JP2017190974A - ねじ付き管のねじ形状測定装置及び測定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
管の端部に形成されたねじの寸法精度が低いと、継手との締結状態が緩み、管同士の連結が解除されて脱落したり、管内部に流れる流体が外部に漏洩するおそれがある。特に油井管の場合には、近年の油井環境の過酷化に伴い、ねじの寸法精度や品質保証レベルに対する要求が年々厳格化している。
図1に示すように、油井管Pの端部は、ねじ山P1及びねじ溝P2が設けられたねじ部と、ねじ部に隣接してねじ部よりも管端面側に設けられたベベル部と、ベベル部に隣接してベベル部よりも管端面側に設けられたリップ部とから構成されている。
そして、近年の油井環境の過酷化に伴い、油井管Pとしては、ねじ部の各ねじ山P1を区画する一対のフランク面P3(ねじ山P1の頂面P11とねじ溝P2の底面P21との間にある面)のうち、例えば、管端面側と反対側に位置するフランク面P3が、ねじ山P1の頂面P11からねじ溝P2の底面P21に向かうに従って管端面側に近づくように傾斜しているものが多く用いられている。逆に、管端面側に位置するフランク面P3が、ねじ山P1の頂面P11からねじ溝P2の底面P21に向かうに従って管端面と反対側に近づくように傾斜している場合もある。このように、ねじ山P1の頂面P11からねじ溝P2の底面P21に向かうに従ってフランク面P3が位置する側とは反対側に近づくフランク面を適宜「フック状フランク面P3h」と称する。図1に示す例では、管端面側と反対側に位置するフランク面P3がフック状フランク面P3hとなっている。
上記のような評価は、多大な時間と手間を要するため、同一製造ロットの最初と最後の油井管Pについて検査するなどの抜き取り検査とならざるを得ず、全数検査は困難である。
また、許容範囲との比較によって合否判定しているに過ぎないため、ねじ形状の定量的な評価が困難である。
しかしながら、ねじプロファイルは曲線を描いているため、透過光を検出する光投影法では、フランク面P3がねじ山P1の稜線の影に隠れることで、フランク面P3を正確に検出できない場合がある。特に、フランク面P3がフック状フランク面P3hである場合には、光投影法では検出できない。フランク面P3とねじ溝P2の底面P21とが交差する部分に位置するねじ底R部P4についても同様である。
しかしながら、接触プローブを順次移動させ、先端に取り付けられた球状の接触子をフランク面P3に接触させて測定を行うため、必然的に測定時間が長くなる。油井管Pの製造ラインで測定するためには測定時間を一定以下に短くする必要があるため、必然的に十分な測定点数が得られない。このため、測定装置を設置した雰囲気中に浮遊する粉塵等の微細なパーティクルが何れかの測定点に付着すると、少ない測定点数で直線近似したのでは誤差が大きくなり、フランク面P3の角度を精度良く測定できない場合がある。接触子にパーティクルが付着する場合も同様である。油井管Pのねじ部や接触プローブの接触子へのパーティクルの付着を抑制するには、測定装置を設置した雰囲気の浄化、ねじ部の洗浄、接触子の洗浄等が必要であり、場合によっては接触子の交換や校正も必要となるため、手間が掛かるという問題がある。また、接触子は繰り返し使用することで摩耗するため、摩耗に起因して測定精度が劣化する問題もある。
また、接触子の直径が0.1mm以上(特許文献4の段落0067)であるため、数百μm程度のねじ底R部P4の曲率半径を測定することは困難である。
