JP2017197288A - 容器と連結出来て内容物情報記録可能なフタ - Google Patents
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Abstract
【課題】容器の開蓋時にフタの紛失等を防ぎつつ、容器内の内容物情報を識別することも可能なフタを提供する。【解決手段】容器1の給排口2を開閉可能なフタ10、20、30、40において、フタと容器を連結する連結片11、21、31、41の一部に内容物情報を記録、視認できる記録部15、25、35、45を設けた。この記録部を視て、使用者は容器1の内容物情報を識別する事ができる。【選択図】図1
Description
本発明は、容器と連結出来て、容器の内容等の情報記録が可能なフタに関する。
従来、ポリタンク等の容器から液体・粉体・粒体(以下、内容物と略する)を出し入れする時、内容等の情報(以下、内容物情報と略する)は、匂いまたは容器の側面や上面に書かれた記号、名称等を元に知る事が多い。この時、匂いでは判別しにくい内容物もあるし、内容物情報を容器に書く時は、書く人間によって容器のどこに名称等を書くのか一定せず、たとえ名称を書いたとしても、その見易さは容器の色によっても左右された。
また、容器のフタに直接、内容物情報を記録しても、給排口を開蓋した時に容器から外されたフタは、地面等に仮置きしていた。これによりフタを取り違えて内容物情報が錯綜したり、フタを紛失したり、フタに付着した液体が容器や周囲を汚損したり、フタに砂等が付着するおそれがあった。
また、容器のフタに直接、内容物情報を記録しても、給排口を開蓋した時に容器から外されたフタは、地面等に仮置きしていた。これによりフタを取り違えて内容物情報が錯綜したり、フタを紛失したり、フタに付着した液体が容器や周囲を汚損したり、フタに砂等が付着するおそれがあった。
そこでフタと容器1を連結片4で連結する公知の技術がある(特許文献1)。
この技術について、図11と図12を用いて説明する。
この技術では、その上面に突起を有するフタ(以下突起フタ3と略する)には切断断面が略T字状をなすフタ突起3dが設けられている。フタ突起3dはフタ突起軸部3e(略T字断面の垂直線分)と、フタ突起頭部3f(略T字断面の水平線分)からなる。
突起フタ3の内周面に形成された雌ネジ3gが、給排口2の雄ネジ2bに螺着されて、容器1は閉塞される。
更に連結片4はその一端に小円環部5を備え、他端に大円環部6を備える。
小円環部内周5aの径はフタ突起軸部3eの外周径よりも大きく、フタ突起頭部3fの外周径よりも小さいので、小円環部5を引っ張ると、小円環部5に設けた切れ込み5bが、一時的に変形し小円環部5を拡大して、フタ突起頭部3fを挿通できる。小円環部5がその材質のもつ弾性で元の形状に戻り、フタ突起頭部3fは小円環部5から抜けなくなる。
大円環部内周6aの径は給排口2の外周径より大きく、突起フタ3の外周径より小さいので、大円環部6を引っ張ると、大円環部6に設けた切れ込み6bが、一時的に変形し大円環部6を拡大し、給排口2を挿通し易くなる。大円環部6に給排口2を挿通後、大円環部6はその材質のもつ弾性で元の形状に戻り、容器1と突起フタ3を連結し、開蓋された時でも突起フタ3を、給排口2からぶら下げて保持できるので、突起フタ3を紛失したり、突起フタ3に付着した液体が容器や周囲を汚損したり、突起フタ3に砂等が付着するおそれが無くなる。
しかし上記の様に突起フタ3と容器1を連結することは出来ても、突起フタ3の上面には凹凸があり、容器1の内容物情報をフタに記録する事は考慮されていなかった。
この技術について、図11と図12を用いて説明する。
この技術では、その上面に突起を有するフタ(以下突起フタ3と略する)には切断断面が略T字状をなすフタ突起3dが設けられている。フタ突起3dはフタ突起軸部3e(略T字断面の垂直線分)と、フタ突起頭部3f(略T字断面の水平線分)からなる。
突起フタ3の内周面に形成された雌ネジ3gが、給排口2の雄ネジ2bに螺着されて、容器1は閉塞される。
更に連結片4はその一端に小円環部5を備え、他端に大円環部6を備える。
小円環部内周5aの径はフタ突起軸部3eの外周径よりも大きく、フタ突起頭部3fの外周径よりも小さいので、小円環部5を引っ張ると、小円環部5に設けた切れ込み5bが、一時的に変形し小円環部5を拡大して、フタ突起頭部3fを挿通できる。小円環部5がその材質のもつ弾性で元の形状に戻り、フタ突起頭部3fは小円環部5から抜けなくなる。
