JP2017535754A - 2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法及びその応用 - Google Patents

2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法及びその応用 Download PDF

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Abstract

【課題】消防警報の技術分野に用いる、2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法及びその応用。【解決手段】2波長の散乱光の出力を受信し、エアロゾルの表面積濃度及び体積濃度を算出し、エアロゾルのザウター平均粒径を得、対応する閾値と比較し、火災警報信号を発する。本発明を用いると、ザウター平均粒径によりエアロゾルの粒径の大小を判定して、火災発生の有無を確定させた上で、火災警報信号を発し、又は非火災要因による干渉として報知することができる。さらに、エアロゾルの表面積濃度及び体積濃度により被検知エアロゾルの特徴パラメータについて判断し、そしてしかるべき措置が取れるように、火災種類別に警報信号を発することができる。【選択図】図8

Description

本発明は、エアロゾルの検知及び関連パラメータの取得方法に関し、特に、2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの表面積濃度、体積(質量)濃度及びザウター平均粒径の取得方法に関し、さらに、該方法を火災発生による煙の検知に応用することに関し、消防警報の技術分野に属する。
エアロゾルによる散乱光に基づく、煙による火災検知技術は、1970年代に生まれて以来、広く応用されている。しかしながら、従来技術では、エアロゾルの表面積及び粒径を得られないため火災発生による煙と、ホコリ、水蒸気を区別することができず、それに起因する誤報は検知の有効性を影響する最大の要因となっている。
通常、物質の燃焼による火災発生の場合、それに伴い生じたエアロゾルの粒径が1μm未満であり、それに対し非火災要因である水蒸気、ホコリ等によるエアロゾルの粒径が1μmを超えている。質量濃度が同じであれば、粒径の小さいエアロゾルは粒子数が多く、表面積が大きいのに対し、粒径の大きいエアロゾルは粒子数が少なく、表面積が小さい。これにより、体積(質量)濃度及びザウター平均粒径等エアロゾルの特徴パラメータに合わせてエアロゾルの表面積濃度を用いれば、火災発生によるエアロゾルと非火災要因によるエアロゾルをより効果的に区別することができる。
特許文献1(中国特許出願番号200410031104.5)、特許文献2(中国特許出願番号200980138873.6)及び特許文献3(中国特許出願番号201180039383.8)はいずれも、火災発生による煙用警報器の誤報を減らすための、互いに異なる2波長の散乱光を用いて、粒径が1μmを超え、又は1μm未満のエアロゾル粒子を区別する方法を開示しているが、具体的な粒径値及び表面積濃度まで取得することはできない。特許文献4(中国特許出願番号201410748629.4)では、互いに異なる2波長の散乱光信号を用いてエアロゾルの中位径を取得する方法を開示しているが、エアロゾルの表面積濃度の取得ができない。非特許文献1では、特定の光学的構造を、同一波長で異なる散乱角をもって動作させて、エアロゾルの表面積濃度及び質量濃度を測定する方法を開示している。しかしながら、エアロゾルのミー散乱により、同一波長では、粒径による反応の差によく対応できず、測定誤差が大きいという問題点がある。
従来技術の欠点を解消すべく、特許文献4(中国特許出願番号201410748629.4)は、中位径に基づき種々火災と、水蒸気、ホコリによる干渉をそれぞれ識別し、そして対応する信号で報知する2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの粒径の取得方法を提供している。該方法は、エアロゾルによる、青色散乱光の出力PBL及び赤外散乱光の出力PIRで示した、対応する散乱光信号を受信した後、青色散乱光と赤外散乱光の出力比Rを算出するステップ、青色散乱光と赤外散乱光の出力比Rとエアロゾルの中位径dmedとの関係に基づき、中位径dmedを確定させるステップ、青色散乱光の出力PBL及び赤外散乱光の出力PIRを予め設定した閾値PBLth、PIRthと比較し、結果に応じて干渉報知信号、又は火災警報信号を発するステップを含む。