JP2017177957A - ディスクホイール - Google Patents

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大樹 稲葉
Daiki Inaba
大樹 稲葉
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Abstract

【課題】簡易な構成にて効率的にディスクホイール内の熱を外部に排出できる放熱構造を有するディスクホイールを提供する。【解決手段】ディスク部10dと、リム部70とを備えるディスクホイール10であって、吸気口10iと、排気口10oと、撹拌板15とを備える。吸気口10iは、ディスク部10dの外周側に設けられ、ディスク部10dの外気をディスク部10dの内部に取り込む。排気口10oは、吸気口10iよりもディスク部10dの内周側に設けられ、ディスク部10dの内気をディスク部10dの外部に排出する。撹拌板15は、ディスク部10dの内部に突出し、内気を撹拌して吸気口10iに案内する。吸気口10iは、外気に面する外側開口よりも内気に面する内側開口が狭くなるように形成され、排気口10oは、内気に面する内側開口よりも外気に面する外側開口が狭くなるように形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のタイヤが装着されるディスクホイールに関する。
ディスクホイールは、一般に車軸に固定されるディスク部と、ディスク部の外周に設けられ、タイヤが嵌められるリム部とを備える。ディスク部には、ディスクホイールの内側に配置されるブレーキの熱を放熱するための通気口が形成されている。例えば、特許文献1は、円盤状のディスク部の周方向に複数の通気口が並列されたディスクホイールを開示している。この通気口は、その径方向・周方向の内寸が共にディスク部の厚さ方向に一様である(特許文献1、図1、図3)。
特開平10−324101号公報
ブレーキ性能の向上に伴い、ディスクホイールの内側と外側との間で更なる通気性の向上が求められている。
ディスクホイールの内側は、ブレーキディスク、キャリパーやハブが密集しており、吸気や排気を行い難い複雑形状の空間である。さらに、上記のディスクホイールの通気口では、その径方向・周方向の内寸が共にディスク部の厚さ方向に一様で、ディスク部の内側と外側とで通気口の開口寸法が実質的に同じ大きさとなっている。そのため、ディスク部の内側と外側とで圧力差を形成し易い構造にはなっていない。走行中のディスク部に作用する風圧が「内側>外側」であれば、ディスクホイールの内気を外側に排出し易く、ブレーキの冷却性の向上が見込まれる。逆に風圧が「内側<外側」であれば、ディスク部の内側と外側とで空気の流れが相殺され、ブレーキの冷却性が不十分となる虞がある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、簡易な構成にて効率的にディスクホイール内の熱を外部に排出できる放熱構造を有するディスクホイールを提供することにある。
本発明の一態様に係るディスクホイールは、車軸に取り付けられるディスク部と、前記ディスク部と一体でタイヤが装着される環状のリム部とを備えるディスクホイールであって、吸気口と、排気口と、撹拌板とを備える。吸気口は、前記ディスク部の外周側に設けられ、前記ディスク部の外気を前記ディスク部の内部に取り込む。排気口は、前記吸気口よりも前記ディスク部の内周側に設けられ、前記ディスク部の内気を前記ディスク部の外部に排出する。撹拌板は、前記ディスク部の内部に突出し、前記内気を撹拌して前記吸気口に案内する。このディスクホイールにおいて、前記吸気口は、前記外気に面する外側開口よりも前記内気に面する内側開口が狭くなるように形成され、前記排気口は、前記内気に面する内側開口よりも前記外気に面する外側開口が狭くなるように形成されている。
