JP2017506528A - 歯修復装置及び歯修復装置の使用方法 - Google Patents
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Abstract
歯修復装置は、修復されている歯の咬合面の形の第一の硬化した又は硬い層、及び第一層に接合する第二の未硬化歯科用複合材層を有し、歯科専門家が間接的直接的歯修復治療を複製する結果で直接的な歯修復治療を実行することを可能にするものとして示される。多層の歯修復装置及びパッケージングを有するシステムは、未硬化の第二層の十分な支持及び保護を提供し、パッケージング内にある間に未硬化の部分を固い状態まで冷却し、歯修復装置の配置、及び第二層を適合するように修正すること、第二層を硬化させること、及び完全に硬化し硬くなった歯冠を修復されている歯の上に永久的に置くことによる、歯修復装置の配置及び仕上げを容易にする。
Description
本発明は概して修復歯科学の分野に関し、より具体的には、歯修復装置のその場での(in situ)カスタマイゼーションを可能にする、使用者が設定可能な(user configurable)未硬化の底層(sub-layer)に接合された、硬化された及び/又は熱処理された層を有する歯修復装置を使用して、患歯(affected tooth)を、自然な損傷を受けていない歯を複製する損傷を受けていない状態に修復する方法に関する。
歯の修復は、直接的又は間接的のどちらであってもよい。直接的な修復は、歯修復材料を使用した、失われた歯構造の大きな体積の再構築を伴う。間接的な修復は、患歯の仮想モデル又は物理的モデルから口の外で作られるオンレー又はクラウンを置くことを伴う。伝統的に、金属クラウンは、金及びステンレス鋼を使用して作られてきた。現在、セラミック及び複合クラウンも製造されている。
クラウンを使用する歯修復は、患歯が重度に損傷を受けている場合に提案されるが、少なくとも二回歯科医を訪れることを患者に要求する。最初の訪問中に、歯科医は欠けている又は損傷を受けた歯の印象を取り、特別注文のクラウンを準備(prepares)する歯科技工室にそれを送る。特別注文のクラウンは、患者の2回目の訪問中に歯科医によって適合させられる。この治療は、高価でもありまた時間を消費するものである。
提案される一つの代替的な治療は、複合MODBL(近心(Mesial)、咬合(Occlusal)、遠心(Distal)、頬側(Buccal)、舌側(Lingual))直接的修復である。この治療は、特別注文のクラウン修復よりも高価でなく、歯科医への1回の訪問を要求するだけである。この治療は、歯の欠けている及び/又は損傷を受けた部分が、歯科用複合材、アマルガム、金箔又はグラスアイオノマーセメントのような歯修復材料を用いて再構築されることを要求する。大半の場合において、複雑な複合材修復は、長期的な解決策ではなく、結局のところ修理又は交換のために歯科医を再訪問することを患者に要求するであろう。
現在のところ、歯科医は、特別注文のクラウンよりも高価でないが複雑な複合材修復よりも強い治療を患者に提案することができない。本明細書において記述される歯修復装置は、現在の欠点及び本明細書において明示的に引用されない現在の装置及び修復方法の他の欠点を克服する解決策を提供する。
本発明の一つの態様において、損傷状態から、自然な損傷を受けていない歯を複製する修復状態への修復を必要とする患歯の修復に使用するための歯修復装置は、第一歯修復材料で構成され、第一最終使用構成に形成された、第一層、及び、第一層に固定され、第二最終使用構成にある第一未硬化歯科用複合材料で構成された、第二層、を有する。第一層を構成する第一歯修復材料は、硬化した歯科用複合材料であるか又は硬化歯科用セラミックである。また、第二層は、歯修復装置のその場でのカスタマイゼーションを可能にする、使用者が設定可能な、未硬化の底層である。第一層の第一最終使用構成は、自然な、損傷を受けていない歯の咬合面を複製する。また、第二層の第二最終使用構成は、自然な、損傷を受けていない歯の頬側、舌側、近心及び遠心の側壁を複製する複数の側壁を形成する。第一層はまた、硬化した解剖学的咬合層又は熱処理された解剖学的咬合層として記述され得る。歯修復装置は、第一層又は第二層と一体的に形成された取っ手を更に有する。
本発明の他の態様において、損傷状態から、自然な損傷を受けていない歯を複製する修復状態への修復を必要とする患者の患歯を修復する方法であって、方法は、
a) 第一最終使用構成に準備及び形成された、第一歯修復材料で構成された第一層、及び第一層に接合され、第二最終使用構成にある使用者が設定可能な未硬化歯科用複合材料で構成された第二層を有する、歯修復装置を提供するステップ、
b) 未硬化歯科用複合材料で構成された第二層を、固い形態まで冷却するステップ、
c) 冷却された、固く未硬化の第二層を有する歯修復装置を、準備された修復部位を有する患歯の上に配置し、冷却された、固く未硬化の第二層が温まることを可能にするステップ、
d) 温められた第二層を設定し(configuring)、歯修復装置を患者のバイトレジストレーションに適合させるステップ(adjusting)、
e) 修復部位から歯修復装置を取り外し、第二層を硬化させるステップ、及び
f) 硬化した第二層を有する歯修復装置を再配置し、修復部位で患歯に歯修復装置を永久的に接合させるステップ、
を含む。
