[0005]添付の特許請求の範囲内のシステム、方法およびデバイスの様々な実装形態は、それぞれいくつかの態様を有し、それらのうちの単一の態様が、単独で、本明細書で説明する望ましい属性を担当するとは限らない。添付の特許請求の範囲を限定することなしに、いくつかの顕著な特徴について本明細書で説明する。
[0006]本明細書で説明する主題の1つまたは複数の実装形態の詳細を添付の図面および以下の説明に記載する。他の特徴、態様、および利点は、説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになり得る。以下の図の相対寸法は一定の縮尺で描かれていないことがあることに留意されたい。
[0007]本開示の一態様は、ワイヤレス通信の方法を提供する。本方法は、第1のワイヤレスデバイスにおいて、複数のデバイスによって復号可能な第1のプリアンブルと、複数のデバイスのサブセットのみによって復号可能な第2のプリアンブルとを含む第1のパケットを生成することを含む。第1のプリアンブルは第1の信号フィールドを含む。第2のプリアンブルは第1のトレーニングフィールドを含む。本方法は、第1のワイヤレスデバイス以外のワイヤレスデバイスによって送信されるべき1つまたは複数の第2のパケットと同時に、第1のパケットを送信することをさらに含む。
[0008]様々な実施形態では、本方法は、第1のワイヤレスデバイスに割り当てられた全チャネル帯域幅サイズまでのチャネル帯域幅上で、第1の信号フィールドを送信することをさらに含むことができる。様々な実施形態では、本方法は、第1のワイヤレスデバイスが、1次チャネルとして指定されたチャネルの使用を割り当てられない場合、1次チャネルとして指定されたチャネル上で、第1の信号フィールドを送信することをさらに含むことができる。様々な実施形態では、本方法は、第1のワイヤレスデバイスによる使用のために割り当てられない1つまたは複数のチャネルを含む利用可能なチャネル帯域幅上で、第1の信号フィールドを送信することをさらに含むことができる。様々な実施形態では、利用可能なチャネル帯域幅は、利用可能なチャネル帯域幅の全体であることがある。
[0009]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、第1のワイヤレスデバイスとの共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。本方法は、第1のワイヤレスデバイスとの共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しい、第1のパケットの長さを示すための第1の信号フィールドを設定することをさらに含むことができる。本方法は、第1のワイヤレスデバイスとの共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しくなるように、送信のために第1のパケットをパディングすることをさらに含むことができる。
[0010]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、第1のワイヤレスデバイスとは異なるゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。本方法は、第1のワイヤレスデバイスと共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しい、第1のパケットの長さを示すための第1の信号フィールドを設定することをさらに含むことができる。本方法は、第1のワイヤレスデバイスと共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しくなるように、送信のために第1のパケットをパディングすることをさらに含むことができる。
[0011]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。本方法は、方法が、第1のパケットをパディングすることを控えることをさらに含むことができることを、さらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドをさらに含むことができる。
[0012]様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、長さが1シンボルである第2の信号フィールドをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第1の信号フィールドの完全または部分繰り返しと、第2の信号フィールドとをさらに含むことができる。様々な実施形態では、本方法は、第1の信号フィールドの完全または部分繰り返しの極性中の1つまたは複数のビットを符号化することをさらに含むことができる。
[0013]様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第1の信号フィールドの偶数または奇数トーンの繰り返しと、第2の信号フィールドとをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドと、第2の信号フィールドの繰り返しとをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2のトレーニングフィールドをさらに含むことができ、第2のトレーニングフィールドは第1のトレーニングフィールドよりも短い。
[0014]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、第1のワイヤレスデバイスとの共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。本方法は、第1のワイヤレスデバイスとの共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべきすべてのトレーニングフィールドの境界を整合させるように、第1のトレーニングフィールドをパディングすることをさらに含むことができる。
[0015]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、第1のワイヤレスデバイスと共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。本方法は、第1のワイヤレスデバイスと共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべきすべてのトレーニングフィールドの境界を整合させるように、第1のトレーニングフィールドをパディングすることをさらに含むことができる。
[0016]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。本方法は、第1のトレーニングフィールドをパディングすることを控えることをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドをさらに含むことができ、第2の部分の第3の信号フィールドのために使用される保護方法と、第1のトレーニングフィールドのために使用される圧縮方法と、第1のパケットのペイロードのプレフィックスとのうちの1つに少なくとも部分的に基づく第2の信号フィールドの繰り返しをさらに備え得る。
[0017]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、即時応答存在および/または持続時間指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、送信電力指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分時間同期機能(TSF)を含むことができる。
[0018]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、送信機会(TXOP)帯域幅(BW)および/または1次チャネルオフセット指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分基地局識別子(BSSID)を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分受信機関連付け識別子(AID)を含むことができる。
[0019]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分送信機関連付け識別子(AID)を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、アップリンク/ダウンリンク指示を含むことができる。様々な実施形態では、アップリンク/ダウンリンク指示は、送信機または受信機関連付け識別子(AID)中で暗黙的であることがある。
[0020]別の態様は、ワイヤレス通信するように構成された装置を提供する。本装置は、複数のデバイスによって復号可能な第1のプリアンブルと、複数のデバイスのサブセットのみによって復号可能な第2のプリアンブルとを含む第1のパケットを生成するように構成されたプロセッサを含む。第1のプリアンブルは第1の信号フィールドを含む。第2のプリアンブルは第1のトレーニングフィールドを含む。本装置は、本装置以外のワイヤレスデバイスによって送信されるべき1つまたは複数の第2のパケットと同時に、第1のパケットを送信するように構成された送信機をさらに含む。
[0021]様々な実施形態では、送信機は、本装置に割り当てられたフィルチャネル帯域幅サイズまでのチャネル帯域幅上で、第1の信号フィールドを送信するようにさらに構成され得る。様々な実施形態では、送信機は、本装置が1次チャネルを割り当てられない場合、1次チャネルとして指定されたチャネル上で、第1の信号フィールドを送信するようにさらに構成され得る。様々な実施形態では、送信機は、本装置に割り当てられない1つまたは複数のチャネルを含む利用可能なチャネル帯域幅上で、第1の信号フィールドを送信するようにさらに構成され得る。様々な実施形態では、利用可能なチャネル帯域幅は、利用可能なチャネル帯域幅の全体であることがある。
[0022]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、本装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。プロセッサは、本装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しい、第1のパケットの長さを示すための第1の信号フィールドを設定するようにさらに構成され得る。様々な実施形態では、プロセッサは、本装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しくなるように、第1のパケットをパディングするようにさらに構成され得る。
[0023]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、本装置とは異なるゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。プロセッサは、本装置と共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しい、第1のパケットの長さを示すための第1の信号フィールドを設定するようにさらに構成され得る。様々な実施形態では、プロセッサは、本装置と共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しくなるように、第1のパケットをパディングするようにさらに構成され得る。
[0024]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。プロセッサは、第1のパケットをパディングすることを控えるようにさらに構成され得る。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドをさらに含むことができる。
[0025]様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、長さが1シンボルである第2の信号フィールドをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第1の信号フィールドの完全または部分繰り返しと、第2の信号フィールドとをさらに含むことができる。様々な実施形態では、プロセッサは、第1の信号フィールドの完全または部分繰り返しの極性中の1つまたは複数のビットを符号化するようにさらに構成され得る。
[0026]様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第1の信号フィールドの偶数または奇数トーンの繰り返しと、第2の信号フィールドとをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドと、第2の信号フィールドの繰り返しとをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2のトレーニングフィールドをさらに含むことができ、第2のトレーニングフィールドは第1のトレーニングフィールドよりも短い。
[0027]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、本装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。プロセッサは、本装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべきすべてのトレーニングフィールドの境界を整合させるように、第1のトレーニングフィールドをパディングするようにさらに構成され得る。
[0028]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、本装置と共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。プロセッサは、本装置と共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべきすべてのトレーニングフィールドの境界を整合させるように、第1のトレーニングフィールドをパディングするようにさらに構成され得る。
[0029]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。プロセッサは、第1のトレーニングフィールドをパディングすることを控えるようにさらに構成され得る。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドをさらに含むことができ、第2の部分の第3の信号フィールドのために使用される保護方法と、第1のトレーニングフィールドのために使用される圧縮方法と、第1のパケットのペイロードのプレフィックスとのうちの1つに少なくとも部分的に基づく第2の信号フィールドの繰り返しをさらに備え得る。
[0030]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、即時応答存在および/または持続時間指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、送信電力指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分時間同期機能(TSF)を含むことができる。
