JP2017192544A - スキー又はスノーボードの滑走指導補助具 - Google Patents

スキー又はスノーボードの滑走指導補助具 Download PDF

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Abstract

【課題】シンプルな構成で扱いやすく、初心者の安全を図れることは固より、初心者にスキー技術を迅速に体得させるのに好適なスキー指導補助具を提供することを課題とする。【解決手段】指導時に生徒に相対して指導者が手にするガイド棒1と、ガイド棒1の先端部に設置される支承具2とから成り、支承具2は、スキー板又はスノーボードの先端部を押え止める押止支持手段を一対具備する。押止支持手段は、スキー板又はスノーボードの先端部を挿通する挿通口4と、端部が挿通口4内に臨んで上下動する固定ボルト5又はスプリングによって下方に付勢される固定杆6から成る。【選択図】図2

Description

本発明は、スキー又はスノーボードの滑走指導補助具に関するものであり、より詳細には、初心者である生徒にスキーやスノーボードの滑走指導を行う者が、その指導に際して用いるスキー又はスノーボードの滑走指導補助具に関するものである。
スキーやスノボーの初心者(以下、単に「初心者」とする)に滑走指導する際に用いる指導補助具が種々提案されている。その多くは、初心者が身に付けるベルトに連結されたヒモを、指導者が後方から操作するタイプのものである(特開2000−126347号公報、実開平7−37257号公報等)。
これらの後方からヒモ操作するタイプの指導補助具の場合は、滑走スピードを抑制し、初心者の転倒を防止してその安全を図ることができるものの、スキー技術を急速に習得させるという面での効果は余り期待できない。即ち、スキーの場合は、ボーゲン(ハの字型)から始まって、次第にパラレルに移行していくものであるが、上記補助具による後方からのヒモ操作によってその要領を体得させることは難しく、また、スキーは、若干前傾姿勢となって体重を乗せて滑走するものであるところ、初心者は腰が引けがちで尻餅をつきやすい傾向にあるが、その点を是正することも難しい。
また、一対のスキー板の先端に着脱可能に取付ける一対のマウントを両端部に接合した管状弾性体と、管状弾性体のマウントとの接合部に嵌入したスリーブと、前記マウントの取付け部に設けた止めねじ機構とからなるスキー補助具が提案されている(実開平5−41574号公報)。この提案に係るスキー補助具の場合は、脚を開く動作だけで、適応したプルークのスキー姿勢が容易にできるとされ、また、スキー板に取付けたスキー補助具に指導者がストックのバスケットをかけて学習者を牽引したり方向を変えてやったりすることができるとされている。
しかし、この提案に係るスキー補助具の場合は、基本的にはスキーヤー個人が自分でスキー姿勢を体得するために用いるものであって、初心者には不向きであるだけでなく危険でもある。即ち、初心者がこのスキー補助具を用いた場合、スキー技術を習得できないだけでなく、暴走して怪我を負う危険があり、また、先端側の自由が利かなくなるために転倒して怪我を負ったりする危険がある。
また、スキー指導者は、このスキー補助具をストックのバスケットをかけて、初心者を牽引したり方向を変えてやったりするために利用できるとされているが、その場合の指導は、その図5に示されるように初心者に対して背を向けて行うものであるため、初心者に安心感を抱かせるものではない。更に、一対のマウントを弾性体で連結した構成であって、滑走中に弾性体が伸びるため、指導に際して、初心者の動作を的確にコントロールすることができないという欠点がある。
特開2000−126347号公報 実開平7−37257号公報 実開平5−41574号公報
特にスキーやスノーボードの場合、滑走技術を迅速に体得する上で一番障害となるのは恐怖心であると考えられるが、上述したように、従来提案されている初心者のためのスキー指導補助具の場合は、初心者の安全は図れるものの、初心者に安心感を抱かせつつ、スキー技術を迅速に体得させる効果を期待し得るものではない。
そこで本発明は、シンプルな構成で扱いやすく、初心者の安全を図れることは固より、初心者に安心感を抱かせつつスキー技術を迅速に体得させるのに好適な、スキー又はスノーボードの滑走指導補助具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、指導時に生徒に相対して指導者が手にするガイド棒と、前記ガイド棒の先端部に設置される支承具とから成り、前記支承具は、スキー板又はスノーボードの先端部を押え止める押止支持手段を具備していることを特徴とするスキー又はスノーボードの滑走指導補助具である。
一実施形態における前記押止支持手段は、前記スキー板又はスノーボードの先端部を挿通する挿通口と、端部が前記挿通口内に臨んで上下動する固定ボルト又はスプリングによって下方に付勢される固定杆とから成り、他の実施形態における前記押止支持手段は、前記スキー板又はスノーボードの先端部を受け入れる凹陥部と、前記凹陥部の端部に枢着されて上方から前記凹陥部内の前記スキー板又はスノーボードの先端部を押え止める押止板とから成る。
