JP2017518571A - 仮想データセンタの環境監視システム - Google Patents

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Abstract

データセンタにおける仮想温度監視システムは、ラック内に搭載されたサーバと通信し、サーバの内部温度センサによって生成された内部温度データを受信する。システムは、受信された内部温度センサと外部環境との間の関係に基づいて、サーバが搭載されるラックに近接して延びるコールドアイルの一部を含む、サーバの外部の外部気温の仮想センサ測定値を導出する。他のセンサからのセンサデータは、ビル管理システムを介して受信されることができ、ビル管理システムへのビル管理信号は、少なくとも部分的に仮想センサデータに基づいて生成されることができる。仮想センサデータは、熱指数、閾値を超えるエクスカーション、履歴のエクスカーションの履歴等を含む、仮想外部センサの測定値に基づいてサーバの相対的熱特性を強調表示するサーバのグラフ表示の生成に使用されることができる。【選択図】図1

Description

オンライン小売店、インターネットサービスプロバイダ、検索プロバイダ、金融機関、大学及びその他の計算集約型組織のような組織は、多くの場合、大規模なコンピュータ設備によりコンピュータオペレーションを実施する。大量のサーバ、ネットワーク及びコンピュータ機器を格納し収容する、このようなコンピューティング設備は、必要に応じて組織のオペレーションを行い、処理、保存、及びデータの交換をする。通常、コンピュータ設備のコンピュータルームには多くのサーバラックを含む。それぞれのサーバラックは、順次、多くのサーバ及び関連するコンピュータ機器を含む。
コンピュータシステムは、通常、廃熱を生成するいくつかのコンポーネントを含む。このようなコンポーネントは、プリント回路基板、大容量記憶装置、電源及びプロセッサを含む。例えば、マルチプロセッサを搭載したいくつかのコンピュータは、250ワットの廃熱を生成し得る。いくつかの既知のコンピュータシステムは、ラックマウント型コンポーネントとして構成され、次にその後、ラック型コンピューティングシステム内に配置される、このような複数の、より大規模なマルチプロセッサコンピュータを含む。いくつかの既知のコンピューティングシステムは、40のこのようなラックマウント型コンポーネントを含み、したがって、このようなラック型のコンピューティングシステムは、10キロワットもの廃熱を生成するであろう。さらに、いくつかの既知のデータセンタは、複数のこのようなラック型コンピューティングシステムを含む。
いくつかの既知のデータセンタは、ラック型のシステムからの廃熱の除去を促進する方法及び装置を含む。いくつかの廃熱システムは、廃熱を空気(「排気」)の流れに転送することによって、データセンタから廃熱を除去し、次に廃熱をデータセンタ外部の環境に転送するために使用される。このような環境は、周囲環境を含むことができる。このような方法及び装置は、冷却空気をコンピュータシステムが搭載されているラックの吸気側に向け、熱を発するコンピュータシステムのコンポーネントから冷却空気を除去するようにラックの内部を通って、ラックから熱を除去し、ラックの反対側の「排気端」から排気として排出されることを含む。
場合によっては、排気は、ラックの排気端からラックの吸気端へと戻すことができる。このような排気の「再循環」は、非再循環の冷却空気に対して熱を除去する能力を低減し、ラックの吸気側の再循環された排気は、ラックを通って再循環され得る。このような吸気端へ排気を再循環させることにより、ラック内の1つ以上のコンピュータシステム、ラック内の廃熱の蓄積、過熱、コンピュータコンポーネント等への破損から熱を除去するに至るフィードバックループを確立できる。このような結果は、データセンタの計算能力に有害な影響をもたらす可能性がある。
場合によっては、データセンタ内の環境条件は、通常の運転状態から逸脱し得る。そのような逸脱は様々な要因によって引き起こされる場合がある。例えば、サーバ内で空気移動装置が故障したり、吸気に破片障害物等があったりすると、サーバから熱を除去する冷却空気の流れを制限してしまい、それによって熱損傷のリスクをサーバに及ぼし得る。加えて、1つ以上の空気処理システムを介して冷却空気がコンピュータルームに提供される場合には、冷却空気システムと冷却空気をコンピュータルームに供給する床下プレナムとの間の負の圧力差を含む、空気処理システム全体の負の圧力差は、ラック等の上部に搭載されたコンピュータシステムを含む特定のコンピュータシステムに、冷却空気の欠乏を引き起こす可能性がある。さらに、熱指数値によって表されることが可能な、コンピュータルームの温度及び相対湿度が閾値を超える場合には、サーバの様々なコンポーネントが損傷する可能性がある。別の実施例においては、コンピュータルームの一部の温度が、過度な冷却を提供されているところでは標準を下回る可能性があり、これは、冷却リソースの浪費を意味し得る。
場合によっては、データセンタは、1つ以上の温度、気圧、相対湿度またはこれらのうちいくつかの組み合わせ等を含む、1つ以上の環境特徴を監視することが可能な環境センサを含むことができる。環境センサは、データセンタ内の様々な領域に配置されることができ、その領域に配置された様々なサーバに、環境データを示すセンサデータを提供することが可能である。所与の領域は、様々なサーバを含んでよく、1つ以上の様々なラックに搭載され得る。サーバの領域の環境センサは、その領域で各サーバに関連付けられる領域の環境データを生成し得る。
その結果、環境データの共有のセットは、データセンタの領域内の多数のサーバに関連付けられ、生成されたセンサデータは、その領域内の個々のラックレベル、サーバレベル等での環境条件における個別の変動に相当しない可能性がある。例えば、データセンタの領域が、コールドアイルを含む場合には、それを通って冷却空気が循環され、それに沿って2つの列のラックがアイルの反対側に沿って延び、アイルに搭載された温度センサは、ラックの列に搭載された各サーバに、アイルの温度データを生成し、個々のサーバの各々に近接するアイルの一部の個別の温度には相当しない可能性がある。データセンタの領域にさらなる環境センサを搭載すると、例えば、所与の領域で、各ラックの各サーバに近接する個々の環境センサを搭載すると、時間と費用がかかる可能性がある。
いくつかの実施形態による、仮想監視システムを含むデータセンタの斜視図を示す概略図である。 いくつかの実施形態による、様々なコンポーネント、内部環境センサ及び外部搭載環境センサを含む、ラックマウント型コンピュータシステムの側面図を示す概略図である。 いくつかの実施形態による、局所温度測定値とデータセンタの領域における位置との間の関係を示す図である。 いくつかの実施形態による、仮想監視システムを示す概略図である。 いくつかの実施形態による、ユーザインタフェースディスプレイを介して表示されることが可能なグラフ表示を示す。 いくつかの実施形態による、外部環境条件の1つ以上の仮想測定値を導出することを示す。 いくつかの実施形態による、様々なコンピュータシステム及び条件のグラフ表示の生成に対応する、外部環境条件の監視を示す。 いくつかの実施形態で使用され得る例示的なコンピュータシステムを示すブロック図である。
本明細書で記載された様々な実施形態は、様々な修正及び代替形態に影響を受けやすい。特定の実施形態は、図面の実施例を用いて示され、本明細書で詳細に説明されるであろう。しかしながら、それに関する図面及び詳細な説明は、開示された特定の形式を本開示に限定することを意図せず、反対に添付の特許請求の範囲の趣旨及び範囲内にある全ての修正、等価物及び代替物を網羅しようとするものであると理解すべきである。本明細書で使用された見出しは、組織の目的のためのみであり、記述の範囲または特許請求の範囲を限定するために使用されることを意図したものではない。本願の全体を通じて使用されるとき、単語「may」は、義務の意味(即ち必須を意味する)ではなく、許容的な意味で使用されている(即ち、あることを行う可能性を有することを意味する)。同様に、単語「include」、「including」及び「includes」は、含んでいることを意味するが、これらに限定されない。
データセンタの環境監視システムの様々な実施形態が開示される。一実施形態によると、データセンタは、1つ以上のラック、コールドアイル、ホットアイル及び仮想監視装置で支援されるコンピュータシステムを含む。各コンピュータシステムは、各コンピュータシステムの内部環境温度を示す内部温度センサデータを生成する、内部コンピュータの温度センサを含む。コールドアイルは、各ラックの前端部に隣接して延び、コンピュータシステムの各々のそれぞれの内部環境に冷却空気を供給する。コールドアイルは、それぞれが別のコンピュータシステムに対応する外部環境を含む。仮想監視システムは、それぞれのコンピュータシステムに通信可能に接続され、外部環境のそれぞれに、仮想外部温度センサの測定値を生成する。対応するコンピュータシステム及びコンピュータシステムの内部温度と外部環境との間の関係から受信される内部温度センサデータに少なくとも部分的に基づいて、仮想外部温度センサの測定値の各インスタンスは、別の外部環境温度の仮想センサ測定値を示す。
一実施形態によると、仮想監視システムは、ワーカモジュール及びプロセッサモジュールを含む。ワーカモジュールは、リモートコンピュータシステムから内部センサ測定値を通信し、受信する。内部センサ測定値は、コンピュータシステムの内部センサによって生成され、コンピュータシステムの内部温度を示す。プロセッサモジュールは、リモートコンピュータシステム外部の、外部環境温度の仮想外部温度センサの測定値を導出する。導出は、内部温度センサの測定値及び内部温度と外部環境との間の関係に少なくとも部分的に基づいている。
本発明の一実施形態によると、命令のプログラムを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体は、コンピュータシステムにより実行される場合、コンピュータシステムにリモートサービスの一部と通信させ、内部温度センサの測定値を受信し、内部温度センサの測定値及び内部温度と外部環境との間の関係に少なくとも部分的に基づいて、仮想外部温度センサの測定値を導出する。内部温度センサの測定値は、リモートコンピュータシステムの内部センサによって生成され、リモートコンピュータシステムの内部温度を示す。仮想外部温度センサの測定値は、リモートコンピュータシステム外部環境の外部温度の仮想センサ測定値である。
本明細書で使用する場合、「アイル」は、1つ以上のラックに隣接する空間を意味する。
本明細書で使用する場合、「計算」は、計算、データストレージ、データ検索または通信等のコンピュータにより実行されることが可能な任意の操作を含む。
本明細書で使用する場合、「コンピュータルーム」は、ラックに搭載されたサーバのような、コンピュータシステムが運用されている建物の部屋を意味する。
本明細書で使用する場合、「コンピュータシステム」は、以下「計算装置」とも称され、様々なコンピュータシステムまたはそのコンポーネントのいずれかを含む。コンピュータシステムの一実施例は、ラックマウント型サーバである。本明細書で使用する場合、「コンピュータ」という用語は、コンピュータとして当該技術分野において称される集積回路のみに限定されないが、プロセッサ、サーバ、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラム可能な論理制御装置(PLC)、特定用途向け集積回路及びその他のプログラム可能な回路を広く意味し、これらの用語は、本明細書では同じ意味で用いられる。様々な実施形態では、メモリは、限定するものではないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)のようなコンピュータ可読媒体を含み得る。あるいは、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、光磁気ディスク(MOD)及び/またはデジタル汎用ディスク(DVD)もまた使用され得る。また、追加の入力チャネルは、マウス及びキーボードのような、オペレータインタフェースに関連するコンピュータ周辺機器を含み得る。あるいは、その他のコンピュータ周辺機器はまた、例えばスキャナを含み得るものが使用され得る。さらに、いくつかの実施形態において、追加の出力チャネルは、オペレータインタフェースモニタ及び/またはプリンタを含み得る。
本明細書で使用する場合、「データセンタ」は、コンピュータオペレーションが実行される任意の設備または設備の一部を含む。データセンタは、特定の機能(例えば、電子商取引、データベース管理)専用または多数の機能を提供するサーバとその他のシステム及びコンポーネントを含み得る。コンピュータ操作の例は、情報処理、通信、シミュレーション及び運用管理を含む。
本明細書で使用する場合、「モジュール」は、コンポーネントまたは互いに物理的に接続されるコンポーネントの組み合わせである。モジュールは、このようなフレーム、ハウジング、構造、容器等のような構造要素と同様に、コンピュータシステム、ラック、ブロア、ダクト、電力分配装置、火災抑制システム及び制御システムのような、機能要素及びシステムを含み得る。いくつかの実施形態では、モジュールが、データセンタから離れた位置で事前に作製される。
本明細書で使用する場合、「ラック」は、サーバのような1つ以上の電気系統を含有するか物理的に支援できるラック、コンテナ、フレームまたは他の要素または要素の組み合わせを意味する。
本明細書で使用する場合、「ルーム」は構造物の部屋または空間を意味する。「コンピュータルーム」は、ラックに搭載されたサーバのような、コンピュータシステムが運用されている部屋を意味する。
本明細書で使用する場合、「棚」は、対象物が置かれるか搭載される任意の要素または要素の組み合わせを意味する。棚は、例えば、プレート、シート、トレイ、ディスク、ブロック、グリッド、ボックスまたは支持レールのセットを含み得る。棚は、長方形、正方形、円形または別の形状であってもよい。いくつかの実施形態では、棚は1つ以上のレールを含み得る。
本明細書で使用する場合、「空間」は空間、領域または体積を意味する。
図1は、いくつかの実施形態による、仮想環境監視システムを含むデータセンタの斜視図を示す概略図である。
データセンタ100は、コンピュータシステム105が搭載されているラック104の列102、床下冷却空気プレナム107、コールドアイル106、ホットアイル112及び外部センサ装置114、116、118を含むコンピュータルーム101を備える。データセンタ100は、さらに、ビル管理システム(BMS)120及び仮想監視システム140を含む。
明瞭にするために、コンピュータシステム105及び1つ以上のその中に含まれるコンポーネントは、図1に示されている8つのラック104のうち2つの場合について示されている。データセンタ100のラック104のいくつかまたはすべては、その中に搭載されるコンピュータシステム105の様々な数を含むことができ、データセンタ100は、様々な数のコンピュータルーム101、様々な数の列102及び様々な数のラック104を含むことができると理解されるであろう。
いくつかの実施形態では、冷却空気は、データセンタの領域を通って循環され、データセンタのラックに搭載されたコンピュータシステムの熱を生成するコンポーネントを冷却する。ラックは行に配置することができ、ラックの前面または「入口」端部は、以下「コールドアイル」と称する共有アイル面し、その中に冷却空気が供給され、ラックに搭載されているコンピュータシステムは、コールドアイルから、ラックの入口端部に近接するコンピュータシステムの入口端部を介して冷却空気を受け取る。例えば、図示された実施形態では、それぞれの入口端部で、コールドアイル106へと、ラック104に搭載されたコンピュータシステム105が面するように、ラック104の列102を配置されることができ、コールドアイル106に面するそれぞれのコンピュータシステム105の入口端部を介してコールドアイル106から冷却空気を受ける。図示された実施形態を含む、いくつかの実施形態では、冷却空気108は、床下プレナム107を介して冷気通路106に供給されることができる。それを通して冷却空気が循環され、コールドアイル106の床にある排気口111は、プレナム107からの冷却空気108をコールドアイル106へと方向付けることができる。いくつかの実施形態では、冷却空気108は、空気処理システム(図1に図示せず)を介してプレナム107に供給され、冷却装置のない空気冷却システムを含むことができる。いくつかの実施形態では、空気処理システムは、1つ以上の空気移動装置、機械式冷却システム、蒸発冷却システム、排気再循環システム、またはこれらのうちいくつかの組み合わせ等を含む。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム105内に受け取られた冷却空気108は、コンピュータシステム105内の1つ以上の熱生成コンポーネントを通過し、このようなコンポーネントから熱を除去する。このような熱を除去された空気は、以下、排気110と称され、コンピュータシステム105から排気空間へと排出されることができ、排気110は排気空間を介してコンピュータルーム101から除去されることができる。いくつかの実施形態では、排気空間はアイルであり、以下、「ホットアイル」112と称され、それはコールドアイル106から少なくとも1つの列102の反対側にラック104の1つ以上の列102に沿って延びる。
いくつかの実施形態では、データセンタ内の様々な環境条件は、1つ以上のセンサ装置を介して監視される。センサ装置は、温度、相対湿度、気圧、湿球温度等を含む1つ以上の環境条件を測定することができ、センサデータは、様々なセンサ装置により生成されることができ、センサデータは、各センサ装置で測定された条件を示す。センサ装置は、データセンタ内の様々な場所でいろいろな状態を測定するデータセンタのさまざまな領域に配置されることができる。例えば、図1の図示された実施形態では、データセンタ100のコンピュータルーム101は、温度センサ装置114、116と相対湿度センサ装置118を含む。センサ装置114、118は、コールドアイル106に近接して配置され、温度センサ装置114は、コールドアイル106内の少なくとも一部の冷却空気108の気温を測定することができ、相対湿度センサ装置118は、コールドアイル106内の少なくともいくつかの冷却空気108の相対湿度を測定することができる。温度センサ116は、ホットアイル112の排気110の少なくとも一部の気温を測定することができる。
いくつかの実施形態では、センサ装置は、1つ以上の通信経路を介して1つ以上のコンピュータシステムに通信可能に接続される。このような通信経路は、いくつかの実施形態では、1つ以上の通信ネットワークを含み、このような1つ以上のコンピュータシステムは、リモートコンピュータシステムが通信ネットワークを介して、センサ装置114、116、118からセンサデータを受信するために通信可能に接続されるように、1つ以上の通信ネットワークに通信可能に接続された1つ以上のリモートコンピュータシステムを含むことができる。いくつかの実施形態では、リモートコンピュータシステムは、1つ以上のBMS装置120を含む、管理システムを含む。センサデータは、温度、相対湿度等の測定値を含むことができ、様々なセンサ装置からBMSで受信されることが可能である。