a) 第一最終使用構成に準備及び形成された、第一歯修復材料で構成された第一層、及び第一層に接合され、第二最終使用構成にある使用者が設定可能な未硬化歯科用複合材料で構成された第二層を有する、歯修復装置を提供するステップ、
b) 未硬化歯科用複合材料で構成された第二層を、固い形態まで冷却するステップ、
c) 冷却された、固く未硬化の第二層を有する歯修復装置を、準備された修復部位を有する患歯の上に配置し、冷却された、固く未硬化の第二層が温まることを可能にするステップ、
d) 温められた第二層を設定し(configuring)、歯修復装置を患者のバイトレジストレーションに適合させるステップ(adjusting)、
e) 修復部位から歯修復装置を取り外し、第二層を硬化させるステップ、及び
f) 硬化した第二層を有する歯修復装置を再配置し、修復部位で患歯に歯修復装置を永久的に接合させるステップ、
を含む。
方法は、歯修復装置を、外側ケーシング及び内側型枠(inner form)を有するパッケージング内に保管するステップであり、外側ケーシングは蓋及び底を有し、内側型枠は第二最終使用構成にある未硬化の歯修復装置の第二層を支持する、ステップ、を更に含んでもよい。冷却するステップに先立って内側型枠が外側ケーシングから取り外され、冷却するステップの後に、冷却された、固い第二層を有する歯修復装置が内側型枠から取り外される。
修復部位の近心‐遠心測定を確認し、修復部位の近心‐遠心測定に対応する大きさを有する歯修復装置を選択するために、選択キーが使用されてもよい。第一及び第二の隣接する歯及び第一の対向する歯に関して歯修復装置の配置を試験及び確認するために、歯修復装置の複製修復が、準備された修復部位に配置されてもよい。
第一層を構成する第一歯修復材料は、硬化した歯科用複合材料又は硬化歯科用セラミックである。また、第一層の第一最終使用構成は、自然な、損傷を受けていない歯の咬合面を複製する。第二層の第二最終使用構成は、自然な、損傷を受けていない歯の頬側、舌側、近心及び遠心の側壁を複製する複数の側壁を形成する。
本発明の第三の態様において、損傷状態から、自然な損傷を受けていない歯を複製する修復状態への修復を必要とする患歯の修復に使用するための、歯修復装置及び歯修復装置を保管、準備及び分配するためのパッケージングシステムは、第一最終使用構成に準備及び形成された、第一歯修復材料で構成された第一層、及び第一層に固定され、第二最終使用構成にある未硬化歯科用複合材料で構成された第二層を有する、歯修復装置;及び外側ケーシング及び内側型枠を有し、外側ケーシングは機械的に組み合される蓋及び底を有し、内側型枠は底に接着されて、第二最終使用構成にある歯修復装置の未硬化の第二層を保管及び支持するように形成された、パッケージング、を有する。内側型枠は、歯修復装置を受容するためのチャンバを有し、チャンバは、チャンバ内に保管される歯修復装置の冷却を容易にするように、高い熱伝導率を有する材料で構成されている。また、内側型枠は、外側ケーシングの底の台部分上に位置し、蓋はチャンバを有し、そのチャンバは、内側型枠のチャンバを受容するために十分な第一の深さを有する。外側ケーシング及び内側型枠は、光透過抑制材料で構成されている。蓋及び底の機械的な組み合わせもまた、蓋のチャンバ内への周辺光の透過を抑制する。機械的な組み合わせは、外側ケーシングの蓋及び底の対応する突起部からの環状のスナップフィットの形式であってもよい。
第一層を構成する第一歯修復材料は、硬化した歯科用複合材料又は硬化歯科用セラミックである。また、第一層の第一最終使用構成は、自然な、損傷を受けていない歯の咬合を複製する、解剖学的咬合面である。第二層の第二最終使用構成は、自然な、損傷を受けていない歯の頬側、舌側、近心及び遠心の側壁を複製する複数の側壁を形成し、歯修復装置のその場でのカスタマイゼーションを可能にする、使用者が設定可能な、未硬化の底層である。
本発明の第四の態様において、損傷状態から、自然な損傷を受けていない歯を複製する、修復され損傷を受けていない状態への修復を必要とする患歯の修復に使用するためのキットであって、そのキットは:a)複数の大きさの歯修復装置であり、第一最終使用構成に準備及び形成された、第一歯修復材料で構成された第一層、及び第一層に固定され、第二最終使用構成にある未硬化歯科用複合材料で構成された第二層をそれぞれ有し、カスタマイズされた第二層の成形及び仕上げを可能にする、歯修復装置;b)外側ケーシング及び内側型枠を有し、外側ケーシングは蓋及び底を有し、蓋及び底は、蓋を底に機械的に接合及び組み合わせるための対応する溝をそれぞれ有し、内側型枠は底に接着されて、第二最終使用構成にある歯修復装置の未硬化の第二層を支持するように形成された、パッケージング;及びc)キット内の歯修復装置の複数の大きさに対応する選択キー、を有する。選択キーは第一の端及び第二の階段状の端を有し、第二の階段状の端は、第一の端に向かい合い、第一の端と第二の端との間に様々な寸法の複数の幅を形成し、様々な寸法のそれぞれは、キット内の複数の歯修復装置の大きさに対応する。キットは、第二層を成形し、歯修復装置の準備中に未硬化歯科用複合材料を除去するためのカービングツール、及び歯修復装置の準備及び取り付け中に患歯及び隣接する歯に塗付されるべき分離剤、を更に有してもよい。
