以下、添付の図面及び添付の図面に記載の内容を参照して本発明の実施例を説明するが、本発明が各実施例によって制限又は限定されることはない。
本発明で使用される用語としては、本発明での機能を考慮しながら、可能な限り広く使用される一般的な用語を選択したが、これは、当分野に携わる技術者の意図、慣例又は新しい技術の出現などによって変わり得る。また、特定の場合は、出願人が任意に選択した用語もあり、この場合、該当する発明の説明部分でその意味を記載する。したがって、本明細書で使用される用語は、単なる用語の名称でなく、その用語が有する実質的な意味と本明細書の全般にわたった内容に基づいて解釈すべきであることを明らかにしておく。
本明細書において、“シグナリング”とは、放送システム、インターネット放送システム及び/又は放送/インターネット融合システムで提供されるサービス情報(Service Information;SI)を伝送/受信することを示す。サービス情報は、現在存在する各放送システムで提供される放送サービス情報(例えば、ATSC―SI及び/又はDVB―SI)を含む。
本明細書において、 “放送信号”とは、地上波放送、ケーブル放送、衛星放送及び/又はモバイル放送の他にも、インターネット放送、ブロードバンド放送、通信放送、データ放送及び/又はVOD(Video On Demand)などの双方向放送で提供される信号及び/又はデータを含む概念と定義する。
本明細書において、 “PLP”とは、物理層に属するデータを伝送する一定のユニットを意味する。したがって、本明細書において“PLP”と命名された内容は、“データユニット”又は“データパイプ”に代えて命名されてもよい。
デジタル放送(DTV)サービスで活用される有力なアプリケーションの一つとして、放送網とインターネット網との連動を通じたハイブリッド放送サービスを挙げることができる。
ハイブリッド放送サービスは、地上波放送網を介して伝送される放送A/V(オーディオ/ビデオ)コンテンツに関連したエンハンスメントデータ或いは放送A/Vコンテンツの一部をインターネット網を介して実時間で伝送することによって、ユーザが多様なコンテンツを経験できるようにする。
本発明は、次世代デジタル放送システムにおいて、IPパケット、MPEG―2 TSパケット及びその他の放送システムで使用可能なパケットを物理層に伝達できるようにカプセル化する方法を提示することを目的とする。また、同じヘッダーフォーマットでレイヤ2シグナリングを共に伝送できるようにする方法も提案する。
以下で説明する内容は装置で具現することができる。例えば、シグナリング処理部、プロトコル処理部、プロセッサ及び/又はパケット生成部で以下で説明する過程を行うことができる。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施例を説明する。添付の図面を参照して以下で説明する詳細な説明は、本発明によって具現し得る実施例だけを示すよりは、本発明の例示的な実施例を説明するためのものである。次の詳細な説明は、本発明の完璧な理解を提供するために特定の細部事項を含む。しかし、本発明は、このような特定の細部事項がなくても実行可能であることは当業者にとって自明である。
本発明で使われる大部分の用語は、本技術で広く使われているものから選択されたが、一部の用語は出願人によって任意に選択されたものもあり、その意味は、必要によって次の説明で詳細に説明する。したがって、本発明は、単なる名称又は意味よりは、用語の意図した意味に基づいて理解しなければならない。
本発明は、将来の放送サービスのための放送信号を送受信する装置及び方法を提供する。本発明の実施例に係る将来の放送サービスは、地上波放送サービス、モバイル放送サービス、UHDTVサービスなどを含む。本発明は、一実施例によって、非―MIMO(non―Multiple Input Multiple Output)又はMIMOを通じて将来の放送サービスに対する放送信号を処理することができる。本発明の一実施例に係る非―MIMO方式は、MISO(Multiple Input Single Output)方式、SISO(Single Input Single Output)方式などを含むことができる。
説明の便宜上、以下では、MISO又はMIMOが2つのアンテナを使用するが、本発明は、2つ以上のアンテナを用いるシステムに適用されてもよい。
本発明は、特定の使用ケースのために要求される性能を獲得しながら、受信機の複雑度を最小化するのにそれぞれ最適化された3つの物理層(PL)プロファイル(ベース、ハンドヘルド、及びアドバンスドプロファイル)を定義することができる。物理層(PHY)プロファイルは、該当の受信機が具現しなければならない全ての構成のサブセットである。
3つのPHYプロファイルは、大部分の機能ブロックを共有するが、特定ブロック及び/又はパラメータにおいてやや異なる。追加のPHYプロファイルが未来に定義されてもよい。システムの進化のために、将来のプロファイルは、FEF(future extension frame)を通じて単一RFチャネル内の既存のプロファイルとマルチプレクスされてもよい。以下では、それぞれのPHYプロファイルの細部事項を説明する。
1.ベースプロファイル
ベースプロファイルは、ルーフトップ(roof―top)アンテナに通常接続される固定受信装置に対する主要な使用ケースを示す。ベースプロファイルはある場所に移動してもよいが、比較的停止した受信カテゴリーに属する携帯用装置を含む。ベースプロファイルの使用は、若干の改善された具現例によってハンドヘルド装置又は車両装置に拡張されてもよいが、このような使用ケースはベースプロファイル受信機の動作では期待されない。
受信のターゲットSNR範囲は略10dB乃至20dBであり、これは、既存の放送システム(例えば、ATSC A/53)の15dB SNR受信能力を含む。受信機の複雑度及び消費電力は、ハンドヘルドプロファイルを使用する、バッテリー動作ハンドヘルド装置におけるよりは重要でない。ベースプロファイルに対する重要なシステムパラメータは、以下の表1に列挙される。
2.ハンドヘルドプロファイル
ハンドヘルドプロファイルは、バッテリー電源で動作するハンドヘルド及び車両用装置に使用されるように設計された。装置は歩行者又は車両の速度で移動することができる。受信機の複雑度のみならず、消費電力は、ハンドヘルドプロファイルの装置の具現に非常に重要である。ハンドヘルドプロファイルのターゲットSNR範囲は、略0dB乃至10dBであるが、より深い室内受信を対象にするとき、0dB未満に到達するように構成されてもよい。
低いSNR能力に加えて、受信機の移動度によって誘発されたドップラー効果に対する弾力性は、ハンドヘルドプロファイルの最も重要な性能属性である。ハンドヘルドプロファイルに対する重要なシステムパラメータは、以下の表2に列挙される。
3.アドバンスドプロファイル
アドバンスドプロファイルは、より多くの具現複雑度を犠牲にし、最も高いチャネル容量を提供する。このプロファイルはMIMO送信及び受信の利用を要求し、UHDTVサービスは、このプロファイルが特別に設計されたターゲット使用ケースである。増加した容量も、与えられた帯域幅内で増加した数のサービス、例えば、複数のSDTV又はHDTVサービスを許容するように使用することができる。
アドバンスドプロファイルのターゲットSNR範囲は、略20dB乃至30dBである。MIMO送信は、初期に既存の楕円偏波(elliptically―polarized)送信装置を利用できるが、将来はフル電力交差偏波送信(full―power cross―polarized transmission)に拡張される。アドバンスドプロファイルに対する重要なシステムパラメータは、以下の表3に列挙される。
この場合、ベースプロファイルは、地上波放送サービス及びモバイル放送サービスの全てのためのプロファイルとして用いられてもよい。すなわち、ベースプロファイルは、モバイルプロファイルを含むプロファイルの概念を定義するために用いることができる。また、アドバンスドプロファイルは、MIMOを有するベースプロファイルのためのアドバンスドプロファイルと、MIMOを有するハンドヘルドプロファイルのためのアドバンスドプロファイルとに分離することができる。また、3つのプロファイルは設計者の意図によって変更されてもよい。
次の用語及び定義を本発明に適用することができる。次の用語及び定義は、設計によって変更されてもよい。
補助ストリーム:まだ定義されていない変調及びコーディングのデータを伝達するセルのシーケンスであって、将来の拡張のために、又はブロードキャスタ又はネットワークオペレータの要求とおりに使用することができる。
ベースデータパイプ:サービスシグナリングデータを伝達するデータパイプ
ベースバンドフレーム(又はBBFRAME):一つのFECエンコーディングプロセス(BCH及びLDPCエンコーディング)への入力を形成するKbchビットのセット
セル:OFDM送信の一つのキャリアによって伝達される変調値
コーディングブロック:PLS1データのLDPCエンコーディングブロック又はPLS2データのLDPCエンコーディングブロックのうち一つ
データパイプ:サービスデータ又は関連メタデータを伝達する物理層内の論理チャネルであって、一つ又は複数のサービス又はサービスコンポーネントを伝達することができる。
データパイプ単位:フレーム内のDPにデータセルを割り当て得る基本単位
データシンボル:プリアンブルシンボルでなくフレーム内のOFDMシンボル(フレームシグナリングシンボル及びフレームエッジシンボルはデータシンボルに含まれる。)
DP_ID:この8ビットフィールドは、SYSTEM_IDによって識別されたシステム内のDPを固有に識別する。
ダミーセル:PLSシグナリング、DP又は補助ストリームに使用されていない残りの容量を満たすのに使用される擬似ランダム値を伝達するセル
非常警報チャネル(emergency alert channel;EAS):EAS情報データを伝達するフレームの一部
フレーム:プリアンブルによって始まってフレームエッジシンボルによって終了される物理層時間スロット
フレーム受信ユニット:FEFを含む同一の又は異なる物理層プロファイルに属するフレームセットであって、スーパーフレーム内で8回反復される。
高速情報チャネル:サービスと対応ベースDPとの間のマッピング情報を伝達するフレーム内の論理チャネル
FECBLOCK:DPデータのLDPCエンコーディングビットのセット
FFTサイズ:特定モードに使用される公称FFTサイズであって、基本期間(elementary period)Tの周期で表現されるアクティブシンボル期間Tsと同一である。
フレームシグナリングシンボル:FFTサイズ、保護区間(guard interval)、及び分散型パイロットパターンの所定の組合せでフレームの先頭で使用されるより高いパイロット密度を有するOFDMシンボルであって、PLSデータの一部を伝達する。
フレームエッジシンボル:FFTサイズ、保護区間、及び分散型パイロットパターンの特定組合せでフレームの終わりで使用されるより高いパイロット密度を有するOFDMシンボル
フレームグループ:スーパーフレーム内の同じPHYプロファイルタイプを有する全フレームのセット
未来拡張フレーム:未来拡張のための使用できるスーパーフレーム内の物理層時間スロットであって、プリアンブルによって始まる。
フューチャキャスト(futurecast)UTBシステム:入力が一つ以上のMPEG2―TS又はIP又は一般ストリームであり、出力がRF信号である、提案された物理層放送システム
入力ストリーム:システムによって最終ユーザに伝達されるサービスの調和(ensemble)のためのデータのストリーム
正常データシンボル:フレームシグナリングシンボル及びフレームエッジシンボルを除いたデータシンボル
PHYプロファイル:該当の受信機が具現すべき全構成のサブセット
PLS:PLS1及びPLS2で構成された物理層シグナリングデータ
PLS1:固定サイズ、コーディング及び変調を有するFSSシンボルで伝達されるPLSデータの第1セットであって、PLS2をデコードするのに必要なパラメータだけでなく、システムに関する基本情報を伝達する。
注(NOTE):フレームグループのデューレーションのためにPLS1データは一定に維持される。
PLS2:FSSシンボルで送信されるPLSデータの第2セットであって、システム及びDPに対するより細部的なPLSデータを伝達する。
PLS2動的データ:フレーム別に動的に変化し得るPLS2データ
PLS2静的データ:フレームグループのデューレーションの間に静的に維持されるPLS2データ
プリアンブルシグナリングデータ:プリアンブルシンボルによって伝達され、システムの基本モードを識別するのに使用されるシグナリングデータ
プリアンブルシンボル:基本PLSデータを伝達し、フレームの初期に位置する固定長パイロットシンボル
注:プリアンブルシンボルは、主に高速初期バンドスキャンのために使用され、システム信号、そのタイミング、周波数オフセット、及びFFTサイズを検出する。
未来使用のために予約:現在文書では定義されないが、未来に定義されてもよい。
スーパーフレーム:8個のフレーム反復単位のセット
時間インターリービングブロック(TIブロック):時間インターリーバメモリの一つの用途に対応する時間インターリービングが行われるセルのセット
TIグループ:特定DPのための動的容量割り当てが行われる単位であって、整数、すなわち、動的に変化する数のXFECBLOCKで構成される。
注:TIグループは、一つのフレームに直接マップされたり、複数のフレームにマップされてもよい。これは一つ以上のTIブロックを含むことができる。
タイプ1 DP:全DPがTDM方式でマップされるフレームのDP
タイプ2 DP:全DPがFDM方式でマップされるフレームのDP
XFECBLOCK:一つのLDPC FECBLOCKの全ビットを伝達するNcellsセルのセット
図1は、本発明の実施例に係る将来の放送サービスに対する放送信号を送信する装置の構造を示す図である。
本発明の実施例に係る将来の放送サービスのための放送信号を送信する装置は、入力フォーマッティングブロック1000、BICM(bit interleaved coding & modulation)ブロック1010、フレーム構造ブロック1020、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)生成ブロック1030、及びシグナリング生成ブロック1040を含むことができる。以下では、放送信号を送信する装置の各モジュールの動作について説明する。
IPストリーム/パケット及びMPEG2―TSは、メイン入力フォーマットであり、他のストリームタイプは一般ストリームとして扱われる。これらのデータ入力に加えて、管理情報が入力され、各入力ストリームに対する該当の帯域幅のスケジューリング及び割り当てを制御する。一つ又は複数のTSストリーム、IPストリーム及び/又は一般ストリームの入力が同時に許容される。
入力フォーマッティングブロック1000は、それぞれの入力ストリームを、一つ又は複数のデータパイプにデマルチプレクスし、独立コーディング及び変調がデータパイプに適用される。データパイプ(DP)は、ロバスト性制御のための基本単位であり、これはQoSに影響を及ぼす。一つ又は複数のサービス又はサービスコンポーネントが単一DPによって伝達されてもよい。入力フォーマッティングブロック1000の動作については後で詳細に説明する。
データパイプは、サービスデータ又は関連メタデータを伝達する物理層内の論理チャネルであって、一つ又は複数のサービス又はサービスコンポーネントを伝達することができる。
また、データパイプ単位は、フレーム内のDPにデータセルを割り当てる基本ユニットである。
BICMブロック1010において、パリティデータが誤り訂正のために追加され、エンコードされたビットストリームは複素数値星状シンボルにマップされる。シンボルは該当のDPに使用される特定インターリービング深さにわたってインターリーブされる。アドバンスドプロファイルに対して、MIMOエンコーディングがBICMブロック1010で行われ、追加のデータ経路はMIMO送信のために出力で追加される。BICMブロック1010の動作については後で詳細に説明する。
フレームビルディングブロック1020は、入力DPのデータセルをフレーム内のOFDMシンボルにマップすることができる。マッピング後、周波数インターリービングは、周波数領域ダイバーシチに使用され、特に、周波数選択フェージングチャネルを防止する。フレームビルディングブロック1020の動作については後で詳細に説明する。
各フレームの初期にプリアンブルを挿入した後、OFDM生成ブロック1030は、保護区間として循環前置(cyclic prefix)を有する従来のOFDM変調を適用することができる。アンテナ空間ダイバーシチのために、分散型MISO方式が送信機に適用される。また、PAPR(peak―to―average power reduction)方式が時間領域で行われる。柔軟なネットワーク計画のために、この提案は、多様なFFTサイズ、保護区間の長さ及び該当のパイロットパターンのセットを提供する。OFDM生成ブロック1030の動作については後で詳細に説明する。
シグナリング生成ブロック1040は、各機能ブロックの動作に使用される物理層シグナリング情報を生成することができる。このシグナリング情報はまた、関心のあるサービスが受信側で適切に回復されるように送信される。シグナリング生成ブロック1040の動作については後で詳細に説明する。
図2、図3及び図4は、本発明の実施例に係る入力フォーマッティングブロック1000を示す。各図について説明する。
図2は、本発明の一実施例に係る入力フォーマッティングブロックを示す。図2は、入力信号が単一入力ストリームであるときの入力フォーマッティングモジュールを示す。
図2に示す入力フォーマッティングブロックは、図1を参照して説明した入力フォーマッティングブロック1000の実施例に該当する。
物理層への入力は、一つ又は複数のデータストリームで構成することができる。それぞれのデータストリームは一つのDPによって伝達される。モード適応モジュールは、入ってくるデータストリームをベースバンドフレーム(BBF)のデータフィールドにスライスする。システムは、3つのタイプの入力データストリーム、すなわち、MPEG2―TS、インターネットプロトコル(IP)、GS(generic stream)を支援する。MPEG2―TSは固定長(188バイト)のパケットで特性化され、第1バイトは、シンク(sync)バイト(0x47)である。IPストリームは、IPパケットヘッダー内でシグナルされる可変長IPデータグラムパケットで構成される。システムは、IPストリームのためのIPv4、IPv6を支援する。GSは、カプセル化パケットヘッダー内でシグナルされる可変長パケット又は固定長パケットで構成されてもよい。
(a)は、信号DPのためのモード適応ブロック2000及びストリーム適応ブロック2010を示し、(b)は、PLS信号を生成及び処理するPLS生成ブロック2020及びPLSスクランブラ2030を示す。各ブロックの動作について説明する。
入力ストリームスプリッタは、入力TS、IP、GSストリームを複数のサービス又はサービスコンポーネント(オーディオ、ビデオなど)ストリームに分離する。モード適応モジュール2010は、CRCエンコーダ、BB(baseband)フレームスライサ、及びBBフレームヘッダー挿入ブロックで構成される。
CRCエンコーダは、ユーザパケット(UP)レベル、すなわち、CRC―8、CRC―16及びCRC―32で誤り訂正のための3つのタイプのCRCエンコーディングを提供する。計算されたCRCバイトは、DPの後に付加される。CRC―8はTSストリームに使用され、CRC―32はIPストリームに使用される。GSストリームがCRCエンコーディングを提供しない場合は、提案されたCRCエンコーディングが適用されなければならない。
BBフレームスライサは、入力を内部論理ビットフォーマットにマップする。最初に受信されたビットはMSBであると定義される。BBフレームスライサは、利用可能なデータフィールド容量と同数の入力ビットを割り当てる。BBFペイロードと同数の入力ビットを割り当てるために、UPパケットストリームはBBFのデータフィールドに見合うようにスライスされる。
BBフレームヘッダー挿入ブロックは、2バイトの固定長のBBFヘッダーを、BBフレームの前に挿入することができる。BBFヘッダーは、STUFFI(1ビット)、SYNCD(13ビット)、及びRFU(2ビット)で構成される。固定2バイトBBFヘッダーに加えて、BBFは、2バイトBBFヘッダーの終わりに拡張フィールド(1又は3バイト)を有することができる。
ストリーム適応ブロック2010は、スタッフィング(stuffing)挿入ブロック及びBBスクランブラで構成される。
スタッフィング挿入ブロックは、スタッフィングフィールドをBBフレームのペイロードに挿入することができる。ストリーム適応への入力データがBBフレームを満たすのに十分であれば、STUFFIは“0”に設定され、BBFはスタッフィングフィールドを有しない。そうでないと、STUFFIが“1”に設定され、スタッフィングフィールドがBBFヘッダーの直後に挿入される。スタッフィングフィールドは、2バイトのスタッフィングフィールドヘッダー及び可変サイズのスタッフィングデータを含む。