該方法により、しかるべき措置が取れるように、火災を識別した上で火災種類別に警報信号を発することができ、非火災要因によるエアロゾルに起因する誤報をある程度防止することができる。しかしながら、出力比Rは物理的意義を持たないため、該方法はエアロゾルの中位径を直接取得できず、粒径を得るには、事前に実験を行ってRに関係する粒径分布曲線を得て記録し、照合する必要があるので、不便であり、正確性にも欠けている。特に、Rとエアロゾルの中位径が非線形関係にあることから、粒径が200nm未満及び1000nmを超えた場合、出力比Rは非線形関係領域にあるため、正確な結果を得るのは困難であり、さらに、1500nm以上になると、出力比Rの変化が極めて小さくなるため、区別しにくくなる。また、該方法はエアロゾルの表面積濃度を取得できないため、火災発生による表面積濃度の高く質量(体積)濃度の低い小粒径のエアロゾルを効果的に検知することができない。さらに、エアロゾルは粒子数濃度、表面積濃度、質量(体積)濃度及び粒径分布といった特徴パラメータにより特徴づけられるため、取得した特徴パラメータが多いほど、判断結果がより正確になる。
中国特許第100394456号明細書 中国特許出願公開第102171733号明細書 中国特許出願公開第103026393号明細書 中国特許出願公開第104392577号明細書
Greenberg, P.S. and Fischer, D.G., Advanced Particulate Sensors for Spacecraft Early Warning Fire Detection, Paper No. AIAA2010−6243, 40th International Conference on Environmental Systems, Barcelona, Spain, July 11−15, 2010
本発明は、上記従来技術の欠点に鑑みてなされたもので、2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの表面積濃度、体積濃度及びザウター平均粒径の3つの特徴パラメータの取得方法を提供し、さらに、これらのパラメータに基づき種々火災発生による煙と、水蒸気、ホコリによる干渉を識別し、そして対応する信号を発して報知し、粒径の異なるエアロゾルに対する識別及び判断能力を確実に向上させて、火災警報の正確性を大幅に高めることを目的とする。
関連研究により、エアロゾルの特徴パラメータは多くあり、その中で最も重要なものは、表面積濃度、体積濃度(物質の密度が既知の場合は質量濃度)及びザウター平均粒径であることが明らかになる。これらのパラメータは、エアロゾルを数値的に特徴付けるだけでなく、粒子の分布状況を反映しているものであるため、これらを取得できれば、火災発生による煙をより効果的、且つ正確に識別することができる。
理論上、物質の燃焼により発生するエアロゾルの粒径分布はいずれも、対数正規分布で表すことができ、粒径分布の標準偏差は1.6−1.9程度であり、変化が穏やかで、粒径は通常1μm未満である。
先行研究を行ったところ、エアロゾルの粒径は対数正規分布に従い、且つ分布の標準偏差が一定の範囲内にあると、波長が比較的短い入射光の場合、特定の散乱角において(通常、発光素子と受光素子の光軸間の夾角が90°以上であることが要求される)、粒子による散乱光の出力がエアロゾルの表面積濃度と直接対応し、偏差が極めて小さく、これによりエアロゾルの表面積濃度の値を得て、そしてこれをセンサのエアロゾルの表面積濃度の出力信号とすることができる。また、波長が比較的長い入射光の場合、特定の散乱角において(通常、発光素子と受光素子の光軸間の夾角が90°以下であることが要求される)、粒子による散乱光の出力がエアロゾルの体積濃度と直接対応し、偏差が極めて小さく、これによりエアロゾルの体積濃度の値を得て、そしてこれをセンサのエアロゾルの体積濃度の出力信号とすることができる。関連定義に従い、体積濃度と表面積濃度の比はエアロゾルのザウター平均粒径に正比例する。
よって、受信した粒子による散乱光の出力に基づき、体積濃度及び表面積濃度を算出し、そして対応する比例関係によりエアロゾルのザウター平均粒径を得ることができ、さらに種々火災と、水蒸気、ホコリによる干渉を識別し、しかるべき消防措置が取れるように、対応する信号で正確に報知することができる。
