JP2017510096A - 通信装置、通信方法及び集積回路 - Google Patents

通信装置、通信方法及び集積回路 Download PDF

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Abstract

本開示は、無線通信方法と、そのためのeNodeBおよびユーザ機器に関する。本方法は、送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、PDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返しを、それぞれ多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信するステップ、を含む。送信開始サブフレームは、第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセット、または第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセット、から選択される。第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、第2のインデックス間隔が、第1のインデックス間隔の整数倍である。

Description

本開示は、無線通信の分野に関し、より詳細には、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張PDCCH(EPDCCH)を伝達する無線通信方法と、そのためのeNodeB(eNB)およびユーザ機器(UE)に関する。
マシンタイプ通信(MTC)は、事業者にとって重要な収益源であり、事業者の観点から極めて大きな将来性を持つ。市場および事業者に求められる条件に基づいたとき、LTE(Long Term Evolution)におけるMTC動作には、2つの要件がある。1つは、MTCユーザ機器およびMTC通信が低コストであることであり、もう1つは、MTCユーザ機器のカバレッジを改善することである。
MTCのカバレッジを改善するためには、(E)PDCCH(PDCCHまたはEPDCCH)を含めた物理チャネルのほぼすべてを強化する必要がある。(E)PDCCHに関しては、カバレッジを改善するための主たる方法は、時間領域における繰り返しである。3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)の会合において提示されたシミュレーション結果に基づくと、(E)PDCCHの送信には数百の繰り返しが必要である。
3GPP RAN1 36.211 LTE 36.213
上記に鑑み、本開示は、PDCCHまたはEPDCCHの繰り返しを伝達する無線通信方法と、そのためのeNBおよびユーザ機器を提供する。
本開示の第1の態様においては、eNodeBによって実行される、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張PDCCH(EPDCCH)を送信する無線通信方法、であって、送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、PDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返しを、それぞれ多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信するステップ、を含む、方法、を提供する。
送信繰り返し回数は、少なくとも、第1の繰り返し回数と、第1の繰り返し回数より大きい第2の繰り返し回数とからなる、繰り返し回数セット、から選択される。送信繰り返し回数として第1の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセットから選択され、送信繰り返し回数として第2の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセットから選択される。
第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、第2のインデックス間隔が、第1のインデックス間隔の整数倍であり、第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じであり、第1の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第1の繰り返し回数より小さくなく、第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第2の繰り返し回数より小さくない。
本開示の第2の態様においては、ユーザ機器(UE)によって実行される、eNodeBから送信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張PDCCH(EPDCCH)を検出する無線通信方法、であって、送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、それぞれeNodeBから多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信されるPDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返し、を検出するステップ、を含む、方法、を提供する。
送信繰り返し回数は、少なくとも、第1の繰り返し回数と、第1の繰り返し回数より大きい第2の繰り返し回数とからなる、繰り返し回数セット、から選択される。送信繰り返し回数として第1の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセットから選択され、送信繰り返し回数として第2の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセットから選択される。
第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、第2のインデックス間隔が、第1のインデックス間隔の整数倍であり、第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じであり、第1の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第1の繰り返し回数より小さくなく、第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第2の繰り返し回数より小さくない。
本開示の第3の態様においては、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張PDCCH(EPDCCH)を送信するeNodeBであって、送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、PDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返しを、それぞれ多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信するように構成されている送信ユニット、を備えている、eNodeB、を提供する。
送信繰り返し回数は、少なくとも、第1の繰り返し回数と、第1の繰り返し回数より大きい第2の繰り返し回数とからなる、繰り返し回数セット、から選択される。送信繰り返し回数として第1の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセットから選択され、送信繰り返し回数として第2の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセットから選択される。
第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、第2のインデックス間隔が、第1のインデックス間隔の整数倍であり、第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じであり、第1の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第1の繰り返し回数より小さくなく、第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第2の繰り返し回数より小さくない。
本開示の第4の態様においては、eNodeBから送信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張PDCCH(EPDCCH)を検出するユーザ機器(UE)であって、送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、それぞれeNodeBから多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信されるPDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返し、を検出するように構成されている検出ユニット、を備えている、ユーザ機器(UE)、を提供する。
送信繰り返し回数は、少なくとも、第1の繰り返し回数と、第1の繰り返し回数より大きい第2の繰り返し回数とからなる、繰り返し回数セット、から選択される。送信繰り返し回数として第1の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセットから選択され、送信繰り返し回数として第2の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセットから選択される。
第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、第2のインデックス間隔が、第1のインデックス間隔の整数倍であり、第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じであり、第1の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第1の繰り返し回数より小さくなく、第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第2の繰り返し回数より小さくない。
