[0071] 共有される高周波帯域(shared radio frequency spectrum)を通じて送信することを所望する基地局を同期させるための、方法、システム、およびデバイスが説明される。この共有帯域(shared spectrum)を通じて通信することを所望するセルラーデバイスは、タイミングまたは周波数同期を行うことが必要であり得るので、開示される技法は、異なる階層(different stratums)の基地局にまたがるタイミング情報または周波数情報の送信の備えをする。タイミング情報または周波数情報は、クリアチャネルアセスメント(CCA)免除送信(CET)またはCCAスロットに含まれてよく、またはそれに従ってよい。加えて、異なる階層の基地局にわたる周波数同期のための再帰的な技法が提供される。
[0072] 基地局は、1つまたは複数の近隣基地局から受信されるタイミング情報または周波数情報に基づいて、タイミングまたは周波数を調整できる。いくつかの場合、基地局は、タイミング情報の堅牢性または信頼性を示すタイミング階層と関連付けられ得る。より低いタイミング階層と関連付けられる基地局は、より堅牢なたタイミング情報を有し得る(例えば、GPSソースが最低のタイミング階層と関連付けられ得る)。開示される方法、システム、およびデバイスのいくつかは、基地局のタイミングまたは周波数に対してタイミングまたは周波数の調整を行うときに、タイミング階層情報を考慮する。開示される方法、システム、およびデバイスはまた、基地局と近隣基地局との間の回線品質のような、他の情報を考慮することもできる。
[0073] いくつかの場合、本明細書で説明される方法、システム、およびデバイスは、共有される免許不要帯域(例えば、通常はWiFi通信のために使用されるWLAN帯域)を使用することを所望する基地局を同期させるためのより良好な手段を、セルラーネットワークの事業者(例えば、Long Term Evolution(LTE)またはLTE−Advanced(LTE−A)通信ネットワークの事業者)に提供できる。
[0074] 本明細書で説明される技法は、LTEに限定されず、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムにも使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語はしばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000規格と、IS−95規格と、IS−856規格とをカバーする。IS−2000 Release 0およびAは、一般的に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、通常、CDMA2000 1xEV−DO、High Rate Packet Data(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAの他の変形形態とを含む。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communication(GSM(登録商標))などの無線技術を実装できる。OFDMAシステムは、Ultra Mobile Broadband(UMB)、Evolved UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装できる。UTRAおよびE−UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。LTEおよびLTE−Advanced(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))と称する団体の文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体の文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上で言及されたシステムおよび無線技術、並びに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。しかしながら、以下の説明は、例としてLTEシステムを説明し、以下の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE適用例以外に適用可能である。
[0075] 以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載された範囲、適用可能性、または構成を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜、様々な手順またはコンポーネント省略し、置換し、または追加し得る。例えば、説明される方法は、説明されるものとは異なる順序で行われてよく、様々なステップが追加され、省略され、または組み合わされ得る。また、いくつかの例に関して説明される特徴は、他の例においては組み合わせられ得る。
[0076] 図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100のブロック図を示す。ワイヤレス通信システム100は、複数の基地局105(例えば、eNB、WLANアクセスポイント、または他のアクセスポイント)と、いくつかのユーザ機器(UE)115と、コアネットワーク130とを含む。基地局105のいくつかは、様々な例ではコアネットワーク130または基地局105の一部であり得る、基地局コントローラ(図示されない)の制御下でUE115と通信できる。基地局105のいくつかは、バックホール132を通じて、コアネットワーク130と制御情報またはユーザデータを通信できる。いくつかの例では、基地局105のいくつかが、有線またはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134を通じて、互いに直接または間接的に通信できる。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(様々な周波数の波形信号)上での動作をサポートできる。マルチキャリア送信機は、変調された信号を複数のキャリア上で同時に送信できる。例えば、各通信リンク125は、様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各々の変調された信号は、異なるキャリア上で送られることがあり、制御情報(例えば、参照信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送できる。
[0077] 基地局105は、1つまたは複数のアクセスポイントアンテナを介して、UE115とワイヤレス通信できる。基地局105の各々は、それぞれのカバレッジエリア110に通信カバレッジを与えることができる。いくつかの例では、基地局105が、アクセスポイント、基地局装置(BTS:base transceiver station)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、NodeB、evolved NodeB(eNB)、Home NodeB、Home eNodeB、WLANアクセスポイント、WiFiノードまたは何らかの他の適切な用語で呼ばれることがある。アクセスポイントのためのカバレッジエリア110は、カバレッジエリアの一部分のみを構成するセクタ(図示されない)に分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局、またはピコ基地局)を含み得る。基地局105はまた、セルラー無線アクセス技術またはWLANの無線アクセス技術などの異なる無線技術を利用できる。基地局105は、同じまたは異なるアクセスネットワークまたは事業者展開と関連付けられ得る。同じまたは異なるタイプの基地局105のカバレッジエリアを含み、同じもしくは異なる無線技術を利用し、または、同じもしくは異なるアクセスネットワークに属する、異なる基地局105のカバレッジエリアは重複することがある。
[0078] いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100が、LTE/LTE−A通信システム(またはネットワーク)を含むことがあり、そのLTE/LTE−A通信システムが、免許不要帯域において1つまたは複数の動作または展開のモードをサポートできる。他の例では、ワイヤレス通信システム100が、LTE/LTE−Aと異なるアクセス技術を使用するワイヤレス通信をサポートできる。LTE/LTE−A通信システムでは、evolved NodeBまたはeNBという用語が一般に、基地局105の記述をするために使用され得る。
[0079] ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレッジを与える、異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。例えば、各eNBは、通信カバレッジを、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、または他のタイプのセルに与え得る。ピコセル、フェムトセル、または他のタイプのセルなどのスモールセルは、低電力ノードまたはLPNを含み得る。マクロセルは一般に、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、サービスに加入しているUEによるネットワークプロバイダとの無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは一般に、比較的小さい地理的エリアをカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。またフェムトセルは、一般に、比較的小さい地理的エリア(例えば、自宅)をカバーし、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE(例えば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限されたアクセスも提供できる。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと呼ばれ得る。また、フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つまたは複数(例えば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートできる。
[0080] コアネットワーク130は、バックホール132(例えば、S1アプリケーションプロトコルなど)を介して基地局105と通信できる。基地局105はまた、例えば、バックホールリンク134(例えば、X2アプリケーションプロトコルなど)を介して、またはバックホール132を介して(例えば、コアネットワーク130を通じて)、直接または間接的に互いに通信できる。ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートできる。同期動作の場合、基地局は同様のフレームまたはゲーティングのタイミングを有してよく、異なる基地局からの送信は概ね時間的に揃えられ得る。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームまたはゲーティングのタイミングを有してよく、異なる基地局からの送信は時間的に揃えられないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれにも使用され得る。
[0081] UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散されてよく、各UE115は固定式または移動式であり得る。UE115は、当業者によって、モバイルデバイス、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、時計または眼鏡などのウェアラブルアイテム、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UE115は、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどと通信することが可能であり得る。UE115はまた、セルラーもしくは他のWWANアクセスネットワーク、またはWLANアクセスネットワークのような、異なるアクセスネットワーク上で通信することが可能であり得る。
[0082] ワイヤレス通信システム100に示された通信リンク125は、アップリンク(UL)送信(例えば、UE115から基地局105への)を搬送するためのアップリンク、またはダウンリンク(DL)送信(例えば、基地局105からUE115への)を搬送するためのダウンリンクを含み得る。UL送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもあり、DL送信は順方向リンク送信と呼ばれることもある。ダウンリンク送信は、免許帯域、免許不要帯域、または両方を使用して行われ得る。同様に、アップリンク送信は、免許帯域、免許不要帯域、または両方を使用して行われ得る。
[0083] ワイヤレス通信システム100のいくつかの例では、免許不要帯域におけるLTE/LTE−Aのための様々な展開シナリオがサポートされ得るもので、免許帯域におけるLTEダウンリンク容量が免許不要帯域にオフロードされ得る補助ダウンリンクモードと、LTEのダウンリンク容量とアップリンク容量の両方が免許帯域から免許不要帯域にオフロードされ得るキャリアアグリゲーションモードと、基地局(例えば、eNB)とUEとの間のLTEダウンリンク通信およびアップリンク通信が免許不要帯域において行われ得るスタンドアロンモードとを含む。基地局105(例えば、eNB)並びにUE115は、これらまたは同様の動作モードの1つまたは複数をサポートできる。OFDMA通信信号は、免許不要帯域または免許帯域におけるLTEダウンリンク送信のために通信リンク125において使用され得るが、SC−FDMA通信信号は、免許不要帯域または免許帯域におけるLTEアップリンク送信のために通信リンク125において使用され得る。
[0084] 図2Aは、本開示の様々な態様による、免許不要帯域においてLTEを使用するための展開シナリオの例を示す図を示す。一例で、図2Aは、免許不要帯域における展開をサポートするLTEネットワークのための補助ダウンリンクモードおよびキャリアアグリゲーションモードの例を示すワイヤレス通信システム200を示す。ワイヤレス通信システム200は、図1のワイヤレス通信システム100の部分の例であり得る。その上、基地局205は図1の基地局105の例であってよく、UE215、215−a、および215−bは図1のUE115の例であってよい。
[0085] ワイヤレス通信システム200における補助ダウンリンクモードの例では、基地局205が、ダウンリンク220を使用してUE215にOFDMA通信信号を送信できる。ダウンリンク220は、免許不要帯域中の周波数F1と関連付けられ得る。基地局205は、双方向リンク225を使用してOFDMA通信信号を同じUE215に送信でき、双方向リンク225を使用してSC−FDMA通信信号をそのUE215から受信できる。双方向リンク225は、免許帯域における周波数F4と関連付けられ得る。免許不要帯域中のダウンリンク220および免許帯域中の双方向リンク225は、同時に動作できる。ダウンリンク220は、ダウンリンク容量のオフロードを基地局205に提供できる。いくつかの例で、ダウンリンク220は、ユニキャストサービス(例えば、1つのUEに宛てられる)のサービスのために使用され、またはマルチキャストサービス(例えば、いくつかのUEに宛てられる)のために使用され得る。このシナリオは、免許帯域を使用し、トラフィックまたはシグナリングの輻輳の一部を軽減する必要がある、あらゆるサービス提供者(例えば、従来のモバイルネットワーク事業者(MNO))に対して発生し得る。
[0086] ワイヤレス通信システム200におけるキャリアアグリゲーションモードの一例では、基地局205が、双方向リンク230を使用してUE215−aにOFDMA通信信号を送信でき、双方向リンク230を使用して同じUE215−aからSC−FDMA通信信号を受信できる。双方向リンク230は、免許不要帯域における周波数F1と関連付けられ得る。基地局205はまた、双方向リンク235を使用してOFDMA通信信号を同じUE215−aに送信でき、双方向リンク235を使用してSC−FDMA通信信号を同じUE215−aから受信できる。双方向リンク235は、免許帯域における周波数F2と関連付けられ得る。双方向リンク230は、ダウンリンク容量およびアップリンク容量のオフロードを基地局205に提供できる。上で説明された補助ダウンリンクのように、このシナリオは、免許帯域を使用し、トラフィックまたはシグナリングの輻輳の一部を軽減する必要がある、あらゆるサービス提供者(例えば、MNO)に対して発生し得る。
[0087] ワイヤレス通信システム200におけるキャリアアグリゲーションモードの別の例では、基地局205が、双方向リンク240を使用してUE215−bにOFDMA通信信号を送信でき、双方向リンク240を使用して同じUE215−bからSC−FDMA通信信号を受信できる。双方向リンク240は、免許不要帯域における周波数F3と関連付けられ得る。基地局205はまた、双方向リンク245を使用してOFDMA通信信号を同じUE215−bに送信でき、双方向リンク245を使用してSC−FDMA通信信号を同じUE215−bから受信できる。双方向リンク245は、免許帯域における周波数F2と関連付けられ得る。双方向リンク240は、ダウンリンク容量およびアップリンク容量のオフロードを基地局205に提供できる。この例および上で与えられた例は、説明のために提示され、容量のオフロードのために免許帯域および免許不要帯域の中のLTE/LTE−Aを組み合わせる他の同様の動作モードまたは展開シナリオが存在し得る。
[0088] 上で説明されたように、免許不要帯域中のLTE/LTE−Aを使用することによって提供される容量のオフロードから恩恵を受け得る典型的なサービス提供者は、LTE帯域を用いる従来のMNOである。これらのサービス提供者にとって、運用上の構成は、免許帯域上のLTE一次コンポーネントキャリア(PCC)と免許不要帯域上の二次コンポーネントキャリア(SCC)とを使用するブートストラップモード(例えば、補助ダウンリンク、キャリアアグリゲーション)を含み得る。
[0089] キャリアアグリゲーションモードでは、データおよび制御が一般に免許帯域(例えば、双方向リンク225、235、および245)において通信されてよく、データが一般に免許不要帯域(例えば、双方向リンク230および240)において通信されてよい。免許不要帯域を使用するときにサポートされるキャリアアグリゲーション機構は、ハイブリッド周波数分割複信−時分割複信(FDD−TDD)キャリアアグリゲーション、または複数のコンポーネントキャリアにわたって異なる対称性を伴うTDD−TDDキャリアアグリゲーションに属し得る。
[0090] 図2Bは、本開示の様々な態様による、免許不要帯域におけるLTE/LTE−Aのためのスタンドアロンモードの例を示すワイヤレス通信システム250を示す。ワイヤレス通信システム250は、図1のワイヤレス通信システム100または図2Aの200の部分の例であり得る。その上、基地局205は、図1または図2Aを参照して説明された基地局105または205の例であり得るが、UE215−cは、図1または図2AのUE115または215の例であり得る。
[0091] ワイヤレス通信システム250におけるスタンドアロンモードの例では、基地局205が、双方向リンク255を使用してUE215−cにOFDMA通信信号を送信でき、双方向リンク255を使用してUE215−cからSC−FDMA通信信号を受信できる。双方向リンク255は、図2Aを参照して上で説明された免許不要帯域における周波数F3と関連付けられ得る。スタンドアロンモードは、スタジアム内アクセス(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト)などの非従来型のワイヤレスアクセスシナリオにおいて使用され得る。この動作モードの典型的なサービス提供者は、免許帯域を有しないスタジアム所有者、ケーブル会社、イベント主催者、ホテル、企業または大規模会社であり得る。
[0092] いくつかの例では、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された基地局105、205、または、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明されたUE115もしくは215などの送信デバイスが、共有帯域のチャネルへのアクセス権(例えば、免許帯域または免許不要帯域の物理チャネルへの)を得るためにゲーティング間隔を使用できる。ゲーティング間隔は、ETSI(EN301 893)において指定されているリスンビフォートーク(LBT:Listen Before Talk)プロトコルに基づくLBTプロトコルのような、コンテンションベースプロトコルの適用を定義し得る。LBTプロトコルの適用を定義するゲーティング間隔を使用するとき、ゲーティング間隔は、送信デバイスがクリアチャネルアセスメント(CCA)を行う必要があるときを示し得る。CCAの結果は、共有された免許不要帯域のチャネルが利用可能であるか、または使用中であるかを送信デバイスに示し得る。チャネルが利用可能である(例えば、使用のために「クリア」である)ことをCCAが示すとき、ゲーティング間隔は、通常はあらかじめ定められた送信間隔の間、送信デバイスがチャネルを使用することを許可し得る。チャネルが利用可能ではない(例えば、使用中または予約済である)ことをCCAが示すとき、ゲーティング間隔は、送信デバイスが送信間隔の間にチャネルを使用することを防ぎ得る。
[0093] いくつかの場合、送信デバイスが、周期的にゲーティング間隔を生成し、周期的なフレーム構造の少なくとも1つの境界とゲーティング間隔の少なくとも1つの境界を同期させることが有用であり得る。例えば、共有帯域においてセルラーダウンリンクのための周期的なゲーティング間隔を生成し、セルラーダウンリンクと関連付けられる周期的なフレーム構造(例えば、LTE/LTE−A無線フレーム)の少なくとも1つの境界と周期的なゲーティング間隔の少なくとも1つの境界を同期させることが有用であり得る。そのような同期の例が図3に示される。
[0094] 図3は、本開示の様々な態様による、免許不要帯域におけるセルラーダウンリンクのための免許不要フレーム/間隔305、315、または325の例300を示す。免許不要フレーム/間隔305、315、または325は、免許不要帯域を通じた送信をサポートするeNBによって周期的なゲーティング間隔として使用され得る。そのようなeNBの例は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明された、基地局105、205を含み得る。免許不要フレーム/間隔305、315、または325は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250とともに使用され得る。
[0095] 例として、免許不要フレーム/間隔305の持続時間が、セルラーダウンリンクと関連付けられる周期的なフレーム構造のLTE/LTE−A無線フレーム310の持続時間に等しい(またはそれにほぼ等しい)ものとして示されている。いくつかの例で、「ほぼ等しい」は、免許不要フレーム/間隔305の持続時間が周期的フレーム構造の持続時間のサイクリックプレフィックス(CP)持続時間内にあることを意味する。
[0096] 免許不要フレーム/間隔305の少なくとも1つの境界は、LTE/LTE−A無線フレームN−1〜N+1を含む周期的フレーム構造の少なくとも1つの境界と同期され得る。場合によっては、免許不要フレーム/間隔305は、周期的フレーム構造のフレーム境界と整合された境界を有し得る。他の場合には、免許不要フレーム/間隔305は、周期的なフレーム構造のフレーム境界と同期されているがそれからオフセットされている境界を有し得る。例えば、免許不要フレーム/間隔305の境界は、周期的なフレーム構造のサブフレーム境界と揃えられてよく、または周期的なフレーム構造のサブフレーム中間点境界(例えば、特定のサブフレームの中間点)と揃えられてよい。
[0097] いくつかの場合、周期的なフレーム構造は、LTE/LTE−A無線フレームN−1〜N+1を含み得る。各LTE/LTE−A無線フレーム310は、例えば、10ミリ秒の持続時間を有してよく、免許不要フレーム/間隔305も、10ミリ秒の持続時間を有してよい。これらの場合、免許不要フレーム/間隔305の境界は、LTE/LTE−A無線フレームの1つ(例えば、LTE/LTE−A無線フレーム(N))の境界(例えば、フレーム境界、サブフレーム境界、またはサブフレーム中間点境界)と同期され得る。
[0098] 例として、免許不要フレーム/間隔315および325の持続時間が、セルラーダウンリンクと関連付けられる周期的なフレーム構造の持続時間の約数(またはそのほぼ約数)であるものとして示されている。いくつかの例で、「〜のほぼ約数」は、免許不要フレーム/間隔315、325の持続時間が周期的フレーム構造の約数(例えば、1/2または1/10)の持続時間のサイクリックプレフィックス(CP)持続時間内にあることを意味する。例えば、免許不要フレーム/間隔315は、5ミリ秒の持続時間を有してよく、免許不要フレーム/間隔325は、1または2ミリ秒の持続時間を有してよい。
[0099] 図4は、免許不要帯域におけるセルラーダウンリンクのための周期的なゲーティング間隔405の例400を示す。周期的なゲーティング間隔405は、共有帯域における通信をサポートする基地局によって使用され得る。そのような基地局の例は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明された、基地局105と205とを含む。周期的なゲーティング間隔405は、図1、図2A、およびまたは図2Bのワイヤレス通信システム100、200、または250とともに使用され得る。
[0100] 例として、周期的なゲーティング間隔405の持続時間は、セルラーダウンリンクと関連付けられる周期的なフレーム構造410、415、420の持続時間に等しい(またはほぼ等しい)ように示されている。周期的なゲーティング間隔405の境界は、周期的なフレーム構造410、415、420の境界と同期され得る(例えば、それと揃えられ得る)。
[0101] 周期的なフレーム構造410、415、420は、10個のサブフレーム(例えば、SF0、SF1、...、SF9)を有するLTE/LTE−A無線フレーム415を含み得る。サブフレームSF0〜SF8は、ダウンリンク(D)サブフレーム425であってよく、サブフレームSF9は、特別な(S’)サブフレーム430であってよい。Dサブフレーム425は、LTE無線フレームのチャネル占有時間を集合的に定義でき、S’サブフレーム430の少なくとも一部は、チャネルアイドル時間を定義できる。現在のLTE/LTE−A規格の下では、LTE/LTE−A無線フレームが、1ミリ秒と9.5ミリ秒との間の最大チャネル占有時間(オン時間)を有し、チャネル占有時間の5パーセント(例えば、最低50マイクロ秒)の最小チャネルアイドル時間(オフ時間)を有し得る。LTE/LTE−A規格への適合を保証するために、周期的なゲーティング間隔405は、S’サブフレーム430の一部として0.5ミリ秒のガード期間(すなわち、オフ時間)を与えることによって、LTE/LTE−A規格のこれらの要件に準拠できる。
[0102] S’サブフレーム430は、1ミリ秒の持続時間を有するので、免許不要帯域の特定の物理チャネルをめぐって争う送信デバイスがCCAを行える、1つまたは複数のCCAスロット435を含み得る。物理チャネルが利用可能であるが、周期的なゲーティング間隔405の終了の前にデバイスのCCAが完了したことを送信デバイスのCCAが示すとき、デバイスは、周期的なゲーティング間隔405の終了までチャネルを予約するために1つまたは複数の信号440を送信し得る。いくつかの場合、1つまたは複数の信号440は、チャネル使用パイロット信号(CUPS)、チャネル使用ビーコン信号(CUBS)、またはセル固有参照信号(CRS)を含み得る。本開示および添付の特許請求の範囲において使用される場合、「チャネル使用パイロット信号(CUPS)」および「チャネル使用ビーコン信号(CUBS)」という用語は相互に交換可能である。CUPSまたはCRSは、チャネル同期とチャネル予約の両方のために使用され得る。すなわち、別のデバイスがチャネル上でCUPSを送信し始めた後にチャネルのためにCCAを行うデバイスは、CUPSのエネルギーを検出し、チャネルが現在利用不可能であると決定できる。
[0103] 送信デバイスが、物理チャネルのためのCCAまたは物理チャネルを通じたCUPSの送信の完了に成功した後で、送信デバイスは、波形(例えば、物理キャリアと関連付けられるLTEベース波形445)を送信するために、最長で所定の時間の期間(例えば、1つのLTE/LTE−A無線フレーム)、物理チャネルを使用できる。
[0104] 図5は、図4を参照して説明された10ミリ秒の周期的なゲーティング間隔405のS’サブフレームのような、ゲーティング間隔のS’サブフレーム500内にLBTのようなコンテンションベースプロトコルがどのように実装され得るかを示す。コンテンションベースプロトコルは、例えば、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された、ワイヤレス通信システム100、200、もしくは250、基地局105もしくは205、または、UE115もしくは215とともに使用され得る。
[0105] S’サブフレーム500は、ガード期間(またはサイレント期間)505とCCA期間510とを有し得る。例として、ガード期間505およびCCA期間510の各々は、0.5ミリ秒の持続時間を有し、7個のOFDMシンボル位置515(図5においてスロット1〜スロット7としてラベル表示される)を含み得る。いくつかの場合、基地局は、免許不要帯域の送信間隔が送信間隔の間の送信に利用可能であるかどうかを決定するために、免許不要帯域の後続の送信間隔にCCA520を行うために、OFDMシンボル位置515の1つまたは複数を選択できる。いくつかの場合、OFDMシンボル位置515の異なる1つが、S’サブフレーム500の異なる発生において(すなわち、免許不要帯域の異なる送信間隔にCCA520を行うために使用される異なるS’サブフレームにおいて)、基地局によって擬似ランダムに特定または選択され得る。OFDMシンボル位置の擬似ランダムな特定または選択は、ホッピングシーケンスを使用して制御され得る。
[0106] ワイヤレス通信システムの基地局は、同じ事業者または異なる事業者によって運用され得る。いくつかの例で、異なる事業者によって運用される基地局(例えば、異なる公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)に属する基地局は、特定のS’サブフレーム500中のOFDMシンボル位置515の異なる1つを選択し、これによって、異なる事業者間のCCAの競合を回避できる。異なる事業者の擬似ランダムな選択機構が協調する場合、OFDMシンボル位置515は、異なる事業者の基地局が各々、いくつかの送信間隔に対する最早のOFDMシンボル位置(すなわち、スロット1)においてCCA520を行うための等しい機会を有するように、複数の異なる事業者によって擬似ランダムに選択され得る。従って、経時的に、異なる事業者の基地局は各々、他の事業者のeNBの需要とは無関係に、まずCCA520を行って免許不要帯域の送信間隔へのアクセス権を得るための機会を有し得る。CCA520の成功の後で、基地局は、他のデバイスまたは事業者が免許不要帯域の送信間隔の1つまたは複数の物理チャネルを使用することを防ぐために、CUPSを送信できる。
