JP2017512086A - 抗菌薬ディスペンシングアプリケータを提供するためのシステムおよび方法 - Google Patents

抗菌薬ディスペンシングアプリケータを提供するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

ハンドヘルド式の消毒剤ディスペンシングアプリケータデバイスは、消毒薬を収容するための貯蔵部であってアプリケータパッドに接続された貯蔵部、および、貯蔵部とアプリケータパッドとの間に介挿された無効化可能なメンブレンまたはバリアを有する。デバイスの実施形態は、絞ることができる貯蔵部を備え、その内部の液体圧力が、ユーザが加える力によって増大することによって、メンブレンが無効化され、収容している消毒薬が解放されてアプリケータパッドに吸収される。無効化可能なメンブレンまたはバリアは、様々な実施形態に従った他のメカニズムの接続に応じて取り外し可能であるか、または無効化可能であってもよい。

Description

本発明は、消毒薬または抗菌薬ディスペンシングアプリケータを提供するためのシステムおよび方法に関する。消毒薬または抗菌薬ディスペンシングアプリケータは、消毒剤または抗菌溶液を所望の表面に塗布するために使用され、それによって、処置または治療のために表面を準備する。
医療関連感染(HAI)は、主要な患者安全および病院の問題であり、それは、手術部位および侵襲的なデバイスに頻繁に関連付けられる。侵襲的なデバイスは、たとえば、血管アクセスライン、尿道カテーテル、手術の前の患者皮膚準備、およびベンチレータなどである。したがって、消毒剤、抗細菌剤、および抗菌剤は、一般に、無菌手順または消毒手順のための準備において、さまざまな表面に塗布される。たとえば、医療産業における共通の術前手順は、アルコール、ヨウ素、過酸化物、またはクロルヘキシジンを皮膚表面の上に擦り付け、細菌を殺し、したがって、感染の機会を低減させることを必要とする。他の共通プラクティスは、患者または器具を表面に露出させる前に、椅子またはテーブル表面を消毒剤できれいに拭くことを含む。消毒薬の他の共通の使用は、切り傷および擦り傷などのような、さまざまな怪我の治療において見られる。
典型的に、コットンスワブ、スワブスティック、フォームスポンジパッド、またはウェットティッシュなどのようなアプリケータが、消毒薬に浸され、消毒薬は、ボトルまたは他の容器から注がれなければならない。このステップは、ユーザが容器の蓋部およびフォイルシールを除去し、消毒薬にアクセスすることを必要とする。緊急の状況において、または、ユーザの手のうちの一方が塞がっている状況において、ユーザは、消毒剤にアクセスするために、両手を自由にすることを必要とされる。そのうえ、ボトルまたは他の容器が開けられると、ボトルの無菌状態が損なわれ、そうでなければ有用な消毒剤の過剰な廃棄を結果として生じさせることが多い。また、代替的に、多量の消毒溶液の中の有効成分の劣化または蒸発についての懸念も存在している。
これらのステップに続いて、消毒薬は、一般に、開いた二次的な容器の中へ注がれ、開いた二次的な容器は、プールを提供し、アプリケータがプールの中へ漬けられまたは浸される。開いた二次的な容器は、大きい開口部を有する皿または小さいボウルを含むことが可能であり、アプリケータは大きい開口部を通過させられる。緊急の状況では、ユーザは、消毒薬がこぼれることを防止するために、二次的な容器をぶつけるかまたは乱すことを防止するように注意しなければならない。消毒剤がこぼれる場合には、追加的な消毒薬が提供されなければならず、それによって、ユーザが消毒薬の容器またはボトルに再度アクセスすることを必要とする。
他の手順では、消毒剤は、ボトルまたは他の容器から直接的に表面に塗布され、次いで、アプリケータによって広げられ、塗布される。これらの手順の間に、ユーザは、消毒薬を含有するために使用される消毒薬の量を制御し、材料を無駄にすることを回避するように注意しなければならない。
いくつかの手順に関して、所望の表面に接触するアプリケータの一部分は、ユーザの手の中に直接的に保持されている。たとえば、アプリケータがワイプまたはウェットティッシュであり、表面がテーブル天板である場合、ユーザは、一般的に、彼らの手の中にワイプを保持し、表面をワイプで擦る。ユーザの手がテーブル表面の近くにあることは、新しく衛生処理された表面をユーザの手で汚染する危険性をもたらす。ユーザは、消毒薬を塗布する前に、保護グローブを装着すること、または、手を洗うことを選ぶことができるが、緊急の状況では、ユーザは、必要な注意を払うのに十分な時間を有していない可能性がある。
別の例として、スワブアプリケータまたはスワブスティックが、一般に、消毒溶液を含有しない乾燥デバイスとして提供される。それらは、たとえば、1個、3個、10個、15個、100個のユニットを含む、個々のパッキングまたはバルクパッキングで提供される。スワブスティックは、典型的に、消毒薬のバルクボトルの中にスティックをディップ浸漬する(dip-soaking)ことによって使用されるか、または、最初に患者の皮膚の上に消毒薬を塗布し、次いで、スワブスティックを使用して消毒薬を広げることによって使用される。すでに上記に議論されている課題を超えて、スワブスティックのバルクパッケージングは、共通の容器がアクセスされるたびに、未使用のスワブスティックに対する汚染を結果として生じさせる可能性がある。そのうえ、スワブスティックが消毒薬に予めに浸される場合にも、量を制御することができず、また、消毒薬とアプリケータパッドの材料との間の長期の接触に起因して、消毒薬の劣化または有効性の喪失についての懸念が存在しており、消毒薬は、スワブスティックの全体をカバーすることが多く、それによって、スワブスティックの使用の間に、ユーザとの望まれない接触を生じさせる。
したがって、消毒剤を所望の表面に塗布するために使用される技法は現存しているものの、課題が依然として存在している。したがって、現在の技法を増強させること、または、現在の技法を他の技法と置換することも、当技術分野の改善であることとなる。
本発明は、消毒溶液を所望の表面に送達するための安全で便利なハンドヘルド式のアプリケータデバイスに関する。本発明のいくつかの実施形態は、消毒剤を受け入れるためのルーメンを有する本体部を含むアプリケータデバイスを提供する。いくつかの実施形態によれば、本体部は、一般的に、ユーザによって圧縮され、絞られ、折り畳まれ、またはひねられ得る、ソフトポリマー材料、可撓性のある(flexible)ポリマー材料、または半可撓性の(semi-flexible)ポリマー材料から構成されている。他の実施形態では、本体部は、剛性のある(rigid)ポリマー材料または半剛性の(semi-rigid)ポリマー材料から構成されている。いくつかの実施形態によれば、デバイスを構成する剛性ポリマー材料または半剛性ポリマー材料は、ユーザによって圧縮されまたは絞られ得る。本体部によって画定されているルーメンの一方の端部は、流体を受け入れるように構成されており、それによって、所望の消毒溶液を含有する貯蔵部として作用する。本体部の他方の端部において、デバイスは、消毒溶液を吸収するための、および、消毒溶液を所望の表面に塗布するためのアプリケータパッドを含む。アプリケータパッドは、一般的に、消毒溶液を塗布するのに適切な不織布パッド材料またはフォームパッド材料を含む。
無効化可能な(defeatable)メンブレンまたは無効化可能なバリアは、本体部のルーメンとアプリケータとの間に置かれており、消毒剤が、作動(activation)の前にアプリケータに接触することが防止されるようになっている。いくつかの実施形態では、デバイスは、さまざまな作動メカニズムをさらに含み、それによって、デバイスを作動させるときに、メンブレンまたはバリアが無効化され、それによって、消毒剤がメンブレンを通って流れ、アプリケータパッドに接触することを可能にする。いくつかの実施形態によれば、ルーメンの中の圧力を増加させるためにデバイスの本体部を単純に圧縮することによって、メンブレンが無効化される。メンブレンが無効化され、消毒剤がメンブレンを通って流れることを許容されるときに、増加した圧力が解放される。他の実施形態では、その中の圧力を十分に増加させるために、デバイスの本体部をひねることによって、メンブレンが無効化される。さらなる他の実施形態では、メンブレンは、一方向バルブと置換され、一方向バルブは、本体部のルーメンの中の圧力を増加させることによって無効化される。さらなる追加的な実施形態では、メカニズムを破裂させるユーザ動作によって、または、部分的におよび予測可能に破壊的な対向する捩り力をユーザが加えることによって、メンブレンは、破壊されまたは破裂させられる。
いくつかの実施形態では、チューブチャンバおよびアプリケータパッドを分離するメンブレンは、プラスチック溶接または接着シームによって提供され、また、アプリケータパッドの近くのメンブレンに対する横方向の力によって破壊され、抗菌溶液がチューブチャンバからスポンジパッドへ流れることを可能にする。メンブレンの厚さは、メンブレンを破壊するために望まれる力に応じて変化させられ得る。
本発明のいくつかの実施形態では、アプリケータは、口または人工呼吸器チューブなどのような、オリフィスに消毒剤を塗布するように形状決めおよび構成されている。他の実施形態では、アプリケータは、I.V.挿入部位、外科手術部位、またはテーブルなどのような、概して平坦な表面に消毒剤を塗布するように形状決めおよび構成されている。
いくつかの実施形態によれば、本発明は、消毒溶液を含有するスワブスティックを含む。そのような実施形態では、アプリケータチューブは、ソフトプラスチック材料、可撓性プラスチック材料、半可撓性プラスチック材料、剛性プラスチック材料、または、半剛性プラスチック材料から作製されている。上記のように、アプリケータチューブの本体部は、消毒貯蔵部として動作するチャンバを画定している。作動の前に、貯蔵部チャンバは、アプリケータヘッドからシールされているが、その間に置かれた破壊可能なまたは無効化可能なメンブレンを有しており、破壊可能なまたは無効化可能なメンブレンは、スティックチューブの本体部を絞ることによって、容易に破壊されまたは開かれるように設計されている。いくつかの実施形態では、無効化可能なメンブレンは、本体部の壁部の中に形成されている。作動すると、消毒薬は、アプリケータヘッドパッドの中へ流入する。いくつかの実施形態では、提供される消毒薬の投与は、予め特定されて制御される。さまざまな実施形態によれば、消毒薬ディスペンシングアプリケータは、二次汚染を回避するために、1個で包装されるかまたは3個組で包装され得る。
本発明のいくつかの実装形態に関して、追加的な作動メカニズムが考慮される。たとえば、いくつかの実施形態では、本発明は、ユーザの親指などによる、手動の操作のために構成されているローラクランプメカニズムまたはアクチュエータを含む。他の実施形態では、上述のように、ピンチングメカニズムまたは破裂メカニズムがデバイスの中へ組み込まれ、デバイスの本体部によって画定されているルーメンからの消毒流体の解放を促進させる。さらなる他の実施形態では、除去可能なシールがデバイスを一時的にシールするために考慮されており、デバイスはシールが除去されると作動させられる。
最後に、いくつかの実施形態では、デバイスは、横方向の力に応じて部分的に無効化される、切れ目を入れられた(scored)表面を有するメンブレンを含む。横方向の力が増加させられるときに、メンブレンの追加的な部分が無効化され、それによって、メンブレンを通る消毒剤の流れの増加を可能にする。他の実施形態では、メンブレンは、メンブレンに対する横方向の力の漸進的な増加に応答して、メンブレンを漸進的に無効化するために、さまざまな厚さおよび寸法を有する複数の切れ目を含む。
本発明の上記した特徴および利点、ならびに、他の特徴および利点が得られる様式の容易な理解が得られるように、上記に簡潔に説明されている本発明のより詳しい説明が、添付の図面に図示されているその特定の実施形態を参照してなされることとなる。これらの図面は、本発明の典型的な実施形態を示しており、したがって、本発明の範囲を限定すると考えられるべきではない。
