JP2017192293A - ステータ及びファン - Google Patents

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ミン リ
Ming Lu
リ ミン
アン チョン コク
Kok Ang Chong
アン チョン コク
リン チャン シャオ
xiao lin Zhang
リン チャン シャオ
ヤン ワン ハイ
Hai Yang Wang
ヤン ワン ハイ
マリカージュナ レディ ムーラ
Mallikarjuna Reddy Moola
マリカージュナ レディ ムーラ
リ ユエ
Yue Li
リ ユエ
ヨウ チョウ チュイ
You Zhou Chui
ヨウ チョウ チュイ
リアン イ ホン
hong liang Yi
リアン イ ホン
ガン チャン ヨン
Yong Gang Zhang
ガン チャン ヨン
ワン ヨン
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ワン ヨン
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Abstract

【課題】モータのステータ及びファンを提供する。【解決手段】ステータは、ステータ極と、前記ステータ極を連結するヨークとを含むステータコアと、前記ステータコアの周りに巻き付けられる少なくとも1つの巻線と、外部電源と接続して、前記巻線に電力を供給するように構成され、前記ステータ極に隣接する前記ヨークの一端に位置する接続端子とを含む。換気ファンも提供される。【選択図】図1

Description

[0002]
本発明は、モータのステータ構造に関する。
[0003]
永久磁石同期モータは、通常、食器洗浄機又は洗濯機のための排水ポンプ及び循環ポンプに用いられる。モータのステータは、通常、U字状のステータコアと、互いに並列に配置され、U字状のステータコアの2つの分岐部にそれぞれスリーブ嵌合される2つのブラケットを有する巻線ブラケットとを含む。従来、このようなモータは、モータのロータから離れた巻線ブラケットの一端に配置される2つの接続端子を介して、外部電源と接続される。
[0004]
一態様では、ステータ極と、前記ステータ極を連結するヨークとを含むステータコアと、前記ステータコアの周りに巻き付けられる少なくとも1つの巻線と、外部電源と接続して、前記巻線に電力を供給するように構成され、前記ステータ極に隣接する前記ヨークの一端に位置する接続端子とを含むステータを提供するものである。
[0005]
前記ステータは、更に、前記ステータコアと前記巻線との間の巻線ブラケットを含み、前記接続端子は、前記巻線ブラケットに固定されることが好ましい。
[0006]
前記ステータ極の数は、2つであり、前記ヨークは、U字形状であり、前記巻線ブラケットは、互いに並列に配置される第1のブラケット及び第2のブラケットを備え、前記第1のブラケット又は前記第2のブラケットは、巻線部と、前記巻線部の一端に配設される挿入部とを有し、前記接続端子は、前記挿入部に配設されることが好ましい。
[0007]
前記ステータは、更に、電子回路と、前記巻線ブラケットに配設される接続部材とを含み、前記接続部材は、別個に形成され、前記巻線を前記電子回路と電気的に接続することが好ましい。
[0008]
前記接続端子の数は、2つであり、前記電子回路及び前記巻線は、前記2つの接続端子の間に直列に接続され、前記2つの接続端子の一方は、前記電子回路と電気的に接続され、前記巻線の両端は、それぞれ、前記接続部材及び前記2つの接続端子の他方と電気的に接続されることが好ましい。
[0009]
前記接続部材、前記接続端子及び前記電子回路は、全て、前記巻線ブラケットに配設され、前記ステータ極に隣接する前記ヨークの一端に位置することが好ましい。
[0010]
前記電子回路は、前記接続端子に隣接して、前記接続端子と前記接続部材との間に配設される磁気センサを備えることが好ましい。
[0011]
別の態様では、ステータは、ステータ極と、前記ステータ極を連結するヨークとを含むステータコアと、前記ステータコアの周りに巻き付けられる少なくとも1つの巻線と、前記ステータコアと前記巻線との間に配置される巻線ブラケットであって、少なくとも1つの支持部が、前記ステータ極に隣接する前記巻線ブラケットの一端に配置される、巻線ブラケットと、前記巻線ブラケットに固定され、前記少なくとも1つの支持部によって支持される回路板とを含む。
[0012]
前記ステータ極の数は、2つであり、前記ヨークは、U字形状であることが好ましい。
[0013]
前記巻線ブラケットは、前記回路板を、前記2つのステータ極に隣接する一端だけで支持することが好ましい。
[0014]
前記ステータは、更に、前記巻線を前記回路板と電気的に接続する接続部材を含み、前記接続部材は、別個に形成され、前記回路板にはんだ付けされることが好ましい。
[0015]
前記ステータは、更に、本体と、電源に接続するための接続端部と、前記回路板と電気的に接続される接続部とを含む第1の接続端子を含み、前記第1の接続端子の前記本体、前記接続端部及び前記接続部は、全て、一体に形成されることが好ましい。
[0016]
前記ステータは、更に、本体と、前記電源に接続するための接続端部と、前記巻線と電気的に接続されるワイヤ接続部とを含む第2の接続端子を含み、前記第2の接続端子の前記本体、前記接続端部及び前記ワイヤ接続部は、全て、一体に形成されることが好ましい。
[0017]
前記回路板は、前記ステータ極から離れた前記巻線ブラケットの端部と重ならないことが好ましい。
[0018]
前記回路板は、磁気センサを含み、前記磁気センサ及び前記巻線は、それぞれ、前記支持部の2つの側に位置することが好ましい。
[0019]
前記回路板は、前記ステータ極に隣接する1つの側だけで支持されることが好ましい。
[0020]
更に別の態様では、単相モータは、ロータと、上記のステータとを含む。
[0021]
更に別の態様では、インペラを含む換気ファンを提供するものである。前記換気ファンは、更に、上記の単相モータを含む。前記インペラは、前記単相モータの回転軸に取り付けられて、前記回転軸によって駆動される。
[0022]
前記回路板は、前記インペラと反対側の前記巻線ブラケットの1つの側に取り付けられ、前記巻線に隣接し、前記インペラによって発生される気流は、前記回路板の上方を流れ、前記回路板を冷却することが好ましい。
[0023]
前記インペラは、前記単相モータの大きさよりも大きい外径を有し、前記回路板及び前記巻線は、前記インペラによって発生される前記気流の流路内に位置することが好ましい。
本発明の一実施形態によるモータの斜視図である。 図1のモータの斜視分解図である。 別の側面から見た、図1のモータの斜視図である。 図3のモータの斜視分解図である。 更に別の側面から見た、図1のモータの斜視図である。 図5のモータの斜視分解図である。 図1のモータの部分分解図である。 別の側面から見た、図7のモータの部分分解図である。 図1のモータのステータの斜視図である。 別の側面から見た、図9のモータのステータの斜視図である。 図9のステータの斜視分解図である。 別の側面から見た、図11のステータの斜視分解図である。 巻き付け工程時の図9のステータの巻線ブラケットを示す図である。 図1のモータの回路図である。 図1の線XV−XVに沿って切った、図1のモータの断面図である。 図1のモータのベース本体の斜視図である。 図1のモータの保護カバーの上面図である。 図1のモータの組立方法の流れ図である。 図1のモータのステータの組立方法の流れ図である。 本発明の一実施形態による換気ファンを示す図である。 図20の換気ファンのモータアセンブリを示す図である。 図21の単相モータの絶縁ブラケットを示す図である。 図21の単相モータのステータコアの平面図である。 図21の単相モータのステータコア及びロータの平面図である。 図23のステータコアの分解図である。 図21の単相モータのロータを示す図である。 図26のロータの分解図である。 図26のロータの分解図である。 図20の換気ファンを用いる電子装置を示す図である。
[0052]
本発明の実施形態の技術的解決手段について、添付図面を参照して、以下のように、明瞭且つ完全に説明する。下記の実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく、その一部にすぎないことは明らかである。本開示の実施形態に基づいて、何ら創作努力を払うことなく当業者によって得られる他のいずれの実施形態も、本発明の保護範囲に属する。
[0053]
ある部品が他の部品に「接続(連結)される(connected)」と記載されている場合、その部品を前記他の部品に直接接続(連結)することができるか、又は、中間部品が存在し得ることに留意されたい。
[0054]
特に明記していない限り、全ての技術用語及び科学用語は、当業者により理解される普通の意味を有する。本開示で用いられる用語は、限定的なものではなく、例示的なものである。本開示で用いられる「及び/又は」という語は、記載した1つ以上の関連する要素のどの組み合わせも全て含まれることを意味する。
[0055]
図1を参照すると、本発明の一実施形態によるモータ1は、外部装置を駆動して、外部装置を回転又は駆動して、伝動装置を介して並進運動するように構成される。外部装置は、電力で動作する装置(通信装置又は電気装置等)、又は電源無しで動作する装置(車両ウィンドウ等)にすることができる。この実施形態では、モータ1は、洗濯機、食器洗浄機又は水ポンプなどの製品に用いることができるインペラ2を駆動するように構成される。この実施形態のモータ1は、インナーロータ単相モータにすることができる。別の実施形態では、モータ1は、アウターロータモータ又は単相永久磁石モータなどの他の型にすることができる。
[0056]
図1〜図6を参照すると、モータ1は、ステータ10と、ロータ30と、ロータ30を覆うベース本体50と、ベース本体50とスナップ嵌合される保護カバー70とを含む。ロータ30及びロータ30を覆うベース本体50は、一緒に、ステータ10の一部を貫通し、保護カバー70は、ステータ10の少なくとも一部を覆う。
