JP2017189886A - Device and method for cleaning coating head - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、塗布ヘッドのクリーニング装置とクリーニング方法に関するものである。特に、インクジェットヘッド用のクリーニング装置とクリーニング方法に関するものである。 The present invention relates to an application head cleaning device and a cleaning method. In particular, the present invention relates to an inkjet head cleaning device and a cleaning method.
従来のインクジェットヘッドのクリーニング装置としては、ノズル面に対向するように形成された開口部と、開口部に設けられた複数の吸引孔と、複数の吸引孔からインクジェットヘッドのノズル面に付着したインクを吸引する吸引手段と有しているものがある(特許文献1)。 As a conventional inkjet head cleaning device, an opening formed so as to face the nozzle surface, a plurality of suction holes provided in the opening, and ink attached to the nozzle surface of the inkjet head from the plurality of suction holes There is a suction means for sucking the water (Patent Document 1).
図8は、特許文献1に記載された従来のインクジェットヘッド101のクリーニング装置100を示す断面図である。複数の吸引孔102aを有する円筒状部材102bは一定の隙間でインクジェットヘッド101のノズル面と対向するように設置される。インクジェットヘッド101とクリーニング装置100を相対的に移動させながら、吸引孔102aからノズル面に付着したインクを吸引除去している。
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a
しかしながら、従来の構成では、吸引孔102aがインクの直下に来たときにしか、インク吸引作用しないため、付着インクが除去しきれずにノズル面にインクが残ってしまう可能性があるという課題を有している。
However, in the conventional configuration, since the ink suction action is performed only when the
本発明は、従来の課題を解決するもので、ノズル面のインクなどを残さずクリーニングする塗布ヘッドのクリーニング装置とクリーニング方法とを提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the conventional problems, and to provide a coating head cleaning device and a cleaning method for cleaning without leaving ink on the nozzle surface.
上記目的を達成するために、インクを塗布ヘッドの複数のノズルが配置されたノズル面と、クリーニング装置の平面部とを近づける工程と、上記ノズル面と上記平面部とを平行状態で上記複数のノズルの配列方向へ相対的に移動させ、上記ノズル面と上記平面部とのギャップに、上記インクを毛細管現象により引き込み、上記平面部に配置された吸引部により、上記インクを吸引する吸引工程と、含む塗布ヘッドのクリーニング方法を用いる。 In order to achieve the above object, a step of bringing a nozzle surface on which a plurality of nozzles of an ink application head are arranged and a flat surface portion of a cleaning device close to each other, and the nozzle surface and the flat surface portion are parallel to each other. A suction step of moving the nozzle relatively in the arrangement direction of the nozzles, drawing the ink into a gap between the nozzle surface and the flat portion by capillary action, and sucking the ink by the suction portion arranged in the flat portion; , Including a coating head cleaning method.
1組の直方体のリブを有する平面部と、上記平面部の両端に隣接する傾斜部と、上記1組のリブ間の上記平面部に配置されたスリット状の吸引部と、を含み、上記スリットの長手方向と上記直方体の長手方向とは垂直である塗布ヘッドのクリーニング装置を用いる。 A flat portion having a set of rectangular parallelepiped ribs, an inclined portion adjacent to both ends of the flat portion, and a slit-like suction portion disposed in the flat portion between the pair of ribs. A coating head cleaning device is used in which the longitudinal direction of the rectangular parallelepiped is perpendicular to the longitudinal direction of the rectangular parallelepiped.
本発明のインクジェットヘッドのクリーニング方法、装置によれば、インクジェットヘッドのノズル面とクリーニング装置平面部とのギャップに毛細管現象によりインクを引き込んで吸引することにより、ノズル面でのインク残りの発生を抑制することができる。 According to the ink jet head cleaning method and apparatus of the present invention, ink is drawn into the gap between the nozzle surface of the ink jet head and the flat surface of the cleaning device by capillary action to suppress the occurrence of ink remaining on the nozzle surface. can do.