本発明は、以下のステップにより、2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法を実現する。
ステップ1:短波長発光素子及び長波長発光素子を備え、且つ2つの検知信号を有する検知器を構成させ、そのうち短波長発光素子と受光素子の光軸間の夾角を90°以上、長波長発光素子と受光素子の光軸間の夾角を90°以下とする。
ステップ2:短波長受光素子の受信したエアロゾルによる短波長散乱光の出力Pで表した散乱光信号を用いて、C=P/M(Cの単位はnm/cmであり、Pの単位としては、一般的に散乱光の出力の換算電圧Vとし(又は、電圧換算結果による数値とすることも可能)、Mは散乱光に対応する表面積濃度換算係数で、光学的構造及び電気的パラメータに対応する常数であり、通常(1.5−3.5)×10−10であり、散乱光の出力をその電圧換算結果による数値とする場合、単位は(nm/cm−1、電圧Vで表す場合、単位はV/(nm/cm−1である。Mはエアロゾルスペクトロメーター等測定装置で確定させることができる)によりエアロゾルの表面積濃度Cを算出する。
ステップ3:長波長受光素子の受信したエアロゾルによる長波長散乱光の出力Pで表した散乱光信号を用いて、式C=P/M(Cの単位はnm/cm(物質の密度が既知で質量濃度が得られた場合、単位はμg/m)、Pの単位は散乱光の出力の換算電圧Vであり(又は、電圧換算結果による数値とすることも可能)、Mは散乱光に対応する体積(又は質量)濃度換算係数で、光学的構造及び電気的パラメータに対応する常数である。Mは体積濃度換算係数である場合、取得値の範囲は通常、(0.5−2.5)×10−12であり、散乱光の出力をその電圧換算結果による数値とする場合、単位は(nm/cm−1、電圧Vで表す場合、単位はV/(nm/cm)であり、物質の密度が既知で質量濃度が得られた場合、Mは質量濃度換算係数であり、取得値の範囲は通常(0.5−2.5)×10−3で、単位は(μg/m−1である。Mはエアロゾルスペクトロメーター等測定装置で確定させることができる)によりエアロゾルの体積濃度Cを算出する(物質の密度が既知の場合、体積濃度から質量濃度を得ることができる)。
ステップ4:式D=6(C/C)によりエアロゾルの体積濃度C(ここでは体積濃度を用いる。前記ステップにおいて質量濃度を用いる場合、質量濃度を密度で除算して体積濃度を求める)とエアロゾルの表面積濃度Cの比を算出して、エアロゾルのザウター平均粒径Dを得、単位はnmである。
ステップ5:エアロゾルの体積濃度C、エアロゾルの表面積濃度C及びザウター平均粒径Dをエアロゾルの特徴パラメータとして直接出力し、さらに予め設定した閾値Vth、Sth、Dthと比較する。
体積濃度C、表面積濃度Cはそれぞれ、予め設定した閾値Vth、Sthより小さい場合、ステップ1に戻る。
体積濃度C、表面積濃度Cのうち少なくとも一方が予め設定した閾値Vth、Sthより大きい場合、粒子のザウター平均粒径Dが予め設定した閾値Dthより大きいかを判断する。それより大きい場合、非火災要因による干渉の報知信号、そうでなければ、火災警報信号を発する。
具体的に、前記ステップ5において、非火災要因による干渉の報知信号を発することは以下を含む。すなわち、体積濃度Cのみが予め設定した閾値Vthより大きい場合、Dをホコリ、又は水蒸気によるエアロゾルのザウター平均粒径とする。さらに、Cが大きいほど、ザウター平均粒径が大きく、そしてザウター平均粒径D、表面積濃度C及び体積濃度Cの値を出力すると同時に、ホコリ、又は水蒸気等の大粒子で体積濃度の高い非火災要因による干渉として報知する。表面積濃度C及び体積濃度Cはそれぞれ、予め設定した閾値Sth、Vthより大きい場合、ステップ4のザウター平均粒径算出式により、エアロゾルの粒径がDthを超えるものの、非常に大きい数値にならないと推定でき、このとき、ザウター平均粒径は体積濃度と表面積濃度の比により決まり、そしてザウター平均粒径D、表面積濃度C及び体積濃度Cの値を出力すると同時に、表面積濃度及び体積濃度の高いホコリ、又は水蒸気による干渉として報知する。
