JP2017528829A - 診断機器、方法及び装置用の統合コンソール環境 - Google Patents

診断機器、方法及び装置用の統合コンソール環境 Download PDF

Info

Publication number
JP2017528829A
JP2017528829A JP2017512297A JP2017512297A JP2017528829A JP 2017528829 A JP2017528829 A JP 2017528829A JP 2017512297 A JP2017512297 A JP 2017512297A JP 2017512297 A JP2017512297 A JP 2017512297A JP 2017528829 A JP2017528829 A JP 2017528829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laboratory
data
patient sample
result data
sample result
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2017512297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017528829A5 (ja
Inventor
スティーブン ピー. リバーズ,
スティーブン ピー. リバーズ,
ジェフリー ジェイ. コトラー,
ジェフリー ジェイ. コトラー,
シルパ タネハ,
シルパ タネハ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Beckman Coulter Inc
Original Assignee
Beckman Coulter Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Beckman Coulter Inc filed Critical Beckman Coulter Inc
Publication of JP2017528829A publication Critical patent/JP2017528829A/ja
Publication of JP2017528829A5 publication Critical patent/JP2017528829A5/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H10/00ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data
    • G16H10/40ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data for data related to laboratory analysis, e.g. patient specimen analysis
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H10/00ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data
    • G16H10/60ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data for patient-specific data, e.g. for electronic patient records

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

診断機器用の統合コンソール環境のためのシステム、方法、及び装置が開示される。例示的な装置は、患者の生体サンプルについて分析を行うことにより、患者サンプル結果データを生成し、既知の特性を有するコントロール生体サンプルについて分析を行うことにより、品質管理データを生成するように構成されている試験室分析器を含む。また、例示的な装置は、複数の他の患者サンプル結果データの中で、患者サンプル結果データをローカルに記憶するように構成されている第1の試験室機器メモリと、第1の試験室機器メモリへのアクセスを提供するように構成されている、第1のアドレスの第1のデータ・アクセス・コンポーネントと、をも含む。

