JP2017216676A - 磁気センサ集積回路、モータ組立体及び応用装置 - Google Patents

磁気センサ集積回路、モータ組立体及び応用装置 Download PDF

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Abstract

【課題】改良された磁気センサ集積回路、モータ組立体及び応用装置を提供する。【解決手段】磁気センサ集積回路は磁界検出回路を含む。磁界検出回路は、外部磁界を検知し、電気検出信号を出力するように構成された磁気検知要素と、電気検出信号上で増幅及び干渉除去を実行し、アナログ信号を発生するように構成された信号処理ユニットと、アナログ電気信号を基準電圧と比較し、外部磁界に対応する磁石検出信号を出力するように構成された比較器とを含む。基準電圧は、磁界検出回路の入力共通モード電圧に基づき発生する。【選択図】図1

Description

[0001] 開示は、電子回路の技術分野に、より詳しくは磁気センサ集積回路に関する。
[0002] 磁気センサ集積回路は、電子製品及び近代産業で広く使用される。磁気センサ集積回路は、外部磁界情報を検出し、検出された情報を電気信号へ変換することができる。
[0003] 一部の磁気センサ集積回路は比較器を備える。比較器は、電気信号を基準電圧と比較して、外部の場の極性を決定するように構成される。従来技術では、比較器の基準電圧は、一般に、磁気センサ集積回路中のパワーモジュールによって一定の基準電圧に基づき発生し、一定の基準電圧は、内部バンドギャップ基準電圧源によって発生する。この場合、磁気センサ集積回路のパワーモジュールは、複雑でありかつ高価である。
[0004] 本開示の第1の態様では、磁気センサ集積回路が提供され、それは、
ハウジングと、
ハウジングの内側に配置された半導体基板と、
半導体基板上に設けた電子回路と、
ハウジングから延び出る出力ポート、及び外部電源に接続するための入力ポートとを備え、
電子回路は磁界検出回路を備え、磁界検出回路は、
外部磁界を検知し、電気検出信号を出力するように構成された磁気検知要素と、
電気検出信号を増幅し、電気検出信号から干渉を除去してアナログ電気信号を発生するように構成された信号処理ユニットと、
アナログ電気信号を基準電圧と比較し、外部磁界に対応する磁石検出信号を出力するように構成された比較器とを備え、
基準電圧は、磁界検出回路の入力共通モード電圧に基づき発生する。
[0005] 磁気検知要素は、定電流源によって給電できることが好ましい。
[0006] 基準電圧は、入力共通モード電圧につれて変動できることが好ましい。
[0007] 基準電圧は、互いに減算される一対の差分基準電圧によって得た高電圧閾値及び低電圧閾値を備えることができ、
アナログ電気信号は一対の差分電圧信号を備えることができ、
比較器は、第1の比較器、第2の比較器及びラッチ論理回路を備えることができ、第1の比較器及び第2の比較器の各々は、4つの入力端子を備え、4つの入力端子は、それぞれ一対の差分基準電圧及び一対の差分電圧信号を受け取り、一対の差分基準電圧は、第1の比較器と比べて第2の比較器に反対に連結され、
第1の比較器は、一対の差分電圧信号間の電圧差と高電圧閾値との間の比較結果を出力するように構成され、
第2の比較器は、電圧差と低電圧閾値との間の比較結果を出力するように構成され、
ラッチ論理回路は、
第1の比較器によって出力される比較結果が、電圧差が高レベルよりも高いことを示す場合、第1のレベルを出力し、
第2の比較器によって出力される比較結果が、電圧差が低レベルよりも低いことを示す場合、第1のレベルと反対である第2のレベルを出力し、
第1の比較器及び第2の比較器によって出力される比較結果が、電圧差が高電圧閾値と低電圧閾値との間にあることを示す場合、変わらない出力状態を維持するように構成されることが好ましい。
[0008] 電気検出信号は磁界信号及び偏差信号を含むことができ、信号処理ユニットは、チョッピングスイッチ、チョッパ増幅器及び低域フィルタを含むことができ、
チョッピングスイッチは、磁気検知要素によって出力される電気検出信号を、ベースバンド周波数内の偏差信号と、チョッピング周波数内の磁界信号とに分離するように構成され、
チョッパ増幅器は、電気検出信号を分割することによって得られる偏差信号及び磁界信号を増幅して、ベースバンド周波数内の増幅された偏差信号及びチョッピング周波数内の増幅された磁界信号を、それぞれチョッピング周波数及びベースバンド周波数へ変換するように構成され、低域フィルタは、チョッピング周波数へ切り換える偏差信号をフィルタに通すように構成されることが好ましい。
[0009] 磁気センサ集積回路はパワーモジュールをさらに備えることができ、パワーモジュールは整流器を備え、整流器は、入力ポートに接続された入力端子を備えることができ、外部電源によって供給される電圧を第1の直流電圧へ変換するように構成できることが好ましい。
[0010] パワーモジュールは、整流器によって出力された第1の直流電圧出力を、第2の直流電圧へ変換するように構成された電圧調整ユニットをさらに備え、第1の直流電圧の平均は、第2の直流電圧の平均よりも大きいことが好ましい。
[0011] パワーモジュールは電流源発生回路をさらに含むことができ、電流源発生回路は、第2の直流電圧によって給電でき、温度につれて変化しない定電流源を発生するように構成でき、磁気検知要素は、定電流源によって給電できることが好ましい。
