JP2017210325A - シート供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート供給装置を傾動させてもシート供給装置に回動自在に設けられた積載部が回動し難いシート供給装置を提供する。【解決手段】自動原稿搬送装置14は、画像読取装置11に対して矢印F方向に傾動可能である。供給トレイ51は、搬送部17に供給するシートを積載し、搬送部17に対して矢印E方向に傾動可能である。係合部材55は、搬送部17に設けられ、搬送部17の矢印F方向の傾動に伴って供給トレイ51に係合して、搬送部17に対する供給トレイ51のばたつきを規制する。【選択図】図6
Description
本発明は、積載部材に積載されたシートをシート搬送部へ供給するシート供給装置に関する。
画像形成装置、画像読取装置、シート処理装置等において、積載部材に積載されたシートをシート搬送部へ供給するシート供給装置が開発されている。シート供給装置では、シート搬送部が装置本体に対して傾動可能に設けられている場合がある。例えば、画像読取装置において、積載部材(供給トレイ)に積載されたシート(原稿)を搬送するシート搬送部(自動原稿搬送装置)が、画像読取装置の装置本体に対して後方へ回動して傾動可能に取り付けられている場合がある。
シート供給装置では、さらに、積載部材(供給トレイ)がシート搬送部(自動原稿搬送装置)に対して傾動可能に設けられている場合がある。この場合、ユーザーが装置本体に対してシート搬送部を傾動させる操作に伴って、シート搬送部に対して積載部材が勝手にばたついて、積載部材上に積載されたシートあるいは積載部材の下に排出された読み取り済みのシートを落下させてしまう可能性がある。
そこで、特許文献1のシート供給装置では、シート搬送部を傾動させる操作に先立たせて、ユーザーがシート搬送部と積載部材との間に規制部材を手動で取り付けて、積載部材からシートが落下しないようにしている。
特許文献1のシート供給装置は、シート搬送部を傾動させる操作に先立たせて、積載部材の上あるいは下からシートが落下することを防止する措置をユーザーが自ら手動で実行する必要がある。このため、シートが落下することを防止する措置をユーザーが怠ると、積載部材の上あるいは下からシートが落下してしまう。
本発明は、積載部材の上あるいは下からシートが落下することを防止する措置をユーザーが実行しなくても、積載部材の上あるいは下からシートが落下することを防止することができるシート供給装置を提供することを目的としている。
本発明のシート供給装置は、装置本体に対して傾動可能なシート搬送部と、前記シート搬送部に供給するシートを積載し、前記シート搬送部に対して傾動可能な積載部材と、前記シート搬送部に設けられ、前記シート搬送部の傾動に伴って前記積載部材に係合する係合手段と、を備えるものである。
本発明によれば、ユーザーがシート搬送部を傾動させた場合に、積載部材が自動的にシート搬送部へロックされる。よって、ユーザーは特に意識しなくても積載部材のばたつきを抑制することができ、画積載部材上に積載されたシートあるいは積載部材の下に排出されたシートの落下を抑制できる。
<実施の形態1>
(画像形成装置)
図1は実施の形態1における画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置10は、画像読取装置11において読み取った原稿Dの画像を、画像形成部12においてシートに複写可能な電子写真方式のプリンタ/複写機である。
(画像形成装置)
図1は実施の形態1における画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置10は、画像読取装置11において読み取った原稿Dの画像を、画像形成部12においてシートに複写可能な電子写真方式のプリンタ/複写機である。
画像形成部12は、感光ドラム20の周囲に帯電ローラ21、露光装置22、現像装置23、転写ローラ24、及びドラムクリーニング装置25を配置している。感光ドラム20は、金属円筒の表面に感光層を形成され、矢印A方向に回転駆動される。
帯電ローラ21は、帯電電圧を印加されて感光ドラム20の周面を一様な電位に帯電させる。露光装置22は、走査線の画像信号に応じてON−OFF変調されたレーザービームを感光ドラム20の周面に走査して、感光ドラム20の表面に画像の静電潜像を形成する。現像装置23は、現像スリーブ23aに現像剤を担持して感光ドラム20の静電潜像をトナー像に現像する。
