JP2017531384A - ホーム基地局のためのアップリンクターゲット受信電力を設定するための通信システム - Google Patents

ホーム基地局のためのアップリンクターゲット受信電力を設定するための通信システム Download PDF

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Abstract

ホーム基地局がホームセルを運用し、マクロ基地局がマクロセルを運用する通信システムが開示される。ホーム基地局は、マクロセル内に少なくとも部分的に位置するセルを運用する。ホーム基地局は、マクロセル内に少なくとも部分的に位置する少なくとも1つのそれぞれのセルをそれぞれ運用するホーム基地局の数量を識別する情報を取得し、この情報と、上記ホーム基地局を介してのリソース使用量を識別する更なる情報とから、上記ホーム基地局のためのターゲット電力を設定することができる。

Description

本発明は、移動通信デバイス及び移動通信ネットワークに関し、限定はしないが、特に、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準規格又はその均等物若しくは派生物に従って動作する移動通信デバイス及び移動通信ネットワークに関する。本発明は、限定はしないが、特に、LTEアドバンストを含む、UTRANのロングタームエボリューション(LTE)(発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)と呼ばれる)に関連する。
移動(セルラー)通信ネットワークでは、(ユーザー)通信デバイス(ユーザー機器(UE)、例えば移動電話としても知られている)が、基地局を介してリモートサーバー又は他の通信デバイスと通信する。それらの互いの通信において、通信デバイス及び基地局は、通常は周波数帯域及び/又は時間ブロックに分割されている認可された無線周波数を用いる。
近年、屋内高速移動通信のための需要が増え続けており、低送信電力を使用する基地局によって運用され、多くの場合、「フェムトセル」又は「ピコセル」と呼ばれる、小型の局在するセルの展開が増加していることが、この傾向の必然的な結果の1つと見られる。フェムトセルのような非常に小型のセルは一般に、より広域のセルラーシステムの容量を向上させること(例えば、「ホットスポット」の態様において)、及び/又はより大きな従来のセル若しくは「マクロ」セル内のカバレッジホールを(例えば、セルエッジにおいて)補償することを意図して、ホーム又はスモールオフィス/ホームオフィス(SOHO)環境において展開される。
ロングタームエボリューション(LTE)又はLTE−アドバンストでは、フェムトセル等のスモールセルを運用する基地局は、多くの場合、「ホーム」基地局、ホームeNodeB(HeNB)、低電力ノード(LPN)、ピコ基地局、又はフェムト基地局と呼ばれる。より大きな従来のセルを運用する基地局は、LTEにおいて、多くの場合、マクロ基地局又はマクロeNodeB(MeNB)と呼ばれる。本明細書では、一般的に、「マクロ基地局」及び「ホーム基地局」という用語が使用されることになる。
スモールセルと、より大きなマクロセルとの間(又はスモールセルと他のスモールセルとの間の)のカバレッジに重なりがある場合、その間の干渉が大きな問題となる可能性があり、特にスモールセルが密集して展開される場合にそうである。これは、スモールセルが多くの場合に閉じられたセルであり、スモールセルを運用するホーム基地局が多くの場合に、他のセルを運用する、マクロ基地局のような基地局と共通のチャネルを共有するためである。スモールセルからラージセルセルへのアップリンク(UL)干渉は、そのような干渉への大きな一因となる可能性がある。それゆえ、望ましくないことに、マクロセル内の通信スループットが低下する可能性がある。
UL干渉を軽減するのを助けるために、スモールセルを運用するホーム基地局がUL電力制御を利用することが知られており、UL電力制御では、スモールセル(ホームUE/「HUE」)を介して通信する移動端末及び/又は他のUEのUL送信電力が適応的に(例えば、物理アップリンク共有チャネル「PUSCH」及び物理アップリンク制御チャネル「PUCCH」のようなULデータチャネル及び制御チャネルにおいて)制御される。
多くの場合に、ホーム基地局から、又はスモールセル内の通信デバイス(「スモールセルUE」)からマクロ基地局までの経路損失に基づいて、最大許容UE送信電力及び/又はターゲット受信電力(ユーザー又はセル固有)のようなUL電力制御のパラメーターが最適化される。経路損失は、マクロ基地局の送信電力と、ホーム基地局又はUEにおける受信電力との間の差によって推定される。しかしながら、この経路損失に基づく方法では、1つのスモールセルからのUL干渉しか考慮することができない。それゆえ、スモールセルの数が増えるにつれて、UL干渉も増加し、その結果として、最終的には、マクロセル内のULスループットが著しく劣化する。
より最近になって、「一元化された」UL電力制御方法に関する提案がなされており、その方法では、マクロセル内の全てのスモールセルのための総リソース使用量に基づいて、ホーム基地局のためのターゲット受信電力が適応的に設定される。この最新の提案、すなわち、一元化されたUL電力制御アルゴリズム(ホームeNodeB管理システム、「HeMS」を使用する)では、特定のマクロセル内の全てのホーム基地局の総ULリソース使用量(物理リソースブロック、「PRB」使用量)を使用して、マクロ基地局に対するホーム基地局の干渉を低減するアルゴリズムが規定された。総リソース使用量が多かった場合、マクロ基地局に向かう全干渉を低減することを意図して、ホーム基地局のスモールセル内の全てのユーザー機器の送信電力を低減することによって、全てのホーム基地局のターゲット受信電力を低減した。総リソース使用量が少なかった場合、ホーム基地局ユーザーのスループットを改善することを意図して、ホーム基地局のスモールセル内の全てのユーザー機器の送信電力を増加することによって、全てのホーム基地局のターゲット受信電力を増加させた。
それゆえ、このようにして、スモールセルのためのUL送信電力を最大化できるようにしながら、スモールセルのトラフィック負荷に関係なく、スモールセルと、より大きなマクロセルとの間のUL干渉を実効的に抑圧できることが期待された。
しかしながら、一元化されたUL電力制御方法に関連付けられる幾つかの潜在的な問題がある。第1に、各ホーム基地局が、ターゲット受信電力がどうあるべきかを判断し、そのホーム基地局のスモールセル内の全てのユーザー機器の送信電力を制御することができるように、ホーム基地局がHeMSに自らのUL PRB使用量を報告しなければならず、HeMSが全てのホーム基地局に総UL PRB使用量を報告しなければならないので、例えば、その方法は、ホーム基地局とHeMSとの間に著しく高いシグナリングトラフィックを生じる可能性がある。