本発明の代表的な実施形態による、内部ピンチングアクチュエータを有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、弱いエリアを有する(作動の前の)消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の代表的な実施形態による、作動後の図2Aの消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、代替的な弱いエリアを有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスのチューブ部分の側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、代替的な弱いエリアを有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスのチューブ部分の側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、代替的な弱いエリアを有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスのチューブ部分の側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、代替的な弱いエリアを有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスのチューブ部分の側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、弱いポイントおよびコーン形状の先端部を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、ローラクランプアクチュエータを有する(作動の前の)消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の代表的な実施形態による、作動後の図4Aの消毒薬ディスペンシングアプリケータの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、ツイスト−オープン構成を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、遠位スクイーズチャンバを有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、液体流量制限器を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、折り畳み可能な消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明のさまざまな実施形態による、消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの弱くシールされたチューブ部分を形成するためのプロセスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、弱くシールされたチューブ部分を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの斜視断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、近位流体貯蔵部を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、ひねり構成を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、弱くシールされたチューブ部分を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、弱くシールされたチューブ部分を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、弱くシールされたチューブ部分を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、弱くシールされたチューブ部分を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、ディスク形状の弱くシールされたチューブ部分を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの斜視断面図である。 本発明の代表的な実施形態による、図14の消毒薬アプリケータデバイスの弱くシールされたチューブ部分の拡大断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、除去可能なプルタブシールを有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の代替的な代表的な実施形態による、代替的な除去可能なプルタブシールを有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、代替的な除去可能なプルタブシールが除去された図16のデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、低い引き剥がし強度のシールを有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、方向A−Aの図17のデバイスの長手方向の断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、代替的な低い引き剥がし強度のシールを有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。 本発明の別の代表的な実施形態による、さらなる別の代替的な低い引き剥がし強度のシールを有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの側断面図である。
本発明の現在の好適な実施形態が、図面を参照して最良に理解されることとなり、図面において、同様の参照数字は、同一のエレメントまたは機能的に同様のエレメントを示している。本明細書の図に一般的に説明および図示されているような、本発明のコンポーネントは、多種多様な異なる構成で配置および設計され得るということが容易に理解されることとなる。したがって、図に表されているような、以下のより詳細な説明は、特許請求の範囲に記載されているような本発明の範囲を限定することを意図しておらず、本発明の現在の好適な実施形態を単に代表しているだけである。
本明細書で使用されているように、「近位」という用語は、臨床医に最も近く、かつ、患者から最も遠い、通常使用の間のデバイスに対する場所を表している。逆に、「遠位」という用語は、臨床医から最も遠く、かつ、患者に最も近い、通常使用の間のデバイスに対する場所を表している。本明細書で使用されているように、「上部」、「上」、または「上向きに」という用語は、デバイスの長手方向軸線から半径方向に離れており、かつ、患者の皮膚から離れている、通常使用の間のデバイスに対する場所を表している。逆に、本明細書で使用されているように、「底部」、「下」、または「下向きに」という用語は、デバイスの長手方向軸線から半径方向に離れており、かつ、患者の皮膚に向かう、通常使用の間のデバイスに対する場所を表している。本明細書で使用されているように、「中」または「内向きに」という用語は、デバイスの内側を向く、通常使用の間のデバイスに対する場所を表している。逆に、本明細書で使用されているように、「外」または「外向きに」という用語は、デバイスの外側を向く、通常使用の間のデバイスに対する場所を表している。
ここで図1を参照すると、いくつかの実施形態による消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイス100の実装形態が示されている。デバイス100のいくつかの実施形態は、一般的に、本体部(または、アプリケータチューブ)110を含み、本体部(または、アプリケータチューブ)110は、近位端部112および遠位端部114を有している。本体部110は、一般的に、消毒剤または抗菌溶液122を適合して受け入れるための流体貯蔵部を含むルーメンを画定するチューブを含む。いくつかの実施形態では、本体部110によって画定されている流体貯蔵部またはチャンバは、おおよそ0.3〜50mLの消毒剤122を含有する。他の実施形態では、本体部110によって画定されている流体貯蔵部は、アルコールベースの抗菌溶液を含有する。さまざまな実施形態によれば、本体部110は、ポリプロピレン(PP)およびポリエチレン(PE)などのような、端部112および114においてヒートシールされ得るポリマーまたはプラスチック材料から作製されている。本体部110は、いくつかの実施形態によれば可撓性、他の実施形態によれば半可撓性、他の実施形態によれば半剛性、さらなる他の実施形態によれば剛性を有する。当業者は、所与のヒートシールの強度が制御可能に変化させられ得、特定のヒートシールが、設計によって相対的に弱くなり得るようになっており、一方、他のものは、設計によって比較的にはるかに強くようになっているということを認識することとなる(図9も参照されたい)。いくつかの実施形態では、デバイス100の本体部110は、ユーザ154によって圧縮され、絞られ、または折り畳まれ得るのに十分な柔軟性を有するチュービング材料を含む。
いくつかの実施形態によれば、本体部部分110の位置および長さは、デバイス100に対するグリッピング表面を提供するように、および、アプリケータパッド140の近位の遠位エリアからユーザの手を除去するように選択される。そうであるので、本体部部分110のハンドル機能は、治療部位または表面に対する望ましくない露出および/または汚染を防止しながら、デバイス100に対する制御をユーザに提供する。
デバイス100のいくつかの実施形態は、一般的に、図示されているように本体部110の遠位端部114の近位に位置付けされている、スワブまたはアプリケータパッド140を含む。いくつかの実施形態によれば、アプリケータパッド140は、不織材料またはフォームスポンジパッドを含み、それは、消毒剤122に適合する接着剤142を介して、遠位端部114の近位に取り付けられている。いくつかの実施形態では、アプリケータパッド140は、コットンまたはコットンブレンドから構成されている。意図した用途に応じて、または、消毒剤122を所望の表面に塗布するために、アプリケータパッド140のサイズ、形状、およびテクスチャは変化する。たとえば、アプリケータパッド140は、経口殺菌デバイス、皮膚または手術部位殺菌デバイス、ポイントオブユースカテーテル殺菌コーティングデバイス、I.V.またはカテーテルアクセスクリーニングデバイス、および、他の便利なハンドヘルド式の抗菌送達システムなどのような、さまざまな使用に関してサイズ決めおよび形状決めされている。いくつかの実施形態では、アプリケータパッド140は、研磨外側表面を含み、たとえば、1台の機械、または、テーブルもしくはベッド表面などのような表面などの、物体をスクラビングして殺菌することを支援する。そして、いくつかの実施形態では、アプリケータパッド140は、消毒剤122を塗布するための滑らかな外側表面を含み、激しくスクラビングすることなく表面を殺菌する。さらなる他の実施形態では、アプリケータパッド140は、層状のアプリケータパッドを含み、汚染されたパッドの層が除去され、新鮮な汚染されていない塗布表面を提供することができるようになっている。
いくつかの実施形態では、本体部110によって画定されている流体貯蔵部は、アプリケータパッド140の中に位置付けされている適合するねじ山(図示せず)にねじ込み式に連結するためのねじ山付きの部分(図示せず)を含む。他の実施形態では、本体部110によって画定されている流体貯蔵部は、圧入、機械的なインターフェース、または接着剤を介して、アプリケータパッド140に連結されている。
