JP2017532864A - ワイヤレス電力および性能を最適化するための協調的な要求ベースのデュアルモードWi−Fiネットワーク制御 - Google Patents

ワイヤレス電力および性能を最適化するための協調的な要求ベースのデュアルモードWi−Fiネットワーク制御 Download PDF

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Abstract

本開示は、複数のWi-Fiネットワーキング技術をサポートし得るワイヤレスデバイス上のワイヤレス電力および性能を最適化し得る、協調的な要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーク制御フレームワークに関する。特に、高性能Wi-Fiリンクは、かなりのサービス品質(QoS)要件を有するサービスまたはアプリケーション用に確保され得、従来のWi-Fiリンクは、一般的な性能要件を有するサービスまたはアプリケーション用のデータを転送するために利用され得る。たとえば、転送トラフィックに関連付けられた帯域幅要件は、転送トラフィックに関連付けられたサイズおよびレイテンシ要件に従って測定され得、適切なWi-Fiネットワーキングモードは、要因の中でも、従来のWi-Fiリンクに関連付けられた平均帯域幅および平均再送レートと組み合わせた転送トラフィック帯域幅要件に従って、制御され得る。さらに、転送トラフィックを送信する必要がないとき、すべてのWi-Fiサブシステムは低電力状態に入り得る。

Description

本明細書で説明する様々な実施形態は、一般に、デュアルモードWi-Fiネットワーク技術をサポートするワイヤレスデバイス上の電力および性能を最適化するための、協調的な要求ベースのフレームワークに関する。
ワイヤレスディスプレイシステムは、一般に、オーディオ、ビデオ、および/または他のマルチメディアデータを特定のメディア共有セッションに参加する1つまたは複数のシンクデバイスに送るソースデバイスを含む。メディアデータは、ソースデバイスに関連付けられたローカルディスプレイと各シンクデバイスに関連付けられたディスプレイの両方において再生され得る。より具体的には、特定のメディア共有セッションに参加する各シンクデバイスは、一般的に、受信されたメディアデータをスクリーンおよびスクリーンに関連付けられたオーディオ機器上でレンダリングする。さらに、場合によっては、ユーザは、ユーザ入力(たとえば、タッチ入力、リモート制御入力など)をシンクデバイスに適用することができる。ワイヤレスディスプレイシステムでは、ユーザ入力は1つまたは複数のシンクデバイスからソースデバイスに送られてもよく、次いで、ソースデバイスは、シンクデバイスから受信されたユーザ入力を処理し、シンクデバイスに送られた後続のマルチメディアデータ上で適用してもよい。たとえば、Wi-Fiアライアンスによって開発された(Miracast(商標)としても知られる)新興のWi-Fi Display規格は、Wi-Fi Directに基づいており、Wi-Fi DisplayソースデバイスからのマルチメディアデータをWi-Fi Displayシンクデバイスにおいて発見、ペアリング、接続、およびレンダリングするための相互動作可能な機構を提供する。
一般に、ソースデバイスおよび各シンクデバイスは、ワイヤレス通信機能を有するモバイルデバイスまたは有線デバイスのいずれかとすることができる。一例では、有線デバイスとして、ソースデバイスおよび/またはシンクデバイスは、テレビジョン、デスクトップコンピュータ、モニタ、プロジェクタ、またはワイヤレス通信機能を含む他の適切なデバイスを含み得る。この場合、ソースデバイスおよびシンクデバイスは壁プラグ接続されるので、バッテリー寿命は重要な問題ではないことがある。しかしながら、ソースデバイスおよび/または1つもしくは複数のシンクデバイスがモバイルデバイスまたはワイヤレスデバイスである他の例では、ソースデバイスおよび/またはシンクデバイスは、携帯電話、ワイヤレス通信カードを有するポータブルコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ポータブルメディアプレーヤ、またはいわゆる「スマート」フォンおよび「スマート」パッドもしくはタブレットを含む、ワイヤレス通信機能を有する他のフラッシュメモリデバイス、あるいは一般的に限られたバッテリーリソースによって電力供給される他のタイプのワイヤレスデバイスを含み得る。ワイヤレスディスプレイシステムの場合、ソースデバイスは、一般的に、シンクデバイスにおいて表示するためのすべてのメディアデータとシンクデバイスから受信されたユーザ入力とを処理することを担う。したがって、改善されたバッテリー寿命およびバッテリー節約は、ワイヤレスディスプレイシステムにおいてソースデバイスとして使用され得るワイヤレスデバイスを設計する際の重要な問題である。
さらに、次世代ワイヤレスデバイスは、高解像度の外部テレビジョン、モニタ、および他の適切なディスプレイ(たとえば、60〜240Hzで約4K/8K)で高忠実度メディアデータをワイヤレスにレンダリングすることが期待される場合があり、このことは、約2GbpSのエアキャパシティを提供する新しい指向性802.11ad規格による、継続的な高スループットワイヤレスネットワーキングを必要とする。一方、スループットをあまり要求しない多くの他の使用事例および/または適用例は、802.11nまたは新しい802.11ac変形態などの従来のWi-Fi技術を使用して適切に提供され得る散発的なワイヤレス接続のみを必要とし得る。したがって、Wi-Fiクライアントシナリオ、必要とされる接続、および期待される性能(たとえば、レイテンシ、スループット、レジリエンシなど)に応じて、必要なWi-Fi性能およびプラットフォーム電力最適化を実現するために、新しい高スループット802.11ad指向性Wi-Fiネットワーキングサブシステムを従来のWi-Fi技術にスマートに追加して、組み合わされたWi-Fiインフラストラクチャに対する最適な制御を可能にすべきである。
以下は、本明細書で開示する1つまたは複数の態様および/または実施形態に関する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図される態様および/または実施形態に関する包括的な概観と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図される態様および/または実施形態に関する主要または重要な要素を識別するか、任意の特定の態様および/または実施形態に関連付けられた範囲を定めるものと見なされるべきでもない。したがって、以下の概要は、以下で提示する詳細な説明に先立って、本明細書で開示する1つまたは複数の態様および/または実施形態に関するいくつかの概念を簡略化された形で提示するという唯一の目的を有する。
例示的な一態様によれば、本開示は、複数のWi-Fiネットワーキング技術をサポートし得るワイヤレスデバイス上のワイヤレス電力および性能を最適化し得る、協調的な要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーク制御フレームワークに関する。特に、高性能Wi-Fiリンクは、かなりのサービス品質(QoS)要件を有するサービスまたはアプリケーション用に確保され得、従来のWi-Fiリンクは、一般的な性能要件を有するサービスまたはアプリケーション用のデータを転送するために利用され得る。たとえば、転送トラフィックに関連付けられた帯域幅要件は、転送トラフィックに関連付けられたサイズおよびレイテンシ要件に従って測定され得、適切なWi-Fiネットワーキングモードは、要因の中でも、従来のWi-Fiリンクに関連付けられた平均帯域幅および平均再送レートと組み合わせた転送トラフィック帯域幅要件に従って、制御され得る。さらに、転送トラフィックを送信する必要がないとき、すべてのWi-Fiサブシステムは低電力状態に入り得る。
別の例示的な態様によれば、要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーキング制御のための方法は、とりわけ、少なくとも(たとえば、802.11ad技術を実装する)第1のWi-Fiサブシステムと(たとえば、802.11n技術または802.11ac技術を実装する)第2のWi-Fiサブシステムとを含むソースデバイスから送信すべき1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件を計算するステップであって、第1のWi-Fiサブシステムが第2のWi-Fiサブシステムよりも高い性能レベルを有し得る、ステップと、少なくとも1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件ならびに第1のWi-Fiサブシステムおよび第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた性能レベルに基づいて、第1のWi-Fiサブシステムまたは第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択するステップと、選択されたWi-Fiサブシステムを使用して、1つまたは複数の転送パケットを送信するステップとを含み得る。
たとえば、別の例示的な態様によれば、1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件を計算するステップは、各転送パケットに関連付けられたサイズを各転送パケットに関連付けられたレイテンシ要件で割るステップであって、帯域幅要件が、各転送パケットに関連付けられたレイテンシ要件で割った、各転送パケットに関連付けられたサイズを合計することから得られた第1の値を含み、それによって、第1の値が、第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅を第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均再送レートで割ることから得られた第2の値を超える場合、第1のWi-Fiサブシステムが選択され得る、ステップを含み得る。別の例では、第1のWi-Fiサブシステムまたは第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択するステップは、1つまたは複数の転送パケットの間の最小有効期間を決定するステップと、第2のWi-Fiサブシステムを用いて1つまたは複数の転送パケットを送信するための時間を予測するステップであって、第2のWi-Fiサブシステムを用いて1つまたは複数の転送パケットを送信するための予測された時間が、第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均再送レートを乗じた各転送パケットに関連付けられたサイズの合計を第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅で割った値を含み、それによって、1つまたは複数の転送パケットの間の最小有効期間が、第2のWi-Fiサブシステムを用いて1つまたは複数の転送パケットを送信するための予測された時間に等しいまたは超える場合、第1のWi-Fiサブシステムが選択され得る、ステップとを含み得る。さもなければ、1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件が第2の値を超えず、第2のWi-Fiサブシステムを用いて1つまたは複数の転送パケットを送信するための予測された時間が1つまたは複数の転送パケットの間の最小有効期間を超える場合、第2のWi-Fiサブシステムが選択され得る。しかしながら、第2のWi-Fiサブシステムが1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件を満たすことができ、第1のWi-Fiサブシステムがすでにオンにされていると仮定すると、方法は、第1のWi-Fiサブシステムがオンにされてからの時間がヒステリシスタイムアウト値を超えない場合、第1のWi-Fiサブシステムを選択するか、または、第1のWi-Fiサブシステムがオンにされてからの時間がヒステリシスタイムアウト値に等しいもしくは超える場合、第2のWi-Fiサブシステムを選択するステップをさらに含み得る。さらに、上述したように、第1のWi-Fiサブシステムおよび第2のWi-Fiサブシステムは、(たとえば、選択されたWi-Fiサブシステムを使用して転送パケットを送信した後に)転送パケットがソースデバイスからの送信を保留していないとの判定に応答して、低電力モードに入るよう命令され得る。
別の例示的な態様によれば、要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーキング制御方法は、第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられたワイヤレス技術を使用して満たすことができない1つまたは複数の性能要件を有する転送トラフィック用に、より高い性能レベルを有する第1のWi-Fiサブシステムを確保するステップと、1つまたは複数のコールアヘッド信号を、第1のWi-Fiサブシステムおよび第2のWi-Fiサブシステムを制御するように構成された接続マネージャに送るステップであって、1つまたは複数のコールアヘッド信号が、選択されたWi-Fiサブシステムをアクティブにするよう接続マネージャに命令する、ステップと、1つまたは複数の転送パケットを受信することを目的としたシンクデバイスとのサービスネゴシエーションを実行するステップであって、サービスネゴシエーションが、1つまたは複数の転送パケットを送信するために使用される選択されたWi-Fiサブシステムに対応するワイヤレス技術を実装する独立した物理トランシーバをアクティブにするようシンクデバイスに命令する、ステップとをさらに含み得る。