すなわち、前記課題を解決するため、本発明は、ねじ付き管の端部に形成されたねじの形状を測定する装置であって、前記ねじ付き管の端部を照明する照明手段と、前記照明手段によって照明された前記ねじ付き管の端部を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された撮像画像に基づき、前記ねじ付き管の端部に形成されたねじの形状を演算する演算手段とを備え、前記撮像手段は、前記ねじ付き管のねじ軸を含む面に沿って配置され、前記ねじ軸及び前記ねじ軸の垂線の双方に対して傾斜した方向の視軸を有し、焦点位置を変更して前記ねじ付き管の端部を複数回撮像し、前記照明手段は、前記ねじ軸を含む面から離れた位置に配置され、前記ねじ軸の垂線及び前記撮像手段の視軸の双方に対して傾斜した方向の光軸を有し、前記演算手段は、前記撮像手段によって撮像された複数の撮像画像にそれぞれ画像処理を施して各撮像画像の合焦状態を判定し、該判定結果に基づき前記ねじ付き管の端部の3次元形状を算出し、該算出した3次元形状に基づき前記ねじ付き管のねじの形状を演算する、ことを特徴とするねじ付き管のねじ形状測定装置を提供する。
なお、本発明の撮像手段の視軸は、必ずしもねじ軸を含む面内に厳密に位置する必要はなく、ねじ溝の底面及びフランク面の双方(ねじ軸を含む面におけるねじ溝の底面及びフランク面の断面形状)を撮像可能なように、ねじ軸を含む面に沿っていればよい。
また、本発明の撮像手段は、焦点位置を変更して前記ねじ付き管の端部を複数回撮像する。この「焦点位置の変更」とは、撮像手段を視軸方向に移動させることと、撮像手段が具備するレンズの焦点距離を変更することの双方を含む概念であり、いずれであってもよい。
本発明に係るねじ形状測定装置が備える照明手段は、ねじ軸を含む面から離れた位置に配置され、ねじ軸の垂線及び撮像手段の視軸の双方に対して傾斜した方向の光軸を有する。換言すれば、本発明の照明手段の光軸は、撮像手段の視軸と同じ面内に位置しないため、ねじが形成された端部表面における反射光の入射光量の過大・過小の問題が低減され、適正な撮像画像を得ることが可能である。
40°≦θ≦65° ・・・(1)
45°≦θ≦60° ・・・(2)
55°≦φ≦60° ・・・(3)
25°≦α≦45° ・・・(4)
図2は、本発明の一実施形態に係るねじ形状測定装置の概略構成を示す模式図である。図2(a)はねじ軸Aを含む面Mに対して直交する方向から見た側面図であり、図2(b)はねじ軸Aの方向から見た正面図である。なお、説明の便宜上、図2に示す照明手段1及び撮像手段2は、ねじ付き管Pから離間した位置に図示されているが、実際には、もっとねじ付き管Pに近い位置に配置されている。本実施形態では、ねじ付き管Pの管端面側と反対側に位置するフランク面P3がフック状フランク面P3hとなっている場合を例に挙げて説明する。
図2に示すように、本実施形態に係るねじ形状測定装置100は、照明手段1と、撮像手段2と、演算手段3とを備え、ねじ付き管Pの端部に形成されたねじの形状を測定する装置である。
なお、図2では、便宜上、ねじの図示を省略しているが、ねじ付き管Pのハッチングを施していない部分が、ねじ付き管Pの端部であり、図1を参照して前述したのと同様に、この端部に、ねじ部、ベベル部及びリップ部が形成されている。ねじ付き管Pは、本実施形態に係るねじ形状測定装置100によってねじ形状を測定する際に、チャック(図示せず)等によって固定されている。また、検出方法の詳細については省略するが、ねじ付き管Pのねじ軸Aの位置・方向は、公知の方法によって検出されている。
照明手段1は、ねじ付き管Pのねじ軸Aを含む面Mから離れた位置に配置され、面Mに含まれるねじ軸Aの垂線N及び後述する撮像手段2の視軸21の双方に対して傾斜した方向の光軸11を有するように設定されている。換言すれば、照明手段1の光軸11は、撮像手段2の視軸21と同じ面内に位置しないため、ねじが形成された端部表面における反射光の入射光量の過大・過小の問題が低減され、適正な撮像画像を得ることが可能である。
なお、図2では、単一の照明手段1を図示しているが、本発明は、単一の照明手段1に限るものではなく、複数の照明手段1を備える構成とすることも可能である。