[0012] 信号処理ユニットは、電気検出信号を増幅するように構成された増幅器と、電気検出信号中の干渉信号をフィルタに通すように構成されたフィルタとを備えることができ、入力共通モード電圧は、増幅器及びフィルタに入力できることが好ましい。
[0013] 磁界検出回路は、第2の直流電圧によって給電でき、入力共通モード電圧は、第2の直流電圧の半分にできることが好ましい。
[0014] 磁気センサ集積回路は、基準電圧発生回路をさらに備えることができ、基準電圧発生回路は、電圧検出回路及び分圧器を備えることができ、
電圧検出回路は、入力共通モード電圧と基準共通モード電圧との間の差を検出し、対応する検出電流を出力するように構成され、
分圧器は、一対の差分基準電圧を出力するための一対の出力端子と、基準共通モード電圧を出力するための出力端子とを備え、検出電流が分圧器を流れるとき、検出電流の変動により、分圧器によって出力される基準電圧が対応して変化することが好ましい。
[0015] 磁気センサ集積回路は、出力制御回路をさらに含むことができ、出力制御回路は、少なくとも磁石検出信号に基づき、磁気センサ集積回路を、電流が出力ポートから外向きに流れる第1の状態及び電流が外側から出力ポートに流れる第2の状態の少なくとも一方で作動させるように構成できることが好ましい。
[0016] 出力制御回路は、第1のスイッチ及び第2のスイッチを含むことができ、第1のスイッチ及び出力ポートは第1の電流路で接続でき、第2のスイッチ及び出力ポートは第2の電流路で接続でき、第2の電流路の方向は第1の電流路の方向と反対であり、第1の電流路及び第2の電流路は、磁石検出信号に基づき選択的に電導するように制御できることが好ましい。
[0017] 出力制御回路は、第1のスイッチ及び第2のスイッチを備え、第1のスイッチ及び出力ポートは第1の電流路で接続され、第2のスイッチ及び出力ポートは第2の電流路で接続され、第2の電流路の方向は第1の電流路の方向と反対であり、第1の電流路及び第2の電流路は、磁石検出信号に基づき選択的に電導するように制御されることが好ましい。
[0018] 外部電源は交流電源にすることができ、出力制御回路は、磁気検出信号が、外部磁界が第1の極性でありかつ交流電源が前半サイクルで作動することを表す場合に、磁気センサ集積回路を第1の状態及び第2の状態の一方で作動させ、磁気検出信号が、外部磁界が第2の極性でありかつ交流電源が後半サイクルで作動することを表す場合に、磁気センサ集積回路を第1の状態及び第2の状態の他方で作動させるように構成することができ、交流電源は、後半サイクルで作動することが好ましい。
[0019] 電気検出信号は磁界信号及び偏差信号を備え、信号処理ユニットは、
偏差信号をベースバンド周波数へ、磁界信号をチョッピング周波数へそれぞれ変調するように構成されたチョッピングスイッチと、
周波数内の偏差信号をフィルタに通すように構成された高域フィルタと、
磁界信号をベースバンド周波数へ復調するように構成された復調器とを備えることが好ましい。
[0020] 本開示の別の態様では、モータ組立体が提供され、それは、モータ及びモータ駆動回路を備え、モータ駆動回路は、上記磁気センサ集積回路の何れかの1つの磁気センサ集積回路を備える。
[0021] モータはステータ及び永久磁石ロータを含み得て、ステータはステータコアと、ステータコアに巻き付けた単相巻線とを含み得ることが好ましい。
[0022] 本開示の別の態様では、応用装置が提供され、それはモータ組立体を備え、モータ組立体は、上記磁気センサ集積回路の何れかの1つの磁気センサ集積回路を含む。
[0023] 応用装置は、ポンプ、ファン、家庭用電化製品又は車両にできることが好ましい。
[0024] 本開示の実施形態又は従来技術による技術的解決策がより明らかになるように、以下、本開示の実施形態による図面を簡単に説明する。図面は、本開示の一部の実施形態にすぎず、当業者であれば、これらの図面から創造的作業を伴わずに他の図面が得られることは明らかである。
本開示の実施形態による磁気センサ集積回路の概要構造図である。 本開示の実施形態による磁気センサ集積回路内の比較器の概要構造図である。 本開示の実施形態による磁気センサ集積回路内の比較器における信号の波形線図である。 本開示の実施形態による磁気センサ集積回路内の信号処理ユニットの概要構造図である。 本開示の実施形態による磁気センサ集積回路内のパワーモジュールの概要構造図である。 本開示の実施形態による磁気センサ集積回路内の整流器の回路図である。 本開示の実施形態による磁気センサ集積回路の基準電圧発生器の概要構造図である。 本開示の実施形態による磁気センサ集積回路の出力制御回路の回路図である。 本開示の別の実施形態による磁気センサ集積回路の出力制御回路の回路図である。 本開示の別の実施形態による磁気センサ集積回路の出力制御回路の回路図である。 本開示の実施形態によるモータ組立体の概要構造図である。 本開示の実施形態によるモータ組立体の同期モータの概要構造図である。
[0037] 図1に示すように、本開示の実施形態による磁気センサ集積回路は、ハウジングと、ハウジング内に配置された半導体基板と、半導体基板上に設けた電子回路と、ハウジングから延び出る出力ポート3と、外部電源に接続するための入力ポート1とを含む。電子回路は磁界検出回路2を含む。
[0038] 磁界検出回路2は、磁気検知要素21、信号処理ユニット22及び比較器23を含む。