別の例示的な態様によれば、本明細書で開示する、協調的な要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーク制御フレームワークを実装する装置は、第1の独立した物理トランシーバを有する第1のWi-Fiサブシステムと、第2の独立した物理トランシーバを有する第2のWi-Fiサブシステムであって、第1のWi-Fiサブシステムが、第2のWi-Fiサブシステムよりも高い性能レベルを有する、第2のWi-Fiサブシステムと、装置から送信すべき1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件を計算し、少なくとも1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件ならびに第1のWi-Fiサブシステムおよび第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた性能レベルに基づいて、第1のWi-Fiサブシステムまたは第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択し、1つまたは複数の転送パケットを送信するために、選択されたWi-Fiサブシステムに関連付けられた独立した物理トランシーバを利用するように構成された1つまたは複数のプロセッサとを備え得る。さらに、一実施形態では、1つまたは複数のプロセッサは、第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられたワイヤレス技術を使用して満たすことができない1つまたは複数の性能要件を有する転送トラフィック用に、より高い性能レベルを有する第1のWi-Fiサブシステムを確保することと、1つまたは複数のコールアヘッド信号を、第1のWi-Fiサブシステムおよび第2のWi-Fiサブシステムを制御するように構成された接続マネージャに送ることであって、1つまたは複数のコールアヘッド信号が、選択されたWi-Fiサブシステムをアクティブにするよう接続マネージャに命令する、送ることと、1つまたは複数の転送パケットを受信することを目的としたシンクデバイスとのサービスネゴシエーションを実行することであって、サービスネゴシエーションが、1つまたは複数の転送パケットを送信するために使用される選択されたWi-Fiサブシステムに対応するワイヤレス技術を実装する独立した物理トランシーバをアクティブにするようシンクデバイスに命令する、実行することとを行うようにさらに構成され得る。
別の例示的な態様によれば、本明細書で開示する、協調的な要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーク制御フレームワークを実装する装置は、装置から送信すべき1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件を計算するための手段であって、装置が、独立した物理トランシーバを有する、少なくとも第1のWi-Fiサブシステムと第2のWi-Fiサブシステムとを含み、第1のWi-Fiサブシステムが、第2のWi-Fiサブシステムよりも高い性能レベルを有する、手段と、少なくとも1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件ならびに第1のWi-Fiサブシステムおよび第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた性能レベルに基づいて、第1のWi-Fiサブシステムまたは第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択するための手段と、選択されたWi-Fiサブシステムを使用して、1つまたは複数の転送パケットを送信するための手段とを備え得る。
別の例示的な態様によれば、本明細書で開示する、協調的な要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーク制御フレームワークを実装するコンピュータ可読記憶媒体は、記録されたコンピュータ実行可能命令を有し得、1つまたは複数のプロセッサ上でコンピュータ実行可能命令を実行することは、1つまたは複数のプロセッサに、独立した物理トランシーバを有する、少なくとも第1のWi-Fiサブシステムと第2のWi-Fiサブシステムとを含むソースデバイスから送信すべき1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件を計算することであって、第1のWi-Fiサブシステムが、第2のWi-Fiサブシステムよりも高い性能レベルを有する、計算することと、少なくとも1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件ならびに第1のWi-Fiサブシステムおよび第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた性能レベルに基づいて、第1のWi-Fiサブシステムまたは第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択することと、選択されたWi-Fiサブシステムを使用して、1つまたは複数の転送パケットを送信することとを行わせ得る。
本明細書で開示する様々な態様および/または実施形態に関連付けられた他の目的および利点は、添付の図面および詳細な説明に基づいて、当業者に明らかになるであろう。
以下の詳細な説明を参照しながら、本開示を限定するためではなく単に例示するために提示される添付の図面とともに検討すれば、本開示の態様およびその付随する利点の多くがより良く理解されるようになるので、それらに関するより完全な諒解が容易に得られるであろう。
本開示の様々な態様による、ソースデバイスとシンクデバイスとを含む例示的なワイヤレスドッキングシステムを示す図である。 本開示の様々な態様による、図1に示す例示的なソースデバイスに対応し得る、より詳細なブロック図である。 本開示の様々な態様による、ワイヤレスドッキングシステムにおいて使用され得る例示的なデュアルモードWi-Fiネットワーキングデータパスを示す図である。 本開示の様々な態様による、ワイヤレスドッキングシステムにおいて協調的な要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーク制御を提供し得る、例示的なデータ通信モデルまたはプロトコルスタックを示す図である。 本開示の様々な態様による、例示的な電力状態図およびデュアルモードWi-Fiネットワーキング技術をサポートするワイヤレスデバイスに関連付けられた関連する分類である。 本開示の様々な態様による、デュアルモードWi-Fiネットワーキング技術をサポートするワイヤレスデバイスにおける様々な電力状態間の遷移を制御し得る例示的な方法を示す図である。 本開示の様々な態様による、デュアルモードWi-Fiネットワークにおける接続制御を提供し得る例示的な方法を示す図である。 本開示の様々な態様による、デュアルモードWi-Fiネットワークにおける要求ベースの分析を提供し得る例示的な方法を示す図である。
例示的な実施形態に関する具体例を示すために、以下の説明および関連する図面において様々な態様が開示される。代替実施形態は、本開示を読めば当業者に明らかとなり、本開示の範囲または趣旨から逸脱することなく構築され、実践され得る。加えて、本明細書で開示する態様および実施形態の関連する詳細を不明瞭にしないように、よく知られている要素は詳細には説明されず、または省略され得る。
「例示的」という言葉は、本明細書では、「例、事例、または例示として機能する」ことを意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明するいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。同様に、「実施形態」という用語は、すべての実施形態が説明する特徴、利点または動作モードを含むことを必要としない。
本明細書で使用する専門用語は、特定の実施形態について説明するにすぎず、本明細書で開示する任意の実施形態を制限すると解釈されるべきではない。本明細書で使用する単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が別段に明確に示さない限り、複数形も含むものとする。本明細書で使用するとき、「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(including)」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことがさらに理解されよう。
さらに、多くの態様について、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべき一連のアクションに関して説明する。本明細書で説明する様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つもしくは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実行され得ることが認識されよう。加えて、本明細書で説明するこれらの一連のアクションは、実行されると、関連するプロセッサに本明細書で説明する機能を実行させる、対応するコンピュータ命令のセットを記憶した任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体内で完全に具現化されるものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、特許請求される主題の範囲内にすべて入ることが企図されているいくつかの異なる形態で具現化され得る。加えて、本明細書で説明する態様ごとに、任意のそのような態様の対応する形態について、たとえば、説明するアクションを実行する「ように構成された論理」として本明細書で説明することがある。
本明細書で使用する「ワイヤレスデバイス」という用語は、互換的に「ユーザ機器」または「UE」、「アクセス端末」または「AT」、「ワイヤレス通信デバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」または「UT」、「モバイル端末」、「モバイル局」、およびそれらの変形態と呼ばれることがある、モバイルデバイスまたは固定デバイスを指し得る。さらに、本明細書で使用するワイヤレスデバイスは、(たとえば、IEEE802.11規格に基づく)様々な適切なWi-Fiネットワーキング技術を使用してローカルネットワークまたはインターネットなどの外部ネットワークを介して通信することができるが、「デュアルモード」ワイヤレスデバイスは、802.11nまたはその新しい802.11ac変形態などの従来のWi-Fi技術に加えて、新しい指向性802.11ad規格を含み得る、複数のWi-Fiネットワーキング技術を使用して通信することができるワイヤレスデバイスを指し得る。したがって、ワイヤレスデバイスおよびデュアルモードワイヤレスデバイスは、限定はしないが、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)デバイス、外付けまたは内蔵のモデム、ワイヤレスフォンまたは有線フォンなどを含むいくつかのタイプのデバイスのいずれかによって具現化され得ることを当業者は諒解されよう。
一般に、本開示は、複数のWi-Fiネットワーキング技術をサポートし得るワイヤレスデバイス上の電力および性能を最適化するための、協調的な要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーク制御をサポートし得るフレームワークに関し、これらのWi-Fiネットワーキング技術は、Wi-Fi Display規格によるMiracast(商標)技術を実装するワイヤレスドックプラットフォームなど、継続的な高スループットでワイヤレスにレンダリングされるべき高忠実度メディアデータという適用例に特に好適であり得る、ワイヤレスデバイスがマルチギガビット速度で通信することを可能にするための新しい物理レイヤを定義する802.11adプロトコルを含み得る。より詳細には、本明細書で開示する協調的な要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーク制御フレームワークは、一般に、かなりのサービス品質(QoS)要件を有するサービスまたはアプリケーションのみ用に高性能Wi-Fiリンク(たとえば、802.11adリンク)を確保し、一般的な性能要件を有するサービスまたはアプリケーション用のデータを転送するために802.11n/802.11acリンクなどの従来のWi-Fiリンクを利用することができる。たとえば、様々な実施形態では、高スループット転送トラフィックをスケジュールおよびシェーピングするために使用される差別化されたサービス(または「ディフサーブ(DiffServ)」)は、帯域幅要件を測定し、コールアヘッド信号を送ってWi-Fiネットワーキングモードを制御するためにさらに使用され得る。さらに、転送トラフィックを送信する必要がないとき、すべてのWi-Fiサブシステムは、スリープモードまたは他の低電力状態に入ることが許可され得る。したがって、本開示は、どのように協調的な要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーク制御フレームワークがワイヤレスドックシステムにおいて使用されるソースデバイスに関連付けられた電力および性能を最適化し得るかを詳述するために、様々な態様および実施形態を記載し、ソースデバイスは、一般に、1つまたは複数のシンクデバイスにおいて表示されるかまたはさもなければレンダリングされるべきすべてのオーディオデータおよび/またはビデオデータを処理し、シンクデバイスから受信されたユーザ入力をさらに処理するワイヤレスデバイスを含み得る。しかしながら、本明細書で提供する説明は、高い帯域幅、低いレイテンシ、または高速でワイヤレスに通信する能力を必要とする他のQoS要件を有する任意の他の適用例に等しく好適であり得ることを当業者は諒解されよう。
本開示の一態様によれば、図1は、ソースデバイス112と1つのシンクデバイス116とを含む例示的なワイヤレスドックシステム100を示す。しかしながら、ワイヤレスドックシステム100は、様々な例示的な実施形態では、2つ以上の参加シンクデバイスに適している場合があることを当業者は諒解されよう。ワイヤレスドックシステム100はまた、複数のWi-Fiネットワーク(たとえば、IEEE802.11x)をサポートする1つまたは複数の基地局(図示せず)を含み得、それらのWi-Fiネットワークを介して、ワイヤレスメディア共有セッションがソースデバイス112とシンクデバイス116との間で確立され得る。さらに、通信サービスプロバイダは、基地局をネットワークハブとして使用して、これらのネットワークのうちの1つまたは複数を一元的に運用し、管理することができる。
