JP2017207403A - 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017207403A
JP2017207403A JP2016100726A JP2016100726A JP2017207403A JP 2017207403 A JP2017207403 A JP 2017207403A JP 2016100726 A JP2016100726 A JP 2016100726A JP 2016100726 A JP2016100726 A JP 2016100726A JP 2017207403 A JP2017207403 A JP 2017207403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
card
user
route
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016100726A
Other languages
English (en)
Inventor
山 都 美 桐
Ikumi Kiriyama
山 都 美 桐
麻 淳 治 當
Junji Toma
麻 淳 治 當
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Navitime Japan Co Ltd
Original Assignee
Navitime Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Navitime Japan Co Ltd filed Critical Navitime Japan Co Ltd
Priority to JP2016100726A priority Critical patent/JP2017207403A/ja
Publication of JP2017207403A publication Critical patent/JP2017207403A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】ICカードを利用するユーザの利便性を向上させる。【解決手段】情報処理システム1は、交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を示す移動経路情報を取得する経路情報取得部312と、移動経路情報に基づいて、交通機関の区間におけるICカードの利用可否を示すICカード利用可否情報を生成する情報生成部313と、ICカード利用可否情報を出力する情報出力部212と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法に関する。
鉄道等の公共交通機関においてICカードの利用が進んでいる。首都圏ではSuica(登録商標)やPASMO(登録商標)、近畿地方ではICOCA(登録商標)やPiTaPa(登録商標)、東海地方ではTOICA(登録商標)やmanaca(登録商標)というように各地方で多くの種類のICカードが発行されている。
なお、特許文献1には、乗員によって指定されたサービスの内容と、その時点でETC車載器に接続されているICカードとが対応しているか否かを判断し、両者が対応していない場合はその旨を報知する車両用ナビゲーション装置が記載されている。
特開2008−170218号公報
近年、各ICカード間で相互利用が進んでいるものの、相互利用関係は極めて複雑である。また、ICカードのユーザが各ICカードの利用範囲等の使用ルールを全て把握することは困難である。このため、例えば、あるICカードで乗車したものの、当該ICカードが降車駅をカバーしていないということが想定される。この場合、降車駅で精算できない等の不測の事態が発生し、ユーザの利便性を低下させてしまう。
本発明は、上記の技術的認識に基づいてなされたものであり、その目的は、ICカードを利用するユーザの利便性を向上させることが可能な情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法を提供することである。
本発明は、交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を示す移動経路情報を取得する経路情報取得手段と、前記交通機関の区間におけるICカードの利用可否を示すICカード利用可否情報を生成する情報生成手段と、前記ICカード利用可否情報を出力する情報出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、ユーザが使用するICカードを示すユーザICカード情報を取得するユーザICカード情報取得手段と、前記ユーザが設定した経路探索条件と前記ユーザICカード情報とに基づいて、交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を探索する経路探索手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ICカードを利用するユーザの利便性を向上させることができる。
第1の実施形態に係る情報処理システム1の概略的な構成を示す図である。 ICカード情報データベース322の駅情報データベースの一例を示す図である。 ICカード情報データベース322の幹事エリア情報データベースの第1の例を示す図である。 ICカード情報データベース322の幹事エリア情報データベースの第2の例を示す図である。 ICカード情報データベース322の相互利用情報データベースの一例を示す図である。 ICカード情報データベース322のエリア跨ぎ可否情報データベースの一例を示す図である。 ICカード情報データベース322の代替関係情報データベースの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。 表示部25に表示された経路案内情報の画面表示の一例である。 表示部25に表示された経路案内情報の画面表示の一例である。 区間分割を行った場合の、表示部25に表示された経路案内情報の画面表示の一例である。 区間分割を行った場合の、表示部25に表示された経路案内情報の画面表示の一例である。 表示部25に表示された経路案内情報の画面表示の一例である。 第2の実施形態に係る情報処理システム1Aの概略的な構成を示す図である。 第2の実施形態に係る情報処理システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。 表示部25に表示された経路案内情報の画面表示の一例である。 第3の実施形態に係る情報処理システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム1について説明する。
情報処理システム1は、図1に示すように、端末装置2およびサーバ3を備えている。端末装置2とサーバ3とは、インターネット等のネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。端末装置2、サーバ3の少なくとも一部は、コンピュータにより実現される。ネットワークは、有線回線および無線回線のいずれでもよく、回線の種類や形態は問わない。
端末装置2は、ユーザが使用するものであり、例えば、携帯電話、スマートフォン、パソコン、タブレット端末等の情報処理端末である。この端末装置2は、図1に示すように、制御部21と、通信部22と、記憶部23と、操作部24と、表示部25とを有する。なお、端末装置2は、GPSやWifi測位などにより、端末装置2の現在位置を測位する測位手段(図示せず)を有してもよい。
制御部21は、図1に示すように、経路探索条件を取得する経路探索条件取得部211と、表示部25で表示するための情報を出力する情報出力部212とを有する。なお、制御部21の各部は、端末装置2内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよい。
