以下、図面を用いて、本発明に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本実施の第一の形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041が設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサも設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与える演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図1に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作キーユニット137も備えている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図1では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図3に示す。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図4参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図4参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図4参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図4参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図1に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられている。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図3に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図1に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図3に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660とを備えて構成されている。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのタイマ回路312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材2321や可変入賞口234の扉部材2341等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、特図2始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介し、外部端子板349を経由して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、払出制御部600は、主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が設けられている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタンセンサ426と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量調整スイッチ(不図示)と、設定操作部137の各ボタンの押下を検出する操作部センサ(不図示)と、これらのセンサからの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)434と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512とを搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530および遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、外部端子板349を経由して、情報入力回路350に出力する。また、払出制御部600には、枠センサ605が接続されている。枠センサ605は、前面枠扉106が開放されている場合にこれを検知し、開放信号を出力するものである。払出制御部600は、枠センサ605からの開放信号を出力すると、主制御部300に扉開放情報を出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧の電源を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧の電源を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧の電源を供給してもよい。
次に、図5(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図5(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図5(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図5(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図5(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図5(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図5(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図5(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図5(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
<主制御部メイン処理>
次に、図6を用いて、図4に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300のRAM308には、特図乱数値、特図ラウンド決定乱数値、特図電サポ決定乱数値、および特図図柄決定乱数が記憶される。また、このRAM308には、これら各種の乱数値を生成する乱数カウンタが設けられている。さらに、RAM308には、特図の保留数、特図当選乱数値、および各種の判定(抽選)結果等が記憶される。以下、RAM308における特図の保留数を記憶する領域を特図保留数記憶領域と称することがある。またさらに、RAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図用の始動情報記憶部が用意されているとともに、普図用の乱数値記憶領域も用意されている。特図用の始動情報記憶部には、後述するように、複数種類の始動情報を1セットにしてこれらの始動情報が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図4に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をタイマ回路312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、図2に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図2に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図4に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記憶領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234,226やこれらの始動口230,232,228への入賞があったと判定する。例えば、第1特図始動口230への入球を検出する第1始動口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、第1特図始動口230へ入賞があった、すなわち所定領域を通過する遊技媒体を検出したと判定し、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および特図乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234,226や始動口230,232に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。入賞受付処理では、所定の条件が満足されていれば、複数種類の始動情報を取得する。ここで取得された複数種類の始動情報は、RAM308に設けた始動情報記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。
ステップS217に続いて実行されるステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図4に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図5(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。なお、当り判定の結果に関わらず、所定の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。特図先読み処理の詳細については後述する。次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、5R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図5(a)に示す特図a、特図b、特図c、特図dのいずれか、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図e、ハズレフラグがオンの場合には特図fそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図a,特図b,特図c,特図d)、2R通常大当り図柄(特図e)、ハズレ図柄(特図f)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本例示形態では、15ラウンド、5ラウンド又は2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材2321は多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本例示形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。なお、特図1関連抽選処理と特図2関連抽選処理の順番は逆でもよい。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、有利度の高い特図2変動遊技および有利度の低い特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示しても良いし、1の表示が複数の特図の抽選結果を表示するように構成していても良い。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えても良い。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本例示形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234、235への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
図8は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図9(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図8に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図9は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図9(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図9(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図9(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図9(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図9(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や変動タイマ番号(変動時間)、後述するタイマグループ等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、図7に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)で用いられる当否判定用テーブルについて、図10を参照しながら説明する。ここで、図10(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図10(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又ははずれが選択される。
また、特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又ははずれが選択される。
図10(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。大当りの当否判定結果がはずれとなった場合には、図10(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
次に、図7に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)において決定した当否判定結果などに基づいて行われる停止図柄の決定に用いられる特図決定用テーブルについて、図11を参照しながら説明する。ここで、図11(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図11(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。特図1の停止図柄を決定する場合には、図11(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の停止図柄を選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、特図2の停止図柄を決定する場合には、図11(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の停止図柄を抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。停止表示される図柄が決定された後、特図表示装置に停止表示される図柄データが設定される。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図12(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図12(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。演出制御処理については、後述する。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、演出ボタン136の押下を検出していた場合、ステップS409で更新した演出データを演出ボタン136の押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS411の次のステップS413では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップS413の次のステップS415では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS419の次のステップS421では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図12(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS501では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図12(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS601では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS601の次のステップS603では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS421)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図12(d)は、第1副制御部メイン処理のステップS413における画像制御処理のフローチャートである。ステップS701では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP434は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS701の次のステップS703では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS703:Yes)、ステップS705に進み、そうでない場合は(ステップS703:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS705では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS701でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436のフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS705の次のステップS707では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS707の次のステップS709では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS709:Yes)、ステップS711に進み、そうでない場合は(ステップS709:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS711では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図13(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図13(a)のステップS801では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS801で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS801の次のステップS803では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS805の処理に移行する。ステップS805では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS805の次のステップS807では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS807の次のステップS809では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS807で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(演出可動体224による演出データやランプによる演出データ)をROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS809の次のステップS811では、ランプ制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS811の次のステップS813では、可動体制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力する。その後、ステップS803に戻る。
図13(b)は、第2副制御部500のCPU504が実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS901では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図13(c)は、第2副制御部500のCPU504が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS1001では、第2副制御部メイン処理のステップS803において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS803において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS1001の次のステップS1003では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図14は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図14には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216が示されている。
図14(a)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、後述するデフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、第4図柄表示領域284が設けられている。第4図柄表示領域284は、図柄変動中(あるいは図柄停止中)か否かを報知するための領域であり、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、その四角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、その丸形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、その三角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。
また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられている。
さらに、図14に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。また、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の右端には、特図2の保留アイコン表示領域282が設けられる。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコン表示領域282には、特図2の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコン表示領域281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになり、特図2の保留アイコン表示領域282では、保留アイコンが縦並びに表示され、下側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図14(a)には、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図14(a)では、特図1の保留アイコン表示領域281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
一方、特図2の保留アイコン表示領域282には、一つも保留アイコンが表示されていない。これは、上述のごとく、図14に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。なお、特図2の保留アイコン表示領域282、すなわち装飾図柄表示装置208の右端に設けられる保留アイコン表示領域は、実際には領域を画定する線は表示されないが、図14(a)では、領域をわかりやすくするために点線で示してある。なお、領域を画定する線が設けられていてもよいし、保留アイコンが表示される場合に領域を画定する線も表示されるようにしてもよい。また、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコン表示領域が、変動アイコン表示領域280の左横(演出表示領域208d)に表示され、もう一方の特図の保留アイコン表示領域は右端に表示される。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図14(a)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281が演出表示領域208dに表示され、特図2の保留アイコン表示領域282が右端に表示される。制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコン表示領域282が演出表示領域208dに表示され、特図1の保留アイコン表示領域281が右端に表示される。
ここでは不図示であるが、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンと表示位置が異なるばかりか、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図14(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図14(c)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始されている。ここでの移動アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置へ向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図14(d)では、移動アニメーションが続き、同図(e)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示されているが、この段階でも依然として、装飾図柄の変動表示は開始されていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。
そして、図14(f)で装飾図柄の変動表示が開始される。
装飾図柄の変動表示が開始された装飾図柄表示装置208には、図14(g)に示すように、演出ボタン136を有効期間内に押下することを促す操作促進報知画像136Pが表示される。この操作促進報知画像136Pでは、主人公のキャラクタ画像の右横に、演出ボタン136の画像136P1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が表示されている。装飾図柄の変動表示は、操作促進報知画像136Pによって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄284等によって特図が変動中であることを認識することができる。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を操作促進報知画像136Pとは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。
図14(h)に示す残時間表示バー136P2では、上記有効期間が減っており、同図(i)では、遊技者が、演出ボタン136を押下している。演出ボタン136が上記有効期間内に押下されると、図14(j)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知画像136Pに代えてリーチ状態突入予告画像2071が表示される。リーチ状態突入予告画像2071では、主人公のキャラクタ画像の右横に、「チャンスだ」という文字表示がなされている。
図14(k)では、リーチ状態突入予告画像2071が消え、装飾図柄の変動表示が視認可能になり、その後、同図(l)に示すようにリーチ状態に突入する。なお、リーチ状態突入予告画像207が表示されても、リーチ状態に突入しない場合もあるが、必ず突入するようにしてもよい。
以上説明したように、操作促進報知画像136Pの出現は、現在行われている図柄変動表示に関する予告の契機となる演出に相当する。
図14(m)では、背景画像が、デフォルトの背景画像から非表示に切り替わり、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281が消えている。なお、第4図柄表示領域284は表示されている。また、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、右下隅に移動し、縮小表示され、図14(n)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展している。図14(n)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く同図(o)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
なお、リーチ状態突入予告画像2071は、リーチ状態に突入することの予告に留まらず、スーパーリーチまで発展することの予告であってもよい。
図15は、図14に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図14(o)から続く図15(p)では、決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図15(s)まで続く。図15(s)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(t)では、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。なお、非表示に代えてこれまでとは異なる背景画像を表示してもよい。やがて、同図(u)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。ここでの背景は、非表示であってもよいし、これまでとは異なる背景画像であってもよい。また、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示は消えたままであり、第4図柄表示領域284のみ表示されている。
図15(v)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の15R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、図15(v)に示す特図1の第4図柄(丸形の図形)は点灯している。この図15(v)では、背景は非表示になっているが、実際には、デフォルトとは異なる背景画像が表示されている。やがて、図15(w)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「確変大当り」の文字表示がなされている。
一方、図14(l)で異なる装飾図柄(実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りとなる図柄組合せ)でリーチ状態となった場合、図15(t)から続く、別の場合の図15(u´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示され、図15(u´)に続く図15(v´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の大当りの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。そして、図15(v´)に続く図15(w´)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「大当り」の文字表示がなされている。
図16は、図15(q)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。
図16(a)では、図14(o)で開始された決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図16(b)まで続く。図16(b)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(c)では、図15(t)と同じく、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。やがて、図16(d)では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が開始される。ここでは、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示が復活し、変動アイコンh0と特図1の第一の保留アイコンh11が表示されている。
図16(e)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯し、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。次いで、特図1の確定表示の期間中に、変動アイコン表示領域280では、変動アイコンh0の消去アニメーションが実行される。同図(f)では、変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、同図(g)でもその消去アニメーションは継続し、同図(h)で変動アイコンh0が完全に消えている。なお、特図1の確定表示が行われる前に、変動アイコンh0の消去アニメーションを実行してもよい。
次に、本実施形態において表示される予告アイコンについて図17及び図18を参照しながら説明する。ここで、図17(a)は、予告アイコンの表示例について説明する図であり、同図(b)は、RAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域について説明する図であり、同図(c)は、予告アイコンの消化タイミングの一例について説明する図であり、同図(d)は、予告アイコンの増加タイミングの一例について説明する図である。また、図18(a)は、変化前の予告アイコンの一例について説明する図であり、同図(b)は、変化後の予告アイコンの一例について説明する図である。
本実施形態では、図17(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の上部に、予告アイコン表示領域285が表示される場合がある。この予告アイコン表示領域285は、例えば、6つの領域に区画されており、左から予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2、予告アイコン第3表示領域YA3、予告アイコン第4表示領域YA4、予告アイコン第5表示領域YA5、予告アイコン第6表示領域YA6が列方向に並んで配置されている。本実施形態では、特図1の保留アイコン表示領域281に表示可能な保留アイコンの数は4つ(あるいは、特図2の保留アイコン表示領域をさらに表示する場合には表示可能な保留アイコンの数は合計で8つ)であるので、予告アイコン表示領域285において表示可能な予告アイコンの数と保留アイコン表示領域において表示可能な保留アイコンの数とは異なるということができる。なお、表示可能な予告アイコンの数と保留アイコンの数とが同じであってもよい。また、予告アイコン表示領域285を構成する領域の数は6つに限定されず、1つであってもよいし、2以上の任意の数に設定してもよい。また、遊技進行に応じて領域の数が変更されるようにしてもよい。
予告アイコン表示領域285には、1つの領域について1つの予告アイコンが表示される場合がある。例えば、図17(a)に示すように、予告アイコン第1表示領域YA1には、帽子の図柄からなる帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、千両箱の図柄からなる千両箱の予告アイコンI9が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3には、扇の図柄からなる扇の予告アイコンI10が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4には、手裏剣の図柄からなる手裏剣の予告アイコンI7が表示されており、予告アイコン第5表示領域YA5には、リボンの図柄からなるリボンの予告アイコンI8が表示されており、予告アイコン第6表示領域YA6はブランクとなっている。予告アイコン表示領域285における各領域にいずれの予告アイコンを表示するかについては、図17(b)に示されるRAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域に記憶されている情報に基づいて決定される。なお、本実施形態では、1つの領域につき1つの予告アイコンを表示する形態としたが、1つの領域につき2以上の予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図17(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285の各領域(YA1〜YA5)に表示された各予告アイコンは、例えば、図17(c)に示すタイミングで消化されるように制御される。この制御情報は、遊技の進行に応じて、例えば、副制御部400のRAM408に記憶され、適宜読み出されて実行される。すなわち、図17(a)に示される装飾図柄の変動表示(当該変動)が開始されてから8秒が経過すると、リボンの予告アイコンI8が消化され、その後、消化されたリボンの予告アイコンI8に対応する演出が実行される場合がある。その後、当該変動が終了すると、特図1の保留アイコンh11が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、装飾図柄の変動表示(保留1に対応する図柄変動)が開始されると、その図柄変動が開始されてから12秒が経過すると、手裏剣の予告アイコンI7が消化され、その後、消化された手裏剣の予告アイコンI7に対応する演出が実行される場合がある。その後、保留1に対応する図柄変動が終了すると、特図1の保留アイコンh11(図17(a)において、保留アイコンh12が保留アイコンh11に移動したもの)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するととともに、装飾図柄の変動表示(保留2に対応する図柄変動)が開始されると、その図柄変動が開始されてから4秒が経過すると、帽子の予告アイコンI6が消化され、その後、消化された帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行される場合がある。また、SPリーチが開始されてから10秒が経過すると、千両箱の予告アイコンI9が消化され、その後、消化された千両箱の予告アイコンI9に対応する演出が実行される場合がある。その後、全ての装飾図柄が仮停止状態となってから2秒が経過すると、扇の予告アイコンI10が消化され、その後、消化された扇の予告アイコンI10に対応する演出が実行される場合がある。このように、予告アイコンの消化は、予告や演出が実行されることを遊技者に事前に報知するものであるということができる。
また、図17(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285の各領域(YA1〜YA5)に表示された各予告アイコンは、例えば、図17(d)に示すタイミングで増加されるように制御される。この制御情報は、遊技の進行に応じて、例えば、副制御部400のRAM408に記憶され、適宜読み出されて実行される。すなわち、図17(a)に示される装飾図柄の変動表示(当該変動)が開始されてから4秒が経過すると、装飾図柄表示装置208に殿様が出現して予告アイコンを増加させる殿様演出が実行される。この殿様演出では、帽子の予告アイコンI6、リボンの予告アイコンI8及び手裏剣の予告アイコンI7を予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。その後、当該変動が終了して、保留1に対応する図柄変動が開始されると、装飾図柄表示装置208にDJが出現して予告アイコンを増加させるDJ演出が実行される。このDJ演出では、千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。その後、保留1に対応する図柄変動が終了して、保留2に対応する図柄変動が開始された後、2回目の疑似連演出の開始から4秒が経過すると、殿様演出が実行されて、扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。ここで、疑似連演出とは、装飾図柄の変動開始及び仮停止表示を1回の特図の変動表示において複数回実行する装飾図柄の変動表示態様である。
なお、本実施形態において、大当りとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数をはずれとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数よりも多くなるように構成してもよい。例えば、はずれとなる図柄変動表示においては増加する予告アイコンの数を最大1つとし、大当りとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数を少なくとも2以上とするようにしてもよい。
次に、本実施形態において表示される予告アイコンの種類と対応する演出内容について、図18を参照しながら説明する。予告アイコンには、図18(a)に示すように、対応する演出の内容が明らかでないものと、図18(b)に示すように、対応する演出の内容が明らかなものとがある。
対応する演出の内容が明らかでない予告アイコン(変化前の予告アイコン)には、例えば、図18(a)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1と、第2の殿様の予告アイコンI2と、第3の殿様の予告アイコンI3と、第1のボタン予告アイコンI4とがある。第1の殿様の予告アイコンI1は、殿様の顔のシルエットを白色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は弱程度となっている。また、第2の殿様の予告アイコンI2は、殿様の顔のシルエットを緑色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は中程度となっている。また、第3の殿様の予告アイコンI3は、殿様の顔のシルエットを赤色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度である。また、第1のボタン予告アイコンI4は、演出ボタン136を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は弱程度から強程度のいずれかである。第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3は、所定の変化表示のタイミング(例えば、当該予告アイコンの増加表示のタイミング)になると、図18(b)に示される変化後の予告アイコンのいずれかに変化する。また、第1のボタン予告アイコンI4は、遊技者により演出ボタン136が操作されたタイミングで、図18(b)に示される変化後の予告アイコンのいずれかに変化する。なお、第1のボタン予告アイコンI4は、遊技者により演出ボタン136が操作されたタイミングで、変化前の予告アイコンのいずれかに変化してもよい。
このように、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2、第3の殿様の予告アイコンI3及び第1のボタン予告アイコンI4は、先読みの対象である図柄変動が開始されるよりも前に表示される場合があり、先読み予告として機能する場合がある。また、本実施の形態では、後述するが、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示される際に、文字表記が付随して表示される場合があり、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3が表示される場合には、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合がある。
一方、対応する演出の内容が明らかな予告アイコン(変化後の予告アイコン)には、例えば、図18(b)に示すように、帽子の予告アイコンI6と、手裏剣の予告アイコンI7と、リボンの予告アイコンI8と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10と、第2のボタン予告アイコンI11とがある。
帽子の予告アイコンI6は、番長のキャラクタが被る帽子を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つの帽子の予告アイコンI6が消化されると、疑似連演出が1回だけ行われる場合がある。ここで、疑似連演出には、強パターン、弱パターン及びガセパターンがある。強パターンの疑似連演出は、例えば、後述するように、疑似連演出が開始するときに番長のキャラクタが出現するが、その番長のキャラクタの表示態様が通常とは異なる(例えば、番長がオーラに包まれた表示態様となる)ことにより、信頼度が強程度であることを報知する。なお、例えば、2回目の疑似連演出であるにもかかわらず、3回目の疑似連演出であることを報知して信頼度が強程度であることを示すようにしてもよい。また、弱パターンの疑似連演出は、出現する番長のキャラクタが通常の表示態様で表示されることにより、信頼度が弱程度であることを報知する。また、ガセパターンの疑似連演出は、後述するように、疑似連演出を行うと見せかけておいて、はずれ表示を行う演出である。また、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「継続」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「継続」や「クエスチョンマーク」を伴って「継続」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、必ず疑似連演出が行われるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
手裏剣の予告アイコンI7は、御庭番(忍者)のキャラクタが投げる手裏剣を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つの手裏剣の予告アイコンI7が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、実行中の予告演出がフリーズ演出を経て信頼度の高い強予告演出に切り替わる演出が実行される場合がある(フリーズ予告)。一方、大当りの信頼度が弱程度であれば、装飾図柄の停止図柄の一部又は全部を事前に報知する停止図柄予告が行われる場合がある。また、本実施形態において、手裏剣の予告アイコンI7に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、「フリーズ」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、「チャン目」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、手裏剣の予告アイコンI7が消化された場合には、フリーズ予告と停止図柄予告のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
リボンの予告アイコンI8は、チビ姫のキャラクタが身に着けているリボンを模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つのリボンの予告アイコンI8が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、背景が先読みモードあるいは当該変動予告モードといった特殊ステージに移行する演出が実行される場合がある(ステージチェンジ強演出)。一方、大当り信頼度が弱程度であれば、表示されている背景を、通常の遊技状態において用いられている複数種類の背景からいずれかに変更する演出が実行される場合がある(ステージチェンジ弱演出)。また、本実施形態において、リボンの予告アイコンI8に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「ステチェン」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「ステチェン」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、リボンの予告アイコンI8が消化された場合には、ステージチェンジ強演出とステージチェンジ弱演出のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
千両箱の予告アイコンI9は、殿様のキャラクタが百姓に向けて投げる千両箱を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は大当り確定、強程度又は弱程度となっている。1つの千両箱の予告アイコンI9が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、千両箱の予告アイコンI9は、信頼度の低い弱リーチ演出の実行中に消化され、リーチ移行演出を経た後に、信頼度の高い強リーチ演出に移行(昇格)する演出が行われる(リーチ移行演出)。一方、大当り信頼度が弱程度であれば、千両箱の予告アイコンI9は、信頼度の低い弱カットイン予告の実行後に消化され、その後、信頼度の高い強カットイン予告が実行される(予告昇格演出)。また、大当り確定であれば、リーチ移行演出か予告昇格演出のいずれかが実行される。また、本実施形態において、千両箱の予告アイコンI9に付随して文字表記が表示される場合には、大当り確定であれば、Aパターンとして、「大盤振舞」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「昇格」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「昇格」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、確定演出、リーチ移行演出及び予告昇格演出からいずれかが必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
扇の予告アイコンI10は、姫のキャラクタが身に着けている扇を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は大当り確定となっている。1つの扇の予告アイコンI10が消化されると、大当りが確定であることを事前に報知するプレミア予告の出現、あるいは、大当りが確定となるプレミアリーチが実行される(プレミア演出)。あるいは、扇の予告アイコンI10がリーチはずれが表示された後に消化されて、大当りとなる復活演出が実行される(復活演出)。また、本実施形態において、扇の予告アイコンI10に付随して文字表記が表示される場合には、「祝福」と表示される場合がある。なお、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、プレミア演出と復活演出のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、本実施形態では、扇の予告アイコンI10が消化されるタイミングによって演出する内容が異なっているが、消化タイミングが同じであってもよい。
第2のボタン予告アイコンI11は、演出ボタン136を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は最弱〜大当り確定のいずれかとなっている。1つの第2のボタン予告アイコンI11が消化されると、遊技者に演出ボタン136の操作を促すボタン演出が行われる。このとき、操作受付期間が開始され、当該操作受付期間中に演出ボタン136が操作されると、第2のボタン予告アイコンI11の消化表示が、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、リボンの予告アイコンI8、千両箱の予告アイコンI8及び扇の予告アイコンI10のいずれか1つの消化表示に変化し、対応する演出が実行される場合がある。あるいは、いずれの予告アイコンにも変化することなく消去表示される場合もある。
なお、本実施形態では、上述した変化前の予告アイコンが変化後の予告アイコンに変化する際に予告アイコンの変化表示が行われるが、変化前の予告アイコンから予告アイコンの変化表示を経由して予告アイコンを消去する表示を行うことも可能である(図18(b)の項目5に示される予告アイコン「なし」:消去演出)。この演出では、当該変動においてははずれとなること報知している。すなわち、はずれ確定パターンであることを示すガセ予告となっている。当然、信頼度は最弱である。なお、消去演出が実行されても大当りとなる場合があってもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図19は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図19には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aが示されている。ここで、第4図柄表示装置284aは、図14に示される第4図柄表示領域284の表示と同様の機能を有する表示装置であり、例えば、LEDの発光態様により第4図柄の表示結果を表示することが可能となっている。なお、第4図柄表示装置284aをLCDやEL等の画像表示装置によって構成されていてもよい。第4図柄表示装置284aは、例えば、遊技盤200の所定位置に設けられており、第1副制御部400により駆動制御される。第4図柄表示装置284aは、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。なお、第4図柄は、図柄変動中に点灯表示し、図柄停止中に消灯表示されるようにしてもよい。
また、図19(1)に示す装飾図柄表示装置208には、上述した予告アイコン表示領域285が上部に表示されている。なお、図19(1)では、予告アイコン表示領域285のいずれの領域にも予告アイコンは表示されていない。また、図19(1)に示すように、第1特図表示装置212では、図柄変動表示が行われており、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1に対応する第4図柄の変動表示が行われている。なお、予告アイコン表示領域285は、常時表示されるようにしてもよいし、必要に応じて表示したりしなかったりする場合があってもよい。
また、図19(1)には、変動アイコン表示領域280に変動アイコンh0が表示されるとともに、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12及び変動アイコンh0はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。なお、この演出例では、特図2の保留アイコン表示領域282の表示を省略しているが、第2の保留アイコン表示領域282を表示するようにしてもよい。
続いて、図19(2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、第1特図保留ランプ218における点灯数が1つ増加して3つになり、保留数が3つになったことが示されている。また、特図1の保留アイコン表示領域281にも3つ目の特図1の保留アイコンh13が表示される。3つ目の保留は、先読みの対象となった保留であり、後述するように、予告アイコンを表示させるか否かのトリガーとなる保留である。なお、説明の便宜のため、先読みの対象である3つ目の特図1の保留アイコンh13にハッチングを施して示したが、実際には、他の特図1の保留アイコンh11,h12と同じ表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)となっている。以下の説明でも同様である。
その後、図19(3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾6−装飾2−装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、図19(4)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図19(5)では、特図1の保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図19(6)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これは、先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。
そして、図19(7)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図19(8)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図19(9)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図19(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、遊技者は、将来、帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行されることを期待する。すなわち、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示されることで、将来、疑似連演出が実行されることを予告しているということができる。
その後、図19(11)〜同図(12)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図19(13)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図20は、図19に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図19(13)から続く図20(14)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図20(15)では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図20(16)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これも、第1の保留アイコンh11に対応する保留が先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を所持している。
そして、図20(17)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図20(18)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図20(19)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示され、千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン第3表示領域YA3に表示され、扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4に表示される。その後は、図19(10)〜同図(12)と同様の演出表示が行われる。
その後、図20(20)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が報知される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、図20(21)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図20(22)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図20(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。本実施形態では、このようにして予告アイコンを消化する予告アイコン消化演出が行われる。なお、図20(23)に示すように、帽子の予告アイコンI6が2つ表示される等、同一の予告アイコンが予告アイコン表示領域285に2以上表示されている場合には、例えば、左側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように予め設定されているが、予告アイコンの信頼度に応じて消化する順序を決めるようにしてもよい。また、いずれの予告アイコンを使用するかをランダムに決定するようにしてもよいし、右側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように設定されていてもよい。すなわち、予告アイコンを消化する順序は上述したものに限定される適宜に設定することができる。
その後、帽子の予告アイコンI6が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図20(24)に示すタイミングで拡大表示された後、図20(25)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。また、帽子の予告アイコンI6が拡大表示された際に、例えば、変動アイコンh0の表示をデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様等、変動アイコンh0の表示態様を変更してもよい。また、保留アイコンが表示されている場合に、保留アイコンの表示態様を変更するようにしてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図20(26)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、その後、図20(27)に示すように、左図柄と右図柄が停止表示する。このとき、左図柄には「装飾1」が表示され、右図柄には「装飾2」が表示されている。すなわち、非リーチ状態であることが示されている。
図21は、図20に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図20(27)から続く図21(28)では、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。なお、本実施形態では、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、同一の装飾図柄が再び停止表示されるようにしたが、例えば、右図柄が左図柄と同一の装飾図柄(例えば、「装飾1」)となってリーチ状態を形成し、リーチ演出が開始されるようにしてもよい。
その後、図21(29)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄と右図柄が引き続き停止表示されるとともに、中図柄表示領域208bでは、殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。
そして、装飾図柄表示装置208では、図21(30)のタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示された後、図21(31)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。本実施形態では、このようにして、疑似連図柄が停止表示されることにより、疑似連が実行されることを報知する。なお、疑似連図柄が停止表示されることなく、下方にフレームアウトした場合には、疑似連が開始されず、そのままはずれの装飾図柄の組み合わせが停止表示されることとなる。また、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されない場合でも疑似連演出が実行される場合があってもよい。
その後、図21(32)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上には、疑似連演出による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「疑似×2」が表示されている。
その後、図21(33)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。なお、このとき、リーチ演出は開始されていない。
その後、装飾図柄表示装置208では、図21(34)に示すタイミングで、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第2表示領域YA2から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、帽子の予告アイコンI6が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図21(35)に示すタイミングで拡大表示された後、図21(36)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図21(37)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、その後、図21(38)では、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、2回目の疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。
その後、図21(39)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、右図柄表示領域208cに表示されていた装飾図柄が「装飾1」から「装飾2」に変更され、非リーチ状態が形成されるとともに、中図柄表示領域208bでは、疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。このとき、疑似連図柄が表示されている間は「疑似×2」の文字情報を消去するようにしたが、表示を継続させるようにしてもよい。また、疑似連図柄が表示されている間、「疑似×2」の文字情報を他の領域に表示するようにしてもよい。また、疑似連図柄が表示されている間、「疑似×2」の文字情報の表示態様を変化させるようにしてもよい。なお、この演出例において、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、同一の装飾図柄が再び停止表示されてリーチ状態が維持され、リーチ演出が開始されるようにしてもよい。
そして、装飾図柄表示装置208では、図21(40)のタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示された後、図21(41)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われ、疑似連が実行されることを報知している。本実施形態では、1回の図柄変動表示において、帽子の予告アイコンI6が消化されるほど、大当りとなりやすいように構成されている。すなわち、帽子の予告アイコンI6が1つだけ消化されて疑似連演出が1回だけ行われる場合と、帽子の予告アイコンI6が2つ消化されて疑似連演出が2回行われる場合とでは、帽子の予告アイコンI6が2つ消化された方が大当りとなりやすく、帽子の予告アイコンI6が2つだけ消化されて疑似連演出が2回だけ行われる場合と、帽子の予告アイコンI6が3つ消化されて疑似連演出が3回行われる場合とでは、帽子の予告アイコンI6が3つ消化された方が大当りとなりやすいということが言える。
その後、図21(42)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上には、疑似連演出による3回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「疑似×3」が表示されている。
図22は、図21に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図21(42)から続く図22(43)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。ここでは、リーチ演出が開始されることとなる。
その後、図22(44)に示すタイミングで、上述したスーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。なお、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。図22(44)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く図22(45)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーション表示が開始される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図22(46)に示すタイミングで、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱の予告アイコンI9が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン第3表示領域YA3から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、千両箱の予告アイコンI9が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図22(47)に示すタイミングで拡大表示されるとともに、拡大表示された千両箱の予告アイコンI9の上方に、信頼度のより高い演出に移行することを予告する「昇格」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、千両箱の予告アイコンI9が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、装飾図柄表示装置208では、図22(48)のタイミングで、千両箱の予告アイコンI9が「昇格」の文字表示とともに消去し、その後、図22(49)のタイミングで、上述したリーチ移行演出が開始される。リーチ移行演出が開始されると、図22(49)に示すように、装飾図柄表示装置208では、実行されていたリーチ演出表示がやや暗くなるとともに、殿様のキャラクタがカットイン表示で現れて、実行中のリーチ演出表示を切りつける表示が行われ、その後、図22(50)に示すように、背景が暗転する。
その後、図22(51)に示すように、装飾図柄表示装置208では、信頼度の高い強リーチ演出(ボタンリーチ演出)が開始される。ボタンリーチ演出が開始されると、図22(51)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転した背景に「熱すぎなのか」という文字表示が行われた後、図22(52)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図22(53)に示すように、「一撃」という文字表示が行われ、ボタン演出が行われることを報知する。
その後、図22(54)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
そして、図22(55)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図22(56)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが消去することで、ボタンリーチ演出に失敗した様子が示されている。
やがて、図22(57)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
図23は、図22に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図22(57)から続く図23(58)では、予告アイコン表示領域285も含めて一旦すべてが非表示になる。やがて、図23(59)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
その後、例えば、仮図柄停止表示から2秒が経過すると、図23(60)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、扇の予告アイコンI10が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図23(61)に示すタイミングで拡大表示される。このとき、例えば、拡大表示された扇の予告アイコンI10の下方に、大当りが確定すること報知する「祝福」の文字表示を付記してもよい。なお、文字表示を付記する場合、当該文字表示の付記表示が扇の予告アイコンI10が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、装飾図柄表示装置208では、図23(62)のタイミングで、扇の予告アイコンI10が消去し、予告アイコン表示領域285が上方へフレームアウトする表示が行われる。その後、図23(63)のタイミングで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでそれぞれ揺れ変動していた装飾図柄の変動表示が再開して再変動演出が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285は、完全にフレームアウトされている。なお、再変動演出が開始された後も予告アイコン表示領域285を引き続き表示させたままとしてもよい。
再変動演出では、図23(64)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われる。これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
やがて、図23(65)に示すように、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。
そして、図23(66)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾1−装飾1」の大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。このとき、第1特図表示装置212では、15R確変大当りである「特図A」が停止表示されるとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯している。その後は、図示をしないが、上述した大当り遊技開始演出が実行された後に、大当り遊技が開始される。
本実施の形態では、予告アイコン表示領域285に表示された扇の予告アイコンI10が消化されることにより、再変動演出が実行されて大当りとなったが、扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に表示されていない場合には、再変動演出が行われずに、はずれの表示結果が導出される場合もある。すなわち、千両箱の予告アイコンI9が消化されて実行されるリーチ移行演出が行われてはずれとなる場合、このリーチ移行演出は偽の予告演出ということができる。すなわち、千両箱の予告アイコンI9が一つ消化された場合に、消化された千両箱の予告アイコンI9に対応する種類の偽の予告としてのリーチ移行演出が実行された場合には、図柄変動表示の結果がはずれとなるということができる。このことは、帽子の予告アイコンI6に対応する予告演出、手裏剣の予告アイコンI7に対応する予告演出、リボンの予告アイコンI8に対応する予告演出についても同様である。
このように、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数に応じて予告演出が実行され得るということができる。換言すれば、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されているということができる。
なお、本実施形態では、先読み予告の対象である図柄変動表示の実行中においてのみ予告アイコンを消化し、消化した予告アイコンに対応する演出を実行するものについて説明したが、先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示においても予告アイコンを消化して当該予告アイコンに対応する演出を実行するようにしてもよい。この場合において、先読み予告の対象となる図柄変動表示において消化する予告アイコンの数と先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示において消化する予告アイコンの数を異ならせるようにしてもよいし、同じであってもよい。
次に、上述した予告アイコンの増加演出の他の演出例について、図24〜図26を参照しながら説明する。ここで、図24〜図26は、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図24〜図26では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図24(8a)〜同図(10a)は、図19(8)〜同図(10)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(8a)では、帽子の予告アイコンI6ではなく、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
すると、図24(9a−1)に示すタイミングで、投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。すると、図24(9a−2)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が爆発する表示が行われた後、図24(10a)に示すタイミングで、爆発した第1の殿様の予告アイコンI1が帽子の予告アイコンI6に変化し、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの増加表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。この演出例によっても、遊技者は、将来、帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行されることを期待する。
図24(8b)〜同図(9b)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(8b)では、帽子の予告アイコンI6ではなく、第1のボタン予告アイコンI4を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
すると、図24(9b)に示すタイミングで、投げられた第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。この第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285に表示されてから、当該第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまでの間に演出ボタン136が操作されると、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3のいずれかに変化する。このように、この演出例では、演出ボタン136が操作されるまでは、予告アイコンの示す大当りの信頼度が認識困難であるので、大当りの信頼度を知るために演出ボタン136を操作するというインセンティブが働き、演出効果を高めることができる場合がある。なお、第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285に表示されてから消化されるまでの期間が、演出ボタン136の操作の有効期間であってもよい。ここで、複数回の図柄変動表示に跨って第1のボタン予告アイコンI4が表示される場合には、図柄停止表示期間中は演出ボタン136の操作が無効となるようにしてもよいし、図柄停止表示期間中も演出ボタン136の操作が有効となるようにしてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまで演出ボタン136が操作されなかった場合は、予告アイコンの消化演出時に演出ボタン136が操作された際に表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよいし、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるときにボタン演出が行われ、演出ボタン136の操作有効期間内に演出ボタン136が操作された場合に、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよいし、演出ボタン136が操作されることなく演出ボタン136の操作有効期間が終了すると、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されてボタン演出が開始された後、演出ボタン136の操作有効期間内に演出ボタン136が操作された場合にのみ、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよい。また、ボタン演出が行われる場合に演出ボタン136の操作有効期間を設けないようにしてもよい。この場合、ボタン演出が開始された後で表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われるようにしてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまでは、演出ボタン136を操作しても、第1のボタン予告アイコンが他の予告アイコンに変化しないように構成されてもよい。
図24(8c)〜同図(9c)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(8c)では、図19(8)と同様、帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図24(9c)の場合では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の左からフレームアウトしてしまう様子が示されている。すなわち、本実施形態では、予告アイコンの増加に失敗するガセ増加演出も実行可能である。なお、帽子の予告アイコンI6以外の予告アイコンを用いたガセ増加演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、ガセ増加演出が実行されにくいようにしてもよい。
図24(7d)〜同図(9d)は、図19(7)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(7d)では、図19(7)と同様、帽子の予告アイコンI6を持った殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示された様子が示されている。その後、図24(8d)では、帽子の予告アイコンI6が1つだけではなく、3つの帽子の予告アイコンI6を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。
すると、図24(9d)に示すタイミングで、投げられた3つの帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例では、複数の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、演出効果を高めることができる場合がある。なお、例えば、図24(9d)に示すように、同じ予告アイコン(例えば、帽子の予告アイコンI6)が予告アイコン表示領域285に所定数(例えば、3つ)以上表示されることで、疑似連演出が3回実行されることが保障されることから大当りが確定することを予告するようにしてもよい。また、信頼度の高い予告アイコンは、予告アイコン表示領域285に表示されにくく(ストックされにくく)、信頼度の低い予告アイコンは、予告アイコン表示領域285に表示されやすい(ストックされやすい)ようにしてもよいし、その逆であってもよい。
なお、この場合において、図24(9d´)に示すように、投げられた3つの帽子の予告アイコンI6のうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図24(7e)〜同図(9e)は、図19(7)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(7e)では、図19(7)に示す演出例とは異なり、1つの帽子の予告アイコンI6の他、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を持った殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示された様子が示されている。なお、このとき、3つの予告アイコンのうちの1つあるいは2つの予告アイコンのみを表示するようにしてもよい。ここで、大当りの信頼度の最も低い予告アイコンのみを表示するようにしてもよいし、大当りの信頼度の最も高い予告アイコンのみを表示するようにしてもよいし、ランダムに選択された予告アイコンのみを表示するようにしてもよい。その後、図24(8e)では、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。また、上述したように、3つの予告アイコンがそれぞれ異なっていなくてもよく、例えば、同じ予告アイコンが複数含まれてもよい。
すると、図24(9e)に示すタイミングで、投げられた3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例でも、複数種類の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、また、複数種類の予告の実行に対する期待感を高めることができるので、演出効果をさらに高めることができる場合がある。
なお、この場合においても、図24(9e´)に示すように、投げられた3つの予告アイコンのうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図24(12f−1)〜同図(12f−2)は、図19(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(12f−1)では、図19(12)と同様、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。その後、図24(12f−2)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このように、本実施形態では、予告アイコンが表示された状態でもリーチ演出を実行することができる。なお、このリーチ演出の結果、大当りとなってもよい。この場合、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、大当りの終了後に消去されるようにしてもよい。
図25(8g)は、図19(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図25(8g)では、先読み予告の表示態様(サボハニのキャラクタによる表示態様)で保留アイコンh12が表示されているときに、殿様のキャラクタYMが帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。このように、本実施形態では、保留アイコンによる先読み予告の実行中においても予告アイコンの増加演出を実行可能である。なお、予告アイコンの増加演出と保留アイコンによる先読み予告とが同時に行われないようにしてもよい。
図25(8h)は、図19(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図25(8h)では、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286を遊技盤200の所定位置(例えば、装飾図柄表示装置208の近傍)に設け、これにより保留数表示を行うようにしてもよい。この演出用保留ランプ286は、例えば、フルカラーLEDを備えており、第1副制御部400により駆動制御され、例えば、デフォルトの発光態様による点灯(例えば、白色で点灯)の他、先読み予告の発光態様(例えば、7色を切り替えながら点灯)による駆動制御が可能である。なお、図25(8h)では、説明の便宜のため、先読みの対象である2つ目の特図1の保留ランプにハッチングを施して示したが、実際には、1つ目の特図1の保留ランプと同様に、2つ目の特図1の保留ランプもデフォルトの発光態様によって点灯されている。
図25(8i)〜同図(9i−2)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図25(8i)では、図19(8)と同様、帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図25(9i−1)の場合では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の下方に落下してしまう様子が示されている。そして、図25(9i−2)に示すように、帽子の予告アイコンI6が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている特図1の保留アイコンh11に作用して先読み予告の表示態様に変化する演出表示(保留変化演出)が行われている。すなわち、本実施形態では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコンとして予告アイコン表示領域285に表示されず、保留アイコンによる先読み予告の開始の契機として登場する場合もある。なお、帽子の予告アイコンI6以外の予告アイコンを用いて保留変化演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、保留変化演出が実行されにくいようにしてもよい。
なお、図26(9i−2´)に示すように、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286を用いて保留数を表示する場合において、帽子の予告アイコンI6が表示領域の下方に落下した後に、1つ目の特図1の保留ランプの発光態様を先読み予告の発光態様に変更するようにしてもよい。
図25(8j)〜同図(9j)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図19(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図25(8j)では、図19(8)とは異なり、殿様のキャラクタYMではなく、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている(DJ演出)。図25(8j)に示す例では、DJのキャラクタは、帽子の予告アイコンI6を持って現れている。その後、図25(9j)に示すように、DJのキャラクタBYは、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYが予告アイコン表示領域285に置いていく予告アイコンの数は1つのみに限らず2つ以上であってもよい。また、1回のDJのキャラクタBYによる予告アイコンの増加演出において、複数種類の予告アイコンを予告アイコン表示領域285に置いていくようにしてもよい。このように、予告アイコンの増加演出を複数種類(例えば、殿様のキャラクタYMによる第一の予告アイコン増加演出、DJのキャラクタBYによる第二の予告アイコン増加演出)用意してもよく、このように構成することにより、演出が多様化して演出効果を高めることができる場合がある。
図25(8k)〜同図(9k)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図19(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図25(8k)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図25(8k)に示す例では、DJのキャラクタは、千両箱の予告アイコンI9を持って現れている。その後、図25(9k)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されるとともに、DJのキャラクタが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタは、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも前面側のレイヤーに配置されており、予告アイコンの前面側を通過しているように表示されている。ここで、図25(9k´)に示すように、DJのキャラクタが、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも背面側のレイヤーに配置することにより、予告アイコンの背面側を通過しているように表示してもよい。また、図25(9k´´)に示すように、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された帽子の予告アイコンI6に重ねるように、DJのキャラクタBYが千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示を行うようにしてもよい。すなわち、予告アイコンの上書き演出を行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。
図25(12l)は、図19(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図25(12l)に示す演出例では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンにそれぞれ対応する文字表記を付随して表示されている。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6には「継続」の文字が付記表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている千両箱の予告アイコンI9には「昇格」の文字が付記表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている扇の予告アイコンI10には「祝福」の文字が付記表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている手裏剣の予告アイコンI7には「チャン目」の文字が付記表示されており、予告アイコン第5表示領域YA5に表示されているリボンの予告アイコンI8には「ステチェン」の文字が付記表示されており、予告アイコン第6表示領域YA6に表示されている帽子の予告アイコンI6には「継続」とともに「クエスチョンマーク」の文字が付記表示されている。これにより、その後に実行が予告されている予告演出の内容がよりわかりやすくなる場合がある。
なお、図25(12l´)や同図(12l´´)に示すように、予告アイコンに付記表示されている文字のうちの一部又は全部を「クエスチョンマーク」にし、対応する予告演出を明確に表示しないようにしてもよい。これにより、表示された予告アイコンに対応する予告が実行されるか否かについて期待感を持たせることができ、興趣が向上する場合がある。
また、予告アイコン表示領域285に表示された複数の予告アイコンの組み合わせや表示された予告アイコンの数により大当りが確定する演出表示が実行されることを予告するようにしてもよく、例えば、図25(12l´´´)に示すように、「継続」の文字表記が付記された帽子の予告アイコンI6が3つ予告アイコン表示領域285に表示された場合には、大当りが確定する4回の疑似連演出を含む演出表示が行われることを予告するようにしてもよい。なお、予告アイコンに付記表示された文字が、その予告アイコンに対応していない場合(例えば、帽子の予告アイコンI6に「昇格」の文字が付記表示されている場合)は、帽子の予告アイコンI6が消化されたときにおける図柄変動表示の結果が大当り確定であること(または、保留内に大当りとなるものがあること)を予告するプレミア予告表示であってもよい。
上述した演出例では、殿様のキャラクタYMやDJのキャラクタBYが登場することにより予告アイコンを増加させるものであるが、図26に示す演出例では、装飾図柄の表示により予告アイコンを増加させる演出を行うものである。
図26(A1)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このリーチ演出は、例えば、ノーマルリーチである。
リーチ演出が開始した後、図26(A2)に示されるタイミングで、中図柄表示領域208bにおいて、予告アイコンを模した予告アイコン図柄が停止表示される。図26(A2)に示す例では、帽子の予告アイコンI6を模した帽子の予告アイコン図柄が停止表示されている。この帽子の予告アイコン図柄の下方近傍には「ストック」の文字表記が付記されており、予告アイコン図柄が停止表示されることにより、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが増加表示されることを報知している。
その後、図26(A3)に示すように、帽子の予告アイコン図柄が帽子の予告アイコンI6に変化して予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われ、図26(A4)に示すように、予告アイコン図柄の背面側に配置されていた「装飾5」の装飾図柄が停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。本実施形態では、このようにして予告アイコンを増加する演出を行うようにしてもよい。
図26(B1)では、図26(A1)に示す演出例と同様に、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、ノーマルリーチの演出が開始される。
リーチ演出が開始した後、図26(B2)に示されるタイミングで、中図柄表示領域208bにおいて、第1の殿様の予告アイコンI1を模した第1の殿様の予告アイコン図柄が停止表示される。図26(B2)に示す演出例では、この第1の殿様の予告アイコン図柄に重ねて「ストック」の文字表記が付記されており、予告アイコン図柄が停止表示されることにより、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが増加表示されることを報知している。
その後、図26(B3)に示すように、第1の殿様の予告アイコン図柄が第1の殿様の予告アイコンI1に変化して予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われ、図26(B4)に示すように、予告アイコン図柄の背面側に配置されていた「装飾5」の装飾図柄が停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。このとき、第1の殿様の予告アイコンI1は、帽子の予告アイコンI6に変化している。なお、変化後の予告アイコンが帽子の予告アイコンI6に限定されず、他の種類の予告アイコンであってもよいことは言うまでもない。また、予告アイコンが変化するタイミングは、当該図柄変動表示が実行されている期間に限定されず、例えば、次回以降の図柄変動表示の実行中に予告アイコンが変化するようにしてもよいし、予告アイコンが消化するタイミングまで変化しないようにしてもよい。本実施形態において、このようにして予告アイコンを増加する演出を行うようにしてもよい。
次に、上述した予告アイコン消化演出の他の演出例について、図27〜図30を参照しながら説明する。ここで、図27〜図30は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図27〜図30では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図27(38m)〜同図(40m−3)は、図21(38)〜同図(40)に示される演出の他の演出例を示している。図27(38m)〜同図(39m)は、図21(38)〜同図(39)と同様の演出が行われるが、図27(40m−1)では、中図柄表示領域208bで低速で変動表示して疑似連図柄が出現するが、その後、図27(40m−2)に示すように、疑似連図柄が装飾図柄の停止表示位置となる直前で、変動表示が高速となり、疑似連図柄が表示領域の下方へスクロールアウトされ、図27(40m−3)に示すように、「装飾1−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで仮停止表示して揺れ変動が表示され、その後、停止表示してはずれの結果であることが報知される。このように、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されても、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図27(23n)〜同図(24n)は、図20(23)〜同図(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図27(23n)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始されるが、図27(24n)に示すように、消化された帽子の予告アイコンI6が拡大表示することなくそのまま消去される表示が行われ、消化された演出が行われないことを報知する場合があってもよい。
図27(23o)〜同図(24o−2)は、図20(23)〜同図(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図27(23o)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始され、図27(24o−1)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6が拡大表示されるが、そのまま帽子の予告アイコンI6が消去され、図27(24o−2)に示すように、疑似連演出が開始することなくはずれの装飾図柄の組み合わせ(図27(24o−2)では、「装飾1−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせ)で仮停止表示して揺れ変動が表示され、その後、停止表示してはずれの結果であることが報知される。このように、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されても、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図27(22p)〜同図(23p)は、図20(22)〜同図(23)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図27(22p)に示すように、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過すると、図27(23p)では、予告アイコン表示領域285の一番左側(予告アイコン第1表示領域YA1)に表示された帽子の予告アイコンI6ではなく、それ以外の予告アイコンが消化される演出が行われてもよい。図27(23p)に示される演出例では、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている千両箱の予告アイコンI9が消化される演出が行われている。このように、本実施形態において、予告アイコンを左から順番に消化しない場合があってもよい。また、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に表示された順序(換言すれば、ストックされた順序)で予告アイコンを消化するようにしたが、後にストックされた予告アイコンが先に消化される場合があってもよい。例えば、後にストックされた予告アイコンが先に消化された場合には、大当りとなりやすくしてもよいし、逆に、大当りとなりにくくなるようにしてもよい。また、ストックの順序に関係なく、予告アイコンの消化順序を決定してもよく、この場合、大当りの信頼度に影響しないようにしてもよいし、予告アイコンの消化順序によって大当りの信頼度が変化するようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に表示されている複数の予告アイコンを特定の順番で消化することにより、大当りが確定することを予告するようにしてもよく、例えば、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7の順で消化された場合には大当りが確定するといった法則が設定されていてもよい。これにより、遊技者に、大当りとなる予告アイコンの消化順序の法則を見つけたいというインセンティブが働き、遊技意欲を向上させることができる場合がある。
図27(24q−1)〜同図(24q−2)は、図20(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図27(24q−1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されて、予告アイコン第1表示領域YA1に空きが生じた後、図27(24q−2)に示すように、予告アイコン第2表示領域YA2〜予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンの表示位置をそれぞれ左側に移動させるようにしてもよい。このとき、例えば、予告アイコンの表示位置を左側に移動させる移動アニメーションを行ってもよいし、アニメーションを行うことなく表示位置を変更するようにしてもよい。予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの表示位置を変更するタイミングは、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた予告アイコンの消化演出が開始されるのと同時であってもよいし、予告アイコンの消化演出が開始された後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が終了した後であってもよい。
図28(Aa)〜同図(Ae)は、予告アイコンの消化演出が行われた後で予告アイコンの増加演出が行われた場合の演出例を示している。すなわち、図28(Aa)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている手裏剣の予告アイコンI7が消化された後、停止図柄予告が実行されて、図28(Ab)に示されるタイミングで、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。その後、図28(Ac)に示すように、保留が消化されて装飾図柄の変動表示が開始された後、図28(Ad)に示すように、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられると、図28(Ae)に示すように、手裏剣の予告アイコンI7が消化されることにより空欄となった予告アイコン第3表示領域YA3に投げつけられた千両箱の予告アイコンI9が表示される。このように、予告アイコンが消化されたことに伴って空欄となった予告アイコン表示領域に増加する予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図28(B)は、予告アイコンが複数消化されたことに伴って予告アイコン表示領域に複数の空欄が生じた後に、予告アイコンを増加する場合の演出例を示している。すなわち、図28(B)に示すように、予告アイコン表示領域285では、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3に表示された予告アイコンが消化された後、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられると、空欄となっている予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3のうち、左側から順に表示される。このようにして予告アイコンを増加する表示を行うようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285に複数の空欄がある場合において、増加する予告アイコンを表示させる表示領域の順序は上述したものに限定されず、他の順序であってもよく、第1副制御部400において予め設定しておいてもよい。また、この演出例では、予告アイコンが表示される場所により、大当りの信頼度や予告アイコンが表示される数に変化を持たせないようにしたが、予告アイコンが表示される場所により、大当りの信頼度や予告アイコンが表示される数が異なることを示唆するようにしてもよい。例えば、予告アイコン表示領域285において空欄となっている表示領域のうち、最も右側である予告アイコン第6表示領域YA6に増加する予告アイコンが表示された場合には、少なくとも6つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されることを示唆するようにしてもよく、また、大当りの信頼度が最も高いことを示唆するようにしてもよい。
図28(C)は、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出とが1回の図柄変動表示の実行中において実行される場合の演出例を示している。すなわち、図28(C)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6が消化される演出が行われている間に、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられている様子が表示されている。ここで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示が実行される前に実行された図柄変動表示において増加した予告アイコンである。このように、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出が1回の図柄変動表示の実行中において実行されるようにしてもよい。このとき、予告アイコンの消化演出が行われる期間と予告アイコンの増加演出が行われる期間とが重なる場合があってもよい。また、予告アイコンの消化演出が開始された後に予告アイコンの増加演出が開始されてもよいし、予告アイコンの増加演出が開始された後に予告アイコンの消化演出が開始されてもよいし、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出とが同時に開始されてもよい。ここで、増加する予告アイコンが表示される領域が、図柄変動表示の開始の時点で空欄となっている領域であってもよいし、図柄変動表示が開始された後、予告アイコンの増加演出が開始される前に空欄となる予定の領域であってもよい。
図28(59r)は、図23(59)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図28(59r)に示す演出例では、予告アイコンの消化演出が開始される前に、予告アイコンが消化されるか否かを煽る演出が行われている。具体的には、例えば、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンのうち、消化の対象となった予告アイコンが揺れ変動を開始する等して、予告アイコンが消化されるか否かを煽るようにしている。その後、図23(60)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化される場合もあるし、扇の予告アイコンI10が消化されない場合もある。消化されない場合には、消化されることなく予告アイコンが消去されてもよいし、予告アイコンの表示を維持して予告アイコンの消化が保留された状態となってもよい。なお、図28(59r)に示す演出例において、扇の予告アイコンI10が消化されることなく消去された場合には、その後、はずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示してはずれの表示結果であることを報知してもよい。
図28(59s)〜同図(60s)は、図23(59)〜同図(60)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図28(59s)では、予告アイコン表示領域285に、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示されている点で、図23(59)とは異なっており、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで揺れ変動が開始した後、予告アイコン表示領域285に表示されているこれらの予告アイコンのうち、扇の予告アイコンI10が消化された場合に、大当りとなることの予告報知となり、図28(60s)に示すように、その他の予告アイコン(例えば、帽子の予告アイコンI6)が消化された場合には、そのままはずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示されてはずれとなることを報知するようにしてもよい。
図28(23t)〜同図(32t)は、図20(23)〜図21(32)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図28(23t)に示すように、この演出例では、予告アイコン表示領域285において、消化された予告アイコンを表示する消化中予告アイコン表示領域YA0が追加されている。図28(23t)〜同図(25t)に示すように、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6の消化演出が開始されると、消化された帽子の予告アイコンI6が消化中予告アイコン表示領域YA0に表示される。消化中予告アイコン表示領域YA0に表示された帽子の予告アイコンI6は、図28(28t)〜同図(32t)に示すように、消化された後も引き続き表示され、対応する演出(疑似連演出)が終了するまで継続して表示される。なお、消化中予告アイコン表示領域YA0における予告アイコンの表示が開始されるタイミングは、予告アイコンの消化演出が開始した後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が開始する前であってもよいし、予告アイコンの消化演出の開始と同時であってもよい。また、消化中予告アイコン表示領域YA0に表示された予告アイコンが消去するタイミングは、予告アイコンの消化演出が終了した後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が終了する前であってもよいし、予告アイコンの消化演出の終了と同時であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が開始した後であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が終了した後であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出の開始と同時であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が開始する前であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出の終了と同時であってもよいし、予告アイコンが消去される図柄変動の終了時(例えば、特図の図柄停止タイミング)に消去されてもよいし、消化中予告アイコン表示領域YA0が消去されるタイミング(例えば、図22(44)で予告アイコン表示領域285および消化中予告アイコン表示領域YA0が消去される、または消化中予告アイコン表示領域YA0のみが消去されるなど)で消去されてもよい。なお、一回の図柄変動表示中に複数個の予告アイコンが消化される場合、最初に消化された予告アイコンAに対応する消化中予告アイコン表示領域YA0の予告アイコンaは、予告アイコンAの消化演出が終了した後または終了と共に消去され、消化中予告アイコン表示領域YA0に予告アイコンが何も表示されていない状態であってもよいし、次に消化される予告アイコンBの消化演出が開始されたと同時または開始された後に消去されてもよいし、次に消化される予告アイコンBに対応する消化中予告アイコン表示領域に表示される予告アイコンbが表示されたと同時または表示された後に消去されてもよいし、予告アイコンBの消化演出中も、例えば、履歴として予告アイコンaを残しておいてもよいし、予告アイコンAおよび予告アイコンBが消化される図柄変動の終了時(例えば、特図の図柄停止タイミング)で消去するようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285が特定の演出表示(例えば、スーパーリーチ演出や大当り演出中、島一斉演出など)が行われる際に消去される場合、予告アイコン表示領域285のみ消去され、消化中予告アイコン表示領域YA0はそのまま表示されるようにしてもよいし、その逆に消化中予告アイコン表示領域YA0のみが消去され、予告アイコン表示領域285はそのまま表示されるようにしてもよく、予告アイコン表示領域285および消化中予告アイコン表示領域YA0の両方が消去されるようにしてもよい。
図29(Aa)〜同図(Ae)は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが同時期に複数消化される演出例を示している。すなわち、図29(Aa)では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2に帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3にリボンの予告アイコンI8が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4に扇の予告アイコンI10が表示されている。そして、これらの予告アイコンのうち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6と予告アイコン第3表示領域YA3に表示されているリボンの予告アイコンI8についてそれぞれ予告アイコンの消化演出が開始される。ここで、各予告アイコンの消化演出の開始タイミングは同時であってもよいし、異なっていてもよい。この場合、予告アイコンの消化順序を演出の実行順序に対応した順序としてもよい。
その後、帽子の予告アイコンI6とリボンの予告アイコンI8が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図29(Ab)に示すように、拡大表示されてそれぞれ文字表示が付記表示される。具体的には、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方近傍に「継続」の文字表示が付記表示され、拡大表示されたリボンの予告アイコンI8の下方近傍に「ステチェン」の文字表示が付記表示される。
その後、装飾図柄表示装置208では、リボンの予告アイコンI8の消化に対応して、ステージチェンジ演出が開始される。具体的には、図29(Ac)に示すように、障子が閉じるとともに、その前面側にチビ姫のキャラクタCHが出現した後、図29(Ad)に示すように、障子が開いて、月面から宇宙を見た様子を示す背景(月面背景)の表示が開始される。なお、ステージチェンジ演出の実行中、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
その後、図29(Ae)に示すように、縮小表示されていた装飾図柄は、表示領域の中央で拡大して表示された後、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示された右図柄を突き上げる演出表示が行われ、その後に疑似連演出が実行される可能性があることを遊技者に報知している。
なお、この演出例では、消化した予告アイコンに対応する複数の演出を開始タイミングをそれぞれ異ならせるようにしたが、同時に開始されるようにしてもよい。
図29(66u−1)〜同図(66u−3)は、図23(66)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図29(66u−1)では、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示し、大当りであることが報知されているが、予告アイコン表示領域285が引き続き表示されており、しかも、未消化の予告アイコンがあることが示されている。その後、図29(66u−2)に示すように、大当り開始演出が行われた後、図29(66u−3)に示すように、大当りのラウンド遊技が開始された後も引き続き、未消化の予告アイコンが表示されている。なお、この演出例では、大当り遊技の実行中において予告アイコン表示領域285を表示領域の下方に表示するようにしたが、表示領域の上方に表示してもよい。また、この演出例において、未消化の予告アイコンは、例えば、大当り中における昇格演出(例えば、確変大当り確定であることを報知する演出等)で用いるようにしてもよく、例えば、図29(66u−3)に示す例において、大当り遊技の実行中に、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、確変大当り確定であることの報知を行い、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、15R大当り確定であることの報知を行うようにしてもよい。また、その他の予告アイコンが消化された場合には、例えば、昇格する可能性があることを示唆する意味を持たせるようにしてもよい。このように、同じ予告アイコンでも、大当り遊技の実行中に消化された場合にあっては、別の意味を持たせるといった演出が行われるようにしてもよい。また、この演出例において、大当り遊技の実行中に表示される予告アイコンと図柄変動表示の実行中に表示される予告アイコンとが異なっていてもよい。すなわち、大当り中特有の予告アイコンを用意してもよい。また、大当り遊技の実行中に表示される予告アイコンと図柄変動表示の実行中に表示される予告アイコンとが同じであってもよいし、一部の予告アイコンだけ共通に使用されていてもよい。
図29(Ba)〜同図(Bc)は、ステージチェンジの前後における表示例である。すなわち、図29(Ba)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されており、その後、保留が消化されて図柄変動表示が開始されると、図29(Bb)に示すように、ステージチェンジ演出が開始される。ステージチェンジ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208に表示されていた予告アイコンが予告アイコン表示領域285とともに非表示となる。その後、ステージチェンジ演出が終了すると、図29(Bc)に示すように、図示はしないが、背景が変更されて図柄変動表示が継続して行われる。このとき、予告アイコン表示領域285が再び表示されるが、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、ステージチェンジが行われると全て消去される場合がある。なお、ステージチェンジが行われた後は、予告アイコンを必ず消去するようにしてもよいし、複数の予告アイコンのうちの一部だけ消去するようにしてもよいし、消去されない場合があってもよい。
図29(22v−1)〜同図(23v)は、図20(22)〜同図(23)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図29(22v−1)に示すように、図柄変動表示が開始されると、図29(22v−2)に示すように、プラカードを持った殿様のキャラクタYM2が出現し、消化される予告アイコンの種類を事前に報知する。その後、図29(23v)に示すように、事前報知された種類の予告アイコン(帽子の予告アイコンI6)が消化される予告アイコンの消化演出が開始される。なお、消化される予告アイコンの種類の事前報知が行われた場合であっても、予告アイコンが消化されない場合があってもよいし、事前報知された予告アイコンとは異なる種類の予告アイコンが消化されてもよい。事前報知された予告アイコンとは異なる種類の予告アイコンが消化された場合には、大当りの信頼度が高いことを示唆するようにしてもよい。
図29(22w)は、図20(22)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図29(22w)に示すように、図柄変動表示が開始された後、消化される可能性のある予告アイコンを強調表示する等して遊技者に予告アイコンの消化について注目させるようにしてもよい。
上述した実施形態では、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化されることにより、番長のキャラクタBCが出現して疑似連演出が実行され、それ以外の演出は実行されないといったように、消化した予告アイコンに対応する演出が実行され、それ以外の演出は実行されないように構成したが、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化したのに番長のキャラクタBCが出現せず、姫のキャラクタが出現されることにより大当りが確定するといったように、消化した予告アイコンに対応しない演出が実行された場合(いわゆる、法則崩れ)には大当りが確定するように構成されてもよい。
また、上述した実施形態では、消化する予告アイコンが決まっており、遊技者により選択することができないように構成されているが、例えば、演出ボタン136等を操作することにより、消化する予告アイコンを選択できるようにしてもよい。
また、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが表示された状態で大当りとなった場合には、大当り遊技が開始されると消去され、確変状態や時短状態へ移行する場合には予告アイコンを持ち越されないように構成されてもよい。また、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが表示された状態で大当りとなった場合には、大当り遊技が開始されると一旦非表示とされ、確変状態や時短状態が終了した後で復帰表示するように構成されてもよい。また、確変状態や時短状態が終了した後も持ち越しされないように構成されてもよい。
次に、消化される予告アイコンの種類によってその後に移行するリーチ演出の内容を予告する演出例について説明する。
図30(Aa)に示すように、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208aにそれぞれ「装飾1」が停止表示してリーチ状態となると、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンが消化される場合がある。例えば、図30(Ab−1)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、その後、図30(Ac−1)に示すように、拡大表示された番長のキャラクタBC2が出現し、その後、出現したキャラクタに対応する番長リーチに移行する。また、図30(Ab−2)に示すように、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、その後、図30(Ac−2)に示すように、拡大表示された殿様のキャラクタYM3が出現し、その後、出現したキャラクタに対応する殿様リーチに移行する。また、図30(Ab−3)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、その後、図30(Ac−3)に示すように、拡大表示された姫のキャラクタHMが出現し、その後、出現したキャラクタに対応する姫リーチに移行する。なお、この演出例では、予告アイコンの意味する大当りの信頼度に対応しており、これらのリーチ演出の大当りの信頼度は、姫リーチ>殿様リーチ>番長リーチの順となるように構成されている。なお、消化した予告アイコンに対応するキャラクタ以外のキャラクタが出現(例えば、帽子の予告アイコンI6が消化した後に拡大表示された殿様のキャラクタが出現)した場合(いわゆる、法則崩れが発生した場合)には、大当りが確定するように構成されてもよい。また、複数の予告アイコンが複合して消化され、これに対応して複数のキャラクタが出現することにより複合予告が実行されるようにしてもよい。また、複数の予告アイコンを消化するための特有の演出(複数消化専用演出)を実行するようにしてもよく、1つの予告アイコンが消化されるよりも複数の予告アイコンが消化された方が大当りの信頼度が高くなるように構成されてもよい。
次に、第2のボタン予告アイコンI11が消化された後に実行されるボタン演出について説明する。
図30(Ba)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第2のボタン予告アイコンI11が表示されており、図柄変動表示が開始された後、図30(Bb)に示すタイミングで、第2のボタン予告アイコンI11が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第2のボタン予告アイコンI11が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。その後、第2のボタン予告アイコンI11が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図30(Bc)に示すように、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
次に、第2のボタン予告アイコンI11が消化された後に実行されるボタン演出の他の演出例について説明する。
図30(Ca)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第2のボタン予告アイコンI11が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では上述したボタンリーチ演出が行われており、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることが報知されている。その後、図30(Cb)のタイミングで、第2のボタン予告アイコンI11が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第2のボタン予告アイコンI11が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。その後、第2のボタン予告アイコンI11が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、既に、装飾図柄表示装置208に表示されているボタン画像136aに重なり、図30(Cc)に示されるように、演出ボタン136が突出した態様で表している突出ボタン画像136bに変化する。すなわち、大当りの信頼度がより高いボタンリーチ演出に昇格したことが示されている。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について説明する。
図31は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であり、図32は、図31に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図33は、図32に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図34は、図33に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図35は、図34に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
なお、図31(1)〜図32(14)は、予告アイコンの増加演出において用いられていた予告アイコンが帽子の予告アイコンI6であったのが第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて図19(1)〜図20(14)と同様であるので、ここでの説明は省略する。また、図32(14)と図32(20)との間で行われる演出についても、予告アイコンの増加演出において用いられていた予告アイコンが全て第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて図20(15)〜同図(19)と同様である。
図32(20)では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの結果が確定表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。
そして、図32(21)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図32(22)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図32(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。なお、図32(23)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1が4つ表示される等、同一の予告アイコンが予告アイコン表示領域285に複数表示されている場合には、例えば、最も左側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように予め設定されているが、予告アイコンの信頼度に応じて消化する順序を決めるようにしてもよい。また、いずれの予告アイコンを使用するかをランダムに決定するようにしてもよいし、最も右側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように設定されていてもよい。すなわち、予告アイコンを消化する順序は上述したものに限定されず適宜に設定することができる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図32(24)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6に変化するとともに拡大表示され、その後、図32(25)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図32(26)に示すタイミングで、帽子の予告アイコンI6に付記されていた「継続」の文字表示が消去するとともに、帽子の予告アイコンI6が縮小表示された後、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われる。このように、本実施形態において、消化済みの予告アイコンを元の位置に再表示するようにしてもよい。なお、消化済みの予告アイコンが元の位置に再表示された場合に、消化済みであることを認識可能に表示するようにしてもよく、例えば、消化済みの予告アイコンが表示された表示領域をグレーアウト表示にしてもよいし、「済」という文字情報を付記してもよい。また、消化済みの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示された後に消去するようにしてもよい。
その後、図32(27)〜図33(33)に示される演出内容は、予告アイコン第1表示領域YA1に消化済みの帽子の予告アイコンI6が表示され、予告アイコン第2表示領域YA2〜予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンが全て第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて、図20(27)〜図21(33)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
装飾図柄表示装置208では、図33(34)に示すタイミングで、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第2表示領域YA2から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図33(35)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6に変化するとともに拡大表示され、その後、図33(36)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図33(37)に示すタイミングで、帽子の予告アイコンI6に付記されていた「継続」の文字表示が消去するとともに、帽子の予告アイコンI6が縮小表示された後、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に移動する表示が行われる。
その後、図33(38)〜同図(45)に示される演出内容は、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2に消化済みの帽子の予告アイコンI6がそれぞれ表示され、予告アイコン第3表示領域YA3及び予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンがいずれも第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて、図21(38)〜図22(45)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
装飾図柄表示装置208では、図33(46)に示すタイミングで、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第3表示領域YA3から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図33(47)に示すタイミングで千両箱の予告アイコンI9に変化するとともに拡大表示され、さらに、拡大表示された千両箱の予告アイコンI9の上方に、信頼度のより高い演出に移行することを予告する「昇格」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、千両箱の予告アイコンI9が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、千両箱の予告アイコンI9に付記されていた「昇格」の文字表示が消去するとともに、千両箱の予告アイコンI9が縮小表示された後、図33(48)に示すように、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第3表示領域YA3に移動する表示が行われる。
その後、図34(49)のタイミングで、上述したリーチ移行演出が開始される。本演出例ではリーチ移行演出が開始されると、図34(49)に示すように、装飾図柄表示装置208では、停電が発生したような演出表示が行われた後、信頼度の高い強リーチ演出(ボタンリーチ演出)が開始される。本演出例でのボタンリーチ演出が開始されると、図33(50−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転した背景に「チャンスなのか」という文字表示が行われた後、図34(50−2)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図34(51)に示すように、「熱すぎなのか」という文字表示が行われた後、図34(52)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図34(53)に示すように、「一撃」という文字表示が行われ、ボタン演出が行われることを報知する。
その後、図34(54)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
そして、図34(55)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図34(56)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが消去することで、ボタンリーチ演出に失敗した様子が示されている。
やがて、図34(57)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
図34(58)では、予告アイコン表示領域285も含めて一旦すべてが非表示になる。やがて、図34(59)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
その後、例えば、仮図柄停止表示から2秒が経過すると、図34(60)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図34(61)に示すタイミングで扇の予告アイコンI10に変化するとともに拡大表示される。このとき、例えば、拡大表示された扇の予告アイコンI10の下方に、大当りが確定すること報知する「祝福」の文字表示を付記してもよい。なお、文字表示を付記する場合、当該文字表示の付記表示が扇の予告アイコンI10が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、扇の予告アイコンI10が縮小表示された後、図35(62)に示すように、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第4表示領域YA4に移動する表示が行われる。その後、図35(63)のタイミングで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでそれぞれ揺れ変動していた装飾図柄の変動表示が再開して再変動演出が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285は、引き続き表示されたままとなっている。
再変動演出では、図35(64)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われる。これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
やがて、図35(65)に示すように、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。
そして、図35(66)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾1−装飾1」の大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。このとき、第1特図表示装置212では、15R確変大当りである「特図A」が停止表示されるとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯している。その後は、図示をしないが、上述した大当り遊技開始演出が実行された後に、大当り遊技が開始される。
次に、上述した予告アイコンの増加演出の他の演出例について、図36〜図38を参照しながら説明する。ここで、図36〜図38は、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図36〜図38では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図36(8a)〜同図(9a)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8a)では、第1の殿様の予告アイコンI1ではなく、第3の殿様の予告アイコンI3を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、第2の殿様の予告アイコンI2についても同様にして行うことができる。すると、図35(9a)に示すタイミングで、投げられた第3の殿様の予告アイコンI3が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。
図36(8b)〜同図(9b)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8b)では、図31(8)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図36(9b)の場合では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう様子が示されている。すなわち、本実施形態では、殿様の予告アイコンを用いたガセ増加演出も実行可能である。
図36(8c)〜同図(9c)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8c)では、第1の殿様の予告アイコンI1が1つだけではなく、3つの第1の殿様の予告アイコンI1を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。
すると、図36(9c)に示すタイミングで、投げられた3つの第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例では、複数の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、演出効果を高めることができる場合がある。また、信頼度の高い予告アイコン(例えば、第3の殿様の予告アイコンI3)は、予告アイコン表示領域285に表示されにくく(ストックされにくく)、信頼度の低い予告アイコン(例えば、第1の殿様の予告アイコンI1)は、予告アイコン表示領域285に表示されやすい(ストックされやすい)ようにしてもよいし、その逆であってもよい。なお、この演出例では、同じ予告アイコン(第1の殿様の予告アイコンI1)を3つ増加させるようにしたが、信頼度の異なる複数種類の予告アイコンを同時に増加させるようにしてもよく、例えば、第1の殿様の予告アイコンI1と第3の殿様の予告アイコンI3を同時に増加させるようにしてもよい。
なお、この場合において、図36(9c´)に示すように、投げられた3つの第1の殿様の予告アイコンI1のうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図36(8e)は、図31(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8e)では、先読み予告の表示態様(サボハニのキャラクタによる表示態様)で保留アイコンh12が表示されているときに、殿様のキャラクタYMが第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。このように、本実施形態では、保留アイコンによる先読み予告の実行中においても予告アイコンの増加演出を実行可能である。なお、予告アイコンの増加演出と保留アイコンによる先読み予告とが同時に行われないようにしてもよい。
図36(8f)は、図31(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8f)では、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286により保留数表示が行われている。なお、図36(8f)では、説明の便宜のため、先読みの対象である2つ目の特図1の保留ランプにハッチングを施して示したが、実際には、1つ目の特図1の保留ランプと同様に、2つ目の特図1の保留ランプもデフォルトの発光態様によって点灯されている。
図36(8g)〜同図(9g−2)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8g)では、図31(8)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図36(9g−1)の場合では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の下方に落下してしまう様子が示されている。そして、図36(9g−2)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている特図1の保留アイコンh11に作用して先読み予告の表示態様に変化する演出表示(保留変化演出)が行われている。すなわち、本実施形態では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコンとして予告アイコン表示領域285に表示されず、保留アイコンによる先読み予告の開始の契機として登場する場合もある。なお、第1の殿様の予告アイコンI1以外の予告アイコンを用いて保留変化演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、保留変化演出が実行されにくいようにしてもよい。
図36(12h−1)〜同図(12h−2)は、図31(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(12h−1)では、図31(12)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。その後、図36(12h−2)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このように、本実施形態では、予告アイコンが表示された状態でもリーチ演出を実行することができる。なお、このリーチ演出の結果、大当りとなってもよい。この場合、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、大当りの終了後に消去されるようにしてもよい。
図37(8i)〜同図(9i)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図37(8i)では、図31(8)とは異なり、殿様のキャラクタYMではなく、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図37(8i)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図37(9i)に示すように、DJのキャラクタBYは、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYが予告アイコン表示領域285に置いていく予告アイコンの数は1つのみに限らず2つ以上であってもよい。また、1回のDJのキャラクタBYによる予告アイコンの増加演出において、複数種類の予告アイコンを予告アイコン表示領域285に置いていくようにしてもよい。このように、予告アイコンの増加演出を複数種類(例えば、殿様のキャラクタYMによる第一の予告アイコン増加演出、DJのキャラクタBYによる第二の予告アイコン増加演出)用意してもよく、このように構成することにより、演出が多様化して演出効果を高めることができる場合がある。
図37(8j)〜同図(9j)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図37(8j)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図37(8j)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図37(9j)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されるとともに、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYは、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも前面側のレイヤーに配置されており、予告アイコンの前面側を通過しているように表示されている。ここで、図37(9j´)に示すように、DJのキャラクタBYが、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも背面側のレイヤーに配置することにより、予告アイコンの背面側を通過しているように表示してもよい。
図37(8k)〜同図(9k)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図37(8k)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図37(8k)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第3の殿様の予告アイコンI3を持って現れている。その後、図37(9k)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第3の殿様の予告アイコンI3を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された第1の殿様の予告アイコンI1に重ねるように、DJのキャラクタBYが第3の殿様の予告アイコンI3を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。すなわち、大当りの信頼度の低い予告アイコンを大当りの信頼度の高い予告アイコンに上書きすることで昇格する演出を行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この昇格演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに昇格演出が実行されるようにしてもよい。
図37(12l)は、図31(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図37(12l)に示す演出例では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンにそれぞれ「クエスチョンマーク」の文字表記を付随して表示されている。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1には第1の殿様の予告アイコンI1が表示され、予告アイコン第2表示領域YA2には第2の殿様の予告アイコンI2が表示され、予告アイコン第3表示領域YA3には第1の殿様の予告アイコンI1が表示され、予告アイコン第4表示領域YA4には第2の殿様の予告アイコンI2が表示され、予告アイコン第5表示領域YA5には第3の殿様の予告アイコンI3が表示され、予告アイコン第6表示領域YA6には第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、それぞれ「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されている。この演出例によれば、変化後の予告アイコンについて期待感を持たせることができる場合がある。
また、図37(12l´)に示すように、一部の変化前の予告アイコンについて、変化後の予告アイコンの種類を文字表記にて予告するようにしてもよい。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1と、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている第2の殿様の予告アイコンI2と、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている第2の殿様の予告アイコンI2は、「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されていて変化後の予告アイコンを認識することができいないが、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1には、「チャン目」の文字表記が付記されて手裏剣の予告アイコンI7に変化することが予告され、予告アイコン第5表示領域YA5に表示されている第3の殿様の予告アイコンI3には、「継続」の文字表記が付記されて帽子の予告アイコンI6に変化することが予告され、予告アイコン第6表示領域YA6に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1には、「継続」とともに「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されて帽子の予告アイコンI6に変化することが予告されている。これらの文字表記は、全部または一部の予告アイコンについて一度に報知するようにしてもよいし、経時的に徐々に報知するようにしてもよい。
また、図37(12l´´)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されている全部または一部の予告アイコンを変化後の予告アイコンにして、変化後の予告アイコンが表示されているものについてのみ対応する文字表記を付記するようにしてもよい。
図38(8m−1)〜同図(9m)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図38(8m−1)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図38(8m−1)に示す例では、DJのキャラクタBYは、千両箱の予告アイコンI9を持って現れている。その後、図38(8m−2)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、図38(9m)に示すように、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている千両箱の予告アイコンI9を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された第1の殿様の予告アイコンI1に重ねるように、DJのキャラクタBYが千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。この演出例により、変化前の予告アイコンから変化後の予告アイコンへの上書きを行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この上書き演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに上書き演出が実行されるようにしてもよい。
図38(8n−1)〜同図(9n)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図38(8n−1)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図38(8n−1)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図38(8n−2)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、図38(9n)に示すように、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された千両箱の予告アイコンI9に重ねるように、DJのキャラクタBYが第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。このように、変化後の予告アイコンから変化前の予告アイコンへの上書きを行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この上書き演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに上書き演出が実行されるようにしてもよい。また、上書き後の変化前の予告アイコン(例えば、第1の殿様の予告アイコンI1)が消化されたときに、変化後の予告アイコンが上書き前の予告アイコン(例えば、千両箱の予告アイコンI9)とは別の予告アイコンであってもよい。このとき、上書き前の予告アイコンが消化されるよりも上書き後の予告アイコンが消化された方が大当りの信頼度が高いように構成されてもよいし、大当りの信頼度が低いように構成されてもよいし、大当りの信頼度が変化しないように構成されてもよい。
次に、予告アイコンが変化する演出例について、図39を参照しながら説明する。ここで、図39は、予告アイコンが変化する演出例を段階的に示す図である。図39では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図39(A)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンはいずれもデフォルトの表示態様となっている。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、先読みの対象である保留であり、説明の便宜のため、ハッチングを施しているが、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と表示態様は同じである。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、第3の殿様の予告アイコンI3が表示されている。
そして、図39(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中にプラカードを持った殿様のキャラクタYM2が出現している。このプラカードには、「変わるよ」との文字表記が付されており、予告アイコン及び保留アイコンのいずれかについて表示態様が変化することを予告している。
その後、所定のエフェクトが表示された後、予告アイコンの表示態様が変化する場合には、図39(B1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第3の殿様の予告アイコンI3が千両箱の予告アイコンI9に変化する。なお、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1の表示態様が変化してもよいし、両方の予告アイコンが変化してもよい。一方、保留アイコンの表示態様が変化する場合には、図39(B2)に示すように、デフォルトの表示態様で表示されていた1つ目の保留に対応する保留アイコンh11が先読み予告の表示態様に変化する。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12の表示態様が変化してもよいし、2つの保留アイコンh11,h12のいずれの表示態様も変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。このように、本演出例は、ある演出が行われた結果、保留アイコンを変化させずに予告アイコンを変化させる場合があり、前記ある演出が行われた結果、予告アイコンを変化させずに保留アイコンを変化させる場合があるものということができる。なお、この演出により保留アイコンと予告アイコンの両方の表示態様が変化する場合があってもよい。
また、39(C)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているが、右下に縮小して表示されている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンはいずれもデフォルトの表示態様となっている。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、先読みの対象である保留であり、説明の便宜のため、ハッチングを施しているが、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と表示態様は同じである。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、第3の殿様の予告アイコンI3が表示されている。
そして、図39(C)に示すように、装飾図柄表示装置208では、チビ姫チャンス演出が行われている。チビ姫チャンス演出は、上述した普図変動遊技が実行された場合に開始される場合がある演出である。チビ姫チャンス演出は、あみだくじを模した演出であって、チビ姫のキャラクタが5つのスタート地点からいずれかを選択し、選択されたスタート地点からあみだのルートに沿って移動し、ゴール地点に示されているアイコンに対応する演出が実行されることを予告するものである。例えば、チビ姫のキャラクタが二重丸のアイコンの示されたゴール地点に到達した場合には、第2特図始動口232の羽根部材2321がロング開放することを予告し、「激アツ」の文字表記が示されたゴール地点に到達した場合には、実行中の図柄変動表示の結果が大当りとなる可能性が高いことを示唆し、バツ印のアイコンが示されたゴール地点に到達した場合には、普図の変動表示結果がはずれであることを予告する。
さらに、本演出例では、殿様の予告アイコンが示されたゴール地点に到達した場合には、図39(D1)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示された変化前の予告アイコンのうちの少なくとも1つが変化後の予告アイコンに変化する。例えば、図39(D1)に示される例では、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第3の殿様の予告アイコンI3が千両箱の予告アイコンI9に変化している。なお、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1の表示態様が変化してもよいし、両方の予告アイコンが変化してもよい。
また、サボハニのキャラクタが示されたゴール地点に到達した場合には、図39(D2)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281におけるデフォルトの表示態様の保留アイコンのうちの少なくとも1つが先読み予告の表示態様に変化する。例えば、図39(D2)に示される例では、デフォルトの表示態様である1つ目の保留に対応する保留アイコンh11が先読み予告の表示態様に変化している。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12の表示態様が変化してもよいし、2つの保留アイコンh11,h12のいずれの表示態様も変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。
このように、本演出例は、ある演出が行われた結果、保留アイコンを変化させずに予告アイコンを変化させる場合があり、前記ある演出が行われた結果、予告アイコンを変化させずに保留アイコンを変化させる場合があるものということができる。なお、この演出により保留アイコンと予告アイコンの両方の表示態様が変化する場合があってもよい。
次に、予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例について、図40を参照しながら説明する。ここで、図40は、予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例を段階的に示す図である。
図40(A)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンのうち、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様となっており、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様となっている。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3には、千両箱の予告アイコンI9が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4には、扇の予告アイコンI10が表示されている。
図40(B)では、何らかの理由により電断が発生し、図40(C)には、瞬時に復電した直後の装飾図柄表示装置208が示されている。この図40(C)に示す装飾図柄表示装置208には、復帰表示である「復旧中 しばらくお待ちください」という文字表示がなされている。このとき、第1特図表示装置212は変動表示を再開し、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216は、電断前の状態に復帰している。その後、図40(D)に示すように、図柄変動表示が終了し、第1特図表示装置212ははずれの表示結果である「特図I」が停止表示される。装飾図柄表示装置208では、図柄変動表示が終了すると、はずれに対応した装飾図柄の組み合わせである「装飾6−装飾2−装飾7」で停止表示される。そして、電断・復電した場合には、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンはいずれも消去される。また、電断・復電した場合には、先読み予告の表示態様であった1つ目の保留に対応する保留アイコンh11もデフォルトの表示態様となる。なお、本実施形態において、電断・復電した場合は、RAM308内の特図1用先読み結果記憶部または特図2用先読み結果記憶部に記憶されている先読み結果情報が「未判定」情報となるように構成してもよい。ここで、主制御部300から第1副制御部へ送信される先読み結果情報を含むサブコマンドに「未判定」情報が含まれた保留が1つでもある場合は、「未判定」情報が含まれた保留が全て消化されるまでは予告アイコンの消化演出および増加演出を含む先読み予告を行わないようにしてもよい。また、電断・復電後に新たに増加した保留(先読み結果が保存された保留)についても先読み予告を行わず、「未判定」情報が含まれた保留が全て消化されてから先読み予告を行うようにしてもよいが、電断・復電後に新たに増加した保留については「未判定」情報が含まれた保留が消化される前に先読み予告を行えるようにしてもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について説明する。
図41は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコンの増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図であり、図42は、図41に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図41〜図42では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図41において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図41(1)は、上述した図19(5)に対応する表示である。ただし、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央に、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cのそれぞれに装飾図柄(第1装飾図柄)が大きく表示されるとともに、保留アイコン表示領域281の上方に、第2装飾図柄表示領域が形成され、3ケタの第2装飾図柄が小さく表示されている点で、図19(5)と異なっている。この第2装飾図柄表示領域で表示されている第2装飾図柄は、変動が開始した後は、確定停止するまでいずれの図柄列の装飾図柄も変動を継続するように構成されている。
図41(2)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、図19(6)とは異なり、「家」の文字を円形で囲った「家」の予告アイコンI21を所持している。
図41(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図41(4)に示すタイミングで、所持している「家」の予告アイコンI21を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図41(5)に示すタイミングで、投げられた「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図41(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285に表示されることで、将来、後述する家紋演出が実行されかもしれないことを少なくとも示唆しているということができる。
その後、図41(7)〜同図(8)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図41(9)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図41(10)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図41(11)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これも、第1の保留アイコンh11に対応する保留が先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、「紋」の文字を円形で囲った「紋」の予告アイコンI22を所持している。
そして、図41(12)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図41(13)に示すタイミングで、所持している「紋」の予告アイコンI22を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図41(14)に示すタイミングで、投げられた「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示される。その後は、図41(6)と同様の演出表示が行われた後、図41(7)〜同図(8)と同様の演出表示が行われる。
その後、図41(16)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が報知される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図41(17)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図41(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図41(18)に続く、図42(19)に示されるタイミングで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「家」の予告アイコンI21と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「紋」の予告アイコンI22が同時に消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「家」の予告アイコンI21と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2からそれぞれ装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。なお、予告アイコン表示領域285は、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が消化された後で消去されるようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285が消去されるタイミングは、予告アイコンの消化に対応する演出が開始されるときに消去されるようにしてもよいし、予告アイコンの消化に対応する演出が開始された後も表示が継続されるようにしてもよい。また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22の移動を開始するタイミングは同時であってもよいし、「家」の予告アイコンI21の移動開始が「紋」の予告アイコンI22の移動開始よりも早くてもよいし、「紋」の予告アイコンI22の移動開始が「家」の予告アイコンI21の移動開始よりも早くてもよい。
その後、「家」の予告アイコンI21及び「紋」の予告アイコンI22が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図42(20)に示すタイミングで拡大表示された後、図42(21)に示すタイミングで、演出可動体224の一つである家紋役物224Bが装飾図柄表示装置208の上方より降下するとともに、装飾図柄表示装置208では、その旨のエフェクト画像が表示される家紋落下演出が行われる。また、このとき、第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下に小さく表示されている。
その後、図42(22)に示されるタイミングで、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。なお、剣豪リーチの演出内容は、図14〜図16に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
本実施形態では、特定の2つの予告アイコン(例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22)が消化されることにより、対応する予告演出(家紋落下演出)が行われるように構成されている。なお、これらの予告アイコンが消化されても家紋落下演出が行われない場合があってもよいし、他の演出が行われる場合があってもよい。また、家紋落下演出が行われた場合には、当該図柄変動表示で大当りとなることが確約されてもよいし、ハズレの結果となる場合があってもよい。また、家紋落下演出が行われた場合の方が、家紋落下演出が行われない場合よりも大当りしやすいように構成されていてもよい。また、大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも家紋落下演出が行われる頻度が多いように構成されていてもよい。また、大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも特定の2つの予告アイコン(例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22)が消化されやすいように構成されていてもよい。
図43及び図44は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図43〜図44では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図43(a1)は、図41(5)とは異なり、「家」の予告アイコンI21よりも先に「紋」の予告アイコンI22が出現して予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図43(a2)に示すように、「家」の予告アイコンI21が出現して予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている。
その後、装飾図柄表示装置208では、図43(a3)に示されるタイミングで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「紋」の予告アイコンI22と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「家」の予告アイコンI21が同時に消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「紋」の予告アイコンI22と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「家」の予告アイコンI21が予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2からそれぞれ装飾図柄表示装置208の表示画面の中央まで移動する表示が行われる。なお、装飾図柄表示装置208では、「装飾1」によるリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始されている。
その後、「紋」の予告アイコンI22及び「家」の予告アイコンI21がこの並び順で装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図43(a4−1)に示すタイミングで拡大表示される。このとき、「紋」「家」の並び順ではなく、正しい並び順(すなわち、「家」「紋」の並び順)で表示される。また、図43(a4−2)に示すように、「紋」「家」の並び順で「紋」の予告アイコンI22及び「家」の予告アイコンI21が拡大表示されてもよい。この演出例では、図43(a4−1)に示す場合にしても、同図(a4−2)に示す場合にしても、その後、上述した家紋落下演出が行われるように構成されているが、例えば、「家」「紋」の並び順(すなわち、正しい並び順)で予告アイコンが拡大表示された場合には、家紋落下演出が行われ、「紋」「家」の並び順(すなわち、正しくない並び順)で予告アイコンが拡大表示された場合には、家紋落下演出が行われないようにしてもよい。また、「紋」「家」の並び順で予告アイコンが拡大表示された場合は、「家」「紋」の並び順で予告アイコンが拡大表示された場合よりも家紋落下演出が開始されにくいように構成されてもよい。
図43(b1)〜同図(b6)は、家紋落下演出の別の演出形態を示している。
まず、図43(b1)に示される装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21のみが予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285に表示されるのを待つことなく消化されている様子が示されている。そして、図43(b2)に示すように、「家」の予告アイコンI21のみが装飾図柄表示装置208の表示画面の中央で拡大表示されると、図43(b3)に示すように、家紋役物224Bが、装飾図柄表示装置208の上方からわずかに降下し、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部に配置されている予告アイコン表示領域285の一部の前面側にオーバーラップしながら、上下方向に振動しているように動作(煽り動作)している。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央右上部分では、家紋落下演出が行われる可能性があることを示す「家紋準備中」の文字表示が行われている。一方で、図43(b2)に示される装飾図柄表装置208では、「家」の予告アイコンI21が拡大表示されている一方で、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始されている。このとき、殿様のキャラクタYMは、「紋」の予告アイコンI22を所持している。そして、図43(b4)に示すように、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動し、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285にむけて投げつけられると、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示される。
その後、図43(b5)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、「紋」の予告アイコンI22は、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されたままとなっている。また、このとき、家紋役物224Bは、一旦初期位置に退避することで、図柄が確定停止していることを認識しやすくしているが、初期位置に退避せず、煽り動作を継続してもよい。一方、「家紋準備中」の文字表示は継続して表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図43(b6)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、退避していた家紋役物224Bは、再び下降し、煽り動作を再開する。この演出例では、その後、例えば、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている「紋」の予告アイコンI22が消化されると、家紋役物224Bが下降し、図42(21)に示される家紋落下演出が行われる。なお、「紋」の予告アイコンI22が消化されず、家紋落下演出が行われない場合があってもよい。また、図43(b2)において、後から表示された「紋」の予告アイコンI22が消化されるまで「家」の予告アイコンI21が拡大表示されたままで表示されていてもよい。その際、「紋」の予告アイコンI22がストックされてもよいが、ストックされずにそのまま消化されてもよい。
図43(c1)〜同図(c2−3)は、予告アイコン消化演出の他の演出例を示している。この演出例では、予告アイコンが消化されることにより、背景が変化する背景予告が行われている様子が示されている。
図43(c1)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285では、「殿」の文字を円形で囲った「殿」の予告アイコンI31が予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、「姫」の文字を円形で囲った「姫」の予告アイコンI32が予告アイコン第2表示領域YA2に表示され、「爺」の文字を円形で囲った「爺」の予告アイコンI33が予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている。
図43(c2−1)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンが消化された後の背景表示の様子が示されている。図43(c2−1)に示されるように、これら3つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から爺の顔がアップされた画像と、殿様の顔がアップされた画像と、姫の顔がアップされた画像とが3等分された背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンが全て消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が最も高いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、3つの予告アイコンが同時に消化されてもよいし、1つずつ消化されてもよい。ここで、3つの予告アイコンが1つずつ消化される場合には、消化される予告アイコンの順番により大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31>「姫」の予告アイコンI32>「爺」の予告アイコンI33の順で消化されると最も信頼度が高いようにしてもよいが、消化順序と大当りに対する信頼度との関係については適宜設定することができる。
また、図43(c2−2)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうち、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33のみが消化された後の背景表示の様子が示されている。図43(c2−2)に示されるように、これら2つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から姫の顔がアップされた画像と、爺の顔がアップされた画像とが2等分された背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうちの2つの予告アイコンが消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が比較的高いが、3つの予告アイコンが消化された場合よりも信頼度が低いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、本実施形態では、3つの予告アイコンのうち、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された例について説明したが、これに限定されず、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が消化されてもよいし、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が消化されてもよい。また、消化される予告アイコンの組合せにより大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が消化された場合は、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33や、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高く、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合は、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、図43(c2−3)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうち、「爺」の予告アイコンI33のみが消化された後の背景表示の様子が示されている。図43(c2−3)に示されるように、この1つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、爺の顔がアップされた画像が表示画面全体に表される背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうちの1つの予告アイコンが消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が、2つの予告アイコンが消化された場合よりも信頼度が低いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、本実施形態では、3つの予告アイコンのうち、「爺」の予告アイコンI33が消化された例について説明したが、これに限定されず、例えば、「殿」の予告アイコンI31が消化されてもよいし、「姫」の予告アイコンI32が消化されてよい。また、消化される予告アイコンにより大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31が消化された場合は、「姫」の予告アイコンI32や「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高く、「姫」の予告アイコンI32が消化された場合は、「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、この演出例では、3つの予告アイコンが全て表示される例について説明したが、1つあるいは2つだけ表示される場合があってもよい。この場合、表示される予告アイコンの種類によって大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31が表示された場合は、「姫」の予告アイコンI32や「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高く、「姫」の予告アイコンI32が表示された場合は、「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいし、また、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が表示された場合は、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33や、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高く、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合は、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、この演出例では、消化された予告アイコンの種類に対応する背景表示が表示されるように構成されているが、消化された予告アイコンの種類に対応する背景表示とは異なる背景表示が表示される場合があってもよいし、背景表示が変化しない場合があってもよく、この場合は、いわゆる法則崩れとして、大当り確定であること報知するものであってもよい。
また、3つの予告アイコンを表示する場合に、1回の図柄変動表示において3つの予告アイコンを表示するようにしてもよいし、図柄変動表示が行われる毎に1つずつ予告アイコンを表示するようにしてもよい。この場合において、表示する順序により大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよい。
また、この演出例において、「殿」の予告アイコンI31が消化された場合には、殿様のキャラクタが出現して殿リーチが開始され、「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、姫のキャラクタが出現して姫リーチが開始され、「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、爺のキャラクタが出現して爺リーチが開始されるようにしてもよい。また、「爺」の予告アイコンI33と「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、爺のキャラクタと姫のキャラクタが出現して爺&姫リーチが開始され、「殿」の予告アイコンI31と「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、殿様のキャラクタと姫のキャラクタが出現して殿&姫リーチが開始され、「殿」の予告アイコンI31と「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、殿様のキャラクタと爺のキャラクタが出現して殿&爺リーチが開始されるようにしてもよい。また、「殿」の予告アイコンI31と「姫」の予告アイコンI32と「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、殿様のキャラクタと姫のキャラクタと爺のキャラクタが出現して殿&姫&爺リーチが開始されるようにしてもよい。このように、消化された予告アイコンが示すキャラクタに対応したリーチ演出表示が行われるようにしてもよい。
また、これらの予告アイコンが消化されて表示されるものは、上述したリーチ演出や背景表示の予告に限定されず、例えば、大当り遊技における演出モードや図柄変動中のモードの変更が行われるようにしてもよい、その他の予告(例えば、予告アイコンを増加させるキャラクタなどの各種予告)が行われてもよい。また、予告アイコンが消化されて行われる演出は演出表示に限らず、消化された予告アイコンに対応する音声出力(例えば、楽曲等)が行われるようにしてもよいし、消化された予告アイコンに対応する発光パターンによる演出が行われるようにしてもよい。
次に、図44を参照して、「家」の予告アイコンI21が消化されたときと、「紋」の予告アイコンI22が消化されたときとで、それぞれに対する演出が行われる場合がある例について説明する。
まず、図44(d1)に示される装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されており、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾1」によるリーチ状態を形成しており、リーチ演出が開始されている。
その後、図44(d2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のうちの、「家」の予告アイコンI21のみが消化されている様子が示されている。すると、図44(d3)に示すように、「家」の予告アイコンI21が拡大し、中図柄表示領域208bに中図柄として表示される。すなわち、「家」の予告アイコンI21が消化されることにより、特殊図柄であるチャンス図柄に変更する様子が示されている。
その後、例えば、図44(d4−1)に示すように、チャンス図柄が表示されたことに関連してエフェクト画像を表示したり、図44(d4−2)に示すように、エフェクト画像とともに家紋役物224Bを落下させる家紋落下演出が行われたりする場合がある。このような演出が行われた後は、例えば、上述した剣豪リーチに移行する場合がある。なお、エフェクト画像の表示を行うことなく家紋役物224Bを落下させる演出を行った後に剣豪リーチに移行するようにしてもよいし、エフェクト画像も家紋役物224Bの落下も行わずに剣豪リーチに移行するようにしてもよい。また、図44(d4−3)に示すように、「家」の予告アイコンI21が消化されたことによるなんらの演出を行わず、ノーマルリーチ演出が開始される場合があってもよい。
また、チャンス図柄が停止表示されたことに伴って、別のスーパーリーチ(家紋チャレンジリーチ)に移行するようにしてもよい。例えば、図44(d3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−チャンス図柄−装飾1」の組合せで停止表示された後、図44(d4−4)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、家紋チャレンジリーチに移行したことを示す「家紋チャレンジ」の文字表示が行われる。第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅部で「装飾1−チャンス図柄−装飾1」の組合せを維持しつつ揺れ変動が行われている。
続いて、図44(d5−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMがロープで「紋」の予告アイコンI22を引っ張る様子が示されており、「紋」の予告アイコンI22がひきつけられることにより、大当りへの期待感が高くなることを示唆している。
図44(d6−4)に示すように、殿様のキャラクタYMが「紋」の予告アイコンI22を引き寄せることに成功すると、図44(d7−4)に示すように、家紋役物224Bが落下するとともに所定のエフェクト画像が表示される家紋落下演出が行われる。すなわち、「紋」の予告アイコンI22の消化に成功したということができる。なお、家紋落下演出が行われた後は、例えば、上述した剣豪リーチに移行することとなる。
一方、図44(d6−4a)に示すように、殿様のキャラクタYMが引っ張っているロープが切れて「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに失敗する場合もある。この場合は、例えば、図44(d7−4a)に示すように、所定のエフェクト画像のみが表示された後、上述した剣豪リーチに移行するようにしてもよい。この場合、「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに成功した場合に比べて大当りに対する信頼度が低いようにしてもよい。また、図44(d6−4b)に示すように、殿様のキャラクタYMが引っ張っているロープが切れて「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに失敗した場合には、図44(d7−4b)に示すように、このままハズレの結果を表示するようにしてもよい。なお、「紋」の予告アイコンI22が先に消化された場合も同様であってもよい。また、「家」の予告アイコンI21が消化された場合よりも「紋」の予告アイコンI22が消化された場合の方が、家紋落下演出が発生しやすいように構成されていてもよいし、その逆であってもよい。
なお、上述した「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32、「爺」の予告アイコンI33の他にも、これらのアイコンに似せたガセの予告アイコンがあってもよく、例えば、「宇」の予告アイコンや、「鮫」の予告アイコンや、「古」の予告アイコンや、「臣」の予告アイコンや、「婆」の予告アイコン等を用意するようにしてもよい。例えば、「家」の予告アイコンと「鮫」の予告アイコンを消化しても、家紋落下演出が行われないようにしてもよいし、「家」の予告アイコンと「紋」の予告アイコンを消化したときよりも「家」の予告アイコンと「鮫」の予告アイコンを消化したときの方が、家紋落下演出を低い頻度で行うようにしてもよい。また、「鮫」などのガセの予告アイコンが「紋」などの予告アイコンに変化してもよい。
また、上述した演出例では、「家」と「紋」の2文字で1つの単語を形成するものであり、その単語が形成される要件を満たすことにより、所定の演出が行われるようにしたが、例えば、3文字以上によって構成される単語を用いてこの演出例に適用するようにしてもよく、例えば、「疑」の予告アイコンと、「似」の予告アイコンと、「連」の予告アイコンの3つのアイコンが消化された場合に、疑似連演出が行われるようにしてもよい。
また、この演出例において、例えば、「家」の予告アイコンI21と、「紋」の予告アイコンI22をストックしたいときに、予告アイコン表示領域285に1つしかストックの空きがないような場合には、「家」の予告アイコンI21も「紋」の予告アイコンI22のいずれも表示しないように構成してもよい。また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のいずれか一方の予告アイコンのみを表示するようにしてもよく、この場合、表示できなかった方の予告アイコンを、予告アイコン表示領域285に空きが生じた場合に増加表示するようにしてもよいし、予告アイコン表示領域285に空きが生じなかった場合には、そもそも表示した予告アイコンの消化すらしないようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に空きが生じても予告アイコンをストックせず、そのまま消化するようにしてもよい。
また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22を消化するまでに、予告アイコン表示領域285に空きがなく、少なくともいずれか一方が表示されていない場合において、例えば、「家」の予告アイコンI21を消化する際に「紋」の予告アイコンI22も一緒に消化する演出を行ってもよいし、「家」の予告アイコンI21のみが消化された演出を行ってもよい。
図45は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図45では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図45(e1)において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留アイコンであり、その表示態様が他の保留アイコン(例えば、1つ目の保留アイコンh11)よりも大きく表示されており、先読み予告の表示態様となっている。
図45(e1)に示される装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄が変動表示している。第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央に、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cのそれぞれに装飾図柄が大きく表示された態様で変動表示している。また、第2装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の左側端部において小さく表示されている。また、予告アイコン表示領域285では、いずれの表示領域においても予告アイコンは表示されていない。この演出例では、先読み予告の表示態様である2つ目の保留アイコンh12は、様々なパーツが付与されていく様子が示されており、図45(e1)では、保留アイコン表示領域281に示されている2つ目の保留アイコンh12は、第一の予告パーツP1を構成している。この第一の予告パーツP1は、雪だるまの胴体部分を模した画像である。そして、図45(e1)に示される装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から悪徳商人のキャラクタECがフレームインしている様子が示されており、この悪徳商人のキャラクタECは、第一の予告パーツP1に付与する第二の予告パーツP2を運んでいる。第二の予告パーツP2は、雪だるまの頭部を模した画像である。
その後、図45(e2)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、悪徳商人のキャラクタECが第一の予告パーツP1の上部に第二の予告パーツP2を取り付ける様子が示される。また、一方、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、第三の予告パーツP3を所持している。この第三の予告パーツP3は、雪だるまの頭部に被せるバケツを模した画像である。
図45(e3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、悪徳商人のキャラクタECはフレームアウトするとともに、第二の予告パーツP2には、目と口が描かれる。一方、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図45(e4)に示すタイミングになると、所持している第三の予告パーツP3を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図45(e5)に示すタイミングで、投げられた第三の予告パーツP3が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。すなわち、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に、保留アイコンを構成する予告パーツをストックする機能を有しているということができる。その後は、図41(6)〜同図(8)に示して上述した要領で殿様のキャラクタYMがフレームアウトする。
図45(e6)は、ハズレの表示結果が導出され、保留されている特図1の変動表示が1つ消化されて図柄変動表示が開始されている様子が示されている。
その後、図45(e7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に、チャンスルーレット表示領域287が表示される。チャンスルーレット表示領域287は、例えば、保留アイコンがデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変更されることを報知したり、既に先読み予告の表示態様である保留アイコンの表示態様がより大当りの信頼度の高い表示態様に変更されることを報知したりする。また、実行中の図柄変動表示における大当り予告表示も行ったりする。さらに、本実施形態では、予告アイコンが表示されることを報知したりする場合もある。図45(e7)に示される装飾図柄表示装置208では、チャンスルーレット表示領域287において図柄の変動表示が開始されている。
その後、図45(e8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三の予告パーツP3が消化されている様子が示されている。この第三の予告パーツP3は、雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンに向けて移動している。一方で、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右側からDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って出現し、表示画面の右側から左側に向けて飛んでいく様子が示されている。このDJのキャラクタBYは、第四の予告パーツP4を所持している。この第四の予告パーツP4は、雪だるまの首部に巻き付けるマフラーを模した画像である。
その後、図45(e9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三の予告パーツP3は、雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンh11を構成する頭部を模した第二の予告パーツP2の上部に被せられるとともに、DJのキャラクタBYは、表示画面の左上隅に向かって飛んでいきながら、所持している第四の予告パーツP4を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われている。なお、チャンスルーレット表示領域287では、未だ図柄の変動表示が行われている。
その後、図45(e10)に示される装飾図柄表示装置208では、チャンスルーレット表示領域287において、第五の予告パーツP5とともに「Get」の文字が表示された表示結果が導出されている。すなわち、第五の予告パーツP5が表示されることが報知されている。第五の予告パーツP5は、雪だるまの両腕として機能する一対の小枝を模した画像である。
すると、図45(e11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第五の予告パーツP5が雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンh11を構成する胴部を模した第一の予告パーツP1の上部左右に取り付けられる。なお、図45(e11´)に示すように、第五の予告パーツP5をすぐに装着せずに、一旦、第三の予告アイコンP3が表示されていた予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に一旦表示(ストック)するようにしてもよい。なお、この場合、予告アイコン第1表示領域YA1に表示せず、他の表示領域(例えば、予告アイコン第3表示領域YA3等)に表示するようにしてもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図45(e12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、この演出例では、このとき、変動アイコンh0が表示されたままであるが、消去されていてもよい。なお、第四の予告パーツP4は、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されたままとなっている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図45(e13)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図45(e14−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第四の予告パーツP4が消化されている様子が示されている。この第四の予告パーツP4は、雪だるまの表示態様である変動アイコンh0に向けて移動している。その後、第四の予告パーツP4は、図45(e15−1)に示すように、雪だるまの表示態様である変動アイコンh0の首部に巻き付けられ、雪だるまの表示態様の変動アイコンh0(あるいは、保留アイコン)が完成する。これにより、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が高いことが報知される。なお、この完成した雪だるまの表示態様が保留アイコンである場合は、先読み予告として表示され、しかも、その変動における大当りへの信頼度が高いことが報知されることとなる。
また、第四の予告パーツP4は、通常の図柄変動表示中に限らず、例えば、スーパーリーチ演出が行われているときに装着されるようにしてもよく、例えば、図45(e14−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、剣豪リーチにおいて、第四の予告パーツP4が消化され、図45(e15−2)に示されるタイミングで、雪だるまの表示態様の変動アイコンh0に装着されるようにしてもよい。ここで、変動アイコンh0は、スーパーリーチに移行したことに伴い、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が下方にフレームアウトするため、これに伴い、表示位置が下方に変位している。
なお、この演出例では、表示された予告パーツは全て先読み予告の対象である保留アイコンに装着するようにしたが、例えば、表示された予告パーツが消化するが、保留アイコンへの装着に失敗する表示が行われてもよい。この場合、大当りの信頼度が低下するようにしてもよい。また、表示された予告パーツが消化されたときに、先読みの対象である保留アイコン以外の保留アイコンに装着され、他の保留の先読み予告として機能したり、先読みの対象でない変動アイコンに装着されて、当該図柄変動表示における予告表示として機能したりしてもよい。
図46は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の変形例を段階的に示す図であり、図47は、図46に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図46〜図47では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図46において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。また、図46〜図47では、メイン表示装置としての第1装飾図柄表示装置208Aと、サブ表示装置としての第2装飾図柄表示装置208Bとを備えた点において、上述した実施形態と異なっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Bは、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側に配置されており、第2装飾図柄表示装置208Bの下端縁が、第1装飾図柄表示装置208Aの上端縁の一部の前側に重なっている。そして、第1装飾図柄表示装置208Aには、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の左上隅部に第2装飾図柄の変動表示が行われている。そして、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って大きく表示されており、装飾図柄の視認性の向上が図られる場合がある。
図46(1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208A及び第2装飾図柄表示装置208Bでは、第1装飾図柄の変動表示が行われるとともに、第1装飾図柄表示装置208Aでは、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図46(1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aも第2装飾図柄表示装置208Bのいずれも予告アイコン表示領域は表示されていない。
図46(2)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Aでは、殿様のキャラクタYMが第1装飾図柄表示装置208Aの右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、殿様のキャラクタYMの出現に応じて、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り替わる。この予告アイコン表示領域285Aは、予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2、予告アイコン第3表示領域及び予告アイコン第4表示領域YA4の4つの表示領域に区画されている。なお、予告アイコンが表示される表示領域はこれに限定されず、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。また、例えば、予告アイコンが表示可能な表示領域の最大数が8つであるが、第2装飾図柄表示装置208Bでは、8つよりも少ない4つの表示領域が表示されている場合に、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の4つの表示領域の全てに予告アイコンが表示された場合には、表示領域を増加する表示を行い、さらに予告アイコンのストックが可能であることを報知してもよく、例えば、表示中の表示領域が予告アイコンで満タンとなるごとに、表示領域を1つずつ増加するようにしてもよいし、4つの表示領域が予告アイコンで満タンとなった場合には、非表示であった残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、殿様のキャラクタYMが出現したときに、殿様のキャラクタYMが所持する予告アイコンの数だけ、表示領域を増加するようにしてもよい。具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の予告アイコン表示領域における表示領域の数が4つであって、これら4つの表示領域が予告アイコンで満タンとされている場合において、殿様演出が開始されたときに、殿様のキャラクタYMが1つの予告アイコンを所持している場合には、殿様のキャラクタYMが予告アイコンを投げつける動作が行われる際に、表示領域を1つだけ増加するようにしてもよいし、表示可能な残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、殿様のキャラクタYMが3つの予告アイコンを所持している場合には、殿様のキャラクタYMが予告アイコンを投げつける動作が行われる際に、表示領域を3つだけ増加するようにしてもよいし、表示可能な残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、例えば、予告アイコンが表示可能な表示領域の最大数が8つであるが、第2装飾図柄表示装置208Bでは、8つよりも少ない4つの表示領域が表示されている場合に、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の4つの表示領域の全てに予告アイコンが表示された場合には、当該4つの予告アイコンが表示された4つの表示領域からなる予告アイコン表示領域(第1の予告アイコン表示領域)を縮小表示し、未だ予告アイコンが表示されていない新たな4つの表示領域からなる予告アイコン表示領域(第2の予告アイコン表示領域)を新たに表示し、この第2の予告アイコン表示領域に新たにストックする予告アイコンを表示するようにしてもよい。ここで、第2の予告アイコン表示領域を表示するタイミングは、第1の予告アイコン表示領域が満タンとなったタイミングであってもよいし、予告アイコンが新たにストックされるタイミングであってもよい。また、予告アイコン表示領域285Aに表示されている予告アイコンの数を第1装飾図柄表示装置208Aあるいは第2装飾図柄表示装置208Bに表示するようにしてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Bにおいて、例えば、スーパーリーチ演出を行う場合に、予告アイコン表示領域285を縮小表示したり、予告アイコン表示領域285に換えて、予告アイコンのストック数を表示したり、予告アイコン表示領域285Aを消去するようにしてもよい。このように、第2装飾図柄表示装置208Bにおいて、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り替わることで先読み予告を行うことができる場合がある。
図46(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図46(4)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285Aに向けて投げつける演出表示が行われる。この演出例では、殿様のキャラクタYMが投げた帽子の予告アイコンI6は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとを跨いで表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6が、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bにかけて表示される場合があるということができる。なお、予告アイコンを予告アイコン表示領域285Aに表示する際に、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨がないようにしてもよく、例えば、第1装飾図柄表示装置208Aに表示された、所定のワープ入口に入った予告アイコンが、第2装飾図柄表示装置208Bの所定位置に出現した後、予告アイコン表示領域285Aに表示するようにしてもよい。
すると、図46(5)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図46(6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285Aに表示されることで、将来、疑似連演出演出が実行される可能性があることを予告している。その後、殿様のキャラクタYMは、第1装飾図柄表示装置208Aの表示領域の下方に向けてフレームアウトする。
図46(7)は、第1装飾図柄表示装置208Aにおいて、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、予告アイコン表示領域285Aを含む表示が継続され、予告アイコン第1表示領域YA1には帽子の予告アイコンI6が表示されている。
その後、1つ目の特図1の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が行われた結果、図46(8)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、相変わらず予告アイコン表示領域285Aを含む表示が継続され、予告アイコン第1表示領域YA1には帽子の予告アイコンI6が表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始されると、図46(9)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図46(10)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bにおける予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子のアイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第1表示領域YA1から第1装飾図柄表示装置208Aの表示領域の中央まで移動する表示が行われる。このとき、帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6が、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aにかけて表示される場合があるということができる。なお、予告アイコンを消化する際に、第2装飾図柄表示装置208Bと第1装飾図柄表示装置208Aとに跨がないように予告アイコンを表示するようにしてもよい。また、このとき、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるようにしてもよい。
その後、図46(11)に示すように、消化された帽子の予告アイコンI6は、第1装飾図柄表示装置208Aの表示画面の中央まで移動した後、図46(12)に示すタイミングで拡大表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるタイミングを、図46(11)に示される、消化された予告アイコンが第1装飾図柄表示装置208Aの中央まで移動したタイミングであってもよいし、図46(12)に示される、予告アイコンが拡大表示されるタイミングであってもよい。
図46(12)から続く図47(13)では、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるタイミングを、「継続」の文字表示が付記表示されるタイミングであってもよいし、「継続」の文字表示が付記表示された後のタイミングであってもよいし、「継続」の文字表示が付記表示される前のタイミングであってもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図47(14)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、第2装飾図柄表示装置208Bでは、予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替わっている。このとき、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに跨って変動表示が行われている。すなわち、第1装飾図柄は、2つの表示画面に亘って表示されている。一方、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの表示画面の左上隅部に小さく表示されている。すなわち、第2装飾図柄は、1つの表示画面上で表示されている。その後、図47(15)に示すように、左図柄と右図柄が停止表示する。このとき、左図柄には「装飾1」が表示され、右図柄には「装飾2」が表示されている。すなわち、非リーチ状態であることが示されている。
その後、図47(16)に示されるタイミングで、拡大表示された番長のキャラクタBC2が出現し、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示された後、図47(17)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。このとき、番長のキャラクタBCに突き上げられた右図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨って表示されている。なお、図47(16)に示す場合において、番長のキャラクタBC2が第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨いで表示しなくてもよい。ここで、「跨って表示する」とは、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域(表示パネル)と第2装飾図柄表示装置208Bの画像表示領域(表示パネル)に互いに連携して表示されることであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域及び第2装飾図柄表示装置208Bの画像表示領域によって一体的に表示を行うことであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域から第2装飾図柄表示装置208Bに移動する表示を行うことであってもよい。
その後、図47(18)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bの上方から疑似連図柄がフレームインし、下方に向けて低速で移動する表示が行われる。このとき、疑似連図柄は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される。
そして、図47(19)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、図47(19)に示されるタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示される。その後は、例えば、図21(31)以降に示して上述した要領で疑似連演出が行われる。
図48及び図49は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図であり、図50は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。なお、図48〜図50では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、図48及び図49において、保留アイコン表示領域281における先読み予告の対象である保留アイコンについては、理解の用意のためにハッチングが施されているが、表示態様は、デフォルトの表示態様となっている。
図48(a1)〜同図(a7−2)では、図46〜図47に示された構成と同様であるが、第2装飾図柄表示装置208Bが上下方向に移動可能に構成されており、第2装飾図柄表示装置208Bが下降した場合には、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側にオーバーラップすることができるように構成されている点で異なっている。
図48(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の左上隅部に第2装飾図柄の変動表示が行われている。そして、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って大きく表示されており、装飾図柄の視認性の向上が図られる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の右下隅部に、チャンスルーレット表示領域287が表示されており、図柄の変動表示が行われている。チャンスルーレット表示領域287に表示される内容は、図45に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。なお、図48(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aも第2装飾図柄表示装置208Bのいずれも予告アイコン表示領域は表示されていない。
その後、図48(a2)に示されるタイミングとなると、第1装飾図柄表示装置208Aでは、チャンスルーレット表示領域287において、帽子の予告アイコンI6が導出表示される。すると、図48(a3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bが下降して第1装飾図柄表示装置208Aの前面側の略中央にオーバーラップする。このとき、第2装飾図柄表示装置208Bでは、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り換えられる。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、第2装飾図柄表示装置208Bの周囲を囲うようなエフェクト画像を表示し、第2装飾図柄表示装置208Bを目立たせるようにしている。なお、図48(a3)に示される予告アイコン表示領域285Aは、図46(2)に示して上述したのと同様であるため、詳しい説明は省略する。
そして、図48(a4)に示すように、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に、チャンスルーレット表示領域287において導出表示された帽子の予告アイコンI6が表示された後、図48(a5−1)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bは、上昇して初期位置に戻る。なお、図48(a5−1)に示されるタイミングでは、特図1の変動表示が終了し、ハズレの結果である「装飾1−装飾4−装飾2」の組合せで停止表示している。なお、このとき、変動アイコンh0は消去されていないが、特図1の変動表示が終了するよりも前のタイミングで消去されてもよい。また、図48(a5−1)では、第2装飾図柄でのみハズレの結果を表示し、第1装飾図柄を表示していないが、第1装飾図柄を表示し、この第1装飾図柄においてもハズレの結果を表示するようにしてもよい。この演出例では、予告アイコンが表示(ストック)されるときに、第2装飾図柄表示装置208Bを可動することにより、予告アイコンがストックされることを認識しやすくすることができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Bは、図柄停止表示中は、動作しないように構成されているが、図柄停止表示中においても動作可能に構成されてもよい。また、図柄停止表示中及び図柄変動表示中にかかわらず、第2装飾図柄表示装置208Bの動作を中断せずに継続して行うようにしてもよい。
一方、図48(a5−2)に示すように、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示された後でも、第2装飾図柄表示装置208Bを上昇させず、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側でオーバーラップした状態を維持するようにしてもよい。この例では、例えば、第2装飾図柄表示装置208Bは、予告アイコン表示領域285Aに表示された予告アイコンがすべて消化する図柄変動表示が終了するまで下降した状態が維持されるが、どのタイミングで第2装飾図柄表示装置208Bを上昇させるかについては、適宜設定することができる。なお、図48(a5−2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が終了し、第1装飾図柄及び第2装飾図柄のいずれもハズレの結果である「装飾7−装飾6−装飾2」の組合せで停止表示している。ここで、第1装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Bの右上隅部に表示され、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの左上隅部に表示されているが、各装飾図柄の表示位置は任意に設定することができる。
