JP2017502626A - 無線通信ネットワークの時間および周波数リソースの中から時間および周波数リソースを決定する方法およびデバイス - Google Patents

無線通信ネットワークの時間および周波数リソースの中から時間および周波数リソースを決定する方法およびデバイス Download PDF

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Abstract

K個の個々の送信を実行するN個の連続フレームにわたる個々のシーケンスT1,・・・,TKを考えると、1つの時間および周波数リソースがフレーム毎に個々の各送信に割り振られる。時間および周波数リソースは、1つの次元に時間リソースを有し、別の次元に周波数リソースを有する格子により表すことができる。管理デバイスは、各周波数ホッピングシーケンス[A1,・・・,AN]=Aが適用されるN個の連続フレームにわたる個々のシーケンスT1,・・・,TKの可能な各セットの性能指数G(A,T1,・・・,TK)を計算することであって、性能指数G(A,T1,・・・,TK)は、干渉、雑音、および/または経路損失への送信ロバスト性を表し、周波数ホッピングシーケンスA1,・・・,ANが、前記格子によって可能になる全ての時間および周波数リソースのシーケンスのサブセットである許容可能周波数ホッピングシーケンスの予め定義されるセットの中から定義されるような制約下で特定される、計算することと、最良の性能指数G(A,T1,・・・,TK)を示す個々のシーケンスT1,・・・,TKのセットを選択することとを実行する。

Description

本発明は、一般的には、無線通信ネットワーク内の時間および周波数リソースを割り振って、N個の連続フレームにわたり個々の送信を実行することに関し、無線通信ネットワークの時間および周波数リソースは、1つの次元に時間リソースを有し、別の次元に周波数リソースを有する格子により表すことができ、格子は、K個の個々の送信の中の1つの送信が、時間リソース毎に許可されるような可能な時間および周波数リソースのシーケンスを定義し、時間および周波数リソースの割り振りは、N個の連続フレームに適用される周波数ホッピングシーケンスが、前記格子によって可能になる全ての時間リソースおよび周波数シーケンスのサブセットである許容可能周波数ホッピングシーケンスの予め定義されるセットの中から定義されるような制約下で実行される。
無線通信ネットワーク内で送信を実行するために、無線通信ネットワークのリソースは、リソース使用の調整を担う無線通信ネットワークのデバイスによって割り振られる必要がある。
時間および周波数リソースは通常、前記送信の実行を可能にするために使用される。時間は等サイズの時間スロットに分割され、したがって、時間リソースを定義する。複数の周波数または周波数帯が、送信の実行に利用可能であり、したがって、周波数リソースを定義する。1つのそのような時間スロット中の1つのそのような周波数または周波数帯の使用は、1つの時間および周波数リソースを定義する。時間および周波数リソースは通常、格子を使用して表され、周波数リソースはある軸で表され、時間リソースは別の軸で表される。
無線通信ネットワークの各デバイスについて、送信が、どの時間および周波数リソースを介して効率的に行うことが予期されるかを判断することができるように、時間および周波数リソースの割り振りは一般に、無線通信ネットワーク内でシグナリングされるべきである。
多くの状況下で、シグナリングを担うメカニズムは、上述した格子によって可能になる全ての時間および周波数リソースシーケンスの中からの任意の時間および周波数リソースシーケンスを表せるようにする限られたサイズを有するフレームフィールド内でシグナリングが示されることに大半は関連する限られた能力を有する。
例えば、時間リソースが20個あり、周波数リソースが16個ある格子を考えるとともに、1つの送信が時間リソース毎に行われることを更に考えると、格子によって可能になる全ての時間および周波数リソースシーケンスの中から任意の時間および周波数リソースシーケンスを表すことを可能にするためには、80ビットが必要である(全ての可能な周波数リソースの中からの任意の周波数リソースを表すために、時間リソース毎に4ビット)。
したがって、シグナリングに捧げられるフレームフィールドが、必要とされる厳密に80ビット未満のサイズを有する場合、格子によって可能になる時間および周波数リソースシーケンスのサブセットのみがシグナリング可能である。
さらに、幾つかの無線通信ネットワークでは、フレーム単位で周波数ホッピングシーケンスが固定され、したがって、シグナリングされない。しかし、前段落で説明したものと同じ制約を提供する。
したがって、そのような状況下での前記送信の干渉、雑音、および/または経路損失に対するロバスト性を改善することができる解決策を提供することが望ましい。
そのために、本発明は、無線通信ネットワークの時間および周波数リソースの中から、前記無線通信ネットワークでのN個の連続フレームにわたりK個の個々の送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定する方法に関し、K個の個々の送信の実行に使用される時間および周波数リソースは、N個の連続フレームにわたる個々の各シーケンスT,・・・,Tを定義し、1つの時間および周波数リソースが、フレーム毎にK個の個々の送信の1つに割り振る必要がある。さらに、無線通信ネットワークの時間および周波数リソースは、1つの次元に時間リソースを有し、別の次元に周波数リソースを有する格子により表すことができ、格子は、K個の個々の送信の中の1つの送信が時間リソース毎に許可されるような可能な時間および周波数リソースのシーケンスを定義する。さらに、本方法は、無線通信ネットワーク内で送信を実行するように時間および周波数リソースの割り振りを担う管理デバイスによって実行され、本方法が、各周波数ホッピングシーケンス[A,・・・,A]=Aが適用されるN個の連続フレームにわたる個々のシーケンスT,・・・,Tの可能な各セットの性能指数G(A,T,・・・,T)を計算することを含むことを特徴とし、性能指数G(A,T,・・・,T)は、干渉、雑音、および/または経路損失への送信ロバスト性を表し、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aが、前記格子によって可能になる全ての時間および周波数リソースのシーケンスのサブセットである許容可能周波数ホッピングシーケンスの予め定義されるセットの中から定義されるような制約下で特定される。
したがって、周波数ホッピングシーケンスは、全体として考慮されるK個の個々の送信で、各フレームにわたって適用され、個々のシーケンスT,・・・,Tは、K個の個々の送信のロバスト性が改善するように決定される。したがって、個々のシーケンスT,・・・,Tは、N個の連続フレームにわたる個々の各周波数ホッピングシーケンスを定義するが、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aは、フレーム単位でN個の連続フレームに、K個全ての個々の送信に適用される。
特定の特徴によれば、前記管理デバイスは、個々のシーケンスT,・・・,Tのセットと一緒に周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aを動的に定義することと、無線通信ネットワークでブロードキャストされることが意図されるシグナリング情報を特定することであって、それにより、N個の連続フレームのそれぞれに適用される各周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aを表す情報を提供し、前記シグナリング情報は、許容可能周波数ホッピングシーケンスの前記予め定義されるセットのアルファベットを表すコードブック内のコードからなり、アルファベットは、シグナリング情報の最大サイズによって制限されるサイズを有する、特定することとを実行する。
したがって、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aの適合は、適切な個々のシーケンスT,・・・,Tを定義する場合、より高い柔軟性を提供する。
特定の特徴によれば、性能指数G(A,T,・・・,T)は、任意の個々の送信停止の発生確率を表し、
Figure 2017502626
のように定義され、式中、kは、K個の個々の送信をパーズするためのインデックスであり、Pは、インデックスkによって指定される個々の送信が、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aおよび個々のシーケンスT,・・・,Tのセットに鑑みて停止する確率である。本方法はさらに、管理デバイスが、性能指数G(A,T,・・・,T)を最小化する個々のシーケンスT,・・・,Tのセットを選択するようなものである。
したがって、性能指数G(A,T,・・・,T)は、特定が容易であり、累積距離手法の実施を可能にする。
特定の特徴によれば、フレームN個分に等しいサイズを有するスライドウィンドウに基づいて、検索ツリー手法によって実行される時間および周波数リソースを割り振ること、前記方法は分岐毎の調査に頼り、許容可能周波数ホッピングシーケンスの前記予め定義されるセットに従い、K個の個々の送信の中の1つの個々の送信kに、スライドウィンドウのN番目のフレームの時間および周波数リソースを選択することであって、前記時間および周波数リソースを選択することは、検索ツリーの分岐に対応する、選択することと、累積距離CD[k]を
CD[k]=CD[k−1]−log(1−P(A’,T’))
のように計算することとを含み、式中、k=1,・・・,Kは、K個の個々の送信をパーズするためのインデックスであり、CD[0]はヌルであり、A’=[A,・・・,A’]であり、A’は、テストする時間および周波数リソースを選択する際に考慮されるN番目のフレームの周波数ホッピングシーケンスであり、T’は、スライドウィンドウの最初からN−1個のフレーム内の前記個々の送信kに割り振られた時間および周波数リソースと、スライドウィンドウのN番目のフレームに選択された時間および周波数リソースとの集約である個々の送信kの個々のシーケンスである。本方法は、計算される累積距離CD[k]が、K個全ての個々の送信が考慮された別の分岐の先行調査中に計算される最良累積距離BD以下である場合、インデックスk+1で表される個々の送信を考慮することにより、分岐の調査において前進することと、計算される累積距離CD[k]が最良累積距離BDよりも大きい場合、別の分岐の調査を開始することとを更に含む。
したがって、検索ツリー手法により、徹底的分析を回避することができる。
特定の特徴によれば、検索ツリー手法が時期尚早的に中断される場合、周波数ホッピングシーケンスAは、それまでに計算された最良累積距離BDに対応する周波数ホッピングシーケンスA’として定義され、個々のシーケンスT,・・・,Tは、これもまたそれまでに計算された最良累積距離BDに対応する個々のシーケンスT’,・・・,T’として定義される。
したがって、処理待ち時間制約を満たすべき場合であっても、適切な個々のシーケンスT,・・・,Tが特定可能である。
特定の特徴によれば、K個の個々の送信の中の1つの個々の送信が停止する確率は、フレームN個分に等しいサイズを有するスライドウィンドウのN番目のフレームにおいて時間リソース毎で同一であり、前記方法は、K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、全ての可能な周波数リソースの部分性能指数G’’を計算することであって、部分性能指数G’’は、
G’’(k,F)=(1−P(F))
のように定義され、式中、Fは考慮される周波数リソースを表し、P(F)は、周波数リソースFを使用する場合に個々の送信kが停止する確率を表す、計算することと、K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、部分性能指数G’’の昇順で周波数リソースをソートすることと、K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、ソートされた周波数リソースの中で最初に現れる周波数リソースFを選択することであって、個々の各送信kについて、K個の個々の送信が、K個の個々の送信に選択された周波数リソースFにそれぞれ関連付けられた部分性能指数G’’の降順で考慮される、選択することと、K個の個々の送信に選択される周波数リソースFに一致するような許容可能周波数ホッピングシーケンスのリストを決定し、リストが空になる場合、個々の送信kに、ソートされた周波数リソースFの中で次に現れる周波数リソースFを選択することとを含む。本方法は、許容可能周波数ホッピングシーケンスの前記リストから許容可能周波数ホッピングシーケンスを選択することであって、選択される許容可能周波数ホッピングシーケンスが次に、スライドウィンドウのN番目のフレームに適用される周波数ホッピングシーケンスAである、選択することと、選択された許容可能周波数ホッピングシーケンスに従って時間リソースをK個の個々の送信に割り振ることとを更に含む。
したがって、K個の個々の送信の全体ロバスト性は、先験的に停止する最高リスクを示す個々の送信にまずフォーカスすることにより改善される。