シート給送部13は、カセット30に積載されたシートもしくは手差し給送トレイ15に積載されたシートを転写部Tへ搬送する。カセット30に積載されたシートPは、ピックアップローラ31によって取り出され、分離ローラ32によって1枚ずつに分離されてレジストローラ33で待機する。レジストローラ33は、感光ドラム20のトナー像にタイミングを合わせて転写部TにシートPを給送する。
転写ローラ24は、転写電圧を印加されて、感光ドラム20に担持されたトナー像を、転写部Tを通過するシートPに転写する。定着装置26は、トナー像を転写されたシートを加熱加圧してシートに画像を定着させる。画像が定着されたシートは、排出ローラ34によって排出トレイ35へ排出して積載される。ドラムクリーニング装置25は、回転ブラシを感光ドラム20に摺擦させて転写残トナーを回収する。
画像形成装置10の上部に原稿の画像を読み取る画像読取装置11が配置される。制御部110は、画像読取装置11が読み取った原稿Dの画像情報に基づいて原稿Dの画像データを生成し、画像データを展開して走査線の画像信号を生成して、露光装置22を制御する。
(画像読取装置)
図1に示すように、画像読取部の一例である画像読取装置11は、プラテンガラス16の上に、正面側から後方へ回動してプラテンガラス16の上面を開放可能な自動原稿搬送装置14を配置している。搬送部17の上面は、自動原稿搬送装置14から排出された原稿を積載する排出トレイになっている。
図1に示すように、画像読取部の一例である画像読取装置11は、プラテンガラス16の上に、正面側から後方へ回動してプラテンガラス16の上面を開放可能な自動原稿搬送装置14を配置している。搬送部17の上面は、自動原稿搬送装置14から排出された原稿を積載する排出トレイになっている。
画像読取ユニット18は、主走査方向(図1の紙面に垂直な方向)に長く形成された撮像素子と照明素子とを有する。画像読取ユニット18は、副走査方向(右方向)に移動可能であるとともに、副走査方向の所定位置に設定された読取位置へ位置決め可能である。画像読取装置11は、固定読みモードと流し読みモードとを実行可能である。
固定読みモードでは、プラテンガラス16の上に載置された原稿Gの画像を読み取る。プラテンガラス16上に原稿Gを載置して搬送部17で押圧した状態で、プラテンガラス16の下で画像読取ユニット18を副走査方向に移動させて、原稿Gの下面の画像を読み取る。このとき、自動原稿搬送装置14の搬送部17は、プラテンガラス16の上に載置された原稿Gを押圧してプラテンガラス16に密着させている。
流し読みモードでは、画像読取装置11は、自動原稿搬送装置14によって供給トレイ51から供給された原稿の画像を読み取る。すなわち、画像読取ユニット18を所定の読取位置に停止させ、自動原稿搬送装置14の搬送ユニット50によって原稿Dを搬送して画像読取ユニット18上を通過させる。そして、原稿Dが画像読取ユニット18上を通過する過程で、画像読取ユニット18により原稿Dの画像を連続的に読み取る。画像読取ユニット18は、上方を通過する原稿の画像を読み取る。
(自動原稿搬送装置)
図2は実施の形態1における自動原稿搬送装置の構成の説明図である。図2に示すように、画像形成装置10の装置本体10Bの上部に画像読取装置11が配置されている。画像読取装置11の上部には、シート供給装置の一例である自動原稿搬送装置14が取り付けられている。自動原稿搬送装置14は、搬送部17、原稿の搬送ユニット50、搬送ユニット50のカバー52、供給トレイ51、及び排出トレイ53を備えている。
図2は実施の形態1における自動原稿搬送装置の構成の説明図である。図2に示すように、画像形成装置10の装置本体10Bの上部に画像読取装置11が配置されている。画像読取装置11の上部には、シート供給装置の一例である自動原稿搬送装置14が取り付けられている。自動原稿搬送装置14は、搬送部17、原稿の搬送ユニット50、搬送ユニット50のカバー52、供給トレイ51、及び排出トレイ53を備えている。
シート搬送部の一例である搬送部17は、装置本体の一例である画像読取装置11に対して後方へ傾動可能である。積載部材の一例である供給トレイ51は、搬送部17に供給するシートを積載し、搬送部17に対して移動可能である。
搬送ユニット50は、供給トレイ51に積載された原稿を、最上位から1枚ずつ取り出して、画像読取ユニット18の上方を通過させる。搬送ユニット50は、画像読取ユニット18による画像読取が終了した原稿を、排出ローラ2hにより排出トレイ53へ排出して積載する。