図48(a6−2)は、その後、保留が2つ消化され、先読みの対象である図柄変動表示が開始されている様子が示されている。具体的には、第2装飾図柄表示装置208Bの右上隅部では、第1装飾図柄の変動表示が行われており、第1装飾図柄表示装置208Aの左上隅部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されると、図48(a7−2)に示すように、帽子の予告アイコンI6が拡大し、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aにまではみ出して表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに亘って表示されている。また、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方には、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに亘って表示されている。なお、このとき、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されていた第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの右上隅部に移動して、遊技者に視認しやすくしている。また、第2装飾図柄表示装置208Bは、その後、上昇して初期位置に戻るようにしてもよいし、当該図柄変動が終了するまで、下降した状態を維持するようにしてもよい。
図48(b1)〜同図(b4)は、第2装飾図柄表示装置208Bに換えて、遊技盤200の所定位置(例えば、装飾図柄表示装置208の下方近傍位置)に、予告アイコン表示数表示装置288が設けられた例を示している。この予告アイコン表示数表示装置288は、例えば、2つの7セグによって構成され、予告アイコンが表示されている数(ストック数)を表示することができる。
図48(b1)〜同図(b3)は、図20(17)〜同図(19)と同様の演出内容であるが、この演出例において適用されている予告アイコン表示数表示装置288では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数に応じて数値が変化している様子が示されている。すなわち、図48(b1)では、予告アイコン表示領域285において帽子の予告アイコンI6が1つだけ表示されているので、予告アイコン表示数表示装置288では、その数を示す「01」が表示されている。また、図48(b2)に示すタイミングでは、殿様のキャラクタYMが3つの予告アイコン(帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9、扇の予告アイコンI10)を投げつけているが、いずれの予告アイコンも未だ予告アイコン表示領域285に表示されていないので、予告アイコン表示数表示装置288において示される値は「01」のままである。なお、殿様のキャラクタYMがこれらの予告アイコンを投げつけたタイミングで予告アイコン表示数表示装置288の値を更新するようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数とは異なる数を表示(いわゆる、ガセを表示)するようにしてもよい。そして、図48(b3)に示されるタイミングで、上述した3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されると、予告アイコン表示数表示装置288では、その値が更新され「04」が表示される。
その後、図48(b4)に示されるように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されると、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数が1つ減少するので、予告アイコン表示数表示装置288では、その値が更新され「03」が表示される。なお、予告アイコン表示数表示装置の値を減少表示するタイミングは、予告アイコンの消化が行われる前のタイミングであってもよいし、予告アイコンの消化と同時であってもよいし、予告アイコンが消化された後のタイミングであってもよい。なお、破線で囲んで示すように、予告アイコンが消化されても値を減少せず、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの総数(この例では、4つ)を計数して表示するようにしてもよい。この演出例では、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示された数を7セグによって表示するようにしたが、例えば、LED等の発光手段や、演出可動体等の可動手段による動作や、例えば、装飾図柄表示装置208の前面側に透明板部材を設けて所定の絵柄に発光させたり、音声や、装飾図柄表示装置(予告アイコン表示領域285が表示されている装飾図柄表示装置や、その他の装飾図柄表示装置等)等によって予告アイコンの表示数を報知するようにしてもよい。
図49(c1)〜(c9)に示す演出例は、図46〜図47と同様に、2つの表示装置(第1装飾図柄表示装置208C、第2装飾図柄表示装置208D)を用いたものであるが、同じ大きさの表示装置を用いている点で異なっている。なお、図49では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図49(c1)において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Dは、第1装飾図柄表示装置208Cの前面側に配置されており、第2装飾図柄表示装置208Dの下端縁と第1装飾図柄表示装置208Cの上端縁とが略重なるように配置されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Cには、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Dでは、右上隅部において、特図1第2保留数表示H1及び特図2第2保留数表示H2が表示されており、特図1及び特図2の保留数に対応して、それぞれ、「2」、「0」が表示されている。また、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cは、第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って大きく表示されており、図49(c1)に示されるタイミングでは、装飾図柄の変動表示中である。また、第1装飾図柄表示装置208Cの右下隅部では、上述したチャンスルーレット表示領域287が表示されており、図49(c1)に示されるタイミングでは、帽子の予告アイコンI6が導出表示された様子が示されている。また、背景表示も第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って大きく表示されている。すなわち、2画面全体で背景表示がなされている。
図49(c1)に示すように、チャンスルーレット表示領域287において帽子の予告アイコンI6が導出表示されると、図49(c2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Dが第1装飾図柄表示装置208Cの上側半分を覆う位置まで下降する。このとき、背景表示が行われていた第1装飾図柄表示装置208Cは、予告アイコン表示領域285Bを含む表示に切り換えられ、予告アイコン表示領域285Bの予告アイコン第1表示領域Y1に、導出表示された帽子の予告アイコンI6が表示(ストック)される。すなわち、予告アイコンが表示される場合には、第1装飾図柄表示装置208Cでは、予告アイコン表示時の表示態様に変更される。一方、第2装飾図柄表示装置208Dでは、装飾図柄の変動表示が継続して行われるが、図柄のサイズが小さくなり、第2装飾図柄表示装置208Dでのみ表示される。
図49(c3)では、3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285Bに表示されている。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示され、予告アイコン第3表示領域YA3には、手裏剣の予告アイコンI7が表示されている。なお、図49(c3)に示されるタイミングでは、保留数は1つなので、特図1第2保留数表示H1では、その旨を示す「1」が表示されている。
図49(c4)では、手裏剣の予告アイコンI7が消化されたときの様子が示されている。すなわち、手裏剣の予告アイコンI7が消化されることによりチャンス目予告が行われることが報知される。このとき、予告アイコンが消化される演出表示が第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って行われている。
その後、特図1の変動表示が終了すると、図49(c5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Dでは、ハズレの結果である「装飾7−装飾1−装飾1」の組合せで停止表示している。ただし、このハズレの結果の組合せは、チャンス目となっており、大当りとなる可能性が高い図柄変動表示が保留されていることを報知している。すなわち、このチャンス目が表示されることにより、先読み予告を行っている。
図49(c6)は、特図1の図柄変動が開始した後、2つ目の帽子の予告アイコンI6が消化されたときの様子が示されている。すなわち、2回目の疑似連予告が行われることを予告している。2つ目の帽子の予告アイコンI6が消化されることにより、予告アイコン表示領域285Bには予告アイコンが1つも表示されていない状態となっている。
すると、図49(c7)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Cに表示されていた予告アイコン表示領域285Bが消去されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Dが上昇して初期位置に戻る。
すると、図49(c8)に示すように、装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って表示されるようになり、背景表示も第1装飾図柄表示装置208C及び第2装飾図柄表示装置208Dの2画面全体で表示されるようになる。
その後、図49(c9)に示すように、2つ目の帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが第1装飾図柄表示装置208Cの右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、2回目の疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。このとき、番長のキャラクタBCは、第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dにかけて大きく表示されている。また、図49(c9)に示す例では、装飾図柄が大きく表示されているときは、例えば数字の図柄とキャラクタ画像とが一体となった大図柄を表示し、予告アイコン表示領域285Bが表示されて装飾図柄を小さく表示するときは、数字の図柄のみからなる小図柄を表示するようにしており、大図柄と小図柄とを異なる表示態様で表示するようにしたが、大図柄と小図柄とで大きさのみを異ならせて、表示態様を同じにするようにしてもよい。
なお、この演出例では、予告アイコン表示領域285Bを表示する場合に、第2装飾図柄表示装置208Dのみを可動するようにしたが、第1装飾図柄表示装置208Cを可動するようにしてもよいし、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dの両方を可動するようにしてもよい。この場合において、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dとがそれぞれ離間する方向へ移動するようにしてもよく、この場合、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dが離間した際にこれらの背面側に配置された役物が視認可能となるように構成してもよく、さらに、この役物が前方に突出するように移動することができるように構成してもよい。このような状態を、予告アイコンがすべて消化されるまで維持されるようにしてもよい。
図49(d)は、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、図49(d)では、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Eと、第1装飾図柄表示装置208Eの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Fと、第1装飾図柄表示装置208Eの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Gとにより表示が行われている。第2装飾図柄表示装置208F及び第3装飾図柄表示装置208Gは、第1装飾図柄表示装置208Eと高さが同じであるが、幅がやや小さい。なお、3つの装飾図柄表示装置がいずれも同じ大きさであってもよい。
変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281は、第1装飾図柄表示装置208Eの表示画面の下端に表示されている。一方、予告アイコン表示領域285Cは、第2装飾図柄表示装置208F、第1装飾図柄表示装置208E及び第3装飾図柄表示装置208Gの3画面に跨って表示されている。図49(d)に示される例では、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、特に、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Fから第1装飾図柄表示装置208Eに跨って表示されている。また、予告アイコン第3表示領域YA3には、千両箱の予告アイコンI9が表示され、予告アイコン第4表示領域YA4には、扇の予告アイコンI10が表示されている。また、装飾図柄は1つの図柄列につき1つの装飾図柄表示装置で表示されている。すなわち、左図柄表示領域208aは、第2装飾図柄表示装置208Fにおいて表示され、中図柄表示領域208bは、第1装飾図柄表示装置208Eにおいて表示され、右図柄表示領域208cは、第3装飾図柄表示装置208Gに表示されている。なお、予告アイコン表示領域285Cが表示されない装飾図柄表示装置があってもよい。また、予告アイコンに関連する演出表示が表示されない装飾図柄表示装置があってもよい。このことは、これまでに説明した実施例においても、以下に説明する実施例においても適用可能である。
図50は、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、図50では、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Hと、第1装飾図柄表示装置208Hの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Iと、第1装飾図柄表示装置208Hの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Jとにより表示が行われている。第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、第1装飾図柄表示装置208Hと比べると、表示領域が上下方向では同じ長さであるが、左右方向ではやや短くなっている。そして、第2装飾図柄表示装置208Iは、上端辺と下端辺と左端辺とにそれぞれ枠部が突出して設けられており、第3装飾図柄表示装置208Jは、上端辺と下端辺と右端辺とにそれぞれ枠部が突出して設けられている。また、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿ってスライド移動可能に構成されており、互いに最も近接した位置となると、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jの2つの表示画面で1画面を表示しているかのような表示を行うことができ、さらに、第1装飾図柄表示装置208Hの表示画面全体を被覆することができる。
また、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。
図50(e1)は、図22(47)に対応する表示であって、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jの各表示画面全体に亘って剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、図50(e1)では、剣豪リーチの実行中において、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱のアイコンI9が消化され、信頼度のより高い演出に移行することを予告している様子が示されている。
すると、図50(e2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに近接する方向への移動を開始する。このとき、第1装飾図柄表示装置208Hの表示画面の両端部分は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jによって被覆されるので、表示状態が視認困難となっている。このように、本実施形態では、予告アイコンの消化により第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jの動作を開始する場合がある。
図50(e3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jとが互いに最も近接した位置まで移動すると、第1装飾図柄表示装置208Hの表示状態がほとんど視認できない状態となる。そして、このとき、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jにより、図22(49)に示して上述したようなリーチ移行演出が行われる。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、実行されていたリーチ演出表示がやや暗くなるとともに、殿様のキャラクタがカットイン表示で現れて、実行中のリーチ演出表示を切りつける表示が行われる。この表示は、右に90度回転させた表示となっている。なお、このとき、装飾図柄と予告アイコン表示領域285は非表示とされている。
その後、図50(e3)〜同図(e5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って反時計方向に回転する。すなわち、このリーチ移行演出の表示は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが回転を開始するよりも前から表示を開始しているということができる。
その後、図50(e6)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、第2装飾図柄表示装置208Iの右下隅部で縮小表示された装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図50(e7)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組合せで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
その後、図50(e8)〜同図(e9)に示すように、一旦全てが非表示とされ、その状態で、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って時計方向に90度回転する。
すると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向へ移動して初期位置に戻ると、図50(e10)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)の表示が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
すると、図50(e11−1)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されていた扇の予告アイコンI10が消去され、揺れ変動していた「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせが停止表示しハズレの結果として導出表示される。
一方、大当りとなる場合には、図50(e11−2)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208Hの表示領域の中央まで移動する表示が行われる。このように、予告アイコンが消化されても第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが動作しない場合がある。
すると、図60(e12−2)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われ、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cに表示されていた装飾図柄が縮小表示されて第1装飾図柄表示装置208Hと第3装飾図柄表示装置208Jにかけて表示され、再変動表示が行われ、その後、大当りの装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組合せ)が導出表示される。
図50(e7´)は、同図(e6)に示される表示が行われた後、演出ボタン136が遊技者によって操作されたときに、大当りの装飾図柄の組合せが導出表示される例を示す図である。すなわち、遊技者によって演出ボタン136が操作されると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向に移動する。図50(e7´)に示される例では、第2装飾図柄表示装置208Iは、下方に移動し、第3装飾図柄表示装置208Jは、上方に移動する。すると、第1装飾図柄表示装置208Hが現れ、爺のキャラクタを含む背景表示が、第3装飾図柄表示装置208J、第1装飾図柄表示装置208H及び第2装飾図柄表示装置208Iに亘って表示されるとともに、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組合せが第3装飾図柄表示装置208J、第1装飾図柄表示装置208H及び第2装飾図柄表示装置208Iに亘って表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jを回転させて元の位置(例えば、初期位置)に戻すことなく大当りの表示結果を導出することも可能である。
図50(e7´´)は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的に回転する場合に、第1装飾図柄表示装置208Hも一緒に回転することが可能に構成された場合の演出例を示している。すなわち、図50(e3)〜同図(e5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的に回転する際、第1装飾図柄表示装置208Hもこれらと一体となって回転させるようにすることも可能である。この場合において、例えば、第1装飾図柄表示装置208Hを駆動させる機構と第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jを駆動させる機構とが一体的として構成されてもよいし、別体として構成され、それぞれで駆動制御されるように構成されていてもよい。このような構成によれば、例えば、第1装飾図柄表示装置208Hは、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jとによって視認困難とされた状態において回転させることができる場合がある。また、このような構成によれば、同図(e6)に示される表示が行われた後、演出ボタン136が遊技者によって操作されると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向に移動する。すると、第1装飾図柄表示装置208Hが90度反時計方向に回転した状態で現れ、図50(e7´)とは異なり、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置308Jの各表示画面の横幅が揃った状態で表示することができる。
図51は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。図51に示す演出例は、装飾図柄表示装置208の前面側に透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して装飾図柄表示装置208の表示状態を視認可能とされている。導光板ILは、2層のパネルを奥行方向に重ねて形成されており、各層の透過領域にそれぞれ所定のレンズカットが施されている。導光板ILの各層の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光手段が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図51に示される実施形態では、手前側に配される第1層のパネルには、帽子のアイコンI6と同じ模様のレンズカットが施されており、第1層のパネルの奥側に配される第2層のパネルには、所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、図51では、導光板ILについては破線で囲んで示している。また、導光板ILのパネルの層数は2層に限らず1層であってもよいし3層以上としてもよい。ここで、1層で構成されている場合には、例えば、レンズカットのパターンを変えることで、発光された際に導光板上で形成される模様が異なるように構成されてもよい。また、図51では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、図51において、保留アイコン表示領域281における先読み予告の対象である保留アイコンについては、理解の用意のためにハッチングが施されているが、表示態様は、デフォルトの表示態様となっている。
図51(f1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているとともに、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示され、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281では、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に予告アイコン表示領域285が表示されており、また、表示画面の右下隅部にチャンスルーレット表示領域287が表示されている。チャンスルーレット表示領域287に表示される内容は、図45に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。図51(f1)に示すように、チャンスルーレット表示領域287において帽子の予告アイコンI6が導出表示されると、図51(f2−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転表示が行われるとともに、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成される。すなわち、図51(f2−1)では、暗転表示と導光板ILの発光による予告アイコンのストック演出が行われている。その後は、導光板ILの発光が終了(消灯)し、装飾図柄表示装置208における暗転表示を終了する。なお、導光板ILが消灯した後で装飾図柄表示装置208の暗転表示を終了してもよいし、装飾図柄表示装置208の暗転表示を終了した後で導光板ILを消灯するようにしてもよい。
また、図51(f2−2)に示すように、装飾図柄表示装置208において、チャンスルーレット表示領域287に導出表示された帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に向かって移動する様子を表示する一方で、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成されることによって、予告アイコンのストック演出が行われるようにしてもよい。
あるいは、図51(f2−3)に示すように、導光板ILを装飾図柄表示装置208の表示面に沿って回転可能に構成し、装飾図柄表示装置208では、暗転表示が行われるとともに、導光板ILを反時計方向に90度回転させて導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段を発光させてエフェクト画像を模した模様を形成させるようにして予告アイコンのストック演出が行われるようにしてもよい。なお、ここで、導光板ILが第1層のパネルと第2層のパネルとで分離して構成されていてもよく、この場合において、例えば、第2層のパネルのみ回転させて、第1層のパネルは回転させないようにしてもよいし、第2層のパネルとともに第1層のパネルも回転させるようにしてもよい。
その後、図51(f3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されることにより、将来疑似連演出が実行されることを予告している。
図51(g)は、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化された様子を示している。図51(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後に消去し、そのタイミングで、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させることで予告アイコン消化演出が行われている。
図51(h)は、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されるよりも前(予告アイコンのストック演出が実行されるよりも前)に、予告アイコン表示領域285に表示される予告アイコンを事前に予告している様子を示している。図51(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に表示されたチャンスルーレット表示領域287において、図柄の変動表示が行われている。このとき、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させることにより、チャンスルーレット表示領域287における図柄の変動表示の結果、帽子の予告アイコンI6が導出されることを予告している。
図51(i)は、予告アイコン消化演出の別の演出例を示している。図51(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後に消去し、そのタイミングで、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させるとともに、第2層のパネルに対応する発光手段も発光させてエフェクト画像を模した模様も形成させるようにして予告アイコン消化演出を行っている。このとき、第1層のパネルに対応する発光手段の発光色と第2層のパネルに対応する発光手段の発光色とを異ならせると、第1層のパネルに形成される模様と第2層のパネルに形成される模様とをそれぞれ目立たせることができる場合がある。
図51(j)は、予告アイコン消化演出の別の演出例を示している。図51(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後、帽子の予告アイコンI6を表示画面いっぱいに拡大表示し、そのタイミングで、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段を発光させてエフェクト画像を模した模様を形成させるようにして予告アイコン消化演出を行っている。なお、このとき、予告アイコン表示領域285を消去するようにしているが、表示した状態としてもよい。
図52は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図52(1)〜同図(11)は、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンが扇の予告アイコンI10に換えてドリンクの予告アイコンI31となっている点を除いて図22(44)〜同図(54)と同様であるので、図22を参照して上述した説明と異なる部分のみ詳述し、共通する部分については説明を省略する。また、この演出例では、演出ボタン136がモータ等のアクチュエータにより上方に突出可能とされており、演出内容に応じてその位置を変位可能に構成されている。すなわち、演出ボタン136は、通常の位置(デフォルト位置)と突出位置とに変更可能である。
図52(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285における予告アイコン第4表示領域YA4に、ドリンクの予告アイコンI31が表示されている。このドリンクの予告アイコンI31は、消化することにより、演出する内容が変更されることを予告する予告アイコンである。
図52(11)に示されるタイミングでは、演出ボタン136は、図52(12)に示すように、デフォルト位置となっている。すると、図52(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285における予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていたドリンクの予告アイコンI31が消化され、ドリンクの予告アイコンI31は、表示画面の中央に向かって移動する。
すると、図52(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ドリンクの予告アイコンI31が拡大表示するとともに、ボタン画像136aにドリンクの中身を振りかける演出表示がなされる。
すると、図52(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ドリンクの容器からこぼれた液体が広がってボタン画像136aが隠される演出表示が行われる。
そして、図52(16)に示すように、装飾図柄表示装置208では、液体の画像が消失した後、演出ボタン136が突出位置となっていることを示す突出ボタン画像136bが表示される。なお、このときは、演出ボタン136の操作受付開始前の状態である。
すると、図52(17)に示されるタイミングで、演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位した後、図52(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターが減少して演出ボタン136の操作受付が開始されたことが報知される。なお、演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位するタイミングは、図52(16)に示されるように、突出ボタン画像136bが表示されるタイミングと同じであってもよいし、突出ボタン画像136bが表示されるよりも前のタイミングであってもよいし、突出ボタン画像136bが表示された後のタイミングであってもよい。また、図52(13)に示されるように、ドリンクの予告アイコンI31の消化演出の開始に伴って演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位するようにしてもよい。また、この演出例では、演出ボタン136の操作受付期間以外の期間では、チャンスボタンランプ138は消灯していてもよい。また、演出ボタン136の操作受付期間以外の期間では、例えば、操作受付期間以外の期間であることを報知する態様で点灯(例えば、青色で点灯)し、操作受付期間となった場合には、その旨を報知する態様で点灯(例えば、赤色で点灯)するようにしてもよい。
図53は、本実施形態に適用可能な可動手段を用いた演出例について段階的に示す図である。
図53(a1)〜同図(a3)は、予告アイコンをストックする際に、演出可動体224Cを装飾図柄表示装置208の前面側に重なる位置に移動させて、予告アイコンのストックを報知している。図53(a1)は、図41(1)と同様の表示であるが、装飾図柄表示装置208の右側に「STOCK」の文字表示が付されたプラカードを模した演出可動体224Cが演出装置206の裏側に隠されるように配置されている。
図53(a2)は、演出可動体224Cが演出装置206に隠された初期位置から装飾図柄表示装置208の前面側に重なる位置である視認可能位置に移動した様子が示されている。これにより、複数種類の予告アイコンのうちのいずれかがストックされることが予告報知される。なお、このとき、ストックされる予告アイコンの種類を報知するようにしてもよく、例えば、装飾図柄表示装置208に予告アイコンの種類を表示したり、音声やランプ等による報知を行ってもよいし、演出可動体224Cを予告アイコンの種類に応じて複数種類用意して、出現する演出可動体224Cの種類によりストックされる予告アイコンの種類を報知するようにしてもよい。
その後、図53(a3)に示すように、演出可動体224Cが視認可能位置から初期位置に戻る際に、装飾図柄表示装置208において、ストックされる予告アイコンが表示される。図53(a3)では、帽子の予告アイコンI6がストックされる様子が示されている。
図53(b)は、装飾図柄表示装置208の上下の各近傍にそれぞれ奥行方向を回転軸として回転可能な演出可動体224Da〜224Dfが配置されている。より具体的には、装飾図柄表示装置208の上方近傍には、「大」の文字が付された第1演出可動体224Da、アスタリスクの記号が付された第5演出可動体224De、「盤」の文字が付された第2演出可動体224Dbが横方向に並んで配置されており、装飾図柄表示装置208の下方近傍には、「振」の文字が付された第3演出可動体224Dc、アスタリスクの記号が付された第6演出可動体224Df、「舞」の文字が付された第4演出可動体224Ddが横方向に並んで配置されている。これら第1演出可動体224Da〜第6演出可動体224Dfは、予告アイコン表示領域285に表示されている(ストックされている)予告アイコンの数に応じて回転するものである。例えば、図53(b)に示すように、予告アイコン表示領域285に4つの予告アイコンが表示されている場合には、第1演出可動体224Da〜第4演出可動体224Ddの4つの演出可動体が回転する。なお、予告アイコンが消化された場合には、消化した数の演出可動体の回転を停止させてもよいし、ストックされた予告アイコンの総数に対応する数の演出可動体を回転させるようにしてもよい。
図53(c1)〜同図(c6)は、先読みモードとなったことを演出可動体224を動作させることにより報知している様子が示されている。この演出例では、予告アイコンとしての特訓の予告アイコンI41が表示される場合がある。特訓の予告アイコンI41が消化されると、大当りとなる可能性が高い特図の変動表示が保留されていることを報知する先読みモードに移行する。
図53(c1)は、特訓の予告アイコンI41が消化された様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた特訓の予告アイコンI41が消化され、表示画面の中央に移動する様子が表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の右側には腕を模した演出可動体224が配置されている。この演出可動体224は、上腕部224aと前腕部224bとにより構成されており、上腕部224aは、その基端部分が回動軸ax1を介して演出装置206に回動可能に取り付けられている。また、前腕部224bは、その基端部分が回動軸ax2を介して上腕部224aの先端部分に回動可能に取り付けられている。
特訓の予告アイコンI41が消化されて先読みモードが開始されると、図53(c2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帯状のスクロール表示領域に「特訓準備中」という文字表示が右から左に向けてスクロール表示される。これにより、先読みモードに移行したことが遊技者に報知される。一方、演出可動体224では、上腕部224aが装飾図柄表示装置208の前面側に重ならない初期位置と、装飾図柄表示装置208の右上隅部の前面側を被覆する位置(第1の位置)との間で往復する動作(先読み動作)が行われる。なお、この演出可動体224による先読み動作は、図柄の停止表示中では、一旦初期位置に戻るようにしているが、図柄の停止表示中においても動作を継続するようにしてもよい。また、先読み動作の実行中では、上腕部224aのみが動作し、前腕部224bは動作しないが、上腕部224aに加えて前腕部224bも動作してもよいし、上腕部224aが動作しないで前腕部224bのみが動作してもよい。
図53(c3)は、先読みの対象となった特図1の図柄変動表示中において、「装飾1」が2つ揃ってリーチ状態が形成された様子が示されている。ここでも先読み動作は継続して行われている。
図53(c4)は、スーパーリーチ演出としての特訓リーチが開始された様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、「特訓準備中」のスクロール表示が終了し、特訓リーチが開始されたことを示す「特訓開始」の文字表示が行われている。また、演出可動体224は、一旦初期位置に戻った後、図53(c5)に示すように、上腕部224aが初期位置から最大移動位置まで移動し、その後、図53(c6)に示すように、前腕部224bが初期位置から最大移動位置まで移動する。このとき、装飾図柄表示装置208では、所定のエフェクト画像が表示され、大当りに対する信頼度が高いことを報知している。
図54は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図54では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図54において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図54(1)は、上述した図41(1)と同様の表示であるので、詳細な説明は省略する。
図54(2)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。
この演出例では、図54(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示するが、所持している帽子の予告アイコンI6は未だ投てきせず、図54(4)に示すように、殿様のキャラクタYMが投てき位置で待機した状態で、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図54(5)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、殿様のキャラクタYMは、未だ投てき位置で待機したままである。
その後、図54(6)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。すなわち、この演出例では、先読みの対象となった図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中では、予告アイコンが表示されることの予告を行うが、予告アイコンのストックは行われず、その図柄変動表示が終了して次の図柄変動表示が開始した後で予告アイコンのストックが行われる。なお、先読みの対象となった図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中において予告アイコンが表示されることの予告を行うものの、予告アイコンの表示を行わないいわゆるガセ予告を行ってもよい。この場合、例えば、殿様のキャラクタYMは、先読みの対象である図柄の変動表示が開始するまでに表示を終了するようにしてもよく、例えば、先読みの対象である図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示の結果が導出されたタイミングで表示を終了してもよい。また、先読みの対象である図柄変動表示が終了する前に殿様のキャラクタYMの表示が終了されるようにしてもよく、例えば、先読みの対象である図柄変動表示中に行われるスーパーリーチが開始する前に殿様のキャラクタYMの表示が終了されるようにしてもよい。また、予告アイコンがストックされた場合において、予告アイコンがストックされた後も引き続き殿様のキャラクタYMが表示されるようにしてもよい。また、殿様のキャラクタが待機している状態で、予告アイコンを投てきする図柄変動表示の前に行われる図柄変動表示で大当りとなった場合には、スーパーリーチ後の大当り図柄を導出するタイミング(例えば、揺れ変動表示中)に殿様のキャラクタが予告アイコンを持った状態で待機表示を継続するようにしてもよいし、消去されるようにしてもよい。
そして、その後は、図54(7)〜同図(10)に示される演出が行われるが、図54(7)〜同図(10)に示される演出は、図19(9)〜同図(12)と第2装飾図柄の変動表示が行われている点を除いて同じであるので、詳細な説明は省略する。
図54(11)は、先読みの対象である図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示の結果が導出された様子が示されている。具体的には、図54(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図54(12)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図54(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する予告アイコン消化演出が行われる。
図55は、予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図55では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図55において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図55(a1)〜同図(a6)は、予告アイコンがストックされることを予告する演出が行われた後に予告アイコンがストック様子が示されている。
図55(a1)は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された際に実行中の図柄変動表示中に行われるボーリング演出が開始されている様子が示されている。具体的には、図55(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に説明表示部288が表示され、ミッションとその成功報酬とが示されている。図55(a1)に示される説明表示部288では、ボーリングゲームでストライクを獲得した場合には、その報酬としてアイテムを入手できることを示す「ストライクでアイテムGet」の文字表示が表示されている。この演出例では、ボーリングゲームでストライクを獲得した場合には、予告アイテムがストックされる。一方で、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタによるボーリング演出が開始されている。なお、説明表示部288に表示されるミッションとその成功報酬の内容は、予告アイテムのストックに関係するものの他、例えば、保留表示が先読み予告の表示態様への変化に関係するものや、実行中の図柄変動表示についての予告に関するものであってもよい。また、この説明表示部288に表示される内容が、予告アイコンのストックに関する予告のみに表示される専用の演出表示であってもよい。この演出例では、図55(a1)に示されるようなボーリング演出が行われることにより、予告アイコンがストックされることの予告報知が行われているということができる。なお、このボーリング演出は、予告アイコンのストックに関する予告のみに行われる専用の演出であってもよいし、実行中の図柄変動表示における予告演出で用いられてもよいし、他の先読み予告として用いられてもよい。
その後、図55(a2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、ボーリング演出は終了しておらず、次に実行される図柄変動表示において継続して行われることを示す「次変動に続く」の文字表示が表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部にもミッションとその成功報酬を示す「ストライクでアイテムGet」の表示が行われている。
その後、図55(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタが投じた球がレーン上を転動し、整列された10本のボーリングピンに向かっていく様子が示され、予告アイコンがストックされるかもしれないという期待感を煽っている。
その後、図55(a4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ストライクが取れた場面の画像が「ストライク」の文字表示とともに表示され、ミッションが達成されたとして、図55(a5)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6とともに「GET」の文字表示が表示されて、帽子の予告アイコンI6がストックされることを報知している。
続いて、図55(a6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示されて、帽子の予告アイコンI6がストックされたことが報知される。このように、この演出例では、先読みの対象である図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中では、予告アイテムの表示(ストック)を行わず、予告アイテムが表示されることの予告が行われている。
なお、図55(b)に示すように、装飾図柄表示装置208の右下隅部にワイプ表示領域WP1を表示し、このワイプ表示領域WP1において、上述したボーリング演出を行うようにしてもよい。
また、図55(c)に示すように、装飾図柄表示装置208の他に、サブ表示装置208Kを装飾図柄表示装置208の右側に並べて配置し、サブ表示装置208Kの表示画面の上側半分にワイプ表示領域WP2を表示し、下側半分に予告アイコンを表示する予告アイコン表示領域285Cを表示するようにして、ワイプ表示領域WP2において上述したボーリング演出を行い、ストックする予告アイコンを予告アイコン表示領域285Cに表示するようにしてもよい。
なお、図55に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、スーパーリーチ後に導出される大当り図柄を表示するタイミング(例えば、揺れ変動表示中)で、ボーリング演出が開始されたときの背景表示が表示されていてもよいし、これとは異なる背景表示が表示されていてもよく、例えば、図55(a2)に示される状態が表示されていてもよい。
また、図55(b)に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、ワイプ表示領域WP1の表示を終了してもよいが、そのまま表示を継続して行うようにしてもよい。また、図55(c)に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、サブ表示装置208Kにおけるボーリング演出の表示を終了してもよいが、そのまま表示を継続して行うようにしてもよい。
図56は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出の別の変形例を段階的に示す図である。上述した実施形態では、特図1よりも特図2の変動表示を優先的に行うものについて説明したが、この演出例では、特図1変動遊技及び特図2変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1及び特図2それぞれの保留にかかる特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動を行うものに適用している。なお、この演出例でも、特図2優先変動を行うものについて適用することができる。また、図56では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図56において、保留アイコン表示領域281における5つ目の保留アイコンh13は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域281に表示されている保留アイコンのうち、1つ目の保留アイコンh11、3つ目の保留アイコンh12及び5つ目の保留アイコンh13は、第1特図始動口230に入賞して保留された特図1の変動表示を示す保留アイコンであり、2つ目の保留アイコンh21及び4つ目の保留アイコンh22は、第2特図始動口232に入賞して保留された特図2の変動表示を示す保留アイコンである。
図56に示される演出は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された後に開始される場合がある演出であって、サボハニのキャラクタSBがあみだくじのルールにしたがって線上を移動し、到達先の予告アイテム等を取得する演出(あみだ演出)である。
まず、図56(a1−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示しており、特図2の変動表示の結果がハズレであることが報知されている。その一方で、装飾図柄表示装置208では、あみだ演出が開始されている。具体的には、あみだ演出が開始されると、図56(a1−1)に示すように、水平方向に延びた3本の横線の各始点のうちのいずれか一つにサボハニのキャラクタSBが配置されるとともに、3本の横線の各終点についてそれぞれ帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及びハズレのアイコンIXが配置されている。また、隣り合う横線を結ぶ縦線が適宜数設定され、これら縦線の中央部分は煙で隠されている。なお、設定される縦線の数は、例えば、あみだ演出が開始された時点における保留数に応じて決定されるが、これに限定されない。このあみだ演出では、サボハニのキャラクタがあみだのルールにしたがって線上を移動した結果、帽子の予告アイコンI6又は扇の予告アイコンI10が配置された終点に到達した場合には、当該予告アイコンがストックされ、ハズレのアイコンIXが配置された終点に到達した場合には、予告アイコンのストックはされないことが報知される。そして、図柄変動表示が開始される毎に、サボハニのキャラクタSBが縦線が配置された位置まで移動する。なお、疑似連が行われる毎にサボハニのキャラクタSBが縦線が配置された位置まで移動するようにしてもよく、例えば、疑似連が発生した場合には2つ先の縦線のところまで進む等してもよい。また、1回の図柄変動表示につき、2つ以上先の縦線のところまで進む等してもよい。なお、図56に示すような演出を、例えば、図55(c)や同図(d)を示して上述したように、ワイプ表示領域WP1で行ったり、サブ表示装置208Kで行うことも可能である。この場合、例えば、スーパーリーチの実行中においてもあみだ演出を表示し続けることが可能である。そうすると、例えば、スーパーリーチ中に予告アイコンが増加する演出も並行して行うことができる場合がある。
そして、特図1の変動表示が開始されると、図56(a2−1)に示すように、保留アイコンh11,h21,h12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、その他の保留アイコンは、それぞれ1つずつ右方向に移動する。一方、装飾図柄は変動表示を開始する。また、図56(a2−1)に示すように、図柄変動表示が開始されると、サボハニのキャラクタSBは3つの横線のうちの上段の横線の始点から移動を開始し、1つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去され、上段の横線と中段の横線とが当該縦線で繋がられている様子が表示され、サボハニのキャラクタSBはその縦線上を移動し、図56(a2−1)に示されるタイミングでは、中段の横線の途中まで到達している。
その後、特図1の変動表示が終了すると、引き続き特図2の変動表示が開始され、保留アイコン表示領域281に表示されている4つの保留アイコンh21,h12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動される。そして、図56(a3−1)に示すように、サボハニのキャラクタSBが中段の横線と下段の横線を繋ぐ2つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去される。煙が消去された結果、この縦線は、途中で切断されていることが判明し、当該縦線では中段の横線から下段の横線に移動することができない、そのため、サボハニのキャラクタSBは中段の横線をそのまま終点の方向に向かって直進する。
そして、特図2の変動表示が終了すると、引き続き特図1の変動表示が開始され、保留アイコン表示領域281に表示されている3つの保留アイコンh12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動される。そして、図56(a4−1)に示すように、サボハニのキャラクタSBが中段の横線と上段の横線を繋ぐ3つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去される。煙が消去された結果、この縦線は、中段の横線と上段の横線とが繋がれており、したがって、サボハニのキャラクタSBは、あみだくじのルールにしたがって、当該縦線により中段の横線から上段の横線に移動する。その結果、サボハニのキャラクタSBは、帽子の予告アイコンI6が配置された上段の横線の終点に到達し、図56(a5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帽子の予告アイコンI6を取得したことを示す表示が行われた後、あみだ演出が終了し、図56(a6)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示される。
なお、この演出例では、図56(a1−1)に示して上述したように、種類の異なる複数の予告アイコンからいずれか1つが選択されるものであったが、例えば、図56(a1−2)に示すように、横線の終点の全てに帽子の予告アイコンI6を配置したり、図56(a1−3)に示すように、横線の終点の全てに扇の予告アイコンI10を配置してもよい。このように、横線の終点の全てに同じ種類の予告アイコンが配置されることにより、当該表示された予告アイコンがストックされることが確定することを遊技者に報知することができる。特に、図56(a1−3)に示すように、扇の予告アイコンI10は、上述したように、大当りが確定することを予告する演出が行われることを示す予告アイコンであるため、遊技者は大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。図56(a1−3)に示すような演出は、滅多に出現しないプレミア演出の一種である。
また、図56(a1−4)に示すように、ハズレのアイコンIXを配置せず、帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及び千両箱の予告アイコンI9を各横線の終点に配置して、いずれかの予告アイコンが必ずストックされることが確定するようにしてもよい。これによれば、遊技者は、安心してあみだ演出を楽しむことができる場合がある。
また、図56(a1−5)に示すように、横線の始点の全てにサボハニのキャラクタSBを配置し、各横線の終点に配置された予告アイコン(帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及び千両箱の予告アイコンI9)の全てがストックされることが確定するようにしてもよい。しかも、図56(a1−5)に示す例では、扇の予告アイコンI10が含まれているので、大当りが確定することを予告する演出が行われることが確約されるので、遊技者は大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。
また、図56(a1−6)に示すように、各横線の終点に予告アイコンの種類が明らかでない殿様の予告アイコン(第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2、第3の殿様の予告アイコンI3)を配置してもよく、このようにすれば、遊技者は、終点に到達するまで、どのような予告アイコンがストックされるのかがわからないので、予告アイコンのストックに対する期待感を向上させることができる場合がある。また、殿様の予告アイコンは、上述したように種類によって色が異なっており、色によって大当りに対する信頼度が異なっている。そのため、遊技者は、いずれの色の殿様の予告アイコンが取得されるかにより、殿様の予告アイコンからの変更後の予告アイコンに対する期待感を高めることができる場合がある。例えば、赤色の殿様の予告アイコンである第3の殿様の予告アイコンI3は、「疑似連」が確定しない予告アイコンよりも「疑似連」が確定する予告アイコンに変更されやすく、また、白色の殿様の予告アイコンである第1の殿様の予告アイコンI1は、逆に「疑似連」が確定しない予告アイコンに変更されやすいようにすることができる。
また、この演出例では、図56(a3−1)に示して上述したように、縦線の中央部分を煙で隠してサボハニのキャラクタSBの進行ルートを特定困難としたが、例えば、図56(a3−2)に示すように、縦線を煙で隠さず、あみだ演出が開始された時点でサボハニのキャラクタSBの進行ルートが特定できるようにしてもよい。これにより、遊技者は、いずれの予告アイコンがストックされるのかが事前に認識することができるので、安心してあみだ演出を楽しむことができる場合がある。さらに、この場合において、サボハニのキャラクタSBが配置される横線の始点を決定するためのルーレット演出を行い、演出をより盛り上げるようにしてもよい。
また、この演出例では、図56(a2−1)に示して上述したように、あみだ演出の開始時点でストックされる可能性がある予告アイコンを認識可能に表示するようにしたが、例えば、図56(a2−2)に示すように、あみだ演出の実行中に、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンが表示される領域を煙で隠し、その後、図56(a2−2a)に示すように、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンを変更するようにしてもよい。図56(a2−2a)に示す例では、ハズレのアイコンIXから、千両箱の予告アイコンI9に変更され、あみだ演出の内容が昇格している。なお、例えば、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンの一部又は全部の予告アイコンがハズレのアイコンIXやランクのより低い予告アイコンに変更する等、あみだ演出の内容が降格されるようにしてもよい。
また、この演出例では、図56(a4−1)に示すように、縦線の中央部分を煙で隠してサボハニのキャラクタSBの進行ルートをある程度予測できるようにしたが、例えば、図56(a4−2)に示すように、あみだ演出の実行中に、縦線の一部を隠していた煙が上下方向に延出し、図56(a4−2a)に示すように、煙が消失する前後で縦線が増減するようにしてもよい。図56(a4−2a)に示す例では、煙が延出される前では、帽子の予告アイコンI6及び扇の予告アイコンI10のいずれか一方の取得可能性が示唆されていたところ、煙の消失後では、3つ目の縦線が消失されて、扇の予告アイコンI10がストックされることが確約される。
また、この演出例では、図56(a4−1)に示すように、2つ目の縦線が途中で切断されているので、ハズレのアイコンIXが選択されないものであったが、例えば、図56(a4−3)に示すように、2つ目の縦線が切断されておらず、そのため、ハズレのアイコンIXが選択され、あみだ演出が終了した後は、図56(a4−3a)に示すように、予告アイコン表示領域285のいずれの表示領域にも予告アイコンがストックされないことを報知するようにしてもよい。
なお、上述したあみだ演出において、横線の終点に配置された予告アイコンの種類によって先読みの対象である図柄変動表示についての先読み予告を行うようにしてもよい。
図57は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図57では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図57において、保留アイコン表示領域281における3つ目の保留アイコンh13は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であり、保留表示が先読み予告の表示態様(サボハニの保留アイコン)となっている点で上述した実施形態とは異なっている。
図57(1)に示す装飾図柄表示装置208には、上述した予告アイコン表示領域285が上部に表示されている。なお、図57(1)では、予告アイコン表示領域285のいずれの領域にも予告アイコンは表示されていない。また、図57(1)に示すように、第1特図表示装置212では、図柄変動表示が行われており、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動表示が行われている。
また、図57(1)には、変動アイコン表示領域280に変動アイコンh0が表示されるとともに、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12及び変動アイコンh0はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。
続いて、図57(2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、特図1の保留アイコン表示領域281に3つ目の特図1の保留アイコンh13が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった保留である。この演出例では、3つ目の特図1の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)で表示されている。
その後、図57(3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾2−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図57(4)に示すように、特図1の保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となり、装飾図柄の変動表示が開始される。図57(5)は、図柄変動表示が引き続き行われている様子が示されている。
その後、図57(6)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。このように、この演出例では、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点で行われている図柄変動表示の次に開始される図柄変動表示において予告アイコンを表示(ストック)する演出である殿様演出が開始されている。
そして、図57(7)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図57(8)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図57(9)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図57(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。
その後、図57(11)〜同図(12)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図57(13)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図57(14)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図57(15)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図57(16)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、装飾図柄の変動表示が開始される。すなわち、先読みの対象となった図柄変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図57(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する予告アイコン消化演出が行われる。このように、この演出例によれば、予告アイコンによる先読み予告とともに、保留アイコンによる先読み予告が同時に行われているということができる。
図58は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図58では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図58において、保留アイコン表示領域281における3つ目の保留アイコンh13は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図58(a1)〜同図(a3−1)は、予告アイコンがストックされることを事前に報知する予告演出を行う様子が示されている。図58(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄も第2装飾図柄も「装飾2−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。また、予告アイコン表示領域285では、いずれの表示領域においても予告アイコンが表示されていない。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図58(a2−1)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となり、装飾図柄の変動表示が開始される。その後、図58(a2−1)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、次に開始される図柄変動表示において予告アイコンがストックされることを予告するプラカードPL1が表示されている。具体的には、このプラカードPL1には、「次の変動で」に続いて帽子の予告アイコンI6が表示され、さらにこれに続いて「がストック」と表示されており、帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中に必ずストックされることを予告報知している。
その後、特図1の変動時間が経過して変動表示が終了し、次の特図1の変動表示が開始されると、その図柄変動表示の実行中に、例えば、殿様演出が行われ、図58(a3−1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6がストックされる。これにより、遊技者は、帽子の予告アイコンI6がストックされることが事前に認識できるので、安心して遊技を楽しむことができる場合がある。
なお、上述した演出例では、プラカードPL1が表示されることにより予告アイコンが必ずストックされることを予告するようにしたが、例えば、図58(a2−2)に示すようなプラカードPL2を表示し、予告アイコンがストックされない場合もあることを報知するようにしてもよい。具体的には、このプラカードPL2には、「次の変動で」に続いて帽子の予告アイコンI6が表示され、さらにこれに続いて「がストック」と表示されているが、クエスチョンマークが付記されており、帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中にストックされる場合があることを報知している。
帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中にストックされない場合には、図58(a3−2)に示すように、予告アイコンのストックに関するなんらの演出も行われない。なお、予告アイコンのストックに関する演出(例えば、殿様演出等)を行ってもよいが、この場合、予告アイコンをストックしないいわゆるガセストック演出が行われることとなる。
図58(b1)〜同図(b3)は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点において実行中の図柄変動表示中に先読み予告の一つである先読みモードが行われている様子が示されている。
図58(b1)に示すように、第1特図始動口230に遊技球が入賞して先読みの対象である図柄変動表示が保留されて、3つ目の保留アイコンh13の表示態様として先読み予告の表示態様としてのサボハニの表示態様の保留アイコンが表示されている。なお、装飾図柄表示装置208では、特図1の変動表示に対応して第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動表示が行われている。
すると、図58(b2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当りとなる可能性が高い図柄変動表示が保留されていることを報知する演出である先読みモードが開始される。具体的には、図58(b2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、2つの帯状のスクロール表示領域のそれぞれについて、「激熱接近中」という文字が右から左方向に向かってスクロールする表示が行われている。
その後、特図1の変動時間が経過して変動表示が終了し、次の特図1の変動表示が開始されると、図58(b3)に示すように、その図柄変動表示の実行中に殿様演出が行われ、予告アイコン表示領域285に帽子の予告アイコンI6がストックされる。このように、この演出例によれば、予告アイコンのストックによる先読み予告と、保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告の他、背景表示の変更による先読み予告を行うことができる。
また、図58(c1)〜同図(c2)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点において実行中の図柄変動表示中において、殿様演出等を行って、予告アイコンのストックが行われるようにしてもよい。
図58(d1)〜同図(d3)は、同一の図柄変動表示の実行中において、予告アイコンのストックと消化とが行われる様子が示されている。すなわち、当該図柄変動表示中における予告演出が行われることに関する予告アイコンのストック及び消化も実行可能に構成されている。
図58(d1)に示すように、殿様演出により帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけると、図58(d2)に示すように、帽子の予告アイコンI6は、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に一旦ストックされる。そして、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図58(d3)に示すように、予告アイコン消化演出が行われ、帽子の予告アイコンI6が消化されている。
なお、図58(e1)〜同図(e2)に示すように、殿様演出により帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に投げつけられるが、予告アイコン表示領域285にストックされることなく消化されるようにしてもよい。
図59は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。なお、図59では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図59において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図59(a1)〜同図(a3)は、予告アイコン表示領域と背景表示を説明するステージ名を表示する領域とを兼用する様子が示されている。
図59(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に、現在のステージを示すステージ表示領域289が設けられており、現在のステージは「城下町」となっている。なお、このステージ表示領域289には、現在のステージ名を表示するものの他、例えば、予告の内容や登場キャラクタの説明等のチュートリアル表示を行うようにしてもよいし、予告表示を行うようにしてもよい。このように、ステージ表示領域289は、説明表示領域として機能しているということができる。そして、図59(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した殿様演出が行われ、帽子の予告アイコンI6が投げつけられている。
すると、図59(a2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されるとともに、「ストック」の文字表示が付記され、帽子の予告アイコンI6がストックされることが報知される。
すると、図59(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下に表示されていたステージ表示領域289が予告アイコン表示領域285Dに変更され、この予告アイコン表示領域285Dにおける予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示される。
なお、図59(b1)〜同図(b3)に示すように、ステージ表示領域289から予告アイコン表示領域285Dに変更せず、殿様演出により出現した帽子の予告アイコンI6をストックすることなく、そのまま消化するようにしてもよい。これにより、当該図柄変動表示中の予告に関する予告アイコンの消化演出を行うことができる。
図59(c1)〜同図(c2)は、予告アイコン表示領域を複数設け、予告アイコンの種類に応じて当該予告アイコンを表示する予告アイコン表示領域を選択する様子が示されている。
図59(c1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側端部に第1の予告アイコン表示領域285Eが設けられ、表示画面の右側端部に第2の予告アイコン表示領域285Fが設けられている。この演出例では、第1の予告アイコン表示領域285Eは、ボタン予告アイコン以外の予告アイコンが表示される領域となっており、第2の予告アイコン表示領域285Fは、ボタン予告アイコン専用の表示領域となっているが、これに限定されない。第1の予告アイコン表示領域285Eには、4つの表示領域(予告アイコン第1表示領域YAL1、予告アイコン第2表示領域YAL2、予告アイコン第3表示領域YAL3、予告アイコン第4表示領域YAL4)が設けられており、予告アイコン第1表示領域YAL1及び予告アイコン第2表示領域YAL2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YAL3には、手裏剣の予告アイコンI7が表示されている。また、第2の予告アイコン表示領域285Fにも、4つの表示領域(予告アイコン第1表示領域YAR1、予告アイコン第2表示領域YAR2、予告アイコン第3表示領域YAR3、予告アイコン第4表示領域YAR4)が設けられており、いずれの表示領域にも予告アイコンは表示されていない。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の略中央に第2のボタン予告アイコンI11が2つ並んで拡大表示されており、これらの第2のボタン予告アイコンI11がストックされる様子が示されている。
すると、図59(c2)に示すように、第2の予告アイコン表示領域285Fの予告アイコン第1表示領域YAR1及び予告アイコン第2表示領域YAR2にそれぞれ第2のボタン予告アイコンI11が表示される。なお、この演出例において、予告アイコン第1表示領域YAR1、予告アイコン第2表示領域YAR2、予告アイコン第3表示領域YAR3、予告アイコン第4表示領域YAR4にそれぞれ第2のボタン予告アイコンI11が表示されてから、すなわち、第2の予告アイコン表示領域285Fにおいて第2のボタン予告アイコンI11が満タンとなってからこれらの第2のボタン予告アイコンI11が消化された場合と、これよりも少ない数の第2のボタン予告アイコンI11が第2の予告アイコン表示領域285Fに表示された後でこれらの第2のボタン予告アイコンI11が消化された場合とで、大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、第2のボタン予告アイコンI11がストックされている数が多いほど、大当りとなりやすいように構成してもよい。なお、ストックされたボタン予告アイコンI11のうちのすべてが消化されなくてもよく、例えば、ボタン予告アイコンI11が4つ表示されていても、2つしか消化しない場合があってもよく、この場合において、残りの2つのボタン予告アイコンI11は次の図柄変動表示までストックを維持するようにしてもよいし、消化することなく消去するようにしてもよい。また、第1の予告アイコン表示領域285Eについても、予告アイテムがストックされている数によって大当りに対する信頼度が異なるように構成してもよい。
図59(d1)〜同図(d3)は、予告アイコンの増加演出の他の例を示している。
図59(d1)に示すように、帽子の予告アイコンI6sが変動アイコンh0と2つ目の保留アイコンh12にそれぞれ重ねて小さく表示されており、また、手裏剣の予告アイコンI7sが1つ目の保留アイコンh11に重ねて小さく表示されている。すなわち、この演出例では、保留アイコンに予告アイコンが含まれて表示される場合がある例について示されている。
その後、図59(d2)に示すタイミングで、変動アイコンh0に表示されていた、縮小表示の帽子の予告アイコンI6sが飛び出し、表示画面の中央に向かって移動する。すると、図59(d3)に示すように、帽子の予告アイコンI6が拡大表示するとともに「ストック」という文字表示が付記され、予告アイコン表示領域285に帽子の予告アイコンI6がストックされることが報知される。なお、この演出例では、図柄変動表示の保留が消化される毎に、変動アイコンh0に表示されている予告アイコンをストックする演出を行うようにしていたが、予告アイコンをストックするタイミングはこれに限定されない。
また、この演出例において、図59(e1)に示すように、変動アイコン及び保留アイコンの全てに予告アイコンを表示せず、一部の変動アイコンあるいは保留アイコンにのみ表示するようにしてもよい。
図59(f1)〜同図(f3)は、変動アイコンh0に予告アイコンが表示されていたにもかかわらず、当該予告アイコンがストックされない場合がある例について示されている。
図59(f1)は、同図(d1)を示して上述したのと同様であるので詳細な説明は省略する。
この演出例では、その後、図59(f2)に示すタイミングで第1装飾図柄が仮停止したタイミングで変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、その後、図59(f3)に示すように、変動アイコンh0が消去されるが、このとき、変動アイコンh0とともに、変動アイコンh0に表示されていた帽子の予告アイコンI6sも消去され、帽子の予告アイコンI6がストックされないことが報知される。このように、変動アイコンあるいは保留アイコンに予告アイコンが表示されていたとしても表示された予告アイコンがストックされない場合があってもよい。
図59(g1)〜同図(g3)は、ある予告アイコンが消化された場合に、複数の予告アイコンが消化されたのと同じ効果が得られる演出が行われる様子が示されている。
図59(g1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に、予告アイコンとしての花束の予告アイコンI51が表示されている。この花束の予告アイコンI51は、図18(b)を参照して上述した複数種類の予告アイコンのうちの2以上のアイコンが含まれるものであるが、いずれの予告アイコンが含まれているかについては特定困難な態様となっている。
そして、図59(g2)に示すように、花束の予告アイコンI51が消化されると、花束の予告アイコンI51は、予告アイコン第1表示領域YA1から表示画面の中央まで移動した後、拡大表示される。
その後、図59(g3)に示すように、花束の予告アイコンI51は、帽子の予告アイコンI6とリボンの予告アイコンI8に表示が変化し、花束の予告アイコンI51に含まれていた予告アイコンの種類が認識可能となる。そのため、遊技者は、予告アイコンをストックした楽しみを持たせつつ、いずれの種類の予告アイコンが含まれているのかについての期待感を持たせることができる場合がある。
なお、これまでに説明した実施形態及びこれ以降に説明する実施形態において、予告アイコンは、図柄が停止表示された後も表示が継続されるようにしてもよく、例えば、図柄変動表示の保留がある状態で図柄が停止表示された場合はもちろん、図柄変動表示の保留がない状態で図柄が停止表示されたときに予告アイコンがストックされている場合には、デモ表示中においてもそのストックの状態が維持されるようにしてもよい。また、図柄変動表示の保留のある/なしにかかわらず、予告アイコンがストックされている限りは、ストックの状態が維持されるようにしてもよい。
また、予告アイコンが表示されるまでの時間を予告するようにしてもよい。
また、ストックした予告アイコンが変更したり昇格(レベルアップ)したりする演出を行うようにしてもよく、例えば、ストックされた帽子の予告アイコンI6が扇の予告アイコンI10に変更する演出を行ったり、帽子の予告アイコンI6がストックされている状態でチャンス目の組合せで装飾図柄が停止表示した場合に、当該帽子の予告アイコンI6が千両箱の予告アイコンI9に変更する演出を行うようにしてもよい。また、逆に、ストックした予告アイコンが降格(レベルダウン)する演出を行うようにしてもよい。
また、予告アイコンが消化された際に行われる演出表示が変更したり昇格(レベルアップ)したりする演出を行うようにしてもよく、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化される演出が行われているときに扇の予告アイコンI10に変更する演出が行われるようにしてもよいし、帽子の予告アイコンI6が消化されて実行される疑似連演出において、疑似連回数を増加させるようにしてもよい。また、逆に、予告アイコンが消化された際に行われる演出表示が降格(レベルダウン)する演出を行うようにしてもよい。
ボタン予告アイコンが表示されている場合も、ボタン保留アイコンが表示されてもよいが、表示されないようにしてもよい。
ボタン予告アイコンが表示されている場合に、ボタン予告を表示してもよいが、表示しないようにしてもよい。
また、図柄変動表示時間の長さによって、予告アイコンをストックする予告を行うか行わないかを決定するようにしてもよい。
また、大当りとなる図柄変動表示とハズレとなる図柄変動表示とで予告アイコンをストックする予告を行わない場合の変動表示時間の長さは同じであってもよいし、異なってもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで実行される特図2の図柄変動表示の変動表示時間として、予告アイコンのストックを行わない長さの変動時間を選択するようにしてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンをストックする予告を制御的に規制するようにしてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンをストックする予告を行わないように演出データテーブルを設定しておいてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンのストックを行う長さの変動時間を選択するようにしてもよい。ここで、ストックされた予告アイコンを割り込まれた特図1の図柄変動表示において消化してもよいし、該割り込んだ特図2の図柄変動表示中に消化してもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、割り込まれる前の特図1の図柄変動表示が行われるよりも前の図柄変動表示においてストックされた予告アイコンは、ストックされたままで消化されないようにしてもよいし、消化するように構成してもよい。
また、予告アイコンの種類としては、上述したものあるいは後述するものに限らず種々のものを採用することができる。
例えば、予告アイコンとして、カスタマイズ用のアイテムが表示されてもよく、このカスタマイズ用のアイテムが消化された場合には、例えば、選択可能なBGMの増加、選択可能な背景の増加、遊技者が選択可能な演出モード(例えば、一発告知モード等)の増加が可能となるようにしてもよい。
また、例えば、演出セレクト用のアイテムが表示されてもよく、この演出セレクト用のアイテムが消化された場合には、例えば、BGMを変更可能としたり、演出モードを変更可能としたり、音量設定や輝度設定を可能となるようにしてもよい。
また、例えば、ユーザー設定クリア用アイテムが表示されてもよく、このユーザー設定クリア用アイテムが消化された場合には、例えば、ユーザー設定をクリア可能となるようにしてもよいし、ユーザー設定をクリアするか否かを確認した上でクリアすることが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、演出モード終了用アイテムが表示されてもよく、この演出モード終了用アイテムが消化された場合には、例えば、先読みモードを終了させたり、演出モードを終了させたりすることが可能となるようにしてもよいし、先読みモードの終了や、演出モードの終了を確認した上で終了することが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、ポイント獲得アイテムや、レベルアップ贈呈用アイテムが表示されてもよく、これらのアイテムが消化された場合には、例えば、ポイントが贈呈されたり、レベルがアップすることが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、予告アイコンに対応したリーチ演出が開始されるようにしてもよく、例えば、殿様のアイコンが消化されると、殿様VS剣豪リーチが行われるようにしてもよい。
また、例えば、予告アイコンに対応した予告演出が開始される場合があってもよく、例えば、プレゼントのアイコンが消化されると、「次回予告」というアイコンが表示され、「次回予告」の予告演出が開始されるようにしてもよい。
また、例えば、消化されると占いが開始されるアイコン(占いアイコン)があってもよい。この場合において、占いアイコンは、客待ちデモ演出中にのみ表示されるものであってもよいし、客待ちデモ演出中以外に表示されるものであってもよい。
また、例えば、消化されると、島一斉演出に関する情報が表示されるアイコンがあってもよい。例えば、島一斉演出開始までのカウントダウンが開始されてもよいし、島一斉演出が開始されるまでの時間を表示してもよいし、次に行われる島一斉演出の内容を表示するようにしてもよい。
また、例えば、消化されると、店側カスタマイズが可能となるアイコンがあってもよい。例えば、設置される遊技店の地域にちなんだ演出が行われるようにする設定(例えば、東北地方モードや、中部地方モードの設定等)や、設置される遊技店名の設定ができるようにしてもよい。例えば、設定に応じて、東北地方モードで出現する群予告のキャラクタ(例えば、なまはげ群等)と、中部地方モードで出現する群予告のキャラクタ(例えば、しゃちほこ群等)とで異ならせることができる場合がある。
また、例えば、消化されると、チュートリアル表示が開始されるアイコンがあってもよい。
また、例えば、消化されると、ルーレット演出が開始されるアイコンがあってもよい。このルーレット演出では、例えば、保留アイコンの表示態様の昇格演出が行われることを示す結果が表示されたり、当該図柄変動表示についての予告が行われることを示す結果が表示されるもの等がある。
また、例えば、消化されると、図柄の表示態様が変化したり、元に戻ったりするアイコンがあってもよい。
次に、上述した実施形態の変形例について、図60及び図61を参照しながら説明する。ここで、図60は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208において実行可能な演出の一例を段階的に示す図であり、図61は、予告アイテム関係の抽選テーブルについて説明する図である。
図60には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220が示されている。なお、普図表示装置210、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては図示を省略している。
図60(a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコン表示領域281Aと特図2の保留アイコン表示領域282Aとが、装飾図柄表示装置208の表示領域の下方において左右に隣接するようにして表示されている。図60(a)では、特図1及び特図2のいずれも保留数は0である。そして、装飾図柄表示装置208では、はずれに対応した装飾図柄の組み合わせである「装飾2−装飾3−装飾4」で停止表示されている。また、特図2の保留アイコン表示領域282Aの上方には、予告アイコン表示領域285Aが配置されており、姫の予告アイコンIhが表示されている。なお、予告アイコン表示領域285Aにおいて、予告アイコンは左詰めで表示されているが、予告アイコンの表示位置はこれに限定されない。また、予告アイコン表示領域285は、常時表示されるようにしてもよいし、必要に応じて表示したりしなかったりする場合があってもよい。
図60(b)では、第1特図始動口230に2つの遊技球が入賞した様子が示されている。特図1の保留アイコン表示領域281Aでは、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が左詰めで並んで表示されている。これらの保留アイコンh11,h12はいずれもデフォルトの表示態様となっている。
その後、図60(c)に示すタイミングで、特図1の図柄変動表示が開始される。特図1の保留アイコン表示領域281Aでは、1つ目の保留が消化されたため、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が左側に移動して1つ目の保留に対応する保留アイコンh11として表示される。また、このとき、第2特図始動口232に遊技球が入賞したため、特図2の保留アイコン表示領域282Aでは、1つ目の保留に対応する保留アイコンh21が左詰めで表示されている。この保留アイコンh21はデフォルトの表示態様となっている。
そして、図60(d)に示すタイミングとなったときに、特図1の1つ目の保留に対応する保留アイコンh11の表示態様が先読み予告の表示態様(「熱」と表示された表示態様)に変化する。
保留アイコンh11の表示態様が変化した後、図60(e)に示すタイミングとなったときに、予告アイコン表示領域285Aに、殿様の予告アイコンItと姫の予告アイコンIhとが追加して表示される。すなわち、予告アイコンが増加する表示が行われている。
その後、図60(f)に示すように、左図柄表示領域208aに「装飾4」が停止表示されるとともに、2つの姫の予告アイコンIhのうちの後で増加した姫の予告アイコンIhが消化され、「アタリ」と「クエスチョンマーク」の文字表記の吹き出しを伴う姫のキャラクタHIが出現する。なお、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、左図柄の停止表示タイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
その後、図60(g)に示すように、右図柄表示領域208cに「装飾2」が停止表示した後、中図柄表示領域208bに「装飾3」が停止表示されて、はずれの結果であることが報知される。
本実施形態では、特図2の図柄変動表示が、特図1の図柄変動表示に優先して実行されるので、図60(h)に示すタイミングでは、特図2の図柄変動表示が開始される。本実施形態では、特図2の図柄変動表示が特図1の図柄変動表示に割り込んで実行された場合には、当該特図2の図柄変動表示の結果がはずれとなる場合には、予告アイコンの消化は行われないし、予告アイコンの増加表示も行われない。そのため、特図2の図柄変動表示が行われている間は、予告アイコンを表示せず、あるいは、予告アイコン表示領域285Aを表示しないようにしてもよい。なお、当該特図2の図柄変動表示の結果が大当りとなる場合には、予告アイコンの消化及び増加表示のいずれも行わないようにしてもよいし、予告アイコンの消化及び増加表示が行われる場合があってもよい。一方、保留アイコン表示領域281A,282Aは引き続き表示されるようにしてもよいし、いずれの保留アイコン表示領域281A,282Aも非表示とされるようにしてもよいし、特図2の保留アイコン表示領域282Aのみ表示されるようにしてもよい。なお、特図2の図柄変動表示が割り込んで行われる場合には、背景を専用の背景に変更するようにしてもよい。専用の背景が表示される場合には、予告アイコン表示領域285Aを非表示にし、保留アイコン表示領域281A,282Aだけ表示するようにしてもよい。
その後、図60(i)に示すように、「装飾3−装飾2−装飾3」の装飾図柄の組み合わせで停止表示し、特図2の図柄変動表示の結果がはずれであることが報知される。
続いて、図60(j)に示すタイミングとなって、保留されている特図1の図柄変動表示が開始された後、殿様の予告アイコンItが消化され、「アタリ」と「クエスチョンマーク」の文字表記の吹き出しを伴う殿様のキャラクタYIが出現する。なお、殿様のキャラクタYIの出現のタイミングは、装飾図柄の図柄変動表示の開始よりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。また、図60(j)では、予告アイコン表示領域285Aに、悪代官の予告アイコンIdが追加して表示される。すなわち、予告アイコンが増加する表示が行われている。ここで、悪代官の予告アイコンIdが追加して表示されるタイミングは、殿様の予告アイコンItの消化表示が開始されるよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
その後、図60(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aにおいて「装飾3」の装飾図柄が停止表示されるとともに、姫の予告アイコンIh及び悪代官の予告アイコンIdが消化され、姫のキャラクタHI及び悪代官のキャラクタDIが出現する。なお、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、左図柄の停止表示タイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。また、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、悪代官のキャラクタDIの出現のタイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
そして、図60(m)のタイミングとなると、装飾図柄表示装置208では、右図柄表示領域208cに「装飾3」が停止表示した後、中図柄表示領域208bに「装飾3」が停止表示されて、大当りとなったことが報知される。
続いて、この演出例における予告アイコンの増加表示及び消化表示を実行するか否かを決定するための予告アイコン関係の抽選テーブルの構成について説明する。
図61(A)に示すように、特図1の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果が大当りである場合には、特図1の保留の先読みの結果にかかわらず、4/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、3/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、2/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、40/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、35/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、25/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。なお、これらの増加表示及び消化表示の実行抽選は、各予告アイコンごとに行われるので、2以上の予告アイコンについて同時に増加表示が行われたり、2以上の予告アイコンについて同時に消化表示が行われる場合がある。
また、特図1の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定の結果がはずれである場合には、図1の保留の先読みの結果、大当りとなる図柄変動表示が保留されている場合には、3/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、2/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、1/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、1/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、10/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、15/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。
一方、図61(B)に示すように、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果が大当りである場合には、特図1の保留の先読みの結果に関わらず、25/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、20/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、7/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、20/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、15/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、5/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。なお、例えば、通常の遊技状態(非電サポ状態)において、第2特図始動口232に入賞することを想定していないパチンコ機にあっては、大当り判定結果が大当りであっても、いずれの予告アイコンについても増加表示を行わず、いずれの予告アイコンについても消化表示を行わないようにしてもよい。
また、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果がはずれである場合には、特図1の保留の先読みの結果に関わらず、いずれの予告アイコンについても増加表示を行わず、いずれの予告アイコンについても消化表示を行わない。
なお、例えば、電サポ状態が終了し、特図2の図柄変動表示について1又は複数の保留が残っている場合に、特図2の保留についての先読み予告として予告アイコンの消化表示を行わないようにしてもよく、また、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果に応じて予告アイコンの増加表示及び消化表示を行うようにしてもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図62〜図74を参照しながら説明する。
図62〜図74は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図62〜図74では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図62〜図74では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図62〜図74に示される実施形態では、導光板には所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図62〜図72及び図74では、スピーカ120及び演出ボタン136の様子が示されている。
図62は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の例を段階的に示す図であり、図63は、図62に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図62(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図62(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報が表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図62(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されており、殿様のキャラクタに関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部は、第1装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、ここで、説明表示部(あるいは、説明表示領域)とは、場所そのものというパターンの他、あるものが表示される場所のことであってもよい。具体的には、ステージ名を表示する構成でかつ、あるステージに移行すると熱いという構成において、そのステージ名を赤く表示する場合は、その表示は予告ではなく説明表示という場合がある。逆に言うと、通常のステージ名を白く表示する場合には、赤のステージ名表示と比較すると熱くないので、これも予告の一種になってしまう場合もある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図62(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
続いて、図62(b)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコンh13(第3の保留アイコン)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。この演出例では、第3の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。このとき、スピーカ120から、「ポン」という音声出力がなされ、保留表示による先読み予告が行われたことを報知している。
その後、図62(c)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図62(d)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図62(d)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」の文字表示が行われている。このように、チュートリアル表示部TT1における説明表示は、複数の図柄変動表示に跨って行われる場合がある。
その後、図62(e)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾のようなアイコン(爆弾アイコン)I61を投げようとする様子が示されている。爆弾アイコンI61は、殿様のキャラクタが投げることにより、演出に様々な影響を与えるアイコンである。なお、爆弾アイコンI61の投てきは、表示される予告アイコンを特定可能あるいは不可能なアニメーションで表示されてもよい。この場合、投てきの途中から特定可能であってもよいし、初めから特定可能であってもよい。また、消化された場合の大当り期待度が高い予告アイコン(高期待度予告アイコン)に係るアニメーションと、高期待度予告アニメーションよりも消化された場合の大当り期待度が低い予告アイコンに係るアニメーションとで、アニメーションの表示態様が同じであってもよいし、異なる態様であってもよい。
図62(f)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
すると、図62(g)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されており、予告アイコンが消化されることにより何かが起こることの説明がなされている。なお、チュートリアル表示部TT1の表示が変更されるタイミングは、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへ移動するタイミングと同時であってもよいし、爆弾アイコンI61の第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへの移動よりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI61の第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへの移動よりも後のタイミングであってもよい。このように、チュートリアル表示部TT1では、一の図柄変動表示において複数種類の説明表示が表示される場合がある。
その後、図62(h)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂した後、図62(i)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。剣豪の予告アイコンI62は、後述するように、剣豪リーチに移行することを予告するアイコンである。また、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「ドン」という音声が出力される。ここで、予告アイコンは1対1〜多対多(例えば、N対N)の組合せがあってもよい。
すると、図62(j)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知し、その後、図62(k)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。ここで、視認困難とは、予告アイコンがチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置となっていない場合よりも視認困難という意味である。また、翻って言えば、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なることで、遊技者に、チュートリアル表示部TT1の表示や剣豪の予告アイコンI62の表示に注意を惹きやすくすることができる場合がある。また、チュートリアルの存在に気づいたり、先や今後起こりうる演出説明よりも当該図柄変動表示に集中させることができる場合がある。
なお、剣豪の予告アイコンI62の配置位置は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置の他、チュートリアル表示部TT1の近傍となる位置に配置してもよく、このようにしても同様の効果を得ることができる場合がある。また、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示が示す内容は、例えば、剣豪の予告アイコンI62に関する内容であってもよいし、剣豪の予告アイコンI62とは全く関係のない内容であってもよいし、現在演出中に関する内容であってもよいし、現在演出中のものとは全く関係ない内容であってもよい。図62(j)では、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示の内容が予告アイコンに関する表示であり、剣豪の予告アイコンI62と関連する表示となっているが、剣豪の予告アイコンI62の表示に関連して表示されたものではなく、たまたま説明の内容と関連しているが、チュートリアル表示部TT1に表示される文字表示の内容を、剣豪の予告アイコンI62が表示されることに合わせて決定されるように構成されていてもよい。チュートリアル表示を予告アイコンに合わせて表示する場合、チュートリアル表示を予告アイコンよりも先に表示してもよいし、予告アイコンをチュートリアル表示よりも先に表示してもよいし、チュートリアル表示と予告アイコンを同時に表示してもよい。チュートリアル表示部TT1に重なって配置された剣豪の予告アイコンI62は、後述するように、先読みの対象である図柄変動表示において消化される。なお、剣豪の予告アイコンI62が先読みの対象の図柄変動表示よりも前に行われる図柄変動表示において消化される場合があってもよい。これにより、先読みの対象である図柄変動表示が開始されるよりも前に、チュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップが解消される。なお、この演出例では、予告アイコンをチュートリアル表示部TT1にストックするものについて説明したが、予告アイコンをステージ名表示部ST1にストックするものであってもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図62(l)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、図62(l)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の表示が「予告アイコン消化で・・・」から「パンダは殿様の師匠」に変更されており、殿様のキャラクタとパンダのキャラクタとの関係についての説明がなされている。すなわち、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1に重なって表示されている状態で、チュートリアル表示部TT1の表示が新たな内容に変更される場合がある。さらに換言すれば、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1にオーバーラップした状態で新たな説明表示が開始しているということもできる。なお、チュートリアル表示部TT1の表示変更のタイミングは、装飾図柄が停止表示されるタイミングと同じであってもよいし、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも後のタイミングであってもよい。なお、チュートリアル表示部TT1の表示変更のタイミングが、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも前のタイミングである場合には、チュートリアル表示部TT1では、一の図柄変動表示において複数回の説明表示が開始される場合があるということができる。
図62(m)は、先読みの対象となった図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示が終了した様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾1−装飾5−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾1−装飾5−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、図62(m)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の表示が「パンダは殿様の師匠」から「八代将軍が動くと・・・」に変更されており、八代役物224Faと将軍役物224Fbが動作すると何かが起こることの説明がなされている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図62(n)に示すように、保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となる。また、図62(n)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図62(o)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、図62(p)に示すタイミングで、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始し、剣豪の予告アイコンI62が消化されるか否かについての期待感を煽っている。このようにすることで、遊技者に、予告アイコンが早く使われてほしいと切望させることができる場合がある。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪の予告アイコンI62の揺動に合わせてエフェクト表示が行われている。なお、エフェクト表示を行わなくてもよい。このエフェクト表示は、チュートリアル表示部TT1の文字表示部分にかかっており、そのため、説明表示に注目させることができる場合がある。
その後、図62(q)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。このとき、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。これにより、チュートリアル表示部TT1への剣豪の予告アイコンI62によるオーバーラップ状態が解消され、遊技者は、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しやすくなる場合がある。
その後、図62(q)に続く図63(a)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展することを報知する表示が行われる。すなわち、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62の消化により、剣豪リーチへの発展を予告している。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示される。
そして、図63(b)に示すように、導光板に対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成され、この剣豪リーチにおける大当りに対する信頼度が高いことを演出している。ここで、導光板に形成された模様は、チュートリアル表示部TT1とオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しにくくなる場合がある。
図63(c)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図63(c)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。なお、剣豪リーチでは、UI部が下方にフレームアウトされており、そのため、変動アイコンh0の表示位置が下方に移動している。また、このとき、保留アイコンが消去されてからUI部がフレームアウトしてもよいし、保留アイコンごとUI部がフレームアウトしてもよい。また、保留アイコンの他、説明表示がなされている状態では、保留アイコンと説明表示が同時に消去されてからUIがフレームアウトしてもよい。ここで、保留アイコンと説明表示が消去されるタイミングが異なっていてもよい。
図63(d)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図63(e)に示されるタイミングになると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、演出ボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138が操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。なお、チャンスボタンランプ138の発光態様が変更されるタイミングは、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングと同時であってもよいし、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングよりも前であってもよいし、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングよりも後であってもよい。
その後、図63(f)に示されるタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図63(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。
その後、図63(h)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(i)では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図63(j)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。なお、一旦ハズレ表示した後に復活演出を行う予告アイコン(例えば、上述した扇の予告アイコンI10)がストックされている場合には、背景表示が剣豪リーチの背景から通常の背景である城下町の背景に戻った後に消化されるようにしてもよい。
図64は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の例を段階的に示す図であり、図65は、図64に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図64(a)〜同図(l)は、図62(a)〜同図(l)と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図64(m)は、先読みの対象となった図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示が行われている様子が示されている。図64(m)に示すタイミングでは、中図柄表示領域208bに「C」と表示された予告アイコン図柄CS(「装飾C」という場合がある)が停止表示され、「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組合せで仮停止表示している。この予告アイコン図柄CSは、導出表示されると、後述するチャンスアップの予告アイコンI63がストックされることを報知する機能を有している。なお、予告アイコン図柄CSが表示された場合には、必ずチャンスアップの予告アイコンI63がストックされるものであってもよいし、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされない場合があってもよい。また、予告アイコン図柄CSは、チャンスアップの予告アイコンI63を模した画像(拡大縮小した画像そのものも含まれる)を含んでもよく、それが予告アイコン表示領域に移動するようにしてもよい。すなわち、図柄による予告アイコン取得アニメは投てきアニメーションとは異なり、予告アイコンを特定可能に表示されるものであればよい。また、予告アイコン図柄CSとチャンスアップの予告アイコンI63のように対応していないものがあってもよい。また、図柄で表示される予告アイコンの種類は、図柄で表示されない予告アイコンの種類よりも多くてもよいし、少なくてもよい。殿様のキャラクタに係るアニメーション(例えば、投てきアニメーション)の契機で表示される予告アイコンの種類は、図柄に係るアニメーション(例えば、予告アイコン図柄CSが表示されて行われるアニメーション)の契機で表示される予告アイコンの種類と異なっていてもよく、少なくとも一部の予告アイコンについては、両方のアニメーションの契機で表示されるアイコンであってもよい。ある予告アイコンは図柄とミニキャラの両方で表示される場合があってもよい。例えば、疑似連予告のアイコンは二つの契機で表示される場合があり、1の変動で別々の契機で2つストックされる場合があってもよいし、されなくてもよい。また、第2装飾図柄では、いずれの図柄列においても装飾図柄の変動表示が行われている。なお、変動アイコンh0は、ここでは消去されているが、表示されていてもよい。また、チュートリアル表示部TT1の表示が、「パンダは殿様の師匠」から「八代将軍が動くと・・・」に変更されている。
上述したように、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSが導出表示されると、図64(n)に示すように、予告アイコン図柄CSからチャンスアップの予告アイコンI63が飛び出し、図64(o)に示すように、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置であって、剣豪の予告アイコンI62の右側に移動し、配置(ストック)される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされたことを報知する。なお、チャンスアップの予告アイコンI63が飛び出したタイミングでは、音声出力による報知は特に行われない。これは、予告アイコン図柄CSが導出されることにより、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされることが遊技者に容易に認識できるからであるが、音声による報知を行うようにしてもよい。このように、この演出例では、複数の予告アイコンにより、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部を視認困難とすることができる場合がある。また、この演出例によれば、複数の予告アイコンをストック可能に構成されている。また、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63とでストックされる契機が異なっており、そのため、ストックされるまでの演出内容がそれぞれで異なっている。
その後、図64(p)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図64(q)に示すように、保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となる。また、図64(q)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図64(q)に続く図65(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、図65(b)に示すタイミングで、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始する。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪の予告アイコンI62の揺動に合わせて表示されるエフェクト表示が、チュートリアル表示部TT1の文字表示部分の他にも、剣豪の予告アイコンI62の右側にストックされているチャンスアップの予告アイコンI63にもかかっており、そのため、説明表示の他にもチャンスアップの予告アイコンI63がストックされていることに注目させることができる場合がある。
その後、図65(c)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。このとき、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。この演出例では、チュートリアル表示部TT1への剣豪の予告アイコンI62によるオーバーラップ状態が解消されるが、チャンスアップの予告アイコンI63は依然としてチュートリアル表示部TT1にオーバーラップしている状態となっている。また、剣豪の予告アイコンI62が消化される際に、剣豪の予告アイコンI62の周囲を所定のエフェクト表示を表示して剣豪の予告アイコンI62を目立たせるようにしているが、図65(c)に示すように、このエフェクト表示がチュートリアル表示部TT1やチャンスアップの予告アイコンI63にかかっており、説明表示やチャンスアップの予告アイコンI63にも注意を惹くことができる場合がある。
図65(d)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチに発展することを報知する表示が行われる。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示される。
そして、図65(e)に示すように、導光板に対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成される。ここで、導光板に形成された模様は、チュートリアル表示部TT1とオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しにくくなる場合がある。また、この導光板に形成された模様は、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行するまでに消化されなかったチャンスアップの予告アイコンI63にもオーバーラップしており、チャンスアップの予告アイコンI63の表示状態が視認しにくくなる場合がある。すなわち、図65(e)に示される演出例では、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示の一部が導光板に形成された模様及びチャンスアップの予告アイコンI63によって隠された状態となっている。ここで、導光板と装飾図柄表示装置との間には所定の間隔が設けられているので、遊技者の見る位置によっては、導光板に形成された模様によるオーバーラップを回避することができ、チャンスアップの予告アイコンI63を視認容易とすることができる場合がある。
図65(f)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図65(f)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。なお、剣豪リーチでは、UI部が下方にフレームアウトされており、そのため、変動アイコンh0の表示位置が下方に移動しているが、チャンスアップの予告アイコンI63はその影響を受けず、表示位置は変わっていない。
図65(g)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図65(h)に示されるタイミングになると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示される。このとき、チャンスボタンランプ138は操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。ここで、チャンスアップの予告アイコンI63は揺動を開始し、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されるか否かについての期待感を煽っている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンスアップの予告アイコンI63の揺動に合わせてエフェクト表示が行われている。
その後、図65(i)に示されタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図65(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像(第1のカットイン画像)が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。
すると、図65(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していたチャンスアップの予告アイコンI63が上方に移動し、消化されている様子が示されている。
すると、図65(l)に示すように、殿様の顔のアングルが異なり、表示画像が右上方向に延在した第2のカットイン画像が、第1のカットイン画像に重ねて表示され、大当りに対する信頼度が高まったことが報知されている。すなわち、カットイン画像による予告が、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されることによりランクアップしていることが示されている。なお、第2のカットイン画像を表示するときに第1のカットイン画像を消去するようにしてもよく、すなわち、第1のカットイン画像を第2のカットイン画像に置き換えて表示するようにしてもよい。また、第2のカットイン画像が表示される際に、他の予告アイコンがストックされいる場合には、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップするようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップされるようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップしないようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップされないようにしてもよい。なお、これまでに説明された実施形態及び以下に説明される実施形態において、消化された予告アイコンが消去されるタイミングは、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始されるタイミングと同時であってもよいし、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始される前のタイミングであってもよいし、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始される後のタイミングであってもよい。また、この演出例において、予告アイコンは、チュートリアル表示部TT1が表示される場合には、当該チュートリアル表示部TT1にオーバーラップするが、チュートリアル表示部TT1が表示されていない場合には、いずれの表示にもオーバーラップしていない。すなわち、ストックされた予告アイコンは、表示される領域が予め定められており、ある契機では他の画像にオーバーラップする場合があるが、ある契機では他の画像にオーバーラップしない場合があるということができる。なお、図65(h)に示されるボタン表示の昇格にチャンスアップの予告アイコンI63が使用される場合は、他の昇格対象であるカットイン表示の開始前などに予告アイコンが消化されて消えていてもよいし、消えていなくてもよい。
その後、図65(m)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(n)では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図65(o)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、大当りの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
図66は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の例を段階的に示す図である。図66では、第3装飾図柄表示装置208Nで予告アイコンを表示させた後、第3装飾図柄表示装置208Nをスライド移動させることにより、表示させた予告アイコンをストック位置まで搬送するような演出表示を行っている様子が示されている。
図66(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図66(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図66(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の上方に宝箱画像TRが表示されており、後述するように、この宝箱画像TRから予告アイコンが出現する演出表示が行われる場合がある。また、この演出例では、第3装飾図柄表示装置208Nの下方に、チュートリアル表示部TT1が配置されており、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図66(a2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、宝箱画像TRの蓋が開放し、中から爆弾アイコンI61が下方に向かって飛び出してくる様子が示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、説明表示が「予告アイコン消化で・・・」から「剣豪は殿様の宿敵です」に変更されている。なお、チュートリアル表示部TT1における説明表示の変更のタイミングは、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングと同じであってもよいし、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングよりも後のタイミングであってもよい。
すると、図66(a3)に示すように、宝箱画像TRから飛び出した爆弾アイコンI6が破裂する。この破裂のエフェクト表示は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なっており、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。その後、図66(a4)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップしているため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。そして、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされることを報知している。
すると、図66(a5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って左方向にスライド移動する。その後、図66(a6)に示すように、剣豪の予告アイコンI62の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示座標上を維持するように、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に向かって右方向にスライド移動する。すなわち、剣豪の予告アイコンI62があたかも第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面上のある位置で動いていないかのような態様(すなわち、剣豪の予告アイコンI62を第1装飾図柄表示装置208Lに置いていくかのような態様)で第3装飾図柄表示装置208Nを移動させながら剣豪の予告アイコンI62が表示されている。図66(a6)に示されるタイミングでは、剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示されている様子が示されている。剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nから完全に第1装飾図柄表示装置208Lに移ると、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップが解消される。その後も、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置に向かって右方向にスライド移動を継続し、図66(a7)に示すように、初期位置まで復帰する。
次に、図66(b1)〜同図(b8)を参照して、複数の装飾図柄表示装置を跨いで行われる予告アイコン増加演出の別の例について説明する。
図66(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図66(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT1が第1装飾図柄表示装置208Lの右下部分に配置されており、説明表示として「剣豪は殿様の宿敵です」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図66(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下方に宝箱画像TRが表示されており、この宝箱画像TRから予告アイコンが出現する演出表示が行われる場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図66(b2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、宝箱画像TRの蓋が開放し、中から爆弾アイコンI61が上方に向かって飛び出してくる様子が示されている。
すると、図66(b3)に示すように、宝箱画像TRから飛び出した爆弾アイコンI6が拡大表示された剣豪の予告アイコンI62に変化し、その後、図66(b4)に示すように、宝箱画像TRが消去される。このとき、スピーカ120からその旨を報知する「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされることを報知している。なお、スピーカ120からの音声出力のタイミングは、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングと同じタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングよりも後のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するよりも前のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するタイミングと同じタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するよりも後のタイミングであってもよい。
すると、図66(b5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って左方向にスライド移動する。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nの下端部分が第1装飾図柄表示装置208Lの右下部分に表示されたチュートリアル表示部TT1の前面側にUI部とともにオーバーラップする。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nでは、図66(b5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたUI部に重なる部分は表示し、チュートリアル表示部TT1は表示しない。そのため、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたチュートリアル表示部TT1は、第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされることにより、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
その後、図66(b6)に示すように、剣豪の予告アイコンI62の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示座標上を維持するように、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に向かって右方向にスライド移動する。すなわち、剣豪の予告アイコンI62があたかも第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面上のある位置で動いていないかのような態様(すなわち、剣豪の予告アイコンI62を第1装飾図柄表示装置208Lに置いていくかのような態様)で第3装飾図柄表示装置208Nを移動させながら剣豪の予告アイコンI62が表示されている。図66(b6)に示されるタイミングでは、剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示されている様子が示されている。その後も、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置に向かって右方向にスライド移動を継続し、図66(b7)に示すように、初期位置まで復帰する。第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置まで復帰すると、第1装飾図柄表示装置108Lに表示されていたチュートリアル表示部TT1への第3装飾図柄表示装置208Nによるオーバーラップが解消され、遊技者は、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しやすくなる場合がある。
すると、図66(b8)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知する。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
なお、この演出例において、例えば、図66(b5´)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nの下端縁の高さを、少なくとも第1装飾図柄表示装置208Lに表示されるチュートリアル表示部TT1が表示される位置よりも高くすると、第3装飾図柄表示装置208Nがスライド移動して第1装飾図柄表示装置208Lにオーバーラップしても、チュートリアル表示部TT1に対してはオーバーラップしない状態を創出することができるので、例えば、予告アイコンが表示された第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているチュートリアル表示部TT1の近傍でスライド移動するので、チュートリアル表示部TT1の表示状態を視認しながら第3装飾図柄表示装置208Nによる演出も見ることができる場合がある。
なお、図66に示される演出例において、チュートリアル表示部TT1に予告アイコンが表示されている場合において、第3装飾図柄表示装置208Nをスライド移動させた後、予告アイコンに第3装飾図柄表示装置208Nをオーバーラップさせ、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた予告アイコンを第3装飾図柄表示装置208Nに移して運んでいくような演出表示を行ってもよい。これにより、第3装飾図柄表示装置208Nによって予告アイコンが運ばれることにより、チュートリアル表示部TT1への予告アイコンのオーバーラップの状態が解消され、説明表示が視認しやすくなる場合がある。
図67は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の例を段階的に示す図である。図67では、通常時ではチュートリアル表示部TT1はフレームアウトしており、説明表示が行われる場合に、下方からフレームインしてくる様子が示されている。
図67(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図67(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図67(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、図67(a1)に示されるタイミングでは、チュートリアル表示部TT1は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのいずれにも表示されていない。
その後、図67(a2)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1のフレームインが開始され、その後、図67(a3)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置され、図67(a4)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1に、「殿様は八代将軍です」が表示される。
その後、チュートリアル表示部TT1による表示を所定時間(例えば、5秒)行うと、図67(a5)〜同図(a6)に示すように、チュートリアル表示部TT1が下方に移動し、第1装飾図柄表示装置208Lからフレームアウトする。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示は、フレームアウトするアニメーションが開始する前に消去されてもよいし、フレームアウトするアニメーションが開始するタイミングで消去されてもよいし、フレームアウトするアニメーションが開始した後のタイミングで消去されてもよいし、チュートリアル表示部TT1のフレームアウトが完了するまで表示されていてもよい。
その後、図67(a7)に示すように、例えば、図62(e)〜同図(j)に示して上述した要領で、剣豪の予告アイコンI62がストックされた後、図67(a8)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。
その後、図67(a9)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1によるフレームインが再び開始され、その後、図67(a10)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置される。このとき、チュートリアル表示部TT1は、ストックされた剣豪の予告アイコンI62の背面側に配置され、その結果、剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされる。
その後、図67(a11)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1に、「予告アイコン消化で・・・」という説明表示が表示されるが、チュートリアル表示部TT1が剣豪の予告アイコンI62によってオーバーラップされているので、説明表示の少なくとも一部が隠され、視認困難な状態となっている。
その後、チュートリアル表示部TT1による表示が所定時間行われると、チュートリアル表示部TT1がフレームアウトするアニメーションが開始し、その後、図67(a12)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1へのオーバーラップ状態が解消される。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示がチュートリアル表示部TT1がフレームアウトするまで表示が維持される場合には、オーバーラップ状態の解消により、説明表示が視認容易となる場合がある。そして、図67(a13)に示すように、チュートリアル表示部TT1が第1装飾図柄表示装置208Lから完全にフレームアウトすると、フレームアウトのアニメーションが終了する。
また、この演出例においても、図67(b1)〜同図(b2)に示すように、チュートリアル表示部TT1が表示されている期間において、予告アイコンが消化されて上昇した場合にも予告アイコンによるチュートリアル表示部TT1へのオーバーラップ状態は解消される。図67(b1)〜同図(b2)については、図62(p)〜同図(q)に示して上述した通りであるので、詳しい説明については省略する。
図68は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図68では、チュートリアル表示部TT1におけるチュートリアル表示の他、キャラクタの会話演出においてもチュートリアル表示を行う様子が示されている。
図68(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図68(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図68(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。この演出例では、チュートリアル表示部TT1は、第1チュートリアル表示部という場合がある。さらに、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左側にチビ姫のキャラクタCH1とともに、第2チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT2が表示されている。チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図68(a1)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「赤より金が熱い」という説明表示がなされており、このパチンコ機100において行われる予告に関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。吹き出し部TT2は、第1装飾図柄にオーバーラップする場合があるが、オーバーラップしない位置に配置するようにしてもよい。また、吹き出し部TT2や後述する吹き出し部TT3には、保留アイコンは表示されない。また、チュートリアル表示部TT1に表示される表示と全く同じ表示は、吹き出し部TT2,TT3の方には表示されない。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも表示領域が大きくてもよいし、小さくてもよい。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも文字のフォントが大きくてもよいし、小さくてもよい。また、チュートリアル表示部TT1と吹き出し部TT2,TT3とで、フォントが同じであってもよいし、異なってもよい。また、吹き出し部TT2,TT3は、装飾図柄とオーバーラップする場合があるが、他の説明表示を行う表示領域では装飾図柄はオーバーラップしない構成されているが、オーバーラップするようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも説明表示が行われる頻度が低くてもよいし、高くてもよい。また、チュートリアル表示部TT1も吹き出し部TT2,TT3も線で区画された表示領域であってもよいし、いずれか一方又は両方が線で区画されない表示領域であってもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図68(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図68(a2)に示されるタイミングで、チビ姫のキャラクタCHとともに吹き出し部TT2が消去される。また、装飾図柄は未だ変動表示中である。このように、吹き出し部TT2は、チュートリアル表示部TT1とは異なり、複数の図柄変動表示に跨いで表示されないように構成されている。なお、吹き出し部TT2も複数の図柄変動表示に跨いで表示可能に構成されてもよい。
その後、図68(a3)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」と表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図68(a4)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図68(a4)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」の文字表示が行われている。このように、チュートリアル表示部TT1における説明表示は、複数の図柄変動表示に跨って行われる場合がある。
その後、図68(a5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。一方、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左側においてチビ姫のキャラクタCH1が吹き出し部TT2とともに再び表示され、会話演出が開始されている。図68(a5)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「剣豪リーチは熱い」という説明表示がなされ、特定のスーパーリーチに関する説明が行われている。なお、吹き出し部TT2が表示されるタイミングは、投てきアニメーションが開始される前のタイミングであってもよいし、投てきアニメーションの開始と同時であってもよいし、投てきアニメーションが開始した後のタイミングであってもよい。
その後、図68(a6)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。また、図68(a6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、第3チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT3が表示されている。爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図68(a6)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT3には「パンダ乱入すると」という説明表示がなされており、予告演出に関する説明がなされている。ここで、吹き出し部TT3は、第1装飾図柄の前面側でオーバーラップしているが、オーバーラップしない位置に配置されてもよい。なお、吹き出し部TT3が表示されるタイミングは、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングと同じであってもよいし、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び爺のキャラクタGY1による会話演出は、演出ボタン136の操作により行われるようにしてもよい。
そして、図68(a7)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されている。ここで、図68(a7)に示されるタイミングでは、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。そのため、遊技者に、吹き出し部TT3の表示や爆弾アイコンI61に注意を惹きやすくすることができる場合がある。なお、チュートリアル表示部TT1における説明表示が変更されるタイミングは、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングと同じであってもよいし、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングよりも後のタイミングであってもよい。
その後、図68(a8)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
その後、図68(a9)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。このとき、剣豪の予告アイコンI62が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。また、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「ドン」という音声が出力される。このように、この演出例では、2つ表示された会話演出の表示(吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3)のうちのいずれか一方の表示にのみ他の画像によってオーバーラップされる場合があるように構成されている。
そして、図68(a10)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことが報知される。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置でオーバーラップする。このように、剣豪の予告アイコンI62は、説明表示が行われる複数の表示部(チュートリアル表示部TT1及び吹き出し部TT3)に対してオーバーラップする場合がある。
なお、図68(a1)〜同図(a10)に示される演出例では、キャラクタとともに表示される吹き出し(吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3)に、演出に関する説明を行う説明表示(チュートリアル表示)を表示するようにしたが、例えば、図68(b)に示すように、吹き出し部TT2の表示態様を変化させるとともに(例えば、吹き出し部TT2の下地の色を赤色にし)、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示も行われる場合があってもよい。
図68(c1)〜同図(c3)は、チュートリアル表示部TT1において表示される内容の他の例について示すものである。
図68(c1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始している様子が示されている。また、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」という説明表示が行われている。
その後、図68(c2)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。そして、図68(c3)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1の表示が「パンダは殿様の師匠」から「剣豪リーチに発展」に変更されており、これから起こる事象についての説明表示(実況中継的な表示)がなされている。このように構成することで、遊技者は、剣豪の予告アイコンI62が消化されることにより起こることが容易に理解することができる場合がある。なお、図68(c3)のタイミングでは、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。
なお、上述した演出例では、チュートリアル表示部TT1は、演出についての説明表示を行う機能を有するものとして説明したが、例えば、図68(d)に示すように、チュートリアル表示部TT1の表示態様を変化させるとともに(例えば、チュートリアル表示部TT1の下地の色を赤色にし)、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示も行われる場合があってもよい。
図69は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図69では、UI部が変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT4とステージ名表示部ST2とが一体となって第1装飾図柄表示装置208Lの下部に表示されている様子が示されている。また、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2における説明表示が消去されている様子が示されている。なお、この演出例においても、スーパーリーチとなった場合は、UI部は第1装飾図柄表示装置208Lの下方にフレームアウトするようにしているが、スーパーリーチとなってもフレームアウトせずに表示したままであってもよい。
図69(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部が配置されている。図69(a1)に示されるUI部は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図69(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図69(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されており、また、ステージ名表示部ST2では、「城下町ステージ」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
続いて、図69(a2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコン(第3の保留アイコンh13)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。この演出例では、第3の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。
その後、図69(a3)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0は消去されていないが、消去されるようにしてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、図69(a4)に示されるように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、投てきアニメーションが行われている。この投てきアニメーションは、図62(e)〜同図(k)に示して上述した投てきアニメーションと同様である。
図69(a5)は、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂した後、破裂した爆弾アイコンI61が姫の予告アイコンI64に変化し、縮小表示されながら、ステージ名表示部ST2に移動している様子が示されており、図69(a5)に示されるタイミングでは、ステージ名表示部ST2に重なってはいるが、所定の表示位置(ストック位置)まで到達していない様子が示されている。この場合は、姫の予告アイコンI64は、未だステージ名表示部ST2に表示されている状態ではないので、「城下町ステージ」の説明表示が表示されており、姫の予告アイコンI64によって少なくとも一部が視認困難な状態となっている。なお、予告アイコンがステージ名表示部ST2に重なるよりも前に説明表示が消去されるように構成されてもよい。また、予告アイコン図柄CS(図64参照)に係る予告アイコンの場合には、ステージ名表示部ST2に重なるよりも前に説明表示が消去されるなど、予告アイコンの取得の契機に基づいて説明表示が消去されるタイミングが異なるように構成してもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションは、爆弾アイコンがステージ名表示部まで移動するアニメーションであってもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションの後に予告アイコンが取得されないパターン(いわゆるガセ)を設けてもよい。例えば、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2を通過して予告アイコンが取得されないようにしてもよい。この場合において、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2と重なっている状態であっても説明表示が消去されないように構成してもよい(すなわち、ガセパターンの場合は説明表示が消去されず、本当に予告アイコンが取得される真のパターンにおいては、例えば、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2に重なった状態となった場合に説明表示が消去されるように構成してもよい。また、暗転演出を実行可能とし、この暗転演出時はUI部が非表示になる場合において、暗転演出が実行されている状態で、爆弾アイコン投てきアニメーションの開始から予告アイコンの取得、ガセまでの少なくとも一部が実行されるように構成してもよい。具体的には、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションを開始してから暗転演出が開始し、暗転演出が終了してUI部が再表示された際には、予告アイコンが取得されている状態(説明表示が表示されている状態から説明表示が消えている状態)になるように構成してもよい。この際、音とランプ演出のうちの少なくとも一方が行われている状態であってもよく、両方が行われていない状態であってもよい。
その後、図69(a6)に示されるように、姫の予告アイコンI64がステージ名表示部ST2の所定の表示位置に表示されると、ステージ名表示部ST2において、今まで表示されていた「城下町ステージ」の説明表示は消去され、専ら予告アイコンを表示する領域として機能するようになる。そのため、ステージ名表示部ST2の上部には、「STOCK」の文字表示が行われている。すなわち、この演出例によれば、予告アイコンがステージ名表示部ST2にストックされる場合には、ステージ名の表示は行われないこととなる。なお、予告アイコンが消化されるシーンと上述した暗転演出の実行が重なるように構成してもよい。また、予告アイコンが取得される際、可動手段(例えば、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208N等)が移動する演出を行うことで、可動手段が、取得された予告アイコンやすでに取得されていた予告アイコンのうちの少なくとも一部(複数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの予告アイコン全体であったり、一の予告アイコンの一部分であったり等)にオーバーラップするように構成してもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションの開始前から終了までの少なくとも一部の期間で可動手段が移動する演出を行い、可動手段によって説明表示の少なくとも一部がオーバーラップされるような構成であってもよい。すなわち、予告アイコンの表示前は、可動手段によって説明表示の視認性が変化し、予告アイコンの表示後は、予告アイコンによって説明表示の視認性が変化する構成であってもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図69(a7)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図69(a8)に示すように、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域で変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となる。また、図69(a8)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。また、この演出例では、図69(a8)に示されるように、装飾図柄の変動表示の開始とともにステージが変更され、背景表示が城下町から海岸に変更している。すなわち、この演出例では、ステージ名表示部ST2が非表示の状態であっても、ステージの変更が可能であり、また、ステージ名表示部ST2が非表示の状態では、変更後のステージ名の表示も行われない。なお、ステージが変更された場合には、ステージ名表示部ST2に所定時間だけ変更後のステージ名を表示し、その後、ステージ名を消去して予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図69(a9)は、5つの予告アイコンがストックされた様子が示されている。すなわち、ステージ名表示部ST2には、最大で3つの予告アイコンを表示することができるが、4つ目の予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4にも表示するようにするが、この場合、チュートリアル表示部TT4に表示されていた説明表示は消去され、専ら予告アイコンを表示する領域として機能するようになる。すなわち、この演出例によれば、予告アイコンがチュートリアル表示部TT4にストックされる場合には、チュートリアル表示(説明表示)は行われないこととなる。なお、図69(a9)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、まずステージ名表示部ST2に、姫の予告アイコンI64と2つの疑似連予告アイコンI65がストックされ、続いて、チュートリアル表示部TT4に、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63がストックされている。
なお、この演出例において、例えば、左側から順に予告アイコンが消化される場合に、消化される予告アイコン以外の予告アイコンの表示位置を変更するアニメーションを行うようにしてもよい。具体的には、例えば、図69(a9)に示される場合において、姫の予告アイコンI64が消化された場合には、2つの疑似連予告アイコンI65がそれぞれ1つずつ左側に移動し、チュートリアル表示部TT4の左側に表示されている剣豪の予告アイコンI62は、ステージ名表示部ST2の最も右側に移動し、チュートリアル表示部TT4に表示されていたチャンスアップの予告アイコンI63は、一つ左側に移動する。チュートリアル表示部TT4に表示されていた予告アイコンがステージ名表示部ST2に移る場合には、瞬間移動する等により、他の表示の視認性に影響を与えないようにしてもよい。
そして、チュートリアル表示部TT4に表示されていた予告アイコンがすべて消化された場合には、チュートリアル表示部TT4において説明表示を再開し、ステージ名表示部ST2に表示されていた予告アイコンがすべて消化された場合には、ステージ名表示部ST2においてステージ名の表示を再開する。なお、説明表示やステージ名の表示を再開しなくてもよい。説明表示の再開は、予告アイコンが消化された図柄変動表示と同じ変動表示内で再開(例えば、スーパーリーチ明けに再開)してもよい。また、説明表示が再開する場合において、全く同じ表示が再開されてもよいし、テロップ式(スクロール式)の表示で違う部分の表示から再開してもよい。
また、チュートリアル表示部TT4に表示する予告アイコンの種類と、ステージ名表示部ST2に表示する予告アイコンの種類を予め定めるようにしてもよい。この場合において、予告アイコンが消化された場合には、他の予告アイコンについて移動しないようにしてもよい。
また、予告アイコンの表示位置を変更するアニメーションの実行時間は、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間と同じであってもよいし、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間よりも短くてもよいし、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間よりも長くてもよい。
また、この演出例では、予告アイコンがストックされる場合には、最初にステージ名表示部ST2にストックし、ストックした数が3つとなった場合には、その後にストックする予告アイコンをチュートリアル表示部TT4にさらに3つまでストック可能に構成したが、最初にチュートリアル表示部TT4にストックし、ストックした数が3つとなった場合には、その後にストックする予告アイコンをステージ名表示部ST2にさらに3つまでストック可能に構成してもよい。
また、この演出例において、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まる前(ステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4の一部に予告アイコンの一部が表示されている状態)では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まった直後では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンの消化の際に上方に移動し始めた直後では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まる前では、説明表示は表示されていて、予告アイコンの消化の際に上方に移動し始めた直後では、説明表示は表示されないようにしてもよい。
また、この演出例では、投てきアニメーションの例として図62に示して上述したものを参照したが、他の図に示されている態様を組み合わせることも当然可能であることは言うまでもない。
また、これまでに説明した実施形態や、以降に説明する実施形態において、例えば、変動アイコン表示領域のように、これから消化される予告アイコン専用の表示領域があってもよい。
また、予告アイコンは、消化される順番に表示されなくてもよく、例えば、複数の予告アイコンが歯抜け状に消化され、空いた箇所に埋めるように他の予告アイコンが移動するようにしてもよいし、移動しなくてもよい。
また、1つの始動口につき第1特図入賞口と第2特図入賞口とに振り分けることができ、通常の遊技状態において図柄変動表示を8つ保留することが可能な、いわゆるMAX8機(8保入順機という場合もある)において、保留アイコン表示領域は保留4つ分の表示領域が予め用意されていて、保留が4つになったときにその表示領域が拡大して5つ分になったり、8つ分まで拡大したりしてもよい。このとき、例えば、拡大した保留アイコン表示領域をチュートリアル表示領域TT4やステージ名表示部ST2に表示し、説明表示を非表示にするようにしてもよい。
図69(b1)〜同図(b2)は、ストックされた予告アイコンが消化される場合の様子が示されている。
図69(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2にチャンスアップの予告アイコンI63が表示されている。なお、第1装飾図柄及び第2装飾図柄はいずれも変動表示中である。
そして、その後、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されるタイミングとなり、図68(b2)に示すように、チャンスアップの予告アイコンI63が上方に移動していく様子が示されている。この演出例では、チャンスアップの予告アイコンI63がステージ名表示部ST2における表示位置から移動しても、少なくとも予告アイコンの一部がステージ名表示部ST2に重なっている場合には、説明表示としてのステージ名の表示は再開されていない。このことは、チュートリアル表示部TT4についても同様である。なお、予告アイコンがステージ名表示部ST2における表示位置から移動した直後にステージ名の表示を再開するようにしてもよい。
図70は、本実施形態に係る他の演出例を段階的に示す図である。
図70(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図70(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図70(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図70(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図70(a1)〜同図(a3)は、ステージによりUI部の表示態様が変化する様子を示している。
図70(a1)は、城下町ステージの様子を示している。なお、この城下町ステージの表示態様については、図62(a)に示される態様と同じであるので説明を省略する。
図70(a2)は、宇宙ステージの様子を示している。宇宙ステージにおける第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部左側にUI部が形成されている点において、上述した城下町ステージとは異なっている。すなわち、宇宙ステージにおけるUI部は、表示画面の下部中央に変動アイコン表示領域が配置され、変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコン表示領域の左側に保留アイコン表示領域とチュートリアル表示領域TT1が上下に並べて配置されている。なお、ストックされた予告アイコンの表示位置は、図62に示して上述した城下町ステージにおける予告アイコンの表示位置と同じである。保留アイコン表示領域は、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された表示態様となっている。図70(a2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、宇宙ステージでの変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12,h13の表示態様は、城下町ステージの変動アイコン及び保留アイコンの表示態様とは異なり、五角形をなしており、デフォルトの表示態様では、例えば、白色五角形の表示態様であり、先読み予告の表示態様では、例えば、青色五角形の表示態様である。図70(a2)に示すタイミングでは、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12がデフォルトの表示態様となっており、第3の保留アイコンh13が先読み予告の表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の下方に配置されたチュートリアル表示領域TT1には、「パンダは殿様の師匠」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。このように、宇宙ステージでは、予告アイコンの表示位置とチュートリアル表示領域TT1の表示位置が異なるので、予告アイコンによってチュートリアル表示領域TT1がオーバーラップされることがない。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
図70(a3)は、他のステージから城下町ステージに移行した直後の様子を示している。図70(a3)に示されるように、チュートリアル表示領域TT1は、城下町ステージに移行した直後では、説明表示が非表示となっており、新たな説明表示が行われるときまで非表示の状態が維持される。図70(a3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、非表示状態とされたチュートリアル表示領域TT1に剣豪の予告アイコンI62がオーバーラップしている。なお、ステージの移行が行われた直後のチュートリアル表示領域TT1において説明表示を表示するようにしてもよい。また、あるステージ(例えば、城下町ステージ)においてチュートリアル表示領域TT1が非表示の状態のときに他のステージ(例えば、宇宙ステージ)に移行した場合に、移行後のステージにおけるチュートリアル表示領域TT1に説明表示が表示されるようにしてもよい。
図70(b1)〜同図(b2)は、第3装飾図柄表示装置208Nにチュートリアル表示領域TT1が配置され、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示領域TT1を消去される様子が示されている。
図70(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図70(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図70(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下方に、チュートリアル表示部TT1が配置されており、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
このような構成において、例えば、図70(b2)に示すように、ボタンアイコンIBTがストックされる場合には、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されることとなるが、この場合、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていたチュートリアル表示部TT1が消去される。ここで、ボタンアイコンIBTは、複数個ストックが可能であり、例えば、特定の演出中においてボタンを操作する演出の発生回数を事前に報知するアイコンであり、例えば、ボタン操作演出の発生回数が多いほど、大当りに対する信頼度が高く、すなわち、ボタンアイコンIBTのストック数が多いほど、大当りとなりやすいということができる。
このように、この演出例によれば、予告アイコンが表示される場合には、他の表示を行うことが犠牲にされるということができる。
図71は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図71では、上述した殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションを利用した他の演出例について示されている。
図71(a1)〜同図(a6)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。
図71(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図71(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図71(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。また、図71(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップするように、ハテナの予告アイコンI66が表示(ストック)されている。ハテナの予告アイコンI66は、消化されるタイミングとなる前に他の予告アイコンに変化する場合があるアイコンであるが、他の予告アイコンに変化せず、消化しても何も起こらない、いわゆるガセの予告アイコンとして機能する場合もある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図71(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図71(a2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図71(a3)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
そして、図71(a4)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されている。
その後、図71(a5)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、ハテナの予告アイコンI66に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像がハテナの予告アイコンI66の前面側に重なり、ハテナの予告アイコンI66の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、ハテナの予告アイコンI66を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。すなわち、変化対象である予告アイコンにのみエフェクト画像がかかっている。
その後、図71(a6)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62に変化している。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62に変更されたことが報知される。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置でオーバーラップしているので、チュートリアル表示部TT1の説明表示の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。また、図71(a6)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されていたものが、「剣豪は殿様の宿敵です」に変更されている。なお、チュートリアル表示部TT1の説明表示の変更のタイミングは、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングと同じタイミングであってもよいし、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンの変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図71(b1)〜同図(b3)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。なお、図71(b1)は、図71(a4)と同じであり、図71(b3)は、図71(a6)と同じであるので、これらの図面についての説明は省略する。なお、図71(b3)におけるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。
図71(b1)に示される演出が行われた後、図71(b2)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、ハテナの予告アイコンI66に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像がチュートリアル表示部TT1の略全体を覆うようにチュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップして表示される。これにより、ハテナの予告アイコンI66及びチュートリアル表示部TT1の少なくとも一部が視認困難とされており、図71(a5)に示されるエフェクト画像よりもオーバーラップする範囲は大きい。なお、予告アイコンが複数ストックされている場合には、すべての予告アイコンにオーバーラップされるようにしてもよい。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンの変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図71(c1)〜同図(c3)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。なお、図71(c1)は、図71(b1と同じであり、図71(c2)は、図71(b2)と同じであるので、これらの図面についての説明は省略する。
図71(c2)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が破裂した後、図71(c3)に示すように、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62及びチャンスアップの予告アイコンI63に変化している。すなわち、1つの予告アイコンが2つの予告アイコンに変化している。さらに換言すれば、1回の投てきアニメーションにより、予告アイコンの変化と新たな予告アイコンのストックとが同時に行われているということもできる。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンを変化させるとともに新たな予告アイコンをストックする演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図71(d1)〜同図(d3)は、投てきアニメーションにより、保留アイコンの表示態様が変化する様子が示されている。なお、図71(d1)は、図71(a4)と同じであるのでこの図面についての説明は省略する。
図71(d1)に示される演出が行われた後、図71(d2)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、先読み予告の表示態様である第2の保留アイコンh12に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が当該第2の保留アイコンh12の前面側に重なり、第2の保留アイコンh12の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、第2の保留アイコンh12を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。すなわち、変化対象である保留アイコンにのみエフェクト画像がかかっている。
その後、図71(d3)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、第2の保留アイコンh12の表示態様が変化(例えば、青色の表示態様から、赤色の表示態様に変化)している。すると、スピーカ120から、「ポン」という音声が出力され、保留アイコンh12の表示態様が変化したことが報知される。このように、予告アイテムのストック演出の一部が保留アイコンの表示態様の変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
このように、図71に示される演出例では、予告アイコン取得時のアニメーションの少なくとも一部が、他のアニメーションの一部と同じとなっている。例えば、複数の装飾図柄表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208N)に跨って表示が行われる場合には、ある装飾図柄表示装置(例えば、第3装飾図柄表示装置208N)において行われるアニメーションについて同じとなっている。
図72は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。
図72(a1)〜同図(a7)では、特定の予告アイコンがストックされたことで、その旨を表示することで、ミッションが達成された旨の報知を行う様子が示されている。なお、図72(a1)〜同図(a3)は、図62(h)〜同図(j)と同じであるので、これらの図面についての説明については省略する。
図72(a3)に示された演出が行われた後、図72(a4)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。また、図72(a4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の上方に、特定の演出が行われたことを報知する説明表示部としての達成表示部KM1が表示されている。この達成表示部KM1には、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを示す「剣豪ストック」が表示されている。すなわち、剣豪の予告アイコンI62を取得するミッションが課されている場合に、剣豪の予告アイコンI62がストックされた場合に、達成表示部KM1にその旨を表示することで、ミッションの達成を報知することができる。あるいは、例えば、大当りへの期待度が極めて高い演出が行われることを予告する剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを明示的に報知するために達成表示部KM1が表示されるものであってもよい。なお、達成表示部KM1が表示されるタイミングは、投てきアニメーションの終了と同時であってもよいし、投てきアニメーションが終了するよりも前のタイミングであってもよいし、投てきアニメーションが終了した後のタイミングであってもよい。なお、達成表示部KM1は、ストックされた剣豪の予告アイコンI62の近傍に表示されるので、達成表示部KM1に注目させることができる場合がある。なお、ストックする予告アイコンを達成表示部KM1にオーバーラップして表示させるようにしてもよい。
その後、図72(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSとしての「装飾C」が停止表示され、「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組合せで仮停止表示している。なお、変動アイコンh0は、ここでは消去されているが、表示されていてもよい。
上述したように、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSが導出表示されると、図72(a6)〜同図(a7)に示すように、予告アイコン図柄CSからチャンスアップの予告アイコンI63がチュートリアル表示部TT1における剣豪の予告アイコンI62の右隣りの表示位置に向かって飛び出してくる。図72(a6)に示されるタイミングでは、チャンスアップの予告アイコンI63は、達成表示部KM1の前面側にオーバーラップし、達成表示部KM1における説明表示の少なくとも一部を視認困難にしている。
なお、この演出例において、例えば、予告アイコンがストックされた場合に予告アイコンの表示位置が、予告アイコンの種類によって予め定められている場合において、消化される予告アイコンの種類のよって達成表示部KM1へのオーバーラップが解消するようにしてもよい。また、例えば、複数の予告アイコンがストックされている場合であって、予告アイコンが消化されることにより、残存する予告アイコンが所定間隔で整列するように移動させる場合、複数の予告アイコンのうちの所定数の予告アイコンが消化されると予告アイコンによる達成表示部KM1へのオーバーラップが解消するようにしてもよい。
図72(b1)〜同図(b3)では、例えば、スーパーリーチへの発展時や大当りとなる際に動作する第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作態様の一例が示されている。
図72(b1)では、スーパーリーチが行われている様子が示されている。具体的には、図72(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチの背景画面が表示されており、表示画面の中央下部には変動アイコンh0が表示されている。なお、UI部は、上述したように、スーパーリーチ時には、下方にフレームアウトしている。そのため、変動アイコンh0の表示位置は、UI部が表示されている場合よりも下方となっている。第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の上方で第1装飾図柄の変動表示が行われているとともに、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
その後、図72(b2)に示されるように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向にスライド移動する。このとき、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある。これによれば、装飾図柄表示装置による可動動作と説明表示が隠れる現象により、大当りに対する期待感を持たせつつ、説明表示に注目させることができる場合がある。
そして、図72(b3)に示されるように、互いに近接した第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って時計方向に90度回転している。また、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた変動アイコンh0が第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示画面の左端部に表示されるとともに、方形状の枠の中に「祝」の文字が施された画像も第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。また、第3装飾図柄表示部208Nでは、表示画面の右下隅部に、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。また、さらに、図72(b3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に配置されていた家紋役物224Eが上方に移動して第3装飾図柄表示装置208Nの中央下部にオーバーラップし、第1装飾図柄表示装置208Lの上方に配置されていた八代役物224Fa及び将軍役物224Fbが下方に移動して第2装飾図柄表示装置208Mの上端部分にオーバーラップしている。このとき、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある。また、第2装飾図柄表示装置208Mにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、八代役物224Faや将軍役物224Fbにオーバーラップされる場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、家紋役物224Eにオーバーラップされる場合がある。これによれば、装飾図柄表示装置や演出可動体による可動動作と説明表示が隠れる現象により、大当りに対する期待感を持たせつつ、説明表示に注目させることができる場合がある。
図72(c1)〜同図(c4)では、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて、ボタン画像136aを常時あるいは少なくとも一定期間表示し、ボタン画像136aの表示状態を変化させることにより、演出ボタン136の状態を報知している様子が示されている。
図72(c1)では、剣豪リーチにおける決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。図72(c1)は、図63(d)に対応しているが、ステージ名表示部ST1が第2装飾図柄表示装置208Mではなく、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅部に表示され、第2装飾図柄表示装置208Mの下方にボタン画像136aが常時あるいは少なくとも一定期間表示されている点で異なっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されたボタン画像136aは通常状態(デフォルトの表示状態)で表示されている。
図72(c2)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図72(c2)に示されるタイミングになると、第2装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターが表示されるともに、ボタン画像136aの表示態様が演出ボタン136への押下を促す表示態様で表示されている。この表示により、演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、演出ボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138が操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。
その後、図72(c3)に示されタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図72(c4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。一方、第2装飾図柄表示装置208Mでは、演出ボタン136の操作有効期間が終了したとして、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様に変更される。この演出例では、上述した構成とすることで、例えば、上述したボタン予告アイコン(第1のボタン予告アイコンI4や第2のボタン予告アイコンI11)の操作が有効となったときに、上述したようにして遊技者に演出ボタン136の操作を促進させることができる場合がある。
図72(d)は、本実施形態において適用可能な予告アイコンの一例を示している。例えば、上述したハテナの予告アイコンI66、疑似連予告アイコンI65、チャンスアップの予告アイコンI63、姫の予告アイコンI64、剣豪の予告アイコンI62の他、保留昇格の予告アイコンI67、チャンス目の予告アイコンI68、パンダの予告アイコンI69が用意されている。ここで、保留昇格の予告アイコンI67は、消化されると、保留アイコンあるいは変動アイコンの表示態様がより大当りに対する信頼度の高い表示態様に変更することを予告するアイコンである。また、疑似連予告アイコンは、消化すると、疑似連演出が行われることを予告するアイコンである。また、チャンス目の予告アイコンI68は、消化されると、装飾図柄の表示結果としてチャンス目が導出されることを予告するアイコンである。また、姫の予告アイコンは、消化すると、先読みゾーンに移行することを予告するアイコンである。また、パンダの予告アイコンI69は、消化すると、パンダが乱入する演出が行われ、必ず大当り(当確)となることを予告するアイコンである。
図73は、予告アイコンとチュートリアル表示との関係について説明する図である。
図73(a1)〜同図(a7)は、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)がスクロール表示している様子が示されている。なお、図73に示されるチュートリアル表示部TT1は、左側が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされている。
図73(a1)では、説明表示のスクロール表示の開始前の様子が示されている。
その後、図73(a2)に示すように、説明表示のスクロールが開始されると、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示が、チュートリアル表示部TT1の右側から順次スクロールインする。図73(a2)に示されるタイミングでは、「剣豪は」の部分のみがスクロールインされており、図73(a3)に示されるタイミングでは、「剣豪は殿様の」の部分のみがスクロールインされている。これらの場合では、いずれの文字も剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされていないので、説明表示が明確に認識することができる場合がある。
その後、図73(a4)に示されるタイミングになると、「剣豪は殿様の宿敵です」の文字全体が表示される。この場合には、少なくとも「剣豪」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図73(a5)に示されるタイミングになると、「剣豪は」の部分がチュートリアル表示部TT1の左側からスクロールアウトし、「殿様の宿敵です」の部分がチュートリアル表示部TT1に表示されている。この場合には、少なくとも「殿様の」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図73(a6)に示されるタイミングになると、「剣豪は殿様の」の部分がチュートリアル表示部TT1の左側からスクロールアウトし、「宿敵です」の部分がチュートリアル表示部TT1に表示されている。この場合には、少なくとも「宿敵で」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図73(a7)に示されるタイミングになると、説明表示のスクロールが終了する。このように、この演出例では、説明表示のスクロールにより、予告アイコンによってオーバーラップされる文字が継時的に変化している。また、説明表示のスクロールにより、予告アイコンによって説明表示がオーバーラップされる期間とオーバーラップされない期間が生じることとなる。なお、説明表示のスクロールを繰り返し行う場合には、これらの期間も繰り返し生じることとなる。
図73(b1)〜同図(b7)は、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)のスクロール表示中に、チュートリアル表示部TT1において他の表示(例えば、「激熱」の予告表示)が行われる場合の様子が示されている。なお、図73(b1)〜同図(b3)と、図73(b6)〜同図(b7)は、それぞれ、図73(a1)〜同図(a3)と、図73(a6)〜同図(a7)と同じなので、詳しい説明については省略する。
図73(b3)に示される態様で説明表示が行われた後、図73(b4)〜図73(b5)に示すように、チュートリアル表示部TT1では予告表示が行われている。予告表示は、チュートリアル表示部TT1の下地の色を赤色にし、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示を行う。予告表示中は、説明表示のスクロール表示を中断する。例えば、上述した予告表示を説明表示にオーバーラップして説明表示を視認困難な状態としてもよいし、説明表示のスクロール表示から予告表示に表示を切り替えるようにしてもよい。
その後、予告表示が終了すると、図73(b6)に示すように、説明表示のスクロール表示が再開する。説明表示のスクロール表示は、予告表示が行われている期間においてもバックグラウンドで進行しており、説明表示の表示が再開した時点での説明表示の表示態様は、バックグラウンドで進行した後の表示態様となっている。なお、説明表示の表示が再開した時点での説明表示の表示態様は、中断した時点での表示態様であってもよい。その後、図73(b7)に示すタイミングになると、説明表示のスクロール表示が終了する。なお、説明表示のスクロール表示を中断して表示するものとして予告表示を例にして説明したが、予告表示以外の表示により説明表示のスクロール表示を中断するようにしてもよい。
図73(c1)〜同図(c5)は、複数の予告アイコンがストックされている状態において、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)の表示中に、一部の予告アイコンの消化に伴い、他の予告アイコンが移動する様子が示されている。
図73(c1)では、最初に消化される予定の予告アイコンであるチャンスアップの予告アイコンI63と、2番目に消化される予定の予告アイコンである剣豪の予告アイコンI62がチャンスアップの予告アイコンI63の右側に並んで配置され、剣豪の予告アイコンI62が、チュートリアル表示部TT1の左側でオーバーラップしている様子が示されている。そのため、チュートリアル表示部TT1に表示されている説明表示の一部が視認困難な状態となっている。
その後、図73(c2)に示されるように、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されると、図73(c3)〜同図(c5)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がチャンスアップの予告アイコンI63が表示されていた位置に移動する予告アイコン移動アニメーションが行われる。これにより、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップの範囲が継時的に変化した後に、オーバーラップの状態が解除され、チュートリアル表示部TT1に表示されている説明表示が視認容易となる場合がある。すなわち、この演出例では、ストックされた予告アイコンの数により、チュートリアル表示部TT1に予告アイコンがオーバーラップしたりしなかったりする。なお、説明表示がチュートリアル表示部TT1においてスクロール表示する場合には、予告アイコンの移動アニメーションにおける予告アイコンの移動表示と説明表示のスクロール表示とが重なる場合がある。
図74は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図74に示される演出例では、予告アイコンがストックされた場合に、ストックされた予告アイコンを拡大表示する様子が示されている。
図74(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI1が配置されている様子が示されている。このUI部UI1は、4つの保留アイコンがそれぞれ略方形状の表示枠内に表示可能な保留アイコン表示領域が左側に形成され、右側の上段に4つの予告アイコンがそれぞれ略方形状の表示枠内に表示可能な予告アイコン表示領域が右上に形成され、チュートリアル表示部TT5が予告アイコン表示領域の下方に形成されている。なお、変動アイコン表示領域は、UI部UI1の上方であって、保留アイコン表示領域に近接する位置に表示されている。より具体的には、変動アイコン表示領域は、第1の保留アイコンh11が表示される表示枠の上方に配置されている。図74(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、図74(a)に示されるチュートリアル表示部TT5では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。また、図74(a)に示される予告アイコン表示領域には、2つの疑似連予告アイコンI65がストックされており、いずれも通常の表示態様(この演出例において、「第一の表示態様」という場合がある。)で表示されている様子が示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。ここで、予告アイコン表示領域に表示されている通常の表示態様の予告アイコンは、装飾図柄の表示領域とは離間した位置にあるので、装飾図柄にオーバーラップされることはなく、また、装飾図柄をオーバーラップすることはない。なお、通常の表示態様の予告アイコンが装飾図柄にオーバーラップされる場合があってもよいし、装飾図柄をオーバーラップする場合があってもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図74(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、演出ボタン136の操作を指示する場合に、表示態様が変化するように構成されている。なお、このボタン画像136aは、常時表示されてもよいし、表示されない期間があってもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図74(b)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図74(c)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
そして、図74(d)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。なお、爆弾アイコンI61は、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップしているが、爆弾アイコンI61が、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされてもよい。
その後、図74(e)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、予告アイコン表示領域の3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が予告アイコン表示領域の3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠にオーバーラップし、予告アイコン表示領域の3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、予告アイコン表示領域の3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。これにより、3つ目の予告アイコンがストックされることを予告報知している。なお、図74(e)に示す例では、爆弾アイコンI61のエフェクト画像が、チュートリアル表示部TT5に表示されている文字表示の一部や、爆弾アイコンI61が破裂した保留表示領域の表示枠に隣接する表示枠、及び、この表示枠に予告アイコンがストックされている場合には、当該予告アイコンにオーバーラップしている。
その後、図74(f)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が拡大し、UI部UI1全体を炎で覆う炎のエフェクトEF1に表示態様が変化する。そのため、UI部UI1に表示された予告アイコンとともに、変動アイコンh0、保留アイコンh11,h12,h13及びチュートリアル表示部TT5も視認困難とされる。このとき、UI部UI1を非表示の状態としてもよいし、UI部UI1を表示された状態にしてUI部UI1の全体を炎のエフェクトEF1によってオーバーラップされるようにしてもよい。また、炎のエフェクトEF1は、UI部UI1の一部のみを覆い、変動アイコンh0、保留アイコンh11,h12,h13及びチュートリアル表示部TT5の少なくとも一部を視認可能としてもよいし、予告アイコン表示領域のみ視認困難としてもよい。
その後、図74(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン拡大アニメーションが開始されている。すなわち、図74(g)に示されるタイミングでは、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI1に形成された予告アイコン表示領域が抜き出されて形成された予告アイコン表示枠YFが炎のエフェクトEF1の中から出現する様子が表示されている。このとき、予告アイコン表示枠YFには、2つの疑似連予告アイコンI65が1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠と2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されているほか、3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に、剣豪の予告アイコンI62が新たに表示され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知している。また、図74(g)に示されるタイミングでは、予告アイコン表示枠YFが、UI部UI1に形成された予告アイコン表示領域よりも大きく表示され、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンは、それぞれ予告アイコン表示枠YFのサイズに合わせて通常の表示態様に対して拡大して表示されている。これにより、遊技者に剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを容易に認識させることができる場合がある。
その後、図74(h)に示すタイミングで、予告アイコン表示枠YFは、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の中央に向かって移動するとともに、さらに拡大して表示され、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の左側の一部と4つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の右側の一部が、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外となるように表示される。また、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンも、それぞれ予告アイコン表示枠YFのサイズに合わせてさらに拡大して表示されている。これにより、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65の少なくとも一部が視認困難とされている。さらに、図74(h)に示すタイミングでは、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208が、それぞれ第1装飾図柄表示装置208の表示領域の左右端部の前面側にオーバーラップしているので、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている予告アイコン表示枠YFの一部がさらに視認困難とされている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている疑似連予告アイコンI65の少なくとも一部が第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされ、視認困難とされているということができる。また、予告アイコン表示枠YFは、変動表示中の装飾図柄の少なくとも一部にオーバーラップして表示されているので、予告アイコンがストックされたことをよりわかりやすくすることができる場合がある。換言すれば、拡大表示された予告アイコンは、装飾図柄にオーバーラップする場合があるということができる。なお、予告アイコン表示枠YFに表示された予告アイコンが、装飾図柄にオーバーラップされるように表示されてもよい。また、この演出例では、予告アイコンがストックされる演出が行われる場合には、予告アイコン表示枠に表示された予告アイコンを他の表示(例えば、予告表示)よりも優先して表示(オーバーラップ)するようにしているが、予告アイコン表示枠に表示された予告アイコンが、他の予告表示にオーバーラップされる場合があってもよい。
その後、図74(i)に示すタイミングで、予告アイコン表示枠YFが最大の大きさまで拡大し、予告アイコン拡大アニメーションが終了する。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の略中央に剣豪の予告アイコンI62が表示された3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠が表示される。また、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンも、最大の大きさまで拡大して表示されている。すなわち、ストックされた剣豪の予告アイコンI62や既にストックされている疑似連予告アイコンI65は、通常の表示態様(第一の表示態様)よりもサイズの大きい拡大表示態様(この演出例において、「第二の表示態様」という場合がある。)で表示される。このとき、3つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に隣接する2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の一部と4つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の一部が、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外となるように表示される。これにより、2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65の少なくとも一部が視認困難とされている。さらに、図74(i)に示すタイミングでは、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208が、それぞれ第1装飾図柄表示装置208の表示領域の左右端部の前面側にオーバーラップしているので、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている予告アイコン表示枠YFの一部がさらに視認困難とされている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠における疑似連予告アイコンI65の少なくとも一部が第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされ、視認困難とされているということができる。さらに換言すれば、3つ目の予告アイコンが拡大表示態様とされている状態で、既にストック済みの疑似連予告アイコンI65の一部が視認可能とされているということもできる。なお、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠は、その全部が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外となるため、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65は非表示とされている。
その後、図74(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン縮小アニメーションが開始されている。すなわち、図74(j)に示されるタイミングにおいて、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン表示枠YFが縮小されるとともに、UI部UI1に形成された予告アイコン表示領域が表示される位置に向かって移動する表示が行われている。また、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンも、それぞれ予告アイコン表示枠YFのサイズに合わせて縮小して表示される。このとき、2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の全部が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域内となって完全に表示される。すなわち、2つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65が完全に表示され、視認容易な状態とされる。さらに、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠の一部が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域内となり、1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠に表示されている疑似連予告アイコンI65の一部が視認可能な状態とされる。すなわち、この演出例では、予告アイコン縮小アニメーションにおいて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外にある予告アイコンが徐々に視認可能とされている。換言すれば、予告アイコン縮小アニメーションにより、視認可能となる予告アイコンの数が増加しているということもできる。
その後、図74(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン表示枠YFの縮小アニメーションが継続している。すなわち、図74(k)に示されるタイミングにおいて、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン表示枠YFがさらに縮小するとともに、UI部UI1に形成された予告アイコン表示領域が表示される位置に向かって移動する表示が行われている。また、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンも、それぞれ予告アイコン表示枠YFのサイズに合わせて縮小して表示される。このとき、予告アイコン表示枠YFは、その全体が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域内となっており、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコン(2つの疑似連予告アイコンI65と剣豪の予告アイコンI62)が全て視認可能とされている。すなわち、予告アイコン表示枠YFに表示されている予告アイコンは、通常の表示態様に対して拡大して表示されているものの、そのすべてが視認可能とされているということができる。
その後、図74(l)に示すタイミングで、予告アイコン縮小アニメーションが終了する。すなわち、図74(l)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告アイコン表示枠YFが消去されるとともに、予告アイコン表示枠YFにオーバーラップされていた炎のエフェクトEF1も消去され、UI部UI1が再び表示される。このとき、予告アイコン表示領域には、2つの疑似連予告アイコンI65の他、剣豪の予告アイコンI62がストックされている様子が示されている。また、チュートリアル表示部TT5では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「パンダは殿様の師匠」に変更されている。ここで、予告アイコン表示枠YFが消去された後で炎のエフェクトEF1が消去されてもよいし、炎のエフェクトEF1が消去された後で予告アイコン表示枠YFが消去されてもよいし、予告アイコン表示枠YFと炎のエフェクトEF1が同時に消去されてもよい。また、チュートリアル表示部TT5の表示変更は、炎のエフェクトEF1が消去される前のタイミングであってもよいし、炎のエフェクトEF1が消去された後のタイミングであってもよい。また、チュートリアル表示部TT5の表示変更が行われていなくてもよい。また、図74(k)に示されるタイミングと同図(l)に示されるタイミングの間のタイミングで、変動アイコンや保留アイコンの表示が行われるようにしてもよい。この場合に、保留が増加するとしっかりと反映されるような構成としてもよい。
なお、この演出例では、3つ目の予告アイコンがストックされる場合について説明したが、例えば、1つ目の予告アイコンがストックされる場合には、上述した予告アイコン拡大アニメーションが終了したとき、予告アイコン表示枠YFにおける1つ目の予告アイコンがストックされる表示枠が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域の中央となるため、予告アイコン表示枠YFの左側端部が視認可能とされ、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域における予告アイコン表示枠YFの左側端部よりも左側の領域では、背景表示が表れることとなる。また、この場合では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外となる予告アイコンがないため、視認困難とされる予告アイコンは発生しないこととなる。
また、この演出例では、予告アイコンがストックされる場合には、予告アイコン拡大アニメーションと予告アイコン縮小アニメーションを行い、予告アイコンのストックを演出するようにしたが、例えば、炎のエフェクトEF1が表示された後、予告アイコン拡大アニメーションを経ずに、予告アイコン表示枠YFが図74(i)に示すような表示となるようにしてもよいし、また、例えば、予告アイコン表示枠YFを図74(i)に示すような表示とされた後、予告アイコン縮小アニメーションを経ずに、図74(l)に示すようにUI部UI1が表示され、今回ストックされた予告アイコンが保留アイコン表示領域に追加して表示されるようにしてもよい。
また、この演出例では、ストックされた予告アイコンは、拡大表示された後、縮小アニメーションにより通常の表示態様に表示するようにしたが、例えば、拡大表示された状態で当該予告アイコンが消化される場合があってもよく、この場合には、当該予告アイコンを通常の表示態様に表示することなく消化するようにしてもよい。
また、この演出例では、予告アイコンがストックされた場合に予告アイコン拡大アニメーションを行って当該ストックされた予告アイコンを拡大表示するようにしたが、予告アイコンが消化される場合に、上述した要領で当該消化される予告アイコンを拡大表示(第二の表示態様で表示)した後に、消化するようにしてもよいし、消化する際に当該予告アイコンを拡大表示(第二の表示態様で表示)するようにしてもよい。
また、この演出例において、予告アイコンをストックする際に行われる予告アイコン拡大アニメーションは、ストックの契機によって一部がキャンセルされるものがあってもよい。例えば、キャラクタのアクション(例えば、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーション等)による予告アイコンのストックにおいて、装飾図柄の停止表示の直前に行われる場合には、一部がキャンセル(例えば、後半部分がキャンセル)されてもよいし、例えば、疑似連図柄等の特殊図柄の停止による予告アイコンのストックにおいては、キャンセルされないようにしてもよい。
また、既にストックされている予告アイコンの数や、当該ストックした予告アイコンの数によって、拡大表示の態様が異なってもよい。また、予告アイコンの数によらず拡大表示の態様が同じであってもよい。
また、予告アイコンの拡大表示を行っている場合に保留が増加した場合は、エフェクト画像の表示を行ったり、LED(例えば、始動口に設けられたLED)の点滅を行ったり、エフェクト音の出力等があってもよい。このことは、例えば、始動入賞時に先読みの対象となる保留増加時に行われるようにしてもよい。また、予告アイコンの拡大表示を行っている場合に保留が増加した場合でも、エフェクト画像の表示を行ったり、LED(例えば、始動口に設けられたLED)の点滅を行ったり、エフェクト音の出力等が行われず、予告アイコンの拡大表示が終了した後で保留アイコンの表示態様が変化しているようにしてもよく、このようにすることで、遊技者に保留アイコンの表示態様の変化に気づきやすくすることができる場合がある。
また、予告アイコンの拡大表示の際に、変動アイコンや保留アイコンもあわせて拡大表示を行うようにしてもよい。この場合において、予告アイコンの拡大表示の際に保留が増加した場合には、保留増加アニメーションが行われないようにしてもよい。
また、これまでの記載において、予告アイコンが文字(例えば、「チャンス」、「激熱」、「SP」、「疑似連」等)で構成されている場合には、予告テキストという場合がある。
次に、本実施形態において適用可能な遊技盤200における演出装置206の構造の一例について、図75を参照しながら説明する。ここで、図75は、本実施形態において適用可能な遊技盤200における演出装置206の構造の一例を示す概略説明図である。
図75(a−1)に示すように、本実施形態に適用可能な遊技盤200では、装飾図柄表示装置208の前面側に、装飾図柄表示装置208の表示面と略平行に延びた板状の透明保護部材CLが設けられている。この透明保護部材CLは、例えば、ステージ244の後端から立上げ形成されるとともに、上端にはリブRBが形成されており、ステージ244の形状に略沿って前方に突設されている。透明保護部材CLは、装飾図柄表示装置208の下方の約1/3程度を覆っており、遊技者は、この透明保護部材CLを介して装飾図柄表示装置208の表示状態を視認可能とされている。このリブRBにより、ステージ244に飛び込んだ遊技球が透明保護部材CLを飛び越えて後方に逸脱するのを防止し、装飾図柄表示装置208や、この装飾図柄表示装置208と透明保護部材CLとの間に配置された演出可動体等に衝突して不具合が生じるのを防止できる場合がある。