[0107] 図6は、本開示の様々な態様による、CCA免除送信(CET)の例600を示す。示されるように、CETのためのリソースの割振りは、例えば、80ミリ秒(80ms)ごとに1回行われ得る。免許不要帯域中のいくつかの事業者(例えば、異なるPLMN)の各々は、CETを送信するための別々のサブフレームを与えられ得る。例として、図6は、7つの異なる事業者(例えば、事業者PLMN1、PLMN2、…、PLMN7)に対する隣接CETサブフレームを示す。そのような構造は、ダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームの両方に適用可能であり得る。
[0108] セルラーデバイスおよびWiFiデバイスによって共有されるワイヤレス通信帯域では、WiFiデバイスが、アドホック方式で動作し、セルラーデバイスが同期できるタイミングまたは周波数の基準を提供しない。従って、セルラーデバイスがそのようなネットワーク上で同期して動作することを可能にする方法およびデバイスが、望ましいことがある。
[0109] LTEネットワークの環境(context)では、3GPP TR 36.922 V9.1.0(2010−07)が、第1のHome eNB(HeNB)を第2のHeNBまたはeNBに同期させるための「ネットワーク聴取」技法を記述する。ネットワーク聴取技法は、特定のHeNBとGPSソース(例えば、GPS同期されたHeNBまたはeNB)との間の最小数のホップとして定義される、「同期階層」という概念を導入する。
[0110] 図7は、タイミング階層nにおいて動作するデバイスのための同期階層700の例を示す。タイミング階層nにおいて動作するデバイスは、タイミング階層n−1などで動作するデバイスからタイミング情報を取得する(例えば、追跡する)ことができる。タイミング階層2において動作するデバイスは、タイミング階層1において動作するデバイスからタイミング情報を取得できる。タイミング階層1において動作するデバイスは、GPSソースまたは他の信頼されている同期ソースであり得る。より低い階層にあるデバイスがタイミング情報を送信し受信することをスケジューリングされるとき、より高い階層(例えば、1つ上の階層)にあるデバイスは、より低い階層(例えば、1つ下の階層)のデバイスによって送信されるタイミング情報を聴取できる。いくつかの場合、聴取デバイスは、タイミング情報の受信との干渉を軽減するために、タイミング情報を聴取するときに送信をゲーティングできる。
[0111] 3GPP TR 36.922において記述されるように、デバイスのタイミング情報は、例えば、デバイスによって送信される共通参照信号(CRS)を含む、デバイスによって送信される1つまたは複数の信号から取得され得る。いくつかの場合、タイミング情報を搬送する1つまたは複数の信号は、マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームの非MBSFN部分、または特別なサブフレームのガード期間において送信され得る。いくつかの場合、タイミング階層とタイミング同期信号のタイミングとの間の対応付けを示す情報が全てのネットワークデバイスに(例えば、RAN3によって定義されるメッセージにおいて)提供され得るので、デバイスのタイミング同期信号(例えば、CRS)はデバイスのタイミング階層を搬送できる。
[0112] 共有帯域を使用して複数のセルラーデバイスのタイミングと周波数とを調整する(例えば、同期させる)ための様々な手段が、以下で説明される。説明されるタイミングおよび周波数の調整の技法は、3GPP TR 36.922の「ネットワーク聴取」技法のいくつかの態様を、免許不要帯域において動作するLTE/LTE−Aネットワークに拡張できる。図8〜図10を参照して説明されるタイミング調整技法はCETベースであり、一方、図11および図12を参照して説明されるタイミング調整技法はCCAベースである。
[0113] 図8は、スーパーCET期間800の例を示す。図6を参照して説明されるCET期間とは対照的に、スーパーCET期間800は、例えば、LTE無線フレームの全体(例えば、10個のサブフレーム、140個のOFDMシンボル、および10ミリ秒)を含むように拡大され得る。スーパーCET期間800のオーバーヘッドを補償するために、スーパーCET期間800は、例えば、800ミリ秒に1回割り振られ得る。800ミリ秒ごとに1つのLTE無線フレーム(10ミリ秒)を消費するスーパーCET期間800は、1.25%というオーバーヘッド率をもたらす。スーパーCET期間が通常のCET期間を(例えば、10個のCET期間ごとに)置き換える場合、スーパーCET期間に起因するオーバーヘッドの増大は1.25%未満であり得る。
[0114] 示されるように、スーパーCET期間800は、複数のPLMN固有の部分805、810、815、820、825、830、835を含み得る。各PLMN固有の部分は、複数の異なるPLMNの1つ(例えば、PLMN1、PLMN2、PLMN3、PLMN4、PLMN5、PLMN6、およびPLMN7として図8に示される、7つの異なるPLMNの1つ)に割り当てられ得る。例として、各PLMN固有の部分は20個のOFDMシンボルを含み得る。20個のOFDMシンボルの各セットは、特定のPLMNに対応するCETをその中で送信する5つのスロット(例えば、スロット840、845、850、855、および860)を与えることができる。各スロットは、4つのOFDMシンボルの長さであってよく、通常のCET波形を搬送できる。
[0115] より低いタイミング階層と関連付けられるデバイス(例えば、基地局)は、1つのPLMN固有の部分内で複数回(例えば、5回まで)CETを送信できる。しかしながら(また5つよりも多くのタイミング階層がないと仮定すると)、各階層のデバイスは、より高い階層からの干渉を伴わずにその中でCETを送信するための、1つのスロットを与えられ得る。例えば、PLMN1の中のタイミング階層1のデバイスは各々、PLMN固有の部分の最初の4つのOFDMシンボルにおいてCETを送信でき、PLMN1の中のタイミング階層1およびタイミング階層2のデバイスは各々、2番目の4つのOFDMシンボルにおいてCETを送信でき、タイミング階層1〜3のデバイスは各々、3番目の4つのOFDMシンボルにおいてCETを送信でき、タイミング階層1〜4のデバイスは各々、4番目の4つのOFDMシンボルにおいてCETを送信でき、全てのタイミング階層の全てのデバイスは各々、5番目の4つのOFDMシンボルにおいてCETを送信できる。
[0116] PLMN間の直交性はスーパーCET期間では維持され、タイミング階層1よりも高いタイミング階層の各デバイスは、別のデバイスのタイミング情報を聴取するための機会を有してよく、他のデバイスは同じPLMN(すなわち、同じ事業者展開の中)のより低い階層にある。
[0117] 図8に示されるスーパーCET期間800はダウンリンクの同期のためのものであることが意図されるが、同様の構造はUEにより支援されるアップリンクの同期に使用され得る。
[0118] 図9は、PLMN間のタイミングの調整の例900を示し、ここで、1つの事業者(例えば、第1の事業者)と関連付けられるPLMNの構成員であるデバイス(例えば、基地局)は、タイミング情報を聴取し、別のデバイスから受信するタイミング情報に基づいてデバイスのタイミングを調整し、その別のデバイスは異なる事業者(例えば、第2の事業者)と関連付けられるPLMNの構成員であり得る。
[0119] 示されるように、例として、PLMN1のデバイスは、PLMN2のデバイスから1つまたは複数のCET910において受信されるタイミング情報に基づいてタイミングを調整でき、PLMN2のデバイスは、PLMN3のデバイスから1つまたは複数のCET915において受信されるタイミング情報に基づいてタイミングを調整でき、PLMN3のデバイスは、PLMN4のデバイスから1つまたは複数のCET920において受信されるタイミング情報に基づいてタイミングを調整でき、PLMN4のデバイスは、PLMN5のデバイスから1つまたは複数のCET925において受信されるタイミング情報に基づいてタイミングを調整でき、PLMN5のデバイスは、PLMN6のデバイスから1つまたは複数のCET930において受信されるタイミング情報に基づいてタイミングを調整でき、PLMN6のデバイスは、PLMN7のデバイスから1つまたは複数のCET935において受信されるタイミング情報に基づいてタイミングを調整でき、PLMN7のデバイスは、PLMN1のデバイスから1つまたは複数のCET905において受信されるタイミング情報に基づいてタイミングを調整できる。
[0120] いくつかの場合、デバイスは、別のPLMNの最も強い近隣(すなわち、最も強い近隣デバイス)に基づいてタイミングを調整できる。いくつかの場合、異なるタイミング階層は、支配的な近隣として異なるPLMNにおいて存在し得る。このことは、例えば、システム情報ブロック0(すなわち、SIB0)においてタイミング階層番号を符号化することによって、活用され得る。タイミング階層番号の変化の頻度は制限され得る。
[0121] 図9を参照して説明されるタイミング調整技法のいくつかの潜在的な利点は、1)準備または管理のために必要な労力が比較的小さくなり得ることと、2)受信の機会を保証しながらPLMNの間での良好な再使用が可能になり得ることである。いくつかの潜在的な欠点は、単一のPLMNの場合に機能しないこと(例えば、同期すべき他のPLMNがないので)、低いデューティ比(例えば、80ミリ秒)により時間追跡の精度に疑問があり得ること、および、有用な観測区間が3ミリ秒未満であることにより周波数の追跡に疑問があり得ることである。
[0122] 図10は、複数のPLMN固有の領域1005、1010、1015、1020、1025、1030と、共通の送信領域(CTR)1035とを有する、CET期間1000の例を示す。CET期間1000は、図6を参照して説明されるCET期間699と同様の、しかし、CET期間の最後のスロットがCTR1035と置き換えられた構造を有し得る。CTR1035は、交代式で、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられ得る。従って、CET期間1000が80ミリ秒ごとに発生し、6つのPLMNに対してPLMN固有の領域1005、1010、1015、1020、1025、1030を提供するとき、PLMNは、480ミリ秒ごとにCTR1035へのアクセス権を有し得る。
[0123] いくつかの場合、PLMN固有の領域1005、1010、1015、1020、1025、1030は、時間ランクの順位を有してよく、異なる時間ランクを有するPLMN固有の領域は、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられてよい。これらの場合、CTR1035は、特定の時間ランクを有するPLMN固有の領域のPLMNの割当てに基づいて、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられ得る。例えば、時間ランクが最高のPLMN固有の領域(すなわち、図10において時間ランク5を有するPLMN固有の領域1030)は、CTRの割当てを決定できるので、時間ランクが最高のPLMN固有の領域1030およびCTR1035は、共通のPLMNに割り当てられる。
[0124] PLMNがCTR1035へのアクセス権を有するとき、いくつかの例で、PLMNの基地局は、CTR1035の間に、共有帯域を通じてそれぞれのタイミング情報とともにCETを送信できる。CETは、階層とは関係なく、CTR1035の間に同時に送信され得る。CTR1035において送信される各CETは、同じMBSFN様の同期信号を含み得る。最低のタイミング階層と関連付けられる基地局(例えば、GPS同期ソース)は常に、CTR1035の間にCETを送信できる。最高のタイミング階層と関連付けられる基地局は、タイミングおよび周波数同期情報を得るためにCTR1035を追跡でき、次いで、CTR1035の間にそれ自体のCETを送信できる。より高いタイミング階層と関連付けられる基地局は、他の基地局のタイミング情報を聴取し時間および周波数同期を維持するために、CETを周期的にゲーティングできる(すなわち、送信しなくてよい)。ゲーティング活動は、PLMNのより高い階層のデバイスの間で等しく分配され得る。
[0125] PLMNの基地局が特定のCTR1035においてCETを同時に送信するとき、階層とは無関係に、より高い階層の基地局は、CTR信号によって測定されるような、PLMNの総計の経路遅延プロファイルを追跡できる。基地局の追跡レートの周波数は、ゲーティングレートによって下げられ得る。従って、25%のゲーティングレートでは、基地局の追跡レートが、4×6×(80ミリ秒)=1.92秒へと下げられ得る。
[0126] また、PLMNの基地局が特定のCTR1035においてCETを同時に送信するとき、階層とは無関係に、タイミング階層1のタイミング(例えば、GPSタイミング)への収束の保証はなく、時間および周波数の揺れの可能性がある(例えば、基地局Aが基地局Bに同期し、基地局Bが基地局Cに同期し、基地局Cが基地局Aに同期する)。時間および周波数の揺れの可能性は、例えば、GPSソースを伴わないスタンドアロンモードにおいて動作するときに増大し、その場合、全ての基地局は近隣に対して周期的に同期することを要求され得る。
[0127] いくつかの例で、CTR1035はさらに、交代式で、割り当てられたPLMNの複数のタイミング階層の1つに割り当てられ得る。別の方法で述べると、CTR1035は、交代式で、PLMNとタイミング階層との異なる組合せに割り当てられ得る。従って、CET期間が80ミリ秒ごとに発生し、4つのタイミング階層を有する6つのPLMNに対するスロットを提供するとき、PLMNは、1.92秒ごとにCTR1035へのアクセス権を有し得る。これらの例で、基地局は、より低い1つの階層(または複数の階層)に応答してタイミングを調整でき、このことは、同期のループまたは収束不能の問題の可能性を減らすことができる。
[0128] 図8〜図10において説明されるタイミング調整技法のいずれでも、基地局は、固有のPLMNの中の別の基地局のタイミング情報を捕捉するために、固有のCETの送信を周期的にゲーティングできる。このゲーティングは、特定のCET期間を示す周期的なゲーティングスケジュールに従って行なわれてよく、この特定のCET期間において、基地局のCETは、PLMNの中の少なくとも1つの他の基地局のCETをその基地局が受信することとの干渉を軽減するようにゲーティングされるべきである。周期的なゲーティングスケジュールは低い周期性を有し得る。ゲーティング活動は、PLMNのより高い階層のデバイスの間で等しく分配され得る。
[0129] また、図8、図9、または図10において説明されるタイミング調整技法のいずれでも、物理ブロードキャスト制御チャネル(PBCCH)が、基地局にタイミング階層を割り当てるために使用され得る。
[0130] 図11は、共有帯域上でタイミングまたは周波数同期を行う目的で共有帯域へのアクセス権を得るために少なくとも一部使用可能である、複数のCCAスロット1115(例えば、スロット1、スロット2、スロット3、スロット4、スロット5、スロット6、およびスロット7)を有するCCA期間1110の例1100を示す。CCA期間1110は、いくつかの場合、サブフレーム(例えば、Sサブフレーム)の一部であり得る。サブフレームは、ガード期間1105も含み得る。
[0131] いくつかの例で、異なるタイミング階層(例えば、TS1、TS2、TS3、TS4、TS5、TS6、またはTS7)は、CCAスロット1115の各々に割り当てられ得る。
[0132] 使用するとき、デバイス(例えば、図1、図2A、または図2Bを参照して説明された基地局105または205のような基地局)は、関連付けられるタイミング階層の割り当て先のCCAスロット1115においてCCA1120を行い得る。従って、タイミング階層1と関連付けられるデバイス(例えば、GPSソース)は、スロット1においてCCA1120を行い、一方、タイミング階層4と関連付けられるデバイスは、スロット4においてCCA1120を行う。CCA1120を行うことに成功すると、デバイスは、CCA期間1110に続くフレームを確保するために、CUBSまたはCRSのような信号を送信できる。デバイスは次いで、確保されたフレーム(例えば、CRS)においてタイミング情報を送信できる。
[0133] 図5を参照して説明されたCCA期間510とは対照的に、異なるPLMNの代わりに異なるタイミング階層がCCAスロット1115に割り当てられる。従って、特定のタイミング階層を共有する各デバイスは、デバイスのタイミング階層に割り当てられたCCAスロット1115においてCCAを行う。
[0134] 図12は、タイミング同期フレーム1215の例1200を示す。タイミング同期フレーム1215は、共通帯域上でタイミングまたは周波数同期を行う目的で共有帯域へのアクセス権を得るためにセルラーダウンリンクにおいて使用可能である、複数のCCA1265スロットを有する。タイミング同期フレーム1215は、他のタイプのフレーム1210、1220と境界を接していてよく、周期的に繰り返してよい。
[0135] タイミング同期フレーム1215は、10個のサブフレーム(例えば、SF0、SF1、…、SF9)を有するLTE/LTE−A無線フレームを含み得る。偶数番号のサブフレームSF0、SF2、SF4、SF6、およびSF8は、ダウンリンク(D)サブフレーム1225であってよく、サブフレームSF1、SF3、SF5、およびSF7は、特別な(S’’)サブフレーム1260であってよく、サブフレームSF9は、特別な(S’)サブフレーム1230であってよい。S’サブフレームSF9は、CCA1235を行うために基地局によって使用され得る。CCA1235は、図4または図5を参照して説明されたCCAと同様であり得る。CCA1235が成功するとき、CCA1235を行うデバイスは、共有帯域の後続の送信期間1245を確保するために信号(例えば、CUBS1240)を送信できる。S’’サブフレームSF1、SF3、SF5、およびSF7は、CCA1265を行うために基地局によって使用され得る。CCA1265は、図11を参照して説明されたCCAと同様であり得る。すなわち、図12に示されるCCA1265の各々は、異なるタイミング階層と関連付けられ得る。デバイスがCCA1265を行うことに成功するとき、CCA1265を行うデバイスは、その中でデバイスがタイミング情報を送信できる後続の送信期間1255を確保するために、信号(例えば、CUBS1250)を送信できる。各CCAスロットは、タイミング階層と関連付けられるデバイスが、タイミング同期フレーム1215内の限られた時間の期間にのみ共有帯域にアクセスすることを可能にするので、他のタイミング階層と関連付けられるデバイスも、共有帯域にアクセスしタイミング情報を送信するための機会を与えられ得る。図12に示される同期フレーム1215は、同期フレームリソースのより効率的でタイムリーな使用を実現し得る。
[0136] 図13は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス1305のブロック図1300を示す。いくつかの例で、デバイス1305は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明された基地局105または205の1つの1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス1305は、プロセッサであってもよい。デバイス1305は、受信機モジュール1310と、タイミング管理モジュール1315と、送信機モジュール1320とを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信していてよい。
[0137] デバイス1305のコンポーネントは、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令によって実装され得る。
[0138] いくつかの例では、受信機モジュール1310が、第1の帯域(例えば、免許LTE帯域)または第2の帯域(例えば、免許不要帯域のような、異なる送信プロトコルのもとで動作するデバイスによって使用される「共有帯域」)において送信(transmissions)を受信するように動作可能な高周波(RF)受信機などのRF受信機であってよく、またはそれを含んでよい。受信機モジュール1310は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250の1つまたは複数の通信リンクのような、第1の帯域と第2の帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて、様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を受信するために使用され得る。
[0139] いくつかの例では、送信機モジュール1320が、第1の帯域または第2の帯域において送信をするように動作可能なRF送信機などのRF送信機であってよく、またはそれを含んでよい。送信機モジュール1320は、第1の帯域と第2の帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を送信するために使用され得る。
[0140] いくつかの例では、タイミング管理モジュール1315が、共有帯域を通じて少なくとも第2のデバイス(例えば、少なくとも第2の基地局)のタイミング情報を受信できる。タイミング管理モジュール1315は、デバイス1305のタイミングを調整するために、受信されたタイミング情報を使用できる。タイミング管理モジュール1315はまた、デバイス1305のタイミング情報を他のデバイス(例えば、他の基地局)に送信できる。図14〜図18を参照して下で説明されるように、いくつかの場合、タイミング情報は、CET期間の間に送信または受信され得る。図19〜図21を参照して下で説明されるように、タイミング情報は、代替的にCCA期間の間に(またはCCA期間の間にも)送信または受信され得る。
[0141] 図14は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス1405のブロック図1400を示す。いくつかの例で、デバイス1405は、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205の1つ、または、図13を参照して説明されたデバイス1305の、1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス1405は、プロセッサであってもよい。デバイス1405は、受信機モジュール1410と、タイミング管理モジュール1415と、送信機モジュール1420とを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信していてよい。
[0142] デバイス1405のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令によって実装され得る。
[0143] いくつかの例では、受信機モジュール1410が、第1の帯域(例えば、免許LTE帯域)または第2の帯域(例えば、免許不要帯域のような、異なる送信プロトコルのもとで動作するデバイスによって使用される「共有帯域」)において送信を受信するように動作可能なRF受信機などのRF受信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF受信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の受信機を含み得る。いくつかの場合、別々の受信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域受信機モジュール1412、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域受信機モジュール1414という形態をとり得る。免許帯域受信機モジュール1412または免許不要帯域受信機モジュール1414を含む受信機モジュール1410は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250の1つまたは複数の通信リンクのような、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を受信するために使用され得る。
[0144] いくつかの例では、送信機モジュール1420が、第1の帯域または第2の帯域において送信をするように動作可能なRF送信機などのRF送信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF送信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の送信機を含み得る。いくつかの場合、別々の送信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域送信機モジュール1422、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域送信機モジュール1424という形態をとり得る。免許帯域送信機モジュール1422または免許不要帯域送信機モジュール1424を含む送信機モジュール1420は、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。
[0145] いくつかの例では、タイミング管理モジュール1415が、図13を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315の1つまたは複数の態様の例であってよく、CETタイミング情報分析モジュール1425またはタイミング調整モジュール1430を含んでよい。
[0146] いくつかの例では、CETタイミング情報分析モジュール1425が、受信機モジュール1410の免許不要帯域受信機モジュール1414を介して少なくとも1つのCETを受信するために使用され得る。少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて少なくとも第2のデバイス(例えば、第2の基地局)のタイミング情報を示し得る。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2のデバイスのタイミング階層を示し得る。いくつかの例では、少なくとも1つのCETが、CET期間の間に受信され得る。
[0147] いくつかの例では、CETタイミング情報分析モジュール1425によって受信される少なくとも1つのCETが、共有帯域を通じて第2のデバイスのタイミング情報を示す第1のCETと、共有帯域を通じて第3のデバイスのタイミング情報を示す第2のCETとを含み得る。第1のCETおよび第2のCETは、同時に、または異なる時間に、デバイス1405で受信され得る。
[0148] いくつかの例では、少なくとも1つのCETがさらに、共有帯域を通じて第3のデバイスのためのタイミング情報を示し得る。これらの例では、いくつかの場合、デバイス1405のタイミングが、第2のデバイスのタイミング情報および第3のデバイスのタイミング情報に基づいて調整され得る。より一般的には、第1のデバイスのタイミングは、任意の数のデバイスのタイミング情報に基づいて調整され得る。
[0149] いくつかの例では、タイミング調整モジュール1430が、少なくとも第2のデバイスの受信されたタイミング情報に基づいてデバイス1405のタイミングを調整できる。タイミング調整は、受信されたタイミング情報に基づいて、デバイス1405のタイミングを少なくとも第2のデバイスのタイミングに同期させることを含み得る。
[0150] いくつかの場合、デバイス1405およびデバイス1405がタイミング情報を受信する他のデバイスは、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、デバイス1405および他のデバイスは、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0151] いくつかの例では、タイミング管理モジュール1415がさらに、CETモジュール1435を含み得る。CETモジュール1435は、送信機モジュール1420の免許不要帯域送信機モジュール1424を介して、デバイス1405のCETを送信するために使用され得る。デバイス1405のCETは、共有帯域を通じてデバイス1405のタイミング情報を示し、さらに、デバイス1405のタイミング階層の指示を提供できる。
[0152] いくつかの例では、少なくとも1つのCETが、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間のある特定のCET期間の間にデバイス1405で受信され得る。CET期間の各々は、少なくとも1つのPLMN固有の領域と共通の送信領域とを含み得る。いくつかの場合、少なくとも第2の基地局のタイミング情報は、特定のCET期間の共通の送信領域の間に受信されてよく、または、第1の基地局のCETは、共通の送信領域の間に送信されてよい。
[0153] 図15は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス1505のブロック図1500を示す。いくつかの例では、デバイス1505が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205の1つ、または、図13もしくは図14を参照して説明されたデバイス1305もしくは1405の、1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス1505は、プロセッサであってもよい。デバイス1505は、受信機モジュール1510と、タイミング管理モジュール1515と、送信機モジュール1520とを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信していてよい。
[0154] デバイス1505のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令によって実装され得る。
