JP2017532712A - 三相交流を用いて管路内の流体を加熱する装置及び方法 - Google Patents

三相交流を用いて管路内の流体を加熱する装置及び方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、流体(F)の加熱装置(1)に関しており、この装置は、流体(F)を収容する少なくとも1つの導電性管路(100)と、少なくとも1つの管路(100)に接続されている少なくとも1つの電圧源(2)とを有しており、少なくとも1つの電圧源(2)は、少なくとも1つの管路(100)に電流を形成する、ように構成されており、この電流は、少なくとも1つの管路(100)を加熱して流体(F)を熱する。本発明では、少なくとも1つの電圧源(2)がM個の外部導体(L1、…、LM)を有しており、ただしMは2以上の自然数であり、外部導体(L1、…、LM)に交流電圧が供給されるように少なくとも1つの電圧源(2)を構成し、これらの交流電圧は互いに2π/Mだけ位相シフトされており、外部導体(L1、…、LM)は、星形接続部が構成されるように、少なくとも1つの管路(100)に導電的に接続されている。

Description

本発明は、少なくとも1つの管路に案内される流体を加熱する装置と、流体を加熱する、対応する方法とに関する。
このような装置は、流体を収容するための少なくとも1つの導電性管路と、この管路に接続されている少なくとも1つの電気的なエネルギ源、例えば電圧源又は電流源とを有しており、このエネルギ源は、少なくとも1つの管路に電流を形成し、この電流が管路を熱して流体を加熱するように構成されており、ここでこの加熱は、少なくとも1つの管路の電気抵抗によってジュール熱が管路に形成されることによって行われ、ここでこのジュール熱は、この管路において変換される電力と、電流が流れる時間とに比例する。このような装置は、例えば独国特許発明第2362628号明細書(DE2362628C3)から公知である。
本発明において流体とは、ガス状及び/又は液体状の媒体のことであると理解される。
管路が導電性材料からなりかつそれ自体を電流が流れる上記の直接の加熱の代わりに、流体を加熱するために加熱素子、例えば自己制御式の加熱テープ、定出力型加熱テープ、又はミネラル絶縁された固定抵抗加熱テープを、加熱すべき流体が案内される加熱すべき管路の外面に取り付けることもさらに公知である。加熱テープを備えた各管路は一般的に、周囲空気への熱損失に対向するため、外側が絶縁されている。ここでは熱伝導又は熱放射を用いて、加熱ケーブルから管路に、及び、管路からその中に存在するないしはその中を流れる媒体に熱を放出することができる。
上述の直接加熱の際に特に重要であるのは、少なくとも1つの絶縁部を、冗長性の理由から多くの場合に2つの絶縁部を設けることであり、これらの絶縁部により、電流によって直接加熱される管路に至る並列の電流路が阻止される。
管路内の媒体により、上記の絶縁の有効性が損なわれる場合には、安全上の理由から、直接加熱を遮断しなければならない。すべての設備部分全体における電流の並列の流れは、制御されずに行われる。この際には予測できない箇所において熱が形成され、設備部分の電気接続が不良の場合には火花が発生することもあり、この火花は、特に爆発の危険がある設備では大きな安全性リスクになる。
このことを起点として本発明が基礎とする課題は、流体を加熱するための改善された装置及び改善された方法を提供することであり、この装置ないしはこの方法によって特に、並列な電流の欠点のリスクを冒すことなく、一般的に設けるべき(1つ以上の)絶縁部の個数を低減することが可能である。
この課題は、請求項1に記載した特徴的構成を有する装置によって解決される。本発明の有利な実施形態は特に、対応する従属請求項に記載されている。
本発明の請求項1によれば、流体を収容する複数の導電性管路と、複数の電圧源とが設けられており、各管路には、各管路に接続されている1つずつの電圧源が対応付けられており、各電圧源は、各管路に電流を形成し、この電流が各管路を熱して流体を加熱する、ように構成されており、電圧源は、M個の外部導体L1〜LMを有しており、ただしMは2以上の自然数であり、電圧源は、その外部導体L1〜LMに交流電圧を供給するように構成されており、これらの交流電圧は互いに2π/Mだけ位相シフトされており、外部導体L1〜LMは、星形接続部が構成されるように各管路100に導電的に接続されており、この星形接続部では、各外部導体が、各管路の少なくとも一部分を介して、星形接続部の中性点に導電的に接続されている。
本発明では、複数の星形接続部が別個の複数の中性点を構成することも可能である。したがって例えば管路毎に別個の星形接続部が構成され得る。
本発明は基本的に個別の管路にも適用可能であり、この場合にはこの個別の管路に1つの電圧源が対応付けられる。
本発明の有利な一実施形態によれば、電圧源は1つずつの中性導体を有しており、各電圧源は、外部導体と中性導体との間に1つずつの交流電圧が供給される、ように構成されている。ここでこれらの交流電圧は、互いに2π/Mだけ位相シフトされている。各中性導体は有利には中性点に導電的に接続されている。
本発明において星形接続部とは、1つずつの抵抗を介して共通の1つの点に任意の個数の端子(M個の端子、ここでは場合によって設けられている中性導体も中性点に接続されてよい)を相互接続した接続部のことであり、この1つの点を中性点と称する。
