JP2017529786A - 電圧の不在を検知するための方法及び装置 - Google Patents

電圧の不在を検知するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

電気機器の電圧の不在を検知するための方法及び装置。設置型装置が、電源に電気的に接続されている。該設置型装置は、電圧を検知可能な回路を有し、自己診断を実行し、該電源への接続を確認する。一実施形態では、該装置は、また、電圧が非通電レベルにあるかを確認し、連続性を再確認し、自己診断を繰り返すことができる。他の実施形態では、該設置型装置は、断路器の回線側及び負荷側に電気的に接続され、該断路器の状態を確認するよう構成される回路を有することができる。他の実施形態では、該装置を、情報を転送するために携帯型リーダと通信するよう構成することができる。さらに他の実施形態では、該装置を、該装置が設置されているパネルへのアクセスを制御するコントローラとやり取りするよう構成することができる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2014年9月5日出願の米国仮特許出願第62/046,419号の利益を主張するものであり、その主題は、その全体が参照により本明細書に援用される。
本出願は、電気安全に関するものであり、電気機器に恒久的に設置された電圧テスタを用いて電圧の不在を判定するためのシステム及び方法を記載する。
伝統的に、携帯型テスト機器を使用して、電圧の不在を検証する。携帯型テスト機器を用いた電圧の検証は、図1に示すように複数のステップのプロセスに分けられる。このプロセスのいくつかのステップは、時間がかかり、数多くのサブステップを含んで複雑であり、電気事故のリスクを伴う。
携帯型テスト機器を用いたこの電圧検証プロセスはベストプラクティスとみなされるが、制限がないわけではない。例えば、携帯型機器は、機械的及び電気的障害、ならびにこの携帯用装置を使用する人の誤用の影響を受けやすい。また、全体のプロセスを通して、電圧検証テストを実施する人が、傷害または死につながる潜在的な電気的危険にさらされている。安全確保のためには、すべての導体を、そうでないと検証されるまで電力供給されていると仮定し、個人用保護具(PPE)などの追加の予防措置を講じることが必要である。さらに、このプロセスを実施しない、または省略して実施する場合、傷害の原因となる事故の可能性はさらに大きくなる。このプロセスは人による入力、やり取り及び解釈に大きく依存しているので、間違い及び誤りの影響を受けやすい。
作業者の安全性及びこのプロセスの効率の改善のため、電気機器に近づく前に電気的な危険の有無の判定が可能であることが望ましい。電圧が無い場合、感電、アークフラッシュ及びアークブラストの危険性がなくなる。
電気安全に対する必要性の認識の高まりから、産業用途において電圧インジケータを使用することが増えている。こうした装置は、電圧が存在するときに警告を与えることには有効であるが、電圧不在に対する検証用としては信頼性がない。典型的には、電圧インジケータは、三相回路に配線接続されており、それが監視している回路のみにより給電されるものである。したがって、電圧計は電圧の存在を表示することのみ可能である。電圧の不在を検証するためには、携帯型テスト機器を用いるプロセスがさらに必要である。というのも、電圧インジケータは、信号が無いことが、装置の障害、接続の切断、または真に非通電状態によるものかどうか判定する方法を持たないからである。
装置を一時的に通電状態に移行して電圧インジケータの機能性を検証できるように、装置にテスト電流を注入することが、米国特許第8,013,613号に提案されている。これは1つの改善であり、電圧インジケータが機能していることを検証するが、電圧インジケータと監視されている回路との間の配線接続が損傷しておらず、電圧の不在を直接通知していないことを検証するものではない。したがって、恒久的に設置された装置を用いて電圧の不在をテストし、検証するために、より頑強な方法が必要とされる。
設置型装置は、電源に電気的に接続される。この設置型装置は、電圧を検知可能な回路を有し、自己診断を下し、電源への接続をテストする。一実施形態では、この装置は、また、電圧が非通電状態にあるかどうかを確認し、連続性を再確認し、自己診断を繰り返すことができる。他の実施形態では、この設置型装置を断路器のライン及び負荷側に電気的に接続し、断路器の状態を確認するよう構成された回路を有することができる。他の実施形態では、この装置を携帯型リーダに情報を転送するためにこの携帯型リーダと通信するよう構成することができる。さらに他の実施形態では、この装置を、この装置が設置されているパネルへのアクセスを制御するコントローラとやり取りするよう構成することができる。
携帯型テスト機器を用いた電圧検証の従来技術の方法を示す流れ図である。 設置型テスト装置を用いて電圧の不在を検証する方法を示す流れ図である。 さらに存在および不在インジケータを組み込んだ設置型装置を用いて信号の不在を検証する方法を示す流れ図である。 設置型テスト装置を用いて電圧検証を行う電圧の存在不在の明確な表示を組み合わせる方法を示す流れ図である。 図4の方法を実行するよう設計されたシステム内で使用される構成要素の図である。 電気断路器の負荷及び回線両方に取り付けられるテスト装置を有するシステムを示す。 電気断路器の負荷側及び回線側両方に取り付けられる単一テスト装置を有するシステムを示す。 断路器の負荷及び回路両方に取り付けられる装置を有する電圧の不在を検証する方法を示す流れ図である。 回線側と負荷側に別々の装置を有し、断路器の回線側が通電し、断路器が切断されているテスト結果を示す図である。 単一の装置を断路器の回線側及び負荷側両方に接続し、断路器の回線側が通電し、断路器が切断されているテスト結果を示す図である。 回線側と負荷側に別々の装置を有し、断路器の回線側が通電し、断路器が切断され、第2相に問題が発生しているテスト結果を示す図である。 単一装置を断路器の回線側及び負荷側の両方に接続し、断路器の回線側が通電し、断路器が切断され、第2相に問題が発生している、テスト結果を示す図である。 回線側と負荷側に別々の装置を有し、断路器の回線側が非通電で、断路器が切断され、第2相に問題が発生している、テスト結果を示す図である。 単一装置を断路器の回線側及び負荷側の両方に接続し、断路器の回線側が非通電で、断路器が切断され、第2相に問題が発生している、テスト結果を示す図である。 電圧の不在を示すために使用されるテスト装置の基本的な実行順序を示す流れ図である。 どのように図11の実行順序を修正して、中間結果を内部メモリに書き込みステップを含ませることができるかを示す流れ図である。 テスト装置からの情報を装置間で様々な接続を介してどのように転送することができるかを示す流れ図である。 テスト装置からの情報を装置間で様々な接続を介してどのように転送することができるかを示す流れ図である。 テスト装置のフロントディスプレイの一実施形態を示す図である。 テスト装置と通信するためアプリケーションを使用する携帯型リーダのディスプレイを示す図である。 テスト装置と通信するためアプリケーションを使用する携帯型リーダのディスプレイを示す図である。 テスト装置を使用して、エンクロージャへのアクセスを制御する基本的なプロセスを示す流れ図である。 図22の方法を実行するためのシステムの基本的な構成要素ならびに入力及び出力関係を示す図である。 テスト装置を使用して、信任状認証を有するエンクロージャへのアクセスを制御する基本的なプロセスを示す流れ図である。 図13の方法を実行するためのシステムの基本的な構成要素ならびに入出力関係を示す図である。 テスト装置を使用して、エンクロージャへのアクセスを制御する高度なプロセスを示す流れ図である。 テスト装置を使用して、エンクロージャへのアクセスを制御する高度なプロセスを示す流れ図である。 図26A及び26Bの方法を実行するためのシステムの基本的な構成要素ならびに入出力関係を示す図である。 電力供給されている電気装置へのアクセスを制御するためシステム内で使用される構成要素を示す図である。