経路探索条件取得部211は、操作部24を介してユーザが設定した経路探索条件を取得する。経路探索条件は、少なくとも出発地および目的地を含む。出発地や目的地は、鉄道の駅に限られず、地点を特定可能な情報、例えば、住所、建物名、郵便番号、電話番号、自宅、会社、バスの停留所、空港、港、あるいはGPSやWifi測位等の測位手段によって検出された現在位置であってもよい。また、出発地や目的地の他に経路探索条件には、経由地(鉄道の場合は乗換駅)、使用路線、出発時刻、到着時刻等の条件が含まれてもよい。
なお、経路探索条件取得部211は、操作部24を介さずに経路探索条件の全部または一部を取得してもよい。例えば、出発地として、端末装置2が有する測位手段(図示せず)から現在位置を取得してもよいし、出発時刻として、端末装置2が有する時計(図示せず)もしくは外部のサーバから現在時刻を取得してもよい。あるいは、過去の経路探索履歴に基づいて経路探索条件を取得してもよいし、ユーザが事前に登録したルート(通勤・通学ルート、お気に入りルート等)の情報に基づいて経路探索条件を取得してもよい。
情報出力部212は、サーバ3から受信した経路案内情報(後述)等を映像信号に変換して表示部25に出力する。なお、情報出力部212は、情報を音声信号に変換してスピーカー(図示せず)等に出力してもよい。
通信部22は、ネットワークを介して制御部21とサーバ3との間で情報を送受信するためのインターフェースである。記憶部23は、制御部21が動作するためのプログラムや制御部21が取り扱うデータ(ユーザ情報等)を記憶する。操作部24は、ユーザが端末装置2に情報を入力するためのインターフェースであり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、ボタン等である。表示部25は、液晶ディスプレイ等の映像表示手段であり、端末装置2からユーザへ様々な情報を出力する。なお、操作部24がタッチパネルの場合には、操作部24が表示部25を兼ねてもよい。
次に、サーバ3について説明する。図1に示すように、サーバ3は、制御部31と、記憶部32と、通信部33とを有する。
制御部31は、図1に示すように、経路探索部311と、経路情報取得部312と、情報生成部313と、区間分割部314とを有する。なお、制御部31の各部は、サーバ3内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよい。制御部31の各部の詳細については、後述する。
記憶部32には、制御部31が取り扱うデータが記憶される。なお、記憶部32は、例えばハードディスク、不揮発性半導体メモリ(SSD等)などの記憶装置により構成される。また、記憶部32は、必ずしもサーバ3内に設けられなくてもよく、ネットワークを介して通信可能に接続された別の装置内に設けられてもよい。
図1に示すように、記憶部32には、経路ネットワークデータベース321およびICカード情報データベース322が記憶される。
経路ネットワークデータベース321は、後述の経路探索部311が経路探索を実行する際に使用するデータベースである。この経路ネットワークデータベース321は、電車、バス、車、自転車、徒歩の経路ネットワークを示す経路ネットワーク情報を含む。経路ネットワークは、複数のノードと、複数のノード間を接続するリンクと、を含む。また、経路ネットワーク情報には、交通ネットワーク情報が含まれる。交通ネットワーク情報は、鉄道やバス等の交通網や道路網を規定する情報であり、駅(バス停)、路線、時刻表、料金などの公共交通機関に関する情報を含む。なお、経路ネットワークデータベース321は、全国または各地方の道路地図などの地図データを有する地図情報を含んでもよい。この地図情報は、地図データに対応付けられた地図オブジェクト情報(POI(Point Of Interest)情報等)を含んでもよい。
ICカード情報データベース322は、ICカードに関する情報が格納されたデータベースであり、ICカードの利用可否を示すICカード利用可否情報を生成するために使用される。なお、ICカード情報データベース322は、1つのデータベースから構成される場合に限られず、複数のデータベースから構成されてもよい。
ICカード情報データベース322の例について説明する前に、本願におけるICカードの「エリア」について説明する。このエリアは、複数の駅から構成されており、ICカード事業を運営する会社ごとに異なる。首都圏 にSuicaのエリアとPASMOのエリアが存在するように、同じ地方・地域に複数のエリアが併存する場合もある。
また、ICカード事業を運営する一の会社が複数のエリアを有することがある。例えば、SuicaのJR東日本は、首都圏、仙台および新潟の各地方にエリアを有する。ICカード事業を運営する会社には、駅・路線の鉄道網を運営する会社(例えばSuicaのJR東日本)や、複数の鉄道会社の駅・路線の鉄道網に対して共通のICカードを発行する事業を行う会社(例えば、株式会社パスモ)がある。したがって、一の鉄道会社の駅のみからエリアが構成されることもあれば、複数の鉄道会社の駅からエリアが構成されることもある。
また、駅に複数の路線が乗り入れる場合のように、駅が複数のエリアに属することもある。例えば、路線Xの渋谷駅と路線Yの渋谷駅は別のエリアに属する。
鉄道路線網はエリア内に閉じておらず他のエリアと接続しているため、各エリアは鉄道路線網で接続された関係にある。したがって、あるエリア内で乗降可能なICカードを用いて乗車し、途中駅の改札を出ることなく、他のエリアで降車するというように、エリアを跨いで移動することが考えられる。しかし、エリアを跨いだ移動は常に可能というわけではなく、降車駅の改札を通過することができない場合がある。すなわち、乗車駅で利用したICカードを用いて、降車駅で改札を通過できない場合がある。これは、改札システムが事業会社によって異なるため、つまり、エリアによって改札システムが異なっており、このためシステム上精算することができない等の理由による。一方、このような問題をエリア間で解消している場合には、エリアを跨いだ移動であっても、乗車駅で利用したICカードを用いて降車駅の改札を通過することができる。例えば、Suicaを用いて乗車し、Suicaを用いてPASMOのエリアに属する駅の改札を通過することが可能である。
次に、図2〜図7を参照して、ICカード情報データベース322の例について説明する。
図2は、ICカード情報データベース322の駅情報データベースの一例を示している。この駅情報データベースでは、路線、駅、幹事カードおよび幹事エリアが関連付けて記憶されている。このデータベースにより、例えば、Y線の渋谷駅では、カードSが利用可能であることが分かる。また、Y線の渋谷駅は、首都圏Sエリアに属していることがわかる。さらに、カードSのカバーするエリアが首都圏Sエリアであることも分かる。
なお、「幹事カード」とは、幹事会社が発行するICカードのことであり、「幹事エリア」は当該幹事カードのエリアのことである。ここで、幹事会社は、あるエリア(第1のエリア)のIC乗車カード事業を運営する会社のことである。このICカードは、第1のエリアにおいて利用可能であるとともに、他のエリアの幹事カードと相互利用可能な関係にある場合には当該他のエリアにおいても利用可能である。
なお、図2の駅情報データベースは、経路ネットワークデータベース321に含まれるノードリスト情報にICカード情報を追加したものとして構成されてもよい。
図3は、ICカード情報データベース322の幹事エリア情報データベースの一例を示している。この幹事エリア情報データベースでは、カードID、カード名称、幹事エリアIDおよび幹事エリア名称が関連付けて記憶されている。このデータベースにより、各ICカードの幹事エリアおよびそのエリアのIDが分かる。
