JP2017185522A - Ni基合金系溶接材料を用いたレーザー・アークハイブリッド溶接法による溶接継ぎ手及びその作製方法 - Google Patents

Ni基合金系溶接材料を用いたレーザー・アークハイブリッド溶接法による溶接継ぎ手及びその作製方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017185522A
JP2017185522A JP2016075815A JP2016075815A JP2017185522A JP 2017185522 A JP2017185522 A JP 2017185522A JP 2016075815 A JP2016075815 A JP 2016075815A JP 2016075815 A JP2016075815 A JP 2016075815A JP 2017185522 A JP2017185522 A JP 2017185522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
laser
weld metal
gas
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016075815A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6638529B2 (ja
Inventor
修一 中村
Shuichi Nakamura
修一 中村
仁寿 ▲徳▼永
仁寿 ▲徳▼永
Masatoshi Tokunaga
周雄 猿渡
Suo Sawatari
周雄 猿渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp filed Critical Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority to JP2016075815A priority Critical patent/JP6638529B2/ja
Publication of JP2017185522A publication Critical patent/JP2017185522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6638529B2 publication Critical patent/JP6638529B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

【課題】高Ni鋼等の厚手鋼板母材の溶接において、梨形ビード割れ、及び、表面割れ等の溶接欠陥が発生せず、かつ、母材と溶接金属の界面に融合不良を発生しないレーザー・アークハイブリッド溶接継ぎ手、及び、その作製方法を提供する。【解決手段】Ni基合金の溶接材料を使用したガスシールドアーク溶接の溶接トーチを先行させ、その後方にレーザー照射点を配置したレーザー・アークハイブリッド溶接を用いた溶接方法で得られる多層盛りの溶接金属を有する溶接継ぎ手において、溶接金属全体の面積をWTAとし、ガスシールドアーク溶接の後続のレーザー溶接によって再溶融された部分の面積の和をSWAとしたとき、面積率SWA/WTAが0.20以上であり、1パス毎に形成される溶接金属の幅をW、高さをHとしたとき、全てのH/Wが0.7未満であり、得られた溶接金属の酸素量が220ppm以下であることを特徴とする溶接継ぎ手とする。【選択図】図3

