JP2017228090A - 電子機器 - Google Patents

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    • H01Q7/04Screened antennas

Abstract

【課題】非接触型ICカードの読み取り処理を行う非接触型IC読み取り部と、隣接構造体とを備える電子機器において、非接触型IC読み取り部のアンテナによる磁界の形状が隣接構造体の影響により歪むことを是正できる電子機器を提供する。【解決手段】筐体と一体的に構成され、非接触型ICカードの読み取り処理を行う非接触型IC読み取り部5と、非接触型IC読み取り部5に隣接し且つ金属部分を含む隣接構造体31と、を備える電子機器である。非接触型IC読み取り部5は、磁力線を発生させるアンテナ51と、アンテナ51を実装するアンテナ基板52と、アンテナ基板52における磁力線を遮蔽する側に配置される磁気シールド部材53と、を有する。隣接構造体31とアンテナ基板52とは、隣接方向D5に沿って隣接しており、隣接方向D5において、磁気シールド部材53は、アンテナ51に対して隣接構造体31の側に偏在して配置される。【選択図】図11

Description

本発明は、筐体と、筐体と一体的に構成され、非接触型ICカードの読み取り処理を行う非接触型IC読み取り部と、を備える電子機器に関する。
筐体と一体的に構成され、非接触型ICカードの読み取り処理を行う非接触型IC読み取り部を備える携帯電子機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような携帯電子機器は、コンパクト性と、非接触型ICカードによる利便性とを確保でき、有用である。
また、非接触型IC読み取り部は、一般的に、ループアンテナからなり、磁力線を発生させるアンテナと、アンテナを実装するアンテナ基板と、を備える。そして、アンテナが発生させる磁力線により形成される磁界を、アンテナ基板の一方の面側のみに形成させたい場合がある。例えば、アンテナ基板の他方の面側に、金属を主体とする比較的大きな部材を配置する設計を採用するときや、アンテナ基板の他方の面側に磁界の影響を受けやすい部位を配置する設計を採用するとき等である。その場合、例えば、アンテナ基板の他方の面側に全面的に、磁気シールド部材としての磁性シートを配置する。これにより、アンテナ基板の一方の面側のみに磁界を形成することができる。アンテナ基板の一方の面側に磁界の形状に影響を与える構成部位が存在しない場合、磁界は歪まない。
特開2014−057243号公報
ところで、近年ますます、コンパクト化、表示部の大型化などが要求されている。そのため、表示部に近接して非接触型IC読み取り部を配置する設計を採用する場合がある。その場合、図15に示すように、表示機能を達成するための表示部構造体131に近接して、アンテナ基板152を配置し、アンテナ基板152の他方の面側に全面的に磁気シールド部材としての磁性シート153を配置し、これにより、アンテナ151が発生させる磁力線より、アンテナ基板152の一方の面側のみに磁界MFを形成する。そのとき、磁力線は、表示部構造体131のうちの金属部分の影響で表示部構造体131の側に引っ張られ、その結果、磁界MFは歪む。そのため、磁界MFの磁束の最大地点がズレてしまい、非接触型ICカードによる所望の読み取り性能を達成することが難しくなる。この問題点は、携帯電子機器以外の電子機器においても、また、表示部構造体以外の隣接構造体においても、同様に生じ得る。従って、非接触型IC読み取り部のアンテナによる磁界の形状が隣接構造体の影響により歪むことを是正することができる電子機器が望まれている。
本発明は、筐体と、筐体と一体的に構成され、非接触型ICカードの読み取り処理を行う非接触型IC読み取り部と、非接触型IC読み取り部に隣接し且つ金属部分を含む隣接構造体と、を備える電子機器において、非接触型IC読み取り部のアンテナによる磁界の形状が隣接構造体の影響により歪むことを是正することができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、筐体と、前記筐体と一体的に構成され、非接触型ICカードの読み取り処理を行う非接触型IC読み取り部と、前記非接触型IC読み取り部に隣接し且つ金属部分を含む隣接構造体と、を備える電子機器であって、前記非接触型IC読み取り部は、磁力線を発生させるアンテナと、このアンテナを実装するアンテナ基板と、このアンテナ基板における磁力線を遮蔽する側に配置される磁気シールド部材と、を有し、前記隣接構造体と前記アンテナ基板とは、所定の隣接方向に沿って隣接しており、前記隣接方向において、前記磁気シールド部材は、前記アンテナに対して前記隣接構造体の側に偏在して配置される、電子機器である。
