JP2017180753A - ガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置、ガスメータ用遮断装置及びガスメータ - Google Patents
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Abstract
【課題】弁体が閉状態であることを的確に確認することができるガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置、ガスメータ用遮断装置及びガスメータを提供する。【解決手段】弁座11に接当する閉状態と弁座11から離間する開状態とに切換自在な弁体12と、弁体12を閉状態に付勢する閉操作用スプリング14と、閉操作用スプリング14の付勢力に抗して弁体12を開状態に保持する保持手段と、弁体12を開状態から閉状態に切換えるべく保持手段の保持を解除する解除手段と、解除手段の作動を制御する制御手段とが設けられ、弁体12が開状態から閉状態に切換えられたときの応力発光体21の発光を検出する光検出センサ22と、光検出センサ22の検出情報に基づいて、弁体12が閉状態であるか否かを判別する判別手段とが設けられている。【選択図】図2
Description
本発明は、弁座に接当する閉状態と前記弁座から離間する開状態とに切換自在な弁体と、前記弁体を前記閉状態に付勢する閉操作用スプリングと、前記閉操作用スプリングの付勢力に抗して前記弁体を前記開状態に保持する保持手段と、前記弁体を前記開状態から前記閉状態に切換えるべく前記保持手段の保持を解除する解除手段と、前記解除手段の作動を制御する制御手段とが設けられたガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置、ガスメータ用遮断装置及びガスメータに関する。
ガスメータ用遮断装置は、一般家庭等へのガス供給路中に装備されるガスメータに備えられるものであって、制御手段が異常発生状態を検出したときに、弁体を閉状態に切換えることによって、ガス燃料の供給を緊急的に停止するものである。
ちなみに、異常発生状態とは、設定震度以上の地震が発生した場合、供給する燃料ガスの圧力が設定圧力以下となった場合、燃料ガスが設定時間以上に亘って、大きな流量の変動なく流れ続けた場合、燃料ガスが異常に大きな流量で流れる場合、及び、燃料ガスが急激に大きな流量で流れる状態に変化した場合等である。
ちなみに、異常発生状態とは、設定震度以上の地震が発生した場合、供給する燃料ガスの圧力が設定圧力以下となった場合、燃料ガスが設定時間以上に亘って、大きな流量の変動なく流れ続けた場合、燃料ガスが異常に大きな流量で流れる場合、及び、燃料ガスが急激に大きな流量で流れる状態に変化した場合等である。
ガスメータ用遮断装置の弁体は、制御手段が解除手段を作動させて保持手段の保持を解除することにより、閉操作用スプリングの付勢力によって閉状態に操作されることになるが、弁体を閉状態に操作したときに、弁体が閉状態に操作されたことを確認する必要がある。
このようなガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置の従来例として、保持手段としての永久磁石が、弁体のプランジャ(弁軸)を吸着保持するように構成され、解除手段としてのコイルに、永久磁石の磁力を打ち消すように電流を流すことにより、弁体を閉状態に操作するように構成されたガスメータ用遮断装置において、コイルのインダクタンスの変動を測定して、弁体が閉状態に操作されたことを確認するように構成されたものがある(例えば、特許文献1(段落〔0031〕)参照。)。
従来のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置は、弁体が開状態であるときのコイルのインダクタンスと、弁体が閉状態であるときのコイルのインダクタンスとが変化することを利用して、弁体が閉状態であることを検出するようにしたものであるが、弁体が閉状態であることを的確に確認できない虞があった。
すなわち、弁体を閉状態に操作したときに、弁体は閉状態に近い位置まで移動するものの、異物を噛み込むなどして閉状態とはならない状態で停止することがある。
しかしながら、弁体が閉状態に位置するときと、弁体が閉状態に近い位置に位置するときとでは、コイルのインダクタンスには大きな差異が現れないものであり、弁体が閉状態に近い位置に位置するときにも、弁体が閉状態であると誤確認する虞があった。
しかしながら、弁体が閉状態に位置するときと、弁体が閉状態に近い位置に位置するときとでは、コイルのインダクタンスには大きな差異が現れないものであり、弁体が閉状態に近い位置に位置するときにも、弁体が閉状態であると誤確認する虞があった。
ちなみに、コイルのインダクタンスは、弁体が閉状態に位置するときと、弁体が閉状態に近い位置に位置するときでは異なるものであるから、それらを区別する閾値を設定することによって、弁体が閉状態であるか否かを判別することが考えられる。
しかしながら、コイルのインダクタンスは、経年劣化により変化するものであるから、弁体が閉状態に位置するときと、弁体が閉状態に近い位置に位置するときとを区別する閾値を設定することは、実際上はできないものである。
しかしながら、コイルのインダクタンスは、経年劣化により変化するものであるから、弁体が閉状態に位置するときと、弁体が閉状態に近い位置に位置するときとを区別する閾値を設定することは、実際上はできないものである。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、弁体が閉状態であることを的確に確認することができるガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置、簡単かつ安価な構成を追加するのみで、弁体が確実に閉状態となっていることを確認できる信頼度の高いガスメータ用遮断装置及びガスメータを提供する点にある。