電圧の不在を検証するため、ユーザは、導体が非通電であること、この導体が非通電であることを判定するために使用されるテスト器具が使用の前後で正常に機能していること、及び測定されようとしていた回路の一部は実際にはテストされていたことを見分けることができなければならない。さらに、電気事故が人的被害を起こす可能性を無くすために、この判定を装置へのアクセスなしに行えることが望ましい。電気機器にアクセスする前、ドアまたはカバーがまた取付けられている間に信頼性の高い検証を実行することにより、いくつかの点で安全性を飛躍的に向上させることになる。これにより、その装置と接する作業者が、装置が実際は電力供給されている場合に、不注意に対象としない回路の一部と接触する、または、導体を短絡することを防ぐ。また、これにより、作業者と、通電している可能性のある導体の部分ならびにアークフラッシュが発生した場合に生じるあらゆる結果を含む可能性のあることとの間の距離を広げる。
図2に示す方法を使用して、その装置にアクセスせずにテストを行いたい回路のポイントに配線接続された(または直接接続された)設置型テスト装置を備える電撃防止エンクロージャ内の電圧の不在を検証することができる。したがって、回路導体が非通電状態と証明されるまで、それにさらされる危険を回避できる。この方法は、電圧存在インジケータ(ステップ0)からの信号が無いことをトリガとすることができ、または独立していてもよい(ステップ1から始める)。
電圧の存在を確認(ステップ0)は、既存の電圧インジケータ技術を活用して行われる。例えば、約30〜50Vより大きい電圧が検出された場合、一般に、1つ以上のLEDを点灯することでインジケータが作動する。このインジケータは危険な電圧が存在することを警告する働きをする。この電圧存在インジケータが作動しない場合、電圧が不在であることを判定し、証明する更なる調査が必要である。これより、電圧の不在を検証するため、設置型テスト装置を使用する追加の機能性の説明を開始する(その他のステップを実行するために使用する技術によるが、設置型テスト装置及び監視されているシステムの電子回路を保護するため危険な電圧が存在する限りそのプロセスを開始しない方が望ましい場合がある)。第1のステップ(ステップ1)は、一連の自己診断及び/またはその装置が実際に機能していて失敗をしたことがないことを検証するための内部確認を実行することにより設置型テスト装置をテストすることである。これには、監視されている回路の一次電源から独立した二次電源が必要である。この装置が機能している場合、設置型テスト装置と監視されることになる回路部との間に接続があることを検証することが重要になる(ステップ2)。このステップは重要であり、ステップ3で電圧が検出されない場合、それが実際に回路に電圧がないためであり、設置型テスト装置のリードを電圧源から離したままにしておく設置不良によるものではないことの確認が必要とされる。したがって、電圧不在の誤示を防ぐことになる。次に、検出方法を介して、電圧の不在を検証しなければならない。非通電状態を観察しなければならない(ステップ3)。(電圧などの信号の不在を検証する際、信号が真に不在で、単に危険でない程度の電圧ではなく(<〜30V)、非給電レベル(〜0V)まで確実に下がっていることが重要である。そして、接続を再度検証して(ステップ4)、非通電状態にある場合、実際には回線は〜0Vであり、設置不良または設置型テスト装置と監視される回路との間の接続不良によるものではないことを確実にしなければならない。最後に、設置型テスト装置は自己診断を繰り返して(ステップ5)、自身が機能していることを確実にしなければならない。このプロセスの各ステップの基準が満たされた場合、電圧の不在が検証されたと結論付けることができる。こうした一連のステップは、方法及び最終結果の信頼性にとって重要であり、プロセッサを使用することで、こうしたステップを自動的にかつ正しい順序で実行することが確実に可能である。
この方法及び装置を利用する設置型システム及び装置に要求される重要要素の一部として、以下の組み合わせを挙げることができる。それらは、監視されている回路に直接接続される(例えば、配線接続される)設置型(携帯型ではない)テスト装置/器具、自己診断を実行する信頼性の高い手法、接続テスト(設置型テスト装置と監視される回路との間の直接接続の完全性を検証する)、この装置が被る可能性がある電圧の完全な範囲をカバーする電圧検出技術、電圧不在(及び任意に電圧の存在)の明確な表示を提供する機能、監視されている回路が非通電状態であるとき、設置型テスト装置に給電する二次電源及びインフラストラクチャ、及び各ステップで観察された、または測定された状態から見つけられたロジックに基づいた出力を有する適切な順序で、この方法を確実に実行する方法である。こうした要素または特徴それぞれの重要性及びそれが全体の方法に提供する価値を以下で説明する。
恒久的に設置された装置/システム
本明細書に記載する電圧テスト及び検証方法は、携帯型テスト装置を利用する従来の方法よりいくつかの利点がある。
○ 接続性検証及びテスト装置の機能性を備える設置型システムは、パネルにアクセスすることなくパネルの外側から始動できる。これにより、電圧検証プロセス中に作業者が直接電気的な危険にさらされるのを避けることができる。閉じたパネルカバーまたはドアは、距離を広げ、人と危険との間の障壁としての働きをする。これは、電気的傷害の可能性及び重症度という2つの要因を低下させる。
○ 設置型システムは、典型的には、回路部に配線接続され、直接接触する。携帯型テスト機器を使用するとき、ユーザは、正しい回路部品を識別し、非絶縁領域と接触しなければならない。この携帯型テスト機器のプローブが導体に完全に接触していない、または不注意に絶縁体上に配置する場合、読み取り不良が起こり得る。
○ 用途に対して正しい装置を備えた設置が、適切に行われたと仮定すると、設置型テスト装置はこの用途に好適であるといえる。事故は、テスト機器と回路/装置との間の互換性のない定格に基づいた不適切なテスト機器を使用したために発生している。さらに、一部のテスト機器は複数の設定があり、それは、用途及び意図された機能に基づいて選択されなければならない。装置の改造が行われるたびにテスト及び確認が望まれる特定の装置用に選択された恒久的に設置された装置は、用途に適さない電圧テスト器具を使用したことにより、障害が発生しないようにする。
○ 携帯型テスト機器は機械的及び電気的な損傷を受けやすい。設置型テスト装置は、(用途に対して十分な定格である場合)物理的な酷使を受ける可能性が低く、内部障害を検出してセーフモードで作動が止まるよう設計可能である。携帯型テスト機器は、装置間を移動したり、製品寿命の間に不適切な用途で使用されたりすると、接続不良、接触不良、プローブの損傷が発生または拡大する怖れがある。
接続性検証