特定の特徴によれば、K個の個々の送信の中の1つの個々の送信が停止する確率は、フレームN個分に等しいサイズを有するスライドウィンドウのN番目のフレームにおいて時間リソース毎に同一であり、前記方法は、K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、可能な全ての周波数リソースの部分性能指数G’’を計算することであって、部分性能指数G’’は、
G’’(k,F)=(1−P(F))
のように定義され、式中、Fは考慮される周波数リソースを表し、P(F)は、周波数リソースFを使用する場合、個々の送信kが停止する確率を表す、計算することと、K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、部分性能指数G’’の昇順で周波数リソースをソートすることであって、それにより、個々の各送信kについて、周波数リソースの初期ソートリストを取得する、ソートすることと、K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、ソートされた周波数リソースの中で最初に現れる周波数リソースFを選択することと、K個の個々の送信に選択された周波数リソースFにそれぞれ関連付けられた部分性能指数G’’の降順でK個の個々の送信をソートすることと、個々の各送信kについて、K個の個々の送信に選択される周波数リソースFに一致するような許容可能周波数ホッピングシーケンスのリストを決定し、リストが空になる場合、個々の送信kに、ソートされた周波数リソースFの中で次に現れる周波数リソースFを選択することにより、個々の送信kに選択される周波数リソースFを変更する処理フェーズと、許容可能周波数ホッピングシーケンスのリスト内の各許容可能周波数ホッピングシーケンスの性能指数G(A,T,・・・,T)を特定する処理フェーズと、選択される周波数リソースFが少なくとも1つの個々の送信で変更された場合、選択されるか、または該当する場合には変更された周波数リソースFにそれぞれ関連付けられた部分性能指数G’’の降順でK個の個々の送信を再ソートする処理フェーズであって、それにより、K個の個々の送信について、K個の個々の送信の再ソートリストを取得する、再ソートする処理フェーズと、周波数リソースの初期ソートリストおよびK個の個々の送信の再ソートリストに基づいて、処理フェーズを繰り返す処理フェーズとを含む。本方法は、許容可能周波数ホッピングシーケンスの前記リストから、最良の性能指数G(A,T,・・・,T)を示す許容可能周波数ホッピングシーケンスを選択することであって、選択される許容可能周波数ホッピングシーケンスが次に、スライドウィンドウのN番目のフレームに適用される周波数ホッピングシーケンスAである、選択することと、選択された許容可能周波数ホッピングシーケンスに従って時間リソースをK個の個々の送信に割り振ることとを更に含む。
したがって、K個の個々の送信の全体ロバスト性は、先験的な停止する最高リスクを示す個々の送信にまずフォーカスするが、先験的に停止する最低リスクを示す個々の送信に予期される性能の低下を制限することによっても改善する。
特定の特徴によれば、同じ周波数リソースと併せて使用される連続時間リソースのブロックを有するシグナリング情報が課され、K個の個々の送信の中の1つの個々の送信が停止する確率は、フレームN個分に等しいサイズを有するスライドウィンドウのN番目のフレームにおいて時間リソース毎に同一であり、周波数割り当てベクトルFAVは、連続時間リソースのブロック毎に、どの周波数リソースが関連付けられるかを示すことが意図され、周波数割り当てベクトルFAVは、各フレーム内のブロック数に等しい次元数を有し、連続時間リソースの各ブロックについて、K個の個々の送信の中のいくつの個々の送信が、前記ブロックに関連付けられた周波数リソースに割り当てられるかを示すことが意図される送信割り当てカウンタTAC、送信割り当てカウンタTACは、各フレーム内のブロック数に等しい次元数を有する。本方法は、K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、可能な全ての周波数リソースの部分性能指数G’’を計算することであって、部分性能指数G’’は、
G’’(k,F)=(1−P(F))
のように定義され、式中、Fは考慮される周波数リソースを表し、P(F)は、周波数リソースFを使用する場合、個々の送信kが停止する確率を表す、計算することと、K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、部分性能指数G’’の昇順で周波数リソースをソートすることと、K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、ソートされた周波数リソースの中で最初に現れる周波数リソースFを選択することと、K個の個々の送信に選択された周波数リソースFにそれぞれ関連付けられた部分性能指数G’’の降順でK個の個々の送信をソートすることと、個々の各送信kについて、FAV[i]が、個々の送信kに選択された周波数リソースFに等しいようなブロックiが存在するか否かをチェックする処理フェーズと、そのようなブロックiが存在し、TAC[i]がブロックi内の時間リソースの最大数量に達していない場合、TAC[i]を1単位分インクリメントする処理フェーズと、そのようなブロックiが存在しない場合、またはそのようなブロックiが存在し、TAC[i]が、ブロックi内の時間リソースの最大数量に達している場合、FAV[j]がヌルであるようなブロックjが存在するか否かをチェックする処理フェーズと、そのようなブロックjが存在する場合、個々の送信kに選択された周波数リソースFをFAV[j]に割り当て、TAC[j]を1単位分インクリメントすることにより、前記周波数リソースFをブロックjに割り当てる処理フェーズと、そのようなブロックjが存在しない場合、個々の送信kに、ソートされた周波数リソースFの中で次に現れる周波数リソースFを選択し、前記個々の送信kに対して処理フェーズを繰り返す処理フェーズとを含む。本方法は、スライドウィンドウのN番目のフレームに、周波数割り当てベクトルFAVに対応する周波数ホッピングシーケンスAおよび個々のシーケンスT,・・・,Tを割り当てることを更に含む。
したがって、時間および周波数リソース割り振りは、全体的なK個の個々の送信のロバスト性を改善するように実行することができるが、同じ周波数リソースと併せて使用される連続時間リソースのブロックを有するシグナリング情報が課される。
特定の特徴によれば、フレームN個分に等しいサイズを有するスライドウィンドウのN番目のフレームを考慮して、前記方法は、スライドウィンドウにわたり、K個の個々の各送信について、初期周波数ホッピングシーケンス[A,・・・,AN−1,A’]=A’および個々の初期シーケンスT’,・・・,T’のセットを取得することであって、初期周波数ホッピングシーケンスA,・・・,AN−1は、スライドウィンドウの最初のN−1個への時間および周波数リソースの割り振りから生じ、スライドウィンドウの最初のN−1個への個々のシーケンスT’,・・・,T’の時間および周波数リソースが、最初のN−1個のフレームへの時間および周波数リソースの割り振りから生じる、取得することと、
G°(k,TS,F)=(1−P(TS,F))
のように、K個の個々の送信の個々の各送信kの部分性能指数G°を計算することであって、式中、Fは、個々の初期シーケンスT’内のN番目のフレームでの個々の送信kに起因した周波数リソースを表し、TSは、個々の初期シーケンスT’内のN番目のフレームでの個々の送信kに起因した時間リソースを表し、P(TS,F)は、時間および周波数リソース(TS,F)を使用した場合、個々の送信kが停止する確率を表す、計算することと、初期周波数ホッピングシーケンス[A,・・・,AN−1,A’]=A’および個々の初期シーケンスT’,・・・,T’のセットに従って性能指数G(A’,T’,・・・,T’)を特定することであって、K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、部分性能指数G°の降順で、スライドウィンドウのN番目のフレームの各許容可能周波数ホッピングシーケンスが考慮される、特定することと、周波数ホッピングシーケンスA’に従って、個々の初期シーケンスT’内のN番目のフレームに選択された個々の送信に起因する時間および周波数リソースと、N番目のフレームの別の個々の送信に起因する別の時間リソースおよび別の周波数リソースとの間で可能な置換を特定することと、特定された可能な各置換の性能指数Gを特定することとを含む。本方法は、予め定義された時間が経過すると、前記予め定義される基準に従い、最良の性能指数Gに繋がった周波数ホッピングシーケンスAをスライドウィンドウのN番目のフレームおよび個々のシーケンスT,・・・,Tに割り振ることを更に含む。
したがって、時間および周波数リソース割り振りは、単純に全体的なK個の個々の送信のロバスト性を改善するように実行することができるが、前記割り振りは予め定義される時間内で実行される必要がある。
特定の特徴によれば、性能指数G(A,T,・・・,T)は、任意の個々の送信停止が発生しない確率を表し、以下:
Figure 2017502626
のように定義され、式中、kは、K個の個々の送信をパーズするためのインデックスであり、Pは、インデックスkによって指定される個々の送信が、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aおよび個々のシーケンスT,・・・,Tのセットに鑑みて停止する確率である。本方法は更に、管理デバイスが、性能指数G(A,T,・・・,T)を最大化する個々のシーケンスT,・・・,Tのセットを選択するようなものである。
したがって、全体的なK個の個々のロバスト性は、遺伝的手法に頼ることにより、単純に改善することができる。
特定の特徴によれば、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aは静的に定義される。
本発明は、無線通信ネットワークの時間および周波数リソースの中から、前記無線通信ネットワークでのN個の連続フレームにわたりK個の個々の送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定するデバイスにも関し、K個の個々の送信の実行に使用される時間および周波数リソースは、N個の連続フレームにわたる個々の各シーケンスT,・・・,Tを定義し、1つの時間および周波数リソースが、フレーム毎にK個の個々の送信の1つに割り振られる必要がある。無線通信ネットワークの時間および周波数リソースは、1つの次元に時間リソースを有し、別の次元に周波数リソースを有する格子により表すことができ、格子は、K個の個々の送信の中の1つの送信が、時間リソース毎に許可されるような可能な時間および周波数リソースのシーケンスを定義する。本デバイスは、各周波数ホッピングシーケンス[A,・・・,A]=Aが適用されるN個の連続フレームにわたる個々のシーケンスT,・・・,Tの可能な各セットの性能指数G(A,T,・・・,T)を計算する手段であって、性能指数G(A,T,・・・,T)は、干渉、雑音、および/または経路損失への送信ロバスト性を表し、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aが、前記格子によって可能になる全ての時間および周波数リソースのシーケンスのサブセットである許容可能周波数ホッピングシーケンスの予め定義されるセットの中から定義されるような制約下で特定される、計算する手段と、計算された性能指数G(A,T,・・・,T)に対する予め定義される基準に従って、最良の性能指数G(A,T,・・・,T)を示す個々のシーケンスT,・・・,Tのセットを選択する手段とを備える。
デバイスに関連する特徴は、対応する上述した方法に関して既に述べた特徴と同様であるため、対応する利点についてはここで繰り返さない。
本発明の特徴は、実施形態例の以下の説明を読むことからより明確に浮かび上がり、前記説明は、添付図面を参照して行われる。
本発明を実施し得る無線通信ネットワークを概略的に表す。 無線通信ネットワークの時間および周波数リソースの格子を概略的に表す。 無線通信ネットワークの通信デバイスを概略的に表す。 無線通信ネットワーク内で送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定するアルゴリズムを概略的に表す。 本発明の一実施形態において、無線通信ネットワーク内の下りリンク送信の実行と、前記時間および周波数リソースの識別とに使用される時間および周波数リソースを決定するアルゴリズムを概略的に表す。 分岐限定手法に頼ることにより、無線通信ネットワーク内での送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定するアルゴリズムを概略的に表す。 N個の連続フレームのスライドウィンドウ内のN番目のフレームでの各時間リソースでの一括判断に頼ることにより、無線通信ネットワーク内で送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定するアルゴリズムを概略的に表す。 N個の連続フレームのスライドウィンドウ内のN番目のフレームでの各時間リソースでの反復判断に頼ることにより、無線通信ネットワーク内で送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定するアルゴリズムを概略的に表す。 遺伝手法に頼ることにより、無線通信ネットワーク内で送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定するアルゴリズムを概略的に表す。 同じ周波数リソースと併せて使用される連続時間リソースを有する周波数ホッピングシーケンスのシグナリングが課される場合、無線通信ネットワーク内で送信の実行に使用される時間および周波数リソースを割り振るアルゴリズムを概略的に表す。
