JP2017529955A - 飲料調製マシンの抽出ユニット - Google Patents

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Abstract

カプセルから飲料の原材料を抽出するための、飲料調製マシンの抽出ユニットであって、カプセル受け取り位置とカプセル抽出位置との間で移動するように動作可能な、カプセルホルダと、カプセル受け取り位置とカプセル抽出位置との間でカプセルホルダを作動させるように動作可能なカプセルホルダ装填システムとを備え、このカプセルホルダ装填システムは、アクチュエータユニット及び装填機構を備え、アクチュエータユニットは、装填機構を作動させ、装填機構は、遊星歯車列及びリニアアクチュエータを備え、アクチュエータユニットは、遊星歯車列に回転運動を供給し、遊星歯車列は、上述の回転運動を低速化させ、リニアアクチュエータは、上述の低速化された回転運動を受け、その低速化された回転運動を、直線運動に変換し、前記直線運動を前記カプセルホルダにつなげる、抽出ユニット。【選択図】 図2

Description

本発明は、飲料の調製の間に、カプセルから飲料の原材料を抽出するための、抽出ユニットを備える飲料調製マシンに関する。
飲料調製用マシンは、その飲料、例えば、コーヒー、紅茶、又はスープの、1回量の原材料を含むカプセルを使用して動作するように構成されることが、ますます増えてきている。調製の間、マシンの抽出ユニットは、例えば溶解によって、そのカプセルから少なくとも部分的に原材料を抽出する。そのようなマシンの例は、欧州特許第2393404(A1)号、同第2470053(A1)号、同第2533672(A1)号、同第2509473(A1)号、同第2685874(A1)号に提示されている。これらのマシンの人気の高まりは、部分的には、従来の飲料調製マシン、例えば、直火式エスプレッソメーカー、又は手動操作式カフェティエ(フレンチプレス)と比較して、ユーザ利便性が向上していることに起因し得る。これはまた、部分的には、そのマシンの向上した淹出プロセスにも起因し得るものであり、そのプロセスでは、カプセルが抽出ユニットに挿入され、カプセル内に作製された入口内に温水が注入され、カプセル内部の原材料が、その温水によって、カプセル内に作製された出口を通って抽出され、淹出された飲料が、その出口の温水から収集される。このプロセスの間、マシンの動作パラメータを、その内部の特定のカプセル及び/又は原材料に適合させることにより、飲料の味を向上させることができる。例えば、これらの動作パラメータは、入口及び出口での水温と、予備湿潤持続時間と、流水速度と、水量と、淹出プロセスの間の他の動作に関するパラメータとを含み得る。この方式で、淹出プロセスが最適化される。
上述の飲料マシンは、カプセルを受け、そのカプセルから原材料を抽出するべく処理するように動作可能な抽出ユニットを備える。この抽出ユニットは、カプセル受け取り位置とカプセル抽出位置との間で移動するように動作可能であり、カプセル抽出位置からカプセル受け取り位置に移動する場合、抽出ユニットは、カプセル排出位置を通過して、又はカプセル排出位置まで移動させることができ、そのカプセル排出位置で、使用済みカプセルを抽出ユニットから排出することができる。より詳細には、この抽出ユニットは、一般に、上述のカプセル受け取り位置及びカプセル抽出位置を実行するべく移動するように動作可能なカプセルホルダと、上述の位置の間でカプセルホルダを駆動するように動作可能なカプセルホルダ装填システムとを備える。
国際公開第2013/042016号は、カプセルホルダ装填システムによってカプセルホルダが駆動される、抽出ユニットを開示しており、このカプセルホルダ装填システムは、モータの回転運動を、カプセルホルダを駆動する直線往復運動に変換するための機構を備える。より詳細には、モータが、駆動シャフトの滑車に掛け渡されているベルトを駆動し、この駆動シャフトが、回転可能にクランクに接続されており、そのクランクが、連係機構を介して、上述の往復駆動を供給する。そのような配置の欠点は、嵩高であり、製造するためにコストがかかる点である。平行な歯車列によって駆動されるラックアンドピニオン式配置などの、他のカプセルホルダ装填システムもまた嵩高である。
本発明の目的は、抽出ユニットの簡便な位置決め、及び望ましい審美的外観を可能にするために、特に特定の方向に関してコンパクトな(例えば、抽出ユニットが、概して軸線に平行に延在するような)、飲料調製マシンの抽出ユニットを提供することである。
費用対効果の高い、飲料調製マシンの抽出ユニットを提供することが有利であろう。
製造が簡便な、飲料調製マシンの抽出ユニットを提供することが有利であろう。
堅牢かつ信頼性の高い、飲料調製マシンの抽出ユニットを提供することが有利であろう。
効率的な、例えば、摩擦による損失が少ない飲料調製マシンの抽出ユニットを提供することが有利であろう。
保守点検が簡便な、飲料調製マシンの抽出ユニットを提供することが有利であろう。
本発明の目的は、請求項1及び13に記載の抽出ユニット、請求項14に記載の飲料調製マシン、並びに請求項15に記載の方法によって達成される。
本発明の第1の態様によれば、飲料調製マシンの抽出ユニットが、本明細書で開示され、この抽出ユニットは、カプセルから飲料の原材料を抽出し、この抽出ユニットは、カプセル受け取り位置とカプセル抽出位置との間で移動するように動作可能なカプセルホルダと、上述の位置の間でカプセルホルダを作動させるように動作可能なカプセルホルダ装填システムとを備え、このカプセルホルダ装填システムが、アクチュエータユニット及び装填機構を備え、アクチュエータユニットが、装填機構を作動させ、装填機構が、遊星歯車列及びリニアアクチュエータを備え、アクチュエータユニットが、遊星歯車列に回転運動を供給し、遊星歯車列が、上述の回転運動を低速化させ、リニアアクチュエータが、上述の低速化された回転運動を受け、その低速化された回転運動を直線運動に変換し、上述の直線運動をカプセルホルダにつなげる。上述の結合された直線運動が、カプセルホルダの移動可能部分を直線的に変位させ、その移動可能部分は、飲料調製マシンの本体に対して移動するものであり、例えば、カプセルホルダの空洞部又は抽出壁部とすることができる。
したがって、遊星歯車列が、特に平行軸線歯車列及び他のそのような歯車列と比較して、高い出力密度、低い効率損失、及び高いトルク密度を有するため、この抽出ユニットがコンパクトなものとなることにより、本発明の目的が解決される。
この遊星歯車列は、少なくとも5の、又はより詳細には5〜15の減速比を有し得る。この遊星歯車列は、外転サイクロイド歯車列及び環状歯車を備え、外転サイクロイド歯車列は、太陽歯車と、1つ以上の、典型的には3個又は4個の遊星歯車と、太陽歯車を中心とする円周方向で、遊星歯車を回転可能に支持するためのキャリアとを備え、遊星歯車の1つ又は各々が、太陽歯車によって(例えば、歯車の噛合を介して)回転可能に駆動され、環状歯車が、遊星歯車の1つ又は各々の周囲に少なくとも部分的に延在して、それらにより(例えば、歯車の噛合を介して)回転可能に駆動され、太陽歯車が、アクチュエータユニットから上述の回転運動を受け、環状歯車が、遊星歯車の1つ又は各々から部分的に低速化された回転運動を受け、上述の低速化された回転運動を出力する。このキャリアは、好ましくは、太陽歯車及び遊星歯車の1つ若しくは各々に対して回転拘束されている。しかしながら、代替的構成では、太陽歯車を拘束することができ、キャリアが、アクチュエータユニットによって、回転するように駆動される。
アクチュエータユニットは、好ましくは電動式のモータを備えるが、しかしながら、このモータは、代替的に、液圧作動式又は空圧作動式とすることもできる。このモータは、好ましくは、その回転軸線が、遊星駆動列の回転軸線(例えば、太陽歯車、1つ以上の遊星歯車、キャリア、環状歯車のうちの1つの回転軸線)と平行又は同軸となるように配置される。有利には、モータ及び遊星歯車列は、互いに直列方式に、コンパクトに配置される。このことにより、飲料調製マシン内に組み込むことが容易であり、かつ審美的に好ましい、長く細い抽出ユニットの構成が可能となる。上述の同軸配置の例は、モータのシャフトに太陽歯車が直接接続される場合である。上述の平行配置の例は、モータによって駆動される中間歯車を介して、太陽歯車が駆動される場合である。このモータは、あるいは、例えば中間傘歯車によって、上述の軸線に対して斜めに配置することもできる。