Description

本開示は、一般に、診断試験室機器用の統合コンソール環境を実施するためのシステム、方法、及び装置に関し、より詳細には、1つ以上のデータ・アクセス・コンポーネント(data access component、「DAC」)を使用する、試験室機器からのデータの記憶の管理に関する。
多くの既知の試験室環境において、試験室機器はデータ管理センタに接続されており、このデータ管理センタは、集中サーバ及び/又は集中記憶デバイスを含む。一般に、試験室機器によって生成されるデータ、例えば生体サンプルのテスト結果は、データ管理センタに送信されている。データ管理センタ内の1つ以上のサーバは、実質的に全ての試験室データの記憶及びアクセスを管理する。このような構成は、エンタープライズ(enterprise)の全域及び/又はエンタープライズ外のクライアントデバイスが、集中記憶データにアクセスすることを可能にする。また、このような構成では、データが1つの集中ロケーションに配置されるので、データ管理を合理化する。
データ記憶装置への集中アプローチは、いくつかの既知の欠点を有する。第1に、停電又はデータ管理センタの性能の劣化が、エンタープライズ全体でのデータアクセスに影響する。一部のデータ管理センタは、バックアップ又は冗長サーバ及びデータ記憶デバイスを使用して、停電の影響を減少させる。しかし、バックアップ又は冗長サーバがオンラインになると、多くの場合、データへのアクセスは妨げられる。加えて、停電により生じるトラフィックの急増により、バックアップ又は冗長サーバ又はデータ記憶デバイスもオフラインになることがある。一時的であっても、非常に重要な試験室データへのアクセスを失うことは、とりわけ病院又は医療環境において問題である。
集中アプローチについての第2の問題は、情報技術部が、サーバ及びデータ記憶デバイスを準備して、多くのエンタープライズのクライアントデバイスが同じサーバ又はデータ記憶デバイスにアクセスし得るピークトラフィック時間に対処しなければならないことである。ピークトラフィックに対処するために、情報技術部は多くの場合、サーバ及び/又はデータ記憶デバイスをオーバープロビジョン(over provision)して、ピークシステム負荷で利用可能な十分な帯域幅及びプロセッサがあることを保証する。しかし、オーバープロビジョンにより、一般に、非ピーク時にサーバ又はデータ記憶デバイスが十分に活用されない。一般に、これらの集中システムは、サーバ又はデータ記憶デバイスを絶えず作動(例えばスケーリング(scaling))及び停止させることによる非効率の結果として、日常的にはスケーリングされていない。
集中アプローチについての第3の問題は、データ管理センタ内のサーバ及びデータ記憶デバイスをアップグレードして、試験室機器に対する任意の変更又はアップグレードに対処しなければならないことである。例えば、エンタープライズは、データを集中システムに送信する数十〜数百の試験室機器を含むことがある。それぞれの試験室機器は、特定のデータ構成、通信プロトコル、オペレーティングシステム等で構成されており、任意の所定のエンタープライズは、多くの異なるデータ受信タイプ及び方法に対処しなければならないことがある。1つの機器のソフトウェアのアップデート又は新しい機器の追加は、現在のシステムに適合しない新しいプロトコル又は構成を組み込むことがある。結果として、数十又は数百の試験室機器のうちの1台だけをアップデート又は変更するときに、集中システム全体をアップデートしなければならないことがある。
本開示は、診断試験室機器用の統合コンソール環境を実施するための、新しい、革新的なシステム、方法、及び装置を提供する。例示的な実施形態では、統合コンソール環境の試験室装置は、患者の生体サンプルについて分析を行うことにより、患者サンプル結果データを生成し、既知の特性を有するコントロール生体サンプルについて分析を行うことにより、品質管理データを生成するように構成されている試験室分析器を含む。また、試験室装置は、複数の他の患者サンプル結果データの中で、患者サンプル結果データをローカルに記憶するように構成されている試験室機器メモリと、試験室分析器と共に動作するように構成されている試験室プロセッサであって、試験室分析器によって生成されるデータが、患者サンプル結果データであるか、又は品質管理データであるかを判定する、試験室プロセッサと、をも含む。また、試験室プロセッサは、生成されるデータが患者サンプル結果データである場合、患者サンプル結果データを試験室機器メモリに記憶し、生成されるデータが品質管理データである場合、品質管理データを遠隔配置メモリに送信するようにも構成されている。例示的な試験室プロセッサは、生成から所定時間後に、患者サンプル結果データを中央配置永続メモリに送信するように更に構成されている。
別の例示的な実施形態では、統合コンソール環境のアプリケーションサーバは、患者サンプル結果データについて、クライントデバイスから、患者サンプル結果データに関連する患者の識別子を含む要求を受信し、患者サンプル結果データが、アプリケーションサーバに通信可能に連結されている中央メモリに記憶されているか否かを判定するように構成されている。また、アプリケーションサーバは、患者サンプル結果データが中央メモリに記憶されている場合、患者サンプル結果データを中央メモリから読み取り、患者サンプル結果データをクライアントデバイスに送信するようにも構成されている。更に、アプリケーションサーバは、患者サンプル結果データが中央メモリに記憶されていない場合、識別子を含むクエリメッセージを、複数の試験室機器にブロードキャストして、患者サンプル結果データを要求し、クエリメッセージに応答して、試験室機器のうちの少なくとも1つから、患者サンプル結果データを受信し、患者サンプル結果データをクライアントデバイスに送信するように構成されている。
更に別の例示的な実施形態では、統合コンソール環境の試験室機器は、患者の生体サンプルについて分析を行うことにより、患者サンプル結果データを生成し、既知の特性を有するコントロール生体サンプルについて分析を行うことにより、品質管理データを生成するように構成されている試験室分析器を備える。また、試験室機器は、複数の他の患者サンプル結果データの中で、患者サンプル結果データをローカルに記憶するように構成されている第1の試験室機器メモリと、第1の試験室機器メモリへのアクセスを提供するように構成されている、第1のアドレスの第1のデータ・アクセス・コンポーネントと、をも含む。試験室機器は、複数の他の品質管理データの中で、品質管理データをローカルに記憶するように構成されている第2の試験室機器メモリと、第2の試験室機器メモリへのアクセスを提供するように構成されている、第2のアドレスの第2のデータ・アクセス・コンポーネントと、をも更に含む。
開示されるシステム、方法、及び装置の追加の特徴及び利点は、下記の詳細な説明及び図面に記載され、これらから明らかであるであろう。
本開示の例示的な実施形態による、統合コンソール環境を示す図であり、この統合コンソール環境は、アプリケーションサーバ経由で一緒に通信可能に連結されている分散した試験室機器(distributed laboratory instrument)を備える。 本開示の例示的な実施形態による、図1の試験室機器の機器コンソールを示すダイアグラムである。 本開示の例示的な実施形態による、図1の統合コンソール環境の分散したクライアント−サーバアーキテクチャ内のデータ・アクセス・コンポーネントのアーキテクチャダイアグラムを、クライアント及びデータベースとの関連で示す図である。 本開示の例示的な実施形態による、どのようにサンプル試験室データがモデル化され、データベースに記憶され得るかを示すデータ構造のダイアグラムを示す図である。 本開示の例示的な実施形態による、どのように1つ以上の試験室機器の試験室データが、機器コンソールのデータ・アクセス・コンポーネント経由で、クライアントデバイスに利用可能となり得るかの例を提供する図である。 本開示の例示的な実施形態による、どのように1つ以上の試験室機器の試験室データが、機器コンソールのデータ・アクセス・コンポーネント経由で、クライアントデバイスに利用可能となり得るかの例を提供する図である。 本開示の例示的な実施形態による、どのように1つ以上の試験室機器の試験室データが、機器コンソールのデータ・アクセス・コンポーネント経由で、クライアントデバイスに利用可能となり得るかの例を提供する図である。 本開示の例示的な実施形態による、可能性のあるデータ記憶装置の構成のダイアグラムを示す図である。 本開示の例示的な実施形態による、可能性のあるデータ記憶装置の構成のダイアグラムを示す図である。 本開示の例示的な実施形態による、可能性のあるデータ記憶装置の構成のダイアグラムを示す図である。
本開示は、一般に、診断試験室機器用の統合コンソール環境を実施するための方法、装置、及びシステムに関する。本明細書で開示される例示的な統合コンソール環境は、試験室機器及び/又は試験室コンソールを備え、これらは、試験室データをローカルに記憶するように構成されている。これらの試験室機器及び/又はコンソールは、データ・アクセス・コンポーネント(「DAC」)を備え、このDACは、1つ以上のアプリケーション・プログラマブル・インターフェイス(application programmable interface、「API」)経由で、基礎(underlying)データへのクライアントアクセスを提供するように構成されている。試験室機器及び/又はコンソールにおける試験室データの分散は、集中システムと比較して、相対的に信頼性の高い、スケーリング可能かつロバストなフレームワークを提供する。また、試験室機器及び/又は機器に接続されているコンソールにおける試験室データの分散は、データ分析及び永続記憶機能が、データのローカル位置に基づいて、エンタープライズネットワーク全域で分散されることも可能にする。
上で議論したように、既知の現在の集中試験室システムは、停電の対象であり、この停電は、中央記憶試験室データの全てへのアクセスに影響し得る。これらの集中システムとは対照的に、本明細書で開示される例示的な統合コンソール環境は、試験室コンソールにおいて、試験室データをローカルに記憶し、この試験室コンソールは、データを生成する試験室機器に接続されている。クライアントデバイスは、試験室コンソールにコンソールから直接アクセスして、記憶されている試験室データを読み出すことができる。このような構成は、ネットワークの他の部分がオフラインであっても、又は他の試験室機器/コンソールがオフラインであっても、クライアントデバイスが記憶されている試験室データにアクセスすることを可能にする。
また、機器データのローカル記憶は、任意の1つのデータ記憶デバイスへのトラフィックを低減する。例えば、エンタープライズは、20台の試験室機器を含むことがある。クライアントデバイスは、試験室機器及び/又はそれぞれのコンソールのみにアクセスし、これらに、要求される試験室データが記憶されている。このことは、トラフィックが集中データベースにルートされる(routed)代わりに、全てのエンタープライズクライアントデバイスからのトラフィックが、試験室機器の中で分散されるであろうことを意味する。また、このことは、トラフィックがより分散され、限定された帯域幅のより少ないインスタンス(instance)とし得ることも意味する。
試験室データを、試験室機器及び/又はコンソールに分散させることは、関連する機能を分散させることも可能にする。対照的に、集中データ管理システムは、一般に、1つ以上のサーバを備え、このサーバは、データを処理及び/又は分析するために必要とされる全てのアプリケーションと共に構成されている。本明細書で開示される例示的な統合コンソール環境は、アプリケーション及び他の機能を、試験室機器及び/又は関連するコンソールに分散させ、関係する又は適切なアプリケーション及び他の機能が試験室機器/コンソールに提供されるようになっている。この分散された構成は、アプリケーション及び他の機能を試験室機器/コンソールに具体的に適合させることを可能にする。更に、アプリケーションの変更又は試験室機器のアップデートは、全体としてのシステムではなく、その機器のみに影響する。
本開示全体にわたって、試験室データが言及される。以下でより詳細に記載される通り、試験室データは、試験室機器により生成されるデータである。試験室データはサンプルデータを含んでもよく、このサンプルデータは、1つ以上の化学的又は生物学的テストをサンプルについて行うことにより生成される結果又はインテスト(in−test)データを含む。また、試験室データは、品質管理(quality control、「QC」)データを含んでもよく、このQCデータは、1つ以上の化学的又は生物学的テストを、既知の特性を有するコントロールサンプルについて行うことにより生成される結果又はインテストデータを含む。QCデータは、一般に、試験室機器及び/又は具体的なテストの精度又は性能を検証するために使用される。また、試験室データは、試験室機器の構成データ、及び試験室機器のメンテナンス又は動作性能に関連する診断データを含んでもよい。試験室データは、試験室テスト検証及び/又はオペレータ検証に関連する監査情報を更に含んでもよい。
本明細書では、試験室機器及び試験室コンソールも言及される。試験室機器は、一般に、1つ以上の分析器を備え、この分析器は、化学サンプル又は生体サンプルの1つ以上の特性を判定するように構成されている。試験室コンソールは、コンピュータ、サーバ、プロセッサ等(動作のための指示を記憶するメモリを備え、又はメモリに通信可能に連結されている)を備え、これは、試験室機器によって生成されるデータを処理し、記憶し、又は管理するように構成されている。場合によっては、単一のエンクロージャが、1つ以上の試験室機器及び試験室コンソール(例えばオンボードワークステーション(onboard workstation))を含んでもよい。他の例では、試験室コンソールは、物理的に別個であってもよいが、同じ又は別個のエンクロージャにおいて、1つ以上の試験室機器に通信可能に連結されている。本明細書の特定の例では、試験室機器の明示的な言及は、試験室機器に通信可能に連結されている試験室コンソールの黙示的な言及を含む。
図1は、統合コンソール環境100を示し、この統合コンソール環境100は、分散した試験室機器102a、102b、及び102cを備え、この試験室機器102a、102b、及び102cは、アプリケーションサーバ104経由で一緒に通信可能に連結されている。例示的な試験室機器102は、1つ以上の化学サンプル又は生体サンプルを受け入れ、1つ以上の化学的又は生物学的テストをサンプルについて行い、テストの経過/結果を記録するように構成されている。図1は、3つの試験室機器102a、102b、及び102cを示すが、他の実施形態は、追加の又はより少ない試験室機器を含み得ることが理解されるべきである。
例示的なアプリケーションサーバ104は、試験室機器102へのアクセスを提供するように構成されている。アプリケーションサーバ104は、集中データベース105に通信可能に連結されており、この集中データベース105は、相対的に古い又はアーカイブされた試験室データを記憶し得る。場合によっては、アプリケーションサーバ104は、ゲートウェイ、ルート、スイッチ等を含み、これらは、クライアントデバイス106が、適切な試験室機器102(又は試験室機器のコンソール)に通信可能に連結されることを可能にする。例えば、クライアントデバイス106aは、データのための要求メッセージを送信でき、この要求メッセージは、試験室機器102aのネットワークアドレス(又は試験室機器102aのDACのネットワークアドレス)を含む。アプリケーションサーバ104は、規定のネットワークアドレスを使用して、要求メッセージを規定の試験室機器102aにルートする。
他の例では、アプリケーションサーバ104は、インターフェイスを含んでもよく、このインターフェイスは、試験室機器102をクライアントデバイス106の直接アクセスから隔離する。例えば、クライアントデバイス106は、要求メッセージを送信でき、この要求メッセージは、試験室機器102のネットワークアドレスを含む。要求メッセージの受信に応答して、アプリケーションサーバ104は、別個の要求メッセージを規定の試験室機器102に送信し、要求されたデータを受信し、要求されたデータを含む、クライアントデバイス106への応答メッセージを生成する。
クライアントデバイス106は、試験室機器102に、任意の広域ネットワーク108(例えばインターネット)及び/又はローカル・エリア・ネットワーク(local area network、「LAN」)110経由で接続していてもよい。例えば、図1に示されるように、アプリケーションサーバ104は、クライアントデバイス106a及び106bに、広域ネットワーク108(例えばインターネット)経由で通信可能に連結されており、クライアントデバイス106c、106d、及び106eに、ローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)110経由で通信可能に連結されている。場合によっては、クライアントデバイス106は、仮想LAN(virtual LAN、「VLAN」)又は他の安全なトンネル(secure tunnel)を使用して、試験室機器102にネットワーク108又は110経由で直接接続していてもよい。