本明細書では、無線通信ネットワーク内で送信を実行するために時間および周波数リソースを提供する無線通信ネットワークを考慮する。
既に述べたように、時間および周波数リソースは、格子によりフレーム単位で表すことができ、周波数リソースはある軸で表され、時間リソースは別の軸で表される。
フレーム毎に、周波数ホッピングシーケンスは、格子の時間および周波数リソースの中のどの時間および周波数リソースが前記送信によって共有される必要があるかを定義する。
考慮されるフレームに関して周波数ホッピングシーケンスの変更を行うことができないこと、または考慮されるフレームに関して格子によって可能になる時間および周波数リソースシーケンスのサブセットのみがシグナリング可能であることが更に考慮される。
本明細書では、K個の個々の送信が、無線通信ネットワークにおいて少なくともN個の連続フレームにわたって実行される必要があることが更に考慮される。
個々の送信は、前記送信が互いに相関しないこと、例えば、前記個々の送信のうちのある送信または別の送信が1フレーム内で最初に実行されるか否かについて制約がないことを意味するが、K個の個々の送信のそれぞれ1つが、フレーム毎に1つの時間および周波数リソースに割り振られるべきことが考慮される。
図1は、本発明を実施し得る無線通信ネットワークを概略的に表す。
図1に示される無線通信ネットワークは、サーバ100、複数のアクセスポイントAP、および複数のモバイル端末を備える。2つのAP110、111は例示的に表され、2つのモバイル端末120、121も例示的に表される。
図1では、図1の実線矢印で表されるように、モバイル端末120は、無線通信ネットワーク内でAP110を介して通信する。モバイル端末121は、無線通信ネットワーク内でAP111を介して通信する。
モバイル端末121の視点から、AP110からモバイル端末120への下りリンク通信は、AP111からモバイル端末121への下りリンク通信に干渉し得る。モバイル端末120の視点から、AP111からモバイル端末121への下りリンク通信は、AP110からモバイル端末120への下りリンク通信に干渉し得る。
図1では、そのような干渉は破線矢印で表される。モバイル端末の近傍および/またはAPの近傍に配置される他の干渉源に起因して、他の干渉が生じることもある。
そのような干渉、雑音、または経路損失への対処は、時間および周波数リソースを送信に割り当てる際、周波数ホッピングによって実行することができる。周波数ホッピングは、周波数の使用に関して多様性を提供し、送信を狭帯域干渉に対してよりロバストにすることができる。
サーバ100は、無線通信ネットワーク内の時間および周波数リソース割り振りの実行を担う。これを達成するために、サーバ100は、AP110、111と通信して、割り振り要求を受信して処理する。変形態様では、時間および周波数リソースの割り振りは、APが接続されたサーバによって実行されず、AP自体によって実行される。
無線通信ネットワーク内の時間および周波数リソース割り振りの実行を担うデバイスは、管理デバイスと呼ばれ得る。
図1では、各APによって管理されるセル毎にモバイル端末のみが表されるが、本発明は、セル毎に複数のモバイル端末に対処することが可能である。
例示的には、本明細書で考慮されるモバイル端末は、AP110、111が配置されるエッジ上の線路を移動中の列車に設置された通信デバイスであり得る。
既に述べたように、AP110とモバイル端末120との間の送信およびAP111とモバイル端末121との間の送信の実行に使用し得る時間および周波数リソースは、図2に例示的に表されるように、時間および周波数リソースの格子を使用して表すことができる。
図2では、周波数リソースは縦座標(縦軸)として表され、時間リソースは横座標(横軸)として表される。
例示的に、2400MHz〜2480MHzの周波数帯は、それぞれ5MHzの16個の周波数リソースに分割される。換言すれば、図2に示される格子の各行は、5MHz幅の周波数リソースを表す。
時間はフレームに分割され、フレームはそれ自体、例示的にそれぞれ4msの時間スロットに分割される。時間スロット20個のフレームが、図2に示される格子によって表される。各時間スロットは時間リソースとして見なされる。換言すれば、図2に示される格子の各列は、4ms幅の時間リソースを表す。
したがって、図2の格子に表される各正方形は、4msにわたる5MHzの時間および周波数リソースに対応する。
K個の個々の送信は、フレーム単位で周波数ホッピングシーケンスに従い、前記格子の時間および周波数リソースを使用して実行されるべきである。図2での黒色正方形は、時間スロット20個で表されるフレームにわたるそのような周波数ホッピングシーケンスの説明のための例を示す。
所与のフレームで適用される周波数ホッピングシーケンスは、静的または動的に定義し得る。
所与のフレームで適用される周波数ホッピングシーケンスが動的に定義される場合、所与のフレームで適用される周波数ホッピングシーケンスを示すために、シグナリング情報をAPおよびモバイル端末から送信する必要がある。それにより、前記モバイル端末は、格子のどの時間および周波数リソースが、送信の実行に使用されるかを特定することができる。
この場合、そのようなシグナリング情報は、所与のフレームの全ての許容可能周波数ホッピングシーケンスのアルファベットを表すコードブック内のコードからなる。
シグナリング情報が提供されるフレームの部分は、サイズが限られ、したがって、格子によって可能になる周波数ホッピングシーケンスの全数量と比較して、許容可能周波数ホッピングシーケンスの数量を低減し、したがって、アルファベットのサイズを制限する。
図2に示される周波数ホッピングシーケンスは、シグナリング情報の送信に使用し得るフレームの時間を考慮に入れていない。特定の実施形態では、フレームは、シグナリング情報等の情報のブロードキャスト専用の予め定義される時間を含み、そのような予め定義される時間はブロードキャストチャネル(BCH)と呼ばれる。
好ましい実施形態では、周波数ホッピングシーケンスが動的に定義される場合、上述したブロードキャストチャネルBCHを使用して、このブロードキャストチャネルBCHが属するフレームに効率的に適用される周波数ホッピングシーケンスを示す。したがって、ブロードキャストチャネルBCHは、K個の個々の送信の実行に使用される時間スロットの前に配置される。
変形態様では、ブロードキャストチャネルBCHを使用して、前記ブロードキャストチャネルBCHが属するフレームよりも後のフレームに効率的に適用される周波数ホッピングシーケンスを示す。したがって、ブロードキャストチャネルBCHは、フレーム内の他の場所に配置することができる。
図3は、無線通信ネットワークの通信デバイス350を概略的に表す。通信デバイス350は、AP110等のAPの表現であってもよく、モバイル端末120等のモバイル端末の表現であってもよく、かつ/またはサーバ100の表現であってもよい。
示されるアーキテクチャによれば、通信デバイス350は、通信バス310によって相互接続される以下の構成要素を備える:プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、またはCPU(中央演算処理装置)300、RAM(ランダムアクセスメモリ)301、ROM(読み出し専用メモリ)302、HDD(ハードディスクドライブ)、SD(セキュアデジタル)カードリーダ303、または記憶手段に記憶された情報を読み出すように構成される任意の他のデバイス、1組の少なくとも1つの通信インターフェース304。
1組の少なくとも1つの通信インターフェース304は、通信デバイスが、無線通信ネットワークの少なくとも1つの他の通信デバイスと通信できるようにする。
CPU300は、ROM302またはSDカード等の外部メモリからRAM301にロードされた命令を実行することが可能である。通信デバイス350が電源投入された後、CPU300は、RAM301から命令を読み出し、これらの命令を実行することが可能である。CPU300、ひいては通信デバイス350に後述するアルゴリズムのステップの幾つかまたは全てを実行させる1つのコンピュータプログラムを形成する。
後述するアルゴリズムのありとあらゆるステップは、PC(パーソナルコンピュータ)、DSP(デジタル信号プロセッサ)、若しくはマイクロコントローラ等のプログラマブル計算マシンによる命令セットまたはプログラムセットの実行により、ソフトウェアにおいて実施してもよく、またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)若しくはASIC(特定用途向け集積回路)等のマシン若しくは専用構成要素によってハードウェアにおいて実施してもよい。
図4は、無線通信ネットワーク内でのK個の個々の送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定するアルゴリズムを概略的に表す。図4のアルゴリズムがサーバ100によって実行されると考える。
図4のアルゴリズムの目的は、任意の時間および周波数リソースがK個の個々の送信の中の2つ以上の送信に割り振られないことを保証しながら、時間および周波数リソースをK個の個々の送信のそれぞれ1つに割り振ることである。フレーム毎に1つの時間および周波数リソースは、K個の個々の送信のそれぞれ1つに割り振られる必要がある。
ステップS401において、サーバ100は、無線通信ネットワーク内で実行されるK個の個々の送信の記述を取得する。
続くステップS402において、サーバ100は、各周波数ホッピングシーケンス[A,・・・,A]=Aが適用されるN個の連続フレームにわたる、K個の個々の送信のそれぞれの個々のシーケンスT,・・・,Tの可能な各セットの性能指数G(A,T,・・・,T)を計算する。
個々の各シーケンスTは、個々の送信kのN個の連続フレームにわって割り振られた時間および周波数リソースのシーケンスであり、kは1〜Kのインデックスである。
性能指数は、干渉、雑音、および/または経路損失への送信のロバスト性を表す。
換言すれば、サーバ100は、N個の連続フレームにわたる各K個の個々の送信に適切な個々のシーケンスT,・・・,Tを決定しようとする。
各周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aは、N個の連続フレームにわたって適用され、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aは、K個の個々の送信によって共有される時間および周波数リソースを表す。
サーバ100は、性能指数Gに頼り、適切な個々のシーケンスT,・・・,T、すなわち、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aによって定義されるようなどの時間および周波数リソースが、K個の個々の送信の中のどの送信に割り振られるかを決定する。
これを達成するために、サーバ100は、個々のシーケンスT,・・・,Tの可能な各セットの性能指数Gを特定する。
特定の実施形態では、性能指数G(A,T,・・・,T)は、干渉、雑音、および/または経路損失に起因するK個の個々の送信の任意の1つが停止する確率を考慮に入れる。例えば、予め定義される時間中、前記送信の範囲内の関わるアドレスによってデータが受信されていない場合、K個の個々の送信の1つが停止していると見なされる。そのような予め定義される時間は、例えば、連続フレーム数として、例えば、それぞれが100ms長を有する15個の連続フレームとして定義される。
更なる特定の実施形態では、サーバ100は、干渉、雑音、および/または経路損失に起因してK個の個々の送信の任意の1つが停止する場合、K個全ての個々の送信が停止していると見なす。
したがって、性能指数G(A,T,・・・,T)は、
任意の個々の送信の停止が発生しない確率として表すことができ、
(A,T,..,T)=arg max(G(A,T,..,T))
但し
Figure 2017502626
のように最大化されるべきである。
式中、
kは、考慮されるK個の個々の送信をパーズするためのインデックスであり、
は、インデックスkによって指定される個々の送信が、周波数ホッピングシーケンス[A,・・・,A]=Aおよび個々のシーケンスT,・・・,Tの考慮されるセットに鑑みて停止する確率である。
確率P(A,T)は通常、考慮されるK個の個々の送信の中で送信毎に異なる。実際に、APに相対するモバイル端末の有効位置、関わる信号の送信電力、および他の干渉関連パラメータは通常、考慮されるK個の個々の送信の中で送信毎に異なる。
