JP2017190795A - ボールバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、弁開時におけるキャビティ内の異常昇圧を防止することができ、しかもボール弁体を交換するだけで、既存のボールバルブにも、異常昇圧防止機能を後から付加することができるようにしたボールバルブを提供する。
【解決手段】バルブボディ1のキャビティ3内における一次側シート6と二次側シート7との間に、通孔8を有するボール弁体9を、全開位置と全閉位置とに回動可能として設けたボールバルブにおいて、ボール弁体9の基準外形を、弁閉時において、長軸Aを、一次側シート6の中心点O1と二次側シート7の中心点O2とを通る中心線C1に一致させた楕円形を、中心線C1回りに回転させることにより形成される回転楕円体とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、弁開時におけるキャビティ内の異常昇圧を防止しうるようにしたボールバルブに関する。
ボールバルブにおけるキャビティ内の異常昇圧を防止する手段としては、ボール弁体に、弁閉時にボール弁体の通孔と二次側流路とを連通させる逃し孔を設け、この逃し孔にリリーフ弁を設けたもの(例えば特許文献1参照)、バルブボディの内周面とシートリテーナの外周面との間に、舌片状の開口部と、この開口部を拡開するスプリングとからなるUリングを装着したもの(例えば特許文献2参照)、バルブボディに、キャビティと流路とを連通する連通孔を設け、そこに逆止弁を設けたもの(例えば特許文献3参照)等がある。
特開2008−169954号公報 特開2009−041776号公報 特開平5−332462号公報
しかし、上記のような従来のいずれの異常昇圧防止手段も、そのための加工やリリーフ弁等の特別の部品を必要とし、しかも、既存のボールバルブに対して付与することは困難である。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構造のみにより、弁開時におけるキャビティ内の異常昇圧を防止することができ、しかもボール弁体を交換するだけで、既存のボールバルブに対して、異常昇圧防止機能を付与することができるようにしたボールバルブを提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)バルブボディのキャビティにおける一次側流路と二次側流路との接続部に、円環状の一次側シートと二次側シートとを互いに対向するようにして配設し、前記キャビティ内における一次側シートと二次側シートとの間に、通孔を有するボール弁体を、前記通孔が一次側流路と二次側流路とを連通する全開位置と、前記通孔が前記一次側シートの中心点と二次側シートの中心点とを通る中心線と交差する方向を向くことにより、前記一次側流路と二次側流路との連通を遮断する全閉位置とに回動可能として設けたボールバルブにおいて、前記ボール弁体の基準外形を、弁閉時において、長軸または短軸を前記中心線と一致させた楕円形を、前記中心線回りに回転させることにより形成される回転楕円体とする。
このような構成によると、弁閉時には、ボール弁体の外周面における一次側シートおよび二次側シートと当接するシート当接部は、前記中心線を中心とする真円をなし、各シートと密接し、流路を確実に遮断することができるが、弁開時には、一次側シートおよび二次側シートと当接するシート当接部は非真円をなし、一次側シートおよび二次側シートとの間に三日月状の隙間が形成され、その隙間を通して、キャビティ内の流体が流路にリリースされるので、ボール弁体を回転楕円体とするという簡単な構造のみにより、弁開時におけるキャビティ内の異常昇圧を防止することができる。
しかも、ボール弁体を交換するだけで、既存のボールバルブに対して、異常昇圧防止機能を付与することができる。
(2)上記(1)項において、前記ボール弁体の外周面における、全閉位置としたときに、少なくとも前記二次側シートと当接する部分を表面加工面とし、他部を非加工面、または基準外形より内方に凹入する凹入面とする。
このような構成によると、ボール弁体の外周面全体を表面加工する必要がなく、ボール弁体の加工面を表面の一部に限定することができるので、加工時間や加工コストを低減することができる。
本発明によると、ボール弁体の基準外形を回転楕円体とするという簡単な構造で、弁開時におけるキャビティ内の異常昇圧を防止することができ、しかもボール弁体を交換するだけで、既存のボールバルブに対して、異常昇圧防止機能を付与することができる。
