JP2017188988A - 電源制御装置及び電源制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷の消費電流の変動によって電力変換効率が低下することを抑制できる、電源制御装置及び電源制御方法の提供。【解決手段】並列に接続された複数のDC/DCコンバータと、負荷の消費電流の電流値を測定する電流値測定部と、前記電流値測定部が測定した電流値をFFT処理するFFT処理部と、前記FFT処理部による処理結果をフィルタ処理するフィルタ部と、前記フィルタ部によるフィルタ処理結果に応じて、前記複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する制御部とを備える、電源制御装置。負荷の消費電流の電流値を測定し、測定した電流値をFFT処理し、FFT処理の結果をフィルタ処理し、フィルタ処理した結果に応じて、並列に接続された複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する、電源制御方法。【選択図】図1

Description

本発明は、電源制御装置及び電源制御方法に関する。
近年、サーバや通信機器に使用されているCPU(Central Processing Unit)の処理量の飛躍的な増加に伴い、CPUの消費電力が増大している。このようなCPUなどの負荷に電力を供給する電源として、マルチフェーズ電源が知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。
従来のマルチフェーズ電源は、並列に接続された複数のDC/DCコンバータと、負荷に供給される電流の大きさに応じて、動作させるDC/DCコンバータの数を変更する制御回路とを備える。なお、DCは、「Direct Current」の略語を表す。
特開2015−180121号公報 特開平11−127573号公報
しかしながら、従来のマルチフェーズ電源は、負荷に供給される電流を検出し、検出された電流の大きさに応じて決められた数のDC/DCコンバータを動作させる。そのため、負荷の消費電流が急激に変動すると、DC/DCコンバータの数を増減させる対処が間に合わず、電力変換効率が低下するおそれがある。
そこで、本開示の一態様は、負荷の消費電流の変動によって電力変換効率が低下することを抑制できる、電源制御装置及び電源制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、一つの案では、
並列に接続された複数のDC/DCコンバータと、
負荷の消費電流の電流値を測定する電流値測定部と、
前記電流値測定部が測定した電流値をFFT処理するFFT処理部と、
前記FFT処理部による処理結果をフィルタ処理するフィルタ部と、
前記フィルタ部によるフィルタ処理結果に応じて、前記複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する制御部とを備える、電源制御装置が提供される。
また、上記目的を達成するため、一つの案では、
負荷の消費電流の電流値を測定し、
測定した電流値をFFT処理し、
FFT処理の結果をフィルタ処理し、
フィルタ処理した結果に応じて、並列に接続された複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する、電源制御方法が提供される。
本開示の一態様は、負荷の消費電流の変動によって電力変換効率が低下することを抑制できる。
電源制御装置の構成の一例を示す図である。 電源制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 DC/DCコンバータの構成の一例を示す図である。 電流値測定部の構成の一例を示す図である。 FFT処理部の構成の一例を示す図である。 バタフライ演算を実現する構成の一例を示す図である。 回転因子の一例を示す図である。 FFT処理の行列表示の一例を示す図である。 フィルタ部の構成の一例を示す図である。 負荷の消費電流の変化とDC/DCコンバータの動作数との関係の一例を示す図である。 負荷の消費電流が図10に示されるように変化した場合において、制御部がフィルタ部によるフィルタ処理結果に応じてコンバータの動作数を制御する一例を模式的に示す図である。 電源制御方法の一例を示すフローチャートである。 フェーズ選択動作と必要フェーズ数との関係の一従来例を示す図である。 フェーズ選択動作と必要フェーズ数との関係の一実施例を示す図である。 電源制御装置が搭載される機器の構成の一例とフェーズ選択状態の一例とを示す図である。 電源制御装置が搭載される機器の構成の一例とフェーズ選択状態の一例とを示す図である。 電源制御装置が搭載される機器の構成の一例とフェーズ選択状態の一例とを示す図である。
