JP2017207810A - 位置情報処理システム及び位置情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】格納できる情報量が少なくても、正確な位置情報を提供する。【解決手段】位置情報保持部と、前記位置情報保持部に保持される位置情報を処理する位置情報処理装置とを備える位置情報処理システムであって、前記位置情報保持部は、所定の空間内に配置され、配置された位置の情報を提供するものであって、前記位置情報処理装置は、前記位置情報保持部が配置される空間を定める範囲の入力を受け付け、前記入力された範囲から、当該空間内で共通する位置情報である共通部を定め、前記位置情報保持部が配置される場所の位置情報から前記共通部を分離した差異部を定め、前記定められた差異部を前記位置情報保持部に記録する。【選択図】図6

Description

本発明は、十分な容量を持たないストレージやフォーマットに対し、部分的な空間座標を必要な精度を保ちつつ圧縮して格納するシステムに関する。
無線通信技術が発達し、WiFiやBluetooth(登録商標)などの通信規格によって、PCなどの電子機器同士が相互に通信可能な環境が普及している。さらに、M2MやIoTなど、安価で単純な無線機器を無数に配置して相互にデータ通信することでセンサ情報を収集する、また、電波、音波、振動、光等で情報発信するIoT機器が普及しつつある。一般的にIoT機器は電子機器を意味するが、近年、IoT機器が発信する情報を応用し、GPSを利用できない屋内などの環境下での測位が注目されている。一般的に、各IoT機器が発信した情報から、測位位置との距離を求め、さらに、各IoT機器の空間的な座標との関係から測位する。例えば、IoT機器が発信している電波の強度と受信された電波の強度とを比較することによって距離を推定できる。IoT機器の座標は、IoT機器が発信する信号から直接取得する、又は、信号に含まれるIDから間接的に取得する。
本発明に関連する公知技術文献としては特許文献1(特開2005−189225号公報)がある。特許文献1には、各種の場所に多数分布されてその位置に対するULIDコードを無線で提供するRFIDタグ等と、隣接のRFIDタグからそのULIDコードを無線で受信するRFIDリーダと、無線で受信されたULIDコードを通じて現在の位置情報を抽出するローカルULID処理機と、前記抽出された位置情報を基盤として使用者にLBSサービスを提供するローカル LBS アプリケーション部とで構成される位置基盤サービスシステムが記載されている。
特開2005−189225号公報
特許文献1のように、GPSとのシームレスな連携が可能な屋内測位を実現するためには、緯度、経度、高度、又は相互変換可能な別座標系を格納する十分な容量が必要となる。さらに、通信データ量が増大すると通信エラーの可能性も増大するため、通信品質を確保する対策が必要となり、これらの要求に応えるIoT機器は高価になる。しかし、通信データ量を圧縮すれば通信品質が低いIoT機器も利用できるようになる。
また、電波を発信するIoT機器ではなく、建屋内に所定のコードを配置し(カラーコード、二次元バーコードなどを印刷したマーカを建屋内の壁に貼付し)、このコードを取得することによって位置情報を提供する方法がある。しかし、コードのフォーマットによっては、建屋内に配置可能なコードに格納可能な情報量が、建屋内で位置を確認するために不十分な場合がある。
本発明の目的は、情報を格納する容量が不足しており、通信品質が低いデバイスから屋内の位置の把握に利用可能な緯度、経度、高度情報を直接取得できるように、データ圧縮したシステムを提供することにある。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、配置された位置の情報を提供する位置情報保持部と、前記位置情報保持部に格納される位置情報を処理する位置情報処理装置とを備える位置情報処理システムであって、前記位置情報処理装置は、前記位置情報保持部が配置される空間を定める範囲の入力を受け付け、前記入力された範囲から、当該空間内で共通する位置情報である共通部を定め、前記位置情報保持部が配置される場所の位置情報から前記共通部を分離した差異部を定め、前記定められた差異部を前記位置情報保持部に記録する。
本発明の一態様によれば、格納できる情報量が少なくても、正確な位置情報を提供できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
