JP2017525018A - Nfcのための電子デバイス、システム、および方法 - Google Patents

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Abstract

近距離無線通信(NFC)のための電子デバイスは、外部リーダ/ライタデバイスと通信するように構成されたフロントエンドユニットであって、フロントエンドユニットが確認識別子を記憶するように構成された第1のメモリを含み、確認識別子が1つまたは2つ以上の第1の識別子に一致するように構成されたフロントエンドユニットと、1つまたは2つ以上のアプリケーション、および、1つまたは2つ以上の第1の識別子を記憶するように構成された第2のメモリを含む処理ユニットとを備え、第1の識別子は、1つまたは2つ以上のアプリケーションへ割り当てられる。【選択図】図4

Description

本開示は、近距離無線通信(NFC)のための電子デバイス、システム、および方法に関する。
NFCフォーラムは、NFCの利用を促進するための最も可能性の高いソリューションを開発するための開発、アプリケーション、およびマーケティングの専門知識をその会員組織が共有する非営利業界団体であり、2013年10月25日の「NFCコントローラインタフェース(NCI)」技術仕様バージョン1.1でNFCコントローラのインタフェースを定義しており、NFCコントローラ(NFCC)を設定するため、ならびにNFCコントローラおよびデバイス内の他のエンティティとデータ交換するためのさまざまなメカニズムが記載されている。一方、GlobalPlatformは、セキュアチップ技術に関して複数のアプリケーションの安全で相互利用可能な展開および管理を促進する仕様を特定、開発、発表している別の異業種間非営利団体であり、Trusted Execution Environment(TEE)用のAPIの標準化に取り組んでいる。TEEは、署名されたアプリケーションも実行することができる、より安全な環境を提供する。さらに、GlobalPlatformは、セキュアエレメントのアクセス管理メカニズムを規定することにも取り組んでいる。
NFC機能を提供する多くのAndroid−poweredデバイスは、すでにNFCカードエミュレーションをサポートしている。大抵の場合、カードはデバイス内のセキュアエレメントと呼ばれる別個のチップによってエミュレーションされている。無線キャリアによって提供されている多くのSIMカードにも、セキュアエレメントが含まれている。最新のAndroidプラットフォームは、セキュアエレメントを含まないHost−based Card Emulation(HCE)と呼ばれる追加のカードエミュレーション方法を導入している。これにより、あらゆるAndroidアプリケーションがカードをエミュレーションし、NFCリーダと直接通信することを可能にしている。
通常、NFC機能を有するあらゆる(物理的な)カードは、唯一の識別子(カードIDとも称する)を有している。リーダ/ライタデバイスはこのIDを知るためにアンチコリジョンポーリングコマンドを送信する。後続のリードコマンドまたはライトコマンドは、特定のアプリケーション/カードのアドレスを指定するためにこのIDと共に送信される。最新のAndroidプラットフォームによってサポートされているHCE機能によって、アプリケーションプロセッサ上で実行されているアプリケーションが、NFC機能をもつ非接触カードをエミュレーションすることを可能にしている。ただし、アンチコリジョンは時間制限が厳しく、そのためNFCコントローラ(本明細書ではフロントエンドユニットと称す)によって処理されなければならない。NFCフォーラムは、NFC−F用にアプリケーションプロセッサが0〜16個のアンチコリジョンのデータセット(アプリケーションごとに1セット使用されるため0〜16個のアプリケーション用)を設定することを可能にするメカニズムの仕様を「NFCコントローラインタフェース(NCI)」に規定している。
米国特許出願公開2012/0092137号明細書は、外部のリーダ/ライタデバイスと通信するためにプロセッサおよびフロントエンドユニット(FEU)を含むNFCデバイス(すなわち、NFC通信用の電子デバイス)を開示している。FEUは、第1のメモリによって、第1の数のアプリケーションパラメータのセットを記憶し、各セットは第1および第2の識別子を含んでいる。プロセッサは、第2のメモリによって、アプリケーションおよび第2の数のセットを記憶する。FEUは、外部のデバイスからある第1の識別子を含んだ通信要求を受信する。FEUは、要求を受信したときに、ある第1の識別子が第1のメモリに記憶されているかどうかを確認する。記憶されている場合、ある第1の識別子と同じパラメータセットにある、それぞれの第2の識別子を含んだ応答が外部のデバイスへ送信される。FEUは、要求を受信するごとにプロセッサへ応答(すなわちイベント)を送信する。プロセッサは、応答に基づいてどのパラメータセットが第1のメモリに記憶されているかを管理する。このようにして、この文献ではエンティティ、例えばアプリケーションプロセッサ(本明細書では処理ユニットと称す)が、入ってくる要求に応じてダイナミックにアンチコリジョン設定を更新することを可能にするイベントメカニズムが記載されている。これによって、システムが、NFCコントローラが管理できるよりも多くのアプリケーションを処理することを可能にする。
本明細書で提示される「背景技術」の記載は、開示の背景を大まかに示すことを目的としている。現在記名されている発明者が実施したものは、本背景技術の項目に記載されている範囲において、および出願時点で先行技術と見なされていない記載の態様は、本開示に対する先行技術として明示的にも暗示的にも認められない。
米国特許出願公開2012/0092137号明細書に開示されているデバイス、システムおよび方法をさらに向上させ、かつハードウェアおよび/またはソフトウェアの手間を削減して大量のアプリケーションを処理することを可能にする、NFC用電子デバイス、システムおよび方法を提供することを目的とする。
一態様によれば、
外部のリーダ/ライタデバイスと通信するように構成されたフロントエンドユニットと、
