JP2017529125A - 食品又は飲料のためのスパウトアセンブリ - Google Patents

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Abstract

1つ又は複数の食品又は飲料用容器のためのスパウトアセンブリ(10)であって、各容器には単一又は複数の生成品を調製するための少なくとも1つの原材料が含まれ、スパウトアセンブリ(10)は、1つ又は複数の食品又は飲料用容器内に流体を供給することができる少なくとも1つの主流体入口(11)及び少なくとも1つの副流体入口(12)であって、流体入口(11、12)は同じ単一容器に接続されているか又は流体入口(11、12)の各1つは複数の容器の1つに接続されている主流体入口(11)及び副流体入口(12)と、単一又は複数の生成品が注出される少なくとも1つの注出口(13)とを備え、流体を単一容器内に供給可能であるように又は注出すべき単一又は複数の生成品の関数内に供給可能であるように構成されているスパウトアセンブリ(10)。【選択図】図1a

Description

本発明は、食品又は飲料用容器と共に用いるためのスパウトアセンブリに関する。詳細には、本発明は、単一又は複数の生成品を調製するための少なくとも1つの原材料を備える食品又は飲料用容器用のスパウトアセンブリに関する。
飲料の調製を、食品又は飲料原材料(例えば挽いたコーヒー又はインスタントコーヒー)を収容するカプセルを飲料注出器に導入し、カプセルに水を注入することによって行うことは、従来技術において知られている。飲料又は食品原材料を典型的に水中に抽出するか又は溶解して、飲料又は所望の最終生成品を形成する。これらは好適な出口を通ってカプセルから外へ流れる。
こうして、従来、種々のカプセルが開発されており、これらのカプセルは少なくとも、食品又は飲料原材料を保存するために用いるカプセルボディの性質によって差別化されている。ほとんどのカプセルは剛性ボディ又は半剛性ボディで形成され、典型的に射出成形又は熱成形を通して形成されるが、可撓性タイプのパックを箔材料で形成することができる。可撓性パックは全般的に、半剛性及び剛性カプセルに対する優位点として、生成品をパックするために用いる材料の量が少ない。その結果、全体としての製造コストが小さく、複数のライフサイクルアセスメントで示されるライフサイクル影響が小さく、よりコンパクトであるため、ユーザ側で優位である。ユーザはこれらのパックを保存するために利用できるスペースが小さいことを求めている。
例えば、国際公開第99/05044号には、可撓性飲料生成サッシェであって、2つの積層体をそれらの縁部で接合することによって形成された容積内に飲料原材料を備え、硬質プラスチックの導管が接合されたベースシームを有するものが説明されている。結果として得られるサッシェの最上部には、水を導入するための入口ノズルが設けられている。水はサッシェの内容積部の内部で飲料又は食品原材料と混合される。生成された飲料を次に、パックの底部に配置された飲料出口を通して吸出する。飲料出口には閉鎖手段が設けられていて、閉鎖手段はサッシェ内に加圧水が導入されると加圧下で開くように構成されている。その結果、飲料出口を通して飲料を吸出することができる。しかし、この構成は消費者にとって重大な欠点を示している。閉鎖手段が開くことが、サッシェ内部の圧力を増加させることによって得られる。けれども、この圧力増加はいくつかの飲料の調製には推奨されない。なぜならば、それによって飲料の表面に気泡が形成されるからであり、例えばこれはお茶の調製には望ましくないであろう。更に、ユーザにとっては、パッケージが目的の圧力で破裂しない場合があり、最終的に制御不可能な爆発で広がるであろうという危険がある。この理由のため、サッシェを処理する装置には、消費者に対する損傷を回避するために飲料調製中にマシン内のサッシェを全体として囲む手段を備える必要がある。
これらの既知のサッシェの別の欠点は、入口ノズルによってパックに水が導入されるのが、常にサッシェ内の同じ垂直方向の上から下への方向に従うということである。したがって、すべての飲料がサッシェ内部で同じプロセスにより生成される。けれども、飲料原材料及び所望の飲料の性質に応じて、飲料原材料を異なる仕方で処理しなければならない。また、これらのサッシェでは、複数の原材料を備えるであろう食品又は飲料生成品を調製することはできない。ユーザがレシピを作りたい場合には、異なる原材料を備える複数のサッシェが必要となるであろう。消費者側から要求される対応する迷惑、動作及び時間を用いて、サッシェを別個に動作させなければならないであろう。更に、前述したように、すべての生成品は同じ方法で処理されるため、注出される生成品を提供される原材料に従って最適化することはできない。
また従来技術から、例えば国際公開第2011/024103号により知られているのは、飲料例えばコーヒーを調製するための可撓性パウチ又はサッシェであって、生成品の濃縮ドーズが保存されるスペースを備えるものである。パウチはまた剛性部分をパウチの側面の1つ上に備えている。剛性部分には、パウチ内に水を挿入する入口、パウチの反対側の部分に向けて水を運んで水と原材料の混合が行われるようにするチューブ要素、及び生成品が注出される出口が設けられている。飲料の調製中、飲料出口はパウチの最上部に位置している。水が入口を通して及びチューブ要素を通して、パウチを満たすまで導入され、やはりパウチの最上部に位置する飲料出口を通って溢れ出る。このようなパウチは、飲料の調製を、焙煎及び挽いたコーヒーを抽出することによって(しかしインスタントコーヒー又は他の可溶性材料を溶解させることによってではなく)行うために考えられている。このような理由から、パウチは出口にフィルタを備え、不溶性粒子が飲料と共に注出されることを防止している。このようなパウチの不都合な点は、飲料の調製及び水の導入の終わりに飲料がパウチ内に残存することであり、これはパウチを飲料製造マシンから適切に取り出すことができないユーザにとっては問題である。更に、このパウチでは水入口及び飲料出口のどちらも膜によって閉じているが、これは消費者にとって問題となり得るため、衛生及び保存期限の点で推奨されない。また、これらのサッシェは食品又は飲料生成品を複数の原材料を用いて調製することはできず(国際公開第99/05044号に対して前述している)、また同様に、すべての生成品は同じ方法で処理されるため、注出する生成品を提供される原材料に従って最適化することはこのシステムではできない。
したがって、単一又は複数の飲料又は食品生成品を調製することができる可撓性でコンパクトなパウチであって、この調製がそれぞれの所望の生成品に対して最適化され、使い易くて、清浄で、及びユーザ側からの入力動作のうち最小のものが必要であるようなパウチを提供することが望ましいであろう。
本発明は、前述の要求に対する解決方法を提供するものであり、更に説明する。また本発明は、他の目的、特に本説明の残りの部分に現れる他の問題の解決も意図している。
第1の態様によれば、本発明は、1つ又は複数の食品又は飲料用容器20、20’のためのスパウトアセンブリ10(通常は取付物とも言われる)であって、これらの容器にはそれぞれ単一又は複数の生成品を調製するための少なくとも1つの原材料が備えるものに言及する。本発明によれば、スパウトアセンブリ10は、流体を食品又は飲料用容器20、20’内に供給することができる少なくとも1つの主流体入口11及び少なくとも1つの副流体入口12を備え、これらの流体入口11、12は同じ容器に接続されているか、又は流体入口11、12のそれぞれは複数の容器20、20’の1つに接続されている。またスパウトアセンブリ10は、単一又は複数の生成品が注出される少なくとも1つの注出口13を備えている。スパウトアセンブリ10は、流体を容器20、20’内に、注出すべき単一又は複数の生成品の関数として順次に供給できるように更に構成されている。
また本発明のスパウトアセンブリ10及び/又は食品若しくは飲料用容器20、20’は、容器20、20’内への順次的な流体についての従うべき情報を、得るべき単一又は複数の生成品の関数として有する識別手段60を備えることができる。
典型的に、スパウトアセンブリ10は、長手方向の中心軸線に関する2次の離散回転対称性の下で構成されている。
スパウトアセンブリ10において、主流体入口11及び副流体入口12は好ましくは注入及び穿孔手段30(典型的に流体針)が穿孔可能である。これらは、流体入口11、12の内部に高圧流体を注入することができ、これらの流体入口11、12は、注入された流体を高速噴流に変換して容器20、20’内に入れるように構成されている。
また、本発明によれば、スパウトアセンブリ10における流体入口11、12は、流体入口11、12内に提供される流体供給に対して、向きを変えることが可能な高速噴流を容器20、20’内に与えるように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、スパウトアセンブリ10は、2つの実質的に同一の構成部品100、200を共に合わせて取り付けて形成され、各構成部品は、容器20、20’の内容積部に連通されて流体を容器20、20’内に注入することができる少なくとも1つの流体入口と、生成品を注出することができる少なくとも1つの注出口13とを備えている。好ましくは、これらの構成部品100、200のそれぞれは、1つの食品又は飲料用容器20、20’に取り付けられており、これらの容器20、20’のうちの1つの内容積部に1つの注入孔14、14’を通して連通されている。
