JP2017187433A - 境界管理システム及び境界管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】境界杭に関する情報を容易に取得できる境界管理システム及び境界管理方法を提供する。【解決手段】境界管理システムは、複数の境界杭2,2,…のそれぞれに配設された無線タグ3,3,…と、それらの無線タグ3,3,…から送信される情報を受信する管理サーバ1とを備えている。各無線タグ3は、自身を設けている境界杭2に関する境界杭情報を、インターネット100を介して送信する。管理サーバ1は、このようにして無線タグ3から送信された境界杭情報を、ゲートウェイ4及びインターネット100を介して受信する。【選択図】図1

Description

本発明は、境界杭を用いて土地の境界を管理する境界管理システム及び境界管理方法に関する。
情報技術の進展に伴い、土地の境界の管理についても様々な情報技術が利用されるようになっている。例えば、特許文献1には、読み取り可能な識別情報が記録された境界杭と、その識別情報を読み取り記録する杭判別手段を備えた測量ポールと、その測量ポールに向きを合わせ境界杭の打設位置について基準点に対する相対的な位置関係を計測し計測情報を形作るトータルステーションとを備える測量システムが開示されている。この測量システムの場合、測量ポールによる識別情報の読み取りと、トータルステーションによる測量ポールについての計測とによって、測量作業時において境界杭の識別情報の読み上げを逐一行う煩雑さ、及び識別符号の誤認のおそれを解消することができる。
また、特許文献2には、境界杭に埋設されたICタグと、ICタグのリーダライタを内蔵したユビキタスITステッキとを備える土地及び山林境界管理センサシステムが開示されている。この土地及び山林境界管理センサシステムによれば、ICタグに書き込まれた境界杭の位置情報をユビキタスITステッキにより読み取ることによって、境界杭の所在場所を特定することができる。
特開2006−317268号公報 特開2009−42201号公報
上記の従来のシステムでは、境界杭に備えられたメモリに書き込まれている情報を読み取るために、作業者がその境界杭の設置位置に出向く必要がある。そのため、境界杭が山林等に設けられている場合はその手間が大きく、過度の負担が強いられるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、境界杭に関する情報を容易に収集して土地の境界の管理を行うことができる境界管理システム及び境界管理方法を提供することにある。
本発明の一の態様の境界管理システムは、複数の境界杭のそれぞれに配設された無線装置と、当該無線装置から送信される情報を受信する管理装置とを備える境界管理システムにおいて、前記無線装置は、自装置を設けた境界杭に関する境界杭情報を、インターネットを介して送信する送信部を具備し、前記管理装置は、前記無線装置から送信された境界杭情報を、インターネットを介して受信する受信部を具備することを特徴とする。
前記態様において、前記送信部は、前記境界杭の位置を含む境界杭情報を送信するように構成されており、前記管理装置は、前記受信部によって受信された境界杭情報に基づいて前記複数の境界杭の位置を示す地図情報を生成する生成手段をさらに具備するようにしてもよい。
また、前記態様において、前記生成手段は、前記受信部によって受信された境界杭情報に基づいて、前記複数の境界杭によって識別される境界に接する土地に関する情報を含む地図情報を生成するように構成されていてもよい。
本発明の一の態様の境界管理方法は、複数の境界杭のそれぞれに配設された無線装置と、当該無線装置から送信される情報を受信する管理装置とを用いて、土地の境界を管理する境界管理システムにおいて、前記無線装置が、自装置を設けた境界杭に関する境界杭情報を、インターネットを介して送信するステップを実行し、前記管理装置が、前記無線装置から送信された境界杭情報を、インターネットを介して受信するステップを実行することを特徴とする。
本発明に係る境界管理システム及び境界管理方法によれば、境界杭に関する情報を容易に収集することができる。
