JP2017209343A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長時間露光を行う場合に不自然な画像の出力を防止することができる制御装置を提供する。【解決手段】処理対象の画像データを構成する複数の画素データ間の相関に基づいて処理対象の画像データに含まれるノイズを除去する第1ノイズリダクション処理、および処理対象の画像データと該処理対象の画像データに対して時間的に隣接して生成された画像データとの相関に基づいて処理対象の画像データに含まれるノイズを除去する第2ノイズリダクション処理を単独でまたは組み合わせて実行するノイズリダクション処理部と、複数の基準期間ごとに順次生成される複数の画像データの各々に含まれるノイズを除去する場合、ノイズリダクション処理部に対し、第1ノイズリダクション処理を第2ノイズリダクション処理よりも支配的に組み合わせて実行させる制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡が接続されて内視鏡を制御する制御装置に関する。
従来、内視鏡において、白色光とは異なる波長特性を有する特殊光を用いた観察を行う場合には、白色光観察に比べて被検体からの微弱な反射光に対応した微弱な信号を扱うことがある。このような場合に適正な明るさで観察を行うために、内視鏡が有する撮像素子の露光時間を通常より長くする長時間露光(長秒露光ともいう)が行われている。
特開2002−224027号公報
一般に、長時間露光では映像ノイズが増加する傾向にあるため、画像データに対してノイズを低減するノイズリダクション処理を施すことによって画質の改善を図る必要がある。しかしながら、長時間露光では、画像データの入力が数フレームに1回と間欠的になることがあり、フレーム間の画像を用いてノイズリダクション処理を行うと不自然な画像になるおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、長時間露光を行う場合に不自然な画像の出力を防止することができる制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る制御装置は、処理対象の画像データを構成する複数の画素データ間の相関に基づいて前記処理対象の画像データに含まれるノイズを除去する第1ノイズリダクション処理、および前記処理対象の画像データと該処理対象の画像データに対して時間的に隣接して生成された画像データとの相関に基づいて前記処理対象の画像データに含まれるノイズを除去する第2ノイズリダクション処理を単独でまたは組み合わせて実行するノイズリダクション処理部と、複数の基準期間ごとに順次生成される複数の画像データの各々に含まれるノイズを除去する場合、前記ノイズリダクション処理部に対し、前記第1ノイズリダクション処理を前記第2ノイズリダクション処理よりも支配的に組み合わせて実行させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、上記発明において、前記ノイズリダクション処理部は、前記処理対象の画像データにおける前記画素データごとの被写体の動きレベルに応じて前記第1および第2ノイズリダクション処理を単独でまたは組み合わせて実行することを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、上記発明において、前記制御部は、前記複数の基準期間ごとに順次生成される複数の画像データの各々に含まれるノイズを除去する場合、前記ノイズリダクション処理部に前記第1ノイズリダクション処理のみを実行させることを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、上記発明において、時間的に連続する複数の画像データを生成する撮像部と接続し、前記撮像部から前記複数の画像データを取得可能であり、前記制御部は、前記撮像部に対して1つの基準期間ごとに画像データを生成する第1撮像モードと、複数の基準期間ごとに画像データを生成する第2撮像モードとを切り替えて設定する制御を行い、前記ノイズリダクション処理部に対し、前記撮像部が前記第1撮像モードで撮像した画像データを処理する場合、前記撮像部が前記第2撮像モードで撮像した画像データを処理する場合よりも相対的に強い強度で前記第1ノイズリダクション処理を実行させることを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、上記発明において、前記制御部は、前記撮像部が前記第1撮像モードに設定されている場合、被写体に対して照射する照明光を出射する照明部に対して白色光を照射する第1照明モードを設定し、前記撮像部が前記第2撮像モードに設定されている場合、前記照明部に対して前記白色光と異なる波長特性を有する光を照射する第2照明モードを設定することを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、上記発明において、前記白色光と異なる波長特性を有する光は、不可視領域を含む光または可視領域の狭帯域光であることを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、上記発明において、前記不可視領域は赤外領域であることを特徴とする。