図75(a−2)は、同図(a−1)に示される演出装置206を適用し、装飾図柄表示装置208にて演出表示が行われている様子を示している。なお、図75に示す例では、装飾図柄表示装置208の下方には、演出可動体の一つとしての家紋役物224Eが配置されており、装飾図柄表示装置208と透明保護部材CLとの間で変位することが可能に構成されている。図75(a−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が方形状の保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図75(a−2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び1つ目の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、2つ目の保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様であるが点滅表示されており、先読み予告の表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、適宜のタイミングで表示内容が更新される。なお、図75(a−2)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示状態となっている。また、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部は、第1装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、図75(a−2)に示される装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側においてチビ姫のキャラクタCH1が吹き出し部TT2とともに表示されるとともに、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、吹き出し部TT3が表示されている。吹き出し部TT2には「爺はどこ〜」というセリフが表示され、吹き出し部TT3には「ここじゃ」というセリフが表示されている。なお、吹き出し部TT2及びTT3は、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされており、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難な状態となっている。また、UI部の一部(保留表示枠FL1及び保留表示枠FL1内に表示された変動アイコンh0や保留アイコンh11,h12)とチビ姫のキャラクタCH1は、透明保護部材CLと重なっており、透明保護部材CLと重なっていない場合と比較すると視認性が低下している場合がある。
図75(a−3)では、家紋役物224Eが上昇して装飾図柄表示装置208にオーバーラップしている様子が示されている。このとき、保留表示枠FL1は、上方に延出するようにしてその範囲が拡大されており、その拡大部分に忍者のキャラクタNJ1が表示されている。なお、図75(a−3)に示されるタイミングでは、忍者のキャラクタNJ1は、一部が家紋役物224Eにオーバーラップされている。
その後、図75(a−4)に示すタイミングでは、家紋役物224Eが装飾図柄表示装置208の下方の初期位置まで戻り、装飾図柄表示装置208に対するオーバーラップ状態が解消されている。そのため、図75(a−4)に示される装飾図柄表示装置208では、拡張表示された保留表示枠FL1に変動アイコンh0と忍者のキャラクタNJ1とが上下方向に並んで表示されている様子が示されている。なお、吹き出し部TT2は、拡張表示された保留表示枠FL1の拡張部分にオーバーラップされ、拡張表示された保留表示枠FL1の拡張部分にオーバーラップされていない場合と比較すると視認困難とされる一方、吹き出し部TT3は、保留表示枠FL1の上方に表示されているため、オーバーラップされていない。また、変動表示中の装飾図柄は、保留表示枠FL1にオーバーラップされており、保留表示枠FL1にオーバーラップされていない場合と比較すると一部が視認困難とされている。なお、本実施形態では、保留表示枠FL1が上方に拡張表示されることにより、透明保護部材CLよりも上方まで表示することができるので、保留表示枠FL1の視認性が向上する場合がある。
図75(b−1)は、同図(a−2)に示して上述した様子が示されており、同図(b−1a)は、同図(b−1)のA−A断面の様子を模式的に表している。
図75(b−1a)に示すように、装飾図柄表示装置208と透明保護部材CLとの間には、上述した家紋役物224Eの他、装飾図柄表示装置208の大きさと略同じ大きさの導光板ILが配置されている。導光板ILは、家紋役物224Eの前面側(すなわち、遊技者側)に配置されている。なお、図75(b−1)に示す状態では、家紋役物224Eは、装飾図柄表示装置208の下方に退避してる。遊技者は、このようにして構成されているので、装飾図柄表示装置208の一部は、導光板ILのみを介して視認され、他の一部は、透明保護部材CL及び導光板ILを介して視認されることとなる。なお、導光板ILの構成については、図51に示して上述した通りであるので、ここでの説明については省略する。
図75(b−2)は、同図(a−3)に示して上述した様子が示されており、同図(b−2a)は、同図(b−2)のB−B断面の様子を模式的に表している。
図75(b−2a)に示すように、家紋役物224Eが、装飾図柄表示装置208と導光板ILとの間に介在し、家紋役物224Eが装飾図柄表示装置208と導光板ILとの間に介在していない場合と比較すると装飾図柄表示装置208が視認困難となっている。
図75(b−3)は、同図(a−4)に示して上述した様子が示されており、同図(b−3a)は、同図(b−3)のC−C断面の様子を模式的に表している。
図75(b−3a)に示すように、家紋役物224Eは、装飾図柄表示装置208の下方に移動したため、遊技者は、家紋役物224Eが装飾図柄表示装置208と導光板ILとの間に介在している場合と比較すると、透明保護部材CL、導光板ILを介して装飾図柄表示装置208の表示状態を視認容易な状態となっている。
図75(c−1)及び同図(c−2)は、装飾図柄表示装置208の表示画面に表示される画像が配置されるレイヤ構成の一例について説明する図である。
図75(c−1)に示すように、上述した保留表示枠FL1は、第1のレイヤ層LY1に配置されている。また、図75(c−2)に示す例では、保留表示枠FL1のうちの上方に拡張した部分(拡張部分)については、第1のレイヤ層LY1よりも後方に配置される第2のレイヤ層LY2に配置されている。なお、保留表示枠FL1の拡張部分に表示されている忍者のキャラクタNJ1も第2のレイヤ層LY2に配置されている。すなわち、保留表示枠FL1の拡張部分は、表示の優先度が低いということができる。ここで、保留表示枠FL1を構成する2つのレイヤにそれぞれ配置されるパーツ間に他のレイヤLY3が形成され、例えば、セリフ予告や、装飾図柄や、予告表示(例えば、矢が飛んでくる表示)等、いずれの表示を表示させることも可能である。また、保留表示枠FL1の拡張部分も第1のレイヤ層LY1(あるいは、第2のレイヤ層LY2)に表示して、2以上のレイヤにパーツが跨らず、1つの画像データとして構成するようにしてもよい。
なお、UI部の表示態様は、演出ステージ、遊技状態毎に応じた演出モード(以下、「演出ステージ等」とう。)によっても異なるように構成してもよいし、共通であってもよい。
また、演出ステージ等の少なくとも一部については、遊技者の操作によって選択可能なものであってもよいし、遊技の進行に応じて(例えば、変動回数毎に)変化するようなものであってもよい。
また、本発明の特徴的動作である「保留表示枠FL1が上方に拡張表示される」という動作は、演出ステージ等の少なくとも一部(例えば、非電サポ状態における演出ステージ等であったり、図柄変動中における設定画面の表示中において遊技者が選択可能な演出ステージ等のうちの一部)において行われるものであってもよいし、すべての演出ステージ等において行われるものであってもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図76〜図91を参照しながら説明する。
図76〜図91は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図76〜図91では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図76〜図87、図89及び図91では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板ILは、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板ILの側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図76〜図91に示される実施形態では、導光板ILには所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板ILは光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板ILが可動するものであってもよい。また、導光板ILは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図76〜図87及び図89〜図91では、スピーカ120及び演出ボタン136の様子が示されている。
図76は、本実施形態に適用可能な保留アイコンによる先読み予告演出としての保留変化予告演出の一例について段階的に示す図であり、図77は、図76に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図76(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が方形状の保留表示枠FL1内に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、広義には、UI部全体を保留アイコンの台座と解釈してもよい。図76(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報の表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図76(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されており、殿様のキャラクタに関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部は、第1装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、ここで、説明表示部(あるいは、説明表示領域)とは、場所そのものというパターンの他、あるものが表示される場所のことであってもよい。具体的には、ステージ名を表示する構成でかつ、あるステージに移行すると熱いという構成において、そのステージ名を赤く表示する場合は、その表示は予告ではなく説明表示という場合がある。逆に言うと、通常のステージ名を白く表示する場合には、赤のステージ名表示と比較すると熱くないので、これも予告の一種になってしまう場合もある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図76(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、演出ボタン136の操作を指示する場合に、表示態様が変化するように構成されている。なお、このボタン画像136aは、常時表示されてもよいし、表示されない期間があってもよい。また、UI部も常時表示されてもよいし、表示されない期間があってもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
続いて、図76(b)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコンh13(第3の保留アイコン)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。しかしながら、この演出例では、図76(b)に示されるタイミングでは、第3の保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様で表示されている。
その後、図76(c)に示されるタイミングで、保留アイコン表示領域における3つ目の特図1の保留アイコンh13が先読み予告の表示態様(例えば、白色で点滅する表示態様)に変化する。このとき、スピーカ120から、「ピコーン」という音声出力がなされ、保留表示による先読み予告が行われたことを報知している。なお、保留アイコンh13の表示態様が変化するよりも前にスピーカ120からの音声出力が行われてもよいし、スピーカ120からの音声出力よりも前に保留アイコンh13の表示態様が変化するようにしてもよい。この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、保留アイコンh13の表示態様の変化のタイミングとスピーカ120からの音声出力のタイミングが同じタイミングであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左側には、チビ姫のキャラクタCH1とともに、第2チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT2が表示されている。チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図76(c)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「この変動は・・・」という説明表示がなされており、このパチンコ機100において行われる予告に関する示唆がなされている。吹き出し部TT2は、第1装飾図柄にオーバーラップされているが、オーバーラップされない位置に配置するようにしてもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1と吹き出し部TT2とが同じタイミングで表示されてもよいし、チビ姫のキャラクタCH1が表示された後で吹き出し部TT2が表示されてもよいし、吹き出し部TT2が表示された後でチビ姫のキャラクタCH1が表示されてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図76(d)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、複数本の矢が表示画面の右上から左下に向かって降ってくる様子が示されている。この複数本の矢は、予告表示として出現するものであり、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされている。また、吹き出し部TT2が、「もしかして・・・」という説明表示に変更されている。ここで、複数本の矢が表示開始されるタイミングは、吹き出し部TT2の説明表示が変更される前のタイミングであってもよいし、吹き出し部TT2の説明表示が変更された後のタイミングであってもよいし、吹き出し部TT2の説明表示が変更されるタイミングと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2は、複数本の矢にオーバーラップされているが、複数本の矢にオーバーラップするようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、チュートリアル表示部TT1が非表示となるタイミングは、吹き出し部TT2の表示が変更された後のタイミングであってもよいし、吹き出し部TT2の表示が変更されるよりも前のタイミングであってもよい。また、チュートリアル表示部TT1の説明表示が消去されるタイミングと、吹き出し部TT2の表示が変更されるタイミングと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図76(e)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄が「装飾6」で停止表示している様子が示されている。なお、「装飾6」で停止表示した左図柄は、チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2の一部をオーバーラップするようにして表示されている。また、複数本の矢は、第2装飾図柄表示装置208Mの右辺に刺さるように表示されている。
その後、図76(f)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、右図柄が「装飾2」で停止表示している様子が示されている。なお、複数本の矢、及びチビ姫のキャラクタCH1は消去されている。複数本の矢が消去するタイミングは、チビ姫のキャラクタCH1が消去した後であってもよいし、チビ姫のキャラクタCH1が消去する前であってもよいし、チビ姫のキャラクタCH1が消去するタイミングと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図76(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄が「装飾2」で停止表示された後、「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が行われた後、ハズレの表示結果が確定される。また、第1装飾図柄の確定停止表示のタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて変動表示されていた第2装飾図柄も「装飾6−装飾2−装飾2」の組わせで停止表示される。なお、このとき、変動アイコンh0は、消去されてもよいし、表示されたままであってもよい。また、装飾図柄の揺れ変動状態が開始される前には消去されるように構成してもよい。
図77(a)は、図76(g)から引き続き、図柄停止表示中の様子が示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図77(b)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される保留表示枠FL1内に収容されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図77(b)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」の文字表示が行われている。ここで、チュートリアル表示部TT1の表示は、装飾図柄の変動表示が開始した後のタイミングであってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始と同じタイミングであってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始よりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図77(c)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左側に、チビ姫のキャラクタCH1とともに、第2チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT2が表示されている。吹き出し部TT2には「爺はどこ〜」というセリフ表示がなされており、会話予告が開始されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、複数本の矢が再び表示画面の右上から左下に向かって降ってくる様子が示されている。このように、この複数本の矢は、連続して複数回の図柄変動表示において行われる連続予告として機能する場合がある。なお、この演出例では、図76(c)と同様に、チビ姫のキャラクタCH1が表示されているが、他のキャラクタが表示されてもよい。
その後、図77(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、第3チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT3が表示されている。爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図77(d)に示されるタイミングでは、チビ姫のキャラクタCH1によるセリフ表示に呼応して、吹き出し部TT3には「ここじゃ」というセリフ表示がなされており、会話予告が継続している。ここで、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、第1装飾図柄によってオーバーラップされているが、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3が、第1装飾図柄にオーバーラップするようにしてもよい。また、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3が、第1装飾図柄にオーバーラップしない位置に配置されてもよい。また、爺のキャラクタGY1と吹き出し部TT3とが同じタイミングで表示されてもよいし、爺のキャラクタGY1が表示された後で吹き出し部TT3が表示されてもよいし、吹き出し部TT3が表示された後で爺のキャラクタGY1が表示されてもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び爺のキャラクタGY1による会話予告は、演出ボタン136の操作により行われるようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、チュートリアル表示部TT1が非表示となるタイミングは、爺のキャラクタGY1が表示された後のタイミングであってもしてもよいし、爺のキャラクタGY1が表示されるよりも前のタイミングであってもよい。また、チュートリアル表示部TT1の説明表示が消去されるタイミングと、爺のキャラクタGY1が表示されるタイミングとが同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、複数本の矢は、第2装飾図柄表示装置208Mの右辺に刺さるように表示されている。
その後、図77(e)に示すように、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。より具体的には、家紋役物224Eは、移動後、保留表示枠FL1を完全に覆うとともに、第1の保留アイコンh11の一部と、チュートリアル表示部TT1の一部と、吹き出し部TT2の一部をそれぞれ覆っている。
その後、図77(f)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の拡張アニメーション(拡張アニメ)が行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、家紋役物224Eよりも上方に表れている様子が示されている。すなわち、保留表示枠FL1が家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が表れているということができる。また、拡張後の保留表示枠FL1は、吹き出し部TT2と重なり、吹き出し部TT2にオーバーラップするが、吹き出し部TT3とは重ならず、オーバーラップしていない。すなわち、この演出例では、後から表示されるセリフ予告(吹き出し部TT3)には保留表示枠FL1が拡張してもオーバーラップしない場合がある。このように、拡張後の保留表示枠FL1の表示態様を拡張表示態様という場合がある。なお、この演出例では、拡張前の保留表示枠FL1と拡張後の保留表示枠FL1の図を表しているが、拡張アニメは、保留表示枠FL1が段階的に拡張するものも含まれる。
その後、図77(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない場合よりも視認困難とされている。
図77(h)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。なお、手裏剣SH1の演出表示は、チビ姫のキャラクタCH1や爺のキャラクタGY1による会話予告の表示よりも前面側に表示されるようにしてもよいし、後面側に表示されるようにしてもよい。なお、忍者のキャラクタNJ1による演出は、拡張後の保留表示枠FL1の拡張部分において行われているということができる。換言すれば、保留表示枠FL1の拡張した部分に演出表示の一例である忍者のキャラクタNJ1が表示されているということができる。さらに換言すれば、拡張表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域と、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域の差分の領域の部分に忍者のキャラクタNJ1が表示されているということもできる。この忍者のキャラクタNJ1による演出は、先読み予告や当該変動予告の演出として機能する場合がある。また、手裏剣SH1による演出表示は、拡張後の保留表示枠FL1で行われる演出(忍者のキャラクタNJ1による演出)と関連するが、保留表示枠FL1の外で行われている演出ということができる。
その後、図77(i)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。なお、図77(i)に示すように、拡張表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域は、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域を含んで構成されている。換言すれば、拡張表示態様の保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域の面積が大きくなった表示態様であるということができる。
その後、図77(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、第2の保留アイコンh12全体を視認困難とするとともに、隣接する第1の保留アイコンh11の一部にもオーバーラップしている。これにより、第2の保留アイコンh12の表示態様が変化して大当りへの信頼度が高くなるかもしれないという期待感を遊技者に持たせることができる場合がある。
その後、図77(k)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知しているということができる。換言すれば、先読みの対象である保留の保留アイコンが変化するのに先立って、所定の発光手段(家紋役物224Eが内蔵するLEDや、特図始動口に設けられたLED等)が保留アイコンの変化後の態様に応じて態様を変化しているということができる。
その後、図77(l)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。なお、保留アイコンh12の表示態様が変化した後で音声出力がされてもよいし、音声出力がされた後で保留アイコンh12の表示態様が変化するようにしてもよいし、保留アイコンh12の表示態様の変化と音声出力とが同時に行われてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図77(m)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1に表示されていた忍者のキャラクタNJ1が消え、その後、保留表示枠FL1が同図(a)に示される形状となるように縮小するアニメーション表示(縮小アニメ)が行われる。なお、忍者のキャラクタNJ1を消去させずに縮小アニメをおこなうようにしてもよく、この場合、保留表示枠FL1の縮小に合わせて忍者のキャラクタNJ1が下方に移動するように表示し、変動アイコンh0にオーバーラップされるようにして、最終的には消去するようにしてもよい。
その後、図77(n)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の縮小アニメが終了し、保留表示枠FL1がデフォルトの表示態様となる。
なお、上述した演出例において、チビ姫のキャラクタCH1、爺のキャラクタGY1、複数の矢の予告表示、家紋役物224E、装飾図柄変動表示、保留表示枠FL1の拡張動作等の各演出の開始タイミングや終了タイミングについては、任意の組合せで行うことができる。
また、この演出例では、拡張後の保留表示枠FL1に保留アイコンを変化させるためのキャラクタ(例えば、忍者のキャラクタNJ1)を表示しているが、変化後の保留アイコンと略同一の画像を表示するように構成してもよいし、変化後の保留アイコンを想起させる(変化後の保留アイコンに対応する)画像を表示するように構成してもよい。
次に、忍者のキャラクタNJ1による保留アイコンの表示態様の変化演出において、保留アイコンの表示態様の変化に失敗した場合の演出例について説明する。
図77(i´)は、同図(i)に対応しており、同図(i)と同じ演出内容となっている。その後、図77(j´)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12と重なるものの、エフェクトEF2の表示が行われず、手裏剣SH1が第2の保留アイコンを通過し、図77(k´)に示すように、手裏剣SH1が第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の下方にフレームアウトすることにより、保留アイコンの表示態様の変化に失敗したことを演出している。したがって、第2の保留アイコンh12の表示態様は、白色で点滅した態様のままとなっている。
図78は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。図78では、中図柄に「変化」の文字表示が示された装飾図柄が停止表示されたことを契機として、保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている様子が示されている。すなわち、「変化」の装飾図柄は、演出内容を示唆する表示ということができる。
図78(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図78(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、白色で点滅しており、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾3−変化−装飾1」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。このとき、保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様であり、装飾図柄にオーバーラップしていない。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図78(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図78(b)では、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。このとき、家紋役物224Eは、保留表示枠FL1を完全に覆うとともに、第1の保留アイコンh11の一部と、チュートリアル表示部TT1の一部と、「変化」の中図柄の一部をそれぞれ覆っている。なお、家紋役物224Eが装飾図柄をオーバーラップしないようにしてもよい。
その後、図78(c)に示すように、第1装飾図柄表示装置208では、保留表示枠FL1が上方に拡張し、家紋役物224Eよりも上方に表れている様子が示されている。このとき、拡張後の保留表示枠FL1は、装飾図柄(「変化」の中図柄)にオーバーラップしている。換言すれば、装飾図柄(「変化」の中図柄)は、拡張後の保留表示枠FL1にオーバーラップされているということもできる。なお、拡張後の保留表示枠FL1が装飾図柄にオーバーラップしないようにしてもよい。
その後、図78(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208では、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない場合と比較すると視認困難とされている。
図78(e)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。すなわち、この演出例では、演出内容を示唆する表示(「変化」の装飾図柄)がオーバーラップされている状態で保留アイコンの表示態様の変化演出が開始されているということができる。
その後、図78(f)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
その後、図78(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、第2の保留アイコンh12全体を視認困難とするとともに、隣接する第1の保留アイコンh11の一部にもオーバーラップしている。
その後、図78(h)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。
その後、図78(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。
その後、図78(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1に表示されていた忍者のキャラクタNJ1が消え、その後、保留表示枠FL1の縮小アニメが行われる。
その後、図78(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の縮小アニメが終了し、保留表示枠FL1がデフォルトの表示態様となる。すなわち、保留表示枠FL1による装飾図柄へのオーバーラップが解消された状態となり、保留表示枠FL1による装飾図柄へのオーバーラップが解消されていない状態と比較すると装飾図柄が視認容易となる。
図79は、図77に示される演出の変形例を示す図である。図79では、通常時ではチュートリアル表示部TT1はフレームアウトしており、説明表示が行われる場合に、下方からフレームインしてくる様子が示されている。なお、図79(a)〜同図(n)は、チュートリアル表示部TT1がフレームイン及びフレームアウトするアニメーションを行うほかは、図77(a)〜同図(n)と同様であるので、異なる部分のみ説明し、図77(a)〜同図(n)と同様の内容については説明を省略する。
図79(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1が表示されておらず、フレームアウトの状態となっている。
その後、図79(b)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1のフレームインのアニメーション(フレームインアニメ)が開始され、その後、図79(c)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置され、チュートリアル表示部TT1には、「パンダは殿様の師匠」の文字表示が表示される。なお、チュートリアル表示部TT1の文字表示が表示されるタイミングは、フレームインアニメの完了と同時でもよいし、フレームインアニメの完了の後のタイミングでもよいし、フレームインアニメの完了よりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、チュートリアル表示部TT1における「パンダは殿様の師匠」の文字表示は、図79(f)に示されるタイミングでチュートリアル表示部TT1のフレームアウトのアニメーション(フレームアウトアニメ)が開始されるまで(例えば、5秒間)継続して表示される。したがって、図79(e)に示されるように、家紋役物224Eが上昇してチュートリアル表示部TT1の一部にオーバーラップされると、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示の一部がオーバーラップされる場合がある。
その後、図79(f)〜同図(h)に示すように、チュートリアル表示部TT1が下方に移動し、第1装飾図柄表示装置208Lからフレームアウトするフレームアウトアニメが行われる。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示は、フレームアウトアニメが開始する前に消去されてもよいし、フレームアウトアニメが開始するタイミングで消去されてもよいし、フレームアウトアニメが開始した後のタイミングで消去されてもよいし、チュートリアル表示部TT1のフレームアウトが完了するまで表示されていてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、フレームアウトアニメの開始のタイミングは、保留表示枠FL1の拡張アニメの開始のタイミングと同じであってもよいし、拡張アニメの開始よりも前のタイミングであってもよいし、拡張アニメの開始よりも後のタイミングであってもよい。この演出例において、チュートリアル表示部TT1は、第二の拡張表示の一例ということができる。例えば、チュートリアル表示部TT1は、装飾図柄にオーバーラップされないという点では、拡張された保留表示枠FL1(この演出例において、第一の拡張表示の一例という場合がある)と同様であるが、セリフ予告にオーバーラップしない点、オーバーラップする領域が少ない点、オーバーラップする頻度が低い点等において異なっているということができる。
図80は、図77に示される演出の別の変形例を示す図である。図80では、チュートリアル表示部TT1による説明表示が行われてフレームアウトした後、再びチュートリアル表示部TT1がフレームインし、このチュートリアル表示部TT1において予告表示を行う様子が示されている。なお、図80(a)〜同図(n)は、チュートリアル表示部TT1がフレームアウトした後、再びチュートリアル表示部TT1がフレームインし、このチュートリアル表示部TT1において予告表示を行うほかは、図79(a)〜同図(n)と同様であるので、異なる部分のみ説明し、図79(a)〜同図(n)と同様の内容については説明を省略する。
図80(a)〜同図(h)に示される演出が行われた後、図80(i)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1のフレームインアニメが再び開始され、その後、図80(j)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置され、チュートリアル表示部TT1には、「疑似連」の文字表示が表示される。すなわち、疑似連が行われるかもしれないことを示唆する表示が行われている。すなわち、チュートリアル表示部TT1では、チュートリアル表示の他、予告表示も行うことができる。なお、この「疑似連」の文字表示は、当該変動の予告であってもよいし、先読み予告であってもよい。なお、チュートリアル表示部TT1のフレームインアニメの完了のタイミングは、エフェクトEF2の表示が開始されるよりも前のタイミングであってもよいし、エフェクトEF2の表示が開始されるよりも後のタイミングであってもよいし、エフェクトEF2の表示が開始されるのと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。その後は、図80(j)〜同図(n)に示すように、チュートリアル表示部TT1が継続して表示される。なお、この演出例において、説明表示が行われる場合よりも予告表示が行われる場合の方が、チュートリアル表示部TT1の表示時間が長いように構成されているが、表示時間が同じであってもよいし、予告表示が行われる場合よりも説明表示が行われる場合の方が、チュートリアル表示部TT1の表示時間が長いように構成されてもよい。また、説明表示の場合と、予告表示の場合とで文字の色を異ならせるようにしてもよい。このように、この演出例では、チュートリアル表示部TT1の表示が複数回行われる場合がある。
なお、チュートリアル表示部TT1において、成功するか否かのパターンを有する複数種類のミニゲームを表示し、該ミニゲームの成功パターンが行われる場合には、成功を示す表示と同時に又は当該表示の後に、保留変化等の他の演出表示に変化を与える表示(例えば、保留アイコンの表示態様の変化、変動アイコンの表示態様の変化、疑似連図柄の停止、疑似連の発生、セリフ予告の表示態様の変化(例えば、青セリフや青背景のセリフを赤セリフや赤拝啓のセリフに変化)、セリフ予告のステップアップ(例えば、キャラAのセリフ予告表示が行われている状態において、次いでキャラBのセリフ予告表示を行うなど))を行うように構成してもよい。
図81は、本実施形態に適用可能なスーパーリーチ演出の一例について段階的に示す図である。図81に示す演出例は、例えば、図77に示される演出表示が行われた後に実行される、上述したようにして表示態様が変化した保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示が行われている様子が示されている。
図81(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図81(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0は、緑色で点灯表示される先読み予告の表示態様となっており、2つの保留アイコンh11,h12は、デフォルトの表示態様となっている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示は消去されている。このとき、保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様であり、装飾図柄にオーバーラップしていない。また、チュートリアル表示部TT1には、「パンダは殿様の師匠」という文字表示が行われ、説明表示が行われている様子が示されている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図81(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の色に合わせて緑色に発光している。
その後、図81(b)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展することを報知する表示が行われる。
そして、図81(c)に示すように、導光板ILに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成され、この剣豪リーチにおける大当りに対する信頼度が高いことを演出している。ここで、導光板ILに形成された模様は、チュートリアル表示部TT1、保留表示枠FL1、変動アイコン及び保留アイコンにオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1、保留表示枠FL1、変動アイコン及び保留アイコンにオーバーラップしていない場合と比較してこれらの表示が視認しにくくなる場合がある。
その後、図81(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部が表示画面の下方にフレームアウトするアニメーション(UI部FOアニメ)が開始されている。具体的には、UI部FOアニメが開始されると、チュートリアル表示部TT1に表示されていた文字表示が消去されるとともに、保留アイコン表示領域に表示されていた保留アイコンが消去される。なお、チュートリアル表示部TT1における文字表示の消去のタイミングは、保留アイコンの消去のタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、保留アイコンの消去のタイミングよりも後のタイミングであってもよいし、保留アイコンの消去のタイミングと同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。なお、変動アイコンh0は消去されていないが、変動アイコンh0も消去されるようにしてもよい。
その後は、図81(d)〜同図(g)に示すように、UI部がUI部FOアニメによりフレームアウトする。なお、保留表示枠FL1が消去されても家紋役物224Eの発光色により、保留アイコンの表示態様を認識することができる場合がある。すなわち、上述したようにして、保留表示枠FL1が拡張することにより行われた保留アイコンの表示態様の変化演出により変化した保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示が行われることにより表示される変動アイコンが収容される保留表示枠FL1が非表示とされた後でも保留アイコンの変化後の表示態様を確認することができる場合がある。
図81(h)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図81(h)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。
その後、例えば、図63(c)〜同図(h)に示される殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタによる決闘シーンのアニメーション表示が行われた後、図81(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、その結果、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、図81(j)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、剣豪リーチ専用の背景から城下町の背景に変更され、第1装飾図柄表示装置208Lでは、図81(j)〜同図(n)に示すように、UI部が表示画面の下方からフレームインするアニメーション(UI部FIアニメ)が行われる。なお、保留アイコンは、UI部FIアニメの表示が完了した後で再表示されるが、UI部FIアニメの表示が開始されたときから表示されていてもよいし、UI部FIアニメの表示の完了と同時に表示されてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図81(o)に示されるタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、家紋役物224Eは、緑色の発光態様からデフォルトの発光態様(白色の発光態様)となる。なお、第3装飾図柄表示装置208Nにおいても第1装飾図柄が表示されるようにしたが、停止表示時には消去されるようにしてもよい。また、家紋役物224Eがデフォルトの発光態様に変化するタイミングは、装飾図柄の停止表示と同じタイミングであってもよいし、装飾図柄の停止表示よりも前のタイミングであってもよいし、装飾図柄の停止表示よりも後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、変動アイコンh0は、装飾図柄の停止表示の前に、いったんデフォルトの表示態様に変化してから消去されるようにしてもよいし、装飾図柄の停止表示の後に、デフォルトの表示態様に変化してから消去されるようにしてもよいし、装飾図柄の停止表示の前に、表示態様が変化することなく消去されるようにしてもよいし、装飾図柄の停止表示の後に、表示態様が変化することなく消去されるようにしてもよいし、装飾図柄の停止表示のタイミングと同じタイミングで、表示態様が変化することなく消去されるようにしてもよい。
なお、導光板ILに形成された模様が表示されている状態において、拡張後・拡張中・縮小中の保留表示枠FL1が表示されるように構成されてもよく、該構成においては、拡張後の保留表示枠FL1の全てが導光板ILに形成された模様にオーバーラップされないように構成されてもよい。
また、スーパーリーチ中に保留表示枠FL1及び変動アイコンh0を表示するように構成されてもよく、該構成において、スーパーリーチ中における各タイミング(例えば、味方キャラのカットインや、敵キャラのカットインの表示タイミング、あるいは、青色で表示されたセリフや、赤色で表示されたセリフの表示タイミング等)における表示態様を変化させたりしてもよい。
また、上記構成に加えあるいは上記構成に置き換えて、チュートリアル表示部TT1をスーパーリーチ中にフレームイン可能に構成し、上記各タイミングにおける表示の態様を変化させたりしてもよいし、当否の期待度を示す複数種類の表示のうちの一の表示を行うようにしてもよい。
図82は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図82(a−1)〜同図(a−4)では、保留表示枠FL1の拡張部分で予告アイコンをストックする演出表示が行われる様子が示されており、図82(b−1)〜同図(b−6)では、予告アイコンがストックされている状態で保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている様子が示されており、図82(c−1)〜同図(c−6)では、保留アイコンの表示態様の変化演出と一部が共通する演出により予告アイコンの表示態様が変化する演出が行われている様子が示されている。
図82(a−1)に示される演出例は、忍者のキャラクタNJ1に換えて宝箱の予告アイコンBXが表示されている点を除き、図77(g)と同様であるので、詳しい説明については省略する。なお、図82(a−1)に示すように、宝箱の予告アイコンBXは、一部が家紋役物224Eにオーバーラップされており、一部が家紋役物224Eにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。また、この演出例では、予告アイコンの一例として宝箱の予告アイコンBXを用いて説明するが、例えば、図18や図73(d)に示される各種予告アイコンを表示する場合にも適用可能であることはいうまでもない。
その後、図82(a−2)に示すように、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、宝箱の予告アイコンBXのうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。
その後、図82(a−3)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、宝箱の予告アイコンBXが第2の保留アイコンh12に向かって移動している様子が示されている。このとき、宝箱の予告アイコンBXは、縮小して表示されているが、縮小しないで表示されてもよいし、拡大して表示されてもよい。また、形状が変更されたり、表示色が変更されてもよい。
その後、図82(a−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、宝箱の予告アイコンBXが第2の保留アイコンh12の上部で停止表示し、第2の保留アイコンh12に対応する保留に基づく図柄変動表示において何らかの予告が行われることを示唆している。すなわち、宝箱の予告アイコンBXによる先読み予告が行われている。
図82(b−1)〜同図(b−6)に示される演出例は、第2の保留アイコンh12の上部に宝箱の予告アイコンBXが表示されている点を除き、図77(g)〜同図(l)と同様であるので、詳しい説明については省略する。なお、図82(b−1)に示される予告アイコンBXは、図82(a−1)〜同図(a−4)において上述した要領で表示されたものに限らず、例えば、他の演出(例えば、チャンス図柄の停止により行われる演出等)により表示されたものであってもよい。また、予告アイコンが、保留表示枠FL1における演出では表示されないものであってもよい。
図82(b−3)では、手裏剣SH1が宝箱の予告アイコンBXに重なっている様子が示されている。ここで、手裏剣SH1は、宝箱の予告アイコンBXにオーバーラップするようにしてもよいし、宝箱の予告アイコンBXにオーバーラップされるようにしてもよい。すなわち、例えば、宝箱の予告アイコンBXが図82(a−1)〜同図(a−4)において上述した要領で表示されたものである場合でも、手裏剣SH1の方が宝箱の予告アイコンBXよりも前面側に表示されてもよいし、背面側に表示されてもよい。
図82(b−4)では、エフェクトEF2が第2の保留アイコンh12の他、宝箱の予告アイコンBXの全部にオーバーラップしている様子が示されている。これにより、第2の保留アイコンh12の表示態様が変化するのか、宝箱の予告アイコンBXの表示態様が変化するのかがわからず、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
図82(c−1)〜同図(c−5)に示される演出例は、図82(b−1)〜同図(b−5)と同様であるため、詳しい説明については省略する。
図82(c−5)では、エフェクトEF2が第2の保留アイコンh12全体を覆うように表示しているが、変化後の保留アイコンの表示態様(表示色)に対応する家紋役物224Eの発光態様の変化が見られない。すなわち、家紋役物224Eの発光色の不変化により、保留アイコンの変化表示が行われないことを予告しているということができる。
図82(c−5)に続く図82(c−6)では、エフェクトEF2が消去された後の様子が示されている。すなわち、図82(c−6)に示す演出例では、エフェクトEF2が消去された後、第2の保留アイコンh12の表示態様は変化せず、宝箱の予告アイコンBXの表示態様が変化しており、遊技者は、保留アイコンの表示態様の変化ではなく、宝箱の予告アイコンBXが昇格変化したことにより、演出に意外性を持たせるとともに、大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。なお、宝箱の予告アイコンBXの変化の態様は、大きさの変化に限らず、例えば、形状が変化してもよいし、色が変化してもよいし、これらの組合せにより変化してもよい。なお、図82(c−6)に示すように、スピーカ120からは、宝箱の予告アイコンBXの表示態様が変化したことを報知する音声出力が行われているが、音声出力が行われないようにしてもよい。
図83は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図83(a−1)〜同図(a−6)では、先読み予告の表示態様(例えば、白色で点滅)で表示されている保留アイコン以外の保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図83(b−1)〜同図(b−4)では、保留表示枠FL1の拡張部分に他のキャラクタが登場して保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図83(c−1)〜同図(c−5)では、表示されているすべての保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。
図83(a−1)に示される演出例は、第3の保留アイコンh13が表示されている点を除き、図77(g)と同様であるので、詳しい説明については省略する。なお、図83(a−1)に示すように、第3の保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様で表示されている。
図83(a−1)に続く同図(a−2)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12ではなく、これに隣接する第3の保留アイコンh13に向かって移動している。
その後、図83(a−3)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第3の保留アイコンh13に向かっている様子が示されている。
その後、図83(a−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第3の保留アイコンh13と重なり、第3の保留アイコンh13が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、第3の保留アイコンh13全体を視認困難とするとともに、隣接する第2の保留アイコンh12の一部にもオーバーラップしている。なお、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様(白色で点滅)のままとなっている。
その後、図83(a−5)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。すなわち、第3の保留アイコンh13の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知しているということができる。
その後、図83(a−6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第3の保留アイコンh13が再び視認容易に表示される。このとき、第3の保留アイコンh13の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。なお、保留アイコンh13の表示態様が変化した後で音声出力がされてもよいし、音声出力がされた後で保留アイコンh13の表示態様が変化するようにしてもよいし、保留アイコンh13の表示態様の変化と音声出力とが同時に行われてもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、第2の保留アイコンh12の表示態様は、先読み予告の表示態様のまま変化はしていない。この演出例によれば、第2の保留アイコンh12ではなく、これに隣接する第3の保留アイコンh13の表示態様が変化することにより、演出に意外性を持たせることができるとともに、第2の保留アイコンh12に対応する保留に基づく図柄変動表示に対する期待感を維持しつつ、第3の保留アイコンh13に対応する保留に基づく図柄変動表示に対する期待感を飛躍的に向上させることができる場合がある。なお、この演出例は、先読み予告の対象である第2の保留アイコンに隣接する第3の保留アイコンに対して行う例について説明したが、第1の保留アイコンに対して行うようにしてもよいし、4つ目の保留がある場合には、第4の保留アイコンh14に対して行うようにしてもよい。
図83(b−1)〜同図(b−4)に示される演出例は、保留表示枠FL1の拡張部分に、忍者のキャラクタNJ1に換えて番長のキャラクタBC1が表示されるとともに、投てき物が変更されている点を除いて、図77(g)〜同図(j)と同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。
図83(b−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208では、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1ではなく、番長のキャラクタBC1が表れている。なお、番長のキャラクタBC1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
図83(b−2)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、番長のキャラクタBC1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、番長のキャラクタBC1が投てき物として手裏剣SH1に換えて気功波KK1を放っている様子が示されている。この気功波KK1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。なお、気功波KK1の演出表示は、チビ姫のキャラクタCH1や爺のキャラクタGY1による会話予告の表示よりも前面側に表示されるようにしてもよいし、背面側に表示されるようにしてもよい。
その後、図83(b−3)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、気功波KK1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
その後、図83(b−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、気功波KK1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。ここで、エフェクトEF2の表示態様が手裏剣SH1の場合と気功波KK1の場合とで異なるようにしてもよい。また、このとき、番長のキャラクタBC1は、保留表示枠FL1から消去されているが、表示されていてもよい。このように、この演出例では、忍者のキャラクタNJ1以外のキャラクタも表示可能とすることで、例えば、出現するキャラクタにより大当りの信頼度に変化を持たせることができる場合がある。
図83(c−1)〜同図(c−3)に示される演出例は、第3の保留アイコンh13が表示されており、また、第2の保留アイコンh12がデフォルトの表示態様である点を除き、図83(b−1)〜同図(b−3)と同様であるので、相違する点についてのみ詳しく説明し、その他についての詳しい説明を省略する。
図83(c−3)に続く同図(c−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、気功波KK1が、第2の保留アイコンh12と重なり、爆発するエフェクトEF3が表示されるが、このエフェクトEF3は、第2の保留アイコンh12のみではなく、保留アイコン表示領域全域にわたって爆発するエフェクト表示となっている。すなわち、このエフェクトEF3の表示により、保留アイコン表示領域に表示された保留アイコンの全てが表示態様の変化の対象となることが報知されている。これにより、すべての保留に対して信頼度が高まるかもしれないという期待感を持たせることができる場合がある。なお、図83(c−4)に示されるタイミングでは、番長のキャラクタBC1が保留表示枠FL1から消去されているが、表示された状態であってもよい。また、このエフェクトEF3による演出は、番長のキャラクタBC1が登場した場合にのみ行われる演出であって、忍者のキャラクタNJ1が登場した場合では行われない演出であってもよい。また、番長のキャラクタBC1が登場した場合には、必ずエフェクトEF3による演出が行われるようにしてもよい。
その後、図83(c−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF3が消去され、エフェクトEF3が消去されていない状態と比較して第1の保留アイコンh11〜第3の保留アイコンh13が再び視認容易に表示される。このとき、第1の保留アイコンh11〜第3の保留アイコンh13の全ての表示態様が、デフォルトの表示態様から主人公の殿様の表示態様に変化している。この演出例によれば、先読みの対象である保留アイコンのみならず、表示されたすべての保留アイコンの表示態様が変化することにより、演出に意外性を持たせることができるとともに、すべての保留に対する大当りへの期待感を飛躍的に向上させることができる場合がある。この演出例は、例えば、特定のタイミングで保留が増加した場合に行われるものであってもよく、より具体的には、保留表示枠FL1の拡張アニメが開始された後で保留が増加した場合に行うようにしてもよい。
図84は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図84(a−1)〜同図(a−5)では、保留表示枠FL1の拡張範囲が大きくされている様子が示されており、図84(b−1)〜同図(b−5)では、保留表示枠FL1の背景が開放し、そこに保留変化予告演出にかかるキャラクタが出現する様子が示されており、図84(c−1)〜同図(c−4)では、変動アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。
図84(a−1)に示される演出例は、図77(g)に示して上述したのと同様であるので、詳しい説明については省略する。
図84(a−1)に続く同図(a−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1が上方にさらに拡張している様子が示されている。また、保留表示枠FL1の上方へのさらなる拡張に応じて、忍者のキャラクタNJ1もさらに上方に移動している。このとき、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eにオーバーラップされておらず、家紋役物224Eにオーバーラップされている状態と比較すると視認容易とされている。また、保留表示枠FL1は、吹き出し部TT3にオーバーラップしており、吹き出し部TT3にオーバーラップしていない状態と比較すると吹き出し部TT3の表示が視認困難とされている。また、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降している。
その後、図84(a−3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が3つの手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この3つの手裏剣SH1は、いずれも先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。なお、手裏剣SH1の演出表示は、吹き出し部TT2にオーバーラップしている。また、図84(a−3)に示されるタイミングでは、家紋役物224Eは、初期位置に戻っている。
その後、図84(a−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、3つの手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。
その後、図84(a−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、殿様の表示態様で表示されている。なお、このとき、スピーカ120から保留アイコンの表示態様が変化したことの報知音を出力するようにしてもよい。また、このとき、家紋役物224Eの発光態様は変化していないが、変化してもよい。このように、この演出例では、図77に示される演出例と比較すると、保留表示枠FL1の拡張範囲が上方にさらに大きくされているとともに、演出内容も一部が異なっている。なお、保留表示枠FL1の拡張範囲が大きくされても演出内容を同じにしてもよい。また、信頼度に応じて保留表示枠FL1の拡張範囲を変化させるようにしてもよい。これにより、保留表示枠FL1の変化量により大当りに対する期待感に変化を持たせることができる場合がある。
なお、保留表示枠FL1の拡張範囲を、上方のみならず、幅方向に拡大するようにしてもよい。この場合、例えば、図84(a−3´)に示すように、保留表示枠FL1を上方への拡張に加えて、先読みの対象の保留アイコンに重なる範囲まで幅方向に拡大するようにしてもよい。また、保留表示枠FL1の上下方向に対する拡張範囲を、図77(g)に示される程度とし、幅方向に対する拡張範囲を、先読み対象の保留アイコンに重なる範囲までとしてもよい。また、先読みの対象である第2の保留アイコンh12よりも後に消化される第3の保留アイコンが表示されている場合においては、第3の保留アイコンの少なくとも一部まで、幅方向に拡大するように構成してもよい。換言すれば、保留表示枠FL1の一部が第3の保留アイコンにオーバーラップされるように構成してもよい。
図84(b−1)では、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、保留表示枠FL1の拡張アニメにより保留表示枠FL1が上方に拡張したが、拡張部分にキャラクタが出現せず、その後、家紋役物224Eが初期位置まで移動した様子が示されている。その他の演出内容については、図77(g)に示されるのと同様であるので、詳しい説明については省略する。
その後、図84(b−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の背景がシャッタのように上昇する開放動作が開始され、背景の裏側が視認されるような態様の表示が行われている様子が示されている。
すると、図84(b−3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の背景が全開状態となり、忍者のキャラクタNJ1が出現する様子が示されている。なお、背景が全開状態となった保留表示枠FL1のバックカラーを複数種類用意し、保留アイコンの表示態様の変化の期待度によって色を異ならせるようにしてもよい。そして、図84(b−3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。なお、手裏剣SH1の投てき演出が開始されるタイミングは、保留表示枠FL1の背景が全開状態となるタイミングよりも後であってもよいし、保留表示枠FL1の背景が全開状態となるタイミングと同じであってもよいし、保留表示枠FL1の背景が全開状態となるよりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図84(b−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
その後、図84(b−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このとき、保留表示枠FL1の背景がシャッタのように下降する閉鎖動作が開始され、その後、閉扉状態となる。なお、保留表示枠FL1の背景の閉鎖動作の開始タイミングは、エフェクトEF2の表示が開始されるタイミングよりも前であってもよいし、エフェクトEF2の表示が開始されるタイミングと同じであってもよいし、エフェクトEF2の表示が開始されるタイミングよりも後であってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
図84(c−1)に示される演出例は、忍者のキャラクタNJ1が変動アイコンh0に向けて手裏剣を投てきしている点を除き、図77(i)と同様であるので、相違する点について詳しく説明し、その他については説明を省略する。
図84(c−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が変動アイコンh0に向けて手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。
その後、図84(c−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、変動アイコンh0と重なり、変動アイコンh0が爆発するエフェクトEF3の表示が行われている。このエフェクトEF3は、変動アイコンh0全体を視認困難とするとともに、忍者のキャラクタNJ1の一部にもオーバーラップしている。なお、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様のまま変化していない。これにより、第2の保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示に対する期待感を維持しつつ、変動アイコンh0の表示態様が変化して当該変動についての大当りへの信頼度が高くなるかもしれないという期待感を遊技者に持たせることができる場合がある。
その後、図84(c−3)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。すなわち、変動アイコンh0の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知しているということができる。換言すれば、変動アイコンの表示態様が変化する予告が行われるのに先立って、所定の発光手段(家紋役物224Eが内蔵するLEDや、特図始動口に設けられたLED等)が変動アイコンh0の変化後の態様に応じて態様を変化しているということができる。
その後、図84(c−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF3が消去され、変動アイコンh0が再び視認容易に表示される。このとき、変動アイコンh0の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、変動アイコンh0の表示態様が変化したことを報知している。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化した後で音声出力がされてもよいし、音声出力がされた後で変動アイコンh0の表示態様が変化するようにしてもよいし、変動アイコンh0の表示態様の変化と音声出力とが同時に行われてもよい。
図85は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。図85では、UI部が表示画面からフレームアウトしているときに、保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている様子が示されている。
図85(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図85(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、白色で点滅しており、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が変動表示している様子が示されている。このとき、保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様であり、装飾図柄にオーバーラップしていない。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左側に、チビ姫のキャラクタCH1とともに、吹き出し部TT2が表示されている。吹き出し部TT2には複数のクエスチョンマークが並べて表示されており、後述する、保留表示枠FL1を含むUI部がフレームアウトするUI部FOアニメが行われることを示唆している。すなわち、図85(a)に示される吹き出し部TT2の表示は、保留表示枠FL1がフレームアウトにより非表示となる所定の演出に関連する表示が行われているということができる。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図85(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、ステージ名表示部ST1の上方には、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様で表示されており、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面の上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図85(b)は、UI部FOアニメが行われて保留表示枠FL1とともにUI部が表示画面の下方にフレームアウトした様子が示されている。このUI部FOアニメは、例えば、暗転演出やSPリーチへ移行する場合等に行われる。
その後、図85(c)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が表示され、手裏剣SH1を第2の保留アイコンh12が表示されていた位置に向けて投げつける演出が行われている。すなわち、この演出例では、保留表示枠FL1が表示されていない場合でも忍者のキャラクタNJ1による保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている。なお、図85(c)に示すように、忍者のキャラクタNJ1は、装飾図柄にオーバーラップしているとともに、吹き出し部TT2にもオーバーラップしている。
その後、図85(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12が表示された位置に到達して、爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。
その後、図85(e)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知している。
その後、図85(f)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去されるが、UI部が未だフレームアウトした状態であるため、第2の保留アイコンh12は未だ表示されていない。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。
図85(g)では、UI部がフレームインするアニメーション(UI部FIアニメ)が行われ、UI部FIアニメが完了した様子が示されている。UI部FIアニメが完了すると、保留表示枠FL1とともにUI部が第1装飾図柄表示装置208Lに表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様が白色から緑色に変更されている。
この演出例では、保留表示枠FL1を含めてUI部がフレームアウトし、この間に保留アイコンの表示態様を変化させる演出を行うようにしたが、例えば、図85(a´)〜同図(c´)に示すようにして、保留表示枠FL1を残してUI部をフレームアウトするようにしてもよい。ここで、図85(a´)に示される演出例は、図85(a)と同様であるので、詳しい説明については省略する。
図85(a´)に続く同図(b´)では、UI部FOアニメが完了した様子が示されている。図85(b´)に示すように、この演出例では、UI部FOアニメが行われると、UI部が表示画面の下方にフレームアウトするが、保留表示枠FL1はフレームアウトせず、表示された状態が維持されるようになっている。
図85(c´)では、保留表示枠FL1の拡張アニメが行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、その後、保留表示枠FL1において忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。すなわち、図85(c´)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が保留表示枠FL1の拡張部分に表示され、手裏剣SH1を第2の保留アイコンh12が表示されていた位置に向けて投げつける演出が行われている。すなわち、この演出例では、表示態様の変化の対象である保留アイコンが表示されていない場合でも忍者のキャラクタNJ1による保留アイコンの表示態様の変化演出が行われている。
図86は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図86(a−1)〜同図(a−7)では、保留アイコンの表示態様を変化させる演出と、予告アイコンの表示が同時期に行われている様子が示されており、図86(b−1)〜同図(b−5)では、保留アイコンが先読み予告の表示態様に変化する様子について示されている。
図86(a−1)に示される演出例は、図77(f)に示して上述したのと同様であるので、詳しい説明については省略する。
図86(a−1)に続く同図(a−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の上部において忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図86(a−3)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。
一方、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。なお、爆弾アイコンI61の投てきを開始するタイミングは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1の投てきを開始するタイミングと同じであってもよいし、手裏剣SH1の投てきを開始するよりも前のタイミングであってもよいし、手裏剣SH1の投てきが開始された後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図86(a−4)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
一方、図86(a−4)に示されるタイミングでは、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。なお、爆弾アイコンI61は、第1装飾図柄にオーバーラップするとともに、爺のキャラクタGY1や吹き出し部TT3にもオーバーラップしている。換言すれば、第1装飾図柄は、爆弾アイコンI61にオーバーラップされ、爺のキャラクタGY1や吹き出し部TT3も、爆弾アイコンI61にオーバーラップされている。なお、爆弾アイコンI61が第1装飾図柄にオーバーラップされてもよいし、爺のキャラクタGY1や吹き出し部TT3にオーバーラップされてもよい。
その後、図86(a−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。
一方、図86(a−5)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂する様子が示されている。なお、爆弾アイコンI61が破裂するタイミングは、エフェクトEF2が表示されるタイミングと同じであってもよいし、エフェクトEF2が表示される前のタイミングであってもよいし、エフェクトEF2が表示された後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図86(a−6)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化し、第2の保留アイコンh12の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知している。
一方、図86(a−6)に示すタイミングでは、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化し、剣豪リーチに移行することを予告している。なお、ここで、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する音声が出力されてもよい。また、剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングは、家紋役物224Eの発光色が緑色に変化するタイミングと同じであってもよいし、家紋役物224Eの発光色が緑色に変化するよりも前のタイミングであってもよいし、家紋役物224Eの発光色が緑色に変化するよりも後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図86(a−7)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。一方、スピーカ120から「ピコーン」という音声が出力され、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知している。
一方、図86(a−7)に示すように、剣豪の予告アイコンI62は、縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置され、その後、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。なお、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1に配置されたことを音声出力により報知してもよい。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されていない状態と比較してチュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。換言すると、この演出例によれば、剣豪の予告アイコンI62が保留表示枠の一部としてのチュートリアル表示部TT1にオーバーラップする場合があるということができる。このように、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なることで、遊技者に、チュートリアル表示部TT1の表示や剣豪の予告アイコンI62の表示に注意を惹きやすくすることができる場合がある。また、チュートリアルの存在に気づいたり、先や今後起こりうる演出説明よりも当該図柄変動表示に集中させることができる場合がある。
図86(b−1)に示される演出例は、チュートリアル表示部TT1において「パンダは殿様の師匠」の文字表示がなされている点を除き、図76(a)と同様であるため、詳細な説明については省略する。
図86(b−1)に続く同図(b−2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図86(b−3)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきし、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動する様子が示されている。
その後、図86(b−4)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタが投てきした爆弾アイコンI61が第2の保留アイコンh12に到達し、爆弾アイコンI61が破裂している様子が示されている。この破裂した爆弾アイコンI61の表示は、第2の保留アイコンh12の全体を覆うとともに、第1の保留アイコンh11の一部にもオーバーラップしている。
その後、図86(b−5)に示されるように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、破裂した爆弾アイコンI61が消去され、破裂した爆弾アイコンI61が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、先読み予告の表示態様(白色で点滅する表示態様)で表示されている。このように、保留アイコンの先読み予告の表示態様の変化の態様としては、保留増加時のみに限らず、保留増加後の適宜のタイミングで行うようにしてもよい。また、この演出例のように、他の変化演出によって保留アイコンの表示態様を変化させるようにしてもよい。また、上述した保留アイコンの先読み予告の表示態様を変化させる演出を、例えば、UI部がフレームアウトした状態で行われる場合があってもよい。
図87は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図87では、保留アイコンの表示態様を変化させる演出をサブ表示装置(第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)を可動させながら行う様子が示されている。
図87(a−1)に示される演出例は、図77(d)に示して上述したのと同様であるので、詳しい説明については省略する。
図87(a−1)に続く図87(a−2)では、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていた殿様のキャラクタがステージごと消去されている様子が示されている。
その後、図87(a−3)では、第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、第1装飾図柄表示装置208Lの中央に向かって移動している様子が示されている。このとき、爺のキャラクタGY1、吹き出し部TT3、チュートリアル表示部TT1及び第1装飾図柄の右図柄の各一部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされており、爺のキャラクタGY1、吹き出し部TT3、チュートリアル表示部TT1及び第1装飾図柄の右図柄の各一部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされていない状態と比較するとそれぞれ視認困難な状態とされている。
その後、図87(a−4)では、第3装飾図柄表示装置208Nが引き続き移動している様子が示されている。そして、第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下部に保留表示枠FL2が表示されるとともに、その枠内に変動アイコンh00が表示されている。第3装飾図柄表示装置208Nに表示された保留表示枠FL2及び変動アイコンh00は、それぞれ、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された保留表示枠FL1及び変動アイコンh0よりもサイズが大きくされている。すなわち、第3装飾図柄表示装置208Nに表示された保留表示枠FL2は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された保留表示枠FL1を拡張表示しているということができる。なお、図87(a−4)に示されるタイミングでは、爺のキャラクタGY1に対するオーバーラップは解消されたが、吹き出し部TT3、第1装飾図柄の右図柄の各一部は依然として第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされている。さらに、図87(a−4)に示されるタイミングでは、保留表示枠FL1及びこれに収容されている変動アイコンh0と、吹き出し部TT2の各一部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされており、保留表示枠FL1及びこれに収容されている変動アイコンh0と、吹き出し部TT2の各一部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
その後、図87(a−5)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nは、その中心が第1装飾図柄表示装置208Lの中心と整合する位置となって、移動を終了している。すると、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている保留表示枠FL1や第1装飾図柄の中図柄の全部が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされ、中図柄や、保留表示枠FL1とともに変動アイコンh0が正面視で視認不能な状態となる。また、第1の保留アイコンh11、吹き出し部TT2、吹き出し部TT3の一部も第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされ、第1の保留アイコンh11、吹き出し部TT2、吹き出し部TT3の一部が第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難となっている。
その後、図87(a−6)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、保留表示枠FL2の拡張アニメが行われて保留表示枠FL2が上方に拡張し、当該拡張部分に忍者のキャラクタNJ2が表れている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された保留表示枠FL1が拡張表示された保留表示枠FL2がさらに拡張表示されているということができる。なお、第3装飾図柄表示装置208Nに表示された忍者のキャラクタNJ2は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される忍者のキャラクタNJ1よりもサイズが大きくされているが、同じであってもよいし、小さくされてもよい。
すると、図87(a−7)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、忍者のキャラクタNJ2が手裏剣SH1を投てきしている様子が表示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の予告アイコンh12に向かって移動している。なお、手裏剣SH1の演出表示は、チビ姫のキャラクタCH1や爺のキャラクタGY1による会話予告の表示よりも前面側に表示されるようにしてもよいし、背面側に表示されるようにしてもよい。なお、忍者のキャラクタNJ2による演出は、拡張後の保留表示枠FL2の拡張部分において行われているということができる。換言すれば、保留表示枠FL2の拡張した部分に演出表示の一例である忍者のキャラクタNJ2が表示されているということができる。この忍者のキャラクタNJ2による演出は、先読み予告や当該変動予告の演出として機能する場合がある。また、手裏剣SH1による演出表示は、拡張後の保留表示枠FL2で行われる演出(忍者のキャラクタNJ2による演出)と関連するが、保留表示枠FL2の外で行われている演出ということができる。
その後、図87(a−8)に示すように、手裏剣SH1が、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに跨るように移動し、第2の保留アイコンh12に向かっていく様子が示されている。
その後、図87(a−9)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、第3装飾図柄表示装置208Nに一部がオーバーラップされている。
その後、図87(a−10)では、家紋役物224Eの発光色が白色から緑色に変化している様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの周囲に配置されたLEDが緑色に発光しており、これらの発光手段により、第2の保留アイコンh12の表示色が白色から緑色に変化することを予告報知する。なお、家紋役物224Eの発光色の変化のタイミングが、第3装飾図柄表示装置208Nに設けられたLEDが緑色に発光するタイミングと同じであってもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nに設けられたLEDが緑色に発光するよりも後のタイミングであってもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nに設けられたLEDが緑色に発光するよりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図87(a−11)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。ここで、保留アイコンの表示態様が変化したことを音声の出力により報知してもよい。
その後、図87(a−12)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、忍者のキャラクタNJ2とともに保留表示枠FL2が消去されている様子が示されている。この場合、例えば、第3装飾図柄表示装置208Nからフレームアウトするアニメーションにより行ってもよいし、フェードアウトにより消去するようにしてもよいし、突然消去する態様であってもよい。
その後、図87(a−13)では、第3装飾図柄表示装置208Nが右方向に移動して初期位置に向かっていく様子が示されている。図87(a−13)に示されるタイミングでは、第1の保留アイコンh11のオーバーラップが解消されるとともに、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている保留表示枠FL1が第3装飾図柄表示装置208Nに一部がオーバーラップされた状態となり、変動アイコンh0とともに一部が視認可能な状態となる。また、第1装飾図柄の中図柄も、第3装飾図柄表示装置208Nに一部がオーバーラップされた状態となり、第3装飾図柄表示装置208Nに一部がオーバーラップされていない状態と比較すると一部が視認可能な状態となる一方、右図柄が第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされ、オーバーラップされていない状態と比較すると視認困難な状態となっている。
その後、図87(a−14)では、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置となった様子が示されている。図87(a−14)に示されるタイミングでは、これまで第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされていた第1装飾図柄表示装置208Lにおける各表示について、オーバーラップが解消されたので、オーバーラップが解消されていない状態と比較するといずれの表示も視認容易な状態となっている。
その後、図87(a−15)では、第3装飾図柄表示装置208Nの周囲で発光していたLEDが消灯している様子が示されている。なお、消灯せずに、デフォルトの発光態様(例えば、白色で点灯する発光態様)で点灯するようにしてもよい。一方、家紋役物224Eでは、第2の保留アイコンh12の表示色に対応して、依然として緑色で発光している。
なお、この演出例では、2つのサブ表示装置(第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)のうちの一方の表示装置(第3装飾図柄表示装置208N)を第1装飾図柄表示装置208Lにオーバーラップするように移動させ、保留アイコンの表示態様を変化させる演出を行うようにしたが、例えば、図87(b)に示すように、2つのサブ表示装置のうちの両方を移動させて保留アイコンの表示態様を変化させる演出を行うようにしてもよい。
具体的には、図87(b)に示すように、保留アイコンの表示態様の変化演出を行う際に、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとを、第1装飾図柄表示装置208Lの中央で互いに近接する位置まで移動させる。そして、第3装飾図柄表示装置208Nから第2装飾図柄表示装置208Mに亘って保留表示枠FL2を拡張して表示するとともに、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている保留表示枠FL2の下部に変動アイコンh00を表示するとともに、変動アイコンh00の上方に忍者のキャラクタNJ2を表示する。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び、第3装飾図柄表示装置208Nにより、吹き出し部TT2、吹き出し部TT3、第1の保留アイコンh11、第2の保留アイコンh12、保留表示枠FL1及び変動アイコンh0の全部がオーバーラップされており、チュートリアル表示部TT1、チビ姫のキャラクタCH1の一部がオーバーラップされている。
図88は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図88では、上述した2つのサブ表示装置に換えてサブ表示装置(副装飾図柄表示装置208Pを1つだけ備え、この副装飾図柄表示装置208Pにおいて保留アイコンの表示態様を変化させる演出を行う様子が示されている。
図88では、メイン表示装置としての装飾図柄表示装置208と、サブ表示装置としての副装飾図柄表示装置208Pとを備えた点において、上述した実施形態と異なっている。なお、副装飾図柄表示装置208Pは、装飾図柄表示装置208の前面側に配置されており、副装飾図柄表示装置208Pの上端縁が、装飾図柄表示装置208の下端縁の一部の前側に重なっている。そして、図88(a)に示すように、副装飾図柄表示装置208Pには、保留表示枠FL1と保留アイコン表示領域とが左右方向に並べて配置されるとともに、これらの下方にはチュートリアル表示部TT1が形成されたUI部が表示されており、保留表示枠FL1内には変動アイコンh0が表示され、保留アイコン表示領域には、保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様とされているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様とされている。また、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダと殿様の関係についての説明がなされている。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側に、チビ姫のキャラクタCH1とともに吹き出し部TT2が表示されている。吹き出し部TT2には、「爺はどこ〜」というセリフ表示がなされている。また、表示画面の右側には、爺のキャラクタGY1とともに吹き出し部TT3が表示されている。吹き出し部TT3には、「ここじゃ」というセリフ表示がなされている。すなわち、図88(a)に示される演出例では、会話予告が行われている。なお、吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3は、装飾図柄にオーバーラップされているが、装飾図柄が吹き出し部TT2,TT3にオーバーラップされるようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上部分には、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。図88(a)に示されるタイミングでは、装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、図88(b)では、保留表示枠FL1の拡張アニメが行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、当該拡張部分に忍者のキャラクタNJ2が表れている様子が示されている。このとき、副装飾図柄表示装置208Pに表示されていた保留表示枠FL1は、副装飾図柄表示装置208Pから装飾図柄表示装置208に亘って拡張し、装飾図柄表示装置208に表示された保留表示枠FL1の拡張部分に忍者のキャラクタNJ1が表示されている。ここで、吹き出し部TT2の一部が拡張後の保留表示枠FL1にオーバーラップされており、吹き出し部TT2の一部が拡張後の保留表示枠FL1にオーバーラップされていない状態と比較して視認困難とされている。また、装飾図柄表示装置208では、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきする演出表示が行われており、図88(b)に示されるタイミングでは、投てきした手裏剣SH1が副装飾図柄表示装置208Pに表示されている第2の保留アイコンh12に向かって移動している様子が示されている。
その後、図88(c)では、投てきされた手裏剣SH1が装飾図柄表示装置208から副装飾図柄表示装置208Pに亘って移動し、第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
その後、図88(d)に示すように、副装飾図柄表示装置208Pでは、手裏剣SH1が、第2の保留アイコンh12と重なり、第2の保留アイコンh12が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、隣接して表示されている第1の保留アイコンh11の一部にオーバーラップされている。
その後、図88(e)に示すように、副装飾図柄表示装置208Pでは、エフェクトEF2が消去され、エフェクトEF2が消去されていない状態と比較して第2の保留アイコンh12が再び視認容易に表示される。このとき、第2の保留アイコンh12の表示態様は、緑色で点灯する態様で表示されている。ここで、保留アイコンの表示態様が変化したことを音声の出力により報知してもよい。
図89は、保留変化予告演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図89(a−1)〜同図(a−6)では、エラー表示が行われているときに保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図89(b)では、複数の装飾図柄表示装置に亘って行われる演出表示が行われているときに保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図89(c−1)〜同図(c−3)では、演出ボタン136の操作により保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されており、図89(d−1)〜同図(d−3)では、演出ボタン136を操作することを促す、ボタン演出が行われているときに保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。
図89(a−1)に示される演出例は、エラー表示が行われている点を除き、図77(d)に示して上述したのと同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。
図89(a−1)では、下皿が満タンとなったときに「球を抜いてください」という文字表示を行うことにより、下皿満タンエラーが発生していることを報知する下皿満タンエラー表示ERが表示されている様子が示されている。下皿満タンエラー表示ERは、本実施形態におけるエラー表示の一例であり、その他のエラー表示としては、例えば、前面枠扉106が開放されている旨を報知する扉開放表示等がある。このようなエラー表示は、遊技者に速やかに伝える必要があることから、他の表示に優先して表示されている。したがって、図89(a−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、下皿満タンエラー表示ERが、吹き出し部TT2の一部にオーバーラップしている様子が示されている。なお、このようなエラー表示は、エラーが解消されるまで継続して表示される。
その後、図89(a−2)に示すように、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。図89(a−2)では、家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lの前面に配置されているため、下皿満タンエラー表示ERの一部が家紋役物224Eにオーバーラップされており、下皿満タンエラー表示ERの一部が家紋役物224Eにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
その後、図89(a−3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の拡張アニメが行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、家紋役物224Eよりも上方に表れている様子が示されている。この演出例では、保留表示枠FL1よりもエラー表示が優先して表示されるため、保留表示枠FL1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされており、保留表示枠FL1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
その後、図89(a−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1の一部が、下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされており、忍者のキャラクタNJ1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされていない状態と比較すると視認困難とされている。
図89(a−5)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大する。しかしながら、忍者のキャラクタNJ1の一部が依然として下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされているので、忍者のキャラクタNJ1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされていない状態と比較すると忍者のキャラクタNJ1は視認困難である。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、先読み予告を行っている第2の保留アイコンh12に向かって移動している。
その後、図89(a−6)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。すると、保留表示枠FL1、変動アイコンh0及び忍者のキャラクタNJ1に対する家紋役物224Eのオーバーラップ状態が解消される。しかしながら、下皿満タンエラーは依然として継続しているため、下皿満タンエラー表示ERも依然として表示され、保留表示枠FL1の一部と保留表示枠FL1の拡張部分に表示されている忍者のキャラクタNJ1の一部が下皿満タンエラー表示ERにオーバーラップされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が第2の保留アイコンh12に向かっている様子が示されている。
図89(b)では、予告表示YKが第2装飾図柄表示装置208M、第1装飾図柄表示装置208L、第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示され、左方向にスクロールしている様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1が上方に拡張して表示され、拡張部分に忍者のキャラクタNJ1が表示され、保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。なお、図89(b)に示されるタイミングでは、第2の保留アイコンh12が先読み予告の表示態様とされている。また、チュートリアル表示部TT1では、「敵が侵入」の文字表示が表示されており、予告表示YKと関連する内容が表示されている。この演出例では、予告表示YKよりも保留アイコンの表示態様の演出表示を優先して表示するため、予告表示YKの一部が拡張して表示された保留表示枠FL1にオーバーラップされている。
図89(c−1)では、先読み予告の表示態様の一例として、第2の保留アイコンh12が演出ボタン136を模した表示態様であるボタン保留アイコンとなっている様子が示されている。なお、この演出例では、チビ姫のキャラクタCH1や爺のキャラクタGY1は表示されておらず、チュートリアル表示部TT1は、非表示状態となっている。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ボタン画像136aが表示されていないが、ボタン画像136aが表示されていてもよい。また、このボタン保留アイコンは、保留表示枠FL1とは離間した位置に表示されているため、保留表示枠FL1が拡大表示した場合でもオーバーラップされない表示であるということができる。また、ボタンの保留アイコンの表示態様は、保留増加時に表示されてもよいし、保留増加後に他の表示態様(例えば、デフォルトの表示態様等)から変更するようにしてもよい。
その後、図89(c−2)に示されるタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図89(c−3)に示すように、第2の保留アイコンh12がボタン保留アイコンから殿様のキャラクタの表示態様の保留アイコンに変化する。なお、演出ボタン136の操作は、図柄変動中であることを条件として受付可能な状態とし、図柄停止表示中は、受付不可としているが、図柄停止表示中も演出ボタン136の操作を受付可能としてもよい。
図89(d−1)では、ボタン演出が行われているときに保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央に演出ボタン136を模したボタン画像136aが表示されているとともに、その下方に、演出ボタン136の操作有効期間を示す残時間表示バーが表示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン演出が行われている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1が上方に拡張して表示され、拡張部分に忍者のキャラクタNJ1が表示され、保留アイコンの表示態様を変化させる演出も行われている。この演出例では、ボタン演出よりも保留アイコンの表示態様を変化させる演出表示を優先して表示するため、ボタン画像136a及び残時間表示バーの一部が拡張して表示された保留表示枠FL1にオーバーラップされている。また、ボタン演出が行われている間は、第1装飾図柄は表示されず、そのため、ボタン演出は、装飾図柄にオーバーラップされない演出であるということができ、また、装飾図柄は、ボタン演出にオーバーラップされない演出であるということもできる。なお、このとき、上述したエラー表示が行われる場合には、ボタン演出や保留表示枠FL1に優先して表示されることとなる。また、上述したボタン保留アイコンが表示される場合には、ボタン画像136aや残時間表示バーよりも前面側に表示され、また、保留表示枠FL1よりも前面側に表示されるが、ボタン画像136aや残時間表示バーよりも背面側に表示されてもよいし、保留表示枠FL1よりも背面側に表示されてもよい。
その後、図89(d−2)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図89(d−3)に示すように、殿様のキャラクタがアップして表示されたカットイン表示が行われる場合がある。このカットイン表示が行われることにより、遊技者は大当りの信頼度が高いことを認識することができる場合がある。この演出例では、カットイン演出よりも保留アイコンの表示態様を変化させる演出を優先して表示するため、カットイン画像の一部が拡張して表示された保留表示枠FL1にオーバーラップされている。なお、このとき、上述したエラー表示が行われる場合には、カットイン表示や保留表示枠FL1に優先して表示されることとなる。また、上述したボタン保留アイコンが表示される場合には、カットイン表示よりも前面側に表示され、また、保留表示枠FL1よりも前面側に表示されるが、カットイン表示よりも背面側に表示されてもよいし、保留表示枠FL1よりも背面側に表示されてもよい。
図90は、本実施形態に適用可能な図柄変動表示の一例について段階的に示す図である。ここで、図90(a−1)〜同図(a−5)に示される演出例は、サブ表示装置を備えておらず、メイン表示装置としての装飾図柄表示装置208のみによって演出表示が行われるように構成されたものが示され、図90(b−1)〜同図(b−2)では、エラー表示が行われた場合の様子について示されている。また、図90(c)では、保留表示枠FL1において、変動アイコンh0と忍者のキャラクタNJ1の表示位置が逆転している様子が示されており、図90(d−1)〜同図(d−2)では、保留アイコン表示領域に保留表示枠が表示される様子が示されている。
図90(a−1)では、メイン表示装置としての装飾図柄表示装置208のみを備え、サブ表示装置を備えていない点において、上述した実施形態と異なっている。そして、図90(a−1)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面の下部にUI部が配置されるとともに、表示画面の左上に第2装飾図柄が表示され、また、表示画面の右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。
また、装飾図柄表示装置208の下方には、家紋役物224Eが配置されており、装飾図柄表示装置208の上方には、八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図90(a−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで表示され、揺れ変動が行われている。また、第2装飾図柄では変動表示が行われている。また、UI部では、変動アイコンh0が収容された保留表示枠FL1が表示されるとともに、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。これらの変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示とされている。
その後、図90(a−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ワイプ画像WP1,WP2が表示画面の左右から中央に向かって移動するワイプ表示が行われている。この演出例では、ワイプ画像WP1,WP2として襖を模した画像を用いており、ワイプ表示として、襖が閉まるような演出表示が行われている。ここで、ワイプとは、画像を切り換える際に、表示画面の一部分から次に表示する画像を割り込むようにして表示する映像効果のことをいう。ワイプには様々なタイプの技法があるが、いずれの技法についても適用することができる。この演出例では、ハズレの装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始された後にワイプ画像WP1,WP2によるワイプ表示が行われるようにしているが、揺れ変動が終了して確定表示されたタイミングでワイプ表示が行われるようにしてもよい。また、例えば、ステージチェンジする場合に行われてもよいし、スーパーリーチ演出に移行する場合に行われてもよく、適宜のタイミングで行うことが可能である。ワイプ画像WP1,WP2は、UI部や第1装飾図柄にオーバーラップする一方、第2装飾図柄、第2保留数表示及び第4図柄にオーバーラップされる。なお、図90(a−2)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域に表示されている2つの保留アイコンh11,h12や保留表示枠FL1は、ワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップされていない。なお、変動アイコンh0は、ワイプ画像WP1,WP2が表示開始されるタイミングで消去されている。ここで、変動アイコンh0が消去されるタイミングは、ワイプ画像WP1,WP2が表示開始されるよりも前のタイミングであってもよいし、ワイプ画像WP1、WP2が表示開始されるタイミングと同じタイミングであってもよいし、ワイプ画像WP1,WP2が表示開始されたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
図90(a−3)は、ワイプ画像WP1,WP2がさらに装飾図柄表示装置208の表示画面の中央に向かって移動している様子が示されている。図90(a−3)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域に表示されている2つの保留アイコンh11,h12はワイプ画像WP1にオーバーラップされているが、保留表示枠FL1は、ワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップされていない。
その後、図90(a−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ワイプ画像WP1,WP2によって表示画面全体が覆われ、ハズレ図柄で確定表示した様子が表示されている。そのため、保留表示枠FL1は、その全体がワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップされた状態とされている。また、表示画面の左上に表示されている第2装飾図柄は、第1装飾図柄の揺れ変動時において表示された装飾図柄の組合せに応じて、「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで停止表示しており、特図1第4図柄も、ハズレの図柄で停止表示している。
その後、保留が消化されて、特図1の図柄変動表示が開始されると、装飾図柄表示装置208では、ワイプ画像WP1,WP2がそれぞれ表示画面の左右方向に向かってフレームアウトするワイプ表示が行われる。その結果、UI部が視認可能とされ、保留表示枠FL1も視認可能に表示される。なお、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄、第2装飾図柄及び特図1第4図柄がそれぞれ変動表示を開始している。このとき、例えば、保留移動アニメーションにより、第1の保留アイコンh11として表示されていた1番目の保留アイコンが保留表示枠FL1に移動し、変動アイコンh0として表示される。また、第2の保留アイコンh12として表示されていた2番目の保留アイコンも1番目の保留アイコンの表示位置に移動し、第1の保留アイコンh11として表示される。また、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」の文字表示が表示されている。
図90(b−1)〜同図(b−2)では、エラー表示の表示中にワイプ表示が行われている様子が示されている。なお、図90(b−1)〜同図(b−2)に示される演出例は、下皿満タンエラー表示ERが表示されている点を除き、図90(a−3)〜同図(a−4)と同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。図90(b−1)〜同図(b−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した下皿満タンエラー表示ERがワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップしている様子が示されている。このようなエラー表示は、遊技者に速やかに伝える必要があることから、他の表示に優先して表示されている。したがって、図90(b−1)に示す場合においても、ワイプ画像WP1,WP2に優先して下皿満タンエラー表示ERの表示が優先されることとなる。なお、図90(b−2)に示すように、図柄が確定表示された場合でも、下皿満タンエラー表示ERは消去されず、ワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップして表示されることとなる。なお、下皿満タンエラー表示ER等のエラー表示がワイプ画像WP1,WP2にオーバーラップされるようにしてもよい。
図90(c)は、保留表示枠FL1において、変動アイコンh0と忍者のキャラクタNJ1の表示位置が逆転している様子が示されている。ここで、図90(c)は、変動アイコンh0と忍者のキャラクタNJ1の表示位置が逆転している点を除き、図77(i)と同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。図90(c)に示す演出例では、例えば、保留表示枠FL1の拡張アニメが行われる際に、保留表示枠FL1の拡張とともに、変動アイコンh0が上方に移動し、変動アイコンh0の背面側から忍者のキャラクタNJ1が登場するような演出が行われる。このように、この演出例では、保留表示枠FL1の拡張の際、変動アイコンh0の表示位置が変化しているということができる。
図90(d−1)では、先読み予告の対象である第2の保留アイコンh12を囲む保留表示枠FL4が表示されるとともに、この保留表示枠FL4が上方に拡張し、当該拡張部分に忍者のキャラクタNJ3が表示されている様子が示されている。なお、図90(d−1)に示される演出例は、第2の保留アイコンh12を囲む保留表示枠FL4が表示され、チュートリアル表示部TT1では非表示とされている点を除き、図77(b)と同様であるので、異なる点についてのみ詳しく説明し、その他については詳しい説明を省略する。図90(d−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、先読み予告の表示態様である第2の保留アイコンh12を囲むように保留表示枠FL4が表示されている。この保留表示枠FL4は、例えば、第2の保留アイコンh12の大きさに合ったサイズのデフォルトの表示態様で、表示画面の下方からフレームインし、第2の保留アイコンh12を囲む位置まで移動した後、拡張アニメにより上述した要領で保留表示枠FL4が上方に拡張する表示が行われる。そして、拡張された保留表示枠FL4の拡張部分に忍者のキャラクタNJ3が表示され、上述したようにして保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われる。なお、保留表示枠FL1を拡張表示して行われる保留アイコンの表示態様を変化させる演出と、保留表示枠FL4を拡張表示して行われる保留アイコンの表示態様を変化させる演出の両方の行われる時期が重なるようにしてもよいし、両方の演出が行われる時期が重ならないようにしてもよい。
また、保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われているときに、図柄が停止表示し、次の図柄変動表示が開始された場合には、図90(d−2)に示すように、保留アイコンの移動に合わせて保留表示枠FL4も移動する。この場合、例えば、図柄停止表示が行われる場合には、拡張された保留表示枠FL4を縮小してデフォルトの表示態様に変化させ、その後、図柄を確定表示させる。そして、第2の保留アイコンh12の移動アニメーションによる移動に合わせてデフォルトの表示態様の保留表示枠FL4も移動し、図柄変動表示を開始させる。その後、保留表示枠FL4を拡張アニメにより保留表示枠FL4を上方に向けて拡張させる。このような態様で保留表示枠FL4を移動するようにしてもよい。また、図柄停止表示時には、保留表示枠FL4をいったん消去し、次の図柄変動表示が開始された後で、保留表示枠FL4が再び表示されるようにしてもよい。また、図柄停止表示時も保留表示枠FL4の表示を拡張した状態で維持し、第2の保留アイコンh12の移動アニメーションによる移動表示にしたがって保留表示枠FL4も移動するようにしてもよい。
図91は、保留表示枠の拡張演出の他の一例について段階的に示す図である。ここで、図91(a−1)〜同図(a−4)は、保留表示枠としてのチュートリアル表示部TT6が拡張する様子が示されており、図91(b−1)〜同図(b−5)では、保留アイコンが収容される保留表示枠が拡張表示して保留アイコンの表示態様を変化させる演出が行われている様子が示されている。
図91(a−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図91(a−1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。このとき、保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様であり、装飾図柄にオーバーラップしていない。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT6が第1装飾図柄表示装置208Lの下端縁に沿って左右方向に延在しており、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域の下方に配置されている。そして、チュートリアル表示部TT6には、「パンダは殿様の師匠」という文字表示が行われ、説明表示が行われている様子が示されている。この演出例では、チュートリアル表示部TT6が保留表示枠として機能する場合がある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図91(a−1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、この演出例では、ボタン画像136aは表示されていない。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図91(a−2)では、チュートリアル表示部TT6が上方に拡張するアニメーションにより、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域を上方に押し上げ、チュートリアル表示部TT6の範囲が拡張されている様子が示されている。また、拡張されたチュートリアル表示部TT6では、酒飲み対決リーチ演出が開始されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで変動表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nに移動して変動表示が継続される。したがって、この演出例では、装飾図柄の表示が邪魔されない領域が拡張されているということができる。換言すれば、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域が移動することで、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域の下部の領域(下部領域)が広がる。その下部領域で行われる表示は、変動表示している装飾図柄や、例えば、会話予告等のセリフの表示や、予告の表示や、保留アイコンの表示の変化の演出等にオーバーラップされない表示であるということができる。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、「勝利でSP発展」との文字表示が行われ、酒飲み対決リーチ演出で勝利した場合に行われる演出の内容が報知されている。酒飲み対決リーチ演出では、主人公の殿様と爺との飲み比べ対決が行われ、爺が酔いつぶれた場合には、主人公の殿様が勝利であるとして、SPリーチに発展することが予告される。なお、酒飲み対決リーチ演出が開始された場合に、保留表示枠FL1及び保留アイコン表示領域を非表示にしてもよいし、保留表示枠FL1を表示し、保留アイコン表示領域を非表示にするようにしてもよい。
図91(a−3)では、酒飲み対決リーチ演出が継続して行われている様子が示されている。
その後、図91(a−4)に示されるように、SPリーチへ移行する場合には、爺が酔いつぶれ、主人公の殿様が勝利した演出表示が行われる。一方、SPリーチへ移行せず、ハズレの結果が表示される場合には、図91(a−4´)に示されるように、主人公の殿様が酔いつぶれ、主人公の殿様が爺に敗北した演出表示が行われる。なお、図91(a−1)の状態のチュートリアル表示部TT6では、図91(a−2)の状態のチュートリアル表示部TT6で行われる演出表示が行われないように構成されてもよく、また、図91(a−2)の状態のチュートリアル表示部TT6では、図91(a−1)の状態のチュートリアル表示部TT6で行われている説明表示が行われないように構成してもよい。また、図91(a−2)に示される状態では、保留アイコンや変動アイコンを非表示にするようにしてもよい。
図91(b−1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI2が配置されている。この演出例におけるUI部UI2は、左側に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、それぞれ保留表示枠を構成し、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。図91(b−1)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンが各枠内に収容されており、第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のうちの第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様(例えば、青色で点灯する表示態様)であり、その他の保留アイコンは、デフォルトの表示態様とされている。また、第1の保留アイコンh11が収容されている枠の上方には、変動アイコン表示領域が形成されており、図柄変動表示中では、この変動アイコン表示領域に変動アイコンh0が表示される。ここで、変動アイコンh0が表示されている領域についてもUI部UI2に含まれるものとしてもよい。また、保留アイコン表示領域の右側には、チュートリアル表示部TT7が配置されている。図91(b−1)に示されるタイミングでは、チュートリアル表示部TT7には、「予告アイコン消化で・・・」の文字表示が表示されており、予告演出が行われることを示唆している。なお、チュートリアル表示部TT7において、説明表示が行われてもよい。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のいずれも、装飾図柄にオーバーラップしていない。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、この演出例では、ステージ名表示部やボタン画像136aは表示されていない。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、また、表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、図91(b−1)に示されるタイミングでは、家紋役物224Eは、第2の保留アイコンh12の表示色に合わせて、青色に発光している。
その後、図91(b−2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が拡大して表示されている。保留アイコン表示領域の拡大表示は、例えば、徐々に拡大するアニメーション表示等により行うことができる。図91(b−2)に示されるタイミングでは、先読み予告の表示態様である、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が表示画面の中央で拡大表示されている。すなわち、この演出例では、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が拡張した態様で表示されているということができる。なお、図91(b−2)に示されるタイミングでは、第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて変動表示している。
その後、図91(b−3)に示されるタイミングになると、青色で発光していた家紋役物224Eの発光色が緑色に変化する。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変化することを予告しているということができる。
その後、図91(b−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、拡大表示された第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変更されている。これにより、遊技者は、第2の保留アイコンh12に対応する保留にかかる図柄変動表示に対する大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
その後、図91(b−5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が縮小してデフォルトの表示態様に戻る。保留アイコン表示領域の縮小表示は、例えば、徐々に縮小するアニメーション表示等により行うことができる。この演出例では、このようにして保留表示枠を拡張し、拡張した保留表示枠で保留アイコンの表示態様の変更演出を行うことができる。
次に、図92〜図95を用いて、本実施の形態にかかるパチンコ機100の実施例1〜9によるパチンコ機100について説明する。まず、実施例1〜9によるパチンコ機100の構成について図92(a)を参照しつつ説明する。本実施例よるパチンコ機100は、図92(a)に示すように、図3に示す装飾図柄表示装置208に代えて、第一の表示装置800と、第二の表示装置802と、第三の表示装置804とを有している。第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804は、図3に示す遊技盤200の演出装置206内に配置される。本実施例では、第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
実施例1〜9によるパチンコ機100は、演出可動体806と、演出可動体808と、演出可動体810とを有している。演出可動体806、演出可動体808および演出可動体810は、図3に示す演出装置206内に配置されている。
ここで、第一の表示装置800と、第二の表示装置802と、第三の表示装置804と、演出可動体806と、演出可動体808と、演出可動体810との位置関係について説明する。これ以降、パチンコ機100を例えば島設備に設置した場合に、当該パチンコ機100に対面する遊技者に相対的に近い位置を「前」と表記し、当該「前」より遊技者に遠い位置を「後」と表記する。したがって、例えば、遊技者により近い方を「前方」と表記し、当該「前方」より遊技者に遠い方を「後方」と表記する。遊技者により近い側を「前側」と表記し、当該「前側」より遊技者に遠い側を「後側」と表記する。また、パチンコ機100を例えば島設備に設置した場合に、遊技者から見て水平左方を「左」(左方、左側、左端等)とし、またその逆を「右」(右方、右側、右端等)とする。
第一の表示装置800は、図3に示す演出装置206内の略中央に配置され、第二の表示装置802は、第一の表示装置800の左方に配置され、第三の表示装置804は、第一の表示装置800の右方に配置されている。第二の表示装置802および第三の表示装置804は、第一の表示装置800よりも前方に配置されている。第二の表示装置802および第三の表示装置804の前後方向の位置は同じ位置である。
演出可動体806は、第一の表示装置800の左上方に配置され、演出可動体808は、第一の表示装置800の右上方に配置されている。演出可動体806と演出可動体808は互いに隣接して配置されている。演出可動体806および演出可動体808の前後方向の位置は、同じであって、第一の表示装置800の前側である。
演出可動体810は、第一の表示装置800の下方に配置されている。演出可動体810の前後方向の位置は、第一の表示装置800の前側である。
これらの表示装置および演出可動体は、後側から、第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置806、演出可動体806および演出可動体808、演出可動体810の順に配置されている。なお、演出可動体806、演出可動体808および演出可動体810の前後方向の位置は同じであってもよいし、演出可動体806および演出可動体808が演出可動体810よりも前側に配置されていてもよい。また、第二の表示装置802および第三の表示装置804が演出可動体806、演出可動体808および演出可動体810よりも前側に配置されていてもよい。
第一の表示装置800は、横長長方形状の表示領域を有している。第一の表示装置800は、図5(c)に示す、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で左図柄、中図柄および右図柄のそれぞれの表示を切り替える装飾図柄の変動表示を実行可能である。装飾図柄の停止表示中において、第一の表示装置800は、左方から水平方向一列に左図柄、中図柄、右図柄をこの順に表示する。図92(a)に示す例では、第一の表示装置800には、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾6−装飾2−装飾2」が停止表示されている。
第一の表示装置800の表示領域下部には遊技情報表示領域aが設けられている。遊技情報表示領域aの下端辺は第一の表示装置800の表示領域下端辺と一致しており、遊技情報表示領域aの左端辺が当該表示領域左端辺と一致しており、遊技情報表示領域aの右端は当該表示領域右端辺と一致している。遊技情報表示領域aの中央には正方形状の枠で囲まれた変動アイコン表示領域bが設けられている。変動アイコン表示領域bには、変動アイコンが表示される。変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始されると変動アイコン表示領域bに表示されるアイコンである。変動アイコンの表示態様を変化させることにより、当該特図変動遊技の当否を所定の大当り信頼度(期待度)で報知(当該変動予告)することが可能である。図92(a)に示す例では、白色(図中、ドットハッチングで示す)円形の表示態様で変動アイコンf1が表示されている。白色円形の表示態様は、デフォルトの表示態様であって、複数の表示態様のうちの最も大当り信頼度が低い表示態様である。
遊技情報表示領域a内であって変動アイコン表示領域bの左方には特図1保留アイコン表示領域cが設けられている。特図1保留アイコン表示領域cには、特図1の保留数に応じた数の特図1の保留アイコンが表示可能である。特図1保留アイコン表示領域cでは、特図1の保留アイコンの個数によって特図1変動遊技の保留数を報知することが可能であるとともに、各保留アイコンの表示態様によって当該保留に係る特図1変動遊技の当否を所定の大当り信頼度(期待度)で報知(先読み予告)することが可能である。
特図1保留アイコン表示領域cは、右から左に向かって、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域の4つの領域に大まかに分かれている。第1〜第4の各領域は、それぞれ1番目〜4番目の保留順位に対応している。すなわち、第1領域には最先の(最も過去に記憶された)保留に対応する特図1の保留アイコンが表示可能となっており、同様に第2〜第4領域には2〜4番目の保留に対応する特図1の保留アイコンがそれぞれ表示可能となっている。
第1領域〜第4領域の各領域下部には、特図1の保留アイコンの表示位置を示す楕円形状の台座画像が表示されている。図92(a)に示す例では、特図1の保留数が3個であり、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域、第2領域、第3領域に保留アイコンg1、g2、g3がそれぞれ表示されている。保留アイコンg1、g2、g3は、台座画像の上部にオーバーラップして表示される。図92(a)に示す例では、白色(図中、ドットハッチングで示す)円形の表示態様で保留アイコンg1、g2、g3が表示されている。白色円形の表示態様は、デフォルトの表示態様であって、複数の表示態様のうちの最も大当り信頼度が低い表示態様である。なお、特図1先読み結果が「未判定」である保留を示す特図1保留アイコンをデフォルトの表示態様で表示してもよい。この場合のデフォルトの表示態様の信頼度は設定されない。
図92(a)に示すように、保留アイコンは、変動アイコンよりも小さい表示サイズで表示される。これにより、保留アイコンと変動アイコンとの識別が容易になる場合がある。
図92(a)に示すように、遊技情報表示領域a内であって変動アイコン表示領域bの右方には特図2保留アイコン表示領域dが設けられている。特図2保留アイコン表示領域dには、特図2の保留数に応じた数の特図2の保留アイコンが表示可能である。特図2保留アイコン表示領域dでは、特図2の保留アイコンの個数によって特図2変動遊技の保留数を報知することが可能であるとともに、各保留アイコンの表示態様によって当該保留に係る特図2変動遊技の当否を所定の大当り信頼度(期待度)で報知(先読み予告)することが可能である。
図92(a)に示す例では、特図2の保留数は0であるので、特図2保留アイコン表示領域dには特図2の保留アイコンが表示されていない。特図2の保留数が0である場合には、図92(a)に示すように、特図2保留アイコン表示領域dの一部にオーバーラップするように横長長方形状の表示領域eが設けられる。表示領域eには、遊技の仕方や演出内容の解説やキャラクタの説明などのチュートリアル表示や予告表示を文字画像で表示可能である。図92(a)に示すように、装飾図柄の停止表示中には、表示領域eには文字画像が表示されておらず、表示領域eにおいてチュートリアル表示および予告表示が実行されていない。このように、装飾図柄の停止表示中には、表示領域eにチュートリアル表示や予告表示が表示されなくてもよい。なお、特図2の保留数が1以上である場合や遊技状態が電サポ状態である場合には、表示領域eが設けられなくてもよいし、第一の表示装置800の表示領域内であって、特図2保留アイコン表示領域dにオーバーラップしない位置に表示領域eが設けられてもよいし、第二の表示装置802や第三の表示装置804に表示領域eが設けられてもよい。
図92(a)に示す例では、演出ステージとして城下町ステージが設定されている。第一の表示装置800には、城下町ステージに対応する城下町の背景画像(以下、「城下町背景」と称する)が表示されている。背景画像は、第一の表示装置800の表示領域の最背面に表示される。第一の表示装置800は、現在の演出ステージや演出モードや遊技状態に対応する背景画像を表示可能である。
第二の表示装置802は、縦長長方形状の表示領域を有している。第二の表示装置802の表示領域の縦の長さは第一の表示装置800の表示領域の縦の長さよりも短く、第二の表示装置802の表示領域は、第一の表示装置800の表示領域よりも小さい。第二の表示装置802の表示領域の上部には第一の表示装置800に表示される装飾図柄よりも表示サイズの小さいミニ装飾図柄が表示される。図92以降では、第一の表示装置800に表示される装飾図柄よりも簡略化してミニ装飾図柄を図示している。なお、ミニ装飾図柄の表示態様は、第一の表示装置800に表示される装飾図柄の表示態様と異なっていてもよい。第二の表示装置802には、左図柄、中図柄および右図柄の3つのミニ装飾図柄を左方から右方に向かってこの順に並べて表示可能である。特図1または特図2変動遊技の実行中は、左中右の各図柄が「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で切り替わるミニ装飾図柄の変動表示が実行される。図92(a)に示す例では、第二の表示装置802には、第一の表示装置800と同様に、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾6−装飾2−装飾2」が停止表示されている。
図92(a)に示すように、第二の表示装置802の表示領域の中央部にはチャンスボタン136の操作の受付回数を示す受付回数表示850が表示されている。、図92(a)に示す例では、「あと 0回」の文字列画像の受付回数表示850が表示されておりチャンスボタン136の操作の受付回数は0回である。第二の表示装置850の表示領域内であって受付回数表示850の下方にはチャンスボタン136を模したボタン画像852が表示されている。ボタン画像852には縦方向に均等な間隔で3本の線が引かれており、ボタン画像852は4つの領域に分割されている。これらの分割された領域の表示色を白色から例えば緑色に変更することでボタン画像852は、メーターとしても機能する。図92(a)に示す例では、ボタン画像852の4つの領域はいずれも白色で表示されおり、メーターは0である。受付回数表示850およびボタン画像852を用いた演出の具体的内容については後述する。
第二の表示装置802の表示領域の下部には、横長長方形状の枠画像が表示され、当該枠画像内には、現在の演出ステージについての情報が表示されている。図92(a)に示す例では、演出ステージが城下町ステージであるので、当該枠画像内には、「城下町」の文字列画像が表示されている。
また、第二の表示装置802には、城下町背景の背景画像が表示されている。背景画像は、第二の表示装置802の表示領域の最背面に表示される。第二の表示装置802は、現在の演出ステージや演出モードや遊技状態に対応する背景画像を表示可能である。
第二の表示装置802の表示領域の外周部(額縁部)には、フルカラーLEDが配置されている。当該フルカラーLEDを所定色に発光させることで、所定の演出や報知等が実行可能である。
図92(a)に示すように、第三の表示装置804は、第二の表示装置802と同じ大きさの縦長長方形状の表示領域を有している。第二の表示装置802の表示領域の縦の長さは、第一の表示装置800の表示領域の縦の長さよりも短い。第三の表領装置804の表示領域の左上部には、特図の保留数を示す数字が表示される。左方に表示される数字は特図1の保留数を示し、右方に表示される数字は特図2の保留数を示している。図92(a)に示す例では、特図1の保留数は3であり、特図2の保留数は0であるので、第三の表示装置804の表示領域の左上部には「3」と「0」の数字が表示されている。
第三の表示装置804の表示領域の右上部には、第4図柄が表示される。第4図柄は、特図変動遊技が実行中であるか否かを示す図柄である。左方に表示される正方形状の第4図柄は特図1用の第4図柄であり、右方に表示される円形の第4図柄は特図2用の第4図柄である。特図1変動遊技の実行中は特図1用の第4図柄が白色で表示され、特図1変動遊技の非実行中は特図1用の第4図柄が黒色で表示される。同様に、特図2変動遊技の実行中は特図2用の第4図柄が白色で表示され、特図2変動遊技の非実行中は特図2用の第4図柄が黒色で表示される。図92(a)に示す例では、特図1および特図2変動遊技がいずれも非実行中であるので、特図1用の第4図柄および特図2用の第4図柄のいずれもが黒色で表示されている。なお、大当り図柄態様の特図1が停止表示される場合には、特図1用の第4図柄を黒色以外の所定色で表示してもよい。同様に、大当り図柄態様の特図2が停止表示される場合には、特図2用の第4図柄を黒色以外の所定色で表示してもよい。
第三の表示装置804の表示領域の下部には、円柱状のステージに乗った殿様のキャラクタ画像が表示されている。殿様のキャラクタ画像を用いて所定の演出や報知が実行可能である。
また、第三の表示装置804には、城下町背景が表示されている。背景画像は、第三の表示装置804の表示領域の最背面に表示される。第三の表示装置804は、現在の演出ステージや遊技状態や演出モードに対応する背景画像を表示可能である。
第三の表示装置804の表示領域の外周部(額縁部)には、フルカラーLEDが配置されている。当該フルカラーLEDを所定色に発光させることで、所定の演出や報知等が実行可能である。
なお、第二の表示装置802に装飾図柄や変動アイコンや保留アイコンやチュートリアル表示や数字による保留数表示や第4図柄が表示されてもよいし、第三の表示装置804に装飾図柄や変動アイコンや保留アイコンやチュートリアル表示や受付回数表示やボタン画像やミニ装飾図柄や現在の演出ステージの情報が表示されてもよい。なお、第一の表示装置800にミニ装飾図柄や受付回数表示やボタン画像や現在の演出ステージの情報や第4図柄や数字による保留数表示が表示さされてもよい。
第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804の表示制御は、図4に示す第1副制御部400により実行される。なお、第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804の表示制御を実行する制御部(例えば、液晶制御部)を別に設けてもよい。第二の表示装置804および第三の表示装置806に設けられたLEDの発光制御は図4に示す第2副制御部500により実行される。
図92(a)に示す例において、第二の表示装置802および第三の表示装置804はそれぞれ初期位置に位置している。第二の表示装置802および第三の表示装置804は、例えば、ステッピングモータで駆動され、第一の表示装置800の表示領域の前側であって当該表示領域に平行な面内をそれぞれの初期位置から左右方向に移動可能である。第二の表示装置804および第三の表示装置806の駆動制御(移動制御)は図4に示す第2副制御部500により実行される。第二の表示装置802および第三の表示装置804の初期位置は、第一の表示装置800の表示領域中心を通り上下方向に伸びる仮想直線に対して互いに左右対称となる位置である。また、第一の表示装置800の表示領域中心を通り水平方向に伸びる仮想直線が第二の表示装置802および第三の表示装804の表示領域中心を通る位置に第二の表示装置802および第三の表示装置804が配置されている。初期位置に位置する第二の表示装置802の右端部は、第一の表示装置800の表示領域の左端部の一部に前方から見て重なる。同様に、初期位置に位置する第三の表示装置804の左端部は、第一の表示装置800の表示領域の右端部の一部に前方から見て重なる。
図92(a)に示す例において、演出可動体806および演出可動体808は初期位置に位置している。演出可動体806は相対的に左側に配置され、演出可動体808は相対的に右側に配置されている。演出可動体806および演出可動体808の初期位置における上下方向の位置は同じである。演出可動体806および演出可動体808は、同じ大きさの横長長方形状のプレートを有しており、当該プレート表面が前後方向に伸びる仮想直線に対して直交するように配置されている。演出可動体806のプレート表面には「八代」の文字が表記され、演出可動体808のプレート表面には「将軍」の文字が表記されている。
演出可動体806および演出可動体808は、例えば、ステッピングモータにより駆動され、第一の表示装置800の表示領域の前側であって当該表示領域に平行な面内をそれぞれの初期位置から上下方向に移動可能である。なお、演出可動体806および演出可動体808は、動作時に、一体的に動作してもよいし、個別に動作してもよい。また、演出可動体806および演出可動体808は、フルカラーLEDを有しており、当該フルカラーLEDを発光させて所定の演出や報知を実行可能である。図92(a)に示す例では、演出可動体806および演出可動体808は、白色(図中、ドットハッチングで示す)に発光している。
演出可動体810は、円形状を有しており、表面には家紋の装飾が施されている。図92(a)に示す例では、演出可動体810は初期位置に位置している。演出可動体810は、例えば、ステッピングモータにより駆動され、第一の表示装置800の表示領域の前側であって当該表示領域に平行な面内をそれぞれの初期位置から上下方向に移動可能である。また、演出可動体810は、フルカラーLEDを有しており、当該フルカラーLEDを発光させて所定の演出や報知を実行可能である。図92(a)に示す例では、演出可動体810は、白色(図中、ドットハッチングで示す)に発光している。
演出可動体806、演出可動体808および演出可動体810の駆動制御(移動制御)は図4に示す第2副制御部500により実行される。演出可動体806、演出可動体808および演出可動体810に設けられたLEDの発光制御は図4に示す第2副制御部500により実行される。
また、図92(a)以降の各図では、一点鎖線で区切った紙面上の領域にパチンコ機100の構成のうち説明に必要な構成を抜き出して図示している。図92(a)以降の各図に示すように、図中左上方にスピーカ120を模式的に図示し、図中左下方にチャンスボタン136を模式的に図示し、図中右下方に一般入賞口226を模式的に図示している。
次に、図92の各図を用いて、実施例1によるパチンコ機100の演出例について説明する。図92の各図は、本演出例を時系列で示す図である。図92(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾6−装飾2−装飾2」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図92(a)に示す時点では、特図1の保留数が3であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域cに保留アイコンg1、g2、g3が表示され、第三の表示装置804の表示領域の左上部には「3」と「0」の数字により保留数が表示されている。変動アイコン表示領域bに表示されている変動アイコンf1は、装飾図柄の停止表示中に消去される。なお、変動アイコンf1は、装飾図柄の変動表示の終了と同時に消去されてもよいし、次の装飾図柄の変動表示の開始と同時に消去されてもよい。
遊技中にはスピーカ120から所定のBGMが出力されている。チャンスボタン136は、白色(図中、ドットハッチングで示す)に発光している。
図92(a)から引き続く図92(b)は、図92以降において不図示の特図1表示装置212(第1特図表示装置212)により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。各図において、装飾図柄の変動表示およびミニ装飾図柄の変動表示は下向きの黒矢印で表している。
当該特図1変動遊技の開始に先立って、変動アイコンの消去アニメーションが実行され、変動アイコンf1が消去される。また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコンの減少アニメーションが実行され、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg1が変動アイコンf2となって変動アイコン表示領域bに移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg2が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第3領域に表示されていた保留アイコンg3が特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に移動する。図92(b)に示す時点では、保留アイコンの減少アニメーションは終了しており、変動アイコンf2、および保留アイコンg2、g3の移動は完了している。
また、当該特図1変動遊技の開始に伴って、表示領域eにおいてチュートリアル表示が開始されている。本例では、表示領域eに「パンダは殿様の師匠」という文字列画像が表示され、パンダのキャラクタについての説明がなされている。
図92(b)から引き続く図92(c)は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞する直前の状態を示している。図92(c)から引き続く図92(d)は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞したことに応じて、ボタン画像852のメーターが1個増加した状態を示している。より具体的には、ボタン画像852の4つに分割された領域のうち最左方の領域が白色から緑色(図中、斜め線のクロスハッチングで示す)に変化する。本実施例によるパチンコ機100は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞する毎に、ボタン画像852の4つに分割された領域のうちの1の領域が白色から緑色に変化してメーターが1増加する。
図92(e)に示す縦に並んだ5つの点は、図92(d)からの時間の経過を示している。本例では、図92(b)で開始された特図1変動遊技の実行中であって、図92(d)以降で一般入賞口226に遊技球が2個入賞している。
図92(f)は、一般入賞口226に遊技球が2個入賞した後の状態を示している。一般入賞口226に遊技球が2個入賞したことに応じて、ボタン画像852のさらに2つの領域が白色から緑色に変化してメーターが2増加する。この時点でメーターの値は3である。
図92(f)に示す時点の後に、一般入賞口226に遊技球が1個入賞する。図92(g)は、図92(f)から引き続く状態を示している。一般入賞口226に遊技球が1個入賞したことに応じて、ボタン画像852のさらに1つの領域が白色から緑色に変化してメーターが1増加し、メーターが満タンとなる。本例では、一般入賞口226に遊技球が合計4個入賞すると、チャンスボタン136の操作を受け付ける回数(以下、「受付回数」と称する場合がある)が1回増加する。受付回数表示850は「あと 1回」の文字列画像に表示内容が更新されており、チャンスボタン136の受付回数が0回から1回に増加したことが報知されている。ボタン画像852は、メーターが満タンとなった後に4つの領域の全てが緑色から白色に変化してメーターの値が0にリセットされる。なお、ボタン画像852のメーターがリセットされるのは、受付回数表示850の表示内容が更新されるのと同時であってもよいし、当該表示内容が更新される前であってもよいし、当該表示内容が更新された後であってもよい。本例では、チャンスボタン136の受付回数が0回から1回に増加した時点でチャンスボタン136の操作有効期間が開始される。なお、チャンスボタン136の操作有効期間が開始されると、チャンスボタン136が赤色に発光してもよい。チャンスボタン136の赤色発光開始は、チャンスボタン136の操作有効期間の開始と同時であってもよいし、当該操作有効期間の開始後であってもよいし、当該操作有効期間の開始直前であってもよい。
図92(h)に示す縦に並んだ5つの点は、図92(g)からの時間の経過を示している。本例では、図92(b)で開始された特図1変動遊技の実行中であって、図92(g)以降で一般入賞口226に遊技球がさらに8個入賞している。
図92(i)は、一般入賞口226に遊技球がさらに8個入賞した後の状態を示している。一般入賞口226に遊技球が8個入賞したことに応じて、チャンスボタン136の受付回数が2回増加する。受付回数表示850は「あと 3回」の文字列画像に表示内容が更新されており、チャンスボタン136の受付回数が3回に増加したことが報知されている。ボタン画像852は、4つの領域の全てが白色で表示されておりメーターが0にリセットされている。
図92(i)から引き続く図92(j)は、図92(b)で開始された特図1変動遊技が終了した状態を示している。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾2−装飾2」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。装飾図柄の停止表示中には、表示領域eには文字画像が表示されておらずチュートリアル表示が実行されていない。表示領域e内の文字画像を消去するタイミングは、装飾図柄の停止表示開始と同じであってもよいし、装飾図柄の停止表示開始直前であってもよいし、装飾図柄の停止表示中であってもよい。
図92(j)から引き続く図92(k)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。各図において、装飾図柄の変動表示およびミニ装飾図柄の変動表示は下向きの黒矢印で表している。
当該特図1変動遊技の開始に先立って、変動アイコンの消去アニメーションが実行され、変動アイコンf2が消去される。また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコンの減少アニメーションが実行され、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg2が変動アイコンf3となって変動アイコン表示領域bに移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg3が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動する。図92(k)に示す時点では、保留アイコンの減少アニメーションは終了しており、変動アイコンf3、および保留アイコンg3の移動は完了している。
また、当該特図1変動遊技の開始に伴って、表示領域eにおいてチュートリアル表示が開始されている。本例では、表示領域eに「殿様は八代将軍です」という文字列画像が表示され、殿様のキャラクタについての説明がなされている。このように、チュートリアル表示の表示内容は、図柄変動表示毎に変更されてもよい。
また、第二の表示装置802には、「あと 3回」の文字列画像により受付回数表示850が表示されている。前回の特図変動遊技の実行中に貯まったチャンスボタン136の操作の受付回数は次以降の特図変動遊技移行に持越し可能である。
図92(k)から引き続く図92(l)は、遊技者によりチャンスボタン136が1回操作された状態を示している。図92(l)から引き続く図92(m)は、チャンスボタン136が操作(押下)された直後の状態を示している。本例では、チャンスボタン136の当該操作に応じて演出が実行されない。チャンスボタン136が1回操作されたことにより、チャンスボタン136の操作の受付回数が2回に減少する。これにより、第二の表示装置802に表示されている受付回数表示850の表示内容が「あと 2回」に更新される。
図92(n)に示す縦に並んだ5つの点は、図92(m)からの時間の経過を示している。本例では、図92(m)以降であって、図92(k)で開始された特図1変動遊技の実行中に遊技者によりチャンスボタン136が2回操作されている。
図92(o)は、遊技者によりチャンスボタン136が2回操作された後の状態を示している。本例では、チャンスボタン136の2回のいずれの操作に応じても演出が実行されない。チャンスボタン136が2回操作されたことにより、チャンスボタン136の操作の受付回数が0回に減少する。これにより、第二の表示装置802に表示されている受付回数表示850の表示内容が「あと 0回」に更新される。本例では、チャンスボタン136の受付回数が1回から0回に減少した時点でチャンスボタン136の操作有効期間が終了する。例えば、実行中の図柄変動表示に係る当否判定結果がはずれである場合にはチャンスボタン136が操作されても、当該操作に応じて演出が実行されなくてもよい。
図92(p)は、図92(k)から引き続く演出例の別パターンを示している。本パターンでは、チャンスボタン136が操作されたことに応じて当該変動の予告演出が実行される。図92(p)では、遊技者によりチャンスボタン136が操作されている。また、変動アイコンf3が緑色円形の表示態様で表示されている。変動アイコンや保留アイコンが所定色で表示される場合には、白色、青色、緑色、赤色の順に大当り信頼度が高くなるように設定されている。すなわち、最も大当り信頼度の低い表示態様が白色であり、次いで大当り信頼度の高い表示態様が青色であり、次いで大当り信頼度の高い表示態様が緑色であり、最も大当り信頼度の高い表示態様が赤色である。このため、図柄変動表示の実行中に、図92(p)に示す緑色円形の変動アイコンf3が表示された場合の方が、図92(k)に示す白色円形の変動アイコンf3が表示された場合よりも、当該図柄変動表示において大当り図柄態様が確定表示されやすい。なお、図92(p)に示す変動アイコンf3は、当該図柄変動表示の実行中に白色から緑色に表示態様が変化されてもよいし、当該図柄変動表示の開始時に白色から緑色に表示態様が変化されてもよいし、変動アイコンとなる前の保留アイコンf2として表示されていた期間で白色から緑色に表示態様が変化されてもよいし、保留アイコンf2が当初から緑色の表示態様で表示されていてもよい。
図92(p)から引き続く図92(q)は、遊技者によりチャンスボタン136が1回操作された状態を示している。本例では、チャンスボタン136の当該操作に応じて当該変動の予告演出が実行される。当該変動の予告演出として、第二の表示装置802の表示領域内であってボタン画像852の上方に、「祝」の文字画像を含む予告画像が表示され、演出可動体806、808の発光色が白色から赤色(図中、縦横線のクロスハッチングで示す)に変化し、スピーカ120から「キーン」という効果音が出力される。当該予告画像は、受付回数表示850の全体にオーバーラップして表示される。なお、当該予告画像の表示中には受付回数表示850が消去されてもよい。また、当該予告画像が表示開始されるタイミングと、演出可動体806、808の発光色が白色から赤色に変化するタイミングとは、いずれか一方が先であってもよいし、同時であってもよい。なお、演出可動体806、608は、予告演出として移動動作を実行してもよい。例えば、演出可動体806、808は、発光色が赤色に変化するのと同時に下方に移動してもよいし、発光色が赤色に変化した後に下方に移動してもよいし、発光色が赤色に変化する前に下方に移動してもよい。
また、当該予告画像が表示開始されるタイミングと、スピーカ120から「キーン」という効果音が出力されるタイミングとは、いずれか一方が先であってもよいし、同時であってもよい。また、演出可動体806、808の発光色が赤色に変化するタイミングと、スピーカ120から「キーン」という効果音が出力されるタイミングとは、いずれか一方が先であってもよいし、同時であってもよい。
本例では、「祝」の文字画像を含む予告画像は、大当り確定の予告画像であり、実行中の図柄変動表示に係る当否判定結果が大当りである場合にのみ表示される。実行中の図柄変動表示に係る当否判定結果がはずれである場合には、図92(m)、(o)に示すようにチャンスボタン136が操作されたことに応じて演出が実行されなくてもよいし、例えば、「チャンス」の文字列画像を含む予告画像を当該変動の予告として表示してもよい。「チャンス」の文字列画像を含む予告画像は、実行中の図柄変動表示に係る当否判定結果が大当りである場合にも表示可能である。「チャンス」の文字列画像を含む予告画像は、「祝」の文字画像を含む予告画像よりも大当り信頼度が低く、図柄変動表示の実行中に、「祝」の文字画像を含む予告画像が表示された場合の方が、「チャンス」の文字列画像を含む予告画像が表示された場合よりも、当該図柄変動表示において大当り図柄態様が確定表示されやすい。
本実施例では、演出可動体が赤色で発光される予告演出の大当り信頼度は、相対的に高く設定されている。予告演出時の演出可動体の発光色は、白色、青色、緑色、赤色の順に大当り信頼度が高く設定されている。図柄変動表示の実行中に、演出可動体が赤色に発光して予告演出が実行された場合の方が、演出可動体が青色に発光して予告演出が実行された場合よりも、当該図柄変動表示において大当り図柄態様が確定表示される確率が高い。
本実施例では、チャンスボタン136の1回目の操作に応じて当該変動の予告演出が実行されているが、チャンスボタン136の2回目の操作に応じて当該変動の予告演出が実行されてもよいし、3回目の操作に応じて当該変動の予告演出が実行されてもよいし、チャンスボタン136の操作毎に当該変動の予告演出が実行されてもよい。なお。チャンスボタン136の操作に応じて実行される演出は、先読み予告演出であってもよい。
本実施例では、一般入賞口226に遊技球が4個入賞する毎にチャンスボタン136の操作の受付回数が1回増加する。なお、一般入賞口226に遊技球が1個入賞する毎にチャンスボタン136の操作の受付回数が1回増加してもよいし、一般入賞口226に遊技球が2個または3個入賞する毎にチャンスボタン136の操作の受付回数が1回増加してもよいし、一般入賞口226に遊技球が5個以上の所定個数入賞する毎にチャンスボタン136の操作の受付回数が1回増加してもよい。チャンスボタン136の操作の受付回数の上限は、3回であってもよいし、3回未満であってもよいし、4回以上であってもよい。
本実施例によるパチンコ機100は、操作手段としてのチャンスボタン136と、第一の領域としての一般入賞口226とを備えている。受付回数表示850およびボタン画像852によるチャンスボタン136に関する演出(第一のボタン演出)におけるチャンスボタン136の操作の受付回数が増減可能であり、一般入賞口226に遊技球が進入数すると当該受付回数が増える場合がある。本実施例によるパチンコ機100によれば、チャンスボタン136の操作の受付回数の増加およびチャンスボタン136の操作回数により、一般入賞口226への遊技球の入賞個数を遊技者に把握させることができる場合がある。
次に、図93(a)〜(c)を用いて、実施例2によるパチンコ機100の演出例について説明する。図93(a)〜(c)は、本演出例を時系列で示す図である。図93(a)は、特図1変動遊技の実行中の状態を示している。第一の表示装置800では装飾図柄の変動表示が実行されており、第二の表示装置802ではミニ装飾図柄の変動表示が実行されている。第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。特図1の保留数が2であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域cに保留アイコンg1、g2が表示され、第三の表示装置804の表示領域の左上部には「2」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンg1、g2は白色円形の表示態様で表示されている。変動アイコン表示領域bには、変動アイコンf1が表示されている。変動アイコンf1は、緑色円形の表示態様で表示されている。
図93(a)では、第一の表示装置800の表示領域の中央にチャンスボタン136を模したボタン画像854が表示され、その下方にチャンスボタン136の操作有効期間を示すゲージ画像856が表示されている。ボタン画像854は赤色の表示態様で表示されている。ゲージ画像856は、チャンスボタン136の操作有効期間の残り時間を所定色(図中、薄墨色)の長さで表示している。ボタン画像854およびゲージ画像856は、装飾図柄の変動表示(中図柄の変動表示)にオーバーラップして表示される。ボタン画像854は、ボタン画像852よりも表示サイズが大きい。
また、図93(a)に示す時点より前に一般入賞口226に遊技球が12個入賞したことに応じてチャンスボタン136の操作の受付回数が3回になっており、第二の表示装置802には、「あと 3回」の文字列画像による受付回数表示850が表示されている。なお、ボタン画像852の全領域は白色であり、メーターの値は0である。
本実施例では、受付回数表示850およびボタン画像852によるチャンスボタン136に関する演出(以下、「ボタン演出A」という)と、ボタン画像854およびゲージ画像856によるチャンスボタン136に関する演出(以下、「ボタン演出B」という)とが重複して実行されている。ボタン演出Aにおけるチャンスボタン136の操作有効期間は、チャンスボタン136が3回操作されるまで継続され、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間は、例えば、10秒であり、ゲージ画像856により残り時間が報知されている。本例では、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間の開始と同時にボタン画像854およびゲージ画像856が表示される。なお、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間の開始後にボタン画像854およびゲージ画像856が表示されてもよいし、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間の開始に先立ってボタン画像854およびゲージ画像856が表示されてもよい。また、ボタン演出Bでは、チャンスボタン136が1回操作されると、当該操作に応じて予告演出が実行される。なお、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間は、チャンスボタン136が1回操作されると終了する。ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136が1回も操作されてない場合には、当該操作有効期間終了時にボタン画像854およびゲージ画像856が消去される。この場合には、ボタン演出Bでのチャンスボタン136の操作に対応する予告演出が実行されない。なお、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136が1回も操作されてない場合であっても、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作に対応する予告演出が実行されてもよい。
図93(a)から引き続く図93(b)は、遊技者がチャンスボタン136を1回操作している状態を示している。図93(b)から引き続く図93(c)は、チャンスボタン136の当該操作に応じて演出が実行された状態を示している。本例では、チャンスボタン136の当該操作に応じて、ボタン演出Aに対応して第一の予告演出が実行され、ボタン演出Bに対応して第二の予告演出が実行される。第一の予告演出と第二の予告演出とは同時に開始される。第一の予告演出は、図92(q)に示す当該変動の予告演出と同様であり、第一の予告演出として、第二の表示装置802の表示領域内であってボタン画像852の上方に、「祝」の文字画像を含む予告画像が表示され、演出可動体806、808の発光色が白色から赤色に変化し、スピーカ120から「キーン」という効果音が出力される。第二の予告演出は当該変動の予告演出であり、第二の予告演出として、第一の表示装置800に横長平行四辺形状であり殿様のキャラクタ画像を含むカットイン画像858が表示される。カットイン画像858は、装飾図柄の変動表示および変動アイコン表示領域bの一部にオーバーラップして表示される。本例では、第一の予告演出と第二の予告演出とが重複した場合には第一の予告演出に対応する効果音が出力されるが、第二の予告演出に対応する効果音が出力されてもよい。
本実施例によるパチンコ機100は、ボタン演出Aにおいて、チャンスボタン136の操作の受付回数が1以上の回数の場合にチャンスボタン136が操作されると、第一の予告演出を実行可能であり、ボタン演出Bにおいてチャンスボタン136が操作されると、第二の予告演出を実行可能である。ボタン演出Aとボタン演出Bとは別個独立した演出であり、「あと 0回」の文字画像の受付回数表示850が表示されている場合であっても、ボタン演出Bにおいてチャンスボタン136が操作されると第二の予告演出が実行可能である。図93(a)、(b)に示すように、ボタン演出Aとボタン演出Bとは、並列的に実行可能であり、第一の予告演出と第二の予告演出とは並列的に実行可能である。
なお、図93(b)に示す状態でチャンスボタン136が操作された場合に、第一の予告演出が開始された後に、第二の予告演出が開始されてもよい。この場合に、第二の予告演出として演出可動体806、808が緑色に発光する場合には、第一の予告演出として演出可動体806、808が赤色に発光した後に、第二の予告演出として演出可動体806、808が緑色に発光してもよい。図93(b)に示す状態でチャンスボタン136が操作された場合に、第二の予告演出が開始された後に、第一の予告演出が開始されてもよい。この場合には、第二の予告演出として演出可動体806、808が赤色に発光した後に、第一の予告演出として演出可動体806、808が赤色に発光してもよい。このように、演出可動体の発光色が後から開始された予告演出に応じた色に上書きされてもよい。
本例のボタン演出Bはチャンスボタン136の単発操作を要求する演出であるが、ボタン演出Bはチャンスボタン136の連打操作を要求する演出であってもよい。例えば、ボタン演出Bがチャンスボタン136の10回の連打操作を要求する演出である場合には、ボタン演出Aの受付回数が0になった後もボタン演出Bにより7回のチャンスボタン136の操作が受け付けられ、チャンスボタン136が10回操作されるとボタン演出Bの操作有効期間が終了し、第二の予告演出が実行される。
チャンスボタン136は、ボタン演出Aにおけるチャンスボタン136の操作有効期間とボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間とが重複している場合にのみ赤色に発光してもよいし、ボタン演出Aにおけるチャンスボタン136の操作有効期間においてのみ赤色に発光してもよいし、ボタン演出Bにおけるチャンスボタン136の操作有効期間においてのみ赤色に発光してもよい。
ボタン演出Aでは、装飾図柄の停止表示中および図95において後述するワイプ演出表示の実行中以外の期間がチャンスボタン136の操作有効期間として設定可能であってもよい。なお、大当り遊技終了後には、ボタン演出Aによるチャンスボタン136の操作の受付回数が0回にリセットされてもよい。
次に、図93(d)、(e)を用いて、本実施例によるパチンコ機100の演出例の変形例について説明する。図93(d)、(e)は、本変形例の演出例を時系列で示す図である。図93(d)は、特図1変動遊技の実行中の状態を示している。第一の表示装置800では装飾図柄の変動表示が実行されており、第二の表示装置802ではミニ装飾図柄の変動表示が実行されている。第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。特図1の保留数が2であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域cに保留アイコンg1、g2が表示され、第三の表示装置804の表示領域の左上部には「2」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンg1は白色円形の表示態様で表示されている。変動アイコン表示領域bには、変動アイコンf1が表示されている。変動アイコンf1は、緑色円形の表示態様で表示されている。
保留アイコンg2は、チャンスボタン136を模した絵柄の表示態様で表示される。また、保留アイコンg2は、赤色で表示されている。保留アイコンg2は、ボタン画像850よりも表示サイズが小さい。また、図93(d)に示す時点より前に一般入賞口226に遊技球が12個入賞したことに応じてチャンスボタン136の操作の受付回数が3回になっており、第二の表示装置802には、「あと 3回」の文字列画像による受付回数表示850が表示されている。なお、ボタン画像852の全領域は白色であり、メーターの値は0である。
本例では、受付回数表示850およびボタン画像852によるボタン演出Aと、保留アイコンg2によるチャンスボタン136に関する演出(以下、「ボタン演出C」という)とが重複して実行されている。ボタン演出Aにおけるチャンスボタン136の操作有効期間は、チャンスボタン136が3回操作されるまで継続され、ボタン演出Cにおけるチャンスボタン136の操作有効期間は、保留アイコンg2が表示されている期間において、チャンスボタン136が1回操作されるまで継続される。本例では、チャンスボタン136を模した絵柄の保留アイコンg2の表示開始と同時にボタン演出Cにおけるチャンスボタン136の操作有効期間が開始される。なお、当該保留アイコンg2の表示開始後にボタン演出Cにおけるチャンスボタン136の操作有効期間が開始されてもよいし、当該保留アイコンg2の表示開始に先立ってボタン演出Cにおけるチャンスボタン136の操作有効期間が開始されてもよい。
図93(d)から引き続く図93(e)は、遊技者によりチャンスボタン136が1回操作された状態を示している。チャンスボタン136の当該操作に応じて、ボタン演出Aに対応して第一の予告演出が実行され、ボタン演出Cに対応して第三の予告演出が実行される。第一の予告演出は、図92(q)に示す当該変動の予告演出と同様であり、第一の予告演出として、第二の表示装置802の表示領域内であってボタン画像852の上方に、「祝」の文字画像を含む予告画像が表示され、演出可動体806、808の発光色が白色から赤色に変化する。第三の予告演出は先読み予告演出であり、本例の第三の予告演出は、特図1の2番目の保留に係る特図変動遊技についての先読み予告である。第三の予告演出として、保留アイコンg2の表示態様がチャンスボタン136を模した絵柄から殿様のキャラクタ絵柄に変化する。保留アイコンにおいて、殿様のキャラクタ絵柄の表示態様の大当り信頼度は、赤色円形の表示態様よりも高く設定されている。なお、保留アイコンg2の表示態様の変化の際には、特図1保留アイコン表示領域cに保留アイコン変化アニメーションが表示されてもよい。本例では、第一の予告演出と第三の予告演出とが重複した場合には第一の予告演出に対応する効果音が出力されるが、第三の予告演出に対応する効果音が出力されてもよい。
本実施例によるパチンコ機100は、ボタン演出Aにおいて、チャンスボタン136の操作の受付回数が1以上の回数の場合にチャンスボタン136が操作されると、第一の予告演出を実行可能であり、ボタン演出Cにおいてチャンスボタン136が操作されると、第三の予告演出を実行可能である。ボタン演出Aとボタン演出Cとは別個独立した演出であり、「あと 0回」の文字画像の受付回数表示850が表示されている場合であっても、ボタン演出Cにおいてチャンスボタン136が操作されると第三の予告演出が実行可能である。図93(d)に示すように、ボタン演出Aとボタン演出Cとは、並列的に実行可能であり、第一の予告演出と第三の予告演出とは並列的に実行可能である。本例では、ボタン演出Aおよび第一の予告演出は、当該変動の予告演出として実行され、ボタン演出Cおよび第三の予告演出は、先読み予告演出として実行される。なお、図93(a)、(b)に示すボタン演出Bと、図93(d)に示すボタン演出Cとが並列的に実行可能であってもよいし、ボタン演出Bとボタン演出Cとが並列的に実行されている状態でチャンスボタン136が操作された場合には、第二の予告演出と第三の予告演出とが並列的に実行されてもよい。
なお、実施例1、2では、一般入賞口226に遊技球が入賞した場合にチャンスボタン136の操作の受付回数が増えるように構成されているが、特図1始動口230(第1特図始動口230)、特図2始動口232(第2特図始動口)、普図始動口228に遊技球が進入した場合にチャンスボタン136の操作の受付回数が増えるように構成されていてもよい。
なお、一般入賞口226の遊技球の流下経路手前に遊技球の通過を検出するセンサ(例えば、ゲートやスルーチャッカー)を設け、当該センサを遊技球が通過した場合にチャンスボタン136の操作の受付回数が増えるように構成されていてもよい。
なお、所定の遊技状態(例えば、特図低確率普図低確率状態、大当り遊技の非実行中)においてのみチャンスボタン136の操作の受付回数が増えるように構成されていてもよい。
次に、図94の各図を用いて、実施例3によるパチンコ機100の演出例について説明する。図94の各図は、本演出例を時系列で示す図である。図94(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾6−装飾2−装飾2」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図94(a)に示す時点では、特図1の保留数が3であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域cに保留アイコンg1、g2、g3が表示され、第三の表示装置804の表示領域の左上部には「3」と「0」の数字により保留数が表示されている。変動アイコン表示領域bに表示されている変動アイコンf1は、装飾図柄の停止表示中に消去される。なお、変動アイコンf1は、装飾図柄の変動表示の終了と同時に消去されてもよいし、次の装飾図柄の変動表示の開始と同時に消去されてもよい。
本例では、図94(a)に示すように第一の表示装置800の表示領域の右下部に横長長方形状のワイプ表示画面wpaが表示されている。ワイプ表示画面wpa内にワイプ表示領域外で表示される静止画像や動画とは異なる静止画像や動画等が表示されて、所定の演出が実行される。ワイプ表示画面wpaは所謂コーナーワイプとして機能する。なお、ワイプ表示画面wpaは、第二の表示装置802や第三の表示装置804に設けられていてもよい。例えば、ワイプ表示画面wpaは、スーパーリーチ演出の非実行時には第一の表示装置800に設けられ、スーパーリーチ演出の実行時には第二の表示装置802や第三の表示装置804に設けられていてもよい。なお、ワイプ表示画面wpaは、スーパーリーチ演出の非実行時には第二の表示装置802や第三の表示装置804に設けられ、スーパーリーチ演出の実行時には第一の表示装置800に設けられていてもよい。
図94(a)に示すように、ワイプ表示画面wpaには、がっかりした表情の殿様のキャラクタ画像が表示されている。当該キャラクタ画像は、ワイプ表示画面wpaに表示されるデフォルト表示である。また、装飾図柄の停止表示中において、ワイプ表示画面wpaおよびワイプ表示画面wpa内に表示される画像の一部(本例では、上端部)は、停止表示中の装飾図柄(右図柄)にオーバーラップして表示される。
図94(a)から引き続く図94(b)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。
当該特図1変動遊技の開始に先立って、変動アイコンの消去アニメーションが実行され、変動アイコンf1が消去される。また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコンの減少アニメーションが実行され、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg1が変動アイコンf2となって変動アイコン表示領域bに移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg2が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第3領域に表示されていた保留アイコンg3が特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に移動する。図94(b)に示す時点では、保留アイコンの減少アニメーションは終了しており、変動アイコンf2、および保留アイコンg2、g3の移動は完了している。
装飾図柄の変動表示中において、ワイプ表示画面wpaおよびワイプ表示画面wpa内に表示される画像の一部(本例では、上端部)は、装飾図柄の右図柄の変動表示にオーバーラップされない。言い換えると、ワイプ表示画面wpaおよびワイプ表示画面wpa内に表示される画像の一部(本例では、上端部)は、装飾図柄の右図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。なお、装飾図柄の右図柄の変動表示の下端がワイプ表示画面wpaの上端辺と一致していてもよい。
図94(b)から引き続く図94(c)は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞する直前の状態を示している。図94(c)から引き続く図94(d)は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞したことに応じて、ワイプ表示画面wpaにおいてミニゲーム演出表示が開始された状態を示している。本実施例によるパチンコ機100は、一般入賞口226に遊技球が入賞したことに応じて、ワイプ表示画面wpaにおいてワイプ表示としてミニゲーム演出表示が実行される。なお、一般入賞口226に遊技球が入賞した場合であっても、特図の保留が0である場合や、装飾図柄の停止表示中(図柄変動停止表示中)や、大当り遊技の実行中や、実行中の特図変動遊技の残りの変動時間が例えば10秒以下である場合には、ミニゲーム演出表示が実行されなくてもよい。また、一般入賞口226に入賞した遊技球の個数に応じた回数のミニゲーム演出表示が実行されてもよい。例えば、ミニゲーム演出表示の非実行中に一般入賞口226に遊技球が1個入賞したことに応じてミニゲーム演出表示が開始され、当該ミニゲーム演出表示の実行中にさらに一般入賞口に遊技球が入賞した場合には、ミニゲーム演出表示の開始が保留されるようになっていてもよい。また、ミニゲーム演出表示の非実行中に一般入賞口226に遊技球が入賞した場合にのみミニゲーム演出表示が開始され、ミニゲーム演出表示の実行中に一般入賞口226に遊技球が入賞した場合にミニゲーム演出表示の開始が保留されなくてもよい。
本例では、図94(d)に示すように、殿様と爺とがお酒の飲み比べ対決をするミニゲーム演出表示が実行される。ワイプ表示画面wpaには、殿様と爺とがお酒の飲み比べ対決をするシーンの動画像が表示されている。本例のミニゲーム演出表示は、特図1の2番目の保留に係る特図変動遊技についての先読み予告演出として実行される。なお、ミニゲーム演出表示は、先読み予告演出として実行される場合があってもよいし、当該変動の予告として実行される場合があってもよい。
図94(d)から引き続く図94(e)は、ミニゲーム演出表示が実行されている状態を示している。図94(e)から引き続く図94(f)は、ミニゲーム演出表示の結果が表示された状態を示している。本例では、お酒の飲み比べ対決に殿様が勝利し、ワイプ表示画面wpaには、「勝ち」の文字列画像と殿様が勝利したシーンの動画像が表示されている。本例では、ミニゲームに成功した場合には、お酒の飲み比べ対決に殿様が勝利する。
図94(f)から引き続く図94(g)は、ミニゲームに成功した場合に実行される予告演出が開始された状態を示している。本例では、当該予告演出として特図1の2番目の保留を示す保留アイコンg3の表示態様を変化させる保留アイコン変化アニメーションが実行される。本例の保留アイコン変化アニメーションでは、ワイプ表示画面wpaからエフェクト画像860が保留アイコンg3に向かって移動する動画像が表示される。本例の保留アイコン変化アニメーションの一部はワイプ表示画面wpaにおいてワイプ表示として表示される。図94(g)、(h)中の矢印は、エフェクト画像860の移動の軌跡を示している。
図94(g)から引き続く図94(h)は、エフェクト画像860が保留アイコンg3にオーバーラップして表示されている状態を示している。エフェクト画像860により保留アイコンg3の全体が隠されている。なお、エフェクト画像860は、保留アイコン変化アニメーションの対象外の保留アイコン(例えば、保留アイコンg2)の少なくとも一部にオーバーラップして表示されてもよい。
図94(h)から引き続く図94(i)は、保留アイコン変化アニメーションが終了した状態を示している。保留アイコン変化アニメーションが終了すると、エフェクト画像860が消去されて保留アイコンg3の全体が再度視認可能となる。保留アイコン変化アニメーションにより、保留アイコンg3は、表示態様が白色から緑色に変化して表示される。
図94(i)から引き続く図94(j)は、ミニゲーム演出表示が終了した後の状態を示している。本例では、保留アイコン変化アニメーションの終了後にミニゲーム演出表示が終了する。ワイプ表示画面wpaでは、図94(b)と同様のデフォルトの表示が実行されている。
図94(k)は、ミニゲームに失敗したパターンの演出例を示している。ミニゲームに失敗した場合には、お酒の飲み比べ対決に殿様が敗北し、ワイプ表示画面wpaには、「負け」の文字列画像と殿様が敗北したシーンの動画像が表示される。ミニゲームに失敗した場合には、保留アイコン変化アニメーションが実行されずにミニゲーム演出表示が終了する。
図94(l)は、ミニゲーム演出表示が他の演出表示にオーバーラップして表示される例を示している。第一の表示装置800の表示領域の右下部にはチビ姫のキャラクタ画像と文字列画像を備えた吹き出し画像とを含む会話予告画像862が表示されている。会話予告画像862の一部はワイプ表示画面wpaにオーバーラップされている。より具体的には、会話予告画像862のうち、チビ姫のキャラクタ画像の右半分と文字列画像の全体と吹き出し画像の上端部以外及び右端部以外とがワイプ表示画面wpaにオーバーラップされて視認不能となっている。言い換えると、本例では、会話予告画像862にワイプ画面wpaがオーバーラップされずに表示される。また、本例では、会話予告画像862は、当該変動の予告画像として表示される。なお、会話予告画像862は、先読み予告画像として表示されてもよい。
図94(m)〜(r)は、ミニゲーム演出表示の別の例を時系列で示している。本実施例によるパチンコ機100は、複数のミニゲーム演出表示を実行可能である。図94(b)から引き続く図94(m)は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞する直前の状態を示している。図94(m)から引き続く図94(n)は、一般入賞口226に遊技球が1個入賞したことに応じて、ワイプ表示画面wpaにおいてミニゲーム演出表示が開始された状態を示している。本例では、図94(n)に示すように、殿様が千両箱投げに挑戦するミニゲーム演出表示が実行される。ワイプ表示画面wpaには、殿様が千両箱を投げようとしているシーンの動画像が表示されている。本例のミニゲーム演出表示は、特図1の2番目の保留に係る特図変動遊技についての先読み予告演出として実行される。なお、ミニゲーム演出表示は、先読み予告演出として実行される場合があってもよいし、当該変動の予告として実行される場合があってもよい。
図94(n)から引き続く図94(o)は、ミニゲーム演出表示が実行されている状態を示している。図94(o)から引き続く図94(p)は、ミニゲーム演出表示の結果が表示された状態を示している。本例では、千両箱投げに殿様が成功し、ワイプ表示画面wpaには、千両箱投げに殿様が成功したシーンの動画像が表示されている。本例では、ミニゲームに成功した場合には、千両箱投げに殿様が勝利する。
図94(p)から引き続く図94(q)は、ミニゲームに成功した場合に実行される予告演出が開始された状態を示している。本例では、当該予告演出として特図1の2番目の保留を示す保留アイコンg3の表示態様を変化させる保留アイコン変化アニメーションが実行される。本例の保留アイコン変化アニメーションでは、ワイプ表示画面wpaからエフェクト画像860が保留アイコンg3に向かって移動する動画像が表示される。図94(q)中の矢印は、エフェクト画像860の移動の軌跡を示している。本例の保留アイコン変化アニメーションは、図94(g)〜(i)に示す保留アイコン変化アニメーションと同じである。本例では、図94(j)と同様に、保留アイコン変化アニメーションが終了した後にミニゲーム演出表示が終了する。
図94(r)は、ミニゲームに失敗したパターンの演出例を示している。ミニゲームに失敗した場合には、千両箱投げに殿様が失敗し、ワイプ表示画面wpaには、殿様が千両箱投げに失敗したシーンの動画像が表示される。ミニゲームに失敗した場合には、保留アイコン変化アニメーションが実行されずにミニゲーム演出表示が終了する。
本実施例によるパチンコ機100は、複数種類のミニゲーム演出表示を実行可能である。ミニゲーム演出表示の種類に応じて大当り信頼度が設定されていてもよい。例えば、図94(d)〜(l)に示すお酒の飲み比べ対決のミニゲーム演出表示(以下、「ミニゲーム演出表示A」と称する)は、図94(m)〜(r)に示す千両箱投げに挑戦するミニゲーム演出表示(以下、「ミニゲーム演出表示B」と称する)よりも大当り信頼度が高く設定されていてもよい。この場合には、ミニゲーム演出表示Bが実行された場合よりもミニゲーム演出表示Aが実行された場合の方が予告対象の図柄変動表において大当り図柄態様が確定表示されやすい。また逆に、ミニゲーム演出表示Bの方がミニゲーム演出表示Aよりも大当り信頼度が高く設定されていてもよい。この場合には、ミニゲーム演出表示Aが実行された場合よりもミニゲーム演出表示Bが実行された場合の方が予告対象の図柄変動表において大当り図柄態様が確定表示されやすい。なお、ミニゲーム演出表示Aが実行された場合の方がミニゲーム演出表示Bが実行された場合よりもミニゲームで成功し易くてもよいし、ミニゲーム演出表示Bが実行された場合の方がミニゲーム演出表示Aが実行された場合よりもミニゲームで成功し易くてもよい。なお、保留アイコン変化アニメーションは、1種類のみでもよいし、複数種類設けられていてもよい。保留アイコン変化アニメーションが複数種類設けられている場合には、ミニゲーム演出表示毎に実行される保留アイコン変化アニメーションが予め決定されていてもよいし、実行する保留アイコン変化アニメーションがその都度抽選により決定されてもよい。
本実施例によるパチンコ機100は、第一の領域として一般入賞口226と、第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804の表示手段を備えている。一般入賞口226に遊技球が進入するとミニゲーム演出表示が実行される場合があり、変動している装飾図柄にミニゲーム演出表示がオーバーラップされない。本実施例によるパチンコ機100によれば、一般入賞口226への入賞に基づく賞球だけでなく、一般入賞口226への入賞に基づく演出表示により大当りへの期待感を遊技者に付与することができる場合がある。
本実施例によるパチンコ機100は、第一の表示装置800の表示領域の一部の領域であるワイプ画面wpa内でミニゲーム演出表示をワイプ表示として表示可能である。なお、第二の表示装置802や第三の表示装置804の表示領域の一部の領域でミニゲーム演出表示を表示してもよい。
本実施例によるパチンコ機100は、ワイプ表示として保留アイコン変化アニメーションの一部をワイプ画面wpa内で表示可能である。なお、本実施例によるパチンコ機100は、ワイプ表示として、変動アイコンを変化させる変動アイコン変化アニメーションの一部をワイプ画面wpa内で表示してもよい。なお、装飾図柄の停止表示の実行中にミニゲーム演出表示が開始されなくてもよい。
なお、本実施例では、一般入賞口226に遊技球が入賞した場合にミニゲーム演出表示が実行されるように構成されているが、特図1始動口230、特図2始動口232、普図始動口228に遊技球が進入した場合にミニゲーム演出表示が実行されるように構成されていてもよい。
なお、一般入賞口226の遊技球の流下経路手前に遊技球の通過を検出するセンサ(例えば、スルー)を設け、当該センサを遊技球が通過した場合にミニゲーム演出表示が実行されるように構成されていてもよい。
なお、所定の遊技状態(例えば、特図低確率普図低確率状態、大当り遊技の非実行中)においてのみミニゲーム演出表示が実行されるように構成されていてもよい。
なお、保留アイコンの変化アニメーションは、エフェクト画像860の表示開始とエフェクト画像860の消去のみのアニメーションとし、図94(g)、(h)におけるワイプ表示画面wpa内でのアニメーションは保留アイコン変化のためのアニメーションとしてもよい。
次に、図95の各図を用いて、実施例4によるパチンコ機100の演出例について説明する。図95の各図は、本演出例を時系列で示す図である。図95(a)は、スーパーリーチ演出中にはずれを示唆する「装飾6−装飾2−装飾6」が仮停止表示(揺れ変動表示)された状態を示している。なお、図95の各図では、第二の表示装置802および第三の表示装置804の図示は省略する。
本実施例によるパチンコ機100は、図92〜図94に示す演出例において、第二の表示装置802に表示されていたミニ装飾図柄と、第三の表示装置804に表示されていた数字による保留数表示および第4図柄が第一の表示装置800に表示されている。ミニ装飾図柄は、第一の表示装置800の表示領域の左上部に表示され、数字による保留数表示および第4図柄は、当該表示領域の右上部表示されている。また、装飾図柄の仮停止表示中は、装飾図柄の変動表示中であるので、ワイプ表示画面wpaは右図柄の「装飾6」にオーバーラップして表示される。
図95(a)に示す時点では、特図1の保留数が2であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域cに保留アイコンg1、g2が表示され、第一の表示装置800の表示領域の右上部には「2」と「0」の数字により保留数が表示されている。
図95(a)に引き続く図95(b)は、ワイプ演出表示が開始された状態を示している。ワイプ演出表示は、表示装置の表示領域の端から画像をぬぐい消すように消去していく演出である。本例では、図95(b)に示すように、第一の表示装置800の表示領域の左端からワイプ表示wpb1が出現を開始し、当該表示領域の右端からワイプ表示wpb2が出現を開始する。ワイプ表示wpb1とワイプ表示wpb2は同時に出現を開始しており、ワイプ表示wpb1、wpb2の出現開始をもってワイプ演出表示開始とする。ワイプ表示wpb1、wpb2の表示態様は、襖の絵柄である。なお、ワイプ演出表示は、第二の表示装置802および第三の表示装置804において、実行されてもよいし、実行されなくてもよい。
ワイプ表示wpb1、wpb2は、ミニ装飾図柄、数字による保留数表示および第4図柄以外の表示にオーバーラップして表示される。図95(b)に示すように、ワイプ表示wpb1はミニ装飾図柄以外の表示にオーバーラップして表示されており、ワイプ表示wpb2は、数字による保留数表示および第4図柄以外の表示にオーバーラップして表示される。言い換えると、ミニ装飾図柄、数字による保留数表示および第4図柄は、ワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示される。
また、変動アイコンf1は、ワイプ演出表示の開始と同時に消去される。なお、変動アイコンf1は、ワイプ演出表示の開始に先立って消去されてもよいし、ワイプ演出表示の開始後に消去されてもよいし、ワイプ演出開始後も表示されていてもよい。
図95(b)に引き続く図95(c)は、ワイプ演出表示が実行されている状態を示している。図95(c)に示す時点で変動アイコンf1が消去されてもよい。
図95(c)に引き続く図95(d)は、ワイプ表示wpb1、wpb2の出現が完了した状態を示している。第一の表示装置800の表示領域全体がワイプ表示wpb1、wpb2により襖が閉じた表示態様で表示される。本例では、ワイプ表示wpb1、wpb2の出現完了と同時にミニ装飾図柄の変動表示および第4図柄の変動表示(図柄変動表示)が終了する。第一の表示装置800の表示領域の左上部には、「装飾6−装飾2−装飾2」の組み合わせのミニ装飾図柄が停止表示され、当該表示領域の右上部には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。なお、ワイプ表示wpb1、wpb2の出現が完了した後に図柄変動表示が終了してもよい。なお、図柄変動表示の終了後にワイプ表示wpb1、wpb2の撤退表示が実行され、「装飾6−装飾2−装飾6」の組み合わせの装飾図柄の停止表示が視認可能となる。
図95(d)に引き続く図95(e)は、次の特図1変動遊技が開始された状態を示している。次の特図1変動遊技の開始に先立ってワイプ表示の撤退表示が完了する。ワイプ表示の撤退表示では、ワイプ表示wpb1が第一の表示装置800の表示領域の左端に向かって縮まり当該表示領域からワイプ表示wpb1が消去され、ワイプ表示wpb2が当該表示領域の右端に向かって縮まり、当該表示領域からワイプ表示wpb2が消去される。ワイプ表示wpb1の撤退表示完了のタイミングとワイプ表示wpb2の撤退表示完了のタイミングとは同じである。
また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコンの減少アニメーションが実行され、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg1が変動アイコンf2となって変動アイコン表示領域bに移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg2が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動する。図95(e)に示す時点では、保留アイコンの減少アニメーションは終了しており、変動アイコンf2、および保留アイコンg2の移動は完了している。
図95(e)に示すように、ワイプ表示wpb1、wpb2が消去されているので、ワイプ表示領域wpbや変動アイコンf2や保留アイコンg2や城下町背景が視認可能である。本実施例によるパチンコ機100は、スーパーリーチ演出ではずれた場合に次の変動を開始する前にワイプ演出表示を実行することで遊技者の気分を一新させることができる場合がある。
図95(f)、(g)は、ワイプ演出表示の別の例を時系列で示している。図95(f)は、下皿満タンエラー表示864が表示されている点を除いて図95(c)に示す状態と同じ状態を示している。
図95(f)に示す時点において、下皿128が遊技球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。第一の表示装置800の表示領域中央下部には、黒色の横長長方形の画像内に白抜きで「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー表示864が表示されている。下皿満タンエラー表示852は、下皿満タンエラーの情報を含むコマンドを主制御部300から受信したことに基づく第1副制御部400の制御によって表示される。下皿満タンエラー表示864は、装飾図柄およびワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示される。
図95(f)から引き続く図95(g)は、下皿満タンエラー表示864が表示されている点を除いて図95(d)に示す状態と同じ状態を示している。下皿満タンエラー表示864は、ワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示される。このように、下皿満タンエラー表示864は、はずれ時のワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示される。言い換えると、はずれ時のワイプ表示wpb1、wpb2は、下皿満タンエラー表示864にオーバーラップされない。
図95(h)は、ワイプ演出表示の別の例を時系列で示している。図95(h)は、保留アイコン変化アニメーションが表示されている点を除いて図95(g)に示す状態と同じである。図95(h)は、保留アイコン変化アニメーションのエフェクト画像860がワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示されている状態を示している。図95(h)中の矢印は、エフェクト画像860の移動の軌跡を示している。移動中のエフェクト画像860は、下皿満タンエラー表示864にはオーバーラップされない。言い換えると、下皿満タンエラー表示864は、移動中のエフェクト画像860にオーバーラップして表示される。
このように、予告演出表示がはずれ時のワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示される場合がある。本例では、先読み予告演出としての保留アイコン変化アニメーションのエフェクト画像860がはずれ時のワイプ表示wpb1、wpb2にオーバーラップして表示される。本実施例によるパチンコ機100は、スーパーリーチ演出ではずれた場合に次の変動を開始する前にワイプ演出表示を実行することで遊技者の気分を一新させつつ、ワイプ演出表示に先読み予告表示をオーバーラップすることで、次の図柄変動表示以降に期待をもたせることができる場合がある。
次に、以上説明した本実施の形態の実施例1〜4によるパチンコ機100の特徴的構成について再度図92〜図95を参照しつつ説明する。
(A1)
操作手段(例えば、チャンスボタン136)と、
第一の領域(例えば、一般入賞口226、特図1始動口230、特図2始動口232、普図始動口228)と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の領域は、遊技球が進入可能な領域であり、
第一のボタン演出(例えば、図92に示すチャンスボタン136に関する演出、ボタン演出A)における前記操作手段の操作を受け付ける回数(以下、「受付回数」という。)が増減可能であり、
前記第一の領域に遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成による遊技台によれば、操作手段の操作の受付回数の増加および操作手段の操作回数により、第一の領域への遊技球の進入個数を遊技者に把握させることができる場合がある。
(A2)
上記A1に記載の遊技台であって、
表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804の総称)を備え、
前記表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804のうちの少なくともいずれか一の表示装置)は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第一の表示」(例えば、図92(d)に示す「祝」の文字画像を含む予告表示)という。)であり、
前記第一のボタン演出において、前記受付回数が1以上の回数の場合に前記操作手段が操作されると、前記第一の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(A3)
上記A2に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第二の表示」(例えば、図93(c)に示すカットイン画像858、図93(e)に示す保留アイコンg2)という。)であり、
前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
第二のボタン演出(例えば、ボタン演出B、ボタン演出C)において前記操作手段が操作されると、前記第二の表示が表示される場合があり、
前記受付回数が0の場合であっても前記第二の表示が表示される場合があり、
前記第二の表示と前記第一の表示は並列的に表示可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(A4)
上記A3に記載の遊技台であって、
前記第一のボタン演出と前記第二のボタン演出は並列的に実行可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(A5)
上記A3またはA4に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第一のボタン演出において、前記操作手段を模した画像(以下、「第三の表示」(例えば、ボタン画像852)という。)を表示可能であり、
前記表示手段は、前記第二のボタン演出において、前記操作手段を模した画像(以下、「第四の表示」(例えば、ボタン画像854、図93(d)に示す保留アイコンg2)という。)を表示可能であり、
前記第三の表示の大きさは、前記第四の表示の大きさとは異なる大きさである、
ことを特徴とする遊技台。
(A6)
上記A1乃至A5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されると前記受付回数が減る場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(A7)
上記A1乃至A6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の領域に複数個(例えば、4個)の遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(A8)
上記A1乃至A7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の領域は、一般入賞口(例えば、一般入賞口226)である、
ことを特徴とする遊技台。
(A9)
上記A1乃至A8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
第二の領域(例えば、一般入賞口226の遊技球の流下経路手前に設けられたスルー)を備え、
前記第二の領域は、遊技球が通過可能な領域であり、
前記第二の領域を通過した遊技球が前記第一の領域に進入する場合があり、
前記第二の領域に遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(A10)
上記A1乃至A9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、
ことを特徴とする遊技台。
第一の領域に遊技球が進入すると受付回数が必ず増えてもよい。
受付回数が満タンでない等の所定条件が成立している状態で第一の領域に遊技球が進入した場合にのみ受付回数が増えてもよい。
受付回数が満タンでない等の所定条件が成立していない状態で第一の領域に遊技球が進入しても受付回数が増えない場合があってもよい。
第一のボタン演出において、受付回数が1以上の回数の場合に操作手段が操作されると、第一の表示が必ず表示されてもよい。
図柄変動表示の実行中における第一のボタン演出において、受付回数が1以上の回数の場合に操作手段が操作された場合にのみ、第一の表示が表示されてもよい。
図柄変動表示の非実行中における第一のボタン演出において、受付回数が1以上の回数の場合に操作手段が操作された場合でも、第一の表示が表示されない場合があってもよい。
第二のボタン演出において操作手段が操作されると、第二の表示が必ず表示されてもよい。
第二のボタン演出において操作手段が操作された場合にのみ、第二の表示が表示されてもよい。
第二のボタン演出において操作手段が操作された場合でも、第二の表示が表示されない場合があってもよい。
操作手段の操作時に受付回数が0の場合であっても第二の表示が必ず表示されてもよい。
操作手段の操作時に受付回数が0の場合にのみ第二の表示が表示されてもよい。
操作手段の操作時に操作手段の操作時に受付回数が0の場合であっても第二の表示が表示されなくてもよい。
操作手段が操作されると受付回数が必ず減ってもよい。
操作手段が操作された場合にのみ受付回数が減ってもよい。
操作手段が操作された場合であっても受付回数が減らなくてもよい。
第一の領域に複数個の遊技球が進入すると受付回数が必ず増えてもよい。
第一の領域に複数個の遊技球が進入した場合にのみ受付回数が増えてもよい。
第一の領域に複数個の遊技球が進入しても受付回数が増えなくてもよい。
第二の領域を通過した遊技球が第一の領域に必ず進入してもよい。
第二の領域を通過した遊技球のみが第一の領域に進入可能であってもよい。
第二の領域を通過した遊技球が第一の領域に進入しない場合あってもよい。
第二の領域に遊技球が進入すると受付回数が必ず増えてもよい。
受付回数が満タンでない等の所定条件が成立している状態で第二の領域に遊技球が進入した場合にのみ受付回数が増えてもよい。
受付回数が満タンでない等の所定条件が成立していない状態で第二の領域に遊技球が進入しても受付回数が増えない場合があってもよい。
特図低確率普図低確率状態におけるベース(賞球数/遊技球の発射数)を上げるため一般入賞口への入賞率を高くするという手段が考えられるが、従来の遊技台では一般入賞口226への入賞率が高くなったことを遊技者に認識させる手段がないので、一般入賞口226への入賞に基づく賞球が増えることで大当りに当選していないのに全体の賞球数が増えたことについて遊技者に不信感を与える恐れがあった。本実施例によるパチンコ機100は、一般入賞口226への入賞に基づいてチャンスボタン136の操作の受付回数を増やすことで、チャンスボタン136の操作の受付回数の増加およびチャンスボタン136の操作回数により、一般入賞口226への遊技球の入賞個数を遊技者に把握させることができる場合がある。
第一の領域に遊技球が1個入賞する毎に受付回数が1回増加するように構成されていてもよい。
遊技領域右側に普図始動口やアタッカーが設けられている所謂右打ち機において、右打ち時(電サポ時、大当り遊技時)においては遊技領域左側に設けられた一般入賞口に遊技球が入賞した場合には受付回数が増えないように構成されていてもよい。
右打ち時においては遊技領域右側に設けられた一般入賞口に入賞しても受付回数が増加してもよいし、増加しなくてもよいし、右打ち時専用の受付回数が増加してもよい。
第一の領域に遊技球が進入した場合に、操作手段を操作する回数が少なくとも1回発生する演出が開始されるように構成されていてもよい。例えば、ある演出では必ず操作手段の操作を伴うといった構成においては、当該ある演出(例えば、疑似連の演出)の発生回数を示すものであってもよい。
第一の表示(例えば、第一の予告演出)の表示は、実行中の図柄変動表示で大当りとなる場合であっても操作手段の複数回の操作を要するように構成してもよい。
受付回数は、他の契機(大当りの当選回数や所定のリーチの実行回数)で増えるように構成してもよい。
第一の表示中であっても操作手段が操作された場合には受付回数が減少する。
第一の表示中に第一の領域に遊技球が進入した場合には受付回数が増加してもよいし増加しなくてもよい。
(B1)
第一の領域(例えば、一般入賞口226、特図1始動口230、特図2始動口232、普図始動口228)と、
表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804の総称)と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の領域は、遊技球が進入可能な領域であり、
前記表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804のうちの少なくともいずれか一の表示装置)は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第一の表示」(例えば、ミニゲーム演出表示)という。)であり、
前記第一の領域に遊技球が進入すると前記第一の表示が表示される場合があり、
変動している装飾図柄に前記第一の表示がオーバーラップされない、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一の領域への入賞に基づく賞球だけでなく、第一の領域への入賞に基づく第一の表示により大当りへの期待感を遊技者に付与することができる場合がある。
(B2)
上記B1に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第二の表示」(例えば、会話予告画像862)という。)であり、
前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
前記表示手段は、ワイプ表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示に前記ワイプ表示がオーバーラップされず、
前記第一の表示とは、前記ワイプ表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(B3)
上記B2に記載の遊技台であって、
前記表示手段の表示領域の一部の領域(例えば、ワイプ画面wpa)に前記ワイプ表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(B4)
上記B1乃至B3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第三の表示」(例えば、保留アイコン、変動アイコン)という。)であり、
前記第三の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
前記第三の表示の表示態様を変化させる表示として前記第一の表示(例えば、保留アイコン変化アニメーションや変動アイコン変化アニメーションとしてのワイプ演出表示)が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(B5)
上記B4に記載の遊技台であって、
前記第三の表示とは、保留アイコンのことである、
ことを特徴とする遊技台。
(B6)
上記B1乃至B5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄の停止表示の実行中に前記第一の表示が表示開始されない(例えば、装飾図柄の停止表示の実行中にワイプ演出表示が表示開始されない)、
ことを特徴とする遊技台。
(B7)
上記B1乃至B6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の表示中に前記第一の領域に遊技球が進入した場合に、該第一の表示が継続して表示される(例えば、ワイプ演出表示の実行中に一般入賞口226に遊技球が入賞した場合には、当該ワイプ演出表示が継続して実行される)、
ことを特徴とする遊技台。
(B8)
上記B1乃至B7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の領域は、一般入賞口(例えば、一般入賞口226)である、
ことを特徴とする遊技台。
(B9)
上記B1乃至B8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
第二の領域(例えば、一般入賞口226の遊技球の流下経路手前に設けられたスルー)を備え、
前記第二の領域は、遊技球が通過可能な領域であり、
前記第二の領域を通過した遊技球が前記第一の領域に進入する場合があり、
前記第二の領域に遊技球が進入すると前記第一の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(B10)
上記B1乃至B9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、
ことを特徴とする遊技台。
第一の領域に遊技球が進入すると第一の表示が必ず表示されてもよい。
図柄変動表示の実行中に第一の領域に遊技球が進入した場合にのみ第一の表示が表示されてもよい。
図柄変動表示の非実行中に第一の領域に遊技球が進入しても第一の表示が表示されなくてもよい。
第二の領域を通過した遊技球が第一の領域に必ず進入してもよい。
第二の領域を通過した遊技球のみが第一の領域に進入可能であってもよい。
第二の領域を通過した遊技球が第一の領域に進入しない場合あってもよい。
第二の領域に遊技球が進入すると第一の表示が必ず表示されてもよい。
第二の領域に遊技球が進入した場合にのみ第一の表示が表示されてもよい。
第二の領域に遊技球が進入しても第一の表示が表示されなくてもよい
特図低確率普図低確率状態におけるベース(賞球数/遊技球の発射数)を上げるため一般入賞口への入賞率を高くするという手段が考えられるが、従来の遊技台では一般入賞口226への入賞率が高くなったことを遊技者に認識させる手段がないので、一般入賞口226への入賞に基づく賞球が増えることで大当りに当選していないのに全体の賞球数が増えたことについて遊技者に不信感を与える恐れがあった。本実施例によるパチンコ機100は、一般入賞口226への入賞に基づいてミニゲーム演出表示を実行することで、一般入賞口226に遊技球が入賞したことを遊技者に報知しつつ、ミニゲーム演出表示により大当りへの期待感を遊技者に付与することができる場合がある。また、本実施例によるパチンコ機100は、ミニゲーム演出表示を装飾図柄や他の演出表示(例えば、会話予告画像862)よりも優先させて表示するワイプ画面wpa内で実行することで、ミニゲーム演出表示演出表示の頻度で一般入賞口226への入賞率を把握させ、遊技者に不信感を与えないようにすることができる場合がある。
なお、ワイプ画面wpaでは、ミニゲーム演出表示だけでなく、チャンスボタン136の操作の受付回数(例えば、受付回数表示850)やボタン画像(例えば、ボタン画像852)を表示してもよい。
次に、図96、図97(a)〜(e)の各図を用いて、実施例5によるパチンコ機100の演出例について説明する。図96、図97(a)〜(e)の各図は、本演出例を時系列で示す図である。図96、図97(a)〜(e)に示す状態において、遊技状態は非電サポ状態である。図96(a)に示すように、本実施例によるパチンコ機100は、第一の表示装置800の表示領域の遊技情報表示領域a内であって、変動アイコン表示領域bの右方に消化アイコン表示領域iが設けられている。消化アイコン表示領域iは、左から右に向かって、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域の4つの領域に大まかに分かれている。消化アイコン表示領域iには、終了した特図変動遊技(図柄変動表示)に対応する変動アイコンが消化アイコンとして表示可能である。第1領域〜第4領域の各領域下部には、消化アイコンの表示位置を示す横長長方形状の台座画像が表示されている。
また、図96(a)以降の各図では、一点鎖線で区切った紙面上の領域にパチンコ機100の構成のうち説明に必要な構成を抜き出して図示している。図96(a)以降の各図に示すように、図中左上方にスピーカ120を模式的に図示し、図中左下方にチャンスボタン136を模式的に図示している。
図96(a)は、パチンコ機100が電源投入されてから未だ特図変動遊技が実行されていない状態を示している。パチンコ機100は、電源投入後にデフォルトの図柄組合せである「装飾6−装飾2−装飾2」を第一の表示装置800および第二の表示装置802に表示する。図96(a)に示す時点で特図1および特図2の保留数は0であるので、第一の表示装置800には保留アイコンが表示されておらず、第三の表示装置804には「0」と「0」の数字により保留数が表示されている。また、第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄および黒色の特図2用第4図柄が表示されている。
第二の表示装置802には、チャンスボタン136を模したボタン画像870が表示されている。ボタン画像870の表示色は白色である。チャンスボタン136は白色に発光している。演出可動体806、808、810は、それぞれ初期位置に位置しており、いずれも白色に発光している。スピーカ120から所定のBGMが出力されている。
図96(a)から引き続く図96(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入賞したことに応じて特図1の保留が1増加し、当該特図1の保留が消化されて、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。変動アイコン表示領域bには、白色円形の表示態様の変動アイコンf1が表示されている。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
図96(b)では、特図1および特図2の保留数が0である場合に特図1の保留が1増加し、増加した特図1の保留が消化されて特図1変動遊技が開始されている。この場合には、特図1の保留が1個増加したことの情報を含むコマンドが主制御部300から第1副制御部400に送信される。第1副制御部400は、当該コマンドを受信すると第一の表示装置800を制御して保留アイコンの増加アニメーションを実行させる。保留アイコンの増加アニメーションは、特図1保留アイコンcの第1領域に向かって保留アイコンが下方から徐々にせり上がってくる態様で実行される。本例では、保留アイコンの増加アニメーションの実行中に特図1の保留が消化されたので、当該保留アイコンの増加アニメーションの実行中に第1副制御部400は、主制御部300から図柄変動開始コマンドを受信する。第1副制御部400は、図柄変動開始コマンドを受信すると、第一の表示装置800を制御し、当該保留アイコンの増加アニメーションを中止させ、装飾図柄の変動表示および保留・変動アイコン間の移動アニメーションを実行させる。保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、消化された特図1の保留に対応する保留アイコンが変動アイコンとなって変動アイコン表示領域bに移動する。保留アイコンの増加アニメーションの実行中に第1副制御部400が図柄変動開始コマンドを受信した場合には、第1副制御部400は第一の表示装置800を制御して保留アイコンの増加アニメーションを途中で中止させ、保留・変動アイコン間の移動アニメーションを開始させる。なお、特図1および特図2の保留数が0である場合に特図1の保留が1増加した場合には、保留アイコンの増加アニメーション、増加した保留に対応する保留アイコン、および保留・変動アイコン間の移動アニメーションを表示せずに、保留増加直後に開始される特図変動遊技(図柄変動表示)に対応する変動アイコンを変動アイコン表示領域bに表示してもよい。なお、増加した保留に対応する保留アイコンが特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動完了した後(保留アイコンの増加アニメーションが最後まで終了した後)、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行されてもよい。
図96(b)から引き続く図96(c)は、特図1始動口230に遊技球が4個入賞し、特図1の保留が4増加して保留アイコンの増加アニメーションが実行され、当該保留アイコンの増加アニメーションが終了した状態を示している。特図1保留アイコン表示領域cの第1〜第4領域には、保留アイコンg1〜g4が表示されている。保留アイコンg1〜g4の表示態様は、いずれも白色円形である。保留アイコンの増加アニメーションは、第1領域〜第4領域の各領域に向かって保留アイコンg1〜g4が下方から徐々にせり上がっている態様で実行される。また、第三の表示装置804には「4」と「0」の数字により保留数が表示されている。
図96(c)から引き続く図96(d)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾4−装飾2」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図96(d)から引き続く図96(e)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
本実施例によるパチンコ機100は、特図1変動遊技の開始に伴い、変動・消化アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの減少アニメーションとを実行可能である。変動・消化アイコン間の移動アニメーションでは、変動アイコンとして表示されていたアイコンが消化アイコンとなって消化アイコン表示領域iに移動する。本例の変動・消化アイコン間の移動アニメーションでは、図96(e)で終了した特図1変動遊技に対応する変動アイコンf1が移動開始と同時に消化アイコンj1となり、消化アイコンj1が消化アイコン表示領域iの第1領域に向かって徐々に移動する。図96(e)に示す時点では、消化アイコンj1の移動が完了している。変動・消化アイコン間の移動アニメーションは、消化アイコンの移動完了時点で終了する。また、消化アイコンj1の表示態様は、移動完了した後、表示態様が白色円形から灰色の忍者のキャラクタ絵柄に変化する。なお、消化アイコンj1の表示態様は、消化アイコンj1の移動中に変化してもよいし、消化アイコンj1の移動完了と同時に変化してもよい。本例では、灰色の忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の消化アイコンは、先読み予告や当該変動の予告表示としての予告アイコンとして表示される場合がある。灰色の忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の消化アイコンにより、例えば、保留変化アニメーション等の予告演出が実行可能である。なお、灰色の忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の消化アイコンが表示されていても保留変化アニメーション等の予告演出が実行されない場合があってもよい。
保留アイコンの減少アニメーションは、保留・変動アイコン間の移動アニメーションと保留アイコンの移動アニメーションとを含むアニメーションである。保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg1が変動アイコンf2となって変動アイコン表示領域bに徐々に移動する。図96(e)に示す時点では、変動アイコンf2の移動が完了している。保留・変動アイコン間の移動アニメーションは、変動アイコンの移動完了時点で終了する。また、変動アイコンf2は、変動アイコン表示領域bへの移動中に表示サイズが徐々に拡大される。
保留アイコンの移動アニメーションは、各保留アイコンが1つ上位の保留順位に対応する領域に移動するアニメーションである。本例では、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg2が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第3領域に表示されていた保留アイコンg3が特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第4領域に表示されていた保留アイコンg4が特図1保留アイコン表示領域cの第3領域に移動する。図96(e)に示す時点では、保留アイコンg2〜g4の移動が完了している。保留アイコンの移動アニメーションは、保留アイコンの移動完了時点で終了する。
本例では、変動・消化アイコン間の移動アニメーションと、保留・変動アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションとは同時に開始される。なお、3つのアニメーションが任意の順に開始されてもよいし、3つのアニメーションのうち2つのアニメーションが同時に開始されてもよい。
また、本例では、変動・消化アイコン間の移動アニメーションと、保留・変動アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションとは同時に終了する。なお、3つのうちのアニメーションが任意の順で終了してもよいし、3つのアニメーションのうち2つのアニメーションが同時に終了してもよい。
図96(e)から引き続く図96(f)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾2−装飾9−装飾5」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図96(f)から引き続く図96(g)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
