JP2017531956A - Sc−fdmaにおけるプリアンブルのないアップリンク同期化 - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、「SC−FDMAにおけるプリアンブルのないアップリンク同期化」と題され、2014年10月9日に出願された米国仮出願シリアル番号第62/062,106号と、「SC−FDMAにおけるプリアンブルのないアップリンク同期化」と題され、2014年11月14日に出願された米国特許出願番号第14/542,470号の利益を主張し、そのすべてがここに参照によって明確に組み込まれている。
本開示は、一般的に通信システムに関連し、より具体的には、単一搬送波(SC)周波数分割多元接続(FDMA)(SC−FDMA)におけるプリアンブルのないアップリンク同期化を実行することに関連する。
ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、および、ブロードキャストのような、さまざまな電気通信サービスを提供するように、広く配備されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を用いてもよい。このような多元接続技術の例は、コード分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期コード分割多元接続(TD−SCDMA)システムを含む。
自治体レベルで、国レベルで、地域レベルで、および、グローバルレベルでさえ、異なるワイヤレスデバイスが通信できるようにする共通のプロトコルを提供するために、これらの多元接続技術はさまざまな電気通信標準規格で採用されている。新興の電気通信標準規格の例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたユニバーサル移動体電気通信システム(UMTS)の移動体標準規格の拡張セットである。LTEは、ダウンリンク(DL)上ではOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上ではSC−FDMAを使用し、複数入力複数出力(MIMO)アンテナ技術を使用して、スペクトル効率を改善することと、コストを下げることと、サービスを改善することと、新たなスペクトルを使用することと、および、他のオープン標準規格とより良く統合することとによって、移動体ブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートするように設計されている。しかしながら、移動体ブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、LTE技術におけるさらなる改善の必要性が存在する。これらの改善は、他の多元接続技術およびこれらの技術を用いる電気通信標準規格に適用可能であるべきであることが好ましい。
本開示の態様において、方法、コンピュータプログラムプロダクト、および、装置が提供される。装置は、UEであってもよい。装置は、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)期間内で割り振られたリソースのセットを決定する。装置は、決定した割り振られたリソースのセット中でパイロット信号を送信する。
本開示の別の態様は、PRACH期間内で割り振られたリソースのセットを決定する手段を含むワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、決定した割り振られたリソースのセット中でパイロット信号を送信する手段を含んでいる。PRACH期間はスロットのセットを有し、スロットのセット中の各スロットは、セットシンボルを含み、シンボルの各セット中の各シンボルは、トーンのセットを含む。割り振られたリソースのセットを決定する手段は、パイロット信号を送信するために、PRACH期間におけるスロットのセット内のスロットのサブセットを決定するようにと、パイロット信号の第1のセットを送信するために、偶数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第1のセットを決定するようにと、パイロット信号の第2のセットを送信するために、奇数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第2のセットを決定するように構成され、スロットのサブセットは、偶数のインデックス付けされたスロットのセットと奇数のインデックス付けされたスロットのセットとを含み、トーンインデックスの第2のセットは、トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいている。割り振られたリソースのセットを決定する手段は、パイロット信号を送信するために、PRACH期間におけるスロットのサブセット中の各スロット内のシンボルのサブセットを決定するように構成され、各スロット内のシンボルのサブセットは、2より大きいか、または、等しい。パイロット信号の第1のセットは、少なくとも2個のパイロット信号を有し、パイロット信号の第2のセットは、少なくとも2個のパイロット信号を有する。装置は、決定した割り振られたリソースのセット中で情報を送信する手段をさらに含み、情報は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つを含む。
本開示の別の態様は、コンピュータ読取可能媒体上に記憶されているコンピュータプログラムプロダクトを提供し、コンピュータプログラムプロダクトは、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されるときに、少なくとも1つのプロセッサに、PRACH期間内で割り振られたリソースのセットを決定させ、決定した割り振られたリソースのセット中でパイロット信号を送信させるためのコードを含む。PRACH期間はスロットのセットを有し、スロットのセット中の各スロットは、セットシンボルを含み、シンボルの各セット中の各シンボルは、トーンのセットを含む。割り振られたリソースのセットを決定することは、パイロット信号を送信するために、PRACH期間におけるスロットのセット内のスロットのサブセットを決定することと、パイロット信号の第1のセットを送信するために、偶数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第1のセットを決定することと、パイロット信号の第2のセットを送信するために、奇数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第2のセットを決定することとを含み、スロットのサブセットは、偶数のインデックス付けされたスロットのセットと奇数のインデックス付けされたスロットのセットとを含み、トーンインデックスの第2のセットは、トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいている。割り振られたリソースのセットを決定することは、パイロット信号を送信するために、PRACH期間中におけるスロットのサブセット中の各スロット内のシンボルのサブセットを決定することをさらに含み、各スロット内のシンボルのサブセットは、2より大きいか、または、等しい。パイロット信号の第1のセットは、少なくとも2個のパイロット信号を有し、パイロット信号の第2のセットは、少なくとも2個のパイロット信号を有する。コンピュータプログラムプロダクトは、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されるときに、少なくとも1つのプロセッサに、決定した割り振られたリソースのセット中で情報を送信させるためのコードをさらに含む。情報は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つを含む。
本開示の別の態様は、方法、コンピュータプログラムプロダクト、および装置を提供する。装置は、ワイヤレスデバイス(例えば、基地局)であってもよい。装置は、ユーザ機器(UE)からのデータ送信を受信する。装置は、受信したデータ送信に基づいて、チャネル位相オフセットを決定する。装置は、決定したチャネル位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定する。装置は、肯定応答メッセージをUEに送信する。肯定応答メッセージは、決定したタイミングオフセットを含む。
本開示の別の態様は、UEからのデータ送信を受信する手段と、受信したデータ送信に基づいて、チャネル位相オフセットを決定する手段と、決定したチャネル位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定する手段と、肯定応答メッセージをUEに送信する手段とを含む、ワイヤレス通信のための装置を提供する。肯定応答メッセージは、決定したタイミングオフセットを含む。データ送信は、PRACH期間内で割り振られたリソースのセット中で受信される。データ送信はパイロット信号を含み、パイロット信号は、トーンインデックスの第1のセットとトーンインデックスの第2のセット中で受信され、トーンインデックスの第1のセットは、PRACH期間の偶数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられ、トーンインデックスの第2のセットは、PRACH期間の奇数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられる。トーンインデックスの第2のセットは、トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいている。データ送信は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つをさらに含む。チャネル位相オフセットを決定する手段は、受信したデータ送信に基づいて、第1のチャネル位相オフセットを決定するようにと、受信したデータ送信に基づいて、第2のチャネル位相オフセットを決定するように構成され、タイミングオフセットを決定する手段は、第1のチャネル位相オフセットと第2のチャネル位相オフセットとに基づいて、タイミングオフセットを決定するように構成されている。
