JP2017185074A - 体力評価方法、体力評価シート及び体力測定結果の出力処理装置 - Google Patents
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
Description
図1は、第一実施形態における体力評価方法を示すフローチャートである。第一実施形態における体力評価方法(以降、本方法と表記する場合もある)は、被験者に関する身体敏捷性の能力を測定する工程(S11)と、測定結果を提示する工程(S12)とを含む。
工程(S11)では、被験者は、当該能力の測定のためのこのような運動種目の中の一つ以上を実施する。二以上の運動種目が実施される場合には、各運動種目について、工程(S12)がそれぞれ実行されればよい。
工程(S11)で実施される運動種目は、当該能力を測定できる種目であれば、制限されない。各運動種目の測定手法についても、既知の任意の手法が利用されればよい。
本方法における「年齢層」が示す年齢の区切りの範囲は任意である。極端な例では1歳単位で区切られていてもよいし、20代、30代のように10歳単位で区切られていてもよいし、若年層、中高年層、熟年層などの大まかな年齢区切りが利用されてもよい。
また、当該能力の分布を得る「母集団」についても任意である。世界規模又は日本規模で公開されている母集団が利用されてもよいし、地域、県、学校、会社などといった特定範囲の母集団が利用されてもよい。また、性別の母集団が利用されてもよい。
図3は、正規分布と当該能力の高低レベルとの関係例を示す図である。図3の例では、各年齢層のサンプル測定値の平均値(μ)及び標準偏差(σ)を用いて、5つの高低レベルが定められている。−0.5σ以上0.5σ以下の範囲が平均レベルに設定され、0.5σより大きく1.5σ以下の範囲が「やや高い」レベルに設定され、−0.5σ未満−1.5σ以上の範囲が「やや低い」レベルに設定され、1.5σより大きい範囲が「高い」レベルに設定され、−1.5σ未満の範囲が「低い」レベルに設定されている。図3に示される関係は、上記参考文献にも記載されている。
図3の例では、5つの高低レベルに分類されているが、それより多いレベル分けがなされてもよいし、「高い」、「平均」、「低い」のような3つ以下のレベル分けがなされてもよい。
図4に示されるグラフでは、横軸に年齢が示され、縦軸に測定値が示されており、年齢毎のサンプル測定値の分布が、グラフ内領域において「普通」、「早い」及び「遅い」の3つのレベルに区分けされて示されている。この測定値では、時間が短い(早い)ほど能力が高く、時間が長い(遅い)ほど能力が低いとされており、以下の説明の「高い」「低い」は、これに基づく。
図5に示されるグラフでは、縦軸に年齢層が示され、年齢層毎にサンプル測定値の分布が5つの高低レベル(低い、やや低い、平均、やや高い、高い)に区分けされて示されている。この高低レベルは、たとえば、年齢層毎にサンプル測定値を上述したように平均値(μ)および標準偏差(σ)に基づいて区分けすることにより取得できる。更に、「高い」レベルを除く各高低レベルを示す棒状(帯状)領域内には、そのレベルに属するサンプル測定値の上限値が重畳されており、「高い」レベルを示す棒状領域内には、そのレベルに属するサンプル測定値の下限値が重畳されている。このように上限値又は下限値が示されることで、各高低レベルのサンプル測定値範囲を容易に把握することができるようになっている。あるレベルの上限値に1を加算した値が、当該レベルより一つ上のレベルに関する下限値となる。
このグラフにおいて、各年齢層における個々の能力高低レベルの長さ(紙面横幅)は、各能力高低レベルに属するサンプル測定値の範囲と他の年齢層の同一能力高低レベルの範囲との大きさの違いによって、決められている。例えば、男性の平均レベルに関して40歳から44歳の年齢層(第一の年齢層と表記する)と65歳から69歳の年齢層(第二の年齢層と表記する)とを比較した場合、第一の年齢層におけるサンプル測定値の範囲の大きさは22(94以上115以下:両端を含む)であるのに対して、第二の年齢層におけるその範囲の大きさは13(70以上82以下:両端を含む)である。これにより、第一の年齢層の平均レベルの領域長(紙面横幅)が、第二の年齢層の平均レベルの領域長よりも広くなっている。なお、その領域長の差がサンプル測定値の範囲の大きさの差に対応しているわけではない。