供給トレイ51は、先端部から搬送ユニット50の方向に向かってなだらかに傾斜させて、供給トレイ51に載置された原稿が搬送ユニット50へ自然に導かれるようにしている。一方、排出トレイ53は、供給トレイ51と略平行となるように、搬送部17の上面に一体的に形成されている。搬送部17は、供給トレイ51から供給されたシートを搬送し、供給トレイ51の下に配置された排出トレイ53に排出して積載する。搬送ユニット50から排出トレイ53へ排出される原稿は、供給トレイ51から搬送ユニット50に向かう搬送方向とは逆方向に排出される。
ピックアップローラ2aは、下降して供給トレイ51に積載された最上位の原稿に当接して回転し、原稿を搬送ローラ2bと分離ローラ2cのニップ部へ送り込む。搬送ローラ2bは、搬送方向に回転駆動されているため、最上位の原稿に当接してレジストローラ2dへ送り出す。一方、分離ローラ2cは、不図示のワンウェイクラッチを介して搬送方向と逆方向に回転駆動されているため、最上位のシートに重送されるシートを供給トレイ51へ押し戻す。
レジストローラ2dは、原稿を、リードローラ2fへ受け渡す。リードローラ2fは、原稿をホワイトローラ2eへ受け渡す。ホワイトローラ2eは、プラテンガラス16に原稿(G:図1)を密着させる。ホワイトローラ2e下で画像を読み取られた原稿(G:図1)は、リードローラ2gから排出ローラ2hへ受け渡されて排出トレイ53へ排出される。
カバー52は、原稿の搬送ユニット50を覆って搬送部17に設けられている。ジャム処理を容易にすべく、カバー52は、搬送部17に対する係合を解除した後、搬送部17から後方へ回動させて搬送ユニット50を開放可能である。
(自動原稿搬送装置の回動)
図3は原稿供給トレイの回動の説明図である。図4は自動原稿搬送装置を回動させる蝶番の配置の説明図である。図3に示すように、画像読取装置11は、自動原稿搬送装置14を矢印F方向に回動させて、全体を後方へ傾動させることにより、搬送部17の下のプラテンガラス(16:図2)の原稿載置面を開放可能である。
図3は原稿供給トレイの回動の説明図である。図4は自動原稿搬送装置を回動させる蝶番の配置の説明図である。図3に示すように、画像読取装置11は、自動原稿搬送装置14を矢印F方向に回動させて、全体を後方へ傾動させることにより、搬送部17の下のプラテンガラス(16:図2)の原稿載置面を開放可能である。
図4に示すように、自動原稿搬送装置14は、画像読取装置11に対して蝶番61a,61bの回動軸を中心にして矢印F方向へ回動させて、ほぼ90度の起立状態を保持させることができる。これにより、図2に示すプラテンガラス16上への原稿の載置、プラテンガラス16のクリーニング、ホワイトローラ2eの汚れの確認等を可能にしている。
(供給トレイ)
図3に示すように、画像読取装置11では、排出トレイ53に排出された原稿の正面側からの取り出しを容易にするために、搬送ユニット50を収容した搬送部17に対して、供給トレイ51を上方へ回動可能である。画像形成装置10の全高を低くするために、排出トレイ53と供給トレイ51の間隔が狭くなっている。しかし、供給トレイ51に積載された原稿の画像の読取終了後、空の供給トレイ51を大きく跳ね上げた状態で、排出トレイ53から原稿を取り出すことが可能である。
図3に示すように、画像読取装置11では、排出トレイ53に排出された原稿の正面側からの取り出しを容易にするために、搬送ユニット50を収容した搬送部17に対して、供給トレイ51を上方へ回動可能である。画像形成装置10の全高を低くするために、排出トレイ53と供給トレイ51の間隔が狭くなっている。しかし、供給トレイ51に積載された原稿の画像の読取終了後、空の供給トレイ51を大きく跳ね上げた状態で、排出トレイ53から原稿を取り出すことが可能である。
ところで、自動原稿搬送装置14は、供給トレイ51が上方へ回動可能であるため、図2に示すプラテンガラス16上に原稿を載置する際に搬送部17を矢印F方向に傾動させると、供給トレイ51が自重で矢印E方向に回動する可能性がある。供給トレイ51が矢印E方向に回動してばたつくと、自動原稿搬送装置14の重心が不安定になり、供給トレイ51の回動部に大きな負荷がかかることもある。
また、自動原稿搬送装置14は、供給トレイ51が回動自在であるため、自動原稿搬送装置14を矢印F方向へ開いた際に供給トレイ51が回動して、供給トレイ51に載置された原稿や、排出トレイ53に排出された原稿が床面に落下する可能性がある。