本発明のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置は、弁座に接当する閉状態と前記弁座から離間する開状態とに切換自在な弁体と、前記弁体を前記閉状態に付勢する閉操作用スプリングと、前記閉操作用スプリングの付勢力に抗して前記弁体を前記開状態に保持する保持手段と、前記弁体を前記開状態から前記閉状態に切換えるべく前記保持手段の保持を解除する解除手段と、前記解除手段の作動を制御する制御手段とが設けられたものであって、その特徴構成は、前記弁体と前記弁座との接当面に備えられ、前記弁体が前記開状態から前記閉状態に切換えられたときの前記弁体と前記弁座との接当による応力によって発光する応力発光体と、前記応力発光体の発光を検出する光検出センサと、前記光検出センサの検出情報に基づいて、前記弁体が前記閉状態であるか否かを判別する判別手段とが設けられている点にある。
すなわち、弁体を開状態から閉状態と切換えるときには、閉操作用スプリングの付勢力によって閉側に移動する弁体が弁座に接当することにより、弁体と弁座には応力が発生する。この応力によって応力発光体が発光することになり、その光が、光検出センサによって検出されることになる。
そして、判別手段が、光検出センサの検出情報に基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別することになる。
つまり、弁体が適正通り閉状態に切換えられた場合には、弁体が弁座に接当することにより、強い光が光検出センサによって検出されるが、異物の噛み込み等により、弁体が弁座に接当しない場合には、光検出センサによって、強い光が検出されないものとなるから、判別手段は、光検出センサの検出情報に基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別できることになる。
つまり、弁体が適正通り閉状態に切換えられた場合には、弁体が弁座に接当することにより、強い光が光検出センサによって検出されるが、異物の噛み込み等により、弁体が弁座に接当しない場合には、光検出センサによって、強い光が検出されないものとなるから、判別手段は、光検出センサの検出情報に基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別できることになる。
ちなみに、異物の噛み込みの一例として、弁座と弁体との間に異物が噛み込まれた場合には、弁体が閉操作されるに伴って光が発生するが、その光量は、弁体が適正通り弁座に接当する場合と較べると、かなり小さなものであり、弁体が閉状態であると誤確認されることを回避できる。
要するに、本発明の特徴構成によれば、弁体が閉状態であることを的確に確認することができるガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置を提供できる。
本発明のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置の更なる特徴構成は、前記判別手段は、前記保持手段の保持を解除すべく前記解除手段が作動されたときから設定計測時間が経過するまでの間において前記光検出センサが検出した検出光量が光量用設定判別値以上の場合には、前記弁体が前記閉状態であると判別し、且つ、前記検出光量が前記光量用設定判別値未満の場合には、前記弁体が前記閉状態でないと判別するように構成されている点にある。
すなわち、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されたときから設定計測時間が経過するまでの間において光検出センサが検出した検出光量が光量用設定判別値以上の場合には、弁体が閉状態であると判定されることになる。
これに対して、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されたときから設定計測時間が経過するまでの間において光検出センサが検出した検出光量が光量用設定判別値未満の場合には、弁体が閉状態でないと判定されることになる。
これに対して、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されたときから設定計測時間が経過するまでの間において光検出センサが検出した検出光量が光量用設定判別値未満の場合には、弁体が閉状態でないと判定されることになる。
このように、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されたときから設定計測時間が経過するまでの間において光検出センサが検出した検出光量に基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別することになるので、弁体が閉状態であるか否かを一層的確に判別することができる。
つまり、弁体が適正通り閉状態に切換えられた場合には、設定計測時間が経過するまでに弁体が弁座に接当することにより、大きな光量の光が発生することになり、その強い光が光検出センサによって検出される検出光量となるのである。
したがって、弁体が適正通り閉状態に切換えられた場合に発生する強い光に基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別することになるので、光量用設定判別値を十分に大きな値に設定して、異物の噛み込みによる弱い光を誤判別することを回避しながら、弁体が閉状態であるか否かを一層的確に判別することができるのである。
したがって、弁体が適正通り閉状態に切換えられた場合に発生する強い光に基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別することになるので、光量用設定判別値を十分に大きな値に設定して、異物の噛み込みによる弱い光を誤判別することを回避しながら、弁体が閉状態であるか否かを一層的確に判別することができるのである。
説明を加えると、弁体は、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されると、その時点から略一定の時間で閉状態になるものであるから、例えば、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されたときから設定待ち時間が経過した時点において、光検出センサが検出した光と、光量用設定判別値とに基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別することが考えられる。