この図5に示されるグラフによれば、被験者は、自身の能力測定値が該当年齢層におけるどのレベルのどの位置に属するのかを即座に把握することができる。併せて、被験者は、自身の能力測定値が他の年齢層ではどのレベルのどの位置に属するのかも知ることができる。例えば、60歳の男性の被験者の能力測定値が92回であった場合、被験者の当該能力は、45歳から59歳までの間の平均レベルにも該当し、40歳から44歳のやや低いレベルにも該当することを即座に把握することができる。
図7には、各年齢層の母集団における当該能力の分布が各年齢層の相対的な当該能力の高低レベルで区分けされた表の例が示されている。図7の表においても、図5及び図6と同様に、年齢層毎に、サンプル測定値の分布が5つの能力高低レベル(低い、やや低い、平均、やや高い、高い)に区分けされて示されている。更に、「高い」レベルを除く各高低レベルを示す枠内には、そのレベルに属するサンプル測定値の上限値が示されており、「高い」レベルを示す枠内には、そのレベルに属するサンプル測定値の下限値が示されている。このように上限値又は下限値が示されることで、各高低レベルのサンプル測定値範囲を容易に把握することができるようになっている。
図4から図7に示されるように、被験者の能力測定値とグラフ又は表とが一画面又は一印刷媒体において隣接又は重畳して示されていてもよい。ここでの「一画面」又は「一印刷媒体」は、スクロール操作やページ送り等をすることなく、一時に視認できる表示又は印刷であることが望ましい。但し、本方法は、被験者の能力測定値とグラフ又は表とを別々の画面又は別々の印刷媒体で提示することを排除するものではない。例えば、被験者の能力測定値とグラフ又は表とが、隣接配置された二つのディスプレイ又は二枚の印刷媒体に、別々に表示又は印刷されてもよい。二枚の印刷媒体に別々に印刷された場合であっても、その二枚を隣接させる又は一部分を重ねあわせることで、両情報を一時に視認することは可能である。印刷媒体の透かしにより、二枚を完全に重ねあわせて、両情報を一時に視認することもできる。また、能力測定値とグラフ又は表とを異種の二つの媒体にそれぞれ示してもよい。例えば、一方がパーソナルコンピュータ(PC)又は携帯端末のディスプレイに表示され、他方が印刷媒体に印刷されていてもよい。
本方法では、上述のように、年齢層別に、他の年齢層との関係において相対的な身体敏捷性能力の分布を示すグラフ又は表が能力測定値と共に提示されるため、被験者は、該当する年齢層内における自身の能力レベル(高い方なのか、低いほうなのかなど)を容易に把握することができる。
図8は、第二実施形態における体力評価方法を示すフローチャートである。
第二実施形態における体力評価方法(以降、本方法と表記する場合もある)は、被験者の当該能力を、異なる二つの種目に関して、順次測定する測定工程(S81)及び(S82)、並びに測定工程(S81)及び(S82)により得られた各種目の能力測定値における、各種目に関して母集団から予め取得されたサンプル測定値に対する当該能力の高低を示す情報を対比可能に提示する提示工程(S83)を含む。
このように、異なる二つの種目に関して測定された能力測定値における、各種目のサンプル測定値に対する当該能力の高低を示す情報を対比可能に提示することにより、被験者に対して、当該能力について効果的に気付きを与えることができる。本方法におけるこのような作用効果については実施例の項において詳述される。
ここでの当該能力についての気付きには、例えば、今まで知得していなかった若しくは感じていなかったことを知得すること、又は、今まで漠然と感じていたものをより具体的若しくはより明確に感じることなどが該当する。