Wi-Fi Display規格によれば、ソースデバイス112は、メディア共有セッションをセットアップするためのシンクデバイス116からの要求を受信し得、ソースデバイス112は、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)を使用して、ソースデバイス112とシンクデバイス116との間のメディア共有セッションを確立し得る。メディア共有セッションが確立されると、ソースデバイス112は、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)を使用して、メディアデータ(たとえば、オーディオデータ、ビデオデータ、および/またはそれらの組合せ)を参加シンクデバイス116に送信し得る。たとえば、メディアデータは、従来のWi-Fi規格(たとえば、802.11n、802.11acなど)を使用しておよび/または新しい指向性高性能規格(たとえば、802.11ad)を使用して、メディア共有セッションを介して送信され得る。いずれの場合も、シンクデバイス116は、ディスプレイ120および/またはディスプレイ120に関連付けられたオーディオ機器(図示せず)上で、ソースデバイス112から受信されたメディアデータをレンダリングし得る。
一実施形態では、ユーザは、シンクデバイス116上で1つまたは複数のユーザ入力(たとえば、ディスプレイ120などのタッチスクリーンを介したタッチ入力、キーボード入力、トラッキングボールまたはマウス入力、リモート制御入力など)を適用し得る。さらに、いくつかの場合では、シンクデバイス116において適用されたユーザ入力は、ユーザ入力バックチャネル(UIBC:user input back channel)と呼ばれることがある逆方向チャネルアーキテクチャを介して、ソースデバイス112に送られ得る。したがって、ソースデバイス112は、シンクデバイス116において適用されたユーザ入力に応答し得、ソースデバイス112は、シンクデバイス116において適用され、シンクデバイス116から受信されたユーザ入力を処理し、その後、ソースデバイス112がシンクデバイス116に送り得る後続のメディアデータ上でユーザ入力を適用し得る。
様々な場合では、ソースデバイス112および/またはシンクデバイス116は、携帯電話、ワイヤレス通信カードを有するポータブルコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ポータブルメディアプレーヤ、いわゆる「スマート」フォンおよび「スマート」パッドもしくはタブレットを含む、ワイヤレス通信機能を有するフラッシュメモリデバイス、ならびに/または他の適切なワイヤレスデバイスを含み得る、ワイヤレスデバイスを含み得る。他の例では、ソースデバイス112および/またはシンクデバイス116は、テレビジョン、デスクトップコンピュータ、モニタ、プロジェクタなどを含み得る、有線通信機能およびワイヤレス通信機能を有する有線デバイスを含み得る。さらに、いくつかの例示的な実施形態では、ソースデバイス112および/またはシンクデバイス116は、同様のデバイスを含み得る(たとえば、両方ともスマートフォン、タブレットコンピュータなどであり得る)が、この場合、一方のデバイスはソースデバイス112として動作することができ、他方のデバイスはシンクデバイス116として動作することができ、これらの役割は、異なる使用事例において(たとえば、マルチメディアデータが反対方向に供給され得る、カメラまたはカムコーダアプリケーションにおいて)逆になることさえある。さらにまた、様々な実施形態では、シンクデバイス116上のディスプレイ120は、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、または別の適切なディスプレイデバイスを含み得る。
一般に、図1に示すワイヤレスドックシステム100は、オーディオ、ビデオ、および/または他のマルチメディアデータを作成、受信、またはさもなければレンダリングすることができるソースデバイス112とシンクデバイス116をワイヤレスに接続するための便利な機構を提供する際に特に有用であり得る。したがって、ユーザは、ソースデバイス112よりも強力であるかまたはさもなければソースデバイス112よりも良い品質のサウンドを生成するスピーカーを有し得るシンクデバイス116を使用してオーディオデータをリッスンし、ソースデバイス112におけるローカルディスプレイよりもはるかに高い解像度を提供することができる大型ディスプレイ120を有するデジタルテレビジョンまたはコンピュータモニタであり得るシンクデバイス116上でビデオデータを見る、などができる。しかしながら、満足の行くユーザエクスペリエンスを提供するために、ワイヤレスドックシステム100は、高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI)または他の「有線」接続インターフェースと同様の性能と、ソースデバイス112とシンクデバイス116との間でメディアデータおよびユーザ入力を交換するための十分なスループットとを提供し、それによって、シームレスで高品質のユーザエクスペリエンスを提供するのに十分なほど速い方法で、ソースデバイス112におけるローカルディスプレイとのシンクデバイス116におけるユーザ対話、ならびに、ディスプレイ120、スピーカー、および/またはシンクデバイス116における他の出力インターフェース上でレンダリングされたマルチメディアデータを同期させる必要があり得る。
さらに、ソースデバイス112および/またはシンクデバイス116がワイヤレスデバイスを含む場合、ワイヤレスドックシステム100はさらに、ソースデバイス112および/またはシンクデバイス116におけるバッテリー寿命を最適化するために、低電力消費を実現する必要があり得る。たとえば、ワイヤレスドックシステム100において用いられる一般的なワイヤレス使用事例および適用例は、オーディオ、ビデオ、および/または他のマルチメディアデータをソースデバイス112からシンクデバイス116にまたはシンクデバイス116からソースデバイス112にストリーミングするための上述の双方向通信を含み得、必須のサービス品質およびユーザエクスペリエンスを達成するために、マルチメディアデータを符号化し、ワイヤレス通信チャネルを介して実際に送信することは、かなりのバッテリー電力を消費する可能性がある、短い時間期間での比較的高いビットレートの符号化および送信を必要とし得る。しかしながら、他の使用事例および適用例は、一般的なまたはそれほど多くないスループット要求を有し得る。たとえば、ワイヤレスディスプレイまたは他のマルチメディアストリーミングの文脈で上記で説明したが、ワイヤレスドックシステム100はさらに、リモートユーザインターフェースおよび感知アプリケーションをサポートすることができ、この場合、ソースデバイス112および/またはシンクデバイス116は、ダイレクトコマンド(たとえば、キーおよびボタン押下)、環境コンテキスト情報(たとえば、温度測定値)、近接またはプレゼンス情報(たとえば、マルチバンドおよび/またはマルチマイクロフォンアレイ、光検出、画像センサー、ハプティックインターフェース、圧力センサーなどを使用する)、および測位情報(たとえば、ジャイロスコープ、加速度計、磁力計、および/または安定性、振動、配向、方向、動力学などを示すことができる他のセンサーを用いて得られた測定値)を送信または受信することができるセンサープラットフォームを含み得る。他の例では、ワイヤレスドックシステム100においてサポートされ得るそれほど要求が厳しくない使用事例および適用例は、ファイル転送セッション、プリントスクリーン要求、および/またはより少ないバッテリー電力を消費するワイヤレスインターフェースを使用して適切に提供され得る他のデータ転送を含み得る。その上、単にワイヤレスインターフェースを動作させることは、データ転送がアクティブではないときでも、電力を消費し得る。
したがって、上述のように、また、以下でさらに詳細に説明するように、ワイヤレスドックシステム100は、一般に、かなりのQoS要件を有するサービスまたはアプリケーション用に高性能ワイヤレスリンク(たとえば、802.11ad Wi-Fiリンク)を確保し得る、協調的な要求ベースのワイヤレスネットワーク制御フレームワークを実装し得るが、一般的な性能要件を有するおよび/または散発的な低レイテンシ要件を有するサービスまたはアプリケーションは、高性能ワイヤレスリンクよりも低い性能を提供するワイヤレスリンク(たとえば、802.11n/802.11ac Wi-Fiリンク)を利用し得る。さらに、ソースデバイス112とシンクデバイス116との間で転送トラフィックを送信する必要がないとき、それらのデバイスに関連付けられたすべてのワイヤレスサブシステムは、低電力モード(たとえば、スタンバイモード、スロッテッドスリープモードまたはディープスリープモードなど)に入り得る。
本開示の様々な態様によれば、図2は、ワイヤレスドックシステムにおいて使用され得る例示的なワイヤレスデバイス200に対応するブロック図を示し、図2に示すワイヤレスデバイス200は、図1に示すソースデバイス112および/またはシンクデバイス116に対応し得る。一実施形態では、図2に示すように、ワイヤレスデバイス200は、ローカルディスプレイ272および/または外部デバイス(たとえば、図1に示すシンクデバイス116)上の外部ディスプレイ274上で提示するために、ビデオデータを符号化するかまたはさもなければ処理することができるディスプレイプロセッサ270を含み得る。いくつかの使用事例では、ディスプレイプロセッサ270は、ローカルディスプレイ272と外部ディスプレイ274の両方の上で表示するために同じビデオデータを処理することができ、または、ディスプレイプロセッサ270は代替的に、ローカルディスプレイ272または外部ディスプレイ274のいずれかの上で表示するためのみにビデオデータを処理することができる。同様の点で、ワイヤレスデバイス200は、ローカルオーディオ出力機構(たとえば、内部スピーカー、ヘッドフォンインターフェースなど)および/または外部デバイス上の外部オーディオサブシステム284を通じて提示するためにオーディオデータを処理することができるローカルオーディオサブシステム280を含み得、ローカルオーディオサブシステム280は、ローカルにおよび外部オーディオサブシステム284を通じて提示するために同じオーディオデータを処理するか、または代替的に、ローカルにまたは外部オーディオサブシステム284を通じて提示するためのみにオーディオデータを処理することができる。
たとえば、ワイヤレスデバイスは、通信目的専用であるかまたはワイヤレスデバイス200に関連付けられた汎用プロセッサに含まれ得る接続プロセッサ250を含み得、接続プロセッサ250は、ワイヤレスデバイス200が有線インターフェースまたはワイヤレスインターフェースを介して通信するために使用し得る任意の他のモジュールおよび/またはユニットに加えて、3G/4Gセルラーモデム242、Bluetooth(BT)無線機244、全地球測位システム(GPS)受信機246、およびデュアルモードWi-Fiモジュール248を管理し得る。さらに、上述したように、デュアルモードWi-Fiモジュール248は、少なくとも独立した高性能Wi-Fiトランシーバ(たとえば、802.11adトランシーバ)と、従来のWi-Fiプロトコルに従って動作する独立したWi-Fiトランシーバ(たとえば、802.11n/802.11acトランシーバ)とを含み得る。したがって、ディスプレイプロセッサ270および/またはローカルオーディオサブシステム280が外部デバイス上でレンダリングすべきビデオデータおよび/またはオーディオデータを処理する状況では、ビデオデータおよび/またはオーディオデータは、高精細度レンダリングを提供するために必要とされ得る帯域幅および他のQoS要求を提供するために、高性能Wi-Fiトランシーバを使用して、あるいは、ビデオデータおよび/またはオーディオデータが一般的なWi-Fi性能を使用して適切にサービスされ得るアプリケーションに関する場合は従来のWi-Fiトランシーバを使用して、送信され得る。
一実施形態では、ワイヤレスデバイス200は、周辺インターフェース252を通じて相互接続210に結合された外部記憶デバイス254をさらに含み得、外部記憶デバイス254に記憶されたデータは、フラッシュドライブ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ドライブ、SDカード、または任意の他の適切な外部記憶デバイスを含み得る。加えて、外部記憶デバイス254に記憶されたデータは、記憶装置から、またはリアルタイムでプライベートネットワークもしくは公衆ネットワーク(たとえば、インターネット)から接続プロセッサ240を介して受信され得る。一実施形態では、ワイヤレスデバイス200は、1つまたは複数のアプリケーションを実行するアプリケーションプロセッサ220がより容易にデータにアクセスできるように、外部記憶デバイス254からローカルメモリ214にデータを移動し得るアプリケーションデータムーバ264をさらに含み得る。さらに、アプリケーションプロセッサ220は、頻繁にアクセスされるデータを記憶するためのキャッシュ222を含み得る。加えて、ワイヤレスデバイス200は、アプリケーションプロセッサ220上で実行されているアプリケーションが必要とし得る任意の適切なグラフィックス処理を実行することができるグラフィックス処理ユニット262を含み得る。さらに、ワイヤレスデバイス200は、ネットワークソース(たとえば、インターネット)から、ワイヤレスデバイス200内のセンサー(たとえば、内蔵カメラ)および/または外部センサープラットフォーム226、ならびに/あるいは任意の他の適切なマルチメディアソースから得られたマルチメディアコンテンツに対する符号化、復号、加速化、および/または他のマルチメディア処理を行うことができる1つまたは複数のマルチメディアプロセッサ228を含み得る。さらに、外部シンクデバイス上でメディアデータを提示するために、ワイヤレス通信デバイス200は、メディアデータパケットが外部シンクデバイスにセキュアに送信されること(たとえば、コンテンツ保護)を保証するのに必要な任意のセキュリティ情報を決定および適用することができるセキュリティモジュール290を含み得る。