上述のように、デバイス100およびアプリケータパッド140は、さまざまな実施形態によるさまざまな使用のためにサイズ決めおよび形状決めされている。時には、たとえば、口の内側表面および/または外側表面は、たとえば、人工呼吸器チューブ、ベンチレータシステム、または他の医療用デバイスを口または喉の中へ挿入する前に、殺菌されなければならない。したがって、アプリケータパッド140の形状およびサイズは、患者の口の中に適合して挿入するように設計されている。たとえば、口の殺菌デバイスとして使用するためのアプリケータパッド140は、患者の口の中へ容易に挿入されるベース直径を有する細長いドーム形状を含むことが可能である。細長いドーム形状は、直角部を排除している。さもなければ、直角部は、アプリケータパッド140と口の内側の自然な湾曲した表面との間の完全で均一な接触を妨げる可能性がある。追加的に、いくつかの実施形態では、アプリケータパッド140の外側表面は、小さい半径を含み、小さい半径は、患者の口の中へデバイスを挿入する前に、人工呼吸器チューブの内側表面および外側表面、または、他の医療用デバイスに、アプリケータを適用することを可能にする。
デバイス100が皮膚または手術部位殺菌デバイスとして意図されている場合には、アプリケータパッド140の形状およびサイズは、広い平坦な表面(図示せず)を提供し、アプリケータパッド140と概して平坦な皮膚表面との間の接触を最大化するように選択される。そのような構成は、手術を実施する前に手術部位を準備するために、および、カテーテルまたはI.V.の挿入の前に患者の皮膚を準備するために、とりわけ適切である。
他の実施形態では、デバイス100およびアプリケータパッド140は、I.V.および/またはカテーテルチュービングを目標部位の中へ挿入する前に、I.V.および/またはカテーテルチュービングに抗菌コーティングを提供するのに適切なサイズおよび形状を提供するように構成され得る。たとえば、いくつかの実施形態では、アプリケータパッド140は、中空のシリンダニア(cylindania)を形成しており、コーティングされることとなるI.V.またはカテーテルチュービングの外径よりもわずかに大きい細長いチューブ状の三日月形状を形成している。他の実施形態では、アプリケータパッド140は、コーティングプロセスの間にI.V.またはカテーテルチュービングを完全に取り囲むように、トーラスを形成している。
また、引き続き図1を参照すると、デバイス100のさまざまな実施形態は、ピンチングアクチュエータデバイス150も含み、そのピンチングデバイスは、本体部110の遠位端部114を破裂させまたは穿刺することができる剛性材料から作製されている。ピンチングデバイス150は、アプリケータパッド140の内側であるが遠位端部114の外側に、遠位端部114に隣接して位置付けされており、アプリケータパッド140と本体部110との間の相互作用によって、その配向および位置に保持されている。ピンチングデバイス150は、1または複数のエッジ156を含む。いくつかの実施形態によれば、たとえば、エッジ156は、溶液122を解放するためにチューブ110を穿孔または穿刺することができる相対的に鋭利なエッジまたはポイントである。他の実施形態では、2つ以上の対向する鋭利なエッジ156は、ピンチャ150の機能的軸線158に対してオフセットされて形成され得、(横方向の力130を加える)ユーザ154によるピンチャ150の動作が、せん断切断力をチューブ110に加えることを結果として生じさせ、それによって、その遠位端部114を破裂させ、または開口するようになっている。さらなる他の実施形態では、遠位端部114は、シールを含み、シールは、横方向の力130がピンチャ150のエッジ156を介して本体部110に加えられると破裂させられる。ピンチャ150の動作の間に、鈍いエッジ156は、ユーザ154によって加えられる横方向の力130を伝達し、遠位端部114に圧力を加え、それによって、遠位端部114におけるシールを傷つけ、破裂させ、またはそうでなければ開口するようになっている。
さらなる説明として、いくつかの実施形態では、デバイス100は、自己完結型の消毒薬アプリケータを含み、本体部110によって画定されている流体貯蔵部は、製造プロセスの間に消毒溶液122が予め充填されている。そのような実施形態では、本体部110は、遠位端部114がヒートシールされた後であるが、近位端部112がヒートシールされる前に、消毒溶液122が予め充填され、消毒溶液122を含有する本体部110によって画定されている流体貯蔵部が、使用の前にアプリケータパッド140から分離またはシールされるようになっている。使用するとき、ユーザ154は、遠位端部114におけるメンブレンを傷つけまたは無効化するために、横方向の力130を加えることによって、ピンチャ150を圧縮する。無効化されると、消毒溶液122は、殺菌使用のためにアプリケータパッド140を飽和させまたは湿らせるために、チューブ本体部110から解放される。上述のように、いくつかの実施形態では、デバイス100は、せん断切断、穿刺、または液圧などのような、メカニズムを利用することによって、消毒溶液122を解放するように構成されている。他の実施形態では、ひねりメカニズム(より詳細に下記に議論されている)などのような代替的なメカニズムが企図される。
いくつかの実施形態によれば、デバイス100は、予め包装されて来る(図示せず)。そのような実施形態では、ユーザ154は、アプリケータパッド140のヘッドをつまみ、デバイス100がパッケージングの内側にあるままの状態でピンチャ150を圧縮するようになっている。以前に説明されている様式で消毒溶液122がチューブ本体部110から解放された後に、ユーザ154は、使用のために、そのパッケージからデバイス100を除去する。このように、デバイス100の無菌状態は、使用の前に損なわれない。
いくつかの実施形態では、本発明による消毒溶液または抗菌溶液122は、50〜95%アルコール溶液を含み、50〜95%アルコール溶液は、抗菌溶液の0.05重量%から5重量%の範囲で、CHG、PCMX、トリクロサン、オクテニジン、ヘキサクロロフェン、PVP−1、ヨウ素、および/またはクオタニウム(quaterium)化合物などのような、追加的な抗菌剤をさらに含む。アルコールは、一般的に、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−プロパノールアルコール、および、それらの混合物のうちの少なくとも1つから選択される。いくつかの実施形態では、溶液は、ジメチコーン、グリセリン、PVPなどのようなカチオン性ポリマー、セルロース、ドコサノール、BTMS、ベヘニルアルコール、および/またはポロキサマーをさらに含有する。好適な実施形態では、ベース抗菌溶液は、皮膚または手術部位準備のために、おおよそ70%アルコール、2%CHG、および28%USP精製水を含有し、また、口の殺菌およびオーラルケアのために、11%アルコールの中の0.12%CHG、および水を含有している。当業者は、上述のものを含む、他の原料が、ベース抗菌溶液のそれぞれに追加され、特定の用途のために、所望の抗菌剤または消毒剤122を提供することが可能であるということを認識することとなる。
引き続き図1を参照すると、いくつかの実施形態によれば、本体部110は、空気ベント106においてベントされ、消毒剤または流体122は、ユーザによって加えられた力130が撤退されまたは緩められたときでも、遠位端部114の近位の穿刺されたまたは破裂させられたメンブレンから流出することを許容されるようになっている。このように、本体部110が、予め破裂させられまたは穿刺されると、消毒剤または流体122が、ベントされている本体部110によって画定されるルーメンに起因して、圧縮または継続的に絞ることなしに、本体部110から流出することを許容される。いくつかの実施形態では、図示されているように、空気ベント106は、本体部110が穿刺されるかまたはそうでなければ破裂させられるポイントの遠位にある。たとえば、いくつかの実施形態では、ベント106は、遠位端部114の先端部に対して近位に位置付けされているが、また、本体部110が穿刺されるポイントの遠位に位置付けされている。他の実施形態では、空気ベント106は、本体部110の近位端部112に隣接する場所を含む、任意の適切な場所に位置付けされ得る。さまざまな実施形態によれば、空気ベント106は、力130が取り去られまたは緩められたときに、真空を生成させることなく、または、そうでなければ、以前にディスペンスされた流体122を、本体部110によって画定されているルーメンの中へ引き戻すことなく、本体部110がベントされることを可能にする。
さまざまな実施形態では、空気ベント106は、一方向空気バルブを含む。そのような実施形態では、ベント106は、本体部110の完全性を維持し、作動の前に、流体122が本体部110によって画定されているルーメンの中に保持されるようになっている。デバイスが作動すると、流体122が、エッジ156に関連付けられる穿刺ポイントにおいて解放される。力130がその後に低減されまたは排除されるとき、ベント106は、本体部110によって画定されているルーメンの中へ空気が流入することを可能にする。いくつかの実施形態によれば、一方向空気バルブ106は、一般的に、本体部110の中に固定される可撓性ポリマー材料または半可撓性ポリマー材料を含む。いくつかの実施形態では、一方向空気バルブ106は、スリット、ダックビルバルブ、またはアンブレラバルブを含む。たとえば、いくつかの実施形態では、一方向空気バルブ106は、スリットを含み、スリットは、本体部110によって画定されているルーメン内から外向きの力または圧力がそれに働かされているときに、閉位置に付勢されており、それを通る流体経路を防止するようになっている。しかし、本明細書で議論および開示されているように、逆向きの圧力または内向きの圧力が空気ベント106に働かされるときには、一方向バルブが無効化され、スリットが、外側の本体部110からその内側への空気の連通を提供するために開くようになっている。ベント106は、本明細書で開示されているさまざまな実施形態のいずれかまたはすべてとともに用いられ得るということが企図される。
さらなる他の実施形態では、空気ベント106は、両方向空気ベントを含む。いくつかの実施形態によれば、たとえば、空気ベント106は、Tyvek(登録商標)などのような微小孔性の疎水性の材料から形成されている。
ここで図2A〜図2Fを参照すると、本発明の代表的な実施形態による、消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスのさまざまな代替的実施形態が示されており、それは、1つもしくは複数の無効化可能なゾーン、または、無効化可能なバリアを形成する破裂ポイントを有する本体部を用いている。図2Aを参照すると、いくつかの実施形態による、弱いエリアを画定する無効化可能なバリア162を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイス200の断面図が示されている。図2Aは、作動の前のデバイス200を示している。いくつかの実施形態では、無効化可能なバリア162が、アプリケータパッド140によって囲まれている本体部110の領域の中に位置付けされている限り、1または複数の無効化可能なバリア162は、本体部110の遠位端部114の上の任意の適切な局所に位置付けされ得(図2Dも参照されたい)、使用するとき、消毒流体122が、殺菌使用のためにアプリケータパッド140を飽和させまたは湿らせるために、チューブ本体部110から解放されるようになっている。他の実施形態では、無効化可能なバリア162は、本体部110の外径を横断する円周方向の溝部または環状部などのような、弱化されたエリアを含む(図2Cを参照)。さらなる他の実施形態では、ポイント、切れ目、溝部、ライン、またはクロスハッチングパターンが、遠位端部114において、および/または、遠位端部114の周りに形成され、その構造的な完全性を低下させるようになっており、それによって、遠位端部114を弱化された状態にし、本体部110の中の増加した圧力に応答して、遠位端部114が予測可能な様式で破壊し、または無効化されることを助長するようになっている(図2Eおよび図2Fを参照)。
いくつかの実施形態に関して、無効化可能なバリア162は、本体部110のルーメンとアプリケータパッド140との間に置かれている無効化可能なメンブレンを含み、作動の前に、消毒剤122がアプリケータパッド140に接触することを防止されるようになっている。いくつかの実施形態によれば、無効化可能なバリア162は、本体部110の1または複数の壁部の中において、その遠位端部の近位に形成されている。