リニアアクチュエータは、上述の直線運動が、遊星歯車列の回転軸線(例えば、太陽歯車、1つ以上の遊星歯車、キャリア、環状歯車のうちの1つの回転軸線)及び/又はモータの回転軸線(例えば、モータシャフト)と平行となるように構成することができる。有利には、モータ及び/又は遊星歯車列とリニアアクチュエータとは、互いに直列方式に、コンパクトに配置される。あるいは、この直線運動は、例えば、リニアアクチュエータと遊星歯車列との間で回転運動を伝達する傘歯車によって、上述の回転軸線に対してオフセットさせることもできる。
モータは、好ましくは、カプセルホルダの移動可能部分(例えば、空洞部又は抽出壁部)と、キャリアと、それらのうちの1つに拘束された構成要素とのうちの1つ以上を備える、アセンブリに取り付けられる。あるいは、モータは、抽出ユニットの本体に取り付けることもできる。
カプセルホルダ装填システムは、キャリアと、アクチュエータユニットと、カプセルホルダの移動可能部分と、それらのうちの1つに拘束された構成要素とのうちの1つ以上を備える、アセンブリに取り付けられる。上述の並進移動は、好ましくは、上述のアクチュエータの直線運動に整合する。この拘束ユニットは、相対的な並進運動を可能にする、相補的な形状である、第1のガイド部材及び第2のガイド部材を備え得る。第1のガイド部材は、カプセルホルダの移動可能部分(例えば、空洞部又は抽出壁部)と、キャリアと、それらのうちの1つに拘束された構成要素とのうちの1つ以上を備えるアセンブリに接続された、突出部とすることができ、第2のガイド部材は、抽出ユニットの本体、又はその本体に接続された構成要素内の相補的スロットとすることができる。より詳細には、第2のガイド部材は、リニアアクチュエータのガイド部材を通って延在するスロットを含み得る。有利には、上述のアセンブリは、リニアアクチュエータの直線運動と共に摺動することができる。
リニアアクチュエータは、回転部材及びガイド部材を備え得るものであり、回転部材は、遊星歯車列(例えば、歯車の噛合を介して環状歯車によって駆動されるか、又は環状歯車と一体に形成されたもの)から上述の低速化された回転運動を受け、それに応答して、ガイド部材への螺合接続によって、そのガイド部材に沿って軸線方向に変位し、それにより、上述の直線運動を生成する。有利には、遊星歯車列の高い減速比と、回転部材とガイド部材との間の螺合接続とが組み合わされることにより、カプセルホルダの移動可能部分は、アクチュエータユニットからの駆動によってのみ移動可能となり、すなわち、カプセル抽出位置では、その移動可能部分は、淹出の間の水力負荷によって変位することがない。更には、これらの構成要素間の摩擦により、アクチュエータユニットは、上述の抽出位置に移動可能部分を維持するために、保持トルクを加える必要がなく、それゆえ、高い保持トルクを有する高価な電気モータ、すなわちDCステップモータが不要となる。
より好ましからざる実施例では、アクチュエータユニットが、環状歯車によって駆動されるクランクを備える場合があり、このクランクが、接続連係機構を駆動して、上述の直線運動を生成する。遊星歯車列の環状歯車は、回転部材の内側表面に(回転部材が、環状歯車の一部として回転するように)配置することができ(例えば、内側表面に接続されるか、又は内側表面と一体に形成され)、回転部材の外側表面は、雄ねじ山を備え、ガイド部材の内側表面は、相補的な雌ねじ山を備える。あるいは、遊星歯車列の環状歯車は、回転部材の外側表面に(回転部材が、環状歯車の一部として回転するように)配置することができ(例えば、外側表面に接続されるか、又は外側表面と一体に形成され)、回転部材の内側表面は、雌ねじ山を備え、ガイド部材の外側表面は、相補的な雄ねじ山を備える。更なる代替として、環状歯車は、例えば、回転部材の噛合外側表面と協働する、環状歯車の噛合外側表面などの、噛合結合を介して、回転部材を駆動することができる。
回転部材は、キャリアと、アクチュエータユニットと、カプセルホルダの移動可能部分と、それらのうちの1つに拘束された構成要素とのうちの1つ以上を備えるアセンブリに取り付けられる。この回転接続は、回転部材を支持するための軸部と、回転部材を軸線方向に拘束するリムとを備える上記の構成要素によって達成することができる。有利には、カプセルホルダは、回転部材の回転から隔離される。あるいは、カプセルホルダは、回転部材と共に回転するように動作可能とすることもでき、そのような実施例では、カプセルホルダと流体供給部の出口との接続は、回転するように作製することができる。
更なる代替では、リニアアクチュエータは、回転部材及び関連構成要素が、抽出ユニットの本体に対して並進的に静止したまま維持され、ガイド部材を、それらに対して(例えば、協働するガイド部によって)変位させることにより、上述の直線運動をカプセルホルダに伝達するように構成することができる。そのような実施例では、モータ及びキャリアは、回転部材が回転するように駆動される際、本体に対して静止したまま維持される。
流体供給部の出口導管は、リニアアクチュエータの回転部材及び/又は遊星歯車列の少なくとも一部を通って、カプセルホルダの注入器まで延在し得る(例えば、注入器は、カプセルホルダの移動可能部分上に配置される)。この出口導管は、遊星歯車列のキャリアに接続することができる。この導管は、カプセルホルダが上述の位置の間で移動する際に、柔軟に変位する可撓性部分を備え得る。あるいは、この出口導管は、別の構成で配置され、例えば、注入器は、カプセルホルダの静止部分上に配置される。
本発明の第2の態様によれば、飲料調製マシンの抽出ユニットの部品のキットが、本明細書で開示され、この抽出ユニットは、カプセルから飲料の原材料を抽出し、この部品のキットは、第1の態様のいずれかの機構によるカプセルホルダ及びカプセルホルダ装填システムを含む。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様のいずれかの機構による抽出ユニットを備える飲料調製マシンが、本明細書で開示され、この飲料調製マシンは、抽出ユニットに流体を供給する、流体供給部と、カプセルから飲料の原材料を抽出するようにそれらの抽出ユニット及び流体供給部を制御する、制御システムとを更に備える。
本発明の第4の態様によれば、カプセルから飲料の原材料を抽出するための、第3の態様による飲料調製マシンの抽出ユニットの動作方法が、本明細書で開示され、この方法は、アクチュエータユニット及び装填機構を使用して、上述の位置の間でカプセルホルダを作動させることを含む。
本発明の上記の態様は、任意の好適な組み合わせで、組み合わせることができる。更には、本明細書での様々な機構を、上記の態様のうちの1つ以上と組み合わせることにより、具体的に図示及び説明されるもの以外の組み合わせを提供することができる。本発明の更なる目的及び有利な機構は、特許請求の範囲から、詳細な説明、及び添付図面から明らかとなるであろう。
本発明をより良好に理解し、その実施形態を、どのように遂行することができるかを示すために、ここで、例として、以下の添付図面が参照される。
飲料調製システムの、一般的な飲料調製マシン、カプセル、及び容器の左側面図である。 一般的な飲料調製マシンの抽出ユニットの動作状態の左側面図である。 一般的な飲料調製マシンの抽出ユニットの更なる動作状態の左側面図である。 図1による一般的な飲料調製マシンの制御システムの概略図である。 図1による飲料調製システムのカプセルの第1の実施形態の側断面図である。 図1による飲料調製システムのカプセルの第2の実施形態の側断面図である。 図1による飲料調製システムのカプセルの第3の実施形態の斜視断面図である。 図2の抽出ユニットの装填システムの斜視図である。 図2の抽出ユニットの装填システムの正面図である。 図1の飲料調製マシンの上面図である。 代替的構成で配置された場合の、図1の飲料調製マシンの斜視正面図である。 図11の飲料調製マシンの上面図である。 代替的構成で配置された場合の、図1の飲料調製マシンの上面図である。