[0155] いくつかの例では、受信機モジュール1510が、第1の帯域(例えば、免許LTE帯域)または第2の帯域(例えば、免許不要帯域のような、異なる送信プロトコルのもとで動作するデバイスによって使用される「共有帯域」)において送信を受信するように動作可能なRF受信機などのRF受信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF受信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の受信機を含み得る。いくつかの場合、別々の受信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域受信機モジュール1512、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域受信機モジュール1514という形態をとり得る。免許帯域受信機モジュール1512または免許不要帯域受信機モジュール1514を含む受信機モジュール1510は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250の1つまたは複数の通信リンクのような、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を受信するために使用され得る。
[0156] いくつかの例では、送信機モジュール1520が、第1の帯域または第2の帯域において送信をするように動作可能なRF送信機などのRF送信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF送信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の送信機を含み得る。いくつかの場合、別々の送信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域送信機モジュール1522、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域送信機モジュール1524という形態をとり得る。免許帯域送信機モジュール1522または免許不要帯域送信機モジュール1524を含む送信機モジュール1520は、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を送信するために使用され得る。
[0157] デバイス1505は、CET期間の間にCETが送信または受信されると仮定する。CET期間は、例えば図8を参照して説明されたように、複数のタイミング階層固有の部分または複数のPLMN固有の部分を含み得る。CET期間が複数のタイミング階層固有の部分を含むとき、タイミング階層固有の部分の各々は、複数のタイミング階層の1つに割り当てられ得る。CET期間が複数のPLMN階層固有の部分を含むとき、PLMN階層固有の部分の各々は、複数のPLMNの1つに割り当てられ得る。CET期間が複数のタイミング階層固有の部分と複数のPLMN固有の部分とを含むとき、タイミング階層固有の部分とPLMN固有の部分の両方が、タイミング階層とPLMNの特定の組合せに割り当てられ得る。
[0158] いくつかの例では、タイミング管理モジュール1515が、図13または図14を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315または1415の1つまたは複数の態様の例であってよく、CETタイミング情報分析モジュール1525またはタイミング調整モジュール1530を含んでよい。
[0159] いくつかの例では、CETタイミング情報分析モジュール1525が、図14を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425の1つまたは複数の態様の例であってよく、CET期間部分特定モジュール1540を含んでよい。CET期間部分特定モジュール1540は、第2のデバイス(例えば、第2の基地局)のタイミング階層と関連付けられるタイミング階層固有の部分、または、第2のデバイスのPLMNと関連付けられるPLMN固有の部分(すなわち、第2のデバイスのタイミング階層と関連付けられるタイミング階層固有の部分と、第2のデバイスのPLMNと関連付けられるPLMN固有の部分の両方が利用可能であるとき、それらの両方の部分)を特定するために使用され得る。
[0160] いくつかの例で、第2のデバイスのタイミング階層と関連付けられるタイミング階層固有の部分または第2のデバイスのPLMNと関連付けられるPLMN固有の部分は、第2のデバイスと関連付けられるタイミング階層がデバイス1505と関連付けられるタイミング階層よりも低い階層であることから特定され得る。いくつかの場合、第2のデバイスと関連付けられるタイミング階層は、デバイス1505と関連付けられるタイミング階層の1つ下の階層であり得る。
[0161] いくつかの例で、CETタイミング情報分析モジュール1525は、受信機モジュール1510の免許不要帯域受信機モジュール1514を介して少なくとも1つのCETを受信するために使用され得る。少なくとも1つのCETの各々は、CET期間のタイミング階層固有の部分またはPLMN固有の部分の間に受信され得る。少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて少なくとも第2のデバイスのタイミング情報を示し得る。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2のデバイスのタイミング階層を示し得る。第2のデバイスのタイミング情報は、特定されたタイミング階層固有の部分または特定されたPLMN固有の部分(すなわち、第2のデバイスのタイミング階層と関連付けられるタイミング階層固有の部分と第2のデバイスのPLMNと関連付けられるPLMN固有の部分の両方が利用可能であるときは、それらの両方の部分)を聴取することによって受信され得る。
[0162] いくつかの例で、CETタイミング情報分析モジュール1525によって受信される少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて第2のデバイスのタイミング情報を示す第1のCETと、共有帯域を通じて第3のデバイスのタイミング情報を示す第2のCETとを含み得る。第1のCETおよび第2のCETは、同時に(例えば、CET期間の同じタイミング階層固有の部分またはPLMN固有の部分(すなわち、同じタイミング階層固有の部分と同じPLMN固有の部分の両方が利用可能であるときは、それらの両方の部分)において)、または異なる時間に(例えば、異なるタイミング階層固有の部分または異なるPLMN固有の部分において)、デバイス1505で受信され得る。
[0163] いくつかの例で、少なくとも1つのCETはさらに、共有帯域を通じて第3のデバイスのためのタイミング情報を示し得る。これらの例では、いくつかの場合、デバイス1505のタイミングが、第2のデバイスのタイミング情報および第3のデバイスのタイミング情報に基づいて調整され得る。より一般的には、第1のデバイスのタイミングは、任意の数のデバイスのタイミング情報に基づいて調整され得る。
[0164] いくつかの例では、タイミング調整モジュール1530が、図14を参照して説明されたタイミング調整モジュール1430の1つまたは複数の態様の例であり得る。タイミング調整モジュール1530は、少なくとも第2のデバイスの受信されたタイミング情報に基づいてデバイス1505のタイミングを調整するために使用され得る。タイミング調整は、受信されたタイミング情報に基づいて、デバイス1505のタイミングを少なくとも第2のデバイスのタイミングに同期させることを含み得る。
[0165] いくつかの例では、タイミング管理モジュール1515がさらに、CETモジュール1535を含み得る。CETモジュール1535は、デバイス1505のCETを送信するために使用され得る。デバイス1505のCETは、共有帯域を通じてデバイス1505のタイミング情報を示し、さらに、デバイス1505のタイミング階層の指示を提供できる。
[0166] 図16は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス1605のブロック図1600を示す。いくつかの例では、デバイス1605が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205の1つ、または、図13もしくは図14を参照して説明されたデバイス1305もしくは1405の、1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス1605は、プロセッサであってもよい。デバイス1605は、受信機モジュール1610と、タイミング管理モジュール1615と、送信機モジュール1620とを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信していてよい。
[0167] デバイス1605のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令によって実装され得る。
[0168] いくつかの例では、受信機モジュール1610が、第1の帯域(例えば、免許LTE帯域)または第2の帯域(例えば、免許不要帯域のような、異なる送信プロトコルのもとで動作するデバイスによって使用される「共有帯域」)において送信を受信するように動作可能なRF受信機などのRF受信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF受信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の受信機を含み得る。いくつかの場合、別々の受信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域受信機モジュール1612、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域受信機モジュール1614という形態をとり得る。免許帯域受信機モジュール1612または免許不要帯域受信機モジュール1614を含む受信機モジュール1610は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250の1つまたは複数の通信リンクのような、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を受信するために使用され得る。
[0169] いくつかの例では、送信機モジュール1620が、第1の帯域または第2の帯域において送信をするように動作可能なRF送信機などのRF送信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF送信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の送信機を含み得る。いくつかの場合、別々の送信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域送信機モジュール1622、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域送信機モジュール1624という形態をとり得る。免許帯域送信機モジュール1622または免許不要帯域送信機モジュール1624を含む送信機モジュール1620は、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を送信するために使用され得る。
[0170] デバイス1605は、CET期間の間にCETが送信または受信されると仮定する。CET期間は、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間の1つであってよく、このCET期間において、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間の各々は、例えば図10を参照して説明されたように、複数のPLMN固有の領域と共通の送信領域とを含み得る。各CET期間のPLMN固有の領域は、時間ランクの順位を有してよく、異なる時間ランクのPLMN固有の領域は、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられてよい。同様に、異なるCET期間の共通の送信領域は、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられ得る。いくつかの場合、PLMN固有の領域または共通の送信領域は、交代式で、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられ得る。
[0171] いくつかの例では、タイミング管理モジュール1615が、図13または図14を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315または1415の1つまたは複数の態様の例であってよく、CETタイミング情報分析モジュール1625またはタイミング調整モジュール1630を含んでよい。
[0172] いくつかの例では、CETタイミング情報分析モジュール1625が、図14を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425の1つまたは複数の態様の例であってよく、PLMN割当て決定モジュール1640を含んでよい。CETタイミング情報分析モジュール1625は、受信機モジュール1610の免許不要帯域受信機モジュール1614を介して少なくとも1つのCETを受信するために使用され得る。少なくとも1つのCETの各々は、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間のある特定のCET期間の間に受信され得る。少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて少なくとも第2のデバイス(例えば、第2の基地局)のタイミング情報を示し得る。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2のデバイスのタイミング階層を示し得る。いくつかの場合、少なくとも第2のデバイスのタイミング情報は、PLMN固有の領域の1つの間に受信され得る。他の場合、少なくとも第2のデバイスのタイミング情報は、共通の送信領域の間に受信され得る。
[0173] いくつかの例では、PLMN割当て決定モジュール1640が、特定のCET期間のためのPLMN固有の領域または共通の送信領域のPLMN割当てを決定するために使用され得る。この決定は、どのPLMN固有の領域が第2のデバイスのPLMNに割り当てられるかの決定、さらには、共通の送信領域が第2のデバイスのPLMNに割り当てられるかどうかの決定を含み得る。いくつかの場合、特定の時間ランクを有するPLMN固有の領域(例えば、時間ランクの順位で最後のPLMN固有の領域)の、特定のCET期間のための第2のデバイスのPLMNへの割当てに基づいて、共通の送信領域が第2のデバイスのPLMNに割り当てられることが決定(例えば、推測)され得る。
[0174] いくつかの例では、タイミング調整モジュール1630が、少なくとも第2のデバイスの受信されたタイミング情報に基づいてデバイス1605のタイミングを調整するために使用され得る。タイミング調整は、受信されたタイミング情報に基づいて、デバイス1605のタイミングを少なくとも第2のデバイスのタイミングに同期させることを含み得る。
[0175] いくつかの例で、CETタイミング情報分析モジュール1625によって受信される少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて第2のデバイスのタイミング情報を示す第1のCETと、共有帯域を通じて第3のデバイスのタイミング情報を示す第2のCETとを含み得る。第1のCETおよび第2のCETは、同時に、または異なる時間に、デバイス1605で受信され得る。
[0176] いくつかの例で、少なくとも1つのCETはさらに、共有帯域を通じて第3のデバイスのためのタイミング情報を示し得る。これらの例では、いくつかの場合、デバイス1605のタイミングが、第2のデバイスのタイミング情報および第3のデバイスのタイミング情報に基づいて調整され得る。より一般的には、第1のデバイスのタイミングは、任意の数のデバイスのタイミング情報に基づいて調整され得る。
[0177] いくつかの場合、第1の基地局および第2の基地局は、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局および第2の基地局は、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0178] いくつかの例では、タイミング管理モジュール1615がさらに、CETモジュール1635を含み得る。CETモジュール1635は、デバイス1605のCETを送信するために使用され得る。デバイス1605のCETは、共有帯域を通じてデバイス1605のタイミング情報を示し、さらに、デバイス1605のタイミング階層の指示を提供できる。
[0179] 図17は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス1705のブロック図1700を示す。いくつかの例では、デバイス1705が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205の1つ、または、図13もしくは図14を参照して説明されたデバイス1305もしくは1405の、1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス1705は、プロセッサであってもよい。デバイス1705は、受信機モジュール1710と、タイミング管理モジュール1715と、送信機モジュール1720とを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信していてよい。
[0180] デバイス1705のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令によって実装され得る。
[0181] いくつかの例では、受信機モジュール1710が、第1の帯域(例えば、免許LTE帯域)または第2の帯域(例えば、免許不要帯域のような、異なる送信プロトコルのもとで動作するデバイスによって使用される「共有帯域」)において送信を受信するように動作可能なRF受信機などのRF受信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF受信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の受信機を含み得る。いくつかの場合、別々の受信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域受信機モジュール1712、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域受信機モジュール1714という形態をとり得る。免許帯域受信機モジュール1712または免許不要帯域受信機モジュール1714を含む受信機モジュール1710は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250の1つまたは複数の通信リンクのような、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を受信するために使用され得る。
[0182] いくつかの例では、送信機モジュール1720が、第1の帯域または第2の帯域において送信をするように動作可能なRF送信機などのRF送信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF送信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の送信機を含み得る。いくつかの場合、別々の送信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域送信機モジュール1722、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域送信機モジュール1724という形態をとり得る。免許帯域送信機モジュール1722または免許不要帯域送信機モジュール1724を含む送信機モジュール1720は、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を送信するために使用され得る。
[0183] デバイス1705は、CET期間の間にCETが送信または受信されると仮定する。CET期間は、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間の1つであってよく、このCET期間において、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間の各々は、例えば図10を参照して説明されたように、複数のPLMN固有の領域と共通の送信領域とを含み得る。各CET期間のPLMN固有の領域は、時間ランクの順位を有してよく、異なる時間ランクのPLMN固有の領域は、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられてよい。異なるCET期間の共通の送信領域は、異なるCET期間の中のPLMNとタイミング階層の異なる組合せに割り当てられ得る。いくつかの場合、PLMN固有の領域は、交代式で、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられ得る。同様に、共通の送信領域は、交代式で、異なるCET期間の中のPLMNとタイミング階層の異なる組合せに割り当てられ得る。
[0184] いくつかの例では、タイミング管理モジュール1715が、図13または図14を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315または1415の1つまたは複数の態様の例であってよく、CETタイミング情報分析モジュール1725またはタイミング調整モジュール1730を含んでよい。
[0185] いくつかの例では、CETタイミング情報分析モジュール1725が、図14を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425の1つまたは複数の態様の例であってよく、PLMN割当て決定モジュール1740またはタイミングソース選択モジュール1745を含んでよい。CETタイミング情報分析モジュール1725は、受信機モジュール1710の免許不要帯域受信機モジュール1714を介して少なくとも1つのCETを受信するために使用され得る。少なくとも1つのCETの各々は、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間のある特定のCET期間の間に受信され得る。少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて少なくとも第2のデバイス(例えば、第2の基地局)のタイミング情報を示し得る。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2のデバイスのタイミング階層を示し得る。いくつかの場合、少なくとも第2のデバイスのタイミング情報は、PLMN固有の領域の1つの間に受信され得る。他の場合、少なくとも第2のデバイスのタイミング情報は、共通の送信領域の間に受信され得る。
[0186] いくつかの例では、PLMN割当て決定モジュール1740が、特定のCET期間のためのPLMN固有の領域または共通の送信領域のPLMN割当てを決定するために使用され得る。この決定は、どのPLMN固有の領域が第2のデバイスのPLMNに割り当てられるかの決定、さらには、共通の送信領域が第2のデバイスのPLMNに割り当てられるかどうかの決定を含み得る。いくつかの場合、特定の時間ランクを有するPLMN固有の領域(例えば、時間ランクの順位で最後のPLMN固有の領域)の、特定のCET期間のための第2のデバイスのPLMNへの割当てに基づいて、共通の送信領域が第2のデバイスのPLMNに割り当てられることが決定(例えば、推測)され得る。
[0187] いくつかの例では、タイミングソース選択モジュール1745が、第2のデバイスがデバイス1705のための適合するタイミング階層同期ソースを含むと決定するために使用され得る。いくつかの場合、第2のデバイスは、第2のデバイスと関連付けられるタイミング階層がデバイス1705と関連付けられるタイミング階層よりも低い階層であるので、適合するタイミング階層同期ソースを含むと決定され得る。いくつかの場合、第2のデバイスは、第2のデバイスと関連付けられるタイミング階層がデバイス1705と関連付けられるタイミング階層の1つ下の階層であるので、適合するタイミング階層同期ソースを含むと決定され得る。タイミングソース選択モジュール1745はまた、デバイス1705のタイミングを調整するための基礎として、前述の決定に基づいて第2のデバイスを選択するために使用され得る。
[0188] いくつかの例では、タイミング調整モジュール1730が、少なくとも第2のデバイスの受信されたタイミング情報に基づいてデバイス1705のタイミングを調整するために使用され得る。タイミング調整は、受信されたタイミング情報に基づいて、デバイス1705のタイミングを少なくとも第2のデバイスのタイミングに同期させることを含み得る。
[0189] いくつかの例で、CETタイミング情報分析モジュール1725によって受信される少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて第2のデバイスのタイミング情報を示す第1のCETと、共有帯域を通じて第3のデバイスのタイミング情報を示す第2のCETとを含み得る。第1のCETおよび第2のCETは、同時に、または異なる時間に、デバイス1705で受信され得る。
[0190] いくつかの例で、少なくとも1つのCETはさらに、共有帯域を通じて第3のデバイスのためのタイミング情報を示し得る。これらの例では、いくつかの場合、デバイス1705のタイミングが、第2のデバイスのタイミング情報および第3のデバイスのタイミング情報に基づいて調整され得る。より一般的には、第1のデバイスのタイミングは、任意の数のデバイスのタイミング情報に基づいて調整され得る。
[0191] いくつかの場合、第1の基地局および第2の基地局は、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局および第2の基地局は、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0192] いくつかの例では、タイミング管理モジュール1715がさらに、CETモジュール1735を含み得る。CETモジュール1735は、デバイス1705のCETを送信するために使用され得る。デバイス1705のCETは、共有帯域を通じてデバイス1705のタイミング情報を示し、さらに、デバイス1705のタイミング階層の指示を提供できる。
[0193] 図18は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス1805のブロック図1800を示す。いくつかの例では、デバイス1805が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205の1つ、または、図13もしくは図14を参照して説明されたデバイス1305もしくは1405の、1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス1805は、プロセッサであってもよい。デバイス1805は、受信機モジュール1810と、タイミング管理モジュール1815と、送信機モジュール1820とを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信していてよい。
[0194] デバイス1805のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令によって実装され得る。
[0195] いくつかの例では、受信機モジュール1810が、第1の帯域(例えば、免許LTE帯域)または第2の帯域(例えば、免許不要帯域のような、異なる送信プロトコルのもとで動作するデバイスによって使用される「共有帯域」)において送信を受信するように動作可能なRF受信機などのRF受信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF受信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の受信機を含み得る。いくつかの場合、別々の受信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域受信機モジュール1812、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域受信機モジュール1814という形態をとり得る。免許帯域受信機モジュール1812または免許不要帯域受信機モジュール1814を含む受信機モジュール1810は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250の1つまたは複数の通信リンクのような、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を受信するために使用され得る。
[0196] いくつかの例では、送信機モジュール1820が、第1の帯域または第2の帯域において送信をするように動作可能なRF送信機などのRF送信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF送信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の送信機を含み得る。いくつかの場合、別々の送信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域送信機モジュール1822、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域送信機モジュール1824という形態をとり得る。免許帯域送信機モジュール1822または免許不要帯域送信機モジュール1824を含む送信機モジュール1820は、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を送信するために使用され得る。
[0197] デバイス1805は、デバイス1805および少なくとも第2のデバイス(例えば、少なくとも第2の基地局)が周期的なCETタイミングを共有すると仮定する。共有されるCETタイミングにより、デバイス1805によるCETの送信は、少なくとも第2のデバイスのCETをデバイスが受信することと(例えば、それぞれのCETが同時に受信され送信され得るので)干渉し得る。
[0198] いくつかの例では、タイミング管理モジュール1815が、図13または図14を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315または1415の1つまたは複数の態様の例であってよく、CETタイミング情報分析モジュール1825、タイミング調整モジュール1830、またはCETモジュール1835を含んでよい。
[0199] いくつかの例では、CETタイミング情報分析モジュール1825が、図14を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425の1つまたは複数の態様の例であってよく、ゲーティングモジュール1840またはタイミング階層決定モジュール1845を含み得る。ゲーティングモジュール1840は、デバイス1805のCETが現在のCET期間においてゲーティングされるべきである(すなわち、送信されるべきではない)かどうかを決定するために、周期的なゲーティングスケジュールにアクセスするために使用され得る。周期的なゲーティングスケジュールは、デバイス1805のCETが、少なくとも第2のデバイス(例えば、第2の基地局)のCETのデバイスによる受信との干渉を軽減するためにゲーティングされるべきである、特定のCET期間を示し得る。