図4は、ICカード情報データベース322の幹事エリア情報データベースの別の例を示している。この幹事エリア情報データベースでは、図3の例と同様に、カードID、カード名称、幹事エリアIDおよび幹事エリア名称が関連付けて記憶されている。このデータベースは、一つのエリア(ここではAエリア)に複数の幹事カード(ここではカードSとカードP)が存在する場合を示している。このように、一つの幹事エリアに複数の幹事カードがあってもよい。
図5は、ICカード情報データベース322の相互利用情報データベースの一例を示している。この相互利用情報データベースでは、あるICカードの情報(カードID、カード名称)と、他のICカードの情報(カードID、カード名称)とが相互利用可否の情報とともに関連付けて記憶されている。“相互利用可否”のカラムには、この例では、相互利用可能な場合に“1”が格納され、相互利用不可の場合に“0”が格納されるようになっている。このデータベースにより、あるICカードの相互利用可能カードを知ることができる。ここで、「相互利用可能カード」とは、第1のエリアと異なる第2のエリアの幹事カード等であって、第1のエリアの幹事カードと相互に利用可能なICカードのことである。相互利用可能カードを用いる場合、第1のエリアの幹事カードと同様に、第1のエリア内の駅において乗降することが可能である。ただし、エリアを跨いだ移動ができるとは限らない。相互利用可能カードのうち、第2のエリアの幹事カードであって、エリアを跨いだ移動が可能なカードを「高次相互利用可能カード」という。
図5の相互利用情報データベースにより、例えば、カードPおよびカードIがカードSの相互利用可能カードであることが分かる。
図6は、ICカード情報データベース322のエリア跨ぎ可否情報データベースの一例を示している。このエリア跨ぎ可否情報データベースでは、エリアID、エリア名称、およびエリア跨ぎ可能エリアの情報(エリアID、エリア名称)が関連付けて記憶されている。このデータベースにより、例えば、首都圏SエリアはPエリアにエリア跨ぎ可能であることが分かる。すなわち、首都圏Sエリア内の駅で乗車して、Pエリア内の駅で降車することが可能である。また、Pエリアは首都圏Sエリアにエリア跨ぎ可能であるため、Pエリア内の駅で乗車して、首都圏Sエリア内の駅で降車することも可能である。これに対し、仙台Sエリアおよび新潟Sエリアにはエリア跨ぎ可能エリアが無いので、乗車したエリアと異なるエリアで降車することはできない。
高次相互利用可能カードは、図5において相互利用可否が“1”である(すなわち、相互利用可能)もののうち、図6において幹事エリアがエリア跨ぎ可能エリアであるICカードである。例えば、カードPは、カードSと相互利用可能であるとともに、そのエリア(Pエリア,C02−A01)がカードSのエリア(首都圏Sエリア,C01−A01)とエリア跨ぎ可能なエリアであることから、カードSの高次相互利用可能カードであると言える。
なお、図6において、相互利用可否フラグとして、高次相互利用可能であることを示すフラグを追加してもよい。例えば、相互利用可否フラグ“2”が高次相互利用可能を示すようにしてもよい。
また、高次相互利用可能な関係にあるICカード同士を直接関連付けたデータベースも考えられる。図7は、ICカード情報データベース322の代替関係情報データベースの一例を示している。この代替関係情報データベースでは、幹事カードと、当該幹事カードと高次相互利用可能なICカード(高次相互利用可能カード)とが関連付けて記憶されている。このデータベースにより、例えば、カードS(Suica)とカードP(PASMO)が幹事カードと高次相互利用可能カードの関係にあることを直ちに把握することができる。
次に、上記のように構成された情報処理システム1による処理の一例について、図8のシーケンス図を参照しつつ以下に詳しく説明する。
まず、端末装置2の経路探索条件取得部211が、経路探索条件を取得する(ステップS11)。そして、端末装置2が、通信部22を介して経路探索条件をサーバ3に送信する(ステップS12)。
次に、サーバ3は、通信部33により経路探索条件を受信する。そして、経路探索部311が、受信した経路探索条件に基づいて、経路ネットワークデータベース321を用いて経路探索を実行する(ステップS21)。
経路探索が完了すると、経路情報取得部312が、経路探索により得られた移動経路情報を取得する(ステップS22)。この移動経路情報は、交通機関の区間(鉄道移動区間)を少なくとも含む移動経路を示す。すなわち、移動経路は、鉄道を移動手段とする区間のみからなる場合に限らず、バス、自動車、徒歩、飛行機など他の移動手段による区間を含んでもよい。
次に、情報生成部313が、鉄道移動区間におけるICカードの利用可否を示すICカード利用可否情報と、移動経路を示す移動経路情報とを含む経路案内情報を生成する(ステップS23)。情報生成部313は、移動経路情報(鉄道移動区間に含まれる駅および/または路線)に基づいてICカード利用可否情報を生成する。
より詳しくは、情報生成部313は、まず、移動経路情報から、移動経路に含まれる鉄道区間の乗車駅と降車駅を特定する。そして、図2の駅情報データベースにアクセスして、乗車駅および降車駅の各々について、利用可能なICカードを特定する。例えば、乗車駅がY線の渋谷駅の場合、利用可能なICカードとしてカードSが特定される。また、降車駅がT線の小田原駅の場合、利用可能なICカードとしてカードSが特定される。なお、特定されるICカードは1種類に限らず、複数種類(例えば、幹事カードと高次相互利用可能カード)であってもよい。
以下のように、ICカード利用可否情報は、移動経路情報と、ICカード情報データベース322とを用いて生成される。
ICカード利用可否情報は、鉄道移動区間に含まれる駅および/または路線で利用可能なICカードの情報を含む。例えば、ICカード利用可否情報は、鉄道移動区間に含まれる駅ごとの、利用可能なICカードの情報を含む。この場合、情報生成部313は、ICカード情報データベース322(駅情報データベース)にアクセスして、乗車可能なICカードを鉄道移動区間に含まれる駅ごとに検索する。
なお、ICカード利用可否情報は、鉄道移動区間の乗車駅で乗車し且つ降車駅で降車することが可能なICカードの情報を含んでもよい。この場合、情報生成部313は、ICカード情報データベース322(駅情報データベースおよびエリア跨ぎ可否情報データベース)にアクセスして、乗車駅で乗車可能であり且つ降車駅で降車可能なICカードを検索する。乗車駅と降車駅とでエリアが異なる場合には、エリア跨ぎ可否情報データベースによりエリア跨ぎ可能であるか否かを確認する。
ICカード利用可否情報は、鉄道移動区間に含まれる駅および/または路線の幹事カードの種別情報を含む。例えば、首都圏の駅の場合、ICカード利用可否情報は、カードSの情報を含む。
なお、ICカード利用可否情報は、鉄道移動区間に含まれる駅および/または路線の幹事カードの種別情報と、この幹事カードの代わりに利用可能な高次相互利用可能カードの種別情報とを含んでもよい。この場合、まず、図5のデータベースを参照して相互利用可能であることを確認した後、幹事カードと相互利用可能なICカードのうち関連が深いICカードを抽出する。例えば、図6を参照して幹事エリア同士の関係を確認し、互いのエリアがエリア跨ぎ可能であるICカードを出力対象に決定する。エリア跨ぎ可能なICカードは、エリアが幹事カードのエリアに地理的に近かったり、互いのエリアの一部が重なっていたりすることが多いため、ユーザが認知ないし使用しているICカードである可能性が高く、ユーザにとって有益な情報となる。
また、ICカード利用可否情報は、ICカード利用時の注意情報(後述)を含んでもよい。
次に、サーバ3は、情報生成部313により生成された経路案内情報を、通信部33を介して端末装置2に送信する(ステップS24)。