飲料調製システム
図1は、第1のレベルで、飲料調製マシン4と、カプセル6と、容器8とを備える、飲料調製システム2の一部の例示的な図を示す。
飲料調製マシン
図1を更に参照して、最初に、飲料調製マシン4を説明する。機能的には、飲料調製マシン4は、カプセル6からそのカプセル内への流体の注入によって、1種以上の原材料を抽出し、それにより、抽出された原材料が、容器8(例えば、カップ)内に収集される飲料の少なくとも一部を形成するように動作可能である。飲料調製マシン4は、調理台上で使用されるように、すなわち、長さ、幅、及び高さが50cm未満であるように、あるいは、自立ユニットの一部として動作するように寸法決めすることができる。好適な飲料調製マシン4の例は、欧州特許第2393404(A1)号、同第2470053(A1)号、同第2533672(A1)号、同第2509473(A1)号、同第2685874(A1)号に開示されており、これらの全ては、参照により本明細書に組み込まれる。完全を期するために、ここで、そのような飲料調製マシン4をより詳細に説明するものとし、そのような飲料調製マシン4は、飲料調製マシン4の第1のレベルで、支持構造体10と、流体供給部12と、抽出ユニット14と、任意選択的にカプセル処理ユニット16と、制御システム18とを備えると見なすことができる。これらの構成要素を、ここで順次説明する。
飲料調製マシンの支持構造体
支持構造体10は、上記の第1のレベルの構成要素を収容及び支持し、飲料調製マシン4の第2のレベルで、基部20及び本体22を備える。基部20は、支持表面と当接するためのものである。本体22は、他の第1のレベルの構成要素を取り付けるためのものである。支持構造体10は、上記の第1のレベルの構成要素の全てを内部に収容する、配置を含み得るものであるが、しかしながら、図1に示される実施例では、支持構造体は、後により詳細に論じられるように、上述の構成要素を収容する、複数の個別的な相互接続モジュールを備える。
飲料調製マシンの流体供給部
流体供給部12は、一般的には加熱された水である流体を、抽出ユニット14に供給するように動作可能である。流体供給部12は、典型的には、飲料調製マシン4の第2のレベルで、殆どの用途では1〜2リットルの流体である流体を収容するためのリザーバ24と、往復ポンプ又は回転ポンプなどの、流体ポンプ26と、一般に蓄熱式ヒータを含む流体ヒータ28と、抽出ユニット14に流体を供給するための、出口とを備え、これらは以下で論じられる。リザーバ24、流体ポンプ26、流体ヒータ28、及び出口は、任意の好適な順序で互いに流体連通している。代替的実施例では、流体供給部12は、外部の流体供給源、例えば給水本管への接続を備え得る。
飲料調製マシンの抽出ユニット
図1〜図3を参照すると、抽出ユニット14は、カプセル6を受け、そのカプセルから原材料を抽出するべく処理するように動作可能である。抽出ユニット14は、ユーザからカプセル6を直接受け取るか、又は任意選択的なカプセル処理ユニット16からカプセル6を受け取るように配置することができる。抽出ユニット14は、カプセル受け取り位置(図2)とカプセル抽出位置(図3)との間で移動するように動作可能であり、カプセル抽出位置からカプセル受け取り位置に移動する場合、抽出ユニットは、カプセル排出位置を通過して、又はカプセル排出位置まで移動させることができ、そのカプセル排出位置で、使用済みカプセルを抽出ユニットから排出することができる。この抽出ユニットは、典型的には、飲料調製マシン4の第2のレベルで、注入ヘッド30と、カプセルホルダ32と、カプセルホルダ装填システム34と、カプセル挿入チャネル36と、カプセル排出チャネル38とを備え、これらは順次説明される。
注入ヘッド30は、カプセルホルダ32によって保持される場合の、カプセル6の空洞部内に、流体を注入するように構成されており、この目的のために、流体供給部12の出口と流体連通するノズルを有する、注入器40が取り付けられている。注入ヘッド30は、一般に、カプセル6を穿孔して上述の空洞部への入口を形成するための、ランセット、ブレード、又は他の好適な部材を備え、注入器40が、それらを通って延在するか、又はそれらの近位に動作可能に延在している。
カプセルホルダ32は、抽出の間にカプセルを保持するように構成され、この目的のために、注入ヘッド30と動作可能に連係している。カプセルホルダ32は、上述のカプセル受け取り位置及びカプセル抽出位置を実行するべく移動するように動作可能であり、カプセルホルダ32が(図1に示されるような)カプセル受け取り位置にある場合、カプセル挿入チャネル36からカプセルホルダ32にカプセル6を供給することができ、カプセルホルダ32がカプセル抽出位置にある場合、供給されたカプセルは、ホルダによって保持され、注入ヘッド30は、その保持されたカプセルの空洞部内に流体を注入することができ、そのカプセルから1種以上の原材料を抽出することができる。カプセルホルダ32が、カプセル抽出位置からカプセル受け取り位置に移動する場合、カプセルホルダ32は、上述のカプセル排出位置を通過して、又はカプセル排出位置まで移動させることができ、カプセル排出チャネル38を介して、カプセルホルダ32から使用済みカプセルを排出することができる。カプセルホルダ32は、一般に、注入ヘッド30が取り付けられている空洞基部44を有す空洞部42と、抽出された原材料のための出口48を有する抽出壁部46とを備える。上述のカプセル受け取り位置及びカプセル抽出位置を実行するために、抽出壁部46及び空洞部42は、互いに対して移動可能とすることができ、例えば、抽出壁部46が本体22に固定され、空洞部42は、それらに対して移動可能である。別の実施例では、空洞部を抽出壁部に固定することができ、カプセル受け取り位置及びカプセル抽出位置を実行するために、注入ヘッド及び空洞部の基部が、空洞部に対して移動可能であり、そのようなシステムの実施例が、参照により本明細書に組み込まれる国際公開第2009/113035号に提示されている。
カプセルホルダ装填システム34は、上述のカプセル受け取り位置とカプセル抽出位置との間で、カプセルホルダ32を駆動するように動作可能である。この目的のために、カプセルホルダ装填システム34は、典型的には、以下で論じられるような、アクチュエータ及びアクチュエータ機構を備える。
抽出ユニット14は、例えば最大20バールの圧力で、カプセル6の空洞部内に流体を注入することによって動作することができ、これは、図示の実施例におけるような、注入ヘッド30及びポンプ26によって達成することができる。抽出ユニット14は、あるいは、参照により本明細書に組み込まれる欧州特許第2594171(A1)号に開示されるように、遠心処理によって動作することもできる。後者の実施例では、抽出ユニット14は、カプセル駆動機構を更に備え、この機構は、典型的には、カプセル支持部を回転させて、上述の遠心処理を生じさせるように構成された、電気モータ及び駆動系を備える。
飲料調製マシンのカプセル処理ユニット
飲料調製マシン4は、カプセル処理ユニット16を備え得る。カプセル処理ユニット16は、カプセル6を処理することにより、ユーザによる、そのカプセルの供給を検出し、任意選択的にカプセル6のタイプを識別し、任意選択的にカプセルのコードを読み取り、抽出ユニット14にカプセル6を移送するように動作可能である。一般に、カプセル処理ユニット16は、抽出ユニット14の上方に配置され、飲料調製マシン4の本体22の一部として組み込まれており、この本体22には、飲料調製マシン4の様々な下位構成要素が取り付けられている。カプセル処理ユニット16は、飲料調製マシン4の第2のレベルで、任意選択的にコード読み取りシステム50と、カプセル移送機構52と、カプセル検出システム54とを備え、これらは順次説明される。