[0057]
ステータ10は、巻線ブラケット11と、接続部材12と、2つの接続端子13と、ステータコア14と、巻線16と、電子回路とを含む。接続部材12及び接続端子13は、巻線ブラケット11に配設され、巻線ブラケット11は、ステータコア14に取り付けられる。巻線16は、巻線ブラケット11の周りに巻き付けられる。巻線16の2つのワイヤ端部は、例えば、はんだ付け、ラップ接続、巻き付け端子接続、又は間接接続によって、接続部材12及び2つの接続端子13の一方(第1の接続端子130)とそれぞれ接続される。電子回路は、巻線ブラケット11に配設され、接続部材12及び2つの接続端子13の他方(第2の接続端子131)とそれぞれ接続される。2つの接続端子を用いて、電源と接続することが好ましい。この実施形態では、電子回路は、回路板17を含む。この実施形態では、巻線16は、単相巻線である。
[0058]
巻線ブラケット11は、絶縁材料からなり、この実施形態では、巻線ブラケット11は、プラスチック部材である。別の実施形態では、巻線ブラケット11は、他の絶縁材料から形成することができる。
[0059]
巻線ブラケット11は、互いに相対的に回転可能に連結される第1のブラケット111及び第2のブラケット112を含む。第1のブラケット111は、第1の巻線部113と、第1の巻線部113に配設される第1の挿入部114及び第1の支持部115とを含む。第2のブラケット112は、第1の巻線部113と並列な第2の巻線部116と、第2の巻線部116に配設される第2の挿入部117と、第2の巻線部116に配設される第2の支持部118と、第2の挿入部117に配設される第3の支持部119とを含む。第1の巻線部113及び第2の巻線部116は、互いに相対的に回転可能に連結される。第1の支持部115、第2の支持部118及び第3の支持部119は、同じ高さを有するが、同じ直線上に位置しない。すなわち、第1の支持部115、第2の支持部118及び第3の支持部119は、回路板17を支持するための支持平面を形成することができる。この実施形態では、第1の支持部115及び第2の支持部118は、平行に配置され、第3の支持部119は、第1の支持部115及び第2の支持部118に対して垂直である。
[0060]
また、図7〜図12を参照すると、第1の巻線部113は、略「I」字状であり、第1の方向(X軸方向と仮定する)に延在する巻線コラム1130と、巻線コラム1130の2つの端部にそれぞれ配設される第1の絶縁板1131及び第2の絶縁板1132とを含む。第1の絶縁板1131及び第2の絶縁板1132は、互いに略平行であり、両方とも、巻線コラム1130に対して垂直である。すなわち、第1の絶縁板1131及び第2の絶縁板1132は、両方とも、YZ平面に対して平行であり、ここで、Y軸は、第2の方向に延び、Z軸は、第3の方向に延び、第1の方向、第2の方向及び第3の方向は、互いに垂直である。第1の巻線部113は、X軸方向に沿って、第1の絶縁板1131、巻線コラム1130及び第2の絶縁板1132を貫通する第1の貫通穴1133を形成する。この実施形態では、巻線部の要素の構造的関係を理解し易くするため、この3つの方向を採用する。これらの要素は、これらの方向に配置されるとは限らないことを理解されたい。
[0061]
第2の絶縁板1132と反対側の第1の絶縁板1131の端面には、2つの第1のスナップ嵌合部1134が設けられる。この実施形態では、第1のスナップ嵌合部1134は、係止スロットである。他の実施形態では、第1のスナップ嵌合部1134は、突出部、フック等のような他のスナップ嵌合構造にすることができる。第2の絶縁板1132は、ワイヤ締め付け溝1135を形成する。この実施形態では、ワイヤ締め付け溝1135は、略V字状であり、X軸に対して垂直な2つの端面及び第2のブラケット112と反対側の側面を貫通する。巻線コラム1130と反対側の第2の絶縁板1132の端面から、突起が突出する。突起は、概ね
Figure 2017192293
形状であり、第1の貫通穴1133の端縁に配設される。
[0062]
第1の挿入部114は、ワイヤ締め付け溝1135及び突起に隣接して、第2の絶縁板1132に配設される。この実施形態では、第1の挿入部114及び第2の絶縁板1132は、一体に形成される。他の実施形態では、第1の挿入部114は、第2の絶縁板1132に取り付けるか又は組み付けることができる。
[0063]
第1の挿入部114は、接続部材12を収容するための第1の収容スロット1141を形成する。第1の収容スロット1141は、XY平面に対して平行な第1の挿入部114の面を、X軸に対して垂直且つ第2の絶縁板1132に対して平行な方向(すなわち、Z軸方向)にへこませることによって、形成される。この実施形態では、第1の収容スロット1141は、略「凸」状である。
[0064]
巻線コラム1130と反対側の第1の挿入部114の面(YZ平面に対して平行)は、第1の収容スロット1141と連通する溝1142を形成する。
[0065]
この実施形態では、第1の支持部115、第1の挿入部114及び第2の絶縁板1132は、全て、一体に形成される。他の実施形態では、第1の支持部115は、第1の挿入部114及び第2の絶縁板1132の一方のみと一体に形成するか又はこれに連結することができる。第1の支持部115は、概ね棒状であり、第1の挿入部114の高さよりも大きいZ軸方向の高さを有する。第1の挿入部114から離れた第1の支持部115の端縁は、第2の絶縁板1132の端縁と略同一平面上にある。しかしながら、他の実施形態では、第1の支持部115及び第2の絶縁板1132の端縁は、他の部品の配置に影響を及ぼさない限り、互いに同一平面上になくてもよい。この実施形態では、第1の支持部115の端縁は、第2の絶縁板1132の端縁と同一平面上にある。第1の支持部115のコーナー部は、更に、Z軸方向に沿って延在する案内溝1151を形成する。
[0066]
第2の巻線部116は、第1の巻線部113と同様の形状を有する。第2の巻線部116は、略「I」字状であり、X軸方向に延在する巻線コラム1160と、巻線コラム1160の2つの端部にそれぞれ配設される第3の絶縁板1161及び第4の絶縁板1162とを含む。第3の絶縁板1161及び第4の絶縁板1162は、互いに略平行であり、両方とも、巻線コラム1160に対して垂直である。すなわち、第3の絶縁板1161及び第4の絶縁板1162は、両方とも、YZ平面に対して平行であり、第3の絶縁板1161及び第1の絶縁板1131は、同じ平面上に位置し、第4の絶縁板1162及び第2の絶縁板1132は、同じ平面上に位置する。第2の巻線部116は、X軸方向に沿って、第3の絶縁板1161、巻線コラム1160及び第4の絶縁板1162を貫通する第2の貫通穴1163を形成する。
[0067]
また、図13を参照すると、第3の絶縁板1161の端縁は、第1の絶縁板1131の端縁と回転可能に連結される。この実施形態では、第3の絶縁板1161の端縁は、第1の絶縁板1131の端縁と一体に形成され、連結領域の材料厚さは、第3の絶縁板1161又は第1の絶縁板1131の材料厚さよりも小さく、第3の絶縁板1161及び第1の絶縁板1131は、第3の絶縁板1161が第1の絶縁板1131に対して平行であり且つ第1の絶縁板1131と積層される位置に対して、相対的に回転可能である。
[0068]
第4の絶縁板1162と反対側の第3の絶縁板1161の端面には、2つの第2のスナップ嵌合部1164が設けられる。この実施形態では、第2のスナップ嵌合部1164は、突出部である。他の実施形態では、第2のスナップ嵌合部1164は、スロット、フック等のような、第1のスナップ嵌合部1134と係合するための他のスナップ嵌合構造にすることができる。第3の絶縁板1161及び第1の絶縁板1131が、第3の絶縁板1161及び第1の絶縁板1131が互いに平行であり且つ互いに積層される位置に対して、相対的に回転すると、2つの第2のスナップ嵌合部1164は、2つの第1のスナップ嵌合部1134と係合して、復元力により、第3の絶縁板1161及び第1の絶縁板1131の後退を防止することによって、確実に、第3の絶縁板1161及び第1の絶縁板1131は、同じ直線上に配置され、ひいては、巻き付けを容易にする。第3の絶縁板1161は、更に、第1の絶縁板1131に隣接する側面に、ワイヤ案内溝1165を形成して、巻き付けを容易にする。
[0069]
第4の絶縁板1162は、ワイヤ締め付け溝1166を形成する。この実施形態では、ワイヤ締め付け溝1166は、略V字状であり、X軸に対して垂直な2つの端面及び第1のブラケット111と反対側の側面を貫通する。
[0070]
第2の挿入部117は、ワイヤ締め付け溝1166に隣接して、第4の絶縁板1162に配設される。この実施形態では、第2の挿入部117及び第4の絶縁板1162は、一体に形成される。他の実施形態では、第2の挿入部117は、第4の絶縁板1162に取り付けるか又は組み付けることができる。
[0071]
第2の挿入部117は、2つの接続端子13を収容するための2つの第2の収容スロット1171を形成する。第2の収容スロット1171は、第1の収容スロット1141と同様の形状を有する。2つの第2の収容スロット1171は、互いに略平行であるが、互いにオフセットされて配置される。
[0072]
この実施形態では、第2の支持部118及び第4の絶縁板1162は、一体に形成される。第2の支持部118は、概ね棒状であり、第1の支持部115と並列に配置される。第2の支持部118は、第1の支持部115の高さに等しいZ軸方向の高さを有する。第2の挿入部117から離れた第2の支持部118の端縁は、第4の絶縁板1162の端縁と略同一平面上にある。しかしながら、他の実施形態では、第2の支持部118及び第4の絶縁板1162の端縁は、他の部品の配置に影響を及ぼさない限り、互いに同一平面上になくてもよい。この実施形態では、第2の支持部118の端縁は、第4の絶縁板1162の端縁と同一平面上にある。
