JP2017521632A - 逆排気プレナムモジュール - Google Patents

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Abstract

逆排気プレナムモジュールは、周囲風状況により生じる気流制約、特に排気口に衝突する逆風を緩和しつつ、構内からの空気を周囲環境へ排出する。プレナムモジュールは、構内の2つの別個の屋根要素の別個の縁から下向きに延びる壁要素を含み、壁要素間に上部が開いたプレナムを形成する。壁要素内の排気口は、構内からの空気をプレナムへ排出し、プレナムの上部を介して周囲環境へ流れ込ませる。屋根要素の下に伸びるプレナムへ空気を排出することにより、排気口は、本来は排気口に衝突し得る周囲風から、少なくとも部分的に隠される。プレナムの上部における気圧を下げることにより排気流を引き起こすために、羽要素が設置されることも可能である。プレナムモジュールは、機構に連結される別個のモジュールであることも可能である。【選択図】図2

Description

電子部品は使用時に、廃熱エネルギーを生成する。当熱エネルギーは、部品の過熱と、それに続く機能不全の可能性を軽減するために、取り除かれる必要がある。コンピュータシステムは通常、プリント回路基板、大容量記憶装置、電源、及びプロセッサを非限定的に含む多数のこのような部品、すなわち廃熱源を備える。例えば、1つのパーソナルコンピュータシステムは100ワットから150ワットの廃熱を生成し、多重プロセッサを有する一部のより大きいコンピュータは250ワットの廃熱を生成し得る。一部の既知のコンピュータシステムは、ラック取り付け部品に構成され、そしてラックコンピューティングシステム内に配置される、複数のこのようなより大きな多重プロセッサコンピュータを備える。一部の既知のラックコンピューティングシステムは、40個のこのようなラック取り付け部品を備え、従ってこのようなラックコンピューティングシステムは、10キロワット程の廃熱を生成する。さらに一部の既知のデータセンタは、複数のこのようなコンピューティングシステムを備える。
廃熱源を有する様々な機構は多くの場合、機構のある部分からの廃熱除去を簡易化するように構成された方法及び装置を含む。廃熱源が配置される構内を有する機構の場合、方法と装置は、廃熱源、構内、またはこれらのある組み合わせからの廃熱除去を簡易化するように、構成され得る。例えばデータセンタは、複数のラックコンピューティングシステムからの廃熱除去を簡易化するように構成され得る方法及び装置を含み得る。
一部の廃熱除去システムは、廃熱をデータセンタの外部の環境に運ぶのに使用される空気の流れ(「排気」)まで廃熱を移動することにより、データセンタから廃熱を除去する。このような環境には、周囲環境も含まれ得る。
廃熱除去システムは多くの場合、可動部品を使用してデータセンタからの廃熱除去を簡易化する機構システムを使用する。例えば一部のデータセンタにおける一部の廃熱除去システムは、送風器、ファン等を含む空気移動デバイスを利用して、排気を含む1つまたは複数の空気の流れを誘発し、データセンタから廃熱を運び出し得る。このようなシステムは通常電力を消費し、それ自体も廃熱を生成し得るため、データセンタから除去されるべき廃熱量はさらに増加し、かつより大きな廃熱負荷を処理するように機構システムを拡張する必要がある。一部の廃熱除去システムは、データセンタから廃熱を除去するのに空気移動デバイスを使用せず、データセンタ構内から周囲環境に向かう気圧勾配を使用して、データセンタから出て周囲環境へ流れ込む排気流を引き起こし得る。
所定の場所であっても、周囲環境の環境条件は、不均一であり、最小限の警報状態で変動し得る。周囲環境の環境品質は、季節の変化で起こり得る温度と湿度の著しい変化に加えて、無数の外部要因により変わり得る。このような環境条件の変動により、廃熱源を有する構内から周囲環境へ廃熱を取り除く際の課題が生じ得る。例えば、雨、雪、氷、雹等を含む降水、煙、スモッグ、煤塵、並びに産業及び/または農業活動の大気中副産物は全て、廃熱を運ぶ空気の貯蔵としての外気の有用性に影響し、さらに、通常廃熱を周囲環境へ放出するために使用される通路を通ってデータセンタへ入り、データセンタ内の様々なシステムを汚染または損傷し得る。
いくつかの事例において、周囲環境の環境条件が原因で、データセンタ構内から排気を放出するために利用可能な排気口の表面領域が縮小されることで、データセンタからの排気流は少なくとも部分的に制限され得る。例えば、周囲環境における周囲逆風を含む周囲気流は、構内から排気を放出するのに使用される1つまたは複数の排気口に衝突し得る。
いくつかの事例において、データセンタ内の廃熱除去システムが空気移動デバイスにより周囲環境への排気流を引き起こす場合、空気移動デバイスに供給される所定の電力量に対して、衝突逆風により減弱した排気流が生じ得るため、逆風の衝突を受ける排気口は排気放出にあまり好適ではなくなる。衝突逆風に打ち勝つために、空気移動デバイスに対し追加電力を供給可能であるが、このような追加電力の使用は、資源の無駄遣いとみなされ得る。
いくつかの事例において、データセンタ内の廃熱除去システムが受動排気システムを備え、排気口を通って周囲環境へ向かう気圧勾配により排気口から周囲環境へ排気が放出される場合、衝突逆風により気圧勾配は排除または反転され得るため、逆風の衝突を受ける排気口の表面領域は排気を放出するために利用できなくなる。
その結果、データセンタから排気を放出することでデータセンタから廃熱を除去する廃熱除去システムの能力は、1つまたは複数の排気口のうちの少なくとも一部に衝突する逆風により、少なくとも部分的に制限され得る。このような制限は、データセンタ構内における過剰廃熱蓄積につながり、これは熱過敏設備の熱損傷リスク、及びデータセンタ内のオペレータの安全リスクに至り得る。
いくつかの実施形態による、排気プレナムモジュールを含むデータセンタの概略断面図である。 いくつかの実施形態による、逆排気プレナムモジュールを含むデータセンタの概略断面図である。 いくつかの実施形態による、逆排気プレナムモジュールを含むデータセンタ機構の概略断面図である。 いくつかの実施形態による、逆排気プレナムモジュールを含むデータセンタ機構の概略断面図である。 いくつかの実施形態による、逆排気プレナムモジュールと、平屋根要素とを含むデータセンタ機構の一部の概略断面図である。 いくつかの実施形態による、曲面壁要素と傾斜屋根要素とを有する逆排気プレナムモジュールを含むデータセンタ機構の一部の概略断面図である。 いくつかの実施形態による、データセンタ機構の一部と、データセンタ機構の排気流出口に連結可能な個別排気プレナムモジュールとの概略斜視図である。 いくつかの実施形態による、ルーバセットを含む排気口の概略断面図である。 いくつかの実施形態による、入口及び取り外し可能な仕切りと、排気口と、入口に連結可能な空気移動デバイスアレイとを含む排気プレナムモジュールの壁要素の一部の概略斜視図である。 いくつかの実施形態による、逆排気プレナムモジュールと、羽要素とを含むデータセンタ機構の一部の概略断面図である。 いくつかの実施形態による、逆排気プレナムモジュールと、屋根要素に連結された気流方向付け要素とを含むデータセンタ機構の一部の概略断面図である。 いくつかの実施形態による、周囲環境に対し耐逆風空気放出を提供するように構内を構成する処理を例示する。
本明細書において説明される様々な実施形態は、様々な変更及び代替形態の影響を受けやすい。特定の実施形態は、図面において例として示され、本明細書において詳しく説明される。しかしながら、図面及びその詳細説明には、開示を特定の開示形態に制限する意図はなく、それとは逆に、添付の請求項の趣旨と範囲に入る全ての変更、均等物、及び代替物を含める意図があることを理解されたい。本明細書において使用される見出しは、構成目的でのみ使用され、説明または請求項の範囲を限定するために用いられることを意図しない。本出願を通して使用される英単語「may」は、義務的な意味(すなわち「〜しなければならない」という意味)ではなく、許容的な意味(すなわち「〜する可能性がある」という意味)で使用される。同様に、英単語「include」、「including」、及び「includes」は「含む」ことを意味するが、その対象に限定されない。
逆排気プレナムモジュールの様々な実施形態が開示される。一実施形態によれば、データセンタ機構は、構内と、逆排気プレナムモジュールとを備える。当該構内には、構内に排気を放出する1つまたは複数のコンピュータシステムが設置され、そして逆排気プレナムモジュールは、周囲気流による制約なしに構内からの排気を周囲環境へ放出する。逆排気プレナムモジュールは、構内の最上端の境界となり、かつそれぞれが最上端に沿う別個の縁に向かい傾斜する、少なくとも2つの傾斜屋根要素を含む。モジュールはまた、別個の縁の間から及びその間で下向きに突出し、上端において周囲環境に開いている排気プレナムも含む。モジュールはまた、排気プレナムの対側を確立するために別個の縁からそれぞれ下向きに突出する垂直配向壁要素も含む。各垂直壁要素は、構内からの排気を排気プレナムへ放出可能な排気口を含む。モジュールは、排気口を、排気プレナムの上端の上を流れる周囲気流による衝突にさらされないように少なくとも部分的に隠す。一実施形態によれば、排気口を通る排気流が、排気口を衝突する逆風による制約を受けないように、モジュールは、排気口を、排気プレナムの上端の上を流れる周囲気流による衝突にさらされないように少なくとも部分的に隠す。
一実施形態によれば、装置は、構内空間から受け取った排気を周囲環境へ放出する逆排気プレナムモジュールを備える。逆排気プレナムモジュールは、排気プレナ及び少なくとも1つの排気口を備える。排気プレナムは、別個の屋根要素の近くの縁から下向きに突出する。排気プレナムは、別個の縁の間にまたがるり周囲環境に開いている上端と、対側端とを有する。排気口は、別個の屋根要素の縁のうちの少なくとも1つの下に延長する排気プレナムの少なくとも1つの側端に連結され、構内空間からの排気を排気プレナムへ放出する。逆排気プレナムモジュール内の排気口は、周囲気流による衝突にさらされないように少なくとも部分的に隠される。
一実施形態によれば、方法は、周囲環境に対し耐逆風空気放出を提供するように構内を構成することを含む。このような構成処理は、別個の屋根要素の縁に壁要素を連結することと、壁要素のうちの1つまたは複数に排気口を設置することとを含む。壁要素が開いた空間の対側に沿って別個の屋根要素の縁から下向きに突出して排気プレナムを確立するように、壁要素が別個の屋根要素の縁に連結される。排気プレナムは、別個の縁の間にまたがる上端部において、周囲環境に開かれている。排気口は、排気プレナムの上端の上を流れる周囲気流による衝突にさらされないように少なくとも部分的に隠された状態で、排気プレナムへ空気を放出する。
本明細書において使用される「データセンタ」には、コンピュータ動作が実行される任意の施設または施設の一部が含まれる。データセンタは、サーバと、特定機能(例えば電子商取引、データベース管理)に特化した、または複数の機能を提供する、他のシステム及びコンポーネントとを含み得る。コンピュータ動作の例には、情報処理、通信、シミュレーション、動作制御が含まれる。
本明細書において使用される「周囲」は、システム、機構、データセンタ等の場所の外気の状態を指す。周囲温度は、例えば空気処理システムの吸気フードにおいて、またはその近くで、測られ得る。