いくつかの実施形態では、センサデータは、コンピュータルーム101の様々な領域に関連する環境条件を判定するために処理されることができる。コールドアイル106に近接するセンサ装置114から受信される温度測定値は、コールドアイル106内の冷却空気108の気温を判定するために使用されることができる。判定された気温は、1つ以上の閾値温度値と比較して、データセンタの領域の現在の動作状態を判定することが可能である。例えば、センサ装置114からの気温測定値は、「通常の状態」、「警告状態」、「危険状態」、「致命的状態」等を含む、現在の動作状態に関連する、多数の閾値と比較されることができる。温度測定値が、1つ以上の閾値のセットにより確立される温度値の範囲内にある場合、この範囲は現在の動作状態と関連する場合、温度測定値が関連するデータセンタの領域は、現在の動作状態にあると判定されることが可能である。例えば、センサ装置114の温度測定値は、危険状態に関連付けられる閾値を超え、危険状態に関連付けられる別の閾値を超えないセンサ装置114に近接する、冷却空気108の気温を示す場合、コールドアイル106は、「警告」動作状態にあると判定されることが可能である。様々な動作状態は、コンピュータシステム105の閾値の動作温度、データセンタの動作の安全要件等を含む、様々な特徴に関連付けることが可能である。例えば、「致命的」運転状態は、コンピュータシステムが、様々な内部コンポーネントに熱損傷の差し迫ったリスクにあるように、コールドアイル106内の気温が、コンピュータシステム105の最高の安全運転温度を超える状態に関連付けられ得る。
いくつかの実施形態では、信号は、データセンタの1つ以上の領域の判定された動作状態に少なくとも部分的に基づいて、1つ以上のシステムによって生成されることができる。信号は、データセンタの1つ以上の動作への信号を含むことが可能であり、判定された現在の動作状態に関して、取られるべき1つ以上の様々な動作行動に対する命令を含むことが可能である。動作は、データセンタの様々な領域における様々なコンポーネントに関し、検査、メンテナンス等を含むことが可能である。加えて、データセンタ100の1つ以上の要素は、センサデータの受信に応答して行われた判定に基づき、様々な動作を実行することが可能である。例えば、温度センサ114からのセンサデータが閾値を超えるコールドアイル106と関連する温度を示し、特定の現在の動作状態がコールドアイル106に関連する場合、BMS120は、1つ以上の空気処理システムの一部を指示することができ、このシステムは、ルーム101に提供された冷却空気の冷却能力を調整するための1つ以上の空気移動装置、空気冷却装置等を含み、1つ以上の空気冷却システムによって冷却空気の冷却の増大、ルームに供給される冷却空気の流量の増大、またはこれらのうちいくつかの組み合わせ等を含む。
いくつかの実施形態では、領域等に搭載されたデータセンタ領域に関連するセンサ装置での環境条件の測定が、センサ装置に近接する条件に関連するデータを生成し、領域全体の条件における変動を示さないように、データセンタの領域における環境条件は、領域全体で異なる可能性がある。例えば、ラック104の対応するコンピュータシステム105に近接するコールドアイル106の領域中の温度は、近接した床の排気口111の上方及びそれぞれのコンピュータシステム105と共通の高さで、コールドアイル106の局部的環境を含み、コールドアイル106のそれぞれの領域の間で変動可能である。このような変動は、特にセンサ装置114に近接しないコールドアイル106の領域に関して、センサ装置114によって測定値に現れ得ない。その結果、センサ装置114に近接する気温が正常な動作状態に対応するが、センサ装置114に近接しないコールドアイル106のある領域の気温が致命的な動作状態に対応する場合には、センサ装置114は、センサデータを生成し得、コールドアイル106の1つ以上の領域で致命的な動作状態の存在を判定する処理を行うことができない。追加のセンサ装置114は、1つ以上のラック104上のセンサ装置を搭載し、それぞれのコンピュータシステム105に近接するセンサ装置を搭載することを含み、コールドアイル106の全体に搭載され、コールドアイル106の様々な領域に関連する温度データの追加の粒度を提供することができる。そのような追加のセンサ装置を搭載することは、追加のセンサ、それぞれのセンサに必要な通信と電力との接続、コンピュータルーム101内のそれぞれのセンサ装置によって占有される空間、またはこれらのうちいくつかの組み合わせ等への金銭的費用を含む、時間とリソースの多大な消費を必要とする。
いくつかの実施形態において、コンピュータシステムは、内部温度センサを含む。このような温度センサは、コンピュータシステムの様々な領域に関連する温度を測定できる。コンピュータシステムの内部温度センサは、コンピュータシステムの内部環境にある特定のコンポーネントに近接する温度を測定することができる。コンピュータシステムの内部センサによるこのような内部温度の測定値は、ベースボード管理制御装置を含む、コンピュータシステム内の1つ以上のシステムに提供され得る。内部センサによって生成されるこのような内部センサ測定値は、内部空気の移動装置速度、プロセッサの活動等を含む、コンピュータシステムの様々な態様を制御するコンピュータシステムによって利用され得る。
図示された実施形態では、例えば、ラック104に搭載されるそれぞれの図示されたコンピュータシステム105は、少なくとも1つの内部温度センサ130を含む。コンピュータシステム105のそれぞれの内部温度センサ130は、それぞれのコンピュータシステム105内の1つ以上の領域の内部温度を測定することができる。それぞれ図示されたコンピュータシステム105は、それぞれのコンピュータシステム105の内部温度センサ130を含む、1つ以上の内部センサによって内部温度測定値を受信することができるモジュール132を含む。いくつかの実施形態では、モジュール132は、ベースボード管理コントローラ(BMC)を含む。モジュール132は、1つ以上のコンピュータシステム105の1つ以上の部分によって実装されることができる。いくつかの実施形態では、モジュール132は、コンピュータシステム105のBMCと通信して、内部の温度測定値を受信する。モジュール132は、システム140を含む1つ以上のリモートの宛先に、受信された内部温度測定値を示す信号を生成することができる。
いくつかの実施形態では、データセンタ内の1つ以上のコンピュータシステムの内部温度センサによる内部温度センサの測定値は、コンピュータシステムの外部にある環境の温度を判定する、内部温度センサの測定値を処理できる、1つ以上のコンピュータシステムに通信され得る。このような判定は、1つ以上の内部センサの内部温度センサの測定値に少なくとも部分的に基づいた仮想センサ測定値及び、以下、「オフセット」と称される、内部センサ測定値と外部環境の温度との間の関係を導出することを含むことができる。オフセットは、1つ以上の特定のコンピュータシステムのために事前に判定され、またリモートソースから仮想監視システムで受信されることができる。コンピュータシステムの外部環境は、データセンタのコンピュータシステムに近接し、対応する環境を含むことが可能である。
例えば、図示された実施形態では、仮想監視システム140は、コンピュータルーム101のそれぞれのコンピュータシステム105のモジュール132に通信可能に接続され、システム140は、それぞれのコンピュータシステム105のそれぞれのモジュール132と通信して、各コンピュータシステム105の1つ以上の内部センサ130によって生成される内部センサ温度測定値にアクセスすることができる。仮想監視システム140は、所与のコンピュータシステム105の所与の内部センサ130の内部センサ温度測定値を処理して、所与のコンピュータシステム105の入口側端部に近接したコールドアイル106の、特定の環境の仮想センサ測定値142を導出できる。このような特定の環境は、特定のコンピュータシステム105の特定の端部に近接し、及び特定のコンピュータシステム105の内部センサを介して仮想監視され、コンピュータシステムに「対応」すると理解されることができる。さらに以下で説明するように、外部環境の仮想センサ測定値は、図示されているようなコンピュータシステム105の入口端部に隣接するコールドアイルの領域を含む、所与のコンピュータシステムに近接し対応するコールドアイル106の領域を含むことができ、コンピュータシステム105のそれぞれから受信された内部センサ温度測定値に基づいたコンピュータシステム105のそれぞれのために導出されることができる。
仮想センサ測定値は、それぞれが、コールドアイル106に面する別のコンピュータシステム105及び特定のコンピュータシステム105に対応するコールドアイル106の多数の領域を含む、データセンタのコンピュータルームの多数の領域を導出されることができる場合、監視システム140は、コールドアイルのラック104のレベルでコールドアイルの環境条件の監視をすることができる。コンピュータシステム105のレベル等でコンピュータシステム105の内部環境を監視するために利用される温度センサ130の利用を通してコンピュータシステム105の外部の多数の温度センサ114、116の必要条件は部分的または全体的に緩和されることができる。コールドアイル106の多数の別の領域に関連する多数の別のセンサ測定値は導出されることができ、コールドアイル106の多数の外部センサ装置114を個別に搭載し監視するコンピュータシステム105によって利用される内部センサ130を使用して内部条件を監視する。その結果、データセンタ100の1つ以上の領域における環境監視の粒度は、拡大することができ、環境条件は、コンピュータシステムレベル、ラックレベル等で監視されることが可能である。
いくつかの実施形態では、様々な追加の外部センサからの環境センサの測定値は、導出された仮想外部センサの測定値と組み合わせて処理され、コンピュータルームの様々な領域における1つ以上の追加の環境条件を監視できる。このような追加のデータは、BMS120を含む、様々な外部ソースから監視システム140で受信されることができる。例えば、BMS120がセンサ装置118からコールドアイル106に対応する相対湿度測定値を受信すると、相対湿度の測定値は、BMS120からシステム140で受信されることができ、コールドアイル106のいくつかまたはすべての相対湿度の測定値は利用されることができ、それぞれが特定の近接したコンピュータシステム105に対応するコールドアイルの多数の「環境」のそれぞれに対応する、導出された仮想センサ温度測定値と組み合わせて、それぞれの環境における空気の熱指数を判定する。
いくつかの実施形態では、対応するコンピュータシステムの外部にあり、及びコンピュータシステムに近接する環境の温度測定値は、コンピュータシステムに受信された冷却空気の様々な条件を判定するために使用されることが可能である。例えば、所与のコンピュータシステム105に対応するコールドアイル106中の外部環境の気温の導出された仮想外部センサの測定値は、コンピュータシステム105で受信された冷却空気108の気温を示すことができる。導出された気温は、特定の外部環境を含むデータセンタの領域と関連した相対湿度のセンサデータと組み合わされて、コンピュータルーム101内の特定のコンピュータシステム105において受信された冷却空気108の湿球温度、乾球温度等を判定するために使用されることができる。このような測定値は、様々な閾値と比較され、コンピュータシステム105の現在の動作状態を判定することができる。いくつかの実施形態では、マルチコンピュータシステム105に関連する、導出された気温は、データセンタの1つ以上の特定の領域用に熱指数値を判定するために全体的に使用される。例えば、ラック104中のマルチコンピュータシステム105から導出された気温は、処理されることができ、マルチコンピュータシステム105からの最低、最高及び平均の導出された温度のうち1つ以上が判定されることができる。いくつかの実施形態では、ラック104のコンピュータシステム105用の最高気温を含む、マルチコンピュータシステム用の1つ以上の処理された気温は、ラック104に関連する熱指数値を判定するために使用されることができる。
いくつかの実施形態では、様々なコンピュータシステム105の様々な内部センサ130からの内部センサ温度測定値は、それぞれのコンピュータシステム105に対応する、様々な外部環境の仮想センサ温度測定値を導出するために使用されることができる。例えば、ラック104に搭載されたコンピュータシステム105は、コールドアイル106から冷却空気108を受け取るコンピュータシステムの入口端部でコールドアイル106に面し、さらに、排気110をホットアイル112へと排出する、コンピュータシステムの排気端でホットアイル112に面するコンピュータシステムの1つ以上の内部センサ130の内部センサ温度測定値は、コンピュータシステム105のモジュール132を介して、監視システム140で受信され、コンピュータシステムの入口側端部に近接したコールドアイル106の領域の仮想センサ温度測定値を導出するために使用されることができ、コンピュータシステム105中に受け取られた冷却空気の温度を導出するために使用されることができ、コンピュータシステムの排気端部に近接したホットアイル112の領域の仮想センサ温度測定値を導出するために使用されることができ、コンピュータシステム105から吐出された排気の温度を導出するために使用されることができる。
様々な特定のコンピュータシステムに対応する、外部環境のこのような導出された温度、相対湿度、熱指数等が1つ以上の閾値を超える場合、監視システム140は、様々な出力信号を生成することにより応答することができる。出力信号は、動作要求、様々なユーザへのメッセージ、空気処理システム等の領域を含む、BMS120への様々なビル管理信号を含むことが可能である。閾値は、高温閾値、低温閾値、高熱指数閾値、低熱指数閾値、高相対湿度閾値、低相対湿度閾値等を含むことが可能である。
いくつかの実施形態では、外部環境の仮想外部温度センサの測定値は、様々なラック104に設置された別の様々なコンピュータシステム105に対応して、1つ以上のコンピュータシステムを通る空気を再循環するために、データセンタ100の領域を監視するために使用されることができる。排気110は、一部の実施形態では、ホットアイル112からコールドアイル106に再循環することが可能である。このような再循環は、コールドアイル106へ戻る1つ以上の通路を通る、排気110の漏洩に少なくとも部分的に基づくことができる。例えば、いくつかの実施形態では、ホットアイル112中の気圧は、コールドアイル106中の気圧より上昇されてよく、ホットアイル112からコールドアイル106への圧力勾配は、ホットアイル112からコールドアイル106へ遮られていない通路の存在により、排気110を誘導し、コールドアイル106へ流すことができる。別の実施例においては、コールドアイル106中の気圧は、ホットアイル112中の気圧より低くてよく、コールドアイル106の気圧は、ラック104上の上部位置に搭載されたコンピュータシステム105を含む、冷却空気をラック104内の様々な位置において1つ以上のコンピュータシステム105に到達させるのを可能にするには不十分である。再循環は、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム105に対応する外部環境の高温として現れ、外部環境は、コールドアイル106中のコンピュータシステム105の入口端部に近接し、高温は、コンピュータルーム101内のその他の近接するコンピュータシステム105に関して著しく上昇した。
いくつかの実施形態では、所与のラック104内のコンピュータシステム105に対応する外部環境の最高及び最低の外部環境温度のそれぞれを少なくとも部分的に判定し、最高温度と最低温度との間の気温差を、1つ以上の事前に判定された閾値温度差の大きさを比較することに基づいて、システム140は、ラック104内のコンピュータシステム105のそれぞれに近接する各外部環境の導出された仮想センサ温度測定値を監視できる。ラック104内のコンピュータシステム105が閾値を超えることに対応する、測定された最高及び最低の外部環境温度の温度差が閾値を超える場合、システム140は、再循環が現在、少なくともラック104に対して起こっていると判定可能である。システム140は、データセンタの運用者に警報信号を生成し、再循環が起こっていると判定等をされる、少なくともラックで示すメッセージを生成することにより、このような判定に応答できる。
いくつかの実施形態では、データセンタ100中の外部環境の様々な導出された仮想センサの測定値は、コンピュータシステム105等に対応して、様々な外部環境の状況に関連した情報を提供する、1つ以上のユーザディスプレイを生成するために利用されることができる。このようなディスプレイは、ルーム101内のコンピュータシステム105のグラフ表示を含む、コンピュータルーム101の1つ以上のグラフ表示を含むことができる。このようなグラフ表示は、コンピュータシステムの強調された表示を含むことができ、各コンピュータシステムの可変の強調表示は少なくとも部分的に、各コンピュータシステム105に近接し、対応する1つ以上の外部環境の、1つ以上の導出された仮想センサ測定値に基づく。
図2は、いくつかの実施形態による、様々なコンポーネント、内部環境センサ及び外部搭載環境センサを含む、ラックマウント型コンピュータシステムの側面図を示す概略図である。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム202を備えるラック型コンピューティングシステム200は、図1を参照して上記に図示及び記載されているように、少なくとも1つのコンピュータシステム105を備えるラック104を含む。
ラック型コンピューティングシステム200は、ラック201に搭載された1つ以上のコンピュータシステム202を含むことができる。コンピュータシステム202は、コンピュータシステム202の入口端部204上のコールドアイル240に面し、ここで、冷却空気205は、入口端部204の1つ以上の領域を介して、コンピュータシステム202の内部環境203に受け取られ、1つ以上の入口孔(図2に図示せず)を含むことができる。冷却空気205は、内部環境を通過し、コンピュータシステムの内部環境203内の1つ以上の熱生成コンポーネントと熱伝導で連通し、冷却空気205は、熱生成コンポーネントから少なくとも多少の熱を除去する。例えば、図示されたコンピュータシステム202は、中央演算処理装置(CPU)209、大容量記憶装置214を含むことができ、これは、ハードディスクドライブ(HDD)を含むことができ、廃熱を生成する熱生成コンポーネントをそれぞれ含むことができる。冷却空気205は、内部環境203を通って1つ以上の装置209、214等から熱を除去することが可能である。コンピュータシステム202は、1つ以上の空気移動装置210を含むことができ、コンピュータシステム202の内部環境203を通る空気流を誘導することができる、1つ以上のファン、ブロア等を含むことができ、冷却空気流205を入口端部204からコンピュータシステム202の排気端部206に通過させる。排気端部206へ内部環境203を通過する冷却空気205は、排気207を含み、コンピュータシステム202内の少なくとも1つの熱生成コンポーネントから熱を除去し、コンピュータシステム202からホットアイル250に排出されることができ、コンピュータシステム202は、排気端部206に面する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム202は、内部環境203の1つ以上の領域のうち1つ以上の環境条件を測定する1つ以上の内部センサ装置を含む。例えば、図2に示されたコンピュータシステム202は、内部環境203の1つ以上の領域の内部温度を測定可能な内部温度センサ216を含む。センサ装置216により生成された内部センサ温度測定値は、コンピュータシステム202に備えられたBMC装置208に伝達されることが可能である。BMC装置208は、いくつかの実施形態では、センサ装置216を含む、コンピュータシステム202の1つ以上の内部センサによって生成された測定値を、少なくとも部分的に格納することができる。
