JP2017183954A - 光トランシーバおよび光信号強度制御方法 - Google Patents

光トランシーバおよび光信号強度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】伝送路の損失に応じて光信号強度を変化させても信頼性の高い受信処理が可能となる光トランシーバ、その光信号強度の制御方法を提供する。
【解決手段】光トランシーバ(10,20)は、光伝送路を通して受信した光信号強度から光伝送路の伝送路損失(LOSS)を計算する損失計算部(106)と、伝送路損失LOSSに応じて送信光信号強度の平均値(Ai)と振幅値(Wi)との両方を送信光信号の消光比(ER)を所定範囲内に維持するように変化させる制御部(102、107)と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は光伝送路を通して光信号を送受信する光トランシーバに係り、特にその光信号強度の制御技術に関する。
光トランシーバの光送信信号および光受信信号の強度は、例えばIEEE 802.3やITU-T G.709によって最大値と最小値が定められている。これらの規格は、一般的な光ファイバにおける伝送路損失の値を元に最大伝送距離より定められている。この光伝送路の損失は、光ファイバの曲り半径、経年変化、光ファイバを繋ぐコネクタの数、溶接の有無等によって異なり、このために同じ距離でも損失は大きく変動しうる。
光受信信号強度の最大値は光受信モジュールの特性により定められる。たとえば、短距離伝送用のPINフォトダイオードを使った光受信モジュールでは最大値が約0dBm、長距離用のAPD(Avalanche photodiode)を使った光受信モジュールでは最大値が約−7dBmとなる。長距離用途の光トランシーバでは、伝送路損失が大きくなるので光送信信号強度が大きく設定される。
ところが、実際の運用においては、送受信モジュールの品種を少なくする目的で、長距離用の光トランシーバを短距離で使用する場合がある。この場合、長距離用の光トランシーバを伝送路損失が小さい条件で直接接続すると、受信側の高感度APDにおける受信信号強度がAPDの仕様範囲を超えてしまい、最悪の場合、受光素子が故障する可能性がある。このため、長距離用の光トランシーバを短距離で使用する場合は光アッテネータを間に挟んで、故意に損失を大きくする手法が採用されている。このような手法は、光トランシーバが必要以上に大きい光送信信号強度で送信するために消費電力に無駄が生じ、また光アッテネータを追加する分余計なコストがかかる。
光送信信号の強度を制御する技術はこれまでにも種々提案されてきた。たとえば、特許文献1には、上述した受光素子の損傷を回避するために、対抗局との間の伝送損失を算出し、伝送損失に応じて光送信レベルを調整する制御方法が開示されている。また、特許文献2には、光受信レベルの最大値と最小値との差が所定のデフォルト値より小さくなるように送信側へ振幅の増減を指示する制御方法が開示されている。
特開2015−032937号公報 特開2007−027819号公報
しかしながら、上記特許文献に記載された制御方法では、光送信信号の信号レベルあるいは振幅差の調整を行うだけであるために、受信信号のハイレベルとローレベルとを明確に識別することが困難になり信号受信の信頼性が劣化する場合がある。上記特許文献では、このような受信の信頼性劣化の課題を解決することができない。以下、簡単に説明する。
光送信信号は所定の消光比を有することが必要である。消光比ERは次式により与えられる。
ER = 10log10(Pone/Pzero)
ここで、Pone、Pzeroは光信号のハイレベル、ローレベルをそれぞれ示す。したがって、消光比を維持するためには、Pone/Pzeroの値を実質的に一定にする必要がある。
ところが、信号レベルを平均値=(Pone+Pzero)/2とすれば、特許文献1のように単純に平均値を変化させただけではPone/Pzeroの値を維持することができない。同様に、特許文献2のように振幅=Pone−Pzeroを単純に変化させる場合も、Pone/Pzeroの値を維持することができない。このように、上記特許文献に記載された制御方法のように光信号のレベルあるいは振幅値を単純に変化させると、消光比が低下してしまい、その結果、受信信号処理の信頼性が劣化する可能性がある。
そこで、本発明の目的は、伝送路の損失に応じて光信号強度を変化させても信頼性の高い受信処理が可能となる光トランシーバ、その光信号強度の制御方法を提供することにある。
