JP2017192026A - 無線通信システム及び無線通信システムの中継機 - Google Patents

無線通信システム及び無線通信システムの中継機 Download PDF

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靖洋 川上
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【課題】無線通信の信頼性を向上させることができる無線通信システム及び無線通信システムの中継機を提供する。【解決手段】無線通信システムは、ネットワークを構成するノードとして、送信元の第1無線機(無線機1B)と、送信先の第2無線機(無線機1C)と、第1無線機及び第2無線機のそれぞれと通信可能な中継機(無線機1F)と、を備える。中継機が、第1無線機から第2無線機へ送信されたデータを受信した後に、第2無線機から第1無線機へ送信されるACKを受信しなかった場合、中継機が、第1無線機から受信したデータを第2無線機へ送信するように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信システム及び無線通信システムの中継機に関し、特に、複数の無線機の間で無線通信を行う無線通信システム及び無線通信システムの中継機に関する。
従来、マルチホップ通信を行うセンサネットワークシステムがあった(例えば特許文献1参照)。このセンサネットワークシステムでは、あるノード(下位ノード)が上位ノードへデータを送信した場合、データを受信した上位ノードから、更に上位のノードへ送信される信号を、下位ノードへのACK信号として使用している。
特開2009−206908号公報
上記のセンサネットワークシステムにおいて、下位ノードから送信された信号を上位ノードが受信できなかった場合、上位ノードから更に上位のノードへデータが送信されないため、下位ノードはACKを受信できず、下位ノードはデータを再送信する。この場合、下位ノードと上位ノードとの間の通信は一度失敗しているため、再び失敗する可能性が高く、無線通信の品質が低下する可能性があった。
本発明の目的は、無線通信の信頼性を向上させることができる無線通信システム及び無線通信システムの中継機を提供することにある。
第1の態様の無線通信システムは、ネットワークを構成するノードとして、送信元の第1無線機と、送信先の第2無線機と、前記第1無線機及び前記第2無線機のそれぞれと通信可能な少なくとも1つの中継機と、を備える。前記中継機が、前記第1無線機から前記第2無線機へ送信されたデータを受信した後に、前記第2無線機から前記第1無線機へ送信されるACKを受信しなかった場合、前記中継機が、前記第1無線機から受信した前記データを前記第2無線機へ送信する。
第2の態様の無線通信システムでは、第1の態様において、前記第1無線機は、前記第2無線機へ前記データを送信した後に前記中継機から前記第2無線機へ送信された前記データを受信した場合は、前記データの再送信を行わないように構成されてもよい。
第3の態様の無線通信システムでは、第2の態様において、前記第1無線機は、前記第2無線機へ前記データを送信した場合に前記中継機から前記第2無線機へ送信された前記データを受信した受信回数が閾値以上である場合、以後は前記データを送信した前記中継機へデータを送信するように構成されてもよい。
第4の態様の無線通信システムでは、第1の態様において、前記中継機が、前記データを前記第2無線機へ送信する前に、前記第1無線機へACKを送信するように構成されてもよい。そして、前記第1無線機が、前記第2無線機へ前記データを送信した後に前記第2無線機及び前記中継機のいずれかからACKを受信した場合は、前記データの再送信を行わないように構成されてもよい。
第5の態様の無線通信システムでは、第4の態様において、前記第1無線機は、前記第2無線機へ前記データを送信した場合に前記中継機からACKを受信した受信回数が閾値以上である場合、以後は前記ACKを送信した前記中継機へデータを送信するように構成されてもよい。
第6の態様の無線通信システムでは、第3又は第5の態様において、前記中継機は、前記第1無線機から前記中継機に宛てて送信されたデータを受信した場合、受信したデータを前記第2無線機に送信するように構成されてもよい。
第7の態様の無線通信システムは、第1〜第6のいずれか1つの態様において、前記中継機を複数備えてもよい。
第8の態様の無線通信システムでは、第7の態様において、前記複数の中継機のそれぞれにランダムな待ち時間が設定されてもよい。そして、前記複数の中継機のそれぞれは、前記第1無線機から前記第2無線機へ送信された前記データを受信してから前記待ち時間が経過したタイミングで、受信した前記データを前記第2無線機に送信するように構成されてもよい。
第9の態様の無線通信システムは、第1〜第8のいずれか1つの態様において、前記第2無線機を複数備えてもよい。前記複数の第2無線機のそれぞれに識別番号が割り当てられており、前記中継機は、前記複数の第2無線機のうち識別番号が登録されている第2無線機に前記第1無線機から送信されるデータの中継を行うように構成されてもよい。
第10の態様の無線通信システムでは、第1〜第9のいずれか1つの態様において、前記第1無線機が、前記第2無線機へデータを送信する場合に当該データの送信回数を示す送信回数情報を当該データに含めて送信するように構成されてもよい。前記中継機は、前記第1無線機から前記データを受信した場合に、前記データに含まれる前記送信回数情報をもとに前記第1無線機へACKを送信するか否かを判断するように構成されてもよい。