以下、本方法について詳細に説明する。
工程(S82)は、第一種目とは異なる当該能力を測定するための第二種目(運動種目)で、同一被験者の当該能力を測定する工程である。
本方法で実施される二つの運動種目は、異なる種目同士であれば、その選び方は任意であるが、本発明者らにより、次のような種目を選択することにより、被験者により効果的な気付きを与え得ることが確認されている。なお、当該能力を測定するための運動種目の候補については、第一実施形態において述べたとおりである。また、各種目についての当該能力の測定手法については、既知の任意の手法が利用されればよい。
図9は、開閉ステッピング(開閉テスト)の測定の様子を示す図である。開閉ステッピングは、図9に示されるように、座った状態で両脚の開閉を行う運動種目であり、制限時間(例えば、20秒)内に行われた両脚の開閉の回数が計測される。被験者は、椅子に座った状態で、その椅子の前方の床に引かれた平行の二本線を踏まないように、両脚を閉じてその二本線の内側に置くことと、両脚を開いてその二本線の両外側に置くこととを、できるだけ早く交互に繰り返す。例えば、制限時間が評価者により計測され、被験者自身が制限時間内の開閉回数をカウントする。
このような前向き及び上下方向の動きは、人間の日常生活において或る程度普通に行われる動きであり、本発明者らの実験により、そのような動きを含む身体敏捷性能力の測定種目では、好結果(年齢相応又はそれ以上の結果)を得る人とそうでない人とが混在するか又は好結果を得る人が多いことが確認されている。
このような種目を、上述のような不得意傾向の種目と組合せることで、効果的な気付きに繋げることができる。被験者は、年齢相応又はそれ以上の結果を得ることができる運動種目の存在で自己肯定しながら、一方で、思っているよりも出来ない運動があることを認識せざるを得ないため、結果として、敏捷性の自己能力についてより強く認識することに繋がる。
本方法では、例えば、座位ステッピング(図2参照)と開閉ステッピング(図9参照)との異なる二種目が選択される。両種目は、共通の姿勢、即ち座位で行われ、座位ステッピングは脚の上下方向の動きを含み、開閉ステッピングは脚の左右方向の動きを含む。よって、座位ステッピングについては好結果を得る可能性が高く、開閉ステッピングについては好結果を得ることができない可能性が高くなる(実施例参照)。結果、被験者は、敏捷性の能力測定において予想よりも出来ない運動種目があることに強く衝撃を受け、当該能力について気付きを得ることになる。
更に、本方法では、三以上の異なる運動種目が実施されてもよいが、図8に示されるように、二つの異なる運動種目のみが測定されることが好ましい。これにより、測定結果の善し悪しの差が際立つため、上述のような効果をより高めることができる。
体力年齢に替えて、能力スコアが指標情報として換算されてもよい。他の例として、各種目のサンプル測定値に基づいて決定される、能力測定値に対応する能力高低レベルが例示される。例えば、平均レベル、高いレベル、やや低いレベルなどが該当する。
更に具体的には、各種目について対比可能に提示される情報は、各種目の能力測定値と、各種目に関して複数の年齢層の母集団から予め取得された年齢層別の当該能力の分布を示すグラフ又は表との組み合わせであり、そのグラフ又は表が、各年齢層の母集団における相対的な当該能力の高低分布を更に示すものであってもよい。また、そのグラフ又は表は、各年齢層の母集団における当該能力の分布を各年齢層の相対的な能力高低レベルで区分けしてそれぞれ示すものであってもよい。
「対比可能な提示」の具体的手法は制限されず、また、第一実施形態で述べたとおり、提示するために用いられる媒体も制限されない。
即ち、本発明の一実施形態における体力評価シートは、被験者に関し測定された身体敏捷性の能力の測定値と、身体敏捷性に関して複数の年齢層の母集団から予め取得された年齢層別の当該能力の分布を示すグラフ又は表とが隣接又は重畳表示されており、そのグラフ又は表が、各年齢層の母集団における相対的な当該能力の高低分布を更に示している。
