JP2017220130A - 情報処理装置、プログラム、表示制御方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、表示制御方法 Download PDF

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Kazuma Takeuchi
一真 竹内
哲宏 柴田
Tetsuhiro Shibata
哲宏 柴田
真也 荻布
Shinya Oginuno
真也 荻布
俊介 高村
Shunsuke Takamura
俊介 高村
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Abstract

【課題】他の端末での表示内容を、自装置で表示中の画面と同期させる場合において、最適な表示倍率かつ、最適な位置を該他の端末に表示させることのできる情報処理装置、プログラム、および表示制御方法を提供する。【解決手段】情報処理装置が、表示端末の解像度および表示領域のサイズを取得して、自装置の表示部の解像度および表示領域のサイズと比較する。自装置が表示中の画面において、自装置を使用中のユーザから着目されている着目位置を認識する。そして、表示端末の表示内容を、自装置の表示部で表示中の画面と同期させる指示を受けたら、前述の比較の結果、および認識した着目位置に基づいて、自装置が表示中の画面のうち表示端末に表示させる同期領域のサイズと位置を決定し、該決定した同期領域を表示するためのデータを送信して、該同期領域を表示端末に表示させる。【選択図】図4

Description

本発明は、外部の表示端末の表示内容を、自装置と同期させる情報処理装置、およびそのプログラム、表示制御方法に関する。
複数の端末にて表示内容を同期させる方法がある。たとえば、Microsoft LyncのPower Point(商標)における共有機能を利用すれば、複数の端末の表示内容を、特定の端末の表示内容と同期させることができる。たとえば、会議等において、該会議に参加している各ユーザが持つ端末の表示画面を、ファシリテータの端末の表示画面と同期させれば、ファシリテータの端末と共通の表示画面を各ユーザが手元の端末で確認しながら会議を進めることができる。
特願2015−009650号公報 特願2004−270498号公報
しかし、複数の端末の表示画面を、一の端末の表示画面と同期させたとき、端末ごとに解像度や表示領域のサイズが異なる場合、端末によっては表示倍率が高すぎる、もしくは低すぎる場合がある。表示倍率が低すぎると、表示内容を読むことができないといった問題が発生する。表示倍率が高すぎると、ページ全体を俯瞰してみることができず、表示中の部分がページ全体のうちのどの辺りなのかが分からなくなるといった問題が発生する。よって、表示内容の同期を行う場合は、端末ごとに最適な表示倍率で画面が表示されることが望まれる。
一方、解像度や表示領域のサイズから同期させる領域のサイズを決定する場合は、その領域を画面内のどの場所に設定するかが問題となる。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、他の端末の表示内容を自装置に表示中の画面と同期させる場合に、自装置に表示中の画面の中の適切な場所を適切な表示倍率で他の端末に表示させることのできる情報処理装置、およびプログラム、表示制御方法を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]外部の表示端末と通信を行う通信部と、
表示部と、
前記表示端末の解像度および表示領域のサイズを取得する表示能力取得部と、
前記表示部の解像度および表示領域のサイズを、前記表示能力取得部が取得した解像度および表示領域のサイズと比較する比較部と、
前記表示部が表示中の画面において、自装置を使用中のユーザから着目されている着目位置を認識する認識部と、
前記表示端末の表示内容を、前記表示部で表示中の画面と同期させる指示を受ける指示受付部と、
前記指示受付部が前記指示を受けた場合に、前記比較の結果、および前記着目位置に基づいて、前記画面のうち前記表示端末に表示させる同期領域のサイズと位置を決定するとともに、該決定した同期領域を表示するためのデータを、前記通信部を介して前記表示端末に送信して前記同期領域を前記表示端末に表示させる制御部と、
を備える
ことを特徴とする情報処理装置。
上記[1]および下記[13]、[25]に記載の発明では、情報処理装置が、表示内容の同期要求を受けたとき、外部の表示端末の表示能力を取得するとともに、自装置の表示部が表示する画面内においてユーザが着目している着目位置を認識する。その後、その着目位置や取得した表示能力等に基づいて、該画面のうち外部の表示端末に表示させる同期領域の位置とサイズを決定する。そしてその決定した同期領域を表示するためのデータを、送信して外部の表示端末に同期領域を表示させる。これにより、自装置の表示部が表示する画面内において、ユーザから着目されている部分が、外部の表示端末に適切な倍率で表示される。
[2]前記制御部は、前記表示端末が前記同期領域を表示するとき、表示内容の可読性が確保されるように前記同期領域のサイズを決定する
ことを特徴とする[1]に記載の情報処理装置。
上記[2]および下記[14]、[26]に記載の発明では、外部の表示端末に表示させた場合に、表示内容の可読性が確保されるように、該同期領域の位置とサイズを決定する。たとえば、表示領域のサイズと解像度の組み合わせと可読性が確保される最小サイズとの対応関係を予め設定しておき、文字を含む同期領域を外部の表示端末に表示した場合のその文字の該表示端末における表示サイズを算出し、その表示端末の表示領域のサイズと解像度の組み合わせに対応して予め定めた最小サイズと、算出した表示サイズとを比較して、可読性を判定したりする。
[3]前記画面は複数のオブジェクトを含み、
前記オブジェクトに対する操作を受け付ける操作部を更に備え、
前記認識部は、前記操作を受けた前記オブジェクトに基づいて、前記着目位置を認識する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の情報処理装置。
上記[3]および下記[15]、[27]に記載の発明では、操作を受けたオブジェクトに基づいて、ユーザから着目されている着目位置を認識する。たとえば、所定時間内に操作を受けたオブジェクトを着目位置としたり、特定の操作を受けたオブジェクトを着目位置としたりする。
[4]前記認識部は、前記操作の内容に応じて、該操作の対象となった前記オブジェクトに優先度を設定し、前記優先度に基づいて選出されたオブジェクトに基づいて前記着目位置を認識する
ことを特徴とする[3]に記載の情報処理装置。
上記[4]および下記[16]、[28]に記載の発明では、着目される可能性の高い操作を受けたオブジェクトを選出し、その選出されたオブジェクトに基づいて着目位置の認識を行う。
[5]前記制御部は、前記同期領域とともに、前記画面内での前記同期領域の位置およびサイズを示すマップ情報を送信して前記表示端末に表示させる
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の情報処理装置。
上記[5]および下記[17]、[29]に記載の発明では、同期領域とともに、情報処理装置が表示中の画面内での該同期領域の位置およびサイズを示すマップ情報を併せて外部の表示端末に表示させる。これにより、外部の表示端末のユーザは、自端末に表示されている同期領域が、情報処理装置が表示中の画面内のどの部分に該当するのかを容易に確認することができる。
[6]前記制御部は、前記画面内にて前記同期領域の占める割合が一定以上の場合は、前記マップ情報を前記表示端末に表示させない
ことを特徴とする[5]に記載の情報処理装置。
上記[6]および下記[18]、[30]に記載の発明では、情報処理装置が表示中の画面と、同期領域のサイズがあまり変わらない場合は、該同期領域が情報処理装置に表示中の画面内のどの部分に該当するのかの確認が不要となるので、同期領域のみを外部の表示端末に表示させる。
[7]前記表示部の近傍にいるユーザの立ち位置を検出するユーザ位置検出部をさらに備え、
前記認識部は、前記立ち位置を一の判断要素にして、前記着目位置を認識する
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の情報処理装置。