また、前記筐体と一体的に構成される表示部を更に備え、前記隣接構造体は、前記表示部の表示機能を達成するための表示部構造体であってもよい。
また、前記アンテナは、ループアンテナからなり、前記隣接方向において、前記磁気シールド部材における前記隣接構造体の側の外端縁の位置は、ループアンテナからなる前記アンテナの断面における前記隣接構造体の側の外端縁の位置よりも、前記隣接構造体の側に位置しており、また、前記磁気シールド部材における前記隣接構造体とは反対側の外端縁の位置は、ループアンテナからなる前記アンテナの断面における前記隣接構造体とは反対側の外端縁の位置よりも、前記隣接構造体の側に位置していてもよい。
また、前記隣接方向において、前記磁気シールド部材における前記隣接構造体とは反対側の外端縁の位置は、ループアンテナからなる前記アンテナの断面における前記隣接構造体とは反対側の内端縁の位置よりも、前記隣接構造体の側に位置していてもよい。
また、前記筐体と一体的に構成され、接触型ICカードの読み取り処理を行う接触型IC読み取り部を、更に備え、前記接触型IC読み取り部と前記非接触型IC読み取り部とは、前記筐体の前面視において少なくとも部分的に重なり合ってもよい。
本発明によれば、筐体と、筐体と一体的に構成され、非接触型ICカードの読み取り処理を行う非接触型IC読み取り部と、非接触型IC読み取り部に隣接し且つ金属部分を含む隣接構造体と、を備える電子機器において、非接触型IC読み取り部のアンテナによる磁界の形状が隣接構造体の影響により歪むことを是正することができる電子機器を提供することができる。
本発明の電子機器の一実施形態としての携帯電子機器を示す斜視図である。 図1の携帯電子機器の正面図である。 図2の携帯電子機器の平面図である。 図2の携帯電子機器の右側面図である。 図2の携帯電子機器の要部を断面にして示す図である。 図2の携帯電子機器の別の要部を断面にして示す図である。 接触型ICカードの決済機能を実行する様子を示す図である。 非接触型ICカードの決済機能を実行する様子を示す図である。 磁気カードの決済機能を実行する様子を示す図である。 携帯電子機器の表示部構造体と非接触型IC読み取り部との位置関係を示す図で、(A)は表面側からの図、(B)は裏面側からの図である。 図10のA−A線断面図である。 実施形態の携帯電子機器の効果を示す図で、図11に対応する図である。 実施形態の第1変形例を示す図で、図11に対応する図である。 実施形態の第2変形例を示す図で、図11に対応する図である。 従来技術を示す図で、図12に対応する図である。
〔実施形態〕
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の電子機器の一実施形態としての携帯電子機器を示す斜視図である。図2は、図1の携帯電子機器1の正面図である。図3は、図2の携帯電子機器1の平面図である。図4は、図2の携帯電子機器1の右側面図である。図5は、図2の携帯電子機器1の要部を断面にして示す図である。図6は、図2の携帯電子機器1の別の要部を断面にして示す図である。図7は、接触型ICカードの決済機能を実行する様子を示す図である。図8は、非接触型ICカードの決済機能を実行する様子を示す図である。図9は、磁気カードの決済機能を実行する様子を示す図である。図10は、携帯電子機器の表示部構造体と非接触型IC読み取り部との位置関係を示す図で、(A)は表面側からの図、(B)は裏面側からの図である。図11は、図10のA−A線断面図である。図12は、実施形態の携帯電子機器の効果を示す図で、図11に対応する図である。
図1〜図4に示すように、この携帯電子機器1は、筐体2と、タッチパネル・表示部3と、接触型IC読み取り部4と、非接触型IC読み取り部5と、磁気読み取り部6とを備える。携帯電子機器1は、タブレット型端末として一般的な機能、例えば、通話機能、データ通信機能、インターネット接続機能、位置情報(GPS)機能、等を備えてもよい。
筐体2は、携帯電子機器1の外側形状を画定するものであり、扁平な板状の略直方体形状を有する。筐体2は、前面視において略長方形を呈する横長の前面21及び背面22と、上方の横向き側面(上横側面)23と、下方の横向き側面(下横側面)24と、左方の縦向き側面(左縦側面)25と、右方の縦向き側面(右縦側面)26とを備える。なお、本明細書において「略長方形」とは、全体として長方形とみなせる形状を全て含み、例えば、完全な長方形、角隅部が丸みを帯びた長方形、辺の部分が少し湾曲した形状なども含む。