本発明の別の実施形態によれば、スパウトアセンブリ10は、1つの食品又は飲料用容器20に取り付けられる1つの構成部品100で形成される。スパウトアセンブリ10は、少なくとも1つの主流体入口11及び少なくとも1つの副流体入口12を備え、これらは容器20に、主注入孔14及び副注入孔14’をそれぞれ通して連通されている。スパウトアセンブリ10はまた、生成品が注出される1つの注出口13を備えている。
スパウトアセンブリ10が1つの構成部品100で形成されているか又は2つの構成部品100、200で形成されているかには関係なく、これらの2つの実施形態のスパウトアセンブリ10は、流体入口の外形及び要求仕様が同様であるため、それらは同じマシンに適合する。
最も好ましくは、本発明によれば、スパウトアセンブリ10は特定の数の構成部品で作成され、構成部品の数は食品又は飲料用容器の数に対応するようになっている。
第2の態様によれば、本発明は、前述したようなスパウトアセンブリ10と、スパウトアセンブリ10が取り付けられる1つ又は複数の食品又は飲料用容器20、20’と、を備えるパック40に言及する。
好ましくは、食品又は飲料用容器のそれぞれは、内容積部を画定するに互いに接合された2つの可撓性水不透過性シートを備えており、上記内容積部は、単一又は複数の生成品を調製するための少なくとも1つの原材料を貯蔵しており、上記スパウトアセンブリ10は、上記複数の食品又は飲料用容器からの複数の食品又は飲料用容器からの順次的な抽出をもたらすために、上記複数の食品又は飲料用容器を共に合わせるように構成されている。
本発明によれば、食品又は飲料用容器は本質的に平面的な形状を有しており、スパウトアセンブリ10はパック40の側部のうちの1つに配置されている。また、食品又は飲料用容器は、単一又は複数の生成品を生成し注出する間は本質的に垂直に配置され、スパウトアセンブリ10は、流体入口を通過する流体を容器内に上向きに供給されるように構成されている。
典型的に、本発明によれば、食品又は飲料用容器は可溶性の食品又は飲料原材料を備えている。
また、食品又は飲料用容器は好ましくは、少なくとも1つの傾斜領域21を備えており、上記傾斜領域21は、スパウトアセンブリ10の付近に配置され、かつスパウトアセンブリ10に向かって収束している。
更に、第3の態様によれば、本発明は、前述のものとしてのパック40から単一又は複数の食品又は飲料生成品を調製するためのマシン50であって、パック40を収容するように構成された受容手段51を備え、またスパウトアセンブリ10と嵌合してスパウトアセンブリ10の流体入口の内部に高圧流体を注入するように設計された注入手段30(好ましくは注入及び穿孔手段)も備えるようになっているマシン50に言及する。
本発明の更なる特徴、優位点、及び目的は、本発明の非限定の実施形態についての以下の詳細な説明を添付図面と共に読めば当業者にとって明らかである。
本発明の一実施形態により食品又は飲料生成品を調製するためのパックであり、2つの食品又は飲料用容器と2つの構成部品で形成されるスパウトアセンブリとを備え、容器は1つの単一可撓性のシートを半分に折り畳んでその自由縁で接合したものから形成される、パックの概略図である。 (同上) (同上) 本発明の別の実施形態により食品又は飲料生成品を調製するためのパックであり、2つの食品又は飲料用容器と2つの構成部品で形成されるスパウトアセンブリとを備え、容器は2つの異なる可撓性のシートをその縁部で接合したものから形成される、パックの概略図である。 (同上) (同上) 本発明の第1の実施形態により単一又は複数の生成品を調製するためのスパウトアセンブリの異なる詳細図である。 (同上) (同上) (同上) (同上) 本発明の第1の実施形態により単一又は複数の生成品を調製するための図3a〜図3eのスパウトアセンブリの構成部品のうちの1つの異なる詳細図である。 (同上) (同上) (同上) (同上) (同上) 本発明の第5の実施形態により単一又は複数の生成品を調製するためのスパウトアセンブリの異なる詳細図である。 (同上) (同上) (同上) (同上) 本発明の第3の実施形態により単一又は複数の生成品を調製するためのスパウトアセンブリの異なる詳細図である。 (同上) (同上) (同上) (同上) 本発明の第3の実施形態により単一又は複数の生成品を調製するための図6a〜図6eのスパウトアセンブリの構成部品のうちの1つの異なる詳細図である。 (同上) (同上) 本発明の第4の実施形態により単一又は複数の生成品を調製するためのスパウトアセンブリの異なる詳細図である。 (同上) (同上) (同上) (同上) 本発明の第6の実施形態により単一又は複数の生成品を調製するためのスパウトアセンブリの異なる詳細図である。 (同上) (同上) (同上) (同上) (同上) 本発明の第2の実施形態により単一又は複数の生成品を調製するためのスパウトアセンブリの異なる詳細図である。 (同上) (同上) (同上) (同上) 本発明の第5の実施形態により単一又は複数の生成品を調製するための図5a〜図5eのスパウトアセンブリの構成部品のうちの1つの異なる詳細図である。 (同上) (同上) (同上) (同上) (同上) 本発明により異なるサイズを有する食品又は飲料生成品を調製するためのパックの概略図である。 (同上) 本発明により食品又は飲料生成品を調製するためのパックを摺動可能に受容するようにデザインされたマシンの可能な実施形態を概略的に示す図である。 本発明により食品又は飲料生成品を調製するためのパックを前向きで受容ようにデザインされたマシンを概略的に示す別の可能な実施形態を示す図である。 本発明により食品又は飲料生成品を調製するためのパックと食品又は飲料調製マシンとのやり取りを示す図である。
本発明は、1つ又は複数の食品又は飲料用容器20、20’と共に用いるためのスパウトアセンブリ10又は取付物に関する。これは、図1a〜図1b〜図1c又は図2a〜図2b〜図2cに概略的に示されており、スパウトアセンブリ10が2つの容器(主容器20及び副容器20’)に取り付けられている。これらの容器はそれぞれ、単一又は複数の生成品を調製するための少なくとも1つの原材料を備えている。
本発明によれば、容器の食品又は飲料原材料を以下のリストに含めることができる。スープ、フルーツジュース、野菜ジュース、ブイヨン、コーヒー、チョコレート、お茶、ミルク若しくはコーヒー用クリーム、スムージー、ピューレ、クーリ、クリーム、又はそれらの組み合わせ。食品又は飲料原材料は可溶性の食品又は飲料原材料とすることができる。好ましくは、食品又は飲料原材料は、以下のリストに選択された可溶性の食品又は飲料原材料である。
インスタントコーヒーパウダー、ミルクパウダー、クリームパウダー、インスタント茶パウダー、ココアパウダー、スープパウダー、フルーツパウダー、又はパウダーの混合物、
コーヒー濃縮物、ミルク濃縮物、シロップ剤、フルーツ又は野菜濃縮物、お茶縮物、フルーツ又は野菜ピューレ。
パウダーは塊にすることもできるし又は焼結することもできる。パウダー又は液体濃縮物を、例えば固体片を用いてスープを調製するために固体片と混合することができる。また食品又は飲料原材料は、不溶解性の食品又は飲料原材料(例えば焙煎及び挽いたコーヒー又はお茶葉)とすることができる。その実施形態では、水によって不溶解性原材料が抽出される。
本発明では、流体は、飲料を調製するために可溶性の飲料原材料と混合することができる任意の水性希釈剤(例えば水、炭酸を含む水、ミルク等)に及んでいる。しかし、本発明によれば、水が、使用する好ましい流体である。
スパウトアセンブリ10は、少なくとも1つの主流体入口11(典型的にスパウトアセンブリ10の前面側に配置される)と、少なくとも1つの副流体入口12(典型的にスパウトアセンブリ10の背面側に配置される)とを備えている。流体を食品又は飲料用容器20、20’内に主及び副流体入口11、12を通して供給して、原材料を注入された流体と適切に混合し、対応する食品又は飲料生成品を調製することができる。典型的に、スパウトアセンブリ10は1つの主流体入口11(前面)と1つの副流体入口12(背面)とを備えている。スパウトアセンブリ10を1つの容器20と共に用いるときは、主及び副流体入口11、12の両方をこの単一容器20に接続する。この場合、流体入口のいずれか又は両方を用いて流体を容器20の内容積部内に注入して、所望の生成品を調製することができる。例えば2つの食品又は飲料用容器(主容器20及び副容器20’)があるときは、これらの容器はそれぞれ1つの原材料を備えて、2つの容器からの原材料を組み合わせるレシピから作製される最終的な飲料を調製するようになっている。このような例では、主流体入口11は主容器20に接続され、副流体入口12は副容器20’に接続されている。これを図1a〜図1b〜図1c又は図2a〜図2b〜図2cに概略的に例示する。この場合、スパウトアセンブリ10は流体を容器内に順次に供給できるように構成されている。例えば最初に流体を主容器20内に主流体入口11を通して供給して、生成品の第1の構成原材料を送出し、次に流体を副容器20’内に副流体入口12を通して供給して、生成品第2の構成原材料を送出して、適切なレシピを調製する。より詳細に更に説明するように、レシピしたがって容器内の原材料に応じて、主容器20を最初に処理して後に副容器20’を処理するか、又はその逆を行う。処理手順に対する適切な情報がスパウトアセンブリ内又は容器内に与えられていて、2つの容器のどちらを最初に処理するかが分かるようになっている。