この中性点により、M個(例えばM=3)の外部導体に均等に負荷が加わる場合に、電流が供給されない(均等でない負荷が加わる場合、これらの電流の差分だけが供給される、ないしは、中性導体と少なくとも1つの管路の中性点とが高抵抗で接続されている場合には差分電圧が供給される)ため、そうでない場合に一般的である、管路の入口及び出口における絶縁部を省略でき、有利である。
したがって有利には少なくとも1つの管路又は複数の管路を構成して、中性点における複数の電流が互いに打ち消されるようにする。すなわち、言い換えると、有利には、少なくとも1つの電圧源の各外部導体と、中性点との間に形成される導電的な接続(少なくとも1つの管路の1つずつの部分を含む)が、同じオーム抵抗を有しており、これによって中性点において個々の電流が打ち消されるのである。
機能接地については一般的には中性導体が設けられている場合(例えばTNネットワーク)、電圧源の中性点ないしはN端子が接地されるようにする。この接地は、例えば固定又は低抵抗に構成することが可能であり、又は誘導的に構成することも可能である。中性導体が設けられていない三相ネットワークないしはITネットワークでは、この機能接地は省略される。
上で挙げた2つのタイプのネットワークでは、上記の本発明による星形接続部ないしは少なくとも1つの管路の中性点は有利には接地され、特に固定に接地される。電圧源の中性点(N端子)が固定に接地される、中性導体を備えたエネルギ供給部(例えばTNネットワーク)では、上記の星形接続部ないしは少なくとも1つの管路の中性点の接地を、本発明の一変形実施形態において省略することも可能である。
上記の少なくとも1つの管路ないしは複数の管路とは、連結している管路であってよい。しかしながらこの管路は、互いに流体接続されておらず、かつ、場合によっては加熱すべき1つずつの流体を互いに別々に通流させることが可能な複数の部分を有することも可能である。
有利な実施形態によればM=3である。すなわち、しばしば三相交流とも称される3つ相の交流が使用される。ここでこれは、公知のように同じ周波数の3つの個別の交流電流又は交流電圧、すなわち
L1=Ucos(ωt)、
L2=Ucos(ωt−120°)、
L3=Ucos(ωt−240°)、
からなる多相交流電流であり、これらは位相角が互いに固定で120°、すなわち2π/3だけシフトされている。
これら交流電圧は、時間的に互いに3分の1周期ずつずれて順次にそれらの最大の変位に到達する。これらのいわゆる外部導体電圧の相互の時間的なずれは、位相シフト角によって表される。上記の3つの導体は、外部導体と称され、一般的にL1、L2及びL3で略記される。中性導体はNと記される。
本発明による装置の別の有利な実施形態によれば、少なくとも1つの管路ないしは複数の管路はそれぞれM個の肢(すなわち例えばM=3では、第1、第2及び第3の肢)を有するようにされており、ここで各肢は、第1及び第2終端部、ならびに2つの終端部を互いに流体通流的かつ導電的に接続する中間部分を有する。
各肢の2つの終端部は有利には中性点に接続されている。すなわち各終端部には、ないしは、隣接する2つの肢の互いに接続されている2つの終端部には、中性点に至る電気コンタクトが設けられている。
有利にはさらに、肢の中間部分がそれぞれ、少なくとも1つの電圧源の対応する外部導体L1〜LM(例えばM=3の場合、L1、L2又はL3)に導電的に接続されるように、すなわち各中間部分には、対応する外部導体に至る電気コンタクトが設けられるようにする。ここでは特に三相交流(M=3)の場合に第1肢の中間部分がL1外部導体に、第2肢の中間部分がL2外部導体に、第3肢の中間部分がL3外部導体に接続される。各外部導体には、1つの肢のちょうど1つの中間部分が一意に対応付けられる。
さらに少なくとも1つの管路は有利には、M個の肢が設けられる場合に第1肢の第2終端部が、第2肢の第1終端部に流体通流的かつ導電的に接続され、かつ、(M>2のとき)第2肢の第2終端部が、第3肢の第1終端部に流体通流的かつ導電的に接続される、ように構成される。これは、最後(M番目)の肢に達するまで続けられる。少なくとも1つの管路のM個の肢は特に、これらの肢内を流れる流体がこれらの肢を順次に流れることができる、ように互いに接続されている。さらに、有利には第1肢の第1終端部は、少なくとも1つの管路に流体を供給するための入口を構成し、M番目の肢の第2終端部は有利には、少なくとも1つの管路から流体を放出するための出口を構成する。この出口は、別の管路の入口と流体接続することが可能である。さらに、少なくとも1つの管路の入口は、別の管路の出口と流体接続することが可能である(下記を参照されたい)。
これに関して、M=3の場合、有利には少なくとも1つの管路を構成して、第1肢の第2終端部を第2肢の第1終端部に流体通流的かつ導電的に接続し、第2肢の第2終端部を第3肢の第1終端部に流体通流的かつ導電的に接続し、すなわち少なくとも1つの管路の3つの肢を特に互いに接続し、これによってこれらの肢を、その中を流れる流体が順次に通流できるようにする。さらに第1肢の第1終端部は有利には、少なくとも1つの管路に流体を供給するための入口を構成し、第3肢の第2終端部は有利には、少なくとも1つの管路から流体を放出するための出口を構成する。この出口は、別の管路の入口と流体接続することが可能である。さらに、少なくとも1つの管路の上記の入口は、別の管路の出口と流体接続することが可能である(下記を参照されたい)。