さらに、一元化されたUL電力制御方法は、ホーム基地局とHeMSとの間に複雑な同期を必要とする。この理由は、第1に、全てのホーム基地局がその測定周期を同期させなければならないためであり(例えば、各ホーム基地局において「内部タイミングクロック」上で保持される同期グローバルシステム時間を使用する)、第2に、HeMSが、総UL PRB使用量計算のプロセスを、ホーム基地局のUL PRB測定及びUL PRB報告タイマーと同期させなければならないためである。
さらに、一元化されたUL電力制御方法は、ブロードバンドフォーラム(DSLフォーラムとしても知られる)の適切なブロードバンドネットワーク仕様下(例えば、テクニカルレポート069「TR−069」下)での拡張シグナリング及び新たなベンダー固有パラメーターをサポートする必要がある。そのようなサポートは、特にHeMSが第三者によって提供される場合には、必ずしも保証されるとは限らない場合がある。
またさらに、各ホーム基地局がマクロ基地局に対して引き起こすそれぞれの干渉レベルに関係なく、全てのホーム基地局が同等に影響を及ぼされるので、一元化されたUL電力制御方法は結果として、異なるホーム基地局間に、方法固有の不公平をもたらす可能性がある。
それゆえ、本発明は、上記の問題を克服するか、又は少なくとも軽減する移動通信システム、移動通信デバイス、通信ノード及び関連する方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、マクロ基地局がマクロセルを運用する通信システムのためのホーム基地局であって、該ホーム基地局は、マクロセル内に少なくとも部分的に位置するセルを運用する手段と、マクロセル内に少なくとも部分的に位置する少なくとも1つのそれぞれのセルをそれぞれ運用するホーム基地局の数量を識別する情報を取得する手段と、ホーム基地局を介してのリソース使用量を特定する手段と、ホーム基地局の数量を識別する情報と、特定されたリソース使用量とに基づいて、ホーム基地局のためのターゲット電力を設定する手段と、ホーム基地局のために設定されたターゲット電力を少なくとも1つのユーザー通信デバイスに通信する手段と、を備えるホーム基地局が提供される。
本発明の一態様によれば、通信システムのための基地局であって、該基地局は、少なくとも1つのホーム基地局によって運用される少なくとも1つのセルが少なくとも部分的に位置するセルを運用する手段と、少なくとも1つのホーム基地局に、マクロセル内に少なくとも部分的に位置する少なくとも1つのそれぞれのセルをそれぞれ運用するホーム基地局の数量を識別する情報を与え、それにより、ホーム基地局の数量を識別する情報と、少なくとも1つのホーム基地局を介してのリソース使用量とに基づいて、少なくとも1つのホーム基地局によってターゲット電力を設定するのを容易にする手段と、を備える、基地局が提供される。
本発明の一態様によれば、マクロ基地局が、少なくとも1つのホーム基地局によって運用される少なくとも1つのセルが少なくとも部分的に位置するマクロセルを運用する通信システムのための通信デバイスであって、該通信デバイスは、少なくとも1つのホーム基地局によって運用される少なくとも1つのセルを介して他の通信デバイスと通信する手段と、少なくとも1つのホーム基地局からターゲット電力を識別する情報を受信するのに応答して、通信デバイスの送信電力を設定し、それにより、受信したターゲット電力を満たす手段であって、少なくとも1つのホーム基地局から受信されるターゲット電力を識別する情報は、マクロセル内に少なくとも部分的に位置する1つのセルを運用するホーム基地局の数量を識別する情報と、ターゲット電力が受信された少なくとも1つのホーム基地局を介してのリソース使用量とに基づくターゲット電力を識別する、手段と、を備える、通信デバイスが提供される。
本発明の一態様によれば、マクロ基地局がマクロセルを運用する通信システムにおいてホーム基地局によって実行される方法であって、該方法は、マクロセル内に少なくとも部分的に位置するセルを運用することと、マクロセル内に少なくとも部分的に位置する少なくとも1つのそれぞれのセルをそれぞれ運用するホーム基地局の数量を識別する情報を取得することと、ホーム基地局を介してのリソース使用量を特定することと、ホーム基地局の数量を識別する情報と、特定されたリソース使用量とに基づいて、ホーム基地局のためのターゲット電力を設定することと、ホーム基地局のために設定されたターゲット電力を少なくとも1つのユーザー通信デバイスに通信することと、を含む、方法が提供される。
本発明の一態様によれば、通信システムにおいて基地局によって実行される方法であって、該方法は、少なくとも1つのホーム基地局によって運用される少なくとも1つのセルが少なくとも部分的に位置するセルを運用することと、少なくとも1つのホーム基地局に、マクロセル内に少なくとも部分的に位置する少なくとも1つのそれぞれのセルをそれぞれ運用するホーム基地局の数量を識別する情報を与えて、それにより、ホーム基地局の数量を識別する情報と、少なくとも1つのホーム基地局を介してのリソース使用量とに基づいて、少なくとも1つのホーム基地局によってターゲット電力を設定するのを容易にすることと、を含む、方法が提供される。
本発明の一態様によれば、マクロ基地局が、少なくとも1つのホーム基地局によって運用される少なくとも1つのセルが少なくとも部分的に位置するマクロセルを運用する通信システムの通信デバイスによって実行される方法であって、該方法は、少なくとも1つのホーム基地局によって運用される少なくとも1つのセルを介して他の通信デバイスと通信することと、少なくとも1つのホーム基地局からターゲット電力を識別する情報を受信するのに応答して、通信デバイスの送信電力を設定し、それにより、受信したターゲット電力を満たすことであって、少なくとも1つのホーム基地局から受信されるターゲット電力を識別する情報は、マクロセル内に少なくとも部分的に位置する1つのセルを運用するホーム基地局の数量を識別する情報と、ターゲット電力が受信された少なくとも1つのホーム基地局を介してのリソース使用量とに基づくターゲット電力を識別することと、を含む、方法が提供される。
本発明の態様は、対応するシステム、方法、並びに上記で示した又は特許請求の範囲において記載される態様及び可能な形態において記載されるような方法を実行するようにプログラマブルプロセッサをプログラムするように、及び/又は特許請求の範囲のいずれかの請求項において記載される装置を提供するように適切に構成されたコンピューターをプログラムするように動作可能である命令が記憶されたコンピューター可読記憶媒体のようなコンピュータープログラム製品にまで及ぶ。
本明細書(特許請求の範囲を含む)において開示され、及び/又は図面において示される各特徴は、開示され、及び/又は図示される任意の他の特徴から独立して(正:independently of)(又はそれらと組み合わせて)本発明に組み込まれる場合がある。詳細には、限定はしないが、特定の独立請求項に従属する請求項のうちのいずれかの特徴は、任意の組み合わせにおいて又は個々に、その独立請求項に取り込まれる場合がある。
次に、本発明の実施形態を、単に例として、添付の図面を参照しながら説明する。