[0039] 磁気検知要素21は、外部磁界を検知し、電気検出信号を出力するように構成される。
[0040] 信号処理ユニット22は、電気検出信号を増幅し、電気検出信号から干渉を取り除いてアナログ電気信号を発生するように構成される。
[0041] 比較器23は、アナログ電気信号を基準電圧と比較し、外部磁界に対応する磁石検出信号を出力するように構成される。基準電圧は、磁界検出回路の入力共通モード電圧に基づいて発生する。
[0042] この実施形態では、磁石検出信号は、出力ポート3から出力することができる。
[0043] この実施形態による磁気センサ集積回路では、基準電圧は、入力共通モード電圧に基づいて発生し、供給電圧及び入力共通モード電圧の変動につれて変化することができ、それによって比較器により出力される磁石検出信号の精度及び信頼度を保証する。従って、この実施形態による磁気センサ集積回路は、そのパワーモジュールに対する要求が低く、回路は、単純でかつ低価格である。
[0044] 磁気検知要素21は、定電流源によって給電されることが好ましい。
[0045] 実施では、磁気検知要素21は、定電圧源又は定電流源によって給電することができる。この実施形態では、定電流源が採用され、結果として定電流源によって給電されるパワーモジュールは、バンドギャップ基準電圧源なしで定電圧を出力することができ、従ってパワーモジュール全体の構造が簡単である。
[0046] 比較器23は、ヒステリシス比較器であることが好ましい。
[0047] 基準電圧は、互いに減算された一対の差分基準電圧(VH及びVL)によって得た高電圧閾値Rh及び低電圧閾値Rlを含むことが好ましい。具体的には、高電圧閾値RhはVHからVLを引くことによって得られ、低電圧閾値RlはVLからVHを引くことによって得られる。信号処理ユニットによって出力されるアナログ電気信号は、一対の差分電圧信号(P3及びN3)を含む。
[0048] 図2に示すように、比較器23は、第1の比較器U1、第2の比較器U2及びラッチ論理回路231を含む。第1の比較器U1及び第2の比較器U2の各々は、4つの入力端子を備え、4つの入力端子は、それぞれ一対の差分基準電圧(VH及びVL)と、一対の差分電圧信号(P3及びN3)とを受け取る。第1の比較器U1及び第2の比較器U2の各々の非反転入力端子は、一対の差分電圧信号の正の信号P3を受け取り、第1の比較器U1及び第2の比較器U2の各々の反転入力端子は、一対の差分電圧信号の負の信号N3を受け取る。第1の比較器U1の非反転基準入力端子は、一対の差分基準電圧の正電圧VHと連結され、第1の比較器U1の反転基準入力端子は、一対の差分基準電圧の負電圧VLと連結される。第2の比較器U2の非反転基準入力端子は、一対の差分基準電圧の負電圧VLと連結され、第2の比較器U2の反転基準入力端子は、一対の差分基準電圧の正電圧VHと連結される。すなわち、対の差分基準電圧は、第1の比較器U1への連結と比べて、第2の比較器U2へ反対に連結される。
[0049] 第1の比較器U1は、対の差分電圧信号の電圧差(P3−N3)と高電圧閾値Rhとの間の比較結果を出力するように構成される。
[0050] 第2の比較器U2は、電圧差(P3−N3)と低電圧閾値Rlとの間の比較結果を出力するように構成される。
[0051] ラッチ論理回路231は、第1の比較器U1によって出力される比較結果が、電圧差が高電圧閾値より大きいこと、即ち(P3−N3)>(VH−VL)であることを示すとき、第1のレベルを出力するように構成される。ラッチ論理回路231は、第2の比較器U2によって出力される比較結果が、電圧差が低電圧閾値よりも小さいこと、即ち(P3−N3)<(VL−VH)であることを示すとき、第2のレベルを出力するように構成される。第2のレベルは第1のレベルと反対である。ラッチ論理回路231は、第1の比較器U1及び第2の比較器U2によって出力された比較結果が、電圧差が高電圧閾値と低電圧閾値との間にあること、即ち(VL−VH)<(P3−N3)<(VH−VL)であることを表わす場合、変わらない出力状態を維持するように構成される。
[0052] 図3を参照して、ラッチ論理回路231は、第1の比較器U1によって出力される比較結果が(P3−N3)>Rh、Rh=(VH−VL)であり、又は外部磁界の磁界強度が、外部磁界が1つの極性であることを表す動作点Bopに達した場合に、比較器23に第1のレベル(例えば、高レベル)を出力させるように構成される。ラッチ論理回路231は、第2の比較器U2によって出力された比較結果が(P3−N3)<Rl、Rl=(VL−VH)であり、又は外部磁界の磁界強度が、外部磁界が別の極性であることを表す解放点Brpに達しない場合に、比較器23に第2のレベル(例えば、低レベル)を出力させるように構成される。ラッチ論理回路231は、R1<(P3−N3)Rhであり、又は外部磁界の磁界強度が動作点Bopと解放点Brpとの間にある場合に、比較器23に変わらない出力状態を維持させるように構成される。
[0053] 信号処理ユニット22は、電気検出信号を増幅するように構成された増幅器と、電気検出信号中の干渉信号をフィルタに通すように構成されたフィルタとを含む。入力共通モード電圧は、増幅器及びフィルタに入力される。
[0054] 本開示の実施形態では、磁気検知要素21によって出力される電気検出信号は、磁界信号及び偏差信号を含む。磁界信号は、磁気検知要素21によって検出された、外部磁界と一致する理想的な磁界電圧信号であり、偏差信号は、磁気検知要素21の固有の偏差である。