隣接する2つの肢の、流体通流的かつ導電的に互いに接続されている終端部は有利には、共通の1つのコンタクトを介して上記の中性点ないしは中性導体に電気的に接続されており、このコンタクトは例えば、互いに接続されている2つの終端部の移行部に設けることが可能である。
当然のことながら上記の肢を互いに別々に構成し、これに対応して互いに流体接続しないことも可能である。この場合には複数の流体流を互いに依存しないで肢を通して案内して加熱することが可能である。この場合に肢の終端部は、入口ないしは出口を構成し、これらの入口ないしは出口を介して、個々の肢に別々に流体を入れることができる。
上記の肢は、これらが互いに接続される場合、有利にはそれらの終端部を介して隣接する肢と一体で成形することができる。別の流体通流的かつ導電的な接続も考えられる。さらに、1つの肢の2つの終端部間に設けられている各中間部分は有利には、両側に設けられている終端部と一体で成形される。これに関しては、別の流体通流的かつ導電的な接続も考えられる。これらの肢は基本的には、考えられ得るあらゆる形状ないしは経過を有することが可能である。
上記の肢は有利には実質的にその寸法及び幾何学形状ないしは形態が同じに構成されているため、これらの肢は実質的に、同じオーム抵抗を有する消費装置になる。構成の異なる肢では、場合によっては補償的なオーム又は容量式ないしは誘導式の抵抗を付加的に設けることも可能である。
本発明の特に有利な実施形態によれば、上記の肢はそれぞれループとして構成されており、各肢の中間部分は、各ループの端部を構成しており、この端部は、各ループの有利には互いに隣接して配置された2つの終端部とは反対側にあり、特に各端部の領域において、それぞれ対応する外部導体が各肢に導電的に接続されている。各ループないしは肢の端部は有利には、各中間部分の返しベンドによって構成されており、この返しベンド内では、各肢ないしは各ループ内において第1終端部側から流れる流体が、その方向を変えて第2終端部に向かって(又はこの逆に)流れる。
少なくとも1つの管路の肢ないしはループは有利にはそれぞれ長手方向軸に沿って延在しており、肢ないしはループは特に長手方向軸に沿って同じ長さを有する(上記も参照されたい)。
有利にはさらに、少なくとも1つの管路ないしは複数の管路の肢の終端部が、中央領域において、中性点ないしは中性導体に至るそれぞれの電気コンタクトを伴って配置されるように構成されており、上記の肢は、この中央領域から、径方向に沿って外側に向かって延在しており、しかも特に各端部ないしは返しベンドに延在しており、有利にはこの端部ないしは返しベンドにおいて、対応する外部導体L1〜LM(ないしはM=3の場合、L1、L2又はL3)に至るそれぞれの電気コンタクトが設けられている。
1つの管路の3つの肢を互いに星形に配置する際には、隣接する2つずつの肢の長手方向軸は、例えば120°の角度をなす。
本発明では、上記の複数の管路と、特に複数の電圧源とが設けられ、各管路には1つずつの電圧源が対応付けられる。この場合に電圧源の外部導体はここでも、対応する管路に接続され、これにより、ここでも星形接続部が構成され、この星形接続部では、各外部導体が、各管路の少なくとも一部分を介して、星形接続部の中性点に導電的に接続され、場合によって設けられている、各電圧源の中性導体を、対応する管路の中性点に導電的に接続することができる(上記を参照されたい)。
ここでも電圧源は有利には三相交流電圧源(すなわちM=3)として構成されるため、各管路を直接ジュール加熱するために各管路において形成される電流は三相交流電流である。
すなわち上記の管路はここでも有利にはそれぞれM個の肢、ないしは第1、第2及び第3の肢を有しており(M=3の場合)、各管路の各肢は、第1及び第2終端部ならびにこれらの2つの終端部を互いに接続する中間部分を有する。各管路部分の各肢の2つの終端部は有利には、上記のように各管路の中性点ないしは対応する電圧源の中性導体Nに導電的に接続されており、これに対し、各管路部分の中間部分はそれぞれ、有利には(上記のように)、対応する電圧源の対応する外部導体(L1〜LM、ないしはM=3の場合にはL1、L2又はL3)に接続されている。
複数の管路の個々の肢は有利には、上記のように互いに接続されており(又は互いに別々に構成されており)、有利にはさらにループとして構成されており、各肢の中間部分はここでも有利には、各ループの端部ないしは返しベンドを構成し(上記を参照されたい)、有利には各端部の領域において、ないしは各返しベンドにおいて、それぞれ対応付けられている外部導体(L1〜LM、ないしはM=3の場合にはL1、L2又はL3)に至る電気コンタクトが設けられている(これについても上記を参照されたい)。
中性点ないしは中性導体Nに至るそれぞれの電気コンタクト、場合によっては共通の電気コンタクトを備えた、各管路の肢の終端部は有利には中央領域に配置されており、この中央領域から管路の肢が、径方向に沿って外側に延在しており、上記の端部ないしは戻しベントは、径方向に見て最も外側に(例えば中央領域の周りの仮想的な円上に)ある。
複数の管路が設けられる場合、複数の管路を又はすべての管路も互いに直列に流体接続することができ、これによってこれらの管路に流体を順次に通流させることができる。
さらに、いくつかの管路又はすべての管路を並列に接続し、すなわち、流体が複数の部分流に分配され、これらの部分流が個別に、対応付けられた管路を並列に流れるように構成することも可能である。
当然のことながら、直列又は並列に接続された複数の管路の任意の構成も同様に可能である。
