JP2017225602A - 生体情報管理システム及び測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定された生体情報を効果的に利用する技術を提供する。【解決手段】生体情報管理システム10は、生体情報を測定するための測定装置30と、測定装置30により測定された生体情報を処理する管理装置の例である利用者端末200とを備える。測定装置30は、利用者の体表に貼付され、利用者の生体情報を測定するセンサー40と、センサー40により測定された生体情報をデータとして送信する送信機とを備える。利用者端末200は、送信機から送信されたデータを受信する受信機と、受信したデータを処理して利用者に指示を出す処理部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、生体情報管理技術に関し、とくに、血糖値などの生体情報を測定する測定装置、及び、測定された生体情報を管理する生体情報管理システムに関する。
生物は、食物などを摂取することにより、生存に必要なエネルギーを得ている。人間が必要とするエネルギーのうち、グルコース(ブドウ糖)は、炭水化物を含む食物や飲料などを摂取することにより体内に吸収される。グルコースは、エネルギー源として非常に重要であるが、反応性の高いアルデヒド基を有していることから、血中のグルコースの濃度が過度に上昇すると、タンパク質などの分子と反応(糖化反応)して、その分子の本来の作用を失わせるおそれがある。したがって、人間は、インスリンやグルカゴンなどのホルモンの分泌を制御することにより、血糖値を一定に保っている。
摂食により吸収されたグルコースのうち、エネルギーとして直ちに消費されない分は、肝臓や筋肉細胞においてグリコーゲンに変換されて貯蔵されるが、それでも残存した余剰のグルコースは、肝臓や脂肪細胞において中性脂肪に変換され、脂肪細胞に蓄積される。脂肪の生成量及び蓄積量が多大になると、肥満、脂質異常症、動脈硬化症などの疾病の原因となる。また、血糖値を下げる作用を有するインスリンの分泌量が何らかの要因により不足したり、インスリンに対する感受性が低下したりすると、血糖値が異常に高くなり、糖尿病を発症する。
これらの疾病の予防及び治療において、血糖値が重要な指標となる。そのため、健康診断においては、一般に、空腹時血糖値が測定されている。また、糖尿病の治療、とくにインスリン療法においては、血糖値測定器を用いた血糖自己測定(SBGM)が広く実施されている。
従来の血糖自己測定に使用される血糖値測定器では、血液を付着させたセンサーチップをセンサーに挿入して血液中のグルコース濃度を測定するので、指先などに針を穿刺して血液を採取する必要があったが、近年、患者の体表にセンサーを貼付して血糖値を連続的に測定することを可能とする血糖値測定器も開発されている。このような血糖値測定器を用いれば、血糖値の測定が飛躍的に容易になり、従来は困難であった血糖値の変化のリアルタイムな追跡も可能となるが、本発明者らは、持続血糖測定(CGM)がまだ一般的に普及していない現状では、持続血糖測定により得られたデータを効果的に活用する技術がいまだ不十分であることを課題として認識した。そして、持続的な測定により得られた血糖値などの生体情報を、より効果的に利用することを可能とする技術に想到した。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、測定された生体情報を効果的に利用する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の生体情値管理システムは、生体情報を測定するための測定装置と、測定装置により測定された生体情報を処理する管理装置と、を備える。測定装置は、利用者の体表に貼付され、利用者の生体情報を測定するセンサーと、センサーにより測定された生体情報をデータとして送信する送信機と、を備える。管理装置は、送信機から送信されたデータを受信する受信機と、受信したデータを処理して利用者に指示を出す処理部と、を備える。
この態様によると、測定装置により測定された生体情報に基づいて、利用者に的確な指示を出すことができるので、利用者の生体情報を効果的に利用することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
管理装置は、生体情報の値、変化量、又は変化率に関する条件と、条件に合致したときに利用者に出す指示の内容とを対応づけて格納する保持部を更に備えてもよい。処理部は、受信したデータが保持部に格納された条件に合致する場合、その条件に対応づけられた指示を出してもよい。これにより、生体情報の値、変化量、又は変化率に応じて、的確な指示を出すことができる。
管理装置は、条件及び指示の内容を取得し、保持部に対応づけて格納する設定部を更に備えてもよい。これにより、生体情報の値、変化量、又は変化率に関する条件と、それに合わせた指示の内容とを適切に設定することができるので、利用者の生体情報を更に効果的に利用することができる。
設定部は、受信した利用者の生体情報に基づいて、条件又は指示の内容を変更してもよい。これにより、利用者の生体情報に基づいて、生体情報の値、変化量、又は変化率に関する条件と、それに合わせた指示の内容とを適切に変更することができるので、利用者の生体情報を更に効果的に利用することができる。
管理装置は、利用者の行動に関するデータを更に取得し、利用者の行動と、利用者の生体情報の値、変化量、又は変化率との間の相関関係を抽出する解析部を更に備えてもよく、解析部により抽出された相関関係のうち、生体情報の値、変化量、又は変化率が望ましいものである場合は、その結果が必要とされる状況であるという条件と、その結果をもたらす行動をとる旨の利用者に対する指示とを対応づけて保持部に格納し、望ましくないものである場合には、その結果を排除する必要があるという条件と、その結果をもたらす行動をとらない旨の利用者に対する指示とを対応づけて保持部に格納してもよい。これにより、利用者の血糖値に基づいて、適切な指示を出すことができる。
処理部は、利用者の血糖値が所定の閾値未満となったとき、又は、利用者の食後の血糖値の増加率が所定の閾値以上となったときに、利用者に運動を開始するよう指示してもよい。これにより、後述するように、脂肪細胞における中性脂肪の分解を促進し、又は、食後に中性脂肪が蓄積されにくくすることができ、利用者の肥満を解消させることができる。
本発明の別の態様は、測定装置である。この装置は、利用者の体表に貼付され、利用者の血糖値を測定するセンサーと、センサーを利用者の体表に貼付するために接着力を有する粘着シートと、センサーにより測定された血糖値をデータとして送信する送信機と、を備える。粘着シートは交換可能である。
この態様によると、粘着シートのみを新しいものに交換し、センサー及び送信機を再利用することができるので、測定装置を持続的に使用するための費用を低減させることができる。