第11の態様の無線通信システムの中継機は、送信元の第1無線機から送信先の第2無線機へデータを伝送する無線通信システムの中継機であって、無線通信を行う通信部と、前記通信部を制御する制御部とを備える。前記通信部が、前記第1無線機から前記第2無線機へ送信されたデータを受信した後に、前記第2無線機から前記第1無線機へ送信されるACKを受信しなかった場合、前記制御部が、前記第1無線機から受信した前記データを前記通信部から前記第2無線機へ送信させるように構成される。
第1無線機から第2無線機への通信が失敗した場合に、第1無線機がデータを再送信しても通信が再び失敗する可能性が高いが、本発明によれば、第1無線機から送信されたデータを受信している中継機が第2無線機へデータを送信している。これにより、第2無線機によってデータが受信される可能性が高くなり、無線通信の信頼性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る無線通信システムのシステム構成図である。 図2は、同上の無線通信システムの無線機間の通信処理を模式的に示した説明図である。 図3は、同上の無線通信システムの無線機のブロック図である。 図4は、同上の無線通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 図5は、同上の無線通信システムにおける第1無線機の動作を説明するフローチャートである。 図6は、同上の無線通信システムにおける中継機の動作を説明するフローチャートである。 図7は、同上の無線通信システムにおける第2無線機の動作を説明するフローチャートである。 図8は、本発明の実施形態2に係る無線通信システムの無線機間の通信処理を模式的に示した説明図である。 図9は、同上の無線通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 図10は、同上の無線通信システムにおける中継機の動作を説明するフローチャートである。
以下に説明する実施形態は、本発明に係る無線通信システム及び無線通信システムの中継機の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、以下の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態1)
(1)概要
図1は無線通信システムの概略構成図を示す。無線通信システムはネットワークを構成するノードとして複数の無線機1A,1B,1C,1D,1E,1F,…を備えている。以下の説明において、個別の無線機について説明する場合は無線機1A,1B,1C,1D,1E,1F,…と記載し、複数の無線機1A,1B,1C,1D,1E,1F,…に共通する説明を行う場合は無線機1と記載する。
本実施形態の無線通信システムは、ネットワークを構成するノードとして、送信元の第1無線機と、送信先の第2無線機と、第1無線機及び第2無線機のそれぞれと通信可能な中継機と、を備える。中継機が、第1無線機から第2無線機へ送信されたデータを受信したときに、第2無線機から第1無線機へ送信されるACKを受信しなかった場合、中継機がデータを第2無線機へ送信するように構成されている。本実施形態では、ネットワークを構成するノードとして複数の無線機1を備えており、複数の無線機1の各々は、データを送信する場合は送信元の第1無線機となり、データを受信する場合は送信先の第2無線機となり、データを中継する場合は中継機となる。例えば、無線機1Bが無線機1Cにデータを送信する場合、無線機1Bが送信元の第1無線機となり、無線機1Cが送信先の第2無線機となる。また、無線機1B及び無線機1Cのそれぞれと通信可能な無線機1Fが、無線機1Bと無線機1Cとの間でデータを中継する場合、無線機1Fが中継機となる。
(2)詳細
以下、実施形態1に係る無線通信システムについて図1〜図7を参照して詳しく説明する。図2及び図4において、実線の矢印は送信元の第1無線機から送信されるデータを示し、点線の矢印は送信先の第1無線機から送信されるACK(肯定応答:acknowledgement)を示している。なお、実施形態2の説明で参照する図8及び図9においても同様である。
(2.1)無線機の構成
複数の無線機1(1A〜1F)は同様の構成を有しており、図3を参照して無線機1の構成を説明する。
無線機1は、MCU(Micro Control Unit)10と、無線通信部11と、アンテナ12と、記憶部13と、電源部14とを備える。
MCU10は、記憶部13に記憶されたプログラムを実行することによって、種々の機能を実現する。MCU10が実行するプログラムは、あらかじめ記憶部13に記憶されていてもよいし、電気通信回線を通じて提供されてもよいし、メモリカードなどの記録媒体に記憶されて提供されてもよい。
無線通信部11は、アンテナ12を介して電波を媒体とした無線通信を行う。無線通信部11の通信方式は、無線局の免許が不要な通信方式であるのが好ましい。本実施形態の無線通信部11は、例えば特定小電力無線の通信方式を採用した無線モジュールである。なお、無線通信部11は、特定小電力無線の通信方式を採用した無線モジュールに限定されず、Zigbee(登録商標)規格に準拠した通信モジュールでもよいし、Bluetooth(登録商標)規格に準拠した通信モジュールでもよい。