加えて、ワイヤレスデバイス200は、ワイヤレスデバイス200内のバッテリー232に関連付けられたステータスを監視し得る、バッテリー監視システム230を含み得る。たとえば、一実施形態では、バッテリー監視システム230は、ワイヤレスデバイス200が壁プラグ接続電源を使用中であり得るか内部バッテリー232を使用中であり得るかを反映するステータス情報と、内部バッテリー232を使用している場合、その上に残っている利用可能な電力とを記憶し得る。場合によっては、バッテリー232に関するステータス情報は、(たとえば、小さいバッテリーアイコン、異なるバッテリー状態を示すための光または音などを使用して)ローカルディスプレイ280上で提示され得る。一般に、バッテリー監視システム230は、正確なバッテリーステータスをユーザに反映するために、バッテリー232に関連付けられたステータス情報をほぼ継続的に更新し得る。加えて、バッテリー監視システム230は、様々なクロックおよび/またはワイヤレスデバイス200において実行される機能を制御するために使用される他の適切な回路を含む、クロックモジュール234を制御し得る。さらに、上述したように、デュアルモードWi-Fiモジュール248は、異なる性能レベルを提供することができる複数の独立したWi-Fiトランシーバを含み得る。しかしながら、異なる性能レベルは、バッテリー232に異なる影響を及ぼす場合があり、高性能Wi-Fiトランシーバは一般に、より多くの電力を消費する。したがって、以下でさらに詳細に説明するように、ワイヤレスデバイス200は、その上で実行されるアプリケーションに関連付けられた性能要件に従って電力消費を最適化し得る、協調的な要求ベースのWi-Fiネットワーク制御フレームワークを実装し得る。
本開示の様々な態様によれば、図3は、ワイヤレスドッキングシステム内のソースデバイス320とシンクデバイス310との間のワイヤレス通信を含み得る、例示的なデュアルモードWi-Fiネットワーキングデータパスを示す。特に、シンクデバイス310においてレンダリングされることを目的としたデータを送信するために、ソースデバイス320におけるワイヤレスディスプレイパケット/プロトコルプロセッサ372は、任意の初期処理が完了した後に相互接続およびシステムメモリサブシステム380からデータを受信し得、次いで、ワイヤレスディスプレイパケット/プロトコルプロセッサ372は、シンクデバイス310においてレンダリングされることを目的としたデータを処理および符号化し得る。次いで、処理され符号化されたデータは、任意の適用可能な帯域幅、レイテンシ、または他のQoS要件に基づいて、符号化されたデータに関連付けられたネットワークトラフィックを分類、管理、スケジュール、またはさもなければシェーピングするために、そのデータに関連付けられたコンテンツを検査し得る、協調的な差別化されたサービス(「ディフサーブ」)モジュール374に与えられ得る。たとえば、協調的なディフサーブモジュール374は一般に、送信されるべき転送パケットを分類し、発信転送パケットを、高優先度トラフィックが特別待遇を受けることができるように別様に管理され得る様々なトラフィッククラスに配置する(たとえば、ストリーミングメディア、音声、またはかなりの性能要件を有する他のクリティカルなネットワークトラフィックを低レイテンシトラフィッククラスに分類する一方で、単純なベストエフォート型サービスをウェブトラフィック、ファイル転送、または他の非クリティカルなサービスに提供する)ために、インターネットプロトコル(IP)ヘッダ内の8ビットのディフサーブフィールドにおける6ビットのディフサーブコードポイント(DSCP)を使用し得る。
したがって、転送トラフィックをスケジュールおよびシェーピングするために、協調的なディフサーブモジュール374は、転送トラフィックをシンクデバイス310に送信するために使用すべき適切なWi-Fi技術を、帯域幅、レイテンシ、または転送トラフィックに関連付けられた他のQoS要件に従って選択し得る。特に、協調的なディフサーブモジュール374は、トラフィックメータリングを実装し、1つまたは複数のコールアヘッド信号をリソースマネージャ376に送ることができ、次いで、リソースマネージャ376は、コールアヘッド信号をソースデバイス320上の接続マネージャ354bに中継し、それによって、適用可能なWi-Fiネットワーキングモードを制御することができる。特に、上述したように、ソースデバイス320は、802.11ad MAC/PHYパケットプロセッサ344bおよび関連する802.11ad指向性トランシーバ342bを有する高性能Wi-Fiサブシステムと、MAC/PHYパケットプロセッサ334bおよび関連する802.11n/802.11acトランシーバ332bを有する従来のWi-Fiサブシステムとを含み得る。したがって、協調的なディフサーブモジュール374から生じるコールアヘッド信号は一般に、発信転送トラフィックに関連付けられたトラフィッククラスに応じて、高性能Wi-Fiサブシステムおよび/または従来のWi-Fiサブシステムをアクティブにするよう接続マネージャ354bに命令することができ、接続マネージャ354bは、適切な命令を電力管理モジュール352bに送ることができ、次いで、電力管理モジュール352bは、適用可能なWi-Fiサブシステムをアクティブにするかまたは非アクティブにする。特に、コールアヘッド信号は、発信転送トラフィックが高い帯域幅、低いレイテンシ、または他のQoS要件を有するパケットを含むときに、高性能Wi-Fiサブシステムのみをアクティブにするよう接続マネージャ354bに命令し得るが、すべての他の発信転送トラフィックは、従来のWi-Fiサブシステムを使用して送信され得る。さらに、発信転送トラフィックが存在しないとき、コールアヘッド信号は、高性能Wi-Fiサブシステムおよび従来のWi-Fiサブシステムが両方とも電力モードにされ得ることを示し得る。
加えて、ソースデバイス320と転送トラフィックを受信することを目的としたシンクデバイス310との間の通信を協調させるために、適切なWi-Fiサブシステムがシンクデバイス310上でアクティブにされることを保証するための、および/または、発信転送トラフィックを送る必要がないときに、シンクデバイス310が一方または両方のWi-Fiサブシステムを非アクティブにし得ることを示すための、デュアルモードWi-Fiサービスネゴシエーションがそれらのデバイスの間で行われ得る。そのために、シンクデバイス310は、それぞれのWi-Fiサブシステムを適切な状態に置くために、ソースデバイス320と実質的に同様の構成要素を含み得る。
本開示の様々な態様によれば、図4は、ワイヤレスドッキングシステムにおいて協調的な要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーク制御を提供し得る、例示的なデータ通信モデルまたはプロトコルスタックを示し、図4に示すデータ通信モデルは、データと、ワイヤレスドックシステム内のWi-Fi接続420を介してソースデバイス400とシンクデバイス410との間でデータを送信するために使用される制御プロトコルとの間の様々な対話を示し得る。
一実施形態では、図4に示すように、ソースデバイス400は、ワイヤレスドックシステムにおいて使用される物理シグナリング、アドレス指定、およびチャネルアクセス制御を定義し得る、物理(PHY)レイヤおよび媒体アクセス制御(MAC)レイヤを含み得る。さらに、PHYレイヤおよびMACレイヤは、とりわけ、通信に使用される周波数バンド構造(たとえば、2.4GHz、3.6GHz、5GHz、60GHzで定義される連邦通信委員会バンド、ウルトラワイドバンド(UWB)周波数バンド構造など)、データ変調技法(たとえば、アナログおよびデジタル振幅変調技法、周波数変調技法、位相変調技法など)、および多重化技法(たとえば、直交周波数分割多重(OFDM)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、符号分割多元接続(CDMA)など)を定義し得る。例示的な一実施形態では、PHYレイヤおよびMACレイヤは、802.11acトランシーバ432を有するWi-Fiサブシステムと、802.11adトランシーバ442を有する別個のWi-Fiサブシステムとを使用して、複数のWi-Fiモードをサポートし得る。特に、IEEE802.11ac規格は、IEEE802.11n規格に基づき、5GHzバンドにおけるより広いチャネル(たとえば、80MHzまたは160MHz対40MHz)、より多くの空間ストリーム(最高8対4)、より高次の変調(最高256-QAM対64-QAM)、およびマルチユーザ多入力多出力(MU-MIMO)を含むように設計された。一方、IEEE802.11ad(または「WiGig」)規格は、Wi-Fiネットワークが一般的に動作する2.4GHzバンドおよび5GHzバンドとは著しく異なる伝搬特性を有する60GHzミリ波スペクトルで802.11ネットワークが動作することを可能にするための新しい物理レイヤを定義した。したがって、802.11ad Wi-Fiサブシステムは、7Gbit/s前後のピーク送信レートをサポートし得、このことは、高性能要件または他の適切なQoS要件を有するアプリケーションおよび/またはサービス(たとえば、ワイヤレスデータ、ディスプレイ、オーディオなど)に関連付けられた通信を伴うメディア共有セッションを確立するために、ソースデバイス400およびシンクデバイス410がWi-Fi接続420を介して通信するときに特に有利であり得る。しかしながら、上述のように、多くの使用事例および/または適用例は、Wi-Fi接続420が従来の802.11ac Wi-Fiサブシステムを使用するときに適切に提供され得る、それほど要求が厳しくないスループット要件を有し得る。
したがって、ソースデバイス400は、シンクデバイス410に送信されるべき転送パケットを、高優先度トラフィックが特別待遇を受けることができるように別様に管理され得る様々なトラフィッククラスに分類し得る、協調的なWi-Fiディフサーブレイヤ474を含み得る。特に、協調的なWi-Fiディフサーブレイヤ474は、転送トラフィックを送信するために使用すべき適切なWi-Fiサブシステムを示すために、1つまたは複数のコールアヘッド信号をWi-Fi局マネージャ(または接続マネージャ)454に送ることができ、次いで、Wi-Fi局マネージャ454は、協調的なWi-Fiディフサーブレイヤ474から受信されたコールアヘッド信号に従って、802.11ac Wi-Fiサブシステムおよび/または802.11ad Wi-Fiサブシステムをアクティブにするかまたは非アクティブにすることができる。その文脈では、協調的なWi-Fiディフサーブレイヤ474は、論理リンク制御(LLC)レイヤの上ならびにネットワークおよびトランスポート処理レイヤの下に存在し得、LLCレイヤは、フロー制御および自動再送要求(ARQ)エラー管理機構に加えて、様々なネットワークプロトコルが多地点ネットワーク内で共存し、同じネットワーク媒体を介してトランスポートされることを可能にするための多重化機構を提供し得るが、ネットワークおよびトランスポート処理レイヤは、インターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)によって維持される規格に従って、ワイヤレスドックシステムにおいて使用されるパケット構造およびカプセル化をまとめて定義し得る、インターネットプロトコル(IP)レイヤ、トランスポート制御プロトコル(TCP)レイヤ、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)/UDP-Liteレイヤ、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)レイヤ、リアルタイム制御プロトコル(RTCP)レイヤ、およびリアルタイムプロトコル(RTP)レイヤを含み得る。さらに、RTSPレイヤは、機能をネゴシエートし、セッションを確立し、ソースデバイス400とシンクデバイス410との間のセッションを維持またはさもなければ管理するために使用され得、ソースデバイス400およびシンクデバイス410は、フィードバックチャネルおよびユーザインターフェースバックチャネル(UIBC)上のフィードバック入力カテゴリをサポートするための機能をネゴシエートするRTSPメッセージトランザクションを使用して、フィードバックチャネルを確立し得る。たとえば、一実施形態では、ソースデバイス400は、ソースデバイス400が興味を示す機能を指定する機能要求メッセージをシンクデバイス410に送ることができ、ソースデバイス400は、シンクデバイス410上でサポートされる特定のWi-Fiサブシステムを含み得る(たとえば、シンクデバイス410上でサポートされていない1つまたは複数のWi-Fiサブシステムは、不要なバッテリー消費および処理オーバーヘッドを回避するために、単に非アクティブにされ得る)。
さらに、一実施形態では、協調的なWi-Fiディフサーブレイヤ474は、ワイヤレスドックシステム内のオーディオ/ビデオレンディション構成要素から受信されたレンダリングされたビデオをコーディングするために使用される技法を定義し得るビデオコーダ422と通信し得る。たとえば、ビデオコーダ422は、ITU-T H.261、ISO/IEC MPEG-1 Visual、ITU-T H.262またはISO/IEC MPEG-2 Visual、ITU-T H.263、ISO/IEC MPEG-4 Visual、ITU-T H.264などの様々なビデオ圧縮規格を実装し得、さらに圧縮ビデオデータまたは非圧縮ビデオデータのいずれかをレンダリングし得る。同様に、協調的なWi-Fiディフサーブレイヤ474は、コーディングされたオーディオデータおよびビデオデータがどのようにパケット化され、送信されるかを定義し得るMPEG2トランスポートストリーム(MPEG-TS:MPEG2 Transport Stream)パケット化レイヤ424と通信し得る。さらに、MPEG-TSパケット化レイヤ424は、高帯域幅デジタルコンテンツ保護(HDCP:High bandwidth Digital Content Protection)2.0仕様に従ってオーディオデータおよび/またはビデオデータの不正コピーから保護するコンテンツ保護レイヤ内に実装され得る。オーディオコーダは、ワイヤレスドックシステムにおいて使用されるオーディオデータコーディング技法を定義し得、オーディオデータは、マルチチャネルフォーマット(たとえば、ドルビー(Dolby)フォーマットおよびデジタルシアターシステム(Digital Theater System)フォーマット)、圧縮フォーマット(たとえば、MPEG-1 Audio Layer II、MPEG-2 Audio Layer IIおよびMPEG-1 Audio Layer III、MPEG-2 Audio Layer III、AC-3、AAC)、または非圧縮フォーマット(たとえば、パルスコード変調(PCM:pulse-code modulation))を使用してコーディングされ得る。