さまざまな実施形態では、1または複数の無効化可能なバリア162は、図2A〜図2Fに図示されているように、さまざまなパターンをとることが可能である。そのうえ、無効化可能なバリア162は、レーザーカッティングもしくはレーザードリリング、超音波カッティング、加熱されたブレードもしくはピンを使用することを介して、本体部110の中に予め形成され得、または、そうでなければ、製造および組み立てプロセスの間に形成され得る。さらなる他の実施形態では、無効化可能なバリア162は、本体部110に切れ目を入れることによって予め形成され、本体部110の壁部厚さが、予測可能なパターンで弱化されるようになり、その弱化されたパターンが、無効化可能なバリア162を規定する。
デバイス200のいくつかの実施形態は、一般的に、保持リング160をさらに含み、保持リング160は、図示されているように、本体部110の遠位端部114の近位に位置付けされている。いくつかの実施形態によれば、保持リング160は、突出するタブ、バンプ、またはアレートタイプの構造164を有する、剛性プラスチック材料から構成されている。保持リング160は、アプリケータパッド140の内側の遠位端部114に隣接して位置付けされているが、一般的に、予めカットされた溝部または無効化可能なバリア162の遠位側に位置付けされており、また、アプリケータパッド140と本体部110との間の相互作用および接着剤142によって、ならびに、アプリケータパッド140と保持リング160との間の追加的な接着剤144によって、その配向および位置に保持されている。
さらなる説明として、いくつかの実施形態では、デバイス200は、自己完結型の消毒薬アプリケータを含み、本体部110によって画定されている流体貯蔵部は、製造プロセスの間に消毒溶液122が予め充填されている。使用するとき、ユーザ154は、アプリケータパッド140の遠位表面において、平坦な表面170に対してデバイス200を保持する。図2Bに示されているように、ユーザ154は、方向132にチューブ本体部110に軸方向力を加えることによってそれを継続し、それによって、平坦な表面170に向けて、および、アプリケータパッド140の遠位端部に向けて、チューブ本体部110を押す。ユーザ154は、方向132に軸方向力を加え続け、それによって、軸方向に本体部110を変位させるので、保持リング160は、バンプ164が無効化可能なバリアまたは溝部162の直ぐ遠位に位置付けされるように配向される。ユーザ154は、横方向の力130をチューブ本体部110に加えることによってそれを継続し、チューブ本体部110は、十分にリジッドであるが半可撓性チュービング材料を含み、それは、同時に軸方向力132をそれに加えさせながら、ユーザ154によって圧縮されまたは絞られ得る。ユーザ154が横方向に本体部110を絞るときに、液体溶液122は、遠位方向に押され、それによって、ユーザが発生させた圧力が本体部110の全体を通して伝達することを結果として生じさせる。内部液圧が増加するにつれて、領域162Bが膨張し、一方、領域162Aは、保持リング160およびタブ164を介して、適切な場所に実質的に保持されており、または、作動前位置に保持されている。いくつかの実施形態では、タブ164は、一般的に、デバイス200の作動の間の膨張または拡大に対抗して、本体部110の半径方向の寸法を保持する。ユーザ154は、せん断荷重の下での応力集中に起因して、無効化可能なバリア162が不能となるかまたは破裂するまで、横方向の力130および軸方向力132を加え続け、したがって、開口166を結果として生じさせる。
図2Bは、作動後のデバイス200を示している。作動後に、および、無効化可能なバリア162が無効化されると、消毒溶液122が、殺菌使用のためにアプリケータパッド140を飽和させまたは湿らせるために、開口166を介してチューブ本体部110から解放される。ユーザ154は、必要に応じて横方向の力130を加え続け、十分なまたは所望の量の消毒溶液122を本体部110からアプリケータパッド140の中へ変位させることが可能である。
当業者は、上記に記載されているデバイス200の構成および動作を達成するのに必要かつ十分な、本体部110の壁部の相対的な厚さ、および、無効化可能なバリアまたは溝部162の深さを認識することとなる。
本明細書で開示されているさまざまな実施形態によれば、本体部110の壁部の中に形成されている無効化可能なエリアは、遠位端部114の中の無効化可能なバリア162によって表されており、本体部110によって画定されている貯蔵部の流体内容物とアプリケータパッド140との間に置かれている。無効化可能なバリア162は、作動または使用の前に、本体部110によって画定されている貯蔵部とアプリケータパッド140との間の流体連通を防止するために設けられている。無効化可能なバリア162は、本体部110の切れ目を入れられたエリアまたは弱化されたエリアを含み、作動するときに無効化可能なバリア162が予測可能な様式で破壊しまたは打ち負かすことを助長するようになっている。いくつかの実施形態では、本体部110が作動させられるときに、せん断力が無効化可能なバリア162に加えられ、それによって、図2Bに示されているように、無効化可能なバリア162が切れ目を入れられた経路に沿って無効化されることを引き起こすように、無効化可能なバリア162が位置付けされている。無効化されると、開口166は、本体部110とアプリケータパッド140との間に流体連通経路を提供する。
図2C〜図2Fは、本発明の追加的な実施形態を図示している。そのような実施形態は、図2Aおよび図2Bを参照して一般的に説明されているように機能する。図示されているように、無効化可能なバリア162は、本発明を実施するのに適切なさまざまな形状または構成をとることが可能である。たとえば、図2Cの無効化可能なバリア162は、本体部110の周囲部の周りにおいてその遠位端部に形成されている環状のリングまたは溝部を含む。代替的に、図2Dは、本体部110の遠位末端部または遠位面に位置付けされている弱化されたポイントを含む無効化可能なバリア162を図示している。図2Eは、さらなる別の実施形態を図示しており、無効化可能なバリア162は、本体部110の遠位端部に予測可能な破損パターンで切れ目を入れることを含む。同様に、図2Fは、無効化可能なバリア162を形成する代替的な切れ目パターンを図示している。
ここで図3を見てみると、いくつかの実施形態による、コーン形状のまたは幅の狭い先の尖った遠位端部114の上に位置決めされている無効化可能な先端部162を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイス300の断面図が示されている。そのような実施形態では、チューブ本体部110の先端部116は、切れ目を入れられた表面を含み、切れ目を入れられた表面は、増加した内部流体圧力に応答して無効化され得る。他の実施形態と同様に、デバイス300は、消毒溶液122が予め充填される本体部110によって画定されている流体貯蔵部を有する自己完結型の消毒薬アプリケータを含む。使用するとき、ユーザは、チューブ本体部110に、その近位端部112の近くにおいて横方向の力130を加える。そのような実施形態では、本体部110は、半可撓性チュービング材料を含み、半可撓性チュービング材料は、同時にその軸線方向の形状および寸法を実質的に維持するのに十分な軸線方向の剛性を有しながら、ユーザによって圧縮されまたは絞られ得る。ユーザが本体部110を横方向に絞るときに、液体溶液122は、遠位方向に押され、それによって、ユーザが発生させた圧力が本体部110の全体を通して伝達することを結果として生じさせる。内部液圧が、無効化可能な先端部162の構造的な完全性に打ち勝つのに十分に大きくなると、コーン形状の遠位端部114の先端部116は、無効化可能な先端部162における応力集中に起因して破裂する。当業者は、必要とされる圧力、チューブ本体部110厚さ、および、本体部110材料が必要に応じて降伏することを引き起こすのに必要な半径を決定する様式を認識することとなる。作動、および、無効化可能な先端部162が無効化された後に、消毒溶液122が、殺菌使用のためにアプリケータパッド140を飽和させまたは湿らせるために、開口(図示せず)を介してチューブ本体部110から解放される。ユーザは、必要に応じて横方向の力130を加え続け、十分なまたは所望の量の消毒溶液122を本体部110からアプリケータパッド140の中へ変位させることが可能である。
上述のように、当業者は、必要とされる圧力、チューブ本体部110厚さ、および、本体部110材料が必要に応じて降伏することを引き起こすのに必要な半径を決定する様式を認識することとなる。当業者によって理解されることとなるように、以下の数学的等式または公式が、本明細書で開示されているさまざまな実施形態に対して一般的に適用可能である。
τ=F/A=F/(t×L)、ここで、τは、せん断荷重F(内部圧力pに比例する)として表現されているせん断応力を断面積Aによって割ったものを表しており、断面積Aは、チューブの厚さtに、せん断の下での無効化可能なバリアLの長さを掛けたものとして表現される。
σ1=(pr2/(R2−r2))(R2/x2+1)およびσ3=−(pr2/(R2−r2))(R2/x2−1)、ここで、r≦x≦Rであり、また、フープ応力σ1および半径方向の応力σ3は、内部圧力p、チューブの外側半径R、および、チューブの内径rに関して表現されており、また、フープ応力および半径方向の応力は、両方とも、x=rのときにその最大に到達し、xがRに接近するにつれて減少する。
σ1=pr/t、ここで、σ1は、薄壁チューブ理論による、シリンダに関する近似フープ応力であり、pは、内部圧力であり、rは、チューブの内径であり、tは、チューブ壁部厚さである。
σ1=pr/2t、ここで、σ1は、薄壁チューブ理論による、球に関する近似フープ応力であり、pは、内部圧力であり、rは、チューブの内径であり、tは、チューブ壁部厚さである。
ここで図4Aおよび図4Bを参照すると、本発明のさまざまな代表的な実施形態による、1または複数の弱いエリアまたは破裂ポイントおよびローラクランプを有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスが示されている。図4Aを参照すると、いくつかの実施形態による、弱いエリアを画定する感圧式の無効化可能なバリア162を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイス400の断面図が示されている。そのような実施形態では、1または複数の無効化可能なバリア162は、先に論じた、弱化されたポイント、溝部、またはエリアと同様である。図4Aは、作動の前のデバイス400を示している。
デバイス400のいくつかの実施形態は、図示されているように、一般的に、作動の前に本体部110の近位端部112の近くに位置付けされているローラクランプアセンブリまたはアクチュエータ180をさらに含む。いくつかの実施形態によれば、ローラクランプ180は、スライド可能なフレームまたは装着アセンブリ182、軸線方向に構成されているローリングメカニズム184、ガイドまたは溝部186、および、アクセルまたはローラシャフト188をさらに含む。いくつかの実施形態では、ローラクランプアセンブリ180は、本体部110に恒久的にスライド可能に連結され、または取り付けられている。他の実施形態では、ローラクランプアセンブリ180は除去可能であり、また、複数の追加的な消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスによって再使用可能である。さらに、いくつかの実施形態によれば、ローラクランプアセンブリ180は、ローラクランプアセンブリ180の作動時に、本体部110を完全に閉じるようにスライド可能に装着されている。他の実施形態では、ローラクランプアセンブリ180は、ローラクランプアセンブリ180の作動時に、本体部110を部分的にだけ閉じるように構成されている。本体部110は、ローラクランプアセンブリによって完全にまたは部分的に圧縮されまたは絞られ得る半可撓性チュービング材料を含む。いくつかの場合では、ローリングメカニズム184は、たとえば、ユーザ154の親指などを介して、手動で前進させられ、本体部110を圧縮する。他の実施形態では、ローリングメカニズム184は、小さい電気モーターなどのような、自動化された手段を介して前進させられる。