本明細書において使用されるベルヌーイの定理は、いくつかの事例において、流体速度は流体圧力または位置エネルギーのうちの1つまたは複数と反比例の関係にあるという原理を示す。例えば、流体速度の上昇は、流体動圧及び運動エネルギーの上昇と、流体静圧及び位置エネルギーの降下と、比例して起こり得る。ベルヌーイの定理の適用にはベンチューリ効果の適用が含まれるため、制限された断面気流面積を通る所定の気流量の気流は、より大きい断面気流面積を通る所定の気流量の気流と比較して、低減した静圧を有する。
本明細書において使用される「煙突効果」または「スタック効果」は、経路の両端間の空気密度差により引き起こされる、経路を通る空気の流れを指す。このような差は、経路の両端間の温度差、周囲圧力差、湿度差等を含む1つまたは複数の様々な要因により引き起こされ得る。例えば、暖かい構内を有する建物が冷たい周囲環境に囲まれている場合、煙突効果は、構内と周囲環境間の経路(例えば排気筒)を通る空気の誘起流を指す。誘起流は、周囲環境への経路を通る構内の低密度の暖かい空気と、周囲環境からの高密度の冷たい空気との空気密度差により引き起こされ、構内の低密度の暖かい空気は周囲環境からの高密度の冷たい空気により取って代わられる。
本明細書において使用される「室」は、機構の部屋または空間を意味する。「コンピュータ室」は、ラックマウントサーバ等のコンピュータシステムが稼働する部屋を意味する。
本明細書において使用される「コンピュータシステム」には、様々なコンピュータシステム、またはそれらのコンポーネントのうちのいずれかが含まれる。コンピュータシステムの一例には、ラックマウントサーバがある。本明細書において使用されるコンピュータという用語は、当該技術分野においてコンピュータと呼ばれる集積回路だけに限定されず、広くプロセッサ、サーバ、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)、特定用途向け集積回路、及び他のプログラム可能回路を指し、これらの用語は本明細書において互換的に使用される。様々な実施形態において、メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)等のコンピュータ可読媒体を含み得るが、これに限定されない。あるいは、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD‐ROM)、光磁気ディスク(MOD)、及び/またはデジタル多用途ディスク(DVD)も使用され得る。また追加入力チャネルには、マウス及びキーボード等のオペレータインタフェースに対応付けられるコンピュータ周辺機器が含まれ得る。あるいは、例えばスキャナを含み得る他のコンピュータ周辺機器も使用され得る。さらに、いくつかの実施形態において、追加出力チャネルには、オペレータインタフェースモニタ及び/またはプリンタが含まれ得る。
本明細書において使用される「ダンパー」は、ダクト、導管、または他の輸送管を通る流体の流れを制御(例えば増大または減少)するために移動可能な任意のデバイスまたはコンポーネントを含む。ダンパーの一例には、プレート、ブレード、パネル、ディスク、またはこれらの任意の組み合わせが含まれる。ダンパーは複数の要素を含み得る。例えばダンパーは、ダクトを閉じるために同時に回転可能な、お互いに平行な一連のプレートを含み得る。本明細書において使用されるダンパーを「調整する」ことは、開ける、閉じる、または部分的に開ける等、ダンパーを通して所望する気流特徴を達成するために、ダンパーの1つまたは複数の要素を配置するか、そのままの状態にすることを意味する。例えば18個の受動冷却システムを有するシステムにおいて、排気ダンパーの調整には、受動冷却システムのうちの8個において少なくともいくつかの選択された排気ダンパーを開けることと、その他の10個の受動冷却システムにおいて少なくともいくつかの排気ダンパーを閉じた状態にしておくこととを含み得る。
本明細書において使用される「逆風」は、表面に対して、表面が向く方向の少なくとも部分的に反対の方向に流れる気流を指す。例えば、表面に向かって流れる気流は、表面に対する逆風である。逆風が表面に向かって直接流れる場合、逆風は表面に対し少なくとも部分的に衝突し得る。
本明細書において使用される「衝突」は、表面に接触する直接気流に言及する。このような気流の接触は、表面に「衝突する」と称される。「衝突」気流に対し少なくとも部分的に反対の方向に他の空気が流れる気流口を表面が含む場合、衝突気流は、気流の衝突を受ける表面の気流口から出る反対気流を、少なくとも部分的に妨害し得る。
図1は、いくつかの実施形態による、排気プレナムモジュールを含むデータセンタの概略断面図である。データセンタ100は、1つまたは複数のコンピュータシステムセット104が設置される構内102を囲む屋根要素114A〜Bを含むデータセンタ機構101を有する。データセンタ機構101の1つまたは複数の境界上の吸気口105は、周囲空気132を受け取り、空気を1つまたは複数の空気処理システム106に送り込み得る。1つまたは複数の空気冷却システム、空気移動デバイス等を含み得る空気処理システムは、1つまたは複数の冷却空気導管107を介して、構内102の1つまたは複数のコンピュータシステムセット104に冷却空気134を提供し得る。
セット104内のコンピュータシステムは、冷却空気134を受け取り得る。当該冷却空気134は、コンピュータシステムのうちの1つまたは複数の中の1つまたは複数の発熱コンポーネントから熱を取り除き、排気136を生成し得る。排気は、1つまたは複数のコンピュータシステムセット104から構内102へ放出され得る。例えばコンピュータシステムセット104のいくつかの実施形態は、コンピュータ室を有し得る。当該コンピュータ室からの排気は、煙突効果に少なくとも部分的に基づいて、コンピュータ室の上側にある1つまたは複数の排気口を介して放出される。排気136は、コンピュータ室から、コンピュータ室が配置される構内102へ放出され得る。
コンピュータシステムセット104のうちの1つまたは複数により生成される排気136は、構内102を循環し得る。いくつかの実施形態において、排気は、気圧勾配、空気密度勾配等を含む1つまたは複数の勾配に少なくとも部分的に基づいて、構内102の上部へ昇る。
排気プレナムモジュール120は、データセンタ機構101の上部に連結される。排気プレナムモジュール120は、構内102を循環する排気136を、周囲環境103へ放出し得る。いくつかの実施形態において、排気プレナムモジュールは、排気136を排気プレナムモジュール120の入口に送るように構成されるデータセンタ機構101の一部に連結される。例示実施形態において、例えば、構内102を昇る排気136が排気プレナムモジュール120の入口129へと送られるように、屋根要素114A〜Bは、排気プレナムモジュール120に向かって上向きに傾斜付けられている。
排気プレナムモジュール120は、モジュール内に排気プレナム122を有する。排気136は、入口129を介してプレナム122へ受け入れられ、プレナムモジュール120の1つまたは複数の側端に連結される1つまたは複数の排気口123A〜Bを介して周囲環境103へと流れる気流139として、プレナムモジュール120から出る排気流138A〜Bとして送られ得る。プレナムモジュール120はまた、周囲環境103における環境要素からプレナム122を覆い隠す屋根要素124も含む。
いくつかの実施形態において、周囲環境を流れる周囲気流は、データセンタ100から出る排気流を制限し得るため、これにより構内102に蓄熱が起こり得る。排気流は、排気口のうちの1つまたは複数に衝突する周囲環境103内の周囲気流に少なくとも部分的に基づいて、制限され得る。例えば、例示実施形態において、周囲気流142が周囲環境103を通る場合、少なくとも一部の周囲気流142は排気口123Bに衝突する。例示されるデータセンタは「受動」排気プレナムモジュールを含み、受動排気プレナムモジュールでは、排気プレナム122から周囲環境103へ向かう、気圧勾配を含む1つまたは複数の勾配に少なくとも部分的に基づいて、プレナム122を通って周囲環境103へ流れる排気流138A〜Bが引き起こされる。周囲気流が排気口123Aに衝突しない場合、排気流138Aは、気流139として周囲環境103へ流れ込み得る。周囲気流144が排気口123Bに衝突する場合、少なくとも排気口123Bに対する周囲「逆風」と称され得る周囲気流144は、排気口123Bをまたがるプレナム122から周囲環境103への勾配に打ち勝ち得るため、これにより排気口123Bを通る排気流138Bは制限または抑制され得る。いくつかの実施形態において、衝突気流144は、排気口123Bをまたがる勾配を低減、排除、逆転等し得る。その結果、排気口123Bは、プレナムモジュール120を介して、データセンタ機構101の構内102から出る排気136を提供する表面領域として利用不可能となり得る。周囲逆風144により、利用可能な排気領域が、少なくとも排気口123A〜Bの領域から排気口123Aの領域に削減され得るため、プレナムモジュール120を介して構内102から出る排気流は制限され、これにより、構内102の蓄熱、低減した冷却効率に基づくセット104内のコンピュータシステムの性能損失、構内設備への熱損傷のリスクの増大、熱応力に基づく構内102のオペレータの安全リスクの増大等がもたらされ得る。
図2は、いくつかの実施形態による、逆排気プレナムモジュールを含むデータセンタの概略断面図である。データセンタ200は、1つまたは複数のコンピュータシステムセット204が設置される構内202を囲む屋根要素214A〜Bを含むデータセンタ機構201を有する。データセンタ機構201の1つまたは複数の境界上の吸気口205は、周囲空気232を受け取り、空気を1つまたは複数の空気処理システム206に送り込み得る。1つまたは複数の空気冷却システム、空気移動デバイス等を含み得る空気処理システムは、1つまたは複数の冷却空気導管207を介して、構内202の1つまたは複数のコンピュータシステムセット204に冷却空気234を提供し得る。コンピュータシステムセット204のうちの1つまたは複数により生成される排気236は、構内202を循環し得る。いくつかの実施形態において、排気は、気圧勾配、空気密度勾配等を含む1つまたは複数の勾配に少なくとも部分的に基づいて、構内202の上部へ昇る。
排気プレナムモジュール220は、データセンタ機構201の上部に連結される。排気プレナムモジュール220は、データセンタ機構201の1つまたは複数の屋根要素214A〜Bの上ではなく、当該屋根要素の下に突出する排気プレナムに、構内202から受け取った空気を放出する逆排気プレナムモジュールである。排気プレナムモジュール220は、別個の屋根要素の別個の縁221A〜Bから下向きに延びる壁要素223を含む。このような縁は、以下、「屋根要素の縁」と称され得る。例示実施形態を含むいくつかの実施形態において、別個の縁221A〜Bがリッジであるように、屋根要素214A〜Bのうちの1つまたは複数は傾斜付けられる。図2の例示実施形態に示される別個の壁要素223は、別個の縁221A〜Bから下向きに延び、少なくとも部分的に排気プレナム222の少なくとも対側端の境界となる。