本開示の別の態様は、コンピュータ読み取り可能媒体上に記憶されているコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトは、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたときに、少なくとも1つのプロセッサに、UEからのデータ送信を受信させるためのコードと、受信したデータ送信に基づいて、チャネル位相オフセットを決定させるためのコードと、決定したチャネル位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定させるためのコードと、肯定応答メッセージをUEに送信させるためのコードとを含む。肯定応答メッセージは、決定したタイミングオフセットを含む。データ送信は、PRACH期間内で割り振られたリソースのセット中で受信される。データ送信はパイロット信号を含み、パイロット信号は、トーンインデックスの第1のセットとトーンインデックスの第2のセット中で受信され、トーンインデックスの第1のセットは、PRACH期間の偶数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられ、トーンインデックスの第2のセットは、PRACH期間の奇数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられる。トーンインデックスの第2のセットは、トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいている。データ送信は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つをさらに含む。チャネル位相オフセットを決定することは、受信したデータ送信に基づいて、第1のチャネル位相オフセットを決定することと、受信したデータ送信に基づいて、第2のチャネル位相オフセットを決定することとを含む。タイミングオフセットを決定することは、第1のチャネル位相オフセットと第2のチャネル位相オフセットとに基づいて、タイミングオフセットを決定することを含む。
添付の図面に関連して以下で述べる詳細な説明は、さまざまなコンフィギュレーションの説明として意図されており、ここで説明する概念を実行できるコンフィギュレーションを表すようには意図されていない。詳細な説明は、さまざまな概念の完全な理解を提供する目的で、特定の詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの特定の詳細なしに実施できることが当業者にとって明らかであろう。いくつかの実例において、よく知られている構造およびコンポーネントは、このような概念を曖昧にすることを避けるためにブロックダイヤグラムで示されている。
さまざまな装置および方法を参照して、電気通信システムのいくつかの態様を、これから提示する。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、添付の図面において、さまざまなブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズム、等(総称して「要素」と呼ばれる)によって図示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または、これらの任意の組み合わせを使用して、実現してもよい。このような要素が、ハードウェアとして実現されるか、または、ソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。
例として、要素、または、要素の任意の一部、または、要素の任意の組み合わせを、1つ以上のプロセッサを含む「処理システム」により実現してもよい。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロ制御装置、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、ディスクリートハードウェア回路、および、本開示全体を通じて説明するさまざまな機能を実行するように構成されている他の適切なハードウェアを含む。処理システムにおける1つ以上のプロセッサは、ソフトウェアを実行してもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、または、その他で呼ばれるか否かにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数、等を意味するように広く解釈すべきである。
したがって、1つ以上の例示的な実施形態において、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または、これらの任意の組み合わせで実現してもよい。ソフトウェアにおいて実現する場合、機能は、コンピュータ読取可能媒体上において1つ以上の命令またはコードとして記憶またはエンコードされてもよい。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスすることができる任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、このようなコンピュータ読取可能媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスクROM(CD−ROM)または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、コンピュータによってアクセスできる命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを運ぶまたは記憶するために使用できる他の何らかの媒体を含むことができる。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
図1は、ワイヤレス通信システム100のダイヤグラムである。ワイヤレス通信システム100は、多数のワイヤレスデバイスを含んでいる。ワイヤレス通信システム100は、例えば、ワイヤレス広域ネットワーク(WWAN)のような、セルラ通信システムとオーバーラップしてもよい。図1において、UE104は、アップリンク(UL)送信において、第1の情報106を基地局102(例えば、eノードB(eNB))に送信してもよい。基地局102は、ダウンリンク(DL)送信において、第2の情報108をUE104に送信してもよい。図1は、3つのUE(例えば、UE104、110、112)を図示しているが、より多くのまたはより少ないUEが存在してもよい。
単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)アップリンク(UL)によるワイヤレス通信システムにおいて、信号間の直交性を確実にするために、サイクリックプリフィックス(CP)がSC−FDMAシンボルの前に加えられてもよい。最小のオーバーヘッドのために、CPの長さは、往復遅延の差を考慮することなく、チャネルの最大時間分散になるように典型的に設定されており、これは、セルラシステムにおいて重要であるかもしれない。このようなことから、UEが通常のアップリンクデータ送信を開始できる前に、UEは、その往復遅延を知り、それに応じてその送信時間を調整する必要があるかもしれない。UL送信のためのタイミング獲得および調整のプロセスは、UL同期化として知られている。LTEでは、タイミング推定のために、特に設計されたプリアンブル信号を使用することによって、初期UL同期化を行ってもよい。他の何らかのアップリンク送信の前に、UEは、プリアンブル信号を基地局に送信してもよく、UEの往復遅延を推定して、対応する時間進行コマンドをUEに送るために、基地局がこのプリアンブル信号を使用する。しかしながら、プリアンブルを使用するUL同期化は、UEのエアータイムを増加させ、これは、セルラインターネットオブスイングス(CIOT)におけるような、UEの消費電力が重要であるアプリケーションに対して望ましくないかもしれない。さらに、プリアンブル信号は、非同期送信のために、他の信号と干渉することが多い。大きな干渉を避けるために、周波数におけるガード帯域を要求するかもしれない。このようなことから、SC−FDMAにおいてプリアンブルを使用することなく、アップリンク同期化を実行する必要性が存在する。
プリアンブル信号を特に送信する代わりに、UEは、初期信号によりUL接続を直接開始してもよく、初期信号は、指定された時間周波数リソース中に、パイロット信号、データ信号、および、他の何らかの有用な信号を含んでいてもよい。パイロット信号は、チャネル推定を実行するために、受信機デバイス(例えば、基地局)によって使用される既知の基準信号であってもよい。データ信号は、UE識別情報、制御情報、リソース割り振り要求、パス損失報告、および、その後の通信のために使用できる他の情報を含んでいてもよい。オーバーヘッドを低減するために、初期シグナリングは、少量のデータ(例えば、48ビット、または、100ビット未満)を運んでもよい。初期信号に挿入された特別に構成されているパイロット信号を使用することによって、UL同期化を達成してもよい。初期信号は、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)として知られていてもよく、PRACHは、アップリンク/ダウンリンクデータ転送のための専用リソースを要求するために、UEによって使用されてもよい。PRACH信号をUEによって送信する時間期間は、PRACH期間として知られているかもしれない。PRACH期間は、指定された時間期間であってもよく、データおよびパイロット信号を送信するために使用される多数のシンボルを含んでいてもよい。PRACH期間中の送信に対して使用されるシンボルは、拡張されたCP(例えば、16.7μsまたは33.3μs)を有していてもよく、その期間は、チャネル分散および往復遅延に対処するのに十分なくらい長い。例えば、セル半径のキロメータ毎に、往復遅延は、6.7μsであるかもしれない。PRACH信号を送信するために許容されるPRACH期間が短い場合には、拡張されたCPを使用することによる全体的なオーバーヘッドは短くなるかもしれない。