BBスクランブラは、エネルギー分散のために完全なBBFをスクランブルする。スクランブリングシーケンスはBBFと同時に発生する。スクランブリングシーケンスはフィードバックされたシフトレジスタによって生成される。
PLS生成ブロック2020は、物理層シグナリング(PLS)データを生成することができる。PLSは、受信機に物理層DPにアクセスする手段を提供する。PLSデータはPLS1データ及びPLS2データで構成される。
PLS1データは、固定サイズ、コーディング及び変調を有するフレーム内のFSSシンボルで伝達されるPLSデータの第1セットであって、PLS2データをデコードするのに必要なパラメータだけでなく、システムに関する基本情報を伝達する。PLS1データは、PLS2データの受信及びデコーディングを可能にするのに要求されるパラメータを含む基本送信パラメータを提供する。また、PLS1データはフレームグループのデューレーションにおいて一定に維持される。
PLS2データは、FSSシンボルで伝送されるPLSデータの第2セットであって、システム及びDPに対するより詳細なPLSデータを伝達する。PLS2は、受信機に十分なデータを提供し、所望のDPをデコードするパラメータを含む。また、PLS2シグナリングは、2つのタイプのパラメータ、すなわち、PLS2静的データ(PLS2―STATデータ)及びPLS2動的データ(PLS2―DYNデータ)で構成される。PLS2静的データは、フレームグループのデューレーションにおいて静的に残っているPLS2データであり、PLS2動的データは、フレーム別に動的に変化し得るPLS2データである。
PLSデータの細部事項については後で説明する。
PLSスクランブラ2030は、エネルギー分散のために生成されたPLSデータをスクランブルすることができる。
前述したブロックは省略されてもよく、類似又は同一の機能を有するブロックに代替されてもよい。
図3は、本発明の他の実施例に係る入力フォーマッティングブロックを示す。
図3に示す入力フォーマッティングブロックは、図1を参照して説明した入力フォーマッティングブロック1000の実施例に該当する。
図3は、入力信号が複数の入力ストリームに対応するとき、入力フォーマッティングブロックのモード適応ブロックを示す。
複数の入力ストリームを処理する入力フォーマッティングブロックのモード適応ブロックは、独立的に複数の入力ストリームを処理することができる。
図3を参照すると、複数の入力ストリームをそれぞれ処理するモード適応ブロックは、入力ストリームスプリッタ3000、入力ストリーム同期化器3010、補償遅延ブロック3020、ヌルパケット削除ブロック3030、ヘッド圧縮ブロック3040、CRCエンコーダ3050、BBフレームスライサ3060、及びBBヘッダー挿入ブロック3070を含むことができる。以下では、モード適応ブロックの各ブロックについて説明する。
CRCエンコーダ3050、BBフレームスライサ3060、及びBBヘッダー挿入ブロック3070の動作は、図2を参照して説明したCRCエンコーダ、BBフレームスライサ、及びBBヘッダー挿入ブロックに対応するので、その説明は省略する。
入力ストリームスプリッタ3000は、入力TS、IP、GSストリームを複数のサービス又はサービスコンポーネント(オーディオ、ビデオなど)ストリームに分離することができる。
入力ストリーム同期化器3010は、ISSYと呼ぶことができる。ISSYは、任意の入力データフォーマットに対するエンドツーエンド送信遅延及びCBR(constant bit rate)を保障する適切な手段を提供することができる。ISSYは、常にTSを伝達する複数のDPの場合に使用され、選択的に、GSストリームを伝達するDPに使用される。
補償遅延ブロック3020は、ISSY情報の挿入後に分離されたTSパケットストリームを遅延させ、受信機内の追加のメモリを要求することなく、TSパケット再結合メカニズムを許容することができる。
ヌルパケット削除ブロック3030は、TS入力ストリームのケースにのみ使用される。任意のTS入力ストリーム又は分離されたTSストリームは、CBR TSストリームにVBR(variable bit―rate)サービスを収容するために存在する多数のヌルパケットを有することができる。この場合、不要な送信オーバーヘッドを避けるために、ヌルパケットが識別されて送信されない。受信機で、除去されたヌルパケットは、送信時に挿入されたDNP(deleted null―packet)カウンタを参照して、本来にあった正確な場所に再挿入され、一定のビットレートを保証し、タイムスタンプ(PCR)更新に対する必要性を避けることができる。
ヘッド圧縮ブロック3040は、パケットヘッダー圧縮を提供し、TS又はIP入力ストリームに対する送信効率を増加させることができる。受信機が、ヘッダーの所定部分に対する先験的な情報(a priori information)を有することができるため、この既知の情報は送信機で削除されてもよい。
伝送ストリームに対して、受信機は、シンク―バイト構成(0x47)及びパケット長(188バイト)に関する先験的な情報を有する。入力TSストリームが一つのPIDだけを有するコンテンツを伝達すると、すなわち、一つのサービスコンポーネント(ビデオ、オーディオなど)又はサービスサブコンポーネント(SVCベース層、SVCエンハンスメント層、MVCベースビュー、又はMVC従属ビュー)に対してのみ、TSパケットヘッダー圧縮が(選択的に)伝送ストリームに適用されてもよい。入力ストリームがIPストリームであると、IPパケットヘッダー圧縮が選択的に使用される。
前記のブロックは省略されてもよく、類似又は同一の機能を有するブロックに代替されてもよい。
図4は、本発明の他の実施例に係る入力フォーマッティングブロックを示す。
図4に示す入力フォーマッティングブロックは、図1を参照して説明した入力フォーマッティングブロック1000の実施例に該当する。
図4は、入力信号が複数の入力ストリームに対応するとき、入力フォーマッティングモジュールのストリーム適応ブロックを示す。
図4を参照すると、複数の入力ストリームをそれぞれ処理するためのモード適応ブロックは、スケジューラ4000、1―フレーム遅延ブロック4010、スタッフィング挿入ブロック4020、インバンド(In―band)シグナリング4030、BBフレームスクランブラ4040、PLS生成ブロック4050、及びPLSスクランブラ4060を含むことができる。以下では、ストリーム適応ブロックの各ブロックについて説明する。
スタッフィング挿入ブロック4020、BBフレームスクランブラ4040、PLS生成ブロック4050及びPLSスクランブラ4060の動作は、図2を参照して説明したスタッフィング挿入ブロック、BBスクランブラ、PLS生成ブロック及びPLSスクランブラ4060に対応するので、その説明は省略する。
スケジューラ4000は、それぞれのDPのFECBLOCKの量から全体フレームにわたった全体のセル割り当てを決定することができる。PLS、EAC及びFICに対する割り当てを含めて、スケジューラは、PLS2―DYNデータの値を生成し、これは、フレームのFSS内のインバンドシグナリング又はPLSセルとして送信される。FECBLOCK、EAC及びFICの細部事項については後で説明する。
1―フレーム遅延ブロック4010は、入力データを1送信フレームだけ遅延させ、次のフレームに関するスケジューリング情報が、DPに挿入されるインバンドシグナリング情報に関する現フレームを通じて送信されるようにすることができる。
インバンドシグナリング4030は、PLS2データの遅延されていない部分をフレームのDPに挿入することができる。
前述したブロックは省略されてもよく、類似又は同一の機能を有するブロックに代替されてもよい。
図5は、本発明の一実施例に係るBICMブロックを示す。
図5に示すBICMブロックは、図1を参照して説明したBICMブロック1010の実施例に該当する。
前述したように、本発明の一実施例に係る将来の放送サービスのための放送信号を送信する装置は、地上波放送サービス、モバイル放送サービス、UHDTVサービスなどを提供することができる。
QoSが本発明の一実施例に係る将来の放送サービスのための放送信号を送信する装置によって提供されるサービスの特性に依存するので、それぞれのサービスに対応するデータは別個の方式で処理される必要がある。したがって、本発明の実施例に係るBICMブロックは、SISO、MISO、MIMO方式をデータ経路にそれぞれ対応するデータパイプに独立して適用することによって、そこに入力されたDPを独立して処理することができる。結果的に、本発明の実施例に係る将来の放送サービスのための放送信号を送信する装置は、それぞれのDPを介して送信されるそれぞれのサービス又はサービスコンポーネントに対するQoSを制御することができる。
(a)は、ベースプロファイル及びハンドヘルドプロファイルによって共有されたBICMブロックを示し、(b)は、アドバンスドプロファイルのBICMブロックを示す。
ベースプロファイル及びハンドヘルドプロファイルによって共有されたBICMブロック及びアドバンスドプロファイルによって共有されたBICMブロックは、それぞれのDPを処理する複数の処理ブロックを含むことができる。
以下では、ベースプロファイル及びハンドヘルドプロファイルのためのBICMブロック及びアドバンスドプロファイルのためのBICMブロックのそれぞれの処理ブロックについて説明する。
ベースプロファイル及びハンドヘルドプロファイルのためのBICMブロックの処理ブロック5000は、データFECエンコーダ5010、ビットインターリーバ5020、星状マッパー5030、SSD(signal space diversity)エンコーディングブロック5040、及び時間インターリーバ5050を含むことができる。
データFECエンコーダ5010は、入力BBFに対してFECエンコーディングを行い、外部コーディング(BCH)及び内部コーディング(LDPC)を用いてFECBLOCK手順を生成することができる。外部コーディング(BCH)は選択的なコーディング方法である。データFECエンコーダ5010の動作の細部事項については後で説明する。
ビットインターリーバ5020は、データFECエンコーダ5010の出力をインターリーブし、効率的に具現可能な構造を提供しながら、LDPCコード及び変調方式の組合せによって最適化された性能を達成することができる。ビットインターリーバ5020の動作の細部事項については後で説明する。
星状マッパー5030は、QPSK、QAM―16、不均一QAM(NUQ―64、NUQ―256、NUQ―1024)又は不均一星状(NUC―16、NUC―64、NUC―256、NUC―1024)を用いてベース及びハンドヘルドプロファイル内のビットインターリーバ5020からのそれぞれのセルワード、及びアドバンスドプロファイル内のセルワードデマルチプレクサ5010―1からのセルワードを変調し、パワー正規化星状ポイントを提供することができる。この星状マッピングは、DPに対してのみ適用される。QAM―16及びNUQが方形であるが、NUQは任意の形状を有する。それぞれの星状が90度の任意の倍数だけ回転されると、回転された星状は正確に本来の星状と重畳する。この回転―感覚(rotation―sense)対称特性は、実数成分及び虚数成分の平均電力及び容量を互いに同一にする。NUQ及びNUCは各コードレートに対して特別に定義され、使用される特定の一つは、PLS2データで提出されたパラメータ(DP_MOD)によってシグナルされる。
SSDエンコーディングブロック5040は、2(2D)、3(3D)、4(4D)次元でセルをプリコードし、異なるフェージング条件下で受信ロバスト性を増加させることができる。
時間インターリーバ5050はDPレベルで動作することができる。時間インターリービングのパラメータはそれぞれのDPに対して別々に設定されてもよい。時間インターリーバ5050の動作の細部事項については後で説明する。
アドバンスドプロファイルのためのBICMブロックの処理ブロック5000―1は、データFECエンコーダ、ビットインターリーバ、星状マッパー、及び時間インターリーバを含むことができる。しかし、処理ブロック5000―1は処理ブロック5000と区別され、セルワードデマルチプレクサ5010―1及びMIMOエンコーディングブロック5020―1をさらに含む。
また、処理ブロック5000―1のデータFECエンコーダ、ビットインターリーバ、星状マッパー及び時間インターリーバの動作は、前述したデータFECエンコーダ5010、ビットインターリーバ5020、星状マッパー5030、及び時間インターリーバ5050に対応するので、その説明は省略する。
セルワードデマルチプレクサ5010―1は、アドバンスドプロファイルのDPに使用され、単一セルワードストリームをMIMO処理のためのデュアルセルワードストリームに分離する。セルワードデマルチプレクサ5010―1の動作の細部事項については後で説明する。
MIMOエンコーディングブロック5020―1は、MIMOエンコーディング方式を用いてセルワードデマルチプレクサ5010―1の出力を処理することができる。MIMOエンコーディング方式は、放送信号の送信のために最適化された。MIMO技術は容量を増加させる優れた方式であるが、チャネル特性に依存する。特にブロードキャスティングに対して、別個の信号伝播特性によって誘発された2つのアンテナ間の受信された信号電力の差又はチャネルの強いLOS成分は、MIMOから容量利得を得ることを困難にさせ得る。提案されたMIMOエンコーディング方式は、MIMO出力信号のうちの一つの回転ベースプリコーディングを位相ランダム化を用いてこの問題を克服する。
MIMOエンコーディングは、送信機及び受信機で少なくとも2つのアンテナを必要とする2x2 MIMOシステムを目的とすることができる。この提案で、2つのMIMOエンコーディングモード、すなわち、FR―SM(full―rate spatial multiplexing)及びFRFD―SM(full―rate full―diversity spatial multiplexing)が定義される。FR―SMエンコーディングは、受信機側での比較的小さい複雑度の増加と共に容量増加を提供するが、FRFD―SMエンコーディングは、受信機側での大きい複雑度の増加と共に容量増加及び追加のダイバーシチ利得を提供する。提案されたMIMOエンコーディング方式は、アンテナ極性構成に対する制限を有さない。
MIMO処理はアドバンスドプロファイルフレームのために要求することができ、これは、アドバンスドプロファイルフレーム内の全てのDPがMIMOエンコーダによって処理されるということを意味する。MIMO処理はDPレベルで適用することができる。星状マッパー出力(NUQ)のペア(e1,i及びe2,i)は、MIMOエンコーダの入力に供給することができる。MIMOエンコーダ出力のペア(g1,i及びg2,i)は、それぞれのTXアンテナのOFDMシンボルl及び同一キャリアkによって送信することができる。
前述したブロックは省略されてもよく、類似又は同一の機能を有するブロックに代替されてもよい。
図6は、本発明の他の実施例に係るBICMブロックを示す。
図6に示すBICMブロックは、図1を参照して説明したBICMブロック1010の実施例に該当する。
図6は、物理層シグナリング(PLS)、非常警戒チャネル(EAC)、及び高速情報チャネル(FIC)の保護のためのBICMブロックを示す。EACは、EAS情報を伝達するフレームの一部であり、FICは、サービスと該当のベースDPとの間のマッピング情報を伝達するフレーム内の論理チャネルである。EAC及びFICの細部事項については後で説明する。
図6を参照すると、PLS、EAC、及びFICの保護のためのBICMブロックは、PLS FECエンコーダ6000、ビットインターリーバ6010、及び星状マッパー6020を含むことができる。
また、PLS FECエンコーダ6000は、スクランブラ、BCHエンコーディング/ゼロ挿入ブロック、LDPCエンコーディングブロック、及びLDPCパリティパンクチャリングブロックを含むことができる。以下では、BICMブロックの各ブロックについて説明する。
PLS FECエンコーダ6000は、スクランブルされたPLS 1/2データ、EAC及びFICセクションをエンコードすることができる。
スクランブラは、BCHエンコーディング、及び短縮及びパンクチャされたLDPCエンコーディングの前にPLS1データ及びPLS2データをスクランブルすることができる。
BCHエンコーディング/ゼロ挿入ブロックは、PLS保護のために短縮されたBCHコードを用いて、スクランブルされたPLS 1/2データに対して外部エンコーディングを行い、BCHエンコーディングの後にゼロビットを挿入することができる。PLS1データに対してのみ、LDPCエンコーディングの前にゼロ挿入の出力ビットをパーミュテート(permute)することができる。
LDPCエンコーディングブロックは、LDPCコードを用いてBCHエンコーディング/ゼロ挿入ブロックの出力をエンコードすることができる。完全なコーディングブロック(Cldpc)を生成するために、パリティビット(Pldpc)がそれぞれのゼロ挿入PLS情報ブロック(Ildpc)から組織的にエンコードされ、その後に付加される。
PLS1及びPLS2に対するLDPCコードパラメータは、次の表4のとおりである。
LDPCパリティパンクチャリングブロックは、PLS1データ及びPLS2データに対してパンクチャリングを行うことができる。
PLS1データ保護に短縮が適用されると、任意のLDPCパリティビットはLDPCエンコーディング後にパンクチャされる。また、PLS2データの保護のために、PLS2のLDPCパリティビットがLDPCエンコーディング後にパンクチャされる。これらのパンクチャされたビットは送信されない。
ビットインターリーバ6010は、それぞれの短縮及びパンクチャされたPLS1データ及びPLS2データをインターリーブする。
星状マッパー6020は、ビットインターリーブされたPLS1データ及びPLS2データを星状にマップすることができる。
前述したブロックは省略されてもよく、類似又は同一の機能を有するブロックに代替されてもよい。
図7は、本発明の一実施例に係るフレームビルディングブロックを示す。
図7に示すフレーム生成ブロックは、図1を参照して説明したフレームビルディングブロック1020の実施例に該当する。
図7を参照すると、フレームビルディングブロックは、遅延補償ブロック7000、セルマッパー7010、及び周波数インターリーバ7020を含むことができる。以下では、フレームビルディングブロックの各ブロックについて説明する。
遅延補償ブロック7000は、データパイプと対応PLSデータとの間のタイミングを調節し、送信端で時間が共に合わせられるように保障することができる。PLSデータは、入力フォーマッティングブロック及びBICMブロックによって誘発されたデータパイプの遅延を処理することによって、データパイプと同じ量だけ遅延される。BICMブロックの遅延は主に時間インターリーバ5050による。インバンドシグナリングデータは、次のTIグループの情報を伝達し、シグナルされるDPよりも1フレームだけ速く伝達される。したがって、遅延補償ブロックは、インバンドシグナリングデータを遅延させる。
セルマッパー7010は、PLS、EAC、FIC、DP、補助ストリーム、及びダミーセルを、フレーム内のOFDMシンボルのアクティブキャリアにマップすることができる。セルマッパー7010の基本機能は、もしあれば、DP、PLSセル、及びEAC/FICセルのそれぞれに対してTIによって生成されたデータセルをフレーム内のOFDMシンボルのそれぞれに対応するアクティブOFDMセルのアレイにマップすることである。サービスシグナリングデータ(PSI(program specific information)/SI))は、データパイプによって個別的に集めて伝送することができる。セルマッパーは、スケジューラによって生成された動的情報及びフレーム構造の構成によって動作する。フレームの細部事項については後で説明する。
周波数インターリーバ7020は、セルマッパー7010から受信されたデータセルをランダムにインターリーブし、周波数ダイバーシチを提供することができる。また、周波数インターリーバ7020は、異なるインターリービングシード(seed)順序を用いて、2つの順次的なOFDMシンボルで構成されるOFDMシンボルペアに対して動作し、単一フレーム内の最大のインターリービング利得を得ることができる。周波数インターリーバ7020の動作の細部事項については後で説明する。
前述したブロックは省略されてもよく、類似又は同一の機能を有するブロックに代替されてもよい。
図8は、本発明の実施例に係るOFDM生成ブロックを示す。
図8に示すOFDM生成ブロックは、図1を参照して説明したOFDM生成ブロック1030の実施例に該当する。
OFDM生成ブロックは、フレームビルディングブロックによって生成されたセルによってOFDMキャリアを変調し、パイロットを挿入し、送信される時間領域信号を生成する。また、このブロックは、順次的に保護区間を挿入し、PAPR(Peak―to―average power ratio)減少処理を適用することによって最終RF信号を生成する。