上記[7]および下記[19]、[31]に記載の発明では、情報処理装置の表示部の付近にユーザがいる場合、そのユーザは、該表示部で表示中の画面内において自身の立ち位置の近傍部分を着目している可能性が高い。よって、その立ち位置を一の判断要素にして、着目位置の認識を行う。
[8]前記制御部は、前記認識部が認識する前記着目位置が更新された場合、前記同期領域の位置とサイズを再決定し、その再決定した同期領域を前記表示端末に表示させる
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の情報処理装置。
[9]前記制御部は、前記認識部が認識する前記着目位置が更新されたときに、その更新後の着目位置が前記同期領域の中央の所定範囲に含まれる場合は、前記再決定を行わない
ことを特徴とする[8]に記載の情報処理装置。
上記[9]および下記[21]、[33]に記載の発明では、同期領域の中央の所定範囲に表示されているオブジェクトに対する操作を受けた場合は、同期領域の更新(再決定)を行わない。これにより、同期領域が頻繁に変わりにくくなるので、煩わしさが減少する。また、着目されている可能性が高いオブジェクトは、なるべく画面中央寄りに表示されることが望ましいので、該所定範囲の外、すなわち画面端に表示されているオブジェクトが操作を受けた場合は、同期領域を更新(再決定)し、そのオブジェクトが画面中央に近づくようにする。なお、同期領域全体を、所定範囲としてもよい。
[10]前記制御部は、前記再決定した同期領域を前記表示端末に表示させるとき、前記再決定された同期領域の前記画面内での位置を前記表示端末のユーザに通知する
ことを特徴とする[8]乃至[9]のいずれか1つに記載の情報処理装置。
上記[10]および下記[22]、[34]に記載の発明では、情報処理装置が表示する画面内で同期領域の位置が変更されると、表示端末のユーザは、その変更後の同期領域が該画面内のどの部分に該当するかを見失ってしまう可能性がある。そこで、変更後の同期領域が、情報処理装置が表示中の画面内のどの部分に該当するかを通知することで、前述の見失ってしまう状態の発生を防止する。
[11]前記通知は、ズームインとズームアウトのアニメーション表示のうち少なくとも一方で行う
ことを特徴とする[10]に記載の情報処理装置。
上記[11]および下記[23]、[35]に記載の発明では、たとえば、変更前の同期領域からズームアウトして、変更後の同期領域にズームインするようなアニメーション表示で、変更後の同期領域が、情報処理装置が表示中の画面内のどの部分に該当するかを通知する。情報処理装置が表示中の画面の全体を表示してから変更後の同期領域にズームインしたり、変更後の同期領域からズームアウトして情報処理装置が表示中の画面の全体を表示した後、変更後の同期領域に表示を切り替えるようにしたりしてもよい。
[12]前記制御部は、前記画面内の前記同期領域に該当する部分を他の部分と区別して前記表示部に表示させる
ことを特徴とする[1]乃至[11]のいずれか1つに記載の情報処理装置。
上記[12]および下記[24]、[36]に記載の発明では、情報処理装置は、表示中の画面にて、同期領域を他の部分と区別して表示する。これにより、情報処理装置が表示中の画面内のどの部分を、同期領域として外部の表示端末に表示させているかがわかる。
[13]表示部と、外部の表示端末と通信を行う通信部とを備える情報処理装置で実行されるプログラムであって、
前記表示端末の解像度および表示領域のサイズを取得する表示能力取得ステップと、
前記表示部の解像度および表示領域のサイズを、前記表示能力取得ステップで取得した解像度および表示領域のサイズと比較する比較ステップと、
前記表示部が表示中の画面において、自装置を使用中のユーザから着目されている着目位置を認識する認識ステップと、
前記表示端末の表示内容を、前記表示部で表示中の画面と同期させる指示を受ける指示受付ステップと、
前記指示受付ステップにて前記指示を受けた場合に、前記比較の結果、および前記着目位置に基づいて、前記画面のうち前記表示端末に表示させる同期領域のサイズと位置を決定するとともに、該決定した同期領域を表示するためのデータを、前記通信部を介して前記表示端末に送信して前記同期領域を前記表示端末に表示させる表示制御ステップと、
を有する
ことを特徴とするプログラム。
[14]前記表示制御ステップでは、前記表示端末が前記同期領域を表示するとき、表示内容の可読性が確保されるように前記同期領域のサイズを決定する
ことを特徴とする[13]に記載のプログラム。
[15]前記画面は複数のオブジェクトを含み、
前記オブジェクトに対する操作を受け付ける操作受付ステップを更に有し、
前記認識ステップでは、前記操作を受けた前記オブジェクトに基づいて、前記着目位置を認識する
ことを特徴とする[13]または[14]に記載のプログラム。
[16]前記認識ステップでは、前記操作の内容に応じて、該操作の対象となった前記オブジェクトに優先度を設定し、前記優先度に基づいて選出されたオブジェクトに基づいて前記着目位置を認識する
ことを特徴とする[15]に記載のプログラム。
[17]前記表示制御ステップでは、前記同期領域とともに、前記画面内での前記同期領域の位置およびサイズを示すマップ情報を送信して前記表示端末に表示させる
ことを特徴とする[13]乃至[16]のいずれか1つに記載のプログラム。
[18]前記表示制御ステップでは、前記画面内にて前記同期領域の占める割合が一定以上の場合は、前記マップ情報を前記表示端末に表示させない
ことを特徴とする[17]に記載のプログラム。
[19]前記表示部の近傍にいるユーザの立ち位置を検出するユーザ位置検出ステップをさらに備え、
前記認識ステップでは、前記立ち位置を一の判断要素にして、前記着目位置を認識する
ことを特徴とする[13]乃至[18]のいずれか1つに記載のプログラム。
[20]前記表示制御ステップでは、前記認識ステップにて認識する前記着目位置が更新された場合、前記同期領域の位置とサイズを再決定し、その再決定した同期領域を前記表示端末に表示させる
ことを特徴とする[13]乃至[19]のいずれか1つに記載のプログラム。
[21]前記表示制御ステップでは、前記認識ステップにて認識する前記着目位置が更新されたときに、その更新後の着目位置が前記同期領域の中央の所定範囲に含まれる場合は、前記再決定を行わない
ことを特徴とする[20]に記載のプログラム。
[22]前記表示制御ステップでは、前記再決定した同期領域を前記表示端末に表示させるとき、前記再決定された同期領域の前記画面内での位置を前記表示端末のユーザに通知する
ことを特徴とする[20]または[21]に記載のプログラム。
[23]前記通知は、ズームインとズームアウトのアニメーション表示のうち少なくとも一方で行う
ことを特徴とする[22]に記載のプログラム。
[24]前記表示制御ステップでは、前記画面内の前記同期領域に該当する部分を他の部分と区別して前記表示部に表示させる
ことを特徴とする[13]乃至[23]のいずれか1つに記載のプログラム。
[25]表示部と、外部の表示端末と通信を行う通信部とを備える情報処理装置が、前記表示端末の解像度および表示領域のサイズを取得する表示能力取得ステップと、
前記情報処理装置が、前記表示部の解像度および表示領域のサイズを、前記表示能力取得ステップで取得した解像度および表示領域のサイズと比較する比較ステップと、
前記情報処理装置が、前記表示部が表示中の画面において、自装置を使用中のユーザから着目されている着目位置を認識する認識ステップと、
前記情報処理装置が、前記表示端末の表示内容を、前記表示部で表示中の画面と同期させる指示を受ける指示受付ステップと、
前記情報処理装置が、前記指示受付ステップにて前記指示を受けた場合に、前記比較の結果、および前記着目位置に基づいて、前記画面のうち前記表示端末に表示させる同期領域のサイズと位置を決定するとともに、該決定した同期領域を表示するためのデータを、前記通信部を介して前記表示端末に送信して前記同期領域を前記表示端末に表示させる表示制御ステップと、
を有する
ことを特徴とする表示制御方法。
[26]前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記表示端末が前記同期領域を表示するとき、表示内容の可読性が確保されるように前記同期領域のサイズを決定する
ことを特徴とする[25]に記載の表示制御方法。
