JP2017534368A - 治療物質を送達する送達デバイス、システムおよび方法 - Google Patents

治療物質を送達する送達デバイス、システムおよび方法 Download PDF

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Abstract

1種または複数種の治療物質を送達するために治療部位においてバリア領域を画定するように、送達デバイス、システムおよび方法を構成することができる。1種または複数種の治療物質を治療部位に送達するデバイスは、本体と、本体に対して移動可能でありかつ治療部位においてバリア領域を画定するように構成されている1つまたは複数の部材と、バリア領域に1種または複数種の治療物質を送達するように構成された1つまたは複数の送達内腔とを含むことができる。【選択図】図2A

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2014年10月13日に出願された米国仮特許出願第62/063,026号明細書、および2015年3月20日に出願された米国仮特許出願第62/135,977号明細書に対する優先権を主張し、それらの出願は、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
損傷した心臓を再生するかまたは修復するための幹細胞、サイトカイン、マイクロRNA等の治療物質の送達において、広範囲な研究がなされてきた。目下標準的な送達技法では、結果として心臓内に治療物質が十分に保持されなかった。これらの技法には、冠動脈内注入、開心術時の心筋内注入、または左心室内からのカテーテルシステム(NOGA等)を用いる心筋内注入が挙げられる。これらの技法を用いることにより、大部分の治療物質は、既存の毛細血管系もしくはリンパ系を介して急速に流出され、心室内に放出され、または生存に適さない環境であるために心筋内に生着しない。したがって、治療物質の有効性は、力学的な流出または劣化のために心臓内に十分に保持されないことによって、制限される可能性がある。
最近の前臨床研究は、保持を促進するために、生体適合性材料のスキャフォールド(足場)で治療物質を心臓に送達することに焦点を当ててきた。これらの複合「パッチ」は、より生存に適した環境を提供するとともに毛細血管チャネルおよびリンパチャネルを介する流出を低減させることにより、心臓内における移植細胞治療物質の保持を促進することができる。これらの複合パッチはまた、細胞活性を指示し、分子信号を細胞に送信することも可能である。生体適合性材料はまた、治療物質を標的部位にかつ/または徐放的に局在化させるスキャフォールドとしても作用することができる。しかしながら、従来の方法による心臓への生体適合性材料の送達には、通常、開心術が必要である。さらに、従来の送達技法は安全でない可能性があり、それは、心臓麻痺および心臓発作を引き起こす可能性がある塞栓症をもたらす可能性があり、心筋内送達技法は心臓不整脈をもたらす可能性があるためである。
したがって、心臓等の領域に対する治療物質の有効な、低侵襲性かつ安全な送達が必要とされている。
本開示は、侵襲的心臓外科手術を必要とすることなく治療物質を送達する送達デバイス、システムおよび方法に関する。これらのデバイス、システムおよび方法により、生体適合材料に埋め込まれた幹細胞、サイトカイン、薬物、生物製剤とともに他の高度な治療用物質の心臓への、たとえば心膜を介する送達を可能にすることができる。これにより、治療物質を、所定の解剖学的位置(前壁、後壁、側壁)に送達することを可能にし、また、生体適合材料に埋め込まれた治療物質によって形成されたパッチのサイズの調整も可能にすることができる。送達デバイスを数分間から数日間、一時的に残して、送達された治療物質のゲル化および/または生着を可能にすることができる。
いくつかの実施形態では、デバイスは、1種または複数種の治療物質を送達するデバイスに関連することができる。いくつかの実施形態では、デバイスは、本体と、本体に対して移動可能である1つまたは複数の部材とを含むことができる。いくつかの実施形態では、1つもしくは複数の部材および/または本体に対して接続しかつ/または部分的に重なって、治療部位においてバリア領域を画定するように、1つまたは複数の部材を構成することができる。いくつかの実施形態では、1種または複数種の治療物質をバリア領域に送達するように、1つまたは複数の送達内腔を構成することができる。
いくつかの実施形態では、デバイスは、本体と、本体に対して移動可能である少なくとも1つの部材とを含むことができる。治療部位においてバリア領域を画定するように、少なくとも1つの部材を構成することができる。1つまたは複数の部材は、少なくとも1つの部材の表面に配置されかつ吸引を加えるように構成された1つまたは複数のポートの少なくとも1つの組を含むことができる。1つまたは複数の部材は、バリア領域を包囲するように少なくとも1つの部材の表面に配置され、かつ少なくとも1種の治療物質を送達するように構成された、送達ポートの少なくとも1つの組を含むことができる。
いくつかの実施形態では、治療部位に1種または複数種の治療物質を送達するデバイスは、本体を含むことができる。デバイスは、伸長状態と半径方向拡張状態との間で移動するように構成されている少なくとも2つの部材をさらに含むことができる。半径方向拡張状態は、少なくとも2つの部材が本体に対して半径方向に拡張することを含むことができ、半径方向拡張状態にある少なくとも2つの部材は、治療部位においてバリア領域を画定する。いくつかの実施形態では、デバイスは、1種または複数種の治療物質をバリア領域に送達するように構成された1つまたは複数の送達内腔を含むことができる。
いくつかの実施形態では、方法は、心膜空間内に1種または複数種の治療物質を送達する方法を含むことができる。いくつかの実施形態では、方法は、デバイスの本体を通して心膜空間内に1つまたは複数の部材を前進させるステップを含むことができる。本方法は、1つもしくは複数の部材および/または本体に対して1つまたは複数の部材を接続するかまたは部分的に重ねることにより、心膜空間内にバリア領域を形成するステップを含むことができる。本方法は、バリア領域に1種または複数種の治療物質を送達するステップも含むことができる。
本開示のさらなる利点は、一部には以下の説明に示され、一部には、説明から明らかとなり、または本開示を実施することによって理解することができる。本開示の利点は、特に添付の特許請求の範囲に示す要素および組合せを用いて、具現化されかつ達成されよう。上述した全体的な説明および以下の詳細な説明の両方が、単に例示的かつ説明的なものであって、請求項に記載されているように本開示を限定するものではないことが理解されるべきである。
本開示は、以下の図面および説明を参照してより理解することができる。図の構成要素は必ずしも正確な縮尺ではなく、開示の原理を例示することに重きが置かれている。
図1は、実施形態による送達システムを示す。 図2A−Eは、実施形態による送達デバイスの図を示す。 図3A−Cは、実施形態による送達デバイスの動作を示す。 図4は、実施形態による送達デバイスを示す。 図5は、実施形態による送達デバイスを示す。 図6A−Eは、実施形態による送達デバイスの図を示す。 図7A−Dは、実施形態による送達デバイスの図を示す。 図8A−Eは、実施形態による送達デバイスの動作を示す。 図9A−Fは、実施形態による送達デバイスの動作を示す。 図10Aおよび10Bは、実施形態による送達デバイスの図を示す。 図11Aおよび11Bは、実施形態による送達デバイスの図を示す。 図12A−Cは、実施形態による送達デバイスの図を示す。 図13Aおよび13Bは、実施形態による送達デバイスの図を示す。 図14A−Dは、実施形態による送達デバイスの図を示す。 図15Aおよび15Bは、実施形態による送達デバイスの図を示す。 図16Aおよび16Bは、実施形態による送達デバイスの図を示す。 図17は、実施形態による送達システムを示す。
以下の説明において、本開示の実施形態が完全に理解されるために、具体的な構成要素、デバイス、方法の例等、多数の具体的な詳細が示されている。しかしながら、これらの具体的な詳細は、本開示の実施形態を実施するために採用することが必須ではないことが、当業者には明らかとなろう。他の場合では、本開示の実施形態を不必要に不明確にするのを回避するために、周知の材料または方法については詳細に記載していない。本開示は、さまざまな変更形態および代替形態が可能であるが、その具体的な実施形態について、図面において例として示し、かつ本明細書において詳細に説明する。しかしながら、本開示を開示される特定の形態に限定するようには意図されておらず、反対に、本開示はすべての変更形態を包含するものであることが理解されるべきである。
送達デバイスおよび特徴に関して本明細書で用いる「遠位」および「近位」という用語は、使用されているときの送達デバイスの位置に関する。「遠位」は、治療部位に最も近い送達デバイスの端部もしくはデバイスの特徴、または治療部位に向かう方向を示し、「近位」は、治療部位から最も遠いデバイスの端部もしくはデバイスの特徴、または治療部位から離れる方向を示す。「治療部位」は、器官または筋肉の組織等、治療されるように意図される、対象、ヒトまたは動物の任意の部位または領域を指す。治療部位について、心膜空間に関して考察するが、治療部位は、他の領域、たとえば、特に、心臓内および/もしくはその近くの他の領域、他の器官(たとえば、肺、肝臓、脳等)内および/もしくはその近く領域、血管系、関節腔、またはそれらの組合せであり得ることが理解されよう。また、実施形態による送達デバイス、システムおよび方法は、診断物質または治療物質の送達に使用することができることも理解される。
実施形態による送達デバイス、システムおよび方法は、デバイスによって画定される領域(「画定バリア領域」と呼ぶ)において1種または複数種の治療物質を送達するように構成することができる。これにより、治療部位における1種または複数種の物質の正確な配置を可能にすることができる。また、デバイスは、その1種または治療物質が画定バリア領域においてゲル化しかつ/または生着するまで、ある期間治療部位に留まることができ、それにより、その1種または複数種の治療物質の保持を促進することができる。
「治療物質」は、患者に対する、治療効果、予防効果または診断効果等の効果を発揮することができる任意の1種または複数種の物質、化合物、組成物、配合物および/もしくは薬剤、ならびに/またはこうした物質を送達するように構成された媒体を含むことができる。治療物質の例としては、限定されないが、特に、幹細胞、サイトカイン、生物製剤、薬物、マイクロRNA、またはそれらの組合せが挙げられる。媒体は、治療剤または治療物質を送達するように構成された生体吸収性媒体であり得る。例として、媒体は、薬剤がゲル化しかつ/または生着するのを可能にする任意の物質であり得る。いくつかの実施形態では、デバイスは、同じ治療物質を送達し、異なる治療物質を別個に送達し、かつ/または1種もしくは複数種の治療物質の組合せを送達するように何れかの箇所で収束するように2つ以上の内腔を含むことができる。複数の内腔は、デバイス内でサイズ、形状および/もしくは位置またはそれらの組合せが異なりかつ/または同じであり得る。
いくつかの実施形態では、送達デバイスはカテーテル状デバイスであり得る。送達デバイスは、(シース)本体と、本体に対して移動するように構成された1つまたは複数の部材とを含むことができる。1つまたは複数の部材は、1種または複数種の治療物質を送達することができる治療部位においてバリア領域を画定するように構成することができる。いくつかの実施形態では、本体および/または1つもしくは複数の部材は、1つまたは複数の内腔を含むことができる。
