JP2017208887A - デマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法 - Google Patents

デマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017208887A
JP2017208887A JP2016098180A JP2016098180A JP2017208887A JP 2017208887 A JP2017208887 A JP 2017208887A JP 2016098180 A JP2016098180 A JP 2016098180A JP 2016098180 A JP2016098180 A JP 2016098180A JP 2017208887 A JP2017208887 A JP 2017208887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
power
learning
power data
factor analysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016098180A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6719753B2 (ja
Inventor
慧 古川
Kei Furukawa
慧 古川
隆義 山下
Takayoshi Yamashita
隆義 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Chubu University
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Chubu University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp, Chubu University filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP2016098180A priority Critical patent/JP6719753B2/ja
Publication of JP2017208887A publication Critical patent/JP2017208887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6719753B2 publication Critical patent/JP6719753B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】計測対象ごとの使用電力データを計測し続ける必要がない低コストのデマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法を提供する。【解決手段】分析対象設備の受電点1で計測される受電点電力データ、用途2、3、4別に計測される用途別電力データのうち一つ以上を入力データ、入力データとして用いない電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成する学習手段12と、作成したモデルを使って、計測した入力データに対応する電力データから入力データとして用いない電力データを推定する推定手段14とを備えるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、ピーク電力(デマンド電力の最大値)の要因を特定するのに好適なデマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法に関するものである。
需要家の電力契約の電力料金は、前年度のピーク電力(デマンド電力の最大値)に基づいて決定されるため、ピーク電力を抑制したいというニーズは高くなっており、従来より需要家の電力特性を調べる電力診断業務が行われている。この電力診断業務は診断者が使用電力データを見える化し分析することで行われてきたが、非常に手間がかかるため、例えば特許文献1に示されるような方法・システムを使って業務支援が行われている。しかし、特許文献1のような方法・システムでは、計測対象電気機器ごとに詳細な使用電力データを計測し続ける必要があり、数が多いと診断コストが高くなるおそれがある。
特開2006−349519号公報
このため、計測対象ごとに使用電力データを計測し続ける必要がない低コストのデマンド要因分析技術が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、計測対象ごとの使用電力データを計測し続ける必要がない低コストのデマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るデマンド要因分析システムは、分析対象設備の受電点で計測される受電点電力データ、用途別に計測される用途別電力データのうち一つ以上を入力データ、入力データとして用いない電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成する学習手段と、作成したモデルを使って、計測した入力データに対応する電力データから入力データとして用いない電力データを推定する推定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析システムは、上述した発明において、学習手段は、受電点電力データを入力データ、用途別電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から受電点電力データを用途別電力データに分配し、推定手段は、作成したモデルを使って、計測した受電点電力データから用途別電力データを推定することを特徴とする。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析システムは、上述した発明において、学習手段で作成した複数パターンのモデルを使って、各パターンについて電力データを推定し、推定結果を比較して電力データの計測箇所を最適化する最適化手段をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析システムは、上述した発明において、学習手段は、ニューラルネットワークを用いた機械学習を行い、この学習結果からモデルを作成することを特徴とする。
