JP2017197449A - 水性クレンジング化粧料 - Google Patents

水性クレンジング化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP2017197449A
JP2017197449A JP2016087577A JP2016087577A JP2017197449A JP 2017197449 A JP2017197449 A JP 2017197449A JP 2016087577 A JP2016087577 A JP 2016087577A JP 2016087577 A JP2016087577 A JP 2016087577A JP 2017197449 A JP2017197449 A JP 2017197449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
component
fatty acid
cleansing cosmetic
aqueous cleansing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016087577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6658264B2 (ja
Inventor
喜樹 三田地
Yoshiki Mitachi
喜樹 三田地
貴哉 西堀
Takaya Nishibori
貴哉 西堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp filed Critical NOF Corp
Priority to JP2016087577A priority Critical patent/JP6658264B2/ja
Publication of JP2017197449A publication Critical patent/JP2017197449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6658264B2 publication Critical patent/JP6658264B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】メイク料などの油脂汚れの除去効果に優れ、使用中は眼に沁みにくく、また苦味を感じにくく、使用後につっぱり感を感じにくい水性クレンジング化粧料の提供。【解決手段】水性クレンジング化粧料は、(A)テトラ脂肪酸ポリオキシエチレンソルビトールを0.5〜10質量%、(B)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを1〜10質量%及び(C)水を75〜90質量%含有し、(A)、(B)及び(C)の各含有量の合計が85質量%以上である。さらに、(D)式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体を1〜10質量%含有していてもよい。G−{O{(EO)a(PO)b}−(BO)c−H}4・・・(1)〔式(1)中の各記号は明細書中で定義したとおりである。〕【選択図】なし

Description

本発明は、油性成分をほとんど含まない水性クレンジング化粧料に関する。
従来、クレンジング化粧料にはメイク料などの油性汚れの除去効果の高さから油性成分を含む油性クレンジング化粧料が用いられてきた。しかしながら、油性クレンジング料をメイク料となじませた後にコットンやティッシュペーパーなどで拭き取って使用した場合、又は水やぬるま湯で洗い流して使用した場合、油性成分を皮膚上から完全に除去することができず、べたつき感が生じるという問題があった。このため、油性クレンジング化粧料を使用した後には、更に洗顔料で洗浄する必要があった。
また、近年では、まつげエクステンションの普及やいわゆる時短化粧料に対するニーズの高まりから、油性成分をほとんど含まない水性のクレンジング化粧料が主流になりつつある。水性クレンジング化粧料は、拭き取り又は洗い流しを容易に行うことができる点やべたつきを感じにくいといった点で優れている。具体的には、メイク料などの油脂汚れの除去成分として非イオン性界面活性剤が用いられ、油性成分を含まないクレンジング化粧料が提案されている。例えば特許文献1には、ポリオキシエチレンソルビタンエステル、ジメチコンコポリマー、ポリオキシエチレン高級アルコール及びポリオキシエチレントリグリセリドから選ばれる親水性ノニオン界面活性剤と水を含有し、実質的に油性物質を含有しない水性クレンジング組成物が提案されている。
しかしながら、水性クレンジング化粧料は、油性クレンジング化粧料に比べ、メイク料の除去効果を十分に発揮させるのが難しいといった課題がある。例えば、ウォータープルーフ性能を有するマスカラやアイライナーなどは除去し難く、十分に除去するために多量の非イオン性界面活性剤を用いると、使用中に眼に沁みやすくなったり、使用後に肌が乾燥してつっぱり感が生じたりするおそれがある。
これら課題の解決策として、例えば特許文献2には、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル、多価アルコール及び水を含有してなる水性クレンジング化粧料が提案されているが、口紅の拭き取りなどに使用する際に少し口に入ると、苦味を感じ易く不快感を生じさせるといった問題がある。