利用者の体に穿刺され、利用者の体液を採取するための針と、センサー及び送信機を内部に格納するための本体と、を更に備えてもよい。センサーは、針により採取された体液に含まれるブドウ糖の濃度を測定してもよい。粘着シート及び針は、交換するために本体に対して着脱可能に設けられてもよい。これにより、体液を採取するための針を使用する態様の測定装置であっても、針と粘着シートのみを交換し、センサー及び送信機を再利用することができるので、測定装置を持続的に使用するための費用を低減させることができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、測定された生体情報を効果的に利用する技術を提供することができる。
実施の形態に係る生体情報管理システムの構成を示す図である。 実施の形態に係るセンサーの外観を示す図である。 実施の形態に係るリーダーの内部構成を示す図である。 実施の形態に係るリーダーの表示装置に表示される画面の例を示す図である。 実施の形態に係る利用者端末の構成を示す図である。 実施の形態に係る利用者端末の表示装置に表示される画面の例を示す図である。 実施の形態に係る運動施設端末の構成を示す図である。 実施の形態に係る運動施設端末の表示装置に表示される画面の例を示す図である。 実施の形態に係る医療機関端末の構成を示す図である。 実施の形態に係る医療機関端末の表示装置に表示される画面の例を示す図である。 実施の形態に係る解析支援サーバの構成を示す図である。
実施の形態に係る生体情報管理システムは、利用者の生体情報の一例である血糖値を測定し、測定された血糖値に基づいて利用者に指示、助言、警告などを提供する。本実施の形態の生体情報管理システムにおいては、利用者の血糖値を測定するための測定装置として、血糖値と相関性があるとされている皮下間質液中のグルコース濃度を継続的に随時測定することが可能な測定装置を用いる。これにより、利用者の血糖値の変化をリアルタイムに測定し、糖尿病などの疾病の治療やダイエットなどに関する適切な指示、助言、警告などを提供することができ、利用者の健康増進に寄与することができる。測定された血糖値などの情報に基づいて生体情報管理システムにより解析された結果は、利用者自身に提供することもできるし、医療機関において利用者の糖尿病などの治療のために医療従事者に提供することもできるし、運動施設において利用者の運動を管理するためにトレーナーやインストラクターなどに提供することもできる。
血糖値については、詳説した文献が数多く存在するので、詳細についてはそれらの文献を参照されたいが、以下に簡単に概説する。
炭水化物を含む食品や飲料などを摂取すると、炭水化物は胃及び小腸で消化され、グルコースなどの単糖類に分解される。分解されたグルコースは、小腸の腸壁から吸収され、門脈を経由して肝臓に輸送される。肝臓は、門脈血中のグルコースを細胞内に取り込み、グルコースからグリコーゲンを合成するとともに、解糖系の反応によりグルコースをピルビン酸、中性脂肪、VLDL(Very Low Density Lipoprotein:超低比重リポ蛋白)などに変換する。グリコーゲンと中性脂肪の一部は肝臓内に貯蔵され、残りの中性脂肪、VLDL、取り込まれなかったグルコースなどは、肝静脈から血中に放出される。
摂食後に血糖値が上昇すると、膵臓のβ細胞からインスリンが分泌される。インスリンの作用により、グルコースを生成して血中に放出するための機構であるグリコーゲン分解及び糖新生が抑制されるとともに、グリコーゲン合成及び解糖系の反応が活性化されて反応速度が上昇するので、摂食により吸収されたグルコースの多くは肝臓により処理され、血糖値の急激な上昇が抑えられる。しかし、インスリンの分泌量が少ない糖尿病患者では、グルコースが肝臓の細胞により取り込まれても、その後のグリコーゲン合成及び解糖系の反応が滞る上、グリコーゲン分解及び糖新生の抑制が十分ではないので、多量のグルコースが肝静脈から放出され、血糖値が異常な上昇を示す。
筋肉細胞及び脂肪細胞においては、インスリンの作用によりGLUT4(GLUcose Transporter 4:糖輸送担体)が細胞表面に浮上し、細胞内へのグルコースの取り込みが促進される。筋肉細胞は、運動時には、取り込んだグルコース又は貯蔵されたグリコーゲンを分解して得られたグルコースを使用して、TCA回路や嫌気性解糖などによりエネルギーを産生し、エネルギーを必要としない時には、取り込んだグルコースからグリコーゲンを合成して貯蔵する。脂肪細胞は、取り込んだグルコースから解糖系により生成されたグリセロール−3−リン酸と、血中のVLDLからリポ蛋白リパーゼの作用により分解された脂肪酸から合成した中性脂肪や、肝臓で合成されて血中に放出された中性脂肪を蓄積する。
空腹時に血糖値が低下すると、膵臓のα細胞からグルカゴンが分泌される。グルカゴンの作用により、肝臓におけるグリコーゲンの分解及び糖新生が促進され、生成されたグルコースが肝静脈から放出されて、血糖値が上昇する。また、グルカゴンの作用により、脂肪細胞のホルモン感受性リパーゼが活性化され、蓄積された中性脂肪の分解が促進されて、遊離脂肪酸が放出される。脂肪酸はグルコースには変換されないが、肝臓においてβ−酸化され、その際に生成される物質が糖新生のエネルギー源として利用される。
このように、血糖値は、インスリンやグルカゴンなどの分泌の制御により正常な範囲に調節されるが、多数の影響因子が複雑に関与しているため、変化を予測することは困難である。従来、糖尿病患者などが実施する血糖自己測定(SBGM)においては、指先などに針を穿刺して血液を採取していたので、血糖値の変動をリアルタイムに測定するのは困難であったが、本実施の形態の生体情報管理システムによれば、血糖値の変動をリアルタイムに測定することができるので、血糖値の変化を容易かつ正確に把握し、疾病の治療やダイエットなどに利用することができる。まず、本実施の形態の生体情報管理システムの利用例について説明する。
[ダイエットを目的とした利用例]
近年、肥満者や生活習慣病の患者が増加していることもあり、フィットネスジムなどの運動施設に対する関心が以前にも増して高まっている。肥満を解消するためには、体に蓄積されている脂肪の量を減少させることと、脂肪が更に蓄積されるのを防ぐことが必要である。
脂肪細胞への中性脂肪の蓄積を抑えるためには、炭水化物の総摂取量を抑えたり、血糖値が上昇しやすい、いわゆる高GI食品の摂取量を抑えたりすることにより、過剰なグルコースによる中性脂肪の合成を抑えることも重要であるが、摂食後に血糖値が上昇するタイミングに運動を行い、血中に増加したグルコースを筋肉細胞に消費させることも効果的である。運動を行うと、筋肉の収縮そのものが刺激となり、インスリンの作用によらなくても、筋肉細胞の表面に浮上するGLUT4の数を増やすことができる。また、運動を継続することにより、細胞中のGLUT4の総量を増やすことができるので、グルコースを多く細胞中に取り込めるようになる。このような考え方は、糖尿病の運動療法にも取り入れられている。
脂肪細胞に蓄積された中性脂肪を減少させるためには、グルカゴンを分泌させて脂肪細胞における中性脂肪の分解を促進するとともに、いったん分解された脂肪酸が再び中性脂肪として蓄積されないように、エネルギーを消費することが効果的である。
このように、摂食後に中性脂肪の蓄積を低減させるためには、炭水化物が消化吸収されて血糖値が上昇する、摂食後1〜2時間後に、グルコースの消費を促進する有酸素運動を行うことが効果的であり、蓄積された中性脂肪を減少させるためには、空腹時や運動後など血糖値が低下しているときに、脂肪酸の消費を促進する有酸素運動を行うことが効果的であると考えられる。ただし、運動によりグルコースが消費されて低血糖に陥るおそれがあるので、とくに血糖値が低い状態で運動を行う後者の場合は、低血糖に十分留意する必要がある。