そして、端末装置2が通信部22を介して経路案内情報を取得し、情報出力部212が、表示部25に経路案内情報を出力する(ステップS13)。表示部25は、経路案内情報を表示する。図9および図10は、表示部25に表示された経路案内情報の画面表示例を示している。図9は、出発地が小田原駅、目的地が三島駅の場合の経路案内情報を表示している。ここでは、小田原駅で利用可能なICカードのうち幹事カード(カードS)のみを表示している。同様に、三島駅で利用可能なICカードのうち幹事カード(カードT)のみを表示している。
なお、利用可能なICカードの表示は、乗車駅や降車駅に限らず、経由駅、乗換駅、通過駅などに表示してもよい。
また、利用可能なICカードの表示形態は、図9に示したものに限定されない。例えば、ICカードのロゴをアイコン表示してもよい。また、ICカードを示す文字の色、フォント、サイズまたは文字の背景色等をICカードごとに変えて識別可能に表示してもよい。
図10は、出発地および目的地は図9の場合と同じであるが、利用可能なICカードとして幹事カードだけでなく、相互利用可能なICカードも一緒に表示している。このような情報は、例えば、図5で説明した相互利用情報データベースを用いて生成することが可能である。なお、相互利用可能なICカードが複数存在する場合は、その中から利便性の高いICカードを選んで表示するようにしてもよい。この場合、例えば、図6のエリア跨ぎ可否情報データベースを用いて、幹事カードのエリアとエリア跨ぎ可能なエリアで利用可能なカードを選択して表示する(例えば、幹事カードがカードSの場合、カードPを選択する)。このほか、図7で説明した代替関係情報データベースを用いて、幹事カードと高次相互利用可能カードの2種類のカードを表示するようにしてもよい。
なお、利用可能なICカードは、図10に示すように、経路案内情報中の駅間に関連付けて表示してもよいし、駅と駅間の両方に関連付けて表示してもよい。利用可能なICカードを駅間に関連付けて表示する場合は、乗車駅で利用可能なICカードを表示してもよいし、あるいは、乗車駅で乗車し且つ降車駅で降車することが可能なICカードに絞って表示するようにしてもよい。このように、利用可能なICカードは、駅および/または駅間に表示される。
鉄道移動区間の途中で利用可能なICカードが変わる場合には、当該区間をICカードのエリア区分に従って分割して表示するようにしてもよい。例えば、図11に示すように、小田原駅と三島駅の区間の場合、カードSが幹事カードであるエリア内の区間(小田原〜熱海間)と、カードTが幹事カードであるエリア内の区間(函南〜三島間)とに分割する。この場合、熱海駅が、カードSが幹事カードであるエリアの最後の駅であり、函南駅が、カードTが幹事カードであるエリアの最初の駅である。熱海駅〜函南駅間は利用可能なICカードが無い。このように、区間分割部314は、鉄道移動区間に含まれる駅で利用可能なICカードのエリア区分に基づいて鉄道移動区間を分割する。なお、カードPはカードSの高次相互利用可能カードであり、カードMはカードTの高次相互利用可能カードである。前述のとおり、高次相互利用可能カード情報を表示するようにしてもよい。
区間分割部314は、ICカード情報データベース322の駅情報データベースにアクセスして、区間に含まれる各駅のICカードを特定し、利用可能なICカードの切り替わりポイントが存在する場合に区間分割を行う。そして、情報生成部313は、分割された区間についての経路案内情報を生成する。この場合、ICカード利用可否情報は、分割された区間におけるICカードの利用可否を示す。
なお、図12に示すように、利用可能なICカードを駅間に表示するようにしてもよい。この例では、熱海駅〜函南駅の間はエリア跨ぎできないエリア間の境界であり、熱海駅以前で乗車し、函南駅以降で降車可能なICカードが存在しないので、「ICカード:なし」と表示されている。
上記の画面表示例では、利用可能なICカードを表示したが、これとともに、またはこれに代えて、ICカードの注意情報を表示するようにしてもよい。例えば、図13に示すように、ICカードの金額表示欄に「注意」と表示する。また、「ICカード利用時注意(詳細)」を表示し、“詳細”の部分が選択された場合に、詳細な注意メッセージを表示するようにしてもよい。注意メッセージとして、例えば、「小田原駅でICカードを利用して改札を通った場合、三島駅ではICカードで改札を出られません。きっぷをご利用いただくか、予め精算のための現金をご用意ください。詳しくは、各鉄道会社にお問い合わせください。」と表示する。その他、「カードSにより熱海駅まで行くことができます。」のような注意メッセージを表示することで、ICカードの利用範囲を明示してもよい。
以上説明したように、第1の実施形態では、サーバ3の情報生成部313が、交通機関の区間におけるICカードの利用可否を示すICカード利用可否情報および移動経路情報を含む経路案内情報を生成し、その経路案内情報を端末装置2の情報出力部212が表示部25に出力する。これにより、ユーザは、交通機関の区間で利用可能なICカードを容易に把握することができる。よって、第1の実施形態によれば、ICカードを利用するユーザの利便性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る情報処理システムについて説明する。第1の実施形態との相違点の一つは、ユーザが使用するICカード(以下、単に「ユーザICカード」ともいう。)の情報に基づいてICカード利用可否情報を生成する点である。以下、相違点を中心に第2の実施形態について説明する。
図14に示すように、情報処理システム1Aは、端末装置2およびサーバ3を備えている。端末装置2の制御部21は、経路探索条件取得部211と、情報出力部212と、ユーザICカード情報取得部213を有している。なお、図14では図1と同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付しており、以下の説明において同一符号の構成要素の説明は省略する。
ユーザICカード情報取得部213は、ユーザが使用するICカードを示す情報(以下、「ユーザICカード情報」という。)を取得する。具体的には、ユーザの設定情報からユーザICカード情報を取得する。例えば、ユーザが設定したICカード情報から取得する。あるいは、ユーザICカード情報取得部213は、ユーザの設定情報のうち、定期券区間の設定情報からユーザが使用しているICカードを推定してもよい。
あるいは、ユーザICカード情報取得部213は、端末装置2にインストールされたソフトウェア(アプリ)と連携してユーザICカード情報を取得してもよい。例えば、端末装置2をICカードとして機能させるICカード機能を搭載したソフトウェア(アプリ)から、ユーザICカード情報を取得する。また、端末装置2の測位手段により得られた位置履歴情報から生活圏を推定し、当該生活圏で利用可能なICカードをユーザが使用しているICカードと推定するようにしてもよい。また、経路探索を実行したときの端末装置2の位置を記憶しておき、その位置を含むエリアで利用可能なICカードをユーザが使用しているICカードと推定するようにしてもよい。
次に、第2の実施形態に係る情報処理システムによる処理の一例について、図15のシーケンス図を参照しつつ以下に詳しく説明する。なお、以下の説明では、ユーザICカード情報として、カードSが設定されているものとする。
まず、端末装置2の経路探索条件取得部211が経路探索条件を取得し、ユーザICカード情報取得部213がユーザICカード情報を取得する(ステップS31)。そして、端末装置2が、通信部22を介して経路探索条件およびユーザICカード情報をサーバ3に送信する(ステップS32)。