上記式で表されるように、K個の個々の送信の任意の1つが停止しない確率は、K個の個々の送信が停止しない各確率の積である。そのような確率は、物理レイヤパラメータに従って定義され、予期される信号対干渉雑音比(SINR)に更に依存する。1つのAPが、それぞれ異なる位置にある幾つかのモバイル端末と通信する場合、同じ周波数リソースが前記モバイル端末の全てに使用されるときであっても、各確率Pは互いに異なる。
続く任意選択的なステップS403において、サーバ100は、計算された性能指数G(A,T,・・・,T)に関連する予め定義される基準に従って、個々のシーケンスT,・・・,Tの可能なセットをソートする。
例えば、サーバ100は、計算された性能指数G(A,T,・・・,T)に鑑みて昇順でまたは計算された性能指数G(A,T,・・・,T)に鑑みて降順で個々のシーケンスT,・・・,Tの可能なセットをソートする。
個々のシーケンスT,・・・,Tの可能なセットのソートにより、続くステップS404の実行を容易にすることができる。
続くステップS404において、サーバ100は、前記予め定義される基準に従って、最良の性能指数G(A,T,・・・,T)を示す個々のシーケンスT,・・・,Tのセットを選択する。
したがって、N個の連続フレームにわたり、K個の個々の送信の全体的なロバスト性が改善するように、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aによって定義される時間および周波数リソースにわたってK個の個々の送信を分散させることに繋がる。
以下に詳述するように、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aは、静的に定義することができる。この場合、適切な個々のシーケンスT,・・・,Tは、K個の個々の送信の全体的なロバスト性を上げるように、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aによって静的に定義される時間および周波数リソースに従って定義される。
変形態様では、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aは、動的に定義することができる。この場合、適切な個々のシーケンスT,・・・,Tおよび周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aはまとめて、K個の個々の送信の全体的なロバスト性を上げるように決定される。
個々のシーケンスT,・・・,Tのセットの定義は、N個の連続フレームのサイクル毎に実行し得る。
換言すれば、サーバ100は、N個の連続フレームの第1のサイクルで、個々のシーケンスT,・・・,Tの適切なセットを決定し、次に、N個の連続フレームの別個の第2のサイクルで、個々のシーケンスT,・・・,Tの適切なセットを決定する。第2のサイクルは、シーケンス内で第1のサイクルの直後のサイクルである。
変形態様では、適用される個々のシーケンスT,・・・,Tのセットの定義は、N個の連続フレームの深度を有するスライドウィンドウに基づいて実行し得る。
換言すれば、サーバ100は、N個の連続フレームの第1のサイクルで、個々のシーケンスT,・・・,Tの適切なセットを決定し、次に、続く各フレームで、前記後続フレームの前のN−1個のフレームに対してサーバ100によって実行された時間および周波数リソース割り振りを考慮に入れることにより、適用される個々のシーケンスT,・・・,Tの適切なセットを決定する。
同様にして、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aは、N個の連続フレームの連続サイクルに基づいて、またはN個の連続フレームの深度を有するスライドウィンドウに基づいて決定し得る。
図4のアルゴリズムは、時間および周波数リソースの全ての許容可能な組合せの中から最も適切なパラメータ(A,T,・・・,T)の全数検索に頼り得る。
変形態様では、上記の性能指数G(A,T,・・・,T)の定義を再使用することにより、検索の複雑性は、累積距離計算に頼ることによって低減することができる。そうするために、サーバ100は、任意の個々の送信停止が発生する確率を表す性能指数G’(A,T,・・・,T)を最小化しようとし、
(A,T,..,T)=arg min(G’(A,T,..,T))
のように定義され、但し、
G’(A,T,..,T)=−logG(A,T,..,T
であり、これは、
Figure 2017502626
をもたらす。
そのような性能指数G’は累積距離を表し、したがって、ツリー検索アルゴリズムを適用して、パラメータの適切なセット(A,T,・・・,T)を選択し得る。分岐限定アルゴリズムについて、そのような文脈の中で図6に関して以下に詳述する。
図5は、本発明の一実施形態において、無線通信ネットワーク内の下りリンク送信の実行と、前記時間および周波数リソースの識別とに使用される時間および周波数リソースを決定するアルゴリズムを概略的に表す。図5のアルゴリズムの文脈の中で、K個の個々の送信がK個の各モバイル端末に向けた下りリンク送信であると考える。
図5に示されるアルゴリズムは2つのプロセスに分割される。第1のプロセスS500は、管理デバイスによって実行される。第2のプロセスS510は、K個の個々の下りリンク送信の任意の1つに関わり得る任意のモバイル端末によって実行される。第1のプロセスS500がAP110によって実行され、第2のプロセスS510がモバイル端末120によって実行されると考える。
第1のプロセスS500は、ステップS501で開始され、ステップS503で終了する。
ステップS501において、AP110は、N個の連続フレームに適用される周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aを表す情報を取得し、N個の連続フレームにわたるK個の個々の各下りリンク送信に適切な個々のシーケンスT,・・・,Tを表す情報を取得する。既に述べたように、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aは、静的に定義してもよく、または動的に定義してもよい。図5に示されるアルゴリズムの残りの説明では、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aが、サーバ100によって動的に定義され、サーバ100がAP110に、適用可能な周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aを表す情報と、適切な個々のシーケンスT,・・・,Tを表す情報とを送信する。したがって、無線通信ネットワーク内で、シグナリング情報はAP110によって送信される必要があり、それにより、適用可能な周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aを表す情報を伝搬する。既に述べたように、シグナリング情報のサイズは、格子によって可能になる時間および周波数リソースの網羅的な組合せの中からの周波数ホッピングシーケンスのサブセットのみが許容可能なように制限される。
続くステップS502において、AP110は、N個の連続フレームに適用される周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aについてのシグナリング情報を送信して、K個の個々の下りリンク送信によって使用される時間および周波数リソースを通知する。したがって、図5のアルゴリズムの文脈の中では、K個の個々の下りリンク送信のそれぞれ1つへの時間および周波数リソースの効率的な割り振りが、前記シグナリング情報で示されていないと考える。換言すれば、決定された個々のシーケンスT,・・・,Tの指示がシグナリング情報に存在しない。シグナリング情報は、例えば、上述したブロードキャストチャネルBCHで送信される。
ステップS503において、AP110は、個々のシーケンスT,・・・,Tに従って(ひいてはN個の連続フレームの周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aに従って)K個の個々の下りリンク送信を開始する。個々のシーケンスT,・・・,Tの各時間および周波数リソースに、AP110は、前記時間および周波数リソースに関わる下りリンク送信がアドレス指定されたモバイル端末を表す情報を含む。
第2のプロセスS510は、ステップS511で開始され、ステップS514で終了する。
ステップS511において、モバイル端末120は、ステップS502において、AP110によって送信されるようなシグナリング情報を受信する。シグナリング情報は、例えば、上述したブロードキャストチャネルBCHを介してモバイル端末120によって受信される。
続くステップS512において、モバイル端末120は、受信したシグナリング情報から、N個の連続フレームに適用される周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aを表す情報を取得する。
換言すれば、モバイル端末120は、全体として考慮されるK個の個々の下りリンク送信に割り振られた時間および周波数リソースを表す情報を取得する。モバイル端末120が、K個全ての個々の下りリンク送信に関わるわけではないため、モバイル端末120は、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aのどの時間および周波数リソースが効率的にモバイル端末120に関わるかを知る必要がある。
続くステップS513において、モバイル端末120は、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aによって表される時間および周波数リソースから、前記時間および周波数リソースを介して送信されるK個の個々の下りリンク送信の送信データを取得する。
次に、ステップS514において、モバイル端末120はまず、モバイル端末120にアドレス指定された送信データのみを保持することにより、ステップS513において取得した送信データをフィルタリングする。
そうするために、モバイル端末120は、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aによって表される各時間および周波数リソースで、前記時間および周波数リソースに関わる下りリンク送信がアドレス指定されたモバイル端末を表し、ステップS503においてAP110によって包含された情報をチェックする。
次に、モバイル端末120は、例えば、上位レイヤメカニズム、例えば応用メカニズムにより、保持された送信データを処理する。
図5のアルゴリズムは、例えば、ブロードキャストチャネルBCH内で送信されるシグナリング情報の数量を低減することができる。別の手法は、シグナリング情報内で、適切な周波数ホッピングシーケンスによってポイントされる各時間および周波数リソースがK個の個々の送信のどの1つに割り振られたかを示す。
図6は、分岐限定手法に頼ることにより、無線通信ネットワーク内でのK個の個々の送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定するアルゴリズムを概略的に表す。これは、検索ツリーが考慮され、分岐毎の調査が実行され、前に調査された分岐の累積距離よりも悪い累積距離に繋がる場合、前記調査が停止することを意味する。図6のアルゴリズムがサーバ100によって実行されると考える。
図6のアルゴリズムの範囲において、フレームN個分の深度を有するスライドウィンドウが考慮される。したがって、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,AN−1が既に固定されている間、サーバ100が、スライドウィンドウのN番目のフレームの周波数ホッピングシーケンスAを決定しようとすると考える。
したがって、サーバ100は、N−1個の先行フレームへの時間および周波数リソースの割り振りが既に固定されていることを考慮に入れながら、個々のシーケンスT,・・・,Tを決定する必要がある。
静的に定義されない場合、サーバ100は、スライドウィンドウのN番目のフレームの適切な周波数ホッピングシーケンスAを更に決定する必要がある。
サーバ100が上述した性能指数G’(A,T,・・・,T)を最小化しようとすることが更に考えられる。
ステップS601において、サーバ100は、図6のアルゴリズムにローカルな変数を初期化する。その結果、第1の変数BDは無限を表す値に設定され、第2の変数kは「1」に設定される。第1の変数BDは、図6のアルゴリズムの実行においてそれまで計算された最良の累積距離を表す。第2の変数kは、考慮されるK個の個々の送信をパーズするためのインデックスである。
図6のアルゴリズムは、変数CD[0],・・・,CD[K]のテーブルCDを更に使用する。テーブルCDの各アイテムCD[k]は、考慮されるK個の個々の送信の中の個々の送信kについて、図6のアルゴリズムの反復で計算される累積距離を表す。サーバ100は、アイテムCD[0]を「0」に設定し、アイテムCD[0]は、計算考慮事項にのみ有用であり、K個の個々の送信の中の任意の個々の有効送信に関連付けられない。
続くステップS602において、サーバ100は、検索ツリーでの現在位置について、周波数ホッピングシーケンスAを定義する各許容可能周波数ホッピングシーケンスに従って、別の時間および周波数リソースをテストすべきであるか否かをチェックする。