本発明に係る制御装置によれば、長時間露光を行う場合に不自然な画像の出力を防止することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る制御装置を備えた内視鏡システムの外観構成を示す図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る制御装置を備えた内視鏡システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係る制御装置のノイズリダクション処理部が通常露光時に行うノイズリダクション処理の概要を示す図である。 図4は、本発明の一実施の形態に係る制御装置のノイズリダクション処理部が長時間露光時に行うノイズリダクション処理の概要を示す図である。 図5は、本発明の一実施の形態の変形例1に係る制御装置のノイズリダクション処理部が長時間露光時に行うノイズリダクション処理の概要を示す図である。 図6は、本発明の一実施の形態の変形例2に係る制御装置のノイズリダクション処理部が長時間露光時に行うノイズリダクション処理の概要を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。なお、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る制御装置を備えた内視鏡システムの外観構成を示す図である。図2は、本実施の形態に係る制御装置を備えた内視鏡システムの機能構成を示すブロック図である。図1および図2に示す内視鏡システム1は、被検体内に先端部を挿入することによって被検体の体内画像を撮像して撮像信号を生成する内視鏡2と、内視鏡2に接続され、内視鏡2が生成した撮像信号に所定の信号処理を施すとともに、内視鏡システム1全体の動作を統括して制御する制御装置3と、制御装置3に接続され、制御装置3の信号処理により生成された体内画像を表示する表示装置4と、を備える。
内視鏡2は、光を受光して光電変換を行うことにより画像データを生成する撮像部21と、撮像部21が生成した画像データに対してA/D変換等の処理を施して制御装置3へ出力する信号処理部22と、を有する。撮像部21は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサを用いて構成され、内視鏡2の先端に設けられる光学系が集光した光を光電変換して画像信号を生成する撮像素子を有する。撮像部21が有する撮像素子の数は一つでもよいし複数(例えば2または3)でもよい。
内視鏡2は、可撓性を有する細長形状をなす挿入部201と、挿入部201の基端側に接続され、各種の操作信号の入力を受け付ける操作部202と、操作部202から挿入部201が延びる方向と異なる方向へ延びており、制御装置3に接続する電気的な各種ケーブルや制御装置3が発生した照明光を内視鏡2へ導くライトガイド等を内蔵するユニバーサルコード203と、を有する。
挿入部201は、撮像部21を内蔵した先端部211と、複数の湾曲駒を用いて構成され、操作部202の操作に応じて湾曲可能な湾曲部212と、湾曲部212の基端側に接続され、可撓性を有する長尺状の可撓管部213と、を有する。
操作部202は、各種操作信号を入力する複数のスイッチと、湾曲部212を上下方向および左右方向に湾曲させる湾曲ノブと、被検体の体腔内に生検鉗子や電気メス等の処置具を挿入する処置具挿入部とを有する。処置具挿入部から挿入される処置具は、挿入部201の内部に設けられる処置具チャンネル(図示せず)を経由して先端部211の先端から表出する。
制御装置3は、内視鏡2から画像信号を取得して画像処理を施す画像処理部31と、キーボード、マウス、スイッチ、タッチパネル等を用いて構成され、内視鏡システム1の動作を指示する動作指示信号等の各種信号の入力を受け付ける入力部32と、内視鏡2が被検体へ向けて照射する照明光を発生する光源部33と、内視鏡システム1の動作を制御する制御部34と、各種情報を記憶する記憶部35とを有する。
画像処理部31は、内視鏡2から取得した画像信号に対してOB(Optical Black)クランプ処理等を施す前処理部311と、前処理部311が出力した画像信号を用いて各画素の明るさ情報(輝度値)を検出する検波部312と、検波部312が検波した結果に応じて画像信号にノイズリダクション処理(NR処理)を施すノイズリダクション処理部(NR処理部)313と、NR処理後の画像信号に対してホワイトバランス、ズーム、色調調整、エンハンス等の処理を行うとともに、表示装置4が表示する映像フォーマットに変換して表示装置4へ出力する後処理部314とを有する。
NR処理部313は、処理対象の画像データを構成する複数の画素データ間の相関に基づいて該処理対象の画像データに含まれるノイズを除去する第1NR処理である2次元NR処理(以下、2DNR処理)、および処理対象の画像データと該処理対象の画像データに対して時間的に隣接して生成された画像データとの相関に基づいて処理対象の画像データに含まれるノイズを除去する第2NR処理である3次元NR処理(以下、3DNR処理)を単独でまたは組み合わせて画素データごとに実行する。2DNR処理としては、例えば移動平均フィルタ処理やメディアン処理などを挙げることができる。また、3DNR処理としては、例えば時間的に隣接するフレーム間で画素ごとの輝度や色の差分を検出し、この差分に基づいてノイズを除去する処理を挙げることができる。
