JP2017215371A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1、2は、本実施形態の概要を示す模式図である。
本実施形態に係る表示装置10は、液晶ディスプレイパネルや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイパネル等のディスプレイパネルを表示部13として備える装置である。つまり、表示装置10は、いわゆる直視型表示装置であり、例えば、テレビである。表示装置10は、視聴距離と視聴視角とに基づいて、表示する画像サイズを決定する。
視聴視角とは、表示装置10が表示する画像の両端から、ユーザの眼に至る2直線のなす角である。つまり、視聴視覚とは、画像を眼で見た場合の網膜像の大きさに対応し、眼で見た画像の大小に対応する。視聴視角は、例えば、ユーザの指定や画像の制作者の指定に基づいて定められる。
また、画面サイズとは、表示装置10の表示面の大きさである。つまり、画面サイズとは、表示装置10が画像を表示することができる最大の大きさである。
また、画像サイズとは、画像情報が示す画像の仮想的な大きさである。具体的には、画像サイズとは、画像の解像度である。
また、表示サイズとは、画像が表示装置10に表示されるときの大きさである。
なお、通常の画像は、水平(横)方向を長手方向とする矩形である。従って、画面サイズ、画像サイズ、表示サイズは、それぞれ、水平(横)方向の長さを基準として処理されてよい。
以上が、第1の実施形態の概要についての説明である。
図3は、表示装置10の構成を示すブロック図である。
表示装置10は、入力部11と、受信部12と、表示部13と、視聴距離計測部14と、記憶部15と、制御部16と、を備える。
入力部11は、例えば、リモートコントローラ、タッチセンサ、機械式ボタン等の入力用モジュールを備える。入力部11は、例えば、ユーザによる視聴視角の指定等を受け付ける。
表示部13は、液晶ディスプレイパネルや有機ELディスプレイパネル等の表示用モジュールを備える。表示部13は、各種画像を表示する。
嗜好サイズ情報記憶部151は、嗜好サイズ情報を記憶する。嗜好サイズ情報については後述する。
画面情報記憶部152は、画面情報を予め記憶する。画面情報とは、表示部13の画面の属性を示す情報である。画面情報には、画面解像度情報と、画面サイズ情報とが含まれる。画面解像度情報とは、表示部13の解像度を示す情報である。画面サイズ情報とは、表示部13の画面サイズを示す情報である。
嗜好サイズ情報とは、ユーザにより指定された視聴視角を示す情報である。つまり、嗜好サイズ情報とは、ユーザが嗜好する視聴視角を示す情報である。視角情報取得部161は、入力部11への操作を介して、嗜好サイズ情報を取得し、取得した嗜好サイズ情報を、嗜好サイズ情報記憶部151に記憶させる。以降は、嗜好サイズ情報を取得する場合には、嗜好サイズ情報記憶部151に記憶された嗜好サイズ情報を参照すればよい。
距離取得部163は、視聴距離計測部14を介して、視聴距離情報を取得する。視聴距離情報とは、視聴距離を示す情報である。距離取得部163は、取得した視聴距離情報を表示サイズ算出部164に出力する。
Z=2×D×tan(ψ/2) ・・・(1)
ここで、サイズZは、表示サイズを示す値である。距離Dは、視聴距離を示す値である。ψは、視聴視角を示す値である。
以上が、表示装置10の構成についての説明である。
図4は、表示装置10による処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図4に示す処理は、例えば、チャンネルの切り替え等、表示する画像を切り替える操作を受け付けたとき、番組が切り替わるとき、又は、ユーザにより表示サイズを調整する指示が行われたとき等のタイミングで実行される。
(ステップS11)視角情報取得部161は、受信部12を介して、制作サイズ情報を取得する。制作サイズ情報は、例えば、画像の再生ボタン、チャンネル変更ボタン等、表示する画像の選択操作を受け付けたときに取得されてよい。その後、制御部16は、ステップS12に処理を進める。
(ステップS12)視角情報取得部161は、ステップS10、S11の処理により取得した嗜好サイズ情報と、制作サイズ情報とに基づいて、最適な視聴視角を算出する。視角情報取得部161は、最適視聴視角情報を表示サイズ算出部164に出力する。その後、制御部16は、ステップS13に処理を進める。
(ステップS15)表示サイズ算出部164は、最適視聴視角情報と、視聴距離情報と、画面サイズ情報と基づいて、表示サイズを算出する。表示サイズ算出部164は、表示サイズ情報を画像サイズ変換部166に出力する。その後、制御部16は、ステップS16に処理を進める。
なお、表示制御部167は、画像の表示位置を調整してもよい。画像は、その中心を常に画面の中心に一致させて表示されてもよいし、画面の中心からずらして表示されてもよい。例えば、図1に示すように、ユーザの頭部の正面に対応する中心点CPを、画像の中心に一致させてもよい。また、ユーザの体の位置に応じて、画像を画面の上下左右に寄せて表示してもよい。