1つまたは2つ以上のアプリケーション、および1つまたは2つ以上の第1の識別子を記憶するように構成された第2のメモリを含み、第1の識別子が1つまたは2つ以上のアプリケーションに割り当てられる処理ユニットと
を備える電子デバイスであって、
フロントエンドユニットは
外部のリーダ/ライタデバイスから通信確立要求を受信し、通信確立要求はある第1の識別子を含み、
ある第1の識別子がフロントエンドユニットに記憶されている確認識別子と一致する場合、またはフロントエンドユニットがすべての通信確立要求に応答を送信するように設定されている場合は、通信確立要求を受信したときに、リーダ/ライタデバイスへ応答を、および処理ユニットへある第1の識別子を送信し、応答は任意のまたは予め定められた第2の識別子を含み、
外部のリーダ/ライタデバイスから通信コマンドを受信し、受信された通信コマンドを処理ユニットへ転送し、
通信コマンドへの応答として処理ユニットから通信応答を受信したかどうかを確認し、受信した場合は、受信された通信応答を外部のリーダ/ライタデバイスへ転送するようにさらに構成された、電子デバイスが提供される。
さらなる態様によれば、
フロントエンドユニットによって、外部のリーダ/ライタデバイスから通信確立要求を受信することであって、通信確立要求が、ある第1の識別子を含むことと、
ある第1の識別子がフロントエンドユニットに記憶されている確認識別子と一致する場合、またはフロントエンドユニットがすべての通信確立要求に応答を送信するように設定されている場合は、通信確立要求を受信したときに、リーダ/ライタデバイスへ応答をし、および処理ユニットへある第1の識別子を送信することであって、応答は任意のまたは予め定められた第2の識別子を含むことと、
外部のリーダ/ライタデバイスから通信コマンドを受信すること、および受信された通信コマンドを処理ユニットへ転送することと、
通信コマンドへの応答として処理ユニットから通信応答を受信したかどうかを確認すること、および、受信した場合は、受信された通信応答を外部のリーダ/ライタデバイスへ転送することと、
を含む方法を提供している。
さらに、一態様によれば、開示された電子デバイスおよび外部のリーダ/ライタデバイスを備えた電子システムを提供している。さらに別の態様によれば、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されたときに、コンピュータに本明細書に開示された方法のステップを実行させるためのプログラム手段を備えるコンピュータプログラムと、プロセッサによって実行されたときに、本明細書で開示された方法を実行させるコンピュータプログラム製品をその中に記憶する非一時的なコンピュータ可読の記録媒体を提供している。
好ましい実施形態が従属請求項に記載されている。開示されたシステム、開示された方法、開示されたコンピュータプログラムおよび開示されたコンピュータ可読記録媒体は、請求項に係る電子デバイスおよび従属請求項に定義のものと類似のおよび/または同一の好ましい実施形態を有している。
既知の電子デバイス、システムおよび方法に反して、開示された電子デバイス、システムおよび方法は、1つのアンチコリジョンデータセットを使用して、処理ユニット上で実行されている任意の数のアプリケーションを取り扱う発想に基づいている。この1つのアンチコリジョンデータセットは、複数の第1の識別子と一致する確認識別子によって表される。したがって、1つの識別子、すなわち確認識別子だけが、フロントエンドユニット(すなわちNFCコントローラ)内に設定され、すべてのアンチコリジョン応答、すなわち通信確立要求に応答して外部のリーダ/ライタデバイスへ送信される応答に使用され、この要求によって外部のリーダ/ライタデバイスは処理ユニットとの通信の確立、すなわち特定のアプリケーションの使用を要求する。あるいは、フロントエンドユニットは、すべてのケースにおいて、確認識別子を記憶および確認する必要なく、アンチコリジョン応答を送信するように設定することができる。アンチコリジョン応答を生成する際に、アンチコリジョン要求に含まれる第1の識別子(例えば、システムコード)は、全く考慮されないかまたは限られた範囲までのみである。ただし、処理ユニットは、要求された第1の識別子を通知される。次に、要求された第1の識別子に基づいて処理ユニットによってアプリケーション選択が行われる。
開示された電子デバイス、システムおよび方法は、このように、通信確立要求に対してより迅速に反応することができ、HCEの機能を使用して一般に可能なように無制限の個数のアプリケーションを処理することができ、アプリケーションパラメータのセットを記憶するために必要なメモリスペースが少なく(またはなくても)済み、既知のNFCデバイス、システムおよび方法で従来必要とされたようなアプリケーションプロセッサのこれらのセットの再設定の必要性を低減する。
処理ユニット(デバイスホストまたはアプリケーションプロセッサと称されることもある)とNFCコントローラは、別個の半導体デバイス/チップとして実現されてもよいということに留意しなければならない。例えば、本明細書でも別個の素子として開示されているように、処理ユニットは電子ホストデバイスとして実現されてもよく、またNFCコントローラはNFCチップとして実現されてもよい。他の実施形態では、デバイスホストとNFCコントローラの両方が共通の半導体デバイス/チップとして実現されてもよい。例えば、デバイスホストおよびNFCコントローラは共通のアプリケーションプロセッサとして実現されてもよく、すなわち従来は処理ユニットだけを実現していた処理ユニットにNFCコントローラが組み込まれてもよい。
前述の段落は、概論の目的で提示されており、以下の請求項の範囲を限定することを意図するものではない。記載された実施形態は、以下の実施するための形態を、添付された図面と合わせて参照することによって、さらなる利点と共に最もよく理解されるであろう。
開示のより完全な理解およびその付随する多くの利点は、添付の図面と関連づけて検討すれば以下の実施するための形態を参照することによってそれがより理解されるように、容易に得られるであろう。