図1は、マルチフェーズ電源101の構成の一例を示す図である。マルチフェーズ電源101は、電源制御装置の一例である。マルチフェーズ電源101は、並列に接続された複数のDC/DCコンバータを備え、負荷40の消費電流の電流値の検出結果に応じて、動作させるDC/DCコンバータの数を変えて、負荷40に一定の出力電圧Voutを印加する。
負荷40の具体例として、演算処理を行うプロセッサ、プロセッサとのデータのやり取りを行うペリフェラルなどが挙げられる。プロセッサの具体例として、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processorなどが挙げられる。負荷40が搭載される機器の具体例として、サーバ、通信機器、携帯端末装置、パーソナルコンピュータなどが挙げられる。携帯端末装置の具体例として、携帯電話、スマートフォンなどが挙げられる。
図1には、負荷40に対して並列に接続された4つのDC/DCコンバータ11〜14が例示されている。なお、DC/DCコンバータの並列数は、4つに限られず、DC/DCコンバータの並列数を増やすことによる損失(分割損)が許容される範囲内で、2つ以上の任意の個数でもよい。以下、「DC/DCコンバータ」を、単に「コンバータ」と称する場合がある。
図2は、マルチフェーズ電源101の動作の一例を示す図である。フェーズ1〜4は、それぞれ、コンバータ11〜14の動作波形を表す。I1,I2,I3,I4は、それぞれ、コンバータ11〜14の出力電流を表す。Icoutは、出力電流I1〜I4の和を表す。Ioutは、出力電流I1〜I4を足し合わせた電流がキャパシタ41(図1参照)により平滑化された出力電流を表す。出力電流Ioutは、負荷40に供給される。
マルチフェーズ電源101は、図2に示されるようにコンバータ11〜14のスイッチングの位相を互いにずらす。これにより、スイッチング周波数を高くすることと同じ効果が得られるので、コンバータ11〜14に含まれるコイルやキャパシタ41などの受動素子の小型化が可能である。また、出力電流Ioutのリプルの低減や、負荷40の消費電流の変化に対する出力の応答性の向上が可能である。
図1において、マルチフェーズ電源101は、コンバータ11〜14と、電流値測定部30と、FFT処理部50と、フィルタ部60と、制御部70とを備える。FFTは、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform)の略語を表す。
コンバータ11は、入力電圧Vinの直流電力を電圧変換し、電圧変換後の出力電圧Voutの直流電力を出力する。コンバータ12〜14も、コンバータ11と同一の構成を有する。コンバータ11〜14は、いずれも、入力電圧Vinを、電圧値が入力電圧Vinよりも低い出力電圧Voutに降圧変換する降圧コンバータである。しかしながら、コンバータ11〜14は、いずれも、入力電圧Vinを、電圧値が入力電圧Vinよりも高い出力電圧Voutに昇圧変換する昇圧コンバータでもよい。
図3は、コンバータ11の構成の一例を示す図である。コンバータ11は、ハイサイドスイッチ21と、ローサイドスイッチ22と、コイル23と、センサ24とを有する。なお、コンバータ12〜14は、コンバータ11と同一の構成を有するので、コンバータ12〜14についての詳細な説明については、コンバータ11についての説明を援用することで省略する。
ハイサイドスイッチ21とローサイドスイッチ22とは直列に接続されている。ハイサイドスイッチ21は、コイル23の一端が接続される中点25に対してハイサイドに設けられたスイッチ(SW)である。ハイサイドスイッチ21は、入力電圧Vinが入力される電源端子と、中点25との間に接続されている。ローサイドスイッチ22は、中点25に対してローサイドに設けられたスイッチ(SW)である。ローサイドスイッチ22は、グランド(GND)に接続されるグランド端子と、中点25との間に接続されている。
ハイサイドスイッチ21及びローサイドスイッチ22の具体例として、FET(Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体スイッチング素子が挙げられる。
コイル23は、誘導素子の一例である。コイル23は、中点25と、出力電圧Voutが出力される出力端子との間に接続されている。センサ24は、コイル23を流れる電流(すなわち、コンバータ11の出力電流I1)を検出する。電流監視部81は、センサ24により検出された出力電流I1の電流値を監視する。電流監視部82〜84(図1参照)についても同様である。
PWM信号発生部71は、出力電圧Voutの電圧値が所定の目標電圧値に一致するように、ハイサイドスイッチ21をオン又はオフさせる第1のPWM信号を生成し、ローサイドスイッチ22をオン又はオフさせる第2のPWM信号を生成する。PWM信号発生部72〜74(図1参照)についても同様である。出力電圧Voutの電圧値は、出力電圧監視部96(図1参照)により監視される。なお、PWMは、「Pulse Width Modulation」の略語を表す。