筐体2の前面21は、略矩形の透明な表示領域211と、表示領域211の周囲を取り囲む不透明な枠状領域212とを備える。筐体2の前面21は、ガラスやプラスチックのような材料で構成される。筐体2の背面22は、例えばアルミニウム合金やマグネシウム合金のような金属材料で構成される。筐体2の横側面23、24、及び縦側面25、26は、例えばアルミニウム合金やマグネシウム合金のような金属材料で構成されるか、又は高剛性樹脂で構成される。高剛性樹脂とは、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、その他の強化繊維及びタルクのような添加剤を樹脂中に混入した繊維強化樹脂である。
タッチパネル・表示部3は、筐体2と一体的に構成され、筐体2の前面21の表示領域211に設けられる。タッチパネル・表示部3は、タッチパネルと表示部とを備える。タッチパネルは、接触式の入力機能を有する圧電式又は静電式のものである。表示部は、表示画面を有し、タッチパネルの裏面側に配置されている。タッチパネル・表示部3は、タッチパネル及び表示機能を達成するための表示部構造体31を有する。表示部構造体31は、隣接構造体の一例であり、その構成は制限されない。
図5に示すように、接触型IC読み取り部4は、接触型ICセンサ41と、接触型ICカード用挿入溝42とを備える。図7に示すように、接触型ICセンサ41は、接触型ICカードC1のICチップに接触して、ICチップから電子情報を取得する。接触型ICカード用挿入溝42は、接触型ICカードC1のICチップを接触型ICセンサ41の位置に誘導するために筐体2内に設けられる。
接触型ICカード用挿入溝42は、筐体2の右縦側面26に開口した凹溝である。接触型ICセンサ41の配置並びに接触型ICカード用挿入溝42の配置及び深さは、接触型ICカードC1を停止する位置まで接触型ICカード用挿入溝42に挿入したとき、接触型ICカードC1のICチップが接触型ICセンサ41の所定の接触位置に静止するように設定されている。
図2、図4に示すように、接触型ICカード用挿入溝42は、筐体2の右縦側面26の上下方向の中央部分よりもやや下方に配置される。また、筐体2の右縦側面26の左右方向(筐体2の厚み方向)に関しては、接触型ICカード用挿入溝42は、筐体2の背面22に近い側に配置される。
すなわち、接触型IC読み取り部4は、筐体2の右縦側面26に隣接して、上下方向の中央部分よりもやや下方において、筐体2の厚み方向に関して背面22に近い側に配置される。
図6に示すように、非接触型IC読み取り部5は、非接触型ICセンサとして機能するアンテナ51と、アンテナ51を実装するアンテナ基板52と、磁性シート(フェライトシート)からなる磁気シールド部材53と、を有する。アンテナ51は、ループアンテナからなり、通電されることにより磁力線を発生させる。発生した磁力線は、磁界MF(図12参照)を形成する。アンテナ基板52の表面521の側に、アンテナ51は設けられている。
磁気シールド部材53は、アンテナ基板52における磁力線を遮蔽する側に配置される。アンテナ基板52における裏面522の側には、磁気シールド部材53が配置されており、そのため、アンテナ51で発生した磁力線は、磁気シールド部材53に吸収される。その結果、磁界MFは、アンテナ基板52における裏面522の側にはほとんど形成されず、アンテナ基板52における表面521の側を中心に形成されることになる。
非接触型ICカードC2は、ICチップとアンテナとを備える。図8に示すように、非接触型IC読み取り部5のアンテナ51と非接触型ICカードC2のアンテナとが接近して両者間でデータを送受信することにより、非接触型IC読み取り部5は、非接触型ICカードC2のICチップから電子情報を取得する。非接触型ICカードC2の例としては、RFID(Radio Frequency Identifier)の一種としてのNFC(Near Field Communication)規格のカードが挙げられる。
図2、図4に示すように、非接触型IC読み取り部5は、筐体2の右縦側面26に隣接して、上下方向の中央部分よりもやや下方において、筐体2の厚み方向に関して前面21に近い側に配置される。そのため、非接触型ICカードC2を筐体2の前面21において非接触型IC読み取り部5に近接させることにより、非接触型ICカードC2のICチップの電子情報は、アンテナ51により取得される。