特開平8−301725号公報 特開2010−70521号公報
本発明は、メイク料などの油脂汚れの除去効果に優れ、使用中は眼に沁みにくく、また苦味を感じにくく、使用後につっぱり感を感じにくい水性クレンジング化粧料の提供を目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定の非イオン性界面活性剤及び水をそれぞれ所定量含有する水性クレンジング化粧料が上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)テトラ脂肪酸ポリオキシエチレンソルビトールを0.5〜10質量%、(B)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを1〜10質量%及び(C)水を75〜90質量%含有し、(A)、(B)及び(C)の各含有量の合計が85質量%以上であることを特徴とする水性クレンジング化粧料である。
また、本発明の水性クレンジング化粧料は、さらに、(D)式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体を1〜10質量%含有していてもよい。
G−{O{(EO)a(PO)b}−(BO)c−H} ・・・(1)
〔式(1)中、Gは炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキルグルコシドから水酸基を除いた残基である。EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、a及びbはそれぞれEO及びPOの平均付加モル数であり、aは5〜20、bは1〜10であり、EOとPOとの合計含有量に対するEOの含有量の比が55〜90質量%であり、EOとPOはランダム状に付加している。BOはオキシブチレン基であり、cはBOの平均付加モル数であり、cは1〜2である。〕
本発明の水性クレンジング化粧料によれば、メイク料などの油脂汚れの除去効果に優れ、使用中は眼に沁みにくく、また苦味を感じにくく、使用後につっぱり感を感じにくいという効果が得られる。
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明の水性クレンジング化粧料は、以下の(A)、(B)及び(C)の成分を少なくとも含有する。
〔(A)成分〕
本発明で用いられる(A)成分は、テトラ脂肪酸ポリオキシエチレンソルビトールであり、言い換えればポリオキシエチレンソルビトールテトラ脂肪酸エステル型の非イオン性界面活性剤である。この非イオン性界面活性剤は、例えば、ソルビトールにエチレンオキシドを付加反応して得られたポリオキシエチレンソルビトールと脂肪酸とのエステル化反応により得ることができる。
構成する脂肪酸残基は、例えば、炭素数6〜18の脂肪酸残基である。かかる脂肪酸としては、例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等の飽和脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等の不飽和脂肪酸が挙げられる。また、混合脂肪酸由来の脂肪酸残基も用いることができ、例えば、カプリル酸/カプリン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸等の脂肪酸残基が挙げられる。これら脂肪酸の中でもオレイン酸やイソステアリン酸が好ましく、苦味の感じにくさからはイソステアリン酸が好ましい。
ソルビトール1分子に対するオキシエチレン基の平均付加モル数は、好ましくは3〜80であり、特に好ましくは6〜60であり、更に好ましくは20〜60である。平均付加モル数が小さすぎると、眼に沁みやすくなることがあり、平均付加モル数が大きすぎると、メイク料などの油脂汚れの除去効果が低下することがある。
(A)成分は例えば市販品をそのまま使用することができる。例えば、テトライソステアリン酸ポリオキシエチレン(30)ソルビトール〔日油(株)製「ユニオックスST−30IS」〕、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(30)ソルビトール〔日油(株)製「ユニオックスST−30E」〕、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60)ソルビトール〔日油(株)製「ユニオックスST−60E」〕等が挙げられる。(A)成分としては、1種又は2種以上を用いることができる。
本発明の水性クレンジング化粧料における(A)成分の含有量は0.5〜10質量%である。好ましくは1.5〜8質量%であり、特に好ましくは2〜7質量%である。(A)成分の含有量が少なすぎると、メイク料などの油脂汚れの除去効果を十分に与えることが困難となることがあり、含有量が多すぎると、眼に沁みやすくなったり、苦味が生じたり、使用後に肌のつっぱり感が生じたりすることがある。
〔(B)成分〕
本発明で用いられる(B)成分は、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルであり、言い換えればポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル型非イオン性界面活性剤であり、グリセリンの水酸基が脂肪酸によりエステル化され、更にポリオキシエチレン基が付加している非イオン性界面活性剤である。