しかしながら、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されてから、弁体が閉状態になるまでの時間は、解除手段の経年変化等により、多少変動する虞があるため、上記設定待ち時間が経過した時点が、弁体が弁座に接当することにより、大きな光量の光が発生する時点とは異なる虞があるため、光量用設定判別値を十分に大きな値に設定できない結果、弁体が閉状態であるか否かを的確に判別し難い虞がある。
これに対して、本特徴構成によれば、弁体が弁座に接当することにより発生する強い光を対象として、弁体が閉状態であるか否かを判別しようとするものであるから、光量用設定判別値を十分に大きな値に設定できる結果、弁体が閉状態であるか否かを一層的確に判別することができるのである。
要するに、本発明の特徴構成によれば、弁体が閉状態であるか否かを一層的確に判別することができるガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置を提供できる。
本発明のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置の更なる特徴構成は、前記弁体が前記開状態から前記閉状態に切換えられたときの音圧を検出する音検出センサを備え、前記判別手段は、前記音検出センサの検出情報にも基づいて、前記弁体が前記閉状態であるか否かを判別する点にある。
すなわち、弁体を開状態から閉状態と切換えるときには、閉操作用スプリングの付勢力によって閉側に移動する弁体が弁座に接当することにより、音が発生することになり、その音が、音検出センサによって検出されることになる。
そして、判別手段が、音検出センサの検出情報にも基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別することになる。
つまり、弁体が適正通り閉状態に切換えられた場合には、弁体が弁座に接当することにより、大きな音圧の音が音検出センサによって検出されるが、異物の噛み込み等により、弁体が弁座に接当しない場合には、音検出センサによって、大きな音圧が検出されないものとなるから、判別手段は、音検出センサの検出情報に基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別できることになる。
つまり、弁体が適正通り閉状態に切換えられた場合には、弁体が弁座に接当することにより、大きな音圧の音が音検出センサによって検出されるが、異物の噛み込み等により、弁体が弁座に接当しない場合には、音検出センサによって、大きな音圧が検出されないものとなるから、判別手段は、音検出センサの検出情報に基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別できることになる。
ちなみに、異物の噛み込みの一例として、弁座と弁体との間に異物が噛み込まれた場合には、弁体が閉操作されるに伴って音が発生するが、その音圧は、弁体が適正通り弁座に接当する場合と較べると、かなり小さなものであり、弁体が閉状態であると誤確認されることを回避できる。
要するに、本発明の特徴構成によれば、弁体が閉状態であることをより的確に確認することができるガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置を提供できる。
本発明のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置の更なる特徴構成は、前記判別手段は、前記保持手段の保持を解除すべく前記解除手段が作動されたときから設定計測時間が経過するまでの間において前記光検出センサが検出した前記検出光量が前記光量用設定判別値以上である、且つ、前記音検出センサが検出した検出音圧が音圧用設定判別値以上である場合には、前記弁体が前記閉状態であると判別し、少なくとも前記検出光量が前記光量用設定判別値未満である、又は、前記検出音圧が前記音圧用設定判別値未満である場合には、前記弁体が前記閉状態でないと判別するように構成されている点にある。
すなわち、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されたときから設定計測時間が経過するまでの間において光検出センサが検出した検出光量が光量用設定判別値以上である、且つ、音検出センサが検出した検出音圧が音圧用設定判別値以上である場合には、弁体が閉状態であると判定されることになる。
これに対して、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されたときから設定計測時間が経過するまでの間において、少なくとも、光検出センサが検出した検出光量が光量用設定判別値未満である、又は、音検出センサが検出した検出音圧が音圧用設定判別値未満である場合には、弁体が閉状態でないと判定されることになる。
これに対して、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されたときから設定計測時間が経過するまでの間において、少なくとも、光検出センサが検出した検出光量が光量用設定判別値未満である、又は、音検出センサが検出した検出音圧が音圧用設定判別値未満である場合には、弁体が閉状態でないと判定されることになる。
このように、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されたときから設定計測時間が経過するまでの間において光検出センサが検出した検出光量と、音検出センサが検出した検出音圧とに基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別することになるので、弁体が閉状態であるか否かを一層的確に判別することができる。
つまり、弁体が適正通り閉状態に切換えられた場合には、設定計測時間が経過するまでに弁体が弁座に接当することにより、強い光と、大きな音圧の音が発生することになり、その強い光が、光検出センサによって検出される検出光量となり、大きな音圧が音検出センサによって検出される検出音圧となるのである。