いくつかの実施形態では、BMCへ伝達されるセンサデータは、1つ以上のリモートコンピュータシステムに伝達されることが可能であり、内部センサ装置216による内部センサ温度の測定値を処理するリモート仮想監視システムを含み、コンピュータシステムの外部にある、1つ以上の外部環境の1つ以上の領域の仮想センサ温度測定値を導出する。仮想センサ測定値は、物理センサが存在しない位置での仮想センサによって導出された温度の測定値を含むことができる。
いくつかの実施形態では、仮想センサ測定値を導出されることが可能な外部環境は、データセンタの1つ以上の領域において搭載された1つ以上の外部センサから離れていてもよい。例えば、図示された実施形態では、コールドアイル240の外部環境270及びホットアイル250の外部環境280は、それぞれのアイル240、250にある外部センサ装置220、230から離れていてもよい。その結果、センサ装置220によって生成されたセンサ温度測定値は、環境270内の冷却空気205の温度に関しては不正確になり得る。同様に、センサ230によって生成されたセンサ温度測定値は、環境280内の排気207の温度に関しては不正確になり得る。このようなセンサ220、230は、マルチコンピュータシステム202に近接する領域の温度測定値を提供するアイルに配置されてよく、また、コンピュータシステム202の各々に対応する、それぞれの外部環境270、280内のセンサを搭載すると、多数のこのようなセンサ装置を必要とし得る。
いくつかの実施形態では、1つ以上のコンピュータシステムに対応する、所与の外部環境に対する導出された仮想センサ測定値は、物理的なセンサ装置を個別に必要とし、外部環境の温度測定値を外部環境に近接して搭載するのを可能にする。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムの外部環境の1つ以上の領域は、コンピュータシステムに近接し、対応してよく、1つ以上の外部環境に関連する、1つ以上の環境条件の仮想センサ測定値は、コンピュータシステムの内部センサの内部センサ測定値に少なくとも部分的に基づいて、導出されることができる。図示された実施形態では、例えば、コールドアイル240は、コンピュータシステム202の外部に、及びコンピュータシステムの入口端部204に近接する外部環境270を含み、ホットアイル250は、コンピュータシステム202の外部に、及びコンピュータシステムの排気端部に近接する外部環境280を含む。このような外部環境270は、コンピュータシステム202に対応するものと理解され得る。例えば、環境270内の温度測定値は、コンピュータシステム202に受取られる冷却空気205の温度に対応することができ、環境280内の温度測定値は、コンピュータシステム202から排出された排気207の温度に対応することができる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム202は、内部温度センサ216を含み、また、センサ216によって生成され、BMC208を介して通信される内部センサ温度測定値は、環境270において、冷却空気205の温度の仮想センサ272の測定値を導出するために処理されることができ、環境280内の排気207の温度の仮想センサ282の測定値を導出するために使用されることができる。
図3は、いくつかの実施形態による、局所温度測定とデータセンタの領域における位置との間の関係を示す図である。
データセンタの領域300は、コンピュータシステム301の内部環境に搭載された内部温度センサ306に対する、コンピュータシステム301及び気温とデータセンタの領域における位置との間の関係の表示302を含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム301及びセンサ306は、それぞれ、図1を参照して上記に図示及び記載されたコンピュータシステム105とセンサ130とを備える。
いくつかの実施形態では、物理的なセンサが内部センサ測定値を生成する環境の外部にある環境における環境条件の仮想センサ測定値は、内部センサ測定値と外部環境との間の関係に少なくとも部分的に基づいて導出されることができる。いくつかの実施形態では、以下「オフセット」と称する関係は、環境温度と、内部センサ測定値を生成する物理的センサに対する環境の場所と、内部センサ測定値、冷却空気305の流速、内部コンピューティング活動、またはそれらのうちいくつかの組み合わせ等を生成するセンサ装置による温度測定値との間の1つ以上の関係を含む。
図3に示された実施形態においては、例えば、冷却空気305の空気流は、入口端部317でコンピュータシステム301に入り、コンピュータシステム301の内部309を通って内部空気流316を通過し、内部環境309内の1つ以上の熱生成コンポーネントから熱を除去し、そして、排気端部319を介して排気307としてコンピュータシステム301を出る。関係302は、空気流の位置303に基づいて、空気流316の温度304の変動314を説明することができる。空気流316は、コンピュータシステム301の内部環境を介して、入口端部317に近接する外部環境から、排気端部319に近接する別の外部環境に通過する。図示された関係302が示すように、コンピュータシステム301の入口端部に近接する外部環境における位置312の冷却空気は、初期温度310を有し得る。冷却空気305が、入口端部317からコンピュータシステム301の内部環境309を介して、内部空気流316内を通過するため、空気流316の温度は、入口端部の初期温度310から排出端部319の別の温度320に上昇することが可能である。内部センサ306は、センサ306に近接する内部環境の位置における内部環境の局所温度を含む、内部環境の少なくとも領域内で、空気316の温度330を測定することができる。
いくつかの実施形態では、少なくともセンサ306に対する位置で、空気流316の温度の変動314は、時間の経過とともにデータセンタ内のさまざまな位置のセンサによる、温度の測定値の追跡に少なくとも部分的に基づいて判定されることができる。例えば、いくつかの実施形態では、冷却空気の温度310は、位置312に近接して搭載された外部センサ装置によって、位置312で測定されることができ、また、センサ306によって、温度310の変動314及び温度測定値316は、時間とともに追跡されることができる。コンピュータシステム301の内部環境309、空気流316の速度等の1つ以上のコンポーネントのコンピューティング活動を含む、様々な条件変動値は、時間の経過とともに調整可能であり、調節の後、一定の位置での温度測定値の相対変化は、関係302を判定するために分析可能である。
いくつかの実施形態では、様々な位置における温度の測定値の変動314を少なくとも部分的に追跡することに基づいて判定される関係302(例えば、位置312にて搭載されたセンサによって、センサ306によって等)は、センサ306による内部センサの測定値に少なくとも部分的に基づいて、特定の位置における温度の仮想センサ測定値を導出するために使用されることができる。例えば、コンピュータシステム301の外部の位置312での冷却空気の温度310の仮想センサ測定値は、センサ306による温度の測定値330に少なくとも部分的に基づいて導出されることができ、データセンタ300内の温度310、測定温度330、位置303との間の関係302を判定されることができる。いくつかの実施形態では、センサ306と特定の位置との間の変位308は、センサ306からの一定の変位308である特定の場所で、仮想センサ測定値を導出するための変数と考えられ得る。
図4は、いくつかの実施形態による、仮想監視システムを示す概略図である。いくつかの実施形態では、システム400は、図1を参照して上記に図示及び記載される、様々なコンポーネント及びシステムを含む。
システム400は、データセンタにおいて様々な領域の仮想の監視を少なくとも部分的に可能な、様々なモジュールを含むことができる、様々なシステム401、410、420を含むことができる。本明細書で記載されたいくつかまたはすべてのモジュールは、以下にさらに記載される、1つ以上のコンピュータシステムの1つ以上のコンポーネントによって実装され得る。一部のモジュールは、様々な外部環境の示す1つ以上のユーザインタフェースの生成が可能である。一部のモジュールは、1つ以上のデータセンタの1つ以上の態様の制御が可能である。いくつかの実施形態では、仮想監視システム400は、1つ以上のコンピュータシステムによって部分的または完全に実装されることが可能であり、仮想監視システム400の少なくとも一部を実装するコンピュータシステムから離れたデータセンタを含む、1つ以上のデータセンタにおける様々な外部環境の監視を可能にするモジュールを含む。
いくつかの実施形態では、システム400は、それ自体が少なくとも内部温度センサ402及びBMC403を含むコンピュータシステム401を含む。コンピュータシステム401は、図1を参照して上記に図示及び記載された、1つ以上のコンピュータシステム105によって実装されることができる。内部温度センサ402は、コンピュータシステム401の内部環境に関する環境の測定値を収集することが可能である。いくつかの実施形態では、センサ402によって生成された1つ以上の内部温度センサの測定値にアクセスすることができるコンピュータシステム401は、ハードウェアモニタモジュール404を含む。モジュール404は、1つ以上のコンピュータシステム401の部分によって実装されることができる。モジュール404は、BMC403と通信して、センサ402の内部温度センサの測定値を受信し得る。モジュール404は、1つ以上の内部温度センサの測定値を含む出力信号を生成し得る。いくつかの実施形態では、出力信号は、内部温度センサの測定値が、コンピュータシステム401に関連する1つ以上の様々な閾値を超えるか否かを識別する情報を含む。出力信号は、定期的な時間間隔等で、測定値へのアクセスに応答して生成され得る。
いくつかの実施形態では、システム400は、モジュール404から出力信号を受信し、このような出力信号を1つ以上のリモート監視システム420にルーティングされるのを可能にするキューイングシステム410を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のリモート監視システム420は、キューイングシステム410と通信することなく、モジュール404から出力信号にアクセスできる。
仮想監視システム420は、図1に示されるシステム140を含む、1つ以上のコンピュータシステム上に実装されることが可能である。仮想監視システム420は、データベースモジュール421を含み、仮想監視システムに関連する各種データを記憶することができる。例えば、データベースモジュール421は、1つ以上の様々なコンピュータシステム401のハードウェア監視モジュール404から受信される内部温度センサの測定値を記憶することができる。加えて、データベースモジュール421は、1つ以上のデータセンタ内の1つ以上のコンピュータルーム内の様々なコンピュータシステム401に関連する、様々な位置情報を識別する情報を記憶することが可能である。キャッシュモジュール422は、1つ以上のデータセンタ内の1つ以上のコンピュータルーム内の様々なコンピュータシステム401に関連する、様々な位置情報を識別する情報を受信し、データベースモジュール421内にこのような情報を記憶することが可能である。このような位置情報は、コンピュータシステムのセットに含まれるコンピュータシステムを含む、1つ以上の様々なコンピュータシステムを関連付けることができ、コンピュータシステム等のラック、データセンタの1つ以上の特定の領域では「ゾーン」または「セクション」として互換可能に本明細書で称される。キャッシュモジュール422は、情報への1つ以上の様々なデータベースを動的に問い合わせることを介して情報を受信でき、リモートデータベースを含み、事前に判定された時間間隔で、断続的に等、そのような情報を受信する。いくつかの実施形態では、キャッシュモジュール422は、データベース421に、情報を受信及び格納することが可能であり、1つ以上の特定のコンピュータシステム401に関連する1つ以上の温度オフセットを識別する。オフセットは、ローカルまたはリモートで判定され得る。
モジュール423は、モジュール404からの出力信号を介して内部温度測定値を受信する。いくつかの実施形態では、図示された実施形態を含み、モジュール423は、キューイングシステム410から出力信号を受信する。ワーカモジュール423は、キューイングシステム410からの信号を処理し、内部温度センサを識別し、データベース421内にデータを記憶することができる。ワーカは、データに関連する特定のコンピュータシステム402を識別することができる。いくつかの実施形態では、ワーカモジュール423は、1つ以上のメタデータのセットをデータに追加し、特定のコンピュータシステム401、タイムスタンプ等と関連付け得る。
いくつかの実施形態では、オフセットは、コンピュータシステムに関連する内部センサ温度測定値と、少なくともコンピュータシステムに対応する外部環境との間で判定される。いくつかの実施形態では、オフセットは、外部環境で搭載されたセンサ装置によって外部環境の温度測定値を有する、内部センサ温度測定値の追跡の変動に少なくとも部分的に基づいて判定される。オフセットを判定することは、「較正」プロセスと称される場合もあり、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム内の1つ以上のセンサ装置によって、多数の内部センサ温度の測定値の回帰分析及び測定値間の関係を判定する特定の外部環境に関連した外部温度を含むことができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるように、関係を判定する、記載される内部センサ温度測定値の分析と外部環境の温度測定値を含む、「較正」のプロセスのうちの少なくともいくつかは、仮想監視システムに含まれる較正モジュールによって少なくとも部分的に実装され、少なくとも図1及び図4に図示され記載されている1つ以上の仮想監視システムを含むことができる。いくつかの実施形態では、オフセットは、1つ以上のデータセンタにおける特定のコンピュータシステムのために判定されることができる。導出されるオフセットは、データセンタにおける1つ以上の様々なコンピュータシステムに割り当てられることができ、様々なコンピュータシステムから内部センサ測定値は、割り当てられた関係を使用して処理される。オフセットは、少なくともコンピュータでシステムの1つ以上の特性に部分的に基づいてコンピュータシステムに割り当てることができる。例えば、オフセットが、特定のデータセンタの特定の領域において特定のコンピュータシステムのために導出される場合、オフセットは、1つ以上のデータセンタにおけるその他のコンピュータシステムに割り当てられてよく、その他のコンピュータシステムは特定のコンピュータシステムの類似の種類であり、その他のコンピュータシステムは、特定のコンピュータシステム等のような、データセンタと同様の領域が搭載されている。
オフセットは、いくつかの実施形態では、特定のコンピュータシステムに固有なものである。オフセットは、1つ以上のデータセンタにおいて、コンピュータシステムのそれぞれに独立して導出され、それぞれのオフセットは、関係が導出されるコンピュータシステムに排他的に割り当てられる。いくつかの実施形態では、キャッシュモジュール422は、リモートソースから事前に判定されたオフセットを受信し、オフセットが様々なコンピュータシステムから受信された内部センサ測定値の処理の一部として使用されるように、様々なコンピュータシステム401にオフセットを割り当てる。様々なコンピュータシステムは、事前に判定されたオフセットに関連する受信された通信で示された特定のコンピュータシステム401を含み得る。
いくつかの実施形態では、仮想監視システム420は、1つ以上の特定のコンピュータシステムに対応する、1つ以上の様々な外部環境の1つ以上の環境条件の仮想センサ測定値を導出することができるプロセッサモジュール424を含む。モジュール424は、仮想センサ温度測定値を含み、外部環境に対応する特定のコンピュータシステムの少なくとも内部環境の領域の受信された内部センサ測定値を少なくとも部分的な処理に基づいて、特定の外部環境の仮想センサ測定値を導出することができる。モジュール424は、データベース421からこのように受信された内部センサ測定値を受信することができ、データは、ワーカモジュール423によって記憶され得る。モジュール424は、内部センサ測定値と対応する外部環境との間の1つ以上のオフセットとともに、少なくとも部分的に受信された内部センサ測定値を処理することに基づいて、仮想センサ測定値を導出することができる。内部温度センサの測定値が生成されるコンピュータシステムに関連するオフセットは、データベース421から受信されることが可能である。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム401から受信された内部温度センサの測定値、及びルームセンサモジュール425を介した外部温度センサから受信された外部温度センサの測定値に少なくとも部分的に基づいて、オフセットはプロセッサモジュール424にて判定される。内部センサ測定値が受信される、コンピュータシステムに対応する外部環境に対する特定の仮想センサ測定値を導出するために使用されるオフセットは、オフセットが少なくともその特定のコンピュータシステムに割り当てられることを、少なくとも部分的な識別に基づいて使用されることが可能である。
いくつかの実施形態では、仮想監視システム420は、1つ以上のデータセンタに搭載された1つ以上の様々な外部センサ装置によって生成される1つ以上のリモートシステムと通信してセンサ測定値を受信するルームセンサモジュール425を含む。例えば、モジュール425は、データセンタのBMS装置に通信可能に接続されることができ、データセンタに搭載され、BMS装置に接続された様々な外部センサ装置からBMSで受信されたセンサ測定値を受信することができる。このような外部センサ装置は、データセンタ内のコンピュータシステムの外部にあり、データセンタの様々な領域に搭載されるセンサ装置を含むことができ、仮想センサ測定値がモジュール424にて導出される外部環境の外部の領域を含み得る。例えば、BMS装置は、データセンタ内の1つ以上の領域に関連する様々な外部センサ装置から温度測定値、相対湿度測定値等を受けることができ、この領域は、外部環境、コンピュータシステム等のうち少なくともいくつかを包含する。外部環境等に対応する、様々なコンピュータシステムが、領域によって包含されている場合には、領域内の様々な外部センサ装置からのセンサ測定値は、様々な領域によって包含されたコンピュータシステム、外部環境等に関連付けることができる。モジュール425は、データベース421内の相対湿度の測定値、外部温度センサの測定値等を含む、受信されたセンサ測定値を記憶し得る。
いくつかの実施形態では、プロセッサモジュール424は、受信された外部センサ測定値で導出された仮想センサ測定値を処理することができ、モジュール424は、データベース421からアクセスし、1つ以上の特定のコンピュータシステムに関連する追加の測定データを生成できる。例えば、受信された外部センサ測定値が、データセンタ領域において相対湿度センサ装置によって相対湿度測定値を含む場合には、コールドアイルを含むことが可能であり、モジュール424は、外部温度センサの測定値を導出した特定のコンピュータシステムに関連付けられ、モジュール424は、外部環境に対して熱指数を判定可能である。いくつかの実施形態では、マルチコンピュータシステム401に関連する、導出された仮想外部温度センサの測定値は、データセンタ内の1つ以上の特定の領域に対する熱指数を判定するために全体的に使用される。例えば、マルチコンピュータシステム401のセットに関連した導出された仮想外部温度センサの測定値は、ラック104にインストールされるコンピュータシステムのセットを含み、処理されることができ、マルチコンピュータシステム401からの最低、最高及び平均のうちの1つ以上が判定されることができる。いくつかの実施形態では、モジュール424は、マルチコンピュータシステムに対する1つ以上の処理された気温を処理し、コンピュータシステム401のセットに対する最大の導出された温度測定値と受信された相対湿度測定値を含み、コンピュータシステムがインストールされているラックに関連した熱指数値を判定する。