いくつかの実施形態によれば、ユーザ154は、方向134に遠位にローリングメカニズム184を回転させることによって、ローラクランプアセンブリ180を手動で前進させ、デバイス400を作動させる。ローラクランプアセンブリ180が、手動の回転力134の下で遠位に移動するときに、本体部110の内側の内部液圧が徐々に増加し、液体溶液122が遠位に押される。内部液圧が、1または複数の無効化可能なバリア162の構造的な完全性に打ち勝つのに十分に大きくなると、遠位端部114は、無効化可能なバリア162の応力集中に起因して破裂する。
いくつかの実施形態によれば、内部液圧が本体部110の中で増加するときに、図4Bに示されているように、環状溝部または無効化可能なバリア162の形状および形成に起因して、領域162Bが膨張し、一方、領域162Aは静止したままである。ユーザ154は、応力集中に起因して無効化可能なバリア162が不能となりまたは破裂するまで、回転力134を加えることを介してローラクランプアセンブリ180を前進させ続け、したがって、開口166を結果として生じさせる。作動後に、消毒溶液122は、開口166を介してチューブ本体部110から解放され、殺菌使用のためにアプリケータパッド140を飽和させまたは湿らせる。ユーザ154は、必要に応じて回転力134を加え続け、追加的な消毒溶液122を本体部110からアプリケータパッド140の中へ変位させることが可能である。
図4Aおよび図4Bに図示されているように、いくつかの実施形態によれば、ガイドまたは溝部186は、本体部110に対して所定の角度で配向されている。そのような構成では、ローラクランプアセンブリ180が遠位に前進させられるときに、本体部110の中の圧力、および、無効化可能なバリア162における応力集中が、無効化可能なバリア162が不能となるまで、徐々に増加し、消毒溶液122が、開口部166を介して漏れ出る。
ここで図5を見てみると、消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイス500の実施形態が、捩り力136によって無効化されるらせん状のスコアを含むように示されている。図示されているように、デバイス500は、消毒流体122が予め充填される流体貯蔵部を画定する本体部110、近位端部112、遠位端部114、およびアプリケータパッド140を含む、他の実施形態に共通のさまざまなエレメントを含む。他の実施形態と同様に、本体部110は、作動の前にシールされており、本体部110の流体内容物122が、作動の前にアプリケータパッド140に流体連通しないようになっている。いくつかの実施形態では、デバイス500は、本体部110に沿って、その遠位端部114の近位に位置付けされている予めカットされたらせん状の溝部168をさらに含む。らせん状の溝部168は、概して、アプリケータパッド140によって囲まれている本体部110の領域の中に配置され得、使用するとき、消毒流体122が、殺菌使用のためにアプリケータパッド140を飽和させまたは湿らせるために、チューブ本体部110から解放されるようになっている。予めカットされたらせん状の溝部168は、レーザーカッティング、レーザードリリング、加熱されたブレードまたはピンを使用する超音波カッティングを介して、本体部110の中に予め形成され得、または、そうでなければ、製造プロセスの間に形成され得る。いくつかの実施形態では、らせん状の溝部168は、45度(45°)のらせんを含む。
使用するとき、いくつかの実施形態によれば、ユーザは、対向する捩り力136および138をチューブ本体部110に手動で加えることによって、デバイス500を作動させる。そのような実施形態では、本体部110は、1または複数の半剛性チュービング材料を含む。ユーザが対向する捩り力136および138を加えると、らせん状の溝部168が、らせん状の溝部168によって画定されている経路に沿って、予測可能な様式で無効化される。無効化されると、消毒溶液122は、殺菌使用のためにアプリケータパッド140を飽和させまたは湿らせるために、らせん状の開口部を介してチューブ本体部110から解放される。
いくつかの実施形態によれば、デバイス500は、予め包装されて来る。そのような実施形態では、ユーザは、対向する捩り力136および138を本体部110に手動で加えることによって、デバイス500を作動させ、デバイス500がパッケージングの内側にあるままの状態で、本体部110によって画定されている流体貯蔵部とアプリケータパッド140との間に流体連通経路を生成させるようになっている。消毒溶液122が、以前に説明されている様式でチューブ本体部110から解放された後に、ユーザは、使用のためにデバイス500をそのパッケージングから除去する。このように、デバイス500の無菌状態は、使用の前に損なわれない。
ここで図6を参照すると、遠位スクイーズチャンバ190を含む消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイス600の別の実施形態が図示されている。図示されているように、デバイス600は、無効化可能なバリア162を含む、さまざまな以前に議論されているエレメントを含む。いくつかの実施形態では、デバイス600は、本体部110の遠位端部114の近位に位置付けされている遠位スクイーズチャンバ190をさらに含む。遠位スクイーズチャンバ190の遠位端部192が、全体的にアプリケータパッド140によって囲まれている本体部110の領域の中に位置付けされており、かつ、無効化可能なバリア162に対して近位に位置付けされている限り、遠位スクイーズチャンバ190は、遠位端部114に沿ってどこに位置付けされてもよい。ユーザ154は、遠位スクイーズチャンバ190を手動で圧縮し、それによって、方向130に横方向の力を加えることによって、デバイス600を作動させ、内部液圧を増加させるようになっており、それによって、無効化可能なバリア162を傷つけ、消毒溶液122が本体部110から解放されるようになっている。そのような実施形態では、遠位スクイーズチャンバ190は、ユーザ154によって圧縮されまたは絞られ得る半可撓性チュービング材料を含む。作動後に、消毒溶液122が、本体部110から解放され、殺菌使用のためにアプリケータパッド140を飽和させまたは湿らせる。他の実施形態と同様に、デバイス600は、製造業者パッケージングの中に含有されている状態で作動させられ得、デバイス600の無菌状態が、使用の前に損なわれないようになっている。ユーザ154は、横方向の力を方向130に加え続け、追加的な消毒溶液122を本体部110からアプリケータパッド140の中へ変位させることが可能である。
いくつかの実施形態では、遠位スクイーズチャンバ190は、本体部110に対して拡大されており、遠位スクイーズチャンバ190が、本体部110の直径195よりも大きい直径193を有するようになっており、遠位スクイーズチャンバ190の圧縮の間に、遠位スクイーズチャンバ190の近位の流体122のフローを制限または抑制するようになっている。いくつかの実施形態では、本体部110は、2つのステップのプロセスによって形成される。いくつかの実施形態では、直径195を有する本体部110が、押し出し加工される。次いで、さまざまな実施形態によれば、本体部110は、適切な長さにカットされ、ブロー成形プロセスを受け、遠位スクイーズチャンバ190の直径193を形成する。
図7は、デバイス600の代替的実施形態を図示している。具体的には、いくつかの実施形態によれば、デバイス600は、本体部110の中に形成された流量制限器部分194をさらに含む。そのような実施形態では、デバイス600の本体部110は、ユーザ154によって圧縮可能または絞り可能となるようにセミフレキシブルでありながら、流量制限器194の形成を維持するのに十分な剛性を有するチュービング材料を含む。流量制限器194は、一般的に、本体部110の軸線方向の中間点に位置付けされており、それは、スクイーズチャンバ190とチューブ本体部110の近位部分196との間にあるようになっている。さまざまな実施形態では、流量制限器194は、本体部110の軸線方向の中間点の前方または後方にあってもよい。流量制限器194は、一般的に、すぼんだまたは狭くなったネック部を含む。使用時には、流量制限器194は、方向130への横方向の力が加えられるときに、消毒流体122の近位フローを制限し、流体122が遠位に押し出され、デバイス600を作動させるために、無効化可能なバリア162の破裂を引き起こすようになっている。
図8は、本発明のいくつかの実施形態によるデバイス600に対するさらなる別の変形例を図示している。図示されているように、いくつかの実施形態によれば、流量制限器部分194は、概して平坦になっており、本体部110のおおよその中間点に位置付けされている折り畳み可能な軸線198を形成するようになっている。上記のように、いくつかの実施形態では、流量制限器194は、本体部110の軸方向の中間点の前方または後方にあってもよい。そのような実施形態では、デバイス600の本体部110は、十分な柔軟性を有する半可撓性チュービング材料を含み、ユーザ154が方向199に本体部110を折り畳むことを可能にするようになっており、本体部110が、軸線198において折り畳まれ、折り畳まれた配向で圧縮されまたは絞られ得るようになっている。使用時には、流量制限器194は、方向130への横方向の力が加えられるときに、スクイーズチャンバ190からの消毒流体122の近位フローを制限し、または、完全に排除し、流体122が遠位に押し出され、デバイス600を作動させるために、無効化可能なバリア162の破裂を引き起こすようになっている。
図9を見てみると、本発明のさまざまな実施形態による、デバイス100、200、300、400、500および600の本体部110の遠位端部114において、無効化可能なバリア162を含む特定のヒートシールを形成するための方法が開示されている。いくつかの実施形態によれば、無効化可能なバリア162は、加熱されたエレメント102のセットを使用して形成され、本体部110の遠位端部114に押し付け、それによって、本体部110の材料を軟化させて部分的に溶融させ、その中に接合部を形成するようになっている。このプロセスの間に、本体部110の材料は、接合部において引き伸ばされ、無効化可能なバリア162を形成する。いくつかの実施形態では、無効化可能なバリア162における、または、無効化可能なバリア162の近くの本体部110の壁部厚さは、他のエリアにおけるものよりも小さくまたは薄くなっている。いくつかの実施形態によれば、加熱されたエレメント102のセットは、最適化されたオフセットを有しており、最適化されたオフセットは、チューブ本体部110の壁部厚さ、本体部110を含む材料の関連の材料特性、無効化可能なバリア162の所望の幅または形状、および、当業者によって理解される他の要因に基づいて設計されている。上記に述べられている様式での無効化可能なバリア162の形成は、本明細書で議論されているように無効化可能なバリア162の破損を促進させる。
いくつかの実施形態によれば、加熱されたエレメント102は、相対的に鈍いポイントを有するピン、正方形エッジ、面取りしたエッジ、丸みを帯びたエッジ、および、所望の無効化可能なバリア162を形成するのに適切な任意の他の望ましい形状を含む、任意の望ましい形状および/または寸法であることが可能である。当業者に理解される追加的なプラスチック溶接プロセスが、本明細書で企図されている。
ここで図10を見てみると、弱くシールされたポップ−オープン(pop-open)またはスクイーズ−オープン(squeeze-open)の遠位先端部118を含む消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイス700の別の実施形態が示されている。図10は、作動の間または作動後のデバイス700を示している。いくつかの実施形態では、本体部110は、押し出し加工され、または、そうでなければ、半剛性材料から形成されている。本体部110の遠位端部114は、正方形、丸みを帯びた形もしくは凸形、面取りした形、三日月形または凹形、または、任意の他の適切な形状などのような、所望の形状にカットされている。118Aおよび118Bを含む本体部110の2つの対向する側部は、それぞれシールされている。いくつかの実施形態では、側部118Aおよび118Bは、プラスチック溶接、接着剤、または、他のシーリング手段を介して、シールされている。シールされた遠位先端部118における結合強度は、チューブ本体部110をシールするのに十分な程度であり、また、作動の前に消毒溶液122からの内部圧力を持続させるのに十分な程度である。