NR処理部313は、通常露光時には、画素ごとの被写体の動きレベルを検出し、その動きレベルに応じて画素ごとに2つのNR処理を所定の混合比率で組み合わせた処理を行う。ここで、動きレベルとは、画像データにおける各画素の輝度、色、周辺画素または1フレーム前の画素との差分等に応じて算出されるパラメータである。動きレベルは、被写体の動き量が大きいほど大きい値を有する。
また、NR処理部313は、長時間露光時には2DNR処理のみを行う。長時間露光時における2DNR処理は、通常露光時における2DNR処理よりも強い処理である。換言すれば、長時間露光時における2DNR処理のノイズ除去レベルは、通常露光時における2DNR処理のノイズ除去レベルよりも大きい。
図3は、NR処理部313が通常露光時に行うNR処理の概要を示す図である。具体的には、図3は、被写体の動きレベルと2つのNR処理の混合比率との関係を示す図である。図3において、曲線501は2DNR処理の混合比率を示しており、曲線601は3DNR処理の混合比率を示している。通常露光時、NR処理部313は、画素ごとの被写体の動きレベルを検出し、その動きレベルに応じて画素ごとに2つのNR処理を組み合わせて処理を行う。また、混合比率とは、2つのNR処理で得られたノイズ除去量に対して乗ずる係数のことである。2DNR処理の混合比率と3DNR処理の混合比率の和は常に1である。
NR処理部313は、通常露光時、動きレベルが0で動きが全くない状況下では3DNR処理のみを行い、動きレベルが大きいほど3DNR処理の混合比率を小さくして2DNR処理の混合比率を大きくする。所定の動きレベルmよりも大きい場合、NR処理部313は2DNR処理のみを行う。これにより、動きレベルが大きい場合には、長時間露光に適さない3DNR処理を行うことなく、画像のノイズを的確に除去することが可能となる。図3に示す場合、2DNR処理の混合比率の増加と3DNR処理の混合比率の減少はともに線型であるが、例えば混合比率が動きレベルの増加とともに曲線的に増加(2DNR処理)または減少(3DNR処理)するようにしてもよい。
図4は、NR処理部313が長時間露光時に行うNR処理の概要を示す図であり、図3と同様、被写体の動きレベルと2つのNR処理の混合比率との関係を示す図である。図4において、直線502は2DNR処理の混合比率を示しており、直線602は3DNR処理の混合比率を示している。NR処理部313は、長時間露光時、動きレベルによらず2DNR処理のみを行う。上述したように、この場合の2DNR処理のノイズ除去レベルは、通常露光時における2DNR処理のノイズ除去レベルよりも相対的に大きい。なお、NR処理部313は、長時間露光時に動きレベルを検出しなくてもよい。
従来は、長時間露光時にも図3に基づく通常露光時のNR処理を行っていたため、適切な混合比率でNR処理を行うことができず、不自然な画像が生じてしまう恐れがあった。これに対して、本実施の形態では、長時間露光時において2DNR処理のみを実行するため、長時間露光時に適したNR処理を行い、不自然な画像が発生するのを的確に防止することができる。
画像処理部31は、CPU(Central Processing Unit)等の汎用プロセッサ、またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)もしくはFPGA(Field Programmable Gate Array)等の特定の機能を実行する専用の集積回路等を用いて実現される。
光源部33は、制御部34の制御のもとで照明光を出力する。光源部33は、LED(Light Emitting Diode)光源、レーザー光源、キセノンランプ、ハロゲンランプ等のランプなどのいずれかを用いて構成される。光源部33が出力する照明光は、白色光や白色光と異なる波長特性を有する各種特殊光である。特殊光の例として、不可視領域を含む光である赤外光、ならびに可視領域を含む狭帯域光であるNBI(Narrow Band Imaging)光および蛍光励起光を挙げることができる。このうち、赤外光として、2つの狭帯域赤外光(例えば790nm〜820nmおよび905nm〜970nm)からなる光を適用することができる。また、NBI光として、青色の狭帯域光(例えば390nm〜445nm)および緑色の狭帯域光(例えば530nm〜550nm)からなる光を適用することができる。光源部33が出力した照明光は、ライトガイドによって内視鏡2の先端まで導かれる。なお、本実施の形態では、制御装置3が光源部33を一体で具備する場合を説明したが、光源部33を制御装置3とは別体の光源装置として実現することも可能である。
制御部34は、内視鏡システム1における観察モードを切り替えて設定可能である。具体的には、制御部34は、白色光を用いた通常観察モード(第1観察モード)と、白色光と異なる照明光を用いた第2観察モードとを切り替えて設定可能である。第2観察モードとして赤外光を用いた赤外光観察(IRI:Infrared Imaging)モード、NBI光を用いたNBIモード、ならびに予め設定された蛍光励起光を用いた蛍光観察(AFI:Auto Fluorescence Imaging)モードおよび光力学診断(PDD:Photo-dynamic Diagnosis)モードなどを挙げることができる。これらの第2観察モードに共通の特徴は、通常観察モード設定時よりも被検体からの微弱な反射光に対応した微弱な信号を扱うことがある点である。