本開示に係る電子デバイスおよびシステムの一実施形態の模式図を示す。 UICC、NFCコントローラおよび外部のリーダ/ライタデバイスの間の従来の通信を説明するフローチャートを示す。 アプリケーションプロセッサ、NFCコントローラおよび外部のリーダ/ライタデバイスの間の従来の通信を説明するフローチャートを示す。 第1の状況における本開示に係るアプリケーションプロセッサ、NFCコントローラおよび外部のリーダ/ライタデバイスの間の通信の一実施形態を説明するフローチャートを示す。 第2の状況における本開示に係るアプリケーションプロセッサ、NFCコントローラおよび外部のリーダ/ライタデバイスの間の通信の一実施形態を説明するフローチャートを示す。 上記第2の状況における本開示に係るアプリケーションプロセッサ、NFCコントローラおよび外部のリーダ/ライタデバイスの間の通信の別の実施形態を説明するフローチャートを示す。 第3の状況における本開示に係るアプリケーションプロセッサ、NFCコントローラおよび外部のリーダ/ライタデバイスの間の通信の一実施形態を説明するフローチャートを示す。 本開示に係る電子デバイスおよびシステムの別の実施形態の模式図を示す。 上記第1の状況における本開示に係る、図8に示すアプリケーションプロセッサ、NFCコントローラおよび外部のリーダ/ライタデバイスの間の通信の一実施形態を説明するフローチャートを示す。
ここで図面を参照すると、類似の参照符号はいくつかの図にわたって同一かまたは同様の部分を示しており、図1は本開示に係る電子デバイス100の、ならびに電子デバイス100および外部のリーダ/ライタデバイス200を備えるNFCシステム1の模式図を示している。電子デバイス100は、外部のリーダ/ライタデバイス200と通信するように構成されたフロントエンドユニット110を備えている。フロントエンドユニット110は、例えば一般に前述の規格「NFCコントローラインタフェース(NCI)」に記載されているNFCコントローラであってもよい。
電子デバイス100は、処理ユニット120をさらに備えている。処理ユニット120は、例えば中央処理装置であってもよい。処理ユニット120は「ホスト」または「アプリケーションプロセッサ」とも称される場合がある。処理ユニット120は任意に1つまたは2つ以上の、例えばクレジットカード番号などの支払サービスに関連するデータなどを記憶する、アプリケーション固有のデータ構造を含んでもよい。処理ユニット120が、例えば加入者識別モジュール(SIM)カードなどの別のストレージ(示されていない)に含まれる1つまたは2つ以上のセキュアエレメントに接続されることも可能である。「処理ユニット」という用語は、必ずしも高い処理能力をもつと限定して理解されてはならない。電子デバイス100の設計に応じて、処理ユニット120は単に小さな処理能力を備えたメモリであってもよい。
電子デバイス100は、フロントエンドユニット110に接続されたNFCインタフェース130をさらに備えている。NFCインタフェース130は、例えば同様にさらなるNFCインタフェース210を含むリーダ/ライタデバイス200へ信号をするための/リーダ/ライタデバイス200から信号を送信するための、アンテナを含んでいる。
従来、フロントエンドユニット110および/または処理ユニット120は、第1の識別子および対応する第2の識別子を記憶するためのメモリを備えている。さらに、処理ユニット120は1つまたは2つ以上のアプリケーションを記憶している。これを、処理ユニット120、フロントエンドユニット110、および外部のリーダ/ライタデバイス200の間の従来の通信を説明するフローチャートを示す図2および図3を参照しつつ、説明する。
図2は、UICC(例えばSIMカードなどの汎用ICカード)120’(処理ユニットの一例として)、NFCコントローラ110’(NFCフロントエンドユニットの一例として)および外部のリーダ/ライタデバイス200の間の従来の通信を説明するフローチャートを示している。NFCコントローラ110’がある第1の識別子(例えばシステムコード)を含む通信確立要求S10(図2ではアンチコリジョン要求と称される)を受信すると、NFCコントローラ110’は、通信確立要求S12をUICC120’へ転送する。UICCは、第1の識別子および対応する第2の識別子(例えばID)を記憶し、第2の識別子を含む対応する応答S14(図2ではアンチコリジョン応答と称される)を送信する。NFCコントローラ110’は、応答S16を外部のリーダ/ライタデバイス200へ転送する。その後、リード/ライトコマンド(本明細書では一般に通信コマンドと称される)S20、S22を外部のリーダ/ライタデバイス200からNFCコントローラ110’を経由してUICC120’へ転送することによって、およびリード/ライト応答(本明細書では一般に通信応答と称される)S24、S26をUICC120’からNFCコントローラ110’を経由して外部のリーダ/ライタデバイス200へ転送することによって通信が開始される。
図3は、アプリケーションプロセッサ120’’(処理ユニットの別の例で、例えばオペレーティングシステムを実行する)、NFCコントローラ110’’および外部のリーダ/ライタデバイス200の間の別の従来の通信を説明するフローチャートを示している。この実施形態では、例えばHCEを使用しているが、NFCコントローラ110’’が、NFCコントローラ110’’の第1のメモリに記憶されたある第1の識別子(例えばシステムコード)を含む通信確立要求S30を受信すると、NFCコントローラ110’’は、直ちにそれぞれの第2の識別子を含む応答S32で、通信確立要求S30に応答することができる。「直ちに」は「できるだけ早く」、「次のタイムスロット内で」または「応答を送信するのに必要な時間で」(応答をしない、処理ユニットによる再設定、次のコマンドで応答するということと比べて)ということを意味してもよい。いくつかの実施形態では、リーダ/ライタデバイス200とNFCコントローラ110’’との間の通信プロトコルは、少なくとも部分的に時間ベース(時分割多重)であってよい。続いて、図2に関して上で説明したように通信が行われる。