本発明による光トランシーバは、光伝送路を通して光信号を送受信する光トランシーバであって、前記光伝送路を通して受信した光信号強度から前記光伝送路の伝送路損失を計算する損失計算手段と、前記伝送路損失に応じて送信光信号強度の平均値と振幅値との両方を送信光信号の消光比を所定範囲内に維持するように変化させる制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明による光信号強度制御方法は、光伝送路を通して光信号を送受信する光トランシーバの光信号強度制御方法であって、損失計算手段が、前記光伝送路を通して受信した光信号強度から前記光伝送路の伝送路損失を計算し、制御手段が、前記伝送路損失に応じて送信光信号強度の平均値と振幅値との両方を送信光信号の消光比を所定範囲内に維持するように変化させる、ことを特徴とする。
本発明による光信号強度制御方法は、第一の光トランシーバが光伝送路を通して第二の光トランシーバと光信号を送受信する光通信システムにおける光信号強度制御方法であって、前記第一の光トランシーバが第1光信号強度で第1光信号を前記第二の光トランシーバへ送信し、前記第二の光トランシーバが前記第1光信号を受信した時の受信光信号強度で第2光信号を前記第一の光トランシーバへ送信し、前記第一の光トランシーバが前記第2光信号を受信した時の受信光信号強度と前記第1光信号強度とから前記光伝送路の伝送路損失を計算し、当該伝送路損失に応じて送信光信号強度の平均値と振幅値との両方を送信光信号の消光比を所定範囲内に維持するように変化させる、ことを特徴とする。
上述したように、本発明によれば、伝送路の損失に応じて光信号強度を変化させても信頼性の高い受信処理を実現できる。
図1は、本発明の一実施形態による光トランシーバの構成を示すブロック図である。 図2は、本実施形態の光信号の平均値、振幅値および消光比について説明するための光信号の強度変化を示す図である。 図3は、本実施形態における送信光強度制御で使用される送信光強度設定の一例を示す図である。 図4は、本実施形態による光信号強度制御方法の一例を示すシーケンス図である。
<実施形態の概要>
本発明の実施形態によれば、伝送路の損失に応じて光信号強度を変化させる際に、消光比を維持するように光信号の振幅値も同時に変化させる。たとえば、消光比が維持される光信号強度(平均値)および振幅値の組み合わせを予め計算しておき、伝送路の損失に応じて光信号強度および振幅値の組を選択して光送信モジュールに設定する。
このように消光比を一定に維持しつつ光信号強度を変化させることで信頼性の高い受信処理が可能となる。さらに、長距離用の光トランシーバを短距離用に使用する場合に設けられた光アッテネータが不要となるので、不必要な送信光強度が要求されなくなり、そのための制御や電力供給が不要となる。さらに、単一仕様の光トランシーバで長距離用および短距離用に使用することができ、製造コストを低減させることもできる。以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
1.光トランシーバ
図1に例示するように、本発明の一実施形態による光トランシーバ10および20が光伝送路を通して光通信を行うシステムを考える。光トランシーバ10および20は同一の構成および機能を有するので、以下、光トランシーバ10の構成および機能について説明する。
図1において、光トランシーバ10は、電気コネクタ101を通して、無線通信装置あるいはコンピュータ等の本体装置(図示せず)と電気的に接続し、光通信による送受信データのやり取り、光トランシーバ全体の電源供給が行われる。送信信号制御部102は送信データに従って送信信号を生成し、光送信モジュール103を駆動することで、送信光信号を光伝送路へ送出する。光送信モジュール103は、レーザダイオード等の発光部を有し、送信信号制御部012からの送信信号を光信号に変換する。
光受信モジュール104は、光伝送路を通して到達した光信号を電気信号に変換する受光素子(PINフォトダイオード、APD等)を有し、受信信号を受信処理部105へ出力する。受信処理部105は、受信信号の波形成型等を行い、受信データとして電気コネクタ101を通して本体装置へ出力する。
光受信モジュール104は、さらに、到達した光信号の強度(光受信信号強度)に比例した電流を伝送路損失計算部106および送信光強度制御部107へ出力する。伝送路損失計算部106は、後述するように、伝送路の損失LOSSを計算して送信光強度制御部107へ出力する。