このような問題を解決するために、比較例では、特許文献1に示されるように、自動原稿搬送装置14を矢印F方向へ開いた場合に供給トレイ51に載置された原稿の落下を阻止することができるストッパ部材を装備している。
(比較例)
比較例では、自動原稿搬送装置14を後方へ傾動させる前に、ユーザーが供給トレイ51の傾動側の端部にストッパ部材を取り付けている。着脱自在に装備されたストッパ部材を用いて、ユーザーは、自動原稿搬送装置14を矢印F方向へ開く前に供給トレイ51上のシートの移動を規制する。そして、自動原稿搬送装置14を開いた状態から元の閉じた状態に復帰した後にユーザーがストッパ部材を取り外している。
比較例では、自動原稿搬送装置14を後方へ傾動させる前に、ユーザーが供給トレイ51の傾動側の端部にストッパ部材を取り付けている。着脱自在に装備されたストッパ部材を用いて、ユーザーは、自動原稿搬送装置14を矢印F方向へ開く前に供給トレイ51上のシートの移動を規制する。そして、自動原稿搬送装置14を開いた状態から元の閉じた状態に復帰した後にユーザーがストッパ部材を取り外している。
しかし、比較例では、ストッパ部材が自動原稿搬送装置14に対して着脱可能であるため、取り外したストッパ部材を紛失してしまう可能性があった。また、比較例では、ストッパ部材が自動原稿搬送装置14を開閉操作する正面側とは反対側に配置されているため、ストッパ部材が確実に装着されているのか否かを認識しづらい。特に、自動原稿搬送装置14を傾動させた際に、自動原稿搬送装置14の底面が視界を遮って、ストッパ部材が機能しているか否かを確認できなくなる。
このため、ユーザーがストッパ部材を装着していないことに気付かないまま、自動原稿搬送装置14を開閉操作する可能性があった。ストッパ部材を十分に機能させることなく自動原稿搬送装置14を後方へ開いてしまい、供給トレイ51が突然に回動して供給トレイ51に積載されたシートが床に落下することがあった。
そこで、実施の形態1では、図5に示すように、自動原稿搬送装置14の開閉に伴って搬送部17に対する供給トレイ51の回動を自動的にロックする係合部材55を設けた。また、係合部材55を、自動原稿搬送装置14を開閉操作する側のユーザーに近い位置に配置して、万が一の不十分なロック状態をシートの落下に至る前に確認できるようにした。これにより、図4に示すように、自動原稿搬送装置14を矢印F方向へ開いた際に、供給トレイ51が意図しない回動を引き起こさないようにした。
(係合機構)
図5は実施の形態1の係合機構の配置の説明図である。図6は係合部材と供給トレイの配置の説明図である。図6は、図5の係合部材55及び搬送部17を矢印H方向から見た図である。
図5は実施の形態1の係合機構の配置の説明図である。図6は係合部材と供給トレイの配置の説明図である。図6は、図5の係合部材55及び搬送部17を矢印H方向から見た図である。
図5に示すように、自動原稿搬送装置14の正面側から見た搬送部17の手前側に係合部材55が配置されている。係合部材55は、搬送部17に設けられて、供給トレイ51に係合可能である。係合部材55は、供給トレイ51に対する係合状態が画像読取装置11を操作する正面側の方向から視認可能である。係合部材55は、供給トレイ51からの原稿の取り出しを妨げないように、供給トレイ51が搬送部17に接続している側に片寄せて配置されている。
図6に示すように、係合部材55は、供給トレイ51に対する係合部55aの係合状態が外部から視認可能である。係合部材55は、矢印J,K方向に回動可能である。係合部材55は、回動端側である上部に鉤状の係合部55aを有する。係合部材55は、矢印J方向に回動して供給トレイ51に係合部55aを係合させる。係合部材55は、矢印K方向に回動して供給トレイ51に対する係合部55aの係合を解除する。係合部材55の回動軸側である下端部は、搬送部17のカバー54に覆われている。カバー54に形成された開口58の範囲で係合部材55は矢印J,K方向に回動する。
(係合解除状態)
図7は係合部材が供給トレイに係合していない状態の説明図である。図8は自動原稿搬送装置が閉じられた状態の説明図である。
図7は係合部材が供給トレイに係合していない状態の説明図である。図8は自動原稿搬送装置が閉じられた状態の説明図である。
図7に示すように、カバー54の内側に配置された回動軸57は、搬送部17に固定された係合部材55の回動支点である。係合部材55は、回動軸57を中心にして矢印J,K方向に回動する。係合部材55は、カバー54の開口58に位置している。開口58は、係合部材55が回動軸57を中心に回動しても、係合部材55と干渉しない位置に形成されている。