通信確立要求S10、S12、S30は「アンチコリジョン要求」とも称されてよく、応答S14、S16、S32は「アンチコリジョン応答」とも称されてよい。さらに、通信確立要求S20は、通信を確立するためのリーダ/ライタデバイスからの最初の要求であってもよく、すなわち、通信が確立されたときに、リーダ/ライタデバイス200と近距離無線通信デバイス100との間で他の要求またはメッセージが交換されていないということに留意する必要がある。アンチコリジョン要求はいつ送信されてもよく、接続を再開するために使用されてもよい。
従来の通信を用いたNFCデバイスおよび方法の一実施形態が米国特許出願公開2012/0092137号明細書に記載されており、引用文として本明細書に組み込まれる。この文献では、エンティティ、例えばアプリケーションプロセッサが、入ってくる要求に応じてダイナミックにアンチコリジョンの設定を更新することができるようにするイベントメカニズムが記載されている。これにより、システムが、NFCコントローラが管理できるよりも多くのアプリケーションを処理することを可能にしている。
上記の従来の通信方法によれば、アンチコリジョン応答を生成するために、NFCコントローラはアプリケーションに関する情報、すなわち第1の識別子(例えばシステムコード)および第2の識別子(例えばID)を必要とする。両方がNFCコントローラ内に設定されなければならない。簡素化したプロセスは以下のとおりである。NFC−Fに従った第1の識別子を表すシステムコードがアンチコリジョン要求に含まれる。このシステムコードがNFCコントローラに設定されているシステムコードと一致する場合、対応するIDを含む応答が返信される。前述のNFCフォーラムのNCI仕様では、NFCコントローラは0から16セットまでのアンチコリジョンデータをサポートすることができると規定されている。しかし、HCEの場合、オペレーティングシステムはさらに多くをサポートできる可能性がある。一般に、NFCチップによってサポートされるアンチコリジョンデータセットの数が増加することは、そのメモリ要求量も増加させるため、NCIソリューションはあまりうまく拡張することができない。本開示による電子デバイス、システムおよび方法はこの問題を解決する。
本開示の一つの発想は、NFCコントローラ(本明細書では一般にフロントエンドユニットと称す)で、第2の識別子と称す1つの(任意のまたは予め定められた)IDのみを設定することであり、それはすべてのアンチコリジョン応答に使用され、またNFCコントローラで記憶されているかまたは生成される。アンチコリジョン応答が生成されるとき、アンチコリジョン要求内のシステムコード(ある第1の識別子と称す)は考慮されないかまたは特定の状況においてかあるいは一定の範囲までのみである)。これは、受信したある第1の識別子をNFCコントローラに記憶されている確認識別子と照合することによってか、または、すべての場合おいて確認識別子を記憶する必要なくアンチコリジョン応答が外部のリーダ/ライタデバイスへ送信されるようにそれを無視することによって、実現される。ただし、アプリケーションプロセッサは要求されたシステムコードについて知らされる。続いて、要求されたシステムコードに基づいてアプリケーションプロセッサ上でアプリケーションの選択が行われる。
図4から図7は、さまざまな状況における本開示(特に図1で示されたような設定のような)に係るアプリケーションプロセッサ120’’’、NFCコントローラ110’’’および外部のリーダ/ライタデバイス200の間の通信の一実施形態を説明するフローチャートを示している。好ましくは、アプリケーションプロセッサ120’’’はHCE(Host−based Card Emulation)を使用し、したがって1つまたは複数(特に複数)のカードをセキュアエレメントを使用せずに「エミュレーション」する。
NFCコントローラ110’’’(または、一般的にはNFCフロントエンドユニット)は、確認識別子を記憶するための第1のメモリ(例えば図1に示す112)を備えている。上記確認識別子は1つまたは2つ以上の(例えばすべての)第1の識別子と一致するように構成されている。アプリケーションプロセッサ120’’’(または、一般的には処理ユニット)は、1つまたは2つ以上のアプリケーション、および1つまたは2つ以上の第1の識別子を記憶するための第2のメモリ(図1に示される122)を備えている。上記第1の識別子は1つまたは2つ以上のアプリケーションに割り当てられる。
ある第1の識別子(例えばシステムコード)は、値(例えば2バイトを含む)が同一である場合に一致するが、ワイルドコードが可能である。図4に示す実施形態では、NFCコントローラ110’’’は、外部のリーダ/ライタデバイス200から通信確立要求S40を受信し、通信確立要求はある第1の識別子、この例ではシステムコード0x12FCを含んでいる。次に、NFCコントローラ110’’’は、通信確立要求が受信されたときに、ある第1の識別子(0x12FC)が確認識別子、この例では0xFFFFに一致するかどうかを確認する(S41)。一致する場合、NFCコントローラ110’’’は、リーダ/ライタデバイス200へ応答S42を送信し、応答は任意のまたは予め定められた第2の識別子(例えば、予め設定されているかまたはランダムなID)を含んでいる。さらに、それはある第1の識別子(ここではシステムコード0x12FC)を処理ユニットへ送信(S44)し、その結果、処理ユニットはある第1の識別子が割り当てられたアプリケーションを開始し得る(S45)。
この例では、確認識別子においてワイルドカードとして0xFFが使用されている。これは、NFCコントローラ110’’’がシステムコード0x12FCを有するデータセットを含んでいる場合、0x12FCが0x12FFにも0xFFFCにも0xFFFFにも一致することを意味している。開示された手法は、アプリケーションプロセッサ120’’’上でHCEに基づく任意の数のアプリケーションをサポートするためにNFCコントローラで1つのエントリを使用する(例えばFeliCa)。システムコード0xFFFFおよび任意の8バイトの値(例えば、プラットフォーム固有かまたはランダムに生成された)であり得るIDを有するアンチコリジョンデータセットを設定することによって、我々は、入ってくるあらゆる要求が一致することを確実にすることができる。