図3において、ハイサイドスイッチ21がオンしている期間では、ローサイドスイッチ22はオフしている。ローサイドスイッチ22がオンしている期間では、ハイサイドスイッチ21はオフしている。図2に示したフェーズ1の動作波形において、ハイレベルは、ハイサイドスイッチ21がオンしている期間を示し、ローレベルは、ハイサイドスイッチ21がオフしている期間を示す。
図1において、電流値測定部30は、負荷40の消費電流の電流値を測定する。出力ノード26と負荷40とを結ぶ給電ライン27を流れる出力電流Ioutは、負荷40の消費電流に相当する。したがって、電流値測定部30は、例えば、出力電流Ioutの電流値を検出することによって、負荷40の消費電流の電流値を測定できる。出力ノード26には、コンバータ11〜14の各出力端子が共通に接続されている。
なお、負荷40が自身の消費電流の電流値を計測する機能を有する場合、電流値測定部30は、通信等によって、負荷40の消費電流の電流値を負荷40から直接取得してもよい。
図4は、電流値測定部30の構成の一例を示す図である。電流値測定部30は、給電ライン27を流れる出力電流Ioutの電流値を測定する。電流値測定部30は、電流センサ31と、ADC34とを有する。ADCは、「Analog‐to‐Digital Converter」の略語を表す。
電流センサ31は、負荷40に供給される出力電流Ioutを検出し、出力電流Ioutのアナログの電流値を出力する。電流センサ31は、抵抗32と、増幅器33とを有する。抵抗32は、負荷40に直列に接続され、給電ライン27に直列に挿入された素子である。増幅器33は、出力電流Ioutが抵抗32を流れることにより抵抗32の両端に発生する電圧を増幅する。増幅器33から出力される電圧は、出力電流Ioutのアナログの電流値に相当する。ADC34は、出力電流Ioutのアナログの電流値をデジタル値に変換する。
図1において、FFT処理部50は、電流値測定部30が測定した電流値をFFT処理し、その処理結果を出力する。FFT処理部50は、電流値測定部30が測定した電流値をFFT処理することによって、出力電流Ioutの変化の傾向を検出できる。
図5は、FFT処理部50の構成の一例を示す図である。FFT処理部50は、バタフライ演算を行う複数の積和演算器51を有する。周知の通り、複数の積和演算器がデジタル入力データについてバタフライ演算を行うことによって、デジタル入力データをFFT処理した結果であるデジタル出力データが得られる。図5において、4ビットのデジタル入力データx〜xは、電流値測定部30が測定した電流値を表し、4ビットのデジタル出力データX〜Xは、FFT処理部50による処理結果を表す。
FFT処理部50は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はDSP(Digital Signal Processor)に実装された、バタフライ演算機能を有するハードIP(Intellectual Property)である。
図6は、バタフライ演算を実現する構成(Radix-2)の一例を示す図である。図6において、Xは、xとxとの和に等しい。Xは、xとxとの和に回転因子W を乗算器52により乗算して得られた値に等しい。W =exp(−j×2πk/N)、k=0〜(N/2−1)、j=√(−1)である。Nは、FFTのポイント数を表す。
図7は、回転因子W の一例を示す図であり、FFTポイント数Nが4の場合の回転因子の位相が回転する様子を示す。Reは、実軸を表し、Imは、虚軸を表す。
図8は、FFT処理の行列表示の一例を示す図であり、FFTポイント数Nが4の場合を示す。離散フーリエ係数は、行列を用いて表現すると、左式となる。回転因子Wの周期性等を利用することにより、左側の行列式は、簡素化された右側の行列式に変形可能である。
図1において、フィルタ部60は、FFT処理部50によるFFT処理結果をフィルタ処理する。フィルタ部60は、FFT処理部50によるFFT処理結果をフィルタ処理することによって、電流値測定部30が負荷40の消費電流の電流値を次の測定タイミングで測定する前に、負荷40の消費電流の電流値Yを算出(推定)できる。
図9は、フィルタ部60の構成の一例を示す図である。フィルタ部60は、例えば、FFT処理部50による処理結果であるデジタル出力データX〜Xをフィルタリング(つまり、積分)することによって、負荷40の消費電流の電流値Yを推定するデジタルフィルタである。図9に示されるフィルタ部60は、FIR(Finite Impulse Response)フィルタである。
フィルタ部60は、図9の場合、遅延回路62a〜62cと、乗算器63a〜63dと、加算器64とを有する。遅延回路62a〜62cは、例えば、フリップフロップ(FF)により実現可能である。フィルタ部60は、デジタル出力データX〜Xが入力された場合、
Y=a0×X(t)+a1×X(t−1)
+a2×X(t−2)+a3×X(t−3)