したがって、弁体が適正通り閉状態に切換えられた場合に発生する強い光と、大きな音圧とに基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別することになるので、光量用設定判別値や音圧用設定判別値を十分に大きな値に設定して、異物の噛み込みによる弱い光を誤判別することや、種々の騒音の影響を受けることを回避しながら、弁体が閉状態であるか否かを一層的確に判別することができるのである。
したがって、弁体が適正通り閉状態に切換えられた場合に発生する強い光と、大きな音圧とに基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別することになるので、光量用設定判別値や音圧用設定判別値を十分に大きな値に設定して、異物の噛み込みによる弱い光を誤判別することや、種々の騒音の影響を受けることを回避しながら、弁体が閉状態であるか否かを一層的確に判別することができるのである。
説明を加えると、弁体は、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されると、その時点から略一定の時間で閉状態になるものであるから、例えば、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されたときから設定待ち時間が経過した時点において、光検出センサが検出した光と、光量用設定判別値と、音検出センサが検出した音圧と、音圧用設定判別値とに基づいて、弁体が閉状態であるか否かを判別することが考えられる。
しかしながら、保持手段の保持を解除すべく解除手段が作動されてから、弁体が閉状態になるまでの時間は、解除手段の経年変化等により、多少変動する虞があるため、上記設定待ち時間が経過した時点が、弁体が弁座に接当することにより、大きな光量の光や大きな音圧の音が発生する時点とは異なる虞があるため、光量用設定判別値や音圧用設定判別値を十分に大きな値に設定できない結果、弁体が閉状態であるか否かを的確に判別し難い虞がある。
これに対して、本特徴構成によれば、弁体が弁座に接当することにより発生する強い光と大きな音圧とを対象として、弁体が閉状態であるか否かを判別しようとするものであるから、光量用設定判別値や音圧用設定判別値を十分に大きな値に設定できる結果、弁体が閉状態であるか否かを一層的確に判別することができるのである。
要するに、本発明の特徴構成によれば、弁体が閉状態であるか否かをより一層的確に判別することができるガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置を提供できる。
本発明のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置の更なる特徴構成は、前記判別手段が、前記弁体が前記閉状態でないと判別したときには、異常報知用の警報手段を作動させるように構成されている点を特徴とする。
すなわち、弁体が閉状態でないと判別手段が判別したときには、警報手段が作動されるので、電話等を用いて、使用者はガス会社等に異常状態であることを報知することができる。
したがって、弁体が閉状態でないままで放置されることを回避して、弁体が適正通り作動する状態に補修できることになる。
したがって、弁体が閉状態でないままで放置されることを回避して、弁体が適正通り作動する状態に補修できることになる。
要するに、本発明の特徴構成によれば、弁体が閉状態でないままで放置されることを回避して、弁体が適正通り作動する状態に補修できるガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置を提供できる。
本発明のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置の更なる特徴構成は、前記制御手段は、感振器の検出情報、供給する燃料ガスの圧力検出器の検出情報、及び、供給する燃料ガスの流量検出器の検出情報に基づいて、異常発生状態を判別すると、前記保持手段の保持を解除すべく前記解除手段を作動させるように構成されている点を特徴する。
すなわち、制御手段が、感振器の検出情報、供給する燃料ガスの圧力検出器の検出情報、及び、供給する燃料ガスの流量検出器の検出情報に基づいて、異常発生状態を判別すると、保持手段の保持を解除すべく解除手段を作動させることになる。
ちなみに、異常発生状態としては、感振器の検出情報に基づいて、設定震度以上の地震の発生を検出した場合、圧力検出器の検出情報に基づいて、供給する燃料ガスの圧力が設定圧力以下となったことを検出した場合、流量検出器の検出情報に基づいて、燃料ガスが設定時間以上に亘って、大きな流量の変動なく流れ続けたことを検出した場合、流量検出器の検出情報に基づいて、燃料ガスが異常に大きな流量で流れることを検出した場合、及び、流量検出器の検出情報に基づいて、燃料ガスが急激に大きな流量で流れる状態に変化したことを検出した場合がある。
したがって、異常発生状態になると、弁体が閉状態に操作されて、燃料ガスの供給が遮断されることになるので、安全性の向上を図ることができる。
要するに、本発明の特徴構成によれば、安全性の向上を図ることができるガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置を提供できる。
本発明のガスメータ用遮断装置の特徴構成は、上記特徴構成を備えたガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置を備えた点にある。
本発明の特徴構成によれば、簡単かつ安価な構成を追加するのみで、弁体が確実に閉状態となっていることを確認できる信頼度の高いガスメータ用遮断装置を提供できる。
本発明のガスメータの特徴構成は、上記特徴構成を備えたガスメータ用遮断装置を備えた点にある。
本発明の特徴構成によれば、簡単かつ安価な構成を追加するのみで、弁体が確実に閉状態となっていることを確認できる信頼度の高いガスメータを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ガスメータは、下部ケーシング1Aと上部ケーシング1Bとからなるケーシング1を備えている。上部ケーシング1Bには、燃料ガスの入口部2と燃料ガスの出口部3とが形成され、ケーシング1の内部には、入口部2から流入されたのち出口部3から外部に供給される燃料ガスの流量を検出する流量検出器4が設けられ、上部ケーシング1Bの前面部には、流量検出器4の検出値の積算値を表示するカウンター5が設けられている。