いくつかの実施形態では、本体、1つもしくは複数の部材、および/または1つもしくは複数の内腔は、任意の寸法(たとえば、長さおよび/または直径)および/または形状を有することができる。特に、解剖学的構造、所望の挿入点の方向、送達する物質、またはそれらの組合せに対して、本体、1つもしくは複数の部材、および/または1つもしくは複数の内腔を調節し、そのサイズを決めることができる。たとえば、本体は、血管内腔内に挿入されるサイズ(たとえば、直径が1.0mm〜2.0mm)とすることができる。本体、1つもしくは複数の部材、および/または内腔のうちの1つもしくは複数はまた、患者に送達される治療物質の要件に従って調節することも可能である。
いくつかの実施形態では、本体は、第1端部(近位端部とも呼ぶ)、反対側の第2端部(遠位端部とも呼ぶ)およびそれらの間の長さを有することができる。いくつかの実施形態では、本体は、対称的な細長い形状を有することができる。いくつかの実施形態では、たとえば、治療部位にある間(たとえば、心膜内にある間は心臓内における)デバイスの回転/ころがりを防止するために、非対称の細長い形状を有することができる。いくつかの実施形態では、本体は、遠位端部に配置されたテーパ状先端を有することができる。
いくつかの実施形態では、本体および/または1つもしくは複数の部材は、可撓性を向上させかつ/またはある方向における丸まりに好都合であるように構成された1つまたは複数の表面部材を含むことができる。たとえば、いくつかの実施形態では、本体および/または1つもしくは複数の部材は、少なくとも部分的に長さに沿って配置された複数の刻み目(serration)および/またはスロットを含むことができる。刻み目および/またはスロットは、任意のパターン、形状、サイズまたは深さを有することができる。
いくつかの実施形態では、本体は、少なくとも部分的に長さに沿って遠位端部に隣接して配置された1つまたは複数の安定化部材を含むことができる。1つまたは複数の安定化部材は、1つまたは複数の部材が本体に対して移動するときに本体を安定化するように、治療部位における周囲の組織と連絡するように構成することができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の安定化部材は、特に、真空源、吸引カップ、針、スパイク、とげ、他の突出部材、またはそれらの組合せによって提供される吸引を加えるように構成されたポートを含むことができる。1つまたは複数の安定化部材は、特に、任意の数、サイズ、形状、パターン、またはそれらの組合せを有することができる。
いくつかの実施形態では、送達デバイスは、任意の数の部材を含むことができる。いくつかの実施形態では、送達デバイスは、1つの部材、2つの部材、3つの部材、4つの部材等を含むことができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材は、治療部位によって領域を画定するように、それ自体、別の部材、および/または本体の第2(遠位)端部に接続しかつ/またはそれに対して部分的に重なる(たとえば、丸まる)ように構成することができる。部材の接続されたまたは部分的に重なった状態は、「閉鎖」状態と呼ぶことができる。例として、部材の接続されたまたは部分的に重なった状態において、部材は、治療部位における領域(たとえば、心膜空間)を包囲することができる。このように、部材は、たとえば心膜空間内の治療部位において領域の境界(たとえば、領域の周囲の囲い)のように作用し、それにより、治療物質を送達することができる治療部位において制限領域(たとえば、部材によって画定されるバリア領域)を形成することができる。送達中および/または拡張形態において、領域は任意の形状を有することができる。いくつかの実施形態では、領域は、特に、円形形状、卵形形状、D字型等であり得る。
いくつかの実施形態では、領域のサイズおよび/または形状は、たとえば、本体の遠位端部(第2端部)に対して1つまたは複数の部材をさらに前進させるかまたは展開させることにより、調整可能であり得る。このように、領域のサイズおよび/または形状は、本体の端部に対する1つまたは複数の部材の前進または展開の量によって決まる可能性がある。いくつかの実施形態では、領域のサイズおよび/または形状を事前に定義することができる。たとえば、屈曲および/または曲率半径を事前に定義することができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材は、各々、特に、1つの屈曲点、2つの屈曲点またはそれらの組合せを有することができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材は、外面に配置された1つまたは複数の外部マーキングを含むことができる。いくつかの実施形態では、マーキングは、深さおよび/または長さを示すことができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材は、生体適合性材料から作製することができる。材料は、剛性、可撓性および/または半可撓性であり得る。材料としては、限定されないが、特に、プラスチック、形状記憶合金(たとえば、ニッケルチタン、ニチノール(登録商標)または高温焼戻し型ばね鋼)、ゴム、複合材、金属、繊維、他の合成材料、他の生体適合性材料、またはそれらの組合せを挙げることができる。材料として、たとえば、金属(鋼等)の編組もしくはコイル状の層等、単一化合物ポリマーもしくは複合材補強構造、ポリマー(ポリエーテルブロックアミド、ナイロンもしくはポリオレフィン等)内に埋め込まれた繊維(Kevlarもしくはナイロン等)、エラストマー(ポリウレタン等)、またはフルオロポリマー(ポリテトラフルオロエチレン等)を挙げることができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材は、1種または複数種の治療物質を、複数の方向において、たとえば、治療部位に対して横方向にかつ/または垂直に、画定バリア領域に対して制約するように構成することができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材は、画定バリア領域の「屋根」または「壁」のように振る舞うように構成することができる。
いくつかの実施形態では、1つもしくは複数の部材および/または本体は、真空源によって提供される吸引を加えるように構成された1つまたは複数のポートの1つまたは複数の組を含むことができる。たとえば、1つまたは複数のポートは、周囲の組織が、1つもしくは複数の部材および/または本体の1つまたは複数の表面に取外し可能に付着するように構成することができる。たとえば、心膜空間に対して、1つまたは複数のポートにより、心膜組織および/または心外膜組織が、吸引が加えられたときに1つもしくは複数の部材および/または本体の1つまたは複数の表面に付着することができる。たとえば、本体は、1つもしくは複数の部材および/または本体の一方の側に配置されて心膜組織と連通するポートの1つもしくは複数の組、および/または1つもしくは複数の部材および/または本体の別の側に配置されて心膜外組織と連通するポートの1つもしくは複数の組を含むことができる。吸引が加えられると、1つまたは複数の部材に付着した心膜組織および/または心膜外組織は、画定バリア領域の「屋根」の役割を果たすことができ、1つまたは複数の部材は、画定バリア領域の壁の役割を果たすことができる。いくつかの実施形態では、ポートは、1つまたは複数の部材の部分的に重なった部分を互いに付着させるように構成することができる。この例では、1つまたは複数の部材は、画定バリア領域の壁の役割を果たすことができる。
いくつかの実施形態では、送達デバイスは、さらにかつ/または別法として、1つまたは複数の部材の表面に配置されかつ1つまたは複数の部材の表面から画定バリア領域内に延在する、1つまたは複数の制約部材を含むことができる。いくつかの実施形態では、1つまたは延在する部材を、1つまたは複数の部材の少なくとも1つの表面に配置することができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の制約部材を、1つまたは複数の部材の底面および/または頂面を少なくとも部分的に覆うように構成することができる。1つまたは複数の制約部材は、画定バリア領域の「屋根」の役割を果たすことができ、1つまたは複数の部材は、画定バリア領域の壁の役割を果たすことができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の制約部材の各々は、同じ材料、同じ寸法、異なる材料、異なる寸法またはそれらの組合せであり得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の制約部材は、1つまたは複数の部材と実質的に同じ材料であり得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材の各々は、同じ制約部材および/または異なる制約部材を含むことができる。例として、部材は、1つの面(たとえば、底面および/または頂面)に配置された制約部材と、反対側の面(たとえば、頂面および/または底面)に配置された制約部材とを含むことができ、これらの制約部材のうちの一方は、他方の制約部材より画定バリア領域内にさらに延在する。
いくつかの実施形態では、送達デバイスは、1つまたは複数の部材内に配置されるように構成された1つまたは複数の操縦部材を含むことができる。操縦部材は、たとえば、本体に対する軸方向またはねじり駆動機構によって、1つまたは複数の部材の移動を機械的にかつ/または電気的に制御するように構成されたワイヤ状部材であり得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の操縦部材は、形状記憶合金(たとえば、Nitinol)から形成することができ、したがって、形状記憶合金によって画定される形状に従って1つまたは複数の部材の形状を制御するように構成することができる。例として、1つまたは複数の操縦部材により、1つまたは複数の部材は、形状記憶合金によって画定される形状に従って湾曲するかまたは屈曲することができ、それにより、1つまたは複数の操縦部材は、バリア領域を画定するように部分的に重なりかつ/または接続することができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の操縦部材を、治療部位においてバリア領域を画定するように1つまたは複数の部材が互いに部分的に重なるように構成することができる。たとえば、1つまたは複数の操縦部材により、1つの部材が単一の平面において丸まることができ、それにより、部材が本体を通して展開するときに画定領域を形成するように、部材のその部分がそれ自体(たとえば、部材の別の部分)に対して部分的に重なる。このように、単一平面において部分的に重なることにより、部材は、バリア領域を実質的に封止して、治療部位における治療物質の漏れを実質的に最小限にしかつ/または防止することができる。
いくつかの実施形態では、送達デバイスは、さらにかつ/または別法として、本体の上に配置された1つもしくは接続部材、1つもしくは複数の部材、および/または1つもしくは複数の操縦部材を含むことができる。1つまたは複数の接続部材は、治療部位においてバリア領域を画定するように、それ自体、別の部材、および/または本体の第2端部に接続するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは接続部材は、異なりかつ/または相補的な接続部材であり得る。接続部材としては、限定されないが、特に、機械的接続部材(たとえば、かぎホック、さねはぎ、かえしおよび空洞、連結するC字型の裂け目(C cleft)、引込み可能な結び目を備える縫糸、他の掛止部材等)、磁気または電磁接続部材(たとえば、ボールインソケット)、材料接続部材(たとえば、低デュロメータ硬さ(ショア50A〜90Aまたは20D〜50D等)のポリマーまたはエラストマーを用いる「粘着シール」)、圧力を送達するように構成された部材(たとえば、生体吸収性チップ、吸引等)、またはそれらの組合せを挙げることができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の接続部材は、バリア領域を実質的に封止するように接続するように構成することができる。接続部材の間の実質的なシールは、治療物質の漏れを実質的に最小限にしかつ/または防止することができる接続であり得る。