本発明の歯修復装置は、二つの主な部分、すなわち、第一の硬化した及び/又は熱処理された解剖学的咬合層、並びに、歯のクラウンを把持及び操作することを容易にするための取っ手を有する第二の未硬化の底層からなる“ハイブリッド”クラウンである。図1乃至図8は、本発明の“一回訪問”歯修復装置10及びその対応するパッケージングの様々な実施形態を示す。各図面内の同様又は同一の要素は、可能な限り同じ参照番号を用いて同定されるであろう。本発明の歯修復装置は、損傷及び/又は欠損した生来の歯を修復するために歯科専門家によって取られる時間を有意に低減し、また、要求される複合材のシェード及び量に関する歯科専門家による当て推量を無くす。
本発明による歯修復装置10の第一の実施形態は、図1及び図2に示される。歯修復装置10は、第一層12及び第一層12に接合又は固定された第二層14を有する。第一層12、解剖学的咬合層は、歯科用複合材料を含む。その歯科用複合材料は、所望の硬さ及び仕上がりまで硬化し及び/又は熱処理され、第一最終使用構成、すなわち修復されている患歯の生来の又は自然な咬合面の解剖学的構造を複製する咬合面16の形状に予め形成される。第一層12の歯科用複合材料は予め硬化されるので、最終製品は、歯科用複合材料がその場で(in situ)歯科専門家によって硬化されるときに直面し得る収縮応力及び周辺部の隙間が生じにくくなるであろう。代替的に、第一層は、歯科用セラミックのような適切な歯修復材料であってもよい。第一層12は、好ましくは咬合面16のみを形成し、患歯の頬側、舌側、遠心及び近心の側面を形成するような側壁を欠く。
第二層14、底層(sub-layer)は、未硬化の歯科用複合材を概して有し、セメンティング及びボンディングを含む既知の歯科的技術によって第一層12に接合される。取っ手18は、第二層14と一体的に形成され、また未硬化の歯科用複合材で構成される。未硬化の第二層は、未硬化の第二層は、患歯の生来の又は自然な頬側、舌側、遠心及び近心の側面を概して複製する複数の側壁を含む第二最終使用構成を有する。取っ手18は、患歯の頬側の側面に対応する第二層14の側壁20aから延びる。第二層14は未硬化であるので、それは成形可能な“チェアサイド”のままであり、典型的には多数回の訪問、費用が掛かる間接的な修復に関連付けられるカスタマイズ可能な側面を、本発明の歯修復装置に与える。
取っ手18は未硬化であるため、それは、歯修復装置10の準備及びフィッティング中に綿ピンセットのような歯科用器具によって掴まれ得る前に、十分な固さをもつように処理されてもよい。第二層14の取っ手18を有する部分はまた、歯科用器具によって把持されるために十分な固さを有する取っ手に結果するように、局所的に硬化されてもよい。ひとたび歯修復装置が患歯上への配置の準備ができると、取っ手18は、未硬化の場合は、第二層からの過剰な修復材料が修復領域から除去されるときに取り外されてもよく、又は局所的に硬化されているのであれば切り落とされてもよい。
図3は、本発明の他の実施形態を示す。ここでは、歯修復装置10は第一層12及び第一層12に接合又は固定された第二層14を有し、取っ手18は第一層12と一体的に形成され且つ第一層12から外側に延びている。図1‐図2に示された実施形態と同様に、第一層12は、解剖学的咬合層であり、所望の硬さ及び仕上がりまで硬化し及び/又は熱処理され、第一最終使用構成、すなわち患歯の生来、自然な咬合面の解剖学的構造を複製する咬合面16の形状に予め形成された歯科用複合材料で構成される。第二層14、底層は、未硬化の歯科用複合材を概して有し、セメンティング及びボンディングを含む既知の歯科的技術によって第一層12に接合される。
図4‐図12は、本発明の歯修復装置10の他の態様、すなわち、硬化した/硬い部分及び未硬化部分の両方を備えたハイブリッドの、多層歯修復装置10を支持するためのパッケージングシステム30を示す。パッケージングシステム30は、外側ケーシング32及び内側型枠34を有する。外側ケーシング32は、蓋36及び底38を更に有する。それらは、一緒にぴったりと合わされたときに、内側型枠34を受容し、光及び物理的な汚染を含む外部要因からそれを隔離する。
内側型枠34(図5、図8‐図9)を第一に参照すると、内側型枠は、歯修復装置10及び、具体的には、歯修復装置10の未硬化の第二層14のための成形型及び支持として働く。成形型及び支持機能のために、内側型枠34は、様々な大きさ及び形状の本発明による歯修復装置に対応するために様々な大きさ及び形状に設計及び構成されている。取っ手18が第二層14と一体的に形成されている本発明の歯修復装置10の実施形態については、内側型枠34もまた、取っ手18の大きさ、形状及び位置を規定することになる。内側型枠34は、底38の台部分42の大きさに概して対応する大きさ及び形状の外周40を有する。チャンバ44は、歯修復装置10を受容するように、内側型枠34の中に形成される。チャンバ44は、主区分46及び取っ手区分48を含む。
内側型枠34の材料選択及び厚さは、第二層14が硬化し硬くなる前に歯修復装置10を支持し、柔軟性を維持し、第二層14内の未硬化の材料の形状を歪めること又は損なうことなく内側チャンバ44から歯修復装置10を取り外すことの容易さを助けるための、内側型枠34に対する必要性によって決定付けられる。内側型枠34はまた、以下でより詳細に記述されるように、修復治療に使用するための歯修復装置10の準備中の熱伝導を硬化的に促進しながら、内側チャンバ44の中への水分、周辺光又は他の汚染の透過に対する障壁として働かなくてはならない。内側型枠34は、好ましくは2‐6mmの厚さを有する不透明又は実質的に不透明な熱可塑性ポリプロピレンで構成される。