[0200] いくつかの例では、タイミング階層決定モジュール1845が、デバイス1805のタイミング階層を決定するために使用され得る。
[0201] いくつかの例では、CETタイミング情報分析モジュール1825が、受信機モジュール1810の免許不要帯域受信機モジュール1814を介して少なくとも1つのCETを受信するために使用され得る。少なくとも1つのCETの各々は、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間の現在のCET期間の間に受信され得る。少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて少なくとも第2のデバイス(例えば、第2の基地局)のタイミング情報を示し得る。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2のデバイスのタイミング階層を示し得る。
[0202] いくつかの例では、タイミング調整モジュール1830が、少なくとも第2のデバイスの受信されたタイミング情報に基づいてデバイス1805のタイミングを調整するために使用され得る。タイミング調整は、受信されたタイミング情報に基づいて、デバイス1805のタイミングを少なくとも第2のデバイスのタイミングに同期させることを含み得る。
[0203] いくつかの例で、CETタイミング情報分析モジュール1825によって受信される少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて第2のデバイスのタイミング情報を示す第1のCETと、共有帯域を通じて第3のデバイスのタイミング情報を示す第2のCETとを含み得る。第1のCETおよび第2のCETは、同時に、または異なる時間に、デバイス1805で受信され得る。
[0204] いくつかの例で、少なくとも1つのCETはさらに、共有帯域を通じて第3のデバイスのためのタイミング情報を示し得る。これらの例では、いくつかの場合、デバイス1805のタイミングが、第2のデバイスのタイミング情報および第3のデバイスのタイミング情報に基づいて調整され得る。より一般的には、第1のデバイスのタイミングは、任意の数のデバイスのタイミング情報に基づいて調整され得る。
[0205] いくつかの場合、第1の基地局および第2の基地局は、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局および第2の基地局は、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0206] いくつかの例では、CETモジュール1835が、デバイス1805のCETを送信するために使用され得る。デバイス1805のCETは、共有帯域を通じてデバイス1805のタイミング情報を示し、さらに、デバイス1805のタイミング階層の指示を提供できる。CETモジュール1835は、ゲーティングモジュール1840によってゲーティングされるCET期間において、デバイス1805のCETを送信することを禁止され得る。
[0207] いくつかの例で、少なくとも1つのCETは、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間のある特定のCET期間の間に受信され得る。CET期間の各々は、少なくとも1つのPLMN固有の領域と共通の送信領域とを含み得る。いくつかの場合、少なくとも第2のデバイスのタイミング情報は、特定のCET期間の共通の送信領域の間に受信されてよく、または、デバイス1805のCETは、共通の送信領域の間に送信されてよい。
[0208] 図19は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス1905のブロック図1900を示す。いくつかの例では、デバイス1905が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205の1つ、または、図13を参照して説明されたデバイス1305の、1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス1905は、プロセッサであってもよい。デバイス1905は、受信機モジュール1910と、タイミング管理モジュール1915と、送信機モジュール1920とを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信していてよい。
[0209] デバイス1905のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令によって実装され得る。
[0210] いくつかの例では、受信機モジュール1910が、第1の帯域(例えば、免許LTE帯域)または第2の帯域(例えば、免許不要帯域のような、異なる送信プロトコルのもとで動作するデバイスによって使用される「共有帯域」)において送信を受信するように動作可能なRF受信機などのRF受信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF受信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の受信機を含み得る。いくつかの場合、別々の受信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域受信機モジュール1912、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域受信機モジュール1914という形態をとり得る。免許帯域受信機モジュール1912または免許不要帯域受信機モジュール1914を含む受信機モジュール1910は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250の1つまたは複数の通信リンクのような、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を受信するために使用され得る。
[0211] いくつかの例では、送信機モジュール1920が、第1の帯域または第2の帯域において送信をするように動作可能なRF送信機などのRF送信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF送信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の送信機を含み得る。いくつかの場合、別々の送信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域送信機モジュール1922、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域送信機モジュール1924という形態をとり得る。免許帯域送信機モジュール1922または免許不要帯域送信機モジュール1924を含む送信機モジュール1920は、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を送信するために使用され得る。
[0212] いくつかの例では、タイミング管理モジュール1915が、図13を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315の1つまたは複数の態様の例であってよく、CCAスロット特定モジュール1925、CCAモジュール1930、タイミング送信モジュール1935、またはタイミング受信モジュール1940を含んでよい。
[0213] いくつかの例では、CCAスロット特定モジュール1925が、共有帯域のフレームのためにデバイス1905に割り当てられるCCAスロットを特定するために使用され得る。このフレームは、例えば図11を参照して説明されたような、時間同期と関連付けられるフレームであり得る。いくつかの場合、このフレームは、複数の周期的な同期フレームの1つであり得る。
[0214] いくつかの例では、共通帯域のフレームのために第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが、第1の基地局のタイミング階層に基づいて特定され得る。
[0215] いくつかの例では、第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが、第1の基地局のタイミング階層よりも高いタイミング階層と関連付けられる1つまたは複数のCCAスロットよりも早く、フレーム中で発生し得る(例えば、第1の基地局がより低いタイミング階層と関連付けられ、GPSソースである場合、または、他の基地局よりも同期階層においてGPSソースに近いタイミング階層と関連付けられる場合、第1の基地局が、1つまたは複数の他のCCAスロットよりも早くフレーム中で発生するCCAスロットにおいて、CCAを行い得る)。一般に、より低いタイミング階層と関連付けられる基地局は、フレームにおいてより早く発生するCCAスロットを割り当てられ得る。
[0216] いくつかの例では、CCAモジュール1930が、CCAスロット特定モジュール1925によってフレームのために特定されるCCAスロットでCCAを行うために使用され得る。
[0217] いくつかの例では(例えば、CCAが成功するとき)、タイミング送信モジュール1935は、デバイス1905の第1のタイミング情報を選択的に送信するために使用され得る。
[0218] いくつかの例では(例えば、CCAが成功しないとき)、タイミング受信モジュール1940は、そのフレームの間に第2のデバイス(例えば、第2の基地局)の第2のタイミング情報を聴取するために使用され得る。いくつかの場合、タイミング受信モジュール1940はまた、フレームの間に第3のデバイスの第3のタイミング情報を聴取する(または、追加のデバイスの追加のタイミング情報を聴取し受信する)ことができる。いくつかの場合、第2のタイミング情報および第3のタイミング情報(さらには他のタイミング情報)が、同時に受信され得る。
[0219] 図20は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス2005のブロック図2000を示す。いくつかの例では、デバイス2005が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205の1つ、または、図13を参照して説明されたデバイス1305の、1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス2005は、プロセッサであってもよい。デバイス2005は、受信機モジュール2010と、タイミング管理モジュール2015と、送信機モジュール2020とを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信していてよい。
[0220] デバイス2005のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令によって実装され得る。
[0221] いくつかの例では、受信機モジュール2010が、第1の帯域(例えば、免許LTE帯域)または第2の帯域(例えば、免許不要帯域のような、異なる送信プロトコルのもとで動作するデバイスによって使用される「共有帯域」)において送信を受信するように動作可能なRF受信機などのRF受信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF受信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の受信機を含み得る。いくつかの場合、別々の受信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域受信機モジュール2012、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域受信機モジュール2014という形態をとり得る。免許帯域受信機モジュール2012または免許不要帯域受信機モジュール2014を含む受信機モジュール2010は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250の1つまたは複数の通信リンクのような、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を受信するために使用され得る。
[0222] いくつかの例では、送信機モジュール2020が、第1の帯域または第2の帯域において送信をするように動作可能なRF送信機などのRF送信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF送信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の送信機を含み得る。いくつかの場合、別々の送信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域送信機モジュール2022、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域送信機モジュール2024という形態をとり得る。免許帯域送信機モジュール2022または免許不要帯域送信機モジュール2024を含む送信機モジュール2020は、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を送信するために使用され得る。
[0223] いくつかの例では、タイミング管理モジュール2015が、図13を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315の1つまたは複数の態様の例であってよく、CCAスロット特定モジュール2025、CCAモジュール2030、タイミング送信モジュール2035、またはタイミング受信モジュール2040を含んでよい。
[0224] いくつかの例では、CCAスロット特定モジュール2025が、共有帯域のフレームのためにデバイス2005に割り当てられるCCAスロットを特定するために使用され得る。このフレームは、時間同期と関連付けられるフレームであり得る。いくつかの場合、このフレームは、複数の周期的な同期フレームの1つであり得る。いくつかの場合、第1の基地局に割り当てられるCCAスロットのタイミングは、例えば図12を参照して説明されたように、第1の基地局のタイミング階層よりも低いタイミング階層を有する基地局に割り当てられるCCAスロットと関連付けられるCCA期間に対して、遅らされ得る。
[0225] いくつかの例では、共通帯域のフレームのために第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが、第1の基地局のタイミング階層に基づいて特定され得る。
[0226] いくつかの例では、第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが、第1の基地局のタイミング階層よりも高いタイミング階層と関連付けられる1つまたは複数のCCAスロットよりも早く、フレーム中で発生し得る(例えば、第1の基地局がより低いタイミング階層と関連付けられ、GPSソースである場合、または、他の基地局よりも同期階層においてGPSソースに近いタイミング階層と関連付けられる場合、第1の基地局が、1つまたは複数の他のCCAスロットよりも早くフレーム中で発生するCCAスロットにおいて、CCAを行い得る)。一般に、より低いタイミング階層と関連付けられる基地局は、フレームにおいてより早く発生するCCAスロットを割り当てられ得る。しかしながら、第1の基地局がより高い階層と関連付けられ、第1の基地局に割り当てられるCCAスロットのタイミングがより低いタイミング階層を有する基地局に割り当てられるCCAスロットと関連付けられるCCA期間に対して遅らされるとき、この遅延は、別の基地局がフレームのより早い部分の間に共通帯域へのアクセス権を得ることとは無関係に、第1の基地局が共有帯域へのアクセス権を得ることを可能にし得る。
[0227] いくつかの例では、CCAモジュール2030が、CCAスロット特定モジュール2025によってフレームのために特定されるCCAスロットでCCAを行うために使用され得る。
[0228] いくつかの例では(例えば、CCAが成功するとき)、タイミング送信モジュール2035は、デバイス2005の第1のタイミング情報を選択的に送信するために使用され得る。
[0229] いくつかの例では(例えば、CCAが成功しないとき)、タイミング受信モジュール2040は、そのフレームの間に第2のデバイス(例えば、第2の基地局)の第2のタイミング情報を聴取するために使用され得る。いくつかの場合、タイミング受信モジュール2040はまた、フレームの間に第3のデバイスの第3のタイミング情報を聴取する(または、追加のデバイスの追加のタイミング情報を聴取し受信する)ことができる。いくつかの場合、第2のタイミング情報および第3のタイミング情報(さらには他のタイミング情報)が、同時に受信され得る。
[0230] 図21は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス2105のブロック図2100を示す。いくつかの例では、デバイス2105が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205の1つ、または、図13、図19、もしくは図20を参照して説明されたデバイス1305、1905、もしくは2005の、1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス2105は、プロセッサであってもよい。デバイス2105は、受信機モジュール2110と、タイミング管理モジュール2115と、送信機モジュール2120とを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信していてよい。
[0231] デバイス2105のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令によって実装され得る。
[0232] いくつかの例では、受信機モジュール2110が、第1の帯域(例えば、免許LTE帯域)または第2の帯域(例えば、免許不要帯域のような、異なる送信プロトコルのもとで動作するデバイスによって使用される「共有帯域」)において送信を受信するように動作可能なRF受信機などのRF受信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF受信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の受信機を含み得る。いくつかの場合、別々の受信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域受信機モジュール2112、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域受信機モジュール2114という形態をとり得る。免許帯域受信機モジュール2112または免許不要帯域受信機モジュール2114を含む受信機モジュール2110は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250の1つまたは複数の通信リンクのような、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を受信するために使用され得る。
[0233] いくつかの例では、送信機モジュール2120が、第1の帯域または第2の帯域において送信をするように動作可能なRF送信機などのRF送信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF送信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の送信機を含み得る。いくつかの場合、別々の送信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域送信機モジュール2122、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域送信機モジュール2124という形態をとり得る。免許帯域送信機モジュール2122または免許不要帯域送信機モジュール2124を含む送信機モジュール2120は、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を送信するために使用され得る。
[0234] いくつかの例では、タイミング管理モジュール2115が、図13または図19を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315または1915の1つまたは複数の態様の例であってよく、CCAスロット特定モジュール2125、CCAモジュール2130、タイミング送信モジュール2135、タイミング受信モジュール2140、データ送信モジュール2145、またはタイミング調整モジュール2150を含んでよい。
[0235] いくつかの例では、CCAスロット特定モジュール2125が、共有帯域のフレームのためにデバイス2105に割り当てられるCCAスロットを特定するために使用され得る。このフレームは、例えば図11または図12を参照して説明されたように、時間同期と関連付けられ得る。
[0236] いくつかの例では、共通帯域のフレームのために第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが、第1の基地局のタイミング階層に基づいて特定され得る。
[0237] いくつかの例では、第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが、第1の基地局のタイミング階層よりも高いタイミング階層と関連付けられる1つまたは複数のCCAスロットよりも早くてよい(例えば、第1の基地局がより低いタイミング階層と関連付けられ、GPSソースである場合、または、他の基地局よりも同期階層においてGPSソースに近いタイミング階層と関連付けられる場合、第1の基地局は、1つまたは複数の他のCCAスロットよりも早く発生するCCAスロットにおいて、CCAを行い得る)。
[0238] いくつかの例では、第1の基地局のCCAスロットタイミングが、例えば図12を参照して説明されたように、第1の基地局のタイミング階層に基づいて遅らされ得る。
[0239] いくつかの例では、CCAモジュール2130が、CCAスロット特定モジュール2125によってフレームのために特定されるCCAスロットでCCAを行うために使用され得る。
[0240] タイミング送信モジュール2135は、図19または図20を参照して説明されたタイミング送信モジュール1935または2035の例であり得る。いくつかの例では(例えば、CCAモジュール2130によって行われるCCAが成功するとき)、タイミング送信モジュール2135は、デバイス2105の第1のタイミング情報を選択的に送信するために使用され得る。いくつかの場合、第1のタイミング情報は、CCAが成功したフレームの少なくとも1つの参照信号リソース要素の間に送信され得る。
[0241] タイミング受信モジュール2140は、図19または図20を参照して説明されたタイミング受信モジュール1940または2040の例であり得る。いくつかの例では(例えば、CCAモジュール2130によって行われるCCAが成功しないとき)、タイミング受信モジュール2140は、第2のデバイス(例えば、第2の基地局)からのチャネル使用ビーコン信号を聴取することによって、CCAが成功するフレームの間に、第2のデバイスの第2のタイミング情報を聴取するために使用され得る。いくつかの場合、タイミング受信モジュール2140はまた、フレームの間に第3の基地局の第3のタイミング情報を聴取する(または、追加の基地局の追加のタイミング情報を聴取し受信する)ことができる。いくつかの場合、第2のタイミング情報および第3のタイミング情報(さらには他のタイミング情報)が、同時に受信され得る。
[0242] データ送信モジュール2145は、CCAが成功するフレームの間にデータを少なくとも1つのUEに送信するために使用され得る。いくつかの場合、データは、タイミング送信モジュール2135によって送信される第1のタイミング情報の送信と同時に、少なくとも1つのUEに送信され得る。
[0243] タイミング調整モジュール2150は、第2のタイミング情報に基づいてデバイス2105のタイミングを調整するために使用され得る。いくつかの場合、デバイス2105のタイミングはまた、第3のデバイスから受信される第3のタイミング情報に基づいて、または、任意の数のデバイスから受信されるタイミング情報に基づいて、調整され得る。第3のデバイスから受信されるタイミング情報は、第2のタイミング情報が受信されるのと同じフレームまたは異なるフレームの間に受信され得る。
[0244] いくつかの例では、タイミング調整モジュール2150が、第2のタイミング情報に基づいて第2のデバイスのタイミングを決定でき、デバイス2105のタイミングは、デバイス2105のタイミングを第2のデバイスのタイミングに同期させることによって調整され得る。
[0245] 図22は、第1の基地局2205−aと第2の基地局2205−bとの間のワイヤレス通信を示すメッセージフロー図2200である。いくつかの場合、第1の基地局2205−aは、第2の基地局2205−bのタイミング階層(例えば、TS1)よりも高いタイミング階層(例えば、TS2)と関連付けられ得る。いくつかの場合、第1の基地局2205−aおよび第2の基地局2205−bは、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局2205−aおよび第2の基地局2205−bは、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0246] いくつかの例では、第1の基地局2205−aまたは第2の基地局2205−bの各々が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205、または、図13、図14、図15、図16、図17、もしくは図18を参照して説明されたデバイス1305、1405、1505、1605、1705、もしくは1805の、1つまたは複数の態様の例であり得る。
[0247] 例として、メッセージフローはCET期間2210の間に開始し得る。CET期間2210の間、第1の基地局2205−aは聴取モード2215にあり得る。聴取モード2215にある間、第1の基地局2205−aは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局2205−bのタイミング情報を示す少なくとも1つのCETを受信できる。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2の基地局2205−bのタイミング階層を示し得る。少なくとも1つのCETは、第2の基地局2205−bのCET2220を含み得る。
[0248] 示されるように、いくつかの場合、第1の基地局2205−aは、第3の基地局または他の基地局のCET2225を受信できる。第3の基地局のCET2225は、第2の基地局2205−bのCET2220と同時に、または異なる時間に受信され得る。第1の基地局2205−aはまた、聴取モード2215の間に固有のCET2230を送信でき、このCET2230は、共有階層並びに第1の基地局2205−aのタイミング階層を通じて第1の基地局2205−aのタイミング情報を示し得る。
[0249] ブロック2235では、第1の基地局2205−aのタイミングが、少なくとも第2の基地局2205−bの受信されたタイミング情報に基づいて調整され得る。いくつかの場合、タイミング調整は、受信されたタイミング情報に基づいて、第1の基地局2205−aのタイミングを少なくとも第2の基地局2205−bのタイミングに同期させることを含み得る。第1の基地局2205−aのタイミングは、第3の基地局のような他の基地局とも同期され得る。
[0250] 図23は、第1の基地局2305−aと第2の基地局2305−bとの間のワイヤレス通信を示すメッセージフロー図2300である。いくつかの場合、第1の基地局2305−aは、第2の基地局2305−bのタイミング階層(例えば、TS1)よりも高いタイミング階層(例えば、TS2)と関連付けられ得る。いくつかの場合、第1の基地局2305−aおよび第2の基地局2305−bは、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局2305−aおよび第2の基地局2305−bは、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0251] いくつかの例では、第1の基地局2305−aまたは第2の基地局2305−bの各々が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205、または、図13、図14、もしくは図15を参照して説明されたデバイス1305、1405、もしくは1505の、1つまたは複数の態様の例であり得る。
[0252] 例として、メッセージフローはブロック2310で開始してよく、第1の基地局2305−aは、CET期間2315の間に、第2の基地局2305−bのタイミング階層と関連付けられるタイミング階層固有の部分、または第2の基地局2305−bのPLMNと関連付けられるPLMN固有の部分(すなわち、第2の基地局2305−bのタイミング階層と関連付けられるタイミング階層固有の部分と第2の基地局2305−bのPLMNと関連付けられるPLMN固有の部分の両方が利用可能であるとき、それらの両方の部分)を特定する。いくつかの場合、ブロック2310での動作は、聴取モード2320の間に、またはその後に行われ得る。
[0253] CET期間2315の間、第1の基地局2305−aは聴取モード2320にあり得る。聴取モード2320にある間、第1の基地局2305−aは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局2305−bのタイミング情報を示す少なくとも1つのCETを受信できる。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2の基地局2305−bのタイミング階層を示し得る。少なくとも1つのCETは、第2の基地局2305−bのCET2325を含んでよく、このCET2325は、ブロック2310で特定されたタイミング階層固有の部分とPLMN固有の部分の間に受信され得る。
[0254] 示されるように、いくつかの場合、第1の基地局2305−aは、第3の基地局または他の基地局のCET2330を受信できる。第3の基地局のCET2230は、第2の基地局のCET2325と同時に、またはそれとは異なる時間に受信され得る。第1の基地局2305−aはまた、聴取モード2320の間に固有のCET2335を送信でき、このCET2335は、共有階層並びに第1の基地局2305−aのタイミング階層を通じて第1の基地局2305−aのタイミング情報を示し得る。