したがって、シンクデバイス410においてレンダリングされるべき、処理され符号化されたデータをビデオコーダ422、MPEG TSパケット化レイヤ424、オーディオコーダ、および/またはデータ通信モデル内の他の適切な上位レイヤから受信したことに応答して、協調的なWi-Fiディフサーブレイヤ474は、符号化されたデータに関連付けられたコンテンツを検査し、次いで、任意の適用可能な帯域幅、レイテンシ、または他のQoS要件に基づいて、そのコンテンツに関連付けられたネットワークトラフィックを分類、管理、スケジュール、またはさもなければシェーピングし得る。たとえば、協調的なWi-Fiディフサーブレイヤ474は、転送パケットを分類し、発信転送パケットを別様に管理される様々なトラフィッククラスに配置するために、情報をIPパケットヘッダに挿入し得る。たとえば、転送パケットは、発信転送トラフィックに関連付けられたトラフィッククラスに応じて、Wi-Fi局マネージャ454が適切なWi-Fiサブシステムをアクティブにすることができるように、802.11ac Wi-Fiサブシステムまたは802.11adサブシステムに関連付けられたトラフィッククラスに配置され得る。
本開示の様々な態様によれば、図5は、例示的な電力状態図およびデュアルモードWi-Fiネットワーキング技術をサポートするワイヤレスデバイスに関連付けられた関連する分類を示す。たとえば、電力状態図は、802.11acサブシステムおよび802.11adサブシステムを含み得る複数のWi-Fiサブシステムを有し得るソースデバイスおよび/またはシンクデバイスに関連付けられた様々な電力状態を表し得る。特に、ソースデバイスおよびシンクデバイスがメディア共有セッション中にデータを送信および受信しているとき、ソースデバイスおよびシンクデバイスは、アクティブ電力状態510を有し得る。さらに、一実施形態では、アクティブ状態510は、そこでサポートされる複数のWi-Fiサブシステムに関連付けられた異なる動作状態を表すいくつかのサブ状態を有し得る。たとえば、802.11acサブシステムと802.11adサブシステムの両方を使用してデータを交換するとき、ソースデバイスおよびシンクデバイスは、すべてのWi-Fiサブシステムが現在アクティブであるので、かなりの電力を消費し得るActive_MAXサブ状態512で動作している場合がある。しかしながら、ソースデバイスおよびシンクデバイスは、802.11adサブシステムのみが使用されているときはActive_LVL_HIGHサブ状態514で、または802.11acサブシステムのみが使用されているときはActive_LVL_LOWサブ状態516で動作している場合がある。特に、802.11adサブシステムは802.11acサブシステムよりも多いかなりの電力需要を有し得るので、Active_LVL_HIGHサブ状態514は一般に、Active_LVL_LOWサブ状態516よりも多くの電力を消費し得、一度に1つのWi-Fiサブシステムのみが使用されているので、Active_LVL_HIGHサブ状態514およびActive_LVL_LOWサブ状態516はそれぞれ、Active_MAXサブ状態512よりも少ない電力を消費し得る。さらに、ソースデバイスおよびシンクデバイスがデータをアクティブに交換していないが、あらかじめ定義された非アクティビティ期間が満了する前の期間中に、いずれのWi-Fiサブシステムも使用されていない場合があり、したがって、ソースデバイスおよびシンクデバイスは、そのような期間中の様々なアクティブサブ状態の間で最も少ない電力を消費するActive_MINサブ状態518で動作し得る。
一実施形態では、アクティブ状態510に関連付けられた非アクティビティ期間が満了した後、サービスがアクティブではない場合があり、したがって、ソースデバイスおよびシンクデバイスはスタンバイ状態520に遷移し得、スタンバイ状態520は同様に複数のサブ状態を有し得る。特に、スタンバイ状態520は、様々なWi-Fiサブシステムが、あらかじめ定義された非アクティビティ期間が満了した後に無線アクティビティを中断し、任意の送信および/または受信トラフィックが待ち行列に入れられているかどうかを判定するために定期的にウェイクアップし得る、初期スタンバイサブ状態522を有し得、待ち行列に入れられた送信および/または受信トラフィックが存在するとの判定に応答して、アクティブ状態510に戻る遷移が行われ得る。さらに、スタンバイ状態520は、割込みイベントが行われるまで無線機、クロック、および/または他の回路がオフにされ得る、割込み待ち(WFI:wait-for-interrupt)サブ状態524を有し得、初期スタンバイサブ状態522である間にあらかじめ定義された非アクティビティ期間が経過した後、WFIサブ状態524への遷移が行われ得る。WFIサブ状態524では、当業者に明らかになるように、適切なWi-Fiサブシステムをウェイクアップするための(たとえば、初期スタンバイサブ状態522、Active_MINサブ状態518などへの遷移をトリガするための)割込みイベントは、転送トラフィックが待ち行列に入れられており、送信の準備ができていることを示すメッセージを送るインフラストラクチャ要素(たとえば、アクセスポイント)、ユーザ開始イベント(たとえば、ネットワーク通信を必要とするアプリケーションとの対話)、または他の適切なイベントを含み得る。その上、一実施形態では、スタンバイ状態520は、Wi-Fiサブシステムがアクティブ状態510に戻って遷移しない限り、新しいトランザクションが受け入れられない、アイドル(または低電力)サブ状態526を有し得る。
一実施形態では、Wi-Fiサブシステムがスタンバイ状態520に遷移し、ある一定の非アクティビティ期間の間、いかなる送信または受信トラフィックも有することなくスタンバイ状態520にとどまった後、(たとえば、アイドルサブ状態526から)スリープまたは「休眠」状態530へのさらなる遷移が行われ得る。特に、スリープ状態530は、非アクティブWi-Fiサブシステムに関連付けられた実質的にすべての電子機器がオフにされ得、デバイスがページングチャネル上のページをチェックするために周期的に(たとえば、スロットサイクルごとに)ウェイクし得る、スロッテッドスリープサブ状態532を含み得、それによって、実質的にすべての電子機器がほとんどの時間オフにされるので、スロッテッドスリープサブ状態532は、非常に少ないバッテリー電力を消費し得る。一実施形態では、さらなる非アクティブ期間の後、Wi-Fiサブシステムは、スロッテッドスリープサブ状態532からディープスリープサブ状態534に遷移し得、ディープスリープサブ状態534では、クロック発生器がオフにされ得、キャッシュコヒーレンスが維持されない場合があり、送信および/または受信アクティビティが再開したときにアクティブ状態510に戻る遷移が行われ得るようにある一定の状態を保ちながら、電圧が最小動作電圧を下回って低減され得る。最終的に、ディープスリープサブ状態534である間にさらなる非アクティビティ期間が満了した後、スリープしているWi-Fiサブシステムはオフ状態540に遷移し得、オフ状態540において消費される唯一のバッテリー電力は漏れ電流によるものであり得る。しかしながら、オフ状態540を出て遷移することは比較的長い時間がかかる場合があり、それによって、長いウェイクアップ期間により節電対策が性能を低下させレイテンシを増加させるのを防ぐためにオフ状態540への遷移をトリガするように、かなりの非アクティビティ期間が定義され得る。
本開示の様々な態様によれば、図6は、デュアルモードWi-Fiネットワーキング技術をサポートするワイヤレスデバイスにおける様々な電力状態間の遷移を制御し得る例示的な方法を示す。一般に、Wi-Fi局マネージャは、802.11acサブシステムおよび802.11adサブシステムを含み得る複数のWi-Fiサブシステムにおける様々な電力状態間の遷移を制御するために図6に示す方法を実行し得、Wi-Fi局マネージャは、ソースデバイス、シンクデバイス、ドッキング局、または、複数のWi-Fiサブシステムに関連付けられた接続構成要素を制御することができるワイヤレスドックシステム内の任意の他の適切なプラットフォームに配置され得る。ソースデバイスまたはシンクデバイスに組み込まれたWi-Fi局マネージャの場合、Wi-Fi局マネージャ構成要素は、図6に示す方法に従って、各Wi-Fiサブシステムに関連付けられた電力状態遷移を制御し得る。たとえば、一実施形態では、Wi-Fi局マネージャは、電力状態遷移を制御するために、周期的間隔でウェイクコマンドおよびスリープコマンドをWi-Fiサブシステムに送り得る。
したがって、一実施形態では、Wi-Fi局マネージャは、各それぞれのWi-Fiサブシステムが任意の待ち行列に入れられた送信および/または受信トラフィックを有するかどうかを判定することを含み得るブロック610において、デュアルモードWi-Fiサービスネゴシエーションを最初に実行し得る。1つまたは複数のWi-Fiサブシステムが、送信および/または受信する準備ができた、待ち行列に入れられたトラフィックを有するとき、適切なWi-Fiサブシステムは次いで、ブロック612においてサービス処理状態に入るよう命令され得、サービス処理状態は一般に、待ち行列に入れられた送信および/または受信トラフィックが処理され得るアクティブ状態または接続状態に対応し得る。一実施形態では、Wi-Fi局マネージャは次いで、追加の送信および/または受信トラフィックが待ち行列に入れられているかどうかならびに/あるいは最後の送信および/または受信トラフィックが処理されてからの非アクティビティ時間があらかじめ定義された非アクティビティタイマーを超えるかどうかを判定することを含み得るブロック614において、Wi-Fiサブシステムがスリープ状態に入る準備ができている可能性があるかどうかを判定し得る。したがって、追加の送信および/または受信トラフィックが待ち行列に入れられている場合、または代替的に、最後の送信および/または受信トラフィックが処理されてからの時間があらかじめ定義された非アクティビティタイマーを超えない場合、局マネージャは、ブロック624において、Wi-Fiサブシステムが接続状態であるかどうかを判定し得、接続状態である場合、方法はブロック610にループバックし得る。
代替的に、ブロック624においてWi-Fiサブシステムが接続されていないとの判定に応答して、局マネージャは、ブロック628において、接続制御手順を開始し得る。たとえば、一実施形態では、局マネージャは、ブロック630において、Wi-FiサブシステムがAlways-On構成を有するかどうかを判定し得、Wi-FiサブシステムがAlways-On構成を有しない場合、Wi-Fiサブシステムは、同期したまたはスケジュールされたウェイクアップが行われるまでスロッテッドスリープ状態に入るよう命令され得る。さもなければ、Wi-FiサブシステムがAlways-On構成を有する場合、局マネージャは、ブロック632において、Wi-Fiサブシステムをスリープ状態に遷移させるかどうかを判定し得、遷移させる場合、スリープタスクマネージャがブロック634において呼び出され得、Wi-Fiサブシステムはスリープ状態またはオフ状態に入り得る。しかしながら、Wi-Fiサブシステムがスリープ状態に遷移されるべきではないと局マネージャが判定した場合、方法はブロック624にループバックし得、必要な場合にWi-Fiサブシステムが接続状態またはスリープ状態に遷移するまで接続制御手順が繰り返され得る。
一実施形態では、ブロック614に戻ると、局マネージャは、さらなる送信および/または受信トラフィックが待ち行列に入れられておらず、最後の送信および/または受信トラフィックが処理されてからの時間があらかじめ定義された非アクティビティタイマーを超える場合、Wi-Fiサブシステムがスリープ状態に入る準備ができている可能性があると判定し得る。その場合、局マネージャは、ブロック616においてWi-Fiサブシステムがスタンバイ状態であるかどうかを判定し、Wi-Fiサブシステムがスタンバイ状態ではないとの判定に応答して、ブロック618において接続リソースを最小限に抑え、それによって、接続を維持しながら電力消費を低減するようWi-Fiサブシステムに命令し得る。一実施形態では、局マネージャは次いで、ブロック612においてサービス処理を必要とする任意の送信および/または受信トラフィックがあるかどうかを判定し、アクティブ状態に戻って遷移するようWi-Fiサブシステムに命令するか、または既存のトラフィックに基づいて低電力状態に入るかどうかを判定するかのいずれかを行い得る。代替的に、ブロック616においてWi-Fiサブシステムがすでにスタンバイ状態であるとの判定に応答して、局マネージャは次いで、ブロック620においてWi-Fiサブシステムがスロッテッドスリープ状態であると判定し得る。そうでない場合、局マネージャは次いで、ブロック624においてWi-Fiサブシステムが接続されているかどうかを判定し、ブロック628において上記で説明した方法と同様の方法で(たとえば、ブロック630においてWi-Fiサブシステムにスロッテッドスリープ状態に入らせるために)接続制御手順を開始し得る。しかしながら、ブロック620においてWi-Fiサブシステムがすでにスロッテッドスリープ状態であると局マネージャが判定した場合、局マネージャは、ブロック622においてWi-Fiサブシステムをオフにし、次いで、ブロック630において同期したまたはスケジュールされたウェイクアップイベントが行われたかどうかを判定し得、方法は次いで、上記で説明した方法と同様の方法で進み得る。
一実施形態では、図6に示す方法に従って動作するとき、局マネージャは、接続リソースを最小限に抑えるか、またはさもなければアクティブな無線機能を低減し、それによってバッテリー電力を節約するために、スリープコマンドをWi-Fiサブシステムに送り得る。周期的間隔において、局マネージャは、Wi-Fiサブシステムが他のWi-Fi対応デバイスからのビーコンメッセージをリッスンし得るように無線機能をアクティブにするために、ウェイクコマンドをWi-Fiサブシステムに送り得る。一実施形態では、周期的間隔は、ターゲットビーコン送信時間または別のWi-Fi対応デバイスがビーコンメッセージを送ると予想される時間と一致し得る。ビーコンメッセージが受信されると、無線機能は、あらかじめ定義された時間期間の間(たとえば、1000ミリ秒)ビーコンメッセージが受信されなくなるまで、アクティブのままであることが許可され得る。あらかじめ定義された時間期間が満了する前に局マネージャがビーコンメッセージまたはデータを受信しない場合、局マネージャは、バッテリー電力を節約するために、スリープコマンドをWi-Fiサブシステムに送り得る。代替的に、局マネージャがステイアウェイクコマンドを受信する場合、局マネージャは、ステイアウェイク要求を送ったソース(たとえば、別のWi-Fi対応デバイス)からの解放コマンドが受信されるまで、Wi-Fiサブシステムが無期限にアクティブのままであることを許可し得る。さらに、局マネージャは、図6に示す方法を実施するときに、以下を含み得る様々な他の機能を実行し得る。