またスパウトアセンブリ10は、単一又は複数の生成品が注出される少なくとも1つの注出口13を備えている。注出口13は好ましくは、生成品を自由流れとして送出するように(すなわち、生成品が注出口13から単純な重力落下によって流れることができるように)構成されている。本発明の好ましい実施形態によれば、注出口13は開口部23をスパウトアセンブリ10の底部に備えている。開口部23は、横断面の表面積が、直径が少なくとも1mm、好ましくは最大で4mm、更にいっそう好ましくは1.5〜3mmの円形表面の表面と等価である。注出口13は典型的に、スパウトアセンブリ10内で本質的に垂直に向けられたまっすぐなチューブとして構成され、その端部に開口部23を備えている。チューブの長さは好ましくは少なくとも5mmである。このような長さであれば概ね、生成品(典型的に飲料)の泡を、それが飲料コップ内に送出する前に完成させることができる。本発明の注出口13の優位点は、例えば飲料を生成するときに、注出口13で送出される飲料の流れを送るために注出口13とマシンとの間に特定の接続を実施する必要がないことである。飲料は注出口13から飲料コップ内に直接流れることができる。
本発明によれば、食品又は飲料の調製ステップの前は、注出口13(ここでは1つの注出口13に言及するが、2つ以上であっても、以下のことはすべてに適用される)は、その端部で閉じている。全般的に、注出口は製造によって閉じていて、食品又は飲料の製造ステップで開くように構成されている。「製造によって閉じている」の意味は、完成パック(容器及びスパウトアセンブリ10を備える)が、注出口13が閉じた状態で製造されるということである。この閉止により、衛生的保護及び保存可能期間の保護が保証される。注出口13はマシン又は手で開くことができる。
好ましくは、図2a〜図2b又は図12a〜図12bに概略的に表されているように、注出口13は栓17によって閉じており、栓17は、注出口13を開けた後に栓17をスパウトアセンブリ10に取り付けたままに維持するための手段を含んでいる。結果として、栓17は、飲料又は食品内にその製造中に落下することはない。栓17をスパウトアセンブリ10に取り付けたままに維持するための手段は、例えば、スパウトアセンブリ10に取り付けたプラスチックボンド18、又は同様の効果が得られる任意の他の好適な手段とすることができる。また、注出口13は、弱化領域を栓17の付近に備えることもできる。この弱化領域を、例えば注出口チューブの狭窄部として作製され、マシンが栓17を切断又は引き離すことがより簡単になるようにすることができる。これは、例えば図3bの実施形態に示されており、ここでは、主注出口13は弱化領域19を備え、副注出口13’は弱化領域19’を備えている。
好ましくは、栓17は、注出口及び流体入口を備える1つの単一スパウトアセンブリ10の一部である。詳細には、スパウトアセンブリ10を射出成形によって形成するときには、モールドの設計には栓17も含まれる。同様に、プラスチックボンド18を射出成形によって形成するときには、プラスチックボンド18をスパウトアセンブリ10のデザインの一部とすることもできる。この場合もやはり、同じ部分が流体入口、栓17、及びボンド18を備えているため、製造の観点から優位点が得られる。
スパウトアセンブリ10は好ましくは剛性で、硬質プラスチック材料で形成されており、好ましくは射出成形によって形成される。典型的に、このプラスチック材料は以下から選択することができる。ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、及びポリ乳酸。またそれほど好ましくはない実施形態によれば、スパウトアセンブリ10は金属、例えば、アルミニウム又はブリキで形成することができる。
好ましくは、流体入口11、12は注入及び穿孔手段30(好ましくは流体針、以下では針と言う)が穿孔可能であり、これらの注入及び穿孔手段30には典型的に、高圧流体が流体入口11、12に注入される内部ダクト又はパイプが備えられている。しかし、これらの流体入口11、12に、注入手段として、外部の蓋又は膜を何ら穿孔する必要なくこれらの流体入口11、12に流体を直接注入する注入手段によって、直接アクセス可能とすることもできる。
好ましくは、流体を注入する圧力は2バールよりも高く、より好ましくは3バールよりも高く、好ましくは2〜10バールであり、より好ましくは約7バールである。流体入口11、12は、注入及び穿孔手段30によって流体入口11、12を通して注入される高圧流体が高速噴流に変換されるように構成されている。高速噴流は容器内に流し込まれる。典型的に、流体入口は1mm〜4mmであり、より好ましくは1.5mm〜3mmの直径であり、注入及び穿孔手段30が穿孔できるような降伏可能な覆いをその上に備えている。また注入及び穿孔手段30は、好ましくはゴムで作製されているトロイダルリングを備えていて、注入及び穿孔手段30が流体入口内に流体を注入している間に、流体入口の外側に流体の漏れがないことを確実にしている。各流体入口は、容器の内容積部に注入孔を通して連通されている。注入孔は直径が最大で1mm、好ましくは少なくとも0.24mm、好ましくは0.3mm〜1mm、好ましくは0.3〜0.5mm、より好ましくは約0.4mmである。このような構成によって、注入及び穿孔手段30によって注入された高圧流体は、流体入口の内部を注入孔に向かって運ばれる。小断面の注入孔を通るときに、この注入孔により流体は高速噴流の流体に変換されて容器の内部に注入される。典型的に、容器内に提供されるこの流体の噴流の速度は、少なくとも20m/sである。
容器の内部に形成されるこの流体噴流によって、食品又は飲料生成品が注出口を通って流れることが急激過ぎることが回避される。したがって、原材料を容器容積の内部の流体と共に撹拌する時間が増える。
本発明によれば、流体入口はまた、容器内への、向きを変えることが可能な高速噴流を、注入及び穿孔手段30によって流体入口内に提供される流体供給に対して好ましくは約90°で提供するように構成することもできるが、任意の他の角度も可能であり、本出願の範囲に含まれる。
説明したように、スパウトアセンブリ10内の流体入口は、流体を容器の内容積部の中の噴流という形で導入するように構成されている。噴流とは、液体又は流体のストリームが、流体入口から出て食品又は飲料用容器の内容積部の中に迅速かつ力によって入るということである。したがって、流体入口は、流体を容器の内容積部の中に高速度で導入するように構成されており、この流体噴流は好ましくは、速度として少なくとも約20m/s、好ましくは少なくとも30m/sを示す。前述したように、このような構成は好ましくは、流体入口内の流体経路内に圧縮(注入孔による圧縮)を生じさせて流体入口の断面のサイズを小さくすることによって本発明で得られる。流体が容器の内容積部の中に進むときに通る注入孔の表面が小さいために、加圧流体は容器の内容積部の中に噴流を形成する。
注入孔の表面が小さいということは、流体が容器の内容積部から流体入口内にわずかでも逆流することが回避されるという優位点を示している。流体入口を通して同じ流体を供給するために、注入孔の表面を、流体と混合される、容器内部の食品及び飲料原材料の性質により変えることができる。詳細には、原材料の溶解が難しいときには、注入孔を小さくすることによって噴流の速度を高めて、容器内でのこの原材料の撹拌及び溶解を改善する。
本発明のスパウトアセンブリ10は好ましくは、長手方向の中心軸線に対して2次の回転対称性(2回回転対称性又は2次の離散回転対称性とも言う)の下で構成されている。したがって、スパウトアセンブリ10は両面使用可能であり、マシン内を1つの向き又は他の向きで動作させることができる。本発明の好ましい実施形態は、2次の回転対称性(すなわち、n=2)のものであるが、他の実施形態としてスパウトアセンブリ10の回転対称性が異なる値のnを伴う場合も可能であり、本出願の範囲に含まれる。スパウトアセンブリ10は、2つの実質的に同一の構成部品を共に合わせて取り付けられて作製することもできるし、又は1つの構成部品のみで作製することもできる。特定の実施形態又は構成では、流体入口並びに注入及び穿孔手段に対して、同様の外形及び同様の外部構成が、2つの構成部品で作製されるか又は1つの単一構成部品で形成されるスパウトアセンブリ10によって提供されて、それらのどれも同じマシン又はデバイスで用いることができる。これについては、添付図を参照して更により詳細に説明する典型的な実施形態においてより詳細に説明する。
図3a〜図3e及び図4a〜図4fに示すのは、本発明の第1の実施形態であり、スパウトアセンブリ10が2つの構成部品100、200を備え、これらは主及び副取付手段15、15’を介して共に合わせて取り付けられている。図3a〜3eに示すのは、2つの部品からなる、得られるスパウトアセンブリ10であり、一方で図4a〜4fに示すのは、最終的なスパウトアセンブリ10を構成するこれら2つの構成部品のうちの1つである。スパウトアセンブリ10を作製する2つの構成部品100、200は厳密に同一である。それらは対称部品でもなくミラー部品でもないが、それらは厳密に同じである。好ましくは、2つの構成部品100及び200を備えるスパウトアセンブリ10を、2つの食品又は飲料用容器、主容器20及び副容器20’(注出すべき生成品に対する原材料を備えている)と共に用いる。構成部品100の1つが主容器20に取り付けられ、他の構成部品200が副容器20’に取り付けられている。好ましくは、本発明によれば、食品又は飲料用容器あたりスパウトアセンブリの1つの構成部品が存在する。
製造の観点から、最終的なスパウトアセンブリ10を構成する構成部品100、200が厳密に同一であるという事実によって多くの優位点が得られる。それについて以下に説明する。