外側ケーシング32は、蓋36及び底38を有する。底38は、内側型枠34を支持するための固い台であり、内側型枠34が上に位置する台部分42を含み、内側型枠34の外周に形状及び大きさが概して対応する。内側型枠34はまた、標準的な方法及び医療装置産業からのプロトコルを使用して底38に接着されてもよい。内側型枠34が底38に接着される場合、それは、底38からの内側型枠34の容易な分離及び取り外しを可能にするようなやり方で行われる。これは、医療グレードの接着剤フィルム50(図10)の使用を通じて達成されてもよい。図5に見られるように、接着剤フィルム50は、内側型枠34の領域よりも小さく、内側型枠の接着されていない部分52が底38から内側型枠34を分離することを容易にするプルタブとして働くことを可能にする。
蓋36は、底38の外周54及び構成と概して対応する外周52及び構成を有し、蓋36及び底38が一緒に接合されたときに、均一な大きさの外側ケーシングを形成する。蓋36は、少なくとも第一の区分58を有する内側チャンバ56を含む。その第一の区分58は、内側型枠34のチャンバ44を受容し覆う。図7に見られるように、第一及び第二の仕切り60,62は、チャンバ58を第二及び第三の区分64,66に分割する。これらの補助的な区分は、歯科用ウェッジ及びキットの部分として歯修復装置10と共にまとめると有用であり得る他の備品を含む、修復治療中に使用される付属品76,78(図12)を保持することができる。第一及び第二の仕切り60,62は、補助的な区分64,66が第一の区分58から離れた状態を保つため及び補助的な区分64,66の内容物が第一の区分58に入ることを防止するために、底38の台部分42まで延びるべきである。これらの図面において、仕切り60,62は、蓋36に直接的に形成され又はプレスで作られている。
外側ケーシング32の蓋36及び底38は、一緒に緊密に適合し、蓋36の内側チャンバ56と外部環境との間に障壁を形成する。障壁又は封印は、水分障壁及び他の汚染に対する障壁を形成するだけでなく、内側チャンバ56の中への周辺光の透過を防止又は抑制する。適切な封印及び障壁を形成するために、蓋36及び底38は、蓋36の内側チャンバ58への入口の外縁68に配置された第一の組み合いリップ(locking lip)又は突起部(ridge)、及び、底38の台部分42の外縁70上の対応する第二の組み合いリップ又は突起部を有する環状のスナップフィットの構成で一緒に適合する。一つの代替的な構成において、内側チャンバ58への入口の外縁68及び台部分42の外縁70は、一緒にプレスフィット又は摩擦フィットするような寸法であってもよい。第一タブ72は蓋36の外周に形成され、第二タブ74は底38の外周に形成される。タブ72,74は、パッケージングシステム30の操作中に底38から蓋36を分離することの容易さを助けるために、パッケージング30の向かい合う角に配置される(図4)。タブ72,74はまた、パッケージングシステムの斜め方向の角に配置されて、同じ効果を有してもよい。蓋36及び底38は、歯修復装置10の未硬化の第二層14を時期尚早に硬化させ始め得る蓋36の内側チャンバ58の中への周囲の光の透過を防止するために、不透明又は実質的に不透明な材料で形成される。
本発明の他の態様において、図1‐図3による本発明の歯修復装置は、上側又は下側の患歯の修復に使用される歯修復装置を有するキットとして販売される。上で詳細に記述されたように、歯修復装置10は、頬側に取っ手を備え、二つの部分、すなわち硬化した解剖学的咬合層及び未硬化の底層で作られた、ハイブリッドセラミック歯クラウンである。キットは、上側及び下側の大臼歯及び小臼歯のために、シェードA3HT(高透過性)を含むがこれに限定されない様々なシェードで、5つの異なる大きさで、準備される。上側の患歯を修復するためのキットは:歯科用ウェッジ76(図12)、複製修復80(図15)及び以下の大きさの複数の歯修復装置:15/14‐XS,S,M,L,XL;17/16‐XS,S,M,L,XL;24/25‐XS,S,M,L,XL;及び26/27‐XS,S,M,L,XL、を含んでもよい。各歯修復装置の種類の解剖学的構造は、二本の歯、各歯の群の第一及び第二に対して共通である。例えば、15/14の大きさの歯修復装置は、第一及び第二の右上の小臼歯を修復するために使用されることができる。
キットは、上側の大臼歯又は上側の小臼歯と共に使用ために色分けされた対応する数のゲージ/選択キー82(図13)を更に含んでもよい。キットはまた、過剰な未硬化の材料を除去するためのカービング器具84(図24)、及び分離剤86(図16)、を含む、修復治療に使用される追加的な備品を有してもよい。下側の患歯を修復するためのキットは、上側用のキットと共に上で述べられた備品に加えて、複製修復80(図15)及び以下の大きさの複数の歯修復装置を含むであろう:34/35‐XS,S,M,L,XL;45/44‐XS,S,M,L,XL;36/37‐XS,S,M,L,XL;及び47/46‐XS,S,M,L,XL。
複製修復(replica restorations)80は、患歯2(図13)の種類及び大きさに一致する歯修復装置の硬化した第一層80a及び取っ手80bの使い捨てのシリコンの複製である。複製修復80は、患歯2の準備中に得られた咬合の隙間が十分であることを確認するために使用される。それはまた、患歯2の修復領域4(図14)上の歯修復装置の全体の3次元位置及び隣接する歯及び向かい合う歯(図15)との関係の良好な視認を提供する。