いくつかの実施形態では、プロセッサモジュール424は、導出された測定値と1つ以上のコンピュータシステム、外部環境等に関する判定を処理して、1つ以上のデータセンタの1つ以上の領域の1つ以上のグラフ表示を生成する。図5を参照して下記に図示及び記載されたグラフ表示は、1つ以上のデータセンタの1つ以上の領域、ルーム等内のその中に搭載された様々なアイル、ラックの列及びコンピュータシステムの表示を含むことができる。いくつかの実施形態では、データセンタの1つ以上の領域の表示は、領域の「マップ」と呼ばれている。様々なマップは、領域内の温度のマップ、領域内の空気循環及び領域内の熱指数値のマップを表す温度差のマップを含む領域で生成されることができる。モジュール424は、データベース421内で1つ以上の生成されたマップを記憶し、生成されたマップ等を含む出力信号を生成できる。
いくつかの実施形態では、モジュール424には、導出された測定値の分析に基づく表示及びそのような測定値に関する判定を更新することが可能である。例えば、モジュール424は、その中に搭載されたコンピュータシステムを備えるラックの列を含むコンピュータルームのグラフ表示を生成でき、それぞれのコンピュータシステムが、そのコンピュータシステムに対応する外部環境の導出された仮想外部温度センサの測定値の大きさに少なくとも部分的に基づいて特定のシェーディング、色等を強調する。いくつかの実施形態では、モジュール424は、グラフ表示を生成することができ、1つ以上の閾値によって境界を画された範囲内の値である、仮想外部温度センサの測定値、導出された熱指数測定等を含む、少なくとも部分的に導出された測定値に基づいた各コンピュータシステムを強調し、コンピュータシステムは、測定値が現在属している多数の範囲の値の範囲に基づいた特定の色、濃淡等を強調する。いくつかの実施形態では、モジュール424は、1つ以上の導出された測定値が特定の時間内での1つ以上の値の範囲内であると判定される回数に基づいて、各コンピュータシステム、特定の色、濃淡等を強調することを含む熱指数を含む、1つ以上の導出された測定値の少なくとも部分的に導出された測定値に基づいた各コンピュータシステムを強調するグラフ表示を生成することができる。
いくつかの実施形態では、プロセッサモジュール424は、導出された仮想外部温度センサの測定値、1つ以上の様々なコンピュータシステムに対応する1つ以上の外部環境の熱指数測定値等を処理し、1つ以上の外部環境、1つ以上の対応するコンピュータシステム等に関連する1つ以上の動作状態を判定する。モジュール424は、温度、熱指数等に関する導出された仮想センサ測定値を比較して、1つ以上の閾値の現在の状態を確認することができる。例えば、モジュール424は、それぞれが特定の現在の動作状態に関連した値の範囲を定義する閾値の温度値、閾値熱指数値等の多数のセットにアクセスしてよく、モジュール424は、多数の状態のどれが所与のコンピュータシステムの気温が、多数の範囲、値のなかで判定された気温、熱指数等の、どの範囲が現在範囲内にあるかに基づいているかを判定できる。様々な範囲は、様々な現在の動作状態に関連付けることが可能であり、様々な現在の動作状態は、様々な出力信号に関連付けられることが可能である。例えば、現在の動作状態は、温度値、熱指数値等、別の範囲の温度値に関連する危険状態、正常状態の範囲を超え及び正常状態の範囲に隣接する熱指数値等並びに別の範囲の温度値に関連する致命的状態、状態の範囲を超え及び危険状態の範囲に隣接する熱指数値等の範囲に関連する通常の状態を含むことができる。特定の環境の気温、熱指数値等が危険状態に関連する範囲内であると判定された場合、警告の出力信号が生成されることが可能である。特定の環境の気温、熱指数等が致命的状態に関連する範囲内であると判定された場合、別の異なる警告の出力信号が生成されることが可能である。異なる範囲は互いに排他的であることができる。いくつかの実施形態では、異なる範囲は、少なくとも部分的に重なり合うことができる。
いくつかの実施形態では、モジュール424は、少なくとも内部センサ測定値、またはこれらのうちいくつかの組み合わせ等の受信に基づいて、仮想外部センサ測定値を連続的、断続的、定期的に分析する。
いくつかの実施形態では、プロセッサモジュール424は、様々な外部環境の導出された仮想外部センサ測定値を監視して、空気が1つ以上の様々なデータセンタの1つ以上の様々な領域中で再循環するか否かを判定する。モジュール424は、コンピュータシステムのセットに包括的に対応して、データセンタの特定のラックに搭載されたコンピュータシステムを含む、外部環境のセットに関連付けられた1つ以上の導出された測定値を監視できる。いくつかの実施形態では、モジュール424は、データセンタ内のコンピュータシステムの多数のラックを含むコンピュータシステムの多数のセットを監視する。モジュール424は、識別された最も高い導出された測定値と最も低い導出された測定値との間の温度差を監視することができる。例えば、仮想外部温度センサの測定値のセットが、マルチコンピュータシステムのラック中のコンピュータシステムのセットに対応する、それぞれの外部環境に対して導出される場合、モジュール424は、温度測定値のセットの最高温度値である現在の温度測定値を識別し、温度測定値のセットの最低温度値である現在の温度測定値を識別し、現在の最高値と現在の最低値との間の現在の温度差を判定することができる。温度差の値が1つ以上の閾値を超えると判定される場合には、モジュール424は、排気が少なくともコンピュータシステムのセットを含む領域内で再循環していると判定できる。
いくつかの実施形態では、仮想監視システム420は、データセンタのイベントの表示に対し、1つ以上のデータセンタのうちの1つ以上のコンピュータルーム内の様々なコンピュータシステム、環境等を監視する監視モジュール426を含む。イベントは、導出された測定値が1つ以上の閾値を超えるという判定を介するモジュール424で判定され得る。いくつかの実施形態では、イベントは、コンピュータシステム401から受信された出力信号の処理に基づいて判定され、出力信号は、コンピュータシステムに関連する1つ以上の閾値を超える1つ以上の内部測定値の表示を含む。モニタモジュール426は、イベントが1つ以上の出力信号を生成することによって生じたとの判定に応答可能である。このような出力信号は、動作要求システムにアクセスし、1つ以上のオペレータにイベントの発生を通知し、特定の動作が取られること等を要求することを含むことが可能である。モニタモジュール426は、イベントの種類、超過した様々な閾値に基づいて生じるイベントを追跡してよく、これはイベント等の重要度として解釈され得る。イベントの種類、重要度等が変化する場合には、モニタモジュール426は、要求された動作の変更を含む、出力信号を更新可能である。
いくつかの実施形態では、仮想監視システム420は、BMSを含む、1つ以上の外部システムと相互作用することが可能なBMSインタフェースモジュール427を含む。このような相互作用は、いくつかの実施形態では、データセンタの1つ以上の領域での環境条件の分析に少なくとも部分的に基づいた、1つ以上の様々な外部システムに送信されることが可能な命令信号を生成することを含む。命令信号は、データセンタ内の1つ以上のシステムを制御するために、1つ以上の命令を含むことが可能である。命令は、データセンタ内の1つ以上の外部環境、コンピュータシステム等の現在の操作状態を調節するために生成されてよく、命令は、操作を介して現在の操作状態を変更することが可能な、1つ以上のシステムを制御する1つ以上の命令を含む。例えば、そのコンピュータシステムに対応する外部環境の導出された仮想外部センサの測定値の処理を介して、外部環境中の気温が危険な閾値を超えるという判定に基づいて、データセンタ内の特定のコンピュータシステムが危険な操作状態にあると判定される場合、モジュール427は、少なくとも部分的に判定基づいた命令信号を生成することが可能である。命令信号は、外部環境で冷却空気の気温を減少させるために、1つ以上の空気冷却システム、空気移動装置等を含む、少なくともコンピュータシステムに冷却空気を供給する空気処理システムの1つ以上の態様を制御する命令を含むことができる。
いくつかの実施形態では、命令信号は、特定のリモートシステムへ送信するために生成される。例えば、モジュール427は、1つ以上のBMS装置へ送信するために、ビル管理信号を生成することができ、ビル管理信号は、特定のBMS装置を関連付けることができ、1つ以上の空気処理システム、空気移動装置、空気冷却システム等を含む、データセンタ内の1つ以上のシステムを制御するBMS装置への命令を含むことができる。
いくつかの実施形態では、モジュール427は、外部システムからのクエリに応答して、様々なコンピュータシステム、コンピュータシステムのセット等に関連付けられている情報を外部システムに提供する。このような情報は、クエリに含まれる1つ以上のクエリのキーに対応してよく、データセンタ、ラック、コンピュータシステムのセット等の特定の領域を識別し、識別された領域、ラック、セット等に関連した特定の測定値を含む、要求された特定の情報を識別することができる。例えば、モジュール427は、データセンタの特定のコンピュータルームの特定の「ゾーン」または「セクション」を識別するBMSからのクエリを受信してよく、データベースモジュール421に記憶されるデータを含む出力信号を生成することにより応答してよく、一部またはすべてのコンピュータシステム、特定のゾーンまたはセクションに関連するコンピュータシステム等のセットに関連する。特定のゾーンまたはセクションに関連するデータセンタの1つ以上の特定の領域に物理的に配置されるラックに含まれる、ゾーンまたはセクションに関連するコンピュータシステムのセットは、コンピュータシステムのセットを含むことが可能である。出力信号に含まれるデータは、例えば、導出された仮想外部温度センサの測定値を含むことができ、識別された領域に関連するこのような測定値に対するクエリを含むクエリに少なくとも部分的に基づいて、識別された領域に関連するコンピュータシステムのセットのそれぞれと関連する。いくつかの実施形態では、モジュール427は、データセンタの様々な領域におけるコンピュータシステムのセットに関連するデータを含む出力信号を生成することが可能であり、データが編成され、コンピュータが配置されるセットの様々な別の領域によるデータのセットに整理される。
いくつかの実施形態では、仮想監視システム420は、ユーザインタフェースモジュール428を含み、1つ以上の生成されたマップにアクセスし、1つ以上のマップをユーザに、1つ以上のディスプレイユーザインタフェースを介して提示する。例えば、モジュール428は、マップにアクセスでき、モジュール424によって生成され、データベース421に記憶され、ユーザが開始した命令に基づいて、ユーザをサポートしているリモートコンピュータシステムのディスプレイインタフェースを介して、仮想監視システム420及びリモートコンピュータシステムを通信可能に連結する通信ネットワークを介して、リモートエンドユーザへマップを示す出力信号を生成する。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースモジュール428は、1つ以上の期間にわたって、1つ以上のコンピュータシステムの現在の動作状態、コンピュータシステムのセット等の変化の履歴を示す。モジュール426は、回数の表示を提示できる。所与のコンピュータシステム、コンピュータシステム等のセットは、時間のローリング固定期間を含むことができる、一定期間内の1つ以上の様々な現在の動作状態であると判定される。いくつかの実施形態では、1つ以上の特定の動作状態にあるコンピュータシステムは、以下にさらに記載されるように、「エクスカーション」にあるものとして称される。例えば、コンピュータシステムが危険状態であると判定された場合、コンピュータシステムは、通常の状態から「エクスカーション」にあると考えてよい。
ある期間中に、1つ以上のコンピュータシステムが1つ以上の特定の現在の動作状態が判定される回数は、少なくとも閾値の数値を満たす判定されたエクスカーションの履歴として参照することが可能であり、モジュール424は、1つ以上のコンピュータシステムに対応するエクスカーションの履歴状態と1つ以上のコンピュータと関連付けることができる。所与のコンピュータシステムと関連するエクスカーションの履歴状態は、モジュール424によって生成されたグラフ表示で示されることが可能であり、表示内の1つ以上のコンピュータシステムのそれぞれは、一定の期間内に1つ以上のコンピュータシステムがエクスカーションになっている回数の範囲に対応する特定の色、濃淡等を強調表示されることができる。例えば、コンピュータシステムが、現在、危険な動作状態にあると判定された場合には、コンピュータシステムに対応する外部環境の導出された熱指数値を少なくとも部分的に分析するのに基づいて、24時間内に少なくとも一定の回数、モジュール424は、コンピュータシステムを、全般的に通常の状態を出ているものとしてコンピュータシステムを識別するエクスカーションの履歴の状態に割り当て得る。このような識別により、データセンタの動作が、コンピュータシステムが点検、保守、交換等の潜在的な対象として識別することを可能にする。
図5A〜図5Fは、いくつかの実施形態による、ユーザインタフェースディスプレイを介して表示されることが可能なグラフ表示を示す。いくつかの実施形態では、グラフ表示は、図4を参照して上記に図示及び記載されているように、プロセッサモジュール424を含む仮想監視システム400の1つ以上のモジュールによって生成され得る。グラフ表示は、図4を参照して上記に図示及び記載されているように、ユーザインタフェースモジュール428を含む、仮想監視システム420の1つ以上のモジュールによって、1つ以上のコンピュータシステムディスプレイインタフェースを介して、リモートユーザを含む1以上のユーザに表示されることが可能である。
図5Aは、いくつかの実施形態による、ユーザインタフェースを介して表示されることが可能なデータセンタの領域のグラフ表示を示す。ディスプレイユーザインタフェース500は、1以上のユーザに、1以上のユーザを支援する1つ以上のコンピュータシステムのディスプレイインタフェースを介して表示されることができ、データセンタの様々な要素のグラフ表示を含むグラフ表示ディスプレイ502を含むことができる。いくつかの実施形態では、グラフ表示ディスプレイ502は、コンピュータルームの1つ以上の領域の「マップ」として称されることができ、その表示は、コンピュータルーム内のコンピュータシステム、ラック等の設備の表示を含む。例えば、図示されたディスプレイ502は、ラック506の3つの列504A〜504Cを含むコンピュータルームの表示を含み、各表示されたラックは、コンピュータルーム内の実際のラックに対応することができ、各ラックは搭載されたコンピュータシステムの1つ以上のセットを含むことができ、コンピュータシステムの「セット」は、ラック等に搭載された1つのコンピュータシステム、いくつかまたはすべてのコンピュータシステムを含むことが可能である。加えて、図示されたディスプレイ502は、ラックの行に沿ってアイル507A〜507Bの表示を含み、表示されたアイル507A〜507Bは、コンピュータルーム内の実際のアイルに対応することができる。ラック506の表示は、それぞれ、ラック識別子508の表示を含み、データセンタのラックを区別する識別子を含むことができる。いくつかの実施形態では、アイル507は、冷却空気が図示されたラック504A〜504B中の各ラック506から供給されるコールドアイルである。いくつかの実施形態では、アイル507は、排気が図示されたラック内の各コンピュータシステム506から供給されるホットアイルである。
いくつかの実施形態では、ディスプレイ502は、図1〜図4を参照して上記に図示及び記載されるように、ラックに対応する様々な外部環境の仮想監視と関連する特定の強調表示で、グラフ表示で示された、様々なラック506を強調する。例えば、図示された実施形態では、ディスプレイ502は、ラック510を含むいくつかのラックのグラフ表示を含み、特定の強調表示、ラック512を含むいくつかのラックを有し、別の異なる別個の特定の強調表示及びラック514を含むいくつかのラックを有し、依然として別の異なる特定の強調表示を有する。いくつかの実施形態では、各別個の特定の強調表示は、表示されたラック、対応するラックに搭載されたコンピュータシステムのセット等に関連する、特定の判定された現在の動作状態に対応できる。
いくつかの実施形態では、ディスプレイ502は、各ラックに搭載されているコンピュータのセットに含まれる1つ以上のコンピュータシステムに対応する、1つ以上の外部環境の仮想外部温度センサの測定値の分析に少なくとも部分的に基づいて、それぞれ1つ以上の特定の色、濃淡、イラスト、アニメーション効果等で強調されるラックの表示を含む。導出された温度の測定値は、ラック内のコンピュータシステムのセットにおいて導出された温度の測定値の最低、最高、平均等を含む。導出された温度の測定値は、多数の温度範囲と比較することができ、コンピュータシステムのセットに対応するラックは、どの温度範囲が導出された温度の測定値を含むかに少なくとも部分的に基づいて明確な強調表示を強調され得る。多数のラックは、同一温度範囲内であると判定される1つ以上の導出された仮想センサ温度測定値またはその処理に対応する多数のラックのそれぞれに基づいて、同一の強調表示で単独で強調され得る。それぞれの温度範囲は、個別の現在の動作状態と関連されてよく、所与の外部環境に対する温度の測定値が特定の温度の範囲内であるという判定は、対応するラック、ラックに搭載されたコンピュータシステムのセット等が現在、関連する現在の動作状態にあるとの判定を含む。いくつかの実施形態では、特定のコンピュータシステムのセットに対応する特定の外部環境の測定値は、コンピュータシステムの特定のセット、ラック等の1つ以上の特徴に少なくとも部分的に基づいた特定の温度値の範囲のセットと比較され得る。例えば、1つのラックは、その他のラックよりも高い冷却空気の温度で通常の状態で動作可能な構成要素、コンピュータシステム等を含む特定の種類のものであり得る。その結果、ラック、コンピュータシステムのセット等は、そのラックの種類に対応する温度値の範囲の特定のセットに関連付けられ得る。それによりそのラックの判定された現在の動作状態は、そのコンピュータシステムの特徴に対応し、対応する外部環境の導出された測定値に基づいて判定される。ラック、コンピュータシステムのセット等に関連した特定の閾値、範囲等は、ラック、セット等内のコンピュータシステムからの内部温度センサの測定値で仮想監視システムで同時に受信され得る。
いくつかの実施形態では、ディスプレイ502は、そのラックに対応する1つ以上の外部環境の仮想外部センサの熱指数測定値の分析に少なくとも部分的に基づいてそれぞれ1つ以上の特定の色、濃淡、イラスト、アニメーション効果等で強調されるラックの表示を含む。熱指数測定値は、外部環境の導出された仮想センサ温度測定値及び1つ以上の外部センサ装置の相対湿度測定値の処理に少なくとも部分的に基づいて導出されることができる。熱指数測定値は、熱指数値の多数の範囲と比較し、その外部環境に対応するラックは、少なくとも部分的に導出された熱指数測定値を含む熱指数値に基づいた明瞭な強調表示を強調されることが可能である。導出された仮想センサ熱指数の測定値が同一の熱指数の範囲内であると判定される外部環境に対応して、多数のラックは、多数のラックのそれぞれに基づいて同一の強調表示で単独で強調され得る。それぞれの熱指数の範囲は、個別の現在の動作状態と関連されてよく、所与の外部環境に対する熱指数の測定値が、特定の熱指数の範囲内であるという判定は、対応するラックが現在、関連する現在の動作状態にあるとの判定を含む。いくつかの実施形態では、特定のラックに対応する特定の外部環境の測定値は、特定のラックの1つ以上の特徴に少なくとも部分的に基づいた特定の熱指数値の範囲のセットと比較され得る。例えば、1つのラックは、その他のラックよりも高い冷却空気の熱指数値で通常の状態で動作可能な構成要素、コンピュータシステム等を含む特定の種類のものであり得る。その結果、ラックはそのラックの種類に対応する熱指数値の範囲の特定のセットと関連付けられてよく、そのラックの判定された現在の動作状態は、そのラックの特徴に対応して、対応する外部環境の導出された測定値に基づいて判定される。