次に、サーバ3は、通信部33を介して経路探索条件およびユーザICカード情報を受信する。そして、経路探索部311が、受信した経路探索条件に基づいて、経路ネットワークデータベース321を用いて経路探索を実行する(ステップS41)。
そして経路探索が完了すると、経路情報取得部312が、経路探索により得られた移動経路情報を取得する(ステップS42)。
次に、情報生成部313が、ICカード利用可否情報および移動経路情報を含む経路案内情報を生成する(ステップS43)。ICカード利用可否情報は、移動経路情報と、ICカード情報データベース322と、ユーザICカード情報とに基づいて生成される。
より詳しくは、情報生成部313は、まず、移動経路情報から、移動経路に含まれる鉄道区間の乗車駅と降車駅を特定する。そして、図2の駅情報データベースにアクセスして、乗車駅および降車駅の各々について、利用可能なICカードを特定する。そして、特定された利用可能なICカードと、ユーザICカード情報のICカードとを照合することにより、当該区間におけるユーザのICカードの利用可否を示す情報(ICカード利用可否情報)を生成する。すなわち、情報生成部313は、ユーザICカードが区間の乗車駅で乗車して降車駅で降車できる場合にその旨を示す情報(ICカード利用可否情報)を生成する。
なお、情報生成部313は、ユーザICカードが区間の乗車駅で乗車できない、および/または降車駅で降車できない場合、すなわち、当該ユーザICカードを使用して経路を移動できない場合に、その旨を示す情報を生成するようにしてもよい。
また、情報生成部313は、ユーザが使用するICカードを用いて鉄道移動区間の降車駅で精算できない場合、当該ICカードを用いて精算可能な途中駅の情報を生成してもよい。例えば、ユーザのICカードで降車可能な最後の駅を途中下車駅とする。図11の移動経路の場合、熱海駅を途中下車駅としてもよい。
上記のようにして経路案内情報が生成された後、サーバ3は、情報生成部313により生成された経路案内情報を、通信部33を介して端末装置2に送信する(ステップS44)。
そして、制御部21の情報出力部212が、通信部22を介して経路案内情報を取得し、表示部25に経路案内情報を出力する(ステップS33)。
表示部25は、情報出力部212から出力された経路案内情報を表示する。図16は、表示部25に表示された経路案内情報の画面表示例を示している。この例では、小田原駅を出発地とし、三島駅を目的地とする移動経路を示している。小田原駅〜熱海駅間ではカードSを利用できるものの、熱海駅〜三島駅間ではカードSを利用できない。このため、熱海駅〜三島駅間に注意メッセージ(「カードSは利用できません。切符を入手してください。」)を表示している。ここで、仮に熱海駅〜三島駅間で利用可能なカードであるカードXが存在する場合は、「カードSは利用できません。切符またはカードXを入手してください。」と切符情報に加えて、カード情報を表示してもよい。このように、ユーザのICカード(カードS)が利用できないことだけでなく、移動するために必要な乗車券の情報を表示してもよい。また、図示していないが、図16とは異なり、小田原駅〜三島駅間に対する注意メッセージを表示し、小田原駅での切符購入を促すようにしてもよい。また、図示していないが、電車内で精算または新たな切符を購入できる場合は、その旨を表示してもよい。
また、図16に示すように、ユーザのICカードを利用できる駅間にICカード利用料金(本例では410円)を表示してもよい。
なお、上記注意メッセージやICカード利用料金は、駅の表示部分に表示してもよい。
また、図13のように注意情報を表示してもよい。この場合、例えば、「ご利用中のICカードで精算できるエリアではありません。ICカードを利用して改札を通った場合、三島駅ではICカードで改札を出られません。きっぷをご利用いただくか、予め精算のための現金をご用意ください。詳しくは、各鉄道会社にお問い合わせください。」と表示する。
以上説明したように、第2の実施形態では、端末装置2のユーザICカード情報取得部213がユーザICカード情報を取得し、サーバ3の情報生成部313が、ユーザICカード情報に基づいてICカード利用可否情報を生成し、その情報を端末装置2の情報出力部212が表示部25に出力する。これにより、ユーザは、自身が使用しているICカードが、経路探索された交通機関の区間で利用可能か否かを容易に把握することができる。よって、第2の実施形態によれば、ICカードを利用するユーザの利便性を向上させることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る情報処理システムについて説明する。第2の実施形態との相違点の一つは、ユーザICカード情報等のICカード情報を考慮して経路探索を行うことで、ユーザICカードを利用可能な移動経路を探索する点である。以下、相違点を中心に第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態に係る情報処理システムの構成は第2の実施形態で説明した情報処理システム1Aと同様であるので、詳しい説明は省略する。
次に、第3の実施形態に係る情報処理システムによる処理の一例について、図17のシーケンス図を参照しつつ以下に詳しく説明する。
まず、第2の実施形態で説明したステップS31およびS32と同様に、端末装置2の経路探索条件取得部211が経路探索条件を取得し、ユーザICカード情報取得部213がユーザICカード情報を取得し、端末装置2は通信部22により経路探索条件およびユーザICカード情報を送信する(ステップS51)。なお、経路探索条件には、「使用しているICカードが利用可能な経路を探索する」という条件が含まれてもよい。
端末装置2から経路探索条件およびユーザICカード情報が送信された後、サーバ3は、通信部33を介して経路探索条件およびユーザICカード情報を受信する。
次に、経路探索部311が、受信した経路探索条件およびユーザICカード情報に基づいて、交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を探索する。より詳しくは、経路探索部311は、経路探索が可能であるか否かを判定し(ステップS61)、経路探索可能であると判定された場合に経路探索を実行する(ステップS62)。一方、経路探索が不可能であると判定された場合は、その旨が端末装置2に伝えられ、端末装置2の表示部25は、ユーザICカードを利用する条件では経路探索できない旨を表示する(ステップS52)。
ステップS61では、まず、経路探索条件から出発地(乗車駅)と目的地(降車駅)を特定する。なお、出発地および目的地が駅でない場合は、出発地および目的地の最寄駅検索を実行して乗車駅と降車駅を決定してもよい。次に、乗車駅および降車駅の幹事エリアをそれぞれ特定する。この特定には、例えば、図2で説明したICカード情報データベース322の駅情報データベースを用いる。次に、ユーザICカードの幹事エリアを特定する。この特定には、例えば、図3で説明したICカード情報データベース322のICカード情報データベースを用いる。次に、ユーザICカードの幹事エリア(エリアA)、乗車駅の幹事エリア(エリアB)、降車駅の幹事エリア(エリアC)を比較する。エリアAとエリアBが同じ、またはエリアAとエリアCが同じならば、経路探索可能と判定する。なお、エリアA、エリアBおよびエリアCが同じ場合に経路探索可能と判定してもよい。
経路探索可能と判定した場合(S61;Yes)、経路探索部311が、端末装置2から受信した経路探索条件に基づいて、経路ネットワークデータベース321を用いて経路探索を実行する(ステップS62)。その後は、第2の実施形態と同様に、経路探索完了後、経路情報取得部312が、経路探索により得られた移動経路情報を取得し(ステップS63)、情報生成部313が、ICカード利用可否情報および移動経路情報を含む経路案内情報を生成し(ステップS64)、生成された経路案内情報を端末装置2に送信する(ステップS65)。そして、端末装置2の情報出力部212が、通信部22を介して経路案内情報を取得し、表示部25に経路案内情報を出力する(ステップS53)。