[27]前記画面は複数のオブジェクトを含み、
前記情報処理装置が、前記オブジェクトに対する操作を受け付ける操作受付ステップを更に有し、
前記認識ステップでは、前記情報処理装置は前記操作を受けた前記オブジェクトに基づいて、前記着目位置を認識する
ことを特徴とする[25]または[26]に記載の表示制御方法。
[28]前記認識ステップでは、前記情報処理装置は前記操作の内容に応じて、該操作の対象となった前記オブジェクトに優先度を設定し、前記優先度に基づいて選出されたオブジェクトに基づいて前記着目位置を認識する
ことを特徴とする[27]に記載の表示制御方法。
[29]前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記同期領域とともに、前記画面内での前記同期領域の位置およびサイズを示すマップ情報を送信して前記表示端末に表示させる
ことを特徴とする[25]乃至[28]のいずれか1つに記載の表示制御方法。
[30]前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記画面内にて前記同期領域の占める割合が一定以上の場合は、前記マップ情報を前記表示端末に表示させない
ことを特徴とする[29]に記載の表示制御方法。
[31]前記情報処理装置が、前記表示部の近傍にいるユーザの立ち位置を検出するユーザ位置検出ステップをさらに備え、
前記認識ステップでは、前記情報処理装置は前記立ち位置を一の判断要素にして、前記着目位置を認識する
ことを特徴とする[25]乃至[30]のいずれか1つに記載の表示制御方法。
[32]前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記認識ステップにて認識する前記着目位置が更新された場合、前記同期領域の位置とサイズを再決定し、その再決定した同期領域を前記表示端末に表示させる
ことを特徴とする[25]乃至[31]のいずれか1つに記載の表示制御方法。
[33]前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記認識ステップにて認識する前記着目位置が更新されたときに、その更新後の着目位置が前記同期領域の中央の所定範囲に含まれる場合は、前記再決定を行わない
ことを特徴とする[32]に記載の表示制御方法。
[34]前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記再決定した同期領域を前記表示端末に表示させるとき、前記再決定された同期領域の前記画面内での位置を前記表示端末のユーザに通知する
ことを特徴とする[32]または[33]に記載の表示制御方法。
[35]前記通知は、ズームインとズームアウトのアニメーション表示のうち少なくとも一方で行う
ことを特徴とする[34]に記載の表示制御方法。
[36]前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記画面内の前記同期領域に該当する部分を他の部分と区別して前記表示部に表示させる
ことを特徴とする[25]乃至[35]のいずれか1つに記載の表示制御方法。
本発明に係る情報処理装置、プログラム、および表示制御方法によれば、他の端末の表示内容を、自装置で表示中の画面と同期させる場合に、自装置に表示中の画面の中の適切な場所を適切な表示倍率で他の端末に表示させることができる。
本発明の実施の形態に係る表示制御システムを示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るPC端末の概略構成を示すブロック図である。 表示内容の同期を行うまでの処理の簡略を示す図である。 操作履歴の例を示す図である。 元画面において同期領域の部分を区別して表示する場合の例を示す図である。 PC端末にて、同期領域とマップ情報が表示される場合の例を示す図である。 同期領域が更新され、同期領域の位置が移動する(変更される)場合の例を示す図である。 同期領域の位置が変更される様子をアニメーションで表示する場合の例を示す図である。 要更新領域に位置するオブジェクトが操作を受けた場合の例を示す図である。 情報処理装置が、表示内容の同期を行う場合の処理を示す流れ図である。 同期領域を決定する場合に行う処理を示す流れ図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の情報処理装置としての役割を果たす情報処理装置10と3台のPC端末40(40A、40B,40C)を含む情報表示システム7を示す。情報表示システム7は、LAN(Local Area Network)3などのネットワークを通じて、3台のPC端末40(40A、40B,40C)と情報処理装置10とを通信可能に接続して構成される。なお、PC端末40A、40B、40Cを総称する、もしくは任意の1台を指す場合は、PC端末40と記すものとする。
情報処理装置10は、デスクトップ型のPC端末などであり、本発明の実施の形態では、表示装置としてスクリーンなどの大型表示部20を備えて構成されている。大型表示部20に表示された画像は、会議等において複数人で同時に閲覧することができる。
PC端末40は、持ち運びが可能なノート型のPC端末であり、文書ファイルや画像ファイル等の閲覧を行う役割を果たす。PC端末40は、本発明の表示端末としての役割を果たす。
情報表示システム7では、PC端末40の表示内容を、情報処理装置10が大型表示部20に表示させる(以下、情報処理装置10が表示するとも記す)画面と同期させることができる。これにより、PC端末40のユーザは、手元の端末にて大型表示部20の表示内容を確認することができる。情報表示システム7は、たとえば、会議等において、参加者が共通の資料を閲覧する目的で使用される。
本発明の実施の形態では、情報処置装置10は、表示を同期させる際に、PC端末40の解像度や表示領域のサイズ等、表示能力に係る情報を取得し、自装置の表示能力と比較する。そして、大型表示部20に表示中の画面全体をPC端末40に表示しても可読性が確保されるならばその画面全体をPC端末40に表示させる。一方、表示能力の不足により大型表示部20に表示中の画面全体をPC端末40に表示すると可読性が不十分な場合は、大型表示部20に表示中の画面のうちの一部の領域を同期領域に設定し、該同期領域内の画像をPC端末40に表示させる。
同期領域を設定するに際して、情報処理装置10は、大型表示部20が表示中の画面において自装置を使用中のユーザが着目している着目位置を認識し、該着目位置と前述した表示能力の比較とに基づいて、同期領域のサイズと画面全体の中での同期領域の位置を決定する。たとえば、着目位置を同期領域の中心位置として、PC端末40で表示した際に同期領域内の文字等の可読性が確保されるように同期領域のサイズを決定する。これにより、情報処理装置10が表示中の画面内の適切な位置の一部の領域を適切なサイズで同期中のPC端末40に表示させることができる。よって、表示倍率が低すぎて、表示されている内容(文字等)を視認することができない、もしくは表示倍率が高すぎて表示中の部分がページ全体のうちどの辺りなのかが分からなくなる、といった事態を回避することができる。
図2は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置10の概略構成を示すブロック図である。情報処理装置10は、当該情報処理装置10の動作を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)11を有している。CPU11にはバスを通じてROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発メモリ14と、ハードディスク装置15と、出力部16と、入力部17と、ネットワーク通信部19と、ユーザ位置検出部18と、大型表示部20とを備えている。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することで情報処理装置10の各機能が実現される。また、ROM12には、情報処理装置10の一連の制御をCPU11が実行するためのプログラムが格納されている。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。ハードディスク装置15は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、PC端末40に係る、情報などが保存される。