送信光強度制御部107は、後述するように、伝送路損失に応じた強度設定値(平均値、振幅値)を消光比が実質的に一定となるように計算し、送信信号制御部102へ出力することができる。あるいは、後述するように、複数の伝送路損失の各々に対応する強度設定値(平均値、振幅値)を消光比が実質的に一定となるように予め計算して検索可能に格納し、伝送路損失LOSSに応じた強度設定値を検索して送信信号制御部102へ出力してもよい。
さらに、送信光強度制御部107は、後述するように、相手の光トランシーバ20が光信号強度の調整フェーズであれば、光受信モジュール104から受信した光受信信号強度と同じ強度の光送信信号を生成する強度設定値を送信信号制御部102へ出力する。
送信信号制御部102は、送信光強度制御部107から指示された強度設定値に従って、光送信モジュール103の発光部を駆動する駆動電流を制御し送信光信号の強度を設定する。
なお、電源制御部108は、電気コネクタ101を通して本体装置から供給される電源を、光送信モジュール103、光受信モジュール等の各機能ブロックに供給する。また、少なくとも送信信号制御部102、伝送路損失計算部106および送信光強度制御部107は、図示しない記憶装置に格納されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)等のコンピュータ上で実行することにより、同等の機能を実現することもできる。
対抗する光トランシーバ20は上述した光トランシーバ10と同様の構成を有するので、詳細な説明は省略する。図1では、光トランシーバ10からの光信号を受信する光受信モジュール201と、光トランシーバ10へ光信号を送信する光送信モジュール202とが図示されている。光受信モジュール201よび光送信モジュール202は、上述した光受信モジュール104および光送信モジュール103にそれぞれ対応する。
2.伝送路損失の計算
伝送路損失計算部106は、種々の方法で伝送路の損失LOSSを計算することができる。たとえば、光トランシーバ10および20が同じ規格で、かつ同じ伝送路で送受信していれば、互いの光送信信号強度の仕様も同じである。したがって、光受信モジュール104から受信した光受信信号強度と自局の光送信モジュール103から送出される光送信信号強度との差を計算すれば簡単に伝送路損失LOSSを得ることができる。
たとえば、伝送線路損失の計算方法を二心の光トランシーバ(IEEE802.3 10GBASE−ERに準拠)を例に説明する。IEEE802.3−2005 10GBASE−ERの送受信規格は下記の通りである。
・光送信信号強度(規格): +4.0dBm〜−4.7dBm
・消光比: 3.0dB(規格)
・光受信信号強度(規格): −1.0dBm〜−15.8dBm
光トランシーバ10および20が同じ規格であれば、互いに相手のトランシーバが光送信信号強度0.0dBm、消光比3.0dBmで発光していると推定される。このとき、光トランシーバ10へ入力される光入力信号強度が−3.0dBmであれば、0.0dBm−(−3.0dBm)=+3.0dBが伝送線路損失であると推定できる。
その他の方法として、互いの光送信信号にそれぞれの光送信信号強度の情報を載せて相手側へ送信してもよいし、光伝送路とは別のネットワーク、たとえばVPN(Virtual Private Network)などを通して、互いの光送信信号強度の情報を通知してもよい。
本実施形態で採用する伝送路損失の計算方法は、相手側の光トランシーバが、受信した光信号強度と同じ強度の光送信信号を送り返す制御手順により伝送路損失を算出する。詳しくは後述する。
3.送信光信号強度の平均値と振幅値
送信光信号の特性は光信号強度(平均値)と消光比ERで表され、本実施形態では、消光比ERを一定に、あるいは所定範囲内に維持したまま、光送信信号強度だけを制御する必要がある。本実施形態によれば、光送信信号の強度(平均値)と振幅値とを消光比が一定となるようにそれぞれ制御する。以下、光信号の平均値Aiと振幅値Wiについて図2を参照しながら説明する。
図2において、光送信信号のハイレベルでの光強度をPone[mW]、ローレベルでの光強度をPzero[mW]とすれば、光信号の平均値Ai、振幅値Wiおよび消光比ERは、それぞれ次式で表される。
Ai=(Pone+Pzero)/2
Wi=Pone−Pzero
ER=10log10(Pone/Pzero