ここで、図4から図7に示されたフローチャートの間の相違点よって説明されるように、さまざまな状況を区別することができる。図4から図6に説明されている第1の状況および第2の状況では、ある第1の識別子は第1のメモリに記憶されている確認識別子と一致していて、例えばある第1の識別子が0x12FC(であるが確認識別子と同一ではなく、つまり0xFFFFではない)で確認識別子が0xFFFFであると仮定している。
図4で第1の状況を説明する。ある第1の識別子(0x12FC)がアプリケーションプロセッサ120’’’の第2のメモリに記憶されている場合、外部のリーダ/ライタデバイス200とアプリケーションプロセッサ120’’’との間の通信が確立され、すなわちリード/ライトコマンドS20、S22が外部のリーダ/ライタデバイス200からNFCコントローラ110’’’を経由してアプリケーションプロセッサ120’’’へ転送され、応答S24、S26がアプリケーションプロセッサ120’’’からNFCコントローラ110’’’を経由して外部のリーダ/ライタデバイス200へ転送され、それによってアプリケーションプロセッサ120’’’(およびその上で実行されているアプリケーション)がコマンドを処理する(S23)。
このように、この状況によれば、アンチコリジョン要求を受信した後、どのシステムコードが要求されているかを示すイベントがアプリケーションプロセッサへ送信される。前述のNCI仕様によれば、このことはRFインタフェースをアクティブにするための存在通知(RF_INTF_ACTIVATED_NTF)の一環として行われ得る。当該のシステムコードに対して登録されたアプリケーションがある場合、そのアプリケーションが開始され(または、Androidにおいてのように、アプリケーションはHCEで使用されるすでに実行中のサービスを有している可能性がある)、それが後続のコマンドを処理することができる。
図5および図6で第2の状況を説明する。ある第1の識別子(0x12FF)がアプリケーションプロセッサ120’’’の第2のメモリに記憶されていない場合(S46)でも、NFCコントローラ110’’’は、なお外部のリーダ/ライタデバイス200から受信したリード/ライトコマンドS20をアプリケーションプロセッサ120’’’へ送信する(S22)。ただし、アプリケーションプロセッサ120’’’は、いかなるアプリケーションも開始することはできないため、受信したリード/ライトコマンドに対して応答を送信しない。その結果、リード/ライトコマンドS20に応答してNFCコントローラ110’’’から外部のリーダ/ライタデバイス200へ応答は送信されない。したがって、当該のシステムコードに対して登録されたアプリケーションがない場合、アプリケーションは開始されずタイムアウトが発生し、すなわち外部のリーダ/ライタデバイス200とアプリケーションプロセッサ120’’’との間の通信は完全には確立されない。
別の実施形態では、図6に示すように、ある第1の識別子がその第2のメモリに記憶されていない場合、否定の情報通知S48をNFCコントローラへ送信することによって、アプリケーションプロセッサ120’’’はNFCコントローラ110’’’へ積極的に通知する。その結果、NFCコントローラ110’’’は、すでにこの段階で通信確立プロセスが停止されるように、受信したリード/ライトコマンドS20をアプリケーションプロセッサ120’’’へ転送しない。
さらに、または別法として、ある第1の識別子がその第2のメモリに記憶されている場合、肯定の情報通知をNFCコントローラへ送信することによって、アプリケーションプロセッサ120’’’は、NFCコントローラ110’’’へ積極的に通知し、その結果図4に示すようにNFCコントローラはリード/ライトコマンドおよび応答の処理を継続する。
このように、図4から図6を使用して上で説明したように、ある第1の識別子がアプリケーションプロセッサ120’’’に記憶されているか否かという情報が、さまざまな形で(明示的または暗示的に)NFCコントローラ110’’’へ提供され得る。
図7で第3の状況を説明する。この状況では、ある第1の識別子が特殊な識別子で、例えば確認識別子0xFFFFと同一であると仮定されている。このある第1の識別子も確認識別子と一致し、アプリケーションプロセッサ120’’’へイベントも送信される。ただし、異なるのは、アプリケーションプロセッサ120’’’(特に、オペレーティングシステム)がどのアプリケーションを開始すべきかに関してリーダ/ライタデバイス200からいかなる情報も得ていないということである。したがって、アプリケーションプロセッサ120’’’は、デフォルトのアプリケーション(それが設定されていた場合)を開始する(S50)、および/または、ユーザに使用すべき1つのアプリケーションを選択することを求める(明示的には示されていないが、例えばステップS50の一部として)ことができる。この後者の手法は、例えばアプリケーションが開始された後に、アプリケーションがリーダ/ライタデバイス200からコマンドを受信できるようにするためにリーダ/ライタデバイス200への2回目のタッチを行うことをユーザに求めてもよい(ユーザがアプリケーションを選択する間にリーダ/ライタデバイス200がタイムアウトするため)。
したがって、入ってくる要求が常に(または選択された/ほとんどの状況で)一致することを確実にするデータセットを設定すること、およびそれをイベントメカニズム、例えば米国特許出願公開2012/0092137号明細書に記載のイベントメカニズムと組み合わせることによって、NFCコントローラ内の1つのエントリがHCEに基づいて任意の数のアプリケーションをサポートすることができる。