出力部16は、大型表示部20に画像を出力する。大型表示部20は、出力部16から受けた画像を表示する。本発明の実施の形態では、出力部16に接続される表示装置は大型表示部20とするが、他の表示装置を出力部16に接続してもよい。
入力部17は、マウスやキーボードなどの入力装置に接続され、該入力装置を介してユーザからの入力操作を受け付ける。
ネットワーク通信部19は、LAN3などのネットワークを通じてPC端末40やその他の外部装置との間でデータを通信する機能を果たす。本発明の実施の形態では、ネットワーク通信部19は、PC端末40の表示能力を取得する表示能力取得部としての役割を果たす。また情報処理装置10は、ネットワーク通信部19を介してPC端末40と表示内容の同期を行う。
ユーザ位置検出部18は、センサ等を使用して、大型表示部20の近辺にいるユーザの立ち位置を検出する。検出手段はセンサを使用する等適当なものであればよい。
本発明の実施の形態では、CPU11は、取得したPC端末40の表示能力を管理する管理部35、自装置とPC端末40の表示能力を比較する比較部36、および大型表示部20が表示する画面内において、自装置を使用中のユーザが着目している位置を認識する認識部37としての役割を果たす。
図3は、本発明の実施の形態に係るPC端末40の概略構成を示すブロック図である。PC端末40は、当該PC端末40の動作を統括的に制御するCPU41を有している。CPU41にはバスを通じてROM42と、RAM43と、不揮発メモリ44と、ハードディスク装置45と、表示部46と、操作部47と、ネットワーク通信部48とを備えている。
CPU41は、OSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。ROM42には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU41が各種処理を実行することでPC端末40の各機能が実現される。また、ROM42には、PC端末40の一連の制御をCPU41が実行するためのプログラムが格納されている。
RAM43は、CPU41がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
不揮発メモリ44は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。ハードディスク装置45は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、自端末の表示能力(解像度、表示部の表示領域のサイズ)などが保存される。
表示部46は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作部47は、マウスやキーボードなどによって構成される。
ネットワーク通信部48は、LAN3などのネットワークを通じて情報処理装置10やその他の外部装置との間でデータを通信する機能を果たす。
次に、表示内容の同期を行う際の流れについて説明する。図4は、表示内容の同期を行う際の流れ、および該同期を行った場合の例を示す。
まず、PC端末40が情報処理装置10に対して表示内容の同期要求を送信する(T1)。これを受けた情報処理装置10は、前述の同期要求の送信元のPC端末40の表示能力を取得する(T2)。取得する表示能力は、たとえば、PC端末40の表示部46の、解像度、表示領域のサイズ、アスペクト比等である。各PC端末40の表示能力は、情報処理装置10が予め記憶しておいてもよい。
次に、情報処理装置10は、自装置の備える大型表示部20の表示能力(解像度、表示領域のサイズ、アスペクト比等)とT2で取得したPC端末40の表示能力とを比較するとともに、大型表示部20で表示中の画面(以後、元画面と呼ぶ。)のうち、自装置を使用中のユーザが着目している着目位置を認識する。そして、その着目位置および、前述の比較の結果に基づいて、元画面のうち、PC端末40に表示させる同期領域の位置とサイズを決定する(T3)。そして、T3で決定した同期領域を表示するためのデータを生成し、これをPC端末40に送信して該同期領域をPC端末40に表示させる(T4)。同期中は、基本的には、着目位置が変化する毎に同期領域が更新され、これに伴ってPC端末40の表示も更新される。
図4の例では、情報処理装置10は、元画面の例である元画面70のうち、破線で囲われた領域を同期領域50に決定し、この同期領域50の表示内容をPC端末40に表示させている。
情報処理装置10は、同期領域をPC端末40に表示させるためのデータとして、同期領域50の画像データをPC端末40に送信する、あるいは、元画面70の画像データ全体と(PC端末40が既に元画面の画像データを所持している場合は不要)元画面70内での同期領域50の位置とサイズを示す情報をPC端末40に送信する。なお、情報処理装置10は画像データをPC端末40の解像度に対応した解像度に変換して送信する。
次に、同期領域を決定する方法について説明する。同期領域を決定する場合、まず、元画面内における着目位置を認識する。本発明の実施の形態では、元画面(図中、元画面70)内に、複数のオブジェクト(80〜84)が表示されており、その表示中の複数のオブジェクト(80〜84)の中から、ユーザが着目している可能性の高いオブジェクトを選出し、選出した複数のオブジェクトの存在箇所を着目位置として認識する。
次に、元画面内にて、着目位置として選出されたオブジェクトを内包する最小範囲であって、図4のT2で取得したアスペクト比の矩形範囲を仮同期領域として設定する。次に、仮同期領域内のオブジェクトについてPC端末40で表示した際の可読性をチェックする。たとえば、各オブジェクトは文字や画像等を含んでいるので、その文字や画像がPC端末40に表示されたときの可読性を、表示能力の比較結果に基づいて推定して判定する。
情報処理装置10は、適切な可読性が確保されると判断したら、仮同期領域を同期領域に決定する。可読性に十分な余裕がある場合は仮同期領域を拡張し、可読性が一定以上不足する場合は着目位置として選出するオブジェクトの数を減らして仮同期領域を縮小して、その拡縮後の仮同期領域の可読性を再度チェックする。これを、適切な可読性が確保されるまで繰り返して行って同期領域の位置およびサイズを決定する。
次に、着目位置を認識するためのオブジェクトの選出方法について説明する。
ここでは、情報処理装置10は、オブジェクトの操作履歴に基づいて、着目位置を認識するためのオブジェクトを選出する。そのため、情報処理装置10は、元画面内のオブジェクトに対する操作をユーザから受けたとき、その操作の履歴を記憶する。
図5は、情報処理装置10が記憶している操作履歴100を例示している。操作履歴100には、元画面に表示されているオブジェクト毎に、該オブジェクトの中心座標、サイズ、操作を受けた時刻(タイミング)、操作の内容、操作の重要度が登録されている。
情報処理装置10は、操作履歴100を参照して、ユーザから着目されている可能性の高いオブジェクトを選出し、着目位置として認識する。オブジェクトの選出方法として、以下の方法を例示する。
(選出方法1)
選出方法1では、操作を受けてからの経過時間に基づいてオブジェクトを選出する。操作を受けてから現時点までの経過時間が短いオブジェクトは、ユーザから着目されている可能性が高いと考えられる。そこで、操作を受けてから現時点までの経過時間が短い順にN個(たとえば、1〜3個)のオブジェクトを、着目位置を認識するためのオブジェクトとして選出する。
(選出方法2)
選出方法2では、重要度の高い操作を受けたオブジェクトを選出する。
図5では、重要度としてA、B、Cのいずれかを付与する。これらの大小関係は、A>B>C、である。ここでは、新規作成、グループ化の操作には重要度Aを、移動、拡大縮小の操作には重要度Bを、色変更の操作には重要度Cを付与する。操作を受けたときに、その操作対象のオブジェクトが着目される可能性が高い操作ほど、重要度を高く設定してある。たとえば、重要度がAの操作を受けたオブジェクトを選出すれば、ユーザが着目している可能性の高い領域を着目位置として認識することができる。