本実施例によるパチンコ機100は、特図1変動遊技の開始時に消化アイコン表示領域iに1個以上の消化アイコンが表示されている場合には、消化アイコンの移動アニメーションを実行可能である。消化アイコンの移動アニメーションは、消化アイコンが右方に1領域だけ移動するアニメーションである。本例の消化アイコンの移動アニメーションでは、図96(f)において消化アイコン表示領域iの第1領域に表示されていた消化アイコンj1が消化アイコン表示領域iの第2領域に向かって徐々に移動する。図96(g)に示す時点では、消化アイコンj1の移動が完了している。消化アイコンの移動アニメーションは、消化アイコンの移動完了時点で終了する。
また、特図1変動遊技の開始に伴い、変動・消化アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの減少アニメーションとが実行されている。変動・消化アイコン間の移動アニメーションでは、図96(f)で終了した特図1変動遊技に対応する変動アイコンf2が移動開始と同時に消化アイコンj2となり、消化アイコンj2が消化アイコン表示領域iの第1領域に向かって徐々に移動する。消化アイコンj2は、消化アイコン表示領域iの第1領域に移動完了するのと同時に保留アイコンと同じ表示サイズとなるように、移動中に表示サイズが徐々に縮小される。消化アイコンj2の表示サイズは、円形の保留アイコン(例えば、図96(g)に示す保留アイコンg3、g4)の表示サイズと同じであり、消化アイコンj2の表示色は灰色(図中、横線の縞模様で示す)である。円形灰色の表示態様は、消化アイコンのデフォルトの表示態様である。デフォルトの表示態様の消化アイコンは予告アイコンとしては用いられない。
このように、デフォルトの表示態様の消化アイコンは、特図1の変動アイコンおよび特図1の保留アイコンと表示サイズおよび形状が共通している。これにより、消化アイコンが終了した特図1変動遊技に対応するアイコンであることを遊技者が認識し易くなる場合がある。
本例では、消化アイコンの移動アニメーションおよび変動・消化アイコン間の移動アニメーションの実行により、消化アイコンj1が消化アイコンj2によって消化アイコン表示領域iの第1領域から押し出されるかのうように第2領域に移動する。
また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコンの減少アニメーションが実行される。保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg2が変動アイコンf3となって変動アイコン表示領域bに徐々に移動する。図96(g)に示す時点では、変動アイコンf3の移動が完了している。保留アイコンの移動アニメーションでは、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg3が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動し、特図1保留アイコン表示領域cの第3領域に表示されていた保留アイコンg4が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動する。図96(g)に示す時点では、保留アイコンg3、g4の移動が完了している。
本例では、消化アイコンの移動アニメーションは、変動・消化アイコン間の移動アニメーションと、保留・変動アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションと同時に開始される。なお、4つのアニメーションが任意の順に開始されてもよいし、4つのアニメーションのうち2つまたは3つのアニメーションが同時に開始されてもよい。
また本例では、消化アイコンの移動アニメーションは、変動・消化アイコン間の移動アニメーションと、保留・変動アイコン間の移動アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションと同時に終了する。なお、4つのアニメーションが任意の順で終了してもよいし、4つのアニメーションのうち2つまたは3つのアニメーションが終了してもよい。
図96(g)から引き続く図96(h)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾6−装飾3−装飾9」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図96(i)に示す縦に並んだ5つの点は、図96(g)からの時間の経過を示している。本例では、図96(g)に示す状態の後に、2回の特図1変動遊技が実行される。当該2回の特図1変動遊技の実行中に特図1始動口230への遊技球の入賞はなかったものとする。また、2回の特図1変動遊技が開始されたことにより、消化アイコンの移動アニメーション、変動・消化アイコン間の移動アニメーション、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、および保留アイコンの移動アニメーションがそれぞれ2回ずつ実行される。
図96(g)、(h)において消化アイコン表示領域の第2領域に表示されていた消化アイコンj1は、図96(h)に示す状態からの1回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された消化アイコンの移動アニメーションにより消化アイコン表示領域iの第3領域に移動し、次いで開始された2回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された消化アイコンの移動アニメーションにより消化アイコン表示領域iの第4領域に移動する。
図96(g)、(h)において消化アイコン表示領域の第1領域に表示されていた消化アイコンj2は、図96(h)に示す状態からの1回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された消化アイコンの移動アニメーションにより消化アイコン表示領域iの第2領域に移動し、次いで開始された2回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された消化アイコンの移動アニメーションにより消化アイコン表示領域iの第3領域に移動する。
図96(g)、(h)において変動アイコン表示領域bに表示されていた変動アイコンf3は、図96(h)に示す状態からの1回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された変動・消化アイコン間の移動アニメーションにより消化アイコンj3となって消化アイコン表示領域iの第1領域に移動し、次いで開始された2回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された消化アイコンの移動アニメーションにより消化アイコン表示領域iの第2領域に移動する。
図96(g)、(h)において特図1保留アイコン表示領域cに表示されていた保留アイコンg3は、図96(h)に示す状態からの1回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された保留・変動アイコン間の移動アニメーションにより変動アイコンf4(不図示)となって変動アイコン表示領域bに移動し、次いで開始された2回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された変動・消化アイコン間の移動アニメーションにより消化アイコンj4となって消化アイコン表示領域iの第1領域に移動する。
図96(g)、(h)において特図1保留アイコン表示領域cに表示されていた保留アイコンg4は、図96(h)に示す状態からの1回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された保留アイコンの移動アニメーションにより特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動し、次いで開始された2回目の特図1変動遊技の開始に伴い実行された保留・変動アイコン間の移動アニメーションにより変動アイコンf5となって変動アイコン表示領域bに移動する。
図96(j)は、図96(h)に示す状態から2回目の特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾1−装飾4」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図96(k)に示す縦に並んだ5つの点は、図96(j)からの時間の経過を示している。本例では、図96に示す特図変動遊技の非実行中に特図1始動口230に遊技球が1個入賞したものとする。当該入賞に応じて特図1の保留数が1個増加し、保留アイコンの増加アニメーションが開始され、増加した保留に対応する保留アイコンg5(不図示)が特図1保留アイコンcの第1領域に向かって下方から徐々にせり上がってくる態様で表示される。本例では、保留アイコンの増加アニメーションの実行中に特図1の保留が消化されて特図1変動遊技が開始されるので、当該保留アイコンの増加アニメーションは中止され、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが開始される。保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、保留アイコンg5が変動アイコンf6となって変動アイコン表示領域bに移動する。図96(l)は、当該特図1変動遊技が実行されている状態を示している。第一の表示装置800では装飾図柄の変動表示が実行されており、第二の表示装置802ではミニ装飾図柄の変動表示が実行されており、第三の表示装置804には白色の特図1用第4図柄が表示されている。
また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、消化アイコンの移動アニメーション、および変動・消化アイコン間の移動アニメーションが実行される。
本例では、消化アイコン表示領域iに最大で4個の消化アイコンが表示可能である。消化アイコン表示領域iに4個の消化アイコンが表示されている状態で消化アイコンの移動アニメーションが開始されると、当該消化アイコンの移動アニメーションの開始時に消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されている消化アイコンが右方に移動し、当該消化アイコンが第一の表示装置800の表示領域外に向かって移動する態様で徐々に消去される。本例では、消化アイコンの移動アニメーションが実行されることにより、図96(j)において消化アイコン表示領域cの第4領域に表示されていた消化アイコンj1が右方に移動し、消化アイコンj1が第一の表示装置800の表示領域外に向かって移動する態様で徐々に消去される。また、当該消化アイコンの移動アニメーションが実行されたことにより、消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されていた消化アイコンj2が消化アイコン表示領域iの第4領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第2領域に表示されていた消化アイコンj3が消化アイコン表示領域iの第3領域に移動する。図96(l)に示す時点では、消化アイコンj1は消去されており、消化アイコンj2、j3の移動が完了しており、消化アイコンの移動アニメーションは終了している。本例では、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の消化アイコンj1により予告演出が実行されないまま消化アイコンj1は消去される。
変動・消化アイコン間の移動アニメーションの実行により、図96(j)において変動アイコン表示領域bに表示されていた変動アイコンf5が消化アイコンj5となって消化アイコン表示領域iの第1領域に移動する。図96(l)に示す時点では、消化アイコンj5の移動が完了しており、変動・消化アイコン間の移動アニメーションは終了している。
また、当該特図1変動遊技の実行中に特図1始動口230に遊技球が2個入賞し、特図1の保留数が2個増加し、保留アイコンの増加アニメーションが開始され、1個目の入賞に応じて増加した保留に対応する保留アイコンg6が特図1保留アイコンcの第1領域に向かって下方から徐々にせり上がってくる態様で表示され、2個目の入賞に応じて増加した保留に対応する保留アイコンg7が特図1保留アイコンcの第2領域に向かって下方から徐々にせり上がってくる態様で表示される。図96(l)に示す時点では、保留アイコンg6、g7の移動が完了しており、保留アイコンの移動アニメーションは終了している。保留アイコンg6、g7の表示態様はデフォルトの表示態様である。
図96(l)から引き続く図96(m)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾6−装飾7」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
図96(m)から引き続く図96(n)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
当該特図1変動遊技の開始に伴い、消化アイコンの移動アニメーション、変動・消化アイコン間の移動アニメーション、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、および保留アイコンの移動アニメーションが実行される。
消化アイコンの移動アニメーションの実行により、消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されていた消化アイコンj2が消去され、消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されていた消化アイコンj3が消化アイコン表示領域iの第4領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第2領域に表示されていた消化アイコンj4が消化アイコン表示領域iの第3領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第1領域に表示されていた消化アイコンj5が消化アイコン表示領域iの第2領域に移動する。図96(n)に示す時点では、消化アイコンj2は消去されており、消化アイコンj3、j4、j5の移動が完了しており、消化アイコンの移動アニメーションは終了している。
変動・消化アイコン間の移動アニメーションの実行により、図96(m)において変動アイコン表示領域bに表示されていた変動アイコンf6が消化アイコンj6となって消化アイコン表示領域iの第1領域に移動する。図96(n)に示す時点では、消化アイコンj6の移動が完了しており、変動・消化アイコン間の移動アニメーションは終了している。
保留・変動アイコン間の移動アニメーションの実行により、図96(m)において特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg6が変動アイコンf7となって変動アイコン表示領域bに移動する。図96(n)に示す時点では、変動アイコンf7の移動が完了しており、保留・変動アイコン間の移動アニメーションは終了している。
保留アイコンの移動アニメーションの実行により、図96(m)において特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg7が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動する。図96(n)に示す時点では、保留アイコンg7の移動が完了しており、保留アイコンの移動アニメーションは終了している。
図96(n)から引き続く図96(o)は、消化アイコンj4の表示態様が灰色の忍者のキャラクタ絵柄に変化した状態を示している。表示態様変化後の消化アイコンj4は、予告アイコンとして表示される。
図96(o)から引き続く図96(p)は、保留アイコンの表示態様を変化させる保留アイコンの変化アニメーションが実行された状態を示している。保留アイコンの変化アニメーションは先読み予告演出である。本例において、先読み予告対象の保留は保留アイコンg7に対応する特図1の保留(保留順位が1番目の特図1の保留)であり、保留アイコンの変化アニメーションは先読み予告対象の保留に対応する保留アイコン(本例では、保留アイコンg7)の表示態様を変化させるために実行される。本例の保留アイコンの変化アニメーションでは、予告アイコンとして表示されている消化アイコンj4が手裏剣の画像k(以下、「手裏剣k」と称する)を表示態様の変化対象である保留アイコンg7に向かって投げ、保留アイコンg7に手裏剣kが命中するシーンの動画像が表示される。図96(p)中の矢印は手裏剣kの軌跡を示している。手裏剣kは装飾図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。言い換えると、装飾図柄の変動表示は、手裏剣kにオーバーラップして表示されない。図96(p)に示す時点では、手裏剣kが保留アイコンg7に命中している。
図96(p)から引き続く図96(q)は、保留アイコンの変化アニメーションが実行されている状態を示している。本例の保留アイコンの変化アニメーションでは、手裏剣kが保留アイコンg7に命中した後、エフェクト画像872が保留アイコンg7にオーバーラップして表示される。手裏剣kはエフェクト画像872の表示開始と同時に消去される。なお、手裏剣kは、エフェクト画像872の表示に先立って消去されてもよいし、エフェクト画像872の表示開始後に消去されてもよい。
図96(q)から引き続く図96(r)は、保留アイコンの変化アニメーションが終了した状態を示している。保留アイコンg7の全体にオーバーラップして表示されていたエフェクト画像872が消去されると、青色円形に表示態様が変化した保留アイコンg7の全体が再度視認可能となる。エフェクト画像872が消去された時点で保留アイコンの変化アニメーションの終了とする。また、保留アイコンの変化アニメーションの終了に先立って演出可動体810の発光色が白色から青色に変化する。言い換えると、保留アイコンg7の全体が再度視認可能になるのに先立って演出可動体810の発光色が白色から青色に変化する。なお、保留アイコンの変化アニメーションの終了と同時に演出可動体810の発光色が白色から青色に変化してもよいし、保留アイコンの変化アニメーションの終了後に演出可動体810の発光色が白色から青色に変化してもよい。言い換えると、保留アイコンg7の全体が再度視認可能になるのと同時に演出可動体810の発光色が白色から青色に変化してもよいし、保留アイコンg7の全体が再度視認可能になった後に演出可動体810の発光色が白色から青色に変化してもよい。このように、保留アイコンの変化アニメーションが実行されると、表示態様が変化した保留アイコンの表示色と演出可動体810の発光色とが同色になる。本例では、先読み予告演出として、演出可動体810の発光色が変化する。演出可動体810の発光色が変化する演出は、保留アイコンの変化アニメーションに関連している。なお、保留アイコンの変化アニメーションが実行された場合に先読み予告演出として発光色が変化する演出可動体は、演出可動体806、808、810のうちの少なくとも一の演出可動体であってもよい。
本例では、忍者の絵柄の表示態様の消化アイコンj4により保留アイコンg7の表示態様を変化させる保留アイコンの変化アニメーションが実行される。図96(o)〜(r)において、消化アイコンj4は、先読み予告表示として表示される。なお、保留アイコンの変化アニメーションは、エフェクト画像872の表示開始とエフェクト画像872の消去のみをとし、消化アイコンj4が手裏剣kを投げ、手裏剣kが飛翔するシーンのアニメーションは保留アイコン変化のためのアニメーションとしてもよい。
図96(r)から引き続く図97(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾5−装飾7」が停止表示されている。第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。
第一の表示装置800に表示される装飾図柄は、縦長長方形状の枠画像に囲まれており、装飾図柄が奇数である場合には当該枠画像内が赤色で表示され、装飾図柄が偶数である場合には当該枠画像内が青色で表示される。装飾図柄の表示態様には当該枠画像内の表示色が含まれるとする。本実施例によるパチンコ機100は、装飾図柄の停止図柄を全て奇数または偶数で表示することにより先読み予告を実行可能である。本例では、奇数の装飾図柄の組み合わせによる先読み予告の方が偶数の装飾図柄の組み合わせによる先読み予告よりも大当り信頼度が高く設定されている。言い換えると、赤色の装飾図柄の組み合わせによる先読み予告の方が青色の装飾図柄の組み合わせによる先読み予告よりも大当り信頼度が高く設定されている。このため、奇数(赤色)の装飾図柄の組み合わせが表示された場合には偶数(青色)の装飾図柄の組み合わせが表示された場合よりも、先読み予告対象の図柄変動表示において大当り図柄態様が停止表示されやすい。奇数や偶数や同色の装飾図柄の組み合わせは、所謂チャンス目である。
図97(a)から引き続く図97(b)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
当該特図1変動遊技の開始に伴い、消化アイコンの移動アニメーション、変動・消化アイコン間の移動アニメーション、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行される。なお、特図1変動遊技の開始時に保留アイコンが1個のみ表示されている場合には、当該特図1変動遊技の開始に伴って保留アイコンの移動アニメーションは実行されない。
消化アイコンの移動アニメーションの実行により、消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されていた消化アイコンj3が消去され、消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されていた消化アイコンj4が消化アイコン表示領域iの第4領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第2領域に表示されていた消化アイコンj5が消化アイコン表示領域iの第3領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第1領域に表示されていた消化アイコンj6が消化アイコン表示領域iの第2領域に移動する。図97(b)に示す時点では、消化アイコンj3は消去されており、消化アイコンj4、j5、j6の移動が完了しており、消化アイコンの移動アニメーションは終了している。
変動・消化アイコン間の移動アニメーションの実行により、図97(a)において変動アイコン表示領域bに表示されていた変動アイコンf7が消化アイコンj7となって消化アイコン表示領域iの第1領域に移動する。図97(b)に示す時点では、消化アイコンj7の移動が完了しており、変動・消化アイコン間の移動アニメーションは終了している。
保留・変動アイコン間の移動アニメーションの実行により、図97(a)において特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg7が変動アイコンf8となって変動アイコン表示領域bに移動する。図97(b)に示す時点では、変動アイコンf8の移動が完了しており、保留・変動アイコン間の移動アニメーションは終了している。
図97(b)から引き続く図97(c)は、変動アイコンの表示態様を変化させる変動アイコンの変化アニメーションが実行された状態を示している。本例の変動アイコンの変化アニメーション態様は、図96(p)〜(r)に示す保留アイコンの変化アニメーション態様と同じである。図97(c)に示すように、予告アイコンとして表示されている消化アイコンj4が手裏剣kを変動アイコンf8に向かって投げ、変動アイコンf8に手裏剣kが命中するシーンの動画像が表示される。図97(c)中の矢印は手裏剣kの軌跡を示している。手裏剣kは装飾図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。言い換えると、装飾図柄の変動表示は、手裏剣kにオーバーラップして表示されない。図96(p)に示す時点では、手裏剣kが変動アイコンf8に命中している。
なお、変動アイコンの変化アニメーション態様は、保留アイコンの変化アニメーション態様と異なっていてもよい。例えば、変動アイコンの変化アニメーションでは、消化アイコンj4が爆弾を投げるシーンの動画像が表示されてもよい。
図97(c)から引き続く図97(d)は、変動アイコンの変化アニメーションが実行されている状態を示している。変動アイコンの変化アニメーションでは、保留アイコンの変化アニメーションと同様に、手裏剣kが変動アイコンf8に命中した後、エフェクト画像872が変動アイコンf8にオーバーラップして表示される。手裏剣kはエフェクト画像872の表示開始と同時に消去される。なお、手裏剣kは、エフェクト画像872の表示に先立って消去されてもよいし、エフェクト画像872の表示開始後に消去されてもよい。
図97(d)から引き続く図97(e)は、変動アイコンの変化アニメーションが終了した状態を示している。変動アイコンf8の全体にオーバーラップして表示されていたエフェクト画像872が消去されると、赤色円形に表示態様が変化した変動アイコンf8の全体が再度視認可能となる。エフェクト画像872が消去された時点で変動アイコンの変化アニメーションの終了とする。また、変動アイコンの変化アニメーションの終了に先立って演出可動体810の発光色が青色から赤色に変化する。言い換えると、変動アイコンf8の全体が再度視認可能になるのに先立って演出可動体810の発光色が青色から赤色に変化する。なお、変動アイコンの変化アニメーションの終了と同時に演出可動体810の発光色が青色から赤色に変化してもよいし、変動アイコンの変化アニメーションの終了後に演出可動体810の発光色が青色から赤色に変化してもよい。言い換えると、変動アイコンf8の全体が再度視認可能になるのと同時に演出可動体810の発光色が青色から赤色に変化してもよいし、変動アイコンf8の全体が再度視認可能になった後に演出可動体810の発光色が青色から赤色に変化してもよい。このように、変動アイコンの変化アニメーションが実行されると、表示態様が変化した変動アイコンの表示色と演出可動体810の発光色とが同色になる。本例では、当該変動の予告演出として、演出可動体810の発光色が変化する。演出可動体810の発光色が変化する演出は、変動アイコンの変化アニメーションに関連している。なお、変動アイコンの変化アニメーションが実行された場合に当該変動の予告演出として発光色が変化する演出可動体は、演出可動体806、808、810のうちの少なくとも一の演出可動体であってもよい。
本例では、忍者の絵柄の表示態様の消化アイコンj4により変動アイコンf8の表示態様を変化させる変動アイコンの変化アニメーションが実行される。図97(b)〜(e)において、消化アイコンj4は、当該変動の予告表示として表示される。なお、保留アイコンの変化アニメーションは、エフェクト画像872の表示開始とエフェクト画像872の消去のみのアニメーションとし、消化アイコンj4が手裏剣kを投げ、手裏剣kが飛翔するシーンのアニメーションは変動アイコン変化のためのアニメーションとしてもよい。本例において、消化アイコンj4は、先読み予告表示として表示された後に、当該変動の予告としても表示される。
本実施例によるパチンコ機100は、第一の表示装置800と、第二の表示装置802と、第三の表示装置804とを有している。本例では、第一の表示装置800は、図96(b)〜(d)に示す装飾図柄の変動表示の後に、図96(e)、(f)に示す装飾図柄の変動表示を表示可能である。第一の表示装置800は、図96(b)〜(d)に示す装飾図柄の変動表示に対応する変動アイコンf1を表示可能であり、変動アイコンf1として表示されていたアイコンを図96(e)、(f)に示す装飾図柄の変動表示において消化アイコンj1として表示可能である。消化アイコンj1は、予告アイコンとして表示されている。消化アイコンj1が表示される消化アイコン表示領域iは、変動アイコン表示領域bとは別の領域である。本実施例によるパチンコ機100によれば、図柄変動表示においてはずれの図柄態様が停止表示された場合であっても、次の図柄変動表示において、前回の図柄変動表示に対応する変動アイコンを予告アイコンとして表示可能であるので、はずれの直後の図柄変動表示に期待を持たせることができる場合がある。
本実施例では、第一の表示装置800は、図96(e)、(f)に示す装飾図柄の変動表示において、当該装飾図柄の変動表示に対応する変動アイコンf2を表示可能である。第一の表示装置800は、変動アイコンf2と消化アイコンj1の両方が表示可能である。
本実施例では、第一の表示装置800は、保留アイコンとして表示されていたアイコンを変動アイコンf4として表示可能である。予告アイコンは、複数種類の表示態様のうちの一の表示態様に変化可能であり、複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第一の表示態様としての灰色の忍者のキャラクタ絵柄の表示態様である。灰色の忍者のキャラクタ絵柄の消化アイコンj4は、予告アイコンとして表示され、保留アイコンg7の表示態様の変化(例えば、保留アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンである。
灰色の忍者のキャラクタ絵柄の消化アイコンj4は、予告アイコンとして表示され、変動アイコンf8の表示態様の変化(例えば、変動アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンである。
なお、消化アイコンの複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、例えば、番長のキャラクタ絵柄(後述する図97(え)に示す保留アイコンg1の表示態様)の表示態様である。灰色の番長のキャラクタ絵柄の消化アイコンは、予告アイコンとして表示される場合があり、保留アイコンの表示態様の変化(例えば、保留アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンであり、変動アイコンの表示態様の変化(例えば、変動アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンである。
なお、番長のキャラクタ絵柄の表示態様は、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様よりも大当り信頼度が高く設定されていてもよい。例えば、番長のキャラクタ絵柄の表示態様の予告アイコンが表示された場合には、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の予告アイコンが表示された場合よりも、予告対象の図柄変動表示において大当り図柄態様が停止表示されやすくてもよい。
本例では、消化アイコンの移動アニメーションの実行により、消化アイコン表示領域iの第2領域に表示されている消化アイコンが消化アイコン表示領域iの第1領域に表示されている消化アイコンに第2領域から押し出されるようにして移動する。同様に、消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されている消化アイコンが消化アイコン表示領域iの第2領域に表示されている消化アイコンに第2領域から押し出されるようにして移動し、消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されている消化アイコンが消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されている消化アイコンに第2領域から押し出されるようにして第一の表示装置800の表示領域から消去される。
本例では、保留アイコンの移動アニメーションの実行により、保留アイコン表示領域の第3領域に表示されている保留アイコンが保留アイコン表示領域cの第4領域に表示されている消化アイコンに第3領域から押し出されるようにして移動する。同様に、保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されている保留アイコンが保留アイコン表示領域cの第3領域に表示されている保留アイコンに第2領域から押し出されるようにして移動し、保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されている保留アイコンが保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されている保留アイコンに第1領域から押し出されるようにして変動アイコン表示領域bに移動する。
このように、消化アイコンの移動アニメーションと保留アイコンの移動アニメーションとは、アイコンが隣の領域のアイコンに押し出されるようにして当該隣と反対の領域に移動するアニメーション態様で共通している。
本実施例において、消化アイコンの移動アニメーション、変動・消化アイコン間の移動アニメーション、および保留・変動アイコン間の移動アニメーションの移動アニメーションが実行される場合に、消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されている消化アイコンが消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されている消化アイコンに押し出されて消去されるタイミングと、変動アイコンが消化アイコンになるタイミングと、保留アイコンが変動アイコンになるタイミングとは、同じである。なお、これら3つのタイミングは、異なっていてもよく、順番は任意に設定可能である。なお、3つのタイミングのうちの2つのタイミングが同じであってもよい。
本実施例では、保留アイコンの増加アニメーションは、保留アイコンが下方からせり上がってくる態様で実行されるが、保留アイコンが上方から降りてくる態様で実行されてもよい。
変動アイコンを次の図柄変動表示の以降で消化アイコンや予告アイコンとして表示する演出は、非電サポ状態でのみ実行される。このため、消化アイコンの移動アニメーションおよび変動・消化アイコン間の移動アニメーションは、非電サポ状態でのみ実行される。なお、消化アイコンの移動アニメーションおよび変動・消化アイコン間の移動アニメーションは、電サポ状態において必ず実行されてもよい。
なお、表示態様が変化する消化アイコンの個数は1個に限られない。本実施例では、図96(o)において消化アイコンj4のみの表示態様が変化しているが、消化アイコンj4と伴に消化アイコンj3、j5、j6のうちの少なくも一の消化アイコンの表示態様が変化してもよい。一度に多くの消化アイコンの表示態様が変化する場合の方が、一の消化アイコンの表示態様のみが変化する場合よりも、予告対象の図柄変動表示において大当り図柄が確定表示され易くてもよい。この場合には、相対的に大当り信頼度が高い演出を賑やかにして遊技者を楽しませることができる場合がある。またこれとは逆に、一の消化アイコンの表示態様のみが変化する場合の方が、一度に多くの消化アイコンの表示態様が変化する場合よりも、予告対象の図柄変動表示において大当り図柄が確定表示され易くてもよい。この場合には、表示態様が変化して予告アイコンとして表示された消化アイコンを遊技者に印象付けることができる場合がある。
本実施例では、図96(m)〜図97(a)における図柄変動表示中において、予告対象の保留は保留順位が1番目の特図1の保留(特図1の保留1)である。特図1の保留1が予告対象の場合は、予告対象の図柄変動表示を示すアイコンが、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に保留アイコンとして表示されている場合と、変動アイコン表示領域bに変動アイコンとして表示されている場合との2回の表示態様の変化(大当り信頼度の高い表示態様への昇格)の機会がある。図96(o)〜図97(a)では予告アイコンとしての消化アイコンj4が消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されており、図97(b)〜図97(e)では予告アイコンとしての消化アイコンが消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されており、消化アイコンj4は、2回の図柄変動表示に亘って表示可能である。保留アイコンや変動アイコンの変化アニメーションは、1回の図柄変動表示において1回のみ実行されるので、当該変化アニメーションに関連する予告アイコンとしての消化アイコンが2回の図柄変動表示に亘って表示される場合には、当該消化アイコンが表示開始された際の図柄変動表示の次の図柄変動表示が予告対象であることを予測することができる場合がある。
例えば、予告対象の保留は保留順位が2番目の特図1の保留(特図1の保留2)である場合には、予告対象の図柄変動表示を示すアイコンが、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域と第1領域に保留アイコンとして表示されている場合と、変動アイコン表示領域bに変動アイコンとして表示されている場合との3回の表示態様の変化(大当り信頼度の高い表示態様への昇格)の機会がある。当該アイコンの変化アニメーションに関連する予告アイコンとしての消化アイコンは、消化アイコン表示領域iの第2領域に表示開始される場合がある。これにより、当該消化アイコンが3回の図柄変動表示に亘って表示されるので、当該消化アイコンが表示開始された際に実行中の図柄変動表示を含んで3回目の図柄変動表示が予告対象であることを予測することができる場合がある。
このように、予告アイコンとしての消化アイコンの表示開始位置により、先読み予告の対象変動を予測することができる場合がある。なお、アイコンの表示態様の昇格の機会が多いほど、大当り信頼度が高くてもよい。アイコンの表示態様の昇格の機会の回数により大当り信頼度を示唆することができる場合がる。
例えば、予告対象の保留は保留順位が2番目の特図1の保留(特図1の保留2)である場合には、予告対象の図柄変動表示を示すアイコンが、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域と第1領域に保留アイコンとして表示されている場合と、変動アイコン表示領域bに変動アイコンとして表示されている場合との3回の表示態様の変化(大当り信頼度の高い表示態様への昇格)の機会がある。当該アイコンの変化アニメーションに関連する予告アイコンとしての消化アイコンは、消化アイコン表示領域iの第4領域に表示開始される場合がある。これにより、当該消化アイコンが1回の図柄変動表示に亘って表示されるので、アイコンの表示態様の昇格の機会は1回であることを予測することができる場合がある。
なお、予告対象の保留がいずれであるかに関わらず、予告アイコンとしての消化アイコンは、消化アイコン表示領域iの第1領域〜第4領域に表示可能である。なお、予告アイコンとしての消化アイコンは、消化アイコン表示領域iの第1領域で表示開始された場合に最大で4回のアイコンの表示態様の昇格に関連することができる。一方、特図1保留アイコン表示領域cの第4領域に表示されている保留アイコンは、5回の表示態様の昇格の機会があり、1個の消化アイコンでは全ての昇格の機会に関連することができない。特図1保留アイコン表示領域cの第4領域に表示されている保留アイコンは、保留アイコンの変化アニメーションの対象(表示態様の昇格の対象)にならなくてもよい。
なお、本実施例における第一の表示装置800での表示は、第二の表示装置802または第三の表示装置804のうちの少なくともいずれか一方で表示されてもよい。
次に、図97(f)を用いて、実施例6によるパチンコ機100の演出例について説明する。図97(f)は、特図1変動遊技が実行されている状態を示している。第一の表示装置800では装飾図柄の変動表示が実行され、第二の表示装置802ではミニ装飾図柄の変動表示が実行され、第三の表示装置804では白色の特図1用第4図柄が表示されている。変動アイコン表示領域bには白色円形の変動アイコンf1が表示されている。
図97(f)に示す状態において、遊技状態は非電サポ状態であり、特図1の保留数は4であり、特図2の保留数は2である。第三の表示装置804には「4」と「2」の数字により保留数が表示されている。第一の表示装置800の特図1保留アイコン表示領域cには、特図1の保留に対応する保留アイコンg1〜g4が表示されている。
本実施例によるパチンコ機100は、非電サポ状態において特図2の保留アイコン表示専用の表示領域が設けられず、非電サポ状態において特図2の保留が1以上となった場合には、特図1保留アイコン表示領域cに特図2の保留に対応する保留アイコンが表示される。図97(f)に示すように、特図2の保留1に対応する保留アイコンm1は特図1の保留に対応する保留アイコンg1、g2に一部がオーバーラップされて特図1保留アイコン表示領域cに表示され、特図2の保留2に対応する保留アイコンm2は特図1の保留に対応する保留アイコンg2、g3に一部がオーバーラップされて特図1保留アイコン表示領域cに表示される。このため、特図2の保留に対応する保留アイコンm1、m2の一部は視認不能となる。なお、保留アイコンm1、m2は、白色正方形の表示態様で表示されている。白色正方形の表示態様は、特図2の保留に対応する保留アイコンのデフォルトの表示態様である。特図2の保留に対応する保留アイコンは、特図1の保留に対応する保留アイコンの背面側に表示される。
このように、非電サポ状態において、特図2の保留に対応する保留アイコンは、特図1の保留に対応する保留アイコンにオーバーラップされて表示される。言い換えると、非電サポ状態において、特図1の保留に対応する保留アイコンは、特図2の保留に対応する保留アイコンにオーバーラップされないで表示される。
特図2の保留に対応する保留アイコンは、対応する保留が消化された場合に実行される図柄変動表示においては変動アイコンとして表示され、当該図柄変動表示の次の図柄変動表示において消化アイコンや予告アイコンとしては表示されない。特図2の図柄変動表示に対応する変動アイコンは、当該図柄変動表示に終了時に消去される。例えば、電サポ終了時に残っている特図2の保留が電サポ終了後に消化された場合には、特図2の保留に対応する保留アイコンは、図柄変動表示においては変動アイコンとして表示されるが、当該次の図柄変動表示において消化アイコンや予告アイコンとしては表示されない。
なお、非電サポ状態において、特図2の保留が1以上となった場合や、特図2変動遊技が開始される場合には、遊技情報表示領域aが消去され、消化アイコンや特図1の保留アイコンも消去され、別途、特図2保留アイコン表示領域が第一の表示装置800、第二の表示装置802、または第三の表示装置804の少なくとも一の表示装置の表示領域内に設けられてもよい。なお、非電サポ状態において、特図2の保留が1以上となった場合や、特図2変動遊技が開始される場合には、消化アイコンや予告アイコンが消去されてもよい。
非電サポ状態において特図1始動口230と特図2始動口232への遊技球への入賞を1球毎に振り分ける装置を用いることで、保留最大数8個で遊技が可能な始動口入賞順変動の構成においては、保留アイコンおよび消化アイコンが最大で8個表示可能であるので、消化アイコンを保留アイコンと見間違えた場合には、保留アイコンの数が16個に見え、最大保留数が16個であると見間違える場合がある。これにより、遊技者に新鮮な感覚を与えることができる場合がある。なお、電サポ状態においては特図1の保留アイコンおよび消化アイコンが表示されないので最大保留数が4個に見える場合がある。
なお、最大で4個の特図1の保留アイコンと消化アイコンとがそれぞれ表示可能である。例えば、第一の表示装置800の表示領域を2つに分割して、一方の領域には保留アイコンと特図変動遊技に対応する装飾図柄の変動表示を表示して演出を実行し、他方の領域には消化アイコンと特図変動遊技に対応しない偽の装飾図柄の変動表示を表示して偽演出を実行してもよい。なお、偽演出は、図94に示すワイプ画面wpa内で表示されてもよい。
次に、図97(A)〜(E)の各図を用いて、実施例7によるパチンコ機100の演出例について説明する。図97(A)〜(E)の各図は、本演出例を時系列で示す図である。図97(A)〜(E)に示す状態において、遊技状態は非電サポ状態である。図97(A)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾5−装飾7」が停止表示されている。第一の表示装置800において「装飾3−装飾5−装飾7」の奇数(赤色)の装飾図柄の組み合わせにより先読み予告が実行されている。本例において、先読み予告対象は、保留順位が2番目の特図1の保留である。
第三の表示装置804には、黒色の特図1用第4図柄が表示されている。消化アイコン表示領域iには、消化アイコンj1〜j4が表示されている。消化アイコンj1〜j4の表示態様は、灰色円形のデフォルトの表示態様である。変動アイコン表示領域bには、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の変動アイコンf5が表示されている。変動アイコンf5は、カラーで表示されており、灰色で表示されていない。忍者のキャラクタ絵柄の表示態様のアイコンは、消化アイコン表示領域iだけでなく、変動アイコン表示領域bや特図1保留アイコン表示領域cにおいて表示される場合がある。忍者のキャラクタ絵柄の表示態様のアイコンが、変動アイコン表示領域bや特図1保留アイコン表示領域cにおいて表示される場合には、カラーで表示される。本例では、変動アイコンf5は、保留順位が2番目の特図1の保留を対象とする先読み予告表示としてされている。
図97(A)から引き続く図97(B)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
当該特図1変動遊技の開始に伴い、消化アイコンの移動アニメーション、変動・消化アイコン間の移動アニメーション、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、および保留アイコンの移動アニメーションが実行される。
消化アイコンの移動アニメーションの実行により、消化アイコン表示領域iの第4領域に表示されていた消化アイコンj1が消去され、消化アイコン表示領域iの第3領域に表示されていた消化アイコンj2が消化アイコン表示領域iの第4領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第2領域に表示されていた消化アイコンj3が消化アイコン表示領域iの第3領域に移動し、消化アイコン表示領域iの第1領域に表示されていた消化アイコンj4が消化アイコン表示領域iの第2領域に移動する。図97(B)に示す時点では、消化アイコンj1は消去されており、消化アイコンj2、j3、j4の移動が完了しており、消化アイコンの移動アニメーションは終了している。
変動・消化アイコン間の移動アニメーションの実行により、変動アイコン表示領域bに表示されていた変動アイコンf5が消化アイコンj5となって消化アイコン表示領域iの第1領域に移動する。図97(B)に示す時点では、消化アイコンj5の移動が完了しており、変動・消化アイコン間の移動アニメーションは終了している。消化アイコンj5は、変動アイコンf5と同じ表示サイズで表示される。このように、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様のアイコンは、変動アイコンとして表示される場合と、消化アイコンとして表示される場合とで表示サイズが同じである。また、消化アイコンj5は、灰色で表示される。消化アイコンj5の表示色は、消化アイコンj5が消化アイコン表示領域iの第1領域に移動開始するのと同時に灰色に変化されもよいし、当該第1領域への移動中に灰色に変化されてもよいし、当該第1領域への移動完了と同時に灰色に変化されてもよいし、当該第1領域への移動完了後に灰色に変化されてもよい。
保留・変動アイコン間の移動アニメーションの実行により、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg5が変動アイコンf6となって変動アイコン表示領域bに移動する。図97(B)に示す時点では、変動アイコンf6の移動が完了しており、変動・消化アイコン間の移動アニメーションは終了している。
保留アイコンの移動アニメーションの実行により、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg6が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動する。図97(B)に示す時点では、保留アイコンg6の移動が完了しており、保留アイコンの移動アニメーションは終了している。
図97(B)から引き続く図97(C)は、保留アイコンの表示態様を変化させる保留アイコンの変化アニメーションが実行された状態を示している。図97(C)に示す時点では、消化アイコンj5が投げた手裏剣kが保留アイコンg6に命中している。図97(A)において変動アイコンとして表示されたいたアイコンは、消化アイコンとなった後、予告演出に用いられる場合がある。
図97(C)から引き続く図97(D)は、保留アイコンの変化アニメーションが実行されている状態を示している。手裏剣kが保留アイコンg6に命中した後、エフェクト画像872が保留アイコンg6にオーバーラップして表示される。手裏剣kはエフェクト画像872の表示開始と同時に消去される。予告対象の図柄変動表示に対応するアイコン(本例では、保留アイコンg6)は、保留アイコンとして表示されている場合に表示態様が変化される場合がある。
図97(D)から引き続く図97(E)は、保留アイコンの変化アニメーションが終了した状態を示している。保留アイコンg6の全体にオーバーラップして表示されていたエフェクト画像872が消去されると、赤色円形に表示態様が変化した保留アイコンg6の全体が再度視認可能となる。また、保留アイコンの変化アニメーションの終了に先立って演出可動体810の発光色が白色から赤色に変化する。このように、保留アイコンの変化アニメーションが実行されると、表示態様が変化した保留アイコンの表示色と演出可動体810の発光色とが同色になる。本例では、先読み予告演出として、演出可動体810の発光色が変化する。
本実施例によるパチンコ機100は、変動アイコンを当該変動以外を予告対象とする予告アイコンとして表示可能である。なお、保留アイコンが対応する保留順位の保留以外の保留を予告対象とする予告アイコンとして表示される場合があってもよい。なお、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様のアイコンは、変動アイコン表示領域bにおいて当該変動の予告表示として表示される場合があり、特図1保留アイコン表示領域cにおいて先読み予告表示として表示される場合がある。
次に、図97(あ)〜(え)の各図を用いて、実施例8によるパチンコ機100の演出例について説明する。図97(あ)〜(え)の各図は、本演出例を時系列で示す図である。図97(あ)〜(え)に示す状態において、遊技状態は非電サポ状態である。図97(あ)は、特図1変動遊技が実行されている状態を示している。第一の表示装置800には、「装飾3−装飾5−装飾7」の組み合せの装飾図柄が仮停止表示されている。第二の表示装置802ではミニ装飾図柄の変動表示が実行され、第三の表示装置804では白色の特図1用第4図柄が表示されている。また、特図1の保留数は2であり、特図2の保留数は0である。第三の表示装置804には「2」と「0」の数字により保留数が表示されている。第一の表示装置800の特図1保留アイコン表示領域cには、特図1の保留に対応する保留アイコンg1、g2が表示されている。
本実施例によるパチンコ機100は、遊技情報表示領域a内に消化アイコン表示領域iが設けられておらず、消化アイコンが表示されないようになっている。また、本実施例の変動アイコン表示領域nは、上記実施例における変動アイコン表示領域bと異なり正方形状の枠画像で囲まれておらず、変動アイコン表示領域nの下部に変動アイコンの表示位置を示す横長長方形状の台座画像が表示されている。また、図97(あ)では、忍者のキャラクタ絵柄の表示態様の変動アイコンf1が表示されている。変動アイコンf1は、カラーで表示されている。変動アイコンf1は、保留順位が1番目の特図1の保留を予告対象とる予告アイコンとして表示されている。
図97(あ)から引き続く図97(い)は、当該特図1変動遊技の実行中に保留アイコンg1の表示態様が変化した状態を示している。保留アイコンg1の表示態様は、白色円形から番長のキャラクタ絵柄の表示態様に変化している。番長のキャラクタ絵柄の表示態様は、先読み予告の表示態様である。保留アイコンg1の表示態様の変化の際には、変動アイコンf1が手裏剣を保留アイコンg1に投げるシーンを含む保留アイコンの変化アニメーションが実行されてもよいし、図97(い)に示す変動アイコンf1の忍者のキャラクタが保留アイコンg1の方を向くアニメーションが表示されてもよい。保留アイコンg1の表示態様の変化の際には、変動アイコンf1の動画像を含むアニメーションが表示されればよく、保留アイコンg1の表示態様の変化に変動アイコンf1が関連していればよい。
図97(い)から引き続く図97(う)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技に係る当否判定結果ははずれである。第一の表示装置800および第二の表示装置802には、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることを示す、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3−装飾5−装飾7」が停止表示されている。第一の表示装置800において「装飾3−装飾5−装飾7」の奇数(赤色)の装飾図柄の組み合わせにより先読み予告が実行されている。先読み予告対象の保留は、保留順位が1番目の特図1の保留である。
図97(う)から引き続く図97(え)は、特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、およびミニ装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、第三の表示装置804には、白色の特図1用第4図柄が表示されている。
当該特図1変動遊技の開始に伴い、本例では、変動アイコン間の移動アニメーション、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、および保留アイコンの移動アニメーションに加え、変動アイコンの移動アニメーションが実行される。
変動アイコンの移動アニメーションの実行により、変動アイコンf1が変動アイコン表示領域nの中央部から右側に移動する。本実施例によるパチンコ機100は、保留アイコンの表示態様の変化表示に関係する変動アイコンは、対応する特図変動遊技の終了後も変動アイコン表示領域n内に表示される。図97(え)に示す時点では、変動アイコンf1の移動が完了しており、変動アイコンの移動アニメーションは終了している。
保留・変動アイコン間の移動アニメーションの実行により、特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に表示されていた保留アイコンg1が変動アイコンf2となって変動アイコン表示領域nに移動する。図97(え)に示す時点では、変動アイコンf2の移動が完了しており、変動・消化アイコン間の移動アニメーションは終了している。
保留アイコンの移動アニメーションの実行により、特図1保留アイコン表示領域cの第2領域に表示されていた保留アイコンg2が特図1保留アイコン表示領域cの第1領域に移動する。図97(え)に示す時点では、保留アイコンg2の移動が完了しており、保留アイコンの移動アニメーションは終了している。
本実施例では、変動アイコン表示領域n内に2つの変動アイコンが表示される場合がある。図97(え)に示す例では、変動アイコン表示領域nの台座画像の右上部に変動アイコンf1が表示され、当該台座画像の左上部に変動アイコンf2が表示される。変動アイコンf1および変動アイコンf2は、いずれか一方が他方にオーバーラップしないように、変動アイコン表示領域n内の別々の領域に表示されている。なお、変動アイコンf1および変動アイコンf2の一方のアイコンの一部が他方のアイコンの一部にオーバーラップされてもよい。変動アイコンf1および変動アイコンf2の上方には、「共闘」の文字列画像が表示されており、忍者のキャラクタ絵柄の変動アイコンf1と番長のキャラクタ絵柄の変動アイコンf2とにより当該変動の予告演出が実行される。このように、変動アイコンf1と変動アイコンf2とが一体的に表示され一つの変動アイコンとして機能してもよい。なお、図97(え)において、変動アイコンf1は、予告アイコンや消化アイコンとして表示されているものであってもよい。図97(え)に示す図柄変動表示に対応する変動アイコンは、変動アイコンf2のみであってもよい。
本実施例のように、2つのアイコンが一体的に一つの変動アイコンとして表示される場合がある。2つのアイコンが一体的に一つの変動アイコンとして表示される場合は、一つのアイコンが一つの変動アイコンとして表示される場合よりも、実行中の図柄変動表示で大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
次に、図97(ア)を用いて、実施例9によるパチンコ機100の演出例について説明する。図97(ア)は、特図1変動遊技が実行されている状態を示している。第一の表示装置800では装飾図柄の変動表示が実行され、第二の表示装置802ではミニ装飾図柄の変動表示が実行され、第三の表示装置804では白色の特図1用第4図柄が表示されている。変動アイコン表示領域bには白色円形の変動アイコンf1が表示されている。
図97(ア)に示す状態において、遊技状態は非電サポ状態であり、特図1の保留数は2であり、特図2の保留数は0である。第三の表示装置804には「2」と「0」の数字により保留数が表示されている。第一の表示装置800の特図1保留アイコン表示領域cには、特図1の保留に対応する保留アイコンg1、g2が表示されている。保留アイコンg1、g2の表示態様は、デフォルトの表示態様である。
本実施例によるパチンコ機100は、遊技情報表示領域a内であって変動アイコン表示領域bの右方に図92(a)に示す例と同様の横長長方形状の表示領域eが設けられている。表示領域eには、遊技の仕方や演出内容の解説やキャラクタの説明などのチュートリアル表示や予告表示を文字列画像で表示可能である。図97(ア)では、表示領域e内に「予告アイコン消化で・・・」の文字列画像が表示されることによりチュートリアル表示が実行されている。
表示領域e内の「予告」の文字列画像の上部にオーバーラップして予告アイコンoが表示されている。予告アイコンoの表示態様は、剣豪のキャラクタ絵柄である。変動アイコンとして表示されていたアイコンが対応する特図変動遊技(図柄変動表示)の終了後に予告アイコoとなって表示されている。本例では、予告アイコンoは、図97(ア)で実行されいる特図1変動遊技の1回前の特図1変動遊技において変動アイコンとして表示されていたアイコンである。なお、予告アイコンoは、図97(ア)で実行されいる特図1変動遊技の2回以上前の特図1変動遊技において変動アイコンとして表示されていたアイコンであってもよい。予告アイコンoは、変動アイコンとして表示されていた期間では、剣豪のキャラクタ絵柄であってもよいし、所定色の円形の表示態様であってもよい。本例の予告アイコンは、図62(i)に示す予告アイコンI62と同じである。なお、本例の予告アイコンは、図18に示す予告アイコンとして表示されてもよい。例えば、本例の予告アイコンが消化されると疑似連演出が実行されてもよい。本実施例によるパチンコ機100は、図17〜図91に示す演出例に適用することができる。
次に、以上説明した本実施の形態の実施例5〜9よるパチンコ機100の特徴的構成について再度図96、図97を参照しつつ説明する。
(C1)
表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804の総称、特図1表示装置212)
を備えた遊技台であって、
前記表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804のうちの少なくとも一つの表示装置、特図1表示装置212)
は、図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」(例えば、装飾図柄の変動表示、特図1の変動表示、ミニ装飾図柄の変動表示、図96(b)〜(d)に示す図柄変動表示、図97(A)で終了した図柄変動表示、図97(あ)〜(う)に示す図柄変動表示)という。)の後に、次の図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」(例えば、装飾図柄の変動表示、特図の変動表示、ミニ装飾図柄の変動表示、図96(e)、(f)に示す図柄変動表示、図97(B)〜(E)に示す図柄変動表示、図97(え)に示す図柄変動表示)という。)を表示可能な手段であり、
前記第一の図柄変動表示において、該第一の図柄変動表示に対応する変動アイコン(以下、「第一の変動アイコン」(例えば、図96(b)〜(d)に示す変動アイコンf1、図97(A)に示す変動アイコンf5、図97(あ)〜(う)に示す変動アイコンf1)という。)が表示可能であり、
前記第一の変動アイコンとして表示されていたアイコン(例えば、図96(b)〜(d)に示す変動アイコンf1、図97(A)に示す変動アイコンf5、図97(あ)〜(う)に示す変動アイコンf1)が、前記第二の図柄変動表示において予告アイコン(例えば、図96(e)、(f)に示す消化アイコンj1、図97(B)〜(E)に示す消化アイコンj5、図97(え)に示す変動アイコンf1)として表示可能に構成されており、
前記予告アイコンが表示される領域(例えば、予告アイコン表示領域i)は、前記第一の変動アイコンが表示される領域(例えば、変動アイコン表示領域b)とは別の領域である、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一の図柄変動表示においてはずれの図柄態様が停止表示された場合であっても、次の第二の図柄変動表示において、第一の図柄変動表示に対応する変動アイコンを予告アイコンとして表示可能であるので、はずれの直後の第二の図柄変動表示に期待を持たせることができる場合がある。
(C2)
上記C1に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示において、該第二の図柄変動表示に対応する変動アイコン(以下、「第二の変動アイコン」(例えば、図96(e)、(f)に示す変動アイコンf2、図97(B)〜(E)に示す変動アイコンf6)という。)が表示可能であり、
前記第二の変動アイコン(例えば、図96(e)、(f)に示す変動アイコンf2、図97(B)〜(E)に示す変動アイコンf6)と前記予告アイコン(例えば、図96(e)、(f)に示す消化アイコンj1、図97(B)〜(E)に示す消化アイコンj5)の両方が表示可能に構成されている(例えば、図96(e)、(f)、図97(A)〜(E)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(C3)
上記C1またはC2に記載の遊技台であって、
保留アイコンとして表示されていたアイコン(例えば、図96(l)〜(r)、図97(a)に示す保留アイコンg7)を変動アイコン(例えば、図97(b)に示す変動アイコンf8)として表示可能であり、
前記予告アイコンは、複数種類の表示態様(例えば、灰色円形の表示態様、灰色の忍者のキャラクタ絵柄の表示態様)のうちの一の表示態様に変化可能であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第一の表示態様(例えば、灰色の忍者のキャラクタ絵柄の表示態様)であり、
前記第一の表示態様の前記予告アイコン(例えば、図96(o)〜(r)、図97(a)〜(e)に示す消化アイコンj4、図97(B)〜(E)に示す消化アイコンj5)は、前記保留アイコン(例えば、図96(l)〜(r)、図97(a)に示す保留アイコンg7、図97(B)〜(E)に示す保留アイコンg6)の表示態様の変化(例えば、保留アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンである(例えば、図96(p)〜(r)、図97(C)〜(E)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(C4)
上記C3に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様の前記予告アイコン(例えば、図96(o)〜(r)、図97(a)〜(e)に示す消化アイコンj4)は、前記変動アイコン(例えば、図97(b)に示す変動アイコンf8)の表示態様の変化(例えば、変動アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(C5)
上記C3またはC4に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第二の表示態様(例えば、灰色の番長のキャラクタ絵柄の表示態様)であり、
前記第二の表示態様の前記予告アイコンは、前記保留アイコンの表示態様の変化(例えば、保留アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンであり、
前記第二の表示態様の前記予告アイコンは、前記変動アイコンの表示態様の変化(例えば、変動アイコンの変化アニメーション)に関連するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(C6)
上記C1乃至C5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンの表示態様(例えば、表示色が灰色)は、前記変動アイコンの表示態様(例えば、表示色が灰色以外の色(白、青、緑、赤、カラー))とは異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(C7)
上記C1乃至C6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンの移動する動作を含むアニメーション(例えば、変動・消化アイコン間の移動アニメーション、消化アイコンの移動アニメーション)を表示可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(C8)
上記C1乃至C7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段(例えば、第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804)は、画像表示装置(例えば、液晶表示装置)を含んで構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(C9)
上記C1乃至C8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
非電サポ状態において、前記第一の変動アイコンとして表示されていたアイコンが、前記第二の図柄変動表示において前記予告アイコンとして表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(C10)
上記C1乃至C9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、保留アイコン、変動アイコンおよび予告アイコンの表示態様はそれぞれ異なってもよいし、保留アイコンと変動アイコンの表示態様は同じであり、予告アイコンは保留アイコンおよび変動アイコンと色のみが異なっていもてよいし、予告アイコンは保留アイコンおよび変動アイコンと色および形状が異なっていもてよい。
なお、変動アイコンと予告アイコンの表示態様は同じであり、保留アイコンは変動アイコンおよび予告アイコンと色のみが異なっていもてよいし、保留アイコンは変動アイコンおよび予告アイコンと色および形状が異なっていもてよい。
なお、保留アイコンと予告アイコンの表示態様は同じであり、変動アイコンは保留アイコンおよび予告アイコンと色のみが異なっていもてよいし、変動アイコンは保留アイコンおよび予告アイコンと色および形状が異なっていもてよい。
なお、保留アイコンにより消化アイコンの表示態様を変化させるアニメーションが実行されてもよい。保留アイコンは、消化アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンであってもよい。またこれとは逆に、保留アイコンにより消化アイコンの表示態様を変化させるアニメーションが実行されなきくても。保留アイコンは、消化アイコンの表示態様の変化に関連しないアイコンであってもよい。
なお、消化アイコンにより当該消化アイコンとは別の消化アイコンの表示態様を変化させるアニメーションが実行されてもよい。消化アイコンは、当該消化アイコンとは別の消化アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンであってもよい。
特図変動遊技の実行中(図柄変動表示の実行中)であって、はずれを示唆する表示(例えば、はずれ図柄態様の仮停止表示)が実行された後に、デフォルトの表示態様の変動アイコンが忍者や番長などのキャラクタ絵柄等に変化し、当該図柄変動表示の終了後に予告アイコンとして表示される場合があってもよい。
消化アイコンは、当該消化アイコンが関係する予告演出(例えば、保留アイコンの変化アニメーションや変動アイコンの変化アニメーション)終了後にデフォルトの表示態様に戻ってもよい。演出の役目を終えた消化アイコンはデフォルトの表示態様に戻ってもよい。なお、忍者のキャラクタ絵柄の保留アイコンにより別の保留アイコンや変動アイコンや消化アイコンを変化させる演出が実行された後であっても忍者のキャラクタ絵柄の保留アイコンは、デフォルトの表示態様に戻らない。
少なくとも一部が同じ態様の演出により、予告アイコンの表示態様を変化させる演出や、他の演出(例えば、保留アイコンの表示態様の変化、ミニアイテム(予告アイコン)の取得、中図柄の停止)を実行可能である。
なお、上記実施例1〜9によるパチンコ機100は、表示手段として第一の表示装置8
00、第二の表示装置802、第三の表示装置804を備えているが、パチンコ機100は、これらの表示装置のうち第一の表示装置800のみを備えていてもよい。この場合には、上記の演出例で説明した第二の表示装置802および第三の表示装置804での表示が第一の表示装置800に表示されてもよい。なお、上記実施例1〜9において、第一の表示装置800での表示が、第二の表示装置802または第三の表示装置804の少なくとも一方の表示装置で表示可能であってもよいし、第二の表示装置802での表示が、第一の表示装置800または第三の表示装置804の少なくとも一方の表示装置で表示可能であってもよいし、第三の表示装置804での表示が、第一の表示装置800または第二の表示装置804の少なくとも一方の表示装置で表示可能であってもよい。なお、上記実施例1〜9によるパチンコ機100は、表示手段として、第一の表示装置800、第二の表示装置802および第三の表示装置804に代えて、図62に示す第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置M、および第3装飾図柄表示装置208Nを備えていてもよい。この場合には、上記の演出例で説明した表示が第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置M、および第3装飾図柄表示装置208Nで実行される。なお、図62〜図91に示す第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置M、および第3装飾図柄表示装置208Nでの表示が第一の表示装置800、第二の表示装置802、第三の表示装置804で表示されてもよい。なお、遊技情報表示領域aは、図62(a)におけるユーザーインタフェイス(UI)部に相当する。遊技情報表示領域aは、ユーザーインタフェイス(UI)部と称されてもよい。
なお、上記実施例1〜9で説明した事項は、組み合わせることが可能である。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図98〜図107を参照しながら説明する。
図98〜図107は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図98〜図107では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図98〜図107では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板ILは、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板ILの側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図98〜図107に示される実施形態では、導光板ILには所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板ILは光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板ILが可動するものであってもよい。また、導光板ILは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図98〜図107では、スピーカ120及び演出ボタン136の様子が示されている。
図98は、本実施形態に適用可能なミニゲームの演出の一例について段階的に示す図である。
図98(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が方形状の保留表示枠FL1内に収容された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、広義には、UI部全体を保留アイコンの台座と解釈してもよい。図98(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0及び3つの保留アイコンh11,h12,h13は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報の表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図98(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、何らの表示も行われておらず、非表示とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示(確定表示)されており、ハズレであることが報知されている。なお、UI部は、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、UI部は常時表示されてもよいし、表示されない期間があってもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図98(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示(確定表示)されており、ハズレであることが報知されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図98(b)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される保留表示枠FL1内に収容されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図98(b)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」の文字表示が行われており、パンダと殿様のキャラクタとの関係に関する説明がなされている。ここで、チュートリアル表示部TT1の表示は、装飾図柄の変動表示が開始した後のタイミングであってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始と同じタイミングであってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始よりも前のタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。
その後、図98(c)に示されるタイミングで、保留アイコン表示領域における2つ目の特図1の保留アイコンh12がボタン保留アイコンの表示態様に変化する。本実施形態において、保留アイコンの表示態様の変化のタイミングは、図柄変動表示が開始した後、常に同じタイミングで行われるように構成されてもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、保留アイコンh12の表示態様の変化のタイミングでスピーカ120から音声出力を行い、保留アイコンの表示態様が変化したことを報知するようにしてもよい。また、図98(c)に示されるタイミングでは、演出ボタン136を操作しても操作が有効とされず、保留アイコンh12の表示態様が変化しないようにしているが、演出ボタン136の操作を有効とし、保留アイコンh12の表示態様を変化させるようにしてもよい。
その後、図98(d)に示されるタイミングとなると、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミニゲームの演出が開始される。ミニゲームが開始されると、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ステージ名表示部ST1の上方にサイコロの図柄が「1」の出目を示す態様で停止表示しており、その上方には、ミニゲームのミッションの説明表示が行われている。図98(d)に示されるミッションの説明表示では、「ボタンpush」の表示と、サイコロの「3」の出目を示す表示とともに「でチャンス」の表示が行われており、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「3」の出目が停止表示すると何か良いことが起こる旨が説明されている。なお、この演出例において、ミニゲームは第2装飾図柄表示装置208Mにおいて実行されているが、換言すれば、ミニゲームが実行される表示領域は、第2装飾図柄表示装置208Mが構成する液晶枠(ベゼル)により区画されているということができる。
その後、図98(e)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄の変動表示が開始され、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。ボタン受付時間メーターは、ミニゲームが開始してからの時間に応じてゲージが短くなるように表示態様が変化する。なお、ボタン受付時間メーターを表示しないようにしてもよい。また、図98に示される演出例では、ミニゲームの実行中において演出ボタン136が操作された場合には、保留アイコンの表示態様の変化に優先して、ミニゲームの結果が導出されるように構成されている。
したがって、ミニゲームが開始した後、図98(f)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図98(g)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄が停止表示する一方、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12は表示態様の変化は行われていない。図98(g)に示される例では、サイコロの図柄が「3」の出目を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目であることが報知されている。
すると、図98(h)に示されるタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミッション達成の報酬であることを示す「保留1UP」の表示が行われる。すなわち、保留アイコンにおける先読み予告の信頼度が1段階ランクアップすることが事前に予告される。換言すれば、ミッション達成の報酬は、大当り予告の予告として機能しているということができる。なお、ミッション達成の報酬は、大当り予告の予告として機能することから、ミッションが行われない場合よりもミッションが行われた場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいということができる。また、ミニゲームが終了したタイミングで、保留アイコンの変化表示における演出ボタン136の操作受付期間が開始される。なお、このとき、ボタン受付時間メーターを表示するようにしてもよい。図98(i)は、ミッション達成の報酬が引き続き表示されている様子が示されている。また、演出ボタン136はまだ操作されていないので、特図1の2つ目の保留アイコンh12は、ボタン保留アイコンの表示態様のままとなっている。
その後、図98(j)に示されるタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図98(k)に示すように、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が円形で青色の表示態様に変化する。すなわち、先読み予告の表示態様に変化している。本実施形態では、先読み予告の表示態様の保留アイコンは、青色、緑色、赤色の3つの表示態様で表示可能とされており、赤色>緑色>青色の順で大当りの信頼度が高くなっている。すなわち、円形で赤色の表示態様の保留アイコンが表示された場合は、円形で緑色の表示態様の保留アイコンが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっており、円形で緑色の表示態様の保留アイコンが表示された場合は、円形で青色の表示態様の保留アイコンが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっており、円形で青色の表示態様の保留アイコンが表示された場合は、デフォルトの表示態様の保留アイコンが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっている。なお、この演出例では、演出ボタン136を操作することにより、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が先読み予告の1段階目のランクである青色の表示態様の保留アイコンに変化したが、緑色の表示態様や赤色の表示態様に保留アイコンが変化してもよい。この場合、例えば、ボタン保留アイコンの表示態様をオーラで纏う態様で表示する等して、保留アイコンがよりランクの高い表示態様に変化することを期待させるようにしてもよい。
その後、図98(l)に示すタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた「保留1UP」の表示が、第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動し、青色の表示態様に変化した特図1の2つ目の保留アイコンh12に向かっていく様子が示されている。本実施形態では、「保留1UP」の表示が移動開始するタイミングを保留アイコンh12の表示態様が変化した後のタイミングとしたが、任意のタイミングとしてもよい。例えば、「保留1UP」の表示が移動開始するタイミングを保留アイコンh12の表示態様が変化したタイミングと同じタイミングとしてもよい。また、本実施形態では、「保留1UP」の表示が移動開始するタイミングを、保留アイコンh12の表示態様が変化した図柄変動表示と同じ図柄変動表示内としたが、保留アイコンh12の表示態様が変化した図柄変動表示の後で行われる図柄変動表示の実行中であってもよい。
その後、「保留1UP」の表示が特図1の2つ目の保留アイコンh12に重なると、図98(m)に示すように、保留アイコンh12の表示態様が青色から緑色に変化する。すなわち、ミニゲームの結果が反映されて、保留アイコンh12における先読み予告の信頼度が1段階ランクアップしたことが演出されている。なお、「保留1UP」の表示が保留アイコンに重なっても、保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
その後、図柄変動表示時間が経過すると、図98(n)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで停止表示し、ハズレであることが報知される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組み合わせて停止表示する。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた文字表示は消去され、非表示となっている。
なお、本実施形態では、ミニゲームのミッションが達成されることによって、保留アイコンにおける先読み予告の表示態様が1段階ランクアップすることを予告するようにしたが、例えば、ミニゲームのミッションが達成された結果、図18や図72(d)に示されるミニアイテムのいずれかがストックされ、その後に行われる演出(予告演出)の内容を予告するようにしてもよいし、タイマストックを行うようにしてもよい。ここで、タイマストックとは、例えば、タイマを表示し、タイマに示される時間が経過すると特別な演出が開始されることを示唆する予告の一態様である。また、ミニゲームのミッションが達成された結果、当否判定の結果に関係しないレアアイテムを取得できるようにしてもよい。
また、本実施形態では、保留アイコンがボタン保留アイコンの表示態様に変化して保留アイコンの変化演出が開始された後のタイミングでミニゲームが開始されるようにしたが、ミニゲームが開始された後で保留アイコンの変化演出が開始されるようにしてもよい。また、本実施形態では、保留アイコンの変化演出が行われている期間とミニゲームが行われている期間とが重なるようにしたが、期間が重ならないようにしてもよく、例えば、ある図柄変動表示において保留アイコンの変化演出が行われ、保留アイコンが先読み予告の表示態様(例えば、青色の表示態様)に変化した後で、ミニゲームが開始されるようにしてもよい。すなわち、青色の表示態様の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中にミニゲームが開始されるようにしてもよい。このことは、以下の説明でも同様である。
また、本実施形態では、ミニゲームのミッションが達成されたことの報酬として、ボタン保留アイコンの変化演出により先読み予告の表示態様に変化した保留アイコンがランクアップすることを予告するようにしたが、ミニゲームのミッションが達成されたことの報酬として、ボタン保留アイコンの変化演出により保留アイコンが先読み予告の表示態様に変化することを予告するようにしてもよい。この場合において、先読み予告の表示態様のランクを予告するようにしてもよい。また、ボタン保留アイコンの変化演出が行われることを予告するようにしてもよい。
また、この演出例では、ミニゲームをサブ液晶(第2装飾図柄表示装置208M)にて行ったが、メイン液晶(第1装飾図柄表示装置208L)において行ってもよい。
図99は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図99(a)〜同図(j)は、図98(a)〜同図(j)と同様であるので、説明を省略する。
図99(j)に示されるタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図99(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が円形で緑色の表示態様に変化し、第2装飾図柄表示装置208Mでは、「保留1UP」の表示が消去されている。このように、この演出例では、演出ボタン136の操作により、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンの変化とミニゲームのミッション達成による保留アイコンの表示態様の変化を同時に行う場合について示されている。つまり、この演出例では、ボタン保留アイコンの変化演出による保留アイコンの表示態様の先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)への変化と、ミニゲームのミッション達成の結果の反映としての保留アイコンの表示態様の先読み予告のランクアップとが同時に行われている。
図100は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図100(a)〜同図(b)は、図98(a)〜同図(b)と同様であるので、説明を省略する。
図100(c)は、図98(c)とは異なり、保留アイコンの変化演出が開始されておらず、2つ目の特図1の保留アイコンh12はデフォルトの表示態様のままである。その後、図100(d)に示されるタイミングでミニゲームの演出が開始され、図98(d)〜同図(h)に示して上述した要領でミニゲームが行われる(図100(d)〜同図(h))。
保留アイコンの変化演出が開始されない状態で、図100(i)に示されるタイミングとなると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、2つ目の特図1の保留アイコンh12が青色の表示態様に変化し、先読み予告の1段階目の表示態様に変化する。すなわち、この演出例では、ボタン保留アイコンを用いた保留アイコンの変化演出による保留アイコンの表示態様の変化が行われず、ミニゲームのミッション達成の結果の反映としての保留アイコンの表示態様の変化のみが行われている。
図101は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図101(a)〜同図(l)は、図98(a)〜同図(l)と同様であるので、説明を省略する。
図101(l)に示すタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた「保留1UP」の表示が、第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動し、「保留1UP」の表示が特図1の2つ目の保留アイコンh12に重なると、図101(m)に示すように、保留アイコンh12の表示態様が青色から赤色に変化し、先読み予告の信頼度が2段階ランクアップしている。この演出例では、ミニゲームのミッション達成の結果として先読み予告の信頼度の1段階ランクアップを予告していたが、予告した内容よりも有利な結果(先読み予告の信頼度の2段階ランクアップ)が反映されていることが示されている。
その後、図柄変動表示時間が経過すると、図101(n)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで停止表示し、ハズレであることが報知される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組み合わせて停止表示する。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた文字表示は消去され、非表示となっている。
なお、本実施形態では、ボタン保留アイコンの変化演出により、保留アイコンの表示態様が先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)に変化し、その後、ミニゲームのミッション達成の結果の反映として保留アイコンの表示態様をさらに変化するようにしているが、ボタン保留アイコンの変化演出により、保留アイコンの表示態様が先読み予告の2段階以上のランクの表示態様に変化した後、ミニゲームのミッション達成の結果の反映として保留アイコンの表示態様をさらにランクアップするようにしてもよい。ここで、例えば、ボタン保留アイコンの変化演出により、保留アイコンの表示態様が先読み予告の最高ランクの表示態様(例えば、赤色の表示態様、あるいは、大当り確定を予告するプレミアの表示態様(例えば、虹色の表示態様))に変化した場合には、ミニゲームのミッション達成の結果として、保留アイコンの表示態様のランクアップが予告されても、保留アイコンの表示態様を変化させないようにしてもよい。また、ミニゲームのミッションの達成の結果の反映としてのみ表示可能な特有の表示態様(例えば、金色の表示態様)に変化するようにしてもよい。
図102は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図102(a)〜同図(e)は、図98(a)〜同図(e)と同様であるので、説明を省略する。
ミニゲームが開始した後、図102(f)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図102(g)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄が停止表示する。一方で、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が、先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)に変化する。すなわち、この演出例では、ミニゲームにおけるボタン操作受付と、ボタン保留アイコンの変化演出におけるボタン操作受付とが、1回の演出ボタン136の操作により同時に行われている様子が示されている。
その後は、図98(k)〜同図(l)に示して上述した要領で演出が行われる(図102(h)〜同図(k))。
図103は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図103(a)〜同図(c)は、図98(a)〜同図(c)と同様であるので、説明を省略する。
この演出例では、ミニゲームの演出が開始する前、図103(d)に示されるタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向にスライド移動を開始し、第2装飾図柄表示装置208Mは、表示領域の左端辺が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域の左端辺に略整合する位置で停止し、第3装飾図柄表示装置208Nは、表示領域の右端辺が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域の右端辺に略整合する位置で停止する。このとき、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が、ミニゲームが行われる第2装飾図柄表示装置208Mにオーバーラップされており、第2装飾図柄表示装置208Mがオーバーラップされていない状態と比べて保留アイコンh12が視認困難となっている。換言すれば、ボタンの操作を促進するボタン画像を含む演出がボタン操作を促進するボタン画像を含む演出にオーバーラップされているということもできる。なお、このボタン保留アイコンの変化演出が2つ目の特図1の保留アイコンh12、3つ目の特図1の保留アイコンh13及び4つ目の特図1の保留アイコンh14で行われている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされ、1つ目の特図1の保留アイコンh11で行われている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされないが、1つ目の特図1の保留アイコンh11で行われている場合にも、第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされるように構成されてもよい。さらに、図103(d)に示される例では、2つ目の特図1の保留アイコンh12の一部が第2装飾図柄表示装置208Mによりオーバーラップされているが、2つ目の特図1の保留アイコンh12の全部が第2装飾図柄表示装置208Mにオーバーラップされるようにしてもよい。この演出例において、保留アイコンの表示態様の変化予告と、ミニゲームとのうちのいずれか一方のみが行われている場合には、互いの演出がオーバーラップすることがなく、また、保留アイコンの表示態様の変化予告が行われる期間と、ミニゲームが行われる期間とが重ならない場合も、互いの演出がオーバーラップすることがない。また、第1装飾図柄表示装置208Lにおけるチュートリアル表示部TT1も、第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされており、第3装飾図柄表示装置208Mがオーバーラップされていない状態と比べてチュートリアル表示部TT1に表示された文字表示が視認困難となっている。また、第1装飾図柄は、左図柄と右図柄がそれぞれ第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとによりオーバーラップされ、視認困難とされているが、中図柄は、いずれの表示装置によってもオーバーラップされておらず、視認可能とされている。
その後、図103(e)に示されるタイミングとなると、第2装飾図柄表示装置208Mでは、図98(d)に示して上述したようにしてミニゲームの演出が開始される。
その後、図103(f)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄の変動表示が開始される。
ミニゲームが開始した後、図103(g)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図103(h)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄が停止表示する。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12は表示態様の変化が行われていない。すなわち、この演出例においても、ボタン保留アイコンの変化演出における演出ボタン136の操作を受け付けず、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作のみを受け付けている。図103(h)に示される例では、サイコロの図柄が「3」を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目であることが報知されている。
すると、図103(i)に示されるタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミッション達成の報酬であることを示す「保留1UP」の表示が行われる。その後、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに離反する方向にスライド移動を開始し、図103(j)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、いずれも初期位置で停止する。このとき、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12は、第2装飾図柄表示装置208Mによるオーバーラップが解消されており、第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされている状態と比べて保留アイコンh12が視認容易となっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが初期位置に戻るタイミングは、ミニゲームが終了した後であってもよいし、ミニゲームの結果の導出途中で戻るようにしてもよい。
その後は、図98(j)〜同図(n)に示して上述した要領で演出が行われる(図103(k)〜同図(n)。
この演出例では、ボタン保留アイコンによる変化演出が行われる表示装置とミニゲームの演出が行われる表示装置とが異なっており、ミニゲームの演出が行われている第2装飾図柄表示装置208Mによってボタン保留アイコンによる変化演出がオーバーラップされている様子が示されているが、ボタン保留アイコンによる変化演出が行われる表示装置とミニゲームの演出が行われる表示装置とが同じであってもよく、この場合、例えば、ミニゲームの演出がボタン保留アイコンによる変化演出にオーバーラップするように表示するようにしてもよい。
また、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいてボタン保留アイコンによる変化演出が行われ、第2装飾図柄表示装置208Mにおいてミニゲームの演出が行われる様子が示されているが、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mにおいてボタン保留アイコンによる変化演出が行われ、第1装飾図柄表示装置208Lにおいてミニゲームの演出が行われるようにしてもよく、この場合、ボタン保留アイコンによる変化演出が行われている第2装飾図柄表示装置208Mによってミニゲームの演出がオーバーラップされるようにしてもよい。
また、ボタン保留アイコンによる変化演出が行われる表示装置とミニゲームの演出が行われる表示装置とが同じとした場合に、例えば、ボタン保留アイコンによる変化演出がミニゲームの演出にオーバーラップするように表示するようにしてもよい。
また、この演出例では、ミニゲームの演出を他の演出にオーバーラップする例について示されているが、例えば、ミニゲームの演出に換えて客待ちデモ演出や装飾図柄変動表示等のミニゲーム以外の演出が行われ、この演出が他の演出にオーバーラップするようにしてもよい。より具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mに大当り演出を表示させ、第2装飾図柄表示装置208Mを第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って移動させ、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された演出にオーバーラップさせるようにしてもよい。これによれば、ミニゲーム以外の演出も行うことで、より演出に注目させることができる場合がある。
図104は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図104(a)〜同図(g)は、図103(a)〜同図(g)と同様であるので、説明を省略する。
ミニゲームが開始した後、図104(g)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図104(h)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄が停止表示する。一方で、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されており、ミニゲームの演出が行われている第2装飾図柄表示装置208Mにオーバーラップされているボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が、先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)に変化する。すなわち、この演出例では、ミニゲームにおけるボタン操作受付と、ミニゲームの演出にオーバーラップされているボタン保留アイコンの変化演出におけるボタン操作受付とが、1回の演出ボタン136の操作により同時に行われている様子が示されている。
その後、図104(i)に示されるタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミッション達成の報酬であることを示す「保留1UP」の表示が行われる。その後、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに離反する方向にスライド移動を開始し、図104(j)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、いずれも初期位置で停止する。このとき、青色の表示態様に変化した保留アイコンh12は、第2装飾図柄表示装置208Mによるオーバーラップが解消されており、第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされている状態と比べて保留アイコンh12が視認容易となっている。
その後は、図102(i)〜同図(k)に示して上述した要領で演出が行われる(図104(k)〜同図(l))。
図105は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図105(a)〜同図(g)は、図103(a)〜同図(g)と同様であるので、説明を省略する。
ミニゲームが開始した後、図105(g)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、この演出例では、図105(h)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて行われているミニゲームの演出におけるサイコロの図柄が停止表示せず、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されており、ミニゲームの演出が行われている第2装飾図柄表示装置208Mにオーバーラップされているボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が、先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)に変化する。すなわち、この演出例では、ミニゲームにおけるボタン操作を受け付けず、ミニゲームの演出にオーバーラップされているボタン保留アイコンの変化演出におけるボタン操作のみが受け付けられている様子が示されている。換言すれば、この演出例では、ミニゲームにおけるボタン操作の受け付けに優先して、ボタン保留アイコンの変化演出におけるボタン操作の受け付けが行われているということもできる。
その後、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに離反する方向にスライド移動を開始し、図105(i)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、いずれも初期位置で停止する。なお、このとき、ミニゲームの演出は未だ継続しており、演出ボタン136の操作を促進すべく、ボタン画像136aの表示とともに、ボタン受付時間メーターのゲージが減少していく様子が示されている。一方、青色の表示態様に変化した保留アイコンh12は、第2装飾図柄表示装置208Mによるオーバーラップが解消されており、第2装飾図柄表示装置208Mによってオーバーラップされている状態と比べて保留アイコンh12が視認容易となっている。
その後、図105(j)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図105(k)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄が「3」の出目を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目となったことが報知される。
その後は、図102(h)〜同図(k)に示して上述した要領で演出が行われる(図105(l)〜同図(n))。
図106は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図106(a)〜同図(f)は、図98(a)〜同図(f)と同様であるので、説明を省略する。
ミニゲームが開始した後、図106(f)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図106(g)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mでは、サイコロの図柄が停止表示する一方、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12は表示態様の変化は行われていない。図106(g)に示される例では、サイコロの図柄が「1」の出目を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目でないことが報知されている。
すると、図106(h)に示されるタイミングで、第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミニゲームのミッションに失敗したことを報知する「残念」の表示が行われる。したがって、この演出例では、大当り予告の予告が行われないこととなる。本実施形態では、ミッション達成の出目以外の出目が導出された場合よりもミッション達成の出目が導出された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている。
その後、図106(i)に示されるタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図98(j)に示すように、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12がデフォルトの表示態様に変化する。すなわち、ボタン保留アイコンの変化演出が先読み予告の表示態様に変化しないガセの演出であることが示されている。
その後、図柄変動表示時間が経過すると、図106(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで停止表示し、ハズレであることが報知される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組み合わせて停止表示する。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた文字表示は消去され、非表示となっている。
図107は、ミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。なお、図107(a)〜同図(e)は、図98(a)〜同図(e)と同様であるので、説明を省略する。
図107(f)は、ミニゲームが開始されたが、未だ演出ボタン136が操作されていない様子が示されている。そのため、サイコロの図柄の変動表示が継続して行われている。
その後、図107(g)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作受付期間が経過すると、図107(h)に示すように、ミニゲームの結果の報知が行われずに、ミニゲームの演出が終了する。
その後、図107(i)に示されるタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図107(j)に示すように、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンh12が青色の表示態様に変化し、先読み予告が行われる。
その後、図柄変動表示時間が経過すると、図107(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組合せで停止表示し、ハズレであることが報知される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の組み合わせて停止表示する。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた文字表示は消去され、非表示となっている。
図98に示される演出例では、ミニゲームにおいて、演出ボタン136の操作受付期間中に演出ボタン136が操作された場合には、ミニゲームのミッションが達成されて保留アイコンの表示態様が変化する予告が行われたが、この演出例では、ミニゲームにおいて演出ボタン136が操作されなかったためミッションが達成されず、保留アイコンの表示態様が変化する予告が行われない様子が示されている。また、この演出例では、ミッションが達成されなかったことから、保留アイコンの表示態様が1段階ランクアップする演出が行われないようにしたが、例えば、保留アイコンの表示態様が2段階目まで変化することが予め定められていた場合には、ミニゲームの結果に拘らず、保留アイコンの表示態様を予め定められていた通りに変化させるようにしてもよく、例えば、保留アイコンを2段階目まで変化させることが決定され、ボタンの保留アイコンの変化演出で保留アイコンを1段階目まで変化させた後、ミニゲームの結果がミッション達成となるようにミニゲームの演出を実行し、ミニゲームの導出結果に対応して保留アイコンを2段階目まで変化させるように予定された場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合でも、最終的に保留アイコンを2段階目まで変化させるようにしてもよい。その変化の態様については、例えば、ボタンの保留アイコンの変化演出において、演出ボタン136が操作されたことに応じて、保留アイコンをボタン保留アイコンの表示態様から緑色の表示態様である2段階目の表示態様に変化させるようにしてもよいし、演出ボタン136が操作されたことに応じて、保留アイコンをボタン保留アイコンの表示態様から青色の表示態様である1段階目の表示態様に変化させた後、当該図柄変動表示の実行中、当該図柄変動が停止表示したとき、あるいは、実行中の図柄変動表示の次以降に行われる図柄変動表示の実行中に緑色の表示態様である2段階目の表示態様に変化させるようにしてもよい。換言すれば、ミニゲームが実行された結果に対応した予告が行われるようにしてもよいし、ミニゲームの結果が導出されなかった場合には、導出する予定であった結果に対応した予告が行われないようにしてもよい。このようにしても、図柄変動表示の結果は変動しないため、適宜の演出を行うことが可能である。
また、本実施形態において、ミニゲームが行われなかった場合よりもミニゲームが行われた場合の方が、保留アイコンが緑色の表示態様となりやすいように構成されてもよい。すなわち、ミニゲームが開始された場合は、ミニゲームが開始されない場合よりも有利な態様で予告が行われやすいように構成されているということができる。
なお、この演出例において、保留アイコンが先読み予告の表示態様で表示されている状態で、ミニゲームが開始され、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、保留アイコンの表示態様のランクアップは行われず、現状維持となるが、ミニゲームの結果が導出されなかった場合でも、保留アイコンの表示態様のランクアップを行うようにしてもよい。この場合、ミニゲームが行われた図柄変動表示においてランクアップしてもよいし、ミニゲームが行われた図柄変動表示の次以降に開始される図柄変動表示においてランクアップするようにしてもよい。
また、この演出例では、先読み予告の態様として、保留アイコンの表示態様を変化する例を挙げて説明したが、先読み予告の態様は、例えば、連続予告等、公知の態様を適用することができる。
続いて、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図108〜図116を参照しながら説明する。
図108〜図116は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図108〜図116では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図108〜図116では、1つの装飾図柄表示装置208を備えて構成されたパチンコ機100が示されている。なお、上述した実施形態のように、複数の装飾図柄表示装置を備えたものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208の前面側に、上述した透明の導光板ILが配置されてもよい。
図108は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図であり、図109は、図108に示す具体的演出例の続きを示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図108(a)に示す装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾1−装飾2−装飾3」が停止表示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されているが、2番目の特図1の保留アイコンh12はサボハニの表示態様で表示されており、すなわち、先読み予告の表示態様で表示されている。なお、この演出例では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄の表示を行っていないが、これらの表示を行うようにしてもよい。
図108(b)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化され、2番目の特図1の保留アイコンh12が1番目の特図1の保留アイコンh11として表示され、また、装飾図柄の変動表示が開始されている。このとき、保留が消化されて図柄変動表示が開始された後に、当該図柄変動表示に対応する1つの変動アイコンを装飾図柄表示装置208に表示させるようにしてもよい。変動アイコンの表示態様は、例えば、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであってもよいし、異なってもよい。
図108(c)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
図108(d)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
図108(e)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾5」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。
続いて、図108(f)では、特図1の保留が消化されて保留表示はなくなり、図示しない第1特図表示装置212が図柄変動表示を開始し、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。
その後、図108(g)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が開始されている。ステップアップ予告は、複数種類の表示態様を所定の表示順序で順次切り替えて表示する予告であり、本実施形態におけるステップアップ予告では、各表示態様には、その表示態様のステップ数を表す数字が表示されている。ステップ数の数字の大小は、大当りの信頼度の高低を表す表示になる。例えば、ステップ5まで表示されると、スーパーリーチへの発展が確定し、大当りの可能性が高くなる。ただし、ステップ5まで表示されてもはずれる場合があり、信頼度は100%ではない。なお、ステップ5まで表示された場合には、最終的に大当り図柄が確定表示されるようにしてもよい。ステップ数が大きくなるにつれて、表示の大きさも大きくなる。なお、図108B(g)に示すタイミングでは、ステップ1の表示態様のステップアップ予告SU1が表示されている。このステップアップ予告SU1は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。そのため、装飾図柄は、ステップアップ予告SU1によってオーバーラップされていない場合よりもステップアップ予告SU1によってオーバーラップされている場合の方が視認困難となっている。
その後、図108(h)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が更新され、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2が表示されている。ここでも、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。
その後、図108(i)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告がさらに更新され、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3が表示されている。ここでも、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。
その後、図108(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
図108(k)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示され、リーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
続いて、図108(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が、左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
その後、図108(m)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲームが表示されるミニゲーム表示領域MN1が形成される。このミニゲーム表示領域MN1は、スーパーリーチの演出表示の少なくとも一部にオーバーラップして表示され、ミニゲーム表示領域MN1が表示されていない場合に比べてスーパーリーチの演出表示が視認困難とされている。この演出例におけるミニゲームでは、演出ボタン136を操作有効期間において連打操作し、最終的に「大吉」を導出させることをミッションとするゲームである。すなわち、この演出例におけるミニゲームは、結果を導出するために複数回の演出ボタン136の操作を要している。図108(m)では、ミニゲームが開始される様子が示されており、ミニゲームにおける遊戯の説明が表示されている。具体的には、ボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136の連打操作を促している。また、その下方には、「大吉で激アツ予告かも」の文字表示が行われており、「大吉」が導出されることにより信頼度の高い予告が発生する可能性があることが予告されるという、ミッションの内容とミッション達成の結果の説明が行われている。なお、ミニゲーム表示領域MN1は、枠により区画されないものであってもよい。
その後、図108(n)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「大吉」の表示が行われる。
続いて、図108(o)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「中吉」の表示が行われる。この「中吉」の表示は、「大吉」の表示の一部にオーバーラップされている。
続いて、図108(p)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「小吉」の表示が行われる。この「小吉」の表示は、「中吉」の表示の一部にオーバーラップされている。
その後、図108(q)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、「小吉」の表示の下方に、ボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136による連打操作の受け付けが開始されたことが報知されている。
図108(r)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が行われている様子が示されている。
図108(r)に続く図109(a)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。演出ボタン136を所定回数操作すると、ミニゲーム表示領域MN1では、星のエフェクト画像が表示され、連打によって操作回数が増加するにつれて、その数も増加していく。なお、この演出例では、遊技者が演出ボタン136の連打を中断すると、星のエフェクト画像の数が徐々に減少していくが、減少しないようにしてもよい。図109(a)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1には、星のエフェクト画像が4つ表示されている。
図109(b)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。図109(b)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1に星のエフェクト画像が5つ表示され、さらに、所定回数の演出ボタン136の操作が行われたことによって「小吉」の表示が消去され、ミニゲームの結果として「中吉」又は「大吉」が導出される可能性が高くなったことが報知されている。なお、この演出例では、遊技者が演出ボタン136の連打を中断すると、いったん消去された「小吉」の表示が再び表示される場合があるが、いったん消去された場合は再び表示されないようにしてもよい。
図109(c)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。図109(c)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1に表示されている星のエフェクト画像の数に変更はなく、「大吉」の表示および「中吉」の表示は引き続き行われているが、ボタン画像136と「連打」の文字の表示に換えて、「あと2秒」の文字が表示されており、操作有効期間が残り2秒であることが報知されている。
図109(d)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。図109(d)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1に表示されている星のエフェクト画像の数に変更はなく、「大吉」の表示および「中吉」の表示は引き続き行われているが、操作有効期間を報知する表示が「あと1秒」とされており、操作有効期間が残り1秒であることが報知されている。
図109(e)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。図109(e)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1に表示されている星のエフェクト画像の数に変更はなく、操作有効期間を報知する表示も変更はないが、所定回数の演出ボタン136の操作が行われたことによって「中吉」の表示が消去され、ミニゲームの結果として「大吉」が導出される可能性が高くなったことが報知されている。なお、この演出例では、遊技者が演出ボタン136の連打を中断すると、いったん消去された「中吉」の表示が再び表示される場合があるが、いったん消去された場合は再び表示されないようにしてもよい。
図109(f)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が引き続き行われた後、ミニゲーム表示領域MN1においてミニゲームの結果として「大吉」が導出された様子が示されている。すなわち、ミニゲームのミッションが達成されたことが報知される。これにより、遊技者は、激アツ予告が出現する可能性があることが報知される。なお、「大吉」の表示が導出されることにより、激アツ予告が必ず実行されることを予告報知するようにしてもよい。
続いて、図109(g)に示されるタイミングで、ミニゲーム表示領域MN1が消去されると、スーパーリーチ演出が再開される。また、図109(g)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン予告演出が開始されており、ボタン画像136aが振動及び回転している態様で表示されるとともに、このボタン画像136aとともに「Push」の文字が表示され、演出ボタン136の1回操作を促進している様子が示されている。このとき、演出ボタン136は、例えば、カバー体の内部が回転するとともに振動している。なお、ボタン画像136aが振動のみしている態様で表示する場合があってもよいし、回転のみしている態様で表示する場合があってもよいし、振動も回転もしていない態様で表示する場合があってもよい。この演出例では、ボタン画像136aが振動及び回転している態様で表示された場合は、ボタン画像136aが振動及び回転の少なくともいずれか一方が行われていない態様で表示された場合よりも、最終的に大当り図柄が確定停止しやすいように構成されている。なお、ボタン画像136aについて振動も回転もしない態様でのみ表示するようにしてもよい。このように、本実施形態では、ミニゲームとメインの演出(装飾図柄の変動表示に関する演出)とで、演出ボタン136の操作回数が異なっているということができる。また、この演出例では、ミニゲームでは演出ボタン136の連打操作による演出を行い、メインの演出では演出ボタン136の1回操作による演出を行ったが、ミニゲームにおいてもメインの演出においても演出ボタン136の連打操作による演出が行われるようにしてもよい。
図109(h)における装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出が引き続き行われており、演出ボタン136の操作を促進する表示が引き続き行われている様子が示されている。ここで、操作有効期間が開始されると、「Push」の文字表示に換えて、ボタン受付時間メーターMTが表示され、操作有効期間の経過に応じてゲージが減少する態様で表示される。
そして、図109(h)に示されるように、演出ボタン136が操作されると、図109(i)に示されるように、殿様のキャラクタのアップの画像とともに、吹き出しに「勝負じゃ」という文字が配された吹き出し画像を含むカットイン画像が表示される。ここで表示されるカットイン画像は、吹き出しにおける「勝負じゃ」の文字の周囲に番長の顔が多数(例えば、9個)配されてなる強カットイン画像CI1aであり、これは、上述したミニゲームにおいて、「大吉」の表示が導出されてミッションが達成された結果に対応して表示されるものである。
一方、ミニゲームにおいて、「大吉」の表示が導出されずミッションが達成されなかった場合は、図109(i´)に示されるような弱カットイン画像CI1bが表示される。弱カットイン画像CI1bは、強カットイン画像CI1aよりもサイズが小さい画像であり、吹き出しにおける「勝負じゃ」の文字の周囲に番長の顔が配されていない画像である。なお、ミニゲームでミッションが達成されなかった場合でも強カットイン画像CI1aが表示される場合があってもよい。なお、強カットイン画像CI1aも弱カットイン画像CI1bもスーパーリーチ演出にオーバーラップしており、これらのカットイン画像が表示された場合は、これらのカットイン画像が表示されない場合よりも、スーパーリーチ演出が視認困難とされる。また、強カットイン画像CI1a及び弱カットイン画像CI1bは、装飾図柄にオーバーラップされている。
その後、図109(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図109(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
この演出例では、ミニゲームではミッションを達成させるために演出ボタン136の連打操作を要求する一方、メインの演出では予告を出現させるために演出ボタン136の1回の操作を要求するものとしたが、ミニゲームでは演出ボタン136の1回の操作を要求し、メインの演出では、演出ボタン136の連打操作を要求するものがあってもよい。
また、この演出例のように、ミニゲームの結果が当該図柄変動表示に係る予告に関するものである場合には、ミニゲームの実行時間は、当該図柄変動表示の実行時間よりも短い実行時間となる。
図110は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図110(a)は、図108(j)に続く演出であり、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾7」が停止表示され、リーチ状態が形成された様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
続いて、図110(b)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が、左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
その後、図110(c)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲーム表示領域MN1が形成される。この演出例におけるミニゲームも、図108〜図109に示して上述した要領で行われる。図110(c)では、ミニゲームが開始される様子が示されており、ミニゲームにおける遊戯の説明が表示されている。具体的には、ボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136の連打操作を促している。また、その下方には、「大吉で激アツ予告かも」の文字表示が行われており、「大吉」が導出されることにより信頼度の高い予告が発生する可能性があることが予告されるという、ミッションの内容とミッション達成の結果の説明が行われている。一方、メインの演出でも演出ボタンの操作を要求するボタン操作演出が開始されている。図110(c)に示される装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが振動及び回転している態様で表示され、このボタン画像136aとともに「Push」の文字が表示され、演出ボタン136の1回操作を促進している様子が示されている。このとき、演出ボタン136は、例えば、カバー体の内部が回転するとともに振動している。なお、ボタン画像136aが振動のみしている態様で表示する場合があってもよいし、回転のみしている態様で表示する場合があってもよいし、振動も回転もしていない態様で表示する場合があってもよい。
その後、図110(d)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「大吉」の表示が行われる。一方、メインの演出では、メインの演出における操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターが表示されるが、ゲージは減少しない。これにより、ミニゲーム表示領域MN1におけるミニゲームとメインの演出とに何らかの関連性があることを示唆している。
続いて、図110(e)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「中吉」の表示が行われる。この「中吉」の表示は、「大吉」の表示の一部にオーバーラップされている。一方、メインの演出では、未だ操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターの表示態様は変化していない。
続いて、図110(f)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「小吉」の表示が行われる。この「小吉」の表示は、「中吉」の表示の一部にオーバーラップされている。一方、メインの演出では、相変わらず操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターの表示態様は変化していない。
その後、図110(g)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、「小吉」の表示の下方に、ボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、ミニゲームにおける演出ボタン136による連打操作の受け付けが開始されたことが報知されている。そして、遊技者は、この報知を見て演出ボタン136の連打を開始している。一方、メインの演出では、未だ操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターの表示態様は変化していない。このように、この演出例では、ミニゲームにおける操作促進表示としてのボタン画像136aとメインの演出における操作促進表示としてのボタン画像136aとが重ねて表示されている。さらに、この演出例では、メインの演出にオーバーラップしているミニゲーム表示領域MN1におけるミニゲームに対するボタン操作が優先して受け付けられている。なお、ミニゲーム表示領域MN1にオーバーラップされているメインの演出に対するボタン操作が優先して受け付けられるようにしてもよい。
図110(h)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が行われている様子が示されている。ミニゲーム表示領域MN1では、演出ボタン136の操作回数に応じて星のエフェクト画像の数が増加していく様子が示されている。図110(h)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1には、星のエフェクト画像が4つ表示されている。一方、メインの演出では、未だ操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターの表示態様は変化していない。
図110(i)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。図110(i)に示されるタイミングでは、所定回数の演出ボタン136の操作が行われたことによって「小吉」の表示が消去され、ミニゲームの結果として「中吉」又は「大吉」が導出される可能性が高くなったことが報知されている。なお、ミニゲーム表示領域MN1における星のエフェクト画像の表示数は4つのままである。一方、メインの演出では、未だ操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターの表示態様は変化していない。
図110(j)では、遊技者により演出ボタン136の連打操作が引き続き行われている様子が示されている。図110(j)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1に星のエフェクト画像が5つ表示されている。また、ボタン画像136と「連打」の文字の表示に換えて、「あと2秒」の文字が表示されており、操作有効期間が残り2秒であることが報知されている。一方、メインの演出では、相変わらず操作有効期間が開始しておらず、ボタン受付時間メーターの表示態様は変化していない。
図110(k)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が中断された様子が示されている。すると、ミニゲーム表示領域MN1に表示されている星のエフェクト画像が徐々に消去されていき、図110(k)に示されるタイミングでは、ミニゲーム表示領域MN1における星のエフェクト画像の数が0となった様子が示されている。また、「大吉」の表示および「中吉」の表示は引き続き行われているが、操作有効期間を報知する表示が「あと1秒」とされており、操作有効期間が残り1秒であることが報知されている。
図110(l)は、ミニゲームにおける操作有効期間が経過し、ミニゲーム表示領域MN1においてミニゲームの結果として「中吉」が導出された様子が示されている。すなわち、ミニゲームのミッションが達成されなかったことが報知される。これは、本来、連打操作が継続して行われた場合には、「大吉」が導出されるはずであったが、演出ボタン136の操作回数が不足していることによりミッションが達成されなかったことに起因している。
その後、図110(m)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが終了してミニゲーム表示領域MN1が消去され、スーパーリーチ演出が再開し、ボタン受付時間メーターMTによるゲージの減少表示が開始される。これにより、メインの演出における演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことが報知される。そして、図110(n)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図110(o)に示されるように、弱カットイン画像CI1bが表示される。これは、ミニゲームの導出結果が「大吉」でなかったことに基づいて表示されるものである。このとき、強カットイン画像CI1aが表示される場合があってもよい。なお、強カットイン画像CI1aと弱カットイン画像CI1bのいずれを表示するかを予め決定している場合において、強カットイン画像CI1aを表示することが予め決定されている場合には、図110(o´)に示されるように、ミニゲームにおける演出ボタン136の参加状況(操作状況)に拘らず、決定した通り、強カットイン画像CI1aを表示するようにしてもよい。また、弱カットイン画像CI1bを表示することが予め決定されている場合には、ミニゲームにおける演出ボタン136の参加状況(操作状況)に拘らず、「大吉」の表示が導出しないようにしてもよい。
その後、図110(p)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図110(q)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。このように、当否の結果は予め決定されており、当否の結果に対応した図柄変動表示の結果が導出されるため、その途中の演出については、適宜変更されてもよく、そのため、操作手段(演出ボタン136)の操作状況に応じて出現する予告を変更することができる。
図111は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図111(a)は、図108(k)に続く演出であり、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が、左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
図111(b)に示される装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲーム表示領域MN1が形成され、このミニゲーム表示領域MN1においてミニゲームが開始される様子が示されている。具体的には、ボタン画像136aとともに「push」の文字が表示され、演出ボタン136の1回操作を促している。また、その下方には、「大吉を出せ 大吉で激アツ出現」の文字表示が行われており、「大吉」が導出されることにより信頼度の高い予告が発生することが予告されるという、ミッションの内容とミッション達成の結果の説明が行われている。
その後、図111(c)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「大吉」の表示が行われる。
続いて、図111(d)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「中吉」の表示が行われる。この「中吉」の表示は、「大吉」の表示の一部にオーバーラップされている。
続いて、図111(e)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「小吉」の表示が行われる。この「小吉」の表示は、「中吉」の表示の一部にオーバーラップされている。
その後、図111(f)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、「大吉」、「中吉」及び「小吉」の各表示の高速ループ回転を開始する。そして、この高速ループ回転の演出が行われている下方には、ボタン画像136aとともに「push」の文字が表示され、ミニゲームにおける演出ボタン136による1回操作の受け付けが開始されたことが報知されている。一方、メインの演出では、演出ボタンの連打操作を要求するボタン操作演出が開始されている。図111(f)に示される装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが振動及び回転している態様で表示され、このボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136の連打操作を促進している様子が示されている。このとき、演出ボタン136は、例えば、カバー体の内部が回転するとともに振動している。なお、ボタン画像136aが振動のみしている態様で表示する場合があってもよいし、回転のみしている態様で表示する場合があってもよいし、振動も回転もしていない態様で表示する場合があってもよい。このように、この演出例では、メインの演出において演出ボタン136による連打操作を要求する演出が行われ、ミニゲームにおいて演出ボタン136による1回操作を要求する演出が行われている。すなわち、メインの演出における演出ボタン136の操作を要求する回数よりもミニゲームにおける演出ボタン136の操作を要求する回数の方が少ない例が示されているということができる。また、この演出例では、ミニゲームにおける操作促進表示としてのボタン画像136aを含む演出とメインの演出における操作促進表示としてのボタン画像136aを含む演出とが重ねて表示されている。また、ミニゲームにおける操作促進表示としてのボタン画像136aとメインの演出における操作促進表示としてのボタン画像136aとが重ねて表示されてもよい。
その後、図111(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターMTによるゲージの減少表示が開始され、演出ボタン136の操作受付が開始された様子が示されている。この演出例では、メインの演出における演出ボタン136の操作の受け付けと、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作の受け付けとが同時に行われている。なお、メインの演出における演出ボタン136の操作の受け付けが開始された後でミニゲームにおける演出ボタン136の操作の受け付けが開始されてもよいし、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作の受け付けが開始された後でメインの演出における演出ボタン136の操作の受け付けが開始されてもよい。そして、遊技者は、これを見て演出ボタン136の連打を開始している。なお、この演出例では、メインの演出におけるボタン演出で表示されているボタン画像136aの表示態様と演出ボタン136の状態とが対応しているが、ミニゲーム表示領域MN1に表示されているボタン画像136aの表示態様と演出ボタン136の状態とが異なっている。このように、この演出例では、メインの演出とミニゲームの両方の演出に対して同じ操作手段(演出ボタン136)で操作することができる。そのため、例えば、操作の受け付けが優先される演出が連打操作を要求する演出であり、操作の受け付けが非優先である演出が1回操作を要求する演出である場合、操作手段の連打の勢いで非優先である演出について結果が導出される場合があるし、また、操作の受け付けが優先される演出が1回操作を要求する演出であり、操作の受け付けが非優先である演出が連打操作を要求する演出である場合、連打操作が最初から行われるので、優先される演出についても結果を確実に導出することができる場合がある。
すると、図111(h)に示されように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、演出ボタン136による1回目の操作に応答してミニゲームの結果として「大吉」が導出されている様子が示されている。そして、ミニゲームのミッションが達成された旨の「達成」の文字も表示され、その旨が報知されている。すなわち、この演出例では、メインの演出における演出ボタン136の操作の受け付けに優先してミニゲームの演出における演出ボタン136の操作が受け付けられている。一方、遊技者による演出ボタン136の連打操作は継続して行われている。
すると、図111(i)に示すタイミングで、メインの演出における演出ボタンの連打操作に応じて、装飾図柄表示装置208では、弱カットイン画像CI1bが表示される。この演出例では、メインの演出における連打操作演出における操作有効期間中にカットイン画像が表示される様子が示されている。そして、このカットイン画像によりボタン受付時間メーターMTがオーバーラップされており、カットイン画像が表示されていない場合に比べて視認困難な状態とされている。一方、装飾図柄表示装置208の下端縁近傍には、ミニゲームにおけるミッションが達成されたことを報知する「ミッション達成中」の表示が右端から左端にかけてスクロールしている。これにより、演出ボタン136の連打操作を続けることを条件に、強カットイン画像CI1aが表示されることを報知している。なお、遊技者による演出ボタン136の連打操作は依然として継続している。
その後、遊技者による演出ボタン136の連打操作が継続して行われた結果、図111(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、弱カットイン画像CI1bに換えて強カットイン画像CI1aが表示されている様子が示されている。これは、上述したようにしてミニゲームにおけるミッション達成の結果として表示されるものである。なお、この演出例において、演出ボタン136の操作回数に応じて表示態様が変化する連打ゲージを表示するようにしてもよく、例えば、連打ゲージが第一の量に達すると弱カットイン画像CI1bが表示され、満タンになると強カットイン画像CI1aが表示されるようにしてもよい。このとき、強カットイン画像CI1aを表示しないことが予め決定されている場合には、いくら連打操作しても連打ゲージが満タンになることがないようにしてもよい。
上述したようにして強カットイン画像CI1aが表示されると、その後、図111(k)に示すように、装飾図柄表示装置208の下端縁近傍では、「ミッション達成中」の表示に換えて「激アツ予告出現」の表示がおこなわれ、激アツ予告である強カットイン画像CI1aが表示されたことが報知される。
一方、図111(h)に示されるように、ミニゲームのミッションが達成され、その後、図111(i´)に示されるように、演出ボタン136の連打操作により弱カットイン画像CI1bが表示されたが、その後、遊技者が連打操作を中止した場合等によって演出ボタン136の操作回数が不足している場合には、図111(j´)に示されるように、弱カットイン画像CI1bが表示されたままとなる場合がある。すなわち、この演出例のように、ミッションが達成されたにもかかわらず、演出ボタン136の操作状況によっては、激アツ予告が出現しない法則崩れが発生する場合があってもよい。なお、ミニゲームのミッションの達成に整合させるため、演出ボタン136の操作状況いかんにかかわらず、強カットイン画像CI1aが表示されるようにしてもよいし、強カットイン画像CI1aに換えて他の激アツ予告を表示するようにしてもよい。また、メインの演出において連打操作されなかった場合には、強カットイン画像CI1aも弱カットイン画像CI1bも表示しないようにしてもよい。
その後、図111(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図111(m)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
このように、この演出例では、ミッションが達成されたことが強カットイン画像CI1aの表示条件の一つとなっており、演出ボタン136の操作回数が所定の回数よりも少ない場合には強カットイン画像CI1aが表示されず弱カットイン画像CI1bが表示され、演出ボタン136の操作回数が所定の回数以上となった場合には、強カットイン画像CI1aが表示されるようになっている。なお、この演出例では、強カットイン画像CI1aと弱カットイン画像CI1bのいずれを表示可能とするかを予め決定しておいて、強カットイン画像CI1aを表示可能とすると決定した場合に、ミニゲームにおいて「大吉」の表示を導出可能に構成されている。また、弱カットインCI1bのみを表示可能とすると決定した場合には、ミニゲームにおいて「大吉」の表示を導出しないように構成されている。また、この演出例では、メインの演出におけるボタン連打操作演出において、演出ボタン136が少なくとも弱カットインCI1bを表示するのに必要な回数の操作がなかった場合には、カットイン画像を表示しないようにしてもよい。また、ミニゲームにおいて演出ボタン136が操作されなかった場合には、メイン演出におけるボタン連打操作演出において演出ボタン136を連打したとしてもカットイン画像を表示しないようにしてもよいし、弱カットイン画像CI1bは表示可能であるが強カットイン画像CI1aは表示しないようにしてもよい。
図112は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図112(a)は、図108(j)に続く演出であり、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾7」が停止表示され、リーチ状態が形成された様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
続いて、図112(b)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が、左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
その後、図112(c)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲーム表示領域MN1が形成される。図112(c)では、ミニゲームが開始される様子が示されており、ミニゲームにおける遊戯の説明が表示されている。具体的には、ボタン画像136aとともに「連打で大吉を出せ」の文字が表示され、演出ボタン136の連打操作を促している。なお、図112(c)に示されるミニゲーム表示領域MN1に表示されるボタン画像136aは、図108(m)に示されるミニゲーム表示領域MN1に表示されるボタン画像136aよりも大きいサイズとなっているが、同じサイズであってもよい。また、小サイズのボタン画像136aと大サイズのボタン画像136aとを選択的に表示してもよく、表示されたボタン画像136aの大きさにより、ミッション達成の信頼度を異ならせるようにしてもよい。すなわち、大サイズのボタン画像136aが表示された場合は、小サイズのボタン画像136aが表示された場合よりも、ミッション達成しやすいようにしてもよい。また、その下方には、「大吉で強カットイン発生」の文字表示が行われており、「大吉」が導出されることにより大当りの信頼度の高い強カットイン予告が発生することが予告されるという、ミッションの内容とミッション達成の結果の説明が行われている。
その後、ミニゲーム表示領域MN1に表示されたミニゲームの遊戯の説明が消去されて、図112(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「大吉」、「中吉」、「小吉」の各表示がこの順番で表示され、「大吉」の表示が「中吉」の表示にオーバーラップされ、「中吉」の表示が「小吉」の表示にオーバーラップされるように表示される。
その後、図112(e)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、「小吉」の表示の下方に、ボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136による連打操作の受け付けが開始されたことが報知されている。また、ミニゲーム表示領域MN1の左側には、ボタン受付時間メーターMTが表示され、演出ボタン136の操作受付期間の経過に応じてゲージが減少する態様で表示される。この演出例では、ミニゲームに関する表示をミニゲーム表示領域MN1以外の領域においても行われている様子が示されている。
図112(f)〜同図(g)は、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間において演出ボタン136が連打し続けている様子が示されている。ミニゲーム表示領域MN1では、演出ボタン136の連打回数に応じて星のエフェクト画像の数が増大していく。
その後、演出ボタン136の操作有効期間が経過すると、演出ボタン136の連打回数に応じた結果が導出される。図112(h)に示す例では、ミニゲームの結果として「大吉」が導出されるとともに、その下方には「ミッション達成」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成されたことが報知されている。
その後、図112(i)に示す装飾図柄表示装置208では、カットイン予告として強カットイン画像CI1aが表示されている。これにより、大当りの信頼度が高いことが報知される。この強カットイン画像CI1aの表示は、上述したミニゲームの結果、「大吉」が導出されてミッションが達成された結果によるものである。
その後、図112(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図112(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
一方、図112(e)に示されるタイミングで演出ボタン136による連打操作の受け付けが開始された後、図112(f´)〜同図(g´)に示すように、演出ボタン136の操作回数が、事前に決定された回数に満たない状態で演出ボタン136の操作有効期間が経過した場合には、図112(h´)に示すように、ミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として「小吉」が導出されるとともに、その下方には「ミッション失敗」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成されなかったことが報知される。なお、ミニゲームの結果が当否判定の結果に基づいて予め決定されていてもよい。
その後、図112(i´)に示す装飾図柄表示装置208では、カットイン予告として弱カットイン画像CI1bが表示されている。これにより、強カットイン画像CI1aが表示される場合よりも大当りの信頼度が低いことが報知される。この弱カットイン画像CI1bの表示は、上述したミニゲームの結果、「小吉」が導出されてミッションが達成されなかった結果によるものである。
その後、図112(j´)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図112(k´)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
図113は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図113(a)は、図108(d)に続く演出であり、装飾図柄表示装置208では、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾2−装飾5−装飾7」が停止表示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はサボハニの表示態様で表示されており、すなわち、先読み予告の表示態様で表示されている。
続いて、図113(b)では、特図1の保留が消化されて保留表示はなくなり、図示しない第1特図表示装置212が図柄変動表示を開始し、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。
その後、図113(c)に示される装飾図柄表示装置208では、メインの演出としてのミッションが開始された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示領域の上方に「ミッション発動」の文字が表示され、ミッションが開始されたことを報知している。また、表示領域の下端縁には、番長の顔の画像とともに「カットインを出せ」「出れば大当り」が表示され、ミッションの内容が報知されている。すなわち、ミッション中において番長の顔の画像が出現すればミッション達成となり、大当り確定となることが報知されている。
その後、図113(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の左下隅部には、ミッションが継続している旨の「ミッション中」の表示が行われている。
図113(e)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示され、リーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、「ミッション中」の表示も継続して行われている。
続いて、図113(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展する表示が行われる。スーパーリーチ状態となると、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が、左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。なお、スーパーリーチに発展した後も、「ミッション中」の表示は継続して行われている。
その後、図113(g)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲーム表示領域MN1が形成され、ミニゲームが開始される様子が示されている。この演出例では、メインの演出としてのミッションと、ミニゲームにおけるミッションとが同時に行われている様子が示されている。換言すれば、メインの演出としてのミッションにミニゲームのミッションが重ねて行われている様子が示されている。ここで、この演出例では、ミッションが開始された後でミニゲームが開始されているが、ミニゲームが開始した後でミッションが開始されてもよい。なお、図113(g)〜同図(l)に示される演出は、ミッション中であることを示す「ミッション中」の表示が行われていること以外は、図112(c)〜同図(h)と同様なので、詳しい説明については省略する。なお、図113(j)〜同図(k)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミッション中」の表示の一部がボタン受付時間メーターMTにオーバーラップされており、ボタン受付時間メーターMTにオーバーラップされていない場合よりも「ミッション中」の表示が視認困難とされている。
図113(l)に示されるように、ミニゲームの結果として「大吉」が導出され、ミッションが達成された後、図113(m)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、カットイン予告として強カットイン画像CI1aが表示される。この強カットイン画像CI1aの表示は、上述したミニゲームの結果、「大吉」が導出されてミッションが達成された結果によるものである。なお、強カットイン画像CI1aの表示中もミッションが継続しており、「ミッション中」の表示が継続して行われているが、強カットイン画像CI1aにオーバーラップされており、強カットイン画像CI1aにオーバーラップされていない場合よりも視認困難とされている。
強カットイン画像CI1aは、上述したように、「勝負じゃ」の文字の周囲に番長の顔が多数配されてなる吹き出しを含む画像である。そのため、メインの演出におけるミッションである番長の顔の出現が達成されたことにより、図113(n)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミッション達成」の文字表示が強カットイン画像CI1aにオーバーラップして表示される。すなわち、メインの演出におけるミッションが達成されたことにより、大当りが確定することが報知されている。換言すれば、この演出例では、メインの演出におけるミッションが、強カットイン画像CI1aの出現により達成されているということができる。
その後、図113(o)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図113(p)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
図114は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図114(a)〜同図(k)は、図113(a)〜同図(k)と同様であるので、説明を省略する。
図114(l)に示されるように、ミニゲームの結果として「小吉」が導出された場合には、その下方には「ミッション失敗」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成されなかったことが報知される。なお、この演出例では、当否判定の結果がハズレであり、そのため、ミニゲームのミッションが達成されると、強カットイン画像CI1aを表示しなければならなくなるので、この演出例では、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作回数に拘らず、「大吉」以外が必ず導出されるように予め決定される。
その後、図114(m)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、カットイン予告として弱カットイン画像CI1bが表示される。この弱カットイン画像CI1bの表示は、上述したミニゲームの結果、ミッションが達成されなかったことによるものである。なお、弱カットイン画像CI1bの表示中もミッションが継続しており、「ミッション中」の表示が継続して行われているが、弱カットイン画像CI1bにオーバーラップされており、弱カットイン画像CI1bにオーバーラップされていない場合よりも視認困難とされているものの、弱カットイン画像CI1bのサイズは強カットイン画像CI1aのサイズよりも小さいので、「ミッション中」の表示は、強カットイン画像CI1aによってオーバーラップされる場合よりも弱カットイン画像CI1bにオーバーラップされた場合の方が視認しやすくなっている。
弱カットイン画像CI1bは、上述したように、番長の顔が含まれていない画像である。そのため、メインの演出におけるミッションである番長の顔の出現が達成されなかったことにより、図114(n)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミッション失敗」の文字表示が弱カットイン画像CI1bにオーバーラップして表示される。すなわち、この演出例では、メインの演出におけるミッションが、弱カットイン画像CI1bの出現により達成されなかったということができる。
その後、図114(o)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、敗北した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾6」が表示され、「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図114(p)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
図115は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図115(a)〜同図(i)は、図113(a)〜同図(i)と同様であるので、説明を省略する。
図115(i)に示されるタイミングでミニゲームにおける演出ボタン136による連打操作の受け付けが開始された後、図115(j)〜同図(k)に示すように、演出ボタン136の操作回数が、事前に決定された回数に満たない状態で演出ボタン136の操作有効期間が経過した場合には、図115(l)に示すように、ミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として「小吉」が導出されるとともに、その下方には「ミッション失敗」の文字が表示され、ミニゲームのミッションが達成されなかったことが報知される。なお、この演出例では、当否判定の結果が大当りであり、この結果に基づき、ミニゲームの結果として「大吉」を導出可能に決定されている。しかしながら、演出ボタン136の操作回数が、事前に決定された回数に満たないで操作有効期間が経過したため、「大吉」を導出せず、「小吉」が導出されることとなる。なお、ミニゲームが開始したが一度も演出ボタン136の操作がなかった場合には、「大吉」を導出可能に決定された場合であっても、ミニゲームの結果が導出されないようにしてもよい。また、「大吉」を導出可能に決定された場合には、演出ボタン136の操作回数が足りず、あるいは、演出ボタン136の操作がなかった場合でも、「大吉」を導出するようにしてもよい。
その後、図115(m)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、カットイン予告として弱カットイン画像CI1bが表示される。この弱カットイン画像CI1bの表示は、上述したミニゲームの結果、ミッションが達成されなかったことによるものである。なお、弱カットイン画像CI1bの表示中もミッションが継続しており、「ミッション中」の表示が継続して行われているが、弱カットイン画像CI1bにオーバーラップされており、弱カットイン画像CI1bにオーバーラップされていない場合よりも視認困難とされているものの、弱カットイン画像CI1bのサイズは強カットイン画像CI1aのサイズよりも小さいので、「ミッション中」の表示は、強カットイン画像CI1aによってオーバーラップされる場合よりも弱カットイン画像CI1bにオーバーラップされた場合の方が視認しやすくなっている。なお、ミッションの結果が導出されなかった場合にも、弱カットイン画像CI1bが表示されるようにしてもよい。
弱カットイン画像CI1bは、上述したように、番長の顔が含まれていない画像である。そのため、メインの演出におけるミッションである番長の顔の出現が達成されなかったことにより、図115(n)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミッション失敗」の文字表示が弱カットイン画像CI1bにオーバーラップして表示される。すなわち、この演出例では、メインの演出におけるミッションが、弱カットイン画像CI1bの出現により達成されなかったということができる。
しかしながら、この演出例では、当否判定の結果が大当りであるので、図115(o)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図115(p)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。すなわち、この演出例では、ミニゲームにおいて演出ボタン136の操作回数が不足しており、ミニゲームのミッションは失敗となり、そのため、これに関係するメインの演出のミッションも達成できないにもかかわらず、当否判定の結果にしたがって大当り図柄が確定表示される様子が示されている。
図116は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図116に示される演出例では、装飾図柄表示装置208の他、演出可動体224の様子も示されている。
図116(a)は、図108(k)に続く演出であり、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(討伐リーチ)に発展している様子が示されている。スーパーリーチ状態となると、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が、左上隅に小さく表示され、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。
その後、図116(b)に示される装飾図柄表示装置208では、メインの演出として演出ボタン136の連打操作を要求するボタン操作演出が開始されている。図116(b)に示される装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが振動及び回転している態様で表示され、このボタン画像136aとともに「連打」の文字が表示され、演出ボタン136の連打操作を促進している様子が示されている。このとき、演出ボタン136は、例えば、カバー体の内部が回転するとともに振動している。
その後、図116(c)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターMTによるゲージの減少表示が開始され、メインの演出における演出ボタン136の操作受付が開始された様子が示されている。そして、遊技者は、これを見て演出ボタン136の連打を開始する。
その後、図116(d)に示される装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲーム表示領域MN1が形成され、このミニゲーム表示領域MN1においてミニゲームが開始される様子が示されている。具体的には、ボタン画像136aとともに「push」の文字が表示され、演出ボタン136の1回操作を促している。また、その下方には、「大吉で激アツ予告かも」の文字表示が行われており、「大吉」が導出されることにより信頼度の高い予告が発生する可能性があることが予告されるという、ミニゲームにおけるミッションの内容とミッション達成の結果の説明が行われている。このように、この演出例では、ミニゲームが開始されるよりも前にメインの演出におけるミッション演出が開始されている。なお、ボタン受付時間メーターMTは、メインの演出における演出ボタン136の操作受付期間が開始してからの時間に応じて表示態様が変化している。
その後、図116(e)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「大吉」の表示が行われる。なお、遊技者による演出ボタン136の連打操作は継続して行われている。
続いて、図116(f)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「中吉」の表示が行われる。この「中吉」の表示は、「大吉」の表示の一部にオーバーラップされている。また、図116(f)に示されるタイミングでは、演出可動体224の前腕部224bが可動し、ミニゲーム表示領域MN1にオーバーラップしている。なお、この演出例では、演出可動体224は、例えば、大当り予告として動作しているが、例えば、演出可動体224が動作することにより、ミニゲームにおけるミッション達成の可能性が高いことを予告するようにしてもよいし、メインの演出におけるミッション達成の可能性が高いことを予告するようにしてもよい。なお、遊技者による演出ボタン136の連打操作は継続して行われている。
続いて、図116(g)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの結果として導出される可能性のある表示である「小吉」の表示が行われる。この「小吉」の表示は、「中吉」の表示の一部にオーバーラップされている。また、この「小吉」の表示は、演出可動体224の前腕部224bにオーバーラップされており、視認困難とされている。一方、メインの演出における演出ボタン136の連打操作の演出も継続して行われており、図116(g)に示す装飾図柄表示装置208では、メインの演出における演出ボタン136の連打操作に応じて、弱カットイン画像CI1bが表示される。この演出例では、メインの演出における連打操作演出における操作有効期間中にカットイン画像が表示される様子が示されている。この演出例では、弱カット画像CI1は、ボタン画像136aやボタン受付時間メーターMTにオーバーラップしないように、これらの左側に小さいサイズで表示されている。なお、遊技者による演出ボタン136の連打操作は依然として継続している。
その後、図116(h)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、「大吉」、「中吉」及び「小吉」の各表示の高速ループ回転を開始する。そして、この高速ループ回転の演出が行われている下方には、ボタン画像136aとともに「push」の文字が表示され、ミニゲームにおける演出ボタン136による1回操作の受け付けが開始されたことが報知されている。なお、このミニゲームの表示は、演出可動体224の上腕部224bにオーバーラップされており、視認困難となっている。一方、メインの演出では、演出ボタンの連打操作を要求するボタン操作演出が継続している。また、この演出例では、ミニゲームにおける操作促進表示としてのボタン画像136aを含む演出とメインの演出における操作促進表示としてのボタン画像136aを含む演出とが重ねて表示されている。ここでも、遊技者による演出ボタン136の連打操作は依然として継続しているが、ミニゲームにおける演出ボタン136による1回操作の受け付けが開始されると、演出ボタン136の操作がメインの演出における演出ボタン136の操作に優先してミニゲームにおける演出ボタン136の操作として受け付けられるので、例えば、一点鎖線で囲まれたタイミングで操作された演出ボタン136に応答して、ミニゲームの結果が導出されるように構成されている。なお、演出ボタン136の1回の操作でメインの演出における演出ボタン136の操作としても受け付けられ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作としても受け付けられるようにしてもよい。
その結果、図116(i)に示すように、装飾図柄表示装置208のミニゲーム表示領域MN1では、演出ボタン136による1回の操作に応答してミニゲームの結果として「大吉」が導出されている様子が示されている。そして、ミニゲームのミッションが達成された旨の「達成」の文字も表示され、その旨が報知されている。しかしながら、ミニゲーム表示領域MN1が演出可動体224の前腕部224bにオーバーラップされているので、「達成」の文字が視認困難とされている。なお、図116(i)に示されるタイミングでは、メインの演出における演出ボタン136の操作受付期間が経過しており、遊技者は演出ボタン136の連打操作を終了している。
その後、図116(j)に示すように、メインの演出におけるミッションが終了すると、弱カットイン画像CI1bが表示領域の中央に移動する。すなわち、弱カットイン画像CI1bの表示が、メインの演出におけるミッションの結果として導出されている。また、図116(j)に示されるタイミングでは、演出可動体224の前腕部224bは、初期位置に移動している。そのため、ミニゲーム表示領域MN1へのオーバーラップが解消し、ミニゲームのミッションが達成された旨の「達成」の文字も視認容易とされている。なお、メインの演出におけるミッションが終了して弱カットイン画像CI1bが表示領域の中央に移動するタイミングと、演出可動体224の前腕部224bが初期位置に移動するタイミングとが同じであってもよいし、メインの演出におけるミッションが終了して弱カットイン画像CI1bが表示領域の中央に移動した後で、演出可動体224の前腕部224bが初期位置に移動してもよいし、演出可動体224の前腕部224bが初期位置に移動した後で、メインの演出におけるミッションが終了して弱カットイン画像CI1bが表示領域の中央に移動してもよい。
その後、図116(k)に示される装飾図柄表示装置208では、弱カットイン画像CI1bに換えて強カットイン画像CI1aが表示されている様子が示されている。これは、上述したようにしてミニゲームにおけるミッション達成の結果として表示されるものである。ここで、強カットイン画像CI1aのサイズは、弱カットイン画像CI1bのサイズよりも大きいサイズとなっている。また、強カットイン画像CI1aは、ミニゲーム表示領域MN1の一部にオーバーラップしている。なお、弱カットイン画像CI1bが表示された場合でも、メインの演出における演出ボタン136の操作回数が不足している場合には、ミニゲームにおけるミッションが達成された場合でも、強カットイン画像CI1aの表示は行われないが、弱カットイン画像CI1bが表示された場合には、演出ボタン136の操作回数に拘らずミニゲームにおけるミッションが達成された場合には、強カットイン画像CI1aの表示を行うようにしてもよい。
その後、図116(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪を倒し、勝利した画面が表示されるとともに、装飾図柄表示装置208の略中央には、中図柄表示領域208bに停止表示する予定の「装飾7」が表示され、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。その後は、変動時間が経過するタイミングで、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
続いて、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図117〜図121を参照しながら説明する。
図117〜図121は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図117〜図121においても、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図117〜図121では、1つの装飾図柄表示装置208を備えて構成されたパチンコ機100が示されている。なお、上述した実施形態のように、複数の装飾図柄表示装置を備えたものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208の前面側に、上述した透明の導光板ILを配置してもよい。
図117は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図117に示される演出例では、装飾図柄表示装置208の他、演出ボタン136と操作キーユニット137の様子も示されている。
図117(a)は、装飾図柄の変動表示中にミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが領域によって区画されないで行われている。ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、左上隅に小さく表示され、表示領域の下方左右には、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLとが左右に並べて表示されている。また、表示領域の略中央には、「吉宗が出ればSPリーチ」と表示されており、宝箱から主人公の殿様が出現すると、スーパーリーチ(SPリーチ)に移行することが報知されている。また、表示領域の上方には、「十字キーで選択」「ボタンで決定」と表示されており、操作キーユニット137で宝箱を選択して演出ボタン136で選択した宝箱を開ける宝箱として決定することができることが報知されている。すなわち、この演出例では、複数の操作手段を用いたミニゲームが行われる様子が示されている。また、この演出例では、装飾図柄変動表示に関する演出よりも広い領域を使用してミニゲームが行われている様子が示されている。
その後、図117(b)に示される装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136及び操作キーユニット137の操作受付期間が開始された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲むようにしてカーソルCSLが表示されており、このカーソルCSLに囲まれた宝箱が選択中の宝箱であることが示されている。また、表示領域の中央右側には、操作有効期間の残り時間が示されており、図117(b)に示されるタイミングでは、操作有効期間が残り3秒であることを示す「3」が表示されている。また、図117(b)では、遊技者により操作キーユニット137の右ボタンが操作されている様子も示されている。
すると、図117(c)に示される装飾図柄表示装置208では、左宝箱画像BXLを囲んでいたカーソルCSLが右宝箱画像BXRに移動し、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。なお、操作有効期間の残り時間の表示は「2」となっており、操作有効期間が残り2秒であることが示されている。
その後、図117(d)に示されるタイミングで、遊技者によって演出ボタン136が操作されると、図117(e)に示すように、選択された右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定され、右宝箱画像BXRがカーソルCSLとともに拡大表示される一方、選択されなかった左宝箱画像BXLは縮小表示される。なお、図117(d)に示される装飾図柄表示装置では、操作有効期間の残り時間の表示は「1」となっており、操作有効期間が残り1秒であることが示されている。また、遊技者によって演出ボタン136が操作されて開ける宝箱の決定操作が行われた後、操作有効期間が経過したときに開ける宝箱が確定する表示を行うようにしてもよい。また、演出ボタン136による操作が行われることなく操作有効期間が経過した場合に、カーソルCSLによって選択されている宝箱を開ける宝箱として決定するようにしてもよいし、演出ボタン136による操作が行われることなく操作有効期間が経過した場合には、いずれの宝箱も選択されず、宝箱を開けないようにしてもよい。これによれば、遊技者に対して演出ボタン136や操作キーユニット137といった操作手段に対する操作意欲を向上させることができる場合がある。
その後、図117(f)に示す装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRから主人公の殿様のキャラクタYSMが出現し、ミニゲームのミッションが達成された様子が示されている。これにより、SPリーチに移行することが予告される。なお、主人公の殿様のキャラクタYSMの出現により先読み予告が行われてもよい。
その後、図117(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾7」の装飾図柄が停止表示してリーチ状態が形成される。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図117(h)に示され装飾図柄表示装置208では、SPリーチに発展する様子が示されている。このように、この演出例では、当否判定の結果に基づいて決定された装飾図柄の変動パターンがSPリーチに移行するものである場合には、SPリーチに移行する前に行われるミニゲームにおいて、SPリーチに移行することを予告する主人公の殿様のキャラクタYSMを表示可能に構成されている。これにより、ミニゲームで殿様のキャラクタYSMを出現させることで、SPリーチへの移行を予告することができる場合がある。
なお、この演出例において、SPリーチへの移行が予め決定されている場合は、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLのいずれを選択しても殿様のキャラクタYSMが出現し、SPリーチへ移行しないことが予め決定されている場合は、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLのいずれを選択しても殿様のキャラクタYSMが出現しないように構成してもよい。また、SPリーチへの移行が予め決定されていることを条件に、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLのいずれを当りとするかをランダムに決定し、当りと決定された宝箱画像が選択された場合に殿様のキャラクタYSMが出現するように構成してもよい。また、SPリーチを実行可能な変動時間が選択された場合において、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLのいずれを当りとするかランダムに決定し、当りと決定された宝箱画像が選択された場合に殿様のキャラクタYSMが出現するように構成し、殿様のキャラクタYSMが出現した場合には、その後、SPリーチに発展するが、殿様のキャラクタYSMが出現しなかった場合には、その後、SPリーチに発展せず、変動時間が経過するまでノーマルリーチ等のSPリーチよりも大当りの信頼度の低いリーチを行うように構成されてもよい。また、宝箱画像を選択したタイミングで殿様のキャラクタYSMを出現させるか否をランダムで抽選するようにしてもよい。また、殿様のキャラクタYSMが出現してもSPリーチに移行しない場合があってもよく、この場合は、法則崩れとして、最終的に大当り図柄が確定表示されるようにしてもよい。
図118は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図118に示される演出例では、装飾図柄表示装置208の他、演出ボタン136と操作キーユニット137の様子も示されている。
図118(a)は、装飾図柄の変動表示中にミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄は、左上隅に小さく表示され、表示領域の下方左右には、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLとが左右に並べて表示されている。また、表示領域の略中央には、「吉宗が出ればSPリーチ」と表示されており、宝箱から主人公の殿様が出現すると、スーパーリーチ(SPリーチ)に移行することが報知されている。また、表示領域の上方には、「十字キーで選択」「ボタンで決定」と表示されており、操作キーユニット137で宝箱を選択して演出ボタン136で選択した宝箱を開ける宝箱として決定することができることが報知されている。また、図118(a)に示される装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLとの間にカーソルCSLが表示されており、いずれの宝箱画像も選択されていない態様で表示されている。
その後、図118(b)に示される装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136及び操作キーユニット137の操作受付期間が開始されて、表示領域の中央右側に、操作有効期間の残り時間が表示される。図118(b)に示されるタイミングでは、操作有効期間が残り3秒であることを示す「3」が表示されている。
図118(c)に示されるタイミングでは、演出ボタン136及び操作キーユニット137の操作受付が開始されてからいずれの操作も行われない状態で、装飾図柄表示装置208における操作有効期間の残り時間の表示が「2」となり、操作有効期間が残り2秒である様子が示されている。そのため、カーソルCSLは、未だいずれの宝箱画像も選択されておらず、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLの間に位置している。
図118(d)に示されるタイミングでは、演出ボタン136及び操作キーユニット137の操作受付が開始されてからいずれの操作も行われない状態で、装飾図柄表示装置208における操作有効期間の残り時間の表示が「1」となり、操作有効期間が残り1秒である様子が示されている。そのため、カーソルCSLは、依然としていずれの宝箱画像も選択されておらず、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLの間に位置している。
図118(e)に示されるタイミングでは、演出ボタン136及び操作キーユニット137の操作受付が開始されてからいずれの操作も行われない状態で、装飾図柄表示装置208における操作有効期間の残り時間の表示が「0」となり、操作有効期間が経過した様子が示されている。そのため、カーソルCSLは、依然としていずれの宝箱画像も選択されておらず、右宝箱画像BXRと左宝箱画像BXLの間に位置している。その結果、いずれの宝箱も選択されず、いずれの宝箱も開けられないまま、すなわち、ミニゲームの結果が導出されないまま、図118(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、リーチ状態に移行される。
この演出例において、SPリーチへの移行が予め決定されている場合は、いずれの宝箱も選択されない場合であってもSPリーチが実行されるが、装飾図柄の変動表示の結果及び変動時間は、当否判定の結果に基づいて予め決定されているので、いずれの宝箱も選択されない場合には、SPリーチを行わず、例えば、ノーマルリーチ等のSPリーチよりも大当りの信頼度の低いリーチを実行するようにしてもよい。これによれば、遊技者に対して演出ボタン136や操作キーユニット137といった操作手段に対する操作意欲を向上させることができる場合がある。
図119は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図119に示される演出例では、装飾図柄表示装置208の他、演出ボタン136と操作キーユニット137の様子も示されている。なお、図119(a)〜同図(d)は、図117(a)〜同図(d)と同様であるので、説明を省略する。
図119(d)に示されるタイミングで、遊技者によって演出ボタン136が操作されると、図119(e)に示すように、選択された右宝箱画像BXRが開ける宝箱として決定され、右宝箱画像BXRがカーソルCSLとともに拡大表示される一方、選択されなかった左宝箱画像BXLは縮小表示される。また、この演出例では、図119(e)に示されるように、装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に、「遊技球が詰まっています」「係員を呼んでください」のエラー表示(エラー報知)が行われており、払出経路に遊技球が詰まっている状態である球詰まりエラーが発生していることが報知されている。具体的には、例えば、賞球あるいは貸球の払出条件が成立し、払出装置152(図2等参照)を駆動したが、遊技球の払い出しが検出されず、リトライ動作を所定回数(例えば、3回)繰り返したにもかかわらず、遊技球の払い出しが検出されなかった場合に球詰まりエラー報知が行われる。このようなエラーは、遊技を継続可能なものであるから、本実施形態では、エラー報知を行いつつも、遊技を継続させるようにしている。なお、エラー報知の対象となっているエラーの解消を検出した場合(例えば、払出装置152による遊技球の払い出しが正常に行われるようになった場合等)には、エラー報知は消去される。ここで、エラー表示が開始されるタイミングは、右宝箱画像BXRが拡大表示を開始するタイミングと同じであってもよいし、右宝箱画像BXRが拡大表示を開始するタイミングよりも後のタイミングであってもよいし、右宝箱画像BXRが拡大表示を開始するタイミングよりも前のタイミングであってもよい。
図119(f)〜同図(h)は、エラー表示が行われていることを除き、図117(f)〜同図(h)と同様であるので、説明を省略する。
このように、この演出例では、遊技が中断されないエラーであれば、ミニゲームが継続される様子が示されている。
図120は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図120に示される演出例では、装飾図柄表示装置208の他、演出ボタン136と操作キーユニット137の様子も示されている。なお、この演出例では、パチンコ機100の所定位置に磁力を検知する磁気検知センサが設けられており、磁気検知センサが磁力を検知すると、主制御部300に検知信号を出力する。主制御部300は、磁気検知センサからの検知信号を入力すると、磁気検知エラーが発生したと判断し、第1副制御部400に磁気検知コマンドを送信した後で、遊技を停止して不能動化する制御を行う。不能動化した後は、主制御部メイン処理(図6参照)のステップS113の初期化処理が実行されるまで復帰することができないように構成されている。一方、磁気検知コマンドを受信した第1副制御部400は、例えば、スピーカ120からエラー音を出力したり、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532及び遊技台枠用ランプ542により所定のエラー態様によるランプの点滅を行ったり、装飾図柄表示装置208に所定のエラー表示を行ったりすることができる。ここで、図119(a)〜同図(c)は、図117(a)〜同図(c)と同様であるので、説明を省略する。
図120(c)に示される装飾図柄表示装置208では、右宝箱画像BXRを囲んでいる様子が示されている。なお、操作有効期間の残り時間の表示は「2」となっており、操作有効期間が残り2秒であることが示されている。
その後、例えば、遊技者により磁石を用いた不正が行われ、図示しない磁気検知センサがこれを検知すると、図120(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、無地の背景に「磁石センサエラーです」の文字を含む磁気エラー表示ERRが、例えば、図117(d)に示される表示にオーバーラップして表示され、遊技が停止する。そのため、例えば、その後、図120(d)に示すように、演出ボタン136を操作しても磁気エラー表示ERRの表示は消去されず、また、図117(d)〜同図(h)に示される演出表示が行われる予定が、これらの演出表示が視認されることなく電源が遮断されるまで磁気エラー表示ERRが継続して表示されることとなる(図120(d)〜同図(h))。図120に示される磁気エラー表示ERRは、図119に示されるエラー表示と比較すると、ミニゲームの演出にオーバーラップする面積が異なっているということができる。換言すれば、ミニゲームの演出表示は、発生したエラーの種類によって、エラー表示にオーバーラップされる面積が異なっているということもできる。
図121は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図121(a)は、図108(j)に続く演出であり、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾7」が停止表示され、リーチ状態が形成された様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208では、「リーチ」の表示を行い、リーチ状態となったことが報知される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
続いて、図121(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチの一つであるボーリングリーチに発展する様子が示されている。ボーリングリーチは、メインの演出として行われるリーチ演出である。ボーリングリーチに移行すると、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cにそれぞれ表示されていた装飾図柄が左上隅に小さく表示され、ピラミッド状に整列された10本のボーリングピンに向かってボールがレーン上を転動する演出表示が行われ、表示領域の右上部分では、「ストライクで大当り」の文字が表示されており、ストライクというミッションを達成すれば大当りとなることが報知されている。
その後、図121(c)に示す装飾図柄表示装置208では、ボールが10本のボーリングピンに近接した位置まで到達し、今にもボーリングピンを倒そうとする様子が示されている。一方、図121(c)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下部分にミニゲーム表示領域MN1が表示され、ボーリングリーチの演出表示の少なくとも一部にオーバーラップしている。ミニゲーム表示領域MN1では、ミニゲームの説明表示が行われている。図121(c)に示されるミニゲームの説明表示では、「ミニゲーム」の表示の下方に、サイコロの「1」の出目を示すとともに「を出せ」の表示が行われており、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「1」の出目を停止表示させるミッションが行われる旨が説明されている。
その後、図121(d)に示す装飾図柄表示装置208では、9本のボーリングピンが倒れた様子が示されている。すなわち、1本のボーリングピンが倒れずに残った様子が示されている。一方、ミニゲーム表示領域MN1では、「Push」の表示とともにボタン画像136aが表示され、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始されたことが報知されている。なお、このとき、例えば、サイコロの図柄を変動表示させるようにしてもよい。
図121(e)は、演出ボタン136が操作されて、ミニゲーム表示領域MN1においてミニゲームの結果が導出された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、ボーリングリーチにおいてストライクが出なかったため、「残念」の文字が表示され、ボーリングリーチにおけるミッションが達成されず、ハズレとなることが報知される。一方、ミニゲーム表示領域MN1では、演出ボタン136が操作されたことにより、ミニゲームの結果としてサイコロの「1」の出目が停止されてミッションが達成され、その報酬として、ボーリングピンがあと1本倒れることを予告する「+1本」の表示が行われている。
その後、図121(f)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲーム表示領域MN1が消去され、ミニゲームの結果として導出されたサイコロの「1」の出目とともに、ミッション達成の報酬である「+1本」の表示が行われた後、図121(g)に示すように、倒れずに残っていた1本のボーリングピンが倒れ、ストライクとなった様子が示されている。すなわち、ハズレからの復活大当りとなる演出が行われている様子が示されている。
その後、変動時間が経過するタイミングで、図121(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示(確定表示)され、1回の特図の変動遊技が終了する。
このように、この演出例では、ミニゲームの結果がメインの演出としてのリーチ演出の結果に影響を与えているということができる。
続いて、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図122〜図129を参照しながら説明する。
図122〜図129は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図122〜図129においても、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図122〜図129では、1つの装飾図柄表示装置208を備えて構成されたパチンコ機100が示されている。なお、上述した実施形態のように、複数の装飾図柄表示装置を備えたものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208の前面側に、上述した透明の導光板ILが配置されてもよい。
図122は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図122(a)に示す装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾1−装飾2−装飾3」が停止表示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11、2番目の特図1の保留アイコンh12、3番目の特図1の保留アイコンh13はいずれもデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、略方形状に区画された多機能表示領域MF1が形成されている。多機能表示領域MF1は、上述したチュートリアル表示や、予告表示や、ミニゲームの演出表示等を行うことができる。なお、この演出例では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄の表示を行っていないが、これらの表示を行うようにしてもよい。
図122(b)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留(第1保留)が消化され、2番目の特図1の保留アイコンh12が1番目の特図1の保留アイコンh11として表示され、3番目の特図1の保留アイコンh13が2番目の特図1の保留アイコンh12として表示され、また、装飾図柄の変動表示が開始されている。このとき、変動アイコンを表示させるようにしてもよいことは上述した通りである。
その後、図122(c)に示す装飾図柄表示装置208では、多機能表示領域MF1において、チュートリアル表示が行われている様子が示されている。具体的には、多機能表示領域MF1において、「いろいろなタイミングでミニゲームが始まるよ」の表示が行われており、ミニゲームが開始する時期について示唆を行っている。
その後、装飾図柄表示装置208では、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、図122(d)に示すように、「装飾2−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。
その後、図122(e)に示すタイミングで、特図1の保留(第1保留)が消化され、装飾図柄表示装置208では、2番目の特図1の保留アイコンh12が1番目の特図1の保留アイコンh11として表示され、また、装飾図柄の変動表示が開始されている。
その後、図122(f)に示す装飾図柄表示装置208では、多機能表示領域MF1において、チュートリアル表示が行われている様子が示されている。具体的には、多機能表示領域MF1において、「吉宗は8代将軍」の表示が行われており、主人公の殿様に関する情報の表示が行われている。
その後、図122(g)に示すタイミングとなると、多機能表示領域MF1に表示されていたチュートリアル表示が中断されて、ミニゲームが開始される。ミニゲームが開始されると、多機能表示領域MF1に、番長の顔の画像BCHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。
その後、図122(h)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHの右側にサイコロの「1」の出目を示す表示とともに「で保留1UP」の表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「1」の出目が停止表示すると、保留アイコンの表示態様が1段階ランクアップする旨が説明されている。すなわち、ミニゲームの結果、ミッションとしてのサイコロの「1」の出目が導出されることにより、デフォルトの表示態様の保留アイコンが先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化することが予告されることとなる。
その後、図122(i)に示すように、多機能表示領域MF1では、ボタン画像136aとともに「押せ」の表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知されている。
その後、図122(j)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、多機能表示領域MF1では、ボタン受付時間メーターMTが表示されており、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示されている。
そして、図122(j)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図122(k)に示されるように、多機能表示領域MF1では、サイコロの図柄がミッション達成の出目である「1」の出目を示す態様で導出表示され、ミッション達成の報酬であることを示す「1UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHも表示されている。また、図122(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、右図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で右図柄が停止表示されてもよい。
その後、図122(l)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の1段階目の表示態様としての円形で青色の表示態様に変更されている。この演出例においても、保留アイコンは、赤色>緑色>青色の順で大当りの信頼度が高くなっている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
また、図122(g)〜(k)において上述したミニゲームとしてのサイコロゲームに換えて、おみくじゲームが開始される場合がある。ここで、図122(g´)は、図122(f)に続く演出の別の例である。具体的には、図122(f)に示す多機能表示領域MF1において表示されていたチュートリアル表示が中断されて、図122(g´)に示すように、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始される。この演出例では、ミニゲームが開始されると、多機能表示領域MF1に、番長の顔の画像BCHとともに「おみくじゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのおみくじゲームが開始されることが報知される。なお、この演出例では、異なる種類のミニゲームが開始される場合であっても同じ番長の顔の画像BCHを表示させるようにしている。換言すれば、この演出例では、同じキャラクタ(番長の顔の画像BCH)を登場させて複数種類のミニゲームを実行可能となっている。
その後、図122(h´)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHの右側に「中吉」の表示とともに「で保留1UP」の表示が行われ、ミニゲームにおいて「中吉」が導出表示されると、保留アイコンの表示態様が1段階ランクアップする旨が説明されている。すなわち、ミニゲームの結果、ミッションとしての「中吉」のおみくじが導出されることにより、デフォルトの表示態様の保留アイコンが先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化することが予告されることとなる。
その後、図122(i´)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHとともに宝箱の画像BXSが表示され、宝箱を開放する演出が開始される。なお、この演出例におけるミニゲームは、演出ボタン136等の操作手段による操作を行わないものとなっている。
その後、図122(j´)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、多機能表示領域MF1では、宝箱の画像BXSが開放した態様の表示に変化するとともに、「中吉」のおみくじが導出表示され、ミッションが達成された様子が示されている。なお、左図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、左図柄が停止表示した後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で左図柄が停止表示されてもよい。
その後、図122(k´)に示されるように、多機能表示領域MF1では、宝箱の画像BXSが消去されるとともに、ミッション達成の報酬であることを示す「1UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHも引き続き表示されている。また、図122(k´)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、右図柄の停止表示のタイミングとミッション達成の報酬の表示が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミッション達成の報酬の表示が開始されてもよいし、ミッション達成の表示が開始された後で右図柄が停止表示されてもよい。
その後、図122(l´)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の1段階目の表示態様としての円形で青色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
このように、図122に示される演出例では、ミニゲームの開始条件が成立した場合に、種類の異なるミニゲームを行うことができるように構成された例について示されており、しかも、一方(サイコロゲーム)のミニゲームでは演出ボタン136の操作を要するものであり、他方(おみくじゲーム)のミニゲームでは操作手段によるなんらの操作を要しないものであり、さらに、いずれのミニゲームにおいても表示態様を変化させる対象が同じ(いずれも、1番目の特図1の保留アイコンh11を変化させている。)となっている。すなわち、図122では、いずれのミニゲームにおいても、結果的にメインの演出において影響を与える対象を同じとしている演出例について示されている。なお、この演出例において、サイコロゲームとおみくじゲームのいずれを実行するかについては、ランダムによって決定してもよいし、当否判定の結果に基づいて決定してもよく、例えば、サイコロゲームが実行される場合よりもおみくじゲームが実行される場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成してもよい。
また、この演出例のように、ミニゲームにおいて、装飾図柄の変動表示の実行中に登場するキャラクタよりも小さいキャラクタ(「小キャラ」という場合がある。)や、例えば、チュートリアル表示等の演出において登場するキャラクタ(「ナビキャラ」という場合がある。)が登場する場合があってもよい。なお、これらのキャラクタは、ミニゲームが行われない場合は、チュートリアル表示や他の予告等にも表示させる構成であってもよいし、ミニゲームにおいてのみ登場する構成であってもよい。また、これらのキャラクタが常時表示されるものであってもよい。また、ミニゲームに登場するキャラクタと、装飾図柄の変動表示の実行中に登場するキャラクタとで見た目上で相違があるのが好ましく、例えば、大きさが異なってもよいし、3Dのキャラクタとデフォルメのキャラクタといったように表現上の相違があってもよい。
なお、この演出例において、おみくじゲーム(第二のミニゲーム)がサイコロゲーム(第一のミニゲーム)よりも広い領域を使用するようにしてもよい。すなわち、第二のミニゲームは、ある表示領域(第一のミニゲームが行われる多機能表示領域MF1)を少なくとも使用し、さらに別の表示領域(多機能表示領域MF1が拡大した部分の表示領域)も使用するように構成されてもよい。
図123は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。なお、図123(a)〜同図(e)は、図122(a)〜同図(e)と同様であるので、説明を省略する。
図123(f)に示す装飾図柄表示装置208では、多機能表示領域MF1において、ミニゲームの開始予告の表示が行われている様子が示されている。具体的には、多機能表示領域MF1において、番長の顔の画像BCHとともに「注目」の表示が行われ、これからミニゲームが開始されることを予告している。
その後、図123(g)に示すタイミングとなると、ミニゲームが開始される。ミニゲームが開始されると、多機能表示領域MF1に、番長の顔の画像BCHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。
その後、図123(h)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHの右側にサイコロの「3」の出目を示す表示とともに「で保留3UP」の表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「3」の出目が停止表示すると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。すなわち、ミニゲームの結果、ミッションとしてのサイコロの「3」の出目が導出されることにより、デフォルトの表示態様の保留アイコンが先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化することが予告されることとなる。しかも、この演出例では、ミッションの内容及びミッション達成の報酬が、図122に示されるサイコロゲームよりも有利な内容となっている。
その後、図123(i)に示すように、多機能表示領域MF1では、ボタン画像136aとともに「押せ」の表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知されている。
その後、図123(j)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、多機能表示領域MF1では、ボタン受付時間メーターMTが表示されており、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示されている。
そして、図123(j)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図123(k)に示されるように、多機能表示領域MF1では、サイコロの図柄がミッション達成の出目である「3」の出目を示す態様で導出表示され、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHも表示されている。また、図123(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、右図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で右図柄が停止表示されてもよい。
その後、図123(l)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
また、サイコロゲームではなくおみくじゲームが開始される場合には、図123(g´)に示すように、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されると、多機能表示領域MF1に、番長の顔の画像BCHとともに「おみくじゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのおみくじゲームが開始されることが報知される。
その後、図123(h´)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHの右側に「大吉」の表示とともに「で保留3UP」の表示が行われ、ミニゲームにおいて「大吉」が導出表示されると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。すなわち、ミニゲームの結果、ミッションとしての「大吉」のおみくじが導出されることにより、デフォルトの表示態様の保留アイコンが先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化することが予告されることとなる。しかも、この演出例では、ミッションの内容及びミッション達成の報酬が、図122に示されるおみくじゲームよりも有利な内容となっている。
その後、図123(i´)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHとともに宝箱の画像BXSが表示され、宝箱を開放する演出が開始される。
その後、図123(j´)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、多機能表示領域MF1では、宝箱の画像BXSが開放した態様の表示に変化するとともに、「大吉」のおみくじが導出表示され、ミッションが達成された様子が示されている。なお、左図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、左図柄が停止表示した後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で左図柄が停止表示されてもよい。
その後、図123(k´)に示されるように、多機能表示領域MF1では、宝箱の画像BXSが消去されるとともに、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHも引き続き表示されている。また、図123(k´)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。なお、右図柄の停止表示のタイミングとミッション達成の報酬の表示が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミッション達成の報酬の表示が開始されてもよいし、ミッション達成の表示が開始された後で右図柄が停止表示されてもよい。
その後、図123(l´)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
このように、図123に示される演出例では、同じ種類のミニゲームでもミッションの内容やミッション達成の報酬を異ならせることができるように構成された例について示されている。なお、ミッションの内容を同じくしてミッション達成の報酬を異ならせるようにしてもよいし、ミッションの内容を異ならせてミッション達成の報酬を同じにしてもよい。
図124は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図124(A1)〜同図(A6)は、婆モードにおいて行われる演出の一例について示しており、図124(B1)〜同図(B6)は、姫モードにおいて行われる演出の一例について示している。なお、婆モードと姫モードは、それぞれ演出モードの名称であり、各モードにおいてそれぞれモード特有の演出が行われるように構成されている。なお、例えば、婆モードと姫モードの少なくともいずれか一方が先読みモードであってもよい。また、婆モードと姫モードのいずれに移行するかについては、ランダムで決定するようにしてもよいし、遊技状態に基づいて決定されるものであってもよい。例えば、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)であれば、婆モードに移行しやすく、隠れ確変状態(特図高確率普図低確率状態)であれば、姫モードに移行しやすくするなどして、遊技者に現在の遊技状態を推測可能にするようにしてもよい。
図124(A1)では、演出モードが婆モードである様子が示されている。具体的には、図124(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「婆モード」の表示が行われるとともに、表示領域の左上部分に婆のキャラクタBAが表示されており、現在の演出モードが婆モードであることが報知されている。また、図124(A1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されており、番長の顔の画像BCHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。この演出例では、婆モードにおいては、おみくじゲームよりもサイコロゲームの方が開始されやすいように構成されている。ここで、婆モードにおいて、ミニゲームを実行する場合には、必ずサイコロゲームが開始され、おみくじゲームは開始されないようにしてもよい。なお、図124(A2)〜同図(A6)は、婆モードの表示と婆のキャラクタBAの表示が行われている以外は、図123(h)〜同図(l)と同様であるため、説明を省略する。
図124(B1)では、演出モードが姫モードである様子が示されている。具体的には、図124(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「姫モード」の表示が行われるとともに、表示領域の左上部分に姫のキャラクタHM1が表示されており、現在の演出モードが姫モードであることが報知されている。また、図124(B1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されており、番長の顔の画像BCHとともに「おみくじゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのおみくじゲームが開始されることが報知される。この演出例では、姫モードにおいては、サイコロゲームよりもおみくじゲームの方が開始されやすいように構成されている。ここで、姫モードにおいて、ミニゲームを実行する場合には、必ずおみくじゲームが開始され、サイコロゲームは開始されないようにしてもよい。なお、図124(B2)〜同図(B6)は、姫モードの表示と姫のキャラクタHM1の表示が行われている以外は、図123(h´)〜同図(l´)と同様であるため、説明を省略する。
図125は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図125(A1)〜同図(A6)は、婆モードにおいて行われる演出の一例について示しており、図125(B1)〜同図(B6)は、姫モードにおいて行われる演出の一例について示している。
図125(A1)では、演出モードが婆モードである様子が示されている。具体的には、図125(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「婆モード」の表示が行われるとともに、表示領域の左上部分に婆のキャラクタBAが表示されており、現在の演出モードが婆モードであることが報知されている。また、図125(A1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されており、番長の顔の画像BCHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。この演出例では、メインの演出において実行される予告の内容に基づいて、実行するミニゲームの種類を決定している。例えば、ステップアップ予告を実行することが決定されている場合には、当該図柄変動表示においてはミニゲームとしておみくじゲームよりもサイコロゲームの方が開始されやすく、疑似連を実行することが決定されている場合には、当該図柄変動表示においてはミニゲームとしてサイコロゲームよりもおみくじゲームの方が開始されやすいように構成されている。なお、ステップアップ予告を実行することが決定されている場合には、当該図柄変動表示においてはミニゲームとしてサイコロゲームが必ず開始され、疑似連を実行することが決定されている場合には、当該図柄変動表示においてはミニゲームとしておみくじゲームが必ず開始されるように構成されてもよい。また、この演出例では、現在の演出モードに依存しないで実行するミニゲームの種類を決定しているが、演出モードに依存して実行するミニゲームの種類を決定してもよい。
その後、図125(A2)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHの右側にサイコロの「3」の出目を示す表示とともに「で保留3UP」の表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「3」の出目が停止表示すると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。また、装飾図柄表示装置208では、メインの演出として、ステップアップ予告が開始されている。図125(A2)に示すタイミングでは、ステップ1の表示態様のステップアップ予告SU1が表示されている。このステップアップ予告SU1は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。そのため、装飾図柄は、ステップアップ予告SU1によってオーバーラップされていない場合よりもステップアップ予告SU1によってオーバーラップされている場合の方が視認困難となっている。なお、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始されるタイミングと、ステップアップ予告SU1が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始された後で、ステップアップ予告SU1が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU1が表示開始された後で、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始されてもよい。
その後、図125(A3)に示すように、多機能表示領域MF1では、ボタン画像136aとともに「押せ」の表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知されている。また、装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が更新され、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2が表示されている。ここでも、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。なお、多機能表示領域MF1におけるボタン画像136aと「押せ」の表示が開始されるタイミングと、ステップアップ予告SU2が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1におけるボタン画像136aと「押せ」の表示が開始された後で、ステップアップ予告SU2が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU2が表示開始された後で、多機能表示領域MF1におけるボタン画像136aと「押せ」の表示が開始されてもよい。
その後、図125(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ステップアップ予告がさらに更新され、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3が表示されている。ここでも、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。また、多機能表示領域MF1では、ボタン受付時間メーターMTが表示されており、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示されている。
そして、図125(A4)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図125(A5)に示されるように、多機能表示領域MF1では、サイコロの図柄がミッション達成の出目である「3」の出目を示す態様で導出表示され、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHも表示されている。また、図125(A5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。ここで、右図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で右図柄が停止表示されてもよい。また、図125(A5)に示すように、ステップアップ予告は終了している。なお、右図柄の停止表示のタイミングとステップアップ予告の終了のタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止表示した後で、ステップアップ予告が終了してもよいし、ステップアップ予告が終了した後で、右図柄が停止表示してもよい。
その後、図125(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
図125(B1)では、演出モードが姫モードである様子が示されている。具体的には、図125(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「姫モード」の表示が行われるとともに、表示領域の左上部分に姫のキャラクタHM1が表示されており、現在の演出モードが姫モードであることが報知されている。また、図125(B1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されており、番長の顔の画像BCHとともに「おみくじゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのおみくじゲームが開始されることが報知される。
その後、図125(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾3」の装飾図柄の組合せで仮停止している様子が示されている。この演出例では、例えば、「装飾7」と「装飾3」のみの組合せで仮停止することにより疑似連が行われる場合があることを報知している。すなわち、「装飾7」と「装飾3」のみの装飾図柄の組合せがチャンス目となる場合がある。なお、疑似連図柄を表示させて疑似連の開始を報知するようにしてもよい。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHの右側に「大吉」の表示とともに「で保留3UP」の表示が行われ、ミニゲームにおいて「大吉」が導出表示されると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。なお、多機能表示領域MF1における「大吉」の表示と「で保留3UP」の表示が開始されるタイミングと、装飾図柄の仮停止のタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1における「大吉」の表示と「で保留3UP」の表示が開始された後で、装飾図柄が仮停止されてもよいし、装飾図柄が仮停止された後で、多機能表示領域MF1における「大吉」の表示と「で保留3UP」の表示が開始されてもよい。
その後、図125(B3)に示すように、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHとともに宝箱の画像BXSが表示され、宝箱を開放する演出が開始される。一方、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始されており、疑似連1回目の変動表示が行われている様子が示されている。ここで、疑似連が行われた回数を表示するようにしてもよい。なお、装飾図柄の変動表示(疑似連)の開始と、宝箱BXSの表示開始とが同じタイミングであってもよいし、装飾図柄の変動表示(疑似連)が開始した後で、宝箱BXSの表示が開始してもよいし、宝箱BXSの表示が開始した後で、装飾図柄の変動表示(疑似連)が開始してもよい。
その後、図125(B4)に示すように、多機能表示領域MF1では、宝箱の画像BXSが開放した態様の表示に変化するとともに、「大吉」のおみくじが導出表示され、ミッションが達成された様子が示されている。一方、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾3」の装飾図柄の組合せで仮停止し、疑似連がさらに行われる場合があることを予告している。なお、装飾図柄の仮停止とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、装飾図柄が仮停止した後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で装飾図柄が仮停止してもよい。