[0031]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、送信機会(TXOP)帯域幅(BW)および/または1次チャネルオフセット指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分基地局識別子(BSSID)を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分受信機関連付け識別子(AID)を含むことができる。
[0032]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分送信機関連付け識別子(AID)を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、アップリンク/ダウンリンク指示を含むことができる。様々な実施形態では、アップリンク/ダウンリンク指示は、送信機または受信機関連付け識別子(AID)中で暗黙的であることがある。
[0033]別の態様は、ワイヤレス通信のための別の装置を提供する。本装置は、複数のデバイスによって復号可能な第1のプリアンブルと、複数のデバイスのサブセットのみによって復号可能な第2のプリアンブルとを含む第1のパケットを生成するための手段を含む。第1のプリアンブルは第1の信号フィールドを含む。第2のプリアンブルは第1のトレーニングフィールドを含む。本装置は、本装置以外のワイヤレスデバイスによって送信されるべき1つまたは複数の第2のパケットと同時に、第1のパケットを送信するための手段をさらに含む。
[0034]様々な実施形態では、本装置は、本装置に割り当てられたフィルチャネル帯域幅サイズまでのチャネル帯域幅上で、第1の信号フィールドを送信するための手段をさらに含むことができる。様々な実施形態では、本装置は、本装置が1次チャネルを割り当てられない場合、1次チャネルとして指定されたチャネル上で、第1の信号フィールドを送信するための手段をさらに含むことができる。様々な実施形態では、本装置は、本装置に割り当てられない1つまたは複数のチャネルを含む利用可能なチャネル帯域幅上で、第1の信号フィールドを送信するための手段をさらに含むことができる。様々な実施形態では、利用可能なチャネル帯域幅は、利用可能なチャネル帯域幅の全体であることがある。
[0035]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、本装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。本装置は、本装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しい、第1のパケットの長さを示すための第1の信号フィールドを設定するための手段をさらに含むことができる。本装置は、本装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しくなるように、送信のために第1のパケットをパディングするための手段をさらに含むことができる。
[0036]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、本装置とは異なるゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。本装置は、本装置と共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しい、第1のパケットの長さを示すための第1の信号フィールドを設定するための手段をさらに含むことができる。本装置は、本装置と共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しくなるように、送信のために第1のパケットをパディングするための手段をさらに含むことができる。
[0037]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。本装置は、第1のパケットをパディングすることを控えるための手段をさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドをさらに含むことができる。
[0038]様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、長さが1シンボルである第2の信号フィールドをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第1の信号フィールドの完全または部分繰り返しと、第2の信号フィールドとをさらに含むことができる。様々な実施形態では、本装置は、第1の信号フィールドの完全または部分繰り返しの極性中の1つまたは複数のビットを符号化するための手段をさらに含むことができる。
[0039]様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第1の信号フィールドの偶数または奇数トーンの繰り返しと、第2の信号フィールドとをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドと、第2の信号フィールドの繰り返しとをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2のトレーニングフィールドをさらに含むことができ、第2のトレーニングフィールドは第1のトレーニングフィールドよりも短い。
[0040]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、本装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。本装置は、本装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべきすべてのトレーニングフィールドの境界を整合させるように、第1のトレーニングフィールドをパディングするための手段をさらに含むことができる。
[0041]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、本装置と共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。本装置は、本装置と共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべきすべてのトレーニングフィールドの境界を整合させるように、第1のトレーニングフィールドをパディングするための手段をさらに含むことができる。
[0042]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。本装置は、第1のトレーニングフィールドをパディングすることを控えるための手段をさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドをさらに含むことができ、第2の部分の第3の信号フィールドのために使用される保護方法と、第1のトレーニングフィールドのために使用される圧縮方法と、第1のパケットのペイロードのプレフィックスとのうちの1つに少なくとも部分的に基づく第2の信号フィールドの繰り返しをさらに備え得る。
[0043]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、即時応答存在および/または持続時間指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、送信電力指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分時間同期機能(TSF)を含むことができる。
[0044]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、送信機会(TXOP)帯域幅(BW)および/または1次チャネルオフセット指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分基地局識別子(BSSID)を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分受信機関連付け識別子(AID)を含むことができる。
[0045]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分送信機関連付け識別子(AID)を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、アップリンク/ダウンリンク指示を含むことができる。様々な実施形態では、アップリンク/ダウンリンク指示は、送信機または受信機関連付け識別子(AID)中で暗黙的であり得る。
[0046]別の態様は、非一時的コンピュータ可読媒体を提供する。本媒体は、実行されたとき、装置に、複数のデバイスによって復号可能な第1のプリアンブルと、複数のデバイスのサブセットのみによって復号可能な第2のプリアンブルとを含む第1のパケットを生成させるコードを含む。第1のプリアンブルは第1の信号フィールドを含む。第2のプリアンブルは第1のトレーニングフィールドを含む。本媒体は、実行されたとき、装置に、装置以外のワイヤレスデバイスによって送信されるべき1つまたは複数の第2のパケットと同時に、第1のパケットを送信させるコードをさらに含む。
[0047]様々な実施形態では、装置は、実行されたとき、装置に、装置に割り当てられたフィルチャネル帯域幅サイズまでのチャネル帯域幅上で、第1の信号フィールドを送信させるコードをさらに含むことができる。様々な実施形態では、装置は、実行されたとき、装置に、装置が1次チャネルを割り当てられない場合、1次チャネルとして指定されたチャネル上で、第1の信号フィールドを送信させるコードをさらに含むことができる。様々な実施形態では、装置は、実行されたとき、装置に、装置に割り当てられない1つまたは複数のチャネルを含む利用可能なチャネル帯域幅上で、第1の信号フィールドを送信させるコードをさらに含むことができる。様々な実施形態では、利用可能なチャネル帯域幅は、利用可能なチャネル帯域幅の全体であり得る。
[0048]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。本媒体は、実行されたとき、装置に、装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しい、第1のパケットの長さを示すための第1の信号フィールドを設定させるコードをさらに含む。様々な実施形態では、装置は、実行されたとき、装置に、装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しくなるように、第1のパケットをパディングさせるコードをさらに含むことができる。
[0049]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、装置とは異なるゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。本媒体は、実行されたとき、装置に、実行されたとき、装置に、装置と共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しい、第1のパケットの長さを示すための第1の信号フィールドを設定させるコードをさらに含むことさせるコードをさらに含む。様々な実施形態では、装置は、実行されたとき、装置に、装置と共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しくなるように、第1のパケットをパディングさせるコードをさらに含むことができる。
[0050]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。本媒体は、実行されたとき、装置に、第1のパケットをパディングすることを控えさせるコードをさらに含む。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドをさらに含むことができる。
[0051]様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、長さが1シンボルである第2の信号フィールドをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第1の信号フィールドの完全または部分繰り返しと、第2の信号フィールドとをさらに含むことができる。様々な実施形態では、本媒体は、実行されたとき、装置に、第1の信号フィールドの完全または部分繰り返しの極性中の1つまたは複数のビットを符号化させるコードをさらに含むことができる。
[0052]様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第1の信号フィールドの偶数または奇数トーンの繰り返しと、第2の信号フィールドとをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドと、第2の信号フィールドの繰り返しとをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2のトレーニングフィールドをさらに含むことができ、第2のトレーニングフィールドは第1のトレーニングフィールドよりも短い。
[0053]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。本媒体は、実行されたとき、装置に、装置との共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべきすべてのトレーニングフィールドの境界を整合させるように、第1のトレーニングフィールドをパディングさせるコードをさらに含む。
[0054]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、装置と共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。本媒体は、実行されたとき、装置に、装置と共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべきすべてのトレーニングフィールドの境界を整合させるように、第1のトレーニングフィールドをパディングさせるコードをさらに含む。
[0055]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。本媒体は、実行されたとき、装置に、第1のトレーニングフィールドをパディングすることを控えさせるコードをさらに含む。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドをさらに含むことができ、第2の部分の第3の信号フィールドのために使用される保護方法と、第1のトレーニングフィールドのために使用される圧縮方法と、第1のパケットのペイロードのプレフィックスとのうちの1つに少なくとも部分的に基づく第2の信号フィールドの繰り返しをさらに備え得る。
[0056]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、即時応答存在および/または持続時間指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、送信電力指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分時間同期機能(TSF)を含むことができる。