大円環部内周6aの径は給排口2の外周径より大きく、突起フタ3の外周径より小さいので、大円環部6を引っ張ると、大円環部6に設けた切れ込み6bが、一時的に変形し大円環部6を拡大し、給排口2を挿通し易くなる。大円環部6に給排口2を挿通後、大円環部6はその材質のもつ弾性で元の形状に戻り、容器1と突起フタ3を連結し、開蓋された時でも突起フタ3を、給排口2からぶら下げて保持できるので、突起フタ3を紛失したり、突起フタ3に付着した液体が容器や周囲を汚損したり、突起フタ3に砂等が付着するおそれが無くなる。
しかし上記の様に突起フタ3と容器1を連結することは出来ても、突起フタ3の上面には凹凸があり、容器1の内容物情報をフタに記録する事は考慮されていなかった。
本発明は、容器の給排口を開蓋しつつ、容器の形状に影響されずに容器により保持する事ができ、かつ内容物情報を記録可能な箇所を設けたフタを提供する。
請求項1に記載のフタは、
開閉可能な既存給排口を有する容器に用いられ、給排口とフタを連結する連結片の給排口側に取り付けられた大円環部外周の一箇所、または複数箇所に内容物情報記録部を設けて、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、内容物情報の記録と記録による内容物の識別を可能にすることを特徴とする。
開閉可能な既存給排口を有する容器に用いられ、給排口とフタを連結する連結片の給排口側に取り付けられた大円環部外周の一箇所、または複数箇所に内容物情報記録部を設けて、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、内容物情報の記録と記録による内容物の識別を可能にすることを特徴とする。
請求項2に記載のフタは、
開閉可能な既存給排口を有する容器に用いられ、給排口とフタを連結する連結片のフタ側に取り付けられた小円環部外周の一箇所、または複数箇所に内容物情報記録部を設けて、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、内容物情報の記録と記録による内容物の識別を可能にすることを特徴とする。
開閉可能な既存給排口を有する容器に用いられ、給排口とフタを連結する連結片のフタ側に取り付けられた小円環部外周の一箇所、または複数箇所に内容物情報記録部を設けて、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、内容物情報の記録と記録による内容物の識別を可能にすることを特徴とする。
請求項3に記載のフタは、
開閉可能な既存給排口を有する容器に用いられ、給排口とフタを連結する連結片の連結帯に内容物情報記録部を設けて、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、内容物情報の記録と記録による内容物の識別を可能にすることを特徴とする。
開閉可能な既存給排口を有する容器に用いられ、給排口とフタを連結する連結片の連結帯に内容物情報記録部を設けて、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、内容物情報の記録と記録による内容物の識別を可能にすることを特徴とする。
請求項4に記載のフタは、
開閉可能な既存給排口を有する容器に用いられ、給排口とフタを連結する連結片を挿通可能な一箇所または二箇所の孔を設けた内容物情報記録部に、小円環部及び連結帯を挿通した後、小円環部とフタを連結し、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、内容物情報の記録と記録による内容物の識別を可能にすることを特徴とする。
開閉可能な既存給排口を有する容器に用いられ、給排口とフタを連結する連結片を挿通可能な一箇所または二箇所の孔を設けた内容物情報記録部に、小円環部及び連結帯を挿通した後、小円環部とフタを連結し、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、内容物情報の記録と記録による内容物の識別を可能にすることを特徴とする。
請求項5に記載のフタは、