また、前記ステップ5において、火災警報信号を発する際、火災発生によるエアロゾルのザウター平均粒径としてDを表示することができる。Dが予め設定した、火災発生による煙の粒径の大小を判定する閾値Ddivより小さい場合、ステップ4のザウター平均粒径算出式により、通常、表面積濃度Cのみが予め設定した閾値Sthより大きいことがわかり、また、表面積濃度が大きいほど、ザウター平均粒径が小さくなり、そしてザウター平均粒径D、表面積濃度C及び体積濃度Cの値を出力すると同時に、表面積濃度の高い火災発生によるエアロゾルとして警報する(表面積濃度が高いほど、吸い込まれると人体の肺部に対する損傷が大きい)。体積濃度C及び表面積濃度Cはそれぞれ、予め設定した閾値Vth、Sthより大きい場合、ザウター平均粒径は体積濃度と表面積濃度の比により決まり、通常Dは火災発生による煙の粒径の大小を判定する前記閾値DdivとDthの間にあり、そしてザウター平均粒径D、表面積濃度C及び体積濃度Cの値を出力すると同時に、粒径の大きく表面積及び体積濃度の高い火災発生によるエアロゾルとして警報する。
本発明は、エアロゾルの表面積濃度、体積濃度及びザウター平均粒径を直接測定するため、事前に実験を行って得られた粒径分布曲線、又は表を照会する必要がなく、粒径の確定はより直感的、正確になる。特に、本案件と最も類似する前記従来技術では、散乱光信号の出力比と粒径は非線形関係にあり、粒径が200nm未満及び1000nmを超えた場合、出力比Rは非線形関係領域にあるため、正確な結果を得にくく、さらに、1500nm以上になると、出力比Rの変化が極めて小さくなるため区別しにくくなり、それに対し本発明では、ザウター平均粒径と、体積濃度と表面積濃度の比は線形関係にあるため、粒径が200nm未満及び1000nmを超えた場合でも直接取得することができる。また、エアロゾルの表面積濃度及び体積濃度は確実な物理的意義を有するため、表面積濃度及び体積濃度を直接出力するのは、火災発生によるエアロゾルと非火災要因による干渉の判定に役立つ。具体的に、表面積濃度のみが予め設定した閾値を超え、且つザウター平均粒径が比較的小さい場合、小粒径で表面積濃度の高い火災発生による煙として警報し、体積濃度が閾値を超えない場合、ステップ4のザウター平均粒径算出式により、表面積濃度が大きいほど、粒径が小さく、火災の破壊力がより高いことがわかる。ザウター平均粒径算出式により得られた粒径が大きいエアロゾルであれば、体積濃度のみが予め設定した閾値を超える場合、大粒径の非火災要因による干渉とし、表面積濃度が閾値を超えない場合、ステップ4のザウター平均粒径算出式により、体積濃度が高いほど、粒径が大きく、大粒径で体積濃度の高いホコリ、又は水蒸気等非火災粒子による干渉であることがより確実になる。よって、本発明を用いると、ザウター平均粒径によりエアロゾルの粒径の大小を判定して、火災発生の有無を確定させるとともに、火災警報信号を正確、且つ迅速に発し、又は非火災要因による干渉として報知することができる。さらに、エアロゾルの体積濃度及び表面積濃度により被検知エアロゾルの特徴パラメータについて判断し、そして、しかるべき措置が取れるように、火災種類別に警報信号を発することができる。
また、本発明は、エアロゾルの表面積濃度、体積又は質量濃度、ザウター平均粒径を直接取得するため、環境監視、工業生産及び日常生活の中でエアロゾルのこれらの特徴パラメータの測定が必要な場合にセンサとして使用することができる。
本発明の一実施例のシステム構成の概略図である。 本発明の一実施例の光学的構造の概略図である。 本発明の一実施例の回路構成図である。 本発明の一実施例におけるエアロゾルの表面積濃度の測定結果であり、標準偏差1.16−1.24、最大粒径(259−1181nm)の異なるセバシン酸ジオクチル(DEHS)エアロゾルの表面積濃度と走査型移動度粒径測定器で測定した表面積濃度との関係を示している。 本発明の一実施例におけるエアロゾルの体積濃度の測定結果であり、標準偏差1.16−1.24、最大粒径(259−1181nm)の異なるセバシン酸ジオクチル(DEHS)エアロゾルの体積濃度と走査型移動度粒径測定器で測定した体積濃度との関係を示している。 本発明の一実施例におけるエアロゾルのザウター平均粒径の測定結果であり、標準偏差1.16−1.24、最大粒径(259−1181nm)の異なるセバシン酸ジオクチル(DEHS)エアロゾルのザウター平均粒径と走査型移動度粒径測定器で測定した最大粒径との関係を示している。 本発明の一実施例における体積濃度と表面積濃度の比と、ザウター平均粒径間の線形関係を示している。 本発明の一実施例のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明についてさらに説明する。
(実施例1)