Description

本発明は、Ni基合金の溶接材料を使用して、溶接トーチを先行させ、その後方にレーザー照射点を配置したレーザー・アークハイブリッド溶接により得られる溶接金属を含む溶接継ぎ手及びその作製方法に関し、溶接金属の靱性に優れ、溶け込み不良、融合不良、及び、高温割れなどの溶接欠陥が生ぜず、かつ、深い溶け込みを得ることで溶接パス数を少なくすることが可能な溶接効率の高い溶接継ぎ手を提供する。
近年、地球温暖化排出ガスの少ないエネルギー源として、液化天然ガスの使用量が増加しており、それを貯蔵・運搬するためのLNGタンク、LNG船の建造も活発である。LNGを貯蔵するタンクには、−162℃の極低温でも脆性破壊を起こさない低温靭性が要求される。そのため、強度・低温靭性が優れる6〜9%のNiを含む高Ni鋼が使用されている。また、タンクの大型化のため、高Ni鋼の厚手化も検討されている。
高Ni鋼の溶接には、Ni基合金の溶接材料が主に使用されている。高Ni鋼の溶接施工方法として、被覆アーク溶接法、TIG溶接法、サブマージアーク溶接法が使用されている。被覆アーク溶接法、TIG溶接法は、溶接効率化が非常に低く、厚手の高Ni鋼の溶接には適さない。一方、サブマージアーク溶接は溶接効率が高いが、溶接金属に高温割れが発生しやすく、その補修が頻繁に必要になるため、溶接施工コストは依然として高い。
そこで、効率的な溶接方法としては、ガスシールドアーク溶接の適用が考えられる。しかし、安定したアーク状態のガスシールドアーク溶接を行うためには、シールドガスにCO2ガスまたはO2ガスを含む必要があるが、そのシールドガスを使用して得られる溶接金属は酸素を多く含む。
LNGタンクの鋼材、溶接金属に要求されるのは−196℃での靭性であるが、溶接金属の靭性に及ぼす酸素の影響は大きく、酸素が増加するにつれて、靭性は大きく劣化する。
一方で、シールドガスの酸素を極力低減して溶接する方法も考えられる。しかし、溶融した溶接金属の酸素が少ないと、溶融池が広がらないため凸ビード形状になりやすく、溶け込み不良、融合不良、高温割れなどの溶接欠陥が発生しやすい問題がある。これらを解決するために、ガスシールドアーク溶接に適用できるNi基合金のフラックス入りワイヤが開発されている。しかし、高温割れを抑制するために、高価な合金元素が多量に添加されており、加えて、フラックス入りワイヤの製造コストは、ソリッドワイヤと比較して高いため、溶接材料コストが高くなる問題がある。このため、溶接施工効率が高く、かつ、溶接材料コストが安価な溶接施工方法が要望されている。
近年、鋼板の溶接の高効率化を目的として、レーザーとガスシールドアーク溶接を組み合わせたレーザー・アークハイブリッド溶接を用いて狭開先形状の溶接継ぎ手を作製することが検討されている(例えば特許文献1〜5参照)。
特許文献1には、引張強さが1100MPa以上である4〜12mmの鋼板を、ソリッドワイヤを用いて、レーザーハイブリッド溶接により1パス溶接することで、鋼板表層の溶接金属の幅:W1を2.0〜7.0mm、鋼板表層から板厚の3/4における溶接金属の幅:W2を0.5〜2.4mmとする溶接金属の断面形状を持ち、パラメータCeq(炭素当量)とY={([Si]+[Mn])/40+[Al]+[Ti]}が所定値であるNiを1.0〜9%含む溶接継ぎ手が開示されている。
この技術は、文献1中に記載されるように、板厚12mmまでの高強度鋼板を対象とした1パス溶接継ぎ手であり、それ以上の厚手鋼板の溶接に適用することはできない。
一方、特許文献2〜4では、レーザー照射点を前方とし、後方に溶接トーチを配置したレーザー・アークハイブリッド溶接を採用している。これらの技術は、溶接方向前方よりレーザーを照射し、溶融池前方の開先底面と開先壁面を溶融しながら、アーク溶接を行うものであり、狭開先形状で、かつ低入熱の溶接であっても溶接金属と母材の境界に溶接欠陥が生じない良好な溶接継ぎ手が得られるとされている。しかし、これらの文献2〜4では、深溶け込みの溶接金属を形成した際の梨形ビード割れ、及び、表面割れに関しては検討されていない。
また、特許文献5は、先方に溶接トーチを配置したレーザー・アークハイブリッド溶接を開示する。この技術は、凝固が完了した後、溶接金属にレーザーを照射し、溶接金属を再溶融させることで深溶け込みを得る方法であるが、深溶け込み形状で発生しやすい高温割れ(梨形ビード割れ、表面割れ)に関しては一切検討されていない。
国際公開第2011/155620号 特開2012−020291号公報 特開2012−206144号公報 特開2012−206145号公報 特開2013−103259号公報