前記記録部の位置に、表面が透明カバーで出来ていて、内容物情報を記録した紙片を挿入できるポケットを備え、透明カバーを通して、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、挿入した紙片上の内容物情報の記録により、内容物の識別を可能にすることを特徴とする。
前記記録部の位置に、表面が透明カバーで出来ていて、内容物情報を記録した紙片を挿入できるポケットを備え、透明カバーを通して、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、挿入した紙片上の内容物情報の記録により、内容物の識別を可能にすることを特徴とする。
本発明のフタには、内容物情報を記録する箇所を設けて給排口に連結する事で、内容物の識別を容易にした上で、給排口の開蓋時も、容器の形状に影響されずにフタを容器により保持し、開蓋時に容器とフタの物理的な繋がりと、容器内容物とそれに関する内容物情報の繋がりを維持する効果を奏する。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態は適宜変更できる。
[第一実施形態]
容器1の給排口2に連結可能な内容物情報を書く記録部15付き大円環部13と、連結帯14とを、小円環部12を介して突起フタ3に連結し、構成したフタ10。
まず、本発明のフタの実施の一形態であるフタ10について図1〜図4を用いて説明する。
容器1の給排口2に連結可能な内容物情報を書く記録部15付き大円環部13と、連結帯14とを、小円環部12を介して突起フタ3に連結し、構成したフタ10。
まず、本発明のフタの実施の一形態であるフタ10について図1〜図4を用いて説明する。
フタ10は、液体や粉体、粒体等の内容物を収容可能な容器1に用いられる。容器1は一箇所、または複数箇所の給排口2を有し、前記給排口2を介して内容物を容器1に給排できる。
本実施形態の容器1は、飲料水、灯油等を収容可能で、一箇所の給排口2を持つ容器を例にするが、これに限定するものではない。
本実施形態の容器1は、飲料水、灯油等を収容可能で、一箇所の給排口2を持つ容器を例にするが、これに限定するものではない。
図1に示した様に、容器1は、給排口2を有する。
給排口2は、筒状に形成され、容器1の内側と外側を連通している。給排口2の外周面には、雄ネジ2bが形成されている。
フタ10は、給排口2を開閉するものであり、フタ10は突起フタ3と連結片11から構成される。
以下では、突起フタ3について説明する。
突起フタ3には、特許文献1と同様に、切断断面が略T字状をなすフタ突起3dが設けられている。フタ突起3dはフタ突起軸部3eと、フタ突起頭部3fからなる。
突起フタ3の底部においては、突起フタ3が給排口2に螺着されたときに容器1の内側を向く面を内側面3aとし、容器1の外側を向く面を外側面3bとする。突起フタ3の底部の縁部には、パッキン3cが設けられる(図2参照)。
突起フタ3の雌ネジ3gが、給排口2の雄ネジ2bに螺着されて、給排口2は閉蓋され、突起フタ3が外されることで開蓋される。
突起フタ3の底部においては、突起フタ3が給排口2に螺着されたときに容器1の内側を向く面を内側面3aとし、容器1の外側を向く面を外側面3bとする。突起フタ3の底部の縁部には、パッキン3cが設けられる(図2参照)。
突起フタ3の雌ネジ3gが、給排口2の雄ネジ2bに螺着されて、給排口2は閉蓋され、突起フタ3が外されることで開蓋される。
以下では、連結片11について説明する。
図3に示した様に、連結片11は小円環部12、大円環部13及びその2つを連結する連結帯14と記録部15から構成される。連結片11は合成樹脂等、柔軟性を持つ材料で形成される。小円環部内周12aの径はフタ突起軸部3eの外周径よりも大きく、フタ突起頭部3fの外周径よりも小さい。連結片11全体が柔軟性を持つ合成樹脂等で出来ているので、小円環部12を引っ張ると、小円環部12に設けた切れ込み12cが、一時的に変形して小円環部12を拡大し、フタ突起頭部3fを挿通できる。フタ突起3dを嵌合後、小円環部12がその材質のもつ弾性で元の形状に戻ると、小円幹部外周12bの径がフタ突起頭部3fの径よりも小さいので、フタ突起頭部3fは小円環部12から抜けなくなる。
その結果、連結片11が突起フタ3と連結し、フタ10を構成する。
その結果、連結片11が突起フタ3と連結し、フタ10を構成する。