タイミング推定の目的で、PRACH期間は、多数のL個のスロット(例えば、20個のスロット)に分割してもよく、各スロットは、S個のシンボル(例えば、10個のシンボル)を有していてもよい。このようなことから、各PRACH期間は、L×S個のSC−FDMAシンボルを有していてもよい。数LおよびSは、最大のチャネルパス損失に対する、タイミング推定およびPRACHデータ通信の成功をサポートする値に基づいて選択してもよい。スロット内では、パイロット信号の数Pは2より大きいか、または、等しくてもよい。例えば、スロットが最小の2個のシンボルを有し、スロット中のパイロット信号送信に対して1個のトーンが割り振られると仮定すると、スロットは、2個のパイロット信号を有し、同じ割り振られたトーン上の各シンボルに対して1個のパイロット信号である。別の例では、スロットは、10個のシンボルを合計で有していてもよく、2個のシンボルは、パイロット信号送信のために使用してもよく、8個のシンボルは、データ信号送信のために使用してもよい。スロットがパイロット信号送信のために割り振られた1個より多いトーンを有する場合、トーンはシンボル内で均等に分散させてもよい。インデックス0,1,...L−1によりナンバリングされたL個のスロット内で、スロットが偶数のインデックス付けされたスロットであるか、奇数のインデックス付けされたスロットであるかに依存して、物理トーンインデックスにマッピングする論理(または仮想)トーンインデックスが導入される。論理トーンインデックスmは、偶数のインデックス付けされたスロット(例えば、0,2,4,...)における物理トーンインデックスm、および、奇数のインデックス付けされたスロット(例えば、1,3,5,...)における(m+g)(modN)またはmod(m+g,N)を指してもよく、Nは、シンボル中で利用可能な(または、ガードトーンおよびDCトーンを含まないシンボル中で利用可能な)トーンの総数であり、gは予め定められたオフセットまたはホップである。ある態様では、パイロット信号が、偶数のインデックス付けされたスロット上で送信されるか、奇数のインデックス付けされたスロット上で送信されるかに依存して、パイロット信号は、トーンインデックスからトーンインデックスにホップしてもよい。1つの態様では、Nが、シンボルにおいて利用可能なトーンの総数である場合、PRACH期間中に送信されるすべての信号(データ信号およびパイロット信号)は1つのトーンインデックスから別のトーンインデックスにホップしてもよい。別の態様では、Nは、PRACH信号を送信するために利用可能なトーンの総数を表してもよい。
PRACHチャネルまたはデータチャネルは、各PRACH期間内で多数の論理トーンが割り当てられてもよい。すなわち、すべての信号送信は、各奇数のインデックス付けされたスロットの始めに、g個のトーンをホップする。スロット0、および、他の何らかの偶数のインデックス付けされたスロットにおいて、論理トーンインデックスは、物理トーンインデックスと同じであってもよい。g個のトーンの周波数範囲内でPRACHチャネルが一定であり(またはほぼ一定であり)、また、位相の曖昧さを回避するために、PRACHチャネルが最大往復遅延に関するシンボル期間の比よりも小さくなる、最大数となるようにgの値を選んでもよい。例えば、gは、4、6、または、8と等しくてもよい。
各PRACH期間内で、PRACHに対して割り振られた総リソースは、多数のPRACHリソースブロックにさらに分割してもよく、PRACHリソースブロックは異なるサイズであってもよい。各PRACHリソースブロックは、偶数の隣接スロットからなり、偶数番号のスロット(例えば、スロット0、スロット2、スロット4)から開始してもよい。UEは、PRACH送信のために適切なサイズのPRACHリソースブロックをランダムに選んでもよい。PRACHリソースブロックは、パイロットおよびデータ信号送信のために多数のトーン(例えば、論理トーン)が割り当てられてもよく、少なくとも2個のスロットを含んでいてもよい。
図2は、PRACH期間のダイヤグラム200とSC−FDMAにおけるアップリンク同期化のためにPRACH期間を利用する方法のダイヤグラム250とを図示している。図2中に示すように、PRACH期間210は、スロットインデックス0〜7を有する8個のスロットを有していてもよい。各スロットは、4個のシンボル212(あるいは、2より大きいか、または、等しい、他の何らかの数のシンボル)を有していてもよい。1つのコンフィギュレーションにおいて、2個以上の隣接スロット(例えば、スロット0、スロット1)が、PRACHリソースブロック220にグループ化されてもよい。ある態様では、シンボルは、トーンインデックス0から79を有する80個のトーン(あるいは、128または256のような別の数のトーン)を有していてもよい。別のコンフィギュレーションでは、PRACH期間210は、少なくとも2個のスロットを有していてもよく、各スロットは、少なくとも2個のシンボルを有していてもよい。PRACH期間210は、基地局202および/または1つ以上のUE204、230内で事前構成されていてもよい。基地局202および/または1つ以上のUE204、230は、いつPRACH期間210が生じるかを示すコンフィギュレーション情報を受信してもよい。例えば、UE204は、基地局202からコンフィギュレーション情報を受信してもよく、基地局202は、別のネットワークエンティティからコンフィギュレーション情報を受信してもよい。
1つの例では、UE204は、各スロットが4個のシンボルを有する、2個のスロットを有するPRACHソースブロック200を選択してもよい。各シンボルにおいて利用可能なトーンの総数が80個(例えば、i=0,...,79)であり、オフセット値/ホッピング距離は4と等しく(g=4)、PRACHリソースブロック220には、論理トーンインデックス3のような1個のトーンと、2個のスロットとが割り振られ、それぞれのスロットには、パイロット信号送信のために1つのトーンインデックスが割り当てられていると仮定すると、UEはスロット0における物理トーンインデックス3でパイロット信号を送信してもよく、スロット1における物理トーンインデックス7でパイロット信号を送信してもよい。別の例では、PRACHリソースブロック220が、4個の割り振られたスロットと、パイロット信号の送信のために割り振られた論理トーンインデックス3のような1つのトーンインデックスとを有する場合、パイロット信号は、スロット0における物理トーンインデックス3で、スロット1における物理トーンインデックス7で、スロット2における物理トーンインデックス3で、スロット3における物理トーンインデックス7で送信されてもよい。同様に、別の例では、g=4であると仮定すると、PRACHリソースブロック220が2つの論理トーンインデックス18および19とスロット4から7とを有する場合、パイロット信号は、スロット4における物理トーンインデックス18および19上で、スロット5における物理トーンインデックス22および23上で、スロット6における物理トーンインデックス18および19上で、スロット7における物理トーンインデックス22および23上で送信されてもよい。ある態様では、スロット毎に1つより多くのトーンインデックスがパイロット信号を送信するために割り振られるときに、UEは割り振られたトーンインデックスのサブセット上でパイロット信号を送信してもよい。例えば、スロット毎に6つのトーンインデックスが割り振られる場合、UEは、6つの割り振られたトーンインデックスのうちの1つ以上でパイロット信号を送信してもよい。
別の例では、PRACH期間210内のPARCHリソースブロック220が異なるサイズを有する場合、UE230と比較して基地局202により近いUE204は、より小さいPRACHリソースブロック(例えば、2個のスロット)を選択して、より高次の変調によりデータ信号を送信してもよい(例えば、パイロット信号は既知のBPSK信号であってもよく、データ信号は、チャネル状態に依存して、異なる変調スキームを使用してもよい)。基地局202からさらに遠いUE230は、より大きなPRACHリソースブロック(4個以上のスロット)を選択して、より低次の変調によりデータ信号を送信してもよい。ある態様では、UE230は、PRACHリソース割り振り情報を含んでいるかもしれない、基地局202のブロードキャストチャネルを聞いてもよい。この態様では、UE230は、基地局202とのダウンリンク同期化を実行している間、チャネル状態を測定してもよい。UE230は、受信したPRACHリソース割り振り情報と測定したチャネル状態とに基づいて、PRACHリソースブロックを選択してもよい。
図2中のダイヤグラム250を参照すると、UE204はPRACH期間210内で割り振られたリソースのセットを決定してもよい。割り振られたリソースのセットは、スロットのセットであってもよく、各スロットは、シンボルのセットを含んでいてもよく、各シンボルは、トーンのセットを含んでいてもよい。別のコンフィギュレーションでは、割り振られたリソースのセットは、スロットのセットを含むPRACHリソースブロック220であってもよい。ある態様では、UE204は、PRACH送信のために、割り振られたリソースのセットをランダムに選択してもよい。別の態様では、UE204は、測定したチャネル状態に基づいて、そのサイズがPRACH送信に適している、割り振られたリソースのセットを選択してもよい。別の態様では、UE204は、事前構成した設定に基づいて(例えば、UE識別子に基づいて)、割り振られたリソースのセットを決定してもよい。割り振られたリソースのセットは、スロットのサブセットであってもよく(またはを有していてもよく)、スロットのサブセットは、偶数のインデックス付けされたスロットのセットと奇数のインデックス付けされたスロットのセットとを含んでいてもよい。例えば、割り振られたリソースのセットは、スロットインデックス0およびスロットインデックス1を有する、2個のスロットを有していてもよい。UE204は、論理トーンデックスのセットが、スロットに対して割り振られていると決定してもよい。例えば、論理トーンインデックス3および6が割り振られている場合、偶数のインデックス付けされたスロット(例えば、スロット0)に対して、UE204は、パイロット信号の第1のセットを送信するために、物理トーンインデックスの第1のセット(例えば、トーンインデックス3および6)を決定してもよい。奇数のインデックス付けされたスロットに対して、UE204は、パイロット信号の第2のセットを送信するために、物理トーンインデックスの第2のセットを決定してもよい。物理トーンインデックスの第2のセットは、トーンインデックスの第1のセットプラスオフセット値gに基づいて決定されてもよい。例では、物理または(論理)トーンインデックスの第1のセットが3および6である場合、g=4であると仮定して、物理トーンインデックスの第2のセットは7および10である。トーンインデックスのセット毎に2つのトーンインデックスを有する例が提供されているが、トーンインデックスのセット毎に、1つのまたは1つより多くのトーンインデックスがあってもよい。その上でパイロット信号を送信する、トーンインデックスとスロット内のシンボルとを決定して、UE204は、それぞれのシンボルにおけるトーンインデックスの決定された割り振られたセット中においてパイロット信号を基地局202に送信してもよい206。基地局202は、UE204からのデータ送信を受信してもよい。UE204からのデータ送信に基づいて、基地局202はチャネル位相オフセットを決定してもよい。1つのコンフィギュレーションでは、基地局202は、同じ周波数/トーンであるが、異なる選択された時間で見られるチャネル間のチャネル位相オフセットを決定してもよい。このコンフィギュレーションでは、基地局202は、決定した位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定してもよい。