また、本発明に係るデマンド要因分析方法は、分析対象設備の受電点で計測される受電点電力データ、用途別に計測される用途別電力データのうち一つ以上を入力データ、入力データとして用いない電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成する学習ステップと、作成したモデルを使って、計測した入力データに対応する電力データから入力データとして用いない電力データを推定する推定ステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析方法は、上述した発明において、学習ステップは、受電点電力データを入力データ、用途別電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から受電点電力データを用途別電力データに分配し、推定ステップは、作成したモデルを使って、計測した受電点電力データから用途別電力データを推定することを特徴とする。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析方法は、上述した発明において、学習ステップで作成した複数パターンのモデルを使って、各パターンについて電力データを推定し、推定結果を比較して電力データの計測箇所を最適化する最適化ステップをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析方法は、上述した発明において、学習ステップは、ニューラルネットワークを用いた機械学習を行い、この学習結果からモデルを作成することを特徴とする。
本発明に係るデマンド要因分析システムによれば、分析対象設備の受電点で計測される受電点電力データ、用途別に計測される用途別電力データのうち一つ以上を入力データ、入力データとして用いない電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成する学習手段と、作成したモデルを使って、計測した入力データに対応する電力データから入力データとして用いない電力データを推定する推定手段とを備えるので、計測対象ごとに使用電力データを計測し続ける必要はなくなる。このため、計測箇所を削減することができ、低コストでデマンド要因分析を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析システムによれば、学習手段は、受電点電力データを入力データ、用途別電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から受電点電力データを用途別電力データに分配し、推定手段は、作成したモデルを使って、計測した受電点電力データから用途別電力データを推定するので、用途ごとの使用電力データの計測を行わずに低コストでデマンド要因分析を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析システムによれば、学習手段で作成した複数パターンのモデルを使って、各パターンについて電力データを推定し、推定結果を比較して電力データの計測箇所を最適化する最適化手段をさらに備えるので、デマンド要因分析における使用電力データの計測箇所の最適化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析システムによれば、学習手段は、ニューラルネットワークを用いた機械学習を行い、この学習結果からモデルを作成するので、人間の感性に近いモデルを作成することができ、より高精度のデマンド要因分析を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係るデマンド要因分析方法によれば、分析対象設備の受電点で計測される受電点電力データ、用途別に計測される用途別電力データのうち一つ以上を入力データ、入力データとして用いない電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成する学習ステップと、作成したモデルを使って、計測した入力データに対応する電力データから入力データとして用いない電力データを推定する推定ステップとを備えるので、計測対象ごとに使用電力データを計測し続ける必要はなくなる。このため、計測箇所を削減することができ、低コストでデマンド要因分析を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析方法によれば、学習ステップは、受電点電力データを入力データ、用途別電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から受電点電力データを用途別電力データに分配し、推定ステップは、作成したモデルを使って、計測した受電点電力データから用途別電力データを推定するので、用途ごとの使用電力データの計測を行わずに低コストでデマンド要因分析を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析方法によれば、学習ステップで作成した複数パターンのモデルを使って、各パターンについて電力データを推定し、推定結果を比較して電力データの計測箇所を最適化する最適化ステップをさらに備えるので、デマンド要因分析における使用電力データの計測箇所の最適化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析方法によれば、学習ステップは、ニューラルネットワークを用いた機械学習を行い、この学習結果からモデルを作成するので、人間の感性に近いモデルを作成することができ、より高精度のデマンド要因分析を行うことができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係るデマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法の実施の形態を示す概略構成図である。 