すでに述べたように、消光比を維持するためには、Pone/Pzeroの値を実質的に一定にする必要がある。そこで、Pone/Pzero=erと置き、平均値Aiおよび振幅値WiをPzero(あるいはPone)とerと用いて書き直すと、以下の式を得る。
Ai=(er+1)Pzero/2=(er+1)Pone/2er
Wi=(er−1)Pzero=(er−1)Pone/er
これらの式から、消光比ERを一定に維持するという条件下で、平均値Aiを変化させると、振幅値Wiも上記式に従って同時に変化することがわかる。逆に言えば、平均値Aiと振幅値Wiとをそれぞれ変化させることで消光比ERを実質的に一定に維持することが可能となる。
4.送信光強度設定テーブル
送信光強度制御部107は、消光比が実質的に一定となるように、複数の伝送路損失の各々に対応する強度設定値(平均値、振幅値)を予め格納した送信光強度設定テーブルを有する。送信光強度設定テーブルの一例を図3に示す。
図3において、送信光強度設定テーブルは、Pone/Pzero=erを一定値あるいは一定範囲内に維持される条件で、伝送路損失LOSSの大きさに応じた強度設定値(Ai、Wi)が計算されている(iは1〜nの整数)。したがって、送信光強度制御部107は、伝送路損失計算部106から入力した伝送路損失LOSSに対して、光送信モジュール103の光信号強度(平均値)と振幅値をどのように設定すべきかを決定することができる。
送信光強度設定テーブルにおける伝送路損失LOSSに対する強度設定値(Ai、Wi)は、すでに述べたように、伝送路損失LOSSを入力する毎に計算して求めることもできるが、外部から所定のシリアル通信インタフェース(I2C、SPIなど)を通して書き込むこともできる。
5.動作
<例1>
次に、光送信信号の強度設定値(平均値Aiと振幅値Wi)を決定する方法を、光入力信号強度が−0.5dBmである場合を例にして説明する。光トランシーバ10および20は、いずれもIEEE802.3 10GBASE−ERに準拠しているものとする。
光トランシーバ10および20のそれぞれの送信制御部102がそれぞれの光送信モジュール103および202から光信号を出力する場合、まず、自局の光受信モジュール104および201へ直接入力しても受光素子が壊れない程度の光信号強度で送信光信号を立ち上げる。
次に、伝送路損失計算部106は、光受信モジュール104から光受信信号強度のモニタ結果を読み取る。ここでは、相手側の光トランシーバ20も自局のトランシーバと同様に0.0dBmで送信していると推定できるので、光受信信号強度のモニタ結果が−0.5dBmである事から、光トランシーバ間の伝送線路損失が0.5dBであると計算する。光受信信号規格の最小値は−15.8dBmであるので、光トランシーバ10の光送信信号強度は−15.3dBmまで下げる事ができる。
実際の運用において、光受信信号強度の最小値に対してマージンを設ける必要がある。光受信信号強度のモニタ精度は約±2.0dB以内である。よって少なくとも2.0dBのマージンが必要となる。相手側の光トランシーバ20が出力する光送信信号強度のバラつき(約±3.0dB)を考慮して、例えば5.0dBmのマージンを取った値に設定する。よって、送信光強度制御部107は、送信光強度設定テーブルを参照して、光送信信号強度が−10.8dBmとなるような光信号の平均値と振幅値の強度設定値を決定し、送信信号強度制御部102に書き込む。
こうして、消光比を一定に維持したまま、光信号出力強度だけを増加あるいは減少させることが可能となる。この例により、伝送進路損失が規格よりも小さい場合でも光アッテネータ―を使用せずに光トランシーバ10と20とを光伝送路で接続して光通信を行うことができる。また、光送信信号強度を伝送線路損失に応じて増減させるため、消費電力を削減することができる。
<例2>
光トランシーバ10および20が自動で光送信信号強度を変更できる制御例を示す。概要として電源投入から一定時間、光トランシーバ10が送信アラームを示す光信号を送出し、その間に伝送路損失計算部106が光受信モジュール104から相手側からの光受信信号強度を読み出す。これにより、上述したように送信信号強度制御部107が光受信信号強度の規格を満たすように送信信号強度の最適化制御を実施し、最適化が完了後に送信アラームを解除して通信可能な状態とする。
<例3>