電気通信システムの概略図である。 図1の電気通信システムのためのマクロ基地局の簡略化されたブロック図である。 図1の電気通信システムのためのスモールセル基地局の簡略化されたブロック図である。 図1の電気通信システムのための移動通信デバイスの簡略化されたブロック図である。 分散電力管理を実施するための手順を示す簡略化されたタイミング図である。 図5の分散電力管理手順において使用するための情報を得るための手順を示す簡略化されたタイミング図である。 図5の分散電力管理手順において使用するための情報を得るための手順を示す簡略化されたタイミング図である。 図5の分散電力管理手順において使用するための情報を得るための手順を示す簡略化されたタイミング図である。
概説
図1は、移動(セルラー)電気通信システム1を概略的に示しており、このシステムでは、複数のユーザー通信デバイス3−1〜3−4のいずれかのユーザーが、この例では、ラージセル基地局5及び複数のスモールセル基地局7−1、7−2及び7−3を含む、複数の基地局5、7のうちの1つ又は複数を介して、他のユーザーと通信することができる。図1に示されるシステムでは、図示される各基地局5、7は、マルチキャリア環境において動作することができる、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)基地局である。
図1では、ラージセル基地局5は、相対的に地理的に大きな「マクロ」セル8を運用する、いわゆる、「マクロ」基地局を含む。図1に示される他の、スモールセル基地局7−1〜7−3はそれぞれ、それぞれのスモール(又は「ピコ」又は「フェムト」)セル9−1〜9−3を運用する、いわゆる、「ホーム」(又は「ピコ」又は「フェムト」)基地局を含む。各基地局5、7は、特にキャリアアグリゲーションが使用される場合に、それぞれの複数のセル(例えば、いわゆる、プライマリセル「PCell」及び/又はセカンダリセル「SCell」)を運用できることが理解されよう。
スモールセル9を提供するために使用される電力は、マクロセル8のために使用される電力に比べて低く、スモールセル9は、それゆえ、マクロセル8に比べて小さい。図1に示されるように、この例では、各スモールセル9の地理的カバレッジは、マクロセル8の地理的カバレッジ内に完全に入るが、スモールセルの地理的カバレッジがマクロセル8の地理的カバレッジと部分的に重なり合う場合があることが理解されよう。
基地局5、7は、いわゆる、「X2」インターフェースによって互いに相互接続され、この「X2」インターフェースを介して、基地局5、7は、互いに直接通信することができる。
ユーザー通信デバイスのうちの1つのユーザー通信デバイス3−4は、マクロセル8内で「マクロユーザー機器(MUE)」として動作しており、マクロ基地局5によってサービングされる。他の通信デバイス3−1〜3−3はそれぞれ、それぞれのスモールセル9−1〜9−3において「ホームユーザー機器(HUE)」として動作しており、それぞれのホーム基地局7−1〜7−3によってそれぞれサービングされる。
図1に示される例では、HUE3−1〜3−3からそれらのそれぞれのホーム基地局7−1〜7−3へのアップリンク通信は、MUE3−4のアップリンク通信と干渉を引き起こし、MUE3−4からのアップリンク通信は、HUE3−2のうちの1つのアップリンク通信との干渉を引き起こす。
有利なことに、移動(セルラー)電気通信システム1は、分散アップリンク電力制御アルゴリズムを利用し、このアルゴリズムにおいて、各ホーム基地局7が、全干渉に対する自らのあり得る寄与を反映する計算に基づいて、それぞれのアップリンクターゲット受信電力を個別に設定することができる。具体的には、それぞれのアップリンクターゲット受信電力が、そのホーム基地局7の場所と、全リソースブロック使用量に対するそのホーム基地局の自らの個別のアップリンク物理リソースブロック使用量寄与とに基づいて適応的に、各基地局7においてそれぞれ設定される。
より具体的には、この例において使用される計算において、ホーム基地局iごとのそれぞれのアップリンクターゲット受信電力(Po_H,i)は以下に基づいて設定される。
(i)マクロ基地局5におけるターゲット受信電力(Po_M)。Po_Mはシステム情報の一部として基地局によってブロードキャストされるセル固有パラメーターである、
(ii)そのホーム基地局7のための内部信号対干渉+雑音比(SINR)パラメーター(Γ)、
(iii)そのホーム基地局7の「ホーム」ユーザー通信デバイス(HUE)3−1〜3−3とマクロ基地局5との間の経路損失の指標(LM,i)(マクロ基地局5のための経路損失補償係数(α)によって適切に変更される)、
(iv)「ホーム」ユーザー通信デバイス(HUE)3−1〜3−3とそのホーム基地局7との間の経路損失の指標(LH,i)(ホーム基地局7のための経路損失補償係数(α)によって適切に変更される)、
(v)ホーム基地局の自らの個別アップリンク物理リソースブロック使用量の指標(UH,i)、及び、
(vi)稼動中のHUE3−1〜3−3を有する、マクロ基地局5のセル8内のホーム基地局7の数。
ホーム基地局によってサービングされるユーザー通信デバイス(HUE)は、ホーム基地局及びマスター基地局の両方に関する基準信号受信電力(RSRP)の被測定値を報告する。ホーム基地局は、その基準信号電力からRSRPを減算することによってLH,iを計算し、マスター基地局によってブロードキャストされる基準信号電力からRSRPを減算することによって、LM,iを計算する。経路損失補償係数は、より高位のレイヤによって与えられるセル固有パラメーターである。
上記の1組のパラメーターは特に有用であるが、ホーム基地局ごとのそれぞれのアップリンクターゲット受信電力(Po_H,i)は、異なる拡張された、又は簡略化された1組のパラメーターに基づいて設定することができ、それでも、全干渉に対するそのホーム基地局の自らのあり得る寄与を十分に反映できることが理解されよう。例えば、稼働中のHUEを有するマクロ基地局5のセル8内のホーム基地局7の数の代わりに、その計算は、それらが稼動中のユーザーを有するか否かに関係なく、マクロ基地局5のセル8内のホーム基地局7の数に基づくことができる。
分散アップリンク電力制御アルゴリズムの実施をサポートするために、通信システム1のマクロ基地局5及びホーム基地局7は、X2インターフェースを介して、マクロセル内の、稼動中のホームユーザー通信デバイス(HUE)3−1〜3−3を有するホーム基地局の数(N)を交換するように構成されることが有益である。有利なことに、そのような交換は、マクロ基地局5と各ホーム基地局7との間で(それぞれのマクロ基地局/ホーム基地局X2インターフェースを介して)行うことができる。また、そのような交換は、マクロ基地局5とホーム基地局7のサブセットのうちの1つ又は複数のホーム基地局との間で、並びに稼動中のHUE3−1〜3−3を有するホーム基地局の数(N)を受信するホーム基地局7と、別のホーム基地局7との間で(例えば、ホーム基地局/ホーム基地局X2インターフェースを介して)行うこともできる。