例えば、図示された実施形態では、ラック510に搭載されたコンピュータシステムのセットに対応する熱指数データが通常の動作状態に対応する熱指数値の範囲内にあるという判定に少なくとも部分的に基づいて、ラック510は、通常の動作状態に対応する特定の強調表示で示される。コンピュータシステムのセットに対応する熱指数データは、コンピュータシステムのセットのそれぞれに判定される多数の個別の仮想外部温度センサの測定値及びラック510を含むコンピュータルームの領域に対応する相対湿度センサの測定値の最高、最低、平均等を含むことが可能である。ラック512に搭載されたコンピュータシステムのセットに対応する熱指数データが危険な動作状態に対応する熱指数値の範囲内にあるという判定に少なくとも部分的に基づいて、ラック512は、危険な動作状態に対応する別の特定の強調表示で示される。ラック514に搭載されたコンピュータシステムのセットに対応する熱指数データが致命的動作状態に対応する熱指数値の範囲内にあるという判定に少なくとも部分的に基づいて、ラック514は、致命的動作状態に対応する別の特定の強調表示で示される。
いくつかの実施形態では、ディスプレイインタフェース502は、ラックの表示と一定のユーザにより開始される相互作用に少なくとも部分的に基づいた、特定のラックに関連する追加情報を提示する。そのような追加情報は、ラックの特定の強調表示と関連付けることができる。例えば、図示された実施形態では、ユーザ制御式カーソルのアイコン522は、ラック「R_3_08」510の表示上に配置される。ラック510の表示に近接して配置されるカーソル522に少なくとも部分的に基づいて、ディスプレイウィンドウ520が表示され、ディスプレイウィンドウは、ラック識別子、現在のラックの動作状態、温度の測定値、相対湿度、ラックに関連する熱指数値等及び上記のデータを判定するために関連するタイムスタンプを含む、表示されたラックに関する様々な情報を提供する。様々な情報は、ラックに搭載されたコンピュータシステムのセットに関連するデータの多数のインスタンスの処理結果を含むことが可能である。例えば、提供されたラックの温度は、ラック内に搭載された別のコンピュータシステムに対応する個別の導出された仮想外部温度センサの測定値の平均であり得る。
いくつかの実施形態では、そのラックに対応する1つ以上の外部環境の判定されたエクスカーションの履歴の分析に少なくとも部分的に基づいて、ディスプレイ502は、それぞれ1つ以上の特定の色、濃淡、イラスト、アニメーション効果等で強調されるラックの表示を含む。エクスカーションの履歴は、1つ以上の特定の現在の動作状態は、一定の期間内に、特定のラックに関連付けられる、いくつかの時間の判定に少なくとも部分的に基づいて導出されることができ、これは、時間のローリング固定期間を含むことができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の現在の動作状態にあると判定されるラックは、ラックが1つ以上の現在の運転状態であると判定されている期間、以下「エクスカーション」にあると称される。ラックが一定期間内においてエクスカーションにある回数は、以下ラックの「エクスカーション値」と称され、エクスカーション値の多数の範囲と比較されることが可能であり、その外部環境に対応するラックは、そのラックに対し、どのエクスカーション値の範囲が判定されたエクスカーション値を含むかに少なくとも部分的に基づいて、明確な強調表示を強調されることができる。多数のラックは、エクスカーション値が同一の範囲内にあると判定される外部環境に対応する、マルチコンピュータシステムのそれぞれに基づいて同一の強調で単独で強調され得る。
図5Bは、いくつかの実施形態による、ユーザインタフェースを介して表示されることが可能なデータセンタの領域のグラフ表示を示す。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、データセンタの1つ以上の特定の領域での排気の再循環に関連したグラフ表示を含むことができる。例えば、図示された実施形態では、ラック506のグラフ表示は、所与のラックに搭載されたコンピュータシステムのセット全般の判定された温度差に対応するラックの特定の強調表示を含み、この温度差または「デルタ−T」は、所与のラック506に関連する空気の再循環の判定に対応可能である。示されているように、ラック512は、危険な温度差に対応し、ラック514は、致命的な温度差に対応し、ラック510は、通常の温度差に対応し、ラックはそれに応じて強調される。加えて、少なくとも部分的にディスプレイ502を表示するコンピュータシステムとユーザとの相互作用に基づいて、カーソル522がラックに近接して配置される場合には、ラック510に関して示されるように、ディスプレイウィンドウ530は、ラック識別子を含むラック、ラックの動作状態、デルタ−T、ラックメーカ及び種類等に関する情報を表示することができる。
いくつかの実施形態では、ディスプレイ502は、時間とともに更新され、図5A〜図5Bのディスプレイ502に示されているラックの強調表示は、少なくとも部分的に更新された受信データに基づいて時間とともに変化可能である。例えば、ラック514は、ラック514が致命的状態であるという判定に基づいた特定の強調表示で最初に強調され、ラック514に搭載されたコンピュータシステムに対応する外部環境の導出された仮想外部の測定値の分析に少なくとも部分的に基づいて、及び後の受信されたセンサデータの後の分析が、ラック514が後に通常状態を含む別の個別の現在の動作状態にあるという判定の結果となることに基づいて、ディスプレイ502は、ラック514が危険状態に関連する強調表示での強調から通常状態に関連する強調表示での強調へと変化されるように更新されることが可能である。
いくつかの実施形態では、ユーザはディスプレイ502において1つ以上の表示と相互作用し、所与のラック、その中に搭載されたコンピュータのセット等に関連する追加の情報を受信する。このような相互作用は、ラックの表示上の「クリック」を含むことが可能である。
図5Cは、いくつかの実施形態による、時間の経過に伴う、所与のラックと関連する温度データの変動のグラフ表示を示す。グラフ表示は、図5A〜図5Bに示されるラック510を含む所定のラックに表示されてよく、少なくとも部分的にユーザがラック510の表示に近接するカーソル522を位置決めし、表示を「クリック」してラック510を選択するのに基づく。図5Cに示されているグラフは、時間経過のラック544に関連する温度データ542の変動を示している。いくつかの実施形態では、グラフは、熱指数データ、温度差等を含む、ラックに関連するその他のデータの変動を示し得る。いくつかの実施形態では、グラフ540は、ユーザインタフェースモジュールを含む仮想監視システムのモジュールによって表示され得る。
図示されたグラフ540は、ラックに搭載されたコンピュータのセットの温度データに関連するデータの様々な変動552〜556を示す。例えば、データは、ラックに搭載されたコンピュータシステムのセットの多数の導出された仮想外部温度センサの測定値の最低測定値552、最高測定値554、平均測定値556等を含むことができる。いくつかの実施形態では、ラックに含まれる1つ以上のコンピュータシステムに対応する導出された仮想測定値に関連する処理されたデータを含む、様々なデータの1つ以上の様々な変動は、グラフ540に表示されることが可能である。
いくつかの実施形態では、時間の経過を伴うデータの変動のグラフ表示は、変動するデータに関連する動作状態の表示及び時間経過を伴うラックの動作状態の変動の表示を含む。例えば、図示された実施形態では、グラフ540は、様々な温度データ範囲に関連し、閾値547、549に基づいて確立された表示546、548、550を含み、該温度データ範囲は、特定の動作状態にそれぞれ対応できる。範囲546は、通常の動作状態に対応してよく、範囲548は、危険な動作状態に対応してよく、及び範囲550は、致命的な動作状態に対応してよい。示されているように、時間の経過を伴う温度の変動552〜556は、ラックが時間の経過にあり得る、監視期間中に二度、通常の動作状態と危険な動作状態との間の閾値547を超えるラックに対応する最高の温度測定値を示すことを含む、様々な動作状態を示すことが可能である。
図5Dは、ユーザインタフェース500の1つ以上の部分と相互作用する際に、ユーザに表示されることができる表示画面560を示す。ディスプレイは、所定のラックに搭載された様々なコンピュータシステムに関連する、様々な導出された仮想温度センサの測定値を示すことができる。いくつかの実施形態では、ウィンドウ560は、ユーザインタフェースモジュールを含む仮想監視システムのモジュールによって表示され得る。図示されたディスプレイウィンドウ560は、特定のラックのユーザの選択に少なくとも部分的に基づいて、図5Cに示されるようなグラフ540とともに表示することができる。ウィンドウ560は、選択されたラックに搭載された別のコンピュータシステムに関連する多数の入力561を含み、それぞれの入力は、所与のコンピュータシステムに関連する識別子562、コンピュータシステムに関連する種類の指標563、そのコンピュータシステムに対応する導出された仮想外部温度センサの測定値564及び導出に関連するタイムスタンプ565を含む。ウィンドウ560は、後の導出に基づいて、時間の経過とともに更新されることができる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムの所与の入力561に関連した導出された仮想外部温度測定値564は、関連するコンピュータシステムに関連付けられている特定の強調表示で強調される。このような強調表示は、コンピュータシステムの少なくとも部分的に基づくことが可能であり、導出された温度の測定値が1つ以上の様々な閾値を超えると、少なくとも部分的に判定されることに基づくことができる。例えば、図示された実施形態では、一定のコンピュータシステムに関連する、ウィンドウ567に図示された導出された仮想外部温度センサの測定値は、そのコンピュータシステムの判定された動作状態に関連する強調表示を強調し、動作状態は1つ以上の閾値の温度値を超える入力567に示される温度に少なくとも部分的に基づいて判定されることができる。ウィンドウ567におけるこのような温度は、危険な動作状態に関連してよく、一方、その他の入力561に示されているその他の導出された温度の測定値は、その他の動作状態に関連し、したがってウィンドウ567とは異なって強調される。
いくつかの実施形態では、強調表示は、1つ以上の特徴、動作状態等に少なくとも部分的に基づいた要素を部分的に強調する「進捗状況バー」の表示を含む。例えば、図5Dでは、導出された温度の測定値564は、強調表示する進捗状況バーによって強調されることができ、これは累進的に所与のウィンドウを強調し、1つ以上のウィンドウの側面から様々な閾値、動作状態等に対する導出された測定値の値に少なくとも部分的に基づいた所与の測定値に関連する。入力561に対してウィンドウ567に表示された導出された測定値は、通常の動作状態に関連する温度値の範囲内である値を有し、強調表示は、ウィンドウ567の限定された一部を充足してよく、緑色のような動作状態に関連する特定の色を有し得る。ウィンドウ567に表示された導出された測定値が上昇するに従い、「進捗状況バー」はウィンドウ567を累進的により強調し得る。加えて、導出された測定値が別の動作状態に関連する別の値の範囲内にある場合には、強調表示は、別の色、濃淡等に変更することができる。例えば、ウィンドウ567の測定値が危険な動作状態に関連する温度範囲内にある場合には、ウィンドウ567の強調表示は、ウィンドウ567の半分以上をカバーしてよく、また、黄色のようなその動作状態に関連する特定の色を有することが可能である。
図5Eは、ユーザインタフェース500の1つ以上の部分と相互作用する際に、ユーザに表示されることができるディスプレイウィンドウ570を示す。ディスプレイウィンドウ570は、データセンタ内の様々なラックに関連する様々な導出された特徴を示すことができる。例えば、図示されたウィンドウ570は、特定のラックに関連する入力571を含む。それぞれの入力571は、ラックに関連するラック識別子572、ラックのラックメーカ573、ラックのラック種類574、ラックに関連する判定されたデルタ−T及びラックに関連するエクスカーション履歴576の表示を含む。いくつかの実施形態では、エクスカーション履歴は過去24時間を含む、一定の期間にわたる1つ以上の特定の動作状態からのいくつかのエクスカーションを示す。
図5Fは、いくつかの実施形態による、ユーザインタフェースを介して表示されることが可能なデータセンタの領域のグラフ表示を示す。ユーザインタフェース500は、1以上のユーザに、1以上のユーザを支援する1つ以上のコンピュータシステムのディスプレイインタフェースを介して表示されることができ、データセンタのコンピュータルームの様々なラックに搭載された個別のコンピュータシステムの表示を含む、グラフ表示のディスプレイ502を含むことが可能である。例えば、図示された図5Fのディスプレイ502は、ラック573の2列574を含むコンピュータルームの表示を示し、それぞれのラックは共有のアイル空間575にそれぞれ隣接する搭載されたコンピュータシステム574を含む。いくつかの実施形態では、アイル575は、冷却空気が図示されたラック573中の各コンピュータシステム574に提供される。いくつかの実施形態では、アイル575は、排気が図示されたラック内の各コンピュータシステム574から供給されるホットアイルである。
いくつかの実施形態では、ディスプレイ502は、図5A〜図5Bを参照して上記に図示及び記載されるように、コンピュータシステムに対応する様々な外部環境の仮想監視と関連する特定の強調表示でグラフ表示で示された、様々なコンピュータシステム574を強調する。例えば、図示された実施形態では、ディスプレイ502は、コンピュータシステム582を含む、あるコンピュータシステムのグラフ表示を含み、特定の強調表示、コンピュータシステム584を含むいくつかのコンピュータシステムを有し、別の特定の強調表示、コンピュータシステム582を含むいくつかのコンピュータシステム、依然として別の別個の特定の表示を分離する。いくつかの実施形態では、それぞれの別の特定の強調表示は、表示されたコンピュータシステムに関連する特定の現在の動作状態、導出された仮想外部温度センサの測定値等に対応することができる。
いくつかの実施形態では、ディスプレイは、データセンタの1つ以上の特定の領域での排気の再循環のグラフ表示を含むことができる。例えば、図示された実施形態では、ラックに搭載された別のコンピュータシステム582〜586の強調表示に加えて、ラック573のグラフ表示、ラック573に関連する空気の再循環の判定に少なくとも部分的に基づいて表示される追加の強調表示580が含まれる。示されているように、コンピュータシステム582は、仮想温度測定値に対応しており、コンピュータシステム586は、低温の仮想温度測定に対応しており、したがってコンピュータシステムは強調表示される。コンピュータシステム582と586に対する導出された測定値間の温度差が閾値を超える場合には、ラック573は空気の再循環の判定に関連し、強調表示580はラック573に関連するディスプレイ502に含まれる。
いくつかの実施形態では、ディスプレイ502は、時間の経過とともに更新され、ディスプレイ502に図示されたコンピュータシステムの強調表示は、少なくとも部分的に更新された受信データに基づいて時間の経過とともに変更できる。例えば、コンピュータシステム584は、コンピュータシステム584が危険な状態であるとの判定に基づいて、特定の強調表示で最初に強調表示されるコンピュータシステム584に対応する外部環境の導出された仮想外部の測定値の分析に少なくとも部分的に基づいて、及び後の受信されたセンサデータの後の分析が、コンピュータシステム584が後に、通常の状態を含む、別の個別の現在の動作状態にあるという判定の結果となり、ディスプレイ502は、コンピュータシステム584が危険状態に関連する強調表示での強調から通常状態に関連する強調表示での強調へと変化されるよう更新されることができる。
図6A〜図6Bは、いくつかの実施形態による、外部環境条件の1つ以上の仮想測定値を導き出すことを示す。いくつかの実施形態では、導出は、1つ以上のコンピュータシステムによって少なくとも部分的に実装される仮想監視システムで少なくとも部分的に実装される。いくつかの実施形態では、図4を参照して図示及び上記に記載される、仮想監視システム420の1つ以上のモジュールによって少なくとも部分的に監視が実装される。
図6Aは、コンピュータシステムから受信された内部温度センサ測定値に少なくとも部分的に基づいた、コンピュータシステムに対応する外部環境の1つ以上の仮想温度測定値の導出を示す。602では、コンピュータシステムの1つ以上の内部環境に関連する内部センサ温度の測定値の1つ以上のインスタンスは、また、以下内部センサデータのインスタンスとして称され、受信される。内部センサデータは、1つ以上の1つ以上の内部センサに連結されているBMC装置を含む、コンピュータシステム内の1つ以上の構成要素から受信されることが可能である。いくつかの実施形態では、内部センサデータは、キューイングシステム等から、コンピュータシステムによって実装されるハードウェア監視モジュールから受信される。
604で、コンピュータシステムに関連するオフセットが受信される。いくつかの実施形態では、オフセットは、対応するコンピュータシステムに対応する内部環境中の温度の内部センサ測定値の機能として、外部環境中の温度の仮想センサ測定値を記載する。オフセットは、ローカルデータベースから検索されてもよい。いくつかの実施形態では、オフセットはリモートデータソースから受信される。オフセットは、1つ以上のコンピュータシステムに割り当てられてよい。いくつかの実施形態では、オフセットは、内部センサに割り当てられたコンピュータシステムに排他的に割り当てられる。いくつかの実施形態では、オフセットは、1つ以上の様々な要因に基づいて、1つ以上のデータセンタにおけるその他のコンピュータシステムに割り当てられてよく、これは内部センサが含まれたコンピュータシステムで共有のデータセンタ領域に搭載されることを含むことができ、特定のコンピュータシステムを備える共有の種類のコンピュータシステムは、これらのいくつかの組み合わせ等である。
606では、1つ以上の外部環境の1つ以上の仮想外部温度センサの測定値のインスタンスは、また、仮想外部センサデータのインスタンスとして以下に称され、導出される。外部環境は、内部センサデータが受信される1つ以上のコンピュータシステムの外部にあり、及び近接することができる。所与のコンピュータシステムの外部及び近接する外部環境は、コンピュータシステムに対応するものとして称され得る。所与の外部環境に対する仮想外部センサは、導出されることができ、対応するコンピュータシステム及びオフセットに対する受信された内部センサデータに少なくとも部分的に基づいて、内部センサデータと対応する外部環境との間のコンピュータシステムに割り当てられる。導出された外部温度センサデータは、生成された出力信号等に示されたローカルデータベースに記憶されることができる。