[0073]
この実施形態では、第3の支持部119は、第2の挿入部117と一体に形成され、Z軸方向に沿って延在し、第2の支持部118に隣接する第2の挿入部117の面(XZ平面に対して平行)に位置する。この実施形態では、第3の支持部119は、第2の支持部118の高さに等しいZ軸方向の高さを有する。他の実施形態では、第3の支持部119は、第4の絶縁板1162に配設することもできる。
[0074]
別の実施形態では、第1の支持部115、第2の支持部118及び第3の支持部119は、省略することができるか、又は、第1の支持部115、第2の支持部118及び第3の支持部119のうちの1つ又は2つだけを形成する。第1の支持部115、第2の支持部118及び第3の支持部119が省略される実施形態では、回路板17は、接続部材12及び第1の接続端子130だけで支持される。
[0075]
別の実施形態では、巻線は、本明細書に記載されるものと異なる構造を有することができ、回路板17は、他の手段によって、巻線ブラケットに支持されることができる。
[0076]
別の実施形態では、第1の絶縁板1131及び第3の絶縁板1161は、互いに分離することができ、第1のブラケット111及び第2のブラケット112は、2つの別個の部品にすることができる。巻き付け工程時、第1のブラケット111及び第2のブラケット112は、端と端を突き合せて連結される。
[0077]
他の実施形態の巻線ブラケット11の構造を、上記のものに限定することを意図するものではないことを理解されたい。更に、巻線ブラケット11の構造及び向きの理解を容易にするため、一体形成された巻線ブラケット11は、上記の説明の挿入部や支持部などの部品に分割される。他の実施形態では、巻線ブラケット11は、これらの構造を有さなくてもよい。
[0078]
接続部材12は、導電性材料からなり、第1の収容スロット1141に挿入され、接続部材12を用いて、回路板17を巻線16と電気的に接続する。接続部材12は、別個に形成され、その後、回路板17にはんだ付けされる。この実施形態では、接続部材12は、概ねシート状である。接続部材12は、本体121と、本体121から屈曲されるワイヤ接続部123と、本体121の一端と連結される固定部125と、本体121の他端と連結される接続部127とを含む。本体121、ワイヤ接続部123、固定部125及び接続部127は、一体に形成される。本体121は、開口部1211を形成し、ワイヤ接続部123は、開口部1211の端縁に隣接して配設される。この実施形態では、ワイヤ接続部123は、本体121から切削される部分を屈曲させることによって、形成される。別の実施形態では、ワイヤ接続部123は、本体121を型打ちすることによって、形成することができるか、又は、代替的に、ワイヤ接続部123は、本体121に組み付けられる別個の部品として形成することができる。
[0079]
固定部125は、第1の収容スロット1141に挿入して、接続部材12を第1の挿入部114に固定するように構成される。固定部125の2つの側の両方に、歯が形成されて、固定効果を高める。更に、突出部1251が、固定部125から突出して、第1の収容スロット1141内の固定部125の連結強度を更に高める。突出部1251には、斜切面が形成されて、第1の収容スロット1141への接続部材12の挿入及び第1の収容スロット1141からの接続部材12の取り外しを容易にし、突出部1251は、溝1142にスナップ嵌合される。接続部127及び本体121は、同じ平面上に位置し、ワイヤ接続部123に対して略垂直である。この実施形態では、接続部127は、本体121を切削することによって、形成される。別の実施形態では、接続部127は、本体121に組み付けられる別個の部品にすることもできる。この実施形態では、接続部材12は、YZ平面に沿って、第1の挿入部114に配設され、ワイヤ接続部123は、X軸方向に沿って配設される。他の実施形態では、接続部材12は、任意の適切な向きを有することができる。
[0080]
2つの接続端子13(すなわち、第1の接続端子130及び第2の接続端子131)は、それぞれ、2つの第2の挿入部117に挿入される。2つの接続端子13は、電源端子として働く。この実施形態では、2つの接続端子13の各々は、別個に形成される。
[0081]
第2の接続端子131は、本体1311と、本体1311から屈曲されるワイヤ接続部1313と、本体1311の一端と連結される固定部1315と、本体1311の他端と連結される接続端部1317とを含む。接続端部1317は、電源と接続するように構成される。本体1311は、開口部を形成し、ワイヤ接続部1313は、開口部の端縁に隣接して配設される。この実施形態では、ワイヤ接続部1313は、本体1311から切削される部分を屈曲させることによって、形成される。別の実施形態では、ワイヤ接続部1313は、本体1311を型打ちすることによって、形成することができるか、又は、代替的に、ワイヤ接続部1313は、本体1311に組み付けられる別個の部品として形成することができる。
[0082]
固定部1315は、第2の収容スロット1171の一方に挿入して、第2の接続端子131を第2の挿入部117に固定するように構成される。固定部1315の2つの側の両方に、歯が形成されて、固定効果を高める。更に、突出部が、固定部1315から突出して、第2の収容スロット1171内の固定部1315の連結強度を更に高める。突出部には、斜切面が形成されて、第2の収容スロット1171への第2の接続端子131の挿入及び第2の収容スロット1171からの第2の接続端子131の取り外しを容易にする。接続端部1317及び本体1311は、同じ平面上に位置し、ワイヤ接続部1313に対して略垂直である。この実施形態では、接続端部1317、本体1311及びワイヤ接続部1313は、一体に形成される。別の実施形態では、接続端部1317は、本体1311に組み付けられる別個の部品にすることもできる。この実施形態では、第2の接続端子131は、XZ平面に沿って、第2の挿入部117に配設され、ワイヤ接続部1313は、Y軸方向に沿って配設される。他の実施形態では、第2の接続端子131は、任意の適切な向きを有することができる。
[0083]
第1の接続端子130は、本体1331と、本体1331から屈曲される接続部1333と、本体1331の一端と連結される固定部1335と、本体1331の他端と連結される接続端部1337とを含む。接続部1333は、回路板17を固定し、回路板17に電気的に接続され、接続端部1337は、電源と接続するように構成される。この実施形態では、接続部1333は、概ね
Figure 2017192293
形状であり、本体1331の端縁から屈曲される。固定部1335は、第2の収容スロット1171の他方に挿入して、第1の接続端子130を第2の挿入部117に位置決めするように構成される。固定部1335の2つの側の両方に、歯が形成されて、固定効果を高める。更に、突出部が、固定部1335から突出して、第2の収容スロット1171内の固定部1335の連結強度を更に高める。突出部には、斜切面が形成されて、第2の収容スロット1171への第1の接続端子130の挿入及び第2の収容スロット1171からの第1の接続端子130の取り外しを容易にする。接続端部1337及び本体1331は、同じ平面上に配設され、接続端部1337は、第2の接続端子131の接続端部1317と並列に配置され、接続端部1317から離間される。
[0084]
別の実施形態では、2つの接続端子13は、巻線ブラケット11の他端に配設することができる。
[0085]
ステータコア14は、1対の対向するステータ極141と、1対のステータ極141を連結するU字状のヨーク145とを含む。ヨーク145は、1対のステータ極141とそれぞれ連結される1対のヨーク分岐部143と、1対のヨーク分岐部143を連結する連結部144とを含む。第1のブラケット111及び第2のブラケット112は、それぞれ、2つのヨーク分岐部143の周囲に取り付けられる。各ステータ極141は、内方に凹む円弧極面を含み、2つのステータ極141は、協働して、略円形の断面を有する通路1411を形成して、ロータ30を貫通させる。ヨーク分岐部143は、各々、概ね細長く、互いに略並列に配置される。この実施形態では、2つのヨーク分岐部143は、X軸方向に延在する。各ヨーク分岐部143及び1つの関連するステータ極141は、複数のラミネーションを積層することによって、一体に形成される。ステータ極141と反対側の各ヨーク分岐部143の端部から、突出部1431が突出する。連結部144は、複数のラミネーションを積層することによって、形成される。連結部144は、2つの離間する掛止溝1451を形成する。2つのヨーク分岐部143の突出部1431は、それぞれ、掛止溝1451に、着脱可能に掛止される。この実施形態では、掛止溝1451は、ダブテール溝である。この実施形態では、3つの支持部は、全て、ステータ極141に隣接する巻線ブラケット11の一端に配設され、回路板17は、3つの支持部によって支持される。
[0086]
電子回路及び巻線16は、第1の接続端子130と第2の接続端子131との間に直列に接続され、巻線16及び電子回路は、間接的に電気的に接続される。巻線16は、巻線コラム1130及び巻線コラム1160の周りに巻き付けられる。この実施形態では、巻線16は、第1のワイヤ端部161及び第2のワイヤ端部162を有する単一のワイヤを用いて、巻き付けられる。第1のワイヤ端部161は、接続部材12のワイヤ接続部123の周りに巻き付けられ、はんだ付けされ、第2のワイヤ端部162は、第2の接続端子131のワイヤ接続部1313の周りに巻き付けられ、はんだ付けされる。巻線16を作製する際、まず、第1のワイヤ端部161が、ワイヤ接続部123の周りに巻き付けられ、次に、ワイヤが、巻線コラム1130の周りに巻き付けられる。巻線コラム1130の周りの巻き付けが完了した後、ワイヤは、引っ張られて、第3の絶縁板1161のワイヤ案内溝1165を通る。ワイヤ案内溝1165を通るワイヤは、巻線コラム1160の周りに連続的に巻き付けられ、その後、第2のワイヤ端部162は、ワイヤ接続部1313の周りに巻き付けられ、余分なワイヤは、切断される。最後に、第1のワイヤ端部161は、ワイヤ接続部123にはんだ付けされ、第2のワイヤ端部162は、ワイヤ接続部1313にはんだ付けされる。