記憶部13は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などから選択されるデバイスで構成される。記憶部13は、MCU10が実行するプログラムを記憶する。記憶部13は、無線機1に個別に割り当てられた識別情報(アドレス、ノード番号など)や、通信経路の経路情報などを記憶する。また、記憶部13は、データを送信してから再送信するまでの待機時間である再送待機時間や、データを再送信する回数の上限回数などを記憶してもよい。
電源部14は例えば電池を電源として、無線機1の内部回路に対して動作に必要な電力を供給する。なお、電源部14は、商用電源のような外部電源から電力供給を受けて、内部回路に動作に必要な電力を供給してもよい。
(2.2)通信処理の説明
本実施形態の無線通信システムでは、図1に示すように、無線機1Aから無線機1B、無線機1C、無線機1Dなどを経由して最終宛先の無線機に所定のフォーマットのデータ(送信信号)が送信されている。つまり、本実施形態の無線通信システムではマルチホップ通信が行われている。ここにおいて、1フレームのデータには、送信元の無線機1のアドレス(送信元アドレス)と、送信先の無線機1のアドレス(送信先アドレス)と、例えばセンサの検出結果などの情報と、シーケンス番号と、が含まれる。シーケンス番号とは、各無線機1から送信されるデータに個別に割り当てられた番号であり、無線機1から信号が送信されるごとに値が所定の増分(例えば1)ずつインクリメントされる。
以下では、無線機1Bと無線機1Cとの間での通信処理に着目して説明を行う。無線機1Bの記憶部13に、無線機1Bが無線機1Aからデータを受信した場合は無線機1Cにデータを送信するような経路情報が登録されている場合を想定する。この場合、無線機1Bが送信元の第1無線機となり、無線機1Cが送信先の第2無線機となる。また、無線機1B及び無線機1Cのそれぞれと通信可能な無線機1Fが、無線機1Bと無線機1Cとの間でデータを中継する場合、無線機1Fが中継機となる。
ここで、通信環境の変化などの理由で、無線機1Bから無線機1Cへの通信が失敗した場合の動作について図4〜図7を参照して説明する。なお、図2に示すように、中継機として機能する無線機1Fは、無線機1Bの電波が到達するエリアA1と、無線機1Cの電波が到達するエリアA2とが重なる領域に存在している。すなわち、無線機1Fは、無線機1B,1Cの各々と通信可能である。
無線機1Bにおいて、無線通信部11が無線機1Aから送信されたデータを受信した場合、MCU10は、無線機1Aから受信したデータを、経路情報にしたがって無線通信部11から無線機1Cに送信させる(図4の処理T1)。通信環境の悪化などの原因で、無線機1Cが無線機1Bから送信されたデータを受信できなかった場合、無線機1Cから無線機1BへはACKが送信されない。
ここで、無線機1Fは無線機1B,1Cと通信可能であるので、無線機1Fの無線通信部11は、無線機1Bから無線機1Cに宛てて送信されたデータを受信することができる。無線機1FのMCU10は、無線通信部11によって受信されたデータに含まれる送信元アドレス及び送信先アドレスに基づいて、送信元の無線機1Bと送信先の無線機1Cとを把握することができる。無線機1FのMCU10は、無線機1Bから送信されたデータが無線通信部11によって受信された時点から所定時間が経過するまでの間に、無線機1Cから無線機1Bへ送信されるACKが無線通信部11によって受信されなければ、通信が失敗したと判断する。
無線機1FのMCU10は、無線機1Bから無線機1Cへの送信が失敗したと判断すると、無線機1Bから受信したデータを無線通信部11から無線機1Cへと送信させる(図4の処理T2)。ここで、処理T1において無線機1Bから送信されるデータの送信元アドレスは無線機1Bのアドレスであり、送信先アドレスは無線機1Cのアドレスである。無線機1FのMCU10は、無線機1Bから受信したデータの送信元アドレスを自機(無線機1F)のアドレスに変更して、無線通信部11から無線機1Cへと送信させる。無線機1Cでは、無線通信部11が無線機1Fから送信されたデータを受信すると、MCU10が、送信元の無線機1FにACKを送信する。これにより、無線機1Bから無線機1Cに宛てて送信されたデータが、無線機1Fによって無線機1Cへと送信される。
無線機1Fは、無線機1Bの電波が到達するエリアA1内にあるので、無線機1Fから無線機1Cに宛てて送信されたデータは無線機1Bによっても受信される。無線機1BのMCU10は、無線通信部11によって受信されたデータに含まれる送信先アドレス、送信元アドレス及びシーケンス番号をもとに、自機が送信したデータを、無線機1Fが送信先の無線機1Cに送信したと判断する。これにより、無線機1BのMCU10は、無線機1CからのACKを受信できない場合でも、無線機1Fから無線機1Cへデータが送信されているので、データを再送信する処理を行っておらず、通信のトラフィックが低減される。なお、無線機1Cは、無線機1Bから受信したデータを無線機1Dに送信しており、無線機1Cが送信元の第1無線機となり、無線機1Dが送信先の第2無線機となる。また、無線機1C,1Dと通信可能な別の無線機が中継機として動作する。
ここで、送信元となる無線機1B(以下では第1無線機1Bともいう)、中継機となる無線機1F(以下では中継機1Fともいう)、送信先となる無線機1C(以下では第2無線機1Cともいう)の動作をそれぞれ図5〜図7のフローチャートに基づいて説明する。
まず、送信元の無線機1Bの動作を図5に基づいて説明する。