まず、光トランシーバ10は、相手側からの光受信信号強度を読み出すための通信を行う。もし相手側から応答が無い場合には、相手側の光トランシーバ20が実装されていないか、伝送路損失が規格より大きいか、または自局の光トランシーバ10とは異なる系列の製品が使われている事になる。この場合には、光トランシーバ10は光送信信号強度の自動的設定制御を行わずに、出荷時に決められた強度で送信光信号を出力し、光送信信号強度の自動調整を行わなかった事を奏しイン光高度制御部107に記録する。応答があった場合には、相手側も光トランシーバ10と同系列の製品であると判断し、次に示す手順で光送信信号強度を変化させる。
光トランシーバ10は電源投入と同時に一定時間、光送信信号強度を−10dBmに設定する。相手側光トランシーバ20は光受信信号強度を測定し、その結果を光トランシーバ10に通知する。光受信信号強度が規格(IEEE 802.3など)の最小値より低い場合、光トランシーバ10の送信光強度制御部107は光送信モジュール103の光送信信号強度を徐々に増加させる。相手側の光トランシーバ20がモニタする光受信信号強度の測定結果が、規格の最小値よりも高くなったところで、送信光強度制御部107は、上述したように、光送信信号強度を確定し、その時の光送信信号の平均値と振幅値を送信信号制御部102に書き込む。これにより、光トランシーバ10は伝送線路損失に対応する光送信信号強度で通信可能な状態となる。次に、光トランシーバ10は相手側の光トランシーバ20に自動調整が完了したことを通知する。
もし、相手側光トランシーバ20が自局と同系列の製品であり、かつ、送信強度の自動調整が完了していない場合には、光トランシーバ20は同じ手順で光送信信号強度の自動調整を実行する。
このように、光送信信号強度の自動的設定制御を実行することで、電源投入の度に最適化を行うことが可能となり、伝送路損失が変動した場合でも最適な光送信信号強度に設定することが可能となる。
<例4>
すでに述べたように、特許文献1の制御方法では、光送信信号の信号レベルの調整を行うだけであるために、信号受信の信頼性劣化が生じ得ることを指摘したが、さらに、伝送損失測定が外部からの距離測定開始指示に応じて実行されるために、光トランシーバが自律的に光信号レベルを調整することができない。
そこで、本実施形態におけるパワー最適化制御の第4例によれば、自局側光トランシーバ10と相手側光トランシーバ20のうち、先に電源がONになった方から先に損失測定用の光強度で信号を送信してパワー調整を行い、パワー調整が完了すれば相手側へ通知し、さらに相手側のパワー調整が完了してから、それぞれ最適光出力信号強度で通信を開始する。後から電源ONになった光トランシーバは、損失測定用の光パワー信号を受信するので自分が後であることを認識することができる。
相手がパワー調整フェーズにあることを認識すると、受信した光パワーと同じパワーの光信号を返すことで、相手側の光トランシーバは、自分の送信パワーと相手側からの受信パワーとの差から伝送損失を算出することができる。
以下、図4を参照しながら、光トランシーバ10を先に電源ONとなった「光トランシーバA」、光トランシーバ20を後から電源ONとなった「光トランシーバB」、光トランシーバAおよびBの間の光伝送路の損失をLOSS、伝送損失測定時の光送信強度をT[dBm]とした場合の送信強度最適化制御について説明する。
図4において、光トランシーバAが電源ONとなり(動作A201)、その時点では光トランシーバBは電源OFF状態である。光トランシーバAは、電源ONになったときに、所定の光送信強度Tで測定用の光信号を送信する(動作A202)。このばあい、光トランシーバBは電源OFFであるから、光トランシーバAは応答の測定用光信号を受信しない。この場合、光トランシーバAは動作A202の送信動作を所定間隔で継続する。そのうちに光トランシーバBの電源がONになったとする(動作B301)。
光トランシーバBの電源がONになると、光トランシーバBの光受信モジュール201が受信パワー(T-LOSS)で測定用の光信号を受信する(動作B302)。光トランシーバBの送信光強度制御部は、受信パワー(T-LOSS)のモニタ値を入力すると、それと同じパワーの光信号を光送信モジュール202から送信し(動作B303)、所定時間のタイマをスタートさせる。
光トランシーバAの光受信モジュール104は、光トランシーバBから受信パワー((T-LOSS)-LOSS)で測定用の光信号を受信する(動作A203)。伝送路損失計算部106は、相手側が受信パワーと同じパワーで送信したことを知っているので、今回動作A203で受信したパワーは往復の伝送路損失を被っていることがわかる。したがって、伝送路損失計算部106は、次の計算により光伝送路損失LOSS[dB]を求めることができる。