[0087]
この実施形態では、ステータ極141に隣接する回路板17の1つの側のみが、ステータ極141に隣接する巻線ブラケット11の一端によって支持され、回路板17は、ステータ極141から離れた巻線ブラケット11の一端と重ならない。また、図14を参照すると、回路板17は、接続部材12、第1の接続端子130、第1のブラケット111及び第2のブラケット112に支持される。回路板17は、回路基板171と、回路基板171に接続される、交流(AC)スイッチ172、電圧降下抵抗器173、感温スイッチ175及び磁気センサ176とを含む。
[0088]
ACスイッチ172、電圧降下抵抗器173、感温スイッチ175及び磁気センサ176は、全て、回路基板171のステータコア14に隣接する側に位置することが好ましい。感温スイッチ175は、回路板17を越えて突出し、巻線ブラケット11の2つの端部の間で、ステータ極141に近づく方向及び遠ざかる方向に延在する。磁気センサ176及び巻線16は、第1の支持部115及び/又は第2の支持部118の2つの側に位置する。磁気センサ176は、2つの接続端子13と接続部材12との間、且つ、ステータ極141に隣接するヨーク145の端部に、2つの接続端子13に隣接して配設される。
[0089]
好ましくは、本実施形態の回路の実施は、本出願人によって出願されたPCT出願番号PCT/CN2015/086422に記載される回路を指すものであり、この出願の開示内容全体は、引用により本明細書に組み込まれる。
[0090]
別の実施形態によれば、回路は、全て、電子部品に集積することができる。電子部品は、回路基板に配設することができるか、又は、代替的に、ステータに独立して固定し、第2の接続端子及び巻線と直接的又は間接的に電気的に接続することができ、これは、回路板を設ける必要がない。
[0091]
もちろん、回路板17は、上記の回路以外の回路を随意に搭載することができる。
[0092]
この実施形態では、磁気センサ176は、ホールICである。
[0093]
この実施形態では、回路基板171は、略正方形である。回路基板171は、接続部材12の接続部127及び第1の接続端子130の接続部1333を挿入するための2つの離間する挿入開口部1711を形成する。挿入開口部1711は、回路基板171の2つの隣り合うコーナーに隣接して位置する略正方形の穴である。回路基板171上の種々の電子部品の位置の説明を容易にするため、回路基板171は、2つの挿入開口部1711を結ぶ線によって、第1の部分1713及び第2の部分1715に分割される。2つの挿入開口部1711は、それぞれ、回路基板171の2つの隣り合うコーナーに隣接して位置するので、第1の部分1713及び第2の部分1715は、異なる面積を有する。面積が小さい方の部分は、第1の部分1713と定義され、面積が大きい方の部分は、第2の部分1715と定義される。
[0094]
接続部材12の接続部127及び第1の接続端子130の接続部1333は、それぞれ、2つの挿入開口部1711に挿入されて、回路基板171は、第1の支持部115、第2の支持部118及び第3の支持部119に支持される。接続部材12の接続部127及び第1の接続端子130の接続部1333は、回路基板171にはんだ付けされる。
[0095]
磁気センサ176は、1つの挿入開口部1711に隣接して、回路基板171の第1の部分1713に配設される。磁気センサ176は、回路基板171に対して略垂直であり、回路基板171からステータ極141に近い位置に延在し、通路1411の1つの側に配設されて、ロータの回転を検出し易くする。ACスイッチ172、電圧降下抵抗器173及び感温スイッチ175は、全て、回路基板171の第2の部分1715に配設される。感温スイッチ175は、回路基板171から延出し、巻線16の近くに配設されて、正確な温度検出を行うようになっている。
[0096]
この実施形態では、ワイヤ端部16は、回路板17に直接はんだ付けされる代わりに、接続部材12を介して、回路板17に接続され、これにより、回路板17の構造を大いに簡素化する。更に、この実施形態の回路基板171は、面積が小さく、第1の方向の長さが巻線コラムの長さよりも小さく、巻線ブラケット11の単一の端部でのみ支持され、巻線ブラケット11の両端で支持される必要がなく、その結果、コストが削減され、組立が容易になる。
[0097]
また、図15を参照すると、ロータ30は、回転軸31と、回転軸31に固定される磁石33と、第1の軸受37と、第2の軸受39とを含む。インペラ2は、回転軸31に取り付けられる。第1の軸受37及び第2の軸受39は、磁石33の2つの端部で、回転軸31の周囲に取り付けられる。この実施形態では、磁石33は、射出成形によって形成される保持ブラケット35を介して、回転軸31に固定される。
[0098]
また、図16を参照すると、ベース本体50は、カバー51と、カバー51と連結される取付部53とを含む。カバー51は、形状が、概ね中空円筒体であり、収容空間511を形成する。カバー51は、ロータ30を覆い、回転軸31は、第1の軸受37及び第2の軸受39によって支持されて、カバー51に対して相対的に回転する。取付部53は、モータ1を使用環境に組み込んで組み付けるのを容易にし、保護カバー70をベース本体50に取り付けることができる。取付部53は、カバー51と連結される第1の組付部531と、第1の組付部531と連結される第2の組付部532とを含む。この実施形態では、第1の組付部531は、略円形状であり、第2の組付部532は、略矩形状である。
[0099]
複数の位置決めポスト5311が、カバー51に隣接する第1の組付部531の面から突出し、ボス5313及び複数の位置制限部5315が、カバー51と反対側の第1の組付部531の面から突出する。位置決めポスト5311は、カバー51を取り囲んで配設される。各位置決めポスト5311は、形状が、概ね円形円筒体であり、その中心軸に沿って、貫通穴を形成する。ボス5313は、略円形であり、収容空間511と連通するように内方に凹んだ中心を有する。シールリング5317が、ボス5313の外側面の周囲に取り付けられる。位置制限部5315は、ボス5313の外周の周りに配設され、ボス5313の外側面から離間される。
[00100]
第2の組付部532は、互いに対向する第1の側5321及び第2の側5322と、第1の側5321及び第2の側5322と連結される第3の側5323とを含む。この実施形態では、第1の側5321及び第2の側5322は、X軸方向に延在し、第3の側5323は、Y軸方向に延在する。
[00101]
カバー51に隣接する第2の組付部532の面には、1対のスナップ嵌合部5324、1対の案内部5325、1対の支持ポスト5326、2対の内側止め部5327、及び1対の外側止め部5328が形成され、これらは、全て、Z軸方向に延在する。
[00102]
スナップ嵌合部5324は、それぞれ、第1の側5321及び第2の側5322に位置し、並列に配置され、互いに離間されて、保護カバー70を掛止する。各スナップ嵌合部5324は、掛止開口部5329を形成する。この実施形態では、掛止開口部5329は、略矩形である。
[00103]
案内部5325は、第3の側5323に配設され、互いに離間される。各案内部5325は、略L字状の断面を有する。各案内部5325は、保護カバー70を案内するための案内溝5320を形成する。
[00104]
支持ポスト5326は、1対の案内部5325の間で、第3の側5323に配設される。支持ポスト5326の高さは、案内部5325の高さよりも小さい。支持ポスト5326は、ヨーク145を支持し、第1の絶縁板1131及び第3の絶縁板1161に抵抗するように構成される。2対の内側止め部5327の一方の対は、第1の側5321に隣接して配設され、他方の対は、第2の側5322に隣接して配設される。外側止め部5328は、それぞれ、第1の側5321及び第2の側5322に配設される。各外側止め部5328は、関連する1対の内側止め部5327から或る距離離間されて、保護カバー70を挿入及び位置決めすることができる。
[00105]
保護カバー70、及び第1の接続端子130及び第2の接続端子131は、一緒に、電源ソケットを形成する。保護カバー70は、巻線ブラケット11、接続部材12、ステータコア14の一部、巻線16及び回路板17を覆い、ベース本体50の第2の組付部532と連結される。2つの接続端子13は、保護カバー70の外側に露出されて、電源と接続する。好ましくは、保護カバー70及び2つの接続端子13は、一緒に、電源ソケットを形成し、それに、外部プラグが直接挿入される。
[00106]
また、図17を参照すると、保護カバー70は、第1の側壁71と、第1の側壁71に対向する第2の側壁72と、第1の側壁71及び第2の側壁72と連結される第3の側壁73と、第3の側壁73と連結される第4の側壁74と、4つの側壁と連結される端壁75とを含む。第1の側壁71及び第2の側壁72は、XZ平面に沿って配設され、第3の側壁73及び第4の側壁74は、YZ平面に沿って配設される。
[00107]
係止部711が、第1の側壁71及び第2の側壁72からそれぞれ突出し、掛止開口部5329に着脱可能に係合されるように構成される。更に、第1の側壁71及び第2の側壁72は、各々、第4の側壁74に隣接する円弧回避溝713を形成して、2つの位置決めポスト5311を回避する。
[00108]