同じ部品を容器内の多様な生成品に対して用いるため、部品の高い互換性が存在し、同じ部品に広範囲の応用例がある。
既存のラインを変更してこれらの部品を作製することができ、また部品は別個に製造されるため、1つの製造ラインをアップグレードすることで、完成スパウトアセンブリを作製するのに十分である。
部品を同じラインで組み合わせることができる???。
製造した部品が不合格であっても、この不合格は安価である。なぜならば、不合格部品が構成するのはスパウトアセンブリ全体の半分であって、完成品ではないからである。
図4a〜図4fを参照して、構成部品100の1つ(副構成部品200と厳密に同一である、主構成部品100と命名され得る)は、典型的に、注入及び穿孔手段が穿孔できる外部の穿孔可能なカバーを備えた主流体入口11と備えている(また、流体入口11は穿孔可能な外部カバーを何ら備えておらず、外部の蓋又は膜を穿孔する必要がない注入手段によって直接注入される流体も可能である)。主流体入口11は主注入孔14を通して主容器20に連通されている。構成部品100は他方の構成部品200(副構成部品200と言う)上の同一の副取付手段15’と係合する主取付手段15を備え、その結果、2つの部品100及び200は共に合わさってなって、スパウトアセンブリ10を構成している。また主構成部品100は、好ましくは、垂直方向のパイプとして構成される主注出口13を備えており、これを通して主容器20からの生成品を注出することができる。
2つの同一の構成部品である主100及び副200を共に合わせてスパウトアセンブリ10にすると、図3a〜図3eに示される、得られるスパウトアセンブリ10は、(典型的に前向きの)1つの主流体入口11、(典型的に後向きの)1つの副流体入口12、主注出口13、及び副注出口13’を備えている。得られるスパウトアセンブリ10をマシン内で動作させることが、このスパウトアセンブリ10をユーザが挿入する向き(例えば前向き又は後向き位置)に関係なく可能である。マシンの注入及び穿孔手段30は、2つの同様な流体針である主針及び副針を備える。これらは、好ましくは同じ長さであり、長手方向の中心軸線に対して2次の回転対称性の下で配置される。その結果、主及び副流体入口11、12を任意の順序で穿孔することが、消費者がマシンにスパウトを導入する向きとは無関係に可能であろう。なぜならば、スパウトアセンブリ10は両面使用可能な構成を有しているからである。
主及び副流体入口11及び12はそれぞれ、主及び副注入孔14及び14’にそれぞれ連通されている。所望するレシピ又は最終生成品に応じて、主容器20の中身を最初に、いったん流体と混合して、主注出口13を通して注出する(したがって、流体を最初に主流体入口11内に注入し、そこから主注入孔14を通して主容器20内に注入する)、そして次に、同様の方法で、副容器20’の中身を、いったん流体と混合して、副注出口13’を通して注出する(したがって、流体を次に、副流体入口12内に注入してそこから副注入孔14’を通して副容器20’内に注入している)。逆のプロセス、例えば副容器20’から始まり、次に主容器20に続くものが同様の方法で行えることが明かである。
図10a〜図10eに示すのは、本発明の第2の実施形態であり、図3a〜図3e及び図4a〜図4fのそれと同様であるが、ここではスパウトアセンブリ10が、代わりに一体型の構成部品100で作製されている。好ましくは、スパウトアセンブリ10が1つの容器20のみに取り付けられている。第1及び第2の実施形態の得られるスパウトアセンブリ10は、流体入口並びに注入及び穿孔手段に対して、同様の外形及び同様の外部構成を有しており、したがって同じマシンがそれらのいずれも処理することができる。スパウトアセンブリ10は、主流体入口11(好ましくは前面で、主注入孔14に連通されている)、副流体入口12(好ましくは背面で、副注入孔14’に連通されている)、及び1つの主注出口13を備えている。主及び副注入孔14及び14’それぞれの両方が、同じ主容器20に連通されている。
この第2の実施形態によりこのようなスパウトアセンブリ10を動作させるマシンは、第1の実施形態に対して説明したものと同じであり、同じ構成の注入及び穿孔手段を有している。第2の実施形態のスパウトアセンブリ10は両面使用可能であるため、それを導入した向き(典型的に前向きか又は後向き)とは無関係にマシン内で動作させることができる。注入及び穿孔手段は次に、主流体入口11若しくは副流体入口12又は両方同時に穿孔するため、主容器20の中身が流体と混合されて、更に主注出口13を通して注出される。
図6a〜図6e及び図7a〜図7cに示すのは、本発明の第3の実施形態であり、スパウトアセンブリ10は2つの構成部品100、200(主構成部品100及び副構成部品200)を備え、これらは主及び副取付手段15、15’によって共に合わせて取り付けられている。スパウトアセンブリ10を作製する2つの構成部品100、200は、図3a〜図3e及び図4a〜図4fに説明した第1の実施形態の場合と同様に厳密に同一である。図7a〜図7cに表すのは、これらの構成部品100のうちの1つの典型的な構成の詳細である。好ましくは、スパウトアセンブリ10を、2つの食品又は飲料用容器、主構成部品100に取り付けられた主容器20、及び副構成部品200に取り付けられた副容器20’(注出すべき生成品に対する原材料を備える)と共に用いる。
図7a〜図7cを参照して、構成部品100のうちの1つは、主流体入口11と共に典型的に、注入及び穿孔手段(典型的に針)が穿孔できる外部の穿孔可能なカバーを備えている(また、流体入口11が穿孔可能な外部カバーを何ら備えておらず、外部の蓋又は膜を何ら穿孔する必要がない注入手段によって流体入口11に流体を直接注入することも可能である)。主流体入口11は主注入孔14を通して主容器20に連通されている。構成部品100は、副構成部品200上に、同一の副取付手段15’と係合する主取付手段15を備え、これにより、2つ部品100及び200は共に合わさってスパウトアセンブリ10を構成している。また主構成部品100は主注出口13を備えている。これは好ましくは、垂直方向のパイプとして構成され、これを通して生成品を注出することができる。
2つの同一の構成部品100及び200を共に合わせてスパウトアセンブリ10にすると、得られるスパウトアセンブリ10(図6a〜図6eに示す)は、1つの主流体入口11(好ましくは前面)、1つの副流体入口12(好ましくは背面)、主及び副注出口13及び13’を備えている。主及び副流体入口11及び12はそれぞれ、主及び副注入孔14及び14’にそれぞれ連通されている。スパウトアセンブリ10を主及び副容器20及び20’に取り付けると、所望するレシピ又は最終生成品に応じて、主容器20を最初に、いったん流体と混合して、主注出口13を通して注出し(したがって、流体を最初に主流体入口11内に注入し、そこから主注入孔14を通して主容器20内に注入する)、そして次に、同様の方法で、副容器20’の中身を、いったん流体と混合して、副注出口13’を通して注出する(したがって、流体を次に、副流体入口12内に注入してそこから副注入孔14’を通して副容器20’内に注入している)。逆のプロセス、例えば副容器20’から始まり、次に主容器20に続くものを、同様の方法で行えることが明かである。なぜならば、スパウトアセンブリ10は両面使用可能であり、スパウトアセンブリ10が1つの向き又は他の向きでマシンに導入されたか、前向き又は後向き位置かは問題ではない。これは、第1の実施形態に対して前述したものと同様である。
マシンの注入及び穿孔手段30は、2つの同様な主及び副流体針を備えるであろう。これらは、好ましくは同じ長さであり、長手方向の中心軸線に対して2次の回転対称性の下で配置される。その結果、主及び副流体入口11、12を任意の順序で穿孔することが、消費者がマシンにスパウトを導入する向きとは無関係に可能である。なぜならば、スパウトアセンブリ10は両面使用可能な構成を有しているからである。これも、本発明の第1の実施形態に対して前述したものと同じ構成の注入及び穿孔手段である。
図8a〜図8eに示すのは、本発明の第4の実施形態であり、図6a〜図6e及び図7a〜図7cのそれと同様であるが、ここではスパウトアセンブリ10が、代わりに一体型の構成部品100で形成されている。第3及び第4の実施形態の得られるスパウトアセンブリ10は、流体入口並びに注入及び穿孔手段に対して、同様の外形及び同様の外部構成を有しており、したがって同じマシンがそれらのいずれも処理することができる。好ましくは、この第4の実施形態によるスパウトアセンブリ10が1つの主容器20に取り付けられている。ここでは、スパウトアセンブリ10は、主流体入口11(好ましくは前面で、主注入孔14に連通されている)、副流体入口12(好ましくは背面で、副注入孔14’に連通されている)、及び主注出口13を含んでおり、主及び副注入孔14及び14’は両方とも主容器20に連通されている。
この第4の実施形態によりこのようなスパウトアセンブリ10を動作させるマシンは、第3の実施形態に対して説明したものと同じであり、同じ構成の注入及び穿孔手段を有している。第4の実施形態のスパウトアセンブリ10は両面使用可能であるため、それを導入した向き(典型的に前向きか又は後向き)に無関係に、マシン内で動作させることができる。注入及び穿孔手段は次に、主流体入口11又は副流体入口12又は両方同時に穿孔するので、主容器20の内容物が流体と混合されて、主注出口13を通して更に注出される。