[0057]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、送信機会(TXOP)帯域幅(BW)および/または1次チャネルオフセット指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分基地局識別子(BSSID)を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分受信機関連付け識別子(AID)を含むことができる。
[0058]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分送信機関連付け識別子(AID)を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、アップリンク/ダウンリンク指示を含むことができる。様々な実施形態では、アップリンク/ダウンリンク指示は、送信機または受信機関連付け識別子(AID)中で暗黙的であることがある。
[0073]添付の図面を参照しながら、新規のシステム、装置、および方法の様々な態様について以下でより十分に説明する。ただし、開示する教示は、多くの異なる形態で実施され得、本開示全体にわたって提示されるいずれかの特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるために与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本発明の他の態様と組み合わせられるにせよ、本明細書で開示する新規のシステム、装置、および方法のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載する態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本発明の範囲は、本明細書に記載する本発明の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーするものとする。本明細書で開示するいかなる態様も請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
[0074]本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内に入る。好適な態様のいくつかの利益および利点について説明するが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、それらのうちのいくつかを例として、図において、および好適な態様についての以下の説明において示す。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。
[0075]ワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含むことができる。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを採用して、近接デバイスを互いに相互接続するために使用され得る。本明細書で説明する様々な態様は、WiFi(登録商標)、またはより一般的には、ワイヤレスプロトコルのIEEE802.11ファミリーの任意のメンバーなど、任意の通信規格に適用され得る。たとえば、本明細書で説明する様々な態様は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)通信をサポートする802.11プロトコルなど、IEEE802.11プロトコルの一部として使用され得る。
[0076]局(STA)など、複数のデバイスが同時にAPと通信することを可能にすることは有益であり得る。たとえば、これは、複数のSTAがより少ない時間においてAPから応答を受信し、より少ない遅延を伴ってAPからデータを送信および受信することができるようにすることを可能にすることができる。これはまた、APが全体的により多くの数のデバイスと通信することを可能にすることができ、また、帯域幅使用をより効率的にすることができる。多元接続通信を使用することによって、APは、たとえば、80MHz帯域幅上で一度に4つのデバイスに対して、直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを多重化することが可能であり得、ここで、各デバイスは20MHz帯域幅を利用する。したがって、多元接続通信は、いくつかの態様では、APが、APにとって利用可能なスペクトルをより効率的に使用することを可能にすることができるので、多元接続通信は有益であり得る。
[0077]APとSTAとの間で送信されるシンボルの異なるサブキャリア(または、トーン)を異なるSTAに割り当てることによって、802.11ファミリーなど、OFDMシステム内でそのような多元接続プロトコルを実装することが提案されている。このようにして、APは、単一の送信されるOFDMシンボルを用いて複数のSTAと通信し得、ここで、シンボルの異なるトーンが異なるSTAによって復号および処理され、したがって、複数のSTAへの同時データ転送を可能にする。これらのシステムは、OFDMAシステムと呼ばれることがある。
[0078]そのようなトーン割振り方式は、本明細書では「高効率」(HE:high-efficiency)システムと呼ばれ、そのような複数トーン割振りシステムにおいて送信されるデータパケットは高効率(HE)パケットと呼ばれることがある。後方互換プリアンブルフィールドを含むそのようなパケットの様々な構造について以下で詳細に説明する。
[0079]添付の図面を参照しながら、新規のシステム、装置、および方法の様々な態様について以下でより十分に説明する。ただし、本開示は、多くの異なる形態で実施され得、本開示全体にわたって提示されるいずれかの特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるために与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本発明の他の態様と組み合わせられるにせよ、本明細書で開示する新規のシステム、装置、および方法のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載する態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本発明の範囲は、本明細書に記載する本発明の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーするものとする。本明細書で開示するいかなる態様も請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
[0080]本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内に入る。好適な態様のいくつかの利益および利点について説明するが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、それらのうちのいくつかを例として、図において、および好適な態様についての以下の説明において示す。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。
[0081]普及しているワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含むことができる。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを採用して、近接デバイスを互いに相互接続するために使用され得る。本明細書で説明する様々な態様は、ワイヤレスプロトコルなど、任意の通信規格に適用され得る。
[0082]いくつかの態様では、ワイヤレス信号は802.11プロトコルに従って送信され得る。いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント(AP)および(局またはSTAとも呼ばれる)クライアントがあり得る。概して、APはWLANのためのハブまたは基地局として働くことができ、STAはWLANのユーザとして働く。たとえば、STAはラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイルフォンなどであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的接続性を取得するためにWiFi準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはAPとしても使用され得る。
[0083]また、アクセスポイント(AP)は、基地局、ワイヤレスアクセスポイント、アクセスノードまたは同様の用語を含むか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。
[0084]また、局「STA」は、アクセス端末(AT)、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を含むか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラーフォンまたはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、ゲームデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介したネットワーク通信のために構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
[0085]上記で説明したように、本明細書で説明するデバイスのうちのいくつかは、たとえば、802.11規格を実装することができる。そのようなデバイスは、STAとして使用されるにせよ、APとして使用されるにせよ、他のデバイスとして使用されるにせよ、スマートメータリングのためにまたはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサー適用例を与えるか、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりにまたは追加として、ヘルスケアコンテキストにおいて、たとえば、パーソナルヘルスケアのために使用され得る。それらのデバイスはまた、(たとえば、ホットスポットとともに使用するための)拡張された範囲のインターネット接続性を可能にするために、またはマシンツーマシン通信を実装するために、監視のために使用され得る。
[0086]図1に、本開示の態様が採用され得るワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格、たとえば、802.11ah規格、802.11ac規格、802.11n規格、802.11g規格および802.11b規格のうちの少なくとも1つに従って動作することができる。ワイヤレス通信システム100は、高効率ワイヤレス規格、たとえば802.11ax規格に従って動作することができる。ワイヤレス通信システム100は、(本明細書では、総称的に(1つまたは複数の)STA106と呼ばれることがある)STA106A〜106Dと通信するAP104を含むことができる。
[0087]様々なプロセスおよび方法は、AP104とSTA106A〜106Dとの間の、ワイヤレス通信システム100における送信のために使用され得る。たとえば、信号は、OFDM/OFDMA技法に従って、AP104とSTA106A〜106Dとの間で送信および受信され得る。そうである場合、ワイヤレス通信システム100はOFDM/OFDMAシステムと呼ばれることがある。代替的に、信号は、符号分割多元接続(CDMA)技法に従って、AP104とSTA106A〜106Dとの間で送信および受信され得る。そうである場合、ワイヤレス通信システム100はCDMAシステムと呼ばれることがある。
[0088]AP104からSTA106A〜106Dのうちの1つまたは複数への送信を可能にする通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、STA106A〜106Dのうちの1つまたは複数からAP104への送信を可能にする通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれることがある。代替的に、ダウンリンク108は順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれることがあり、アップリンク110は逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれることがある。
[0089]AP104は、基地局として働き、基本サービスエリア(BSA)102においてワイヤレス通信カバレージを与えることができる。AP104は、AP104に関連付けられ、通信のためにAP104を使用するSTA106A〜106Dとともに、基本サービスセット(BSS)と呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を有しないことがあり、むしろ、STA106A〜106D間のピアツーピアネットワークとして機能することができることに留意されたい。したがって、本明細書で説明するAP104の機能は、代替的にSTA106A〜106Dのうちの1つまたは複数によって実行され得る。
[0090]いくつかの態様では、STA106は、AP104に通信を送るために、および/またはAP104から通信を受信するために、AP104に関連付けることが必要とされ得る。一態様では、関連付けるための情報は、AP104によるブロードキャスト中に含まれる。そのようなブロードキャストを受信するために、STA106は、たとえば、カバレージ領域にわたって広カバレージ探索を実行することができる。また、探索は、STA106が、たとえば、灯台方式でカバレージ領域を掃引することによって実行され得る。関連付けるための情報を受信した後に、STA106は、関連付けプローブまたは要求などの基準信号をAP104に送信することができる。いくつかの態様では、AP104は、たとえば、インターネットまたは公衆交換電話網(PSTN)などのより大きいネットワークと通信するために、バックホールサービスを使用することができる。
[0091]一実施形態では、AP104は、AP高効率ワイヤレスコントローラ(HEW)154を含む。AP HEW154は、802.11プロトコルを使用して、AP104とSTA106A〜106Dとの間の通信を可能にするために、本明細書で説明する動作の一部または全部を実行することができる。AP HEW154の機能について、図4〜図20に関して以下でより詳細に説明する。
[0092]代替的にまたは追加として、STA106A〜106Dは、STA HEW156を含むことができる。STA HEW156は、802.11プロトコルを使用して、STA106A〜106DとAP104との間の通信を可能にするために、本明細書で説明する動作の一部または全部を実行することができる。STA HEW156の機能について、図2〜図11に関して以下でより詳細に説明する。
[0093]図2に、図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得るワイヤレスデバイス202において利用され得る様々な構成要素を示す。ワイヤレスデバイス202は、本明細書で説明する様々な方法を実装するように構成され得るデバイスの一例である。たとえば、ワイヤレスデバイス202は、AP104を含むか、またはSTA106A〜106Dのうちの1つを含むことができる。