なお、経路探索部311は、経路探索条件に含まれる駅の幹事エリアを特定し、ユーザICカードで乗降可能である場合に、移動経路の探索を行うようにしてもよい。一例として、経路探索条件に含まれる全ての駅の幹事エリアがユーザICカードの幹事エリアと同じ場合に、経路探索可能と判断して移動経路の探索を行うようにしてもよい。これにより、ユーザICカードで確実に乗車および降車が可能な移動経路をユーザに提示することができる。
また、経路探索部311は、ユーザICカードの幹事エリアを特定し、鉄道移動区間がユーザICカードの幹事エリア内に含まれるという条件で移動経路を探索してもよい。この場合、経路探索部311は、ユーザICカードの幹事エリア内のノード(駅)とリンク(駅間)に限定して経路探索を行うようにしてもよい。すなわち、経路探索部311は、ユーザICカードの幹事エリアの情報に基づいて、経路ネットワーク情報に含まれるノードとリンクのうち、当該ユーザICカードで移動可能なノードとリンクのみを移動する移動経路を探索してもよい。
なお、ユーザICカードの幹事エリアが複数存在する場合には、乗車駅の位置や端末装置2の位置情報等に基づいて幹事エリアを一つに絞るようにしてもよい。例えば、端末装置2の位置から最寄りの駅が含まれる幹事エリアに絞るようにしてもよい。また、ユーザICカードの幹事エリア内のノードとリンクに、ユーザICカードの高次相互利用可能カードの幹事エリア内のノードとリンクを加えて経路探索を行うようにしてもよい。さらに、ユーザICカードの相互利用可能カードの幹事エリア内のノードとリンクを加えて経路探索を行うようにしてもよい。この場合、上記幹事エリアが複数存在する場合と同様に、乗車駅の位置や端末装置2の位置情報等に基づいてエリアを一つに絞り、ノードとリンクを限定するようにしてもよい。なお、ステップS61の判定を行うことなく、上述したように、経路探索部311は、ユーザICカードの幹事エリアの情報に基づいてノード(駅)とリンク(駅間)を限定して経路探索を行ってもよい。また、経路探索部311は、ステップS61の判定を行うことなく、経路探索を行ってもよい。
また、経路探索部311は、経路探索条件に含まれる駅(乗車駅、降車駅等)の幹事エリアを特定し、特定された幹事エリアが同じ場合に、移動経路の探索を実行するようにしてもよい。幹事エリアの特定は、例えば、図2で説明したICカード情報データベース322の駅情報データベースを用いる。
以上説明したように、第3の実施形態では、サーバ3の経路探索部311が、経路探索条件とユーザICカード情報に基づいて経路探索を行う。これにより、ユーザが有するICカードの利用を前提とした移動経路をユーザに提示することができる。例えばユーザICカード情報がカードSであった場合に、カードSで移動可能な範囲(小田原駅以降のT線であれば、小田原駅〜熱海駅の範囲)に限定して経路探索を行い、経路案内するようにしたので、ユーザが所持するICカードで移動できない経路は案内されず、ユーザが所持するICカードで移動できる経路のみを案内することができる。よって、第3の実施形態によれば、ICカードを利用するユーザの利便性を向上させることができる。
なお、図1や図14に示した情報処理システムの構成は一例であり、サーバ3内の構成要件の少なくとも一部がそれぞれ端末装置2内にあってもよい。例えば、サーバ3内の情報生成部313を端末装置2内に設けてもよい。
上述した実施形態で説明した情報処理システムの少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、情報処理システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、情報処理システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
さらに、一つまたは複数の情報処理装置によって情報処理システムを機能させてもよい。複数の情報処理装置を用いる場合、情報処理装置のうちの1つをコンピュータとし、当該コンピュータが所定のプログラムを実行することにより情報処理システムの少なくとも1つの手段として機能が実現されてもよい。
また、方法の発明においては、全ての工程(ステップ)をコンピュータによって自動制御で実施するようにしてもよい。また、各工程をコンピュータに実施させながら、工程間の進行制御を人の手によって実施するようにしてもよい。また、さらには、全工程のうちの少なくとも一部を人の手によって実施するようにしてもよい。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1,1A 情報処理システム
2 端末装置
21 制御部
22 通信部
23 記憶部
24 操作部
25 表示部
211 経路探索条件取得部
212 情報出力部
213 ユーザICカード情報取得部
3 サーバ
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
311 経路探索部
312 経路情報取得部
313 情報生成部
314 区間分割部
321 経路ネットワークデータベース
322 ICカード情報データベース

Claims (28)

  1. 交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を示す移動経路情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記移動経路情報に基づいて、前記交通機関の区間におけるICカードの利用可否を示すICカード利用可否情報を生成する情報生成手段と、
    前記ICカード利用可否情報を出力する情報出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記ICカード利用可否情報は、前記区間に含まれる駅および/または路線で利用可能なICカードの情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記ICカード利用可否情報は、前記区間に含まれる駅ごとの、利用可能なICカードの情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記ICカード利用可否情報は、前記区間の乗車駅で乗車し且つ降車駅で降車することが可能なICカードの情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 前記ICカード利用可否情報は、前記区間に含まれる駅および/または路線の幹事カードの種別情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  6. 前記ICカード利用可否情報は、前記区間に含まれる駅および/または路線の幹事カードの種別情報と、前記幹事カードの相互利用可能カードの種別情報とを含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  7. 前記ICカード利用可否情報は、ICカード利用時の注意情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  8. 前記区間に含まれる駅で利用可能なICカードのエリア区分に基づいて前記区間を分割する区間分割手段をさらに備え、
    前記ICカード利用可否情報は、前記分割された区間におけるICカードの利用可否を示すことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の情報処理システム。
  9. ユーザが使用するICカードを示すユーザICカード情報を取得するユーザICカード情報取得手段をさらに備え、