付勢手段の一例である弾性部材56は、係合部55aを供給トレイ51に係合させるように係合部材55を付勢する。弾性部材56は、一端が係合部材55に固定され、他端が搬送部17に固定されたねじりコイルばねであって、係合部材55を矢印J方向に付勢している。係合部材55は、弾性部材56によって常に回動軸57を中心に供給トレイ51に係合するよう付勢力を受けている。
画像読取装置11に対して自動原稿搬送装置14が閉じられることにより、係合部材55の当接部55bが画像読取装置11の接地面59に押し上げられて、係合部材55を供給トレイ51から離間する方向に回動させる。これにより、係合部材55は、搬送部17の傾動からの復帰に伴って供給トレイ51との係合を解除する。係合部材55は、回動軸側の当接部55bが画像読取装置11に当接することにより、係合部55aによる供給トレイ51との係合を解除する。
その後、画像読取装置11に対して自動原稿搬送装置14が閉じられた状態では、接地面59が当接部55bを押圧することにより、弾性部材56の付勢力に抗して係合部材55を矢印K方向に回動させた状態を保持している。図8に示すように、係合部材55の係合部55aは、開口58の正面側の端部に位置して、供給トレイ51から離間している。これにより、画像読取装置11上で自動原稿搬送装置14が閉じられているとき、搬送部17と供給トレイ51は係合せず、供給トレイ51は、搬送部17に対して矢印E方向へ自在に回動可能である。
(係合状態)
図9は係合部材が供給トレイに係合している状態の説明図である。図10は自動原稿搬送装置の傾動を開始した状態の説明図である。図11は自動原稿搬送装置を傾動して起立させた状態の説明図である。
図9は係合部材が供給トレイに係合している状態の説明図である。図10は自動原稿搬送装置の傾動を開始した状態の説明図である。図11は自動原稿搬送装置を傾動して起立させた状態の説明図である。
図9に示すように、係合手段の一例である係合部材55は、搬送部17に設けられ、搬送部17の傾動に伴って供給トレイ51に係合する。回動部材の一例である係合部材55は、搬送部17に対して回動して回動端側の係合部55aが供給トレイ51に係合する。
画像読取装置11に対して自動原稿搬送装置14が傾動されると、係合部材55の当接部55bが画像読取装置11の接地面59から離れる。これにより、弾性部材56の付勢力が働いて、係合部材55は、回動軸57を中心に回動して、係合部55aを供給トレイ51に係合させる。係合部55aが供給トレイ51の方向に回動して、供給トレイ51に係合し、搬送部17と供給トレイ51との位置関係を固定する。
その後、画像読取装置11に対して自動原稿搬送装置14が開放された状態では、係合部材55と供給トレイ51との係合が維持される。係合部材55の当接部55bが接地面59から離れることで、弾性部材56の付勢力が働き、係合部材55が回動軸57を中心に回動して、係合部55aを供給トレイ51に係合させ続ける。
図10に示すように、自動原稿搬送装置14の傾動を開始するとほどなく係合部材55は、供給トレイ51に係合する。これにより、自動原稿搬送装置14の傾動期間を通じて、搬送部17と供給トレイ51との位置関係が固定され続ける。
図11に示すように、自動原稿搬送装置14は起立状態まで開放される。このとき、係合部材55の係合部55aは供給トレイ51に係合しており、搬送部17に対して供給トレイ51が不意に開放してばたつく事態が防止されている。
(実施の形態1の効果)
実施の形態1では、係合部材55は、搬送部17に設けられ、搬送部17の傾動に伴って供給トレイ51に係合する。係合部55aは、自動原稿搬送装置14の開閉に連動して供給トレイ51と搬送部17との係合/係合解除を自動的に行う。自動原稿搬送装置14を傾動させた際に、普段は回動自在な供給トレイ51が回動し難くなる。このため、ユーザーは、自動原稿搬送装置14を開閉する前にシートの落下を防ぐ操作を行う必要が無い。自動原稿搬送装置14を傾動させた際に供給トレイ51が回動し難い。シートの落下を防ぐ操作を忘れていても、供給トレイ51の下に排出された排出トレイ53から原稿が落下しにくい。