本発明の上記の課題はさらに、少なくとも1つの本発明による装置を使用して、少なくとも1つの流体を加熱する方法によって解決される。
ここでは流体が有利には、本発明による装置の1つ以上の管路を通流してこの管路内で加熱される。ここでこの加熱は、少なくとも1つの管路ないしは複数の管路が、少なくとも1つの管路又は複数の管路を流れる多相交流電流ないしは三相交流電流によって加熱され、この場合に少なくとも1つの管路又は複数の管路においてジュール熱が形成され、このジュール熱が流体に伝達されて、この流体が、少なくとも1つの管路ないしは複数の管路を通流する際に加熱される、ことによって行われる。
本発明による方法の一変形形態によれば、流体として、熱分解すべき炭化水素、特に複数種の炭化水素からなる混合物が少なくとも1つの本発明による装置によって加熱される、ようにする。
本発明による方法の別の変形形態によれば、択一的又は補足的に、流体として水又は水蒸気を少なくとも1つの本発明による装置によって加熱し、この水蒸気が特に550℃から700℃までの範囲の反応器進入温度に加熱され、特に、分解すべき1つ以上の炭化水素に添加されるようにする。
本発明による方法の別の実施形態によれば、択一的又は補足的に、流体として、事前加熱した炭化水素・蒸気混合物を少なくとも1つの本発明による装置によって加熱し、これによって複数種の炭化水素を分解する、ようにする。すなわち、本発明による装置は、事前加熱された炭化水素・蒸気混合物を分解するための分解炉の反応器部分における熱入力に使用される。これは強い吸熱反応であり、この吸熱反応では、生成ガスは、一般的には800℃から880℃の温度で反応器部分から出る。
特に改質器使用ガスとも称され、かつ、水蒸気と、1つ又は種々異なる複数種の炭化水素(例えばCHからナフサまで)と、場合によって水素と、例えばN、Ar、He、CO、CO及び/又はMeOHのようなその他の成分とを有する、分解すべき混合物は、本発明による方法により、特に10barから50bar、有利には15から40barの範囲の使用ガスの圧力において、有利には250℃から730℃、有利には320℃から650℃の温度範囲内にある改質器進入温度にされるかないしは過熱されることが可能である。
さらに本発明による方法を用いて、流体として、改質炉の燃焼空気を事前過熱し、しかも特に200℃から800℃の、有利には400℃から700℃の範囲の温度に事前過熱することが可能である。
特に本発明による方法を用いてさらに、改質炉の少なくとも1つの反応管もしくは複数の反応管又はその中を流れる流体を加熱することができる(すなわち本発明による装置の少なくとも1つの管路を改質器の反応管として構成することが可能である)。すなわち、ここでは本発明による方法を用い、直接の加熱により、触媒が充填された改質炉の反応管への熱供給が行われる。ここでは、主成分H、CO、CO、CH、HO及び不活性物質からなる生成ガスを付加的に、上記の直接の加熱中に改質炉の放射ゾーンにおける燃焼器によってさらに並列に加熱することができる。この反応は吸熱性である。改質されたガスは、一般的には780℃から1050℃の、有利には820℃から950℃の温度範囲において、改質炉の放射ゾーンから出る。このガスの圧力範囲は有利には10barから50bar、有利には15barから40barの範囲内にある。
特に本発明による方法を用いてさらに、流体として、少なくとも1つの炭化水素ないしは種々異なる炭化水素(例えばCHからナフサ)ならびに場合によって水素及びその他の複数の成分、例えばN、Ar、He、CO、CO及び/又はMeOHを有する、分解すべき乾燥した使用ガス(すなわち特に水蒸気と混合する前)を、触媒前洗浄のために加熱することができ、特に100℃から500℃の、有利には200℃から400℃の範囲の温度に加熱し、しかも有利には10barから50bar、有利には15から45barの範囲のガス圧で加熱することができる。
さらに、一般的には本発明による方法を使用して、流体として水を加熱し、これによって例えば考えられ得るすべてのプロセスにおいてプロセス蒸気を形成することが可能である。
以下では、本発明の別の複数の対象(点1及び16)ならびに点1による対象の複数の実施形態(点2から15)を示す。括弧内に示した参照符号は、図に関連している。
点1:
・ 流体(F)を収容する少なくとも1つの導電性管路(100)と、
・ 少なくとも1つの管路(100)に接続されている少なくとも1つの電圧源(2)とを有する、流体の加熱装置であって、少なくとも1つの電圧源(2)は、少なくとも1つの管路(100)に電流を形成し、この電流が少なくとも1つの管路(100)を熱して流体(F)を加熱する、ように構成されており、
少なくとも1つの電圧源(2)は、少なくともM個の外部導体(L1、…、LM)を有しており、ただしMは2以上の自然数であり、少なくとも1つの電圧源(2)は、外部導体(L1、…、LM)に交流電圧を供給するように構成されており、各交流電圧は互いに2π/Mだけ位相シフトされており、外部導体(L1、…、LM)は、星形接続部が構成されるように少なくとも1つの管路(100)に導電的に接続されており、この星形接続部では、各外部導体(L1、…、LM)が、少なくとも1つの管路(100)の少なくとも一部分を介して、星形接続部の中性点(S)に導電的に接続されている、装置。
点2:電圧源(2)は、中性導体(N)を有しており、特にこの中性導体(N)は、導電的に中性点(S)に接続されている、点1に記載の装置。
