JP2017207028A - 風車用ナセル及び風力発電装置並びに風力発電装置の部品昇降方法 - Google Patents

風車用ナセル及び風力発電装置並びに風力発電装置の部品昇降方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メンテナンス時の作業性を確保しながらメンテナンスの作業スペースを形成可能な風車用ナセルを提供する。【解決手段】ナセル内空間Sを形成するナセルカバー23を備える風車用ナセル20であって、前記ナセルカバーは、前記ナセルカバーの側壁部分を含む固定カバー24と、前記ナセルカバーの天井部分の少なくとも一部を含み、前記固定カバーに対して相対的に上下方向に移動自在に前記固定カバーに取り付けられる可動カバー26と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、風車用ナセル及び風力発電装置並びに風力発電装置の部品昇降方法に関する。
風力発電装置のメンテナンス時、ナセル内に配置される機器のメンテナンス等の目的で、ナセルカバーの一部を取り外したり、所定位置から移動させたりする場合がある。
例えば、特許文献1には、ナセル内の機器のメンテナンス時において、上側パネルと下側パネルとがボルト接合されることにより構成されたナセルカバーのうち、上側パネルを取り外すことが記載されている。
また、特許文献2には、ナセルの上部カバー(天井部分)をナセルの下部カバーに対して水平方向にスライドさせて、該上部カバーを下部カバーから取り外すことが記載されている。
特許第5518207号明細書 欧州特許出願公開第1677000号明細書
ところで、ナセルカバーの一部が外されてナセルの内部空間が外部に開放された状態となる場合、雨や風等の気象条件によってはメンテナンス時の作業性が低下する可能性がある。
この点、特許文献1及び特許文献2には、このような作業性の低下に関する具体的な対策は記載されていない。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、メンテナンス時の作業性を確保しながらメンテナンスの作業スペースを形成可能な風車用ナセル及び風力発電装置並びに風力発電装置の部品昇降方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る風車用ナセルは、
ナセル内空間を形成するナセルカバーを備える風車用ナセルであって、
前記ナセルカバーは、
前記ナセルカバーの側壁部分を含む固定カバーと、
前記ナセルカバーの天井部分の少なくとも一部を含み、前記固定カバーに対して相対的に上下方向に移動自在に前記固定カバーに取り付けられる可動カバーと、
を備える。
なお、本明細書において、上下方向とは、鉛直方向に沿った方向のことをいう。
上記(1)の構成では、ナセルカバーの天井部分の少なくとも一部を含む可動カバーは、ナセルカバーの側壁部分を含む固定カバーに対して相対的に上下方向に移動自在である。これにより、可動カバーを固定カバーに対して相対的に上下方向に移動させることで、上下方向における可動カバーと固定カバーとの間にメンテナンスの作業スペースを形成することができる。また、上記(1)の構成では、可動カバーを移動させることにより形成される作業スペースは、上方の可動カバーに覆われているので、該作業スペースにおけるメンテナンス作業時の雨や風等の天候の影響を低減することができる。よって、上記(1)の構成によればメンテナンス時の作業性を確保することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記可動カバーを前記固定カバーに対して昇降させるための少なくとも一つのアクチュエータをさらに備える。
上記(2)の構成によれば、アクチュエータを用いた簡素な構成により、可動カバーを固定カバーに対して昇降させることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、
各々の前記アクチュエータは、
前記固定カバー又は前記可動カバーの一方に固定されるシリンダと、
前記固定カバー又は前記可動カバーの他方に固定され、前記シリンダによって案内されて往復動するように構成されたピストンと、を含む。
上記(3)の構成によれば、固定カバー又は可動カバーの一方に固定されるシリンダに案内されるピストンの往復動に合わせて固定カバー又は可動カバーの他方を動かすことにより、可動カバーを固定カバーに対して相対的に上下方向に移動させることができる。これにより、可動カバーと固定カバーとの間にメンテナンス作業スペースを形成することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(2)又は(3)の構成において、
前記少なくとも一つのアクチュエータは、前記可動カバーの荷重を均等に支えるように配置された複数のアクチュエータを含む。
上記(4)の構成によれば、複数のアクチュエータにより可動カバーの荷重を均等に支えるので、可動カバーを安定的に移動させることができるとともに、可動カバーを固定カバーから離れた位置に安定的に保持することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(2)乃至(4)の何れかの構成において、
各々の前記アクチュエータは、前記可動カバーに対して動き代を有して取り付けられる。
上記(5)の構成よれば、アクチュエータは可動カバーに対して動き代を有して取り付けられているので、固定カバーと可動カバーとの間の相対的な位置ずれが生じたとしても、該位置ずれに起因したアクチュエータの動作不良を防止することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、
前記風車用ナセルは、
前記可動カバーが前記固定カバーに対して上下方向に移動するように前記可動カバーを案内するための直動ガイドをさらに備える。
上記(6)の構成によれば、可動カバーの固定カバーに対する上下方向の動きを直動ガイドで案内することにより、アクチュエータによる可動カバーの上下動をスムーズに行うことができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(6)の何れかの構成において、