上記構成により、ガスメータは入口部2から流入した燃料ガスを出口部3から外部に供給するにあたり、この燃料ガスの流量を流量検出器4によって検出し、その積算量をカウンター5に表示する。
図1に示すように、ガスメータは、下部ケーシング1Aと上部ケーシング1Bとからなるケーシング1を備えている。上部ケーシング1Bには、燃料ガスの入口部2と燃料ガスの出口部3とが形成され、ケーシング1の内部には、入口部2から流入されたのち出口部3から外部に供給される燃料ガスの流量を検出する流量検出器4が設けられ、上部ケーシング1Bの前面部には、流量検出器4の検出値の積算値を表示するカウンター5が設けられている。
上記構成により、ガスメータは入口部2から流入した燃料ガスを出口部3から外部に供給するにあたり、この燃料ガスの流量を流量検出器4によって検出し、その積算量をカウンター5に表示する。
ちなみに、本実施形態の流量検出器4は、膜式の計量部を備える、いわゆる膜式の流量検出器として構成されるものであるが、その具体構成は周知であるので、本書ではその詳細な説明を省略する。
図1に示すように、上部ケーシング1Bの内部には、入口部2から流入した燃料ガスの出口部3への供給を遮断する遮断弁V、地震による振動を検出する感振器6、入口部2から出口部3へ供給される燃料ガスの圧力を検出する圧力検出器7、マイコンを用いて構成される制御部8を搭載した制御基板9及び警報手段としての警報表示用ランプ10等が装備されている。
遮断弁Vは、図2に示すように、弁座11に接当する閉状態と弁座11から離間する開状態とに切換自在な弁体12によって、入口部2から出口部3に向かう燃料ガス流路Gを開閉するように構成されている。
弁体12は、弁本体部13に対して出退自在な弁軸12Aの先端部に設けられ、また、弁体12の弁座側の面には、ゴム板12Bが取り付けられている。
弁体12は、弁本体部13に対して出退自在な弁軸12Aの先端部に設けられ、また、弁体12の弁座側の面には、ゴム板12Bが取り付けられている。
弁体12を閉状態に付勢する閉操作用スプリング14が、弁体12と弁本体部13との間に介装する状態で設けられ、その閉操作用スプリング14の付勢力に抗して弁体12を開状態に保持する保持手段として、弁軸12Aを磁力により吸着保持する永久磁石15が弁本体部13に設けられている。
また、弁体12を開状態から閉状態に切換えるべく永久磁石15の保持を解除する解除手段として、通電により永久磁石15の磁力を打ち消すように磁界を生成するコイル16が、弁本体部13が設けられている。
また、弁体12を開状態から閉状態に切換えるべく永久磁石15の保持を解除する解除手段として、通電により永久磁石15の磁力を打ち消すように磁界を生成するコイル16が、弁本体部13が設けられている。
弁座11には、弁体12との接当面に応力発光体21が配設されている。応力発光体21は、圧縮応力、引張応力、せん断応力等の応力によって蓄積される力学的エネルギーによって発光するものであって、発光体を光透過性樹脂に混合した塗膜形成物質を、弁座11の弁体12との接当面に円環状に塗布し、弁座11の弁体12とが接当したときに入口部2から流入した燃料ガスの出口部3への供給を遮断可能な態様により、弁座11に配設されている。
応力発光体21としては、少なくともAlO4様構造及びSiO4様構造の四面体構造を有する複数の分子が、その四面体構造の頂点の原子を共有して結合することにより形成された母体構造の空間に、アルカリ金属イオン及びアルカリ土類金属イオンの少なくとも一方が挿入された基本構造を有し、上記空間に挿入されたアルカリ金属イオン及びアルカリ土類金属イオンの少なくとも一方の一部が、希土類金属イオン及び遷移金属イオンの少なくとも1種の金属イオンに置換されているものを、好適に用いることができる。
当該材料において、母体構造における空間に挿入されるアルカリ金属イオン及びアルカリ土類金属イオンに関し、挿入されるイオンの種類としては、1種類でも2種類以上でも構わない。即ち、上記空間に挿入されるイオンは、Ca、Mg、Ba、Srなどのアルカリ土類金属、及び、Li、Na、K、Rb、Csなどのアルカリ金属の群より選択される金属のイオンの少なくとも一つであればよい。
さらに、母体構造の空間に挿入された上記イオンの一部が、希土類金属イオン及び遷移金属イオンの少なくとも一つの金属イオンに置換されていることにより、この置換された希土類金属イオン又は遷移金属イオンが、応力発光体21における発光中心(発光中心イオン)となり、その結果、応力発光体21は、発光する機能を有する。
上記希土類金属イオン及び遷移金属イオンは、発光中心となり得るものであれば特に限定されず、例えば、希土類金属のイオンとしては、ユウロピウム(Eu)、ジプシロシウム(Dy)、ランタン(La)、ガドリニウム(Gd)、セリウム(Ce)、サマリウム(Sm)、イットリウム(Y)、ネオジウム(Nd)、テルビウム(Tb)、プラセオジム(Pr)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、スカンジウム(Sc)、プロメチウム(Pm)、ホルミウム(Ho)、ルテチウム(Lu)などの希土類金属のイオンが挙げられる。また、遷移金属のイオンとしては、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、アンチモン(Sb)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ニオビウム(Nb)、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、及びタングステン(W)などの遷移金属のイオンが挙げられる。なお、これら希土類金属のイオン及び遷移金属のイオンとしては、上記列挙したイオンの中から少なくとも一つのイオンが選択されればよい。