本発明の実施の形態の境界管理システムの構成要素を示すブロック図。 本発明の実施の形態の管理サーバの構成を示すブロック図。 杭情報データベースのレイアウトの一例を示す図。 本発明の実施の形態の無線タグの構成を示すブロック図。 管理サーバ及び無線タグによって実行される境界杭情報収集処理の手順を示すフローチャート。 管理サーバ及び無線タグによって実行される電池残量通知処理の手順を示すフローチャート。 管理サーバによって実行される地図情報生成処理の手順を示すフローチャート。 2次元の地図データを用いて生成された地図情報の表示例を示す図。 2次元の地図データを用いて生成された地図情報の表示例を示す図。 2次元の地図データを用いて生成された地図情報の表示例を示す図。 3次元の地図データを用いて生成された地図情報の表示例を示す図。 3次元の地図データを用いて生成された地図情報の表示例を示す図。 本発明のその他の実施の形態の無線タグの構成を示すブロック図。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法及び装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。
[境界管理システムの構成]
図1は、本実施の形態の境界管理システムの構成要素を示すブロック図である。本実施の形態の境界管理システムは、各種情報の管理を行う管理サーバ1と、土地の境界を示すための複数の境界杭2,2,…のそれぞれに設けられた無線タグ3,3,…とを備えている。図1に示すとおり、管理サーバ1は、インターネット100と通信可能に接続されている。また、無線タグ3,3,…のそれぞれは、ゲートウェイ4を介してインターネット100と通信可能に接続されている。
無線タグ3は、境界杭2の先端部等の表面に接着剤を用いて固着されている。このように接着剤を用いる他、所定の取付部材等を用いて無線タグ3が境界杭2に固着されていてもよい。境界杭2は雨に曝されるため、無線タグ3は防水用のカバー等によって覆われていることが好ましい。なお、無線タグ3は、このように境界杭2の表面に固着されているのではなく、境界杭2内に埋設されていてもよい。
本実施の形態において、境界杭2は、主に山林にある土地の境界を示すためのものである。山林には、シカ・サル・イノシシ等、多くの野生動物が生息しており、これらの野生動物による接触によって無線タグ3が破損するおそれがある。そのため、境界杭2の表面には、これらの野生動物が忌避する成分、例えばカプサイシン・アリルイソチオシアネート・ハーブ類などを含有する動物忌避剤が塗布されている。これにより、野生動物が境界杭2に近付くことを抑制することできる。
[管理サーバの構成]
以下、上述した管理サーバ1の詳細な構成について説明する。図2は、本実施の形態の管理サーバ1の構成を示すブロック図である。図2に示すとおり、コンピュータ(管理サーバ)1は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、通信インタフェース(I/F)15、ディスプレイ16、及び入力部17を備えており、これらの各要素はバス18によって接続されている。
CPU11は、RAM13にロードされた各種のコンピュータプログラムを実行する。これにより、コンピュータ1が本実施の形態の管理サーバとして機能することになる。
ROM12は、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、又はEEPROM(Electrically Erasable PROM)等によって構成されており、CPU11にて実行されるコンピュータプログラム及びその実行の際に用いられるデータ等が記憶されている。
RAM13は、SRAM又はDRAMなどによって構成されている。このRAM13は、ハードディスク14に記憶されている各種のコンピュータプログラムの読み出し等に用いられる。また、CPU11が各種のコンピュータプログラムを実行するときに、CPU11の作業領域としても利用される。
ハードディスク14には、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムなど、CPU11に実行させるための各種のコンピュータプログラム及び当該コンピュータプログラムの実行に用いられるデータ等が予めインストールされている。また、このハードディスク14には、各境界杭2に関する杭情報が格納される杭情報データベース(DB)14A、各境界杭2によって識別される土地の境界に関する境界情報が格納される境界情報データベース(DB)14B、及び各土地の地図を表す地図データが格納される地図データベース(DB)14Cが設けられている。各データベースの詳細については後述する。
さらに、ハードディスク14には、例えば米マイクロソフト社が製造販売するWindows(登録商標)などのマルチタスクオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明においては、各種のコンピュータプログラムが当該オペレーティングシステム上で動作するものとしている。