ユーザ154は、シールされた遠位先端部118の結合強度に打ち勝つように、十分な横方向の力が方向130に加えられるまで、本体部110の遠位端部114を手動で絞るかまたは圧縮することによって、デバイス700を作動させる。十分な横方向の力が加えられると、シールされた遠位先端部118の結合が無効化され、側部118Aおよび118Bが、一般的に、それらのプレシールされた配向を回復し、本体部110によって画定されている流体貯蔵部の内容物とアプリケータパッド140との間に開口した流体経路を結果として生じさせるようになっている。いくつかの実施形態では、本体部110は、シールされた遠位先端部118の結合が無効化された後に、側部118Aおよび118Bを、それらのプレシールされた開口した配向で付勢するために十分な構造的な剛性または記憶性を有する、半可撓性チュービング材料を含む。いくつかの実施形態では、本体部110は、さらに、ユーザ154によって圧縮されまたは絞られ得る半可撓性チュービング材料から構成されている。このように、(図10に示されているように)デバイス700の作動後に、消毒溶液122は、殺菌使用のためにアプリケータパッド140を飽和させまたは湿らせるために、開口166を介してチューブ本体部110から解放される。ユーザ154は、横方向の力130を加え続け、追加的な消毒溶液122を本体部110からアプリケータパッド140の中へ変位させることが可能である。他の実施形態では、消毒剤122が重力に起因してアプリケータパッド140の中へ流入することを可能にし、または、そうでなければ助長するように、デバイス700は逆さにされる。最後に、図示され論じられているように弱くシールされたポップーオープンまたはスクイーズ−オープンの遠位先端部118は、先に議論じたか、または、その他に本明細書で開示されている、さまざまな異なる実施形態に対して用いられ得るということが理解されるべきである。
ここで図11を参照すると、近位スクイーズチャンバ190’を含む消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイス800の別の実施形態が図示されている。示されているように、デバイス800は、無効化可能なバリア162を含む、以前に議論されているさまざまなエレメントを含む。いくつかの実施形態では、デバイス800は、本体部110の近位端部112と境界を共有して(conterminally)位置付けされている近位スクイーズチャンバ190’をさらに含む。ユーザ154は、近位スクイーズチャンバ190’を手動で圧縮し、それによって、内部液圧を増加させるために方向130への横方向の力を加え、それによって、無効化可能なバリア162を無効化し、チューブ本体部110から消毒溶液122を解放することによって、デバイス800を作動させる。そのような実施形態では、近位スクイーズチャンバ190’は、ユーザ154によって圧縮されまたは絞られ得る半可撓性チュービング材料を含む。作動後に、消毒溶液122は、殺菌使用のためにアプリケータパッド140を飽和させまたは湿らせるために、本体部110から解放される。ユーザ154は、必要に応じて横方向の力を加え続け、追加的な消毒溶液122を本体部110からアプリケータパッド140の中へ変位させることが可能である。
いくつかの実施形態では、近位スクイーズチャンバ190’は、本体部110に対して拡大されており、近位スクイーズチャンバ190’が、本体部110の直径195’よりも大きい直径193’を有するようになっている。そのような構成では、近位スクイーズチャンバ190’は、大量の消毒溶液122を含有し、また、無効化可能なバリア162を無効化するのに十分な内部圧力をユーザが発生させることを可能にする。いくつかの実施形態では、本体部110は、2つのステップのプロセスによって形成される。いくつかの実施形態では、直径195’を有する本体部110が、押し出し加工される。次いで、さまざまな実施形態によれば、本体部110は、適切な長さにカットされ、ブロー成形プロセスを受け、近位スクイーズチャンバ190’の直径193’を形成する。
図12は、ひねり構成を含む消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイス900の別の実施形態を図示している。図12に示されているように、いくつかの実施形態によれば、デバイス900は、なかでも、本体部110、近位端部112、遠位端部114、消毒流体122、無効化可能なバリア162、およびアプリケータパッド140を含む。デバイス900のいくつかの実施形態は、垂直方向にシールされた相補的な端部112’および114’をさらに含む。いくつかの実施形態によれば、端部112’および114’は、互いに対して直交しており、すなわち、端部112’および114’は、互いに対して90度(90°)になっている。さらなる他の実施形態では、デバイス900は、図示されているように本体部110の表面長さに沿って軸方向に延在する、1または複数の予め形成されたひねり溝部またはパターン104をさらに含む。そのような実施形態では、本体部110は、ひねり溝部104に沿って破裂させまたは不能にすることなく、ユーザによってひねられ得る、チュービング材料を含む。いくつかの実施形態では、たとえば、低密度ポリエチレン(LDPE)が、デバイス900の本体部110に関して適切な材料である。予め形成されるひねり溝部104は、レーザーカッティング、レーザードリリング、加熱されたブレードまたはピンを使用する超音波カッティングを介して、本体部110の中に形成され得、または、そうでなければ、製造プロセスの間に形成され得る。
ユーザは、対向する捩り力136’および138’をチューブ本体部110に手動で加えることによって、デバイス900を作動させる。対向する捩り力136’および138’が加えられるときに、ひねり溝部104、ならびに、直交してシールされた相補的端部112’および114’は、本体部110がひねられることを可能にし、それによって、本体部110を軸線方向に圧縮し、その内部液圧を増加させる。内部液圧が十分に大きくなると、無効化可能なバリア162が無効化され、消毒流体がアプリケータパッド140の中へ流入することが許容される。作動後に、または、無効化可能なバリア162が無効化されると、消毒溶液122は、本体部110から解放される。いくつかの実施形態によれば、人間工学的なハンドルまたはグリップが、デバイス900の近位端部112に結合または形成され、手動の捩り力をデバイス900に加えることを促進させる。他と同じように、いくつかの実施形態では、デバイス900は、製造業者パッケージングの中に含有されている状態で作動させられ得、デバイス900の無菌状態が、使用の前に損なわれないようになっている。
ここで図13A〜図13Dを参照すると、無効化可能なバリアを有する本体部を用いる消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスのさまざまな代替的実施形態が示されている。たとえば、本発明と一致するデバイスのいくつかの実施形態は、遠位端部114の先端部116’に位置付けされている1または複数の無効化可能なバリア162を含む。いくつかの実施形態では、無効化可能なバリア162は、本体部110の中に最も弱いポイントを含み、本体部110の中の内部液圧の十分な増加があるときに、無効化可能なバリア162が予測可能な様式で無効化されることとなるようになっている。いくつかの実施形態によれば、無効化可能なバリア162は、ソフトプラスチックまたは半可撓性プラスチックに関して、エレメント102(図9)などのような加熱されたエレメントを使用して、材料を軟化させて薄くすることによって生成される。他の実施形態では、無効化可能なバリア162は、半剛性プラスチックまたは剛性プラスチックに関して、カッティングまたはレーザードリリングによって生成される。さまざまな実施形態では、1または複数の無効化可能なバリア162が、アプリケータパッド140によって本体部110囲まれている領域の中に位置付けされている限り、無効化可能なバリア162は、本体部110の遠位端部114の上の任意の適切な局所に位置付けされ得る。たとえば、図13Aは、本体部110の遠位末端部における無効化を可能にする突出ポイントを示しており、図13Bは、遠位端部114のリップ部にカットされた無効化を可能にするノッチを示しており、図13Cおよび図13Eは、本体部110の遠位端部における代替的な無効化を可能にする突出ポイントを図示しており、図13Dおよび図13Fは、遠位端部114のリップ部に形成された追加的な代替的な無効化を可能にするノッチを示している。
図14および図14Aを組み合わせて参照すると、さまざまな代表的な実施形態による、1または複数の無効化可能なバリア162’を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイス1000が示されている。最初に図14を見てみると、デバイス1000は、無効化可能なバリア162’を含み、無効化可能なバリア162’は、弱いエリアまたは無効化可能なエリアを画定している。いくつかの実施形態では、無効化可能なバリア162’は、先に論じた無効化可能なバリア162と同様である。他の実施形態では、無効化可能なバリア162’は、片面のメンブレンを含む。さらなる他の実施形態では、図14Aに図示されているように、無効化可能なバリア162’は、両面のメンブレンを含む。先に論じた他の実施形態と同様に、無効化可能なバリア162’は、チューブ本体部110の内部液圧がバリア強度を超えると勢いよく開く最も弱いポイントを画定している。いくつかの実施形態によれば、無効化可能なバリア162’は、ソフトプラスチックまたは半可撓性プラスチックに関して、加熱されたピンを使用して、材料を軟化させて薄くすることによって生成される。他の実施形態では、無効化可能なバリア162’は、半剛性プラスチックまたは剛性プラスチックに関して、カッティングまたはレーザードリリングによって生成される。作動後に、消毒溶液122は、殺菌使用のためにアプリケータパッド140を飽和させまたは湿らせるために、チューブ本体部110から解放される。
いくつかの実施形態によれば、図14および図14Aに図示されているように、無効化可能なバリア162’は、ディスクの片面または両面に均一な陥凹部を備える全体的なディスク形状を有するウェブパターン163を含む。そのような実施形態では、無効化可能なバリア162’の厚さは、陥凹部においてより小さくなっている。このように、本明細書で開示されて議論されている方法のいずれかを介して、本体部110の内部液圧が十分に増加させられると、ウェブパターン163は、陥凹部に沿って破壊し、流量制御バルブとして作用するゲートバルブを形成する。ユーザ154は、本体部110に加えられる外力を制御することによって、ウェブパターン163によって画定されているフロー制御バルブを通過する抗菌溶液122の量を制御することができる。そのような実施形態では、ウェブパターン163は、ユーザが発生させた方向130への横方向の力を加えることによって容易に破壊され、その力は、チューブ本体部110を絞りまたは圧縮し、それによって、その中の内部液圧を増加させ、所定の圧力レベルでディスクメンブレンを分離させまたは引き裂く。ユーザ154は、横方向の力を加え続け、追加的な消毒溶液122を本体部110からアプリケータパッド140の中へ変位させることが可能である。