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
(実施の形態1)
<インクジェット印刷装置>
図1(a)〜図1(c)は、本発明の実施の形態1におけるクリーニング装置を備えたインクジェット印刷装置1の平面図である。
(Embodiment 1)
<Inkjet printing device>
FIG. 1A to FIG. 1C are plan views of an ink
図1(a)において、インクジェット印刷装置1は、スライダ2と、印刷ステージ3と、ガントリー5と、ラインヘッド10と、クリーニング装置6とで構成される。
In FIG. 1A, the
印刷ステージ3は、ガラス基板4を表面に保持し、スライダ2上を走行する。
The
ガントリー5は、スライダ2上方をまたがって配置されている。
The
ラインヘッド10は、ガントリー5上を印刷ステージ3の走行方向と直交方向に移動する。ラインヘッド10は、複数のインクジェットヘッドで構成される。なお、インクジェットヘッドだけでなく塗布ヘッドならよい。
The
クリーニング装置6は、ガントリー5の下のスライダ2と異なる位置に設置される。
The
<動作>
印刷ステージ3の位置に同期してラインヘッド10からインク液滴を吐出し、印刷ステージ3上に保持されたガラス基板4の所望の位置にインクを塗布する。印刷回数を重ねた結果、インク液滴の吐出状態が悪化した場合、或いは定期的に、ラインヘッド10はクリーニングされる。ラインヘッド10は、ガントリー5上をクリーニング装置6まで移動し、ラインヘッド10のインクジェットヘッドはクリーニングされる。
<Operation>
Ink droplets are ejected from the
その後、ラインヘッド10は、印刷ステージ3の直上まで移動し、印刷を再開する。本構成はクリーニング頻度が少ない場合に適しており、印刷エリアとクリーニングなどのメンテナンスエリアとを分けることができる。
Thereafter, the
<別の構成のインクジェット印刷装置>
図1(b)は、異なる構成のインクジェット印刷装置1である。クリーニング装置6をスライダ2上、或いは、スライダ2と同じ軸上の異なるスライダ上に配置した。
<Inkjet printing apparatus of another configuration>
FIG. 1B shows an ink
クリーニング装置6は、通常の印刷動作時には印刷ステージ3とは逆のスライダ2端部で待機しており、クリーニングを実施する際にラインヘッド10直下まで移動し、インクジェットヘッドをクリーニングする。本構成はクリーニング頻度が多い場合に有効である。
The
図1(c)は、異なる構成のインクジェット印刷装置1である。印刷ステージ3の端部にクリーニング装置6を備え、印刷ステージ3が待機位置にある場合に、クリーニング装置6がラインヘッド10の直下に位置するように配置している。
FIG.1 (c) is the
本構成の場合、ガラス基板4の取替えなど、一連の印刷動作の合間にクリーニングを実施することが容易になるため、クリーニングが頻繁に必要な場合に有効である。
In the case of this configuration, since it becomes easy to perform cleaning between a series of printing operations such as replacement of the
<ラインヘッド10>
図2(a)は、ラインヘッド10の構成を示す断面図である。図2(a)において、ラインヘッド10は、複数のインクジェットヘッド11と、インクジェットヘッド11へのインクの供給源であるインクタンク13と、インクタンク13から供給されたインクを各々のインクジェットヘッド11に分配する分配タンク12と、それぞれのインクジェットヘッド11を駆動するための制御回路14とからなる。
<
FIG. 2A is a cross-sectional view showing the configuration of the
インクジェットヘッド11は、複数のノズル穴を有し、各ノズル穴に対しインクが充填されており、インクタンク13で制御された圧力により、ノズル穴出口から液漏れ、泡かみしない状態で保持されている。
The
また、インクジェットヘッド11は駆動素子(圧電素子)を有し、制御回路からの吐出信号により駆動素子を駆動し所望の液滴を所望のノズル穴から吐出する。