本発明の上記の態様によると、異なる繰り返し回数におけるリソースがブロックされる確率と、ユーザ機器の検出処理の複雑さと、eNBのスケジューリング処理の複雑さとを、低減することができる。
上記は本開示の要約であり、したがって当然ながら、細部については単純化、一般化、および省略されている。本発明の装置、プロセス、その他の主題の上記以外の態様、特徴、および利点は、本明細書に記載されている教示内容から明らかになるであろう。
上記の要約は、本開示の重要な発想を簡略的に紹介することを目的としており、これらの発想については、発明を実施するための形態のセクションでさらに説明する。上記の要約は、特許請求の範囲に記載された主題の重要な特徴または本質的な特徴を識別することを目的とするものではなく、特許請求の範囲に記載された主題の範囲を判断する目的で使用されるものでもない。
本開示の上記の特徴および上記以外の特徴は、以下の説明および添付の「特許請求の範囲」を添付の図面を参照しながら読み進めることによって、さらに完全に明らかになるであろう。
なお、これらの図面は、本開示によるいくつかの実施形態を示しているにすぎず、したがってこれらの図面は、本開示の範囲を制限するものとはみなされないことを理解されたい。以下では、本開示について、添付の図面を使用することによってさらに具体的かつ詳細に説明する。
(E)PDCCHの繰り返しを送信する解決策におけるサブフレームの例示的な割当てを示している。 本開示の一実施形態による、eNB側における無線通信方法を示している。 本開示の一実施形態による、(E)PDCCHの繰り返しを送信するためのサブフレームの例示的な割当てを示している。 本開示の一実施形態によるeNBを示しているブロック図である。 本開示の一実施形態による、ユーザ機器側における無線通信方法を示している。 本開示の一実施形態によるユーザ機器を示しているブロック図である。 本開示の別の実施形態による、(E)PDCCHの繰り返しを送信するためのサブフレームの例示的な割当てを示している。 本開示のさらに別の実施形態による、(E)PDCCHの繰り返しを送信するためのサブフレームの例示的な割当てを示している。 本開示の一実施形態による、複数の異なるユーザ機器を対象とする、サブフレームおよび(E)CCEセットの例示的な割当てを示している。
以下の詳細な説明においては、添付の図面を参照し、これらの図面は説明の一部を形成している。図面においては、特に明記しない限り、基本的に、類似する記号は類似する要素を表している。なお、本開示の態様は、さまざまな異なる構造・構成に配置する、置き換える、組み合わせる、設計することができ、そのような態様すべては明示的に意図されたものであり本開示の一部を形成することが、容易に理解されるであろう。
なお、本開示の実施形態はMTCに関連して説明されているが、本開示は、(E)PDCCHの繰り返しを必要とする任意の通信に適用できることに留意されたい。
さまざまなカバレッジ要件を満たす目的で、複数の繰り返しレベルがサポートされる一方で、各繰り返しレベルは、(E)PDCCHの整数の繰り返し回数に一致する(したがって本開示において繰り返しレベルは繰り返し回数とも称する)。(E)PDCCHの繰り返しは、1つのDCI(ダウンリンク制御情報)を伝える信号を送信する。繰り返しそれぞれが1つのサブフレームにおいて送信され、したがって、(E)PDCCHの数百の繰り返しが、数百の集中的なサブフレームにおいて送信される。
MTCモードにおけるMTCユーザ機器または通常のユーザ機器は、MTC−(E)PDCCHの繰り返しを受信してそれらを組み合わせて、送信されたDCIの内容を取得する必要がある。受信するとき、(E)PDCCHの繰り返しの開始サブフレームをユーザ機器が認識していない場合、(E)PDCCHの繰り返しを整合的に組み合わせることは不可能である。MTCユーザ機器において開始サブフレームをブラインド検出することは極めて複雑であり受信コストが増大し、このことはMTCに求められる低コストという要件に反する。
上記の問題の1つの解決策は、ユーザ機器が開始サブフレームを認識して(E)PDCCHを正しく検出できるように、(E)PDCCHの開始サブフレームをユーザ機器にシグナリングすることである。この解決策では追加のシグナリングが必要であり、さらにこのシグナリングは、(E)PDCCHが受信される前に受信される必要がある。(E)PDCCHを正しく復号するための前提条件は、このシグナリングを正しく受信することである。このような2つのステップによる(E)PDCCH送信方式は、(E)PDCCHの送信の堅牢性に影響を与えうる。
別の解決策は、(E)PDCCHの開始サブフレームを、開始サブフレームのセット(開始サブフレームセットとも称する)に含めることである。開始サブフレームセットの中の開始サブフレームのサブフレームインデックスは、mod(nsubframe,r)=0を満たし、この式において、nsubframeはサブフレームインデックスであり、rは(E)PDCCHの繰り返し回数である。
なお本開示において、「サブフレームインデックス」は、1SFN(システムフレーム番号)周期(10240ms)内のサブフレームインデックスである。この解決策を使用することによって、各繰り返しレベルの開始サブフレームセットには、繰り返し回数の整数倍であるインデックスを有するサブフレームが含まれる。各繰り返しレベルの繰り返し回数は、主としてカバレッジの改善特性によって決まる。しかしながら、この解決策では、リソースがブロックされる確率が高まることがある。
図1は、この解決策におけるサブフレームの例示的な割当てを示しており、ここでは、2つの(E)PDCCH(第1の(E)PDCCHおよび第2の(E)PDCCH)を送信するための3つの繰り返しレベル(繰り返し回数r1,r2,r3)を示している。
図1に示したように、繰り返し回数r2の1つの(E)PDCCHが第2の(E)PDCCHの位置において点線の枠内に示すように送信される場合、繰り返し回数r3の第1の(E)PDCCHおよび第2の(E)PDCCHの両方の位置が点線の枠内に示すようにブロックされることがあり、別の(E)PDCCHにスケジューリングすることができない。
本開示は、リソースがブロックされる確率を減少させる目的で、改良されたいくつかの解決策を提供し、以下ではこれらの解決策について、いくつかの実施形態を通じて説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態においては、図2に示した、eNodeBによって実行される、PDCCHまたはEPDCCHを送信する無線通信方法200、を提供する。本方法は、MTCに適用されることが好ましいが、(E)PDCCHの繰り返しを必要とする任意の通信に適用することができる。本方法は、送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、PDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返しを、それぞれ多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信するステップ201、を含む。
本明細書においては、「連続するダウンリンクサブフレーム」という用語は、時間領域において2つの連続するダウンリンクサブフレームの間に別のダウンリンクサブフレームは存在しないが、これらの間にアップリンクサブフレームは存在してもよいことを意味する。例えば、FDD(周波数分割複信)の場合、1つのフレーム内の10個のサブフレームすべてをダウンリンクに使用することができ、したがって「連続するダウンリンクサブフレーム」は、連続するサブフレームと同じ意味である。
TDD(時分割複信)の場合、非特許文献1の規格によると、1つのフレーム内に10個のサブフレームが存在する。これらのサブフレームのいくつかはアップリンク信号を送信するためのアップリンクサブフレームであり、いくつかはダウンリンク信号を送信するためのダウンリンクサブフレームであり、これらのサブフレームは、(非特許文献1からの)次表1によって設定されている。
Figure 2017510096
表1において、2つのダウンリンクサブフレームの間に、たとえアップリンクサブフレームが存在していてもダウンリンクサブフレームが存在しなければ、その2つのダウンリンクサブフレームを「連続するダウンリンクサブフレーム」と称することができる。
例えば、表1の構成0が採用されており、サブフレーム番号1(「S」サブフレーム)がダウンリンクのPDCCHまたはEPDCCH送信用に設定されていない場合、サブフレーム番号0とサブフレーム番号5は、連続するダウンリンクサブフレームである。
しかしながら、構成0におけるサブフレーム番号1の「S」サブフレームがダウンリンク用に設定されている場合、サブフレーム番号0とサブフレーム番号5は、ダウンリンクサブフレーム番号1が存在しているため、連続するダウンリンクサブフレームとはみなされない。
この第1の実施形態による方法においては、送信繰り返し回数は、少なくとも、第1の繰り返し回数と、第1の繰り返し回数よりも大きい第2の繰り返し回数とからなる、繰り返し回数セット、から選択される。したがって、それぞれ異なる繰り返し回数に対応する少なくとも2つの繰り返しレベルを、(E)PDCCHの繰り返しを送信するための送信繰り返し回数として選択することができる。繰り返し回数または送信繰り返し回数とは、1つの(E)PDCCHを、連続するダウンリンクサブフレームにおいて何回繰り返して送信するかを意味する。
この第1の実施形態によると、送信繰り返し回数として第1の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセットから選択することができ、送信繰り返し回数として第2の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセットから選択することができる。
このとき、各繰り返し回数(または繰り返しレベル)ごとに、対応する開始サブフレームセットが存在し、特定の繰り返し回数が選択されているとき、(E)PDCCHの多数の繰り返しの送信が開始される送信開始サブフレームは、その選択されている特定の繰り返し回数に対応する開始サブフレームセットから選択される。
したがって、ユーザ機器側では、ユーザ機器は、送信開始サブフレームを求めるために開始サブフレームセットの中のサブフレームを検出するのみでよく、したがって、ユーザ機器側における検出処理の複雑さを低減することができる。