既に述べたように、周波数ホッピングシーケンスAは、静的に定義されてもよく、または動的に定義されてもよいが、シグナリングは、時間および周波数リソースの格子によって可能になる各シーケンスを表すことはできない。
N番目のフレームについて、各許容可能周波数ホッピングシーケンスに従ってテストすべき時間および周波数シーケンスがもうない場合、ステップS609が実行される。テストすべき時間および周波数シーケンスがまだある場合、ステップS603が実行される。
ステップS603において、サーバ100は、テストする時間および周波数リソースを選択し、
CD[k]=CD[k−1]−log(1−P(A’,T’))
のように、値CD[k]を計算する。
式中、
A’=[A,・・・,A’]であり、
A’は、テストする時間および周波数シーケンスを選ぶ際、サーバ100によって考慮されるN番目のフレームの周波数ホッピングシーケンスであり、
T’は、N−1個の先行フレーム内の前記送信kに割り振られた時間および周波数リソースと、N番目のフレームに選択された時間および周波数リソースとの集約である、K個の個々の送信の中の送信kの個々のシーケンスである。
続くステップS604において、サーバ100は、値CD[k]が変数BDの値よりも大きいか否かをチェックする。
値CD[k]が変数BDの値よりも大きい場合、これは、検索ツリー内の調査中の分岐が、前に調査された分岐よりも良好な結果をもたらさないことを意味する。
値CD[k]が変数BDの値よりも大きい場合、ステップS602は、もしあれば、まだテストされていない別の時間および周波数リソースを選択することによって繰り返される。値CD[k]が変数BDの値以下の場合、ステップS605が実行される。
ステップS605において、サーバ100は、変数kがKに等しいか否かをチェックする。変数kがKに等しい場合、調査中の分岐内のK個全ての個々の送信が考慮済みであり、ステップS608が実行される。変数kがKに等しくない場合、ステップS606が実行される。
ステップS606において、サーバ100は、1単位だけ変数kをインクリメントし、したがって、K個の個々の送信の中の別の送信の考慮に続く。換言すれば、サーバ100は、検索ツリー内で、K個の個々の送信の中の別の送信の考慮に進むことにより、現在調査中の分岐の調査を続ける。検索ツリー内を進むことは、検索ツリー内の新しい現在位置を定義する。
任意選択的な後続ステップS607において、サーバ100は、周波数ホッピングシーケンスAの定義に使用可能な許容可能な各周波数ホッピングシーケンスに従い、検索ツリー内の新しい現在位置について調査する必要がある時間および周波数リソースをソートする。任意選択的なステップS607は、検索ツリー内の現在位置でよりよい累積距離を提供するであろう分岐をまず調査しようとすることにより、図6のアルゴリズムの実行を加速化することができる。次に、ステップS602は、もしあれば、まだテストされていない別の時間および周波数リソースを選択することにより、繰り返される。
ステップS608において、サーバ100は、変数CD[K]を変数BDに記憶する。これは、現在調査中の分岐が前に考慮されたいずれの分岐よりも良好な累積距離をもたらし、そのような累積距離CD[K]に繋がるK個の個々の送信のそれぞれ1つへの時間および周波数リソース割り振りを表す情報を記憶することを意味する。次に、ステップS602は、もしあれば、まだテストされていない別の時間および周波数リソースを選択することにより、繰り返される。
ステップS609において、サーバ100は、1単位だけ変数kをデクリメントし、したがって、K個の個々の送信の中の個々の先行送信の再考慮に戻る。換言すれば、サーバ100は、K個の個々の送信の中で前の反復で考慮された個々の送信を再考慮することで、検索ツリー内を戻ることにより、現在調査中の分岐の調査を続ける。
続くステップS610において、サーバ100は、変数kが「0」に等しいか否かをチェックする。変数kが「0」に等しい場合、検索ツリーの他の分岐を調査する必要がないことを意味し、アルゴリズムはステップS611において終了する。変数kが「0」に等しくない場合、もしあれば、まだ調査されていない別の時間および周波数リソースを選択することによってステップS602が繰り返される。これは、検索ツリー内の新しい現在位置(実際には、既に調査されたか、または少なくとも部分的に調査された位置に対応する)を提供する。
前に調べられた別の分岐よりも悪い累積距離に分岐の調査が繋がる場合、その分岐の調査が停止される。このため、考慮されるフレームNに許容可能な各周波数ホッピングシーケンスに鑑みて、全ての可能な個々のシーケンスT,・・・,Tの徹底的な分析と比較して、K個の個々の送信を実行する時間および周波数リソースの適切な割り振りの決定にかかる時間は短い。
例えば、最大実行時間が定義されて、図6のアルゴリズムの実行が前記最大実行時間内で結果を提供することを保証する場合、図6のアルゴリズムは時期尚早的に中断されることがある。図6のアルゴリズムが時期尚早的に中断される場合、変数BDに記憶された累積距離に繋がる時間および周波数リソース割り振りが、効率的に実行される割り振りとして見なされる。
図6のアルゴリズムは、フレームN個分のサイクルにわたり時間および周波数リソースを割り振る検索ツリー手法を実施するように構成し得る。次に、サーバ100は、どの時間および周波数シーケンスが前のサイクルで割り振られたかを考慮せずに、個々のシーケンスT,・・・,Tを決定するとともに、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aを潜在的に決定する。この場合、インデックスkのコースは1〜NKの範囲であると予期され、インデックスkの値k mod[N](modはモジュロ演算子)が同じ個々の送信に関連付けられ、ステップS605において、インデックスkはNKと比較される。
図7は、N個の連続フレームのスライドウィンドウ内のN番目のフレームでの各時間リソースでの一括判断に頼ることにより、無線通信ネットワーク内で送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定するアルゴリズムを概略的に表す。
図7のアルゴリズムの範囲において、K個の個々の送信の中の1つの個々の送信が停止する確率が、N番目のフレーム内の時間リソース毎に同一であると考える。これは、K個の個々の送信の中の1つの個々の送信に適する周波数リソースが見つけられると、N番目のフレームの任意の時間リソースを使用して、前記個々の送信を実行することができることを意味する。
ステップS701において、サーバ100は変数kを「1」に設定する。変数kは、考慮されるK個の個々の送信をパーズするためのインデックスとして使用される。
続くステップS702において、サーバ100は、K個の個々の送信の中の個々の送信kの可能な全ての周波数リソースの部分性能指数G’’を計算する。部分性能指数は、
G’’(k,F)=(1−P(F))
のように定義される。
式中、
は考慮される周波数リソースを表し、
(F)は、周波数リソースFを使用する場合、干渉、雑音、および/または経路損失に起因して個々の送信kが停止する確率を表す。
続くステップS703において、サーバ100は、個々の送信kで最良の部分性能指数G’’を示す周波数リソースFを選択する。
続くステップS704において、サーバ100は、計算された部分性能指数G’’に関連する基準に従って、周波数リソースFをソートする。好ましくは、サーバ100は、計算された部分性能指数G’’の降順に周波数リソースFをソートする。
次に、サーバ100は、ソートされた周波数リソースFを個々の送信kの計算された各部分性能指数G’’に関連付けて記憶する。
続くステップS705において、サーバ100は、変数kがKに等しいか否かをチェックする。変数kがKに等しい場合、K個全ての個々の送信が考慮済みであることを意味し、ステップS707が実行される。変数kがKに等しくない場合、ステップS706が実行される。
ステップS706において、サーバ100は、1単位だけ変数kをインクリメントし、ステップS702が繰り返される。
ステップS701からステップS707の入力までに及ぶ図7のアルゴリズムの部分は、S700と呼ばれる。この参照は、図7の範囲では関心が低いが、以下詳述するように、図8のアルゴリズムの範囲において再使用される。
ステップS707において、サーバ100は、選択された各周波数リソースFに対応する部分性能指数G’’の昇順でK個の個々の送信をソートする。したがって、サーバ100は、ソートされた個々の送信のリストを得る。
以下、サーバ100は、最悪の部分性能指数G’’を示す個々の送信から最良の部分性能指数G’’を示す個々の送信までのK個の個々の送信を考慮することにより、時間および周波数リソース割り振りを調査する。
続くステップS708において、サーバ100は、ステップS707においてソートされたK個の個々の送信の中で最初に現れる個々の送信を選択する。
続くステップS708において、サーバ100は、ステップS708において選択された個々の送信に選択された周波数リソースFに一致するアルファベットでの周波数ホッピングシーケンスのリストを特定する。
そうするために、サーバ100は、ステップS708において選択された個々の送信の周波数リソースFに一致するアルファベットでの各周波数ホッピングシーケンスと、もしあれば、ステップS709の前の反復で既に考慮された個々の各送信に選択された各周波数リソースFとを保持することにより、アルファベットのフィルタリングを開始する。
保持された周波数ホッピングシーケンスは、現在の反復またはステップS709の前の反復で既に考慮された個々の各送信に選択された各周波数リソースFに一致するフィルタリングされた周波数ホッピングシーケンスのリストを形成する。
ステップS710において、フィルタリングされた周波数ホッピングシーケンスのリストが空になったことをサーバ100が検出する場合、サーバ100は、ステップS711において、ステップS708で選択された個々の送信に、前記個々の送信についてステップS704においてソートされた周波数リソースFの中で次に現れる周波数リソースFを選択することにより、前のフィルタリングステップを繰り返す。次に、ステップS709が繰り返される。
そうではなく、サーバ100が、ステップS710において、フィルタリングされた周波数ホッピングシーケンスのリストが空ではないことを検出する場合、ステップS712が実行される。
ステップS712において、サーバ100は、K個全ての個々の送信が考慮されたか否かをチェックする。少なくとも1つの個々の送信がまだ考慮されていない場合、ステップS708が、S707でソートされたK個の個々の送信の中で次に表される個々の送信を選択することによって繰り返される。すべての個々の送信が考慮されている場合、ステップS713が実行される。
ステップS713において、K個全ての個々の送信が考慮されている。フィルタリングされた周波数ホッピングシーケンスのリストは、どれがスライドウィンドウ内のN番目のフレームに関わるかについて、K個の個々の送信の実行を可能にする少なくとも1つの周波数ホッピングシーケンスを含んでいるはずである。
ステップS713において、サーバ100は、例えば任意に、フィルタリングされた周波数ホッピングシーケンスのリスト内の1つの周波数ホッピングシーケンスを選択する。選択された周波数ホッピングシーケンスは、スライドウィンドウ内のN番目のフレームに適用される周波数ホッピングシーケンスAである。
続くステップS714において、サーバ100は、K個の個々の送信のそれぞれ1つに割り振られる時間および周波数リソースが、ステップS703またはステップS711において前記個々の送信に選択された周波数リソースFに一致するように、周波数ホッピングシーケンスAの1つの時間および周波数リソースをK個の個々の送信のそれぞれ1つに割り振る。
図7のアルゴリズムは、周波数ホッピングシーケンスAを決定し、その時間および周波数リソースをK個の個々の送信に割り振る単純な方法を提案する。K個の個々の送信の全体的なロバスト性は更に改善し得る。実際に、ステップS707において実行されるK個の個々の送信のソートはその後変更されないため、これは、K個の個々の送信の中の最後に考慮される個々の送信について低下した送信状況を生じさせるおそれがある。したがって、改善された方法を図8に関して以下に提供する。
図8は、N個の連続フレームのスライドウィンドウ内のN番目のフレームでの各時間リソースでの反復判断に頼ることにより、無線通信ネットワーク内で送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定するアルゴリズムを概略的に表す。図8のアルゴリズムがサーバ100によって実行されると考える。
図8のアルゴリズムの範囲において、K個の個々の送信の中の1つの個々の送信が停止する確率が、N番目のフレーム内の時間リソース毎に同一であると考える。これは、K個の個々の送信の中の1つの個々の送信に適する周波数リソースが見つけられると、N番目のフレームの任意の時間リソースを使用して、前記個々の送信を実行することができることを意味する。
ステップS800において、サーバ100は変数Cを「0」に設定する。変数Cは、以下詳述するように、K個の個々の送信が再びソートする必要があるときの検出に使用される。
次に、サーバ100は、図7に関して既に詳述したように、ステップS700を実行する。