いくつかの実施形態では、送達デバイスは、接続部材が接続することができる、本体および/または1つもしくは複数の部材に配置された1つまたは複数の接続点を含むことができる。1つまたは複数の接続点としては、限定されないが、本体内、画定領域の頂点、および画定領域に沿った他の位置を挙げることができる。例として、少なくとも2つの部材および/または2つの接続部材を有するデバイスは、頂点で接続するように対称的に拡張し、かつ/または他の位置で接続するように非対称に拡張することができる(たとえば、一方の部材および/または接続部材が他方の部材および/または接続部材より長い場合がある)。
いくつかの実施形態では、送達デバイスは、1つまたは複数の部材の閉鎖状態を解除するように構成することができる。いくつかの実施形態では、閉鎖状態(たとえば、接続されたまたは部分的に重なった)状態は、たとえば、フックの後退、切断縫糸、回転C字型裂け目、操縦部材および/もしくは他の機械的部品の後退、電流による磁場の崩壊、および/または吸引の崩壊により、解除するように構成することができる。いくつかの実施形態では、1回、2回、またはそれより多い回数、崩壊し再配置されるように、接続部材を構成することができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材は、概して伸長もしくは開放状態で、接続もしくは閉鎖状態(たとえば、接続部材(たとえば接続されたもしくは部分的に重なった)で、またはそれらの組合せで、本体を通して展開するように構成することができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材は、伸長または開放状態で展開する場合、たとえば、1つまたは複数の操縦部材を介して、1つまたは複数の部材を本体に対してある点まで前進させた後に、閉鎖状態(たとえば、部分的に重なったまたは接続された状態)になるように構成することができる。例として、1つまたは複数の部材が閉鎖状態であるように構成される点は、1つもしくは複数の部材および/または操縦部材に含まれる形状記憶合金によって事前設定することができる。
いくつかの実施形態では、少なくとも部分的に本体の長さに沿ってかつ/または1つもしくは複数の部材の長さに沿って、1つまたは複数の内腔を配置することができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の内腔は、本体および/または1つもしくは複数の部材の第1端部から第2(遠位)端部まで延在することができる。他の実施形態では、1つまたは複数の内腔は、本体および/または1つもしくは複数の部材の長さに沿った位置から略第2(遠位)端部まで延在することができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の内腔は、同じおよび/または異なる寸法、形状、長さまたはそれらの組合せであり得る。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の内腔は、1種または複数種の治療物質を送達するように構成された1つまたは複数の送達内腔を含むことができる。デバイスは、任意の数の送達内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、デバイスは、1つの送達内腔を含むことができる。他の実施形態では、デバイスは、2つ以上の送達内腔(たとえば、2つの内腔、3つの内腔、4つの内腔等)を含むことができる。いくつかの実施形態では、デバイスは、1種または複数種の治療物質を送達するように構成された少なくとも2つの送達内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、2つ以上の送達内腔は、同じおよび/または異なる寸法、形状、長さまたはそれらの組合せであり得る。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材内に1つまたは複数の送達内腔を配置することができる。この例では、1つまたは複数の部材は、1種または複数種の治療物質を画定領域に送達するように構成された複数の送達ポートの1つまたは複数の組を含むことができる。いくつかの実施形態では、送達ポートは、任意の数、形状、パターン、間隔またはそれらの組合せであり得る。いくつかの実施形態では、ポートとしては、限定されないが、特に、対称的な開口部、角度付き開口部またはそれらの組合せが挙げられる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材の長さの一部に沿って送達ポートを配置することができる。例として、1つもしくは複数の部材の1つもしくは複数の表面、1つもしくは複数の部材の1つもしくは複数の領域、またはそれらの組合せに、送達ポートを配置することができる。たとえば、送達される治療物質のゲル化および/または混合を促進することができる1つまたは複数の部材の1つの領域または対向する複数の領域に沿って、あるパターンでポートを配置することができる。たとえば、ポートが物質を画定領域に送達するように画定領域を包囲するかまたはその境界を定めるように、1つまたは複数の部材の表面または面に、送達ポートを配置することができる。別の例として、1つまたは複数の部材は1つまたは複数の送達ポートの少なくとも2つの組を含むことができ、各組は、送達内腔と連通するように構成される。
2つ以上の送達内腔の場合、各内腔を、異なる治療物質を送達するように構成することができる。いくつかの実施形態では、送達内腔は、本体および/または1つもしくは複数の部材内に別個に延在することができ、それにより、各内腔は、治療物質を(たとえば、一組の送達ポートを介して)別個に送達する。他の実施形態では、内腔は、本体内での治療物質の混合を可能にするように、本体および/1つもしくは複数の部材の長さに沿って一点に集まることができる。
いくつかの実施形態では、送達内腔は、本体および/または1つもしくは複数の部材に対して平行に、角度を付けて、またはそれらの組合せで配置することができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の送達内腔は、その長さに沿って実質的に同じである直径を有することができ、長さに沿って非対称な直径を有することができ、またはそれらの組合せであり得る。いくつかの実施形態では、送達内腔のうちの1つまたは複数は、そのオリフィス内に、治療物質(たとえば、ゲル)の流れを仕向けかつ/またはその流れに影響を与えるとともに、所定方向において治療物質の流出に影響を与えるように構成された、らせん状部分を有することができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の内腔は、ゲル送達後のカテーテル内への逆流を防止するように、「ダックビル」弁構成に類似する流出形状を有することができる。
いくつかの実施形態では、本体内に1つまたは複数の送達内腔を配置することができる。いくつかの実施形態では、本体の第1端部に1つまたは複数の送達内腔の第1端部を配置することができる。他の実施形態では、本体に沿ったある位置に1つまたは送達内腔の第1端部を配置することができる。この例では、治療物質が流れる必要がある可能性がある領域(たとえば、内腔デッドスペース)が最小限になり、それにより、治療物質の無駄が低減する。
いくつかの実施形態では、細胞またはサイトカインの生存力を増大させ、または治療物質が内腔および/または部材の壁に付着するのを防止するように構成された材料で、1つもしくは複数の送達内腔および/または1つまたは複数の部材をコーティングすることができる。
いくつかの実施形態では、本体および/または1つもしくは複数の部材は、真空源に対して構成された1つまたは複数の内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体および/または1つもしくは複数の部材は、他の構成要素に対して構成された1つまたは複数の内腔も含むことができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の内腔は、所定の構成要素、複数の構成要素、またはそれらの組合せに対して構成することができる。いくつかの実施形態では、さらにかつ/または別法として、本体および/または1つもしくは複数の部材(の表面)に、1つまたは複数の構成要素を配置することができる。
いくつかの実施形態では、構成要素としては、限定されないが、特に、1つまたは複数の電気的構成要素(たとえば、ゲル化を促進する紫外線(UV)発光、センサ、光ファイバ)、撮像デバイス(たとえば、カメラ、血管内超音波、心臓内心エコー検査等)、操縦構成要素(たとえば、ガイドワイヤ)、サンプリング/生検構成要素(たとえば、心膜流体をサンプリングするため)、またはそれらの組合せを挙げることができる。いくつかの実施形態では、センサは任意のセンサを含むことができる。たとえば、心膜空間に対して、センサは、心臓の電気的活動を検出し、モニタリングし、かつ/または変更するように構成された任意のセンサを含むことができる。例として、センサとしては、電気的活動を検出し、それにより瘢痕組織を検出するように構成された電圧センサ、心膜内腔圧に対して構成された圧力センサ、冠動脈血流または静脈血流を検出する動きまたは流れセンサを挙げることができる。
実施形態による送達デバイスを、送達システムを使用して患者に植え込むことができることが理解されよう。送達デバイスは、送達システムの一部であり得る。図1は、実施形態による送達システム100を示す。図1に示すように、システム100は、送達デバイス110、ガイドワイヤ120および針130を含むことができる。送達システム100はまた、ハンドルアセンブリ(図示せず)も含むことができる。送達システム100は、図に示すものに限定されず、実施形態による送達デバイスは、他の送達システムで使用することができる。臨床医は、送達システムを用いて、開示される送達デバイスの動作を制御することができることも理解されよう。開示される送達デバイスの動作は臨床医の行為に関して考察するが、これらの行為を行うように送達システムを構成することができることがさらに理解されよう。
たとえば、心膜空間に1種または複数種の治療物質を送達するために、臨床医は、心膜空間に針130を向けることができる。心膜空間にアクセスするために、臨床医は、心臓に対して任意の既知の侵襲性の手法および侵襲性の低い手法を用いることができる。これらの手法として、限定されないが、剣状突起下、経心尖、傍胸骨/肋間、外科的(たとえば、胸骨切開、開胸、胸骨部分切開、Davinciロボットシステム等)、画像誘導(たとえば、超音波誘導、X線透視撮影、CT、MRI、ICE等)等を挙げることができる。心膜空間内に針が配置された後、臨床医は、心膜空間までガイドワイヤ120を用いて、針130を取り除くことができる。そして、臨床医は、ガイドワイヤ120を用いてデバイス110を心膜空間内に移動させることができる。
いくつかの実施形態では、送達システム100は、ガイドワイヤ120を案内しかつ/または仕向けるシースを含むことも可能である。いくつかの実施形態では、シースは、処置前および/または処置中にガイドワイヤ120および/または1つもしくは複数の部材を仕向けるように構成された角度付きまたは湾曲形状を有することができる。デバイスがシースを含む場合、臨床医は、ガイドワイヤ120を用いてデバイス100とともにシースを移動させることができ、またはシースを適所に移動させ、ガイドワイヤ120を取り除き、デバイス110を心膜内に前進させもしくは展開させることができる。