緯度を表すハッシュ値について説明する図である。 緯度ハッシュ値と経度ハッシュ値を併せて構成する過程を示す図である。 緯度経度座標をジオハッシュ値へ変換する過程を示す図である。 ジオハッシュの各桁と座標値との間の対応関係を示す表である。 本実施例のシステム構成図である。 GeoHashの共通部及び差異部の算出方法の例を示す図である。 ハッシュ情報DBのデータ構造の一例を示す図である。 建屋に配置するカラーコードに座標情報を格納する処理のフローチャートである。 建屋に配置したカラーコードから座標情報を取得し、建屋内での位置を特定する処理のフローチャートである。
<ジオハッシュについての説明>
以下に説明する本発明の実施例においては、移動体の位置を記述する位置データの形式として、特許文献1に記載されているジオハッシュを用いる。しかし、本発明はジオハッシュに限定されるものではなく、上位桁が広い範囲を特定し、下位桁が詳細な範囲を特定する性質で記述される位置データであれば、ジオハッシュ以外の形式で表される一データでもよい。以下では、まず、ジオハッシュの特徴について説明し、その後に本発明の実施例について説明する。
地図上の座標を表すために矩形領域が用いられる。一般的には、地図上の矩形領域を表現するために、例えば矩形領域の対角2点の緯度経度、中心点座標と縦横距離、中心点と1端点、などのように3〜4の数値の組み合わせによって当該矩形領域を表現する。
ジオハッシュは、地図上の矩形領域を示すデータ形式であり、数文字程度の英数字で表記される。文字数が増えると狭い矩形領域が表現され、表現する座標の精度が高くなる。すなわち、ジオハッシュの上位ビットは、当該ジオハッシュ値が示す座標を含む、より広範囲の領域を表している。
従来の座標形式を用いる場合、複数の座標値をグループ化する処理においては、スクリーン座標系における座標間距離を計算し、計算された距離が所定閾値以下である場合は同一グループに属すると判定する。この処理は、表示する縮尺範囲に含まれる全ての2点間距離を計算する必要があるため、グループ化処理の負担が大きい。
位置データとしてジオハッシュを用いる場合、複数の座標値をグループ化する処理においては、ジオハッシュの上位ビットが共通であるか否かによって、同一グループに属するか否か(すなわち、座標値が互いに近傍であるか否か)を判定できる。この方法は2点間距離を計算する必要がないため、グループ化処理を高速に実行できる。さらに、ジオハッシュ値そのものは事前に計算できるので、ジオハッシュ値を求めるための処理負荷は問題とならない。
本発明は、前述したジオハッシュの特徴を利用して、位置データを効率的にグループ化する。ジオハッシュと同様に、上位ビットから下位ビット(又は、その反対方向)に向かって、より詳細な位置を記述するように構成された位置データであれば、上位ビットが共通するか否かによって座標値が互いに近傍であるか否かを判定できる。従って、そのような形式の位置データであれば、ジオハッシュに代えて用いることができる。以下では説明の便宜上、ジオハッシュを用いることを前提とする。
以下に説明する実施形態においてはジオハッシュを用いるため、2次元座標系の位置データを取り扱うことを前提とする。ただし、ジオハッシュと同様に上位ビットから下位ビット(又は、その反対方向)に向かって、より詳細な位置を記述するように構成された位置データであれば、例えば、1次元座標(すなわち距離)を表すデータや3次元座標を表すデータを取り扱うこともできる。
図1は、緯度を表すハッシュ値について説明する図である。
図1(A)は、最初のハッシュ値と緯度との関係を示す。ハッシュ値”0”は緯度−90°〜0°の範囲を指し、”1”は緯度0°〜90°を指す。従って、位置10の緯度ハッシュ値は”1”である。図1(B)は、2番目のハッシュ値と緯度の関係を示す。ハッシュ値”0”は緯度0°〜45°、”1”は緯度45°〜90°を指す。従って、位置10の緯度ハッシュ値は”10”である。図1(C)は3番目のハッシュ値と緯度の関係を示す。ハッシュ値”0”は緯度0°〜22.5°、”1”は緯度22.5°〜45°を指す。従って位置10の緯度ハッシュ値は”100”である。
図2は、緯度ハッシュ値と経度ハッシュ値を併せて構成する過程を示す図である。
図2(A)は、座標空間を経度方向に2分し、それぞれ経度ハッシュ値”0”と”1”が割り当てた状態を示す。図2(B)は、経度ハッシュ値”1”の領域を緯度方向に2分し、それぞれ緯度ハッシュ値”0”と”1”を割り当てた状態を示す。緯度ハッシュ値は最初の経度ハッシュ値に続けて追加されるので、それぞれの領域のハッシュ値は”11”及び”10”となる。図2(C)は、ハッシュ値”11”の領域を経度方向に2分し、それぞれ経度ハッシュ値”0”と”1”を割り当てた状態を示す。以下同様にして経度ハッシュ値と緯度ハッシュ値を交互に割り当て、下位ビットが詳細な位置を表すように、ハッシュ値を構成する。
図3は、緯度経度座標をジオハッシュ値へ変換する過程を示す図である。