これは重要なステップであり、現在の最新技術から欠けているものである。非携帯型システムの電圧不在表示を信頼するためには、設置型テスト装置が、監視されるよう望まれる回路部への直接接続を意図したままで依然として直接結合されていることを確認することが重要である。さらに、こうした検証を装置に直接アクセスする必要なく(すなわち、ドア及びカバーを閉じたまま)達成することは有利であり、直接目視しなくて済むことが多くなる。産業用電気装置では、設置不良とは、典型的には、不適切な終端、熱膨張、または振動により、接続が緩むか切断された状態をいう。電圧などの信号不在を検証するとき、インジケータから主回路へシステムまたは装置全体に連続性があることを検証することにより達成可能である。テスト装置のリード線と回路の導体との間に連続性が存在することを検証するために使用可能ないくつかの技術があり、したがって、装置設置が損なわれていないことが保証される。
明確な不在表示
典型的なインジケータは、LEDを点灯して、または他の種類の能動表示(デジタルディスプレイ、音響など)により信号の存在を伝える。こうしたインジケータは、信号の不在を直接通信する手段はなく、初期設定では、このインジケータと接する人が、インジケータの点灯が不足しているときに信号がないと仮定することができるだけである。安全に直接関係する状態を伝えるとき、これは危険な仮定になる怖れがある。したがって、このRSに記載する方法は、能動的インジケータを利用して電圧の不在を伝達するものである。明確な表示を提供することは、この方法が、すべての表示がフェイルセーフ状態になることを確実にする1つの方法である。
二次電源
信号の不在に関する能動的表示を提供するため(ならびに、本方法に記載のステップを実行するために利用されるすべてのマイクロプロセッサ及び電子機器に給電するため)に、監視されている回路から別に導出され、独立している二次電源が必要である。
また、この二次電源は、危険でない電圧で動作することも不可欠である。この二次電源は、用途及び容易に入手可能な電源インフラストラクチャの種類に応じて様々なソースから提供可能である。二次電源は、一時的、連続的、またはいくつかの組み合わせで提供することが可能である。
○ 一時的ソースの例として、電池(使い捨てまたは再充電可能)またはコンデンサなどの記憶装置、環境発電(RF,振動性、熱、太陽光)などが挙げられる。こうしたソースは、有限で、主回路の電源が切れた後(再給電されるか、人が介在して、再充電される可能性が高い)、一定の期間の間使用することができる、または需要に応じてわずかな期間使用されて、状態を一時的に表示することができる。
○ 連続的電源の例としては、ネットワーク電源(パワーオーバーイーサネット(登録商標)(PoE)または予備の無停電電源装置(UPS)を備えた同様の物など)、発電機供給電源、または主回路から独立した構成を有する危険でない電圧の別の制御電源(主回路がシャットダウンされ、ロックアウト及びタグアウトされたとき、二次電源を利用できるように独立していなければならない)を挙げることができる。
装置の自己テスト/自己診断
電圧などの信号の不在を検証するとき、電圧をテストするために使用される装置または回路を検証すること、または電圧が無いことが確認された場合、プロセスのポイント前後で期待した通りに電圧測定を機能させることが重要である。この自己診断は、一連の確認及び検証の可能性があり、重要な構成要素、回路またはプロセッサが動作可能で、期待通りに実行することを確実にするために実施される。これは、この完全な方法を利用する設置型テスト装置は、フェイルセーフ表示に至り、場合によっては、所定の種類の障害または状態に対して耐えることを保証する一助となる。
この方法を実行するために用いられる技術によって、このステップに要求され、利用される自己診断は変化してよい。例えば、測定を行うテストを実行する役割をもつ電子機器は、任意のサージまたは監視されている回路の予期せぬ状態の結果として損傷を受けていないことを知るのが重要な場合がある。あるいは、このステップは、この装置の機能性は逆に、装置が設置されている環境に存在し得るどのような望ましくない要因にも影響を受けないことを保証するのに役立つ場合がある。したがって、実際の電圧テストまたは測定の前後にこの装置の機能性を確認することは、結果の有効性に信用を加え、またそれを保証することにおいて不可欠である。
電圧検出範囲
電圧存在インジケータは、典型的には、危険でないと考える閾値を超える電圧があると点灯する。この値は、一般に、約30〜50Vである。しかし、信号の不在を確認する際、危険でない電圧を表示するのは十分でなく、検出回路は、テスト機器の能力及び周囲環境に基づいて、可能な限り0V近くで、回路が通電していると判定可能でなければならない。さらに、電圧の不在、及び場合によっては、存在を判定するために使用される電圧検出技術(複数可)は、電圧が危険と考えられるか否かに関わらず、その装置が、設備内でさらされ得る電圧の範囲すべてにわたり、忠実に機能しなければならない。
自動テスト手順
この装置内に論理ベースの制御を組み入れることで、電圧の不在を検証するために必要なすべてのステップが、適切な順序で、毎回、最終状態が表示される前に、完了したことを保証される。これにより、電圧の測定前後に、作業者がテスト機器(典型的には、電圧計またはデジタルマルチメータ)の機能性を検証する携帯型テスト機器上での方法が改善される。また、装置の機能性及び設置型テスト装置とテストされる回路の一部との間の接続性に対する必要な確認を組み入れることにより、電圧存在インジケータの改善を表す。このプロセスは、マイクロプロセッサまたはコントローラベースであってもよく、障害耐性の程度を変化させることを組み込むことができ、また、そのように設計され得ることで、障害が発生しても、確実に安全な状態に至ることができる。また、システムはテストの結果を通信する機能(例えば、LED表示、デジタルディスプレイ、他の装置への出力またはリンクされたネットワーク構成要素など)を備えていなければならない。
設置型テスト装置を使用するこの方法の一例を図3に示す。信号の不在を検証する方法は、独立して、または電圧存在表示システムと一緒に使用することができる。この方法にはいくつか可能なバリエーションがある。例えば、二次電源が起動した場合、または二次電源の状態として、「テスト中」など追加の表示を提供することが望ましい場合がある。図4に示す他の例では、追加の構成要素を組み込む。図5は、図4の方法を利用する設置型テスト装置を備えるシステムの物理的実施形態を図示し、システム10は、ドアを備えるエンクロージャ13及び装置12を含み、装置12の一部はドアに取り付けられている。この装置12は、電源14に電気的に接続される。一実施形態では、この装置は、点灯する電源LED(各相に1つずつ)を示して、通電していることを表す(図5のパネルIを参照)ことが可能で、通電していないときは点灯せず(パネルII)、テストボタンを押下すると、テストLED(パネルIII)を点灯してテスト中であることを表し、テストが電圧の不在を確認した場合、確認LED(パネルIV)を点灯する。
一実施形態では、設置型テスト装置は、断路器の状態に加えて、電気断路器の回線(供給)側及び負荷側両方の電圧の有無を監視することにより機能性を高めることができる。
別々の設置型テスト装置が回線側及び負荷側の両方に設置されたとき、いくつかの強化された機能性を利用可能である。例えば、回線側の装置を使用して、パネル内の電圧の状態を表示する、または視覚的に相の喪失表示を提供することができる。負荷側の装置を使用して、電気断路器の状態を確認することができる。断路器が機械的不具合を被る、または回路遮断器の接点が結合された場合、設置型テスト装置は視覚表示を提供することができる。しかし、回線側及び負荷側の監視されている断路器を切断する前に、上流の断路器の電源が遮断された場合(複合または多段ロックアウト/タグアウト、または計画的シャットダウン中の場合の可能性がある)、各相の回線と負荷接点の両端間の連続性を確認せずに断路器の状態を確認することはできない。なぜなら、上流の電源が遮断された場合、断路器の位置に関わらず、負荷装置の状態で電圧の不足がわかるからである。