LOSS=(T-((T-LOSS)-LOSS))/2
伝送路損失計算部106が上記式により伝送路損失LOSSを算出すると、送信光強度制御部107は、当該伝送路損失LOSSを用いて送信光強度設定テーブルを参照し、送信光信号の平均値と振幅値からなる強度設定値を決定し、送信信号強度制御部102に設定する(動作A204)。そして、送信光強度制御部107は、相手側の光トランシーバBにパワー調整完了を通知するために光送信を所定時間だけOFFする(動作A205)。タイムアウトすると、送信光強度制御部107は、動作A203での受信パワー((T-LOSS)-LOSS)と同じパワーの光信号を光送信モジュール103から送信し、所定時間のタイマをスタートさせる(動作A206)。
光トランシーバBは、動作B303にけるパワー(T-LOSS)の光信号を送信してから所定時間が経過するまでに光トランシーバAから光信号を受信しなければ、光トランシーバAのパワー調整が完了したと認識する(動作B304)。その後、光トランシーバAが動作A206で送信パワー((T-LOSS)-LOSS)の光信号を光送信モジュール103から送信すると、光トランシーバBの光受信モジュール201は、受信パワー(((T-LOSS)-LOSS)-LOSS)で測定用の光信号を受信する(動作B305)。光トランシーバBの伝送路損失計算部は、相手側が受信パワーと同じパワーで送信したことを知っているので、今回動作B305で受信したパワーは往復の伝送路損失を被っていることがわかる。したがって、伝送路損失計算部は、次の計算により光伝送路損失LOSS[dB]を求めることができる。
LOSS=((T-LOSS)-(((T-LOSS)-LOSS)-LOSS))/2
光トランシーバBの伝送路損失計算部が上記式により伝送路損失LOSSを算出すると、送信光強度制御部は、当該伝送路損失LOSSを用いて送信光強度設定テーブルを参照し、送信光信号の平均値と振幅値からなる強度設定値を決定し、送信信号強度制御部に設定する(動作B306)。そして、送信光強度制御部は、相手側の光トランシーバAにパワー調整完了を通知するために光送信を所定時間だけOFFする(動作B307)。光トランシーバAは、光トランシーバBから光信号を受信することなく所定時間が経過してタイムアウトすると、光トランシーバBのパワー調整が完了したと認識する(動作A207)。こうして、光トランシーバAおよびBは、伝送路損失LOSSの光伝送路を通して最適送信パワーで互いに送信を開始する。
上述したように、図4に示すパワー最適化制御手順によれば、電源が先に挿入された方の光トランシーバから測定用光信号を送信することで、外部からの指示等がなくとも、互いの光送信信号を自律的に最適強度に調整することができる。
6.効果
以上詳細に説明したように、本発明の実施形態によれば、伝送路損失LOSSに応じて光信号強度設定値(平均値:Ai=(Pone+Pzero)/2)を変化させる場合に、消光比ERを維持するように光信号の振幅値(Wi=Pone−Pzero)も同時に変化させる。本実施形態では、図3に例示するように、消光比が維持される光信号強度(平均値)および振幅値の組み合わせを予め計算してテーブル形式で格納しておき、測定された伝送路損失LOSSに従って検索し、それに対応した光信号強度設定値(平均値および振幅値の組)を選択して光送信モジュールに設定する。このように消光比を一定に維持しつつ光信号強度を変化させることで信頼性の高い受信処理が可能となる。さらに、受光素子を損傷させないための光アッテネータが不要となるので、その制御や電力供給が不要となり、多種類の光トランシーバを製造しなくてよいので、製造コストを低減させることもできる。
7.付記
上述した実施形態の一部あるいは全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これらに限定されるものではない。
(付記1)
光伝送路を通して光信号を送受信する光トランシーバであって、
前記光伝送路を通して受信した光信号強度から前記光伝送路の伝送路損失を計算する損失計算手段と、
前記伝送路損失に応じて送信光信号強度の平均値と振幅値との両方を送信光信号の消光比を実質的に維持するように変化させる制御手段と、
を有することを特徴とする光トランシーバ。
(付記2)
前記平均値が前記送信光信号強度のハイレベルとローレベルの相加平均、前記振幅値が前記ハイレベルと前記ローレベルとの差であることを特徴とする付記1に記載の光トランシーバ。