図6Bは、コンピュータシステムから受信された内部温度センサの測定値に少なくとも部分的に基づいた、1つ以上のコンピュータシステムのセットに対応する外部環境の1つ以上の熱指数値の導出を示す。コンピュータシステムのセットは、特定のラック、アイル等に搭載されたコンピュータシステムを含む、データセンタの特定の領域に対応することができる。612では、セット内の1つ以上のコンピュータシステムのそれぞれに関連する、外部温度センサデータの1つ以上のインスタンスが受信される。インスタンスはローカルデータベースから受信されることができる。
614では、データセンタに搭載されている1つ以上の外部センサによって生成される相対湿度センサの測定値が受信される。センサの測定値は、外部センサと連結されるビル管理システム(BMS)を含む、リモートシステムとの通信を介して受信することができる。図示された実施例では、センサ測定値は、データセンタの領域に搭載されている1つ以上の相対湿度センサによって生成された相対湿度データを含む。
616では、データセンタの1つ以上の領域の仮想熱指数値の1つ以上のインスタンスは、また、仮想熱指数データと以下称され、導出される。少なくとも部分的に導出された仮想外部センサに基づいて、及び受信された相対湿度データの少なくともいくつかに基づいて、所与の領域に対する仮想熱指数データは導出されることができる。例えば、受信された相対湿度のデータは、コンピュータシステムのセットが位置する1つ以上の様々なデータセンタ中の1つ以上の領域に関連するものとして、識別されることができる。いくつかの実施形態では、領域に対する相対湿度のデータは、コンピュータシステムのセットに対する外部温度センサデータの処理で処理されることができ、領域の熱指数値を導出する。コンピュータのセットに対する外部温度のセンサデータの処理は、コンピュータシステムのセットのそれぞれから、外部温度センサの測定値の1つ以上の最低、平均、最高等を含むことができる。導出された熱指数値は、生成された出力信号等に示されたローカルデータベースに記憶されることができる。
図7A〜図7Eは、いくつかの実施形態による、様々なコンピュータシステム及び条件のグラフ表示の生成に対応する、外部環境条件の監視を示し、以下「マップ」と称される。いくつかの実施形態では、監視は、1つ以上のコンピュータシステムによって少なくとも部分的に実装される仮想監視システムで少なくとも部分的に実装され、図1及び図4を少なくとも参照して、上記に図示及び記載されている。
図7Aは、コンピュータシステムの動作状態の温度を判定するための導出された外部温度センサの処理及び、データセンタのコンピュータルームに対する温度の生成を示す。
702では、1つ以上のコンピュータシステムのセットに関連する導出された仮想外部温度センサの測定値の1つ以上のインスタンスは、また、仮想外部センサデータのインスタンスとして以下に称され、受信される。704では、仮想外部センサデータは、コンピュータシステムのセットに関連する仮想センサデータの様々な統計条件を判定するために処理される。仮想外部センサデータは、センサデータの多数のインスタンスを含む場合、その処理は、コンピュータ、最大値、平均値等のセットに対応する、1つ以上の最低の導出された外部仮想温度センサの測定値を判定することを含むことができる。
706では、センサデータに関連する1つ以上の閾値が受信される。様々な閾値は、センサデータ値の範囲内に関連付けられることができ、その範囲はコンピュータシステムの様々な現在の動作状態に関連付けられることができる。例えば、現在の動作状態は、温度値の範囲に関連する通常の状態、通常の状態の範囲を超え及び近接する温度値の別の範囲に関連する危険状態並びに致命的状態の範囲を超え及び近接する温度値の別の範囲に関連する致命的状態を含むことができる。それぞれの範囲は、一定の状態に関連する高い値の閾値及び一定の状態に関連する低い値の閾値に少なくとも部分的に基づいて判定されることができる。特定の環境の気温に関連する導出されたセンサデータが特定の現在の動作状態に関連する範囲内にあると判定される場合には、対応するコンピュータシステムは、現在の動作状態にあると判定されることができる。異なる範囲は互いに排他的であることができる。いくつかの実施形態では、異なる範囲は、少なくとも部分的に重なり合うことができる。
708では、最大温度測定値、最低温度測定値、平均温度測定値等のうち1つ以上を含む、コンピュータシステムのセットに対応する処理された仮想センサデータは、閾値に基づいて判定され、対応するコンピュータシステムの現在の動作状態を判定するセンサデータ値の範囲と比較されることができる。この判定は、導出された仮想センサデータの1つ以上のインスタンスは、特定の動作状態に関連する特定の値の範囲内に含まれた1つ以上の値を有する判定を含むことができる。いくつかの実施形態では、この判定は、それぞれの個別のコンピュータシステムからの仮想外部センサデータを閾値と比較して、それぞれの個別のコンピュータシステムの現在の動作状態を判定することを含む。
710では、グラフ表示またはデータセンタの少なくとも1つの領域の「マップ」が生成され、マップは、温度データに基づいて判定されたコンピュータシステムのセットの動作状態に少なくとも部分的に基づいて、1つ以上の特定の色、濃淡、イラスト、アニメーション効果等をそれぞれ強調される領域内に搭載されたコンピュータシステムの様々なセットのグラフ表示を含む。コンピュータシステムのそれぞれのセットは、コンピュータシステムのラックを含んでよく、マップはコンピュータルーム内のラックのグラフ表示を示してよく、それぞれのラックはラック内に搭載されたコンピュータシステムのセットに対する判定された現在の動作状態に基づいて強調される。コンピュータシステムの多数のセットは、導出された仮想センサ温度測定値が同一の温度範囲内にあると判定される外部環境に対応するコンピュータシステムのそれぞれのセットに基づいて、同一の強調表示で独立して強調され得る。
図7Bは、データセンタのコンピュータシステムの動作状態の熱指数動作状態を判定するための導出された外部温度センサデータの処理及び、データセンタのコンピュータルームに対する熱指数の生成を示す。
712では、1つ以上のコンピュータシステムのセットに関連する導出された仮想外部温度センサの測定値の1つ以上のインスタンスは、また、仮想外部センサデータのインスタンスとして以下に称され、受信される。713では、コンピュータのセットに対する外部温度センサデータは、それぞれがセット内の別のコンピュータシステムに対応する、導出された仮想外部温度センサの測定値の多数のインスタンスを含むことができ、セットに関連する最低温度測定値、最大温度測定値、平均温度測定値等を含む、様々な温度データポイントを判定するために処理されることができる。714では、データセンタに搭載されている1つ以上の外部センサによって生成される相対湿度センサデータが受信される。センサデータは、外部センサに連結されるビル管理システム(BMS)を含むリモートシステムとの通信を介して受信されることができる。図示された実施例では、センサデータは、データセンタの領域に搭載されている1つ以上の相対湿度センサによって生成された相対湿度データを含む。
716では、仮想熱指数値の1つ以上のインスタンスは、また、仮想熱指数値と以下称され、コンピュータシステムが導出するそれぞれのセットに対応する。コンピュータシステムの所与のセットに対する仮想熱指数データは、コンピュータシステムのセットが搭載されたラックに対する仮想熱指数値を含むことができ、少なくとも部分的に導出された仮想外部センサに基づいて、及び受信された相対湿度の少なくともいくつかに基づいて導出されることができる。例えば、受信された相対湿度のデータは、1つ以上の様々なデータセンタ中の1つ以上の領域に関連するものとして、識別されることができる。いくつかの実施形態では、領域に対する相対湿度のデータは、コンピュータシステムのセットに対する外部温度センサデータの処理で処理されることができ、領域の熱指数値を導出する。例えば、コンピュータのセットに対する熱指数値は、セットに対する受信された相対湿度及びセットに対応する判定された平均温度測定値に基いて判定されることができる。導出された熱指数値は、生成された出力信号等に示されたローカルデータベースに記憶されることができる。
717では、センサデータに関連する1つ以上の閾値が受信される。様々な閾値は、センサデータ値の範囲内に関連付けられることができ、その範囲はコンピュータシステムの様々な現在の動作状態に関連付けられることができる。例えば、現在の動作状態は、熱指数値の範囲に関連する通常の状態、通常の状態の範囲を超え及び近接する熱指数値の別の範囲に関連する危険状態並びに危険状態の範囲を超え及び近接する熱指数値の別の範囲に関連する致命的状態を含むことができる。それぞれの範囲は、一定の状態に関連する高い値の閾値及び一定の状態に関連する低い値の閾値に少なくとも部分的に基づいて判定されることができる。特定の環境の気温に関連する導出されたセンサデータが特定の現在の動作状態に関連する範囲内にあると判定される場合には、対応するコンピュータシステムは、現在の動作状態にあると判定されることができる。異なる範囲は互いに排他的であることができる。いくつかの実施形態では、異なる範囲は、少なくとも部分的に重なり合うことができる。
718では、コンピュータシステムのセットに対応する判定された熱指数値は、閾値に基づいて判定され、対応するコンピュータシステムのセットの現在の動作状態を判定するセンサデータ値の範囲と比較されることができる。この判定は、導出された仮想センサデータの1つ以上のインスタンスは、特定の動作状態に関連する特定の値の範囲内に含まれた1つ以上の値を有する判定を含むことができる。いくつかの実施形態では、この判定は、それぞれの個別のコンピュータシステムからの仮想外部センサデータを閾値と比較して、それぞれの個別のコンピュータシステムの現在の動作状態を判定することを含む。
719では、グラフ表示またはデータセンタの少なくとも1つの領域の「マップ」が生成され、マップは、コンピュータシステムのセットに対応する導出された熱指数データに少なくとも部分的に基づいて、1つ以上の特定の色、濃淡、イラスト、アニメーション効果等をそれぞれ強調される領域内に搭載されたコンピュータシステムの様々なセットのグラフ表示を含む。コンピュータシステムのそれぞれのセットは、コンピュータシステムのラックを含んでよく、マップはコンピュータルーム内のラックのグラフ表示を示してよく、それぞれのラックはラック内に搭載されたコンピュータシステムのセットに対する判定された現在の動作状態、熱指数値等に基づいて強調される。コンピュータシステムの所与のセットに対する導出された熱指数値は、多数の熱指数範囲と比較されることができ、ラックを含む外部環境に対応するコンピュータシステムのセットは、導出された熱指数測定値を含む熱指数範囲に少なくとも部分的に基づいて、明瞭な強調表示で強調されることができる。導出された仮想センサ熱指数の測定値が同一の熱指数の範囲内であると判定される外部環境に対応して、コンピュータシステムの多数のセットは、マルチコンピュータシステムのそれぞれに基づいて同一の強調表示で単独で強調され得る。
図7Cはデータセンタのコンピュータシステムの動作状態の再循環の動作状態を判定するための導出された外部温度センサデータの処理及び、データセンタのコンピュータルームに対する空気循環マップの生成を示す。
722では、1つ以上のコンピュータシステムのセットに関連する導出された仮想外部温度センサの測定値の1つ以上のインスタンスは、また、仮想外部センサデータのインスタンスとして以下に称され、受信される。
724では、セットに関連するインスタンス内の導出された仮想外部温度センサの測定値の極端なインスタンスが判定される。特に、最高測定値及び最低測定値が判定される。いくつかの実施形態では、最低または最高の測定値うち1つ以上が、導出された測定値の1つ以上のインスタンスの処理に基づいて識別され、極端なインスタンスとして判定されて破棄される一定のインスタンスを含むことができる。
726では、コンピュータシステムのセット全体の温度差は、また、以下「デルタ−T」と称され、判定される。温度差は、コンピュータシステムのセットのいずれかに対応する、その他の導出された仮想外部センサデータうちいずれかの最大値を有するコンピュータシステムのセットのうち1つの導出された仮想外部センサデータ間の温度差を含むことができ、本明細書中では高センサデータとも呼ばれ、及び、コンピュータシステムのセットのいずれかに対応する、その他の導出された仮想外部センサデータのうちいずれかの最低値を有するコンピュータシステムのセットの1つの導出された仮想外部センサデータは、本明細書中では低センサデータとも呼ばれる。いくつかの実施形態では、温度差は、現在の高センサデータと低センサデータとの間の温度差を含む。いくつかの実施形態では、温度差は、事前に判定された期間に対応する多数のデータのインスタンスに基づいて判定される、高センサデータと低センサデータのそれぞれの別の平均値との間の温度差を含む。いくつかの実施形態では、温度差が、高センサデータと低センサデータの平均値を含む場合、高センサデータと低センサデータのそれぞれの平均は、コンピュータシステムのセット内のマルチコンピュータシステムに対応するセンサデータを含むことができ、現在の高センサデータまたは低センサデータに対応するコンピュータシステムは一定期間中に変更する。
727では、1つ以上の様々なデルタ−Tの閾値が受信される。728では、コンピュータのセットに関連する現在の循環動作状態の判定が行われる。判定は、コンピュータシステムのセットに対する温度差値が、1つ以上の様々なデルタ−T閾値を超えるか否かの判定に少なくとも部分的に基づいて行われることができる。温度差が1つ以上の閾値を超えると判定されると、コンピュータシステムのセットが再循環の発生と関連付けられることができる。例えば、事前に判定された温度差の閾値は、コンピュータシステムのセットの少なくとも1つを通る排気の再循環の発生と関連付けられてよく、閾値を超える温度差値を含むコンピュータシステムのセットに判定された温度差が排気の再循環の発生と関連付けられると判定される。再循環は、コンピュータシステムのセットの1つ以上のコンピュータシステムに物理的に近接して発生すると判定され得る。例えば、温度差の閾値を超える温度差値を判定するのに使用される高センサデータに対応するコンピュータシステムは、再循環の発生する候補位置として識別され得る。いくつかの実施形態では、警報信号は、発生されてよく、警報信号は再循環の発生を識別し、少なくとも再循環に関連するコンピュータのセットを識別する。警報信号は、データセンタに関連する1つ以上の操作、データセンタに関連するビル管理システム(BMS)、1つ以上のリモートコンピュータシステム等に伝達されることができる。いくつかの実施形態では、警報信号は、データセンタ内のコンピュータのセットの物理的位置を識別するレポートメッセージを備える。いくつかの実施形態では、警報信号は再循環の候補位置として1つ以上の特定のコンピュータシステムを識別する。警報信号は、1つ以上の特定のコンピュータシステムを含む、コンピュータシステムのセット内の1つ以上のコンピュータシステムを点検するようにオペレータへの要求を含むことができ、メンテナンスを実行して任意の観察された再循環等を調整する。
729では、空気循環の「マップ」を生成することができる。「マップ」は、コンピュータシステムのセット対して判定される温度差に少なくとも部分的に基づいて、その領域に搭載されたコンピュータシステムの1つ以上のセットを示し、特定の強調表示でコンピュータシステムのそれぞれのセットを強調するコンピュータルームのグラフ表示を含む1つ以上のデータセンタの1つ以上の領域のグラフ表示を備えることができる。「マップ」は、ユーザを支援する1つ以上のコンピュータシステムの1つ以上の様々なディスプレイインタフェースを介して1以上のユーザに表示されることができる。「マップ」は、コンピュータシステムで記憶され、1つ以上の通信ネットワークを介してユーザによってアクセスされることができる。「マップ」は、コンピュータシステムの様々なセットの判定された温度差における変化に少なくとも部分的に基づいて、時間の経過とともに更新されることができる。
図7Dは、データセンタ内のコンピュータシステムの動作状態を判定する受信された内部温度センサデータの処理を示す。732では、コンピュータシステムの1つ以上のセットに対応する、内部温度センサの測定値の1つ以上のインスタンスは、また、内部温度センサデータと称され、受信される。内部温度センサデータは、コンピュータシステムのセット、データベース等から受信されることができる。734では、コンピュータシステムと関連する1つ以上の許容閾値が受信される。許容閾値は、コンピュータシステムに対する様々な動作状態に対応する、内部温度センサの測定値に対する閾値を含むことができる。いくつかの実施形態では、許容閾値は、特定のコンピュータシステム、コンピュータシステムのセット等の製造、作製及びモデル等を含む、特定の「種類」に関連付けられることが可能である。許容閾値は、コンピュータシステムの内部温度センサデータとともに受信されることができる。例えば、内部温度センサの測定値及び許容閾値は、コンピュータシステムから受信されてよく、データベース等内の一連のデータに同時に記憶され得る。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムの動作状態は、1つ以上の特定の閾値にコンピュータシステムの内部温度センサの測定値が一定の近さで関連付けられる。
736で、閾値の1つ以上のコンピュータシステムのセットの近さが判定される。判定は、1つ以上の閾値に対する1つ以上の最小、最大、平均等を含む、コンピュータシステムのセットから様々な受信された内部温度センサデータ処理の近さの判定を含むことができる。738においては、コンピュータシステムのセットに関連する現在の動作状態が判定される。現在の動作状態は、コンピュータシステムに関連する1つ以上の特定の許容閾値の特定の近さの範囲内にある、コンピュータシステムに関連する、少なくとも内部温度センサの測定値に部分的に基づいて判定することができる。例えば、コンピュータシステムのセットに対する受信された内部温度センサの測定値が、華氏5度の閾値温度を超える場合、コンピュータシステムのセットは、危険な動作状態にあると判定され得る。また、コンピュータシステムに対する受信された内部温度センサの測定値が、華氏3度の閾値温度値未満である場合、コンピュータシステムのセットは、通常の動作状態にあると判定され得る。
739では、ルームの許容誤差は生成されることができる。「マップ」は、コンピュータルームのグラフ表示を含む、コンピュータシステムに関連する1つ以上の閾値に、セット内の付近の1つ以上のコンピュータシステムに少なくとも部分的に基づいて、その領域に搭載されたコンピュータシステムの1つ以上のセットを示し、特定の強調表示でコンピュータシステムのそれぞれのセットを強調する、1つ以上のデータセンタの1つ以上の領域の1つ以上のグラフ表示を備えることができる。「マップ」は、ユーザを支援する1つ以上のコンピュータシステムの1つ以上の様々なディスプレイインタフェースを介して1以上のユーザに表示されることができる。「マップ」は、コンピュータシステムで記憶され、1つ以上の通信ネットワークを介してユーザによってアクセスされることができる。「マップ」は、関連する閾値をさまざまなコンピュータシステムの内部温度センサの測定値の近傍の変化に少なくとも部分的に基づいて時間の経過とともに更新されることができる。
図7Eは、1つ以上の閾値を超える様々な環境条件のエクスカーション用の外部環境の導出された外部仮想センサデータの監視を示す。