図8および図9に本開示に係るデバイス100a、システム1aおよび方法のさらに別の実施形態を示す。システム1aのこの実施形態では、NFCフロントエンドユニット110aは、第1のメモリ(図1の112)を備えていないか、または少なくとも上で説明した確認識別子のストレージを必要としない。代わりに、フロントエンドユニット110aは、外部のリーダ/ライタデバイス200から受信したアンチコリジョン要求に常に応答するように設定されている。したがって、(図4から図7に示すように)ステップS41の受信したある第1の識別子が確認識別子と一致するかどうかを確認することに代わって、フロントエンドユニット110aが、受信したアンチコリジョン要求に対して常に応答を生成する別のステップS52が提供される。これにより、確認識別子を記憶し、受信した第1の識別子を確認識別子と照合する必要性がなくなり、すなわち貴重なストレージスペースおよび取扱い時間を節約する。この違い以外、後続の処理は全般に上で説明したのと同じ方法で行われる。
一般に、電子デバイス100は大量のアプリケーションを提供し得る。一実施形態では、第1の識別子および第2の識別子はアプリケーション識別子であってもよい。言い換えれば、第1の識別子および第2の識別子は、アプリケーションを識別するために使用してもよい。ただし、これは強制ではない。第1の識別子および第2の識別子は、複数のアプリケーションをホスト可能なシステムなどの他のエンティティを識別できる可能性がある。アプリケーションの例は、支払、公共交通機関の発券、イベントチケット、ロイヤリティプログラム、クーポン、例えば、名刺、ウェブアドレス、ネットワーク構成データ(例えばWi−Fiネットワークについての)、画像などの、データ交換などである。
さらなる実施形態では、電子デバイスはFeliCa(商標)サービスを可能にする電子デバイスであってもよく、すなわち電子デバイスはFeliCaカードをエミュレーションすることになる。この場合、第1の識別子はシステムコードとも称され、第2の識別子はカード番号(IDm)と称される。システムコードはカード上のメモリを管理する責任のある権限を識別する。権限の一例は、例えば東日本旅客鉄道(JR東日本)による輸送券の「SuiCa」(商標)である。言い換えると、第1の識別子が、第2のメモリ内のデータ構造を管理する責任のある権限を識別する。権限はそれぞれのメモリ領域の暗号化キーを所有してもよい。
ISO/IEC14443で規定されるType Bは、第1の識別子の別の実施例である概念を含んでいることにも留意する必要がある。Type Bは「アプリケーションファミリ識別子」(AFI)の概念を有している。さまざまなアプリケーションファミリ(例えば、公共運賃の支払)用に定められた値がある。リーダ/ライタは、特定のAFIを「検索」することができ、アンチコリジョンの際にカードはそれぞれのAFIをリーダ/ライタへ告げる。
さらなる実施形態では、第2の識別子は、電子デバイス100がエミュレーションするカードの番号であってもよい。カード番号は、少なくとも1つの通信セッションの間唯一であってよい。あるいは、カード番号がそのカードの存続期間の間唯一であるということも可能である。この番号はカードの「アドレス」である。したがって、そのアドレスは、通信確立要求への応答に含まれ、フィールド内のカードのアドレスを指定するためにリーダ/ライタデバイスによって最初の通信で使用されることになる(次に続く各コマンドは、通常、第1のパラメータの1つとしてこうしたアドレスを含むことになる)。そうでなければ、リーダ/ライタデバイスは、特定のカード(カードをエミュレーションしている電子デバイス100)へコマンドを送信することができないことになり、フィールド内のすべてのカード(例えば、他の電子デバイス)がコマンドに返答することになる。したがって、この番号(第2の識別子)は、アプリケーションと関連しているのではなく、リーダ/ライタカードの通信で使用される汎用的な手段と関連している(複数のIPベースのアプリケーションのIPアドレスと類似している)。カード番号が、少なくとも1つの通信セッションの間唯一である場合、このことにより通信の間、カードおよび/またはアプリケーションを唯一にアドレス指定することを可能にし、NFCフィールドの範囲内の他のカードがアドレス指定されることを回避することができる。
このように、前述の考察は、本開示の単に例示的な実施形態を開示して記載しているにすぎない。当業者であれば分かるように、本開示は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施され得る。よって、本開示による開示は、例示を意図するものであり、開示および他の請求項の範囲を限定するものではない。開示は、本明細書の教示の容易に認識できるあらゆる変形を含んで、発明の主題事項が公に公開されないように、一部、前述の請求項中の用語の範囲を規定している。
請求項において、「comprising」とうい単語は、他の要素またはステップを除外するものではなく、また不定冠詞「a」または「an」は複数存在することを除外するものではない。1つの要素または他のユニットが、請求項に列挙されているいくつかの項目の機能を果たしてもよい。単に、ある手段が互いに異なった従属請求項に列挙されているという事実だけでは、これらの手段の組合せが有利に使用され得ないということを示すものではない。
開示の実施形態が、少なくとも一部、ソフトウェア制御のデータ処理装置によって実現されていると記載されている限り、光ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなど、このようなソフトウェアを担持している非一時的な機械可読の記録媒体も、本開示の一実施形態を表すことが理解されるであろう。さらに、このようなソフトウェアは、インターネットまたは他の有線もしくは無線の電気通信システムを介してなど、他の形式で配布されてもよい。
開示されたデバイス、装置およびシステムの要素は、例えば専有回路など、対応するハードウェアおよび/またはソフトウェア要素で実現されてもよい。回路は、従来の回路素子である、特定用途向け集積回路、標準的な集積回路、特定用途向け標準製品、およびフィールド プログラマブル ゲート アレイを含む集積回路を含む電子部品の構造的集まりである。さらに、回路は、ソフトウェアコードに従ってプログラムまたは設定される中央処理装置、グラフィックス処理ユニット、およびマイクロプロセッサを含んでいる。回路は上記のハードウェア実行ソフトウェアは含んでいるが、回路は純粋なソフトウェアは含んでいない。
開示された主題のさらなる実施形態のリストである:

1.