パッシブ走査:送信することなしにビーコンフレームをリッスンする。
アクティブ走査:各チャネル上でプローブ要求フレームおよびプローブ応答フレームを送る。
リッスン/探索:デバイスおよび/またはサービスを発見する、招待を要求するおよび/または招待に応答する、ならびにグループ(たとえば、標準、自律的、持続的など)を形成する。
アソシエーション制御:初めて局がネットワークに入ると、アソシエーションが呼び出され得、インフラストラクチャまたはアドホックネットワーク、ピアツーピア接続もしくはWi-Fi Direct接続の間での参加/接続およびローミングなど、前のアソシエーションからの情報が含まれるとき、再アソシエーションが要求され得る。
同期:アクセスポイントおよび/またはグループオーナーは、他の局が非同期ローカルタイマーを維持するためのタイムスタンプを受信するのを可能にするために、ビーコンを定期的に送信する。
協調:競合解消および回避、DCF/PCF/HCF協調、バックオフ協調、およびスロットスケジューリング。
サービス管理:アグリゲーション、ディフサーブ制御、承認制御、帯域幅確保、リンク適応など。
電力管理:節電と、ワイヤレスドックシステム内のデータパスに潜在的なイグジットレイテンシ(exit latency)を追加しないことによるアクセスポイントおよび/またはグループオーナーとの断絶との間のトレードオフのバランスをとることができる方法で、低電力状態に入る。
さらに、一実施形態では、ワイヤレスドックシステム内の特定のソースデバイスまたはシンクデバイス上に実装される各Wi-Fiサブシステムは、以下を含み得る様々な節電機能をサポートし得る。
常時アウェイクモード(CAM:Constantly-Awake-Mode):スループットを妨げるのを回避するために、すべての節電機能が無効にされる。
ウェイクオンWi-Fi(Wake-on-Wi-Fi):ウェイクオンLAN(wake-on-LAN)と類似しており、インフラストラクチャが低電力状態の局をウェイクアップし始めるのを可能にする。
節電モード(Power-Save-Mode):ノードが可変のあらかじめ定義された非アクティビティ期間の後に低電力状態に入り、必要に応じてリッスンおよび再接続するために定期的にウェイクアップするのを可能にする。
非スケジュール自動節電配信(U-APSD:Unscheduled-Automatic-Power-Save-Delivery):CAMで動作しているアクセスポイントが低電力状態の局に関連付けられたトラフィックを待ち行列に入れることを必要とし得、その結果、その局は、ウェイクアップすると、待ち行列に入れられたトラフィックを非同期的に要求することができる。
WMM節電モード(WMM-PSM:WMM Power-Save-Mode):アクセスポイントはすべてのユニキャストトラフィック、ブロードキャストトラフィックおよびマルチキャストトラフィックをバッファし、局はいつ低電力状態に入るかをアクセスポイントに通知し、低電力状態からウェイクアップすると、アクセスポイントは、待ち行列に入れられたユニキャストトラフィックがいつ存在するかを局に通知するためのフラグを使用し、アクセスポイントは、ウェイクアップ手順の間にまたは要求時に待ち行列に入れられたユニキャストトラフィックを局に送り、アクセスポイントは、ブロードキャスト/マルチキャストトラフィックを送るときに特殊なフラグを設定する。
同期自動節電配信(S-APSD:Synchronous-Automatic-Power-Save-Delivery):スケジュールされているまたは同期であることを除き、WMM-PSMと同様である。
節電マルチポール(Power-Save-Multi-Poll):MIMO局用にタイムスロットを確保し、それによって、その局に関連付けられた他の局を一時的に無音化するU-APSDおよびS-APSDの拡張。
動的MIMO節電(Dynamic-MIMO-Power-Save):MIMO PHYデバイスがあまりアグレッシブではない/低電力構成にスケールダウンするのを可能にする。
Wi-Fi-Direct日和見的節電(Wi-Fi-Direct Opportunistic-Power-Save):グループ内のすべてのピアツーピアクライアントが送信しないと予想されている限られた期間の間にピアツーピアグループオーナーが低電力状態に入るのを可能にする。
Wi-Fi-Direct不在通知(Wi-Fi-Direct Notice-of-Absence):いつ送信をやめるかをグループ内のピアツーピアクライアントにシグナリングするために、ピアツーピアグループオーナーが低電力スケジュールをアドバタイズすることを必要とする。
本開示の様々な態様によれば、図7は、デュアルモードWi-Fiネットワークにおいて接続制御を提供し得る例示的な方法を示し、ワイヤレスドックシステム内の特定のソースデバイスおよび/またはシンクデバイスに関連付けられた複数のWi-Fiサブシステムは、待ち行列に入れられたトラフィックを送信および/または受信するためにWi-Fiネットワークに適切に接続するために、図7に示す方法を実行し得る。たとえば、一実施形態では、デュアルモードソースデバイスおよび/またはシンクデバイスは、802.11acサブシステムおよび802.11adサブシステムを有し得、これらのサブシステムはそれぞれ、適切なWi-Fiネットワークに接続するために図7に示す方法を実施し得る。
一実施形態では、方法は、任意の近くのアクセスポイントまたは近接している他のWi-Fi対応デバイスを発見するために、ブロック710において最初にWi-Fiネットワーク探索を実行することを含み得る。Wi-Fiネットワーク探索が、接続を要求しているおよび/または接続を受け入れている任意の近くのアクセスポイントまたは他のWi-Fi対応デバイスを戻さないとき、探索中のWi-Fiサブシステムは次いで、ブロック730において探索タイムアウトが経過したかどうかを判定し得、探索タイムアウトが経過した場合、方法は成功した接続を確立することなしに停止し得る。代替的に、探索タイムアウトが経過していない場合、探索中のWi-Fiサブシステムは、ブロック740において代替のWi-Fiネットワークに切り替え、代替のWi-Fiネットワーク上で接続を要求しているおよび/または接続を受け入れている任意の近くのアクセスポイントまたは他のWi-Fi対応デバイスがあるかどうかを判定するために、ブロック710において別の探索を実施し得、この手順は、接続を要求しているおよび/または接続を受け入れている近くのアクセスポイントまたは別のWi-Fi対応デバイスが見つけられるかまたは探索タイムアウトが経過するまで継続し得る。
一実施形態では、Wi-Fiネットワーク探索が接続を受け入れているおよび/または接続を要求している近くのアクセスポイントまたは別のWi-Fi対応デバイスを返したことに応答して、接続要求および認証手順は次いで、ブロック750において開始され得る。たとえば、一実施形態では、Wi-Fiサブシステムは、近くのアクセスポイントまたは他のWi-Fi対応デバイスに関連付けること、およびアソシエーションを形成するために必要とされ得る任意の認証証明を交換することを試みることができる。一実施形態では、Wi-Fiサブシステムは次いで、ブロック760において認証が成功したかどうかを判定し、認証が成功した場合、ブロック770においてサービスをネゴシエートして接続を確立し得る。さもなければ、認証が成功しなかった場合、方法は成功した接続を確立することなしに終了し得る。
本開示の様々な態様によれば、図8は、デュアルモードWi-Fiネットワークにおける要求ベースの分析を提供し得る例示的な方法を示し、図8に示す方法は一般に、デュアルモードWi-Fiデバイス上の異なるWi-Fiサブシステムをアクティブにするかまたは非アクティブにするかを判定するために、上記で説明した協調的なディフサーブフレームワークを使用して実行され得る。特に、ブロック805において、協調的なディフサーブフレームワークは、待ち行列に入れられた転送トラフィックに関連付けられた帯域幅要件を決定し得、各転送パケットに関連付けられたサイズは、各転送パケットに関連付けられたレイテンシで割られ得、すべての転送パケットに関連付けられたサイズ対レイテンシ比は、帯域幅要件を決定するために合計され得る。たとえば、転送トラフィックが、64Kのサイズおよび10msのレイテンシ要件を有する第1のパケットと、32Kのサイズおよび2msのレイテンシ要件を有する第2のパケットとを含むと仮定すると、帯域幅要件は、毎秒22.4Kとなる(すなわち、第1のパケットの6.4K/sと第2のパケットの16K/sを合計すると、22.4K/sになる)。しかしながら、上記の例は例示のためにのみ与えられるものであり、実際の実装形態は、転送パケットの数ならびに転送パケットに関連付けられたサイズおよびレイテンシ要件に応じて変化し、サイズおよびレイテンシ要件は、アプリケーションまたはサービスに応じてさらに変化し得る(たとえば、高性能サービスは、より大きいパケットサイズおよびより低いレイテンシ要件、したがって、より高い帯域幅要件を有し得るが、一般的なサービスは、より低い帯域幅要件をもたらす、より小さいパケットサイズおよびあまり要求が厳しくないレイテンシ要件を有し得る)ことを当業者は諒解されよう。
一実施形態では、転送トラフィックが必要とする帯域幅を計算したことに応答して、協調的なディフサーブフレームワークは、ブロック810において、必要とされる帯域幅が、従来の性能を提供するWi-Fiサブシステム(たとえば、802.11acサブシステム)が転送トラフィックを適切に扱うことができるかどうかを示すしきい値を超えるかどうかを判定し得る。たとえば、一実施形態では、ブロック810における判定で使用されるしきい値は、平均再送レートで割った、従来のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅を含み得、平均帯域幅は、転送トラフィックに関連付けられた必要とされる帯域幅と比較され得る。したがって、転送トラフィックが、従来のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅対再送レートを超える帯域幅要件を有するとの判定に応答して、従来のWi-Fiサブシステムは、転送トラフィックを扱うのに十分な性能を提供しない場合があり、ブロック815において、高性能Wi-Fiサブシステム(たとえば、802.11adサブシステム)がオンにされ得る。しかしながら、転送トラフィックに関連付けられた帯域幅要件が従来のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅対再送レートを超えない場合、ブロック820において、協調的なディフサーブフレームワークはさらに、従来のWi-Fiサブシステムを使用して転送トラフィックを送るのに必要となるであろう送信時間を予測し得る。
たとえば、一実施形態では、予測された送信時間は、従来のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均再送レートを従来のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅で割り、各転送パケットに関連付けられたサイズと平均再送レート対帯域幅比を掛けることから合計を計算することによって、ブロック820において計算され得る。一実施形態では、ブロック820において計算された予測された送信時間は次いで、ブロック825において、様々な転送パケットの間の最小有効期間(TTL)と比較され得、予測された送信時間が最小TTLを超える場合、従来のWi-Fiサブシステムは転送トラフィックを扱うのに十分な性能を提供しない場合があり、その場合、ブロック815において、高性能Wi-Fiサブシステムがオンにされ得る。
さもなければ、転送トラフィックに関連付けられた帯域幅要件が従来のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅対再送レートを超えず、従来のWi-Fiサブシステムを使用する予測された送信時間が様々な転送パケットの間の最小TTLを超えないとの判定に応答して、従来のWi-Fiサブシステムは、転送トラフィックを扱うのに十分な性能を提供すると判定され得る。その場合、方法は、ブロック830において、高性能Wi-Fiサブシステムがオンにされているかどうかを判定することを含み得、オンにされている場合、ブロック835において、ヒステリシスタイムアウトが経過したかどうかについてのさらなる判定が行われ得る。特に、ヒステリシスタイムアウトは一般に、異なるWi-Fiネットワーク間の「ピンポン」を低減するために定義された値を含み得、それによって、高性能Wi-Fiサブシステムがオンにされているとき、高性能Wi-Fiサブシステムがどのくらいの間アクティブであるかを示すためのタイマーが開始され得る。したがって、一実施形態では、高性能Wi-Fiサブシステムがどのくらいの間アクティブであるかを示すタイマーがヒステリシスタイムアウト値を超え、その結果、それらの条件下では従来のWi-Fiサブシステムへの切替えが適切であると見なされ得る場合、ブロック840において、従来のWi-Fiサブシステムがオンにされ得る。さもなければ、高性能Wi-Fiサブシステムがどのくらいの間アクティブであるかを示すタイマーがヒステリシスタイムアウト値を超えない場合、ソースデバイスは、従来のWi-Fiサブシステムに切り替えるのを妨げられ得、高性能Wi-Fiサブシステムは、(従来のWi-Fiサブシステムが転送トラフィックを扱うのに適した性能を提供し得るとしても)異なるWi-Fiサブシステムの間の過度のピンポンを回避するために、転送トラフィックを扱うのを許可され得る。しかしながら、ブロック810、820、および825において行われた計算が、従来のWi-Fiサブシステムが転送トラフィックを扱うのに適した性能を提供することを示し、ブロック830において行われた後続の判定が、高性能Wi-Fiサブシステムがオンにされないことを示すとき、従来のWi-Fiサブシステムは、ブロック840においてアクティブにされ、転送トラフィックを送信するために使用され得る。