この第1の実施形態によると、第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、第2のインデックス間隔が、第1のインデックス間隔の整数倍であり、第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じであり、第1の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第1の繰り返し回数より小さくなく、第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第2の繰り返し回数より小さくない。
上述したように、本開示においては、「サブフレームインデックス」とは、1SFN周期内のサブフレームインデックスである。第1の開始サブフレームセットおよび第2の開始サブフレームセットそれぞれにおいて、開始サブフレーム候補は均一に分布しており、すなわち、2つの隣り合う候補の間のインデックス差は、その開始サブフレームセット全体にわたり同じである。
例えば、図3に示したように、第1の繰り返し回数r1に対応する第1の開始サブフレームセットの中のサブフレームのサブフレームインデックスを、0,100,200,300,400,500,600,・・・とすることができ、第2の繰り返し回数r2に対応する第2の開始サブフレームセットの中のサブフレームのサブフレームインデックスを、0,200,400,600,・・・とすることができる。
さらに、第2のインデックス間隔は、第1のインデックス間隔の整数倍である。図3の例では、第1のインデックス間隔r1が100であり、第2のインデックス間隔r2が200であり、したがって第2のインデックス間隔は第1のインデックス間隔の2倍である。
これに加えて、第1の開始サブフレームセットと第2の開始サブフレームセットとを整列させる目的で、第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスは、第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じである。図3の例では、少なくともサブフレームインデックス「0」、「200」、「400」、および「600」は、第1の開始サブフレームセットの中と第2の開始サブフレームセットの中の両方に存在する。
さらには、1つの開始サブフレームを先頭とする多数の連続するダウンリンクサブフレームに割り当てられる(E)PDCCHの多数の繰り返しが、次の開始サブフレームに重ならないようにする目的で、第1の開始サブフレームセットまたは第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数は、第1の繰り返し回数または第2の繰り返し回数よりも小さくない。
特に、FDDの場合、任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数は、対応するインデックス間隔に等しく、なぜなら、FDDにおいてはすべてのサブフレームをダウンリンクに使用することができるためである。
しかしながら、TDDの場合、任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数は、対応するインデックス間隔より小さく、なぜなら、TDDにおいてはいくつかのサブフレームをアップリンクに使用する必要があり、ダウンリンクサブフレームの数を数えるときにそれらのアップリンクサブフレームを除外するためである。
なお、特定の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数を数えるとき、その特定の開始サブフレームは含めるが、次の開始サブフレームは含めないことに留意されたい。例えば、図3において、第1の開始サブフレームセット(上段)の中のインデックス「0」のサブフレームからインデックス「100」のサブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数を数えるとき、インデックス「0」のサブフレームは含めるが、インデックス「100」のサブフレームは除外する。
第1の開始サブフレームセットおよび第2の開始サブフレームセットが、第1の実施形態に従って上記のように構築されているときには、より小さい繰り返し回数(この例では第1の繰り返し回数)の1つの(E)PDCCHが、より大きい繰り返し回数(この例では第2の繰り返し回数)の1つの(E)PDCCHの位置をブロックするのみであり、なぜなら、より大きい繰り返し回数に対応する開始サブフレームのインデックス間隔が、より小さい繰り返し回数に対応する開始サブフレームのインデックス間隔の整数倍であり、これら2つの繰り返し回数に対応する開始サブフレーム候補が、互いに整列しているためである。
図3に示したように、繰り返し回数r1の任意の(E)PDCCHは、繰り返し回数r2の1つの(E)PDCCHの位置を占有するのみである。結果として、この第1の実施形態によると、リソースがブロックされる確率を減少させることができる。
なお、本開示によると、繰り返し回数および対応する開始サブフレームセットの数を2よりも大きくすることができることに留意されたい。この場合、すべての開始サブフレームセットのうち少なくとも2つの開始サブフレームセットは、本開示による定義を満たしている必要がある。
すべての開始サブフレームセットのうちの任意の2つの開始サブフレームセットが、本開示による定義を満たしていることが好ましい。このことは、本開示のすべての実施形態にあてはまる。
この第1の実施形態によると、一例として、第1の開始サブフレームセットもしくは第2の開始サブフレームセットまたはその両方を、次のように数式(1)を使用して構築することができる。
mod(nsubframe,P)=0 ・・・(1)
この式において、nsubframeは、第1の開始サブフレームセットまたは第2の開始サブフレームセットの中の開始サブフレーム候補として選択される、上述したサブフレームインデックスであり、Pは、第1の開始サブフレームセットまたは第2の開始サブフレームセットの中の2つの隣り合うサブフレームの間のインデックス間隔である。
Pは、開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、対応する繰り返し回数rよりも小さくないという条件を満たす、任意の正の整数とすることができる。特に、FDDの場合、上の条件は、P≧rと表すことができる。
これに加えて、P1およびP2がそれぞれ第1の開始サブフレームセットおよび第2の開始サブフレームセット中のPを表す場合、P2はP1の整数倍である必要がある。繰り返し回数rの場合に、上の式(1)を満たすサブフレームインデックスnsubframeに対応するサブフレームが、その繰り返し回数rに対応する開始サブフレームセットを構成する。2つの好ましい例として、Pをk*αとすることができ、このとき式(1)は
mod(nsubframe,k*α)=0 ・・・(2)
となり、または、Pをαkとすることができ、このとき式(1)は
mod(nsubframe,αk)=0 ・・・(3)
となる。
これらの式において、αは、考慮する複数の異なる繰り返しレベルに共通である1よりも大きい任意の正の整数であり、kは、繰り返しレベルに固有なパラメータであって、開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が対応する繰り返し回数rよりも小さくないという条件を満たす(特にFDDの場合、k*α≧rまたはαk≧rを満たす)正の整数である。
上の式(3)は特に有利であり、なぜなら、すべての利用可能な繰り返し回数において、特定の繰り返し回数に対応する開始サブフレームのインデックス間隔は、その特定の繰り返し回数より小さい繰り返し回数に対応する開始サブフレームのインデックス間隔の整数倍であるためである。上の式において、nsubframeは、例えば、
Figure 2017510096
と表すことができ、この式において、nsは1つの無線フレーム内のスロットインデックスであり、nSFNは1SFN周期内のフレームインデックスである。
具体的な例として、上の式(2)の場合、αを5とすることができる。この例は、TDDの場合に特に有利である。前出の表1から理解できるように、TDDにおけるすべてのアップリンク−ダウンリンク構成において、サブフレーム番号0およびサブフレーム番号5は、つねに、(E)PDCCHを送信するために使用できるダウンリンクサブフレームである。したがって、この例を使用することによって、計算される開始サブフレームはつねにダウンリンクサブフレームである。
本開示においては、繰り返し回数セット、第1のインデックス間隔、第2のインデックス間隔、第1の開始サブフレームセット、第2の開始サブフレームセット、のうちの1つまたは複数を、固定的に指定することができる、または、繰り返し回数セット、第1のインデックス間隔、第2のインデックス間隔、第1の開始サブフレームセット、第2の開始サブフレームセット、のうちの1つまたは複数に関する情報を、上位層シグナリング(例えばRRCシグナリングやMACシグナリング)によって設定することができる。
ユーザ機器は、これらの情報のすべてまたは一部が通知されたとき、第1の開始サブフレームセットまたは第2の開始サブフレームセットのみの中のサブフレームを検出することで、送信開始サブフレームを求めることができる。これに加えて、物理層シグナリングまたは上位層シグナリングによって送信繰り返し回数を伝えることができる。
さらには、本開示により提案する解決策によって、ユーザ機器は、(E)PDCCHを受信する必要のないサブフレームにおいて、電池を節約するためにDRX(不連続受信)に入ることができ、これは有利である。このことは、他の実施形態にも適用することができる。
この第1の実施形態においては、上の方法を実行するeNBを提供する。図4は、本開示の一実施形態による、PDCCHまたはEPDCCHを送信するeNB400を示しているブロック図である。