本実施の形態の測定装置によれば、血糖値の変動をリアルタイムに知ることができるので、上記のようなダイエットをより効果的に実行することができる。例えば、摂食後に血糖値が上昇するタイミングは、摂食した物の種類、量、摂食に要した時間、前回の摂食からの経過時間、利用者の胃腸、肝臓、膵臓などの状態、胃で消化された物が胃から排出されるまでの時間、利用者の糖尿病、高脂血症、メタボリックシンドロームなどの既往症などによって変わりうるので、予測することは困難であるが、本実施の形態の生体情報管理システムは、利用者の血糖値の変動をリアルタイムに監視することができるので、血糖値が上昇するタイミングを正確に知ることができ、利用者に運動を開始するタイミングを的確に指示することができる。また、空腹時や運動時に、グルカゴンが分泌される程度まで血糖値が低下していることを確認することができ、利用者に運動を開始するタイミングを的確に指示することができる。さらに、運動中にも利用者の血糖値の変動をリアルタイムに監視することができるので、血糖値の変動に基づいて、適切な運動の内容、強度、時間等を指示することができるとともに、万が一利用者が低血糖に陥った場合には、それを迅速に察知して、運動の停止及びグルコースの投与を指示することができる。
利用者が単独で運動を行う場合は、利用者自身に指示が提供されてもよいが、利用者が運動施設などにおいて運動を行う場合は、利用者の運動を管理するインストラクターなどに、利用者に対する指示が提供されることが望ましい。インストラクターは、利用者の運動の目的、目標、その日の利用者の状態などを総合的に考慮しつつ、利用者の血糖値の変動と、生体情報管理システムにより提供される各種の情報を随時確認しながら、適切に利用者の運動を管理することができる。
また、運動施設においてインストラクターが使用する端末において、インストラクターが、利用者のその日の体調などに合わせて、有酸素運動を利用者に開始させるべき血糖値の閾値などを設定可能とすることにより、生体情報管理システムにインストラクターの知見を取り入れつつ利用者の血糖値の変化を解析することができ、より効果的に利用者の運動を管理することができる。
[糖尿病の治療を目的とした利用例]
膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンが枯渇する1型糖尿病の治療においても、β細胞からのインスリン分泌量の低下とインスリン抵抗性の低下を原因とする2型糖尿病の治療においても、血糖値の変化を把握することが重要である。
1型糖尿病及び重度な2型糖尿病の治療においては、インスリンを注射により投与するインスリン療法が用いられるが、強化インスリン療法においては、注射を行う直前の血糖値に基づいてインスリンの注射量が決定される。本実施の形態の生体情報管理システムによれば、インスリン注射直前の血糖値を容易に測定することができる上、血糖値の変化も把握することができるので、例えば、血糖値が増加傾向にある場合はインスリン注射量を増やし、血糖値が減少傾向にある場合は減らすなど、血糖値の変化率も考慮して適切なインスリン注射量を決定することができる。
生活習慣病である2型糖尿病とは異なり、自己免疫疾患が一因であるとされる1型糖尿病は、幼児期に発症することが稀ではない。本実施の形態の生体情報管理システムによれば、小児糖尿病の患者にインスリン療法を実施するにあたって、指や耳などに針を穿刺することなく血糖値を測定することができるので、患者自身や治療にあたる保護者などの負担を劇的に軽減することができる。また、患者の就寝中に患者を起こさなくても保護者などが患者の血糖値を知ることができるので、患者が低血糖に陥っていないかを容易に確認することができ、患者が低血糖に陥ってしまった場合には迅速に対処することができる。これは、成人の糖尿病患者についても同様である。
食餌療法においては、前回までの摂食後の血糖値の変化を解析し、血糖値、血糖値の変化量、血糖値の変化率、血糖値が所定値を超えていた時間などが所定値を超えていた場合に、その旨を警告するとともに、次回摂取すべき適切な食事の内容、量、時間などを指示してもよい。
運動療法においては、上述したように、食後の血糖値の上昇を抑えるために、食後に血糖値が上昇し始めたときに、有酸素運動を行うよう利用者に指示してもよい。インスリンの注射や、経口血糖降下薬の服用により、低血糖に陥る可能性が高まるが、運動中も血糖値の変化を追跡することができるので、低血糖を検知し、対処を指示することができる。
本実施の形態の生体情報管理システムは、糖尿病の治療だけでなく、糖尿病の早期発見、診断、及び予防にも有用である。例えば、インスリンの分泌量が十分でなかったり分泌速度が遅かったりするために、食後に高血糖状態が長く続く食後高血糖は、糖尿病の初期によく見られる症状であるが、食後高血糖を示す場合であっても空腹時血糖値は正常値を示すことがあるので、一般的な健康診断において実施される空腹時血糖値の検査によっては発見されにくいという問題があった。本実施の形態の生体情報管理システムによれば、食後の血糖値の変化を容易に測定することができるので、食後高血糖を容易かつ確実に発見することができる。また、糖尿病の診断に用いられるブドウ糖負荷試験も、容易に実施することができる。食後高血糖になっていることや、食後高血糖になりつつあることを迅速に発見して利用者に報知し、食餌療法や運動療法などの実施を指示することができるので、糖尿病の治療を早期に開始したり、予防したりすることができる。
[生体情報管理システムの構成]
図1は、実施の形態に係る生体情報管理システム10の構成を示す。生体情報管理システム10は、利用者20の血糖値を測定するための測定装置30と、測定装置30により測定された利用者20の血糖値を取得して解析する管理装置の例である利用者端末200と、管理装置の一例であり、運動施設においてインストラクターにより使用される運動施設端末300と、管理装置の一例であり、医療機関において医療従事者などにより使用される医療機関端末400と、利用者20の情報や測定された血糖値などのデータを蓄積するデータサーバ500と、管理装置による血糖値の解析を支援する解析支援サーバ600とを備える。
測定装置30は、利用者20の体表に貼付され、利用者20の血糖値を測定するセンサー40と、センサー40により測定された血糖値を受信するリーダー100とを備える。後述するように、リーダー100は、通信装置のほか、CPUや表示装置などのハードウェアを備えており、管理装置としても機能する。リーダー100は、利用者20の自宅においては、自宅に設けられた無線通信網を介して利用者端末200と通信可能であり、運動施設においては、運動施設に設けられた無線通信網を介して運動施設端末300と通信可能である。リーダー100、利用者端末200、及び運動施設端末300は、ルーター50を介してインターネット60に接続可能である。医療機関端末400、データサーバ500、及び解析支援サーバ600も、図示しないルーターなどを介してインターネット60に接続可能であり、インターネット60を介してリーダー100、利用者端末200、及び運動施設端末300と通信可能である。これらの装置間の通信は、無線及び有線の任意の通信機能により実現されてもよい。