通信I/F15は、インターネット100等の各通信ネットワークを介して管理サーバ1が外部の装置と通信するためのインタフェース装置である。管理サーバ1は、この通信I/F15を介して、無線タグ3,3,…から各種のデータを受信する。
ディスプレイ16は、LCD等で構成される出力装置であり、CPU11から与えられた画像データに応じた映像信号にしたがって画像(画面)を表示する。また、入力部17は、キーボード及びマウスで構成された入力装置である。ユーザが入力部17を使用することによって、管理サーバ1に対する入力を行うことができる。
以下、ハードディスク14に設けられている各データベース及びテーブルの詳細について説明する。
[杭情報DB14A]
図3は、杭情報DB14Aのレイアウトの一例を示す図である。図3に示すとおり、杭情報DB14Aは、境界杭2を識別するための杭IDが格納される杭IDフィールド141、境界杭2の設置位置の緯度、経度、及び高度がそれぞれ格納される緯度フィールド142、経度フィールド143、及び高度フィールド144、無線タグ3がインターネット100に対して通信を行った最新の日時が格納される通信日時フィールド145、境界杭2が当該位置に設置された日が格納される設置日フィールド146、無線タグ3の電池が交換された日が格納される交換日フィールド147、無線タグ3の電池残量が格納される電池残量フィールド148、並びに境界杭2又は無線タグ3の異常を示すフラグが格納される異常フィールド149を少なくとも有している。この杭情報は、各境界杭2が設置される都度生成されて杭情報DB14Aに登録され、また、適宜のタイミングで更新される。
本実施の形態において、上記の緯度フィールド142、経度フィールド143、及び高度フィールド144のそれぞれには、後述するように無線タグ3がGPS衛星から受信した信号に基づいて算出された緯度、経度、及び高度が格納される。また、電池残量フィールド148には、5段階で表された電池残量を示す値が格納される。
管理サーバ1は、無線タグ3がインターネット100に対して直近に通信を行ってから所定期間以上経過している場合、並びに、無線タグ3から送信されてきた緯度、経度及び高度と前回送信されてきた緯度、経度及び高度との差が所定値以上ある場合等に、異常が発生したと判断して、異常フィールド149にフラグを立てる。なお、異常の種別が判別できるように、その種別毎に異なる値を異常フィールド149に格納するようにしてもよい。
[境界情報DB14B]
境界情報DB14Bには、境界杭2によって識別される土地の境界に関する情報が境界情報として格納されている。そのような情報としては、例えば、境界杭2によって識別される境界に接する土地の所有者等に関する情報が挙げられる。
[地図DB14C]
地図DB14Cには、境界杭2が設置されている土地を含む領域の地図データが格納されている。この地図データには、2次元の地図データ及び3次元の地図データが含まれている。
[無線タグの構成]
次に、無線タグ3の構成の詳細について説明する。図4は、無線タグ3の構成を示すブロック図である。図4に示すとおり、無線タグ3は、制御部31、メモリ部32、通信部33、アンテナ34a及び34b、並びに各部に電力を供給するための電池35を備えている。
制御部31は、各要素の動作を制御するとともに、外部に対して送信する情報の生成、及び電池35の電池残量の検出等、後述する各種の処理を実行する。
メモリ部32は、制御部31が処理する各種のデータを記憶するための装置である。また、このメモリ部32には、通信部33によって送受信される各種の情報が記憶される。
通信部33は、アンテナ34aに接続されたGPS受信部33aと、アンテナ34bに接続された送信部33bとを具備している。GPS受信部33aは、アンテナ34aを介して、複数のGPS衛星から送信された信号を受信する。このようにして受信された信号は制御部31に入力されて、無線タグ3の位置が算出される。また、送信部33bは、制御部31の命令にしたがって、送信すべきデジタル信号を変調して無線信号を生成し、アンテナ34bを介してその無線信号をゲートウェイ4へ送信する。
[境界管理システムの動作]
次に、上述したように構成された本実施の形態の境界管理システムの動作について、フローチャート等を参照しながら説明する。以下では、(1)管理サーバ1が、境界杭2に関する各種の情報を無線タグ3から収集する境界杭情報収集処理、(2)無線タグ3が管理サーバ1に対して電池残量を通知する電池残量通知処理、(3)管理サーバ1が収集した境界杭情報に基づいて地図情報を生成する地図情報生成処理の各処理に分けて、その動作を説明する。