図2〜図16は、1種または複数種の治療物質を送達するためにバリア領域を画定するように構成された送達デバイスの例を示す。送達デバイスは、図に示しかつ図に関して記載する、本体、1つもしくは複数の部材、ポート、操縦部材、内腔、および/または1つもしくは複数の接続部材の構成および/または組合せに限定されないことが理解されよう。送達デバイスは、実施形態の任意の組合せを含むことができる。デバイスは、たとえば、送達空間内の圧力を検知するかまたは生物学的流体をサンプリングするための、追加の内腔を含むことができることも理解されよう。
図2〜図6および図13〜図16は、実施形態に従って1種または複数種の治療物質を送達することができるバリア領域を画定するように構成された1つの部材を有する送達デバイスを示す。
図2A〜図2Eは、磁気接続によってバリア領域を画定するように構成された部材を備えた送達デバイス200を示す。図2A〜図2Eに示すように、送達デバイス200は、1種または複数種の治療物質を送達することができるバリア領域231を画定するように構成された部材230を含むことができる。デバイス200は本体210を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体210は、第1(遠位)端部211および第2(近位)端部213とそれらの間の長さとを含むことができる。
いくつかの実施形態では、部材230は、本体210に対して後退可能かつ/または前進可能もしくは展開可能であり、前進するときにバリア領域231を画定するように構成することができる。いくつかの実施形態では、領域231は円形であり得る。領域はまた、異なる形状を有することができる。いくつかの実施形態では、部材230は、内腔216を含み、少なくとも1つの開放端部を有することができる。いくつかの実施形態では、デバイス200は、領域231の形成時に部材230の移動を制御するように構成された、内腔216内に配置された操縦部材240を含むことができる。いくつかの実施形態では、操縦部材240は、内腔216内で部材230とともにかつ/または部材230に対して移動するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、操縦部材240は、図2Bにおいて拡大図で示すように、端部に配置された接続部材242を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体210は、相補的な接続部材250を含むことができる。いくつかの実施形態では、接続部材242および250は、磁気接続を形成するように、反対の極性の磁石であり得る。このように、接続部材242および250が係合するとき、部材は閉鎖状態であり得る。
いくつかの実施形態では、本体210の第2端部213に接続部材250を配置することができる。他の実施形態では、他の場所に接続点を配置することができる。たとえば、接続本体が本体210の内腔内にあるように、本体210内に接続部材250を配置することができる。
いくつかの実施形態では、部材230は、送達内腔を包囲するように領域を画定するように構成されている。このように、部材230は、1種または複数種の治療物質を送達することができるバリア領域を形成することができる。
いくつかの実施形態では、図2Eにおいて断面で示すように、本体210は複数の内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体210は、ガイドワイヤ202に対して構成された、本体210の実質的に中心に配置された内腔212を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体は、部材230に対して構成された内腔214を含むことができる。本体210はまた、1種または複数種の治療物質を送達するための1つまたは複数の内腔も含むことができる。いくつかの実施形態では、本体は、同じ治療物質および/または異なる治療物質を送達するための内腔222および224を含むことができる。
図3A〜図3Cは、部材330を示し、部材330は、部材330の長さに沿ったある点に接続することによりバリア領域を画定するように構成されている。いくつかの実施形態では、部材230と同様に、部材330は、本体に対して展開可能かつ後退可能であり、前進するときにバリア領域331を画定するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、部材330は、端部に配置された接続部材342を含むことができる。接続部材342は、磁極性を有することができる。いくつかの実施形態では、部材330の長さに沿った少なくとも1つの領域は、反対の磁極性を有することができ、それにより、接続部材342および部材340は領域331を画定するように磁気接続を形成する。このように、接続部材342および部材340が係合するとき、部材は閉鎖状態であり得る。いくつかの実施形態では、部材330は、(たとえば、閉鎖状態によって形成される)画定バリア領域内に1種または複数種の治療物質を送達するために複数のポート336を含むことができる。
動作時、部材330は、伸長状態(たとえば、開放状態)で本体(図示せず)を通して前進するかまたは展開し、機械的な力(たとえば、機械的プーリシステム)および/または電気的な力を用いることにより、図3Bに示すように湾曲する(閉鎖状態を形成する)ように構成することができる。例として、部材330は、領域331を画定するように形状を形成するように構成された形状記憶合金から作製することができる。他の実施形態では、部材330は、図3Bに示す湾曲をもたらすように構成された操縦部材(図示せず)を含むことができる。接続部材342が領域331を画定するように部材330に磁気的に接続した後、1つまたは複数の治療物質370を領域331内に送達することができる。部材330は、図3Cに示すように、1種または複数種の治療物質370がたとえば生着および/またはゲル化するまで、標的部位内に留まることができる。その後、接続を解除することができ、部材330を物質370からかつその周囲で広げ、本体内に(たとえば、伸長または開放状態で)後退させることができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材は、瘢痕等、さまざまな電気的活動の領域を検出するように構成された1つまたは複数の電気センサをさらに含むことができる。1つまたは複数の部材の長さの一部に沿って、1つまたは複数のセンサを配置することができる。このように、標的部位を検出するようにセンサを構成することができる。いくつかの実施形態では、部材の長さに沿ったさまざまな位置に、1つまたは複数の電気センサを配置することができる。
図4は、長さに沿って配置された複数の電気センサ480を有する部材430を示す。部材430は、図3A〜図3Cに示す部材330と同様であり得る。部材430は、1種または複数種の治療物質470を、部材430のある位置に磁気的に接続されるように構成された接続部材442によって画定されたバリア領域431内に送達するために、複数のポート436を含むことができる。本明細書において考察する実施形態のうちの任意のものによる部材もまた、電気センサを含むことができることが理解されよう。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の部材は、1種または複数種の物質を送達するために部材の長さに沿って配置されたポートをさらに含むことができる。図5は、実施形態による部材530の例を示す。部材530は、部材330と同様に示されている。部材530は、その長さに沿った複数の位置に配置された1つまたは複数のポート536と、少なくとも部分的に部材530の長さに沿って延在するポート538と、部材530に配置された位置に磁気的に接続するように構成された接続部材542とを含むことができる。しかしながら、本明細書において考察する他の実施形態による部材もまた電気センサを含むことができることが理解されよう。
図6A〜図6Eは、圧力シールによってバリア領域を画定するように構成された部材を備える送達デバイス600を示す。送達デバイス200と同様に、送達デバイス600は、1種または複数種の治療物質を送達することができるバリア領域631を画定するように構成された部材630を含むことができる。
いくつかの実施形態では、デバイス600は本体610を含むことができる。いくつかの実施形態では、部材630は、本体610に対して展開可能かつ後退可能であり、前進するときにバリア領域631を(たとえば、閉鎖状態で)画定するように構成することができる。いくつかの実施形態では、部材630は、部材630の閉鎖端部に配置された接続部材642と、少なくとも部分的に部材の長さに沿って延在する1つまたは複数の内腔616とを含むことができる。この例では、部材630は2つの内腔616を含む。
いくつかの実施形態では、デバイス600は、領域の形成時に部材630の移動を制御するように構成された1つまたは複数の操縦部材640を含むことができる。いくつかの実施形態では、デバイス600は、2つの操縦部材640を含むことができる。いくつかの実施形態では、それぞれの内腔616内で部材630とともに移動するように、各操縦部材640を構成することができる。
いくつかの実施形態では、部材630は、1種または複数種の治療物質を送達するための複数のポート636を含むことができる。いくつかの実施形態では、ポート636は、任意の数、形状、パターン、サイズまたは間隔であり得る。いくつかの実施形態では、角度をつけてポート636を配置することができる。
いくつかの実施形態では、接続部材642が部材630に沿ったある点に対して圧力をかけることによって領域を画定するように、部材630を構成することができる。他の実施形態では、本体610に対して圧力をかけるように、部材630を構成することができる。操縦部材640を用いて圧力(たとえば、機械的な力)をかけることにより、部材630に対して先端642を圧縮させることができ、それにより、接続がシールを形成することができる。
いくつかの実施形態では、図6Eにおいて断面で示すように、本体610は、複数の内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体610は、ガイドワイヤ602に対して構成された、本体610の実質的に中心に配置された内腔612を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体610は、部材630の移動のために構成された内腔614を含むことができる。本体610はまた、1種または複数種の治療物質を送達するための内腔620も含むことができる。いくつかの実施形態では、同じ治療物質および/または異なる治療物質を送達するために、内腔620を少なくとも2つの内腔に分割することができる。
図13Aおよび図13Bは、吸引シールによってバリア領域を画定するように構成された部材を備えた送達デバイス1300を示す。送達デバイス200と同様に、送達デバイス1300は、本体(図示せず)に対して前進しかつ/または後退するように構成され、部材1330が前進するときに1種または複数種の治療物質を送達することができるバリア領域1331画定するように構成された部材1330と、本体(図示せず)とを含むことができる。本体は、実施形態、たとえば、図2〜図12および図14〜図16に関して記載する本体に対応することができることが理解されよう。