に従って、電流値Yを出力する。a0〜a3は、フィルタ係数を表す。tは、サンプリングタイミングを表し、例えば、X(t−1)は、X(t)の一つ前のサンプリングタイミングでのデータを表す。
図10は、負荷40の消費電流の変化とコンバータの動作数との関係の一例を示す図である。FFT処理部50が出力電流Ioutの電流値をFFT処理し、その処理結果をフィルタ部60がフィルタ処理することによって、電流値Yの包絡線を算出できる。この包絡線は、負荷40の消費電流の各サンプリングタイミングでの電流値(電流値測定部30が各測定タイミングで測定して得られた電流値)を結ぶ線に相当する。つまり、フィルタ部60は、電流値Yの包絡線を算出することで、負荷40の消費電流の大きさとその消費電流の変化の傾向とを推定できる。
したがって、制御部70(図1参照)は、電流値Yの包絡線がフィルタ部60により算出されることで、電流値測定部30が消費電流の電流値を次の測定タイミングで測定する前に、負荷40に電流を供給するコンバータの数を決定して変更できる。
図11は、負荷40の消費電流が図10に示されるように変化した場合において、制御部70がフィルタ部60によるフィルタ処理結果に応じてコンバータの動作数を制御する一例を模式的に示す図である。制御部70は、フィルタ部60によるフィルタ処理結果に応じて、コンバータ11〜14のうち負荷40に電流を供給するコンバータの数(動作数)を制御する。タイミングt1〜t5は、電流値測定部30が負荷40の消費電流の電流値を測定するタイミング(サンプリングタイミング)を表す。フェーズ1〜4は、それぞれ、コンバータ11〜14を表す。
タイミングt1での消費電流の電流値は比較的低く、タイミングt0からタイミングt1までの消費電流の電流値の変化量も比較的零に近い。そのため、FFT処理部50は、消費電流の第1の直流成分を検出する。フィルタ部60は、FFT処理部50によるFFT処理結果(第1の直流成分の検出結果を含む)をフィルタリングすることによって、第1の電流値を算出する。制御部70は、フィルタ部60が算出した第1の電流値に対応する数(この場合、1つ)のコンバータ11を負荷40に電流を供給するコンバータとして動作させる。
タイミングt2での消費電流の電流値はタイミングt1から上昇するが、タイミングt1からタイミングt2までの消費電流の電流値の変化量は依然零に近い。そのため、FFT処理部50は、消費電流の第2の直流成分(第1の直流成分よりも高い直流成分)を検出する。フィルタ部60は、FFT処理部50によるFFT処理結果(第2の直流成分の検出結果を含む)をフィルタリングすることによって、第2の電流値(第1の電流値よりも高い電流値)を算出する。制御部70は、フィルタ部60が算出した第2の電流値に対応する数(この場合、2つ)のコンバータ11,12を負荷40に電流を供給するコンバータとして動作させる。
タイミングt3での消費電流の電流値はタイミングt2から更に上昇するが、タイミングt2からタイミングt3までの消費電流の電流値の変化量は比較的小さい。そのため、FFT処理部50は、消費電流の第3の直流成分(第2の直流成分よりも高い直流成分)を検出する。フィルタ部60は、FFT処理部50によるFFT処理結果(第3の直流成分の検出結果を含む)をフィルタリングすることによって、第3の電流値(第2の電流値よりも高い電流値)を算出する。制御部70は、フィルタ部60が算出した第3の電流値に対応する数(この場合、2つ)のコンバータ11,12を負荷40に電流を供給するコンバータとして動作させる。
タイミングt4での消費電流の電流値はタイミングt3から更に上昇し、タイミングt3からタイミングt4までの消費電流の電流値の変化量は中程度である。そのため、FFT処理部50は、消費電流の第4の直流成分(第3の直流成分よりも高い直流成分)を検出する。フィルタ部60は、FFT処理部50によるFFT処理結果(第4の直流成分の検出結果を含む)をフィルタリングすることによって、第4の電流値(第3の電流値よりも高い電流値)を算出する。制御部70は、フィルタ部60が算出した第4の電流値に対応する数(この場合、4つ)のコンバータ11〜14を負荷40に電流を供給するコンバータとして動作させる。
タイミングt5での消費電流の電流値はタイミングt4から更に上昇し、タイミングt4からタイミングt5までの消費電流の電流値の変化量は中程度である。そのため、FFT処理部50は、消費電流の第5の直流成分(第4の直流成分よりも高い直流成分)を検出する。フィルタ部60は、FFT処理部50によるFFT処理結果(第5の直流成分の検出結果を含む)をフィルタリングすることによって、第5の電流値(第4の電流値よりも高い電流値)を算出する。制御部70は、フィルタ部60が算出した第5の電流値に対応する数(この場合、4つ)のコンバータ11〜14を負荷40に電流を供給するコンバータとして動作させる。