前記可動カバーの上昇時において、前記可動カバーと前記固定カバーとの間の隙間を塞ぐための壁部材をさらに備える。
上記(7)の構成によれば、可動カバーが上昇した位置にあるときに、可動カバーと固定カバーとの間の隙間を壁部材で塞ぐことにより、該隙間からメンテナンス作業スペースへ雨や風等が入り込むことを抑制することができる。これにより、作業スペースにおけるメンテナンス作業時の雨や風等の天候の影響をより低減することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)の構成において、前記壁部材は、上下方向に伸縮自在であるベローズ部を含む。
上記(8)の構成では、壁部材は、上下方向に伸縮自在なベローズ部を含むので、可動カバーの上下方向の移動量に応じてベローズ部を伸縮させることができる。よって、可動カバーの固定カバーに対する位置に依らず可動カバーと固定カバーとの間の隙間を塞ぐことができ、作業スペースにおけるメンテナンス作業時の雨や風等の天候の影響をより効果的に低減することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(8)の何れかの構成において、
前記風車用ナセルは、
前記可動カバーに固定される上端部と、前記固定カバーに固定される下端部と、を含むとともに、前記可動カバーの上昇時において前記可動カバーの荷重を支えるように構成された支持部材をさらに備える。
上記(9)の構成によれば、可動カバーの上昇時において支持部材で可動カバーの荷重を支えることにより、可動カバーを固定カバーから上昇した位置により安定的に保持することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(9)の何れかの構成において、
前記ナセルカバーは、前記風車用ナセルの前後方向に配列され、互いに連結される複数のカバーセクションを含み、
前記複数のカバーセクションのうち少なくとも一つのカバーセクションは、
前記固定カバーを少なくとも部分的に形成する固定部と、
前記可動カバーを少なくとも部分的に構成するとともに、前記固定部の上方に位置して前記固定部に対して相対的に上下方向に移動自在に構成される可動部と、
を含む。
上記(10)の構成によれば、ナセルカバーを構成する複数のカバーセクションのうち、固定カバーを形成する固定部と可動カバーを形成する可動部とを含むカバーセクションについて、可動部を固定部に対して相対的に上下方向に移動させることができる。よって、例えば、メンテナンス作業のためのスペースを形成したい所望の位置のカバーセクションについてのみ可動部を固定部に対して相対的に上下方向に移動させることができ、これにより、効率的にメンテナンス作業スペースを形成することができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(10)の何れかの構成において、
前記可動カバーは、前記ナセルカバーの前記天井部分のうち、少なくとも、仮設昇降装置が設置される領域を含む。
上記(11)の構成によれば、可動カバーを固定カバーに対して相対的に上下方向に移動させて、仮設昇降装置を設置するための作業スペースを形成することができる。よって、仮設昇降装置の不使用時には、ナセル内に仮設昇降装置を設置するスペースは不要である。このため、仮設昇降装置の不使用時(すなわち、可動カバーが上昇していないとき)におけるナセルカバーの上下方向のサイズを比較的小さくすることができ、ナセル及び風力発電装置をより小型化又は軽量化することができる。
(12)本発明の少なくとも一実施形態に係る風力発電装置は、
上記(1)乃至(11)の何れかに記載のナセルと、
前記ナセルによって回転自在に支持される風車ロータと、
前記風車ロータの回転エネルギーによって駆動されるように構成された発電機と、
を備える。
上記(12)の構成では、ナセルカバーの天井部分の少なくとも一部を含む可動カバーは、ナセルカバーの側壁部分を含む固定カバーに対して相対的に上下方向に移動自在である。これにより、可動カバーを固定カバーに対して相対的に上下方向に移動させることで、上下方向における可動カバーと固定カバーとの間にメンテナンスの作業スペースを形成することができる。また、上記(12)の構成では、可動カバーを移動させることにより形成される作業スペースは、上方の可動カバーに覆われているので、該作業スペースにおけるメンテナンス作業時の雨や風等の天候の影響を低減することができる。よって、上記(12)の構成によればメンテナンス時の作業性を確保することができる。
(13)幾つかの実施形態では、上記(12)の構成において、
前記ナセルは、前記可動カバーを前記固定カバーに対して昇降させるための少なくとも一つのアクチュエータをさらに含み、
前記アクチュエータは、前記風力発電装置のドライブトレイン又は補機で利用される油圧又は空圧により、前記可動カバーを移動させるように構成される。
上記(13)の構成によれば、風力発電装置のドライブトレイン又は補機で利用される油圧又は空圧を利用して、効率的に可動カバーを固定カバーに対して昇降させることができる。
(14)本発明の少なくとも一実施形態に係る風力発電装置の部品昇降方法は、
ナセル内空間を形成するナセルカバーを備える風力発電装置の部品昇降方法であって、
前記ナセルカバーは、
前記ナセルカバーの側壁部分を含む固定カバーと、
前記ナセルカバーの天井部分の少なくとも一部を含み、前記固定カバーに対して相対的に上下方向に移動自在に前記固定カバーに取り付けられる可動カバーと、
を含み、
前記可動カバーを上昇させるステップと、
前記可動カバーの上昇によって拡張された前記ナセル内空間の領域を利用して設置された仮設昇降装置を用いることにより前記風力発電装置の部品を昇降させるステップと、
を備える。
