JP2017185019A - プランジャーとこれを用いたシリンジ及びプレフィルドシリンジ - Google Patents

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【課題】簡易な構造で不可抗力によるプランジャーロッドの脱落を防止することが可能であり、ガスケットの変形に起因する液漏れが生じ得ないプランジャーを提供する。【解決手段】プランジャー60は、ボトムロッド6と、ボトムロッド6に係合するカプラー5と、カプラー5に係合するガスケット4とを備え、ボトムロッド6はカプラー5に対して第一の方向に空転可能であり、カプラー5とガスケット4とが遊嵌状態で係合する。【選択図】図2

Description

本発明は、ガスケットからのプランジャーロッドの脱落防止機構を備えたプランジャーとこれを用いたシリンジ及びプレフィルドシリンジに関する。
通常のシリンジは、ガスケットにプランジャーロッド(ボトムロッドとカプラーの集合体)を圧入して予めセットとして組み立ててから、ガスケットをバレルに挿入することで得られている。これに対して、薬液充填済みシリンジ、すなわちプレフィルドシリンジは、通常、バレルに薬液を充填し、ガスケットを打栓した後にプランジャーロッドをガスケットに結合させることで得られている。つまり、ガスケットが打栓されたシリンジに、後工程としてプランジャーロッドを結合する方法が、プレフィルドシリンジを得る方法として採用されている。この方法が採用されるのは、予めガスケットにプランジャーロッドが付いていると、薬液を密封するための打栓工程が困難となるためである。
このような、プレフィルドシリンジのガスケットとプランジャーロッドの結合方法としては、ブチルゴムやエラストマー等のゴム弾性材料で形成されたガスケットの雌ネジと、例えばポリプロピレンなどのプラスチックで形成されたプランジャーロッドの雄ネジとの螺合が広く採用されている。なぜなら、通常のシリンジの場合のようにガスケットにプランジャーロッドを圧入すると、その圧力でガスケットや先端ノズルから薬液が漏出してしまうおそれがあるからである。
しかし、従来の直接螺合することによるガスケットとプランジャーロッドとの結合は、使用時にプランジャーロッドを反螺合方向に回してしまうと、螺合が緩んでしまうおそれがある。螺合が緩むと、シリンジポンプでの使用時などでプランジャーロッドに負荷がかかった場合、ガスケットからプランジャーロッドが脱落し、急激に患者へ薬液が投与されるおそれがある。
このようなプランジャーロッドの脱落を防止するために、ガスケットとプランジャーロッドとの結合に関して検討され、改良された結合の機構が提案されている。例えば、先端が閉塞した内側空間を備え、且つ基端に内側空間の径より細径の開口部が形成されたガスケットと、先端に雄ネジ状の突部が形成されたプランジャーロッドとが、前記突部が前記開口部を越えて前記内側空間に進入したとき、遊嵌状態で係合するように構成されたプランジャーが提案されている(特許文献1)。
また、雌ネジが形成されたガスケットと、前記雌ネジと螺合する雄ネジが形成されたカプラーと、前記カプラーの基端側より連結されるボトムロッドと、前記カプラーに形成されたストッパーと、前記ボトムロッドに形成された、前記ボトムロッドの螺合方向回転によって前記ストッパーと係合する係合部とを含み、前記ストッパーは、前記係合部に反螺合方向より当たると弾性変形して前記係合部と係合しないことにより、ボトムロッドを反螺合方向に回転してもガスケットとカプラーの螺合が緩まないプレフィルドシリンジも提案されている(特許文献2)。
特開2007−202822号公報 特開2008−307237号公報
しかし、特許文献1のような構造では、雄ネジ状の突部だけではプランジャーロッドを反螺合方向に回転させると、容易にガスケットから脱落することが予想される。そのため、前記雄ネジ状の突部の、ネジ山の基端側末端に、開口部と係合する係合部を形成する必要があるが、このような係合部が形成された場合、プランジャーロッドをガスケットに螺合する際に係合部がガスケットを変形させ、充填された薬液が漏出するおそれがある。また、特許文献2のような構造では、ガスケットとカプラーの接合はネジによる螺合でなされているため、製造時や輸送時の振動によりカプラーが回転し、螺合が緩むおそれがある。