以上が、表示装置10の動作についての説明である。
これにより、表示装置10は、ユーザの嗜好と、製作者の制作意図との少なくともいずれか1つを、画像の表示サイズに反映させることができる。従って、表示装置10は、適切なサイズで画像を表示することができる。
これにより、表示装置10は、ユーザの嗜好と、製作者の制作意図との両方を、その主張の強さに応じてバランスを取りながら画像の表示サイズに反映させることができる。従って、表示装置10は、適切なサイズで画像を表示することができる。
本発明の第2の実施形態について説明する。ここでは、上述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を援用する。
まず、第2の実施形態の概要について説明する。
図5は、本実施形態の概要を示す模式図である。
本実施形態に係る表示装置10Aは、表示部13Aとして、画像の投射用モジュールを備える装置である。つまり、表示装置10Aは、いわゆる投射型表示装置であり、例えば、プロジェクタである。表示装置10Aは、スクリーン30に対して所定の投射画角φで光線を放射し、画像をスクリーン30に表示させる。以下では、投射により画像を表示可能な範囲を画面と称する。図5に示す例の場合、画面は、一点鎖線で示す光線が、スクリーン30に交差する範囲である。この場合の画面サイズは、サイズVSである。表示装置10Aは、表示装置10と同様に、画面に占める画像のサイズを、視聴視角と、視聴距離とに基づいて調整する。以下では、簡単のため、投射画角を、一定とする場合について説明する。
以上が、第2の実施形態の概要についての説明である。
図6は、表示装置10Aの構成を示すブロック図である。
表示装置10Aは、表示装置10が備える表示部13、記憶部15、制御部16に代えて、表示部13A、記憶部15A、制御部16Aを備える。
表示部13Aは、光源、液晶パネル、反射型光変調素子、反射型液晶素子(Liquid Crystal On Silicon)等の投射用モジュールを備える。また、投射用モジュールは、ズーム機能を備えた投射レンズを含む。表示部13Aは、各種画像の光線をスクリーン30に投射して表示する。
画面情報記憶部152Aは、画面情報記憶部152と同様に画面情報を予め記憶する。ただし、本実施形態に係る画面情報は、その内容が、第1の実施形態とは異なる。本実施形態に係る投射情報とは、表示部13Aの画面の属性を示す情報である。画面情報には、投射解像度情報と、投射レンズ情報と、投射距離情報と、が含まれる。投射解像度情報とは、投射用モジュールの解像度を示す情報である。投射レンズとは、投射における投射画角を示す情報である。投射レンズには、投射レンズの現在の焦点距離(現在の投射画角の値)、投射レンズの光軸方向の他、設定可能な投射レンズのズーム倍率(焦点距離の最小値、最大値、投射画角の最小値、最大値)の情報を含まれる。投射距離情報とは、投射距離を示す情報である。投射距離とは、表示装置10Aとスクリーン30との間の距離(例えば、図5の距離VD)である。投射距離は、予め定められていてもよいし、任意の方法で表示装置10Aが計測してもよい。
画面情報取得部162Aは、画面情報記憶部152Aから投射レンズ情報と、投射距離情報とを読み出す。画面情報取得部162Aは、投射レンズ情報と投射距離とに基づいて、画面サイズを算出する。画面サイズの算出には、公知の任意の技術を適用してよい。画面情報取得部162Aは、算出した画面サイズを示す画面サイズ情報を表示サイズ算出部164に出力する。
画像サイズ変換部166Aは、画面情報取得部162Aと同様に、投射レンズ情報と投射距離とに基づいて、画面サイズを算出する。そして、画像サイズ変換部166Aは、画像サイズ変換部166と同様に、画像情報を変換する。
以上が、表示装置10Aの構成についての説明である。
これにより、表示装置10Aは、視聴距離や視聴視角に応じて画像の表示サイズを決定する。従って、表示装置10Aは、適切なサイズで画像を表示することができる。
これにより、表示装置10Aは、プロジェクタのように画面と表示装置10Aとの間が空間的に離間している場合であっても、適切なサイズで画像を表示することができる。
本発明の第3の実施形態について説明する。ここでは、上述した各実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を援用する。
まず、第3の実施形態の概要について説明する。
図7は、本実施形態の概要を示す模式図である。
本実施形態に係る表示装置10Bは、表示装置10Aと同様に、投射型表示装置である。ただし、表示装置10Aは、画面に占める画像のサイズを変化させることにより、画像の表示サイズを調整したのに対して、表示装置10Bは、画面のサイズを調整することにより、画像の表示サイズを調整する点が異なる。
以上が、第3の実施形態の概要についての説明である。
図8は、表示装置10Bの構成を示すブロック図である。
表示装置10Bは、制御部16Aが備える画像サイズ変換部166Aを備えない。また、表示装置10Bは、制御部16Aが備える表示制御部167に代えて、表示制御部167Bを備える。