本実施例は、2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法を、図1に示す火災発生による煙用検知システムに応用するものであり、該システムは、短波長光(青色光)発射装置1、長波長光(赤外光)発射装置2、及び青色散乱光の出力及び赤外散乱光の出力の受信装置3、電子信号処理と制御手段4、粒子の表面積濃度、体積濃度及びザウター平均粒径出力手段5を含む。そのうち、青色光として波長280−490nmの紫外又は青色光源、赤外光として波長830−1050nmの赤外光源を用いる。
図2は、本実施例の光学的構造の概略図であり、そのうちaは青色光及び赤外光用フォトダイオード、bは赤外発光ダイオード、cは青色発光ダイオードを表す。電子信号処理と制御手段4はCPUを搭載した処理制御回路を備えており、図3はその典型的構成であり、そのうちDは赤外発光ダイオード、Dは青色発光ダイオード、Dは青色光及び赤外光用フォトダイオード、Nは電源回路、NはCPUを搭載した電子信号処理、伝送と制御手段を表し、信号処理プロセスはNにて行い、NのRCポートは信号伝送の出力とし、Nは受光信号増幅回路を表す。
本実施例のシステムにおいて、実験によりエアロゾルの表面積濃度換算係数M及び体積濃度換算係数Mを得ることができる。具体的なプロセスとして、標準偏差1.24、ザウター平均粒径472.3nm、表面積濃度1.41×1011(nm/cm)、質量濃度1.01×10μg/m(体積濃度1.11×1013(nm/cm))のセバシン酸ジオクチル(DEHS)エアロゾルを検知器に流し、青色散乱光の出力の電圧換算結果による数値は41と測定し(青色散乱光の出力の換算電圧は41/256×5V=0.8V)、これにより本実施例の表面積濃度換算係数Mは2.91×10−10((nm/cm−1)となる。また、赤外散乱光の出力の電圧換算結果による数値は12と測定し(赤外散乱光の出力の換算電圧は12/256×5V=0.23V)、これにより質量濃度換算係数Mは1.19×10−3((μg/m−1)、又は体積濃度換算係数Mは1.08×10−12((nm/cm−1)となる。
上記プロセスの正確性を検証するために、本実施例のシステムを用いて標準偏差1.16−1.24、最大粒径(259−1181nm)の異なるセバシン酸ジオクチル(DEHS)エアロゾルに対して測定し、さらに対照として走査型移動度粒径測定器(SMPS)を用いて測定し、図4に示すエアロゾルの表面積濃度の測定結果、図5に示すエアロゾルの体積濃度の測定結果及び図6に示すエアロゾルのザウター平均粒径の測定結果を得る。
本実施例を火災検知に応用する際の具体的なステップは以下のとおりである(図8参照)。
ステップ1:短波長発光素子及び長波長発光素子を備え、且つ2つの検知信号を有する検知器を構成させ、そのうち短波長発光素子と受光素子の光軸間の夾角が90°以上であり、本実施例では120°とし、長波長発光素子と受光素子の光軸間の夾角が90°以下であり、本実施例では85°とする。
ステップ2:短波長散乱光の出力Pで表した散乱光信号を受信した後、式C=P/Mによりエアロゾルの表面積濃度Cを算出する。
図4は、本実施例にて測定した標準偏差1.16−1.24、最大粒径(259−1181nm)の異なるDEHSエアロゾルの表面積濃度と走査型移動度粒径測定器で測定した表面積濃度との関係を示しており、これにより散乱光に対応する表面積濃度換算係数Mを容易に得ることができる。
ステップ3:長波長散乱光の出力Pで表した散乱光信号を受信した後、式C=P/Mによりエアロゾルの体積濃度C(物質の密度が既知の場合は質量濃度)を算出する。
図5は、本実施例にて測定した標準偏差1.16−1.24、最大粒径(259−1181nm)の異なるDEHSエアロゾルの体積濃度と走査型移動度粒径測定器で測定した体積濃度との関係を示しており、これにより散乱光に対応する体積濃度換算係数Mを容易に得ることができる。
ステップ4:式D=6(C/C)によりエアロゾルの体積濃度Cとエアロゾルの表面積濃度Cの比を算出して、エアロゾルのザウター平均粒径Dを得る。
図6は、本実施例にて測定した標準偏差1.16−1.24、最大粒径(259−1181nm)の異なるDEHSエアロゾルのザウター平均粒径と走査型移動度粒径測定器で測定した最大粒径との関係を示している。
ステップ5:エアロゾルの体積濃度C、エアロゾルの表面積濃度Cを予め設定した閾値Vth、Sthと比較し、状況に応じてそれぞれ次のとおり処理する。