こうした種類の障害を防ぐために、手順を整えて、複合ロックアウト/タグアウト中の動作の順序を規定することが可能である。さらに、シャットダウン中に有資格電気作業者が電圧計を用いて、断路器の回線側の両端間の電圧、断路器の負荷側の両端間の電圧を確認することが多く、最後に各相(回線から負荷まで)の両端間を測定し、抵抗を確認することが多い。これは良い作業であるが、時間がかかる可能性があり、このプロセスのステップそれぞれにしたがい、かつ順番に実行された場合のみ効果がある。
さらに、2つの別々の装置を設置することは、費用が掛かる可能性があり(部品コスト及び設置コストの両方を考慮すべきてある)、電撃防止エンクロージャの空間的制約の可能性がある。
図6は、回線側及び供給側の両方に別々のモニタを使用することを示す。標準作業は、表示を解釈すると、適切なロックアウト、タグアウト手順に沿って、正確な結果を取得することである。回線側及び負荷側それぞれのインジケータに関してこの方法を用いる場合、電気エネルギーを遮断する時に作業者が、下流の断路器をまず、最初に開けて、ロックし、タグ付けすることが重要である。作業者が、上流の装置から開始した場合、ベストプラクティスは作業者が断路器の両端間を測定し、すべての接点が十分切断していることを検証することである。
さらに機能性を高めるために、図7に示すような装備を、図8に示すようなプロセスで使用する。二次電源または貯蔵された危険でないエネルギー源(例えば、電池、ネットワーク電源、ウルトラキャパシタ)を使用して、自己診断を開始する。装置が、自己診断テスト用に設定された基準を満たすことができると、あらゆる種類の方法を利用して設置を検証し、テスト装置と監視されている回路との間の連続性を確立する。設置が満足できるものであることが確立されると、電圧用テストを、回線側及び負荷側の両方で実施する。この電圧を測定してもよく、または所定の閾値を超える存在のテストを、実施してもよい。電圧がないことが検証された場合、次のステップでは、各相の接点(回線と負荷)両端間に連続性が無いことを検証する。これは重要なステップであり、実際は断路器が切断され、機械的不具合(回路遮断器の接点結合または完全に切断されていないナイフブレードなど)が起きていないことを保証するものである。
この方法により、装置が、動作可能状態、整備のためのシャットダウン状態に関わらず、または故障がLOTOプロセスで発生している場合、作業者がパネルを開ける前に電圧及び断路器の状態を判定することが可能になる。
図9は、上流の断路器24が閉鎖(回線側が通電)し、断路器23の回路側及び負荷側両方のテスト装置21を有するエンクロージャ23内の断路器が切断されているシステム20を示している。図10は、断路器23の回路側及び負荷側の両方に接続された単一テスト装置31を有する別のシステム30を示している。図11及び12は、図9及び10と同じ構成であるが、パネル内で切断され、第2相に不具合がある断路器を示している。図13及び14は、図11及び12と類似のシステムを示し、上流の断路器は切断され、パネル内で切断された断路器は、第2相に不具合を持っている。
さらに一実施形態では、このシステムを、恒久的に設置されたテスト装置という概念で作ることができる。上述の電圧インジケータは、システムまたはネットワークの一部とすることができ、また、作業者の要求で短期間にバッテリーにより供給される補助的な電源を備えたスタンドアロン装置としても取り入れられることが多い。この装置が非通電状態にあるとき、電圧の不在のテストを開始するための基本的な動作を、図15に示す。この装置は、給電がない期間動作し、ネットワークに接続されない(スタンドアロン)ので、テストを行うときに確立するクロックを確立する方法を持たない。同様に、この装置は、ネットワークから独立しているので、結果表示を記録する方法は、作業者の手作業のみによる。この種類の電子装置は、回路の単一ポイントを監視しており、したがって、いくつか固有の装置を設備内に設置するものである。さらにこの実施形態では、最終結果または表示を判定するために使用される中間ステップ、データ及び状態を見る方法、電圧テストの完了を記録し、自動的に結果を記録する方法、ネットワークインフラストラクチャ(図12)のないスタンドアロン装置が開始したテストの結果に時間及び日付印を追加する方法、を提供する。
これを実現するには、いくつか構成要素が必要である。それらは、メモリに結果を書き込むテストアルゴリズム、装置内に必ず必要な無線伝送機能、無線機能を備える携帯型リーダ/ディスプレイ、及び対応ソフトウェアである。
● テストアルゴリズムは、結果(中間データ、状態及び/または最終表示)をメモリに書き込むことを含むステップを備えていなければならない。作業者が新しいテストを開始するたびに、メモリ内のデータが常に同テストからのものであることを保証するため、メモリ内の結果は、新しい結果が上書きされる前にすべて消去されなければならない。作業者は、装置のインタフェース上の最終表示のみを見るので、このステップの追加は作業者にとって可視化されている。
● 無線伝送の1つ以上の形式を装置に組み込まなければならない。ブルートゥース(登録商標)、ビーコン、RFID(無線周波数識別)、またはNFC(近距離無線通信)などの追加のインフラストラクチャに依存しない無線技術を利用することで、配置はスタンドアロン装置を設置することと同じ程度に単純なままである。
● 携帯型リーダ/ディスプレイ(「リーダ」を利用しなければならない。これは、スタンドアロン装置から無線で伝送を受信し、可能な限り送信する機能を備えた携帯型装置(スマートフォン、タブレット、専用ビューア、または他の同様の装置など)である。また、このリーダは、テスト装置についての情報及びテスト結果を作業者が見ることができるようにディスプレイを有する。
● 結果閲覧を最適化するために、専用のソフトウェアまたはアプリケーション(app)をリーダにインストール可能である。このappは、装置上でローカルに動作することができる、または、サーバと同期するよう構成できることにより、複数の作業者及びリーダからの結果を整理してアーカイブすることができる。サーバまたはクラウドベースのプラットフォームにインストールされて、ウェブブラウザを介したオンラインで装置の管理を可能にする追加のソフトウェアがあってもよい。スタンドアロン装置から収集されたデータをダウンロードしたり、他の形式にエクスポートしたりする機能がある。
この方法を設置型テスト装置に適用すると、役に立つ場合がある。例えば、NFCを装置と共に使用する場合、作業者が、「テスト」ボタンを押下して無通電装置とやり取りを開始すると、電圧テストシーケンスが始まる。アルゴリズムを介したマイクロプロセッサのステップ及びテストシーケンス中の他のステップとして、テストシーケンスのデータ及び結果がNFCタグ(複数可)に書き込みされる。この装置はテストシーケンスを完了し、テストシーケンスの結果をドアに取り付けられたインジケータを介して表示する(図19)。そして、作業者はNFC読み取り機能を有する装置(スマートフォン、タブレットまたは他の同様の装置)を使用して、特にスタンドアロン電圧テスタ/インジケータと共に使うために設計された、appにアクセスすることができる(図20)。このappが作動すると、作業者はテスト装置の近くに電話機を移動する。すると、NFCリーダは、タグのデータにアクセスしてappにそれを表示する。データがappに表示されると、テスト結果が記録され、時間が印字され、自動的にログが取られる。app内に、作業者はノートまたはコメントを加え、フォローアップように異常な結果のフラグをたて、または特定の装置に関連する結果/状態をメールすることができる(図21)。追加のソフトウェアを使用して、複数のスタンドアロン装置、作業者、及び/または携帯型リーダを管理することができる。