第3の側壁73は、ヨーク145を通すための開口部731を形成する。開口部731の2つの側は、案内部5325の案内溝5320に挿入され、収容されるように構成される。第4の側壁74は、ステータ極141を通すため、別の開口部741を形成し、開口部741の端縁は、ステータ極141及びカバー51に当接するように構成される。位置決め部771が、第4の側壁74から突出して、ステータ極141及びカバー51に作用する押圧力を増加させ、押圧面積を増加させることにより、位置決めをより確実にする。端子収容部77が、第2の側壁72と第4の側壁74との間の連結領域から突出する。同様に、複数の位置決め部771は、端子収容部77の外側壁から突出することによって、押圧面積及びステータ極141、カバー51及び取付部53への押圧力を増加させ、ひいては、位置決めをより確実にする。更に、端子収容部77の上面には、2つの挿入スロット773が形成され、各挿入スロット773の下方に、貫通スロット775が形成される。挿入スロット773は、幅が、貫通スロット775よりも大きい。2つの接続端子13の接続端部1317及び接続端部1337は、それぞれ、貫通スロット775を貫通した後、2つの挿入スロット773に収容される。
[00109]
端壁75は、段付き壁であり、第1の端面751と、第2の端面752と、第1の端面751及び第2の端面752と連結される複数の側面とを含む。第1の端面751及び第2の端面752は、XY平面に沿って配設される。第1の端面751は、第2の端面752よりも大きい高さを有する。端子収容部77は、第1の端面751よりも大きい高さを有する。
[00110]
第1の端面751は、2つの第1の収容スロット7511を形成する。各第1の収容スロット7511の端縁から、第1の押圧タブ7513が突出し、各第1の押圧タブ7513は、対応する第1の収容スロット7511に収容される。各第1の押圧タブ7513は、保護カバー70に向かってわずかに傾斜する末端を有する。各第1の押圧タブ7513の内面から、押圧突出部7515が突出し、押圧突出部7515は、第1の押圧タブ7513の末端に配設される。
[00111]
第2の端面752は、第2の収容スロット7522及び2つの第3の収容スロット7523を形成する。2つの第3の収容スロット7523は、第2の収容スロット7522よりも、第3の側壁73に近く、第2の収容スロット7522は、2つの第3の収容スロット7523の間に位置する。第2の収容スロット7522は、感温スイッチ175の位置に対応して位置し、2つの第3の収容スロット7523は、それぞれ、第1の絶縁板1131及び第3の絶縁板1161の位置に対応して位置する。
[00112]
第2の収容スロット7522の端縁から、第2の押圧タブ7524が突出する。各第3の収容スロット7523の端縁から、第3の押圧タブ7525が突出する。この実施形態では、第2の押圧タブ7524は、2つの第3の押圧タブ7525に対して略垂直である。第2の押圧タブ7524は、Y軸と並列に配設され、第3の押圧タブ7525は、X軸と並列に配設される。第2の押圧タブ7524の長さは、各第3の押圧タブ7525の長さよりも大きい。第2の押圧タブ7524及び第3の押圧タブ7525は、各々、保護カバー70に向かってわずかに傾斜する末端を有する。第2の押圧タブ7524の内面から、少なくとも1つの押圧突出部7526が突出する。この実施形態では、互いに離間される3つの押圧突出部7526がある。各第3の押圧タブ7525の内面から、押圧突出部7527が突出し、押圧突出部7527は、第3の押圧タブ7525の末端に配設される。第2の押圧タブ7524の押圧突出部は、感温スイッチ175に当接する。2つの第3の押圧タブ7525の押圧突出部7527は、それぞれ、第1の絶縁板1131及び第3の絶縁板1161に当接する。
[00113]
第1の押圧タブ7513、第2の押圧タブ7524及び第3の押圧タブ7525の各々と1つの対応する収容スロットの端縁との間の連結領域に、連結補強構造755が形成されることにより、端壁75に対する各押圧タブの連結を補強する。各連結補強構造755は、1つの対応する収容スロットの端縁に配設される補強突出部7551と、補強突出部7551を対応する押圧タブに連結する補強部7552とを含む。この実施形態では、補強突出部7551は、概ね板状であり、補強部7552は、略三角形状であり、補強突出部7551は、補強部7552に対して略垂直である。別の実施形態では、第1の押圧タブ7513、第2の押圧タブ7524及び第3の押圧タブ7525のうちの1つ、2つ又は全ては、省略することができることを理解されたい。
[00114]
モータ1の組立は、以下のステップを含むことができるが、これに限られない。
[00115]
ロータ30の組立:回転軸31は、磁石33を貫通し、第1の軸受37及び第2の軸受39は、回転軸31の2つの端部の周囲に取り付けられる。
[00116]
ロータ30とベース本体50との組付:ベース本体50のカバー51は、ロータ30を覆うように載置され、第1の軸受37及び第2の軸受39の周囲に取り付けられる。
[00117]
図18を参照すると、ステータ10の組立は、以下のステップを含む。
[00118]
ステップ101:接続部材12及び2つの接続端子13は、例えば、接続部材12及び2つの接続端子13を、それぞれ、第1の収容スロット1141及び2つの第2の収容スロット1171に挿入することによって、巻線ブラケット11に配置される。
[00119]
ステップ102:巻線ブラケット11の周りに、ワイヤが巻き付けられて、巻線を形成する。また、図19を参照すると、巻線の形成は、以下の詳細なステップを含む。
[00120]
ステップ1020:第1のブラケット111及び第2のブラケット112は、互いに相対的に回転されて、巻き付けを容易にする。この実施形態では、第1のブラケット111及び第2のブラケット112は、第3の絶縁板1161が第1の絶縁板1131と積層される位置に回転され、2つの第2のスナップ嵌合部1164は、それぞれ、2つの第1のスナップ嵌合部1134と係合されて、第1のブラケット111の巻線コラム1130及び第2のブラケット112の巻線コラム1160は、同じ直線上に配置される。
[00121]
ステップ1021:ワイヤの一端は、例えば、ワイヤを接続部材12のワイヤ接続部123に巻き付けることによって、接続部材12に接続される。この実施形態では、ワイヤは、ワイヤ接続部123に数回巻き付けられて、ワイヤの一端を固定する。
[00122]
ステップ1022:ワイヤは、第2の絶縁板1132のワイヤ締め付け溝1135に通され、第1のブラケット111の巻線コラム1130の周りに巻き付けられる。
[00123]
ステップ1023:ワイヤは、第3の絶縁板1161のワイヤ案内溝1165に通され、次に、第2のブラケット112の巻線コラム1160の周りに巻き付けられる。
[00124]
ステップ1024:第2のスナップ嵌合部1164と第1のスナップ嵌合部1134との間の係合が、解除される。
[00125]
ステップ1025:第1のブラケット111及び第2のブラケット112は、第1のブラケット111及び第2のブラケット112が互いに並列に配置される位置に対して、相対的に回転される。
[00126]
ステップ1026:ワイヤの他端は、ワイヤ締め付け溝1166を通った後、例えば、ワイヤを第2の接続端子のワイヤ接続部1313に巻き付けることによって、第2の接続端子131に接続される。
[00127]
ステップ1027:ワイヤは、切断される。
[00128]
ステップ103:回路板17は、巻線ブラケット11に固定され、例えば、接続部材12の接続部127及び第1の接続端子130の接続部1333を回路基板171の2つの挿入開口部1711に挿入することによって、接続部材12及び第1の接続端子130と電気的に接続される。
[00129]
ステップ104:接続部材12のワイヤ接続部123に巻き付けられるワイヤは、ワイヤ接続部123にはんだ付けされ、第2の接続端子131のワイヤ接続部1313に巻き付けられるワイヤは、ワイヤ接続部1313にはんだ付けされ、回路基板171及び接続部材12の接続部127は、はんだ付けされ、回路基板171及び第1の接続端子130の接続部1333は、はんだ付けされる。
[00130]
ステップ105:巻線ブラケット11は、ステータコア14に取り付けられる。すなわち、ステータコア14の2つの分岐部143は、それぞれ、第1のブラケット111及び第2のブラケット112に通され、連結部144と係合される。
[00131]
組み付けられたロータ30及びベース本体50は、全体として、ステータコア14のステータ極141に通される。
[00132]
保護カバー70は、巻線ブラケット11、接続部材12、ステータコア14の一部、巻線16及び回路板17を覆うように載置され、ベース本体50と係止される。2つの接続端子13は、それぞれ、2つの貫通スロット775を貫通した後、2つの挿入スロット773に収容される。
[00133]
他の実施形態では、組立順は変更することができることを理解されたい。例えば、ステップ103の回路板17の取り付けは、ステップ105の後、又は、保護カバー70で覆う前に、行うことができる。ステップ104のはんだ付け作業時、2つのワイヤ接続部へのワイヤのはんだ付けは、それぞれの第1のブラケット及び第2のブラケットの周りの巻き付けが完了したか又は全巻き付けが完了した直後に、行うことができ、回路基板171のはんだ付けは、保護カバー70が取り付けられる前に、行うことができる。ワイヤを接続するとき、ワイヤは、最初に、接続部材12に接続することができるか、又は、代替的に、最初に、電源端子に接続することができる。ステータの組立の際、巻線ブラケットを用いなくてもよい。代わりに、絶縁の目的のため、絶縁紙又は絶縁層などの他の絶縁部材を用いることができる。
[00134]
上記の巻き付け工程時、接続端子13及び接続部材12は、巻線ブラケット11に配設される。したがって、巻き付け工程時、ワイヤは、まず、接続部材12及び接続端子13の一方に巻き付けられ、次に、巻線ブラケット11の周りに巻き付けられ、最後に、接続部材12及び接続端子13の他方の周りに巻き付けられて、巻線16を形成することができる。したがって、この工程時、全巻き付け工程及び次のはんだ付け工程は、既存の自動化機器によって、自動的に行うことができ、これにより、手動巻き付けの時間及びコストを大きく低減する。更に、巻き付け工程時、2つのワイヤ締め付け溝及びワイヤ案内溝を用いて、ワイヤを案内し、これにより、自動巻き付け工程を更に容易にし、完成した巻線において、より整然としたワイヤ配置になる。