本発明のボールバルブの一実施形態における弁閉時の状態を示す中央縦断正面図である。 図1のII−II線における横断平面図である。 図1のIII−III線における縦断側面図である。 本発明のボールバルブの一実施形態における弁開時の状態を示す中央縦断正面図である。 図4のV−V線における横断平面図である。 図4のVI−VI線における縦断側面図である。
以下、本発明のボールバルブの一実施形態を、図1〜図6を参照して説明する。
このボールバルブは、フローティング型としてあり、ボディ本体1aとボディキャップ1bとを互いに突き合わせて、複数のボルト2をもって締着することにより、中央のキャビティ3と、左方の一次側流路4と、右方の二次側流路5とが、互いに一直線状に並ぶように形成されたバルブボディ1を備えている。
バルブボディ1のキャビティ3における一次側流路4と二次側流路5との接続部には、金属製、または合成樹脂製の円環状の一次側シート6と二次側シート7とが、互いに対向するようにして、かつ一次側シート6は流路4と平行に摺動可能として、二次側シート7は移動不能として配設されている。
一次側シート6は、バルブボディ1内におけるその外側に配設した皿ばね6a(または圧縮コイルばね、ゴム等の弾性体)よりなる付勢手段をもって、キャビティ3の中央に向かって付勢されている。
なお、皿ばね6aを含む一次側シート6および二次側シート7の図示の構造は、説明を簡略化するために模式的に示したもので、実際には、各シート6、7をシートリテーナ(図示略)等に保持させて実施することが多い。
キャビティ3内における一次側シート6と二次側シート7との間には、中央に水平の通孔8を有するボール弁体9が、図4に示すように、通孔8が一次側シート6の中心点O1と二次側シート7の中心点O2とを通る中心線C1と同一方向を向くことにより、一次側流路4と二次側流路5とを連通する全開位置と、図1に示すように、通孔8が中心線C1と交差する方向(図示の例では直交する方向)を向くことにより、一次側流路4と二次側流路5との連通を遮断する全閉位置とに回動可能として設けられている。
ボール弁体9は、従来は真球体としていたが、本発明のこの実施形態においては、ボール弁体9の基準外形を、図1に示すように、弁閉時において、長軸Aを中心線C1に一致させた楕円形を、中心線C1回りに回転させることにより形成される回転楕円体としてある。
基準外形とは、ボール弁体9の基準となる外形であって、通孔8や後述する係合溝10が設けられた部分を除いたり、後述するように、シート当接部9a〜9d等の必須部分以外は、被加工面としたり、凹入面としたりするなど、変形させてもよい部分を含む意味である。
上記楕円形の短軸Bは、長軸Aの中心より長軸Aと直交する方向を向き、長軸Aの長さL1と短軸Bの長さL2の差ΔLは、微小としてある。
例えば、短軸Bの長さL2を82mmとしたとき、長軸Aの長さL1は、82,3〜83mm、ΔL=0,3〜0,7mm程度とするのが好ましい。
図示の例においては、ボール弁体9の基準外形が回転楕円体であることを強調するため、ΔLを、著しく大として記載し、併せて比較のために、図1において、ボール弁体9を球体としたときの外形線を2点鎖線で示してある。
図1および図4に示すように、ボール弁体9の上部に設けた係合溝10には、バルブボディ1の上部に回動可能として設けた弁軸11の下端に形成した係合突片11aが嵌合され、この弁軸11により、ボール弁体9を、全開位置と全閉位置との間に回動させることができるようになっている。
この実施形態においては、ボール弁体9の基準外形を上記のような回転楕円体としてあるので、弁閉時には、図1〜図3に示すように、ボール弁体9の外周面における一次側シート6および二次側シート7と当接するシート当接部9a、9bは、中心線C1を中心とする真円をなして、各シート6、7と密接し、流路4、5を確実に遮断することができるが、弁開時には、図4〜図6に示すように、一次側シート6および二次側シート7と当接するシート当接部9c、9dは非真円、より正確には楕円形をなし、一次側シート6および二次側シート7との間に、図6に示すような三日月状の隙間Sが上下部に形成され、その隙間Sを通して、キャビティ3内の流体が流路4、5にリリースされるので、ボール弁体9の基準外形を回転楕円体とするという簡単な構造のみにより、弁開時におけるキャビティ3内の異常昇圧を防止することができる。
しかも、ボール弁体9を交換するだけで、既存のボールバルブにも、異常昇圧防止機能を後から付与することができる。