上記のディスクホイールによれば、角速度の大きいディスク部の外周側に吸気口を配置することで、ディスクホイールの内部が複雑形状の空間であっても、ディスクホイールの回転時に強制的かつ効果的に外気をディスクホイール内に導入することができる。吸気口よりも内周側に排気口を配置することで、吸気口からディスクホイール内に導入された外気でブレーキを冷却した後、熱気となった内気を排気口から排出する吸排気経路を形成し易く、熱気を円滑かつ効果的に排出することができる。
吸気口は、外気に面する外側開口よりも内気に面する内側開口が狭くなるように形成され、排気口は、内気に面する内側開口よりも外気に面する外側開口が狭くなるように形成されていることで、ベンチュリ効果により効果的に吸気と排気とを実現できる。
撹拌板を備えることで、ディスクホイールの回転により、熱気を伴う内気を撹拌して熱の籠りを抑制しつつ、排気口へ案内することで、さらに効果的に排気を行うことができる。
(A)は実施形態に係るディスクホイールのディスク部を外側から軸方向に見た概略部分外観図、(B)は(A)図におけるB-B矢視断面図である。 (A)は実施形態のディスクホイールの部分切欠斜視図、(B)は(A)図のB-B矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るディスクホイールを図1、図2に基づいて説明する。各図において、ディスクホイール10の外気に面する側を(図1(B)の左側)を外部(外側)、ディスクホイール10の内気に面する側(図1(B)の右側)を内部(内側)といい、ディスク部10dの外側の面を外面、内側の面を内面いうことがある。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
≪概要≫
ディスクホイール10は、図1(B)に示すように、車軸20に取り付けられるディスク部10dと、ディスク部10dと一体でタイヤ70が装着される環状のリム部10rとを備え、本例ではアルミダイキャスト製のディスクホイール10である。このディスクホイール10は、ディスク部10dの内周側が車軸20のハブ30から突出するハブボルト40にブレーキディスク50と共に貫通されて、ハブナット60を締め付けることで車軸20に固定されている。ブレーキディスク50は、円盤状の部材で、車両の走行時、車軸20・ディスクホイール10と共に回転され、図示しないキャリパーの作動によりブレーキパッドの間に挟み込まれることで、制動力を生じさせる。制動時、ブレーキパッドとブレーキディスク50との摩擦により発熱し、ディスクホイール10の内部空間、特にブレーキディスク50周辺は熱気が生じる。本例のディスクホイール10は、このキャリパーやブレーキディスク50を効果的に冷却すると共に、熱気を効果的に外部に排出するため、ディスク部10dの外周側に所定形状の吸気口10iを、内周側に所定形状の排気口10oを設けたことを特徴の一つとする。また、ディスク部10dの内部に突出する撹拌板15を備えることも本例のディスクホイール10の特徴の一つとする。以下、ディスクホイール10の各構成部材を詳しく説明する。
≪ディスク部≫
ディスク部10dは、車軸20に固定される円盤状の軸取付部11と、環状の外周輪部12とを有する概略円盤状の部材で、吸気口10iと排気口10oとを備える。吸気口10iと排気口10oとの間には周方向部材13が介在され、周方向に隣り合う吸気口10i同士並びに周方向に隣り合う排気口10o同士の間には径方向部材14が介在されている。換言すれば、軸取付部11と外周輪部12との間に複数の径方向部材14が放射状に架け渡され、周方向に隣り合う径方向部材14の途中に周方向部材13が架け渡されている。図1(A)では、吸気口10iと排気口10oの一部しか示していないが、実際は複数の吸気口10i・排気口10oがディスク部10dの周方向に均等に配置されている。
(吸気口)