続くステップS801において、サーバ100は、選択された各周波数リソースFに対応する部分性能指数G’’の昇順でK個の個々の送信をソートする。したがって、サーバ100は、ソートされた個々の送信のリストを得る。以下、サーバ100は、最悪の部分性能指数G’’を示す個々の送信から最良の部分性能指数G’’を示す個々の送信までのK個の個々の送信を考慮することにより、時間および周波数リソース割り振りを調査する。
続くステップS802において、サーバ100は、ステップS801においてソートされたK個の個々の送信の中で最初に現れる個々の送信を選択する。
続くステップS803において、サーバ100は、ステップS802において選択された個々の送信の周波数リソースFに一致するアルファベットでの周波数ホッピングシーケンスのリストを特定する。
そうするために、サーバ100は、ステップS802において選択された個々の送信の周波数リソースFに一致するアルファベットでの各周波数ホッピングシーケンスと、もしあれば、ステップS801のすぐ前の実行以後からステップS803の前の反復で既に考慮された個々の各送信に選択された各周波数リソースFとを保持することにより、アルファベットのフィルタリングを開始する。
保持された周波数ホッピングシーケンスは、現在の反復またはステップS803の前の反復(ステップS801のすぐ前の実行以後から)で既に考慮された個々の各送信に選択された各周波数リソースFに一致するフィルタリングされた周波数ホッピングシーケンスのリストを形成する。
ステップS804において、フィルタリングされた周波数ホッピングシーケンスのリストが空になったことをサーバ100が検出する場合、サーバ100は、ステップS805において、ステップS802で選択された個々の送信に関して、前記個々の送信についてステップS700においてソートされた周波数リソースFの中で次に現れる周波数リソースFを選択することにより、前のフィルタリングステップを繰り返す。
サーバ100は、変数Cを「1」に更に設定する。次に、ステップS803が繰り返される。そうではなく、ステップS804において、フィルタリングされた周波数ホッピングシーケンスのリストが空ではないことをサーバ100が検出する場合、ステップS806が実行される。
ステップS806において、サーバ100は、K個全ての個々の送信が考慮されたか否かをチェックする。少なくとも1つの個々の送信がまだ考慮されていない場合、S801でソートされたK個の個々の送信の中で次に表される個々の送信を選択することによってステップS802が繰り返される。すべての個々の送信が考慮されている場合、ステップS807が実行される。
ステップS807において、K個全ての個々の送信が考慮されている。フィルタリングされた周波数ホッピングシーケンスのリストは、どれがスライドウィンドウ内のN番目のフレームに関わるかについて、K個の個々の送信の実行を可能にする少なくとも1つの周波数ホッピングシーケンスを含んでいるはずである。
ステップS807において、サーバ100は、フィルタリングされた周波数ホッピングシーケンスのリスト内の1つの周波数ホッピングシーケンスを選択する。
続くステップS808において、サーバ100は、K個の個々の送信のそれぞれ1つに割り振られる時間および周波数リソースが、ステップS700またはステップS805において前記個々の送信に選択された周波数リソースFに一致するように、ステップS807で選択された周波数ホッピングシーケンスの1つの時間および周波数リソースのK個の個々の送信のそれぞれ1つへの割り振りをテストする。
そのような割り振りをテストするサーバ100は、まるで実際に時間および周波数リソースを割り振っているかのようにサーバ100が機能することを意味するが、サーバ100は、どれがそのような割り振りの結果であるかを調査するだけである。
続くステップS809において、サーバ100は、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,A’と、個々のシーケンスT,・・・,Tとに従って大域的性能指数を計算する。
周波数ホッピングシーケンスA’および個々のシーケンスT,・・・,Tの定義は、N−1個の先行フレームにわたるK個の個々の送信で実行される時間および周波数リソース割り振りと、ステップS808においてテストされた割り振り時間および周波数リソース割り振りに起因する。
大域的性能指数は、例えば、上述した性能指数G’と同一に定義される。
サーバ100は、計算された大域的性能指数と、時間および周波数リソースのテストされた割り振りとをメモリに保持する。
続くステップS810において、サーバ100は、フィルタリングされた周波数ホッピングシーケンスのリストに存在する全ての周波数ホッピングシーケンスが考慮されたか否かをチェックする。
少なくとも1つの周波数ホッピングシーケンスがまだ考慮されていない場合、フィルタリングされた周波数ホッピングシーケンスのリストから、まだ考慮されていない1つの周波数ホッピングシーケンスを選択することによってステップS807が繰り返される。すべての周波数ホッピングシーケンスが考慮されている場合、ステップS811が実行される。
ステップS811において、サーバ100は、変数Cが「0」に等しいか否かをチェックする。変数Cが「0」に等しい場合、ステップS811が実行される。変数Cが「0」に等しくない場合、ステップS813が実行される。
ステップS813において、サーバ100は、変数Cを「0」に設定し、以下のようにステップS801を繰り返す。しかし、サーバ100は、ステップS805の実行後に変更されたような時間および周波数リソースFに従って、K個の個々の送信をソートする。
次に、サーバ100は、K個の個々の送信のそれぞれ1つについて、最良の部分性能指数G’’を示す時間および周波数リソースFを検索する。
次に、サーバ100は、K個の個々の送信のそれぞれ1つに、ステップS703において実行されるように、前記時間および周波数リソースFを選択する。
したがって、選択された時間および周波数リソースFを用いて別の反復が実行されるが、K個の個々の送信は別様にソートされる。
ステップS812において、サーバ100は、予め定義される基準に従って、最良の大域的性能指数を示す周波数ホッピングシーケンスA’(これは次に周波数ホッピングシーケンスAになる)および個々のシーケンスT,・・・,Tを選択する。
次に、サーバ100は、対応する時間および周波数リソースをK個の個々の送信に割り振る。
図9は、遺伝手法に頼ることにより、無線通信ネットワーク内で送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定するアルゴリズムを概略的に表す。図9のアルゴリズムは、N個の連続フレームのスライドウィンドウのN番目のフレーム内でK個の個々の送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定することを目的とする。図9のアルゴリズムがサーバ100によって実行されると考える。
ステップS901において、サーバ100は、各周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aが適用されるN個の連続フレームにわたる、各K個の個々の送信についての周波数ホッピングシーケンス[A,・・・,A]=Aおよび個々のシーケンスT,・・・,Tのセットを取得する。
周波数ホッピングシーケンスA,・・・,AN−1は、N−1個の先行フレームでの時間および周波数リソース割り振りから生じる。
同様に、前記N−1個の先行フレームの個々のシーケンスT,・・・,Tの時間および周波数リソースは、N−1個の先行フレームの時間および周波数リソース割り振りから生じる。
ステップS901において、サーバ100は、スライドウィンドウのN番目のフレームの時間および周波数リソースにより、周波数ホッピングシーケンスおよび個々のシーケンスT,・・・,Tの定義を補完する。
サーバ100は、個々のシーケンスT,・・・,Tに繋がったN番目のフレームの時間および周波数リソースを更に記す。
一実施形態では、N番目のフレームの前記時間および周波数リソースは、ステップS901において、周波数ホッピングシーケンスAが許容可能周波数ホッピングシーケンス、例えば、アルファベットの1つの周波数ホッピングシーケンスに対応することを保証しながら、任意にサーバ100によって選択される。
別の実施形態では、N番目のフレームの前記時間および周波数リソースは、ステップS901において、図7のアルゴリズムの実行、図8のアルゴリズムの実行、または図6のアルゴリズムを時期尚早的に中断した後の実行により、サーバ100によって得られる。
続くステップS902において、サーバ100は、
G°(k,TS,F)=(1−P(TS,F))
のように、K個の個々の送信の部分性能指数G°を計算する。
式中、
は、ステップS901においてN番目のフレームの個々の送信kに起因した周波数リソースを表し、
TSは、ステップS901においてN番目のフレームの個々の送信kに起因した時間リソースを表し(したがって、一対(TS,F)は、ステップS901においてN番目のフレームの個々の送信kに起因した時間および周波数リソースを表す)、
(TS,F)は、時間および周波数リソース(TS,F)を使用する場合、干渉、雑音、および/または経路損失に起因して個々の送信kが停止する確率を表す。
続くステップS903において、サーバ100は、周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aおよび個々のシーケンスT,・・・,Tに従って大域的性能指数を計算する。
大域的性能指数は、例えば、上述した性能指数G’と同一に定義される。
サーバ100は、計算された大域的性能指数と、時間および周波数リソースの対応する割り振りをメモリに記憶する。
続くステップS904において、サーバ100は、ステップS903において計算されたような最悪の部分性能指数を有する個々の送信を選択する。
続くステップS905において、サーバ100は、選択された個々の送信に起因する時間および周波数リソースと、N番目のフレーム内の別の個々の送信に起因する別の時間および周波数リソースとの間で、周波数ホッピングシーケンスAに従って可能な置換を決定する。
続くステップS906において、サーバ100は、可能な各置換について、前記置換から生じるような周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aおよび個々のシーケンスT,・・・,Tに従って大域的性能指数を特定する。
続くステップS907において、サーバ100は、予め定義される基準に従って、ステップS906において特定される任意の大域的性能指数がステップS902において計算される大域的性能指数よりも良好であるか否かを判断する。これが当てはまる場合、ステップS908が実行され、その他の場合、ステップS909が実行される。
ステップS908において、サーバ100は、N番目のフレームの時間および周波数リソースの印を消し、最良の大域的性能指数に繋がるフレームNの時間および周波数リソースを記す。次に、ステップS909が実行される。
ステップS909において、サーバ100は、ステップS901の実行からまたはステップS909の最後の実行から第1の予め定義される時間TP1が経過したか否かをチェックする。
第1の予め定義される時間TP1は、1つの周波数ホッピングシーケンスAに基づいて置換を実行するために捧げられる時間である。
第1の予め定義される時間TP1が経過すると、サーバ100は、置換により、よりよい大域的性能指数に達し得るか否かをチェックするために、別の周波数ホッピングシーケンスAに切り換えることが予期される。
第1の予め定義される時間TP1が経過すると、ステップS910が実行される。第1の予め定義される時間TP1が経過していない場合、ステップS904が繰り返される。
ステップS910において、サーバ100は、ステップS901の実行からまたはステップS910の最後の実行から第2の予め定義される時間TP2が経過したか否かをチェックする。
第2の予め定義される時間TP2は、任意の周波数ホッピングシーケンスAに基づいて置換を実行するために捧げられる時間、すなわち、図9のアルゴリズムの実行に捧げられた時間である。
第2の予め定義される時間TP2が経過すると、ステップS912が実行される。第2の予め定義される時間TP2が経過していない場合、ステップS911が実行される。
ステップS911において、サーバ100は、許容可能な任意の周波数ホッピングシーケンスAがまだある場合、置換により、よりよい大域的性能指数に達し得るか否かをチェックするために、別の周波数ホッピングシーケンスAを選択する。
ステップS912において、サーバ100は、ステップS907の様々な実行中に記された時間および周波数リソースに対応する周波数ホッピングシーケンスAおよび個々のシーケンスT,・・・,Tを選択する。
図10は、同じ周波数リソースと併せて使用される連続時間リソースを有する周波数ホッピングシーケンスのシグナリングが課される場合、無線通信ネットワーク内で送信の実行に使用される時間および周波数リソースを割り振るアルゴリズムを概略的に表す。図10のアルゴリズムは、ステップS720の代替の実施を提供することを目的とする。図10のアルゴリズムがサーバ100によって実行されると考える。