別のコンフィギュレーションでは、基地局202は、同じ周波数/トーンであるが、異なる選択された時間で見られるチャネル間の第1のチャネル位相オフセットを決定してもよく、選択されたオフセットを有するが時間的に近い2個のトーンで見られるチャネル間の第2のチャネル位相オフセットを決定してもよい。このコンフィギュレーションでは、基地局202は、第1の決定したチャネル位相オフセットと第2の決定したチャネル位相オフセットとに基づいて、タイミングコンフィギュレーションを決定してもよい。例えば、UE204は、パイロット信号をスロット0および1上で送信してもよい。スロット0中では、パイロット信号は、シンボル0および2の物理トーンインデックス3上で送信されてもよい。スロット1において、オフセット値が、g=4であると仮定すると、UE204は、スロット1において、シンボル0および2の物理トーンインデックス7上で、パイロット信号を送信してもよい。これらのパイロット信号を受信すると、基地局202は、スロット0中におけるシンボル0の物理トーンインデックス3におけるパイロット信号と、スロット0中におけるシンボル2の物理トーンインデックス3におけるパイロット信号との間と、スロット1中におけるシンボル0の物理トーンインデックス7におけるパイロット信号と、スロット1中におけるシンボル2の物理トーンインデックス7におけるパイロット信号との間とで、第1のチャネル位相オフセットを決定してもよい。基地局202は、スロット0中におけるシンボル0の物理トーンインデックス3におけるパイロット信号と、スロット1中のシンボル0の物理トーンインデックス7におけるパイロット信号との間と、また、スロット0中におけるシンボル2の物理トーンインデックス3におけるパイロット信号と、スロット1中におけるシンボル2の物理トーンインデックス7におけるパイロット信号との間で、第2のチャネル位相オフセットを決定してもよい。その後、基地局202は、第1および第2のチャネル位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定してもよい。
タイミングオフセットを決定すると、基地局202は、肯定応答メッセージ208をUE204に送信してもよい。肯定応答メッセージ208は、決定したタイミングオフセット(またはタイミングアドバンス)を含んでいてもよく、リソース割り振り情報も含んでいてもよい。
例えば、基地局202に関して、K個のトーンおよび2T個(T>0)のスロットを有するPRACHブロックを検討する。基地局202は、パイロット信号を含む、UE204からの送信206を受信すると、高速フーリエ変換(FFT)を行い、対応するトーンロケーションで、K点逆離散フーリエ変換(IDFT)が続き、シンボルt=0,1,...,2TS−1およびトーンk(k=0、1、...、K−1)に対する信号y(t,k)を取得してもよい。ここで、Sは、スロット中のシンボルの数に対応する。パイロット信号に対して、IDFT信号y(t,k)の対応する出力は、パイロット信号の複素共役によりさらに乗算して、r(t,k)を取得してもよい。r(t,k)において、tは、パイロット信号を有するシンボルに対応していてもよい。
基地局202は、何らかの残余周波数オフセットのために、時間的に隣接する2個のパイロット間のチャネル位相オフセットを最初に推定してもよい。スロット内のパイロット信号が時間的に等間隔であるときに、各スロット内にそして各トーンロケーション内にシーケンシャルにパイロット信号0,1,...P−2を有するP個のシンボルに対応する受信信号r(t,k)を、基地局202が列ベクトルx中に収集し、同様に、パイロットシンボル1,2,...,P−1に対応する信号を、基地局202が別の列ベクトルy中に収集してもよく、xとyの両方が2(P−1)TKエントリを有する。したがって、位相オフセットはβ=角度(xhy)として推定してもよく、ここで、上つき文字hはエルミート転置を表す。例えば、スロット0では、3個のパイロット信号(例えば、P0,P1,P2)があると仮定する。3個すべてのパイロット信号は、同じチャネルを通過しなければならない(チャネルがスロットの間、一定であると仮定する)。(例えば、P0とP1との間、またはP1とP2との間の)パイロット信号のそれぞれ上の対応するチャネル推定における何らかの差は、位相オフセットを決定するために使用することができる周波数オフセットであってもよい。
いったん周波数オフセットによる位相オフセットが推定されると、gだけ物理的なトーンロケーションが異なるが、時間的に近い(例えば、スロット0およびスロット1)2個のパイロット信号間のチャネル位相オフセットからタイミングを推定してもよい。このケースでは、チャネルは、2個のスロットの期間でほぼ一定であると仮定してもよい。偶数のインデックス付けされたスロットにおけるすべてのパイロット信号は、列ベクトルw中に収集され、奇数のインデックス付けされたスロットにおけるすべてのパイロット信号は、同じ順序で列ベクトルv中に収集されてもよい。両方のベクトルwおよびvは、KPTエントリを有していてもよい。タイミングオフセット(または到着のタイミング)は、以下の式で推定することができる。
上記の式において、NfftはFFTサイズであり、Dは、2個のパイロット信号間の間隔であってもよく、Sは、スロット毎のシンボルの数であってもよい。
図3は、物理PRACHチャネルマッピングのダイヤグラム300である。
図3中に示すように、PRACHは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の隣にあってもよい。PRACHは、フレーム毎に生じてもよく、または、ある指定されたフレーム中で周期的に生じてもよい。この例では、PRACHは24個の隣接スロットを有する。スロット中の各シンボルは、PRACHシグナリングのために、K個のトーンが割り当てられ、80(または他の何らかの値)は、(DCトーン、ガードトーン等を含まない)シンボルにおける使用可能なトーンまたはトーンインデックスの総数であってもよい。別の態様では、PRACHシグナリングのために割り当てられるトーンの数Kは、シンボルにおける使用可能なトーンの総数に等しくてもよい。
図4は、プリアンブルを使用しないアップリンク同期化のためのワイヤレス通信の方法のフローチャート400である。方法は、UE(例えば、UE104,204)によって実行されてもよい。ステップ402において、PRACH期間内で割り振られたリソースのセットを決定してもよい。PRACH期間はスロットのセットを有していてもよく、スロットのセット中の各スロットは、セットシンボルを含んでいてもよく、シンボルの各セット中の各シンボルは、トーンのセットを含んでいてもよい。ある態様では、UEは、ステップ404〜408を実行することにより、PRACH期間内で割り振られたリソースのセットを決定してもよい。404において、パイロット信号を送信するために、PRACH期間中におけるスロットのセット内のスロットのサブセットをUEは決定してもよい。スロットのサブセットは、偶数のインデックス付けされたスロットのセットと奇数のインデックス付けされたスロットのセットとを含んでいてもよい。406において、パイロット信号の第1のセットを送信するために、偶数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第1のセットをUEは決定してもよい。408において、パイロット信号の第2のセットを送信するために、奇数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第2のセットをUEは決定してもよい。トーンインデックスの第2のセットは、トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいていてもよい。ある態様では、パイロット信号の第1のセットは、少なくとも2個のパイロット信号を有していてもよく、パイロット信号の第2のセットは、少なくとも2個のパイロット信号を有していてもよい。例えば、図2を参照すると、UE204は、PRACHリソースブロック220、または、2個のスロットのサブセットを選択してもよい。この例では、PRACHリソースブロック220は、2個のスロット、偶数のインデックス付けされたスロット(スロット0)および奇数のインデックス付けされたスロット(スロット1)を有していてもよい。PRACHリソースブロック220のスロット0において、パイロット信号を送信するために、トーンインデックス3および7が割り振られてもよい。4のオフセット値を仮定すると、スロット1において、パイロット信号を送信するために、トーンインデックス7および11が割り振られてもよい。このように、パイロット信号の第1のセットは、トーンインデックス3および7上で送信されてもよく、パイロット信号の第2のセットは、トーンインデックス7および11上で送信されてもよい。
ステップ410において、PRACH期間を有する割り振られたリソースのセットを決定すると、UEは、決定した割り振られたリソースのセット中でパイロット信号を送信してもよい。例えば、図2を参照すると、UE204は、スロット0中のトーンインデックス3および7上で、スロット1中のトーンインデックス7および11上で、パイロット信号を送信してもよい。