eNB400は、送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、PDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返しを、それぞれ多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信するように構成されている送信ユニット401、を備えており、送信繰り返し回数は、少なくとも、第1の繰り返し回数と、第1の繰り返し回数より大きい第2の繰り返し回数とからなる、繰り返し回数セット、から選択され、送信繰り返し回数として第1の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセットから選択され、送信繰り返し回数として第2の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセットから選択され、第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、第2のインデックス間隔が、第1のインデックス間隔の整数倍であり、第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じであり、第1の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第1の繰り返し回数より小さくなく、第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第2の繰り返し回数より小さくない。
本開示によるeNB400は、オプションとして以下の要素、すなわち、eNB400の中でさまざまなデータを処理し各ユニットの動作を制御するための関連するプログラムを実行するCPU(中央処理装置)410と、CPU410によってさまざまなプロセスおよび制御を実行するために必要なさまざまなプログラムを格納するROM(読み出し専用メモリ)413と、CPU410によるプロセスおよび制御の手順において一時的に作成される中間データを格納するRAM(ランダムアクセスメモリ)415と、さまざまなプログラムやデータなどを格納する記憶装置417、のうちの1つまたは複数を含むことができる。
上記の送信ユニット401、CPU410、ROM413、RAM415、記憶装置417などは、データ/命令バス420を介して相互に接続し、互いの間で信号を伝送することができる。
上述した各ユニットは、本開示の範囲を限定するものではない。本開示の一実施例によると、上記の送信ユニット401の機能を、ハードウェアによって実施することができ、上記のCPU410、ROM413、RAM415、記憶装置417、のうちの1つまたは複数は、必要ないことがある。これに代えて、上記の送信ユニット401の機能を、上記のCPU410、ROM413、RAM415、記憶装置417などのうちの1つまたは複数と組み合わせて、機能ソフトウェアによって実施することもできる。
これに対応して、ユーザ機器側では、この第1の実施形態を、図5に示すように、ユーザ機器によって実行される、eNodeBから送信されるPDCCHまたはEPDCCHを検出する無線通信方法500、として実施することができる。
無線通信方法500は、送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、それぞれeNodeBから多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信されるPDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返し、を検出するステップ501、を含み、送信繰り返し回数は、少なくとも、第1の繰り返し回数と、第1の繰り返し回数より大きい第2の繰り返し回数とからなる、繰り返し回数セット、から選択され、送信繰り返し回数として第1の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセットから選択され、送信繰り返し回数として第2の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセットから選択され、第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、第2のインデックス間隔が、第1のインデックス間隔の整数倍であり、第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じであり、第1の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第1の繰り返し回数より小さくなく、第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第2の繰り返し回数より小さくない。
これに加えて、第1の実施形態においては、ユーザ機器側における上記の方法を実行するユーザ機器、をさらに提供する。図6は、本開示の一実施形態による、eNodeBから送信されるPDCCHまたはEPDCCHを検出するユーザ機器600、を示しているブロック図である。
ユーザ機器600は、送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、それぞれeNodeBから多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信されるPDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返し、を検出するように構成されている検出ユニット601、を備えており、送信繰り返し回数は、少なくとも、第1の繰り返し回数と、第1の繰り返し回数より大きい第2の繰り返し回数とからなる、繰り返し回数セット、から選択され、送信繰り返し回数として第1の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセットから選択され、送信繰り返し回数として第2の繰り返し回数が選択されているときには、送信開始サブフレームは、第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセットから選択され、第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスは、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、第2のインデックス間隔が、第1のインデックス間隔の整数倍であり、第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じであり、第1の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第1の繰り返し回数より小さくなく、第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、第2の繰り返し回数より小さくない。
本開示によるユーザ機器600は、オプションとして以下の要素、すなわち、ユーザ機器600の中でさまざまなデータを処理し各ユニットの動作を制御するための関連するプログラムを実行するCPU(中央処理装置)610と、CPU610によってさまざまなプロセスおよび制御を実行するために必要なさまざまなプログラムを格納するROM(読み出し専用メモリ)613と、CPU610によるプロセスおよび制御の手順において一時的に作成される中間データを格納するRAM(ランダムアクセスメモリ)615と、さまざまなプログラムやデータなどを格納する記憶装置617、のうちの1つまたは複数を含むことができる。
上記の検出ユニット601、CPU610、ROM613、RAM615、記憶装置617などのうちの1つまたは複数は、データ/命令バス620を介して相互に接続し、互いの間で信号を伝送することができる。
上述した各ユニットは、本開示の範囲を限定するものではない。本開示の一実施例によると、上記の検出ユニット601の機能を、ハードウェアによって実施することができ、上記のCPU610、ROM613、RAM615、記憶装置617、のうちの1つまたは複数は、必要ないことがある。これに代えて、上記の検出ユニット601の機能を、上記のCPU610、ROM613、RAM615、記憶装置617などのうちの1つまたは複数と組み合わせて、機能ソフトウェアによって実施することもできる。
上述したように、本発明の第1の実施形態によると、異なる繰り返し回数におけるリソースがブロックされる確率と、ユーザ機器の検出処理の複雑さと、eNBのスケジューリング処理の複雑さとを、低減することができる。
(第2の実施形態)
本開示の第2の実施形態は、第1の実施形態をさらに改善するものであり、第1の実施形態に関する説明すべては、特に明記していない限り、第2の実施形態にも適用することができる。
第2の実施形態においては、第1の開始サブフレームセットもしくは第2の開始サブフレームセットまたはその両方それぞれを、開始サブフレームの複数のサブセットに分割することができ、開始サブフレームサブセットそれぞれは、1基または複数基のユーザ機器からなる1つの特定のユーザ機器セットにPDCCHまたはEPDCCHの繰り返しを送信する目的専用である。
eNBの側では、すべてのユーザ機器を対象とする開始サブフレームセットを、第1の実施形態に従って、例えば式(1)によって決定することができる。しかしながら、複数の異なるユーザ機器セットを対象として、開始サブフレームセットから異なる開始サブフレーム候補を選択して、それぞれが1つのユーザ機器セットに専用である各開始サブフレームサブセットを形成することができる。
このような方法では、各ユーザ機器は、自身に専用の開始サブフレームサブセットの中の開始サブフレーム候補を検出するのみでよいため、各ユーザ機器のブラインド検出回数が減少する。
図7は、(E)PDCCHの繰り返しを送信するための例示的なサブフレーム割当てを示しており、上段は、すべてのユーザ機器を対象とする開始サブフレームセットであり、このセットにおける開始サブフレーム候補は、インデックス0,100,200,300,400,500,600,700,・・・のサブフレームである。
中段および下段は、サブセットに分割する2つの方法(サブセット分割1およびサブセット分割2)を示している。中段においては、開始サブフレームセットが、それぞれ1つのユーザ機器セットに専用である4つのサブセットに分割されている。
図7に例示的に示したように、インデックス0,400,・・・のサブフレームが開始サブフレームサブセット#1を構成し、インデックス100,500,・・・のサブフレームが開始サブフレームサブセット#2を構成し、インデックス200,600,・・・のサブフレームが開始サブフレームサブセット#3を構成し、インデックス300,700,・・・のサブフレームが開始サブフレームサブセット#4を構成している。
下段においては、開始サブフレームセットが2つのサブセットに分割されている。インデックス0,200,400,600,・・・のサブフレームが開始サブフレームサブセット#1を構成し、インデックス100,300,500,700,・・・のサブフレームが開始サブフレームサブセット#2を構成している。