例示的なクライアントデバイス106、アプリケーションサーバ104、及び/又は試験室機器102は、1つ以上のクライアント107を含んでもよく、このクライアント107は、データベース116に記憶されている試験室データへのアクセス、修正、分析等を行うように構成されている。以下でより詳細に議論されるように、クライアント107は、所望のデータに関連するDACにアクセスするように構成されている。それぞれのDACは、記憶されている試験室データのデータ階層又は構造と共に構成されており、クライアント用のインターフェイスを提供し、このインターフェイスは、基礎データの構造をマスク又は他の方法で隠す。この構成は、クライアント107が、異なる試験室機器102に記憶されている異種の試験室データにアクセスすることを可能にする。このとき、クライアント107は、試験室データの基礎記憶構造(例えばファイル構造)又は試験室データのフォーマットの知識を持ってプログラミングされていなくてもよい。DACのクライアント−サーバアーキテクチャは、図3と共に、更に詳細に議論される。
また、図1の例示的な試験室機器102は、機器コンソール112(例えば試験室コンソール)も含み、この機器コンソール112は、データ記憶、データアクセス、及びデータ管理を管理するように構成されている。試験室機器102は、1つ以上の分析器114を更に含み、この分析器114は、化学サンプル又は生体サンプルを分析し、分析から対応する試験室データを生成するように構成されている。例示的な機器コンソール112は、生成されるデータを分析器114から受信し、ローカルデータベース116に記憶する。例示的なデータベース116は、例えば、SQLサーバデータベースを含んでもよい。
図2は、図1の例示的な機器コンソール112のダイアグラムを示す。機器コンソール112は、コンピュータ、ラップトップ、タブレットコンピュータ、サーバ、プロセッサ等で実施されてもよく、これらは、試験室機器102に配置され、又は試験室機器102に通信可能に連結される。例示的な機器コンソール112は、試験室分析器114に、機器ドライバ202経由で通信可能に連結されている。例示的な機器ドライバ202は、分析器114を制御し、クエリするように構成されており、この制御及びクエリは、例えば、オペレータによってコンソールインターフェイス204経由で提供されるコマンド、遠隔クライアントデバイス106から受信されるコマンド、及び/又はアプリケーションサーバ104経由で受信されるコマンドに基づいてなされる。コマンドは、例えば、1つ以上のテストを生体サンプルについて行う指示を含んでもよい。また、例示的な機器ドライバ202は、データベース116に記憶するために、試験室分析器114によって生成されるデータを、DAC 206(例えばDAC 206a〜206e)に送信するようにも構成されている。機器ドライバ202は、例えば、Windows(登録商標)サービス及び/又はInternet Information Service(「IIS」)プラグインとして動作し、このプラグインは、外部APIをRepresentational State Transfer(「REST」)ウェブサービスエンドポイントとして提供する。
例示的なコンソールインターフェイス204は、1つ以上のクライアント及び/又はアプリケーションを含み、これらは、オペレータ208が試験室分析器114を制御し、生成される試験室データを閲覧し(view)、試験室データを分析し、かつ/又は試験室データを編集/削除することを可能にするように構成されている。例示的なコンソールインターフェイス204は、DAC 206に通信可能に連結されており、クライアント及び/又はアプリケーションが、データベース116に記憶されている試験室データにアクセスすることを可能にする。また、コンソールインターフェイス204は、診断、機器、監査、又はQC機能をオペレータに提供してもよい。
図2の例示的なDAC 206は、動的リンクライブラリ(dynamic−link library、「DLL」)を含み、このDLLは、試験室データ及びビジネスロジックをカプセル化する。以下でより詳細に議論される通り、DAC 206は、1つ以上のAPIを備え、このAPIは、クライアント及び/又はアプリケーション(例えばコンソールインターフェイス204)が、基礎試験室データにアクセスすることを可能にする。このとき、クライアント又はアプリケーションは、試験室データが記憶されているフレームワークを知らなくてもよい。図示される例のDAC 206は、5つのアプリケーション固有のDAC(application−specific DAC)を含み、これらはそれぞれ、データベース116の基礎部分に、接続又は他の方法で通信可能に連結されている。例えば、サンプルDAC 206aは、データベース116iに記憶されているサンプルデータへのアクセスを提供するように構成されており、構成DAC 206bは、データベース116iiに記憶されている試験室分析器114及び/又は機器コンソール112の構成データへのアクセスを提供するように構成されており、QC DAC 206cは、データベース116iiiに記憶されているQCデータへのアクセスを提供するように構成されている。加えて、機器DAC 206dは、データベース116ivに記憶されている機器データへのアクセスを提供するように構成されており、監査DAC 206eは、データベース116vに記憶されている監査データへのアクセスを提供するように構成されている。図2は、データベース116i〜116vを、データベース116の一部であるとして示すが、他の実施形態では、データベース116i〜116vのうちのそれぞれは、別個のデータベースであってもよい。例えば、データベース116iは、ソリッド・ステート・ドライブ(solid state drive、「SSD」)に含まれてもよいのに対し、データベース116iiは、シリアルATA(serial ATA、「SATA」)ドライブに含まれる。更に、図2は、5つのDACを示すが、機器コンソール112は、追加の又はより少ないDACを含んでもよいことが理解されるべきである。例えば、DACは、試験室機器102内に含まれるそれぞれのタイプの分析器114のために設けられてもよく、かつ/又はDACは、分析器114によって行われ得るそれぞれのタイプのテストのために設けられてもよい。
いくつかの実施形態では、DACのうちのそれぞれは、1つ以上のネットワークアドレスに割り当てられてもよい。例えば、クライアントデバイス106(又はオペレータ208)は、DAC 206に送信される要求メッセージ内のネットワークアドレス(例えばIPアドレス)を使用して、データベース116のデータを直接引き出し、データにアクセスしてもよい。アプリケーションサーバ104、又は他のスイッチは、例えば、要求メッセージのヘッダ内のDACネットワークアドレスを使用して、要求メッセージを適切な試験室機器102、機器コンソール112、及び/又はDAC 206にルートする。このような構成の1つの利点は、個別にアドレス指定可能なDAC 206が、試験室機器102及び/又は機器コンソール112をウェブベースにできることである。すなわち、DACのIPアドレスを、クライアントデバイス106でウェブブラウザ(又は他のインターフェイス)に提供することにより、試験室機器102及びDAC 206の両方が、インターフェイス経由で遠隔アクセス可能である。いくつかの実施形態では、クライアントデバイス106及び/又はクライアント107は、ウェブサービスを使用して、DAC206と通信してもよい。
いくつかの実施形態では、試験室機器102及び/又はアプリケーションサーバ102は、ファイアウォールの後ろに配置されており、静的IPアドレスが、DAC 206及び/又は機器コンソール112のうちのそれぞれに提供されるようになっている。あるいは、機器102がインターネット又はイントラネットに接続される度に、異なる又は動的なパブリックIPアドレスが、DAC 206及び/又は機器コンソール112に提供される。他の実施形態では、機器102(又は基礎DAC 206及び/若しくはコンソール112)は、静的IPアドレスを提供され、ファイアウォールの後ろに配置されない。静的IPアドレスは、同じ試験室内の他の機器又は中央コンピュータのユーザーが、機器102、及びDAC 206によって提供されるデータにアクセスすることを、より容易にし得る。更に他の実施形態では、機器102(又は基礎DAC 206及び/若しくはコンソール112)は、ファイアウォールによる保護なしで、インターネットにも接続されるが、1つ以上の動的IPアドレスを提供される。
いくつかの実施形態では、DAC 206からのデータは、読み取り専用フォーマットでのみ利用可能である。他の実施形態では、DAC 206によりアクセス可能とされるデータは、例えば特定のユーザー構成又は構成DAC 206bのソフトウェアアップデートで、変更及び修正され得る。異なる許可が異なるDAC 206に提供され、定義されたオペレータ及び/又はユーザーのグループだけが、任意の所定のDACの基礎データを読み取る又は修正することができるようになっていてもよいことが理解されるべきである。
また、図2の例示的な機器コンソール112は、試験室情報システム(lab information system、「LIS」)ドライバ210も含み、このLISドライバ210は、機器コンソール112に送信されるテスト命令に関するメッセージを監視するように構成されている。例示的なLISドライバ210は、新しい命令のための要求を、例えば機器ドライバ202及び/又は適切なDAC 206に送信する。また、LISドライバ210は、命令の完了の通知を含む命令のステータスも報告する。LISドライバ210は、データベース116に記憶されている命令に関連する基礎データへの変更を監視することにより、命令への変更を判定し得る。例えば、LISドライバ210は、サンプルDAC 206と通信して、データベース116iに記憶されているサンプルデータにアクセスし、対応する命令のステータスを判定してもよい。命令のステータスは、定期的に、命令を要求したクライアントデバイス106に送信されてもよく、かつ/又は例えばアプリケーションサーバ104によりホスティングされた(hosted)ステータスウェブページに送信されてもよい。ステータスウェブページは、コンソール情報を複数の試験室機器102から収集し、サイト管理者が、試験室又はエンタープライズ全体の命令又はテストのステータスを監視することを可能にしてもよい。
また、例示的な機器コンソール112は、規則コンポーネント212、ルート策定(route planning)コンポーネント214、パージコンポーネント216、及び報告コンポーネント218を含み、向上した機能を、データベース116に記憶されている試験室データに提供する。例えば、規則コンポーネント212は、ビジネス規則及びデータアーキテクチャ規則を実施して、試験室データが所定のフォーマットに従って記憶されていることを保証する。また、規則コンポーネント212は、いつ試験室データが異なるタイプのデータベース間で動かされるかを規定してもよい。例えば、規則は、相対的に新しい試験室データが、一時記憶装置(迅速にアクセス可能である)に記憶されるべきであるのに対し、相対的に古い試験室データが、より大容量の永続記憶装置(例えば、図1の中央データベース105)に記憶されるべきであることを規定してもよい。また、規則は、いつ試験室データが試験室機器102から別のデータベース、例えば中央データベース105にオフロードされるべきであるかを規定してもよい。
例示的なルート策定コンポーネント214、パージコンポーネント216、及び報告コンポーネント218は、データベース116に記憶されている基礎試験室データを、規則コンポーネント212内の規則に基づいて管理するように構成されている。例えば、ルート策定コンポーネント214は、DAC 206のうちのどれに試験室データが記憶されるべきであるか、及び/又は中央データベース105(又はアプリケーションサーバ104、クライアントデバイス106等)のどのアドレスにデータが送信されるべきであるかを管理してもよい。記述された通り、試験室データを、時期に基づいて移動させてもよい。移動後(又は移動中)、コンポーネント214、216、及び218は、特定の試験室データがDAC 206でもはや利用可能でないか、又はDAC 206で現在利用可能であるかを考慮して、適切なDAC 206をアップデートしてもよい。報告コンポーネント218は、例えば、DAC 206に関連するデータ構造若しくはファイル、及び/又はアプリケーションサーバ104のデータ構造若しくはファイルをアップデートしてもよく、これは、どこに試験室データが記憶されているかを示す。また、報告コンポーネント218は、クエリに応答して、試験室データへの変更で、クライアントもアップデートしてもよいのに対し、パージコンポーネント216は、特定の時期に達する試験室データを除去又は削除する。
図3は、図1の統合コンソール環境100の分散したクライアント−サーバアーキテクチャ内のDAC 206のアーキテクチャダイアグラムを、クライアント107及びデータベース116との関連で示す図である。例示的なクライアント107は、図1のクライアントデバイス106、アプリケーションサーバ104、及び/又は機器コンソール112のいずれかで動作してもよく、これらは、特定のDAC 206のいずれかへのアクセスを有する。図2に示されるように、例示的なDAC 206及び/又はデータベース116は、一般に、試験室機器102において、機器コンソール112に配置されている。
それぞれのDAC 206は、クライアント−サーバ分割(client−server divide)にまたがる(straddle)。クライアント及びサーバコードは、異なるシステムで実行していてもよく、通信プロトコルはHTTP経由であるので、試験室データは、DAC 206により、両側で適切に変換されなければならない。DAC 206は、試験室機器102のサーバ又はプロセッサ(例えば機器コンソール112)で実施される。DAC 206は、ASP.Net Web APIのトップに構築されてもよい。Web APIは、サーバコールを待機し(listen)、受信し、ディスパッチし、URLから引数をパースし、HTTPヘッダを処理するように構成されている。それぞれのDAC 206は、処理及び構成をIISで制御しなければならないことがある。したがって、それぞれのDAC 206は、別個のトップレベルIISエンドポイントとしてパッケージングされ、デプロイされてもよい。
任意のDAC 206は、HTTP/REST要求を適切なDACエンドポイントに生成し、発行することにより、クライアントから呼び出され得る。サーバ側DAC 206は、プロジェクトを含んでもよく、このプロジェクトは、1対1のクライアント側API 302をDAC 206に露出(expose)する。DAC 206のそれぞれのコールは、クライアント107において、対応するコールを有する。DAC 206がウェブページから呼び出されるインスタンスでは、REST要求は、C#ではなくJavaScript(登録商標)で生成され、処理されてもよい。
例示的なDAC 206は、試験室データを生成し、読み取り、かつ/又は修正するためのアクセスを提供する。また、例示的なDAC 206は、関連するデータベース116のコンテンツの集約クエリ(aggregate query)を行うように構成されていてもよい。例示的なDAC 206は、向上した生成、読み取り、アップデート、及び削除(create、read、update、及びdelete、「CRUD」)並びにクエリインターフェイスをクライアント206に提供すると共に、基礎データベース116の詳細を隠す。DAC 206は、例えば、IIS−ホスティングされたRESTウェブサービスとして実施されてもよい。この構成は、オープン標準に依拠することにより、クライアント107がDAC 206に様々な方法でアクセスすることを可能にする。クライアント107がDAC 206のネットワークアドレスにアクセスでき、サービスエンドポイントの名称を有する限り、クライアント107は、データベース116において、DAC 206経由で、要求される試験室データに接続できる。
同じDAC 206の複数のインスタンスが、統合コンソール環境100の全域で、異なる試験室機器102で実施され得ることが理解されるべきである。例えば、それぞれの機器コンソール112は、サンプル情報のためのDACのインスタンスを含んでもよい。任意の個別のクライアント(他のDACを含む)は、試験室のサンプルDACの1つ、2つ、又は全ての利用可能なインスタンスに接続できる。この例では、試験室機器102のDACのそれぞれのインスタンスのネットワークアドレスを有することに加え、クライアント107は、試験室機器102のうちのそれぞれへの許可又はアクセスを有しなければならない。
