1、0、1、2、3、4、および5に位置する11個のDCトーンを含み得、DCトーンの第2のセットは、トーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーン、またはトーンインデックス0に位置する1つのDCトーンを含み得る。別の構成では、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−3、−2、−1、0、1、2、および3に位置する7つのDCトーンを含み得、DCトーンの第2のセットは、トーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーン、またはトーンインデックス0における1つのDCトーンを含み得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は20メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−122であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは122であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−31であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは30であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は40メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−250であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは250であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−63であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは62であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は80メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−506であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは506であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−127であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは126であり得る。別の構成では、第2のシンボル中でLTFを送信することは、第2のシンボルに関連付けられ、アップシフト値に基づいてアップシフトされた、トーンインデックスのアップシフトされたサブセット中でLTFを送信することを含み得る。別の構成では、第2のシンボル中でLTFを送信することは、DCトーンに対応するトーンインデックスを含む、第2の有効な開始トーンインデックスと第2の有効な終了トーンインデックスとにおけるおよびそれらの間のすべてのトーンインデックス中にLTF情報を挿入することと、第2のシンボルに関連付けられ、アップシフト値に基づいてアップシフトされた、トーンインデックスのアップシフトされたサブセット中でLTFを送信することとを含み得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は20メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−122であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは122であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−30であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは31であり得る。この構成では、第2のシンボル中でLTFを送信することは、第2のシンボルに関連付けられ、ダウンシフト値に基づいてダウンシフトされた、トーンインデックスのダウンシフトされたサブセット中でLTFを送信することを含み得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は40メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−250であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは250であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−62であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは63であり得る。この構成では、第2のシンボル中でLTFを送信することは、第2のシンボルに関連付けられ、ダウンシフト値に基づいてダウンシフトされた、トーンインデックスのダウンシフトされたサブセット中でLTFを送信することを含み得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は80メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−506であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは506であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−126であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは127であり得る。この構成では、第2のシンボル中でLTFを送信することは、第2のシンボルに関連付けられ、ダウンシフト値に基づいてダウンシフトされた、トーンインデックスのダウンシフトされたサブセット中でLTFを送信することを含み得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は20メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−122であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは122であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−30であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは30であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は40メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−250であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは250であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−62であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは62であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は80メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−506であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは506であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−126であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは126であり得る。別の構成では、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーンを含み得、DCトーンの第2のセットは、トーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーンを含み得る。別の構成では、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−5、−4、−3、−2、−1、0、1、2、3、4、および5に位置する11個のDCトーンを含み得、DCトーンの第2のセットは、トーンインデックス−2、−1、0、1、および2に位置する5つのDCトーン、またはトーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーンを含み得る。別の構成では、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−3、−2、−1、0、1、2、および3に位置する7つのDCトーンを含み得、DCトーンの第2のセットは、トーンインデックス−2、−1、0、1、および2に位置する5つのDCトーン、またはトーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーンを含み得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも2倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は20メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−122であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは122であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−61であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは61であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも2倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は40メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−250であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは250であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−125であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは125であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも2倍長くなり得、第1の周波数帯域幅および第2の周波数帯域幅は80メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−506であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは506であり得、第2の有効な開始トーンインデックスは−253であり得、第2の有効な終了トーンインデックスは253であり得る。