制御部34は、観察モードおよび検波部312の検波結果に基づいて露光時間を設定し、設定した露光時間の指示信号を撮像部21へ出力する。内視鏡システム1が第2観察モードに設定されている場合、制御部34は、適正な明るさで観察を行うために、検波部312の検出結果に応じて、露光時間を通常時よりも長くする長時間露光を撮像部21に行わせる。具体的な長時間露光の期間は、通常露光時の1フレームの露光時間を基準期間としたときの該基準期間の整数倍である。なお、撮像部21がフィールド単位で画像の読み出しを行う場合、制御部34はフィールド単位で露光時間を制御するようにしてもよい。また、制御部34は、入力部32を介したユーザからの指示信号の入力に応じて撮像部21に長時間露光を行わせることも可能である。
制御部34は、演算および制御機能を有するCPU等の汎用プロセッサ、またはASICもしくはFPGA等の専用の集積回路等を用いて実現される。制御部34が汎用プロセッサによって実現される場合は、記憶部35が記憶する各種プログラムや各種データを記憶部35から読み出し、各種演算処理を実行することによって内視鏡システム1を統括して制御する。制御部34がASICやFPGAを用いて構成される場合は、各種処理を単独で実行してもよいし、記憶部35が記憶する各種データ等を用いることによって各種処理を実行してもよい。なお、制御部34を画像処理部31と共通の汎用プロセッサまたは専用の集積回路等を用いて構成することも可能である。
記憶部35は、内視鏡2から取得した画像データや、通常露光時および長時間露光時における動きレベルと2つのNR処理の混合比率との関係(図3および図4を参照)を記憶する。また、記憶部35は、制御装置3が処理を行うための各種パラメータを記憶するとともに、制御装置3が各種処理を実行するための各種プログラムを記憶する。各種プログラムは、ハードディスク、フラッシュメモリ、CD−ROM、DVD−ROM、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して広く流通させることも可能である。なお、各種プログラムは、通信ネットワークを介してダウンロードすることによって取得することも可能である。ここでいう通信ネットワークは、例えば既存の公衆回線網、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などによって実現されるものであり、有線、無線を問わない。
記憶部35は、各種プログラム等が予めインストールされたROM(Read Only Memory)、および各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)等を用いて実現される。
以上説明した本発明の一実施の形態によれば、複数の基準期間ごとに順次生成される複数の画像データの各々に含まれるノイズを除去する場合、処理対象の画像データを構成する複数の画素データ間の相関に基づいて処理対象の画像データに含まれるノイズを除去する2DNR処理のみを実行するため、長時間露光時の3DNR処理の影響を除外し、長時間露光を行う場合に不自然な画像の出力を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、処理対象の画像データにおける画素データごとの被写体の動きレベルに応じて第1および第2ノイズリダクション処理を単独でまたは組み合わせて実行するため、適切なノイズリダクションを行うことができる。
なお、本実施の形態において、NR処理部313は、長時間露光時に2DNR処理が3DNR処理よりも支配的であるように組み合わせてNR処理を実行してもよい。以下、そのような場合に相当する2つの変形例を説明する。
(変形例1)
図5は、本実施の形態の変形例1に係る制御装置のNR処理部が長時間露光時に行うNR処理の概要を示す図である。なお、本変形例1に係る制御装置の構成は上述した制御装置3の構成と同様のため、同じ符号を付して説明する。図5において、曲線503は2DNR処理の混合比率を示しており、曲線603は3DNR処理の混合比率を示している。NR処理部313は、動きレベル0の場合に2DNR処理を3DNR処理よりも大きい混合比率r(1/2<r<1)で優先して行う。動きレベルが0以上かつ所定値m’(>0)以下の範囲では、2DNR処理の混合比率が動きレベルの増加にしたがって徐々に増加する一方、3DNR処理の混合比率が動きレベルの増加にしたがって徐々に減少する。2DNR処理の混合比率と3DNR処理の混合比率との和は常に1である。動きレベルが所定値m’より大きい場合、NR処理部313は2DNR処理のみを行う。動きレベルの所定値m’は、その値より大きいと3DNR処理による不自然さが際立つような値として設定される。この際の2DNR処理におけるノイズ除去レベルは、通常露光時の2DNR処理において2DNR処理のみを行う場合のノイズ除去レベルよりも大きい。なお、図5に示す場合、2DNR処理の混合比率の増加と3DNR処理の混合比率の減少はともに線型であるが、例えば混合比率が曲線的に増加(2DNR処理)または減少(3DNR処理)するようにしてもよい。
(変形例2)