図125(B5)に示されるように、多機能表示領域MF1では、宝箱の画像BXSが消去されるとともに、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、番長の顔の画像BCHも引き続き表示されている。一方、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始されており、疑似連2回目の変動表示が行われている様子が示されている。なお、装飾図柄の変動表示(疑似連)の開始とミッション達成の報酬の表示が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、装飾図柄の変動表示(疑似連)が開始された後でミッション達成の報酬の表示が開始されてもよいし、ミッション達成の報酬の表示が開始された後で装飾図柄の変動表示(疑似連)が開始されてもよい。
その後、図125(B6)に示される装飾図柄表示装置208では、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。一方、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾3」の装飾図柄の組合せで確定表示し、ハズレの装飾図柄の組合せとなったことが報知されている。ここで、装飾図柄を仮停止させた後、疑似連がさらに行われるようにしてもよい。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
なお、この演出例では、ミニゲームの結果が保留アイコンの表示態様に影響するものとして説明したが、ミニゲームの結果、ミッション達成の報酬として、疑似連が行われることを予告するようにしてもよいし、疑似連が開始される回数を予告するようにしてもよいし、疑似連の回数が増加することを予告するようにしてもよい。
また、ミニゲームの結果、ミッション達成の報酬として、ステップアップ予告が行われることを予告するようにしてもよいし、ステップアップ予告において表示されるステップ数を予告するようにしてもよいし、ステップ数が増加することを予告するようにしてもよい。
図126は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図126(A1)〜同図(A6)は、婆モードにおいて行われる演出の一例について示しており、図126(B1)〜同図(B6)は、姫モードにおいて行われる演出の一例について示している。
図126(A1)では、演出モードが婆モードである様子が示されている。具体的には、図126(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「婆モード」の表示が行われるとともに、表示領域の左上部分に婆のキャラクタBAが表示されており、現在の演出モードが婆モードであることが報知されている。また、図126(A1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されている。この演出例では、番長の顔の画像BCHに換えてサボハニのキャラクタ画像SBHが表示されており、このサボハニのキャラクタ画像SBHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、この表示により、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知されている様子が示されている。サボハニのキャラクタ画像SBHは、例えば、サイコロゲームにおいてのみ表示される場合がある画像であり、おみくじゲームでは表示されないように構成されているが、おみくじゲームにおいても表示される場合があってもよい。この演出例では、番長の顔の画像BCHが表示される場合よりもサボハニのキャラクタ画像SBHが表示された場合の方が、サイコロゲームにおけるミッション達成の報酬が有利となりやすいように構成されている。すなわち、この演出例では、サボハニのキャラクタ画像SBHが表示された場合は、番長の顔の画像BCHが表示された場合よりも、ミッション達成の報酬として、保留アイコンの表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様(赤色の表示態様)となる予告が行われやすく、番長の顔の画像BCHが表示された場合は、サボハニのキャラクタ画像SBHが表示された場合よりも、ミッション達成の報酬として、保留アイコンの表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)となる予告が行われやすい。より具体的には、サボハニのキャラクタ画像SBHが表示された場合は、番長の顔の画像BCHが表示された場合よりも、ミニゲームの結果として「3」の出目が導出されやすく、番長の顔の画像BCHが表示された場合は、サボハニのキャラクタ画像SBHが表示された場合よりも、ミニゲームの結果として「1」の出目が導出されやすい。さらに、サボハニのキャラクタ画像SBHが表示された場合は、番長の顔の画像BCHが表示された場合よりも、ミッションが達成されやすいように構成されてもよい。なお、図126(A2)〜同図(A6)は、多機能表示領域MF1に表示されている番長の顔の画像BCHがサボハニのキャラクタ画像SBHに置換されている他は、図125(A2)〜同図(A6)と同様であるため、説明を省略する。
図126(B1)では、演出モードが姫モードである様子が示されている。具体的には、図126(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「姫モード」の表示が行われるとともに、表示領域の左上部分に姫のキャラクタHM1が表示されており、現在の演出モードが姫モードであることが報知されている。また、図126(B1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されている。この演出例では、番長の顔の画像BCHに換えて姫のキャラクタ画像HM2が表示されており、この姫のキャラクタ画像HM2とともに「おみくじゲーム」の表示が行われ、この表示により、ミニゲームとしてのおみくじゲームが開始されることが報知されている様子が示されている。姫のキャラクタ画像HM2は、例えば、おみくじゲームにおいてのみ表示される場合がある画像であり、サイコロゲームでは表示されないように構成されているが、サイコロゲームにおいても表示される場合があってもよい。この演出例では、番長の顔の画像BCHが表示される場合よりも姫のキャラクタ画像HM2が表示された場合の方が、おみくじゲームにおけるミッション達成の報酬が有利となりやすいように構成されている。すなわち、この演出例では、姫のキャラクタ画像HM2が表示された場合は、番長の顔の画像BCHが表示された場合よりも、ミッション達成の報酬として、保留アイコンの表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様(赤色の表示態様)となる予告が行われやすく、番長の顔の画像BCHが表示された場合は、姫のキャラクタ画像HM2が表示された場合よりも、ミッション達成の報酬として、保留アイコンの表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の1段階目の表示態様(青色の表示態様)となる予告が行われやすい。より具体的には、姫のキャラクタ画像HM2が表示された場合は、番長の顔の画像BCHが表示された場合よりも、ミニゲームの結果として「大吉」が導出されやすく、番長の顔の画像BCHが表示された場合は、姫のキャラクタ画像HM2が表示された場合よりも、ミニゲームの結果として「中吉」が導出されやすい。なお、この演出例のように、ミニゲームにおいて表示されるキャラクタを演出モードに対応して表示されるキャラクタと同じにしてもよい。すなわち、この演出例では、姫モードにおいて表示されるキャラクタ(姫のキャラクタHM1)とミニゲームにおいて表示されるキャラクタ(姫のキャラクタ画像HM2)とが同じとなっている。さらに、姫のキャラクタ画像HM2が表示された場合は、番長の顔の画像BCHが表示された場合よりも、ミッションが達成されやすいように構成されてもよい。また、図126(B2)〜同図(B6)は、多機能表示領域MF1に表示されている番長の顔の画像BCHが姫のキャラクタ画像HM2に置換されている他は、図125(B2)〜同図(B6)と同様であるため、説明を省略する。
図127は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図127(A1)〜同図(A6)は、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)において行われる演出の一例について示しており、図127(B1)〜同図(B6)は、確変状態(特図高確率普図高確率状態)において行われる演出の一例について示している。この演出例では、現在の遊技状態によって開始されるミニゲームの種類が異なっている様子が示されている。より具体的には、通常遊技状態では、ミニゲームとしてサイコロゲームが開始されやすく、確変状態では、ミニゲームとしておみくじゲームが開始されやすくなっている。なお、通常遊技状態では、ミニゲームとしてサイコロゲームが必ず開始され、確変状態では、ミニゲームとしておみくじゲームが必ず開始されるようにしてもよい。また、遊技状態によってミニゲームの出現頻度が異なるようにしてもよく、例えば、確変状態においては、遊技者にとっては基本的に大当りを待つような感じとなるため、大当りとなるまで遊技者が暇な場合があるため、ミニゲームの発生確率を通常遊技状態に比べて高確率としてもよい。また、確変状態よりも通常遊技状態の方がミニゲームの発生確率が高確率であってもよい。また、確変状態でのみミニゲームを実行可能としてもよいし、通常遊技状態でのみミニゲームを実行可能としてもよい。また、あるミニゲームについて、確変状態よりも通常遊技状態の方が出現率が高くてもよいし、通常遊技状態よりも確変状態の方が出現率が高くてもよいし、確変状態でのみ出現する場合があってもよいし、通常遊技状態でのみ出現する場合があってもよい。また、ある予告について、確変状態よりも通常遊技状態の方が出現率が高くてもよいし、通常遊技状態よりも確変状態の方が出現率が高くてもよいし、確変状態でのみ出現する場合があってもよいし、通常遊技状態でのみ出現する場合があってもよい。
図127(A1)では、遊技状態が通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)である様子が示されている。具体的には、図127(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「通常モード」の表示が行われており、現在の遊技状態が通常遊技状態であることが報知されている。なお、図127(A1)〜同図(A6)は、婆モードの表示と婆のキャラクタBAの表示が通常遊技状態であることを示す通常モードの表示となっていること以外は、図126(A1)〜同図(A6)と同様であるため、説明を省略する。
図127(B1)では、遊技状態が確変状態(特図高確率普図高確率状態)である様子が示されている。具体的には、図127(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「確変モード」の表示が行われており、現在の遊技状態が確変状態であることが報知されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上部分には、「右打ち」の表示が行われており、打ち方示唆表示が行われている。また、図127(B1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図2の保留を表す、1番目の特図2の保留アイコンh21、2番目の特図2の保留アイコンh22及び3番目の特図2の保留アイコンh23はいずれもデフォルトの表示態様で表示され、表示領域の下方右側に表示されている。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の左半分に、多機能表示領域MF1が形成されている。すなわち、この演出例では、遊技状態によって多機能表示領域MF1の表示位置が変更されるように構成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されており、姫のキャラクタ画像HM2とともに「おみくじゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのおみくじゲームが開始されることが報知される。なお、図127(B1)〜同図(B5)は、遊技状態が姫モードの演出モードであるのが確変状態となっている点、特図1の保留表示が特図2の保留表示となっており、保留表示の数が異なっている点、保留表示の位置及び多機能表示領域MF1の表示位置が入れ替わっている点を除いて、図126(B1)〜同図(B5)と同様であるため、説明を省略する。
図127(B5)に示されるように、多機能表示領域MF1において、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われた後、図127(B6)に示される装飾図柄表示装置208では、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、この演出例では、2番目の特図2の保留アイコンh22の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。一方、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾3」の装飾図柄の組合せで確定表示し、ハズレの装飾図柄の組合せとなったことが報知されている。このように、ミニゲームの結果がいずれの保留アイコンに対しても影響する場合があってもよい。
図128は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図128(A1)〜同図(A6)は、多機能表示領域MF1の表示領域が拡張される例について示しており、図128(B1)〜同図(B6)は、多機能表示領域MF1が保留アイコンを表示する保留表示領域も兼用している例について示している。なお、図128は、ミニゲームとしてのサイコロゲームを例に説明したが、上述したおみくじゲームに適用することも可能である。
図128(A1)では、遊技状態が通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)である様子が示されている。具体的には、図127(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「通常モード」の表示が行われており、現在の遊技状態が通常遊技状態であることが報知されている。また、図128(A1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトの表示態様で表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、多機能表示領域MF1が形成されている。そして、多機能表示領域MF1では、ミニゲームが開始されており、サボハニのキャラクタ画像SBHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。
その後、図128(A2)に示すように、多機能表示領域MF1が拡張表示され、領域が大きくなっている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると多機能表示領域MF1が拡張表示され、視認性が向上するように構成されている。また、多機能表示領域MF1では、サボハニのキャラクタ画像SBHの右側にサイコロの「3」の出目を示す表示とともに「で保留3UP」の表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「3」の出目が停止表示すると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。ここで、サボハニのキャラクタ画像SBHとサイコロの「3」の出目を示す表示は拡大して表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、メインの演出として、ステップアップ予告が開始されている。図128(A2)に示すタイミングでは、ステップ1の表示態様のステップアップ予告SU1が表示されている。このステップアップ予告SU1は、多機能表示領域MF1と重なって表示されていないので、両者の視認性に影響を与えていない。なお、多機能表示領域MF1が拡張表示されるタイミングと、ステップアップ予告SU1が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1が拡張表示された後で、ステップアップ予告SU1が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU1が表示開始された後で、多機能表示領域MF1が拡張表示されてもよい。また、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始されるタイミングと、ステップアップ予告SU1が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始された後で、ステップアップ予告SU1が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU1が表示開始された後で、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始されてもよい。また、多機能表示領域MF1が拡張表示されるタイミングと、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1が拡張表示された後で、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始されてもよいし、多機能表示領域MF1におけるサイコロの「3」の出目の表示と「で保留3UP」の表示が開始された後で、多機能表示領域MF1が拡張表示されてもよい。また、ミニゲームが開始される場合に多機能表示領域MF1が必ず拡張するようにしてもよいし、拡張しない場合があってもよい。また、遊技状態に応じて多機能表示領域MF1が拡張するようにしてもよく、例えば、確変状態においてミニゲームが開始される場合に多機能表示領域MF1が拡張し、通常遊技状態においてミニゲームが開始される場合には多機能表示領域MF1は拡張しないようにしてもよいし、通常遊技状態においてミニゲームが開始される場合に多機能表示領域MF1が拡張し、確変状態においてミニゲームが開始される場合には多機能表示領域MF1は拡張しないようにしてもよい。また、この演出例では、拡張した多機能表示領域MF1は装飾図柄にオーバーラップされていないが、拡張した多機能表示領域MF1が装飾図柄にオーバーラップされてもよいし、装飾図柄が拡張した多機能表示領域MF1にオーバーラップされてもよい。また、拡張していない多機能表示領域MF1が装飾図柄にオーバーラップされてもよいし、装飾図柄が拡張していない多機能表示領域MF1にオーバーラップされてもよい。
その後、図128(A3)に示すように、多機能表示領域MF1では、大きく表示されたボタン画像136aLとともに、このボタン画像136aLに重ねて「押せ」の表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知されている。また、装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が更新され、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2が表示されている。ここでも、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。このステップアップ予告SU2は、多機能表示領域MF1の一部にオーバーラップするようにして表示されており、多機能表示領域MF1の視認性に影響を与えている。そのため、ステップアップ予告SU2が多機能表示領域MF1にオーバーラップされている場合は、ステップアップ予告SU2が多機能表示領域MF1にオーバーラップされていない場合よりも視認性が低下する場合がある。なお、多機能表示領域MF1が拡張して表示された場合にのみステップアップ予告にオーバーラップされてもよいし、拡張して表示されていない場合にもステップアップ予告にオーバーラップされてもよい。また、多機能表示領域MF1におけるボタン画像136aLと「押せ」の表示が開始されるタイミングと、ステップアップ予告SU2が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1におけるボタン画像136aLと「押せ」の表示が開始された後で、ステップアップ予告SU2が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU2が表示開始された後で、多機能表示領域MF1におけるボタン画像136aLと「押せ」の表示が開始されてもよい。
その後、図128(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ステップアップ予告がさらに更新され、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3が表示されている。ここでも、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。このステップアップ予告SU3も、多機能表示領域MF1の一部にオーバーラップするようにして表示されており、多機能表示領域MF1の視認性に影響を与えている。そのため、ステップアップ予告SU3が多機能表示領域MF1にオーバーラップされている場合は、ステップアップ予告SU3が多機能表示領域MF1にオーバーラップされていない場合よりも視認性が低下する場合がある。また、多機能表示領域MF1では、ボタン画像136aLの下方にボタン受付時間メーターMTが表示されており、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示されている。なお、このボタン受付時間メーターMTも拡大して表示されている。そのため、ボタン受付時間メーターMTが拡大していない場合よりもゲージの減少速度が速くなっている。ここで、ミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTのゲージの減少速度の方が、メインの演出において表示されるボタン受付時間メーターMTのゲージの減少速度よりも速くなるようにしてもよいし、メインの演出において表示されるボタン受付時間メーターMTのゲージの減少速度の方が、ミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTのゲージの減少速度よりも速くなるようにしてもよいし、ミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTのゲージの減少速度と、メインの演出において表示されるボタン受付時間メーターMTのゲージの減少速度が同じ速さであってもよい。
そして、図128(A4)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図128(A5)に示されるように、多機能表示領域MF1では、拡大したサイコロの図柄がミッション達成の出目である「3」の出目を示す態様で導出表示され、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF1では、サボハニのキャラクタ画像SBHも拡大して表示されている。また、図128(A5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。ここで、右図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で右図柄が停止表示されてもよい。また、図128(A5)に示すように、ステップアップ予告は終了している。なお、右図柄の停止表示のタイミングとステップアップ予告の終了のタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止表示した後で、ステップアップ予告が終了してもよいし、ステップアップ予告が終了した後で、右図柄が停止表示してもよい。
その後、図128(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、拡張された多機能表示領域MF1は縮小され、デフォルトのサイズに戻っている。また、多機能表示領域MF1に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。また、多機能表示領域MF1がデフォルトのサイズに戻るタイミングとミニゲームの結果の消去のタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF1がデフォルトのサイズに戻った後で、ミニゲームの結果が消去されてもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で、多機能表示領域MF1がデフォルトのサイズに戻ってもよい。
図128(B1)では、遊技状態が通常遊技状態である様子が示されている。具体的には、図125(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「通常モード」の表示が行われており、現在の遊技状態が通常遊技状態であることが報知されている。また、図128(B1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の下端部分の左右両端に亘り多機能表示領域MF2が形成されている。この多機能表示領域MF2では、上述したチュートリアル表示や、予告表示や、ミニゲームの演出表示等の他にも、保留アイコンの表示も行われる。特図1の保留アイコンは、多機能表示領域MF2の左側に表示可能であり、特図2の保留アイコンは、多機能表示領域MF2の右側に表示可能である。図128(B1)に示すように、多機能表示領域MF2の左側には、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11がデフォルトの表示態様で表示されている。また、多機能表示領域MF2の右側では、特図2の保留アイコンの表示領域を利用してミニゲームが開始されており、サボハニのキャラクタ画像SBHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。
その後、図128(B2)に示すように、多機能表示領域MF2では、サボハニのキャラクタ画像SBHの右側にサイコロの「3」の出目を示す表示とともに「で保留3UP」の表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「3」の出目が停止表示すると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。また、装飾図柄表示装置208では、メインの演出として、ステップアップ予告が開始されている。図128(B2)に示すタイミングでは、ステップ1の表示態様のステップアップ予告SU1が表示されている。このステップアップ予告SU1は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。そのため、装飾図柄は、ステップアップ予告SU1によってオーバーラップされていない場合よりもステップアップ予告SU1によってオーバーラップされている場合の方が視認困難となっている。なお、多機能表示領域MF2におけるサイコロの「3」の出目の表示及び「で保留3UP」の表示が開始されるタイミングと、ステップアップ予告SU1が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF2におけるサイコロの「3」の出目の表示及び「で保留3UP」の表示が開始された後で、ステップアップ予告SU1が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU1が表示開始された後で、多機能表示領域MF2におけるサイコロの「3」の出目の表示及び「で保留3UP」の表示が開始されてもよい。
その後、図128(B3)に示すように、多機能表示領域MF2では、ボタン画像136aとともに「押せ」の表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知されている。また、装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が更新され、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2が表示されている。ここでも、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。なお、多機能表示領域MF2におけるボタン画像136a及び「押せ」の表示が開始されるタイミングと、ステップアップ予告SU2が表示開始されるタイミングとが同じであってもよいし、多機能表示領域MF2におけるボタン画像136a及び「押せ」の表示が開始された後で、ステップアップ予告SU2が表示開始されてもよいし、ステップアップ予告SU2が表示開始された後で、多機能表示領域MF2におけるボタン画像136a及び「押せ」の表示が開始されてもよい。
その後、図128(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、ステップアップ予告がさらに更新され、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3が表示されている。ここでも、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。また、多機能表示領域MF1では、ボタン受付時間メーターMTが表示されており、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示されている。
そして、図128(B4)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図128(B5)に示されるように、多機能表示領域MF2では、サイコロの図柄がミッション達成の出目である「3」の出目を示す態様で導出表示され、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、多機能表示領域MF2では、サボハニのキャラクタ画像SBHも表示されている。また、図128(B5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。ここで、右図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で右図柄が停止表示されてもよい。また、図128(B5)に示すように、ステップアップ予告は終了している。なお、右図柄の停止表示のタイミングとステップアップ予告の終了のタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止表示した後で、ステップアップ予告が終了してもよいし、ステップアップ予告が終了した後で、右図柄が停止表示してもよい。
その後、図128(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。また、多機能表示領域MF2に表示されていたミニゲームの結果は消去されており、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲームの結果の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲームの結果が消去されてもよい。
図129は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図129(a)では、遊技状態が通常遊技状態である様子が示されている。具体的には、図129(a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央上部に「通常モード」の表示が行われており、現在の遊技状態が通常遊技状態であることが報知されている。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、特図1の保留を表す、1番目の特図1の保留アイコンh11はデフォルトtの表示態様で表示されている。また、図129(a)に示される装飾図柄表示装置208では、メインの演出としてのステップアップ予告が開始されている。図129(a)に示すタイミングでは、ステップ1の表示態様のステップアップ予告SU1が表示されている。このステップアップ予告SU1は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。そのため、装飾図柄は、ステップアップ予告SU1によってオーバーラップされていない場合よりもステップアップ予告SU1によってオーバーラップされている場合の方が視認困難となっている。
その後、図129(b)に示す装飾図柄表示装置208では、ステップアップ予告が更新され、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2が表示されている。ここでも、ステップ2の表示態様のステップアップ予告SU2は、装飾図柄にオーバーラップするように表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分には、ミニゲーム表示領域MN2が形成される。そして、このミニゲーム表示領域MN2では、ミニゲームが開始されており、サボハニのキャラクタ画像SBHとともに「サイコロゲーム」の表示が行われ、ミニゲームとしてのサイコロゲームが開始されることが報知される。すなわち、この演出例では、ミニゲームが開始されるときに専用の領域(ミニゲーム表示領域MN2)が出現する様子が示されている。ここで、ステップアップ予告SU2が表示開始されるタイミングとミニゲームが開始されるタイミングとが同じであってもよいし、ステップアップ予告SU2が表示開始された後でミニゲームが開始されてもよいし、ミニゲームが開始された後でステップアップ予告SU2が表示開始されてもよい。
その後、図129(c)に示す装飾図柄表示装置208では、変動表示中の装飾図柄が表示領域の左上隅部に縮小して表示され、ミニゲーム表示領域MN2が消去して、ミニゲームの演出表示が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央で大きく拡大して表示されている様子が示されている。具体的には、サボハニのキャラクタ画像SBHの右側にサイコロの「3」の出目を示す表示とともに「で保留3UP」の表示がそれぞれ大きく拡大して表示され、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「3」の出目が停止表示すると、保留アイコンの表示態様が3段階ランクアップする旨が説明されている。このように、この演出例では、ミニゲームが行われている少なくとも一部の期間で専用の領域(ミニゲーム表示領域MN2)が消去される様子が示されている。また、ステップアップ予告は、ミニゲームが開始されなかった場合には、ステップ3の表示態様のステップアップ予告SU3まで表示される予定であったが、ミニゲームの演出表示の拡大表示に伴い、途中で打ち切られている。なお、ミニゲームが開始された場合でもステップアップ予告を打ち切らないで継続して表示するようにしてもよい。この場合、例えば、ミニゲームの演出表示にオーバーラップしないように表示領域を移動するようにしてもよいし、さらに、ステップアップ予告を縮小して表示するようにしてもよい。また、ミニゲームの演出表示にステップアップ予告がオーバーラップして表示するようにしてもよいし、ステップアップ予告にミニゲームの演出表示がオーバーラップして表示するようにしてもよい。
その後、図129(d)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。また、装飾図柄表示装置208では、拡大表示されたボタン画像136aLの下方にボタン受付時間メーターMTが表示されており、演出ボタン136の操作有効期間が開始されてからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示されている。なお、このボタン受付時間メーターMTも拡大して表示されている。ここで、ボタン画像136aL及びボタン受付時間メーターMTが表示されるタイミングと左図柄が停止表示するタイミングとが同じであってもよいし、ボタン画像136aL及びボタン受付時間メーターMTが表示された後で、左図柄が停止表示してもよいし、左図柄が停止表示した後でボタン画像136aL及びボタン受付時間メーターMTが表示されてもよい。
そして、図129(d)に示されるタイミングで演出ボタン136が操作されると、図129(e)に示す装飾図柄表示装置208では、拡大したサイコロの図柄がミッション達成の出目である「3」の出目を示す態様で導出表示される。また、このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右側に、ミニゲーム表示領域MN2が再び表示され、このミニゲーム表示領域MN2では、サイコロの図柄が「3」の出目で導出表示されたことを報知するとともに、ミッション達成の報酬であることを示す「3UP確定」の表示が行われている。また、ミニゲーム表示領域MN2では、サボハニのキャラクタ画像SBHも表示されている。また、図129(e)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄表示領域208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。ここで、右図柄の停止表示とミニゲームの結果の導出表示とが同じタイミングであってもよいし、右図柄が停止表示された後でミニゲームの結果が導出表示されてもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で右図柄が停止表示されてもよい。なお、ミニゲームの結果の導出表示のタイミングとミニゲーム表示領域MN2の再表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲームの結果が導出表示された後で、ミニゲーム表示領域MN2が再表示されてもよいし、ミニゲーム表示領域MN2が再表示された後で、ミニゲームの結果が導出表示されてもよい。
その後、図129(f)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「装飾7」が停止表示され、揺れ変動による仮停止が行われた後、「装飾2−装飾7−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示される。このとき、装飾図柄のサイズは縮小されたサイズからデフォルトのサイズに戻り、表示位置もデフォルトの表示位置に戻っている。また、ミニゲームの終了とともに、ミニゲーム表示領域MN2も消去され、1番目の特図1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から先読み予告の3段階目の表示態様としての円形で赤色の表示態様に変更されている。なお、保留アイコンの表示態様の変化と装飾図柄の確定表示とが同じタイミングであってもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後で保留アイコンの表示態様が変化してもよい。また、ミニゲーム表示領域MN2の消去のタイミングと装飾図柄の確定表示のタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲーム表示領域MN2が消去された後で装飾図柄が確定表示してもよいし、装飾図柄が確定表示した後でミニゲーム表示領域MN2が消去されてもよい。また、ミニゲーム表示領域MN2が消去するタイミングと保留アイコンの表示態様が変化するタイミングとが同じであってもよいし、ミニゲーム表示領域MN2が消去した後で、保留アイコンの表示態様が変化してもよいし、保留アイコンの表示態様が変化した後で、ミニゲーム表示領域MN2が消去されてもよい。
なお、図129に示される演出例では、ミニゲームとしてサイコロゲームを例に説明したが、上述したおみくじゲームについても適用可能である。
また、上述したミニゲームとしてサイコロゲーム及びおみくじゲームを装飾図柄変動表示が行われる装飾図柄表示装置208において実行するようにしたが、装飾図柄表示装置208とは別の表示装置において実行するように構成されてもよい。
続いて、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図130〜図137を参照しながら説明する。
図130〜図137は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図130〜図137においても、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図130〜図137では、1つの装飾図柄表示装置208を備えて構成されたパチンコ機100が示されている。なお、上述した実施形態のように、複数の装飾図柄表示装置を備えたものであってもよい。また、装飾図柄表示装置208の前面側には、上述した透明の導光板ILが配置されてもよい。
図130は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図130(a)に示す装飾図柄表示装置208では、客待ちデモ表示が表示されている。この客待ちデモ表示は、特図の変動表示が行われていない待機状態において表示されることがある表示であり、遊技者に遊技の意欲を促進するための演出表示である。また、表示領域の下方には、客待ちデモ表示にオーバーラップするように、「プッシュボタンでメニューを表示」の表示が行われており、待機状態において演出ボタン136や操作キーユニット137の各ボタンが操作されると、メニュー画面が表示されることを報知している。
そして、図130(b)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図130(c)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、メニュー画面が表示される。メニュー画面では、会員登録、二次元コード発行、遊技履歴、ミニゲーム、終了の各項目が縦列に並んで表示され、その下方には、方向キー操作促進画像137pとともに「選択」の文字表示が行われ、また、OKボタン操作促進画像137q及びボタン画像136aとともに「決定」の文字表示が行われており、操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを移動させ、OKボタン137eあるいは演出ボタン136を操作することにより、カーソルCSLで指示された項目が実行されることが示されている。
ここで、「会員登録」の項目が実行されると、会員登録画面に移行する。会員登録画面では、例えば、パスワード取得ための二次元コードが表示される。この二次元コードには、運営サーバ側の、初回登録のための登録ページのURLが含まれている。本実施形態では、会員登録を行うことにより、遊技履歴を記録したり演出のカスタマイズを行う等のオリジナルモードの設定を行うことができる。遊技者は、例えば、カメラ機能とバーコードリーダ機能を有する携帯端末で、その二次元コード読み取り、初回登録ページのURLを取得する。遊技者は、取得したURLの登録ページに携帯端末からアクセスする。運営サーバは、初回登録ページにアクセスしてきた者を識別できる個人識別情報(ID)を取得し、パスワードを発行する。個人識別情報(ID)は、携帯端末固有の個体識別番号に基づく情報であったり、アクセス者に入力してもらった情報であったりする。ここで発行されるパスワードには、個人識別情報(ID)や履歴情報の初期値が含まれている。履歴情報は、ここで取得した個人識別情報に対応付けられて運営サーバに記憶される。運営サーバからパスワードが発行されると、携帯端末の表示画面にそのパスワードが表示される。
また、「二次元コード発行」の項目が実行されると、二次元コード発行画面が表示される。二次元コード発行画面では、パチンコ機100で生成された二次元コードが表示される。この二次元コードの発行は、オリジナルモードを設定した状態での遊技を終了する際に遊技者に選択してもらうことを想定して用意されている。
ここにいう二次元コードは、最大容量が2053バイト(約2KB)であり、表示上の大きさを、21×21[セル]〜177×177[セル]の範囲で4セル刻みに変更することができる。二次元コードの代表的なものとしてはQRコード(登録商標)が知られている。なお、二次元コードに代えて、一次元バーコードや暗号化された文字列であってもよい。ただし、二次元コードは、単なる文字列に比較して、内包可能な情報量が圧倒的に多い利点がある。文字列の場合には、含ませる情報量が多くなる程、文字列が増加し、人間では覚えきれない、書きとめ切れないため、二次元コードにより報知することで、負担を減らすことができる。
本実施形態では、二次元コードに、例えば、個人識別情報(ID)、今回遊技の結果及びミッション達成状況やオリジナルモードポイントの累積値を表す情報等が含まれている。また、特図始動口(230、232)への入賞回数、大当り回数、小当り回数、店舗識別用情報、遊技台固有の情報、稼働状況、エラー回数等を含めてもよい。今回遊技の結果やミッション達成状況やオリジナルモードポイントの累積値を表す情報や入賞回数等は、履歴情報に相当する。さらに、二次元コードには、運営サーバに用意された更新受付ページのURLも含まれている。
本実施形態のパチンコ機100では、二次元コードを発行すると、その二次元コードに含めた今回遊技の結果等の情報が、パチンコ機100から消去されるように構成されている。そのため、本実施形態では、二次元コードを発行する際に警告画面を表示し、今回の遊技の結果等の情報が消去されることを遊技者に警告する。
遊技者が、発行された二次元コードを携帯端末のカメラ機能を利用して撮影すると、バーコードリーダ機能が起動する。すると、携帯端末の表示画面には、運営サーバに用意された更新受付ページのアドレスを表す「http://www.〜/jp」に、二次元コードに含まれる、個人識別情報(ID)や履歴情報を表す引数が付加されたURLが表示される。遊技者が、読み取った二次元コードからバーコードリーダ機能によって変換されたURLにアクセスすると、引数部分に含まれていた個人識別情報に対応付けてこれまで運営サーバに記憶されていた履歴情報が、引数部分に含まれている履歴情報に更新される。
なお、本実施形態では、二次元コードを読み取り終わった遊技者が遊技台をそのまま放置するおそれがあるため、二次元コード発行時点で遊技台が記憶している履歴情報を消去するようにしているが、これに限らず、二次元コード発行後に遊技者の操作に基づき履歴情報を消去するようにしてもよいし、遊技者が履歴情報を消去しない場合には、履歴情報を反映した遊技に戻れるように構成してもよい。
また、「遊技履歴」の項目が実行されると、例えば、今回遊技の結果及びミッション達成状況やオリジナルモードポイントの累積値を表す情報等が表示される。また、特図始動口(230、232)への入賞回数、大当り回数、小当り回数、稼働状況、エラー回数等を表示してもよい。
また、「ミニゲーム」の項目が実行されると、ミニゲームが実行される。ミニゲームの詳細については、後述する。
また、「終了」の項目が実行されると、メニュー画面の表示を終了し、客待ちデモ表示が表示される。
図130(c)に示されるように、カーソルCSLが「会員登録」を指示している状態で下ボタン137bが1回操作されると、図130(d)に示すように、カーソルCSLが「二次元コード発行」を指示し、下ボタン137bがさらに1回操作されると、図130(e)に示すように、カーソルCSLが「遊技履歴」を指示し、下ボタン137bがさらに1回操作されると、図130(f)に示すように、カーソルCSLが「ミニゲーム」を指示する。
そして、図130(f)に示すタイミングで、OKボタン137eが操作されると、図130(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始される。具体的には、装飾図柄表示装置208の表示領域の上部に「本日の運勢占い」というタイトルが表示され、表示領域の中央から左側にかけて4つの宝箱が配置され、表示領域の右側には、方向キー操作促進画像137pとともに「選択」の文字が表示され、その下方には、ボタン画像136aとともに「決定」の文字が表示されており、操作キーユニット137の方向キーを操作してカーソルCSLを移動させて4つの宝箱(BX1,BX2,BX3,BX4)からいずれかを指示し、演出ボタン136を操作することによりカーソルCSLで指示した宝箱を開けることができる旨が報知されている。なお、図130(g)に示されるタイミングでは、カーソルCSLは、左上の宝箱BX1を指示している。このミニゲームは、4つの宝箱から遊技者が選択し、選択した宝箱の中身を報知するものである。宝箱の中身は、運勢を示唆するおみくじ占いの結果(例えば、大吉、中吉、小吉、凶など)となっており、複数種類用意されている。さらに、この演出例では、おみくじ占いの結果とともに、一言アドバイスも付加されている。なお、これらのおみくじ占いの結果や一言アドバイスは、当否判定の結果と関係のない内容となっている。すなわち、当否判定んおけっかを少なくとも示唆するものではないものとなっている。また、各宝箱にいずれの結果を対応付けるかについては、ランダムで決定される。そのため、例えば、同じ宝箱を選択したとしても、ミニゲームの実行毎に中身が変化することとなる。すなわち、宝箱の中身(ミニゲームの結果)は、操作キーユニット137や演出ボタン136といった操作手段の操作状況に応じて変化するということができる。
その後、図130(h)に示すタイミングで、下ボタン137bが操作されると、図130(i)に示すように、カーソルCSLが左下の宝箱BX2を指示する。
そして、図130(i)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図130(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左下の宝箱BX2がカーソルCSLに囲まれた状態で拡大表示され、左上の宝箱BX1、右上の宝箱BX3及び右下の宝箱BX4は、右下部分に縮小して表示される。これにより、左下の宝箱BX2が開ける宝箱として決定されたことが報知される。
その後、図130(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左下の宝箱BX2が開放し、ミニゲームの結果として、宝箱の中から婆のキャラクタBAが登場するとともに、おみくじ占いの結果として「小吉」が表示され、一言アドバイスとして「ほどほどに・・・」の表示が行われ、遊技にのめりこみすぎないように注意喚起する様子が示されている。すなわち、この演出例では、「小吉」と婆のキャラクタBAが対応付けられており、婆のキャラクタBAを見ることによっておみくじ占いの結果が「小吉」であったことが理解できる場合がある。
その後、図130(l)に示す装飾図柄表示装置208では、「他の結果はこれじゃ」という文字表示が表示され、開放しなかった宝箱の中身が報知されることを予告している。なお、図130(l)に示される文字表示の内容は、出現したキャラクタによって異なっており、例えば、後述する姫のキャラクタHM3が出現した場合は、「他の結果はこれよ」といった文字表示が表示される。
その後、図130(m)に示す装飾図柄表示装置208では、左上の宝箱BX1から姫のキャラクタHM3が登場し、右上の宝箱BX3から番長の顔の画像BCHが登場し、右下の宝箱BX4からパンダの顔の画像PNDが登場する様子が示されている。なお、姫のキャラクタHM3は、大吉に対応するキャラクタであり、番長の顔の画像BCHは、中吉に対応するキャラクタであり、パンダの顔の画像PNDは、凶に対応するキャラクタとなっている。なお、おみくじ占いの結果とキャラクタとの組み合わせは適宜に設定することができ、また、ミニゲームが行われる毎に、おみくじ占いの結果とキャラクタとの組み合わせを変更するようにしてもよい。
ミニゲームの結果として表示される宝箱の中身の他の例としては、例えば、図130(k1)に示すように、宝箱の中から姫のキャラクタHM3が登場するとともに、おみくじ占いの結果として「大吉」が表示され、一言アドバイスとして「今日は大漁の予感」の表示が行われ、大量の出玉が獲得できるかもしれないという期待感を与えるようにしたものがある。
また、図130(k2)に示すように、宝箱の中から番長の顔の画像BCHが登場するとともに、おみくじ占いの結果として「中吉」が表示され、一言アドバイスとして「粘ればなんとかなる日だ」の表示が行われ、時間をかけてじっくりと腰を据えて遊技すればいいことがあるかもしれないという期待感を与えるようにしたものもある。
また、図130(k3)に示すように、宝箱の中からパンダの顔の画像PNDが登場するとともに、おみくじ占いの結果として「凶」が表示され、一言アドバイスとして「ガウーッ」「のめりこみ危険」の表示が行われ、遊技にのめりこみすぎないように注意喚起する様子が示されたものもある。
また、例えば、パチンコ機100の第1副制御部400に接続されたDIPスイッチによる設定内容により出現可能なミニゲームの結果を用意してもよく、例えば、DIPスイッチによって、出現することにより大当りとなることが約束されるプレミア予告の出現率が高められる設定がなされた場合には、図130(k4)に示すように、「今日は大漁の予感」という一言アドバイスの表示を、「今日はプレミア予告が出やすいよ」という表示に変更するようにしてもよい。すなわち、予告の出現率の示唆など、当否判定の結果に関連する演出の説明であって、当否判定の結果に関わらない結果の表示を行う場合があってもよい。これによれば、間接的に当否判定の影響に関わっているかのように遊技者に思わせることができる場合がある。なお、予告の出現率が変更されていない場合でも、図130(k4)に示されるミニゲームの結果が表示されるようにしてもよい。このように、同じキャラクタが出現する場合でも、一言アドバイスなど、キャラクタに付加される表示が変更されてもよい。
また、この演出例において、一言アドバイスに換えて、遊技説明や機種のキャラクタの説明等のチュートリアル表示を行うようにしてもよい。
図131は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図131(A1)〜同図(A6)は、図130(f)に続く演出であって、別のミニゲームの演出例について示している。すなわち、図130(f)に示すタイミングで、OKボタン137eが操作されると、図131(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の上部に「本日の運勢占い−大吉を引け−」というタイトルが表示され、「大吉」の中身の宝箱を選択することをミッションとするミニゲームが開始される。なお、図131(A1)〜同図(A4)は、タイトルの表示が異なっていること以外は、図130(g)〜同図(j)と同様であるので、説明を省略する。
図131(A5)は、左下の宝箱BX2が開放された様子が示されている。具体的には、図131(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、左下の宝箱が開放し、ミニゲームの結果として、宝箱の中から姫のキャラクタHM3が登場するとともに、おみくじ占いの結果として「大吉」が表示される。「大吉」が表示されたことにより、ミニゲームのミッションが達成されたため、その旨の「ミッション達成」の表示が行われている。
その後、図131(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミッション達成」の表示に換えて、一言アドバイスとして「今日は絶好調の予感」という表示が行われ、遊技者に出玉獲得の期待感を与えるようにしている。この一言アドバイスも当否判定の結果に関連しない表示ということができる。
図131(B1)〜同図(B6)も、図130(f)に続く演出であって、ミッションを達成できなかった様子が示されている。なお、図131(B1)は、図131(A1)と同様の表示となっている。
そして、図131(B2)に示すタイミングで、右ボタン137dが操作されると、図131(B3)に示すように、カーソルCSLが右上の宝箱BX3を指示する。
そして、図131(B3)に示すタイミングで、演出ボタン136が操作されると、図131(B4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、右上の宝箱BX3がカーソルCSLに囲まれた状態で拡大表示され、左上の宝箱BX1、左下の宝箱BX2及び右下の宝箱BX4は、右下部分に縮小して表示される。これにより、右上の宝箱BX3が開ける宝箱として決定されたことが報知される。
その後、図131(B5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、右上の宝箱BX3が開放し、ミニゲームの結果として、宝箱の中から婆のキャラクタBAが登場するとともに、おみくじ占いの結果として「小吉」が表示される。「大吉」が表示されなかったことにより、ミニゲームのミッションが達成されなかったため、その旨の「達成ならず・・・」の表示が行われている。
その後、図131(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、「達成ならず・・・」の表示に換えて、一言アドバイスとして「ほどほどに・・・」という表示が行われ、遊技にのめりこみすぎないように注意喚起する様子が示されている。
図132は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図132(a)に示す装飾図柄表示装置208では、上述した客待ちデモ表示が表示されている。
そして、図132(b)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図132(c)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、メニュー画面が表示される。図132(c)に示されるメニュー画面では、会員登録、カスタマイズ、ミニゲーム、個人データクリア、終了の各項目が縦列に並んで表示され、その下方には、方向キー操作促進画像137pとともに「選択」の文字表示が行われ、また、OKボタン操作促進画像137q及びボタン画像136aとともに「決定」の文字表示が行われており、操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを移動させ、OKボタン137eあるいは演出ボタン137を操作することにより、カーソルCSLで指示された項目が実行されることが示されている。
ここで、「カスタマイズ」の項目が実行されると、各種設定についてのカスタマイズができる。カスタマイズ可能な設定の詳細については、後述する。
また、「個人データクリア」の項目が実行されると、パチンコ機100から今回遊技の結果及びミッション達成状況やオリジナルモードポイントの累積値を表す情報等が消去される。このとき、誤ってデータクリアされることを防止するために警告画面の表示を経由してもよい。
そして、図132(c)に示されるように、カーソルCSLが「会員登録」を指示している状態で下ボタン137bが1回操作されると、図132(d)に示すように、カーソルCSLが「カスタマイズ」を指示する。そして、カーソルCSLが「カスタマイズ」を指示している状態でOKボタン137eが操作されると、図34(e)に示すように、カスタマイズメニュー画面に移行する。
カスタマイズメニュー画面では、オートボタンモードのオン/オフ、エコモードのオン/オフ、プレミア予告出現率の設定、チュートリアル表示のオン/オフの各種設定が縦列に並んで表示され、その下方には、方向キー操作促進画像137pとともに「選択」の文字表示が行われ、また、OKボタン操作促進画像137qとともに「決定」の文字表示が行われており、操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを上下方向に移動し、左ボタン137c及び右ボタン137bを操作することで、カーソルCSLに指示された設定の変更を行うことができる。
ここで、「オートボタンモード」は、演出ボタン136や操作キーユニット137の各ボタンが自動で操作される演出モードである。オートボタンモードがオンに設定されると、オートボタンモードフラグがオン状態とされ、ボタン操作のタイミングを自動で判断し、操作を行う。例えば、演出ボタン136の連打操作を要求する連打操作演出が実行された場合には、適宜のタイミング毎(例えば、200ms毎)にボタン操作が自動で行われるように制御される。なお、この演出例では、「オートボタンモード」がオンに設定された場合には、各種ボタンを操作することなく、各種ボタンが自動で操作されるフルオートに設定するようにしたが、ボタンを長押しすることによりボタンの自動操作が行われる長押しオートに設定可能としてもよい。ここで、長押しオートとは、複数回の操作手段の操作を必要とする演出(ミニゲームを含む)において、操作手段による長押し操作が行われた場合に、連続的に複数回の操作がなされたこととする疑似的な操作のことである。この場合、長押しするために操作手段を操作した場合には、1回目の手動操作が行われたとして取り扱われる。例えば、上述した連打操作演出が実行された場合には、演出ボタン136を長押しすることにより、疑似的に連打操作を行うように制御される。また、フルオートとは、操作手段が操作されていない場合であっても、操作手段の操作を必要とするある演出において操作手段の操作がなされたこととする操作のことである。
また、「エコモード」は、例えば、待機状態が所定期間(例えば、30秒)維持された場合に消費電力を抑える目的で各種ランプ418を消灯する等、1又は複数の駆動装置の駆動を制限あるいは停止するモードである。本実施形態では、エコモードがオンとされた後、エコモードの開始条件が成立すると、各種ランプ418を消灯させ、装飾図柄表示装置208のバックライトの輝度を低下させる等を行う。なお、駆動を制限あるいは停止する対象のデバイスについては、適宜設定することができる。
また、「プレミア予告出現率」は、出現することにより最終的に大当り図柄が確定表示されることが確約される予告の出現率を示しており、「普通」に設定されると、第一の確率でプレミア予告が出現する通常確率用テーブルが用いられてプレミア予告の出現の抽選が行われ、「高」に設定されると、第一の確率よりも高い第二の確率でプレミア予告が出現する高確率用テーブルが用いられてプレミア予告の出現の抽選が行われるように制御される。
また、「チュートリアル」は、オフに設定されると、上述したチュートリアル表示が行われないように制御される。
図132(f)に示されるように、カーソルCSLが「オートボタンモード」を指示している状態で左ボタン137cが1回操作されると、図132(g)に示すように、「オフ」を指示していた「オートボタンモード」の設定が「オン」に変更される。
そして、図132(g)に示すように、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされた状態でOKボタン137eが1回操作されると、「オートボタンモード」の設定が「オン」に確定される。その後、演出ボタン136が1回操作されると、図34(h)に示すように、メニュー画面に移行する。なお、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされた状態でOKボタン137eが操作されず、演出ボタン136が操作された場合には、「オートボタンモード」の設定の結果を反映しないでメニュー画面に移行してもよいし、「オートボタンモード」の設定の結果を反映(確定)した上でメニュー画面に移行するようにしてもよい。
そして、図132(h)に示すように、カーソルCSLが「カスタマイズ」を指示している状態で下ボタン137bが1回操作されると、図132(i)に示すように、カーソルCSLが「ミニゲーム」を指示する。
そして、図132(i)に示すように、カーソルCSLが「ミニゲーム」を指示している状態でOKボタン137eが操作されると、図34(j)に示すように、ミニゲームが開始される。具体的には、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタが表示されるとともに、「番長覚醒ゲーム」というミニゲームの名称が表示され、その下方には、「ボタン連打で服を破れ」というミッションが表示されている。すなわち、このミニゲームでは、演出ボタン136の操作受付期間において演出ボタン136を連打し、所定回数の演出ボタン136の操作があったことを条件としてミッションが達成された場合に、番長の服が破ける表示を行ってミッション達成を報知する。
その後、図132(k)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタとともに、ボタン画像136aとボタン受付時間メーターMTが表示され、その上方には「START」の文字表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始された様子が示されている。この演出例では、上述したように、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされてフルオートに設定されているものの、ミニゲームにおいては、フルオートの設定が有効とならず、演出ボタン136の自動操作が行われないように構成されている。なお、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされて長押しオートに設定されている場合において、演出ボタン136が長押しされた場合でも、長押しオートの設定は有効とならず、最初の1回の手動操作された分のみが有効とされ、その後は演出ボタン136の自動操作は行われない。なお、この演出例において、ボタン受付時間メーターMTの表示態様の変化速度を、図柄変動表示の実行中に行われるミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTの表示態様の変化速度と異ならせてもよく、例えば、この演出例のように、客待ちデモ表示中に開始可能なミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTの表示態様の変化速度よりも、図柄変動表示の実行中に行われるミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTの表示態様の変化速度の方が早くてもよいし、遅くてもよい。また、客待ちデモ表示中に開始可能なミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTの表示態様の変化速度と、図柄変動表示の実行中に行われるミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMTの表示態様の変化速度とが同じであってもよい。また、この演出例では、ボタン画像136aの表示態様の数(例えば、デフォルトの表示態様の1種類)よりも、図柄変動表示の実行中に行われるミニゲームにおいて表示されるボタン画像136aの表示態様の数(例えば、デフォルトの表示態様、振動している表示態様、回転している表示態様、振動及び回転している表示態様の4種類)の方が大きくてもよいし、少なくてもよいし、客待ちデモ表示中に開始可能なミニゲームにおいて表示されるボタン画像136aの表示態様の数と、図柄変動表示の実行中に行われるミニゲームにおいて表示されるボタン画像136aの表示態様の数とが同じであってもよい。
その後、図132(l)〜同図(n)に示すように、演出ボタン136の押下操作が一度もないまま操作有効期間が経過すると、図132(o)に示すように、番長のキャラクタの表示態様は変化せず、番長のキャラクタの服を破くというミッションが達成されなかったことが示される。また、図132(o)に示される装飾図柄表示装置208では、「番長覚醒ゲーム」「終了」の表示が行われ、ミッションが終了したことが報知されている。
その後、図132(p)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、メニュー画面に移行する。
なお、この演出例において、ミニゲームの実行に関して遊技者が選択できるような構成としてもよく、例えば、メニュー画面から移行するカスタマイズメニュー画面において、ミニゲームを実行可能とするか否かについて設定することができるようにしてもよいし、実行可能なミニゲームの種類を選択できるようにしてもよい。
また、ミニゲームの結果としてカスタマイズされた演出が実行されやすいように構成されてもよく、例えば、通常では出現率がきわめて低い演出が実行されるような構成であれば、ミニゲームへの参加意欲を向上させることができる場合がある。
図133及び図134は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
図133(A1)〜同図(A6)は、図132(i)に続く演出であって、演出ボタン136を遊技者が連打操作した結果、ミッションが達成された様子が示されている。なお、図133(A1)〜同図(A2)は、図132(j)〜同図(k)と同様であるので、説明を省略する。
図133(A2)に示すタイミングでミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始されると、遊技者によって演出ボタン136が連打される。
すると、図133(A3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の操作回数に応じた数の星のエフェクト画像が表示される。星のエフェクト画像は、図133(A3)〜同図(A5)に示すように、操作回数が多くなるほど表示される星のエフェクト画像の数も多くなり、ミッションが達成される操作回数に近づくと、図133(A5)に示すように、サイズの大きい星のエフェクト画像が表示される。その後、さらに演出ボタン136が連打され、操作受付期間が経過するまでにミッションが達成される操作回数に達すると、図133(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタの着ている服が破けている様子が示され、「番長覚醒」「今日は絶好調だ」の表示が行われてミッションが達成されたことが報知される。
図133(B1)〜同図(B6)は、図132(i)に続く演出であって、ミニゲームにおいて長押しオートが有効とされる例を示しており、長押しオートによる演出ボタン136の疑似的な連打操作が行われた結果、ミッションが達成された様子が示されている。なお、図133(B1)〜同図(B2)は、図132(j)〜同図(k)と同様であるので、説明を省略する。
図133(B2)に示すタイミングでミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始されると、遊技者によって演出ボタン136が長押しされる。
すると、図133(B3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の押下操作に応じて、星のエフェクト画像が1つだけ表示される。しかしながら、疑似的な連打操作はまだ開始されていない。本実施形態では、長押しオートが有効とされている場合において、1回の押下操作を所望とするところ、疑似的な連打が開始されることによる誤操作を防止するため、演出ボタン136の長押しが開始されてから所定時間(例えば、500ms)経過すると疑似的な連打操作が開始されるように構成されている。この場合、長押しが開始された時点における1回の操作は受け付けられる。そのため、図133(A3)に示すタイミングにおける演出ボタン136の操作状態と比較すると、演出ボタン136の操作回数が少なく、また、星のエフェクト画像も図133(A3)に示す装飾図柄表示装置208における表示よりも少なくなっている。すなわち、遊技者による通常の連打操作が行われた場合と、長押しオートによる疑似的な連打操作が行われた場合とで、装飾図柄表示装置208における表示態様の変化の仕方が異なることがある。
演出ボタン136の長押しが開始されてから所定時間が経過して疑似的な連打操作が開始されると、図133(B4)〜同図(B5)に示すように、疑似的な操作による操作回数が多くなるほど表示される星のエフェクト画像も多くなり、ミッションが達成される操作回数に近づくと、図133(B5)に示すように、サイズの大きい星のエフェクト画像が表示される。その後、さらに演出ボタン136による疑似的な連打操作が行われ、操作受付期間が経過するまでにミッションが達成される操作回数に達すると、図133(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタの着ている服が破けている様子が示され、「番長覚醒」「今日は絶好調だ」の表示が行われてミッションが達成されたことが報知される。
図134(C1)〜同図(C7)は、図132(i)に続く演出であって、ミニゲームにおいて長押しオートが無効とされる例を示しており、長押ししたが疑似的な連打操作が行われず、その結果、ミッションが達成されなかった様子が示されている。なお、図133(B1)〜同図(B2)は、図132(j)〜同図(k)と同様であるので、説明を省略する。
図134(C2)に示すタイミングでミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始されると、遊技者によって演出ボタン136が長押しされる。
すると、図134(C3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の押下操作に応じて、星のエフェクト画像が1つだけ表示される。
しかしながら、この演出例では、長押しオートが無効とされているので、演出ボタン136の長押しが開始されてから所定時間が経過しても疑似的な連打操作が開始されない。そのため、図134(C4)に示すように、演出ボタン136の操作回数が増加しないため、星のエフェクト画像が増加しないばかりか、最後に演出ボタン136が操作されてから所定時間(例えば、2秒)が経過すると、表示されていた星のエフェクト画像の数が漸次減少し、図134(C5)に示すタイミングでは、星のエフェクト画像が完全に消去されている。その後、図134(C6)に示すように、操作受付期間が経過すると、図134(C7)に示すように、番長のキャラクタの表示態様は変化せず、番長のキャラクタの服を破くというミッションが達成されなかったことが示される。また、図134(C7)に示される装飾図柄表示装置208では、「番長覚醒ゲーム」「終了」の表示が行われ、ミッションが終了したことが報知されている。
図135は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図135は、1つのボタンの1回操作もしくは複数回操作を要求する演出(ミニゲームを含む)については、フルオート(もしくは、長押しオート)の機能が有効とされるが、操作キーユニット137を用いて選択することを要求する演出(ミニゲームを含む)については、フルオート(もしくは、長押しオート)の機能が無効とされる例について示されている。
図135(A1)〜同図(A6)は、図132(i)に続く演出であって、演出ボタン136を連打するミニゲームにおいてフルオートが有効とされる例を示しており、フルオートによる演出ボタン136の疑似的な連打操作が行われた結果、ミッションが達成された様子が示されている。なお、図135(A1)〜同図(A2)は、図132(j)〜同図(k)と同様であるので、説明を省略する。
図135(A2)に示すタイミングでミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始されると、フルオートが機能し、疑似的な連打操作が開始される。
すると、図135(A3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の疑似的な操作回数に応じた数の星のエフェクト画像が表示される。星のエフェクト画像は、図135(A3)〜同図(A5)に示すように、疑似的な操作による操作回数が多くなるほど表示される数も多くなり、ミッションが達成される操作回数に近づくと、図135(A5)に示すように、サイズの大きい星のエフェクト画像が表示される。その後、さらに演出ボタン136の疑似的な操作が継続して行われ、操作受付期間が経過するまでにミッションが達成される操作回数に達すると、図135(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタの着ている服が破けている様子が示され、「番長覚醒」「今日は絶好調だ」の表示が行われてミッションが達成されたことが報知される。
図135(B1)は、図130(f)に続く演出であって、別のミニゲームの演出例について示している。すなわち、ミニゲームが開始されると、図135(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の上部に「本日の運勢占い−大吉を引け−」というタイトルが表示され、「大吉」の中身の宝箱を選択することをミッションとするミニゲームが開始される。このミニゲームは、操作キーユニット137の各ボタンを操作してカーソルCSLを移動させ、演出ボタン136を操作することにより開放する宝箱を決定するものであり、複数のボタンを操作することによりミニゲームが行われるものであるから、フルオートの機能が無効となっている。そのため、図135(B1)に示す装飾図柄表示装置208が表示された後、いずれかのボタンが操作されない限りは表示状態に何らの変化も生じないようになっている。
一方、このようなミニゲームにおいてもフルオートを機能させるようにしてもよく、例えば、図135(B1´)に示すように、ミニゲームが開始すると、すぐにフルオートが機能して演出ボタン136が疑似的に操作され、図135(B2´)に示すように、左上の宝箱が自動的に選択されてしまうこととなる。すなわち、このように操作キーユニット137の各ボタンで宝箱を選択した上で演出ボタン136で開放する宝箱を決定するようなミニゲームにおいて、フルオートを機能させると、カーソルCSLが最初に指示する宝箱が開放する宝箱として勝手に決定されてしまい、遊技者の操作意図が全く反映されない場合がある。
本実施形態では、待機状態において当否判定の結果にかかわらない結果を導出するミニゲームを行うようにしたが、例えば、RTC(Real Time Clock)により所定の時間となると開始される演出において(待機状態及び図柄変動表示中の少なくともいずれか一方において)実行されるミニゲームにおいて実行するようにしてもよいし、遊技者の暇つぶしを目的とするため、遊技状態に関係なくいつでも実行するようにしてもよい。
図136及び図137は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。図136及び図137に示される演出例では、装飾図柄表示装置208の他、演出可動体224の様子も示されている。また、図136及び図137に示される演出例では、大当り遊技の実行中にミニゲームが開始される様子が示されている。なお、大当り遊技の実行中にミニゲームが必ず開始されるようにしてもよいし、開始されない場合があってもよい。
図136(a)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されており、大当りとなった様子が示されている。また、特図2の保留を表す、1番目の特図2の保留アイコンh21、2番目の特図2の保留アイコンh22、3番目の特図2の保留アイコンh23、4番目の特図2の保留アイコンh24は、いずれもデフォルトの表示態様で表示されている。なお、この演出例では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄の表示を行っていないが、これらの表示を行うようにしてもよい。
図136(b)では、大当り遊技が開始され1ラウンド目に移行した様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、「大当り開始」の表示を行って大当り遊技が開始されたことを報知するとともに、表示領域の右上には、大当り遊技の1ラウンド目であることを示す「1R」の表示と、今回の大当りにおける現在の獲得賞球数を示す「0GET」の表示も行われている。なお、初回の大当りから連荘が終了するまでの総獲得賞球数を表示するようにしてもよい。また、獲得賞球数には、1ラウンドにおける可変入賞口234への入賞球数が所定数(例えば、10個)となって可変入賞口234が閉状態となる間際に入賞(オーバー入賞)した遊技球に基づく賞球数を含めるようにしてもよいし、含めないようにしてもよい。また、図136(b)に示す装飾図柄表示装置208では、子パンダのキャラクタが登場し、コミカルな動作をする演出を行い、遊技者を楽しませることができる場合がある。なお、本実施形態に係るパチンコ機100が右打ち機である場合には、右打ちを指示する右打ち報知を行うようにしてもよい。
図136(c)では、大当り遊技の5ラウンド目が行われている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右上に、大当り遊技の5ラウンド目であることを示す「5R」の表示と、獲得賞球数を示す「735GET」の表示が行われている。この獲得賞球数は、大当りが開始してから、可変入賞口234に49球の遊技球が入賞したことによるものである。そして、図136(c)に示す装飾図柄表示装置208では、「次のラウンドでミニゲームが始まるよ」という表示が行われており、次のラウンド(6ラウンド目)でミニゲームが開始されることを予告している。
図136(d)は、6ラウンド目が開始された様子が示されている。具体期には、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右上に、大当り遊技の6ラウンド目であることを示す「6R」の表示と、獲得賞球数を示す「750GET」の表示が行われている。この獲得賞球数は、大当りが開始してから、可変入賞口234に50球の遊技球が入賞したことによるものである。そして、図136(d)に示す装飾図柄表示装置208では、「ミニゲームが始まるよ」という表示が行われており、これからミニゲームが開始されることを予告している。
その後、図136(e)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタが登場するとともに、サイコロの「1」の出目を示す表示と「が出れば役物動作UP」という表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「1」の出目が停止表示すると演出可動体224が動作する可能性が高いことが予告される旨が説明されている。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「765GET」を示しており、可変入賞口234への51球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。なお、大当り遊技の実行中に演出可動体224が動作すると、保留連荘が発生することが確約される。すなわち、大当り遊技中における演出可動体224の動作は、先読み予告の一例ということができる。
その後、図136(f)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が変動表示を開始するとともに、ボタン画像136aとボタン受付時間メーターMTが表示され、その上方には「押せ」の文字表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始された様子が示されている。なお、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「780GET」を示しており、可変入賞口234への52球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。
そして、図136(g)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図136(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が「3」の出目を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目とならなかったことが示されている。なお、図136(g)に示される装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「810GET」を示しており、図136(h)に示される装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「825GET」を示している。
そして、図136(i)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果として導出された「3」の出目を示す表示を拡大表示するとともに、ミニゲームのミッションが達成されなかったことを報知する「残念」の表示が行われる。したがって、この演出例では、演出可動体224が動作することはなく、保留連荘が行われるか否かの報知は行われないこととなる。なお、この演出例において、先読みした結果、保留連荘となる場合には、ミニゲームにおいて必ずミッションが達成し、演出可動体224が動作するようにしてもよいし、ミッションが達成されず、演出可動体224が動作しない場合があってもよい。また、ミッションが達成された場合に演出可動体224が必ず動作するようにしてもよいし、動作しない場合があってもよい。なお、図136(i)に示す装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「840GET」を示しており、可変入賞口234への56球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。
その後、大当り遊技が終了すると、図136(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「大当り終了」の表示が行われ、遊技者に大当り遊技が終了したことを報知する。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上には、16ラウンド目であることを示す「16R」の表示と、獲得賞球数が2400個であることを示す「2400GET」とが表示されている。
なお、この演出例のミニゲームでは、演出ボタン136の1回操作により行うものであるが、例えば、図34に示される「番長覚醒ゲーム」が開始され、ミッションが達成された場合に特典を付与(例えば、演出可動体224の動作予告)するようにしてもよい。
次に、図137を参照しながら、大当り遊技の実行中に行われるミニゲームにおいてミッションが達成された場合の様子について説明する。なお、図137(a)〜同図(d)は、図136(a)〜同図(d)と同様であるので、説明を省略する。
その後、図137(e)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームが開始された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタが登場するとともに、サイコロの「1」の出目を示す表示と「が出れば役物動作UP」という表示が行われ、ミニゲームが開始された後で演出ボタン136を操作し、サイコロの「1」の出目が停止表示すると演出可動体224が動作する可能性が高いことが予告される旨が説明されている。ここで、番長のキャラクタが服が破けた態様で表示されており、ミッションが達成される可能性が高いことを示唆している。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「765GET」を示しており、可変入賞口234への51球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。
その後、図137(f)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が変動表示を開始するとともに、ボタン画像136aとボタン受付時間メーターMTが表示され、その上方には「押せ」の文字表示が行われ、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間が開始された様子が示されている。なお、この演出例では、ボタン画像136aが回転及び振動している態様で表示されるとともに、演出ボタン136も
、例えば、カバー体の内部が回転するとともに振動している。これにより、ミッションが達成される可能性が高いことを示唆している。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「780GET」を示しており、可変入賞口234への52球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。
そして、図137(g)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図137(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、サイコロの図柄が「1」の出目を示す態様で停止表示し、ミッション達成の出目となったことが示されている。なお、図137(g)に示される装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「810GET」を示しており、図137(h)に示される装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「825GET」を示している。
そして、図137(i)に示す装飾図柄表示装置208では、ミニゲームの結果として導出された「1」の出目を示す表示を拡大表示するとともに、ミニゲームのミッションが達成されたことを報知する「やったぜ」の表示が行われる。また、その下方には「腕に注目」の表示が行われ、演出可動体224が動作する可能性があることが予告される。なお、図137(i)に示す装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「840GET」を示しており、可変入賞口234への56球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。
図137(j)は、7ラウンド目が開始された様子が示されている。具体期には、装飾図柄表示装置208では、表示領域の右上に、大当り遊技の7ラウンド目であることを示す「7R」の表示と、獲得賞球数を示す「900GET」の表示が行われており、大当りが開始してから可変入賞口234に60球の遊技球が入賞したことに基づく表示が行われている。
その後、図137(k)に示すタイミングで、演出可動体224の前腕部224bが動作し、この前腕部224bが装飾図柄表示装置208にオーバーラップする。これに対応して、装飾図柄表示装置208では、多数の星のエフェクト画像が表示され、演出可動体224の動作が装飾図柄表示装置208における表示に影響を与えるかのような表示が行われている。なお、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上に表示されている獲得賞球数は「915GET」を示しており、可変入賞口234への61球の遊技球の入賞に基づく表示が行われている。
その後、図137(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「保留連荘確定」の表示が行われ、大当りとなる図柄変動表示が保留されていることが報知される。すなわち、演出可動体224の動作と図137(l)における「保留連荘確定」の表示により先読み予告が行われている。
なお、この演出例において、ミッションの達成により保留連荘確定であることを報知するようにしてもよい。
本実施形態では、以上説明した複数種類のミニゲームのうちの1つまたは複数を組み合わせて実行可能に構成されている。
なお、これまでに説明した実施形態において、メインの演出におけるミッションで使用されるボタン(操作手段)とミニゲームにおけるミッションで使用されるボタン(操作手段)とが異なるようにしてもよい。
また、メインの演出の結果やミニゲームの結果は、装飾図柄表示装置208により表示してもよいし、他の表示手段(例えば、ミッション専用の表示装置等)を用いて表示してもよいし、他の演出手段(例えば、演出可動体224や遮蔽装置246等の可動手段、スピーカ120等の音出力手段、各種ランプ418や遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542等の発光手段等の他のデバイス)によって報知するようにしてもよい。
また、上述したミニゲームは、開始から終了まで一の図柄変動表示の実行中において行われるようにしてもよい、複数回の図柄変動表示に跨って実行されるようにしてもよい。
また、上述したミニゲームのように、ミニゲームが開始された場合は、必ず結果が報知される構成であるのが好ましいが、偽の予告として機能させる場合があってもよい。例えば、特図の変動表示の保留数が4つである状態の図柄変動表示では一般的に変動時間が短い場合があり、このような場合のときにミニゲームを開始したように見せかけて結果を報知せず、中断するようにしてもよい。このような構成によれば、遊技の演出を賑やかすことができる場合がある。
また、上述したミニゲームは、所定の条件が成立した場合に、中断あるいは中止する構成であってもよく、例えば、突然大当り(例えば、リーチ演出を経由せずに大当りの装飾図柄の組合せが表示される変動表示パターン等)が発生したり、RTC演出が開始したり、実行中の演出表示がワイプ等の表示に切り替わったり、扉開放エラーや磁気検知エラー等のエラーが発生した場合にミニゲームを中断するようにしてもよい。例えば、ミニゲームの実行中に突然大当りが発生してミニゲームを中断するようにした場合には、ミニゲームの結果を楽しみにしている期間にいきなり大当りとなって遊技者に意外性と喜びを与えることができる場合がある。RTC演出が開始する場合にミニゲームを中断するようにした場合には、RTC演出による他の遊技台との演出上のリンクを楽しませることができる場合がある。
また、ミニゲームが実行される表示領域が、遊技状態や演出モードやステージによって、位置や大きさが変化する構成であってもよい。
また、上述したミニゲームにおいて要求する操作態様としては、1回操作、連打操作、長押し操作、タイミング操作等、適宜の操作態様を採用することができる。これにより、遊技者の技量や遊技への参加意欲によりミニゲームの結果を変化させることができる場合がある。
また、図柄変動表示中にミニゲームが実行される場合には、リーチとなる前にミニゲームが開始されるようにしてもよい。リーチになると当該図柄変動表示の演出に注目される傾向があるため、リーチ前にミニゲームを開始することで、リーチ前における演出効果を高めることができる場合がある。
また、上述したミニゲームにおけるミッション達成の報酬としては、予告が行われることを予告するものであったが、ミニゲームにおけるミッション達成の報酬が予告あるいは先読み予告である場合があってもよい。例えば、図柄変動表示の実行中において行われるミニゲームの結果として当該変動予告あるいは先読み予告が行われ、大当り遊技の実行中において行われるミニゲームの結果として先読み予告が行われてもよい。
以下、図138〜図185を用いて、本発明に適用することができる他の遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。なお、図138〜図185に示す符号は、原則として図138〜図185を用いた説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図138〜図185を用いた説明では図138〜図185に示す符号を優先する。
<全体構成>
まず、図138を用いて、本実施の第二の形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、本実施形態に係るパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する前面枠扉開放センサ109を備える。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図140参照)の演出態様に変化を与える操作手段の一例としての演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させる演出ボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する不図示の球貸表示部と、を備える。演出ボタンランプ138は、例えば、フルカラーLEDにより構成され、多数色による発光が可能である。本実施形態において、演出ボタンランプ138は、操作手段の内側から光を照射可能な発光手段の一例である。さらに、操作手段の一例としての操作キーユニット137も備えている。なお、本実施形態では、演出ボタン136を第一の操作手段という場合があり、操作キーユニット137を構成する各ボタンを第二の操作手段という場合がある。操作キーユニット137の具体的構成については、後述する。また、下皿128が遊技球によって満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図139は、図140のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図140は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。本実施形態では、装飾図柄表示装置208は、複数種類の演出を実行可能な演出手段として機能する。また、本実施形態では、装飾図柄表示装置208は、複数種類の表示を実行可能な表示手段として機能する。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。本実施形態では、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214は、図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段として機能する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根部材232aを備え、羽根部材232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に羽根部材232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208、演出可動体225および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208、演出可動体225および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
演出可動体225は、家紋を模して円形状に形成され、遊技盤200の裏面側に配置されており、不図示の家紋モータによって上下方向に移動することができる。演出可動体225は、装飾図柄表示装置208の上方に退避する位置(退避位置)と、装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側で重なる位置(進出位置)とに変位可能となっている。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
<制御部>
次に、図141を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。ここで、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。なお、主制御部300と第1副制御部400とを双方向通信により構成してもよいし、主制御部300と払出制御部600とを双方向通信により構成してもよい。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、演出ボタン136の内部に設けられた演出ボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、演出ボタン136及び操作キーユニット137が有する各種ボタン(詳細は後述)の押下を検出する操作部センサ426と、遮蔽装置センサ430や操作部センサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
また、第1副制御部400には、電源制御部660から第1副制御部400に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路(図示省略)を設けており、この電圧監視回路は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路402に出力する。
また、第1副制御部400には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路。図示省略)を設けており、CPU404は、この起動信号出力回路から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する第1副制御部メイン処理を開始する)。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224,225の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224,225の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
<図柄の種類>
次に、図142(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
同図(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本発明にいう図柄の変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間(本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間(これも本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本発明にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。後述するように、図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。同図(a)には、図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されており、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄である。本実施形態のパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当り遊技終了後および15R大当り遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当り図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当り図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当り図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当り図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当り図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当り図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当り図柄であり、「特図H」は第2小当り図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当りは、2R時短無し大当りと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、本実施形態のパチンコ機100には、15R特別大当り図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当り図柄等の他の図柄についても同様である。
図142(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、「特図B」の15R大当りを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当りに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当りを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当り、「特図F」の突然通常と称される2R大当り、あるいは「特図G」の第1小当り、「特図H」の第2小当りを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当り、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当りを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同図(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図142(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この同図(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図143を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図143に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、電源基板に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、および特図タイマ乱数値それぞれを生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述するステップS207でも更新する。
主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図144を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図141に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施形態では特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特別図柄表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS203における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。第1特図始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図1当選乱数値として取得するとともに特図1乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図1乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。第2特図始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図2当選乱数値として取得するとともに特図2乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図2乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。普図始動口228へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。
ステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図142(c)に示す普図A)および外れ図柄(図142(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当りフラグ、第1小当りフラグ、第2小当りフラグ、第1はずれフラグ、第2はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図142(a)に示す特図A、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図B、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には特図C、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図D、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオンの場合には特図E、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグもオフの場合には特図F、第1小当りフラグがオンの場合には特図G、第2小当りフラグがオンの場合には特図H、第1はずれフラグがオンの場合には特図I、第2はずれフラグがオンの場合には特図Iそれぞれの態様となるように、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図A)、15R大当り図柄(特図B)、突然確変図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当り図柄(特図G)、第2小当り図柄(特図H)、第1はずれ図柄(特図I)、および第2はずれ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材234aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材234aを閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施例では15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数100回をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンすることもない。ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に大当りする可能性が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間および特図変動遊技の変動時間は短くなる。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、第2特別始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなりやすい。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開きやすい。また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に第2特図始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、はずれフラグがオンされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。
ステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。
ステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。
ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、主制御部メイン処理に復帰する。
一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、主制御部メイン処理に復帰する。
<第1副制御部400の処理>
図145を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
パチンコ機100に電源投入が行われると、まずステップS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップSC05の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。この演出制御処理では、例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS311では、演出ボタン136及び操作キーユニット137の各種ボタンの押下を検出していた場合、ステップS309で更新した演出データを各種ボタンの押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS313では、画像制御処理を行う。詳細は後述するが、この画像制御処理では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する。ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。
ステップS323では、ミッション達成判定処理(詳細は後述)を行い、ステップS325では、オリジナルモード制御処理(詳細は後述)を行った後に処理を終了する。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS503では、ステップS321で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
また、ステップS505では、上述の低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS507に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)には処理を終了する。ステップS507では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM408の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行う。
<画像制御処理>
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<第2副制御部500の処理>
次に、図146を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
パチンコ機100に電源投入が行われると、まずステップS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。ステップS713では、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力し、ステップS703に戻る。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、操作キーユニット137の具体的構成について、図147を参照しながら説明する。ここで、図147(a)は、図138に示す操作キーユニット137を示す図であり、(b)は、操作キーユニット137を模式的に示す図である。
図147(a)に示すように、操作キーユニット137は、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、OKボタン137e及びクリアボタン137fの6つのボタンを有して構成されている。なお、以下の説明では、説明を簡略化するために、操作キーユニット137の構成部分のうち、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d及びOKボタン137eについては、図147(b)に示す態様で表す場合がある。
本実施形態におけるパチンコ機100は、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンの長押し操作により、疑似的に連打操作を行う長押しオート連打機能を有している。ここで、長押し操作とは、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンが押下操作されている状態が所定時間(例えば、0.5秒)以上維持されている操作態様のことであり、連打操作とは、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンによる押下操作を複数回行う操作態様のことである。本実施形態では、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンを用いた演出の内容に応じて長押しオート連打機能を有効又は無効にしている。本実施形態において、長押しオート連打機能が有効な状態では、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンが継続して押下されている間、一定間隔(例えば、100ms間隔)による連打操作が疑似的に行われるように構成されている。また、本実施形態では、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンによる1回の押下操作(単発操作)を行わせる演出において、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンによる単発操作を適切に行わせるために、長押しオート連打機能は、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンの押下操作が開始されてから所定時間(例えば、500ms)が経過するまでは疑似的な連打操作が開始されないように構成されている。
続いて、本実施形態のパチンコ機における具体的演出例について説明する。
図148は、メニュー画面における表示例を示す図であり、図149は、図148に示すメニュー画面における表示例の続きを示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に画面が遷移する様子を示す。図148及び図149は、例えば、図柄変動表示が行われていない待機状態であるときに実行可能なメニュー画面において、各種設定が行われる様子を示している。
なお、本実施形態におけるメニュー画面は、遊技者による設定の変更を可能とするものであるが、このメニュー画面の他、例えば、遊技店側用の設定メニュー画面を表示し、これによって、遊技店側による各種設定の変更が可能に構成されてもよく、例えば、マスター音量や、店名の入力等ができるように構成されてもよい。また、スロットマシンにあっては、例えば、BBやRB等の確率を定めるための設定変更をメニュー画面で行うことができるようにしてもよい。
また、本実施形態では、待機状態であれば、メニュー画面を表示可能に構成されているが、例えば、電サポ状態(確変、時短)では、メニュー画面を表示することができないように構成されてもよい。
図148(a)に示される装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が停止表示されている。なお、図示はしていないが、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214は、いずれもはずれの表示態様で停止表示されており、特図1第四図柄t1及び特図2第四図柄t2も、それぞれ第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で停止表示されている。また、図示はしないが、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0である。すなわち、図148(a)に示される装飾図柄表示装置208では、待機状態の演出表示が行われている。
また、表示画面の下部には、演出ボタン136を表すアイコンとともに「でメニュー画面表示」という文字が表示されており、演出ボタン136が操作されることによりメニュー画面に移行することができることを報知している。
そして、図148(a)に示すように、遊技者により演出ボタン136が1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図148(b)に示されるようなメニュー画面(「設定画面」という場合もある。)が表示される。具体的には、メニュー画面では、音量及び光量の調整を行うための「音量光量調整」、パスワードを入力することで遊技者の遊技履歴を登録する「会員登録」、予告等の演出の出現頻度を設定するための「演出カスタマイズ」及び後述する長押しオート連打機能やオートボタン機能の設定を行う「操作補助設定」の4つのメニューが選択可能に表示されている。これらのメニューの下方には、上ボタン137a及び下ボタン137bのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、OKボタン137eのアイコンとともに「で決定」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136のアイコンとともに「で戻る」の文字が表示されており、上ボタン137a及び下ボタン137bを操作することにより、カーソルCLを移動させ、OKボタン137eを操作することにより、カーソルCLで示されたメニューを実行可能であることが報知されている。また、図148(b)では、演出ボタン136が操作されると、図148(a)に示される待機状態の演出表示に戻ることも報知されている。
本実施形態では、音量光量調整において、音量及び光量は、例えば、それぞれ0〜10の11段階から設定することができる。音量及び光量は、電源投入時にはデフォルトの値に設定され、デフォルトの値は、例えば、「5」に設定されている。なお、デフォルトの値は適宜設定可能であることは言うまでもない。また、本実施形態では、遊技者がメニュー画面における設定操作により、音量及び光量の設定変更を可能にしたが、遊技者による音量及び光量の少なくともいずれか一方について設定変更ができないようにしてもよい。
また、本実施形態では、メニュー画面における設定画面においてのみ音量や光量の設定変更が可能に構成されているが、例えば、設定画面を介することなく音量や光量の設定変更が可能に構成されてもよく、例えば、装飾図柄の変動表示中や装飾図柄の停止表示直後においては、設定画面を表示させることなく、操作キーユニット137を操作することにより、音量や光量の設定変更ができるようにしてもよい。
本実施形態では、メニュー画面において、上ボタン137aあるいは下ボタン137bの1回の操作毎にカーソルCLを1つずつ移動させることができ、また、メニュー画面では、後述する長押しオート連打機能が無効とされているので、長押し操作をしたことでは、カーソルCLを2以上移動させることができないようになっている。なお、メニュー画面において上ボタン137aあるいは下ボタン137bを長押し操作した場合に、カーソルCLを2以上移動させることができるようにしてもよい。
なお、待機状態の演出表示が行われている場合において、演出ボタン136の他にも、操作キーユニット137を構成する各ボタンのいずれかあるいは特定のボタン(例えば、OKボタン137e等)が押下された場合にもメニュー画面が表示されるようにしてもよい。また、メニュー画面が表示されている場合において、演出ボタン136の他にも、例えば、クリアボタン137fが押下された場合にもメニュー画面から待機状態の演出表示に戻るようにしてもよい。
そして、図148(c)に示すように、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合において、遊技者により下ボタン137bが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図148(d)に示すように、「会員登録」がカーソルCLで選択されてことを示す表示が行われる。
その後、遊技者により下ボタン137bがさらに1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図148(e)に示すように、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が行われる。すなわち、この演出例では、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合において、「演出カスタマイズ」のメニューは、下ボタン137bを2回操作(あるいは、上ボタン137aを2回操作)することにより選択可能な表示である。換言すれば、本実施形態において、メニュー画面では、長押しオート連打機能が無効とされている。そのため、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合において、「演出カスタマイズ」のメニューは、下ボタン137bを2回操作(あるいは、上ボタン137aを2回操作)しないと選択されない表示であるということもできる。
このように、本実施形態では、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示(第二の表示の一例)は、下ボタン137b(上ボタン137a)が複数回(例えば、2回)操作(第一の操作態様で操作)されたことに応じて表示される場合がある表示であり、下ボタン137b(上ボタン137a)が長押し操作(第二の操作態様で操作)されたことでは、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示が開始されないということができる。
また、本実施形態では、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示は、複数の選択肢のうちの一の選択肢が選択されている際の表示であるということもできる。
また、本実施形態では、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示は、メニュー画面(設定画面)において表示される表示であるということもできる。
また、本実施形態では、メニュー画面は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示を含む画面であり、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている表示(第三の表示の一例)が表示されている場合に、下ボタン137b(上ボタン137a)が複数回操作(第一の操作態様で操作)されると、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示(第二の表示の一例)の表示が開始される場合があり、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている表示(第三の表示の一例)が表示されている場合に、下ボタン137b(上ボタン137a)が長押し操作(第二の操作態様で操作)されたことでは、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示(第二の表示の一例)の表示が開始されないということもできる。
また、本実施形態では、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示は、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている表示が表示されている場合に、下ボタン137b(上ボタン137a)によってN回(N≧2)の操作があった場合に表示が開始される表示であるということもできる。
また、本実施形態では、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている表示は、図柄変動表示の表示中に開始されない表示であるということもできる。
続いて、図148(e)に示すように、装飾図柄表示装置208において、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている状態において、遊技者によりOKボタン137eが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図148(f)に示すような演出カスタマイズ設定画面が表示される。演出カスタマイズ設定画面では、予告等の演出の出現頻度をデフォルトの設定にする「通常モード」、偽の大当り予告報知を行わず、出現することにより大当りとなることが確定される大当り確定の予告のみを行う設定にする「一発告知モード」、「通常モード」では出現頻度の低い大当り確定のプレミア予告の出現頻度を向上させる設定にする「プレミアアップモード」の3つのメニューが選択可能に表示されている。
そして、図148(g)に示すように、「通常モード」がカーソルCLで選択されている場合において、遊技者によりOKボタン137eが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図148(h)に示すように、チビ姫のキャラクタとともに、「通常モードです」「いつもの演出が見れます」と表示して通常モードが設定されたことを報知するとともに、予告等の演出の出現頻度がデフォルトに設定される。
本実施形態では、上述したように、メニュー画面では長押しオート連打機能が無効とされているので、図148(e)に示されるように、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている場合において、遊技者によりOKボタン137eが長押し操作されたとしても、「通常モード」が設定されることはなく、演出カスタマイズ設定画面に表示画面が遷移した後に改めてOKボタン137eが操作されることにより「通常モード」が設定される。
一方、図148(f)に示されるように、「通常モード」がカーソルCLで選択されている場合において、下ボタン137bが2回押下操作されると、図148(g1)に示されるように、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が行われる。本実施形態では、上述したように、メニュー画面では長押しオート連打機能が無効とされているので、「通常モード」がカーソルCLで選択されている場合において、「プレミアアップモード」のメニューは、下ボタン137bを2回操作することにより選択可能な表示であり、換言すれば、下ボタン137bを2回操作しないと選択されない表示であるということもできる。すなわち、本実施形態において、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、第二の表示の一例ということができ、「通常モード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、第三の表示の一例ということができる。
そして、図148(g1)に示すように、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されている場合において、遊技者によりOKボタン137eが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図148(h1)に示すように、チビ姫のキャラクタとともに、「プレミア演出がたくさん見れます」と表示してプレミアアップモードが設定されたことを報知するとともに、プレミア予告の出現頻度が高くなるように設定される。
また、図148(e)に示されるように、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている場合において、下ボタン137bがさらに1回押下操作されると、図149(e2)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、「操作補助設定」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が行われる。本実施形態では、上述したように、メニュー画面では長押しオート連打機能が無効とされているので、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合において、「操作補助設定」のメニューは、下ボタン137bを3回操作することにより選択可能な表示であり、換言すれば、下ボタン137bを3回操作しないと選択されない表示であるということもできる。すなわち、本実施形態において、「操作補助設定」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、第二の表示の一例ということができる。
そして、図149(e2)に示すように、「操作補助設定」がカーソルCLで選択されている場合において、遊技者によりOKボタン137eが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図149(f2)に示すような操作補助設定画面が表示される。操作補助設定画面では、演出ボタン136あるいは操作キーユニット137を構成する各ボタンの連打操作の補助を行わない「補助なし」、演出ボタン136あるいは操作キーユニット137を構成する各ボタンを長押し操作することにより連打の補助を行う「長押しオート連打」、演出ボタン136等の操作に係る演出の実行中に、演出ボタン136あるいは操作キーユニット137を構成する各ボタンの操作が行われなくても、単発操作、長押し操作及び連打操作を疑似的に行う「オートボタン」の3つのメニューが選択可能に表示されている。
そして、図149(f2)に示すように、「補助なし」がカーソルCLで選択されている場合において、遊技者により下ボタン137bが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図149(g2)に示すように、「長押しオート連打」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が行われる。
その後、図149(h2)に示すように、遊技者によりOKボタン137eが1回押下操作されると、装飾図柄表示装置208では、図149(i2)に示すように、「長押しすると連打機能が発動します」と表示して長押しオート連打機能が有効となったことを報知するとともに、長押しオート連打機能が有効となるように設定される。本実施形態では、このようにして、長押しオート連打機能が有効となるように設定されることを条件として、演出ボタン136あるいは操作キーユニット137を構成する各ボタンの長押し操作による連打補助機能が発動するように構成されている。なお、この明細書において説明する実施形態において、長押しオート連打機能の設定を設けないようにして、長押しオート連打機能が常に有効な状態となるように構成されてもよい。
本実施形態では、メニュー画面では、長押しオート連打機能が無効となるように構成されているが、メニュー画面において長押しオート連打機能が有効となるように構成してもよく、例えば、上ボタン137a又は下ボタン137bが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルCLを移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者の選択の対象であるメニューが変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。また、この場合において、例えば、メニュー画面から演出カスタマイズ設定画面に遷移する等、設定画面が切り替わる前から上ボタン137a、下ボタン137bあるいはOKボタン137eが押下され続けている場合には、設定画面が切り替わった後は、疑似的な連打操作を行わず、設定画面が切り替わった後で上ボタン137a、下ボタン137bあるいはOKボタン137eを押し直すことにより疑似的な連打操作が再び行われるように構成されてもよい。また、カーソルCLの移動の際及び設定画面の遷移の際の少なくともいずれか一方では長押し操作による疑似的な連打操作が行われないようにしてもよい。
また、本実施形態によれば、メニュー画面において設定した結果が後述する長押しオート連打が機能する演出に影響する場合がある。例えば、メニュー画面において連打操作を行う演出についての難易度が設定でき、難易度が高い場合には、連打操作よりも長押しオート連打を機能させる方が成功する演出が行われやすいようにすることができる。また、音量光量設定画面で設定した音量及び光量は、長押しオート連打が機能する演出に反映される。
図150は、疑似連演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図150は、疑似連演出において複数回の演出ボタン136を操作する演出が行われる様子を示している。ここで、疑似連とは、特図の変動表示に応じて装飾図柄表示装置208で装飾図柄が変動表示されるが、1回分の特図の変動表示に対して、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cの全てにおいて装飾図柄の変動表示を仮停止させた後に、全ての装飾図柄を再度変動表示させる再変動表示を1回または複数回実行する装飾図柄の変動パターンを指す。すなわち、疑似連とは、1回の特図の変動表示に対して、装飾図柄が複数回変動しているように見せかける疑似変動のことである。
図150(a)に示すように、第1特図表示装置212において、特図1の図柄変動表示が開始されるとともに、これに対応して装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の右上隅部には、第1特図表示装置212の表示状態に対応して可変表示する特図1第四図柄t1が表示されている。特図1第四図柄t1では、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して、例えば、丸印内に表されている色が複数種類に変化する態様で変動表示が行われている。なお、特図1第四図柄t1は、図150以下では、説明の便宜のため、停止表示された図柄が認識できる態様で装飾図柄表示装置208に表示されているが、実際には、停止表示された図柄が遊技者に認識困難な態様で表示されている。なお、特図1第四図柄t1が遊技者に認識可能な態様で表示されていてもよい。
また、装飾図柄表示装置208の下部には、特図1の保留数をアイコンの数で表す保留表示領域が設けられている。この保留表示領域には、特図1の一つ目の保留に対応する第1の特図1保留表示h11と、特図1の二つ目の保留に対応する第2の特図1保留表示h12と、特図1の三つ目の保留に対応する第3の特図1保留表示h13と、特図1の四つ目の保留に対応する第4の特図1保留表示h14とが表示されている。図150(a)では、特図1の変動表示の保留数は1つであるので、第1特図保留ランプ218における1つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、装飾図柄表示装置208の保留表示領域では、これに対応して、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のうち、第1の特図1保留表示h11のみがデフォルトの表示態様(デフォルトの保留アイコン)で表示されており、その他の特図1保留表示については、保留されていない態様(例えば、グレーアウトされた態様の保留アイコン)で表示されている。なお、保留されていない態様での表示に代えて、保留アイコンを非表示とする態様としてもよい。
また、装飾図柄表示装置208の左下隅には、変動アイコンを表示する変動アイコン表示領域284が設けられている。変動アイコンは、例えば、特図の保留表示と関連した表示態様からなり、保留表示と同様の表示態様で表示される。変動アイコンは、例えば、その表示態様によって当該変動表示の表示結果についての予告(当該変動予告)を実行可能なものである。変動アイコンは、当該変動表示が開始された後で消去される。なお、変動アイコンの消去タイミングはこれに限定されず、例えば、当該変動表示の終了とともに消去されるようにしてもよい。
図150(b)に示す装飾図柄表示装置208では、第1停止が行われ、左図柄表示領域208aに「装飾3」が揺れ変動の態様で停止表示される。なお、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
図150(c)に示す装飾図柄表示装置208では、第2停止が行われ、右図柄表示領域208cに「装飾4」が揺れ変動の態様で停止表示される。なお、中図柄表示装置208bでは、装飾図柄の変動表示が続いている。
図150(d)に示す装飾図柄表示装置208では、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに「継続」の文字表示を含む疑似連図柄GGが揺れ変動の態様で停止表示される。この疑似連図柄GGが停止表示されることにより、疑似連が発生するか否かについて遊技者に期待させることができる。
続いて、図150(e)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMTが演出ボタン画像BTの下方に表示される。演出ボタン画像BT及び残時間メーターMTは、疑似連図柄GGに重ねて表示されている。これにより、演出ボタン136による操作を受付可能な状態であることが遊技者に報知される。
その後、図150(f)に示すタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図150(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の操作の結果、演出に成功して、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される旨の演出表示が行われる。具体的には、2回目の装飾図柄の変動表示の実行中であることを示す「×2」の表示が装飾図柄の上方に表示される。
そして、図150(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ停止表示されていた装飾図柄が再び変動し、1回目の疑似連演出が開始される。すなわち、2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、装飾図柄表示装置208では、同図(b)〜(c)において上述したのと同様にして、第1停止及び第2停止が行われた後、図150(i)に示すように、第3停止が行われ、中図柄表示領域208bに疑似連図柄GGが揺れ変動の態様で停止表示される。この疑似連図柄GGが停止表示されることにより、2回目の疑似連が発生するか否かについて遊技者に期待させることができる。
その後、図150(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、同図(e)に示して上述したのと同様に、演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMTも表示される。これにより、演出ボタン136による操作を受付可能な状態であることが遊技者に報知される。
その後、図150(k)に示すタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図150(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の操作の結果、演出に成功して、疑似連による3回目の装飾図柄の変動表示が開始される旨の演出表示が行われる。具体的には、3回目の装飾図柄の変動表示の実行中であることを示す「×3」の表示が装飾図柄の上方に表示される。その後は、図150(m)に示すように、2回目の疑似連演出が開始される。
上述した演出例では、疑似連を発生させるか否かを煽る演出(疑似連発生演出ということがある)が実行される毎に演出ボタン画像BTが表示され、また、疑似連発生演出が複数回実行されるため、演出ボタン画像BTも複数回表示されるが、一度に表示される演出ボタン画像BTは一つであり、演出ボタン画像BTの表示は疑似連発生演出の発生毎に断続的に行われることを示している。
また、上述した演出例では、演出ボタン136が押下されて演出に成功した例を示したが、疑似連演出を開始しない場合には、例えば、演出ボタン136の操作の結果、演出に失敗した旨の演出表示を実行し、はずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示するようにしてもよい。また、演出に失敗した旨の演出表示を実行した後、大当りの装飾図柄の組み合わせで停止表示するようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による所定時間(例えば、3秒)以上の長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例では、単発操作による演出ボタン136の演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、演出ボタン136が継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136による押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。すなわち、この演出例では、演出ボタン136が連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。この場合において、演出ボタン136の操作を受け付け可能な状態となっても演出ボタンランプ138を消灯させた状態としてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態における発光態様(例えば、赤色で発光)とは異なる発光態様(例えば、青色で発光)で演出ボタンランプ138を発光させるようにしてもよい。
このように、本実施形態において、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)は、第一の操作態様の一例である。また、演出ボタン136による所定時間以上の長押し操作は、第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い第二の操作態様の一例である。
そして、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、2回目以降に発生する演出ボタン136の操作の結果実行される疑似連による演出表示は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、2回目以降に発生する演出ボタン136の操作の結果実行される疑似連による演出表示は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合で、演出ボタン136の連打操作の結果実行される疑似連による演出表示は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
図151は、チャンス目演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図151は、チャンス目演出において複数回の演出ボタン136を操作する演出が行われた後、スーパーリーチに移行する様子を示している。ここで、チャンス目とは、装飾図柄が特定の組み合わせ(例えば、同色の異なる図柄の組み合わせ)で停止表示する態様のことであり、予告演出の一態様である。
図151(a)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われた後、左図柄表示領域208aにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「A」が停止表示され、中図柄表示領域208bにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「B」が停止表示され、右図柄表示領域208cにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「C」が停止表示され、チャンス目である装飾図柄の組み合わせで停止表示される。なお、第1特図表示装置212は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。
また、図151(a)では、特図1の変動表示の保留数は1つであるので、第1特図保留ランプ218における1つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、装飾図柄表示装置208の保留表示領域では、これに対応して、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のうち、第1の特図1保留表示h11のみがデフォルトの表示態様で表示されており、その他の特図1保留表示については、保留されていない態様で表示されている。
続いて、図151(b)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aに停止表示されたチャンス図柄「A」に重なるようにして、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BT1とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT1が演出ボタン画像BT1の下方に表示される。また、中図柄表示領域208bに停止表示されたチャンス図柄「B」に重なるようにして、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BT2とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT2が演出ボタン画像BT2の下方に表示される。また、右図柄表示領域208cに停止表示されたチャンス図柄「C」に重なるようにして、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BT3とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT3が演出ボタン画像BT3の下方に表示される。
その後、図151(c)に示すタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図151(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aに停止表示されていたチャンス図柄「A」が、殿様の顔を模した殿様図柄YM1に変更される。このとき、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1は殿様図柄YM1に重ねて表示されたままとなっているが、「PUSH」の文字表示は消去され、また、残時間メーターMT1は、ゲージが残り0秒である態様で表示される。
その後、図151(e)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様図柄YM1に重ねて表示されていた演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去され、殿様図柄YM1が視認容易な態様で表示される。なお、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去されるタイミングは適宜に設定することができ、例えば、チャンス図柄「A」から殿様図柄YM1に表示を変更するタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、チャンス図柄「A」から殿様図柄YM1に表示を変更するタイミングと同時のタイミングであってもよい。このことは、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいても同様である。また、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3に示された残り時間の表示は、上述した演出表示が行われている間にも引き続き更新されている。
また、図151(e)に示すタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図151(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄表示領域208bに停止表示されていたチャンス図柄「B」が、殿様図柄YM2に変更される。このとき、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2は殿様図柄YM2に重ねて表示されたままとなっているが、「PUSH」の文字表示は消去され、また、残時間メーターMT2は、ゲージが残り0秒である態様で表示される。なお、図151(e)では、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去される様子と、演出ボタン136による押下操作が行われた様子とが同時に表されているが、実際には、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去された後で、演出ボタン136による押下操作が行われている。なお、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1の消去と、演出ボタン136による押下操作とが同時のタイミングとなってもよいし、演出ボタン136による押下操作があった後で、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去されてもよい。また、演出ボタン136による押下操作があっても、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去されないようにしてもよいし、演出ボタン画像BT1のみが消去されてもよいし、残時間メーターMT1のみが消去されてもよい。
その後、図151(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様図柄YM2に重ねて表示されていた演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去され、殿様図柄YM2が視認容易な態様で表示される。また、残時間メーターMT3に示された残り時間の表示は、上述した演出表示が行われている間にも引き続き更新されている。
また、図151(g)に示すタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図151(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、右図柄表示領域208cに停止表示されていたチャンス図柄「C」が、殿様図柄YM3に変更される。このとき、演出ボタン画像BT3及び残時間メーターMT3は殿様図柄YM3に重ねて表示されたままとなっているが、「PUSH」の文字表示は消去され、また、残時間メーターMT3は、ゲージが残り0秒である態様で表示される。なお、図151(g)では、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去される様子と、演出ボタン136による押下操作が行われた様子とが同時に表されているが、実際には、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去された後で、演出ボタン136による押下操作が行われている。なお、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2の消去と、演出ボタン136による押下操作とが同時のタイミングとなってもよいし、演出ボタン136による押下操作があった後で、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去されてもよい。また、演出ボタン136による押下操作があっても、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去されないようにしてもよいし、演出ボタン画像BT2のみが消去されてもよいし、残時間メーターMT2のみが消去されてもよい。
その後、図151(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様図柄YM3に重ねて表示されていた演出ボタン画像BT3及び残時間メーターMT3が消去され、殿様図柄YM3が視認容易な態様で表示され、殿様図柄YM1〜YM3が揃った態様となる。すると、図151(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cが表示画面の左上隅に移動するとともに、スーパーリーチに移行した旨を示す「SPリーチ」の表示が行われる。なお、演出ボタン136による押下操作があっても、演出ボタン画像BT3及び残時間メーターMT3が消去されないようにしてもよいし、演出ボタン画像BT3のみが消去されてもよいし、残時間メーターMT3のみが消去されてもよい。
上述した演出例では、装飾図柄毎に演出ボタン画像BT1〜BT3が表示され、これらの演出ボタン画像BT1〜BT3は同時に複数表示されるとともに、演出ボタン136が操作される毎に演出ボタン画像BT1〜BT3が一つずつ消去されることを示している。
また、上述した演出例では、演出ボタン136が押下されて演出に成功し、全てのチャンス図柄が殿様図柄に変更されてスーパーリーチに移行する例を示したが、チャンス目演出が行われた後にスーパーリーチに移行しない場合には、例えば、演出ボタン136の操作の結果、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cに表示されたチャンス図柄のうちの少なくとも一つについて、チャンス図柄から殿様図柄とは異なる図柄(例えば、悪代官の顔を模した悪代官図柄)に変更する表示をして、スーパーリーチに移行しない旨を報知し、その後、はずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示するようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例では、単発操作による演出ボタン136の演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、演出ボタン136が継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136による押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。すなわち、この演出例では、演出ボタン136が連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、チャンス図柄「B」が殿様図柄YM2に変更される演出、及び、チャンス図柄「C」が殿様図柄YM3に変更される演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、チャンス図柄「B」が殿様図柄YM2に変更される演出、及び、チャンス図柄「C」が殿様図柄YM3に変更される演出は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合で、演出ボタン136の連打操作の結果チャンス図柄が殿様図柄に変更される演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
図152は、カットイン演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図152は、装飾図柄の変動表示中に複数回の演出ボタン136を操作する演出が行われる様子を示している。この演出例では、演出ボタン136による押下操作が行われる毎にカットイン画像を表示するカットイン演出が行われる。
図152(a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。なお、第1特図表示装置212は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。また、装飾図柄表示装置208の中央左側には、演出ボタン画像BT1とともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMT1が演出ボタン画像BT1の下方に表示されている。また、装飾図柄表示装置208の中央には、演出ボタン画像BT2とともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMT2が演出ボタン画像BT2の下方に表示されている。また、装飾図柄表示装置208の中央右側には、演出ボタン画像BT3とともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMT3が演出ボタン画像BT3の下方に表示されている。
また、図152(a)では、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208における保留表示を行っていないが、上述したようにして保留表示を行うようにしてもよい。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図152(b)に示すように、残時間メーターMT1〜MT3が、1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。
そして、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図152(c)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央左側に表示された演出ボタン画像BT1とともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMT1が表示される。このとき、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3の更新表示は停止される。すなわち、演出ボタン136の操作受付残り時間は減少しない。なお、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3の更新表示を停止させない(演出ボタン136の操作受付残り時間を減少させる)ようにしてもよい。
その後、図152(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン画像BT1及び残時間メーターMT1が消去される。
続いて、図152(e)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一のカットイン画像CI1が表示される。第一のカットイン画像CI1は、演出ボタン画像BT2及び演出ボタン画像BT3に重なるようにして表示される。
その後、図152(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一のカットイン画像CI1が消去されて、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3の更新表示が再開され、演出ボタン136の操作受付が再開される。
その後、例えば、さらに1秒が経過したタイミングとなると、図152(g)に示すように、残時間メーターMT2及び残時間メーターMT3が、さらに1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージがさらに1秒分減少した態様で表示される。
そして、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図152(h)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央に表示されていた演出ボタン画像BT2とともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMT2が表示される。このとき、残時間メーターMT3の更新表示は停止される。なお、残時間メーターMT3の更新表示を停止させない(演出ボタン136の操作受付残り時間を減少させる)ようにしてもよい。
その後、図152(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン画像BT2及び残時間メーターMT2が消去される。
続いて、図152(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第二のカットイン画像CI2が表示される。第二のカットイン画像CI2は、演出ボタンBT3に重なるようにして表示される。また、第二のカットイン画像CI2は、第一のカットイン画像CI1よりも表示される範囲が上下方向に拡大している。
その後、図152(l)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第二のカットイン画像CI2が消去されて、残時間メーターMT3の更新表示が再開され、演出ボタン136の操作受付が再開される。
その後、例えば、さらに1秒が経過したタイミングとなると、図152(m)に示すように、残時間メーターMT3が、さらに1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージがさらに1秒分減少した態様で表示される。
そして、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図152(n)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央右側に表示されていた演出ボタン画像BT3とともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMT3が表示される。
その後、図152(o)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン画像BT3及び残時間メーターMT3が消去される。
続いて、図152(p)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三のカットイン画像CI3が表示される。第三のカットイン画像CI3は、装飾図柄表示装置208の表示画面全体にわたって表示される画像である。
上述した演出例では、3回の演出ボタン136の押下操作を行い、演出ボタン136が押下される毎に、演出に成功したとしてカットイン画像が表示される例を示したが、3回の演出ボタン136の押下操作のうちのいずれか一つ又は二つについてのみカットイン画像が表示されるようにしてもよく、また、3回の演出ボタン操作136eの押下操作のいずれの場合もカットイン画像が表示されないようにしてもよい。
また、これらのカットイン画像は、演出ボタン136の押下操作が行われない場合にも表示されるようにしてもよい。このとき、演出ボタン136の押下操作が行われた場合と、行われない場合とで異なる表示態様としてもよいし、同じ表示態様としてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例では、単発操作による演出ボタン136の演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、演出ボタン136が継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136による押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。このとき、演出ボタン136の操作を受け付け可能な状態となると、すぐに演出ボタン136による疑似的な押下操作が行われるので、残時間メーターの更新が演出ボタン136の操作を受け付け可能な状態で行われる場合には、残時間メーターの残り時間の表示態様がほとんど変化しないで3つのカットイン画像を表示させることができる場合がある。すなわち、この演出例では、演出ボタン136が連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、第二のカットイン画像CI2が表示される演出、及び、第三のカットイン画像CI3が表示される演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、第二のカットイン画像CI2が表示される演出、及び、第三のカットイン画像CI3が表示される演出は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合で、演出ボタン136の連打操作の結果カットイン画像が表示される演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
図153は、カットイン演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図153(a−1)〜(a−6)は、装飾図柄の変動表示中において演出ボタン136の単発操作による演出が行われる様子を示しており、図153(b−1)〜(b−6)は、オートボタン機能が有効な状態となっているときに、演出ボタン136の単発操作による演出が行われる様子を示している。ここで、オートボタン機能とは、演出ボタン136の操作に係る演出の実行中に、演出ボタン136の操作が行われなくても、単発操作、長押し操作及び連打操作を疑似的に行う機能である。本実施形態では、演出ボタン136を用いた演出の内容に応じてオートボタン機能を有効又は無効にしている。また、オートボタン機能が有効となっている状態において、演出ボタン136を用いた演出の内容に応じて、単発操作、長押し操作及び連打操作のうちのいずれか一つ又は二つの機能だけ有効となるように構成されていてもよい。
図153(a−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾4」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果(例えば、白色丸印)で確定表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯している。すなわち、演出ボタンランプ138が消灯とされることで、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示される。なお、演出ボタン136の操作受付状態でない場合には、特定の色(例えば、青色)で演出ボタンランプ138を発光させるようにしてもよい。ここで、発光する色は青に限らず、適宜の色に設定することができる。このように、本実施形態では、演出ボタン136は、操作受付状態でない場合には、第二の状態となるということができる。
特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、図153(a−2)に示すように、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の左上隅に表示されている。
その後、図153(a−3)に示されるタイミングで演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。なお、発光する色は赤に限らず、適宜の色に設定することができる。このように、本実施形態では、演出ボタン136は、操作受付状態となった場合には、第一の状態となるということができる。
そして、図153(a−4)に示されるタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図153(a−5)に示すように、演出ボタン画像BTとともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示される。
続いて、図153(a−6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI4が表示される。
なお、上述した演出例では、演出ボタン136による押下操作がなされた後、図153(a−5)に示すように、演出ボタン画像BTとともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示されるようにしたが、このような表示を行わないようにしてもよい。
一方、図153(b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾4」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果(例えば、白色丸印)で確定表示されている。なお、演出ボタンランプ138は、オートボタン機能が有効な状態となっていることを示す緑色に発光している。なお、発光する色は緑に限らず、適宜の色に設定することができる。このように、本実施形態では、演出ボタン136は、オートボタン機能が有効な状態である場合には、第三の状態となるということができる。
特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、図153(b−2)に示すように、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の左上隅に表示されている。
その後、図153(b−3)に示されるタイミングで演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。
その後、演出ボタン136押下の受付期間の半分の期間が経過すると、オートボタン機能により、図153(b−4)に示されるタイミングで、演出ボタン136による単発操作が疑似的に行われる。
すると、図153(b−5)に示すように、演出ボタン画像BTとともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示される。
続いて、図153(b−6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI4が表示される。
なお、上述した演出例では、オートボタン機能により演出ボタン136の操作が疑似的に行われた後、図153(b−5)に示すように、演出ボタン画像BTとともに表示されていた「PUSH」という文字が消去されるとともに、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示されるようにしたが、このような表示を行わないようにしてもよい。
上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作を行い、単発操作が行われると、演出に成功したとしてカットイン画像が表示される例を示したが、単発操作が行われても、演出に失敗したとしてカットイン画像を表示しないようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。
また、上述した演出例において、オートボタン機能により演出ボタン136の操作が疑似的に行われた場合に実行される演出内容(カットイン画像CI4の表示)は、演出ボタン136による単発操作が行われた場合に実行される演出内容と同じとなっているが、オートボタン機能により演出ボタン136の操作が疑似的に行われた場合に実行される演出内容が、演出ボタン136による単発操作が行われた場合に実行される演出内容と異なる場合があってもよいし、必ず異なってもよい。
図153に示す演出例は、単発操作の演出における演出ボタン136の通常の操作を受け付け可能な状態と、オートボタン機能が有効になっている状態とで、演出ボタンランプ138の発光態様が異なることを示している。
図154は、保留変化予告の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図154(a−1)〜(a−7)及び図154(b−1)〜(b−8)は、演出ボタン136の操作により保留アイコンの表示態様が変化する保留変化予告が行われている様子を示している。
図154(a−1)に示すように、第1特図表示装置212において、特図1の図柄変動表示が開始されるとともに、これに対応して装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の右上隅部には、特図1第四図柄t1が表示されている。特図1第四図柄t1では、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して、上述したようにして変動表示が行われている。
図154(a−1)では、特図1の変動表示の保留数は3つであるので、第1特図保留ランプ218における3つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、装飾図柄表示装置208の下部の保留表示領域では、これに対応して、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のうち、第1の特図1保留表示h11、第2の特図1保留表示h12及び第3の特図1保留表示h13がデフォルトの表示態様で表示されており、第4の特図1保留表示h14については、保留されていない態様で表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の左下隅には、変動アイコン表示領域284が設けられている。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入球すると、図154(a−2)に示すように、特図1の変動表示の保留数が4に増加し、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯する。そして、装飾図柄表示装置208の下部の保留表示領域では、これに対応して、第4の特図1保留表示h14がデフォルトの表示態様で表示される。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるようにして、演出ボタン画像BTHが小さく表示される。
その後、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図154(a−3)に示すように、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンが変形するアニメーション表示が開始される。図154(a−3)では、円形で表示された保留アイコンが横方向に伸びて楕円形に変化するアニメーションが表示されている。なお、このとき、演出ボタン画像BTHは引き続き表示されているが、演出ボタン136が操作されたタイミングで消去するようにしてもよい。その後は、図154(a−3)〜同図(a−5)に示すように、所定の演出実行期間(例えば、2秒間)だけ、保留アイコンが縦方向に伸びたり横方向に伸びたりするアニメーションが続けられる。
その後、図154(a−6)に示すように、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンが破裂するアニメーションが表示された後、図154(a−7)に示すように、保留アイコンが殿様の顔を模した予告表示態様に変化する。
一方、図154(b−1)では、特図1の図柄変動表示中の様子が示されている。このとき、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14は、いずれもデフォルトの表示態様で表示されている。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるように、演出ボタン画像BTHが小さく表示されている。
その後、図柄停止表示のタイミングとなると、図154(b−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の組み合わせが、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾2」−「装飾3」−「装飾3」で確定表示される。また、第1特図表示装置212では、はずれの表示結果で確定表示され、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。
この状態で、例えば、演出ボタン136による1回の押下操作がなされても、図154(b−3)に示すように、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンが変形するアニメーション表示は開始されない。すなわち、この演出例では、図柄の停止表示中では、演出ボタン136の操作を受け付けないようにしている。なお、図柄の停止表示中においても、演出ボタン136の操作を受け付けるようにしてもよい。ここで、図柄の停止表示中とは、特図の停止表示中であってもよいし、装飾図柄の停止表示中であってもよい。
その後、図154(b−4)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に消去するとともに、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンは、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。
上述したようにして図柄変動表示が開始された後、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図154(b−5)に示されるタイミングで、第3の特図1保留表示h13における保留アイコンが変形するアニメーション表示が開始され、その後は、図154(b−5)〜同図(b−6)に示すように、所定の演出実行期間だけ、保留アイコンが縦方向に伸びたり横方向に伸びたりするアニメーション表示が続けられる。
その後、図154(b−7)に示すように、第3特図1保留表示h13における保留アイコンが破裂するアニメーションが表示された後、図154(b−8)に示すように、保留アイコンが殿様の顔を模した予告表示態様に変化する。
なお、上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作を行い、単発操作が行われると、演出に成功したとして保留アイコンを変化させる表示を行う例を示したが、単発操作が行われても、演出に失敗したとして保留アイコンを変化させる表示を行わないようにしてもよく、例えば、演出ボタン136による単発操作が行われると、保留アイコンが変形するアニメーション表示を行った後、再びデフォルトの表示態様となる演出表示を行うようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。この場合、例えば、長押し操作中に図柄の変動表示が終了して停止表示された場合には、次の図柄変動表示が開始した後で、演出ボタン136を押しなおして長押し操作を行うことを要するようにしてもよいし、図柄の停止表示中においても引き続き長押し操作を有効なものとしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよい。この場合、例えば、長押し操作中に図柄の変動表示が終了して停止表示された場合には、次の図柄変動表示が開始した後で、長押しオート連打機能を有効にさせるために演出ボタン136を押しなおすことを要するようにしてもよいし、図柄の停止表示中においても引き続き長押し操作を継続した場合でも長押しオート連打機能を継続して有効なものとしてもよい。また、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。また、オートボタン機能を有効にして演出ボタン136の操作が疑似的に行われるようにしてもよい。
図155は、演出可動体を用いた演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図155は、スーパーリーチにおいて演出ボタン136を操作する演出が行われる様子を示している。なお、図155に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220を装飾図柄表示装置208の右側下方に示している。
図155(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。
特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図保留表示h14は、いずれも保留されていない態様で表示されている。
また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の右側端部に重なるようにして演出可動体224が配置されている様子が示されている。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、図155(b)に示すように、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。
そして、図155(c)に示すようにしてスーパーリーチに移行した後、装飾図柄表示装置208では、図155(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す「ボタンを押せ」の文字表示が行われる。
そして、図155(e)に示すタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図155(f)に示すように、演出可動体224が鎖線で示される初期位置(第一の位置)から、実線で示される位置(第二の位置)に変位する。
なお、上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作を行い、単発操作が行われると、演出に成功したとして演出可動体224が移動する例を示したが、単発操作が行われても、演出に失敗したとして演出可動体224が移動しないようにしてもよい。また、単発操作が行われると、演出可動体224が第二の位置に向かって移動するが、演出に失敗したとして移動の途中で第一の位置に戻るように動作してもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が演出されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が演出されるようにしてもよい。このとき、例えば、演出ボタン136が押下される毎に、徐々に位置が変わるようにしてもよいし、第一の位置で搖動するようにしてもよいし、第一の位置から第二の位置に向けて徐々に移動するようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、例えば、図155(d)に示すような表示が行われて演出ボタン136の操作の受け付けが可能となるよりも前から演出ボタン136が継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136の操作の受け付けが可能となったときに疑似的に演出ボタン136が押下されたとして演出可動体224が移動するように構成されてもよい。その後、演出ボタン136が継続して押下され続けている状態で、さらに、演出ボタン136を操作する他の演出が発生した場合には、当該発生した演出において、疑似的に演出ボタン136が押下されたとして操作の結果が表示あるいは演出されるようにしてもよい(換言すれば、演出ボタン136が連打された場合にも操作の結果が表示あるいは演出され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示あるいは演出されるようにしてもよい)し、長押しオート連打機能を無効化して疑似的に演出ボタン136が押下されたものとしないようにしてもよい。また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
図156は、演出ボタンの単発操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図156は、リーチ演出において、演出ボタン136の単発操作による演出が行われる様子を示している。
図156(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、この演出例では、特図1第四図柄t1の下方に特図2第四図柄t2が表示されている。特図2第四図柄t2では、第2特図表示装置214の図柄変動表示に対応して、例えば、四角印内に表されている色が複数種類に変化する態様で変動表示が行われるものである。図156(a)に示すように、第2特図表示装置214が、はずれの表示結果で確定表示されているので、特図2第四図柄t2は、第2特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果(例えば、白色四角印)で確定表示されている。図156以下では、説明の便宜のため、特図2第四図柄t2について、停止表示された図柄が認識できる態様で装飾図柄表示装置208に表示されているが、実際には、停止表示された図柄が遊技者に認識困難な態様で表示されている。なお、特図2第四図柄t2が遊技者に認識可能な態様で表示されていてもよい。なお、図156(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図156(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図156(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。この演出例では、変動アイコンh00が消去されるタイミングを、装飾図柄が確定表示するタイミングとしたが、適宜のタイミングに設定することができ、例えば、装飾図柄が確定表示するよりも前のタイミングであってもよく、また、リーチ演出が開始されるよりも前のタイミングであってもよい。なお、変動アイコンh00は、デフォルトの表示態様で表示する場合には、デフォルトの表示態様である保留アイコンと同じ表示態様で表示される。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図156(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図156(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「押せ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。
そして、図156(e)に示されるタイミングで演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図156(f)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI5が表示される。
上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作を行い、単発操作が行われると、演出に成功したとしてカットイン画像が表示される例を示したが、単発操作が行われても、演出に失敗したとしてカットイン画像を表示しないようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。また、上述した演出例において、オートボタン機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。
図157は、演出ボタンの単発操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図157は、リーチ演出において、演出ボタン136の単発操作による演出が行われる様子を示している。
図157(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。なお、本実施形態において、演出ボタンランプ138が点灯している状態では、基本的に操作受付状態とするようにしてもよい。この場合において、演出ボタンランプ138が消灯している場合でも操作受付状態であったり、演出ボタンランプ138が点灯している場合でも操作受付状態であったりしてもよい。また、演出ボタンランプ138が点灯している場合は常に操作受付状態であるが、演出ボタンランプ138が消灯している場合であっても常に操作非受付状態であるとは限らないようにしてもよい。
また、図157(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けているが、長押しオート連打機能は無効の状態とされている。
その後、図157(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様である変動アイコンh00に変化する。また、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図157(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図157(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「押せ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、このとき、長押しオート連打機能が無効の状態となっているので、演出ボタン136の操作が受け付けられていない。操作が受け付けられるようにするには、一度演出ボタン136の押下を解除して、再度、演出ボタン136を押下する必要がある。
そして、図157(e)〜同図(f)に示すように、演出ボタン136の操作受付期間の間も演出ボタン136が引き続き押下され続けた後、図157(g)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メーターMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。その後、図157(h)に示すように、最終的にはカットイン画像CI5が表示される。
なお、この演出例において、演出ボタン136が有効に操作されなかった場合には、カットイン画像CI5を表示しないようにしてもよいし、図156(f)に示されるカットイン画像CI5とは異なる表示態様のカットイン画像が表示されるようにしてもよい。
図158は、演出ボタンの単発操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図158は、リーチ演出において、演出ボタン136の単発操作による演出が行われる様子を示している。
図158(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図158(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、オートボタン機能が有効な状態であり、装飾図柄表示装置208の左下には、その旨を示す「オート設定」の文字表示が行われている。なお、この演出例では、演出ボタンランプ138は消灯された状態となっているが、上述したようにして緑色に発光させるようにしてもよい。また、この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けているが、長押しオート連打機能は無効の状態とされている。
その後、図158(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様である変動アイコンh00に変化する。また、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図158(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図158(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「押せ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。なお、オートボタン機能が有効な状態であることを示す緑色の発光態様であってもよい。
そして、図158(e)〜同図(f)に示すように、演出ボタン136が引き続き押下され続けた後、図158(g)のタイミングで所定のオートボタン機能発動時間(例えば、演出ボタン136が操作受付状態となってから2.5秒経過したタイミング)となると、オートボタン機能が発動して演出ボタン136による単発操作が疑似的に行われる。すると、図158(h)に示すように、カットイン画像CI5が表示される。
なお、この演出例において、オートボタン機能が発動して演出ボタン136が疑似的に操作された場合には、図156(f)や図157(h)に示されるカットイン画像CI5とは異なる表示態様のカットイン画像が表示されるようにしてもよい。
図159は、演出ボタンの連打操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図159は、リーチ演出において、演出ボタン136の連打操作による演出が行われる様子を示している。
図159(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図159(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図159(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図159(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図159(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図159(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。すなわち、連打操作演出が開始される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。この連打メーターRDは、演出ボタン136の操作回数に応じてゲージが増加するように表示されるものであり、ゲージが満タンになると、演出に成功したとして、予告演出が実行されるように構成されている。
そして、図159(e)〜同図(g)に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされると、演出ボタン136の操作回数に応じて連打メーターRDのゲージが増加していく。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の操作の有無にかかわらず、演出ボタン136の操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図159(g)に示すタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、3/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図159(h)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、演出ボタン136による連打操作を行い、連打操作が行われた結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。なお、連打メーターRDのゲージを満タンにすることを可能とするか否かについては、特図の表示結果に基づいて決定される。すなわち、連打メーターRDのゲージを満タンにすることを可能としない場合には、いくら演出ボタン136を連打したとしても、ゲージが満タンとなることはない。
また、上述した演出例では、演出ボタン136(第一の操作手段の一例)による連打操作が行われて演出に成功した場合に、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしたが、例えば、OKボタン137e(第二の操作手段の一例)による連打操作が行われた場合でも、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われるようにしてもよい。このとき、OKボタン137eによる長押しオート連打機能は無効として、OKボタン137eによる長押し操作では、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われないようにしてもよい。また、OKボタン137eによる長押しオート連打機能を有効として、OKボタン137eによる長押し操作によっても、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われるようにしてもよく、この場合、ボタンの大きさの違いやストロークの違い等、演出ボタン136とOKボタン137eとの操作性に違いがあるので、遊技者は、好みのボタンを選択して操作することができる場合がある。また、OKボタン137eは演出ボタン136よりも小さく、演出ボタンランプ138等の発光手段を備えていないので、遊技者はOKボタン137eが操作有効状態であるのか否かがわかりにくく、OKボタン137eによる操作は、例えば、攻略誌やインターネット等でその情報を得ている上級者向けであるということができる。ここで、OKボタン137eを、演出ボタン136よりも左側や下方等に設けて、左手でOKボタン137eを操作しやすくするようにしてもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136(第一の操作手段の一例)による連打操作が行われて演出に成功した場合に、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしたが、例えば、OKボタン137e(第二の操作手段の一例)を1回操作しただけで、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われるようにしてもよい。この場合、OKボタン137eの1回操作で演出が行われる旨を報知しないようにしてもよい。その結果、裏ボタン演出の存在を知っている遊技の熟練者に優越感を与えることができる場合がある。
この演出例において、連打操作演出は、図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、操作手段を第一の操作態様で連続的に操作させることを促す第三の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
なお、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、演出ボタン136の操作受付期間において、演出ボタンランプ138を第二の状態としてもよい。すなわち、演出ボタンランプ138を発光していない状態としてもよいし、青色に発光させるようにしてもよい。
図160は、演出ボタンの連打操作による演出において長押しオート連打が行われている様子を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図160は、リーチ演出において、演出ボタン136の連打操作による演出が行われる様子を示している。
図160(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図160(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図160(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図160(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図160(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図160(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。
この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、遊技者は、図160(d)に示すような表示が行われた後、演出ボタン136の長押し操作を開始する。
そして、図160(e)〜同図(g)に示すように、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、連打メーターRDのゲージが増加していく。この場合、長押し操作の開始時には、演出ボタン136が押下されたことによる1回の操作が受け付けられ、その後、上述したように所定時間(例えば、0.5秒)操作が維持されると、疑似的な連打操作が開始される。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の操作の有無にかかわらず、演出ボタン136の操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図160(g)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、4/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図160(h)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、長押しオート連打機能による演出ボタン136の疑似的な連打操作を行い、その結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、例えば、長押し操作を4秒間行って連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。すなわち、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数(例えば、20回)操作されたものとして第一の演出が開始可能に構成されているということができる。
この演出例において、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。換言すれば、この演出例では、演出ボタン136が連打された場合にも操作の結果(第一の演出)が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果(第一の演出)が表示されるということができる。
このように、本実施形態では、連打操作演出に成功して表示されるカットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知は、演出ボタン136が複数回操作(第一の操作態様で操作)されたことに応じて実行される場合がある演出であり、演出ボタン136の長押し操作(第二の操作態様で操作)されると、連打操作演出に成功して表示されるカットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が開始される場合があるということができる。
また、本実施形態では、連打操作演出に成功して表示されるカットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知は、図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であるということもできる。
図161は、演出ボタンの連打操作による演出において長押しオート連打が行われている様子を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図161は、リーチ演出において、演出ボタン136の連打操作による演出が行われる様子を示している。
図161(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図161(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図161(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、遊技者は、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136を継続的に押下し続けている。
その後、図161(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図161(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図161(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。
そして、図161(e)〜同図(g)に示すように、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、連打メーターRDのゲージが増加していく。この演出例では、遊技者によって、既に演出ボタン136の長押し操作が開始されているので、演出ボタン136が操作受付状態となったときから疑似的な連打操作が開始される。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の操作の有無にかかわらず、演出ボタン136の操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図161(g)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、5/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図161(h)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、長押しオート連打機能による演出ボタン136の疑似的な連打操作を行い、その結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。すなわち、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして第一の演出が開始可能に構成されているということができる。
この演出例において、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
図162は、演出ボタンの連打操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図162は、リーチ演出において、演出ボタン136の連打操作による演出が行われる様子を示している。
図162(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図162(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図162(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図162(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図162(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図162(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。
そして、図162(e)〜同図(h)に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされると、演出ボタン136の操作回数に応じて連打メーターRDのゲージが増加していく。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の押下操作がある毎に消灯し、押下操作が解除されると再び赤色に発光するので、遊技者に演出ボタン136が押下されていることを容易に認識させることができる場合がある。また、演出ボタン136の押下操作がある毎に異なる色(例えば、青色)に発光するようにしてもよい。
そして、図162(h)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、3/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図162(i)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、演出ボタン136による連打操作を行い、連打操作が行われた結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。なお、連打メーターRDのゲージを満タンにすることを可能とするか否かについては、特図の表示結果に基づいて決定される。すなわち、連打メーターRDのゲージを満タンにすることを可能としない場合には、いくら演出ボタン136を連打したとしても、ゲージが満タンとなることはない。
また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、この場合、最初に演出ボタン136が押下操作されたタイミングで1回だけ演出ボタンランプ138を点滅させるようにしてもよい。
図163は、演出ボタンの連打操作による演出中に保留変化予告が行われている様子を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図163は、リーチ演出において、演出ボタン136の連打操作による演出が行われるとともに、保留変化予告が同時に行われている様子を示している。
図163(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図163(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図163(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図163(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図163(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図163(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、装飾図柄表示装置208の左側に、連打メーターRDが表示されている。
この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、遊技者は、図163(d)に示すような表示が行われた後、演出ボタン136の長押し操作を開始する。
そして、図163(e)〜同図(g)に示すように、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、連打メーターRDのゲージが増加していく。この場合、長押し操作の開始時には、演出ボタン136が押下されたことによる1回の操作が受け付けられ、その後、上述したように所定時間(例えば、0.5秒)操作が維持されると、疑似的な連打操作が開始される。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の操作の有無にかかわらず、演出ボタン136の操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
また、この演出例では、上述した連打演出の実行中において第1特図始動口230に遊技球が入球し、特図1の変動表示の保留数が4に増加し、図163(f)に示すように、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯する。そして、装飾図柄表示装置208の保留表示領域では、これに対応して、第4の特図1保留表示h14がデフォルトの表示態様で表示される。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるようにして、演出ボタン画像BTHが小さく表示される。すなわち、保留変化予告が開始される。しかしながら、この演出例では、実行中であった連打演出を優先し、演出ボタン136の操作は、連打演出に係る連打操作のみを受け付け、保留変化予告に係る演出ボタン136の操作は、少なくとも連打演出が終了するまでは受け付けないようになっている。
そして、図163(h)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、連打メーターRDは、満タンとなっておらず、4/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図160(i)に示すように、連打メーターRDのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
この演出例では、このようにして連打演出が終了した後に、保留変化予告に係る演出ボタン136の操作が受付可能な状態となる。このとき、長押しオート連打機能を引き続き有効な状態としておいて、演出ボタン136が引き続き押下されている場合には、演出ボタン136の疑似的な操作により、保留変化予告を開始するようにしてもよいし、連打演出が終了したときに長押しオート連打機能を無効な状態とし、演出ボタン136の押しなおしを要するように構成してもよい。なお、連打演出の実行中に、保留変化予告に係る演出ボタン136の操作を受付可能な状態として、連打演出と保留変化予告を同時に実行するようにしてもよい。このとき、長押しオート連打機能の作動により保留変化予告に係る演出ボタン136の操作が受け付けられるようにしてもよいし、保留変化予告が開始された後で、演出ボタン136の長押し操作を一旦解除して、再度演出ボタン136の押下操作を行うことにより保留変化予告を実行可能に構成されてもよい。
上述した演出例では、長押しオート連打機能による演出ボタン136の疑似的な連打操作を行い、その結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。
また、この演出例において、例えば、演出ボタンを2つ設け、連打演出においては、第一の演出ボタン及び第二の演出ボタンの操作が受付可能であり、第一の演出ボタンの操作でのみ保留変化予告を開始可能に構成されていてもよい。この場合、例えば、第二の演出ボタンについて、長押しオート連打機能を有効にすると、第二の演出ボタンを長押し操作して連打演出を行いながら、第一の演出ボタンを操作して保留変化予告を開始させることができる。
図164は、演出ボタンの長押し操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図164は、リーチ演出において、演出ボタン136の長押し操作による演出が行われる様子を示している。
図164(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図164(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図164(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図164(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図164(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図164(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「長押しでメーターを貯めろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、変動アイコン表示領域284の左側に、長押しメーターNOが表示されている。この長押しメーターNOは、演出ボタン136が押下されている累積時間に応じてゲージが増加するように表示されるものであり、ゲージが満タンになると、演出に成功したとして、予告演出が実行されるように構成されている。
そして、図164(e)〜同図(g)に示すように、演出ボタン136による長押し操作がなされると、演出ボタン136の押下時間に応じて長押しメーターNOのゲージが増加していく。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の操作の有無にかかわらず、演出ボタン136の操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図164(g)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、長押しメーターNOは、満タンとなっておらず、5/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図164(h)に示すように、長押しメーターNOのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、演出ボタン136による長押し操作を行い、長押し操作が行われた結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、長押しメーターNOのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。なお、長押しメーターNOのゲージを満タンにすることを可能とするか否かについては、特図の表示結果に基づいて決定される。すなわち、長押しメーターNOのゲージを満タンにすることを可能としない場合には、いくら演出ボタン136を長押しし続けたとしても、ゲージが満タンとなることはない。
また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効の状態としたが、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよい。この場合、例えば、長押し演出中に演出ボタン136を長押しした場合には、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われるようにしてもよい。
図165は、演出ボタンの長押し操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図165は、リーチ演出において、演出ボタン136の長押し操作による演出が行われる様子を示している。
図165(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図165(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図165(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図165(a)に示すように、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けている。
その後、図165(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図165(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図165(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「長押しでメーターを貯めろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、変動アイコン表示領域284の左側に、長押しメーターNOが表示されている。この演出例では、長押し演出の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けていたので、演出ボタン136の操作は受け付けられず、長押しメーターNOのゲージが増加しない。操作が受け付けられるようにするには、一度演出ボタン136の押下を解除して、再度、演出ボタン136を操作(長押し)する必要がある。
そして、図165(e)、同図(f)・・・に示すように、演出ボタン136の操作受付期間の間も演出ボタン136が引き続き押下され続けた後、図165(g)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メーターMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、長押しメーターNOは、0であることが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図165(h)に示すように、長押しメーターNOのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、演出ボタン136が継続的に押下されている状態で長押し演出が開始された場合には、当該演出ボタン136の操作を有効に取り扱わないようにしたが、演出ボタン136が継続的に押下されている状態で長押し演出が開始された場合でも、当該演出ボタン136の操作を有効に取り扱うようにしてもよい。
また、上述した演出例では、長押しオート連打機能を無効の状態としたが、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよい。この場合、例えば、長押し演出中に演出ボタン136を長押しした場合には、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われるようにしてもよい。
図166は、演出ボタンの長押し操作による演出において連打操作が行われている様子を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図166は、リーチ演出において、演出ボタン136の長押し操作による演出が行われる様子を示している。
図166(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図166(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図166(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。
その後、図166(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図166(c)に示すようにしてリーチ演出が開始された後、装飾図柄表示装置208では、図166(d)に示すタイミングで、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「長押しでメーターを貯めろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。また、変動アイコン表示領域284の左側に、長押しメーターNOが表示されている。
そして、この演出例では、図166(e)〜同図(g)に示すように、遊技者により、演出ボタン136による長押し操作ではなく、連打操作が行われている。このような連打操作が行われた場合でも、実際に演出ボタン136が押下されている時間に応じて長押しメーターNOのゲージが増加していく。この演出例では、図164に示すように、長押し操作が行われるよりも、実際に演出ボタン136が押下されている時間は短いので、長押しメーターNOのゲージの増加量は少ない。なお、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136の操作の有無にかかわらず、演出ボタン136の操作受付期間では、赤色に発光したままとなっている。
そして、図166(g)のタイミングとなって演出ボタン136の操作受付期間(例えば、5秒)が経過すると、残時間メータMTのゲージの表示態様が残り0秒である態様となる。このとき、長押しメーターNOは、満タンとなっておらず、3/6まで増加したことが示されている。また、このとき、演出ボタン136の操作受付期間が経過したため、演出ボタンランプ138は消灯した状態となる。すると、図166(h)に示すように、長押しメーターNOのゲージが満タンとならなかったので、装飾図柄表示装置208では、演出に失敗したとして、その旨の「残念・・・」の表示が行われる。
上述した演出例では、長押し演出において演出ボタン136による連打操作を行い、その結果、演出に失敗したとしてその旨の表示を行う例を示したが、長押しメーターNOのゲージが満タンとなった場合には、演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知を行うようにしてもよい。
図167は、本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図167(a−1)〜同図(a−4)は、演出ボタン136が操作されることにより会話予告演出が実行される様子を示しており、図167(b−1)〜同図(b−2)は、演出ボタン136の操作により保留アイコンの表示態様が変化する保留変化予告が行われている様子を示している。ここで、会話予告演出とは、例えば、キャラクタの会話内容による予告演出である。
図167(a−1)に示すように、第1特図表示装置212において、特図1の図柄変動表示が開始されるとともに、これに対応して装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われている。なお、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の左上隅に表示されている。また、装飾図柄表示装置208の右上隅部には、特図1第四図柄t1が表示されている。特図1第四図柄t1では、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して、上述したようにして変動表示が行われている。また、特図1第四図柄t1の下方には、特図2第四図柄t2が表示されており、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、装飾図柄表示装置208の中央下部には変動アイコン表示領域284が設けられており、この変動アイコン表示領域284には、予告表示態様としての六芒星の形状である変動アイコンh00が表示されている。
図167(a−1)では、特図1の変動表示の保留数は3つであるので、第1特図保留ランプ218における3つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、装飾図柄表示装置208の保留表示領域では、これに対応して、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のうち、第1の特図1保留表示h11、第2の特図1保留表示h12及び第3の特図1保留表示h13がデフォルトの表示態様で表示されており、第4の特図1保留表示h14については、保留されていない態様で表示されている。
そして、この演出例では、図167(a−1)に示すように、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTが装飾図柄表示装置208の中央に表示されている。また、演出ボタン136は、操作受付状態となっているので、演出ボタンランプ138は赤色に発光している。なお、この演出例では、残時間メーターが表示されていない。
その後、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図167(a−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、チビ姫のキャラクタ画像CHとともに、「Aリーチは発展に期待よ」という文字を含む吹き出しFD1が表示される。すなわち、1段階目の会話予告が実行される。このとき、スピーカ120から、演出ボタン136が押されたことを報知する確認音が出力される。なお、確認音は、チビ姫のキャラクタ画像CH及び吹き出しFD1の表示と同時に出力されてもよい(表示制御、音声出力制御及び信号の送受信のタイミング等により、表示のタイミングと音声出力のタイミングとが前後する場合もある)し、チビ姫のキャラクタ画像CH及び吹き出しFD1の表示よりも前のタイミングで出力されてもよいし、チビ姫のキャラクタ画像CH及び吹き出しFD1の表示よりも後のタイミングで出力されてもよい。また、確認音を出力しないようにしてもよい。また、この演出例では、チビ姫のキャラクタ画像CHと吹き出しFD1とを同時に表示するようにしたが、チビ姫のキャラクタ画像CHが表示された後で吹き出しFD1が表示されるようにしてもよい。
その後、図167(a−3)に示すように、チビ姫のキャラクタ画像CH及び吹き出しFD1が表示された後も演出ボタン画像BTが引き続き表示されている。これにより、遊技者は、演出ボタン136の操作による演出がさらに行われることを認識することができる場合がある。
そして、演出ボタン136による1回の押下操作がさらになされると、図167(a−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、爺のキャラクタ画像GYとともに、「爺出現でチャンスアップじゃ」という文字を含む吹き出しFD2が表示される。すなわち、2段階目の会話予告が実行される。このとき、スピーカ120から、演出ボタン136が押されたことを報知する確認音が出力される。なお、確認音は、爺のキャラクタ画像GY及び吹き出しFD2の表示と同時に出力されてもよいし、爺のキャラクタ画像GY及び吹き出しFD2の表示よりも前のタイミングで出力されてもよいし、爺のキャラクタ画像GY及び吹き出しFD2の表示よりも後のタイミングで出力されてもよい。また、この演出例では、爺のキャラクタ画像GYと吹き出しFD2とを同時に表示するようにしたが、爺のキャラクタ画像GYが表示された後で吹き出しFD2が表示されるようにしてもよい。そして、2段階目の会話予告が実行されると、演出ボタン画像BTは消去される。
なお、会話予告演出において出現するキャラクタ画像や吹き出しの内容は上述したものに限定されず、種々のものを採用することができることは言うまでもない。また、1回の会話予告演出において実行する会話予告の回数も2回に限らず、1回だけ実行するものであってもよいし、3回以上実行するものであってもよい。
また、上述した演出例では、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136による所定時間(例えば、3秒)以上の長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述した演出例では、単発操作による演出ボタン136の演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、演出ボタン136が継続的に押下され続けている場合には、演出ボタン136による押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。すなわち、疑似的な連打操作の間隔で会話予告が次々と実行されるようにしてもよい。また、長押しオート連打機能により、会話予告が実行される場合には、上述した確認音が出力されないようにしてもよい。また、会話予告演出におけるキャラクタ画像及び吹き出しが表示されるタイミングと、確認音が出力されるタイミングとのずれ幅が大きくなるようにしてもよい。
また、上述した演出例では、会話予告の実行毎に、キャラクタ画像及び吹き出しが追加して表示されるように構成されているが、キャラクタ画像及び吹き出しの追加を行わず、吹き出しに含まれる文字のみが変更されるようにしてもよい。例えば、1回目の演出ボタン136の操作で、チビ姫のキャラクタ画像CHと「Aリーチは発展に期待よ」という文字を含む吹き出しFD1の表示が行われ、その後、2回目の演出ボタン136の操作で、吹き出しFD1に表示される文字を「爺出現でチャンスアップよ」に変更するようにしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、2段階目の会話予告は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。すなわち、この演出例では、演出ボタン136が連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、2段階目の会話予告は、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい第二の演出の一例ということができる。また、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない第二の演出の一例ということもできる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合で、演出ボタン136の連打操作の結果実行される会話予告は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能であり、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な第一の演出の一例ということができる。