無線機1BのMCU10が動作を開始すると、MCU10は送信待機状態となる(ステップS11)。例えば無線機1Bの無線通信部11が無線機1Aから送信されたデータを受信すると、MCU10は、送信元アドレスを自機のアドレス、送信先アドレスを無線機1Cのアドレスとし、受信データの情報をデータ領域に格納した送信データを作成する。そして、無線機1BのMCU10は、作成したデータを無線通信部11から送信させる(ステップS12)。
無線機1BのMCU10は、データの送信後に無線信号の受信待ちを行い(ステップS13)、無線機1CからのACK又は中継機1Fから送信されるデータを無線通信部11が受信できれば、データの送信が成功したと判断する(ステップS14)。無線機1BのMCU10は、無線通信部11が受信した無線信号の送信元アドレスをもとに、無線信号の送信元が送信先の無線機1Cであるか中継機1Fであるかを判断する(ステップS15)。
無線機1BのMCU10は、ステップS15において無線通信部11が受信した信号の送信元が送信先の無線機1Cであると判断すると、通信処理を終了する。
無線機1BのMCU10は、ステップS15において無線通信部11が受信した信号の送信元が中継機1Fであると判断すると、中継機1Fからデータを受信した受信回数n1が閾値N1(N1は2以上の整数)以上か否かを判断する(ステップS16)。受信回数n1が閾値N1未満であれば、無線機1BのMCU10は、受信回数n1の値を1つインクリメントした後、通信処理を終了する。受信回数n1が閾値N1以上であれば、無線機1BのMCU10は、次回以降の送信先を無線機1Cから中継機1Fに変更するように経路情報を変更して(ステップS17)、通信処理を完了する。
一方、ステップS13において無線信号を受信できなければ、無線機1BのMCU10は、ステップS12でデータを送信した時点からの経過時間t1をカウントし、経過時間t1が所定の受信待ち時間DT1以上であるか否かを判断する(ステップS18)。経過時間t1が受信待ち時間DT1未満であれば、無線機1BのMCU10は、ステップS13に戻って、無線信号の受信待ちを継続する。経過時間t1が受信待ち時間DT1以上であれば、無線機1BのMCU10は、ステップS12で送信したデータが無線機1Cによって受信されなかったと判断する。そして、無線機1BのMCU10は、再送回数n2が所定の上限回数N2(N2は2以上の整数)以上か否かを判断する(ステップS19)。再送回数n2が上限回数N2未満であれば、無線機1BのMCU10は、再送回数n2を1つインクリメントした後、ステップS12に戻って無線通信部11からデータを再送させる。再送回数n2が上限回数N2以上であれば、無線機1BのMCU10は、無線機1Cとの通信に失敗したと判断し(ステップS20)、通信処理を終了する。
次に、中継機1Fの動作を図6に基づいて説明する。
中継機1FのMCU10は、無線信号の受信待ちを行い(ステップS31)、無線通信部11によって送信元の無線機1Bからのデータが受信された場合、送信先の無線機1CからのACKを無線通信部11が受信したか否かを判断する(ステップS32)。
ステップS32において中継機1Fの無線通信部11が無線機1CからのACKを受信していれば、中継機1FのMCU10は、無線機1Bと無線機1Cとの間の通信が成功したと判断して、通信処理を完了する。
ステップS32で中継機1Fの無線通信部11が無線機1CからのACKを受信しなければ、中継機1FのMCU10は、ステップS31で受信したデータの送信元アドレスを自機のアドレスとしたデータを作成し、送信待機状態となる(ステップS33)。
ステップS31でデータを受信した時点からランダムな待ち時間が経過すると、中継機1FのMCU10は、無線通信部11からデータを無線機1Cに宛てて送信させる(ステップS34)。
データの送信後、中継機1FのMCU10は、無線機1CからのACKの受信待ちを行う(ステップS35)。
中継機1FのMCU10は、無線通信部11によって無線機1CからのACKが受信された場合は、無線機1Cとの通信が成功したと判断して(ステップS36)、通信処理を完了する。
一方、ステップS35において無線信号を受信できなければ、無線機1FのMCU10は、ステップS34でデータを送信した時点からの経過時間t2をカウントし、経過時間t2が所定の受信待ち時間DT2以上であるか否かを判断する(ステップS37)。
経過時間t2が受信待ち時間DT2未満であれば、無線機1FのMCU10は、ステップS35に戻って、無線信号の受信待ちを継続する。
経過時間t2が受信待ち時間DT2以上であれば、無線機1FのMCU10は、ステップS34で送信したデータが無線機1Cによって受信されていないと判断する。そして、無線機1FのMCU10は、再送回数n3が所定の上限回数N3(N3は2以上の整数)以上か否かを判断する(ステップS38)。再送回数n3が上限回数N3未満であれば、無線機1FのMCU10は、再送回数n3を1つインクリメントして、待ち時間が経過すると、無線通信部11からデータを再送させる(ステップS34)。再送回数n3が上限回数N3以上であれば、無線機1FのMCU10は、無線機1Cとの通信に失敗したと判断して(ステップS39)、通信処理を完了する。
次に、送信先の無線機1Cの動作を図7に基づいて説明する。
無線機1CのMCU10は、無線信号の受信待ちを行っており(ステップS50)、無線通信部11が無線機1B及び中継機1Fのいずれかから無線信号を受信した場合は送信元の無線機(無線機1B又は中継機1F)へACKを返信する(ステップS51)。無線機1CのMCU10は、ACK返信後、次回の通信に備えて受信待ちの状態となる。