例示的なDAC 206は、API 302経由で、ウェブサイトサービスを含み、又は提供する。場合によっては、DAC 206は、IISを使用して、API 302を提供してもよい。図示されるDAC 206は、クライアント107がDACに接続することを可能にするエンドポイントを具現化する。API 302は、例えば、REST/JavaScript(登録商標) Object Notation(「JSON」)エンドポイントとして実施されるサービスへのアクセスを提供し、これは、例えばWindows(登録商標) Presentation Foundation(「WPF」)アプリケーション及びウェブページクライアント107によりアクセス可能である。また、DAC 206は、メッセージングのために、RESTプロトコルも使用してもよい。この構成は、それぞれのAPI 302が、(ビルトインタイプの)少数の引数及び任意選択のJSONオブジェクトを取り入れ、単一のJSONオブジェクト又はビルトインタイプを返すことを可能にする。多くの場合、JSONデータは、オブジェクトツリー又はリストクエリのシリアル化された結果であってもよい。いくつかの場合には、JSONデータは、付属のメッセージを有するリターン・エラー・ステータス・コードであってもよい。この構成は、必要に応じて、クライアント107により要求される基礎試験室データ及び使用/アクセスパターンの両方のために、DAC 206がAPI 302を構造化し、定義することも可能にする。
図3に示されるアーキテクチャは、DACクライアント側API 302の実施を補助するための簡易関数(convenience function)及びユーティリティを有するライブラリを含む。これらは、試験室データの不均一マップ/ディクショナリ(JSONから読み取り、又は書き込むことができる)、共通エラー取り扱いフック(common error handling hook)、セキュリティ、及びDAC 206サーバ側にクライアント107から接続するための方法を生成し、操作する機能を含む。それぞれのDAC 206は、様々なスタイルの様々な機能コール(function call)を含んでもよい。例えば、DAC 206は、オブジェクトを読み出し(例えば試験室データを読み出し)、新しい又は編集されたオブジェクトをコメントし(例えば試験室データを記憶し)、リストクエリを返し(例えば、クライアント107により提供された検索基準に基づいて、要約された試験室データのリストを返し)、又はアクション要求を行って(例えば、コンポーネント、アプリケーション、又はサービスを要求し、試験室データについてアクションを行って)もよい。
クライアント107によるDAC 206へのオブジェクト読み出しコールは、情報の小さなセット(すなわち、1つ以上の名称又は固有の識別子番号)を取得し、この情報のセットは、試験室データのチャンクを一意的に識別するために使用される。DAC 206によりクライアント107に提供されるリターン値は、JSONデータ構造、リスト又はファイルであり、これらは、ランタイムC#オブジェクトツリーにデシリアル化(de−serialize)され得る。加えて、DAC 206へのアクセスは、どのようにDACが構成されているかに応じて、静的関数を使用するのではなく、インスタンス化されたオブジェクトを要求してもよい。単一のDAC機能は、JSONを使用して、複数の高レベルオブジェクトをクライアント107に返し得ることが理解されるべきである。クライアント側API実施は、オブジェクトをJSONラッピングから引き出し、オブジェクトベースの試験室データをクライアント107に簡便に送信する。
クライアント107によるDAC 206へのオブジェクトコミットコールは、メッセージ本文として、1つ以上のオブジェクトグラフをJSONで受け入れるために使用される。引数は、検証基準(validation criteria)、例えばタイムスタンプを含んでもよい。しかし、DAC 206がコミットを正しく行うために必要とされる情報は、おそらく、コミットされるオブジェクト内に既に含まれているであろう。
クライアント107によりDAC 206に送信されるリストクエリは、試験室データのセットを要約又は監視するために使用される。リストクエリは、(時間、ステータス、又は他の条件により)クエリをスコープ(scope)し、.Net DataSetの等価物を返す引数を取り入れるが、JSON/不均一収集(heterogeneous−collection)ツールでトランスポートされる。クエリの制約のために利用可能な基準のセットは、DAC 206の構成に基づく。リストクエリは、DAC 206のサーバ側で、記憶されているプロシージャ又は生成されるSQLコードで実施される。対応するAPIコールの構造は、一般に、実施に適合するであろう。大きな結果セットを扱う場合、DAC 206のAPI 302は、1つ以上のストラテジ(strategy)を実施するように構成されていてもよい。例えば、APIコールは、場合によりソート順(例えばタイムスタンプ)に基づいて、最初のN個のアイテムのみが返されるであろうことを規定し得る。あるいは、API 302は、ページングメカニズムと共に構築されてもよく、このページングメカニズムでは、クライアント107は、リストのM’番目〜N’番目のアイテムが望まれることを規定する。最後に、API 302は、完全な結果のセットをストリームし、クライアント107に任せて、ページング又は他のプレゼンテーションロジスティクス(presentation logistics)を取り扱ってもよい。
クライアント107によりDAC 206に送信されるアクション要求は、単純なプロシージャコール(procedure call)として使用される。例外又はステータスコードは、不具合を取り扱うために使用され得る。いくつかのアクション要求は、元の要求を作成したクライアント107による継続的監視を要求してもよい。これらの例では、DAC 206は、固有のメメント(memento)(多くの場合GUID)を返してもよく、このメメントは、クライアント107により、後続のアップデートで使用できる。
図3の例示的なクライアント107は、デバイス、例えばクライアントデバイス106、アプリケーションサーバ104、及び/又は機器コンソール112の機能の本体を実施するように構成されている。例示的なクライアント107は、例えば、ユーザーと情報を交換するように構成されているアプリケーションを含んでもよい。アプリケーションは、スタンドアローンアプリケーション(例えばアプリ)及び/又はウェブページを含んでもよい。また、例示的なクライアント107は、windowsサービスを含んでもよく、このwindowsサービスは、デバイスのバックグラウンドで連続的に動作するように構成されている1つ以上の実行可能ファイルを含む。windowsサービスは、例えば、特定の試験室データ又は機器ステータスの受信メッセージを監視するサービスを含む。また、例示的なクライアント107は、ウェブサービスを含んでもよく、このウェブサービスは、クライアント107が別のDACのクライアントとして機能することを可能にする。
個別のクライアント107は、よく定義された範囲の責任(responsibility)を有するように構成されており、一般に、同じ又は他のデバイスのクライアントから独立して動作するであろう。試験室データは、同じ又は他のデバイスの異なるクライアント間で共有されてもよい。しかし、共有されるデータは、共通のDAC(例えばDAC 206)を通じて読み出され、編集される。共有される試験室データは、一般に、クライアント間で通信されない。
図3の例示的なデータベース116は、例えば、データベース、ディスクのファイルのディレクトリツリー、又はこれら2つのある種の組み合わせを含んでもよい。一般に、データベーススキームは、プリミティブデータタイプを使用してもよい。場合によっては、データベースは、エンコードされた情報を使用又は記憶してもよい。ディスクのファイルは、集約構造の外側で使用されるプリミティブデータタイプを含んでもよい。ディスクのファイルは、例えば、JSON、拡張マークアップ言語(Extensible Markup Language、「XML」)等であってもよい。大きな補助データ、例えば画像又は複雑な較正曲線データは、データベース116に、適切なフォーマットで記憶されてもよい。あるいは、大きな補助データは、データベーステキストフィールド又はJSON特性(JSON property)により指し示されて(pointed to)いてもよく、これは、データを見出せるパスを規定する。
例示的なデータベース116は、永続的及び/又は過渡的な試験室データを安全なフォーマットで維持するように構成されており、このフォーマットは、安全性又は監査目的のためにバックアップされ得る。データベース116は、1つ以上の規則を含んでもよく、この規則は、試験室データの単位又はタイプを規定して、API 302の複雑性を減少させる。例えば、規則は、スカラー試験室データ値が、いずれかのカノニカル単位(canonical unit)で記憶されるべきであること、又はどの単位で使用されるかを示すenumでペアリング(pair)されるべきであることを規定してもよい。別の規則は、日付及び時間が、協定世界時(Coordinated Universal Time、「UTC」)で記憶されていることを規定してもよい。更に別の規則は、タイムスパンが秒で、浮動小数点の値を使用して、サブ秒の分解能で記憶されるべきであることを規定してもよい。他の規則は、液体体積がミリリットルとして記憶されるべきであること、及び温度が摂氏の値を使用して記憶されるべきであることを規定してもよい。
図3に示されるように、例示的なデータベース116は、DAC 206経由でのみアクセス可能である。このような構成は、DAC 206とデータベース116との間で、効率的な1対1の関係を提供し、DAC 206が、近接して配置されたデータベース116へのアクセスのみを提供するようになっている。しかし、他の例では、データベース116は、他のDACによりアクセス可能であってもよく、かつ/又は例示的なDAC 206は、他のデータベースにアクセスしてもよい。
DACを使用するデータ管理
統合コンソール環境100のアーキテクチャのデータ管理ポリシーは、データのそれぞれのピースが、アーキテクチャの1つのコンポーネント(例えばDAC 206)により所有されることに依存する。階層的データ、例えばオブジェクトグラフでは、全てのアイテムのオーナーは、最上部のアイテムのオーナーと同じでなければならない。これにより、オブジェクトの分離されたグラフが得られ、このオブジェクトの所有権は、システム100で明らかに追跡され、信用(trust)され得る。図2及び図3の例示的なDAC206は、試験室データの論理的にコヒーレントなデータアイテムのセットに対する真実の源(source of truth)である。DAC 206は、性能のために、サンプル結果をランダム・アクセス・メモリ(Radom Access Memory、「RAM」)にキャッシュし、永続的な試験室データをデータベース116内のディスクに記憶する。外部パーティ(例えばクライアントデバイス106)に対しては、DAC 206自体が真実の源である。
データベース116に記憶されている試験室データは、具体的にアクセス又は引き出されなければならない。例えば、クライアント107は、適切なDAC 206へのAPIコールを使用して、試験室データを要求する。DAC 206により返される全てのデータはタイムスタンプされ、又は、リストクエリの場合には、黙示的に過渡的であり、読み取り専用である。試験室データがクライアント107により修正される場合、クライアント107は、DAC 206への別個のコールを作成し、変更をコミットする。例示的なDAC 206は、フェッチタイムスタンプが、データの現在のバージョンのタイムスタンプよりも大きくない限り、コミットが受け入れられないことを保証する。このことは、コミットが失敗するであろうことを意味し、この場合、DAC 206は、例外を送信する。クライアント107は、この時、どのように不具合に対処するかを決定してもよい。コミットコリジョン(commit collision)を有する可能性が高い非常に重要なオブジェクトグラフ(例えばサンプルグラフ)では、DAC 206は、エラーの取り扱いを容易にするツールを提供してもよい。これらのツールは、対立するデータ変更が見出された場合にのみ失敗するであろう、2つのグラフの間の併合能力を含んでもよい。別のツールは、監査/プレイバック編集メカニズムを含んでもよく、より古い(コミットされた)グラフに適用される編集が、より新しいグラフに自動的に適用されるようになっている。これらのツールは、一般的なロック機能(データベース・ユーティリティ・コンポーネントとして提供される)を更に含んでもよく、編集/コミットを作成し得る前に、ロックを得なければならないようになっているので、安全であることが保証される。
試験室機器102内のデータは、LISドライバ210により監視されてもよく、このLISドライバ210は、繰り返しクエリを、通常はタイマーで行う。これは、例えば、注意を必要とするサンプルのセット、又はシステム警告のセットを表示するために使用されるリストクエリ動作で有用であり得る。個別のオブジェクトへの変更を監視することは、オブジェクトグラフのタイムスタンプを調べることによっても行われ得る。
場合によっては、DAC 206は、プロンプト無しで、データをプッシュ又は送信するように構成されている。これらの例では、LISドライバ210は、規定の間隔で、DAC 206に試験室データを規定のエンドポイントに送信するように指示してもよく、このエンドポイントは、例えばクライアントデバイス106、クライアント107、及び/又は別の試験室機器102である。このような構成を使用して、定期的に試験室データを異なるデータベース116間で移動させ、かつ/又は試験室データを集中データベース105に移動させてもよい。
例示的なデータベース116は、SQLサーバを使用するエンジンを含んでもよい。更に、DACのうちのそれぞれ、及び特定のデータベース116にアクセスするそれぞれのDACは、それ自体のカタログを使用するように構成されている。テーブルは、SQLサーバにより提供されるビルトインデータタイプのみを含んでもよい。カラムに埋め込まれるXMLは、SQLサーバでは有効であるが、a)試験室データを特定のカラムに取り出す(break out)こと、及び/又はb)試験室データをディスクのJSONファイルに入れることと共に使用され得る。テーブルは、他のカタログにおいて、テーブルへのキー参照(key reference)を含んでもよいが、このような外部キー(external foreign key)は、カタログ間の過度の連結(coupling)を回避するために賢明に使用され得る。例示的なアーキテクチャは、マイクロ−オブジェクト関係コリレータ(Object−Relational Correlator、「ORC」)を提供し、このORCは、クライアント107により使用され、テーブルにほぼ対応するクラスを定義でき、単純なレコードレベルのデータを簡単に書き込み、読み取ることができる。ORCは、DAC 206内から使用されるツールであり、標準オブジェクト指向及び反射(reflection)技術を使用して、データベース116のエンジンとインターフェイスで便利に接続する。ORCは、多くのORMとは異なり、不可視永続層(invisible persistence layer)であるように試みないことに注意すべきである。ORCは、レコードレベル又は行レベルのツールである。ORCは、オブジェクトツリー又はサブツリーで動作せず、個別のオブジェクトでのみ動作してもよい。これは、読み出し及びコミットのコスト/性能のバランスを取る上で、DAC 206に大きなフレキシビリティを提供し、オブジェクト自体のツリーを管理する場合、コストはわずかに上昇する。このような構成は、DAC 206のAPI 302のスキーマ及びデザインの両方の単純性を促進する。ORCは、相関オブジェクトクラスにより満たされるインターフェイス定義として実施されてもよく、実際のデータベースアクセス方法を実施するエンジンクラスにより満たされるインターフェイス定義として実施されてもよい。
場合によっては、テーブルに記憶されている外部キーは、SQLサーバの同じインスタンスにおける、同じカタログ又は別のカタログの別のテーブルを参照してもよい。いくつかの場合には、完全に異なるDACを参照するキー情報を維持することが必要であってもよい。例えば、ミドルウェアタイプのアプリケーション又は図1のアプリケーションサーバ104のクライアント107fは、複数の機器から、サンプル情報を追跡してもよい。クライアント107fは、サンプルIDを追跡してもよく、このサンプルIDでは、サンプルが試験室機器102a及び102bにより所有される。実際に、この状況では、複数の機器102からのサンプルIDは、ミドルウェア全体で固有であることが保証されなくてもよい。したがって、クライアント107fは、サンプルID及び「所有」機器102の名称又はアドレスの組み合わせキーを使用して、サンプル試験室データの曖昧性を完全に解消する。
環境100の例示的なクライアント−サーバアーキテクチャは、シリアル化スキームを提供し、このシリアル化スキームは、個別のオブジェクト又はオブジェクトの階層ツリー全体が、データベース116内で、ファイルに(又は任意の他のストリームベースのデータシンクで)ストリームされることを可能にする。スキームは、ビルトインデータタイプの単純な名称/値のペアを使用し、これは、ウェブ適合性及びパースの容易性のために、JSONでフォーマット化されている。このフォームで記憶されているデータは、典型的には、クライアント107によりブロックとして使用されることが期待される。言い換えると、試験室データの任意のピース(又はサブツリー)が必要とされるとき、おそらくクライアント107は、ソースデータの他の部分を使用し得る。例えば、試験室機器を構成するように構成されているクライアント又はアプリケーションは、一般に、構成試験室データの全てを同時に使用する。したがって、構成試験室データは、1つ以上のブロックとして記憶され、通常、クライアント107により、データベース116からDAC 206経由でアクセスされる。