(1)体積濃度C、表面積濃度Cはそれぞれ、予め設定した閾値Vth、Sthより小さい場合、ステップ1に戻る。
(2)エアロゾルの体積濃度C、表面積濃度Cのうち少なくとも一方が予め設定した閾値Vth、Sthより大きい場合、粒子のザウター平均粒径Dが予め設定した閾値Dthより大きいかを判断し、本実施例ではDthを1μmとする(通常0.9−1.1μmとし、使用環境に応じて設定することが可能)。
thより大きい場合、干渉報知信号を発し、次に掲げる2つのケースがある。ケース1:体積濃度Cのみが予め設定した閾値Vthより大きい場合、ザウター平均粒径D、表面積濃度C及び体積濃度Cの値を出力すると同時に、大粒径で体積濃度の高いホコリ又は水蒸気による干渉として報知する。ケース2:表面積濃度C及び体積濃度Cはそれぞれ、予め設定した閾値Sth、Vthより大きい場合、ザウター平均粒径D、表面積濃度C及び体積濃度Cの値を出力すると同時に、表面積濃度及び体積濃度の高いホコリ、又は水蒸気による干渉として報知する。
そうでなければ、火災警報信号を発し、次に掲げる2つのケースがある。ケース1:表面積濃度Cのみが予め設定した閾値Sthより大きく、且つザウター平均粒径Dは予め設定した、火災発生による煙粒子の大小を判定する閾値Ddiv(本実施例では0.5μm)より小さい場合、ザウター平均粒径D、表面積濃度C及び体積濃度Cの値を出力すると同時に、小粒径で表面積濃度の高い火災発生によるエアロゾルとして警報する。ケース2:表面積濃度C及び体積濃度Cはそれぞれ、予め設定した閾値Sth、Vthより大きく、且つザウター平均粒径Dは0.5μmとDthの間にある場合、ザウター平均粒径D、表面積濃度C及び体積濃度Cの値を出力すると同時に、大粒径で表面積及び体積濃度の高い火災発生によるエアロゾルとして警報する。
図7は、本発明にて測定した体積濃度と表面積濃度の比と、ザウター平均粒径間の関係を示しており、完全な線形関係にあることが明らかであり、前述した小粒径及び大粒径において非線形関係にある問題点が存在しない。
本発明は、エアロゾルの表面積濃度、体積(質量)濃度及びザウター平均粒径の3つのパラメータを取得して、火災発生によるエアロゾルと非火災要因によるエアロゾルを区別し、エアロゾルの粒径及び表面積濃度等特徴パラメータを直接取得するだけでなく、火災発生による煙の検知の正確性をさらに高め、誤報率を下げることができる。
なお、本発明に対する同等の置換、又は変形により得られる技術的解決手段は、いずれも保護範囲内に含まれるものとする。
(付記)
(付記1)
短波長発光素子及び長波長発光素子を備え、且つ2つの検知信号を有する検知器を構成させ、そのうち短波長発光素子と受光素子の光軸間の夾角を90°以上とし、長波長発光素子と受光素子の光軸間の夾角を90°以下とするステップ1と、
エアロゾルによる短波長散乱光の出力Pで表した散乱光信号を用いて、式C=P/M(Cの単位はnm/cmであり、Pの単位としては、散乱光の出力の換算電圧Vとし、Mは散乱光に対応する表面積濃度換算係数で、光学的構造及び電気的パラメータに対応する常数であり、取得値の範囲は(1.5−3.5)×10−10であり、散乱光の出力を電圧Vで表す場合、単位はV/(nm/cm)である)によりエアロゾルの表面積濃度Cを算出するステップ2と、
エアロゾルによる長波長散乱光の出力Pで表した散乱光信号を用いて、式C=P/M(Cの単位はnm/cm、Pの単位は散乱光の出力の換算電圧Vであり、Mは散乱光に対応する体積濃度換算係数で、光学的構造及び電気的パラメータに対応する常数であり、取得値の範囲は(0.5−2.5)×10−12であり、散乱光の出力を電圧Vで表す場合、単位はV/(nm/cm)である)によりエアロゾルの体積濃度Cを算出するステップ3と、
=6(C/C)によりエアロゾルの体積濃度Cとエアロゾルの表面積濃度Cの比を算出して、エアロゾルのザウター平均粒径Dを得、単位はnmであるステップ4と、
エアロゾルの体積濃度C、エアロゾルの表面積濃度Cとザウター平均粒径Dをエアロゾルの特徴パラメータとして直接出力し、同時に予め設定した閾値Vth、Sth、Dthと比較し、その結果、体積濃度C、表面積濃度Cはそれぞれ、予め設定した閾値Vth、Sthより小さい場合、ステップ1に戻り、体積濃度C、表面積濃度Cのうち少なくとも一方が予め設定した閾値Vth、Sthより大きい場合、粒子のザウター平均粒径Dが予め設定した閾値Dthより大きいかを判断し、それより大きい場合、非火災要因による干渉の報知信号、そうでなければ、火災警報信号を発するステップ5と、を含む、