コード読み取りシステム50は、カプセル6のコードを読み取り、そのコードからコード信号を生成するように動作可能である。このコード信号を、制御システム18の処理ユニット(後述)によって処理することにより、抽出情報を判定することができる。そのコードによってコード化されている抽出情報は、そのカプセル、及び/又は、抽出プロセス中に使用することが可能な、そのマシンの動作パラメータに関するものである。例えば、この抽出情報は、(遠心処理動作抽出ユニットに関する)角速度/加速度と、(カプセルの入口及び/又はマシンの出口での)水温と、水の質量流量/体積流量と、水量と、抽出動作のシーケンス、例えば予備湿潤時間と、例えば、カプセルの再注文の目的のための、カプセル消費の監視に使用することが可能な、カプセルパラメータ(容積、タイプ、カプセル識別子、消費期限)とのうちの1つ以上をコード化することができる。
コード読み取りシステム50は、カプセル6のコードを読み取るように動作可能なコードリーダを備える。コード及びコード読み取りシステム50の様々な構成、例えば、光学的に読み取り可能なコード及び光学式リーダ、誘導系コード及び誘導センサコードリーダ、RFIDタグ及び反応測定EM場を使用することができる。コードリーダの読み取りヘッドとカプセル6のコードとの相対移動の間にコードが読み取られる、コード読み取りシステム50の構成では、そのコード読み取りシステム50は、上述の相対移動を生じさせるように動作可能なコード読み取り機構を備える。コード読み取りシステム50は、あるいは、抽出ユニット14内に組み込むことも可能であり、例えば、遠心処理に基づく抽出ユニット14では、カプセル6のコードは、そのカプセルが回転している間に読み取ることができる。
カプセル移送機構52は、処理されたカプセルを、抽出ユニット14に(すなわち、カプセル挿入チャネル36を介して)移送するように動作可能である。したがって、カプセル移送機構52は、一般に、抽出ユニット14とは別個に、抽出ユニット14の上方に配置される。カプセル移送機構52は、カプセル6を拘束する拘束具を除去することによって、又は、カプセル挿入チャネル36にカプセルを変位させることによって、カプセルの移送を達成する。一般的には、カプセル移送機構52は、移動可能カプセル支持部を備え、このカプセル支持部は、ユーザからカプセル6を受け取るように配置され、かつ本体22に対して移動可能であることにより、その上に支持されたカプセルの、抽出ユニット14への移送を達成する。より詳細には、このカプセル支持部は、カプセル支持位置とカプセル移送位置との間で移動可能であり、(図1に示されるような)カプセル支持位置にある場合、コード読み取りシステム50によって、カプセル6のコードを読み取ることができ、カプセル移送位置にある場合、支持されているカプセル6の抽出ユニット14への移送が達成される。この移動可能カプセル支持部は、カプセル支持部駆動機構によって、それらの位置の間で駆動され、この駆動機構は、アクチュエータユニットによって駆動される。好適なカプセル移送機構の例は、参照により本明細書に組み込まれる、国際公開第2014/056642号及び欧州特許第14176243.5号に開示されている。
カプセル検出システム54は、カプセル移送機構52の移動可能カプセル支持部上のカプセル6の存在、及び、任意選択的にカプセル6のタイプを検出するように動作可能である。このカプセル検出システムは、近位にあるカプセルの存在を検出する、1つ以上のカプセル検出センサを備える。カプセル検出センサは、制御システム18の処理ユニット(後述)によって処理されるカプセル検出信号を生成するように動作可能である。カプセル検出センサの1つ又は各々は、様々な構成のもの、例えば、誘導センサ、光学センサ、機械作動センサとすることができる。
飲料調製マシンの制御システム
図4を参照して、ここで制御システム18を考察するものとし、制御システム18は、カプセル6から1種以上の原材料を抽出するために、他の第1のレベルの構成要素を制御するように動作可能である。制御システム18は、典型的には、飲料調製マシン4の第2のレベルで、ユーザインターフェース56と、処理ユニット58と、任意選択的にセンサ60と、電源102と、任意選択的に通信インターフェース104とを備え、これらは順次説明される。
ユーザインターフェース56は、ユーザインターフェース信号によって、ユーザが処理ユニット58と対話することを可能にするためのハードウェアを備える。より詳細には、このユーザインターフェースは、ユーザからのコマンドを受け、ユーザインターフェース信号が、上述のコマンドを入力として処理ユニット58に転送する。それらのコマンドは、例えば、抽出プロセスを実行する命令、及び/又は飲料調製マシン4の動作パラメータを調節する命令、及び/又は飲料調製マシン4の電源をオン若しくはオフにする命令とすることができる。処理ユニット58はまた、例えば、飲料調製プロセスが開始されていること、又は、そのプロセスに関連したパラメータが選択されていることを示すために、その飲料調製プロセスの一部として、ユーザインターフェース56にフィードバックを出力することもできる。
ユーザインターフェース56のハードウェアは、任意の好適な装置(1つ又は複数)を含み得るものであり、例えば、このハードウェアは、ジョイスティックボタン又は押しボタンなどのボタンと、ジョイスティックと、LEDと、グラフィックLDC又はキャラクタLDCと、タッチ感知ボタン及び/又はスクリーンエッジボタンを有する、グラフィカルスクリーンとのうちの1つ以上を含む。ユーザインターフェース56は、1つのユニット、又は複数の個別的ユニットとして形成することができる。より複雑なハードウェア構成に関しては、ユーザインターフェース56は、マスタ処理ユニット58と対話するための別個の処理ユニットを含み得る(この処理ユニットの例は、以下で提示される)。
センサ60は、飲料調製マシン4の抽出プロセス及び/又は状態を監視するために、処理ユニット58に入力信号を提供するように動作可能である。この入力信号は、アナログ信号又はデジタル信号とすることができる。センサ60は、典型的には、リザーバ24に関連する流体レベルセンサ62と、流体ポンプ26に関連する流量センサ64と、ヒータ28に関連する温度センサ66と、抽出ユニット14の位置(例えば、カプセル受け取り位置、カプセル抽出位置、カプセル排出位置)を感知するように動作可能な抽出ユニット14に関連する位置センサ68と、容器6内の流体レベルを測定するように動作可能な流体レベルセンサ70と、カプセル処理ユニット16に関連するカプセル検出センサ72と、コード読み取りシステム50に関連するコードリーダ74と、カプセル移送機構52に関連する移動可能カプセル支持部センサ76と、(遠心処理を介して動作する抽出ユニットで使用するための)角速度センサとのうちの1つ以上を含む。
処理ユニット58は、入力、すなわち、ユーザインターフェース56からのコマンド、及び/又はセンサ60(例えば、カプセル検出システム54のカプセル検出センサ72)の信号を受信し、メモリユニット(後述)上に記憶されたプログラムコード(又は、プログラム論理)に従って、その入力を処理し、一般には抽出プロセスである、出力を提供するように動作可能である。より具体的には、この出力は、任意選択的にカプセル処理ユニット16の動作(例えば、コード読み取りシステム50、カプセル移送機構52の動作)と、抽出ユニット14の動作(すなわち、上述のカプセル受け取り位置とカプセル抽出位置との間で、カプセルホルダ32を駆動するための、カプセルホルダ装填システム34の動作)と、水供給部12の動作(すなわち、流体ポンプ26及び流体ヒータ28の動作)とを含む。上記の構成要素の動作は、開ループ制御とすることができ、又は、センサ60からの入力信号をフィードバックとして使用する、より好ましい閉ループ制御とすることもできる。