大円環部内周13aの径は給排口2の外周径より大きく、突起フタ3の外周径より小さいので、大円環部13を引っ張ると、大円環部13に設けた切れ込み13cが、一時的に変形し大円環部13を拡大し、給排口2を挿通し易くなる。大円環部13に給排口2を挿通後、大円環部13はその材質のもつ弾性で元の形状に戻り、容器1とフタ10は連結し、フタ10を給排口2に螺着して容器1を閉蓋する事もできるし、給排口2へのフタ10の螺着を外して給排口2を開蓋しても、開蓋されたフタ10を、連結片11によって給排口2からぶら下げて保持できるので、フタ10を紛失したり、フタ10に付着した液体が容器1や周囲を汚損したり、フタ10に砂等が付着するおそれが無くなる。
以下では、記録部15について説明する。
記録部15は、図1〜図4に示した様に、大円環部外周13bに設けられた板状部位で、内容物情報を筆記具で記録するものである。
記録部15への記録内容については、特に限定されず、例えば、容器1に収容された内容物の種類、内容物の収容日、管理者名等、任意の内容物情報を記録できる。本実施形態では、記録部15には、内容物の種類が記録された例を用いる。
図1、図3(a)、図4では「灯油」、図3(b)では「真水」という記録を例にする。
記録部15への記録内容については、特に限定されず、例えば、容器1に収容された内容物の種類、内容物の収容日、管理者名等、任意の内容物情報を記録できる。本実施形態では、記録部15には、内容物の種類が記録された例を用いる。
図1、図3(a)、図4では「灯油」、図3(b)では「真水」という記録を例にする。
図1〜図4で示した様に、記録部15は大円環部外周13bの上下左右のどの方向に位置する様に設けてもよい。
設ける箇所は一箇所でもよく、また同時に複数箇所に設けてもよい。
設ける箇所は一箇所でもよく、また同時に複数箇所に設けてもよい。
図1、図2、図3(a)、図4の様に、例えば記録部15を給排口2上側(時計で例えて12時方向)に位置する様に設ければ、そこが容器1で一番目立つ場所なので、開蓋時も閉蓋時も内容が同様に読み取り易い。また図3(b)の様に、給排口2左右側(3時及び9時方向。いずれか片方だけでもよい)に位置する様に設ければ、容器1の給排口2上部に凸部がある時でも、その凸部が記録部15に干渉することを回避できる。更に給排口2下側(図3では6時方向)に位置する様に設ければ、3時及び9時方向に記録部15を設けると容器1の横幅からはみ出てしまう様な、幅狭な容器1にも対応できる(不図示)。
なお、12時、3時、9時方向など、複数の記録部15を設けた時は、それぞれの記録部15に互いに異なる内容物情報を記録してもよい。例えば、一つ目の記録部15には内容物の種類を記録し、二つ目の記録部15には内容物の収容日を記録する。これにより、より多くの内容物情報を表示できる。
なお、12時、3時、9時方向など、複数の記録部15を設けた時は、それぞれの記録部15に互いに異なる内容物情報を記録してもよい。例えば、一つ目の記録部15には内容物の種類を記録し、二つ目の記録部15には内容物の収容日を記録する。これにより、より多くの内容物情報を表示できる。
現在、市販されている連結片11が無いフタ上面にも、直接内容物情報を書く事はできるが、開蓋後に容器1から一端離れたフタを取り違えてしまう恐れはある。しかし本考案は開蓋しても連結片11によって容器1とフタ10が連結されているので、記録部15に書いた内容物情報が容器1から離れず、フタを取り違えて内容物情報を取り違える事を防ぐと言う相乗効果を奏する。
なお、記録部15の大きさ、形状は、本考案の事例に限定されない。フタ10の開閉や、容器1の取り扱いの邪魔にならず、内容物情報を書けるなら、どの様な大きさ、形状でも良い。
[第二実施形態]
内容物情報記録可能で容器1と連結できるフタの第二実施形態であるフタ20について図5(a)〜図5(b)を用いて説明する。
フタ20は連結片21と突起フタ3とを小円環部22を介して連結し、構成される。
連結片21は記録部25を備える小円環部22、大円環部23及びその2つを連結する連結帯24から構成される。記録部25は小円環部外周22bに設けられた板状部位である。
以下の説明においては、フタ10との相違点に着目して説明し、フタ10と同じ構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。特に突起フタ3による給排口2の開閉、突起フタ3と小円環部22との連結方法、給排口2と大円環部23との連結方法については、フタ10と同様なので詳細な説明は省略する。