図8を参照すると、フレームビルディングブロックは、パイロット及び予約トーン挿入ブロック8000、2D―eSFNエンコーディングブロック8010、IFFT(inverse fast Fourier transform)ブロック8020、PAPR減少ブロック8030、保護区間挿入ブロック8040、プリアンブル挿入ブロック8050、その他システム挿入ブロック8060、及びDACブロック8070を含むことができる。以下では、フレームビルディングブロックの各ブロックについて説明する。
パイロット及び予約トーン挿入ブロック8000は、パイロット及び予約トーンを挿入することができる。
OFDMシンボル内の様々なセルは公知の基準情報に変調され、パイロットは、受信機で先験的に知られた送信値を有する。パイロットセルの情報は、分散されたパイロット、反復パイロット、エッジパイロット、FSS(frame signalling symbol)パイロット、及びFES(frame edge symbol)パイロットで構成される。それぞれのパイロットは、パイロットタイプ及びパイロットパターンによって特定のブースティング電力レベルで送信される。パイロット情報の値は、任意の与えられたシンボル上のそれぞれの送信されたキャリアに対して一連の値である基準シーケンスから導出される。パイロットは、フレーム同期化、周波数同期化、時間同期化、チャネル推定、送信モード識別に使用することができ、さらに、位相雑音をフォロー(following)するのに使用することができる。
基準シーケンスから取った基準情報は、フレームのプリアンブル、FSS及びFESを除いた全シンボルにおいて分散されたパイロットセルで送信される。反復パイロットは、フレームの全シンボルに挿入される。反復パイロットの数及び位置はFFTサイズ及び分散されたパイロットパターンに依存する。エッジキャリアは、プリアンブルシンボルを除いた全シンボル内のエッジパイロットである。これらは、スペクトルのエッジまで周波数補間を許容するために挿入される。FSSパイロットはFSSに挿入され、FESパイロットはFESに挿入される。これらはフレームのエッジまで時間補間を許容するために挿入される。
本発明の実施例に係るシステムは、SFNネットワークを支援し、分散型MISO方式は、選択的に非常に堅固な送信モードを支援するのに使用される。2D―eSFNは、複数のTXアンテナを用いる分散型MISO方式であり、それぞれのアンテナはSFNネットワーク内の異なる送信側に配置される。
2D―eSFNエンコーディングブロック8010は、SFN構成で時間及び周波数ダイバーシチを生成するために2D―eSFN処理を行い、複数の送信機から送信された信号の位相を歪ませることができる。したがって、長時間の低いフラットフェージング又は深いフェージングによるバースト誤りを軽減させることができる。
IFFTブロック8020は、OFDM変調方式を用いて2D―eSFNエンコーディングブロック8010からの出力を変調することができる。パイロット(又は、予約トーン)として指定されていないデータシンボル内の任意のセルは、周波数インターリーバからのデータセルのうち一つを伝達する。セルはOFDMキャリアにマップされる。
PAPR減少ブロック8030は、時間領域で様々なPAPR減少アルゴリズムを用いて入力信号に対するPAPR減少を行うことができる。
保護区間挿入ブロック8040は保護区間を挿入することができ、プリアンブル挿入ブロック8050は、信号の前にプリアンブルを挿入することができる。プリアンブルの構造の細部事項については後で説明する。他のシステム挿入ブロック8060は、時間領域で複数の放送送受信システムの信号をマルチプレクスし、放送サービスを提供する2つ以上の別個の放送送信/受信システムのデータが同一のRF信号帯域で同時に送信され得る。この場合、2つ以上の別個の放送送受信システムとは、別個の放送サービスを提供するシステムのことをいう。別個の放送サービスは、地上波放送サービス、モバイル放送サービスなどを称する。それぞれの放送サービスに関連したデータは別個のフレームを介して送信されてもよい。
DACブロック8070は、入力デジタル信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号を出力することができる。DACブロック8070から出力された信号は、物理層プロファイルによって複数の出力アンテナを介して送信されてもよい。本発明の実施例に係るTXアンテナは、垂直又は水平の極性を有することができる。
前述したブロックは省略されてもよく、類似又は同一の機能を有するブロックに代替されてもよい。
図9は、本発明の実施例に係る将来の放送サービスのための放送信号を受信する装置の構造を示す。
本発明の実施例に係る将来の放送サービスのための放送信号を受信する装置は、図1を参照して説明した将来の放送サービスのために放送信号を送信する装置に対応し得る。
本発明の実施例に係る将来の放送サービスのための放送信号を受信する装置は、同期化及び復調モジュール9000、フレームパーシングモジュール9010、デマッピング及びデコーディングモジュール9020、出力プロセッサ9030、及びシグナリングデコーディングモジュール9040を含むことができる。以下では、放送信号を受信する装置の各モジュールの動作について説明する。
同期化及び復調モジュール9000は、m個のRxアンテナを介して入力信号を受信し、放送信号を受信する装置に対応するシステムに対して信号検出及び同期化を行い、放送信号を送信する装置によって行われる手順の逆手順に対応する復調を行うことができる。
フレームパーシングモジュール9010は、入力信号フレームをパースし、ユーザによって選択されたサービスが送信されるデータを抽出することができる。放送信号を送信する装置がインターリービングを行うと、フレームパーシングモジュール9010は、インターリービングの逆手順に対応するデインターリービングを行うことができる。この場合、抽出される必要がある信号及びデータの位置は、シグナリングデコーディングモジュール9040から出力されたデータをデコードし、放送信号を送信する装置によって生成されたスケジューリング情報を回復することによって得ることができる。
デマッピング及びデコーディングモジュール9020は、入力信号をビット領域データに変換した後、必要によってデインターリーブすることができる。デマッピング及びデコーディングモジュール9020は、送信効率のために適用されたマッピングに対してデマッピングを行い、デコーディングを通じて送信チャネルに対して生成された誤りを訂正することができる。この場合、デマッピング及びデコーディングモジュール9020は、シグナリングデコーディングモジュール9040から出力されたデータをデコードすることによって、デマッピング及びデコーディングに必要な送信パラメータを得ることができる。
出力プロセッサ9030は、放送信号を送信し、送信効率を改善する装置によって適用される様々な圧縮/信号処理手順の逆手順を行うことができる。この場合、出力プロセッサ9030は、シグナリングデコーディングモジュール9040から出力されたデータから必要な制御情報を得ることができる。出力プロセッサ9030の出力は、放送信号を送信する装置に入力される信号に対応し、MPEG―TS、IPストリーム(v4又はv6)及び一般ストリームであってもよい。
シグナリングデコーディングモジュール9040は、同期化及び復調モジュール9000によって復調された信号からPLS情報を得ることができる。前述したように、フレームパーシングモジュール9010、デマッピング及びデコーディングモジュール9020及び出力プロセッサ9030は、シグナリングデコーディングモジュール9040から出力されたデータを用いてその機能を実行することができる。
図10は、本発明の一実施例に係るフレーム構造を示す。
図10は、スーパーフレーム内のフレームタイプ及びFRUの例示的な構成を示す。(a)は、本発明の実施例に係るスーパーフレームを示し、(b)は、本発明の実施例に係るFRU(frame repetition unit)を示し、(c)は、FRU内の可変PHYプロファイルのフレームを示し、(d)は、フレームの構造を示す。
スーパーフレームは8個のFRUで構成することができる。FRUは、フレームのTDMのための基本マルチプレクシング単位であり、スーパーフレーム内で8回反復される。
FRU内の各フレームはPHYプロファイル(ベース、ハンドヘルド、アドバンスド)及びFEFのうち一つに属する。FRU内のフレームの最大許容数は4であり、与えられたPHYプロファイルは、FRU(例えば、ベース、ベース、ハンドヘルド、アドバンスド)において0倍〜4倍までの任意の回数だけ示すことができる。PHYプロファイルの定義は、必要時には、プリアンブル内のPHY_PROFILEの予約値を用いて拡張されてもよい。
FEF部分は、含まれるなら、FRUの終わりに挿入される。FEFがFRUに含まれる場合、スーパーフレームにおいてFEFの最小数は8である。FEF部分が互いに隣接することは推薦されない。
また、一つのフレームは、複数のOFDMシンボル及びプリアンブルに分離される。(d)に示したように、フレームは、プリアンブル、一つ以上のフレームシグナリングシンボル(FSS)、正常データシンボル、及びフレームエッジシンボルFESを含む。
プリアンブルは、高速フューチャキャストUTBシステム信号検出が可能であり、信号の効率的な送受信のための基本送信パラメータのセットを提供する特殊シンボルである。プリアンブルについては後で詳細に説明する。
FSSの主要目的は、PLSデータを伝達することである。高速同期化及びチャネル推定、及びPLSデータの高速デコーディングのために、FSSは、正常データシンボルより密集したパイロットパターンを有する。FESは正確にFSSと同じパイロットを有し、これは、FES直前のシンボルに対して外挿することなく、FES内の周波数専用補間及び時間補間を可能にする。
図11は、本発明の実施例に係るフレームのシグナリング層構造を示す。
図11は、3個の主要部分、すなわち、プリアンブルシグナリングデータ11000、PLS1データ11010、及びPLS2データ11020に分離されたシグナリング層構造を示す。全てのフレームでプリアンブルシンボルによって伝達されるプリアンブルの目的は、そのフレームの送信タイプ及び基本送信パラメータを指示することである。PLS1は、受信機がPLS2データにアクセスして、このデータをデコーティングさせ、これは、関心のあるDPにアクセスするパラメータを含む。PLS2は全てフレームで伝達され、2つの主要部分、PLS2―STATデータとPLS2―DYNデータとに分離される。PLS2データの静的及び動的部分には必要時にパディングが続く。
図12は、本発明の実施例に係るプリアンブルシグナリングデータを示す。
プリアンブルシグナリングデータは、フレーム構造内で受信機がPLSデータにアクセスし、DPを追跡させるのに必要な情報の21ビットを伝達する。プリアンブルシグナリングの細部事項は次のとおりである。
PHY_PROFILE:この3ビットフィールドは、現フレームのPHYプロファイルタイプを示す。異なるPHYプロファイルタイプのマッピングは、以下の表5に与えられる。
FFT_SIZE:この2ビットフィールドは、以下の表6に記載したように、フレームグループ内の現フレームのFFTサイズを示す。
GI_FRACTION:この3ビットフィールドは、以下の表7に記載したように、現スーパーフレーム内の保護区間分数(fraction)値を示す。
EAC_FLAG:この1ビットフィールドは、EACが現フレームに提供されるか否かを示す。このフィールドが“1”に設定されると、EAS(emergency alert service)が現フレームで提供される。このフィールドが“0”に設定されると、EASが現フレームで伝達されない。このフィールドはスーパーフレーム内で動的にスイッチされてもよい。
PILOT_MODE:この1ビットフィールドは、パイロットモードが現フレームグループ内の現フレームに対してモバイルモードなのか又は固定モードなのかを指示する。このフィールドが“0”に設定されると、モバイルパイロットモードが使用される。フィールドが“1”に設定されると、固定パイロットモードが使用される。
PAPR_FLAG:この1ビットフィールドは、PAPR減少が現フレームグループ内の現フレームに使用されるか否かを示す。このフィールドが“1”に設定されると、PAPR減少にトーン予約(tone reservation)が使用される。このフィールドが“0”に設定されると、PAPR減少が使用されない。
FRU_CONFIGURE:この3ビットフィールドは、現スーパーフレーム内に存在するFRU(frame repetition unit)のPHYプロファイルタイプ構成を示す。現スーパーフレームで伝達される全プロファイルタイプは、現スーパーフレーム内の全フレーム内のこのフィールドで識別される。3ビットフィールドは、以下の表8に示すように、それぞれのプロファイルに対する異なる定義を有する。
RESERVED:この7ビットフィールドは、将来の使用のために予約される。
図13は、本発明の実施例に係るPLS1データを示す。
PLS1データは、PLS2の受信及びデコーディングを可能にするのに必要なパラメータを含む基本送信パラメータを提供する。前述したように、PLS1データは、一つのフレームグループの全デューレーションにおいて変更されない。PLS1データのシグナリングフィールドの詳細な定義は次のとおりである。
PREAMBLE_DATA:この20ビットフィールドは、EAC_FLAGを除いたプリアンブルシグナリングデータのコピーである。
NUM_FRAME_FRU:この2ビットフィールドは、FRU当たりのフレームの数を示す。
PAYLOAD_TYPE:この3ビットフィールドは、フレームグループで伝達されるペイロードデータのフォーマットを指示する。PAYLOAD_TYPEは、表9に示すようにシグナルされる。
NUM_FSS:この2ビットフィールドは、現フレーム内のFSSシンボルの数を示す。
SYSTEM_VERSION:この8ビットフィールドは、送信された信号フォーマットのバージョンを示す。SYSTEM_VERSIONは、2つの4ビットフィールド、すなわち、メジャーバージョン及びマイナーバージョンに分離される。
メジャーバージョン:SYSTEM_VERSIONフィールドのMSB 4ビットは、メジャーバージョン情報を示す。メジャーバージョンフィールドの変化は、非―下位―互換(non―backward―compatible)変化を示す。デフォルト値は“0000”である。この標準に記載のバージョンにおいて、値は“0000”に設定される。
マイナーバージョン:SYSTEM_VERSIONフィールドのLSB 4ビットは、マイナーバージョン情報を示す。マイナーバージョンフィールドの変化は、下位互換性である。
CELL_ID:これは、ATSCネットワークで地理的なセルを固有に識別する16ビットフィールドである。ATSCセルカバレッジ領域は、フューチャキャストUTBシステムに使用される周波数の数に依存し、一つ以上の周波数で構成されてもよい。CELL_IDの値が知られていないか又は特定されていないと、このフィールドは“0”に設定される。
NETWORK_ID:これは、現ATSCネットワークを固有に識別する16ビットフィールドである。
SYSTEM_ID:この16ビットフィールドは、ATSCネットワーク内のフューチャキャストUTBシステムを固有に識別する。フューチャキャストUTBシステムは、入力が一つ以上の入力ストリーム(TS、IP、GS)であり、出力がRF信号である地上波放送システムである。フューチャキャストUTBシステムは、もしあれば、一つ以上のPHYプロファイル及びFETを伝達する。同じフューチャキャストUTBシステムは、別個の入力ストリームを伝達することができ、別個の地理的領域で別個のRF周波数を使用してローカルサービス挿入を許容する。フレーム構造及びスケジューリングは一つの場所で制御され、フューチャキャストUTBシステム内で全ての送信に対して同一である。一つ以上のフューチャキャストUTBシステムは、いずれも同一の物理層構造及び構成を有することを意味する同一のSYSTEM_IDを有することができる。
次のループは、各フレームタイプのFRU構成及び長さを示すが、使用されるFRU_PHY_PROFILE、FRU_FRAME_LENGTH、FRU_GI_FRACTION、及びRESERVEDで構成される。ループサイズは固定され、4個のPHYプロファイル(FEFを含む)がFRU内でシグナルされる。NUM_FRAME_FRUが4より小さいと、使用されていないフィールドはゼロで埋められる。
FRU_PHY_PROFILE:この3ビットフィールドは、関連したFRUの(i+1)番目(iは、ループインデックスである)のフレームのPHYプロファイルタイプを示す。このフィールドは、表8に示したように、同じシグナリングフォーマットを使用する。
FRU_FRAME_LENGTH:この2ビットフィールドは、関連したFRUの(i+1)番目のフレームの長さを示す。FRU_GI_FRACTIONと共にFRU_FRAME_LENGTHを用いて、フレームデューレーションの正確な値が得られる。
FRU_GI_FRACTION:この3ビットフィールドは、関連したFRUの(i+1)番目のフレームの保護区間分数値を示す。FRU_GI_FRACTIONは、表7に従ってシグナルされる。
RESERVED:この4ビットフィールドは、将来の使用のために予約される。
次のフィールドは、PLS2データをデコードするパラメータを提供する。
PLS2_FEC_TYPE:この2ビットフィールドは、PLS2保護によって使用されるFECタイプを示す。FECタイプは、表10に従ってシグナルされる。LDPCコードの細部事項は後で説明する。
PLS2_MOD:この3ビットフィールドは、PLS2によって使用される変調タイプを示す。変調タイプは表11に従ってシグナルされる。
PLS2_SIZE_CELL:この15ビットフィールドは、現フレームグループで伝達されるPLS2に対するフルコーディングブロック(full coded blocks)の集合(collection)のサイズ(QAMセルの数として特定される。)(Ctotal_partial_block)を示す。この値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
PLS2_STAT_SIZE_BIT:この14ビットフィールドは、現フレームグループに対するPLS2―STATのビットサイズを示す。この値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
PLS2_DYN_SIZE_BIT:この14ビットフィールドは、現フレームグループに対するPLS2―DYNのビットサイズを示す。この値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
PLS2_REP_FLAG:この1ビットフラグは、現フレームグループでPLS2反復モードが使用されるか否かを示す。このフィールドが値“1”に設定されると、PLS2反復モードが活性化される。このフィールドが値“0”に設定されると、PLS2反復モードが非活性化される。
PLS2_REP_SIZE_CELL:この15ビットフィールドは、PLS2反復が使用されるとき、現フレームグループの全フレームで伝達されるPLS2に対する部分コーディングブロック(partial coded blocks)の集合(collection)のサイズ(QAMセルの数として特定される。)(Ctotal_partial_block)を示す。反復が使用されない場合、このフィールドの値は0と同一である。この値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
PLS2_NEXT_FEC_TYPE:この2ビットフィールドは、次のフレームグループの全フレームで伝達されるPLS2に使用されるFECタイプを示す。FECタイプは表10に従ってシグナルされる。
PLS2_NEXT_MOD:この3ビットフィールドは、次のフレームグループの全フレームで伝達されるPLS2に使用される変調タイプを示す。変調タイプは表11に従ってシグナルされる。
PLS2_NEXT_REP_FLAG:この1ビットフラグは、次のフレームグループでPLS2反復モードが使用されるか否かを示す。このフィールドが値“1”に設定されると、PLS2反復モードが活性化される。このフィールドが値“0”に設定されると、PLS2反復モードが非活性化される。
PLS2_NEXT_REP_SIZE_CELL:この15ビットフィールドは、PLS2反復が使用されるとき、次のフレームグループの全フレームで伝達されるPLS2に対するフルコーディングブロック(full coded blocks)の集合(collection)のサイズ(QAMセルの数として特定される。)(Ctotal_full_block)を示す。次のフレームグループで反復が使用されない場合、このフィールドの値は0と同一である。この値は現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
PLS2_NEXT_REP_STAT_SIZE_BIT:この14ビットフィールドは、次のフレームグループに対するPLS2―STATのビットサイズを示す。この値は、現フレームグループで一定である。