ファイルストアは、多くの場合、関連するデータベースストアと共存することが理解されるべきであり、このデータベースストアは、a)データの特定のインスタンスを探索するため、又はb)全ての利用可能なインスタンスについて報告するために使用されるキー情報を、リスト又は集合のいずれかとして含むであろう。この場合、データのマスタコピーは、ファイルストアに配置され、データベース情報は、本質的に、キーデータの性能最適化コピーである。いくつかの有用な特性は、このスキームから外れ、これは、データベース116が常に、ディスクのマスタファイルのフルセットから再構成され得るという事実を含む。加えて、データベース116の最大容量は、データベース性能ではなく、ディスクスペース及び読み取り/書き込み時間により限定される。更に、データベースに全くに影響を与えずに、データバックアップがなされ得る。更に、アプリケーションサーバ104で動作するクライアント107では、基礎媒体の信頼性及び容量は、必要に応じて、ローカルの病院/試験室のITにより調節されてもよく、標準ツールを使用して管理されてもよい。
図4は、ファイルベース及びオブジェクトのフレームワークを使用して、どのようにサンプル試験室データがモデル化され、データベース116iに記憶され得るかを示すデータ構造400のダイアグラムを示す。一般に、サンプル試験室データは、本質的に階層的であり、データツリー内のオブジェクトは互いに関係している。例えば、テスト試験室データは、生体サンプルの結果試験室データと関係している。特定のサンプルで動作している分析器114は、多くの場合、階層のメジャーサブツリーで動作しているであろう。これは、新しいサンプルインスタンスを生成すること、結果ステータスをLISドライバ210に報告すること、又は新しい結果を追加することによりなされる。
また、データベース116iは、数百万とまではいかなくても、数十万の試験室データを含み得る。ファイルをトラバースして開くことにより、データベース116内の特定のサンプルについてクエリすることは、非常に面倒であろう。したがって、データ構造400内で示されるコアデータモデルは、データベース116のディスクにおいて、高速クエリのために使用される高性能データベーステーブルで拡張(augment)されている。しかし、データ構造400内に示される試験室データのうちの特定のデータのみが、高速クエリテーブルに表現されている。例えば、LastRuleRunIndex値、PatientMiddleName値、PatientAddress値、DeferralReason値、及びDeferralStartTimeは、典型的には、クエリ検索内に含まれないので、高速クエリテーブルの外に残される。したがって、高速クエリテーブルのデータ表現を著しく小さくでき、これにより、データベース116のエンジンにおける処理負担を削減できる。
図4のデータ構造400は、試験室データを構造化するための単なる1つの可能性のある方法を示すことが理解されるべきである。他の実施形態では、試験室データは、複数の分離ファイル(例えば、ベースデータ、テスト及び結果、監査情報等)に分割されてもよい。これらの実施形態では、別個のDAC 206が、分離ファイルのそれぞれのクラス又はタイプのために使用され得る。
例示的な試験室データの実施形態
図5〜図7は、どのように試験室機器102の試験室データが、機器コンソール112のDAC経由で、クライアントデバイス106に利用可能となり得るかの例を提供する。図5は、クライアントデバイス106のユーザーが、テストを試験室機器102に命令するダイアグラムを示す。この例では、機器コンソール112は、試験室機器102から論理的に(かつ/又は物理的に)分離されている。他の実施形態では、機器コンソール112は、アプリケーションサーバ104により置き替えられてもよく、又はアプリケーションサーバ104と共に動作してもよい。
図示される例では、クライアントデバイス106は、クライアント107を使用して、機器コンソール112にテストを実施する命令を送る(工程1)。また、クライアントデバイス106のユーザーは、命令に関連するサンプルも試験室機器102に提供する(工程2)。試験室機器102は、この時、機器コンソール112に、サンプルが到着したことを知らせる(工程3)。機器コンソール112は、ステータスをアップデートして、サンプルが試験室機器102内に存在することを示す。また、機器コンソール112は、試験室機器102の分析器114をプログラミングして、所望のテストを行うための命令のパラメータも送る(工程4)。分析器114は、その後、テストをサンプルについて実行し、又は行う(工程5)。
テスト中及び/又はテスト後、試験室機器102は、テストの結果を機器コンソール112に報告する(工程6)。機器コンソール112は、上で議論したファイル構造フレームワーク内の適切なデータベース116に、テスト結果を記憶する。また、例示的な機器コンソール112は、テスト結果が利用可能であるという通知をクライアントデバイス106に送る(工程7)。クライアントデバイス106のユーザーは、その後、クライアント107を使用して、データベース116に記憶されているテストの結果(例えば試験室データ)にアクセスし、テストの結果を閲覧してもよい(工程8)。
図6は、アプリケーションサーバ104が、長期保管及び分析のために、集中データベース105における試験室データを定期的に集約/統合(consolidate)するように構成されている例を示す。試験室機器102は、データを集中データベース105に移動させる前に、試験室データを規定の期間(例えば、30、60、又は90日間)記憶するように構成されていてもよい。この規定の期間の後、アプリケーションサーバ104は、試験室データを試験室機器102から引き出す(工程1)。
この例では、クライアントデバイス106のユーザーは、クライアント107を使用して、特定の試験室データについての要求メッセージ(例えば、過去6カ月の小児科の標本であって、異常に高い特性を有するとしてフラグの付いた標本についての要求)を送信する(工程2)。アプリケーションサーバ104のDACは、集中データベース105に保管されているデータを検索し、規定の基準に適合する試験室データにアクセスする(工程3a)。また、アプリケーションサーバ104のDACは、試験室機器102において、規定の基準に適合する試験室データを検索する(工程3b)。この方法では、アプリケーションサーバ104のDACは、クライアントとして動作して、試験室データを、試験室機器102の機器コンソール112のDACから要求する。この図示される例では、試験室機器102bのみが、要求されたデータを有する。異なるソースからの試験室データをコンパイルした後、例示的なアプリケーションサーバ104は、試験室データをクライアント107がクライアントデバイス106で利用可能にする(工程4)。クライアント107は、その後、ユーザーから入力に基づいて、試験室データについて1つ以上の分析を行ってもよい。
図7は、アプリケーションサーバ104を使用して、診断又は機器試験室データを試験室機器から取得する例を示す。この例では、クライアントデバイス106のユーザーは、クライアント107にアクセスし、又はクライアント107を開き、このクライアント107は、試験室機器102a〜102cで必要とされる用品(supply)を判定するように構成されている(工程1)。クライアント107は、クエリをアプリケーションサーバ104に送信し、試験室機器102により必要とされている用品を要求する(工程2)。アプリケーションサーバ104は、試験室機器102にアクセスするように構成されているDACを使用して、必要とされる用品に関する試験室機器の全てに、非同期ウェブサービスコールを送信又はブロードキャストしてもよい(工程3)。この方法では、アプリケーションサーバ104のDACは、クライアントとして動作して、用品を要求する。
それぞれの試験室機器102a〜102cのそれぞれの機器コンソール112a〜112cのそれぞれの機器DAC 206dは、例えば、それぞれのデータベース116ivにアクセスして、機器又は診断試験室データにアクセスする。例えば、分析器114a〜114cのうちのそれぞれは、流体又は他の用品の化学レベルを検出するセンサを含んでもよい。分析器114のプロセッサは、それぞれのデータベース116ivに、指示を記憶するためのメッセージを送信してもよく、この指示は、どの流体又は他の化学物質が所定の閾値未満であるかに関する。それぞれの機器DAC 206dは、それぞれのデータベース116ivのコンテンツを読み取り、それぞれの分析器114a〜114cにより必要とされる流体又は他の化学物質を判定する。DAC 206dは適宜、メッセージをアプリケーションサーバ104に送信し、このメッセージは、他の必要とされる用品に加えて必要とされる流体又は化学物質の識別(及び/又は量)を含む(工程3)。また、メッセージは、流体又は化学物質を必要とする特定の分析器114を識別してもよい。
例示的なアプリケーションサーバ104は、試験室機器102のうちのそれぞれからの応答をコンパイルする(工程4)。場合によっては、アプリケーションサーバ104(又はクライアント107)は、それぞれの用品を必要とするそれぞれの試験室機器に加えて、必要とされるそれぞれの用品の総量を判定してもよい。アプリケーションサーバ104は、その後、用品試験室データをクライアント107が利用可能にし、このクライアント107は、データをユーザーに表示する(工程5)。ユーザーは、その後、データを使用して、どの用品が必要とされているかを判定し、試験室機器102に適宜補充してもよい(工程6)。
場合によっては、機器コンソール112は、分析器114と共に動作して、例えば、受信される命令に基づいて、用品使用量を予測してもよい。機器コンソール112は、この時、どの用品が、命令を満たすために必要とされるかの指示をデータベース116ivに記憶してもよい。場合によっては、機器DAC 206d又は機器コンソール112の他のコンポーネントは、アプリケーションサーバ104及び/又はクライアントデバイス106へのメッセージを生成してもよく、このメッセージは、どの用品が、命令されたテストを完了し得るために必要とされるかを示す。このようなメッセージは、例えば、図2の規則212により定義される条件下で、試験室機器102から送信される警告又は警報であってもよい。
試験室データ記憶の実施形態
上で議論したように、試験室データは、それぞれの試験室機器102のデータベース116、及び/又は集中データベース105に記憶されてもよい。どこにどのタイプの試験室データが記憶され得るかに関する特定の構成は、図1の統合コンソール環境100を使用するそれぞれのエンタープライズの要望に依存する。図8〜図10は、可能性のあるデータ記憶装置の構成のダイアグラムを示す。
特に、図8は、QC試験室データ及びサンプル試験室データが、試験室機器102のそれぞれのデータベース116i及び116iiiに記憶されている実施形態を示す。例示的な機器コンソール112は、試験室機器102により生成されるデータ(ブロック802)が、QCデータか又はサンプルデータかを判定し、この判定は、例えば、データを生成したテストに関連する識別子を使用してなされる(ブロック804)。例えば、既知又はコントロールのサンプルを使用して実行されるテストは、命令コード又は識別子内に含まれる特定のタイプの識別子に関連し得る。したがって、QC試験室データは、図2のQC DAC206cによりアクセス可能なデータベース116iiiに記憶され(ブロック806)、サンプル試験室データは、サンプルDAC 206aによりアクセス可能なデータベース116iに記憶されている(ブロック808)。この実施形態では、サンプルDAC 206aは定期的に、ある時間後に(例えば、毎週、毎月、隔月、年4回、毎年等)、サンプルデータを集中データベース105にプッシュしてもよい。
図8の図示される例では、クライアントデバイス106のクライアント107は、要求されたサンプルデータをアプリケーションサーバ104に送信する。アプリケーションサーバ104のDAC及び/又はクライアント107/206は、集中データベース105及び/又はサンプルデータベース116iのいずれかから、サンプルデータにアクセスする。例では、アプリケーションサーバ104のDAC 206は、記憶されている試験室データのクエリを行うことにより、データを集中データベース105に配置するように試みてもよい。また、アプリケーションサーバ104のDAC 206は、クエリメッセージを試験室機器102のサンプルDAC 206aにも送信する。要求されたサンプル試験室データの受信後、DAC/クライアント107/206は、データについて分析を行い、生データ又は分析されたデータを、クライアントデバイス106のクライアント107を介して閲覧可能にしてもよい。QC試験室データが要求される例では、アプリケーションサーバ104のDAC/クライアント107/206は、(集中データベース105にアクセスせずに)QC DAC 206cにアクセスすることが理解されるべきである。
図8とは対照的に、図9は、QC試験室データが、QCデータベース116iiiにローカルに記憶されている構成を示し、このQCデータベース116iiiは、試験室機器102のQC DAC 206cによりアクセス可能である。QC DAC 206cの試験室データは定期的に、集中データベース105に移され、又はコピーされる。サンプル試験室データは、サンプルデータベース116iのみに記憶され、このサンプルデータベース116iは、サンプルDAC 206aによりアクセス可能である。この実施形態では、クライアント107からのQCデータについての要求により、アプリケーションサーバ104のDAC/クライアントは、集中データベース105及び/又はデータベース116iiiにおいて、QCデータを検索する。サンプル試験室データについての要求により、アプリケーションサーバ104のDAC/クライアントは、データベース116iのみにおいて、DAC 206a経由で、サンプルデータを検索する。
図10は、サンプル試験室データが、サンプルDAC 206aによりアクセス可能なサンプルデータベース116iに記憶されているのに対し、QC試験室データは集中データベース105に直接送信される実施形態を示す。ここで、試験室機器102の機器コンソール112は、QC DAC、又はQCデータに割り当てられるデータベース116の部分を含まない。この実施形態では、クライアント107からのQCデータについての要求により、アプリケーションサーバ104のDAC/クライアント107/206は、集中データベース105のみを検索する。図9と同様に、サンプル試験室データについての要求により、アプリケーションサーバ104のDAC/クライアントは、データベース116iのみにおいて、DAC 206a経由で、サンプルデータを検索する。
図8〜図10で示された例は、どのように試験室データが図1の統合コンソール環境100で記憶され得るかの単なる例示であることが理解されるべきである。他の例では、アプリケーションサーバ104は、試験室データのみを集中サーバ105に移動させてもよく、これは、複数の試験室機器102の中で、同じ種又は患者から収集されるサンプルから生成されるデータに対応する。あるいは、アプリケーションサーバ104は、クエリ結果のデータ構造のみを、集中データストアに記憶するように構成されていてもよい。クエリ結果は、例えば、試験室機器102のうちのどれが、例えば特定の患者、テスト、命令等に関連するデータを記憶しているかを規定し得る。
本開示の追加の態様
上記の目的のために、下記の説明を限定せずに、本開示の第1の態様では、装置は、患者の生体サンプルについて分析を行うことにより、患者サンプル結果データを生成し、既知の特性を有するコントロール生体サンプルについて分析を行うことにより、品質管理データを生成するように構成されている試験室分析器と、複数の他の患者サンプル結果データの中で、患者サンプル結果データをローカルに記憶するように構成されている試験室機器メモリと、試験室分析器と共に動作するように構成されている試験室プロセッサであって、試験室分析器によって生成されるデータが、患者サンプル結果データであるか、又は品質管理データであるかを判定し、生成されるデータが患者サンプル結果データである場合、患者サンプル結果データを試験室機器メモリに記憶し、生成されるデータが品質管理データである場合、品質管理データを遠隔配置メモリに送信し、生成から所定時間後に、患者サンプル結果データを中央配置永続メモリに送信する、試験室プロセッサと、を含む。