以上のように、中継機1Fは、第1無線機1Bから第2無線機1Cへ送信されたデータを受信したときに、第2無線機1Cから第1無線機1Bへ送信されるACKを受信しない場合は、第1無線機1Bから受信したデータを第2無線機1Cへ送信する。なお、中継機1Fは、無線通信を行う通信部(無線通信部11)と、通信部を制御する制御部(MCU10)とを備えている。通信部が、第1無線機1Bから第2無線機1Cへ送信されたデータを受信した後に、第2無線機1Cから第1無線機1Bへ送信されるACKを受信しなかった場合、制御部が、第1無線機1Bから受信したデータを通信部から第2無線機1Cへ送信させるように構成されている。
中継機1FのMCU10は、第1無線機1Bから第2無線機1Cへ送信されたデータを受信した後に、第2無線機1Cから第1無線機1Bへ送信されるACKを受信しなかった場合、第1無線機1Bから第2無線機1Cへの通信が失敗したと判断する。第1無線機1Bと第2無線機1Cとの間の通信が失敗しているので、第1無線機1Bが第2無線機1Cにデータを再送信しても、通信が失敗する可能性が高い。この場合、本実施形態の無線通信システムでは、中継機1Fが第1無線機1Bから受信したデータを第2無線機1Cへ送信しているので、第2無線機1Cでデータを受信できる可能性が高くなり、無線通信の信頼性が向上する。
本実施形態の無線通信システムにおいて、第1無線機1Bは、第2無線機1Cへデータを送信した後に中継機1Fから第2無線機1Cへ送信されたデータを受信した場合は、データの再送信を行わないように構成されてもよい。なお、この構成は無線通信システムに必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。また、この構成は実施形態1の他の構成及び実施形態2と適宜組み合わせて適用が可能である。
中継機1Fは第1無線機1B及び第2無線機1Cとそれぞれ通信可能であるので、第1無線機1Bの無線通信部11は中継機1Fから送信されるデータを受信可能である。第1無線機1BのMCU10は、中継機1Fから送信されるデータの送信先アドレス及びシーケンス番号をもとに、自機(第1無線機1B)が第2無線機1Cに宛てて送信したデータを中継機1Fが送信していると判断できる。そして、第1無線機1BのMCU10は、中継機1Fから第2無線機1Cへ送信されたデータを無線通信部11が受信した場合は、データの再送信を行わないようにしており、通信トラフィックを低減できる。
また、第1無線機1Bは、第2無線機1Cへデータを送信した場合に中継機1Fから第2無線機1Cへ送信されたデータを受信した受信回数が閾値N1以上である場合、以後はデータを送信した中継機1Fへデータを送信してもよい。なお、この構成は無線通信システムに必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。また、この構成は実施形態1の他の構成及び実施形態2と適宜組み合わせて適用が可能である。
このように、第1無線機1Bと第2無線機1Cとの通信が失敗して中継機1Fから第2無線機1Cへデータが送信されるという事象が発生する回数(受信回数)が閾値N1以上になると、第1無線機1BのMCU10は、第2無線機1Cへのデータ送信を中止する。そして、第1無線機1BのMCU10は、無線通信部11から中継機1Fにデータを送信しており、データの送信回数が減るため、通信のトラフィックが低下する。ここで、上記事象が発生する回数(受信回数)が閾値N1以上であるとは、上記事象が連続して発生する回数が閾値N1以上であってもよいし、予め設定された期間(例えば数十秒、数十分又は数時間程度の期間)内に上記の事象が発生する回数が閾値N1以上になってもよい。
そして、中継機1Fは、第1無線機1Bから自機(中継機1F)に宛てて送信されたデータを受信した場合、受信したデータを第2無線機1Cに送信するように構成されていればよい。なお、この構成は無線通信システムに必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。また、この構成は実施形態1の他の構成及び実施形態2と適宜組み合わせて適用が可能である。
すなわち、中継機1FのMCU10は、第1無線機1Bから第2無線機1Cに送信されたデータより、送信先である第2無線機1Cのアドレス(送信先アドレス)を取得することができる。中継機1FのMCU10は、第1無線機1Bから自機(中継機1F)に宛てて送信されたデータを受信した場合、受信したデータの情報を含み送信元アドレスを自機のアドレス、送信先アドレスを第2無線機1Cのアドレスとしたデータを作成する。そして、中継機1FのMCU10は、作成したデータを無線通信部11から第2無線機1Cに送信させており、第1無線機1Bから中継機1Fを経由して第2無線機1Cへとデータが送信される。
また、上記の説明では無線機1Bと無線機1Cとの間の通信において中継機として動作する無線機1の数が1つ(中継機1Fのみ)であったが、中継機として動作する無線機1が複数あってもよい。なお、この構成は無線通信システムに必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。また、この構成は実施形態1の他の構成及び実施形態2と適宜組み合わせて適用が可能である。
中継機として動作する無線機1が複数あれば、複数の中継機のいずれかで送信元の第1無線機1Bから送信されたデータが受信される可能性が高くなり、無線通信の信頼性が向上した無線通信システムを実現できる。