そこで、本発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、ガスケットの変形による薬液の漏出やガスケットとプランジャーロッドの螺合の緩みを防止できるプランジャーを提供することを目的とする。
この発明に従ったプランジャーは、ボトムロッドと、ボトムロッドに係合するカプラーと、カプラーに係合するガスケットとを備え、ボトムロッドはカプラーに対して第一の方向に空転可能であり、カプラーとガスケットとが遊嵌状態で係合するよう構成されている。
好ましくは、ボトムロッドは第一係合部を有し、カプラーは第一係合部に当接可能な第二係合部を有し、ボトムロッドを第一の方向に回転させると第一係合部は第二係合部に当接しながら第二係合部に対して空転することが可能である。
好ましくは、第一係合部が第二係合部に当接している状態では第一係合部および第二係合部の少なくとも一方が弾性変形している。
また、カプラーは、その先端に雄ネジ状の突部が形成され、ガスケットは、先端が閉塞した内部空間を備え、且つ基端に該内部空間の径より細径の開口部が形成され、雄ネジ状の突部が開口部を越えて内部空間に進入したとき、雄ネジ状の突部を内部空間に収容した状態で、カプラーとガスケットとが遊嵌状態で係合するよう構成されている。
この発明に従ったシリンジは、上記のいずれかのプランジャーを備える。
この発明に従ったプレフィルドシリンジは、上記のいずれかのプランジャーを備える。
本発明のプランジャーは、ボトムロッドとカプラーとガスケットとで形成され、ボトムロッドを第一の方向に回転させたとしてもボトムロッドはカプラーに対して空転するためカプラーは回転しない。つまり、ボトムロッドの回転力がカプラーとガスケットとの係合部に伝達されることはないので、ボトムロッドの回転を起因とするカプラーとガスケットの脱落は発生しない。従って、特許文献1のように、カプラーの先端に形成された雄ネジ状の突部の、ネジ山の基端側末端に、ガスケットの開口部と係合する係合部を形成する必要がなく、カプラーをガスケットに螺合する際に極端にガスケットを変形させることはないので、充填された薬液が漏出することはない。また、カプラーとガスケットとが遊嵌状態で係合するよう構成されているので、製造時や輸送時の振動により係合が緩むおそれもない。
この発明の実施の形態1に従ったプランジャーを有するプレフィルドシリンジの斜視図である。 図1中のII−II線に沿った断面図である。 図1で示すプランジャーを有するプレフィルドシリンジの分解斜視図である。 図3で示すバレルの斜視図である。 図3で示すガスケットの斜視図である。 図3で示すカプラーの斜視図である。 図3で示すカプラーの斜視図である。 図3で示すボトムロッドの斜視図である。 図2中のIX−IX線に沿った断面図である。 図9で示す状態からさらに回転したボトムロッドを示す断面図である。 図10で示す状態からさらに回転したボトムロッドを示す断面図である。 図11で示す状態からさらに回転したボトムロッドを示す断面図である。 図12で示す状態からさらに回転したボトムロッドを示す断面図である。 この発明の実施の形態2に従ったプランジャーを有するプレフィルドシリンジの断面図である。 図14で示すプランジャーを有するプレフィルドシリンジの分解斜視図である。 図14で示すカプラーの斜視図である。 図14で示すカプラーの斜視図である。 図14で示すボトムロッドの斜視図である。 図14中のXIX−XIX線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態3に従ったプランジャーを有するプレフィルドシリンジの断面図である。 図20で示すプランジャーを有するプレフィルドシリンジの分解斜視図である。 図20で示すカプラーの斜視図である。 図20で示すカプラーの斜視図である。 図20で示すボトムロッドの斜視図である。 図20中のXXV−XXV線に沿った断面図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