撮像手段2は、ねじ付き管Pのねじ軸Aを含む面Mに沿って配置され、ねじ軸A及びねじ軸Aの垂線Nの双方に対して傾斜した方向の視軸21を有するように設定されている(図2に示す例では、視軸21は、ねじ軸Aを含む面M内に位置している)。このため、撮像手段2の撮像視野を適切に調整することで、ねじ軸Aに略平行なねじ溝の底面P21、及び、ねじ軸Aの垂線Nに略平行なフランク面P3の双方を撮像可能である。ただし、各ねじ山P1を区画する一対のフランク面P3を同時に撮像することは困難である。図2(a)に示す例では、撮像手段2の視軸21は、ねじ軸Aの垂線Nに対して管端面側と反対側に傾斜しているため、管端面側と反対側に位置する一方のフランク面(本実施形態ではフック状フランク面P3h)しか撮像できない。このため、双方のフランク面の角度等を演算する場合には、図2に示すような一方のフランク面撮像用の撮像手段2と、視軸が管端面側に傾斜した他方のフランク面撮像用の撮像手段2との双方を配置すればよい。あるいは、撮像手段2で一方のフランク面を撮像した後、他方のフランク面を撮像できるように撮像手段2の位置及び視軸21の方向を変更すればよい。
撮像手段2は、その焦点位置を変更してねじ付き管Pの端部を複数回撮像する。本実施形態では、撮像手段2が視軸21の方向に移動することで焦点位置を変更する。
演算手段3は、撮像手段2によって撮像された複数の撮像画像にそれぞれ画像処理を施して各撮像画像の合焦状態を判定し、該判定結果に基づきねじ付き管Pの端部の3次元形状を算出し、該算出した3次元形状に基づきねじ付き管Pのねじの形状を演算する。すなわち、演算手段3は、合焦法によってねじ付き管Pの端部の3次元形状を算出し、この算出した3次元形状に基づき、フランク面P3の角度やねじ底R部P4の曲率半径などのねじの形状を演算する。
図3に示すように、撮像手段2は、視軸21の方向に一定量移動する毎に画像を撮像する。図3に示す状態では、ねじ付き管Pのフランク面P3(フック状フランク面P3h)にある点Eで焦点が合っており、点Eは撮像手段2の撮像素子e(画素e)に結像されている。この状態で撮像された撮像画像の局所空間周波数を画像処理によって抽出すれば、画素e周辺の画像領域における局所空間周波数は大きくなる。一方、ねじ溝の底面P21にある点Fでは焦点が合っていないため、仮に焦点が合っているとすれば点Fが結像される位置にある撮像素子f(画素f)周辺の画像領域における局所空間周波数は小さくなる。
そして、図3に示す状態から撮像手段2が視軸21の方向に移動し、図3に示す距離Hだけねじ付き管Pに近づけば、点Fで焦点が合うため、この状態で撮像された撮像画像の画素f周辺の画像領域における局所空間周波数は大きくなり、逆に画素e周辺の画像領域における局所空間周波数は小さくなる。
したがい、撮像手段2を一定量移動する毎に撮像した複数の撮像画像にそれぞれ局所空間周波数を抽出する画像処理を施し、局所空間周波数の大小に応じて各撮像画像を構成する各画素の合焦状態を判定すれば、各画素に対応するねじ付き管Pの端部の点の視軸21の方向の座標を算出することが可能である。すなわち、合焦状態の判定結果に基づき、ねじ付き管Pの端部の3次元形状を算出することができる。局所空間周波数を抽出する画像処理としては、2次元フーリエ変換など、公知の画像処理アルゴリズムを種々適用可能である。
なお、合焦法によって被写体の3次元形状を算出する装置として、撮像視野が4mm×4mm程度で移動スパンが25mm程度の装置が市販されている(例えば、アリコナ社製「光学式非接触三次元測定用センサーR25」)ため、本実施形態の撮像手段2及び演算手段3の一部として、市販されている装置を適用することも可能である。
図4(a)に示すように、演算手段3は、まず前述のように合焦法によってねじ付き管Pの端部の3次元形状を算出する。図4(a)の上図はフック状ではないフランク面近傍の3次元形状であり、下図はフック状フランク面近傍の3次元形状である。なお、図4に示すX軸は、概ねねじ付き管Pのねじ軸Aに沿った方向である。Y軸は、X軸に直交し、概ね管周方向に沿った方向である。Z軸は、X軸及びY軸に直交し、概ね管径方向に沿った方向である。演算手段3が算出した3次元形状は、X軸座標、Y軸座標及びZ軸座標の組み合わせである点群データとして表わされる。