(付記3)
前記制御手段が、前記送信光信号強度のハイレベルとローレベルとの比が実質的に維持されるように、前記平均値および前記振幅値の両方を変化させることを特徴とする付記1または2に記載の光トランシーバ。
(付記4)
前記制御手段が、前記光伝送路の複数の伝送路損失にそれぞれ対応する前記平均値および前記振幅値の組を予め格納し、前記損失計算手段により得られた伝送路損失を用いて、当該伝送路損失に対応する平均値と振幅値との組を選択することを特徴とする付記1−3のいずれか1項に記載の光トランシーバ。
(付記5)
前記制御手段が、前記損失計算手段により得られた伝送路損失に対応する前記平均値から当該平均値の同時に変化させる前記振幅値を算出することを特徴とする付記1−3のいずれか1項に記載の光トランシーバ。
(付記6)
前記損失計算手段が、前記光トランシーバの所定送信光信号強度と前記受信した光信号強度との差から前記伝送路損失を算出することを特徴とする付記1−5のいずれか1項に記載の光トランシーバ。
(付記7)
前記損失計算手段が、前記光トランシーバが先に他の光トランシーバへ送信した送信光信号強度と前記他の光トランシーバから送り返された光信号の受信信号強度との差から前記伝送路損失を算出することを特徴とする付記1−5のいずれか1項に記載の光トランシーバ。
(付記8)
光伝送路を通して光信号を送受信する光トランシーバの光信号強度制御方法であって、
損失計算手段が、前記光伝送路を通して受信した光信号強度から前記光伝送路の伝送路損失を計算し、
制御手段が、前記伝送路損失に応じて送信光信号強度の平均値と振幅値との両方を送信光信号の消光比を実質的に維持するように変化させる、
ことを特徴とする光信号強度制御方法。
(付記9)
前記平均値が前記送信光信号強度のハイレベルとローレベルの相加平均、前記振幅値が前記ハイレベルと前記ローレベルとの差であることを特徴とする付記8に記載の光信号強度制御方法。
(付記10)
前記制御手段が、前記送信光信号強度のハイレベルとローレベルとの比が実質的に維持されるように、前記平均値および前記振幅値の両方を変化させることを特徴とする付記8または9に記載の光信号強度制御方法。
(付記11)
前記制御手段が、前記光伝送路の複数の伝送路損失にそれぞれ対応する前記平均値および前記振幅値の組を予め格納し、前記損失計算手段により得られた伝送路損失を用いて、当該伝送路損失に対応する平均値と振幅値との組を選択することを特徴とする付記8−10のいずれか1項に記載の光信号強度制御方法。
(付記12)
前記制御手段が、前記損失計算手段により得られた伝送路損失に対応する前記平均値から当該平均値の同時に変化させる前記振幅値を算出することを特徴とする付記8−10のいずれか1項に記載の光信号強度制御方法。
(付記13)
前記損失計算手段が、前記光トランシーバの所定送信光信号強度と前記受信した光信号強度との差から前記伝送路損失を算出することを特徴とする付記8−12のいずれか1項に記載の光信号強度制御方法。
(付記14)
前記損失計算手段が、前記光トランシーバが先に他の光トランシーバへ送信した送信光信号強度と前記他の光トランシーバから送り返された光信号の受信信号強度との差から前記伝送路損失を算出することを特徴とする付記8−12のいずれか1項に記載の光信号強度制御方法。
(付記15)
第一の光トランシーバが光伝送路を通して第二の光トランシーバと光信号を送受信する光通信システムにおける光信号強度制御方法であって、
前記第一の光トランシーバが第1光信号強度で第1光信号を前記第二の光トランシーバへ送信し、
前記第二の光トランシーバが前記第1光信号を受信した時の受信光信号強度で第2光信号を前記第一の光トランシーバへ送信し、
前記第一の光トランシーバが前記第2光信号を受信した時の受信光信号強度と前記第1光信号強度とから前記光伝送路の伝送路損失を計算し、当該伝送路損失に応じて送信光信号強度の平均値と振幅値との両方を送信光信号の消光比を実質的に維持するように変化させる、
ことを特徴とする光信号強度制御方法。
(付記16)
光伝送路を通して光信号を送受信する光トランシーバとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記光伝送路を通して受信した光信号強度から前記光伝送路の伝送路損失を計算する機能と、
前記伝送路損失に応じて送信光信号強度の平均値と振幅値との両方を送信光信号の消光比を実質的に維持するように変化させる機能と、