実施の形態1では、係合部材55は、搬送部17に設けられ、搬送部17の傾動に伴って供給トレイ51に係合する。係合部55aは、自動原稿搬送装置14の開閉に連動して供給トレイ51と搬送部17との係合/係合解除を自動的に行う。自動原稿搬送装置14を傾動させた際に、普段は回動自在な供給トレイ51が回動し難くなる。このため、ユーザーは、自動原稿搬送装置14を開閉する前にシートの落下を防ぐ操作を行う必要が無い。自動原稿搬送装置14を傾動させた際に供給トレイ51が回動し難い。シートの落下を防ぐ操作を忘れていても、供給トレイ51の下に排出された排出トレイ53から原稿が落下しにくい。
実施の形態1では、係合部材55は、搬送部17の傾動からの復帰に伴って供給トレイ51との係合を解除する。自動原稿搬送装置14を閉じた状態では、供給トレイ51と搬送部17とが係合していない。自動原稿搬送装置14を閉じた状態では、画像読取装置11の接地面59に当接部55bが当接して弾性部材56の付勢力に抗して係合部55aを供給トレイ51から離間する。このため、供給トレイ51を自在に回動して、排出トレイ53に排出された原稿を容易に取り出し可能である。供給トレイ51は係合部材55による拘束を受けることなく容易に開閉することができる。
実施の形態1では、係合部材55は、搬送部17に対して回動して回動端側の係合部55aが供給トレイ51に係合する。係合部材55は、回動軸側の当接部55bが画像読取装置11に当接することにより、係合部55aによる供給トレイ51との係合を解除する。したがって、実質的に1個の部品からなる小型で安価な機構によって供給トレイ51を固定する目的を達することができる。
実施の形態1では、弾性部材56は、係合部55aを供給トレイ51に係合させるように係合部材55を付勢する。このため、モーター、ソレノイド、スイッチ、及び電気回路を使用することなく、自動原稿搬送装置14に供給トレイ51を固定することができる。
実施の形態1では、係合部55aの供給トレイ51に対する係合状態が外部から視認可能である。このため、係合部材55が正常に機能して自動原稿搬送装置14に供給トレイ51が固定されているか否かをユーザーが確認し易い。ユーザーは、自動原稿搬送装置14を傾動させる前に、供給トレイ51が固定されていないことに容易に気付くことができる。
実施の形態1では、係合部55aの供給トレイ51に対する係合状態が画像読取装置11を操作する方向から視認可能である。このため、ユーザーが自動原稿搬送装置14に対して供給トレイ51が固定されていることに気付くことなく、不用意に自動原稿搬送装置14を傾動させてしまう可能性が低くなる。
実施の形態1では、供給トレイ51と搬送部17とを係合する係合部材55が搬送部17に組み立てられて取り外し不要である。このため、係合部材55をどこかへ置き忘れて探したり、紛失したりすることがない。
実施の形態1では、係合部材55は、供給トレイ51が搬送部17に接続している側に片寄せて配置されている。このため、係合部材55に妨げられることなく、排出トレイ53から原稿を容易に取り出すことができる。
<その他の実施の形態>
本発明のシート処理装置は、実施の形態1で説明した具体的な構成には限定されない。実施の形態1の構成の一部又は全部を等価な部材に置き換えた別の実施の形態でも実施可能である。
本発明のシート処理装置は、実施の形態1で説明した具体的な構成には限定されない。実施の形態1の構成の一部又は全部を等価な部材に置き換えた別の実施の形態でも実施可能である。
実施の形態1では、画像読取装置11の自動原稿搬送装置14に関する実施の形態を説明したが、積載部に積載されたシートの供給先は画像読取装置には限定されない。シートの供給先は、インクジェットプリンタ、電子写真方式のプリンタ、ファクシミリ、複写機、複合機等の画像形成処理部であってもよい。例えば、図1に示すように、画像形成装置10において、外部からのシート給送動作を可能とする手差し給送トレイ15に関する実施の形態でも実施できる。
実施の形態1では、画像読取装置11の接地面59に駆動されて回動することにより供給トレイ51に直接係合する係合部材55を設けた。しかし、係合部材55は、回動以外の動作を行う部材に置き換えてもよく、供給トレイ51に対して別部材を介して間接的に係合する部材に置き換えてもよい。
実施の形態1では、係合部材55と弾性部材56とによる単純な機構を採用した。しかし、搬送部17に設けた磁石を回転させて供給トレイ51に固定した磁石に対する吸着と反発とを切り替える機構を採用してもよい。自動原稿搬送装置14に接地面59に当接してONするスイッチを設け、スイッチによって電力供給されるソレノイドにより係合部材55を回動させてもよい。スイッチを通じて電力供給を受けている間、供給トレイ51から係合部材55をソレノイドにより離間させてもよい。接地面59からスイッチが離れて電源供給が停止すると、弾性部材56の付勢力により供給トレイ51に係合部材55が係合する構成としてもよい。すなわち、供給トレイ51を電磁ロック/ロック解除する構成を採用してもよい。