ここで、中継機として動作する無線機1が複数ある場合、複数の中継機のそれぞれにランダムな待ち時間が設定されていればよい。そして、複数の中継機のそれぞれは、第1無線機1Bから第2無線機1Cへ送信されたデータを受信してから待ち時間が経過したタイミングでデータを送信すればよい。なお、この構成は無線通信システムに必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。また、この構成は実施形態1の他の構成及び実施形態2と適宜組み合わせて適用が可能である。
このように、複数の中継機のそれぞれにランダムな待ち時間が設定されているため、第1無線機から送信されたデータを2以上の無線機が受信して、2以上の中継機がデータを送信する場合でも、信号の衝突が起こりにくくなる。よって、無線通信の信頼性が向上した無線通信システムを実現できる。
また、ネットワークを構成する複数の無線機1にはそれぞれ識別番号が付与されているのであるが、中継機1Fは、予め登録された識別番号の無線機1を送信先とするデータのみの中継処理を行うように構成されてもよい。なお、この構成は無線通信システムに必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。また、この構成は実施形態1の他の構成及び実施形態2と適宜組み合わせて適用が可能である。
例えば、第1無線機1Bがデータを送信する送信先の第2無線機が複数ある場合に、中継機として動作する無線機1Fは、複数の第2無線機のうち、あらかじめ識別番号が登録された第2無線機についてのみ、データの中継処理を行う。ここにおいて、中継機1Fに、識別番号が登録されている第2無線機を、処理対象の第2無線機という。
中継機1Fは、第1無線機1Bから処理対象の第2無線機へデータが送信された後に、処理対象の第2無線機からACKが送信されなかった場合は、第1無線機1Bから受信したデータを処理対象の第2無線機に送信する処理を行う。
中継機1Fは、第1無線機1Bから処理対象ではない第2無線機へデータが送信されたときに、処理対象ではない第2無線機からACKが送信されなかった場合、第1無線機1Bから受信したデータを送信する処理は行わない。
このように、中継機1Fが、あらかじめ識別番号が登録された第2無線機についてのみ、第1無線機1Bから送信されたデータを送信する処理を行っているので、複雑な中継経路(例えばホップ数が大きくなるような中継経路)が形成されにくくなる。
また、第1無線機1Bが、第2無線機1Cへデータを送信する場合に当該データの送信回数を示す送信回数情報を当該データに含めて送信するように構成されてもよい。そして、中継機1Fは、第1無線機1Bからデータを受信した場合に、データに含まれる送信回数情報をもとに第1無線機1BへACKを送信するか否かを判断するように構成されてもよい。
例えば、第2無線機1Cが、第1無線機1Bから送信されたデータを受信して、第1無線機1BにACKを送信したにもかかわらず、第1無線機1BがこのACKの受信に失敗した場合、第1無線機1Bが再び同じデータを第2無線機1Cに送信する可能性がある。
なお、中継機1Fは、第2無線機1Cから送信されたACKを受信しており、第1無線機1Bと第2無線機1Cとの通信が成功したと判断している場合を想定する。
この場合、第1無線機1Bは、第2無線機1Cにデータを再送信するが、例えば送信回数が1つインクリメントされた送信回数情報を含めたデータが第2無線機1Cに送信される。中継機1Fは、第1無線機1Bから送信されたデータを受信すると、データに含まれる送信回数情報をもとに、同じデータが再送信されたと判断する。すなわち、中継機1Fは、第1無線機1Bと第2無線機1Cとの通信が成功しているにも関わらず、第1無線機1Bからデータが再送信されたと判断し、第1無線機1BにACKを送信する。第1無線機1Bが、無線機1FからのACKを受信すると、データの送信に成功したと判断して、データの再送信を停止するので、データの送信が繰り返されるのを停止して、通信トラフィックを低減することができる。
なお、「(2.2)動作説明」では、無線機1Aから無線機1B、無線機1C、無線機1Dなどを経由して最終宛先の無線機にデータが送信される場合を例に説明したが、逆の経路で通信が行われる場合も同様である。すなわち、送信元の無線機から、無線機1D、無線機1C、無線機1Bを経由して無線機1Aにデータが送信される場合も本実施形態と同様の通信手順で通信が行われる。この場合に、無線機1Cと無線機1Bとの間の通信に着目すると、無線機1Cが送信元の第1無線機になり、無線機1Bが送信先の第2無線機になり、無線機1Fが中継機となる。
(実施形態2)
実施形態2の無線通信システムについて図面を参照して説明する。なお、実施形態2の無線通信システムの構成は、実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
以下では、図1に示すように無線機1Aから無線機1B、無線機1Cを経由して無線機1Dにデータを送信する場合において、無線機1Bと無線機1Cとの間での通信処理に着目して説明を行う。無線機1Bの記憶部13に、無線機1Bが無線機1Aからデータを受信した場合は無線機1Cにデータを送信するような経路情報が登録されている場合を想定する。ここで、通信環境の変化などの理由で、無線機1Bから無線機1Cへの通信が失敗した場合の動作について図8〜図10を参照して説明する。なお、中継機として機能する無線機1Fは、無線機1Bの電波が到達するエリアA1と、無線機1Cの電波が到達するエリアA2とが重なる領域に存在している。すなわち、無線機1Fは、無線機1B,1Cの各々と通信可能である。以下の説明では送信元の無線機1Bを第1無線機1Bといい、送信先の無線機1Cを第2無線機1Cといい、中継機として動作する無線機1Fを中継機1Fという。