いくつかの実施形態では、部材1330は、本体(図示せず)に対して後退可能であり、(たとえば、閉鎖状態で)バリア領域1331を画定するように構成することができる。いくつかの実施形態では、たとえば、図14〜図16に示すように、部材1330の一部が部材1330の別の部分と部分的に重なるように丸まるように、部材1330を構成することができる。いくつかの実施形態では、部材1330は、部材1330の端部にかつ/または部材1330の1つもしくは複数の表面に沿って配置された1つまたは複数のポート1342を含むことができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のポート1342は、部材1330がそれ自体の上で封止することによって画定領域を封止するように、吸引を加えるように構成することができる。
いくつかの実施形態では、部材1330は、吸引を加えるように構成された1つまたは複数のポート1344を含むことができ、それにより、周囲の組織は、部材1330に一時的に付着する。いくつかの実施形態では、部材1330は、部材1330の対向する表面に配置された1つまたは複数のポート1344の2つの組を含むことができる。いくつかの実施形態では、部材1330は、1つまたは複数のポート1344のそれより多いかまたは少ない組を含むことができる。例として、部材1330は、部材1330の1つの表面に配置されたポート1344の1つの組を含むことができる。吸引が加えられると、1つまたは複数のポート1344により、周囲の組織は、画定領域のための屋根の役割を果たすことができる。
いくつかの実施形態では、部材1330は、1種または複数種の治療物質を送達するように構成された複数のポート1336を含むことができる。いくつかの実施形態では、ポート1336は、任意の数、形状、パターン、サイズまたは間隔であり得る。いくつかの実施形態では、部材1330は、部材1330の表面の異なる位置に配置されたポート1336の2つの組を含むことができる。いくつかの実施形態では、ポート1336の各組は、異なる治療物質を送達するように構成することができる。いくつかの実施形態では、部材1330は、ポートのそれより多いかまたは少ない組を含むことができる。いくつかの実施形態では、ポート1336の各組を、同じ治療物質を送達するように構成することができる。いくつかの実施形態では、角度を付けてポート1336を配置することができる。
いくつかの実施形態では、送達吸引に対して構成されたポート1344の組の間の部材1330の領域または表面に、ポート1336の組を配置することができる。部材1330の表面にポート1336を配置することができ、それにより、使用時、(たとえば、部材1330が閉鎖状態にあるとき)画定領域の内面にポート1336を配置することができ、それにより、ポート1336は、画定領域内に治療物質を送達することができる。いくつかの実施形態では、領域を包囲しかつ/または周囲の組織に面するようにポート1336の表面に対して垂直な対向する表面に、ポート1344の組を配置することができる。いくつかの実施形態では、ポート1336とは反対の領域または表面にポート1342を配置することができ、それにより、使用時、ポート1342は、部材1330の表面に面することができる。
いくつかの実施形態では、部材1330は、部材の長さに沿って配置された複数の電気センサ1380を含むことができる。少なくとも部分的に部材1340の円周に各センサ1380を配置することができる。
いくつかの実施形態では、図13Bにおいて断面で示すように、部材1330は、その長さに沿って配置された複数の内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、部材1330は、領域の形成時に(たとえば、閉鎖状態であるように)本体に対する部材1330の移動を制御することができる操縦部材(図示せず)のために構成された内腔1312を含むことができる。内腔1312を包囲するように、他の内腔を配置することができる。
いくつかの実施形態では、部材1330はまた、1種または複数種の治療物質を送達するように構成された内腔1322および1324も含むことができる。たとえば、各内腔は、2成分物質の異なる成分を送達することができる。いくつかの実施形態では、内腔1322および1324は、同じ治療物質および/または異なる治療物質を送達するように結合することができる。いくつかの実施形態では、同じ治療物質および/または異なる治療物質を送達するように、内腔1322および1324を結合することができる。内腔1322および1324は、一組の1つまたは複数のポート1336と連通して、画定領域内に物質を送達することができる。
部材1330は、ポート1342および/または1344を通して周囲の組織に吸引を加えるように構成された1つまたは複数の内腔1352および1354を含むことができる。いくつかの実施形態では、吸引は、同じ真空源によって各内腔に対して提供するか、または独立して提供することができる。例として、内腔1352は、部材1330が使用されるときに心外膜組織に面するように構成されたポート1342の組のためのものとすることができ、内腔1354は、部材1330が使用されるときに心膜組織と面するように構成されたポート1342の組に対するものとすることができる。部材1330および/または本体は、検知用ワイヤを配置することができる1つまたは複数の内腔1382を含むことができる。検知用ワイヤが部材の長さに沿って配置されたセンサ1380と通信するように、1つまたは複数の内腔1382を配置することができる。センサ1380は、心臓内の電気的活動を検出するように構成されたセンサ等、任意のセンサを含むことができる。
図14〜図16は、実施形態による、部材1430を含み、部材1430が、部材の一部が部材および本体の別の部分と部分的に重なるように丸まるように構成されている、送達デバイスを示す。図14〜図16は、部材1430が部分的に重なる状態または閉鎖状態から後退するとき、治療部位に対して本体を安定化するように構成された1つまたは複数の安定化部材を含む本体を示す。このように、治療部位に対して本体を安定化することにより、送達される治療物質を妨害することなく部材1430を後退させることができ、部材1430は、後退の力によってもたらされる可能性がある本体の移動を防止することができる。
図14〜図16は、異なる実施形態による本体を含む送達デバイスを示す。送達デバイスは、図に示す構成に限定されないことが理解されよう。例として、送達デバイスは異なる部材を含むことができ、かつ/または異なる本体内に部材1430を配置することができることが理解されよう。
図14Aおよび図14Bに示すように、送達デバイス1400は、部材1430および本体1410を含むことができる。いくつかの実施形態では、端部1432に配置された部材1430の一部が別の部分と部分的に重なるまで、部材1430の一部が丸まるように、本体140から送達デバイス1430を前進させるかまたは展開させることができる。たとえば、使用時、(部材1430の端部に隣接して配置された)部材1430の部分1433が(部材1430の端部に隣接して配置された)部分1435と隣接して配置されるように、部材1430を前進させるかまたは展開させることができる。
いくつかの実施形態では、部材1430は、治療部位における周囲の組織が一時的に部材1430に付着するように吸引を加えるように構成された1つまたは複数のポート1444の1つまたは複数の組を含むことができる。いくつかの実施形態では、部材1430は、部材1430の対向する表面に配置された1つまたは複数のポート1444の2つの組を含むことができる。いくつかの実施形態では、部材1430は、1つまたは複数のポート1444のそれより少ないかまたは多い組を含むことができる。例として、部材1430は、部材1430の1つの表面に配置されたポート1444の1つの組を含むことができる。吸引が加えられるとき、1つまたは複数のポート1444により、周囲の組織は画定領域のための屋根の役割を果たすことができる。
いくつかの実施形態では、部材1430は、1種または複数種の治療物質を送達するように構成された複数のポート1436の1つまたは複数の組を含むことができる。いくつかの実施形態では、ポート1436は、任意の数、形状、パターン、サイズまたは間隔であり得る。いくつかの実施形態では、部材1430は、部材1430の表面の異なる位置に配置されたポート1437および1439の2つの組を含むことができる。いくつかの実施形態では、異なる治療物質を送達するように、ポート1436の各組を構成することができる。いくつかの実施形態では、部材1430は、ポートのそれより多いかまたは少ない組を含むことができる。いくつかの実施形態では、同じ治療物質を送達するようにポート1436の各組を構成することができる。いくつかの実施形態では、角度を付けてポート1436を配置することができる。
いくつかの実施形態では、吸引を加えるように構成されたポート1444の組の間の部材1430の領域または表面に、ポート1436の組を配置することができる。部材1430の表面にポート1436を配置することができ、それにより、使用時に、(たとえば、部材1430が閉鎖状態にあるとき)画定領域の内面にポート1436を配置することができ、それにより、ポート1436が画定領域内に治療物質を送達することができる。いくつかの実施形態では、領域を包囲しかつ/または周囲の組織に面するようにポート1436の表面に対して垂直な対向する表面に、ポート1444の組を配置することができる。いくつかの実施形態では、ポート1436とは反対側の部材の領域または表面に、ポート1444を配置することができ、それにより、使用時に、ポート1444が部分的に重なった部材1430の表面と面することができる。
いくつかの実施形態では、部材1430は、部材の長さに沿って配置された複数の電気センサ1480を含むことができる。少なくとも部分的に部材1440の周囲に各センサ1480を配置することができる。
図14Aおよび図14Bにおいて、部材1430は閉鎖端部を有している。端部は、鈍い、丸い、他の形状であり得る。いくつかの実施形態では、部材1430は、たとえば、1種または複数種の治療物質を送達するように、端部に配置されたポートを有することができる。
いくつかの実施形態では、図14Cおよび図14Dにおいて断面で示すように、部材1430は、少なくとも部分的にその長さに沿って配置された複数の内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、部材1430は、領域の形成時の本体に対する(たとえば、閉鎖状態であるように)部材1430の移動を制御することができる操縦部材(図示せず)に対して構成された内腔1412を含むことができる。たとえば、操縦部材は、図14Aおよび図14Bに示すように、部材1430が部分的に重なるように構成することができる。内腔1412を包囲するように他の内腔を配置することができる。
いくつかの実施形態では、部材1430はまた、1種または複数種の治療物質を送達するように構成された内腔1422および1424も含むことができる。たとえば、各内腔は、2成分物質の異なる成分を送達することができる。いくつかの実施形態では、同じ治療物質および/または異なる治療物質を送達するように、内腔1422および1424を結合することができる。内腔1422および1424は、それぞれポートの組1437および1439と連通して、画定領域内に物質を送達することができる。
いくつかの実施形態では、部材1430は、内腔1452および1454を含むことができる。内腔1452および1454は、少なくともポート1442を通して周囲の組織に吸引を加えるように構成することができる。いくつかの実施形態では、吸引を、同じ真空源によって各内腔に対して提供するかまたは独立して提供することができる。例として、内腔1452は、部材1430が使用されるときに心外膜組織に面するように構成されたポート1442の組に対するものとすることができ、内腔1454は、部材1430が使用されるときに心膜組織に面するように構成されたポート1442の組に対するものとすることができる。