以上が、表示装置10Bの構成についての説明である。
図9は、表示装置10Bによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9に示すステップS10〜S15、S17の処理は、図4に示す処理と同様のため、説明を省略する。
(ステップS36)ステップS15の処理の後、表示制御部167Bは、画面サイズがステップS15において算出した表示サイズと一致するように投射画角を算出する。表示制御部167Bは、表示部13Bの投射画角を、算出した投射画角に設定する。その後、制御部16Bは、ステップS17に処理を進める。
以上が、表示装置10Bの動作についての説明である。
これにより、表示装置10Aは、プロジェクタのように画面と表示装置10Bとの間が空間的に離間している場合であっても、適切なサイズで画像を表示することができる。
なお、第3の実施形態では、投射レンズの焦点距離を変更することにより画面サイズを変更する場合について説明したが、これには限られない。画面サイズの変更は、例えば、投射距離の変更により行われてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、上述の第1〜3の実施形態において説明した各構成は、任意に組み合わせたり、分離して複数の装置に備えたりすることができる。
例えば、表示装置10、10A、10Bは、テレビ又はプロジェクタと、テレビに接続された別体の情報処理装置として構成されてもよい。このような情報処理装置としては、セットトップボックス、DVD/BDプレイヤー、ゲーム機、パーソナルコンピュータ、携帯電話、タブレット、スマートフォン、PHS(Personal Handy−phone System)端末装置、PDA(Personal Digital Assistant)等の電子機器が挙げられる。
Claims (5)
- 画像を示す画像情報を取得する画像取得部と、
視角に関する視角情報を取得する視角取得部と、
距離を示す距離情報を取得する距離取得部と、
前記画像情報が示す前記画像の表示サイズを、前記視角情報と前記距離情報とに基づいて算出する算出部と、
を備える情報処理装置。 - 視角を指定する操作を受け付ける操作受付部、を備え、
前記視角取得部は、前記操作受付部を介して指定された視角を示す第1の視角情報と、前記画像情報に予め関連付けられた視角を示す第2の視角情報と、の少なくともいずれか1つに基づいて、前記視角情報を取得する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1の視角情報と、前記第2の視角情報とは、視角を示す確率密度関数であり、
前記視角取得部は、前記第1の視角情報の確率密度関数と、前記第2の視角情報の確率密度関数と、の積を最尤法により算出することにより、前記視角情報を取得する
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記画像情報が示す画像を、前記算出部が算出した表示サイズで投射面に表示されるように投射する投射部、を備える
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - コンピュータに、
画像を示す画像情報を取得する第1ステップと、
視角を示す視角情報を取得する第2ステップと、
距離を示す距離情報を取得する第3ステップと、
前記画像情報が示す前記画像の表示サイズを、前記視角情報と前記距離情報とに基づいて算出する第4ステップと、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016107504A JP2017215371A (ja) | 2016-05-30 | 2016-05-30 | 情報処理装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016107504A JP2017215371A (ja) | 2016-05-30 | 2016-05-30 | 情報処理装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=60576776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016107504A Pending JP2017215371A (ja) | 2016-05-30 | 2016-05-30 | 情報処理装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017215371A (ja) |
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2016
- 2016-05-30 JP JP2016107504A patent/JP2017215371A/ja active Pending
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