この方法を用いて、スタンドアロン装置の追加のデータを記録し、データにアクセスすることにはいくつか利点があり、連続した電源のないスタンドアロン電子装置に確認されるいくつかの課題を提言する。具体的には以下のことが挙げられる。
● 装置の物理的ユーザインタフェースを単純にする。この方法により、複雑なインタフェースまたはディスプレイ、あるいはより大きな物理的実施形態を必要とせずに、作業者が追加の方法にアクセス可能となる。
● 単一リーダまたは(より小さいリーダ群)を使用して、複数のスタンドアロン装置とやり取り可能にする。これには、構成部品費用の最小化(それぞれのスタンドアロン装置に対するディスプレイよりも、リーダに対する単一のディスプレイが必要である)、頑強性及び信頼性の向上(スタンドアロン装置の構成部品が減ると接続及び故障のポイントも減る。携帯型ディスプレイが故障した場合、リワークまたはスタンドアロン装置設置に対するメンテナンスをせずに新品を提供可能である)を含むいくつかの利点がある。
● 追加の情報にアクセス可能にする。電池状態のような情報は、app内で表示可能である。電圧値または各相の範囲は、(物理的インタフェース上のオン/オフインジケータと異なり)app内に表示可能である。
● このappをトラブルシューティングのツールとして使用可能とする。物理的インタフェースはテストの合格/不合格の結果のみを表示するが、このappを使用することで、より詳細な結果を表示できる。例えば、テストシーケンスの各ステップまたは選択したステップの結果を表示することができ、作業者が、テストの不合格は電圧の存在、電池の容量の低さ、または設備内のリード接続が検証されなかったことによるためかを識別することを可能にする。また、またはどの相(複数可)でエラーが記録されたかという情報を提供する、または実際に測定された電圧値を報告することが可能である。
● このappをテストそれぞれの時刻/日付の刻印を行い、テスト結果を記録するツールとして使用することを可能にする。この装置は、常にメモリの最新テスト結果を保存する。メモリのデータが読み出しされ、装置からリーダへ送信される際、このappにインポートされ、通常、連続して給電されないスタンドアロン装置では不可能である、このステップを時刻/日付刻印することが可能である。
○ 最終ユーザ(電気技師は、テストが実施されたことを証明できる)、設備所有者(監査のための記録及びログを有し、保険会社に見せる)、及び製品メーカー(事故の場合、結果が記録される)にとって有用である。
● 常に、正しい装置からデータを見る。NFCを備える電圧インジケータの場合、NFC技術の近接性要件のため、作業者は、appで見られる結果及び情報が意図する電圧テスタ/インジケータ装置からのものであると確信する。類似の機能性は、他の無線技術で実装可能である。例えば、伝送信号を、伝送距離を短縮して減衰させることで、スタンドアロン装置及び携帯型リーダの近接性要件になることができる。あるいは、他のフィードバック方法をリーダに組み込んで、スタンドアロン装置のインジケータを起動する信号を送信することができる。
● 自己完結型、使いやすく展開しやすい。組立、設定、装置のペアリングまたは管理するIPアドレスがない。さらに、このシステムは、プラントフロアで移動アクセスまたは無線アクセスなしで動作する。ネットワーク接続は、必要に応じて、任意にデータを同期するまたはアーカイブするためだけに必要である。
● この種類のシステムを設計し、実装する方法によっては、携帯型リーダが、機能性を検証する、またはスタンドアロン装置を校正するための方法として働くことにより追加の機能性を提供できる場合がある。
● appを、設備が最後に改造されたときの日付刻印及び情報を有する写真を介して、この装置が設置されている設備または回路についての情報を見るための方法として使用することができる。それは、電気作業者が、どのように装置が最初にパネル内に設置されたかを知るために有用な場合がある。
類似の機能性をブルートゥース(登録商標)、ビーコン、Wi−Fi、または他の無線伝送方法で実現可能である。さらに数センチメートル遠くへ送信可能な無線信号を使用するとき、追加のステップを加えることで、リーダで結果を見たとき、リーダの範囲に1つ以上の装置があり得るので、表示される結果が特定の装置であることを保証することができる。以下のまたは同様の方法の1つ以上をこの装置に組み入れて、結果を検証することができる。
● 送信するときに、スタンドアロン装置にフィードバックインジケータを提供する。
● 電送距離が制限されるように信号をミュートする。
● app内に識別特性を組み込んで、固有の識別子(シリアル番号またはマックアドレスのような)を表示する。
● app内で「ボタン」を使用して、結果を表示するスタンドアロン装置上の表示ライトまたは信号のトリガとする。
この方法により、電圧インジケータを以下の方法で使用することが可能になる。
● スタンドアロン装置としての電圧テスタ/インジケータ
● サブシステム(例えば、アクセス制御システムに対する入力として)内の装置としての電圧テスタ/インジケータ
● ローカルappを有するスタンドアロン装置としての電圧テスタ/インジケータ
● ローカルappを有するサブシステム内の装置としての電圧テスタ/インジケータ
● サーバに接続される、ローカルappを有するスタンドアロン装置としての電圧テスタ/インジケータ
● サーバに接続される、ローカルappを有するサブシステム内の装置としての電圧テスタ/インジケータ
産業環境では、電気装置は、パネル、キャビネット、または他の種類のエンクロージャ内に収容されることが多い。電源部品(例えば、スイッチ、回路遮断器、フューズ、駆動部、接点)から制御及びネットワーク製品(例えば、PLC、コントローラ、ネットワークスイッチ及び電源)の範囲にわたる装置が、過酷または動的環境から保護されるためだけでなく、様々なレベルの安全及びセキュリティを与えるため、収納されることが多い。意図的か意図的でないかに関わらず、電気、制御またはネットワークパネルへの不正アクセスが、特に電気部品が通電している場合、アプリケーションによっては様々な危険をもたらす可能性がある。
近年、感電、アークフラッシュ及びアークブラストの危険性の認識を促進する努力により、職場での電気安全が強調されている。電気設備近くで作業する場合、電圧があれば、アークフラッシュ、アークブラスト及び感電などの危険が伴う。米国労働安全衛生庁(OSHA)は、職場の電気安全のためのNFPA70E基準などの自発的コンセンサス基準の内容に多く依存して、一般勤務条項を介して電気安全を強く主張する。NFPA 70Eの改訂版それぞれでは、通電状態の装置で作業を行うことはますます受け入れられなくなっている。多くの場合、電気的危険を伴う作業は、電気的安全作業条件(例えば、非通電状態)で実行することが要求される。しかし、またNFPA 70Eは、一部の診断及びテスト活動は装置が通電中に実行されなければならないことを認識している。