上記(14)の方法によれば、可動カバーを固定カバーに対して相対的に上下方向に移動させて、仮設昇降装置を設置するための作業スペースを形成することができる。よって、仮設昇降装置の不使用時には、ナセル内に仮設昇降装置を設置するスペースは不要である。このため、仮設昇降装置の不使用時(すなわち、可動カバーが上昇していないとき)におけるナセルカバーの上下方向のサイズを比較的小さくすることができ、ナセル及び風力発電装置をより小型化又は軽量化することができる。
(15)幾つかの実施形態では、上記(14)の方法において、
前記可動カバーを上昇させるステップでは、前記可動カバーが前記固定カバーに対して上下方向に移動するように前記可動カバーを直動ガイドにより案内する。
上記(15)の方法によれば、可動カバーの固定カバーに対する上下方向の動きを直動ガイドで案内することにより、アクチュエータによる可動カバーの上下動をスムーズに行うことができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、メンテナンス時の作業性を確保しながらメンテナンスの作業スペースを形成可能な風車用ナセル及び風力発電装置並びに風力発電装置の部品昇降方法が提供される。
一実施形態に係るナセルを備えた風力発電装置の全体構成を示す概略図である。 一実施形態に係るナセルの内部を示す模式的な平面図である。 一実施形態に係るナセルの斜視図である。 図3に示すナセルの前後方向に沿った断面図である。 図3に示すナセルの前後方向に直交する部分的な断面図である。 図4Aに示すナセルの部分拡大図である。 図5に示すアクチュエータの取り付け部を平面視して示すナセルの断面図である。 一実施形態に係るナセルを備えた風力発電装置の斜視図である。 仮設昇降装置の設置方法の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
以下、幾つかの実施形態に係る風車用ナセル及び風力発電装置について述べた後、風力発電装置の部品昇降方法について説明する。
図1は、一実施形態に係る風力発電装置の全体構成を示す概略図である。同図に示すように、風力発電装置1は、少なくとも一本のブレード2及びハブ4で構成されるロータ(風車ロータ)3と、ハブ4に連結されるメインシャフト6と、電力を生成する発電機16と、メインシャフト6の回転エネルギーを発電機16に伝えるドライブトレイン11と、メインシャフト6を含む種々の機器を収容するナセル(風車用ナセル)20と、を備える。ハブ4は、ハブカバー(スピナー)5によって覆われていてもよい。
ロータ3は、ナセル20によって回転自在に支持されている。また、ロータ3の回転エネルギーは、ロータ3とともに回転するメインシャフト6及びドライブトレイン11を介して発電機16に伝えられ、発電機16を駆動する。すなわち、発電機16は、ロータ3の回転エネルギーによって駆動されるようになっている。
ナセル20は、ナセル台板21と、ナセル台板21に取付けられたナセルフレーム22と、ナセルカバー23とを含む。
ナセル20に収容される機器は、ナセル台板21、又は、ナセル台板21の後方の端部に接続され、メインシャフト6の軸方向に沿って延在するナセルフレーム22等に支持されるようになっている。なお、図1においては、一部のナセルフレーム22のみが例示的に図示されている。
また、ナセルカバー23は、ナセル台板21及びナセルフレーム22並びにナセル20に収容される機器を覆うように設けられており、該ナセルカバー23の内側に、外部空間から仕切られたナセル内空間Sを形成する。
なお、本明細書では、メインシャフト6の軸方向に沿った方向をナセル20の前後方向と呼び、ナセル内空間Sにおいてメインシャフト6の軸方向にハブに近い側を前方、ハブ4から遠い側を後方と呼ぶ。また、ナセル20を平面視したときに、ナセル20の前後方向に直交する方向をナセル20の幅方向と呼ぶ(図2参照)。
ナセル20は、陸上又は水上に立設されたタワー18に支持されている。タワー18の上端には、ヨー旋回輪軸受17を介してナセル台板21が取り付けられてもよい。メインシャフト6は、前方軸受7及び前方軸受7よりも後方に位置する後方軸受8を含む一対の主軸受を介してナセル20に取り付けられてもよい。前方軸受7のハウジング9及び後方軸受8のハウジング10は、それぞれ、ナセル台板21によって支持されてもよい。
図1に示す例示的な実施形態では、ドライブトレイン11は、メインシャフト6に取付けられた油圧ポンプ12と、高圧油ライン13及び低圧油ライン15を介して油圧ポンプ12に接続される油圧モータ14とを含む。油圧ポンプ12の出口は、高圧油ライン13を介して油圧モータ14の入口に接続されている。また、油圧モータ14の出口は、低圧油ライン15を介して油圧ポンプ12に接続されている。
油圧ポンプ12は、図示しないトルクアームを介してナセル20のナセル台板21に支持される。なお、トルクアームは、油圧ポンプ12の振動やトルクを吸収するように構成されている。また、油圧モータ14は、支持台28を介してナセルフレーム22に支持されている。
上述のドライブトレイン11において、油圧ポンプ12は、メインシャフト6によって駆動されて作動油を昇圧し、高圧の作動油(圧油)を生成する。油圧ポンプ12で生成された圧油は高圧油ライン13を介して油圧モータ14に供給され、この圧油によって油圧モータ14が駆動される。油圧モータ14で仕事をした後の低圧の作動油は、油圧モータ14の出口と油圧ポンプ12の入口との間に設けられた低圧油ライン15を経由して、油圧ポンプ12に再び戻される。また、油圧モータ14の出力軸は発電機16の入力軸に接続されており、油圧モータ14の回転が発電機16に入力されるようになっている。油圧ポンプ12、油圧モータ14及び発電機16の個数は特に限定されず、それぞれ、少なくとも一つあればよい。
なお、図1では油圧トランスミッションを用いた場合を例示しているが、これに限定されるものではなく、ギア式の増速機を介してメインシャフト6のトルクを発電機16に伝える構成のドライブトレインを採用してもよい。また、ドライブトレイン11を設けずに、メインシャフト6と発電機16とを直結させた構成であってもよい。
図1に示す実施形態において、ナセルカバー23は、ナセルカバー23の側壁部分を含む固定カバー24と、ナセルカバーの天井部分の少なくとも一部を含む可動カバー26と、を含む。可動カバー26は、固定カバー24に対して相対的に上下方向に移動自在に固定カバー24に取付けられている。