オブジェクトの選出方法は、前述した選出方法1、2に限らず、適宜の方法でよい。選出方法1と2を組み合わせてもよい。すなわち、操作を受けてからの経過時間と重要度の双方に基づいてオブジェクトを選出してもよい。具体的には、操作を受けた時点からの経過時間と操作の重要度とに基づいて各オブジェクトにポイントを設定し、ポイントの高い順にオブジェクトをN個選出する。そして、これら選出したすべてのオブジェクトを包含する最小の矩形領域(PC端末40のアスペクト比をもつ矩形領域)を仮同期領域に設定する。ポイントの設定は、たとえば、操作時点からの経過時間を基礎点とし、これに、重要度による追加点を加点して設定する。
なお、オブジェクトの可読性が不適当で仮同期領域を再設定(拡張あるいは縮小)する場合、このポイントを基準に、選出するオブジェクトの追加や削除を行うことができる。たとえば、仮同期領域を拡張する場合は、選出するオブジェクトとして、未選出のオブジェクトの中で最もポイントが高いものを追加する。仮同期領域を縮小する場合は既に選出しているオブジェクトの中で最もポイントの少ないオブジェクトを削除する。
以下、同期領域の決定に関する変形例を示す。
(変形例1)
仮同期領域を拡張、縮小する場合に、着目位置を認識するために選出するオブジェクトの数を操作履歴に基づいて増減させたが、変形例1では、仮同期領域を拡張する場合、当初に選出したオブジェクトの近傍に存在する未選出のオブジェクトを追加し、当初に選出したオブジェクトと追加した近傍のオブジェクトが含まれるように仮同期領域を拡張する。なお、拡張した結果、可読性が不足して仮同期領域を縮小する場合は、最新に追加したオブジェクトを削除して、仮同期領域を再設定する。
(変形例2)
変形例2では、オブジェクトの操作履歴等に基づいて決定した同期領域を、ユーザの立ち位置の方向に拡大する。すなわち、情報処理装置10は、大型表示部20の付近にいるユーザの立ち位置を、ユーザ位置検出部18を利用して検出し、前述した方法で決定した同期領域を、その検出した立ち位置の方向に拡大する。拡大する量は、同期領域内のオブジェクトの可読性が損なわれない範囲に収める。大型表示部20の近傍にユーザがいる場合、そのユーザは、自身の近くに表示されている内容について説明を行っている可能性が高いので、その内容が同期領域に含まれるよう同期領域の位置やサイズを微調整する。
次に、大型表示部20に表示中の元画面全体の中の一部の領域を同期領域とする場合に、元画面全体と同期領域との位置関係を容易に把握するためのガイド表示について、複数の態様例を挙げて説明する。
(態様例1)
態様例1では、大型表示部20が表示中の元画面において同期領域の位置を明示するためのガイド表示を行う。図6は、大型表示部20に表示された、同期前の画面と同期後の画面(元画面)を対比して示している。同期中は、元画面において、同期領域50を、他の部分と異なる表示態様で表示する。図6の例では、同期領域50の外縁を破線で示すガイド表示を行って、同期領域50の範囲を明示している。
これにより、大型表示部20を使用して説明をしているユーザは、元画面の中のどの部分が同期領域として他のユーザのPC端末40に表示されているかを、元画面にて確認することができる。また、PC端末40を使用中のユーザは、大型表示部20に表示中の元画面内のガイド表示を確認することで、自分のPC端末40が表示している同期領域が、元画面のどの部分に該当するかを容易に把握することができる。なお、元画面において同期領域を明示する方法は上記の方法に限らず任意でよい。たとえば、同期領域に該当する部分の背景色を他の領域と異なる色にする等でもかまわない。
(態様例2)
態様例2では、PC端末40の表示部46に、元画面と同期領域との位置関係を示す情報を、ガイド表示として表示する。図7は、同期中のPC端末40の表示部46に表示された画面の例を示す。図7では、表示部46の表示領域全体に同期領域が表示されるとともに、その一部に重ねて、元画面の中のどの部分に同期領域があるかを示すマップ情報51を表示する。図7では、元画面全体を示す外枠51aの中に、同期領域に該当する中枠51bを配置した図柄をマップ情報51として表示している。
PC端末40のユーザは、自分のPC端末40に表示されたマップ情報51を確認することで、PC端末40が表示中の同期領域が、元画面のどの部分に該当するかを容易に把握することができる。なお、マップ情報は、図7で示すものに限らない。たとえば、態様例1にて大型表示部20が同期中に表示している内容(図6参照)を、そのまま縮小したものをマップ情報として表示してもよい。
なお、元画面内で同期領域の占める割合が大きい場合には、元画面内のどの部分が同期領域になっているかを明示する必要性は低い。そのため、情報処理装置10は、元画面内で同期領域の占める割合が一定未満の場合にのみ態様例1、2に示すようなガイド表示を実行し、元画面内で同期領域の占める割合が一定以上の場合は、態様例1、2に示すようなガイド表示を実行しない。
(態様例3)
同期領域が変更された際に、PC端末40の表示内容を単に変更前の同期領域から変更後の同期領域に切り替えると、元画面の中のどの部分が新たな同期領域になったのかをPC端末40のユーザが見失う恐れがある。そこで、態様例3では、同期領域が変更された場合に、変更後の同期領域が元画像の中のどの部分であるかをPC端末40のユーザに通知する。
図8は、同期領域が更新された場合の例を示す。図8では、同期領域を領域53から領域54に変更している。同期領域の場所は、元画面内の左下部分から左上部分へ移動している。
本発明の実施の形態では、アニメーションによって前述の通知を行う。図9は、アニメーションによって前述の通知を行う場合の具体例を示す。同図(a)は、変更前の同期領域53がPC端末40の表示部46の全体に表示された状態を示す。同期領域が変更されると、同図(a)→同図(b)に示すように、一旦、ズームアウトのアニメーションによって、元画面全体がPC端末40に表示される。その後、同図(b)→同図(c)に示すように、ズームインのアニメーションにより、変更後の同期領域54がPC端末40の表示部46に表示される。これにより、変更後の同期領域が元画面内のどの部分に該当するかをPC端末40のユーザが見失うことを防止する。
なお、アニメーションは、旧同期領域から元画面全体へズームアウトし、その後、新たな同期領域へズームインするといったものに限定されない。変更前の同期領域から変更後の同期領域への遷移をアニメーションで表示すればよい。たとえば、旧同期領域から瞬時に元画面全体の表示に切り替わり、その後、新たな同期領域へズームインするといったアニメーションでもかまわない。
また、通知方法は、アニメーションに限らず、たとえば、「上方向に移動しました」などのメッセージを表示して通知してもよい。変更後の所定時間だけマップ情報が自動表示されるといった方法でもよい。
次に、同期領域の更新を行うか否かを判断する方法について説明する。情報処理装置10は、通常、オブジェクトに対する操作を受けて操作履歴100(図5参照)が更新されたら、その更新された操作履歴100から新たな着目位置を認識するためのオブジェクトを選出し、該選出したオブジェクトに基づいて前述した方法で同期領域を再決定する。しかし、新たに選出されたオブジェクトに基づいて決定した着目位置が、現在の同期領域の中央の所定範囲にある場合には、同期領域を更新しなくても新たな着目位置の部分は既にPC端末40に表示されているので、同期領域を更新しても、その位置やサイズが僅かに変更されるだけであり、ユーザにとって利益は無く、むしろ煩わしい。そこで、情報処理装置10は、新たに操作されたオブジェクトが現在の同期領域の中央の所定範囲(更新不要領域)に在る場合は、同期領域を更新しない。
図10は、同期領域50の中央の所定範囲を更新不要領域52(図中のグレーの領域)として設定した例を示す。図10の例では、同期領域50の中に、5つのオブジェクト(91〜95)が含まれており、そのうちのオブジェクト94、95は、同期領域50の中央の所定範囲に設定した更新不要領域52の外に位置している。
この状態で、更新不要領域52の中にあるオブジェクト91〜93のいずれかが操作された場合には、同期領域50を更新しない。
一方、オブジェクト94または95が操作を受けた場合は、この操作の履歴を含む操作履歴から新たにオブジェクトを選出して、同期領域を更新する。着目されている可能性が高いオブジェクトは、なるべく画面中央寄りに表示されることが望ましい。よって、着目されている可能性が高いオブジェクトが更新不要領域52の外に表示されている場合は、同期領域を更新し、そのオブジェクトが画面中央に近づくようにする。