The
図2(b)、図2(c)は、ラインヘッド10の印刷ステージ3と対向する面(ノズル19の面)のインクジェットヘッド11の配置を示す図である。ラインヘッド10において、印刷ステージ3の走行方向と直交方向の印刷分解能は、ノズル19のピッチで決まる。このため、図2(b)のように印刷ステージ3の走行方向(印刷方向)に対して、インクジェットヘッド11を傾けて配置する場合や、図2(c)のように印刷ステージ3の走行方向に対してインクジェットヘッド11を重ねて配置する場合がある。
FIGS. 2B and 2C are diagrams showing the arrangement of the
<クリーニング装置6の概略>
図3(a)は、クリーニング装置6の構成を示す概略断面図である。図3(a)に示すように、クリーニング装置6は多軸ステージ62上に吸引口を有する複数のクリーニングヘッド61を備えている。また、クリーニングヘッド61にはそれぞれON/OFFバルブ64を備えた吸引用配管63が接続されており、吸引用配管63は液体トラップ65を介して真空ポンプ66に接続されている。
<Outline of
FIG. 3A is a schematic cross-sectional view showing the configuration of the
複数のクリーニングヘッド61は、図2(b)のようにインクジェットヘッド11を配置したラインヘッド10の場合には、図3(b)のように、インクジェットヘッド11と対になるように配置されている。
In the case of the
また、複数のクリーニングヘッド61は、図2(c)のような配置のラインヘッド10の場合には、図3(c)のように、インクジェットヘッド11と対になるように配置されている。
In the case of the
多軸ステージ62により、インクジェットヘッド11と対向する位置にクリーニングヘッド61を移動し、クリーニング対象のインクジェットヘッド11と対になっているクリーニングヘッド61のみをインクジェットヘッド11と近接させ、ON/OFFバルブ64を開放し、吸引しながらインクジェットヘッド11のノズル面を走査し、クリーニングを実施する。
The cleaning
<クリーニング装置6の詳細>
図4は、本発明の実施の形態1におけるクリーニングヘッド61を示す斜視図である。
<Details of
FIG. 4 is a perspective view showing the cleaning
図4では、インクジェットヘッド11のノズル19の面を含めて図示している。
In FIG. 4, the surface of the
クリーニングヘッド61において、ブロック70は、クリーニングヘッド61の本体である。
In the cleaning
ブロック70は、クリーニング方向の端面が落としてあり、側面が傾斜面となっている。ブロック70の頂部は平面状である平面部71がある。平面部71のクリーニング方向と直交する方向の端部のそれぞれに1組のリブ73(直方体)が設けられている。平面部71の中央には、スリット状の吸引口72がある。スリットの長手方向は、クリーニング方向と垂直である。また、スリットの長手方向は、リブ73の長手方向と垂直である。スリットが垂直方向なので、スリットに均質にインクが流れ込み、効率的に残すことなく吸い取ることができる。
The
寸方の一例として、ブロック70の幅はインクジェットヘッド11の幅と同等の11mm、リブ73の幅は0.5mm、リブ73の長さは5mm、リブ73の高さは15μm、吸引口72のスリット幅は1mm、スリット長さは約10mmとした。
As an example of the dimension, the width of the
ブロック70はクリーニング方向の端面が傾斜させている。平面部71が頂部で面積が小さく、下方ほど断面積を大きくしている。これは、両方向からクリーニングをするためである。両方向で対称な形状にするのが好ましい。
The
ギャップ寸法(リブ73の高さ)は、15±5μm程度が好ましい。寸法が大きくなると、空間ができ、インクが残りやすい。 The gap dimension (the height of the rib 73) is preferably about 15 ± 5 μm. As the dimensions increase, space is created and ink tends to remain.