図5は、撮像手段2の視軸21の角度と、ねじ溝の底面P21及びフランク面P3の撮像分解能との関係の一例を示す図である。図5の横軸は、図2(a)に示すように、ねじ軸Aを含む面Mに対して直交する方向から見て、撮像手段2の視軸21とねじ軸Aの垂線Nとの成す角度αを示す。図5は、ねじ溝の底面P21がねじ軸Aと平行であり、なお且つ、ねじ溝の底面P21とフランク面P3とが90°の角度を成していると仮定した場合の視軸21の角度αと各面P21、P3の撮像分解能との関係である。
図5に示すように、α=45°のとき、ねじ溝の底面P21の撮像分解能と、フランク面P3の撮像分解能とが等しくなり(図5では、このときの撮像分解能を1としている)、この角度から外れるに従い、いずれか一方の撮像分解能が大きくなる。いずれか一方の撮像分解能が2倍以上劣化しない(大きくならない)ようにするには、20°≦α≦70°の範囲に設定する必要がある。
さらに、合焦法を適用する場合、一般に、撮像手段2とねじ付き管Pとは、視軸21方向に数十mm程度の短い距離しか離れていないため、撮像手段2がねじ付き管Pに衝突するおそれを回避するには、αはできるだけ小さい方が好ましい。このため、ねじ溝の底面P21の撮像分解能とフランク面P3の撮像分解能との間に優先順位が無い場合には、25°≦α≦45°に設定することが好ましい。
図2(a)に示すように、ねじ軸Aを含む面Mに対して直交する方向から見て、照明手段1の光軸11は、ねじ軸Aの垂線Nに対して撮像手段2の視軸21と同じ側に位置する。図2(a)に示す例では、撮像手段2は管端面と反対側に位置するフック状フランク面を撮像するために、撮像手段2の視軸21は、ねじ軸Aの垂線Nに対して管端面側と反対側に傾斜している(図2(a)において反時計回りに傾斜している)。このため、照明手段1の光軸11も、ねじ軸Aの垂線Nに対して管端面側と反対側に傾斜している(図2(a)において反時計回りに傾斜している)。
ここで、ねじ軸Aを含む面Mに対して直交する方向から見て、照明手段1の光軸11とねじ軸Aの垂線Nとの成す角度をθとする。また、図2(b)に示すように、ねじ軸Aの方向から見て、照明手段1の光軸11とねじ軸Aの垂線Nとの成す角度をφとする。
したがい、40°≦θ≦65°に設定することが好ましい。
また、図6(a)から分かるように、45°≦θ≦60°で、且つ、55°≦φ≦60°である場合には、欠損率が0.2%以下となっている。同様に、図6(b)から分かるように、45°≦θ≦60°で、且つ、−60°≦φ≦−55°である場合にも、欠損率が0.2%以下となっている。
したがい、45°≦θ≦60°の条件に加え、時計回りと反時計回りの区別なく角度φ(絶対値)を55°≦φ≦60°に設定することがより一層好ましい。
図7に示すように、本実施形態に係るねじ形状測定装置100によれば、上記いずれのねじ形状についても、実用に耐える精度の範囲内であることが分かった。
2・・・撮像手段
3・・・演算手段
11・・・光軸
21・・・視軸
100・・・ねじ形状測定装置
P・・・ねじ付き管
Claims (6)
- ねじ付き管の端部に形成されたねじの形状を測定する装置であって、
前記ねじ付き管の端部を照明する照明手段と、
前記照明手段によって照明された前記ねじ付き管の端部を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像された撮像画像に基づき、前記ねじ付き管の端部に形成されたねじの形状を演算する演算手段とを備え、
前記撮像手段は、前記ねじ付き管のねじ軸を含む面に沿って配置され、前記ねじ軸及び前記ねじ軸の垂線の双方に対して傾斜した方向の視軸を有し、焦点位置を変更して前記ねじ付き管の端部を複数回撮像し、