図5a〜図5e及び図11a〜図11fに示すのは本発明の第5の実施形態を示しており、スパウトアセンブリ10は2つの構成部品100、200(典型的に主構成部品100及び副構成部品200と命名する)を備え、これらは主及び副取付手段15及び15’によって共に合わせて取り付けられている。スパウトアセンブリ10を作製する2つの構成部品100、200は厳密に同一であり、前述した第1及び第3の実施形態の場合と同様である。図11a〜図11fに表すのは、これらの構成部品100のうちの1つの典型的な構成の詳細である。好ましくは、結果として得られるスパウトアセンブリ10を、注出すべき生成品に対する原材料を備える2つの食品又は飲料用容器(それぞれ、主及び副容器20及び20’)と共に用いる。
図11a〜図11fを参照して、構成部品100のうちの1つは、(典型的に前向きの)主流体入口11及び副次的な主流体入口11’を備えている。両方とも典型的に、注入及び穿孔手段(典型的に流体針)が穿孔できる外部の穿孔可能な蓋又はカバーを備えている。しかし、流体入口11が蓋又は膜を何ら含まず、注入手段が外部の蓋を穿孔することを必要とせずに流体を流体入口11を通して直接注入することも可能である。主流体入口11は主注入孔14を通して主容器20に連通されている。副次的な主流体入口11’は、実際には副構成部品200内を副流体入口12に向かって続いている貫通孔である。副流体入口12は、2つの構成部品100及び200を共に合わさったときにスパウトアセンブリ10の背面部分に配置される。同様の方法で、副構成部品200は副流体入口12及び副次的な副流体入口12’も有する。副次的な副流体入口12’は、2つの構成部品100及び200を共に合わせて、副流体入口12を副容器20’に副注入孔14’を通して連通したときに、主流体入口11(スパウトアセンブリ10の前面部分に配置されている)に向かって連通される貫通孔である。
このような構成を有する理由は、スパウトアセンブリ10を同じマシンと共に、特にこのようなマシンの注入及び穿孔手段と共に用いて、スパウトアセンブリ10が両面使用可能で、マシンに導入されたときに1つの向き又は他の向きで動作できるようにするためである。また主構成部品100は、副構成部品200上に、同一の副取付手段15’と係合する主取付手段15を備え、2つの部品100及び200は共に合わさってこの第5の実施形態によるスパウトアセンブリ10を構成している。また主構成部品100は主注出口13を備えている。これは好ましくは垂直方向のパイプとして構成され、これを通して生成品を注出することができる。
2つの同一の構成部品100及び200を共に合わせてスパウトアセンブリ10にすると、得られるスパウトアセンブリ10(図5a〜図5eに示す)は、1つの主流体入口11(好ましくはスパウトアセンブリ10の前面部分に配置されている)、1つの副次的な主流体入口11’、1つの副流体入口12(好ましくはスパウトアセンブリ10の背面部分に配置されている)、1つの副次的な副流体入口12’及び2つの注出口(それぞれ主及び副注出口13及び13’)を備えている。副次的な副流体入口12’は主流体入口11と連通しているため、それらは実際には1つの内部ダクトであり、そこから主注入孔14が主容器20と連通している。同様に、副次的な主流体入口11’は副流体入口12と連通して、1つの内部ダクトであり、そこから1つの副注入孔14’が副容器20’と連通している。所望するレシピ又は最終生成品に応じてスパウトアセンブリ10を2つの容器20及び20’に取り付けると、いったん流体と混合され、主容器20を最初に、主注出口13を通して注出し(したがって、どのようにスパウトがマシンに導入されたか(前向き又は後向きか)に応じて、流体は最初に、主流体入口11内に又は副次的な副流体入口12’内に、導入される)、次に同様に、いったん流体と混合されると、そこから主容器20内に主注入孔14を通して注入する)、そして次に、同様の方法で、副容器20’の中身を、副注出口13’を通して注出する(したがって、流体を次に、副流体入口12内に注入してそこから副容器20’内に、どのようにスパウトをマシンに導入したかに応じて、副注入孔14’を通して注入している)。説明したように、この構成によって、スパウトアセンブリ10が内へのその挿入に関し両面使用可能にすることが可能であるため、逆のプロセス(副容器20’から始まり、次に主容器20に続く)を同様の方法で行うことができることが明かである。
第5の実施形態によりこのようなスパウトアセンブリ10を動作させるマシンは、注入及び穿孔手段30を備えている。これは好ましくは、2つの同様の主及び副流体針として構成され、これらは異なる長さを有し、マシンの同じ側に配置されている。したがって、スパウトアセンブリ10をマシンに導入する向き(前向き又は後向き位置、すなわち、表向き又は裏向きのいずれか)とは無関係に、針は主又は副流体入口11及び12を任意の順序で穿孔することが、直接に並びに/又は副次的な主及び副流体入口11’及び12’を通って可能である。スパウトアセンブリを例えば前向きの位置で導入した場合、短い針は主流体入口11を穿孔し(主注入孔14にアクセスできる)、及び長い針は副次的な主流体入口11’を穿孔する(副注入孔14’にアクセスできる)。主容器20を(主注入孔14及び主注出口13を通して)注出することを最初に始めて、それに続いて副容器20’を(副注入孔14’及び副注出口13’を通して)注出するか、又はその逆を行うことが可能である。同様の動作が行われて、スパウトアセンブリがマシンに後向きで導入されると同様の生成品が結果として得られる。
図9a〜図9fに示すのは、本発明の第6の実施形態であり、図5a〜図5e及び図11a〜図11fのそれと同様であるが、ここではスパウトアセンブリ10を、代わりに一体型の構成部品100で作製されている。第5及び第6の実施形態の得られるスパウトアセンブリ10は、流体入口並びに注入及び穿孔手段に関して、同様の外形及び同様の外部構成を有しており、したがって同じマシンがそれらのいずれも処理することができる。好ましくは、この第6の実施形態によるスパウトアセンブリ10が1つの主容器20に取り付けられている。ここではスパウトアセンブリ10は、主流体入口11(好ましくは前向きであり、主注入孔14に連通されている)、副流体入口12(好ましくは後向きであり、副注入孔14’に連通されている)、及び主注出口13を備えている。主及び副注入孔14及び14’両方はそれぞれ、主容器20に連通されている。またスパウトアセンブリ10は、副次的な主流体入口11’を備えている。これは、副注入孔14’に連通して副流体入口12に続いている貫通孔である。また、スパウトアセンブリ10は、副次的な副流体入口12’を備えている。これは、主注入孔14に連通して主流体入口11に続いている貫通孔である。
第6の実施形態によりこのようなスパウトアセンブリ10を動作させるマシンは、注入及び穿孔手段30を備えている。これは好ましくは、2つの同様の主及び副流体針(異なる長さを有し、マシンの同じ側に配置され、第5の実施形態に対して説明したものと同様である)として構成されている。したがって、スパウトアセンブリ10をマシンに導入する向き(前向き又は後向き位置、すなわち、表向き又は裏向き)に無関係に、針は主流体入口11又は副流体入口12を又は両方同時に、直接に並びに/又は副次的な主及び副流体入口11’及び12’を通って穿孔する。スパウトアセンブリを例えば前向き位置に導入した場合、短い針は主流体入口11を穿孔し(主注入孔14にアクセスできる)、及び長い針は副次的な主流体入口11’を穿孔する(副注入孔14’にアクセスできる)。主容器20に対して2つの針のどちらも流体を注入するか又はそれらの一方のみが流体を注入して生成混合物を調製する結果、調製された生成品が主注出口を通して注出される。スパウトアセンブリをマシンに後向き位置で導入した場合、例えば、長い針は副次的な副流体入口12’を穿孔し(主注入孔14にアクセスできる)、及び短い針は副流体入口12を穿孔する(副注入孔14’にアクセスできる)。同様に、主容器20に対して2つの針のどちらも流体を注入するか又はそれらの一方のみが流体を注入して生産混合物を調製する結果、調製された生成品が主注出口13を通して注出される。
この第6の実施形態によりこのようなスパウトアセンブリ10を動作させるマシンは、第5の実施形態に対して説明したマシンと同じであり同じ構成の注入及び穿孔手段30を有している。
第2の態様によれば、本発明はまた、パック40であって、前述のものとしてのスパウトアセンブリ10と、スパウトアセンブリ10が取り付けられる1つ又は複数の食品又は飲料用容器20、20’とを備えるパック40に言及する。好ましくは、容器の数はパック40に含まれる容器の数に対応する。異なるサイズのパック40(図12a及び12bに示す)を、異なる量の原材料を保存するように構成された同じマシン内で用いることができる。典型的に、用いるべきマシンを決定するのは、流体入口の外部形状及び穿孔要求に関するスパウトアセンブリ10の構成である。しかし、図12a及び12bに示すように、容器のサイズは、垂直に延びるときは、マシンを決定することも限定することもない。結果として、異なる生成品(例えばカップ一杯のエスプレッソコーヒー又はスープ1杯など)を生成することができる。スパウトアセンブリ10の外部設計及び構成は、目標とする生成品とは関係なく変化しない。しかし、スパウトアセンブリ10の内部設計は、特に注入孔の直径に関して、処理すべき原材料に応じて、したがって目標とする食品又は飲料生成品に応じて異なっている。また、他のパラメータ例えば、単一又は複数の容器に対する注入した流体の流量及び/又は注入した流体の温度及び/又は注入した流体の全体積を、処理すべき原材料に応じて、したがって目標とする食品又は飲料生成品応じて変更される。