それゆえ、分散アップリンク電力制御アルゴリズムは、マクロセル内の全干渉に対するホーム基地局の自らの個別の寄与に基づいて、ホーム基地局のより公平な取扱いを確実にするのを助けることがわかる。
これは、限定はしないが、干渉管理のためにUL電力制御の目的を果たすホーム基地局管理システム(HeMS)を不要にすること(又は少なくとも必要性を低減すること)と、ホーム基地局と任意のホーム基地局管理システムとの間のシグナリングトラフィック負荷を著しく低減することと、ホーム基地局と任意のホーム基地局管理システムとの間の同期を不要にするか又はその必要性を少なくとも軽減することとを含む、現在提案されているシステムより優れた幾つかの利点を提供する。
マクロ基地局
図2は、図1に示されるマクロ基地局5の主要構成要素を示すブロック図である。マクロ基地局5は、送受信機回路231を備えるE−UTRAN基地局を含み、送受信機回路は、複数のアンテナ233を介して、移動通信デバイス3に対して信号を送受信するように動作可能である。また、基地局5は、ネットワークインターフェース235を介して、コアネットワークに対して信号を送受信するように動作可能であり、X2インターフェース236を介して他のマクロ又はホーム基地局に対して信号を送受信するように動作可能である。
送受信機回路231の動作は、メモリ239に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラー237によって制御される。
ソフトウェアは、数ある中でも、オペレーティングシステム241、通信制御モジュール242、X2通信モジュール243及びブロードキャスト通信モジュール245を含む。
通信制御モジュール242は、マクロセル8内の移動通信デバイス3−4との通信、及び関連するインターフェース235及び236を介してのコアネットワーク及び他の基地局との通信を制御するように動作可能である。
X2通信モジュール243は、通信制御モジュール242の一部を形成し、X2インターフェース236を介しての他のマクロ又はホーム基地局との通信を管理し、ブロードキャスト通信モジュール245は、例えば、システム情報ブロック(SIB)の形のシステム情報に関する、アンテナを介してのブロードキャスト通信を管理する。
ホーム基地局
図3は、図1に示されるホーム基地局7の主要構成要素を示すブロック図である。各ホーム基地局7は、送受信機回路331を備えるE−UTRANホーム基地局を含み、送受信機回路331は、少なくとも1つのアンテナ333を介して、その基地局のセル9内で動作している通信デバイス3−1〜3−3に対して信号を送受信するように動作可能である。また、基地局7は、ネットワークインターフェース335を介してコアネットワークを介してコアネットワークに対して信号を送受信するように動作可能であり、X2インターフェース336を介して、マクロ又はホーム基地局に対して信号を送受信するように動作可能である。
送受信機回路331の動作は、メモリ339に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラー337によって制御される。
ソフトウェアは、数ある中でも、オペレーティングシステム341、通信制御モジュール342、X2通信モジュール343、NMMモジュール345、HeMB数取得モジュール347、PRB使用量特定モジュール349、経路損失判断モジュール351、パラメーター記憶モジュール353及びターゲット受信電力設定モジュール355を含む。
通信制御モジュール342は、ホーム基地局7によって運用されるセル9内の通信デバイス3−1〜3−3との通信、及び関連するインターフェース335及び336を介してのコアネットワーク及び他の基地局との通信を制御するように動作可能である。
X2通信モジュール343は、通信制御モジュール342の一部を形成し、X2インターフェース336を介しての他の基地局との通信を管理する。
NMMモジュール345は、システム情報ブロック(SIB)内のシステム情報ブロードキャストの監視のような、ネットワークモニターモード(NMM)機能を取り扱う。HeNB数取得モジュール347は、マクロセル8内のホーム基地局の全数、及び/又は稼動中のユーザーを有する、マクロセル8内のホーム基地局の全数を取得する。PRB使用量特定モジュール349は、ホーム基地局7によるアップリンクPRB使用量(UH,i)(及び他のPRB使用量)を特定する。経路損失判断モジュール351は、そのホーム基地局7のホームユーザー通信デバイス(HUE)3−1〜3−3とマクロ基地局5との間の通信に関する経路損失指標(LM,i)、及びホームユーザー通信デバイス(HUE)3−1〜3−3とそのホーム基地局7との間の経路損失の指標(LH,i)を測定するか、又は別の方法で判断する。
パラメーター記憶モジュール353は、マクロ基地局5におけるターゲット受信電力(Po_M)、ホーム基地局7のための内部信号対干渉+雑音比(SINR)パラメーター(Γ)、マクロ基地局5及びホーム基地局7のための経路損失補償係数(α、α)を含む、適切なターゲット受信電力の計算のために必要とされる他のパラメーターを記憶する。
ターゲット受信電力設定モジュール355は、マクロ基地局5におけるターゲット受信電力(Po_M)、ホーム基地局7のための内部信号対干渉+雑音比(SINR)パラメーター(Γ)、そのホーム基地局7の「ホーム」ユーザー通信デバイス(HUE)3−1〜3−3とマクロ基地局5との間の経路損失の指標(LM,i)(マクロ基地局5のための経路損失補償係数(α)によって適切に変更される)、「ホーム」ユーザー通信デバイス(HUE)3−1〜3−3とそのホーム基地局7との間の経路損失の指標(LH,i)(ホーム基地局7のための経路損失補償係数(α)によって適切に変更される)、ホーム基地局の自らの個別アップリンク物理リソースブロック使用量の指標(UH,i)、及びマクロ基地局5のセル8内のホーム基地局7の数(例えば、稼働中のHUE3−1〜3−3を有する)、に基づいてターゲット受信電力を設定する。
また、ターゲット受信電力設定モジュール355は、ホーム基地局7とそのセル9内のHUE3−1〜3−3との間の通信も管理して、ターゲット受信電力設定モジュール355によって設定されたターゲット受信電力を満たすようにこれらのHUEの送信電力を調整する。
移動通信デバイス
図4は、図1に示されるユーザー通信デバイス3の主要構成要素を示すブロック図である。各ユーザー通信デバイス3は移動(又は「セル」)電話を含む。ユーザー通信デバイス3は送受信機回路451を備え、送受信機回路451は、ユーザーから入力を受信し、ユーザーに出力を与えるための少なくとも1つのアンテナ453及びユーザーインターフェース452を介して、基地局5、7に対して信号を送受信するように動作可能である。
送受信機回路451の動作は、メモリ459に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラー457によって制御される。
ソフトウェアは、数ある中でも、オペレーティングシステム451、通信制御モジュール462、及び送信電力設定モジュール465を含む。