すなわち、筐体2の厚み方向に関して前面21に近い側に配置される非接触型IC読み取り部5と、筐体2の厚み方向に関して背面22に近い側に配置される接触型IC読み取り部4とは、筐体2の前面視において大部分(例えば70%以上)が重なり合うように配置される。
図6に示すように、磁気読み取り部6は、磁気センサ61と、磁気カード用挿入溝62とを備える。磁気センサ61は、磁気ヘッドとも呼ばれるもので、図9に示すように、磁気カードC3の磁気記録部C31から磁気情報を取得する。磁気カード用挿入溝62は、磁気カードC3の磁気記録部C31を磁気センサ61が走査するために筐体2に設けられる。
図2に示すように、磁気読み取り部6は、接触型IC読み取り部4及び非接触型IC読み取り部5と同様に、筐体2の右縦側面26に隣接して配置される。ただし、接触型IC読み取り部4及び非接触型IC読み取り部5が筐体2の前面視において重なり合って配置されている領域には配置する余裕スペースが無いので、その領域よりも上にある上方領域と下にある下方領域とを比較して、高さがより大きい上方領域に、磁気読み取り部6は、配置される。
磁気カード用挿入溝62は、筐体2の右縦側面26と上横側面23とが交わる角隅部27において、上横側面23上の所定の第2の位置P2から、接触型IC読み取り部4及び非接触型IC読み取り部5に近接する右縦側面26上の所定の第1の位置P1まで直線状に延びる底面621を有する。すなわち、磁気カード用挿入溝62は、底面621を斜辺とする略三角形状の凹溝であり、残りの2辺は上横側面23及び右縦側面26に開口している。
図3、図4に示すように、筐体2の厚み方向に関しては、磁気カード用挿入溝62は、筐体2の前面21に近い側に配置される。そのため、磁気カード用挿入溝62の底面621の右縦側面26上の第1の位置P1は、接触型IC読み取り部4に近接する位置ではなく、非接触型IC読み取り部5に近接する位置である。
次に、上記のように構成された携帯電子機器1の作用について、順に説明する。
図7に示すように、接触型ICカードC1を手に持って接触型IC読み取り部4の接触型ICカード用挿入溝42に停止位置まで挿入すると、接触型ICカードC1のICチップが接触型ICセンサ41の所定の接触位置に静止する。そのため、接触型ICセンサ41は、接触型ICカードC1のICチップから電子情報を取得する。これにより、携帯電子機器1は、接触型ICカードC1の決済機能を実行する。
図8に示すように、非接触型ICカードC2を手に持って筐体2の前面21において非接触型IC読み取り部5のアンテナ51に接近させると、非接触型IC読み取り部5は、非接触型ICカードC2のICチップから電子情報を取得する。これにより、携帯電子機器1は、非接触型ICカードC2の決済機能を実行する。
図9に示すように、磁気カードC3を手に持って磁気読み取り部6の磁気カード用挿入溝62に上横側面23側から挿入して、底面621に沿って右縦側面26側まで通過させると、磁気センサ61は、磁気カードC3の磁気記録部C31から磁気情報を取得する。これにより、携帯電子機器1は、磁気カードC3の決済機能を実行する。
〔表示部構造体31と非接触型IC読み取り部5との位置関係〕
表示部構造体31と非接触型IC読み取り部5との位置関係について詳述する。図10、図11に示すように、表示部構造体31とアンテナ基板52とは、所定の隣接方向D5に沿って隣接している。本実施形態においては、隣接方向D5は、筐体2の左右方向(左縦側面25と右縦側面26とを結ぶ方向)である。
隣接方向D5において、磁気シールド部材53における表示部構造体31の側(左側)の外端縁537の位置P57は、ループアンテナからなるアンテナ51の断面における表示部構造体31の側(左側)の外端縁の位置P51よりも、表示部構造体31の側(左側)に位置している。本実施形態においては、隣接方向D5において、アンテナ基板52における表示部構造体31の側(左側)の外端縁525の位置P55と、磁気シールド部材53における表示部構造体31の側(左側)の外端縁537の位置P57とは、一致している。
なお、符号P52は、ループアンテナからなるアンテナ51の断面における表示部構造体31の側の内端縁の位置を示す。
一方、隣接方向D5において、磁気シールド部材53は、アンテナ51に対して表示部構造体31の側(左側)に偏在して配置される。詳細には、隣接方向D5において、磁気シールド部材53における表示部構造体31とは反対側(右側)の外端縁538の位置P58は、ループアンテナからなるアンテナ51の断面における表示部構造体31とは反対側(右側)の外端縁の位置P54よりも、表示部構造体31の側(左側)に位置している。