742で、1つ以上のセットのコンピュータシステムが選択される。コンピュータシステムのセットは、データセンタ内の特定のラックに搭載されたコンピュータシステムを含むことができる。744で、コンピュータシステムの1つ以上のセットに関連するエクスカーションの履歴が受信される。いくつかの実施形態では、図示された実施形態で示されているように、コンピュータシステムのセットが、通常の動作状態とは別の状態を含む、いくつかの動作状態にあると判定される場合には、コンピュータシステムが、通常の動作状態から動作状態「エクスカーション」にあると判定されることができる。エクスカーションの履歴は、1つ以上のコンピュータシステムのそれぞれには、コンピュータシステムは、エクスカーションであると判定される場合、別の発生のセットにそれぞれ対応する入力の履歴リストを含むことができる。発生のセットは、コンピュータシステムが、通常の運転状態から、関連する少なくとも特定の現在の動作状態にあると判定される連続する発生のセットを含むことができる。各入力は、エクスカーションの単一の発生に対応していると理解されることができる。コンピュータシステムと関連するエクスカーションの数は、時間の経過とともに追跡されることができる。いくつかの実施形態では、ローリングの期間中のエクスカーションの数は、追跡される。例えば、過去24時間以内の所与のコンピュータシステムに関連するエクスカーションの数は、追跡され得る。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムがエクスカーションにあると判定される特定の期間内の累計時間は、追跡され得る。
746で、1つ以上のエクスカーションの履歴の閾値が受信される。いくつかの実施形態では、エクスカーションの閾値は特定の期間内の事前に判定されたエクスカーションの数を含む。特定の期間は、比較の前に過去24時間を含む時間のローリング固定期間を含むことができる。一例として、エクスカーション履歴の閾値は、直近の24時間内の4つのエクスカーションを含んでよく、所与のエクスカーションの全期間の任意の部分は、期間中に発生する場合には、エクスカーションが期間内に発生すると判定される。いくつかの実施形態では、エクスカーションの閾値は、コンピュータシステムが、1つ以上のエクスカーションであった特定の期間内の、事前に判定された持続時間を含む。例えば、閾値は、直近の24時間内の3時間の累計期間を含んでよく、その間、コンピュータシステムは、1つ以上の様々なエクスカーションであった。
748では、1つ以上のコンピュータシステムのエクスカーションの履歴と受信されたエクスカーションの履歴の閾値とを比較することに少なくとも部分的に基づいて、1つ以上のコンピュータシステムに関連するエクスカーション履歴の状態は、判定される。1つ以上のコンピュータシステムのセットのエクスカーション履歴が少なくとも1つのエクスカーション履歴の閾値を超える場合には、1つ以上のコンピュータシステムは、1つ以上の特定のエクスカーション履歴状態であると判定される。エクスカーション履歴の指標は、閾値が超えるものに少なくとも部分的に基づいたコンピュータシステムに関連付けられ得る。例えば、コンピュータシステムが過去24時間以内の2つのエクスカーションの第1の閾値を超過すると判定されるエクスカーション履歴を有する場合には、「警告」のエクスカーション履歴状態は、コンピュータシステムに関連し得る。加えて、コンピュータシステムが、別の閾値を超えると判定されるエクスカーション履歴を有する場合には、第1の閾値に加えまたは代わりに、過去24時間以内の5つのエクスカーションのうち、「危険」なエクスカーション履歴の状態はコンピュータシステムに関連し得る。その他の状態は、第1の状態に加え、または代替的な第1の状態のコンピュータシステムに関連付けられ得る。例えば、閾値は、それらに割り当てられた特定の優先レベルを有することができ、単一のエクスカーション履歴の状態は、最も高い優先閾値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、1つ以上のコンピュータシステムに関連付けられ得る。
749において、エクスカーション履歴の「マップ」を生成することができる。「マップ」は、コンピュータシステムの様々なセットを示す、1つ以上のデータセンタの1つ以上の領域のグラフ表示を備えることができ、コンピュータシステムの様々なセットを示すコンピュータルームのグラフ表示を含み、コンピュータシステムのセットが搭載される様々なラックを含み、コンピュータシステムのセットと関連するエクスカーション履歴の状態に少なくとも部分的に基づいて、特定の強調表示でコンピュータシステムのセットを強調する。「マップ」は、図1〜図4を参照して上記に図示及び記載された、仮想監視システムの1つ以上のモジュールによって生成されることができ、仮想監視システムのプロセッサモジュールを含む。「マップ」は、仮想監視システムのデータベースを含む、コンピュータシステムで記憶され、1つ以上の通信ネットワークを介してユーザによってアクセスされることができる。「マップ」は、ユーザを支援する1つ以上のコンピュータシステムの1つ以上の様々なディスプレイインタフェースを介して1以上のユーザに表示されることができる。マップは、図1〜図4を参照して上記に図示及び記載された仮想監視システムの1つ以上のモジュールによってユーザに提示されてよく、仮想監視システムのユーザインタフェースモジュールを含む。
いくつかの実施形態では、ルームマップ「アニメーション」または「ビデオ」の表示が生成されることができる。このようなビデオディスプレイは、プロセッサモジュールによって生成されることができる、データベースに格納される、図4に示されたモジュール424を含み、モジュール421を含み、モジュール428を含むユーザインタフェースモジュールを解するリモートユーザを支援するリモートコンピュータに提示する。このようなビデオディスプレイは、視覚的なフレームのシーケンスを含むことができ、アニメーション中の各「フレーム」は、一定の期間でルーム「マップ」の表示を備え、フレームの連続は、異なる期間、タイムスタンプ、時系列順に並べられたタイムスタンプにそれぞれ対応するマップの連続を含む。ビデオディスプレイは、時間の経過とともにルーム内のコンピュータシステムの様々なセットの動作状態における変化を示すことができる。例えば、コンピュータシステムの特定のセットは、初期のタイムスタンプの特定の作動状態、隣接する後続のタイムスタンプにおける別の動作状態及び依然として隣接する後続のタイムスタンプにおける別の動作状態にある場合には、そのコンピュータシステムの表示を含むルームマップのビデオディスプレイは、アニメーションがその中に含まれるマップの連続を通して進行する際に、対応するタイムスタンプによって連続して表示される別のフレームとして表示の変化の強調を示すことができる。ビデオディスプレイは、時間の経過とともにルーム内のコンピュータシステムの様々なセットの、動作状態における変動の「時間経過」の表示を提供できる。
図8は、いくつかの実施形態で使用され得るコンピュータシステムの実施例を示すブロック図である。
いくつかの実施形態では、一部またはすべての1つ以上の技術を実装するシステムは、仮想温度監視システムの1つ以上の部分を含むがこれらに限定されず、1つ以上の部分に含まれる1つ以上のコンポーネント、及び本明細書に記載された、様々な空気流、温度及び電力管理方法、システム、装置及び機器は、図8に示されたコンピュータシステム800のような、1つ以上のコンピュータがアクセス可能な媒体にアクセスすることを含むか、またはアクセスするよう構成された汎用コンピュータシステムを含み得る。図示した実施形態では、コンピュータシステム800は、入力/出力(I/O)インタフェース830を介して、システムメモリ820に接続された1つ以上のプロセッサ810を含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム800は、さらに、I/Oインタフェース830に連結されたネットワークインタフェース840を含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム800は、ネットワークインタフェースに依存せず、通信ケーブル、電力伝送線等を含む、通信経路に連結できる物理的な通信インタフェースを含むことができ、様々な外部コンポーネント、システム等に連結される。
様々な実施形態では、コンピュータシステム800は、1つのプロセッサ810を含む、単一プロセッサシステムまたは、いくつかのプロセッサ810を含む、マルチプロセッサシステムであり得る(例えば、2、4、8または別の好適な数)。プロセッサ810は、命令を実行可能な任意の好適なプロセッサであり得る。例えば、様々な実施形態では、プロセッサ810は、x86、PowerPC、SPARCまたはMIPS ISA、または任意のその他の好適なISAのような、任意の様々な命令セットアーキテクチャ(ISA)を実行する汎用または組込型プロセッサであり得る。マルチプロセッサシステムにおいては、プロセッサ810のそれぞれは、一般に同様のISAを実装し得るが必要ではない。
システムメモリ820は、プロセッサ(単数または複数)810によってアクセス可能な命令及びデータを格納するよう構成され得る。様々な実施形態では、システムメモリ820は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、シンクロナスダイミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、不揮発性/フラッシュタイプのメモリまたは任意のその他の種類のメモリの種類を使用して実装され得る。図示した実施形態では、1つ以上の所望の機能を実装する、プログラムの命令及びデータは、仮想温度監視システムの1つ以上の部分のような1つ以上の部分に含まれる1つ以上のコンポーネント、及び本明細書に記載された、様々な空気流、温度及び電力管理方法、システム、装置及び機器は、コード825及びデータ826としてシステムメモリ820内に格納されるよう示される。
一実施形態では、I/Oインタフェース830は、ネットワークインタフェース840またはその他の周辺インタフェースを含む、プロセッサ810と、システムメモリ820と、システム内の任意の周辺装置との間のI/Oトラフィックを調節するよう構成され得る。いくつかの実施形態では、I/Oインタフェース830は、1つのコンポーネント(例えば、システムメモリ820)からデータ信号を変換するために、任意の必要なプロトコル、タイミングまたはその他のデータ変換を別のコンポーネント(例えば、プロセッサ810)によって使用するのに適したフォーマットに実行し得る。いくつかの実施形態では、I/Oインタフェース830は、例えば、周辺構成要素相互接続装置(PCI)バス規格の変形またはユニバーサルシリアルバス(USB)規格のような、様々な種類の周辺のバスを通して取り付けられる装置への支援を含み得る。いくつかの実施形態では、I/Oインタフェース830の機能は、例えば、ノースブリッジ及びサウスブリッジのように、2つまたはそれ以上の分離したコンポーネントに分かれ得る。また、いくつかの実施形態では、システムメモリ820へのインタフェースのような、いくつかの、またはすべてのI/Oインタフェース830の機能は、プロセッサ810に直接組み込まれ得る。
ネットワークインタフェース840は、コンピュータシステムまたは例えば、図1から図7に図示された装置のような、ネットワークまたはネットワーク850に取り付けられた、データがコンピュータシステム800とその他の装置860との間で交換できるように構成され得る。様々な実施形態では、ネットワークインタフェース840は、例えばイーサネット(登録商標)ネットワークの種類のような、任意の好適な有線または無線の一般的なデータネットワークを介して、通信を支援し得る。さらに、ネットワークインタフェース840は、ファイバチャネルSANのようなストレージエリアネットワークを介して、または任意のその他の好適な種類のネットワーク及び/またはプロトコルを介して、アナログ音声ネットワークまたはデジタルファイバ通信ネットワークのような、電気通信/電話網を介した通信を支援し得る。
いくつかの実施形態では、図1〜図7に関して上述するように、システムメモリ820は、プログラム命令を記憶するよう構成されたコンピュータアクセス可能媒体と、仮想温度管理方法の実施形態を実装するためのデータの一実施形態であり得る。他の実施形態では、プログラムの命令及び/またはデータが受信され、送信され、または異なる種類のコンピュータアクセス可能媒体に格納され得る。一般に、コンピュータアクセス可能媒体は、磁気または光学媒体のような、非一時的記憶媒体またはメモリ媒体を含み得る。例えば、I/Oインタフェース830を介してコンピュータシステム800に接続されたディスクまたはDVD/CDである。非一時的コンピュータアクセス可能記憶媒体は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体とも称され、いくつかの実施形態において、システムメモリ820または別の種類のメモリのように、コンピュータシステム800中に含まれてよい、RAM(例えば、SDRAM、DDR SDRAM、RDRAM、SRAM等)、ROM等のような、任意の揮発性または不揮発性媒体を含み得る。さらに、コンピュータアクセス可能媒体は、ネットワークインタフェース840を介して実装され得るような、ネットワーク及び/または無線接続のような、電気信号、電磁波信号またはデジタル信号のような、通信媒体を介して伝達される伝送媒体または信号を含み得る。
様々な実施形態は、さらに、コンピュータアクセス可能媒体についての前述の記載により実装される、受信し、送信し、または命令及び/またはデータを格納することを含み得る。一般に、コンピュータがアクセス可能な媒体は、磁気媒体または光媒体のような、記憶媒体またはメモリ媒体、ネットワーク及び/または無線接続のような、通信媒体を介して伝達される、伝送媒体または電気信号、電磁波信号またはデジタル信号のような信号と同様に、例えば、RAM(例えば、SDRAM、DDR、RDRAM、SRAM等),ROM等のような、ディスクまたはDVD/CD−ROM、揮発性媒体または不揮発性媒体を含み得る。
本開示の実施形態は、以下の条項を考慮して記載され得る。
1.データセンタであって、
それぞれのコンピュータシステムの内部環境温度を示す内部温度センサの測定値を生成するよう構成される内部コンピュータ温度センサを備える複数のコンピュータシステムの各コンピュータシステムと、
1つ以上のラックのそれぞれの前端部に隣接して延びるコールドアイルであって、各複数のコンピュータシステムのそれぞれの各前端部を介して、冷却空気として、各複数のコンピュータシステムそれぞれの内部環境に空気を供給するよう構成され、それぞれが複数のコンピュータシステムの個別の1つに対応する複数の外部環境を備える前記コールドアイルと、
1つ以上のラックのそれぞれの後端部に隣接して延びるホットアイルであって、コンピュータシステムのそれぞれの各後端部を介して、排気として、各複数のコンピュータシステムのそれぞれの内部環境から空気を受け入れるよう構成される前記ホットアイルと、
複数のコンピュータシステムのそれぞれに通信可能に連結される仮想監視システム装置であって、
複数の仮想外部温度センサの測定値を生成するよう構成され、仮想外部温度センサの測定値のそれぞれのインスタンスが、複数の外部環境の個別の外部環境の外部環境温度の仮想センサ測定値を示し、それぞれの外部環境及びコンピュータシステムの内部温度と外部環境との間の事前に判定されたオフセットの関係に対応する、コンピュータシステムから受信された内部温度センサの測定値に少なくとも部分的に基づく仮想監視システムと、を備える前記データセンタ。
2.仮想監視システム装置が、
複数の外部環境に対する複数の仮想外部温度センサの測定値に含まれた、最大の外部仮想温度センサの測定値と最小の外部仮想温度センサの測定値との間の温度差を判定し、
温度差が少なくとも1つの事前に判定された閾値温度差値を超えることを少なくとも部分的に判定することに基づいて、排気が、少なくとも1つのラックを介してコールドアイルに再循環されることを判定するよう構成される、条項1に記載のデータセンタ。
3.コールドアイルに配置されたリモート湿度センサから複数の外部環境に関連する相対湿度センサ測定値を受信するように構成されたビル管理システム(BMS)装置を備え、
前記仮想監視システム装置は、少なくとも部分的に外部仮想温度センサの測定値及び相対湿度センサ測定値に基づいて、複数の外部環境のそれぞれの熱指数値を示す仮想熱指数測定値を生成するように構成され、
前記仮想監視システム装置はさらに、導出された仮想熱指数測定値に少なくとも部分的に基づいて、BMS装置がコールドアイルへの冷却空気の少なくとも空気流を制御するよう命令するために、少なくとも1つビル管理信号を生成するように構成される、先行する条項のいずれかに記載のデータセンサ。
4.仮想監視装置は、それぞれの複数のコンピュータシステムに関連する仮想外部温度センサの測定値に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つのグラフ表示の選択的に判定された強調表示を含む、複数のコンピュータシステムの少なくとも1つのグラフ表示を生成するように構成される、先行する条項のいずれかに記載のデータセンタ。
5.少なくとも1つの計算装置を備え、前記少なくとも1つの計算装置は、
内部温度センサの測定値を受信するために、リモートコンピュータシステムと通信するよう構成され、リモートコンピュータシステムの内部センサによって生成され、リモートコンピュータシステムの内部温度を示すワーカモジュールと、
受信された内部温度センサの測定値及び内部温度と外部環境との間の関係に少なくとも部分的に基づいて、リモートコンピュータシステムの外部環境の外部温度の仮想外部温度センサの測定値を導出するよう構成されるプロセッサモジュールと、を備える前記計算装置を備えるシステム。
6.前記プロセッサモジュールは、導出された仮想外部温度センサの測定値と、少なくとも1つの事前に判定された閾値に少なくとも部分的に基づいて、少なくともリモートコンピュータシステムに関連する現在の動作状態を判定するように構成される、条項5に記載のシステム。
7.前記プロセッサモジュールは、共有のラックに搭載されたリモートコンピュータシステムのセットの別のリモートコンピュータシステムにそれぞれ対応する、複数の外部環境のそれぞれに対する外部仮想温度センサの測定値を導出し、
少なくともリモートコンピュータシステムに関連する現在の動作状態を判定するよう構成され、
前記プロセッサモジュールは、さらに、
複数の外部環境に対して、最大の外部仮想温度センサの測定値と最小の外部仮想温度センサの測定値との間の温度差を判定し、
温度差が少なくとも1つの事前に判定された閾値の温度差値を超えることを少なくとも部分的に判定することに基づいて、排気が、共有のラックに搭載された複数のリモートコンピュータシステムの少なくとも1つに再循環されることを判定するよう構成される、条項6に記載のシステム。
8.前記少なくとも1つの計算装置が、リモートコンピュータシステムに近接する、外部環境に関連するリモートBMS装置から外部環境の相対湿度センサの測定値を受信するよう構成されたルームセンサモジュールを備え、
前記プロセッサモジュールは、さらに、少なくとも部分的に外部仮想温度センサの測定値及び相対湿度センサ測定値に基づいて、少なくともリモートコンピュータシステムに近接する外部環境の熱指数を示す仮想熱指数測定値を導出するように構成され、
少なくともリモートコンピュータシステムに関連する現在の動作状態を判定するために、前記プロセッサモジュールは、導出された仮想熱指数測定値の熱指数値が、少なくとも1つの事前に判定された熱指数閾値を超えると判定するよう構成された、条項6に記載のシステム。
9.前記少なくとも1つの計算装置が、一般的な期間にわたって、リモートコンピュータシステムの内部温度センサによって生成された内部温度センサの測定値と、リモートコンピュータシステムに近接する外部環境に搭載された外部温度センサによって生成された外部温度センサの測定値との両方の追跡の変動に少なくとも部分的に基づいて、内部温度と外部環境との間の関係を導出するように構成された較正モジュールを備える、条項5〜8のいずれかに記載のシステム。