第1の態様と組み合わせて使用され得る本開示の第2の態様によると、試験室プロセッサが、アプリケーションサーバに、品質管理データを生成時に送信し、患者サンプル結果データを、遠隔配置メモリに所定時間記憶した後に送信するように構成されており、アプリケーションサーバが、遠隔配置メモリに通信可能に連結されている。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第3の態様によると、試験室プロセッサが、アプリケーションサーバに、指示メッセージを送信するように構成されており、指示メッセージが、患者サンプル結果データが生成され、ローカルに記憶されたことを示す。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第4の態様によると、試験室プロセッサが、アプリケーションサーバから、患者サンプル結果データの識別を含む指示メッセージ内に含まれる情報のうちの少なくとも一部を含む要求メッセージを受信し、試験室機器メモリにおいて、複数の患者サンプル結果の中で記憶されている患者サンプル結果データを検索し、患者サンプル結果データをアプリケーションサーバに送信するように構成されている。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第5の態様によると、指示メッセージが、患者の識別子、試験室分析器によって行われる分析の識別子、試験室分析器によって行われる分析の時間、分析を行った試験室分析器の識別子、生体サンプルの識別子、及び試験室分析器によって行われる分析の要約のうちの少なくとも1つを含む。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第6の態様によると、試験室プロセッサが、アプリケーションサーバからブロードキャストされる、試験室分析器タイプの識別を含む指示メッセージ内に含まれる情報のうちの少なくとも一部を含む要求メッセージを受信し、試験室分析器が、規定の試験室分析器タイプの試験室機器であるかを判定し、試験室分析器に、ブロードキャストされたメッセージの受信に応答して、コントロール生体サンプルについて分析を行うことにより、品質管理データを生成するよう指示し、生成された品質管理データをアプリケーションサーバに送信するように構成されている。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第7の態様によると、試験室プロセッサが、試験室分析器が利用可能な試験室用品の量、及び試験室用品が消耗されるであろう見積もった時間を判定し、少なくとも1つの試験室用品が、第2の所定時間内に消耗されるであろうかを判定し、必要とされる試験室用品及び試験室用品が消耗されるであろう時間を示す情報を含むメッセージを送信するように構成されている。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第8の態様によると、試験室プロセッサが、試験室分析器に、生体サンプルについて分析を行わせる命令を受信し、試験室分析器が、分析と共にまだ行われていない他の命令された分析を行うために必要とする化学用品の量を判定し、必要とされる化学用品の量が現在の用品よりも多い場合、分析が行われる前に、追加の化学用品を要求するメッセージをアプリケーションサーバに送信するように構成されている。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第9の態様によると、所定時間が30日間である。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第10の態様によると、装置が、患者の第2の生体サンプルについて、第2の異なる分析を行うことにより、第2の患者サンプル結果データを生成するように構成されている第2の試験室分析器を更に備え、試験室機器メモリが、第2の試験室分析器に関連する他の患者サンプル結果データの中で、第2の患者サンプル結果データをローカルに記憶するように構成されている。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第11の態様によると、アプリケーションサーバが、クライントデバイスから、患者サンプル結果データについて、i)患者サンプル結果データに関連する患者の患者識別子と、ii)試験室機器によって、患者サンプル結果データを生成するために行われる試験室テストのテスト識別子と、を含む要求を受信し、患者識別子及びテスト識別子を、中央メモリに記憶されている患者サンプル結果データに関連する患者識別子及びテスト識別子と比較することにより、患者サンプル結果データが、アプリケーションサーバに通信可能に連結されている中央メモリに記憶されているか否かを判定し、患者サンプル結果データが中央メモリに記憶されている場合、患者サンプル結果データを中央メモリから読み取り、患者サンプル結果データをクライアントデバイスに送信し、患者サンプル結果データが中央メモリに記憶されていない場合、アプリケーションサーバに通信可能に連結されている複数の試験室機器のうち、テスト識別子によって規定される試験室テストを行う能力を有する試験室機器を判定し、患者識別子及びテスト識別子を含むクエリメッセージを、判定された試験室機器にブロードキャストして、患者サンプル結果データを要求し、クエリメッセージに応答して、試験室機器のうちの少なくとも1つから、患者サンプル結果データを受信し、患者結果データが表示されるべきクライアントデバイスのインターフェイスを判定し、インターフェイスに基づいて、患者結果データをフォーマットし、患者サンプル結果データをクライアントデバイスに送信するように構成されている。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第12の態様によると、アプリケーションサーバ装置が、指示を記憶するメモリを備え、指示が実行されるとき、アプリケーションサーバ装置が、患者サンプル結果データについて、クライントデバイスから、患者サンプル結果データに関連する患者の識別子を含む要求を受信し、患者サンプル結果データが、アプリケーションサーバに通信可能に連結されている中央メモリに記憶されているか否かを判定し、患者サンプル結果データが中央メモリに記憶されている場合、患者サンプル結果データを中央メモリから読み取り、患者サンプル結果データをクライアントデバイスに送信し、患者サンプル結果データが中央メモリに記憶されていない場合、識別子を含むクエリメッセージを、複数の試験室機器にブロードキャストして、患者サンプル結果データを要求し、クエリメッセージに応答して、試験室機器のうちの少なくとも1つから、患者サンプル結果データを受信し、患者サンプル結果データをクライアントデバイスに送信する。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第13の態様によると、指示により、アプリケーションサーバ装置が、クエリメッセージのブロードキャストに応答して、第2の患者サンプル結果データを、識別子に関連する同じ患者の生体サンプルについて分析を行った1つより多い試験室機器から受信する。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第14の態様によると、識別子が、試験室機器のうちの1つにより行われる分析識別子を含み、指示により、アプリケーションサーバ装置が、クエリメッセージのブロードキャストに応答して、患者サンプル結果データを、分析識別子に対応する分析を行った試験室機器から受信する。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第15の態様によると、指示により、アプリケーションサーバ装置が、患者サンプル結果データが試験室機器により生成されてから所定時間後に、患者サンプル結果データを試験室機器から受信し、患者サンプル結果データを中央メモリに記憶し、中央メモリへのインデックスをアップデートして、中央メモリにおける患者サンプル結果データの記憶を反映する。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第16の態様によると、指示により、アプリケーションサーバ装置が、統計的分析要求をクライアントデバイスから受信し、少なくとも患者サンプル結果データについて行われるべき統計的分析の指示を提供し、患者サンプル結果データについて、統計的分析を行い、統計的分析データを生成し、統計的分析データをクライアントデバイスに送信し、統計的分析データを試験室機器に送信して、試験室機器に含まれるメモリに記憶させる。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第17の態様によると、指示により、アプリケーションサーバ装置が、試験室機器も患者サンプル結果データを記憶している場合、統計的分析データを試験室機器に記憶し、中央メモリが患者サンプル結果データを記憶している場合、統計的分析データを、患者サンプル結果データと共に、中央メモリに記憶する。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第18の態様によると、指示により、アプリケーションサーバ装置が、統計的分析要求をクライアントデバイスから受信し、少なくとも患者サンプル結果データについて行われるべき統計的分析の指示を提供し、患者サンプル結果データについて、統計的分析を行い、統計的分析データを生成し、統計的分析データをクライアントデバイスに送信し、統計的分析データを中央メモリに記憶するのに対し、患者サンプル結果データは別個に試験室機器に記憶されている。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第19の態様によると、指示により、アプリケーションサーバ装置が、中央メモリに記憶されている統計的分析データと、試験室機器に記憶されている患者サンプル結果データとの間のリンクを生成する。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第20の態様によると、指示により、アプリケーションサーバ装置が、品質管理データのために、診断識別子を含む診断要求を監視ワークステーションから受信し、品質管理データが、アプリケーションサーバに通信可能に連結されている中央メモリに記憶されているか否かを判定し、品質管理データが中央メモリに記憶されている場合、識別子に関連する品質管理データを中央メモリから読み取り、品質管理データをクライアントデバイスに送信し、品質管理データが中央メモリに記憶されていない場合、診断識別子を含む診断クエリメッセージを、複数の試験室機器にブロードキャストして、品質管理データを要求し、診断クエリメッセージに応答して、試験室機器のうちの少なくとも1つから、品質管理データを受信し、品質管理データを監視ワークステーションに送信する。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第21の態様によると、指示により、アプリケーションサーバ装置が、試験室機器のうちの少なくとも1つによって行われるべき少なくとも1つの分析のために、命令をクライアントデバイスから受信し、命令を含む診断クエリメッセージを少なくとも1つの試験室機器に送信し、少なくとも1つの試験室機器から、命令を満たすために必要とされる用品を示す応答を受信し、必要とされる用品リストに、応答の情報を、他の命令を満たす複数の試験室機器からの他の応答と共に集約し、必要とされる用品リストが、試験室機器のうち、命令及び他の命令を満たすために、1つ以上の用品を必要とする試験室機器の指示を含み、アプリケーションサーバ装置が、必要とされる用品リストをクライアントデバイスに送信する。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第22の態様によると、試験室機器装置が、患者の生体サンプルについて分析を行うことにより、患者サンプル結果データを生成し、既知の特性を有するコントロール生体サンプルについて分析を行うことにより、品質管理データを生成するように構成されている試験室分析器と、複数の他の患者サンプル結果データの中で、患者サンプル結果データをローカルに記憶するように構成されている第1の試験室機器メモリと、第1の試験室機器メモリへのアクセスを提供するように構成されている、第1のアドレスの第1のデータ・アクセス・コンポーネントと、複数の他の品質管理データの中で、品質管理データをローカルに記憶するように構成されている第2の試験室機器メモリと、第2の試験室機器メモリへのアクセスを提供するように構成されている、第2のアドレスの第2のデータ・アクセス・コンポーネントと、を備える。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第23の態様によると、第1のデータ・アクセス・コンポーネントが、患者サンプル結果データ及び他の患者サンプル結果データをカプセル化するように構成されている第1の動的リンクライブラリと、患者サンプル結果データ及び他の患者サンプル結果データへのアクセスを提供するように構成されている第1のアプリケーション・プログラミング・インターフェイスと、を含み、第2のデータ・アクセス・コンポーネントが、品質管理データ及び他の品質管理データをカプセル化するように構成されている第2の動的リンクライブラリと、品質管理データ及び他の品質管理データへのアクセスを提供するように構成されている第2のアプリケーション・プログラミング・インターフェイスと、を含む。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第24の態様によると、第1のデータ・アクセス・コンポーネントが、クライアントにフレームワークを提供するように構成されており、フレームワークにおいて、クライアントデバイスからの要求メッセージの受信に応答して、患者サンプル結果データ及び他の患者サンプル結果データが記憶されている。
前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る本開示の第25の態様によると、第2のデータ・アクセス・コンポーネントが、クライアントにフレームワークを提供するように構成されており、フレームワークにおいて、クライアントデバイスからの要求メッセージの受信に応答して、品質管理データ及び他の品質管理データが記憶されている。
本開示の第26の態様によると、図1〜図10に関連して図示及び記載されている構造及び機能のいずれも、図1〜図10の他のいずれかに関連して図示及び記載されている構造及び機能のいずれかと、並びに前述の態様のいずれか1つ以上と組み合わせて使用され得る。
結論
本明細書に記載の開示される方法及びプロシージャの全ては、1つ以上のコンピュータプログラム又はコンポーネントを使用して実施され得ることが理解されるであろう。これらのコンポーネントは、一連のコンピュータ指示として、任意のコンピュータ可読媒体に提供されてもよく、このコンピュータ可読媒体としては、RAM、ROM、フラッシュメモリ、磁気若しくは光ディスク、光メモリ、又は他の記憶媒体が挙げられる。指示は、プロセッサにより実行されるように構成されていてもよく、このプロセッサは、一連のコンピュータ指示を実行するとき、開示される方法及びプロシージャの全部又は一部の性能を行い、又は容易にする。
本明細書に記載される例示的な実施形態への様々な変更及び修正が、当業者に明らかであろうことが理解されるべきである。このような変更及び修正は、本主題の趣旨及び範囲を逸脱することなく、また意図される利点を減少させることなく行うことができる。したがって、このような変更及び修正は、添付の特許請求の範囲の対象であることが意図される。
本開示の例示的な実施形態による、統合コンソール環境を示す図であり、この統合コンソール環境は、アプリケーションサーバ経由で一緒に通信可能に連結されている分散した試験室機器(distributed laboratory instrument)を備える。 本開示の例示的な実施形態による、図1の試験室機器の機器コンソールを示すダイアグラムである。 本開示の例示的な実施形態による、図1の統合コンソール環境の分散したクライアント−サーバアーキテクチャ内のデータ・アクセス・コンポーネントのアーキテクチャダイアグラムを、クライアント及びデータベースとの関連で示す図である。 本開示の例示的な実施形態による、どのようにサンプル試験室データがモデル化され、データベースに記憶され得るかを示すデータ構造のダイアグラムを示す図である。 本開示の例示的な実施形態による、どのようにサンプル試験室データがモ デル化され、データベースに記憶され得るかを示すデータ構造のダイアグラムを示す図である。 本開示の例示的な実施形態による、どのようにサンプル試験室データがモ デル化され、データベースに記憶され得るかを示すデータ構造のダイアグラムを示す図である。 本開示の例示的な実施形態による、どのように1つ以上の試験室機器の試験室データが、機器コンソールのデータ・アクセス・コンポーネント経由で、クライアントデバイスに利用可能となり得るかの例を提供する図である。 本開示の例示的な実施形態による、どのように1つ以上の試験室機器の試験室データが、機器コンソールのデータ・アクセス・コンポーネント経由で、クライアントデバイスに利用可能となり得るかの例を提供する図である。 本開示の例示的な実施形態による、どのように1つ以上の試験室機器の試験室データが、機器コンソールのデータ・アクセス・コンポーネント経由で、クライアントデバイスに利用可能となり得るかの例を提供する図である。 本開示の例示的な実施形態による、可能性のあるデータ記憶装置の構成のダイアグラムを示す図である。 本開示の例示的な実施形態による、可能性のあるデータ記憶装置の構成のダイアグラムを示す図である。 本開示の例示的な実施形態による、可能性のあるデータ記憶装置の構成のダイアグラムを示す図である。