本実施形態においては、隣接方向D5において、磁気シールド部材53における表示部構造体31とは反対側(右側)の外端縁538の位置P58は、ループアンテナからなるアンテナ51の断面における表示部構造体31とは反対側の内端縁の位置P53よりも、表示部構造体31の側(左側)に位置している。
磁気シールド部材53が偏在しているため、アンテナ基板52の裏面522における表示部構造体31とは反対側(右側)の領域は、露出している。
〔実施形態の効果〕
実施形態の携帯電子機器1によれば、例えば以下の効果が奏される。
前述の通り、従来技術では、図15に示すように、表示機能を達成するための表示部構造体131に近接して、アンテナ基板152を配置し、アンテナ基板152の他方の面側に全面的に磁気シールド部材としての磁性シート153を配置し、これにより、アンテナ151が発生させる磁力線より、アンテナ基板152の一方の面側のみに磁界MFを形成する。そのとき、磁力線は、表示部構造体131のうちの金属部分の影響で表示部構造体131の側に引っ張られ、その結果、磁界MFは歪む。そのため、磁界MFの磁束の最大地点がズレてしまい、非接触型ICカードによる所望の読み取り性能を達成することが難しくなる。
これに対して、実施形態においては、非接触型IC読み取り部5は、磁力線を発生させるアンテナ51と、アンテナ51を実装するアンテナ基板52と、アンテナ基板52における磁力線を遮蔽する側に配置される磁気シールド部材53と、を有する。表示部構造体31とアンテナ基板52とは隣接方向D5に沿って隣接しており、隣接方向D5において、磁気シールド部材53は、アンテナ51に対して表示部構造体31の側に偏在して配置される。
そのため、図12に示すように、磁力線は、表示部構造体31とは反対側(右側)に引っ張られる。その結果、表示部構造体31による磁界MFへの影響と、磁気シールド部材53の偏在による磁界MFへの影響とが相殺されて、磁界MFの全体を対称的な形状とすることが容易となる。つまり、非接触型IC読み取り部5のアンテナ51による磁界MFの形状が表示部構造体31の影響により歪むことを是正することができる。従って、磁界MFの磁束の最大地点を設計上の地点と一致させやすく、非接触型ICカードC2による所望の読み取り性能を達成することが容易となる。
実施形態の携帯電子機器1は、筐体2と一体的に構成され、接触型ICカードC1の読み取り処理を行う接触型IC読み取り部4を、更に備える。接触型IC読み取り部4と非接触型IC読み取り部5とは、筐体2の前面視において少なくとも部分的に重なり合う。このような構成の場合、接触型IC読み取り部4及び非接触型IC読み取り部5の前面視の配置領域を大幅にコンパクトに纏めることができて、携帯電子機器1をよりコンパクトに構成することができる。
一方、アンテナ基板52における裏面522の側、すなわち、接触型IC読み取り部4の側に、磁界MFを形成させず、磁界MFの影響を接触型IC読み取り部4に与えにくいように、磁気シールド部材53を配置している。このように磁気シールド部材53が配置されていても、前述の通り、非接触型IC読み取り部5のアンテナ51による磁界MFの形状が表示部構造体31の影響により歪むことを是正することができ、磁界MFの全体を対称的な形状とすることが容易となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。
〔第1変形例〕
図13は、実施形態の第1変形例を示す図で、図11に対応する図である。図13に示す第1変形例においては、隣接方向D5において、磁気シールド部材53における表示部構造体31とは反対側(右側)の外端縁538の位置P58は、ループアンテナからなるアンテナ51の断面における表示部構造体31とは反対側(右側)の外端縁の位置P54と内端縁の位置P53との間に、位置している。
〔第2変形例〕
図14は、実施形態の第2変形例を示す図で、図11に対応する図である。図14に示す第2変形例においては、磁気シールド部材53における表示部構造体31とは反対側(右側)の外端縁538の位置P58は、アンテナ基板52における表示部構造体31とは反対側(右側)の外端縁526の位置P56とループアンテナからなるアンテナ51の断面における表示部構造体31とは反対側(右側)の外端縁の位置P54との間に、位置している。
〔その他の変形例〕
実施形態では、接触型IC読み取り部4と非接触型IC読み取り部5とを、筐体2の前面視において重なり合うように配置したが、これに制限されない。例えば、接触型IC読み取り部4と非接触型IC読み取り部5とを、筐体2の前面視において重ならないように配置してもよい。磁気読み取り部6と非接触型IC読み取り部5とを、筐体2の前面視において重なり合うように配置してもよい。