したがって、消費電流が急増する場合、FFT処理だけでは電流変化量が中程度と評価されてコンバータの動作数が3つになるところ、フィルタ部60により得られる包絡線に基づいてコンバータの動作数を4つにすることができる(タイミングt4参照)。コンバータの動作数が4つになることで、マルチフェーズ電源101から負荷40に供給される電流が負荷40の消費電流の急増によって不足することを低減又は解消することができる。その結果、電流不足による出力電圧Voutの低下を抑制できるので、マルチフェーズ電源101の電力変換効率が低下することを抑制することができる。
同様に、消費電流が急減する場合、FFT処理だけでは電流変化量が中程度と評価されてコンバータの動作数が3つになるところ、フィルタ部60により得られる包絡線に基づいてコンバータの動作数を例えば1つにすることができる。コンバータの動作数が1つになることで、負荷40が将来必要な電力に対して、必要以上の個数のコンバータが動作することを防ぐことができる。必要以上の個数のコンバータが動作することを防ぐことができるので、マルチフェーズ電源101の電力変換効率が低下することを抑制することができる。
なお、マルチフェーズ電源101の電力変換効率は、入出力される電力が変換される効率(入力電圧Vinの入力電力Pinと、出力電圧Voutの出力電圧Poutとの比率)を表す。電力変換効率ηは、「η=Pout/Pin」によって表される。
このように、制御部70は、フィルタ部60が算出した電流値が高いほど、負荷40に電流を供給するコンバータの数を増やし、フィルタ部60が算出した電流値が低いほど、負荷40に電流を供給するコンバータの数を減らす。例えば、制御部70は、フィルタ部が算出した電流値が所定の閾値よりも高い場合、当該閾値よりも低い場合に比べて、負荷40に電流を供給するコンバータの数を増やす。このように、フィルタ部が算出した電流値と比較される閾値が設定されることによって、コンバータの数を正確に増減させることができる。また、閾値が段階的に複数設けられることによって、フィルタ部60が算出した電流値の大小に応じて、コンバータの数を正確に段階的に増減させることができる。
図12は、電源制御方法の一例を示すフローチャートである。マルチフェーズ電源101は、スタートからエンドまでの一連の処理を所定のサンプリング周期で繰り返す。
ステップS10にて、電流値測定部30の増幅器は、負荷40に流れる出力電流Ioutの電流を増幅する。電流増幅は無くてもよい。
ステップS20にて、電流値測定部30は、出力電流Ioutの電流値をサンプル(測定)する。
ステップS30にて、FFT処理部50は、電流値測定部30がステップS20にて測定した電流値をFFT処理する。
ステップS40にて、フィルタ部60は、FFT処理部50がステップS30にてFFT処理した結果をフィルタリングすることで、負荷電流の電流値を算出する。
ステップS50にて、制御部70は、フィルタ部60がステップS40にて算出した電流値Yに応じて、負荷40に電力を供給するコンバータの数(フェーズ数)を制御する。
例えば図1に示されるように、制御部70は、外部インターフェース94を介して、電流値Yをフィルタ部60から取得する。制御部70の外部インターフェース94は、電流値Yを取得して、制御部70の監視制御部95に伝送する。
監視制御部95は、例えば、電流値Yの大きさに応じてコンバータの動作数を決定する。例えば、監視制御部95は、電流値Yが第1の閾値を超えるとき、コンバータの動作数を1と決定し、電流値Yが第1の閾値よりも大きな第2の閾値を超えるとき、コンバータの動作数を2と決定する。
監視制御部95は、コンバータの動作数を1と決定した場合、PWM信号発生部71に1つのコンバータ11を動作させるPWM信号を出力させる。監視制御部95は、コンバータの動作数を2と決定した場合、PWM信号発生部71,72に2つのコンバータ11,12を動作させるPWM信号を出力させる。監視制御部95は、コンバータの動作数を3と決定した場合、PWM信号発生部71〜73に3つのコンバータ11〜13を動作させるPWM信号を出力させる。監視制御部95は、コンバータの動作数を2と決定した場合、PWM信号発生部71〜74に4つのコンバータ11〜14を動作させるPWM信号を出力させる。
なお、PWM信号の周波数は、発振器93による発振周波数に基づいて決定される。また、PWM信号発生部71〜74は、PWM信号のデューティ比の算出又は補正に、入力電圧監視部91により監視された入力電圧Vinを利用してもよいし、温度センサ92により検出された温度を利用してもよい。
図13は、フェーズ選択動作と必要フェーズ数との関係の一従来例を示す図である。図13は、負荷に供給される電流を検出し、検出された電流の大きさに応じて決められた数のコンバータを動作させる従来のマルチフェーズ電源の動作例を示す。従来のマルチフェーズ電源は、負荷に供給される電流を検出した後、検出された電流の大きさに応じて決められた数のフェーズ数(コンバータの動作数)を決定する後追い型の制御を行う。そのため、実際に選択されたフェーズ数と、実際に必要なフェーズ数との間にミスマッチが発生する。