点3:Mは3に等しい、点1から点2のうちのいずれか1つに記載の装置。
点4:少なくとも1つの管路(100)はM個の肢(101)を有しており、各肢(101)は、第1及び第2終端部(101a、101c)ならびに中間部分(101b)を有しており、この中間部分は2つの終端部(101a、101c)を互いに流体通流的かつ導電的に接続している、点1から点3のうちのいずれ1つに記載の装置。
点5:各肢(101、102、103)の2つの終端部(101a、101c、102a、102c、103a、103c)は、導電的に中性点(S)に接続されている、点4に記載の装置。
点6:肢(101、102、103)の中間部分(101b、102b、103b)はそれぞれ、少なくとも1つの電圧源(2)の対応する外部導体(L1、L2、L3)に導電的に接続されている、点4から点5までのいずれか1つに記載の装置。
点7:第1肢(101)の第2終端部(101c)は、第2肢(102)の第1終端部(102a)に流体通流的かつ導電的に接続されており、特にこれと一体で成形されており、第2肢(102)の第2終端部(102c)は、第3肢(103)の第1終端部(103a)に流体通流的かつ導電的に接続されており、特にこれと一体で成形されており、第1肢(101)の第1終端部(101a)は特に、少なくとも1つの管路(100)に流体(F)を供給するための入口(3)を構成しており、第3肢(103)の第2終端部(103c)は特に、少なくとも1つの管路(100)から流体(F)を放出するための出口(4)を構成している、点3、又は点3を引用する点4から点6までのいずれか1つに記載の装置。
点8:肢(101、102、103)は、互いに流体接続されておらず、加熱すべき1つずつの流体(F、F’、F’’)を互いに別々に案内するように構成されている、点4から点6までのいずれか1つに記載の装置。
点9:肢(101、102、103)はそれぞれループとして構成されており、各肢(101、102、103)の中間部分(101b、102b、103b)は、各ループ(101、102、103)の端部を構成しており、特に、各端部の領域において、それぞれ対応する外部導体(L1、L2、L3)が各肢(101、102、103)に導電的に接続されている、点4から点8までのいずれか1つに記載の装置。
点10:肢(101、102、103)はそれぞれ長手方向軸(A)に沿って延在しており、特に、肢(101、102、103)は、特に各長手方向軸(A)に沿って同じ長さを有する、点4から点9までのいずれか1つに記載の装置。
点11:少なくとも1つの管路(100)の肢(101、102、103)の終端部(101a、101c;102a、102c;103a、103c)は、中央領域(B)に配置されており、この中央領域から、肢(101、102、103)が、径方向(R)に沿って外側に延在している、点4から点10までのいずれか1つに記載の装置。
点12:隣接する各2つの肢(101、102;102、103;103、101)の長手方向軸(A)は、120°の角度をなす、点10又は11に記載の装置。
点13:複数の管路(100)及び特に複数の電圧源(2)が設けられており、特に各管路(100)に1つずつの電圧源(2)が対応付けられている、点1から点12までのいずれか1つに記載の装置。
点14:複数の管路又はすべての管路(100)は互いに直列に流体接続されており、これにより、これらの管路を順次に流体(F)が通流可能である、点13に記載の装置。
点15:複数の管路(100)又はすべての管路(100)が並列に構成されており、これにより、流体(F)をこれらの並列に構成された複数の管路(100)に分配可能である、点13又は点14に記載の装置。
点16:点1から点15のいずれか1つに記載した装置を使用して、流体(F)を加熱する方法。
図面に基づく実施例の説明において、本発明のさらなる特徴的構成及び利点を説明する。
本発明による装置の管路の概略図である。 図1に示した実施形態の別の変形形態を示す図である。 本発明による装置の管路の別の概略図である。 本発明による装置の複数の管路の配置構成を示す図である。 TNネットワークにおける外部導体及び中性導体の配線の概略図である。 ITネットワークにおける外部導体の配線の概略図である。
以下ではわかり易くするため、最初に1つの管路100によって本発明の実施形態を説明する。1つの管路によって示されるこれらの手段は当然のことながら、複数の管路100にもそれぞれ適用可能である。
図1によれば、流体Fを加熱する、本発明による装置1において、管路100を三相交流で直接加熱する際には、中性点Sを設けることができる。三相交流システムないしは三相電圧源2(図5を参照されたい)の3つの相L1、L2及びL3は、管路100の肢101、102、103に接続されており、また有利にはN導体(中性導体)は、これが存在する場合には、中性点Sに接続されている。エネルギ供給部において一般的な、電圧源2の中性点S’ないしはN結線と、アース(PE)とを固定ないしは低抵抗で接地する際、及び、管路100の中性点Sに中性導体Nを接続する際には、管路100における中性点Sの接地を省略することができる。
図5及び図6によれば、本発明は、(有利には3つの)外部導体及び中性導体を備えたネットワーク(例えばTNネットワーク)の枠内にも、中性導体のないネットワーク(例えばITネットワーク)にも共に適用可能である。