ステップ412において、UEは、決定した割り振られたリソースのセット中で情報を送信してもよい。情報は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。例えば、図2を参照すると、UE204は、UE204に関係付けられている識別子、リソース割り振り要求、パス損失報告を、スロット0および1中で基地局202に送信してもよい。
図5は、プリアンブルを使用することないアップリンク同期化におけるタイミングアドバンスを決定するための、ワイヤレス通信の方法のフローチャート500である。方法は、eNB(例えば、基地局102,202)によって実行されてもよい。ステップ502において、eNBはUEからのデータ送信を受信してもよい。ある態様では、PRACH期間内で割り振られたリソースのセット上でデータ送信を受信してもよい。ある態様では、データ送信は、パイロット信号を含んでいる。パイロット信号は、トーンインデックスの第1のセットと、トーンインデックスの第2のセット中で受信されてもよい。トーンインデックスの第1のセットは、PRACH期間の偶数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられてもよく、トーンインデックスの第2のセットは、PRACH期間の奇数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられてもよい。トーンインデックスの第2のセットは、トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいていてもよい。例えば、図2を参照すると、基地局202は、PRACH期間210内でUE204からの送信206を受信してもよい。送信206は、PRACH期間210内で割り振られたリソースのセット(例えば、PRACHリソースブロック220のスロット0,1,および2)上で受信されてもよい。各スロットは、10個のシンボルを有していてもよく、そのうちの2個(例えば、シンボル3、シンボル7)がパイロット信号送信のために割り振られもよい。パイロット信号送信のために、論理トーンインデックス0が割り振られ、オフセット値が6であると仮定すると、送信206はスロット0の、シンボル3および7の、トーンインデックス0において受信されるパイロット信号を含んでいてもよい。パイロット信号は、スロット1の、シンボル3および7の、トーンインデックス6において受信されてもよく、パイロット信号は、スロット2の、シンボル3および7の、トーンインデックス0において受信されてもよい。送信206は、UE204に関係付けられている識別子、制御情報(例えば、リソース割り振り要求)、パス損失報告を含んでいてもよい。
ステップ504において、eNBは、受信したデータ送信に基づいて、チャネル位相オフセットを決定してもよい。1つのコンフィギュレーションにおいて、eNBは、ステップ506および508を実行することにより、チャネル位相オフセットを決定してもよい。ステップ506において、eNBは、受信したデータ送信に基づいて、第1のチャネル位相オフセットを決定してもよい。ステップ508において、eNBは、受信したデータ送信に基づいて、第2のチャネル位相オフセットを決定してもよい。例えば、基地局202は、1つ以上の第1のチャネル位相オフセットを決定してもよい。基地局202は、スロット0の、シンボル3の、トーンインデックス0において受信したパイロット信号と、スロット0の、シンボル7の、トーンインデックス0において受信したパイロット信号とに基づいて、第1のチャネル位相オフセットを決定してもよい。別の例では、基地局202は、スロット1の、シンボル3の、トーンインデックス6において受信したパイロット信号と、スロット1の、シンボル7の、トーンインデックス6において受信したパイロット信号とに基づいて、異なる第1のチャネル位相オフセットを決定してもよい。別の例では、基地局202は、スロット2の、シンボル3の、トーンインデックス0において受信したパイロット信号と、スロット0の、シンボル7の、トーンインデックス0において受信したパイロット信号とに基づいて、さらに別の第1のチャネル位相オフセットを決定してもよい。
同様に、基地局202は、1つ以上の第2のチャネル位相オフセットを決定してもよい。基地局202は、第1のチャネル位相オフセットと、スロット0の、シンボル3の、トーンインデックス0において受信したパイロット信号と、スロット1の、シンボル3の、トーンインデックス6において受信したパイロット信号とに基づいて、第2のチャネル位相オフセットを決定してもよい。基地局202は、異なる第1のチャネル位相オフセットと、スロット0の、シンボル7の、トーンインデックス0において受信したパイロット信号と、スロット1の、シンボル7の、トーンインデックス6において受信したパイロット信号とに基づいて、異なる第2のチャネル位相オフセットを決定してもよい。
ステップ510において、eNBは、決定したチャネル位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定してもよい。ある態様では、第1のチャネル位相オフセットと第2のチャネル位相オフセットとに基づいて、タイミングオフセットを決定することにより、eNBは、タイミングオフセットを決定してもよい。例えば、基地局202は、第1および第2のチャネル位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定してもよい。
最後に、ステップ512において、eNBは肯定応答メッセージをUEに送信してもよく、肯定応答メッセージは、決定したタイミングオフセットを含む。ある態様では、肯定応答メッセージは、リソース割り振りを含んでいてもよい。例えば、基地局202は、肯定応答メッセージ208をUE204に送信してもよい。肯定応答メッセージ208は、UE204からの(データおよびパイロット信号を含む)送信206の受信に成功したことを示す肯定応答と、UE204からの送信206に基づいて決定されたタイミングオフセット(またはタイミングアドバンス)と、UE204に対するリソース割り振りとを含んでいてもよい。
図6は、例示的な装置602における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを図示する概念的なデータフローダイヤグラム600である。装置は、UEであってもよい。装置は、受信モジュール604、同期化モジュール606、送信モジュール608を含んでいる。受信モジュール604は、基地局650からコンフィギュレーション情報を受信するように構成されていてもよく、コンフィギュレーション情報は、いつPRACH期間が生じるかを示してもよい。同期化モジュール606は、PRACH期間内で割り振られたリソースのセットを決定するように構成されていてもよい。1つのコンフィギュレーションにおいて、同期化モジュール606は、受信モジュール604から受信したコンフィギュレーション情報に基づいて、割り振られたリソースのセットを決定してもよい。コンフィギュレーション情報は、UE識別情報とPRACH選択情報とを含んでいてもよい。ある態様では、PRACH期間は、スロットのセットを有していてもよく、スロットのセット中の各スロットは、セットシンボルを含んでいてもよく、シンボルの各セット中の各シンボルは、トーンのセットを含んでいてもよい。この態様では、同期化モジュール606は、パイロット信号を送信するために、PRACH期間中におけるスロットのセット内のスロットのサブセットを決定することにより、割り振られたリソースのセットを決定するように構成されていてもよい。スロットのサブセットは、偶数のインデックス付けされたスロットのセットと奇数のインデックス付けされたスロットのセットとを含んでいてもよい。同期化モジュール606は、パイロット信号の第1のセットを送信するための、偶数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第1のセットを決定し、パイロット信号の第2のセットを送信するための、奇数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第2のセットを決定するように構成されていてもよい。トーンインデックスの第2のセットは、トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいていてもよい。別の態様では、パイロット信号の第1のセットは、少なくとも2個のパイロット信号を有していてもよく、パイロット信号の第2のセットは、少なくとも2個のパイロット信号を有していてもよい。送信モジュール608は、決定した割り振られたリソースのセット中でパイロット信号を基地局650に送信するように構成されていてもよい。別のコンフィギュレーションでは、送信モジュール608は、決定した割り当てられたリソースのセット中で情報を基地局650に送信するように構成されていてもよい。情報は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
装置は、図5の前述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックのそれぞれを実行する追加のモジュールを含んでいてもよい。このように、図5の前述のフローチャート中の各ブロックは、モジュールによって実行されてもよく、装置は、これらのモジュールのうちの1つ以上を含んでいてもよい。モジュールは、説明したプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成され、プロセッサによるインプリメンテーションのためにコンピュータ読取可能媒体内に記憶された、説明したプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実現される、1つ以上のハードウェアコンポーネント、または、これらの何らかの組み合わせであってもよい。
図7は、処理システム714を用いる装置602’のためのハードウェアインプリメンテーションの例を図示するダイヤグラム700である。処理システム714は、バス724により一般的に表される、バスアーキテクチャにより実現してもよい。バス724は、処理システム714の特定のアプリケーションおよび全体的な設計制約に依存して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでいてもよい。バス724は、プロセッサ704、モジュール604、606、608、およびコンピュータ読取可能読媒体/メモリ706によって表される、1つ以上のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含むさまざまな回路を互いにリンクさせる。バス724はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような他のさまざまな回路をリンクさせてもよく、これらは、技術的によく知られており、したがって、これ以上は説明しない。