応力発光体21の他の例としては、チタン酸バリウム(BaTiO3)で、Baの一部をCaに置換した(Ba、Ca)TiO3において、Ba又はCaの一部が、発光中心となり得る希土類金属イオン及び遷移金属イオンの少なくとも一つの金属イオンに置換されたものを採用することができ、希土類金属イオン及び遷移金属イオンの少なくとも一つとしては、上述したものが好適に採用できる。また、応力発光体21としては、引張応力、圧縮応力、せん断応力等の機械的作用力が大きいほど発光強度が強くなるアルミン酸ストロンチウム(SrAl2O4:Eu2+)を用いることができる。
なお、応力発光体21は、上記塗布のような方法以外に、例えば、イオンプレーティング、スパッタリング、イオンミキシング、蒸着法などの物理的成膜法を用いて弁座11に配設してもよい。また、応力発光体21は、予め膜状に形成したものを、弁座11に貼り付ける態様により弁座11に配設してもよい。
図3に示すように、制御部8は、感振器6の検出情報、圧力検出器7の検出情報、及び、流量検出器4の検出情報に基づいて、異常発生状態を判別すると、永久磁石15の保持を解除すべくコイル16の通電駆動部16Aに通電開始指令を指令して、コイル16を作動させるように構成されている。
つまり、制御部8が異常発生状態を判別すると、遮断弁Vを閉じる、つまり、弁体12を開状態から閉状態に切換えるガスメータ用遮断装置を構成する。
ちなみに、制御部8が判別する異常発生状態としては、感振器6の検出情報に基づいて、設定震度以上の地震の発生を検出した場合、圧力検出器7の検出情報に基づいて、供給する燃料ガスの圧力が設定圧力以下となったことを検出した場合、流量検出器4の検出情報に基づいて、燃料ガスが設定時間以上に亘って、大きな流量の変動なく流れ続けたことを検出した場合、流量検出器4の検出情報に基づいて、燃料ガスが異常に大きな流量で流れることを検出した場合、及び、流量検出器4の検出情報に基づいて、燃料ガスが急激に大きな流量で流れる状態に変化したことを検出した場合がある。
ちなみに、制御部8が判別する異常発生状態としては、感振器6の検出情報に基づいて、設定震度以上の地震の発生を検出した場合、圧力検出器7の検出情報に基づいて、供給する燃料ガスの圧力が設定圧力以下となったことを検出した場合、流量検出器4の検出情報に基づいて、燃料ガスが設定時間以上に亘って、大きな流量の変動なく流れ続けたことを検出した場合、流量検出器4の検出情報に基づいて、燃料ガスが異常に大きな流量で流れることを検出した場合、及び、流量検出器4の検出情報に基づいて、燃料ガスが急激に大きな流量で流れる状態に変化したことを検出した場合がある。
ちなみに、図1及び図2に示すように、弁体12を閉状態から開状態に切換える弁体押圧軸17が、ケーシング1における上部ケーシング1Bの前面部から前方に突出する状態で設けられている。
したがって、遮断された遮断弁Vを開くとき、つまり、弁体12を閉状態から開状態に切換えるときには、弁体押圧軸17をケーシング1の内方に押し込み操作することによって、弁体12を閉状態から開状態に移動操作するように構成されている。
したがって、遮断された遮断弁Vを開くとき、つまり、弁体12を閉状態から開状態に切換えるときには、弁体押圧軸17をケーシング1の内方に押し込み操作することによって、弁体12を閉状態から開状態に移動操作するように構成されている。
次に、遮断弁Vが閉操作されたこと、つまり、弁体12が開状態から閉状態に切換えられたことを確認する閉状態確認装置について説明する。
図1に示すように、弁体12が開状態から閉状態に切換えられたときの音圧を検出する音検出センサ18は、遮断弁Vの横側脇に、上部ケーシング1Bに支持された状態で設けられている。図2に示すように、弁体12が開状態から閉状態に切換えられたときの弁体12と弁座11との接当による応力発光体21の発光を検出する光検出センサ22は、遮断弁Vの上側脇に、上部ケーシング1Bに支持された状態で設けられている。
図1に示すように、弁体12が開状態から閉状態に切換えられたときの音圧を検出する音検出センサ18は、遮断弁Vの横側脇に、上部ケーシング1Bに支持された状態で設けられている。図2に示すように、弁体12が開状態から閉状態に切換えられたときの弁体12と弁座11との接当による応力発光体21の発光を検出する光検出センサ22は、遮断弁Vの上側脇に、上部ケーシング1Bに支持された状態で設けられている。
ちなみに、音検出センサ18としては、静電型、圧電型、動電型等の種々の形式のものを用いることができる。
なお、本実施形態の弁体12が弁座11に接当したときに発生する音の周波数を解析したところ、0.6KHz、及び、3.6KHzにおいてピークを示す傾向となるため、本実施形態においては、これらの周波数の音を検出する音検出センサ18を用いている。
なお、本実施形態の弁体12が弁座11に接当したときに発生する音の周波数を解析したところ、0.6KHz、及び、3.6KHzにおいてピークを示す傾向となるため、本実施形態においては、これらの周波数の音を検出する音検出センサ18を用いている。
音検出センサ18は、音圧の大きさに応じた電気信号を制御部8に出力するように構成されている。
光検出センサ22としては、光電効果型、熱効果型等の種々の形式のものを用いることができる。
なお、本実施形態の弁体12が弁座11に接当したときの応力発光体21の発光の波長は500〜550nm程度にピークをもち、その強度は4×104程度であるため、本実施形態においては、このような光を検出する光検出センサ22を用いている。
なお、本実施形態の弁体12が弁座11に接当したときの応力発光体21の発光の波長は500〜550nm程度にピークをもち、その強度は4×104程度であるため、本実施形態においては、このような光を検出する光検出センサ22を用いている。
光検出センサ22は、光量の大きさに応じた電気信号を制御部8に出力するように構成されている。
そして、音検出センサ18の検出情報及び光検出センサ22の検出情報に基づいて、弁体12が閉状態であるか否かを判別する判別手段8Aが、制御部8を用いて構成されている。
すなわち、判別手段8Aは、永久磁石15の保持を解除すべくコイル16が作動されたときから設定計測時間(例えば、500ms)が経過するまでの間において音検出センサ18が検出した検出音圧が音圧用設定判別値以上である、且つ、光検出センサ22が検出した検出光量が光量用設定判別値以上である場合には、弁体12が閉状態であると判別し、少なくとも検出音圧が音圧用設定判別値未満である、又は、検出光量が光量用設定判別値未満である場合には、弁体12が閉状態でないと判別するように構成されている。