PLS2_NEXT_REP_DYN_SIZE_BIT:この14ビットフィールドは、次のフレームグループに対するPLS2―DYNのビットサイズを示す。この値は、現フレームグループで一定である。
PLS2_AP_MODE:この2ビットフィールドは、現フレームグループ内のPLS2に追加のパリティが提供されるか否かを示す。この値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。下記の表12は、このフィールドの値を示す。このフィールドが“00”に設定されると、現フレームグループでPLS2に対して追加のパリティが使用されない。
PLS2_AP_SIZE_CELL:この15ビットフィールドは、PLS2の追加のパリティビットのサイズ(QAMセルの数として特定される。)を示す。この値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
PLS2_NEXT_AP_MODE:この2ビットフィールドは、次のフレームグループでPLS2に追加のパリティが提供されるか否かを示す。この値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。表12は、このフィールドの値を定義する。
PLS2_NEXT_AP_SIZE_CELL:この15ビットフィールドは、次のフレームグループの全フレームでPLS2の追加のパリティビットのサイズ(QAMセルの数として特定される。)を示す。この値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
RESERVED:この32ビットフィールドは、将来の使用のために予約される。
CRC_32:全PLS1シグナリングに適用される32ビット誤り検出コード
図14は、本発明の実施例に係るPLS2データを示す。
図14は、PLS2データのPLS2―STATデータを示す。PLS2―STATデータは、フレームグループ内で同一であるが、PLS2―DYNデータは現フレームに特定された情報を提供する。
PLS2―STATデータのフィールドの細部事項は、次の通りである。
FIC_FLAG:この1ビットフィールドは、FICが現フレームグループに使用されるか否かを示す。このフィールドが“1”に設定されると、FICが現フレームで提供される。このフィールドが“0”に設定されると、FICが現フレームで伝達されない。この値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
AUX_FLAG:この1ビットフィールドは、現フレームグループで補助ストリームが使用されるか否かを示す。このフィールドが“1”に設定されると、補助ストリームは現フレームで提供される。このフィールドが“0”に設定されると、補助フレームが現フレームで伝達されない。この値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
NUM_DP:この6ビットフィールドは、現フレームで伝達されるDPの数を示す。このフィールドの値は1〜64の範囲内にあり、DPの数はNUM_DP+1である。
DP_ID:この6ビットフィールドは、PHYプロファイル内でDPを固有に識別する。
DP_TYPE:この3ビットフィールドは、DPのタイプを示す。これは、下記の表13に従ってシグナルされる。
DP_GROUP_ID:この8ビットフィールドは、現DPが関連しているDPグループを識別する。これは、受信機が特定サービスと関連しているサービスコンポーネントのDPにアクセスするのに使用することができ、これらDPは、同じDP_GROUP_IDを有する。
BASE_DP_ID:この6ビットフィールドは、管理層で使用されるサービスシグナリングデータ(PSI/SI)を伝達するDPを示す。BASE_DP_IDで指示されたDPは、サービスシグナリングデータのみを伝達する専用DP、又はサービスデータと共にサービスシグナリングデータを伝達する正常DPであってもよい。
DP_FEC_TYPE:この2ビットフィールドは、関連したDPによって使用されるFECタイプを示す。FECタイプは、下記の表14に従ってシグナルされる。
DP_COD:この4ビットフィールドは、関連したDPによって使用されるコードレートを示す。コードレートは、以下の表15に従ってシグナルされる。
DP_MOD:この4ビットフィールドは、関連したDPによって使用される変調を示す。変調は、以下の表16に従ってシグナルされる。
DP_SSD_FLAG:この1ビットフィールドは、SSDモードが関連したDPで使用されるか否かを示す。このフィールドが値“1”に設定されると、SSDが使用される。このフィールドが値“0”に設定されると、SSDが使用されない。
PHY_PROFILEがアドバンスドプロファイルを示す“010”と同一である場合にのみ次のフィールドが表れる。
DP_MIMO:この3ビットフィールドは、関連したDPにいずれのタイプのMIMOエンコーディングプロセスが適用されるのかを示す。MIMOエンコーディングプロセスタイプは、表17に従ってシグナルされる。
DP_TI_TYPE:この1ビットフィールドは、時間インターリービングのタイプを示す。“0”の値は、一つのTIグループが一つのフレームに対応し、一つ以上のTIブロックを含むことを示す。“1”の値は、一つのTIグループが1より多いフレームで伝達され、ただ一つのTIブロックのみを含むことを示す。
DP_TI_LENGTH:2ビットフィールドの使用(許容される値は、ただ1、2、4、8である。)は、次のようにDP_TI_TYPEフィールド内に設定される値によって決定される。
DP_TI_TYPEが値“1”に設定されると、このフィールドは、PI、すなわち、各TIグループがマップされるフレームの数を示し、TIグループ当たりに一つのTIブロックがある(NTI=1)。2ビットフィールドを有する許容されたPI値は、以下の表18で定義される。
DP_TI_TYPEが“0”に設定されると、このフィールドは、TIグループ当たりのTIブロックの数(NTI)を示し、フレーム当たりに一つのTIグループがある(PI=1)。2ビットフィールドを有する許容されたPI値は、以下の表18で定義される。
DP_FRAME_INTERVAL:この2ビットフィールドは、関連したDPに対するフレームグループ内のフレーム区間(IJUMP)を示し、許容される値は1、2、4、8である(対応する2ビットフィールドはそれぞれ“00”、“01”、“10”、“11”である)。フレームグループの全フレームで表れないDPに対して、このフィールドの値は、連続的なフレーム間の間隔と同一である。例えば、DPがフレーム1、5、9、13などで表れると、このフィールドは“4”に設定される。全フレームで表れるDPに対して、このフィールドは“1”に設定される。
DP_TI_BYPASS:この1ビットフィールドは、時間インターリーバ5050の利用可能性を決定する。DPに対して時間インターリービングが使用されないと、これは“1”に設定される。時間インターリービングが使用されると、これは“0”に設定される。
DP_FIRST_FRAME_IDX:この5ビットフィールドは、現DPが発生するスーパーフレームの第1フレームのインデックスを示す。DP_FIRST_FRAME_IDXの値は、0〜31の範囲内にある。
DP_NUM_BLOCK_MAX:この10ビットフィールドは、このDPに対するDP_NUM_BLOCKSの最大値を示す。このフィールドの値はDP_NUM_BLOCKSと同じ範囲を有する。
DP_PAYLOAD_TYPE:この2ビットフィールドは、与えられたDPによって伝達されるペイロードデータのタイプを示す。DP_PAYLOAD_TYPEは、以下の表19に従ってシグナルされる。
DP_INBAND_MODE:この2ビットフィールドは、現DPがインバンドシグナリング情報を伝達するか否かを示す。インバンドシグナリングタイプは、以下の表20に従ってシグナルされる。
DP_PROTOCOL_TYPE:この2ビットフィールドは、与えられたDPによって伝達されるペイロードのプロトコルタイプを示す。入力ペイロードタイプが選択されると、以下の表21に従ってシグナルされる。
DP_CRC_MODE:この2ビットフィールドは、入力フォーマッティングブロックでCRCエンコーディングが使用されるか否かを示す。CRCモードは、以下の表22に従ってシグナルされる。
DNP_MODE:この2ビットフィールドは、DP_PAYLOAD_TYPEがTS(“00”)に設定されるとき、関連したDPによって使用されるヌルパケット削除モードを示す。DNP_MODEは、以下の表23に従ってシグナルされる。DP_PAYLOAD_TYPEがTS(“00”)でなければ、DNP_MODEは値“00”に設定される。
ISSY_MODE:この2ビットフィールドは、DP_PAYLOAD_TYPEがTS(“00”)に設定されるとき、関連したDPによって使用されるISSYモードを示す。ISSY_MODEは、以下の表24に従ってシグナルされる。DP_PAYLOAD_TYPEがTS(“00”)でなければ、ISSY_MODEは値“00”に設定される。
HC_MODE_TS:この2ビットフィールドは、DP_PAYLOAD_TYPEがTS(“00”)に設定されるとき、関連したDPによって使用されるTSヘッダー圧縮モードを示す。HC_MODE_TSは、以下の表25に従ってシグナルされる。
HC_MODE_IP:この2ビットフィールドは、DP_PAYLOAD_TYPEがIP(“01”)に設定されるときのIPヘッダー圧縮モードを示す。HC_MODE_IPは、以下の表26に従ってシグナルされる。
PID:この13ビットフィールドは、DP_PAYLOAD_TYPEがTS(“00”)に設定され、HC_MODE_TSが“01”又は“10”に設定されるときのTSヘッダー圧縮のためのPID番号を示す。
RESERVED:この8ビットフィールドは、将来の使用のために予約される。
FIC_FLAGが“1”と同一である場合にのみ次のフィールドが表れる。
FIC_VERSION:この8ビットフィールドは、FICのバージョン番号を示す。
FIC_LENGTH_BYTE:この13ビットフィールドは、FICのバイト長さを示す。
RESERVED:この8ビットフィールドは、将来の使用のために予約される。
AUX_FLAGが“1”と同一である場合にのみ次のフィールドが表れる。
NUM_AUX:この4ビットフィールドは、補助ストリームの数を示す。ゼロは、補助ストリームが使用されないことを示す。
AUX_CONFIG_RFU:この8ビットフィールドは、将来の使用のために予約される。
AUX_STREAM_TYPE:この4ビットは、現補助ストリームのタイプを示すための将来の使用のために予約される。
AUX_PRIVATE_CONFIG:この28ビットフィールドは、補助ストリームをシグナルするための将来の使用のために予約される。
図15は、本発明の他の実施例に係るPLS2データを示す。
図15は、PLS2データのPLS2―DYNデータを示す。PLS2―DYNデータの値は一つのフレームグループのデューレーションにおいて変化してもよいが、フィールドのサイズは一定に維持される。
PLS2―DYNデータのフィールドの細部事項は、次のとおりである。
FRAME_INDEX:この5ビットフィールドは、スーパーフレーム内の現フレームのフレームインデックスを示す。スーパーフレームの第1フレームのインデックスは“0”に設定される。
PLS_CHANGE_COUNTER:この4ビットフィールドは、構成が変更される前のスーパーフレームの数を示す。構成において変更された次のスーパーフレームは、このフィールド内でシグナルされる値によって指示される。このフィールドが値“0000”に設定されると、スケジュールされた変化が予想されないことを意味し、値“1”は、次のスーパーフレームで変化があることを意味する。
FIC_CHANGE_COUNTER:この4ビットフィールドは、構成(すなわち、FICの内容)が変更される前のスーパーフレームの数を示す。構成において変更された次のスーパーフレームは、このフィールド内でシグナルされる値によって指示される。このフィールドが値“0000”に設定されると、スケジュールされた変化が予想されないことを意味し、値“0001”は、次のスーパーフレームで変化があることを意味する。
RESERVED:この16ビットフィールドは、将来の使用のために予約される。
NUM_DPを通じてループで次のフィールドが表れ、これは、現フレームで伝達されるDPと関連したパラメータを示す。
DP_ID:この6ビットフィールドは、PHYプロファイル内のDPを固有に指示する。
DP_START:この15ビット(又は13ビット)フィールドは、DPUアドレシング方式を用いて第1DPの開始位置を示す。DP_STARTフィールドは、以下の表27に示すように、PHYプロファイル及びFFTサイズによって異なる長さを有する。
DP_NUM_BLOCK:この10ビットフィールドは、現DPに対する現TIグループ内のFECブロックの数を示す。DP_NUM_BLOCKの値は、0〜1023の範囲内にある。
RESERVED:この8ビットフィールドは、将来の使用のために予約される。
次のフィールドは、EACと関連したFICパラメータを示す。
EAC_FLAG:この1ビットフィールドは、現フレーム内のEACの存在を示す。このビットは、プリアンブル内のEAC_FLAGと同じ値である。
EAS_WAKE_UP_VERSION_NUM:この8ビットフィールドは、ウェイクアップ指示のバージョン番号を示す。
EAC_FLAGフィールドが“1”に等しいと、次の12ビットはEAC_LENGTH_BYTEフィールドに対して割り当てられる。EAC_FLAGフィールドが“0”に等しいと、次の12ビットはEAC_COUNTERに対して割り当てられる。
EAC_LENGTH_BYTE:この12ビットフィールドは、EACのバイト長さを示す。
EAC_COUNTER:この12ビットフィールドは、EACが到達するフレーム前のフレームの数を示す。
AUX_FLAGフィールドが“1”と同一である場合にのみ次のフィールドが表れる。
AUX_PRIVATE_DYN:この48ビットフィールドは、補助ストリームをシグナルするための将来の使用のために予約される。このフィールドの意味は、構成可能なPLS2―STAT内のAUX_STREAM_TYPEの値に依存する。
CRC_32:全PLS2に適用される32ビット誤り検出コード。
図16は、本発明の実施例に係るフレームの論理構造を示す。
前述したように、PLS、EAC、FIC、DP、補助ストリーム及びダミーセルは、フレーム内のOFDMシンボルのアクティブキャリアにマップされる。PLS1及びPLS2は、初めには一つ以上のFSSにマップされる。その後、もしあれば、EACセルがPLSフィールドの直後にマップされ、その後、もしあれば、FICセルがマップされる。もしあれば、DPは、PLS又はEAC、FIC後にマップされる。タイプ1 DPが初めて続き、その次にタイプ2 DPが続く。DPのタイプの細部事項は後で説明する。任意の場合、DPは、EASのための任意の特殊データ又はサービスシグナリングデータを伝達することができる。もしあれば、補助ストリーム又はストリームがDPに続き、その後、ダミーセルが続く。これらの全てを前述した順序、すなわち、PLS、EAC、FIC、DP、補助ストリーム、及びダミーセルの順にマップすると、フレーム内のセル容量を正確に満たす。
図17は、本発明の実施例に係るPLSマッピングを示す。
PLSセルは、FSSのアクティブキャリアにマップされる。PLSによって占有されたセルの数に依存し、一つ以上のシンボルがFSSとして指定され、FSSの数(NFSS)は、PLS1内のNUM_FSSによってシグナルされる。FSSは、PLSセルを伝達する特殊シンボルである。ロバスト性及びレイテンシ(latency)はPLSの重要な問題であるため、FSSは、FSS内の周波数専用補間及び高速同期化を許容するより高い密度のパイロットを有する。
PLSセルは、図17の例に示すように、トップ―ダウン(top―down)方式でNFSS個のFSSのアクティブキャリアにマップされる。PLS1セルは、まず、セルインデックスの昇順で第1FSSの第1セルからマップされる。PLS2セルは、PLS1の最後のセルの直後にマップされ、第1FSSの最後のセルインデックスまでマッピングが下向きに続く。要求されるPLSセルの全数が一つのFSSのアクティブキャリアの数を超えると、マッピングは次のFSSに進められ、第1FSSと正確に同じ方式で続けて行われる。
PLSマッピングが完了した後、DPが次に伝達される。EAC、FIC、又は両方が現フレームに存在すると、これらはPLSと“正常”DPとの間に配置される。
図18は、本発明の実施例に係るEACマッピングを示す。
EACは、EASメッセージを伝達する専用チャネルであり、EASに対するDPにリンクされる。EAS支援は提供されるが、EAC自体は全てのフレームに存在してもよく、存在しなくてもよい。もしあれば、EACは、PLS2セルの直後にマップされる。EACがPLSセル以外にFIC、DP、補助ストリーム及びダミーセルのうちいずれの後にも来ない。EACセルのマッピング手順はPLSと正確に同一である。
EACセルは、図18に示すように、セルインデックスの昇順でPLS2の次のセルからマップされる。EASメッセージの大きさによって、EACセルは、図18に示すように、いくつかのシンボルを占める。
EACセルは、PLS2の最後のセルの直後にマップされ、マッピングは、最後のFSSの最後のセルインデックスまで下向きに続けて行われる。要求されるEACセルの全数が最後のFSSの残りのアクティブキャリアの数を超えると、マッピングは次のシンボルに進められ、FSSと正確に同じ方式で続けて行われる。この場合のマッピングのための次のシンボルは正常データシンボルであり、これは、FSSより多くのアクティブキャリアを有する。
EACマッピングが完了した後、存在するなら、FICが次に伝達される。(PLS2フィールドでシグナリングされることによって)FICが送信されないと、DPはEACの最後のセルの直後にマップされる。
図19は、本発明の実施例に係るFICマッピングを示す。
(a)は、EAC無しのFICセルの例示的なマッピングを示し、(b)は、EACがあるFICセルの例示的なマッピングを示す。
FICは、高速サービス取得及びチャネルスキャンを可能にする層間(cross―layer)情報に対する専用チャネルである。この情報は主に、各ブロードキャスタのDPとサービスとの間の情報を結合するチャネルを含む。高速スキャンのために、受信機はFICをデコードし、ブロードキャスタID、サービスの数、及びBASE_DP_IDなどの情報を取得することができる。高速サービスの取得のために、FICに加えて、ベースDPをBASE_DP_IDを用いてデコードすることができる。伝達される内容以外に、ベースCPは、正常DPと正確に同じ方式でエンコードされ、フレームにマップされる。したがって、ベースDPに対して追加の説明は要求されない。FICデータが生成されて管理層で消費される。FICデータの内容は、管理層の説明書に記載したとおりである。
FICデータは選択的であり、FICの使用はPLS2の静的部分内のFIC_FLAGパラメータによってシグナルされる。FICが使用されると、FIC_FLAGが“1”に設定され、FICのためのシグナリングフィールドは、PLS2の静的部分で定義される。このフィールドでは、FIC_VERSION及びFIC_LENGTH_BYTEがシグナルされる。FICは、PLS2と同じ変調、コーディング及び時間インターリービングパラメータを用いる。FICは、PLS2_MOD及びPLS2_FECなどの同一のシグナリングパラメータを共有する。もしあれば、FICデータは、PLS2又は、もしあれば、EACの直後にマップされる。FICは、任意の正常DP、補助ストリーム、又はダミーセルの後にマップされない。FICセルをマップする方法は、EACと正確に同一であり、これはPLSと同一である。
PLS後にEACがないと、FICセルは、(a)の例に示すように、セルインデックスの昇順でPLS2の次のセルからマップされる。FICデータサイズによって、FICセルは、(b)に示すように、数個のシンボルにわたってマップされてもよい。
FICセルは、PLS2の最後のセルの直後にマップされ、マッピングは、最後のFSSの最後のセルインデックスまで下向きに続けて行われる。要求されるFICセルの全数が最後のFSSの残りのアクティブキャリアの数を超えると、マッピングは次のシンボルに進められ、FSSと正確に同じ方式で続けて行われる。この場合のマッピングのための次のシンボルは、FSSより多くのアクティブキャリアを有する正常データシンボルである。
EASメッセージが現フレームで送信されると、EACはFICに先行し、FICセルは、(b)に示すように、セルインデックスの昇順でEACの次のセルからマップされる。
FICマッピングが完了した後、一つ以上のDPがマップされ、その後、もしあれば、補助ストリーム及びダミーセルがマップされる。
図20は、本発明の実施例に係るDPのタイプを示す。
図20の(a)はタイプ1 DPを示し、(b)はタイプ2 DPを示す。
先行チャネル、すなわち、PLS、EAC及びFICがマップされた後、DPのセルがマップされる。DPは、マッピング方法によって2つのタイプのうち一つに分類される。
タイプ1 DP:DPはTDMによってマップされる。