本発明の実施形態によれば、パック例えば前述したものの範囲には、泡状飲料又は非泡状飲料を生成する能力が異なる少なくとも2つのタイプのパックを含めることができる。泡状飲料を生成することができる第1のタイプのパックは概ね、水入口として、第2のタイプのパックよりも高速でパックの内容積部の中に水噴流を導入するように構成された水入口を示す。第1のタイプのパックは好ましくは、パックの内容積部の中に飲料を可能な限り長く保持するように構成された飲料出口を示す。そして、第1のタイプのパックの注入孔は、注出口として、表面積が、第2のタイプのパックの場合よりも直径が小さい円形表面の表面に等価な注出口を示す。また第1のタイプのパックは好ましくは、飲料又は食品の調製中に容器内の流体及び飲料の動きを改善するように構成された形状を示す。矩形容器として、長さ/幅の比が約4/3を示し、スパウトアセンブリ10が幅側部に配置されたものであれば、流体の撹拌及び泡の発生が改善されることが観察されている。この効果は、スパウトアセンブリ10が、幅と長さとの側部隅部に配置されたときに、更にいっそう強調される。また飲料の発泡は、食品又は飲料原材料の性質に依存する可能性がある。本発明によって、容器内に含まれる異なるタイプの飲料又は食品原材料の撹拌及び溶解に適応するある範囲の異なるパック40を製造することができる。
パック40を構成する各食品又は飲料用容器は好ましくは、互いに接合された2つの可撓性水不透過性シートを含んでいて、単一又は複数の生成品を調製するための少なくとも1つの原材料が保存される内容積部を画定する。図12a〜図12bに示すように、スパウトアセンブリ10は好ましくは、又は複数の食品又は飲料用容器を共に合わせて、順次的に抽出されるように構成されている。好ましくは、食品又は飲料用容器は実質的に平面的な形状を有し、スパウトアセンブリ10はパック40の側部の1つに配置されている。好ましくは、パック自体は実質的に可撓性であり、パウチ又はサッシェのように見える。可撓性とは、シートを容易に曲げられるということである。得られるパック40も剛性容器とは異なり、柔らかいので曲げることができ、変形させることができる。可撓性のシート材料は、プラスチック積層体、金属化箔若しくはアルミ箔、又は繊維ベースの材料とすることができる。本発明によれば、2つの可撓性の水不透過性シートを、1つの単一可撓性の水不透過性シートを半分に折り畳んでその自由縁で接合したもので形成することができる。
またパック40は、ユーザ又は消費者によるパック40の取り扱いを可能にする突出物を備えることができるが、これは添付図には示していない。
典型的に、容器の内容積部を画定するために互いに接合された2つの可撓性水不透過性シートは、1つの単一可撓性の水不透過性シートを半分に折り畳んでその自由縁で接合したもので形成されている。モードによれば、容器は可撓性材料シートで作製された平面パウチであり、シートは容器の最上部で折り畳まれ、その縁部で接合されて、内容積部を画定する。底部で接合された縁部には典型的に、スパウトアセンブリ10が含まれる。この実施形態は、容器及びスパウトアセンブリを備えるパック40を製造する特に容易な方法を構成している。なぜならば、必要なのは、シートの1つのピースのみを(最も好ましくは矩形形状に従って)切断してそれを折り畳んで、食品又は飲料原材料に対する内容積部を形成することだからである。典型的に、やはり製造上の利便性から、スパウトアセンブリ10を容器の底部縁部に、その縁部をシールする間に導入する。
水入口は典型的に、完成パック40において、容器の内容積部を画定する材料シートに囲まれている。したがって、注入及び穿孔手段30が穿孔できる流体入口を覆う降伏可能なカバーは、これらの流体入口を覆うシート材料によって形成されているため、流体入口を覆う補足的なカバー又は膜を何ら用意する必要はない。その結果、製造が容易で簡便である。結果として、材料の同じ部片を用いて、同時に容器の内容積部を形成して流体入口を閉じることができる。こうして、本発明によって、製造が容易で、食品及び飲料原材料と生産された食品又は飲料生成品との衛生的保護及び保存可能期間の保護を保証するパック40が提供される。
好ましくは、スパウトアセンブリ10を容器の底部縁部にその縁部をシールする間に導入して、完成パック40を構成することによって、流体入口を備えるスパウトアセンブリ10の部分を可撓性のシートが覆うことができるようにすることができる。結果として、シートの縁部を接合する単一ステップの間に、食品又は飲料原材料を保存するための内容積部を同時に形成し、スパウトアセンブリ10を配置し、及び流体入口を閉じることが可能である。好ましくは注出口はシートによって覆われていない。更に、それをシートの一部(例えばシートのスカート)によって視覚的に隠すことができる。また好ましくは、本発明によれば、スパウトアセンブリ10は、スパウトアセンブリ10の外部表面の少なくとも1つに配置されたリブ16であって、シールする間のスパウトと可撓性シート材料との接着を改善するためのリブ16を備えている。詳細には、立ち上がり縁部は流体入口を囲んで、その回りの気密及び水密性を改善することができる。
本発明によれば、スパウトアセンブリ10及び/又は食品若しくは飲料用容器は好ましくは、流体入口から異なる容器内への順次的な流体供給に対する情報を含む識別手段60を備えている。前述したように、容器内の原材料のこの順次処理は、目標とする生成品のレシピに応じて行われるため、どの容器を最初に及び2番目に処理すべきか(典型的にパック40に2つの容器があるとき)についてのこの情報が識別手段によって、パック40を処理する予定のマシンに提供される。スパウトアセンブリ10、したがってパック40は両面使用可能であるため、ユーザはパック40を1つの向き又は他の向きで導入することができ、マシンは、パック40内で容器の正確な順次処理が行われるように、パック40がどの方向で導入されたかを知っている必要がある。この情報は、識別手段60(スパウトアセンブリ10内又は容器内)によってマシンに与えられて、目標とする正確な最終生成品レシピが得られるようになっている。このような識別手段60には、いかなる認識手段(例えば、機械コード、光学コード、RFIDタグ、バーコード、磁気コードなど)も含めることができる。最も好ましくは、本発明の識別手段60を、食品又は飲料用容器(パウチ又は容器と合致するように共に合わされた2つの可撓性のシートによって構成される)の1つの側縁部上の、好ましくは容器のシール領域(生成品も原材料も全くない)上の検出孔(図2a及び2bに概略的に表す)として作製される。2つのシートを共に合わせて縁部上で溶接して1又は複数の容器を構成すると、これらの側縁部の1つ上で、外周形状との更なる溶接が行われるため、孔が打抜き孔として構成される。複数の孔を典型的に、共に合わせた容器の縁部の1つ上に垂直に設ける。これらの孔は光を通すことができ、孔の構成に応じて、マシンに、従うべき容器の処理の手順に関する情報が提供される。本発明によるパック40は両面使用可能に作製されており、パック40が導入された向きとは無関係にマシンが識別手段60を読むことができるようになっているため、これらの識別手段60(典型的にこれらの検出孔又は穿孔)は、例えば、図2a〜図2b又は図12a〜図12bに表されているように、容器の2つの側縁部上に設けられている。それぞれの側部上で、識別手段60によってまた、マシンにパックの導入向きに関する情報が提供される。
またスパウトアセンブリ10及び/又は食品若しくは飲料用容器内の識別手段60は、食品又は飲料生成品を生成するためのプロセスパラメータに関する情報を含んでいる。プロセスパラメータは以下の少なくとも1つ又は組み合わせである。単一又は複数の容器内に注入する流体の温度、単一又は複数の容器内に注入する流体及び流体流れの全体積及び流量。またこれらのパラメータは、パックを構成する単一又は複数の容器の順次処理に関する情報と共に提供される。好ましくは、2セットの対称的に配置された識別手段60がパックに配置されているため、識別手段60内のプロセスパラメータを両面使用可能に読むことができる(打抜き孔として形成されているとき、これらの孔はパックの両面(前面及び背面)上に打ち抜かれる。また識別手段60はパックの2つの側部上に配置されているため、したがってパックをマシンに導入する方法に関係なくそれらを読むことができる)。
好ましくは、本発明によれば、パック40は、飲料製造中に本質的に垂直に向けられる平面に沿って向けられる平面的な形状を有し、流体入口によって、流体の噴流が平面からなる方向に向けられる。底部から容器内に導入される流体噴流は、円形及びらせん状の動きに進展して、流体分子(典型的に水分子)と原材料粒子との間の乱流、摩擦、及び高接触面が形成される。平均して、いったん混合されると、流体分子は、飲料又は食品生成品と共に容器を出るまでに、容器内で複数回回転する。最良の結果(還元)が、矩形形状のパックを用いたときに観察されている。また単一スパウトアセンブリが矩形のパックの隅に配置されたパックも還元を改善することが分かっている。
本発明によれば、食品又は飲料用容器は、単一又は複数の生成品を製造及び注出する間は本質的に垂直に配置され、スパウトアセンブリ10は、流体入口を通り抜ける流体が容器に上向きに供給されるように構成されている。
