JP2017190795A - ボールバルブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バルブボディ1のキャビティ3内における一次側シート6と二次側シート7との間に、通孔8を有するボール弁体9を、全開位置と全閉位置とに回動可能として設けたボールバルブにおいて、ボール弁体9の基準外形を、弁閉時において、長軸Aを、一次側シート6の中心点O1と二次側シート7の中心点O2とを通る中心線C1に一致させた楕円形を、中心線C1回りに回転させることにより形成される回転楕円体とする。
【選択図】 図1
Description
(1)バルブボディのキャビティにおける一次側流路と二次側流路との接続部に、円環状の一次側シートと二次側シートとを互いに対向するようにして配設し、前記キャビティ内における一次側シートと二次側シートとの間に、通孔を有するボール弁体を、前記通孔が一次側流路と二次側流路とを連通する全開位置と、前記通孔が前記一次側シートの中心点と二次側シートの中心点とを通る中心線と交差する方向を向くことにより、前記一次側流路と二次側流路との連通を遮断する全閉位置とに回動可能として設けたボールバルブにおいて、前記ボール弁体の基準外形を、弁閉時において、長軸または短軸を前記中心線と一致させた楕円形を、前記中心線回りに回転させることにより形成される回転楕円体とする。
しかも、ボール弁体を交換するだけで、既存のボールバルブに対して、異常昇圧防止機能を付与することができる。
このボールバルブは、フローティング型としてあり、ボディ本体1aとボディキャップ1bとを互いに突き合わせて、複数のボルト2をもって締着することにより、中央のキャビティ3と、左方の一次側流路4と、右方の二次側流路5とが、互いに一直線状に並ぶように形成されたバルブボディ1を備えている。
一次側シート6は、バルブボディ1内におけるその外側に配設した皿ばね6a(または圧縮コイルばね、ゴム等の弾性体)よりなる付勢手段をもって、キャビティ3の中央に向かって付勢されている。
なお、皿ばね6aを含む一次側シート6および二次側シート7の図示の構造は、説明を簡略化するために模式的に示したもので、実際には、各シート6、7をシートリテーナ(図示略)等に保持させて実施することが多い。
基準外形とは、ボール弁体9の基準となる外形であって、通孔8や後述する係合溝10が設けられた部分を除いたり、後述するように、シート当接部9a〜9d等の必須部分以外は、被加工面としたり、凹入面としたりするなど、変形させてもよい部分を含む意味である。
例えば、短軸Bの長さL2を82mmとしたとき、長軸Aの長さL1は、82,3〜83mm、ΔL=0,3〜0,7mm程度とするのが好ましい。
図示の例においては、ボール弁体9の基準外形が回転楕円体であることを強調するため、ΔLを、著しく大として記載し、併せて比較のために、図1において、ボール弁体9を球体としたときの外形線を2点鎖線で示してある。
しかも、ボール弁体9を交換するだけで、既存のボールバルブにも、異常昇圧防止機能を後から付与することができる。
また、一次側シート6および二次側シート7を、弾性を有する合成樹脂材料により形成し、その弾性変形により、ボール弁体9の上記の回動を許容するようにすることによって、一次側シート6をバルブボディ1に固定し、皿ばね6a等の付勢手段を省略することができる。
このような構成によると、ボール弁体9の外周面全体を表面加工する必要がなく、表面加工を一部に限定することができるので、加工時間や加工コストを低減することができる。
(1) ボール弁体9の基準外形を、弁閉時において、短軸Bを中心線C1に一致させた楕円形を、中心線C1回りに回転させることにより形成される回転楕円体とする。
この場合は、図6に示す上下の三日月状の隙間Sが、左右の両側部に形成されることになる。
(2) バルブボディ1における二次側シート7の外側にも、一次側シート6の外側における皿ばね6aと同様の皿ばね(図示略)を設ける。
(3) ボールバルブをトラニオン型のものとする。
B 短軸
C1、C2 中心線
D1、D2、D3、D4 距離
L1長軸Aの長さ
L2短軸Bの長さ
ΔL長軸Aの長さL1と短軸Bの長さL2の差
O1一次側シートの中心点
O2二次側シートの中心点
S 隙間
1 バルブボディ
1aボディ本体
1bボディキャップ
2 ボルト
3 キャビティ
4 一次側流路
5 二次側流路
6 一次側シート
6a皿ばね
7 二次側シート
8 通孔
9 ボール弁体
9a、9b、9c、9d シート当接部
10 係合溝
11 弁軸
11a係合突片
Claims (2)
- バルブボディのキャビティにおける一次側流路と二次側流路との接続部に、円環状の一次側シートと二次側シートとを互いに対向するようにして配設し、前記キャビティ内における一次側シートと二次側シートとの間に、通孔を有するボール弁体を、前記通孔が一次側流路と二次側流路とを連通する全開位置と、前記通孔が前記一次側シートの中心点と二次側シートの中心点とを通る中心線と交差する方向を向くことにより、前記一次側流路と二次側流路との連通を遮断する全閉位置とに回動可能として設けたボールバルブにおいて、
前記ボール弁体の基準外形を、弁閉時において、長軸または短軸を前記中心線と一致させた楕円形を、前記中心線回りに回転させることにより形成される回転楕円体としたことを特徴とするボールバルブ。 - 前記ボール弁体の外周面における、全閉位置としたときに、少なくとも前記二次側シートと当接する部分を表面加工面とし、他部を非加工面、または基準外形より内方に凹入する凹入面としたことを特徴とする請求項1記載のボールバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016078868A JP2017190795A (ja) | 2016-04-11 | 2016-04-11 | ボールバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016078868A JP2017190795A (ja) | 2016-04-11 | 2016-04-11 | ボールバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017190795A true JP2017190795A (ja) | 2017-10-19 |
Family
ID=60084652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016078868A Pending JP2017190795A (ja) | 2016-04-11 | 2016-04-11 | ボールバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017190795A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110206899A (zh) * | 2019-06-11 | 2019-09-06 | 佟磊 | 一种控流控压装置 |
-
2016
- 2016-04-11 JP JP2016078868A patent/JP2017190795A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110206899A (zh) * | 2019-06-11 | 2019-09-06 | 佟磊 | 一种控流控压装置 |
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