図2は、センサー40の外観を示す。センサー40は、本体42と、利用者の皮下に穿刺される針44と、針44が利用者の皮下に穿刺された状態で本体42を利用者の体表に貼付するための粘着シート46とを備える。本体42の内部には、図示しないが、利用者の皮下から針44を介して採取された間質液中のグルコース濃度を測定する測定機と、測定したグルコース濃度をデータとして送信する送信機とを実現するためのハードウェアが備えられている。このようなセンサー40として、Abbott社からFreeStyle Libre(登録商標)として市販されている商品を利用可能である。
上記の商品は、2週間を限度として利用者の腕にセンサーを継続的に貼付し、血糖値を随時測定するものであるが、針及び粘着シートが本体と一体的に構成されていて、本体から取り外して交換することはできない。したがって、使用期限である2週間が経過すると、センサーを丸ごと交換する必要があり、使用済みのセンサーは廃棄される。したがって、使用期限を超過して使用すべきではない針だけでなく、使用期限を超過しても継続して使用が可能な、本体に内蔵されている機能も含めて交換する必要がある。これに対して、本実施の形態のセンサー40は、針44及び粘着シート46が本体42に対して着脱可能に設けられており、使用期限が経過すると、針44及び粘着シート46を本体42から取り外し、新しい針44及び粘着シート46を本体42に取り付けることにより、針44及び粘着シート46のみを交換し、本体42を再利用することができる。これにより、継続的に血糖値を測定するための費用を抑えることができる。利用者自身が針44及び粘着シート46を容易に交換することを可能とするために、針44及び粘着シート46を一体的に構成してもよい。
針44を本体42から外している間に、針44が測定機に接触していた部位が汚染されないように、閉じた状態において接触部位を覆う開閉可能なカバーが設けられてもよい。カバーは、針44が抜去されると自動的に閉じ、針44が挿入されるときに自動的に開く機構を有していてもよい。
粘着シート46は、センサー40を利用者の体表に貼付したときに、本体42と体表との間から水分が侵入しないように、防水構造を有していることが望ましい。
センサー40は、リーダー100からデータの送信を要求されたときに、測定機により血糖値を測定し、測定した血糖値を送信機によりデータとしてリーダー100に送信してもよい。センサー40は、所定のタイミング、例えば、所定の時間間隔で定期的に血糖値を測定してリーダー100に送信してもよい。センサー40は、前回測定した血糖値と今回測定した血糖値との差が所定値以上である場合、次回の測定までの期間を短くしてもよい。これにより、血糖値が大きく変化している期間には、測定点を細かくすることにより、より精確に血糖値の変化を把握することができる。測定機が所定のタイミングで血糖値を測定してメモリに記録し、リーダー100からデータの送信を要求されたときに、送信機がそれまでに記録していたデータをメモリから読み出してリーダー100に送信してもよい。
上記の例では、利用者の体表から針を穿刺して間質液を採取するタイプの測定装置を用いたが、針を用いずに間質液中のグルコース濃度を測定する非侵襲型の測定装置を用いてもよい。
図3は、リーダー100の内部構成を示す。リーダー100は、通信装置110、制御部120、入力装置140、表示装置150、及び記憶装置160を備える。図3において、さまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
通信装置110は、無線通信又は有線通信の機能を有し、他の装置との間の通信を制御する。入力装置140は、入力キー、ボタン、タッチパネルなどにより構成され、利用者による入力を受け付ける。表示装置150は、液晶表示装置などにより構成され、制御部120による処理の結果などを表示する。記憶装置160は、センサー40から受信したデータ、制御部120において実行されるプログラム、プログラムが使用するデータなどを記憶する。
制御部120は、データ要求部121、データ受信部122、指示入力受付部123、データ表示部124、設定部125、データ送信部126を備える。
指示入力受付部123は、入力装置140により入力された利用者の指示を受け付ける。データ要求部121は、指示入力受付部123により利用者から血糖値の測定データを取得するよう指示されたときに、赤外線などによりデータ要求信号を発信する。このとき、利用者がリーダー100を腕に貼付されたセンサー40に近接させると、リーダー100から発信されるデータ要求信号をセンサー40が受信し、センサー40がデータ要求信号に応答して血糖値の測定データを送信する。データ受信部122は、センサー40から送信されたデータを受信して記憶装置160に記録する。データ表示部124は、センサー40から送信されたデータを表示装置150に表示する。データ表示部124は、記憶装置160に記録された過去の血糖値のデータを読み出して表示してもよい。また、過去の複数の血糖値のデータを読み出してグラフ表示してもよい。データ送信部126は、利用者端末200、運動施設端末300、医療機関端末400、データサーバ500、又は解析支援サーバ600に、血糖値の測定データを送信する。
設定部125は、リーダー100の各構成の動作などに関する設定を利用者から受け付ける。例えば、設定部125は、データ表示部124が血糖値データを表示する際に正常値として表示する血糖値の範囲を設定してもよい。この場合、データ表示部124は、表示する血糖値が正常値の範囲内であれば正常値の表示態様として設定された表示態様で血糖値を表示し、正常値の範囲外であれば異常値の表示態様として設定された表示態様で血糖値を表示する。また、測定された血糖値が異常値であった場合に、データ送信部126が医療機関端末400へその旨を通知するように設定してもよい。例えば、測定された血糖値が所定の閾値未満であった場合に、利用者が低血糖に陥っていることを医療機関端末400へ通知してもよい。
リーダー100は、本発明の管理装置として機能してもよい。この場合、リーダー100は、後述する利用者端末200などに備えられる構成を更に備えてもよい。
図4は、リーダー100の表示装置150に表示される画面の例を示す。表示装置150には、センサー40により測定された血糖値が表示される。また、測定された血糖値が異常値であった場合の画面の例として、低血糖に陥っている旨の警告と、対処法が表示されている。
図5は、利用者端末200の構成を示す。利用者端末200は、通信装置210、制御部220、入力装置240、表示装置250、及び記憶装置260を備える。これらの機能ブロックも、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、又はそれらの組合せによっていろいろな形で実現できる。
制御部220は、データ要求部221、データ受信部222、指示入力受付部223、データ表示部224、設定部225、解析部226、解析支援情報取得部227、解析結果表示部228、及び利用者情報取得部229を備える。