[00135]
更に、ステータ10の組立工程時、自動巻き付け工程の他に、回路板17の取り付けも、自動的に行うことができる。回路板17を取り付ける際、自動化機器を用いて、接続部材12及び接続端子13を回路板に挿入した状態で、回路板を巻線ブラケット11に載置することができ、次に、はんだ付け工程を行い、これにより、更に、組立工程の自動化を実現する。
[00136]
別の実施形態では、回路板17は、接続部材12及び第1の接続端子130のみに取り付けるか、又は、巻線ブラケット11のみに取り付けることができる。回路板17が、接続部材12及び第1の接続端子130に取り付けられるか、又は、ロータに隣接する巻線ブラケットの一端に取り付けられると、磁気センサ176を、ロータに隣接して配置することができる。上記の回路板の取り付け方法のみが望まれる別の実施形態では、モータ1の他の部品は、既存のモータと同じにすることができ、例えば、ワイヤは、この実施形態では、本明細書に記載されるものと異なるように、巻き付け、接続することができ、ベース本体50は、省略することができることを理解されたい。
[00137]
接続部材12及び接続端子13は、巻線ブラケット11に配設され、回路板17は、接続部材12及び第2の接続端子131と電気的に接続され、巻線の2つのワイヤ端部は、それぞれ、接続部材12及び第1の接続端子130と電気的に接続される。したがって、巻線のワイヤ端部を回路板17に直接接続する必要がない。この接続構造は、接続部材及び接続端子を用い、これにより、ワイヤの巻き付け及び回路板17の取り付けを容易にし、自動化された巻き付け工程及び回路板取り付け工程を実現し易くする。
[00138]
この実施形態では、モータの2つの接続端子13は、ロータ又はステータ極に隣接する巻線ブラケット11の同じ端部に配設される。したがって、第2の接続端子131と電気的に接続される回路板17は、同様に、ロータ又はステータ極に隣接し、これにより、回路板17の磁気センサ176を、ロータに隣接して配設し易くして、ロータの回転を検出するようになっている。更に、2つの接続端子13を同じ端部に配設することによって、はんだ付け・巻き付け工程時の自動化機器の移動を低減するとともに、他の部品の配置を容易にする。
[00139]
2つの接続端子13を、ロータに隣接する同じ端部に配設することのみが望まれる別の実施形態では、モータの他の部品は、既存のモータと同じにすることができ、例えば、ワイヤは、この実施形態では、本明細書に記載されるものと異なるように、巻き付け、接続することができ、回路板17の取り付け構造は、異なって構成することができ、ベース本体50は、省略することができることを理解されたい。
[00140]
この実施形態の2つの接続端子13の配置は、既存のモータのそれとは異なる。既存のモータでは、端子は、通常、巻線ブラケットの2つのブラケットに配置され、一方、この実施形態の2つの接続端子13は、巻線ブラケットの同じブラケットに配置される。その結果、モータは、コンパクトな内部構造を有し、これにより、他の部品の配置を容易にする。
[00141]
図20を参照すると、本発明の一実施形態による換気ファン500は、インペラ300及び単相モータ100を含む。インペラ300は、単相モータ100の回転軸31の一端に取り付けられる取付部301を含み、インペラ300は、回転軸31によって回転駆動される。この実施形態では、単相モータ100は、単相同期交流モータである。従来のくま取り磁極モータと比較して、本発明の単相モータは、コンパクトな構造を有し、修理や交換がしやすい。この実施形態では、インペラ300は、遠心インペラであり、単相モータ100の大きさよりも著しく大きい外径を有する。
[00142]
図21を参照すると、単相モータ100は、ステータ20と、ステータ20に対して相対的に回転可能なロータ30とを含む。ステータ20は、ステータコア21と、ステータコア21に取り付けられる絶縁ブラケット22と、絶縁ブラケット22の周りに巻き付けられる巻線23とを含む。この実施形態では、PCB基板(プリント回路基板)200が、巻線23に隣接する絶縁ブラケット22に取り付けられる。PCB基板200は、インペラ300と反対側の絶縁ブラケット22の1つの側に取り付けられることが好ましい。これにより、単相モータ100の構造のコンパクト化、且つ、単相モータ100の小型化が可能になる。更に、インペラ300の作動時、インペラ300の中心領域に、低圧領域が形成されることにより、この低圧領域に外気を流し、単相モータ100、PCB基板200及び巻線23は、この低圧領域に配置される。したがって、PCB基板200とインペラ300との間に、流路が存在することにより、空気が流路を流れることができる。この気流は、PCB基板200の上方を流れ、PCB基板200を直接冷却することができるので、PCB基板200の寿命を長くすることができる。インペラ300の外径は、単相モータ100の大きさよりも著しく大きいので、PCB基板200は、十分に冷却することができる。代替実施形態では、インペラ300は、軸流インペラにすることもできる。
[00143]
ステータ20は、更に、ステータコア21の軸方向の2つの側にそれぞれ取り付けられる第1の支持ブラケット24及び第2の支持ブラケット25を含む。ステータコア21は、磁気伝導性材料からなる。第1の支持ブラケット24及び第2の支持ブラケット25は、ロータ30の回転軸31を支持するように構成される。第1の支持ブラケット24及び第2の支持ブラケット25は、軸方向の連結機構26を介して、互いに連結されて、第1及び第2の支持ブラケット24,25の間に、ステータコア21を挟むようになっている。この実施形態では、第1の支持ブラケット24及び第2の支持ブラケット25の各々は、一体形成部材であり、作製しやすい。第1の支持ブラケット24及び第2の支持ブラケット25に、軸受座が配設されて、軸受24a,25a(図26)をそれぞれ取り付ける。2つの軸受24a,25aは、回転軸31が、ステータ20に対して相対的に回転可能なように、回転軸31を支持する。
[00144]
連結機構26は、ねじ261と、関連するねじナット262と、位置決めスリーブ263とを含む。第1の支持ブラケット24及び第2の支持ブラケット25は、ねじ261を貫通させるための貫通穴を形成する。位置決めスリーブ263は、ねじ261の周囲に取り付けられ、第1の支持ブラケット24と第2の支持ブラケット25との間に配設されて、第1の支持ブラケット24及び第2の支持ブラケット25を、軸方向に位置決め且つ支持し、外観を良くする。
[00145]
図22を参照すると、この実施形態では、絶縁ブラケット22は、一体に形成される第1の絶縁ブラケット221及び第2の絶縁ブラケット226を含む。第1の絶縁ブラケット221及び第2の絶縁ブラケット226は、それぞれ、一体に形成された主部222,227を含む。主部222の2つの端部に、側板223a,223bが形成され、主部227の2つの端部に、側板228a,228bが形成される。主部222,227は、ステータコア21の周囲に取り付けられる。巻線23は、主部222,227の周りにそれぞれ巻き付けられる第1の巻線及び第2の巻線を含む。
[00146]
第1の絶縁ブラケット221及び第2の絶縁ブラケット226の一方の側板223a及び一方の側板228aの上端は、それぞれ、突出する第1の取付部224,229を形成する。第1の絶縁ブラケット221及び第2の絶縁ブラケット226の他方の側板223b及び他方の側板228bの上端は、それぞれ、突出する第2の取付部225,230を形成する。第1の取付部224,229及び第2の取付部225,230は、PCB基板200を取り付けるように構成される。
[00147]
第1の絶縁ブラケット221の第1の取付部224及び第2の絶縁ブラケット226の第1の取付部229は、支持部224a,229aと、支持部224a,229aの上端にそれぞれ配設される連結部材224b,229bとを含む。支持部224a,229aは、側板223a,228aと同一平面上にある。連結部材224b,229bは、PCB基板200の第1の貫通穴を貫通して、PCB基板200を、位置決め且つ固定連結する。支持部224a,229aの上端は、PCB基板200の下側に当接して、PCB基板200を支持する。
[00148]
第1の絶縁ブラケット221の第2の取付部225の上端は、PCB基板200の下側に当接して、PCB基板200を支持する。第2の絶縁ブラケット226の第2の取付部230は、支持部233と、支持部233に配設される2つの平行な連結部材231,232とを含む。支持部233は、PCB基板200の下側に当接して、PCB基板200を支持する。2つの連結部材231,232の端部には、それぞれ、2つの突刺部234が形成される。2つの連結部材231,232は、PCB基板200の第2の貫通穴を貫通し、突刺部234は、PCB基板200の上側と係合されて、PCB基板200を保持し、PCB基板200がゆるむのを防ぐ。
[00149]
図23を参照すると、ステータコア21は、略U字状のヨーク27と、ヨーク27の2つの対向する側部から互いに向かって延在する2つの極部(ステータ極とも呼ばれる)211とを含む。第1の絶縁ブラケット221及び第2の絶縁ブラケット226は、2つの対向する側部にそれぞれ取り付けられる。各極部211は、極部211の2つの側から延在する短極片211a及び長極片211bを含む。極部211の非対称性のため、単相モータ100は、互いに反対方向に異なる起動能力を有する。すなわち、一方の起動方向の起動能力は、他方の起動方向の起動能力よりも大きい。2つの極部211の間に、各極部211の短極片211a及び他方の極部211の長極片211bが、互いに隣接して配置され、両者間にスロット開口部212を形成する。このように、スロット開口部212の中心は、ステータコア21の長さ方向に沿って、ステータコア21の中心線又は対称軸L2からオフセットされる。2つのスロット開口部212の中心を結ぶ線L1は、対称軸L2に対して、0〜30度の角度だけ傾斜している。この設計によって、2つの極部211の間の磁気抵抗を大きくし易くなり、これにより、インダクタンスを低減し、1方向起動能力及び作動効率を高め、力率を上げる。この実施形態では、それぞれのスロット開口部212に対向する各極部211の短極片211a及び長極片211bの端面は、線L1に対して平行である。各極部211の長極片211bは、斜切部211cを有し、長極片211bの半径方向の厚さが、それぞれのスロット開口部212に向かう方向に漸減するようになっていることによって、インダクタンスを低減し、単相モータ100の1方向起動能力を高める。