内容物情報記録可能で容器1と連結できるフタの第二実施形態であるフタ20について図5(a)〜図5(b)を用いて説明する。
フタ20は連結片21と突起フタ3とを小円環部22を介して連結し、構成される。
連結片21は記録部25を備える小円環部22、大円環部23及びその2つを連結する連結帯24から構成される。記録部25は小円環部外周22bに設けられた板状部位である。
以下の説明においては、フタ10との相違点に着目して説明し、フタ10と同じ構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。特に突起フタ3による給排口2の開閉、突起フタ3と小円環部22との連結方法、給排口2と大円環部23との連結方法については、フタ10と同様なので詳細な説明は省略する。
フタ20について、更に説明する。
フタ20の小円環部22には、第一実施形態と同様に、フタ突起3dが嵌合されている(図5ではフタ突起頭部3fのみ露出)。その小円環部22には、板状の記録部25が取り付けられている。
記録部25は、内容物情報を記録するものである。
記録部25への記録内容については、特に限定されず、例えば、容器1に収容されている内容物の種類、収容日等を記録できる。本実施形態の図5では、記録部25への「水」という内容物の種類の記録を例とする。
フタ20の小円環部22には、第一実施形態と同様に、フタ突起3dが嵌合されている(図5ではフタ突起頭部3fのみ露出)。その小円環部22には、板状の記録部25が取り付けられている。
記録部25は、内容物情報を記録するものである。
記録部25への記録内容については、特に限定されず、例えば、容器1に収容されている内容物の種類、収容日等を記録できる。本実施形態の図5では、記録部25への「水」という内容物の種類の記録を例とする。
フタ20は上記の様に構成されるので、使用者は記録部25を視れば、内容物情報を視認できる。
記録部25は、小円環部22を介して突起フタ3に連結されているが、小円環部22はフタ突起軸部3eを中心に回動可能なので、フタ20の開蓋・閉蓋時に突起フタ3の外周面を持って回しても、突起フタ3と記録部25は独立に回転するので、開蓋・閉蓋動作の邪魔にならない。
図5では、仮に小円環部22を上、大円環部23を下に配置した時、記録部25を小円環部22の下側に位置する様に設けているが、記録部25は小円環部外周22bの上下左右のどの方向に位置する様に設けてもよく、また同時に複数箇所に設けてもよい。
[第三実施形態]
内容物情報記録可能で容器1と連結できるフタの第三実施形態であるフタ30について説明する。
フタ30は、連結片31と突起フタ3が連結されて構成される。
連結片31は、容器1の給排口2に連結可能な大円環部33と、内容物情報を書く記録部35付き連結帯34と、小円環部32とから構成される。
突起フタ3による給排口2の開閉、突起フタ3と小円環部32との連結方法、給排口2と大円環部33との連結方法については、フタ10、フタ20と同様なので詳細な説明は省略する。
内容物情報記録可能で容器1と連結できるフタの第三実施形態であるフタ30について説明する。
フタ30は、連結片31と突起フタ3が連結されて構成される。
連結片31は、容器1の給排口2に連結可能な大円環部33と、内容物情報を書く記録部35付き連結帯34と、小円環部32とから構成される。
突起フタ3による給排口2の開閉、突起フタ3と小円環部32との連結方法、給排口2と大円環部33との連結方法については、フタ10、フタ20と同様なので詳細な説明は省略する。
フタ30は、連結帯34に取り付けられた記録部35を有する。以下、詳細に説明する。図6(a)〜図6(b)に示した様に、フタ30には、第一実施形態と同様に、フタ突起3dに小円環部32が嵌合されている。その小円環部32に連続する連結帯34には、板状の記録部35が取り付けられている。
記録部35は、内容物情報を記録するものである。
記録部への記録内容については、特に限定されず、例えば、容器1に収容された内容物の種類、収容日等を記録できる。本実施形態の図6では、記録部35への「廃油」という内容物の種類の記録を例とする。
記録部35は、内容物情報を記録するものである。
記録部への記録内容については、特に限定されず、例えば、容器1に収容された内容物の種類、収容日等を記録できる。本実施形態の図6では、記録部35への「廃油」という内容物の種類の記録を例とする。