構成する脂肪酸残基は、例えば、炭素数6〜18の脂肪酸残基である。かかる脂肪酸としては、例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等の飽和脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等の不飽和脂肪酸が挙げられる。また、混合脂肪酸由来の脂肪酸残基も用いることができ、例えば、カプリル酸/カプリン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸等の脂肪酸残基が挙げられる。脂肪酸残基の炭素数が小さすぎると、メイク料などの油脂汚れの除去効果が低下することがあり、炭素数が大きすぎると、水への溶解性が低下することがある。
グリセリン1分子に対するオキシエチレン基の平均付加モル数は、好ましくは3〜50であり、特に好ましくは6〜30であり、更に好ましくは6〜10である。平均付加モル数が小さすぎると、水への溶解性が低下することがあり、平均付加モル数が大きすぎると、メイク料などの油脂汚れの除去効果が低下することがある。
(B)成分は例えば市販品をそのまま使用することができる。例えば、ポリオキシエチレン(8)(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル〔日油(株)製「ユニグリMC−208」〕、ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリル〔日油(株)製「ユニグリMK−207G〕、ポリオキシエチレン(30)ヤシ油脂肪酸グリセリル〔日油(株)製「ユニグリMK−230」〕等が挙げられる。(B)成分としては、1種又は2種以上を用いることができる。
本発明の水性クレンジング化粧料における(B)成分の含有量は1〜10質量%である。好ましくは2〜8質量%であり、特に好ましくは3〜6質量%である。(B)成分の含有量が少なすぎると、メイク料などの油脂汚れの除去効果を十分に与えることが困難となることがあり、含有量が多すぎると、眼に沁みやすくなったり、苦味が生じたり、使用後に肌のつっぱり感が生じたりすることがある。
〔(C)成分〕
本発明で用いられる(C)成分は水であり、化粧料の原料として使用できるものであれば特に限定されないが、通常、精製水が用いられる。
本発明の水性クレンジング化粧料における(C)成分の含有量は75〜90質量%である。好ましくは78〜88質量%であり、特に好ましくは80〜85質量%である。(C)成分の含有量が少なすぎると、眼に沁みやすくなったり、苦味が生じたり、使用後に肌のつっぱり感が生じたりすることがあり、含有量が多すぎると、メイク料などの油脂汚れの除去効果を十分に与えることが困難となることがある。
本発明の水性クレンジング化粧料は、(A)、(B)及び(C)の各含有量の合計が85質量%以上であり、好ましくは90質量%以上であり、更に好ましくは90〜99質量%である。
本発明の水性クレンジング化粧料において、苦味を感じにくくしたり、メイク料などの油脂汚れの除去効果を十分に発揮させるためには、上記(A)成分と(B)成分とを、質量含有比(A/B)として0.20〜3の範囲で調整することが好ましく、0.33〜1.5の範囲で調整することが特に好ましい。
本発明の水性クレンジング化粧料においては、本発明の効果を阻害しない範囲で、必要に応じて、前述の成分に加え、化粧料、医薬部外品、医薬品等に使用される添加剤を含有してもよい。添加剤としては、例えば、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール;グリセリン、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール類;乳糖、ショ糖等の糖類;アシルメチルタウリン塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、アミドエーテル硫酸エステル塩等の陰イオン性界面活性剤;カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等の水溶性高分子;セラミド、コレステロール、カチオン化セルロース等のカチオン性高分子;キサンタンガム等の増粘性多糖類;クエン酸塩、リンゴ酸塩、食塩等の有機又は無機塩類;pH調製剤としての酸、アルカリ;パラベン類;防腐剤;キレート剤;動植物由来のエキス;ビタミン類;アミノ酸類;色素;顔料;香料等が挙げられる。
また、本発明の水性クレンジング化粧料は、常法により製造することができる。
〔(D)成分〕
本発明の水性クレンジング化粧料は、メイク料などの油脂汚れの除去効果や使用後の肌のつっぱり感をなくす効果を高める観点から、更に(D)成分を含有していてもよい。
本発明で用いられる(D)成分は、式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体である。
G−{O{(EO)a(PO)b}−(BO)c−H} ・・・(1)
式(1)においてGは炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキルグルコシドから水酸基を除いた残基であり、例えば、メチルグルコシド、エチルグルコシド、n−ブチルグルコシドが挙げられ、この中でもメチルグルコシドが好ましい。
EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基である。a及びbはそれぞれEO(エチレンオキシド)及びPO(プロピレンオキシド)の平均付加モル数である。aは5〜20、bは1〜10であり、好ましくはaが5〜15、bが1〜5であり、特に好ましくはaが5〜10、bが1〜3である。
EO(エチレンオキシド)とPO(プロピレンオキシド)との合計含有量に対するEO(エチレンオキシド)の含有量の比は55〜90質量%であり、好ましくは60〜85質量%であり、特に好ましくは60〜80質量%である。EO(エチレンオキシド)とPO(プロピレンオキシド)とはランダム状に付加している。
BOは1,2−ブチレンオキシド由来のオキシブチレン基であり、cはBO(ブチレンオキシド)の平均付加モル数であり、cは1〜2である。
本発明の水性クレンジング化粧料が(D)成分を含有する場合における(D)成分の含有量は0.5〜5質量%であることが好ましい。この範囲であれば、使用後の肌のつっぱり感や苦味の低減効果を高めることができる。
本発明の水性クレンジング化粧料は、液状、ジェル状、ミスト状、又はそれらをコットンや不織布等に含浸させたシート状に適用することができ、またエアゾールスプレー、エアゾールフォーム等の剤型にも適用することができる。
本発明の水性クレンジング化粧料は、メイク料や顔面の皮脂などの油脂汚れの除去効果、また肌のつっぱり感をなくす効果に優れることから、口紅、アイライナーやファンデーションなどのメイク料を除去するためのメイクアップ除去剤、フェイスマッサージ剤として好適に用いることができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
〔実施例1〜8及び比較例1〜7〕
(A)〜(D)成分、(A’)成分、(B’)成分、共通添加剤を用いて、表1及び表2に示す組成で水性クレンジング化粧料を調製し、下記の方法により評価を行った。表1及び表2に示される配合成分について下記に示す。
〔(A)成分〕
テトライソステアリン酸ポリオキシエチレン(30)ソルビトール〔日油(株)製「ユニオックスST−30IS」〕
テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60)ソルビトール〔日油(株)製「ユニオックスST−60E」〕
〔(A’)成分〕
モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン〔日油(株)製「ノニオンOT−80」〕
〔(B)成分〕
ポリオキシエチレン(8)(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル〔日油(株)製「ユニグリMC−208」〕
ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリル〔日油(株)製「ユニグリMK−207G」〕
〔(B’)成分〕
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油〔日油(株)製「ユニオックスHC−60」〕
ポリオキシプロピレン(9)ジグリセリルエーテル〔日油(株)製「ユニルーブDGP−700」〕
〔(D)成分〕
ポリオキシブチレン(1)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン(9.5/ランダム)メチルグルコシド〔式(1)中のGがメチルグルコシドから水酸基を除いた残基、a=7.25、b=2.25、cが1、およびEOとPOとの合計質量に対するEOの質量比が71質量%のもの〕
〔共通成分〕
表1及び表2に記載される共通成分は、下記表3に示す11種の成分からなるものである。
(1)メイク料の除去評価(口紅)
メイク料(口紅)を施した20名の女性(25〜45才)をパネラーとし、コットンに水性クレンジング化粧料を適量含ませ、メイク料を除去した後の口唇の状態について下記の基準で評価した。
20名の合計点を求めて、合計点が30点以上をメイク料(口紅)の除去効果に優れる水性クレンジング化粧料であると判定した。詳細には、20名の合計点が36点以上の場合を「◎」(優良)とし、30〜35点の場合を「○」(良)、20〜29点の場合を「△」(可)、19点以下の場合を「×」(不可)とした。
2点:メイク料(口紅)がほぼ全て除去できたと感じた場合。
1点:メイク料(口紅)がある程度除去できた、又は、少し除去できていないメイク料(口紅)があると感じた場合。
0点:メイク料(口紅)が除去できてないと感じた場合。
(2)メイク料の除去評価(アイライナー)
メイク料(アイライナー)を施した20名の女性(25〜45才)をパネラーとし、コットンに水性クレンジング化粧料を適量含ませ、メイク料を除去した後の目元の状態について下記の基準で評価した。
20名の合計点を求めて、合計点が30点以上をメイク料(アイライナー)の除去効果に優れる水性クレンジング化粧料であると判定した。詳細には、20名の合計点が36点以上の場合を「◎」(優良)とし、30〜35点の場合を「○」(良)、20〜29点の場合を「△」(可)、19点以下の場合を「×」(不可)とした。
2点:メイク料(アイライナー)がほぼ全て除去できたと感じた場合。
1点:メイク料(アイライナー)がある程度除去できた、又は、少し除去できていないメイク料(アイライナー)があると感じた場合。
0点:メイク料(アイライナー)が除去できてないと感じた場合。
(3)眼への沁みにくさ