一実施形態においては、前記支承具は、前記押止支持手段を備えた一対の支持アームをV字型に配置したものとされ、V字型を呈する前記一対の支持アームのなす角度は変更可能にされる。
一実施形態においては、前記挿通口の内壁面は、前記ガイド棒設置側が狭く、前記スキー板又はスノーボードの挿入側が広くなるように形成される。また、一実施形態においては、前記ガイド棒は伸縮可能にされ、前記支承具は前記ガイド棒に着脱自在にされる。
本発明に係るスキー又はスノーボードの滑走指導補助具は、上記のとおり、ガイド棒と、前記ガイド棒の先端部に設置される支承具とから成り、前記支承具は、スキー板又はスノーボードの先端部を押え止める押止支持手段を一対具備していることを特徴とするものであり、シンプルな構成で扱いやすく、ガイド棒を握持した指導者は、初心者の下流側において初心者に相対し、スキー板又はスノーボードの先端部を支承具で支持してガイド棒を操作することで、初心者の動作を制御しつつ指導することができるので、初心者の安全を図れることは固より、初心者に安心感を抱かせつつ指導することができるので、結果的に、スキー技術を短時間のうちに体得させることが可能となるという効果がある。
本発明に係るスキー滑走指導補助具の使用方法を示す斜視図である。 本発明に係るスキー指導補助具の構成例を示す平面図(ボーゲン指導時の状態)である。 本発明に係るスキー指導補助具の構成例を示す平面図(パラレル指導時の状態)である。 本発明に係るスキー指導補助具の支承具の構成例を示す正面図である。 本発明に係るスキー指導補助具の支承具の他の構成例を示す正面図である。 本発明に係るスキー指導補助具の支承具の更に他の構成例を示す部分断面平面図である。 図6に示す支承具の部分断面正面図である。 本発明に係るスキー指導補助具における支承具とガイド棒の接続方法の例を示す平面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付図面に依拠して説明する。本発明に係るスキー又はスノーボードの滑走指導補助具は、指導時に初心者Bに相対して指導者Aが手にするガイド棒1と、ガイド棒1の先端部に設置される支承具2とから成り、支承具2は、スキー板又はスノーボードの先端部を押え止める押止支持手段を備えていることを特徴とする。
図2乃至図8は、本発明に係る滑走指導補助具のうち、スキーの滑走指導補助具の構成を示すものであり、その場合の支承具2は、一対のスキー板11のトップ12を確固と保持する一対の支持アーム3、3により構成され、各支持アーム3、3はそれぞれ、スキー板11のトップ12を押え止めて支持するための押止支持手段を備える。一対の支持アーム3、3は、別体に成形される場合(図2〜5参照)と一体に成形される場合(図6〜8参照)とがある。
一対の支持アーム3、3は、別体に成形される場合には、V字型を呈するように配置され、且つ、一対の支持アーム3、3のなす角度が変更可能となるようにしてガイド棒1に取り付けられる。そのようにするために、例えば、支持アーム3、3は、その基端部が、ガイド棒1の先端に軸ボルト8で固定される(図4参照)。この構成の場合各支持アーム3、3は、軸ボルト8を緩めることで、ガイド棒1に対して回動可能となるので、軸ボルト8を緩めた状態で、一対の支持アーム3、3のなす角度を自由に変更調整することが可能となる。かくして、支持アーム3、3によって支持されるスキー板11を、初心者のレベルに合わせて、ボーゲン状態とパラレル状態との間の任意の開度に変更設定することが可能となる。
また、一対の支持アーム3、3が一体成形される場合は、一対の支持アーム3、3のなす角度が決まっているので、その角度の異なる複数種の支承具2を用意し、ガイド棒1に着脱自在且つ交換自在に構成する。図8にはその一例として、ボストンバック等に一般的に用いられているバックル方式を採用した場合が示されている。その場合は、支承具2の軸2aをガイド棒1内に挿入し、ガイド棒1側に設置された本体のリング21を支承具2側に設置されたフック22に掛けた後ハンドル23を倒すことでロックされ、ハンドル23を起こすことでロックが外れる。
支承具2をガイド棒1に対して着脱可能にするための構成はこれに限らず、他の種々の構成を採用し得ることは言うまでもなく、例えば、掃除機の軸と吸引部の連結部の構成を採用することができる。
ガイド棒1は伸縮可能であることが好ましい。そのための機構は任意で、種々の棒材において採用されている公知の手段を適宜採用することができる。
図2乃至図4に示される例における支持アーム3、3の押止支持手段は、その端部に形成される、スキー板11のトップ12を差し込むための挿通口4である。挿通口4は、水平方向一端面から他端面に貫通するもので、好ましい実施形態においては、挿通口4の内側壁4aは、ガイド棒1設置側が狭く、トップ12挿入側が広くなるように、即ち、トップ12の挿入空間4bが、ガイド棒1側から見て次第に幅広になっていくように形成される。そのようにすることで、トップ12の挿通口4内への挿入がスムーズとなる。