吸気口10iは、ディスク部10dの外気をディスク部10dの内部に取り込む貫通孔で、ディスク部の外周側に配置される。本例では、外周輪部12、周方向部材13及び径方向部材14で囲まれる円弧状の開口部として吸気口10iが構成される。この吸気口10iは、外気に面する外側開口よりも内気に面する内側開口が狭くなるように形成されている。本例では、図1(B)及び図2(A)に示すように、外周輪部12の内周面がディスク部10dの厚み方向に対して傾いた傾斜面で構成され、周方向部材13の外周面がディスク部10dの厚み方向に沿った面で構成されている。つまり、ディスク部10dの径方向に沿った吸気口10iの幅は、外気に面する外幅よりも内気に面する内幅が小さい。この構成により、吸気口10iの開口面積は外気の導入側よりも内気への排出側の方が絞られることになり、ベンチュリ効果を得やすい。傾斜面の角度は適宜選択できる。同様に、ディスク部10dの周方向に沿った吸気口10iの周長は、外気に面する外面長よりも内気に面する内面長が小さいと、ベンチュリ効果を得やすい。
吸気口10iの数や個々のサイズは、ディスクホイール10の強度が確保できる限り、多く、大きい方が好ましい。複数の吸気口10iを有する場合、各吸気口10iの配置は、周方向に均等にすることが好ましい。周方向に均等に吸気を行うことができるからである。本例では、周方向に4つの吸気口10iを均等に配置している。
(排気口)
排気口10oは、ディスク部10dの内気をディスク部10dの外部に排出する貫通孔で、吸気口10iよりも内周側に配置される。本例では、周方向部材13、軸取付部11及び径方向部材14で囲まれる円弧状の開口部として排気口10oが構成される。この排気口10oは、内気に面する内側開口よりも外気に面する外側開口が狭くなるように形成されている。つまり、ディスク部10dの径方向に沿った排気口10oの幅は、内気に面する内幅よりも外気に面する外幅が小さい。この構成により、排気口10oの開口面積は内気の導入側よりも外気への排出側の方が絞られることになり、ベンチュリ効果を得やすい。傾斜面の角度は適宜選択できる。同様に、ディスク部10dの周方向に沿った排気口10oの周長は、内気に面する内面長よりも外気に面する外面長が小さいと、ベンチュリ効果を得やすい。
排気口10oの数や個々のサイズは、ディスクホイール10の強度が確保できる限り、多く、大きい方が好ましい。ディスク部10dの径方向に沿った排気口10oの最小幅は、特に限定されないが、吸気口10iの最小幅よりも大きくすることが好ましい。排気口10oは吸気口10iの内周側に配置される関係上、排気口10oと吸気口10iとを円弧状の貫通孔とした場合、各円弧の中心角が同じなら、吸気口10iよりも周方向の長さが短くなる。そのため、排気口10oの最小幅を吸気口10iの幅よりも大きくすれば、排気口10oに吸気口10iと同程度の開口面積を確保し易く、吸気と同様の流量で排気を行うことができるからである。複数の排気口10oを有する場合、各排気口10oの配置は、周方向に均等にすることが好ましい。周方向に均等に排気を行うことができるからである。本例では、周方向に4つの排気口10oを均等に配置している。
(周方向部材)
周方向部材13は、外周側の吸気口10iと内周側の排気口10oとを仕切る長尺部材である。本例では、吸気口10iと排気口10oとが円弧状の貫通孔であるため、周方向部材13も円弧状に湾曲した角柱材である。より具体的には、断面が直角三角形状の角柱材としている。この直角三角形の直角は、ディスク部10dの外面と周方向部材13における外周面との間に形成されている。つまり、直角三角形の斜辺は、周方向部材13の内周面で構成される。周方向部材13の外周面はブレーキディスク50の外周面と実質的に対応した位置とすることが好ましい。この構成により、吸気と排気とが互いに邪魔し合うことがなく、ブレーキディスク50の外周側から外気を導入して、ブレーキディスク50の内周側から排気を行う吸排気経路を形成し易く、効率的な吸排気が行える。周方向部材13の断面形状は、吸気口10iの開口をディスク部10dの外面側よりも内面側を狭くでき、排気口10oの開口をディスク部10dの外面側よりも内面側を広くできれば三角形に限定されない。例えば、台形や平行四辺形であってもよい。
(径方向部材)