[0255] ブロック2340では、第1の基地局2305−aのタイミングが、少なくとも第2の基地局2305−bの受信されたタイミング情報に基づいて調整され得る。いくつかの場合、タイミング調整は、受信されたタイミング情報に基づいて、第1の基地局2305−aのタイミングを少なくとも第2の基地局2305−bのタイミングに同期させることを含み得る。第1の基地局2305−aのタイミングは、第3の基地局のような他の基地局とも同期され得る。
[0256] 図24は、第1の基地局2405−aと第2の基地局2405−bとの間のワイヤレス通信を示すメッセージフロー図2400である。いくつかの場合、第1の基地局2405−aは、第2の基地局2405−bのタイミング階層(例えば、TS1)よりも高いタイミング階層(例えば、TS2)と関連付けられ得る。いくつかの場合、第1の基地局2405−aはPLMN_Aの構成員であってよく、第2の基地局2405−bはPLMN_Bの構成員であってよい。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0257] いくつかの例では、第1の基地局2405−aまたは第2の基地局2405−bの各々が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205、または、図13もしくは図14を参照して説明されたデバイス1305もしくは1405の、1つまたは複数の態様の例であり得る。
[0258] 例として、メッセージフローはCET期間2410の間に開始し得る。CET期間2410の間、第1の基地局2405−aは聴取モード2415にあり得る。聴取モード2415にある間、第1の基地局2405−aは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局2405−bのタイミング情報を示す少なくとも1つのCETを受信できる。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2の基地局2405−bのタイミング階層を示し得る。少なくとも1つのCETは、第2の基地局2405−bのCET2420を含み得る。
[0259] 示されるように、いくつかの場合、第1の基地局2405−aは、第3の基地局または他の基地局のCET2425を受信できる。第3の基地局のCET2425は、第2の基地局2405−bのCET2420と同時に、または異なる時間に受信され得る。第1の基地局2405−aはまた、聴取モード2415の間に固有のCET2430を送信でき、このCET2430は、共有階層並びに第1の基地局2405−aのタイミング階層を通じて第1の基地局2405−aのタイミング情報を示し得る。
[0260] ブロック2435では、第1の基地局2405−aのタイミングが、少なくとも第2の基地局2405−bの受信されたタイミング情報に基づいて調整され得る。いくつかの場合、タイミング調整は、受信されたタイミング情報に基づいて、第1の基地局2405−aのタイミングを少なくとも第2の基地局2405−bのタイミングに同期させることを含み得る。このようにして、1つのPLMNと関連付けられる基地局のタイミングは、別のPLMNと関連付けられる別の基地局のタイミングに基づいて調整され得る。第1の基地局2405−aのタイミングは、第3の基地局のような他の基地局とも同期され得る。
[0261] 図25は、第1の基地局2505−aと第2の基地局2505−bとの間のワイヤレス通信を示すメッセージフロー図2500である。いくつかの場合、第1の基地局2505−aは、第2の基地局2505−bのタイミング階層(例えば、TS1)よりも高いタイミング階層(例えば、TS2)と関連付けられ得る。いくつかの場合、第1の基地局2505−aおよび第2の基地局2505−bは、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局2505−aおよび第2の基地局2505−bは、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0262] いくつかの例では、第1の基地局2505−aまたは第2の基地局2505−bの各々が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205、または、図13、図14、もしくは図16を参照して説明されたデバイス1305、1405、もしくは1605の、1つまたは複数の態様の例であり得る。
[0263] 例として、メッセージフローはCET期間2510の間に開始し得る。CET期間2510の間、第1の基地局2505−aは聴取モード2515にあり得る。聴取モード2515にある間、第1の基地局2505−aは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局2505−bのタイミング情報を示す少なくとも1つのCETを受信できる。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2の基地局2505−bのタイミング階層を示し得る。少なくとも1つのCETは、第2の基地局2505−bのCET2520を含んでよく、このCET2520は、CET期間2510の複数のPLMN固有の領域の1つの間に、またはCET期間2510の共通の送信領域2525の間に受信され得る。例として、CET2520は、共通の送信領域2525の間に受信されるものとして示されている。
[0264] 示されるように、いくつかの場合、第1の基地局2505−aは、第3の基地局または他の基地局のCET2530を受信できる。第3の基地局のCET2530は、第2の基地局2505−bのCET2520と同時に、または異なる時間に受信され得る。第1の基地局2505−aはまた、聴取モード2515の間に固有のCET2535を送信でき、このCET2535は、共有階層並びに第1の基地局2505−aのタイミング階層を通じて第1の基地局2505−aのタイミング情報を示し得る。
[0265] ブロック2540では、第1の基地局2505−aが、CET期間2510のPLMN固有の領域または共通の送信領域2525のPLMN割当てを決定できる。この決定は、どのPLMN固有の領域が第2の基地局2505−bのPLMNに割り当てられるかの決定、さらに、共通の送信領域2525が第2の基地局2505−bのPLMNに割り当てられるかどうかの決定を含み得る。いくつかの場合、特定の時間ランク(例えば、時間ランクの順位で最後のPLMN固有の領域)を有するPLMN固有の領域を、特定のCET期間2510のための第2の基地局2505−bのPLMNに割り当てたことに基づいて、共通の送信領域2525が第2の基地局2505−bのPLMNに割り当てられると決定(例えば、推測)され得る。いくつかの場合、ブロック2540での動作は、聴取モード2515の前に、またはその間に行なわれ得る。
[0266] ブロック2545では、第1の基地局2505−aのタイミングが、少なくとも第2の基地局2505−bの受信されたタイミング情報に基づいて調整され得る。いくつかの場合、タイミング調整は、受信されたタイミング情報に基づいて、第1の基地局2505−aのタイミングを少なくとも第2の基地局2505−bのタイミングに同期させることを含み得る。第1の基地局2505−aのタイミングは、第3の基地局のような他の基地局とも同期され得る。
[0267] 図26は、第1の基地局2605−aと第2の基地局2605−bとの間のワイヤレス通信を示すメッセージフロー図2600である。いくつかの場合、第1の基地局2605−aは、第2の基地局2605−bのタイミング階層(例えば、TS1)よりも高いタイミング階層(例えば、TS2)と関連付けられ得る。いくつかの場合、第1の基地局2605−aおよび第2の基地局2605−bは、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局2605−aおよび第2の基地局2605−bは、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0268] いくつかの例では、第1の基地局2605−aまたは第2の基地局2605−bの各々が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205、または、図13、図14、もしくは図17を参照して説明されたデバイス1305、1405、もしくは1705の、1つまたは複数の態様の例であり得る。
[0269] 例として、メッセージフローはCET期間2610の間に開始し得る。CET期間2610の間、第1の基地局2605−aは聴取モード2615にあり得る。聴取モード2615にある間、第1の基地局2605−aは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局2605−bのタイミング情報を示す少なくとも1つのCETを受信できる。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2の基地局2605−bのタイミング階層を示し得る。少なくとも1つのCETは、第2の基地局2605−bのCET2620を含んでよく、このCET2620は、CET期間2610の複数のPLMN固有の領域の1つの間に、またはCET期間2610の共通の送信領域2625の間に受信され得る。例として、CET2620は、共通の送信領域2625の間に受信されるものとして示されている。
[0270] 示されるように、いくつかの場合、第1の基地局2605−aは、第3の基地局または他の基地局のCET2630を受信できる。第3の基地局のCET2630は、第2の基地局2605−bのCET2620と同時に、または異なる時間に受信され得る。第1の基地局2605−aはまた、聴取モード2615の間に固有のCET2635を送信でき、このCET2635は、共有階層並びに第1の基地局2605−aのタイミング階層を通じて第1の基地局2605−aのタイミング情報を示し得る。
[0271] ブロック2640では、第1の基地局2605−aが、CET期間2610のPLMN固有の領域のPLMN割当て、または、共通の送信領域2625のPLMNおよびタイミング階層の割当てを決定できる。この決定は、どのPLMN固有の領域が第2の基地局2605−bのPLMNに割り当てられるかの決定、さらに、共通の送信領域2625が第2の基地局2605−bのタイミング階層およびPLMNに割り当てられるかどうかの決定を含み得る。いくつかの場合、特定の時間ランク(例えば、時間ランク順位で最後のPLMN固有の領域)を有するPLMN固有の領域を、特定のCET期間2610のための第2の基地局2605−bのPLMNに割り当てたことに基づいて、共通の送信領域2625が第2の基地局2605−bのPLMNに割り当てられると決定(例えば、推測)され得る。
[0272] ブロック2645では、第1の基地局2605−aが、第2の基地局2605−bが第1の基地局2605−aのための適合するタイミング階層同期ソースを含むと決定できる。いくつかの場合、第2の基地局2605−bは、第2の基地局2605−bと関連付けられるタイミング階層が第1の基地局2605−aと関連付けられるタイミング階層よりも低い階層であるので、適合するタイミング階層同期ソースを含むと決定され得る。いくつかの場合、第2の基地局2605−bは、第2の基地局2605−bと関連付けられるタイミング階層が第1の基地局2605−aと関連付けられるタイミング階層の1つ下の階層であるので、適合するタイミング階層同期ソースを含むと決定され得る。
[0273] ブロック2650では、第2の基地局2605−bが、第1の基地局2605−aのタイミングを調整するための基礎として選択され得る。第2の基地局2605−bは、ブロック2645で行われた決定に応答して選択され得る。
[0274] いくつかの場合、ブロック2640またはブロック2645での動作は、聴取モード2615の前に、またはその間に行われ得る。
[0275] ブロック2655では、第1の基地局2605−aのタイミングが、少なくとも第2の基地局2605−bの受信されたタイミング情報に基づいて調整され得る。いくつかの場合、タイミング調整は、受信されたタイミング情報に基づいて、第1の基地局2605−aのタイミングを少なくとも第2の基地局2605−bのタイミングに同期させることを含み得る。第1の基地局2605−aのタイミングは、第3の基地局のような他の基地局とも同期され得る。
[0276] 図27は、第1の基地局2705−aと第2の基地局2705−bとの間のワイヤレス通信を示すメッセージフロー図2700である。いくつかの場合、第1の基地局2705−aは、第2の基地局2705−bのタイミング階層(例えば、TS1)よりも高いタイミング階層(例えば、TS2)と関連付けられ得る。いくつかの場合、第1の基地局2705−aおよび第2の基地局2705−bは、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局2705−aおよび第2の基地局2705−bは、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0277] いくつかの例では、第1の基地局2705−aまたは第2の基地局2705−bの各々が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205、または、図13、図14、もしくは図18を参照して説明されたデバイス1305、1405、もしくは1805の、1つまたは複数の態様の例であり得る。
[0278] メッセージフロー図2700は、第1の基地局2705−aおよび第2の基地局2705−bが周期的なCETタイミングを共有すると仮定する。共有されるCETタイミングにより、第1の基地局2705−aによるCETの送信は、第2の基地局2705−bのCETを第1の基地局が受信することと(例えば、それぞれのCETが同時に受信され送信され得るので)干渉し得る。
[0279] 例として、メッセージフローはブロック2710で開始してよく、第1の基地局2705−aが、第1の基地局2705−aのCETが次のCET期間2720の間にゲーティングされるべき(すなわち送信されるべきではない)かどうかを決定するために、周期的なゲーティングスケジュールにアクセスする。周期的なゲーティングスケジュールは、第1の基地局2705−aのCETが少なくとも第2の基地局2705−bのCETの第1の基地局による受信との干渉を軽減するためにゲーティングされるべき、特定のCET期間を示し得る。ブロック2715で、第1の基地局2705−aのCETが次のCET期間2720の間はゲーティングされるべきであると決定され得る。
[0280] 次のCET期間2720の間、第1の基地局2705−aは聴取モード2725にあり得る。聴取モード2725にある間、第1の基地局2705−aは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局2705−bのタイミング情報を示す少なくとも1つのCETを受信できる。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2の基地局2705−bのタイミング階層を示し得る。少なくとも1つのCETは、第2の基地局2705−bのCET2730を含み得る。
[0281] いくつかの場合、第1の基地局2705−aは、CET期間2720の間に第3の基地局または他の基地局のCETを受信できる。第3の基地局のCETは、第2の基地局2705−bのCET2730と同時に、またはそれとは異なる時間に受信され得る。
[0282] ブロック2735では、第1の基地局2705−aのタイミングが、少なくとも第2の基地局2705−bの受信されたタイミング情報に基づいて調整され得る。いくつかの場合、タイミング調整は、受信されたタイミング情報に基づいて、第1の基地局2705−aのタイミングを少なくとも第2の基地局2705−bのタイミングに同期させることを含み得る。第1の基地局2705−aのタイミングは、第3の基地局のような他の基地局とも同期され得る。
[0283] ブロック2740では、第1の基地局2705−aが再び、第1の基地局2705−aのCETが次のCET期間2750の間にゲーティングされるべき(すなわち送信されるべきではない)かどうかを決定するために、周期的なゲーティングスケジュールにアクセスできる。ブロック2745では、第1の基地局2705−aのCETが次のCET期間2750の間にゲーティングされるべきであると決定され得る。
[0284] 次のCET期間2750の間、第1の基地局2705−aは聴取モード2755にあり得る。聴取モード2755にある間、第1の基地局2705−aは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局2705−bのタイミング情報を示す少なくとも1つのCETを受信できる。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2の基地局2705−bのタイミング階層を示し得る。少なくとも1つのCETは、第2の基地局2705−bのCET2760を含み得る。CET2760の受信と同時に、第1の基地局2705−aは固有のCET2765を送信できる。
[0285] いくつかの場合、第1の基地局2705−aは、CET期間2750の間に第3の基地局または他の基地局のCETを受信できる。第3の基地局のCETは、第2の基地局2705−bのCET2760と同時に、またはそれとは異なる時間に受信され得る。
[0286] 図28は、第1の基地局2805−aと第2の基地局2805−bとの間のワイヤレス通信を示すメッセージフロー図2800である。いくつかの場合、第1の基地局2805−aは、第2の基地局2805−bのタイミング階層(例えば、TS1)よりも高いタイミング階層(例えば、TS2)と関連付けられ得る。いくつかの場合、第1の基地局2805−aおよび第2の基地局2805−bは、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局2805−aおよび第2の基地局2805−bは、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0287] いくつかの例では、第1の基地局2805−aまたは第2の基地局2805−bの各々が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205、または、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたデバイス1305、1905、2005、もしくは2105の、1つまたは複数の態様の例であり得る。
[0288] CCA期間2810よりも前に、またはその間に、第1の基地局2805−aは、CCA期間2810にCCAを行うためのCCAスロット2840を特定でき、第2の基地局2805−bは、CCA期間2810のCCAを行うためにCCAスロット2820を特定できる。CCAスロット2840および2820は、第1の基地局2805−aおよび第2の基地局2805−bのそれぞれのタイミング階層に基づいて特定されてよく、共通帯域を通じて時間または周波数同期の目的で使用されてよい。特定のタイミング階層を共有する全ての基地局は、特定のタイミング階層と関連付けられるCCAスロットにおいてCCAを行い得る。
[0289] 例として、メッセージフローは、ブロック2815で、CCA期間2810のCCAスロット2820の間に、第2の基地局2805−bがCCAを行うことで開始する。CCAが成功すると、第2の基地局2805−bは、タイミング情報2825を送信でき、このタイミング情報2825は、聴取モード2830にある間に第1の基地局2805−aによって受信され得る。
[0290] 聴取モード2830にある間、第1の基地局2805−aは、CCA期間2810のCCAスロット2840においてCCAを行う。しかしながら、第2の基地局2805−bがCCA期間2810のCCAスロット2820においてCCAを行うことに成功したので、CCAがCCAスロット2840の間に行われるまで、CCAスロット2840の間に行なわれ得るCCAは成功しないことがある。
[0291] ブロック2845では、第1の基地局2805−aのタイミングが、少なくとも第2の基地局2805−bの受信されたタイミング情報に基づいて調整され得る。いくつかの場合、タイミング調整は、受信されたタイミング情報に基づいて、第1の基地局2805−aのタイミングを少なくとも第2の基地局2805−bのタイミングに同期させることを含み得る。第1の基地局2805−aのタイミングはまた、CCAスロット2820においてCCAを行う基地局、または他のCCA期間においてCCAを行うこととタイミング情報の送信に成功する基地局を含む、他の基地局と同期され得る。
[0292] 図29は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信の方法2900の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法2900は、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された基地局105もしくは205の1つまたは複数、または、図13、図14、図15、図16、図17、もしくは図18を参照して説明されたデバイス1305、1405、1505、1605、1705、もしくは1805の1つの態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105もしくは205の1つ、またはデバイス1305、1405、1505、1605、1705、もしくは1805の1つのような、基地局またはデバイスが、以下で説明される機能を行うようにデバイスの機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0293] ブロック2905では、少なくとも1つのCETが、第1の基地局で受信され得る。少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局のタイミング情報を示し得る。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2の基地局のタイミング階層を示し得る。ブロック2905での動作は、図13、図14、図15、図16、図17、もしくは図18を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、1515、1615、1715、もしくは1815によって、または、図14、図15、図16、図17、もしくは図18を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425、1525、1625、1725、もしくは1825によって行われ得る。
[0294] ブロック2910では、第1の基地局のタイミングが、少なくとも第2の基地局の受信されたタイミング情報に基づいて調整され得る。ブロック2910での動作は、図13、図14、図15、図16、図17、もしくは図18を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、1515、1615、1715、もしくは1815によって、または、図14、図15、図16、図17、もしくは図18を参照して説明されたタイミング調整モジュール1430、1530、1630、1730、もしくは1830によって行なわれ得る。
[0295] いくつかの例では、少なくとも1つのCETが、CET期間の間に受信され得る。
[0296] いくつかの例では、ブロック2910で行われるタイミング調整が、受信されたタイミング情報に基づいて、第1の基地局のタイミングを少なくとも第2の基地局のタイミングに同期させることを含み得る。
[0297] いくつかの例では、ブロック2905で受信される少なくとも1つのCETが、共有帯域を通じて第2の基地局のタイミング情報を示す第1のCETと、共有帯域を通じて第3の基地局のタイミング情報を示す第2のCETとを含み得る。第1のCETおよび第2のCETは、同時に、または異なる時間に、第1の基地局で受信され得る。
[0298] いくつかの例では、少なくとも1つのCETがさらに、共有帯域を通じて第3の基地局のためのタイミング情報を示し得る。これらの例では、いくつかの場合、第1の基地局のタイミングは、第2の基地局のタイミング情報および第3の基地局のタイミング情報に基づいて調整され得る。より一般的には、第1の基地局のタイミングは、任意の数の基地局のタイミング情報に基づいて調整され得る。
[0299] いくつかの場合、第1の基地局および第2の基地局は、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局および第2の基地局は、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0300] いくつかの例では、第1の基地局は固有のCETを送信できる。第1の基地局のCETは、共有帯域を通じて第1の基地局のタイミング情報を示し、さらに、第1の基地局のタイミング階層の指示を提供できる。
[0301] いくつかの例では、少なくとも1つのCETが、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間のある特定のCET期間の間に受信され得る。CET期間の各々は、少なくとも1つのPLMN固有の領域と共通の送信領域とを含み得る。いくつかの場合、少なくとも第2の基地局のタイミング情報は、特定のCET期間の共通の送信領域の間に受信されてよく、または、第1の基地局のCETは、共通の送信領域の間に送信されてよい。
[0302] 従って、方法2900はワイヤレス通信の備えをできる。方法2900は一実装形態にすぎず、方法2900の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成され、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0303] 図30は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信の方法3000の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法3000は、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された基地局105もしくは205の1つまたは複数、または、図13、図14、もしくは図15を参照して説明されたデバイス1305、1405、もしくは1505の1つの態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105もしくは205の1つ、またはデバイス1305、1405、もしくは1505の1つのような、基地局またはデバイスが、以下で説明される機能を行うようにデバイスの機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0304] 方法3000は、図8を参照して説明されたように、CET期間の間にCETが送信または受信されると仮定する。CET期間は、複数のタイミング階層固有の部分または複数のPLMN固有の部分を含み得る。CET期間が複数のタイミング階層固有の部分を含むとき、タイミング階層固有の部分の各々は、複数のタイミング階層の1つに割り当てられ得る。タイミング階層は、第2の基地局と関連付けられるタイミング階層を含み得る。CET期間が複数のPLMN階層固有の部分を含むとき、PLMN階層固有の部分の各々は、複数のPLMNの1つに割り当てられ得る。複数のPLMNは、第2の基地局と関連付けられるPLMNを含み得る。
[0305] ブロック3005では、CET期間のために、第1の基地局が、第2の基地局のタイミング階層と関連付けられるタイミング階層固有の部分、または第2の基地局のPLMNと関連付けられるPLMN固有の部分(すなわち、第2の基地局のタイミング階層と関連付けられるタイミング階層固有の部分と第2の基地局のPLMNと関連付けられるPLMN固有の部分の両方が利用可能であるとき、それらの両方の部分)を特定できる。ブロック3005での動作は、図13、図14、もしくは図15を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1515、図14もしくは図15を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425もしくは1525、または、図15を参照して説明されたCET期間部分特定モジュール1540によって行われ得る。
[0306] いくつかの例では、第2の基地局のタイミング階層と関連付けられるタイミング階層固有の部分または第2の基地局のPLMNと関連付けられるPLMN固有の部分が、第2の基地局と関連付けられるタイミング階層が第1の基地局と関連付けられるタイミング階層よりも低い階層であるので、特定され得る。いくつかの場合、第2の基地局と関連付けられるタイミング階層は、第1の基地局と関連付けられるタイミング階層の1つ下の階層であり得る。
[0307] ブロック3010では、少なくとも1つのCETが、第1の基地局で受信され得る。少なくとも1つのCETの各々は、CET期間のタイミング階層固有の部分またはPLMN固有の部分の間に受信され得る。少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局のタイミング情報を示し得る。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2の基地局のタイミング階層を示し得る。第2の基地局のタイミング情報は、特定されたタイミング階層固有の部分または特定されたPLMN固有の部分(すなわち、第2の基地局のタイミング階層と関連付けられるタイミング階層固有の部分と第2の基地局のPLMNと関連付けられるPLMN固有の部分の両方が利用可能であるときは、それらの両方の部分)を聴取することによって受信され得る。
[0308] ブロック3010での動作は、図13、図14、もしくは図15を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1515によって、または、図14もしくは図15を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425もしくは1525によって行われ得る。
[0309] ブロック3015では、第1の基地局のタイミングが、少なくとも第2の基地局の受信されたタイミング情報に基づいて調整され得る。ブロック3015での動作は、図13、図14、もしくは図15を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1515によって、または、図14もしくは図15を参照して説明されたタイミング調整モジュール1430もしくは1530によって行われ得る。
[0310] いくつかの例では、ブロック3015で行われるタイミング調整が、受信されたタイミング情報に基づいて、第1の基地局のタイミングを少なくとも第2の基地局のタイミングに同期させることを含み得る。