タイプ2 DP:DPはFDMによってマップされる。
DPのタイプは、PLS2の静的部分でDP_TYPEフィールドによって指示される。図20は、タイプ1 DP及びタイプ2 DPのマッピング順序を示す。タイプ1 DPは、まず、セルインデックスの昇順でマップされ、最後のセルインデックスに到達した後、シンボルインデックスが1ずつ増加する。次のシンボル内で、DPはp=0からセルインデックスの昇順で続けてマップされる。一つのフレームで共にマップされる複数のDPで、タイプ1 DPのそれぞれは、DPのTDMマルチプレクシングと類似に、時間でグループ化される。
タイプ2 DPは、まず、シンボルインデックスの昇順でマップされ、フレームの最後のOFDMシンボルに到達した後、セルインデックスは1ずつ増加し、シンボルインデックスは第1利用可能なシンボルに戻り、そのシンボルインデックスから増加する。一つのフレームで複数のDPを共にマップした後、タイプ2 DPのそれぞれは、DPのFDMマルチプレクシングと類似に、周波数でグループ化される。
一つの制限が必要であれば、すなわち、タイプ1 DPが常にタイプ2 DPに先行すると、タイプ1 DP及びタイプ2 DPはフレーム内で共存し得る。タイプ1及びタイプ2 DPを伝達するOFDMセルの全数は、DPの送信のために利用可能なOFDMセルの全数を超えることができない。
ここで、DDP1は、タイプ1 DPが占めるOFDMセルの数であり、DDP2は、タイプ2 DPが占めるOFDMセルの数である。PLS、EAC、FICがいずれもタイプ1 DPと同じ方式でマップされるため、これらはいずれも、“タイプ1マッピング規則”にしたがう。したがって、タイプ1マッピングは常にタイプ2マッピングに先行する。
図21は、本発明の実施例に係るDPマッピングを示す。
(a)は、タイプ1 DPをマップするためのOFDMセルのアドレシングを示し、(b)は、タイプ2 DPをマップするためのOFDMセルのアドレシングを示す。
タイプ1 DP(0,DDP1―1)をマップするためのOFDMセルのアドレシングは、タイプ1 DPのアクティブデータセルのために定義される。アドレシング方式は、タイプ1 DPのそれぞれに対するTIからのセルがアクティブデータセルに割り当てられる順序を定義する。これはまた、PLS2の動的部分内のDPの位置をシグナルするのに用いられる。
EAC及びFIC無しで、アドレス0は、最後のFSS内のPLSを伝達する最後のセルの直後のセルを称する。EACが送信され、FICが該当のフレームで存在しないと、アドレス0は、EACを伝達する最後のセルの直後のセルを称する。FICが該当のフレームで送信されると、アドレス0は、FICを伝達する最後のセルの直後のセルを称する。タイプ1 DPに対するアドレス0は、(a)に示すように、2つの異なるケースを考慮して算出することができる。(a)の例で、PLS、EAC及びFICは全て送信されると仮定する。EAC及びFICのいずれか一つ又は両方が省略される場合への拡張は容易である。(a)の左図に示すように、FICまでの全てのセルをマップした後、FSS内に残りのセルが残っている。
タイプ2 DP(0,…,DDP2―1)をマップするOFDMセルのアドレシングは、タイプ2 DPのアクティブデータセルのために定義される。アドレシング方式は、タイプ2 DPのそれぞれに対するTIからのセルがアクティブデータセルに割り当てられる順序を定義する。これはまた、PLS2の動的部分内のDPの位置をシグナルするのに用いられる。
(b)に示すように、3つのやや異なるケースが可能である。(b)の左図に示す第1ケースでは、最後のFSS内のセルは、タイプ2 DPに用いられる。中央の図に示す第2ケースでは、FICが正常シンボルのセルを占めるが、そのシンボル上のFICセルの数はCFSSより少ない。(b)の右図に示す第3のケースは、そのシンボル上にマップされたFICセルの数がCFSSを超えるという点を除けば、第2ケースと同一である。
PLS、EAC及びFICは、タイプ1 DPと同じ“タイプ1マッピング規則”にしたがうので、タイプ1 DPがタイプ2 DPに先行する場合への拡張は簡単である。
データパイプ単位(DPU)は、データセルをフレーム内のDPに割り当てる基本単位である。
DPUは、フレーム内にDPを位置させるシグナリング単位として定義される。セルマッパー7010は、DPのそれぞれに対するTIによって生成されたセルをマップすることができる。時間インターリーバ5050は、一連のTIブロックを出力し、それぞれのTIブロックは、セルのセットで構成される可変数のXFECBLOCKを含む。XFECBLOCK内のセルの数(Ncells)は、FECBLOCKサイズ(Nldpc)及び星状シンボル当たりの送信ビット数に依存する。DPUは、与えられたPHYプロファイルで支援されるXFECBLOCK内のセルの数の全ての可能な値の最も大きい共通除数(divisor)(Ncells)として定義される。セル内のDPUの長さはLDPUと定義される。それぞれのPHYプロファイルがFECBLOCKサイズ及び星状シンボル当たりに異なる数の異なる組合せを支援するので、LDPUは、PHYプロファイルに基づいて定義される。
図22は、本発明の実施例に係るFEC構造を示す。
図22は、ビットインターリービング前の本発明の実施例に係るFEC構造を示す。前述したように、データFECエンコーダは、入力BBFに対してFECエンコーディングを行い、外部コーディング(BCH)及び内部コーディング(LDPC)を用いてFECBLOCK手順を生成することができる。図示されたFEC構造はFECBLOCKに対応する。また、FECBLOCK及びFEC構造は、LDPCコードワードの長さに対応する同一の値を有する。
図22に示すように、BCHエンコーディングはそれぞれのBBF(Kbchビット)に適用され、LDPCエンコーディングはBCH―エンコーディングBBF(Kldpcビット=Nbchビット)に適用される。
Nldpcの値は、64800ビット(長いFECBLOCK)又は16200ビット(短いFECBLOCK)である。
以下の表28及び表29は、それぞれ長いFECBLOCK及び短いFECBLOCKに対するFECエンコーディングパラメータを示す。
BCHエンコーディング及びLDPCエンコーディングの動作の細部事項は、次のとおりである。
12―誤り訂正BCHコードはBBFの外部エンコーディングに用いられる。短いFECBLOCK及び長いFECBLOCKに対するBBF生成器多項式は、全ての多項式を共に乗算することによって得られる。
LDPCコードは、外部BCHエンコーディングの出力をエンコードするのに用いられる。完成されたBldpc(FECBLOCK)を生成するために、Pldpc(パリティビット)はそれぞれのIldpc(BCH−エンコードされたBBF)から体系的にエンコードされ、Ildpcに付加される。完成されたBldpc(FECBLOCK)は、次の数式で表現される。
長いFECBLOCK及び短いFECBLOCKに対するパラメータは、それぞれ前記表28及び表29に与えられる。
長いFECBLOCKに対するNldpc−Kldpcを算出する細部手順は、次のとおりである。
1)パリティビット初期化
2)パリティチェックマトリクスのアドレスの第1行で特定されたパリティビットアドレスで第1情報ビット(i0)を累算する。パリティチェックマトリクスのアドレスの細部事項は後で説明する。例えば、レート13/15に対して、
3)次の359個の情報ビット(is)(s=1,2,…,359)が、次の数式を用いてパリティビットで累算される。
ここで、xは、第1ビット(i0)に対応するパリティビット累算器のアドレスを示し、Qldpcは、パリティチェックマトリクスのアドレスで特定されたコードレート従属定数である。継続して例を挙げると、レート13/15に対してQldpc=24であり、したがって、情報ビット(i1)に対して次の動作が行われる。
4)361番目の情報ビット(i360)に対して、パリティビット累算器のアドレスは、パリティチェックマトリクスのアドレスの第2行に与えられる。同様の方式で、次の359個の情報ビット(is)(s=361,362,…,719)に対するパリティビット累算器のアドレスは、数式6を用いて得られ、ここで、xは、情報ビット(i360)に対応するパリティビット累算器のアドレス、パリティチェックマトリクスのアドレスの第2行内のエントリを示す。
5)同様の方式で、360個の新しい情報ビットの全てのグループに対して、パリティチェックマトリクスのアドレスからの新しい行が、パリティビット累算器のアドレスを探すのに用いられる。
全情報ビットが利用された後、最終パリティビットが次のように得られる。
6)i=1から始まって次の動作を順次行う。
ここで、pi(i=0,1,...Nldpc−Kldpc−1)の最終内容は、パリティビット(pi)と同一である。
短いFECBLOCKに対するこのLDPCエンコーディング手順は表30及び表31に代えて、長いFECBLOCKに対するパリティチェックマトリクスのアドレスを短いFECBLOCKに対するパリティチェックマトリクスのアドレスに代えることを除けば、長いFECBLOCKに対するt LDPCエンコーディング手順にしたがう。
図23は、本発明の実施例に係るビットインターリービングを示す。
LDPCエンコーダの出力はビットインターリーブされ、これは、パリティインターリービング、その後のQCB(quasi―cyclic block)インターリービング、及び内部グループインターリービングで構成される。
(a)はQCBインターリービングを示し、(b)は内部グループインターリービングを示す。
FECBLOCKは、パリティインターリーブすることができる。パリティインターリービングの出力において、LDPCコードワードは、長いFECBLOCK内の180個の隣接するQCブロック、及び短いFECBLOCK内の45個の隣接するQCブロックで構成される。長い又は短いFECBLOCK内のそれぞれのQCブロックは、360ビットで構成される。パリティインターリーブされたLDPCコードワードは、QCBインターリービングによってインターリーブされる。QCBインターリービングの単位はQCブロックである。パリティインターリービングの出力におけるQCブロックは、図23に示すように、QCBインターリービングによってパーミュテートされ、ここで、FECBLOCKの長さによってNcells=64800/ηmod又は16200/ηmodである。QCBインターリービングパターンは、変調タイプ及びLDPCコードレートの各組合せに固有である。
QCBインターリービング後、内部グループインターリービングは、以下の表32に定義された変調タイプ及び順序(ηmod)によって行われる。一つの内部グループに対するQCブロックの数(NQCB_IG)も定義される。
内部グループインターリービングプロセスは、QCBインターリービング出力のNQCB_IG個のQCブロックで行われる。内部グループインターリービングは、360個の列及びNQCB_IG個の行を用いて内部グループのビットを書き込み及び読み取りするプロセスを有する。書き込み動作で、QCBインターリービング出力からのビットが行方向に書き込まれる。読み取り動作は、列方向に行われ、各行からm個のビットを読み取り、ここで、mはNUCに対して1に等しく、NUQに対して2に等しい。
図24は、本発明の実施例に係るセル―ワードデマルチプレクシングを示す。
(a)は、8及び12bpcu MIMOに対するセル―ワードデマルチプレクシングを示し、(b)は、10bpcu MIMOに対するセル―ワードデマルチプレクシングを示す。
(a)に示すように、ビットインターリービング出力のそれぞれのセルワード(c0,l,c1,l,…,cηmod―1,l)は、(d1,0,m,d1,1,m…,d1,ηmod―1,m)及び(d2,0,m,d2,1,m…,d2,ηmod―1,m)にデマルチプレクスされ、これは、一つのXFECBLOCKに対するセル―ワードデマルチプレクシングプロセスを示す。
MIMOエンコーディングのための異なるタイプのNUQを利用した10bpcu MIMOケースに対して、NUQ―1024に対するビットインターリーバが再使用される。(b)に示すように、ビットインターリーバ出力のそれぞれのセルワード(c0,l,c1,l,…,c9,l)は、(d1,0,m,d1,1,m…,d1,3,m)及び(d2,0,m,d2,1,m…,d2,5,m)にデマルチプレクスされる。
図25は、本発明の実施例に係る時間インターリービングを示す。
(a)乃至(c)は、TIモードの例を示す。
時間インターリーバは、DPレベルで動作する。時間インターリービング(TI)のパラメータはそれぞれのDPに対して別々に設定されてもよい。
PLS2―STATデータの一部に現れる次のパラメータはTIを構成する。
DP_TI_TYPE(許容値:0又は1):TIモードを示す。“0”は、TIグループ当たりに複数のTIブロック(1より多いTIブロック)を有するモードを示す。この場合、一つのTIグループは一つのフレームに直接マップされる(インターフレームインターリービングでない)。“1”は、TIグループ当たりに一つのTIブロックだけを有するモードを示す。この場合、TIブロックは、1より多くのフレームに拡散され得る(インターフレームインターリービング)。
DP_TI_LENGTH:DP_TI_TYPE=“0”であれば、このパラメータは、TIグループ当たりのTIブロックの数(NTI)である。DP_TI_TYPE=“1”に対して、このパラメータは、一つのTIグループから拡散されたフレームの数(PI)である。
DP_NUM_BLOCK_MAX(許容値:0乃至1023):TIグループ当たりのXFECBLOCKの最大数を示す。
DP_FRAME_INTERVAL(許容値:1,2,4,8):与えられたPHYプロファイルの同一のDPを伝達する2つの連続的なフレーム間のフレームの数(IJUMP)を示す。
DP_TI_BYPASS(許容値:0又は1):時間インターリービングがDPに用いられないと、このパラメータは“1”に設定される。時間インターリービングが用いられると、“0”に設定される。
さらに、PLS2―DYNデータからのパラメータ(DP_NUM_BLOCK)は、DPの一つのTIグループによって伝達されたXFECBLOCKの数を示すのに使用される。
時間インターリービングがDPに用いられないと、次のTIグループ、時間インターリービング動作、及びTIモードは考慮されない。しかし、スケジューラからの動的構成情報に対する補償ブロックは依然として必要である。それぞれのDPで、SSD/MIMOエンコーディングから受信されたXFECBLOCKは、TIグループにグループ化される。すなわち、それぞれのTIグループは整数のXFECBLOCKのセットであり、動的に可変する数のXFECBLOCKを含む。インデックスのTIグループ内のXFECBLOCKの数(n)は、NxBLOCK_Group(n)で表示され、PLS2―DYNデータのDP_NUM_BLOCKとしてシグナルされる。このとき、NxBLOCK_Group(n)は、最小値から、最も大きい値が1023である最大値(NxBLOCK_Group_MAX)(DP_NUM_BLOCK_MAXに対応)まで変化してもよい。
それぞれのTIグループは、一つのフレームに直接マップされたり、PIフレームにわたって拡散される。それぞれのTIグループは、1より多いTIブロック(NTI)に分離され、それぞれのTIブロックは、時間インターリーバメモリの一つの用途に対応する。TIグループ内のTIブロックは、やや異なる数のXFECBLOCKを含むことができる。TIグループが複数のTIブロックに分離されると、一つのフレームにのみ直接マップされる。以下の表33に示すように、(時間インターリービングをスキップする追加のオプションを除いて)時間インターリービングのための3つのオプションが存在する。
それぞれのDPで、TIメモリは、入力XFECBLOCK(SSD/MIMOエンコーディングブロックからの出力XFECBLOCK)を保存する。入力XFECBLOCKは、
と定義され、
ここで、dn,s,r,qは、n番目のTIグループのs番目のTIブロック内のr番目のXFECBLOCKのq番目のセルであり、次のようにSSD及びMIMOエンコーディングの出力を示す。
また、時間インターリーバからの出力XFECBLOCKは、次のように定義されると仮定する。
ここで、hn,s,iは、n番目のTIグループのs番目のTIブロック内のi番目の出力セル(i=0,...,NxBLOCK_TI(n,s)×Ncells−1)である。
一般に、時間インターリーバは、フレームビルディングプロセスの前にDPデータのためのバッファとして動作する。これは、それぞれのDPに対する2個のメモリバンクによって達成される。第1TIブロックは第1バンクに書き込まれる。第1バンクが読み取られる間に、第2TIブロックが第2バンクに書き込まれる。
TIは、ツイスト行―列ブロックインターリーバである。n番目のTIグループのs番目のTIブロックに対して、TIメモリの行(Nr)の数はセルの数(Ncells)と同一である。すなわち、Nr=Ncellsであるが、列の数(Nc)は、数(NxBLOCK_TI(n,s))と同一である。
図26は、本発明の実施例に係るツイスト行―列ブロックインターリーバの基本動作を示す。
(a)は、時間インターリーバでの書き込み動作を示し、(b)は、時間インターリーバでの読み取り動作を示す。(a)に示すように、第1XFECBLOCKはTIメモリの第1列に列方向に書き込まれ、第2XFECBLOCKは次の列に書き込まれる。その後、インターリービングアレイで、セルは対角線方向に読み取られる。第1行(最左列から始まって行に沿って右に)最後の行まで対角線方向読み取りが行われれる間に、(b)に示すようにセルが読み取られる。具体的に、順次読み取られるTIメモリセル位置としてzn,s,i(i=0,...,NrNc)を想定し、このようなインターリービングアレイにおける読み取り動作は、下記の数式のように、行インデックス(Rn,s,i)、列インデックス(Cn,s,i)、及び関連したツイストパラメータ(Tn,s,i)を算出することによって行われる。
ここで、Sshiftは、NxBLOCK_TI(n,s)に関係なく、対角線方向読み取りプロセスに対する共通シフト値であり、次の数式のように、PLS2―STATに与えられたNxBLOCK_TI_MAXによって決定される。
結果的に、読み取られるセル位置は、zn,s,i=NrCn,s,i+Rn,s,iとして座標によって算出される。
図27は、本発明の他の実施例に係るツイスト行―列ブロックインターリーバの基本動作を示す。
特に、図27は、NxBLOCK_TI(0,0)=3、NxBLOCK_TI(1,0)=6、NxBLOCK_TI(2,0)=5のとき、仮想XFECBLOCKを含めて、それぞれのTIグループに対するTIメモリ内のインターリービングアレイを示す。
可変数(NxBLOCK_TI(n,s)=Nr)は、N’xBLOCK_TI_MAXより小さいか等しい。したがって、受信側で単一メモリデインターリービングを達成するために、NxBLOCK_TI(n,s)に関わらず、ツイスト行―列ブロックインターリーバ用インターリービングアレイは、仮想XFECBLOCKをTIメモリに挿入することによってNr×Nc=Ncells×N’xBLOCK_TI_MAXのサイズに設定され、読み取りプロセスは次の数式で達成される。
TIグループの数は3に設定される。時間インターリーバのオプションは、DP_TI_TYPE=‘0’、DP_FRAME_INTERVAL=‘1’、DP_TI_LENGTH=‘1’、すなわち、NTI=1、IJUMP=1、PI=1によってPLS2―STATデータでシグナルされる。TIグループ当たりにそれぞれがNcells=30を有するXFECBLOCKの数は、それぞれNxBLOCK_TI(0,0)=3、NxBLOCK_TI(1,0)=6、NxBLOCK_TI(2,0)=5によってPLS2―DYNデータでシグナルされる。XFECBLOCKの最大数はNxBLOCK_Group_MAXによってPLS2―STATデータでシグナルされ、これは次を誘導する。「NxBLOCK_Group_MAX/NTI」=NxBLOCK_TI_MAX=6
図28は、本発明の実施例に係るツイスト行―列ブロックインターリーバの対角線方向読み取りパターンを示す。
特に、図28は、N’xBLOCK_TI_MAX=7及びSshift=(7−1)/2=3のパラメータを有するそれぞれのインターリービングアレイからの対角線方向読み取りパターンを示す。前記疑似コードと示した読み取りプロセスで、Vi≧NcellsNxBLOCK_TI(n,s)であれば、Viの値はスキップされ、Viの次の算出値が用いられる。
図29は、本発明の実施例に係るそれぞれのインターリービングアレイからのインターリーブされたXFECBLOCKを示す。
図29は、N’xBLOCK_TI_MAX=7及びSshift=3のパラメータを有するそれぞれのインターリービングアレイからインターリーブされたXFECBLOCKを示す。
図30は、本発明の一実施例に係るRoHC(Robust Header Compression)パケットと圧縮されていないIP(Internet Protocol)パケットの構造を示した図である。