情報および信号は様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書で開示する態様に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲から逸脱するものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示する態様に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装され得る。
本明細書で開示する態様に関して説明する方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、直接ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組合せで具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体内に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体化されてもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在し得る。ASICは、IoTデバイス内に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に個別構成要素として存在し得る。
1つまたは複数の例示的な態様では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含むことができる。また、任意の接続は適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、DVD、フロッピーディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的におよび/またはレーザーを用いて光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
上記の開示は本開示の例示的な態様を示すが、添付の特許請求の範囲によって定義される本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書で様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明する本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、任意の特定の順序で実行される必要はない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または特許請求されている場合があるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
100 ワイヤレスドックシステム
112 ソースデバイス
116 シンクデバイス
120 ディスプレイ
200 ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス
210 相互接続
214 ローカルメモリ
220 アプリケーションプロセッサ
222 キャッシュ
226 外部センサープラットフォーム
228 マルチメディアプロセッサ
230 バッテリー監視システム
232 内部バッテリー
234 クロックモジュール
240 接続プロセッサ
242 3G/4Gセルラーモデム
244 Bluetooth(BT)無線機
246 全地球測位システム(GPS)受信機
248 デュアルモードWi-Fiモジュール
252 周辺インターフェース
254 外部記憶デバイス
262 グラフィックス処理ユニット
264 アプリケーションデータムーバ
270 ディスプレイプロセッサ
272 ローカルディスプレイ
274 外部ディスプレイ
280 ローカルオーディオサブシステム
284 外部オーディオサブシステム
290 セキュリティモジュール
310 シンクデバイス
320 ソースデバイス
332b 802.11n/802.11acトランシーバ
334b MAC/PHYパケットプロセッサ
342b 802.11ad指向性トランシーバ
344b 802.11ad MAC/PHYパケットプロセッサ
352b 電力管理モジュール
354b 接続マネージャ
372 ワイヤレスディスプレイパケット/プロトコルプロセッサ
374 協調的な差別化されたサービス(「ディフサーブ」)モジュール、協調的なディフサーブモジュール
376 リソースマネージャ
380 相互接続およびシステムメモリサブシステム
400 ソースデバイス
410 シンクデバイス
420 Wi-Fi接続
422 ビデオコーダ
424 MPEG2トランスポートストリームパケット化レイヤ、MPEG-TSパケット化レイヤ
432 802.11acトランシーバ
442 802.11adトランシーバ
474 協調的なWi-Fiディフサーブレイヤ
454 Wi-Fi局マネージャ
510 アクティブ電力状態、アクティブ状態
512 Active_MAXサブ状態
514 Active_LVL_HIGHサブ状態
516 Active_LVL_LOWサブ状態
518 Active_MINサブ状態
520 スタンバイ状態
522 初期スタンバイサブ状態
524 割込み待ちサブ状態、WFIサブ状態
526 アイドル(または低電力)サブ状態、アイドルサブ状態
530 スリープまたは「休眠」状態、スリープ状態
532 スロッテッドスリープサブ状態
534 ディープスリープサブ状態
540 オフ状態

Claims (30)

  1. 要求ベースのデュアルモードWi-Fiネットワーキング制御のための方法であって、
    独立した物理トランシーバを有する、少なくとも第1のWi-Fiサブシステムと第2のWi-Fiサブシステムとを含むソースデバイスから送信すべき1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件を計算するステップであって、前記第1のWi-Fiサブシステムが、前記第2のWi-Fiサブシステムよりも高い性能レベルを有する、ステップと、
    少なくとも前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件ならびに前記第1のWi-Fiサブシステムおよび前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた前記性能レベルに基づいて、前記第1のWi-Fiサブシステムまたは前記第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択するステップと、
    前記選択されたWi-Fiサブシステムを使用して、前記1つまたは複数の転送パケットを送信するステップと
    を含む方法。
  2. 前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられたワイヤレス技術を使用して満たすことができない1つまたは複数の性能要件を有する転送トラフィック用に、前記より高い性能レベルを有する前記第1のWi-Fiサブシステムを確保するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 1つまたは複数のコールアヘッド信号を、前記第1のWi-Fiサブシステムおよび前記第2のWi-Fiサブシステムを制御するように構成された接続マネージャに送るステップであって、前記1つまたは複数のコールアヘッド信号が、前記選択されたWi-Fiサブシステムをアクティブにするよう前記接続マネージャに命令する、ステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記1つまたは複数の転送パケットを受信することを目的としたシンクデバイスとのサービスネゴシエーションを実行するステップであって、前記サービスネゴシエーションが、前記1つまたは複数の転送パケットを送信するために使用される前記選択されたWi-Fiサブシステムに対応するワイヤレス技術を実装する独立した物理トランシーバをアクティブにするよう前記シンクデバイスに命令する、ステップ
    をさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件を計算するステップが、
    各転送パケットに関連付けられたサイズを各転送パケットに関連付けられたレイテンシ要件で割るステップであって、前記帯域幅要件が、各転送パケットに関連付けられた前記レイテンシ要件で割った、各転送パケットに関連付けられた前記サイズを合計することから得られた第1の値を含む、ステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1のWi-Fiサブシステムまたは前記第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択するステップが、
    前記第1の値が、前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅を前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均再送レートで割ることから得られた第2の値を超えることに応答して、前記第1のWi-Fiサブシステムを選択するステップ
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1のWi-Fiサブシステムまたは前記第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択するステップが、
    前記1つまたは複数の転送パケットの間の最小有効期間を決定するステップと、
    前記第2のWi-Fiサブシステムを用いて前記1つまたは複数の転送パケットを送信するための時間を予測するステップであって、前記第2のWi-Fiサブシステムを用いて前記1つまたは複数の転送パケットを送信するための前記予測された時間が、前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均再送レートを乗じた各転送パケットに関連付けられたサイズの合計を前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅で割った値を含む、ステップと、
    前記1つまたは複数の転送パケットの間の前記最小有効期間が、前記第2のWi-Fiサブシステムを用いて前記1つまたは複数の転送パケットを送信するための前記予測された時間に等しいまたは超えるとの判定に応答して、前記第1のWi-Fiサブシステムを選択するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1のWi-Fiサブシステムまたは前記第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択するステップが、
    前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件が、前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅および平均再送レートに基づいたしきい値を超えるかどうかを判定するステップと、
    前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件が前記しきい値を超えず、前記第2のWi-Fiサブシステムを用いて前記1つまたは複数の転送パケットを送信するための予測された時間が前記1つまたは複数の転送パケットの間の最小有効期間を超えるとの判定に応答して、前記第2のWi-Fiサブシステムを選択するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1のWi-Fiサブシステムまたは前記第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択するステップが、
    前記第2のWi-Fiサブシステムが前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件を満たすことができると判定し、前記第1のWi-Fiサブシステムがオンにされているとさらに判定するステップと、
    前記第1のWi-Fiサブシステムがオンにされてからの時間がヒステリシスタイムアウト値を超えない場合、前記第1のWi-Fiサブシステムを選択するか、または、前記第1のWi-Fiサブシステムがオンにされてからの前記時間が前記ヒステリシスタイムアウト値に等しいもしくは超える場合、前記第2のWi-Fiサブシステムを選択するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記選択されたWi-Fiサブシステムを使用して前記1つまたは複数の転送パケットを送信した後に、追加の転送パケットが前記ソースデバイスからの送信を保留していないとの判定に応答して、低電力モードに入るよう前記第1のWi-Fiサブシステムおよび前記第2のWi-Fiサブシステムに命令するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記帯域幅要件が、前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた1つまたは複数のサービス品質要件に従って前記1つまたは複数の転送パケットを優先順位付けする、協調的なディフサーブ分析に基づいて計算される、請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1のWi-Fiサブシステムが802.11ad技術を実装し、前記第2のWi-Fiサブシステムが802.11n技術または802.11ac技術のうちの1つまたは複数を実装する、請求項1に記載の方法。
  13. 装置であって、
    第1の独立した物理トランシーバを有する第1のWi-Fiサブシステムと、
    第2の独立した物理トランシーバを有する第2のWi-Fiサブシステムであって、前記第1のWi-Fiサブシステムが、前記第2のWi-Fiサブシステムよりも高い性能レベルを有する、第2のWi-Fiサブシステムと、
    前記装置から送信すべき1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件を計算し、
    少なくとも前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件ならびに前記第1のWi-Fiサブシステムおよび前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた前記性能レベルに基づいて、前記第1のWi-Fiサブシステムまたは前記第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択し、