[0311] いくつかの例では、ブロック3010で受信される少なくとも1つのCETが、共有帯域を通じて第2の基地局のタイミング情報を示す第1のCETと、共有帯域を通じて第3の基地局のタイミング情報を示す第2のCETとを含み得る。第1のCETおよび第2のCETは、同時に(例えば、CET期間の同じタイミング階層固有の部分またはPLMN固有の部分(すなわち、同じタイミング階層固有の部分とPLMN固有の部分の両方が利用可能であるときは、それらの両方の部分)において)、または異なる時間に(例えば、異なるタイミング階層固有の部分または異なるPLMN固有の部分において)、第1の基地局で受信され得る。
[0312] いくつかの例では、少なくとも1つのCETがさらに、共有帯域を通じて第3の基地局のためのタイミング情報を示し得る。これらの例では、いくつかの場合、第1の基地局のタイミングが、第2の基地局のタイミング情報および第3の基地局のタイミング情報に基づいて調整され得る。より一般的には、第1の基地局のタイミングは、任意の数の基地局のタイミング情報に基づいて調整され得る。
[0313] いくつかの例では、第1の基地局が固有のCETを送信できる。第1の基地局のCETは、共有帯域を通じて第1の基地局のタイミング情報を示し、さらに、第1の基地局のタイミング階層の指示を提供できる。
[0314] 従って、方法3000はワイヤレス通信の備えをできる。方法3000は一実装形態にすぎず、方法3000の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成され、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0315] 図31は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信の方法3100の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法3100は、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された基地局105もしくは205の1つまたは複数、または、図13、図14、もしくは図16を参照して説明されたデバイス1305、1405、もしくは1605の1つの態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105もしくは205の1つ、またはデバイス1305、1405、もしくは1605の1つのような、基地局またはデバイスが、以下で説明される機能を行うようにデバイスの機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0316] 方法3100は、CET期間の間にCETが送信または受信されると仮定する。CET期間は、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間の1つであってよく、このCET期間において、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間の各々は、図10を参照して説明されたように、複数のPLMN固有の領域と共通の送信領域とを含み得る。各CET期間のPLMN固有の領域は、時間ランクの順位を有してよく、異なる時間ランクのPLMN固有の領域は、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられてよい。同様に、異なるCET期間の共通の送信領域は、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられ得る。いくつかの場合、PLMN固有の領域または共通の送信領域は、交代式で、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられ得る。
[0317] ブロック3105では、少なくとも1つのCETが、第1の基地局で受信され得る。少なくとも1つのCETは、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間のある特定のCET期間の間に受信され得る。少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局のタイミング情報を示し得る。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2の基地局のタイミング階層を示し得る。いくつかの場合、少なくとも第2の基地局のタイミング情報は、PLMN固有の領域の1つの間に受信され得る。他の場合、少なくとも第2の基地局のタイミング情報は、共通の送信領域の間に受信され得る。ブロック3105での動作は、図13、図14、もしくは図16を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1615によって、または、図14もしくは図16を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425もしくは1625によって行われ得る。
[0318] ブロック3110では、PLMN固有の領域または共通の送信領域のPLMN割当てが、特定のCET期間に対して決定され得る。この決定は、どのPLMN固有の領域が第2の基地局のPLMNに割り当てられるかの決定、さらには、共通の送信領域が第2の基地局のPLMNに割り当てられるかどうかの決定を含み得る。いくつかの場合、特定の時間ランクを有するPLMN固有の領域(例えば、時間ランクの順位で最後のPLMN固有の領域)の、特定のCET期間のための第2の基地局のPLMNへの割当てに基づいて、共通の送信領域が第2の基地局のPLMNに割り当てられることが決定(例えば、推測)され得る。ブロック3110での動作は、図13、図14、もしくは図16を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1615、図14もしくは図16を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425もしくは1625、または、図16を参照して説明されたPLMN割当て決定モジュール1640によって行われ得る。
[0319] ブロック3115では、第1の基地局のタイミングが、少なくとも第2の基地局の受信されたタイミング情報に基づいて調整され得る。ブロック3115での動作は、図13、図14、もしくは図16を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1615によって、または、図14もしくは図16を参照して説明されたタイミング調整モジュール1430もしくは1630によって行われ得る。
[0320] いくつかの例では、ブロック3115で行われるタイミング調整が、受信されたタイミング情報に基づいて、第1の基地局のタイミングを少なくとも第2の基地局のタイミングに同期させることを含み得る。
[0321] いくつかの例では、ブロック3110で受信される少なくとも1つのCETが、共有帯域を通じて第2の基地局のタイミング情報を示す第1のCETと、共有帯域を通じて第3の基地局のタイミング情報を示す第2のCETとを含み得る。第1のCETおよび第2のCETは、同時に、または異なる時間に、第1の基地局で受信され得る。
[0322] いくつかの例では、少なくとも1つのCETがさらに、共有帯域を通じて第3の基地局のためのタイミング情報を示し得る。これらの例では、いくつかの場合、第1の基地局のタイミングが、第2の基地局のタイミング情報および第3の基地局のタイミング情報に基づいて調整され得る。より一般的には、第1の基地局のタイミングは、任意の数の基地局のタイミング情報に基づいて調整され得る。
[0323] いくつかの場合、第1の基地局および第2の基地局は、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局および第2の基地局は、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0324] いくつかの例では、第1の基地局が固有のCETを送信できる。第1の基地局のCETは、共有帯域を通じて第1の基地局のタイミング情報を示し、さらに、第1の基地局のタイミング階層の指示を提供できる。
[0325] 従って、方法3100はワイヤレス通信の備えをできる。方法3100は一実装形態にすぎず、方法3100の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成され、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0326] 図32は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信の方法3200の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法3200は、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された基地局105もしくは205の1つまたは複数、または、図13、図14、もしくは図17を参照して説明されたデバイス1305、1405、もしくは1605の1つの態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105もしくは205の1つ、またはデバイス1305、1405、もしくは1705の1つのような、基地局またはデバイスが、以下で説明される機能を行うようにデバイスの機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0327] 方法3200は、CET期間の間にCETが送信または受信されると仮定する。CET期間は、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間の1つであってよく、このCET期間において、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間の各々は、複数のPLMN固有の領域と共通の送信領域とを含み得る。各CET期間のPLMN固有の領域は、時間ランクの順位を有してよく、異なる時間ランクのPLMN固有の領域は、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられてよい。異なるCET期間の共通の送信領域は、異なるCET期間の中のPLMNとタイミング階層の異なる組合せに割り当てられ得る。いくつかの場合、PLMN固有の領域は、交代式で、異なるCET期間において異なるPLMNに割り当てられ得る。同様に、共通の送信領域は、交代式で、異なるCET期間の中のPLMNとタイミング階層の異なる組合せに割り当てられ得る。
[0328] ブロック3205では、少なくとも1つのCETが、第1の基地局で受信され得る。少なくとも1つのCETは、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間のある特定のCET期間の間に受信され得る。少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局のタイミング情報を示し得る。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2の基地局のタイミング階層を示し得る。いくつかの場合、少なくとも第2の基地局のタイミング情報は、PLMN固有の領域の1つの間に受信され得る。他の場合、少なくとも第2の基地局のタイミング情報は、共通の送信領域の間に受信され得る。ブロック3205での動作は、図13、図14、もしくは図17を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1715によって、または、図14もしくは図17を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425もしくは1725によって行われ得る。
[0329] ブロック3210では、PLMN固有の領域のPLMN割当てまたは共通の送信領域のPLMNおよびタイミング階層の割当てが、特定のCET期間に対して決定され得る。この決定は、どのPLMN固有の領域が第2の基地局のPLMNに割り当てられるかの決定、さらには、共通の送信領域が第2の基地局のPLMNおよびタイミング階層に割り当てられるかどうかの決定を含み得る。いくつかの場合、特定の時間ランクを有するPLMN固有の領域(例えば、時間ランクの順位で最後のPLMN固有の領域)の、特定のCET期間のための第2の基地局のPLMNへの割当てに基づいて、共通の送信領域が第2の基地局のPLMNに割り当てられることが決定(例えば、推測)され得る。ブロック3210での動作は、図13、図14、もしくは図17を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1715、図14もしくは図17を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425もしくは1725、または、図17を参照して説明されたPLMN割当て決定モジュール1740によって行われ得る。
[0330] ブロック3215では、第2の基地局が第1の基地局のための適合するタイミング階層同期ソースを含むと決定され得る。いくつかの場合、第2の基地局は、第2の基地局と関連付けられるタイミング階層が第1の基地局と関連付けられるタイミング階層よりも低い階層であるので、適合するタイミング階層同期ソースを含むと決定され得る。いくつかの場合、第2の基地局は、第2の基地局と関連付けられるタイミング階層が第1の基地局と関連付けられるタイミング階層よりも1つ下の階層であるので、適合するタイミング階層同期ソースを含むと決定され得る。
[0331] ブロック3220では、第2の基地局が、第1の基地局のタイミングを調整するための基礎として選択され得る。第2の基地局は、ブロック3215で行われた決定に応答して選択され得る。
[0332] ブロック3215またはブロック3220での動作は、図13、図14、もしくは図17を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1715、図14もしくは図17を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425もしくは1725、または、図17を参照して説明されたタイミングソース選択モジュール1745によって行われ得る。
[0333] ブロック3225では、第1の基地局のタイミングが、少なくとも第2の基地局の受信されたタイミング情報に基づいて調整され得る。ブロック3225での動作は、図13、図14、もしくは図17を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1715によって、または、図14もしくは図17を参照して説明されたタイミング調整モジュール1430もしくは1730によって行われ得る。
[0334] いくつかの例では、ブロック3225で行われるタイミング調整が、受信されたタイミング情報に基づいて、第1の基地局のタイミングを少なくとも第2の基地局のタイミングに同期させることを含み得る。
[0335] いくつかの例では、ブロック3205で受信される少なくとも1つのCETが、共有帯域を通じて第2の基地局のタイミング情報を示す第1のCETと、共有帯域を通じて第3の基地局のタイミング情報を示す第2のCETとを含み得る。第1のCETおよび第2のCETは、同時に、または異なる時間に、第1の基地局で受信され得る。
[0336] いくつかの例では、少なくとも1つのCETがさらに、共有帯域を通じて第3の基地局のためのタイミング情報を示し得る。これらの例では、いくつかの場合、第1の基地局のタイミングが、第2の基地局のタイミング情報および第3の基地局のタイミング情報に基づいて調整され得る。より一般的には、第1の基地局のタイミングは、任意の数の基地局のタイミング情報に基づいて調整され得る。
[0337] いくつかの場合、第1の基地局および第2の基地局は、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局および第2の基地局は、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0338] いくつかの例では、第1の基地局が固有のCETを送信できる。第1の基地局のCETは、共有帯域を通じて第1の基地局のタイミング情報を示し、さらに、第1の基地局のタイミング階層の指示を提供できる。
[0339] 従って、方法3200はワイヤレス通信の備えを得る。方法3200は一実装形態にすぎず、方法3200の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成され、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0340] 図33は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信の方法3300の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法3300は、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された基地局105もしくは205の1つまたは複数、または、図13、図14、もしくは図18を参照して説明されたデバイス1305、1405、もしくは1805の1つの態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105もしくは205の1つ、またはデバイス1305、1405、もしくは1805の1つのような、基地局またはデバイスが、以下で説明される機能を行うようにデバイスの機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0341] 方法3300は、第1の基地局および少なくとも第2の基地局が周期的なCETタイミングを共有すると仮定する。共有されるCETタイミングにより、第1の基地局によるCETの送信は、少なくとも第2の基地局のCETを第1の基地局が受信することと(例えば、それぞれのCETが同時に受信され送信され得るので)干渉し得る。
[0342] ブロック3305では、第1の基地局のCETが次のCET期間においてゲーティングされるべきである(すなわち、送信されるべきではない)かどうかをブロック3310で決定するために、周期的なゲーティングスケジュールがアクセスされ得る。周期的なゲーティングスケジュールは、第1の基地局のCETが、少なくとも第2の基地局のCETの第1の基地局による受信との干渉を軽減するためにゲーティングされるべきである、特定のCET期間を示し得る。第1の基地局のCETが現在のCET期間においてゲーティングされるべきであることが決定されると、処理がブロック3315に進み得る。第1の基地局のCETが現在のCET期間において送信されるべきであることが決定されると、処理がブロック3320に進み得る。ブロック3305またはブロック3310での動作は、図13、図14、もしくは図18を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1815、図14もしくは図18を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425もしくは1825、または、図18を参照して説明されたゲーティングモジュール1840によって行われ得る。
[0343] ブロック3315では、少なくとも1つのCETが、第1の基地局がそれ自体のCETを送信することを控えている間に、第1の基地局で受信され得る。少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局のタイミング情報を示し得る。少なくとも1つのCETはまた、少なくとも第2の基地局のタイミング階層を示し得る。ブロック3315での動作は、図13、図14、もしくは図18を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1815によって、または、図14もしくは図18を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425もしくは1825によって行われ得る。
[0344] ブロック3320では、第1の基地局のタイミングが、少なくとも第2の基地局の受信されたタイミング情報に基づいて調整され得る。ブロック3320での動作は、図13、図14、もしくは図18を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1815によって、または、図14もしくは図18を参照して説明されたタイミング調整モジュール1430もしくは1830によって行われ得る。
[0345] いくつかの例では、ブロック3320で行われるタイミング調整が、受信されたタイミング情報に基づいて、第1の基地局のタイミングを少なくとも第2の基地局のタイミングに同期させることを含み得る。
[0346] ブロック3325では、第1の基地局のタイミング階層が決定され得る。ブロック3325での動作は、図13、図14、もしくは図18を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1815、図14もしくは図18を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425もしくは1825、または、図18を参照して説明されたタイミング階層決定モジュール1845によって行われ得る。
[0347] ブロック3330では、少なくとも1つのCETが第1の基地局で受信される一方で、第1の基地局がそれ自体のCETを同時に送信し得る。第1の基地局で受信される少なくとも1つのCETは、共有帯域を通じて少なくとも第2の基地局のタイミング情報を示し得る。第1の基地局のCETは、共有帯域を通じて第1の基地局のタイミング情報と、第1の基地局のタイミング階層の指示とを示し得る。ブロック3330での動作は、図13、図14、もしくは図18を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、もしくは1815によって、または、図14もしくは図18を参照して説明されたCETタイミング情報分析モジュール1425もしくは1825によって行われ得る。
[0348] いくつかの例では、ブロック3315で受信される少なくとも1つのCETが、共有帯域を通じて第2の基地局のタイミング情報を示す第1のCETと、共有帯域を通じて第3の基地局のタイミング情報を示す第2のCETとを含み得る。第1のCETおよび第2のCETは、同時に、または異なる時間に、第1の基地局で受信され得る。
[0349] いくつかの例では、少なくとも1つのCETがさらに、共有帯域を通じて第3の基地局のためのタイミング情報を示し得る。これらの例では、いくつかの場合、第1の基地局のタイミングが、第2の基地局のタイミング情報および第3の基地局のタイミング情報に基づいて調整され得る。より一般的には、第1の基地局のタイミングは、任意の数の基地局のタイミング情報に基づいて調整され得る。
[0350] いくつかの場合、第1の基地局および第2の基地局は、共通のPLMNの構成員であり得る。他の場合、第1の基地局および第2の基地局は、異なる事業者と関連付けられる異なるPLMNの構成員であり得る。異なるPLMNは、互いに同期され得る。
[0351] いくつかの例では、少なくとも1つのCETが、複数の周期的にスケジューリングされるCET期間のある特定のCET期間の間に受信され得る。CET期間の各々は、少なくとも1つのPLMN固有の領域と共通の送信領域とを含み得る。いくつかの場合、少なくとも第2の基地局のタイミング情報は、特定のCET期間の共通の送信領域の間に受信されてよく、または、第1の基地局のCETは、共通の送信領域の間に送信されてよい。
[0352] 従って、方法3300はワイヤレス通信の備えをできる。方法3300は一実装形態にすぎず、方法3300の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成され、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0353] 図34は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信の方法3400の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法3400は、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された基地局105もしくは205の1つまたは複数、または、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたデバイス1305、1905、2005、もしくは2105の1つの態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105もしくは205の1つ、またはデバイス1305、1905、2005、もしくは2105の1つのような、基地局またはデバイスが、以下で説明される機能を行うようにデバイスの機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0354] ブロック3405では、共有帯域のフレーム(例えば、同期フレーム)のために第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが特定され得る。このフレームは、例えば図11を参照して説明されたような、時間同期と関連付けられるフレームであり得る。いくつかの場合、このフレームは、複数の周期的な同期フレームの1つであり得る。ブロック3405での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2115によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたCCAスロット特定モジュール1925、2025、もしくは2125によって行われ得る。
[0355] いくつかの例では、共通帯域のフレームにおいて第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが、第1の基地局のタイミング階層に基づいて特定され得る。
[0356] いくつかの例では、第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが、第1の基地局のタイミング階層よりも高いタイミング階層と関連付けられる1つまたは複数のCCAスロットよりも早く、フレーム中で発生し得る(例えば、第1の基地局がより低いタイミング階層と関連付けられ、GPSソースである場合、または、他の基地局よりも同期階層においてGPSソースに近いタイミング階層と関連付けられる場合、第1の基地局は、1つまたは複数の他のCCAスロットよりも早くフレーム中で発生するCCAスロットにおいて、CCAを行い得る)。一般に、より低いタイミング階層と関連付けられる基地局は、フレームにおいてより早く発生するCCAスロットを割り当てられ得る。
[0357] ブロック3410では、CCAが、フレームのための特定されたCCAスロットで行われ得る。ブロック3410での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2015によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたCCAモジュール1930、2030、もしくは2130によって行われ得る。
[0358] ブロック3415では、CCAが成功するとき、第1の基地局の第1のタイミング情報が選択的に送信され得る。ブロック3415での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2115によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング送信モジュール1935、2035、もしくは2135によって行われ得る。
[0359] ブロック3420では、CCAが成功しないとき、第1の基地局が、フレームの間に第2の基地局の第2のタイミング情報を聴取できる。ブロック3420での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2115によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング受信モジュール1940、2040、もしくは2140によって行われ得る。
[0360] いくつかの例では、CCAが成功しないとき、第1の基地局がさらに、フレームの間に第3の基地局の第3のタイミング情報を聴取できる。いくつかの場合、第2のタイミング情報および第3のタイミング情報が、同時に受信され得る。第1の基地局はまた、同時に、追加の基地局の追加のタイミング情報を聴取し受信できる。
[0361] いくつかの例では、第1の基地局のCCAの頻度が、タイミング同期と関連付けられる複数のフレームに対してゲーティングされ得る(すなわち、CCAはいくつかのタイミング同期フレームにおいて行われないことがある)。ゲーティングの周期は、第1の基本階層のタイミング階層に基づき得る。いくつかの場合、より高いタイミング階層と関連付けられる基地局のCCAは、より低いタイミング階層と関連付けられる基地局のCCAよりも頻繁にゲーティングされ得る。いくつかの場合、GPSソースのような最低のタイミング階層と関連付けられる基地局のCCAは、決してゲーティングされなくてよい。
[0362] 従って、方法3400はワイヤレス通信の備えをできる。方法3400は一実装形態にすぎず、方法3400の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成され、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0363] 図35は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信の方法3500の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法3500は、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された基地局105もしくは205の1つまたは複数、または、図13、図19、もしくは図21を参照して説明されたデバイス1305、1905、もしくは2105の1つの態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105もしくは205の1つ、またはデバイス1305、1905、もしくは2105の1つのような、基地局またはデバイスが、以下で説明される機能を行うようにデバイスの機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0364] いくつかの例では、第1の基地局のCCAスロットタイミングが、第1の基地局のタイミング階層に基づいて遅らされ得る。