なお、図10では、更新不要領域52とする同期領域50の中央の所定範囲を、同期領域50の中央の一部分としたが、更新不要領域52とする同期領域50の中央の所定範囲は同期領域50の全体としてもよい。操作を受けたオブジェクトが現在の同期領域50の端の方にあったとしても、同期領域50の中にさえあれば、その操作を受けたオブジェクトはPC端末40に既に表示されているので、同期領域50全体を更新不要領域52としても支障はない。一方、同期領域50全体を更新不要領域52にすることで、同期領域の更新頻度を最小限に抑えて、更新に伴う煩わしさを最小にすることができる。
次に、情報処理装置10が行う処理の流れを説明する。図11は、同期要求を受けてから、同期が終了するまでの間に情報処理装置10が行う処理を示す流れ図である。
ここでは、情報処理装置10は、ページ概念のない広い共同作業領域の中の一部を閲覧領域(これまでの説明における元画面)として大型表示部20に表示する。共同作業領域のうちどの部分を閲覧領域とするかはスクロール操作等によって任意に変更できるものとする。共同作業領域には、手書きストローク、テキスト、図形、画像、付箋画像などのオブジェクトを貼り付け可能であり、また、共同作業領域のうち、大型表示部20に表示中の閲覧領域(元画面)に表示されているオブジェクトに対して、情報処理装置10のユーザは、移動、拡縮、結合等の各種の操作を行うことができる。
情報処理装置10は、PC端末40から同期要求を受けたら(ステップS101)、PC端末40および大型表示部20の解像度や表示領域のサイズなどの表示能力を取得する(ステップS102)。
次に、同期領域の設定が必要か否かを判断する(ステップS103)。本発明の実施の形態では、大型表示部20とPC端末40の表示能力が大きくかけ離れていない場合は、PC端末40に元画面をそのまま表示させても、オブジェクトの可読性が十分である可能性が高いので、同期領域の設定が不要と判断する。具体的には、PC端末40の解像度および表示領域のサイズと、大型表示部20の解像度および表示領域のサイズを比較し、それらの比率が所定値以上である場合のみ同期領域の設定が必要であると判断する。
同期領域の設定が不要であると判断した場合は(ステップS103;No)、大型表示部20に表示中の元画面全体をPC端末40に表示させ(ステップS109)、ステップS110に進む。
同期領域の設定が必要であると判断した場合は(ステップS103;Yes)、同期領域の設定処理を行い(ステップS104)、設定した同期領域内の画像をPC端末40に表示させるためのデータを作成し、これをPC端末40に送信して同期領域内の画像と同じ内容をPC端末40に表示させる(ステップS105)。
次に、大型表示部20に表示中の閲覧領域(元画面)の位置が前述した共同作業領域の中で変化したか否かを監視する(ステップS106)。スクロール等によって共同作業領域の中における閲覧領域(元画面)の位置が変更されない場合は、ステップS104に戻って処理を継続する(ステップS106;No)。
共同作業領域の中における閲覧領域(元画面)の位置が変更された場合は(ステップS106;Yes)、操作履歴が更新されたか否か、すなわち、オブジェクトに対して新たな操作を受けたか否かを調べる(ステップS107)。操作履歴が更新されていなければ(ステップS107;No)、ステップS110に進む。
操作履歴が更新された場合は(ステップS107;Yes)、新たに操作を受けたオブジェクトを含めた操作履歴に基づいて新たに決定した着目位置が更新不要領域の外に位置するか否かを調べる(ステップS108)。新たな着目位置は、新たに操作を受けたオブジェクトの位置としてもよいし、新たに操作を受けたオブジェクトを含めた操作履歴から選出した1または複数のオブジェクトが存在する領域としてもよい。
新たな着目位置が更新不要領域の外にある場合は(ステップS108;Yes)、ステップS104に戻って処理を継続する。新たな着目位置が、更新不要領域に内包されている場合は(ステップS108;No)、ステップS110に進む。
ステップS110では、表示内容の同期を終了する指示を受けたか否かを調べる。同期終了の指示を受けるまでは(ステップS110;No)、ステップS105に戻って処理を継続する。同期終了の指示を受けた場合は(ステップS110;Yes)、本処理を終了する。
図12は、図11のステップS104で行われる同期領域の設定処理の詳細を示す流れ図である。まず、情報処理装置10は、PC端末40にてオブジェクトを表示する場合の適切なサイズ(基準サイズ)を取得する(ステップS201)。本発明の実施の形態では、情報処理装置10は、PC端末40でオブジェクトが閲覧される際の各オブジェクトの平均表示サイズをPC端末40に問い合わせて取得し、その平均表示サイズを前述の基準サイズとする。なお、基準サイズは他の方法で取得してもよい。
次に、仮同期領域を設定する(ステップS202)。仮同期領域を設定する場合、初めにN個のオブジェクトを前述した選出方法1、2等で選出し、それら選出したオブジェクトが内包される最小範囲であって、PC端末40のアスペクト比を持つ矩形の範囲を仮同期領域に設定する。
次に、仮同期領域をPC端末40で表示させた場合の可読性のチェックを行う。まず、仮同期領域をPC端末40の表示部46の全体に表示させた場合に、該仮同期領域内にある最小サイズのオブジェクトのPC端末40における表示サイズを、ステップS201で取得した基準サイズと比較する(ステップS203)。
最小サイズのオブジェクトのPC端末40における表示サイズが基準サイズより大きければ(ステップS203;Yes)、PC端末40に表示させる際の倍率が高すぎると判断し、選出するオブジェクトの数を増やして(ステップS204)、ステップS202に戻り、仮同期領域を再設定する。なお、ステップS204では、選出数を、前回の選出数から1つ増加させることが望ましい。たとえば、ステップS204からステップS202に戻ったときは、前回選出されなかったオブジェクトのうちで操作を受けてからの経過時間が最も短いオブジェクトを選択し、これを前回選出したオブジェクトに加えて仮同期領域を再設定する。
最小サイズのオブジェクトのPC端末40における表示サイズが基準サイズ以下である場合(ステップS203;No)、その最小サイズのオブジェクトのPC端末40における表示サイズが、基準サイズより所定値以上(たとえば10%以上)小さいか否かを判断する(ステップS205)。最小サイズのオブジェクトのPC端末40における表示サイズが、基準サイズより所定値以上小さい場合は(ステップS205;Yes)、PC端末40に表示された際の倍率が小さすぎると判断し、選出するオブジェクトの数を減らして仮同期領域を再設定し(ステップS206)、ステップS207に進む。なお、ステップS206では、仮同期領域をPC端末40の表示部46の全体に表示した際に、その仮同期領域の中の最小サイズのオブジェクトのPC端末40における表示サイズが、基準サイズより所定値以上小さくならない範囲でオブジェクトの選出数を減らして、仮同期領域を再決定する。たとえば、ステップS206では、選出されたオブジェクトの中から、操作を受けてからの経過時間が長いものから順にオブジェクトを減らして、仮同期領域を再設定する。
最小サイズのオブジェクトのPC端末40における表示サイズが、基準サイズ以下であるが基準サイズより所定値以上は小さくない適正範囲に収まる場合は(ステップS205;No)、大型表示部20の近傍にユーザがいるか否かを調べる(ステップS207)。ユーザがいない場合は(ステップS207;No)、仮同期領域を同期領域に決定する(ステップS209)。
ユーザがいる場合は(ステップS207;Yes)、そのユーザの立ち位置方向に向かって仮同期領域を拡大し(ステップS208)、その拡大後の仮同期領域を同期領域に決定する(ステップS209)。ステップS209で同期領域を決定したら、その同期領域の内の中央の所定範囲を更新不要領域に設定して(ステップS210)、本処理を終了する。
なお、ステップS208で仮同期領域を拡大する場合、仮同期領域内での最小オブジェクトのPC端末40における表示サイズが、基準サイズより所定値以上小さくならないように、拡大量を抑える。