[0094]ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含むことができる。プロセッサ204は中央処理ユニット(CPU)またはハードウェアプロセッサと呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含むことができるメモリ206は、プロセッサ204に命令とデータとを与える。メモリ206の一部分は不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含むことができる。プロセッサ204は、一般に、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算と算術演算とを実行する。メモリ206中の命令は、本明細書で説明する方法を実装するように実行可能であり得る。
[0095]プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサを用いて実装された処理システムを含むか、またはそれの構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限状態機械、あるいは情報の計算または他の操作を実行することができる任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。プロセッサ204、またはプロセッサ204およびメモリ206は、以下でより詳細に説明され得るように、パケットタイプフィールド中の値を含むパケットを生成し、パケットタイプフィールド中の値に少なくとも部分的に基づいて、複数の後続のフィールドの各々にパケットの複数のビットを割り振るために利用され得る、図1のパケット生成器124に対応することができる。
[0096]処理システムは、ソフトウェアを記憶するための非一時的機械可読媒体をも含むことができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、任意のタイプの命令を意味すると広く解釈されたい。命令は、(たとえば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、またはコードの任意の他の好適な形式の)コードを含むことができる。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能を処理システムに実行させる。
[0097]ワイヤレスデバイス202はまた、ワイヤレスデバイス202と遠隔ロケーションとの間のデータの送信および受信を可能にするために送信機210と受信機212とを含むことができるハウジング208を含むことができる。送信機210と受信機212とは組み合わせられてトランシーバ214になり得る。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス202はまた、たとえば、多入力多出力(MIMO)通信中に利用され得る、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナを含むことができる(図示せず)。
[0098]ワイヤレスデバイス202は、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出し、定量化するために使用され得る信号検出器218をも含むことができる。信号検出器218は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号として検出することができる。ワイヤレスデバイス202は、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)220をも含むことができる。DSP220は、送信のためにデータユニットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、データユニットは物理レイヤデータユニット(PPDU)を含むことができる。いくつかの態様では、PPDUはパケットと呼ばれる。
[0099]ワイヤレスデバイス202は、いくつかの態様ではユーザインターフェース222をさらに含むことができる。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカー、および/またはディスプレイを含むことができる。ユーザインターフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を伝達し、および/またはユーザからの入力を受信する、任意の要素または構成要素を含むことができる。
[00100]ワイヤレスデバイス202の様々な構成要素は、バスシステム226によって互いに結合され得る。バスシステム226は、たとえば、データバスを含むことができ、ならびに、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含むことができる。ワイヤレスデバイス202の構成要素は、何らかの他の機構を使用して、互いに結合されるか、あるいは互いに対する入力を受け付けるかまたは与え得ることを、当業者は諒解することができる。
[00101]図2には、いくつかの別個の構成要素が示されているが、構成要素のうちの1つまたは複数が組み合わせられるか、または共通に実装され得ることを、当業者は認識することができる。たとえば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上記で説明した機能を実装するためだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上記で説明した機能を実装するためにも使用され得る。さらに、図2に示された構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
[00102]上記で説明したように、ワイヤレスデバイス202は、AP104またはSTA106A〜106Dのうちの1つを含むことができ、通信を送信および/または受信するために使用され得る。ワイヤレスネットワークにおけるデバイス間で交換される通信は、パケットまたはフレームを含むことができるデータユニットを含むことができる。いくつかの態様では、データユニットは、データフレーム、制御フレーム、および/または管理フレームを含むことができる。データフレームは、APおよび/またはSTAから他のAPおよび/またはSTAにデータを送信するために使用され得る。制御フレームは、様々な動作を実行するために、およびデータを確実に配信するために、データフレームとともに使用され得る(たとえば、データの受信を肯定応答すること、APのポーリング、エリアクリアリング動作、チャネル取得、キャリア検知維持機能など)。管理フレームは、(たとえば、ワイヤレスネットワークに加わり、そのネットワークから離れるなどのための)様々な監視機能のために使用され得る。
[00103]図3に、802.11システムのために利用可能なチャネルのためのチャネル割振りを示す。様々なIEEE802.11システムは、5MHzチャネル、10MHzチャネル、20MHzチャネル、40MHzチャネル、80MHzチャネル、および160MHzチャネルなど、いくつかの異なるサイズのチャネルをサポートする。たとえば、802.11acデバイスは、20MHzチャネル、40MHzチャネル、および80MHzチャネル帯域幅の受信および送信をサポートすることができる。より大きいチャネルが、2つの隣接する、より小さいチャネルを含むことができる。たとえば、80MHzチャネルは2つの隣接する40MHzチャネルを含むことができる。現在実装されているIEEE802.11システムでは、20MHzチャネルは、312.5kHzだけ互いから分離された、64個のサブキャリアを含んでいる。これらのサブキャリアのうちの、より少ない数のサブキャリアが、データを搬送するために使用され得る。たとえば、20MHzチャネルは、−1〜−28、および1〜28の番号を付けられた送信サブキャリア、すなわち56個のサブキャリアを含んでいることがある。これらのキャリアのうちのいくつかはまた、パイロット信号を送信するために使用され得る。
[00104]図4および図5に、いくつかの現在存在するIEEE802.11規格のためのデータパケットフォーマットを示す。まず図4を参照すると、IEEE802.11a、11b、および11gのためのパケットフォーマットが示されている。このフレームは、ショートトレーニングフィールド422と、ロングトレーニングフィールド424と、信号フィールド426とを含む。トレーニングフィールドはデータを送信しないが、トレーニングフィールドは、データフィールド428中のデータを復号するためにAPと受信STAとの間の同期を可能にする。
[00105]信号フィールド426は、配信されているパケットの性質に関する情報をAPからSTAに配信する。IEEE802.11a/b/gデバイスでは、この信号フィールドは、24ビットの長さを有し、2位相シフトキーイング(BPSK)変調および1/2のコードレートを使用して、6Mb/sのレートで単一のOFDMシンボルとして送信される。信号(SIG)フィールド426中の情報は、パケット中のデータの変調方式(たとえば、BPSK、16QAM、64QAMなど)を記述する4ビットと、パケット長のための12ビットとを含む。この情報は、パケットがSTAを対象とするとき、そのパケット中のデータを復号するためにSTAによって使用される。パケットが特定のSTAを対象としないとき、STAは、SIGシンボル426の長さフィールド中で定義された時間期間中に、いずれの通信試行をも延期することができ、電力を節約するために、最高約5.5ミリ秒のパケット期間中に、スリープモードに入ることができる。
[00106]IEEE802.11に特徴が追加されたので、データパケット中のSIGフィールドのフォーマットに対する変更が、STAに追加の情報を与えるために開発された。図5に、IEEE802.11nパケットのためのパケット構造を示す。IEEE802.11規格への11nの追加は、IEEE802.11互換デバイスにMIMO機能を追加した。IEEE802.11a/b/gデバイスとIEEE802.11nデバイスの両方を含んでいるシステムに後方互換性を与えるために、IEEE802.11nシステムのためのデータパケットは、「レガシー」フィールドであることを示すためのプレフィックスLをつけて、L−STF 422、L−LTF424、およびL−SIG 426として言及される、これらの早期のシステムのSTFフィールド、LTFフィールド、およびSIGフィールドをも含む。IEEE802.11n環境において必要な情報をSTAに与えるために、2つの追加の信号シンボル440および442がIEEE802.11nデータパケットに追加された。しかしながら、SIGフィールドおよびL−SIGフィールド426とは対照的に、これらの信号フィールドは(QBPSK変調とも呼ばれる)回転されたBPSK変調を使用した。IEEE802.11a/b/gと動作するように構成されたレガシーデバイスがそのようなパケットを受信するとき、そのレガシーデバイスは、通常の11/b/gパケットとして、L−SIGフィールド426を受信および復号することができる。しかしながら、デバイスが追加のビットを復号し続けると、それらのビットは、L−SIGフィールド426の後のデータパケットのフォーマットが11/b/gパケットのフォーマットとは異なるので、正常に復号されないことがあり、このプロセス中にそのデバイスによって実行されるCRC検査は失敗することがある。これにより、これらのレガシーデバイスは、そのパケットの処理を停止するが、当初復号されたL−SIG中の長さフィールドによって定義された時間期間が経過するまで、いずれのさらなる動作をも依然として延期する。対照的に、IEEE802.11nとの互換性がある新しいデバイスは、HT−SIGフィールドにおける回転変調を検知し、そのパケットを802.11nパケットとして処理することになる。さらに、11nデバイスが、L−SIG 426に続くシンボル中でQBPSK以外の変調を検知した場合、11nデバイスは11/b/gパケットとしてそのパケットを無視することができるので、11nデバイスはパケットが11/b/gデバイスを対象とすることを見分けることができる。HT−SIG1およびSIG2シンボルの後に、MIMO通信に好適な追加のトレーニングフィールドと、後続のデータ428とが与えられる。
[00107]図6に、現在存在するIEEE802.11ac規格のためのフレームフォーマットを示し、それは、IEEE802.11ファミリーにマルチユーザMIMO機能を追加した。IEEE802.11nと同様に、802.11acフレームは、同じレガシーショートトレーニングフィールド(L−STF)422とレガシーロングトレーニングフィールド(L−LTF)424とを含んでいる。802.11acフレームはまた、上記で説明したレガシー信号フィールドL−SIG 426を含んでいる。
[00108]次に、802.11acフレームは、長さが2シンボルの超高スループット信号(VHT−SIG−A1 450およびA2 452)フィールドを含む。この信号フィールドは、11/b/gデバイスおよび11nデバイス中に存在しない11ac特徴に関する追加の構成情報を与える。VHT−SIG−Aの第1のOFDMシンボル450は、パケットをリッスンする802.11nデバイスが、パケットが802.11aパケットであると考えることができ、L−SIG 426の長さフィールドにおいて定義されているパケット長の持続時間の間、パケットに対して延期することができるように、BPSKを使用して変調され得る。11/gに従って構成されたデバイスは、L−SIG 426フィールドに続くサービスフィールドおよびメディアアクセス制御(MAC)ヘッダを予想していることがある。それらのデバイスがこれを復号することを試みるとき、11nパケットが11a/b/gデバイスによって受信されたときの手順と同様の様式でCRC失敗が発生することがあり、11/b/gデバイスはまた、L−SIGフィールド426において定義された期間の間延期することがある。VHT−SIG−Aの第2のシンボル452は90度回転されたBPSKで変調される。この回転された第2のシンボルは、802.11acデバイスがそのパケットを802.11acパケットとして識別することを可能にする。VHT−SIGA1 450およびA2 452フィールドは、帯域幅モードに関する情報、単一ユーザの場合の変調およびコーディング方式(MCS)に関する情報、時空間ストリームの数(NSTS)に関する情報、および他の情報を含んでいる。VHT−SIGA1 450およびA2 452はまた、「1」に設定された、いくつかの予約済みビットを含んでいることがある。レガシーフィールドならびにVHT−SIGA1およびA2フィールドは、利用可能な帯域幅の各20MHz上で複製され得る。本明細書で説明するように、複製は、厳密なコピーを行うこと、または厳密なコピーであることを意味するために構築され得るが、フィールドなどが複製されたとき、いくつかの差が存在し得る。
[00109]VHT−SIG−Aの後に、802.11acパケットは、多入力多出力(MIMO)送信における自動利得制御推定を改善するように構成されたVHT−STFを含んでいることがある。802.11acパケットの次の1〜8つのフィールドはVHT−LTFであることがある。これらは、MIMOチャネルを推定し、次いで、受信信号を等化するために使用され得る。送られるVHT−LTFの数は、ユーザごとの空間ストリームの数よりも大きいかまたはそれに等しいことがある。最終的に、データフィールドの前のプリアンブル中の最後のフィールドはVHT−SIG−B454である。このフィールドはBPSK変調され、パケット中の有用なデータの長さに関する情報を与え、マルチユーザ(MU)MIMOパケットの場合、MCSを与える。シングルユーザ(SU)の場合、このMCS情報は、代わりに、VHT−SIGA2中に含まれている。VHT−SIG−Bに続いて、データシンボルが送信される。