例えば、タイミングt2で検出された電流値に応じてフェーズ数が1と選択され、少なくとも次の電流値の検出タイミングt3までフェーズ数1が継続する。そのため、タイミングt3で検出された電流値に応じてフェーズ数が2と選択されても、タイミングt2からタイミングt3まで消費電流は増加するので、フェーズ数1では供給できる電流が不足することが起こりうる。他のタイミングについても同様である。
一方、図14は、フェーズ選択動作と必要フェーズ数との関係の一実施例を示す図である。図14は、測定した電流値をFFT処理した結果をフィルタ処理し、そのフィルタ処理結果に応じて決められた数のコンバータを動作させるマルチフェーズ電源の動作例を示す。
この場合、タイミングt2で測定された電流値をFFT処理した結果をフィルタ処理し、そのフィルタ処理結果に応じてフェーズ数が2と選択されるので、実際に選択されたフェーズ数と、実際に必要なフェーズ数との間にミスマッチが発生しない。したがって、タイミングt2からタイミングt3まで消費電流が増加しても、出力電流Ioutの不足や出力電圧Voutの低下を抑制することができる。他のタイミングについても同様である。
このように、従来例では、測定された電流値の大きさに応じたフェーズ数に制御するため、急峻な電流変化には追従できない。しかしながら、本実施例のように、FFT処理とフィルタ処理によって、急峻な電流変化量を把握することができかつFFT処理結果をそのままフェーズ数の選択制御に使用できるため、高速かつ高精度にフェーズ数の制御が可能になる。
本実施例によれば、電流値の変化に応じて瞬時にフェーズ数が増減することにより、出力電流Ioutの不足や出力電圧Voutの低下が抑制されるので、従来の後追い型の制御では得られなかった高精度で高効率な電源の構築が可能となる。特に、電流値のFFT処理の結果をフィルタ処理することにより包絡線を算出することで、必要な電流値やフェーズ数を算出することができる。よって、更に高精度かつ高効率な電源の構築が可能となる。
従来例では、フェーズ数が2つ必要な場合に、フェーズ数が例えば1つだけの選択になってしまう。例えばコンバータ一つ当たりの出力が1V×5Aであるとする。コンバータ2つ分の1V×10Aの電力量が必要な時、一つのコンバータしか動いていないと、マルチフェーズ電源としての出力は1V×5Aになるので、負荷に印加される電圧は、出力電流の不足により0.5Vに落ち込んでしまう。コンバータに過電流保護機能がついている場合、過電流保護機能が動作して、出力電圧が0Vになるおそれがある。これに対し、本実施例では、フェーズ数が2つ必要な場合に、フェーズ数が1つだけにならずに、2つのフェーズ数が選択される。
また、逆に、従来例では、一つのコンバータで電力を十分に賄うことができる状況でも、2つのコンバータが動作することがある。これに対し、本実施例では、一つのコンバータで電力を十分に賄うことができる状況で、フェーズ数が2つにならずに、1つのフェーズ数が選択される。
図15〜17は、マルチフェーズ電源101が搭載される通信カード200の構成の一例とフェーズ選択状態の一例とを示す図である。通信カード200は、マルチフェーズ電源101と、CPU41とを備える。CPU41は、負荷の一例であり、通信カード200は、負荷が搭載される機器の一例である。
CPU41は、固定網と移動網との間で送受されるパケットのフォーマット変換処理を行う。通信カード200は、通信機器に搭載される機器であって、固定網と移動網との間の通信を制御するものである。
通信カード200の稼働度合いが高くなるにつれて、CPU41の消費電流も高くなる。そこで、制御部70は、通信カード200の稼働度合いに応じて、コンバータ11〜14のうちCPU41に電流を供給するコンバータの数を制御する。制御部70は、例えば、通信カード200の稼働度合いをCPU41から取得する。あるいは、通信カード200が使用される通信システム300の稼働度合いが高くなるにつれて、CPU41の消費電流も高くなる。そこで、制御部70は、通信システム300の稼働度合いに応じて、コンバータ11〜14のうちCPU41に電流を供給するコンバータの数を制御してもよい。
したがって、通信カード200又は通信システム300の稼働度合いの急増に伴ってCPU41の消費電流が急増しても、マルチフェーズ電源101からCPU41に供給される電流が不足することを低減又は解消することができる。その結果、電流不足による出力電圧Voutの低下を抑制できるので、マルチフェーズ電源101の電力変換効率が低下することを抑制することができる。
同様に、通信カード200又は通信システム300の稼働度合いの急減に伴ってCPU41の消費電流が急減しても、CPU41が将来必要な電力に対して、必要以上の個数のコンバータが動作することを防止することができる。必要以上の個数のコンバータが動作することを防止することができるので、マルチフェーズ電源101の電力変換効率が低下することを抑制することができる。