選択キー82は、透明な材料で作られた使い捨てのゲージであり、4種類‐上側大臼歯(UM)、下側大臼歯(LM)、上側小臼歯(UPM)及び下側小臼歯(LPM)‐で利用可能である。選択キー82は、2つの機能を有する。第一に、選択キー82は、患歯2の近心−遠心(M‐D)距離を決定し、本発明による歯修復装置の正しい選択を補助するために使用される。図13に見られるように、選択キー82は、第一の直線状の端82a、及び各段が患歯2の特定の近心−遠心の大きさ、例えばXS,S,M,L,XLに対応する第二の階段状の端82bを有する。選択キー82の透明な特性は、患歯2が選択キーを通して見られることを可能にする。選択キー82の第二の機能は、選択キー82の穴82cを通じて歯修復装置10の中心の局所的な硬化(図23)を容易にすることである。
分離剤86(図16)は、好ましくは水に可溶な塗り付ける分離フィルムであり、蒸発して薄い分離層を患歯2及び隣接する歯6,8に残す。この製品は、歯修復装置10の未硬化の第二層14の、患歯及び隣接する歯の処理された領域への望まないボンディングを防止するために、修復領域4及び隣接する歯6,8を隔離するために使用される。
本発明の歯修復装置は、構造的に傷付けられた臼歯を修復するために有益である。図1‐図3に示された本発明の歯修復装置の準備、適合及び適用は、以下のステップに従う。修復されている患歯2の近心−遠心(M‐D)距離が、患歯2を治療及び修復するための歯修復装置10の大きさを確認するための選択キー82(図13)を使用して決定される。次いで、古い修復及び/又は損傷を受けた若しくは虫歯の区分が、標準的な歯科治療及びプロトコルを使用して患歯2から除去され、およそ1mmだけ患歯2の咬合面を下げる。修復領域4の準備は、オーバーレイ又は咬合トップのそれと同様であってもよい。少なくとも1mmの隙間が中心窩において許されるべきであり、歯尖(cusps)及び辺縁隆線(marginal ridges)では1.5mmが許されるべきである。修復領域4の深さは、基準点として隣接する歯6,8を使用して、歯肉消息子(periodontal probe)88を用いて測定されることができる。修復領域4の部分が3mmよりも深い場合は、修復方法を先に進めるより前に、それらは、複合材で積層されるべきである。積層が必要な場合には、十分な咬合の隙間が残されるべきであり、向かい合う歯を検査した後に修正が行われるべきである。
ひとたび修復部位4が古い修復材料及び/又は損傷を受けた歯の物質が取り除かれ、正しい大きさの歯修復装置10が選択されると、次のステップは、本発明の歯修復装置10の使い捨てのシリコン複製修復80を使用した複製修復の試適(try-in)である。複製修復80は、患歯2の修復部位4の準備中に得られた咬合隙間が十分であることを確認するため、並びに、歯修復の全体の位置及び隣接する歯6,8及び向かい合う歯90との関係の良好な視認を提供するために使用される。複製修復80は、その取っ手80bがピンセット92又は鉗子を用いて把持され、近心/遠心適合を確認するために患歯2の修復部位4に置かれる。患者は、適正な咬合隙間があることを確かにするために、適切な位置で複製修復80を噛み締める。複製修復80は、取っ手80bがピンセット92によってそっと引かれたときに動くための十分な空間を有するべきである。
図16に示されるように、ひとたび修復領域4が正しい寸法であることが確かめられると、修復領域は、患歯2を隣接する歯6,8から離し、これらの歯2,6,8の間の隣接歯間の空間94a,94bを拡張するための適切な歯科用ウェッジ76を用いて更に準備される。歯科用ウェッジ76はまた、アンダーカットを遮断し、患歯2と隣接する歯6,8との間の接触点を露出させる。適切な歯科用ウェッジ76は、非対称的な側面を備える歯科用ウェッジの表題が付けられた、ロンジウムリミテッドへの国際出願第PCT/US2013/043733号において開示及び記述された歯科用ウェッジである。塗布器86aは、歯修復装置10内の未硬化の材料がこれらの歯に永久的に付着することを防止するために患歯2の修復領域4及び隣接する歯6,8に塗布される分離剤を塗布するために使用される。
次のステップにおいて(図17)、予め選択された歯修復装置10は、内側型枠34から取り外される。好ましい臨床上の方法は、第二層14の未硬化の複合材樹脂(composite resin)を0°C(32°F)以下まで冷却することを含む。理想的には温度は−18°C(およそ−1°F)よりも低くあるべきである。内側型枠34は、所望の温度に達するように歯内冷却噴霧器96を用いて噴霧される。未硬化の複合材樹脂を冷凍庫内で零下の温度まで冷却することも容認できる。冷却することの目的は、取っ手18が未硬化の複合材樹脂で作られている場合に取っ手18を操作すること及び一時的に硬くすることが大いに容易になるように、未硬化の複合材の粘度を高めることである。図18‐図19に示されるように、ひとたび歯修復装置10の未硬化の部分が冷却手順を通じて一時的に硬くされると、歯修復装置は、容易に内側型枠34のチャンバ44から押され、ピンセット又は鉗子のような歯科用器具92を用いて取っ手18で把持されることができる。図18に見られるように、内側型枠34のチャンバ44を有する柔軟なフィルムが内側から外に押されて、冷たく、硬くされた歯修復装置10をチャンバ44から飛び出させてもよい。内側型枠34のチャンバ44を有する柔軟なフィルムも歯修復装置10をチャンバ44から引っ張るための歯科用器具の使用を可能にするであろうこともまた、予期されている。