Claims (25)

  1. 装置であって、
    患者の生体サンプルについて分析を行うことにより、患者サンプル結果データを生成し、既知の特性を有するコントロール生体サンプルについて分析を行うことにより、品質管理データを生成するように構成されている試験室分析器と、
    複数の他の患者サンプル結果データの中で、前記患者サンプル結果データをローカルに記憶するように構成されている試験室機器メモリと、
    前記試験室分析器と共に動作するように構成されている試験室プロセッサであって、
    前記試験室分析器によって生成されるデータが、前記患者サンプル結果データであるか、又は前記品質管理データであるかを判定し、
    前記生成されるデータが前記患者サンプル結果データである場合、前記患者サンプル結果データを前記試験室機器メモリに記憶し、
    前記生成されるデータが前記品質管理データである場合、前記品質管理データを遠隔配置メモリに送信し、
    生成から所定時間後に、前記患者サンプル結果データを中央配置永続メモリに送信する、試験室プロセッサと、
    を備える、装置。
  2. 前記試験室プロセッサが、アプリケーションサーバに、前記品質管理データを生成時に送信し、前記患者サンプル結果データを、前記遠隔配置メモリに所定時間記憶した後に送信するように構成されており、前記アプリケーションサーバが、前記遠隔配置メモリに通信可能に連結されている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記試験室プロセッサが、前記アプリケーションサーバに、指示メッセージを送信するように構成されており、前記指示メッセージが、前記患者サンプル結果データが生成され、ローカルに記憶されたことを示す、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記試験室プロセッサが、
    前記アプリケーションサーバから、前記患者サンプル結果データの識別を含む前記指示メッセージ内に含まれる情報のうちの少なくとも一部を含む要求メッセージを受信し、
    前記試験室機器メモリにおいて、前記複数の患者サンプル結果の中で記憶されている前記患者サンプル結果データを検索し、
    前記患者サンプル結果データを前記アプリケーションサーバに送信するように構成されている、請求項3に記載の装置。
  5. 前記指示メッセージが、前記患者の識別子、前記試験室分析器によって行われる分析の識別子、前記試験室分析器によって行われる前記分析の時間、前記分析を行った前記試験室分析器の識別子、前記生体サンプルの識別子、及び前記試験室分析器によって行われる前記分析の要約のうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載の装置。
  6. 前記試験室プロセッサが、
    前記アプリケーションサーバからブロードキャストされる、試験室分析器タイプの識別を含む前記指示メッセージ内に含まれる情報のうちの少なくとも一部を含む要求メッセージを受信し、
    前記試験室分析器が、規定の試験室分析器タイプの試験室機器であるかを判定し、
    前記試験室分析器に、前記ブロードキャストされたメッセージの受信に応答して、前記コントロール生体サンプルについて前記分析を行うことにより、前記品質管理データを生成するよう指示し、
    前記生成された品質管理データを前記アプリケーションサーバに送信するように構成されている、請求項3に記載の装置。
  7. 前記試験室プロセッサは、
    前記試験室分析器が利用可能な試験室用品の量、及び試験室用品が消耗されるであろう見積もった時間を判定し、
    少なくとも1つの試験室用品が、第2の所定時間内に消耗されるであろうかを判定し、
    必要とされる前記試験室用品及び前記試験室用品が消耗されるであろう時間を示す情報を含むメッセージを送信するように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記試験室プロセッサが、
    前記試験室分析器に、前記生体サンプルについて前記分析を行わせる命令を受信し、
    前記試験室分析器が、前記分析と共にまだ行われていない他の命令された分析を行うために必要とする化学用品の量を判定し、
    前記必要とされる化学用品の量が現在の用品よりも多い場合、前記分析が行われる前に、追加の化学用品を要求するメッセージを前記アプリケーションサーバに送信するように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記所定時間が30日間である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記患者の第2の生体サンプルについて、第2の異なる分析を行うことにより、第2の患者サンプル結果データを生成するように構成されている第2の試験室分析器を更に備え、
    前記試験室機器メモリが、前記第2の試験室分析器に関連する他の患者サンプル結果データの中で、前記第2の患者サンプル結果データをローカルに記憶するように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  11. アプリケーションサーバであって、
    クライントデバイスから、患者サンプル結果データについて、
    i)前記患者サンプル結果データに関連する患者の患者識別子と、
    ii)試験室機器によって、前記患者サンプル結果データを生成するために行われる試験室テストのテスト識別子と、を含む要求を受信し、
    前記患者識別子及び前記テスト識別子を、中央メモリに記憶されている患者サンプル結果データに関連する患者識別子及びテスト識別子と比較することにより、前記患者サンプル結果データが、前記アプリケーションサーバに通信可能に連結されている前記中央メモリに記憶されているか否かを判定し、
    前記患者サンプル結果データが前記中央メモリに記憶されている場合、前記患者サンプル結果データを前記中央メモリから読み取り、前記患者サンプル結果データを前記クライアントデバイスに送信し、
    前記患者サンプル結果データが前記中央メモリに記憶されていない場合、
    前記アプリケーションサーバに通信可能に連結されている複数の試験室機器のうち、前記テスト識別子によって規定される前記試験室テストを行う能力を有する試験室機器を判定し、
    前記患者識別子及び前記テスト識別子を含むクエリメッセージを、前記判定された試験室機器にブロードキャストして、前記患者サンプル結果データを要求し、
    前記クエリメッセージに応答して、前記試験室機器のうちの少なくとも1つから、前記患者サンプル結果データを受信し、
    前記患者結果データが表示されるべき前記クライアントデバイスのインターフェイスを判定し、
    前記インターフェイスに基づいて、前記患者結果データをフォーマットし、
    前記患者サンプル結果データを前記クライアントデバイスに送信するように構成されている、アプリケーションサーバ。
  12. 指示を記憶するメモリを備えるアプリケーションサーバ装置であって、前記指示が実行されるとき、前記アプリケーションサーバ装置が、
    患者サンプル結果データについて、クライントデバイスから、前記患者サンプル結果データに関連する患者の識別子を含む要求を受信し、
    前記患者サンプル結果データが、前記アプリケーションサーバに通信可能に連結されている中央メモリに記憶されているか否かを判定し、
    前記患者サンプル結果データが前記中央メモリに記憶されている場合、前記患者サンプル結果データを前記中央メモリから読み取り、前記患者サンプル結果データを前記クライアントデバイスに送信し、
    前記患者サンプル結果データが前記中央メモリに記憶されていない場合、
    前記識別子を含むクエリメッセージを、複数の試験室機器にブロードキャストして、前記患者サンプル結果データを要求し、
    前記クエリメッセージに応答して、前記試験室機器のうちの少なくとも1つから、前記患者サンプル結果データを受信し、
    前記患者サンプル結果データを前記クライアントデバイスに送信する、アプリケーションサーバ装置。
  13. 前記指示により、前記アプリケーションサーバ装置が、前記クエリメッセージのブロードキャストに応答して、第2の患者サンプル結果データを、前記識別子に関連する同じ前記患者の生体サンプルについて分析を行った1つより多い試験室機器から受信する、請求項12に記載のアプリケーションサーバ装置。
  14. 前記識別子が、前記試験室機器のうちの1つにより行われる分析識別子を含み、前記指示により、前記アプリケーションサーバ装置が、前記クエリメッセージのブロードキャストに応答して、前記患者サンプル結果データを、前記分析識別子に対応する分析を行った前記試験室機器から受信する、請求項12又は13に記載のアプリケーションサーバ装置。
  15. 前記指示により、前記アプリケーションサーバ装置が、
    前記患者サンプル結果データが前記試験室機器により生成されてから所定時間後に、前記患者サンプル結果データを前記試験室機器から受信し、
    前記患者サンプル結果データを前記中央メモリに記憶し、
    前記中央メモリへのインデックスをアップデートして、前記中央メモリにおける前記患者サンプル結果データの記憶を反映する、請求項12、13、又は14に記載のアプリケーションサーバ装置。
  16. 前記指示により、前記アプリケーションサーバ装置が、
    統計的分析要求を前記クライアントデバイスから受信し、少なくとも前記患者サンプル結果データについて行われるべき統計的分析の指示を提供し、
    前記患者サンプル結果データについて、前記統計的分析を行い、統計的分析データを生成し、
    前記統計的分析データを前記クライアントデバイスに送信し、
    前記統計的分析データを前記試験室機器に送信して、前記試験室機器に含まれるメモリに記憶させる、請求項12〜15のいずれか一項に記載のアプリケーションサーバ装置。
  17. 前記指示により、前記アプリケーションサーバ装置が、
    前記試験室機器も前記患者サンプル結果データを記憶している場合、前記統計的分析データを前記試験室機器に記憶し、
    前記中央メモリが前記患者サンプル結果データを記憶している場合、前記統計的分析データを、前記患者サンプル結果データと共に、前記中央メモリに記憶する、請求項16に記載のアプリケーションサーバ装置。
  18. 前記指示により、前記アプリケーションサーバ装置が、
    統計的分析要求を前記クライアントデバイスから受信し、少なくとも前記患者サンプル結果データについて行われるべき統計的分析の指示を提供し、
    前記患者サンプル結果データについて、前記統計的分析を行い、統計的分析データを生成し、
    前記統計的分析データを前記クライアントデバイスに送信し、
    前記統計的分析データを前記中央メモリに記憶するのに対し、前記患者サンプル結果データは別個に前記試験室機器に記憶されている、請求項12〜17のいずれか一項に記載のアプリケーションサーバ装置。
  19. 前記指示により、前記アプリケーションサーバ装置が、前記中央メモリに記憶されている前記統計的分析データと、前記試験室機器に記憶されている前記患者サンプル結果データとの間のリンクを生成する、請求項18に記載のアプリケーションサーバ装置。
  20. 前記指示により、前記アプリケーションサーバ装置が、
    品質管理データのために、診断識別子を含む診断要求を監視ワークステーションから受信し、
    前記品質管理データが、前記アプリケーションサーバに通信可能に連結されている前記中央メモリに記憶されているか否かを判定し、
    前記品質管理データが前記中央メモリに記憶されている場合、前記識別子に関連する前記品質管理データを前記中央メモリから読み取り、前記品質管理データを前記クライアントデバイスに送信し、
    前記品質管理データが前記中央メモリに記憶されていない場合、
    前記診断識別子を含む診断クエリメッセージを、前記複数の試験室機器にブロードキャストして、前記品質管理データを要求し、
    前記診断クエリメッセージに応答して、前記試験室機器のうちの少なくとも1つから、前記品質管理データを受信し、
    前記品質管理データを前記監視ワークステーションに送信する、請求項12〜19のいずれか一項に記載のアプリケーションサーバ装置。
  21. 前記指示により、前記アプリケーションサーバ装置が、
    前記試験室機器のうちの少なくとも1つによって行われるべき少なくとも1つの分析のために、命令を前記クライアントデバイスから受信し、
    前記命令を含む診断クエリメッセージを前記少なくとも1つの試験室機器に送信し、
    前記少なくとも1つの試験室機器から、前記命令を満たすために必要とされる用品を示す応答を受信し、
    必要とされる用品リストに、前記応答の情報を、他の命令を満たす前記複数の試験室機器からの他の応答と共に集約し、前記必要とされる用品リストが、前記試験室機器のうち、前記命令及び前記他の命令を満たすために、1つ以上の用品を必要とする試験室機器の指示を含み、
    前記必要とされる用品リストを前記クライアントデバイスに送信する、請求項12〜20のいずれか一項に記載のアプリケーションサーバ装置。
  22. 試験室機器装置であって、
    i)患者の生体サンプルについて分析を行うことにより、患者サンプル結果データを生成し、
    ii)既知の特性を有するコントロール生体サンプルについて分析を行うことにより、品質管理データを生成するように構成されている、試験室分析器と、
    複数の他の患者サンプル結果データの中で、前記患者サンプル結果データをローカルに記憶するように構成されている第1の試験室機器メモリと、
    前記第1の試験室機器メモリへのアクセスを提供するように構成されている、第1のアドレスの第1のデータ・アクセス・コンポーネントと、
    複数の他の品質管理データの中で、前記品質管理データをローカルに記憶するように構成されている第2の試験室機器メモリと、
    前記第2の試験室機器メモリへのアクセスを提供するように構成されている、第2のアドレスの第2のデータ・アクセス・コンポーネントと、を備える、試験室機器装置。
  23. 前記第1のデータ・アクセス・コンポーネントが、
    前記患者サンプル結果データ及び前記他の患者サンプル結果データをカプセル化するように構成されている第1の動的リンクライブラリと、
    前記患者サンプル結果データ及び前記他の患者サンプル結果データへのアクセスを提供するように構成されている第1のアプリケーション・プログラミング・インターフェイスと、を含み、
    前記第2のデータ・アクセス・コンポーネントが、
    前記品質管理データ及び前記他の品質管理データをカプセル化するように構成されている第2の動的リンクライブラリと、
    前記品質管理データ及び前記他の品質管理データへのアクセスを提供するように構成されている第2のアプリケーション・プログラミング・インターフェイスと、を含む、
    請求項22に記載の試験室機器装置。
  24. 前記第1のデータ・アクセス・コンポーネントが、クライアントにフレームワークを提供するように構成されており、前記フレームワークにおいて、前記クライアントデバイスからの要求メッセージの受信に応答して、前記患者サンプル結果データ及び前記他の患者サンプル結果データが記憶されている、請求項22又は23に記載の試験室機器装置。
  25. 前記第2のデータ・アクセス・コンポーネントが、クライアントにフレームワークを提供するように構成されており、前記フレームワークにおいて、前記クライアントデバイスからの要求メッセージの受信に応答して、前記品質管理データ及び前記他の品質管理データが記憶されている、請求項22又は23に記載の試験室機器装置。
JP2017512297A 2014-09-03 2015-09-03 診断機器、方法及び装置用の統合コンソール環境 Ceased JP2017528829A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201462045453P 2014-09-03 2014-09-03
US62/045,453 2014-09-03
PCT/US2015/048385 WO2016036968A1 (en) 2014-09-03 2015-09-03 Integrated console environment for diagnostic instruments methods and apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017528829A true JP2017528829A (ja) 2017-09-28
JP2017528829A5 JP2017528829A5 (ja) 2018-10-11