本発明の一実施例に係るIPパケットL1010は、IPヘッダー、UDPヘッダー(User Datagram Protocol Header)、RTPヘッダー(Realtime Transport Protocol Header)及び/又はペイロードを含むことができる。
本発明の一実施例に係るIPヘッダー、UDPヘッダー及びRTPヘッダーの全長は略40バイトであり得る。
本発明の一実施例に係るRoHCパケットL1020は、RoHCヘッダー及び/又はペイロードを含むことができる。
本発明の一実施例に係るRoHCヘッダーは、IPパケットのヘッダーを圧縮したものであって、RoHCヘッダーの長さは略1バイトであり得る。
本発明の一実施例によれば、RoHCは、全体のヘッダーを一つのコンテキストIDで表示することができる。RoHCは、伝送初期には全体のヘッダーを伝送してから、伝送が進められる間にコンテキストID及び主要情報のみを残し、変わらない部分は省略する方式で圧縮を進めることができる。
本発明の一実施例によれば、IPストリーミング時には、IPバージョン、IPソースアドレス、IP目的地アドレス(destination address)、IPフラグメントフラグ(fragment flag)、UDPソースポート、UDP目的地ポート(destination port)などは、ストリーミングが行われる間にほとんど変わらない場合がある。上述した各フィールドのように、ストリーミングが行われる間にほとんど変わらないフィールドを静的フィールド(static field)と命名することができる。本発明の一実施例に係るRoHCは、このような静的フィールドを1回伝送した後、しばらく追加的に伝送しない場合がある。本発明の一実施例は、静的フィールドを1回伝送した後、しばらく追加的に伝送しないことをIR(Initialization Refresh)状態と命名することができ、各静的フィールドを伝送するパケットをIRパケットと命名することができる。さらに、本発明の一実施例によれば、随時に変動するが、一定の時間の間維持されるフィールドは動的フィールド(dynamic field)と命名することができ、本発明の一実施例は、上述した動的フィールドを別途に追加的に伝送することができる。本発明の一実施例によれば、動的フィールドを伝送するパケットは、IR―DYNパケットと命名することができる。本発明の一実施例によれば、IRパケット及びIR―DYNパケットは既存のヘッダーの全ての情報を収容しているので、既存のヘッダーに類似するサイズを有することができる。
本発明の一実施例によれば、伝送されるIP(Internet Protocol)パケットデータのオーバーヘッドを減少させるためにIPパケットのヘッダー部分を圧縮する方法を使用することができる。本発明の一実施例によれば、IPパケットヘッダー圧縮技法のうちRoHC技法を使用することができ、RoHC技法は、無線区間での信頼性を確保することができる。RoHC技法は、DVB―NGH(Digital Video Broadcasting ― Next Generation Handheld)などの放送システム及びLTE(Long Term Evolution)などの移動通信システムで使用することができる。RoHC技法は、IPパケットのヘッダーを圧縮して伝送する技法であるが、UDP及び/又はRTPパケットに対しても使用することができる。
本発明の一実施例によれば、RoHCは、全体のヘッダーを一つのコンテキストIDとして表示することができる。RoHCは、伝送初期に全体のヘッダーを伝送してから、伝送が進められる間にコンテキストID及び主要情報のみを残し、変わらない部分は省略する方式で圧縮を進めることができる。上述したRoHC方式を放送システムに適用する場合、放送受信機はいずれの時点からIPストリームを受信すべきであるかを知ることができなく、全体のヘッダー情報を知っていない一般受信機は、該当のIPパケットを認識することができない。本発明の一実施例は、放送システムに使用されるシグナリングを用いて上述した問題を解決することができる。
本発明の一実施例は、次世代デジタル放送システムで効率的なIPパケットの伝送を支援するためにIPヘッダー圧縮方法を提供することができる。
本発明の他の一実施例によれば、RoHC技法をFLUTE基盤のプロトコルのパケットに適用することができる。本発明の一実施例に係るFLUTE/ALC/LCTパケットにRoHC技法を適用するためには、パケットヘッダーを静的フィールド、動的フィールド及び推論可能なフィールド(inferable field)に分類しなければならない。本発明の一実施例に係るFLUTE/ALC/LCTパケットにおいて、静的フィールドは、LCTバージョン番号(V)、混雑制御フラグ (C)、伝送セッション識別子フラグ (S)、ハーフワードフラグ(H)、混雑制御情報(CCI)、伝送セッション識別(TSI)及び/又は予想残余伝送時間(ERT)を含むことができる。LCTバージョン番号(V)は、4ビットフィールドとしてLCTプロトコルのバージョン番号を示すことができ、このフィールドは1に固定することができる。混雑制御フラグ(C)は、2ビットフィールドとして混雑制御サイズを示し、値によって32、64、96、128ビットのサイズを有することができる。伝送セッション識別子フラグ(S)は、1ビットフィールドとして、TSIのサイズを示すことができる変数であって、32*S+16*Hのサイズを有することができる。ハーフワードフラグ(H)は、1ビットフィールドとして、TSIとTOIのサイズを示すことができる共通した変数を示すことができる。混雑制御情報(CCI)は、32、64、96又は128ビットのサイズを有することができ、受信者が伝送されるセッション内のパケットの混雑制御をするのに使用される値であって、層の個数、論理チャネルの個数、シーケンス番号を含み、送信者と受信者との間の経路の利用可能な帯域幅の処理量を参照するのに使用することができる。伝送セッション識別(TSI)は、16、32又は48ビットのサイズを有することができ、特定の送信者からセッションを区分するための識別子を示すことができる。予想残余伝送時間(ERT)は、0又は32ビットフィールドであって、受信が有効な時間を示すことができる。本発明の一実施例に係るFLUTE/ALC/LCTパケットにおいて、動的フィールドは、伝送オブジェクト識別子フラグ(O)、クローズセッションフラグ(A)、クローズオブジェクトフラグ(B)、LCTヘッダー長(HDR_LEN)、コードポイント(CP)、伝送者現在時間(SCT)及び/又はソースブロック番号(SBN)を含むことができる。伝送オブジェクト識別子フラグ(O)は、2ビットフィールドとして、TOIのサイズを示すことができる変数であって、32*O+16*Hのサイズを有することができる。クローズセッションフラグ(A)は、1ビットフィールドであって、一般に0に設定し、セッションパケット伝送の終了時に1に設定することができる。クローズオブジェクトフラグ(B)は、1ビットフィールドであって、一般に0に設定し、データ(オブジェクト)パケット伝送の終了時に1に設定することができる。LCTヘッダー長(HDR_LEN)は、8ビットフィールドであって、LCTのヘッダーを32ビットとして表現することができる。コードポイント(CP)は、8ビットフィールドであって、データタイプを示すことができる。伝送者現在時間(SCT)は、0又は32ビットフィールドであって、送信側で受信機にデータを伝送した時間を示すことができる。ソースブロック番号(SBN)は、32ビットフィールドであって、生成されたペイロード内のエンコーディングシンボルのソースブロックを識別することができる。本発明の一実施例に係るFLUTE/ALC/LCTパケットにおいて、推論可能なフィールドは、伝送オブジェクト識別(TOI)、FECペイロードID、エンコーディングシンボルID(ESI)及び/又はエンコーディングシンボルを含むことができる。伝送オブジェクト識別(TOI)は、16、32、48、64、80、96又は112ビットを有するフィールドであって、受信者からデータ(オブジェクト)を区分するための識別子を示すことができる。FECペイロードIDの長さとフォーマットはFECエンコーディングIDによって設定され、このフィールドはFECビルディングブロック内に含ませることができる。エンコーディングシンボルID(ESI)は、32ビットフィールドであって、ペイロード内のソースブロックから生成された特別なエンコーディングシンボルを識別することができる。エンコーディングシンボルは、受信機がデータを再形成するための分割されたデータであって、分割されたサイズによって可変的なサイズを有することができる。
図31は、本発明の一実施例に係るRoHCパケットストリームのコンセプトを示した図である。
この図面に示したように、IRパケットに含まれて伝送される静的フィールド及びIR―DYNパケットに含まれて伝送される動的フィールドは、必要時のみに伝送することができ、その他のパケットは、略1バイト〜2バイトの情報でのみ構成されたヘッダー圧縮されたパケットの形態で伝送することができる。
本発明の一実施例によれば、上述したRoHCパケットストリームコンセプトを通じてパケット当たり30バイト以上のヘッダー長を減少させることができる。ヘッダー圧縮されたパケットは、圧縮されたヘッダーの形態によってタイプ0、タイプ1及びタイプ2に分類することができる。本発明の一実施例に係るRoHCパケットの使用に対する内容は、既存の標準文書に従うことができる。
図32は、本発明の一実施例に係るRoHCパケットストリームの伝送過程中にコンテキスト情報が伝播される過程を示した図である。
この図面に示したように、フルコンテキスト情報(full context info)はIRパケットに含ませることができ、アップデートされたコンテキスト情報(updated context info)はIR―DYNパケットに含ませることができる。また、IRパケット及びIR―DYNパケットを除いたヘッダー圧縮されたパケットはコンテキスト情報(context info)を含まない場合がある。
本発明の一実施例によれば、フィードバックチャネルがない単方向伝送の場合、IR情報を有していない受信機は、次のIRパケットを受信し、フルコンテキストを構成できるまでRoHCストリームをデコードすることができない。すなわち、この図面において、ターンオン(Turn On)で表示された部分から受信機がRoHCストリームを受信する場合、受信機は、次のIRパケットを受信するまでRoHCストリームをデコードすることができない。本発明の一実施例は、上述した問題を解決するためにIR情報を別途のシグナリングチャネルを介して伝送することができる。
本発明の一実施例によれば、伝送されるRoHCパケットが正常にデコードされるためには、RoHC構成情報、初期パラメータ及び/又はIRパケット情報(フルコンテキスト情報)が必要である場合がある。
本発明の一実施例によれば、IP伝送のオーバーヘッドを減少させ、効率的な伝送を具現するために、IPヘッダー圧縮方法でヘッダー圧縮されたパケットはインバンドで伝送し、変わらないヘッダー情報を収容している静的チェーンを含むIRパケット及びコンテキストアップデートのための動的チェーンはアウトオブバンドで伝送することができる。このとき、受信機で受信された各パケットは、伝送前の順序とおりに復旧することができる。
図33は、本発明の一実施例に係るIPヘッダー圧縮方式が適用されたIPストリームの送受信システムを示した図である。
本発明の一実施例によれば、それぞれのIPストリームが別個のDP(Data Pipe)に入っていくように構成することができる。このとき、ヘッダー圧縮と関連する情報(Header Compression Info)は、L2シグナリング伝送過程を通じて受信機に伝送することができ、ヘッダー圧縮と関連する情報は、受信機で受信したIPヘッダー圧縮方式が適用されたIPストリームを再び元のIPストリームに復旧するために使用することができる。ヘッダー圧縮と関連する情報は、カプセル化してDPに伝送することができる。このとき、ヘッダー圧縮と関連する情報は、物理層の構造によって正常のDPに伝送したり、シグナリング伝送のためのDP(Base DP)に伝送することができる。さらに、ヘッダー圧縮と関連する情報は、物理層で支援する場合、別途のシグナリングチャネルを介して伝送することができる。
本発明の一実施例によれば、IP―DPマッピング情報(IP―DP mapping info)は、L2シグナリング伝送過程を通じて受信機に伝送することができ、IP―DPマッピング情報は、受信機で受信したDPからIPストリームを復旧するために使用することができる。IP―DPマッピング情報は、カプセル化してDPに伝送することができる。このとき、IP―DPマッピング情報は、物理層の構造によって正常のDPに伝送したり、シグナリング伝送のためのDP(Base DP)に伝送することができる。さらに、IP―DPマッピング情報は、物理層で支援する場合、別途のシグナリングチャネルを介して伝送することができる。
この図面に示したように、送信側で多重化されたIPストリーム(Muxed IP Stream)は、IPフィルタL4010によって一つ以上のIPストリームに分けることができる。それぞれのIPストリームは、IPヘッダー圧縮方案L4020によって圧縮することができ、カプセル化過程L4030を経てそれぞれのDPに伝送することができる。このとき、L2シグナリング生成器L4040は、ヘッダー圧縮と関連する情報及び/又はIP―DPマッピング情報を含むシグナリング情報を生成することができ、生成されたシグナリング情報は、カプセル化された過程を経てベースDPを介して受信側に伝送したり、シグナリングフォーマッティング過程L4050を経てシグナリングチャネルL4060を介して受信側に伝送することができる。
この図面に示したように、受信側で受信された各DPは、シグナリングパーサL4070によってパースされたIP―DPマッピング情報によってそれぞれのIPストリームに復旧することができる。デカプセル化過程L4080を経たIPストリームは、L2シグナリングパーサL4090によってパースされたヘッダー圧縮と関連する情報によってIPヘッダー圧縮方案が適用される前のIPストリームに復旧することができる。
図34は、本発明の一実施例に係る送受信機におけるIPオーバーヘッド削減過程を示した図である。
本発明の一実施例によれば、IPストリームがオーバーヘッド削減過程に進入すると、RoHCコンプレッサL5010は、該当のストリームに対するヘッダー圧縮を行うことができる。本発明の一実施例は、ヘッダー圧縮アルゴリズムとしてRoHC方法を使用することができる。パケットストリーム構成過程L5020でRoHC過程を経たパケットストリームは、RoHCパケットの形態によって再構成することができ、再構成されたRoHCパケットストリームは、カプセル化層L5040に伝達することができ、続いて、物理層を介して受信機に伝送することができる。パケットストリームを再構成する過程で生じたRoHCコンテキスト情報及び/又はシグナリング情報は、シグナリング生成器L5030を通じて伝送が可能な形態に作られ、伝送形態によってカプセル化層又はシグナリングモジュールL5050に伝達することができる。
本発明の一実施例によれば、受信機は、サービスデータに対するストリーム、及びシグナリングチャネル又は別途のDPで伝達されるシグナリングデータを受信することができる。シグナリングパーサL5060は、シグナリングデータを受信し、RoHCコンテキスト情報及び/又はシグナリング情報をパースし、パースされた情報をパケットストリーム復元過程L5070で伝達することができる。パケットストリーム復元過程L5070では、受信機は、シグナリングデータに含まれたRoHCコンテキスト情報及び/又はシグナリング情報を用いて送信側で再構成されたパケットストリームを、RoHCデコンプレッサL5080が圧縮を解除できる形態に復旧することができる。RoHCデコンプレッサL5080は、復旧されたRoHCパケットストリームをIPストリームに変換することができ、変換されたIPストリームはIP層を介して上位層に伝達することができる。
図35は、本発明の一実施例に係るRoHCパケットを再構成し、新しいパケットストリームを構成する過程を示した図である。
本発明は、3つの構成モードを含むことができる。
本発明の一実施例である第1構成モード(Configuration Mode#1)L6010によれば、第1構成モードは、IRパケットから静的チェーン及び動的チェーンを抽出することができ、該当パケットの残りの部分を、一般的なヘッダー圧縮されたパケットに変換することができる。第1構成モードは、IR―DYNパケットから動的チェーンを抽出することができ、該当パケットの残りの部分を、一般的なヘッダー圧縮されたパケットに変換することができる。第1構成モードは、一般的なヘッダー圧縮されたパケットをそのまま伝送することができる。
本発明の他の一実施例である第2構成モード(Configuration Mode#2)L6020によれば、第2構成モードは、IRパケットから静的チェーンのみを抽出することができ、該当パケットの残りの部分を、一般的なヘッダー圧縮されたパケットに変換することができる。第2構成モードは、IR―DYNパケットから動的チェーンを抽出することができ、該当パケットの残りの部分を、一般的なヘッダー圧縮されたパケットに変換することができる。第2構成モードは、一般的なヘッダー圧縮されたパケットをそのまま伝送することができる。
本発明の他の一実施例である第3構成モード(Configuration Mode#3)L6030によれば、第3構成モードは、IRパケットから静的チェーンを抽出することができ、該当パケットの残りの部分をIR―DYNパケットに変換することができる。第3構成モードは、IR―DYNパケットをそのまま伝送することができ、一般的なヘッダー圧縮されたパケットをそのまま伝送することができる。
図36は、本発明の一実施例に係るRoHCパケットを再構成し、新しいパケットストリームを構成する過程でIRパケットを一般的なヘッダー圧縮されたパケットに変換する過程を示した図である。
本発明の一実施例に係るIRパケットL7010は、パケットタイプ、コンテキストID、プロファイル、CRC、静的チェーン、動的チェーン及び/又はペイロードを含むことができる。パケットタイプは、当該IRパケットのタイプを示すことができる。例えば、この図面において、IRパケットのパケットタイプは1111110Dを示すことができ、最後のDは、該当パケットに動的チェーンが含まれているか否かを示すことができる。コンテキストIDは8ビットを使用することができ、より多くのビットを使用することができる。コンテキストIDは、該当パケットが伝送されるチャネルを識別することができる。コンテキストIDは、CID(context identifier)と命名することができ、送信側(コンプレッサ)で最初は無圧縮状態のフルヘッダーを有するパケットに特定CIDを追加して送り、次回のパケットからは同一のCIDとして静的、動的又は推論可能な性質を有するヘッダーフィールドを省略して送ると、受信側(デコンプレッサ)ではCIDに基づいて最初に保存されたヘッダーフィールド情報を参考にして2番目のパケット以後に受信された圧縮ヘッダーに省略された各フィールドを追加する方式で全体のRTPヘッダーを復元することができる。プロファイルは、パケットタイプが識別するIRパケットのプロファイルを示すことができる。CRCは、誤りチェックのためのCRCコードを示すことができる。静的チェーンは、ストリーミングが行われる間にほとんど変わらない情報を示すことができる。例えば、IPストリーミング時には、IPバージョン、IPソースアドレス、IP目的地アドレス、IPフラグメントフラグ、UDPソースポート、UDP目的地ポートなどを静的チェーンに含ませることができる。動的チェーンは、随時に変動するが、一定時間の間に維持される情報を示すことができる。ペイロードは、伝送しようとするデータを含むことができる。
本発明の一実施例に係る一般的なヘッダー圧縮されたパケットL7020は、TS(Time Stamp)、SN(Sequence Number)、CRC及び/又はペイロードを含むことができる。本発明の一実施例に係る一般的なヘッダー圧縮されたパケットは、パケットタイプ1に該当するUO―1パケットに該当し得る。TS(Time Stamp)は、時間同期化のためのタイムスタンプ情報を示すことができる。SN(Sequence Number)は、各パケットの順序を示す情報を示すことができる。CRCは、誤りチェックのためのCRCコードを示すことができる。ペイロードは、伝送しようとするデータを含むことができる。
本発明の一実施例によれば、IRパケットL7010から静的チェーン及び動的チェーンを抽出することができ、抽出された静的チェーン及び動的チェーンはアウトバンドL7030を介して伝送することができる。一般的なヘッダー圧縮されたパケットL7020に含まれたTS(Time Stamp)及びSN(Sequence Number)は、IRパケットL7010に含まれた動的チェーンの情報を用いて再エンコードすることができ、一般的なヘッダー圧縮されたパケットL7020に含まれたCRCは、IRパケットL7010に含まれたCRCと別個に再び計算することができる。
図37は、本発明の一実施例に係るRoHCパケットを再構成し、新しいパケットストリームを構成する過程でIR―DYNパケットを、一般的なヘッダー圧縮されたパケットに変換する過程を示した図である。