[0055] 図4に示すように、具体的な実施形態では、信号処理ユニットは、チョッピングスイッチ221、チョッパ増幅器222及び低域フィルタ223を含むことが好ましい。
[0056] チョッピングスイッチ221は、磁気検知要素によって出力される電気検出信号を、ベースバンド周波数内の偏差信号と、チョッピング周波数内の磁界信号とに分離するように構成される。
[0057] チョッパ増幅器222は、偏差信号及び磁界信号を増幅し、増幅された偏差信号及び増幅された磁界信号を、それぞれチョッピング周波数及びベースバンド周波数へ切り換えるように構成される。
[0058] 低域フィルタ223は、チョッピング周波数へ切り換えた偏差信号をフィルタに通すように構成される。
[0059] チョッパ増幅器222及び低域フィルタ223は、両方とも、入力共通モード電圧Vcm−refを受け取る。低域フィルタ223は、アナログ電気信号、即ち図2に示す一対の差分電圧信号(P3及びN3)を出力する。
[0060] チョッピング周波数は100kHzよりも高く、ベースバンド周波数は200Hzよりも低いことが好ましい。
[0061] この実施形態では、入力ポートは外部交流電源に接続するために構成される。ベースバンド周波数は、外部交流電源の周波数に比例する。具体的には、可能な実施例では、ベースバンド周波数は、外部磁界の磁界変動周波数と等しく、外部交流電源の周波数の2倍である。
[0062] 信号処理ユニットは、実状に応じて構成できることを理解されたい。信号処理ユニットの構成に特別の制限はなく、他のどのような構成の信号処理ユニットも、全て本応用の範囲内である。
[0063] 図1に示すように、磁気センサ集積回路は、パワーモジュール4をさらに含むことが好ましい。図5はパワーモジュール4の回路構造を示し、パワーモジュール4は、整流器41、電圧調整ユニット42及び電流源発生回路43を含む。
[0064] 整流器41は、入力ポート1に接続された入力端子を有し、外部電源によって供給される電圧を第1の直流電圧へ変換するように構成される。
[0065] 電圧調整ユニット42は、整流器41によって出力される第1の直流電圧を第2の直流電圧へ変換するように構成され、第1の直流電圧の平均は、第2の直流電圧の平均よりも大きい。この実施形態では、電圧調整ユニットは、整流器の出力端子と接続された電圧降下抵抗器及び電圧安定装置を含む。
[0066] 電流源発生回路43は、第2の直流電圧によって給電され、温度につれて変化しない定電流源を発生するように構成される。磁気検知要素21は定電流源によって給電される。この場合、気温が変化しても、磁気検知要素21の出力は、変わらないままである。
[0067] 信号処理ユニットは、第2の直流電圧によって給電されることが好ましい。チョッパ増幅器222及び低域フィルタ223に入力される入力共通モード電圧は、第2の直流電圧の半分である。
[0068] 図6は、整流器の具体的な回路を示し、整流器は、全波整流ブリッジ及び電圧安定ユニットを含む。電圧安定ユニットは、全波整流ブリッジの2つの出力端子間に接続されたツェナーダイオードを含む。全波整流ブリッジは、直列に接続された第1のダイオード611及び第2のダイオード612と、直列に接続された第3のダイオード613及び第4のダイオード614とを含む。第1のダイオード611と第2のダイオード612との間の共通端子は、第1の入力ポートVAC+に電気的に接続され、第3のダイオード613と第4のダイオード614との間の共通端子は、第2の入力ポートVAC−に電気的に接続される。
[0069] 第1のダイオード611の入力端子が、第3のダイオード613の入力端子に電気的に接続されて、全波整流ブリッジの接地出力端子を形成する。第2のダイオード612の出力端子が、第4のダイオード614の出力端子に電気的に接続されて、全波整流ブリッジの電圧出力端子VDDを形成する。電圧安定ダイオード621は、第2のダイオード612と第4のダイオード614との間の共通端子と、第1のダイオード611と第3のダイオード613との間の共通端子との間に接続される。本開示の実施形態では、出力制御回路の電源端子は、全波整流ブリッジの電圧出力端子に電気接続できることに留意されたい。
[0070] この実施形態では、磁気センサ集積回路のそれぞれの部品用の供給電圧が詳細に説明される。もちろん、実施では、それぞれの部品用の供給電圧は、それらに限定されない。それぞれの部品用の供給電圧は、特定の応用条件に応じて決めることができ、全て本開示の範囲内に含まれる。
[0071] 図5に示すように、磁気センサ集積回路は、基準電圧発生回路5をさらに含み、基準電圧発生回路5は、電圧検出回路51及び分圧器52を含むことが好ましい。図7は、基準電圧発生回路5の回路構造を示す。
[0072] 電圧検出回路51は、入力共通モード電圧Vcm−refと基準共通モード電圧Vcmとの間の差を検出し、対応する検出電流を出力するように構成される。分圧器52には、一対の差分基準電圧VH及びVLを出力するための一対の出力端子と、基準共通モード電圧Vcmを出力するための出力端子とを設ける。検出電流が分圧器52を通って流れるとき、検出電流の変動により、分圧器52によって一対の差分基準電圧VH及びVLが出力され、基準共通モード電圧Vcmが対応して変化する。基準共通モード電圧Vcmは、基準共通モード電圧Vcmと入力共通モード電圧Vcm−refとの間の電圧差に等しい。