(1)境界杭情報収集処理
複数の境界杭2,2,…のそれぞれに取り付けられた無線タグ3,3,…は、所定の時間間隔で送信情報を外部へ送信する。このようにして送信された送信情報はゲートウェイ4によって受信された後、インターネット100を介して管理サーバ1へ送信される。これにより、管理サーバ1は各無線タグ3から情報を収集することができる。なお、このように定期的に情報が収集されるのではなく、新たな境界杭2が設置されるタイミング、設置済の境界杭2が撤去されるタイミング等、所定のタイミングで不定期に情報収集が行われるようにしてもよい。
図5は、管理サーバ1及び無線タグ3によって実行される境界杭情報収集処理の手順を示すフローチャートである。無線タグ3は、予め設定された時間が経過したか否かを判定する(S101)。この設定時間としては、例えば1時間、6時間、12時間、24時間等、様々な時間を採用することできる。電池35の容量等に応じて適宜の時間が設定される。
ステップS101において所定の時間が経過したと判定した場合(S101でYES)、無線タグ3は、GPS受信部33aを用いて、複数のGPS衛星から信号を受信する(S102)。無線タグ3は、その受信した信号に基づいて自位置、すなわち境界杭2の位置を認識する(S103)。この境界杭2の位置は、GPS衛星からの受信信号に基づいて算出された緯度、経度、及び高度によって規定される。次に、無線タグ3は、電池35の電池残量を取得する(S104)。そして、無線タグ3は、これらの境界杭2の位置及び電池35の電池残量を示す情報、並びに境界杭2の杭IDを含む境界杭情報を生成し、これを外部へ送信する(S105)。
管理サーバ1は、無線タグ3から送信された境界杭情報を、ゲートウェイ4及びインターネット100を介して受信した場合(S201)、その境界杭情報に含まれる杭IDを用いて杭情報DB14Aから当該境界杭2に係る杭情報を抽出し、同じく境界杭情報に含まれる境界杭2の位置を示す情報及び電池35の電池残量、並びに通信日時を格納することにより、杭情報DB14Aを更新する(S202)。これにより、管理サーバ1側で各境界杭2の位置を把握することが可能になるため、境界情報DB14Bの内容と照らし合わせること等により、土地の境界の管理を行うことができる。なお、地殻変動等によって境界杭2の位置が変化した場合、その変化後の位置情報を収集することができるため、その時点における境界杭2の正しい設置位置を把握することができる。
上述したように、本実施の形態では、管理サーバ1が各境界杭2に関する情報を各無線タグ3から自動的に取得することができる。したがって、作業員が現地まで出向く必要はなく、従来に比して容易に境界の管理を行うことが可能になる。
また、管理サーバ1は各無線タグ3の電池35の電池残量を得ており、これにより電池交換の必要時期等を把握することができる。境界杭2が山林に設置されている場合、容易に現場に出向くことはできないため、例えば複数の無線タグ3,3,…についてまとめて電池交換を行う等の効率的な作業が重要になってくる。本実施の形態のように、管理サーバ1が各無線タグ3の電池35の電池残量を取得することにより、電池交換の必要性が高い無線タグ3の数及びその位置を容易に知ることができるため、このような効率的な作業を行うことが可能になる。
なお、電池交換がなされた場合、管理サーバ1は、その交換日を杭情報DB14Aに登録する。これにより、前回の交換日からどの程度経過しているのかを容易に確認することができる。前回の交換日からの経過時間が比較的短いにも関わらず電池残量が相当程度少なくなっている場合等は、無線タグ3自体に異常が発生していることが考えられるため、そのような場合は無線タグ3自体を交換することも想定される。
無線タグ3の電池35の電池残量については、下記の電池残量通知処理によっても収集可能である。そのため、上記の境界杭情報収集処理によって収集される境界杭情報には当該電池残量が含まれていなくてもよい。また、境界杭2の位置に関する情報と電池35の電池残量に関する情報とが別々のタイミングで収集されても構わない。
(2)電池残量通知処理
図6は、管理サーバ1及び無線タグ3によって実行される電池残量通知処理の手順を示すフローチャートである。なお、この電池残量通知処理は、適宜のタイミングで繰り返し実行される。無線タグ3はまず、電池35の電池残量を取得し(S301)、その電池残量が予め設定された閾値以下であるか否かを判定する(S302)。ここで、閾値以下ではないと判定した場合(S302でNO)、無線タグ3は処理を終了する。他方、閾値以下であると判定した場合(S302でYES)、無線タグ3は、その電池残量を示す情報及び境界杭2の杭IDを含む電池残量情報を外部へ送信する(S303)。