接触型IC読み取り部4と非接触型IC読み取り部5は、筐体2の左側、又は筐体2の長手方向に沿う側面の側に配置されていてもよい。磁気読み取り部6の磁気カード用挿入溝62は、その底面621が筐体2の短手方向又は長手方向に沿う側面に沿って延びるように、配置されていてもよい。
接触型IC読み取り部4及び/又は磁気読み取り部6は、設けられていなくてもよい。
磁気シールド部材53は、磁性シート(フェライトシート)に制限されず、非シート状の部材から構成することができ、また、成膜により形成することもできる。カード及び読み取り部は、決済に係らないものであってもよい。
本発明の電子機器は、表示部を備えていなくてもよい。
隣接構造体は、表示部の表示機能を達成するための表示部構造体31に制限されない。隣接構造体は、例えば、金属部分を含む構造体であれば、接触型IC読み取り部の接触型ICカード用挿入溝(スロット)を形成する構造体や、磁気読み取り部の磁気センサ(磁気ヘッド)であってもよい。
実施形態の筐体2は、前面視において略長方形で板状であるが、この形状に制限されず、その他の前面視形状や厚み方向形状であってもよい。
実施形態は携帯電子機器であるが、本発明はこれに制限されない。例えば、電源コードを備えてそのコードの延びる範囲でどこにでも置けるように構成された小型の載置式の電子機器などに本発明を適用してもよい。つまり、本発明は、携帯型ではない電子機器であってもよい。
1 携帯電子機器(電子機器)
2 筐体
3 タッチパネル・表示部(表示部)
4 接触型IC読み取り部
5 非接触型IC読み取り部
6 磁気読み取り部
31 表示部構造体(隣接構造体)
51 アンテナ
52 アンテナ基板
53 磁気シールド部材
537 外端縁
538 外端縁
61 磁気センサ
62 磁気カード用挿入溝
C1 接触型ICカード
C2 非接触型ICカード
C3 磁気カード
D5 隣接方向
P51 位置
P53 位置
P54 位置
P57 位置
P58 位置

Claims (5)

  1. 筐体と、前記筐体と一体的に構成され、非接触型ICカードの読み取り処理を行う非接触型IC読み取り部と、前記非接触型IC読み取り部に隣接し且つ金属部分を含む隣接構造体と、を備える電子機器であって、
    前記非接触型IC読み取り部は、磁力線を発生させるアンテナと、このアンテナを実装するアンテナ基板と、このアンテナ基板における磁力線を遮蔽する側に配置される磁気シールド部材と、を有し、
    前記隣接構造体と前記アンテナ基板とは、所定の隣接方向に沿って隣接しており、
    前記隣接方向において、前記磁気シールド部材は、前記アンテナに対して前記隣接構造体の側に偏在して配置される、電子機器。
  2. 前記筐体と一体的に構成される表示部を更に備え、
    前記隣接構造体は、前記表示部の表示機能を達成するための表示部構造体である、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記アンテナは、ループアンテナからなり、
    前記隣接方向において、前記磁気シールド部材における前記隣接構造体の側の外端縁の位置は、ループアンテナからなる前記アンテナの断面における前記隣接構造体の側の外端縁の位置よりも、前記隣接構造体の側に位置しており、また、前記磁気シールド部材における前記隣接構造体とは反対側の外端縁の位置は、ループアンテナからなる前記アンテナの断面における前記隣接構造体とは反対側の外端縁の位置よりも、前記隣接構造体の側に位置している、請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記隣接方向において、前記磁気シールド部材における前記隣接構造体とは反対側の外端縁の位置は、ループアンテナからなる前記アンテナの断面における前記隣接構造体とは反対側の内端縁の位置よりも、前記隣接構造体の側に位置している、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記筐体と一体的に構成され、接触型ICカードの読み取り処理を行う接触型IC読み取り部を、更に備え、
    前記接触型IC読み取り部と前記非接触型IC読み取り部とは、前記筐体の前面視において少なくとも部分的に重なり合う、請求項1〜4のいずれかに記載の電子機器。
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