[0365] ブロック3505では、共有帯域のフレーム(例えば、同期フレーム)のために第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが特定され得る。このフレームは、時間同期と関連付けられるフレームであり得る。いくつかの場合、このフレームは、複数の周期的な同期フレームの1つであり得る。いくつかの場合、第1の基地局に割り当てられるCCAスロットのタイミングは、例えば図12を参照して説明されたように、第1の基地局のタイミング階層よりも低いタイミング階層を有する基地局に割り当てられるCCAスロットと関連付けられるCCA期間に対して、遅らされ得る。ブロック3505での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2115によって、または、図20を参照して説明されたCCAスロット特定モジュール2025によって行われ得る。
[0366] いくつかの例では、共通帯域のフレームにおいて第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが、第1の基地局のタイミング階層に基づいて特定され得る。
[0367] いくつかの例では、第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが、第1の基地局のタイミング階層よりも高いタイミング階層と関連付けられる1つまたは複数のCCAスロットよりも早く、フレーム中で発生し得る(例えば、第1の基地局がより低いタイミング階層と関連付けられ、GPSソースである場合、または、他の基地局よりも同期階層においてGPSソースに近いタイミング階層と関連付けられる場合、第1の基地局は、1つまたは複数の他のCCAスロットよりも早くフレーム中で発生するCCAスロットにおいて、CCAを行い得る)。一般に、より低いタイミング階層と関連付けられる基地局は、フレームにおいてより早く発生するCCAスロットを割り当てられ得る。しかしながら、第1の基地局がより高い階層と関連付けられ、第1の基地局に割り当てられるCCAスロットのタイミングがより低いタイミング階層を有する基地局に割り当てられるCCAスロットと関連付けられるCCA期間に対して遅らされるとき、この遅延は、別の基地局がフレームのより早い部分の間に共通帯域へのアクセス権を得ることとは無関係に、第1の基地局が共有帯域へのアクセス権を得ることを可能にし得る。
[0368] ブロック3510では、CCAが、フレームのための特定されたCCAスロットで行われ得る。ブロック3510での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2015によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたCCAモジュール1930、2030、もしくは2130によって行われ得る。
[0369] ブロック3515では、CCAが成功するとき、第1の基地局の第1のタイミング情報が選択的に送信され得る。ブロック3515での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2115によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング送信モジュール1935、2035、もしくは2135によって行われ得る。
[0370] ブロック3520では、CCAが成功しないとき、第1の基地局が、第2の基地局の第2のタイミング情報をフレームの間聴取できる。ブロック3520での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2115によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング受信モジュール1940、2040、もしくは2140によって行われ得る。
[0371] いくつかの例では、CCAが成功しないとき、第1の基地局がさらに、フレームの間に第3の基地局の第3のタイミング情報を聴取できる。いくつかの場合、第2のタイミング情報および第3のタイミング情報が、同時に受信され得る。第1の基地局はまた、同時に、追加の基地局の追加のタイミング情報を聴取し受信できる。
[0372] いくつかの例では、第1の基地局のCCAの頻度が、タイミング同期と関連付けられる複数のフレームに対してゲーティングされ得る(すなわち、CCAはいくつかのタイミング同期フレームにおいて行われないことがある)。ゲーティングの周期は、第1の基本階層のタイミング階層に基づき得る。いくつかの場合、より高いタイミング階層と関連付けられる基地局のCCAは、より低いタイミング階層と関連付けられる基地局のCCAよりも頻繁にゲーティングされ得る。いくつかの場合、GPSソースのような最低のタイミング階層と関連付けられる基地局のCCAは、決してゲーティングされなくてよい。
[0373] 従って、方法3500はワイヤレス通信の備えをできる。方法3500は一実装形態にすぎず、方法3500の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成され、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0374] 図36は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信の方法3600の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法3600は、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された基地局105もしくは205の1つまたは複数、または、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたデバイス1305、1905、2005、もしくは2105の1つの態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105もしくは205の1つ、またはデバイス1305、1905、2005、もしくは2105の1つのような、基地局またはデバイスが、以下で説明される機能を行うようにデバイスの機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0375] ブロック3605では、共有帯域のフレームのために第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが特定され得る。このフレームは、時間同期と関連付けられるフレームであり得る。ブロック3605での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2115によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたCCAスロット特定モジュール1925、2025、もしくは2125によって行われ得る。
[0376] いくつかの例では、共通帯域のフレームにおいて第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが、第1の基地局のタイミング階層に基づいて特定され得る。
[0377] いくつかの例では、第1の基地局に割り当てられるCCAスロットが、第1の基地局のタイミング階層よりも高いタイミング階層と関連付けられる1つまたは複数のCCAスロットよりも早く、フレーム中で発生し得る(例えば、第1の基地局がより低いタイミング階層と関連付けられ、GPSソースである場合、または、他の基地局よりも同期階層においてGPSソースに近いタイミング階層と関連付けられる場合、第1の基地局は、1つまたは複数の他のCCAスロットよりも早くフレーム中で発生するCCAスロットにおいて、CCAを行い得る)。一般に、より低いタイミング階層と関連付けられる基地局は、フレームにおいてより早く発生するCCAスロットを割り当てられ得る。
[0378] ブロック3610では、CCAが、フレームのための特定されたCCAスロットで行われ得る。ブロック3610での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2015によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたCCAモジュール1930、2030、もしくは2130によって行われ得る。
[0379] ブロック3615では、ブロック3610で行われるCCAが成功したかどうかが決定され得る。CCAが成功するとき、処理がブロック3620に進み得る。CCAが成功しないとき、処理がブロック3630に進み得る。ブロック3615での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2015によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたCCAモジュール1930、2030、もしくは2130によって行われ得る。
[0380] ブロック3620では、第1の基地局の第1のタイミング情報が選択的に送信され得る。いくつかの場合、第1のタイミング情報は、フレームの少なくとも1つの参照信号リソース要素の間に送信され得る。ブロック3620での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2115によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング送信モジュール1935、2035、もしくは2135によって行われ得る。
[0381] ブロック3625では、第1の基地局が、少なくとも1つのUEへデータをフレームの間送信できる。いくつかの場合、データは、ブロック3620で、第1のタイミング情報の送信と同時に、少なくとも1つのUEに送信され得る。ブロック3620での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2115によって、または、図21を参照して説明されたデータ送信モジュール2145によって行われ得る。
[0382] ブロック3630では、第2の基地局の第2のタイミング情報をフレームの間聴取しながら、第1の基地局が、第2の基地局からのチャネル使用ビーコン信号を受信できる。チャネル使用ビーコン信号が受信されるまで、方法3600はブロック3630でループし得る。チャネル使用ビーコン信号の受信伴って、方法3600がブロック3635に進み得る。ブロック3420での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2115によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング受信モジュール1940、2040、もしくは2140によって行われ得る。
[0383] ブロック3635では、第2のタイミング情報がフレームの間第2の基地局から受信されてよく、ブロック3640で、第1の基地局のタイミングが第2のタイミング情報に基づいて調整されてよい。いくつかの場合、第1の基地局のタイミングはまた、第3の基地局から受信される第3のタイミング情報に基づいて、または、任意の数の基地局から受信されるタイミング情報に基づいて、調整され得る。第3の基地局から受信されるタイミング情報は、第2のタイミング情報が受信されるのと同じフレームまたは異なるフレームの間に受信され得る。ブロック3635またはブロック3640での動作は、図13、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1915、2015、もしくは2115によって、または、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング受信モジュール1940、2040、もしくは2140によって行われ得る。ブロック3640での動作はまた、図21を参照して説明されたタイミング調整モジュール2150によって行われ得る。
[0384] いくつかの例では、第2の基地局のタイミングが第2のタイミング情報に基づいて決定されてよく、第1の基地局のタイミングは第1の基地局のタイミングを第2の基地局のタイミングに同期させることによって調整されてよい。
[0385] いくつかの例では、第1の基地局のCCAの頻度が、タイミング同期と関連付けられる複数のフレームに対してゲーティングされ得る(すなわち、CCAはいくつかのタイミング同期フレームにおいて行われないことがある)。ゲーティングの周期は、第1の基本階層のタイミング階層に基づき得る。いくつかの場合、より高いタイミング階層と関連付けられる基地局のCCAは、より低いタイミング階層と関連付けられる基地局のCCAよりも頻繁にゲーティングされ得る。いくつかの場合、GPSソースのような最低のタイミング階層と関連付けられる基地局のCCAは、決してゲーティングされなくてよい。
[0386] 従って、方法3600はワイヤレス通信の備えをできる。方法3600は一実装形態にすぎず、方法3600の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成され、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0387] いくつかの場合、図29、30、31、32、33、34、35、または36を参照して説明される方法2900、3000、3100、3200、3300、3400、3500、または3600の1つまたは複数の態様は、組み合わされ得る。
[0388] 基地局を時間同期させることに加えて、基地局は周波数同期される必要があり得る。しかしながら、基地局が共有帯域を通じて通信する場合、マスター基地局はないことがある。さらに、基地局の展開はアドホックであることがあり、事前に定められた基地局の物理的な配置または構成はないことがある。またさらに、GPSソースまたは信頼できる同期ソースへのバックホール接続が利用不可能であり、そのようなソースが存在しない中で基地局のセットを周波数同期させるための能力が必要とされ得る状況が存在し得る。
[0389] N個のアクセスポイント(例えば、基地局)のセットを周波数同期させるとき、周波数制御ループが、N個のアクセスポイントにわたる全体的な周波数同期を維持するために作成され得る。周波数同期プロセスの間、アクセスポイントは交わりをもたない状態情報を有し得る。言い換えると、アクセスポイントはそれ自体の状態情報を知ることができ、近くのアクセスポイントから状態情報を得ることができるが、状態情報はネットワークを通じてルーティングされないことがあるので、アクセスポイントはより遠くのアクセスポイントの状態情報を有しないことがある。
[0390] 所与のアクセスポイント(APi)は、別の局所的なAPjから周波数情報を受信し、それ自体の周波数発振器とAPjの周波数発振器との間の周波数誤差Δfijを測定するための能力を有し得る。APiの受信範囲内にあるAPのセットについて、Δfijのセットがj個のAPのセットに対して測定され得る。これらの周波数誤差は、APjの周波数のAPiによる推定値が次の式によって与えられるように、近隣のAPの相対的な周波数推定を行うために使用され得る。
ここで、fiはAPiのローカル発振器(LO:local oscillator)の周波数オフセットであり、ΔfijはAPiのLO周波数とAPjのLO周波数との間の相対的な誤差のAPiによる測定結果である。簡単にするために、測定結果には雑音がなく、APjのAPiによる推定値はAPjの真の周波数に等しいことが仮定され得る。いくつかの例では、この制約が緩和され得る。これらの周波数推定値を入力として与えられると、APは、APの周波数を、局所的な近隣のAPの周波数と同期させようと試みて、それ自体の周波数発振器に対する補正を策定できる。
[0391] 図37は、N=3個の展開されたAPの例示的なネットワーク3700を示す。N=3の場合、3つのAPの各々が、それ自体の周波数の調整を策定するために、他の2つのAPの周波数推定値を使用できる。
[0392] 再帰関数の等価なセットが、例示的なネットワーク3700に対して作成され得る。
ここでnは繰返しの回数であり、tijはAPjの推定値に対してAPiによって使用される乗算係数(coefficient multipliers)に等しい。等価的に、行列による定式化は次の通りである。
[0393] 各APが入力周波数の平均に制限される場合、行列Tの各行の合計は1になってよく、行列Tは定義からして確率行列(stochastic matrix)である。確率行列のいくつかの有用な性質は次の通りであり得る。
・ 全ての確率行列はλ=1という絶対値が最大の少なくとも1つの固有値を有する。
・ |λ|=1となる固有値がTに1つ存在する場合、nが∞に近付くにつれて、fnはλに対応する固有ベクトルに近付く。
・ fの要素の収束率は、|λ2|nによって制約され、λ2は絶対値が2番目に大きな固有値を示す二次的な固有値である。
[0394] N=3である例示的なネットワーク3700では、分析が閉じた形式で行われ得る4つの別個のシナリオを示すために、4つのケースが考慮され得る。
[0395] 図38は、N=3個の展開されたAPの例示的なネットワーク3800を示す。APは完全に接続され、各APは他の2つのAPから受信するための能力を有する。各APは、時間nで周波数誤差を測定し、3つの周波数の直接の平均を形成し、その周波数を時間n+1でそれ自体のLOに適用できる。
[0396] 受信された信号の直接の平均が、次の関係を形成するために適用され得る。
ここでTは遷移確率行列である。Tの行が合計で1になることが保証されているとすると、Tは、Tの少なくとも1つの固有値が1に等しく他の固有値の全ての絶対値が1以下であるという固有の性質をもつ、確率行列である。加えて、経時的な収束率は、絶対値が2番目に大きな固有値の大きさによって決定され、安定状態の周波数は、1という絶対値が最大の固有値に対応する固有ベクトルのスカラー倍へと、この場合は[1 1 1]Tへと収束する。確率行列の場合、これは互いに全て同一の要素を含むベクトルである。
[0397] この特定の場合において、固有値は1,0,0であり、[.5774,.5774,.5774]という(概略的な)固有ベクトルを伴う。安定状態には、1回の繰返しの後で達し、または等価的に述べると、T=T2=T3=…T∞である。この即刻の収束は、2番目に大きな固有値が0に等しいという事実に起因する。行列Tのあらゆる繰り返される適用において、行列fに変化は発生しない。従って、最終的な解では、全ての3つの周波数が、最大の固有値に対応する固有ベクトルのスカラー倍である単一の平均値ベクトルに収束する。
[0398] 図39は、N=3個の展開されたAPの例示的なネットワーク3900を示し、ここで3つのAPは単一線の編成で展開され、AP1およびAP3はAP2の異なる側に接続されている。
[0399] 受信された信号の直接の平均が、次の関係を形成するために適用され得る。
[0400] 上の行列では、行ごとに成分の合計が1になり、成分がローカル接続での各APの番号に依存する値を有する。この場合の行列Tは、1、.5、−.1667という固有値を有する三重対角確率行列である。図38を参照して説明された場合のように、周波数はf=k・[1 1 1]Tという安定状態の値に収束する。しかしながら、この場合、収束は即刻ではない。初期の周波数状態f0≠k・[1 1 1]Tである限り、収束率は
によって制限される。
[0401] 最終的な平衡周波数に対する各APの周波数の寄与の割合を決定するために、安定状態での結合の重みを計算できる。これは、T∞の一番上の行のベクトルに等しい。上の3×3のT行列の場合、AP1、2、および3に対して、各ノードの割合はそれぞれ、28.6%、42.9%、および28.6%である。一般的に言えることは、他のAPへのより多数の接続を有するAPが、最終的な平衡周波数に対してより大きな割合で寄与するであろうということである。
[0402] 単一線の編成で展開されているAPの事例は、相互接続の欠如により最悪の場合の収束率を示しているはずである。ネットワークの一方の側にあるAPからの周波数情報は、ネットワークの他方の側に到達するには、他のAPの全てを通って通信される必要がある。変化するNに対してこの構成の二次的な固有値を計算し、N=3,7,および19に対してそれぞれ、λ2=.5、.91、および.99であることを示すことができる。大きな値のNに対するλ2のこれらの大きな値により、ネットワーク全体のLO発振器の収束は遅くなるであろう。
[0403] 図40は、N=3個の展開されたAPの別の例示的なネットワーク4000を示す。しかしながら、例示的なネットワーク4000のAPの間には非対称的な信号接続がある。
[0404] 例示的なネットワーク4000のための再帰的な等式は、
によって与えられ得る。
[0405] この場合、周波数推定値は、APの任意のペアの間に直接的な転送の対称性を伴わずに、APからAPへ環状に転送される。行列は確率的であるが、もはや対称的ではなく、複雑な固有値をもたらす。結果として、(T)∞の収束はない。これは、絶対値が1である複数の固有値が存在するという事実に起因する。この特定の事例では、固有値が1、−.5+j×.866、−.5−j×.866であり、これらは全て絶対値が1である。全てのAPが同じLO周波数を有する場合にのみ、周波数の安定状態の収束がもたらされ、このことは、初期のf0ベクトルがλ1=1という絶対値が最大の固有値に対応する固有ベクトル[1 1 1]のスカラー倍であることを示唆する。全ての他の初期条件では、ネットワーク中の各APに対して継続的な周波数の振動がある。
[0406] 図41は、N=3個の展開されたAPの例示的な交わりをもたないネットワーク4100を示す。しかしながら、例示的なネットワーク4000のAPの間には非対称的な信号接続がある。
[0407] 例示的なネットワーク4000のための再帰的な等式は、
によって与えられ得る。
またはより一般的には、
であり、ここでk+l+m=Nである。
[0408] これは、Tが対角ブロック行列の形態を有し、各ブロックBが確率行列である、退化した場合である。上の3×3の行列では、固有値が1、1、0である。λ=1が繰り返し発生することは、ネットワークに交わりがないことを示唆する。このことは一般に、任意の数の行のペアを互いに交換することによってこの対角ブロックへと変換されることが可能である、任意のT行列に当てはまる。λ=1である固有値の数は、ブロックBの数に等しいであろう。
[0409] 図38〜図41を参照して説明される事例の全てにおいて、および一般に全ての確率的なT行列に対して、ネットワークにわたる周波数の安定性は、完全な情報が仮定されるときに保証され得る。より大きなNの値に対しては、ネットワークの収束特性を評価するためにシミュレーションが必要とされる。APの展開の合理的なモデルが、ペアごとの接続の規定とともに必要とされる。これらの接続を規定し、APの互いとの近接を合理的に考慮することを試みるために、確率的モデルが作成され得る。
[0410] 図42は、45個のAP(例えば、AP4205、4210など)の例示的なネットワーク4200を示す。APは、5つのAPの9個のグループ(グループ1、グループ2、…グループ9)に分けられ得る。これらの番号を付けられたグループは、各グループ内でのAPの例示的な相対的配置とともに示されている。あるグループ内の5つのAPの中で、ペアが双方向に接続されているペアごとの確率は、確率Pwgによって与えられ、矢印のない線によって示されている。加えて、隣接グループの2つのセットにまたがる接続が、Pgというペアごとの確率を有するAPの間で行われ、少なくとも1つの矢印を有する線によって示され得る。加えて、このグループ対グループの接続は、単方向である確率Puに基づいて、単方向または双方向であることが許可される。1という値に近付くPwgおよびPgの値およびPu=0であるので、ネットワークは全ての45個のAPにわたって完全に双方向に接続されるようになるであろうことに留意されたい。
[0411] 数千個の45×45次元の行列Tが、ネットワーク4200の周波数収束特性を分析するために、図42に示される例示的なネットワーク4200に基づいてシミュレーションにおいて作成され得る。まずPu=0であると仮定すると、T行列は確率的および対称的になり、ここで全ての行の成分の合計は1になり、tij=tjiは、AP間の双方向の接続を表す。pwg>pgであると仮定すると、行列は、主対角線の方に向かって、0ではない要素によってより多くが埋められるようになる。行列の対角線から離れた部分に向かって、あるグループが別のグループと照合される場合にあり得る0ではない成分がある。併置されないグループに対応する成分に対しては、0という値が配置される。
[0412] これらのT行列を5000個使用して、絶対値が2番目に大きな固有値について統計が収集され得る。この分布は、ネットワークにわたるLO周波数の収束率についての見当を与える。絶対値が大きいほど、必要とされる収束時間は長くなる。
[0413] 図37〜図41において使用される式は、APjの周波数オフセットを推定するときにAPiが生じさせる測定誤差を示す、加法性ホワイトガウスノイズ(AWGN:Additive White Gaussian Noise)の項を含むように、以下で開示されるように修正され得る。
ここで、nijはAPiによるAPjの周波数推定値に入るノイズである。このノイズは推定されるAPjの周波数に基づいて変化するが、分析はAPごとに単一のノイズの項を使用することによって簡略化され得る。大きなNに対しては、これは合理的な仮定であるはずであり、従って再帰的な等式は、
へと簡略化される。
ここでnnは、標準偏差σのAWGNランダム変数のノイズベクトルである。各ベクトルの成分は、APと時間の両方にわたって変化する。
[0414] 図43は、本開示の様々な態様による、免許不要帯域を通じてデータを通信するように構成される複数のデバイスを含むネットワークにおけるワイヤレス通信に使用するためのデバイス4305のブロック図4300を示す。いくつかの例では、デバイス4305が、図1、図2A、または図2Bを参照して説明された基地局105または205の1つの1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス4305は、プロセッサであってもよい。デバイス4305は、受信機モジュール4310と、周波数管理モジュール4315と、送信機モジュール4320とを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信していてよい。
[0415] デバイス4305のコンポーネントは、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令によって実装され得る。
[0416] いくつかの例では、受信機モジュール4310が、第1の帯域(例えば、免許LTE帯域)または第2の帯域(例えば、免許不要帯域のような、異なる送信プロトコルのもとで動作するデバイスによって使用される「共有帯域」)において送信を受信するように動作可能な高周波(RF)受信機などのRF受信機であってよく、またはそれを含んでよい。受信機モジュール4310は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250の1つまたは複数の通信リンクのような、第1の帯域と第2の帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて、様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を受信するために使用され得る。
[0417] いくつかの例では、送信機モジュール4320が、第1の帯域または第2の帯域において送信をするように動作可能なRF送信機などのRF送信機であってよく、またはそれを含んでよい。送信機モジュール4320は、第1の帯域と第2の帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を送信するために使用され得る。
[0418] いくつかの例では、周波数管理モジュール4315が、免許不要帯域を通じて少なくとも1つの近隣デバイス(例えば、少なくとも1つの近隣基地局)から周波数情報を受信できる。周波数管理モジュール4315は、デバイス4305の周波数を繰り返し調整するために、受信された周波数情報を使用できる。
[0419] 図44は、本開示の様々な態様による、免許不要帯域を通じてデータを通信するように構成される複数のデバイスを含むネットワークにおけるワイヤレス通信に使用するためのデバイス4405のブロック図4400を示す。いくつかの例では、デバイス4405が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205の1つ、または、図43を参照して説明されたデバイス4305の、1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス4405は、プロセッサであってもよい。デバイス4405は、受信機モジュール4410と、周波数管理モジュール4415と、送信機モジュール4420とを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信していてよい。
[0420] デバイス4405のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令によって実装され得る。
[0421] いくつかの例では、受信機モジュール4410が、第1の帯域(例えば、免許LTE帯域)または第2の帯域(例えば、免許不要帯域のような、異なる送信プロトコルのもとで動作するデバイスによって使用される「共有帯域」)において送信を受信するように動作可能なRF受信機などのRF受信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF受信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の受信機を含み得る。いくつかの場合、別々の受信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域受信機モジュール4412、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域受信機モジュール4414という形態をとり得る。免許帯域受信機モジュール4412または免許不要帯域受信機モジュール4414を含む受信機モジュール4410は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250の1つまたは複数の通信リンクのような、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を受信するために使用され得る。
[0422] いくつかの例では、送信機モジュール4420が、第1の帯域または第2の帯域において送信をするように動作可能なRF送信機などのRF送信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF送信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の送信機を含み得る。いくつかの場合、別々の送信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域送信機モジュール4422、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域送信機モジュール4424という形態をとり得る。免許帯域送信機モジュール4422または免許不要帯域送信機モジュール4424を含む送信機モジュール4420は、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を送信するために使用され得る。