処理ユニット58は、一般に、集積回路として、典型的にはマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラとして配置された、メモリ、入出力システム構成要素を備える。処理ユニット50は、ASIC;PAL、CPLD、FPGA、PSoCなどのプログラマブル論理装置;システムオンチップ(SoC);コントローラなどのアナログ集積回路などの、他の好適な集積回路を備え得る。そのような装置に関しては、適切である場合、上記のプログラムコードは、プログラム論理と見なすことができ、又は、プログラム論理を更に含むと見なすこともできる。処理ユニット50はまた、上記の集積回路のうちの1つ以上も備え得る。後者の例は、モジュール方式で互いに通信するように配置された、いくつかの集積回路、例えば、抽出ユニット14及び水供給部12を制御するマスタ集積回路と通信する、ユーザインターフェース42を制御するスレーブ集積回路である。
処理ユニット58は、一般に、プログラムコードとしての命令、及び任意選択的にデータを記憶するための、メモリユニット62を備える。この目的のために、メモリユニットは、典型的には、命令としてのプログラムコード及び動作パラメータを記憶するための、不揮発性メモリ、例えば、EPROM、EEPROM、又はFlashと、一時的データ記憶のための、揮発性メモリ(RAM)とを備える。メモリユニットは、別個のメモリ及び/又は一体型(例えば、半導体のダイ上の)メモリを含み得る。プログラマブル論理装置に関しては、これらの命令は、プログラム論理として記憶することができる。
メモリユニット上に記憶された命令は、飲料調製プログラムを含むものとして理想化することができる。この飲料調製プログラムは、上述の入力(すなわち、ユーザインターフェース56からのコマンド、及び/又はカプセル検出センサ72の信号)に応答して、処理ユニットによって実行することができる。飲料調製プログラムの実行は、処理ユニット58に、以下の第1のレベルの構成要素、すなわち、受け取ったカプセルを抽出ユニット14に対して処理する、任意選択的なカプセル処理ユニット16と、カプセル受け取り位置とカプセル抽出位置との間で移動する、抽出ユニット14と、抽出ユニット14に温水を供給する、水供給部12とを制御させる。この飲料調製プログラムは、コードカプセル上にコード化されている抽出情報、及び/又はメモリユニット62上にデータとして記憶することが可能な他の情報、及び/又はユーザインターフェース56を介した入力を使用して、上述の構成要素の制御を達成することができる。
電源102は、上述の被制御構成要素、処理ユニット58、及び、それらに関連する構成要素に、電気エネルギーを供給するように動作可能である。電源102は、バッテリ、又は、幹線電力の供給を受けて調整するためのユニットなどの、様々な手段を含み得る。電源102は、飲料調製マシン4の電源をオン又はオフにするために、ユーザインターフェース56の一部と動作可能に連係することができる。
通信インターフェース104は、サーバシステム、カプセルディスペンサ、又は他の関連装置とすることが可能な、別の装置/システムとの、飲料調製マシン4のデータ通信用のものである。通信インターフェース104を使用して、カプセル消費情報及び/又は抽出プロセス情報などの、飲料調製プロセスに関する情報を、供給及び/又は受信することができる。通信インターフェース104は、いくつかの装置と同時にデータ通信するための、又は異なるメディアを介して通信するための、第1及び第2の通信インターフェースを含み得る。
通信インターフェース104は、有線メディア又は無線メディア、若しくはそれらの組み合わせ、例えば、RS−232、USB、IC、IEEE 802.3による定義のEthernet(登録商標)などの、有線接続;無線LAN(例えば、IEEE 802.11)若しくは近距離無線通信(NFC)、又はGPRS若しくはGSM(登録商標)などのセルラシステムなどの、無線接続用に、構成することができる。通信インターフェース104は、通信インターフェース信号によって、処理ユニット58と対話する。一般に、通信インターフェースは、通信ハードウェア(例えば、アンテナ)を制御し、マスタ処理ユニット58と対話するための、別個の処理ユニットを備える(この処理ユニットの例は、上記で提示されている)。しかしながら、より単純な構成、例えば、処理ユニット58と直接シリアル通信するための、単純な有線接続を使用することもできる。
飲料調製システムのカプセル
カプセル6は、一般に、抽出される1回量の原材料を貯蔵するための空洞部を画定する、本体部分と、空洞部を閉鎖するための蓋部分と、本体部分とフランジ部分とを接続するための、フランジ部分とを備え、このフランジ部分は、空洞部の基部の遠位に配置されている。本体部分は、円板状、円錐形、又は矩形の断面形状などの、様々な形状を含み得る。このカプセルは、金属又はプラスチック、若しくはそれらの組み合わせなどの、様々な材料から形成することができる。一般的には、その材料は、食品安全性であり、抽出プロセスの圧力/温度に耐えることができ、注入ヘッド30の注入器40の挿入が可能となるように穿孔可能であり、抽出された原材料を抽出壁部46の出口48に送達するために、破断可能であるように選択される。したがって、カプセル6は、様々な形態を取ることができる点が理解され、そのうちの3つの実施例を以下に提示する。
図5は、カプセル6の第1の実施例の側断面図を示すものであり、カプセル6は、抽出される1回量の原材料を保持するための円錐台形状の空洞部を備える、本体部分82と、この本体部分の空洞部を閉鎖するための蓋部分84と、本体部分82と蓋部分84との接続のためのフランジ部分86とを備える。
図6は、カプセル6の第2の実施例の側断面図を示すものであり、カプセル6は、抽出される1回量の原材料を保持するための半球形状の空洞部を備える本体部分88と、この本体部分の空洞部を閉鎖するための蓋部分90と、本体部分88と蓋部分90との接続のためのフランジ部分92とを備える。
図7は、カプセル6の第2の実施例の側断面図を示すものであり、カプセル6は、抽出される1回量の原材料を保持するための、円板形状の空洞部を備える本体部分94と、この本体部分の空洞部を閉鎖するための、同じく空洞部を備える、蓋部分96と、本体部分94と蓋部分96との接続のための、フランジ部分98とを備える。
一般に、カプセル6は、フランジ部分86、92、98が位置する平面に概して垂直に延びるカプセル回転軸線100に対して、実質的に回転対称となるように成形されている。
カプセルホルダ装填システム
本発明の一態様によるカプセルホルダ装填システム34を、ここでより詳細に説明する。特に図2、図3、図8、及び図9を参照すると、カプセルホルダ装填システム34は、アクチュエータユニット108と、装填機構110と、任意選択的に拘束ユニット132とを備え、これらは順次説明される。
アクチュエータユニット108は、装填機構110を作動させるように動作可能であり、回転運動を提供するための回転式アクチュエータを含む。一般に、アクチュエータユニット108は、電動式のモータを含むが、しかしながら、アクチュエータユニット108はまた、空圧作動式及び液圧作動式の変種も含み得る。図示の実施例では、アクチュエータユニット108は、一般に、毎秒100〜350ラジアンの角速度で回転する。一般に、アクチュエータユニット108は、以下で論じられるように装填機構110のキャリアに取り付けられることにより、そのキャリアと共に変位する。
装填機構110は、作動されると、カプセルホルダ(すなわち、その移動可能部分)を、上述の位置の間で移動させ、遊星歯車列112及びリニアアクチュエータ114を備えるものであり、これらは順次説明される。
遊星歯車列112は、アクチュエータユニット108から上述の回転運動を受け、その回転運動から、約8〜12の減速比を有する、低速化された受け取り回転運動を生成し、上述の低速化された回転運動を、リニアアクチュエータ114に供給するように構成されている。遊星歯車列112は、外転サイクロイド歯車列116、及び環状歯車118を含み、これらは順次説明される。