本発明の一実施例に係るIR―DYNパケットL8010は、パケットタイプ、コンテキストID、プロファイル、CRC、動的チェーン及び/又はペイロードを含むことができる。パケットタイプは、当該IR―DYNパケットのタイプを示すことができる。例えば、この図面において、IR―DYNパケットのパケットタイプは11111000を示すことができる。コンテキストIDは、8ビットを使用することができ、より多くのビットを使用することができる。コンテキストIDは、該当IR―DYNパケットが伝送されるチャネルを識別することができる。プロファイルは、パケットタイプが識別するIR―DYNパケットのプロファイルを示すことができる。CRCは、誤りチェックのためのCRCコードを示すことができる。動的チェーンは、随時に変動するが、一定時間の間に維持される情報を示すことができる。ペイロードは、伝送しようとするデータを含むことができる。
本発明の一実施例に係る一般的なヘッダー圧縮されたパケットL8020は、TS(Time Stamp)、SN(Sequence Number)、CRC及び/又はペイロードを含むことができ、これに対しては既に説明した。
本発明の一実施例によれば、IR―DYNパケットL8010から動的チェーンを抽出することができ、抽出された動的チェーンはアウトオブバンドL8030を介して伝送することができる。一般的なヘッダー圧縮されたパケットL8020に含まれたTS(Time Stamp)及びSN(Sequence Number)は、IR―DYNパケットL8010に含まれた動的チェーンの情報を用いて再エンコードすることができ、一般的なヘッダー圧縮されたパケットL8020に含まれたCRCは、IR―DYNパケットL8010に含まれたCRCと別個に再び計算することができる。
図38は、本発明の一実施例に係るRoHCパケットを再構成し、新しいパケットストリームを構成する過程でIRパケットをIR―DYNパケットに変換する過程を示した図である。
本発明の一実施例に係るIRパケットL9010及びIR―DYNパケットL9020に対しては既に説明した。
本発明の一実施例によれば、IRパケットL9010のパケットタイプは、IR―DYNパケットL9020に該当するパケットタイプ値に変更することができる。IRパケットL9010から静的チェーンを抽出することができ、抽出された静的チェーンはアウトオブバンドL9030を介して伝送することができる。IRパケットL9010に含まれたフィールドのうちパケットタイプ及び静的チェーンを除いた残りのフィールドは、IR―DYNパケットL9020で同一に使用することができる。
本発明の一実施例によれば、RoHCパケットを再構成し、新しいパケットストリームを構成する過程で使用されるフィールドと関連したエンコーディング及び計算方法は、関連標準に含まれた内容に従うことができ、その他の方法を適用することができる。
図39は、本発明の一実施例に係る第1構成モード(Configuration Mode#1)に対するRoHCパケットストリームの構成及び復元過程を示した図である。
本発明の一実施例に係る送信機におけるRoHCパケットストリームの構成過程は、次の通りである。
本発明の一実施例に係る送信機は、RoHCヘッダー情報に基づいてRoHCパケットストリームL10010からIRパケット及びIR―DYNパケットを検出することができる。次に、送信機は、IR及びIR―DYNパケットに含まれたシーケンス番号を用いて一般的なヘッダー圧縮されたパケットを生成することができる。上述した一般的なヘッダー圧縮されたパケットが如何なるタイプであっても、一般的なヘッダー圧縮されたパケットはSN(Sequence Number)情報を含むので、任意に生成することができる。ここで、SNは、基本的にRTPに存在する情報に該当し、UDPの場合は、送信機で任意にSNを生成して使用することができる。次に、送信機は、該当するIR又はIR―DYNパケットを、生成された一般的なヘッダー圧縮されたパケットに取り替えることができ、送信機は、IRパケットから静的チェーン及び動的チェーンを抽出することができ、IR―DYNパケットから動的チェーンを抽出することができる。抽出された静的チェーン及び動的チェーンはアウトオブバンドL10030を介して伝送することができる。送信機は、全てのRoHCパケットストリームに対して上述した過程と同一の過程によってIR及びIR―DYNヘッダーを一般的なヘッダー圧縮されたパケットのヘッダーに取り替えることができ、静的チェーン及び/又は動的チェーンを抽出することができる。再構成されたパケットストリームL10020は、データパイプを介して伝送することができ、抽出された静的チェーン及び動的チェーンはアウトオブバンドL10030を介して伝送することができる。
本発明の一実施例に係る受信機においてRoHCパケットストリームを復元する過程は、次の通りである。
本発明の一実施例に係る受信機は、シグナリング情報を用いて受信しようとするストリームのデータパイプを選択することができる。次に、受信機は、データパイプで伝送される受信しようとするパケットストリーム(Received Packet Stream)L10040を受信することができ、受信しようとするパケットストリームに該当する静的チェーン及び動的チェーンを検出することができる。ここで、静的チェーン及び/又は動的チェーンはアウトオブバンドを介して受信することができる(Out of Band Reception)L10050。次に、受信機は、抽出された静的チェーン及び動的チェーンのSNを用いてデータパイプを介して伝送されるパケットストリームのうち、上述した静的チェーン又は動的チェーンのSNと同じSNを有する一般的なヘッダー圧縮されたパケットを検出することができる。次に、受信機は、検出された一般的なヘッダー圧縮されたパケットを静的チェーン及び/又は動的チェーンと結合することによってIR及び/又はIR―DYNパケットを構成することができ、構成されたIR及び/又はIR―DYNパケットはRoHCデコンプレッサに伝送することができる。また、受信機は、IRパケット、IR―DYNパケット及び/又は一般的なヘッダー圧縮されたパケットを含むRoHCパケットストリームL10060を構成することができ、構成されたRoHCパケットストリームはRoHCデコンプレッサに伝送することができる。本発明の一実施例に係る受信機は、RoHCパケットストリームを復元するために静的チェーン、動的チェーン、IRパケット及びIR―DYNパケットのSN及び/又はコンテキストIDを用いることができる。
図40は、本発明の一実施例に係る第2構成モード(Configuration Mode#2)に対するRoHCパケットストリームの構成及び復元過程を示した図である。
本発明の一実施例に係る送信機におけるRoHCパケットストリームの構成過程は、次の通りである。
本発明の一実施例に係る送信機は、RoHCヘッダー情報に基づいてRoHCパケットストリームL11010からIRパケット及びIR―DYNパケットを検出することができる。次に、送信機は、IR及びIR―DYNパケットに含まれたシーケンス番号を用いて一般的なヘッダー圧縮されたパケットを生成することができる。上述した一般的なヘッダー圧縮されたパケットが如何なるタイプであっても、一般的なヘッダー圧縮されたパケットはSN(Sequence Number)情報を含むので、任意に生成することができる。ここで、SNは、基本的にRTPに存在する情報に該当し、UDPの場合は、送信機で任意にSNを生成して使用することができる。次に、送信機は、該当するIR又はIR―DYNパケットを、生成された一般的なヘッダー圧縮されたパケットに取り替えることができ、送信機は、IRパケットから静的チェーンを抽出することができ、IR―DYNパケットから動的チェーンを抽出することができる。抽出された静的チェーン及び動的チェーンはアウトオブバンドL11030を介して伝送することができる。送信機は、全てのRoHCパケットストリームに対して上述した過程と同一の過程によってIR及びIR―DYNヘッダーを一般的なヘッダー圧縮されたパケットのヘッダーに取り替えることができ、静的チェーン及び/又は動的チェーンを抽出することができる。再構成されたパケットストリームL11020はデータパイプを介して伝送することができ、抽出された静的チェーン及び動的チェーンはアウトオブバンドL11030を介して伝送することができる。
本発明の一実施例に係る受信機でRoHCパケットストリームを復元する過程は、次の通りである。
本発明の一実施例に係る受信機は、シグナリング情報を用いて受信しようとするストリームのデータパイプを選択することができる。次に、受信機は、データパイプで伝送される受信しようとするパケットストリーム(Received Packet Stream)L11040を受信することができ、受信しようとするパケットストリームに該当する静的チェーン及び動的チェーンを検出することができる。ここで、静的チェーン及び/又は動的チェーンはアウトオブバンドを介して受信することができる(Out of Band Reception)L11050。次に、受信機は、抽出された静的チェーン及び動的チェーンのSNを用いてデータパイプを介して伝送されるパケットストリームのうち上述した静的チェーン又は動的チェーンのSNと同一のSNを有する一般的なヘッダー圧縮されたパケットを検出することができる。次に、受信機は、検出された一般的なヘッダー圧縮されたパケットを静的チェーン及び/又は動的チェーンと結合することによってIR及び/又はIR―DYNパケットを構成することができ、構成されたIR及び/又はIR―DYNパケットはRoHCデコンプレッサに伝送することができる。また、受信機は、IRパケット、IR―DYNパケット及び/又は一般的なヘッダー圧縮されたパケットを含むRoHCパケットストリームL11060を構成することができ、構成されたRoHCパケットストリームはRoHCデコンプレッサに伝送することができる。本発明の一実施例に係る受信機は、RoHCパケットストリームを復元するために静的チェーン、動的チェーン、IRパケット及びIR―DYNパケットのSN及び/又はコンテキストIDを用いることができる。
図41は、本発明の一実施例に係る第3構成モード(Configuration Mode#3)に対するRoHCパケットストリームの構成及び復元過程を示した図である。
本発明の一実施例に係る送信機におけるRoHCパケットストリームの構成過程は、次の通りである。
本発明の一実施例に係る送信機は、RoHCヘッダー情報に基づいてRoHCパケットストリームL12010からIRパケットを検出することができる。次に、送信機は、IRパケットから静的チェーンを抽出することができ、IRパケットの構成のうち抽出された静的チェーンを除いた残りの部分を用いてIRパケットをIR―DYNパケットに変換することができる。送信機は、全てのRoHCパケットストリームに対して上述した過程と同一の過程によってIRパケットのヘッダーをIR―DYNパケットのヘッダーに取り替えることができ、静的チェーンを抽出することができる。再構成されたパケットストリームL12020は、データパイプを介して伝送することができ、抽出された静的チェーンはアウトオブバンドL12030を介して伝送することができる。
本発明の一実施例に係る受信機においてRoHCパケットストリームを復元する過程は、次の通りである。
本発明の一実施例に係る受信機は、シグナリング情報を用いて受信しようとするストリームのデータパイプを選択することができる。次に、受信機は、データパイプで伝送される受信しようとするパケットストリーム(Received Packet Stream)L12040を受信することができ、受信しようとするパケットストリームに該当する静的チェーンを検出することができる。ここで、静的チェーンは、アウトオブバンドを介して受信することができる(Out of Band Reception)L12050。次に、受信機は、データパイプを介して伝送されるパケットストリームのうちIR―DYNパケットを検出することができる。次に、受信機は、検出されたIR―DYNパケットを静的チェーンと結合することによってIRパケットを構成することができ、構成されたIRパケットはRoHCデコンプレッサに伝送することができる。また、受信機は、IRパケット、IR―DYNパケット及び/又は一般的なヘッダー圧縮されたパケットを含むRoHCパケットストリームL12060を構成することができ、構成されたRoHCパケットストリームはRoHCデコンプレッサに伝送することができる。本発明の一実施例に係る受信機は、RoHCパケットストリームを復元するために静的チェーン及びIR―DYNパケットのSN及び/又はコンテキストIDを用いることができる。
図42は、本発明の一実施例に係るアウトオブバンドで伝達できる情報の組合せを示した図である。
本発明の一実施例によれば、RoHCパケットストリームの構成過程で抽出された静的チェーン及び/又は動的チェーンをアウトオブバンドで伝達する方法としては、大きく分けて、シグナリングを介して伝達する方法、及びシステムデコーディングに必要なパラメータが伝達されるデータパイプを介して伝達する方法が存在し得る。本発明の一実施例によれば、上述したシステムデコーディングに必要なパラメータが伝達されるデータパイプは、ベースDP(Data Pipe)と命名することができる。
この図面に示したように、静的チェーン及び/又は動的チェーンは、シグナリング又はベースDPを介して伝達することができる。本発明の一実施例によれば、第1伝送モード(Transport Mode#1)〜第3伝送モード(Transport Mode#3)は、第1構成モード(Configuration Mode#1)又は第2構成モード(Configuration Mode#2)に使用することができ、第4伝送モード(Transport Mode#4)〜第5伝送モード(Transport Mode#5)は第3構成モード(Configuration Mode#3)に使用することができる。
本発明の一実施例によれば、それぞれの構成モード及び伝送モードは、別途のシグナリングを介してシステムの状況に合わせてスイッチして使用することができ、システム設計過程によって一つの構成モード及び一つの伝送モードのみを固定して使用することができる。
この図面に示したように、第1伝送モード(Transport Mode#1)で、静的チェーンはシグナリングを介して伝送することができ、動的チェーンはシグナリングを介して伝送することができ、一般的なヘッダー圧縮されたパケットは正常の(Normal)データパイプを介して伝送することができる。
この図面に示したように、第2伝送モード(Transport Mode#2)で、静的チェーンはシグナリングを通じて伝送することができ、動的チェーンはベースデータパイプを介して伝送することができ、一般的なヘッダー圧縮されたパケットは正常のデータパイプを介して伝送することができる。
この図面に示したように、第3伝送モード(Transport Mode#3)で、静的チェーンはベースデータパイプを介して伝送することができ、動的チェーンはベースデータパイプを介して伝送することができ、一般的なヘッダー圧縮されたパケットは正常のデータパイプを介して伝送することができる。
この図面に示したように、第4伝送モード(Transport Mode#4)で、静的チェーンはシグナリングを介して伝送することができ、動的チェーンは正常のデータパイプを介して伝送することができ、一般的なヘッダー圧縮されたパケットは正常のデータパイプを介して伝送することができる。このとき、動的チェーンはIR―DYNパケットによって伝送することができる。
この図面に示したように、第5伝送モード(Transport Mode#5)で、静的チェーンはベースデータパイプを介して伝送することができ、動的チェーンは正常のデータパイプを介して伝送することができ、一般的なヘッダー圧縮されたパケットは、正常のデータパイプを介して伝送することができる。このとき、動的チェーンはIR―DYNパケットによって伝送するされることができる。
図43は、本発明の一実施例に係る静的チェーンを含むディスクリプタの構成を示した図である。
本発明の一実施例によれば、静的チェーンをシグナリングで伝送するために、シグナリングで伝送できる伝送フォーマットが必要であり、ディスクリプタの形態がこれに該当し得る。
本発明の一実施例に係る静的チェーンを含むディスクリプタは、descriptor_tagフィールド、descriptor_lengthフィールド、context_idフィールド、context_profileフィールド、static_chain_lengthフィールド及び/又はstatic_chain()フィールドを含むことができる。
descriptor_tagフィールドは、このディスクリプタが静的チェーンを含むディスクリプタであることを示すことができる。
descriptor_lengthフィールドは、このディスクリプタの長さを示すことができる。
context_idフィールドは、該当するRoHCパケットストリームに対するコンテキストIDを示すことができる。コンテキストIDの長さは、システム初期構成過程で決定することができる。このフィールドは、コンテキスト識別子情報と命名することができ、静的フィールド又は動的フィールドによる該当RoHCパケットストリームを識別することができる。
context_profileフィールドは、該当するRoHCパケットストリームの圧縮プロトコル情報を示すことができる。すなわち、該当RoHCパケットストリームに含まれたRoHCパケットのヘッダーがいずれのプロトコルまで圧縮されたのかを示すことができる。
static_chain_lengthフィールドは、後に来る静的チェーン()の長さをバイト単位で示すことができる。ここで、このディスクリプタが一つの静的チェーンのみを含む場合、このフィールドは上述したdescriptor_lengthフィールドに取り替えることができる。
static_chain()フィールドは、静的チェーンに対する情報を含むことができる。
図44は、本発明の一実施例に係る動的チェーンを含むディスクリプタの構成を示した図である。
本発明の一実施例によれば、動的チェーンをシグナリングで伝送するために、シグナリングで伝送できる伝送フォーマットが必要であり、ディスクリプタの形態がこれに該当し得る。
本発明の一実施例に係る動的チェーンを含むディスクリプタは、descriptor_tagフィールド、descriptor_lengthフィールド、context_idフィールド、context_profileフィールド、dynamic_chain_lengthフィールド及び/又はdynamic_chain()フィールドを含むことができる。
descriptor_tagフィールドは、このディスクリプタが動的チェーンを含むディスクリプタであることを示すことができる。
descriptor_lengthフィールドは、このディスクリプタの長さを示すことができる。
context_idフィールドは、該当するRoHCパケットストリームに対するコンテキストIDを示すことができる。コンテキストIDの長さはシステム初期構成過程で決定することができる。
context_profileフィールドは、該当するRoHCパケットストリームの圧縮プロトコル情報を示すことができる。
dynamic_chain_lengthフィールドは、後に来る動的チェーン()の長さをバイト単位で示すことができる。ここで、このディスクリプタが一つの動的チェーンのみを含む場合、このフィールドは上述したdescriptor_lengthフィールドに取り替えることができる。
dynamic_chain()フィールドは、動的チェーンに対する情報を含むことができる。
図45は、本発明の一実施例に係る静的チェーンを含むパケットフォーマット及び動的チェーンを含むパケットフォーマットの構成を示した図である。
本発明の一実施例によれば、静的チェーン及び/又は動的チェーンをベースDPで伝送するために、パケットの形態で伝送できる伝送フォーマットが必要であり、この図面によるパケットフォーマットの形態がこれに該当し得る。
本発明の一実施例に係る静的チェーン及び/又は動的チェーンをパケットフォーマットで構成するために、該当の静的チェーン及び/又は動的チェーンに対する情報を知らせることができるヘッダーを追加することができる。追加されたヘッダーは、パケットタイプフィールド、静的/動的チェーンインジケータフィールド及び/又はペイロード長フィールドを含むことができる。本発明の一実施例に係るパケットが静的チェーン及び/又は動的チェーンを具体的に指示しにくい構造を有する場合、このパケットのペイロードに上述した静的チェーン又は動的チェーンを含むディスクリプタの情報をそのまま含ませることができる。
本発明の一実施例に係る静的チェーンを含むパケットフォーマットは、パケットタイプフィールド、静的チェーンインジケータフィールド、ペイロード長フィールド及び/又は静的チェーンバイトフィールドを含むことができる。
パケットタイプフィールドは、このパケットのタイプ情報を示すことができる。
静的チェーンインジケータフィールドは、ペイロードを構成する情報が静的チェーンであるのか、それとも動的チェーンであるのかを示すことができる。
ペイロード長フィールドは、静的チェーンを含むペイロードの長さを示すことができる。
静的チェーンバイトフィールドは、このパケットのペイロードに含まれる静的チェーン情報を示すことができる。