[0073] この実施形態による磁気センサ集積回路では、磁界検出回路は、電圧調整ユニット42によって出力される第2の直流電圧により給電される。第2の直流電圧は変動することができ、それにより磁気検知要素によって出力される電気検出信号が対応して変動することができる。比較器に入力される基準電圧は、入力共通モード電圧に基づき発生し、供給電圧及び入力共通モード電圧の変動につれて変化することができ、それによって比較器により出力される磁石検出信号の精度及び信頼性を保証する。従って、この実施形態による磁気センサ集積回路は、そのパワーモジュールのための要求が低く、回路が単純でありかつ安価である。
[0074] 磁気センサ集積回路は、出力制御回路をさらに含むことができる。出力制御回路は磁石検出信号を受け取り、出力制御回路の出力ポートPoutは、磁気センサ集積回路の出力ポート3に連結される。出力制御回路は、好ましくは第1の直流電圧によって給電され、少なくとも磁石検出信号に基づき、磁気センサ集積回路を、電流が出力ポートから外向きに流れる第1の状態及び電流が外側から出力ポートに流れる第2の状態の少なくとも一方で作動させるように構成される。
[0075] 実施形態では、出力制御回路は、第1の状態と第2の状態との間で切り換わるように構成される。第1の状態は、負荷電流が、磁気センサの内部から外部に出力ポートを介して流れる状況に対応することができ、第2の状態は、負荷電流が、磁気センサの外部から内部に出力ポートを介して流れる状況に対応することができる。一部の実施形態では、磁気センサは、電流が出力ポートを通って流れない第3の状況で作動することができる。
[0076] 出力制御回路は、第1のスイッチ及び第2のスイッチを含むことが好ましい。第1のスイッチ及び出力ポートは、第1の電流路で接続される。第2のスイッチ及び出力ポートは、第2の電流路で接続される。第2の電流路の方向は、第1の電流路の方向と反対である。第1の電流路及び第2の電流路は、磁石検出信号に基づき選択的に電導するように制御される。
[0077] 第1のスイッチはトリオードとすることができ、第2のスイッチはトリオード又はダイオードとすることができ、それらは、実状に応じて決めることができ、本開示に限定されないことが好ましい。
[0078] 具体的には、本開示の実施形態意では、図8に示すように、第1のスイッチ31は低レベルでオンし、第2のスイッチ32は高レベルでオンする。第1のスイッチ31及び出力ポートPoutは第1の電流路で接続され、第2のスイッチ32及び出力ポートPoutは第2の電流路で接続される。第1のスイッチ31及び第2のスイッチ32の制御端子は、磁界検出回路に接続される。第1のスイッチ31の電流入力端子は、高電圧(例えば直流電源)に接続され、第1のスイッチ31の電流出力端子は、第2のスイッチ32の電流入力端子に接続され、第2のスイッチ32の電流出力端子は、低電圧(例えば接地)に接続される。磁界検出回路によって出力される磁石検出信号が低レベルである場合、第1のスイッチ31がオンし、第2のスイッチ32がオフし、その結果高電圧からの負荷電流は、第1のスイッチ31を通って流れ、出力ポートPoutから外方に流れる。磁界検出回路によって出力される磁石検出信号が高レベルである場合、第2のスイッチ32がオンし、第1のスイッチ31がオフし、その結果負荷電流は、外側から出力ポートPoutを通って内方に流れ、第2のスイッチ32を通って流れる。実施例では、第1のスイッチ31は、正チャネル金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(P型MOSFET)であり、第2のスイッチ32は、負チャネル金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(N型MOSFET)である。他の実施形態では、第1のスイッチ及び第2のスイッチは、その他の型式の半導体スイッチとすること、例えば、接合電界効果トランジスタ(JFET)又は金属半導体電界効果トランジスタ(MESFET)のような、その他の電界効果トランジスタにできることを理解されたい。
[0079] 本開示の別の実施形態では、図9に示すように、第1のスイッチ31は高レベルでオンする切換えトランジスタであり、第2のスイッチ32は一方向電導ダイオードである。第1のスイッチ31の制御端子及び第2のスイッチ32の陰極は、磁界検出回路に接続される。第1のスイッチ31の電流入力端子は整流回路の出力端子に接続され、第1のスイッチ31の電流出力端子及び第2のスイッチ32の陽極は、出力ポートPoutに接続される。第1のスイッチ31及び出力ポートPoutは第1の電流路で接続される。出力ポートPout、第2のスイッチ32及び磁界検出回路は、第2の電流路で接続される。磁界検出回路によって出力される磁石検出信号が高レベルである場合、第1のスイッチ31がオンし、第2のスイッチ32がオフし、その結果整流回路からの負荷電流は、第1のスイッチ31を通って流れ、出力ポートPoutから外方に流れる。磁界検出回路によって出力される磁石検出信号が低レベルである場合、第2のスイッチ32がオンし、第1のスイッチ31はオフし、その結果負荷電流は、外側から出力ポートPoutを通って内方に流れ、スイッチ32を通って流れる。本開示の他の実施形態では、第1のスイッチ31及び第2のスイッチ32は他の構造とすることができ、他の構造は、実状に応じて決定することができ、本開示に限定されない。