管理サーバ1は、無線タグ3から送信された電池残量情報を、ゲートウェイ4及びインターネット100を介して受信した場合(S401)、その電池残量情報に含まれる杭IDを用いて杭情報DB14Aから当該境界杭2に係る杭情報を抽出し、同じく境界杭情報に含まれる電池35の電池残量を格納することにより、杭情報DB14Aを更新する(S402)。
無線タグ3の電池35の電池残量が十分にある場合、管理サーバ1がその値を知る必要性は低い。そのため、そのような場合にその電池残量を通知するための通信処理を行うことにすると、無駄に電力を消費することになりかねない。上記の電池残量通知処理の場合、電池35の電池残量が閾値以下となった場合にその電池残量を通知することになるため、このような無駄が生じないというメリットがある。
(3)地図情報生成処理
管理サーバ1は、上記の境界杭情報収集処理によって収集された境界杭2の位置に関する情報を用いて、当該境界杭2の位置を明示した地図情報を生成する。
図7は、管理サーバ1によって実行される地図情報生成処理の手順を示すフローチャートである。管理サーバ1はまず、入力部17によって受け付けた情報に基づいて、地図情報の対象領域を設定し(S501)、その対象領域の地図データを地図DB14Cから抽出する(S502)。次に、管理サーバ1は、杭情報DB14Aを参照して当該対象領域に含まれる境界杭2の位置を特定し(S503)、その特定した境界杭2の位置を上記の地図データに書き込む(S504)。これにより、境界杭2の位置を明示した地図情報が生成される。最後に、管理サーバ1は、このようにして生成された地図情報を、ディスプレイ16上に表示する(S505)。
図8A乃至図8Cは、2次元の地図データを用いて生成された地図情報の表示例を示す図である。図8Aに示すとおり、2次元の地図データの特定の位置に、境界杭2の位置を示す図形(黒色で塗りつぶされた円形状の図形)が示されている。この表示を参照することによって、対象領域中のどの位置に境界杭2が設置されているのかを確認することができる。また、作業者が入力部17を用いて特定の境界杭2を選択した場合、図8Bに示すように、その選択された境界杭2の境界ID、緯度・経度・高度、及び電池残量が表示される。これにより境界杭2の詳細を容易に知ることができる。その他にも、境界情報DB14Bを参照することによって、各境界杭2によって識別される境界に接する土地に関する情報を表示するようにしてもよい。図8Cには、特定の土地の地番、面積、及び所有者名が表示された例が示されている。これらの地番、面積、及び所有者名は境界情報DB14Bに記憶されている情報である。但し、面積については、各境界杭2の位置に基づいて管理サーバ1が算出するようにしてもよい。なお、これらの地番、面積、及び所有者名以外にも、例えば土地の所有者の連絡先等、土地に関する各種の情報を表示することができる。また、図8Cに示す例では、土地に関する情報が一つの区画についてのみ表示されているが、複数の区画について当該情報が表示されていてもよい。
図9A及び図9Bは、3次元の地図データを用いて生成された地図情報の表示例を示す図である。図9Aに示すとおり、3次元の地図データの特定の位置に、境界杭2の位置を示す図形(黒色で塗りつぶされた直方体状の図形)が示されている。2次元の地図データの場合と同様に、対象領域中のどの位置に境界杭2が設置されているのかを確認することができる。また、上記と同様、特定の境界杭2の境界ID、緯度・経度・高度、及び電池残量を表示することもできる(図9B)。また、図示はしないが、図8Cの場合と同様に各境界杭2によって識別される境界に接する土地に関する情報を併せて表示してもよい。なお、このようにして生成された地図情報を3次元造形装置に入力し、これを受けた3次元造形装置が、その地図情報に基づいて境界杭2を含む地形模型を作成するようにしてもよい。