本発明は、LNGタンクやLNG船などの極低温環境に曝される鋼構造物素材に適用される高Ni鋼等の厚手鋼板母材の溶接において、溶け込み不良、融合不良、及び、高温割れ等の溶接欠陥が発生せず、かつ、母材と溶接金属の界面に融合不良を発生しないレーザー・アークハイブリッド溶接継ぎ手、及び、その作製方法を提供して、溶接の積層数・パス数を減少させ、溶接施工効率及び溶接コストを著しく改善することを目的とする。
本発明者は、上記技術的課題を解決するために、Ni基合金等のソリッドワイヤ溶接材料を使用したガスシールドアーク溶接の溶接トーチを先行させ、その後方にレーザー照射点を配置したレーザー・アークハイブリッド溶接を用いる場合の溶接条件を種々検討し、溶接金属の靱性に優れ、かつ、溶け込み不良、融合不良、及び、高温割れなどの溶接欠陥が発生せず、溶接効率の高い継ぎ手が得られる溶接法を見出した。
本発明は、下記のとおりである。
(1)Ni基合金の溶接材料を使用したガスシールドアーク溶接の溶接トーチを先行させ、その後方にレーザー照射点を配置したレーザー・アークハイブリッド溶接を用いた溶接方法で得られる多層盛りの溶接金属を有する溶接継ぎ手において、溶接金属全体の面積をWTAとし、ガスシールドアーク溶接の後続のレーザー溶接によって再溶融された部分の面積の和をSWAとしたとき、面積率SWA/WTAが0.20以上であり、1パス毎に形成される溶接金属の幅をW、高さをHとしたとき、全てのH/Wが0.7未満であり、得られた溶接金属の酸素量が220ppm以下であることを特徴とする溶接継ぎ手。
(2)ガスシールドアーク溶接の溶接トーチを先行させ、その後方にレーザー照射点を配置したレーザー・アークハイブリッド溶接をすることによって上記(1)に記載の溶接継ぎ手を作製する方法であって、先行のガスシールドアーク溶接において、シールドガスとして2〜5%のO2ガス、または、5〜25%のCO2ガスを含むArガスからなる混合ガスを用い、溶接入熱量が14.0〜21.5kJ/cmであり、後方のレーザー溶接には、波長が0.78〜1.60μmのレーザーを使用し、レーザー照射狙い位置をP[mm]、溶接速度をV[mm/sec]とし、先行のガスシールドアーク溶接のワイヤ狙い位置を原点0とした場合、ワイヤ狙い位置より溶接進行方向の反対方向にPがV〜10V[mm]の範囲であることを特徴とするレーザー・アークハイブリッド溶接による溶接継ぎ手作製方法。
本発明の溶接継ぎ手は、高Ni鋼等の厚手鋼板母材の溶接において、Ni基合金の溶接材料を使用し、溶接トーチを先行させ、その後方にレーザー照射点を配置したレーザー・アークハイブリッド溶接を用いた溶接方法で作成した多層盛りの溶接金属からなる溶接継ぎ手であり、溶接金属の靱性に優れ、かつ、溶け込み不良、融合不良、及び、高温割れ等の溶接欠陥がなく、溶接の積層数・パス数を大幅に減少して、溶接施工効率や溶接コストを大幅に改善することができるので、産業上の効果は極めて大きい。
本発明の溶接継ぎ手から試験片を得る場合の継ぎ手断面図である。 本発明が採用するレーザー・アークハイブリッド溶接方法を説明するための図である。 溶接後の溶接継ぎ手断面形状を説明するための図である。 SWA/WTA比と溶接欠陥個数との相関を示すグラフである。 溶接金属中の酸素量がシャルピー吸収エネルギー値に及ぼす影響を表すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面により説明する。
以下に示す製造方法により、溶接継ぎ手を製造し、評価した。図1において、鋼板11は、新日鐵住金(株)製の板厚が20mmの9%Ni鋼を採用し、裏板材12として板厚12mmの9%Ni鋼を使用した。溶接材料6(図2参照)は、JIS規格のZ3334−SNi6082及びZ3334−SNi6276に該当するNi基合金のソリッドワイヤを使用した。[表1−1]に使用した鋼板11の成分を、[表1−2]に溶接材料(溶接ワイヤ)6の成分を示す。
これらの鋼板と溶接ワイヤSW1、又は、SW2を用いて、JIS規格のZ3111−2005の「溶着金属の引張及び衝撃試験方法」に記載される溶接継ぎ手の作製方法に従い、図1に示す開先形状に組み立て、[表2−1]〜[表2−2]に示す条件(電流、電圧、溶接速度、入熱、シールドガス組成、レーザー媒体、レーザー出力、レーザー照射狙い位置)にて、ガスシールド溶接とレーザー溶接を組み合わせたレーザー・アークハイブリッド溶接を行って、多層盛り溶接継ぎ手を作製した。