この体力評価シートによれば、被験者に、該当する年齢層内における自身の能力レベルを容易に把握させることができる。
この体力評価シートによれば、被験者に対して、当該能力について効果的に気付きを与えることができる。
これら「体力評価シート」は、紙などの印刷媒体であってもよいし、薄いシート状のディスプレイであってもよく、その素材は任意である。
図13は、出力処理装置10のハードウェア構成例を概念的に示す図である。出力処理装置10は、いわゆるコンピュータであり、例えば、バスで相互に接続される、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12、入出力インタフェース(I/F)13、通信ユニット14等を有する。出力処理装置10を形成する各ハードウェア要素の数はそれぞれ制限されず、これらハードウェア要素は情報処理回路と総称することもできる。また、出力処理装置10は、図13に図示しないハードウェア要素を含んでもよく、出力処理装置10のハードウェア構成は制限されない。
メモリ12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置(ハードディスク等)である。
入出力I/F13は、出力装置15、入力装置16等のユーザインタフェース装置と接続可能である。出力装置15は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイのような、CPU11等により処理された描画データに対応する画面を表示する装置、印刷装置などの少なくとも一つである。入力装置16は、キーボード、マウス等のようなユーザ操作の入力を受け付ける装置である。出力装置15及び入力装置16は一体化され、タッチパネルとして実現されてもよい。
通信ユニット14は、他のコンピュータとの通信網を介した通信や、他の機器との信号のやりとり等を行う。通信ユニット14には、可搬型記録媒体等も接続され得る。通信ユニット14には、床反力計(図2参照)、撮像装置(カメラ)(図示せず)などの少なくとも一つが接続されてもよい。例えば、カメラは、敏捷性能力の測定時の被験者の動きを撮像し、その動画像又は静止画像を出力処理装置10に送ってもよい。また、通信ユニット14には、出力装置15が接続されていてもよい。
出力処理装置10は、取得部21、情報格納部23、出力処理部25等を有する。これら処理モジュールは、ソフトウェア要素であり、例えば、メモリ12に格納されるプログラムがCPU11により実行されることにより実現される。このプログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから入出力I/F13を介してインストールされ、メモリ12に格納されてもよい。
例えば、取得部21は、入力装置16を操作することによりユーザが入力した測定値を入出力I/F13を介して取得する。このとき、被験者自らが測定値を入力してもよいし、第三者が測定値を入力してもよい。取得部21は、入出力I/F13又は通信ユニット14に床反力計のような測定装置が接続されている場合には、その測定装置から測定値を自動で取得することもできる。また、取得部21は、測定装置又はカメラから得られたデータに対して何らかの処理を行うことで、測定値を算出してもよい。例えば、床反力計から得られた計測値の履歴に基づいて、取得部21は、所定制限時間内に行われた足踏みの回数を測定値として算出する。また、取得部21は、カメラから得られた画像から被験者の動きを認識することで当該測定値を算出することもできる。
また、出力処理部25は、出力装置15に、取得部21により取得された各測定種目の測定値における、各測定種目に関して母集団から予め取得されたサンプル測定値に対する当該能力の高低を示す情報を対比可能に出力させてもよい。ここで対比可能に種目毎に出力される各情報は、第二実施形態における工程(S83)で対比可能に種目毎に提示される各情報と同様である。「対比可能に出力」についても、工程(S83)における対比可能な提示と同様である。