通信制御モジュール442は、基地局5、7との通信を制御するように動作可能であり、送信電力設定モジュールは、基地局5,7における任意のターゲット受信電力要求を満たすために、ユーザー通信デバイス3の送信機電力を設定するために基地局5、7との通信を管理する。
動作
ここで、分散アップリンク電力制御機構を適用する動作が、例示にすぎないが、図5を参照しながら更に詳細に説明されることになり、図5は、分散アップリンク電力制御機構を実施する単一のホーム基地局7が従う手順を示す簡略化されたタイミング図である。
図5において見られるように、ホーム基地局7−1は、S500において、経路損失を計算し、その後、S501において、稼動中のユーザーを有する、マクロセル8内のホーム基地局7の数Nを取得する。
この例では、ホーム基地局7の数Nがマクロ基地局5から取得されるが、別のホーム基地局7から取得される場合があることが理解されよう。さらに、稼動中のユーザーを有するホーム基地局7の数の代わりに、ホーム基地局7の全数(それらのホーム基地局が稼動中のユーザーを有するか否かに関係なく)を取得することができ、ターゲット受信電力の後続の計算において使用できることが理解されよう。
ホーム基地局7−1は、S503において、そのUL PRB使用量を計算し、それに応じて、S505において、そのターゲットUL受信電力を設定する。この例では、ホーム基地局iごとのターゲットUL受信電力(Po_H,i)は、以下の式を用いて設定される。
Figure 2017531384
ただし、
●Po_Mはマクロ基地局5におけるターゲット受信電力であり、
●Γは、そのホーム基地局iのための内部信号対干渉+雑音比(SINR)パラメーターであり、ホーム基地局iの使用量を考慮に入れたときの、マクロ基地局におけるマクロサーブド(macro served)ユーザー通信デバイス(MUE)のSINRを表し、
●LM,iは、ホーム基地局iの「ホーム」ユーザー通信デバイス(HUE)とマクロ基地局5との間の経路損失の指標であり、
●αは、マクロ基地局5のための経路損失補償係数であり、
●LH,iは、「ホーム」ユーザー通信デバイス(HUE)とそのホーム基地局iとの間の経路損失の指標であり、
●αは、ホーム基地局7のための経路損失補償係数であり、
●UH,iは、ホーム基地局の自らの個別アップリンク物理リソースブロック使用量の指標であり、
●Nは、稼動中のHUEを有するマクロ基地局5のセル8内のホーム基地局7の取得された数である。
S505においてターゲットUL受信電力が設定されると、ホーム基地局7−1は、その基地局のセル9−1内のHUE(複数の場合もある)3−1と通信して、送信電力を適切に調整し、それにより、干渉を軽減する。通常、ホーム基地局7−1は、ターゲット受信電力が低減されるときに、範囲内の全てのユーザー通信デバイスにターゲット受信電力Po_H,i値をブロードキャストし、影響を及ぼされるユーザー通信デバイスは、対応する量だけ送信電力を低減し、それにより、マクロ基地局への干渉を低減する。具体的には、Po_H,iに基づいて、各ユーザー通信デバイス(HUE)は、以下のように、自らの送信電力を計算することになる。
Figure 2017531384
ただし、Ptx[dBm]は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の送信電力であり、PMax[dBm]は構成される最大UE送信電力であり、Mは、ユーザー及びサブフレームのためのスケジューリングされた物理リソースブロック(PRB)の数において表されるPUSCHリソース割当ての帯域幅であり、P[dBm]はターゲット受信電力(ユーザー又はセル固有)であり、αはセル固有経路損失補償係数であり、PL[dB]は、UEにおいて計算されたダウンリンク経路損失推定であり、ΔTF[dB]は、変調及びコーディング方式(MCS)によって決まるユーザー固有パラメーターであり、f[dB]は、ユーザー固有補正である。全体として、電力制御式は、開ループ(P+α.PL)成分及び閉ループ(f)成分からなる。開ループ成分は、全てのユーザーに対するターゲット受信電力を決定し、シャドーイングを含む経路損失の低速変化によって補償され、一方、閉ループは、ユーザー固有調整のために使用される。
その手順は順番に説明されてきたが、ステップのうちの幾つかは、並行して、又は異なる順序において行うことができることが理解されよう。例えば、経路損失(S500)及びUL PRB使用量(S505)の特定は、アップリンクターゲット受信電力を設定する(S507)前の任意の適切な時点において行うことができる。
ターゲットUL受信電力式の導出
読み進めている当業者を支援するために、ここで、ターゲットUL受信電力式(1)の導出が提供されることになる。
その導出は、以下のような、マクロサーブドユーザーデバイスのためのマクロ基地局5における所望のUL受信電力SM,iに関する式と、ホームユーザー通信デバイス3−1〜3−3からマクロ基地局5において受信されたUL干渉電力IH,iに関する式とから開始する。
Figure 2017531384
ただし、式(2)及び式(3)が以下において、dB量ではなく、線形量を用いて書かれる場合、上付き波形符号が線形量を表す。上記で説明されたように、Po_H,iは、ホーム基地局iごとのターゲットUL受信電力であり、Po_Mはマクロ基地局5におけるターゲット受信電力であり、LM,iはそのホーム基地局iの「ホーム」ユーザー通信デバイスとマクロ基地局5との間の経路損失の指標であり、αは、マクロ基地局5のための経路損失補償係数であり、LH,iは、「ホーム」通信デバイスとそのホーム基地局iとの間の経路損失の指標であり、αは、ホーム基地局7のための経路損失補償係数である。
マクロ基地局5におけるマクロサーブドユーザー通信デバイス(MUE)3−1の(線形)SINRは、各ホーム基地局7の使用量係数を考慮に入れて、
Figure 2017531384
である。ただし、上記で説明されたように、Nはマクロセル内のホーム基地局7の数であり(不可欠ではないが、通常、稼動中のユーザーを有する数を含む)、UH,iは、ホーム基地局iの個別アップリンク物理リソースブロック使用量の指標である。
Figure 2017531384
その際、オペレータ構成可能パラメーターβの形で制約が加えられ、そのパラメーターは、以下のように、全てのホーム基地局の場合に一定であり、0以上、かつ1以下の範囲内にある。
Figure 2017531384
したがって、β=0である場合には、これは、マクロ基地局5において受信された(線形)UL干渉電力IH,iが、全ての基地局の場合に一定であることを意味する。一方、β>0である場合には、各ホーム基地局の受信電力ターゲットを、(UH,iβに比例して低減することができること(それゆえ、低いPRB使用量を有するホーム基地局ほど、高い受電力ターゲットを使用するのを許される可能性があること)を意味する。
したがって、式(5)のSINR条件は、以下のように書き換えることができる。
Figure 2017531384
各辺のlog10をとり、整理し直すと、以下の式が与えられる。