メイク料(アイライナー)を施した20名の女性(25〜45才)をパネラーとし、コットンに水性クレンジング化粧料を適量含ませ、メイク料を除去する際の眼への沁みにくさについて下記の基準で評価した。
20名の合計点を求めて、合計点が30点以上を眼に沁みない水性クレンジング化粧料であると判定した。詳細には、20名の合計点が36点以上の場合を「◎」(優良)とし、30〜35点の場合を「○」(良)、20〜29点の場合を「△」(可)、19点以下の場合を「×」(不可)とした。
2点:眼への沁みがないと感じた場合。
1点:眼への沁みが少しあると感じた場合。
0点:眼への沁みがあると感じた場合。
(4)苦味
メイク料(口紅)を施した20名の女性(25〜45才)をパネラーとし、コットンに水性クレンジング化粧料を適量含ませ、メイク料を除去する際の苦味を感じる程度について下記の基準で評価した。
20名の合計点を求めて、合計点が30点以上を苦味の感じにくい水性クレンジング化粧料であると判定した。詳細には、20名の合計点が36点以上の場合を「◎」(優良)とし、30〜35点の場合を「○」(良)、20〜29点の場合を「△」(可)、19点以下の場合を「×」(不可)とした。
2点:苦味がないと感じた場合。
1点:苦味が少しあると感じた場合。
0点:苦味があると感じた場合。
(5)肌のつっぱり感
メイク料(ファンデーション)を施した20名の女性(25〜45才)をパネラーとし、コットンに水性クレンジング化粧料を適量含ませ、メイク料を除去した後の肌の状態について下記の基準で評価した。
20名の合計点を求めて、合計点が30点以上を使用後に肌につっぱり感のない水性クレンジング化粧料であると判定した。詳細には、20名の合計点が36点以上の場合を「◎」(優良)とし、30〜35点の場合を「○」(良)、20〜29点の場合を「△」(可)、19点以下の場合を「×」(不可)とした。
2点:肌につっぱり感がないと感じた場合。
1点:肌につっぱり感が少しあると感じた場合。
0点:肌につっぱり感があると感じた場合。
Figure 2017197449
Figure 2017197449
Figure 2017197449
表1に示される結果から明らかなように、実施例1〜8の水性クレンジング化粧料は、メイク料などの油脂汚れの除去効果に優れ、使用中は目に沁みにくく、苦味を感じにくく、使用後につっぱり感を感じにくい水性クレンジング化粧料であった。
一方、比較例1〜7の水性クレンジング化粧料では、十分な性能は得られなかった。
比較例1では、(A)成分が配合されていないために、苦味を感じ、眼への沁みにくさや使用後の肌のつっぱり感の評価が低下した。
比較例2では、(A)成分とは異なる非イオン性界面活性剤を使用したために、メイク料の除去効果を十分に与えることができず、眼への沁みにくさや苦味の評価が低下した。
比較例3では、(B)成分とは異なる非イオン性界面活性剤を使用したために、メイク料の除去効果を十分に与えることができなかった。
比較例4では、(B)成分とは異なる非イオン性界面活性剤を使用したために、メイク料の除去効果を十分に与えることができず、苦味の評価が低下した。
比較例5では、(A)成分が10質量%を超えて配合されたために、眼への沁みにくさや苦味、使用後の肌のつっぱり感の評価が低下した。
比較例6では、(B)成分が10質量%を超えて配合されたために、眼への沁みや苦味、使用後の肌のつっぱり感が感じられた。
比較例7では、(C)成分が90質量%を超えて配合されたために、メイク料の除去効果を十分に与えることができなかった。

Claims (2)

  1. (A)テトラ脂肪酸ポリオキシエチレンソルビトールを0.5〜10質量%、
    (B)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを1〜10質量%及び
    (C)水を75〜90質量%
    含有し、(A)、(B)及び(C)の各含有量の合計が85質量%以上であることを特徴とする水性クレンジング化粧料。
  2. さらに、(D)式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体を1〜10質量%含有することを特徴とする請求項1に記載の水性クレンジング化粧料。
    G−{O{(EO)a(PO)b}−(BO)c−H} ・・・(1)
    〔式(1)中、Gは炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキルグルコシドから水酸基を除いた残基である。EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、a及びbはそれぞれEO及びPOの平均付加モル数であり、aは5〜20、bは1〜10であり、EOとPOとの合計含有量に対するEOの含有量の比が55〜90質量%であり、EOとPOはランダム状に付加している。BOはオキシブチレン基であり、cはBOの平均付加モル数であり、cは1〜2である。〕

JP2016087577A 2016-04-25 2016-04-25 水性クレンジング化粧料 Active JP6658264B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016087577A JP6658264B2 (ja) 2016-04-25 2016-04-25 水性クレンジング化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016087577A JP6658264B2 (ja) 2016-04-25 2016-04-25 水性クレンジング化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017197449A true JP2017197449A (ja) 2017-11-02