[00110]802.11acは様々な新しい特徴を802.11ファミリーに導入し、11/g/nデバイスとの後方互換性があったプリアンブル設計をもつデータパケットを含み、また、11acの新しい特徴を実装するのに必要な情報を与えたが、多元接続のためのOFDMAトーン割振りのための構成情報は11acデータパケット設計によって与えられない。IEEE802.11、またはOFDMサブキャリアを使用する他のワイヤレスネットワークプロトコルの何らかの将来のバージョンにおいて、そのような特徴を実装するために新しいプリアンブル構成が望まれる。
[00111]図7に、後方互換多元接続ワイヤレス通信を可能にするために使用され得る物理レイヤパケットの例示的な構造を示す。この例示的な物理レイヤパケットには、L−STF 422と、L−LTF 426と、L−SIG 426とを含むレガシープリアンブルが含まれる。様々な実施形態では、L−STF 422、L−LTF 426、およびL−SIG 426の各々は、20MHzを使用して送信され得、複数のコピーが、AP104(図1)が使用する20MHzのスペクトルごとに送信され得る。当業者は、図示された物理レイヤパケットが追加のフィールドを含むことができること、フィールドが並べ替えられ、除去され、および/またはリサイズされ得ること、ならびにフィールドの内容が変更され得ることを諒解することができる。このパケットはまた、HE−SIG0シンボル455と、(長さが可変であり得る)1つまたは複数のHE−SIG1Aシンボル457と、(図4のVHT−SIG1Bフィールド454に類似することがある)随意のHE−SIG1Bシンボル459とを含んでいる。様々な実施形態では、これらのフィールドの構造は、IEEE802.11a/b/g/n/acデバイスとの後方互換性があることがあり、パケットがHEパケットであることをOFDMA HEデバイスにシグナリングすることもある。IEEE802.11a/b/g/n/acデバイスとの後方互換性があるように、これらのシンボルの各々に関して適切な変調が使用され得る。いくつかの実装形態では、HE−SIG0フィールド455はBPSK変調で変調され得る。これは、同じくそれらの第1のSIGシンボルをBPSK変調させた802.11acパケットの現在の事例と同じ影響を、802.11a/b/g/nデバイスに対して有することがある。これらのデバイスの場合、後続のHE−SIGシンボル457に対する変調が何であるかは問題ではない。様々な実施形態では、HE−SIG0フィールド455は、複数のチャネルにわたって変調され、繰り返され得る。
[00112]様々な実施形態では、HE−SIG1Aフィールド457は、BPSKまたはQBPSK変調され得る。BPSK変調された場合、11acデバイスは、そのパケットが802.11a/b/gパケットであると仮定することができ、そのパケットを処理することを停止することができ、L−SIG 426の長さフィールドによって定義された時間の間、延期することができる。QBPSK変調された場合、802.11acデバイスは、プリアンブル処理中にCRCエラーを生成することがあり、また、そのパケットを処理することを停止することができ、L−SIGの長さフィールドによって定義された時間の間、延期することができる。これがHEパケットであることをHEデバイスにシグナリングするために、HE−SIG1A 457の少なくとも第1のシンボルがQBPSK変調され得る。
[00113]OFDMA多元接続通信を確立するために必要な情報は、HE−SIGフィールド455、457、および459中で様々な位置に配置され得る。様々な実施形態では、HE−SIG0 455は、持続時間指示と、(たとえば、2ビットであり得る)帯域幅指示と、(たとえば、3ビットであり得る)BSSカラーIDと、(たとえば、1ビットフラグであり得る)UL/DL指示と、(たとえば、4ビットであり得る)巡回冗長検査(CRC)と、(たとえば、2ビットであり得る)クリアチャネルアセスメント(CCA)指示とのうちの1つまたは複数を含むことができる。
[00114]様々な実施形態では、HE−SIG1フィールド457は、OFDMA動作のためのトーン割振り情報を含むことができる。図7の例は、4人の異なるユーザに、トーンの特定のサブバンドと、特定の数のMIMO時空間ストリームとがそれぞれ割り当てられることを可能にすることができる。様々な実施形態では、12ビットの時空間ストリーム情報は、1〜8つのストリームが各々に割り当てられ得るように、4人のユーザの各々について3ビットを可能にする。16ビットの変調タイプデータは、4人のユーザの各々について4ビットを可能にし、4人のユーザの各々への、16個の異なる変調方式(16QAM、64QAMなど)のうちのいずれか1つの割当てを可能にする。12ビットのトーン割振りデータは、特定のサブバンドが4人のユーザの各々に割り当てられることを可能にする。
[00115](本明細書ではサブチャネルとも呼ぶ)サブバンド割振りのための1つの例示的なSIGフィールド方式は、4人のユーザの各々にサブバンドトーンを割り振るために、6ビットグループIDフィールドならびに10ビットの情報を含む。パケットを配信するために使用される帯域幅は、何らかの数のMHzの倍数単位でSTAに割り振られ得る。たとえば、帯域幅は、B MHzの倍数単位でSTAに割り振られ得る。Bの値は、1、2、5、10、15、または20MHzなどの値であり得る。Bの値は、2ビット割振りグラニュラリティフィールド(granularity field)によって与えられ得る。たとえば、HE−SIG1A 457は、4つの可能なBの値を可能にする、1つの2ビットフィールドを含んでいることがある。たとえば、Bの値は、割振りグラニュラリティフィールド中の0〜3の値に対応する、5、10、15、または20MHzであり得る。いくつかの態様では、0からNまでの数を定義するkビットのフィールドが、Bの値をシグナリングするために使用され得、ここで、0は柔軟性が最も低いオプション(最大グラニュラリティ)を表し、Nの高い値は柔軟性が最も高いオプション(最小グラニュラリティ)を表す。各B MHz部分はサブバンドと呼ばれることがある。
[00116]HE−SIG1A 457はさらに、各STAに割り振られるサブバンドの数を示すために、ユーザごとに2ビットを使用することができる。これは、0〜3つのサブバンドが各ユーザに割り振られることを可能にすることができる。OFDMAパケット中のデータを受信することができるSTAを識別するために、グループid(G_ID)が使用され得る。この6ビットG_IDは、この例では、特定の順序で、最高4つのSTAを識別することができる。
[00117]HE−SIGシンボルの後に送られるトレーニングフィールドおよびデータは、各STAに割り振られたトーンに従ってAPによって配信され得る。この情報は、潜在的にビームフォーミングされ得る。この情報をビームフォーミングすることは、ビームフォーミングされない送信よりも、より正確な復号を可能にすること、および/またはより大きな範囲を与えることなど、いくつかの利点を有することができる。
[00118]各ユーザに割り当てられた時空間ストリームに応じて、異なるユーザは異なる数のHE−LTF 465を使用することができる。各STAは、そのSTAに関連付けられた各空間ストリームについてのチャネル推定を可能にする数のHE−LTF 465を使用することができ、これは、一般に、空間ストリームの数に等しいかまたはそれよりも大きいことがある。LTFはまた、周波数オフセット推定および時間同期のために使用され得る。異なるSTAが異なる数のHE−LTFを受信することがあるので、あるトーン上にHE−LTF情報と、他のトーン上にデータとを含んでいるシンボルがAP104(図1)から送信され得る。
[00119]いくつかの態様では、同じOFDMシンボル上でHE−LTF情報とデータの両方を送ることは問題があることがある。たとえば、これはピーク対平均電力比(PAPR)をあまりに高いレベルに増加させることがある。したがって、代わりに、各STAが少なくとも必要とされる数のHE−LTF 465を受信するまで、送信されるシンボルのすべてのトーン上でHE−LTF 465を送信することは有益であり得る。たとえば、各STAは、STAに関連付けられた空間ストリームごとに1つのHE−LTF 465を受信する必要があることがある。したがって、APは、STAに割り当てられた空間ストリームの最大数に等しい数のHE−LTF 465を各STAに送信するように構成され得る。たとえば、3つのSTAに単一の空間ストリームが割り当てられたが、第4のSTAには3つの空間ストリームが割り当てられた場合、この態様では、APは、ペイロードデータを含んでいるシンボルを送信する前に、HE−LTF情報の4つのシンボルを4つのSTAの各々に送信するように構成され得る。
[00120]所与のSTAに割り当てられたトーンが隣接することは必要でない。たとえば、いくつかの実装形態では、異なる受信STAのサブバンドはインターリーブされ得る。たとえば、ユーザ1およびユーザ2の各々は3つのサブバンドを受信するが、ユーザ4は2つのサブバンドを受信する場合、これらのサブバンドはAP帯域幅全体にわたってインターリーブされ得る。たとえば、これらのサブバンドは、1、2、4、1、2、4、1、2などの順序でインターリーブされ得る。いくつかの態様では、サブバンドをインターリーブする他の方法が使用され得る。いくつかの態様では、サブバンドをインターリーブすることは、干渉の悪影響または特定のサブバンド上の特定のデバイスからの受信不良の影響を低減することができる。いくつかの態様では、APは、STAが選好するサブバンド上でSTAに送信することができる。たとえば、いくつかのSTAは、他のサブバンド中でよりも、いくつかのサブバンド中でより良好な受信を有することがある。したがって、APは、STAがどのサブバンド上でより良好な受信を有することができるかに少なくとも部分的に基づいて、STAに送信することができる。いくつかの態様では、サブバンドはインターリーブされないこともある。たとえば、サブバンドは、代わりに、1、1、1、2、2、2、4、4として送信され得る。いくつかの態様では、サブバンドがインターリーブされるか否かはあらかじめ定義され得る。
[00121]図7の例では、パケットがHEパケットであることをHEデバイスにシグナリングするために、HE−SIG0 455シンボル変調が使用され得る。パケットがHEパケットであることをHEデバイスにシグナリングする他の方法も使用され得る。図7の例では、L−SIG 426は、HEプリアンブルがレガシープリアンブルに続くことがあることをHEデバイスに指示する情報を含んでいることがある。たとえば、L−SIG 426は、L−SIG 426中のQ信号に反応するHEデバイスに後続のHEプリアンブルの存在を示す、低エネルギーの1ビットコードをQレール(Q-rail)上に含んでいることがある。単一ビット信号が、パケットを送信するためにAPによって使用されるすべてのトーンにわたって拡散され得るので、極めて低い振幅のQ信号が使用され得る。このコードは、HEプリアンブル/パケットの存在を検出するために高効率デバイスによって使用され得る。レガシーデバイスのL−SIG 426検出感度は、Qレール上のこの低エネルギーコードによって著しく影響を及ぼされる必要がない。したがって、これらのデバイスは、L−SIG 426を読み取ることが可能であり、コードの存在に気づかないことがあるが、HEデバイスはコードの存在を検出することが可能であり得る。この実装形態では、所望される場合、HE−SIGフィールドのすべてがBPSK変調され得、このL−SIGシグナリングとともに、レガシー互換性に関して本明細書で説明する技法のいずれかが使用され得る。
[00122]様々な実施形態では、任意のHE−SIGフィールド455〜459が、多重化されたユーザごとのユーザ固有変調タイプを定義するビットを含んでいることがある。たとえば、随意のHE−SIG1B 459フィールドが、多重化されたユーザごとのユーザ固有変調タイプを定義するビットを含んでいることがある。
[00123]いくつかの態様では、たとえば802.11axプロトコル従って、ワイヤレス信号が低レート(LR)モードで送信され得る。詳細には、いくつかの実施形態では、AP104は、STA106と比較して、より大きい送信電力能力を有することがある。いくつかの実施形態では、たとえば、STA106は、AP104よりも数dB低いdBにおいて送信することができる。したがって、AP104からSTA106へのDL通信は、STA106からAP104へのUL通信よりも高い範囲を有することができる。リンクバジェットを閉じるために、LRモードが使用され得る。いくつかの実施形態では、LRモードは、DL通信とUL通信の両方において使用され得る。他の実施態様において、LRモードは、UL通信のためにのみ使用される。
[00124]いくつかの実施形態では、HEW STA106は、レガシーSTAのシンボル持続時間の4倍のシンボル持続時間を使用して通信することができる。したがって、送信される各シンボルは、持続時間が4倍長いことがある。より長いシンボル持続時間を使用するとき、個々のトーンの各々は、送信されるべき帯域幅の1/4程度のみを必要とし得る。たとえば、様々な実施形態では、1xシンボル持続時間は4msであり得、4xシンボル持続時間は16msであり得る。したがって、様々な実施形態では、1xシンボルは本明細書ではレガシーシンボルと呼ばれることがあり、4xシンボルはHEWシンボルと呼ばれることがある。他の実施形態では、異なる持続時間が可能である。
[00125]図8に、ワイヤレス通信を可能にするために使用され得るアップリンクまたはダウンリンク物理レイヤパケット800の例示的な構造を示す。図示の実施形態では、物理レイヤパケット800は、L−STF 422、L−LTF 426、およびL−SIG 426を含むレガシープリアンブル805と、HE−SIG0 815、HE−STF 820、HE−LTF 825、およびHE−SIG1 830を含むHEプリアンブル810と、ペイロード835とを含む。当業者は、図示された物理レイヤパケット800が追加のフィールドを含むことができること、フィールドが並べ替えられ、除去され、および/またはリサイズされ得ること、ならびにフィールドの内容が変更され得ることを諒解されよう。
[00126]本開示のいくつかの態様は、同じPPDUにおける周波数領域においてMU−MIMO技法とOFDMA技法とを混合することをサポートする。いくつかの実施形態では、PPDU帯域幅の第1の部分が、少なくともMU−MIMO送信およびOFDMA送信のうちの1つとして送信され得る。PPDU帯域幅の第2の部分が、少なくともMU−MIMO送信およびOFDMA送信のうちの1つとして送信され得る。様々な実施形態では、各部分は「ゾーン」と呼ばれることがある。したがって、様々な実施形態では、第1および第2の部分は、MU−MIMO/OFDMA、MU−MIMO/MU−MIMO、OFDMA/OFDMA、およびOFDMA/OFDMAなど、任意の組合せを含むことができる。
[00127]いくつかの実施形態では、PPDU帯域幅は、3つ以上の部分またはゾーンを含むことができる。いくつかの実施形態では、PPDU帯域幅は、単一のゾーンまたは最大2つのゾーンに限定され得る。たとえば、図8は、MU−MIMOゾーン840とOFDMAゾーン845とを含む2ゾーン構成を示している。これらの実施形態では、MU−MIMO送信またはOFDMA送信は、APから複数のSTAに同時に送られることがあり、ワイヤレス通信における効率をもたらすことができる。2つのゾーン840および845が図8に示されているが、当業者は、他の組合せが本開示の範囲内で可能であることを諒解されよう。