産業用設備での自動化及びネットワーク化の増加に伴い、診断活動が、より洗練されたものになってきている。多くの場合、スタートアップ設定、トラブルシューティング及び装置のテストは、制御/ネットワーク電源によってのみ実行可能である。感電及びアークフラッシュに関しては、電圧が低いほど危険が低いことが一般に通説である。NFPA 70E第130条(A)(3)では、50V未満の定格の装置の通電作業が可能であることを明確に示している。産業自動化では、制御/ネットワーク機能は一般的に、より低い電圧レベル(24Vdc)で動作する。したがって、多くのアプリケーションにとって、主電源をロックアウトできるように、パネル内に、主電源から導出されない制御/ネットワーク電源用の別のインフラストラクチャを有することは有利であり、タスクを実行中に、制御/ネットワーク電源を利用中にすることができる。
技術の進歩により、多くの企業の設定で、社員証をつけさせたり、リーダにアクセスさせたりすることが一般的になった。また、多くの産業設備が、所定の位置に測定器具を配置して、様々な部署、研究所、または生産エリアへのアクセスを制限し、監視している。こうしたシステムは、多くの場合、50V未満のネットワーク電源または制御で動作している。電源及び制御システムがネットワーク機能を備えてインテリジェントになるにつれ、ITスタッフ、電気技師及び制御エンジニアの線引きがあいまいになってきている。電源、制御、及びネットワーク装置のすべてが同様のエンクロージャに収容されると、特定の種類の装置に従事するのに不適格な人が、予期しない停電またはスケジュールの遅れを避けなければならない状況など特に高度なプレッシャー状態で、自身、周囲の人、装置またはプロセスに危険をもたらすパネルにアクセスしようとする可能性がある。
エンクロージャがテスト装置、エンクロージャロック、コントローラ及び任意の信任状リーダ(すべて主電源回路とは別に給電される)を備えている場合、産業設備で起こる安全、セキュリティ及びメンテナンス問題に対処する新しい方法が可能になる。多くの場合、こうした要素は存在しないか、エンクロージャにサブセットが存在する場合、独立して機能する。本明細書に記載する新しい概念は、セキュリティ及びメンテナンスの実践に対する安全を次の世代へ案内する新しい方法を提示することによりこうした問題のいくつかを解決する機会を提供するものである。
電気、制御またはネットワークパネルへの不正アクセスは、意図的か否かに関わらず、人々、装置またはプロセスに影響を与え得る安全及びセキュリティの危険につながる怖れがある。信任状リーダと共に電子ロックを備えるエンクロージャレベルのアクセス制御システムを使用することで、作業者は、許可された時刻に許可された人に対するアクセスを制御または制限することができる。コントローラ、ロック及び信任状リーダに主電源(ネットワーク(PoE)、電池、ウルトラキャパシタなど)とは別の危険のないソースまたはエネルギー貯蓄装置を介して、電源供給することにより、電圧を安全レベル(50Vまたはそれ未満)に制限すると、エンクロージャ内の主/一次電源の状態に関わらず、二次電源が利用できる限り、装置は、機能し続ける。さらにリクスを減らすために、場合によっては、パネルが非通電になったとき、または特別な状況になったとき(例えば、通電作業の許可の終了)だけ、場所へのアクセスをさらに制限することが望ましいことがある。
したがって、実施形態によっては、電気的危険にさらされるリスクを減らす、プロセスの崩壊を防ぐ、かつメンテナンスログ/記録を自動化する新しいやり方を提供する方法を含む。結果として、作業者及び装置に対して安全レベルを引き上げること、事故を削減すること、傾向を識別すること、及び可能な責任または保険のインセンティブを実現することが可能になる。個別には、このシステムを形成する構成部品は存在するが、それはまとめて活用されることは無く、本願内に記載する機能用に最適化されることもない。
図22及び23に簡単な図で示すように、この方法はテスト装置用の入力及び電子ロックへの出力を備えるコントローラからなる。この入出力接点は標準I/O、安全定格及び冗長、またはいくつかの組み合わせであってもよい。テスト装置は、エンクロージャ内の主電源回路を監視するよう構成される。このテスト装置、ロック及びコントローラは、すべて主電源回路から独立した危険でない電圧源から給電される(これによりシステム内の装置を主電源が遮断されたときでも稼働させることができる)。システムの構成部品は、同一電源または別の電源(例えば、電池、ネットワーク(PoE))によって供給されてもよい。コントローラは、処理電源を備えて、「エラー!標準線源が見つからない」に説明されるロジックを、順を追って実行しなければならない。作業者は電圧のテストによってロックされたエンクロージャにアクセスを要求する。電圧がある場合、このエンクロージャはロックされたままである。電圧の不在が検証された場合、コントローラは所定の時間の間(例えば10秒)ロックを解除して、コントローラがロックを再係合する前に、作業者が、ドアを開けることを可能にする。ドアが閉じられると、プロセスを再開することができる。
図22は、設置型テスト装置の状態を使用して、エンクロージャへのアクセスを制御する基本的なプロセスを示している。図23は、信任状認証を備えるシステムの構成部品と入力/出力の関係を示している。
バリエーションによっては、プロセス内に信任状認証の形式を含んで、追加のセキュリティを加え、許可されていない作業者が装置にアクセスするのを防止する。これを図24及び25に示す。この方法は、図22の基本的なプロセスと同様であるが、追加のステップを含んで、作業者の身元を検証する(おそらく電圧を確認する前であるが、手順を変えることができる)。この追加の機能により、コントロ―ラは、信任状リーダ(エンクロージャの外側に設置されたハードウェア)及び信任状検証システム用に2つ入力を追加することを要求される。この信任状検証システムは、典型的には、アクセス用に許可された信任状のデータベースからなり、システムの外部でネットワークを介して他のシステムからコントローラにリンクされている。しかし、場合によっては、これをコントローラ内で維持することができる。それでも、この実施形態では、処理能力に加えて、コントローラはメモリも備えて、スタンドアロン装置としての動作またはネットワーク接続が切断された場合、信任状を保存しなければならない。信任状リーダは、コントローラ、テスト装置及びロックと同じ手法で、電源供給されなければならない。
本実施形態では、作業者が自身の信任状(作業者が有するもの、例えばバッジ、作業者が覚えているもの、例えばPINまたはパスワード、または作業者が自身であるもの、例えば生体認証)を信任状リーダに提示することにより、システムへのアクセスを要求する。信任状リーダを使用して、作業者の身元を証明することになる。リーダに提示された信任状を、コントローラが、信任状検証システムからの最新の状態に基づいて有効と検証すると、電圧不在のテストが行われる。電圧が無い場合、ロックが解除され、作業者がアクセスを許される。しかし、信任状が検証されない、電圧の存在が検出される、または判定不能である場合、アクセスは拒否され、ロックが継続される。
図26A、26B及び27に示すように、高度な機能を備えるより複雑な実施形態では、この概念を拡張することができる。所望の機能によっては、実施形態を、こうした機能のすべてまたは一部から構成することができる。