中継機1Fは、実施形態1と同様、第1無線機1Bから第2無線機1Cへ送信されたデータを受信したときに、第2無線機1Cから第1無線機1Bへ送信されるACKを受信しない場合は、第1無線機1Bから受信したデータを第2無線機1Cへ送信する。ここで、中継機1FのMCU10は、無線通信部11から第2無線機1Cへデータを送信する前に、無線通信部11から第1無線機1BへACKを送信させている。
第1無線機1Bにおいて、無線通信部11が無線機1Aから送信されたデータを受信した場合、MCU10は、無線機1Aから受信したデータを、経路情報にしたがって無線通信部11から第2無線機1Cに送信させる(図9の処理T11)。通信環境の悪化などの原因で、第2無線機1Cが第1無線機1Bから送信されたデータを受信できなかった場合、第2無線機1Cから第1無線機1BへはACKが送信されない。
ここで、中継機1Fは第1無線機1B及び第2無線機1Cと通信可能であるので、中継機1Fの無線通信部11は、第1無線機1Bから第2無線機1Cに宛てて送信されたデータを受信することができる。中継機1FのMCU10は、無線通信部11によって受信されたデータに含まれる送信元アドレス及び送信先アドレスに基づいて、送信元の第1無線機1Bと送信先の第2無線機1Cとを把握することができる。中継機1FのMCU10は、第1無線機1Bから送信されたデータが無線通信部11によって受信された時点から所定時間が経過するまでの間に、第2無線機1Cから第1無線機1Bへ送信されるACKが無線通信部11によって受信されなければ、通信が失敗したと判断する。
中継機1FのMCU10は、第1無線機1Bから第2無線機1Cへの送信が失敗したと判断すると、上記のデータに含まれる送信元アドレスをもとに、送信元の第1無線機1Bに対してACKを送信する(図9の処理T12)。送信元の第1無線機1Bは、中継機1FからACKを受信すると、データの送信に成功したと判断し、データの再送信は行わない。
また、中継機1FのMCU10は、第1無線機1BにACKを送信した後、第1無線機1Bから受信したデータをもとに作成したデータを無線通信部11から第2無線機1Cへと送信させる(図9の処理T13)。ここで、処理T11において第1無線機1Bから送信されるデータの送信元アドレスは第1無線機1Bのアドレスとなり、送信先アドレスは第2無線機1Cのアドレスとなる。中継機1FのMCU10は、第1無線機1Bから受信したデータの送信元アドレスを自機(中継機1F)のアドレスに変更して、無線通信部11から第2無線機1Cへと送信させる。第2無線機1Cでは、無線通信部11が中継機1Fから送信されたデータを受信すると、MCU10が、送信元の中継機1FにACKを送信する。これにより、第1無線機1Bから第2無線機1Cへのデータの送信が完了する。
図10は実施形態2の中継機1Fの動作を説明するフローチャートである。実施形態2の中継機1Fの動作は、実施形態1で説明した図6のフローチャートの動作と、ステップS40,S41の処理以外は同様であるので、共通の処理については説明を省略する。
中継機1FのMCU10は、無線通信部11が第1無線機1Bから送信されたデータを受信した後に受信待ちを行っており、無線通信部11が無線機1CからのACKを受信しなければ、送信待機状態となる(ステップS40)。
ステップS31でデータを受信した時点からランダムなACK返送時間が経過すると、中継機1FのMCU10は、無線通信部11から送信元の第1無線機1BにACKを送信する(ステップS40)。第1無線機1Bは、中継機1Fから送信されたACKを受信すると、中継機1Fによってデータが受信されたと判断し、データの再送信は行わない。
また、中継機1FのMCU10は、第1無線機1BにACKを送信した後に送信待機状態となり(ステップS33)、ステップS31でデータを受信した時点からランダムな待ち時間が経過すると、データを第2無線機1Cに送信する(ステップS34)。
以上のように、中継機1Fが、データを第2無線機1Cへ送信する前に、第1無線機1BへACKを送信することも好ましい。そして、第1無線機1Bが、第2無線機1Cへデータを送信した後に第2無線機1C及び中継機1FのいずれかからACKを受信した場合は、データの再送信を行わないように構成されてもよい。
これにより、第1無線機1Bは、第2無線機1Cとの通信が失敗した場合でも、中継機1FからACKを受信した場合はデータの再送信を行わないので、通信トラフィックを低減できる。
また、第1無線機1Bは、第2無線機1Cへデータを送信した場合に中継機1FからACKを受信した受信回数が閾値以上である場合、以後はACKを送信した中継機1Fへデータを送信してもよい。
すなわち、第1無線機1BのMCU10は、送信先である第2無線機1Cへデータを送信した場合に送信先の第2無線機1Cではなく中継機1FからACKを受信した受信回数が閾値以上であれば、第2無線機1Cとの通信が不調であると判断する。そして、第1無線機1BのMCU10は、以後はACKを送信した中継機1Fへデータを送信するので、信号の送信回数が減り、通信トラフィックを低減できる。
また、中継機1Fは、第1無線機1Bから自機(中継機1F)に宛てて送信されたデータを受信した場合、受信したデータを第2無線機1Cに送信するように構成されていればよい。