pdecimalは、緯度35.610056、経度139.748694の緯度経度座標値の10進数表現である。pdecimalは、図2で説明したようにジオハッシュ値phashに変換される。phash’は、phashの奇数桁を経度ハッシュ値、偶数桁を緯度ハッシュ値として交互に再配置したビット列である。phash’を5桁毎に区切って32進数表現であるbase−32に変換した文字列p(GeoHash)がジオハッシュである。図3に示す処理を逆に辿ることによって、ジオハッシュを緯度経度座標の10進数表現に逆変換できる。
図4は、ジオハッシュの各桁と座標値との間の対応関係を示す表である。
ここでは緯度経度座標(35.610056, 139.748694)を表すジオハッシュを例示した。図4に示すように、ジオハッシュは各桁が矩形領域を表し、下位ビットになるほど矩形サイズが小さくなる。従って、二つのジオハッシュを上位ビットから順に比較して、共通する桁数が多ければ、二つのジオハッシュは互いにより近傍の座標を表している。
次に、本発明の実施例について説明する。本発明の例は、建屋の位置情報を前述したジオハッシュに変換し、十分な記憶容量を持たないIoT機器や格納方式に格納するものである。例えば、位置情報として、緯度経度(十進)が一般的であるが、この場合64bitの記憶容量が必要となるため、それより記憶容量が少ないIoT機器や格納方式には格納できない。しかし、ジオハッシュに変換し共通のビットとそれ以外のビットに分割することによって記憶容量を少なくでき、記憶容量が少ないIoT機器や格納方式にも位置情報が格納できるようになる。位置情報を格納したIoT機器や格納方式によって、GPSを利用できない建屋内でも位置を把握できる。例えば、ある建屋の範囲を表す位置情報をジオハッシュに変換し、データベース等に登録しておく。次に、建屋内に配置するIoT機器や格納方式に、配置される座標を表すビット配列のうち、建屋の範囲を表すジオハッシュと共通するビット以外のビット情報を格納する。格納されたビット情報を受信機器や読取装置で取得し、データベース等に登録されている建屋の範囲を表すジオハッシュと連結することによって、IoT機器や格納方式の座標を復元する。復元された座標情報から建屋内での位置を把握できる。また、IoT機器や格納方式を人や物に持たせることによって、例えば、工場内での作業員の位置や、物品の管理等にも利用できる。
図5は、本実施例のシステム構成図である。
位置情報処理装置500は、プロセッサ(CPU)501、メモリ502、記憶装置及び通信インターフェースを有する計算機によって構成される。位置情報処理装置500は、共通部抽出部531、ハッシュ情報DB登録部532、位置情報生成部533及び位置特定部534を有する。
プロセッサ501は、メモリ502に格納されたプログラムを実行する。メモリ502は、不揮発性の記憶素子であるROM及び揮発性の記憶素子であるRAMを含む。ROMは、不変のプログラム(例えば、BIOS)などを格納する。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子であり、プロセッサ501が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを一時的に格納する。
記憶装置は、例えば、磁気記憶装置(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の大容量かつ不揮発性の記憶装置によって構成され、プロセッサ501が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プログラムは、記憶装置から読み出されて、メモリ502にロードされて、プロセッサ501によって実行される。また、記憶装置は、ハッシュ情報DB504を格納する。ハッシュ情報DB504はハッシュDB登録部531、532が変換したハッシュ情報を格納する。
通信インターフェースは、所定のプロトコルに従って、他の装置(位置情報読取装置509、位置情報書込装置505など)との通信を制御するインターフェース装置である。
位置情報処理装置500は 入力インターフェース及び出力インターフェースを有する。入力インターフェースは、キーボードやマウスなどであり、オペレータからの入力を受けるインターフェースである。出力インターフェースは、ディスプレイ装置やプリンタなどであり、プログラムの実行結果をオペレータが視認可能な形式で出力するインターフェースである。
共通部抽出部531、ハッシュ情報DB登録部532、位置情報生成部533及び位置特定部534は、プロセッサ501が所定のプログラムを実行することによって実現される。共通部抽出部531は、位置情報保持部508が配置される範囲の位置情報の共通部分を特定して、ハッシュ情報DB504に登録する。ハッシュ情報DB登録部532は、位置情報を共通部と差異部とに分け、共通部をハッシュ情報DB504に登録する。位置情報生成部533は、位置情報から分けられた差異部を位置情報書込装置505に出力する。位置特定部534は、位置情報保持部508から取得した位置情報に共通部を付加して、位置情報を復元する。