図5には、電圧源2の3つの外部導体L1、L2、L3及び中性導体Nが示されており、これらは、例えばTNネットワークにおいて設けられている。中性導体Nが導電的に接続されている電圧源2の中性点S’は、抵抗Rを介して接地されており、特にR=0(固定の接地)又は例えば低抵抗であってよい。 は、少なくとも1つの管路100ないしはその肢101、102、103によって構成される負荷ないしはインピーダンスを表す。これらは、負荷ないしは管路100の中性点Sにおいて相互接続されており、中性導体Nは、中性点Sに導電的に接続されている。電圧源2の中性点S’を固定に機能接地(R=0)する際には、中性点Sの接地を省略することができるが、これを設けると有利である。
図6には、中性導体Nが設けられていない三相ネットワーク(例えばITネットワーク)が示されている。ここでは、インピーダンス の相互接続によって構成される中性点Sは、固定に接地されていると有利である。
以下では一般性を制限することなく、3つの外部導体L1、L2、L3及び1つの中性導体Nから出発するものとする。しかしながらここでは中性導体Nを省略することが可能である(上記を参照されたい)か又は外部導体の個数を変更することが可能である(上記を参照されたい)。
詳しくいうと、管路100の第1肢101は、第1終端部101aからないしは流体Fが管路100に供給される入口3から出発して、長手方向軸Aに沿って第1肢101の中間部分101bの返しベンドに延在しており、またここから第1肢101の中間部分101bは第2終端部101cに戻るように延在し、この第2終端部101cは、中央領域Bにおいて第1終端部101aに隣接して配置されている。第1肢101の第2終端部101cは、第2肢102の第1終端部102aに移行し、この第1終端部102aは、同様に、その中間部分102bの返しベントを介して第2肢102の第2終端部102cに延在しており、この第2終端部102cそれ自体は、第3肢103の第1終端部103aに移行し、この第1終端部103aは、同様に、その中間部分103bの返しベンドを介して、第2終端部103cに延在しており、この第2終端部103cには、管路100から(加熱した)流体Fを放出するための出口4が設けられている。ループ状に形成された肢101、102、103の3つの長手方向軸Aは、図1において有利には星形に配置されている。すなわち、それぞれ隣接する2つの肢101、102;102、103;103、101は、120°の角度をなしている。
ここでは、肢101、102、103の中間部分101b、102b、103bの各返しベンドに、三相交流源2の外部導体L1、L2ないしはL3へのコンタクトKが設けられており、終端部101a、101c、102a、102c、103a、103cは、コンタクトQを介して中性点Sに接続されている。ここでは有利には、互いに接続された、肢101、102、103の終端部101c、102a;102c、103aは、各終端部の移行部における共通のコンタクトQを介して、中性点Sないしは中性導体Nに接続されている。
図1に示した配置構成は当然のことながら、一般的なM相に適用することも可能であり、ただしMは2以上の自然数である。この場合には、相応してM個の肢が設けられ、上記のように接続される。
さらに図2によれば、図1に示した配置構成において、肢101、102、103を互いに別々に構成して、これらの肢を個別の流体流F、F’、F’’が互いに依存しないで通流できるようにすることが可能である。ここでは第1終端部101a、102a、103aを流体流F、F’、F’’用の入口として、また第2終端部101c、102c、103cをこの流体流用の出口として構成することができる。これらの終端部101a、102a、103aないしは101c、102c、103cはここでも中性点Sに接続されている。
図3には肢101、102、103の経路の変形形態が示されており、ここではこれらは、図1とは異なり、並んで延在している。
この構成によって基本的に、図4に示したように、図3のタイプの複数の管路100を並べて配置することができ、ここでは個々の肢101、102、103はそれぞれ、中央領域Bを出発して外側に向かって径方向Rに延在しており、この中央領域には、個々の終端部が配置されており、ここで中性点Sに接続されている。ここでループに構成された個々の肢101、102、103の返しベンドは、径方向R外側に離れた仮想的な円上にあり、それぞれ三相交流源2の相L1、L2ないしはL3に接続されている。
ここでは各管路100に三相交流源2が対応付けられており、これらの三相交流源は有利には肢の上方に配置されており、かつ、返しベンドよりも径方向内側に離れて配置されている。これにより、S(ないしはN)及びL1、L2、L3に至る線路を最短化することができる。管路100はそれぞれ3つのループ状肢101、102、103を有しており、それらの返しベンドはそれぞれ、対応する電圧源2の外部導体相L1、L2ないしはL3のうちの1つに接続されている。
わかり易くするため、ここでは図4の1つの管路100だけを説明する。図4に示した管路部分100は、図示のように、直列に配置することができ、これによってこれらの管路に流体Fを順次に通流させることが可能である。しかしながら、中央領域Bに分配器を設けて、この分配器により、それぞれ3つの肢101、102、103を備えた個々の管路100に流体Fを分配して、これらの肢に並列に流体Fを通流させることもできる。この後、(加熱した)流体Fを再度まとめて、そのさらなる使用のために供給することができる。