径方向部材14は、周方向に隣り合う吸気口10i同士及び周方向に隣り合う排気口10o同士を仕切る長尺部材である。本例では、図1(A)に示すように、ディスク部10dを軸方向に平面視したとき、外周側の幅が広く、内周側の幅が狭い略台形状の長尺材である。より具体的には、断面が四角形の角柱材である。つまり、本例の径方向部材14の側面(吸気口10iや排気口10oの内周面の一部)は、ディスク部10dの厚み方向に沿った面で構成されている。勿論、この側面を傾斜面としても構わない。例えば、吸気口10iの内周面の一部であって、ディスクホイール10の回転方向に向いた側面は、外面側の縁部が内面側の縁部よりも上記回転方向の前方に位置する傾斜面とし、回転方向と反対側に向いた側面は、内面側の縁部が外面側の縁部よりも上記回転方向の後方に位置する傾斜面とすることが挙げられる。この構成により、ディスクホイール10の回転時、回転方向に向いた側面で外気を内気側へ強制的に案内し、回転方向と反対側に向いた側面で、外気を当該側面に沿ってディスクホイール10の内側に円滑に取り込むことができる。
(撹拌板)
撹拌板15は、ディスク部10dの内部に突出する板状部材で、ディスクホイール10の回転に伴って、内気を撹拌して吸気口10iに案内する。本例では、図2に示すように、径方向部材14からディスク部10dの内部に突出する一様な厚さの矩形板で撹拌板15を構成している。ディスク部10dの径方向に沿った撹拌板15の長さは、排気口10oの最大幅以上とすることが好ましい。より好ましくは、撹拌板15の長さは、排気口10oの最大幅と同一とする。撹拌板15の長さを排気口10oの最大幅に対応した長さとすることで、撹拌板15で撹拌した内気をすくうように排気口10o側に効果的に案内することができる。撹拌板15の突出量は、内気を適切に撹拌できるように適宜選択すればよい。撹拌板15の厚さは、径方向部材14の幅に対応して、突出方向に一様な厚さとすることができるが、径方向部材14の幅と異なっていてもよく、突出方向に一様な厚さでなくてもよい。撹拌板15はディスク部10dの軸方向に対して傾いた傾斜面を有していてもよい。例えば、ディスク部10dの回転方向の前方側に傾斜面を有し、この前方側の傾斜面は、その先端縁が回転方向の前方に位置し、基端縁(径方向部材14側の縁部)が回転方向の後方に位置することが挙げられる。この傾斜面により、ディスクホイール10の回転時、撹拌板15で内気をすくうように排気口10oに案内することができる。勿論、ディスク部10dの回転方向の後方側に傾斜面を有してもよい。撹拌板15が傾斜面を備える場合、その傾斜面は径方向部材14の側面と連続することが好適である。撹拌板15の傾斜面と径方向部材14の側面とが一連の傾斜面であることで、撹拌板15で排出口に案内した内気をより円滑に排出することができる。撹拌板15はディスク部10dの一部としてディスクホイール10の他の部材と一体にアルミダイキャストで鋳造されている。
(軸取付部)
軸取付部11は、ディスクホイール10を車軸20に取り付けるための円盤状の部材である。軸取付部11には、ハブボルト40に貫通される複数のボルト孔が形成されている。また、排気口10oに面する軸取付部11の外周面は、厚み方向(ディスク部10dの軸方向)に沿った面で構成されている。
(外周輪部)
外周輪部12は、軸取付部11と同心状に配置され、ディスク部10dの最外周を構成する環状部材である。吸気口10iに面する外周輪部12の内周面は、上述したように外面側の縁部が内面側の縁部よりもディスク部10dの外周側に位置する傾斜面である。この外周輪部12の外周面には、リム部10rが一体化されている。
≪リム部≫
リム部10rは、ディスク部10dと一体の環状部材で、その外周側に空気入りタイヤ70が装着される。より具体的には、ディスク部10dの外周輪部12から軸方向に片持ち状に延びる環状部材である。本例ではアルミダイキャスト製のディスクホイール10であるため、リム部10rはディスク部10dと1ピースに鋳造されている。
≪作用効果≫
以上のディスクホイール10は、以下の効果を奏する。
(1)角速度の大きいディスク部10dの外周側に吸気口10iを配置することで、ディスクホイール10の内部が複雑形状の空間であっても、ディスクホイール10の回転時に強制的かつ効果的に外気をディスクホイール内に導入することができる。