位置情報書込装置505は、適用する位置格納方式に応じた、位置情報(ハッシュ情報)を位置情報保持部508に書き込むための情報書込部506を有する。
位置情報保持部508は、適用される位置格納方式に応じた形式によって、その位置情報保持部508が設置される位置の位置情報(ハッシュ情報)を保持する。
位置情報読取装置509は、適用される位置格納方式に従って、位置情報保持部508が保有する位置情報(ハッシュ情報)を読み取る情報読取部510を有する。位置情報読取装置509は、プログラムを実行するプロセッサと、当該プログラムを格納する記憶装置(メモリ)とを有する。
例えば、位置情報保持部508はカラーコード、位置情報書込装置505はカラーコードを印刷するプリンタ、位置情報読取装置509はカメラ付き端末で構成できる。また、位置情報保持部508は微弱電波を送信するビーコン、位置情報書込装置505はビーコンに位置情報を書き込む書込装置、位置情報読取装置509はビーコンから電波(ビーコンに割り当てられたID)を受信する端末で構成してもよい。
プロセッサ501が実行するプログラムは、リムーバブルメディア(CD−ROM、フラッシュメモリなど)又はネットワークを介して位置情報処理装置500に提供され、非一時的記憶媒体である記憶装置に格納される。このため、位置情報処理装置500は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有するとよい。
位置情報処理装置500は、物理的に一つの計算機上で、又は、論理的又は物理的に複数の計算機上で構成される計算機システムであり、前述したプログラムが、同一の計算機上で別個のスレッドで動作してもよく、複数の物理的計算機資源上に構築された仮想計算機上で動作してもよい。
図6は、本実施例におけるGeoHashの共通部及び差異部の算出方法の例を示す図である。
先ず、建屋60について、4点の座標66、67、68、69を決める。この4点の座標は、建屋の4隅など、建屋の全体を包含することが望ましい。また、建屋60の範囲内に任意の位置X61と位置Y62をとる。その後、それぞれの座標をGeoHashデータに変換する。4点の座標を変換したGeoHashデータから共通部を特定する。そして、特定された共通部を用いて、位置X61、位置Y62を変換したGeoHashデータから共通部を特定する。すなわち、位置X61のGeoHashデータを共通部63と差異部64に分割し、位置Y62のGeoHashデータを共通部63と差異部65に分割する。こうする事で、位置X61の座標及び位置Y62の座標は、それぞれの差異部64及び差異部65から求めることができる。
図7は、ハッシュ情報DB504のデータ構造の一例を示す図である。
ハッシュ情報DB504は、変換されたGeoHashデータを格納するハッシュデータテーブル73を含む。ハッシュデータテーブル73は、建屋を一意に識別するためのIDを格納するBuilding ID欄70、建屋のGeoHashデータの共通部を格納するHash Code欄71、及び建屋の範囲内に配置するカラーコードを一意に識別するためのIDを格納するFeature ID欄72を含む。なお、ここで示すデータ構造は一例であり、同等の情報を持つものであれば構成項目の数や名称は問わない。
図8は、本実施例における、建屋に配置するカラーコードに座標情報を格納する処理のフローチャートである。
まず、位置情報処理装置500は、カラーコードを配置する建屋の4点の座標情報の入力を受け付ける(80)。次に、位置情報処理装置500は、共通部抽出部531を起動し、入力された4点の座標情報をGeoHashデータに変換する(81)。その後、位置情報処理装置500は、ハッシュ情報DB登録部532を起動し、共通部抽出部531が変換したGeoHashデータから建屋の範囲を表すハッシュデータ(共通部)を算出し(82)、Building IDと共にハッシュ情報DB504に登録する(83)。
次に、位置情報処理装置500は、カラーコードの配置位置の座標情報の入力を受け付ける(84)。位置情報処理装置500は、位置情報生成部533を起動し、入力された座標情報をGeoHashデータに変換する(85)。位置情報生成部533は、カラーコードを配置する建屋のBuilding IDでハッシュ情報DB504に登録されたハッシュデータテーブル73を検索し、取得したHash Code71(対象建屋の共通部)を用いて、変換されたGeoHashデータを共通部と差異部に分離する(86)。そして、共通部を判定し(87)、共通部をカラーコードのFeature IDと共に位置情報処理装置500のハッシュ情報DB504に登録する(88)。