壁要素223は、それぞれの壁要素223に連結された1つまたは複数の排気口224A〜Bを含む。排気口224A〜Bは、構内202からの排気236を排気プレナム222へ送る。排気プレナム222は、少なくともプレナム222の上端227において、周囲環境203に開いている。その結果、排気口224からプレナム222へ放出される排気252は、プレナム222から周囲環境203に向かう、気圧勾配、空気密度勾配等を含む1つまたは複数の様々な勾配に少なくとも部分的に基づいて、開いた上端227を通って周囲環境203へ流れ得る254。いくつかの実施形態において、排気口224A〜Bはそれぞれ、排気プレナム222の対側端の全体に沿って延びるため、壁要素223は、少なくとも部分的に排気プレナム222の対側端の境界となることはない。
いくつかの実施形態において、排気口が、周囲環境を流れ、排気口に対する周囲逆風を含む周囲気流による衝突にさらされないよう少なくとも部分的に隠されるように、逆排気プレナムモジュールは、周囲環境から排気口を少なくとも部分的に隠す。その結果、逆プレナムモジュールは、周囲環境内の周囲気流による制約に少なくとも部分的に耐える、構内から周囲環境への排気放出を提供し得る。例示実施形態において、例えば、屋根要素214A〜Bの別個の縁221A〜Bの下に延びるプレナム222内に配置される排気口224A〜Bは、周囲環境203を通り屋根要素214A〜Bの上を流れる周囲気流242にさらされないように少なくとも部分的に隠される。その結果、排気口224A〜Bは、周囲気流による衝突を受けずにプレナム222へ排気252を放出可能であり、そして放出された気流は、気流254としてプレナム222から昇り出て、周囲気流242へと流れデータセンタ200から除かれ得る。従って、排気プレナムモジュールは、周囲気流242による制約に少なくとも部分的に耐える、構内202から周囲環境203への排気放出を提供し得る。
いくつかの実施形態において、逆排気プレナムモジュールは、壁要素のうちの1つまたは複数の下端に連結される、以下「底」要素226とも称される下部構造要素を含む。図2に示される底要素は、構内202から排気プレナム222の下端を仕切るように、排気プレナムの対側端上の2つ以上の壁要素間に、排気プレナムの下端としてまたがるり得る。底要素226は、複数の底要素を備え、各底要素は、排気プレナムの限定的に選択された側端上の限定的に選択された壁要素に連結される。例えば、1つの底要素は排気プレナム222の一側端上の壁要素に連結され、別個の底要素は排気プレナム222の反対側端上の別の壁要素に連結され、当該2つの底要素が側端の間の位置でお互いに連結されることで、排気プレナムの下端に沿って側端の間にまたがるる底要素が確立される。
例示実施形態を含むいくつかの実施形態において、底要素は、対側端の間に平角にまたがる。いくつかの実施形態において、底要素は側端の間に1つまた複数の非零角度でまたがる。例えば、1つの底要素は一側端から排気プレナム222の中間軸228に向かってある角度で延び、そして別の底要素は対側端から中間軸228に向かって最初の底要素の角度と同様または別個であり得る角度で延び得る。その結果、底要素226は、底要素のうちの1つまたは複数の上面で受ける降水、塵等を含む環境要素を、底要素の特定の場所、軸228等に向かって送ることが可能な排水勾配を側端間に引き起こすように傾斜付けられ得る。環境要素は、底要素の軸228等に沿って、排水システム、底要素の軸228に沿う排水勾配、これらのある組み合わせ等のうちの1つまたは複数を介して、データセンタ機構101から取り除かれ得る。
いくつかの実施形態において、1つまたは複数の空気移動デバイス225は、それぞれの排気口224A〜Bのうちの1つまたは複数に連結され、プレナム222へ入る排気236の気流を引き起こし得る。1つまたは複数の架台構造229A〜Bは、いくつかの実施形態において、排気口224A〜Bのうちのぞれぞれに対し最も近くに設置され得る。1つまたは複数の排気口224、空気移動デバイス225等は、それぞれの架台構造229から手作業でアクセス可能である。
いくつかの実施形態において、排気プレナムモジュール220は、別個の機構201の別個の屋根要素214から下向きに延びる壁要素223を含み、別個の壁要素223内の排気口224は、別個の機構201の別個の機構202からの排気236を、別個の機構201の間に少なくとも部分的に配置されるプレナム222へ放出し得る。
図3は、いくつかの実施形態による、逆排気プレナムモジュールを含むデータセンタ機構の概略断面図である。
データセンタ機構300は、1つまたは複数のコンピュータシステムセット304が設置される構内302を含む。各セット304内のコンピュータシステムは、コンピュータシステムが設置される1つまたは複数の列のラックを有し、当該1つまたは複数の列のラックは、構内302の1つまたは複数のコンピュータ室に含まれる。セット304内のコンピュータシステムにより生成される排気306は、セット304を出て、構内302を循環し得る。いくつかの実施形態において、排気306は、空気密度勾配を含む、構内302の上部に向かう1つまたは複数の勾配に少なくとも部分的に基づいて、セット304から構内302の上部へ昇る。
データセンタ機構300は、排気プレナム322を有する排気プレナムモジュール320を含む。排気プレナム322は、排気プレナム322の長さ327に沿って延びる壁要素323により、側端上に確立される。いくつかの実施形態において、排気プレナム322は、排気プレナム222の長さに沿って延びる軸とほぼ平行に延びる少なくとも2つの対側端を含む。示されるように、複数の壁要素323は、プレナム322の長さ327に沿う側端を確立し得る。
例示実施形態を含むいくつかの実施形態において、排気プレナム322は、排気プレナム322の長さ327に沿って延びる底要素314により、下端が確立される。例示実施形態において、底要素314は、長さ327に沿って平角に延びる。いくつかの実施形態において、排気プレナム322の長さ327に沿って延びる1つまたは複数の底要素は、長さ327に対し垂直に傾斜付けられ得るため、底要素は、長さ327の少なくとも一部に沿って延びる軸に向かって傾斜することが理解されよう。
いくつかの実施形態において、壁要素323、底要素314等のうちの1つまたは複数は、構内302から排気プレナム322を仕切るため、構内302を循環する排気306は、壁要素323、底要素314のうちの1つまたは複数が延びる空間を通ってプレナム322に流れ込むことを制限される。
データセンタ機構300は、排気プレナムモジュール320の排気プレナム322の1つまたは複数の側端に沿って延びる壁要素323のうちの1つまたは複数に連結される1つまたは複数の排気口324を含む。排気口は、構内302を循環する排気306を、排気プレナム322へ放出し得る。例示実施形態において、プレナム322が少なくとも上端で周囲環境303に開いている場合、排気口324からプレナム322へ放出される排気352は、気圧勾配、空気密度勾配、それらのある組み合わせ等のうちの1つまたは複数により、周囲環境303へ流れ込み得る。いくつかの実施形態において、プレナム322は、1つまたは複数の壁要素により囲まれていない1つまたは複数の側端において開いている。例えば、例示実施形態において、プレナム322は、長さ327の両端において、壁要素により囲まれていない。排気352、底要素314の上面で受ける環境要素等は、開いた対側端を経てプレナム322から周囲環境303へと流れ込み得る。いくつかの実施形態において、排気口324のうちの1つまたは複数は、構内302からプレナム322への気流を引き起こす1つまたは複数の空気移動デバイスを含む。空気移動デバイスは、構内302に少なくとも部分的に配置されるように、排気口324の構内302対向側において排気口324に連結され得る。
いくつかの実施形態において、データセンタ機構300の1つまたは複数の部分は、図2を参照して前に例示かつ論述されるデータセンタ機構201に、少なくとも部分的に含まれる。
図4は、いくつかの実施形態による、逆排気プレナムモジュールを含むデータセンタ機構の概略断面図である。
データセンタ機構400は、1つまたは複数のコンピュータシステムセット304が設置される構内402を含む。各セット404内のコンピュータシステムは、コンピュータシステムが設置される1つまたは複数の列のラックを有し、当該1つまたは複数の列のラックは、構内402の1つまたは複数のコンピュータ室に含まれる。セット404内のコンピュータシステムにより生成される排気406は、セット404を出て、構内402を循環し得る。いくつかの実施形態において、排気406は、空気密度勾配を含む、構内402の上部に向かう1つまたは複数の勾配に少なくとも部分的に基づいて、セット404から構内402の上部へ昇る。
いくつかの実施形態において、構内402の上部は傾斜付けられるため、上部に昇る排気406は、上部の1つまたは複数の特定領域へと送られる。例示実施形態において、中間点409に向かう別個の傾斜により構内402の上部が「最も高く」なる場合、排気406は、気圧勾配、空気密度勾配等を含む1つまたは複数の勾配により、中間点409に最も近い上部領域へ送られ得る。
データセンタ機構400は、排気プレナム422を有する排気プレナムモジュール420を含む。排気プレナム422は、排気プレナム422の長さ428に沿って延びる壁要素423により、側端上に確立される。いくつかの実施形態において、排気プレナム422は、排気プレナム422の長さに沿って延びる軸とほぼ平行に延びる少なくとも2つの対側端を含む。示されるように、複数の壁要素423は、プレナム422の長さ424に沿う側端を確立し得る。
例示実施形態を含むいくつかの実施形態において、排気プレナム422は、排気プレナム422の長さ428に沿って延びる1つまたは複数の底要素414A〜Bにより、下端が確立される。様々な底要素は、いくつかの実施形態において、排気プレナムの長さの一部に沿って延び、それぞれが別個の傾斜を有し得る。例示実施形態において、例えば、底要素414Aは、プレナム322の一端から長さ428に沿って中間位置409まで角度419Aで延び、中間点409は、プレナム322の対側端間にわたる軸を有し、これに沿って別個の壁要素423が延びる。さらに、底要素414Bは、プレナム322の反対端から長さ428に沿って中間位置409まで角度419Bで延びる。角度419A及び419Bは、同様の、または異なる角度であり得る。それぞれの角度で延びる各底要素414A、414Bは、底要素の上面に沿った排水勾配を有し得る。例示実施形態において、例えば、底要素414Aは、中間点409からプレナム322の端まで底要素414Aの角度419Aで設置された排水勾配を有するため、底要素414Aの上面で受ける環境要素427は、中間点409から離れ、プレナム422の端を経てプレナム422の外に出る。同様に、底要素414Bは、底要素414Bの角度419Bに設定された排水勾配を有し、当該排水勾配は底要素414Aの勾配とは異なる勾配であり得、これにより底要素414Bの上面で受ける環境要素は、中間点409から離れ、底要素414Aにより環境要素が送り出される端に対し、プレナム422の別の反対端を経て、プレナム422の外に出る。いくつかの実施形態において、排気プレナム422の長さ428に沿って延びる1つまたは複数の底要素は、長さ428に対し垂直に傾斜付けられ得るため、底要素は、長さ428の少なくとも一部に沿って延びる軸に向かって傾斜することが理解されよう。いくつかの実施形態において、プレナム422の1つまたは複数の端を流れ出す環境要素は、プレナム422の端に対し最も近くに取り付けられる1つまたは複数の排水システムに落ちる。いくつかの実施形態において、環境要素は、1つまたは複数の底要素414A〜Bから、プレナム422の端に対し最も近い別の屋根要素上に送られ得る。プレナム422の端がデータセンタ400の側壁にある場合、プレナム422の端から送り出される環境要素は、側壁に沿って落ち得る。