外転サイクロイド歯車列116は、太陽歯車120と、1つ以上の遊星歯車122と、キャリア124とを含む。太陽歯車120は、アクチュエータユニット108から上述の回転運動を受け取る。遊星歯車122は、太陽歯車120の回転軸線を中心として、円周方向に配設されている。キャリア124は、1つ以上の遊星歯車122を回転可能に支持して、太陽歯車120に接続する。キャリア124は、好ましくは、太陽歯車、及び1つ以上の遊星歯車に対して、静止するように保持され、例えば、図示の実施例では、以下で論じられるように、本体22に対して回転拘束されている。更には、図示の実施例では、3つの遊星歯車122が存在するが、しかしながら、4つ又は5つなどの、別の好適な数が存在し得る。遊星歯車及び太陽歯車は、太陽歯車120からの上述の回転運動を、1つ以上の遊星歯車122に伝達するように対応して噛合されている。典型的には、減速比は約2〜6であり、図示の実施例では、減速比は4.3である。
環状歯車118は、そのピッチ円の内部で遊星歯車122が回転するように配置され、遊星歯車122からの上述の回転運動を伝達するように対応して噛合されている。典型的には、減速比は約1〜3であり、図示の実施例では、減速比は2.2である。それゆえ、図示の実施例では、遊星歯車列112の全体的な減速比は、9.7である。
太陽歯車120、キャリア124、及び環状歯車118は、概して同軸に配置されている。これらの歯車の軸線は、概して平行であるが、しかしながら、それらの軸線はまた、斜めに配置することもできる。図示の実施例は、単純な遊星歯車列112を示すものであるが、しかしながら、噛合遊星、段付き遊星、及び多段遊星を含む、複合遊星歯車列などの、他の遊星構成を使用することもできる。有利には、遊星歯車列112は、特に平行軸線歯車列及び他のそのような歯車列と比較して、高い出力密度、低い効率損失、及び高いトルク密度を提供する。
リニアアクチュエータ114は、遊星歯車列112から上述の低速化された回転運動を受け、その回転運動から直線運動を生成し、その直線運動を、カプセルホルダ32の移動可能部分につなげることにより、その移動可能部分の、上述の位置間での変位を生じさせるように動作可能である。カムアクチュエータ;クランク及び接続連係機構アクチュエータ;送りねじ、ねじジャッキ、ボールねじ、及びローラねじを含む、ねじアクチュエータなどの、様々なリニアアクチュエータを使用することができる。
図示の実施例では、リニアアクチュエータ114は、回転部材126及びガイド部材128を有する、送りねじリニアアクチュエータを含み、回転部材126は、ガイド部材128に沿って移動することにより、上述の直線運動を提供するように構成されている。より詳細には、回転部材126及びガイド部材128は、ガイド部材128内に回転部材が位置した状態で同軸に配置される。回転部材126は、その外周に、かつ、その回転軸線に垂直に、雄ねじ山を備える。ガイド部材128は、その内側に、相補的な雌ねじ山を備える。上述のねじ山は、ガイド部材128に対する回転部材の回転が、同軸方向の上述の直線運動を生じさせるように構成されている。
回転部材126は、環状の形状であり、その内側に配置された、遊星歯車列112の環状歯車118に接続されている。したがって、上述の環状歯車118の低速化された回転運動が、回転部材126を介してリニアアクチュエータ114に伝達され、回転部材126とガイド部材128との螺合によって、上述の直線運動に変換される。
図示の実施例では、カプセルホルダの移動可能部分は、その空洞部42であり、回転部材126に動作可能に接続されていることにより、その回転部材126から上述の直線運動を受け取る。具体的には、この移動可能部分は、回転部材126に回転可能に接続することができるが、その回転部材126に対して軸線方向に拘束することができる。この方式で、この移動可能部分は、回転部材126が移動可能部分に対して回転する際に、回転的に静止したまま維持されるが、回転部材126と共に軸線方向に変位することができる。したがって、カプセル空洞部42は、回転部材126を回転可能に取り付けるための、軸部を含み得るものであり、この軸部は、軸線方向拘束のためのリムを含む。
拘束ユニット132は、遊星歯車列112の回転軸線、すなわち、環状歯車118の回転軸線を中心として、本体22に対して、空洞部42、キャリア124、及び取り付け可能な他の関連構成要素(例えば、アクチュエータユニット108)を回転拘束し、キャリア124及び空洞部42、並びに他の関連構成要素の、軸線方向変位を可能にするように動作可能である。上述の動作は、一般に、空洞部42/キャリア124に接続された第1のガイド部、及び本体22に取り付けられた相補的な第2のガイド部によって達成され、それらは、互いに対して並進移動可能に変位可能である。一般に、それらのガイド部のうちの一方は、チャネル又はスロットを含み、それらのガイド部のうちの他方は、そのチャネルによって摺動可能に受け入れられるように成形された突出部を含む。図示の実施例では、この拘束ユニットは、図8及び図2で最良に見られるようにいくつかの部分に存在し、第1のガイド部は、キャリア124から延出する突出部134Aを含み、第2のガイド部は、突出部134Aが摺動可能な、相補的なスロット136Aを含み、第1のガイド部は、空洞部42の各側から延出する2つの突出部134B(一方のみが示される)を含み、第2のガイド部は、突出部134Bが摺動可能な、相補的なスロット(図示せず)を含む。図示の実施例では、双方の部分が示されているが、一方を利用して他方を利用しないことも可能であり、又は、他の好適な構成を利用することも可能である点が、理解されるであろう。
図示の実施例で示されるように、カプセルホルダ32は、その上述の位置の間で移動する間、回転的に静止したまま維持されることが有利であるが、これは、カプセルホルダ32の注入器30が、流体供給部12の出口から流体を受け取るためであり、それゆえ、より単純な流体供給部12と注入器30との接続が可能となる。図示の実施例では、図2、図3、及び図5で最良に見られるように、キャリア124もまた、静止したまま維持されるため、流体供給部12の出口導管130は、キャリア124を通って延在し、キャリア124によって支持されると共に、同時に回転部材126を通って延在することができる。出口導管130が、注入器30と共に軸線方向に変位することを可能にするために、この導管は、U字形状、コイル状、若しくは他の好適な配置で配置することが可能な、ゴム又はプラスチック製の可撓管などの可撓性部分を含み得る。
特に図2及び図3を参照すると、カプセルホルダ32の空洞部42は、液圧作動部分138及び流体供給部分140を備え得るものであり、これらの部分は、カプセル6及び抽出壁部46の密閉性の向上を達成するために、互いに対して変位するように動作可能である。より詳細には、液圧作動部分138は、カプセル6を保持するための空洞部を備え、液圧作動部分140の、密閉された更なる空洞部の内部に配置されている。この密閉空洞部によって画定された領域は、飲料調製プロセスの間に、流体供給部12から加圧流体を受け入れることにより、抽出壁部46に向けた、流体供給部分140に対する液圧作動部分138の変位を生じさせるように構成されている。液圧作動部分138の外周は、それにより、カプセルのフランジ86、92、98の底面に対して密閉圧力を加えることとなるため、そのフランジの上面が、抽出壁部46に対して押圧される。そのような配置は、国際公開第2008/037642号及び同第2009/115474号に開示されており、それらの双方とも参照により本明細書に組み込まれる。
カプセル処理ユニット16は、カプセルホルダ32が、上述の位置の間で変位される際に、そのカプセル移送機構52の移動可能カプセル支持部142が移動されるように、例えば、カプセルホルダ32が、カプセル受け取り位置に移動される際に、移動可能カプセル支持部142が、その上に支持されているカプセルをカプセル挿入チャネル36に移送するか、又はユーザによって挿入チャネル36内にカプセルを挿入することが可能となるようにカプセル移送位置に移動され、カプセルホルダ32が、カプセル保持位置に移動される際に、移動可能カプセル支持部が、カプセル6による挿入チャネル36へのアクセスが阻止される、カプセル支持位置に移動されるようにカプセルホルダ装填システム34と動作可能に連係することができる。