指示入力受付部223は、入力装置240により入力された利用者の指示を受け付ける。データ要求部221は、指示入力受付部223により利用者から血糖値の測定データを取得するよう指示されたときに、測定装置30のリーダー100にデータの送信を要求する。データ受信部222は、リーダー100から送信されたデータを受信して記憶装置260に記録する。データ表示部224は、リーダー100から送信されたデータを表示装置250に表示する。データ表示部224は、記憶装置260に記録された過去の血糖値のデータを読み出して表示してもよい。また、過去の複数の血糖値のデータを読み出してグラフ表示してもよい。
設定部225は、利用者端末200の各構成の動作などに関する設定を利用者から受け付ける。例えば、設定部225は、データ表示部224が血糖値データを表示する際に正常値として表示する血糖値の範囲を設定してもよい。また、設定部225は、解析部226が解析に用いる条件及び指示の内容を利用者や他の装置などから取得し、記憶装置260に対応づけて格納してもよい。また、設定部225は、利用者による指示又は利用者の血糖値の解析結果に基づいて、記憶装置260に格納された条件又は指示の内容を変更してもよい。
利用者情報取得部229は、利用者に関する情報を取得して記憶装置260に記録する。利用者情報取得部229は、利用者の年齢、性別、職業などの属性データや、利用者の体重、身長、各種の検査結果、運動歴、既往歴などの健康状態に関する身体データや、食事の内容、量、時間、摂取カロリー、摂取した薬剤の種類、量、時間、利用者が運動した時間、内容、消費カロリーなどの利用者の行動に関する行動データなどを取得して記憶装置260に記録する。これらの情報は、解析部226による解析において利用可能である。
これらの情報は、利用者自身が利用者情報取得部229を介して入力してもよいし、利用者自身がリーダー100に入力し、リーダー100から利用者端末200へ送信されてもよいし、リーダー100や利用者端末200の構成要素が自動的に取得してもよい。例えば、リーダー100又は利用者端末200に設けられた図示しないカメラにより撮影された食事の画像を解析することにより、食事の種類、時間、食事に含まれる食品の種類、量などを取得し、摂取カロリーや、タンパク質、脂質、糖質の含有量などを算出してもよい。同様に、カメラにより撮影された薬剤の画像を解析することにより、投与された薬剤の種類、量、時間などを取得してもよい。また、センサー40又はリーダー100に設けられた図示しない加速度センサにより検知された利用者の動きを解析することにより、運動の内容、時間や、消費カロリーなどを算出してもよい。センサー40又はリーダー100に、振り子式又は加速度センサー式の歩数計が備えられてもよい。
解析部226は、利用者の血糖値の測定データを解析し、利用者に対する指示、助言、警告などを生成する。記憶装置260には、血糖値の測定データの値、変化量、又は変化率に関する条件と、条件に合致したときに利用者に出す指示、助言、警告などの内容とが、対応づけて格納されている。解析部226は、利用者の血糖値の測定データの値から、血糖値の変化量及び変化率を算出し、血糖値、血糖値の変化量又は変化率と合致する条件が記憶装置260に格納されているかを検索する。合致する条件があれば、解析部226は、その条件に対応づけられた指示、助言、警告などの内容を解析結果とする。
血糖値の変化をパターン化し、血糖値の測定データが特定のパターンに類似する変化を示した場合に、条件に合致したと判定してもよい。パターン同士が類似するか否かは、要約統計量の比較や、類似度又は距離の算出など、統計学的手法により判定されてもよい。条件として使用されるパターンは、利用者の過去の血糖値の測定データを解析することにより抽出されてもよい。
条件は、利用者情報取得部229により取得された利用者に関する情報を含むものであってもよい。例えば、利用者の既往歴に糖尿病がある場合、糖尿病の治療に関する指示を出すための条件が優先的に選択されてもよい。また、利用者の体重、利用者の身長及び体重から算出されるBMI、体脂肪率などが所定値以上であり、肥満であることを示す場合、ダイエットに関する指示を出すための条件が優先的に選択されてもよい。
前述したように、血糖値は様々な因子の影響を受けて変化しうるので、血糖値の変化をもたらした因子を特定して、それに合った指示を出すのは容易ではないが、利用者情報取得部229により取得された利用者に関する情報を参照し、血糖値の変化に与える影響が大きい外部因子に関する情報を解析に利用することにより、より精確な解析結果を得ることができると考えられる。例えば、利用者が摂取した食品又は飲料の種類と、その後の血糖値の変化とを解析し、食品又は飲料の種類ごとに、摂取後の血糖値の変化の傾向をパターン化してもよい。また、運動などの行動の内容ごとに、その後の血糖値の変化の傾向をパターン化してもよい。これらのパターンは、利用者の血糖値の変化を予測するために用いることができる。これらのパターンを、他の利用者の血糖値の解析に利用するために、解析支援サーバ600へ送信してもよい。これにより、解析支援サーバ600において多数の利用者の血糖値のパターンを解析し、一般的普遍的な傾向をパターン化して配信することができる。解析部226は、この一般化されたパターンを解析支援サーバ600から取得し、個々の利用者の属性や血糖値の変化のパターンなどを参照して微調整することにより、より精確な血糖値の変化の予測に利用することができる。
解析部226は、直近の血糖値の測定データを解析し、利用者の健康状態を判定してもよい。例えば、記憶装置260に、低血糖、食後高血糖、糖尿病などと診断される血糖値の測定データの値、変化量、変化率、変化パターンなどの条件を格納しておき、解析部226は、利用者の血糖値の測定データがそれらの条件に合致するか否かを判定する。合致する場合は、解析結果表示部228が、診断された疾病を利用者に提示するとともに、通信装置210が、医療機関端末400へ血糖値の測定データ及び診断結果を通知してもよい。また、診断された利用者の健康状態に基づいて、利用者がとるべき行動を指示してもよい。例えば、食後高血糖又は糖尿病と診断された場合は、食事において摂取すべきカロリー及び炭水化物の量を利用者に提示してもよい。また、利用者が実際に摂取したカロリー及び炭水化物の量と比較し、摂取すべき量の上限を超えていた場合は警告してもよい。脳においては、グルコースのみがエネルギー源として使用され、必ず一定量のグルコースが消費されるため、炭水化物の摂取量が過度に少ないことも問題となりうる。したがって、摂取すべき量の下限に満たない場合にも警告してもよい。
解析部226は、記憶装置260に記録されている利用者の過去の血糖値の測定データ、利用者の過去の行動データ、利用者の属性データなどを参照して、利用者の行動及び属性と血糖値との間の相関関係を抽出してもよい。例えば、利用者のある特定の行動の前後における血糖値の測定データを解析し、血糖値の変化に特定の傾向があるか否かを統計学的手法により判定し、特定の傾向がある場合は、その行動と血糖値の変化との間に因果関係があると判定してもよい。例えば、特定の食品又は薬剤を摂取したことと、その後の血糖値の上昇が抑えられたこととの間に相関が認められる場合は、その食品又は薬剤の摂取により血糖値の上昇が抑えられるという因果関係があると判定してもよい。そして、判定された因果関係の結果が望ましいものである場合には、その望ましい結果が必要とされるときに、その結果をもたらす行動をとるよう利用者に指示し、望ましくないものである場合には、その結果を排除する必要があるときに、その結果をもたらす行動をとらないよう利用者に指示するように、条件と指示の内容を生成し、記憶装置260に対応づけて格納してもよい。例えば、利用者が多量の糖分を摂取した場合など、今後の血糖値の上昇を抑える必要がある場合に、血糖値の上昇が抑えられるという結果をもたらす特定の食品又は薬剤を摂取するよう利用者に指示してもよい。