図2は、本発明に係るデマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法の実施の形態1を示す図であり、(1)は学習期、(2)は推定期である。 図3は、各分電盤電力を推定した例(入力:受電点)であり、(1)は推定データ、(2)は正解データである。 図4は、本発明に係るデマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法の実施の形態2を示す図であり、計測箇所の最適化の例である。 図5は、各分電盤電力を推定した例(入力:受電点+照明)であり、(1)は推定データ、(2)は正解データである。 図6は、各分電盤電力を推定した例(入力:受電点+空調)であり、(1)は推定データ、(2)は正解データである。 図7は、各分電盤電力を推定した例(入力:受電点+動力)であり、(1)は推定データ、(2)は正解データである。
以下に、本発明に係るデマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1について説明する。
図1に示すように、受電点1から、各分電盤を介して測定対象電気機器である照明2、空調3、動力4に電力が用途別に供給される分析対象設備を有する建物を考える。
本発明に係るデマンド要因分析システム10は、この分析対象設備を対象とするものであり、学習手段12と、推定手段14と、最適化手段16と、入力手段18(例えばキーボード、データ入力端子)と、出力手段20(例えばディスプレイ)と、これらの手段による各種の制御プログラムを実行するための図示しない演算処理装置(例えばCPU)と、制御プログラムをはじめ各種データを記憶するための記憶手段22(例えば、ROM、RAM、HDD、フラッシュメモリ)とを備えている。
デマンド要因分析システム10は、図示しない計測手段を介して受電点1、照明2、空調3、動力4用の各分電盤における電力を継続して計測可能となっており、計測した電力値は入力手段18のデータ入力端子を通じて記憶手段22に記録され、学習手段12、推定手段14、最適化手段16などによる処理に適宜利用されるようになっている。これらの手段による処理結果は、読み出し可能に記憶手段に記録されるとともに、出力手段に適宜出力可能である。
学習手段12は、受電点1で計測される受電点データ(受電点電力データ)を入力データ、照明2・空調3・動力4などの用途別に計測される用途データ(用途別電力データ)を教師データとする機械学習を行い、この学習結果から受電点データを用途データに分配するモデルを作成するものである。機械学習にはニューラルネットワークを用いる。これにより、人間が直接作成したような人間の感性に近いモデルを作成することができ、デマンド要因分析の精度を向上することができる。なお、本発明はニューラルネットワーク以外の他の機械学習を適用することも可能であり、学習方法を限定するものではない。
推定手段14は、学習手段12で作成したモデルを使って、計測した受電点データから用途データを推定するものである。より具体的には、推定手段14は、記憶手段22から読み出した作成済のモデルに、計測した受電点データを入力し、この結果モデルから出力される照明2・空調3・動力4の各分電盤の値を、計測されるであろう用途データとして推定する。
最適化手段16は、学習手段12で作成した複数パターンのモデルを使って、各パターンについて電力データを推定し、推定結果を比較して電力データの計測箇所を最適化するためのものである。この最適化手段16により、デマンド要因分析における使用電力データの計測箇所の最適化を図ることができる。なお、本実施の形態1では最適化手段16は適用しない。最適化手段16の適用例は後述の実施の形態2で説明する。
上記構成の動作および作用について説明する。
まず、学習期(学習ステップ)では、図2(1)に示すように、受電点1と照明2、空調3、動力4の各分電盤での電力計測値をデータとして取得する。学習手段12は受電点1の受電点データを入力データ、照明2、空調3、動力4の用途データを教師データ(出力データ)とする機械学習を行い、この学習結果から受電点データを用途データに分配するモデルを作成する。作成したモデルは記憶手段22に記憶される。
次に、推定期(推定ステップ)では、図2(2)に示すように、十分な学習を通じて作成したモデルを使って、推定手段14が受電点1での電力計測値から照明2、空調3、動力4の各分電盤の電力値を推定する。このように、受電点1の電力計測値を入力として与えるだけで、照明2、空調3、動力4の各分電盤の電力値を推定することができる。
図3は、この推定例を示したものであり、(1)は受電点1の電力計測値から各分電盤の電力値を推定した推定データ、(2)は正解を表す正解データである。この図に示すように、本実施の形態によれば、十分に学習を行うと、各分電盤の電力値を良い精度で推定できることがわかる。
また、学習期には詳細なデータを使用する必要があるため計測箇所が多くなるが、それらはテンポラリーな装置でよく、十分なデータが取れたあとは撤去してよい。このため、学習期以降は、照明2、空調3、動力4といった用途ごとの電力データの計測を継続する必要がないので計測箇所数を削減することができ、低コストでデマンド要因分析を行うことができる。また、ピーク時に消費量の多い電力用途がわかるので、ピーク削減に活用でき、契約電力料金の低減に寄与することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