記録部35は連結帯34の一部として柔軟な材料で作れば、折り曲げ可能に形成でき、閉蓋時に連結帯34が折り曲がっても、一緒に折り曲げられる。
[第四実施形態]
内容物情報記録可能で容器1と連結できるフタの第四実施形態であるフタ40について説明する。
図7(a)〜図7(b)に示した例の様に、フタ40は容器1の給排口2に連結可能な大円環部43と、内容物情報を書く記録部45を取り付けた連結帯44とを、小円環部42を介して突起フタ3に連結して構成される。
突起フタ3による給排口2の開閉、突起フタ3と小円環部42との連結方法、給排口2と大円環部43との連結方法については、フタ10、フタ20、フタ30と同様なので詳細な説明は省略する。
記録部45には連結片挿通孔45a、45bを設けておく。
先に小円環部42と連結帯44を、記録部45の連結片挿通孔45b、45aの順に挿通してから、フタ突起3dに小円環部42を嵌合して(図7(b)ではフタ突起頭部3fのみ露出)連結片41は構成される。
以上の様に、記録部45を有する連結片41に突起フタ3を連結する事によって、フタ40は構成される。
図7の例では、使用者は記録部45を視れば、容器1の内容物の種類「海水」を視認できる。
内容物情報記録可能で容器1と連結できるフタの第四実施形態であるフタ40について説明する。
図7(a)〜図7(b)に示した例の様に、フタ40は容器1の給排口2に連結可能な大円環部43と、内容物情報を書く記録部45を取り付けた連結帯44とを、小円環部42を介して突起フタ3に連結して構成される。
突起フタ3による給排口2の開閉、突起フタ3と小円環部42との連結方法、給排口2と大円環部43との連結方法については、フタ10、フタ20、フタ30と同様なので詳細な説明は省略する。
記録部45には連結片挿通孔45a、45bを設けておく。
先に小円環部42と連結帯44を、記録部45の連結片挿通孔45b、45aの順に挿通してから、フタ突起3dに小円環部42を嵌合して(図7(b)ではフタ突起頭部3fのみ露出)連結片41は構成される。
以上の様に、記録部45を有する連結片41に突起フタ3を連結する事によって、フタ40は構成される。
図7の例では、使用者は記録部45を視れば、容器1の内容物の種類「海水」を視認できる。
なお、この連結片挿通孔45bと45aの環状構造の一部に切れ込みを入れて、図8(a)〜図8(b)に示した例の様に、連結片挿通切欠46bと46cを形成してもよい。
連結片挿通切欠46bと46cの切り欠け幅を、連結帯44の厚みと同様にすれば、連結帯44を連結片挿通切欠46bと46cに押し込む事ができる。
これによって、フタ突起3dが小円環部42に嵌合された後でも連結帯44に連結片挿通切欠46bと46cを取り付けたり外したりする事ができる。
このような記録部46を連結片41に取り付けても、フタ40は構成できる。図8の例では、使用者は記録部46を視れば、容器1の内容物の種類「植物油」を視認できる。
連結片挿通切欠46bと46cの切り欠け幅を、連結帯44の厚みと同様にすれば、連結帯44を連結片挿通切欠46bと46cに押し込む事ができる。
これによって、フタ突起3dが小円環部42に嵌合された後でも連結帯44に連結片挿通切欠46bと46cを取り付けたり外したりする事ができる。
このような記録部46を連結片41に取り付けても、フタ40は構成できる。図8の例では、使用者は記録部46を視れば、容器1の内容物の種類「植物油」を視認できる。
尚、第一実施形態、第二実施形態、第三実施形態、第四実施形態とも、記録部15、25、35、45の大きさ、形状、柔軟性、厚さは、本考案の事例に限定されない。突起フタ3の開閉、内容物の出し入れ、容器1の持ち運びほか、容器1の取り扱いの邪魔にならず、内容物情報を書けるなら、どんな大きさ、形状、柔軟性、厚さの材料でも適宜用いて良い。
また、第一実施形態、第二実施形態、第三実施形態、第四実施形態とも、記録部15、25、35、45に字を書く事を前提としているが、多くの場合、黒色等、明度の低い色の字で記録する事が多いと予想されるので、記録内容が判読し易い様、記録部15、25、35、45は黄色、白色等、明度の高い色で作成する事が望ましい。
本実施形態では、記録部15、25、35、45に、内容物情報を書いて、内容物の管理に資するよう構成したが、本発明はこれに限定されない。