図15は、全身反応時間の計測装置を概念的に示す図である。この計測装置は、光刺激を発する装置と、床反力を計測可能な跳躍台とから構成されている。被験者は、跳躍台の上に立ち、膝関節を120度から160度程度に軽く曲げた状態でスタンバイし、光刺激の発生に応じて、できるだけ早く垂直に飛び上がる。この飛び上がりに要した時間の平均がこの種目の能力として測定される。
図16は、CS30の測定の様子を示す図である。CS30では、被験者は、腕を胸の前で組んだ状態で、椅子への着席と起立とを繰り返す。制限時間内に繰り返された回数がこの種目の能力として測定される。
そして、4つの種目について測定された能力測定値が、各種目の母集団から得られたサンプル測定値に基づいて、体力年齢に換算された。
結果、左右方向の動きを含む身体敏捷性能力の測定種目(開閉STP)では、好結果(年齢相応又はそれ以上の結果)が得られない人が多いことが確認され、逆に、上下方向の動き及び反射動作を含む運動種目(開閉STP以外)では、好結果(年齢相応又はそれ以上の結果)を得る人とそうでない人とが混在するか又は好結果を得る人が多いことが確認された。
このように、脚の上下方向の動きを含む座位ステッピングと脚の左右方向の動きを含む開閉ステッピングとが実施され、その測定結果が提示されることで、被験者に敏捷性能力に関して効果的な気付きを与えることができることが実証された。
また、上述の内容の一部又は全部は、次のようにも特定され得る。但し、上述の内容が以下の記載に制限されるものではない。
<2>被験者の身体敏捷性の能力を、異なる二つの種目に関して、順次測定する測定工程と、前記測定工程により得られた各種目の能力測定値における、各種目に関して母集団から予め取得されたサンプル測定値に対する前記能力の高低を示す情報を対比可能に提示する提示工程と、を含む体力評価方法。
<3>前記二つの種目の一方は、左右方向又は後ろ向きの動きを含む、<2>に記載の体力評価方法。
<4>前記二つの種目の他方は、前向き若しくは上下方向の動き、又は反射動作を含む、<3>に記載の体力評価方法。
<5>前記二つの種目は、共通の姿勢で行われる、<2>から<4>のいずれか一つに記載の体力評価方法。
<6>前記提示工程により前記各種目について対比可能に提示される情報は、前記測定工程により得られた前記各種目の前記能力測定値と、前記各種目に関して複数の年齢層の母集団から予め取得された年齢層別の前記能力の分布を示すグラフ又は表との組み合わせであり、前記グラフ又は前記表は、各年齢層の母集団における相対的な前記能力の高低分布を更に示している、<2>から<5>のいずれか一つに記載の体力評価方法。
<7>前記グラフ又は前記表は、前記各年齢層の前記母集団における前記能力の分布を各年齢層の相対的な前記能力の高低レベルで区分けしてそれぞれ示している、<1>又は<6>に記載の体力評価方法。
<8>前記能力測定値は、前記グラフ又は前記表上にプロットされて提示される、<1>、<6>又は<7>に記載の体力評価方法。
<9>被験者に関し測定された身体敏捷性の能力の測定値と、身体敏捷性に関して複数の年齢層の母集団から予め取得された年齢層別の該能力の分布を示すグラフ又は表とが隣接又は重畳表示されており、前記グラフ又は前記表は、各年齢層の母集団における相対的な前記能力の高低分布を更に示している、体力評価シート。
<10>異なる二つの身体敏捷性の能力の測定種目に関してそれぞれ測定された被験者の測定値における、母集団から予め取得された各種目のサンプル測定値に対する該能力の高低を示す情報が、隣接又は重畳表示されている、体力評価シート。
<11>被験者に関する身体敏捷性の能力の測定値を取得する手段と、出力装置に、前記取得された測定値を、身体敏捷性に関して複数の年齢層の母集団から予め取得された年齢層別の前記能力の分布を示すグラフ又は表と共に出力させる手段と、を備え、前記グラフ又は前記表は、各年齢層の母集団における相対的な前記能力の高低分布を更に示している、体力測定結果の出力処理装置。