第1の開始サブフレームセットおよび第2の開始サブフレームセットのうちの少なくとも一方において、第1の開始サブフレームセットまたは第2の開始サブフレームセットから、所定の数のサブフレームごとに1つのサブフレームを選ぶことによって、開始サブフレームサブセットを構築することが好ましい。
例えば、図7の中段においては、開始サブフレームセットから4つのサブフレームごとに1つのサブフレームを選ぶことによって、開始サブフレームサブセットが構築されており、図7の下段においては、開始サブフレームセットから2つのサブフレームごとに1つのサブフレームを選ぶことによって、開始サブフレームサブセットが構築されている。
しかしながら、開始サブフレームセットの構築は、上記の方法に限定されず、任意の適切な方法を使用できることに留意されたい。例えば、開始サブフレームセットの中の複数の連続する開始サブフレーム候補を、1つのサブセット用に選び、それに続く複数の連続する開始サブフレーム候補を、別のサブセット用に選ぶことができる。
例えば、図7の上段に示した開始サブフレームセットの場合、インデックス0,100,200,300のサブフレームを、1つの開始サブフレームサブセットに入れ、インデックス400,500,600,700のサブフレームを、別の開始サブフレームサブセットに入れることができる。本開示は、開始サブフレームサブセットの特定の分割方法によって制限されない。
これに加えて、それぞれ開始サブフレームサブセットに対応するユーザ機器セットを、ユーザ機器のユーザ機器IDによって決定する、または、物理層シグナリングまたは上位層シグナリング(例えばRRCシグナリングやMACシグナリング)などのシグナリングによって設定することが好ましい。
ここで、ユーザ機器IDとは、ユーザ機器を識別する任意の識別子を意味し、好ましくは、ユーザ機器に固有なRNTI(無線ネットワーク一時識別子)であり、ただしこれに限定されない。
それぞれ開始サブフレームサブセットに対応するユーザ機器セットをユーザ機器IDによって決定する処理の一例として、次の式(4)を使用することができる。
mod(nsubframe−P*mod(nRNTI,Ns),Ns*P)=0 ・・・(4)
この式において、nRNTIは、ユーザ機器に固有なRNTIであり、Nsは、1つの開始サブフレームセットが対象とするユーザ機器セットの数または開始サブフレームサブセットの数であり、nsubframeおよびPは、式(1)の場合と同じ意味である。
式(4)によると、特定のユーザ機器のnRNTIが与えられたとき、その特定のユーザ機器のための開始サブフレーム候補のサブフレームインデックスnsubframeを決定することができる。その特定のユーザ機器のための決定された開始サブフレーム候補は、その特定のユーザ機器が属するユーザ機器セットに専用である開始サブフレームサブセットを構成し、そのユーザ機器セットの中の他のユーザ機器は、mod(nRNTI,Ns)の結果がその特定のユーザ機器と同じであるユーザ機器である。
それぞれ開始サブフレームサブセットに対応するユーザ機器セットをシグナリングによって設定する処理の一例として、次の式(5)を使用することができる。
mod(nsubframe−X*P,Ns*P)=0 ・・・(5)
この式において、Xは、ユーザ機器セットのインデックスを表し、X=0,1,・・・,Ns−1であり、上位層シグナリングによって設定することができる。式(5)に基づき、インデックスXを有する特定のユーザ機器セットを対象とする、開始サブフレーム候補のサブフレームインデックスを決定することができ、決定された開始サブフレーム候補は、その特定のユーザ機器セットを対象とする開始サブフレームサブセットを構成する。
この第2の実施形態によると、各ユーザ機器は、自身に専用の開始サブフレームサブセットの中の開始サブフレーム候補を検出するのみでよいため、各ユーザ機器のブラインド検出回数が減少する。
(第3の実施形態)
本開示の第3の実施形態は、セル間干渉をランダム化する目的で第1の実施形態または第2の実施形態をさらに改善するものであり、第1の実施形態および第2の実施形態に関する説明すべては、特に明記していない限り、第3の実施形態にも適用することができる。
複数の異なるセルを対象とする開始サブフレームセットまたは開始サブフレームサブセットが同じであるときには、異なるセル(特に隣り合うセル)間の干渉の確率は、それら異なるセルの間に重なりが存在する場合に高いことがあり、なぜなら、それら異なるセルの中の同じユーザ機器には、たいていの場合に同じサブフレームを使用して(E)PDCCHが送信されるためである。
したがって、この第3の実施形態においては、セル間干渉をランダム化する目的で、開始サブフレームセットもしくは開始サブフレームサブセットまたはその両方が、セルに固有である、すなわち、開始サブフレームセットもしくは開始サブフレームサブセットまたはその両方が、セルごとに異なる。
第1の実施形態または第2の実施形態を改善する最初の例として、第1の繰り返し回数もしくは第2の繰り返し回数またはその両方に関して、特定のセルに対応する開始サブフレームセットと、好ましくはその特定のセルと干渉する隣接セルである別のセルに対応する開始サブフレームセットとが異なる。
このとき、2つの開始サブフレームセットが異なるとみなされるのは、2つのセットのうちの一方の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、2つのセットのうちの他方の開始サブフレームセットの中のいずれのサブフレームのサブフレームインデックスとも異なる場合である。
第2の実施形態を改善する2番目の例として、第1の開始サブフレームセットもしくは第2の開始サブフレームセットまたはその両方に関して、特定のセルに対応する開始サブフレームサブセットそれぞれは、好ましくはその特定のセルと干渉する隣接セルである別のセルに対応する開始サブフレームサブセットのいずれとも異なる。
このとき、2つの開始サブフレームサブセットが異なるとみなされるのは、2つのサブセットのうちの一方の開始サブフレームサブセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、2つのサブセットのうちの他方の開始サブフレームサブセットの中のいずれのサブフレームのサブフレームインデックスとも異なる場合である。
例えば、図8は、この第3の実施形態による、(E)PDCCHの繰り返しを送信するための例示的なサブフレーム割当てを示している。
上段は、開始サブフレームセットであり、このセットの中の開始サブフレーム候補は、インデックス0,100,200,300,400,500,600,700,・・・のサブフレームであり、考慮する2つのセル(セル1およびセル2)にこの同じ開始サブフレームセットが適用されるものと想定する。
中段は、セル1を対象とする開始サブフレームサブセットの分割を示しており、下段は、セル2を対象とする開始サブフレームサブセットの分割を示している。
この図に示したように、セル1を対象として、開始サブフレームサブセット#1は、インデックス0,400,・・・のサブフレームを含み、開始サブフレームサブセット#2は、インデックス100,500,・・・のサブフレームを含み、開始サブフレームサブセット#3は、インデックス200,600,・・・のサブフレームを含み、開始サブフレームサブセット#4は、インデックス300,700,・・・のサブフレームを含む。
その一方で、セル2を対象として、開始サブフレームサブセット#1は、インデックス0,700,・・・のサブフレームを含み、開始サブフレームサブセット#2は、インデックス100,600,・・・のサブフレームを含み、開始サブフレームサブセット#3は、インデックス200,500,・・・のサブフレームを含み、開始サブフレームサブセット#4は、インデックス300,400,・・・のサブフレームを含む。
明らかに、セル1を対象とする開始サブフレームサブセットのそれぞれは、セル2を対象とする開始サブフレームサブセットのいずれとも異なる。この例によると、開始サブフレームサブセットのうちの1つに対応するサブフレームは、異なるセルにおいてつねに同じであることはなく、これによりセル間干渉がランダム化され、セル間干渉の確率が減少する。
例えば、図8に示したように、あるユーザ機器セットに対応する開始サブフレームサブセット#1の場合、インデックス0のサブフレームにおいては、セル1とセル2が互いに干渉しうるが、次の開始サブフレームになると、セル1とセル2は互いに干渉せず、なぜなら、セル1およびセル2のための次の開始サブフレームは、それぞれ、異なるインデックス400およびインデックス700のサブフレームであるためである。
なお、この第3の実施形態の上記の最初の例および2番目の例は、個別に実施する、または組み合わせて実施できることに留意されたい。
数学的には、この第3の実施形態は、例えば次のように式(6)によって表すことができる。
mod(nsubframe+f(ncell_ID),P)=0 ・・・(6)
この式において、ncell_IDはセルインデックスであり、f(ncell_ID)は、セルに固有なオフセットを表しており、ncell_IDの関数である。f(ncell_ID)は、例えば、ncell_ID=1に対して0、ncell_ID=2に対して10とすることができる。
f(ncell_ID)は、実際の用途に基づいて設定することができる。式(6)に基づいて得られる開始サブフレームセットは、セルに固有であることがわかる。
開始サブフレームセットが、ユーザ機器セットに固有な開始サブフレームサブセットに分割される場合、これらの開始サブフレームサブセットは次のように式(7)または式(8)によって得ることができる。
mod(nsubframe−P*mod(nRNTI+f,Ns),Ns*P)=0 ・・・(7)
mod(nsubframe−mod(X+f,Ns)*P,Ns*P)=0 ・・・(8)
この式において、fは、セルに固有なオフセットであり、好ましくは
Figure 2017510096
またはf=Yであり、Yは、eNBによって決定されてユーザ機器にシグナリングされる。
他のパラメータは、これまでの式の場合と同じ意味である。式(7)または式(8)から理解できるように、開始サブフレームサブセットは、ユーザ機器セットに固有であるのみならず、セルに固有でもある。
この第3の実施形態によると、セル間干渉がランダム化され、セル間干渉の確率が減少する。
(第4の実施形態)