このようにして得られた溶接継ぎ手について、溶接方向に対して垂直方向に切断し、その断面を鏡面研磨・ナイタール腐食によって組織を現出した。それを目視及び光学顕微鏡にて観察を行い、溶接金属の全体の面積を測定してWTAとし、再溶融した部分の面積をそれぞれ測定し、その総和をSWAとし、SWA/WTAを計算した。
溶接欠陥については、溶け込み不良、融合不良、及び、高温割れの個数を数え、その総和を溶接欠陥の個数とした。
さらに、1パス毎の溶接金属の高さと幅をそれぞれ観察し、H/Wが最大になるものを測定した。
観察の結果、図4に示すように、SWA/WTAが0.20以上、即ち、溶接金属全体の面積WTAに対して、ガスシールドアーク溶接に後続するレーザー溶接によって再溶融された部分の面積の和SWAが0.20以上である領域では、溶接欠陥の発生が見られなかった。
次に、図1に示すように、JIS規格のZ3111−2005に準拠したA1号引張試験片(丸棒)(径=12.5mm)15とZ2242−2005に準拠したシャルピー試験片(2mmVノッチ試験片)14を採取し、それぞれの機械特性試験を行って、溶着金属の引張強度、及び−196℃(液体窒素温度)におけるシャルピー吸収エネルギーvE-196[J]を測定した。
機械特性の評価基準は以下の通りとした。
・引張強度:LNGタンクの電気事業法やガス事業法にて溶接部に要求されている引張強度が660MPa以上を合格とした。
・靭性:Z3334−SNi6082のインコネル系溶接材料SW1については、−196℃でのシャルピー吸収エネルギー80J以上を合格とし、Z3334−SNi6276のハステロイ系溶接材料SW2については、−196℃でのシャルピー吸収エネルギー60J以上を合格とした。
溶接金属の酸素量測定は、板厚中央部かつ溶接金属の幅中央部の箇所から溶接継ぎ手の長手方向に溶接金属の酸素測定用の分析試料のピンを切り出し、不活性ガス−溶解赤外線吸収法により測定した。図5に結果を示すように、何れの溶接材料についても、酸素量220ppm以下の領域において、合格範囲のシャルピー吸収エネルギー値が得られている。
以上の試験結果を[表3−1]〜[表3−2]に示す。
[表3−1]〜[表3−2]の試験結果に示されるように、本発明例である試験番号T1〜T30は、合格であった。一方、比較例である試験番号T31〜T42は、総合判定で不合格となった。
即ち、T31は、レーザー出力が足りず、また、T32は溶接速度が速すぎて、共にレーザー照射による再溶融部分の面積率SWA/WTAが0.20に満たず、溶接欠陥が発生した。
また、T33とT34は、シールドガス中の酸素又は二酸化炭素の含有量が不十分であったため、アークが不安定となり、溶接ビード形状不良に起因する溶接欠陥が生起したため、これらについては引張強度試験、及びシャルピー試験を行うに至らなかった。
T35〜T38は、T33やT34とは逆に、シールドガス中に過剰の酸素や二酸化炭素を含むか、或いは、100%二酸化炭素のシールドガスにて継ぎ手を溶接した比較例である。これらの比較例においては、溶接金属中の酸素量が何れも220ppm以上となった結果、−196℃におけるシャルピー吸収エネルギー値が60J未満となり、規定の靱性を確保することができなかった。
T39〜T41は、ガスシールドアーク溶接に後続するレーザー照射位置の不適切により、溶接欠陥を生じた比較例である。T39は狙い位置が近すぎるため、また、T40とT41は狙い位置が遠すぎるために、何れも、適切な再溶融状態を得ることができずに、面積率SWA/WTAが0.2に満たなかったため、溶接欠陥を発生した。
また、T42は、溶接速度との相対的な比較において、過大な電圧、電流であったため、溶接線単位長さ当りの入熱量が過大となった結果、溶着量が増大して再溶融不十分を生じて溶接欠陥を発生し、不合格となった。
本発明によれば、高Ni鋼等の厚手鋼板母材の溶接において、Ni基合金の溶接材料を使用し、溶接トーチを先行させ、その後方にレーザー照射点を配置したレーザー・アークハイブリッド溶接を用いた溶接方法で作成した多層盛りの溶接金属からなる溶接継ぎ手を形成することで、溶接金属の靱性に優れ、かつ、溶け込み不良、融合不良、及び、高温割れ等の溶接欠陥のない健全な溶接継ぎ手を、溶接の積層数・パス数を大幅に減少して製作することができるので、溶接施工効率や溶接コストを大幅に改善することが可能となる。
1 鋼板表裏面
2 溶接金属
3 溶融池
4 移行液滴
5 アーク溶接狙い位置
6 溶接ワイヤ
7 ガスシールドアーク溶接トーチ
8 レーザートーチ
9 レーザー光
10 レーザー照射点
11 鋼板
12 裏当て金
13 溶接金属
14 シャルピー試験片(2mmVノッチ試験片)
15 引張試験片(丸棒)