また、判別手段8Aは、図3に示すように、弁体12が閉状態でないと判別したときには、異常報知用の警報手段としての警報表示用ランプ10を点灯作動させるべく、表示駆動部10Aに駆動指令を指令ように構成されている。
以下、図4に基づいて、遮断弁Vの弁体12を開状態から閉状態に切換える遮断処理を実行する際の制御部8の制御作動について説明する。
すなわち、制御部8は、異常発生状態を判別すると、まず、コイル16の通電駆動部16Aに通電開始指令を指令する通電開始処理を実行する(#1)
すなわち、制御部8は、異常発生状態を判別すると、まず、コイル16の通電駆動部16Aに通電開始指令を指令する通電開始処理を実行する(#1)
次に、音検出センサ18の出力信号を受信する受信処理を実行し(#2)、今回受信した音圧とそれまでに受信した音圧のうちの最大音圧とを比較する(#3)。
そして、今回の音圧が現在までの最大音圧よりも大きいときには、今回の音圧を最大音圧に更新して記憶する処理を実行する(#4)。
なお、制御の開始時には、最大音圧としてゼロが初期設定されている。
そして、今回の音圧が現在までの最大音圧よりも大きいときには、今回の音圧を最大音圧に更新して記憶する処理を実行する(#4)。
なお、制御の開始時には、最大音圧としてゼロが初期設定されている。
次に、光検出センサ22の出力信号を受信する受信処理を実行し(#5)、今回受信した光量とそれまでに受信した光量のうちの最大光量とを比較する(#6)。
そして、今回の光量が現在までの最大光量よりも大きいときには、今回の光量を最大光量に更新して記憶する処理を実行する(#7)。
なお、制御の開始時には、最大光量としてゼロが初期設定されている。
そして、今回の光量が現在までの最大光量よりも大きいときには、今回の光量を最大光量に更新して記憶する処理を実行する(#7)。
なお、制御の開始時には、最大光量としてゼロが初期設定されている。
#7の処理を実行したのちは、通電開始処理(#1)を実行してからの経過時間が、設定計測時間(例えば、500ms)を経過しているか否かを判別し、経過していない場合には、#2の処理に移行することになる(#8)。
#8において、通電開始処理(#1)を実行してからの経過時間が、設定計測時間(例えば、500ms)を経過していると判別したときには、コイル16の通電駆動部16Aに通電停止指令を指令する通電停止処理を実行する(#9)。
続いて、#4において更新記憶した最大音圧が、予め設定した音圧用設定判別値以上であるか否かを判別して、最大音圧が音圧用設定判別値未満である場合には、弁体12が閉状態でないため、警報表示用ランプ10を点灯作動させるべく、表示駆動部10Aに駆動指令を指令する警報出力処理を実行する(#12)。
#7において更新記憶した最大光量が、予め設定した光量用設定判別値以上であるか否かを判別して、最大光量が光量用設定判別値未満である場合には、弁体12が閉状態でないため、警報表示用ランプ10を点灯作動させるべく、表示駆動部10Aに駆動指令を指令する警報出力処理を実行する(#12)。
以上の通り、制御部8が異常発生状態であると判別して、遮断弁Vの弁体12を開状態から閉状態に切換えたときには、音検出センサ18の検出情報及び光検出センサ22の検出情報に基づいて、弁体12が閉状態であるか否かを判別することになるので、弁体12が適正通り閉状態になったか否かを的確に判別することができる。
〔別実施形態〕
次に、その他の別実施形態を説明する。
(イ)上記の実施形態においては、保持手段として永久磁石15を例示し、解除手段としてコイル16を例示したが、保持手段としては、弁体12を係止する係止状態と係止を解除する解除状態とに切換自在な係止体を用いてもよく、この場合、解除手段としては、係止体を係止状態から解除状態に操作する電動シリンダ等を用いて構成するとよい。
次に、その他の別実施形態を説明する。
(イ)上記の実施形態においては、保持手段として永久磁石15を例示し、解除手段としてコイル16を例示したが、保持手段としては、弁体12を係止する係止状態と係止を解除する解除状態とに切換自在な係止体を用いてもよく、この場合、解除手段としては、係止体を係止状態から解除状態に操作する電動シリンダ等を用いて構成するとよい。
(ロ)上記の実施形態においては、まず音圧に関する処理をし、ついで光量に関する処理をする構成について説明したが、これらは逆であっても同時であってもよい。
(ハ)上記の実施形態においては、解除手段としてのコイル16を作動させてから設定計測時間が経過するまでの間は、音検出センサ18が検出する最大音圧を更新記憶するようにし、光検出センサ22が検出する最大光量を更新記憶するようにし、設定計測時間が経過した段階で、記憶した最大音圧と音圧用設定判別値とを比較したり、記憶した最大光量と光量用設定判別値とを比較する場合を例示したが、音検出センサ18が検出する音圧を受信するごとに、その音圧と音圧用設定判別値とを比較し、光検出センサ22が検出する発光を受信するごとに、その光量と光量用設定判別値とを比較する形態で実施してもよい。
(ニ)上記の実施形態においては、閉状態確認装置は音検出センサ18と光検出センサ22とを備え、判別手段8Aは、音検出センサ18が検出した音圧の大きさと、光検出センサ22が検出した光量の大きさとに基づいて弁体12が閉状態であるか否かを判別する構成について説明したが、これに限らない。閉状態確認装置は、音検出センサ18を備えずに、光検出センサ22のみを備え、判別手段8Aは、光検出センサ22が検出した光量の大きさのみ基づいて弁体12が閉状態であるか否かを判別するように構成されていてもよい。この場合、図4に示すフローチャートにおいて、#2〜#4及び#10の処理がスキップされる。
(ホ)上記の実施形態においては、応力発光体21を、弁座11に配設する構成について説明したがこれに限らず、応力発光体21は弁体12の、弁座11との接当面に配設してもよい。また、応力発光体21は、弁座11及び弁体12のそれぞれに配設してもよい。さらに、応力発光体21は、弁座11や弁体12の接当面の全てに配設してもよいし、一部にのみ配設してもよい。応力発光体21は、少なくとも弁座11又は弁体12の一方に、弁座11の弁体12とが接当したときに入口部2から流入した燃料ガスの出口部3への供給を遮断可能な態様により配設されていればよい。