また図12a〜図12bに示すように、食品又は飲料用容器は好ましくは、少なくとも1つ、より好ましくは2つの傾斜領域21を備えている。傾斜領域21は対称的に配置されて、スパウトアセンブリ10の付近に、スパウトアセンブリ10に向かって収束する斜めの形状を示す。その結果、容器内部のすべての生成品を注出口を通して注出することが強化されて容易になり、容器内部に残る量を最小限にできるため、飲料又は食品原材料がこれらの隅部で詰まった状態になることが回避される。傾斜領域21は、容器の隅部を横向きにシールすることによって得ることができる。食品又は飲料用容器は、種々の外部形状(例えば、矩形、四角形、又は丸形状)を示すことができる。これらの容器の内容積部は好ましくは、生成品の調製中に容器内の流体及び食品又は飲料原材料の動きを改善するように構成された形状を示す。
更に別の態様によれば、本発明は、前述したように、パック40から単一又は複数の食品又は飲料生成品を調製するためのマシン50に言及する。マシン50は、パック40を収容するように適合された受容手段51を、好ましくはパック40が垂直マシンに配置され、スパウトアセンブリがパック40の底部に配置されるように備え、スパウトアセンブリ10と係合しスパウトアセンブリ10の流体入口の内部に高圧流体を注入するように設計された注入手段30(好ましくは穿孔手段でもある)を備えている。典型的に、パック40は飲料又は食品生成品がマシン50内で本質的に垂直に得られるように処理されるので、パック40は(図14に概略的に示されるように)マシン50において前向きに又は横向きに導入される。その結果、パック40は、(図13に概略的に示されるように)マシン50の専用挿入体内に摺動可能に挿入される。
本発明によれば、流体をパック40に供給することを、目標とする食品又は飲料生成品のタイプに応じて任意の温度(低温、周囲温度、又は高温)で行うことができる。
本発明によれば、また図15に概略的に例示するように、前述したようにパック40から食品又は飲料生成品を調製するためのマシン50は、少なくとも以下のものを備えている。
スパウトアセンブリ10の流体入口に加圧流体を供給するための流体供給又はタンク84及びポンプ82、
流体を最終的に加熱するためのヒーター83、
周囲温度で流体を送出するためのバイパスライン87、
高温又は周囲温度の流体を選択するためのバルブ(例示せず)、
任意的に、冷却ユニット(図示せず)を、低温流体を送出するためにマシン50内に設けることができ、
流体入口を穿孔して、流体供給から来る加圧流体を流体入口内に注入する注入手段、好ましくは、穿孔及び注入手段、より好ましくは、1つ又は複数の流体針、が
栓17及び/又は17’を、注出口13から切断又は引き離すためのデバイス(パック40内のスパウトアセンブリ10が2つ以上の注出口13を備えるときは、2つ以上の栓17が存在する。なぜならば、典型的に注出口13当たり1つの栓17が存在するからである)。
栓17、17’を切断又は引き離すためのデバイスの、マシン50での配置は好ましくは、パック40がマシン50に導入されるとき又は食品若しくは飲料調製が起動されるときに栓が自動的に切断されるように行われる。
またマシン50はデータ読取機(好ましくは光デバイスを備える)を備えている。データ読取機は、識別手段60から、食品又は飲料生成品をパック40から調製するために用いるべきプロセスパラメータに関する情報を読み取る(単一又は複数の容器の順次処理、単一又は複数の容器に対する流体の温度、流量、及び全体の流れ)。
好ましくは、データ読取機は、好ましい実施形態では識別手段60を構成する穿孔を通る光を発する発光体デバイスによってパック40内の識別手段60から情報を取り出す。
好ましくはマシンは、食品生成品又は飲料が調製されたときにパック40の注出口の下に飲料コップ9を配置するための配置領域86を更に備えている。
また好ましくは、マシン50は、注出口13、13’の閉鎖栓17、17’を切断するための切断デバイス85を更に備えている。切断デバイス85の位置は、パック40がマシン50に導入されたときに又は食品若しくは飲料調製が起動されたときに栓が自動的に切断されるように設けることができる。
また本発明により、パック40例えば前述したものを製造するための方法であって、パック40はスパウトアセンブリ10と1つ又は複数の食品又は飲料用容器とを備える方法は、
材料のシートを折り畳み、その両方の側縁部を接合してパウチを形成するステップと、
そのように形成されたパウチに、残りの開いた縁部を通して、食品又は飲料原材料を充填するステップと、
残りの開いた縁部の間でスパウトアセンブリ10を配置して、縁部を接合するステップと、を含んでいる。
本発明は、広範囲の異なる食品及び飲料を同じマシンを用いて生成することができるという、食品又は飲料を調製するためのパックを提案する優位点を示す。食品及び飲料は、それらの性質(コーヒー、お茶、チョコレート、スープ等)によって、それらの態様(コーヒーに対する泡の存在、ミルク及びチョコレートに対する泡の存在、お茶に対する気泡の不在等)によって、それらの容積(エスプレッソ容積からスープ容積まで)によって異なるものにすることができ、それでも同じマシンによって得ることができる。機械要素を非常に単純なままにして、単純な流体針(典型的に単純な水針)に限定したままにすることができる。
本発明は、食品及び飲料の消費者志向の調製を提案する優位点を示す。パックから送出される飲料及び食品は給仕される用意ができており、更なるプロセスステップ(例えば飲料を発泡させるためのステップ)は何ら必要としない。
また本発明は、使用前に原材料が雰囲気から十分に保護されるパックを提案する優位点を示す。
本発明は、飲料又は食品生成品を調製するためのパックであって、原材料及び調製された飲料又は食品生成品とマシンとの接触が回避され、したがってクロスコンタミネーションの危険性が制限されるパックを提案する優位点を示している。調製後の飲料又は食品生成品は最適な官能的性質を示す。
本発明は更に、低い環境影響を示すパックを提案する優位点を示す。なぜならば、パックは、プラスチックの小さい挿入部片(スパウトアセンブリ)を伴う積層パウチで形成することができるからである。
本発明は、可撓性のシートと挿入される1つの単一スパウトアセンブリとから始まって非常に容易に形成することができるパックを提案する優位点を示す。詳細には、パックは通常、製造中に内容積部内に配置される内部フィルタ又は膜を含んではいない。
更に、本発明のパックは、パックが2つ以上の容器を備えるときに、1つの単一及びグループ化されたパッケージ内に、調製すべきレシピが含まれているため、順次的な調製が続く。消費者の側で行うべき操作が低減されていることも、ユーザ側で大きい優位点である。また、抽出及び処理手順が予め定義され、実際には識別手段60の情報に含まれているため、最良のカップ内結果を実現することができる。本発明のパックの別の非常に重要な優位点は、1つの容器を備えるパックと複数の容器を備えるパックとが、同じ淹出ユニットを有する同じマシンに適合しかつ使用できるということである。
本発明によるパック(複数の容器を備えるものでさえ)を保存するために必要なスペースを、例えば図2a及び2bに例示する。明らかに示されているのは、例えば、消費者がパックに対して予め見ておくべきスペース要求が明らかに、典型的なカプセル容器に対するものよりもはるかに小さいということである。
本発明のパックの別の本質的な優位点は、スパウトアセンブリが1つの構成部品又は2つの構成部品を備えるときに、パック内のスパウトアセンブリが可逆的であるために、スパウトアセンブリをマシンに任意の向きで導入することができる(図14の構成を伴うマシンを用いる場合、前向きに又は後向きに、すなわち、表向き又は裏向きに導入することができる。図13に表すマシンを使用する場合、パックを2つの可能な向きのいずれで横方向に導入することができる)。更に、1つの構成部品又は2つの構成部品を備えるスパウトアセンブリは厳密に同じ外形を有しているため、2つの構成に対して同じマシンを用いることができ、また同様の流体入口穿孔要求(need)を有しているため、同じ適合針構成を用いることができる。これはまた、パック内の識別手段のおかげで可能である、物理的な構成及び機械的な必要性がパックに対して同じで、識別手段がマシンに導入された向きとは無関係に、識別手段を1つの向き又は他の向きで処理/動作できることが可能であるだけでなく、識別手段によってマシンに、パック内の容器処理の正確な手順をマシンが知ることができる情報が更に提供される。
したがって、本発明により設計されるスパウトアセンブリの主な目標は、1つの単一構成部品で形成されているとき又は2つの構成部品を共に合わせて取り付けて形成されているときに、得られるスパウトアセンブリが両方の場合で適合していて同じマシンで使用できるということである。
本発明の別の主な優位点は、スパウトアセンブリが1つの単一構成部品から形成されているときは厳密に同じ外形を両面に有しているため、可撓性のシートをスパウトアセンブリ上に溶接したときに可撓性のシートを損なうことが全くないようにできるという事実にある。また、スパウトアセンブリの両面の同じ外形が、スパウトアセンブリを2つの構成部品を共に合わせて取り付けて形成するときにも得られ、この場合も、損なうわずかな危険性も回避される。
更に、すでに詳細に説明したように、スパウトアセンブリを構成する2つの構成部品は厳密に同じであり、対応する関連する製造上の優位点を伴っている。
本発明は、その好ましい実施形態を参照して記述されているが、添付の請求項によって規定されている本発明の範囲を逸脱することなく、当業者によって多くの改変及び変形が行われても良い。
40 パック
21 傾斜領域
60 識別手段
10 スパウトアセンブリ
100 スパウトアセンブリの構成部品
200 スパウトアセンブリの構成部品
11 主流体入口