上述の動作可能性は、カプセルホルダ32の空洞部42、又はカプセルホルダ32に接続された構成要素を、移動可能カプセル支持部142と係合するように配置して、上述の直線運動を伝達することによって、達成することができる。図示の実施例では、カプセル移送機構52は、運動伝達部材144を更に備え、この運動伝達部材144は、キャリア124に接続され、拘束ユニット132の相補的スロット136を越えて延在することにより、任意選択的なバネを介して、移動可能カプセル支持部142と摺動可能に係合する。移動可能カプセル支持部142は、例えば、協働するチャネルによって、本体22に対して並進移動するように拘束されている。
飲料調製マシンの支持構造体
本発明の一態様による支持構造体10を、ここでより詳細に説明する。特に図1、図10〜図13を参照すると、支持構造体10は、淹出モジュール146と、第1モジュール148と、第2モジュール150と、任意選択的に第3モジュール152とを備え、これらは、互いに直列に、移動可能に取り付けられる。上述のモジュールは、以下で論じられるように、任意選択的な様々な構成で、飲料調製マシン4の上記の第1のレベルの構成要素を収容する。これらの参照図に示されるように、ユーザは、可能な構成の範囲からユーザ環境の様々な空間に適合するように飲料調製マシン4を選択的に構成することができる。上述のモジュール146〜モジュール152を順次説明する。
淹出モジュール146は、抽出ユニット14を収容し、一般に、処理ユニット58及びユーザインターフェース56などの、制御システム18の主要構成要素を収容する。淹出モジュール146はまた、カプセル処理ユニット16などの、他の任意選択的構成要素も備え得る。一般に、抽出ユニット14は、遊星歯車列112及びリニアアクチュエータ114を装填機構110が有する、上記の実施例を含むものであるが、しかしながら、参照により本明細書に組み込まれるものなどの、他のタイプの抽出ユニットを利用することもできる。審美的理由並びに製造に関しては、上記の抽出ユニット14を利用することが好ましいが、これは、淹出モジュール146を、他のモジュールと実質的に同じ形態で延びるように作製することができるためである。
第1モジュール148は、一般に、流体供給部12の流体ヒータ28及び/又は流体ポンプ26を収容する。第2モジュール150は、一般に、流体ヒータ28又は流体ポンプ26のうちの一方を収容するものであるが、その場合、第1モジュール148内に他方が収容される。流体ヒータ28及び流体ポンプ26が、双方とも第1モジュール内に収容される場合には、第2モジュールは、流体供給部12のリザーバ24を収容する。第3モジュール152を備える実施例では、その第3モジュール152内にリザーバ12が収容され、第1モジュール148は、流体ヒータ28又は流体ポンプ26のうちの一方を収容し、第2モジュール150は、流体ヒータ28又は流体ポンプ26のうちの他方を収容する。これらの例示的な図を参照すると、図中の飲料調製マシン4は、第3モジュール152を備え、第1モジュール148が流体ヒータ28を収容し、第2モジュールが流体ポンプ26を収容している。
モジュール146、148、150、152間の移動可能な接続は、好ましくは、枢動式接続であるが、しかしながら、摺動式接続、又は、モジュールに接続された可撓性導管(例えば、モジュールのニップルに接続されたホース)を含む可撓性接続、若しくはそれらの組み合わせ、すなわち、それらのモジュール間の種々の接続などの他の変種も可能である。この枢動式接続の枢動軸線は、好ましくは、水平の支持表面上に飲料調製マシン4が支持されている場合に、垂直方向に配置されるが、しかしながら、他の変種、すなわち、傾斜させるか、又は水平にすることも可能である。これらの例示的な図を参照すると、図中の飲料調製マシン4は、モジュール間に枢動式接続を備え、枢動軸線は、垂直に配置されている。
モジュール146、148、150、152のうちの1つ以上は、好ましくは実質的に同じ形状の筐体を備え、例えば、それらは、同じ直径若しくは同様の直径を有する円筒形であるか、又は、同じ断面若しくは同様の断面を有する矩形である。これらのモジュールは、任意選択的に枢動軸線と整合し得る軸線を中心として、概して細長いものであるが、しかしながら、それらのモジュールのうちの1つ以上は、枢動軸線の方向とは異なる方向で整合し得る。これらの例示的な図を参照すると、それらのモジュールは、概して、同じ直径を有する円筒形であり、水平の支持表面上に飲料調製マシン4が支持されている場合に、モジュール148、150、及びモジュール152は、関連する枢動軸線と同軸に、垂直に配置され、モジュール146は、水平に配置される。
この枢動式接続は、スリーブに対して回転するように配置された軸部を備え、例えば、このスリーブは、モジュール上に配置され、そのスリーブの内部で軸部が枢動するか、又はその逆である。この軸部は、モジュール間の流体の伝達のための導管を含み得る。有利には、流体供給部12は、この移動可能な接続の一部を形成し得る。図示の実施例を参照すると、図1では、これらのモジュールは、スリーブ154を備え、軸部156は、それらのモジュールを相互接続する、流体導管158の一部である。より詳細には、この実施例では、流体導管158Aが、第3モジュール152のリザーバ24から第2モジュール150に流体を供給し、流体導管158Bが、第2モジュール150の流体ポンプ26を介して、第1モジュール148に流体を供給し、流体導管158Cが、第1モジュール148の流体ヒータ28を介して、飲料調製モジュール146に流体を供給する。
これらの流体導管158のうちの1つ以上は、支持表面に当接するように配置されることにより、基部20の一部を形成することができる。図示の実施例では、導管158A及び導管158Cは、当接するためにU字形状であるが、他の形状も可能であることが理解されるであろう。流体の入口及び出口を有するモジュール(この実施例では、第1モジュール148及び第2モジュール150)に関しては、その入口及び出口は、一般に、それらのモジュールの対向表面上に配置することができ、例えば、図示の実施例では、第2モジュール150は、底面に流体入口を有し、上面に流体出口を有するが、その一方で、第1モジュール148は、逆の配置を有する。有利には、流体は、モジュールを直接通って流れることが可能である。流体導管158のうちの1つ以上はまた、モジュール間の通信のための、その流体導管の中を通って延在する、制御システム18の一部(例えば、信号及び電力の伝達のための電気配線)も備え得る。
2 飲料調製システム
4 飲料調製マシン
10 支持構造体
146 飲料調製モジュール
20 基部
22 本体
148 第1モジュール
20 基部
22 本体
150 第2モジュール
20 基部
22 本体
152 第3モジュール
20 基部
22 本体
移動可能な接続
154 スリーブ
156 軸部
158 流体導管
12 流体供給部
24 リザーバ
26 流体ポンプ
28 流体ヒータ
130 出口導管
14 抽出ユニット
30 注入ヘッド
40 注入器
32 カプセルホルダ
42 空洞部
44 空洞基部
138 液圧作動部分
140 流体供給部分
46 抽出壁部
48 出口
34 カプセルホルダ装填システム
108 アクチュエータユニット
110 装填機構
112 遊星歯車列
116 外転サイクロイド歯車列
120 太陽歯車
122 遊星歯車
124 キャリア
118 環状歯車
114 リニアアクチュエータ
126 回転部材
128 ガイド部材
132 拘束ユニット
134 第1のガイド部
136 相補的な第2のガイド部
36 カプセル挿入チャネル
38 カプセル排出チャネル
16 カプセル処理ユニット