以上述べた筆記具で内容物情報を直接書く記録部ではなく、以下では内容物情報を書いた紙等を挿入できる、透明カバー53が付いた透明カバーポケット50を、各実施形態の記録部の位置に設ける例について説明する。
以下、透明カバーポケット50を第四実施例に応用した時の例を、透明カバーポケット50dとして説明する。
図9(a)に示した様に、透明カバーポケット50dは、上側に紙片挿入口55dを設け、前面に透明カバー53より僅かに小さな前面開放孔56を設け、左右と底面を閉塞した封筒型のポケット52と透明カバー53からなる。
ポケット52には連結片挿通孔54a、54b、54cを設けておく。
透明カバー53は、柔軟性と透過性を有する板状の部材であり、ポケット52に挿入されて前面開放孔56を物理的に塞ぐ。透明カバー53の外周は、ポケット52に固定されて、透明カバーポケット50dを構成し、透明カバー53を通して透明カバーポケット50dに挿入された紙片51に書かれた内容物情報を読む事ができる。
前面開放孔56と、それを物理的に塞ぐ透明カバー53は、ポケット52の表側と裏側のどちらか片面だけに配置してもよく、両面に配置してもよい。
図9(a)に示した様に、透明カバーポケット50dは、上側に紙片挿入口55dを設け、前面に透明カバー53より僅かに小さな前面開放孔56を設け、左右と底面を閉塞した封筒型のポケット52と透明カバー53からなる。
ポケット52には連結片挿通孔54a、54b、54cを設けておく。
透明カバー53は、柔軟性と透過性を有する板状の部材であり、ポケット52に挿入されて前面開放孔56を物理的に塞ぐ。透明カバー53の外周は、ポケット52に固定されて、透明カバーポケット50dを構成し、透明カバー53を通して透明カバーポケット50dに挿入された紙片51に書かれた内容物情報を読む事ができる。
前面開放孔56と、それを物理的に塞ぐ透明カバー53は、ポケット52の表側と裏側のどちらか片面だけに配置してもよく、両面に配置してもよい。
この透明カバーポケット50dを第四実施形態の記録部45の位置に設けて、内容物情報を書いた紙片51を保持する方法は、第一実施形態(図10(a)の透明カバーポケット50a)、第二実施形態(図10(b)の透明カバーポケット50b)、第三実施形態(図10(c)の透明カバーポケット50c)にも応用できる。
紙片51を挿入する透明カバーポケット50を第一実施形態、第二実施形態、第三実施形態、第四実施形態の記録部に設ける時、紙片挿入口55もそれぞれ設ける事ができる(図10(a)、(b)、(c)、図9では、それぞれ55a、55b、55c、55dで表示)。
紙片挿入口55は、仮に小円環部12、22、32を上、大円環部13、23、33を下に置いた場合、上下左右のどの方向に設けても良い(図10(a)では下側、図10(b)、(c)では上側。それ以外は不図示)。
各実施形態の記録部は、折り曲げ可能な柔軟な材料で作られるので、閉蓋時に透明カバーポケット50ごと記録部が折り曲がると、透明カバーポケット50内で紙片51が押さえ込まれて抜けにくくなる効果も奏する。
紙片挿入口55は、仮に小円環部12、22、32を上、大円環部13、23、33を下に置いた場合、上下左右のどの方向に設けても良い(図10(a)では下側、図10(b)、(c)では上側。それ以外は不図示)。
各実施形態の記録部は、折り曲げ可能な柔軟な材料で作られるので、閉蓋時に透明カバーポケット50ごと記録部が折り曲がると、透明カバーポケット50内で紙片51が押さえ込まれて抜けにくくなる効果も奏する。
また、紙片51が透明カバーポケット50から抜けにくくする別の方法として、紙片挿入口55を小さ目に作る等、既存の技術を応用してもよい。
特に第四実施形態では、透明カバーポケット50dの上側に設けた紙片挿入口55dから内容物情報を書いた紙片51(図9(a)では「洗剤」と書いた紙片51を例とする。)を挿入した後、小円環部42を連結片挿通孔54c、54b、54aの順に挿通した後、フタ突起3dに小円環部42を嵌合すると、透明カバーポケット50dの上側も連結帯44が閉塞するので、挿入した紙片が抜けなくなるという効果も奏する。
1 容器
2 給排口
3 突起フタ
10・20・30・40 フタ
4・11・21・31・41 連結片
5・12・22・32・42 小円環部
6・13・23・33・43 大円環部
14・24・34・44 連結帯
15・25・35・45 記録部