解析支援情報取得部227は、解析支援サーバ600から、解析部226における解析に利用可能な解析支援情報を取得する。解析支援サーバ600は、後述するように、多数の利用者による血糖値の測定データを集積したビッグデータを解析し、条件と指示の内容を含む解析支援情報を生成する。解析支援情報取得部227は、解析支援サーバ600から取得した解析支援情報を記憶装置260に格納し、解析部226は、記憶装置260に格納された解析支援情報を更に参照して、血糖値の測定データを解析する。
解析結果表示部228は、解析部226による解析の結果である利用者に対する指示、助言、警告などを表示装置250に表示する。
図6は、利用者端末200の表示装置250に表示される画面の例を示す。表示装置250には、データ表示部224により、血糖値の変化を示すグラフが表示されるとともに、解析結果表示部228により、血糖値の変化から解析された結果である指示の内容が表示される。
図7は、運動施設端末300の構成を示す。運動施設端末300は、通信装置310、制御部320、入力装置340、表示装置350、及び記憶装置360を備える。これらの機能ブロックも、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、又はそれらの組合せによっていろいろな形で実現できる。
制御部320は、データ要求部321、データ受信部322、指示入力受付部323、データ表示部324、設定部325、解析部326、解析支援情報取得部327、解析結果表示部328、及び運動情報取得部329を備える。
指示入力受付部323は、入力装置340により入力されたインストラクターの指示を受け付ける。データ要求部321は、指示入力受付部323によりインストラクターから利用者の血糖値の測定データを取得するよう指示されたときに、測定装置30のリーダー100又は利用者端末200にデータの送信を要求する。データ受信部322は、リーダー100又は利用者端末200から送信されたデータを受信して記憶装置360に記録する。データ表示部324は、リーダー100又は利用者端末200から送信されたデータを表示装置350に表示する。データ表示部324は、記憶装置360に記録された過去の血糖値のデータを読み出して表示してもよい。また、過去の複数の血糖値のデータを読み出してグラフ表示してもよい。
設定部325は、運動施設端末300の各構成の動作などに関する設定をインストラクターから受け付ける。例えば、設定部325は、データ表示部324が血糖値データを表示する際に正常値として表示する血糖値の範囲を設定してもよい。また、設定部325は、解析部326が解析に用いる条件及び指示の内容をインストラクターや他の装置などから取得し、記憶装置360に対応づけて格納してもよい。また、設定部325は、インストラクターによる指示又は利用者の血糖値の解析結果に基づいて、記憶装置360に格納された条件又は指示の内容を変更してもよい。例えば、インストラクターが利用者の健康状態、摂食状況、運動の内容などを考慮して、条件を変更することができるようにしてもよい。
設定部325は、利用者端末200の各構成の動作などに関する設定をインストラクターから受け付けてもよい。この場合、設定部325は、受け付けた設定情報を利用者端末200へ送信する。例えば、利用者の食事に関する条件をインストラクターから受け付け、利用者端末200に設定させることにより、利用者が運動施設にいない間にも、利用者の食事などを適切に制御することができる。
運動情報取得部329は、利用者が運動施設において実施した運動に関する情報を取得して記憶装置360に記録する。運動情報取得部329は、利用者の年齢、性別、職業などの属性データや、利用者の体重、身長、各種の検査結果、運動歴、既往歴、脈拍、血圧、体温、呼吸数などの健康状態に関する身体データや、食事の内容、量、時間、摂取カロリー、摂取した薬剤の種類、量、時間、利用者が運動した時間、内容、消費カロリーなどの利用者の行動に関する行動データなどを取得して記憶装置360に記録する。これらの情報は、解析部326による解析において利用可能である。
これらの情報は、利用者自身又は運動施設のインストラクターなどが運動情報取得部329を介して入力してもよいし、利用者自身がリーダー100に入力し、リーダー100から運動施設端末300へ送信されてもよいし、運動施設の器具などから取得してもよい。
解析部326は、利用者の運動中及び運動前後の血糖値の測定データを解析し、利用者に対する指示、助言、警告などを生成する。記憶装置360には、血糖値の測定データの値、変化量、又は変化率に関する条件と、条件に合致したときに利用者に出す指示、助言、警告などの内容とが、対応づけて格納されている。解析部326は、利用者の血糖値の測定データの値から、血糖値の変化量及び変化率を算出し、血糖値、血糖値の変化量又は変化率と合致する条件が記憶装置360に格納されているかを検索する。合致する条件があれば、解析部326は、その条件に対応づけられた指示、助言、警告などの内容を解析結果とする。
解析部326は、例えば、利用者が食後の血糖値の上昇による脂肪の蓄積を抑えることを目的として運動をする場合、血糖値又は血糖値の変化率が所定の閾値以上となったときに、利用者に有酸素運動を開始させるよう指示してもよい。解析部326は、利用者が前回摂取した食事の内容、量、時間などに基づいて、利用者に実施させるべき運動の内容、時間、強度などを指示してもよい。また、解析部326は、利用者が脂肪の燃焼を目的として運動をする場合、血糖値が所定の閾値未満となったとき、又は、血糖値が所定の閾値未満であって、かつ、血糖値が減少傾向にあるときに、利用者に有酸素運動を開始させるよう指示してもよい。解析部326は、利用者が前回摂取した食事の内容、量、時間などに基づいて、利用者に実施させるべき運動の内容、時間、強度などを指示してもよい。