第1〜第3の実施形態では、(E)PDCCHの多数の繰り返しのための多数のサブフレームを選択する方法について説明してきた。第4の実施形態では、(E)PDCCHの1つの繰り返しを1つのサブフレームにマッピングする方法について説明する。なお、第4の実施形態は、独立して実施する、または第1〜第3の実施形態の1つと組み合わせて実施できることに留意されたい。
各サブフレームにおいて、(E)PDCCHの1つの繰り返しが送信される。1つのサブフレームの中には複数の(E)CCEセットを確保することができ、(E)CCEセットそれぞれにおいて(E)PDCCHの1つの繰り返しを送信することができる。
ここで、(E)CCEセットとは、任意の1つまたは複数の(E)CCEのセットを意味する。(E)CCEセットは、非特許文献2に定義されている(E)CCE候補を意味し、ただしこれに限定されない。1つの(E)CCEセットを使用して、1基のユーザ機器への(E)PDCCHを送信する。
したがって、1基のユーザ機器への(E)PDCCHの1つの繰り返しのための(E)CCEセットは、ユーザ機器に固有であるように決定される。
例えば、(E)CCEセットの数Mは、次の式(9)または式(10)によって求めることができる。
Figure 2017510096
Figure 2017510096
これらの式において、NCCEは、制御領域における利用可能な(E)CCEの総数であり、Lは、(E)PDCCHの繰り返しのアグリゲーションレベル(aggregation level)である。PDCCHの場合、共通サーチスペースのための16個のCCEを確保する必要がある。
図9は、複数の異なるユーザ機器を対象とする、サブフレームおよび(E)CCEセットの割当ての例を示している。この例では、1つのサブフレームの中に、(E)PDCCHを送信するための2つの(E)CCEセットのみを例示的に示している。(E)PDCCHを送信するための1つの(E)CCEセットを、1基のユーザ機器に対応させることができる。
例えば、図9に示したように、ユーザ機器#1およびユーザ機器#5は同じサブフレームを占有しているが、これらのユーザ機器には、(E)PDCCHを送信するための異なる(E)CCEセット((E)CCEセット1または(E)CCEセット2)を割り当てることができ、したがって、リソースがブロックされるのを回避または減少させることができる。
1つのサブフレームにおいてPDCCHまたはEPDCCHの1つの繰り返しをユーザ機器に送信するための(E)CCEセットは、そのユーザ機器のユーザ機器ID(例えばユーザ機器に固有なRNTI)によって決定する、または上位層シグナリングによって設定することが好ましい。
例えば、ユーザ機器のための(E)CCEセットは、次の式(11)によって決定することができる。
m=mod(nRNTI,M) ・・・(11)
この式において、mは、ユーザ機器に固有なRNTIであるnRNTIを有するユーザ機器のための(E)CCEセットのインデックスであり、Mは、1つのサブフレームの中の(E)CCEセットの数である。
別の例として、特定のユーザ機器に(E)PDCCHを送信するための(E)CCEセットのインデックスm(ただし、m=0,1,・・・,M−1)の情報を、上位層シグナリングによって設定することができる。
この第4の実施形態の上の例においては、(E)PDCCHの1つの繰り返し周期内の(E)PDCCHの繰り返しに使用される(E)CCEセットのインデックスは、同じインデックス、または異なるインデックスとすることができ、1つの繰り返し周期は、繰り返し回数rの繰り返しレベルの場合、1つのDCIを伝えるr回の繰り返しを含む。
さらに別の例として、(E)PDCCHの1つの繰り返し周期内で、1基のユーザ機器への(E)PDCCHの繰り返しに使用される(E)CCEセットのインデックスは同じであるが、(E)PDCCHの別の繰り返し周期内では、1基のユーザ機器への(E)PDCCHの繰り返しに使用される(E)CCEセットのインデックスが異なる。この方法を使用することで、ユーザ機器の間でリソースのブロックがランダム化される。
例えば、上述の方法によると、ユーザ機器#1およびユーザ機器#2への(E)PDCCHのための(E)CCEセットのインデックスが繰り返し周期#1内で同じであるとき、繰り返し周期#2内では、ユーザ機器#1およびユーザ機器#2への(E)PDCCHのための(E)CCEセットのインデックスが異なるようにすることができ、これによりリソースがブロックされる状況が減少する。
1基の特定のユーザ機器に(E)PDCCHを送信するための(E)CCEセットは、サブフレームのインデックスまたはフレームのインデックスによって決定することが好ましい。例えば、MTC−PDCCHSq (L)に対応するCCEのインデックスは、次の式(12)によって与えられる。
Figure 2017510096
この式において、Lはアグリゲーションレベルであり、i=0,・・・,L−1であり、tは6以下の正の整数であり、NCCEは、制御領域におけるCCEの総数であり、変数Yqは、次式によって定義される。
q=(A・Yq-1)modD ・・・(13)
この式において、Y-1=nRNTI≠0、A=39827、D=65537であり、nRNTIはユーザ機器に固有なパラメータである。qは、以下の方法のいずれかによって決定することができる。
q=SFN(SFNは開始サブフレームのフレーム番号)
または、
Figure 2017510096
(nsubframeは1SFN周期内のサブフレームインデックス、rは繰り返し回数)
この第4の実施形態によると、1つのサブフレームにおいて(E)PDCCHの1つの繰り返しを送信するための(E)CCEセットは、ユーザ機器に固有であるように決定される。
(第5の実施形態)
本開示の第5の実施形態は、リソースがブロックされる確率をさらに減少させてリソースの使用率を高める目的で、第2の実施形態または第3の実施形態をさらに改善する。第1〜第3の実施形態に関する説明すべては、特に明記していない限り、第5の実施形態にも適用することができる。
第2の実施形態では、(E)PDCCHの開始サブフレームを、ユーザ機器に固有である開始サブフレームのサブセットに制限することができる。第5の実施形態では、各サブフレームにおいて、同様にユーザ機器に固有であるように選択される(E)CCEセットにおいて(E)PDCCHは送信される。開始サブフレームサブセットおよび(E)CCEセットの決定は、少なくとも1つの共通パラメータに基づく。
この第5の実施形態においては、複数の異なるサブフレームにおいて同じインデックスのCCEセットまたはECCEセットにおいてPDCCHまたはEPDCCHの繰り返しを受信するユーザ機器には、すべてのユーザ機器セットの中のユーザ機器のうち、それぞれ特定の開始サブフレームサブセットに対応するユーザ機器が含まれることが好ましい。
次の表2は、具体的な例を示している。例えば、表2から理解できるように、ユーザ機器#4,#5,#6,#7は、同じ(E)CCEセットのインデックス(すなわち2)を共有しており、これらのユーザ機器には、すべてのユーザ機器セットの中のユーザ機器のうち、それぞれインデックス1〜4の開始サブフレームサブセットに対応するユーザ機器が含まれ、すなわち、ユーザ機器#4はインデックス1の開始サブフレームサブセットに対応しており、ユーザ機器#5はインデックス2の開始サブフレームサブセットに対応しており、ユーザ機器#6はインデックス3の開始サブフレームサブセットに対応しており、ユーザ機器#7はインデックス4の開始サブフレームサブセットに対応している。
このようにすることで、同じ(E)CCEセットインデックスが割り当てられているユーザ機器に、異なる開始サブフレームサブセットを割り当てることができ、同じ開始サブフレームサブセットが割り当てられているユーザ機器に、異なる(E)CCEセットインデックスを割り当てることができる。
表2に示したように、同じ(E)CCEセットインデックス2が割り当てられているユーザ機器#4,#5,#6,#7には、それぞれ、インデックス1,2,3,4の異なる開始サブフレームサブセットが割り当てられており、その一方で、同じインデックス2の開始サブフレームサブセットが割り当てられているユーザ機器#1,#5,#9,#13,・・・に、異なる(E)CCEセットインデックス1,2,3,4,・・・が割り当てられている。
したがって、この第5の実施形態によると、リソースがブロックされる確率が大きく減少し、さらにeNBは、(E)PDCCHの繰り返しの送信をより容易にスケジューリングすることができる。
Figure 2017510096
この第5の実施形態によると、ユーザ機器を対象とする開始サブフレームサブセットおよび(E)CCEセットを決定する方法は、以下の例によって数学的に表すことができる。
最初の例では、開始サブフレームサブセットを、第2の実施形態において説明したように式(4)によって決定することができ、1つのサブフレームの中の(E)CCEセットのインデックスを、次の式(14)によって決定することができる。
Figure 2017510096
この式において、mは、ユーザ機器に固有なRNTIであるnRNTIを有するユーザ機器のための(E)CCEセットのインデックスであり、Mは、1つのサブフレームの中の(E)CCEセットの数であり、Nsは、1つの開始サブフレームセットが対象とするユーザ機器セットの数または開始サブフレームサブセットの数である。
2番目の例では、開始サブフレームサブセットを、第2の実施形態において説明したように式(5)によって決定することができ、1つのサブフレームの中の(E)CCEセットのインデックスを、式(14)によって決定することができる。
この第5の実施形態によると、リソースがブロックされる確率が大きく減少し、さらに、eNBは(E)PDCCHの繰り返しの送信を、より容易にスケジューリングすることができる。
ここまでに説明した実施形態は、特に明記していない限り、個別に実施する、または組み合わせて実施できることに留意されたい。
本発明は、ソフトウェアによって、ハードウェアによって、またはハードウェアと協働するソフトウェアによって、実施することができる。上に記載した各実施形態の説明において使用される各機能ブロックは、集積回路としてLSIによって実施することができる。
これらの機能ブロックは、個別にチップとして形成する、または、機能ブロックの一部またはすべてが含まれるように1個のチップを形成することができる。このとき、LSIは、集積度の違いに応じて、IC、システムLSI、スーパーLSI、またはウルトラLSIとも称される。しかしながら、集積回路を実施する技術は、LSIに限定されず、専用回路または汎用プロセッサを使用することによって実施することができる。