(へ)光検出センサ22及び音検出センサ18の配置位置は変更可能である。光検出センサ22は、遮断弁Vの上側脇であって上部ケーシング1Bに支持された状態で設けられる構成に限らず、応力発光体21の発光を検知可能な位置に設けられていればよい。同様に、音検出センサ18は、遮断弁Vの横側脇であって上部ケーシング1Bに支持された状態で設けられる構成に限らず、弁体12が開状態から閉状態に切換えられたときの音を検知可能な位置に設けられていればよい。
(ト)上記の実施形態においては、膜式の計量部を備えた流量検出器4を装備するガスメータを例示したが、本願発明は、流量検出器4として、超音波式の流量センサを備えるガスメータ等、種々の形式のガスメータに適用できるものである。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
4 流量検出器
6 感振器
7 圧力検出器
8 制御手段
8A 判別手段
10 警報手段
11 弁座
12 弁体
14 閉操作用スプリング
15 保持手段
16 解除手段
18 音検出センサ
21 応力発光体
22 光検出センサ
6 感振器
7 圧力検出器
8 制御手段
8A 判別手段
10 警報手段
11 弁座
12 弁体
14 閉操作用スプリング
15 保持手段
16 解除手段
18 音検出センサ
21 応力発光体
22 光検出センサ
Claims (8)
- 弁座に接当する閉状態と前記弁座から離間する開状態とに切換自在な弁体と、前記弁体を前記閉状態に付勢する閉操作用スプリングと、前記閉操作用スプリングの付勢力に抗して前記弁体を前記開状態に保持する保持手段と、前記弁体を前記開状態から前記閉状態に切換えるべく前記保持手段の保持を解除する解除手段と、前記解除手段の作動を制御する制御手段とが設けられたガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置であって、
前記弁体と前記弁座との接当面に備えられ、前記弁体が前記開状態から前記閉状態に切換えられたときの前記弁体と前記弁座との接当による応力によって発光する応力発光体と、
前記応力発光体の発光を検出する光検出センサと、
前記光検出センサの検出情報に基づいて、前記弁体が前記閉状態であるか否かを判別する判別手段とが設けられているガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置。 - 前記判別手段は、前記保持手段の保持を解除すべく前記解除手段が作動されたときから設定計測時間が経過するまでの間において前記光検出センサが検出した検出光量が光量用設定判別値以上の場合には、前記弁体が前記閉状態であると判別し、且つ、前記検出光量が前記光量用設定判別値未満の場合には、前記弁体が前記閉状態でないと判別するように構成されている請求項1に記載のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置。
- 前記弁体が前記開状態から前記閉状態に切換えられたときの音圧を検出する音検出センサを備え、
前記判別手段は、前記音検出センサの検出情報にも基づいて、前記弁体が前記閉状態であるか否かを判別する請求項2に記載のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置。 - 前記判別手段は、前記保持手段の保持を解除すべく前記解除手段が作動されたときから設定計測時間が経過するまでの間において前記光検出センサが検出した前記検出光量が前記光量用設定判別値以上である、且つ、前記音検出センサが検出した検出音圧が音圧用設定判別値以上である場合には、前記弁体が前記閉状態であると判別し、少なくとも前記検出光量が前記光量用設定判別値未満である、又は、前記検出音圧が前記音圧用設定判別値未満である場合には、前記弁体が前記閉状態でないと判別するように構成されている請求項3に記載のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置。
- 前記判別手段が、前記弁体が前記閉状態でないと判別したときには、異常報知用の警報手段を作動させるように構成されている請求項1から4のいずれか一項に記載のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置。
- 前記制御手段は、感振器の検出情報、供給する燃料ガスの圧力検出器の検出情報、及び、供給する燃料ガスの流量検出器の検出情報に基づいて、異常発生状態を判別すると、前記保持手段の保持を解除すべく前記解除手段を作動させるように構成されている請求項1から5のいずれか一項に記載のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置。
- 請求項1から6のいずれか一項に記載のガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置を備えたガスメータ用遮断装置。
- 請求項7に記載のガスメータ用遮断装置を備えたガスメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016071483A JP2017180753A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | ガスメータ用遮断装置の閉状態確認装置、ガスメータ用遮断装置及びガスメータ |
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JP (1) | JP2017180753A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020155585A1 (zh) * | 2019-02-01 | 2020-08-06 | 福建洁博利厨卫科技有限公司 | 一种智能感应水嘴 |
-
2016
- 2016-03-31 JP JP2016071483A patent/JP2017180753A/ja active Pending
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