    前記情報生成手段は、前記移動経路情報および前記ユーザICカード情報に基づいて、前記区間における前記ユーザのICカードの利用可否を示す情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  10. 前記情報生成手段は、前記ユーザが使用するICカードが前記区間の乗車駅で乗車し且つ降車駅で降車することが可能な場合にその旨を示す情報を生成することを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
  11. 前記情報生成手段は、前記ユーザが使用するICカードが前記区間の乗車駅で乗車できない、および/または、降車駅で降車できない場合にその旨を示す情報を生成することを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
  12. 前記情報生成手段は、前記ユーザが使用するICカードを用いて前記区間の降車駅で精算できない場合、当該ICカードを用いて精算可能な途中駅の情報を生成することを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
  13. サーバと通信可能に接続された端末装置において実行される情報処理プログラムであって、
    前記サーバは、交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を示す移動経路情報を取得する経路情報取得手段と、前記移動経路情報に基づいて、前記交通機関の区間におけるICカードの利用可否を示すICカード利用可否情報を生成する情報生成手段と、を有し、
    前記情報処理プログラムは、コンピュータを、前記ICカード利用可否情報を出力する情報出力手段として機能させるための情報処理プログラム。
  14. コンピュータを、
    交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を示す移動経路情報を取得する経路情報取得手段、および
    前記移動経路情報に基づいて、前記交通機関の区間におけるICカードの利用可否を示すICカード利用可否情報を生成する情報生成手段、
    として機能させるための情報処理プログラム。
  15. 通信可能に接続された複数のコンピュータによって構成される情報処理システムであって、
    交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を示す移動経路情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記移動経路情報に基づいて、前記交通機関の区間におけるICカードの利用可否を示すICカード利用可否情報を生成する情報生成手段と、
    前記ICカード利用可否情報を出力する情報出力手段と、
    を備えた情報処理システムを機能させるために、
    上記コンピュータの少なくとも1つを上記手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
  16. 通信可能に接続された複数のコンピュータによって、請求項1〜12のいずれかに記載の情報処理システムを機能させるために、
    上記コンピュータのうちの1つを請求項1〜12のいずれかに記載の情報処理システムにおける各手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
  17. コンピュータを、請求項1〜12のいずれかに記載の情報処理システムにおける各手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
  18. 通信可能に接続された複数の情報処理装置によって、
    交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を示す移動経路情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記移動経路情報に基づいて、前記交通機関の区間におけるICカードの利用可否を示すICカード利用可否情報を生成する情報生成手段と、
    前記ICカード利用可否情報を出力する情報出力手段と、
    を備えた情報処理システムを構成するために、
    上記手段の少なくとも1つを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  19. コンピュータを、
    交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を示す移動経路情報を取得する経路情報取得手段、
    前記移動経路情報に基づいて、前記交通機関の区間におけるICカードの利用可否を示すICカード利用可否情報を生成する情報生成手段、および
    前記ICカード利用可否情報を出力する情報出力手段、
    として機能させるための情報処理プログラム。
  20. 経路情報取得手段が、交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を示す移動経路情報を取得するステップと、
    情報生成手段が、前記移動経路情報に基づいて、前記交通機関の区間におけるICカードの利用可否を示すICカード利用可否情報を生成するステップと、
    情報出力手段が、前記ICカード利用可否情報を出力するステップと、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  21. ユーザが使用するICカードを示すユーザICカード情報を取得するユーザICカード情報取得手段と、
    前記ユーザが設定した経路探索条件と前記ユーザICカード情報とに基づいて、交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を探索する経路探索手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  22. 前記経路探索手段は、
    前記ユーザが使用するICカードの幹事エリアと、前記経路探索条件に含まれる乗車駅および降車駅の幹事エリアとを特定し、
    前記乗車駅の幹事エリアと、前記ユーザが使用するICカードの幹事エリアとが同じ場合、または、前記降車駅の幹事エリアと、前記ユーザが使用するICカードの幹事エリアとが同じ場合に、移動経路の探索を実行することを特徴とする請求項21に記載の情報処理システム。
  23. 前記経路探索手段は、前記経路探索条件に含まれる駅の幹事エリアと、前記ユーザが使用するICカードの幹事エリアとを特定し、前記経路探索条件に含まれる全ての駅の幹事エリアが前記ユーザが使用するICカードの幹事エリアと同じ場合に、移動経路の探索を実行することを特徴とする請求項22に記載の情報処理システム。
  24. 前記経路探索手段は、前記ユーザが使用するICカードの幹事エリアを特定し、前記区間が前記幹事エリア内に含まれるという条件で移動経路を探索することを特徴とする請求項21に記載の情報処理システム。
  25. 前記経路探索手段は、前記経路探索条件に含まれる駅の幹事エリアを特定し、前記特定された幹事エリアが同じ場合に、移動経路の探索を実行することを特徴とする請求項21に記載の情報処理システム。
  26. 前記経路探索手段は、
    前記ユーザICカードの幹事エリアの情報に基づいて、経路ネットワーク情報に含まれるノードとリンクのうち、前記ユーザICカードで移動可能なノードとリンクのみを移動する移動経路を探索することを特徴とする請求項21に記載の情報処理システム。
  27. 通信可能に接続された複数のコンピュータによって構成される情報処理システムであって、
    ユーザが使用するICカードを示すユーザICカード情報を取得するユーザICカード情報取得手段と、