処理システム714は、トランシーバ710に結合されてもよい。トランシーバ710は、1つ以上のアンテナ720に結合されている。トランシーバ710は、送信媒体を通して他のさまざまな装置と通信する手段を提供する。トランシーバ710は、1つ以上のアンテナ720から信号を受信し、受信した信号から情報を抽出し、抽出した情報を処理システム714、具体的には受信モジュール604に提供する。加えて、トランシーバ710は、処理システム714、具体的には送信モジュール608から情報を受け取り、受け取った情報に基づいて、1つ以上のアンテナ720に適用される信号を発生させる。処理システム714は、コンピュータ読取可能媒体/メモリ706に結合されているプロセッサ704を含む。プロセッサ704は、コンピュータ読取可能媒体/メモリ706に記憶されているソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ704によって実行されるときに、処理システム714に、任意の特定の装置に関して上記に説明したさまざまな機能を実行させる。コンピュータ読取可能媒体/メモリ706はまた、ソフトウェアを実行するときに、プロセッサ704によって操作されるデータを記憶するために使用してもよい。処理システムはさらに、モジュール604、606および608のうちの少なくとも1つを含む。モジュールは、コンピュータ読取可能媒体/メモリ706中に常駐/記憶され、プロセッサ704において実行される、ソフトウェアモジュール、プロセッサ704に結合され1つ以上のハードウェアモジュール、または、これらの何らかの組み合わせであってもよい。
1つのコンフィギュレーションでは、ワイヤレス通信のための装置602/602’は、PRACH期間内で割り振られたリソースのセットを決定する手段を含む。装置は、決定した割り振られたリソースのセット中でパイロット信号を送信する手段をさらに含む。ある態様では、PRACH期間はスロットのセットを有していてもよく、スロットのセット中の各スロットは、セットシンボルを含んでいてもよく、シンボルの各セット中の各シンボルは、トーンのセットを含んでいてもよい。1つのコンフィギュレーションでは、割り振られたリソースのセットを決定する手段は、パイロット信号を送信するために、PRACH期間中におけるスロットのセット内のスロットのサブセットを決定することと、パイロット信号の第1のセットを送信するために、偶数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第1のセットを決定することと、パイロット信号の第2のセットを送信するために、奇数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第2のセットを決定することとによって、割り振られたリソースのセットを決定するように構成されてもよく、スロットのサブセットは、偶数のインデックス付けされたスロットのセットと奇数のインデックス付けされたスロットのセットとを含み、トーンインデックスの第2のセットは、トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいていてもよい。ある態様では、パイロット信号の第1のセットは、少なくとも2個のパイロット信号を有していてもよく、パイロット信号の第2のセットは、少なくとも2個のパイロット信号を有していてもよい。装置は、決定した割り振られたリソースのセット中で情報を送信する手段さらに含んでいてもよい。情報は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。前述の手段は、装置602の上述のモジュールのうちの1つ以上および/または前述の手段によって規定される機能を実行するように構成されている装置602’の処理システム714であってもよい。
図8は、例示的な装置802における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを図示する概念のデータフローダイヤグラム800である。装置は、eNBであってもよい。装置は、受信モジュール804、位相モジュール806、タイミングモジュール808、および、送信モジュール810を含む。受信モジュール804は、UE850からのデータ送信を受信するように構成されていてもよい。位相モジュール806は、受信したデータ送信に基づいて、チャネル位相オフセットを決定するように構成されていてもよい。タイミングモジュール808は、決定したチャネル位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定するように構成されていてもよい。送信モジュール810は、肯定応答メッセージをUE850に送信するように構成されていてもよい。肯定応答メッセージは、決定したタイミングオフセットを含んでいてもよい。ある態様では、データ送信は、PRACH期間内で割り振られたリソースのセット中で受信されてもよい。この態様では、データ送信は、パイロット信号を含んでいてもよく、パイロット信号は、ト−ンインデックスの第1のセットとトーンインデックスの第2のセットとにおいて受信されてもよい。トーンインデックスの第1のセットは、PRACH期間の偶数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられてもよく、トーンインデックスの第2のセットは、PRACH期間の奇数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられてもよい。トーンインデックスの第2のセットは、トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいていてもよい。別の態様では、データ送信は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。1つのコンフィギュレーションにおいて、位相モジュール806は、受信したデータ送信に基づいて、第1のチャネル位相オフセットを決定することと、受信したデータ送信に基づいて、第2のチャネル位相オフセットを決定することとによって、チャネル位相オフセットを決定するように構成されていてもよい。このコンフィギュレーションでは、タイミングモジュール808は、第1のチャネル位相オフセットと第2のチャネル位相オフセットとに基づいて、タイミングオフセットを決定することによって、タイミングオフセットを決定するように構成されていてもよい。
装置は、図5の前述のフローチャー中のアルゴリズムのブロックのそれぞれを実行する追加のモジュールを含んでいてもよい。このように、図5の前述のフローチャート中の各ブロックは、モジュールによって実行されてもよく、装置は、これらのモジュールのうちの1つ以上を含んでいてもよい。モジュールは、説明したプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成され、プロセッサによるインプリメンテーションのためにコンピュータ読取可能媒体内に記憶された、説明したプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実現される、1つ以上のハードウェアコンポーネント、または、これらの何らかの組み合わせであってもよい。
図9は、処理システム914を用いる装置802’のためのハードウェアインプリメンテーションの例を図示するダイヤグラム900である。処理システム914は、バス924により一般的に表される、バスアーキテクチャにより実現してもよい。バス924は、処理システム914の特定のアプリケーションおよび全体的な設計制約に依存して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでいてもよい。バス924は、プロセッサ904、モジュール804、806、808、810、および、コンピュータ可読媒体/メモリ906によって表される、1つ以上のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含むさまざまな回路を互いにリンクさせる。バス924はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような他のさまざまな回路をリンクさせてもよく、これらは、技術的によく知られており、したがって、これ以上は説明しない。
処理システム914は、トランシーバ910に結合されていてもよい。トランシーバ910は、1つ以上のアンテナ920に結合されている。トランシーバ910は、送信媒体を通して他のさまざまな装置と通信する手段を提供する。トランシーバ910は、1つ以上のアンテナ920から信号を受け取り、受け取った信号から情報を抽出し、抽出した情報を処理システム914、具体的には受信モジュール804に提供する。加えて、トランシーバ910は、処理システム914、具体的には送信モジュール810から情報を受け取り、受け取った情報に基づいて、1つ以上のアンテナ920に適用される信号を発生させる。処理システム914は、コンピュータ読取可能媒体/メモリ906に結合されているプロセッサ904を含む。プロセッサ904は、コンピュータ読取可能媒体/メモリ906上に記憶されているソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ904によって実行されるときに、処理システム914に、任意の特定の装置に関して上記で説明したさまざまな機能を実行させる。コンピュータ読取可能媒体/メモリ906はまた、ソフトウェアを実行するときに、プロセッサ904によって操作されるデータを記憶するために使用してもよい。処理システムはさらに、モジュール804、806、808、810のうちの少なくとも1つを含む。モジュールは、コンピュータ読取可能媒体/メモリ906中に常駐/記憶され、プロセッサ904において実行される、ソフトウェアモジュール、プロセッサ904に結合された1つ以上のハードウェアモジュール、または、これらの何らかの組み合わせであってもよい。