各支持アーム3、3の挿通口4、4には、そこに差し込まれるトップ12を押え止めて支持する押止支持手段が配設される。図2乃至図4に示される例における押止支持手段は、挿通口4、4の上面から挿通口4、4内にねじ込まれる固定ネジ5で、通例、固定ネジ5の先端に、トップ12に当接する滑止部材5aが取り付けられる。また、挿通口4、4の内底面に、トップ12の裏面を受けるゴム等の滑止シート7が定着される。
固定ネジ5の代わりに、操作が容易なバネ力による押圧杆6を用いることもできる。この押圧杆6は挿通口4、4の上面から挿通口4、4内に差し込まれ、その差し込まれた軸部分にスプリング6aが巻装され、スプリング6aの下面が、押圧杆6の先端に固設された受け板6bによって受け止められる(図5参照)。受け板6bの裏面には、滑り止め性能を持たせることが好ましい。
この構成の場合、平時は受け板6bが、スプリング6aに付勢されて挿通口4、4の内底面に当接するため、トップ12を挿通口4、4内に進入させることができないが、スプリング6aの弾発力に抗して押圧杆6を引き上げることにより、トップ12の挿入空間4bが確保される。かくしてトップ12を所望位置まで進入させることが可能となり、その後押圧杆6を解放すると、押圧杆6はスプリング6aの弾発力によって直ちに引き下げられ、その受け板6bがトップ12を強く押止してその抜けを防止する。
図2乃至図4に示される例における挿通口4、4は四周壁を有するものであるが、四周壁のうち外側壁を除去して断面コの字状にして、トップ12を横方向から挿入するように形成することもできる(図5参照)。図5に示す例における押止支持手段は押圧杆6であるが、これに代えて固定ネジ5を採用してもよいことは言うまでもない。
図6、7は支承具2の別構成例を示すもので、それは、両端部にトップ12を受け入れる凹陥部13を形成し、凹陥部13の端部に、凹陥部13に収まったトップ12を上方から旋回して押え止める押止板14を枢着して成るものである。凹陥部13には、押止板14のフリー端側を係止する係止手段が配設される。
図示した例における係止手段は、押止板14のフリー端側の外側面に突設されるツメ15を係止するストッパー16である。ストッパー16は、凹陥部13の端縁上に配置され、常時スプリング17によって付勢されて凹陥部13側に突出する斜面16aを有する。この斜面16aはツメ15の斜面15aに対応するもので、押止板14を下方に旋回させるに伴い、ツメ15の斜面15aがストッパー16の斜面16aに摺接し、スプリング17による付勢力に抗してストッパー16を押し戻すよう作用する。
そして、ツメ15がストッパー16より下位に位置するに至ると、ストッパー16が復帰してツメ15をロックする(図7参照)。このロックを外すには、ストッパー16に形成されている指掛け部16bに指を掛けて、ストッパー16を引き戻せばよい。
上述した例におけるスキー指導補助具の使用方法について説明するに、使用に際しては先ず、軸支ボルト8を緩め、また、固定ネジ5を緩めた状態で、あるいは、押圧杆6を引き上げた状態で、スキー板11の各トップ12をそれぞれ挿通口4、4内に進入させ、スキー板11を所望の角度に開いた後固定ネジ5を締めて、あるいは、押圧杆6を解放することでトップ12を挿通孔4において固定する。また、軸支ボルト8を締めてスキー板11の開度を確定させる。
また、一対の支持アーム3、3が一体成形されている場合は、一対の支持アーム3、3のなす角度が所望のものである支承具2を選択して、ガイド棒1に取り付ける。以上の操作は、初心者Bがスキー板11を履いたまま行うことができる(取り外す場合も同様)。
その状態で指導者Aがガイド棒1を持ち、指導を開始する。例えば、初心者Bに滑走体勢をとらせて若干前体重にさせると、初心者Bはゆっくりと滑走を始めるが、その動きに呼応して指導者Aは、背面滑走しつつガイド棒1で適宜ブレーキをかけて、初心者の滑走速度を制御する(図1参照)。そして、初心者Bがその滑走に慣れてきたら、指導者Aは、ガイド棒1の先端側を横方向に動かすことで、ターンを覚えさせる。また、適宜スキー板11の開度を変更し、より高速の滑走の指導をする。
以上の説明は、本発明に係る滑走指導補助具のうち、スキーの滑走指導補助具に関してのものであるが、スノーボードの滑走指導補助具の場合も、支承具2として挿通口4が1つとなり、また、凹陥部13と押止板14の組み合わせの構成が1つとなること以外は、基本的に同様の構成のものとなる。
本発明をある程度詳細にその好ましい実施形態について説明してきたが、本発明は、上記実施形態に制約されるものではなく、本発明の趣旨に反しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。特に、支承具2におけるトップ12の押止支持手段、並びに、ガイド棒1に対して支承具2を着脱可能にするための手段は上記のもの以外にも種々考えられ、ここに掲挙し尽くせない。
1 ガイド棒
2 支承具
3 支持アーム
4 挿通口
5 固定ネジ
6 固定杆
7 滑り止めシート
8 軸支ボルト
11 スキー板
12 トップ
13 凹陥部
14 押止板
15 ツメ
16 ストッパー
17 スプリング
21 リング
22 フック
23 ハンドル