Claims (2)

  1. Ni基合金の溶接材料を使用したガスシールドアーク溶接の溶接トーチを先行させ、その後方にレーザー照射点を配置したレーザー・アークハイブリッド溶接を用いた溶接方法で得られる多層盛りの溶接金属を有する溶接継ぎ手において、溶接金属全体の面積をWTAとし、ガスシールドアーク溶接の後続のレーザー溶接によって再溶融された部分の面積の和をSWAとしたとき、面積率SWA/WTAが0.20以上であり、1パス毎に形成される溶接金属の幅をW、高さをHとしたとき、全てのH/Wが0.7未満であり、得られた溶接金属の酸素量が220ppm以下であることを特徴とする溶接継ぎ手。
  2. ガスシールドアーク溶接の溶接トーチを先行させ、その後方にレーザー照射点を配置したレーザー・アークハイブリッド溶接をすることによって請求項1に記載の溶接継ぎ手を作製する方法であって、先行のガスシールドアーク溶接において、シールドガスとして2〜5%のO2ガス、または、5〜25%のCO2ガスを含むArガスからなる混合ガスを用い、溶接入熱量が14.0〜21.5kJ/cmであり、後方のレーザー溶接には、波長が0.78〜1.60μmのレーザーを使用し、レーザー照射狙い位置をP[mm]、溶接速度をV[mm/sec]とし、先行のガスシールドアーク溶接のワイヤ狙い位置を原点0とした場合、ワイヤ狙い位置より溶接進行方向の反対方向にPがV〜10V[mm]の範囲であることを特徴とするレーザー・アークハイブリッド溶接による溶接継ぎ手作製方法。
JP2016075815A 2016-04-05 2016-04-05 Ni基合金系溶接材料を用いたレーザー・アークハイブリッド溶接法による溶接継ぎ手及びその作製方法 Active JP6638529B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016075815A JP6638529B2 (ja) 2016-04-05 2016-04-05 Ni基合金系溶接材料を用いたレーザー・アークハイブリッド溶接法による溶接継ぎ手及びその作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016075815A JP6638529B2 (ja) 2016-04-05 2016-04-05 Ni基合金系溶接材料を用いたレーザー・アークハイブリッド溶接法による溶接継ぎ手及びその作製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017185522A true JP2017185522A (ja) 2017-10-12
JP6638529B2 JP6638529B2 (ja) 2020-01-29

Family

ID=60046054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016075815A Active JP6638529B2 (ja) 2016-04-05 2016-04-05 Ni基合金系溶接材料を用いたレーザー・アークハイブリッド溶接法による溶接継ぎ手及びその作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6638529B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112318068A (zh) * 2020-09-30 2021-02-05 沈阳晨光弗泰波纹管有限公司 具有多种焊接缺陷的复杂结构件超声波检测试件制作方法
JP7410408B2 (ja) 2020-07-08 2024-01-10 日本製鉄株式会社 隅肉溶接継手を備えた溶接構造体の製造方法及び隅肉溶接継手を備えた溶接構造体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112045310A (zh) * 2020-09-04 2020-12-08 山东大学 一种摆动激光诱导熔化极气体保护焊电弧超窄间隙焊接工艺方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58184081A (ja) * 1982-04-23 1983-10-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レ−ザ−を用いた複合調質溶接法
JP2012166213A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Shinko Yosetsu Service Kk 高張力鋼板のレーザ・アークハイブリッド溶接方法及びこれにより得られる高張力鋼板溶接金属