[00150]
図24を参照すると、ロータ30は、2つの極部211の短極片211a及び長極片211bによって形成される空間に収容される。各極部211は、ロータ30に対向する位置決め溝213を形成する。位置決め溝213は、極部211の中心からオフセットされ、長極片211bから遠ざけられる。この構成によって、各極部211の長極片211bと短極片211aとの間の長さの差が更に大きくなることによって、ロータ30の停止位置をより良好に制御して、ロータ30の停止位置が、死点からオフセットされ、ロータ30が、他方の方向よりも一方の方向に始動し易くなる。位置決め溝213の底部は、円弧形状であることが好ましい。位置決め溝213の底部は、V字状にすることもできることを理解されたい。
[00151]
ロータ30の外周面は、ステータ20の軸方向平面図で見て、同じ円周上に位置する。各極部211の短極片211a及び長極片211bの内面は、内方に凹んだ円弧極面である。短極片211a及び長極片211bの極面は、ステータ20の軸方向平面図で見て、同じ円周上に位置する。短極片211a及び長極片211bの極面は、ロータ30の外周面と同心である。すなわち、短極片211a及び長極片211bの極面及びロータ30の外周面は、全て、ロータ30の中心を、中心とする。したがって、短極片211a,長極片211bとロータ30との間に、均一な厚さの空隙214が形成され、これにより、単相モータ100の起動の円滑性、安定性、ひいては信頼性を向上させることができる。
[00152]
この実施形態では、スロット開口部212は、空隙214の厚さd3よりも大きい幅(すなわち、スロット開口部212の両側の短極片211aと長極片211bとの間の距離)を有する。
[00153]
この実施形態では、ステータコア21全体の外形は、矩形状である。ステータコア21の幅をWで示し、ロータ30の外径をDで示すと、ロータ30の外径Dは、ステータコア21の幅Wの50%〜70%である。この構成によって、単相モータ100の小型化及びコスト低減を行うことにより、単相モータ100のコスト効率を良くする。
[00154]
図25を参照すると、ステータコア21は、開口部を有するフレーム状である。ステータコア21は、磁気伝導性連結片217によって連結される第1のコア部215及び第2のコア部216を含む。第1の絶縁ブラケット221の主部222及び第2の絶縁ブラケット226の主部227は、それぞれ、第1のコア部215及び第2のコア部216の周囲に取り付けられる。
[00155]
第1のコア部215の第1の端部215a及び第2のコア部216の第1の端部216aには、それぞれ、ダブテールほぞ穴218a,218bが形成される。磁気伝導性連結片217の2つの対向する端部には、それぞれ、ダブテールほぞ219a,219bが形成される。ダブテールほぞ219a,219bは、ダブテールほぞ穴218a,218bに係合されて、第1のコア部215、第2のコア部216及び磁気伝導性連結片217は、互いに係止連結される。第1のコア部215の第2の端部215b及び第2のコア部216の第2の端部216bは、それぞれ、2つの対向する極部211を形成する。
[00156]
この実施形態では、第1のコア部215及び第2のコア部216の両方は、F字状である。
[00157]
代替実施形態では、第1のコア部215及び第2のコア部216の両方は、E字状である。
[00158]
第1のコア部215及び第2のコア部216は、磁気伝導性連結片217を用いることなく、第1のコア部215の第1の端部215aのダブテールほぞ穴/ダブテールほぞと、第2のコア部216の第1の端部216aのダブテールほぞ/ダブテールほぞ穴との間の係合によって、直接連結することもできることを理解されたい。
[00159]
図26を参照すると、ロータ30は、回転軸31と、ロータ本体32と、緩衝装置350とを含む。ロータ本体32は、回転軸31の周囲に取り付けられる。回転軸31は、2つの軸受24a,25aによって支持される。2つの軸受24a,25aは、ロータ本体32の2つの端部の外側に配置されて、ロータ30は、ステータ20に対して相対的に回転可能である。ロータ本体32は、磁性部材取付ブラケット29及び永久磁石部材34を含む。磁性部材取付ブラケット29は、射出成形部品である。永久磁石部材34は、磁性部材取付ブラケット29の外側に取り付けられ、永久磁石部材34の外周面は、ロータの軸方向平面図で見て、同じ円周上に位置する。
[00160]
特に、図27及び図28を参照すると、ロータ本体32及び回転軸31は、互いに滑り嵌めをなし、両者間の回転速度差を見込む。緩衝装置350は、ロータ本体32内に配設され、回転軸31の周囲に取り付けられる。緩衝装置350は、ロータ本体32に連結される一端を有し、緩衝装置350の他端は、回転軸31に連結されて、時間遅れで、ロータ本体32と回転軸31との回転速度を同期させて、これにより、モータ100の起動の失敗又は停止の発生を効果的に低減又は排除することができる。緩衝装置350は、ロータ本体32の内部に配設されるので、単相モータ100の回転軸31の一端は、負荷に直接連結され、その結果、モータ100の構造がよりコンパクトになり、モータ100の修理や交換が容易になる。
[00161]
ロータ本体32の磁性部材取付ブラケット29は、中空円筒部36と、中空円筒部36の下端の周囲に固定して取り付けられる下部カバー37bと、中空円筒部36の上端に形成されるスリーブリング38とを含む。中空円筒部36及びスリーブリング38は、射出成形一体部品であり、作製しやすくすることができる。永久磁石部材34は、中空円筒部36の外側に取り付けられる2つの円弧状の永久磁石部材34a,34bによって形成される。2つの軸受32a,32bが、それぞれ、中空円筒部36の2つの端部内に取り付けられる。2つの軸受32a,32bは、回転軸31と滑り嵌めをなし、これにより、ロータ本体32は、回転軸31に対して相対的に回転自在である。緩衝装置350は、2つの軸受32a,32bの間に配設され、これにより、ロータ本体32の軸方向のずれを防ぐことができる。
[00162]
スリーブリング38及び下部カバー37bは、対向する溝を有し、下部カバー37bの溝37aは、スリーブリング38の溝(図では見えない)に対向する。永久磁石部材34の2つの端部は、溝に係合されて、永久磁石部材34を軸方向に位置決めする。
[00163]
緩衝装置350は、弾性部材351と、弾性部材351の2つの端部に連結される第1の連結ベース352及び第2の連結ベース353とを含む。弾性部材351及び第1の連結ベース352は、回転軸31の周囲に移動可能に取り付けられ、第2の連結ベース353は、回転軸31の周囲に固定して取り付けられる。中空円筒部36は、緩衝装置350の外周側を取り囲む。第1の連結ベース352は、中空円筒部36に連結される。具体的には、この実施形態では、第1の連結ベース352は、4つの周方向に配置された突出ブロック352aを含み、中空円筒部36の内壁面は、突出ブロック352aと係合される溝36aを含み、第1の連結ベース352を中空円筒部36と連結するようになっている。
[00164]
ロータ30は、更に、回転軸31に固定して取り付けられ、第2の連結ベース353から離れたロータ本体32の一端の外側に配設される制限リング40を含む。このように、ロータ本体32の2つの端部は、それぞれ、第2の連結ベース353及び制限リング40によって、位置が制限される。単相モータ100の作動時、制限リング40は、ロータ本体32を軸方向に制限し、これにより、ロータ本体32の軸方向の移動を防ぐ。
[00165]
この実施形態では、緩衝装置350は、更に、弾性スリーブ354を含む。スリーブ354は、中空円筒部36の内側に配設され、弾性部材351の外周側を取り囲む。スリーブ354の2つの端部は、それぞれ、第1の連結ベース352及び第2の連結ベース353に固定連結される。好ましくは、スリーブ354の材料は、ゴム又は発泡プラスチックなどの軟質材料であり、これにより、一方で、緩衝及び騒音低減の結果が得られ、他方で、弾性部材351の外径が大きくなると、弾性部材351が、中空円筒部36に直接衝突するのを防ぐ。
[00166]
この実施形態では、弾性部材351は、回転軸31の周囲に移動可能に取り付けられるつる巻ばねである。モータ100が始動を開始すると、ロータ本体32は、ステータ20の電磁力の駆動により回転する。回転軸31の一端は、負荷と直接連結されて、回転軸31が、大きい慣性を有するようになっており、回転軸31は、ロータ本体32と滑り嵌めをなす。したがって、このとき、ロータ本体32の回転速度は、回転軸31の回転速度よりも大きい。すなわち、ロータ本体32と回転軸31との間に、回転速度差がある。つる巻ばねは、ロータ本体32の回転によって引っ張られて、第1の連結ベース352に連結されるつる巻ばねの端部は、その内径が徐々に小さくなりながら、締められる。その結果、第2の連結ベース353に連結されるつる巻ばねの端部も、徐々に締められ、ロータ本体32の回転速度は、最終的に、回転軸31の回転速度と同期して、これにより、起動時の負荷による単相モータ100の慣性を効果的に低減する。モータ100が作動状態から停止すると、負荷の大きい回転慣性により、回転軸31の回転速度は、ロータ本体32の回転速度よりも大きい。すなわち、ロータ本体32と回転軸31との間に、回転速度差があり、第2の連結ベース353に連結されるつる巻ばねの端部は、その内径が徐々に大きくなりながら、徐々に緩められる。その結果、第1の連結ベース352に連結されるつる巻ばねの端部も、徐々に緩められ、ロータ本体32の回転速度は、最終的に、回転軸31の回転速度と同期して、負荷を効果的に低減することができる。この間、スリーブ354は、つる巻ばねを取り囲み、これにより、つる巻ばねが、その内径が大きくなりすぎて、損傷するのを防ぐ。