ブロック70は、インクに対して耐性があり、撥水膜でコーティングされたノズル面よりインクに対して濡れやすいPEEK材を使用した。フッ素系樹脂でもより、ほとんどのインクに対して、耐性がある。特にPEEKなら、インクに濡れやすい材料でよい。
The
吸引口72はブロック70を貫通しており、ブロック70の背面から吸引用配管63に繋がっている。吸引用配管63は、ON/OFFバルブ64、液体トラップ65を介して吸引速度30L/minの真空ポンプ66に接続されている。
The
クリーニング方向に対し、吸引用配管63の前後にばね機構74を設けている。ON/OFFバルブ64を開放し、吸引口72から吸引した状態で、クリーニングヘッド61をインクジェットヘッド11のノズル面に近接させると、ノズル面にリブ73が接触した状態で、ノズル面にクリーニングヘッド61が吸着する。平面部71とノズル19の面とは平行の状態で相対的に移動する。
ばね機構74により、クリーニングヘッド61には姿勢の自由度があるため、クリーニングヘッド61とノズル面が接触した状態で、これらを相対移動しても、こじることなく、クリーニングヘッド61がノズル面を滑らかに走行する。
Due to the
なお、フッ素コート膜(ノズル面)とPEEK材(クリーニングヘッド61)とは、接触する。しかし、クリーニングヘッド61への押付力が軽いため、大きな振動なく動作する。磨耗も少なく長期間動作できる。
The fluorine coat film (nozzle surface) and the PEEK material (cleaning head 61) are in contact with each other. However, since the pressing force to the cleaning
<吸引プロセス>
インク充填初期の段階で、インクジェットヘッド11内の気泡が抜けなかったり、ガラス基板4への印刷を繰り返すうちにノズル19の表面への付着物などが発生する。また、長期間印刷しない場合、吐出しなくなるノズルや、吐出方向が曲がり印刷位置ズレを起こすノズルが発生してくる。これら不具合ノズルの吐出を回復するためにクリーニングを実施する。
<Suction process>
At the initial stage of ink filling, bubbles in the
クリーニングプロセスについて、以下図を用いて詳細に説明する。不具合ノズルを回復するために、最初はノズル表面やノズル内に蓄積している気泡、乾燥したインク、インク付着物などを除去し、インクの通りをよくする。 The cleaning process will be described in detail below with reference to the drawings. In order to recover the defective nozzle, first, bubbles accumulated on the nozzle surface or inside the nozzle, dried ink, ink deposits, etc. are removed to improve the ink flow.
<パージ>
まず、図5(a)に示すように、パージを実施してノズル19の内からインクを排出させる。図5(a)は、インクジェットヘッド11に関しては、ノズル19の面のみを示す。図5(b)も同様である。
<Purge>
First, as shown in FIG. 5A, purging is performed to discharge ink from the
パージの方法の一つとしては、図2(a)に示したインクタンク13内を加圧し、分配タンク12を介して、インクジェットヘッド11の内圧を正圧にして、ノズルからインクを排出させる加圧パージがある。
As one of the purging methods, the inside of the
インクジェットヘッド11の内圧は±数kPaの圧力変動があっても、インクの表面張力によってノズルからの液だれや泡かみは発生しないため、圧力+10kPaを5秒間保持する加圧パージ方法を実施した。
Even if the internal pressure of the
これにより、インクジェットヘッド11のノズル穴からインクが排出され、それぞれのノズル穴表面に2〜3mm程度の直径のインク液滴80が発生した。
As a result, ink was discharged from the nozzle holes of the
また、別のパージ方法としては、ノズル面にゴム製のキャップを押し当て、ノズル面とキャップとの間の密閉空間を真空吸引することで、ノズルからインクを排出する吸引パージがある。 As another purging method, there is a suction purge in which ink is discharged from the nozzle by pressing a rubber cap against the nozzle surface and vacuum-sucking the sealed space between the nozzle surface and the cap.