典型的な歯内冷却噴霧器は、未硬化の複合材樹脂を約15秒間硬い状態に維持する。冷却ステップはまた、歯修復装置10がそのパッケージから直接的に患者の口の中に運ばれることを可能にする。パッケージングシステム30、及び具体的には内側型枠34は、患者の口の中への歯修復装置10の直接的な運搬のために設計され、装置の汚染可能性を低減する。
次いで、冷たく、硬くされた歯修復装置10は、修復領域4において患歯2に置かれ(図19)、歯修復装置の未硬化の第二層14が温まり軟らかくなるに際に、装置は、修復領域4の中に押し下げられ、隣接する歯6,8と整列させられる(図20)。歯修復装置10は、指98によって所定の位置に押し込まれてもよい。頑丈なスパチュラ又は平らなプラスチック器具100(図21)が、歯修復装置10を隣接する歯6,8と整列させるために使用されてもよい。次いで、患者は、正しい着座(seating)、垂直位置、並びに患歯2の残りの歯構造及び隣接する歯6,8との歯修復装置の頬側/下側の整列を確かめるために噛みしめてもよい(図22)。
選択キー82の助けによって、歯修復装置10は、最も光感応性の高い複合材料を硬化するための歯科用硬化ライト102を用いて局所硬化させられる。選択キー穴82cは、歯修復装置10の上に整列させられ、硬化光を所望の複合材料に向ける。局所硬化は、歯修復装置10を安定化し、また、カービング器具84を使用して過剰な複合材14aが除去され第二層14の残りの材料に自然な輪郭が形成される間に、患者の口の中での歯修復装置の動きを低減する(図24)。
ひとたび過剰な複合材料が除去されると、歯修復装置10の第二層14は、硬化ライト102を用いて完全に硬化させられ(図25)、次いで鉗子又は湾曲止血ピンセットを用いて修復部位4から除去される。硬化ライト102からの典型的な光102aは、面/側面毎におよそ20秒間、咬合面並びに頬側及び下側の側面に与えられる。第二層14の下側14aは、
完全に硬化させられないかも知れず、先に進む前に硬化ライト102からの光エネルギー102aを用いて完全に硬化させられるべきである(図26)。
完全に硬化させられないかも知れず、先に進む前に硬化ライト102からの光エネルギー102aを用いて完全に硬化させられるべきである(図26)。
次いで、完全に硬化した歯修復装置10は、適切な歯科用器具104を用いて必要に応じて切り落とされ研磨され(図27)、それが局所硬化させられて硬くされている場合又は第一層と一体的に形成されている場合には歯修復装置から取っ手を切り落とすことを含む。歯修復装置10、患歯2の修復領域4及び隣接する歯6,8は、分離剤86が除去されることを確かにするために、洗浄及び乾燥される(図28‐図29)。次いで、完全に硬化した歯修復装置10は、患歯2の修復部位4において所定の位置にボンディングされ又はセメンティングされてもよい(図30)。好ましくは、デュアルキュア型樹脂セメント>30MPAが、完全に硬化した歯修復装置を患歯の修復領域に接着するために使用される。
本発明は一つの具体的な用途に関連して記述されたが、この用途は、本質的に例示であり、本発明の可能な用途を限定するように意図されていない。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、複数の修正及び変形がもたらされ得ることが理解されるであろう。本開示は、本発明の例示として意図されており、本発明を図示され記述された特定の実施形態に限定するように意図されていないことが明確に理解されるであろう。本開示は、添付の特許請求の範囲により、請求の範囲内に含まれるような全てのこのような修正をカバーするように意図されている。
Claims (50)
- 損傷状態から、自然な損傷を受けていない歯を複製する修復状態への修復を必要とする患歯の修復に使用するための歯修復装置であって、当該歯修復装置は、
a) 第一歯修復材料で構成され、第一最終使用構成に形成された、第一層、及び
b) 前記第一層に固定され、第二最終使用構成にある第一未硬化歯科用複合材料で構成された、第二層、
を有する、歯修復装置。 - 前記第一層を構成する前記第一歯修復材料は、硬化した歯科用複合材料である、請求項1に記載の歯修復装置。
- 前記第一層を構成する前記第一歯修復材料は、硬化歯科用セラミックである、請求項1に記載の歯修復装置。
- 前記第一層の前記第一最終使用構成は、自然な、損傷を受けていない歯の咬合面を複製する、請求項1に記載の歯修復装置。
- 前記第二層の前記第二最終使用構成は、自然な、損傷を受けていない歯の頬側、舌側、近心及び遠心の側壁を複製する複数の側壁を形成する、請求項4に記載の歯修復装置。
- 前記第一層は、硬化した解剖学的咬合層である、請求項1に記載の歯修復装置。
- 前記第一層は、熱処理された解剖学的咬合層である、請求項1に記載の歯修復装置。
- 前記第二層は、当該歯修復装置のその場でのカスタマイゼーションを可能にする、使用者が設定可能な、未硬化の底層である、請求項1に記載の歯修復装置。
- 前記第二層と一体的に形成された取っ手を更に有する、請求項1に記載の歯修復装置。