いくつかの実施形態では、部材1430は、検知用ワイヤまたは他の構成要素用ワイヤを配置することができる1つまたは複数の内腔1482を含むことができる。いくつかの実施形態では、部材1430は、検知用ワイヤに対して構成された2つの内腔1482を含むことができる。いくつかの実施形態では、部材1430は、それより多いかまたは少ない内腔を含むことができる。検知用ワイヤが部材の長さに沿って配置されたセンサ1480と通信するように、1つまたは複数の内腔1482を配置することができる。センサ1480は、心臓における電気的活動を検出するように構成されたセンサ等、任意のセンサを含むことができる。
いくつかの実施形態では、部材1430はまた、部材1430の部分1433および/または1435に沿って配置された1つまたは複数のポートも含むことができる。1つまたは複数のポートは、内腔1452および/または1454と連通することができる。いくつかの実施形態では、部材1430がそれ自体の上に封止することにより画定領域を封止するように、吸引を加えるように、1つまたは複数のポートを構成することができる。いくつかの実施形態では、部材1430は、さらにまたは別法として、部分1433および/または1435に配置された他の接続部材をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、接続部材は、限定されないが相補的な磁石を含むことができる。
いくつかの実施形態では、本体1410は、遠位端部1413に配置されたテーパ状先端1411を含むことができる。本体1410はまた、少なくとも部分的に遠位端部の近くで本体1410の長さに沿ってかつ本体1410の周囲に沿って配置された1つまたは複数の安定化部材1408も含むことができる。例として、1つまたは複数の安定化部材1408は、治療部位において隣接する組織に吸引を加えるように構成された1つまたは複数のポートであり得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の安定化部材1408は、本体1410の長さに対してずれて配置される1つまたは複数の安定化部材の複数の組を含むことができる。いくつかの実施形態では、安定化部材の各組は、任意の数の安定化部材を含むことができ、図示する4つの安定化部材1408より多いかまたは少ない場合もある。いくつかの実施形態では、複数の安定化部材1408は、長さに対して整列することができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の安定化部材1408は、任意のタイプの安定化部材(たとえば、格納式スパイク、他の突出要素、クランプ、フック等)であり得る。
図14Cおよび図14Dに示すように、本体1410は、内腔1407に隣接する少なくとも1つの内腔1406を含むことができる。内腔1407は、部材1430に対して構成することができる。部材1430は、内腔1407を通して本体に対して移動する(前進しかつ/または後退する)ように構成することができる。いくつかの実施形態では、内腔1406は、内腔1407を包囲するように構成することができる。いくつかの実施形態では、内腔1406は、安定化部材1408を作動させるように構成することができる。たとえば、内腔1406は、安定化部材1408を通して真空源から治療部位における周囲の組織まで吸引を加えるように構成することができる。いくつかの実施形態では、部材1408の各組に対して、内腔1406を区画化しかつ/または一体化することができる。
使用時、内腔1412内に配置された操縦部材を用いて、部材1430を本体1430の内腔1407を通して前進させることができる。いくつかの実施形態では、図14Aおよび図14Bに示すように、部分1433および1435が互いに隣接して(部分的に重なって)領域1431を画定するように、部材1430を、本体を越えて治療部位内に前進させることができる。バリア領域が形成された後、ポート1442を通して吸引を加えることができ、それにより、周囲の組織(たとえば、心外膜組織および心膜組織)がまた部材のそれぞれの表面に一時的に付着することができ、それにより、組織がバリア領域1431に対する屋根の役割を果たすことができる。このように、領域1431を実質的に封止することができる。領域1431が封止されると、ポート1436を用いて部材1430によって画定されるバリア領域1431内に、1種または複数種の治療物質を送達することができる。いくつかの実施形態では、部材1430におけるそれぞれの内腔を通して、ポートの各組を通して異なる治療物質を送達することができる。部材1430は、1種または複数種の治療物質がたとえば生着しかつ/またはゲル化するまで、標的部位に留まることができる。その後、部材1430のポート1442を通して送達される吸引を停止させることができ、次いで、治療部位に対して本体1410を安定化させるように、本体1410の内腔1407を通して、ポート1408を通して吸引を加えることができる。本体1410が安定化した後、物質1470の周囲から、物質を妨げることなく部材1430を広げて、たとえば内腔1412を介して操縦部材(図示せず)を用いて、本体(図示せず)内に後退させることができる。例として、操縦部材および/部材1430は、送達される物質を妨げることなく、部材1430によるバリア領域の形成および部材1430の後退を可能にすることができる事前に定義された形状を有する形状記憶合金から作製することができる。
いくつかの実施形態では、本体は、安定化部材の異なる構成を有することができる。図15および図16は、実施形態による異なる本体を備えた送達デバイスの例を示す。本体は異なる構成を有することができることが理解されよう。例として、本体は、特に、任意の数の内腔、安定化部材の任意の数の組、任意の形状、任意のサイズ、任意のパターン、任意の安定化部材、またはそれらの組合せを含むことができる。
図15Aおよび図15Bは、実施形態による本体1510および部材1430を含む送達デバイス1500を示す。いくつかの実施形態では、本体1510は、遠位端部1513に配置されたテーパ状先端1511を含むことができる。本体1510はまた、少なくとも部分的に遠位端部1513の近くの本体1510の長さに沿って配置された1つまたは複数の安定化部材1508も含むことができる。例として、1つまたは複数の安定化部材1508は、治療部位における隣接する組織に吸引を加えるように構成された1つまたは複数のポートを含むことができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の安定化部材1508は、部分的に本体1510の長さに沿って一列に間隔を空けて配置された1つまたは複数の安定化部材の複数の組を含むことができる。いくつかの実施形態では、安定化部材の各組は、任意の数の安定化部材を含むことができ、図示する安定化部材1508より多いかまたは少ない場合もある。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の安定化部材1508は、別のタイプの安定化部材(たとえば、格納式スパイク、他の突出要素等)であり得る。
図15Aおよび図15Bに示すように、本体1510は、内腔1507に隣接する少なくとも1つの内腔1506を含むことができる。内腔1507は、部材1430に対して構成することができる。部材1530は、内腔1507を通して本体に対して移動する(前進しかつ/または後退する)ように構成することができる。いくつかの実施形態では、本体1510を内腔1506および内腔1507に分割することができる。いくつかの実施形態では、安定化部材1508を作動させるように内腔1506を構成することができる。たとえば、安定化部材1508を通して真空源からの吸引を治療部位における周囲の組織に送達するように、内腔1506を構成することができる。いくつかの実施形態では、部材1508の各組に対して、内腔1506を区画化しかつ/または一体化することができる。使用時、内腔1506および1507を用いることにより、デバイス1500をデバイス1400と同様に操作することができる。
図16Aおよび図16Bは、実施形態による本体1610および部材1430を含む送達デバイス1600を示す。いくつかの実施形態では、本体1610は、遠位端部1613に配置されたテーパ状先端1611を含むことができる。本体1610はまた、少なくとも部分的に遠位端部の近くの本体1610の長さに沿って配置された1つまたは複数の安定化部材1608も含むことができる。例として、1つまたは複数の安定化部材1608は、治療部位における隣接する組織に吸引を加えるように構成された1つまたは複数のポートであり得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の安定化部材1608は、本体1610の長さに対して整列する8つの安定化部材の複数の組を含むことができる。いくつかの実施形態では、安定化部材1608は、本体1610の長さに沿って整列しかつ周囲に均一に間隔を空けて配置される安定化部材の4つの組を含むことができる。複数の組は、図示する安定化部材の数より多いかまたは少ない安定化部材を含むことができる。いくつかの実施形態では、安定化部材は、任意の数の安定化部材1608を含むことができ、図示する安定化部材1608より多いかまた少ない場合がある。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の安定化部材1608は、任意のタイプの安定化部材(たとえば、格納式スパイク、他の突出要素等)であり得る。
図16Aおよび図16Bに示すように、本体1610は、内腔1607に隣接する複数の内腔を含むことができる。内腔1607は、部材1430に対して構成することができる。内腔1607を通して本体に対して移動する(前進しかつ/または後退する)ように、部材1630を構成することができる。内腔1607を包囲するように複数の内腔を配置することができる。いくつかの実施形態では、複数の内腔は4つの内腔1603〜1606を含むことができる。たとえば、図14に示す内腔1406を複数の内腔に分離することができ、各内腔はポートの組と連通する。図16に示す例では、各内腔1603〜1606は、ポート1608の各組(たとえば、列)と連通することができる。いくつかの実施形態では、本体1610は、それより多いかまたは少ない数の内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、安定化部材1608を作動させるように、内腔1603〜1606を構成することができる。たとえば、安定化部材1608の各組を通して真空源からの吸引を治療部位における周囲の組織に送達するように、内腔1603〜1606を構成することができる。使用時、内腔1603〜1606および1607を用いることにより、デバイス1600をデバイス1400と同様に操作することができる。
図17は、実施形態による送達デバイスのための送達システム1700の例を示す。いくつかの実施形態では、送達システム1700は、送達デバイス1400を含むことができる。いくつかの実施形態では、送達システム1700は、本体1410に取り付けられかつ真空源と連通するように構成されるライン1710を含むことができる。ライン1710は、たとえば、本体1410の内腔1408と連通して吸引を加えることができる。いくつかの実施形態では、システム1700は、吸引を加えるように部材1430の内腔1452および/または1454のための別個のラインを含むことができ、かつ/または部材1430と連通するようにライン1710を構成することができる。システム1700はまた、本体1410に取り付けられかつ治療部位にデバイス1400を送達するように構成された止血シール1720も含むことができる。