上記のような三日月状の隙間Sが形成されることは、ボール弁体9の上下方向を向く中心線C2(短軸Bと一致する)からシート当接部9a、9bまでの距離D1、D2(図1参照)より、上記中心線C2からシート当接部9c、9dまでの距離D3、D4(図4参照)の方がわずかに小となっていることからも明らかである。
なお、ボール弁体9が、全閉位置から全開位置、およびその逆方向に回動する途中において、ボール弁体9の長軸Aの両端部が左右のシート6、7に摺接する際に、左右のシート6、7は、互いに離れる方向に押し広げられ、そのとき、左方のシート6が、皿ばね6aを弾性変形させて左方に移動することにより、ボール弁体9の上記の回動が許容されるようになっている。
ボール弁体9の基準外形を形成する楕円の長軸Aの長さL1と短軸Bの長さL2の差ΔLが微小である場合には、ボール弁体9を全閉位置から全開位置、およびその逆方向に回動させる際のシート6の上記のような移動はほとんどなく、そのような場合には、皿ばね6a等の付勢手段を省略し、一次側シート6も二次側シート7と同様に、バルブボディ1に固定して実施することもできる。
また、一次側シート6および二次側シート7を、弾性を有する合成樹脂材料により形成し、その弾性変形により、ボール弁体9の上記の回動を許容するようにすることによって、一次側シート6をバルブボディ1に固定し、皿ばね6a等の付勢手段を省略することができる。
ボール弁体9の外周面のうち、少なくとも、弁閉時に二次側シート7と当接するシート当接部9bを、また好ましくは、一次側シート6と当接するシート当接部9aをも、それらのシートとの密接性をよくするための表面加工面とし、それ以外の部分は、非加工面とするか、または基準外形より内方に凹入する凹入面(図示略)とするのが好ましい。
このような構成によると、ボール弁体9の外周面全体を表面加工する必要がなく、表面加工を一部に限定することができるので、加工時間や加工コストを低減することができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような幾多の変形した態様での実施が可能である。
(1) ボール弁体9の基準外形を、弁閉時において、短軸Bを中心線C1に一致させた楕円形を、中心線C1回りに回転させることにより形成される回転楕円体とする。
この場合は、図6に示す上下の三日月状の隙間Sが、左右の両側部に形成されることになる。
(2) バルブボディ1における二次側シート7の外側にも、一次側シート6の外側における皿ばね6aと同様の皿ばね(図示略)を設ける。
(3) ボールバルブをトラニオン型のものとする。
A 長軸
B 短軸
C1、C2 中心線
D1、D2、D3、D4 距離
L1長軸Aの長さ
L2短軸Bの長さ
ΔL長軸Aの長さL1と短軸Bの長さL2の差
O1一次側シートの中心点
O2二次側シートの中心点
S 隙間
1 バルブボディ
1aボディ本体
1bボディキャップ
2 ボルト
3 キャビティ
4 一次側流路
5 二次側流路
6 一次側シート
6a皿ばね
7 二次側シート
8 通孔
9 ボール弁体
9a、9b、9c、9d シート当接部
10 係合溝
11 弁軸
11a係合突片

Claims (2)

  1. バルブボディのキャビティにおける一次側流路と二次側流路との接続部に、円環状の一次側シートと二次側シートとを互いに対向するようにして配設し、前記キャビティ内における一次側シートと二次側シートとの間に、通孔を有するボール弁体を、前記通孔が一次側流路と二次側流路とを連通する全開位置と、前記通孔が前記一次側シートの中心点と二次側シートの中心点とを通る中心線と交差する方向を向くことにより、前記一次側流路と二次側流路との連通を遮断する全閉位置とに回動可能として設けたボールバルブにおいて、
    前記ボール弁体の基準外形を、弁閉時において、長軸または短軸を前記中心線と一致させた楕円形を、前記中心線回りに回転させることにより形成される回転楕円体としたことを特徴とするボールバルブ。
  2. 前記ボール弁体の外周面における、全閉位置としたときに、少なくとも前記二次側シートと当接する部分を表面加工面とし、他部を非加工面、または基準外形より内方に凹入する凹入面としたことを特徴とする請求項1記載のボールバルブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110206899A (zh) * 2019-06-11 2019-09-06 佟磊 一种控流控压装置

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