(2)吸気口10iよりも内周側に排気口10oを配置することで、吸気口10iからディスクホイール10内に導入された外気でブレーキを冷却した後、熱気となった内気を排気口10oから排出する吸排気経路を形成し易く、熱気を円滑かつ効果的に排出することができる。
(3)吸気口10iは、外気に面する外側開口よりも内気に面する内側開口が狭くなるように形成され、排気口10oは、内気に面する内側開口よりも外気に面する外側開口が狭くなるように形成されていることで、ベンチュリ効果により効果的に吸気と排気とを実現できる。
(4)周方向部材13の断面形状を三角形状とすることで、排気口10oと吸気口10iとを所定の形状に容易に形成できる。つまり、ディスク部10dの径方向に沿った吸気口10iの幅は、外気に面する外幅よりも内気に面する内幅を小さくでき、かつディスク部10dの径方向に沿った排気口10oの幅は、内気に面する内幅よりも外気に面する外幅を小さくできる。
(5)周方向部材13の外周面はブレーキディスク50の外周面と実質的に対応した位置とすることで、吸気と排気とが互いに邪魔し合うことを抑制できる。それにより、ブレーキディスク50の外周側から外気を導入して、ブレーキディスク50の内周側から排気を行う吸排気経路を形成し易く、効率的な吸排気が行える。
(6)撹拌板15を備えることで、ディスクホイール10の回転により、熱気を伴う内気を撹拌して熱の籠りを抑制しつつ、排気口10oへ案内することで、さらに効果的に排気を行うことができる。
(7)撹拌板15の形成範囲を排気口10oの最大幅に対応させることで、吸気口10iの内周面には撹拌板15が連続しておらず、ディスク10d部の外周側の内気を不必要に乱さない。それにより、吸気口10iは高いベンチュリ効果を利用した吸気を行うことができ、内気を外気よりも正圧に保ち易い。
(8)撹拌板15が径方向部材14の側面と連続する面を有し、この径方向部材14の側面が排気口10oの内周面の一部を構成することで、ディスクホイール10の内部が複雑形状の空間であっても、その内気を効果的に撹拌し、かつ排気口10oから円滑に外部に排出することができる。
(9)撹拌板15が傾斜面を備えることで、ディスクホイール10の回転により、内気をすくうように撹拌しつつ排気口10oに効率的に案内することができる。
(10)ダイキャスト製のディスクホイール10であれば、鋳型の形状を調整することで、上述した所定形状の吸気口10i・排気口10oを容易に形成できる。つまり、外周輪部12、軸取付部11、周方向部材13、径方向部材14の各々を吸気口10iと排気口10oとの形状に対応した構成に容易に成形することができる。
本発明のディスクホイールは、車両用のディスクホイールとして、ブレーキを効果的に冷却することに好適に利用できる。
10 ディスクホイール
10d ディスク部
10i 吸気口
10o 排気口
11 軸取付部
12 外周輪部
13 周方向部材
14 径方向部材
15 撹拌板
10r リム部
20 車軸
30 ハブ
40 ハブボルト
50 ブレーキディスク
60 ハブナット
70 タイヤ

Claims (1)

  1. 車軸に取り付けられるディスク部と、前記ディスク部と一体でタイヤが装着される環状のリム部とを備えるディスクホイールであって、
    前記ディスク部の外周側に設けられ、前記ディスク部の外気を前記ディスク部の内部に取り込む吸気口と、
    前記吸気口よりも前記ディスク部の内周側に設けられ、前記ディスク部の内気を前記ディスク部の外部に排出する排気口と、
    前記ディスク部の内部に突出し、前記内気を撹拌して前記吸気口に案内する撹拌板とを備え、
    前記吸気口は、前記外気に面する外側開口よりも前記内気に面する内側開口が狭くなるように形成され、
    前記排気口は、前記内気に面する内側開口よりも前記外気に面する外側開口が狭くなるように形成されているディスクホイール。
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