設置された図27に示す構成要素を有する電気パネルへのアクセスを作業が要求することにより、プロセスが、開始する。作業者は、企業の資産管理システムで生成されて、自身が受領した作業オーダに基づいてアクセスを要求することができる。作業オーダシステムは、コントローラへの入力とリンク可能である、または独立して動作可能である。作業オーダシステムを統合することにより、プロセスに確認を加えることで、適切な装置にアクセスし、他のプロセスを最も混乱させることのない時間枠で作業を予定することが確実に行える。適切な装置にアクセスしていることを検証することは、安全性を高めるのに役立つことといえる。というのも、多くの産業エンクロージャが類似しており、不適切な表示または「類似の」特徴のために、誤った装置にアクセスすると、毎年事故が発生しているからである。さらに、稼働している装置がまず適切に停止しない場合、周囲の装置またはプロセスへの損傷が起こる可能性がある。特に装置産業では、これは、人、環境及び周囲に対して危険をもたらす怖れがある。したがって、許可されたアクセスに対して時間枠を設置可能なことが望まれる。また、この機能を用いて、特定の領域または装置へ整備技術者または委託業者がアクセスすることの制限が可能である。
整備を受けようとする装置へのアクセスを許可することを決定すると、次のステップでは、作業者の信任状を検証する。作業者が、リーダに自身の信任状を提示する。このプロセスは、他の方法の中で、バッジまたはフォブを捜査すること、暗証番号またはパスワードをキーパッドに入力すること、または指紋を提示することを含むことができる。こうしたシステムは、信任状検証システムを介して、コントローラに内蔵されている、別のシステムを介してリンクされているかに関わらず、信任状を検証することによりそれを認証するプロセスを完了する。このシステムは、信任状を保存するサーバへのネットワーク接続を有するアクティブディレクトリにリンク可能である。信任状を、その従業員が、特定の種類の装置にアクセスする許可があることを確認するなどの追加の特徴を含むこと(例えば、職務役割(整備対オフィスワーカ)、または高電圧装置及び低電圧装置にアクセスする許可がある作業者の中の、制御及び自動化装置対配電などの異なる種類の装置、特定のメーカーの装置、特定のゾーンまたは作業セル内の装置により区別ができる)によりさらに拡張することができ、信任状を保証するための訓練データベースの相互参照を最新にする。信任状を訓練記録と統合することにより、アクセスは、要求されるクラスまたはスキル監査が確実にシステム内で完了し文書化されたことを条件とすることができる。また、これにより、需要に応じて特定の要求に基づいた訓練を提供する基盤が構築される。例えば、モータ制御センタにアクセスする前に、アクセスを要求した作業者は、特定の種類の装置に固有の短い安全ビデオを見ることまたは安全手順をレビューすることを要求される可能性がある。
信任状が検証されると、コントローラは電圧検出器の状態をシークすることができる。電圧テストがこの装置が非通電であると判定した場合、ロックを解除して、作業者のアクセスを許可することができる。しかし、パネルが通電されると、アクセスが拒否されて、またはさらに1組の要求がコントローラロジックに組み入れられて、アクセスを許可するか判定することができる。例えば、通電作業は、追加の書類(承認された通電作業許可証、完全な職務報告書)を作業オーダまたは他のリンクされたシステム中に持っているか次第となる可能性がある。さらに、職務によっては、手続きに複数の出席者が必要な場合がある。このアクセスシステムは、通電作業を実行するまたは制限エリアでいずれの作業を実行する以前に複数の作業者からの信任状を提示して認証するよう構成することができる。
ロックを解除するためのすべての条件を満たしていると判定された場合、エンクロージャへのアクセスが許可される。使用するロックの形式により、所定の期間経過後、ロックが、自動的に係合することができる、または、それはドアの位置に依存する可能性がある。ドアの位置センサを使用する場合、コントローラは、追加のロジックを組み入れて、ドアが長く開き過ぎた場合、予期せずに開いた場合、パネルが通電していなくて開いたままである場合、いつ警報または通知を出すかを判定することができる。これにより、システム全体の安全及びセキュリティがさらに強化される。
すでに説明した使用法に加えて、こうしたシステムを実装する他の理由が、通電作業及び/または非通電作業へのアクセスをログし記録することである。アクセスが許可または承認された後、その要求、結果のプロセス解析及び結果をログすることができる。そして、これらの結果を、通信機構が利用できる、またはそれを例えば、HMI,モバイルデバイスなどの物理的インタフェース上に表示可能な場合、アラートまたはアラームとして送信することができる。アクセス許可及び拒否両方の通知は重要であり、作業が実行されている場合、他の関連する作業者に警報として使用することができる。例えば、通電作業へのアクセスが承認された場合、アークフラッシュの境界内付近のHMIに警報を送信することができる。同様に、整備作業者が1台の装置にアクセスしようとする前に、以前のアクセス試行の表示及び発生した時期(どのように警報がHMIに表示されるかと同様に)に興味を持つ場合がある。作業者は、これらの結果を、パネルHMI(または他の類似の視覚インタフェース)を介してレビューすることを要求できる。アクセス試行が最近であったり、問題が始まった時期が一致したりする場合、その作業者は、作業を開始し、パネルを開けようとする前に、もっと多くの情報を得たいと思う可能性がある。
図28はエンクロージャへのアクセスを制御するシステム60の他の例を示している。このシステム60は、バッジリーダ61、ドアセンサ62、エンクロージャロック63、コントローラ64、テストデバイス65、監視される電源66、ネットワーク接続67及びインタフェース68を含む。
本明細に記載するプロセスは、基本から上級までの範囲の3つの実施形態を表す。同業者ならば、実装される特徴及び機能性の組み合わせに基づいてまさに効果的または望ましい可能性がある手順の他のバリエーションがあることを認めるであろう。例えば、システムに電力が供給されている場合は、ただ信任状を要求するようシステムを構成することができ、その場合、信任状検証ステップ以前に電圧テストが発生する。
要求されるハードウェアは所望する及び実装される機能の量による。基本的な実施形態では、スタンドアロンコントローラにロジックを埋め込むことができる。追加の機能を加えると、信任状及び条件をより簡単に管理するネットワーク化オプション及び/またはソフトウェアが有用なインタフェースを提供することができる。
この方法を実装すると、以下に列記する利点が提供される。
電気危険の軽減
装置に電力が供給されている間、感電及びアークフラッシュの危険が存在する。しかし、50V ACまたは60V DC未満の電圧は、一般に安全と考えられる。安全な電源供給アクセス制御またはエンクロージャ「ロック」を利用すると、以下の例で利点が証明される。
‐許可されていない作業者が、危険にさらされている電力供給されている電気パネルにアクセスすることを防止する。
‐許可された作業者が電力供給された電気パネルを、通電作業許可書などの適切な承認なく開けることを防止する。
‐すべての電圧ソースが非通電でないとき、1つ以上の電圧ソースを有する区画へのアクセスを防止する。
‐貯蓄されたエネルギーが安全レベルに消失されるまで、区画/パネルへのアクセスを防止する。
‐不適切な区画またはエンクロージャ(類似の装置)へのアクセスを防止する。
‐装置の試運転または再通電前に、エンクロージャドアまたはカバーが、適切に閉じられたことを検証する。
‐ドア及びカバーが、アーク耐性装置で適切に閉じられ、ラッチされていることを確認する。
‐適切な訓練及びアクセスレベルを有する許可された作業者が所定の作業に出席していることを確認する(2人の作業者の出席にはいくつかの安全手続きが必要)。
‐作業者が、区画へのアクセスが許可される前に、すべての必要な訓練を終了し、訓練記録が最新に更新されていることを確認する。
プロセス中断の防止