[00128]様々な実施形態では、L−STF 422、L−LTF 426、およびL−SIG 426の各々は、20MHzを使用して送信され得、複数のコピーが、AP104(図1)が使用する20MHzのスペクトルごとに送信され得る。HE−SIG0 815、HE−STF 820、HE−LTF 825、HE−SIG1 830、およびペイロード835の任意の組合せが、1人または複数のOFDMAユーザの各々のために送信され得る。図示の実施形態では、2人のユーザ1〜2が、図示された40MHz帯域幅を共有し、40MHz帯域幅の一部分が、どのユーザにも割り当てられない。一実施形態、ユーザ1はSTA106A(図1)に対応することができ、ユーザ2はSTA106B(図1)に対応することができる。
[00129]パケット800は本明細書では単一のパケットと呼ばれるが、様々な実施形態では、各ゾーンに関連付けられた送信、または代替的に各ユーザに関連付けられた送信は、別個のパケットと呼ばれることがある。パケット800はULおよびDL送信のために使用され得るが、本明細書ではUL送信についてより詳細に説明する。当業者は、STA106からAP104へのUL送信に関係する説明が、AP104からSTA106へのDL送信にも適用され得ることを諒解されよう。
[00130]図示の実施形態では、パケット800は、1xシンボル持続時間を使用する。他の実施形態では、4xシンボル持続時間は、たとえば、HEプリアンブル810および/またはペイロード835の任意の部分など、パケット800の少なくとも一部分のために使用され得る。図示の実施形態では、L−STF 422は8μs(すなわち、2つの1xシンボル)長であり、L−LTF424は8μs(すなわち、2つの1xシンボル)長であり、L−SIG 426は4μs(すなわち、1つの1xシンボル)長であり、HE−SIG0 815は4μs(すなわち、1つの1xシンボル)長〜8μs(すなわち、2つの1xシンボル)長であり、HE−STF 820は4μs(すなわち、1つの1xシンボル)長〜8μs(すなわち、2つの1xシンボル)長であり、HE−LTF 825は、ペイロード835の送信のために使用される空間ストリームの数(NSS)に依存し得る可変長である。
レガシープリアンブルの複製
[00131]一実施形態では、パケット800はULパケットである。1つのUL実施形態では、STAは、それが割り当てられたチャネル全体、レガシープリアンブル805を送信するように構成され得る。たとえば、STAユーザ1は、STAユーザ1が20MHzチャネル全体を割り当てられない実施形態でも、図8に示されている上側20MHzチャネル上でレガシープリアンブル805を送信することができる。同様に、STAユーザ2は、STAユーザ2が20MHzチャネル全体を割り当てられない実施形態でも、図8に示されている下側20MHzチャネル上でレガシープリアンブル805を送信することができる。そのような実施形態は、有利には、送信の帯域幅を減少させることによって、送信を簡略化することができる。
[00132]一実施形態では、STAは、それが割り当てられたゾーン全体上で、レガシープリアンブル805を送信するように構成され得る。たとえば、STAユーザ1は、MU−MIMOゾーン840全体上で、レガシープリアンブル805を送信することができる。同様に、STAユーザ2は、それがゾーン全体を割り当てられないにもかかわらず、OFDMAゾーン845全体上で、レガシープリアンブル805を送信することができる。
[00133]一実施形態では、STAは、STAユーザ1が割り当てられない帯域幅を含む、利用可能な帯域幅全体上で、レガシープリアンブル805を送信するように構成され得る。たとえば、STAユーザ1は、MU−MIMOゾーン840とOFDMAゾーン845の両方を含む、図示された40MHz帯域幅全体上で、レガシープリアンブル805を送信することができる。同様に、STAユーザ2は、MU−MIMOゾーン840とOFDMAゾーン845の両方を含む、図示された40MHz帯域幅全体上で、レガシープリアンブル805を送信することができる。
[00134]一実施形態では、STAは、それに割り当てられたチャネル全体に加えて、STAが1次チャネルを割り当てられない場合、1次チャネル上で、レガシープリアンブル805を送信するように構成され得る。たとえば、図8に示されている上側20MHzチャネルが1次チャネルであると仮定する。STAユーザ1は、STAユーザ1が20MHzチャネル全体を割り当てられない実施形態でも、図8に示されている上側20MHzチャネル上でレガシープリアンブル805を送信することができる。一方、STAユーザ2は1次チャネルに割り当てられないので、STAユーザ2は、MU−MIMOゾーン840とOFDMAゾーン845の両方を含む、図示された40MHz帯域幅全体上で、レガシープリアンブル805を送信することができる。そのような実施形態は、有利には、どのSTAも1次チャネルに割り当てられない場合でも、利用可能な帯域幅全体上でレガシープリアンブル805が送信されることを保証することができる。
[00135]一実施形態では、あるチャネルまたは帯域幅「上で」のデータの送信は、チャネルまたは帯域幅を構成する複数のサブチャネル中でデータを複製することを含む。たとえば、STAユーザ1は、図示された40MHz帯域幅の上側20MHzサブバンドと下側20MHzサブバンドの両方の中で、レガシープリアンブル805を別々に変調することができる。別の実施形態では、あるチャネルまたは帯域幅「上で」のデータの送信は、チャネルまたは帯域幅に関してデータの組み合わせられた変調を含む。たとえば、STAユーザ2は、図示された40MHz帯域幅全体を、単一のOFDMAチャネルとして扱うことができる。
L−SIG長さフィールド
[00136]いくつかの実施形態では、異なるユーザが、異なるフレーム長を有することができる。たとえば、STAユーザ1は、STAユーザ2よりも多くのデータ835を有することができ、またはSTAユーザ1のためのHE−LTF 825は、STAユーザ2のためのHE−LTF 825よりも長くなり得る(たとえば、ここで、ユーザ1はユーザ2よりも多くの空間ストリームを割り当てられる)。
[00137]一実施形態では、STAユーザ1のためのL−SIG 426は、STAユーザ2のためのL−SIG 426とは異なり得、ここで、ユーザ1のためのフレーム長は、ユーザ2のためのフレーム長とは異なる。たとえば、L−SIG 426は、STAユーザ1およびSTAユーザ2について、異なるフレーム長を示す長さフィールドを含むことができる。
[00138]一実施形態では、L−SIG 426は、フレーム長がゾーン内のユーザについて異なる場合でも、各ゾーンについて同じであり得る。たとえば、各ゾーンのためのL−SIG 426は、ゾーン中の各ユーザのためのフレーム長のうちの最大値に設定された長さフィールドを含むことができる。フレーム長がゾーン間で異なる場合、SIG426は、ゾーン間で異なり得る。たとえば、L−SIG 426は、OFDMAゾーン845のためのフレーム長とは異なる、MU−MIMOゾーン840のためのフレーム長を示す長さフィールドを含むことができる。
[00139]一実施形態では、L−SIG 426は、フレーム長がユーザ間で異なる場合でも、すべてのユーザおよびゾーンにわたって同じであり得る。たとえば、L−SIG 426は、各ユーザのためのフレーム長のうちの最大値に設定された長さフィールドを含むことができる。そのような実施形態は、有利には、レガシープリアンブル805のための送信電力を増加させることができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のフィールドが、長さフィールドの値までパディングされる。たとえば、STAユーザ1のためのペイロード835は、STAユーザ2のためのペイロード835よりも小さいことがあり、STAユーザ2のためのペイロード835に一致するパディングされ得る。
HE−SIG0フィールド
[00140]一実施形態では、パケット800は、HE−SIG0フィールド915を省略し、それにより、オーバーヘッドを低減することができる。別の実施形態では、パケット800は、HE−SIG0フィールド815を含む。HE−SIG0フィールド820を含むことは、有利には、たとえば、パケットがそれにアドレス指定されていない第三者デバイスに(たとえば、DL/ULモード、SU/ULモード、MU−OFDMAモード、BSSカラーIDなどの)追加情報を搬送することができる。図9A〜図9Eに、図8のHE−SIG0 815を含む様々な例示的なパケット構成を示す。
[00141]様々な実施形態では、HE−SIG0フィールド815は、完全または部分BSSカラーIDを含むことができる。いくつかの実施形態では、部分BSSIDは、AP104のBSSID MACアドレスのハッシュ、あるいは一意にまたは擬似一意にAP104に関連付けられた別の数を含むことができる。部分BSSIDは、たとえば、高密度ネットワークにおける再利用を制御するために、使用され得る。したがって、部分BSSIDに関連付けられたSTAは、イントラBSS隠れノードを回避するために、パケット検出(PD:packet detection)レベルにおいて延期することができる。重複基本サービスセット(OBSS)STAは、エネルギー検出(ED:energy detection)レベルにおいて延期し、それにより、再利用を改善することができる。その上、部分BSSIDは、干渉源識別を可能にすることができ、これは、いくつかの実施形態では、TXOP再利用を可能にすることができる。さらに、STAは、いくつかの実施形態では受信機関連付けID(AID)および/またはUL/DL指示と組み合わせて、部分BSSIDに基づいて省電力モードに入ることができる。
[00142]様々な実施形態では、HE−SIG0フィールド815は、完全または部分受信機AIDを含むことができる。たとえば、部分受信機AIDは、受信機AIDのトランケートまたはハッシングされたバージョンを含むことができる。STA106は、パケットがSTA106にアドレス指定されていないと決定したとき、省電力モードに入るために、完全または部分受信機AIDを使用することができる。その上、STA106は、いくつかの実施形態では、TXOP再利用のために、完全または部分受信機AIDを使用することができる。
[00143]様々な実施形態では、HE−SIG0フィールド815は、完全または部分送信機AIDを含むことができる。たとえば、部分送信機AIDは、送信機AIDのトランケートまたはハッシングされたバージョンを含むことができる。STA106は、干渉源識別を取得するために、完全または部分送信機AIDを使用することができる。その上、STA106は、いくつかの実施形態では、TXOP再利用のために、完全または部分送信機AIDを使用することができる。
[00144]様々な実施形態では、HE−SIG0フィールド815は、UL/DL指示を含むことができる。いくつかの実施形態では、UL/DL指示は、HE−SIG0フィールド815上のAID(送信機または受信機)指示中で暗黙的であり得る。たとえば、完全または部分送信機AIDがHE−SIG0フィールド815中に含まれるとき、ULが示され得る。完全または部分受信機AIDがHE−SIG0フィールド815中に含まれるとき、DLが示され得る(または、いくつかの実施形態では、その逆も同様である)。STA106は、パケットがSTA106にアドレス指定されていない(またはSTA106から予想されない)と決定したとき、省電力モードに入るために、UL/DL指示を使用することができる。その上、STA106は、UL/DLスケジューリングにおける干渉源識別のために、UL/DL指示を使用することができる。
[00145]様々な実施形態では、HE−SIG0フィールド815は、即時応答存在/持続時間指示を含むことができる。いくつかの実施形態では、即時応答存在/持続時間指示は、たとえば、拡張フレーム間スペース(EIFS)または応答指示延期(RID:response indication deferral)など、延期時間を示すことができる。たとえば、即時応答存在/持続時間指示は、応答が要求されるか否かを示すフラグを含むことができる。応答が示されたとき、標準延期時間が適用され得る。他の実施形態では、即時応答存在/持続時間指示は、2またはそれ以上のビット長であり得る。そのような実施形態では、即時応答存在/持続時間指示は、ビット値にマッピングすることができる特定の延期持続時間を識別することができる。いくつかの実施形態では、最小延期持続時間は、ショートフレーム間スペース(SIFS)+最小ヘッダ持続時間であり得る。
[00146]様々な実施形態では、HE−SIG0フィールド815は、送信電力指示を含むことができる。たとえば、送信電力指示は、1つまたは複数の送信電力にマッピングする1つまたは複数のビットを含むことができる。受信STAは、送信機会(TXOP)再利用のために、および/または高度適応CCAルールのために、送信電力指示を適用することができる。
[00147]いくつかの実施形態では、HE−SIG0フィールド815は、同期情報を含むことができる。たとえば、HE−SIG0フィールド815は、同期ポイントを確立するために、完全または部分時間同期機能(TSF)を示すことができる。いくつかの実施形態では、部分TSFは、ハッシングまたはトランケートされたTSFを含むことができる。
[00148]いくつかの実施形態では、HE−SIG0フィールド815は、TXOP帯域幅(BW)および/または1次チャネルオフセット指示を含むことができる。いくつかの実施形態では、STA106は、TXOP再利用のために、TXOP BW指示を使用することができる。たとえば、サードパーティ受信機が、tTXOP BWおよび/または1次チャネルオフセットに基づいて、TXOPにおける利用されるチャネルを識別することによって、空いている2次チャネル中で送信すべきか否かを決定することができる。
[00149]図9Aに、ワイヤレス通信を可能にするために使用され得るアップリンク物理レイヤパケット900Aの例示的な構造を示す。図示の実施形態では、物理レイヤパケット900Aは、L−STF 422と、L−LTF 426と、L−SIG 426と、繰り返しL−SIG(RL−SIG)910と、HE−SIG0 815と、HE−STF 820と、HE−LTF 825と、HE−SIG1 830と、ペイロード835とを含む。当業者は、図示された物理レイヤパケット800が追加のフィールドを含むことができること、フィールドが並べ替えられ、除去され、および/またはリサイズされ得ること、ならびにフィールドの内容が変更され得ることを諒解されよう。
[00150]図示の実施形態では、RL−SIG910は、L−SIG 426の全体または部分繰り返しを含む。たとえば、一実施形態では、RL−SIG910は、L−SIG 426の偶数トーンの繰り返しを含むことができる。一実施形態では、RL−SIG910は、L−SIG 426の奇数トーンの繰り返しを含むことができる。一実施形態では、RL−SIG910は、L−SIG 426のX個のトーンごとの繰り返しを含むことができ、ここで、Xは、L−SIG 426のためのシンボル持続時間とRL−SIG910のためのシンボル持続時間との比である。一実施形態では、HE−SIG0 815は、4μs+ガードインターバル(GI)である。