- 前記第一層と一体的に形成された取っ手を更に有する、請求項1に記載の歯修復装置。
- 損傷状態から、自然な損傷を受けていない歯を複製する修復状態への修復を必要とする患者の患歯を修復する方法であって、当該方法は、
a) 第一最終使用構成に準備及び形成された、第一歯修復材料で構成された第一層、及び前記第一層に接合され、第二最終使用構成にある使用者が設定可能な未硬化歯科用複合材料で構成された第二層を有する、歯修復装置を提供するステップ、
b) 前記未硬化歯科用複合材料で構成された前記第二層を、固い形態まで冷却するステップ、
c) 冷却された、固く未硬化の第二層を有する前記歯修復装置を、準備された修復部位を有する患歯の上に配置し、冷却された、固く未硬化の第二層が温まることを可能にするステップ、
d) 温められた前記第二層を設定し、前記歯修復装置を患者のバイトレジストレーションに適合させるステップ、
e) 前記修復部位から前記歯修復装置を取り外し、前記第二層を硬化させるステップ、及び
f) 硬化した前記第二層を有する前記歯修復装置を再配置し、前記修復部位で患歯に前記歯修復装置を永久的に接合させるステップ、
を含む、方法。 - 前記歯修復装置を、外側ケーシング及び内側型枠を有するパッケージング内に保管するステップであり、前記外側ケーシングは蓋及び底を有し、前記内側型枠は第二最終使用構成にある未硬化の前記歯修復装置の第二層を支持する、ステップ、を更に含む、請求項11に記載の方法。
- 前記冷却するステップに先立って前記内側型枠を前記外側ケーシングから取り外し、前記冷却するステップの後に冷却された、固い第二層を有する前記歯修復装置を前記内側型枠から取り外すステップを更に含む、請求項12に記載の方法。
- 前記修復部位の近心‐遠心測定を確認するための選択キーを使用し、前記修復部位の前記近心‐遠心測定に対応する大きさを有する前記歯修復装置を選択するステップを更に含む、請求項11に記載の方法。
- 患歯の現存する歯修復又は損傷した領域を取り除くことによって、患歯の前記修復部位を準備するステップを更に含む、請求項11に記載の方法。
- 第一及び第二の隣接する歯及び第一の対向する歯に関して前記歯修復装置の配置を試験及び確認するために、前記歯修復装置の複製修復を準備された前記修復部位に配置するステップを更に含む、請求項11に記載の方法。
- 未硬化の第二層に永久的にボンディングすることを妨げるために、冷却された固い第二層を有する前記歯修復装置を前記修復部位に配置する前記ステップの前に、前記患歯の前記修復部位及び第一及び第二の隣接する歯に分離剤を塗付するステップを更に含む、請求項11に記載の方法。
- 硬化した前記歯修復装置を前記修復部位に永久的に接合させる前記ステップは、硬化した前記歯修復装置を前記修復部位にセメンティングすることを含む、請求項11に記載の方法。
- 硬化した前記歯修復装置を前記修復部位に永久的に接合させる前記ステップは、硬化した前記歯修復装置を前記修復部位にボンディングすることを含む、
請求項11に記載の方法。 - 前記第一層を構成する前記第一歯修復材料は、硬化した歯科用複合材料である、請求項11に記載の方法。
- 前記第一層を構成する前記第一歯修復材料は、硬化歯科用セラミックである、請求項11に記載の方法。
- 前記第一層の前記第一最終使用構成は、自然な、損傷を受けていない歯の咬合面を複製する、請求項11に記載の方法。
- 前記第二層の前記第二最終使用構成は、自然な、損傷を受けていない歯の頬側、舌側、近心及び遠心の側壁を複製する複数の側壁を形成する、請求項11に記載の方法。
- 前記歯修復装置は、前記第一層と一体的に形成された取っ手を更に有する、請求項11に記載の方法。
- 硬化した前記歯修復装置を患歯の前記修復部位に永久的に接合させる前記ステップの前に、前記第一層から前記取っ手を切り落とすステップを更に含む、請求項24に記載の方法。
- 前記歯修復装置は、取っ手を更に有する、請求項11に記載の方法。
- 温められた前記第二層を設定し、前記歯修復装置を患者のバイトレジストレーションに適合させる前記ステップの後に、前記取っ手を局所硬化させるステップ、及び
硬化した前記歯修復装置を患歯の前記修復部位に永久的に接合させる前記ステップの前に、前記第二層から硬化した前記取っ手を切り落とすステップ、
を更に含む、請求項26に記載の方法。 - 温められた前記第二層を設定し、前記歯修復装置を患者のバイトレジストレーションに適合させる前記ステップの後に、前記歯修復装置を局所硬化させるステップ、を更に含む、請求項11に記載の方法。
- 損傷状態から、自然な損傷を受けていない歯を複製する修復状態への修復を必要とする患歯の修復に使用するための、歯修復装置及び歯修復装置を保管、準備及び分配するためのパッケージングシステムであって、当該歯修復装置及びパッケージングシステムは、
a) 第一最終使用構成に準備及び形成された、第一歯修復材料で構成された第一層、及び前記第一層に固定され、第二最終使用構成にある未硬化歯科用複合材料で構成された第二層を有する、歯修復装置、及び
b) 外側ケーシング及び内側型枠を有し、前記外側ケーシングは機械的に組み合される蓋及び底を有し、前記内側型枠は前記底に接着されて、第二最終使用構成にある前記歯修復装置の未硬化の前記第二層を保管及び支持するように形成された、パッケージング、