図6は、本実施の形態の変形例2に係る制御装置のNR処理部が長時間露光時に行うNR処理の概要を示す図である。本変形例2に係る制御装置の構成も上述した制御装置3の構成と同様のため、同じ符号を付して説明する。図6において、曲線504は2DNR処理の混合比率を示しており、曲線604は3DNR処理の混合比率を示している。NR処理部313は、動きレベルが0以上m’以下の範囲において、2DNR処理を3DNR処理よりも大きい一定の混合比率r(1/2<r<1)で優先して行う。動きレベルが所定値m’より大きい場合、NR処理部313は2DNR処理のみを行う。この際の2DNR処理におけるノイズ除去レベルは、通常露光時の2DNR処理において2DNR処理のみを行う場合のノイズ除去レベルよりも大きい。本変形例2においても、2DNR処理の混合比率と3DNR処理の混合比率との和は常に1である。
以上説明した変形例1および2のように、長時間露光時に所定の動きレベルm’以下である場合に2DNR処理が3DNR処理よりも支配的となるように組み合わせてNR処理を実行することにより、上述した実施の形態と同様、長時間露光を行う場合であっても不自然な画像の出力を防止することができる。
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した一実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、制御装置は、硬性の内視鏡、工業用の内視鏡、カプセル型の内視鏡等を用いて構成される内視鏡システムに対しても適用可能である。
このように、本発明は、特許請求の範囲に記載した技術的思想を逸脱しない範囲内において、様々な実施の形態等を含み得るものである。
1 内視鏡システム
2 内視鏡
3 制御装置
4 表示装置
21 撮像部
22 信号処理部
31 画像処理部
32 入力部
33 光源部
34 制御部
35 記憶部
201 挿入部
202 操作部
203 ユニバーサルコード
211 先端部
212 湾曲部
213 可撓管部
311 前処理部
312 検波部
313 NR処理部
314 後処理部
501、503、504、601、603、604 曲線
502、602 直線

Claims (7)

  1. 処理対象の画像データを構成する複数の画素データ間の相関に基づいて前記処理対象の画像データに含まれるノイズを除去する第1ノイズリダクション処理、および前記処理対象の画像データと該処理対象の画像データに対して時間的に隣接して生成された画像データとの相関に基づいて前記処理対象の画像データに含まれるノイズを除去する第2ノイズリダクション処理を単独でまたは組み合わせて実行するノイズリダクション処理部と、
    複数の基準期間ごとに順次生成される複数の画像データの各々に含まれるノイズを除去する場合、前記ノイズリダクション処理部に対し、前記第1ノイズリダクション処理を前記第2ノイズリダクション処理よりも支配的に組み合わせて実行させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記ノイズリダクション処理部は、
    前記処理対象の画像データにおける前記画素データごとの被写体の動きレベルに応じて前記第1および第2ノイズリダクション処理を単独でまたは組み合わせて実行することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記複数の基準期間ごとに順次生成される複数の画像データの各々に含まれるノイズを除去する場合、前記ノイズリダクション処理部に前記第1ノイズリダクション処理のみを実行させることを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 時間的に連続する複数の画像データを生成する撮像部と接続し、前記撮像部から前記複数の画像データを取得可能であり、
    前記制御部は、
    前記撮像部に対して1つの基準期間ごとに画像データを生成する第1撮像モードと、複数の基準期間ごとに画像データを生成する第2撮像モードとを切り替えて設定する制御を行い、
    前記ノイズリダクション処理部に対し、前記撮像部が前記第1撮像モードで撮像した画像データを処理する場合、前記撮像部が前記第2撮像モードで撮像した画像データを処理する場合よりも相対的に強い強度で前記第1ノイズリダクション処理を実行させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、
    前記撮像部が前記第1撮像モードに設定されている場合、被写体に対して照射する照明光を出射する照明部に対して白色光を照射する第1照明モードを設定し、前記撮像部が前記第2撮像モードに設定されている場合、前記照明部に対して前記白色光と異なる波長特性を有する光を照射する第2照明モードを設定することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記白色光と異なる波長特性を有する光は、不可視領域を含む光または可視領域の狭帯域光であることを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記不可視領域は赤外領域であることを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
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