JP2017187823A - 文言追記装置、文言追記方法及び文言追記プログラム - Google Patents
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第2のキーワードの組み合わせに対応付けられている文言を追記するようにしてもよい。このようにすれば、文書ファイル中に表記の揺れがあった場合でも、適切な注釈を付加することができる。
示であり、本発明は下記の構成には限定されない。
図1は、本実施形態に係る注釈追記装置の一例を示す機能ブロック図である。注釈追記装置1は、コンピュータによって構成され、記憶部11と、キーワード読出部12と、文書読出部13と、注釈追記部14とを有する。
図2は、コンピュータの一例を示す装置構成図である。注釈追記装置1は、例えば図2に示すようなコンピュータである。図2に示すコンピュータ1000は、CPU(Central Processing Unit)1001、主記憶装置1002、補助記憶装置(外部記憶装置)1
003、通信IF(Interface)1004、入出力IF(Interface)1005、ドライブ装置1006、通信バス1007を備えている。CPU1001は、プログラムを実行することにより本実施の形態に係る処理等を行う。主記憶装置1002は、CPU1001が読み出したプログラムやデータをキャッシュしたり、CPUの作業領域を確保したりする。主記憶装置は、具体的には、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等である。補助記憶装置1003は、CPU1001により実行されるプログラムや、本実施の形態で用いる設定情報などを記憶する。補助記憶装置1003は、具体的には、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、eMMC(embedded
Multi-Media Card)、フラッシュメモリ等である。主記憶装置1002や補助記憶装置
1003は、記憶部11等として働く。通信IF1004は、他のコンピュータとの間でデータを送受信する。通信IF1004は、具体的には、有線又は無線のネットワークカード等である。入出力IF1005は、入出力装置と接続され、ユーザから入力を受け付けたり、ユーザへ情報を出力したりする。入出力装置は、具体的には、キーボード、マウス、ディスプレイ、タッチパネル等である。ドライブ装置1006は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク等の記憶媒体に記録されたデータを読み出したり、記憶媒体にデータを書き込んだりする。そして、以上のような構成要素が、通信バス1007で接続されている。なお、これらの構成要素はそれぞれ複数設けられていてもよいし、一部の構成要素(例えば通信IF1004やドライブ装置1006)が設けられなくてもよい。また、入出力装置がコンピュータと一体に構成されていてもよい。また、ドライブ装置1006で読み取り可能な可搬性の記憶媒体や、フラッシュメモリのような可搬性の補助記憶装置1003、通信IF1004などを介して、本実施の形態で実行されるプログラムが提供されるようにしてもよい。そして、CPU1001がプログラムを実行することにより、上記のようなコンピュータを注釈追記装置1として働かせる。
図3は、本実施形態に係る追記処理の一例を示す図である。本実施形態では、営業報告書に対し、ある案件が、営業活動の開始から受注又は失注に至るどのような進捗段階にあるのかを示すステータスを追記する。具体的には、優先順位に従って選択される第1のキーワードと第2のキーワードとの組合せを営業報告書から検索し、見つかった組合せに対応付けて予め定められている文言を追記する。
高いものとする。すなわち、第1のキーワードにおいて優先順位の低い「提案」と第2のキーワードにおいて優先順位の高い「失敗」との組合せよりも、第1のキーワードにおいて優先順位の高い「契約」と第2のキーワードにおいて優先順位の低い「成功」との組合せの方が優先されるものとする。なお、各キーワード群において、同一概念を示す語(「同義語」又は「類義語」とも呼ぶ)がさらに定義されていてもよい。図4A及び図4Bに示すような辞書は、例えばツリー構造のようなグラフを表現できる様々なデータ構造により記憶部11に格納されるものとする。
る。
段落1「・・・○○様に、併設するホテル△△の駐車場の運営を外部委託したい旨のお話を頂く。次回以降にプレゼンを実施・・・」
段落2「・・・○○様にホテルの駐車場の活用事例をプレゼン。上司に相談してみる旨を言われた・・・」
段落3「・・・提案は成功。契約を年明けに行う。・・・」
段落4「・・・駐車場として使用予定の土地が遊休地となっている・・・」
た第1のキーワード並びにS8で読み出した第1のキーワードの同義語及び下位概念に当たる語のいずれかと、S7で読み出した第2のキーワード並びにS8で読み出した第2のキーワードの同義語及び下位概念に当たる語のいずれかとの組合せが存在するか判断する(S9)。本ステップの判断は、S4と概ね同様であるが、優先順位が上位のキーワードの組合せが存在するとすでに判断された部分(換言すれば、すでに注釈が追記された部分)については本ステップにおいてキーワードの組合せが存在するか判断しない。