いくつかの実施形態において、1つまたは複数の遮蔽要素を含む1つまたは複数の仕切り要素が、プレナム422の1つまたは複数の端に取り付けられる。仕切り要素は半透性であり得るため、プレナム422の端から送り出される環境要素は、仕切り要素を通り抜け得る。同時に仕切り要素は、プレナム422の視界を周囲環境403から少なくとも部分的に覆い隠し得る。例えば、プレナム422の端に連結される1つまたは複数の仕切り要素は、半透明、不透明等であり得る。
いくつかの実施形態において、壁要素323、底要素314等のうちの1つまたは複数は、構内302から排気プレナム322を仕切るため、構内302を循環する排気306は、壁要素323、底要素314のうちの1つまたは複数が延びる空間を通ってプレナム322に流れ込むことを制限される。
データセンタ機構400は、排気プレナムモジュール420の排気プレナム422の1つまたは複数の側端に沿って延びる壁要素423のうちの1つまたは複数に連結される1つまたは複数の排気口424を含む。排気口424は、構内402を循環する排気406を、排気プレナム422へ放出し得る。例示実施形態において、プレナム422が少なくとも上端で周囲環境403に開いている場合、排気口424からプレナム422へ放出される排気452は、気圧勾配、空気密度勾配、それらのある組み合わせ等のうちの1つまたは複数により、周囲環境403へ流れ込み得る。いくつかの実施形態において、プレナム422は、1つまたは複数の壁要素により囲まれていない1つまたは複数の側端において開いている。例えば、例示実施形態において、プレナム422は、長さ428の両端において、壁要素により囲まれていない。排気452、底要素414A〜Bの上面で受ける環境要素等は、開いた対側端を経てプレナム422から周囲環境403へと流れ込み得る。いくつかの実施形態において、排気口424のうちの1つまたは複数は、構内402からプレナム422への気流を引き起こす1つまたは複数の空気移動デバイスを含む。空気移動デバイスは、構内402に少なくとも部分的に配置されるように、排気口424の構内402対向側において排気口424に連結され得る。
いくつかの実施形態において、プレナムモジュール420内の1つまたは複数の排気口、空気移動デバイス等は、排気口424が連結される壁要素423のモジュール420内の位置に少なくとも部分的に基づいて、他の排気口、空気移動デバイス等とは異なるサイズにされる。例示実施形態において、底要素414A〜Bが中間点409に向かって傾斜付けられる場合、構内402は「最も高く」なるため、排気406は、中間点409の下の構内402の上部に送られ得る。その結果、 中間点409により近い壁要素423の排気口424を通る排気流量は、プレナム422の開いている端により近い壁要素423の排気口424を通る排気流量よりも、大きくあり得る。従って、中間点409に最も近い壁要素423の1つまたは複数の排気口424は有効排気領域を有し、中間点409から離れている壁要素423に連結される1つまたは複数の排気口424の有効排気領域とは異なる。有効排気領域は、排気が流れることが可能な排気口の表面領域を指すと理解され得る。いくつかの実施形態において、空気移動デバイスは、中間点409に最も近い排気口に少なくとも部分的に基づいて、他ではない特定の排気口に連結され得る。例えば、空気移動デバイスは、中間点409から離れている壁要素423に連結される排気口424に連結され、一方、中間点409に最も近い壁要素423に連結される排気口424は、空気移動デバイスに連結され得ない。
いくつかの実施形態において、データセンタ機構400の1つまたは複数の部分は、図2を参照して前に例示かつ論述されるデータセンタ機構201に、少なくとも部分的に含まれる。
図5は、いくつかの実施形態による、逆排気プレナムモジュールと、平屋根要素とを含むデータセンタ機構の一部の概略断面図である。
データセンタ機構500は、構内502を囲む屋根要素514A〜Bを含む。排気536は、構内502を循環し得る。いくつかの実施形態において、排気は、気圧勾配、空気密度勾配等を含む1つまたは複数の勾配に少なくとも部分的に基づいて、構内502の上部へ昇る。
データセンタ機構500は、排気プレナムモジュール520を含む。モジュール520は、別個の屋根要素514A〜Bのそれぞれの縁521A〜Bの下に突出し、かつそれぞれの壁要素523A〜Bが側端の境界となる、プレナム522を含む。例示実施形態を含むいくつかの実施形態において、プレナム522が、別個の縁521A〜Bの間にまたがる上端において周囲環境503に開いているように、底要素526は、プレナム522の下端の境界となる。壁要素523A〜Bは、構内502からプレナム522へ排気536の放出552を行い得る排気口524A〜Bを含み、ここから、排気は、1つまたは複数の勾配により、プレナム522から周囲環境503へ流れ込み得る554。いくつかの実施形態において、排気口は、排気の放出552をプレナム522の下部へ送る。いくつかの実施形態において、排気口524のうちの1つまたは複数は、下部、上部、中間部を含むプレナム522の1つまたは複数の様々な部分へ、放出552を行い得る。いくつかの実施形態において、排気口の1つまた複数の部分は、排気の放出522を受けるプレナム522の部分を調節するように調整可能である。例えば、排気口524に含まれる1つまたは複数のルーバは、放出排気552を、プレナム522の中へ上向きに、プレナム522の中へ下向きに等、送るよう調整可能である。
いくつかの実施形態において、屋根要素514A〜Bは傾斜付けられておらず、そしてモジュール520の排気プレナム522は、屋根要素の高位の下に延びる。その結果、排気プレナム522は、屋根要素514A〜Bの上の周囲環境を通る周囲気流542から隠され、そして排気口524A〜Bはそれぞれ、屋根要素514A〜Bの上の周囲気流による衝突にさらされないように隠され得る。
いくつかの実施形態において、データセンタ機構500の1つまたは複数の部分は、図2を参照して前に例示かつ論述されるデータセンタ機構201に、少なくとも部分的に含まれる。
図6は、いくつかの実施形態による、曲面壁要素と傾斜屋根要素とを有する逆排気プレナムモジュールを含むデータセンタ機構の一部の概略断面図である。
いくつかの実施形態において、排気プレナムモジュールは、壁要素が境界となり、底要素は境界にならないプレナムを含む。このようなプレナムの境界となるこのような壁要素は、プレナムの1つまたは複数の下端の境界となるように延び得る。例示実施形態において、例えば、データセンタ機構600は、屋根要素614A〜Bのそれぞれの縁6221A〜Bの下に延びるプレナム622を含む排気プレナムモジュール620を有する。モジュール620は、データセンタ機構600の構内602から少なくとも対側端を仕切るように、プレナム622の対側端に沿うそれぞれの縁621A〜Bから下向きに延びる壁要素623A〜Bを有する。
壁要素623A〜Bはそれぞれ湾曲し、プレナム622の湾曲した下端に沿って延び、構内602からプレナム622の下端を共同して仕切る。各壁要素623はさらに、構内602からプレナム622へ排気636の放出652を行う少なくとも1つの排気口624A〜Bを有し、そこから排気は、プレナム622から周囲環境603に向かう1つまたは複数の勾配により、プレナム622から周囲環境603へ流れ込み得る。このような勾配には、気圧勾配、空気密度勾配等のうちの1つまたは複数が含まれ得る。さらに、排気プレナム622は、屋根要素614A〜Bの上の周囲環境603を通る周囲気流642から少なくとも部分的に隠され、そして排気口624A〜Bはそれぞれ、屋根要素614A〜Bの上の周囲気流による衝突にさらされないように隠され得る。例えば、排気口624Bは、例示される周囲気流642による衝突にさらされないように隠され、そして排気口624Aは、例示される周囲気流642による衝突にさらされないように少なくとも部分的に隠される。
いくつかの実施形態において、データセンタ機構600の1つまたは複数の部分は、図2を参照して前に例示かつ論述されるデータセンタ機構201に、少なくとも部分的に含まれる。
図7は、いくつかの実施形態による、データセンタ機構の一部と、データセンタ機構の排気流出口に連結可能な個別排気プレナムモジュールとの概略斜視図である。
いくつかの実施形態において、排気プレナムモジュールは、データセンタ機構とは別個である。排気プレナムモジュールは、データセンタ機構の構内からの排気流出口を有するデータセンタ機構の屋根要素を含むデータセンタ機構の部分に連結され得るため、構内からの排気は、排気プレナムモジュールの個別構内に受け取られ、プレナムモジュールの構内から排気口を介して逆排気プレナムへ放出される。
例示実施形態において、例えば、システム700は、データセンタ機構702と、排気プレナムモジュール710とを含む。データセンタ機構702は、屋根要素704と、排気流出口706とを含む。流出口706は、データセンタ機構702の構内705と気流連通しており、当該構内705からの排気を放出し得る。排気は、流出口706をまたがる気圧勾配、空気密度勾配等を含む1つまたは複数の勾配に少なくとも部分的に基づいて、流出口706を通ってデータセンタ機構の構内705から流れ出し得る。
排気プレナムモジュール710は、屋根要素714A〜Bを含む様々な構造要素により少なくとも部分的に囲まれるモジュール構内718を含む。例示される底構造要素を含む、構内718の部分を囲む少なくとも1つの構造要素は、構内718へ空気を受け入れる空気流入口716を有する。モジュール710が少なくともデータセンタ機構702の流出口706に連結される場合、データセンタ機構702の構内705からの排気719は、流出口706と流入口716を介して、モジュール710の構内718へ流れ込み得る。いくつかの実施形態において、モジュール710は、流入口716を流出口706に連結するように、屋根要素704に連結される。排気719は、構内718を循環し、これには、構内718の1つまたは複数の勾配に少なくとも部分的に基づいて構内718の上部へ昇ることも含まれ得る。
排気プレナムモジュール710は、モジュール710のそれぞれの屋根要素714A〜Bの別個の縁721A〜Bの下に延びる排気プレナム722を含む。プレナム722は、モジュール710の長さに沿って延び、そして縁721A〜Bも同様に同じ長さに沿って延びる。壁要素723は、プレナムの長さに沿うプレナム722の対側端に沿って延び、かつ少なくとも部分的にプレナム722の対側端の境界となるようにそれぞれの縁721A〜Bから下向きに延びる。底要素726は、プレナム722の下端に沿って延び、対側端に沿って延びる別個の壁要素の間にまたがる。例示実施形態において、少なくとも2つの側端、具体的にはプレナム722の長さの両端に位置する側端は、開いている。いくつかの実施形態において、壁要素は、排気プレナムモジュール内の排気プレナムのそれぞれの側端に沿って延びる。