図1には、固定カバー24に対して上昇した状態の可動カバー26が実線で示されているとともに、可動カバー26が固定カバー24に対して上昇しておらず、固定カバー24と可動カバー26とが連続して一体的にナセルカバー23を形成している状態における可動カバー26の位置(26’)が二点鎖線で示されている。可動カバー26が固定カバー24に対して上昇した状態では、上昇した可動カバー26によって、該可動カバー26の下方に、拡張されたナセル内空間である拡張スペースS’が形成される。
このように、可動カバー26を固定カバー24に対して相対的に上下方向に移動させることで(例えば、固定カバー24に対して上昇していない図1中の可動カバー26’の位置から、固定カバー24よりも上方の可動カバー26の位置に移動させることで)、上下方向における可動カバー26と固定カバー24との間にメンテナンスの作業スペースとして拡張スペースS’を形成することができる。
このようにして形成された作業スペース(拡張スペースS’)は、上方の可動カバー26に覆われているので、該作業スペースにおけるメンテナンス作業時の雨や風等の天候の影響を低減することができる。よって、該作業スペースを形成可能なナセル20によれば、メンテナンス時の作業性を確保することができる。
図2は、一実施形態に係る風力発電装置1のナセル20内部を示す模式的な平面図である。
図1及び図2に示すように、ナセル内空間Sには、仮設昇降装置30が設置されることがある。仮設昇降装置30は、例えば、ナセル内空間Sに設置される機器を、ナセル20に設けられた第1開口25を介してナセル内空間Sとナセル外部空間との間で昇降させるための昇降装置であり、使用時(すなわち風力発電装置1のメンテナンス時)に一時的にナセル内空間Sに設置される。なお、第1開口25は、ナセル内空間Sをナセル外部空間から隔離して略気密状態に保持可能なように、蓋23aによって開閉可能に構成されてもよい。
図1及び図2に示す例示的な実施形態では、仮設昇降装置30は、タワー内部空間19に設置される巻取り機31と、ナセル内空間Sに設置される機器を吊るためのワイヤ32と、ナセル内空間Sに設置されるアーム部33(33a〜33d)、ブラケット部34(34a〜34c)及び滑車部35(35a〜35c)とを有する。
ワイヤ32は、ナセル台板21に設けられた第2開口29を介して、ナセル内空間Sのアーム部33とタワー内部空間19の巻取り機31との間に延在する。なお、第2開口29は、ナセル台板21において、ナセル内空間Sとタワー内部空間19との間を連通するように、ヨー旋回輪軸受17の内側に設けられていてもよい。
仮設昇降装置30は、例えば、後方軸受8のハウジング10又はナセル台板21等に取付けられるブラケット部34(34a〜34c)を介して、ナセル内空間Sに設置されるようになっていてもよい。
なお、図2には、メインシャフト6の片側において機器を昇降可能に設置された仮設昇降装置30が図示されているが、仮設昇降装置30は、メインシャフト6の他側において機器を昇降可能に設置できるようになっていてもよい。この場合、仮設昇降装置30は、メインシャフト6の軸中心を示す直線Lに関して、図示されている位置とは対称の位置に取付けられてもよい。
幾つかの実施形態では、図1及び図2に示すように、仮設昇降装置30の少なくとも一部は、可動カバー26を固定カバー24に対して相対的に上下方向に移動させることにより形成される拡張スペースS’に設置される。すなわち、可動カバー26は、ナセルカバー23の天井部分のうち、少なくとも、仮設昇降装置30が設置される領域R(図2参照)を含む。
例えば、仮設昇降装置30が後方軸受8のハウジング10を介してナセル20に取り付けられている場合、可動カバー26は、ナセルカバー23の天井部分のうち、少なくとも、ナセル20の前後方向においてハウジング10が存在する範囲を含む領域Rに設けられていてもよい。
このように、可動カバー26を固定カバー24に対して相対的に上下方向に移動させて形成される拡張スペースS’に仮設昇降装置30を設置可能なナセル20によれば、仮設昇降装置30の不使用時には、ナセル20内に仮設昇降装置30を設置するスペースは不要である。このため、仮設昇降装置30の不使用時(すなわち、可動カバー26が上昇していないとき)におけるナセルカバー23の上下方向のサイズを比較的小さくすることができ、ナセル20及び風力発電装置1をより小型化又は軽量化することができる。
図3は、一実施形態に係るナセル(風車用ナセル)の斜視図である。なお、図3においては、ナセルカバー23のうち可動カバー26が固定カバー24に対して上方に移動した状態のナセル20が図示されている。
図3に示す例示的な実施形態では、ナセルカバー23は、ナセル20の前後方向に配列され、互いに連結される複数のカバーセクション23A〜23Cを含む。これらのカバーセクション23A〜23Cは、固定カバー24を部分的に形成する固定部24aと、可動カバー26を部分的に形成する可動部26aと、をそれぞれ含む。各カバーセクション23A〜23Cの可動部26aは、それぞれ、対応する固定部24aの上方に位置し、該固定部24aに対して相対的に上下方向に移動可能である。
このように、ナセルカバー23を構成する複数のカバーセクション23A〜23Cのうち、固定カバー24を形成する固定部24aと可動カバー26を形成する可動部26aとを含む任意のカバーセクション23A〜23Cについて、可動部26aを固定部24aに対して相対的に上下方向に移動させることができる。よって、例えば、メンテナンス作業のためのスペースを形成したい所望の位置のカバーセクション23A〜23Cについてのみ可動部26aを固定部24aに対して相対的に上下方向に移動させることができ、これにより、効率的にメンテナンス作業スペース(拡張スペースS’)を形成することができる。