位置情報生成部533は、プリンタなど、カラーコードに情報を書込むための位置情報書込装置505に、差異部とその差異部に関連付けられたFeatureIDを送信し(89)、位置情報書込装置505の情報書込部506は、受け取った差異部のデータとFeatureIDをカラーコードに登録する(90)。
これにより、位置情報保持部508は、カラーコードを一意に識別するためのIDであるFeatureIDと、当該カラーコードが設置された位置のGeoHashデータの差異部とを有することになる。
図9は、本実施例における、建屋に配置したカラーコードから座標情報を取得し、建屋内での位置を特定する処理のフローチャートである。
まず、位置情報読取装置(カメラ付き端末)509の情報読取部510が、建屋内に配置されたカラーコードを読み取り、読み取ったカラーコードから図8のステップ87で登録したGeoHashデータの差異部とFeature IDとを取得し、位置情報処理装置500に送信する(100)。次に、位置情報処理装置500は、位置特定部534を起動し、ハッシュ情報DB504のハッシュデータテーブル73に登録されたFeature ID72を、取得したFeature IDをキーとして検索し、対応する共通部のHashCode71を抽出し、取得した差異部に付与する(101)。
位置特定部534は、共通部を付与したGeoHashデータを逆変換し、緯度経度情報に戻す(102)。位置特定部534は、戻した緯度経度情報から配置したカラーコードの位置を特定し、カラーコードの撮影者の建屋内での位置を特定し(103)、位置情報読取装置(利用者の端末)509に送信する。
位置情報読取装置509は、位置情報処理装置500から受信した位置情報(現在位置)を画面に表示する(104)。
なお、図9に示す処理のうち、ステップ101から103は、位置情報処理装置500が実行するが、位置情報読取装置509が実行してもよい。すなわち、位置情報読取装置509は、位置情報処理装置500から取得した共通部を差異部に付与し、緯度経度情報に変換し、その位置を特定して表示する。
なお、本発明は、GeoHashに限らず、縦軸と横軸を用いて位置を把握する座標を圧縮する方法であれば、GeoHash−36や、他の座標情報の圧縮方法も利用可能である。
以上、位置情報保持部508としてカラーコード、位置情報書込装置505としてカラーコードが印刷可能なプリンタ、位置情報読取装置509としてカメラ付き端末を用いた例について説明したが、各装置は、位置を提供する方式(ビーコン、バーコード、多次元コードなど)に応じた適切な他の装置に置き換えることができ、位置情報格納方式に応じた処理にて適用可能である。
また、本実施例は、建屋を対象として記載したが、位置情報保持部508を配置し、位置情報保持部508が保持する情報を位置情報読取装置509で読み出せる空間であれば、トンネルや地下施設など、他の建造物にも適用可能である。
以上に説明したように、本発明の実施例によると、位置情報処理装置500は、位置情報保持部508が配置される空間(例えば、建屋)を定める範囲から、当該空間内で共通する位置情報である共通部(GeoHashの上位ビット)を定め、位置情報保持部508が配置される場所の位置情報から前記共通部を分離した差異部(GeoHashの下位ビット)を定めて位置情報保持部508に記録するので、少ない情報量で正確な位置情報を記録でき、多くのIoT機器や位置表示用マーカに適用できる。また、位置情報の精度が低下しないので、他の測位システム(GPSなど)と同等の制度で位置を特定でき、GPSと併用しても、屋内屋外の位置情報をシームレスに切り替えできる。
また、位置情報読取装置509は、位置情報保持部508の識別情報をキーとして、当該位置情報保持部に関係する共通部を位置情報処理装置500から取得し、位置情報処理装置500から取得した共通部と位置情報保持部508から取得した差異部との組み合わせから、位置情報保持部508の位置を特定するので、位置情報保持部508から取得するデータ量が少なくなり、データ取得時のデータ誤り(通信エラー)を少なくできる。
また、位置情報処理装置500は、位置情報保持部508が配置される場所の位置情報のうち共通部を特定し、位置情報保持部の識別情報と共にデータベースに登録するので、位置情報保持部508の位置情報を簡易に登録できる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
500…位置情報処理装置、501…位置情報処理装置のCPU、502…位置情報処理装置のメモリ、531…共通部抽出部、532…ハッシュ情報DB登録部、533…位置情報生成部、534…位置特定部、504…ハッシュ情報DB、505…位置情報書込装置、506…情報書込部、508…位置情報保持部、509…位置情報読取装置、510…情報読取部