50 コード読み取りシステム
74 コードリーダ
コード読み取り機構
52 カプセル移送機構
142 移動可能カプセル支持部
144 運動伝達部材
54 カプセル検出システム
カプセル検出センサ
18 制御システム
56 ユーザインターフェース
58 処理ユニット
62 メモリ
プログラム又はプログラム論理
60 センサ
62 流体レベルセンサ
64 流量センサ
66 温度センサ
68 位置センサ
70流体レベルセンサ
72 カプセル検出センサ
74 コードリーダ
76 カプセル支持部
80 角速度センサ
102 電源
104 通信インターフェース
6 カプセル
100 カプセル回転軸線
実施例1
82 本体部分
84 蓋部分
86 フランジ部分
実施例2
88 本体部分
90 蓋部分
92 フランジ部分
実施例3
94 本体部分
96 蓋部分
98 フランジ部分
8 容器

Claims (15)

  1. カプセル(6)から飲料の原材料を抽出するための、飲料調製マシン(4)の抽出ユニット(14)であって、
    カプセル受け取り位置とカプセル抽出位置との間で移動するように動作可能なカプセルホルダ(32)と、
    前記カプセル受け取り位置と前記カプセル抽出位置との間で前記カプセルホルダを作動させるように動作可能なカプセルホルダ装填システム(34)であって、アクチュエータユニット(108)及び装填機構(110)を備えており、前記アクチュエータユニットが、前記装填機構を作動させ、前記装填機構が、リニアアクチュエータ(114)を備えている、カプセルホルダ装填システムと、を備えている、抽出ユニット(14)において、
    前記装填機構は、遊星歯車列(112)を更に備えており、前記アクチュエータユニットは、前記遊星歯車列に回転運動を供給し、前記遊星歯車列は、前記回転運動を低速化させ、前記リニアアクチュエータは、前記低速化された回転運動を受け、前記低速化された回転運動を直線運動に変換し、前記直線運動を前記カプセルホルダにつなげることを特徴とする、抽出ユニット(14)。
  2. 前記遊星歯車列(112)は、外転サイクロイド歯車列(116)及び環状歯車(118)を備え、前記外転サイクロイド歯車列は、太陽歯車(120)と、1つ以上の遊星歯車(122)と、前記太陽歯車を中心とする円周方向で前記遊星歯車を回転可能に支持するためのキャリア(124)とを備えており、前記遊星歯車の1つ又は各々は、前記太陽歯車によって回転可能に駆動され、前記環状歯車は、前記遊星歯車の1つ又は各々の周囲に少なくとも部分的に延在して、前記遊星歯車の1つ又は各々により回転可能に駆動され、前記太陽歯車は、前記アクチュエータユニットから前記回転運動を受け、前記環状歯車は、前記遊星歯車の1つ又は各々から回転運動を受け、前記低速化された回転運動を出力する、請求項1に記載の抽出ユニット。
  3. 前記キャリア(124)は、前記太陽歯車(120)、及び前記遊星歯車(122)の1つ又は各々に対して回転拘束されている、請求項2に記載の抽出ユニット。
  4. 前記アクチュエータユニット(108)は、モータを備え、前記モータは、前記モータの回転軸線が前記遊星歯車列(112)の回転軸線と平行又は同軸となるように配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の抽出ユニット。
  5. 前記太陽歯車(120)は、前記モータのシャフトに直接接続されている、請求項2〜4のいずれか一項に記載の抽出ユニット。
  6. 前記リニアアクチュエータ(114)は、前記直線運動が前記遊星歯車列(112)の回転軸線及び/又は前記モータの回転軸線と平行となるように構成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の抽出ユニット。
  7. 前記モータは、前記カプセルホルダ(32)の移動可能部分と、前記キャリア(124)と、それらのうちの1つに拘束された構成要素とのうちの1つ以上を備えるアセンブリに取り付けられている、請求項4〜6のいずれか一項に記載の抽出ユニット。
  8. 前記カプセルホルダ装填システム(34)は、キャリア(124)と、アクチュエータユニット(108)と、前記カプセルホルダ(32)の移動可能部分と、それらのうちの1つに拘束された構成要素とのうちの1つ以上を備えるアセンブリを、前記抽出ユニットの本体(22)に対して回転拘束するように動作可能な、かつ/又は前記抽出ユニットの本体に対して、並進移動させるべく拘束するように動作可能な拘束ユニット(132)を備える、請求項4〜6のいずれか一項に記載の抽出ユニット。
  9. 前記リニアアクチュエータ(114)は、回転部材(126)及びガイド部材(128)を備え、前記回転部材は、前記遊星歯車列から前記低速化された回転運動を受け、それに応答して、前記ガイド部材への螺合接続によって、前記ガイド部材に沿って軸線方向に変位する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の抽出ユニット。
  10. 前記遊星歯車列(112)の前記環状歯車(118)は、前記回転部材(126)の内側表面に配置され、前記回転部材の外側表面は、雄ねじ山を備え、前記ガイド部材の内側表面は、相補的な雌ねじ山を備えている、請求項9に記載の抽出ユニット。
  11. 前記回転部材(126)は、キャリア(124)と、アクチュエータユニット(108)と、前記カプセルホルダ(32)の移動可能部分と、それらのうちの1つに拘束された構成要素とのうちの1つ以上を備えるアセンブリに回転可能に接続されている、請求項9又は10に記載の抽出ユニット。
  12. 流体供給部(12)の出口導管(130)は、前記リニアアクチュエータ(114)の回転部材(126)及び/又は前記遊星歯車列(112)の少なくとも一部を通って、前記カプセルホルダ(32)の注入器まで延びている、請求項1〜11のいずれか一項に記載の抽出ユニット。
  13. カプセル(6)から飲料の原材料を抽出するための、飲料調製マシン(4)の抽出ユニット(14)へと組み立てるための部品のキットであって、
    カプセル受け取り位置とカプセル抽出位置との間で移動するように動作可能なカプセルホルダ(32)と、
    前記カプセル受け取り位置と前記カプセル抽出位置との間で前記カプセルホルダを作動させるように動作可能なカプセルホルダ装填システム(34)であって、アクチュエータユニット(108)及び装填機構(110)を備えており、前記アクチュエータユニットが、前記装填機構を作動させ、
    前記装填機構が、リニアアクチュエータ(114)を備えている、カプセルホルダ装填システムと、を備えている、部品のキットにおいて、
    前記装填機構は、遊星歯車列(112)を更に備え、前記アクチュエータユニットは、前記遊星歯車列に回転運動を供給し、前記遊星歯車列は、前記回転運動を低速化させ、前記リニアアクチュエータは、前記低速化された回転運動を受け、前記低速化された回転運動を直線運動に変換し、前記直線運動を前記カプセルホルダにつなげることを特徴とする、部品のキット。
  14. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の抽出ユニット(14)を備えている飲料調製マシン(2)であって、前記抽出ユニットに流体を供給する流体供給部(12)と、カプセル(6)から飲料の原材料を抽出するように、前記抽出ユニット及び前記流体供給部を制御する制御システム(18)とを更に備えている、飲料調製マシン(2)。
  15. カプセル(6)から飲料の原材料を抽出するための、請求項14に記載の飲料調製マシン(4)の抽出ユニットの動作方法であって、
    前記アクチュエータユニット(108)及び前記装填機構(110)を使用して、前記カプセル受け取り位置と前記カプセル抽出位置との間で、前記カプセルホルダを作動させることを含む、方法。
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