さらには、LSIの製造後にプログラムすることのできるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)や、LSI内部に配置されている回路セルの接続および設定を再設定できるリコンフィギャラブルプロセッサを使用することもできる。
さらに、各機能ブロックの計算は、計算手段(例えばDSPやCPUなど)を使用することによって実行することができ、各機能の処理ステップを、実行用プログラムとして記録媒体に記録することができる。さらには、半導体技術または他の派生技術の進歩によって、集積回路を実施する技術としてLSIに代わる技術が登場したときには、当然ながら、そのような技術を使用することによって機能ブロックを集積化することができる。
なお、本発明は、本明細書に提示した説明および公知の技術に基づき、本発明の内容および範囲から逸脱することなく、当業者によってさまざまな変更や修正が行われるように意図されており、そのような変更および修正は、「特許請求の範囲」に記載された保護範囲内であることに留意されたい。さらには、本発明の内容から逸脱しない範囲内で、上に説明した実施形態の構成要素を任意に組み合わせることができる。
本開示は、無線通信の分野に関し、より詳細には、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張PDCCH(EPDCCH)を伝達する通信装置、通信方法及び集積回路に関する。
上記に鑑み、本開示は、PDCCHまたはEPDCCHの繰り返しを伝達する通信装置、通信方法及び集積回路を提供する。
本開示の第1の態様においては、制御チャネルの一つ以上の繰り返し数である繰り返しレベルを設定する設定部と、設定された前記繰り返しレベルを用いて、前記制御チャネルの前記一つ以上の繰り返しを、開始サブフレームから始まる一つ以上のサブフレームで、ユーザ機器に送信する送信部と、を有し、前記繰り返しレベルは、第1繰り返しレベルと、前記第1繰り返しレベルより大きい第2繰り返しレベルとを含む、複数の繰り返しレベルのうちの一つであり、前記開始サブフレームは、前記第1繰り返しレベルに対して定義される複数の第1開始サブフレーム、又は、前記第2繰り返しレベルに対して定義される複数の第2開始サブフレーム、である複数の開始サブフレームのうちの一つであり、前記複数の第1開始サブフレームのうちの少なくとも一つは、前記複数の第2開始サブフレームのうちの少なくとも一つと同じであり、前記複数の第2開始サブフレーム間の第2間隔は、前記複数の第1開始サブフレーム間の第1間隔の整数倍である、通信装置を提供する。
本開示の第2の態様においては、制御チャネルの一つ以上の繰り返し数である繰り返しレベルを設定し、設定された前記繰り返しレベルを用いて、前記制御チャネルの前記一つ以上の繰り返しを、開始サブフレームから始まる一つ以上のサブフレームで、ユーザ機器に送信する、通信方法であって、前記繰り返しレベルは、第1繰り返しレベルと、前記第1繰り返しレベルより大きい第2繰り返しレベルとを含む、複数の繰り返しレベルのうちの一つであり、前記開始サブフレームは、前記第1繰り返しレベルに対して定義される複数の第1開始サブフレーム、又は、前記第2繰り返しレベルに対して定義される複数の第2開始サブフレーム、である複数の開始サブフレームのうちの一つであり、前記複数の第1開始サブフレームのうちの少なくとも一つは、前記複数の第2開始サブフレームのうちの少なくとも一つと同じであり、前記複数の第2開始サブフレーム間の第2間隔は、前記複数の第1開始サブフレーム間の第1間隔の整数倍である、通信方法を提供する。
本開示の第3の態様においては、制御チャネルの一つ以上の繰り返し数である繰り返しレベルを設定する処理と、設定された前記繰り返しレベルを用いて、前記制御チャネルの前記一つ以上の繰り返しを、開始サブフレームから始まる一つ以上のサブフレームで、ユーザ機器に送信する処理と、を制御し、前記繰り返しレベルは、第1繰り返しレベルと、前記第1繰り返しレベルより大きい第2繰り返しレベルとを含む、複数の繰り返しレベルのうちの一つであり、前記開始サブフレームは、前記第1繰り返しレベルに対して定義される複数の第1開始サブフレーム、又は、前記第2繰り返しレベルに対して定義される複数の第2開始サブフレーム、である複数の開始サブフレームのうちの一つであり、前記複数の第1開始サブフレームのうちの少なくとも一つは、前記複数の第2開始サブフレームのうちの少なくとも一つと同じであり、前記複数の第2開始サブフレーム間の第2間隔は、前記複数の第1開始サブフレーム間の第1間隔の整数倍である、集積回路を提供する。

Claims (20)

  1. eNodeBによって実行される、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張PDCCH(EPDCCH)を送信する無線通信方法であって、
    送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、PDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返しを、それぞれ多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信するステップ、
    を含み、
    前記送信繰り返し回数が、少なくとも、第1の繰り返し回数と、前記第1の繰り返し回数より大きい第2の繰り返し回数とからなる、繰り返し回数セット、から選択され、
    前記送信繰り返し回数として前記第1の繰り返し回数が選択されているときには、前記送信開始サブフレームが、前記第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセットから選択され、前記送信繰り返し回数として前記第2の繰り返し回数が選択されているときには、前記送信開始サブフレームが、前記第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセットから選択され、
    前記第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスが、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、前記第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスが、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、前記第2のインデックス間隔が、前記第1のインデックス間隔の整数倍であり、前記第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、前記第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じであり、前記第1の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、前記第1の繰り返し回数より小さくなく、前記第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、前記第2の繰り返し回数より小さくない、
    無線通信方法。
  2. 前記第1の開始サブフレームセットもしくは前記第2の開始サブフレームセットまたはその両方それぞれが、複数の開始サブフレームサブセットに分割され、前記開始サブフレームサブセットそれぞれが、1基または複数基のユーザ機器からなる1つの特定のユーザ機器(UE)セットにPDCCHまたはEPDCCHの繰り返しを送信する目的専用である、
    請求項1に記載の無線通信方法。
  3. それぞれ前記開始サブフレームサブセットに対応する前記ユーザ機器セットが、ユーザ機器のユーザ機器IDによって決定される、または、シグナリングによって設定される、
    請求項2に記載の無線通信方法。
  4. 前記第1の開始サブフレームセットもしくは前記第2の開始サブフレームセットまたはその両方に関して、特定のセルに対応する前記開始サブフレームサブセットそれぞれが、別のセルに対応する前記開始サブフレームサブセットのいずれとも異なる、
    請求項2に記載の無線通信方法。
  5. 1つのサブフレームにおいてPDCCHまたはEPDCCHの1つの繰り返しをユーザ機器に送信するための制御チャネル要素セット(CCE)セットまたは拡張CCE(ECCE)セットが、前記ユーザ機器のユーザ機器IDによって決定される、または上位層シグナリングによって設定される、
    請求項1に記載の無線通信方法。
  6. 異なるサブフレームにおいて同じインデックスのCCEセットまたはECCEセットにおいてPDCCHまたはEPDCCHの繰り返しを受信するユーザ機器が、すべてのユーザ機器セットの中のユーザ機器のうち、それぞれ特定の開始サブフレームサブセットに対応するユーザ機器を含む、
    請求項2に記載の無線通信方法。
  7. 前記繰り返し回数セット、前記第1のインデックス間隔、前記第2のインデックス間隔、前記第1の開始サブフレームセット、前記第2の開始サブフレームセット、のうちの1つまたは複数が、固定的に指定される、または、
    前記繰り返し回数セット、前記第1のインデックス間隔、前記第2のインデックス間隔、前記第1の開始サブフレームセット、前記第2の開始サブフレームセット、のうちの1つまたは複数に関する情報が、上位層シグナリングによって設定される、
    請求項1に記載の無線通信方法。
  8. ユーザ機器(UE)によって実行される、eNodeBから送信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張PDCCH(EPDCCH)を検出する無線通信方法であって、
    送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、それぞれ前記eNodeBから多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信されるPDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返し、を検出するステップ、
    を含み、
    前記送信繰り返し回数が、少なくとも、第1の繰り返し回数と、前記第1の繰り返し回数より大きい第2の繰り返し回数とからなる、繰り返し回数セット、から選択され、