制御部70は、例えば、通信システム300の稼働度合いを、通信システム300内のオペレーション卓から取得する。通信システム300の稼働度合いの具体例として、通信システム300の輻輳の度合いがある。
例えば図15に示されるように、制御部70は、輻輳による通信の総量規制が100%であることを通信システム300から受信した場合、輻輳中のフェーズ数を4に常時固定することで、輻輳の低減に貢献できる。通信の総量規制が100%であることは、輻輳の度合いが高いことを表す。
あるいは、図16に示されるように、制御部70は、輻輳による通信の総量規制が25%であることを通信システム300から受信した場合、輻輳中のフェーズ数を所定数以下に低減して制限することで、CPU41の処理量を一定量以下にできる。通信カード200よりも上位の通信システム300が通信の総量規制を25%に設定しているので、CPU41の処理量が通信量の増加により過度に増加することはない。したがって、制御部70は、輻輳による通信の総量規制が25%であることを通信システム300から受信した場合、輻輳中のフェーズ数を低めに設定できる。これにより、フェーズ数不足に備える必要が無いため、無駄な電力を省くことができ、高効率な電源を提供することができる。
また、図17に示されるように、通信システム300による通信が輻輳する繁忙期では、フェーズ数を増減する頻度が通常期に比べて大きくなりやすい。そこで、制御部70は、輻輳の度合いが所定値以上であることを通信システム300から受信した場合、輻輳の度合いが所定値未満であることを通信システム300から受信した場合に比べて、フェーズ数を増やす。これにより、フェーズ数不足による電流不足や電圧低下を未然に防止することができる。
例えば、年末年始等の非常に通信負荷が高い高活性時と、通常の深夜2時頃の低活性時とでは、通信負荷が大きく異なっている。したがって、高活性時の設定に合わせたフェーズ数の増減動作では、低活性時も高フェーズ数に張り付く可能性があり、電力変換効率が低下するおそれがある。逆に、低活性時の設定に合わせたフェーズ数の増減動作では、高活性時もフェーズ数が低くなりやすいため、必要な電流量を供給できない可能性がある。しかしながら、本実施形態のように、活性状態を考慮したフェーズ数の増減を通信システム300側から制御部70に指令できるので、効率的な電源の構築が可能である。
また、通信システム300は、各通信カード200のFFT結果を収集し、各通信カード200又は通信カード200を搭載する各通信機器の消費電流動向を把握でき、通信システム300全体の発熱量を把握できる。通信システム300は、通信システム300全体の発熱量に基づいて、通信の総量規制をかけることで、通信カード200又は通信カード200を搭載する通信機器の発熱を抑制できる。また、通信システム300は、あらかじめ輻輳や閑散が予想されているときには規制や放任設定を制御部70に対してかけることで、フェーズ数の選択ミス低減を実現でき、輻輳に対応可能な電源を実現することができる。
以上、電源制御装置及び電源制御方法を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
並列に接続された複数のDC/DCコンバータと、
負荷の消費電流の電流値を測定する電流値測定部と、
前記電流値測定部が測定した電流値をFFT処理するFFT処理部と、
前記FFT処理部による処理結果をフィルタ処理するフィルタ部と、
前記フィルタ部によるフィルタ処理結果に応じて、前記複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する制御部とを備える、電源制御装置。
(付記2)
前記フィルタ部は、前記処理結果をフィルタ処理して、前記消費電流の電流値を算出する、付記1に記載の電源制御装置。
(付記3)
前記フィルタ部は、FIRフィルタである、付記2に記載の電源制御装置。
(付記4)
前記制御部は、前記フィルタ部が算出した電流値が高いほど、前記負荷に電流を供給するコンバータの数を増やす、付記2又は3に記載の電源制御装置。
(付記5)
前記制御部は、前記フィルタ部が算出した電流値が所定の閾値よりも高い場合、前記閾値よりも低い場合に比べて、前記負荷に電流を供給するコンバータの数を増やす、付記2から4のいずれか一項に記載の電源制御装置。
(付記6)
前記制御部は、前記電流値測定部が前記消費電流の電流値を次の測定タイミングで測定する前に、前記負荷に電流を供給するコンバータの数を変更する、付記1から5のいずれか一項に記載の電源制御装置。
(付記7)
前記制御部は、前記負荷が搭載される機器の稼働度合いに応じて、前記複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する、付記1から6のいずれか一項に記載の電源制御装置。
(付記8)