なお、図3に示す実施形態において、ナセル20は、固定カバー24の上端部の少なくとも一部に設けられたフランジ部52と、可動カバー26の下端部の少なくとも一部に設けられたフランジ部54とを有する。フランジ部52は、固定カバー24の上端部のうち、可動カバー26に対向する部分においてナセル20の内側に向かって突出するように設けられている。フランジ部54は、可動カバー26の下端部において、ナセル20の内側に向かって突出するように設けられている。
風力発電装置1の通常運転時等、可動カバー26を固定カバー24に対して上昇させないときには、固定カバー24のフランジ部52と可動カバー26のフランジ部54は、ボルト締結等により互いに接続されていてもよい。
幾つかの実施形態では、図3に示すように、ナセル20は、可動カバー26と固定カバー24に対して昇降させるためのアクチュエータ36を備える。このアクチュエータ36を作動させることにより、可動カバー26を固定カバーに対して昇降させることができる。
ここで、図4Aは、図3に示すナセル20の前後方向に沿った断面図であり、図4Bは、図3に示すナセル20の前後方向に直交する部分的な断面図である。また、図5は、図4Aに示すナセル20の部分拡大図である。
図3に示す例示的な実施形態では、複数のアクチュエータ36が、可動カバー26の荷重を均等に支えるように配置されている。より具体的には、図3に示す例示的な実施形態では、ナセル20の中心線(平面視においてメインシャフト6の軸中心と同じ方向)を含む垂直面に関するナセルカバー23の両側方において、前側と後側にそれぞれアクチュエータ36が設けられている。幾つかの実施形態では、ナセルカバー23にさらにアクチュエータ36が設けられていてもよい。
このように、複数のアクチュエータ36により可動カバー26の荷重を均等に支えることで、可動カバー26を安定的に移動させることができるとともに、可動カバー26を固定カバー24から離れた位置に安定的に保持することができる。
図4A及び図4Bに示すように、アクチュエータ36は、上下方向に延びるように設けられたシリンダ38と、シリンダ38によって案内されて上下方向に往復動可能なピストン39とを含む。シリンダ38は固定カバー24に固定されているとともに、ピストン39は、その上端部において可動カバー26に固定されている。
図5に示すように、シリンダ38は、固定カバー24に取り付けられた固定治具60を介して固定カバー24に固定されている。固定治具60は、シリンダ38が取り付けられる取付け板61と、固定カバー24のフランジ部52に固定される固定板62と、取付け板61と固定板62とを接続する接続コラム63と、を含む。シリンダ38の上端部にフランジ56が設けられており、フランジ56と取付け板61とがボルト57で接合されている。また、固定板62と固定カバー24のフランジ部52とは、ボルト58で接合されている。このようにして、シリンダ38が固定カバー24に固定されている。
アクチュエータ36は、シリンダ38への作動流体の供給量を調節することによりピストン39の移動量(ストローク)を調節可能な流体シリンダであってもよい。この場合、シリンダ38への作動流体の供給量を調節することによって、固定カバー24に対するピストン39の移動量、すなわち、可動カバー26の固定カバー24に対する上昇量を調節することができる。
幾つかの実施形態において、アクチュエータ36は、風力発電装置1のドライブトレイン又は補機で利用される油圧又は空圧により、可動カバー26を移動させるように構成される。このように、風力発電装置1のドライブトレイン又は補機で利用される油圧又は空圧を利用して、効率的に可動カバー26を固定カバー24に対して昇降させることができる。
例えば、風力発電装置1においては、通常、軸受又はギア等の潤滑のために潤滑油が用いられる。そこで、潤滑油として用いられる油をアクチュエータ36の作動油として用いてもよい。
また、例えば、図1に示す風力発電装置1のように、油圧ポンプ12及び油圧モータ14を含む油圧トランスミッションを用いたドライブトレイン11を採用している場合、油圧トランスミッションで用いられる作動油をアクチュエータ36の作動油として用いてもよい。
あるいは、ブレード2のピッチ制御又は風車ロータ3のヨー制御に用いられる油圧アクチュエータ等の補機で用いられる作動油を、アクチュエータ36の作動油として用いてもよい。
また、図5に示すように、ピストン39の上端部には揺動部66が設けられており、揺動部66(より詳しくは、後述する揺動部66の第2部分68)と可動カバー26のフランジ部54がボルト42で締結されている。これにより、ピストン39が可動カバー26に固定されている。
このように、固定カバー24に固定されるシリンダ38に案内されるピストン39の往復動に合わせて可動カバー26を動かすことにより、可動カバー26を固定カバー24に対して相対的に上下方向に移動させることができる。これにより、可動カバー26と固定カバー24との間にメンテナンス作業スペースを形成することができる。
なお、他の実施形態では、シリンダ38が可動カバー26に固定されるとともに、ピストン39が固定カバー24に固定されていてもよい。この場合、可動カバー26に固定されるシリンダ38に案内されるピストン39の往復動に合わせて固定カバー24を可動カバー26に対して相対的に動かすことにより、可動カバー26を固定カバー24に対して相対的に上下方向に移動させることができる。
図6は、図5に示すアクチュエータ36の取り付け部を平面視して示すナセル20の断面図である。
幾つかの実施形態では、アクチュエータ36は、可動カバー26に対して動き代を有して取り付けられる。
図5に示す実施形態において、ピストン39の先端部に設けられた揺動部66は、ピストン39にボルト64で接続される第1部分67と、可動カバー26のフランジ部54にボルト42で取り付けられる第2部分68と、第1部分67及び第2部分68を貫通するように設けられたピン69と、を含む。第1部分67と第2部分68とは、ピン69の軸線Pを中心として、互いに揺動可能になっている。これにより、アクチュエータ36は、可動カバー26に対して、ナセル20の幅方向(図5における紙面直交方向)における動き代を有する。