    前記1つまたは複数の転送パケットを送信するために、前記選択されたWi-Fiサブシステムに関連付けられた前記独立した物理トランシーバを利用する
    ように構成された1つまたは複数のプロセッサと
    を備える装置。
  14. 前記1つまたは複数のプロセッサが、
    前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられたワイヤレス技術を使用して満たすことができない1つまたは複数の性能要件を有する転送トラフィック用に、前記より高い性能レベルを有する前記第1のWi-Fiサブシステムを確保する
    ようにさらに構成される、請求項13に記載の装置。
  15. 前記1つまたは複数のプロセッサが、
    1つまたは複数のコールアヘッド信号を、前記第1のWi-Fiサブシステムおよび前記第2のWi-Fiサブシステムを制御するように構成された接続マネージャに送ることであって、前記1つまたは複数のコールアヘッド信号が、前記選択されたWi-Fiサブシステムをアクティブにするよう前記接続マネージャに命令する、送ることと、
    前記1つまたは複数の転送パケットを受信することを目的としたシンクデバイスとのサービスネゴシエーションを実行することであって、前記サービスネゴシエーションが、前記1つまたは複数の転送パケットを送信するために使用される前記選択されたWi-Fiサブシステムに対応するワイヤレス技術を実装する独立した物理トランシーバをアクティブにするよう前記シンクデバイスに命令する、実行することと
    を行うようにさらに構成される、請求項13に記載の装置。
  16. 前記1つまたは複数のプロセッサが、
    各転送パケットに関連付けられたサイズを各転送パケットに関連付けられたレイテンシ要件で割ることであって、前記帯域幅要件が、各転送パケットに関連付けられた前記レイテンシ要件で割った、各転送パケットに関連付けられた前記サイズを合計することから得られた第1の値を含む、割ることと、
    前記第1の値が、前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅を前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均再送レートで割ることから得られた第2の値を超えることに応答して、前記第1のWi-Fiサブシステムを選択することと
    を行うようにさらに構成される、請求項13に記載の装置。
  17. 前記1つまたは複数のプロセッサが、
    前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件が、前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅および平均再送レートに基づいたしきい値を超えるかどうかを判定することと、
    前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件が前記しきい値を超えず、前記第2のWi-Fiサブシステムを用いて前記1つまたは複数の転送パケットを送信するための予測された時間が前記1つまたは複数の転送パケットの間の最小有効期間を超えるとの判定に応答して、前記第2のWi-Fiサブシステムを選択することと
    を行うようにさらに構成される、請求項13に記載の装置。
  18. 前記1つまたは複数のプロセッサが、
    前記選択されたWi-Fiサブシステムを使用して前記1つまたは複数の転送パケットを送信した後に、追加の転送パケットが前記ソースデバイスからの送信を保留していないとの判定に応答して、低電力モードに入るよう前記第1のWi-Fiサブシステムおよび前記第2のWi-Fiサブシステムに命令する
    ようにさらに構成される、請求項13に記載の装置。
  19. 装置であって、
    前記装置から送信すべき1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件を計算するための手段であって、前記装置が、独立した物理トランシーバを有する、少なくとも第1のWi-Fiサブシステムと第2のWi-Fiサブシステムとを含み、前記第1のWi-Fiサブシステムが、前記第2のWi-Fiサブシステムよりも高い性能レベルを有する、手段と、
    少なくとも前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件ならびに前記第1のWi-Fiサブシステムおよび前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた前記性能レベルに基づいて、前記第1のWi-Fiサブシステムまたは前記第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択するための手段と、
    前記選択されたWi-Fiサブシステムを使用して、前記1つまたは複数の転送パケットを送信するための手段と
    を備える装置。
  20. 前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられたワイヤレス技術を使用して満たすことができない1つまたは複数の性能要件を有する転送トラフィック用に、前記より高い性能レベルを有する前記第1のWi-Fiサブシステムを確保するための手段
    をさらに備える、請求項19に記載の装置。
  21. 1つまたは複数のコールアヘッド信号を、前記第1のWi-Fiサブシステムおよび前記第2のWi-Fiサブシステムを制御するように構成された接続マネージャに送るための手段であって、前記1つまたは複数のコールアヘッド信号が、前記選択されたWi-Fiサブシステムをアクティブにするよう前記接続マネージャに命令する、手段と、
    前記1つまたは複数の転送パケットを受信することを目的としたシンクデバイスとのサービスネゴシエーションを実行するための手段であって、前記サービスネゴシエーションが、前記1つまたは複数の転送パケットを送信するために使用される前記選択されたWi-Fiサブシステムに対応するワイヤレス技術を実装する独立した物理トランシーバをアクティブにするよう前記シンクデバイスに命令する、手段と
    をさらに備える、請求項19に記載の装置。
  22. 前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件を計算するための前記手段が、
    各転送パケットに関連付けられたサイズを各転送パケットに関連付けられたレイテンシ要件で割るための手段であって、前記帯域幅要件が、各転送パケットに関連付けられた前記レイテンシ要件で割った、各転送パケットに関連付けられた前記サイズを合計することから得られた第1の値を含む、手段と、
    前記第1の値が、前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅を前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均再送レートで割ることから得られた第2の値を超えることに応答して、前記第1のWi-Fiサブシステムを選択するための手段と
    を備える、請求項19に記載の装置。
  23. 前記第1のWi-Fiサブシステムまたは前記第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択するための前記手段が、
    前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件が、前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅および平均再送レートに基づいたしきい値を超えるかどうかを判定するための手段と、
    前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件が前記しきい値を超えず、前記第2のWi-Fiサブシステムを用いて前記1つまたは複数の転送パケットを送信するための予測された時間が前記1つまたは複数の転送パケットの間の最小有効期間を超えるとの判定に応答して、前記第2のWi-Fiサブシステムを選択するための手段と
    を備える、請求項19に記載の装置。
  24. 前記選択されたWi-Fiサブシステムを使用して前記1つまたは複数の転送パケットを送信した後に、追加の転送パケットが前記装置からの送信を保留していないとの判定に応答して、低電力モードに入るよう前記第1のWi-Fiサブシステムおよび前記第2のWi-Fiサブシステムに命令するための手段
    をさらに備える、請求項19に記載の装置。
  25. コンピュータ実行可能命令を記録したコンピュータ可読記憶媒体であって、1つまたは複数のプロセッサ上で前記コンピュータ実行可能命令を実行することが、前記1つまたは複数のプロセッサに、
    独立した物理トランシーバを有する、少なくとも第1のWi-Fiサブシステムと第2のWi-Fiサブシステムとを含むソースデバイスから送信すべき1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた帯域幅要件を計算することであって、前記第1のWi-Fiサブシステムが、前記第2のWi-Fiサブシステムよりも高い性能レベルを有する、計算することと、
    少なくとも前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件ならびに前記第1のWi-Fiサブシステムおよび前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた前記性能レベルに基づいて、前記第1のWi-Fiサブシステムまたは前記第2のWi-Fiサブシステムのいずれかを選択することと、
    前記選択されたWi-Fiサブシステムを使用して、前記1つまたは複数の転送パケットを送信することと
    を行わせる、コンピュータ可読記憶媒体。
  26. 前記1つまたは複数のプロセッサ上で前記コンピュータ実行可能命令を実行することがさらに、前記1つまたは複数のプロセッサに、
    前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられたワイヤレス技術を使用して満たすことができない1つまたは複数の性能要件を有する転送トラフィック用に、前記より高い性能レベルを有する前記第1のWi-Fiサブシステムを確保させる、
    請求項25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  27. 前記1つまたは複数のプロセッサ上で前記コンピュータ実行可能命令を実行することがさらに、前記1つまたは複数のプロセッサに、
    1つまたは複数のコールアヘッド信号を、前記第1のWi-Fiサブシステムおよび前記第2のWi-Fiサブシステムを制御するように構成された接続マネージャに送ることであって、前記1つまたは複数のコールアヘッド信号が、前記選択されたWi-Fiサブシステムをアクティブにするよう前記接続マネージャに命令する、送ることと、
    前記1つまたは複数の転送パケットを受信することを目的としたシンクデバイスとのサービスネゴシエーションを実行することであって、前記サービスネゴシエーションが、前記1つまたは複数の転送パケットを送信するために使用される前記選択されたWi-Fiサブシステムに対応するワイヤレス技術を実装する独立した物理トランシーバをアクティブにするよう前記シンクデバイスに命令する、実行することと
    を行わせる、請求項25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  28. 前記1つまたは複数のプロセッサ上で前記コンピュータ実行可能命令を実行することがさらに、前記1つまたは複数のプロセッサに、
    各転送パケットに関連付けられたサイズを各転送パケットに関連付けられたレイテンシ要件で割ることであって、前記帯域幅要件が、各転送パケットに関連付けられた前記レイテンシ要件で割った、各転送パケットに関連付けられた前記サイズを合計することから得られた第1の値を含む、割ることと、
    前記第1の値が、前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅を前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均再送レートで割ることから得られた第2の値を超えることに応答して、前記第1のWi-Fiサブシステムを選択することと
    を行わせる、請求項25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  29. 前記1つまたは複数のプロセッサ上で前記コンピュータ実行可能命令を実行することがさらに、前記1つまたは複数のプロセッサに、
    前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件が、前記第2のWi-Fiサブシステムに関連付けられた平均帯域幅および平均再送レートに基づいたしきい値を超えるかどうかを判定することと、
    前記1つまたは複数の転送パケットに関連付けられた前記帯域幅要件が前記しきい値を超えず、前記第2のWi-Fiサブシステムを用いて前記1つまたは複数の転送パケットを送信するための予測された時間が前記1つまたは複数の転送パケットの間の最小有効期間を超えるとの判定に応答して、前記第2のWi-Fiサブシステムを選択することと
    を行わせる、請求項25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  30. 前記1つまたは複数のプロセッサ上で前記コンピュータ実行可能命令を実行することがさらに、前記1つまたは複数のプロセッサに、
    前記選択されたWi-Fiサブシステムを使用して前記1つまたは複数の転送パケットを送信した後に、追加の転送パケットが前記ソースデバイスからの送信を保留していないとの判定に応答して、低電力モードに入るよう前記第1のWi-Fiサブシステムおよび前記第2のWi-Fiサブシステムに命令させる、
    請求項25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
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