50a・50b・50c・50d 透明カバーポケット
51 紙片
52 ポケット
53 透明カバー
55a・55b・55c・55d 紙片挿入口
2 給排口
3 突起フタ
10・20・30・40 フタ
4・11・21・31・41 連結片
5・12・22・32・42 小円環部
6・13・23・33・43 大円環部
14・24・34・44 連結帯
15・25・35・45 記録部
50a・50b・50c・50d 透明カバーポケット
51 紙片
52 ポケット
53 透明カバー
55a・55b・55c・55d 紙片挿入口
Claims (5)
- 開閉可能な既存給排口を有する容器に用いられ、給排口とフタを連結する連結片の給排口側に取り付けられた大円環部外周の一箇所または複数箇所に内容物情報記録部を設けて、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、内容物情報の記録と記録による内容物の識別を可能にすることを特徴とする、フタ。
- 開閉可能な既存給排口を有する容器に用いられ、給排口とフタを連結する連結片のフタ側に取り付けられた小円環部外周の一箇所または複数箇所に内容物情報記録部を設けて、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、内容物情報の記録と記録による内容物の識別を可能にすることを特徴とする、フタ。
- 開閉可能な既存給排口を有する容器に用いられ、給排口とフタを連結する連結片に内容物情報記録部を設けて、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、内容物情報の記録と記録による内容物の識別を可能にすることを特徴とする、フタ。
- 開閉可能な既存給排口を有する容器に用いられ、給排口とフタを連結する連結片を挿通可能な一箇所または二箇所の孔を設けた内容物情報記録部に、小円環部及び連結帯を挿通した後、小円環部とフタを連結し、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、内容物情報の記録と記録による内容物の識別を可能にすることを特徴とする、フタ。
- 前記記録部の位置に、表面が透明カバーで出来ていて、内容物情報を記録した紙片を挿入できるポケットを備え、開蓋時でもフタと容器を連結しつつ、挿入した紙片の内容物情報による内容物の識別を可能にすることを特徴とする、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4に記載のフタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016100901A JP2017197288A (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | 容器と連結出来て内容物情報記録可能なフタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016100901A JP2017197288A (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | 容器と連結出来て内容物情報記録可能なフタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017197288A true JP2017197288A (ja) | 2017-11-02 |
Family
ID=60238684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016100901A Pending JP2017197288A (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | 容器と連結出来て内容物情報記録可能なフタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017197288A (ja) |
-
2016
- 2016-04-27 JP JP2016100901A patent/JP2017197288A/ja active Pending
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