Claims (8)

  1. 指導時に生徒に相対して指導者が手にするガイド棒と、前記ガイド棒の先端部に設置される支承具とから成り、前記支承具は、スキー板又はスノーボードの先端部を押え止める押止支持手段を具備していることを特徴とするスキー又はスノーボードの滑走指導補助具。
  2. 前記押止支持手段は、前記スキー板又はスノーボードの先端部を挿通する挿通口と、端部が前記挿通口内に臨んで上下動する固定ボルト又はスプリングによって下方に付勢される固定杆である、請求項1に記載の滑走指導補助具。
  3. 前記押止支持手段は、前記スキー板又はスノーボードの先端部を受け入れる凹陥部と、前記凹陥部の端部に枢着されて上方から前記凹陥部内の前記スキー板又はスノーボードの先端部を押え止める押止板とから成る、請求項1に記載の滑走指導補助具。
  4. 前記支承具は、前記押止支持手段を備えた一対の支持アームをV字型に配置したものである、請求項1乃至3のいずれかに記載の滑走指導補助具。
  5. V字型を呈する前記一対の支持アームのなす角度は変更可能である、請求項4に記載の滑走指導補助具。
  6. 前記挿通口の内壁面は、前記ガイド棒設置側が狭く、前記スキー板又はスノーボードの挿入側が広くなるように形成されている、請求項2、4又は5のいずれかに記載の滑走指導補助具。
  7. 前記ガイド棒は伸縮可能である、請求項1乃至6のいずれかに記載の滑走指導補助具。
  8. 前記支承具は前記ガイド棒に着脱自在にされる、請求項1乃至7のいずれかに記載の滑走指導補助具。
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