を有する、歯修復装置及びパッケージングシステム。 - 前記第一層を構成する前記第一歯修復材料は、硬化した歯科用複合材料である、請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記第一層を構成する前記第一歯修復材料は、硬化歯科用セラミックである、請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記第一層の前記第一最終使用構成は、自然な、損傷を受けていない歯の咬合を複製する解剖学的咬合面である、請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記第二層の前記第二最終使用構成は、自然な、損傷を受けていない歯の頬側、舌側、近心及び遠心の側壁を複製する複数の側壁を形成する、請求項32に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記第二層と一体的に形成された取っ手を更に有する、請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記第一層と一体的に形成された取っ手を更に有する、請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記第一層は、硬化した解剖学的咬合層である、請求項29に記載の歯修復装置。
- 前記第一層は、熱処理された解剖学的咬合層である、請求項29に記載の歯修復装置。
- 前記第二層は、前記歯修復装置のその場でのカスタマイゼーションを可能にする、使用者に設定される、未硬化の底層である、請求項29に記載の歯修復装置。
- 前記内側型枠は、前記歯修復装置を受容するためのチャンバを有し、前記チャンバは、前記チャンバ内に保管される前記歯修復装置の冷却を容易にするように、高い熱伝導率を有する材料で構成されている、請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記内側型枠は、チャンバ内に保管される前記歯修復装置の冷却を容易にするように、高い熱伝導率を有する材料で構成されている、請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記内側型枠は、前記外側ケーシングの前記底の台部分上に位置し、
前記蓋はチャンバを有し、前記チャンバは、前記内側型枠のチャンバを受容するために十分な第一の深さを有する、
請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。 - 前記外側ケーシングは、光透過抑制材料で構成されている、請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記内側型枠は、光透過抑制材料で構成されている、請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記蓋及び前記底の前記の機械的な組み合わせは、前記蓋のチャンバ内への周辺光の透過を抑制する、請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記の機械的な組み合わせは、前記外側ケーシングの前記蓋及び前記底の対応する縁からの環状のスナップフィットである、請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記蓋は、内側のチャンバを複数の区画に分ける複数の側壁を有する、請求項29に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 前記側壁は、前記底の台部分に向かって延び、前記蓋が前記底に機械的に組み合わされたときに、前記複数の区画を実質的に分ける、請求項46に記載の歯修復装置及びパッケージングシステム。
- 損傷状態から、自然な損傷を受けていない歯を複製する、修復され損傷を受けていない状態への修復を必要とする患歯の修復に使用するためのキットであって、当該キットは、
a) 複数の大きさの歯修復装置であり、各歯修復装置は、第一最終使用構成に準備及び形成された、第一歯修復材料で構成された第一層、及び前記第一層に固定され、第二最終使用構成にある未硬化歯科用複合材料で構成された第二層を有し、カスタマイズされた前記第二層の成形及び仕上げを可能にする、歯修復装置、
b) 外側ケーシング及び内側型枠を有し、前記外側ケーシングは蓋及び底を有し、前記蓋及び前記底は、前記蓋を前記底に機械的に接合及び組み合わせるための対応する溝をそれぞれ有し、前記内側型枠は前記底に接着されて、第二最終使用構成にある前記歯修復装置の未硬化の前記第二層を支持するように形成された、パッケージング、及び
c) 当該キット内の歯修復装置の前記複数の大きさに対応する選択キー、
を有する、キット。 - 前記第二層を成形し、前記歯修復装置の準備中に未硬化歯科用複合材料を除去するためのカービングツール、及び
前記歯修復装置の準備及び取り付け中に患歯及び隣接する歯に塗付されるべき分離剤、
を更に有する、請求項48に記載のキット。 - 前記選択キーは第一の端及び第二の階段状の端を有し、
前記第二の階段状の端は、前記第一の端に向かい合い、前記第一の端と前記第二の端との間に様々な寸法の複数の幅を形成し、前記様々な寸法のそれぞれは、当該キット内の前記複数の歯修復装置の大きさに対応する、
請求項48に記載のキット。
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