例示される壁要素723はそれぞれ、構内718からプレナム722へ排気719を放出し得る1つまたは複数の排気口724を有し、ここから、排気は、周囲環境に空いている上端を含むプレナムの1つまたは複数の端を経て、プレナムから周囲環境へ流出し得る。排気口は、ルーバセット、空気移動デバイス等のうちの1つまたは複数を含み得る。ルーバは、下部を含むプレナムの特定部分に放出排気を送り、周囲環境からルーバ上に受けた環境要素を排気口から遠ざけ得る。
いくつかの実施形態において、データセンタ機構とは別個の排気プレナムモジュール710は、データセンタ機構の構内705から周囲環境へ排気放出を提供するように、データセンタ機構702の排気流出口706に取り外し可能に連結され得る。排気放出は、周囲環境の周囲気流による衝突にさらされないように少なくとも部分的に隠される。データセンタ機構の構内705から、モジュール構内718を通り、プレナム722を通り、周囲環境へ向かう、気圧勾配、空気密度勾配等のうちの1つまたは複数を含む勾配は、モジュール710を通る排気719の気流を引き起こし得る。
図8は、いくつかの実施形態による、ルーバセットを含む排気口の概略断面図である。
システム800は、排気プレナムを含み得る内部構内801と外部空間803との間に配置された排気口802を有する。排気口802は、構内801から外部空間803へ排気806を放出する。
いくつかの実施形態において、排気口は、排気口を通る気流を1つまたは複数の特定の気流方向へ向けることが可能な1つまたは複数のルーバセットを含む。気流を特定方向へ向けるように、ルーバは固定位置に組み立てられ得る。例示実施形態において、例えば、排気口802は、排気口802を通る気流801を下流方向に向ける固定位置のルーバセット804を含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のルーバセットは、外部空間803への気流方向806を調節するよう、調整可能に制御され得る1つまたは複数の調整可能ダンパーを備える。例えば、1つまたは複数のルーバセットは、外部空間803の上部への上流方向に気流方向806を調節するように調整可能であり得る。ルーバは、排気口の外枠に連結され、排気口の内側、排気口802の構内801対向端、排気口802の空間803対向端、これらのある組み合わせ等、以上のうちの1つまたは複数を通して少なくとも部分的に延び得る。
いくつかの実施形態において、排気口に連結される1つまたは複数のルーバセットは、ルーバの表面を含む排気口の表面上に受ける環境要素を、ある方向に流れているのを、排気口から離れる別の方向に流れるように、方向修正する。このような方向修正は、構内801に配置されるコンピュータシステムを含む様々な設備に損害を与え得る、降水、砂、塵等を含む環境要素が構内801に入るのを、少なくとも部分的に妨げ得る。
いくつかの実施形態において、ルーバセットは、排気口を通る構内からの気流を1つまたは複数の特定方向に向けることと、別の空間からルーバの表面上に受ける環境要素を排気口から離れるように向けることも、どちらも可能である。例示実施形態において、例えば、ルーバ804は、気流806を特定方向に向けることに加えて、さらに、セット内のルーバ804のうちの1つまたは複数の上面で受ける環境要素808を、排気口802から落ちるように方向付け、これにより、このような要素808が構内801に入るのを防ぐ。いくつかの実施形態において、ルーバ804は、このような環境要素を、1つまたは複数の排水システムに落ちるように方向付ける。いくつかの実施形態において、排気プレナムモジュール内のルーバは、このような環境要素を排気プレナムモジュールの底要素の上面に落ちるように方向付ける。底要素は排水勾配を有し、これにより上面で受けられる環境要素は、勾配に沿って1つまたは複数の特定場所に方向付けられる。これには排気プレナムモジュールからの排出も含まれ得る。
いくつかの実施形態において、システム800の1つまたは複数の部分は、図2及び7を参照してそれぞれ前に例示かつ論述されるデータセンタ機構201及び排気プレナムモジュール710のうちの1つまたは複数に、少なくとも部分的に含まれる。
図9は、いくつかの実施形態による、入口及び取り外し可能な仕切りと、排気口と、入口に連結可能な空気移動デバイスアレイとを含む排気プレナムモジュールの壁要素の一部の概略斜視図である。
システム900は、排気プレナムモジュールの壁要素902を含む。壁要素902は、壁要素の一側から反対側への気流連通を可能にする、壁要素902内の開いた空間である少なくとも1つの入口904を有する。いくつかの実施形態において、例示される取り外し可能パネル906を含む取り外し可能パネルは、入口を少なくとも囲い、入口904を通る壁要素902の両側間の気流を制限するように、入口904に連結可能である。パネル906は、壁要素902の両側間の所望する気流量に少なくとも部分的に基づいて、入口に連結され、及び入口から分離され得る。例えば、排気が壁要素の一側の構内から壁要素902の反対側の排気プレナムへ流れ得る場合、構内とプレナム間の所望気圧勾配、所望気流量、所望有効排気領域、これらのある組み合わせ等に少なくとも部分的に基づいて、パネル906は、入口904に取り外し可能に連結され得る、または入口904から分離され得る。
いくつかの実施形態において、排気口は、壁要素を通る空気の直接放出を提供するように、壁要素の入り口に連結され得る。排気口は、気流の反対方向の流れを、少なくとも部分的に阻止し得る。例示される実施形態において、例えば、壁要素の一側の構内から壁要素902の反対側の排気プレナムへ空気放出を提供するように、排気口908は入口904に連結され得る。排気口908は、入口を通る気流が1つまたは複数の特定の方向へ流れるように方向付けることが可能なルーバ909の1つまたは複数のセットを含み得る。ルーバ909は、いくつかの実施形態において、プレナム内に受ける環境要素を、壁要素の反対側の構内から離れるように方向修正する。
いくつかの実施形態において、1つまたは複数の空気移動デバイスが入口に連結され、ここで当該空気移動デバイスは、壁要素の両側間の入り口を通る気流を引き起こし得る。空気移動デバイスは、1つまたは複数のファン、送風器等であり得る。例示実施形態において、アレイ910は、ファンである4つの空気移動デバイス912を含む。いくつかの実施形態において、空気移動デバイスは、間接的に入口に連結され得る。例えば、空気移動デバイス912のアレイ910は、排気口908の構内対向側に連結され得る。排気口908は、アレイを入口に連結し、空気移動デバイス912が排気口908を通り排気プレナムへ流れ込む気流を引き起こせるように、入口904に差し込まれる。
後述のように、パネル、排気口、空気移動デバイス等を含み得るデバイスを壁要素の入口に連結することには、少なくとも部分的に入口の中に、入口を通して等、デバイスの備え付け、連結、挿入等を行い、デバイスを適所に固定することが含まれ得る。そのため、デバイスは入口の開いた空間を少なくとも部分的に埋める。
いくつかの実施形態において、システム900の1つまたは複数の部分は、図2及び7を参照してそれぞれ前に例示かつ論述されるデータセンタ機構201及び排気プレナムモジュール710のうちの1つまたは複数に、少なくとも部分的に含まれる。
図10は、いくつかの実施形態による、逆排気プレナムモジュールと、羽要素とを含むデータセンタ機構の一部の概略断面図である。
いくつかの実施形態において、構造要素が排気プレナムモジュールに連結され得る。ここで当該連結された要素は、周囲環境に開いている排気プレナムモジュールの端における空気静圧を下げることにより、排気プレナムモジュールの排気プレナムに放出される排気を周囲環境へ流れ込ませるプレナムモジュールから周囲環境への気圧勾配を確立または増大させて、排気プレナムモジュールから周囲環境への気流を誘発、増大等する。
いくつかの実施形態において、排気プレナムモジュールから出る気流を誘発、増大等する構造要素には、「羽」要素が含まれ、当該「羽」要素は、ベルヌーイの定理を適用し、排気プレナムモジュールの排気プレナムに最も近い羽要素の一側において周囲気流をより高い流速で流れさせることにより、排気プレナムモジュールの上端の少なくとも一部にかかる空気静圧を低減させる。羽要素の上流の周囲気流と比べて、流速が増大すると、気流の空気静圧は、上流の周囲気流と比べて減少する。排気プレナムの上端に沿う気流の減少した空気静圧は、上端をまたがる排気プレナムから周囲環境への気圧勾配を誘発、増大等し得る。
いくつかの実施形態において、羽要素は、ベンチューリ効果の適用により、排気プレナムの上端の少なくとも一部にかかる空気静圧を低減し得る。ここで、排気プレナムに最も近い羽要素の一側における周囲気流は、周囲環境の断面気流面積と比較して制限された断面気流面積を流れる。このような制限された断面気流面積は、周囲気流をより速い流速で流れさせ得る。これにより、当該気流は、羽要素の上流である上流周囲気流と比較して低減した空気静圧を有し得る。
例示実施形態において、システム1000は、別個の屋根要素1014A〜Bの縁1021A〜Bから下向きに延びて排気プレナム1022の側端を確立する壁要素1023A〜Bを含む排気プレナムモジュール1020を有し、壁要素1023A〜Bは、少なくとも屋根要素1014A〜B及び壁要素1023A〜Bにより囲まれる構内1002からの排気1036として受け取られる排気1052をプレナム1022へ放出する排気口1024A〜Bを有し、そして排気は、別個の屋根要素の縁1021A〜Bの間にまたがる開いた上端を経て、プレナム1022から流れ出て1054、周囲環境へ流れ込み得る。
排気プレナムモジュール1020は、縁1021Bの最も近くで屋根要素1014Bに連結された羽要素1010を有する。いくつかの実施形態において、羽要素は、1つまたは複数の屋根要素、屋根要素の縁、壁要素、底要素、排気口、これらのある組み合わせ等を含む、モジュール1020の1つまたは複数の要素に連結される。羽要素1010は、要素1010を屋根要素1014Bの上に持ち上げるように配置する支持要素1013により、屋根要素1014Bに連結されるため、羽要素1010の下面1012Bと屋根要素1014Bとの間に隙間ができる。いくつかの実施形態において、羽要素1010は、屋根要素の縁1021A〜Bの間の中央点においてプレナム1022の上に備え付けられる1つまたは複数の屋根要素1014A〜Bに連結される。
羽要素1010は上面1012Aと下面1012Bとを含み、屋根要素1014Bの上を流れる周囲気流1040は、両面1012A〜Bを流れ得る。羽要素1010は、上面1012A上の気流1042が、下面1012B下の気流1044より遅くなるように、形成され得る。気流1044は、羽要素1010の上流の気流1040より高い流速で流れ得る。これにより、プレナム1022の上端の少なくとも一部にかかる空気静圧は、羽要素1010がないプレナム1022の上端の一部にかかる空気静圧と比較して、低減され得る。
羽要素1010は、羽要素1010の姿勢の1つまたは複数のパラメータを調整し得るアクチュエータ1016を含む。このようなパラメータは、羽要素1010のピッチ、ヨー、及びロールのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態において、アクチュエータ1016は、羽要素を、上に、下に、横に、プレナム1022から離すように、プレナム1022に向かって覆うように、これらのある組み合わせ等のように、移動させ得る。アクチュエータ1016は、流速、流向等を含む、羽要素1010の上流の周囲気流1040の様々な特性に少なくとも部分的に基づいて、羽要素1010の様々なパラメータを調整し得る。