追加的な説明として、引き続き図14および図14Aを参照すると、いくつかの実施形態では、無効化可能なバリア162’に関連付けられる切れ目は、変化した寸法および降伏強度を有する複数の切れ目を特徴とするウェブベッドパターン163を含む。たとえば、いくつかの実施形態では、無効化可能なバリア162’の一部分は、変化する深さまたは段階的な深さで切れ目を入れられ、無効化可能なバリア162’を横切ってさまざまな降伏強度を提供する。したがって、横方向の力によって圧縮されるとき、無効化可能なバリア162’は、切れ目を入れられた表面163のいくつかに沿って破壊し、上記に示されているようにゲートバルブを形成する。切れ目を入れられた表面163のうちのいくつかだけが無効化されるので、部分的に無効化された無効化可能なバリア162’は、無効化可能なバリア162’を通る消毒剤122の流れを制御する。しかし、本体部110によって画定されている貯蔵部に追加的な横方向の力を加えると、切れ目を入れられた表面163の追加的な部分が無効化され、それによって、無効化可能なバリア162’を通って流れることを許容される消毒剤122の量を増加させる。
上述のように、いくつかの実施形態では、無効化可能なバリア162’は、横方向の力をそれに加えることによって破壊されまたは無効化される均一な陥凹部または切れ目163を有するディスク形状である。いくつかの実施形態では、切れ目163は、たとえば、無効化可能なバリア162’の近位の物体に対してアプリケータパッド140を打ち付けまたは押し付けるなど、アプリケータパッド140に外力を加えることによって破壊され、それによって、力が、無効化可能なバリア162’に伝達される。他の実施形態では、切れ目163は、切れ目を入れられた表面163の強度を超えて貯蔵部の中の圧力を増加させるように、本体部110によって画定されている流体貯蔵部を圧縮しまたは絞ることから結果として生じる内部圧力から破壊される。無効化されると、貯蔵部の中の消毒溶液122は、無効化可能なバリア162’を通って流れ、アプリケータパッド140によって吸収される。無効化可能なバリア162’の厚さ、および、切れ目163の深さは、無効化可能なバリア162’を打ち負かすために望まれる計算された力に応じて変化させられ得る。
ここで図15、図16、および図16Aを参照すると、除去可能なプルタブシールを用いる消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの追加的な代替的実施形態が示されている。最初に図15を見てみると、プルタブ2を有する消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイス1100の側断面図が示されている。図15は、作動の前のデバイス1100を示している。図示されているように、さまざまな実施形態によれば、デバイス1100の本体部110は、その中に配設されている1または複数の予め形成された開口部4を含む。プルタブ2がないときは、開口部4は、アプリケータパッド140と本体部110の流体内容物122との間の流体連通経路を含む。アプリケータパッド140によって囲まれている本体部110の領域の中に開口部4が位置付けされている限り、開口部4は、本体部110の遠位端部114の上の任意の適切なポイントに位置付けされ得る。プルタブ2を除去すると、消毒流体122は、殺菌使用のためにアプリケータパッド140を飽和させまたは湿らせるために、チューブ本体部110から解放される。開口部4は、それに限定されないが、円形、楕円形、長方形、楕円形、三日月形、三角形、および正方形などのような、任意の適切な形状で形成され得る。同様に、開口部4は、所望のパターンを形成する一連のより小さい孔部または穿孔などのような、任意の適切なパターンで形成され得る。
図15に図示されているように、作動の前に、プルタブ2は、本体部110の外部に取り付けられまたは貼り付けられ、開口部4を密封してカバーするようになっている。このように、プルタブ2の除去の前に、プルタブ2は、本体部110によって画定されているルーメンの流体内容物122とアプリケータパッド140との間に、一時的な流体シールまたは無効化可能なバリアを置く。さまざまな実施形態によれば、プルタブ2は、消毒剤122に適合する除去可能な接着剤を介して、本体部110の外部に取り付けられている。いくつかの実施形態では、図15に図示されているように、プルタブ2が、その遠位端部から延在しており、それは、アプリケータパッド140を通して近位に、プルタブ2を容易につかむことができるようにするのに十分な長さまで、開口部4に隣接して本体部110に密封して係合されている。図15に示されているように、そのような実施形態では、デバイス1100は、方向6に力を加えることによって作動させられる。他の実施形態では、図16に図示されているように、プルタブ2は、その近位端部から延在しており、それは、アプリケータパッド140を通して遠位に、プルタブ2を容易につかむことができるようにするのに十分な長さまで、開口部4に隣接して本体部110に密封して係合されている。図16に示されているように、いくつかの実施形態では、デバイス1100は、方向6’に力を加えることによって作動させられる。プルタブ2は、開口部4を密封してカバーすることができるように、および、適切なグリッピング長さおよび表面を有するように、任意の適切な形状または寸法を有することが可能である。
上述のように、いくつかの実施形態では、ユーザがプルタブ2の近位テールまたは近位端部をつかみ、それに対して除去する力を加えると、デバイス1100が作動させられる。このように、プルタブ2と本体部110の外部との間の接着剤の結合強度は、方向6へ力を加えることによって打ち勝たれ、ユーザは、プルタブ2が完全に近位に除去されて廃棄されるまで、除去する力を加え続ける。他の実施形態では、図16に示されているように、ユーザがプルタブ2の遠位テールまたは遠位端部をつかみ、プルタブ2が完全に遠位に除去されて廃棄されるまで、方向6’に除去する力を加えるときに、デバイス1100が作動させられる。図16Aは、プルタブ2の除去を介した作動後のデバイス1100を示している。
いくつかの実施形態では、プルタブ2は、アプリケータパッド140を通して形成されている開口部またはキャビティ8を通って延在している。開口部またはキャビティ8は、図16および図16Aに図示されているように、アプリケータパッド140の遠位端部に形成され得る。代替的実施形態では、開口部またはキャビティ8は、図15に示されているように、アプリケータパッド140の近位端部に形成され得る。さらなる他の実施形態では、アプリケータパッド140は、2ピースのアプリケータパッドを含み、2ピースのアプリケータパッドは、その2つの半分体の間にギャップを有しており、プルタブ2がギャップを通って延在している。
本明細書で議論および開示されている先の実施形態と同様に、デバイス1100は、プルタブ2の除去の後に絞られまたは圧縮され得、その流体内容物122が、使用のために、開口部4を通って使用するためのアプリケータパッド140の中へ流入することを助長されるようになっている。本明細書で開示されている実施形態に関連して議論されている他の特徴は、開口部4および/またはプルタブ2と連携して用いられ得る。
ここで図17Aから図17Dを見てみると、低い引き剥がし強度のシールを用いる消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイスの追加的な代替的実施形態が示されている。上述の図は、さまざまな実施形態による、低い引き剥がし強度のシール9を有するさまざまな消毒薬ディスペンシングアプリケータデバイス1200の側断面図を示している。図示されているように、いくつかの実施形態によれば、デバイス1200の本体部110は、その中に配設されている1または複数の予め形成された開口部4を含む。そのような実施形態では、シール9は、無効化可能なバリアとして動作する。
作動の前に、低い引き剥がし強度のシール9の一方の端部9Aは、アプリケータヘッドまたはパッド140の内部に取り付けられまたは貼り付けられており、シール9の他方の端部9Bは、本体部110の外部に取り付けられまたは貼り付けられ、開口部4を密封してカバーするようになっている。このように、その除去の前に、シール9は、本体部110によって画定されているルーメンの流体内容物122とアプリケータパッド140との間に、一時的な流体シールまたは無効化可能なバリアを置く。さまざまな実施形態によれば、シール9は、消毒剤122に適合する相対的に低い結合強度の除去可能な接着剤を使用して、9Bにおいて本体部110の外部に取り付けられている。他方では、端部9Aは、また消毒剤122に適合する相対的に高い結合強度のおよび/または一般的に永久的な接着剤を使用して、アプリケータパッド140の内部に取り付けられている。9Aにおいて用いられる接着剤は、9Bにおいて用いられる接着剤を超える結合強度を有している。図17Aから図17Dに示されているように、シール9は、折り畳まれた構成で取り付けられており、リーディング端部または引き剥がしエッジ9Cが、デバイス1200の作動を促進させるように構成されている。
図17Aおよび図17Bを参照すると、シール9は、上記に説明されているように、アプリケータパッド140と開口部4の周りの本体部110の外部との間に取り付けられている。示されているように、いくつかの実施形態では、シール9は、リーディングエッジまたは引き剥がしエッジ9Cが本体部110の長手方向軸線に対して概して平行となるように配向されている。このように、いくつかの実施形態によれば、デバイス1200は、対向する回転力5および5’によって作動させられる。図17Aおよび図17Bに示されているように、ユーザが、一方の手でアプリケータパッド140をつかみ、他方の手で本体部110をつかみ、対向する回転力5および5’を加えるときに、デバイス1200は作動させられ、シール9が9Aにおいてアプリケータパッド140に取り付けられているままであるときに、また、したがって、シール9が9Bにおいて完全にまたは部分的に除去されるまで、アプリケータパッド140とともに回転して移動するときに、9Bにおける相対的に弱い結合強度接着剤が打ち勝たれるようになっている。いくつかの実施形態では、デバイス1200は、依然として完全にまたは部分的にそのオリジナルパッケージングの中にある状態で、説明されているようにつかまれて作動させられ得る。
他の実施形態では、図17Cおよび図17Dに示されているように、シール9は、リーディングエッジまたは引き剥がしエッジ9Cが本体部110の長手方向軸に対して概して横断方向または垂直となるように配向されている。このように、いくつかの実施形態によれば、デバイス1200は、対向する長手方向の力7および7’によって作動させられる。そのような実施形態では、シール9が9Bにおいて完全にまたは部分的に除去されるまで、シール9がアプリケータパッド140とともに長手方向に移動するときに、対向する長手方向の力7および7’を加えることに起因して、シール9は、9Bにおいて不能となりまたは解放するように誘導される。いくつかの実施形態では、アプリケータパッド140の遠位端部が静止表面に対して保持され、ユーザが長手方向の力7を加えるときに、デバイス1200は作動させられ、その力は、対向する長手方向の力7’を供給する静止表面によって、等しくおよび反対側に対抗される。このように、デバイス1200は、片手操作または技法を使用して作動させられ得る。
本明細書で議論および開示されている先の実施形態と同様に、デバイス1200は、9Bにおけるシール9の除去の後に絞られまたは圧縮され得、その流体内容物122が、開口部4を通って使用するためのアプリケータパッド140の中へ流入することを助長されるようになっている。本明細書で開示されている実施形態に関連して議論されている他の特徴は、シール9と連携して用いられ得る。
本発明は、本明細書で広く説明されているようなその構造、方法、または、他の必須の性質から逸脱することなく、他の特定の形態で具現化され得る。たとえば、いくつかの実施形態では、一方向バルブ(図示せず)が、デバイス100〜1200の本体部110の遠位端部114の中へ組み込まれ得る。そのような実施形態では、一方向バルブは、本体部110によって画定されている流体貯蔵部の内容物とアプリケータパッド140との間に置かれている。そのような一方向バルブは、一般的に、可撓性ポリマー材料または半可撓性ポリマー材料を含み、それは、アプリケータパッド140の近位において、本体部110の遠位端部114の中に固定される。いくつかの実施形態では、一方向バルブは、ダックビルバルブまたはアンブレラバルブを含む。他の実施形態では、一方向バルブは、スリットを含み、スリットは、作動の前に、本体部110によって画定されている流体貯蔵部とアプリケータパッド140との間の流体連通を防止するように、閉位置に付勢されている。しかし、本明細書で議論および開示されているように、本体部110の中の圧力が一方向バルブの閾値圧力を超えると、一方向バルブが無効化され、スリットが、本体部110によって画定されている流体貯蔵部とアプリケータパッド140との間に流体連通を提供するように開くようになっている。