キャップ内の密閉空間を吸引速度10L/minの真空ポンプで1秒間吸引すると、直径2〜3mm大の液滴をノズル面に排出することができた。 When the sealed space in the cap was sucked with a vacuum pump having a suction speed of 10 L / min for 1 second, droplets having a diameter of 2 to 3 mm could be discharged onto the nozzle surface.
<クリーニング>
次にノズルから排出したインク液滴80を除去するためにノズル面のクリーニングを実施する過程を説明する。図5(a)〜図5(d)は、クリーニングヘッド61がインクジェットヘッド11のノズル面の左端から右端までノズル面に沿って走行し、ノズル面をクリーニングする様子を示している。
<Cleaning>
Next, a process of cleaning the nozzle surface in order to remove the
図5(a)において、クリーニングヘッド61はインクジェットヘッド11のノズル面と対向しており、少し離れた位置からノズル面に向かって上昇する。クリーニングヘッド61のリブ73上面でインクジェットヘッド11のノズル面と接触する。この時、スリット状の吸引口72を有する平面部71とノズル面との間は、リブ73の高さによる15μmのギャップが確保されている。
In FIG. 5A, the cleaning
図5(a)から、図5(b)へと、クリーニングヘッド61は進み、クリーニングヘッド61が、ノズル19の面に付着したインク液滴80と接触すると、インク液滴80は毛細管現象により、ノズル19の面とクリーニングヘッド61の平面部71との間のギャップに広がっていく。
From FIG. 5A to FIG. 5B, the cleaning
図5(c)、図5(d)は、インクジェットヘッド11に付着したインク液滴80がクリーニングヘッド61と接触する様子を横からみた図である。インク液滴80は、クリーニングヘッド61の斜面で最初接触すると、まもなく毛細管現象によりインクジェットヘッド11とクリーニングヘッド61との間に入っていく(図5(c))。インクジェットヘッド11とクリーニングヘッド61の平面部71との間には一定間隔のギャップが形成されているため、インク液滴80は、図5(d)に示したように、ギャップ内を満たすように広がっていく。
FIGS. 5C and 5D are views of the state in which the
図6は、図5(d)から更に時間が進んだときの様子を示した図である。15μmのギャップは2〜3mm大の液滴の大きさに比べて極めて小さいため、インクはたちまちギャップ内を満たし、吸引口72から吸い込まれていく。
FIG. 6 is a diagram showing a state in which the time has further advanced from FIG. Since the gap of 15 μm is extremely small compared to the size of a droplet having a size of 2 to 3 mm, the ink immediately fills the gap and is sucked from the
このとき、クリーニングヘッド61の平面部71に、ノズル19の面に比べて撥液性の低い材料を用いているため、インクはクリーニングヘッド61側にインクは移動し、吸引口72に沿って吸引、排出される。
At this time, since the
インク液滴80は表面張力によりノズル面に付着しており、インク液滴80を吸引力によってのみ引き剥がすのは困難で、インク液滴80が千切れた状態で吸引される。従って、インク液滴80を吸引しても吸引跡には直径100μm以下の液滴残りが発生したりする。本実施の形態では、ノズル19の面に付着したインク液滴80をインクの表面張力により吸引口72まで引き込むことでインク液滴80残りの発生を抑制している。
The
クリーニングヘッド61は、ノズル19の面のインク液滴80を除去しながら、図6に示すノズル面終端まで移動しノズル面を通過したところで、1つのインクジェットヘッド11のクリーニングを終了する。クリーニングヘッド61は10〜100mm/sの走査速度でクリーニングを実施したが、いずれの場合もインク残渣は発生しなかった。以上のようなクリーニングプロセスにより、インクジェットヘッド11のノズル面に付着したインク液滴80を、液滴残りなく除去することができる。
The cleaning
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2におけるクリーニングヘッドを示す斜視図である。記載しない事項は実施の形態1と同様である。実施の形態1と異なり、クリーニングヘッド61のリブ73上面に複数のエア供給孔75を設けている。エア供給孔75は圧力エアを導入するのが効果的であるが、貫通穴でもよい。
(Embodiment 2)
FIG. 7 is a perspective view showing a cleaning head according to