いくつかの実施形態において、システム1000の1つまたは複数の部分は、図2及び7を参照してそれぞれ前に例示かつ論述されるデータセンタ機構201及び排気プレナムモジュール710のうちの1つまたは複数に、少なくとも部分的に含まれる。
図11は、いくつかの実施形態による、逆排気プレナムモジュールと、屋根要素に連結された気流方向付け要素とを含むデータセンタ機構の一部の概略断面図である。
いくつかの実施形態において、気流方向付け要素は、1つまたは複数の屋根要素を含む排気プレナムモジュールの1つまたは複数部分に連結され、そして当該気流方向付け要素は、排気プレナムモジュールの少なくとも一部の上を流れる周囲気流の方向を変え得る。周囲気流方向の変更は、排気プレナムモジュール内の1つまたは複数の排気口が、周囲気流による衝突にさらされることを軽減し得る。いくつかの実施形態において、周囲気流方向の変更は、排気プレナムモジュールの排気プレナムの上端における空気静圧を低減することに少なくとも部分的に基づいて、排気プレナムモジュールから周囲環境への排気の流れを誘発、増大等し得る。
例示実施形態において、データセンタ機構1100は、屋根要素1114Bの特定の縁1121Bに連結された気流方向付けデバイス1130を含む。気流方向付けデバイスは、屋根要素1114B上の周囲気流1140の流向を、変更方向1142に流れるように変える。その結果、排気プレナムモジュール1120のプレナム1122の上端における空気静圧は、気流方向付けデバイス1130が縁1121Bに連結されていない場合と比較して、低減され得る。これにより、プレナム1122の上端を経てプレナム1122から周囲環境1103へ流れる排気流1154が誘発、または増大される。例示実施形態において、屋根要素1114Bの縁1121Bに気流方向付けデバイス1130が連結される一方で、屋根要素1114Aの縁1121Aにはそのような気流方向付けデバイスは連結されない。いくつかの実施形態において、気流方向付けデバイスは、別個の縁に連結され得ることが理解されよう。別個の縁に連結される気流方向付けデバイスは、異なる形、構造等を有し得る。そのため、異なる気流方向付けデバイスが、流向の異なる角度変化量により、別個の屋根要素上を通り排気プレナムモジュールへ向かう気流の方向を変え得る。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の気流方向付け要素1130は、周囲気流1142の方向を調節するように調整され得る。
いくつかの実施形態において、データセンタ機構1100の1つまたは複数の部分は、図2及び7を参照してそれぞれ前に例示かつ論述されるデータセンタ機構201及び排気プレナムモジュール710のうちの1つまたは複数に、少なくとも部分的に含まれる。
図12は、いくつかの実施形態による、周囲環境に対し耐逆風空気放出を提供するように構内を構成する処理を例示する。
1202において、1つまたは複数の屋根要素が構内に連結される。屋根要素は、構内に連結されて、構内の上端の少なくとも一部の境界となり得る。屋根要素は上端の限定された部分の境界となり、そのため少なくとも2つの別個の屋根要素の間に少なくとも1つの隙間が延長される。隙間の両側の境界は、少なくとも2つの別個の屋根要素のそれぞれの縁により示され得る。構内には、1つまたは複数のコンピュータシステムが設置され、かつ排気を生成する、データセンタ機構の構内が含まれ得る。いくつかの実施形態において、構内は、データセンタ機構から分離した構内であり、データセンタ機構は、データセンタ構内の1つまたは複数の端の境界となる別個の屋根要素を含む。屋根要素は、1つまたは複数の様々な角度で傾斜付けられ得る。いくつかの実施形態において、屋根要素上に受ける環境要素を構内の外縁、溝等へ流れさせる排水勾配を引き起こすために、屋根要素のうちの少なくともいくつかは傾斜付けられる。いくつかの実施形態において、構内の排気を、構内の上部における1つまたは複数の様々な場所に流れさせるために、屋根要素のうちの少なくともいくつかは傾斜付けられる。当該排気流の誘発には、構内の排気の相対空気密度に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の場所に向かう側方流動を引き起こすことも含まれる。
1204において、壁要素は、別個の屋根要素の縁に連結される。壁要素は個別の屋根要素の縁に連結され得るため、各壁要素は少なくともそれぞれが連結された屋根要素の縁から下向きに延びる。壁要素は、別個の屋根要素の縁の下に延びるプレナムの側端を確立するように、別個の屋根要素の縁に連結され、下向きに延びる。プレナムは、排気プレナムと称され得る。排気プレナムは、別個の屋根要素の縁の間にまたがる上端において周囲環境に少なくとも部分的に開いているため、排気プレナム内の空気は、気圧勾配、空気密度勾配、これらのある組み合わせ等を含む1つまたは複数の様々な勾配に少なくとも部分的に基づいて、周囲環境に向かって上向きに流れ得る。いくつかの実施形態において、別個の屋根要素が、別個の屋根要素間の隙間に向かって傾斜付けられる場合、別個の壁要素を別個の屋根要素の縁に連結することは、それぞれの屋根要素とそれぞれの連結壁要素との間に別個のリッジを確立する。屋根要素が隙間に向かって上向きに傾斜付けられる場合、屋根要素と連結壁要素との間のリッジは、排気プレナムモジュールの「頂点」リッジまたは「へり」と称され得る。
いくつかの実施形態において、壁要素のうちの1つまたは複数は、「入口」とも称される1つまたは複数の開いた空間を含み、これにより、屋根要素により境界が示される構内と排気プレナムとの間の自由な気流連通が可能となる。1206において、排気口を壁要素に設置するか否かが決定される。設置しない場合、1208において、入口を囲って、入口を通る構内と排気プレナム間の気流を制限するために、1つまたは複数の取り外し可能な仕切りが、1つまたは複数の入口に連結され得る。
排気口を設置する場合、1210において、1つまたは複数の排気口が、1つまたは複数の壁要素内の入口のうちの1つまたは複数に連結される。いくつかの実施形態において、排気口は、構内から排気口を通る気流を1つまたは複数の様々な方向へ向けることが可能な1つまたは複数のルーバセットを含む。例えば、排気口内の1つまたは複数のルーバセットは、構内からの気流を、排気プレナムの底部に向かう下向き方向に向けるように固定され得る。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のルーバセットは、排気プレナムへの気流方向を調節可能に制御するために調整され得るダンパーを備える。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のルーバセットは、周囲環境から排気プレナムに受ける環境要素を、排気口から離れるよう方向付けるように構成される。例えば、ルーバのうちの1つまた複数上に落ちる、降水を含む環境要素を下向きに排気口から離れるよう方向を変えるように、固定ルーバセットは排気口の外側において下向きに傾斜付けられ得るため、環境要素は排気口、構内等に入ることを妨げられる。1つまたは複数のルーバセットは、いくつかの実施形態において、環境要素を構内から離れるように向け得る1つまたは複数の溝、排水等へ、環境要素を送り得る。1212において、1つまたは複数の空気移動デバイスは、排気口のうちの1つまたは複数に連結される。空気移動デバイスは、排気口のうち1つまたは複数を通り排気プレナムに入る気流を引き起こし得る。
いくつかの実施形態において、いくつかの入口は取り外し可能な仕切りと連結され、そしていくつかの入口は排気口と連結される。選ばれた入口は、仕切りと連結するか、排気口と連結するかが決定され、そして当該決定は、構内のコンピュータシステムを含む発熱コンポーネントによる排気生成量を含む様々な要素に少なくとも部分的に基づいて、多様なタイミングで再考可能である。
1214において、「底」要素と後述される1つまたは複数の構造要素は、排気プレナムの下端を確立するように、壁要素に連結される。底要素は、排気プレナムの下端に沿って壁要素の間にまたがり得る。いくつかの実施形態において、底要素は、排気プレナムの別個の側端上の別個の壁要素の底端に連結される。いくつかの実施形態において、底要素のうちの1つまたは複数は傾斜付けられるため、底要素の上面に沿った排水勾配が確立される。排水勾配は、排気プレナム内に受け底要素の上面に着地する、降水を含む環境要素が、底要素により、排水勾配に沿う方向に送られることを可能にし得る。
図7を参照して前に例示かつ論述されるように、排気プレナムモジュールが、排気が生成される構内とは別個の場合、1216において、排気プレナムモジュールは、構内構造の排気流出口に連結される。屋根要素、壁要素、底要素等により境界が示される構内を含む排気プレナムモジュールは、外部源からの空気を構内に送り得る空気流入口を含み得る。データセンタの内部構内を含む別個の構内において排気が生成される場合、別個の構内は、別個の屋根要素を含み得る別個の構造要素により囲まれ得る。別個の構造要素のうちの1つまたは複数は、別個の構内から排気を送り出し得る1つまたは複数の排気流出口を含み得る。排気プレナムモジュールを排気流出口に連結することは、排気プレナムモジュールの空気流入口を排気流出口と連結することを含み得るため、排気が生成される別個の構内から、連結排気流出口と排気プレナムモジュールの空気流入口とを経て、排気プレナムモジュールの構内へ、排気が送られ得る。排気流出口が別個の構内の屋根要素に含まれる場合、空気流入口を排気流出口と連結させるために、屋根要素上に排気プレナムは備え付けられ得る。
1217と1218において、羽要素を排気プレナムモジュールに連結する場合、羽要素は従って、排気プレナムモジュールの屋根要素の縁に連結される。屋根要素は、排気プレナムモジュールから出て周囲環境へ流れ込む排気の気流を、誘発、増大等し得る。羽要素は、排気プレナムの上端における気圧を低減するように構成されるため、排気口から排気プレナムの上端への気圧勾配が確立、増大等される。上端において低減される気圧の結果、排気プレナムから出る排気の気流量が誘発、増大等され得る。羽要素は、周囲気流が羽要素の1つまたは複数の表面上を流れることを可能にするように構成され得る。当該羽要素の下面に沿う気流は、羽要素の上流の周囲気流よりも速く流れるため、下の気流は上流の周囲気流と比べて低減した空気静圧を有する。x羽要素は、屋根要素の縁を含む1つまたは複数の屋根要素の一部と共に、断面気流面積の上端を確立するように構成され得る。当該断面気流面積を通る気流の、上流の周囲気流と比べてより高い流速に少なくとも部分的に基づいて、当該断面積を通る気流は、上流の周囲気流と比べて低減した空気静圧を有する。いくつかの実施形態において、羽要素は、屋根要素のうちの1つまたは複数の縁に連結され、かつ排気プレナムの上端上に少なくとも部分的に延びる。羽要素は、ピッチ、周囲気流等への対向角度等を含む羽要素の姿勢を調整し得る調整機構を含み得る。