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58184081A (ja) * 1982-04-23 1983-10-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レ−ザ−を用いた複合調質溶接法
JP2012166213A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Shinko Yosetsu Service Kk 高張力鋼板のレーザ・アークハイブリッド溶接方法及びこれにより得られる高張力鋼板溶接金属

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7410408B2 (ja) 2020-07-08 2024-01-10 日本製鉄株式会社 隅肉溶接継手を備えた溶接構造体の製造方法及び隅肉溶接継手を備えた溶接構造体
CN112318068A (zh) * 2020-09-30 2021-02-05 沈阳晨光弗泰波纹管有限公司 具有多种焊接缺陷的复杂结构件超声波检测试件制作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6638529B2 (ja) 2020-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Pouranvari et al. Dissimilar gas tungsten arc weld-brazing of Al/steel using Al-Si filler metal: Microstructure and strengthening mechanisms
Cao et al. Hybrid fiber laser–Arc welding of thick section high strength low alloy steel
Kouadri-David et al. Study of metallurgic and mechanical properties of laser welded heterogeneous joints between DP600 galvanised steel and aluminium 6082
JP6776555B2 (ja) レーザー・アークハイブリッド溶接法を用いた狭開先溶接継ぎ手及びその作製方法
US9364921B2 (en) Method of manufacturing laser welded steel pipe
JP4528089B2 (ja) 耐脆性破壊発生特性を有する船体用大入熱突合せ溶接継手
Abioye et al. Welding of dissimilar metals using gas metal arc and laser welding techniques: a review
Sun et al. Fiber laser butt joining of aluminum to steel using welding-brazing method
JP5693279B2 (ja) 高張力鋼板のレーザ・アークハイブリッド溶接方法及びこれにより得られる高張力鋼板溶接金属
Shelyagin et al. Multi-pass laser and hybrid laser-arc narrow-gap welding of steel butt joints
Ventrella et al. Micro welding of Ni-based alloy Monel 400 thin foil by pulsed Nd: YAG laser
JP6638529B2 (ja) Ni基合金系溶接材料を用いたレーザー・アークハイブリッド溶接法による溶接継ぎ手及びその作製方法
Mazuera Robledo et al. Development of a welding procedure for mil a 46100 armor steel joints using gas metal arc welding
KR102061471B1 (ko) 레이저 브레이징 방법 및 겹치기 이음 부재의 제조방법
Angelastro et al. Weldability of TWIP and DP steel dissimilar joint by laser arc hybrid welding with austenitic filler
KR20180074826A (ko) 용접부 내기공성 및 피로 특성이 우수한 도금강판 용접부재 및 이의 제조 방법
JP2014004607A (ja) 多層アーク溶接継手
Bunaziv et al. Application of LBW and LAHW for fillet welds of 12 and 15 mm structural steel
JP5948435B2 (ja) 溶接材料及び溶接継手
WO2018155508A1 (ja) Migろう付け方法、重ね継手部材の製造方法、および重ね継手部材
JP2005125348A (ja) 耐脆性破壊発生特性に優れた大入熱突合せ溶接継手
Acherjee Laser arc hybrid welding
Spina et al. T-joints of Ti alloys with hybrid laser-MIG welding: macro-graphic and micro-hardness analyses
JP2007216275A (ja) ハイブリッド溶接用シールドガスおよび該ガスを用いたハイブリッド溶接方法
Mirakhorli et al. Hybrid fiber laser–arc welding of 10-mm thick CA6NM stainless steel

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191209

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6638529

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151