図10のアルゴリズムの範囲において、同じ周波数リソースと併せて使用される連続時間リソースを有するシグナリング情報が課されると考える。例によれば、16個の周波数リソースについて、どの周波数リソースが割り当てられてるかを各時間リソースについて示すために、通常、4ビットが必要とされる。したがって、この例では、20個の時間リソースのフレームのシグナリング割り振りに80ビットが必要である。
シグナリング情報の数量は、複数の連続時間リソースに同じ周波数リソースを使用することを考慮することにより、低減し得る。上記例では、4個の連続時間リソースのブロックを考慮することにより、シグナリング情報を表すために20ビットのみが必要である。
連続時間リソースの各ブロックの中で、各時間リソースは、別個の個々の送信に割り振られることが意図される。これは、複数の個々の送信が同じフレーム内の同じ周波数リソースを使用するものであることを意味する。
ステップS1001において、サーバ100は、周波数割り当てベクトルFAVを初期化し、全ての次元を「0」に設定する。周波数割り当てベクトルFAVは、連続時間リソースの各ブロックについて、どの周波数リソースが割り当てられているかを示すことが意図される。周波数割り当てベクトルFAVの次元数は、シグナリング情報のフォーマットによって定義されるように、各フレーム内のブロック数に等しい。
ステップS1001において、サーバ100は、送信割り当てカウンタTACを初期化し、全ての次元は「0」に設定される。送信割り当てカウンタTACは、連続時間リソースの各ブロックについて、K個の個々の送信の中でいくつの個々の送信が、前記ブロックに関連付けられた周波数リソースに割り当てられるかを示すことが意図される。送信割り当てカウンタTACの次元数は、シグナリング情報のフォーマットによって定義されるように、各フレーム内のブロック数に等しい。
続くステップS1002において、サーバ100は、ステップS707の実行によって得られるように、ソートされた個々の送信のリストで最初に現れる個々の送信を選択する。
続くステップS1003において、サーバ100は、ステップS1002において選択された個々の送信に事前に選択された周波数リソースを取得する。F°が選択された周波数リソースを示すものとする。周波数リソースF°は、ステップS703においてサーバ100によって選択され、以下に詳述するステップS1007において変更されることがある。
続くステップS1004において、サーバ100は、FAV[i]が周波数リソースF°に等しいようなブロックiが存在するか否かをチェックする。FAV[i]が周波数リソースF°であるような変数iが存在する場合、周波数リソースF°が既に連続時間リソースのブロックに割り当てられていることを意味し、次に、ステップS1005が実行される。上記のような変数iが存在しない場合、ステップS1006が実行される。
ステップS1005において、サーバ100は、シグナリング情報のフォーマットに従ってブロックiが許容することができる個々の送信の最大数にTAC[i]が等しいか否かをチェックする。ブロックiが許容することができる個々の送信の最大数にTAC[i]が等しい場合、ステップS1006が実行される。ブロックiが許容することができる個々の送信の最大数にTAC[i]が等しくない場合、ステップS1009が実行される。
ステップS1006において、サーバ100は、FAV[i]が「0」に等しいようなブロックiが存在するか否かをチェックする。FAV[i]が「0」に等しいようなブロックiが存在する場合、連続時間リソースの少なくとも1つのブロックにまだ周波数リソースが割り当てられていないことを意味し、次に、ステップS1008が実行される。FAV[i]が「0」に等しいようなブロックiが存在しない場合、ステップS1007が実行される。
ステップS1007において、サーバ100は、考慮される個々の送信について、考慮される個々の送信についてステップS704においてソートされたような周波数リソースの中で次に現れる周波数リソースを選択する。前記周波数リソースは周波数リソースF°になる。次に、ステップS1004は、ステップS1007において選択される周波数リソースF°を考慮することによって繰り返される。
ステップS1008において、サーバ100は、選択された周波数リソースF°をFAV[i]に割り当てることにより、選択された周波数リソースF°をブロックiに割り当てる。次に、ステップS1009が実行される。
ステップS1009において、サーバ100は1単位だけTAC[i]をインクリメントする。
続くステップS1010において、サーバ100は、K個の個々の送信の中で、まだ考慮されていない少なくとも1つの他の個々の送信があるか否かをチェックする。考慮すべき少なくとも1つの他の個々の送信がある場合、ステップS1002は、ステップS707において取得されるようなK個の個々の送信のソートされたリストで次に現れる個々の送信を選択することによって繰り返される。考慮すべき少なくとも1つの他の個々の送信がない場合、ステップS1011が実行される。
ステップS1011において、サーバ100は、周波数割り当てベクトルFAVに従って、スライドウィンドウのN番目のフレームに適用される周波数ホッピングシーケンスAを定義する。
次に、サーバ100は、ステップS712を実行することが意図され、ステップS712において、サーバ100は、K個の個々の送信のそれぞれ1つに割り振られた時間および周波数リソースが、ステップS703またはステップS1007において前記個々の送信に選択された周波数リソースF°に一致するように、周波数ホッピングシーケンスAの1つの時間および周波数リソースをK個の個々の送信のそれぞれ1つに割り振る。

Claims (12)

  1. 無線通信ネットワークの時間および周波数リソースの中から、前記無線通信ネットワークでのN個の連続フレームにわたりK個の個々の送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定する方法であって、前記K個の個々の送信の実行に使用される時間および周波数リソースは、前記N個の連続フレームにわたる個々の各シーケンスT,・・・,Tを定義し、1つの時間および周波数リソースが、フレーム毎に前記K個の個々の送信の1つに割り振る必要があり、
    前記無線通信ネットワークの前記時間および周波数リソースは、1つの次元に時間リソースを有し、別の次元に周波数リソースを有する格子により表すことができ、前記格子は、前記K個の個々の送信の中の1つの送信が時間リソース毎に許可されるような可能な時間および周波数リソースのシーケンスを定義し、
    前記方法は、前記無線通信ネットワーク内で送信を実行するように時間および周波数リソースの割り振りを担う管理デバイスによって実行され、
    前記方法が、
    各周波数ホッピングシーケンス[A,・・・,A]=Aが適用される前記N個の連続フレームにわたる前記個々のシーケンスT,・・・,Tの可能な各セットの性能指数G(A,T,・・・,T)を計算することであって、前記性能指数G(A,T,・・・,T)は、干渉、雑音、および/または経路損失への送信ロバスト性を表し、前記周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aが、前記格子によって可能になる全ての前記時間および周波数リソースのシーケンスのサブセットである許容可能周波数ホッピングシーケンスの予め定義されるセットの中から定義されるような制約下で特定される、計算することと、
    前記計算された性能指数G(A,T,・・・,T)に対する予め定義される基準に従って、最良の前記性能指数G(A,T,・・・,T)を示す個々のシーケンスT,・・・,Tのセットを選択することと
    を含むことを特徴とする、方法。
  2. 前記管理デバイスが、
    前記個々のシーケンスT,・・・,Tのセットと一緒に前記周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aを動的に定義することと、
    前記無線通信ネットワークでブロードキャストされることが意図されるシグナリング情報を特定することであって、それにより、前記N個の連続フレームのそれぞれに適用される各周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aを表す情報を提供し、前記シグナリング情報が、許容可能周波数ホッピングシーケンスの前記予め定義されるセットのアルファベットを表すコードブック内のコードからなり、前記アルファベットが、前記シグナリング情報の最大サイズによって制限されるサイズを有する、特定することと
    を実行することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記性能指数G(A,T,・・・,T)が、任意の個々の送信停止の発生確率を表し、
    Figure 2017502626
    のように定義され、式中、kは、前記K個の個々の送信をパーズするためのインデックスであり、Pは、前記インデックスkによって指定される前記個々の送信が、前記周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aおよび個々のシーケンスT,・・・,Tの前記セットに鑑みて停止する確率であり、
    前記管理デバイスが、前記性能指数G(A,T,・・・,T)を最小化する個々のシーケンスT,・・・,Tの前記セットを選択する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 時間および周波数リソースを割り振ることが、フレームN個分に等しいサイズを有するスライドウィンドウに基づいて、検索ツリー手法によって実行され、前記方法が、分岐毎の調査に頼り、
    許容可能周波数ホッピングシーケンスの前記予め定義されるセットに従い、前記K個の個々の送信の中の1つの個々の送信kに、前記スライドウィンドウのN番目のフレームの時間および周波数リソースを選択することと、
    累積距離CD[k]を
    CD[k]=CD[k−1]−log(1−P(A’,T’))
    のように計算することと
    を含み、
    式中、k=1,・・・,Kが、前記K個の個々の送信をパーズするためのインデックスであり、CD[0]がヌルであり、A’=[A,・・・,A’]であり、A’が、テストする前記時間および周波数リソースを選択する際に考慮される前記N番目のフレームの前記周波数ホッピングシーケンスであり、T’が、前記スライドウィンドウの最初からN−1個のフレーム内の前記個々の送信kに割り振られた前記時間および周波数リソースと、前記スライドウィンドウの前記N番目のフレームに選択された前記時間および周波数リソースとの集約である前記個々の送信kの個々のシーケンスであり、
    前記方法が、
    前記計算される累積距離CD[k]が、K個全ての個々の送信が考慮された別の分岐の先行調査中に計算される最良累積距離BD以下である場合、前記インデックスk+1で表される前記個々の送信を考慮することにより、前記分岐の前記調査において前進することと、
    前記計算される累積距離CD[k]が前記最良累積距離BDよりも大きい場合、別の分岐の調査を開始することと
    を更に含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記検索ツリー手法が時期尚早的に中断される場合、前記周波数ホッピングシーケンスAが、それまでに計算された前記最良累積距離BDに対応する前記周波数ホッピングシーケンスA’として定義され、前記個々のシーケンスT,・・・,Tが、これもまたそれまでに計算された前記最良累積距離BDに対応する前記個々のシーケンスT’,・・・,T’として定義される
    ことを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 前記K個の個々の送信の中の1つの個々の送信が停止する確率が、フレームN個分に等しいサイズを有するスライドウィンドウの前記N番目のフレームにおいて時間リソース毎で同一であり、前記方法が、
    前記K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、全ての可能な周波数リソースの部分性能指数G’’を計算することであって、前記部分性能指数G’’が、
    G’’(k,F)=(1−P(F))
    のように定義され、式中、Fが考慮される周波数リソースを表し、P(F)が、前記周波数リソースFを使用する場合、前記個々の送信kが停止する確率を表す、計算することと、
    前記K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、前記部分性能指数G’’の昇順で前記周波数リソースをソートすることと、
    前記K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、前記ソートされた周波数リソースの中で最初に現れる周波数リソースFを選択することであって、
    個々の各送信kについて、前記K個の個々の送信が、前記K個の個々の送信に選択された前記周波数リソースFにそれぞれ関連付けられた前記部分性能指数G’’の降順で考慮される、選択することと、
    前記K個の個々の送信に選択される前記周波数リソースFに一致するような許容可能周波数ホッピングシーケンスのリストを決定し、前記リストが空になる場合、前記個々の送信kに、前記ソートされた周波数リソースFの中で次に現れる前記周波数リソースFを選択することと