(全体構成の説明)
図1から図3で示すように、プレフィルドシリンジ1は、先端に設けられたバレル3、バレル3に挿入されるガスケット4、ガスケット4に嵌合するカプラー5、カプラー5に嵌合するボトムロッド6とを有する。この実施の形態ではシリンジがプレフィルドシリンジ1である場合を示すが、シリンジに薬剤が封入されていない通常のシリンジに本発明を適用することも可能である。
主として図4で示すように、バレル3の先端には開口する注射針接続部31が形成されている。バレル3の基端が開口し、基端外壁にはフランジ32が設けられている。注射針接続部31にはキャップ(図示せず)が装着され、開口は密封されている。
主として図5で示すように、バレル3の基端より、液密且つ摺動可能にガスケット4が収納されている。バレル3の、キャップとガスケット4とで仕切られた空間には薬液7が充填されている。ガスケット4の基端には内部空間411が形成されている。ガスケット4の基端には内部空間411に連通する開口部412が設けられている。
ガスケット4は、ゴム弾性体であり、通常のシリンジ用ガスケットで用いられるゴム弾性を示す材料を用いることができる。ゴム弾性体は液密であることから、ブチルゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴム、熱可塑性エラストマー、シリコーンエラストマー等を用いることができる。
主として図6および図7で示すように、カプラー5は、内部空間411に挿入される雄ネジ51を有する。雄ネジ51が内部空間411に挿入されて雄ネジ51がガスケット4に係合している。カプラー5が、ガスケット4の基端に連結している。
カプラー5はガスケット支持部53を有する。ガスケット支持部53には連結孔52が設けられている。雄ネジ51および連結孔52の中心は同軸上に設けられる。カプラー5の先端にガスケット4を係合させるには、ガスケット4の開口部412に雄ネジ51を当接させて雄ネジ51を螺合方向に回転させる。これにより開口部412に雄ネジ51が螺合し、最後に図2で示すように内部空間411に雄ネジ51が収容される。
ガスケット支持部53の基端側には円筒状の収容部54が形成されている。収容部54の側壁には、弾性変形可能なストッパー8が形成されており、ストッパー8の先端には、収容部54の内側へ向かって形成される係合爪81が形成されている。
連結孔52には、ボトムロッド6の先端に形成された突条61が挿入されることによって、ボトムロッド6とカプラー5は軸方向に連結されている。
主として図8で示すように、ボトムロッド6は芯部62を有する。芯部62の先端に突条61が形成されている。芯部62は収容部54の内側に収容される。ボトムロッド本体63の先端に芯部が形成されている。ボトムロッド本体63に基端に鍔632が形成されている。
カプラー5とボトムロッド6は、連結孔52と突条61との係合した箇所と、収容部54の基端とボトムロッド本体63の先端とが当接した箇所により、各々の軸がぶれることなく安定に連結し取り付けられている。芯部62には、回転操作によってストッパー8と係合する係合部となる係合片9が設けられている。
プランジャー60がカプラー5とボトムロッド6とガスケット4で形成される。プランジャー60に用いる材料は、シリンジに用いることができ、ストッパー8に軽度の弾性が持たせることが可能なものであれば特に限定されるものではなく、公知の材料を用いることができるが、成形が容易であることから熱可塑性樹脂が好ましい。このとき、プランジャー60の材料は全て同じでなくても構わない。
プランジャー60の基端の部品であるボトムロッド6がカプラー5に対して軸を揃えて連結されている。ボトムロッド6の芯部62に係合片9が形成される。カプラー5の収容部54の側壁に、ストッパー8が設けられている。
(ボトムロッドの回転)
図9で示すように、ボトムロッド6が矢印R1でしめす第一の方向(反螺合方向)に回転したとしても係合片9は係合爪81に係合しない。ボトムロッド6が第二の方向(螺合方向)に回転することにより係合片9と係合爪81とが係合する。