Claims (6)

  1. 位置情報保持部と、前記位置情報保持部に保持される位置情報を処理する位置情報処理装置とを備える位置情報処理システムであって、
    前記位置情報保持部は、所定の空間内に配置され、配置された位置の情報を提供するものであって、
    前記位置情報処理装置は、
    前記位置情報保持部が配置される空間を定める範囲の入力を受け付け、
    前記入力された範囲から、当該空間内で共通する位置情報である共通部を定め、
    前記位置情報保持部が配置される場所の位置情報から前記共通部を分離した差異部を定め、
    前記定められた差異部を前記位置情報保持部に記録することを特徴とする位置情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の位置情報処理システムであって、
    前記位置情報保持部から位置情報を取得する位置情報読取装置を備え、
    前記位置情報読取装置は、
    前記位置情報保持部に記録された差異部と、前記位置情報保持部の識別情報とを前記位置情報保持部から取得し、
    前記取得した位置情報保持部の識別情報をキーとして、当該位置情報保持部に関係する共通部を前記位置情報処理装置に問い合わせ、
    前記位置情報処理装置から取得した共通部と、前記位置情報保持部から取得した差異部との組み合わせから、前記位置情報保持部の位置を特定することを特徴とする位置情報処理システム。
  3. 請求項1に記載の位置情報処理システムであって、
    前記位置情報処理装置は、
    前記位置情報保持部が配置される場所の位置情報のうち共通部を特定し、
    前記特定された共通部と前記位置情報保持部の識別情報とをデータベースに登録することを特徴とする位置情報処理システム。
  4. 位置情報保持部が提供する位置情報を処理する位置情報処理方法であって、
    前記位置情報保持部と、前記位置情報保持部に保持される位置情報を処理する位置情報処理装置とによって位置情報処理システムが構成され、
    前記位置情報処理装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを格納する記憶装置とを有し、
    前記方法は、
    前記位置情報処理装置が、前記位置情報保持部が配置される空間を定める範囲の入力を受け付けるステップと、
    前記位置情報処理装置が、前記入力された範囲から、当該空間内で共通する位置情報である共通部を定めるステップと、
    前記位置情報処理装置が、前記位置情報保持部が配置される場所の位置情報から前記共通部を分離した差異部を定めるステップと、
    前記位置情報処理装置が、前記定められた差異部を前記位置情報保持部に記録するステップとを含むことを特徴とする位置情報処理方法。
  5. 請求項4に記載の位置情報処理方法であって、
    前記位置情報処理システムは、前記位置情報保持部から位置情報を取得する位置情報読取装置を有し、
    前記方法は、
    位置情報読取装置が、前記位置情報保持部に記録された差異部と、前記位置情報保持部の識別情報とを前記位置情報保持部から取得するステップと、
    位置情報読取装置が、前記取得した位置情報保持部の識別情報をキーとして、当該位置情報保持部に関係する共通部を前記位置情報処理装置に問い合わせるステップと、
    位置情報読取装置が、前記位置情報処理装置から取得した共通部と、前記位置情報保持部から取得した差異部との組み合わせから、前記位置情報保持部の位置を特定するステップとを含むことを特徴とする位置情報処理方法。
  6. 請求項4に記載の位置情報処理方法であって、
    前記位置情報処理装置が、前記位置情報保持部が配置される場所の位置情報のうち共通部を特定するステップと、
    前記位置情報処理装置が、前記特定された共通部と前記位置情報保持部の識別情報とをデータベースに登録するステップとを含むことを特徴とする位置情報処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110595460A (zh) * 2019-09-25 2019-12-20 支付宝(杭州)信息技术有限公司 一种定位方法、系统及设备
JP2020009391A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 株式会社ANswer 位置情報サービス方法及び位置情報サービスシステム

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