11’ 副次的な主流体入口
12 副流体入口
12’ 副次的な副流体入口
13 主注出口
13’ 副注出口
23 主注出口の開口部
23’ 副注出口の開口部
17 主注出口の栓
17’ 副注出口の栓
18 主注出口の接合材
18’ 副注出口の接合材
19 主注出口の弱化領域
19’ 副注出口の弱化領域
14 主注入孔
14’ 副注入孔
16 主リブ
16’ 副リブ
20 主食品又は飲料用容器
20’ 副食品又は飲料用容器
50 マシン
51 受容手段
9 飲料カップ
30 注入手段
85 切断デバイス
84 流体タンク
83 ヒーター
87 バイパスライン
82 ポンプ
86 配置領域

Claims (22)

  1. 1つ又は複数の食品又は飲料用容器のためのスパウトアセンブリ(10)であって、前記1つ又は複数の食品又は飲料用容器のそれぞれは、単一又は複数の生成品を調製するための少なくとも1つの原材料を備えており、前記スパウトアセンブリ(10)は、
    1つ又は複数の食品又は飲料用容器内に流体を供給することができる少なくとも1つの主流体入口(11)及び少なくとも1つの副流体入口(12)であって、前記流体入口(11、12)はそれぞれ、同じ単一容器に接続されているか、又は前記流体入口(11、12)のそれぞれは、前記複数の容器のうちの1つに接続されている、主流体入口(11)及び副流体入口(12)と、
    前記単一又は複数の生成品が注出される少なくとも1つの注出口(13)とを備えており、
    注出すべき前記単一又は複数の生成品に応じて、前記流体を単一容器内に供給することが可能であるように、又は複数の容器内に順次供給することが可能であるように構成されている、スパウトアセンブリ(10)。
  2. 前記スパウトアセンブリ(10)及び/又は前記単一若しくは複数の食品若しくは飲料容器は、得られるべき前記単一若しくは複数の生成品に応じた、前記単一若しくは複数の容器内への前記流体の順次供給についての従うべき情報を有する識別手段(60)を備える、請求項1に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  3. 前記スパウトアセンブリ(10)は、長手方向の中心軸線に関する2次の離散回転対称性の下に構成されている、請求項1又は2に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  4. 前記主流体入口(11)及び前記副流体入口(12)は、高圧流体を前記流体入口(11、12)の内部に注入することができる注入手段(30)によって穿孔可能であり、前記流体入口(11、12)は、前記注入された流体を前記単一又は複数の容器内への高速噴流に変換するように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  5. 前記流体入口(11、12)は、前記注入された流体を、少なくとも20m/s、好ましくは少なくとも30m/sの速度の噴流に変換する、請求項4に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  6. 前記流体入口(11、12)は、前記単一又は複数の容器内への、向きを変えることが可能な高速噴流を、前記流体入口(11、12)内に提供される流体供給に対して好ましくは約90°で提供するように構成されている、請求項4又は5に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  7. 前記単一又は複数の容器の内容積部と連通する前記流体入口(11、12)の直径は、0.3〜1mm、好ましくは0.3〜0.5mm、より好ましくは約0.4mmから成る、請求項1〜6のいずれか一項に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  8. 2つの実質的に同一の構成部品(100、200)を共に合わせて取り付けて作製されており、構成部品のそれぞれは、前記単一又は複数の容器の内容積部に連通される少なくとも1つの流体入口であって、内部を通して流体を単一又は複数の容器内に注入することができる流体入口と、生成品を注出することができる少なくとも1つの注出口(13)とを備えている、請求項1〜7のいずれか一項に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  9. 前記構成部品(100、200)のそれぞれは、前記構成部品(100、200)のそれぞれが、1つの注入孔(14、14’)を介して、複数の食品又は飲料用容器のうちの1つの内容積部に連通するように、1つの食品又は飲料用容器に取り付けられている、請求項8に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  10. 前記構成部品(100、200)のそれぞれは、貫通孔として構成された少なくとも2つの流体入口を備えており、前記少なくとも2つの流体入口の1つは、少なくとも、高速噴流を食品又は飲料用容器内に導入することができる注入孔に連通されており、前記注入孔は、前記流体入口に対して特定の角度で、好ましくは約90°で配置されている、請求項8に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  11. 1つの食品又は飲料用容器に取り付けられた1つの構成部品(100)によって作製されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  12. 主注入孔(14)及び副注入孔(14’)をそれぞれ通して前記容器に連通される少なくとも1つの主流体入口(11)及び少なくとも1つの副流体入口(12)を備えており、前記生成品が注出される1つの注出口(13)を更に備えている、請求項11に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  13. 貫通孔として構成される少なくとも2つの前面流体入口を備えており、前記少なくとも2つの前面流体入口のうちの1つは少なくとも主注入孔(14)に連通されており、前面流体入口に連通されている貫通孔として構成される少なくとも2つの背面流体入口を更に備えており、前記少なくとも2つの背面流体入口のうちの1つは少なくとも副注入孔(14’)に連通されており、これにより、高速噴流を食品又は飲料用容器内に前記主及び/又は副注入孔(14、14’)を通して導入することができ、前記注入孔(14、14’)は、前記前面流体入口及び前記背面流体入口に対して特定の角度で、好ましくは約90°で配置されている、請求項11に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  14. 前記流体入口の外形及び要件は、請求項8〜10のスパウトアセンブリ(10)及び請求項11〜13のスパウトアセンブリ(10)と同様である、請求項8〜13のいずれか一項に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  15. 特定の数の構成部品によって作製され、前記構成部品の数は、前記食品又は飲料用容器の数に対応している、請求項1〜14のいずれか一項に記載のスパウトアセンブリ(10)。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載のスパウトアセンブリ(10)と、前記スパウトアセンブリ(10)が取り付けられる1つ又は複数の食品又は飲料用容器とを備えているパック(40)。
  17. 食品又は飲料用容器のそれぞれは、内容積部を画定するように互いに接合された2つの可撓性の水不透過性シートを備えており、前記内容積部は、単一又は複数の生成品を調製するための少なくとも1つの原材料を貯蔵しており、前記スパウトアセンブリ(10)は、前記複数の食品又は飲料用容器からの順次的な抽出をもたらすために、前記又は前記複数の食品又は飲料用容器を共に合わせるように構成されている、請求項16に記載のパック(40)。
  18. 前記食品又は飲料用容器は、本質的に平面的な形状を有しており、前記スパウトアセンブリ(10)は、前記パック(40)の側部のうちの1つに配置されている、請求項16又は17に記載のパック(40)。
  19. 前記食品又は飲料用容器は、前記単一又は複数の生成品を生成し注出する間は本質的に垂直に配置され、前記スパウトアセンブリ(10)は、前記流体入口を通過する前記流体を前記容器内に上向きに供給するように配置されている、請求項16〜18のいずれか一項に記載のパック(40)。
  20. 前記食品又は飲料用容器は、可溶性の、食品又は飲料用原材料を備えている、請求項16〜19のいずれか一項に記載のパック(40)。
  21. 前記食品又は飲料用容器は、少なくとも1つの傾斜領域(21)を備えており、前記傾斜領域(21)は、前記スパウトアセンブリ(10)の付近に配置され、かつ前記スパウトアセンブリ(10)に向かって収束している、請求項16〜20のいずれか一項に記載のパック(40)。
  22. 請求項16〜21のいずれか一項に記載のパック(40)から単一又は複数の食品又は飲料の生成品を調製するためのマシン(50)であって、前記パック(40)を収容するようになっている受容手段(51)と、前記スパウトアセンブリ(10)と係合し前記スパウトアセンブリ(10)の前記流体入口の内部に高圧流体を注入するように設計されている注入手段(30)とを備えている、マシン(50)。
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