また、一実施形態では、図6に示すように、アクチュエータ36を可動カバー26に取付けるために可動カバー26のフランジ部54に設けられたボルト穴40は、ナセル20の前後方向に沿って伸びた形状をした長穴である。これにより、アクチュエータ36は、可動カバー26に対して、ナセル20の前後方向における動き代を有する。
このように、アクチュエータ36は可動カバー26に対して動き代を有して取り付けられているので、固定カバー24と可動カバー26との間の相対的な位置ずれが生じたとしても、該位置ずれに起因したアクチュエータ36の動作不良を防止することができる。
幾つかの実施形態では、図3に示すように、ナセル20は、可動カバー26が固定カバー24に対して上下方向に移動するように可動カバー26を案内するための直動ガイドをさらに備える。
図3に示す例示的な実施形態では、ナセル20は、直動ガイドとしてボールスプライン44を備える。図3に示す例では、複数のボールスプライン44が、ナセル20の前後方向において各アクチュエータ36にそれぞれ隣接するように設けられている。
図4Aに示すように、ボールスプライン44は、上下方向に延びるスプライン軸45と、ボール(不図示)を介してスプライン軸45を支持するスリーブ46とを含むボールスプライン44を備える。スリーブ46は、固定カバー24に固定されているとともに、スプライン軸45は可動カバー26に固定されている。
幾つかの実施形態では、図4A及び図5に示すように、スリーブ46は、上述の固定治具60に溶接で接合されており、この固定治具60を介して固定カバー24に固定されている。また、図5に示すように、スプライン軸45の上端部には揺動部70が設けられており、揺動部70と可動カバー26のフランジ部54がボルト72で接合されることにより、スプライン軸45が可動カバー26に固定されている。
このようにして、スプライン軸45は、固定カバー24に固定されたスリーブ46に支持されて固定カバー24に対して上下方向に移動可能になっている。
可動カバー26の固定カバー24に対する上下方向の動きを上述のボールスプライン44(直動ガイド)で案内することにより、アクチュエータ36による可動カバー26の上下動をスムーズに行うことができる。
なお、幾つかの実施形態では、アクチュエータ36と同様に、直動ガイドは可動カバー26に対して動き代を有して取り付けられていてもよい。
例えば、図5に示す実施形態のように、ボールスプライン44の揺動部70は、ピン71の軸線Qを中心として揺動可能になっており、これによりボールスプライン44は、可動カバー26に対して、ナセル20の幅方向における動き代を有していてもよい。また、ボールスプライン44を可動カバー26に取付けるために可動カバー26のフランジ部54に設けられるボルト穴(不図示)は、ナセル20の前後方向に沿って伸びた形状をした長穴であってもよく、これにより、ボールスプライン44は、可動カバー26に対して、ナセル20の前後方向における動き代を有していてもよい。
このように、ボールスプライン44が可動カバー26に対して動き代を有して取り付けられていることにより、固定カバー24と可動カバー26との間の相対的な位置ずれが生じたとしても、該位置ずれに起因したアクチュエータ36の動作不良を防止しながら、可動カバー26の固定カバー24に対する上下方向の動きを案内することができる。
図7は、一実施形態に係るナセルを備える風力発電装置の斜視図である。
幾つかの実施形態では、ナセル20は、可動カバー26の上昇時において、可動カバー26と固定カバー24との間の隙間を塞ぐための壁部材をさらに備える。
図7に示す例示的な実施形態では、ナセル20は、壁部材として、上下方向に伸縮自在であるベローズ部47を備える。ベローズ部47の下端部は、固定カバー24のフランジ部52に取付けられているとともに、ベローズ部47の上端部は、可動カバー26のフランジ部54に取付けられている。
ベローズ部47は上下方向に伸縮可能であるので、可動カバー26の固定カバー24に対する上下方向の移動量に応じてベローズ部47が伸縮し、可動カバー26の高さが変化しても、可動カバー26と固定カバー24との間の隙間がベローズ部47によって覆われた状態となる。
このように、可動カバー26が上昇した位置にあるときに、可動カバー26と固定カバー24との間の隙間を壁部材で塞ぐことにより、該隙間からメンテナンス作業スペースへ雨や風等が入り込むことを抑制することができる。これにより、作業スペースにおけるメンテナンス作業時の雨や風等の天候の影響をより低減することができる。
また、壁部材が上述のベローズ部47を含む場合、可動カバー26の上下方向の移動量に応じてベローズ部47を伸縮させることができる。よって、可動カバー26の固定カバー24に対する位置に依らず可動カバー26と固定カバー24との間の隙間を塞ぐことができ、作業スペースにおけるメンテナンス作業時の雨や風等の天候の影響をより効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、ナセル20は、可動カバー26の上昇時において可動カバー26の荷重を支えるための支持部材をさらに備える。
図4Aに示す例示的な実施形態において、ナセル20は、支持部材として、トラス構造48及び支柱50を備える。支持部材(トラス構造48及び支柱50)は、上端部が可動カバー26に固定されるとともに、下端部が固定カバー24に固定されている。
図4Aに示す実施形態において、支柱50は、支柱50の下端部に設けられたフランジ51及び支柱50の上端部に設けられたフランジ53が、固定カバー24のフランジ部52及び可動カバー26のフランジ部54とそれぞれボルトで接合されることにより、固定カバー24及び可動カバー26に固定されていてもよい。
また、図4Aに示す実施形態において、トラス構造48は、支持棒49a,49bを含む。支持棒49aと支持棒49bとは、支持棒49a,49bの上端部と下端部との間で交差するように設けられており、支持棒49a及び支持棒49bの上端部及び下端部は、支柱50のフランジ53,51にそれぞれ設けられた取付け部にボルト等でそれぞれ固定されていてもよい。
可動カバー26の上昇時において上述の支持部材(トラス構造48又は支柱50等)で可動カバー26の荷重を支えることにより、可動カバー26を固定カバー24から上昇した位置により安定的に保持することができる。