解析部326は、記憶装置360に記録されている利用者の過去の血糖値の測定データ、利用者の過去の行動データ、利用者の属性データなどを参照して、利用者の運動及び属性と血糖値との間の相関関係を抽出してもよい。例えば、利用者のある特定の運動の前後における血糖値の測定データを解析し、血糖値の変化に特定の傾向があるか否かを統計学的手法により判定し、特定の傾向がある場合は、その行動と血糖値の変化との間に因果関係があると判定してもよい。例えば、特定の運動を行ったことと、その後の血糖値の上昇が抑えられたこととの間に相関が認められる場合は、その運動により血糖値の上昇が抑えられるという因果関係があると判定してもよい。そして、判定された因果関係の結果が望ましいものである場合には、その望ましい結果が必要とされるときに、その結果をもたらす行動をとるよう利用者に指示し、望ましくないものである場合には、その結果を排除する必要があるときに、その結果をもたらす行動をとらないよう利用者に指示するように、条件と指示の内容を生成し、記憶装置260に対応づけて格納してもよい。例えば、利用者が前回の食事において多量の炭水化物を摂取した場合など、今後の血糖値の上昇を抑える必要がある場合に、血糖値の上昇が抑えられるという結果をもたらす特定の運動を利用者に実施させるようインストラクターに指示してもよい。本実施の形態の生体情報管理システムによれば、血糖値の変化を連続的に監視することができるので、運動の内容をより細かい単位で解析することができる。例えば、筋肉トレーニングのセット数、セット中の烈レップ数ごとに、実施後の血糖値の変化を解析し、最適なトレーニングの内容を決定して利用者やインストラクターに提示することができる。
解析部326は、血糖値以外の生体情報を更に取得して解析に利用してもよい。例えば、利用者の腕などに装着された加速度センサから利用者の腕などの移動に関する情報を取得してもよいし、利用者の手首や腕などに装着された心拍計から利用者の脈拍に関する情報を取得してもよいし、利用者の指などに装着された酸素濃度センサから利用者の血中酸素濃度に関する情報を取得してもよいし、利用者の皮膚から放出される気体中の成分濃度を測定するセンサから皮膚ガス中のアセトンなどの濃度に関する情報を取得してもよい。これらのセンサ又は計器は、センサー40に内蔵されてもよいし、センサー40とは別に、利用者の体に脱着可能に設けられてもよい。とくに、皮膚から放出されるアセトンの量は、利用者の体内で代謝された中性脂肪の量を反映すると考えられているので、アセトンの濃度と血糖値の双方を参照することにより、体内でのグルコース及び中性脂肪の代謝状況から利用者の運動効率をより精確に把握して、運動などの指示を提示することができる。例えば、脂肪細胞における中性脂肪の分解を促進する作用を有するホルモン感受性リパーゼは、血糖値が低下したときに分泌されるグルカゴンだけでなく、筋肉トレーニングなどにより交感神経が優位になったときに分泌されるアドレナリン及びノルアドレナリンによっても活性化されることが知られている。したがって、血糖値がそれほど低くなっていなくても、皮膚ガス中のアセトンの濃度が高くなっているときには、アドレナリン又はノルアドレナリンによってホルモン感受性リパーゼが活性化されて中性脂肪の分解が促進されていると判断し、血中に遊離した脂肪酸を代謝するために有酸素運動を行うよう利用者に指示することができる。
解析結果表示部328は、解析部326による解析の結果である利用者又はインストラクターに対する指示、助言、警告などを表示装置350に表示する。
図8は、運動施設端末300の表示装置350に表示される画面の例を示す。表示装置350には、データ表示部324により、利用者の血糖値の変化を示すグラフが表示されるとともに、解析結果表示部328により、血糖値の変化から解析された結果である指示の内容が表示される。
図9は、医療機関端末400の構成を示す。医療機関端末400は、通信装置410、制御部420、入力装置440、表示装置450、及び記憶装置460を備える。これらの機能ブロックも、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、又はそれらの組合せによっていろいろな形で実現できる。
制御部420は、データ要求部421、データ受信部422、指示入力受付部423、データ表示部424、設定部425、解析部426、解析支援情報取得部427、解析結果表示部428、及び治療情報取得部429を備える。
指示入力受付部423は、入力装置440により入力された医療従事者の指示を受け付ける。データ要求部421は、指示入力受付部423により医療従事者から利用者の血糖値の測定データを取得するよう指示されたときに、測定装置30のリーダー100又は利用者端末200にデータの送信を要求する。データ受信部422は、リーダー100又は利用者端末200から送信されたデータを受信して記憶装置460に記録する。データ表示部424は、リーダー100又は利用者端末200から送信されたデータを表示装置450に表示する。データ表示部424は、記憶装置460に記録された過去の血糖値のデータを読み出して表示してもよい。また、過去の複数の血糖値のデータを読み出してグラフ表示してもよい。
設定部425は、医療機関端末400の各構成の動作などに関する設定を医療従事者から受け付ける。例えば、設定部425は、データ表示部424が血糖値データを表示する際に正常値として表示する血糖値の範囲を設定してもよい。また、設定部425は、解析部426が解析に用いる条件及び指示の内容を医療従事者や他の装置などから取得し、記憶装置460に対応づけて格納してもよい。また、設定部425は、医療従事者による指示又は利用者の血糖値の解析結果に基づいて、記憶装置460に格納された条件又は指示の内容を変更してもよい。例えば、医療従事者が利用者の健康状態、摂食状況、運動の内容などを考慮して、条件を変更することができるようにしてもよい。
設定部425は、利用者端末200又は運動施設端末300の各構成の動作などに関する設定を医療従事者から受け付けてもよい。この場合、設定部425は、受け付けた設定情報を利用者端末200又は運動施設端末300へ送信する。例えば、利用者が低血糖を起こしやすい糖尿病患者である場合、低血糖であることを警告するための閾値を高くするよう利用者端末200及び運動施設端末300へ指示してもよい。これにより、利用者の状態に合わせて適切に血糖値を制御することができる。
治療情報取得部429は、医療機関において利用者に対して行われた治療に関する情報を取得して記憶装置460に記録する。治療情報取得部429は、利用者の年齢、性別、職業などの属性データや、利用者の体重、身長、各種の検査結果、運動歴、既往歴、脈拍、血圧、体温、呼吸数などの健康状態に関する身体データや、食事の内容、量、時間、摂取カロリー、摂取した薬剤の種類、量、時間、利用者が運動した時間、内容、消費カロリーなどの利用者の行動に関する行動データなどを取得して記憶装置460に記録する。これらの情報は、解析部426による解析において利用可能である。
これらの情報は、利用者自身又は医療従事者が治療情報取得部429を介して入力してもよいし、利用者自身がリーダー100に入力し、リーダー100から医療機関端末400へ送信されてもよいし、医療機関の電子カルテシステムや各種の検査装置又は測定装置などから取得してもよい。
解析部426は、利用者の血糖値の測定データを解析し、利用者に対する指示、助言、警告などを生成する。記憶装置460には、血糖値の測定データの値、変化量、又は変化率に関する条件と、条件に合致したときに利用者に出す指示、助言、警告などの内容とが、対応づけて格納されている。解析部426は、利用者の血糖値の測定データの値から、血糖値の変化量及び変化率を算出し、血糖値、血糖値の変化量又は変化率と合致する条件が記憶装置460に格納されているかを検索する。合致する条件があれば、解析部426は、その条件に対応づけられた指示、助言、警告などの内容を解析結果とする。