[00167]
本発明の単相モータ100は、コンパクトな構造を有し、1方向起動能力が強く、作動効率が高く、力率が高く、低コストであるという利点がある。したがって、本発明の実施形態の単相モータ100を用いる換気ファン500は、作動効率が高く、低コストで、長寿命である。
[00168]
本発明の単相モータ100は、単相モータ100の1方向起動要件を有する装置、例えば、暖気機、エアコンディショナ又は水ポンプ等に用いることもできることを理解されたい。
[00169]
図29は、本発明の実施形態の換気ファン500を用いる電子装置700を示す。電子装置700は、外部ハウジング701と、外部ハウジング701の内部に配設される取付ブラケット702とを含む。換気ファン500は、取付ブラケット702に取り付けられる。本発明の実施形態の換気ファン500を用いる電子装置700は、作動効率が高く、長寿命で、低コストである。電子装置700は、例えば、換気装置、換気/冷却装置、レンジフード等にすることができる。
[00170]
別の実施形態によるモータは、上記実施形態の構造の一部を含むことができ、他の構造は、既存の構造で代替することができ、例えば、巻線ブラケットは、他の絶縁構造又は他の絶縁手段で代替することができ、電子回路は、回路板を除いて、回路の全ての構造又は部品を含むことができることを理解されたい。
[00171]
上記の実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、これらを用いて、本発明の範囲を何ら限定するものではない。他の様々な修正は、発明の範囲から逸脱することなく、当業者にとって明らかであり、このような修正の全ては、本発明の範囲内である。
1 モータ
2 インペラ
10 ステータ
11 巻線ブラケット
12 接続部材
13 接続端子
14 ステータコア
16 巻線
17 回路板
20 ステータ
21 ステータコア
22 絶縁ブラケット
23 巻線
24 第1の支持ブラケット
24a 軸受
25 第2の支持ブラケット
25a 軸受
26 連結機構
27 ヨーク
29 磁性部材取付ブラケット
30 ロータ
31 回転軸
32 ロータ本体
32a,32b 軸受
33 磁石
34 永久磁石部材
34a,34b 永久磁石部材
35 保持ブラケット
36 中空円筒部
36a 溝
37 第1の軸受
37a 溝
37b 下部カバー
38 スリーブリング
39 第2の軸受
40 制限リング
51 カバー
53 取付部
70 保護カバー
71 第1の側壁
72 第2の側壁
73 第3の側壁
74 第4の側壁
75 端壁
77 端子収容部
100 単相モータ
111 第1のブラケット
112 第2のブラケット
113 第1の巻線部
114 第1の挿入部
115 第1の支持部
116 第2の巻線部
117 第2の挿入部
118 第2の支持部
119 第3の支持部
121 本体
123 ワイヤ接続部
125 固定部
127 接続部
141 ステータ極
143 ヨーク分岐部
144 連結部
145 ヨーク
161 第1のワイヤ端部
162 第2のワイヤ端部
171 回路基板
172 交流(AC)スイッチ
173 電圧降下抵抗器
175 感温スイッチ
176 磁気センサ
200 PCB基板
211 極部(ステータ極)
211a 短極片
211b 長極片
211c 斜切部
212 スロット開口部
213 位置決め溝
214 空隙
215 第1のコア部
215a 第1の端部
215b 第2の端部
216 第2のコア部
216a 第1の端部
216b 第2の端部
217 磁気伝導性連結片
218a,218b ダブテールほぞ穴
219a,219b ダブテールほぞ
221 第1の絶縁ブラケット
222 主部
223a,223b 側板
224 第1の取付部
224a 支持部
224b 連結部材
225 第2の取付部
226 第2の絶縁ブラケット
227 主部
228a,228b 側板
229 第1の取付部
229a 支持部
229b 連結部材
230 第2の取付部
231,232 連結部材
233 支持部
234 突刺部
261 ねじ
262 ねじナット
263 位置決めスリーブ
300 インペラ
301 取付部
350 緩衝装置
351 弾性部材
352 第1の連結ベース
352a 突出ブロック
353 第2の連結ベース
354 弾性スリーブ
500 換気ファン
511 収容空間
531 第1の組付部
532 第2の組付部
700 電子装置
701 外部ハウジング
702 取付ブラケット
711 係止部
713 円弧回避溝
731 開口部
741 開口部
751 第1の端面
752 第2の端面
755 連結補強構造
773 挿入スロット
775 貫通スロット
1130 巻線コラム
1131 第1の絶縁板
1132 第2の絶縁板
1133 第1の貫通穴
1134 第1のスナップ嵌合部
1135 ワイヤ締め付け溝
1141 第1の収容スロット
1142 溝
1151 案内溝
1160 巻線コラム
1161 第3の絶縁板
1162 第4の絶縁板
1163 第2の貫通穴
1164 第2のスナップ嵌合部
1165 ワイヤ案内溝
1166 ワイヤ締め付け溝
1171 第2の収容スロット
1251 突出部
1311 本体
1313 ワイヤ接続部
1315 固定部
1317 接続端部
1331 本体
1333 接続部
1335 固定部
1337 接続端部
1411 通路
1431 突出部
1451 掛止溝
1711 挿入開口部
1713 第1の部分
1715 第2の部分
5311 位置決めポスト
5313 ボス
5315 位置制限部
5317 シールリング
5320 案内溝
5321 第1の側
5322 第2の側
5323 第3の側
5324 スナップ嵌合部
5325 案内部
5326 支持ポスト
5327 内側止め部
5328 外側止め部
5329 掛止開口部
7511 第1の収容スロット
7513 第1の押圧タブ
7515 押圧突出部
7522 第2の収容スロット
7523 第3の収容スロット
7524 第2の押圧タブ
7525 第3の押圧タブ
7526 押圧突出部
7527 押圧突出部
7551 補強突出部
7552 補強部
D ロータの外径
d3 空隙の厚さ
L1 スロット開口部の中心を結ぶ線
L2 ステータコアの対称軸
W ステータコアの幅

Claims (11)

  1. ステータ極と、前記ステータ極を連結するヨークとを含むステータコアと、
    前記ステータコアの周りに巻き付けられる少なくとも1つの巻線と、
    外部電源と接続して、前記巻線に電力を供給するように構成され、前記ステータ極に隣接する前記ヨークの一端に位置する接続端子と、
    を備えることを特徴とするステータ。
  2. 更に、前記ステータコアと前記巻線との間の巻線ブラケットを備え、前記接続端子は、前記巻線ブラケットに固定されることを特徴とする、請求項1に記載のステータ。
  3. 前記ステータ極の数は、2つであり、前記ヨークは、U字形状であり、前記巻線ブラケットは、互いに並列に配置される第1のブラケット及び第2のブラケットを備え、前記第1のブラケット又は前記第2のブラケットは、巻線部と、前記巻線部の一端に配設される挿入部とを有し、前記接続端子は、前記挿入部に配設されることを特徴とする、請求項2に記載のステータ。
  4. 更に、電子回路と、前記巻線ブラケットに配設される接続部材とを備え、前記接続部材は、別個に形成され、前記巻線を前記電子回路と電気的に接続することを特徴とする、請求項2又は3に記載のステータ。
  5. 前記接続端子の数は、2つであり、前記電子回路及び前記巻線は、前記2つの接続端子の間に直列に接続され、前記2つの接続端子の一方は、前記電子回路と電気的に接続され、前記巻線の両端は、それぞれ、前記接続部材及び前記2つの接続端子の他方と電気的に接続されることを特徴とする、請求項4に記載のステータ。
  6. ステータ極と、前記ステータ極を連結するヨークとを含むステータコアと、
    前記ステータコアの周りに巻き付けられる少なくとも1つの巻線と、
    前記ステータコアと前記巻線との間に配置される巻線ブラケットであって、少なくとも1つの支持部が、前記ステータ極に隣接する前記巻線ブラケットの一端に配置される、巻線ブラケットと、
    前記巻線ブラケットに固定され、前記少なくとも1つの支持部によって支持される回路板と、
    を備えることを特徴とするステータ。
  7. 前記ステータ極の数は、2つであり、前記ヨークは、U字形状であることを特徴とする、請求項6に記載のステータ。
  8. 前記巻線ブラケットは、前記回路板を、前記2つのステータ極に隣接する一端だけで支持することを特徴とする、請求項6又は7に記載のステータ。
  9. インペラと、前記インペラを駆動するための単相モータとを備え、前記単相モータは、ロータと、請求項6乃至8のいずれか一項に記載のステータとを備えることを特徴とする換気ファン。
  10. 前記回路板は、前記インペラと反対側の前記巻線ブラケットの1つの側に取り付けられ、前記巻線に隣接し、前記インペラによって発生される気流は、前記回路板の上方を流れ、前記回路板を冷却することを特徴とする、請求項9に記載のファン。
  11. 前記インペラは、前記単相モータの大きさよりも大きい外径を有し、前記回路板及び前記巻線は、前記インペラによって発生される前記気流の流路内に位置することを特徴とする、請求項9に記載のファン。
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