を前記コンピュータに実現する特徴とするプログラム。
本発明は、光伝送路を通して光信号を送受信し、光送信信号強度の制御を行う光トランシーバに適用可能である。
10、20 光トランシーバ
101 電気コネクタ
102 送信信号制御部
103 光送信モジュール
104 光受信モジュール
105 受信処理部
106 伝送路損失計算部
107 送信に光り強度制御部
108 電源制御部
201 光受信モジュール
202 光送信モジュール

Claims (10)

  1. 光伝送路を通して光信号を送受信する光トランシーバであって、
    前記光伝送路を通して受信した光信号強度から前記光伝送路の伝送路損失を計算する損失計算手段と、
    前記伝送路損失に応じて送信光信号強度の平均値と振幅値との両方を送信光信号の消光比を所定範囲内に維持するように変化させる制御手段と、
    を有することを特徴とする光トランシーバ。
  2. 前記平均値が前記送信光信号強度のハイレベルとローレベルの相加平均、前記振幅値が前記ハイレベルと前記ローレベルとの差であることを特徴とする請求項1に記載の光トランシーバ。
  3. 前記制御手段が、前記送信光信号強度のハイレベルとローレベルとの比が所定範囲内に維持されるように、前記平均値および前記振幅値の両方を変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の光トランシーバ。
  4. 前記制御手段が、前記光伝送路の複数の伝送路損失にそれぞれ対応する前記平均値および前記振幅値の組を予め格納し、前記損失計算手段により得られた伝送路損失を用いて、当該伝送路損失に対応する平均値と振幅値との組を選択することを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載の光トランシーバ。
  5. 前記制御手段が、前記損失計算手段により得られた伝送路損失に対応する前記平均値から当該平均値の同時に変化させる前記振幅値を算出することを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載の光トランシーバ。
  6. 前記損失計算手段が、前記光トランシーバの所定送信光信号強度と前記受信した光信号強度との差から前記伝送路損失を算出することを特徴とする請求項1−5のいずれか1項に記載の光トランシーバ。
  7. 前記損失計算手段が、前記光トランシーバが先に他の光トランシーバへ送信した送信光信号強度と前記他の光トランシーバから送り返された光信号の受信信号強度との差から前記伝送路損失を算出することを特徴とする請求項1−5のいずれか1項に記載の光トランシーバ。
  8. 光伝送路を通して光信号を送受信する光トランシーバの光信号強度制御方法であって、
    損失計算手段が、前記光伝送路を通して受信した光信号強度から前記光伝送路の伝送路損失を計算し、
    制御手段が、前記伝送路損失に応じて送信光信号強度の平均値と振幅値との両方を送信光信号の消光比を所定範囲内に維持するように変化させる、
    ことを特徴とする光信号強度制御方法。
  9. 第一の光トランシーバが光伝送路を通して第二の光トランシーバと光信号を送受信する光通信システムにおける光信号強度制御方法であって、
    前記第一の光トランシーバが第1光信号強度で第1光信号を前記第二の光トランシーバへ送信し、
    前記第二の光トランシーバが前記第1光信号を受信した時の受信光信号強度で第2光信号を前記第一の光トランシーバへ送信し、
    前記第一の光トランシーバが前記第2光信号を受信した時の受信光信号強度と前記第1光信号強度とから前記光伝送路の伝送路損失を計算し、当該伝送路損失に応じて送信光信号強度の平均値と振幅値との両方を送信光信号の消光比を所定範囲内に維持するように変化させる、
    ことを特徴とする光信号強度制御方法。
  10. 光伝送路を通して光信号を送受信する光トランシーバとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記光伝送路を通して受信した光信号強度から前記光伝送路の伝送路損失を計算する機能と、
    前記伝送路損失に応じて送信光信号強度の平均値と振幅値との両方を送信光信号の消光比を所定範囲内に維持するように変化させる機能と、
    を前記コンピュータに実現する特徴とするプログラム。
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