    前記送信繰り返し回数として前記第1の繰り返し回数が選択されているときには、前記送信開始サブフレームが、前記第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセットから選択され、前記送信繰り返し回数として前記第2の繰り返し回数が選択されているときには、前記送信開始サブフレームが、前記第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセットから選択され、
    前記第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスが、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、前記第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスが、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、前記第2のインデックス間隔が、前記第1のインデックス間隔の整数倍であり、前記第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、前記第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じであり、前記第1の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、前記第1の繰り返し回数より小さくなく、前記第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、前記第2の繰り返し回数より小さくない、
    無線通信方法。
  9. 前記第1の開始サブフレームセットもしくは前記第2の開始サブフレームセットまたはその両方それぞれが、複数の開始サブフレームサブセットに分割され、前記開始サブフレームサブセットそれぞれが、1基または複数基のユーザ機器からなる1つの特定のユーザ機器セットにPDCCHまたはEPDCCHの繰り返しを送信する目的専用である、
    請求項8に記載の無線通信方法。
  10. 異なるサブフレームにおいて同じインデックスのCCEセットまたはECCEセットにおいてPDCCHまたはEPDCCHの繰り返しを受信するユーザ機器が、すべてのユーザ機器セットの中のユーザ機器のうち、それぞれ特定の開始サブフレームサブセットに対応するユーザ機器を含む、
    請求項9に記載の無線通信方法。
  11. 物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張PDCCH(EPDCCH)を送信するeNodeBであって、
    送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、PDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返しを、それぞれ多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信するように構成されている送信ユニット、
    を備えており、
    前記送信繰り返し回数が、少なくとも、第1の繰り返し回数と、前記第1の繰り返し回数より大きい第2の繰り返し回数とからなる、繰り返し回数セット、から選択され、
    前記送信繰り返し回数として前記第1の繰り返し回数が選択されているときには、前記送信開始サブフレームが、前記第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセットから選択され、前記送信繰り返し回数として前記第2の繰り返し回数が選択されているときには、前記送信開始サブフレームが、前記第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセットから選択され、
    前記第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスが、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、前記第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスが、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、前記第2のインデックス間隔が、前記第1のインデックス間隔の整数倍であり、前記第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、前記第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じであり、前記第1の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、前記第1の繰り返し回数より小さくなく、前記第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、前記第2の繰り返し回数より小さくない、
    eNodeB。
  12. 前記第1の開始サブフレームセットもしくは前記第2の開始サブフレームセットまたはその両方それぞれが、複数の開始サブフレームサブセットに分割され、前記開始サブフレームサブセットそれぞれが、1基または複数基のユーザ機器からなる1つの特定のユーザ機器(UE)セットにPDCCHまたはEPDCCHの繰り返しを送信する目的専用である、
    請求項11に記載のeNodeB。
  13. それぞれ前記開始サブフレームサブセットに対応する前記ユーザ機器セットが、ユーザ機器のユーザ機器IDによって決定される、または、シグナリングによって設定される、
    請求項12に記載のeNodeB。
  14. 前記第1の開始サブフレームセットもしくは前記第2の開始サブフレームセットまたはその両方に関して、特定のセルに対応する前記開始サブフレームサブセットそれぞれが、別のセルに対応する前記開始サブフレームサブセットのいずれとも異なる、
    請求項12に記載のeNodeB。
  15. 1つのサブフレームにおいてPDCCHまたはEPDCCHの1つの繰り返しをユーザ機器に送信するための制御チャネル要素セット(CCE)セットまたは拡張CCE(ECCE)セットが、前記ユーザ機器のユーザ機器IDによって決定される、または上位層シグナリングによって設定される、
    請求項11に記載のeNodeB。
  16. 異なるサブフレームにおいて同じインデックスのCCEセットまたはECCEセットにおいてPDCCHまたはEPDCCHの繰り返しを受信するユーザ機器が、すべてのユーザ機器セットの中のユーザ機器のうち、それぞれ特定の開始サブフレームサブセットに対応するユーザ機器を含む、
    請求項12に記載のeNodeB。
  17. 前記繰り返し回数セット、前記第1のインデックス間隔、前記第2のインデックス間隔、前記第1の開始サブフレームセット、前記第2の開始サブフレームセット、のうちの1つまたは複数が、固定的に指定される、または、
    前記繰り返し回数セット、前記第1のインデックス間隔、前記第2のインデックス間隔、前記第1の開始サブフレームセット、前記第2の開始サブフレームセット、のうちの1つまたは複数に関する情報が、上位層シグナリングによって設定される、
    請求項11に記載のeNodeB。
  18. eNodeBから送信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張PDCCH(EPDCCH)を検出するユーザ機器(UE)であって、
    送信繰り返し回数および送信開始サブフレームを使用して、それぞれ前記eNodeBから多数の連続するダウンリンクサブフレームにおいて送信されるPDCCHまたはEPDCCHの多数の繰り返し、を検出するように構成されている検出ユニット、
    を備えており、
    前記送信繰り返し回数が、少なくとも、第1の繰り返し回数と、前記第1の繰り返し回数より大きい第2の繰り返し回数とからなる、繰り返し回数セット、から選択され、
    前記送信繰り返し回数として前記第1の繰り返し回数が選択されているときには、前記送信開始サブフレームが、前記第1の繰り返し回数に対応する第1の開始サブフレームセットから選択され、前記送信繰り返し回数として前記第2の繰り返し回数が選択されているときには、前記送信開始サブフレームが、前記第2の繰り返し回数に対応する第2の開始サブフレームセットから選択され、
    前記第1の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスが、同じ第1のインデックス間隔だけ隔てられており、前記第2の開始サブフレームセットの中の任意の2つの隣り合う開始サブフレームのサブフレームインデックスが、同じ第2のインデックス間隔だけ隔てられており、前記第2のインデックス間隔が、前記第1のインデックス間隔の整数倍であり、前記第1の開始サブフレームセットの中の少なくとも1つのサブフレームのサブフレームインデックスが、前記第2の開始サブフレームセットの中の1つのサブフレームのサブフレームインデックスと同じであり、前記第1の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、前記第1の繰り返し回数より小さくなく、前記第2の開始サブフレームセットの中の任意の開始サブフレームから次の開始サブフレームまでのダウンリンクサブフレームの数が、前記第2の繰り返し回数より小さくない、
    ユーザ機器。
  19. 前記第1の開始サブフレームセットもしくは前記第2の開始サブフレームセットまたはその両方それぞれが、複数の開始サブフレームサブセットに分割され、前記開始サブフレームサブセットそれぞれが、1基または複数基のユーザ機器からなる1つの特定のユーザ機器セットにPDCCHまたはEPDCCHの繰り返しを送信する目的専用である、
    請求項18に記載のユーザ機器。
  20. 異なるサブフレームにおいて同じインデックスのCCEセットまたはECCEセットにおいてPDCCHまたはEPDCCHの繰り返しを受信するユーザ機器が、すべてのユーザ機器セットの中のユーザ機器のうち、それぞれ特定の開始サブフレームサブセットに対応するユーザ機器を含む、
    請求項19に記載のユーザ機器。
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