上で説明した複数の実施例において、三相交流は、肢101、102、103においてそれぞれ、肢101、102、103の電気抵抗に起因してジュール熱を形成し、このジュール熱は、肢101、102、103を流れる流体Fに伝達され、この流体Fが熱せられる。
当然のことながら、図3及び図4に示した配置構成は、M相(Mは2以上)に一般化することも可能である。
しかしながら図1〜図4に示した三相交流直接加熱の構成ないしはそこに示した個々の肢101、102、103の星形配置は、必ずしも必要ではない。一般的には複数の管路100ないし肢101、102、103の任意の幾何学的配置構成が考えられる。本発明による方法ないしは本発明による装置1は基本的に、すべての圧力、温度、寸法などにおいて適用可能である。
技術的な構成において比較的高い比抵抗により、管路100には、炭素鋼よりも貴金属が有利である。さらに、有利には、流体Fを案内する管路よりも格段に低い抵抗で多相交流ないしは三相交流の線路を構成して、この線路の熱形成を最小化する。なぜならばこれは一般的には望ましくないからである。
本発明による解決手段は特に、絶縁低下を生じさせる(例えば分解炉における炭化)媒体を熱する際に有利に適用可能である。本発明では、不所望の電流のリスクが比較的小さいため、場合によっては冒頭に述べた遮断装置を省略することができる。
さらに、それぞれ3つの肢101、102、103における加熱を制御することができ、ここでこの制御は、各相L1、L2、L3の電流を対応して調整することによって行われる(このことは、Mは2以上であるM相の場合にも当てはまる)。
本発明による流体の加熱は基本的に、導電性管路内のすべての媒体に適用可能である。(管路の導電率に比べて)極めて良好に電気を通す流体では、この事実を場合によっては電流の算出に考慮しなければならない。複数の管路ないしは管路部分の幾何学的な経路はフレキシブルであるため有利であり、都度の要求に適合させることが可能である。さらにプロセス要求に管路材料を適合させることができる。電流、電圧及び周波数は、幾何学形状に合わせて選択することができ、基本的な制限が課せられることはない。最大限に到達可能な温度は、使用する管路材料によって制限される。
1 装置、 2 三相交流源、 3 入口、 4 出口、 100 管路、 101、102、103 肢、 101a、102a、103a 第1終端部、 101b、102b、103b 中間部分、 101c、102c、103c 第2終端部、 L1、L2、L3 外部導体、 B 中央領域、 N 中性導体、 K、Q 電気コンタクト、 F、F’、F’’ 流体、 A 長手方向軸、 R 径方向、 S 中性点、 S’ 中性点 電圧源
本発明は基本的に個別の管路にも適用可能であり、この場合にはこの個別の管路に1つの電圧源が対応付けられる。
本発明の有利な一実施形態によれば、複数の管路は改質器の複数の反応管として構成される。
ここでは流体が有利には、本発明による装置の1つ以上の管路を通流してこの管路内で加熱される。ここでこの加熱は、少なくとも1つの管路ないしは複数の管路が、少なくとも1つの管路又は複数の管路を流れる多相交流電流ないしは三相交流電流によって加熱され、この場合に少なくとも1つの管路又は複数の管路においてジュール熱が形成され、このジュール熱が流体に伝達されて、この流体が、少なくとも1つの管路ないしは複数の管路を通流する際に加熱される、ことによって行われる。またここでは流体として、複数種の炭化水素と蒸気とからなる事前加熱した混合物を加熱し、これによってこれらの炭化水素を分解する。

Claims (20)

  1. ・ 流体(F)を収容する複数の導電性管路(100)と、
    ・ 複数の電圧源(2)とを有する、流体の加熱装置であって、
    各管路(100)には、各前記管路(100)に接続されている1つずつの電圧源(2)が対応付けられており、
    各前記電圧源(2)は、各管路(100)に電流を形成し、当該電流が各前記管路(100)を熱して前記流体(F)を加熱する、ように構成されており、
    各前記電圧源(2)は、少なくともM個の外部導体(L1、…、LM)を有しており、ただしMは2以上の自然数であり、
    各前記電圧源(2)は、その外部導体(L1、…、LM)に交流電圧を供給するように構成されており、
    当該交流電圧は互いに2π/Mだけ位相シフトされており、
    各前記電圧源(2)の前記外部導体(L1、…、LM)は、星形接続部が構成されるように各前記管路(100)に導電的に接続されており、前記星形接続部では、各前記外部導体(L1、…、LM)が、各管路(100)の少なくとも一部分を介して、前記星形接続部の中性点(S)に導電的に接続されている、
    ことを特徴とする、流体の加熱装置。
  2. 前記電圧源(2)は1つずつの中性線路(N)を有しており、
    各前記中性線路(N)は特に、前記中性点(S)に導電的に接続されている、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記Mは3に等しい、
    請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記管路(100)は、M個の肢(101)を有しており、
    各肢(101)は、第1及び第2終端部(101a、101c)ならびに中間部分(101b)を有しており、当該中間部分は、2つの前記終端部(101a、101c)を流体通流的かつ導電的に互いに接続している、