前記制御部は、前記負荷が搭載される機器が使用されるシステムの稼働度合いに応じて、前記複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する、付記1から6のいずれか一項に記載の電源制御装置。
(付記9)
前記システムの稼働度合いは、通信システムの輻輳の度合いである、付記8に記載の電源制御装置。
(付記10)
負荷の消費電流の電流値を測定し、
測定した電流値をFFT処理し、
FFT処理の結果をフィルタ処理し、
フィルタ処理した結果に応じて、並列に接続された複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する、電源制御方法。
(付記11)
前記FFT処理の結果をフィルタ処理して、前記消費電流の電流値を算出する、付記10に記載の電源制御方法。
(付記12)
前記FFT処理の結果をFIRフィルタでフィルタ処理する、付記11に記載の電源制御方法。
(付記13)
前記FFT処理の結果をフィルタ処理して算出した電流値が高いほど、前記負荷に電流を供給するコンバータの数を増やす、付記11又は12に記載の電源制御方法。
(付記14)
前記FFT処理の結果をフィルタ処理して算出した電流値が所定の閾値よりも高い場合、前記閾値よりも低い場合に比べて、前記負荷に電流を供給するコンバータの数を増やす、付記11から13のいずれか一項に記載の電源制御方法。
(付記15)
前記消費電流の電流値を次の測定タイミングで測定する前に、前記負荷に電流を供給するコンバータの数を変更する、付記10から14のいずれか一項に記載の電源制御方法。
(付記16)
前記負荷が搭載される機器の稼働度合いに応じて、前記複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する、付記10から15のいずれか一項に記載の電源制御方法。
(付記17)
前記負荷が搭載される機器が使用されるシステムの稼働度合いに応じて、前記複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する、付記10から15のいずれか一項に記載の電源制御方法。
(付記18)
前記システムの稼働度合いは、通信システムの輻輳の度合いである、付記17に記載の電源制御方法。
11〜14 DC/DCコンバータ
21 ハイサイドスイッチ
20 電流値測定部
50 FFT処理部
60 フィルタ部
70 制御部
101 マルチフェーズ電源
200 通信カード
300 通信システム

Claims (8)

  1. 並列に接続された複数のDC/DCコンバータと、
    負荷の消費電流の電流値を測定する電流値測定部と、
    前記電流値測定部が測定した電流値をFFT処理するFFT処理部と、
    前記FFT処理部による処理結果をフィルタ処理するフィルタ部と、
    前記フィルタ部によるフィルタ処理結果に応じて、前記複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する制御部とを備える、電源制御装置。
  2. 前記フィルタ部は、前記処理結果をフィルタ処理して、前記消費電流の電流値を算出する、請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記制御部は、前記フィルタ部が算出した電流値が高いほど、前記負荷に電流を供給するコンバータの数を増やす、請求項2に記載の電源制御装置。
  4. 前記制御部は、前記電流値測定部が前記消費電流の電流値を次の測定タイミングで測定する前に、前記負荷に電流を供給するコンバータの数を変更する、請求項1から3のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  5. 前記制御部は、前記負荷が搭載される機器の稼働度合いに応じて、前記複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する、請求項1から4のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  6. 前記制御部は、前記負荷が搭載される機器が使用されるシステムの稼働度合いに応じて、前記複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する、請求項1から4のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  7. 前記システムの稼働度合いは、通信システムの輻輳の度合いである、請求項6に記載の電源制御装置。
  8. 負荷の消費電流の電流値を測定し、
    測定した電流値をFFT処理し、
    FFT処理の結果をフィルタ処理し、
    フィルタ処理した結果に応じて、並列に接続された複数のDC/DCコンバータのうち前記負荷に電流を供給するコンバータの数を制御する、電源制御方法。
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