1219と1220において、気流方向付け要素を排気プレナムモジュールに連結する場合、気流方向付け要素は従って、屋根要素の縁を含む、屋根要素のうちの1つまたは複数の一部に連結される。気流方向付け要素は、排気プレナム上の周囲気流の方向の変更に少なくとも部分的に基づいて、排気プレナムから出る排気流を誘発、増大等し得る。例えば、気流方向付け要素は、屋根要素の上を流れる周囲気流を上向きに送り得る。これにより、屋根要素の上を流れる周囲気流が排気プレナムの上部に沿って流れる場合の排気流と比較して、より多くの排気流が排気プレナムから出ることが可能になり得る。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の羽要素及び1つまたは複数の気流方向付け要素は、排気プレナムモジュールに連結され得る。
本明細書において図示及び説明される様々な方法は、方法の例示実施形態を表す。方法は、ソフトウェア、ハードウェア、またはこれらの組合せで実施され得る。方法の順序は変更され、そして様々な要素が追加、並替、結合、省略、変更等され得る。
開示される技術の様々な例示実施形態は、以下の条項において説明され得る。
1.1つまたは複数のコンピュータシステムが設置される構内であって、前記コンピュータシステムは排気を前記構内に放出する、前記構内と、
前記構内からの排気を周囲環境へ放出するように構成される逆排気プレナムモジュールと
を備えるデータセンタであって、前記逆排気プレナムモジュールは、
前記構内の上端の境界を少なくとも部分的に示し、かつ前記上端に沿う別個の縁に向かってそれぞれ傾斜される少なくとも2つの傾斜屋根要素と、
排気プレナムの対側端を確立するように前記屋根要素の別個の縁から下向きにそれぞれ突出する少なくとも2つの垂直配向の壁要素であって、前記排気プレナムは前記別個の縁の下に下向きに延び、かつ前記周囲環境と自由に気流連通する前記別個の縁の間にまたがる上端を備える、前記少なくとも2つの垂直配向の壁要素と、
前記垂直配向の壁要素のうちの別個の1つにそれぞれ連結され、かつ前記構内からの排気を前記別個の縁の下の前記排気プレナムに放出するようにそれぞれ構成される少なくとも2つの排気口であって、そのため前記少なくとも2つの排気口はそれぞれ前記排気プレナムの前記上端の上を流れる周囲気流による制限に少なくとも部分的に耐久する、前記少なくとも2つの排気口と
を備える、前記データセンタ。
2.前記排気口のうちの少なくとも1つは、前記構内から前記排気プレナムへの前記排気の気流を引き起こすように構成される少なくとも1つの空気移動デバイスを備える、条項1に記載のデータセンタ。
3.前記別個の縁のうちの少なくとも1つに備え付けられる少なくとも1つの羽要素であって、前記少なくとも1つの羽要素は、前記排気プレナムから出て前記周囲環境へ入る気流を引き起こすために、前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するように構成され、
前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するために、前記少なくとも1つの羽要素は、ベルヌーイの定理の効果により、前記排気プレナムの前記上端の少なくとも一部に沿う周囲気流の流速の増加を引き起こすように構成される、
前記少なくとも1つの羽要素を備える、いずれかの先行条項に記載のデータセンタ。
4.前記逆排気プレナムモジュールは、前記データセンタの前記構内とは別個の構内空間に排気を受け入れるように構成される排気流入口を備え、
前記逆排気プレナムモジュールは、前記データセンタの前記構内と気流連通する屋根構造の排気流出口と気流連通する状態で前記屋根構造の上に備え付けられるように構成され、そのため排気は、前記データセンタの前記構内から前記逆排気プレナムモジュールの前記排気流入口を経て前記逆排気プレナムモジュールの前記別個の構内へ送られ、
前記構内からの排気を前記排気プレナムへ放出するために、前記少なくとも1つの排気口は、前記別個の構内からの排気を前記排気プレナムへ放出するよう構成される
いずれかの先行条項に記載のデータセンタ。
5.少なくとも1つの構内空間から受け取る排気を周囲気流から少なくとも部分的に隠される排気プレナムへ放出するように構成される逆排気プレナムモジュールを備える装置であって、前記逆排気プレナムモジュールは、
別個の屋根要素の縁の下に下向きに延び、かつ前記別個の屋根要素の縁の間にまたがるり前記周囲環境と自由に気流連通する上端を備える排気プレナムと、
前記別個の屋根要素の縁の少なくとも1つの下に延びる前記排気プレナムの少なくとも一側端に連結され、かつ少なくとも1つの構内空間からの排気を前記別個の屋根要素の縁の下の前記排気プレナムへ放出するように構成される少なくとも1つの排気口であって、そのため前記少なくとも1つの排気口は前記排気プレナムの前記上端の上を流れる周囲気流による衝突にさらされないように少なくとも部分的に隠される、前記少なくとも1つの排気口と
を備える、前記装置。
6.前記排気口のうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つの構内空間から前記排気プレナムへの前記排気の気流を引き起こすように構成される少なくとも1つの空気移動デバイスを備える、条項5に記載の装置。
7.前記逆排気プレナムモジュールは、
前記排気プレナムの対側端の間に前記排気プレナムの下端に沿って延びる下底要素であって、前記排気プレナム内に受ける環境降水の、前記少なくとも1つの構内空間の外端に向かう排水勾配を引き起こすために、前記下底要素は、前記少なくとも1つの構内空間の前記外端に向かって下向きに前記対側端に平行して傾斜される、前記下底要素
を備える、条項5または6に記載の装置。
8.前記逆排気プレナムモジュールは、前記少なくとも1つの構内空間に排気を受け入れるように構成される排気流入口を備え、
前記逆排気プレナムモジュールは、屋根構造の排気流出口と気流連通する状態で前記屋根構造の上に備え付けられるように構成され、そのため前記少なくとも1つの構内空間から独立している別個の構内から受け取る排気は、前記逆排気プレナムモジュールの前記構内空間を循環し、前記逆排気プレナムモジュールの前記排気プレナムへ放出される、
条項5〜7のうちのいずれかに記載の装置。
9.前記別個の屋根要素のうちの少なくとも1つは、前記別個の屋根要素の前記それぞれの別個の縁に向かって上向きに傾斜付けられ、そのため前記別個の縁は、前記排気プレナムの前記上端の一側に沿う、前記それぞれ別個の屋根要素の別個の頂点を備える、
条項5〜8のうちのいずれかに記載の装置。
10.前記排気口のうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つの排気口から放出される排気を前記排気プレナムの下端へ向け、かつ前記排気プレナム内に受ける環境降水を前記排気口から離れるよう向けるように構成される少なくとも1つの固定ルーバセットを備える、
条項5〜9のうちのいずれかに記載の装置。
11.前記逆排気プレナムモジュールは、
前記別個の縁のうちの少なくとも1つに備え付けられる少なくとも1つの羽要素であって、前記少なくとも1つの羽要素は、前記排気プレナムから出て前記周囲環境へ入る気流を引き起こすために、前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するように構成され、
前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するために、前記少なくとも1つの羽要素は、ベルヌーイの定理の効果により、前記排気プレナムの前記上端に沿う周囲気流の流速の増加を引き起こすように構成される、前記少なくとも1つの羽要素
を備える、条項5〜10のうちのいずれかに記載の装置。
12.前記逆排気プレナムモジュールは、
前記別個の縁のうちの少なくとも1つに備え付けられる少なくとも1つの気流方向付け要素であって、前記少なくとも1つの気流方向付け要素は、前記排気プレナムから出て前記周囲環境へ入る気流を引き起こすために、前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するように構成され、
前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するために、前記少なくとも1つの気流方向付け要素は、前記排気プレナムの前記上端に最も近い周囲気流の方向を少なくとも部分的に変えるように構成される、前記少なくとも1つの気流方向付け要素
を備える、条項5〜11のうちのいずれかに記載の装置。
13.前記別個の屋根要素の縁のうちの少なくとも1つの下に延びる前記排気プレナムの前記少なくとも一側端は入口を備え、前記入り口は、前記構内空間からの排気を前記排気プレナムに放出するように構成される排気口と、前記少なくとも1つの構内空間から前記入口を介して前記排気プレナムへ流れる前記排気の気流を制限するために前記入口を囲むように構成される取り外し可能な仕切りとのうちの少なくとも1つを、取り替え可能に収容するように構成される、
条項5〜12のうちのいずれかに記載の装置。
14.周囲気流による制約に少なくとも部分的に耐える、周囲環境への空気放出を提供するように、構内を構成することを含む方法であって、前記構成することは、
少なくとも2つの壁要素を別個の屋根要素の縁に連結することであって、そのため、前記別個の屋根要素の縁の間にまたがる上端を介して前記周囲環境と気流連通する、排気プレナムを備える開いた空間の対側端を確立するように、前記壁要素は前記別個の屋根要素の縁から下向きに延びる、前記少なくとも2つの壁要素を前記別個の屋根要素の縁に連結することと、
前記別個の屋根要素の縁の下の前記排気プレナムへ空気を放出するように構成される少なくとも1つの排気口を、前記壁要素のうちの1つに連結することと
を含む、前記方法。
15.前記少なくとも1つの排気口を連結することは、少なくとも1つの空気移動デバイスを前記少なくとも1つの排気口と気流連通した状態に設置することを含み、
前記方法はさらに、前記構内から前記少なくとも1つの排気口を介して前記排気プレナムへ流れる気流を引き起こすために、前記少なくとも1つの空気移動デバイスを稼働させることを含む、
条項14に記載の方法。
16.前記少なくとも1つの排気口を連結することは、少なくとも1つのルーバセットを前記少なくとも1つの排気口の排気側に連結することを含み、前記少なくとも1つのルーバセットは、前記少なくとも1つの排気口から放出される空気を前記排気プレナムの下端へ向け、かつ前記排気プレナム内に受ける環境降水を前記排気口から離れるよう向けるように構成される、
条項14または15に記載の方法。
17.前記構成することは、
下底要素を前記少なくとも2つの壁要素のそれぞれの下端に連結することを含み、そのため前記下底要素は、前記少なくとも2つの壁要素の間の前記排気プレナムの下端に沿って延び、
前記排気プレナム内に受ける環境降水の、前記構内の外端に向かう排水勾配を引き起こすために、前記下底要素は、前記構内の前記外端に向かって下向きに前記少なくとも2つの壁要素に平行して傾斜される、
条項14〜16のうちのいずれかに記載の方法。
18.前記構成することは、
少なくとも1つの羽要素を前記別個の縁のうちの少なくとも1つに連結することを含み、前記少なくとも1つの羽要素は、前記排気プレナムから出て前記周囲環境へ入る気流を引き起こすために、前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するように構成され、