前記照明手段は、前記ねじ軸を含む面から離れた位置に配置され、前記ねじ軸の垂線及び前記撮像手段の視軸の双方に対して傾斜した方向の光軸を有し、
前記演算手段は、前記撮像手段によって撮像された複数の撮像画像にそれぞれ画像処理を施して各撮像画像の合焦状態を判定し、該判定結果に基づき前記ねじ付き管の端部の3次元形状を算出し、該算出した3次元形状に基づき前記ねじ付き管のねじの形状を演算する、
ことを特徴とするねじ付き管のねじ形状測定装置。 - 前記ねじ軸を含む面に対して直交する方向から見て、前記照明手段の光軸は、前記ねじ軸の垂線に対して前記撮像手段の視軸と同じ側に位置し、前記照明手段の光軸と前記ねじ軸の垂線との成す角度をθとした場合、前記照明手段は、以下の式(1)を満足するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のねじ付き管のねじ形状測定装置。
40°≦θ≦65° ・・・(1) - 前記ねじ軸を含む面に対して直交する方向から見て、前記照明手段の光軸は、前記ねじ軸の垂線に対して前記撮像手段の視軸と同じ側に位置し、前記照明手段の光軸と前記ねじ軸の垂線との成す角度をθとし、前記ねじ軸の方向から見て、前記照明手段の光軸と前記ねじ軸の垂線との成す角度をφとした場合、前記照明手段は、以下の式(2)及び式(3)を満足するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のねじ付き管のねじ形状測定装置。
45°≦θ≦60° ・・・(2)
55°≦φ≦60° ・・・(3) - 前記ねじ軸を含む面に対して直交する方向から見て、前記撮像手段の視軸と前記ねじ軸の垂線との成す角度をαとした場合、前記撮像手段は、以下の式(4)を満足するように配置されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のねじ付き管のねじ形状測定装置。
25°≦α≦45° ・・・(4) - 前記演算手段は、前記ねじ付き管のねじの形状として、少なくとも、フランク面の角度及びねじ底R部の曲率半径を演算することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のねじ付き管のねじ形状測定装置。
- ねじ付き管の端部に形成されたねじの形状を測定する方法であって、
照明手段によって前記ねじ付き管の端部を照明する照明手順と、
前記照明手段によって照明された前記ねじ付き管の端部を撮像手段によって撮像する撮像手順と、
前記撮像手段によって撮像された撮像画像に基づき、前記ねじ付き管の端部に形成されたねじの形状を演算する演算手順とを含み、
前記撮像手段は、前記ねじ付き管のねじ軸を含む面に沿って配置され、前記ねじ軸及び前記ねじ軸の垂線の双方に対して傾斜した方向の視軸を有し、
前記照明手段は、前記ねじ軸を含む面から離れた位置に配置され、前記ねじ軸の垂線及び前記撮像手段の視軸の双方に対して傾斜した方向の光軸を有し、
前記撮像手順において、前記撮像手段の焦点位置を変更して前記ねじ付き管の端部を複数回撮像し、
前記演算手順において、前記撮像手段によって撮像された複数の撮像画像にそれぞれ画像処理を施して各撮像画像の合焦状態を判定し、該判定結果に基づき前記ねじ付き管の端部の3次元形状を算出し、該算出した3次元形状に基づき前記ねじ付き管のねじの形状を演算する、
ことを特徴とするねじ付き管のねじ形状測定方法。
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JP2023045902A (ja) * | 2021-09-22 | 2023-04-03 | マコー株式会社 | ねじ軸光沢度評価用装置 |
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