図9から図13に示すように、反螺合方向に回転する係合片9が係合爪81に当たると、係合爪81が係合片9によって中心より外側へ押し広げられ、ストッパー8と係合片9とは係合しない。そのため、ボトムロッド6を反螺合方向に回転させても、カプラー5はボトムロッド6に追随して回転しない。
ボトムロッド6が矢印R2で示す第二の方向(螺合方向)に回転する場合には図13で示す状態で係合片9の段差部分9aが係合爪81に係合する。係合片9を矢印R2で示す方向に回転させると係合爪81およびカプラー5も螺合方向に回転する。カプラー5の雄ネジ51が螺合方向に回転するため雄ネジ51が螺合方向に回転する。そのため、シリンジの製造時には、ボトムロッド6を螺合方向に回転させることにより、カプラー5の雄ネジ51が螺合方向に回転し、ガスケット4の開口部412を越え、内部空間411に収容される。
ボトムロッド6はカプラー5に対して第一の方向に空転可能であり、かつ、カプラー5とガスケット4とが遊嵌状態(カプラー5はガスケット4に対して自由に回転できるが、カプラー5からガスケット4を軸方向に離すには力を要する状態)で係合する。ボトムロッド6は第一係合部としての係合片9を有し、カプラー5は係合片9に当接可能な第二係合部としての係合爪81を有し、ボトムロッド6を第一の方向に回転させると係合片9は係合爪81に当接しながら係合爪81に対して空転することが可能である。係合片9が係合爪81に当接している状態では係合爪81が弾性変形している。カプラー5は、その先端に雄ネジ51が形成され、ガスケット4は、先端が閉塞した内部空間411を備え、且つ基端に内部空間411の径より細径の開口部412が形成され、雄ネジ51が開口部412を越えて内部空間411に進入したとき、雄ネジ51を内部空間411に収容した状態で、カプラー5とガスケット4とが遊嵌状態で係合する。
(効果)
このように、ボトムロッド6を反螺合方向に回転させてもカプラー5は回転しないため、プランジャー60の基端に反螺合方向の回転力を加えても、カプラー5とガスケット4との連結が緩むことがない。従って、カプラー5の先端形状が単純な雄ネジ形状であっても、カプラー5とガスケット4との連結が緩むことはなく、このような先端形状をしたカプラー5をガスケット4に螺合する際には極端にガスケット4を変形させることはないので、充填された薬液7が漏出することはない。
カプラー5とガスケット4との係合が遊嵌状態であるので、製造時および輸送時の振動により係合が緩むおそれもない。
カプラー5に形成される連結孔52の形状を、基端側から順次縮径するテーパー状に形成し、同様にボトムロッド6の先端の突条61を先端へ順次縮径するテーパー状とすることによって、カプラー5とボトムロッド6とを連結する際に、カプラー5の連結孔52へのボトムロッド6先端に形成された突条61の進入を容易にする。一方で、一旦連結されれば、ともに軸に対して垂直面である、連結孔52の周囲に位置する先端側の面と突条61の基端側の面とが係合するため、カプラー5とボトムロッド6との連結は外れることはない。また、カプラー5とボトムロッド6とは、ここに示すように回転可能に連結されているため、ストッパー8と係合片9が係合しない限りは、ボトムロッド6はカプラー5に対して自由に回転させることができる。
(実施の形態2)
図14から図19で示すように、実施の形態2に従ったプランジャー60を有するプレフィルドシリンジ1では、係合片9および係合爪81の形状が、実施の形態1と異なる。
係合爪81は、主として図17で示すように板状であり、一対の係合爪81が収容部54の中に互いに平行に距離を隔てて配置される。一対の係合爪81は、軸方向に延在するように形成されている。
係合片9は芯部62の外周に配置されている。係合片9は、図19で示す位置から矢印R1で示す反螺合方向(第一の方向)に回転すると係合片の湾曲した部分が係合爪81を外側に押し広げる。係合爪81が外側へ弾性変形することで係合片が矢印R1で示す方向に回転することが可能である。