1つのコンフィギュレーションにおいて、ワイヤレス通信のための装置802/802’は、UEからのデータ送信を受信する手段を含む。装置は、受信したデータ送信に基づいて、チャネル位相オフセットを決定する手段を含んでいてもよい。装置は、決定したチャネル位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定する手段を含んでいてもよい。装置は、肯定応答メッセージをUEに送信する手段を含んでいてもよい。肯定応答メッセージは、決定したタイミングオフセットを含んでいてもよい。ある態様では、データ送信は、PRACH期間内で割り振られたリソースのセット中で受信される。別の態様では、データ送信は、パイロット信号を含んでいてもよく、パイロット信号は、トーンインデックスの第1のセットとトーンインデックスの第2のセット中で受信されてもよい。トーンインデックスの第1のセットは、PRACH期間の偶数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられていてもよく、トーンインデックスの第2のセットは、PRACH期間の奇数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられていてもよい。トーンインデックスの第2のセットは、トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいていてもよい。別の態様では、データ送信は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。1つのコンフィギュレーションにおいて、チャネル位相オフセットを決定する手段は、受信したデータ送信に基づいて、第1のチャネル位相オフセットを決定するようにと、受信したデータ送信に基づいて、第2のチャネル位相オフセットを決定するように構成されていてもよい。このコンフィギュレーションでは、タイミングオフセットを決定する手段は、第1のチャネル位相オフセットと第2のチャネル位相オフセットとに基づいて、タイミングオフセットを決定するように構成されていてもよい。前述の手段は、前述の手段によって規定される機能を実行するように構成されている装置802’の処理システム914および/または装置802の前述のモジュールのうちの1つ以上であってもよい。
開示したプロセス/フローチャートにおけるブロックの、特定の順序または階層は、例示的なアプローチの実例であるということが理解される。設計の選好に基づいて、プロセス/フローチャートにおけるブロックの、特定の順序または階層は、再構成してもよいということが理解される。さらに、いくつかのブロックは、組み合わされてもよく、または、省略されてもよい。添付の方法の特許請求の範囲は、サンプル順序でさまざまなブロックの要素を提示しているが、提示された特定の順序または階層に限定されることを意味するものではない。
先の説明は、当業者がここで説明したさまざまな態様を実施できるようにするために提供している。これらの態様へのさまざまな修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、ここで定義された包括的な原理は、他の態様に適用してもよい。したがって、特許請求の範囲は、ここで示した態様を限定するように意図されているものではなく、言語的特許請求の範囲と一貫する全範囲に一致すべきである。ここにおいて、単数形での要素への言及は、そうであると特に述べられていない限り、「1つであり1つだけ」ではなく、むしろ「1つ以上」を意味するように意図されている。用語「例示的」は、ここでは、「例、事例、または実例としての役割を果たす」という意味で使用される。「例示的」なものとしてここで説明する任意の態様は、必ずしも、他の態様よりも好ましい、または利点を有すると解釈すべきではない。そうでないと具体的に述べられない限り、用語「いくつかの」は、1つ以上を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組み合わせ」のような組み合わせは、A、B、および/またはCの任意の組み合わせを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含むことができる。特に、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組み合わせ」のような組み合わせは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとB、AとC、BとC、またはAとBとCであることができ、ここで、任意のこのような組み合わせは、A、B、またはCの1つ以上のメンバーを含むことができる。当業者に知られている、あるいは後に知られることになる本開示全体に渡って説明されているさまざまな態様の要素に対するすべての構造的および機能的な均等物は、参照によってここに明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるように意図されている。さらに、ここに開示したものは何れも、このような開示が特許請求の範囲において明示的に規定されているか否かにかかわらず、公に捧げられることを意図していない。「・・・する手段」というフレーズを使用して要素を明示的に規定していない限り、特許請求の範囲のいずれの要素も、ミーンズプラスファンクションとして解釈すべきでない。
Claims (35)
- ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信の方法において、
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)期間内で割り振られたリソースのセットを決定することと、
前記決定した割り振られたリソースのセット中でパイロット信号を送信することとを含む方法。 - 前記PRACH期間はスロットのセットを有し、
前記スロットのセット中の各スロットは、セットシンボルを含み、
シンボルの各セット中の各シンボルは、トーンのセットを含む請求項1記載の方法。 - 前記割り振られたリソースのセットを決定することは、
前記パイロット信号を送信するために、前記PRACH期間中における前記スロットのセット内のスロットのサブセットを決定することと、
パイロット信号の第1のセットを送信するために、偶数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第1のセットを決定することと、
パイロット信号の第2のセットを送信するために、奇数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第2のセットを決定することとを含み、
前記スロットのサブセットは、前記偶数のインデックス付けされたスロットのセットと前記奇数のインデックス付けされたスロットのセットとを含み、
前記トーンインデックスの第2のセットは、前記トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいている請求項2記載の方法。 - 前記割り振られたリソースのセットを決定することは、前記パイロット信号を送信するために、前記PRACH期間中における前記スロットのサブセット中の各スロット内のシンボルのサブセットを決定することをさらに含み、
前記各スロット内のシンボルのサブセットは、2より大きいか、または、等しい請求項3記載の方法。 - 前記パイロット信号の第1のセットは、少なくとも2つのパイロット信号を有し、前記パイロット信号の第2のセットは、少なくとも2つのパイロット信号を有する請求項3記載の方法。
- 前記決定した割り振られたリソースのセット中で情報を送信することをさらに含み、
前記情報は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つを含む請求項1記載の方法。 - ワイヤレス通信のための装置において、
メモリと、
前記メモリに結合されている少なくとも1つのプロセッサとを具備し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)期間内で割り振られたリソースのセットを決定するようにと、
前記決定した割り振られたリソースのセット中でパイロット信号を送信するように構成されている装置。 - 前記PRACH期間はスロットのセットを有し、
前記スロットのセット中の各スロットは、セットシンボルを含み、
シンボルの各セット中の各シンボルは、トーンのセットを含む請求項7記載の装置。 - 前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記パイロット信号を送信するために、前記PRACH期間中における前記スロットのセット内のスロットのサブセットを決定することと、
パイロット信号の第1のセットを送信するために、偶数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第1のセットを決定することと、
パイロット信号の第2のセットを送信するために、奇数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第2のセットを決定することとによって、前記割り振られたリソースのセットを決定するように構成され、
前記スロットのサブセットは、前記偶数のインデックス付けされたスロットのセットと前記奇数のインデックス付けされたスロットのセットとを含み、
前記トーンインデックスの第2のセットは、前記トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいている請求項8記載の装置。 - 前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記パイロット信号を送信するために、前記PRACH期間中における前記スロットのサブセット中の各スロット内のシンボルのサブセットを決定することによって、前記割り振られたリソースのセットを決定するように構成され、
前記各スロット内のシンボルのサブセットは、2より大きいか、または、等しい請求項9記載の装置。 - 前記パイロット信号の第1のセットは、少なくとも2つのパイロット信号を有し、前記パイロット信号の第2のセットは、少なくとも2つのパイロット信号を有する請求項9記載の装置。
- 前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記決定した割り振られたリソースのセット中で情報を送信するようにさらに構成され、