    請求項1から3までのいずれか1項に記載の装置。
  5. 各前記肢(101、102、103)の2つの終端部(101a、101c、102a、102c、103a、103c)は、前記中性点(S)に導電的に接続されている、
    請求項4に記載の装置。
  6. 前記肢(101、102、103)の前記中間部分(101b、102b、103b)はそれぞれ、各前記電圧源(2)の対応する外部導体(L1、L2、L3)に導電的に接続されている、
    請求項4又は5に記載の装置。
  7. 前記第1肢(101)の前記第2終端部(101c)は、前記第2肢(102)の前記第1終端部(102a)に、流体通流的かつ導電的に接続されており、特に当該第1終端部(102a)と一体に成形されており、
    前記第2肢(102)の前記第2終端部(102c)は、前記第3肢(103)の前記第1終端部(103a)に流体通流的かつ導電的に接続されており、特に当該第1終端部(103a)と一体に成形されており、
    前記第1肢(101)の前記第1終端部(101a)は特に、前記流体(F)を各管路(100)に供給する入口(3)を構成しており、
    前記第3肢(103)の前記第2終端部(103c)は特に、前記流体(F)を各管路(100)から放出する出口(4)を構成している、
    請求項3、又は請求項3を引用する請求項4から6までのいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記肢(101、102、103)は、互いに流体接続されておらず、かつ、加熱すべき1つずつの流体(F、F’、F’’)を互いに別々に案内するように構成されている、
    請求項4から6までのいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記肢(101、102、103)はそれぞれループとして構成されており、
    各前記肢(101、102、103)の前記中間部分(101b、102b、103b)は、各前記ループ(101、102、103)の端部として構成されており、
    特に、各端部の領域において、それぞれ対応する外部導体(L1、L2、L3)が各前記肢(101、102、103)に導電的に接続されている、
    請求項4から8までのいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記肢(101、102、103)はそれぞれ長手方向軸(A)に沿って延在しており、
    特に、前記肢(101、102、103)は、特に各前記長手方向軸(A)に沿って同じ長さを有する、
    請求項4から9までのいずれか1項に記載の装置。
  11. 各前記管路(100)の前記肢(101、102、103)の前記終端部(101a、101c;102a、102c;103a、103c)は、中央領域(B)に配置されており、
    当該中央領域(B)から、前記肢(101、102、103)が、径方向(R)に沿って外側に延在している、
    請求項4から10までのいずれか1項に記載の装置。
  12. 隣接する各2つの肢(101、102;102、103;103、101)の前記長手方向軸(A)は、120°の角度をなす、
    請求項10又は11に記載の装置。
  13. 前記管路(100)のうちの複数又はすべての管路は、互いに直列に流体接続されており、これによって当該管路を前記流体(F)が順次に通流可能である、
    請求項1から12までのいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記管路(100)のうちの複数又はすべての管路は、並列に構成されており、これによって前記流体(F)を当該並列に構成されている管路(100)に分配可能である、
    請求項1から13までのいずれか1項に記載の装置。
  15. 請求項1から14までのいずれか1項に記載の装置を使用して流体(F)を加熱する方法であって、
    前記流体は、前記装置の前記管路を通流して当該管路内で加熱され、
    当該加熱は、前記管路が、当該管路を流れる多相交流によって加熱されており、前記管路にジュール熱が形成され、当該ジュール熱が前記流体に伝達されて、当該流体が、前記管路を通流する際に加熱される、ことによって行われる、
    ことを特徴とする方法。
  16. 流体として、熱分解すべき炭化水素、特に複数種の炭化水素からなる混合物を加熱する、
    請求項15に記載の方法。
  17. 流体として水又は水蒸気を加熱し、
    当該水蒸気を、特に550℃から700℃までの範囲の反応器進入温度に加熱し、
    特に、分解すべき1つ以上の炭化水素に添加する、
    請求項15に記載の方法。
  18. 流体として、複数種の炭化水素及び蒸気からなる事前加熱した混合物を加熱し、これによって前記炭化水素を分解する、
    請求項15に記載の方法。
  19. 流体として、改質炉の燃焼用空気を事前加熱し、
    しかも特に200℃から800℃の、有利には400℃から700℃の範囲の温度に事前加熱する、
    請求項15に記載の方法。
  20. 前記管路は、改質器の反応管として構成されている、
    請求項15に記載の方法。
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