別の構成では、第1のトーンプランは第2のトーンプランに基づき得る。一態様では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも4倍長くなり得、第1の有効な開始トーンインデックスは、4を乗算された第2の有効な開始トーンインデックスに等しくなり得、第1の有効な終了トーンインデックスは、4を乗算された第2の有効な終了トーンインデックスに等しくなり得る。別の態様では、DCトーンの第2のセットは1つのDCトーンを含み得、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−1、0、および1に位置する3つのDCトーンを含み得る。また別の態様では、DCトーンの第2のセットは3つのDCトーンを含み得、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−3、−2、−1、0、1、2、および3に位置する7つのDCトーンを含み得る。別の構成では、第1の周波数帯域幅は20メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−112であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは112であり得る。別の構成では、第1の周波数帯域幅は40メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−232であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは232であり得る。また別の構成では、第1の周波数帯域幅は80メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−488であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは488であり得る。別の構成では、第1のシンボル持続時間は第2のシンボル持続時間よりも2倍
長くなり得、第1の有効な開始トーンインデックスは、2を乗算された第2の有効な開始トーンインデックスに等しくなり得、第1の有効な終了トーンインデックスは、2を乗算された第2の有効な終了トーンインデックスに等しくなり得る。別の構成では、DCトーンの第2のセットは3つのDCトーンを含み得、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−2、−1、0、1、および2に位置する5つのDCトーンを含み得る。別の構成では、DCトーンの第2のセットは3つのDCトーンを含み得、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−2、−1、0、1、および2に位置する5つのDCトーンを含み得る。別の構成では、DCトーンの第2のセットは5つのDCトーンを含み得、DCトーンの第1のセットは、トーンインデックス−3、−2、−1、0、1、2、および3に位置する7つのDCトーンを含み得る。別の構成では、第1の周波数帯域幅は20メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−116であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは116であり得る。別の構成では、第1の周波数帯域幅は40メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−244であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは244であり得る。別の構成では、第1の周波数帯域幅は80メガヘルツであり得、第1の有効な開始トーンインデックスは−500であり得、第1の有効な終了トーンインデックスは500であり得る。
[00115]受信機705、処理システム710、トーンプラン構成要素724、および/または送信機715は、図6のブロック605、610、615、および620に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。受信機705は受信機512に対応し得る。処理システム710はプロセッサ504に対応し得る。送信機715は送信機510に対応し得る。トーンプラン構成要素724は、トーンプラン構成要素124および/またはトーンプラン構成要素524に対応し得る。
[00116]その上、第1のシンボルタイプの第1のシンボル中でユーザデータを送信するための手段は、処理システム710、トーンプラン構成要素724、および/または送信機715を備え得る。第2のシンボルタイプの第2のシンボル中でLTFを送信するための手段は、処理システム710、トーンプラン構成要素724、および/または送信機715を備え得る。第1のトーンプランを決定するための手段は、処理システム710および/またはトーンプラン構成要素724を備え得る。第2のトーンプランを決定するための手段は、処理システム710および/またはトーンプラン構成要素724を備え得る。
[00117]上記で説明した方法の様々な動作は、(1つまたは複数の)様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路、および/または(1つまたは複数の)モジュールなど、それらの動作を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。概して、図に示されているどの動作も、その動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
[00118]本開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、構成要素、および回路は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAまたは他のPLD、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00119]1つまたは複数の態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、コンパクトディスク(CD)−ROM(CD−ROM)または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびblu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を備える。
[00120]本明細書で開示した方法は、説明した方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
[00121]したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示した動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明した動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令をその上に記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
[00122]さらに、本明細書で説明した方法および技法を実行するための構成要素および/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ、および/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を可能にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明した様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を得ることができるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、CDまたはフロッピーディスクなどの物理的記憶媒体など)によって提供され得る。その上、本明細書で説明した方法および技法をデバイスに与えるための任意の他の好適な技法が利用され得る。
[00123]特許請求の範囲は、上記で示した厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。特許請求の範囲から逸脱することなく、上記で説明した方法および装置の構成、動作および詳細において、様々な修正、変更および変形が行われ得る。
[00124]上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、それの基本的範囲から逸脱することなく考案され得、それの範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。
[00125]以上の説明は、当業者が本明細書で説明した様々な態様を実施することができるようにするために提供したものである。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、ここにおいて、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつか(some)」という用語は1つまたは複数を指す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素のすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。その上、本明細書で開示したいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」という句を使用して明確に具陳されていない限り、または方法クレームの場合には、その要素が「ためのステップ」という句を使用して具陳されていない限り、米国特許法第112条(f)の規定の下で解釈されるべきではない。