前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するために、前記少なくとも1つの羽要素は、ベルヌーイの定理の効果により、前記排気プレナムの前記上端に沿う周囲気流の流速の増加を引き起こすように構成される、
条項14〜17のうちのいずれかに記載の方法。
19.少なくとも2つの壁要素を連結することは、開いた空間を備える少なくとも1つの壁要素を設置することを含み、
前記構成することはさらに、前記構内から前記開いた空間を介して前記排気プレナムへ流れる気流を制限するために、前記開いた空間内に取り外し可能な仕切りを設置することを含み、
少なくとも1つの排気口を前記壁要素のうちの少なくとも1つに連結することは、前記構内から前記開いた空間を介して前記排気プレナムへ気流が流れることを可能にするために、前記開いた空間から前記取り外し可能な仕切りを取り外し、前記少なくとも1つの排気口を前記開いた空間に設置することを含む、
条項14〜18のうちのいずれかに記載の方法。
20.周囲気流による制約に少なくとも部分的に耐える、周囲環境への空気放出を提供するように、構内を構成することは、逆排気プレナムモジュールを別個の構内の排気流出口に連結することを含み、前記逆排気プレナムモジュールは、前記構内、前記屋根要素、前記壁要素、前記少なくとも1つの排気口、及び前記排気プレナムを含み、
前記逆排気プレナムはさらに、外部源からの空気を前記構内へ送るように構成される空気流入口を備え、
逆排気プレナムモジュールを別個の構内の排気流出口に連結することは、前記逆排気プレナムモジュールの前記空気流入口を前記排気流出口に連結することを含み、そのため前記逆排気プレナムモジュールの前記構内は、前記排気流出口を介して前記別個の構内から受け取る空気を、前記少なくとも1つの排気口を介して前記排気プレナムへ送る、
条項14〜19のうちのいずれかに記載の方法。
前述の実施形態はかなり詳細に説明されているが、一度前述の開示が十分に理解されれば、多数の修正及び変形が当業者には明らかとなるであろう。下記の請求項は、そのような変形及び修正を全て包含するように解釈されるべきことが意図される。

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの構内空間から受け取る排気を周囲気流から少なくとも部分的に隠される排気プレナムへ放出するように構成される逆排気プレナムモジュールを備える装置であって、前記逆排気プレナムモジュールは、
    別個の屋根要素の縁の下に下向きに延び、かつ前記別個の屋根要素の縁の間にまたがり前記周囲環境と自由に気流連通する上端を備える排気プレナムと、
    前記別個の屋根要素の縁の少なくとも1つの下に延びる前記排気プレナムの少なくとも一側端に連結され、かつ少なくとも1つの構内空間からの排気を前記別個の屋根要素の縁の下の前記排気プレナムへ放出するように構成される少なくとも1つの排気口であって、そのため前記少なくとも1つの排気口は前記排気プレナムの前記上端の上を流れる周囲気流による衝突にさらされないように少なくとも部分的に隠される、前記少なくとも1つの排気口と
    を備える、前記装置。
  2. 前記排気口のうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つの構内空間から前記排気プレナムへの前記排気の気流を引き起こすように構成される少なくとも1つの空気移動デバイスを備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記逆排気プレナムモジュールは、
    前記排気プレナムの対側端の間に前記排気プレナムの下端に沿って延びる下底要素であって、前記排気プレナム内に受ける環境降水の、前記少なくとも1つの構内空間の外端に向かう排水勾配を引き起こすために、前記下底要素は、前記少なくとも1つの構内空間の前記外端に向かって下向きに前記対側端に平行して傾斜される、前記下底要素
    を備える、いずれかの先行請求項に記載の装置。
  4. 前記逆排気プレナムモジュールは、前記少なくとも1つの構内空間に排気を受け入れるように構成される排気流入口を備え、
    前記逆排気プレナムモジュールは、屋根構造の排気流出口と気流連通する状態で前記屋根構造の上に備え付けられるように構成され、そのため前記少なくとも1つの構内空間から独立している別個の構内から受け取る排気は、前記逆排気プレナムモジュールの前記構内空間を循環し、前記逆排気プレナムモジュールの前記排気プレナムへ放出される、
    いずれかの先行請求項に記載の装置。
  5. 前記別個の屋根要素のうちの少なくとも1つは、前記別個の屋根要素の前記それぞれの別個の縁に向かって上向きに傾斜付けられ、そのため前記別個の縁は、前記排気プレナムの前記上端の一側に沿う、前記それぞれ別個の屋根要素の別個の頂点を備える、
    いずれかの先行請求項に記載の装置。
  6. 前記排気口のうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つの排気口から放出される排気を前記排気プレナムの下端へ向け、かつ前記排気プレナム内に受ける環境降水を前記排気口から離れるよう向けるように構成される少なくとも1つの固定ルーバセットを備える、
    いずれかの先行請求項に記載の装置。
  7. 前記逆排気プレナムモジュールは、
    前記別個の縁のうちの少なくとも1つに備え付けられる少なくとも1つの羽要素であって、前記少なくとも1つの羽要素は、前記排気プレナムから出て前記周囲環境へ入る気流を引き起こすために、前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するように構成され、
    前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するために、前記少なくとも1つの羽要素は、ベルヌーイの定理の効果により、前記排気プレナムの前記上端に沿う周囲気流の流速の増加を引き起こすように構成される、前記少なくとも1つの羽要素
    を備える、いずれかの先行請求項に記載の装置。
  8. 前記逆排気プレナムモジュールは、
    前記別個の縁のうちの少なくとも1つに備え付けられる少なくとも1つの気流方向付け要素であって、前記少なくとも1つの気流方向付け要素は、前記排気プレナムから出て前記周囲環境へ入る気流を引き起こすために、前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するように構成され、
    前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するために、前記少なくとも1つの気流方向付け要素は、前記排気プレナムの前記上端に最も近い周囲気流の方向を少なくとも部分的に変えるように構成される、前記少なくとも1つの気流方向付け要素
    を備える、いずれかの先行請求項に記載の装置。
  9. 前記別個の屋根要素の縁のうちの少なくとも1つの下に延びる前記排気プレナムの前記少なくとも一側端は入口を備え、前記入り口は、前記構内空間からの排気を前記排気プレナムに放出するように構成される排気口と、前記少なくとも1つの構内空間から前記入口を介して前記排気プレナムへ流れる前記排気の気流を制限するために前記入口を囲むように構成される取り外し可能な仕切りとのうちの少なくとも1つを、取り替え可能に収容するように構成される、
    いずれかの先行請求項に記載の装置。
  10. 周囲気流による制約に少なくとも部分的に耐える、周囲環境への空気放出を提供するように、構内を構成することを含む方法であって、前記構成することは、
    少なくとも2つの壁要素を別個の屋根要素の縁に連結することであって、そのため、前記別個の屋根要素の縁の間にまたがる上端を介して前記周囲環境と気流連通する、排気プレナムを備える開いた空間の対側端を確立するように、前記壁要素は前記別個の屋根要素の縁から下向きに延びる、前記少なくとも2つの壁要素を前記別個の屋根要素の縁に連結することと、
    前記別個の屋根要素の縁の下の前記排気プレナムへ空気を放出するように構成される少なくとも1つの排気口を、前記壁要素のうちの1つに連結することと
    を含む、前記方法。
  11. 前記少なくとも1つの排気口を連結することは、少なくとも1つの空気移動デバイスを前記少なくとも1つの排気口と気流連通した状態に設置することを含み、
    前記方法はさらに、前記構内から前記少なくとも1つの排気口を介して前記排気プレナムへ流れる気流を引き起こすために、前記少なくとも1つの空気移動デバイスを稼働させることを含む、
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの排気口を連結することは、少なくとも1つのルーバセットを前記少なくとも1つの排気口の排気側に連結することを含み、前記少なくとも1つのルーバセットは、前記少なくとも1つの排気口から放出される空気を前記排気プレナムの下端へ向け、かつ前記排気プレナム内に受ける環境降水を前記排気口から離れるよう向けるように構成される、
    請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記構成することは、
    下底要素を前記少なくとも2つの壁要素のそれぞれの下端に連結することを含み、そのため前記下底要素は、前記少なくとも2つの壁要素の間の前記排気プレナムの下端に沿って延び、
    前記排気プレナム内に受ける環境降水の、前記構内の外端に向かう排水勾配を引き起こすために、前記下底要素は、前記構内の前記外端に向かって下向きに前記少なくとも2つの壁要素に平行して傾斜される、
    請求項10〜12のうちのいずれかに記載の方法。
  14. 前記構成することは、
    少なくとも1つの羽要素を前記別個の縁のうちの少なくとも1つに連結することを含み、前記少なくとも1つの羽要素は、前記排気プレナムから出て前記周囲環境へ入る気流を引き起こすために、前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するように構成され、
    前記排気プレナムの前記上端における気圧を低減するために、前記少なくとも1つの羽要素は、ベルヌーイの定理の効果により、前記排気プレナムの前記上端に沿う周囲気流の流速の増加を引き起こすように構成される、
    請求項10〜13のうちのいずれかに記載の方法。
  15. 少なくとも2つの壁要素を連結することは、開いた空間を備える少なくとも1つの壁要素を設置することを含み、
    前記構成することはさらに、前記構内から前記開いた空間を介して前記排気プレナムへ流れる気流を制限するために、前記開いた空間内に取り外し可能な仕切りを設置することを含み、
    少なくとも1つの排気口を前記壁要素のうちの少なくとも1つに連結することは、前記構内から前記開いた空間を介して前記排気プレナムへ気流が流れることを可能にするために、前記開いた空間から前記取り外し可能な仕切りを取り外し、前記少なくとも1つの排気口を前記開いた空間に設置することを含む、
    請求項10〜14のうちのいずれかに記載の方法。
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