中断時間が分毎に数千ドルに費用を伴うアプリケーションでは、プロセス中断を最小化することが重要である。さらに、プロセスによっては、適切に制御されないと危険をもたらす怖れがあり、したがって、機能及び設定を制御するアクセスを制限することが主要なセキュリティ及び安全を意味する。また、アクセス制御またはエンクロージャ「ロック」は、以下の例に適用可能である。
‐アクセスを防止し、及び/またはどの装置に作業者がアクセスしたかという記録を提供する。
‐許可されていない作業者が、装置にアクセスすることを防止し、誰が特定の装置にアクセスしたかという記録を提供する。
‐特定の時間にアクセスを防止し、いつ装置にアクセスしたかという記録を提供する。
‐不適切な装置、コントローラまたはエンドポイント装置の設定あるいはパラメータの変更を防止する。
○ 簡易標識を提供して、類似の装置との誤りを回避する。
○ サイクルの特定の時間にプロセスを混乱させる可能性のある変化を回避する。
次世代の整備及び記録保存
産業環境でのパネルまたは区画レベルのアクセスの監視及び制御は、特に、電圧テストと組み合わせたとき、整備及び記録保存に革命を起こす可能性がある。企業は、規制や法令でより厳しい文書要件に直面しているため、コンプライアンスを簡素化する製品及びツールの要求がある。以下の例では、アクセス制御またはエンクロージャ「ロック」がいかに基本的な整備作業の改善に役立つかを説明する。
‐医療及び歯科記録保存での紙からデジタル記録への移行に似た、産業装置に対して「電子チャート」的手法を取ることにより保守作業を向上させる。
‐作業者が適切な信任状または装置にアクセスするための役割を有することを確認する。
‐作業者が特定の種類の装置について最新の訓練を受けていることを確認する。
‐回路図、作業オーダ、訓練モデルの完成、手順レビューまたはチェックリストの検証の再検討を条件としてアクセスする。HMIタブレット等、及びバーコードを有するデータベースまたは装置及び/または構成部品を識別する他の手段に対するリンクを要求してもよい。
‐「ログファイル」を作成して、アクセス要求の履歴及び対応するHMIモバイルデバイス上の結果を表示する。
さらに、一次電源をロックアウトする機能及びアクセス制御機能は、以下の利点を持つことができる。
‐PPEの削減。PPEが器用さを制限でき、特に厳しい環境(非常に熱い/寒い、湿度が高い、等)で、さらなる危険を生み出す怖れがあるときに特に役立つ。
‐通電作業の許可が不要。多くの企業では、役員の承認を必要とする場合がおおく、プロセスが長くなる場合がある。アクセスシステムへの入力として電圧検出器を使用することで、作業者が通電部品にさらされることを防ぐことに役立つ可能性がある。
‐作業者及び装置に対する安全レベルの向上
‐事故削減(停止時間の回避、傷害による損失、装置交換の最少化)
‐当製品を自動化文書システムと結合することで、以下に挙げる例によって、責任を軽減することに役立つ可能性がある。
○ 訓練ギャップを積極的に明らかにする。
○ 整備記録を維持し、タスクの期限が来たときに警告を出す。
○ 方法を提供して、整備と安全の記録を統合する。
○ 手作業データ入力の間違いを減らす。
‐所定の装置、作業者、またはイベントに対するパターン及び傾向を明らかにする。
‐保険インセンティブまたは企業または場所に対するプレミアムの減少。
ネットワーク機能を介して、電圧検出にインテリジェンスを付加することで、表示システムが、安全に関係する構成部品の状態などの追加の情報をリアルタイムに利用可能になる。電圧検出器にネットワーク機能(または出力接点)を付加することにより、追加の表示器及び情報活動が可能になる。例えば、スイッチングを遠隔で実施する場合、電圧検出器からの出力もHMIを介して遠隔地で表示することができる。さらに、中間ソースよりも連続電源(PoEなどの)を使用する場合、電圧の有無に対する明確な表示を電源が続く限り行う。また、ネットワーク機能は、また、より複雑な表示を有する物理的インタフェースを追加することを可能にする、これは、例えば、電圧が最後に検出されたときや、他の状態の変化に関するより多くの情報を表示することである。
実施形態によっては、優先コードまたは優先キーを含み、安全方針によって許可される場合、所定の用途または許可された作業者に対して、要求される可能性がある特別な状況の通電パネルへのアクセスを可能にすることができる。
本発明の特定の実施形態及び用途について例示し説明してきたが、本発明を本明細書に開示する正確な構成及び組成物に限定することなく、数多くの修正形態、変更形態、変形形態が、記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、上述より明白となり得ることが理解されるであろう。
10 システム
12 装置
13 エンクロージャ
14 電源
20 システム
21 テスト装置
23 断路器
31 単一テスト装置

Claims (13)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングを電源に電気的に接続する回路であって、電圧の存在の検出、前記電源への接続性テスト、前記回路の動作に関する自己診断を実行するようさらに構成される前記回路と、
    を備える、電圧の不在を検出するために設置された装置。
  2. 前記回路は、また、電圧不足の明確な表示を表示するよう構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 装置は、前記回路に取り付けられた二次電源をさらに備え、前記二次電源を使用して、前記接続性テストまたは前記自己診断の少なくとも一方を実行する、請求項2に記載の装置。
  4. 前記回路は、非通電レベルへの電圧不足を確認し、接続性を再確認し、自己診断を繰り返すようさらに構成される、請求項3に記載の装置。
  5. 前記回路は、電気断路器の回路側及び負荷側の両方に接続される、請求項4に記載の装置。
  6. 前記回路は、また、前記断路器の状態を確認するよう構成される、請求項5に記載の装置。
  7. 前記回路は、前記装置から携帯型リーダに情報を転送するために前記携帯型リーダとやり取りするようさらに構成される、請求項4に記載の装置。
  8. 前記回路は、パネルへのアクセスを制御するために使用されるコントローラと通信するようさらに構成される、請求項4に記載の装置。
  9. 電源に電気的に接続される設置型装置を提供することと、
    前記装置に電圧の存在を確認させることと、
    前記設置型装置の適切な操作性を確実にするために、検出された電圧不足または作業者による起動のどちらか一方に基づいて、前記装置に自己診断を実行させることと、
    前記装置に前記電源への接続性をテストさせることと、
    を含む、電圧の不在をテストする方法。
  10. 前記電圧が非通電レベルであるかを前記設置型装置に確認させること、接続性を再確認すること、自己点検診断を繰り返すこと、をさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記装置が断路器の回線側及び負荷側に電気的に接続されることを提供すること、前記装置に前記断路器の状態を確認させること、をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 携帯型リーダを提供すること、前記装置に情報を前記携帯型リーダに転送させること、をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記装置をパネルへのアクセスを制御するコントローラに電気的に接続すること、をさらに含む請求項10に記載の方法。
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