追記する文言の妥当性を簡易な方法で向上させることができる。また、キーワードの同義語や上位概念・下位概念を検索対象とすることで、自由に作成された文章中からキーワードの抽出が漏れるのを抑制できる。すなわち、文書に追記する文言の妥当性を、キーワードの優先順位を伴う組合せという簡易な方法で向上させることができる。
次に、本実施形態に係る追記処理の他の例を説明する。本変形例では、例えば建設工事の施工計画書に対して、例えば労働基準監督署等への届出が必要な事項に関する注釈や、クレーンの運転に必要な免許に関する注釈を追記するものとする。本変形例でも、図3及び図6に示したフローに従って処理を行うが、上述の実施形態とはキーワードの数や登録される語句の性質が異なっている。
3で読み出した文書の各部分から抽出された数値がキーワードに設定されている数値範囲に属するか否か判断する。
注釈追記処理は、営業報告書や、建設の施工計画書以外に適用することもできる。実施形態及び変形例に示すように、文書の性質に応じて出現が期待されるキーワードを予め設定しておき、優先順位づけされたキーワードの組み合わせに基づいて簡易的に文書の内容を判断すれば、その内容に応じて適切な文言を追記できるようになる。
11:記憶部
12:キーワード読出部
13:文書読出部
14:注釈追記部
Claims (8)
- 文書ファイルを読み出し、内容に文言を追記する装置であって、
第1のキーワード及び第2のキーワードの組み合わせに対応付けて、追記する文言及び当該組み合わせを適用する優先順位を記憶する記憶部と、
前記文書ファイルが、前記第1のキーワード及び第2のキーワードを含む場合、前記記憶部において当該第1のキーワード及び第2のキーワードの組み合わせに対応付けられている文言を追記する文言追記部と、
を有し、
前記文言追記部は、前記優先順位に従って前記組み合わせに含まれるキーワードが前記文書ファイルに存在するか判断し、存在する場合、見つかった組み合わせに対応付けて前記記憶部に記憶されている文言を追記する
文言追記装置。 - 前記記憶部は、前記第1のキーワード又は前記第2のキーワードと上位概念、下位概念、又は同一概念の関係にある単語を対応付けてさらに記憶し、
前記文言追記部は、前記第1のキーワード及び第2のキーワードの各々について、上位概念、下位概念、又は同一概念の関係にある単語に置き換えた組み合わせが存在する場合、前記記憶部において当該第1のキーワード及び第2のキーワードの組み合わせに対応付けられている文言を追記する
請求項1に記載の文言追記装置。 - 前記第1のキーワード又は前記第2のキーワードは、上限及び下限の少なくともいずれかが定められた数値の範囲によって定義され、
前記文言追記部は、前記数値の範囲によって定義されたキーワードについて、当該範囲に含まれる数値が前記文書ファイルに存在するか判断する
請求項1又は2に記載の文言追記装置。 - 前記第1のキーワードは、行為の対象として前記文書ファイル中に出現が期待される語句であり、前記第2のキーワードは、前記行為として出現が期待される語句である
請求項1から3のいずれか一項に記載の文言追記装置。 - 前記文言追記部は、前記文書ファイルの内容である文章に対し、文、段落又はページごとに前記組み合わせに含まれるキーワードが存在するか判断し、当該組み合わせに含まれるキーワードが存在すると判断された文、段落又はページに対し、前記文言を追記する
請求項1から4のいずれか一項に記載の文言追記装置。 - 前記記憶部に記憶される前記組み合わせは、第3のキーワードをさらに含む
請求項1から5のいずれか一項に記載の文言追記装置。 - 文書ファイルを読み出し、内容に文言を追記する方法であって、
記憶装置に記憶されている第1のキーワード及び第2のキーワードを、前記文書ファイルにおいて検索する検索ステップと、
前記文書ファイルが前記第1のキーワード及び第2のキーワードを含む場合、当該第1のキーワード及び第2のキーワードの組み合わせに対応付けられて前記記憶装置に記憶されている文言を追記する文言追記ステップと
をコンピュータが実行し、
前記記憶装置は、前記組み合わせに対応付けて当該組み合わせを適用する優先順位を記憶し、
前記検索ステップは、前記優先順位に従って前記組み合わせに含まれるキーワードが前
記文書ファイルに存在するか判断する
文言追記方法。 - コンピュータに、文書ファイルを読み出させ、内容に文言を追記させるプログラムであって、
記憶装置に記憶されている第1のキーワード及び第2のキーワードを、前記文書ファイルにおいて検索する検索ステップと、
前記文書ファイルが前記第1のキーワード及び第2のキーワードを含む場合、当該第1のキーワード及び第2のキーワードの組み合わせに対応付けられて前記記憶装置に記憶されている文言を追記する文言追記ステップと
をコンピュータに実行させ、
前記記憶装置は、前記組み合わせに対応付けて当該組み合わせを適用する優先順位を記憶し、
前記検索ステップは、前記優先順位に従って前記組み合わせに含まれるキーワードが前記文書ファイルに存在するか判断する
文言追記プログラム。
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