送達システム1700は送達デバイス1400に限定されないことが理解されよう。実施形態による他の送達デバイスと送達システム1700を使用することができる。たとえば、送達システム1700は、送達デバイス1500および/または1600を含むことができる。
図7〜図12は、実施形態による、1種または複数種の治療物質を送達することができるバリア領域を画定するように磁気的に接続するように構成された2つの部材を有する送達デバイスを示す。図7A〜図7Dは、1種または複数種の治療部位を送達することができるバリア領域731を、互いに磁気的に接続することによって画定するように構成された2つの部材732および734を含む、送達デバイス700を示す。デバイス700は本体710を含むことができる。
いくつかの実施形態では、部材732および734は、まとめてかつ/または個別に制御可能であり得る。部材732および734は、本体710に対して展開可能かつ後退可能であるように構成され、本体710に対して治療部位内に展開するときに円形領域731を画定するように構成され得る。いくつかの実施形態では、部材732および734の各々は、それぞれ内腔716および718を含み、少なくとも1つの開放端部を有することができる。いくつかの実施形態では、デバイス700は、内腔716および718内にそれぞれ配置された1つまたは複数の操縦部材740および750を含むことができ、それらは、領域731の形成時に、それぞれ、部材732および734の移動を制御するように構成されている。いくつかの実施形態では、それぞれの内腔716および718内でそれぞれの部材732および734とともにかつ/またはそれぞれの部材732および734に対して移動するように、操縦部材740および750を構成することができる。
いくつかの実施形態では、操縦部材740および750の各々は、図7Bにおいて拡大図に示すように、端部に配置された接続部材742および744を含むことができる。いくつかの実施形態では、接続部材742および744は相補的であり得る。いくつかの実施形態では、接続部材742および744は、磁気接続を形成するように反対の極性の磁石であり得る。
いくつかの実施形態では、部材732および734は、画定領域731の略頂点において互いに接続するように構成することができる。他の実施形態では、他の点で互いに接続するように、部材732および734を構成することができる。
いくつかの実施形態では、部材732および734は、各々、1種または複数種の治療物質を送達するように構成された、長さに沿って配置された複数のポート736を含むことができる。
いくつかの実施形態では、図7Dにおいて断面で示すように、本体710は複数の内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体710は、ガイドワイヤ702に対して構成された、本体710の実質的に中心に配置された内腔712を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体は、それぞれ部材732および734に対して構成された内腔714および718を含むことができる。いくつかの実施形態では、部材732および734はまた、1種または複数種の治療物質を送達するための1つまたは複数の内腔も含むことができる。いくつかの実施形態では、部材732および734は、それぞれ同じ治療物質および/または異なる治療物質を送達するための内腔722および724を含むことができる。
図8A〜図8Dは、図7A〜図7Dに示すデバイス700と同様の部材832および834の動作を示す。デバイス700と同様に、部材832および834の各々は、操縦部材840および850に対する内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、操縦部材740および850の各々は、それぞれ、端部に配置された接続部材842および852を含むことができる。接続部材842および852は、相補的な磁極性を有することができる。いくつかの実施形態では、部材832および834の各々は、1種または複数種の治療物質を送達する複数のポート836と、それぞれ端部に配置された放射線不透過性先端833および835とを含むことができる。いくつかの実施形態では、部材832および834は、本体の内部に配置されている間に折り重なるかまたは丸まってより小さい形状になり、デバイス本体の外側にあるときは拡大するかまたは広がるように構成することができる。
動作時、本体(図示せず)ならびにそれぞれの部材832および834を通して操縦部材840および850を前進させるかまたは展開させることにより、図8Bに示すように部材832および834を湾曲させることができる。操縦部材840および850は、部材832および834が事前に定義された形状および領域831を形成するように、形状記憶材料から作製することができる。接続部材842および852が磁気的に接続して図8Cに示す領域831を画定した後、図8Dに示すように、領域831内に1種または複数種の治療物質870を送達することができる。図8Dに示すように、1種または複数種の治療物質870がたとえば生着しかつ/またはゲル化するまで、部材832および834は標的部位内に留まることができる。その後、物質870の周囲から部材832および834を広げ、本体(図示せず)内に後退させることができる。
図9A〜図9Fは、互いに機械的に接続することによってバリア領域931を画定するように構成された2つの部材930および934を含む送達デバイス900を示す。デバイス900は、本体910を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体910はテーパ状先端911を含むことができる。
いくつかの実施形態では、部材930および940はまとめてかつ/または個別に制御可能であり得る。いくつかの実施形態では、部材930および940は、本体910に対して後退可能であり、円形領域931を画定するように構成され得る。他の実施形態では、本体910に対して部材930および940のうちの一方を固定して配置することができる。
いくつかの実施形態では、部材930および940の各々は、端部に配置された接続部材932および942を含むことができる。いくつかの実施形態では、接続部材932および942は相補的であり得る。いくつかの実施形態では、接続部材932および942は、それぞれフックおよびアイであり得る。他の実施形態では、他の機械的接続部材を使用することができる。いくつかの実施形態では、本体910は、1種または複数種の治療物質970を送達するように構成された送達内腔912を含むことができる。
いくつかの実施形態では、部材930および940は、本体910の近くかつ/または本体910内のある位置で互いに接続するように構成することができる。他の実施形態では、他の点で互いに接続するように部材930および940を構成することができる。いくつかの実施形態では、部材940は、本体910を通して部材930と接続状態であるか、またはそのように展開することができる。いくつかの実施形態では、部材940を(部材930を移動させずに)前進させることにより、部材940は、本体を通して接続状態で前進し、領域931を画定することができる。
動作時、1つまたは複数の治療物質970が、図9Aに示すように、たとえば生着しかつ/またはゲル化した後、図9B〜図9Eに示すように、物質970から部材940を広げ、本体910内に後退させることができる。これらの図に示すように、部材940を、接続部材932から解放し、物質970から広げ、本体910内に後退させることができる。いくつかの実施形態では、部材930を本体910内にさらに後退させることも可能である。他の実施形態では、部材930の位置は、本体910に対して変化しない場合がある。
図10Aおよび図10Bは、2つの部材1032および1032を含む送達デバイス1000を示し、2つの部材1032および1032の各々は、磁気的に互いに接続されて、1種または複数種の治療物質を送達することができるバリア領域を画定するように構成されている2つの接続部材を有している。
いくつかの実施形態では、デバイス1000は本体1010を含むことができる。部材1032および1034の各々は、各々、操縦部材1042および1044、ならびに操縦部材1052および1054それぞれに対する2つの内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、操縦部材1042および1044ならびに操縦部材1052および1054は、バリア領域の形成時、それぞれ部材1032および1034の移動を制御するように構成することができる。いくつかの実施形態では、操縦部材1042および1044ならびに操縦部材1052および1054は、それぞれの内腔内でそれぞれの部材1032および1034とともにかつ/またはそれぞれの部材1032および1034に対して移動するように構成することができる。追加の操縦部材があることにより、部材の操縦能力を向上させることができる。たとえば、追加の操縦部材により、治療物質が送達され生着しかつ/またはゲル化した後に部材がより制御されて広がることができ、それにより、生着しかつ/またはゲル化した治療物質との干渉を最小限にすることができる。
いくつかの実施形態では、部材1032および1034は、まとめてかつ/または個別に制御可能であり得る。部材1032および1034は、本体1010に対して後退可能であり、バリア領域を画定するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、操縦部材1042および1044ならびに操縦部材1052および1054の各々は、端部に配置された接続部材を含むことができる。いくつかの実施形態では、接続部材は相補的であり得る。いくつかの実施形態では、操縦部材1042および1052の接続部材ならびに操縦部材1044および1054の接続部材は、磁気接続を形成するように反対の極性の磁石であり得る。
いくつかの実施形態では、部材1032および1034は、画定領域の略頂点において互いに接続するように構成することができる。他の実施形態では、他の点で互いに接続するように部材1032および1034を構成することができる。
いくつかの実施形態では、図10Bにおいて断面で示すように、本体1010は複数の内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体1010は、ガイドワイヤに対して構成された、本体1010の実質的に中心に配置された内腔1012を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体1010は、部材1032および1034それぞれに対して構成された内腔1014および1018を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体1010は、同じ治療物質および/または異なる治療物質を送達するように構成された2つの送達内腔1020および1022を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体1010はまた、センサに対する1つまたは複数の内腔1024も含むことができる。たとえば、1つまたは複数の内腔1024は、心臓において電気的活動を検出するセンサに対するものであり得る。
図11Aおよび図11Bは、自動折畳み式であるように構成された本体1110を有する送達デバイス1100を示す。たとえば、所定の曲率半径でバリア領域を形成するように変形するように、端部1111を構成することができる。図11Aに示すように、本体1110は、内面に配置された複数のスロットまたは刻み目1180を含むことができる。スロットおよび/または刻み目1180は、レーザ切断するか、または他の方法で形成することができる。これらの刻み目1180は、部材による領域の形成を容易にするように、設計された半径までの屈曲を容易にするように構成することができる。