一方、図167(b−1)では、特図1の図柄変動表示中の様子が示されている。このとき、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。一方、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14は、いずれもデフォルトの表示態様で表示されている。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるように、演出ボタン画像BTHが小さく表示されている。また、装飾図柄表示装置208の右上隅部には、特図1第四図柄t1が表示されている。特図1第四図柄t1では、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して、上述したようにして変動表示が行われている。また、特図1第四図柄t1の下方には、特図2第四図柄t2が表示されており、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。また、装飾図柄表示装置208の中央下部には変動アイコン表示領域284が設けられており、この変動アイコン表示領域284には、予告表示態様としての六芒星の形状である変動アイコンh00が表示されている。なお、この演出例では、演出ボタン136は、操作受付状態となっているが、演出ボタンランプ138は消灯されている。なお、演出ボタンランプ138を、例えば、赤色に点灯させるようにしてもよい。
そして、図167(b−1)に示すように、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、装飾図柄表示装置208では、図167(b−2)に示すタイミングで、第4の特図1保留表示h14が殿様の顔を模した予告表示態様の保留アイコンに変化する。なお、このとき、演出ボタン画像BTHを表示させたままにしてもよい。
図168は、本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図168(a−1)〜同図(a−4)、及び、図168(b−1)〜同図(b−4)は、装飾図柄の変動表示中に演出ボタン136を操作する演出が同時期に複数行われる様子を示している。
図168(a−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図168(a−1)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図168(a−1)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けている。
その後、図168(a−2)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図168(a−3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一の演出ボタン演出に係る演出ボタン画像BTと、第二の演出ボタン演出に係る演出ボタン画像BTHとが表示されて、第一の演出ボタン演出と第二の演出ボタン演出とが同時期に実行されている様子が示されている。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。ここで、第一の演出ボタン演出は、例えば、会話予告演出が実行される演出であり、第二の演出ボタン演出は、例えば、保留変化予告が実行される演出である。また、この演出例では、第一の演出ボタン演出及び第二の演出ボタン演出の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けているので、演出ボタン136の操作を有効と扱わず、図168(a−4)に示すように、いずれの演出ボタン演出についても操作の結果が演出されない。なお、第一の演出ボタン演出は、第二の演出ボタン演出の開始よりも前のタイミングで開始されていてもよいし、第二の演出ボタン演出の開始と同じタイミングで開始されていてもよいし、第二の演出ボタン演出の開始よりも後のタイミングで開始されていてもよい。
図168(b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図168(b−1)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図168(b−1)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けている。また、この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっている。
その後、図168(b−2)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図168(b−3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第一の演出ボタン演出に係る演出ボタン画像BTと、第二の演出ボタン演出に係る演出ボタン画像BTHとが表示されて、第一の演出ボタン演出と第二の演出ボタン演出とが同時期に実行されている様子が示されている。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。この演出例では、第一の演出ボタン演出及び第二の演出ボタン演出の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けているが、長押しオート連打機能が有効な状態となっているので、図168(b−4)に示すように、第一の演出ボタン演出及び第二の演出ボタン演出のうち、第一の演出ボタン演出に係る演出ボタン136の操作の結果のみが表示される。なお、第一の演出ボタン演出及び第二の演出ボタン演出のうち、第二の演出ボタン演出に係る演出ボタン136の操作の結果のみが表示されるようにしてもよい。いずれの演出ボタン演出に係る演出ボタン136の操作の結果を表示させるかについては、例えば、早く開始した方の演出についてだけ行うようにしてもよいし、優先して実行される演出が予め定められていてもよい。
図169は、本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図169は、演出ボタン136を操作する演出の実行中に演出ボタン136を操作する他の演出が開始された様子を示している。
図169(a)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図2第四図柄t2も、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。なお、図169(a)では、演出ボタンランプ138は消灯しており、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示されている。
また、図169(a)では、特図1の変動表示の保留数は4つであるので、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。また、この演出例では、装飾図柄表示装置208の中央下部に変動アイコン表示領域284が設けられ、この変動アイコン表示領域284の右側に特図1の保留表示領域が設けられている。そして、この保留表示領域では、第1の特図1保留表示h11〜第4の特図1保留表示h14のいずれもデフォルトの表示態様で保留アイコンの表示が行われている。この演出例では、図柄変動表示の開始前から演出ボタン136が継続的に押下され続けている。また、この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっている。
その後、図169(b)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始される。すなわち、第1特図表示装置212において特図1の変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、第1の特図1保留表示h11に表示されていた保留アイコンは、変動アイコン表示領域284に移動した後に、予告表示態様として六芒星の形状である変動アイコンh00に変化する。また、装飾図柄表示装置208では、第2の特図1保留表示h12〜第4の特図1保留表示h14にそれぞれ表示されていた保留アイコンが、第1の特図1保留表示h11〜第3の特図1保留表示h13に移動するアニメーション表示が行われる。そして、第4の特図1保留表示h14には、保留されていない態様の保留アイコンが表示される。
その後、図169(c)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄が表示画面の左上隅に移動するとともに、表示画面の中央に演出ボタン画像BTが表示される。このとき、演出ボタンランプ138は、演出ボタン136が操作受付状態であることを示す赤色に発光する。
そして、演出ボタン136による長押し操作が開始されると、演出ボタン136による1回の押下操作があったとして、図169(d)に示すように、第一の演出ボタン演出として、装飾図柄表示装置208では、チビ姫のキャラクタ画像CHとともに、「Aリーチは発展に期待よ」という文字を含む吹き出しFD1が表示される。すなわち、1段階目の会話予告が実行される。
その後、第1特図始動口230に遊技球が入球すると、図169(e)に示すように、特図1の変動表示の保留数が4に増加し、第1特図保留ランプ218における4つの保留ランプが点灯する。そして、装飾図柄表示装置208の下部の保留表示領域では、これに対応して、第4の特図1保留表示h14がデフォルトの表示態様の保留アイコンで表示される。このとき、第4の特図1保留表示h14における保留アイコンの上端部分に重なるようにして、演出ボタン画像BTHが小さく表示される。この演出ボタン画像BTHの表示は、第二の演出ボタン演出の一例である。しかしながら、この演出例では、第二の演出ボタン演出は、第一の演出ボタン演出の後で開始された演出であるので、演出ボタン136の長押し操作が継続されている場合には、この演出ボタン画像BTHに係る演出ボタン136の操作の結果は表示されない。
その後、装飾図柄表示装置208では、長押しオート連打機能により、図169(f)のタイミングで、爺のキャラクタ画像GYとともに、「爺出現でチャンスアップじゃ」という文字を含む吹き出しFD2が表示される。すなわち、2段階目の会話予告が実行される。そして、2段階目の会話予告が実行されると、演出ボタン画像BTは消去される。
なお、この演出例では、会話予告演出だけ実行して、保留変化予告については実行しないようにしたが、長押しオート連打機能により、会話予告演出が終了した後で保留変化予告を引き続き実行するようにしてもよいし、会話予告演出が終了した後で、演出ボタン136の押下操作を一旦解除した後で、再度押下操作することで、保留変化予告を実行するようにしてもよい。
図170は、リズムに合わせて演出ボタンを操作する演出の一例について示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図170は、スーパーリーチにおいて、リズムに合わせて演出ボタン136を操作する演出が実行されている様子を示している。
図170(a)に示すように、第1特図表示装置212において、特図1の図柄変動表示が実行されているとともに、これに対応して装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図170(a)に示すように、左図柄表示領域208aに示される装飾図柄と、右図柄表示領域208cに示される装飾図柄とが同一の「7」の図柄で停止表示されており、中図柄表示領域208bでは、未だ装飾図柄の変動表示が行われており、リーチ状態となっている。図170(a)では、リーチ状態となった後、スーパーリーチに移行した様子が示されている。装飾図柄表示装置208では、移行したスーパーリーチの種類を示す「姫様ダンスSPリーチ」とともに、演出内容を説明する「流れてくるボタンをタイミングよく押せ」の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の左下隅には、この演出の難易度を示す「モード3」の表示が行われている。難易度は複数種類あり、例えば、大当りに対する期待度によって変更するように構成されている。
また、図170(a)では、特図1の変動表示の保留数は2つであるので、第1特図保留ランプ218における2つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっている。
そして、「姫様ダンスSPリーチ」が開始された後は、図170(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側に姫のキャラクタ画像HMが音楽に合わせて踊っているアニメーション表示が行われる。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右側に、「CHANCE」の文字を含むタイミング画像TMが表示画面の上方から下方に向けて移動する表示が行われるとともに、タイミング画像TMの移動経路上にヒット画像HTが表示される。このタイミング画像TMは、音楽に合わせてヒット画像HTに重なるタイミングで移動表示されている。
図170(c)に示すように、遊技者は、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なる位置で演出ボタン136を押下操作すると、図170(d)に示すように、タイミング画像TMが、演出ボタン136の操作のタイミングに応じた結果表示RSに変化する。結果表示RSは、例えば、タイミング画像TMがヒット画像HTに完全に一致するタイミングで演出ボタン136の押下操作が受け付けられた場合には「PERFECT」の文字表示を含む態様で表示され、わずかにずれたタイミングで演出ボタン136の押下操作が受け付けられた場合には「GOOD」の文字表示を含む態様で表示され、大きくずれたタイミングで演出ボタン136の押下操作が受け付けられた場合には「BAD」の文字表示を含む態様が表示される。この演出例では、演出ボタン136の押下操作のタイミングに応じてポイントが加算あるいは減算され、最終的なポイントに応じた予告演出が実行されるように構成されている。なお、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミングにおいて演出ボタン136による操作が行われなかった場合には、結果表示RSに変化せずに、表示画面の下方へスクロールアウトされる。
なお、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態としてもよい。この場合、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミングとは関係なく、一定間隔で疑似的な演出ボタン136の連打操作が行われるようにしてもよく、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミング以外のタイミングで疑似的な演出ボタン136の操作が行われた場合には、ポイントが減算されて、予告演出の実行される可能性が低減するようにしてもよい。これにより、遊技者が、長押しオート連打機能に頼らずに、遊技者自身のタイミングでの演出ボタン136の操作を行わせるインセンティブにもなり、演出効果を向上させることができるようになる。また、長押しオート連打機能により、タイミング画像TMがヒット画像HTに完全に一致するタイミング(「PERFECT」となるタイミング)、あるいは、わずかにずれたタイミング(「GOOD」となるタイミング)のときだけ、疑似的に演出ボタン136が操作されるように構成されてもよい。
図171は、本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。図171(a−1)〜同図(a−4)は、オートボタン機能が解除される様子を示しており、図171(b)は、オートボタン機能が設定されている様子を示しており、図171(c)は、演出ボタン136の操作の好ましいタイミングを報知する様子を示しており、図171(d−1)〜同図(d−3)は、オートボタン機能が有効となっている状態で、裏ボタン演出が実行されている様子を示している。ここで、裏ボタン演出とは、演出ボタン136あるいは操作キーユニット137の操作が有効とされていることを報知しないが、当該期間において演出ボタン136あるいは操作キーユニット137が操作された場合に行われる特定の演出のことをいう。遊技者は、このような裏ボタン演出の存在を攻略誌やインターネット上等で知ることができる場合がある。裏ボタン演出は、主として予告演出に用いられる場合が多いが、これに限定されない。ここで、操作が有効とされていることを報知する態様とは、例えば、演出ボタンランプ138が発光し、あるいは、演出ボタンランプ138の発光態様が有効であることを示す発光態様となること、所定の音声(例えば、「ボタンを押せ」という音声)が出力されること、所定の画像(例えば、「押せ」という文字表示)が表示されることのうちの1つ又は2つ以上の組み合わせのことをいう。一方、操作が有効とされていることを報知しない態様とは、例えば、演出ボタンランプ138の発光、あるいは、演出ボタンランプ138の発光態様が有効であることを示す発光態様となること、所定の音声が出力されること、所定の画像が表示されることのうちの少なくとも1つ又は全部を行わないことである。また、操作が有効とされていることを報知しない態様とは、少なくとも所定の画像が表示されないことであってもよい。また、操作が有効とされていることをN個の報知手段で報知を行う場合において、N個の報知手段で報知を行わない態様を、操作が有効とされていることを報知しない態様としてもよい。
図171(a−1)に示すように、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果(例えば、白色丸印)で確定表示されている。また、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。すなわち、図171(a−1)は、図柄変動が行われていない待機状態を表している。なお、演出ボタンランプ138は消灯している。すなわち、演出ボタンランプ138が消灯とされることで、演出ボタン136が操作受付状態でないことが示される。この演出例では、例えば、図149を参照して上述した要領でオートボタン設定を行うほか、待機状態において、左ボタン137cと右ボタン137dとを同時に押下操作することで、オートボタン機能を有効な状態に設定することができる。
オートボタン機能が有効な状態となると、図171(a−2)に示すように、演出ボタンランプ138が緑色に発光する。
一方、図171(a−3)に示すように、例えば、オートボタン機能が有効な状態となっているときに、演出ボタン136以外のボタン(例えば、左ボタン137c)が操作されると、図171(a−4)に示すように、オートボタン機能が解除される。すなわち、オートボタン機能が無効な状態となる。なお、オートボタン機能が有効な状態において、演出ボタン136が操作されることにより、オートボタン機能が解除されるように構成されてもよいし、左ボタン137cと右ボタン137dとが同時に押下操作されることによりオートボタン機能が解除されるように構成されてもよい。また、図149を参照して上述した要領で「補助なし」や「長押しオート連打」に設定された場合にもオートボタン機能が解除されるように構成されてもよい。
また、図171(b)に示すように、オートボタン機能が有効な状態となったときには、例えば、装飾図柄表示装置208に、「オートボタン設定中」の表示を行って、遊技者に、オートボタン機能が有効な状態であることを認識容易に報知するようにしてもよい。
オートボタン機能が有効な状態であるときにおける動作については、上述した通りであるが、例えば、図171(c)に示すように、演出ボタン136に係る演出が実行されているときにおいて、オートボタン機能により疑似的に演出ボタン136が操作される場合よりも、演出ボタン136を操作する有利なタイミングを報知するようにし、このタイミングで演出ボタンが136eが操作された場合には、オートボタン機能により疑似的に演出ボタン136が操作されて実行される演出とは異なる演出が実行されるように構成されてもよい。
なお、本実施形態では、演出ボタン136の押下操作により演出が行われる場合には、演出ボタン136の操作を促す画像を表示するようにしたが、例えば、演出ボタン136の操作を促す画像を表示することなく、演出ボタン136の操作が行われた場合に、裏演出が実行される場合があってもよい。
図171(d−1)に示す装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が確定表示されている。なお、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で確定表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で確定表示されている。第2特図表示装置214も、はずれの表示結果で確定表示されている。また、図171(d−1)では、特図1の変動表示の保留数は1つであるので、第1特図保留ランプ218における1つの保留ランプが点灯しており、特図2の変動表示の保留数は0であるので、第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、図171(d−1)では、演出ボタンランプ138は緑色に発光しており、オートボタン機能が有効な状態であることを示している。
その後、図171(d−2)に示すタイミングで、特図1の1つ目の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が開始されるとともに、これに対応して、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始され、特図1第四図柄t1も変動表示が開始される。このとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の左上隅に表示されている。また、この演出例では、演出ボタン136の操作を促す表示は行われていないが、演出ボタン136が操作された場合には、裏ボタン演出が実行可能な状態となっている。なお、裏ボタン演出は、例えば、図柄の変動表示の結果に基づいて、実行するか否かが決定され、裏ボタン演出を実行すると決定されたことを条件として実行可能となっている。
その後、所定のオートボタン機能の発動タイミングとなると、オートボタン機能により、演出ボタン136による単発操作が疑似的に行われる。
すると、図171(d−3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、裏ボタン演出としてのカットイン画像CI6の表示が行われる。
上述した演出例では、オートボタン機能が有効となっている場合でも、演出ボタン136の操作を促す表示が行われていることを示している。
上述した演出例では、演出ボタン136による単発操作により、裏ボタン演出が実行されるようにしたが、例えば、演出ボタン136による長押し操作がなされることにより、裏ボタン演出がされるようにしてもよい。また、例えば、演出ボタン136による連打操作がなされることにより、裏ボタン演出が実行されるようにしてもよい。また、上述した演出例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。また、演出ボタン136の操作に係る演出が開始される前から演出ボタン136が継続して押下操作された状態である場合において、当該演出において演出ボタン136の操作が受け付けられない場合があり、その場合には、演出ボタン136の操作を促す旨の演出を見ることができる場合がある。一方、演出ボタン136の操作に係る演出が開始される前から演出ボタン136が継続して押下操作された状態である場合において、当該演出において演出ボタン136の操作が受け付けられる場合があり、その場合には、演出ボタン136の操作を促す旨の演出を見ることができない場合がある。
また、上述した演出例において、オートボタン機能により演出ボタン136の操作が疑似的に行われた場合に実行される演出内容(カットイン画像CI6の表示)は、演出ボタン136による単発操作が行われた場合に実行される演出内容と同じであってもよいし、オートボタン機能により演出ボタン136の操作が疑似的に行われた場合に実行される演出内容が、演出ボタン136による単発操作が行われた場合に実行される演出内容と異なる場合があってもよいし、必ず異なってもよい。
図172は、2つの演出ボタンを用いた具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きの数字順に演出が進んでいく様子を示す。なお、図172に示す演出例では、演出ボタンとして第一の演出ボタン136Aと第二の演出ボタン136Bとが設けられており、これらの操作に応じて演出ボタンに係る演出が実行されるように構成されている。ここで、図172(a−1)〜同図(a−7)、図172(b−1)〜同図(b−4)及び図172(c−1)〜同図(c−6)は、装飾図柄の変動表示中において第一の演出ボタン136Aあるいは第二の演出ボタン136Bの単発操作による演出が行われる様子を示している。なお、この演出例では、第一の演出ボタン136Aと第二の演出ボタン136Bとでボタンの形状を異ならせているが、同じ形状であってもよい。
図172(a−1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。なお、第1特図表示装置121は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMTが演出ボタン画像BTの下方に表示されている。
また、図172(a−1)では、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208における保留表示を行っていないが、上述したようにして保留表示を行うようにしてもよい。なお、第一の演出ボタン136Aの演出ボタンランプも第二の演出ボタン136Bの演出ボタンランプも消灯している。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図172(a−2)に示すように、残時間メーターMTが、1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。
そして、図172(a−3)に示すように、第一の演出ボタン136Aによる1回の押下操作がなされたが、図172(a−4)に示すように、操作の結果は表示されず、演出ボタン画像BT及び残時間メーターMTが引き続き表示された状態となっている。すなわち、この演出例では、第一の演出ボタン136Aの操作では、演出ボタンに関する演出が実行されない演出が実行されるものである。なお、図172(a−3)では、第一の演出ボタン136Aの演出ボタンランプも第二の演出ボタン136Bの演出ボタンランプも消灯しているので、いずれの演出ボタンにより操作の結果が表示されるかについての期待感を遊技者に与えることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
その後、図172(a−5)に示すように、第二の演出ボタン136Bの演出ボタンランプが赤色に発光する。これにより、第二の演出ボタン136Bが操作されることにより、操作の結果が表示されることを遊技者が認識できる場合がある。
そして、図172(a−6)に示すように、第二の演出ボタン136Bによる1回の押下操作がなされると、図172(a−7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI7が表示される。
上述した演出例では、第二の演出ボタン136Bによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、第二の演出ボタン136Bによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、第二の演出ボタン136Bによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。
また、上述した演出例において、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bのいずれか一方又は両方について、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよいし、無効な状態としてもよい。長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、例えば、図172(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図172(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136Bが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。すなわち、第二の演出ボタン136Bが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されてもよい。また、例えば、図172(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図172(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、長押しオート連打機能による疑似的な第二の演出ボタン136Bの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第二の演出ボタン136Bの押下を解除して、再度、第二の演出ボタン136Bの押下を要するようにしてもよい。
また、例えば、図172(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図172(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136Bが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。また、例えば、図172(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図172(a−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bの押下を解除して、第二の演出ボタン136Bの押しなおしを要するようにしてもよい。
図172(b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。なお、第1特図表示装置212は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMTが演出ボタン画像BTの下方に表示されている。
また、図172(b−1)では、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208における保留表示を行っていないが、上述したようにして保留表示を行うようにしてもよい。なお、この演出例では、図172(b−2)に示すように、第一の演出ボタン136Aの演出ボタンランプが赤色に発光しており、第二の演出ボタン136Bの演出ボタンランプは消灯している。
そして、図172(b−3)に示すように、演出ボタンランプが発光していない第二の演出ボタン136Bによる1回の押下操作がなされると、図172(b−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI7が表示される。このように、この演出例では、操作の結果が表示されることとなる演出ボタンの演出ボタンランプを消灯し、操作をしてもその結果が表示されない演出ボタンの演出ボタンランプを発光させることにより、遊技者に演出の意外性を抱かせることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
上述した演出例では、第二の演出ボタン136Bによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、第二の演出ボタン136Bによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、第二の演出ボタン136Bによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。
また、上述した演出例において、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bのいずれか一方又は両方について、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよいし、無効な状態としてもよい。長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、例えば、図172(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図172(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136Bが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。すなわち、第二の演出ボタン136Bが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されてもよい。また、例えば、図172(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図172(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、長押しオート連打機能による疑似的な第二の演出ボタン136Bの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第二の演出ボタン136Bの押下を解除して、再度、第二の演出ボタン136Bの押下を要するようにしてもよい。
また、例えば、図172(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図172(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136Bが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。また、例えば、図172(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図172(b−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bの押下を解除して、第二の演出ボタン136Bの押しなおしを要するようにしてもよい。
図172(c−1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。なお、第1特図表示装置212は、図柄変動中であり、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の図柄変動表示に対応して変動表示している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示され、残時間メーターMTが演出ボタン画像BTの下方に表示されている。
また、図172(c−1)では、特図1及び特図2の変動表示の保留数はいずれも0であるので、第1特図保留ランプ218における保留ランプ及び第2特図保留ランプ220における保留ランプはいずれも消灯している。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208における保留表示を行っていないが、上述したようにして保留表示を行うようにしてもよい。なお、第一の演出ボタン136Aの演出ボタンランプも第二の演出ボタン136Bの演出ボタンランプも消灯している。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図172(c−2)に示すように、残時間メーターMTが、1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。
そして、図172(c−3)に示すように、第一の演出ボタン136Aによる1回の押下操作がなされたが、図172(a−4)に示すように、操作の結果は表示されず、演出ボタン画像BT及び残時間メーターMTが引き続き表示された状態となっている。すなわち、この演出例では、第一の演出ボタン136Aの操作では、演出ボタンに関する演出が実行されない演出が実行されるものである。なお、図172(c−3)では、第一の演出ボタン136Aの演出ボタンランプも第二の演出ボタン136Bの演出ボタンランプも消灯しているので、いずれの演出ボタンにより操作の結果が表示されるかについての期待感を遊技者に与えることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
図172(c−5)に示すように、この演出例では、その後も、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bのいずれの演出ボタンランプも消灯したままとなっている。
そして、図172(c−5)に示すように、第二の演出ボタン136Bによる1回の押下操作がなされると、図172(c−6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、カットイン画像CI7が表示される。
上述した演出例では、第二の演出ボタン136Bによる1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、第二の演出ボタン136Bによる長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、第二の演出ボタン136Bによる連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。
また、上述した演出例において、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bのいずれか一方又は両方について、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよいし、無効な状態としてもよい。長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、例えば、図172(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図172(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136Bが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。すなわち、第二の演出ボタン136Bが連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されてもよい。また、例えば、図172(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図172(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、長押しオート連打機能による疑似的な第二の演出ボタン136Bの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第二の演出ボタン136Bの押下を解除して、再度、第二の演出ボタン136Bの押下を要するようにしてもよい。
また、例えば、図172(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図172(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始された後に、長押しオート連打機能により疑似的に第二の演出ボタン136Bが操作されて、操作の結果を表示するようにしてもよい。また、例えば、図172(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が実行されるよりも前から第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bが継続的に押下され続けている場合には、図172(c−1)に示される演出ボタンに係る演出が開始されても、第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bの操作を受け付けないようにしてもよく、この場合には、演出ボタンに係る演出が開始された後で、一度第一の演出ボタン136A及び第二の演出ボタン136Bの押下を解除して、第二の演出ボタン136Bの押しなおしを要するようにしてもよい。
図173は、キャラクタ選択演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図173は、例えば、大当り遊技中に行われるキャラクタ選択演出が行われる様子を示している。キャラクタ選択演出は、例えば、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタを選択する演出である。
図173(a)に示すように、キャラクタ選択演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Yが表示画面の中央に明るく表示され、姫のキャラクタ画像Hが表示画面の右側にやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが表示画面の左側にやや暗く表示されている。殿様のキャラクタ画像Yは、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gよりも前側に配置されており、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態であることが報知される。例えば、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態となったときに、演出ボタン136が操作されると、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタが殿様のキャラクタに決定され、姫のキャラクタ画像Hが選択可能な状態となったときに、演出ボタン136が操作されると、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタが姫のキャラクタに決定され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能な状態となったときに、演出ボタン136が操作されると、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタが爺のキャラクタに決定されることとなる。また、これらのキャラクタ画像の下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンが左右に並べられるとともに、「ボタンを押してキャラを選べ」という文字表示を含む吹き出しが表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯している。すなわち、演出ボタンランプ138は、第二の状態となっている。
そして、図173(b)に示すタイミングで、右ボタン137dによる1回の押下操作がなされると、図173(c)に示すように、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように反時計回りに回転する表示が開始される。このとき、殿様のキャラクタ画像Yがやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが明るく表示され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能な状態であることが報知される。その後は、図173(c)〜同図(f)に示すようにして各キャラクタ画像の回転表示が行われ、図173(f)に示すように、爺のキャラクタ画像Gが装飾図柄表示装置208の表示画面の中央となると、回転表示が終了する。姫のキャラクタ画像Hを選択可能な状態とする場合には、図173(f)に示す状態で右ボタン137dによる1回の押下操作をさらに行うことにより実現することができる。すなわち、この演出例において、姫のキャラクタ画像Hは、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。また、姫のキャラクタ画像Hは、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像であるということもできる。なお、左ボタン137cによる1回の押下操作がなされると、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように時計回りに回転する表示が行われる。
なお、この演出例では、各キャラクタ画像の回転表示中に、左ボタン137c又は右ボタン137dが操作されると、操作された時点での各キャラクタ画像が表示されている位置はそのままでキャラクタ画像のみが入れ替わるキャラクタ選択キャンセル表示を行うことができる。なお、キャラクタ選択キャンセル表示を行わないようにしてもよい。また、各キャラクタ画像の回転表示中に、左ボタン137c又は右ボタン137dが操作されると、回転表示のアニメーションが省略され、選択可能な状態となっているキャラクタ画像が表示画面の正面の位置となるように表示するようにしてもよく、例えば、図173(c)に示されるタイミングで、右ボタン137dによる1回の押下操作がなされた場合には、図173(d)〜図173(e)に示される回転表示のアニメーションが省略されて、図173(f)に示される態様で表示されるようにしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、キャラクタ選択演出は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。
また、この演出例において、大当り遊技の終了後に登場する姫のキャラクタによる演出は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な第四の演出の一例ということができる。
また、この演出例では、長押しオート連打機能が無効な状態とされており、長押し操作を行っても、選択可能な状態となるキャラクタ画像は1つしか移行しないため、第一の選択表示の実行中では、操作手段が操作されている状態が第一の時間以上維持された場合であっても、操作手段により1回の操作が行われたものとされるように構成されているということができる。
図174は、キャラクタ選択演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図174は、例えば、大当り遊技中に行われるキャラクタ選択演出が行われる様子を示している。キャラクタ選択演出は、例えば、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタを選択する演出である。
図174(a)に示すように、キャラクタ選択演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Yが表示画面の中央に明るく表示され、姫のキャラクタ画像Hが表示画面の右側にやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが表示画面の左側にやや暗く表示されている。殿様のキャラクタ画像Yは、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gよりも前側に配置されており、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態であることが報知される。また、これらのキャラクタ画像の下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンが左右に並べられるとともに、「ボタンを押してキャラを選べ」という文字表示を含む吹き出しが表示されている。なお、演出ボタンランプ138は消灯している。この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、遊技者は、キャラクタ選択演出の開始前から右ボタン137dを継続的に押下し続けている。
その後、図174(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように反時計回りに回転する表示が開始される。このとき、殿様のキャラクタ画像Yがやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが明るく表示され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能の状態であることが報知される。
そして、この演出例では、右ボタン137dの押下が継続的に行われているので、長押しオート連打機能により右ボタン137dの連打操作が疑似的に行われる。その結果、図174(b)〜同図(e)に示すように、疑似的な右ボタン137dの操作毎(例えば、200ms毎)に上述したキャラクタ選択キャンセル表示が行われることとなる。すなわち、例えば、図174(b)に示されるタイミングで、キャラクタ選択キャンセル表示が行われると、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gのそれぞれの表示位置を維持しながら、図174(c)に示すように、殿様のキャラクタ画像Yの表示されていた位置に爺のキャラクタ画像Gが表示され、姫のキャラクタ画像Hの表示されていた位置に殿様のキャラクタ画像Yが表示され、爺のキャラクタ画像Gの表示されていた位置に姫のキャラクタ画像Hが表示される。そして、選択可能な状態にあったキャラクタ画像は、爺のキャラクタ画像Gから姫のキャラクタ画像Hに変更され、姫のキャラクタ画像Hが明るく表示される。すなわち、この演出例では、右ボタン137dが連打された場合にも姫のキャラクタ画像Hが選択され、長押しされた場合にも姫のキャラクタ画像Hが選択されるということができる。
なお、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な場合であっても、キャラクタ選択演出の開始前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、長押しオート連打機能による疑似的な連打操作を行わないようにしてもよく、長押しオート連打機能による疑似的な連打操作を行わせる場合には、キャラクタ選択演出が開始した後で、左ボタン137cあるいは右ボタン137dを押しなおすことを要するようにしてもよい。また、キャラクタ選択演出においては、長押しオート連打機能を制限するようにしてもよい。このように、本実施形態では、演出ボタン136以外にも操作キーユニット137を構成する各ボタンについても長押しオート連打機能が有効となる場合がある。
この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、キャラクタ選択演出は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第二の選択表示の一例ということができる。
そして、この演出例において、姫のキャラクタ画像Hは、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能であり、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な第二の画像の一例ということができる。
また、この演出例において、大当り遊技の終了後に登場する姫のキャラクタによる演出は、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に開始可能な第五の演出の一例ということができる。
図175は、キャラクタ選択演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図175は、例えば、大当り遊技中に行われるキャラクタ選択演出が行われる様子を示している。キャラクタ選択演出は、例えば、大当り遊技の終了後に登場するキャラクタを選択する演出である。
図175(a)に示すように、キャラクタ選択演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Yが表示画面の中央に明るく表示され、姫のキャラクタ画像Hが表示画面の右側にやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが表示画面の左側にやや暗く表示されている。殿様のキャラクタ画像Yは、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gよりも前側に配置されており、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態であることが報知される。また、これらのキャラクタ画像の下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンが左右に並べられるとともに、「ボタンを押してキャラを選べ」という文字表示を含む吹き出しが表示されている。この演出例では、オートボタン機能が有効な状態となっており、演出ボタンランプ138が緑色に発光している。
その後、図175(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように反時計回りに回転する表示が開始される。このとき、殿様のキャラクタ画像Yがやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが明るく表示され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能の状態であることが報知される。
そして、この演出例では、オートボタン機能が有効な状態となっており、右ボタン137dの連打操作が疑似的に行われる。その結果、図175(b)〜同図(e)に示すように、疑似的な右ボタン137dの操作毎(例えば、200ms毎)に上述したキャラクタ選択キャンセル表示が行われることとなる。なお、オートボタン機能が有効な状態となったときに、左ボタン137cの連打操作が疑似的に行われるようにしてもよい。
図176は、キャラクタ選択演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図176は、例えば、大当り開始時に行われるキャラクタ選択演出が行われる様子を示している。このキャラクタ選択演出は、例えば、大当り遊技中に登場するキャラクタを選択する演出である。
図176(a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「キャラを選択しろ」という文字表示が行われて、キャラクタ選択演出における説明表示が行われる。また、殿様のキャラクタ画像Yが表示画面の中央に明るく表示され、姫のキャラクタ画像Hが表示画面の右側にやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが表示画面の左側にやや暗く表示されている。殿様のキャラクタ画像Yは、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gよりも前側に配置されており、殿様のキャラクタ画像Yが選択可能な状態であることが報知される。これらのキャラクタ画像は、上述した文字表示により一部が覆われた態様で表示されている。この演出例では、演出ボタン136の操作により選択可能な状態であるキャラクタを変更することができ、キャラクタ選択演出の終了タイミングで選択可能な状態であるキャラクタ(明るく表示されたキャラクタ画像に対応するキャラクタ)が大当り遊技中に登場するキャラクタとして決定されるように構成されている。
その後、図176(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「START」という文字表示が行われた後、図176(c)に示すように、キャラクタ選択演出を開始する。図176(c)に示される装飾図柄表示装置208では、これらのキャラクタ画像の下方に、演出ボタン画像136eの押下を促す演出ボタン画像BTとともに「PUSH」という文字が表示画面の左下隅部に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示されている。また、演出ボタン画像BT及び残時間メーターMTの右側には、「ボタンを押してキャラを選べ」という文字表示を含む吹き出しが表示されている。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図176(d)に示すように、残時間メーターMTが、1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。
そして、図176(e)に示されるタイミングで、演出ボタン136による1回の押下操作がなされると、図176(f)に示すように、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gが円を描くように反時計回りに回転する表示が開始される。このとき、殿様のキャラクタ画像Yがやや暗く表示され、爺のキャラクタ画像Gが明るく表示され、爺のキャラクタ画像Gが選択可能の状態であることが報知される。その後は、図176(f)〜同図(i)に示すようにして各キャラクタ画像の回転表示が行われ、図176(i)に示すように、爺のキャラクタ画像Gが装飾図柄表示装置208の表示画面の中央となると、回転表示が終了する。この動作は、演出ボタン136による押下操作がなされる毎に実行される。
なお、この演出例では、各キャラクタ画像の回転表示中に、演出ボタン136が操作されると、操作された時点での各キャラクタ画像が表示されている位置はそのままでキャラクタ画像のみが入れ替わるキャラクタ選択キャンセル表示を行うことができる。なお、キャラクタ選択キャンセル表示を行わないようにしてもよい。
キャラクタ選択キャンセル表示が実行可能である場合において、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよい。例えば、キャラクタ選択演出が開始された後、演出ボタン136の長押し操作が行われると、長押しオート連打機能により演出ボタン136の連打操作が疑似的に行われ、その結果、疑似的な演出ボタン136の操作毎(例えば、200ms毎)に上述したキャラクタ選択キャンセル表示が行われるようにしてもよい。また、キャラクタ選択演出においては、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよい。
また、この演出例では、残時間メーターMTは、キャラクタ選択演出が開始されると、キャラクタ選択演出が終了するまで、ゲージの更新表示を停止させない(キャラクタ選択演出の残り時間の減少を停止させない)ようにしているが、キャラクタ画像の回転表示が行われている間は、ゲージの更新表示を停止させる(キャラクタ選択演出の残り時間の減少を停止させる)ようにしてもよい。すなわち、殿様のキャラクタ画像Y、姫のキャラクタ画像H及び爺のキャラクタ画像Gのうちのいずれかのキャラクタ画像が正面で停止表示されている間だけ、ゲージの更新表示をさせるようにしてもよい。
また、演出ボタン136による長押し操作が行われている間は、残時間メーターMTのゲージの更新表示を停止させるようにしてもよい。これによれば、遊技者による無用な演出ボタン136の操作を抑制することができる場合がある。
また、この演出例では、大当り遊技中に登場するキャラクタを選択するものに適用したが、例えば、複数種類の楽曲から大当り遊技中や通常遊技状態において出力する楽曲を選択するものや、複数種類のストーリーから大当り遊技中において実行するストーリーを選択するものについても適用が可能である。
図177は、図柄変動表示中に実行される選択演出の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図177は、装飾図柄の変動表示中に実行される選択演出の一例であって、左ボタン137c及び右ボタン137dを操作していずれかの宝箱を選択する演出(宝箱選択演出)が実行されている様子を示している。
図177(a)に示すように、宝箱選択演出が開始されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左右中央には、それぞれ右宝箱画像BG1と左宝箱画像BG2とが表示され、また、右宝箱画像BG1と左宝箱画像BG2との間には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンが左右に並べられて表示されるとともに、その下方には、残時間メーターMTが表示される。右宝箱画像BG1及び左宝箱画像BG2は、例えば、水色で表されており、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンは、例えば、白色で表されている。そして、表示画面の上部には、「方向キーで開ける宝箱を選べ」という文字表示が行われ、宝箱選択演出が開始されたことが報知される。なお、表示画面の右上隅部では、装飾図柄の変動表示が行われている。この宝箱選択演出では、操作受付期間が経過するまでに左ボタン137c及び右ボタン137dを操作して右宝箱画像BG1又は左宝箱画像BG2を選択し、操作受付期間が経過した時点で選択された宝箱画像からアイテムが出現することがある演出が実行される。
その後、例えば、1秒が経過したタイミングになると、図177(b)に示すように、残時間メーターMTが1秒を経過したことを示す態様、すなわち、ゲージが1秒分減少した態様で表示される。このとき、まだ左ボタン137c及び右ボタン137dによる操作は行われていない。
そして、左ボタン137cによる1回の押下操作がなされると、図177(c)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左ボタン137cを示すアイコンの色が白色から赤色に変化するとともに、左宝箱画像BG2の色が水色から赤色に変化する。すなわち、左宝箱画像BG2が選択中であることが報知される。このとき、確認音が1回出力され、ボタンの操作が行われたことが報知される。なお、音声出力のタイミングは、表示が変化するタイミングと同じタイミングであってもよいし、表示が変化するタイミングよりも後のタイミングでもよいし、表示が変化するタイミングよりも前のタイミングであってもよい。また、図177(c)に示すタイミングでは、操作受付期間が開始してから、例えば、3秒が経過した様子が示されている。
その後、操作受付期間が経過すると、装飾図柄表示装置208では、図177(d)に示すように、ゲージが残り0秒である態様で残時間メーターMTが表示されるとともに、左宝箱画像BG2が赤色で表示されて左宝箱画像BG2が選択されたことが報知される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図177(e)に示すタイミングで、左宝箱画像BG2が拡大表示された後に、蓋が開放し、中からアイテムの一例としての冊子が飛び出す演出表示が行われる。なお、左宝箱画像BG2の中から出現するアイテムは上述した冊子に限らず、例えば、図177(e1)に示すような姫のキャラクタHM等、種々のアイテムを出現させることも可能である。また、図177(e2)に示すように、宝箱画像が選択されたが、蓋が開放せず、アイテムも出現しない場合があってもよい。また、左宝箱画像BG2が選択された場合と右宝箱画像BG1が選択された場合とで同一のアイテムが出現するようにしてもよいし、異なるアイテムが出現するようにしてもよい。
上述した演出例では、左ボタン137c又は右ボタン137dの1回の押下操作で左宝箱画像BG2及び右宝箱画像BG1のいずれか一方を選択することができるが、例えば、選択の対象がループとなっていてもよい。具体的には、例えば、図177(c)に示される状態で、左ボタン137cの1回の押下操作が行われた場合には、選択の対象がループになっていることにより、右宝箱画像BG1が選択され、その状態で、さらに左ボタン137cの1回の押下操作が行われた場合には、左宝箱画像BG2が選択されるように構成されてもよい。また、この場合において、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよく、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせて選択の対象である宝箱を順次変更するようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象である宝箱が変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみ選択の対象である宝箱を順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、宝箱選択演出が開始されるよりも前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、宝箱選択演出が開始された後で左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
また、選択の対象がループとなっていなくてもよく、例えば、図177(c)に示される状態で、左ボタン137cの1回の押下操作が行われた場合には、選択の対象が左宝箱画像BG2から変化しないように構成されてもよい。この場合、左ボタン137cの1回の押下操作による確認音だけ出力するようにしてもよい。また、この場合において、長押しオート連打機能を有効な状態としてもよく、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作は行われるが、選択の対象である宝箱画像は変化しないように構成されてもよい。さらに、この場合、疑似的な連打操作毎に確認音だけ出力するようにしてもよい。
図178は、演出ボタンの連打操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。ここで、図178に示す演出例では、装飾図柄表示装置208の他、装飾図柄表示装置208の左端部の前方に重なる位置に左画像表示装置209Lと、装飾図柄表示装置208の右端部の前方に重なる位置に右画像表示装置209Rとが配置されている。左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rは、それぞれ第四の演出手段(第二の画像表示手段)として機能している。左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rは、例えば、それぞれにリンク部材を介して図示しないスライド用駆動モータに接続されており、装飾図柄表示装置208の表示面に沿って、互いに近接する方向に移動することが可能である。また、左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rは、例えば、リンク部材を介して図示しない回転駆動用モータに接続されており、互いに近接する位置となった場合に、装飾図柄表示装置208の表示面に沿って回転することが可能である。さらに、左画像表示装置209Lは、その外周にフルカラーLEDが並べて配置された発光部LLが設けられ、また、右画像表示装置209Rは、その外周にLEDが並べて配置された発光部LRが設けられている。本実施形態では、発光部LL,LRは、第二の演出手段の一例として機能している。また、発光部LL,LRが設けられた左画像表示装置109L及び右画像表示装置209Rを可動する手段は、第三の演出手段(可動手段)の一例として機能している。また、透明板部材118(図138参照)には、透過領域に所定のレンズカットが施されるとともに、透明板部材118の側端部近傍の適宜位置に発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。なお、発光部LL,LRを構成する発光体は、LEDに限らず、例えば、ランプであってもよいし、EL等の他の発光デバイスを適用してもよい。また、図178に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220の図示を省略している。また、長押しオート連打機能が有効に設定されていても、図178に示される演出例では、長押しオート連打機能は無効とされている。すなわち、図178に示される演出ボタンの連打操作による演出は、第二の演出の一例ということができる。なお、図178に示される演出ボタンの連打操作による演出において、長押しオート連打機能が有効とされてもよい。
図178(a)に示すように、右画像表示装置209Rの表示画面の下部では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、演出ボタン136による連打演出が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに、この演出ボタン画像BTの下方に、残時間メーターMTが表示される。なお、図178(a)に示されるタイミングでは、操作有効期間が開始する前であり、演出ボタン136を操作しても無効として取り扱われることとなる。また、演出ボタンランプ138は、消灯状態とされている。また、発光部LL,LRは、いずれもすべてのLEDが消灯している。本実施形態では、通常時では、発光部LL,LRは、いずれもすべてのLEDを消灯するようにしているが、所定の態様で発光するようにしてもよく、例えば、通常時では、白色で点滅するようにしてもよい。なお、本実施形態では、発光部LL,LRにおけるすべてのLEDが消灯している態様も発光態様の一態様に含まれる。
その後、装飾図柄表示装置208では、図178(b)に示されるタイミングで、演出ボタン画像BTの上部に「連打しろ」という文字が表示されるとともに、演出ボタンランプ138が赤色に発光し、操作有効期間が開始したことが報知される。すると、これを見た遊技者は、演出ボタン136による連打操作を開始するのである。
遊技者により演出ボタン136の連打操作が継続して行われると、演出ボタン136の操作回数に応じて、発光部LL,LRは、下部からLEDを発光する数を漸次増加する。図178(c)に示すタイミングでは、発光部LL,LRの下端からおよそ1/4の高さまでLEDが黄色で発光している様子が示されている。本実施形態において、このような発光態様は、第二の発光態様の一例ということができる。また、装飾図柄表示装置208では、経過時間に応じて残時間メーターMTのゲージが減少する表示が行われている。なお、本実施形態では、発光部LLと発光部LRとで同時に同じ数だけLEDを発光させるようにしたが、例えば、発光部LLを先に発光させ、発光部LLの全てのLEDが発光した後で、発光部LRの発光を開始するようにしてもよいし、発光部LRを先に発光させ、発光部LRの全てのLEDが発光した後で、発光部LLの発光を開始するようにしてもよい。また、発光部LLと発光部LRとでLEDを発光させる数を交互に増加させるようにしてもよい。
その後、遊技者による演出ボタン136の連打操作がさらに継続し、図178(d)に示されるタイミングとなると、発光部LL,LRの下端からおよそ2/3の高さまでLEDが緑色で発光する。本実施形態において、このような発光態様は、第二の発光態様の一例ということができる。また、装飾図柄表示装置208では、発光部LL,LRに沿う領域で緑色のエフェクト画像が表示され、LEDからの光が画像に影響しているかのような演出表示が行われている。このように、発光部LL,LRは、LEDの発光個数、すなわち、演出ボタン136の操作回数に応じて発光色が変化している。なお、LEDの発光個数のみ変化し、発光色を変化させないようにしてもよい。また、LEDの発光色のみ変化し、発光個数を変化させないようにしてもよい。また、エフェクト画像が表示されるタイミングは、発光部LL,LRのLEDの色が変化するタイミングと同時であってもよいし、エフェクト画像が表示されてからLEDの色が変化してもよいし、LEDの色が変化してからエフェクト画像が表示されてもよい。また、本実施形態では、エフェクト画像の表示色を発光部LL,LRのLEDの発光色と同じにしたが、異なるようにしてもよい。この場合、LEDの発光色とエフェクト画像の表示色とが対応付けられてもよいし、対応付けられていなくてもよい。
その後、遊技者による演出ボタン136の連打操作がさらに継続し、図178(e)に示されるタイミングとなると、発光部LL,LRのすべてのLEDが赤色で発光する。本実施形態において、このような発光態様は、第二の発光態様の一例ということができる。また、装飾図柄表示装置208では、発光部LL,LRに沿う領域で赤色のエフェクト画像が表示され、LEDからの光が画像に影響しているかのような演出表示が行われている。
その後、遊技者による演出ボタン136の連打操作がさらに継続すると、図178(f)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、姫のキャラクタが表示されて連打操作による演出に成功した旨が報知されるとともに、発光部LL,LRが虹色で発光しているように見えるように、発光部LL,LRの全てのLEDについて発光色が変化する態様(以下、「虹色発光態様」という場合がある。)で点灯する。また、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、発光部LL,LRに沿う領域で虹色で視認されるような表示態様であるエフェクト画像が表示される。なお、姫のキャラクタが表示されるタイミングは、エフェクト画像が虹色で視認されるような表示態様であるエフェクト画像が表示されるタイミングと同じであってもよいし、姫のキャラクタが表示されるタイミングの方が先でもよいし、姫のキャラクタが表示されるタイミングの方が後でもよい。
その後、図178(g)に示されるタイミングで、左画像表示装置209Lと右画像表示装置209Rとが互いに近接する方向に移動して、装飾図柄表示装置208の略中央の前方に重なる位置で左画像表示装置209Lと右画像表示装置209Rとが最も近接する位置となる。なお、発光部LL,LRは、引き続き虹色発光態様ですべてのLEDが点灯している。
すると、図178(h)に示されるタイミングで、左画像表示装置209Lと右画像表示装置209Rとが一体となって装飾図柄表示装置208の表示面に沿って時計方向に90度回転した後、図178(i)に示されるタイミングで、大当りとなることを祝福する「祝」の文字が左画像表示装置209Lと右画像表示装置209Rに跨って表示される。このとき、変動表示中の装飾図柄は、右画像表示装置209Rの左下部分に右画像表示装置209Rの向きに合わせて表示される。
その後、図178(j)に示されるタイミングで、透過板部材118の側端部近傍に配置された発光体が発光して、透過板部材118の透過領域に所定の模様が形成される。これにより、左画像表示装置209L、右画像表示装置209Rと、透過板部材118に形成された模様とで奥行きのある演出を行うことができる場合がある。なお、透過板部材118の透過領域に所定の模様が形成される演出を行わないようにしてもよい。
本実施形態では、上述したように、連打操作が行われることにより、図178(b)〜同図(f)に示すように、発光部LL,LRの発光態様が演出ボタン136の操作回数に応じて変化していく演出やエフェクト画像を見ることができるが、例えば、連打操作による演出が開始された後、遊技者が連打操作を行わない場合には、これらの演出が行われることなく、操作有効期間が経過するタイミングで、図178(g)に示されるように、左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rが移動する。すなわち、遊技者は、連打操作を行わなくても、図178(g)〜同図(j)に示される演出を視認することができるが、発光部LL,LRの発光態様が変化していく演出やエフェクト画像を視認することができないので、演出ボタン136の連打は、このような演出を楽しむインセンティブとして寄与することができる場合がある。
このように、本実施形態では、例えば、図178(c)〜同図(e)に示される態様で発光部LL,LRが点灯する演出は、演出ボタン136が複数回操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、演出ボタン136が長押しされたことでは、開始されない演出であるということができる。
また、本実施形態では、図178(c)〜同図(e)に示される連打操作演出は、図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であるということもできる。
また、本実施形態において、左画像表示装置209Lと右画像表示装置209Rとが近接する位置となったときにおける発光部LL,LRの発光態様(発光色)は、演出ボタン136の連打操作に応じて変化した発光部LL,LRの発光態様(発光色)と関連性を有してもよいし、関連性を有しないものであってもよい。また、左画像表示装置209Lと右画像表示装置209Rとが近接する位置となったときにおける発光部LL,LRの発光態様(発光色)を、連打操作による演出に成功した場合と、連打操作が行われない場合とで異ならせてもよいし、同じにしてもよい。
また、上述した発光部LL,LR以外にも、演出内容に応じて位置が変化する発光手段を備えてもよい。この場合、図178に示される連打操作による演出に関連して発光態様が変化するものであってもよいし、変化しないものであってもよいし、他の連打操作による演出に関連して発光態様が変化するものであってもよい。また、上述した発光部LL,LR以外に、演出内容に応じて位置が変化する発光手段を備えないものであってもよい。
また、発光部LL,LRは、図178に示される連打操作による演出以外の演出(例えば、図柄変動表示中や大当り遊技中における演出)の実行中においても所定の発光態様(第一の発光態様)で点灯するように構成されているが、図178に示される連打操作による演出の実行中においてのみ点灯するように構成されてもよい。本実施形態では、第一の発光態様は、第二の発光態様とは異なる発光態様としているが、同じ発光態様としてもよい。
なお、図178に示される演出例において、左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rに換えて、画像表示装置を備えない遮蔽装置246(図140参照)を適用してもよく、この場合、遮蔽装置246の左扉246a及び右扉246bにそれぞれ発光部LL,LRを設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rとを一体に回転可能に構成したが、回転しない構成であってもよい。また、左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rは、装飾図柄表示装置208の表示面に沿って移動可能に構成したが、移動しない構成であってもよい。
また、本実施形態では、第二の画像表示手段として、2つの画像表示装置(左画像表示装置209L、右画像表示装置209R)を適用したが、1つの画像表示装置によって構成されてもよいし、3つ以上の画像表示装置によって構成されてもよい。
また、本実施形態では、発光部LL,LRを遊技盤200の演出装置206に設けられる構成としたが、遊技盤200の演出装置206以外に設けられる構成であってもよいし、遊技盤200ではなく、前面枠扉106に設けられる構成であってもよい。例えば、発光部LL,LRに換えて、演出ボタンランプ138を適用してもよい。この場合、例えば、演出ボタンランプ138を、LEDなどの発光素子をマトリクス状に配置した構成として、連打操作に応じて表示態様が変化するものとしてもよい。また、発光部LL,LRが遊技盤200と前面枠扉106の両方に設けられた構成であってもよい。この場合、例えば、遊技盤200に設けられた発光部から、前面枠扉106に設けられた発光部にかけて連動して発光するように発光制御すると、演出効果が向上する場合がある。また、これらの態様の発光部はいずれも可動手段により可動するものであってもよいし、可動しないものであってもよい。また、可動手段に設けられた発光部と可動しない発光部とを備えている場合には、最初に可動しない発光部を発光させた後、ステップアップして可動手段に設けられた発光部を発光させるように発光制御してもよい。また、発光部LL,LRに換えて、図178(j)を参照して上述した、透明板部材118の側端部に設けられた発光体を適用し、透過領域に形成された模様における発光態様を変化させることで実現するようにしてもよい。
図179は、裏ボタン演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。ここで、図179に示す演出例では、装飾図柄表示装置208の他、装飾図柄表示装置208の下方に、第二の演出手段として機能する演出ランプSL1〜SL4が設けられており、それぞれで点灯制御を行うことができるように構成されている。演出ランプSL1〜SL4は、発光手段としていずれもフルカラーLEDが内蔵され、レンズカバーに覆われている。演出ランプSL1のレンズカバーには、「八」の文字が描かれており、演出ランプSL2のレンズカバーには、「代」の文字が描かれており、演出ランプSL3のレンズカバーには、「将」の文字が描かれており、演出ランプSL4のレンズカバーには、「軍」の文字が描かれている。また、透明板部材118(図138参照)には、透過領域に所定のレンズカットが施されるとともに、透明板部材118の側端部近傍の適宜位置に発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。なお、演出ランプSL1〜SL4を構成する発光手段としては、LEDに限らず、例えば、ランプであってもよいし、EL等の他の発光デバイスを適用してもよい。また、図179に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220の図示を省略している。また、長押しオート連打機能が有効に設定されていても、図179に示される演出例では、長押しオート連打機能は無効とされるが、長押しオート連打機能が有効とされてもよい。本実施形態では、裏ボタン演出を実行可能な期間(裏ボタン演出を行うための操作受付期間)においては、演出ボタン136あるいは操作キーユニット137の操作が有効とされていることを報知しないが、例えば、「・・・の時にボタンを操作すると・・・だぞ」などといった裏ボタン演出の存在を示唆するようなチュートリアル表示を行ってもよく、そして、このチュートリアル表示が、たまたま裏ボタン演出を実行可能な期間において表示する場合があってもよいし、意図的に表示する場合があってもよい。このようなチュートリアル表示による裏ボタン演出の示唆が行われているときに演出ボタン136等の操作によって行われる演出も裏ボタン演出という場合があってもよいし、裏ボタン演出に含まれないものであってもよい。
図179(a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の中央には、方形状の枠内に「家紋を探せ」というリーチタイトルTTが表示され、スーパーリーチ演出が開始されることを報知している。このリーチタイトルTTの枠内は、例えば、緑色の配色が施されている。また、演出ランプSL1〜SL4及び演出ボタンランプ138は、いずれも消灯している。ここで、演出ランプSL1〜SL4は、通常時において、消灯してもよいし、所定の発光態様(例えば、白色で点灯する態様)で発光させるようにしてもよい。
その後、図179(b)に示されるタイミングで、裏ボタン演出の存在を知っている遊技者が演出ボタン136を1回押下操作すると、図179(c)に示すように、リーチタイトルTTの枠内の配色が緑色から赤色に変化する。すなわち、演出ボタン136を操作することを報知していないが、リーチタイトルTTが表示されている期間(第二の期間)では、演出ボタン136の操作が有効とされており、この期間において演出ボタン136を操作することにより裏ボタン演出が行われる。なお、リーチタイトルTTの枠内の配色の変化は、演出ボタン136の1回の押下操作により行われるようにしてもよいし、複数回の操作があった場合に行われるようにしてもよいし、所定時間の長押し操作が行われた場合に行われるようにしてもよい。また、演出ボタン136が操作されると、裏ボタン演出としてリーチタイトルTTの枠内の配色を変化させるようにしたが、例えば、文字の色を変化させるようにしたり、背景の色や表示態様を変化させるようにしてもよい。また、裏ボタン演出として、リーチタイトルTTの表示態様を1回だけ変化するようにしてもよいし、演出ボタン136が押下される毎にリーチタイトルTTの表示態様が変化するようにしてもよい。また、リーチタイトルTTが表示されている状態で演出ボタン136を操作することにより、裏ボタン演出を必ず行うようにしてもよいし、行わない場合があってもよく、例えば、演出ボタン136が操作される毎に抽選を行い、当選した場合に裏ボタン演出を行うようにしてもよい。なお、図179(c)に示す例において、演出ボタン136が操作されたときに、リーチタイトルTTの枠内の配色の変化の他にも、所定の効果音を出力するようにしてもよい。また、図179(c)に示す例において、操作受付期間において演出ボタン136が操作されなかった場合も、リーチタイトルTTの枠内の配色が緑色から赤色に変化する場合があってもよい。また、、操作受付期間において演出ボタン136が操作されなかった場合は、赤色以外の色に変化する場合があってもよい。この場合において、演出ボタン136をさらに押下操作した場合には、リーチタイトルTTの枠内の配色がさらに変化するようにしてもよい(例えば、緑色>黄色>赤色等)。
その後、図179(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出が開始されている。スーパーリーチ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208の表示画面の左側端において「家紋落下で発展」という文字表示が行われ、家紋を模した演出可動体225が装飾図柄表示装置208の上方から降ってくることにより大当りの信頼度のより高い発展演出が開始されることが報知される。
スーパーリーチ演出が開始された後、図179(d)に示すように、裏ボタン演出(裏ボタン連打演出)の存在を知っている遊技者が、演出ボタン136による連打操作を開始し、所定回数の押下操作がなされると、図179(e)に示すように、演出ランプSL1が緑色に点灯する。すなわち、演出ボタン136を操作することを報知していないが、スーパーリーチ演出が行われている期間(第二の期間)では、演出ボタン136の操作が有効とされており、この期間において演出ボタン136を連打操作することにより裏ボタン連打演出が行われる。また、装飾図柄表示装置208では、演出ランプSL1が緑色に点灯するのに応じて、表示画面の下端縁に沿う領域で緑色のエフェクト画像が表示され、演出ランプSL1からの光が画像に影響しているかのような演出表示が行われる。なお、エフェクト画像が表示されるタイミングは、演出ランプSL1が緑色に点灯するタイミングと同時であってもよいし、エフェクト画像が表示された後で演出ランプSL1を点灯させるようにしてもよいし、演出ランプSL1が点灯した後でエフェクト画像を表示するようにしてもよい。また、本実施形態では、エフェクト画像の表示色を演出ランプSL1の発光色と同じにしたが、異なるようにしてもよい。この場合、LEDの発光色とエフェクト画像の表示色とが対応付けられてもよいし、対応付けられていなくてもよい。また、エフェクト画像を表示しないようにしてもよい。また、本実施形態では、演出ボタン136の連打操作により、演出ランプSL1が点灯し、それに付随してエフェクト画像が表示される構成としているが、演出ボタン136の連打操作により、エフェクト画像が表示され、それに付随して演出ランプSL1が点灯する構成であってもよい。
その後、遊技者により演出ボタン136の連打操作が継続して行われると、演出ボタン136の操作回数に応じて、演出ランプSL1、演出ランプSL2、演出ランプSL3、演出ランプSL4の順で緑色による点灯を開始する。図179(f)は、演出ランプSL1〜SL4のすべてが緑色で点灯している様子を示している。なお、エフェクト画像の表示態様に変化はないが、変化するようにしてもよく、例えば、演出ランプの点灯数に応じて、エフェクト画像の表示領域が大きくなるようにしてもよい。また、演出ランプSL1〜SL4の点灯順序は上述したものに限定されず、適宜設定することができる。さらに、演出ランプSL1〜SL4の点灯順序を通常と異ならせる場合があるようにすることで大当り予告を行うようにしてもよい。
その後、遊技者により演出ボタン136の連打操作がさらに継続し、図179(g)に示されるタイミングとなると、演出ランプSL1が緑色から赤色に発光態様が変化する。また、装飾図柄表示装置208では、エフェクト画像の表示色が緑色から赤色に変化し、表示領域も上方に拡大している。
その後、遊技者により演出ボタン136の連打操作がさらに継続して行われると、演出ボタン136の操作回数に応じて、演出ランプSL1、演出ランプSL2、演出ランプSL3、演出ランプSL4の順で緑色から赤色に発光態様が変化する。図179(h)は、演出ランプSL1〜SL4のすべてが緑色から赤色に発光態様が変化した様子を示している。本実施形態では、裏ボタン連打演出では、長押しオート連打機能が無効とされているので、演出ボタン136が長押し操作されたことでは、演出ランプSL1〜SL4の点灯は開始されない。このように、裏ボタン連打演出において、演出ランプSL1〜SL4が点灯する演出やエフェクト画像を表示する演出は、第二の演出の一例ということができる。また、裏ボタン連打演出におけるエフェクト画像は、第二の表示の一例ということができる。また、裏ボタン連打演出において、演出ランプSL1〜SL4のうちの少なくとも一つが点灯する態様は、第二の発光態様の一例ということができる。
その後、スーパーリーチ演出が開始してから所定の演出時間が経過すると、図179(i)に示すように、装飾図柄表示装置208の上方に配置されていた演出可動体225が下降し、装飾図柄表示装置208の中央の前方に重なる位置まで移動する。このとき、演出ランプSL1〜SL4は、いずれも虹色発光態様となっている。この演出可動体225の降下動作は、裏ボタン演出によるものではなく、スーパーリーチ演出において実行される演出である。また、演出ランプSL1〜SL4による虹色発光態様は、演出可動体225が移動したことに伴う発光態様であり、裏ボタン演出とは別個のものである。なお、演出ランプSL1〜SL4の虹色発光態様による点灯を開始するタイミングは、演出可動体225の降下動作の完了と同時であってもよいし、演出可動体225の降下動作の完了よりも前のタイミングであってもよいし、演出可動体225の降下動作の完了よりも後のタイミングであってもよい。
その後、図179(j)に示されるタイミングで、透過板部材118の側端部近傍に配置された発光体が発光して、透過板部材118の透過領域に所定の模様が形成される。また、装飾図柄表示装置208では、背景画像が変化し、透過板部材118に形成された模様を引き立たせている。これにより、演出可動体225と、透過板部材118に形成された模様とで奥行きのある演出を行うことができる場合がある。なお、透過板部材118の透過領域に所定の模様が形成される演出を行わないようにしてもよい。
本実施の形態では、上述したように、連打操作が行われることにより、図179(e)〜同図(h)に示すように、裏ボタン連打演出として、演出ランプSL1〜SL4の発光態様が演出ボタン136の操作回数に応じて変化していく演出やエフェクト画像を見ることができるが、遊技者が連打操作を行わない場合には、これらの演出が行われることなく、操作有効期間が経過するタイミングで、図179(i)に示されるように、演出可動体225の降下動作が行われる。すなわち、遊技者は、裏ボタン操作としての連打操作を行わなくても、図179(i)〜同図(j)に示される演出を視認することができるが、上述した裏ボタン演出を視認することができないので、演出ボタン136の連打は、このような演出を楽しむインセンティブとして寄与することができる場合がある。
また、上述した演出ランプSL1〜SL4以外にも、演出内容に応じて発光態様が変化する発光手段を備えてもよい。この場合、図179に示される連打操作による演出に関連して発光態様が変化するものであってもよいし、変化しないものであってもよいし、他の連打操作による演出に関連して発光態様が変化するものであってもよい。また、上述した演出ランプSL1〜SL4以外に、演出内容に応じて発光態様が変化する発光手段を備えないものであってもよい。また、演出ランプSL1〜SL4が演出内容に応じて可動する構成であってもよい。
また、本実施形態では、演出ランプSL1〜SL4を遊技盤200の演出装置206に設けられる構成としたが、遊技盤200の演出装置206以外に設けられる構成であってもよいし、遊技盤200ではなく、前面枠扉106に設けられる構成であってもよい。また、演出ランプSL1〜SL4が遊技盤200と前面枠扉106の両方に設けられた構成であってもよい。この場合、例えば、遊技盤200に設けられた演出ランプから、前面枠扉106に設けられた演出ランプにかけて連動して発光するように発光制御すると、演出効果が向上する場合がある。また、これらの態様の演出ランプはいずれも可動手段により可動するものであってもよいし、可動しないものであってもよい。また、可動手段に設けられた演出ランプと可動しない演出ランプとを備えている場合には、最初に可動しない演出ランプを発光させた後、ステップアップして可動手段に設けられた演出ランプを発光させるように発光制御してもよい。また、演出ランプSL1〜SL4に換えて、図179(j)を参照して上述した、透明板部材118の側端部に設けられた発光体を適用し、透過領域に形成された模様における発光態様を変化させることで実現するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、裏ボタン連打演出における演出ランプSL1〜SL4の発光は、演出ボタン136が複数回操作(第一の操作態様で操作)されたことに応じて実行される場合がある演出であり、演出ボタン136が長押し操作(第二の操作態様で操作)されたことでは、演出ランプSL1〜SL4の発光が開始されないということができる。
また、本実施形態では、裏ボタン連打演出におけるエフェクト画像の表示は、演出ボタン136が複数回操作(第一の操作態様で操作)されたことに応じて実行される場合がある表示であり、演出ボタン136が長押し操作(第二の操作態様で操作)されたことでは、エフェクト画像の表示が開始されないということができる。
また、本実施形態では、裏ボタン連打演出における演出ランプSL1〜SL4が点灯する演出やエフェクト画像を表示する演出は、図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であるということもできる。
図180は、演出ボタンの長押し操作による演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。ここで、図180に示す演出例では、演出ボタン136に換えて演出ボタンユニット1360が設けられている。演出ボタンユニット1360は、ボタン部136Pと、ジョグダイヤル部136Jとを備えて構成されている。ボタン部136Pは、例えば、モータ等のアクチュエータにより、上方に突出可能とされており、演出内容に応じてその位置が変位する。ジョグダイヤル部136Jは、円環状に形成されてボタン部136Pの外側を囲むようにして配置されている。ジョグダイヤル部136Jは、遊技者によって円周方向に沿って正逆転方向に回転させることが可能となっており、操作量に応じた信号が第1副制御部400のセンサ回路428(図141参照)に入力される。また、図180に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220の図示を省略している。特図1第四図柄t1は、第1特図表示装置212における図柄の変動表示に対応して変動表示が行われ、特図2第四図柄t2は、第2特図表示装置214の表示結果に対応してはずれの表示結果で停止表示されている。
図180(a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われ、「装飾3」でリーチ状態が形成され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)演出が行われている。図180(a)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されており、図180(a)に示すタイミングでは、まさに勝負が決せられようとする様子が示されている。なお、演出内容が容易に認識できるように、大当りとなる演出結果が何であるかを表示(例えば、「剣豪に勝てば大当り」等の文字を表示)するようにしてもよい。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央では、決闘シーンのアニメーションに重ねて、演出ボタンユニット1360を模した演出ボタン画像BTとともに、「PUSH」という文字が表示され、この演出ボタン画像BTの下方に、残時間メーターMTが表示され、ボタン部136Pの操作を促す報知が行われている。また、ボタン部136Pの内部に設けられた演出ボタンランプ138は、赤色に発光している。なお、図180(a)では、操作有効期間が開始してから所定時間(例えば、1秒)が経過した様子が示されている。そして、遊技者は、ボタン部136Pを押下操作すると、装飾図柄表示装置208では、図180(b)に示すように、主人公が剣豪に敗北した様子を示す表示が行われる。
その後、図180(c)に示すように、装飾図柄表示装置208では、復活演出が開始され、演出ボタン画像BTとともに、「ジョグを回転させて時間を巻き戻せ」という文字が表示され、ジョグダイヤル136Jを回転させることを報知する。
遊技者は、図180(d)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示に従って、ジョグダイヤル136Jを回転させると、剣豪リーチ演出における決闘シーンの表示までアニメーションが巻き戻されていく表示が行われる場合がある。ここで、ジョグダイヤル136Jの回転操作に応じて、エフェクト画像やランプの発光等の所定の演出が行われてもよい。
その後、図180(e)に示されるタイミングになると、装飾図柄表示装置208では、再び決闘シーンのアニメーションが開始されるとともに、演出ボタンユニット1360を模した大きな画像であるデカボタン画像LBTが表示され、デカボタン画像LBTの下方に残時間メーターMTが表示されてボタン部136Pの押下を促す報知が行われる。また、演出ボタンユニット1360は、ボタン部136Pが突出し、大当りに対する期待度が高いことを演出している。このとき、演出ボタンランプ138は、赤色に発光している。なお、ボタン部136Pが突出するタイミングは、デカボタン画像LBTの表示が開始されるタイミングと同じでもよいし、デカボタン画像LBTの表示が開始された後でもよいし、デカボタン画像LBTの表示が開始される前であってもよい。本実施形態では、デカボタン画像LBTの表示が開始されると、ボタン部136Pの操作有効期間が開始されるようにしているが、ボタン部136Pが突出したときに、ボタン部136Pの操作有効期間が開始されるようにしてもよい。また、図180(e)で、デカボタン画像LBTの表示に換えて、演出ボタン画像BTが表示される場合があってもよく、この場合では、ボタン部136Pは突出しないようにしてもよい。
図180(f)は、デカボタン画像LBTの表示が開始されてから所定時間(例えば、1秒)が経過した様子が示されている。遊技者は、図180(f)に示すように、ボタン部136Pを押下操作すると、図180(g)に示すように、装飾図柄表示装置208の上方に配置されていた演出可動体225が下降し、装飾図柄表示装置208の中央の前方に重なる位置まで移動する。このとき、装飾図柄表示装置208では、演出可動体225が下降してきたことを引き立たせるために、所定のエフェクト画像を表示している。
その後、図180(h)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208の左右両側に配置されている、左装飾部材225Lと右装飾部材225Rとが互いに近接する位置まで移動し、演出可動体225の左右両側を囲う形態となる。左装飾部材225L及び右装飾部材225Rは、半円形状の板状部材の一部を円弧状に切り欠いて形成され、演出可動体225の外周に略沿うような形状をなしている。本実施形態では、演出可動体225が動作することにより大当りとなることを報知し、遊技者は、この演出を見ることによって、大当りとなることを認識することができる場合がある。なお、図180(g)〜同図(h)に示される演出は必ず行われるものでなくてもよく、例えば、ボタン部136Pが操作されても、演出可動体225が下降せず、はずれの結果が表示されるようにしてもよい。
その後、左装飾部材225L及び右装飾部材225Rが装飾図柄表示装置208の左右両側に退避し、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の上方に退避すると、図180(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公が剣豪に勝利した様子を示す表示が行われる。
また、本実施形態では、剣豪リーチ演出においては、長押しオート連打機能が有効とされており、図180(c)に示される演出が行われた後、ジョグダイヤル136Jを回転させず、図180(d´)に示すように、ボタン部136Pを長押し操作することによっても、ジョグダイヤル136Jを回転させたものとして、図180(e)に示される演出が行われる場合もある。
このように、本実施形態では、ボタン部136Pで長押し操作を行うことにより、ジョグダイヤル136Jの回転操作が行われたとして、所定の演出を開始するように構成している。すなわち、本実施形態では、演出ボタン以外の他の操作デバイスによる所定の操作を、演出ボタンの長押し操作によって代替しているということができる。演出ボタン以外の他の操作デバイスとしては、例えば、タッチパネルやタッチセンサ等が挙げられる。例えば、タッチセンサの場合は、センサの上で手をこするような動作を行ってセンサの検知/非検知を複数回繰り返すことを要求する演出を行う場合において、この動作を演出ボタンの長押し操作によって代替するようにしてもよい。
また、演出ボタンの長押し操作に換えて、演出ボタン以外の操作デバイスによる長押し操作によって長押しオート連打機能を有効とするように構成してもよく、例えば、タッチパネルに対する長押し操作や、タッチセンサの長時間検出によって長押しオート連打機能を発揮するように構成してもよい。
図181は、本実施形態のパチンコ機における具体的演出例の一例を示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。なお、図181に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220の図示を省略している。図181(a1)〜同図(e1)は、スーパーリーチにおいて、リズムに合わせて演出ボタン136を操作する演出が実行されている様子を示している。なお、このスーパーリーチでは、長押しオート連打機能が設定されている場合には、長押しオート連打機能は有効とされるが、長押しオート連打機能を無効としてもよい。
図181(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部において装飾図柄の変動表示が行われ、「装飾3」でリーチ状態が形成され、スーパーリーチ(姫様ダンスSPリーチ)演出が行わわれている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の左下隅部には、この演出の難易度を示す「ステップ1」の表示が行われている。難易度は複数種類あり、例えば、大当りに対する期待度や、この姫様ダンスSPリーチにおける演出の成功の度合いに応じて変更するように構成されている。
また、図181(a1)に示される装飾図柄表示装置208では、表示画面の右側に「CHANCE」の文字を含むタイミング画像TMが表示画面の上方から下方に向けて移動する表示が行われるとともに、タイミング画像TMの移動経路上にヒット画像HTが表示されている。このタイミング画像TMは、音楽に合わせてヒット画像HTに重なるタイミングで移動表示されている。また、演出ボタンランプ138は、赤色に発光しており、操作受付状態であることを報知している。
その後、図181(b1)に示すように、遊技者は、演出ボタン136の長押し操作を開始する。すると、長押しオート連打機能が作動し、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミングとは無関係に、一定間隔で疑似的な演出ボタン136の連打操作が行われる。なお、長押しオート連打機能の作動中は、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なるタイミングでのみ疑似的な演出ボタン136の操作が行われるようにしてもよい。一方、熟練の遊技者にあっては、演出ボタン136を長押し操作して長押しオート連打機能を作動させるといった初心者向けの遊技は行わず、タイミング画像TMがヒット画像HTに重なる位置で演出ボタン136を操作する遊戯を行うことで、高得点を狙うこともできる。なお、この「姫様ダンスSPリーチ」の遊戯方法は、図170に示して上述したのと同様である。
その後、姫様ダンスSPリーチにおける1ターン目の遊技が終了し、1ターン目における遊戯の結果を判定する。判定結果が、レベルアップの判定結果であった場合は、図181(c1)に示すように、「NICE」という文字表示が行われ、難易度が「ステップ2」に移行することが報知される。なお、図181(c1)に示されるタイミングでは、操作有効期間外となっているので、演出ボタンランプ138は消灯している。
その後、難易度が「ステップ2」での遊戯が開始される。図181(d1)は、難易度が「ステップ2」での遊戯が行われている様子が示されている。その後、図181(e1)に示されるタイミングで、遊技者が演出ボタン136の長押し操作を開始すると、長押しオート連打機能が再び作動し、疑似的な演出ボタン136の連打操作が再開される。
本実施形態では、長押しオート連打機能が有効とされる期間が繰り返し行われているが、例えば、長押しオート連打機能が有効な第一の期間(例えば、図181(a1)〜同図(b1)に示される期間)から長押しオート連打機能が無効とされるインターバル期間(例えば、図181(c1)に示される期間)を挟んで長押しオート連打機能が有効な第二の期間(例えば、図181(d1)〜同図(e1)に示される期間)に亘って演出ボタン136の長押し操作が行われた場合には、いったん長押しオート連打機能が無効となった後の第二の期間では、演出ボタン136を押し直さない限り、長押しオート連打機能は有効とならないように構成されている。なお、第一の期間からインターバル期間を挟んで第二の期間に亘って演出ボタン136の長押し操作が行われた場合において、演出ボタン136を押し直さなくても第二の期間で長押しオート連打機能が有効となるようにしてもよい。
図181(a2)〜同図(d2)は、図148を参照して上述したようにして、演出カスタマイズ設定画面において、プレミアアップモードが選択された場合の動作の一例を示している。
図181(a2)は、図148(h1)に示して上述したように、プレミアアップモードが設定された様子が示されている。
上述したように、プレミアアップモードに設定された後、連打操作演出が開始されると、図181(b2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が画面の中央に表示され、演出ボタン画像BTの下方には、残時間メーターMTが表示される。なお、この連打操作演出では、長押しオート連打機能が設定されている場合には、長押しオート連打機能が有効とされる。遊技者は、連打操作演出が開始されたのを認識すると、演出ボタン136による連打操作を開始する。
その後、演出ボタン136の連打操作により複数回の操作が行われると、装飾図柄表示装置208では、図181(c2)に示すように、殿様のキャラクタと「鉄板」という文字からなるカットイン画像が表示され、大当り確定であることを報知するプレミア予告が行われる場合がある。本実施形態では、プレミアアップモードに設定されていることにより、このプレミア予告が発生しやすくなっており、演出カスタマイズ設定画面において、プレミアアップモード以外に設定されている場合は、プレミア予告以外の予告が発生しやすくなる。
その後、図181(d2)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、大当りの装飾図柄の組み合わせである「装飾5」−「装飾5」−「装飾5」で確定表示される。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅部では、ミッション(課題)達成を表すミッション達成表示が表示されている。ミッション達成表示は、これまで表示された演出発生表示(ここでは、「NO92:鉄板予告をみた」と表示される演出発生表示)の履歴のようなものである。なお、期待度が高い演出に対応する演出発生表示ほど、長い時間表示されるようにしてもよい。一方、期待度が低い演出に対応する演出発生表示は、すぐに消え、演出が次から次へと実行される場合には、次から次へと上書き表示されるようにしてもよい。さらに、演出発生表示には、演出の期待度や出現頻度を表す表示が付されていてもよく、例えば、Aランク〜Cランクのランク表示が付されていてもよい。また、このミッション達成表示は、会員制サービス用の隠し演出の開放用の表示であってもよい。すなわち、例えば、図181(c2)に示されるプレミア予告が行われたことにより、特定の隠し演出(例えば、特定のキャラクタが選択できるようになる等)が実行可能な状態となり、これをミッション達成表示で表示するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、プレミアアップモードに設定することで、プレミア予告が発生しやすくなるので、例えば、遊技者の遊技履歴としてのポイントがたまりやすくなったり、ミッションが与えられている場合には、ミッションが達成しやすくなったりすることができる場合がある。
また、本実施形態では、図148〜図149を参照して上述したメニュー画面において、操作キーユニット137を構成する各ボタンを1回ずつ押下操作してカーソルCLの移動、及び、設定画面の遷移を行い、プレミアアップモードに設定するといった労力の恩恵としてプレミア予告(プレミア演出)を発生させやすくしている。
また、本実施形態では、上述したメニュー画面において設定した結果が、長押しオート連打機能が有効である演出において反映されるということができる。
図182は、チャンス目演出の一例について説明する図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子を示す。図182は、チャンス目演出において複数回の演出ボタン136を操作する演出が行われた後、スーパーリーチに移行する様子を示している。なお、図181に示す演出例では、説明の便宜のため、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220の図示を省略している。また、このチャンス目演出では、長押しオート連打機能が設定されている場合でも、長押しオート連打機能は無効とされるが、長押しオート連打機能を有効としてもよい。
図182(a1)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われた後、左図柄表示領域208aにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「A」が停止表示され、中図柄表示領域208bにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「B」が停止表示され、右図柄表示領域208cにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「C」が停止表示され、チャンス目である装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。そして、左図柄表示領域208aに停止表示されたチャンス図柄「A」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT1とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT1が演出ボタン画像BT1の下方に表示されている。また、中図柄表示領域208bに停止表示されたチャンス図柄「B」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT2とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT2が演出ボタン画像BT2の下方に表示されている。また、右図柄表示領域208cに停止表示されたチャンス図柄「C」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT3とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT3が演出ボタン画像BT3の下方に表示されている。このように、図182(a1)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を3回押下操作すべきことを認識することができる場合がある。すなわち、本実施形態では、チャンス目演出が開始されたときから演出ボタン136を押下操作すべき回数を認識することができる場合がある。本実施形態では、予め演出ボタン136を押下操作すべき回数を認識可能とする演出については、遊技者による慎重な操作を行わせるために、長押しオート連打機能を無効としている。そして、図182(a1)に示される演出表示を視認した遊技者によって演出ボタン136が複数回操作されると、操作する毎に、チャンス図柄に換えて殿様図柄YM1〜YM3がこの順で表示される場合がある。図182(b1)は、装飾図柄表示装置208において、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様で表示された様子が示されている。本実施形態では、このように殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示が第二の表示(第二の演出)の一例ということができる。一方、複数回操作の途中で表示される、例えば、殿様図柄YM1のみの態様での表示や、殿様図柄YM1及び殿様図柄YM2が揃って表示され、殿様図柄YM3が表されていない態様での表示は、第二の表示以外の表示ということができる。すなわち、演出ボタン136の操作毎に何かしらの演出(効果音の出力等)が行われ、それが複数回行われた後に第二の表示(第二の演出)が表示(あるいは、実行)されるということができる。
すると、図182(c1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「熱」という文字表示を含むカットイン演出が行われた後、図182(d1)に示すタイミングで、スーパーリーチ演出が開始される。なお、チャンス目演出において、演出ボタン136を3回押下操作することなく操作有効期間が経過した場合には、図182(b1)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示や、図182(c1)に示されるカットイン演出が行われることなく、図182(d1)に示されるスーパーリーチ演出が開始することとなる。また、チャンス目演出において、演出ボタン136を3回押下操作することなく操作有効期間が経過した場合には、図182(b1)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を行うことなく、図182(c1)に示されるカットイン演出が行われた後、図182(d1)に示されるスーパーリーチ演出を開始するようにしてもよい。
このように、図182(a1)〜同図(d1)に示されるチャンス目演出では、演出ボタン136を複数回操作することにより、図182(b1)に示すような、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を視認できる場合がある。換言すれば、演出ボタン136を操作しないで操作有効期間が経過した場合には、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を視認することができない。このことは、図182(c1)に示されるカットイン演出についても同様ということができる。
また、例えば、チャンス目演出において、演出ボタン136を3回押下操作することなく操作有効期間が経過した場合には、図182(b1)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を行うようにしてもよい。この場合には、例えば、長押しオート連打機能が無効とされている演出においては、上級者は素早く複数回の演出ボタン136の操作を行うことで、初級者よりも早く演出を見ることができるのでより達成感を覚えることができる場合がある。
図182(a2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいてそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われた後、左図柄表示領域208aにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「A」が停止表示され、中図柄表示領域208bにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「B」が停止表示され、右図柄表示領域208cにチャンス目の一部を構成するチャンス図柄「C」が停止表示され、チャンス目である装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。そして、左図柄表示領域208aに停止表示されたチャンス図柄「A」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT1とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT1が演出ボタン画像BT1の下方に表示されている。また、中図柄表示領域208bに停止表示されたチャンス図柄「B」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT2とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT2が演出ボタン画像BT2の下方に表示されている。また、右図柄表示領域208cに停止表示されたチャンス図柄「C」に重なるようにして、演出ボタン136eの押下を促す演出ボタン画像BT3とともに「PUSH」という文字が表示され、演出ボタン押下の受付期間の残り時間を表す残時間メーターMT3が演出ボタン画像BT3の下方に表示されている。このように、図182(a2)に示す装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を3回押下操作すべきことを認識することができる場合がある。すなわち、本実施形態では、チャンス目演出が開始されたときから演出ボタン136を押下操作すべき回数を認識することができる場合がある。本実施形態では、予め演出ボタン136を押下操作すべき回数を認識可能とする演出については、遊技者による慎重な操作を行わせるために、長押しオート連打機能を無効としている。そして、図182(a2)に示される演出表示を視認した遊技者によって演出ボタン136が複数回操作されると、操作する毎に、チャンス図柄に換えて殿様図柄YM1〜YM3がこの順で表示される場合がある。図182(b2)は、装飾図柄表示装置208において、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様で表示された様子が示されている。
ところが、この演出例では、図182(c2−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン画像BTとともに残時間メーターMTが表示され、演出ボタン136をさらにもう1回押下操作させることを促すボタン操作追加演出が行われている。さらに、図182(c2−1)に示される装飾図柄表示装置208では、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示の上方に「気合を入れて押せ」という文字が表示されるとともに、所定のエフェクト画像が表示されている。また、演出ボタンランプ138は、赤色に発光して操作有効期間が開始されていることを報知している。
そして、図182(c2−2)に示されるタイミングで遊技者が演出ボタン136を1回押下操作すると、図182(d2)に示すように、装飾図柄表示措置208では、スーパーリーチ演出が開始されるが、このとき、このスーパーリーチ演出の大当りに対する信頼度が高いことを示す「激アツ」の文字表示が付加されている。なお、チャンス目演出において、演出ボタン136を3回押下操作することなく操作有効期間が経過した場合には、図182(b2)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示や、図182(c2−1)〜同図(c2−2)に示されるボタン操作追加演出が行われることなく、図182(d2)に示されるスーパーリーチ演出が開始することとなる。この場合において、例えば、「激アツ」の文字表示の付加がなされなくてもよい。
このように、図182(a2)〜同図(d2)に示されるチャンス目演出では、演出ボタン136を複数回操作することにより、図182(b2)に示すような、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を視認できる場合がある。換言すれば、演出ボタン136を操作しないで操作有効期間が経過した場合には、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を視認することができない。このことは、図182(c2−1)〜同図(c2−2)に示されるボタン操作追加演出についても同様ということができる。
また、例えば、チャンス目演出において、演出ボタン136を3回押下操作することなく操作有効期間が経過した場合には、図182(b2)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示を行うようにしてもよい。この場合には、例えば、長押しオート連打機能が無効とされている演出においては、上級者は素早く複数回の演出ボタン136の操作を行うことで、初級者よりも早く演出を見ることができるのでより達成感を覚えることができる場合がある。
また、この演出例では、予め演出ボタン136の操作回数を認識可能に報知した後、さらに追加して演出ボタン136を操作する演出が行われるので、演出ボタン136を操作すべき回数が最初から明確でない場合があり、遊技者に対する期待感をより高めることができる場合がある。
図183は、メニュー画面の他の表示例を示す図である。図183は、例えば、図柄変動表示が行われていない待機状態であるときに実行可能なメニュー画面において、各種設定が行われる様子を示している。
図183(a)に示される装飾図柄表示装置208では、はずれの装飾図柄の組み合わせである「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が停止表示されている。なお、図示はしていないが、第1特図表示装置212は、はずれの表示結果で停止表示されており、また、特図1第四図柄t1も、第1特図表示装置212の表示結果に対応してはずれの表示結果で停止表示されている。また、特図1の変動表示の保留数は0であるので、第1の特図1保留表示h11〜第四の特図保留表示h14は、いずれも保留されていない態様で表示されている。さらに、図183(a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の右上隅部に、特図1の変動表示の保留数を数字で表す特図1保留数表示部281Aが表示されており、特図1保留数表示部281Aには、保留数が0である旨の「0」の表示が行われている。すなわち、図183(a)に示される装飾図柄表示装置208では、待機状態の演出表示が行われている。
また、表示画面の上部には、演出ボタン136を表すアイコンとともに「でメニュー画面表示」という文字が表示されており、演出ボタン136が操作されることによりメニュー画面に移行することができることを報知している。
そして、演出ボタン136による1回の押下操作が行われると、装飾図柄表示装置208では、図183(b)に示されるようなメニュー画面が表示される。具体的には、メニュー画面では、音量及び光量の調整を行うための「音量光量調整」、パスワードを入力することで遊技者の遊技履歴を登録する「会員登録」及び遊技者の遊技履歴を取得する「遊技履歴」の3つのメニューが選択可能に表示されている。これらのメニューの下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136のアイコンとともに「で決定」の文字が表示されており、左ボタン137c及び右ボタン137dを操作することにより、カーソルCLを移動させ、演出ボタン136を操作することにより、カーソルCLで示されたメニューを実行可能であることが報知されている。この演出例において、「遊技履歴」のメニューは、右ボタン137dを2回操作することにより選択可能な表示であり、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合には、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。また、この演出例において、メニュー画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。
このメニュー画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルCLを移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象であるメニューが変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみ選択の対象であるメニューを順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、メニュー画面に移行するよりも前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、メニュー画面に移行した後で左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
上述したようにして「音量光量調整」が選択されると、装飾図柄表示装置208では、図183(c)に示すような調整画面が表示される。すなわち、表示画面の上部には、音量及び光量の調整が可能である旨の「調整画面」の表示が行われており、その下方には、音量を示す0〜10の11段階のゲージと、装飾図柄表示装置208における表示画面の明るさや遊技盤用ランプ532及び遊技台枠用ランプ542の光量を示す0〜10の11段階のゲージとが表示されている。そして、これらのゲージの下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンとともに「で変更」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136のアイコンとともに「で決定」の文字が表示されており、左ボタン137c及び右ボタン137dを操作することにより、カーソルCLで示された項目(音量及び光量)についての設定を変更でき、演出ボタン136を操作することにより、変更後の音量設定及び光量設定で演出が実行されるように決定するとともに、調整画面を終了することができることが報知されている。この調整画面では、上ボタン137a及び下ボタン137bを操作することにより、カーソルCLを音量又は光量に移動させることができ、上ボタン137a及び下ボタン137bを操作してカーソルCLを音量又は光量に移動させた後、左ボタン137cを押下操作する毎に音量又は光量を小さくする方向に設定を変更させることができ、右ボタン137dを押下操作する毎に音量又は光量を大きくする方向に設定を変更することができる。
この調整画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせて音量及び光量の設定を変更することができるようにしてもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみ音量及び光量の設定を変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、調整画面に移行するよりも前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、調整画面に移行した後で左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。また、上ボタン137a及び下ボタン137bも同様に、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよいし、無効な状態にしてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、音量設定を行うための表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。そして、例えば、音量設定において設定が「0」となっている場合において、設定「10」の表示態様は、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができ、また、音量設定が「10」で実行される音声出力は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な第四の演出の一例ということができる。光量設定についても同様である。
また、メニュー画面で「会員登録」が選択されると、装飾図柄表示装置208では、図183(d)に示すようなパスワード入力画面が表示される。すなわち、表示画面の上部には、パスワードの入力が可能である旨の「パスワードを入力してください」の表示が行われており、その下方には、入力された文字を表示する4ケタの入力文字表示領域が設けられている。そして、入力文字表示領域の下方には、A〜Zまでのアルファベットと、下線の表示態様であるカーソルUBが表示されている。カーソルUBは、A〜Zまでのアルファベットのうちのいずれか一つのみを指し示しており、図183(d)に示す表示画面では、「S」を指し示している。このパスワード入力画面では、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c及び右ボタン137dが押下操作されると、カーソルUBが移動し、演出ボタン136が押下操作されると、カーソルUBの指し示しているアルファベットを入力対象文字として、入力文字表示領域に当該アルファベットが表示される。そして、4ケタの入力文字表示領域にそれぞれアルファベットが入力された結果、入力されたパスワードが正しい場合には、入力されたパスワードに対応する遊技履歴が入力される。なお、パスワード入力画面を終了させる場合には、例えば、キャンセルボタン136fを押下操作することにより実行することができる。
このパスワード入力画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルUBを移動させることができるようにしてもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみカーソルUBを移動させることができるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、パスワード入力画面に移行するよりも前から上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、パスワード入力画面に移行した後で上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、パスワード入力画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。そして、例えば、カーソルUBの指し示しているアルファベットが「S」となっている場合において、カーソルUBがアルファベット「K」を指し示す表示態様は、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、パスワード入力画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第二の選択表示の一例ということができる。そして、例えば、カーソルUBの指し示しているアルファベットが「S」となっている場合において、カーソルUBがアルファベット「K」を指し示す表示態様は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能であり、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な第二の画像の一例ということができる。換言すれば、左ボタン137cが連打された場合にもアルファベット「K」を指し示す表示態様が表示され、長押しされた場合にもアルファベット「K」を指し示す表示態様が表示されるということができる。
また、メニュー画面で「遊技履歴」が選択されると、装飾図柄表示装置208では、図183(e)に示すようなコード発行画面が表示される。すなわち、表示画面の上部には、撮像手段を備えた携帯端末等で二次元コードを読み取ることにより遊技履歴を取得することができる旨の「コード発行画面」の表示が行われており、その下方には、遊技者の遊技履歴がコード化された二次元コードCDが表示されるとともに、当該二次元コードCDの読み取りを促す「読み取ってください」の文字表示が行われている。この演出例では、コード発行画面は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な演出の一例ということができる。
なお、上述したメニュー画面で選択可能なメニューは上述したものに限らず、種々のメニューを設定することが可能である。例えば、図183(f)に示すように、大当り中や通常遊技状態において登場させるキャラクタを選択するお気に入り選択画面を表示させるようにしてもよい。すなわち、お気に入り選択画面では、表示画面の上部に、キャラクタを選択可能である旨の「お気に入り選択画面」の表示が行われており、その下方には、キャラクタAを登場させるための「キャラA」、キャラクタBを登場させるための「キャラB」及びキャラクタCを登場させるための「キャラC」の3つの選択項目から選択可能に表示されている。これらの選択項目の下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136のアイコンとともに「で決定」の文字が表示されており、左ボタン137c及び右ボタン137dを操作することにより、カーソルCLを移動させ、演出ボタン136を操作することにより、カーソルCLで示されたキャラクタを登場させることができることが報知されている。
このお気に入り選択画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルCLを移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象である選択項目が変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみ選択の対象である選択項目を順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、お気に入り選択画面に移行するよりも前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、お気に入り選択画面に移行した後で左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、お気に入り選択画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。そして、「キャラC」の選択項目は、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。そして、「キャラC」が選択されて登場するキャラクタCによる演出は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な第四の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、お気に入り選択画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第二の選択表示の一例ということができる。そして、「キャラC」の選択項目は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能であり、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な第二の画像の一例ということができる。そして、「キャラC」が選択されて登場するキャラクタCによる演出は、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に開始可能な第五の演出の一例ということができる。
また、図183(g)に示すように、大当り中や通常遊技状態において出力する楽曲を選択する曲選択画面を表示させるようにしてもよい。すなわち、曲選択画面では、楽曲Aを出力させるための「曲A」、楽曲Bを出力させるための「曲B」及び楽曲Cを出力させるための「曲C」の3つの選択項目から選択可能に表示されている。これらの選択項目の下方には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、演出ボタン136のアイコンとともに「で決定」の文字が表示されており、左ボタン137c及び右ボタン137dを操作することにより、カーソルCLを移動させ、演出ボタン136を操作することにより、カーソルCLで示された楽曲を出力させることができることが報知されている。
この曲選択画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせてカーソルCLを移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象である選択項目が変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみ選択の対象である選択項目を順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態とする場合において、曲選択画面に移行するよりも前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、曲選択画面に移行した後で左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
なお、図183(g)に示される曲選択画面は、例えば、大当り開始演出において実行されるものであってもよい。
この演出例において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、曲選択画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第一の選択表示の一例ということができる。そして、「曲C」の選択項目は、第一の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、第一の操作態様で操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい第一の画像の一例ということができる。そして、「曲C」が選択されて出力される楽曲Cは、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始可能な第四の演出の一例ということができる。
また、この演出例において、長押しオート連打機能が有効な状態とされている場合では、曲選択画面は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な第二の選択表示の一例ということができる。そして、「曲C」の選択項目は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能であり、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な第二の画像の一例ということができる。そして、「曲C」が選択されて出力される楽曲Cは、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に開始可能な第五の演出の一例ということができる。
また、図183(h)に示すように、遊技における各種設定を個別に設定するためのカスタマイズ画面を表示させるようにしてもよい。すなわち、表示画面の上部には、遊技における各種設定を個別に設定することが可能である旨の「カスタマイズ画面」の表示が行われており、その下方には、機能1、機能2、機能3・・・の各設定項目と、設定項目毎の設定内容とが表示されている。そして、これらの表示の下方には、上ボタン137a及び下ボタン137bのアイコンとともに「で選択」の文字が表示され、さらにその右側には、左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンとともに「で変更」の文字が表示されており、上ボタン137a及び下ボタン137bを押下操作して設定変更する機能を選択し、左ボタン137c及び右ボタン137dで選択された機能についての設定を変更することができることが報知されている。なお、選択された機能は太枠で囲まれている。
このカスタマイズ画面において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、上ボタン137a又は下ボタン137bが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせて太枠を移動させるようにしてもよい。このとき、疑似的な連打操作の間隔を、例えば、遊技者が選択の対象である機能が変更されたことを容易に認識できる間隔(例えば、0.5秒)に設定してもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、上ボタン137a及び下ボタン137bの1回の押下操作毎にのみ選択の対象である機能を順次変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打を有効な状態とする場合において、カスタマイズ画面に移行するよりも前から上ボタン137aあるいは下ボタン137bが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、カスタマイズ画面に移行した後で上ボタン137a又は下ボタン137bを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
また、長押しオート連打機能が有効な状態において、左ボタン137c又は右ボタン137dが継続的に押下され続けている場合には、疑似的な連打操作に合わせて設定を変更することができるようにしてもよい。あるいは、長押しオート連打機能を無効な状態としてもよく、左ボタン137c及び右ボタン137dの1回の押下操作毎にのみ機能を変更できるように構成されてもよい。また、長押しオート連打を有効な状態とする場合において、カスタマイズ画面に移行するよりも前から左ボタン137cあるいは右ボタン137dが押下され続けている場合には、疑似的な連打操作を行わず、カスタマイズ画面に移行した後で左ボタン137c又は右ボタン137dを押しなおすことにより疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。
なお、図183(b)〜同図(h)に示される各種設定画面が表示されているときにおいて、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d又は演出ボタン136が長押しされている状態で、装飾図柄の変動表示が開始し、上述した演出ボタン136等の操作に係る演出が開始された場合には、長押しオート連打機能を有効な状態にして、当該操作しているボタンの疑似的な連打操作を行うようにしてもよいし、当該演出が開始された後でボタンを押しなおすことを条件として長押しオート連打機能による疑似的な連打操作を行うようにしてもよいし、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
また、図183(b)〜同図(h)に示される各種設定画面は、装飾図柄表示装置208の表示画面いっぱいに表示するように構成されているが、例えば、図183(b)〜同図(h)に示される各種設定画面を表示画面全体よりも小さい画面にして、図183(a)に示される待機状態の演出表示に重ねて表示するようにしてもよい。
また、図183(a)に示される待機状態の演出表示において、演出ボタン136による1回の押下操作が行われた場合に、図183(b)に示されるメニュー画面の表示を経由しないで、例えば、図183(c)〜同図(h)に示されるような各種設定画面を直接表示するようにしてもよい。
また、本実施形態において、長押しオート連打機能を有効にすることを可能にするか否かについて予め設定できるようにしてもよい。例えば、図183(b)に示されるメニュー画面において、長押しオート連打機能のON/OFFの設定メニューを設け、この設定メニューにおいて、長押しオート連打機能をONにしたことを条件として、演出ボタン136を長押しした場合に長押しオート連打機能が有効となるようにし、長押しオート連打機能をOFFにした場合には、演出ボタン136を長押しした場合でも長押しオート連打機能を有効にしないようにしてもよい。また、操作キーユニット137による所定の操作により長押しオート連打機能のON/OFFを設定できるようにしてもよい。
また、これまでに説明した演出例において、連打操作演出を実行するときにおいて、演出ボタン136を連打すると演出ボタン画像もこれに応じて連打しているような動画を表示してもよい。また、長押し操作演出を実行するときにおいて、演出ボタン136を長押しすると演出ボタン画像もこれに応じて長押ししているかのような動画を表示してもよい。また、長押しオート連打機能が有効となって演出ボタン136で長押しされていることにより疑似的な連打操作が行われている場合には、演出ボタン画像もこれに応じて長押しではなく連打しているような動画を表示するようにしてもよいし、長押ししているかのような動画を表示してもよい。このような操作に応じた動画表示は、演出ボタン136に限らず、例えば、図183に示される左ボタン137c及び右ボタン137dのアイコンに適用してもよく、また、上ボタン137a及び下ボタン137bのアイコンに適用してもよい。
図184は、演出可動物の初期設定が行われている様子を示す図である。
図184に示すパチンコ機100は、図184(a)に示すように、遊技盤200に演出可動物GM1が設けられており、同図中、鎖線で示された位置(装飾図柄表示装置208の上方であって、装飾図柄表示装置208に重ならない位置)から、実線で示された位置(装飾図柄表示装置208に重なる位置)に移動することが可能に構成されている。また、図184(c)に示すように、前面枠扉106の左下には、演出可動部材GM2が設けられ、前面枠扉106の右上には、演出可動部材GM3が設けられている。演出可動部材GM2は、前面枠扉106の回動支軸側を支軸として前面側に回動可能に取り付けられており、演出可動部材GM3は、前面枠扉106の上端辺に沿うように支持軸が設けられ、この支持軸を支軸として上方に回動可能に取り付けられている。これらの演出可動部材GM1,GM2,GM3は、例えば、ステッピングモータにより駆動される。
これらの演出可動部材GM1,GM2,GM3は、正常に動作させるために、初期動作を行って、初期位置を認識させておく必要がある。しかしながら、前面枠扉106に設けられた演出可動部材GM2,GM3は、例えば、開店作業を行っている遊技店員の意図しないタイミングで動作されることにより、遊技店員にぶつかってしまう可能性があるため、これらの演出可動部材GM2,GM3は、遊技店員の意図したタイミングで初期動作が行われる必要がある。
そのため、本実施形態では、電源が投入されると、まず、図184(a)に示すように、遊技店員にぶつかってしまう可能性のない遊技盤200に設けられた演出可動部材GM1の初期動作が行われる。その後、例えば、図184(b)に示すように、電源の投入があってから1分以内の間で、演出ボタン136による長押し操作が行われると、図184(c)に示すように、演出可動部材GM2,GM3の初期動作が行われる。これにより、遊技店員の開店作業中に、遊技店員が初期動作を行っている演出可動部材にぶつかってしまうおそれを低減することができる場合がある。
ここで、演出可動部材GM2,GM3の初期動作を行わせるために演出ボタン136の長押し操作が行われ、演出ボタン136が継続して押下され続けている状態で、装飾図柄の変動表示が開始し、上述した演出ボタン136の操作に係る演出が開始された場合には、長押しオート連打機能を有効な状態にして、演出ボタン136の疑似的な連打操作を行うようにしてもよいし、当該演出が開始された後で演出ボタン136を押しなおすことを条件として長押しオート連打機能による疑似的な連打操作を行うようにしてもよいし、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
なお、演出ボタン136による長押し操作により演出可動部材GM2,GM3の初期動作を開始するようにしたが、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)により演出可動部材GM2,GM3の初期動作を開始するようにしてもよいし、演出ボタン136による連打操作により演出可動部材GM2,GM3の初期動作を開始するようにしてもよい。
図185は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図185に示す封入式のパチンコ機1000では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段1001から遊技領域1002に発射された遊技媒体が、遊技領域1002から排出されて再び発射手段1001へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段1003が遊技台前面の遊技領域1002の下方に配設されており、図138に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
なお、図138に示して上述したパチンコ機100の上皿126に上述した表示手段1003がさらに設けられた態様を採用してもよく、さらに、この表示手段1003にタッチパネルが設けられた態様であってもよい。すなわち、表示手段1003に設けられたタッチパネルが操作手段として機能することができる。そして、タッチパネルによる1回のタッチ操作、連打操作あるいは長押し操作により、演出ボタン136の操作に係る演出が実行されてもよいし、長押しオート連打機能が有効な状態である場合には、タッチパネルが継続してタッチされ続けている状態で、タッチパネルに対する疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態にしないように構成されてもよい。また、一部の演出において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよい。換言すれば、タッチパネルにおいて長押しオート連打機能を作動させてもよいし、作動しないようにしてもよいし、作動させる演出が多いように構成されてもよいし、少ないように構成されてもよい。また、タッチパネルに対する連打操作による演出が複数あり、タッチパネルで行う場合には、長押しオート連打機能が有効な状態とならないことが多いように構成されてもよいし、少ないように構成されてもよい。
以上説明したように、図185に示すパチンコ機1000は、球を封入し、封入した球をパチンコ機内で循環させて使用するものであって、封入した球を発射球として使用し、球の払出はクレジットによって実行されるものであってもよい。
なお、これまでに説明した選択演出のうちの一部のみ長押しオート連打機能を有効にしてもよいし、全部について長押しオート連打機能を有効にしてもよい。また、これまでに説明した選択演出のうちの一部のみ長押しオート連打機能を有効にしないようにしてもよいし、全部について長押しオート連打機能を有効にしないようにしてもよい。
また、前面枠扉106の開放中において、演出ボタン136が所定回数操作された場合に、遊技店員により設定するための特定のメニューを実行可能に構成されていてもよい。この場合において、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよいし、有効な状態にしてもよい。
また、上述した長押しオート連打機能は、複数の図柄変動に跨って有効な状態にするようにしてもよいし、図柄が停止表示されたときに無効な状態にして、複数の図柄変動に跨って機能しないようにしてもよい。
また、演出ボタンを複数備えた場合において、一方の演出ボタンについて長押しオート連打機能により疑似的な演出ボタンの連打が行われているときに、他方の演出ボタンに対する操作については受け付けないようにしてもよいし、一方の演出ボタンについての操作の受け付けをいったん中止し、他方の演出ボタンに対する操作を受け付けた後、当該一方の演出ボタンについての操作の受け付けを再開するようにしてもよい。
また、例えば、演出ボタン136の他に、演出用のレバーや、タッチセンサ等を設け、演出用のレバーやタッチセンサについて、長押しオート連打機能やオートボタン機能を有効にしてもよい。
また、例えば、長押しオート連打機能が無効とされる演出に規則性を持たせるようにしてもよく、例えば、スーパーリーチ演出の開始以降は長押しオート連打機能が有効となる演出を行わないようにしてもよい。また、スーパーリーチ演出の開始以降は、連打演出を行わにようにしてもよい。
また、実行可能な連打演出のうち、長押しオート連打機能が有効とされる演出よりも長押しオート連打機能が無効とされる演出の方が多くなるようにしてもよいし、少なくなるようにしてもよい。
また、長押しオート連打機能が有効とされる演出よりも長押しオート連打機能が無効とされる演出の方が大当りに対する期待度が高いようにしてもよいし、低いようにしてもよい。
また、第二の演出の他にも、第Nの演出が長押しオート連打機能が無効とされる演出とされてもよい。
また、第一の演出の他にも、第Mの演出が長押しオート連打機能が有効とされる演出とされてもよい。
また、長押しオート連打機能が無効とされる演出が第二の演出のみであってもよい。
また、長押しオート連打機能が有効とされる演出が第一の演出のみであってもよい。
また、例えば、操作の結果、何を表示するか決まっているものは長押しオート連打機能が有効とされるようにしてもよい。
また、「連打」の文字表示が行われている演出においては長押しオート連打機能が有効とされるようにしてもよい。
また、大当りの当否に関する連打操作演出(あるいは、複数回操作演出)は、長押しオート連打機能が有効とされるようにしてもよい。
また、これまでに説明した実施形態において、長押しオート連打機能による演出ボタン136の疑似的な連打操作に合わせて、例えば、エフェクト等の演出を行ってもよいが、このような演出は、本発明でいう第一の演出とは異なる演出ということができる。換言すれば、第一の演出とは、長押しオート連打機能による演出ボタン136の疑似的な連打操作が行われた結果として表示される演出のことということができる。
また、長押しオート連打機能が無効とされる連打操作演出において、遊技者による演出ボタン136の連打操作(複数回操作)に合わせて、例えば、エフェクト演出を行ってもよいが、このような演出は、本発明でいう第二の演出とは異なる演出ということができる。換言すれば、第二の演出とは、演出ボタン136の連打操作(複数回操作)が行われた結果として表示される演出のことということができる。
また、当否判定を行う制御手段(例えば、主制御部300)が主体となって実行が決定される連打操作(複数回操作)演出に対して、長押しオート連打機能が有効となるようにされてもよいし、長押しオート連打機能が無効となるようにされてもよい。
また、当否判定を行う制御手段(例えば、主制御部300)ではなく、これとは異なる制御手段(例えば、第1副制御部400、第2副制御部500)が主体となって実行が決定される連打操作(複数回操作)演出に対して、長押しオート連打機能が有効となるようにされてもよいし、長押しオート連打機能が無効となるようにされてもよい。
また、これまでに説明した実施例も含めて、演出ボタン136と演出ボタン136に係る演出(ボタン演出)との関係について例示すると、以下のようになる。
(1)演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)を実行させるボタン演出(単発操作演出)が開始された後で、単発操作が行われた場合は、操作の結果に関する演出が実行される。
(2)単発操作演出が連続で複数回実行される場合において、演出ボタン136による長押し操作が行われた場合は、最初のボタン演出に係る操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、全てのボタン演出に係る操作の結果に関する演出が実行される。
(3)演出ボタン136による複数回の押下操作(連打操作)を実行させるボタン演出(連打操作演出)が開始された後で、連打操作が行われた場合は、操作の結果に関する演出が実行される。また、連打操作演出が開始された後で、演出ボタン136による長押し操作が行われた場合は、長押しオート連打機能が有効である場合には、操作の結果に関する演出が実行される。
(4)長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われた場合は、例えば、演出ボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合がある。また、長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われた場合は、操作の結果に関する演出が実行される。この場合、例えば、長押しオート連打機能が有効である場合には、疑似的な連打操作が行われることにより、それなりに演出が進むようにしてもよいし、演出ボタン136が長押し操作されたとして操作を受け付けるようにしてもよい。
(5)演出ボタン136が継続的に押下されている状態(継続押下状態)において、単発操作演出が開始された場合は、継続押下状態が維持されている限りでは、演出ボタン136による操作を受け付けない。
(6)継続押下状態において、連打操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効である場合には、疑似的な連打操作が行われることにより、操作の結果に関する演出が実行される。この場合において、連打操作演出が開始された時から疑似的な連打操作が行われる。また、継続押下状態において、連打操作演出が開始された場合は、疑似的な単発操作が行われてから所定時間後(例えば、0.5秒後)に疑似的な連打操作が行われるようにしてもよい。また、継続押下状態において、連打操作演出が開始された場合は、継続押下状態が維持されている限りでは、演出ボタン136による操作を受け付けない。
(7)継続押下状態において、長押し操作演出が開始された場合は、継続押下状態が維持されている限りでは、演出ボタン136による操作を受け付けない。
(8)継続押下状態において、単発操作演出が開始され、その後に単発操作演出が開始された場合は、これらの単発操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、先に開始された単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、後に開始された単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、予め定められた優先順位の高い単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(9)継続押下状態において、単発操作演出が開始され、その後に連打操作演出が開始された場合は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(10)継続押下状態において、単発操作演出が開始され、その後に長押し操作演出が開始された場合は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出及び長押し操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(11)継続押下状態において、連打操作演出が開始され、その後に単発操作演出が開始された場合は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(12)継続押下状態において、連打操作演出が開始され、その後に連打操作演出が開始された場合は、これらの連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、先に開始された連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、後に開始された連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、予め定められた優先順位の高い連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(13)継続押下状態において、連打操作演出が開始され、その後に長押し操作演出が開始された場合は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び長押し操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(14)継続押下状態において、長押し操作演出が開始され、その後に単発操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(15)継続押下状態において、長押し操作演出が開始され、その後に連打操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(16)継続押下状態において、長押し操作演出が開始され、その後に長押し操作演出が開始された場合は、これらの長押し操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、先に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、後に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、予め定められた優先順位の高い長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(17)長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、単発操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、長押し操作演出については、例えば、演出ボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合があり、単発操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。
(18)長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、連打操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、長押し操作演出については、例えば、演出ボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合があり、連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。
(19)長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、先に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、後に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、いずれの長押し操作演出についての操作の結果に関する演出についても実行される。また、長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、先に開始された長押し操作演出については、例えば、演出ボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合があり、後に開始された長押し操作演出についても、例えば、演出ボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合がある。
(20)連打操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効となって、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、単発操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、連打操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。
(21)連打操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効となって、先に開始された連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、後に開始された操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、いずれの連打操作演出についての操作の結果に関する演出についても実行される。また、連打操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、いずれの連打操作演出についての操作の結果に関する演出についても実行される。
(22)連打操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効となって、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び長押し操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、連打操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行され、長押し操作演出については、例えば、演出ボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合がある。
以上の記載では、
『画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214,装飾図柄表示装置208等]と、
複数種類の予告を実行可能な予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、保留表示[例えば、保留アイコン等]を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280等]に表示される表示であり、
前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、
前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が第一の数[例えば、2つ等]消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、画像表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、画像表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンが表示されていることで、予告アイコンが消化される可能性のある変動があることを認識しやすくなるので、遊技者が保留内の表示に注目し、予告アイコンに対応する予告表示を見逃すのを防ぐことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者が予告アイコンの増加や消化に注目し、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外にも実行可能なものがあってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、複数種類の予告のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の予告以外にも実行可能なものがあってもよい。また、予告手段は、複数種類の予告を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の予告を実行しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、保留表示のみ表示可能なものであってもよいし、保留表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、保留表示を必ず表示するものであってもよいし、保留表示を表示しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、複数種類の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、保留表示は、画像表示手段における保留表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段における保留表示領域以外にも表示されるものであってもよい。
また、保留表示は、保留アイコンであってもよいし、保留アイコンでなくてもよく、例えば、文字や数字や記号で表すものであってもよい。
また、保留表示は、保留数のみを表示するものであってもよいし、保留数以外にも表示するものであってもよい。
また、図柄変動表示は、保留が消化された場合にのみ開始されるものであってもよいし、保留が消化された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、図柄変動表示は、保留が消化された場合に必ず開始されるものであってもよいし、保留が消化された場合に開始されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、画像表示手段における予告アイコン表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段における予告アイコン表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、画像表示手段における予告アイコン表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、一または複数の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、一または複数の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告を実行しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告が実行される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示された変動から消化される変動までに表示される予告を実行する回数を期待させることができるので、遊技者に予告表示を見逃させないように遊技をさせることができる場合がある。
ここで、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数のみが表示されるものであってもよいし、予告が実行される可能性がある回数に応じた数以外のものも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数を必ず表示するものであってもよいし、予告が実行される可能性がある回数に応じた数を表示しない場合があってもよい。
また、『前記予告手段は、前記予告の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を実行可能な手段であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を実行可能な手段であり、
前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されて予告が実行されるまで、遊技者に緊張感を持たせることができる場合がある。
ここで、予告手段は、予告の態様と同じ態様の偽の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告の態様と同じ態様の偽の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告の態様と同じ態様の偽の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告を実行しない場合があってもよい。
また、偽の予告が実行された後に、図柄変動表示の結果が必ずはずれとなるように構成されてもよいし、偽の予告が実行された後に、図柄変動表示の結果が大当りとなる場合があってもよい。
なお、偽の予告が実行された後に、図柄表示手段に大当り図柄が表示される可能性が高い予告が実行される場合があってもよい。
また、『前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数[例えば、1つ等]よりも、該第三の数よりも大きい第四の数[例えば、3つ等]の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示において予告アイコンが表示される数に注目させることができる場合がある。
また、『前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]を備え、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示と予告アイコンの表示を明確に区別できる場合がある。
ここで、保留表示手段は、保留数に応じた表示のみを実行可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示以外のものも実行可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を必ず実行するものであってもよいし、保留数に応じた表示を実行しない場合があってもよい。
また、『前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、保留表示を明確に認識することができる場合がある。
ここで、保留表示手段は、発光手段のみにより構成されたものであってもよいし、発光手段以外(例えば、画像表示手段)を含んで構成されたものであってもよい。
なお、発光手段は、複数のLEDを含んで構成されたものであってもよい。また、発光手段は、複数色のLEDにより構成されたものであってもよく、例えば、フルカラーLEDのように1つのパッケージで複数のLEDが含まれ手要るものであってもよい。また、単色のLEDにより構成されたものであってもよい。
また、保留表示手段の他、第4図柄表示手段、普通図柄表示手段、発射操作手段の操作に関する報知を行う発射操作報知手段についても発光手段により実現するようにしてもよい。
また、『先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ540等]を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されることにより、大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、先読み予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することのみにより先読み予告を実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示すること以外のものによっても先読み予告を実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、『先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図19(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示中の場合と、先読みの対象となる図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の場合とで、予告アイコンの消化数が異なるので、遊技者が注目すべき図柄変動表示をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で消化されない場合があってもよい。
また、保留表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることのみを報知可能なものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていること以外のものも報知可能であってもよい。また、保留表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを必ず報知するものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化される図柄変動表示においても予告アイコンが増加する場合があるので、予告アイコンが全て消化されるまで遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが必ず表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が実行されている期間にのみ予告アイコンが表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間にも予告アイコンが表示開始される場合があってもよい。
なお、予告アイコンが消化する図柄変動表示において予告アイコンが増加しないように構成されてもよい。
また、『前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の図柄変動表示が実行されている期間においてのみ、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間においても、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよい。また、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが必ず表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。
なお、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが第三の図柄変動表示が実行されている期間において表示開始しなくてもよい。
また、『前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示の表示可能数と予告アイコンの表示可能数とが異なるので、予告アイコンの表示を明確に区別することができる場合がある。
ここで、保留表示領域は、保留表示を第七の数まで必ず表示するものであってもよいし、保留表示を第七の数まで表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、予告アイコンを第八の数まで必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを第八の数まで表示しない場合があってもよい。
なお、保留表示の表示可能最大数と予告アイコンの表示可能最大数とが同じであってもよい。
また、特図1の保留表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図2の保留表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図1及び特図2の保留表示の表示可能最大数の合計よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、『複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告[例えば、図22(49)〜同図(50)や、図34(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告[例えば、図29(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図22(51)〜同図(57)や、図34(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、実行する演出の内容を事前に知ることができるので、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、第一の予告と第二の予告のみを実行可能なものであってもよいし、第一の予告と第二の予告以外の予告も実行可能であってもよい。また、予告手段は、第一の予告と第二の予告を必ず実行するものであってもよいし、第一の予告と第二の予告を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出と第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出と第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出と第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出と第二の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告は、第一の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第一の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第一の予告は、第一の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第一の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、第二の予告は、第二の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第二の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第二の予告は、第二の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第二の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている[例えば、例えば、図19(1)〜図23(66)や、図31(1)〜図35(66)に示すように、増加された予告アイコンは、全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されたことにより表示された予告アイコンに対応する予告が必ず実行されるので、遊技者の期待感を向上させることができる場合がある。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208や、装飾図柄表示装置208と第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220あるいは演出用保留ランプ286を併せたもの等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280、演出用保留ランプ286における保留表示領域等]に表示可能な表示手段であり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、画像表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、画像表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンが表示されていることで、予告アイコンが消化される可能性のある変動があることを認識しやすくなるので、遊技者が保留内の表示に注目し、予告アイコンに対応する予告表示を見逃すのを防ぐことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者が予告アイコンの増加や消化に注目し、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外にも実行可能なものがあってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外にも表示可能なものがあってもよい。また、第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、複数種類の予告表示のみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、第二の表示手段は、複数種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域以外にも表示可能なものであってもよい。まだ、第二の表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、図柄変動表示は、保留が消化された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、保留が消化された場合以外の場合にも開始可能なものがあってもよい。また、図柄変動表示は、保留が消化されると必ず開始されるものであってもよいし、保留が消化されても開始されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示手段における予告アイコン表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、第二の表示手段における予告アイコン表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示手段における予告アイコン表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、一または複数の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、一または複数の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示以外の予告表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示された変動から消化される変動までに表示される予告表示を表示する回数を期待させることができるので、遊技者に予告表示を見逃させないように遊技をさせることができる場合がある。
ここで、予告アイコンは、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数のみが表示されるものであってもよいし、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数以外のものも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数を必ず表示するものであってもよいし、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数を表示しない場合があってもよい。
また、『前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されて予告表示が表示されるまで、遊技者に緊張感を持たせることができる場合がある。
ここで、第二の表示手段は、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、偽の予告表示が表示された後に、図柄変動表示の結果が必ずはずれとなるように構成されてもよいし、偽の予告表示が表示された後に、図柄変動表示の結果が大当りとなる場合があってもよい。
なお、偽の予告表示が表示された後に、図柄表示手段に大当り図柄が表示される可能性が高い予告表示が表示される場合があってもよい。
また、『前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数[例えば、1つ等]よりも、該第三の数よりも大きい第四の数[例えば、3つ等]の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示において予告アイコンが表示される数に注目させることができる場合がある。
また、『前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、保留数に応じた数の保留ランプを点灯させる等]、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示と予告アイコンの表示を明確に区別できる場合がある。
ここで、第二の表示手段は、2つの表示手段により構成されたものであってもよいし、3以上の表示手段により構成されたものであってもよい。
また、第二の表示手段は、画像表示手段と保留表示手段のみで構成されたものであってもよいし、画像表示手段と保留表示手段以外のものも含んで構成されてもよい。また、第二の表示手段は、画像表示手段と保留表示手段が必ず構成されたものであってもよいし、画像表示手段と保留表示手段の少なくともいずれかを構成しない場合があってもよい。
また、保留表示手段は、保留表示領域のみを含んで構成されたものであってもよいし、保留表示領域以外のものも含んで構成されたものであってもよい。また、保留表示手段は、保留表示領域を必ず含んで構成されたものであってもよいし、保留表示領域を含まない場合があってもよい。
また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域以外にも表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄の変動表示以外にも表示可能なものであってもよい。また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄表示装置を表示しない場合があってもよい。
また、『前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示を明確に認識することができる場合がある。
ここで、保留表示手段は、発光手段のみにより構成されたものであってもよいし、発光手段以外(例えば、画像表示手段)を含んで構成されたものであってもよい。
なお、発光手段は、複数のLEDを含んで構成されたものであってもよい。また、発光手段は、複数色のLEDにより構成されたものであってもよく、例えば、フルカラーLEDのように1つのパッケージで複数のLEDが含まれ手要るものであってもよい。また、単色のLEDにより構成されたものであってもよい。
また、保留表示手段の他、第4図柄表示手段、普通図柄表示手段、発射操作手段の操作に関する報知を行う発射操作報知手段についても発光手段により実現するようにしてもよい。
また、『前記第二の表示手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、装飾図柄の変動表示と保留アイコンが同じ画像表示手段に表示されるので、装飾図柄の変動表示を視認しながら保留数の確認を容易に行うことができる場合がある。
ここで、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄の変動表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄の変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、『先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ540等]を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されることにより、大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、先読み予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することのみにより先読み予告を実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示すること以外のものによっても先読み予告を実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、『先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図19(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示中の場合と、先読みの対象となる図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の場合とで、予告アイコンの消化数が異なるので、遊技者が注目すべき図柄変動表示をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で消化されない場合があってもよい。
また、保留数に応じた表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることのみを報知可能なものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていること以外のものも報知可能であってもよい。また、保留数に応じた表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを必ず報知するものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化される図柄変動表示においても予告アイコンが増加する場合があるので、予告アイコンが全て消化されるまで遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが必ず表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が実行されている期間にのみ予告アイコンが表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間にも予告アイコンが表示開始される場合があってもよい。
なお、予告アイコンが消化する図柄変動表示において予告アイコンが増加しないように構成されてもよい。
また、『前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の図柄変動表示が実行されている期間においてのみ、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間においても、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよい。また、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが必ず表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。
なお、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが第三の図柄変動表示が実行されている期間において表示開始しなくてもよい。
また、『前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数に応じた表示の表示可能数と予告アイコンの表示可能数とが異なるので、予告アイコンの表示を明確に区別することができる場合がある。
ここで、保留表示領域は、保留数に応じた表示を第七の数まで必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を第七の数まで表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、予告アイコンを第八の数まで必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを第八の数まで表示しない場合があってもよい。
なお、保留数に応じた表示の表示可能最大数と予告アイコンの表示可能最大数とが同じであってもよい。
また、特図1の保留数に応じた表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図2の保留数に応じた表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図1及び特図2の保留数に応じた表示の表示可能最大数の合計よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、『複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図22(49)〜同図(50)や、図34(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図29(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図22(51)〜同図(57)や、図34(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、実行する演出の内容を事前に知ることができるので、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第一の予告表示と第二の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の予告表示と第二の予告表示以外の予告表示も表示可能であってもよい。また、第二の表示手段は、第一の予告表示と第二の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の予告表示と第二の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出と第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出と第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出と第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出と第二の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、第一の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第一の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第一の予告表示は、第一の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第一の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、第二の予告表示は、第二の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第二の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第二の予告表示は、第二の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第二の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている[例えば、例えば、図19(1)〜図23(66)や、図31(1)〜図35(66)に示すように、増加された予告アイコンは、全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されたことにより表示された予告アイコンに対応する予告が必ず実行されるので、遊技者の期待感を向上させることができる場合がある。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、以上説明した実施形態において、予告アイコンは、先読み予告として機能したが、先読み予告とは別途に表示可能であってもよい。あるいは、予告アイコンの表示は、先読みモードで表示されるものとは異なるものであってもよい。例えば、通常の背景表示においても予告アイコンが増加したり、消化したりする場合があり、先読み用の特殊な背景モードの実行中においても予告アイコンが増加したり、消化したりする場合があってもよい。
また、例えば、予告アイコンAが表示されると、予告表示aが必ず表示され、予告アイコンBが表示されると、予告表示bまたは予告表示cが表示され、予告アイコンCが表示されると、予告表示b、予告表示cまたは予告表示dが表示され、予告アイコンDが表示されると、予告cが必ず表示されるように構成された場合において、予告表示aは、予告アイコンAが消化された場合に表示される表示であり、他の予告アイコン(B、C、D)が消化されても表示されない予告表示であり、「予告表示b、予告表示cまたは予告表示dが表示された図柄変動表示」が行われるよりも、「予告表示aが表示された図柄変動表示」が行われた方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、予告表示bは、予告アイコンBまたは予告アイコンCを消化した場合に表示される表示であり、予告表示cは、予告アイコンB、予告アイコンCまたは予告アイコンDを消化した場合に表示される表示であり、「予告表示cが表示された図柄変動表示」が実行されるよりも、「予告表示bが表示された図柄変動表示」が実行された方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、予告表示dは、予告アイコンCが表示された場合に表示される表示であり、他の予告アイコン(A、B、D)が消化されても表示されない予告表示であり、予告アイコンCが消化されると、予告表示b、予告表示cまたは予告表示dのいずれかが表示される。「予告アイコンCが消化される図柄変動表示」が実行されるよりも「予告アイコンA、予告アイコンBまたは予告アイコンDが消化される図柄変動表示」が実行される方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、「予告表示dが表示される図柄変動表示」が実行されるよりも、「予告表示a、予告表示bまたは予告表示cが表示される図柄変動表示」が実行される方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。
また、以上の記載では、
『 図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208や、装飾図柄表示装置208と第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220あるいは演出用保留ランプ286を併せたもの等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280、演出用保留ランプ286における保留表示領域等]に表示可能な表示手段であり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数[例えば、1つ等]消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、
前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段は、複数の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208と、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]により構成された表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、保留数に応じた数の保留ランプを点灯させる等]、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、図19(9)〜図20(20)に示すように、先読み予告としての予告アイコンの表示は、装飾図柄表示装置208によって行われている等]、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図19(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている[例えば、図19(1)〜図23(66)や、図31(1)〜図35(66)に示すように、増加された予告アイコンは、先読みの対象となった図柄変動表示の終了までの間に全て消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記予告アイコンとして、第一の予告アイコン[例えば、図22(47)や図33(47)に示される千両箱の予告アイコンI9等]を表示可能に構成されており、
前記予告アイコンとして、第二の予告アイコン[例えば、図29(Ab)に示されるリボンの予告アイコンI8等]を表示可能に構成されており、
前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図22(49)〜同図(50)や、図34(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図29(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図22(51)〜同図(57)や、図34(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 主制御手段[例えば、主制御部300等]と、
演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]の制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコンであり、
第一の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]の表示中において、前記予告アイコンとして第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]の表示が開始される場合があり[例えば、図19(9)に示すように、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示される等]、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されない場合があり[例えば、図19(9)〜図20(14)に示すように、図19(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が図20(14)に示すタイミングで次の図柄変動表示が開始されても消化されていない等]、
前記第一の図柄変動表示よりも後に表示される図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)において、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されなかった前記第一の予告アイコンが消化される場合があるように構成されている[例えば、図19(9)〜図20(25)に示すように、図19(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が、図20(23)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示において消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化される場合がある[例えば、帽子の予告アイコンI6の表示が開始された図柄変動表示でこの帽子の予告アイコンI6が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の図柄変動表示の先読み予告として、前記第一の予告アイコンが前記第一の図柄変動表示の表示中において表示開始される場合がある[例えば、図19(9)〜図20(25)に示すように、図19(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が図20(23)に示されるタイミングで消化されるように、先読みの対象である図柄変動表示の先読み予告として帽子の予告アイコンI6が表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『 一回の図柄変動表示の表示中において、第一の数[例えば、1つ等]の前記第一の予告アイコンが消化された場合よりも、第二の数[例えば、3つ等]の該第一の予告アイコンが消化された場合の方が大当りとなりやすく、
前記第二の数は、前記第一の数よりも大きい数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンとして第二の予告アイコン[例えば、扇の予告アイコンI10等]が表示可能に構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化された図柄変動表示で大当りとなるように構成されている[例えば、図23(60)〜同図(66)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化されると、当該図柄変動表示の結果が大当りとなる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]であり、
前記第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が消化された場合に、前記予告表示として第一の予告表示[例えば、図21(28)〜同図(31)に示される疑似連演出等]が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]であり、
前記第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が消化された場合に、前記偽の予告表示として第一の偽予告表[例えば、はずれとなる疑似連演出等]示が表示される場合があり、
前記第一の偽予告表示の表示態様は、前記第一の予告表示の表示態様と同じ表示態様であり、
前記第一の偽予告表示が表示された図柄変動表示ではずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、先読み演出表示[例えば、図18(b)に示される、特殊ステージに移行する演出である先読みモードの演出等]であり、
前記予告アイコンとして第三の予告アイコン[例えば、リボンの予告アイコンI8等]が表示可能に構成されており、
前記第三の予告アイコンが消化された場合に、前記先読み演出表示が開始される場合がある[例えば、1つのリボン予告アイコンI8が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、背景が先読みモードに移行する演出が行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208と、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]により構成された手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、装飾図柄変動表示[例えば、図19(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が行われている等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコン[例えば、図19(9)に示される先読みの対象である保留よりも3つ前の保留に基づく図柄変動表示中に表示が開始された帽子の予告アイコンI6等]が、前記第二の図柄変動表示の表示終了までに必ず消化されるように構成されている[例えば、先読みの対象である保留に基づく図柄変動表示中に帽子の予告アイコンI6が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンは、前記表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域である[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、
前記演出制御手段は、前記表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 主制御手段[例えば、主制御部300等]と、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記図柄表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32、「爺」の予告アイコンI33等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図41(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図41〜図42に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が表示されている等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、演出表示であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する前記演出表示が表示される場合があり[例えば、図20(23)〜図21(32)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化されると、疑似連が行われる場合があり、図22(46)〜同図(57)に示すように、千両箱の予告アイコンI9が消化されると、強リーチ演出が開始される場合がある等]、
表示された前記複数の予告アイコンのうちの第一の組合せ[例えば、図41に示される「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22との組み合わせ等]が、一回の図柄変動表示において消化されることで、前記演出表示として第一の演出表示[例えば、図42(21)に示される、家紋落下演出において表示されるエフェクト画像等]が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば第一の組合せの予告アイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、複数の予告アイコンを先読みの対象である図柄変動表示が開始されるよりも前の図柄変動表示中において見せることができ、大当りへの期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示が必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示のみが表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示以外の表示も表示されるように構成されてもよい。また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることでのみ、演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されること以外のことでも、演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記第一の組合せは、第一の数[例えば、2つ等]の前記予告アイコンからなる組合せである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の数の予告アイコンからなる第一の組合せのうちの一の予告アイコンが表示されてから第一の数の予告アイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、『 前記第一の組合せは、第一の予告アイコン[例えば、「家」の予告アイコンI21等]と第二の予告アイコン[例えば、「紋」の予告アイコンI22等]を含む組合せであり、
前記第一の予告アイコンと前記第二の予告アイコンは、異なる予告アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンとで視覚的に異なるので、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第一の組合せは、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのみの組合せであってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコン以外の予告アイコンも含む組合せであってもよい。また、第一の組合せは、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを必ず含む組合せであってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンの少なくともいずれか一方を含まない組合せである場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図41(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図42(19)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に表示されている「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 一回の図柄変動表示において、前記第一の組合せのうちの一部の前記予告アイコンのみが消化されても、前記第一の演出表示が表示されないように構成されている[例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のうち、いずれか一方のみが消化されても、図42(21)に示されるエフェクト画像は表示されない等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、一回の図柄変動表示において第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが消化されなければ、第一の演出表示が表示されないので、第一の演出表示を見ることができた遊技者に優越感を与えることができる場合がある。
ここで、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示のみが表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示以外の表示も表示されないように構成されてもよい。また、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が必ず表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、一回の図柄変動表示においてのみ、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示以外の図柄変動表示においても、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示されないように構成されてもよい。
また、『 前記予告アイコンとして第三の予告アイコン[例えば、図20に示される帽子の予告アイコンI6等]が消化されることで、前記演出表示として第三の演出表示[例えば、図21(28)に示される、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して表示される番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げる演出表示等]が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出のバリエーションが増加され、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示のみが表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示以外の表示も表示されるように構成されていてもよい。また、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示が必ず表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示が表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第三の予告アイコンが消化されることのみで、第三の演出表示が表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されること以外のことでも、第三の演出表示が表示されるように構成されていてもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図41に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図41に示される予告アイコン(「家」の予告アイコンI21や「紋」の予告アイコンI22等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 第一の表示手段[例えば、図46に示される第1装飾図柄表示装置208A、図49に示される第1装飾図柄表示装置208C等]と、
第二の表示手段[例えば、図46に示される第2装飾図柄表示装置208B、図49に示される第2装飾図柄表示装置208D等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示[例えば、図46(10)〜図47(13)に示される帽子の予告アイコンI6が消化する表示や、図47(16)〜同図(19)に示される、帽子の予告アイコンI6に対応して行われる番長のキャラクタBCの表示や疑似連演出、あるいは、図49(c1)〜同図(c5)に示される帽子の予告アイコンI6の表示等]を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコンに関する表示[例えば、図46(2)〜図47(13)に示される予告アイコン表示領域285Aや、図46(5)〜同図(9)に示される帽子の予告アイコンI6の表示、あるいは、図49(c6)に示される帽子の予告アイコンI6が消化する表示等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり[例えば、図18に示される予告アイコンは、先読み予告表示として機能する場合がある等]、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図49(c1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合がある[例えば、図49(c1)〜同図(c9)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285Bに2つの帽子の予告アイコンI6と1つの手裏剣の予告アイコンI7が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、複数の表示手段において予告アイコンに関連する表示が表示される場合があるので、予告アイコンに関する表示を見る遊技者の視線を一つの表示手段に集中させないようにし、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段のみからなるものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段以外の表示手段を備えていてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段を必ず備えるものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段を備えない場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコンに関する表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンに関する表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコンに関する表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコンに関する表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコンに関する表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンに関する表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示以外のものとしても表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図49(c1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図49(c1)〜同図(c9)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、手裏剣の予告アイコンI7と2つの帽子の予告アイコンI6が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示手段[例えば、図46に示される第2装飾図柄表示装置208B、図49に示される第2装飾図柄表示装置208D等]において、前記予告アイコンが表示されるように構成されている[例えば、図46(5)に示されるように、帽子の予告アイコンI6が第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ストック演出が行わえる表示手段が定められているので、ストックされた予告アイコンを見逃さないようにすることができる場合がある。
ここで、第二の表示手段において、予告アイコンのみが表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段において、予告アイコン以外のものも表示されるように構成されていてもよい。また、第二の表示手段において、予告アイコンが必ず表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段において、予告アイコンが表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第二の表示手段においてのみ、予告アイコンが表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段以外の表示手段にも、予告アイコンが表示されるように構成されていてもよい。
また、『 前記第一の表示手段[例えば、図46に示される第1装飾図柄表示装置208A、図49に示される第1装飾図柄表示装置208C等]において、前記予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合がある[例えば、図46(2)〜同図(5)に示されるように、予告アイコン表示領域285Aに帽子の予告アイコンI6が表示されることを予告する表示(殿様演出)が第1装飾図柄表示装置208Aにおいて表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示される可能性があることを予告するので、表示手段に遊技者を注目させ、遊技者が予告アイコンの表示を見逃さないようにすることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示のみを行う場合があってもよいし、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示以外の表示も行う場合があってもよい。また、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示を必ず行う場合があってもよいし、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行わない場合があってもよい。
また、第一の表示手段においてのみ、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合があってもよいし、第一の表示手段以外の表示手段においても、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示手段は、第一の表示領域[例えば、図46に示される第1装飾図柄表示装置208A、図49に示される第1装飾図柄表示装置208Cの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域[例えば、図46に示される第2装飾図柄表示装置208B、図49に示される第2装飾図柄表示装置208Dの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記予告アイコンが、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある[例えば、図46(4)や同図(10)に示すように、予告アイコンが第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、インパクトのある予告アイコンの演出を行うことができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、第一の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第一の表示手段は、第一の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第一の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第二の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第二の表示手段は、第二の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第二の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域のみに亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域以外の表示領域にも亘って表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンのみが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコン以外のものが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示手段は、第一の表示領域[例えば、図46に示される第1装飾図柄表示装置208A、図49に示される第1装飾図柄表示装置208Cの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域[例えば、図46に示される第2装飾図柄表示装置208B、図49に示される第2装飾図柄表示装置208Dの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコン[例えば、図18に示される演出の種類に応じた複数種類の予告アイコン等]であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある[例えば、図47(16)〜同図(18)に示されるように、帽子の予告アイコンI6が消化されると、拡大表示された番長のキャラクタBC2が第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示され、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げる演出表示において、右図柄が第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bにまたがって表示され、疑似連図柄が第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、インパクトのある予告アイコンの演出を行うことができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、第一の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第一の表示手段は、第一の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第一の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第二の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第二の表示手段は、第二の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第二の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、種類に応じた表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、種類に応じた表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域のみに亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域以外の表示領域にも亘って表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示のみが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示以外の演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図46に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図46に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