<12>異なる二つの身体敏捷性の能力の測定種目に関して測定された被験者の測定値を取得する手段と、出力装置に、前記取得された各測定種目の測定値における、各測定種目に関して母集団から予め取得されたサンプル測定値に対する前記能力の高低を示す情報を対比可能に出力させる手段と、を備える体力測定結果の出力処理装置。
11 CPU
12 メモリ
13 入出力I/F
14 通信ユニット
15 出力装置
16 入力装置
21 取得部
23 情報格納部
25 出力処理部
Claims (12)
- 被験者に関する身体敏捷性の能力を測定する測定工程と、
前記測定工程により得られた能力測定値を、身体敏捷性に関して複数の年齢層の母集団から予め取得された年齢層別の前記能力の分布を示すグラフ又は表と共に提示する提示工程と、
を含み、
前記グラフ又は前記表は、各年齢層の母集団における相対的な前記能力の高低分布を更に示している、
体力評価方法。 - 被験者の身体敏捷性の能力を、異なる二つの種目に関して、順次測定する測定工程と、
前記測定工程により得られた各種目の能力測定値における、各種目に関して母集団から予め取得されたサンプル測定値に対する前記能力の高低を示す情報を対比可能に提示する提示工程と、
を含む体力評価方法。 - 前記二つの種目の一方は、左右方向又は後ろ向きの動きを含む、
請求項2に記載の体力評価方法。 - 前記二つの種目の他方は、前向き若しくは上下方向の動き、又は反射動作を含む、
請求項3に記載の体力評価方法。 - 前記二つの種目は、共通の姿勢で行われる、
請求項2から4のいずれか一項に記載の体力評価方法。 - 前記提示工程により前記各種目について対比可能に提示される情報は、前記測定工程により得られた前記各種目の前記能力測定値と、前記各種目に関して複数の年齢層の母集団から予め取得された年齢層別の前記能力の分布を示すグラフ又は表との組み合わせであり、
前記グラフ又は前記表は、各年齢層の母集団における相対的な前記能力の高低分布を更に示している、
請求項2から5のいずれか一項に記載の体力評価方法。 - 前記グラフ又は前記表は、前記各年齢層の前記母集団における前記能力の分布を各年齢層の相対的な前記能力の高低レベルで区分けしてそれぞれ示している、
請求項1又は6に記載の体力評価方法。 - 前記能力測定値は、前記グラフ又は前記表上にプロットされて提示される、請求項1、6又は7に記載の体力評価方法。
- 被験者に関し測定された身体敏捷性の能力の測定値と、身体敏捷性に関して複数の年齢層の母集団から予め取得された年齢層別の該能力の分布を示すグラフ又は表とが隣接又は重畳表示されており、
前記グラフ又は前記表は、各年齢層の母集団における相対的な前記能力の高低分布を更に示している、
体力評価シート。 - 異なる二つの身体敏捷性の能力の測定種目に関してそれぞれ測定された被験者の測定値における、母集団から予め取得された各種目のサンプル測定値に対する該能力の高低を示す情報が、隣接又は重畳表示されている、
体力評価シート。 - 被験者に関する身体敏捷性の能力の測定値を取得する手段と、
出力装置に、前記取得された測定値を、身体敏捷性に関して複数の年齢層の母集団から予め取得された年齢層別の前記能力の分布を示すグラフ又は表と共に出力させる手段と、
を備え、
前記グラフ又は前記表は、各年齢層の母集団における相対的な前記能力の高低分布を更に示している、
体力測定結果の出力処理装置。 - 異なる二つの身体敏捷性の能力の測定種目に関して測定された被験者の測定値を取得する手段と、
出力装置に、前記取得された各測定種目の測定値における、各測定種目に関して母集団から予め取得されたサンプル測定値に対する前記能力の高低を示す情報を対比可能に出力させる手段と、
を備える体力測定結果の出力処理装置。
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