    を含み、
    前記方法が、
    前記許容可能周波数ホッピングシーケンスのリストから許容可能周波数ホッピングシーケンスを選択することであって、前記選択される許容可能周波数ホッピングシーケンスが次に、前記スライドウィンドウの前記N番目のフレームに適用される前記周波数ホッピングシーケンスAである、選択することと、
    前記選択された許容可能周波数ホッピングシーケンスに従って時間リソースを前記K個の個々の送信に割り振ることと
    を更に含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  7. 前記K個の個々の送信の中の1つの個々の送信が停止する確率が、フレームN個分に等しいサイズを有するスライドウィンドウの前記N番目のフレームにおいて時間リソース毎に同一であり、
    前記方法が、
    前記K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、可能な全ての周波数リソースの部分性能指数G’’を計算することであって、前記部分性能指数G’’が、
    G’’(k,F)=(1−P(F))
    のように定義され、式中、Fが考慮される周波数リソースを表し、P(F)が、前記周波数リソースFを使用する場合、前記個々の送信kが停止する確率を表す、計算することと、
    前記K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、前記部分性能指数G’’の昇順で前記周波数リソースをソートすることであって、それにより、個々の各送信kについて、前記周波数リソースの初期ソートリストを取得する、ソートすることと、
    前記K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、前記ソートされた周波数リソースの中で最初に現れる周波数リソースFを選択することと、
    前記K個の個々の送信に選択された前記周波数リソースFにそれぞれ関連付けられた前記部分性能指数G’’の降順で前記K個の個々の送信をソートすることと、
    個々の各送信kについて、
    前記K個の個々の送信に選択される前記周波数リソースFに一致するような許容可能周波数ホッピングシーケンスのリストを決定し、前記リストが空になる場合、前記個々の送信kに、前記ソートされた周波数リソースFの中で次に現れる前記周波数リソースFを選択することにより、前記個々の送信kに選択される周波数リソースFを変更する処理フェーズと、
    前記許容可能周波数ホッピングシーケンスのリスト内の各許容可能周波数ホッピングシーケンスの前記性能指数G(A,T,・・・,T)を特定する処理フェーズと、
    前記選択される周波数リソースFが少なくとも1つの個々の送信で変更された場合、
    選択されるか、または該当する場合には変更された前記周波数リソースFにそれぞれ関連付けられた前記部分性能指数G’’の降順で前記K個の個々の送信を再ソートする処理フェーズであって、それにより、前記K個の個々の送信について、前記K個の個々の送信の再ソートリストを取得する、再ソートする処理フェーズと、
    前記周波数リソースの前記初期ソートリストおよび前記K個の個々の送信の前記再ソートリストに基づいて、前記処理フェーズを繰り返す処理フェーズと
    を含み、
    前記方法が、
    前記許容可能周波数ホッピングシーケンスのリストから、最良の前記性能指数G(A,T,・・・,T)を示す前記許容可能周波数ホッピングシーケンスを選択することであって、前記選択される許容可能周波数ホッピングシーケンスが次に、前記スライドウィンドウの前記N番目のフレームに適用される前記周波数ホッピングシーケンスAである、選択することと、
    前記選択された許容可能周波数ホッピングシーケンスに従って時間リソースを前記K個の個々の送信に割り振ることと
    を更に含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  8. 同じ周波数リソースと併せて使用される連続時間リソースのブロックを有する前記シグナリング情報が課され、前記K個の個々の送信の中の1つの個々の送信が停止する確率が、フレームN個分に等しいサイズを有するスライドウィンドウの前記N番目のフレームにおいて時間リソース毎に同一であり、
    周波数割り当てベクトルFAVが、連続時間リソースのブロック毎に、どの周波数リソースが関連付けられるかを示すことが意図され、前記周波数割り当てベクトルFAVが、各フレーム内のブロック数に等しい次元数を有し、
    連続時間リソースの各ブロックについて、前記K個の個々の送信の中のいくつの個々の送信が、前記ブロックに関連付けられた前記周波数リソースに割り当てられるかを示すことが意図される送信割り当てカウンタTAC、前記送信割り当てカウンタTACが、各フレーム内のブロック数に等しい次元数を有し、
    前記方法が、
    前記K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、可能な全ての周波数リソースの部分性能指数G’’を計算することであって、前記部分性能指数G’’が、
    G’’(k,F)=(1−P(F))
    のように定義され、式中、Fが考慮される周波数リソースを表し、P(F)が、前記周波数リソースFを使用する場合、前記個々の送信kが停止する確率を表す、計算することと、
    前記K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、前記部分性能指数G’’の昇順で前記周波数リソースをソートすることと、
    前記K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、前記ソートされた周波数リソースの中で最初に現れる周波数リソースFを選択することと、
    前記K個の個々の送信に選択された前記周波数リソースFにそれぞれ関連付けられた前記部分性能指数G’’の降順で前記K個の個々の送信をソートすることと、
    個々の各送信kについて、
    FAV[i]が、前記個々の送信kに選択された前記周波数リソースFに等しいようなブロックiが存在するか否かをチェックする処理フェーズと、
    そのようなブロックiが存在し、TAC[i]が前記ブロック内の時間リソースの最大数量に達していない場合、TAC[i]を1単位分インクリメントする処理フェーズと、
    そのようなブロックiが存在しない場合、またはそのようなブロックiが存在し、TAC[i]が、前記ブロック内の時間リソースの最大数量に達している場合、
    FAV[j]がヌルであるようなブロックjが存在するか否かをチェックする処理フェーズと、
    そのようなブロックjが存在する場合、前記個々の送信kに選択された前記周波数リソースFをFAV[j]に割り当て、TAC[j]を1単位分インクリメントすることにより、前記周波数リソースFを前記ブロックjに割り当てる処理フェーズと、
    そのようなブロックjが存在しない場合、前記個々の送信kに、前記ソートされた周波数リソースFの中で次に現れる前記周波数リソースFを選択し、前記個々の送信kに対して前記処理フェーズを繰り返す処理フェーズと
    を含み、
    前記方法が、
    前記スライドウィンドウの前記N番目のフレームに前記周波数割り当てベクトルFAVに対応する前記周波数ホッピングシーケンスAおよび前記個々のシーケンスT,・・・,Tを割り当てることを更に含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  9. フレームN個分に等しいサイズを有するスライドウィンドウの前記N番目のフレームを考慮して、前記方法が、
    前記スライドウィンドウにわたり、前記K個の個々の各送信について、初期周波数ホッピングシーケンス[A,・・・,AN−1,A’]=A’および個々の初期シーケンスT’,・・・,T’のセットを取得することであって、前記初期周波数ホッピングシーケンスA,・・・,AN−1が、前記スライドウィンドウの最初の前記N−1個への時間および周波数リソースの割り振りから生じ、前記スライドウィンドウの最初の前記N−1個への前記個々のシーケンスT’,・・・,T’の前記時間および周波数リソースが、前記最初のN−1個のフレームへの前記時間および周波数リソースの割り振りから生じる、取得することと、
    G°(k,TS,F)=(1−P(TS,F))
    のように、前記K個の個々の送信の個々の各送信kの部分性能指数G°を計算することであって、式中、Fは、前記個々の初期シーケンスT’内の前記N番目のフレームでの前記個々の送信kに起因した前記周波数リソースを表し、TSが、前記個々の初期シーケンスT’内の前記N番目のフレームでの前記個々の送信kに起因した前記時間リソースを表し、P(TS,F)が、前記時間および周波数リソース(TS,F)を使用した場合、前記個々の送信kが停止する確率を表す、計算することと、
    前記初期周波数ホッピングシーケンス[A,・・・,AN−1,A’]=A’および個々の初期シーケンスT’,・・・,T’のセットに従って前記性能指数G(A’,T’,・・・,T’)を特定することであって、
    前記K個の個々の送信の中の個々の各送信kについて、前記部分性能指数G°の降順で、前記スライドウィンドウの前記N番目のフレームの各許容可能周波数ホッピングシーケンスが考慮される、特定することと、
    前記周波数ホッピングシーケンスA’に従って、前記個々の初期シーケンスT’内の前記N番目のフレームに選択された前記個々の送信に起因する前記時間および周波数リソースと、前記N番目のフレームの別の個々の送信に起因する別の時間リソースおよび別の周波数リソースとの間で可能な置換を特定することと、
    特定された可能な各置換の前記性能指数Gを特定することと
    を含み、
    前記方法が、
    予め定義された時間が経過すると、前記予め定義される基準に従い、最良の前記性能指数Gに繋がった前記周波数ホッピングシーケンスAを前記スライドウィンドウの前記N番目のフレームおよび前記個々のシーケンスT,・・・,Tに割り振る
    ことを更に含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  10. 前記性能指数G(A,T,・・・,T)が、任意の個々の送信停止が発生しない確率を表し、
    Figure 2017502626
    のように定義され、式中、kが、前記K個の個々の送信をパーズするためのインデックスであり、Pが、前記インデックスkによって指定される前記個々の送信が、前記周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aおよび個々のシーケンスT,・・・,Tの前記セットに鑑みて停止する確率であり、
    前記管理デバイスが、前記性能指数G(A,T,・・・,T)を最大化する個々のシーケンスT,・・・,Tの前記セットを選択することを特徴とする、請求項1および2のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aが静的に定義されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  12. 無線通信ネットワークの時間および周波数リソースの中から、前記無線通信ネットワークでのN個の連続フレームにわたりK個の個々の送信の実行に使用される時間および周波数リソースを決定するデバイスであって、前記K個の個々の送信の実行に使用される時間および周波数リソースは、前記N個の連続フレームにわたる個々の各シーケンスT,・・・,Tを定義し、1つの時間および周波数リソースが、フレーム毎に前記K個の個々の送信の1つに割り振られる必要があり、
    前記無線通信ネットワークの前記時間および周波数リソースは、1つの次元に時間リソースを有し、別の次元に周波数リソースを有する格子により表すことができ、前記格子は、前記K個の個々の送信の中の1つの送信が、時間リソース毎に許可されるような可能な時間および周波数リソースのシーケンスを定義し、
    前記デバイスが、
    各周波数ホッピングシーケンス[A,・・・,A]=Aが適用される前記N個の連続フレームにわたる前記個々のシーケンスT,・・・,Tの可能な各セットの性能指数G(A,T,・・・,T)を計算する手段であって、前記性能指数G(A,T,・・・,T)は、干渉、雑音、および/または経路損失への送信ロバスト性を表し、前記周波数ホッピングシーケンスA,・・・,Aが、前記格子によって可能になる全ての前記時間および周波数リソースのシーケンスのサブセットである許容可能周波数ホッピングシーケンスの予め定義されるセットの中から定義されるような制約下で特定される、計算する手段と、
    前記計算された性能指数G(A,T,・・・,T)に対する予め定義される基準に従って、最良の前記性能指数G(A,T,・・・,T)を示す個々のシーケンスT,・・・,Tのセットを選択する手段と
    を備えることを特徴とする、デバイス。
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