インクジェットヘッド11のノズル面とクリーニングヘッド61とを近接させた状態で、吸引口72から吸引すると、エア供給孔75の下から上方向に空気の流れができる。この空気の流れ(静圧)によって、ノズル19の面とリブ73上面との間に隙間が生じる。クリーニングヘッド61はこの隙間を保持したまま、インクジェットヘッド11のノズル面に沿って走行し、クリーニングを実施する。
When the nozzle surface of the
ここで、リブ73の幅は1mm、リブ73の高さは15μm、エア供給孔75としてはそれぞれのリブ73に対して直径0.3mmの貫通穴を4mmピッチで2箇所配置した。エア供給孔75の中心から直径2mmほどの範囲で空気層が形成されるため、エア供給孔75と吸引口72との最短距離を2mm以上あければよい。
Here, the
これによれば、リブ73上面とノズル面との間に空気層が形成され(静圧)、直接接触しないことが確認できた。クリーニングを実施したところ、クリーニングヘッド61の走査速度10〜100mm/sの間で、インク残渣なくクリーニングできる。以上に説明したように、本発明の実施の形態2によれば、クリーニングヘッド61はノズル面と接触しないため、ノズル面を損傷することなく、ノズル面に付着したインク液滴を除去することができる。
According to this, an air layer was formed between the upper surface of the
(全体として)
実施の形態1、2とは組み合わせることができる。
(as a whole)
The first and second embodiments can be combined.
本発明のクリーニング装置は、インクジェットヘッドだけでなく、インクを塗布する塗布ヘッドへ広く適用できる。 The cleaning device of the present invention can be widely applied not only to an inkjet head but also to a coating head for applying ink.
1 インクジェット印刷装置
2 スライダ
3 印刷ステージ
4 ガラス基板
5 ガントリー
6 クリーニング装置
10 ラインヘッド
11 インクジェットヘッド
12 分配タンク
13 インクタンク
14 制御回路
19 ノズル
61 クリーニングヘッド
62 多軸ステージ
63 吸引用配管
64 バルブ
65 液体トラップ
66 真空ポンプ
70 ブロック
71 平面部
72 吸引口
73 リブ
74 機構
75 エア供給孔
80 インク液滴
100 クリーニング装置
101 インクジェットヘッド
102a 吸引孔
102b 円筒状部材
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記ノズル面と前記平面部とを平行状態で前記複数のノズルの配列方向へ相対的に移動させ、前記ノズル面と前記平面部とのギャップに、前記インクを毛細管現象により引き込み、前記平面部に配置された吸引部により、前記インクを吸引する吸引工程と、含む塗布ヘッドのクリーニング方法。 A step of bringing the nozzle surface on which the plurality of nozzles of the ink application head are arranged close to the flat portion of the cleaning device;
The nozzle surface and the plane portion are moved relatively in the arrangement direction of the plurality of nozzles in a parallel state, and the ink is drawn into the gap between the nozzle surface and the plane portion by capillary action, A suction step of sucking the ink by a suction portion arranged, and a method for cleaning the coating head.
前記平面部の両端に隣接する傾斜部と、
前記1組のリブ間の前記平面部に配置されたスリット状の吸引部と、を含み、
前記スリット状の吸引部の長手方向と前記直方体の長手方向とは垂直である塗布ヘッドのクリーニング装置。
A plane portion having a set of rectangular parallelepiped ribs;
An inclined portion adjacent to both ends of the planar portion;
A slit-like suction portion disposed on the flat portion between the set of ribs,
An apparatus for cleaning a coating head, wherein a longitudinal direction of the slit-like suction part and a longitudinal direction of the rectangular parallelepiped are perpendicular to each other.
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