2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法。
(付記2)
短波長光として波長280−490nmの紫外又は青色光源、長波長光として波長830−1050nmの赤外光源を用いる、
ことを特徴とする、付記1に記載の2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法。
(付記3)
前記短波長発光素子と受光素子の光軸間の夾角を110−130°、前記長波長発光素子と受光素子の光軸間の夾角を70−89°とする、
ことを特徴とする、付記2に記載の2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法。
(付記4)
付記1−3のいずれか1つに記載の2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法の火災発生による煙用検知システムへの応用。
本発明は、エアロゾルの表面積濃度、体積又は質量濃度、ザウター平均粒径を直接取得するため、環境監視、工業生産及び日常生活の中でエアロゾルのこれらの特徴パラメータの測定が必要な場合にセンサとして使用することができる。
a 青色光及び赤外光用フォトダイオード
b 赤外発光ダイオード
c 青色発光ダイオード

Claims (4)

  1. 短波長発光素子及び長波長発光素子を備え、且つ2つの検知信号を有する検知器を構成させ、そのうち短波長発光素子と受光素子の光軸間の夾角を90°以上とし、長波長発光素子と受光素子の光軸間の夾角を90°以下とするステップ1と、
    エアロゾルによる短波長散乱光の出力Pで表した散乱光信号を用いて、式C=P/M(Cの単位はnm/cmであり、Pの単位としては、散乱光の出力の換算電圧Vとし、Mは散乱光に対応する表面積濃度換算係数で、光学的構造及び電気的パラメータに対応する常数であり、取得値の範囲は(1.5−3.5)×10−10であり、散乱光の出力を電圧Vで表す場合、単位はV/(nm/cm)である)によりエアロゾルの表面積濃度Cを算出するステップ2と、
    エアロゾルによる長波長散乱光の出力Pで表した散乱光信号を用いて、式C=P/M(Cの単位はnm/cm、Pの単位は散乱光の出力の換算電圧Vであり、Mは散乱光に対応する体積濃度換算係数で、光学的構造及び電気的パラメータに対応する常数であり、取得値の範囲は(0.5−2.5)×10−12であり、散乱光の出力を電圧Vで表す場合、単位はV/(nm/cm)である)によりエアロゾルの体積濃度Cを算出するステップ3と、
    =6(C/C)によりエアロゾルの体積濃度Cとエアロゾルの表面積濃度Cの比を算出して、エアロゾルのザウター平均粒径Dを得、単位はnmであるステップ4と、
    エアロゾルの体積濃度C、エアロゾルの表面積濃度Cとザウター平均粒径Dをエアロゾルの特徴パラメータとして直接出力し、同時に予め設定した閾値Vth、Sth、Dthと比較し、その結果、体積濃度C、表面積濃度Cはそれぞれ、予め設定した閾値Vth、Sthより小さい場合、ステップ1に戻り、体積濃度C、表面積濃度Cのうち少なくとも一方が予め設定した閾値Vth、Sthより大きい場合、粒子のザウター平均粒径Dが予め設定した閾値Dthより大きいかを判断し、それより大きい場合、非火災要因による干渉の報知信号、そうでなければ、火災警報信号を発するステップ5と、を含む、
    2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法。
  2. 短波長光として波長280−490nmの紫外又は青色光源、長波長光として波長830−1050nmの赤外光源を用いる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法。
  3. 前記短波長発光素子と受光素子の光軸間の夾角を110−130°、前記長波長発光素子と受光素子の光軸間の夾角を70−89°とする、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法。
  4. 請求項1−3のいずれか1項に記載の2波長の散乱光信号に基づくエアロゾルの特徴パラメータの取得方法の火災発生による煙用検知システムへの応用。
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