第一の可動手段[例えば、図52(12)に示される演出ボタン136の位置を変位させるアクチュエータや、図44(d4−2)に示される家紋役物224B等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、ドリンクの予告アイコンI31等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図19(2)〜図23(66)や図52に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、ドリンクの予告アイコンI31が表示されている等]、
前記第一の可動手段は、第一の可動演出[例えば、図52(12)〜同図(17)に示すように、演出ボタン136をデフォルトの位置から突出位置に変位させる可動演出等]を実行可能な手段であり、
表示された前記予告アイコンのうちの第四の予告アイコン[例えば、ドリンクの予告アイコンI31等]が消化された場合に、前記第一の可動演出が実行される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、可動手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、可動手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、表示手段に第四の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段による第一の可動演出が行われる場合があるので、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者の視線を表示手段だけに集中させず、可動手段にも注目させることができ、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、種類に応じた表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、種類に応じた表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、第一の可動手段は、第一の可動演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の可動演出以外の可動演出も実行可能なものであってもよい。また、第一の可動手段は、第一の可動演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の可動演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出のみが実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出以外の可動演出も実行される場合があるように構成されてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が必ず実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が実行されない場合があるように構成されてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合のみに、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)や図52に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、ドリンクの予告アイコンI31が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 表示された前記予告アイコンのうちの第五の予告アイコン[例えば、図18に示される予告アイコンや、「家」の予告アイコンI21等]が消化された場合に、前記第一の可動演出が実行されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出のみが実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出以外の可動演出も実行されないように構成されていてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が必ず実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合にのみ、第一の可動演出が実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第一の可動演出が実行されないように構成されていてもよい。
また、『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備え、
前記第一の可動手段は、前記操作手段を可動する手段であり、
前記第一の可動演出とは、前記操作手段の態様を第一の態様[例えば、図52(12)に示されるデフォルトの位置等]から第二の態様[例えば、図52(17)に示される突出位置等]に変化させる演出のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段が変化することを予告アイコンによって予告される場合があるので、操作手段にも注目させることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者によってのみ操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外によっても操作が可能なものであってもよい。また、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者によって操作されない場合があってもよい。
また、第一の可動手段は、操作手段のみを可動可能なものであってもよいし、操作手段以外のものも可動可能なものであってもよい。また、第一の可動手段は、操作手段を必ず可動するものであってもよいし、操作手段を可動しない場合があってもよい。
また、『 第二の可動手段[例えば、図44(d4−2)に示される家紋役物等]を備え、
前記第二の可動手段は、第二の可動演出[例えば、図44(d4−2)に示される家紋落下演出等]を実行可能な手段であり、
表示された前記予告アイコンのうちの第六の予告アイコン[例えば、「家」の予告アイコンI21等]が消化された場合に、前記第二の可動演出が実行される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、可動手段による演出のバラエティが豊富になり、興趣が向上する場合がある。
ここで、第二の可動手段は、第二の可動演出のみを実行可能なものであってもよいし、第二の可動演出以外の可動演出も実行可能なものであってもよい。また、第二の可動手段は、第二の可動演出を必ず実行するものであってもよいし、第二の可動演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出のみが実行される場合があるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出以外の可動演出も実行される場合があるように構成されていてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出が必ず実行されるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出が実行されない場合があるように構成されていてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合にのみ、第二の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第二の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図41に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図52に示される予告アイコン(千両箱の予告アイコンI9やドリンクの予告アイコンI31等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図54(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に2つの帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10が表示されている等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン表示示唆表示[例えば、図54(2)〜同図(6)に示されるように、殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告等]であり、
前記予告アイコン表示示唆表示は、前記予告アイコンの表示が開始される場合があることを示唆する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、予告アイコンの表示が開始される可能性があることを事前に示唆する場合があるので、予告アイコンが表示されるまでの過程を楽しむことができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコン表示示唆表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示示唆表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコン表示示唆表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示示唆表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、予告アイコン表示示唆表示は、予告アイコンの表示が開始される場合があることのみを示唆可能なものであってもよいし、予告アイコンの表示が開始される場合があること以外のことも示唆可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、予告アイコンの表示が開始される場合があることを必ず示唆するものであってもよいし、予告アイコンの表示が開始される場合があることを示唆しない場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図54(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に表示されている2つの帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って表示される場合がある表示である[例えば、図54(2)〜同図(5)に示すように、2回の図柄変動表示に亘って殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告が行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、複数回の図柄変動表示に亘って予告アイコン表示示唆表示が表示される場合があるので、予告アイコンが表示されるまでの過程を楽しむことができる場合がある。
ここで、予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘ってのみ表示される場合があるものであってもよいし、複数回の図柄変動表示以外の図柄変動表示に亘って表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って必ず表示されるものであってもよいし、複数回の図柄変動表示に亘って表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、前記予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されている[例えば、図54(2)〜同図(5)に示すように、殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告は、先読みの対象である図柄変動表示が開始される前に終了している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示が開始するよりも前に予告アイコン表示示唆表示終了するので、先読みの対象となる図柄変動に対して集中させることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示のみが終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示以外の表示も終了するように構成されていてもよい。また、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示が必ず終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了しない場合があるように構成されていてもよい。
また、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中においてのみ、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中以外においても、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されていてもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示は、第三の数[例えば、3つ等]の前記予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆する場合がある表示であり[例えば、図56(a1−4)に示すように、あみだ演出において、帽子の予告アイコンI6と扇の予告アイコンI10と千両箱の予告アイコンI9のうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆している等]、
前記第三の数は、2以上の数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、事前に示唆された予告アイコンのうちの少なくとも一つが表示される場合があるので、どの予告アイコンが表示される可能性があるかを遊技者が把握することができる場合があり、予告アイコンが表示される図柄変動を楽しませることができる場合がある。
ここで、予告アイコン表示示唆表示は、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることのみを示唆する場合があるものであってもよいし、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があること以外のことも示唆する場合があるものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを必ず示唆するものであってもよいし、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された前記第三の数の前記予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合がある[例えば、図56(a1−1)〜同図(a−6)に示すように、あみだ演出の結果、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示のみが開始される場合があってもよいし、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が必ず開始されるように構成されてもよいし、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始されない場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図54に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図54に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、第一の先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図57(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留された後に図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図57(4)〜同図(13)に示される図柄変動表示等]」という。)の表示が開始される場合があり、
前記第一の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図19(4)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示される等]、
前記第一の図柄変動表示とは、前記第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示の次に表示が開始される図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、先読みの対象となる第二の図柄変動表示に係る保留表示が表示された際に表示されている図柄変動表示を最後まで楽しむことができつつも、その後に開始される図柄変動表示から先読みの対象となる第二の図柄変動表示に関連した先読み予告表示として予告アイコンの表示を楽しむことができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、第一の先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、第一の先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示以外の図柄変動表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示が必ず開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留された後にのみ第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後以外にも第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(4)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる第二の図柄変動表示に係る保留表示が表示された際に表示されている図柄変動表示を最後まで楽しむことができつつも、その後に開始される図柄変動表示から先読みの対象となる第二の図柄変動表示に関連した先読み予告表示として予告アイコンの消化を楽しむことができる場合がある。
ここで、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化されてもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図57に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図57に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図57(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留された場合に第二の保留表示[例えば、図57(2)に示される第3の保留アイコンh13の表示等]の表示が開始される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されたことが認識できる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留された場合にのみ第二の保留表示の表示が開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された場合以外の場合にも第二の保留表示の表示が開始されてもよい。また、第二の図柄変動表示が保留された場合に必ず第二の保留表示の表示が開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された場合に第二の保留表示の表示が開始されなくてもよい。
また、『 第二の先読み予告表示として、前記第二の保留表示が第二の先読み表示態様[例えば、図57(2)に示される先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)等]で表示される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、前記第二の保留表示が前記第二の先読み表示態様で表示される場合がある[例えば、図57(2)に示されるように、先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示が保留されたときに先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)で第3の保留アイコンh13を表示する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読み予告表示のバリエーションが増加し、興趣が向上する場合がある。
ここで、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様でのみ表示される場合があってもよいし、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様以外の表示態様でも表示される場合があってもよい。また、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で必ず表示されてもよいし、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様でのみ表示される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様以外の表示態様で表示される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で必ず表示されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示においてのみ、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示以外の図柄変動表示においても、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の先読み予告表示[例えば、図58(b2)〜同図(b3)に示される先読みモードの演出表示等]であり、
前記第三の先読み予告表示は、前記第二の図柄変動表示が保留された後で表示が開始される場合がある表示である[例えば、図58(b1)〜同図(b3)に示されるように、先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示が保留された後に先読みモードの演出表示が開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読み予告表示のバリエーションが増加するので、興趣が向上する場合がある。
ここで、第三の先読み予告表示は、第二の図柄変動表示が保留された後でのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後以外にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第三の先読み予告表示は、第二の図柄変動表示が保留された後で必ず表示開始されるものであってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後で表示開始されない場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図57(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づくハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留された後に図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示[例えば、図57(4)〜同図(13)に示される図柄変動表示等]」という。)の表示が開始される場合があり、
前記第三の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合があり[例えば、図19(4)〜図23(66)に示すように、先読みの対象であるハズレとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象であるハズレとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示される等]、
前記第三の図柄変動表示とは、前記第四の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示の次に表示が開始される図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
また、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示以外の図柄変動表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示が必ず開始されてもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留された後にのみ第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後以外にも第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよい。
また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図72(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンは、保留アイコン[例えば、図69に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]とは別のアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図69に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、
前記第一の表示は、説明表示[例えば、図69(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示、図62(a)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「殿様は八代将軍です」の表示、同図(l)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「パンダは殿様の師匠」等]であり、
前記第一の表示は、前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図69に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域に表示されるアイコンである[例えば、図69(a7)に示されるように、チュートリアル表示部TT4には、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63が表示(ストック)されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、表示手段における第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第一の表示は、表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが表示されている状態では、前記第一の表示は表示されない[例えば、図69(a7)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において説明表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、予告アイコンが表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第一の表示は、予告アイコンが表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開する場合がある[例えば、図69(a7)に示される予告アイコンのうち、チュートリアル表示部TT4に表示されている予告アイコンが全て消化されると説明表示を再開する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示のみが再開する場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示以外の表示も再開する場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が必ず再開してもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が再開しない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図68(d)に示される、チュートリアル表示部TT1における「激熱」の文字表示等]であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図68(d)に示されるように、チュートリアル表示部TT1に「激熱」の文字表示が表示されている等]、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示[例えば、図69(a1)に示される、チュートリアル表示部TT4における「予告アイコン消化で・・・」の文字表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、説明表示は、予告アイコンに関する説明表示のみを含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示以外の表示も含んでいてもよい。また説明表示は、予告アイコンに関する説明表示を必ず含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示を含まない場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示[例えば、図66に示される装飾図柄の変動表示等]を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段の表示に合わせた表示[例えば、図66(a2)〜同図(a4)に示される宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出して剣豪の予告アイコンI62がストックされる表示等]を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である[例えば、図66(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1が第3装飾図柄表示装置208Nの下方に配置されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段のみを含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段以外の表示手段を含んで構成されてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段を必ず含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段の少なくともいずれか一つを含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示に合わせた表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示手段の表示に合わせた表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示に合わせた表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示手段の表示に合わせた表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における一部の領域に設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における全部の領域に設けられたものであってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域にのみ設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域以外の領域にも設けられたものであってもよい。また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に必ず設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図69に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、
前記第三の表示は、説明表示[例えば、図69(a1)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「城下町ステージ」の表示、図63(c)に示されるステージ名表示部ST1に表示される「剣豪リーチ」の表示等]であり、
前記第三の表示は、前記表示手段における第二の表示領域[例えば、図69(a1)に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示領域にも表示される場合があるアイコンである[例えば、図69(a7)に示されるように、ステージ名表示部ST2には、姫の予告アイコンI64と2つの疑似連予告アイコンI65が表示(ストック)されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示は、表示手段における第二の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第二の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第三の表示は、表示手段における第二の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示領域のみにも表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示領域にも必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第三の表示は表示されない[例えば、図69(a7)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名表示が行われていない等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示は、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第三の表示は、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図69(a1)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示領域は、線によってのみ区画されたものであってもよいし、線以外のものを含んで区画されたものであってもよい。また、第一の表示領域は、線により必ず区画されたものであってもよいし、せんにいおって区画されない場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図69に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図69(a7)に示される予告アイコン(姫の予告アイコンI64、疑似連予告のアイコンI65、剣豪の予告アイコンI62、チャンスアップの予告アイコンI63等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図72(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンが表示される表示領域[例えば、図69に示されるチュートリアル表示部TT4、ステージ名表示部ST2等]は、保留アイコン[例えば、図69に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]が表示される表示領域[例えば、図69に示される保留アイコン表示領域等]とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図69に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、
前記第一の表示は、説明表示[例えば、図69(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示、図62(a)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「殿様は八代将軍です」の表示、同図(l)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「パンダは殿様の師匠」等]であり、
前記第一の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図69に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第一の表示領域に表示される場合があるアイコンである[例えば、図69(a9)に示されるように、チュートリアル表示部TT4には、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63が表示(ストック)されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外の表示領域にも表示されるものであってもよい。また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の表示領域にのみ表示される場合があってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があってもよい。また、予告アイコンは、第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態では、前記第一の表示が表示されない[例えば、図69(a9)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において説明表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示のみが表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示以外の表示も表示されないようにしてもよい。また、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示が必ず表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示が表示される場合があってもよい。
また、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第一の表示が表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態以外の状態でも、第一の表示のみが表示されないようにしてもよい。
また、『 前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開される場合がある[例えば、図69(a9)に示される予告アイコンのうち、チュートリアル表示部TT4に表示されている予告アイコンが全て消化されると説明表示を再開する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示のみが再開される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示以外の表示も再開される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が必ず再開されてもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が再開されない場合があってもよい。
また、第一の表示が、例えば、第一のキャラクタの説明のような場合には、第一の表示とは異なる説明表示である第十の表示が表示されるようにしてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図68(d)に示される、チュートリアル表示部TT1における「激熱」の文字表示等]であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図68(d)に示されるように、チュートリアル表示部TT1に「激熱」の文字表示が表示されている等]、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示[例えば、図69(a1)に示される、チュートリアル表示部TT4における「予告アイコン消化で・・・」の文字表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、説明表示は、予告アイコンに関する説明表示のみを含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示以外の表示も含んでいてもよい。また説明表示は、予告アイコンに関する説明表示を必ず含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示を含まない場合があってもよい。
この記載における予告表示とは数ある予告表示のうちの一の表示のことであってもよい。
また、予告表示は、文字の表示による予告表示であってもよい。一方、他の予告表示は、画像の表示による表示であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図68(a1)に示される、吹き出し部TT2における「赤より金が熱い」の文字表示や、同図(a6)に示される、吹き出し部TT2における「剣豪リーチは熱い」の文字表示や、吹き出し部TT3における「パンダ乱入すると」の文字表示等]であり、
前記第三の表示は、説明表示であり、
前記第三の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、
前記第三の表示は、表示される場合には前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり[例えば、図68(a6)に示される、吹き出し部TT2や吹き出し部TT3等]、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示の表示内容は、第一の表示の表示内容と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第三の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域のみに表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域以外の表示領域にも表示されるものであってもよい。また、第三の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示領域は、第一の表示領域と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態であっても、前記第三の表示が表示される場合がある[例えば、図68(a10)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT4に表示されている状態であっても、吹き出し表示部TT2に「剣豪リーチは熱い」の文字表示が表示され、吹き出し表示部TT3に「パンダ乱入すると」の文字表示が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示が必ず表示されてもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示が表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第三の表示が表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外の状態であっても、第三の表示が表示される場合があってもよい。
また、予告アイコンの導入アニメは第二の表示領域に表示される場合があり、予告アイコンのストック表示は第二の表示領域には表示されないようにしてもよい。
また、第二の表示領域に、第一の予告表示とは異なる予告表示(第二の予告表示)が行われる場合があってもよい。また、予告表示と説明表示が択一的に表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示[例えば、図69に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、
前記第四の表示は、説明表示[例えば、図69(a1)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「城下町ステージ」の表示、図63(c)に示されるステージ名表示部ST1に表示される「剣豪リーチ」の表示等]であり、
前記第四の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、
前記第四の表示は、前記表示手段における第三の表示領域[例えば、図69(a1)に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、
前記第三の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域であり、
第一の数[例えば、3つ等]の前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示される場合がある[例えば、図69に示されるチュートリアル表示部TT4に3つの予告アイコンが表示されている状態においては、新たな予告アイコンがステージ名表示部ST2に表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の表示の表示内容は、第一の表示の表示内容と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第四の表示は、表示手段における第三の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第三の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第四の表示は、表示手段における第三の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第三の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第三の表示領域は、第一の表示領域と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域のみに表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があってもよい。また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域に必ず表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においてのみ、新たな予告アイコンが第三の表示領域に表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外の状態においても、新たな予告アイコンが第三の表示領域にのみ表示される場合があってもよい。
また、ここでは、複数の表示手段でステージ名等を表示するタイプも含まれる。
また、『 前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示されている状態では、前記第四の表示が表示されない[例えば、図69(a9)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の表示は、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第四の表示は、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示[例えば、図66に示される装飾図柄の変動表示等]を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段と連携した表示[例えば、図66(a2)〜同図(a4)に示される宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出して剣豪の予告アイコンI62がストックされる表示等]を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である[例えば、図66(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1が第3装飾図柄表示装置208Nの下方に配置されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段のみを含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段以外の表示手段を含んで構成されてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段を必ず含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段の少なくともいずれか一つを含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示と連携した表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示手段の表示と連携した表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示と連携した表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示手段の表示と連携した表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における一部の領域に設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における全部の領域に設けられたものであってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域にのみ設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域以外の領域にも設けられたものであってもよい。また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に必ず設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図69(a1)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示領域は、線によってのみ区画されたものであってもよいし、線以外のものを含んで区画されたものであってもよい。また、第一の表示領域は、線により必ず区画されたものであってもよいし、せんにいおって区画されない場合があってもよい。
また、第二の表示領域も線によって区画されてもよいし、第三の表示領域も線によって区画されてもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図69に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図69(a9)に示される予告アイコン(姫の予告アイコンI64、疑似連予告のアイコンI65、剣豪の予告アイコンI62、チャンスアップの予告アイコンI63等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、保留数と予告アイコンの数がたまたま一致する場合があってもよい。
また、最大保留数と予告アイコンの最大ストック数が同じであってもよいし、異なってもよい。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図72(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンは、保留アイコン[例えば、図74に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]とは異なるアイコンであり、
複数種類の表示態様で前記予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記複数種類の表示態様のうちの一つは、第一の表示態様[例えば、図74(l)に示される予告アイコン表示領域に表示されている剣豪の予告アイコンI62の表示態様等]であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一つは、第二の表示態様[例えば、図74(i)に示される予告アイコン表示枠YFに表示されている拡大表示された剣豪の予告アイコンI62の表示態様等]であり、
前記第一の表示態様よりも前記第二の表示態様の方が前記予告アイコンのサイズが大きく[例えば、図74(l)に示される予告アイコン表示領域に表示されている剣豪の予告アイコンI62よりも、図74(i)に示される予告アイコン表示枠YFに表示されている剣豪の予告アイコンI62の方がサイズが大きい等]、
前記予告アイコンは、ストックされた場合に前記第二の表示態様で表示されるアイコンである[例えば、図74(i)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がストックされた場合には、剣豪の予告アイコンI62が拡大表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示以外のものとしても表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、複数種類の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示態様以外でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、複数種類の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、複数種類の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示態様よりも第二の表示態様の方が予告アイコンのサイズが必ず大きくてもよいし、第一の表示態様よりも第二の表示態様の方が予告アイコンのサイズが大きくない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、ストックされた場合に第二の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、ストックされた場合に第二の表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、ストックされた場合に第二の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、ストックされた場合に第二の表示態様で表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、前記第二の表示態様で表示された後で、前記第一の表示態様で表示される場合があるアイコンである[例えば、剣豪のアイコンI62は、図74(i)に示されるように拡大表示された後で、図74(l)に示されるように通常の表示態様で表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンは、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様で表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示態様で表示された後でのみ、第一の表示態様で表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示態様で表示された後以外にも、第一の表示態様で表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示態様で表示された後で、第一の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、装飾図柄変動表示を表示可能な手段であり[例えば、図74(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは装飾図柄の変動表示が行われている等]、
前記予告アイコンは、前記第一の表示態様では前記装飾図柄変動表示にオーバーラップされないアイコンである[例えば、図74(l)に示すように、予告アイコン表示領域に表示されている通常の表示態様の疑似連予告アイコンI65や剣豪の予告アイコンI62は、変動表示中の装飾図柄にオーバーラップされていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、装飾図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、装飾図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の表示態様でのみ装飾図柄変動表示にオーバーラップされないものであってもよいし、第一の表示態様以外の表示態様でも装飾図柄変動表示にオーバーラップされないものであってもよい。また、予告アイコンは、第一の表示態様では装飾図柄変動表示に必ずオーバーラップされないものであってもよいし、第一の表示態様では装飾図柄変動表示にオーバーラップされる場合があってもよい。
また、『 前記装飾図柄変動表示は、前記第一の表示態様の前記予告アイコンにオーバーラップされない表示であり[例えば、図74(l)に示すように、変動表示中の装飾図柄は、予告アイコン表示領域に表示されている通常の表示態様の疑似連予告アイコンI65や剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされていない等]、
前記装飾図柄変動表示は、前記第二の表示態様の前記予告アイコンにオーバーラップされる場合がある表示である[例えば、図74(i)に示すように、変動表示中の装飾図柄は、予告アイコン表示枠YFに表示されている拡大表示態様の疑似連予告アイコンI65や剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、装飾図柄変動表示は、第一の表示態様の予告アイコンにのみオーバーラップされないものであってもよいし、第一の表示態様の予告アイコン以外にもオーバーラップされないものがあってもよい。また、装飾図柄変動表示は、第一の表示態様の予告アイコンに必ずオーバーラップされないものであってもよいし、第一の表示態様の予告アイコンにオーバーラップされる場合があってもよい。
また、装飾図柄変動表示は、第二の表示態様の予告アイコンにのみオーバーラップされる場合があるものであってもよいし、第二の表示態様の予告アイコン以外にもオーバーラップされる場合があるものがあってもよい。また、装飾図柄変動表示は、第二の表示態様の予告アイコンに必ずオーバーラップされるものであってもよいし、第二の表示態様の予告アイコンにオーバーラップされない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、消化される場合にも前記第二の表示態様で表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンは、消化される場合にのみ第二の表示態様で表示されるものであってもよいし、消化される場合以外の場合にも第二の表示態様で表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、消化される場合に必ず第二の表示態様で表示されるものであってもよいし、消化される場合に第二の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、前記予告アイコンを保留表示領域[例えば、図74(a)に示されるUI部UI1における予告アイコン表示領域等]に表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、前記保留表示領域に表示される場合には前記第一の表示態様で表示されるアイコンである[例えば、図74(l)に示されるように、予告アイコン表示領域に表示されている疑似連予告アイコンI65や剣豪の予告アイコンI62は、通常の表示態様で表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、予告アイコンを保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、予告アイコンを保留表示領域以外の領域にも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、保留表示領域に表示される場合には第一の表示態様でのみ表示されるものであってもよいし、保留表示領域に表示される場合には第一の表示態様以外の表示態様でも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、保留表示領域に表示される場合には第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、保留表示領域に表示される場合には第一の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、保留表示領域に表示される場合にのみ第一の表示態様で表示されるものであってもよいし、保留表示領域に表示される場合以外の場合でも第一の表示態様で表示されるものであってもよい。
また、『 前記予告アイコンが新たにストックされた場合に、前記保留表示領域に表示されている該予告アイコンの少なくとも一部が前記第二の表示態様で表示される[例えば、図74(i)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がストックされた場合には、予告アイコン表示領域に表示されている疑似連予告アイコンI65の一部が拡大表示態様で表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが新たにストックされた場合に、保留表示領域に表示されている予告アイコンの一部のみが第二の表示態様で表示されてもよいし、予告アイコンが新たにストックされた場合に、保留表示領域に表示されている予告アイコンの全部が第二の表示態様で表示されてもよい。また、予告アイコンが新たにストックされた場合に、保留表示領域に表示されている予告アイコンの少なくとも一部が必ず第二の表示態様で表示されてもよいし、予告アイコンが新たにストックされた場合に、保留表示領域に表示されている予告アイコンの少なくとも一部が第二の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示態様は、前記第一の表示態様の前記予告アイコンを拡大した表示態様である[例えば、図74(i)に示される拡大表示態様の剣豪の予告アイコンI62は、図74(l)に示される通常の表示態様の剣豪の予告アイコンI62を拡大した表示である等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示態様は、第一の表示態様の予告アイコンのみを拡大した表示態様であってもよいし、第一の表示態様の予告アイコン以外のものも拡大した表示態様であってもよい。また、第二の表示態様は、第一の表示態様の予告アイコンを必ず拡大した表示態様であってもよいし、第一の表示態様の予告アイコンを拡大しない表示態様であってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、複数種類の前記予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図72(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示が表示される場合がある[例えば、図20(23)〜同図(25)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、図21(28)〜同図(31)に示される疑似連演出が表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、複数種類の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類以外の種類の予告表示が表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示が必ず表示されてもよいし、予告アイコンが消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示が表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化された場合にのみ、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示が表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示が表示される場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の前記保留アイコンを表示可能な手段であり[例えば、図74(a)に示されるUI部UI1における保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図74(a)に示される予告アイコン(2つの疑似連予告アイコンI65)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、保留数に対応する数の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の保留アイコン以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、保留数に対応する数の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第一の表示は、アイコン表示枠[例えば、図77(a)に示される保留表示枠FL1等]を含む表示であり、
前記アイコン表示枠のうち、枠の内側の領域(以下、「枠内領域」という。)に、図柄変動表示に関するアイコン(以下、「アイコン」という。)が表示可能に構成されており[例えば、図77(a)に示されるように、変動アイコンh0が保留表示枠FL1に収容されている等]、
前記アイコン表示枠は、複数種類の表示態様で表示可能な表示枠であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第一の表示態様[例えば、図77(a)に示される、保留表示枠FL1のデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第二の表示態様[例えば、図77(i)に示される、保留表示枠FL1の拡張表示態様等]であり、
前記第二の表示態様は、前記第一の表示態様の少なくとも一部が拡張された表示態様であり[例えば、図77(i)に示される、保留表示枠FL1の拡張表示態様は、図77(a)に示されるデフォルトの表示態様の保留表示枠FL1が上方に拡張した表示態様である等]、
前記第二の表示は、装飾図柄変動表示[例えば、図77(b)に示される第1装飾図柄表示装置208Lにおける第1装飾図柄の変動表示や、第2装飾図柄表示装置208Mにおける第2装飾図柄の変動表示等]であり、
前記第一の表示態様で表示されている前記第一の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされることがない表示である[例えば、図77(b)に示されるデフォルトの表示態様の保留表示枠FL1は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第1装飾図柄の変動表示や、第2装飾図柄表示装置208Mにおける第2装飾図柄の変動表示にオーバーラップされない位置に表示されている等]で、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、優先して表示されるアイコン表示枠を拡張し、その拡張部分において予告や先読み予告などの演出を行うことで遊技者に当該演出が行われていることを気づかせることができる場合がある。近年の遊技台においては、多彩な演出表示が同時に複数行われているため、複雑で視認しにくい傾向があるが、この遊技台によれば、遊技者が常に着目している図柄変動表示に関するアイコンを表示するアイコン表示枠を拡張させることにより、他の演出表示と区別して識別することが可能となり、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示と第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の表示と第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示と第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の表示と第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、アイコン表示枠のみを含むものであってもよい。すなわち、第一の表示とは、アイコン表示枠のことであってもよい。また、第一の表示は、アイコン表示枠以外のものも含むものであってもよい。また、第一の表示は、アイコン表示枠を必ず含むものであってもよいし、アイコン表示枠を含まない場合があってもよい。
なお、ここで、「アイコン表示枠」のことを、「保留表示枠」、「保留枠」、「UI」、「保留アイコン表示領域」等といったりする場合がある。また、「アイコン表示枠」は、保留アイコンや変動アイコン等の少なくとも一部にオーバーラップされる場合がある表示である。また、「アイコン表示枠」は、装飾図柄表示装置の表示画面の端部近傍に表示されるため、他の演出表示に邪魔されない場合がある。また、「アイコン表示枠」とは、一の変動アイコン又は保留アイコンが表示される枠のことである、という場合がある。また、「アイコン表示枠」は、停止後の装飾図柄にオーバーラップされない表示枠であり、また、少なくとも、保留アイコン等の一部によってオーバーラップされる表示枠であるということもできる。また、「アイコン表示枠」は、保留アイコン等の背面側に表示される背景表示であって、装飾図柄の背景表示とは異なる背景表示であるということもできる。
また、ここで、「アイコン表示枠」とは、「枠」という文言に捉われることなく、アイコンが表示される部分であると遊技者が認識可能な部分のことであり、枠画像の表示は一例であってこれに拘泥されるものではない。
また、アイコン表示枠のうち、枠内領域にアイコンのみが表示可能に構成されてもよいし、アイコン表示枠のうち、枠内領域にアイコン以外のものも表示可能に構成されてもよい。また、アイコン表示枠のうち、枠内領域にアイコンが必ず表示されるように構成されてもよいし、アイコン表示枠のうち、枠内領域にアイコンが表示されない場合があるように構成されてもよい。
なお、ここで、枠内領域は、アイコン表示枠を構成するものであり、したがって、第一の表示に含まれる概念のものである。
また、アイコン表示枠は、複数種類の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、アイコン表示枠は、複数種類の表示態様で必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示態様で表示しない場合があってもよい。
また、アイコン表示枠は、第一の表示態様と第二の表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の表示態様と第二の表示態様以外の表示態様も表示可能なものであってもよい。また、アイコン表示枠は、第一の表示態様と第二の表示態様とを必ず表示するものであってもよいし、第一の表示態様と第二の表示態様とを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示態様は、第一の表示態様の一部のみが拡張されたものであってもよいし、第一の表示態様の全部が拡張されたものであってもよい。
なお、ここで、「前記第一の表示態様の少なくとも一部が拡張された表示態様」を、第二のアイコン表示枠という場合がある。
また、ここで、「拡張」とは、広義では、「アイコン表示枠」の言いかえの表示のことであるということもできるし、画像あるいは領域の面積が大きくなることということもできる。
また、第一の表示態様で表示されている第一の表示は、第二の表示にのみオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示態様以外の表示態様にもオーバーラップされることがないものであってもよい。また、第一の表示態様で表示されている第一の表示は、第二の表示に必ずオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示にオーバーラップされる場合があってもよい。
なお、ここで、「装飾図柄変動表示」には、装飾図柄の停止表示や、変動開始時で図柄が識別可能な状態での表示を含んでもよいし、例えば、高速変動中等で、停止表示中の表示状態や変動開始時の表示状態よりも識別困難な状態での表示(例えば、高速変動中の半透明表示等)を含んでもよいし、SPリーチ中等において表示されるサイズが小さくされた装飾図柄の変動表示を含んでもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、演出表示[例えば、図77(g)〜同図(l)に示される、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきして第2の保留アイコンh12の表示態様を変化させる演出表示等]であり、
前記第二の表示態様のうちの前記第一の表示態様から拡張された部分(以下、「拡張部分[例えば、図77(i)に示される、拡張表示態様の保留表示枠FL1における拡張部分等]」という。)に、前記第三の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており[例えば、図77(g)〜同図(l)に示されるように、第2の保留アイコンh12の表示態様を変化させる演出表示において、忍者のキャラクタNJ1が保留表示枠FL1における拡張部分に表示されている等]、
前記拡張部分は、前記第二の表示にオーバーラップされることがない部分である[例えば、図77(f)に示されるように、拡張表示態様の保留表示枠FL1は、変動表示中の第1装飾図柄や第2装飾図柄にオーバーラップされていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、少なくとも当該変動の当否を示す装飾図柄の変動表示よりも優先してアイコン表示枠の拡張表示を行い、当該拡張部分で予告や先読み予告等の演出表示を行うので、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第三の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第三の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第三の表示を必ず表示するものであってもよいし、第三の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、ここで、「演出表示」には、保留アイコンや変動アイコンの表示態様が変化するものや、保留アイコンや変動アイコンの表示態様を変化させる演出表示等がある。
また、拡張部分に第三の表示のみがオーバーラップして表示可能に構成されてもよいし、拡張部分に第三の表示以外の表示もオーバーラップして表示可能に構成されてもよい。また、拡張部分に第三の表示が必ずオーバーラップして表示されるように構成されてもよいし、拡張部分に第三の表示がオーバーラップして表示されない場合があるように構成されてもよい。
なお、ここで、「拡張部分」は、拡張前の部分との差分であったり、拡張前のアイコン表示枠の一部分のみを拡張(あるいは、拡大)させた場合は、それそのものを指す場合がある。
また、拡張部分は、第二の表示にのみオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示以外の表示にもオーバーラップされることがないものであってもよい。また、拡張部分は、第二の表示に必ずオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示にオーバーラップされることがある場合があってもよい。
また、『 前記演出表示は、先読み予告の表示[例えば、図77(g)〜同図(l)に示される、第2の保留アイコンh12の表示態様を変化させる演出表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記演出表示は、前記アイコンの表示態様を変化させる表示[例えば、図77(g)〜同図(l)に示されるように、第2の保留アイコンh12の表示態様を白色で点滅する表示態様から、緑色で点灯する表示態様に変化させる演出表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である[例えば、図77(f)に示されるように、変動表示中の装飾図柄が拡張表示態様の保留表示枠FL1にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、拡張部分にのみオーバーラップされる場合があるものであってもよいし、拡張部分以外の部分にもオーバーラップされる場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、拡張部分に必ずオーバーラップされるものであってもよいし、拡張部分にオーバーラップされない場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、セリフの表示[例えば、図77(i)に示される、吹き出しTT2におけるチビ姫のキャラクタCH1によるセリフの表示や、吹き出しTT3における爺のキャラクタGY1によるセリフの表示等]であり、
前記第四の表示は、前記第一の表示態様の前記アイコン表示枠にオーバーラップされることがない表示であり[例えば、図77(d)に示されるように、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1は、吹き出しTT2や吹き出しTT3と重なっていない等]、
前記第四の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である[例えば、図77(i)に示されるように、拡張表示態様の保留表示枠FL1は、吹き出しTT2に表示されたチビ姫のキャラクタCH1によるセリフの表示にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、第四の表示のみ表示可能なものであってもよいし、第四の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第四の表示を必ず表示するものであってもよいし、第四の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、ここで、「セリフの表示」は、「セリフ予告」や「会話予告」という場合があり、例えば、当該変動の予告、先読み予告、チュートリアル表示等が含まれる場合がある。
また、第四の表示は、第一の表示態様のアイコン表示枠にのみオーバーラップされることがないものであってもよいし、第一の表示態様のアイコン表示枠以外にもオーバーラップされることがないものがあってもよい。また、第四の表示は、第一の表示態様のアイコン表示枠に必ずオーバーラップされることがないものであってもよいし、第一の表示態様のアイコン表示枠にオーバーラップされることがあってもよい。
なお、ここで、「前記第四の表示は、前記第一の表示態様の前記アイコン表示枠にオーバーラップされることがない表示」とは、表示位置的にオーバーラップされることがないような構成になっているものも含まれる概念である。
また、第四の表示は、拡張部分にのみオーバーラップされる場合があるものであってもよいし、拡張部分以外の部分にもオーバーラップされる場合があるものであってもよい。また、第四の表示は、拡張部分に必ずオーバーラップされるものであってもよいし、拡張部分にオーバーラップされない場合があるものであってもよい。
また、「セリフの表示」には、第一のセリフの表示と第二のセリフの表示が含まれており、第一のセリフの表示は、拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示であり、第二のセリフの表示は、拡張部分にオーバーラップされることがない表示であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、予告表示[例えば、図82(c−1)〜同図(c−6)に示される、宝箱の予告アイコンBXの表示態様を変化する演出表示や、図84(c−1)〜同図(c−4)に示される、変動アイコンh0の表示態様を変化する演出表示等]であり、
前記拡張部分において、前記第五の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており[例えば、図82(c−1)〜同図(c−6)に示される、宝箱の予告アイコンBXの表示態様を変化する演出表示や、図84(c−1)〜同図(c−4)に示される、変動アイコンh0の表示態様を変化する演出表示において、忍者のキャラクタNJ1が拡張表示態様の保留アイコン表示領域FL1の拡張部分にオーバーラップしている等]、
前記第三の表示と前記第五の表示は、一部が同じ表示である[例えば、図77(g)〜同図(l)に示される第2の保留アイコンh12の表示態様を変化する演出表示も、図82(c−1)〜同図(c−6)に示される、宝箱の予告アイコンBXの表示態様を変化する演出表示も、図84(c−1)〜同図(c−4)に示される、変動アイコンh0の表示態様を変化する演出表示も、拡張表示態様の保留アイコン表示領域FL1の拡張部分に忍者のキャラクタNJ1が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、例えば、装飾図柄で当該変動の当否を確認しにくい代わりに、拡張したアイコン表示枠で第三の表示と第五の表示の両方の表示を行うことで、アイコン表示枠を見れば両方の表示を見逃さずに見ることができる場合がある。また、第三の表示と第五の表示の全てが異なる態様だと、当該変動に期待すべきか次以降に行われる図柄変動表示に期待すべきかが明確となってしまう場合があるが、第三の表示と第五の表示の一部を同じ態様とすることで、期待できる図柄変動表示がいずれであるかが認識できるようになるまで期待感を高めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第五の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第五の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第五の表示を必ず表示するものであってもよいし、第五の表示を表示しない場合があってもよい。
また、拡張部分において、第五の表示のみがオーバーラップして表示可能に構成されたものであってもよいし、拡張部分において、第五の表示以外の表示もオーバーラップして表示可能に構成されたものであってもよい。また、拡張部分において、第五の表示が必ずオーバーラップして表示するように構成されたものであってもよいし、拡張部分において、第五の表示がオーバーラップして表示されない場合があるように構成されたものであってもよい。
また、拡張部分においてのみ、第五の表示がオーバーラップして表示可能に構成されたものであってもよいし、拡張部分以外の部分においても、第五の表示がオーバーラップして表示可能に構成されたものであってもよい。
なお、ここで、「予告表示」とは、変動アイコンの変化演出であってもよいし、疑似連図柄等の特殊図柄の停止等であってもよい。
また、「前記第三の表示と前記第五の表示は、一部が同じ表示である」とは、例えば、キャラクタが登場するまでのアニメーションまでが同じであるものも含む概念である。
また、『 前記第一の表示態様での前記枠内領域(以下、「第一の枠内領域[例えば、図77(a)に示されるデフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域等]」という。)の面積は、第一の面積であり、
前記第二の表示態様での前記枠内領域(以下、「第二の枠内領域[例えば、図77(i)に示される拡張表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域等]」という。)の面積は、第二の面積であり、
前記第二の面積は、前記第一の面積よりも大きい面積であり、
前記拡張部分とは、前記第二の枠内領域と前記第一の枠内領域の差分の領域の部分のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の枠内領域は、前記第一の枠内領域を含んで構成された領域である[例えば、図77(i)に示すように、拡張表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域は、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域を含んで構成されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の枠内領域は、第一の枠内領域の一部を含んで構成されたものであってもよいし、第一の枠内領域の全部を含んで構成されたものであってもよい。
また、『 請求項1に記載の「前記第一の表示態様の少なくとも一部が拡張された表示態様」とは、「前記第一の表示態様のうちの前記枠内領域の面積が大きくなった表示態様」のことである[例えば、図77(i)に示すように、拡張表示態様の保留表示枠FL1は、デフォルトの表示態様の保留表示枠FL1の枠内の領域の面積が大きくなった表示態様である等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記アイコンが表示されていない状態であっても前記アイコン表示枠が前記第一の表示態様で表示可能に構成されている[例えば、保留がなく、図柄変動表示も行われておらず、変動アイコンh0も保留アイコンh11〜h14も表示されていない状態でも、保留表示枠FL1は表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、アイコンが表示されていない状態であってもアイコン表示枠が第一の表示態様でのみ表示可能に構成されてもよいし、アイコンが表示されていない状態であってもアイコン表示枠が第一の表示態様以外の表示態様でも表示可能に構成されてもよい。また、アイコンが表示されていない状態であってもアイコン表示枠が第一の表示態様で必ず表示されるように構成されてもよいし、アイコンが表示されていない状態であってもアイコン表示枠が第一の表示態様で表示されない場合があるように構成されてもよい。
なお、アイコンが表示されない状態でアイコン表示枠が表示されるとともに、アイコン表示枠以外の領域にアイコンが表示される状態となる場合があってもよい。
また、『 前記枠内領域に表示可能な前記アイコンは、変動アイコンである[例えば、図77(i)に示すように、拡張表示態様の保留表示枠FL1には、変動アイコンh0が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、枠内領域に表示可能なアイコンが保留アイコンであってもよい。
また、『 前記表示手段は、前記アイコンとして保留アイコン[例えば、保留アイコン表示領域に表示される第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14等]を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の前記保留アイコンを表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、アイコンとして保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、アイコンとして保留アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、アイコンとして保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、アイコンとして保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコン以外の保留アイコンも表示可能なものであってもよい。また、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示態様で表示されている前記第一の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされることがない表示である[例えば、図77(f)〜同図(m)に示される拡張表示態様の保留表示枠FL1は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第1装飾図柄の変動表示や、第2装飾図柄表示装置208Mにおける第2装飾図柄の変動表示にオーバーラップされていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示態様で表示されている第一の表示は、第二の表示にのみオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示態様以外の表示態様にもオーバーラップされることがないものであってもよい。また、第二の表示態様で表示されている第一の表示は、第二の表示態様に必ずオーバーラップされることがないものであってもよいし、第二の表示態様にオーバーラップされる場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136]と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図150に示される、2回目以降に発生する演出ボタン136の操作の結果実行される疑似連による演出表示]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出とは異なる演出であり、
前記第一の演出は、第一の操作態様[例えば、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)]で前記操作手段により第一の回数[例えば、20回]の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、第二の操作態様[例えば、演出ボタン136による長押し操作]で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい演出であり[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図150に示される、2回目以降に発生する演出ボタン136の操作の結果実行される疑似連による演出表示は、演出ボタン136による長押し操作では開始されない]、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、演出手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外を実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出及び第二の演出のみ実行可能なものであってもよいし、第一の演出及び第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出及び第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出及び第二の演出を実行しない場合があってもよい。
ここで、第一の演出は、例えば、「ドレミ」のうちの「レ」に対応する演出ということができる場合があり、第二の演出は、例えば、「あいう」のうちの「い」に対応する演出ということができる場合がある。
また、第一の演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214]を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出[例えば、図160(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出]であり、
前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出[例えば、図160(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出]であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第三の演出は、図柄変動表示の実行中においてのみ開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の実行中以外にも開始可能なものであってもよい。また、第三の演出は、図柄変動表示の実行中において必ず開始するものであってもよいし、図柄変動表示の実行中において開始しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず開始するものであってもよいし、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様のことである[例えば、演出ボタン136が押下操作されている状態が0.5秒以上維持されている操作態様]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記操作手段が操作されている状態が第二の時間[例えば、4秒]維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合にのみ、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして開始可能なものであってもよいし、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合以外でも、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして必ず開始するものであってもよいし、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合でも開始しない場合があってもよい。
また、『前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の演出は、第二の操作態様で操作手段により2回以上の操作が行われた場合に開始可能なものであってもよい。
また、『発光手段[例えば、演出ボタンランプ138]を備え、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態[例えば、赤色に発光した状態]となる手段であり、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第二の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第二の状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態]となる手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の状態は、発光している状態であり、
前記第二の状態は、発光していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、
前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の態様と、第二の態様とは、発光する色、点灯・消灯及び点滅パターン、発光する素子の箇所、輝度のうちの、少なくとも一つが異なる態様である。
また、『前記第一の態様は、第一の色[例えば、赤色]であり、
前記第二の態様は、第二の色[例えば、青色]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、発光手段は、操作手段の内側からのみ光を照射可能なものであってもよいし、操作手段の内側以外からも光を照射可能なものであってもよい。また、発光手段は、操作手段の内側から必ず光を照射するものであってもよいし、操作手段の内側から光を照射しない場合があってもよい。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の説明では、
『遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136]と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]であり、
前記第一の演出は、第一の操作態様[例えば、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)]で前記操作手段により第一の回数[例えば、20回]の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、第二の操作態様[例えば、演出ボタン136による長押し操作]で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の選択表示[例えば、図173に示されるキャラクタ選択演出]であり、
前記第一の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像[例えば、図173に示される姫のキャラクタ画像H]であり、
前記第一の画像は、前記第一の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい画像であり[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図173に示される姫のキャラクタ画像Hは、演出ボタン136による長押し操作では選択されない]、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、演出手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外を実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出のみ実行可能なものであってもよいし、第一の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外を実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合及び第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に開始しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の選択表示のみ実行可能なものであってもよいし、第一の選択表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の選択表示を必ず実行するのであってもよいし、第一の選択表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の選択表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像のみを選択可能なものであってもよいし、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像以外も選択可能なものであってもよい。また、第一の選択表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を必ず選択するものであってもよいし、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択しない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出[例えば、大当り遊技の終了後に登場する姫のキャラクタによる演出]であり、
前記第四の演出は、前記第一の演出[例えば、図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]とは異なる演出であり、
前記第四の演出は、前記第一の選択表示において、前記第一の画像が選択された場合[例えば、図173に示されるキャラクタ選択演出において、姫のキャラクタ画像Hが選択された場合]に開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の演出は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第四の演出は、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の選択表示において、第一の画像が選択された場合に開始しない場合があってもよい。
また、『図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212及び第2特図表示装置214]を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出[例えば、図160(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出]であり、
前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出[例えば、図160(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出]であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第三の演出は、図柄変動表示の実行中においてのみ開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の実行中以外にも開始可能なものであってもよい。また、第三の演出は、図柄変動表示の実行中において必ず開始するものであってもよいし、図柄変動表示の実行中において開始しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず開始するものであってもよいし、第三の演出の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第一の回数の操作が行われた場合、及び、第三の演出の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様[例えば、演出ボタン136が押下操作されている状態が0.5秒以上維持されている操作態様]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記操作手段が操作されている状態が第二の時間[例えば、4秒]維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合にのみ、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして開始可能なものであってもよいし、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合以外でも、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして開始可能なものであってもよい。また、第一の演出は、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、操作手段が疑似的に第一の操作態様で第一の回数操作されたものとして必ず開始するものであってもよいし、操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合でも開始しない場合があってもよい。
また、『前記第一の選択表示の実行中では、前記操作手段が操作されている状態が前記第一の時間以上維持された場合であっても、該操作手段により1回の操作が行われたものとされるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の画像は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の画像は、第二の操作態様で操作手段により2回以上の操作が行われた場合に選択可能なものであってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の選択表示[例えば、図183(f)に示されるお気に入り選択画面]であり、
前記第二の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な選択表示であり、
前記第二の選択表示は、前記第一の選択表示とは異なる選択表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第二の画像[例えば、「キャラC」の選択項目]であり、
前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により第三の回数[例えば、2回]の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、
前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、
前記第三の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の選択表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像のみを選択可能なものであってもよいし、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像以外のものも選択可能なものであってもよい。また、第二の選択表示は、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を必ず選択するものであってもよいし、操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択しない場合があってもよい。
また、第二の画像は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合、及び、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合にのみ選択可能なものであってもよいし、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合、及び、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合以外にも選択可能なものであってもよい。また、第一の演出は、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合、及び、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に必ず選択するものであってもよいし、第二の選択表示の実行中において、第一の操作態様で操作手段により第三の回数の操作が行われた場合、及び、第二の選択表示の実行中において、第二の操作態様で操作手段により1回の操作が行われた場合に選択しない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第五の演出であり、
前記第五の演出は、前記第二の選択表示において、前記第二の画像が選択された場合に開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第五の演出は、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合以外の場合にも開始可能なものであってもよい。また、第五の演出は、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に必ず開始するものであってもよいし、第二の選択表示において、第二の画像が選択された場合に開始しない場合があってもよい。
また、『発光手段[例えば、演出ボタンランプ138]を備え、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態[例えば、赤色に発光した状態]となる手段であり、
前記発光手段は、前記第一の選択表示の実行中では、第二の状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態]となる手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の状態は、発光している状態であり、
前記第二の状態は、発光していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、
前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の態様と、第二の態様とは、発光する色、点灯・消灯及び点滅パターン、発光する素子の箇所、輝度のうちの、少なくとも一つが異なる態様である。
また、『前記第一の態様は、第一の色[例えば、赤色]であり、
前記第二の態様は、第二の色[例えば、青色]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、発光手段は、操作手段の内側からのみ光を照射可能なものであってもよいし、操作手段の内側以外からも光を照射可能なものであってもよい。また、発光手段は、操作手段の内側から必ず光を照射するものであってもよいし、操作手段の内側から光を照射しない場合があってもよい。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136]と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示[例えば、図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図150に示される、2回目以降に発生する演出ボタン136の操作の結果実行される疑似連による演出表示]」という。)であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打させることを促す表示(以下、「第三の表示[例えば、図160(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出]」という。)であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示[例えば、図160(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出]であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が長押しされた場合にも開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされた場合よりも、前記操作手段が連打された場合の方が開始されやすい表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第二の状態」という。)で表示されない表示である[例えば、図150に示す例では、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字は表示されない]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外を実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の表示を実行しない場合があってもよい
また、表示手段は、第一の表示、第二の表示及び第三の表示のみ実行可能なものであってもよいし、第一の表示、第二の表示及び第三の表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示、第二の表示及び第三の表示を必ず実行するものであってもよいし、第一の表示、第二の表示及び第三の表示のうちの一部又は全部を実行しない場合があってもよい。
また、第三の表示は、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態でのみ表示されるものであってもよいし、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態以外の状態でも実行可能なものであってもよい。また、第三の表示は、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第三の表示が開始された後で、操作手段が連打された場合及び操作手段が長押しされた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、操作手段が連打された場合及び操作手段が長押しされた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、操作手段が連打された場合及び操作手段が長押しされた場合に必ず開始するものであってもよいし、操作手段が連打された場合及び操作手段が長押しされた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『発光手段[例えば、演出ボタンランプ138]を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、第一の発光状態[例えば、赤色に発光した状態]となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、第二の発光状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態]となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、発光手段は、操作手段の内側からのみ光を照射可能なものであってもよいし、操作手段の内側以外からも光を照射可能なものであってもよい。また、発光手段は、操作手段の内側から必ず光を照射するものであってもよいし、操作手段の内側から光を照射しない場合があってもよい。
また、発光手段は、第一の状態でのみ第一の発光状態となってもよいし、第一の状態以外の状態でも第一の発光状態となってもよい。
また、発光手段は、第二の状態でのみ第二の発光状態となってもよいし、第二の状態以外の状態でも第二の発光状態となってもよい。
また、『前記第一の発光状態は、点灯状態であり、
前記第二の発光状態は、消灯状態であり、
前記発光手段が前記点灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付ける状態であることを表しており[例えば、図153(a−3)及び同図(a−4)に示すように、操作手段の操作を受け付ける状態では、演出ボタンランプ138が点灯状態とされている]、
前記発光手段が前記消灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付けない状態であることを表している[例えば、図153(a−1)及び同図(a−2)に示すように、操作手段の操作を受け付けない状態では、演出ボタンランプ138が消灯状態とされている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の発光状態は、第一の発光態様で発光[例えば、赤色で発光]している状態であり、
前記第二の発光状態は、第二の発光態様で発光[例えば、青色で発光]している状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり[例えば、特図1及び装飾図柄の変動表示中に操作の結果に関する表示が行われる]、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり[例えば、特図1及び装飾図柄の変動表示中に操作の結果に関する表示が行われる]、
前記第三の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である[例えば、図159(d)〜同図(g)に示すように、特図1及び装飾図柄の変動表示中に連打操作演出が行われる]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、図柄変動表示の表示中でのみ表示を開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外でも表示を開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、図柄変動表示の表示中で必ず表示を開始するものであってもよいし、図柄変動表示の表示中で表示を開始しない場合があってもよい。
また、第二の表示は、図柄変動表示の表示中でのみ表示を開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外でも表示を開始可能なものであってもよい。また、第二の表示は、図柄変動表示の表示中で必ず表示を開始するものであってもよいし、図柄変動表示の表示中で表示を開始しない場合があってもよい。
また、第三の表示は、図柄変動表示の表示中でのみ表示を開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外でも表示を開始可能なものであってもよい。また、第三の表示は、図柄変動表示の表示中で必ず表示を開始するものであってもよいし、図柄変動表示の表示中で表示を開始しない場合があってもよい。
また、『前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされたことのみでは開始されない表示である[例えば、図150(l)に示される表示は、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、演出ボタン136が2回操作されないと表示されない]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、操作手段が長押しされたこと以外でも開始されない表示であってもよい。
また、『前記操作手段が長押しされた場合に[例えば、演出ボタン136が4秒操作された場合]、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示が開始可能に構成されている[例えば、図160に示すように、演出ボタン136が4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段が長押しされた場合にのみ、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始可能であってもよいし、操作手段が長押しされた場合以外でも、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始可能であってもよい。また、操作手段が長押しされた場合に、操作手段が連打されたものとして第一の表示が必ず開始されてもよいし、操作手段が長押しされた場合に、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始されない場合があってもよい。
また、『前記長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間[例えば、4秒]にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136]と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示[例えば、図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示態様での表示(以下、「第四の表示[例えば、図173に示されるキャラクタ選択演出]」という。)であり、
前記第四の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、演出表示であり、
前記第四の表示は、選択表示であり、
前記第四の表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択させる際に表示される表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像[例えば、図173に示される姫のキャラクタ画像H]であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が長押しされた場合にも開始可能な表示であり、
前記第一の画像は、前記操作手段が長押しされた場合よりも、前記操作手段が複数回操作された場合の方が選択されやすい画像である[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図173に示される姫のキャラクタ画像Hは、演出ボタン136による長押し操作では選択されない]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外を実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の表示を実行しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示及び第四の表示のみ実行可能なものであってもよいし、第一の表示及び第四の表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示及び第四の表示を必ず実行するものであってもよいし、第一の表示及び第四の表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、操作手段により連打された場合及び操作手段が長押しされた場合にのみ開始可能なものであってもよいし、操作手段により連打された場合及び操作手段が長押しされた場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、操作手段により連打された場合及び操作手段が長押しされた場合に必ず開始するものであってもよいし、操作手段により連打された場合及び操作手段が長押しされた場合に開始しない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示[例えば、大当り遊技の終了後に登場する姫のキャラクタによる演出]であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示[例えば、図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出]とは異なる表示であり、
前記第五の表示は、前記第四の表示の実行中において、前記第一の画像[例えば、図173に示される姫のキャラクタ画像H]が選択された場合に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第五の表示は、第四の表示の実行中において、第一の画像が選択された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第四の表示の実行中において、第一の画像が選択された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第五の表示は、第四の表示の実行中において、第一の画像が選択された場合に必ず開始するものであってもよいし、第四の表示の実行中において、第一の画像が選択された場合に開始しない場合があってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打させることを促す表示(以下、「第三の表示[例えば、図160(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出]」という。)であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示[例えば、図160(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出]であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、第三の表示は、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態でのみ表示されるものであってもよいし、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態以外の状態でも実行可能なものであってもよい。また、第三の表示は、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示を開始させるための操作手段の操作を受付可能な状態で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第三の表示が開始された後で、操作手段が連打された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、操作手段が連打された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、操作手段が連打された場合に必ず開始するものであってもよいし、操作手段が連打された場合に開始しない場合があってもよい。
また、『発光手段[例えば、演出ボタンランプ138]を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、点灯状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、発光手段は、操作手段の内側からのみ光を照射可能なものであってもよいし、操作手段の内側以外からも光を照射可能なものであってもよい。また、発光手段は、操作手段の内側から必ず光を照射するものであってもよいし、操作手段の内側から光を照射しない場合があってもよい。
また、発光手段は、第一の状態でのみ第一の発光状態となってもよいし、第一の状態以外の状態でも第一の発光状態となってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である[例えば、特図1及び装飾図柄の変動表示中に操作の結果に関する表示が行われる]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、図柄変動表示の表示中でのみ表示を開始可能なものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外でも表示を開始可能なものであってもよい。また、第一の表示は、図柄変動表示の表示中で必ず表示を開始するものであってもよいし、図柄変動表示の表示中で表示を開始しない場合があってもよい。
また、『前記第一の画像は、前記操作手段が長押しされたことのみでは選択されない画像である[例えば、図173に示される表示において、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合では、演出ボタン136が2回操作されないと姫のキャラクタ画像Hは表示されない]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の画像は、操作手段が長押しされたこと以外でも選択されない画像であってもよい。
また、『前記操作手段が長押しされた場合に[例えば、演出ボタン136が4秒操作された場合]、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示が開始可能に構成されている[例えば、図160に示すように、演出ボタン136が4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段が長押しされた場合にのみ、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始可能であってもよいし、操作手段が長押しされた場合以外でも、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始可能であってもよい。また、操作手段が長押しされた場合に、操作手段が連打されたものとして第一の表示が必ず開始されてもよいし、操作手段が長押しされた場合に、操作手段が連打されたものとして第一の表示が開始されない場合があってもよい。
また、『前記長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間[例えば、4秒]にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。』
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]と、
遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、操作部136等]と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示[例えば、図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出等]」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図151に示されるチャンス目演出において殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃う表示]」という。)であり、
前記第二の表示は、第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打することを促す表示(以下、「第三の表示[例えば、図160(d)〜同図(g)に示される、連打操作演出等]」という。)であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が長押しされた場合にも表示が開始される場合がある表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を操作することを促す表示(以下、「第四の表示[例えば、図151(b)〜同図(h)に示される、チャンス目演出等]」という。)であり、
前記第四の表示は、前記第三の表示とは異なる表示であり、
前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が2以上の回数[例えば、3回等]操作された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が一回長押しされたことのみでは表示が開始されない表示である[例えば、図151(i)に示される殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃った態様での表示は、演出ボタン136が3回操作されないと表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『複数種類の発光状態で発光可能な発光手段[例えば、演出ボタンランプ138等]を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第一の発光状態[例えば、赤色に発光した状態等]であり、
前記発光手段は、前記操作手段の操作を受け付ける状態では、前記第一の発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第二の発光状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態等]であり、
前記第一の発光状態は、点灯状態であり、
前記第二の発光状態は、消灯状態であり、
前記発光手段が前記点灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付ける状態であることを表しており[例えば、図153(a−3)及び同図(a−4)に示すように、操作手段の操作を受け付ける状態では、演出ボタンランプ138が点灯状態とされている等]、
前記発光手段が前記消灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付けない状態であることを表している[例えば、図153(a−1)及び同図(a−2)に示すように、操作手段の操作を受け付けない状態では、演出ボタンランプ138が消灯状態とされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第二の発光状態[例えば、消灯した状態、あるいは、青色に発光した状態等]であり、
前記第一の発光状態は、第一の発光態様で発光[例えば、赤色で発光等]している状態であり、
前記第二の発光状態は、第二の発光態様で発光[例えば、青色で発光等]している状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の表示は、予告表示[例えば、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等]であり、
前記第二の表示は、予告表示[例えば、図151(i)に示すように、殿様図柄YM1〜YM3が3つ揃うことでスーパーリーチに移行することを予告している等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記複数種類の表示のうちの一の表示は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示(以下、「選択表示[例えば、図173に示されるキャラクタ選択演出や、図183(c)に示される調整画面においてカーソルCLで音量が示されたときの表示、あるいは、カーソルCLで光量が示されたときの表示等]」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記複数の選択肢のうちの第一の選択肢[例えば、図173に示される姫のキャラクタ画像Hや、音量「10」の設定あるいは光量「10」の設定等]が選択された際に表示される表示(以下、「第五の表示[例えば、図173に示される姫のキャラクタ画像Hが表示画面の中央に明るく表示される表示や、音量の設定が「10」の表示態様での表示、あるいは、光量の設定が「10」の表示態様での表示等]」という。)であり、
前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段が2以上の回数[例えば、2回や5回等]操作された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段が一回長押しされたことのみでは表示が開始されない表示である[例えば、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図173に示される姫のキャラクタ画像Hは、演出ボタン136による長押し操作だけでは選択されない、また、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図183(c)に示される音量の設定が「10」の表示態様での表示は、右ボタン137dによる長押し操作だけでは選択されない、あるいは、長押しオート連打機能が無効な状態とされている場合において、図183(c)に示される光量の設定が「10」の表示態様での表示は、右ボタン137dによる長押し操作だけでは選択されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段の操作回数が第一の回数[例えば、2回や5回等]の場合に表示が開始される表示であり、
前記第一の回数は、2以上の回数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が長押しされた場合に[例えば、演出ボタン136が4秒操作された場合等]、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示の表示が開始される場合があるように構成されている[例えば、図160に示すように、演出ボタン136が4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間[例えば、4秒等]にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記操作手段の操作を受け付ける複数の状態のうちの一の状態は、第一の状態であり、
前記操作手段の操作を受け付ける複数の状態のうちの一の状態は、第二の状態であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは別の状態であり、
前記第三の表示は、前記第一の状態で表示される表示[例えば、図160(d)〜同図(g)に示されるように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字が表示される演出等]であり、
前記第四の表示は、前記第二の状態で表示される表示[例えば、図151(b)〜同図(h)に示される、演出ボタン画像BT1〜BT3のそれぞれに「PUSH」という文字が表示された表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の状態は、前記第一の表示の表示を開始させるための操作を受け付ける状態である[換言すれば、前記第一の状態は、前記操作手段の操作を受け付ける状態であり、前記第一の状態において、前記操作手段が連打された場合に前記第一の表示の表示が開始される場合がある。]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第二の状態は、前記第二の表示の表示を開始させるための操作を受け付ける状態である[換言すれば、前記第二の状態は、前記操作手段の操作を受け付ける状態であり、前記第二の状態において、前記操作手段が2以上の回数操作された場合に前記第二の表示の表示が開始される場合がある。]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第一の状態は、該第一の状態となってから予め定められた時間[例えば、5秒等]が経過すると終了する状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第二の状態は、該第二の状態となってから予め定められた時間[例えば、図151に示される残時間メーターMT1〜MT3に示される残り時間]が経過すると終了する状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段の操作回数が第二の回数[例えば、3回等であって、第一の回数(2回や5回)とは異なる回数]の場合に表示が開始される表示であり、
前記第二の回数は、2以上の回数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第三の表示は、第一の画像を含む表示であり、
前記第一の画像は、前記操作手段の外観を示す画像[例えば、図160(d)に示される、演出ボタン画像BT等]を含む画像[例えば、図160(d)に示すように、演出ボタン画像BTとともに「連打しろ」という文字を含む画像等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第四の表示は、複数の第二の画像を含む表示であり、
前記第二の画像は、前記操作手段の外観を示す画像[例えば、図151(b)に示される、演出ボタン画像BT1,BT2,BT3等]を含む画像[例えば、図151(b)に示すように、演出ボタン画像BT1とともに「PUSH」という文字を含む画像、演出ボタン画像BT2とともに「PUSH」という文字を含む画像及び演出ボタン画像BT3とともに「PUSH」という文字を含む画像を含む画像等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記第二の画像は、前記第一の画像と表示態様が異なる画像である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 第一の操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図159や図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、図178(c)〜同図(e)に示される連打操作演出において、発光部LL,LRが点灯する演出等]であり、
前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、連打操作あるいは複数回操作(連打操作による操作態様と複数回操作による操作態様とは同じ操作態様を含んでいる。以下同じ。)等]されると、前記第一の演出が開始される場合があり[例えば、図159に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされ、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われる場合がある等]、
前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、複数回操作等]されると、前記第二の演出が開始される場合があり[例えば、図178(e)に示すように、遊技者による演出ボタン136の連打操作がなされると、発光部LL,LRのすべてのLEDが赤色に発光する場合がある等]、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作[例えば、長押し操作等]されると、前記第一の演出が開始される場合があり[例えば、図160に示すように、演出ボタン136による長押し操作がなされると、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、その結果、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われる場合がある等]、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず[例えば、図178に示される連打操作演出では、長押しオート連打機能が無効とされているので、演出ボタン136が長押し操作されたことでは、発光部LL,LRのすべてのLEDは赤色に発光しない等]、
前記第二の演出は、第二の演出手段[例えば、発光部LL,LR等]によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、演出に改良の余地があったが、本発明によれば、演出に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、第一の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても実行される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず実行されるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行しない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても実行される場合があるものであってもよい。また、第二の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず実行されるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合にのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合以外の場合にも実行される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に必ず実行されるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に実行されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたこと以外でも開始されない場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは必ず開始されないものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に開始する場合があってもよい。
また、第二の演出は、第二の演出手段によってのみ実行されるものであってもよいし、第二の演出手段以外にも実行されるものがあってもよい。また、第二の演出は、第二の演出手段によって必ず実行されるものであってもよいし、第二の演出手段によって実行されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第二の演出手段を少なくとも含んで実行される演出であって、第二の演出手段のみにより実行される演出であってもよいし、第二の演出手段の他、第二の演出手段以外の演出手段も含んで実行される演出であってもよい。また、第二の演出が複数の演出手段で実行される場合において、第二の演出は、第二の演出手段と第二の演出手段以外の演出手段とが同時に実行される演出であってもよい。なお、エフェクトは演出に含まれる概念であるものとする(以下、同じ)。
また、『 前記第二の演出手段は、発光手段であり、
「第二の演出手段によって実行される演出」とは、「第二の演出手段が第二の発光態様[例えば、図178(c)に示される、発光部LL,LRの下端からおよそ1/4の高さまでLEDが黄色で発光する態様や、同図(d)に示される、発光部LL,LRの下端からおよそ2/3の高さまでLEDが緑色で発光する態様や、同図(e)に示される、発光部LL,LRのすべてのLEDが赤色で発光する態様等]で発光することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の演出手段は、第一の発光態様[例えば、図柄変動表示中や大当り遊技中における所定の発光態様等]で発光可能な手段であり、
前記第一の発光態様は、前記第二の発光態様とは異なる発光態様である[例えば、図178(c)〜同図(e)に示される発光部LL,LRの発光態様は、図柄変動表示中や大当り遊技中の演出における発光態様とは異なる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の演出手段は、第一の発光態様でのみ発光可能なものであってもよいし、第一の発光態様以外の態様も発光可能なものであってもよい。また、第二の演出手段は、第一の発光態様で必ず発光するものであってもよいし、第一の発光態様で発光しない場合があってもよい。
また、第一の発光態様は、第二の発光態様と一部が異なるものであってもよいし、全部が異なるものであってもよい。
また、『 第一の演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の演出手段は、第一の画像表示手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である[例えば、図159に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされ、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして実行される、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知は装飾図柄表示装置208で行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、第一の演出手段のみによって実行されるものであってもよいし、第一の演出手段以外の演出手段によっても実行されるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の演出手段によって必ず実行されるものであってもよいし、第一の演出手段によって実行されない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の演出手段を少なくとも含んで実行される演出であって、第一の演出手段のみにより実行される演出であってもよいし、第一の演出手段の他、第一の演出手段以外の演出手段も含んで実行される演出であってもよい。また、第一の演出が複数の演出手段で実行される場合において、第一の演出は、第一の演出手段と第一の演出手段以外の演出手段とが同時に実行される演出であってもよい。
また、『 第三の演出手段を備え、
前記第三の演出手段は、可動手段であり、
前記第二の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である[例えば、図178に示されるように、発光部LL,LRが設けられた左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rは、スライド用駆動モータによって可動する手段である等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の演出手段は、可動手段のみからなるものであってもよいし、可動手段以外の手段を含んだものであってもよい。また、第三の演出手段は、可動手段を必ず含んだものであってもよいし、可動手段を含まない場合があってもよい。
また、第二の演出手段は、第三の演出手段にのみ設けられたものであってもよいし、第三の演出手段以外にも設けられたものであってもよい。また、第二の演出手段は、第三の演出手段に必ず設けられたものであってもよいし、第三の演出手段に設けられない場合があってもよい。
また、『 第四の演出手段[例えば、図178に示される左画像表示装置209L及び右画像表示装置209R等]を備え、
前記第四の演出手段は、第二の画像表示手段であり、
前記第四の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である[例えば、図178に示されるように、左画像表示装置209L及び右画像表示装置209Rは、スライド用駆動モータによって可動する手段である等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の演出手段は、第二の画像表示手段のみからなるものであってもよいし、第二の画像表示手段以外の手段を含んだものであってもよい。また、第四の演出手段は、第二の画像表示手段を必ず含んだものであってもよいし、第二の画像表示手段を含まない場合があってもよい。
また、第四の演出手段は、第三の演出手段にのみ設けられたものであってもよいし、第三の演出手段以外にも設けられたものであってもよい。また、第四の演出手段は、第三の演出手段に必ず設けられたものであってもよいし、第三の演出手段に設けられない場合があってもよい。
また、『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であり[例えば、図159や図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、図柄変動表示中に開始される等]、
前記第二の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出である[例えば、図178(c)〜同図(e)に示される連打操作演出において、発光部LL,LRが点灯する演出は、図柄変動表示中に開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、図柄変動表示の表示中にのみ開始される場合があるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外にも開始される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、図柄変動表示の表示中に必ず開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中に開始されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、図柄変動表示の表示中にのみ開始される場合があるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外にも開始される場合があるものであってもよい。また、第二の演出は、図柄変動表示の表示中に必ず開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中に開始されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると[例えば、演出ボタン136が4秒操作された場合等]、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして前記第一の演出が開始される場合がある[例えば、図160に示すように、演出ボタン136が4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出のみが開始される場合があってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出以外の演出も開始される場合があってもよい。また、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出が必ず開始されてもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出が開始されない場合があってもよい。
また、『 「第一の操作態様で操作」とは、「複数回操作」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
換言すれば、『 「前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり」における「第一の操作態様で操作」とは、連打操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
ということができる。
また、さらに換言すれば、『 「前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり」における「第一の操作態様で操作」とは、複数回操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
ということもできる。
また、『 「第二の操作態様で操作」とは、「長押し操作」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記長押し操作とは、操作されている状態があらかじめ定められた時間[例えば、4秒等]にわたって維持されている操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の演出の演出態様は、第一の演出の演出態様と一部が異なるものであってもよいし、全部が異なるものであってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 第一の操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図159や図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、図179(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出において、演出ランプSL1〜SL4が緑色あるいは赤色に発光する演出や、装飾図柄表示装置208にエフェクト画像が表示される演出等]であり、
前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、連打操作あるいは複数回操作(連打操作による操作態様と複数回操作による操作態様とは同じ操作態様を含んでいる。以下同じ。)等]されると、前記第一の演出が開始される場合があり[例えば、図159に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされ、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われる等]、
前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、複数回操作等]されると、前記第二の演出が開始される場合があり[例えば、図179(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出において、遊技者による演出ボタン136の連打操作がなされると、演出ランプSL1〜SL4が緑色あるいは赤色に発光したり、装飾図柄表示装置208にエフェクト画像が表示される等]、
前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作[例えば、長押し操作等]されると、前記第一の演出が開始される場合があり[例えば、図160に示すように、演出ボタン136による長押し操作がなされると、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、その結果、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われる等]、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず[例えば、図179に示される裏ボタン連打演出では、長押しオート連打機能が無効とされているので、演出ボタン136が長押し操作されたことでは、演出ランプSL1〜SL4が緑色あるいは赤色に発光せず、また、装飾図柄表示装置208にエフェクト画像が表示されない等]、
前記第二の演出は、裏ボタン演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、演出に改良の余地があったが、本発明によれば、演出に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、第一の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても実行される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず実行されるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行しない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても実行される場合があるものであってもよい。また、第二の演出は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず実行されるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行しない場合があってもよい。
また、第二の演出の演出態様は、第一の演出の演出態様と一部が異なるものであってもよいし、全部が異なるものであってもよい。
また、第一の演出は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合にのみ実行される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合以外の場合にも実行される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に必ず実行されるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に実行されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたこと以外でも開始されない場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは必ず開始されないものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に開始する場合があってもよい。
また、『 第一の演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の演出手段は、画像表示手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である[例えば、図159に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされ、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして実行される、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知は装飾図柄表示装置208で行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、第一の演出手段のみによって実行されるものであってもよいし、第一の演出手段以外の演出手段によっても実行されるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の演出手段によって必ず実行されるものであってもよいし、第一の演出手段によって実行されない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の演出手段を少なくとも含んで実行される演出であって、第一の演出手段のみにより実行される演出であってもよいし、第一の演出手段の他、第一の演出手段以外の演出手段も含んで実行される演出であってもよい。また、第一の演出が複数の演出手段で実行される場合において、第一の演出は、第一の演出手段と第一の演出手段以外の演出手段とが同時に実行される演出であってもよい。なお、エフェクトは演出に含まれる概念であるものとする(以下、同じ)。
また、『 「前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である」とは、「前記第一の演出は、前記第一の演出手段が第一の表示[例えば、図159に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされ、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして実行される、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等]を表示することによって実行される演出である」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である[例えば、図179(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出において装飾図柄表示装置208に表示されるエフェクト画像等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の演出は、第一の演出手段のみによって実行されるものであってもよいし、第一の演出手段以外の演出手段によっても実行されるものであってもよい。また、第二の演出は、第一の演出手段によって必ず実行されるものであってもよいし、第一の演出手段によって実行されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第一の演出手段を少なくとも含んで実行される演出であって、第一の演出手段のみにより実行される演出であってもよいし、第一の演出手段の他、第一の演出手段以外の演出手段も含んで実行される演出であってもよい。また、第二の演出が複数の演出手段で実行される場合において、第二の演出は、第一の演出手段と第一の演出手段以外の演出手段とが同時に実行される演出であってもよい。
また、『 「前記第二の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である」とは、「前記第二の演出は、前記第一の演出手段が第二の表示[例えば、図179(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出において装飾図柄表示装置208に表示されるエフェクト画像等]を表示することによって実行される演出である」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 第二の演出手段[例えば、演出ランプSL1〜SL4等]を備え、
前記第二の演出手段は、発光手段であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出手段によって実行される演出である[例えば、図179(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出において、装飾図柄表示装置208にエフェクト画像が表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の演出は、第二の演出手段のみによって実行されるものであってもよいし、第二の演出手段以外の演出手段によっても実行されるものであってもよい。また、第二の演出は、第二の演出手段によって必ず実行されるものであってもよいし、第二の演出手段によって実行されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、第二の演出手段を少なくとも含んで実行される演出であって、第二の演出手段のみにより実行される演出であってもよいし、第二の演出手段の他、第二の演出手段以外の演出手段も含んで実行される演出であってもよい。また、第二の演出が複数の演出手段で実行される場合において、第二の演出は、第二の演出手段と第二の演出手段以外の演出手段とが同時に実行される演出であってもよい。
また、『 「前記第二の演出は、前記第二の演出手段によって実行される演出である」とは、「前記第二の演出は、前記第二の演出手段が第二の発光態様[例えば、図179(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出において、演出ランプSL1〜SL4が緑色や赤色で発光する態様等]で発光することによって実行される演出である」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 報知手段[例えば、装飾図柄表示装置208、演出ボタンランプ138等]を備え、
前記報知手段は、前記第一の操作手段に対する操作を促す報知(以下、「操作報知[例えば、図159(d)に示される、装飾図柄表示装置208による、演出ボタン136の押下を促す演出ボタン画像BTの表示、「連打しろ」という文字表示、残時間メーターMTの表示や、演出ボタンランプ138による、赤色の発光等]」という。)を行う手段であり、
前記裏ボタン演出とは、前記操作報知が行われない第二の期間[例えば、図179(d)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出に係る操作受付期間等]において、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、連打操作等]されたことに応じて開始される場合がある演出のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、報知手段は、第一の操作手段に対する操作を促す報知のみを行うものであってもよいし、第一の操作手段に対する操作以外のことを促す報知も行うものであってもよい。また、報知手段は、第一の操作手段に対する操作を促す報知を必ず行うものであってもよいし、第一の操作手段に対する操作を促す報知を行わない場合があってもよい。
また、裏ボタン演出は、操作報知が行われない第二の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ開始される場合があるものであってもよいし、操作報知が行われない第二の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じて開始される場合もあるものであってもよい。また、操作報知が行われない第二の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず開始するものであってもよいし、操作報知が行われない第二の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて開始されない場合があってもよい。
また、『 前記操作報知が行われる第一の期間[例えば、図159(d)〜同図(g)に示される連打操作演出に係る操作受付期間等]において、前記第一の操作手段が第一の操作態様[例えば、連打操作等]で操作されたことに応じて前記第一の演出が開始される場合があり、
前記第一の期間において、前記第一の操作手段が第二の操作態様[例えば、長押し操作等]で操作されると、前記第一の演出が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、操作報知が行われる第一の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ開始される場合があるものであってもよいし、操作報知が行われる第一の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても開始される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、操作報知が行われる第一の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず開始されるものであってもよいし、操作報知が行われる第一の期間において、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて開始されない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の期間において、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合にのみ開始される場合があるものであってもよいし、第一の期間において、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合以外の場合にも開始される場合があるものであってもよい。また、また、第一の演出は、第一の期間において、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に必ず開始されるものであってもよし、第一の期間において、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことに応じて開始されない場合があってもよい。
また、『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であり[例えば、図159や図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、図柄変動表示中に開始される等]、
前記第二の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出である[例えば、図179(e)〜同図(h)に示される裏ボタン連打演出における演出ランプSL1〜SL4が緑色あるいは赤色に発光する演出、装飾図柄表示装置208にエフェクト画像が表示される演出は、図柄変動表示中に開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、図柄変動表示の表示中にのみ開始される場合があるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外にも開始される場合があるものであってもよい。また、第一の演出は、図柄変動表示の表示中に必ず開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中に開始されない場合があってもよい。
また、第二の演出は、図柄変動表示の表示中にのみ開始される場合があるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外にも開始される場合があるものであってもよい。また、第二の演出は、図柄変動表示の表示中に必ず開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中に開始されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると[例えば、演出ボタン136が4秒操作された場合等]、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして前記第一の演出が開始される場合がある[例えば、図160に示すように、演出ボタン136が4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出のみが開始される場合があってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出以外の演出も開始される場合があってもよい。また、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出が必ず開始されてもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の演出が開始されない場合があってもよい。
また、『 「第一の操作態様で操作」とは、「複数回操作」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
換言すれば、『 「前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり」における「第一の操作態様で操作」とは、連打操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
ということができる。
また、さらに換言すれば、『 「前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり」における「第一の操作態様で操作」とは、複数回操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
ということもできる。
また、『 「第二の操作態様で操作」とは、「長押し操作」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記長押し操作とは、操作されている状態があらかじめ定められた時間[例えば、4秒等にわたって維持されている操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
また、以上の記載では、
『 第一の操作手段[例えば、演出ボタン136等]と、
第二の操作手段[例えば、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、OKボタン137e、クリアボタン137f等]と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の表示を表示可能に構成されており、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図159や図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に表示される表示等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図148(e)に示される、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示、同図(g1)に示される、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示等]であり、
前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、連打操作あるいは複数回操作(連打操作による操作態様と複数回操作による操作態様とは同じ操作態様を含んでいる。以下同じ。)等]されると、前記第一の表示の表示が開始される場合があり[例えば、図159に示すように、演出ボタン136による連打操作がなされ、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われる等]、
前記第二の操作手段が第一の操作態様で操作[例えば、連打操作あるいは複数回操作等]されると、前記第二の表示の表示が開始される場合があり[例えば、図148(b)〜同図(e)に示すように、メニュー画面で「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合において、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、下ボタン137bを2回操作することにより表示され、図148(f)及び同図(g1)に示すように、演出カスタマイズ設定画面で「通知モード」がカーソルCLで選択されている場合において、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、下ボタン137bを2回操作することにより表示される等]、
前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作[例えば、長押し操作等]されると、前記第一の表示の表示が開始される場合があり[例えば、図160に示すように、演出ボタン136による長押し操作がなされると、長押しオート連打機能により連打操作が疑似的に行われ、その結果、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に演出に成功したとして、カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知が行われる等]、
前記第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の表示の表示が開始されない[例えば、図148(b)〜同図(e)に示すように、メニュー画面で「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合において、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、下ボタン137bが長押し操作されたことでは表示されず、図148(f)及び同図(g1)に示すように、演出カスタマイズ設定画面で「通知モード」がカーソルCLで選択されている場合において、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、下ボタン137bが長押し操作されたことでは表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示に改良の余地があったが、本発明によれば、表示に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ここで、第一の表示は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても表示される場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第二の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の操作手段が第一の操作態様で操作されたこと以外のことに応じても表示される場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、第二の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第二の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示の表示態様は、第一の表示の表示態様と一部が異なるものであってもよいし、全部が異なるものであってもよい。
また、第一の表示は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合にのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合以外の場合にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に必ず表示開始されるものであってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に表示開始されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたこと以外でも表示開始されない場合があるものであってもよいし、第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは必ず表示開始されないものであってもよいし、第二の操作手段が第二の操作態様で操作された場合に表示開始する場合があってもよい。
なお、エフェクトは演出に含まれる概念であるものとする(以下、同じ)。
また、『 前記第二の表示は、複数の選択肢のうちの一の選択肢が選択されている際の表示である[例えば、図148(e)に示されるメニュー画面における、「音量光量調整」、「会員登録」、「演出カスタマイズ」、「操作補助設定」のうちの「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている際の表示、同図(g1)に示される演出カスタマイズ設定画面における、「通常モード」、「一発告知モード」、「プレミアアップモード」のうちの「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されている際の表示等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示は、設定画面[例えば、図148に示されるメニュー画面等]において表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、設定画面においてのみ表示されるものであってもよいし、設定画面以外においても表示されるものであってもよい。また、第二の表示は、設定画面において必ず表示されるものであってもよいし、設定画面において表示されない場合があってもよい。
また、『 前記設定画面は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示を含む画面であり[例えば、図148に示されるメニュー画面は、「音量光量調整」、「会員登録」、「演出カスタマイズ」、「操作補助設定」から一の選択肢を選択することを指示する表示を含み、「通常モード」、「一発告知モード」、「プレミアアップモード」から一の選択肢を選択することを指示する表示を含む等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の表示であり、
前記第三の表示は、前記複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際に表示される表示[例えば、図148(e)に示されるメニュー画面における、「音量光量調整」、「会員登録」、「演出カスタマイズ」、「操作補助設定」のうちの「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている際の表示、あるいは、同図(f)に示される演出カスタマイズ設定画面における、「通常モード」、「一発告知モード」、「プレミアアップモード」のうちの「通常モード」がカーソルCLで選択されている際の表示等]であり、
前記第二の表示は、前記複数の選択肢のうちの第二の選択肢が選択された際に表示される表示[例えば、図148(e)に示されるメニュー画面における、「音量光量調整」、「会員登録」、「演出カスタマイズ」、「操作補助設定」のうちの「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されている際の表示、あるいは、同図(g1)に示される演出カスタマイズ設定画面における、「通常モード」、「一発告知モード」、「プレミアアップモード」のうちの「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されている際の表示等]であり、
前記第三の表示が表示されている場合に、前記第二の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第二の表示の表示が開始される場合があり[例えば、図148(b)〜同図(e)に示すように、メニュー画面で「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合に、下ボタン137bが2回操作されると、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が開始され、図148(f)及び同図(g1)に示すように、演出カスタマイズ設定画面で「通知モード」がカーソルCLで選択されている場合に、下ボタン137bが2回操作されると、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が開始される等]、
前記第三の表示が表示されている場合に、前記第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の表示の表示が開始されない[例えば、図148(b)〜同図(e)に示すように、メニュー画面で「音量光量調整」がカーソルCLで選択されている場合に、下ボタン137bが長押し操作されたことでは、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は表示開始されず、図148(f)及び同図(g1)に示すように、演出カスタマイズ設定画面で「通知モード」がカーソルCLで選択されている場合に、下ボタン137bが長押し操作されたことでは、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は表示開始されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、設定画面は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示のみを含むものであってもよいし、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示以外の表示も含むものであってもよい。また、設定画面は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示を必ず含むものであってもよいし、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示を含まない場合があってもよい。
また、第三の表示は、複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際にのみ表示されるものであってもよいし、複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際以外にも表示されるものであってもよい。また、第三の表示は、複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際に必ず表示されるものであってもよいし、複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、複数の選択肢のうちの第二の選択肢が選択された際にのみ表示されるものであってもよいし、複数の選択肢のうちの第二の選択肢が選択された際以外にも表示されるものであってもよい。また、第二の表示は、複数の選択肢のうちの第二の選択肢が選択された際に必ず表示されるものであってもよいし、複数の選択肢のうちの第二の選択肢が選択された際に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第一の操作態様で操作された場合にのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第一の操作態様で操作された場合以外の場合にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第一の操作態様で操作された場合に必ず表示開始されるものであってもよいし、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第一の操作態様で操作された場合に表示開始されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたこと以外にも表示開始されないものであってもよいし、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは必ず表示開始されないものであってもよいし、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことで表示開始される場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示は、前記第三の表示が表示されている場合に、前記第二の操作手段によってN回(N≧2[例えば、2回等])の操作があった場合に表示が開始される表示である[例えば、図148(b)〜同図(e)に示されるメニュー画面において、「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、「音量光量調整」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が表示されている場合に、下ボタン137bによって2回の押下操作があった場合に表示開始される、あるいは、演出カスタマイズ設定画面において、「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、「通知モード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示が表示されている場合に、下ボタン137bによって2回の押下操作があった場合に表示開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段によってN回の操作があった場合にのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段によってN会の操作があった場合以外の場合にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段によってN回の操作があった場合に必ず表示開始されるものであってもよいし、第三の表示が表示されている場合に、第二の操作手段によってN会の操作があった場合に表示開始されない場合があってもよい。
また、『 画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の表示は、前記画像表示手段によって表示される表示であり[例えば、図159に示すように、連打操作演出におけるカットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知は、装飾図柄表示装置208に表示されている等]、
前記第二の表示は、前記画像表示手段によって表示される表示である[例えば、図148(b)〜同図(e)に示される、メニュー画面における「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示や、図148(f)及び同図(g1)に示される、演出カスタマイズ設定画面における「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、装飾図柄表示装置208に表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、画像表示手段によってのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段以外によっても表示されるものであってもよい。また、第一の表示は、画像表示手段によって必ず表示されるものであってもよいし、画像表示手段によって表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、画像表示手段によってのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段以外によっても表示されるものであってもよい。また、第二の表示は、画像表示手段によって必ず表示されるものであってもよいし、画像表示手段によって表示されない場合があってもよい。
また、『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある表示であり[例えば、図159や図160に示される、連打メーターRDのゲージが満タンとなった場合に実行される演出は、図柄変動表示中に開始される等]、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始されない表示である[例えば、図148(b)〜同図(e)に示される、メニュー画面における「演出カスタマイズ」がカーソルCLで選択されていることを示す表示や、図148(f)及び同図(g1)に示される、演出カスタマイズ設定画面における「プレミアアップモード」がカーソルCLで選択されていることを示す表示は、図柄変動表示中には開始されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、図柄変動表示の表示中にのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、図柄変動表示の表示中に必ず表示開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の表示中に表示開始されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、図柄変動表示の表示中にのみ表示開始されないものであってもよいし、図柄変動表示の表示中以外にも表示開始されないものであってもよい。また、第二の表示は、図柄変動表示の表示中に必ず表示開始されないものであってもよいし、図柄変動表示の表示中に表示開始される場合があってもよい。
また、『 前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると[例えば、演出ボタン136が4秒操作された場合等]、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして前記第一の表示が開始される場合がある[例えば、図160に示すように、演出ボタン136が4秒操作された場合に、操作手段が疑似的に20回操作されたものとして操作の結果に関する表示(カットイン画像等の予告表示や、大当りとなることを予告する報知等)が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の表示のみが表示開始される場合があってもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の表示以外の表示も表示開始される場合があってもよい。また、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の表示が必ず表示開始されてもよいし、第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして第一の表示が表示開始されない場合があってもよい。
また、『 「第一の操作態様で操作」とは、「複数回操作」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
換言すれば、『 「前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第一の表示の表示が開始される場合があり」における「第一の操作態様で操作」とは、連打操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
ということができる。
また、さらに換言すれば、『 「前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されると、前記第一の表示の表示が開始される場合があり」における「第一の操作態様で操作」とは、複数回操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
ということもできる。
また、『 「第二の操作態様で操作」とは、「長押し操作」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記長押し操作とは、操作されている状態があらかじめ定められた時間[例えば、4秒等]にわたって維持されている操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136、操作キーユニット137等]と、
複数種類の演出表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等等]と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第一の演出表示であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第二の演出表示であり、
前記第一の演出表示は、装飾図柄変動表示に関連する演出表示[例えば、図98(c)〜同図(n)に示される保留アイコンの変化演出や、図109(g)〜同図(i)に示されるボタン予告演出等]であり、
前記第二の演出表示は、ミニゲームの演出表示[例えば、図98(d)〜同図(k)に示されるミニゲームや、図108(m)〜図109(f)に示されるボタン予告演出等]であり、
前記第一の演出表示は、第一の操作促進表示[例えば、図98(c)〜同図(j)に示すボタン保留アイコンの表示や、図109(g)〜同図(h)に示される振動及び回転しているボタン画像136aと「Push」の表示等]を含む演出表示であり、
前記第二の演出表示は、第二の操作促進表示[例えば、図98(e)〜同図(f)に示すボタン画像136aの表示や、図108(r)〜図109(b)に示されるボタン画像136aと「連打」の表示等]を含む演出表示であり、
前記第一の操作促進表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第二の操作促進表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第一の操作促進表示と前記第二の操作促進表示は、異なる操作促進表示であり、
前記第一の演出表示は、大当り予告(以下、「第一の予告[例えば、図98(k)に示すように、保留アイコンを先読み予告の表示態様(円形で青色の表示態様)で表示することによる先読み予告や、図109(i)に示される強カットイン画像CI1aや図109(i´)に示される弱カットイン画像CI1bの表示による予告等]」という。)が実行される場合がある演出表示であり、
前記第二の演出表示は、前記第一の予告に関連する予告(以下、「第二の予告[例えば、図98(h)〜同図(k)に示すように、「保留1UP」の表示によって、保留アイコンにおける先読み予告の信頼度が1段階ランクアップすることの予告や、図109(f)に示すように、「大吉」の表示によって、激アツ予告が出現する可能性があることの予告報知等]」という。)が導出される場合がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、従来、遊技の興趣を高めるべく、ミニゲームを行う遊技台が提供されている。しかしながら、ミニゲームには改良の余地がある。この遊技台によれば、ミニゲームに特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第一の予告に影響が出る第二の予告に注目させることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、第一の予告に辿り着くために操作手段の操作を積極的に行わせることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者が操作可能な位置にのみ設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置以外の位置にも設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が操作可能な位置に必ず設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置に設けられない場合があってもよい。
また、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置に設けられる場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、複数種類の演出表示は、第一の演出表示と第二の演出表示のみであってもよいし、第一の演出表示と第二の演出表示以外の演出表示も含んでもよい。
また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示のみに関連するものであってもよいし、装飾図柄変動表示以外にも関連するものがあってもよい。また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示に必ず関連するものであってもよいし、装飾図柄変動表示に関連しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の操作促進表示のみを含むものであってもよいし、第一の操作促進表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一の操作促進表示を必ず含むものであってもよいし、第一の操作促進表示を含まない場合があってもよい。
また、第二の演出表示は、第二の操作促進表示のみを含むものであってもよいし、第二の操作促進表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第二の演出表示は、第二の操作促進表示を必ず含むものであってもよいし、第二の操作促進表示を含まない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の予告のみが実行される場合があるものであってもよいし、第一の予告以外にも実行される場合があるものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一の予告が必ず実行されるものであってもよいし、第一の予告が実行されない場合があってもよい。
また、第二の演出表示は、第一の予告に関連する予告のみが導出される場合があるものであってもよいし、第一の予告に関連する予告以外のものも導出される場合があるものであってもよい。また、第二の演出表示は、第一の予告に関連する予告が必ず導出されるものであってもよいし、第一の予告に関連する予告が導出されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の演出表示と前記第二の演出表示の両方が表示されている状態(以下、「第一の状態[例えば、図98(d)〜同図(k)に示すように、保留アイコンの変化演出とミニゲームの両方が表示されている状態、あるいは、図110(c)〜同図(o)に示すように、ボタン予告演出とミニゲームの両方が表示されている状態等]」という。)となる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告と第二の予告とに関連性があることを遊技者に抱かせることができる場合がある。
ここで、第一の状態のみとなる場合があってもよいし、第一の状態以外となる場合があってもよいし、第一の状態に必ずなってもよいし、第一の状態にならない場合があってもよい。
また、『 前記第一の状態において前記操作手段の操作があった場合には、前記第一の予告と前記第二の予告のうちの該第二の予告が実行される構成であり[例えば、図98(f)に示すように、保留アイコンの変化演出とミニゲームの両方が表示されている状態で演出ボタン136が操作されると、ミニゲームの結果が導出される、あるいは、図110(g)〜同図(l)に示すように、ボタン予告演出とミニゲームの両方が表示されている状態で演出ボタン136が連打操作されると、ミニゲームの結果が導出される等]、
前記第二の予告が開始された後で前記操作手段の操作があった場合には、該第二の予告に応じた前記第一の予告が実行される構成である[例えば、図98(j)に示すように、ミニゲームの結果が導出された後で演出ボタン136が操作されると、同図(k)に示すように、ミニゲームの結果に応じて保留アイコンの表示態様が先読み予告の表示態様に変化する、あるいは、図110(n)に示すように、ミニゲームの結果が導出された後で演出ボタン136操作されると、同図(o)に示すように、ミニゲームの結果に応じて弱カットイン画像CI1bが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告に影響が出る第二の予告に注目させることができる場合がある。そのため、ミニゲームに関して積極的に操作手段を操作させることができる場合がある。
ここで、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第二の予告のみが実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第二の予告以外の予告も実行される構成であってもよい。また、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第二の予告が必ず実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第二の予告が実行されない場合がある構成であってもよい。
また、第一の状態において操作手段の操作があった場合にのみ、第一の予告と第二の予告のうちの第二の予告が実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合以外の場合にも、第一の予告と第二の予告のうちの第二の予告が実行される構成であってもよい。
また、第二の予告が開始された後で操作手段の操作があった場合には、第二の予告に応じた第一の予告のみが実行される構成であってもよいし、第二の予告が開始された後で操作手段の操作があった場合には、第二の予告に応じた第一の予告以外の予告も実行される構成であってもよい。また、第二の予告が開始された後で操作手段の操作があった場合には、第二の予告に応じた第一の予告が必ず実行される構成であってもよいし、第二の予告が開始された後で操作手段の操作があった場合には、第二の予告に応じた第一の予告が実行されない場合がある構成であってもよい。
また、第二の予告が開始された後で操作手段の操作があった場合にのみ、第二の予告に応じた第一の予告が実行される構成であってもよいし、第二の予告が開始された後で操作手段の操作があった場合以外の場合にも、第二の予告に応じた第一の予告のみが実行される構成であってもよい。
また、『 前記第一の状態において前記操作手段の操作があった場合には、前記第一の予告と前記第二の予告のうちの少なくとも該第一の予告が実行される構成であり[例えば、図102(f)に示すように、保留アイコンの変化演出とミニゲームの両方が表示されている状態で演出ボタン136が操作されると、保留アイコンの表示態様が変化するとともにミニゲームの結果も導出される、あるいは、図105(g)に示すように、保留アイコンの変化演出とミニゲームの両方が表示されている状態で演出ボタン136が操作されると、保留アイコンの表示態様は変化するがミニゲームの結果は導出されない等]、
前記第二の予告が実行された後で、該第二の予告に応じて実行された前記第一の予告が変化する場合がある[例えば、図102(g)〜同図(j)や、図105(h)〜同図(m)に示すように、ミニゲームの結果が導出されて「保留1UP」が表示された後で、青色の表示態様の保留アイコンが緑色の表示態様に変化する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第一の予告のみが実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第一の予告と第二の予告のみが実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第一の予告以外の予告も実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの第一の予告と第二の予告以外の予告も実行される構成であってもよい。
また、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの少なくとも第一の予告が必ず実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合には、第一の予告と第二の予告のうちの少なくとも第一の予告が実行されない場合がある構成であってもよい。
また、第一の状態において操作手段の操作があった場合にのみ、第一の予告と第二の予告のうちの少なくとも第一の予告が実行される構成であってもよいし、第一の状態において操作手段の操作があった場合以外の場合にも、第一の予告と第二の予告のうちの少なくとも第一の予告が実行される構成であってもよい。
また、第二の予告が実行された後で、第二の予告に応じて実行された第一の予告のみが変化する場合があってもよいし、第二の予告が実行された後で、第二の予告に応じて実行された第一の予告以外の予告も変化する場合があってもよい。また、第二の予告が実行された後で、第二の予告に応じて実行された第一の予告が必ず変化してもよいし、第二の予告が実行された後で、第二の予告に応じて実行された第一の予告が変化しない場合があってもよい。
また、第二の予告が実行された後でのみ、第二の予告に応じて実行された第一の予告が変化する場合があってもよいし、第二の予告が実行された後以外でも、第二の予告に応じて実行された第一の予告が変化する場合があってもよい。
また、『 前記第一の状態において、前記第一の演出表示が前記第二の演出表示にオーバーラップされる[例えば、図103(e)〜同図(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lで行われている保留アイコンの変化演出が、第2装飾図柄表示装置208Mで行われているミニゲームにオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告の予告であるミニゲーム側の演出表示に注目させ、第一の予告への期待を増大させることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、時系列的にミニゲーム側を優先させることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、将来に起こる可能性がある予告に影響を与える予告の方が優先表示されることで、操作手段が重なってもわかりやすい場合がある。
ここで、第一の状態において、第一の演出表示が第二の演出表示にのみオーバーラップされてもよいし、第一の状態において、第一の演出表示が第二の演出表示以外の演出表示にもオーバーラップされてもよい。また、第一の状態において、第一の演出表示が第二の演出表示に必ずオーバーラップされてもよいし、第一の状態において、第一の演出表示が第二の演出表示にオーバーラップされない場合があってもよい。
また、第一の状態においてのみ、第一の演出表示が第二の演出表示にオーバーラップされてもよいし、第一の状態以外の状態においても、第一の演出表示が第二の演出表示にオーバーラップされる場合があってもよい。
また、『 第二の有効期間[例えば、図98(e)〜同図(f)や図112(e)〜同図(g)等に示される、ミニゲームにおける演出ボタン136の操作受付期間等]において前記操作手段が操作された場合に、前記第二の予告が開始される構成であり、
前記第二の演出表示は、第二の有効期間表示[例えば、図98(e)〜同図(f)や図112(e)〜同図(g)等に示されるボタン受付時間メーターMT等]を含む演出表示であり、
前記第二の有効期間表示は、前記第二の有効期間の経過に応じて表示態様が変化する表示である[例えば、図98(e)〜同図(f)や図112(e)〜同図(g)等に示すように、ボタン受付時間メーターMTは、操作受付時間が開始してからの時間に応じてゲージが減少する態様で表示態様が変化する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の有効期間表示を行うことにより、遊技者にミニゲームの結果を早く導出させるようにすることができるため、第一の予告に注目させることができる場合がある。
ここで、第二の有効期間において操作手段が操作された場合に、第二の予告のみが開始される構成であってもよいし、第二の有効期間において操作手段が操作された場合に、第二の予告以外の予告も開始される構成であってもよい。また、第二の有効期間において操作手段が操作された場合に、第二の予告が必ず開始される構成であってもよいし、第二の有効期間において操作手段が操作された場合に、第二の予告が開始されない場合がある構成であってもよい。
また、第二の有効期間において操作手段が操作された場合にのみ、第二の予告が開始される構成であってもよいし、第二の有効期間において操作手段が操作された場合以外の場合にも、第二の予告が開始される構成であってもよい。
また、第二の演出表示は、第二の有効期間表示のみを含むものであってもよいし、第二の有効期間表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第二の演出表示は、第二の有効期間表示を必ず含むものであってもよいし、第二の有効期間表示を含まない場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告は、複数の態様で実行可能な予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第一の態様[例えば、図98(k)に示される青色の表示態様の保留アイコンや、図110(o)に示される弱カットイン画像CI1b等]であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第二の態様[例えば、図98(m)に示される緑色の表示態様の保留アイコンや、図109(i)に示される強カットイン画像CI1a等]であり、
前記第一の態様と前記第二の態様は、異なる態様であり、
前記第一の態様で前記第一の予告が実行される場合よりも前記第二の態様で前記第一の予告が実行される場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記第二の演出表示が開始された場合は、該第二の演出表示が開始されない場合よりも前記第二の態様で前記第一の予告が実行されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームが開始されることにより第一の予告に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の予告は、複数の態様でのみ実行可能なものであってもよいし、複数の態様以外の態様で実行可能なものであってもよい。また、第一の予告は、複数の態様で必ず実行するものであってもよいし、複数の態様で実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告は、第一の態様と第二の態様でのみ実行可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも実行可能なものであってもよい。また、第一の予告は、第一の態様と第二の態様で必ず実行するものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で実行しない場合がってもよい。
また、第一の態様で第一の予告が実行された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示しいないように構成されてもよいし、第二の態様で第一の予告が実行された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示するように構成されてもよい。
また、第二の演出表示が開始されない場合は、第二の態様で第一の予告が実行されないように構成されてもよいし、第二の演出表示が開始された場合は、第二の態様で第一の予告が必ず実行されるように構成されてもよい。
また、『 前記第二の予告は、複数の態様で実行可能な予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様[例えば、図114(l)に示される「小吉」の表示等]であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第四の態様[例えば、図113(l)に示される「大吉」の表示等]であり、
前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合には、最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されており、
前記第一の予告が前記第二の態様[例えば、図113(n)に示される「ミッション達成」の表示等]で実行された場合に、前記第二の予告が前記第四の態様で実行されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告で第二の態様となることで、最終的に大当り図柄が確定表示されることとなるので、第二の予告に対する導出結果の期待感をより向上させることができる場合がある。
ここで、第二の予告は、複数の態様でのみ実行可能なものであってもよいし、複数の態様以外の態様でも実行可能なものであってもよい。また、第二の予告は、複数の態様で必ず実行するものであってもよいし、複数の態様で実行しない場合があってもよい。
また、第二の予告は、第三の態様と第四の態様でのみ実行可能なものであってもよいし、第三の態様と第四の態様以外の態様でも実行可能なものであってもよい。また、第二の予告は、第三の態様と第四の態様で必ず実行するものであってもよいし、第三の態様と第四の態様で実行しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告は、先読み予告[例えば、図98(k)に示される青色の表示態様での保留アイコンの表示や、図98(m)に示される緑色の表示態様での保留アイコンの表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の保留アイコンを表示可能[例えば、図98(a)に示すように、特図1の図柄変動表示の開始が3つ保留されている場合には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示される等]に構成されており、
前記第一の予告は、前記保留アイコンの表示態様が変化することにより行われる予告である[例えば、図98(k)や同図(m)に示すように、保留アイコンの表示態様を青色の表示態様や緑色の表示態様に変化することで先読み予告が行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 装飾図柄変動表示を実行可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]であり、
複数種類のミニゲームを実行可能に構成されており、
前記複数種類のミニゲームのうちの一つは、第一のミニゲーム[例えば、図122(g)〜同図(l)に示されるサイコロゲーム等]であり、
前記複数種類のミニゲームのうちの一つは、第二のミニゲーム[例えば、図122(g´)〜同図(l´)に示されるおみくじゲーム等]であり、
前記第一のミニゲームは、ある表示領域[例えば、図122(a)に示される多機能表示領域MF1等]を用いて表示されるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記ある表示領域を用いて表示されるミニゲームであり、
前記第一のミニゲームと前記第二のミニゲームは、異なるミニゲームである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、従来、遊技の興趣を高めるべく、ミニゲームを行う遊技台が提供されている。しかしながら、ミニゲームには改良の余地がある。この遊技台によれば、ミニゲームに特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、ミニゲームの表示領域が「ある表示領域」に固定されるため、遊技者が理解しやすい場合がある。
ここで、表示手段は、装飾図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、装飾図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、装飾図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、装飾図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、表示手段は、1つの表示手段により構成されるものであってもよいし、2以上の表示手段により構成されるものであってもよい。また、2以上の表示手段により構成されるものにあっては、一部の表示手段においてのみ装飾図柄変動表示が行われるものであってもよいし、全部の表示手段において装飾図柄変動表示が行われるものであってもよい。
また、複数種類のミニゲームのみを実行可能に構成されてもよいし、複数種類のミニゲーム以外のゲームも実行可能に構成されてもよい。また、複数種類のミニゲームを必ず実行するように構成されてもよいし、複数種類のミニゲームを実行しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一のミニゲームと第二のミニゲームのみを実行可能に構成されてもよいし、第一のミニゲームと第二のミニゲーム以外のミニゲームも実行可能に構成されてもよい。また、第一のミニゲームと第二のミニゲームを必ず実行するように構成されてもよいし、第一のミニゲームと第二のミニゲームを実行しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一のミニゲームは、ある表示領域のみを用いて表示されるものであってもよいし、ある表示領域以外の領域も用いて表示されるものであってもよい。また、第一のミニゲームは、ある表示領域を必ず用いて表示されるものであってもよいし、ある表示領域を用いないで表示されるものであってもよい。
また、第二のミニゲームは、ある表示領域のみを用いて表示されるものであってもよいし、ある表示領域以外の領域も用いて表示されるものであってもよい。また、第二のミニゲームは、ある表示領域を必ず用いて表示されるものであってもよいし、ある表示領域を用いないで表示されるものであってもよい。
また、『 複数の予告を実行可能な予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備え、
前記複数の予告のうちの一つは、第一の予告[例えば、図122(l)や同図(l´)に示す、保留アイコンの青色の表示態様による先読み予告等]であり、
前記第一のミニゲームは、前記第一の予告が行われることを示唆する結果(以下、「第一の結果[例えば、図122(k)に示す「1UP確定」の表示等]」という。)を導出可能なミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記第一の結果[例えば、図122(k´)に示す「1UP確定」の表示等]を導出可能なミニゲームである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームのバリエーションを楽しませつつ、予告等の関係は分かりやすくすることができる場合がある。
ここで、予告手段は、複数の予告のみを実行可能なものであってもよいし、複数の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、複数の予告を必ず実行するものであってもよいし、複数の予告を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、第一の予告のみを実行可能なものであってもよいし、第一の予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、第一の予告を必ず実行するものであってもよいし、第一の予告を実行しない場合があってもよい。
また、第一のミニゲームは、第一の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第一の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、第一のミニゲームは、第一の結果を必ず導出するものであってもよいし、第一の結果を導出しない場合があってもよい。
また、第二のミニゲームは、第一の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第一の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、第二のミニゲームは、第一の結果を必ず導出するものであってもよいし、第一の結果を導出しない場合があってもよい。
また、『 前記複数の予告のうちの一つは、第二の予告[例えば、図123(l)や同図(l´)に示す、保留アイコンの赤色の表示態様による先読み予告等]であり、
前記第一の予告が行われた場合よりも前記第二の予告が行われた場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記第一のミニゲームは、前記第二の予告が行われることを示唆する結果(以下、「第二の結果[例えば、図123(k)に示す「3UP確定」の表示等]」という。)も導出可能なミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記第二の結果[例えば、図123(k´)に示す「3UP確定」の表示等]も導出可能なミニゲームである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームにより第二の予告が行われることを示唆する結果が導出されることに対する期待感を向上させることができる場合がある。
ここで、予告手段は、第二の予告のみを実行可能なものであってもよいし、第二の予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、第二の予告を必ず実行するものであってもよいし、第二の予告を実行しない場合があってもよい。
また、第一のミニゲームは、第二の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第二の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、第一のミニゲームは、第二の結果を必ず導出するものであってもよいし、第二の結果を導出しない場合があってもよい。
また、第二のミニゲームは、第二の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第二の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、第二のミニゲームは、第二の結果を必ず導出するものであってもよいし、第二の結果を導出しない場合があってもよい。
また、『 前記第一のミニゲームは、第一のキャラクタ[例えば、図122(g)に示す番長の顔の画像BCH等]が表示される場合があるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタ[例えば、図122(g´)に示す番長の顔の画像BCH等]が表示される場合があるミニゲームである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームの種類が異なっても同じ予告が行われる場合があるので、遊技者にいろいろな期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第一のミニゲームは、第一のキャラクタのみが表示される場合があるものであってもよいし、第一のキャラクタ以外のキャラクタも表示される場合があるものであってもよい。また、第一のミニゲームは、第一のキャラクタが必ず表示されるものであってもよいし、第一のキャラクタが表示されない場合があってもよい。
また、第二のミニゲームは、第一のキャラクタのみが表示される場合があるものであってもよいし、第一のキャラクタ以外のキャラクタも表示される場合があるものであってもよい。また、第二のミニゲームは、第一のキャラクタが必ず表示されるものであってもよいし、第一のキャラクタが表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第一のミニゲームは、第一のキャラクタ[例えば、図122(g)に示す番長の顔の画像BCH等]が表示される場合があるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタ[例えば、図122(g´)に示す番長の顔の画像BCH等]が表示される場合があるミニゲームであり、
前記第一のミニゲームは、第二のキャラクタ[例えば、図126(A1)に示すサボハニのキャラクタSBH等]が表示される場合もあるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、第三のキャラクタ[例えば、図126(B1)に示す姫のキャラクタHM2等]が表示される場合もあるミニゲームであり、
前記第一のキャラクタと前記第二のキャラクタは、異なるキャラクタであり、
前記第一のキャラクタと前記第三のキャラクタは、異なるキャラクタであり、
前記第二のキャラクタと前記第三のキャラクタは、異なるキャラクタであり、
前記第一のミニゲームは、前記第一のキャラクタが表示される場合よりも前記第二のキャラクタが表示される場合の方が前記第二の結果が導出されやすいミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタが表示される場合よりも前記第三のキャラクタが表示される場合の方が前記第二の結果が導出されやすいミニゲームである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、各ミニゲームにおいても登場するキャラクタの種類によって第二の結果への期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第一のミニゲームは、第一のキャラクタのみが表示される場合があるものであってもよいし、第一のキャラクタ以外のキャラクタも表示される場合があるものであってもよい。また、第一のミニゲームは、第一のキャラクタが必ず表示されるものであってもよいし、第一のキャラクタが表示されない場合があってもよい。
また、第二のミニゲームは、第一のキャラクタのみが表示される場合があるものであってもよいし、第一のキャラクタ以外のキャラクタも表示される場合があるものであってもよい。また、第二のミニゲームは、第一のキャラクタが必ず表示されるものであってもよいし、第一のキャラクタが表示されない場合があってもよい。
また、第一のミニゲームは、第二のキャラクタのみが表示される場合があるものであってもよいし、第二のキャラクタ以外のキャラクタも表示される場合があるものであってもよい。また、第一のミニゲームは、第二のキャラクタが必ず表示されるものであってもよいし、第二のキャラクタが表示されない場合があってもよい。