前記情報は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つを含む請求項7記載の装置。 - ワイヤレス通信のための装置において、
前記装置はユーザ機器(UE)であり、
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)期間内で割り振られたリソースのセットを決定する手段と、
前記決定した割り振られたリソースのセット中でパイロット信号を送信する手段とを具備する装置。 - 前記PRACH期間はスロットのセットを有し、
前記スロットのセット中の各スロットは、セットシンボルを含み、
シンボルの各セット中の各シンボルは、トーンのセットを含む請求項13記載の装置。 - 前記割り振られたリソースのセットを決定する手段は、
前記パイロット信号を送信するために、前記PRACH期間中における前記スロットのセット内のスロットのサブセットを決定するようにと、
パイロット信号の第1のセットを送信するために、偶数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第1のセットを決定するようにと、
パイロット信号の第2のセットを送信するために、奇数のインデックス付けされたスロットのセット中のトーンインデックスの第2のセットを決定するように構成され、
前記スロットのサブセットは、前記偶数のインデックス付けされたスロットのセットと前記奇数のインデックス付けされたスロットのセットとを含み、
前記トーンインデックスの第2のセットは、前記トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいている請求項14記載の装置。 - 前記割り振られたリソースのセットを決定する手段は、前記パイロット信号を送信するために、前記PRACH期間中における前記スロットのサブセット中の各スロット内のシンボルのサブセットを決定するようにさらに構成され、
前記各スロット内のシンボルのサブセットは、2より大きいか、または、等しい請求項15記載の装置。 - 前記パイロット信号の第1のセットは、少なくとも2つのパイロット信号を有し、前記パイロット信号の第2のセットは、少なくとも2つのパイロット信号を有する請求項15記載の装置。
- 前記決定した割り振られたリソースのセット中で情報を送信する手段をさらに具備し、
前記情報は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つを含む請求項13記載の装置。 - ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能なコードを記憶するコンピュータ読取可能媒体において、
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)期間内で割り振られたリソースのセットを決定するためのコードと、
前記決定した割り振られたリソースのセット中でパイロット信号を送信するためのコードとを含むコンピュータ読取可能媒体。 - ワイヤレスデバイスのためのワイヤレス通信の方法において、
ユーザ機器(UE)からのデータ送信を受信することと、
前記受信したデータ送信に基づいて、チャネル位相オフセットを決定することと、
前記決定したチャネル位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定することと、
肯定応答メッセージを前記UEに送信することとを含み、
前記肯定応答メッセージは、前記決定したタイミングオフセットを含む方法。 - 前記データ送信は、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)期間内で割り振られたリソースのセット中で受信される請求項20記載の方法。
- 前記データ送信はパイロット信号を含み、
前記パイロット信号は、トーンインデックスの第1のセットとトーンインデックスの第2のセット中で受信され、
前記トーンインデックスの第1のセットは、前記PRACH期間の偶数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられ、前記トーンインデックスの第2のセットは、前記PRACH期間の奇数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられ、
前記トーンインデックスの第2のセットは、前記トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいている請求項21記載の方法。 - 前記データ送信は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つをさらに含む請求22記載の方法。
- 前記チャネル位相オフセットを決定することは、
前記受信したデータ送信に基づいて、第1のチャネル位相オフセットを決定することと、
前記受信したデータ送信に基づいて、第2のチャネル位相オフセットを決定することとを含み、
前記タイミングオフセットを決定することは、前記第1のチャネル位相オフセットと前記第2のチャネル位相オフセットとに基づいて、前記タイミングオフセットを決定することを含む請求項20記載の方法。 - ワイヤレス通信のための装置において、
メモリと、
前記メモリに結合されている少なくとも1つのプロセッサとを具備し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザ機器(UE)からのデータ送信を受信するようにと、
前記受信したデータ送信に基づいて、チャネル位相オフセットを決定するようにと、
前記決定したチャネル位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定するようにと、
肯定応答メッセージを前記UEに送信するように構成され、
前記肯定応答メッセージは、前記決定したタイミングオフセットを含む装置。 - 前記データ送信は、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)期間内で割り振られたリソースのセット中で受信される請求項25記載の装置。
- 前記データ送信はパイロット信号を含み、
前記パイロット信号は、トーンインデックスの第1のセットとトーンインデックスの第2のセット中で受信され、
前記トーンインデックスの第1のセットは、前記PRACH期間の偶数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられ、前記トーンインデックスの第2のセットは、前記PRACH期間の奇数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられ、
前記トーンインデックスの第2のセットは、前記トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいている請求項26記載の装置。 - 前記データ送信は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つをさらに含む請求27記載の装置。
- 前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記受信したデータ送信に基づいて、第1のチャネル位相オフセットを決定することと、
前記受信したデータ送信に基づいて、第2のチャネル位相オフセットを決定することとによって、前記チャネル位相オフセットを決定するように構成され、
前記タイミングオフセットを決定することは、前記第1のチャネル位相オフセットと前記第2のチャネル位相オフセットとに基づいて、前記タイミングオフセットを決定することを含む請求項25記載の装置。 - ワイヤレス通信のための装置において、
ユーザ機器(UE)からのデータ送信を受信する手段と、
前記受信したデータ送信に基づいて、チャネル位相オフセットを決定する手段と、
前記決定したチャネル位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定する手段と、
肯定応答メッセージを前記UEに送信する手段とを具備し、
前記肯定応答メッセージは、前記決定したタイミングオフセットを含む装置。 - 前記データ送信は、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)期間内で割り振られたリソースのセット中で受信される請求項30記載の装置。
- 前記データ送信はパイロット信号を含み、
前記パイロット信号は、トーンインデックスの第1のセットとトーンインデックスの第2のセット中で受信され、
前記トーンインデックスの第1のセットは、前記PRACH期間の偶数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられ、前記トーンインデックスの第2のセットは、前記PRACH期間の奇数のインデックス付けされたスロットのセットに関係付けられ、
前記トーンインデックスの第2のセットは、前記トーンインデックスの第1のセットとオフセット値とに基づいている請求項31記載の装置。 - 前記データ送信は、識別子、制御情報、または、パス損失報告のうちの少なくとも1つをさらに含む請求32記載の装置。
- 前記チャネル位相オフセットを決定する手段は、
前記受信したデータ送信に基づいて、第1のチャネル位相オフセットを決定するようにと、
前記受信したデータ送信に基づいて、第2のチャネル位相オフセットを決定するように構成され、
前記タイミングオフセットを決定することは、前記第1のチャネル位相オフセットと前記第2のチャネル位相オフセットとに基づいて、前記タイミングオフセットを決定することを含む請求項30記載の装置。 - ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能なコードを記憶するコンピュータ読取可能媒体において、
ユーザ機器(UE)からのデータ送信を受信するためのコードと、
前記受信したデータ送信に基づいて、チャネル位相オフセットを決定するためのコードと、
前記決定したチャネル位相オフセットに基づいて、タイミングオフセットを決定するためのコードと、
肯定応答メッセージを前記UEに送信するためのコードとを含み、
前記肯定応答メッセージは、前記決定したタイミングオフセットを含むコンピュータ読取可能媒体。
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