本実施の形態2は、上記の実施の形態1の学習手段12と推定手段14の処理内容を一部変更したものであり、その他の手段の構成、処理内容は上記の実施の形態1と同様である。また、本実施の形態2では、デマンド要因分析システム10による効果を最大化するために、最適化手段16を適用して計量箇所の中で最適な計量箇所を割り出している。
学習手段12は、受電点1で計測される受電点データ、照明2、空調3、動力4の用途別に計測される用途データのうち一つ以上を入力データ、入力データとして用いない電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成する。
推定手段14は、作成したモデルを使って、計測した入力データに対応する電力データから入力データとして用いない電力データを推定する。
上記構成の動作および作用について説明する。
図4(1)は、学習期において、受電点データと照明データを入力データとして、空調データ、動力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成した後、推定期において、計測した受電点データと照明データから、空調データ、動力データを推定する例を示したものである。なお、照明データ、空調データ、動力データは、それぞれ照明2、空調3、動力3の各分電盤で計測される用途データである。
図5は、この推定例を示したものであり、(1)は受電点1と照明2の電力計測値から空調3、動力4の各分電盤の電力値を推定した推定データ、(2)は正解を表す正解データである。この図に示すように、十分に学習を行うと、各分電盤の電力値を良い精度で推定できることがわかる。
図4(2)は、学習期において、受電点データと空調データを入力データとして、照明データ、動力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成した後、推定期において、計測した受電点データと空調データから、照明データ、動力データを推定する例を示したものである。
図6は、この推定例を示したものであり、(1)は受電点1と空調3の電力計測値から照明2、動力4の各分電盤の電力値を推定した推定データ、(2)は正解を表す正解データである。この図に示すように、十分に学習を行うと、各分電盤の電力値を良い精度で推定できることがわかる。
図4(3)は、学習期において、受電点データと動力データを入力データとして、照明データ、空調データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成した後、推定期において、計測した受電点データと動力データから、照明データ、空調データを推定する例を示したものである。
図7は、この推定例を示したものであり、(1)は受電点1と動力4の電力計測値から照明2、空調3の各分電盤の電力値を推定した推定データ、(2)は正解を表す正解データである。この図に示すように、十分に学習を行うと、各分電盤の電力値を良い精度で推定できることがわかる。
本実施の形態においても、学習期には詳細なデータを使用する必要があるため計測箇所が多くなるが、それらはテンポラリーな装置でよく、十分なデータが取れたあとは撤去してよい。このため、学習期以降は、照明2、空調3、動力4といった用途ごとの電力データの計測を継続する必要がないので計測箇所数を削減することができ、低コストでデマンド要因分析を行うことができる。また、ピーク時に消費量の多い電力用途がわかるので、ピーク削減に活用でき、契約電力料金の低減に寄与することができる。
なお、図4の例では、左から順に受電点1に加え、照明2、空調3、動力4それぞれの電力計測値を入力データとして、入力データとして使っていない用途データを推定する様子を示した。この例では、受電点1に加えている用途データは1つずつとしているが、1つ以上であればいくつでもよい。また、受電点1の受電点データを入力データとしなくてもよい。
次に、計量箇所の最適化について説明する。
最適化手段16は、図4に示したような複数パターンの推定モデルにおいて、それぞれの推定精度を算出し、その中で最も推定精度の良いものを最適計量箇所として決定する。ここで、各モデルに対応する図5〜図7を見ると、推定した用途データへの分解能にモデル間で差があることがわかる。これらの全ポイントデータにおいて誤差(例えば平均二乗誤差)を計算し、それぞれモデルの推定精度を算出する。この算出結果については、図4の各図の下部に表示している(それぞれ精度90%、80%、95%)。この例では、学習期の入力データとして受電点に動力を加えた図4(3)の例が最も精度がよく(精度95%)、計測箇所として受電点と動力が最適と判定することができる。
なお、この例では単に推定精度だけで判定しているが、本発明はこれに限るものではない。例えば、推定精度に計測にかかるコスト(機器コスト、設置コスト、ランニングコストなど)を加えた目的関数を設定し、それを最小化するように計測箇所を最適化し、決定するようにしてもよい。
このように、本実施の形態によれば、デマンド要因分析における使用電力データの計測箇所の最適化により、コストダウンを図ることができる。また、計測箇所数の削減と推定精度の両立を図ることのできるデマンド要因分析システムを提供可能である。