[0080] 本開示の別の実施形態では、出力制御回路は、電流が出力ポートから外部に流れる第1の電流路と、電流が出力ポートから内側に流れる第2の電流路と、第1の電流路及び第2の電流路の一方に電気的に接続されたスイッチとを含む。スイッチは、信号処理ユニットによって出力される磁界検出信号によって制御され、第1の電流路及び第2の電流路を選択的にオンする。随意的に、第1の電流路及び第2の電流路の他方の経路にはスイッチを配置しない。
[0081] 本開示の別の実施形態では、出力制御回路30は一方向スイッチを含む。一方向スイッチ及び出力ポートは、第1の電流路で接続される。磁界検出回路の出力端子及び出力ポートは、第2の電流路で接続される。第2の電流路の方向は、第1の電流路の方向と反対である。一方向スイッチは、磁石検出信号に基づき制御される。第1の電流路及び第2の電流路は、磁石検出信号に基づき選択的に電導するように制御される。代替的に、第2の電流路内の抵抗器R1は、一方向導電スイッチ33に背中合わせに並列に電気接続された一方向電導スイッチで置き換えることができ、結果として出力ポートから流れ出る負荷電流は、出力ポートに流れ込む負荷電流と釣り合う。
[0082] 具体的な実施として、図10に示すように、出力制御回路30は、一方向スイッチ33を含む。一方向スイッチ33及び出力ポートPoutは第1の電流路で接続される。一方向スイッチ33の電流入力端子は、磁界検出回路の出力端子と接続することができる。磁界検出回路の出力端子は、第2の電流路内の抵抗器R1を介して出力ポートPoutと接続することができる。第2の電流路の方向は、第1の電流路方向と反対である。磁石検出信号が高レベルである場合、一方向スイッチ33がオンし、負荷電流は、一方向のスイッチ33を通って流れ、出力ポートPoutを通って外方に流れる。磁石検出信号が低レベルである場合、一方向スイッチ33はオフし、負荷電流は、外側から出力ポートPoutを通って内方に流れ、抵抗器R1及び磁界検出回路を通って流れる。
[0083] 以下において、本開示の実施形態による磁気センサ集積回路が、具体的な応用例と併せて説明される。
[0084] 図11に示すように、本開示の実施形態によりモータ組立体がさらに提供される。モータ組立体は、交流電源100によって給電されるモータ200と、モータ200に直列に電気接続された双方向電導スイッチ300と、本開示の上記実施形態の何れか1つによる磁気センサ集積回路400とを含む。磁気センサ集積回路400の出力ポートは、双方向電導スイッチ300の制御端に電気接続される。モータ組立体は、交流電源100によって供給される電圧を下げて、降下電圧を磁気センサ集積回路400に供給する電圧降下回路500をさらに含むことが好ましい。磁気センサ集積回路400は、モータ200のロータの近くに配置されて、ロータ内の磁界の変化を検知する。
[0085] 本開示の具体的な実施形態では、モータは同期モータである。図12に示すように、同期モータは、ステータと、ステータに対して回転できるロータ11とを含む。ステータは、ステータコア12と、ステータコア12の周りに巻き付けたステータ巻線16とを含む。ステータコア12は、純鉄、鋳鉄、鋳鋼、電気鋼、ケイ素鋼などの軟磁性材料で作ることができる。ロータ11は永久磁石を含む。ステータ巻線16を交流電源と直列に接続すると、fが交流電源の周波数であり、pがロータの極対の数であるとき、ロータ11は、一定の回転速度(60f/p)回転/分で定速回転する。実施形態では、ステータコア12は、対向して配置された2つの極部分14を含み、各々の極部分は磁極弧面15を有する。ロータ11の外面は磁極弧面15に対向し、それらの間に実質的に均一な空隙が形成される。本開示における実質的に均一な空隙は、ステータとロータとの間の空隙の大部分が均一であり、空隙のわずかな部分が不均一であることを示す。ロータの極部分の磁極弧面15上に内方に凹状の始動溝17を配置することが好ましい。磁極弧面15のうち始動溝17以外の部分は、ロータと同心である。上記構成により不均一な磁界を形成することができ、その結果ロータが休止するとき、ロータの極軸線S1がステータの極部分の中心軸線S2に対して角度を成し、ロータは、集積回路の作用の下でモータが通電されるたびに、始動トルクを有することができる。ロータの極軸線S1は、極性が異なるロータの2つの磁極間の境界線である。ステータの極部分14の中心軸線S2は、ステータの2つの極部分14の中心間を通る接続線である。実施形態では、ステータ及びロータの各々は、2つの磁極を有する。他の実施形態では、ステータの磁極の数は、ロータの磁極の数と異なることができ、それは、4つ及び6つのように2つよりも多くても良いことを理解されたい。
[0086] 出力制御回路30は、交流電源100が正の半周期で作動しかつ永久磁石ロータの磁界は第1の極性を有することを磁気センサが検出するとき、又は交流電源100が負の半周期で作動しかつ永久磁石ロータの磁界は第1の極性とは反対の第2の極性を有することを磁気センサが検出するとき、双方向電導交流スイッチ300をオンするように構成される。出力制御回路30は、交流電源100が負の半周期で作動しかつ永久磁石ロータが第1の極性を有するとき、又は交流電源100が正の半周期で作動しかつ永久磁石ロータが第2の極性を有するとき、双方向電導交流スイッチ300をオフする。