実施の形態1では、供給トレイ51の平面に係合部材55のフック上の係合部55aを係合させた。すなわち、供給トレイ51に係合部材55が係合した状態で、供給トレイ51と係合部材55との接触面に沿った方向の若干の相対移動を可能に構成している。しかし、係合部55aの先端に突起又はリブを設け、供給トレイ51に設けた凹所又は溝に係合部55aの突起又はリブを噛み合わせて接触面に沿った方向の相対移動を制限してもよい。
10:画像形成装置、11:画像読取装置、14:自動原稿搬送装置(シート供給装置)、17:搬送部(シート搬送部)、50:搬送ユニット、51:供給トレイ(積載部材)、52:カバー、53:排出トレイ、54:カバー、55:係合部材(係合手段)、55a:係合部、55b:当接部、56:弾性部材(付勢手段)、57:回動軸、58:開口、59:接地面、61a、61b:蝶番
Claims (8)
- 装置本体に対して傾動可能なシート搬送部と、
前記シート搬送部に供給するシートを積載し、前記シート搬送部に対して傾動可能な積載部材と、
前記シート搬送部に設けられ、前記シート搬送部の傾動に伴って前記積載部材に係合する係合手段と、を備えることを特徴とするシート供給装置。 - 前記係合手段は、前記シート搬送部の前記傾動からの復帰に伴って前記積載部材との係合を解除することを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
- 前記係合手段は、前記シート搬送部に対して回動して回動端側の係合部が前記積載部材に係合する回動部材を有し、
前記回動部材は、回動軸側の当接部が前記装置本体に当接することにより、前記係合部による前記積載部材との係合が解除されることを特徴とする請求項2に記載のシート供給装置。 - 前記係合手段は、前記係合部を前記積載部材に係合させるように前記回動部材を付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項3に記載のシート供給装置。
- 前記シート搬送部は、前記積載部材から供給されたシートを前記積載部材の下に排出して積載し、
前記回動部材は、前記積載部材が前記シート搬送部に接続している側に片寄せて配置されていることを特徴とする請求項4に記載のシート供給装置。 - 前記係合部の前記積載部材に対する係合状態が外部から視認可能であることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のシート供給装置。
- 前記係合部の前記積載部材に対する係合状態が前記装置本体を操作する方向から視認可能であることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載のシート供給装置。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート供給装置と、
前記シート供給装置により供給されたシートの画像を読み取る画像読取部と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016104281A JP2017210325A (ja) | 2016-05-25 | 2016-05-25 | シート供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017210325A true JP2017210325A (ja) | 2017-11-30 |
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ID=60474363
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016104281A Pending JP2017210325A (ja) | 2016-05-25 | 2016-05-25 | シート供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
2016
- 2016-05-25 JP JP2016104281A patent/JP2017210325A/ja active Pending
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