なお、ナセル20に設ける支持部材の個数は限定されず、可動カバー26の荷重を支えるのに十分な個数の支持部材を設けてもよい。
次に、上述した幾つかの実施形態に係る風力発電装置1の部品昇降方法について説明する。
幾つかの実施形態では、まず、ナセル20の可動カバー26を、アクチュエータ36等を用いて上昇させる(S1:カバー上昇ステップ;図3〜図5参照)。ステップS1では、可動カバー26が固定カバー24に対して上下方向に移動するように可動カバー26を直動ガイド(例えば図3〜図5に示すボールスプライン44)により案内してもよい。
次に、ステップS1における可動カバー26の上昇によって拡張されたナセル内空間の領域(拡張スペースS’)を利用して、仮設昇降装置30を設置する(S2:設置ステップ)。
そして、ステップS2で設置された仮設昇降装置30を用いて、風力発電装置1の部品を昇降させる(S3:部品昇降ステップ)。例えば、図1に示すように、ナセル20内に設置された油圧モータ14を仮設昇降装置30を用いて昇降させる。なお、部品昇降ステップS3では、設置ステップS2にて仮設昇降装置30を設置するために必要とされるほどの大きさの拡張スペースS’が必要でない場合もある。その場合、ステップS3の前に、アクチュエータ36を用いてナセル20の可動カバー26を部分的にあるいは全部下降させて、風力発電装置1の部品の昇降をするのに必要十分な程度となるまで、拡張スペースS’を減少させてもよい。これにより、可動カバー26と固定カバー24との間の隙間から拡張スペースS’に入り込む雨や風を低減することができる。
ここで、図8を参照して、一実施形態に係る部品昇降方法において仮設昇降装置30を設置する設置ステップS2についてより詳細に説明する。図8は、仮設昇降装置30の設置方法の一例を示す図であり、仮設昇降装置30の各セクション(部品)をナセル内へ搬入する状態を示す図である。
幾つかの実施形態では、図8に示すように、タワー内部空間19には仮設昇降装置30を構成する各部品が設置されている。これらの部品は、第2開口29を通過可能な程度に分解されている。例えば、アーム部33(図1参照)は、第1アーム33a、第2アーム33b、第3アーム33c及び第4アーム33dに分解されている(図2参照)。
一実施形態において、設置ステップS2では、可動カバー26に設置された昇降装置73を用いて、第2開口29を介して、タワー内部空間19からナセル内空間S及び/又は拡張スペースS’に各部品を搬入し、拡張スペースS’を利用して、昇降装置73を用いて仮設昇降装置30を組み立てる。
昇降装置73は、ナセル20の前後方向に沿って設けられた前後方向レール76と、ナセル20の幅方向に沿って設けられた幅方向レール74と、前後方向レール76に取付けられたブラケット75と、前後方向レール76に取付けられ、前後方向レール76に沿って移動可能なチェーンブロック78と、を含む。
前後方向レール76に取付けられたブラケット75は、幅方向レール74に摺動可能に係合しており、これにより、前後方向レール76は、幅方向に移動可能になっている。よって、チェーンブロック78は、前後方向レール76に沿って移動可能であるため前後方向に移動可能であるとともに、前後方向レール76が幅方向に移動可能であるため幅方向に移動可能である。したがって、チェーンブロック78は、前後方向レール76及び幅方向レール74が設けられた範囲において前後方向及び幅方向に任意の量だけ移動可能である。
設置ステップS2では、まず、図8に示すように、昇降装置73を用いて、各部品を第2開口29を介してタワー内部空間19からナセル内空間S及び/又は拡張スペースS’に搬入する。搬入された部品は、ナセル内空間S及び/又は拡張スペースS’の空きスペースに一時保管しておく。
そして、昇降装置73を用いて、拡張スペースS’を利用して、仮設昇降装置30を構成する各部品をナセル20に取り付ける。そして、タワー内部空間19に設置された巻取り機31(図1参照)からナセル内空間S及び/又は拡張スペースS’に設置されたアーム部33及び滑車部35に第2開口29を介してワイヤ32を引き込み、ワイヤ32の端部を所定位置に固定する。
以上のようにして組み立てられた仮設昇降装置30(図1参照)を用いて、部品昇降ステップS3において、風力発電装置1の部品を昇降させることができる。
なお、昇降装置73は、使用時にのみ、あるいは、可動カバー26が固定カバー24よりも上昇したときにのみ、可動カバー26に一時的に取付けられる仮設の昇降装置であってもよい。
また、設置ステップS2では、仮設昇降装置30の部品のタワー内部空間19からナセル内空間S及び/又は拡張スペースS’への搬入又は拡張スペースS’を利用した仮設昇降装置30の組立てにおいて、可動カバー26に取付けられた昇降装置73ではない手段を用いてもよい。例えば、幾つかの実施形態では、設置ステップS2では、ナセル内空間Sに設置された昇降装置(不図示)を用いて、仮設昇降装置30の部品のタワー内部空間19からナセル内空間S及び/又は拡張スペースS’へ搬入し、又は、拡張スペースS’を利用した仮設昇降装置30を組み立ててもよい。ナセル内空間Sに設置された前述の昇降装置は、例えば、ナセル台板21又はナセルフレーム等に取り付けられたクレーン又はウィンチであってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 風力発電装置
2 ブレード
3 風車ロータ
4 ハブ
6 メインシャフト
7 前方軸受
8 後方軸受
9 ハウジング
10 ハウジング
11 ドライブトレイン
12 油圧ポンプ
13 高圧油ライン
14 油圧モータ
15 低圧油ライン
16 発電機
17 ヨー旋回輪軸受
18 タワー
19 タワー内部空間
20 ナセル
21 ナセル台板
22 ナセルフレーム
23 ナセルカバー
23A〜23C カバーセクション
23a 蓋
24 固定カバー
24a 固定部
25 第1開口
26 可動カバー
26a 可動部
28 支持台
29 第2開口
30 仮設昇降装置
31 巻取り機