Family

ID=55437737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017512297A Ceased JP2017528829A (ja) 2014-09-03 2015-09-03 診断機器、方法及び装置用の統合コンソール環境

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10886009B2 (ja)
EP (1) EP3189455B1 (ja)
JP (1) JP2017528829A (ja)
KR (1) KR20170072196A (ja)
CN (1) CN107148626B (ja)
WO (1) WO2016036968A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017528829A (ja) 2014-09-03 2017-09-28 ベックマン コールター, インコーポレイテッド 診断機器、方法及び装置用の統合コンソール環境
US10089676B1 (en) * 2014-11-11 2018-10-02 Amazon Technologies, Inc. Graph processing service component in a catalog service platform
ITUB20153453A1 (it) * 2015-09-07 2017-03-07 Inpeco Holding Ltd Sistema integrato per il riconoscimento positivo del paziente, la raccolta automatica, la memorizzazione e la fruizione di dati clinici.
CN106815483A (zh) * 2017-01-19 2017-06-09 深圳市新产业生物医学工程股份有限公司 一种提高控制端与仪器的数据传输的容错性的方法和装置
CN109727648B (zh) * 2017-10-30 2024-03-12 西安理邦科学仪器有限公司 监护数据关联的方法、装置、中央站和存储介质
CN111406292B (zh) * 2017-12-07 2024-04-05 伯克顿迪金森公司 高效执行生物测定的系统和方法
US20200410422A1 (en) * 2017-12-19 2020-12-31 Beckman Coulter, Inc. Laboratory instrument selection and configuration
CN110442406B (zh) * 2018-05-02 2022-08-12 北京京东乾石科技有限公司 分页控件处理数据的方法及分页控件、电子设备
CN108846102B (zh) * 2018-06-20 2022-02-22 聂煌 中储粮质检中心实验室数据管理系统、计算机程序
EP3892999B1 (en) * 2018-12-06 2024-01-10 Hitachi High-Tech Corporation Automatic analysis device
DE102019103078A1 (de) * 2019-02-07 2020-08-13 Labtwin Gmbh Verfahren zur Unterstützung von Arbeitsabläufen in einer Laborumgebung mittels eines Assistenzsystems
WO2021159132A1 (en) * 2020-02-07 2021-08-12 Siemens Healthcare Diagnostics Inc. Performance visualization methods and diagnostic laboratory systems including same

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09145716A (ja) * 1995-11-17 1997-06-06 Hitachi Ltd 検体処理装置
JP2002228667A (ja) * 2001-02-02 2002-08-14 Hitachi Ltd 分析装置で使用される消費財の管理方法および管理装置
JP2002539561A (ja) * 1999-03-15 2002-11-19 ネクスキュラ, インコーポレイテッド 医療情報を患者に提供する自動化観測記録装置システム
JP2007500573A (ja) * 2003-05-14 2007-01-18 カーディアック・ペースメーカーズ・インコーポレーテッド 埋め込み可能な電気的除細動器/細動除去器の候補を識別するシステム
JP2007526799A (ja) * 2004-01-21 2007-09-20 エッダ・テクノロジー・インコーポレイテッド デジタルx線撮影ソフトコピーの読取値のインテリジェントな定性的および定量的分析のための方法およびシステム
JP2007248088A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Hitachi High-Technologies Corp 精度管理システム
JP2007333700A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Olympus Corp 分析装置、分析方法および分析プログラム
JP2010518488A (ja) * 2007-02-02 2010-05-27 ベックマン・コールター・インコーポレーテッド 検査室試験結果を自動検証するシステムおよび方法
US20120214159A1 (en) * 2011-01-11 2012-08-23 George Sean E Systems and methods for obtaining and managing sequencing data
JP2013210937A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Sysmex Corp 分析結果提供システム、検体分析システム、分析結果提供装置、検体分析結果の提供方法、及びコンピュータプログラム
JP2014122889A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 F. Hoffmann-La Roche Ag 複数の動作環境を有する、生体試料を分析するための分析システム

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4315309A (en) * 1979-06-25 1982-02-09 Coli Robert D Integrated medical test data storage and retrieval system
EP1107159B1 (en) * 1999-11-30 2009-04-29 Sysmex Corporation Quality control method and device therefor
JP2001175719A (ja) * 1999-12-15 2001-06-29 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 周辺機器における消耗品の発注方法、周辺機器の消耗品管理システム、印刷装置およびプリントサーバ
US7165221B2 (en) 2000-11-13 2007-01-16 Draeger Medical Systems, Inc. System and method for navigating patient medical information
US7467054B2 (en) 2003-05-02 2008-12-16 Bio-Rad Laboratories, Inc. System and method for integrating the internal and external quality control programs of a laboratory
US20080235055A1 (en) 2003-07-17 2008-09-25 Scott Mattingly Laboratory instrumentation information management and control network
US7860727B2 (en) * 2003-07-17 2010-12-28 Ventana Medical Systems, Inc. Laboratory instrumentation information management and control network
US8069239B2 (en) 2004-07-20 2011-11-29 Beckman Coulter, Inc. Centralized monitor and control system for laboratory instruments
WO2008070688A1 (en) * 2006-12-04 2008-06-12 Commvault Systems, Inc. Systems and methods for creating copies of data, such as archive copies
US8019965B2 (en) * 2007-05-31 2011-09-13 International Business Machines Corporation Data migration
US20110157480A1 (en) 2008-05-07 2011-06-30 Curl Douglas D Integration system for medical instruments with remote control
US11865534B2 (en) * 2008-09-24 2024-01-09 First Light Diagnostics, Inc. Imaging analyzer for testing analytes
US8538727B2 (en) 2009-07-21 2013-09-17 George S. Cembrowski Method and apparatus for calibration and testing of scientific measurement equipment
US20110172550A1 (en) * 2009-07-21 2011-07-14 Michael Scott Martin Uspa: systems and methods for ems device communication interface
WO2011116182A1 (en) 2010-03-19 2011-09-22 Siemens Healthcare Diagnostics Inc. System and method for changeable focus modal windows
CN201716728U (zh) 2010-06-25 2011-01-19 杭州电子科技大学 一种分布式区域医疗影像信息共享装置
EP2633305B1 (en) * 2010-10-29 2023-03-01 Thermo Fisher Scientific OY Automated system for sample preparation and analysis
EP2917729B1 (en) * 2012-11-07 2019-03-13 Beckman Coulter, Inc. Automated sample processing system
US20150331946A1 (en) * 2013-07-25 2015-11-19 Theranos, Inc. Systems and methods for a distributed clinical laboratory
JP2017528829A (ja) 2014-09-03 2017-09-28 ベックマン コールター, インコーポレイテッド 診断機器、方法及び装置用の統合コンソール環境

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09145716A (ja) * 1995-11-17 1997-06-06 Hitachi Ltd 検体処理装置
JP2002539561A (ja) * 1999-03-15 2002-11-19 ネクスキュラ, インコーポレイテッド 医療情報を患者に提供する自動化観測記録装置システム
JP2002228667A (ja) * 2001-02-02 2002-08-14 Hitachi Ltd 分析装置で使用される消費財の管理方法および管理装置
JP2007500573A (ja) * 2003-05-14 2007-01-18 カーディアック・ペースメーカーズ・インコーポレーテッド 埋め込み可能な電気的除細動器/細動除去器の候補を識別するシステム
JP2007526799A (ja) * 2004-01-21 2007-09-20 エッダ・テクノロジー・インコーポレイテッド デジタルx線撮影ソフトコピーの読取値のインテリジェントな定性的および定量的分析のための方法およびシステム
JP2007248088A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Hitachi High-Technologies Corp 精度管理システム
JP2007333700A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Olympus Corp 分析装置、分析方法および分析プログラム
JP2010518488A (ja) * 2007-02-02 2010-05-27 ベックマン・コールター・インコーポレーテッド 検査室試験結果を自動検証するシステムおよび方法
US20120166094A1 (en) * 2007-02-02 2012-06-28 Jason Parkhurst System and method for autoverifying laboratory test results
US20120214159A1 (en) * 2011-01-11 2012-08-23 George Sean E Systems and methods for obtaining and managing sequencing data
JP2013210937A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Sysmex Corp 分析結果提供システム、検体分析システム、分析結果提供装置、検体分析結果の提供方法、及びコンピュータプログラム
JP2014122889A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 F. Hoffmann-La Roche Ag 複数の動作環境を有する、生体試料を分析するための分析システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3189455A4 (en) 2018-05-02
US20160070862A1 (en) 2016-03-10
KR20170072196A (ko) 2017-06-26
CN107148626A (zh) 2017-09-08
CN107148626B (zh) 2021-03-19
WO2016036968A1 (en) 2016-03-10
EP3189455B1 (en) 2020-12-02
US10886009B2 (en) 2021-01-05
EP3189455A1 (en) 2017-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107148626B (zh) 用于诊断仪器的集成控制台环境的方法和装置
US11308161B2 (en) Querying a data source on a network
US8584112B2 (en) Open application lifecycle management framework
US9953099B2 (en) Repackageable virtualized transparent access to heterogeneous data sources
AU2014233672A1 (en) System for metadata management
US20070169016A1 (en) Systems and methods for providing mockup business objects
US7783932B1 (en) Method and apparatus for generating dynamic microcores
US20080065616A1 (en) Metadata integration tool, systems and methods for managing enterprise metadata for the runtime environment
US20130191421A1 (en) Generating views of subsets of nodes of a schema
US20090070743A1 (en) System and method for analyzing software applications
Gousios et al. A platform for software engineering research
CN113010208B (zh) 一种版本信息的生成方法、装置、设备及存储介质
Bhandare et al. Generic log analyzer using Hadoop MapReduce framework
Zhu et al. Integrating Spatial Data Linkage and Analysis Services in a Geoportal for C Hina Urban Research
Kloss et al. Provenance implementation in a scientific simulation environment
Urban et al. Integrated data acquisition, storage, retrieval and processing using the COMPASS DataBase (CDB)
Kowalewski artshop: A continuous integration and quality assessment framework for model-based software artifacts
Loebel-Carpenter et al. SAM and the particle physics data grid
Nakabasami et al. Querying mongodb with linq in a server-side javascript environment
Brandt et al. OVIS 3.2 user’s guide
Bennett et al. Malstone: A benchmark for data intensive computing
Andreeva et al. Experiment Dashboard: the monitoring system for the LHC experiments
Dimonte Centralized Monitoring Infrastructure on Cloud: An Open Source Approach.
Sipos et al. Monitoring of the infrastructure and services used to handle and automatically produce Alignment and Calibration conditions at CMS
Shi et al. A bridge structural health monitoring information system based on GIS and DBMS

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180831

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190701

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190930

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200603

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20201022