近距離無線通信NFCのための電子デバイスであって、前記電子デバイスは、
外部のリーダ/ライタデバイスと通信するように構成されたフロントエンドユニットと、
1つまたは2つ以上のアプリケーション、および、1つまたは2つ以上の第1の識別子を記憶するように構成された第2のメモリを含む処理ユニットであって、第1の識別子は、1つまたは2つ以上のアプリケーションに割り当てられる処理ユニットと、
を備え、
前記フロントエンドユニットは、
前記外部のリーダ/ライタデバイスから通信確立要求を受信し、前記通信確立要求は、ある第1の識別子を含み、
前記ある第1の識別子が前記フロントエンドユニットに記憶された確認識別子と一致する場合、または、前記フロントエンドユニットがすべての通信確立要求に対して応答を送信するように設定されている場合には、通信確立要求を受信したときに、前記リーダ/ライタデバイスへ応答をおよび前記処理ユニットへ前記ある第1の識別子を、送信し、前記応答は、任意のまたは予め定められた第2の識別子を含み、
前記外部のリーダ/ライタデバイスから通信コマンドを受信して、前記通信コマンドを前記処理ユニットへ転送し、
通信コマンドに応答して前記処理ユニットから通信応答が受信されたかを確認し、受信された場合は前記通信応答を前記外部のリーダ/ライタデバイスへ転送するようにさらに構成される、電子デバイス。
2.
前記処理ユニットは、前記ある第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されているかどうかを確認するように構成される、実施形態1に記載の電子デバイス。
3.
前記処理ユニットは、前記ある第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されている場合には、前記フロントエンドユニットから受信した通信コマンドに応答し、前記第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されていない場合には、前記フロントエンドユニットから受信した通信コマンドに応答しないように構成される、実施形態2に記載の電子デバイス。
4.
前記処理ユニットは、前記ある第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されていない場合には、前記ある第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されていないことを前記フロントエンドユニットに知らせるため、前記フロントエンドユニットへ否定の情報通知を送信するように構成される、実施形態2に記載の電子デバイス。
5.
前記フロントエンドユニットは、前記処理ユニットから否定の情報通知を受信していない場合にのみ、前記外部のリーダ/ライタデバイスから受信した通信コマンドを前記処理ユニットへ転送するように構成される、実施形態4に記載の電子デバイス。
6.
前記処理ユニットは、前記ある第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されている場合には、前記ある第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されていることを前記フロントエンドユニットに知らせるため、前記フロントエンドユニットへ肯定の情報通知を送信するように構成される、実施形態2に記載の電子デバイス。
7.
前記処理ユニットは、受信したある前記第1の識別子がアプリケーションへ割り当てられない場合または1つ以上のアプリケーションに割り当てられる場合には、デフォルトのアプリケーションを開始するように、または、前記電子デバイスのユーザに対して、開始すべきアプリケーションを選択するあるいは指示する要求を発行するように、構成される、実施形態1に記載の電子デバイス。
8.
前記確認識別子は、1つまたは2つ以上のワイルドカードを含む、実施形態1に記載の電子デバイス。
9.
前記確認識別子は、1つまたは2つ以上のワイルドカードを含むシステムコードである、実施形態1に記載の電子デバイス。
10.
前記ある第1の識別子は、前記電子デバイスのアプリケーションを識別するためのアプリケーション識別子、または、システムコードである、実施形態1に記載の電子デバイス。
11.
前記ある第1の識別子は、ISO/IEC14443規格に準拠したアプリケーションファミリ識別子である、実施形態1に記載の電子デバイス。
12.
前記第2のメモリは、セキュアエレメントに含まれる、実施形態1に記載の電子デバイス。
13.
前記フロントエンドユニットは、異なった外部のリーダ/ライタデバイスを区別するために、前記外部のリーダ/ライタデバイスから受信した通信コマンドに含まれる前記第2の識別子を確認するように構成される、実施形態1に記載の電子デバイス。
14.
前記フロントエンドユニットは、確認識別子を記憶するように構成された第1のメモリを含み、前記確認識別子は、1つまたは2つ以上の第1の識別子と一致するように構成される、実施形態1に記載の電子デバイス。
15.
近距離無線通信NFCのための方法であって、前記方法は、
フロントエンドユニットによって、外部のリーダ/ライタデバイスから通信確立要求を受信することであって、前記通信確立要求は、ある第1の識別子を含むことと、
前記ある第1の識別子が前記フロントエンドユニットに記憶されている確認識別子と一致する場合、または、前記フロントエンドユニットがすべての通信確立要求に対して応答を送信するように設定されている場合には、通信確立要求を受信したときに、前記リーダ/ライタデバイスへ応答をし、および、処理ユニットへ前記ある第1の識別子を送信することであって、前記応答は、任意のまたは予め定められた第2の識別子を含むことと、
前記外部のリーダ/ライタデバイスから通信コマンドを受信し、前記通信コマンドを前記処理ユニットへ転送することと、
通信コマンドに応答して前記処理ユニットから通信応答が受信されたかどうかを確認し、受信されている場合には、前記通信応答を前記外部のリーダ/ライタデバイスへ転送することと、
を含む、方法。
16.
プロセッサによって実行されたときに請求項15に記載の方法が実行されるコンピュータプログラム製品をその中に記憶する非一時的なコンピュータ可読の記録媒体。
17.
近距離無線通信NFCのための電子システムであって、前記電子システムは、
外部のリーダ/ライタデバイスと、
前記外部のリーダ/ライタデバイスと通信するように構成された請求項1に記載の電子デバイスと、
を備える、電子システム。
18.