JP6658264B2 JP6658264B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=60238820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016087577A Active JP6658264B2 (ja) 2016-04-25 2016-04-25 水性クレンジング化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6658264B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019131496A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 日光ケミカルズ株式会社 皮脂汚れ除去剤
JP2019182804A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 日油株式会社 拭き取り用の化粧水
JP2020040903A (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 クラシエホームプロダクツ株式会社 洗浄剤組成物
JP2021054743A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 日油株式会社 拭き取り化粧料

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019131496A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 日光ケミカルズ株式会社 皮脂汚れ除去剤
JP2019182804A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 日油株式会社 拭き取り用の化粧水
JP7073874B2 (ja) 2018-04-13 2022-05-24 日油株式会社 拭き取り用の化粧水
JP2020040903A (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 クラシエホームプロダクツ株式会社 洗浄剤組成物
JP7313648B2 (ja) 2018-09-10 2023-07-25 クラシエホームプロダクツ株式会社 洗浄剤組成物
JP2021054743A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 日油株式会社 拭き取り化粧料
JP7230759B2 (ja) 2019-09-30 2023-03-01 日油株式会社 拭き取り化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP6658264B2 (ja) 2020-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5946422B2 (ja) 水性クレンジング化粧料
JP6980474B2 (ja) 水性クレンジング化粧料
JP2006232717A (ja) クレンジング料
JP6658264B2 (ja) 水性クレンジング化粧料
JP2010001231A (ja) クレンジング化粧料
CN110494120B (zh) 去除角栓的方法
CN108379119B (zh) 一种高保湿卸妆液及其制备工艺
JP6560194B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP5709167B2 (ja) ジェル状クレンジング用化粧料
JP2018177781A (ja) 皮膚洗浄剤組成物
DE60310132T2 (de) Waschmittel
JP5610682B2 (ja) 水性クレンジング化粧料
JP2018177780A (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP4948092B2 (ja) クレンジング化粧料
CN106999398B (zh) 卸妆洗液、片化妆料和美容方法
JP6478651B2 (ja) クレンジングローション
TW201841612A (zh) 皮膚洗淨劑組成物
JP5427970B1 (ja) 水性拭き取りクレンジング化粧料
JP6211436B2 (ja) リンス剤
JPH0575723B2 (ja)
JPH11193213A (ja) クレンジング用組成物
JP2009227629A (ja) クレンジング化粧料
JP5946416B2 (ja) 皮膚洗浄用化粧料
JP2002284672A (ja) クレンジング化粧料
JP2018165258A (ja) 化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6658264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250