以上説明したように、本発明に係るデマンド要因分析システムによれば、分析対象設備の受電点で計測される受電点電力データ、用途別に計測される用途別電力データのうち一つ以上を入力データ、入力データとして用いない電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成する学習手段と、作成したモデルを使って、計測した入力データに対応する電力データから入力データとして用いない電力データを推定する推定手段とを備えるので、計測対象ごとに使用電力データを計測し続ける必要はなくなる。このため、計測箇所を削減することができ、低コストでデマンド要因分析を行うことができる。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析システムによれば、学習手段は、受電点電力データを入力データ、用途別電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から受電点電力データを用途別電力データに分配し、推定手段は、作成したモデルを使って、計測した受電点電力データから用途別電力データを推定するので、用途ごとの使用電力データの計測を行わずに低コストでデマンド要因分析を行うことができる。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析システムによれば、学習手段で作成した複数パターンのモデルを使って、各パターンについて電力データを推定し、推定結果を比較して電力データの計測箇所を最適化する最適化手段をさらに備えるので、デマンド要因分析における使用電力データの計測箇所の最適化を図ることができる。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析システムによれば、学習手段は、ニューラルネットワークを用いた機械学習を行い、この学習結果からモデルを作成するので、人間の感性に近いモデルを作成することができ、より高精度のデマンド要因分析を行うことができる。
また、本発明に係るデマンド要因分析方法によれば、分析対象設備の受電点で計測される受電点電力データ、用途別に計測される用途別電力データのうち一つ以上を入力データ、入力データとして用いない電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成する学習ステップと、作成したモデルを使って、計測した入力データに対応する電力データから入力データとして用いない電力データを推定する推定ステップとを備えるので、計測対象ごとに使用電力データを計測し続ける必要はなくなる。このため、計測箇所を削減することができ、低コストでデマンド要因分析を行うことができる。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析方法によれば、学習ステップは、受電点電力データを入力データ、用途別電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から受電点電力データを用途別電力データに分配し、推定ステップは、作成したモデルを使って、計測した受電点電力データから用途別電力データを推定するので、用途ごとの使用電力データの計測を行わずに低コストでデマンド要因分析を行うことができる。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析方法によれば、学習ステップで作成した複数パターンのモデルを使って、各パターンについて電力データを推定し、推定結果を比較して電力データの計測箇所を最適化する最適化ステップをさらに備えるので、デマンド要因分析における使用電力データの計測箇所の最適化を図ることができる。
また、本発明に係る他のデマンド要因分析方法によれば、学習ステップは、ニューラルネットワークを用いた機械学習を行い、この学習結果からモデルを作成するので、人間の感性に近いモデルを作成することができ、より高精度のデマンド要因分析を行うことができる。
以上のように、本発明に係るデマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法は、ピーク電力を特定するのに有用であり、特に、計測対象ごとの使用電力データを計測し続ける必要がないので、計測箇所数を削減するのに適している。
1 受電点
2 照明
3 空調
4 動力
10 デマンド要因分析システム
12 学習手段
14 推定手段
16 最適化手段
18 入力手段
20 出力手段
22 記憶手段

Claims (8)

  1. 分析対象設備の受電点で計測される受電点電力データ、用途別に計測される用途別電力データのうち一つ以上を入力データ、入力データとして用いない電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成する学習手段と、
    作成したモデルを使って、計測した入力データに対応する電力データから入力データとして用いない電力データを推定する推定手段とを備えることを特徴とするデマンド要因分析システム。
  2. 学習手段は、受電点電力データを入力データ、用途別電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から受電点電力データを用途別電力データに分配し、
    推定手段は、作成したモデルを使って、計測した受電点電力データから用途別電力データを推定することを特徴とする請求項1に記載のデマンド要因分析システム。
  3. 学習手段で作成した複数パターンのモデルを使って、各パターンについて電力データを推定し、推定結果を比較して電力データの計測箇所を最適化する最適化手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のデマンド要因分析システム。
  4. 学習手段は、ニューラルネットワークを用いた機械学習を行い、この学習結果からモデルを作成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のデマンド要因分析システム。
  5. 分析対象設備の受電点で計測される受電点電力データ、用途別に計測される用途別電力データのうち一つ以上を入力データ、入力データとして用いない電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から各電力データに分配するモデルを作成する学習ステップと、
    作成したモデルを使って、計測した入力データに対応する電力データから入力データとして用いない電力データを推定する推定ステップとを備えることを特徴とするデマンド要因分析方法。