コンピュータによって実行されたときに、コンピュータに実施形態15に記載のステップを実行させるプログラムコードを含む、コンピュータプログラム。

Claims (17)

  1. 近距離無線通信NFCのための電子デバイスであって、前記電子デバイスは、
    外部のリーダ/ライタデバイスと通信するように構成されたフロントエンドユニットと、
    1つまたは2つ以上のアプリケーション、および、1つまたは2つ以上の第1の識別子を記憶するように構成された第2のメモリを含む処理ユニットであって、第1の識別子は、1つまたは2つ以上のアプリケーションに割り当てられる処理ユニットと、
    を備え、
    前記フロントエンドユニットは、
    前記外部のリーダ/ライタデバイスから通信確立要求を受信し、前記通信確立要求は、ある第1の識別子を含み、
    前記ある第1の識別子が前記フロントエンドユニットに記憶された確認識別子と一致する場合、または、前記フロントエンドユニットがすべての通信確立要求に対して応答を送信するように設定されている場合には、通信確立要求を受信したときに、前記リーダ/ライタデバイスへ応答をおよび前記処理ユニットへ前記ある第1の識別子を、送信し、前記応答は、任意のまたは予め定められた第2の識別子を含み、
    前記外部のリーダ/ライタデバイスから通信コマンドを受信して、前記通信コマンドを前記処理ユニットへ転送し、
    通信コマンドに応答して前記処理ユニットから通信応答が受信されたかを確認し、受信された場合は前記通信応答を前記外部のリーダ/ライタデバイスへ転送するようにさらに構成される、電子デバイス。
  2. 前記処理ユニットは、前記ある第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されているかどうかを確認するように構成される、請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記処理ユニットは、前記ある第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されている場合には、前記フロントエンドユニットから受信した通信コマンドに応答し、前記第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されていない場合には、前記フロントエンドユニットから受信した通信コマンドに応答しないように構成される、請求項2に記載の電子デバイス。
  4. 前記処理ユニットは、前記ある第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されていない場合には、前記ある第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されていないことを前記フロントエンドユニットに知らせるため、前記フロントエンドユニットへ否定の情報通知を送信するように構成される、請求項2に記載の電子デバイス。
  5. 前記フロントエンドユニットは、前記処理ユニットから否定の情報通知を受信していない場合にのみ、前記外部のリーダ/ライタデバイスから受信した通信コマンドを前記処理ユニットへ転送するように構成される、請求項4に記載の電子デバイス。
  6. 前記処理ユニットは、前記ある第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されている場合には、前記ある第1の識別子が前記第2のメモリに記憶されていることを前記フロントエンドユニットに知らせるため、前記フロントエンドユニットへ肯定の情報通知を送信するように構成される、請求項2に記載の電子デバイス。
  7. 前記処理ユニットは、受信したある前記第1の識別子がアプリケーションへ割り当てられない場合または1つ以上のアプリケーションに割り当てられる場合には、デフォルトのアプリケーションを開始するように、または、前記電子デバイスのユーザに対して、開始すべきアプリケーションを選択するあるいは指示する要求を発行するように、構成される、請求項1に記載の電子デバイス。
  8. 前記確認識別子は、1つまたは2つ以上のワイルドカードを含む、請求項1に記載の電子デバイス。
  9. 前記確認識別子は、1つまたは2つ以上のワイルドカードを含むシステムコードである、請求項1に記載の電子デバイス。
  10. 前記ある第1の識別子は、前記電子デバイスのアプリケーションを識別するためのアプリケーション識別子、または、システムコードである、請求項1に記載の電子デバイス。
  11. 前記ある第1の識別子は、ISO/IEC14443規格に準拠したアプリケーションファミリ識別子である、請求項1に記載の電子デバイス。
  12. 前記第2のメモリは、セキュアエレメントに含まれる、請求項1に記載の電子デバイス。
  13. 前記フロントエンドユニットは、異なった外部のリーダ/ライタデバイスを区別するために、前記外部のリーダ/ライタデバイスから受信した通信コマンドに含まれる前記第2の識別子を確認するように構成される、請求項1に記載の電子デバイス。
  14. 前記フロントエンドユニットは、確認識別子を記憶するように構成された第1のメモリを含み、前記確認識別子は、1つまたは2つ以上の第1の識別子と一致するように構成される、請求項1に記載の電子デバイス。
  15. 近距離無線通信NFCのための方法であって、前記方法は、
    フロントエンドユニットによって、外部のリーダ/ライタデバイスから通信確立要求を受信することであって、前記通信確立要求は、ある第1の識別子を含むことと、
    前記ある第1の識別子が前記フロントエンドユニットに記憶されている確認識別子と一致する場合、または、前記フロントエンドユニットがすべての通信確立要求に対して応答を送信するように設定されている場合には、通信確立要求を受信したときに、前記リーダ/ライタデバイスへ応答をし、および、処理ユニットへ前記ある第1の識別子を送信することであって、前記応答は、任意のまたは予め定められた第2の識別子を含むことと、
    前記外部のリーダ/ライタデバイスから通信コマンドを受信し、前記通信コマンドを前記処理ユニットへ転送することと、
    通信コマンドに応答して前記処理ユニットから通信応答が受信されたかどうかを確認し、受信されている場合には、前記通信応答を前記外部のリーダ/ライタデバイスへ転送することと、
    を含む、方法。
  16. プロセッサによって実行されたときに請求項15に記載の方法が実行されるコンピュータプログラム製品をその中に記憶する非一時的なコンピュータ可読の記録媒体。
  17. 近距離無線通信NFCのための電子システムであって、前記電子システムは、
    外部のリーダ/ライタデバイスと、
    前記外部のリーダ/ライタデバイスと通信するように構成された請求項1に記載の電子デバイスと、
    を備える、電子システム。
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