10.前記プロセッサモジュールは、前記リモートコンピュータシステムのうち別の1つから受信された内部温度センサの測定値及び内部温度と外部環境との間の関係に少なくとも部分的に基づいて、それぞれがラックに搭載されたリモートコンピュータシステムのセットのうち別の1つの外部にある、複数の環境の外部温度の複数の仮想外部温度センサの測定値を導出するように構成され、
導出された仮想外部温度センサの測定値と、少なくとも1つの事前に判定された閾値に少なくとも部分的に基づいて、少なくともリモートコンピュータシステムに関連する現在の動作状態を判定し、前記複数の仮想外部温度センサの測定値と、少なくとも1つの事前に判定された閾値に少なくとも部分的に基づいて、前記プロセッサモジュールは、ラックに関連する現在の動作状態を判定するように構成される、条項6に記載のシステム。
11.前記プロセッサモジュールは、さらに、少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する、判定された現在の動作状態に少なくとも部分的に基づいたグラフ表示の選択的に判定された強調表示を含む、前記少なくともリモートコンピュータシステムの少なくとも1つのグラフ表示を生成するように構成される、条項6に記載のシステム。
12.少なくとも前記リモートコンピュータシステムの前記少なくとも1つのグラフ表示は、ビデオディスプレイを備え、
前記ビデオディスプレイは、別の特定のタイムスタンプに対応する少なくとも前記リモートコンピュータシステムの少なくとも1つのグラフ表示をそれぞれ備えるフレームの連続を含み、
前記ビデオディスプレイのフレームの連続は、前記ビデオディスプレイは、少なくとも1つの期間にわたる少なくとも1つのグラフ表示の指標を示すように、別のフレームのそれぞれに対応する前記別の特定のタイムスタンプに少なくとも部分的に基づいて時系列で配置される、条項11に記載のシステム。
13.前記プロセッサモジュールは、少なくとも前記リモートコンピュータシステムに対し、エクスカーションの履歴を判定するように構成され、前記エクスカーションの履歴は事前に判定された期間における回数を示し、少なくとも前記リモートコンピュータシステムは、少なくとも1つの特定の現在の動作状態にあると判定され、
前記プロセッサモジュールは、さらに、少なくとも1つの事前に判定されたエクスカーションの履歴の閾値を超える、少なくとも前記リモートコンピュータシステムに対し、少なくとも部分的にエクスカーションの履歴に基づいて、少なくともリモートコンピュータシステムに対し、エクスカーションの履歴状態を判定するように構成される、条項6に記載のシステム。
14.前記リモートコンピュータシステムの外部環境の外部温度の仮想外部温度センサの測定値を導出するために、前記プロセッサモジュールは、空気流中の前記リモートコンピュータシステムの内部温度センサの下流である外部環境の外部温度の仮想外部温度センサの測定値を導出するよう構成される、条項5〜13のいずれかに記載のシステム。
15.コンピュータシステムによって実行されるときに、命令のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータシステムに、
リモートコンピュータシステムの少なくとも一部と通信して、前記リモートコンピュータシステムの内部温度を示す前記リモートコンピュータシステムの内部センサによって生成される内部温度センサの測定値を受信させ、
受信された内部温度センサの測定値及び前記内部温度と前記外部環境との間の関係に少なくとも部分的に基づいて、前記リモートコンピュータシステムの外部環境の外部温度の仮想外部温度センサの測定値を導出させる、前記非一時的コンピュータ可読媒体。
16.前記コンピュータシステムによって実行されるときに、前記命令のプログラムがコンピュータシステムに、
前記導出された仮想外部温度センサの測定値と、少なくとも1つの事前に判定された閾値に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する現在の動作状態を判定させる、条項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
17.前記リモートコンピュータシステムの外部にある環境の外部温度の仮想外部温度センサの測定値を導出することが、共有のラックに搭載されたリモートコンピュータシステムのセットの別のリモートコンピュータシステムにそれぞれ対応する、複数の外部環境のそれぞれに対する外部仮想温度センサの測定値を導出することを含み、
少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する現在の動作状態を判定するために、コンピュータシステムによって実行されるときに、前記命令のプログラムが前記コンピュータシステムに、
前記複数の外部環境に対して、最大の外部仮想温度センサの測定値と最小の外部仮想温度センサの測定値との間の温度差を判定させ、
前記温度差が少なくとも1つの事前に判定された閾値温度差値を超えることを少なくとも部分的に判定することに基づいて、排気が、共有のラックに搭載された複数のリモートコンピュータシステムの少なくとも1つに再循環されることを判定させるよう構成されることを含む、条項16に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
18.前記コンピュータシステムによって実行されるときに、前記命令のプログラムに、
前記リモートコンピュータシステムに近接する外部環境の熱指数値を示す仮想熱指数測定を導出させ、前記外部環境に関連するリモートBMS装置からの前記外部仮想温度センサの測定値と前記外部環境の相対湿度センサ測定値に少なくとも部分的に基づいて、
少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する現在の動作状態を判定させ、前記導出された仮想熱指数測定値の熱指数値が、少なくとも1つの事前に判定された熱指数閾値を超えると判定させる、条項16に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
19.前記コンピュータシステムによって実行されるときに、前記命令のプログラムに、
前記リモートコンピュータシステムが関連するデータセンタゾーンを少なくとも識別する前記BMS装置から信号を受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記リモートコンピュータシステムの外部にある環境の外部温度の導出された仮想外部温度測定値を含む、少なくとも1つの出力信号を前記BMS装置に生成させる、条項18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
20.前記コンピュータシステムによって実行されるときに、前記命令のプログラムに、
少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する、前記判定された現在の動作状態に少なくとも部分的に基づいたグラフ表示の選択的に判定された強調表示を含む、少なくとも前記リモートコンピュータシステムの少なくとも1つのグラフ表示を生成させる、条項16に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
21.前記コンピュータシステムによって実行されるときに、前記命令のプログラムは、前記コンピュータシステムに、
前記リモートコンピュータシステムのうち別の1つから受信された内部温度センサの測定値及び内部温度と前記外部環境との間の関係に少なくとも部分的に基づいて、それぞれがラックに搭載されたリモートコンピュータシステムのセットのうち別の1つの外部にある、複数の環境の外部温度の複数の仮想外部温度センサの測定値を導出させ、
少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する現在の動作状態を判定させ、前記複数の仮想外部温度センサの測定値と、前記少なくとも1つの事前に判定された閾値に少なくとも部分的に基づいて、前記ラックに関連する現在の動作状態を判定させる、条項20に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
図面に示され、本明細書で記載された、様々な方法は、例示的な方法の実施形態を表す。この方法はソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの組み合わせにおいて実施され得る。方法の順序は変更されてよく、様々な要素が追加され、順序が変更され、組み合わされ、省略され、修正等され得る。
上述の実施形態はかなり詳細に記載してきたが、上述の開示が十分に理解されると、当業者に明白になり得るため、多数の変形形態及び変更が行われ得る。以下の特許請求の範囲は、かかる変形及び変更のすべてを包含すると解釈されることが意図される。

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの計算装置を備えるシステムであって、前記少なくとも1つの計算装置は、
    内部温度センサの測定値を受信するために、リモートコンピュータシステムと通信するよう構成されるワーカモジュールであって、前記リモートコンピュータシステムの内部センサによって生成され、前記リモートコンピュータシステムの内部温度を示す前記ワーカモジュールと、
    前記受信された内部温度センサの測定値及び前記内部温度と前記外部環境との間の関係に少なくとも部分的に基づいて、前記リモートコンピュータシステムの外部環境の外部温度の仮想外部温度センサの測定値を導出するよう構成されるプロセッサモジュールと、を備える前記システム。
  2. 前記プロセッサモジュールは、前記導出された仮想外部温度センサの測定値と、少なくとも1つの事前に判定された閾値に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する現在の動作状態を判定するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記プロセッサモジュールは、共有のラックに搭載されたリモートコンピュータシステムのセットの別のリモートコンピュータシステムにそれぞれ対応する、複数の外部環境のそれぞれに対する外部仮想温度センサの測定値を導出し、
    少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する前記現在の動作状態を判定するように構成され、前記プロセッサモジュールはさらに、
    前記複数の外部環境に対して、最大の外部仮想温度センサの測定値と最小の外部仮想温度センサの測定値との間の温度差を判定し、
    前記温度差が少なくとも1つの事前に判定された閾値温度差値を超えることを少なくとも部分的に判定することに基づいて、排気が、前記共有のラックに搭載された複数のリモートコンピュータシステムの少なくとも1つに再循環されることを判定するよう構成される、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記少なくとも1つの計算装置が、前記リモートコンピュータシステムに近接する、前記外部環境に関連するリモートBMS装置から前記外部環境の相対湿度センサの測定値を受信するよう構成されたルームセンサモジュールを備え、
    前記プロセッサモジュールは、さらに、少なくとも部分的に前記外部仮想温度センサの測定値及び前記相対湿度センサ測定値に基づいて、少なくとも前記リモートコンピュータシステムに近接する前記外部環境の熱指数を示す仮想熱指数測定値を導出するように構成され、
    少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する前記現在の動作状態を判定するために、前記プロセッサモジュールは、前記導出された仮想熱指数測定値の前記熱指数値が、少なくとも1つの事前に判定された熱指数閾値を超えると判定するよう構成される、請求項2に記載のシステム。
  5. 前記少なくとも1つの計算装置が、共通の期間にわたって、前記リモートコンピュータシステムの前記内部温度センサによって生成された内部温度センサの測定値と、前記リモートコンピュータシステムに近接する前記外部環境に搭載された外部温度センサによって生成された外部温度センサの測定値との両方の、少なくとも部分的に変動の追跡に基づいて、前記内部温度と前記外部環境との間の前記関係を導出するように構成された較正モジュールを備える請求項1〜4のいずれかに記載のシステム。
  6. 前記プロセッサモジュールは、前記リモートコンピュータシステムのうち別の1つから受信された内部温度センサの測定値及び前記内部温度と前記外部環境との間の関係に少なくとも部分的に基づいて、それぞれがラックに搭載されたリモートコンピュータシステムのセットのうち別の1つの外部にある、複数の環境の外部温度の複数の仮想外部温度センサの測定値を導出するように構成され、
    少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する現在の動作状態を判定するために、前記導出された仮想外部温度センサの測定値と、少なくとも1つの事前に判定された閾値に少なくとも部分的に基づいて、前記複数の仮想外部温度センサの測定値と、前記少なくとも1つの事前に判定された閾値に少なくとも部分的に基づいて、前記プロセッサモジュールは、前記ラックに関連する現在の動作状態を判定するように構成される、請求項2に記載のシステム。
  7. 前記プロセッサモジュールは、さらに、少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する、前記判定された現在の動作状態に少なくとも部分的に基づいた前記グラフ表示の選択的に判定された強調表示を含む、少なくとも前記リモートコンピュータシステムの少なくとも1つのグラフ表示を生成するように構成される、請求項2に記載のシステム。
  8. 少なくとも前記リモートコンピュータシステムの前記少なくとも1つのグラフ表示は、ビデオディスプレイを備え、
    前記ビデオディスプレイは、別の特定のタイムスタンプに対応する少なくとも前記リモートコンピュータシステムの少なくとも1つのグラフ表示をそれぞれ備える各フレームの連続を備え、
    前記ビデオディスプレイのフレームの前記連続は、前記ビデオディスプレイは、少なくとも1つの期間にわたる前記少なくとも1つのグラフ表示の指標を示すように、前記別のフレームのそれぞれに対応する前記別の特定のタイムスタンプに少なくとも部分的に基づいて時系列で配置される、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記プロセッサモジュールは、少なくとも前記リモートコンピュータシステムに対し、エクスカーションの履歴を判定するように構成され、前記エクスカーションの履歴は事前に判定された期間における回数を示し、少なくとも前記リモートコンピュータシステムは、少なくとも1つの特定の現在の動作状態にあると判定され、
    前記プロセッサモジュールは、さらに、少なくとも1つの事前に判定されたエクスカーションの履歴の閾値を超える、少なくとも前記リモートコンピュータシステムに対し、少なくとも部分的にエクスカーションの履歴に基づいて、少なくとも前記リモートコンピュータシステムに対し、エクスカーションの履歴状態を判定するように構成される、請求項2に記載のシステム。
  10. 前記リモートコンピュータシステムの外部にある環境の外部温度の前記仮想外部温度センサの測定値を導出するために、前記プロセッサモジュールは、空気流中の前記リモートコンピュータシステムの前記内部温度センサの下流である外部環境の外部温度の仮想外部温度センサの測定値を導出するよう構成される、請求項1〜9のいずれかに記載のシステム。
  11. 命令のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータシステムによって実行されるときに、前記コンピュータシステムに、
    リモートコンピュータシステムの少なくとも一部と通信して、前記リモートコンピュータシステムの内部温度を示す前記リモートコンピュータシステムの内部センサによって生成される内部温度センサの測定値を受信させ、
    前記受信された内部温度センサの測定値及び前記内部温度と前記外部環境との間の関係に少なくとも部分的に基づいて、前記リモートコンピュータシステムの外部環境の外部温度の仮想外部温度センサの測定値を導出させる、前記非一時的コンピュータ可読媒体。
  12. 前記コンピュータシステムによって実行されるときに、前記命令のプログラムが、前記コンピュータシステムに、
    前記導出された仮想外部温度センサの測定値と、少なくとも1つの事前に判定された閾値に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する現在の動作状態を判定させる、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  13. 前記リモートコンピュータシステムの外部にある環境の外部温度の仮想外部温度センサの測定値を導出することが、共有のラックに搭載されたリモートコンピュータシステムのセットの別のリモートコンピュータシステムにそれぞれ対応する、複数の外部環境のそれぞれに対する外部仮想温度センサの測定値を導出することを含み、
    少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する、前記現在の動作状態を判定するために、前記コンピュータシステムによって実行されるときに、前記命令のプログラムは前記コンピュータシステムに、
    前記複数の外部環境に対して、最大の外部仮想温度センサの測定値と最小の外部仮想温度センサの測定値との間の温度差を判定させ、
    前記温度差が少なくとも1つの事前に判定された閾値温度差値を超えることを少なくとも部分的に判定することに基づいて、前記排気が、前記共有のラックに搭載された前記複数のリモートコンピュータシステムの少なくとも1つに再循環されることを判定させるよう構成される、請求項12に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  14. 前記コンピュータシステムによって実行されるときに、前記命令のプログラムが、前記コンピュータシステムに、前記外部環境に関連するリモートBMS装置から前記外部環境の、前記外部仮想温度センサの測定値及び前記相対湿度センサ測定値に少なくとも部分的に基づいて、前記リモートコンピュータシステムに近接する前記外部環境の熱指数値を示す仮想熱指数測定値を導出させ、
    少なくとも前記リモートコンピュータシステムに関連する前記現在の動作状態を判定させるために、前記導出された仮想熱指数測定値の前記熱指数値が、少なくとも1つの事前に判定された熱指数閾値を超えると判定させる、請求項12に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  15. コンピュータに実装される方法であって、
    前記リモートコンピュータシステムの少なくとも一部と通信して、前記リモートコンピュータシステムの内部温度を示す前記リモートコンピュータシステムの内部センサによって生成される内部温度センサの測定値を受信し、
    前記受信された前記内部温度センサの測定値及び前記内部温度と前記外部環境との間の関係に少なくとも部分的に基づいて、前記リモートコンピュータシステムの外部環境の外部温度の仮想外部温度センサの測定値を導出することを含む、前記方法。
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