このように、情報処理システム7では、情報処理装置10が、PC端末40から表示内容の同期要求を受けたとき、その同期要求の送信元のPC端末40の表示能力を取得して、自装置の表示部46の表示能力と比較するとともに、大型表示部20に表示している元画面内でユーザが着目している位置を認識し、その着目位置と表示能力の比較結果等に基づいて、PC端末40に表示させる同期領域の位置とサイズを決定する。これにより、元画面内において着目されている部分が、PC端末40にて適切な倍率で表示される。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明の実施の形態では、表示内容の同期要求はPC端末40から受けていたが、情報処理装置10のユーザが、入力部17を介して同期指示を入力するとともに、同期を行うPC端末40を指定するようにしてもよい。
本発明の実施の形態では、情報処理装置10を例に説明したが、本発明は、表示部を備える情報処理装置を、本発明の情報処理装置10として動作させるプログラムであってもよい。また、情報表示システム7において表示内容の同期を行う際の表示制御方法も本発明に含まれる。
本発明の表示端末は、PC端末40の他、タブレット型の表示端末や、スマートフォン等であってもよい。
同期領域の決定方法は、本発明の実施の形態で例示した方法に限らない。たとえば、同期を開始する前に、PC端末40にてユーザが既に元画面の一部を拡大して見ていたとき、その一部の範囲を同期領域のサイズとし、着目位置に基づいて同期領域の位置を設定するようにしてもよい。
着目位置の認識方法(判断方法)は、実施の形態で例示した方法に限らない。たとえば、本発明の実施の形態では、操作を受けたオブジェクトに基づいて着目位置を認識していたが、オブジェクトへの操作が無い場合には、大型表示部20の近くのユーザの立ち位置のみで着目位置を判断するようにしてもよい。オブジェクト以外で着目位置を判断する方法としては、他にも、ユーザの視線を検出して着目位置を判断する方法等がある。使用者のジェスチャを検出する等によって着目位置を検出(判断)するようにしてもよい。たとえば、会議において説明箇所を棒で指し示した場合に、その指し示された箇所を着目位置としてもよい。大型表示部20の表示領域上にてタッチされた部分を着目位置として判断するようにしてもよい。
可読性を判断する方法は、本発明の実施の形態で例示した方法に限らない。たとえば、同期領域をPC端末40の表示部46の全体に表示させた場合に、該同期領域の中に含まれる最小サイズの文字がどのようなサイズでPC端末40に表示されるかを表示能力の比較結果に基づいて算出し、その算出した表示サイズに基づいて、該同期領域のPC端末40における可読性を判断するようにしてもよい。
本発明の実施の形態では、表示内容の同期を要求したPC端末40が1台の場合を例に説明したが、複数台のPC端末40が同期要求を行った場合は、情報処理装置10は、端末毎に、それぞれの表示能力に応じた同期領域を設定する。
3…LAN
7…情報表示システム
10…情報処理装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…ハードディスク装置
16…出力部
17…入力部
18…ユーザ位置検出部
19…ネットワーク通信部
20…大型表示部
35…管理部
36…比較部
37…認識部
40…PC端末
41…CPU
42…ROM
43…RAM
44…不揮発メモリ
45…ハードディスク装置
46…表示部
47…操作部
48…ネットワーク通信部
50…領域
51…マップ情報
51a…外枠
51b…中枠
52…更新不要領域
53…領域
54…領域
70…元画面
80…オブジェクト
81…オブジェクト
82…オブジェクト
83…オブジェクト
84…オブジェクト
91…オブジェクト
92…オブジェクト
93…オブジェクト
94…オブジェクト
95…オブジェクト
100…操作履歴

Claims (36)

  1. 外部の表示端末と通信を行う通信部と、
    表示部と、
    前記表示端末の解像度および表示領域のサイズを取得する表示能力取得部と、
    前記表示部の解像度および表示領域のサイズを、前記表示能力取得部が取得した解像度および表示領域のサイズと比較する比較部と、
    前記表示部が表示中の画面において、自装置を使用中のユーザから着目されている着目位置を認識する認識部と、
    前記表示端末の表示内容を、前記表示部で表示中の画面と同期させる指示を受ける指示受付部と、
    前記指示受付部が前記指示を受けた場合に、前記比較の結果、および前記着目位置に基づいて、前記画面のうち前記表示端末に表示させる同期領域のサイズと位置を決定するとともに、該決定した同期領域を表示するためのデータを、前記通信部を介して前記表示端末に送信して前記同期領域を前記表示端末に表示させる制御部と、
    を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記表示端末が前記同期領域を表示するとき、表示内容の可読性が確保されるように前記同期領域のサイズを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記画面は複数のオブジェクトを含み、
    前記オブジェクトに対する操作を受け付ける操作部を更に備え、
    前記認識部は、前記操作を受けた前記オブジェクトに基づいて、前記着目位置を認識する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記認識部は、前記操作の内容に応じて、該操作の対象となった前記オブジェクトに優先度を設定し、前記優先度に基づいて選出されたオブジェクトに基づいて前記着目位置を認識する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記同期領域とともに、前記画面内での前記同期領域の位置およびサイズを示すマップ情報を送信して前記表示端末に表示させる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記画面内にて前記同期領域の占める割合が一定以上の場合は、前記マップ情報を前記表示端末に表示させない
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示部の近傍にいるユーザの立ち位置を検出するユーザ位置検出部をさらに備え、
    前記認識部は、前記立ち位置を一の判断要素にして、前記着目位置を認識する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記認識部が認識する前記着目位置が更新された場合、前記同期領域の位置とサイズを再決定し、その再決定した同期領域を前記表示端末に表示させる
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、前記認識部が認識する前記着目位置が更新されたときに、その更新後の着目位置が前記同期領域の中央の所定範囲に含まれる場合は、前記再決定を行わない
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、前記再決定した同期領域を前記表示端末に表示させるとき、前記再決定された同期領域の前記画面内での位置を前記表示端末のユーザに通知する
    ことを特徴とする請求項8乃至9のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記通知は、ズームインとズームアウトのアニメーション表示のうち少なくとも一方で行う
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、前記画面内の前記同期領域に該当する部分を他の部分と区別して前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  13. 表示部と、外部の表示端末と通信を行う通信部とを備える情報処理装置で実行されるプログラムであって、
    前記表示端末の解像度および表示領域のサイズを取得する表示能力取得ステップと、
    前記表示部の解像度および表示領域のサイズを、前記表示能力取得ステップで取得した解像度および表示領域のサイズと比較する比較ステップと、
    前記表示部が表示中の画面において、自装置を使用中のユーザから着目されている着目位置を認識する認識ステップと、
    前記表示端末の表示内容を、前記表示部で表示中の画面と同期させる指示を受ける指示受付ステップと、