    前記ユーザが設定した経路探索条件と前記ユーザICカード情報とに基づいて、交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を探索する経路探索手段と、
    を備えた情報処理システムを機能させるために、
    上記コンピュータの少なくとも1つを上記手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
  28. ユーザICカード情報取得手段が、ユーザが使用するICカードを示すユーザICカード情報を取得するステップと、
    経路探索手段が、前記ユーザが設定した経路探索条件と前記ユーザICカード情報とに基づいて、交通機関の区間を少なくとも含む移動経路を探索するステップと、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
JP2016100726A 2016-05-19 2016-05-19 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法 Pending JP2017207403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016100726A JP2017207403A (ja) 2016-05-19 2016-05-19 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016100726A JP2017207403A (ja) 2016-05-19 2016-05-19 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017207403A true JP2017207403A (ja) 2017-11-24

Family

ID=60417119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016100726A Pending JP2017207403A (ja) 2016-05-19 2016-05-19 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017207403A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019197017A (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 クラリオン株式会社 情報表示端末、サーバ装置およびバスルート案内表示方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019197017A (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 クラリオン株式会社 情報表示端末、サーバ装置およびバスルート案内表示方法
JP7093672B2 (ja) 2018-05-11 2022-06-30 フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社 情報表示端末、サーバ装置およびバスルート案内表示方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chowdhury et al. Lessons learned from the real-world deployment of a connected vehicle testbed
Fong et al. Smart city bus application with QR code: a review
JP5581272B2 (ja) ユーザ移動工程予測装置及びこれを利用した運行情報通知装置
JP6895325B2 (ja) 交通需要予測装置、交通需要予測方法、及び交通需要予測プログラム
JP6470010B2 (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法
JP2018200555A (ja) 相乗り車両への同乗者決定装置および同乗者決定方法
JP6682193B2 (ja) 通知システム、サーバ装置、通信端末装置、プログラム及び通知方法
JP6789608B2 (ja) 広告出稿システム、広告出稿プログラム、サーバおよび広告出稿方法
JP2010105478A (ja) 列車ルート検索装置、プラットホーム画像の提供方法及びコンピュータプログラム
JP2017207976A (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理方法、および出稿情報データベース
JP6771780B2 (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理方法、出力データ、および記憶媒体
JP2018200554A (ja) 相乗り車両への同乗者決定装置および同乗者決定方法
JP2017207403A (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法
JP6494970B2 (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理方法
JP2013007577A (ja) 経路探索システム、経路探索装置、端末装置、経路探索方法および経路探索プログラム
Ching et al. A user-flocksourced bus experiment in Dhaka: New data collection technique with smartphones
JP6139079B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、サーバ、端末装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP6656797B2 (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、端末装置、情報処理装置、および情報処理方法
JP2018181359A (ja) 情報処理システム、情報処理サーバ、情報処理方法、および、情報処理プログラム
JP2020074225A (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法
Birth et al. Concept for an intermodal traveller information system with real-time data using complex event processing
Juránková Mobility as a Service in the Shift2MaaS Project
JP2020016595A (ja) 経路探索システム、ライドシェア管理装置、経路探索装置、コンピュータプログラムおよび経路探索方法
JP7281831B2 (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理方法、出力データ、および記憶媒体
JP7146203B1 (ja) 交通車両の運行状況解析装置、情報端末、コンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200403

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200528

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201020