刻み目1180は、任意のサイズ、パターンまたは形状を有することができる。いくつかの実施形態では、本体1110は、より大きいかまたは小さい囲いサイズの選択を可能にするように、各側に異なるサイズの刻み目を含むことができる。刻み目1180はまた、送達される治療物質を妨げないようにまっすぐになるのを容易にすることができる。刻み目は、本体の長さに沿って同じサイズでありかつ/または異なるサイズであり得る。
図7のように、デバイス1100は、互いに磁気的に接続して1種または複数種の治療物質を送達することができるバリア領域を画定するように構成された、2つの操縦可能な双方向部材1132および1134を含むことができる。
図11Bに示すように、本体1110は複数の内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体1110は、ガイドワイヤに対して構成された、本体1110の実質的に中心に配置された内腔1112を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体1110は、部材1132および1134それぞれに対して構成された内腔1114および1118を含むことができる。いくつかの実施形態では、同じ治療物質および/または異なる治療物質を送達するように構成された2つの送達内腔1120および1122を含むことができる。治療物質を画定領域内に送達することができるように、ガイドワイヤ内腔1112と部材1132および1134のための内腔1114および1118との間に、送達内腔1120および1122を配置することができる。いくつかの実施形態では、本体1110は、センサに対する1つまたは複数の内腔1124も含むことができる。たとえば、1つまたは複数の内腔1124は、心臓における電気的活動を検出するセンサに対するものであり得る。
図12A〜図12Cは、本体1210に対して半径方向に拡張してバリア領域1231を画定するように構成された部材1232および1234を含む送達デバイス1200を示す。送達デバイス1200は図に示すような2つの部材に限定されず、追加の部材も含むことができることが理解されよう。
いくつかの実施形態では、部材1232および1234はまとめて制御可能であり得る。いくつかの実施形態では、部材1232および1234は、本体1210の実質的に中心における内腔内に配置されたガイドワイヤ1202に対して半径方向に拡張するように構成され、円形領域1231を画定するように構成され得る。部材1232および1234は、図12Bに示すように、非拡張状態にあるときに伸長形態で(すなわち、本体の直径と一直線で)配置されるように構成することができる。
いくつかの実施形態では、部材1232および1234の各々は、それぞれ内腔1216および1218を含むことができる。いくつかの実施形態では、デバイス1200は、領域1231の形成時に、部材1232および1234それぞれの半径方向拡張を制御するように構成された、それぞれ内腔1216および1218内に配置される1つまたは複数の操縦部材1242および1244を含むことができる。
いくつかの実施形態では、部材1232および1234の各々は、1種または複数種の物質を送達するように構成されかつ(領域1231に面する)内面に配置された複数のポート1236を含むことができる。いくつかの実施形態では、部材1232および1234の各々は、同じ治療物質または異なる治療物質を送達するように構成された、それぞれ送達内腔1220および1222を含むことができる。
図12Cに示すように、本体1210は複数の内腔を含むことができる。いくつかの実施形態では、ガイドワイヤ1202に対して構成された、本体1210の実質的に中心に配置された内腔1212を含むことができる。いくつかの実施形態では、本体1210は、部材1232および1234それぞれに対して構成された内腔1214および1218を含むことができる。
いくつかの実施形態では、送達デバイスを滅菌することができる。いくつかの実施形態では、送達デバイスの1つ、いくつかまたはすべての部品を再使用することができる。さらなる実施形態では、送達デバイスの1つ、いくつかまたはすべての部品が使い捨てであり得る。さらなる実施形態では、送達デバイスは、単回使用デバイスであり得る。
いくつかの実施形態では、送達デバイスはキットの一部であり得る。いくつかの実施形態では、キットは、本体、1つもしくは複数の部材、1つもしくは複数の操縦部材、他の構成要素、ガイドワイヤ、またはそれらの組合せを含むことができる。
本開示について例示的な実施形態を参照して詳細に記載したが、当業者は、添付の特許請求の範囲に示すような本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、例示的な実施形態に対してさまざまな変更および置換を行うことができることを理解するであろう。たとえば、本開示および添付の特許請求の範囲内で、異なる例示的な実施形態の要素および/または特徴を互いに組合せ、かつ/または互いに置き換えることができる。

Claims (20)

  1. 治療部位に1種または複数種の治療物質を送達するデバイスにおいて、
    本体と、
    前記本体に対して移動可能である1つまたは複数の部材であって、前記1つもしくは複数の部材および/または前記本体に対して接続しかつ/または部分的に重なって、前記治療部位においてバリア領域を画定するように構成された1つまたは複数の部材と、
    1種または複数種の治療物質を前記バリア領域に送達するように構成された1つまたは複数の送達内腔と、
    を備えることを特徴とするデバイス。
  2. 請求項1に記載のデバイスにおいて、前記1つまたは複数の部材が、伸長状態で前記本体から展開し、接続されかつ/または部分的に重なった状態まで遷移するように構成されていることを特徴とするデバイス。
  3. 請求項1に記載のデバイスにおいて、前記1つまたは複数の部材が、接続された状態で展開するように構成されていることを特徴とするデバイス。
  4. 請求項1に記載のデバイスにおいて、
    前記デバイスが、1つの部材を含み、前記部材が、本体に対して伸長状態で展開し、かつ前記部材の全長が展開した後に、前記部材の一部が前記部材の別の部分に隣接する部分的に重なった状態に遷移するように、構成されており、
    前記部分的に重なった状態で、前記部材がバリア領域を画定することを特徴とするデバイス。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のデバイスにおいて、
    前記1つまたは複数の部材の移動を制御するように構成された1つまたは複数の操縦部材をさらに備えることを特徴とするデバイス。
  6. 請求項5に記載のデバイスにおいて、
    前記1つまたは複数の部材が、複数の送達ポートの少なくとも2つの組を含み、
    送達ポートの各組が、送達内腔と連通し、治療物質を送達するように構成されていることを特徴とするデバイス。
  7. 請求項6に記載のデバイスにおいて、前記1つもしくは複数の部材および/または前記1つもしくは複数の操縦部材が、形状記憶材料から作製されていることを特徴とするデバイス。
  8. 請求項1または5に記載のデバイスにおいて、
    前記1つもしくは複数の操縦部材、前記本体、前記1つもしくは複数の部材、および/またはそれらの組合せに配置された1つまたは複数の接続部材
    をさらに備え、
    前記1つまたは複数の接続部材が、前記バリア領域を画定するように、前記1つまたは複数の接続部材のうちの1つを、前記1つもしくは複数の接続部材のうちの別のもの、前記本体、および/または前記1つもしくは複数の部材のある位置に接続するように構成されていることを特徴とするデバイス。
  9. 請求項1に記載のデバイスにおいて、前記バリア領域のサイズが、前記本体に対する前記1つまたは複数の部材の展開の量に基づくことを特徴とするデバイス。
  10. 請求項1または4に記載のデバイスにおいて、
    吸引を加えるように構成された1つまたは複数のポート
    をさらに備え、
    前記本体および/または前記1つもしくは複数の部材が、吸引を加えるように構成された1つまたは複数のポートを含むことを特徴とするデバイス。
  11. 治療部位に1種または複数種の治療物質を送達するデバイスにおいて、
    本体と、
    前記本体に対して移動可能でありかつ前記治療部位においてバリア領域を画定するように構成された少なくとも1つの部材と、
    を備え、
    前記1つまたは複数の部材が、
    前記少なくとも1つの部材の表面に配置されかつ吸引を加えるように構成された1つまたは複数のポートの少なくとも1つの組と、
    前記バリア領域を包囲するように前記少なくとも1つの部材の表面に配置され、かつ少なくとも1種の治療物質を送達するように構成された、送達ポートの少なくとも1つの組と、
    を含むことを特徴とするデバイス。
  12. 請求項11に記載のデバイスにおいて、
    前記デバイスが、1つの部材を含み、前記部材が、本体に対して伸長状態で展開し、かつ前記部材の全長が展開した後に、前記部材の一部が前記部材の別の部分に隣接する部分的に重なった状態に遷移するように、構成されており、
    前記部分的に重なった状態で、前記部材がバリア領域を画定することを特徴とするデバイス。
  13. 請求項11または12に記載のデバイスにおいて、前記1つまたは複数の部材の移動を制御するように構成された1つまたは複数の操縦部材をさらに備えることを特徴とするデバイス。
  14. 請求項13に記載のデバイスにおいて、前記1つもしくは複数の部材および/または前記1つもしくは複数の操縦部材が、形状記憶材料から作製されていることを特徴とするデバイス。
  15. 請求項11または14に記載のデバイスにおいて、
    前記1つもしくは複数の操縦部材、前記本体、前記1つもしくは複数の部材、および/またはそれらの組合せに配置された1つまたは複数の接続部材
    をさらに備え、
    前記1つまたは複数の接続部材が、前記バリア領域を画定するように、前記1つまたは複数の接続部材のうちの1つを、前記1つもしくは複数の接続部材のうちの別のもの、前記本体、および/または前記1つもしくは複数の部材のある位置に接続するように構成されていることを特徴とするデバイス。
  16. 請求項11または12に記載のデバイスにおいて、前記本体が、吸引を加えるように構成された1つまたは複数のポートのパターンを含むことを特徴とするデバイス。
  17. 請求項11または12に記載のデバイスにおいて、前記画定されたバリア領域が円形状領域であることを特徴とするデバイス。
  18. 心膜空間内に1種または複数種の治療物質を送達する方法において、
    デバイスの本体を通して前記心膜空間内に1つまたは複数の部材を前進させるステップと、
    前記1つもしくは複数の部材および/または前記本体に対して前記1つまたは複数の部材を接続するかまたは部分的に重ねることにより、前記心膜空間内にバリア領域を形成するステップと、
    前記バリア領域に1種または複数種の治療物質を送達するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  19. 請求項18に記載の方法において、前記バリア領域を形成するステップが、前記1つまたは複数の部材に配置されたポートを通して吸引が加えられるようにすることをさらに含むことを特徴とする方法。
  20. 請求項17または18に記載の方法において、
    前記1種または複数種の治療物質を送達した後、前記1つまたは複数の部材の解除をもたらし、前記本体に対して前記1つまたは複数の部材を後退させることをさらに含むことを特徴とする方法。
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