    前記指示受付ステップにて前記指示を受けた場合に、前記比較の結果、および前記着目位置に基づいて、前記画面のうち前記表示端末に表示させる同期領域のサイズと位置を決定するとともに、該決定した同期領域を表示するためのデータを、前記通信部を介して前記表示端末に送信して前記同期領域を前記表示端末に表示させる表示制御ステップと、
    を有する
    ことを特徴とするプログラム。
  14. 前記表示制御ステップでは、前記表示端末が前記同期領域を表示するとき、表示内容の可読性が確保されるように前記同期領域のサイズを決定する
    ことを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記画面は複数のオブジェクトを含み、
    前記オブジェクトに対する操作を受け付ける操作受付ステップを更に有し、
    前記認識ステップでは、前記操作を受けた前記オブジェクトに基づいて、前記着目位置を認識する
    ことを特徴とする請求項13または14に記載のプログラム。
  16. 前記認識ステップでは、前記操作の内容に応じて、該操作の対象となった前記オブジェクトに優先度を設定し、前記優先度に基づいて選出されたオブジェクトに基づいて前記着目位置を認識する
    ことを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記表示制御ステップでは、前記同期領域とともに、前記画面内での前記同期領域の位置およびサイズを示すマップ情報を送信して前記表示端末に表示させる
    ことを特徴とする請求項13乃至16のいずれか1つに記載のプログラム。
  18. 前記表示制御ステップでは、前記画面内にて前記同期領域の占める割合が一定以上の場合は、前記マップ情報を前記表示端末に表示させない
    ことを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記表示部の近傍にいるユーザの立ち位置を検出するユーザ位置検出ステップをさらに備え、
    前記認識ステップでは、前記立ち位置を一の判断要素にして、前記着目位置を認識する
    ことを特徴とする請求項13乃至18のいずれか1つに記載のプログラム。
  20. 前記表示制御ステップでは、前記認識ステップにて認識する前記着目位置が更新された場合、前記同期領域の位置とサイズを再決定し、その再決定した同期領域を前記表示端末に表示させる
    ことを特徴とする請求項13乃至19のいずれか1つに記載のプログラム。
  21. 前記表示制御ステップでは、前記認識ステップにて認識する前記着目位置が更新されたときに、その更新後の着目位置が前記同期領域の中央の所定範囲に含まれる場合は、前記再決定を行わない
    ことを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
  22. 前記表示制御ステップでは、前記再決定した同期領域を前記表示端末に表示させるとき、前記再決定された同期領域の前記画面内での位置を前記表示端末のユーザに通知する
    ことを特徴とする請求項20または21に記載のプログラム。
  23. 前記通知は、ズームインとズームアウトのアニメーション表示のうち少なくとも一方で行う
    ことを特徴とする請求項22に記載のプログラム。
  24. 前記表示制御ステップでは、前記画面内の前記同期領域に該当する部分を他の部分と区別して前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項13乃至23のいずれか1つに記載のプログラム。
  25. 表示部と、外部の表示端末と通信を行う通信部とを備える情報処理装置が、前記表示端末の解像度および表示領域のサイズを取得する表示能力取得ステップと、
    前記情報処理装置が、前記表示部の解像度および表示領域のサイズを、前記表示能力取得ステップで取得した解像度および表示領域のサイズと比較する比較ステップと、
    前記情報処理装置が、前記表示部が表示中の画面において、自装置を使用中のユーザから着目されている着目位置を認識する認識ステップと、
    前記情報処理装置が、前記表示端末の表示内容を、前記表示部で表示中の画面と同期させる指示を受ける指示受付ステップと、
    前記情報処理装置が、前記指示受付ステップにて前記指示を受けた場合に、前記比較の結果、および前記着目位置に基づいて、前記画面のうち前記表示端末に表示させる同期領域のサイズと位置を決定するとともに、該決定した同期領域を表示するためのデータを、前記通信部を介して前記表示端末に送信して前記同期領域を前記表示端末に表示させる表示制御ステップと、
    を有する
    ことを特徴とする表示制御方法。
  26. 前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記表示端末が前記同期領域を表示するとき、表示内容の可読性が確保されるように前記同期領域のサイズを決定する
    ことを特徴とする請求項25に記載の表示制御方法。
  27. 前記画面は複数のオブジェクトを含み、
    前記情報処理装置が、前記オブジェクトに対する操作を受け付ける操作受付ステップを更に有し、
    前記認識ステップでは、前記情報処理装置は前記操作を受けた前記オブジェクトに基づいて、前記着目位置を認識する
    ことを特徴とする請求項25または26に記載の表示制御方法。
  28. 前記認識ステップでは、前記情報処理装置は前記操作の内容に応じて、該操作の対象となった前記オブジェクトに優先度を設定し、前記優先度に基づいて選出されたオブジェクトに基づいて前記着目位置を認識する
    ことを特徴とする請求項27に記載の表示制御方法。
  29. 前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記同期領域とともに、前記画面内での前記同期領域の位置およびサイズを示すマップ情報を送信して前記表示端末に表示させる
    ことを特徴とする請求項25乃至28のいずれか1つに記載の表示制御方法。
  30. 前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記画面内にて前記同期領域の占める割合が一定以上の場合は、前記マップ情報を前記表示端末に表示させない
    ことを特徴とする請求項29に記載の表示制御方法。
  31. 前記情報処理装置が、前記表示部の近傍にいるユーザの立ち位置を検出するユーザ位置検出ステップをさらに備え、
    前記認識ステップでは、前記情報処理装置は前記立ち位置を一の判断要素にして、前記着目位置を認識する
    ことを特徴とする請求項25乃至30のいずれか1つに記載の表示制御方法。
  32. 前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記認識ステップにて認識する前記着目位置が更新された場合、前記同期領域の位置とサイズを再決定し、その再決定した同期領域を前記表示端末に表示させる
    ことを特徴とする請求項25乃至31のいずれか1つに記載の表示制御方法。
  33. 前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記認識ステップにて認識する前記着目位置が更新されたときに、その更新後の着目位置が前記同期領域の中央の所定範囲に含まれる場合は、前記再決定を行わない
    ことを特徴とする請求項32に記載の表示制御方法。
  34. 前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記再決定した同期領域を前記表示端末に表示させるとき、前記再決定された同期領域の前記画面内での位置を前記表示端末のユーザに通知する
    ことを特徴とする請求項32または33に記載の表示制御方法。
  35. 前記通知は、ズームインとズームアウトのアニメーション表示のうち少なくとも一方で行う
    ことを特徴とする請求項34に記載の表示制御方法。
  36. 前記表示制御ステップでは、前記情報処理装置は前記画面内の前記同期領域に該当する部分を他の部分と区別して前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項25乃至35のいずれか1つに記載の表示制御方法。
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