Figure 2017531384
そして、その後、Cに代入すると、以下の式が与えられる。
Figure 2017531384
予想されるように、β=0である場合には、この結果として、全てのホーム基地局のためのUL PRB使用量の総和(総計)に基づいて、全てのホーム基地局において同じターゲット受信電力が適用される。しかしながら、β=1に設定する結果として、以下に繰り返されるように、式(1)が生じる。
Figure 2017531384
したがって、UL PRB使用量の総和(総計)に基づいて、全てのホーム基地局の場合に同じであるターゲット受信電力の代わりに、特定のホーム基地局において個別のPRB使用量に基づいて、ターゲット受信電力が異なる(すなわち、
Figure 2017531384
の代わりに、UH,iNが使用される)。
「N」を取得する
上記で説明されたように、ホーム基地局7がターゲット受信電力を設定するための計算を行うために、ホーム基地局は、マクロセル8内のホーム基地局の推定数又は実際の数Nを取得する必要がある。これを達成することができる幾つかの方法がある。
X2設定要求メッセージの現在の情報要素(IE)の再利用
一例では、図6に示されるように、マクロセル8内のホーム基地局(稼動中のユーザーを有するホーム基地局、又は全てのホーム基地局のいずれか)の数Nに関する情報は、マクロ基地局5からターゲット受信電力を設定するための計算を行うそのホーム基地局7に、又は別のホーム基地局7からそのホーム基地局7に、適切なX2メッセージにおいて与えられる。具体的には、この例において、分散UL電力制御技法は、有益なことに、計算を行うホーム基地局7に通知するために、既存のX2メッセージ(X2設定要求)を利用する。X2設定要求メッセージは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術標準規格(TS)36.423のセクション9.1.2.3において規定されている。
3GPP TS36.423において規定されているように、X2設定要求メッセージは、トランスポートネットワークレイヤ「TNL」関連のための初期化情報を転送するために、eNBによって隣接eNBに送信される。X2設定要求メッセージの現在のバージョンの内容は、以下の表1(a)及び表1(b)において要約される。
しかしながら、現在のX2設定要求メッセージとは異なり、マクロセル8内のホーム基地局の数Nは、隣接情報の情報要素の一部として(すなわち、512の現在の最大値の代わりに)「maxnoofNeighbours」を使用することによって与えられる。ホーム基地局7が、X2設定要求メッセージ内の隣接セルのリストにおいてホーム基地局7が位置するセル8を運用するマクロ基地局5を識別できるようにするために、X2設定要求メッセージにおいて、E−UTRANセルグローバル識別子(ECGI)がホーム基地局7に送信され、それにより、ターゲット受信電力を設定するホーム基地局7が、そのマクロ基地局5のセル8内に存在するホーム基地局7の数を特定できるようにする。
具体的には、3GPP TS36.423のセクション9.2.14(以下の表2において繰り返される)において示されるように、表1(a)において参照されるECGIが基にするE−UTRANセル識別子の左端ビットは、3GPP TS36.423の9.2.22(以下の表3において繰り返される)において規定されるグローバルeNB ID IEに含まれるeNB ID IEの値に対応する。マクロeNB IDはECGI IEに含まれるE−UTRANセル識別子IEの値の左端の20ビットに等しく、一方、ホームeNB IDは、ECGI IEに含まれるE−UTRANセル識別子IEの全値(全28ビット)に等しい。
Figure 2017531384
Figure 2017531384
Figure 2017531384
Figure 2017531384
現在のX2設定要求メッセージにおける新たなIE
上記の例の変形形態では、図7に示されるように、X2設定要求メッセージ内に、マクロセル8内のホーム基地局(稼動中のユーザーを有するホーム基地局、又は全てのホーム基地局のいずれか)の数Nの値を搬送するための新たな専用の情報要素が設けられる。そのような新たな専用の情報要素の名称は、当然、或る程度恣意的であるが、以下の表4に示されるような「NumofHeNBinMacro」等と呼ばれることになると予想され、表4は表1(a)の変更された抜粋である。マクロ基地局5は、X2設定要求メッセージ内にそのようなIEを含めることを義務付けられる場合があり、ホーム基地局の場合には、ホーム基地局7間で交換するためのX2設定要求メッセージ内にそのようなIEを含めることはオプションの要件であることが理解されよう。
Figure 2017531384
ネットワーク監視モード(NMM)の使用
別の変形形態では、図8に示されるように、ホーム基地局7は、有利なことに、いわゆる、「ネットワーク監視モード」(NMM)を利用して、マクロセル8内のホーム基地局の数Nを取得することができる。マクロセル8内のホーム基地局7の数Nを取得するための他の方法のうちの1つ又は複数に加えて、又はその代わりに、これを提供できることが理解されよう。
この場合、3GPP TS36.331のセクション6.3.1に示されるような、周波数内セル再選択のために、以下の表5(a)〜表5(c)に示されるような、第4のタイプのシステム情報ブロック(SIB4−IE「SystemInformationBlockType4」を使用して、ホーム基地局7は、ネットワーク監視モード(NMM)を用いて、マクロ基地局5によってブロードキャストされる隣接する周波数内セルに関する情報を入手することになる。IE SystemInformationBlockType4は、周波数内セル再選択に関係する隣接セル関連情報を含む。そのIEは、固有の再選択パラメーターを有するセル及びブラックリストに載せられたセルを含み、以下に表5(a)〜表5(c)に示される。
しかしながら、SIB4情報は、物理セルID(「physCellId」)リストしか与えないので、ホーム基地局7は、有益なことに、マクロ基地局5のPCIリストとホーム基地局7のPCIリストとを区別する。具体的には、NMM手順を開始する前に、ネットワーク管理システムが、セルタイプ情報に基づいて、PCIリソースを分割し、それにより、マクロ基地局5は、ホーム基地局7に割り振られたPCI範囲と比べて異なるPCI範囲を割り当てられることになる。それゆえ、このようにして、隣接セル9のSIB4情報を聴取するとき、ホーム基地局は、ホーム基地局を識別し、それゆえ、サービングマクロ基地局5のセル8内の隣接するホーム基地局の数を取得するために、マクロ基地局及びホーム基地局のPCI範囲を区別することができる。
Figure 2017531384
Figure 2017531384
Figure 2017531384
変更形態及び代替形態
上記で詳細な実施形態が説明された。当業者であれば理解するように、上記の実施形態及び変形形態に対し、これらの実施形態及び変形形態において具現化される本発明から依然として利益を受けながら、複数の変更及び代替を行うことができる。