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態の無線タグ3には、境界杭2に異常が発生したことを検知するためのセンサは設けられていないが、そのようなセンサを設けることも可能である。例えば、図10に示すように、無線タグ30が、無線タグ3と同様に制御部31、メモリ部32、通信部33、アンテナ34a及び34b、並びに電池35を備えると共に、制御部31に接続された加速度センサ36及び照度センサ37を備えている。加速度センサ36は、無線タグ30又はその無線タグ30を取り付けた境界杭2に生じる加速度を検出するためのセンサである。また、照度センサ37は、境界杭2の近傍の照度を検出するためのセンサである。これらの加速度センサ36及び照度センサ37による検出結果は、境界杭情報収集処理によって収集されてもよく、特定の閾値を超えたタイミングで無線タグ30から管理サーバ1に対して通知されるようにしてもよい。管理サーバ1は、加速度センサ36による検出結果により境界杭2に閾値以上の加速度が生じたと判定した場合、境界杭2に異常が発生したと判断し、その旨を報知する。これにより、不正に境界杭2が抜き取られて別の位置に設置されたり、野生動物が境界杭2に衝突する等して境界杭2の位置がずれたり等の異常を検知することができる。また、管理サーバ1は、照度センサ37による検出結果によって、日中であるにもかかわらず境界杭2の近傍の照度が閾値以下になったと判定した場合、境界杭2に異常が発生したと判断し、その旨を報知する。これにより、落ち葉等によって境界杭2が隠れてしまう等の異常を検知することができる。境界杭2が設置されている現場で作業を行う場合等にこのような異常を知ることができると便宜である。なお、管理サーバ1は、このように異常を検知した場合は杭情報DB14Aの異常フィールド149にフラグを立てる。この場合、管理サーバ1は、地図情報生成処理において、異常が発生している境界杭2を識別できるような地図情報(例えば、正常な境界杭2と異常な境界杭2とを異なる色で表示する等)を生成するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、GPS衛星からの受信信号に基づいて無線タグ3が自位置を認識しているが、これに限定されるわけではなく、例えばGPS以外の衛星測位システム等を用いることも可能である。また、高度については、無線タグ3に具備された高度センサによって得ることもできる。
また、上述した各実施の形態では、管理サーバ1が単一のコンピュータで構成されているが、複数のコンピュータで構成された分散システムにより管理サーバ1が実現される等、様々な機器構成が想定され得る。
1 管理サーバ
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 ハードディスク
14A 杭情報データベース
14B 境界情報データベース
14C 地図データベース
15 通信インタフェース
16 ディスプレイ
17 入力部
18 バス
2 境界杭
3,30 無線タグ
31 制御部
32 メモリ部
33 通信部
33a GPS受信部
33b 送信部
34a、34b アンテナ
35 電池
36 加速度センサ
37 照度センサ
4 ゲートウェイ
100 インターネット

Claims (4)

  1. 複数の境界杭のそれぞれに配設された無線装置と、当該無線装置から送信される情報を受信する管理装置とを備える境界管理システムにおいて、
    前記無線装置は、
    自装置を設けた境界杭に関する境界杭情報を、インターネットを介して送信する送信部
    を具備し、
    前記管理装置は、
    前記無線装置から送信された境界杭情報を、インターネットを介して受信する受信部
    を具備する
    ことを特徴とする境界管理システム。
  2. 前記送信部は、前記境界杭の位置を含む境界杭情報を送信するように構成されており、
    前記管理装置は、
    前記受信部によって受信された境界杭情報に基づいて前記複数の境界杭の位置を示す地図情報を生成する生成手段
    をさらに具備する、請求項1に記載の境界管理システム。
  3. 前記生成手段は、
    前記受信部によって受信された境界杭情報に基づいて、前記複数の境界杭によって識別される境界に接する土地に関する情報を含む地図情報を生成するように構成されている、
    請求項2に記載の境界管理システム。
  4. 複数の境界杭のそれぞれに配設された無線装置と、当該無線装置から送信される情報を受信する管理装置とを用いて、土地の境界を管理する境界管理システムにおいて、
    前記無線装置が、
    自装置を設けた境界杭に関する境界杭情報を、インターネットを介して送信するステップ
    を実行し、
    前記管理装置が、
    前記無線装置から送信された境界杭情報を、インターネットを介して受信するステップ
    を実行する
    ことを特徴とする境界管理方法。
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