32 ワイヤ
33 アーム部
34 ブラケット部
35 滑車部
36 アクチュエータ
38 シリンダ
39 ピストン
40 ボルト穴
42 ボルト
44 ボールスプライン
45 スプライン軸
46 スリーブ
47 ベローズ部
48 トラス構造
49a,49b 支持棒
50 支柱
51,53,56 フランジ
52,54 フランジ部
57,58 ボルト
60 固定治具
61 取付け板
62 固定板
63 接続コラム
64 ボルト
66 揺動部
67 第1部分
68 第2部分
69 ピン
70 揺動部
71 ピン
72 ボルト
73 昇降装置
74 幅方向レール
75 ブラケット
76 方向レール
78 チェーンブロック
S ナセル内空間
S’ 拡張スペース

Claims (15)

  1. ナセル内空間を形成するナセルカバーを備える風車用ナセルであって、
    前記ナセルカバーは、
    前記ナセルカバーの側壁部分を含む固定カバーと、
    前記ナセルカバーの天井部分の少なくとも一部を含み、前記固定カバーに対して相対的に上下方向に移動自在に前記固定カバーに取り付けられる可動カバーと、
    を備えることを特徴とする風車用ナセル。
  2. 前記可動カバーを前記固定カバーに対して昇降させるための少なくとも一つのアクチュエータをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の風車用ナセル。
  3. 各々の前記アクチュエータは、
    前記固定カバー又は前記可動カバーの一方に固定されるシリンダと、
    前記固定カバー又は前記可動カバーの他方に固定され、前記シリンダによって案内されて往復動するように構成されたピストンと、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の風車用ナセル。
  4. 前記少なくとも一つのアクチュエータは、前記可動カバーの荷重を均等に支えるように配置された複数のアクチュエータを含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の風車用ナセル。
  5. 各々の前記アクチュエータは、前記可動カバーに対して動き代を有して取り付けられることを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載の風車用ナセル。
  6. 前記可動カバーが前記固定カバーに対して前記上下方向に移動するように前記可動カバーを案内するための直動ガイドをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の風車用ナセル。
  7. 前記可動カバーの上昇時において、前記可動カバーと前記固定カバーとの間の隙間を塞ぐための壁部材をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の風車用ナセル。
  8. 前記壁部材は、前記上下方向に伸縮自在であるベローズ部を含むことを特徴とする請求項7に記載の風車用ナセル。
  9. 前記可動カバーに固定される上端部と、前記固定カバーに固定される下端部と、を含むとともに、前記可動カバーの上昇時において前記可動カバーの荷重を支えるように構成された支持部材をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の風車用ナセル。
  10. 前記ナセルカバーは、前記風車用ナセルの前後方向に配列され、互いに連結される複数のカバーセクションを含み、
    前記複数のカバーセクションのうち少なくとも一つのカバーセクションは、
    前記固定カバーを少なくとも部分的に形成する固定部と、
    前記可動カバーを少なくとも部分的に構成するとともに、前記固定部の上方に位置して前記固定部に対して相対的に前記上下方向に移動自在に構成される可動部と、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の風車用ナセル。
  11. 前記可動カバーは、前記ナセルカバーの前記天井部分のうち、少なくとも、仮設昇降装置が設置される領域を含むことを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の風車用ナセル。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載のナセルと、
    前記ナセルによって回転自在に支持される風車ロータと、
    前記風車ロータの回転エネルギーによって駆動されるように構成された発電機と、
    を備えることを特徴とする風力発電装置。
  13. 前記ナセルは、前記可動カバーを前記固定カバーに対して昇降させるための少なくとも一つのアクチュエータをさらに含み、
    前記アクチュエータは、前記風力発電装置のドライブトレイン又は補機で利用される油圧又は空圧により、前記可動カバーを移動させるように構成されたことを特徴とする請求項12に記載の風力発電装置。
  14. ナセル内空間を形成するナセルカバーを備える風力発電装置の部品昇降方法であって、
    前記ナセルカバーは、
    前記ナセルカバーの側壁部分を含む固定カバーと、
    前記ナセルカバーの天井部分の少なくとも一部を含み、前記固定カバーに対して相対的に上下方向に移動自在に前記固定カバーに取り付けられる可動カバーと、
    を含み、
    前記可動カバーを上昇させるステップと、
    前記可動カバーの上昇によって拡張された前記ナセル内空間の領域を利用して設置された仮設昇降装置を用いることにより前記風力発電装置の部品を昇降させるステップと、
    を備えることを特徴とする風力発電装置の部品昇降方法。
  15. 前記可動カバーを上昇させるステップでは、前記可動カバーが前記固定カバーに対して前記上下方向に移動するように前記可動カバーを直動ガイドにより案内することを特徴とする請求項14に記載の風力発電装置の部品昇降方法。
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