上記の実施形態では、本質的に移動電話に基づく電気通信システムが説明された。当業者であれば理解するように、本出願において説明されるシグナリング技法は、他の通信システムにおいて用いることができる。他の通信ノード又はデバイスには、例えば、携帯情報端末、ラップトップコンピューター、ウェブブラウザー等のようなユーザーデバイスを含めることができる。当業者であれば理解するように、そのシステムを用いて、移動通信デバイスに加えて、又はその代わりに、1つ又は複数の固定コンピューティングデバイスを有するネットワーク内のカバレッジを提供できる。
上記の実施形態では、基地局5、7及び移動通信デバイス3は、それぞれ送受信機回路部を備える。通常、この回路部は専用ハードウェア回路によって形成される。しかしながら、幾つかの実施形態では、送受信機回路部の一部を、対応するコントローラーによって実行されるソフトウェアとして実装することができる。
上記の実施形態では、複数のソフトウェアモジュールが説明された。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイル済みの形式又は未コンパイルの形式において与えることができ、コンピューターネットワークを介して信号として、又は記録媒体において基地局又はユーザー通信デバイスに供給することができる。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ又は複数の専用のハードウェア回路を用いて実行することができる。
上記の各実施形態において、実施形態の処理は、コンピューター実行可能コマンドでコーディングされたプログラム、ソフトウェア又はコンピューター可読媒体によって実行することができる。記憶媒体は、光ディスク、フロッピー(商標)ディスク及びハードディスクのようなポータブル記録媒体だけでなく、データを一時的に記録し、保持するネットワーク及び他の伝送媒体も含む。
本発明は、実施形態によってこれまで説明されてきたが、本発明は、上記の実施形態に限定されない。本発明の範囲内で、本発明の構成及び細部に、当業者によって理解することができる種々の変更を加えることができる。種々の他の変更形態は当業者には明らかであり、ここでは、これ以上詳しくは説明しない。
本出願は、2014年9月30日に出願された英国特許出願第1417245.6号を基礎としており、この英国特許出願の優先権の利益を主張する。この英国特許出願の開示は、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。
ソフトウェアは、数ある中でも、オペレーティングシステム461、通信制御モジュール462、及び送信電力設定モジュール465を含む。
Figure 2017531384

Claims (26)

  1. マクロ基地局がマクロセルを運用する通信システムのためのホーム基地局であって、該ホーム基地局は、
    前記マクロセル内に少なくとも部分的に位置するセルを運用する手段と、
    前記マクロセル内に少なくとも部分的に位置する少なくとも1つのそれぞれのセルをそれぞれ運用するホーム基地局の数量を識別する情報を取得する手段と、
    前記ホーム基地局を介してのリソース使用量を特定する手段と、
    前記ホーム基地局の数量を識別する情報と、前記特定されたリソース使用量とに基づいて、前記ホーム基地局のためのターゲット電力を設定する手段と、
    前記ホーム基地局のために設定された前記ターゲット電力を少なくとも1つのユーザー通信デバイスに通信する手段と、
    を備える、ホーム基地局。
  2. 前記取得する手段は、前記マクロセルを運用する前記マクロ基地局から前記情報を取得するように動作可能である、請求項1に記載のホーム基地局。
  3. 前記取得する手段は、前記マクロ基地局とのX2インターフェースを介して前記情報を取得するように動作可能である、請求項2に記載のホーム基地局。
  4. 前記取得する手段は、X2インターフェースを介して受信されるX2設定要求メッセージから前記情報を取得するように動作可能である、請求項3に記載のホーム基地局。
  5. 前記取得する手段は、前記X2設定要求メッセージ内の少なくとも1つの隣接情報の情報要素(IE)から前記情報を取得するように動作可能である、請求項4に記載のホーム基地局。
  6. 前記取得する手段は、前記X2設定要求メッセージにおいて報告される複数の異なる基地局ごとのそれぞれの隣接情報から前記数量を特定することによって、前記情報を取得するように動作可能である、請求項5に記載のホーム基地局。
  7. 前記取得する手段は、基地局ごとの隣接情報において与えられるそれぞれのグローバル識別子(例えば、E−UTRANセルグローバル識別子(ECGI))を参照することによって、前記X2設定要求メッセージにおいて、ホーム基地局のための隣接情報と、マクロ基地局のための隣接情報とを区別し、それによって前記数量を特定するように動作可能である、請求項6に記載のホーム基地局。
  8. 前記取得する手段は、ホーム基地局の前記数量を報告するための専用の少なくとも1つの情報要素(IE)から前記情報を取得するように動作可能である、請求項4又は5に記載のホーム基地局。
  9. 前記取得する手段は、前記マクロ基地局によってブロードキャストされるシステム情報から前記情報を取得するように動作可能である、請求項2〜8のいずれか一項に記載のホーム基地局。
  10. 前記取得する手段は、システム情報ブロック(SIB)において与えられる前記システム情報を取得するように動作可能である、請求項9に記載のホーム基地局。
  11. 前記取得する手段は、隣接セル関連情報(例えば、周波数内セル再選択に関係した隣接セル関連情報)を与えるための専用のSIBタイプ(例えば、3GPP標準規格下のSIBタイプ4)の前記SIBを取得するように動作可能である、請求項10に記載のホーム基地局。
  12. 前記特定する手段は、前記ホーム基地局を介してのアップリンクリソース使用量を特定するように動作可能である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のホーム基地局。
  13. 前記特定する手段は、前記ホーム基地局を介しての物理リソースブロック使用量を特定するように動作可能である、請求項1〜12のいずれか一項に記載のホーム基地局。
  14. 前記ターゲット電力を設定する手段は、
    前記マクロ基地局におけるターゲット受信電力と、
    前記ホーム基地局のための内部信号対干渉+雑音比(SINR)パラメーターと、
    前記ホーム基地局によってサービングされるユーザー通信デバイスと、前記マクロ基地局との間の経路損失の指標と、
    前記マクロ基地局のための経路損失補償係数と、
    前記ホーム基地局によってサービングされるユーザー通信デバイスと、前記ホーム基地局との間の経路損失の指標と、
    前記ホーム基地局のための経路損失補償係数と、