[0087] 上記実施形態に基づき、本開示の実施形態では、出力制御回路30は、交流電源100が正の半周期で作動しかつ永久磁石ロータの磁界が第1の極性であることを磁界検出回路2が検出したとき、磁気センサ集積回路から双方向導電スイッチ300への負荷電流流れを制御するように構成される。交流電源100が負の半周期で作動しかつ永久磁石ロータの磁界が第1の極性とは反対の第2の極性であることを磁界検出回路が検出したとき、出力制御回路30は、双方向導電スイッチ300から磁気センサ集積回路への負荷電流流れを制御するように構成される。
[0088] 本開示の好ましい実施形態では、図9に示すように、双方向導電スイッチ300は、トリオード交流スイッチ(トライアック)とすることができ、出力制御回路が実施される。交流電源100によって出力される信号が正の半周期にありかつ磁界検出回路2が低レベルを出力するとき、出力制御回路30内の第1のスイッチ31がオンし、出力制御回路30内の第2のスイッチ32がオフし、その結果電流は、交流電源100、モータ200、磁気センサ集積回路400の第1の入力端子、電圧降下回路500、全波整流ブリッジの第2のダイオード612の出力端子、出力制御回路30の第1のスイッチ31を通って流れ、出力ポートから双方向導電交流スイッチ300を介して、交流電源100に戻るように流れる。双方向導電スイッチ300がオンしたとき、電圧降下回路500及び磁気センサ集積回路400によって形成される直列分岐は短絡し、磁気センサ集積回路400は、電源がないので出力を停止し、双方向導電スイッチ300は、その2つの陽極を通って流れる電流が十分に大きい(双方向導電スイッチ300の保持電流よりも大きい)ため、制御磁極と双方向導電スイッチ300の第1の陽極との間を駆動電流が流れない間、オンのままである。交流電源100によって出力される信号が負の半周期にありかつ磁界検出回路2が高レベルを出力するとき、出力制御回路30内の第1のスイッチ31がオフし、出力制御回路30内の第2のスイッチ32がオンし、その結果電流は、交流電流100から双方向導電スイッチ300を介して入力ポートに流れ、出力制御回路30の第2のスイッチ32、全波整流ブリッジの接地出力端子及び第1のダイオード611、磁気センサ集積回路400の第1の入力端子、並びにモータ200を通って流れ、交流電源100に戻るように流れる。同様に、双方向導電スイッチ300がオンしたとき、磁気センサ集積回路400は、短絡して出力を停止し、双方向導電スイッチ300はオンのままである。交流電源100によって出力される信号が正の半周期にありかつ磁界検出回路2が高レベルを出力するとき、又は交流電源100によって出力される信号が負の半周期にありかつ磁界検出回路2が低レベルを出力するとき、出力制御回路30内の第1のスイッチ31及び第2のスイッチ32は、両方ともオフであり、双方向導電スイッチ300はオフする。従って、出力制御回路30は、交流電源100の極性変化及び磁石検出信号に基づき、磁気センサ集積回路に、ステータ巻線16の通電モードを制御するために、双方向電導スイッチ300をオン状態とオフ状態との間で所定様式で切り換えさせることができ、結果としてステータによって発生する変化磁界は、ロータの磁界位置と一致し、それによりロータを一定方向に回転させて、ロータは、モータに給電するごとに一定方向に回転することが保証される。
[0089] 上記実施形態では、本開示による磁気センサ集積回路は、可能な応用例と併せて説明されるが、それに限定されないことを理解されたい。例えば、本開示による磁気センサ集積回路は、モータの駆動に使用されるのみならず、磁界検出における他の応用例にも使用することができる。
[0090] 開示の別の実施形態によるモータでは、モータは、外部交流電源の2つの端部間に、双方向電導スイッチと直列に電気接続することができる。電気モータ及び双方向電導スイッチによって形成される第1の直列分岐は、電圧降下回路及び磁気センサ集積回路によって形成される第2の直列分岐と並列に電気接続される。磁気センサ集積回路の出力ポートは、双方向電導スイッチに電気的に接続され、これにより双方向電導スイッチを制御して予め設定された様式でオン又はオフし、それによってステータ巻線の通電モードを制御する。
[0091] 本開示の上記実施形態によるモータ組立体は、特にポンプ、ファン、家庭用電化製品又は車両のような応用装置に応用可能である。家庭用電化製品は、洗浄機、皿洗い機、レンジフード、排気ファンなどとすることができる。
[0092] 明細書の様々な実施形態は漸進的に説明され、各実施形態では他の実施形態との違いが強調して説明される。実施形態間で同じ又は似た部分につき、他の実施形態を参照できることに留意されたい。
[0093] 「第1の」、「第2の」などのような関係用語は、本明細書では、実体間又は作動間に実際の関係又は順序が存在することを必要とし又は意味するよりも、1つの実体又は作動を他から区別するためだけに使用することに留意されたい。更に、「含む」、「備える」又はあらゆる他の派生語は、排他的でないことを意図する。従って、複数の要素を含むプロセス、方法、製品又は装置は、要素だけでなく、列挙されない他の要素も含み、或いはプロセス、方法、製品又は装置に固有の要素も含む。他の方法で明確に限定されない限り、「・・・を備える(含む)」という記述は、プロセス、方法、製品又は装置にその他の同様の要素が存在する場合を排除しない。