また、第二のミニゲームは、第三のキャラクタのみが表示される場合があるものであってもよいし、第三のキャラクタ以外のキャラクタも表示される場合があるものであってもよい。また、第二のミニゲームは、第三のキャラクタが必ず表示されるものであってもよいし、第三のキャラクタが表示されない場合があってもよい。
なお、第三のキャラクタと第四のキャラクタは、同じキャラクタであってもよいし、異なるキャラクタであってもよい。
また、第一のミニゲームは、第一のキャラクタが表示される場合には、第二の結果が導出されないものであってもよいし、第二のキャラクタが表示される場合には、第二の結果が必ず導出されるものであってもよい。
また、第二のミニゲームは、第一のキャラクタが表示される場合には、第二の結果が導出されないものであってもよいし、第三のキャラクタが表示される場合には、第二の結果が必ず導出されるものであってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第一の演出表示[例えば、図124(A1)〜同図(A6)に示す婆モード等]であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第二の演出表示[例えば、図124(B1)〜同図(B6)に示す姫モード等]であり、
前記第一の演出表示は、前記装飾図柄変動表示の実行中に表示される場合がある演出表示であり[例えば、図124(A1)〜同図(A6)に示すように、婆モードは装飾図柄変動表示の実行中に表示されている等]、
前記第二の演出表示は、前記装飾図柄変動表示の実行中に表示される場合がある演出表示であり[例えば、図124(B1)〜同図(B6)に示すように、姫モードは装飾図柄変動表示の実行中に表示されている等]、
前記第一の演出表示と前記第二の演出表示は、異なる演出表示であり、
前記第一のミニゲーム[例えば、サイコロゲーム等]は、前記第二の演出表示の表示中よりも前記第一の演出表示の表示中の方が実行されやすいミニゲームであり、
前記第二のミニゲーム[例えば、おみくじゲーム等]は、前記第一の演出表示の表示中よりも前記第二の演出表示の表示中の方が実行されやすいミニゲームである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、メインで行われる演出とミニゲームとを関連付けることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の演出表示と第二の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の演出表示と第二の演出表示以外の演出表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の演出表示と第二の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の演出表示と第二の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中にのみ表示される場合があるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中以外にも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中に必ず表示されるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中に表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中にのみ表示される場合があるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中以外にも表示される場合があるものであってもよい。また、第二の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中に必ず表示されるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中に表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一のミニゲームは、第二の演出表示の表示中では、実行されないものであってもよいし、第一の演出表示の表示中では、必ず実行されるものであってもよい。
また、第二のミニゲームは、第一の演出表示の表示中では、実行されないものであってもよいし、第二の演出表示の表示中では、必ず実行されるものであってもよい。
また、『 複数種類の遊技状態に移行可能に構成されており、
前記複数種類の遊技状態のうちの一つは、第一の遊技状態[例えば、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)等]であり、
前記複数種類の遊技状態のうちの一つは、第二の遊技状態[例えば、確変状態(特図高確率普図高確率状態)等]であり、
前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態は、該第二の遊技状態の方が有利な遊技状態であり、
前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態とで、前記複数種類のミニゲームを実行する確率が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、遊技状態によってミニゲームの実行確率が異なるので、ミニゲームが実行されることに対する期待感を遊技状態によって変化させることができる場合がある。
ここで、複数種類の遊技状態にのみ移行可能に構成されてもよいし、複数の遊技状態以外の状態に移行可能に構成されてもよい。また、複数種類の遊技状態に必ず移行するように構成されてもよいし、複数の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第一の遊技状態と第二の遊技状態にのみ移行可能に構成されてもよいし、第一の遊技状態と第二の遊技状態以外の遊技状態にも移行可能に構成されてもよい。また、第一の遊技状態と第二の遊技状態に必ず移行するように構成されてもよいし、第一の遊技状態と第二の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第一の遊技状態と第二の遊技状態では、第一の遊技状態の方が複数種類のミニゲームを実行する確率が高確率であってもよいし、第二の遊技状態の方が複数種類のミニゲームを実行する確率が高確率であってもよい。
また、特図低確率普図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率普図低確率状態(潜伏確変を含む、以下同じ)、特図低確率普図低確率状態、特図高確率普図高確率状態の少なくともいずれか一つが第二の遊技状態であってもよいし、特図高確率状態普図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率状態普図高確率状態が第二の遊技状態であってもよいし、特図低確率普図高確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率普図高確率状態が第二の遊技状態であってもよい。また、特図の確率状態にかかわらず、普図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、普図高確率状態が第二の遊技状態であってもよい。また、普図の確率状態にかかわらず、特図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率状態が第二の遊技状態であってもよい。
また、第一の遊技状態において複数種類のミニゲームを実行しないように構成されてもよいし、第二の遊技状態において複数種類のミニゲームを実行しないように構成されてもよい。
また、『 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態とで、前記複数種類の予告を実行する確率が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
としてもよい。
また、『 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態とで、前記第一のミニゲームを実行する確率が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
としてもよい。
また、『 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態とで、前記第二のミニゲームを実行する確率が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
としてもよい。
また、『 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態とで、前記第二の予告を実行する確率が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
としてもよい。
また、『 前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態とで、前記第二の予告を実行する確率が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
としてもよい。
また、『 複数種類の遊技状態に移行可能に構成されており、
前記複数種類の遊技状態のうちの一つは、第一の遊技状態[例えば、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)等]であり、
前記複数種類の遊技状態のうちの一つは、第二の遊技状態[例えば、確変状態(特図高確率普図高確率状態)等]であり、
前記第一の遊技状態と前記第二の遊技状態は、該第二の遊技状態の方が有利な遊技状態であり、
前記第一のミニゲーム[例えば、サイコロゲーム等]は、前記第二の遊技状態である場合よりも前記第一の遊技状態である場合の方が実行されやすいミニゲームであり[例えば、図127(A1)〜同図(A6)に示すように、通常遊技状態では確変状態よりもサイコロゲームが実行されやすい等]、
前記第二のミニゲーム[例えば、おみくじゲーム等]は、前記第一の遊技状態である場合よりも前記第二の遊技状態である場合の方が実行されやすいミニゲームである[例えば、図127(B1)〜同図(B6)に示すように、確変状態では通常遊技状態よりもおみくじゲームが実行されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、遊技状態とミニゲームの種類とを関連付けることができる場合がある。
ここで、複数種類の遊技状態にのみ移行可能に構成されてもよいし、複数の遊技状態以外の状態に移行可能に構成されてもよい。また、複数種類の遊技状態に必ず移行するように構成されてもよいし、複数の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、第一の遊技状態と第二の遊技状態にのみ移行可能に構成されてもよいし、第一の遊技状態と第二の遊技状態以外の遊技状態にも移行可能に構成されてもよい。また、第一の遊技状態と第二の遊技状態に必ず移行するように構成されてもよいし、第一の遊技状態と第二の遊技状態に移行しない場合があってもよい。
また、特図低確率普図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率普図低確率状態、特図低確率普図低確率状態、特図高確率普図高確率状態の少なくともいずれか一つが第二の遊技状態であってもよいし、特図高確率状態普図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率状態普図高確率状態が第二の遊技状態であってもよいし、特図低確率普図高確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率普図高確率状態が第二の遊技状態であってもよい。また、特図の確率状態にかかわらず、普図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、普図高確率状態が第二の遊技状態であってもよい。また、普図の確率状態にかかわらず、特図低確率状態が第一の遊技状態であるのに対し、特図高確率状態が第二の遊技状態であってもよい。
また、第一のミニゲームは、第二の遊技状態である場合には、実行されないものであってもよいし、第一の遊技状態である場合には、必ず実行されるものであってもよい。
また、第二のミニゲームは、第一の遊技状態である場合には、実行されないものであってもよいし、第一の遊技状態である場合には、必ず実行されるものであってもよい。
『 前記第一の遊技状態[例えば、通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)等]と前記第二の遊技状態[例えば、確変状態(特図高確率普図高確率状態)等]とで、前記複数種類のミニゲームを実行する確率が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、遊技状態によってミニゲームの実行確率が異なるので、ミニゲームが実行されることに対する期待感を遊技状態によって変化させることができる場合がある。
ここで、第一の遊技状態と第二の遊技状態では、第一の遊技状態の方が複数種類のミニゲームを実行する確率が高確率であってもよいし、第二の遊技状態の方が複数種類のミニゲームを実行する確率が高確率であってもよい。
また、『 前記第一の遊技状態は、非電サポ状態[例えば、普図低確率状態等]であり、
前記第二の遊技状態は、電サポ状態[例えば、普図高確率状態等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、非電サポ状態は、特図高確率状態であってもよいし、特図低確率状態であってもよい。
また、電サポ状態は、特図高確率状態であってもよいし、特図低確率状態であってもよい。
また、『 前記ある表示領域[例えば、図122(a)に示される多機能表示領域MF1等]において前記複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合に該ある表示領域において非ミニゲーム演出表示[例えば、図122(c)に示される「いろいろなタイミングでミニゲームが始まるよ」というチュートリアル表示や、同図(f)に示される「吉宗は8代将軍」というチュートリアル表示等]が表示される場合があり、
前記非ミニゲーム演出表示は、前記複数種類のミニゲームとは別の演出表示であり、
前記ある表示領域において前記複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合に表示中の前記非ミニゲーム演出表示が消去される[例えば、図122(f)〜同図(g)に示されるように、「吉宗は8代将軍」が表示されているときにミニゲームが開始されると「吉宗は8代将軍」の表示が消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、通常時からある表示領域を用いて非ミニゲーム演出表示を行うことができるので、遊技者が注目しやすい場合がある。
ここで、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合にある表示領域においてのみ非ミニゲーム演出表示が表示される場合があってもよいし、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合にある表示領域以外の領域においても非ミニゲーム演出表示が表示される場合があってもよい。また、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合にある表示領域において必ず非ミニゲーム演出表示が表示されてもよいし、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合にある表示領域において非ミニゲーム演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合にのみある表示領域において非ミニゲーム演出表示が表示される場合があってもよいし、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれも表示されていない場合以外の場合にもある表示領域において非ミニゲーム演出表示が表示される場合があってもよい。
また、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合に表示中の非ミニゲーム演出表示のみが消去されてもよいし、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合に表示中の非ミニゲーム演出表示以外の表示も消去されてもよい。また、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合に表示中の非ミニゲーム演出表示が必ず消去されてもよいし、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合に表示中の非ミニゲーム演出表示が消去されない場合があってもよい。
また、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合にのみ表示中の非ミニゲーム演出表示が消去されてもよいし、ある表示領域において複数種類のミニゲームのいずれか一つが表示開始される場合以外の場合にも表示中の非ミニゲーム演出表示が消去されてもよい。
また、ここで、非ミニゲーム演出表示に適用可能な表示としては、チュートリアル表示や、オリジナルモードのパラメータの表示(LV表示等)や、RTC開始までの残時間の表示等、適宜の表示が採用可能である。
また、『 前記ある表示領域は、枠[例えば、図98(d)に示される第2装飾図柄表示装置208Mの液晶枠や、図108(m)に示されるミニゲーム表示領域MN1の外枠や、図112(a)に示される多機能表示領域MF1の外枠等]により区画されている領域である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、ある表示領域は、枠のみにより区画されているものであってもよいし、枠以外のものによっても区画されているものであってもよい。
また、『 前記ある表示領域は、予め定められた位置に形成された領域である[例えば、図122(a)に示すように、多機能表示領域MF1は、装飾図柄表示装置208の表示領域の下端部分の右半分に形成されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、ある表示領域は、予め定められた位置にのみ形成されたものであってもよいし、予め定められた位置以外の位置にも形成されたものであってもよい。
また、『 前記ある表示領域は、前記第一のミニゲームの開始に関連して拡張する領域であり[例えば、図128(A2)に示すように、多機能表示領域MF1は、サイコロゲームの開始に関連して拡張表示されている等]、
前記ある表示領域は、前記第二のミニゲームの開始に関連して拡張する領域である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ある表示領域が拡張表示することにより遊技者をミニゲームに注目させることができる場合がある。
ここで、ある表示領域は、第一のミニゲームの開始に関連してのみ拡張するものであってもよいし、第一のミニゲームの開始以外にも関連して拡張するものであってもよい。また、ある表示領域は、第一のミニゲームの開始に関連して必ず拡張するものであってもよいし、第一のミニゲームの開始に関連して拡張しない場合があってもよい。
また、ある表示領域は、第二のミニゲームの開始に関連してのみ拡張するものであってもよいし、第二のミニゲームの開始以外にも関連して拡張するものであってもよい。また、ある表示領域は、第二のミニゲームの開始に関連して必ず拡張するものであってもよいし、第二のミニゲームの開始に関連して拡張しない場合があってもよい。
また、ある表示領域は、第一のミニゲームの開始に関連してのみ拡張する場合があり、第二のミニゲームの開始に関連して拡張しないように構成されてもよいし、第二のミニゲームの開始に関連してのみ拡張する場合があり、第一のミニゲームの開始に関連して拡張しないように構成されてもよい。
また、『 前記ある表示領域は、前記表示手段の表示領域に形成された領域である[例えば、図122(a)に示される多機能表示領域MF1は、装飾図柄表示装置208の表示領域上に形成されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、装飾図柄変動表示が実行される表示手段においてミニゲームが実行されるので、ミニゲームに対してより注目させることができる場合がある。
ここで、ある表示領域は、表示手段の表示領域にのみ形成されてもよいし、表示手段の表示領域以外の領域にも形成されてもよい。
また、『 前記表示手段[例えば、図98(a)に示される第1装飾図柄表示装置208L等]とは別の表示手段(以下、「第二の表示手段[例えば、図98(a)に示される第2装飾図柄表示装置208M等]」という。)を備え、
前記ある表示領域は、前記第二の表示手段の表示領域に形成された領域である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、ある表示領域は、第二の表示手段の表示領域にのみ形成されてもよいし、第二の表示手段の表示領域以外の領域にも形成されてもよい。
また、以上の記載では、
『 複数の予告を実行可能な予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
ミニゲームの表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]であり、
前記複数の予告のうちの一つは、第一の予告[例えば、図112(i´)に示される弱カットイン画像CI1bの表示等]であり、
前記複数の予告のうちの一つは、第二の予告[例えば、図112(i)に示される強カットイン画像CI1aの表示等]であり、
前記第一の予告が行われる場合よりも前記第二の予告が行われる場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記ミニゲームは、複数の結果を導出可能なゲームであり、
前記複数の結果のうちの一つは、第一の結果[例えば、図112(h´)に示される「小吉」の表示等]であり、
前記複数の結果のうちの一つは、第二の結果[例えば、図112(h)に示される「大吉」の表示等]であり、
前記第一の結果が導出された場合よりも前記第二の結果が導出された場合の方が前記第二の予告が行われやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、予告手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、予告手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、従来、遊技の興趣を高めるべく、ミニゲームを行う遊技台が提供されている。しかしながら、ミニゲームには改良の余地がある。この遊技台によれば、ミニゲームに特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第二の結果を導出させようと遊技者がミニゲームに参加(注目)する場合がある。
ここで、予告手段は、複数の予告のみを実行可能なものであってもよいし、複数の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、複数の予告を必ず実行するものであってもよいし、複数の予告を実行しない場合があってもよい。
また、表示手段は、ミニゲームの表示のみを表示可能なものであってもよいし、ミニゲームの表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、ミニゲームの表示をかならず表示するものであってもよいし、ミニゲームの表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告手段は、第一の予告と第二の予告のみを実行可能なものであってもよいし、第一の予告と第二の予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、第一の予告と第二の予告を必ず実行するものであってもよいし、第一の予告と第二の予告を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告が行われる場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されないように構成されてもよいし、第二の予告が行われる場合は、必ず最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記ミニゲームの結果が導出されるよりも前に、該ミニゲームの導出結果が前記第二の結果となることで前記第二の予告が行われやすいことが少なくとも示唆されるように構成されている[例えば、図112(c)に示されるように、ミニゲームが開始される際に、ミニゲーム表示領域MN1に「大吉で強カットイン発生」の表示が行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、有利な予告の発生に向けてミニゲームの動向に注目させることができる場合がある。
また、いわゆるミッションの演出をミニゲームに取り入れたことで、遊技者の達成感が得られる場面を増加させることができる場合がある。
ここで、ミニゲームの結果が導出されるよりも前に、ミニゲームの導出結果が第二の結果となることで第二の予告のみが行われやすいことが少なくとも示唆されるように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出されるよりも前に、ミニゲームの導出結果が第二の結果となることで第二の予告以外の予告も行われやすいことが少なくとも示唆されるように構成されてもよい。また、ミニゲームの結果が導出されるよりも前に、ミニゲームの導出結果が第二の結果となることで第二の予告が必ず行われることが少なくとも示唆されるように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出されるよりも前に、ミニゲームの導出結果が第二の結果となることで第二の予告が行われないことが少なくとも示唆される場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームの結果が導出されるよりも前に、ミニゲームの導出結果が第二の結果となることで第二の予告が行われやすいことが事前報知されるように構成されてもよい。
なお、示唆の態様は、例えば、「〜に成功したら・・・」や、「〜を出せ」や、「〜が停止したら・・・」等、少なくともミッション達成の効果が示唆されるような態様であれば、いずれの態様であっても適用することができる。
また、『 前記表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第一の演出表示[例えば、図113(c)〜同図(n)に示されるミッションの演出等]であり、
前記第一の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中に表示される場合がある演出表示であり[例えば、図113(c)〜同図(n)に示されるミッションの演出は、装飾図柄の変動表示中に行われている等]、
前記第一の演出表示は、複数の演出結果を導出可能な演出表示であり、
前記複数の演出結果のうちの一つは、第一の演出結果[例えば、図114(n)に示される「ミッション失敗」の表示等]であり、
前記複数の演出結果のうちの一つは、第二の演出結果[例えば、図113(n)に示される「ミッション達成」の表示等]であり、
前記第一の演出表示の演出結果が導出されるよりも前に、該第一の演出表示の演出結果が前記第二の演出結果となることで大当りとなりやすいことが少なくとも示唆されるように構成されており[例えば、図113(c)に示すように、ミッションの演出が開始されると、「カットインを出せ」「出れば大当り」というミッションの内容が表示される等]、
前記ミニゲームにおいて前記第二の結果[例えば、図112(h)に示される「大吉」の表示等]が導出された場合よりも前記第一の演出表示において前記第二の演出結果[例えば、図113(n)に示される「ミッション達成」の表示等]が導出された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲーム以外にもいわゆるミッション演出を取り入れたことで遊技者の達成感が得られる場面を増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、ミッションの結果に差を設けることによってミッション演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、メインの演出のミッションとミニゲームのミッションの差を明確にできる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の演出表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、複数の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の演出表示以外の演出表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中にのみ表示される場合があるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中以外にも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示の実行中に必ず表示されるものであってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中に表示されない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、複数の演出結果のみを導出可能なものであってもよいし、複数の演出結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、第一の演出表示は、複数の演出結果を必ず導出するものであってもよいし、複数の演出結果を導出しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の演出結果と第二の演出結果のみを導出可能なものであってもよいし、第一の演出結果と第二の演出結果以外の演出結果も導出可能なものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一の演出結果と第二の演出結果を必ず導出するものであってもよいし、第一の演出結果と第二の演出結果を導出しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示の演出結果が導出されるよりも前に、第一の演出表示の演出結果が第二の演出結果となることで大当りとなりやすいことが事前報知されるように構成されてもよい。
また、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されないように構成されてもよいし、第一の演出表示において第二の演出結果が導出された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示するように構成されてもよい。また、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示する場合があるように構成されてもよいし、第一の演出表示において第二の演出結果が導出された場合に、最終的に大当り図柄が確定表示しない場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第二の演出結果が導出された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミッション演出の切り分けを明確にできる場合がある。
ここで、第二の演出結果が導出された場合にのみ、最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されてもよいし、第二の演出結果が導出された場合以外の場合にも、最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記ミニゲームと前記第一の演出表示の両方が表示されている状態(以下、「第一の状態[例えば、図113(g)〜同図(l)に示すように、ミッションの演出とミニゲームの両方が表示されている状態等]」という。)となる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームの結果と第一の演出表示の結果とに関連性があることを遊技者に抱かせることができる場合がある。
ここで、第一の状態のみとなる場合があってもよいし、第一の状態以外となる場合があってもよいし、第一の状態に必ずなってもよいし、第一の状態にならない場合があってもよい。
また、『 前記第一の演出表示よりも前記ミニゲームの方が先に開始される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームと第一の演出表示で関連性があることを遊技者によりわかりやすく認識させることができる場合がある。
また、『 遊技者に操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136や操作キーユニット137等]を備え、
前記ミニゲームにおいて前記操作手段が操作された場合は、該ミニゲームの結果が導出されるように構成されており[例えば、図113(g)〜同図(l)や、図114(g)〜同図(l)に示すように、ミニゲームにおいて演出ボタン136が連打操作されると「大吉」や「小吉」が導出される等]、
前記ミニゲームにおいて前記操作手段が操作されなかった場合は、該ミニゲームの結果が導出されないように構成されており、
前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、前記第二の予告[例えば、図113(m)に示す強カットイン画像CI1a等]よりも前記第一の予告[例えば、図114(m)に示す弱カットイン画像CI1b等]の方が行われやすく、
前記ミニゲームの結果が導出された場合は、前記第一の予告よりも前記第二の予告の方が行われやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームの結果が予告に影響する可能性があるので、ミニゲームの結果を導出させるために遊技者に操作手段の操作を積極的に行わせることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者が操作可能な位置にのみ設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置以外の位置にも設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が操作可能な位置に必ず設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置に設けられない場合があってもよい。
また、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置に設けられる場合があってもよい。
また、ミニゲームにおいて操作手段が操作された場合にのみ、ミニゲームの結果が導出されるように構成されてもよいし、ミニゲームにおいて操作手段が操作された場合以外の場合にも、ミニゲームの結果が導出されるように構成されてもよい。また、ミニゲームにおいて操作手段が操作された場合に、必ずミニゲームの結果が導出されるように構成されてもよいし、ミニゲームにおいて操作手段が操作された場合に、ミニゲームの結果が導出されない場合があってもよい。
また、ミニゲームにおいて操作手段が操作されなかった場合にのみ、ミニゲームの結果が導出されないように構成されてもよいし、ミニゲームにおいて操作手段が操作されなかった場合以外の場合にも、ミニゲームの結果が導出されないように構成されてもよい。また、ミニゲームにおいて操作手段が操作されなかった場合に、必ずミニゲームの結果が導出されないように構成されてもよいし、ミニゲームにおいて操作手段が操作されなかった場合に、ミニゲームの結果が導出される場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームの結果が導出されなかった場合にのみ、第二の予告よりも第一の予告の方が行われやすいように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出されなかった場合以外の場合にも、第二の予告よりも第一の予告の方が行われやすいように構成されてもよい。また、ミニゲームの結果が導出されなかった場合に、必ず第二の予告よりも第一の予告の方が行われやすいように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出sれなかった場合に、第二の予告よりも第一の予告の方が行われやすくない場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第二の予告が行われないように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の予告が必ず行われるように構成されてもよい。
また、ミニゲームの結果が導出された場合にのみ、第一の予告よりも第二の予告の方が行われやすいように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出された場合以外の場合にも、第一の予告よりも第二の予告の方が行われやすいように構成されてもよい。また、ミニゲームの結果が導出された場合に、必ず第一の予告よりも第二の予告の方が行われやすいように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出された場合に、第一の予告よりも第二の予告の方が行われやすくないように構成されてもよい。
また、ミニゲームの結果が導出された場合は、第一の予告が行われないように構成されてもよいし、ミニゲームの結果が導出された場合は、第二の予告が必ず行われるように構成されてもよい。
また、『 前記第二の予告が行われる予定であった場合(以下、「第一の場合」という。)であっても、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は前記第一の予告が行われる[例えば、ミニゲームの結果として「大吉」を導出可能に決定されているにもかかわらずミニゲームの結果が導出されなかった場合は、図115(m)に示すように、強カットイン画像CI1aではなく、弱カットイン画像CI1bが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームの結果が予告に影響する可能性があるので、ミニゲームの結果を導出させるために遊技者に操作手段の操作を積極的に行わせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告は当否判定に影響するものではないので、予定と異なる予告が発生した場合でも当否判定の結果には影響がないく、強制的に予定されている予告を行う必要がない。そのため、よりよい予告を出現させるためにミニゲームに参加させることができる場合がある。
ここで、第一の場合であっても、ミニゲームの結果が導出されなかった場合にのみ第一の予告が行われるように構成されてもよいし、第一の場合であっても、ミニゲームの結果が導出されなかった場合以外の場合にも第一の予告が行われるように構成されてもよい。また、第一の場合であっても、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は必ず第一の予告が行われるように構成されてもよいし、第一の場合であっても、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は第一の予告が行われない場合があるように構成されてもよい。
また、『 複数種類の保留アイコンを表示可能な保留アイコン表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L等]を備え、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第一の保留アイコン[例えば、図98(k)に示される青色の表示態様の保留アイコン等]であり、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第二の保留アイコン[例えば、図98(m)に示される緑色の表示態様の保留アイコン等]であり、
前記第一の予告は、前記第一の保留アイコンが表示されることにより行われる予告であり[例えば、図98(k)に示される青色の表示態様の保留アイコンの表示により先読み予告が行われている等]、
前記第二の予告は、前記第二の保留アイコンが表示されることにより行われる予告であり[例えば、図98(m)に示される緑色の表示態様の保留アイコンの表示により先読み予告が行われている等]、
前記ミニゲームは、前記第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始される場合があり、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化せず、
前記第一の場合において、前記ミニゲームにおいて前記第二の結果が導出された場合は、前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化する、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームを楽しみながら保留アイコンの表示態様の変化に期待させることができる場合がある。例えば、ボタン保留アイコンが表示されて操作手段の操作によりその表示態様が変化する演出が行われる従来の演出のみでは単調であったが、この遊技台によれば、保留アイコンの表示態様が変化した後、さらに変化する場合があるので、保留アイコンの変化表示における期待感をより高めることができる場合がある。
ここで、保留アイコン表示手段は、複数種類の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の保留アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、保留アイコン表示手段は、複数種類の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、保留アイコン表示手段は、第一の保留アイコンと第二の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、第一の保留アイコンと第二の保留アイコン以外の保留アイコンも表示可能なものであってもよい。また、保留アイコン表示手段は、第一の保留アイコンと第二の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、第一の保留アイコンと第二の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第一の予告は、第一の保留アイコンが表示されることによってのみ行われるものであってもよいし、第一の保留アイコンが表示されること以外のことによっても行われるものであってもよい。また、第一の予告は、第一の保留アイコンが表示されることによって必ず行われるものであってもよいし、第一の保留アイコンが表示されることによって行われない場合があってもよい。
また、第二の予告は、第二の保留アイコンが表示されることによってのみ行われるものであってもよいし、第二の保留アイコンが表示されること以外のことによっても行われるものであってもよい。また、第二の予告は、第二の保留アイコンが表示されることによって必ず行われるものであってもよいし、第二の保留アイコンが表示されることによって行われない場合があってもよい。
また、ミニゲームは、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中にのみ開始される場合があるように構成されてもよいし、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中以外にも開始される場合があるように構成されてもよい。また、ミニゲームは、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に必ず開始されるように構成されてもよいし、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始されない場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームは、第一の保留アイコンが表示されている状態においてのみ、ある図柄変動表示の実行中に開始される場合があるように構成されてもよいし、第一の保留アイコンが表示されている状態以外の状態においても、ある図柄変動表示の実行中に開始される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンにのみ変化しないように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコン以外の保留アイコンにも変化しないように構成されてもよい。また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに必ず変化しないように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化する場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合にのみ、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化しないように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合以外の場合にも、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化しないように構成されてもよい。また、第一の場合にのみ、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化しないように構成されてもよいし、第一の場合以外の場合にも、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化しないように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンにのみ変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコン以外の保留アイコンにも変化するように構成されてもよい。また、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに必ず変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合にのみ、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合以外の場合にも、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。また、第一の場合においてのみ、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合以外の場合においても、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。
また、『 複数種類の保留アイコンを表示可能な保留アイコン表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L等]を備え、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第一の保留アイコン[例えば、図98(k)に示される青色の表示態様の保留アイコン等]であり、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第二の保留アイコン[例えば、図98(m)に示される緑色の表示態様の保留アイコン等]であり、
前記第一の予告は、前記第一の保留アイコンが表示されることにより行われる予告であり[例えば、図98(k)に示される青色の表示態様の保留アイコンの表示により先読み予告が行われている等]、
前記第二の予告は、前記第二の保留アイコンが表示されることにより行われる予告であり[例えば、図98(m)に示される緑色の表示態様の保留アイコンの表示により先読み予告が行われている等]、
前記ミニゲームは、前記第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始される場合があり、
前記第一の場合において、前記ミニゲームにおいて前記第二の結果が導出された場合は、前記ある図柄変動表示の実行中に前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化し、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、前記ある図柄変動表示の実行中に前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化せず、該ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に該第一の保留アイコンから該第二の保留アイコンに変化する、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留アイコンの表示態様の変化のタイミングをミニゲームの参加状況によって変化させることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、最終的にはミニゲームに参加しなかった場合でも予告と信頼度の関係を保持することができる場合がある。
ここで、保留アイコン表示手段は、複数種類の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の保留アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、保留アイコン表示手段は、複数種類の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、保留アイコン表示手段は、第一の保留アイコンと第二の保留アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、第一の保留アイコンと第二の保留アイコン以外の保留アイコンも表示可能なものであってもよい。また、保留アイコン表示手段は、第一の保留アイコンと第二の保留アイコンを必ず表示するものであってもよいし、第一の保留アイコンと第二の保留アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第一の予告は、第一の保留アイコンが表示されることによってのみ行われるものであってもよいし、第一の保留アイコンが表示されること以外のことによっても行われるものであってもよい。また、第一の予告は、第一の保留アイコンが表示されることによって必ず行われるものであってもよいし、第一の保留アイコンが表示されることによって行われない場合があってもよい。
また、第二の予告は、第二の保留アイコンが表示されることによってのみ行われるものであってもよいし、第二の保留アイコンが表示されること以外のことによっても行われるものであってもよい。また、第二の予告は、第二の保留アイコンが表示されることによって必ず行われるものであってもよいし、第二の保留アイコンが表示されることによって行われない場合があってもよい。
また、ミニゲームは、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中にのみ開始される場合があるように構成されてもよいし、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中以外にも開始される場合があるように構成されてもよい。また、ミニゲームは、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に必ず開始されるように構成されてもよいし、第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始されない場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームは、第一の保留アイコンが表示されている状態においてのみ、ある図柄変動表示の実行中に開始される場合があるように構成されてもよいし、第一の保留アイコンが表示されている状態以外の状態においても、ある図柄変動表示の実行中に開始される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンにのみ変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコン以外の保留アイコンにも変化するように構成されてもよい。また、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに必ず変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合にのみ、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合以外の場合にも、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。また、第一の場合においてのみ、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合以外の場合においても、ミニゲームにおいて第二の結果が導出された場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンにのみ変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコン以外の保留アイコンにも変化するように構成されてもよい。また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに必ず変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中にのみ第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中以外にも第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に必ず第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中にのみ第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中以外にも第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に必ず第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。
また、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合にのみ、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合において、ミニゲームの結果が導出されなかった場合以外の場合にも、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。また、第一の場合においてのみ、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよいし、第一の場合以外の場合においても、ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、ある図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンが第二の保留アイコンに変化せず、ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に第一の保留アイコンから第二の保留アイコンに変化するように構成されてもよい。
また、『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136、操作キーユニット137等]を備え、
前記操作手段の操作状況に応じて前記ミニゲームの導出結果が異なる場合がある[例えば、図113(i)〜同図(l)に示すように、演出ボタン136を連打操作し、操作回数が条件を満たした場合には、「大吉」が導出されるが、図115(i)〜同図(l)に示すように、演出ボタン136の操作回数が条件を満たさなかった場合には、「小吉」が導出される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段の操作を楽しませることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者が操作可能な位置にのみ設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置以外の位置にも設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が操作可能な位置に必ず設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置に設けられない場合があってもよい。
また、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置に設けられる場合があってもよい。
また、操作手段の操作状況に応じてミニゲームの導出結果のみが異なる場合があってもよいし、操作手段の操作状況に応じてミニゲームの導出結果以外のものも異なる場合があってもよい。また、操作手段の操作状況に応じてミニゲームの導出結果が必ず異なってもよいし、操作手段の操作状況に応じてミニゲームの導出結果が異ならない場合があってもよい。
また、『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136、操作キーユニット137等]を備え、
前記ミニゲームにおいて、前記操作手段が操作された場合と該操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が導出される場合がある[例えば、図114(i)〜同図(l)に示すように、「中吉」が導出されるように予め決定されている場合には、演出ボタン136を連打操作しても、操作しなくても「小吉」が導出される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段は、遊技者が操作可能な位置にのみ設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置以外の位置にも設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が操作可能な位置に必ず設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置に設けられない場合があってもよい。
また、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置に設けられる場合があってもよい。
また、ミニゲームにおいて、操作手段が操作された場合と操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果のみが導出される場合があってもよいし、ミニゲームにおいて、操作手段が操作された場合と操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果以外の結果も導出される場合があってもよい。ミニゲームにおいて、操作手段が操作された場合と操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が必ず導出されてもよいし、ミニゲームにおいて、操作手段が操作された場合と操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が導出されない場合があってもよい。
また、ミニゲームにおいてのみ、操作手段が操作された場合と操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が導出される場合があってもよいし、ミニゲーム以外においても、操作手段が操作された場合と操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が導出される場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、第一の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]と第二の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]とを含んで構成された手段であり、
前記第一の表示手段と前記第二の表示手段は、別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段のみを含んで構成されたものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段以外の表示手段も含んで構成されたものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段を必ず含んで構成されたものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段を含まないで構成されたものであってもよい。
また、以上の記載では、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、演出ボタン136、操作キーユニット137等]と、
表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]であり、
前記表示手段は、ミニゲーム[例えば、図130(g)〜同図(m)に示されるミニゲームや、図132(j)〜同図(o)に示されるミニゲーム等]の表示を表示可能な手段であり、
前記ミニゲームは、複数種類の結果を導出可能なゲームであり、
前記操作手段が操作されることで前記ミニゲームの結果が導出されるように構成されており[例えば、図130(g)〜同図(k)に示すように、操作キーユニット137で宝箱を選択し、演出ボタン136で選択した宝箱を決定すると、宝箱の中から婆のキャラクタBAが登場するとともに、おみくじ占いの結果として「小吉」が表示される、あるいは、図133(A1)〜同図(A6)に示すように、演出ボタン136を連打操作すると、番長のキャラクタの着ている服が破けている様子が示され、「番長覚醒」「今日は絶好調だ」の表示が行われる等]、
前記操作手段の操作状況に応じて前記複数種類の結果のうちのいずれか一つが導出されるように構成されており[例えば、図131(A1)〜同図(A6)に示すように、操作キーユニット137により左下の宝箱BX2を選択し、演出ボタン136で決定した場合には、姫のキャラクタHM3が登場するとともに、おみくじ占いの結果として「大吉」が表示されるが、図131(B1)〜同図(B6)に示すように、操作キーユニット137により右上の宝箱BX3を選択し、演出ボタン136で決定した場合には、婆のキャラクタBAが登場するとともに、おみくじ占いの結果として「小吉」が表示される、あるいは、図133(A1)〜同図(A6)に示すように、演出ボタン136を連打操作し、操作回数の条件を満たした場合は、番長のキャラクタの着ている服が破けている様子が示されて、「番長覚醒」「今日は絶好調だ」の表示が行われ、演出ボタン136を連打操作したが、操作回数の条件を満たさなかった場合は、図134(C7)に示すように、番長のキャラクタの着ている服は破けないで「番長覚醒ゲーム」が終了する等]、
前記複数種類の結果のうちの一つは、第三の結果[例えば、図130(k)に示される、婆のキャラクタBAと「小吉」の表示や、図134(C7)に示される、番長のキャラクタの着ている服が破けない表示等]であり、
前記第三の結果は、当否判定[例えば、特図の当否判定や普図の当否判定のうちの少なくともいずれかの当否判定等]の結果を少なくとも示唆するものではない結果である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、従来、遊技の興趣を高めるべく、ミニゲームを行う遊技台が提供されている。しかしながら、ミニゲームには改良の余地がある。この遊技台によれば、ミニゲームに特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、純粋な遊技以外に遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者が操作可能な位置にのみ設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置以外の位置にも設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が操作可能な位置に必ず設けられたものであってもよいし、遊技者が操作可能な位置に設けられない場合があってもよい。
また、操作手段は、遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者も操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、操作手段は、遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作不可能な位置に設けられる場合があってもよい。
また、表示手段は、ミニゲームの表示のみを表示可能なものであってもよいし、ミニゲームの表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、ミニゲームの表示を必ず表示するものであってもよいし、ミニゲームの表示を表示しない場合があってもよい。
また、ミニゲームは、複数種類の結果のみを導出可能なものであってもよいし、複数種類の結果以外のものも導出可能なものであってもよい。また、ミニゲームは、複数種類の結果を必ず導出するものであってもよいし、複数種類の結果を導出しない場合があってもよい。
また、操作手段が操作されることでミニゲームの結果のみが導出されるように構成されてもよいし、操作手段が操作されることでミニゲームの結果以外のものも導出されるように構成されてもよい。また、操作手段が操作されることでミニゲームの結果が必ず導出されるように構成されてもよいし、操作手段が操作されることでミニゲームの結果が導出されない場合があるように構成されてもよい。
また、操作手段の操作状況に応じて複数種類の結果のうちのいずれか一つのみが導出されるように構成されてもよいし、操作手段の操作状況に応じて複数種類の結果のうちのいずれか一つ以外のものも導出されるように構成されてもよい。また、操作手段の操作状況に応じて複数種類の結果のうちのいずれか一つが必ず導出されるように構成されてもよいし、操作手段の操作状況に応じて複数種類の結果のうちのいずれか一つが導出されない場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームは、第三の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第三の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、ミニゲームは、第三の結果を必ず導出するものであってもよいし、第三の結果を導出しない場合があってもよい。
また、第三の結果は、当否判定の結果を示唆するものでなく、また、報知するものでもないものである。
また、『 前記ミニゲームは、前記複数種類の結果のうちのある結果を導出するためのゲームであり[例えば、図131(A1)〜同図(A6)に示されるミニゲームは、「大吉」の中身の宝箱を選択することをミッションとしている等]、
前記操作手段の操作状況によって前記ある結果が導出可能に構成されている[例えば、図131(A1)〜同図(A6)に示す場合では、操作キーユニット137により左下の宝箱BX2を選択し、演出ボタン136で決定した場合には、姫のキャラクタHM3が登場するとともに、おみくじ占いの結果として「大吉」が表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームに対する操作手段の操作に集中させることができる場合がある。
ここで、ある結果は、1つのみであってもよいし、2つ以上であってもよい。
また、操作手段の操作状況によってある結果のみが導出可能に構成されてもよいし、操作手段の操作状況によってある結果以外の結果も導出可能に構成されてもよい。また、操作手段の操作状況によってある結果が必ず導出されるように構成されてもよいし、操作手段の操作状況によってある結果が導出されない場合があるように構成されてもよい。
また、『 装飾図柄変動表示を実行可能な装飾図柄表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備え、
前記ミニゲームは、第一の期間[例えば、特図の変動表示が行われていない待機状態(客待ちデモ表示が表示されている状態を含む)の期間等]に開始される場合(以下、「第一の場合」という。)があるゲームであり、
前記第一の期間は、前記装飾図柄変動表示の開始が保留されていない期間[例えば、特図1及び特図2のいずれの保留も0である期間等]であり、
前記第一の期間は、前記装飾図柄変動表示が実行されていない期間[例えば、装飾図柄た停止表示されている期間等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の期間にミニゲームで楽しませることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、ミニゲームで操作手段の操作を促すことにより本来の遊技中にも操作手段の操作を積極的に行わせることができる場合がある。
ここで、装飾図柄表示手段は、装飾図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、装飾図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、装飾図柄表示手段は、装飾図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、装飾図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、ミニゲームは、第一の期間にのみ開始される場合があるものであってもよいし、第一の期間以外の期間にも開始される場合があってもよい。また、ミニゲームは、第一の期間に必ず開始されるものであってもよいし、第一の期間に開始されない場合があってもよい。
また、第一の期間は、装飾図柄変動表示の開始のみが保留されていない期間であってもよいし、装飾図柄変動表示の開始以外にも開始が保留されていないものがある期間であってもよい。
また、第一の期間は、装飾図柄変動表示のみが実行されていない期間であってもよいし、装飾図柄変動表示以外のもの(例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等)も実行されていないものがある期間であってもよい。
また、『 前記操作手段のオート操作[例えば、長押しオート、フルオート等]が実行可能に構成されており、
前記ミニゲームは、前記第一の場合では、前記オート操作が実行不能となるように構成されている[例えば、図132(g)及び同図(j)〜同図(o)に示すように、オートボタンモードがオンに設定されても、番長覚醒ゲームでは、演出ボタン136の自動操作が行われない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の場合においては、当否判定に関係のないミニゲームであるので、オート操作を実行不能にし、遊技者に操作手段の操作を積極的に行わせることができる場合がある。
ここで、操作手段のオート操作のみが実行可能に構成されてもよいし、操作手段のオート操作以外の操作も実行可能に構成されてもよい。また、操作手段のオート操作が必ず実行されるように構成されてもよいし、操作手段のオート操作が実行されない場合があってもよい。
また、ミニゲームは、第一の場合では、オート操作のみが実行不能となるように構成されてもよいし、オート操作以外の操作も実行不能となるように構成されてもよい。また、ミニゲームは、第一の場合では、オート操作が必ず実行不能となるように構成されてもよいし、オート操作が実行不能とならない場合があるように構成されてもよい。
また、ミニゲームは、第一の場合でのみ、オート操作が実行不能となるように構成されてもよいし、第一の場合以外の場合でも、オート操作が実行不能となるように構成されてもよい。
また、『 前記ミニゲームは、第二の期間に開始される場合(以下、「第二の場合」という。)もあるゲームであり[例えば、図98(d)〜同図(l)に示されるミニゲームや、図108(m)〜図109(f)に示されるミニゲームや、図122(g)〜同図(k)に示されるミニゲームは装飾図柄の変動表示中に開始されており、図137(e)〜同図(i)に示されるミニゲームは大当り遊技の実行中に開始されている等]、
前記第二の期間は、前記第一の期間とは重ならない期間であり、
前記第二の期間は、前記装飾図柄変動表示の実行中と大当り遊技の実行中のうち少なくともいずれか一方を含む期間であり、
前記第二の場合よりも前記第一の場合の方が、前記ミニゲームにおいて前記第三の結果が導出されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、遊技中にもミニゲームで楽しませることができる場合がある。
ここで、ミニゲームは、第二の期間にのみ開始される場合があるものであってもよいし、第二の期間以外の期間にも開始される場合があってもよい。また、ミニゲームは、第二の期間に必ず開始されるものであってもよいし、第二の期間に開始されない場合があるものであってもよい。
また、第一の場合では、ミニゲームにおいて第三の結果が必ず導出されるように構成されてもよいし、第二の場合では、ミニゲームにおいて第三の結果が導出されないように構成されてもよい。
また、『 前記第一の場合と前記第二の場合とで開始される前記ミニゲームの種類が異なるように構成されている[例えば、図130(g)〜(m)に示される本日の運勢占いや図132(j)〜同図(o)に示される番長覚醒ゲームは、待機状態において開始されるミニゲームであり、図122(g)〜同図(l)に示されるサイコロゲームや図122(g´)〜同図(l´)に示されるおみくじゲームは、装飾図柄の変動表示中に開始されるミニゲームである等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームの種類により予告か単なる遊戯かを識別容易な場合がある。
ここで、第一の場合と第二の場合とで開始されるミニゲームの種類のみが異なるように構成されてもよいし、第一の場合と第二の場合とで開始されるミニゲームの種類以外にも異なるものがあるように構成されてもよい。また、第一の場合と第二の場合とで開始されるミニゲームの種類が必ず異なるように構成されてもよいし、第一の場合と第二の場合とで開始されるミニゲームの種類が異ならない場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第一の場合に開始される前記ミニゲームにおいて、第一の有効期間表示[例えば、図132(k)に示される番長覚醒ゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMT等]が表示されるように構成されており、
前記第二の場合に開始される前記ミニゲームにおいて、第二の有効期間表示[例えば、図113(i)に示されるミニゲームにおいて表示されるボタン受付時間メーターMT等]が表示されるように構成されており、
前記第一の有効期間表示は、前記操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じて表示態様が変化するメータ表示であり[例えば、図132(k)〜同図(n)に示されるように、ボタン受付時間メーターMTは、演出ボタン136の操作受付期間が開始されてからの時間に応じて表示態様が変化する等]、
前記第二の有効期間表示は、前記操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じて表示態様が変化するメータ表示であり[例えば、図113(i)〜同図(k)に示されるように、ボタン受付時間メーターMTは、演出ボタン136の操作受付期間が開始されてからの時間に応じて表示態様が変化する等]、
前記第一の有効期間表示と前記第二の有効期間表示とで、表示態様の変化する速度が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、有効期間表示を見ることでミニゲームの種類を区別することができる場合がある。
ここで、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の有効期間表示のみが表示されるように構成されてもよいし、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の有効期間表示以外の有効期間表示も表示されるように構成されてもよい。また、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の有効期間表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の有効期間表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合に開始されるミニゲームにおいてのみ、第一の有効期間表示が表示されるように構成されてもよいし、第一の場合に開始されるミニゲーム以外のミニゲームにおいても、第一の有効期間表示が表示されるように構成されてもよい。
また、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の有効期間表示のみが表示されるように構成されてもよいし、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の有効期間表示以外の有効期間表示も表示されるように構成されてもよい。また、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の有効期間表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の有効期間表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第二の場合に開始されるミニゲームにおいてのみ、第二の有効期間表示が表示されるように構成されてもよいし、第二の場合に開始されるミニゲーム以外のミニゲームにおいても、第二の有効期間表示が表示されるように構成されてもよい。
また、第一の有効期間表示は、操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じてのみ表示態様が変化するものであってもよいし、操作手段の操作を有効とする期間の経過以外にも応じて表示態様が変化するものであってもよい。また、第一の有効期間表示は、操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じて必ず表示態様が変化するものであってもよいし、操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じて表示態様が変化しない場合があるものであってもよい。
また、第二の有効期間表示は、操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じてのみ表示態様が変化するものであってもよいし、操作手段の操作を有効とする期間の経過以外にも応じて表示態様が変化するものであってもよい。また、第二の有効期間表示は、操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じて必ず表示態様が変化するものであってもよいし、操作手段の操作を有効とする期間の経過に応じて表示態様が変化しない場合があるものであってもよい。
また、第一の有効期間表示と第二の有効期間表示のいずれか一方が表示されないものであってもよい。
また、第一の有効期間表示と第二の有効期間表示では、第一の有効期間表示の方が表示態様の変化する速度が速くてもよいし、第二の有効期間表示の方が表示態様の変化する速度が速くてもよい。
また、第一の有効期間表示と第二の有効期間表示とで、異なる表示態様であってもよいし、同じ表示態様であってもよい。また、第一の有効期間表示と第二の有効期間表示では、第一の有効期間表示の方が大きさが大きくてもよいし、第二の有効期間表示の方が大きさが大きくてもよいし、第一の有効期間表示と第二の有効期間表示とで大きさが同じであってもよい。
また、『 前記第一の場合に開始される前記ミニゲームにおいて、第一の操作促進表示[例えば、図132(l)に示される番長覚醒ゲームにおいて表示されるボタン画像136aと「連打」の表示等]が表示されるように構成されており、
前記第二の場合に開始される前記ミニゲームにおいて、第二の操作促進表示[例えば、図113(i)に示されるミニゲームにおいて表示されるボタン画像136aと「連打」の表示等]が表示されるように構成されており、
前記第一の操作促進表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第二の操作促進表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第一の操作促進表示は、第一の数[例えば、1つ等]の表示パターン[例えば、デフォルトの表示態様等]で表示可能な表示であり、
前記第二の操作促進表示は、第二の数[例えば、2つ等]の表示パターン[例えば、デフォルトの表示態様と振動及び回転している表示態様等]で表示可能な表示であり、
前記第一の数と前記第二の数では、前記第二の数の方が大きい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、操作促進表示の表示パターンのバリエーションにより大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の操作促進表示のみが表示されるように構成されてもよいし、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の操作促進表示以外の操作促進表示も表示されるように構成されてもよい。また、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の操作促進表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第一の場合に開始されるミニゲームにおいて、第一の操作促進表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の場合に開始されるミニゲームにおいてのみ、第一の操作促進表示が表示されるように構成されてもよいし、第一の場合に開始されるミニゲーム以外のミニゲームにおいても、第一の操作促進表示が表示されるように構成されてもよい。
また、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の操作促進表示のみが表示されるように構成されてもよいし、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の操作促進表示以外の操作促進表示も表示されるように構成されてもよい。また、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の操作促進表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、第二の場合に開始されるミニゲームにおいて、第二の操作促進表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第二の場合に開始されるミニゲームにおいてのみ、第二の操作促進表示が表示されるように構成されてもよいし、第二の場合に開始されるミニゲーム以外のミニゲームにおいても、第二の操作促進表示が表示されるように構成されてもよい。
また、第一の操作促進表示は、操作手段の操作のみを促す表示であってもよいし、操作手段の操作以外のことも促す表示であってもよい。また、第一の操作促進表示は、操作手段の操作を必ず促す表示であってもよいし、操作手段の操作を促さない場合がある表示であってもよい。
また、第二の操作促進表示は、操作手段の操作のみを促す表示であってもよいし、操作手段の操作以外のことも促す表示であってもよい。また、第二の操作促進表示は、操作手段の操作を必ず促す表示であってもよいし、操作手段の操作を促さない場合がある表示であってもよい。
また、第一の操作促進表示は、第一の数の表示パターンでのみ表示可能なものであってもよいし、第一の数の表示パターン以外の表示パターンでも表示可能なものであってもよい。また、第一の操作促進表示は、第一の数の表示パターンで必ず表示するものであってもよいし、第一の数の表示パターンで表示しない場合があってもよい。
また、第二の操作促進表示は、第二の数の表示パターンでのみ表示可能なものであってもよいし、第二の数の表示パターン以外の表示パターンでも表示可能なものであってもよい。また、第二の操作促進表示は、第二の数の表示パターンで必ず表示するものであってもよいし、第二の数の表示パターンで表示しない場合があってもよい。
また、第一の数は、1であってもよいし、2以上の数であってもよい。
また、第一の操作促進表示と第二の操作促進表示とでは、第一の操作促進表示の方が大きさが大きくてもよいし、第二の操作促進表示の方が大きさが大きくてもよいし、第一の操作促進表示と第二の操作促進表示とで、大きさが同じであってもよい。
また、第一の操作促進表示と第二の操作促進表示とでは、表示態様が異なってもよいし、少なくとも一部の表示態様が同じであってもよい。
また、『 前記複数種類の結果のうちの一つは、第一の結果[例えば、図114(l)に示される「小吉」の表示等]であり、
前記第一の結果は、当否判定の結果を少なくとも示唆する結果であり[例えば、図114(l)に示される「小吉」の表示は、同図(m)に示される弱カットイン画像CI1bの表示を少なくとも示唆している等]、
前記第一の場合よりも前記第二の場合の方が、前記ミニゲームにおいて前記第一の結果が導出されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、ミニゲームは、第一の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第一の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、ミニゲームは、第一の結果を必ず導出するものであってもよいし、第一の結果を導出しない場合があってもよい。
また、第一の結果は、当否判定の結果のみを少なくとも示唆するものであってもよいし、当否判定の結果以外のものも少なくとも示唆するものであってもよい。また、第一の結果は、当否判定の結果を少なくとも示唆を必ずするものであってもよいし、当否判定の結果を少なくとも示唆しない場合があってもよい。
また、第一の結果は、当否判定の結果を示唆するものであってもよいし、当否判定の結果を報知するものであってもよい。
また、第一の場合では、ミニゲームにおいて第一の結果が導出されないようにしてもよいし、第二の場合では、ミニゲームにおいて第一の結果が必ず導出されるようにしてもよい。
また、『 前記装飾図柄変動表示の実行中に前記ミニゲームが開始された場合において導出される前記第一の結果は、予告又は先読み予告であり[例えば、図117(a)〜同図(f)に示されるように、装飾図柄の変動表示中に行われるミニゲームでは、宝箱から主人公の殿様のキャラクタYSMが出現することにより予告あるいは先読み予告が行われる等]、
前記大当り遊技の実行中に前記ミニゲームが開始された場合において導出される前記第一の結果は、先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームを予告としても機能させることができる場合がある。
また、『 前記表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第一の演出表示であり、
前記第一の演出表示は、前記装飾図柄変動表示に関連する演出表示[例えば、図110(c)〜同図(o)に示すボタン操作演出等]であり、
前記第一の演出表示は、大当り予告(以下、「第一の予告[例えば、図110(o)に示す弱カットイン画像CI1bの表示等]」という。)が実行される場合がある演出表示であり、
前記装飾図柄変動表示の実行中に前記ミニゲームが開始された場合において導出される前記第一の結果として、前記第一の予告に関連する予告が実行される場合がある[例えば、図110(c)〜同図(l)に示されるように、装飾図柄の変動表示中に開始されるミニゲームにおいて導出される「中吉」の表示は、弱カットイン画像CI1bの表示を予告している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告に影響が出る第一の結果に注目させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示のみに関連するものであってもよいし、装飾図柄変動表示以外にも関連するものがあってもよい。また、第一の演出表示は、装飾図柄変動表示に必ず関連するものであってもよいし、装飾図柄変動表示に関連しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の予告のみが実行される場合があるものであってもよいし、第一の予告以外にも実行される場合があるものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一の予告が必ず実行されるものであってもよいし、第一の予告が実行されない場合があってもよい。
また、装飾図柄変動表示の実行中にミニゲームが開始された場合において導出される第一の結果として、第一の予告に関連する予告のみが実行される場合があってもよいし、装飾図柄変動表示の実行中にミニゲームが開始された場合において導出される第一の結果として、第一の予告に関連する予告以外の予告も実行される場合があってもよい。また、装飾図柄変動表示の実行中にミニゲームが開始された場合において導出される第一の結果として、第一の予告に関連する予告が必ず実行されてもよいし、装飾図柄変動表示の実行中にミニゲームが開始された場合において導出される第一の結果として、第一の予告に関連する予告が実行されない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の結果のうちの一つは、第二の結果[例えば、図113(l)に示される「大吉」の表示等]であり、
前記第二の結果は、当否判定の結果を少なくとも示唆する結果であり[例えば、図113(l)に示される「大吉」の表示は、同図(m)に示される強カットイン画像CI1aの表示を少なくとも示唆している等]、
前記第一の場合よりも前記第二の場合の方が、前記ミニゲームにおいて前記第二の結果が導出されやすく、
前記ミニゲームの結果として前記第一の結果が導出されるよりも前記第二の結果が導出された方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、複数種類の結果は、第一の結果と第二の結果のみであってもよいし、第一の結果と第二の結果以外の結果も含んでもよい。
また、第二の結果は、当否判定の結果を示唆する結果であってもよいし、当否判定の結果を事前報知する結果であってもよい。
また、第一の場合では、ミニゲームにおいて第二の結果が導出しないように構成されてもよいし、第二の場合では、ミニゲームにおいて第二の結果が必ず導出するように構成されてもよい。
また、第一の結果が導出された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されないように構成されてもよいし、第二の結果が導出された場合は、必ず最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記ミニゲームは、前記第一の場合では、前記第三の結果[例えば、図130(k)、同図(k1)〜同図(k4)に示すミニゲームの結果等]のみを導出するゲームである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の結果のうちの一つは、第四の結果[例えば、図130(k1)に示される、姫のキャラクタHM3と「大吉」の表示や、図133(A6)に示される、番長のキャラクタの着ている服が破けた態様の表示等]であり、
前記第四の結果は、当否判定[例えば、特図の当否判定や普図の当否判定のうちの少なくともいずれかの当否判定等]の結果を少なくとも示唆するものではない結果である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ミニゲームの結果にバリエーションを持たせることができる場合がある。
また、ミニゲームは、第三の結果と第四の結果のみを導出可能なものであってもよいし、第三の結果と第四の結果以外の結果も導出可能なものであってもよい。また、ミニゲームは、第三の結果と第四の結果を必ず導出するものであってもよいし、第三の結果と第四の結果を導出しない場合があってもよい。
また、第四の結果は、当否判定の結果を示唆するものでなく、また、報知するものでもないものである。
以下、これまでに説明したことも含めて付記する。
(付記1)
画像表示手段と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段と、
複数種類の予告を実行可能な予告手段と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、保留表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域に表示される表示であり、
前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり、
前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、
前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2)
付記1に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3)
付記1又は2に記載の遊技台であって、
前記予告手段は、前記予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行可能な手段であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告を実行可能な手段であり、
前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記4)
付記1乃至3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数よりも、該第三の数よりも大きい第四の数の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記5)
付記1乃至4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段を備え、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記6)
付記5に記載の遊技台であって、
前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記7)
付記1乃至6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
先読み予告を実行可能な先読み予告手段を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記8)
付記7に記載の遊技台であって、
先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記9)
付記1乃至8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記10)
付記9に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記11)
付記1乃至10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。
(付記12)
付記1乃至11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記13)
付記1乃至12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記14)
付記1乃至13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記15)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコンであり、
第一の図柄変動表示の表示中において、前記予告アイコンとして第一の予告アイコンの表示が開始される場合があり、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されない場合があり、
前記第一の図柄変動表示よりも後に表示される図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)において、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されなかった前記第一の予告アイコンが消化される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記16)
付記15に記載の遊技台であって、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記17)
付記15又は16に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示の先読み予告として、前記第一の予告アイコンが前記第一の図柄変動表示の表示中において表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記18)
付記15乃至17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の表示中において、第一の数の前記第一の予告アイコンが消化された場合よりも、第二の数の該第一の予告アイコンが消化された場合の方が大当りとなりやすく、
前記第二の数は、前記第一の数よりも大きい数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記19)
付記15乃至18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二の予告アイコンが表示可能に構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化された図柄変動表示で大当りとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記20)
付記15乃至19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化された場合に、前記予告表示として第一の予告表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記21)
付記20に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、偽の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化された場合に、前記偽の予告表示として第一の偽予告表示が表示される場合があり、
前記第一の偽予告表示の表示態様は、前記第一の予告表示の表示態様と同じ表示態様であり、
前記第一の偽予告表示が表示された図柄変動表示ではずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記22)
付記15乃至21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、先読み演出表示であり、
前記予告アイコンとして第三の予告アイコンが表示可能に構成されており、
前記第三の予告アイコンが消化された場合に、前記先読み演出表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記23)
付記15乃至22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段により構成された手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記24)
付記15乃至23のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、装飾図柄変動表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記25)
付記15乃至24のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、前記第二の図柄変動表示の表示終了までに必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記26)
付記15乃至25のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記27)
付記15乃至26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出制御手段を備え、
前記演出制御手段は、前記表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記28)
付記27に記載の遊技台であって、
主制御手段と、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記図柄表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記29)
付記15乃至28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記30)
図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段と、
第二の表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、
前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記31)
付記30に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記32)
付記30又は31に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記33)
付記30乃至32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記34)
付記33に記載の遊技台であって、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、ことを特徴とする遊技台。
(付記35)
付記34に記載の遊技台であって、
前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記36)
付記30乃至32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段とは、画像表示手段のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記37)
付記30乃至36のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記38)
付記30乃至36のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記39)
付記30乃至38のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記40)
付記39に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記41)
付記30乃至40のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記42)
付記30乃至41のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記予告アイコンとして、第一の予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記予告アイコンとして、第二の予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。
(付記43)
付記30乃至42のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
主制御手段と、
演出制御手段と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記第一の表示手段の制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第二の表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記44)
付記30乃至43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記45)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)が消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、演出表示であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンに対応する前記演出表示が表示される場合があるように構成されており、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第一の予告アイコンであり、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第二の予告アイコンであり、
一回の図柄変動表示において、第一の数の前記予告アイコン(以下、「第一の数の予告アイコン」という。)が消化されることで、前記演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されており、
前記第一の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンを含む予告アイコンであり、
前記第一の数の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンを含む予告アイコンである、ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、表示に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、第一の数のアイコンのうちの一のアイコンが表示されてから第一の数のアイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンの数を先読み対象となる保留よりも前の図柄変動に見せることで、大当りへの期待感を持たせられることができる場合がある。
ここで、複数の予告アイコンは、2つの予告アイコンであってもよいし、3以上の予告アイコンであってもよい。
また、第一の予告アイコンが消化された場合に該第一の予告アイコンに対応する演出表示Aを行ってもよいし、第二の予告アイコンが消化された場合に該第二の予告アイコンに対応する演出表示Bを行ってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンとが消化された場合に該第一の予告アイコンと該第二の予告アイコンとに対応する演出表示Cを行ってもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのうちの一の予告アイコンのみを消化してもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのうちの一の予告アイコンのみを新たに表示するようにしてもよい。
(付記46)
付記45に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示において、第二の数の前記予告アイコン(以下、「第二の数の予告アイコン」という。)が消化されても、前記第一の演出表示が表示されないように構成されており、
前記第一の数と前記第二の数は、異なる数であり、
前記第二の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンおよび前記第二の予告アイコンのうちの一方の予告アイコンが含まれた予告アイコンであり、
前記第二の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンおよび前記第二の予告アイコンのうちの他方の予告アイコンが含まれない予告アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されていて、一回の図柄変動表示において第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが消化されなけれあb、第一の演出表示が表示されないので、第一の演出表示を見ることができた遊技者に優越感を与えることができる場合がある。
ここで、第一の数よりも第二の数の方が小さくてもよいし、第一の数よりも第二の数の方が大きくてもよい。
また、第一の数は1個であってもよく、この場合、第二の数は2個以上であってもよい。また、第一の数は2個以上であってもよく、この場合、第二の数は第一の数よりも大きいものであってもよい。
また、第二の数の予告アイコンが消化された場合に表示される演出表示があってもよい。
また、第二の数の予告アイコンが消化されても第一の演出表示の一部が表示されてもよいし、第一の演出表示の全部が表示されてもよい。
また、消化された予告アイコンの数に応じて第一の演出表示に対する大当りの信頼度が変化するようにしてもよいし、第一の演出表示に対する大当りの信頼度が同じであってもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されている場合は、必ず第一の数の予告アイコンが消化されるように構成されていてもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されていても、第一の数の予告アイコンが消化されず、第二の数の予告アイコンが消化されるように構成されていてもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンの両方が消去されないように構成されていてもよい。
(付記47)
付記45又は46に記載の遊技台であって、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第三の予告アイコンであり、
前記第三の予告アイコンが消化されることで、前記演出表示として第三の演出表示が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、演出のバリエーションを増加させ、演出効果を高めることができる場合がある。
なお、第三の予告アイコンが第一の予告アイコン及び第二の予告アイコンのうちの一方の予告アイコンであってもよい。
また、第三の予告アイコンが第一の予告アイコン及び第二の予告アイコンの両方と異なる予告アイコンであってもよい。
(付記48)
付記45乃至47のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に前記複数の予告アイコンが消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読み対象となる保留の変動が終わるまで楽しませることができる場合がある。
なお、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合とで、第一の図柄変動表示又は第三の図柄変動表示から先読みの対象の図柄変動表示までに消化される予告アイコンの最大数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合とで、第一の図柄変動表示又は第三の図柄変動表示から先読みの対象の図柄変動表示までに消化される予告アイコンの最小数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)よりも前に行われる1回の図柄変動表示(例えば、第一の図柄変動表示、第三の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最大数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)よりも前に行われる1回の図柄変動表示(例えば、第一の図柄変動表示、第三の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最小数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最大数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最小数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
(付記49)
付記48に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に前記複数の予告アイコンが表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ず下大当りにはならないので、先読み対象となる保留の変動が終わるまで楽しませることができる場合がある。
(付記50)
付記45乃至49のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
保留表示手段を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の保留表示を表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、保留表示手段は、液晶表示装置等の画像表示手段であってもよいし、LED等の発光手段であってもよいし、可動手段であってもよい。
(付記51)
付記50に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている数によって、前記保留数を表示しないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
(付記52)
付記45乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記53)
付記45乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記54)
複数の表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第二の表示手段であり、
前記第一の表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記第一の表示手段に表示可能な複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンに関連する表示であり、
前記第二の表示手段に表示可能な複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、前記予告アイコンに関連する表示であり、
前記予告アイコンとは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンのことであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、表示手段は、液晶表示装置等の画像表示手段であってもよいし、導光板にレンズカットを施して側方から光源で照射することで模様が現れるようなものであってもよいし、LED等の発光手段によって構成されてもよいし、7セグによって構成されてもよい。
また、予告アイコンに関連する表示としては、予告アイコンがストックされることに関する表示であってもよいし、予告アイコンが消化されることに関する表示であってもよいし、予告アイコンのストックを予告する表示であってもよいし、予告アイコンが消化されたとにより実行される演出表示であってもよい。
また、第一の表示手段よりも第二の表示手段の方が大きくてもよいし、第一の表示手段よりも第二の表示手段の方が小さくてもよい。また、第一の表示手段の表示領域よりも第二の表示手段の表示領域の方が大きくてもよいし、第一の表示手段の表示領域よりも第二の表示手段の表示領域の方が小さくてもよい。
(付記55)
付記54に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段において、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、一の予告アイコンが新たに表示される場合があってもよい。
また、第二の表示手段で予告アイコンが消化される演出を行うようにしてもよい。
(付記56)
付記54又は55に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段において、前記予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示を行う場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、「予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示」を予告アイコンが表示される図柄変動表示の前に行われる図柄変動表示において行うようにしてもよいし、予告アイコンが表示される図柄変動表示において行うようにしてもよい。
(付記57)
付記54乃至56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段は、第一の表示領域が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域が設けられた手段であり、
前記予告アイコンが、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記58)
付記54乃至56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段は、第一の表示領域が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域が設けられた手段であり、
前記予告アイコンに対応する演出表示が、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記59)
表示手段と、
可動手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンに対応する演出(以下、「予告アイコン消化演出」という。)が行われるように構成されており、
前記予告アイコン消化演出として、前記可動手段による演出(以下、「第一の可動手段演出」という。)が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、可動手段による演出は第一の可動手段演出のみ行われてもよいが、第一の可動手段演出とは別の可動手段演出も行うようにしてもよい。この場合において、可動手段演出ごとにそれぞれ対応する予告アイコンが表示されてもよいし、演出が行われる可動手段に対応した予告アイコンが表示されるようにしてもよい。
(付記60)
付記59に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二十一の予告アイコンが消化された際に、前記第一の可動手段演出が行われる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第二十一の予告アイコンが消化されても第一の可動手段演出が行われない場合があってもよいし、第二十一の予告アイコンが消化されると、必ず第一の可動手段演出が行われるようにしてもよい。
また、第二十一の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段演出とは別の演出(動作が異なる演出)が行われる場合があってもよい。
また、第二十一の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段とは別の可動手段による演出が行われる場合があってもよいし、第二十一の予告アイコンが消化されると、必ず第一の可動手段による演出が行われるようにしてもよい。
(付記61)
付記59又は60に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二十二の予告アイコンが消化された際に、前記第一の可動手段演出が行われないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第二十二の予告アイコンが消化されても第一の可動手段演出が行われてもよいし、第二十二の予告アイコンが消化されると、他の演出(あるいは、演出表示)が行われてもよい。
(付記62)
付記59乃至61のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
操作手段を備え、
前記可動手段とは、前記操作手段のことであり、
前記第一の可動手段演出とは、前記操作手段の態様が第一の態様から第二の態様に変化する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、「変化」とは、変形、変位、移動、動作を含む意味である。
(付記63)
付記59乃至62のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の可動手段を備え、
前記可動手段とは、第一の可動手段のことであり、
前記予告アイコン消化演出として、前記第二の可動手段による演出(以下、「第二の可動手段演出」という。)が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記64)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコン増加示唆表示であり、
前記予告アイコン増加示唆表示は、前記予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示であり、
前記予告アイコン増加示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示が表示されても予告アイコンが表示されない場合があってもよいし、予告アイコン増加示唆表示が表示された場合には必ず予告アイコンが表示されてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が一回の図柄変動表示のみで表示される場合があってもよいし、予告アイコン増加示唆表示が必ず一回の図柄変動表示のみで表示されてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が表示されなくても予告アイコンが表示されてもよいし、予告アイコン増加示唆表示が表示されないと予告アイコンが表示されないようにしてもよい。
(付記65)
付記64に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示よりも前に行われる図柄変動表示において、前記予告アイコン増加示唆表示が終了するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示の表示が終了する変動は、第二の図柄変動表示であってもよい。このようにすれば、最後まで予告アイコンが表示される可能性があることを期待させることができる場合がある。
(付記66)
付記64又は65に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン増加示唆表示によって示唆された第十一の数の前記予告アイコンのうちの一のアイコンが、前記予告アイコンとして表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示は、予告アイコンが1個増加することを示唆する表示であってもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示に表示された予告アイコンが増加しなくてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が、予告アイコンが増加しないガセの予告であってもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示は、予告アイコンが複数増加することを示唆する表示であってもよい。この場合において、例えば、予告アイコン増加示唆表示で示唆された予告アイコンの数が3個である場合に2個のみが増加されるようにしてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示によって示唆された予告アイコン以外の予告アイコンが増加されてもよい。
(付記67)
付記64又は65に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン増加示唆表示によって示唆された第十一の数の前記予告アイコンのうちの第十二の数の前記予告アイコンが、前記予告アイコンとして表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記68)
表示手段と、
保留表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記保留表示手段は、前記保留の数に対応する数の保留表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)の保留表示(以下、「第二の保留表示」という。)が表示されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)が消化される場合があり、
前記第二の保留表示が表示されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記第一の図柄変動表示とは、前記第二の保留表示が表示された図柄変動表示の次の図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記69)
付記68に記載の遊技台であって、
前記第二の保留表示は、先読み表示態様で表示される場合がある表示であり、
前記第二の保留表示が表示された図柄変動表示において、前記第二の保留表示が前記先読み表示態様で表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記70)
付記68又は69に記載の遊技台であって、
先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)の保留表示(以下、「第四の保留表示」という。)が表示されている場合において、第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記71)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは異なるアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、説明表示であり、
前記第一の表示は、表示される場合には第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には第二の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域よりも前記第二の表示領域に近い表示領域に表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第一の表示は、第二の表示とは別の説明表示であってもよいし、非説明表示であってもよい。
また、第二の表示は、チュートリアル表示やステージ名等、現在の状況を示す表示であってもよいし、選択可能な演出モードの演出モード名の表示であってもよい。ここで、演出モードには、例えば、保留アイコンの表示態様の変化の頻度を変化させるためのモードや、演出可動体の動作頻度を変化させるためのモードや、一発告知演出の発生頻度を変化させるためのモード等がある。
また、予告アイコンが表示される際に行われる出現アニメの開始位置よりも予告アイコンの表示位置の方が第二の表示領域に近いようにしてもよいし、途中のアニメの表示位置よりも予告アイコンの表示位置の方が第二の表示領域に近いようにしてもよい。
また、ここで、「予告アイコン」とは、一の予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンのうちの一部の予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンの全ての予告アイコンであってもよい。また、「予告アイコン」とは、複数の予告アイコンのうちの最初に表示される予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンのうちの最初に表示される予告アイコンを含む一部のアイコンであってもよい。
また、第一の表示の表示期間と第二の表示の表示期間とが完全に一致してもよいし、第一の表示の表示期間の一部が第二の表示の表示期間と重なってもよいし、第二の表示の表示期間の一部が第一の表示の表示期間と重なってもよい。また、第一の表示の表示期間と第二の表示の表示期間とが重ならないものであってもよい。
また、第一の表示の表示期間において予告アイコンが表示される場合があってもよいし、表示される場合がなくてもよい。また、第二の表示の表示期間において予告アイコンが表示される場合があってもよいし、表示される場合がなくてもよい。
また、必ずしも第二の表示と予告アイコンとが同時に表示されなくてもよい。
また、第一の表示と第二の表示とで表示が行われる頻度が異なってもよく、例えば、第二の表示の表示頻度が第一の表示の表示頻度よりも高いと予告アイコンの視線誘導が容易となりやすい場合がある。また、第一の表示領域と第二の表示領域とで大きさが異なってもよいし、第一の表示領域と第二の表示領域とで役割が異なってもよい。例えば、第一の表示領域では、予告表示が行われないが、第二の表示領域では、予告表示も行われるようにしてもよい。
(付記72)
付記71に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記73)
付記71又は72に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示であり、
前記予告アイコンが前記第二の表示の少なくとも一部(以下、「第一の部分」という。)にオーバーラップして表示される場合があり、
前記予告アイコンが消化されると、前記第二の表示の前記第一の部分へのオーバーラップが解消される、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、変動アイコンよりも、当該及び次の図柄変動表示以降に関係する予告アイコンについての説明が行われる第二の表示領域に表示することで、予告アイコンについての知識を深めさせるとともに、仮に当該図柄変動表示の結果がハズレであっても先読み予告表示として表示される予告アイコンが消化される図柄変動表示に対して新たに期待を持たせることができる場合がある。
なお、第一の部分へのオーバーラップが解消されることで前記第二の表示の全体が表示される場合があってもよい。
また、変動アイコンが表示される期間において、変動アイコンは、当該図柄変動表示における大当りへの期待感を少なくとも示唆することが可能なものであってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示として表示されたり、先読みの対象である図柄変動表示において消化されたりするものであってもよい。
また、先読みの対象である図柄変動表示で予告アイコンが必ず消化されるようにしてもよいし、先読みの対象である図柄変動表示で予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、単数でのみ表示可能に構成されてもよいし、複数表示可能に構成されてもよい。ここで、予告アイコンを複数表示する場合においては、予告アイコンが予め定められた上限数まで表示可能であってもよいし、上限数を設定せず、無制限に予告アイコンを表示可能であってもよい。
(付記74)
付記71乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態において、前記第二の表示の表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記75)
付記71乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態においては、前記第二の表示は開始されない、ことを特徴とする遊技台。
(付記76)
付記71乃至75のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、予告表示であり、
前記第三の表示が表示される場合、該第三の表示は前記第二の表示領域に表示される、ことを特徴とする遊技台。
(付記77)
付記71乃至76のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示領域は、線で区画された領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記78)
付記71乃至77のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記71に記載の「前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域よりも前記第二の表示領域に近い表示領域に表示されるアイコンである」とは、「前記予告アイコンは、表示される場合には前記第二の表示領域に表示される」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記79)
付記71乃至78のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも前記予告アイコンが消化される数が多い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記80)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンの説明表示を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは異なるアイコンであり、
前記複数種類の説明表示のうちの一の説明表示は、第一の説明表示であり、
前記第一の説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
大当り変動の方が、ハズレ変動よりも前記予告アイコンが消化される数が多い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記81)
付記80に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記第一の説明表示が表示される表示領域(以下、「第一の表示領域」という。)に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記82)
付記81に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態においては、前記第一の説明表示は該第一の説明表示領域に表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記83)
付記80乃至82のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の説明表示のうちの一の説明表示は、第二の説明表示であり、
前記第二の説明表示は、現在の演出ステージを示す表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の説明表示が表示される表示領域(以下、「第二の表示領域」という。)に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記84)
付記83に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態であっても、演出ステージが変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記85)
付記80乃至84のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記予告アイコンとして、複数種類のアイコン(以下、「複数種類の予告アイコン」という。)を表示可能な手段であり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの一のアイコンは、第一の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの一のアイコンは、第二の予告アイコンであり、
前記第一の予告アイコンは、第一の演出の開始前に表示される場合があるアイコンであり、
前記第二の予告アイコンは、第二の演出の開始前に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記86)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは別のアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記第一の表示は、説明表示であり、
前記第一の表示は、前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域に表示されるアイコンである、ことを特徴とする遊技台。
(付記87)
付記86に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態では、前記第一の表示は表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記88)
付記87に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記89)
付記86乃至88のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記90)
付記86乃至89のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段の表示に合わせた表示を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記91)
付記86乃至90のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、説明表示であり、
前記第三の表示は、前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示領域にも表示される場合があるアイコンである、ことを特徴とする遊技台。
(付記92)
付記91に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第三の表示は表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
以上の記載において、前記第一のチュートリアル表示は、前記第二の表示手段に表示されるキャラクターを説明する表示を含む表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、実行中の演出表示に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、確変期待度を示す表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、リーチの大当り期待度に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、キャラクターの大当り期待度に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、前記第一の予告表示と同時に表示されないように構成されている表示であってもよい。
(付記93)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数個の予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンが表示される表示領域は、保留アイコンが表示される表示領域とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第一の表示は、前記複数個の予告アイコンのうちの一の予告アイコン(以下、「第一の予告アイコン」という。)を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の予告アイコンを大きいサイズで表した表示を含む表示であり、
前記第二の表示がなされた後に、前記第一の表示がなされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第二の表示に含まれる予告アイコンは、第一の予告アイコンを拡大表示したものであってもよいし、第一の予告アイコンとは別の予告アイコンであってもよい。
(付記94)
付記93に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、装飾図柄の変動表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の予告アイコンがストックされていることを表す表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされることのない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記95)
付記93又は94に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされる場合がない表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記96)
付記93乃至95のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、保留表示枠において表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記97)
付記93乃至96のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第一の予告アイコンが取得された場合に行われる表示である、
(付記98)
付記97に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第一の予告アイコンが消化される場合にも行われる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記99)
付記97又は98に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが取得される際、既に取得済みの予告アイコンの少なくとも一部とともに取得される該予告アイコンが拡大表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記100)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第一の表示は、保留表示枠の表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示の少なくとも一部が拡張された態様の表示であり、
前記第三の表示は、装飾図柄の表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされることのない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記101)
付記100に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの位置の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、演出表示であり、
前記第二の表示のうちの前記第一の表示から拡張された部分(以下、「拡張部分」という。)において、前記第四の表示が表示可能に構成されており、
前記拡張部分は、前記第三の表示にオーバーラップされることのない部分である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記102)
付記101に記載の遊技台であって、
前記演出表示は、先読み予告表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記103)
付記101又は付記102に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第六の表示であり、
前記第六の表示は、予告表示であり、
前記拡張部分において、前記第六の表示が表示可能に構成されており、
前記第四の表示と前記第五の表示は、一部が同じ表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記104)
付記100乃至103のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第五の表示であり、
前記第五の表示は、セリフ予告の表示であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされることのない表示であり、
前記第五の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされることがある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記105)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第一の表示は、アイコン表示枠を含む表示であり、
前記アイコン表示枠は、図柄変動表示に関するアイコンを表示可能な表示枠であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示の少なくとも一部が拡張された態様の表示であり、
前記第三の表示は、装飾図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされることがない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記106)
付記105に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、演出表示であり、
前記第二の表示のうちの前記第一の表示から拡張された部分(以下、「拡張部分」という。)において、前記第四の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており、
前記拡張部分は、前記第三の表示にオーバーラップされることがない部分である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記107)
付記106に記載の遊技台であって、
前記演出表示は、先読み予告の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記108)
付記106又は付記107に記載の遊技台であって、
前記演出表示は、前記アイコンの表示態様を変化させる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記109)
付記106乃至付記108のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記110)
付記106乃至付記109のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、セリフの表示であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされることがない表示であり、
前記第五の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記111)
付記106乃至付記110のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
前記第六の表示は、予告表示であり、
前記拡張部分において、前記第六の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており、
前記第四の表示と前記第六の表示は、一部が同じ表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記112)
付記105乃至付記111のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記アイコンは、保留アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記113)
付記112に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の前記保留アイコンを表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記114)
付記105乃至付記114のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a1)
操作手段と、
第一の領域と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の領域は、遊技球が進入可能な領域であり、
第一のボタン演出における前記操作手段の操作を受け付ける回数(以下、「受付回数」という。)が増減可能であり、
前記第一の領域に遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a2)
付記a1に記載の遊技台であって、
表示手段を備え、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記第一のボタン演出において、前記受付回数が1以上の回数の場合に前記操作手段が操作されると、前記第一の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a3)
付記a2に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
第二のボタン演出において前記操作手段が操作されると、前記第二の表示が表示される場合があり、
前記受付回数が0の場合であっても前記第二の表示が表示される場合があり、
前記第二の表示と前記第一の表示は並列的に表示可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a4)
付記a3に記載の遊技台であって、
前記第一のボタン演出と前記第二のボタン演出は並列的に実行可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a5)
付記a3またはa4に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第一のボタン演出において、前記操作手段を模した画像(以下、「第三の表示」という。)を表示可能であり、
前記表示手段は、前記第二のボタン演出において、前記操作手段を模した画像(以下、「第四の表示」という。)を表示可能であり、
前記第三の表示の大きさは、前記第四の表示の大きさとは異なる大きさである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a6)
付記a1乃至a5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されると前記受付回数が減る場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a7)
付記a1乃至a6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の領域に複数個の遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a8)
付記a1乃至a7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の領域は、一般入賞口である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a9)
付記a1乃至a8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
第二の領域を備え、
前記第二の領域は、遊技球が通過可能な領域であり、
前記第二の領域を通過した遊技球が前記第一の領域に進入する場合があり、
前記第二の領域に遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a10)
付記a1乃至a9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b1)
第一の領域と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の領域は、遊技球が進入可能な領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記第一の領域に遊技球が進入すると前記第一の表示が表示される場合があり、
変動している装飾図柄に前記第一の表示がオーバーラップされない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b2)
付記b1に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
前記表示手段は、ワイプ表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示に前記ワイプ表示がオーバーラップされず、
前記第一の表示とは、前記ワイプ表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b3)
付記b2に記載の遊技台であって、
前記表示手段の表示領域の一部の領域に前記ワイプ表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b4)
付記b1乃至b3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
前記第三の表示の表示態様を変化させる表示として前記第一の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b5)
付記b4に記載の遊技台であって、
前記第三の表示とは、保留アイコンのことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b6)
付記b1乃至b5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄の停止表示の実行中に前記第一の表示が表示開始されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b7)
付記b1乃至b6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の表示中に前記第一の領域に遊技球が進入した場合に、該第一の表示が継続して表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b8)
付記b1乃至b7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の領域は、一般入賞口である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b9)
付記b1乃至b8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
第二の領域を備え、
前記第二の領域は、遊技球が通過可能な領域であり、
前記第二の領域を通過した遊技球が前記第一の領域に進入する場合があり、
前記第二の領域に遊技球が進入すると前記第一の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b10)
付記b1乃至b9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c1)
表示手段
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)の後に、次の図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)を表示可能な手段であり、
前記第一の図柄変動表示において、該第一の図柄変動表示に対応する変動アイコン(以下、「第一の変動アイコン」という。)が表示可能であり、
前記第一の変動アイコンとして表示されていたアイコンが、前記第二の図柄変動表示において予告アイコンとして表示可能に構成されており、
前記予告アイコンが表示される領域は、前記第一の変動アイコンが表示される領域とは別の領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c2)
付記c1に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示において、該第二の図柄変動表示に対応する変動アイコン(以下、「第二の変動アイコン」という。)が表示可能であり、
前記第二の変動アイコンと前記予告アイコンの両方が表示可能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c3)
付記c1またはc2に記載の遊技台であって、
保留アイコンとして表示されていたアイコンを変動アイコンとして表示可能であり、
前記予告アイコンは、複数種類の表示態様のうちの一の表示態様に変化可能であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第一の表示態様であり、
前記第一の表示態様の前記予告アイコンは、前記保留アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c4)
付記c3に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様の前記予告アイコンは、前記変動アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c5)
付記c3またはc4に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第二の表示態様であり、
前記第二の表示態様の前記予告アイコンは、前記保留アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンであり、
前記第二の表示態様の前記予告アイコンは、前記変動アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c6)
付記c1乃至c5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンの表示態様は、前記変動アイコンの表示態様とは異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c7)
付記c1乃至c6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンの移動する動作を含むアニメーションを表示可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c8)
付記c1乃至c7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、画像表示装置を含んで構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c9)
付記c1乃至c8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
非電サポ状態において、前記第一の変動アイコンとして表示されていたアイコンが、前記第二の図柄変動表示において前記予告アイコンとして表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c10)
付記c1乃至c9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d1)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打させることを促す表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が長押しされた場合にも開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされた場合よりも、前記操作手段が連打された場合の方が開始されやすい表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第二の状態」という。)で表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d2)
付記d1に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、点灯状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、消灯状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d3)
付記d1に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、第一の発光態様で発光する状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、第二の発光態様で発光する状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d4)
付記d1乃至d3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示であり、
前記第三の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d5)
付記d1乃至d4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされたことのみでは開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d6)
付記d1乃至d5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記操作手段が長押しされた場合に、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示が開始可能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d7)
付記d1乃至d6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d8)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、第一の操作態様で前記操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい表示であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の回数は、1を超える回数であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示態様での表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示態様は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す表示態様であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第二の状態」という。)で表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d9)
付記d8に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記第一の状態では、発光状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、非発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d10)
付記d8に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記第一の状態では、第一の発光態様で発光している状態であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、第二の発光態様で発光している状態であり、
前記第二の発光態様は、前記第一の発光態様とは異なる発光態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d11)
付記d9又はd10に記載の遊技台であって、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d12)
付記d8乃至d11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり、
前記第三の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d13)
付記d8乃至d12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d14)
付記d8乃至d13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間にわたって維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d15)
付記d14に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間にわたって維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数の操作があったものとして前記第一の表示が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d16)
付記d8乃至d15のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d17)
付記d8乃至d16のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d18)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出とは異なる演出であり、
前記第一の演出は、第一の操作態様で前記操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい演出であり、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d19)
付記d18に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d20)
付記d18又はd19に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d21)
付記d20に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d22)
付記d18乃至d21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d23)
付記d18乃至d22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第二の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第二の状態となる手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d24)
付記d23に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、発光している状態であり、
前記第二の状態は、発光していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d25)
付記d23に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、
前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d26)
付記d25に記載の遊技台であって、
前記第一の態様は、第一の色であり、
前記第二の態様は、第二の色である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d27)
付記d23乃至d26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d28)
付記d18乃至d27のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d29)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様の表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示態様の表示(以下、「第四の表示」という。)であり、
前記第四の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、第一の操作態様で前記操作手段による第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、演出表示であり、
前記第四の表示は、選択表示であり、
前記第四の表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択させる際に表示される表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像であり、
前記第一の画像は、前記第四の表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい画像であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d30)
付記d29に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第五の表示は、前記第四の表示の実行中において、前記第一の画像が選択された場合に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d31)
付記d29又はd30に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示態様の表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示態様は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す表示態様であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受け付け可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示された表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d32)
付記d31に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記第一の状態では、発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d33)
付記d29乃至d32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d34)
付記d29乃至d33のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の画像は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d35)
付記d29乃至d34のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間にわたって維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d36)
付記d35に記載の遊技台において、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間にわたって維持されてた場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数の操作があったものとして前記第一の表示が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d37)
付記d29乃至d36のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d38)
付記d29乃至d36のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d39)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、第一の操作態様で前記操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の選択表示であり、
前記第一の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像であり、
前記第一の画像は、前記第一の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい画像であり、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d40)
付記d39に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出であり、
前記第四の演出は、前記第一の演出とは異なる演出であり、
前記第四の演出は、前記第一の選択表示において、前記第一の画像が選択された場合に開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d41)
付記d39又はd40に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d42)
付記d39乃至d41のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d43)
付記d42に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d44)
付記d42又はd43に記載の遊技台であって、
前記第一の選択表示の実行中では、前記操作手段が操作されている状態が前記第一の時間以上維持された場合であっても、該操作手段により1回の操作が行われたものとされるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d45)
付記d39乃至d44のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の画像は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d46)
付記d39乃至d45のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の選択表示であり、
前記第二の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な選択表示であり、
前記第二の選択表示は、前記第一の選択表示とは異なる選択表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第二の画像であり、
前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、
前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、
前記第三の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d47)
付記d46に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第五の演出であり、
前記第五の演出は、前記第二の選択表示において、前記第二の画像が選択された場合に開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d48)
付記d39乃至d47のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第一の選択表示の実行中では、第二の状態となる手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d49)
付記d48に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、発光している状態であり、
前記第二の状態は、発光していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d50)
付記d48に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、
前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d51)
付記d50に記載の遊技台であって、
前記第一の態様は、第一の色であり、
前記第二の態様は、第二の色である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d52)
付記d39乃至d51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d53)
付記d39乃至d51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d54)
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打することを促す表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が長押しされた場合にも表示が開始される場合がある表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を操作することを促す表示(以下、「第四の表示」という。)であり、
前記第四の表示は、前記第三の表示とは異なる表示であり、
前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が2以上の回数操作された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が一回長押しされたことのみでは表示が開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d55)
付記d54に記載の遊技台であって、
複数種類の発光状態で発光可能な発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第一の発光状態であり、
前記発光手段は、前記操作手段の操作を受け付ける状態では、前記第一の発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d56)
付記d55に記載の遊技台であって、
前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第二の発光状態であり、
前記第一の発光状態は、点灯状態であり、
前記第二の発光状態は、消灯状態であり、
前記発光手段が前記点灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付ける状態であることを表しており、
前記発光手段が前記消灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付けない状態であることを表している、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d57)
付記d55に記載の遊技台であって、
前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第二の発光状態であり、
前記第一の発光状態は、第一の発光態様で発光している状態であり、
前記第二の発光状態は、第二の発光態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d58)
付記d54乃至d57のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、予告表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d59)
付記d54乃至d58のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示(以下、「選択表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際に表示される表示(以下、「第五の表示」という。)であり、
前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段が2以上の回数操作された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段が一回長押しされたことのみでは表示が開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d60)
付記d59に記載の遊技台であって、
前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段の操作回数が第一の回数の場合に表示が開始される表示であり、
前記第一の回数は、2以上の回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d61)
付記d54乃至d60のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が長押しされた場合に、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示の表示が開始される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d62)
付記d54乃至d61のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d63)
付記d54乃至d62のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記操作手段の操作を受け付ける複数の状態のうちの一の状態は、第一の状態であり、
前記操作手段の操作を受け付ける複数の状態のうちの一の状態は、第二の状態であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは別の状態であり、
前記第三の表示は、前記第一の状態で表示される表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の状態で表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d64)
付記d63に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、前記第一の表示の表示を開始させるための操作を受け付ける状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d65)
付記d63又はd64に記載の遊技台であって、
前記第二の状態は、前記第二の表示の表示を開始させるための操作を受け付ける状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d66)
付記d63乃至d65のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、該第一の状態となってから予め定められた時間が経過すると終了する状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d67)
付記d63乃至d66のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の状態は、該第二の状態となってから予め定められた時間が経過すると終了する状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d68)
付記d54乃至d67のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段の操作回数が第二の回数の場合に表示が開始される表示であり、
前記第二の回数は、2以上の回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d69)
付記d54乃至d68のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、第一の画像を含む表示であり、
前記第一の画像は、前記操作手段の外観を示す画像を含む画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d70)
付記d69に記載の遊技台であって、
前記第四の表示は、複数の第二の画像を含む表示であり、
前記第二の画像は、前記操作手段の外観を示す画像を含む画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d71)
付記d70に記載の遊技台であって、
前記第二の画像は、前記第一の画像と表示態様が異なる画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d72)
付記d54乃至d71のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d73)
第一の操作手段と、
第二の演出手段と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず、
前記第二の演出手段は、発光手段であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d74)
付記d73に記載の遊技台であって、
付記d73に記載の「前記第二の演出手段によって実行される演出」とは、「前記第二の演出手段が第二の発光態様で発光することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d75)
付記d73又はd74に記載の遊技台であって、
第一の演出手段を備え、
前記第一の演出手段は、画像表示手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d76)
付記d73乃至d75のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第三の演出手段を備え、
前記第三の演出手段は、可動可能な手段であり、
前記第二の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d77)
付記d76に記載の遊技台であって、
前記第三の演出手段は、画像表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d78)
付記d73乃至d77に記載の遊技台であって、
前記第二の演出手段は、第一の発光態様で発光可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d79)
第一の操作手段を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず、
前記第二の演出は、第二の演出手段によって実行される演出であり、
前記第二の演出手段は、発光手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d80)
付記d79に記載の遊技台であって、
付記d79に記載の「第二の演出手段によって実行される演出」とは、「第二の演出手段が第二の発光態様で発光することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d81)
付記d81に記載の遊技台であって、
前記第二の演出手段は、第一の発光態様で発光可能な手段であり、
前記第一の発光態様は、前記第二の発光態様とは異なる発光態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d82)
付記d79乃至d81のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第一の演出手段を備え、
前記第一の演出手段は、第一の画像表示手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d83)
付記d79乃至d82のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第三の演出手段を備え、
前記第三の演出手段は、可動手段であり、
前記第二の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d84)
付記d83に記載の遊技台であって、
第四の演出手段を備え、
前記第四の演出手段は、第二の画像表示手段であり、
前記第四の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記85)
付記79乃至84のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段を備え、
前記第一の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d86)
付記d79乃至d85のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして前記第一の演出が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d87)
付記d79乃至d86のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記d79に記載の「第一の操作態様で操作」とは、「複数回操作」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d88)
付記d79乃至d87のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記d79に記載の「第二の操作態様で操作」とは、「長押し操作」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d89)
付記d88に記載の遊技台であって、
前記長押し操作とは、操作されている状態があらかじめ定められた時間にわたって維持されている操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d79)
第一の操作手段を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず、
前記第二の演出は、裏ボタン演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d80)
付記d79に記載の遊技台であって、
第一の演出手段を備え、
前記第一の演出手段は、画像表示手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d81)
付記d80に記載の遊技台であって、
付記d80に記載の「前記第一の演出手段によって実行される演出」とは、「前記第一の演出手段が第一の表示を表示することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d82)
付記d79乃至d81のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d83)
付記82に記載の遊技台であって、
付記82に記載の「前記第一の演出手段によって実行される演出」とは、「前記第一の演出手段が第二の表示を表示することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d84)
付記d79乃至d81のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の演出手段を備え、
前記第二の演出手段は、発光手段であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d85)
付記d84に記載の遊技台であって、
付記d84に記載の「前記第二の演出手段によって実行される演出」とは、「前記第二の演出手段が第二の発光態様で発光することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d86)
第一の操作手段と、
第二の操作手段と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の表示を実行可能に構成されており、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて表示される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて表示される場合がある表示であり、
前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の表示が開始される場合があり、
前記第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の表示が開始されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d87)
付記d86に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、設定画面において表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d88)
付記d86又はd87に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、複数の選択肢のうちの一の選択肢が選択されている際に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e1)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
ミニゲームを表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記装飾図柄変動表示に関連する演出表示(以下、「第一の演出表示」という。)は、前記操作手段の操作を促す表示(以下、「第一の操作促進表示」という。)を含む表示であり、
前記ミニゲームに関連する演出表示(以下、「第二の演出表示」という。)は、前記操作手段の操作を促す表示(以下、「第二の操作促進表示」という。)を含む表示であり、
前記第一の演出表示は、第一の期間に表示される場合がある表示であり、
前記第二の演出表示は、第二の期間に表示される場合がある表示であり、
前記第一の表示と前記第二の表示は、少なくとも一部が重なる期間(以下、「第三の期間」という。)であり、
前記第一の演出表示の結果は、予告(以下、「第一の予告」という。)として行われるものであり、
前記第二の演出表示の結果は、前記第一の予告に関連する予告(以下、「第二の予告」という。)として行われるものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e2)
付記e1に記載の遊技台であって、
前記第三の期間に前記操作手段の操作があった場合は、前記第二の予告が行われた後で該第二の予告に応じた前記第一の予告が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e3)
付記e1に記載の遊技台であって、
前記第三の期間に前記操作手段の操作があった場合は、前記第一の予告と前記第二の予告のうちの少なくとも該第一の予告が行われるものであり、
前記第二の予告が行われた後で該第二の予告に応じて前記第一の予告が変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e4)
付記e1乃至e3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の期間において前記第一の演出表示は前記第二の演出表示にオーバーラップされる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e5)
付記e1乃至e4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出表示は、前記ミニゲームに関する前記操作手段の有効期間の表示を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e6)
付記e1乃至e5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、複数の態様で実行可能な予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第一の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第二の態様であり、
前記第一の予告は、前記第一の態様で行われるよりも前記第二の態様で行われる場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記ミニゲームが開始された場合は、前記第一の予告が前記第一の態様よりも前記第二の態様の方が行われやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e7)
付記e6に記載の遊技台であって、
前記第二の予告は、複数の態様で実行可能予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第四の態様であり、
前記第二の予告は、前記第四の態様で実行された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されており、
前記第一の予告が前記第二の態様で実行された場合に前記第二の予告が前記第四の態様で実行されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e8)
付記e6に記載の遊技台であって、
前記第二の予告は、複数の態様で実行可能予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第四の態様であり、
前記第二の予告は、前記第三の態様で実行されるよりも前記第四の態様で実行された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第二の場合よりも第一の場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第三の場合よりも第二の場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第四の場合よりも第三の場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記第一の場合とは、前記第一の予告が前記第二の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合のことであり、
前記第二の場合とは、前記第一の予告が前記第二の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第三の態様で実行された場合のことであり、
前記第三の場合とは、前記第一の予告が前記第一の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合のことであり、
前記第四の場合とは、前記第一の予告が前記第一の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第三の態様で実行された場合のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e9)
付記e6に記載の遊技台であって、
前記第二の予告は、複数の態様で実行可能予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第四の態様であり、
前記第二の予告は、前記第三の態様で実行されるよりも前記第四の態様で実行された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第一の場合と第二の場合とでは、最終的に大当り図柄が確定表示される確率が同じであるか、該第一の場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第二の場合と第三の場合とでは、最終的に大当り図柄が確定表示される確率が同じであるか、該第二の場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第三の場合と第四の場合とでは、最終的に大当り図柄が確定表示される確率が同じであるか、該第三の場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記第一の場合とは、前記第一の予告が前記第二の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合のことであり、
前記第二の場合とは、前記第一の予告が前記第二の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第三の態様で実行された場合のことであり、
前記第三の場合とは、前記第一の予告が前記第一の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合のことであり、
前記第四の場合とは、前記第一の予告が前記第一の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第三の態様で実行された場合のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e10)
付記e1乃至e9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出表示の結果が行われるために必要となる前記操作手段が操作される回数と、前記第二の演出表示の結果が行われるために必要となる該操作手段が操作される回数は異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e11)
付記e1乃至e10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームが行われないで前記第一の予告が行われる場合よりも前記ミニゲームが行われて前記第一の予告が行われる場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e12)
装飾図柄変動表示を実行可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
複数種類のミニゲームが実行可能に構成されており、
前記複数種類のミニゲームのうちの一つは、第一のミニゲームであり、
前記複数種類のミニゲームのうちの一つは、第二のミニゲームであり、
前記第一のミニゲームは、ある表示領域を用いて表示されるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記ある表示領域を用いて表示されるミニゲームであり、
前記第一のミニゲームと前記第二のミニゲームは、異なるミニゲームである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e13)
付記e12に記載の遊技台であって、
複数の予告を実行可能な予告手段を備え、
前記複数の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記第一の予告が行われた場合よりも前記第二の予告が行われた場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記第一のミニゲームの結果のうちの一つは、前記第二の予告が行われることを示唆する結果(以下、「第二の結果」という。)であり、
前記第二のミニゲームの結果のうちの一つは、前記第二の結果である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e14)
付記e12又はe13に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記装飾図柄変動表示の実行中に複数種類の演出を表示可能な手段であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一のミニゲームが行われる場合は、前記第二の演出よりも前記第一の演出の方が行われやすく構成されており、
前記第二のミニゲームが行われる場合は、前記第一の演出よりも前記第二の演出の方が行われやすく構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e15)
付記e12乃至e14のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
非電サポ状態と電サポ状態とで、前記複数種類のミニゲームの出現率が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e16)
付記e12乃至e15のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一のミニゲームは、第一のキャラクタが登場して行われるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタが登場して行われるミニゲームである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e17)
付記e13に記載の遊技台であって、
前記第一のミニゲームは、第一のキャラクタが登場して行われる場合があるゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタが登場して行われる場合があるミニゲームであり、
前記第一のミニゲームは、第三のキャラクタが登場して行われる場合があるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、第四のキャラクタが登場して行われる場合があるミニゲームであり、
前記第一のミニゲームは、前記第一のキャラクタが登場した場合よりも前記第三のキャラクタが登場した場合の方が前記第二の結果が導出されやすく、
前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタが登場した場合よりも前記第四のキャラクタが登場した場合の方が前記第二の結果が導出されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e18)
付記e12乃至e17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域において、ミニゲームが表示されていない場合に別の演出表示(以下、「第三の演出表示」という。)が行われるものであり、
ミニゲームが開始される場合に前記第三の演出表示が消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e19)
付記e12乃至e18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域は、枠により区画されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e20)
付記e12乃至e19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域は、予め設定された表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e21)
付記e12乃至e20のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域は、ミニゲームの開始に関連して予め設定された表示領域が拡大して形成されるものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e22)
付記e12乃至e21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域は、前記表示手段に設けられた領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e23)
付記e12乃至e21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段とは別の表示手段(以下、「第二の表示手段」という。)を備え、
前記ある表示領域は、前記第二の表示手段に設けられた領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e24)
複数の予告を実行可能な予告手段と、
ミニゲームを表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、パチンコ機であり、
前記複数の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記第一の予告が行われるよりも前記第二の予告が行われる場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記ミニゲームは、複数の結果が用意されたゲームであり、
前記複数の結果のうちの一つは、第一の結果であり、
前記複数の結果のうちの一つは、第二の結果であり、
前記予告は、前記ミニゲームの結果に応じて実行される予告であり、
前記第一の結果が導出された場合よりも前記第二の結果が導出された場合の方が前記第二の予告が行われやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e25)
付記e24に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームの結果が導出される前に、該ミニゲームの結果が前記第二の結果となることで前記第二の予告が行われやすいことが示唆される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e26)
付記e24又はe25に記載の遊技台であって、
第一の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記演出手段は、表示手段であり、
前記第一の演出は、装飾図柄変動表示に関連して行われる演出であり、
前記第一の演出は、複数の演出結果が用意された演出であり、
前記複数の演出結果のうちの一つは、第一の演出結果であり、
前記複数の演出結果のうちの一つは、第二の演出結果であり、
前記第一の演出の結果が導出される前に、該第一の演出の結果が前記第二の演出結果となることで有利な展開となることが示唆されるものであり、
前記第二の結果よりも前記第二の演出結果の方が遊技者に有利な特典が付与されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e27)
付記e26に記載の遊技台であって、
前記第二の演出結果が導出された場合は、大当りが付与される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e28)
付記e26又はe27に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームは、第一の期間に実行可能なゲームであり、
前記第一の演出は、第二の期間に実行可能な演出であり、
前記第一の期間と前記第二の期間は、少なくとも一部が重なる期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e29)
付記e26乃至e28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一の装飾図柄変動表示において、前記第一の演出よりも前記ミニゲームの方が先に開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e30)
付記e24乃至e29のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、
前記ミニゲームにおいて前記操作手段が操作された場合は、該ミニゲームの結果が導出されるように構成されており、
前記ミニゲームにおいて前記操作手段が操作されなかった場合は、該ミニゲームの結果が導出されないように構成されており、
前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、前記第二の予告よりも前記第一の予告が行われやすく、
前記ミニゲームの結果が導出された場合は、前記第一の予告よりも前記第二の予告が行われやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e31)
付記e24乃至e30のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の予告が実行される予定であった場合(以下、「第一の場合」という。)でも、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は前記第一の予告が実行される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e32)
付記e31に記載の遊技台であって、
複数種類の保留アイコンを表示可能な保留アイコン表示手段を備え、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第一の保留アイコンであり、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第二の保留アイコンであり、
前記第一の予告は、前記第一の保留アイコンが表示される予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の保留アイコンが表示される予告であり、
前記ミニゲームは、前記第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始され、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化させず、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出された場合は前記第一の保留アイコンを前記第二の保留アイコンに変化させる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e33)
付記e31に記載の遊技台であって、
複数種類の保留アイコンを表示可能な保留アイコン表示手段を備え、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第一の保留アイコンであり、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第二の保留アイコンであり、
前記第一の予告は、前記第一の保留アイコンが表示される予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の保留アイコンが表示される予告であり、
前記ミニゲームは、前記第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始され、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出された場合は、前記ある図柄変動表示の実行中に前記第一の保留アイコンを前記第二の保留アイコンに変化させ、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、前記ある図柄変動表示の実行中に前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化させず、該ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に該第一の保留アイコンから該第二の保留アイコンに変化させる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e34)
付記e24乃至e29のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、
前記ミニゲームにおいて、前記操作手段が操作された場合と該操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が導出される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e35)
付記e24乃至e34のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームは、リーチ前に開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e36)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記表示手段は、ミニゲームを表示可能な手段であり、
前記操作手段が操作されることで前記ミニゲームの結果が導出される構成であり、
前記操作手段の操作状況によって前記ミニゲームの結果が変化する構成であり、
前記ミニゲームの結果は、当否判定の結果と関わらない結果(以下、「第一の結果」という。)含む場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e37)
付記e36に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームは、ある課題の達成を目的としたゲームであり、
前記操作手段の操作状況によって前記ある課題が達成されるかどうかが変わるものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e38)
付記e36又はe37に記載の遊技台であって、
装飾図柄変動表示を実行可能な装飾図柄表示手段を備え、
前記ミニゲームは第一の期間に開始される場合(以下、「第一の場合」という。)があるゲームであり、
前記第一の期間は、前記装飾図柄変動表示の開始が保留されていない期間であり、
前記第一の期間は、前記装飾図柄変動表示が実行されていない期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e39)
付記e38に記載の遊技台であって、
前記操作手段のオート操作が実行可能に構成されており、
前記第一の場合における前記ミニゲームでは、前記オート操作が実行不能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e40)
付記e38又はe39に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームは、第二の期間に開始される場合(以下、「第二の場合」という。)があり、
前記第二の期間は、前記装飾図柄変動表示の実行中と大当り遊技の実行中を含む期間であり、
前記第二の場合よりも前記第一の場合の方が、前記ミニゲームの結果として前記第一の結果が導出されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e41)
付記e40に記載の遊技台であって、
前記第二の期間は、前記第一の期間を含まない期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e42)
付記e40又はe41に記載の遊技台であって、
前記第一の場合よりも前記第二の場合の方が、前記ミニゲームの結果として前記装飾図柄変動表示の結果に関連する結果(以下、「第二の結果」という。)が導出されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e43)
付記e42に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄変動表示の実行中に前記ミニゲームが開始された場合における前記第二の結果は、予告または先読み予告であり、
前記大当り遊技の実行中に前記ミニゲームが開始された場合における前記第二の結果は、先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e44)
付記e40乃至e43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合と前記第二の場合でミニゲームの種類が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e45)
付記e40乃至e44のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合のミニゲームにおいて、前記操作手段の有効期間表示(以下、「第一の有効期間表示」という。)が表示されるように構成されており、
前記第二の場合のミニゲームにおいて、前記操作手段の有効期間表示(以下、「第二の有効期間表示」という。)が表示されるように構成されており、
前記第一の有効期間表示は、メータ表示であり、
前記第二の有効期間表示は、メータ表示であり、
前記第一の有効期間表示と前記第二の有効期間表示で、前記メータの減る速度が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e46)
付記e40乃至e45のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合のミニゲームにおいて、前記操作手段の操作を促す表示(以下、「第一の操作促進表示」という。)が表示されるように構成されており、
前記第二の場合のミニゲームにおいて、前記操作手段の操作を促す表示(以下、「第二の操作促進表示」という。)が表示されるように構成されており、
前記第一の操作促進表示は、第一の数の表示パターンを備えており、
前記第二の操作促進表示は、第二の数の表示パターンを備えており、
前記第一の数と前記第二の数では、前記第二の数の方が大きい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e47)
付記e38乃至e46のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合は、前記ミニゲームの結果として前記第一の結果のみが導出される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e48)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
複数種類の演出表示を表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第一の演出表示であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第二の演出表示であり、
前記第一の演出表示は、装飾図柄変動表示に関連する演出表示であり、
前記第二の演出表示は、ミニゲームの演出表示であり、
前記第一の演出表示は、大当り予告(以下、「第一の予告」という。)が実行される場合がある演出表示であり、
前記第二の演出表示は、前記第一の予告に関連する予告(以下、「第二の予告」という。)が導出される場合がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e49)
付記e48に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、疑似連表示による予告であり、
前記疑似連表示とは、一回の装飾図柄変動表示において、装飾図柄の仮停止表示を複数回表示する表示であり、
前記第二の予告は、前記疑似連表示における前記装飾図柄の仮停止表示の回数が増加することの予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e50)
付記e48に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、疑似連表示による予告であり、
前記疑似連表示とは、一回の装飾図柄変動表示において、装飾図柄の仮停止表示を複数回表示する表示であり、
前記第二の予告は、前記疑似連表示が開始されることの予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e51)
付記e48に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、疑似連表示による予告であり、
前記疑似連表示とは、一回の装飾図柄変動表示において、装飾図柄の仮停止表示を複数回表示する表示であり、
前記第二の予告は、前記疑似連表示における前記装飾図柄の仮停止表示の回数の予告である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、これまでに説明した予告アイコンという用語は、あくまで便宜的に名称付けたものであり、これにより解釈を狭小するものではない。例えば、予告アイコンは、表示態様(モチーフ)によって便宜的に名称付けられたものであり、予告アイコンが道具の場合には予告アイテムという場合があり、予告アイコンがキャラクターの場合には、予告キャラという場合があり、予告アイコンがスキルを示す表示の場合には予告スキルという場合があり、予告アイコンが箱状のものである場合には予告ボックスという場合があるなど、予告+形状を示す表示(例えば、予告メダル)としてもよい。また、予告アイコンのうちの「予告」という用語も、あくまで便宜的に名称付けたものであり、これにより解釈を狭小するものではない。例えば、貯めるものである旨を示すためのチャージアイテムあるいはストックアイテムのように呼称してもよい。
また、これまでランプや照明と称したものは、発光手段の一例であり、ランプは、LED、冷陰極管等の光を発するものであれば置換可能である。
例えば、上記実施の形態は、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機にも適用可能である。例えば、ぱちんこ機は、球を封入し、封入した球をぱちんこ機内で循環させて使用する封入式ぱちんこ機であってもよく、この封入式ぱちんこ機は、封入した球を発射球として使用し、球の払出は電子的な表示によって実行されるものであってもよい。
なお、上記詳細な説明で説明した事項は、組み合わせることが可能である。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。なお、以上説明した実施形態や変形例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や変形例や付記に適用してもよい。
上記実施の形態では、遊技台の例としてパチンコ機を用いたが本発明はこれに限られない。本発明は、図186に示すようなスロットマシン1000にも適用可能である。
本発明に係る遊技台は、図186に示す「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール1002と、リールの回転を指示するためのスタートレバー1004と、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタン1006と、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理1008)と、に加え、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段1010を備え、この演出手段が、所定の遊技領域1012に球を発射する発射装置1014と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口1016と、入賞口1016に入球した球を検知する検知手段1018と、検知手段1018が球を検知した場合に球を払出す払出手段1020と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置1022と、可変表示装置1022を遮蔽する位置に移動可能なシャッタ1024と、所定動作態様で動作する可動体1026と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置1022が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置1010、であるスロットマシン1000」にも好適である。
本発明に係る遊技台は図187(a)に示す、「紙幣投入口2002に紙幣を投入し、ベット2004およびスタート2006操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置2008で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウト2009が選択された場合には、レシート発行機2010から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシン2000」であってもよい。
さらには、同図(b)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機3000、同図(c)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000、に適用してもよい。
より具体的には、同図(b)における携帯電話機3000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを携帯電話回線を通じで取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
同図(c)におけるポータブルゲーム機4000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。同図(d)における家庭用テレビゲーム機5000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
さらには、同図(e)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000に適用してもよい。このデータサーバ6000からインターネット回線を介して同図(d)に示す家庭用テレビゲーム機5000に本発明を実現する電子データをダウンロードするような場合がある。
また、パチンコ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
さらに、本発明は、遊技台としてパチンコ機およびスロットマシンを例にあげたが、これに限るものではなく、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等に適用してもよい。
上述した実施形態では、パチンコ機100を例示して説明するものであったが、例えば、遊技球をパチンコ機の本体枠に封入し、封入した球をパチンコ機本体内で循環させて使用する封入式ぱちんこ機にも本発明を適用することができ、この封入式ぱちんこ機は、封入した球を発射球として使用し、球の払出しはクレジットによって実行されるものであってもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。なお、以上説明した実施形態や変形例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や変形例や付記に適用してもよい。