すなわち、中継機1FのMCU10は、第1無線機1Bから第2無線機1Cに送信されたデータより、送信先である第2無線機1Cのアドレス(送信先アドレス)を取得することができる。中継機1FのMCU10は、第1無線機1Bから自機(中継機1F)に宛てて送信されたデータを受信した場合、受信したデータのデータを含み送信元アドレスを自機のアドレス、送信先アドレスを第2無線機1Cのアドレスとしたデータを作成する。そして、中継機1FのMCU10は、作成したデータを無線通信部11から第2無線機1Cに送信させており、第1無線機1Bから中継機1Fを経由して第2無線機1Cへとデータが送信される。
なお、実施形態2で説明した構成は、実施形態1で説明した構成と適宜組み合わせて適用である。
1B 第1無線機
1C 第2無線機
1F 中継機
10 MCU
11 無線通信部
12 アンテナ
13 記憶部
14 電源部

Claims (11)

  1. ネットワークを構成するノードとして、送信元の第1無線機と、送信先の第2無線機と、前記第1無線機及び前記第2無線機のそれぞれと通信可能な少なくとも1つの中継機と、を備え、
    前記中継機が、前記第1無線機から前記第2無線機へ送信されたデータを受信した後に、前記第2無線機から前記第1無線機へ送信されるACKを受信しなかった場合、前記中継機が、前記第1無線機から受信した前記データを前記第2無線機へ送信するように構成された、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第1無線機は、前記第2無線機へ前記データを送信した後に前記中継機から前記第2無線機へ送信された前記データを受信した場合は、前記データの再送信を行わないように構成された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第1無線機は、前記第2無線機へ前記データを送信した場合に前記中継機から前記第2無線機へ送信された前記データを受信した受信回数が閾値以上である場合、以後は前記データを送信した前記中継機へデータを送信するように構成された、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記中継機が、前記データを前記第2無線機へ送信する前に、前記第1無線機へACKを送信するように構成されており、
    前記第1無線機が、前記第2無線機へ前記データを送信した後に前記第2無線機及び前記中継機のいずれかからACKを受信した場合は、前記データの再送信を行わないように構成された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記第1無線機は、前記第2無線機へ前記データを送信した場合に前記中継機からACKを受信した受信回数が閾値以上である場合、以後は前記ACKを送信した前記中継機へデータを送信するように構成された、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記中継機は、前記第1無線機から前記中継機に宛てて送信されたデータを受信した場合、受信したデータを前記第2無線機に送信するように構成された、
    ことを特徴とする請求項3又は5に記載の無線通信システム。
  7. 前記中継機を複数備えた、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. 前記複数の中継機のそれぞれにランダムな待ち時間が設定されており、
    前記複数の中継機のそれぞれは、前記第1無線機から前記第2無線機へ送信された前記データを受信してから前記待ち時間が経過したタイミングで、受信した前記データを前記第2無線機に送信するように構成された、
    ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信システム。
  9. 前記第2無線機を複数備え、
    前記複数の第2無線機のそれぞれに識別番号が割り当てられており、
    前記中継機は、前記複数の第2無線機のうち識別番号が登録されている第2無線機に前記第1無線機から送信されるデータの中継を行うように構成された、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  10. 前記第1無線機が、前記第2無線機へデータを送信する場合に当該データの送信回数を示す送信回数情報を当該データに含めて送信するように構成されており、
    前記中継機は、前記第1無線機から前記データを受信した場合に、前記データに含まれる前記送信回数情報をもとに前記第1無線機へACKを送信するか否かを判断するように構成された、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  11. 送信元の第1無線機から送信先の第2無線機へデータを伝送する無線通信システムの中継機であって、
    無線通信を行う通信部と、前記通信部を制御する制御部とを備え、
    前記通信部が、前記第1無線機から前記第2無線機へ送信されたデータを受信した後に、前記第2無線機から前記第1無線機へ送信されるACKを受信しなかった場合、前記制御部が、前記第1無線機から受信した前記データを前記通信部から前記第2無線機へ送信させるように構成された、
    ことを特徴とする無線通信システムの中継機。
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