本発明の一実施例に係る動的チェーンを含むパケットフォーマットは、パケットタイプフィールド、動的チェーンインジケータフィールド、ペイロード長フィールド及び/又は動的チェーンバイトフィールドを含むことができる。
パケットタイプフィールドは、このパケットのタイプ情報を示すことができる。
動的チェーンインジケータフィールドは、ペイロードを構成する情報が静的チェーンであるのか、それとも動的チェーンであるのかを示すことができる。
ペイロード長フィールドは、動的チェーンを含むペイロードの長さを示すことができる。
動的チェーンバイトフィールドは、このパケットのペイロードに含まれる動的チェーン情報を示すことができる。
図46は、本発明の一実施例に係る放送信号送信方法を示した図である。
本発明の一実施例に係る放送信号送信方法は、次のような順序に従うことができる。まず、送信側は、IPパケットストリームに含まれたIPパケットのヘッダーを圧縮し、RoHCパケットストリームを生成することができる(SL17010)。次に、送信側は、生成されたRoHCパケットストリームに含まれたRoHCパケットの第1部分を抽出することができる(SL17020)。本発明の一実施例によれば、上述した第1部分はRoHCパケットの静的フィールド及び/又は動的フィールドを示すことができる。これに対しては、図35、図39、図40、図41に対する説明部分で詳細に説明した。次に、送信側は、RoHCパケットの第2部分を他のタイプのRoHCパケットに変換することができる(SL17030)。ここで、第2部分は、RoHCパケットから第1部分を抽出した後で残った部分を意味することができる。本発明の一実施例によれば、後述するが、RoHCパケットは3つのタイプに分けることができる。これに対しては後で詳細に説明し、上述した他のタイプのRoHCパケットは、3つのタイプのうち他のタイプのRoHCパケットを意味することができる。これに対しては、図36、図37、図38に対する説明部分で詳細に説明した。次に、送信側は、変換された他のタイプのRoHCパケットを含む新しいパケットストリームを再構成することができる(SL17040)。これに対しては、図39、図40、図41の説明部分で詳細に説明した。次に、再構成されたパケットストリームを第1チャネルを介して伝送し、上述した第1部分を第2チャネルを介して伝送することができる(SL17050)。これに対しては、図42〜図45の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、上述したRoHCパケットは、ストリーミングが行われる間にパケットが変わることによって毎回変わる第1ヘッダー情報及びペイロードを含む第1パケット、パケットが変わることによって一定の間隔を置いて変わる第2ヘッダー情報、前記第1ヘッダー情報及びペイロードを含む第2パケット、及びストリーミングが行われる間にパケットが変わっても変わらない第3ヘッダー情報、前記第1ヘッダー情報及びペイロードを含む第3パケットのうちいずれか一つに該当し得る。ここで、第1ヘッダー情報は、RoHCパケットの全体のヘッダーから静的フィールド及び動的フィールドを除いた残りの部分を意味することができる。よって、第1ヘッダー情報及びペイロードを含む第1パケットは、一般的なヘッダー圧縮されたパケットを示すことができる。ここで、第2ヘッダー情報は、動的フィールドを意味することができる。よって、第2ヘッダー情報、第1ヘッダー情報及びペイロードを含む第2パケットはIR―DYNパケットを示すことができる。ここで、第3ヘッダー情報は、静的フィールドを意味することができる。よって、第3ヘッダー情報、第1ヘッダー情報及びペイロードを含む第3パケットはIRパケットを示すことができる。本発明の一実施例によれば、IRパケットは、動的フィールドを含んでもよく、動的フィールドを含まなくてもよい。本発明の一実施例によれば、静的フィールドは静的チェーンと命名することができ、動的フィールドは動的チェーンと命名することができる。これに対しては、図30〜図32の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、第3パケットは第2ヘッダー情報をさらに含み、上述した抽出ステップで、送信側は、生成されたRoHCパケットストリームに含まれた第3パケットから第2ヘッダー情報及び第3ヘッダー情報を抽出することができ、生成されたRoHCパケットストリームに含まれた第2パケットから第2ヘッダー情報を抽出することができる。また、上述した変換するステップで、送信側は、第3パケットから第2ヘッダー情報及び第3ヘッダー情報が抽出された後で残った部分を第1パケットに変換することができ、第2パケットから第2ヘッダー情報が抽出された後で残った部分を第1パケットに変換することができる。これに対しては、図36及び図39の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、第3パケットは第2ヘッダー情報をさらに含み、上述した抽出ステップで、送信側は、生成されたRoHCパケットストリームに含まれた第3パケットから第3ヘッダー情報を抽出することができる。また、上述した変換するステップで、送信側は、第3パケットから第3ヘッダー情報が抽出された後で残った部分を第2パケットに変換することができる。これに対しては、図38及び図41の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、上述した抽出ステップで、送信側は、生成されたRoHCパケットストリームに含まれた第3パケットから第3ヘッダー情報を抽出することができ、生成されたRoHCパケットストリームに含まれた第2パケットから第2ヘッダー情報を抽出することができる。また、上述した変換するステップで、送信側は、第3パケットから第3ヘッダー情報が抽出された後で残った部分を第1パケットに変換することができ、第2パケットから第2ヘッダー情報が抽出された後で残った部分を第1パケットに変換することができる。これに対しては、図37及び図40の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、上述した第2チャネルは、シグナリング情報を伝送するシグナリングチャネル、及びシステムデコーディングに必要な情報を伝達するシステムチャネルを含むことができ、本発明の一実施例に係る第2ヘッダー情報及び/又は第3ヘッダー情報は、シグナリングチャネル又はシステムチャネルを介して伝送することができる。本発明の一実施例によれば、上述したシグナリングチャネルは、アウトオブバンドチャネルであって、シグナリング情報が伝送されるチャネルを示すことができる。また、上述したシステムチャネルは、アウトオブバンドチャネルであって、ベースデータパイプを示すことができる。これに対しては、図42の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、上述した第2ヘッダー情報又は第3ヘッダー情報をシグナリングチャネルで伝送する場合、第2ヘッダー情報又は第3ヘッダー情報はサブエレメントに含ませて伝送することができる。ここで、本発明の一実施例に係るサブエレメントは、上述した第2ヘッダー情報又は第3ヘッダー情報による該当のRoHCパケットストリームを識別するコンテキスト識別子情報、及び前記第2ヘッダー情報又は第3ヘッダー情報による該当のRoHCパケットストリームに含まれたRoHCパケットのヘッダーがいずれのプロトコルまで圧縮されたのかを示すコンテキストプロファイル情報を含むことができる。ここで、本発明の一実施例に係るサブエレメントはディスクリプタを示すことができる。これに対しては、図43の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、上述した第2ヘッダー情報又は第3ヘッダー情報をシステムチャネルで伝送する場合、第2ヘッダー情報又は第3ヘッダー情報はパケットのペイロードに含ませて伝送することができる。ここで、本発明の一実施例に係るパケットは、上述したパケットのタイプ情報を示すパケットタイプ情報、ペイロードに含まれた情報が第2ヘッダー情報であるのか、それとも第3ヘッダー情報であるのかを示すインジケーター情報及び/又はペイロードの長さを示す長さ情報を含むことができる。これに対しては、図45の説明部分で詳細に説明した。
図47は、本発明の一実施例に係る放送信号受信方法を示した図である。
本発明の一実施例に係る放送信号受信方法は、次の順序に従うことができる。まず、受信側は、第1チャネルを介して再構成されたパケットストリームを受信することができる(SL18010)。ここで、本発明の一実施例に係る再構成されたパケットストリームは、RoHCパケットストリームに含まれたRoHCパケットの第1部分を抽出し、前記RoHCパケットの第2部分を他のタイプのRoHCパケットに変換し、前記変換された他のタイプのRoHCパケットを含む新しいパケットストリームを再構成した新しいパケットストリームを示すことができる。次に、受信側は、抽出された第1部分を第2チャネルを介して受信することができる。これに対しては、図35〜図41の説明部分で詳細に説明した(SL18020)。次に、受信側は、受信された第1部分を用いて受信された再構成されたパケットストリームを元のRoHCパケットストリームに復元することができる(SL18030)。これに対しては、図39〜図41の説明部分で詳細に説明した。次に、受信側は、復元されたRoHCパケットストリームに含まれたRoHCパケットのヘッダーの圧縮を解除し、IPパケットストリームを生成することができる(SL18040)。これに対しては、図34の説明部分で詳細に説明した。次に、生成されたIPパケットストリームを処理し、放送データを取得することができる(SL18050)。
本発明の他の一実施例によれば、上述したRoHCパケットは、ストリーミングが行われる間にパケットが変わることによって毎回変わる第1ヘッダー情報及びペイロードを含む第1パケット、パケットが変わることによって一定の間隔を置いて変わる第2ヘッダー情報、前記第1ヘッダー情報及びペイロードを含む第2パケット、及びストリーミングが行われる間にパケットが変わっても変わらない第3ヘッダー情報、前記第1ヘッダー情報及びペイロードを含む第3パケットのうちいずれか一つに該当し得る。ここで、第1ヘッダー情報は、RoHCパケットの全体のヘッダーから静的フィールド及び動的フィールドを除いた残りの部分を意味することができる。よって、第1ヘッダー情報及びペイロードを含む第1パケットは、一般的なヘッダー圧縮されたパケットを示すことができる。ここで、第2ヘッダー情報は、動的フィールドを意味することができる。よって、第2ヘッダー情報、第1ヘッダー情報及びペイロードを含む第2パケットはIR―DYNパケットを示すことができる。ここで、第3ヘッダー情報は、静的フィールドを意味することができる。よって、第3ヘッダー情報、第1ヘッダー情報及びペイロードを含む第3パケットはIRパケットを示すことができる。本発明の一実施例によれば、IRパケットは、動的フィールドを含んでもよく、動的フィールドを含まなくてもよい。本発明の一実施例によれば、静的フィールドは、静的チェーンと命名することができ、動的フィールドは動的チェーンと命名することができる。これに対しては、図30〜図32の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、第3パケットは第2ヘッダー情報をさらに含み、上述した復元ステップで、受信側は、上述した第1部分に含まれて受信された第2ヘッダー情報及び第3ヘッダー情報のシーケンス番号が同一である場合、受信された再構成されたパケットストリームに含まれた各パケットのうち、上述した第2ヘッダー情報及び第3ヘッダー情報のシーケンス番号と同一のシーケンス番号を有する第1パケットを検出することができ、検出された第1パケットに第2ヘッダー情報及び第3ヘッダー情報を結合することによって第3パケットを復元することができる。その一方、受信側は、上述した第1部分に含まれて受信された第2ヘッダー情報及び第3ヘッダー情報のシーケンス番号が異なる場合、受信された再構成されたパケットストリームに含まれた各パケットのうち、上述した第2ヘッダー情報と同一のシーケンス番号を有する第1パケットを検出することができ、検出された第1パケットに第2ヘッダー情報を結合することによって第2パケットを復元することができる。このような過程を通じて、受信側は、受信された再構成されたパケットストリームを元のRoHCパケットストリームに復元することができる。これに対しては、図36及び図39の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、第3パケットは第2ヘッダー情報をさらに含み、上述した復元ステップで、受信側は、受信された再構成されたパケットストリームに含まれた各パケットのうち、第1部分に含まれて受信された第3ヘッダー情報と同一のシーケンス番号を有する第2パケットを検出することができ、検出された第2パケットに受信された第2ヘッダー情報を結合することによって第3パケットを復元することができる。このような過程を通じて、受信側は、受信された再構成されたパケットストリームを元のRoHCパケットストリームに復元することができる。これに対しては、図38及び図41の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、上述した復元ステップで、受信側は、受信された再構成されたパケットストリームに含まれた各パケットのうち、第1部分に含まれて受信された第3ヘッダー情報のシーケンス番号と同一のシーケンス番号を有する第1パケットを検出することができ、検出された第1パケットに受信された第3ヘッダー情報を結合することによって第3パケットを復元することができる。また、受信側は、受信された再構成されたパケットストリームに含まれた各パケットのうち、第1部分に含まれて受信された第2ヘッダー情報と同一のシーケンス番号を有する第1パケットを検出し、検出された第1パケットに受信された第2ヘッダー情報を結合することによって第2パケットを復元することができる。このような過程を通じて、受信側は、受信された再構成されたパケットストリームを元のRoHCパケットストリームに復元することができる。これに対しては、図37及び図40の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、上述した第2チャネルは、シグナリング情報を伝送するシグナリングチャネル、及びシステムデコーディングに必要な情報を伝達するシステムチャネルを含むことができ、本発明の一実施例に係る第2ヘッダー情報及び/又は第3ヘッダー情報は、シグナリングチャネル又はシステムチャネルを介して伝送することができる。本発明の一実施例によれば、上述したシグナリングチャネルは、アウトオブバンドチャネルであって、シグナリング情報が伝送されるチャネルを示すことができる。また、上述したシステムチャネルは、アウトオブバンドチャネルであって、ベースデータパイプを示すことができる。これに対しては、図42の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、上述した第2ヘッダー情報又は第3ヘッダー情報をシグナリングチャネルで伝送する場合、第2ヘッダー情報又は第3ヘッダー情報はサブエレメントに含ませて伝送することができる。ここで、本発明の一実施例に係るサブエレメントは、上述した第2ヘッダー情報又は第3ヘッダー情報による該当のRoHCパケットストリームを識別するコンテキスト識別子情報、及び前記第2ヘッダー情報又は第3ヘッダー情報による該当のRoHCパケットストリームに含まれたRoHCパケットのヘッダーがいずれのプロトコルまで圧縮されたのかを示すコンテキストプロファイル情報を含むことができる。ここで、本発明の一実施例に係るサブエレメントはディスクリプタを示すことができる。これに対しては、図43の説明部分で詳細に説明した。
本発明の他の一実施例によれば、上述した第2ヘッダー情報又は第3ヘッダー情報をシステムチャネルで伝送する場合、第2ヘッダー情報又は第3ヘッダー情報はパケットのペイロードに含ませて伝送することができる。ここで、本発明の一実施例に係るパケットは、上述したパケットのタイプ情報を示すパケットタイプ情報、ペイロードに含まれた情報が第2ヘッダー情報であるのか、それとも第3ヘッダー情報であるのかを示すインジケーター情報及び/又はペイロードの長さを示す長さ情報を含むことができる。これに対しては、図45の説明部分で詳細に説明した。
図48は、本発明の一実施例に係る放送信号送信装置の構造を示した図である。
本発明の一実施例に係る放送信号送信装置L19060は、RoHCコンプレッサL19010、抽出部L19020、変換部L19030、再構成部L19040及び/又は伝送部L19050を含むことができる。
RoHCコンプレッサL19010は、IPパケットストリームに含まれたIPパケットのヘッダーを圧縮し、RoHCパケットストリームを生成することができる。
抽出部L19020は、生成されたRoHCパケットストリームに含まれたRoHCパケットの第1部分を抽出することができる。
変換部L19030は、RoHCパケットの第2部分を他のタイプのRoHCパケットに変換することができる。
再構成部L19040は、変換された他のタイプのRoHCパケットを含む新しいパケットストリームを再構成することができる。
伝送部L19050は、再構成されたパケットストリームを第1チャネルを介して伝送し、上述した第1部分を第2チャネルを介して伝送することができる。
本発明の一実施例に係る放送信号送信装置L19060の各構成要素に対しては、上述した図34及び図46の説明部分で詳細に説明した。
図49は、本発明の一実施例に係る放送信号受信装置の構造を示した図である。
本発明の一実施例に係る放送信号受信装置L20060は、第1受信部L20010、第2受信部L20020、復元部L20030、RoHCデコンプレッサL20040及び/又はIPパケット処理部L20050を含むことができる。
第1受信部L20010は、第1チャネルを介して再構成されたパケットストリームを受信することができる。ここで、再構成されたパケットストリームは、RoHCパケットストリームに含まれたRoHCパケットの第1部分を抽出し、RoHCパケットの第2部分を他のタイプのRoHCパケットに変換し、変換された他のタイプのRoHCパケットを含む新しいパケットストリームを再構成した新しいパケットストリームであり得る。
第2受信部L20020は、抽出された第1部分を第2チャネルを介して受信することができる。
復元部L20030は、受信された第1部分を用いて受信された再構成されたパケットストリームを元のRoHCパケットストリームに復元することができる。
RoHCデコンプレッサL20040は、復元されたRoHCパケットストリームに含まれたRoHCパケットのヘッダーの圧縮を解除し、IPパケットストリームを生成することができる。
IPパケット処理部L20050は、生成されたIPパケットストリームを処理し、放送データを取得することができる。
本発明の一実施例に係る放送信号受信装置L20060の各構成要素に対しては、上述した図34及び図47の説明部分で詳細に説明した。
上述したステップは、設計によって省略したり、類似又は同一の機能を行うステップに取り替えることができる。
本発明の説明は、明瞭化のために、添付の図面のそれぞれを参照して説明するが、添付の図面に示す実施例を併合することによって新しい実施例を設計することもできる。前記説明で言及した実施例を実行するプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能記録媒体が当業者の必要によって設計されると、これも、添付した特許請求の範囲及びその均等物の範囲に属することができる。
本発明に係る装置及び方法は、以上の説明で言及された実施例の構成及び方法によって制限されない。以上の説明で言及された実施例は、全体的に又は部分的に互いに選択的に結合される方式で構成され、様々な変形が可能である。
また、本発明に係る方法は、ネットワーク装置に提供されるプロセッサ読み取り可能記録媒体でプロセッサ読み取り可能コードとして具現することができる。プロセッサ読み取り可能媒体は、プロセッサによって読み取り可能なデータを記憶できるいかなる種類の記録装置も含むことができる。プロセッサ読み取り可能記録媒体の例には、ROM、RAM、CD―ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などがあり、また、インターネットを介した伝送などのようなキャリアウェーブの形態で具現されるものも含む。また、プロセッサ読み取り可能記録媒体は、ネットワークを介して接続されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でプロセッサ読み取り可能コードが記憶されて実行されてもよい。
当業者は、本発明の思想及び範囲から逸脱することなく本発明の様々な変形及び変更が可能であることを認識できる。したがって、本発明は、添付した特許請求の範囲及びその均等物の範囲内で提供される本発明の変形及び変更をカバーする。
装置及び方法発明が本明細書に言及されており、これらの装置及び方法発明の説明は相互補完的に適用されてもよい。
様々な実施例が、本発明を実施するための形態において記載された。