係合片9は、図19で示す位置から矢印R2で示す螺合方向(第二の方向)に回転すると、係合片9の段差部分9aが係合爪81に当接する。段差部分9aが係合爪81を外側へ押し広げることができないため、係合片9の段差部分9aが係合爪81と当接したまま係合片9の回転が係合爪81に伝達される。その結果、係合爪81が係合片9とともに回転する。
(実施の形態3)
図20から図25で示すように、実施の形態3に従ったプランジャー60を有するプレフィルドシリンジ1では、係合片9および係合爪81の形状が、実施の形態1と異なる。
主として図23で示すように、係合爪81が収容部54を構成する壁面に形成されている。実施の形態1および2では係合爪81の位置が変化することで係合片9が回転することを許容していた。しかし、実施の形態3では係合爪81は変形せず、係合片9側が弾性変形する。
図24および図25で示すように、係合片9は円周方向に延在している。係合片9の一方端は芯部62に接続され、他方端は自由端である。そのため他方端が半径方向に弾性変形しやすい。
図25で示す位置から係合片9は、矢印R1で示す反螺合方向(第一の方向)に回転すると係合片9が係合爪81に押圧されて半径方向内側に弾性変形する。これにより、係合片9が矢印R1で示す方向に回転することが可能である。
係合片9は、図25で示す位置から矢印R2で示す螺合方向(第二の方向)に回転すると、係合片9の自由端が係合爪81に当接する。自由端は係合爪81を乗り越えることができないため、係合片9の自由端(先端)部分が係合爪81と当接したまま係合片9の回転が係合爪81に伝達される。その結果、係合爪81が係合片9とともに回転する。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、シリンジ、特に薬液がバレルに封入されるプレフィルドシリンジの分野に適用され得る。
1 プレフィルドシリンジ、2 キャップ、3 バレル、4 ガスケット、5 カプラー、6 ボトムロッド、7 薬液、8 ストッパー、9 係合片、9a 段差部分、31 注射針接続部、32 フランジ、51 雄ネジ、52 連結孔、53 ガスケット支持部、54 収容部、60 プランジャー、61 突条、62 芯部、63 ボトムロッド本体、81 係合爪、411 内部空間、412 開口部、632 鍔。

Claims (6)

  1. ボトムロッドと、
    前記ボトムロッドに係合するカプラーと、
    前記カプラーに係合するガスケットとを備え、
    前記ボトムロッドは前記カプラーに対して第一の方向に空転可能であり、前記カプラーと前記ガスケットとが遊嵌状態で係合するよう構成されている、プランジャー。
  2. 前記ボトムロッドは第一係合部を有し、前記カプラーは前記第一係合部に当接可能な第二係合部を有し、前記ボトムロッドを前記第一の方向に回転させると前記第一係合部は前記第二係合部に当接しながら前記第二係合部に対して空転することが可能である、請求項1に記載のプランジャー。
  3. 前記第一係合部が前記第二係合部に当接している状態では前記第一係合部および前記第二係合部の少なくとも一方が弾性変形している、請求項2に記載のプランジャー。
  4. 前記カプラーは、その先端に雄ネジ状の突部が形成され、前記ガスケットは、先端が閉塞した内部空間を備え、且つ基端に該内部空間の径より細径の開口部が形成され、前記雄ネジ状の突部が前記開口部を越えて前記内部空間に進入したとき、前記雄ネジ状の突部を前記内部空間に収容した状態で、前記カプラーと前記ガスケットとが遊嵌状態で係合するよう構成されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプランジャー。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のプランジャーを備えたシリンジ。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のプランジャーを備えたプレフィルドシリンジ。
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