  6. 学習ステップは、受電点電力データを入力データ、用途別電力データを教師データとする機械学習を行い、この学習結果から受電点電力データを用途別電力データに分配し、
    推定ステップは、作成したモデルを使って、計測した受電点電力データから用途別電力データを推定することを特徴とする請求項5に記載のデマンド要因分析方法。
  7. 学習ステップで作成した複数パターンのモデルを使って、各パターンについて電力データを推定し、推定結果を比較して電力データの計測箇所を最適化する最適化ステップをさらに備えることを特徴とする請求項5または6に記載のデマンド要因分析方法。
  8. 学習ステップは、ニューラルネットワークを用いた機械学習を行い、この学習結果からモデルを作成することを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載のデマンド要因分析方法。
JP2016098180A 2016-05-16 2016-05-16 デマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法 Active JP6719753B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016098180A JP6719753B2 (ja) 2016-05-16 2016-05-16 デマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016098180A JP6719753B2 (ja) 2016-05-16 2016-05-16 デマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017208887A true JP2017208887A (ja) 2017-11-24
JP6719753B2 JP6719753B2 (ja) 2020-07-08

Family

ID=60415121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016098180A Active JP6719753B2 (ja) 2016-05-16 2016-05-16 デマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6719753B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6719753B2 (ja) 2020-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9696786B2 (en) System and method for optimizing energy consumption by processors
Verbic et al. Probabilistic optimal power flow in electricity markets based on a two-point estimate method
JP6581490B2 (ja) 空調パラメータ生成装置、空調運用評価装置、空調パラメータ生成方法およびプログラム
CN109461091B (zh) 考虑光伏和冷负荷相关性的用电负荷计算方法及信息系统
US9810443B2 (en) Devices, methods, and systems for data-driven acceleration of deployed services
JP2006340552A (ja) 電力品質評価システムとその方法、およびプログラム
CN110245061A (zh) 计算装置、其功耗预测方法及计算机可读存储介质
JP2009020824A (ja) 空調機の省エネルギー性分析装置、空調システム、空調機の省エネルギー性分析方法および分析プログラム
JPWO2016136630A1 (ja) 系統安定度推定装置および系統安定度推定方法
KR20150055287A (ko) 개별 부하의 운영상태를 추정하는 장치 및 방법
JP2016045570A (ja) 節電量算出装置
US11215651B2 (en) Power consumption estimation device
JP6719753B2 (ja) デマンド要因分析システムおよびデマンド要因分析方法
WO2015087571A1 (ja) 料金情報決定装置、料金情報出力システム、料金情報決定方法及びプログラム
JP6202988B2 (ja) 電力計測システム、電力計測方法、及びプログラム
JP5946742B2 (ja) 自然エネルギー型分散電源群の合計出力の変動推定方法、変動推定装置及び変動推定プログラム
CN109978204B (zh) 确定风电场的风功率的预测准确率的方法和装置
CN109960778B (zh) 计算风电场理论功率的方法和装置
CN104237690A (zh) 电能利用效率的测定方法与装置
CN112037191A (zh) 一种局域漏电流密度阈值的确定方法、装置和计算机设备
JP2018013934A (ja) 電力価格予測装置
JP2017103862A (ja) 電力推定装置、電力推定方法及び電力推定プログラム
Becker et al. Software based estimation of software induced energy dissipation with powerstat
JP2017083397A (ja) 接続相判定信頼度算出プログラム、装置、及び方法
JP6100188B2 (ja) 電力負荷推定装置、電力負荷推定システム、電力負荷推定方法及び電力負荷推定プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6719753

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250