[00151]様々な実施形態では、STA106は、繰り返しシンボルの極性中のHE−SIG情報を符号化することができる。たとえば、1を符号化するために、STA106は、L−SIG 426中の繰り返しビットに−1を乗算することができ、0を符号化するために、STA106は、L−SIG 426中の繰り返しビットに1を乗算することができる、などである。様々な実施形態では、正および負の繰り返し極性は、それぞれ、0および1を表すことができる。他の実施形態では、異なる符号化が可能である。一実施形態では、情報ビット[0,1]が変調ビット[1,−1]になることに留意されたい。シンボルの極性を変更することは、[0,1]の代わりにシンボルに+−1を乗算することを意味する。
[00152]図9Bに、ワイヤレス通信を可能にするために使用され得るアップリンク物理レイヤパケット900Bの別の例示的な構造を示す。図示の実施形態では、物理レイヤパケット900Bは、L−STF 422と、L−LTF 426と、L−SIG 426と、HE−SIG0 815と、繰り返しHE−SIG0(RHE−SIG0)915と、HE−SIG0B920と、HE−STF 820と、HE−LTF 825と、HE−SIG1 830と、ペイロード835とを含む。当業者は、図示された物理レイヤパケット800が追加のフィールドを含むことができること、フィールドが並べ替えられ、除去され、および/またはリサイズされ得ること、ならびにフィールドの内容が変更され得ることを諒解されよう。たとえば、いくつかの実施形態では、HE−SIG0B920は省略され得る。
[00153]図示の実施形態では、RHE−SIG0 915は、HE−SIG0 815の全体または部分繰り返しを含む。たとえば、一実施形態では、RHE−SIG0 915は、HE−SIG0 815の偶数トーンの繰り返しを含むことができる。一実施形態では、RHE−SIG0 915は、HE−SIG0 815の奇数トーンの繰り返しを含むことができる。一実施形態では、RHE−SIG0 915は、HE−SIG0 815のX個のトーンごとの繰り返しを含むことができ、ここで、Xは、HE−SIG0 815のためのシンボル持続時間とRHE−SIG0 915のためのシンボル持続時間との比である。一実施形態では、HE−SIG0B920は、4μs+ガードインターバル(GI)である。
[00154]様々な実施形態では、STA106は、繰り返しシンボルの極性中のHE−SIG情報を符号化することができる。たとえば、1を符号化するために、STA106は、HE−SIG0 815中の繰り返しビットに−1を乗算することができ、0を符号化するために、STA106は、HE−SIG0 815中の繰り返しビットに1を乗算することができる、などである。様々な実施形態では、正および負の繰り返し極性は、それぞれ、0および1を表すことができる。他の実施形態では、異なる符号化が可能である。一実施形態では、情報ビット[0,1]が変調ビット[1,−1]になることに留意されたい。シンボルの極性を変更することは、[0,1]の代わりにシンボルに+−1を乗算することを意味する。
[00155]図9Cに、ワイヤレス通信を可能にするために使用され得るアップリンク物理レイヤパケット900Cの別の例示的な構造を示す。図示の実施形態では、物理レイヤパケット900Cは、L−STF 422と、L−LTF 426と、L−SIG 426と、HE−SIG0 815と、HE−STF 820と、HE−LTF 825と、HE−SIG1 830と、ペイロード835とを含む。当業者は、図示された物理レイヤパケット800が追加のフィールドを含むことができること、フィールドが並べ替えられ、除去され、および/またはリサイズされ得ること、ならびにフィールドの内容が変更され得ることを諒解されよう。図示の実施形態では、HE−SIG0 815は、4μs長である。
[00156]図9Dに、ワイヤレス通信を可能にするために使用され得るアップリンク物理レイヤパケット900Dの別の例示的な構造を示す。図示の実施形態では、物理レイヤパケット900Dは、L−STF 422と、L−LTF424と、L−SIG 426と、RL−SIG910と、HE−SIG0 815と、繰り返しHE−SIG0(RHE−SIG0)915と、HE−SIG0B920と、HE−STF 820と、HE−LTF 825と、ペイロード835とを含む。当業者は、図示された物理レイヤパケット900Dが追加のフィールドを含むことができること、フィールドが並べ替えられ、除去され、および/またはリサイズされ得ること、ならびにフィールドの内容が変更され得ることを諒解されよう。たとえば、様々な実施形態では、HE−SIG0B920またはHE−STF 820は、異なる長さであり得る。
[00157]図示の実施形態では、RHE−SIG0 915は、HE−SIG0 815の全体または部分繰り返しを含む。図9Bに関して上記で説明したように、RHE−SIG0 915は、偶数または奇数トーンの繰り返し、あるいは、X個のトーンごとの繰り返しを含むことができる。様々な実施形態では、RHE−SIG0 915は4μsである。RHE−SIG0 915の使用は、より良く保護されたまたはよりロバストなパケット900Dを供給し得るが、ワイヤレス通信における追加のオーバーヘッドも与え得る。RHE−SIG0 915がパケット900D中に存在するか否かは、様々なファクタに依存し得る。たとえば、RHE−SIG0 915の存在は、以下の、HE−SIGB0 920の変調およびコーディング方式と、HE−SIGB0 920がロングGIを備えるかどうかと、HE−SIGB0 920がショートGIを備えるかどうかと、HE−LFT825が圧縮されないかどうかと、HE−LFT825が圧縮されるかどうかと、HE−LFT825の圧縮ファクタと、ペイロード835がCPを備えるかどうかと、ペイロード835のCPの長さとのうちの少なくとも1つに依存し得る。
[00158]HE−SIGB0 920は、サイクリックプレフィックス(CP)またはガードインターバル(GI)を備え得る。CPまたはGIの存在は、より良く保護されたまたはよりロバストなパケット900Dを供給し得るが、ワイヤレス通信における追加のオーバーヘッドも与え得る。HE−SIGB0 920は、これらの理由で長さが変動し得、いくつかの実施形態では、HE−SIGB0 920は、長さが5または6シンボルであり得る。いくつかの実施形態では、HE−SIGB0 920は、ショートGIを備える。他の実施形態では、HE−SIGB0 920は、ロングGIを備える。また、HE−SIGB0 920に使用される変調およびコーディング方式(MCS)は変動し得る。どのMCSが使用されるかは、HE−SIGB0 920のGIの存在または長さに基づき得る。いくつかの例示的な実施形態では、MCS0が利用される。他の例示的な実施形態では、MCS10が利用される。
[00159]HE−LFT825は、圧縮されることも圧縮されないこともある。圧縮されないHE−LFT825は、より良く保護されたまたはよりロバストなパケット900Dを供給し得るが、ワイヤレス通信における追加のオーバーヘッドも与え得る。したがって、いくつかの実施形態では、HE−LFT825は圧縮されない。他の実施形態では、HE−LFT825は圧縮される。これらの実施形態のうちのいくつかでは、HE−LFT825はファクタ2で圧縮される。これらの実施形態では、圧縮されたHE−LFT825は、HE−LFT825またはパケット900Dのより少ない保護を与え得、したがって、RHE−SIG0 915がパケット900D中に存在し得る。
[00160]ペイロード835は、サイクリックプレフィックス(CP)またはガードインターバル(GI)を備え得る。ペイロード835のより長いCPは、より良く保護されたまたはよりロバストなパケット900Dを供給し得るが、ワイヤレス通信における追加のオーバーヘッドも与え得る。したがって、いくつかの実施形態では、より長いCPが使用される。他の実施形態では、より短いCPが使用される。単に例として、CPは、0.8μs、1.6μs、または3.2μsであり得る。例示的な一実施形態では、パケット900DはRHE−SIG0 915を備え、HE−SIG0B920はMCS10を利用し、HE−LFT825は圧縮されない。
[00161]図9Eに、ワイヤレス通信を可能にするために使用され得るアップリンク物理レイヤパケット900Eの別の例示的な構造を示す。図示の実施形態では、物理レイヤパケット900Dは、L−STF 422と、L−LTF424と、L−SIG 426と、RL−SIG910と、HE−SIG0 815と、HE−SIG0B920と、HE−STF 820と、HE−LTF 825と、ペイロード835とを含む。当業者は、図示された物理レイヤパケット900Dが追加のフィールドを含むことができること、フィールドが並べ替えられ、除去され、および/またはリサイズされ得ること、ならびにフィールドの内容が変更され得ることを諒解されよう。たとえば、様々な実施形態では、HE−SIG0B920またはHE−STF 820は、異なる長さであり得る。
HE−STFフィールド
[00162]再び図8を参照すると、一実施形態では、パケット800は、HE−STFフィールド820を省略し、それにより、オーバーヘッドを低減することができる。別の実施形態では、パケット800は、HE−STFフィールド820を含む。HE−STFフィールド820を含むことは、有利には、(たとえば、自動利得制御などの)追加情報を搬送することができる。
HE−LTF整合
[00163]上記で説明したように、いくつかの実施形態では、HE−LTFフィールド825は、たとえば、異なる数の空間ストリームにより、ユーザ間で長さが変動し得る。図8の図示の実施形態では、HE−LTFフィールド825は、同じサイズである。様々な実施形態では、HE−LTFフィールド825は、異なるサイズであり得る。
[00164]一実施形態では、HE−LTFフィールド825は、利用可能な帯域幅全体にわたって、HE−LTFフィールド825のうちの最も長いものにパディングすることによって、同じサイズに設定され得る。たとえば、STAユーザ2のためのHE−LTF 825が、STAユーザ1のためのHE−LTF 825よりも短いと仮定すると、STAユーザ2は、それのHE−LTF 825の長さを、STAユーザ1のためのHE−LTF 825の長さに一致するように、パディングすることができる。有利には、AP104のための受信機は簡略化され得、冗長HE−LTF 825がチャネル推定を改善することができる。
[00165]いくつかの実施形態では、STAは、帯域幅全体にわたってではなく各ゾーンにわたって、最も長いHE−LTF 825に一致するように、各HE−LTF 825の長さをパディングすることができる。たとえば、STAユーザ2は、異なるゾーン中にいるユーザ1のためのHE−LTF 825に一致するようにではなく、OFDMAゾーン845中の最も長いHE−LTF 825に一致するように、それのHE−LTF 825をパディングすることができる。したがって、OFDMAユーザのためのオーバーヘッドが低くなり得、AP104のための受信機は簡略化され得る。
[00166]いくつかの実施形態では、どのSTAも、HE−LTF 825の長さを埋め合わせない。たとえば、STAユーザ2は、STAユーザ1のHE−LTF 825よりも短いHE−LTF 825を送信することができる。したがって、STAユーザ1の送信のためのオーバーヘッドが低減され得る。
[00167]図10に、ワイヤレス通信を可能にするために使用され得るアップリンク物理レイヤパケット1000の別の例示的な構造を示す。図示の実施形態では、物理レイヤパケット1000は、L−STF 422と、L−LTF 426と、L−SIG 426と、HE−SIG0 815と、HE−STF 820と、HE−LTF 825と、HE−SIG1 830と、ペイロード835とを含む。当業者は、図示された物理レイヤパケット800が追加のフィールドを含むことができること、フィールドが並べ替えられ、除去され、および/またはリサイズされ得ること、ならびにフィールドの内容が変更され得ることを諒解されよう。図10に示されているように、STAユーザ2のためのHE−LTF 825は、STAユーザ1のためのHE−LTF 825よりも短く、2つは整合されない。
HE−SIG1フィールド
[00168]再び図8を参照すると、一実施形態では、パケット800は、HE−SIG1フィールド830を省略し、それにより、オーバーヘッドを低減することができる。別の実施形態では、パケット800は、HE−SIG1フィールド830を含む。HE−SIG1フィールド830を含むことは、有利に、(たとえば、変調および制御方式パラメータなどの)追加情報を搬送することができる。
[00169]図11に、図1のワイヤレス通信システム110内で採用され得るワイヤレス通信の例示的な方法のための別のフローチャート1100を示す。本方法は、図2に示されているワイヤレスデバイス202など、本明細書で説明するデバイスによって全体的にまたは部分的に実装され得る。本明細書では、図示された方法について、図1に関して上記で説明したワイヤレス通信システム100、ならびに図8〜図10に関して上記で説明したパケット800、900A〜900C、および1000に関して説明するが、図示された方法は、本明細書で説明する別のデバイス、あるいは(STA106および/またはAP104などの)任意の他の好適なデバイスによって実装され得ることを、当業者は諒解されよう。本明細書では、図示された方法について、特定の順序に関して説明するが、様々な実施形態では、本明細書のブロックは、異なる順序で実行されるか、または省略され得、さらなるブロックが追加され得る。
[00170]最初に、ブロック1110において、第1のワイヤレスデバイスが、複数のデバイスによって復号可能な第1のプリアンブルと、複数のデバイスのサブセットのみによって復号可能な第2のプリアンブルとを含む第1のパケットを生成する。たとえば、STA106は、レガシープリアンブル805と、HEプリアンブル810とを含むことができるパケット800を生成することができる。様々な実施形態では、レガシープリアンブル805は第1のプリアンブルに対応することができ、HEプリアンブル810は第2のプリアンブルに対応することができる。
[00171]第1のプリアンブルは第1の信号フィールドを含む。たとえば、レガシープリアンブル805は、第1の信号フィールドに対応することができるL−SIG 426を含む。第2のプリアンブルは第1のトレーニングフィールドを含む。たとえば、HEプリアンブル810は、第1のトレーニングフィールドに対応することができるHE−LTF 825を含む。
[00172]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、即時応答存在および/または持続時間指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、送信電力指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分時間同期機能(TSF)を含むことができる。
[00173]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、送信機会(TXOP)帯域幅(BW)および/または1次チャネルオフセット指示を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分基地局識別子(BSSID)を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分受信機関連付け識別子(AID)を含むことができる。