[0423] いくつかの例では、周波数管理モジュール4415が、図43を参照して説明された周波数管理モジュール4315の1つまたは複数の態様の例であってよく、周波数情報分析モジュール4425、乗算係数生成モジュール4430、または周波数調整モジュール4435を含んでよい。
[0424] いくつかの例では、周波数情報分析モジュール4425が、ネットワークの少なくとも1つの近隣デバイス(例えば、少なくとも1つの近隣基地局)から周波数情報を受信するために使用され得る。いくつかの場合、周波数情報は、図7、図8、図9、図10、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図22、図23、図24、図25、図26、図27、図29、図30、図31、または図32を参照して説明されたCETの1つのような周期的なCETの間に、ネットワークの少なくとも1つの近隣デバイスから受信され得る。他の場合、周波数情報は、図11、図12、図13、図19、図20、図21、図28、図34、図35、または図36を参照して説明されたCCAの1つのような、時間同期と関連付けられる周期的なフレームの間に、ネットワークの少なくとも1つの近隣デバイスから受信され得る。
[0425] いくつかの例では、乗算係数生成モジュール4430が、デバイス4405および少なくとも1つの近隣デバイスの各々のための別々の乗算係数を含む、複数の乗算係数を生成するために使用され得る。乗算係数は、少なくとも1つの近隣デバイスの量に少なくとも一部基づき得る。複数の乗算係数は、確率行列を定義できる。
[0426] いくつかの例では、乗算係数が、周波数情報分析モジュール4425、乗算係数生成モジュール4430、または周波数調整モジュール4435の動作を経る複数の(すなわち、2回以上の)再帰的な繰返しに対して、一定に保たれ得る。複数の再帰的な繰返しにわたって乗算係数を保持することで、周波数調整と周波数収束(例えば、デバイス4405と少なくとも1つの近隣デバイスの間での周波数収束)の安定性を高めることができる。
[0427] いくつかの例では、周波数調整モジュール4435が、受信された周波数情報および乗算係数に基づいてデバイス4405の周波数を調整できる。周波数調整は、デバイス4405の周波数を、デバイス4405および少なくとも1つの近隣デバイスがそれを通じて通信する免許不要ネットワークの周波数に同期させることを含み得る。
[0428] 図45は、本開示の様々な態様による、免許不要帯域を通じてデータを通信するように構成される複数のデバイスを含むネットワークにおけるワイヤレス通信に使用するためのデバイス4505のブロック図4500を示す。いくつかの例では、デバイス4505が、図1もしくは図2を参照して説明された基地局105もしくは205の1つ、または、図43を参照して説明されたデバイス4305の、1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス4505は、プロセッサであってもよい。デバイス4505は、受信機モジュール4510と、周波数管理モジュール4515と、送信機モジュール4520とを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信していてよい。
[0429] デバイス4505のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全てを行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令によって実装され得る。
[0430] いくつかの例では、受信機モジュール4510が、第1の帯域(例えば、免許LTE帯域)または第2の帯域(例えば、免許不要帯域のような、異なる送信プロトコルのもとで動作するデバイスによって使用される「共有帯域」)において送信を受信するように動作可能なRF受信機などのRF受信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF受信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の受信機を含み得る。いくつかの場合、別々の受信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域受信機モジュール4512、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域受信機モジュール4514という形態をとり得る。免許帯域受信機モジュール4512または免許不要帯域受信機モジュール4514を含む受信機モジュール4510は、図1、図2A、または図2Bを参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、または250の1つまたは複数の通信リンクのような、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を受信するために使用され得る。
[0431] いくつかの例では、送信機モジュール4520が、第1の帯域または第2の帯域において送信をするように動作可能なRF送信機などのRF送信機であってよく、またはそれを含んでよい。RF送信機は、第1の帯域および第2の帯域のために別々の送信機を含み得る。いくつかの場合、別々の送信機は、第1の帯域を通じて通信するための免許帯域送信機モジュール4522、および第2の帯域を通じて通信するための免許不要帯域送信機モジュール4524という形態をとり得る。免許帯域送信機モジュール4522または免許不要帯域送信機モジュール4524を含む送信機モジュール4520は、免許帯域と免許不要帯域とを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信(transmissions))を送信するために使用され得る。
[0432] いくつかの例では、周波数管理モジュール4515が、図43または図44を参照して説明された周波数管理モジュール4315または4415の1つまたは複数の態様の例であってよく、周波数情報分析モジュール4525、タイミング階層決定モジュール4530、リンク品質決定モジュール4335、乗算係数生成モジュール4540、または周波数調整モジュール4545を含んでよい。
[0433] いくつかの例では、周波数情報分析モジュール4525が、ネットワークの少なくとも1つの近隣デバイス(例えば、少なくとも1つの近隣基地局)から周波数情報を受信するために使用され得る。いくつかの場合、周波数情報は、図7、図8、図9、図10、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図22、図23、図24、図25、図26、図27、図29、図30、図31、または図32を参照して説明されたCETの1つのような周期的なCETの間に、ネットワークの少なくとも1つの近隣デバイスから受信され得る。他の場合、周波数情報は、図11、図12、図13、図19、図20、図21、図28、図34、図35、または図36を参照して説明されたCCAの1つのような、時間同期と関連付けられる周期的なフレームの間に、ネットワークの少なくとも1つの近隣デバイスから受信され得る。
[0434] いくつかの例では、タイミング階層決定モジュール4530が、少なくとも1つの近隣デバイスの各々のタイミング階層を決定するために使用され得る。例として、タイミング階層は、受信された周波数情報から、または、免許不要帯域もしくは別の帯域(例えば、LTE帯域)を通じて1つまたは複数のメッセージにおいて受信される情報から、決定され得る。
[0435] いくつかの例では、リンク品質決定モジュール4535が、少なくとも1つの近隣デバイスの各々のリンク品質を決定するために使用され得る。例として、リンク品質は、受信された周波数情報から決定され得る。
[0436] いくつかの例では、乗算係数生成モジュール4540が、デバイス4540および少なくとも1つの近隣デバイスの各々のための別々の乗算係数を含む複数の乗算係数を生成するために使用され得る。乗算係数は、少なくとも1つの近隣デバイスの量に少なくとも一部基づき得る。少なくとも1つの近隣基地局の各々に対して生成される乗算係数はさらに、(例えば、GPSソース(これはいくつかの場合には1という乗算係数を割り当てられ得る)のようなより低い階層と関連付けられる基地局により大きな重みを与えるために)その近隣基地局と関連付けられるタイミング階層に基づき得る。少なくとも1つの近隣基地局の各々のために生成される乗算係数はさらに、(例えば、より良好なリンク品質により大きな重みを与えるために)その近隣基地局と関連付けられるリンク品質に基づき得る。複数の乗算係数は、確率行列を定義できる。
[0437] いくつかの例では、乗算係数が、周波数情報分析モジュール4525、タイミング階層決定モジュール4530、リンク品質決定モジュール4535、乗算係数生成モジュール4540、または周波数調整モジュール4545の動作を経る複数の(すなわち、2回以上の)再帰的な繰返しに対して、一定に保たれ得る。複数の再帰的な繰返しにわたって乗算係数を保持することで、周波数調整と周波数収束(例えば、デバイス4505と少なくとも1つの近隣デバイスの間での周波数収束)の安定性を高めることができる。
[0438] いくつかの例では、周波数調整モジュール4545が、受信された周波数情報および乗算係数に基づいてデバイス4505の周波数を調整できる。周波数調整は、デバイス4505の周波数を、デバイス4505および少なくとも1つの近隣デバイスがそれを通じて通信する免許不要ネットワークの周波数に同期させることを含み得る。
[0439] 図46は、本開示の様々な態様による、免許不要帯域を通じてデータを通信するように構成される複数の基地局を含むネットワークにおけるワイヤレス通信の例示的な方法4600の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法4600は、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された基地局105もしくは205の1つまたは複数、または、図43、図44、もしくは図45を参照して説明されたデバイス4305、4405、もしくは4505の1つの態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105もしくは205の1つ、またはデバイス4305、4405、もしくは4505の1つのような、基地局またはデバイスが、以下で説明される機能を行うようにデバイスの機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0440] 図46に示されるブロック4605、4610、および4615は、少なくとも第1の基地局の周波数をネットワーク(いくつかの場合に図37〜図42を参照して説明されたネットワークの1つまたは複数の特性を有するネットワークであり得るにおいて同期させるために、複数の再帰的な繰返しにおいて行われるべき動作の例示的なセットを与える。
[0441] ブロック4605では、周波数情報が、ネットワークの少なくとも1つの近隣基地局から受信され得る。いくつかの場合、周波数情報は、図7、図8、図9、図10、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図22、図23、図24、図25、図26、図27、図29、図30、図31、または図32を参照して説明されたCETの1つのような周期的なCETの間に、ネットワークの少なくとも1つの近隣基地局から受信され得る。他の場合、周波数情報は、図11、図12、図13、図19、図20、図21、図28、図34、図35、または図36を参照して説明されたCCAの1つのような、時間同期と関連付けられる周期的なフレームの間に、ネットワークの少なくとも1つの近隣基地局から受信され得る。
[0442] ブロック4605での動作は、図43、図44、もしくは図45を参照して説明された周波数管理モジュール4315、4415、もしくは4515によって、または、図44もしくは図45を参照して説明された周波数情報分析モジュール4425もしくは4525によって行われ得る。
[0443] ブロック4610では、第1の基地局および少なくとも1つの近隣基地局の各々のための別々の乗算係数を含む複数の乗算係数が生成される。乗算係数は、少なくとも1つの近隣基地局の量に少なくとも一部基づき得る。複数の乗算係数は、確率行列を定義できる。ブロック4610での動作は、図43、図44、もしくは図45を参照して説明された周波数管理モジュール4315、4415、もしくは4515によって、または、図44もしくは図45を参照して説明された乗算係数生成モジュール4430もしくは4540によって行われ得る。
[0444] ブロック4615では、第1の基地局の周波数が、受信された周波数情報および乗算係数に基づいて調整され得る。ブロック4615での動作は、図43、図44、もしくは図45を参照して説明された周波数管理モジュール4315、4415、もしくは4515によって、または、図44もしくは図45を参照して説明された周波数調整モジュール4435もしくは4545によって行われ得る。
[0445] いくつかの例では、乗算係数が、ブロック4605、4610、および4615を経る複数の(すなわち、2回以上の)再帰的な繰返しに対して一定に保たれ得る。複数の繰返しにわたって乗算係数を保持することで、周波数調整と周波数収束(例えば、複数の基地局の間での周波数収束)の安定性を高めることができる。
[0446] 従って、方法4600はワイヤレス通信の備えをできる。方法4600は一実装形態にすぎず、方法4600の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成され、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0447] 図47は、本開示の様々な態様による、免許不要帯域を通じてデータを通信するように構成される複数の基地局を含むネットワークにおけるワイヤレス通信の例示的な方法4700の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法4700は、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された基地局105もしくは205の1つまたは複数、または、図43、図44、もしくは図45を参照して説明されたデバイス4305、4405、もしくは4505の1つの態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、基地局105もしくは205の1つ、またはデバイス4305、4405、もしくは4505の1つのような、基地局またはデバイスが、以下で説明される機能を行うようにデバイスの機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0448] 図47に示されるブロック4705、4710、4715、4720、および4725は、少なくとも第1の基地局の周波数をネットワーク(いくつかの場合に図37〜図42を参照して説明されたネットワークの1つまたは複数の特性を有するネットワークであり得るにおいて同期させるために、複数の再帰的な繰返しにおいて行われるべき動作の例示的なセットを与える。
[0449] ブロック4705では、周波数情報が、ネットワークの少なくとも1つの近隣基地局から受信され得る。いくつかの場合、周波数情報は、図7、図8、図9、図10、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図22、図23、図24、図25、図26、図27、図29、図30、図31、または図32を参照して説明されたCETの1つのような周期的なCETの間に、ネットワークの少なくとも1つの近隣基地局から受信され得る。他の場合、周波数情報は、図11、図12、図13、図19、図20、図21、図28、図34、図35、または図36を参照して説明されたCCAの1つのような、時間同期と関連付けられる周期的なフレームの間に、ネットワークの少なくとも1つの近隣基地局から受信され得る。
[0450] ブロック4705での動作は、図43、図44、もしくは図45を参照して説明された周波数管理モジュール4315、4415、もしくは4515によって、または、図44もしくは図45を参照して説明された周波数情報分析モジュール4425もしくは4525によって行われ得る。
[0451] ブロック4710では、少なくとも1つの近隣基地局の各々のタイミング階層が決定され得る。例として、タイミング階層は、受信された周波数情報から、または、免許不要帯域もしくは別の帯域(例えば、LTE帯域)を通じて1つまたは複数のメッセージにおいて受信される情報から、決定され得る。ブロック4710での動作は、図43、図44、もしくは図45を参照して説明された周波数管理モジュール4315、4415、もしくは4515によって、または、図45を参照して説明されたタイミング階層決定モジュール4530によって行われ得る。
[0452] ブロック4715では、少なくとも1つの近隣基地局の各々のリンク品質が決定され得る。例として、リンク品質は、受信された周波数情報から決定され得る。ブロック4715での動作は、図43、図44、もしくは図45を参照して説明された周波数管理モジュール4315、4415、もしくは4515によって、または、図45を参照して説明されたリンク品質決定モジュール4535によって行われ得る。
[0453] ブロック4720では、第1の基地局および少なくとも1つの近隣基地局の各々のための別々の乗算係数を含む複数の乗算係数が生成される。乗算係数は、少なくとも1つの近隣基地局の量に少なくとも一部基づき得る。少なくとも1つの近隣基地局の各々に対して生成される乗算係数はさらに、(例えば、GPSソース(これはいくつかの場合には1という乗算係数を割り当てられ得る)のようなより低い階層と関連付けられる基地局により大きな重みを与えるために)その近隣基地局と関連付けられるタイミング階層に基づき得る。少なくとも1つの近隣基地局の各々のために生成される乗算係数はさらに、(例えば、より良好なリンク品質により大きな重みを与えるために)その近隣基地局と関連付けられるリンク品質に基づき得る。複数の乗算係数は、確率行列を定義できる。ブロック4720での動作は、図43、図44、もしくは図45を参照して説明された周波数管理モジュール4315、4415、もしくは4515によって、または、図44もしくは図45を参照して説明された乗算係数生成モジュール4430もしくは4540によって行われ得る。
[0454] ブロック4725では、第1の基地局の周波数が、受信された周波数情報および乗算係数に基づいて調整され得る。ブロック4725での動作は、図43、図44、もしくは図45を参照して説明された周波数管理モジュール4315、4415、もしくは4515によって、または、図44もしくは図45を参照して説明された周波数調整モジュール4435もしくは4545によって行われ得る。
[0455] いくつかの例では、乗算係数が、ブロック4705、4710、4715、4720、および4725を経る複数の(すなわち、2回以上の)再帰的な繰返しに対して一定に保たれ得る。複数の繰返しにわたって乗算係数を保持することで、周波数調整と周波数収束(例えば、複数の基地局の間での周波数収束)の安定性を高めることができる。
[0456] 従って、方法4700はワイヤレス通信の備えをできる。方法4700は一実装形態にすぎず、方法4700の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成され、または別様に修正され得ることに留意されたい。
[0457] いくつかの場合、方法4600および方法4700の1つまたは複数の態様は組み合わされ得る。方法4600または4700の1つまたは複数の態様はまた、図29、図30、図31、図32、図33、図34、図35、または図36において説明される方法2900、3000、3100、3200、3300、3400、3500、または3600の1つまたは複数の態様と組み合わされ得る。
[0458] 図48は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のために構成される基地局4805を示すブロック図4800を示す。いくつかの例では、基地局4805が、図1、図2A、もしくは図2Bを参照して説明された基地局105もしくは205の1つ、または、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19、図20、図21、図43、図44、もしくは図45を参照して説明されたデバイス1305、1405、1505、1605、1705、1805、1905、2005、2105、4305、4405、もしくは4505の1つの、1つまたは複数の態様の例であり得る。基地局4805は、時間調整、周波数調整、またはワイヤレス通信に関して本明細書で説明された特徴および機能の少なくともいくつかを実装するように構成され得る。基地局4805は、プロセッサモジュール4810と、メモリモジュール4820と、少なくとも1つの送受信機モジュール(送受信機モジュール4855で表される)と、少なくとも1つのアンテナ(アンテナ4860で表される)と、共有RF帯域モジュール4870とを含み得る。基地局4805はまた、基地局通信モジュール4830と、ネットワーク通信モジュール4840と、システム通信管理モジュール4850の1つまたは複数を含み得る。これらのコンポーネントの各々は、1つまたは複数のバス4835上で、直接または間接的に互いに通信していることがある。
[0459] メモリモジュール4820は、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリモジュール4820は、実行されると、プロセッサモジュール4810に、第1の高周波帯域(例えば、LTE/LTE−Aまたは免許不要高周波帯域)または第2の高周波帯域(例えば、免許不要高周波帯域のような「共有帯域」)を通じて通信するための、および、タイミング情報または周波数情報を送信し受信して、第2の高周波帯域を通じたワイヤレス通信のためのタイミングまたは周波数の調整を行うための、本明細書で説明される様々な機能を行わせるように構成される命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード4825を記憶できる。代替的に、ソフトウェアコード4825は、プロセッサモジュール4810によって直接的に実行可能ではないことがあるが、(例えば、コンパイルされ実行されると)本明細書で説明される様々な機能を基地局4805に行わせるように構成され得る。
[0460] プロセッサモジュール4810は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。プロセッサモジュール4810は、(1つまたは複数の)送受信機モジュール4855、基地局通信モジュール4830、またはネットワーク通信モジュール4840を通じて受信された情報を処理できる。プロセッサモジュール4810はまた、アンテナ4860を通じた送信のために送受信機モジュール4855へ、1つまたは複数の他の基地局4805−aおよび4805−b(例えば、eNB)への送信のために基地局通信モジュール4830へ、または、図1を参照して説明されたコアネットワーク130の態様の例であり得るコアネットワーク4845への送信のためにネットワーク通信モジュール4840へ送られるべき情報を処理できる。プロセッサモジュール4810は、単独で、または共有RF帯域モジュール4870と連携して、タイミング情報または周波数情報を送信して受信することと、第2の高周波帯域を通じたワイヤレス通信のためのタイミングまたは周波数の調整を行うことという態様を含む、第1の高周波帯域または第2の高周波帯域を通じた通信の様々な態様を扱うことができる。
[0461] 送受信機モジュール4855は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ4860に与え、アンテナ4860から受信されたパケットを復調するように構成されるモデムを含み得る。いくつかの場合、(1つまたは複数の)送受信機モジュール4855は、1つまたは複数の送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の受信機モジュールとして実装され得る。送受信機モジュール4855は、第1の高周波帯域または第2の高周波帯域における通信をサポートし得る。(1つまたは複数の)送受信機モジュール4855は、例えば、図1、図2A、または図2Bを参照して説明された、UE115または215の1つまたは複数と、(1つまたは複数の)アンテナ4860を介して双方向に通信するように構成され得る。基地局4805は、通常、複数のアンテナ4860(例えば、アンテナアレイ)を含み得る。基地局4805は、ネットワーク通信モジュール4840を通じてコアネットワーク4845と通信し得る。基地局4805はまた、基地局通信モジュール4830を使用して、基地局4805−aおよび4805−bなどの他の基地局と通信し得る。いくつかの場合、基地局4805は、タイミング情報または周波数情報を交換し、第2の高周波帯域を通じたワイヤレス通信のためのタイミング調整または周波数調整を行う目的で、他の基地局4805−aおよび4805−bと通信できる。
[0462] 図48のアーキテクチャによれば、システム通信管理モジュール4850は、他の基地局、eNB、またはデバイスとの通信を管理できる。いくつかの場合、システム通信管理モジュール4850の機能は、(1つまたは複数の)送受信機モジュール4855のコンポーネントとして、コンピュータプログラム製品として、またはプロセッサモジュール4810の1つまたは複数のコントローラ要素として実装され得る。
[0463] 共有RF帯域モジュール4870は、タイミング情報または周波数情報を交換することと、第2の高周波帯域を通じたワイヤレス通信のためのタイミング調整または周波数調整を行うこととを含む、第1の高周波帯域または第2の高周波帯域におけるワイヤレス通信に関する図1、図2A、図2B、および図3〜図47のいずれかまたは全てを参照して説明された特徴または機能の一部または全てを行いまたは制御するように構成され得る。いくつかの場合、共有RF帯域モジュール4870は、第2の高周波帯域において補足ダウンリンクモード、キャリアアグリゲーションモード、またはスタンドアロン動作モードをサポートするように構成され得る。共有RF帯域モジュール4870は、免許帯域におけるLTE/LTE−A通信を扱うように構成されたLTEモジュール4875、免許不要帯域おいてLTE/LTE−A通信を扱うように構成されたLTE免許不要モジュール4880、または、免許不要帯域においてLTE/LTE−A以外の通信を扱うように構成された免許不要モジュール4885を含み得る。共有RF帯域モジュール4870はまた、タイミングおよび周波数管理モジュール4890を含み得る。タイミングおよび周波数管理モジュール4890は、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19、図20、もしくは図21を参照して説明されたタイミング管理モジュール1315、1415、1515、1615、1715、1815、1915、2015、もしくは2115、または、図43、図44、もしくは図45を参照して説明された周波数管理モジュール4315、4415、もしくは4515の1つまたは複数の態様の例であり得る。共有RF帯域モジュール4870またはその部分は、プロセッサを含んでよく、または、共有RF帯域モジュール4870の機能の一部または全ては、プロセッサモジュール4810によって、もしくはプロセッサモジュール4810に関連して行われ得る。
[0464] 添付の図面に関して上に記載された発明を実施するための形態は、例示的な実施形態について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る例のみを表すものではない。「例」および「例示的」という語は、この説明で使用されるとき、「一例、実例、または例示としての役割を果たす」ことを意味し、「好ましい」または「他の例より有利である」ことを意味しない。発明を実施するための形態は、説明された技法の理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの特定の詳細を伴わずに実践され得る。いくつかの事例では、説明された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
[0465] 情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表現され得る。例えば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0466] 本明細書の開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタロジック、個別ハードウェアコンポーネント、もしくは本明細書で説明された機能を行うように設計されたそれらの任意の組合せによって実装または行われ得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替的には、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。
[0467] 本明細書において説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内にある。例えば、ソフトウェアの性質により、上で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、配線、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の一部が異なる物理的位置に実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は、例えば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
[0468] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備え得る。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)と、レーザーディスク(登録商標)と、光ディスクと、デジタル多用途ディスク(DVD)と、フロッピー(登録商標)ディスクと、Blu−ray(登録商標)ディスクとを含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はレーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0469] 本開示の前述の説明は、当業者が本開示を作製または使用することを可能にするために与えられる。本開示に対する様々な修正が当業者には容易に明らかとなり、本明細書において規定された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、一例または一事例を示すものであり、言及された例についていかなる選好も暗示せず、または必要としない。従って、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。