    のうちの少なくとも1つに更に基づいて、前記基地局のための前記ターゲット電力を設定するように動作可能である、請求項1〜13のいずれか一項に記載のホーム基地局。
  15. 前記基地局のために設定される前記ターゲット電力は、アップリンク受信ターゲット電力である、請求項1〜14のいずれか一項に記載のホーム基地局。
  16. 前記ターゲット電力を設定する手段は、式に基づいて前記基地局のための前記ターゲット電力を設定するように動作可能である、請求項1〜15のいずれか一項に記載のホーム基地局。
  17. 前記ターゲット電力を設定する手段は、式に基づいて前記基地局のための前記ターゲット電力を設定するように動作可能である、請求項16に記載のホーム基地局。
  18. 前記ターゲット電力を設定する手段は、以下の式に基づいて前記基地局のための前記ターゲット電力を設定するように動作可能であり、
    Figure 2017531384

    ただし、Po_H,iは、前記ホーム基地局におけるターゲット受信電力であり、Po_M,iは前記マクロ基地局における前記ターゲット受信電力であり、Γは、ホーム基地局iのための内部信号対干渉+雑音比(SINR)パラメーターであり、LM,iは、ホーム基地局iによってサービングされるユーザー通信デバイスと前記マクロ基地局との間の経路損失の指標であり、αは、前記マクロ基地局のための経路損失補償係数であり、LH,iは、前記ホーム基地局によってサービングされる前記ユーザー通信デバイスと前記ホーム基地局との間の経路損失の指標であり、αは、前記ホーム基地局のための経路損失補償係数であり、UH,iは、ホーム基地局の自らの個別アップリンク物理リソースブロック使用量の指標であり、Nは、ホーム基地局の取得された数量である、請求項17に記載のホーム基地局。
  19. 前記取得する手段が取得するように動作可能である、前記取得されたホーム基地局の数量は、前記マクロセル内に少なくとも部分的に位置し、少なくとも1つの稼動中の通信デバイスをサービングしている少なくとも1つのそれぞれのセルをそれぞれ運用するホーム基地局の数量である、請求項1〜18のいずれか一項に記載のホーム基地局。
  20. 通信システムのための基地局であって、該基地局は、
    少なくとも1つのホーム基地局によって運用される少なくとも1つのセルが少なくとも部分的に位置するセルを運用する手段と、
    前記少なくとも1つのホーム基地局に、マクロセル内に少なくとも部分的に位置する少なくとも1つのそれぞれのセルをそれぞれ運用するホーム基地局の数量を識別する情報を与え、それにより、ホーム基地局の数量を識別する前記情報と、前記少なくとも1つのホーム基地局を介してのリソース使用量とに基づいて、前記少なくとも1つのホーム基地局によってターゲット電力を設定するのを容易にする手段と、
    を備える、基地局。
  21. マクロ基地局が、少なくとも1つのホーム基地局によって運用される少なくとも1つのセルが少なくとも部分的に位置するマクロセルを運用する通信システムのための通信デバイスであって、該通信デバイスは、
    前記少なくとも1つのホーム基地局によって運用される前記少なくとも1つのセルを介して他の通信デバイスと通信する手段と、
    前記少なくとも1つのホーム基地局からターゲット電力を識別する情報を受信するのに応答して、前記通信デバイスの送信電力を設定し、それにより、前記受信したターゲット電力を満たす手段であって、前記少なくとも1つのホーム基地局から受信される前記ターゲット電力を識別する情報は、前記マクロセル内に少なくとも部分的に位置する1つのセルを運用するホーム基地局の数量を識別する情報と、前記ターゲット電力が受信された前記少なくとも1つのホーム基地局を介してのリソース使用量とに基づくターゲット電力を識別する、手段と、
    を備える、通信デバイス。
  22. 請求項1〜19のいずれか一項に記載のホーム基地局と、請求項20に記載の基地局を含むマクロ基地局と、請求項21による通信デバイスと、を備える、通信システム。
  23. マクロ基地局がマクロセルを運用する通信システムにおいてホーム基地局によって実行される方法であって、該方法は、
    前記マクロセル内に少なくとも部分的に位置するセルを運用することと、
    前記マクロセル内に少なくとも部分的に位置する少なくとも1つのそれぞれのセルをそれぞれ運用するホーム基地局の数量を識別する情報を取得することと、
    前記ホーム基地局を介してのリソース使用量を特定することと、
    前記ホーム基地局の数量を識別する情報と、前記特定されたリソース使用量とに基づいて、前記ホーム基地局のためのターゲット電力を設定することと、
    前記ホーム基地局のために設定された前記ターゲット電力を少なくとも1つのユーザー通信デバイスに通信することと、
    を含む、方法。
  24. 通信システムにおいて基地局によって実行される方法であって、該方法は、
    少なくとも1つのホーム基地局によって運用される少なくとも1つのセルが少なくとも部分的に位置するセルを運用することと、
    前記少なくとも1つのホーム基地局に、マクロセル内に少なくとも部分的に位置する少なくとも1つのそれぞれのセルをそれぞれ運用するホーム基地局の数量を識別する情報を与えて、それにより、前記ホーム基地局の数量を識別する情報と、前記少なくとも1つのホーム基地局を介してのリソース使用量とに基づいて、前記少なくとも1つのホーム基地局によってターゲット電力を設定するのを容易にすることと、
    を含む、方法。
  25. マクロ基地局が、少なくとも1つのホーム基地局によって運用される少なくとも1つのセルが少なくとも部分的に位置するマクロセルを運用する通信システムの通信デバイスによって実行される方法であって、該方法は、
    前記少なくとも1つのホーム基地局によって運用される前記少なくとも1つのセルを介して他の通信デバイスと通信することと、
    前記少なくとも1つのホーム基地局からターゲット電力を識別する情報を受信するのに応答して、前記通信デバイスの送信電力を設定し、それにより、前記受信したターゲット電力を満たすことであって、前記少なくとも1つのホーム基地局から受信される前記ターゲット電力を識別する情報は、前記マクロセル内に少なくとも部分的に位置する1つのセルを運用するホーム基地局の数量を識別する情報と、前記ターゲット電力が受信された前記少なくとも1つのホーム基地局を介してのリソース使用量とに基づくターゲット電力を識別することと、
    を含む、方法。
  26. プログラマブル処理装置に請求項23〜25のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピューター実施可能命令を含む、コンピュータープログラム製品。
JP2017514373A 2014-09-30 2015-09-17 ホーム基地局のためのアップリンクターゲット受信電力を設定するためのホーム基地局、通信システム、方法及びプログラム Active JP6493521B2 (ja)

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