[0094] 開示した実施形態の上記説明により、当業者は、本開示を実施すること又は使用することが可能になる。当業者には実施形態に対する様々な変更が明らかであり、本明細書で規定した一般原理は、本開示の精神又は範囲から逸脱することなく他の実施形態で実施することができる。従って、本開示は、本明細書に開示された実施形態に限定されず、本明細書に開示された原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲に従う。
1 入力ポート
2 磁界検出回路
3 出力ポート
4 パワーモジュール
21 磁気検知素子
22 信号処理ユニット
23 比較器

Claims (10)

  1. 磁気センサ集積回路であって、
    ハウジングと、
    前記ハウジングの内側に配置された半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けた電子回路と、
    前記ハウジングから延び出る出力ポート、及び前記外部電源に接続するための入力ポートとを備え、
    前記電子回路は磁界検出回路を備え、前記磁界検出回路は、
    外部磁界を検知し、電気検出信号を出力するように構成された磁気検知要素と、
    前記電気検出信号を増幅し、前記電気検出信号から干渉を除去してアナログ電気信号を発生するように構成された信号処理ユニットと、
    前記アナログ電気信号を基準電圧と比較し、前記外部磁界に対応する磁石検出信号を出力するように構成された比較器とを備え、
    前記基準電圧は、前記磁界検出回路の入力共通モード電圧に基づき発生する、ことを特徴とする磁気センサ集積回路。
  2. 前記基準電圧は、入力共通モード電圧につれて変動する、請求項1に記載の磁気センサ集積回路。
  3. 前記基準電圧は、互いに減算される一対の差分基準電圧によって得た高電圧閾値及び低電圧閾値を備え、
    前記アナログ電気信号は一対の差分電圧信号を備え、
    前記比較器は、第1の比較器、第2の比較器及びラッチ論理回路を備え、前記第1の比較器及び前記第2の比較器の各々は、4つの入力端子を備え、前記4つの入力端子は、それぞれ前記一対の差分基準電圧及び前記一対の差分電圧信号を受け取り、前記一対の差分基準電圧は、前記第1の比較器と比べて前記第2の比較器に反対に連結され、
    前記第1の比較器は、前記一対の差分電圧信号間の電圧差と前記高電圧閾値との間の比較結果を出力するように構成され、
    前記第2の比較器は、前記電圧差と前記低電圧閾値との間の比較結果を出力するように構成され、
    前記ラッチ論理回路は、
    前記第1の比較器によって出力される前記比較結果が、前記電圧差が前記高レベルよりも高いことを示す場合、第1のレベルを出力し、
    前記第2の比較器によって出力される前記比較結果が、前記電圧差が前記低レベルよりも低いことを示す場合、前記第1のレベルと反対である第2のレベルを出力し、
    前記第1の比較器及び前記第2の比較器によって出力される前記比較結果が、前記電圧差が前記高電圧閾値と前記低電圧閾値との間にあることを示す場合、変わらない出力状態を維持するように構成される、請求項1に記載の磁気センサ集積回路。
  4. パワーモジュールをさらに備え、前記パワーモジュールは整流器を備え、前記整流器は、前記入力ポートに接続された入力端子を備え、前記外部電源によって供給される電圧を第1の直流電圧へ変換するように構成される、請求項1に記載の磁気センサ集積回路。
  5. 前記パワーモジュールは、前記整流器によって出力された前記第1の直流電圧出力を、第2の直流電圧へ変換するように構成された電圧調整ユニットをさらに備え、前記第1の直流電圧の平均は、前記第2の直流電圧の平均よりも大きい、請求項4に記載の磁気センサ集積回路。
  6. 前記信号処理ユニットは、前記電気検出信号を増幅するように構成された増幅器と、前記電気検出信号中の干渉信号をフィルタに通すように構成されたフィルタとを備え、
    前記入力共通モード電圧は、前記増幅器及び前記フィルタに入力される、請求項1に記載の磁気センサ集積回路。
  7. 基準電圧発生回路をさらに備え、前記基準電圧発生回路は、電圧検出回路及び分圧器を備え、
    前記電圧検出回路は、前記入力共通モード電圧と前記基準共通モード電圧との間の差を検出し、対応する検出電流を出力するように構成され、
    前記分圧器は、前記一対の差分基準電圧を出力するための一対の出力端子と、前記基準共通モード電圧を出力するための出力端子とを備え、前記検出電流が前記分圧器を流れるとき、前記検出電流の変動により、前記分圧器によって出力される基準電圧が対応して変化する、請求項1に記載の磁気センサ集積回路。
  8. 前記電気検出信号は磁界信号及び偏差信号を備え、前記信号処理ユニットは、
    前記偏差信号をベースバンド周波数へ、前記磁界信号をチョッピング周波数へそれぞれ変調するように構成されたチョッピングスイッチと、
    前記周波数内の前記偏差信号をフィルタに通すように構成された高域フィルタと、
    前記磁界信号を前記ベースバンド周波数へ復調するように構成された復調器とを備える、請求項1に記載の磁気センサ集積回路。
  9. モータ及びモータ駆動回路を備えるモータ組立体であって、
    前記モータ駆動回路は、請求項1から8の何れかの1つに記載の磁気センサ集積回路を備える、ことを特徴とするモータ組立体。
  10. 請求項9に記載のモータ組立体を備える、ことを特徴とする応用装置。
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