解析部426は、直近の血糖値の測定データを解析し、利用者の健康状態を判定してもよい。例えば、記憶装置460に、低血糖、食後高血糖、糖尿病などと診断される血糖値の測定データの値、変化量、変化率、変化パターンなどの条件を格納しておき、解析部426は、利用者の血糖値の測定データがそれらの条件に合致するか否かを判定する。合致する場合は、解析結果表示部428が、診断された疾病を医療従事者に提示する。
解析部426は、記憶装置460に記録されている利用者の過去の血糖値の測定データを参照して、利用者の血糖値が異常値を示した時間、回数、正常値との差などの情報を医療従事者に提示してもよい。
解析結果表示部428は、解析部426による解析の結果である利用者又は医療従事者に対する指示、助言、警告などを表示装置450に表示する。
図10は、医療機関端末400の表示装置450に表示される画面の例を示す。表示装置450には、データ表示部424により、利用者の血糖値の変化を示すグラフが表示されるとともに、解析結果表示部428により、血糖値の変化から解析された結果である診断の内容が表示される。
図11は、解析支援サーバ600の構成を示す。解析支援サーバ600は、通信装置610、制御部620、及び記憶装置660を備える。これらの機能ブロックも、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、又はそれらの組合せによっていろいろな形で実現できる。
制御部620は、データ受信部621、解析部622、解析支援情報取得部623、及び解析支援情報送信部624を備える。
データ受信部621は、リーダー100、利用者端末200、又はデータサーバ500から送信されたデータを受信して記憶装置660に記録する。解析部622は、多数の利用者の血糖値の測定データを解析し、利用者端末200、運動施設端末300、及び医療機関端末400の解析部における解析を容易にするための解析支援情報を生成する。解析支援情報取得部623は、運動施設端末300又は医療機関端末400などから解析支援情報を取得する。解析支援情報送信部624は、解析部622により生成された解析支援情報及び運動施設端末300又は医療機関端末400などから取得した解析支援情報を、利用者端末200、運動施設端末300、又は医療機関端末400などへ送信する。
解析部622は、利用者を属性ごとに分類し、それぞれのグループに属する利用者の血糖値の測定データを解析することにより、グループごとに解析支援情報を生成してもよい。例えば、利用者を年齢、性別などにより分類してもよいし、糖尿病の進行度合いにより分類してもよい。これにより、利用者の属性ごとにきめ細かく血糖値に基づいた指示を出すことができる。
解析部622は、利用者の血糖値だけでなく、利用者の行動に関する情報を更に取得して、多数の利用者に共通する、行動と血糖値の変化との相関関係を抽出してもよい。解析により抽出された相関関係は、利用者端末200、運動施設端末300、又は医療機関端末400などへ配信され、それぞれの端末における解析に利用される。例えば、多数の利用者が同じ食品を摂取した後の血糖値の変化を解析することにより、その食品の精確なGI値を算出することができる。解析によって得られたこれらの情報を、国民の健康を増進するために利用可能とするために、ウェブページなどにより公表してもよい。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、その各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 生体情報管理システム、30 測定装置、40 センサー、42 本体、44 針、46 粘着シート、100 リーダー、200 利用者端末、300 運動施設端末、400 医療機関端末、600 解析支援サーバ

Claims (8)

  1. 生体情報を測定するための測定装置と、
    前記測定装置により測定された生体情報を処理する管理装置と、
    を備え、
    前記測定装置は、
    利用者の体表に貼付され、利用者の生体情報を測定するセンサーと、
    前記センサーにより測定された生体情報をデータとして送信する送信機と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記送信機から送信されたデータを受信する受信機と、
    受信したデータを処理して利用者に指示を出す処理部と、
    を備えることを特徴とする生体情報管理システム。
  2. 前記管理装置は、生体情報の値、変化量、又は変化率に関する条件と、前記条件に合致したときに利用者に出す指示の内容とを対応づけて格納する保持部を更に備え、
    前記処理部は、受信したデータが前記保持部に格納された条件に合致する場合、その条件に対応づけられた指示を出すことを特徴とする請求項1に記載の生体情報管理システム。
  3. 前記管理装置は、前記条件及び指示の内容を取得し、前記保持部に対応づけて格納する設定部を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の生体情報管理システム。
  4. 前記設定部は、受信した利用者の生体情報に基づいて、前記条件又は指示の内容を変更することを特徴とする請求項3に記載の生体情報管理システム。
  5. 前記管理装置は、利用者の行動に関するデータを更に取得し、利用者の行動と、利用者の生体情報の値、変化量、又は変化率との間の相関関係を抽出する解析部を更に備え、
    前記解析部により抽出された相関関係のうち、生体情報の値、変化量、又は変化率が望ましいものである場合は、その結果が必要とされる状況であるという条件と、その結果をもたらす行動をとる旨の利用者に対する指示とを対応づけて前記保持部に格納し、望ましくないものである場合には、その結果を排除する必要があるという条件と、その結果をもたらす行動をとらない旨の利用者に対する指示とを対応づけて前記保持部に格納する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の生体情報管理システム。
  6. 前記処理部は、利用者の血糖値が所定の閾値未満となったとき、又は、利用者の食後の血糖値の増加率が所定の閾値以上となったときに、利用者に運動を開始するよう指示することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の生体情報管理システム。
  7. 利用者の体表に貼付され、利用者の血糖値を測定するセンサーと、
    前記センサーを利用者の体表に貼付するために接着力を有する粘着シートと、
    前記センサーにより測定された血糖値をデータとして送信する送信機と、
    を備え、
    前記粘着シートは交換可能であることを特徴とする測定装置。
  8. 利用者の体に穿刺され、利用者の体液を採取するための針と、
    前記センサー及び前記送信機を内部に格納するための本体と、
    を更に備え、
    前記センサーは、前記針により採取された体液に含まれるブドウ糖の濃度を測定し、
    前記粘着シート及び前記針は、交換するために前記本体に対して着脱可能に設けられることを特徴とする請求項7に記載の測定装置。
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