たとえば、先に長く論じたように、いくつかの実施形態では、デバイス100〜1200の本体部部分110は、ユーザによって圧縮されまたは絞られ得る半可撓性チュービング材料を含む。したがって、ユーザが本体部部分110を圧縮するときに、その内側ルーメンの中の圧力が増加し、一方向バルブの閾値圧力を超える。これが起こるとき、一方向バルブは無効化され、消毒剤122が、スリットを介して一方向バルブをバイパスし、アプリケータパッド140の中へ流入することを許容する。圧力が下がると、バルブは、アプリケータパッド140の中への消毒流体122のさらなる流れを防止するように閉じる。いくつかの実施形態では、一方向バルブは、フラッパバルブまたはスライドバルブなどのような、ユーザが直接的に操作する機械的なバルブ(図示せず)と交換される。他の実施形態では、本明細書で議論されている無効化可能なバリア162および/または162’は、小さい孔部と置換され、小さい孔部は、本体部部分110が圧縮されるときに、内側本体部110によって画定されているルーメンからアプリケータパッド140の中へ消毒剤122が流れることを可能にすることとなる。しかし、流体は、内側ルーメンがベントされていないことに起因して、および、消毒剤122の表面張力に起因して、圧縮なしに流れることを許容されないこととなる。
デバイス100〜1200の本体部部分110に正の圧力を加えることは、一方向バルブ、ならびに、無効化可能なバリア162および/または162’を無効化する1つの方法であるが、当業者は、一方向バルブ、および、弱化されたメンブレンを等しく無効化するために、他の方法も使用され得るということを認識することとなる。たとえば、いくつかの実施形態では、本体部110によって画定されている流体チャンバは、真空供給源を含むように修正され、それによって、本体部110によって画定されている流体チャンバの中の圧力が、一方向バルブの閾値圧力よりも下に減少させられる。他の実施形態では、本体部110自身が、消毒剤122を含有するシリンジ(図示せず)を含む。シリンジが圧縮されるときに、消毒剤122は、アプリケータパッド140の中へ直接的に注入され、ユーザは、供給される消毒剤の量に対して正確な制御を維持する。さらなる他の実施形態では、シリンジ(図示せず)は、本体部110に取り付けられており、シリンジプランジャーを手動で押圧し、それによって、本体部110の中の圧力を制御可能に増加させるようになっている。本体部110によって画定されている内側ルーメンの中の圧力が、一方向バルブおよび/または無効化可能なバリア162および/または162’の閾値圧力を超えるとき、バルブおよび/またはメンブレンが無効化され、消毒剤122がアプリケータパッド140の中へ流入する。
さらなる追加的な実施形態では、本体部110は、内部軸方向のメンブレンによって分離されている2つ以上の内部ルーメンを含む。そのような実施形態では、本体部110の複数のルーメンは、同じ溶液または異なる溶液を含有するように構成されている。異なる溶液は、2つのステップの準備を必要とする手順に関して、有用である可能性がある。たとえば、いくつかの実施形態では、第1のルーメンは、清浄液を含有し、一方、第2のルーメンは、殺菌溶液を含有する。いくつかの実施形態によれば、本体部110のルーメンは、単一の作用を介して、それらの内容物を同時に解放する。他の実施形態では、本体部110のルーメンは、それぞれの個々のルーメンに関連付けられる独自の作用を必要とする段階において、それらの内容物を解放する。
さまざまな実施形態では、本体部110は、ユーザのグリップを人間工学的に強化するように構成されている。たとえば、いくつかの実施形態では、本体部110は、十分なグリッピング表面および長さを提供するようにサイズ決めおよび形状決めされている。他の実施形態では、本体部110は、ユーザのグリップに相補的な人間工学的な形状を備えて形成されている。さらなる他の実施形態では、本体部110は、本体部110とユーザの手との間の摩擦係数を増加させるように、外部処理、テクスチャ、または輪郭を含み、それによって、ユーザのグリップを促進させる。最後に、さまざまな実施形態によれば、本体部110は、実施されている手順に適切なデバイス100〜1200の手先の器用さおよび機能性を強化するようにサイズ決めおよび形状決めされている。たとえば、本体部110のサイズは、消毒剤122の大きい体積を必要とする手順のために増加させられ得る。代替的に、本体部110のサイズは、所望のグリップによってデバイスに対して十分に制御することを確実にするために減少させられ得る。
本発明は、本明細書で広く説明され、かつ、特許請求の範囲に記載されているような、その構造、方法、または、他の必須の性質から逸脱することなく、他の特定の形態で具現化され得る。説明されている実施形態は、すべての点において、制限的なものとしてではなく、単なる例示目的として、考慮されるべきである。したがって、本発明の範囲は、先述の説明によってというよりも、添付の特許請求の範囲によって示されている。特許請求の範囲の均等の意味および範囲の中に入るすべての変化は、それらの範囲の中に包含されることとなる。

Claims (20)

  1. 消毒薬を受け入れるためのルーメンを有する本体部であって、前記ルーメンが前記消毒薬を収容する貯蔵部を画定しており、前記ルーメンは、前記消毒薬を受け入れた後に遠位端および近位端がシールされている、本体部と、
    前記本体部の遠位端部に接続されたパッドと、
    前記貯蔵部と前記パッドとの間に介在するように位置付けられた無効化可能なバリアと、を備え、
    前記無効化可能なバリアの無効化に応じて、前記貯蔵部と前記パッドとが流体連通することを特徴とするアプリケータデバイス。
  2. 前記本体部と前記パッドとの間で、前記本体部の前記遠位端部に隣接して接続されたピンチングアクチュエータをさらに備え、該ピンチングアクチュエータは作動に応じて前記無効化可能なバリアを無効化するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアプリケータデバイス。
  3. 前記本体部の前記遠位端部に隣接して位置付けられた保持リングをさらに備え、該保持リングが前記パッドに接続されていることを特徴とする請求項1に記載のアプリケータデバイス。
  4. 前記本体部の前記遠位端部はコーン形状であり、前記遠位端部の先端は弱い構造を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のアプリケータデバイス。
  5. ローラクランプアセンブリをさらに備え、該ローラクランプアセンブリは、前記本体部に接続されるとともに、前記本体部の長さに沿った軸方向に、手動で遠位方向前進させられるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアプリケータデバイス。
  6. 前記本体部は半剛性材料で構成され、前記無効化可能なバリアは、前記遠位端部において前記本体部の前記半剛性材料に形成されたらせん状の溝部を含むことを特徴とする請求項1に記載のアプリケータデバイス。
  7. 前記本体部内に配置された空気ベントをさらに備え、前記本体部は半可撓性材料を含み、前記本体部の圧縮に応じて前記無効化可能なバリアが無効化されることを特徴とする請求項1に記載のアプリケータデバイス。
  8. 前記無効化可能なバリアは第1の厚さおよび第2の厚さを有するメンブレンを備え、前記第2の厚さは、前記本体部の圧縮時に前記貯蔵部内で生じる圧力増大に応じて破壊されるように規定されていることを特徴とする請求項7に記載のアプリケータデバイス。
  9. 前記本体部は近位部分および遠位部分を備え、前記近位部分は前記遠位部分の直径よりも小さい直径を有することを特徴とする請求項1に記載のアプリケータデバイス。
  10. 前記本体部の前記近位部分と前記遠位部分との間に介挿された流量制限器をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のアプリケータデバイス。
  11. 前記貯蔵部と前記パッドとの間に介在するように位置付けられた前記無効化可能なバリアは、除去可能なプルタブバリアを備えることを特徴とする請求項1に記載のアプリケータデバイス。
  12. 消毒薬を受け入れるためのルーメンを有する本体部であって、前記ルーメンが前記消毒薬を収容する貯蔵部を画定している、本体部を用意することと、
    前記貯蔵部に前記消毒薬を充填することと、
    前記貯蔵部に前記消毒薬を充填した後に前記貯蔵部の遠位端および近位端をシールすることと、
    前記本体部の遠位端部にパッドを接続することと、
    無効化可能なバリアであって、その無効化に応じて前記貯蔵部と前記パッドとを互いに流体連通させる無効化可能なバリアを、前記貯蔵部と前記パッドとの間に介在するように位置付けることと、
    を含むことを特徴とするアプリケータデバイスの製造方法。
  13. 前記本体部はその内部に配置された空気ベントをさらに備え、前記本体部は半可撓性材料を含み、前記本体部の圧縮に応じて前記無効化可能なバリアが無効化されることを特徴とする請求項12に記載のアプリケータデバイスの製造方法。
  14. レーザーカッティング、レーザードリリング、超音波カッティング、および、加熱されたエレメントの使用、の1つによって、前記本体部の壁に前記無効化可能なバリアを形成すること、をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載のアプリケータデバイスの製造方法。
  15. ローラクランプアセンブリを前記本体部に接続することをさらに含み、前記ローラクランプアセンブリは、前記本体部の長さに沿った軸方向に、手動で遠位方向前進させられるように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のアプリケータデバイスの製造方法。
  16. 前記本体部は半剛性材料で構成され、前記無効化可能なバリアは、前記本体部を捩ることによって無効化されることを特徴とする請求項12に記載のアプリケータデバイスの製造方法。
  17. 前記遠位端部において前記本体部の前記半剛性材料にらせん状の溝部が形成されるように、前記本体部の壁に前記無効化可能なバリアを形成すること、をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載のアプリケータデバイスの製造方法。
  18. 消毒剤を表面に塗布するための装置であって、
    消毒薬を受け入れるための貯蔵部を画定する本体部であって、前記貯蔵部にはシールに先立って前記消毒薬が充填されており、前記本体部が半可撓性材料で構成されている、本体部と、
    前記本体部の遠位端部に接続されたアプリケータパッドと、
    前記本体部の壁に形成され、前記貯蔵部と前記アプリケータパッドとの間に介在するように位置付けられた無効化可能なバリアと、を備え、
    前記無効化可能なバリアが無効化されるまで圧縮されることによって前記装置が作動され、それにより前記貯蔵部が前記消毒薬を解放して前記アプリケータパッドに接触させることを特徴とする装置。
  19. 前記本体部の前記遠位端部に隣接して前記本体部と前記アプリケータパッドとの間に位置付けられた保持リングをさらに備え、該保持リングが前記アプリケータパッドに接続されていることを特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 前記保持リングは前記無効化可能なバリアの遠位側に隣接して配置された1以上のタブを含み、該1以上のタブは、前記無効化可能なバリアの前記遠位側を作動前位置に保持することを特徴とする請求項19に記載の装置。
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