[00174]様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、部分送信機関連付け識別子(AID)を含むことができる。様々な実施形態では、第1の信号フィールドは、アップリンク/ダウンリンク指示を含むことができる。様々な実施形態では、アップリンク/ダウンリンク指示は、送信機または受信機関連付け識別子(AID)中で暗黙的であることがある。
[00175]次に、ブロック1120において、ワイヤレスデバイスは、第1のワイヤレスデバイス以外のワイヤレスデバイスによって送信されるべき1つまたは複数の第2のパケットと同時に、第1のパケットを送信する。たとえば、STAユーザ1は、STAユーザ2と同時にULパケット800を送信することができる。ワイヤレスデバイスは、たとえば、第1のワイヤレスデバイス以外のワイヤレスデバイスとして、異なる物理的または論理的チャネル上で、第1のパケットを送信することができる。いくつかの実施形態では、同じチャネルは、パケット800の少なくとも一部分(たとえば、L−SIG 426)のために使用され得る。
[00176]様々な実施形態では、本方法は、第1のワイヤレスデバイスに割り当てられた全チャネル帯域幅サイズまでのチャネル帯域幅上で、第1の信号フィールドを送信することをさらに含むことができる。たとえば、STAユーザ2は、図8に示されているように、下側20MHzチャネルの一部分のみ(たとえば、10MHz)を割り当てられ得る。STAユーザ2は、割り当てられた10MHzチャネルを、最も近い全チャネルサイズ、たとえば20MHzに切り上げることができる。したがって、ユーザ2は、下側20MHzチャネル上でL−SIG 426を送信することができる。
[00177]様々な実施形態では、本方法は、第1のワイヤレスデバイスが、1次チャネルとして指定されたチャネルの使用を割り当てられない場合、1次チャネルとして指定されたチャネル上で、第1の信号フィールドを送信することをさらに含むことができる。たとえば、STAユーザ2は、上側20MHzチャネルが1次チャネルであるとき、STAユーザ2が割り当てられた下側20MHzチャネルに加えて、上側20MHzチャネル上でL−SIG 426を送信することができる。
[00178]様々な実施形態では、本方法は、第1のワイヤレスデバイスによる使用のために割り当てられない1つまたは複数のチャネルを含む利用可能なチャネル帯域幅上で、第1の信号フィールドを送信することをさらに含むことができる。様々な実施形態では、利用可能なチャネル帯域幅は、利用可能なチャネル帯域幅の全体であることがある。たとえば、STAユーザ2は、すべての40MHzの利用可能な帯域幅上で、L−SIG 426を送信することができる。
[00179]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、第1のワイヤレスデバイスとの共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。本方法は、第1のワイヤレスデバイスとの共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しい、第1のパケットの長さを示すための第1の信号フィールドを設定することをさらに含むことができる。本方法は、第1のワイヤレスデバイスとの共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しくなるように、送信のために第1のパケットをパディングすることをさらに含むことができる。
[00180]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、第1のワイヤレスデバイスとは異なるゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。本方法は、第1のワイヤレスデバイスと共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しい、第1のパケットの長さを示すための第1の信号フィールドを設定することをさらに含むことができる。本方法は、第1のワイヤレスデバイスと共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットのうちの最も長いものの長さに等しくなるように、送信のために第1のパケットをパディングすることをさらに含むことができる。
[00181]様々な実施形態では、第1のパケットの長さが、第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つの第2のパケットの長さよりも短いことがある。本方法は、方法が、第1のパケットをパディングすることを控えることをさらに含むことができることを、さらに含むことができる。
[00182]様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドをさらに含むことができる。たとえば、HEプリアンブル810は、第2の信号フィールドに対応することができるHE−SIG0フィールド815を含むことができる。様々な実施形態では、HE−SIG0フィールド815は、長さが1シンボルであり得る。
[00183]様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第1の信号フィールドの完全または部分繰り返しと、第2の信号フィールドとをさらに含むことができる。たとえば、HEプリアンブル810は、L−SIG 426の部分(または少なくとも部分)繰り返しに対応することができるRL−SIG910を含むことができる。HEプリアンブル810は、第2の信号フィールドに対応することができるHE−SIG0フィールド815を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の信号フィールドの繰り返しは、代わりに第1の部分中に含まれ得る。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第1の信号フィールドの偶数または奇数トーンの繰り返しと、第2の信号フィールドとをさらに含むことができる。
[00184]様々な実施形態では、本方法は、第1の信号フィールドの完全または部分繰り返しの極性中の1つまたは複数のビットを符号化することをさらに含むことができる。たとえば、1を符号化するために、STA106は、L−SIG 426中の繰り返しビットに−1を乗算することができ、0を符号化するために、STA106は、L−SIG 426中の繰り返しビットに1を乗算することができる、などである。様々な実施形態では、正および負の繰り返し極性は、それぞれ、0および1を表すことができる。他の実施形態では、異なる符号化が可能である。
[00185]様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2の信号フィールドと、第2の信号フィールドの繰り返しとをさらに含むことができる。たとえば、HEプリアンブル810は、第2の信号フィールドに対応することができるHE−SIG0フィールド815を含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第2のトレーニングフィールドをさらに含むことができ、第2のトレーニングフィールドは第1のトレーニングフィールドよりも短い。たとえば、HEプリアンブル810は、繰り返しの第2の信号フィールドに対応することができるRHE−SIG0フィールド915を含むことができる。
[00186]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、第1のワイヤレスデバイスとの共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。本方法は、第1のワイヤレスデバイスとの共通ゾーンに割り当てられた第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべきすべてのトレーニングフィールドの境界を整合させるように、第1のトレーニングフィールドをパディングすることをさらに含むことができる。たとえば、STAユーザ2は、OFDMAゾーン845中の別のユーザのためのHE−LTF 825の長さに一致するように、STAユーザ2のHE−LTF 825をパディングすることができる。
[00187]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、第1のワイヤレスデバイスと共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。本方法は、第1のワイヤレスデバイスと共通に割り当てられたゾーンを含む任意のゾーンに割り当てられている第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべきすべてのトレーニングフィールドの境界を整合させるように、第1のトレーニングフィールドをパディングすることをさらに含むことができる。たとえば、STAユーザ2は、STAユーザ1のためのHE−LTF 825の長さに一致するように、STAユーザ2のHE−LTF 825をパディングすることができる。
[00188]様々な実施形態では、第1のトレーニングフィールドの長さが、第2のワイヤレスデバイスによって送信されるべき少なくとも1つのトレーニングフィールドの長さよりも短いことがある。本方法は、第1のトレーニングフィールドをパディングすることを控えることをさらに含むことができる。様々な実施形態では、第2のプリアンブルは、第3の信号フィールドをさらに含むことができる。たとえば、STAユーザ2は、図10に示されているように、HE−LTF 825をパディングすることを控えることができる。
[00189]一実施形態では、図11に示されている方法は、生成回路と送信回路とを含むことができるワイヤレスデバイスにおいて実装され得る。第1のワイヤレスデバイスは、本明細書で説明する簡略化されたワイヤレスデバイスよりも多くの構成要素を有することができることを、当業者は諒解されよう。本明細書で説明するワイヤレスデバイスは、特許請求の範囲内の実装形態のいくつかの顕著な特徴を説明するのに有用な構成要素のみを含む。
[00190]生成回路は、パケットを生成するように構成され得る。いくつかの実施形態では、生成回路は、図11の少なくともブロック1110を実行するように構成され得る。生成回路は、プロセッサ204(図2)、メモリ206(図2)、およびDSP220(図2)のうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの実装形態では、生成するための手段は生成回路を含むことができる。
[00191]送信回路は、パケットを送信するように構成され得る。いくつかの実施形態では、送信回路は、図11の少なくともブロック1120を実行するように構成され得る。送信回路は、送信機210(図2)、アンテナ216(図2)、およびトランシーバ214(図2)のうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの実装形態では、送信するための手段は送信回路を含むことができる。
[00192]情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[00193]本開示で説明した実装形態への様々な修正は当業者には容易に明らかであり得、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実装形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示した実装形態に限定されるものではなく、本明細書で開示する特許請求の範囲、原理および新規の特徴に一致する、最も広い範囲を与られるべきである。「例示的」という単語は、本明細書ではもっぱら「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明するいかなる実装形態も、必ずしも他の実装形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。
[00194]また、別個の実装形態に関して本明細書で説明したいくつかの特徴は、単一の実装形態において組合せで実装され得る。また、逆に、単一の実装形態に関して説明した様々な特徴は、複数の実装形態において別個に、または任意の好適な部分組合せで実装され得る。その上、特徴は、いくつかの組合せで働くものとして上記で説明され、初めにそのように請求されることさえあるが、請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によってはその組合せから削除され得、請求される組合せは、部分組合せ、または部分組合せの変形形態を対象とし得る。
[00195]上記で説明した方法の様々な動作は、(1つまたは複数の)様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路、および/または(1つまたは複数の)モジュールなど、それらの動作を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。概して、図に示すどの動作も、その動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
[00196]本開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00197]1つまたは複数の態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含むことができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を含むことができる。さらに、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を含むことができる。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれ得る。
[00198]本明細書で開示する方法は、説明した方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを含む。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
[00199]さらに、本明細書で説明した方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ、および/または他の方法で取得され得ることが諒解され得る。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を可能にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明した様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)をデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を得ることができるように、記憶手段によって提供され得る。その上、本明細書で説明した方法および技法をデバイスに与えるための任意の他の好適な技法が利用され得る。
[00200]上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、それの基本的範囲から逸脱することなく考案され得、それの範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。